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令和 6年12月定例月会議
第 4日12月19日
○(議事日程)
令和6年守山市議会12月定例月会議 会議録(第4日)

  1 議 事 日 程
     第1 議案上程(議第69号から議第77号まで)
          市長提出
          提案理由
     第2 議案質疑(議第69号から議第77号まで)
     第3 委員会付託(議第69号から議第77号まで)
     第4 常任委員長審査結果報告(議第54号から議第77号まで)
          質疑、討論、採決
     第5 会議案上程(会議第3号から会議第5号までおよび意見書第12号から
              意見書第18号まで)
          議員提出
          提案説明
          質疑、討論、採決
     第6 特別委員長審査報告

  2 本日の会議に付した事件
     第1 議案上程(議第69号から議第77号まで)
          市長提出
          提案理由
     第2 議案質疑(議第69号から議第77号まで)
     第3 委員会付託(議第69号から議第77号まで)
     第4 常任委員長審査結果報告(議第54号から議第77号まで)
          質疑、討論、採決
     第5 会議案上程(会議第3号から会議第5号までおよび意見書第12号から
              意見書第18号まで)
          議員提出
          提案説明
          質疑、討論、採決
     第6 特別委員長審査報告

  3 出席議員は次のとおりである。
     1番  桝 本 花菜恵          2番  上 田 佐 和
     3番  北 野 裕 也          4番  二 上 勝 友
     5番  川 本 佳 子          6番  松 永 恵美子
     7番  田 中   均          8番  川 本 航 平
     9番  藤 原 浩 美         10番  今 江 恒 夫
    11番  田 中 尚 仁         12番  西 村 弘 樹
    13番  福 井 寿美子         14番  渡 邉 邦 男
    15番  新 野 富美夫         16番  小 牧 一 美
    17番  筈 井 昌 彦         18番  森   貴 尉
    19番  高 田 正 司         20番  藤 木   猛

  4 欠席議員は次のとおりである。
     な   し

  5 会議に出席した説明員
        市長           森 中 高 史
        教育長          辻 本 長 一
      上記の者に委任または嘱託を受けた職員
        副市長          福 井   靖
        総合政策部長       木 村 勝 之
        総務部長         細 谷 修 司
        環境生活部長       筈 井   亨
        環境生活部理事      林   龍 史
        健康福祉部長       武 内 俊 也
        健康福祉部理事      高 橋 厳 擁
        こども家庭部長      小 川 靖 子
        建設部長         中 島   勉
        都市経済部長       長谷川 倫 人
        都市経済部理事      山 本   毅
        上下水道事業所長     沖 田 昌 子
        監査委員事務局長     高 橋 和 也
        教育部長         飯 島 秀 子
        財政課長         河 本 文 彦

  6 会議に出席した議会事務局職員
        局長           嶋 本   昭
        次長           林 下 宜 史
        書記           西 村 和 宏
        書記           末 澤 暢 子

             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  再開 午前9時30分
 
○議長(渡邉邦男) 皆さん、おはようございます。
 ただいま定足数に達しておりますから、令和6年守山市議会12月定例月会議を再開いたします。
 これより、本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
 本日、市長より予算案件6件、条例案件3件の計9件が追加提案されております。
 次に、18番森貴尉議員他9人から会議第3号および会議第4号、12番西村弘樹議員他9人から会議第5号、12番西村弘樹議員他9人から意見書第12号、15番新野富美夫議員他8人から意見書第13号、5番川本佳子議員他2人から意見書第14号、9番藤原浩美議員他2人から意見書第15号、16番小牧一美議員他2人から意見書第16号、1番桝本花菜恵議員他1人から意見書第17号、20番藤木猛議員他3人から意見書第18号が提出されております。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。
 以上で諸般の報告を終わります。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第1 議案上程(議第69号から議第77号まで)
 
○議長(渡邉邦男) 日程第1、議第69号から議第77号までを議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読願います。
 事務局長。
 
○議会事務局長(嶋本 昭) 朗読いたします。
 議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)、議第70号令和6年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第71号令和6年度守山市水道事業会計補正予算(第2号)、議第72号令和6年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)、議第73号令和6年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第74号令和6年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議第75号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第76号守山市職員の給与に関する条例および守山市教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第77号地方公務員法第22条の2第1項第1号により採用する会計年度任用職員の報酬等に関する条例および地方公務員法第22条の2第1項第2号により採用する会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案。
 以上。
 
○議長(渡邉邦男) 市長より提案理由の説明を求めます。
 市長。
                〔市長 森中高史 登壇〕
 
○市長(森中高史) 皆様おはようございます。
 本日、最終日に追加議案を提出させていただきましたところ、早々に上程いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
 このたび提出をさせていただきました案件は、予算案件6件、条例案件3件の計9件でございます。
 それでは、提案理由について、ご説明申し上げます。
 まず、議第69号は、令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)で、歳入歳出それぞれから3億736万5,000円を増額し、補正後の予算総額を375億127万2,000円とするもので、人事院勧告に伴う給与制度の見直しにより、本市の特別職、一般職、教育公務員および会計年度任用職員の給与改定、ならびに人事異動に伴う人件費の精査を行うものです。
 議第70号から議第74号までの国民健康保険、水道、下水道、介護保険および後期高齢者医療に係る特別会計および公営企業会計について、一般会計と同様の理由により、職員の給与改定と異動に伴う人件費の精査を行うものです。
 また、これに関連する条例案件として、議第75号、議第76号および議第77号について、人事院勧告に伴う所要の改正を行うものです。
 何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 
○議長(渡邉邦男) 自席にて、暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時35分
                  再開 午前9時35分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第2 議案質疑(議第69号から議第77号まで)
 
○議長(渡邉邦男) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第2、議第69号から議第77号までについて、議案に対する質疑を行います。
 質疑はございませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第3 委員会付託(議第69号から議第77号まで)
 
○議長(渡邉邦男) 日程第3、議第69号から議第77号までにつきましては、お手元に配付しておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いします。
 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時36分
                  再開 午前10時29分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第4 常任委員長審査結果報告(議第54号から議第77号まで)
 
○議長(渡邉邦男) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第4、議第54号から議第77号までを一括議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長。
             〔総務常任委員長 今江恒夫議員 登壇〕
 
○総務常任委員長(今江恒夫) それでは、ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第54号令和6年度守山市一般会計補正予算(第4号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款2、総務費項1のうち目10、事業2、事業5および目20、第3条債務負担行為の補正、第4条地方債の補正、議第57号刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案、議第59号守山市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例案、議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款1議会費、款2総務費、項1のうち目1から目10まで、目12、目17および目20、項2および項4から項6まで、款3民生費、項1のうち目7および目8、第2条地方債の補正、議第75号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第76号守山市職員の給与に関する条例および守山市教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第77号地方公務員法第22条の2第1項第1号により採用する会計年度任用職員の報酬等に関する条例および地方公務員法第22条の2第1項第2号により採用する会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案。以上、予算案件2件、条例案件5件の計7件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月13日の午前9時30分から、および本日、本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第54号、議第57号、議第59号、議第76号および議第77号は、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、議第69号および議第75号につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(渡邉邦男) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
 文教福祉常任委員長。
            〔文教福祉常任委員長 田中尚仁議員 登壇〕
 
○文教福祉常任委員長(田中尚仁) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第54号令和6年度守山市一般会計補正予算(第4号)(分割審議)であり、第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款3民生費、款4衛生費、項1、款10教育費、第3条債務負担行為の補正、議第55号令和6年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第56号令和6年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議第61号守山市地域子育て支援拠点施設の設置および管理に関する条例案、議第62号財産の無償貸付につき議決を求めることについて、議第63号財産の無償貸付につき議決を求めることについて、議第64号財産の無償貸付につき議決を求めることについて、議第67号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)(分割審議)であり、第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款3民生費、項1のうち目1から目3まで、目6および項2から項4まで、款4衛生費、項1款10教育費、議第70号令和6年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第73号令和6年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第74号令和6年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)。以上、予算案件7件、条例案件1件、その他案件4件の計12件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月16日の午前9時30分から、および本日、本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(渡邉邦男) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、次に環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
 環境生活都市経済常任委員長。
          〔環境生活都市経済常任委員長 筈井昌彦議員 登壇〕
 
○環境生活都市経済常任委員長(筈井昌彦) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第54号令和6年度守山市一般会計補正予算(第4号)(分割審議)として、第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款2総務費、項1のうち目10、事業3、目15、目21および項3、款4衛生費、項2、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、款9消防費、第2条繰越明許費の補正、第3条債務負担行為の補正、議第58号守山市印鑑条例の一部を改正する条例案、議第60号守山市使用料および手数料条例の一部を改正する条例案、議第65号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第66号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第68号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて、議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款2総務費、項1のうち目16、目18、目19および項3、款4衛生費、項2および項3、款5労働費、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、款9消防費、議第71号令和6年度守山市水道事業会計補正予算(第2号)、議第72号令和6年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)。以上、予算案件4件、条例案件2件、その他案件3件の計9件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月17日の午前9時30分から、および本日、本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(渡邉邦男) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 16番小牧一美議員より、発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 16番小牧一美議員。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)ならびに議第75号守山市特別職の職員で常勤の者の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案に対して、反対の立場で討論を行います。
 まず、議第75号守山市特別職の職員で常勤の者の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案は、人事院勧告を受けまして、市長、副市長、教育長の特別職ならびに市議会議員の給与改定および期末手当の支給割合の引上げ、および平均化をする改正を行おうとするものです。
 物価高騰、人材不足の今、人事院勧告を受けて、常勤職員の給料および期末手当、勤勉手当の支給割合の引上げや、会計年度任用職員の皆さんの期末手当の支給割合の引上げを行うことは必要なことと考えます。
 しかし、人事院勧告は、公務員給与等の待遇改善のために出されるものでありまして、特別職に出されるものではありません。
 特に守山市では、昨年、議員報酬の大幅な値上げが行われたばかりであります。長年、議員報酬が引き上げられていないということが理由でございました。しかし、この引上げの結果、今、守山市議会議員の報酬は県内でもかなり高い水準にあります。
 市民の生活は、異常な物価高騰で消費税の負担も大変重く、本当に生活は大変な状況になっています。賃金も年金も物価高騰に追いつく引上げとはなっておりません。実質賃金も減るばかりです。市民の皆さんの生活が大変苦しくなっている今、市議会議員の期末手当の支給割合の引上げを、今する必要は全くないと考えます。よって、特別職の人事院勧告に伴う給与および旅費の引上げには反対をいたします。
 同様の理由によりまして、議第69号令和6年度守山市一般会計補正予算(第5号)についても反対をいたします。
 以上です。
 
○議長(渡邉邦男) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております各議案について採決いたします。
 まず、議第69号について、電子採決により採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告は「可決」であります。
 委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始いたします。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成多数であります。
 よって、議第69号は各常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第75号について、電子採決により採決いたします。
 本件に対する総務常任委員長の報告は「可決」であります。
 委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示いたします。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成多数であります。
 よって、議第75号は総務常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第54号から議第68号まで、議第70号から議第74号まで、および議第76号、議第77号について、一括採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。
 本件は、各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) 異議なしと認めます。
 よって、議第54号から議第68号まで、議第70号から議第74号まで、および議第76号、議第77号については、各常任委員長の報告のとおり決しました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第5 会議案上程(会議第3号から会議第5号までおよび意見書第12号から意見書第18号まで)
 
○議長(渡邉邦男) 日程第5、会議第3号から会議第5号まで、および意見書第12号から意見書第18号までを議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読願います。
 事務局長。
 
○議会事務局長(嶋本 昭) 朗読いたします。
 会議第3号守山市議会委員会条例の一部を改正する条例案、会議第4号守山市議会会議規則の一部を改正する規則案、会議第5号守山市議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例案、意見書第12号学校給食の安定供給に向けた国の支援を求める意見書、意見書第13号北方領土問題の早期解決等を求める意見書、意見書第14号企業・団体献金の全面禁止を求める意見書、意見書第15号子ども福祉医療費助成の制度拡充を求める意見書、意見書第16号加齢性難聴者の補聴器購入に対する補助制度の創設を求める意見書、意見書第17号刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書、意見書第18号核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書。
 以上。
 
○議長(渡邉邦男) まず、会議第3号および会議第4号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 18番森貴尉議員。
               〔18番 森 貴尉議員 登壇〕
 
○18番(森 貴尉) それでは、私からは、会議第3号守山市議会委員会条例の一部を改正する条例案および会議第4号守山市議会会議規則の一部を改正する規則案を提出させていただきます。
 提出者は私、森貴尉、賛成者は、小牧一美議員、福井寿美子議員、二上勝友議員、田中均議員、北野裕也議員、藤木猛議員、上田佐和議員、今江恒夫議員、新野富美夫議員の9名でございます。
 それでは、提案理由の説明を申し上げます。
 令和5年に地方議会に係る手続のオンライン化を可能とする規定を含む地方自治法の一部改正に伴いまして、議会運営の合理化を図る観点から、令和6年2月に、全国市議会議長会より標準市議会委員会条例および標準市議会会議規則の改正が示されました。
 そうした改正内容を踏まえまして、守山市議会におきましても、大規模な災害の発生や感染症の蔓延のほか、育児・介護等の事由により委員が委員会室に参集することが困難な場合等には、オンラインによる方法で委員会の開催を可能とするオンライン委員会を進めていくこととし、委員会の委員会条例および委員会会議規則に、オンライン委員会に関する規定を追加するものであります。
 また、従来、書面にて提出または受理している議会手続につきまして、従来の書面に加えオンラインによる手続を可能とする規程につきましても、追加を行うとともに、併せて現在の社会情勢に鑑みた字句修正等、所要の改正を行うため、委員会案を提出するものであります。
 よろしくご審議を賜りまして、各議員の賛同をいただきますようお願い申し上げまして、私からの提案理由の説明といたします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、会議第5号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 12番西村弘樹議員。
               〔12番 西村弘樹議員 登壇〕
 
○12番(西村弘樹) それでは、会議第5号守山市議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例案を提出させていただきます。
 提出者は、私、西村弘樹、賛成者は、小牧一美議員、福井寿美子議員、二上勝友議員、田中均議員、北野裕也議員、藤木猛議員、上田佐和議員、今江恒夫議員、新野富美夫議員の9名でございます。
 それでは、提案理由の説明を申し上げます。
 刑法等の一部を改正する法律の施行によりまして、懲役が廃止され拘禁刑が創設されることから、「懲役」を「拘禁刑」に改める字句修正を行う必要があるため、条例案を提出するものであります。
 よろしくご審議を賜りまして、議員各位のご賛同をいただきますようお願い申し上げ、私からの提案理由とさせていただきます。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第12号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 12番西村弘樹議員。
               〔12番 西村弘樹議員 登壇〕
 
○12番(西村弘樹) それでは、意見書第12号学校給食の安定供給に向けた国の支援を求める意見書につきまして、上程をいたします。
 提出者は、私、西村弘樹でございます。賛成者、守山市議会議員、小牧一美議員、賛成者、福井寿美子議員、賛成者、二上勝友議員、賛成者、田中均議員、賛成者、北野裕也議員、賛成者、藤木猛議員、賛成者、上田佐和議員、賛成者、今江恒夫議員、賛成者、新野富美夫議員。
 それでは、本文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
 学校給食の安定供給に向けた国の支援を求める意見書
 学校給食は、学校給食法においても、その目的に「食育の推進」が規定され、教科学習等と同様に学校教育の一環となっている。子どもたちの食の乱れや健康への影響が見られることから、学校給食の実施においては、適切な栄養の摂取による健康の保持・増進を図ることはもとより、子どもたちが食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけるなど、その教育的効果は大きい。さらに、地場産食材を学校給食に取り入れることにより、地域の産物、食文化等についての理解を深めるとともに、地場産物の活用を通じて地域の農業、畜産業、水産業等の産業振興にも寄与しているところである。
 近年、学校給食の意義に鑑み、学校給食に係る保護者負担の軽減に取り組む自治体が増加しているが、学校給食の一定の水準を確保・維持するためには、国の関与が必要不可欠である。
 また、資源価格や物価高騰による原材料費が上昇する中、学校給食においても、食材費はもとより人件費や物流費、光熱水費等の上昇により、給食の質の低下に繋がりかねない状況を危惧するところである。
 よって、未来を担う子どもたちの健やかな成長に資するとともに、食育の推進および質の高い学校給食が安定的に供給できるよう、下記の事項について強く要望する。
 1 学校給食の充実に向けた国の支援の在り方を速やかに検討し示すこと。
 2 近年の物価高騰対策として、賄材料費上昇分の財政的支援を継続して行うこと。
 3 食育の観点から、栄養教諭の配置基準の見直しを行うこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 滋賀県守山市議会議長 渡邉邦男
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣 宛
 皆様のご賛同、よろしくお願いいたします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第13号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 15番新野富美夫議員。
               〔15番 新野富美夫議員 登壇〕
 
○15番(新野富美夫) ただいま議長のご指名いただきましたので、私は、北方領土問題の早期解決等を求める意見書について、提出をさせていただきます。
 賛成者のほうは、守山市議会議員、福井寿美子議員、同じく二上勝友議員、同じく田中均議員、同じく北野裕也議員、同じく藤木猛議員、同じく上田佐和議員、同じく今江恒夫議員、同じく森貴尉議員の賛同を得ております。
 この北方領土問題につきまして、去る10月に現地の返還要求運動、滋賀県の視察団として参加をさせていただきました。その時には現地の方々、特に元島民の方との意見交換、さらには市長、議長、各議員の方々、さらには北海道の道議員の方々とも意見交換をさせていただきました。
 皆様もご承知のとおり、なかなか領土返還に向けては成り立っていない状況であります。私が胸につけておりますこのバッジは、この返還要求運動の象徴のバッジでもあります。ブルーのバッジは特によくご存じかと思いますが、拉致被害者に求めるところのバッジでありますが、このバッジは、いまだ北方領土が返還されてないという象徴のバッジでもございます。
 特に、滋賀県は、この北方領土に関しましては、江戸時代に北海道の開拓者としての近藤重蔵氏という方がおられまして、その方が高島市と非常に縁が深いということで、全国的にも、この滋賀県につきましては、北方領土返還要求運動に力を入れている県としても、北海道から、また地元の根室市からも感謝をされているところでもあります。
 一日も早く、北方領土問題につきましては解決を求めていきたいというふうに思っております。
 それでは、意見書の朗読をもちまして、提案理由とさせていただきます。
 北方領土問題の早期解決等を求める意見書
 我が国固有の領土である北方領土返還の実現は、永年の国民の悲願である。
 滋賀県においては、昭和57年に北方領土返還要求運動滋賀県民会議が設立され、県・県議会、市町・市町議会、民間団体など158団体が会員となって返還要求運動を展開してきたところである。
 さて、北方領土とその海域をロシアに不法占拠されてから既に79年もの歳月が過ぎ、これまで返還要求運動の中心的役割を担ってきた元島民の多くが故郷に戻るとの願いが叶わず他界され、さらに、ウクライナを巡る国際情勢の影響により日ロ間の平和条約締結交渉が中断され、ビザなし交流や自由訪問の合意もロシア政府から一方的に停止されるなど、このままでは返還要求運動の停滞や風化も懸念されるところである。
 また、北方領土隣接地域においては、北方領土問題が未解決であることにより自由な社会経済活動に多くの制約を受け続け、漁業をはじめとした地域の産業・経済に甚大な影響を及ぼしている。
 このような現状を踏まえ、北方領土問題の早期解決のため、外交交渉を支える国民運動としての返還要求運動をより一層推進するとともに、青少年に対する北方領土教育の充実、北方四島への想いを引き継いでいくための運動後継者の育成強化、さらには北方領土返還要求の正当性を国内外に積極的に訴える必要がある。
 ついては、北方領土問題の早期解決と隣接地域の振興を図るため、下記の事項について強く要望する。
 1 北方領土問題の解決に向けた断固たる決意と強い意志を持って、ロシアとの外交交渉を粘り強く推し進めるとともに、国内外の世論の喚起高揚に向けた効果的な返還要求運動を推進すること。
 2 北方墓参をはじめ、北方四島交流事業(ビザなし交流事業)および自由訪問事業については、特段に早期の再開を目指し、外交交渉を推進すること。
 3 学校教育および社会教育における北方領土問題に関する教育の充実と強化を図ること。
 4 元島民等に対する援護対策の充実や、社会経済活動に多くの制約を受けている北方領土隣接地域の疲弊解消のための措置の充実を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 滋賀県守山市議会議長 渡邉邦男
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、文部科学大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)宛
 議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第14号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 5番川本佳子議員。
               〔5番 川本佳子議員 登壇〕
 
○5番(川本佳子) それでは、上程されています意見書第14号企業・団体献金の全面禁止を求める意見書について、その提案理由を申し述べます。
 賛成者は、小牧和美議員と賛成者、藤原裕美議員です。
 まず最初に強調させていただきたいことは、企業・団体献金は、本質的に賄賂性を持つものであり、国民の参政権を侵害するものだということです。日本国憲法前文では、主権が国民にあることを宣言し、第15条は、国民個人個人に参政権を保障しています。
 国民個人が自ら支持する政党に政治資金を寄附し、政治献金をすることは、主権者としての参政権の行使そのものです。しかし、企業は主権者ではなく、選挙権・参政権は認められてはいません。企業は利潤の追求を目的とする営利団体でございます。企業が政治に金を出せば、必ず見返りを期待するものであって、特別な便宜を図ってもらうことを期待するものです。そこに本質的に賄賂性を持つということは明らかでございます。
 例えば、しんぶん赤旗の調査によりますと、マイナンバー事業でございます。2013年から22年間の間に、地方公共団体情報システム機構は、受注大手5社による自民党への献金額7億円超となっております。一方で、この地方公共団体情報システム機構による発注関連事業は313件で、2,810億が使われております。また、防衛産業では、三菱重工など中央調達上位10社により19億230万円を自民党へ献金されています。そして、この10社の受注額は11兆1,364億円、2014年から23年度、使われております。
 60年以上も前に企業・団体献金の弊害が指摘されていたにもかかわらず、温存し続けてきた結果、今回の裏金事件を引き起こしているのであり、政治の責任は極めて重大と言えます。本議会から政府に対して、企業・団体献金の全面禁止を強く求めることを呼びかけるものでございます。
 それでは、意見書を読み上げさせていただきます。
 企業・団体献金は、政治家個人、政治家自身が代表を務める資金管理団体、派閥への献金は1999年までに禁止されたが、政党本部や支部への企業・団体献金、企業、団体の政治資金パーティー券購入は認めるという2つの抜け道がつくられ、活用、拡大されてきた。
 今回の総選挙の結果は、裏金問題への国民の怒りの表れである。国会には真相解明と、金の力で政治をゆがめ、裏金づくりの温床である企業・団体献金を禁止することが強く求められている。営利を目的とする企業が献金やパーティー券の購入を行なうのは、政策的な見返りを求めているためである。金の力で政治をゆがめることは決して許されない。
 総選挙では、立憲民主党、日本維新の会、日本共産党、れいわ新選組、社民党が選挙政策に企業・団体献金の禁止を掲げている。国民民主党の玉木雄一郎代表も、1月の会見では「すべての党が合意して廃止すべきということであれば、われわれも廃止すべきという立場なので、こうした合意を得られるようにしていきたい」と述べている。
 前述の5党(204議席)と国民民主党の獲得議席と合わせると、232議席であり、自公の215議席を上回る。企業・団体献金禁止の公約を実行することは、国民に対する責任である。
 よって、守山市議会は、国会および政府に対し企業・団体献金を全面的に禁止するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 滋賀県守山市議会議長 渡邉邦男
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣宛
 どうか議員の皆さんのご賛同をいただきますようお願い申し上げまして、意見書の提案説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第15号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 9番藤原浩美議員。
               〔9番 藤原浩美議員 登壇〕
 
○9番(藤原浩美) それでは私は、意見書第15号子ども福祉医療費助成の制度拡充を求める意見書を提案させていただきます。
 この意見書について、賛成者、川本佳子議員、賛成者、小牧一美議員の賛成をいただいています。
 滋賀県は、「子ども!子ども!!子ども!!!」を県政の柱として子ども施策を進められています。その下で、子どもの福祉医療においては、今年の4月から県との費用分担で18歳までの医療費補助制度が実現しました。
 しかし、県と市町の財政負担割合を見ますと、県が「子ども、子ども」と上げるには、あまりにも県の補助負担が市町負担に比べ少な過ぎます。18歳までの医療費の完全無料化実現のために、この意見書への議員の皆さんのご賛同をお願いします。
 それでは、意見書の本文を朗読させていただきます。
 子ども福祉医療費助成の制度拡充を求める意見書
 子どもの医療費の無料化は子育て世代の切実な願いである。住民の粘り強い運動と各自治体の努力で、無料化に踏み切る自治体が大きく広がっている。滋賀県は今年度、従来の乳幼児に加え、新たに高校生世代にかかる医療費助成を実施し、子ども医療費助成は全19市町で高校生世代までに広がり、子育て世代に歓迎されている。しかし、県制度は、19市町が独自助成している小・中学生世代を対象にしないため、市町の財政負担は大きく、市町間で助成格差が生じる原因となっている。また、高校生世代は自己負担があるため、高校生世代までの完全無料化は13市町にとどまっている。
 子ども医療費助成制度は県と市町が共に取り組むべき重要な課題である。県・市町制度の拡充をいっそう進めるとともに、18歳までの無料化を国の制度として実現すべきである。
 よって、次の事項の実現を強く要請する。
 1 高校生世代に導入された自己負担は、乳幼児と同様に廃止すること。
 2 小中学生を県制度の対象に加えるとともに、財政負担割合は乳幼児と同様の県2分の1市町2分の1にすること。
 3 18歳までの無料化を国の制度として実現するよう、国に求めること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 守山市議会議長 渡邉邦男
 滋賀県知事宛
 皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第16号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 16番小牧一美議員。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、意見書第16号加齢性難聴者の補聴器購入に対する補助制度の創設を求める意見書につきまして、提案理由を説明をいたします。
 提出者は、私、小牧一美、賛成者は藤原浩美議員、川本佳子議員の賛同を得ております。
 それでは、本文の朗読をもちまして、提案をいたします。
 加齢性難聴者の補聴器購入に対する補助制度の創設を求める意見書
 70歳以上の高齢者の半数は、加齢性の難聴と推定されている。難聴になると、家庭の中でも、社会的にも孤立しやすく、人との会話や人と会う機会が減ってしまう場合が少なくない。加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難とするなど生活の質を落とす大きな原因になるばかりか、最近では認知症やうつ病になる傾向が強いと専門家も指摘している。こうした中で、聞こえの悪さを補完し、音や言葉を聞き取れるようにしてくれるのが補聴器。日本の難聴者率は、欧米諸国と大差ないといわれているが、補聴器使用率は欧米諸国と比べて極めて低い。
 この背景には、日本では補聴器の価格が片耳当たり概ね10万〜30万円と高額で、保険適用がないため全額自費負担となっていることがある。身体障害者であるとされる高度・重度難聴の場合は、補装具費支給制度により負担が軽減され、中等度以下の場合は購入後に医療費控除を受けられるが、その対象者は僅かで、該当しない約9割の人は自費で購入しているため、特に低所得の高齢者に対する配慮が求められる。欧米では既に確立している補聴器購入に対する公的補助制度が、日本では整備されていない。
 こうしたなか、県内で8市町が独自の補助制度を創設し、喜ばれている。しかし、補助額は年2万円〜4万円と少額のため、購入を断念する事態も生まれている。一方、東京都は補聴器の購入費助成等を行う区市町村への補助(補助率2分の1)を実施しており、23全区が補助制度を実施し、補助額も上限14万4,900円(台東区)、同13万7,000円(港区)などの自治体も生まれている。
 高齢になっても生活の質を落とさず、心身ともに健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制にもつながるように、加齢による難聴者の補聴器購入に対する県独自の補助制度を創設するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 守山市議会議長 渡邉邦男
 滋賀県知事宛でございます。
 どうぞ議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第17号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 1番桝本花菜恵議員。
               〔1番 桝本花菜恵議員 登壇〕
 
○1番(桝本花菜恵) それでは、議長のお許しをいただきましたので、刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書を提出させていただきます。
 提出者は、私、桝本花菜恵、賛成者は福井寿美子議員です。
 本文の朗読をもって、提案理由とさせていただきます。
 えん罪は、有罪とされた者やその家族の人生を狂わせ、時にはその生命をも奪いかねない最大の人権侵害である。我が国では、憲法に多数の刑事手続関連条項を設け、刑事訴訟法等の法律を充実させることにより、えん罪の発生を防止しようとしてきた。しかし様々な原因により、えん罪が発生するおそれは払拭できない。えん罪の発生を防ぐことはもちろん、えん罪が発生した場合に、速やかに救済することは、国の基本的な責務である。
 三審制の下で確定した有罪判決について、重大な瑕疵があった場合にはこれを是正し、有罪判決を受けた者を救済する非常救済手続である再審制度については、刑事訴訟法第4編「再審」に定められている。しかし、再審請求手続に関する詳細な規定がないことから、再審請求審において裁判所がどのような権限を行使できるか明らかではなく、過去のえん罪被害者の救済には多くの困難と長い年月を経ることとなっている。
 特に、再審請求審における証拠の開示については、刑事訴訟法等の一部を改正する法律(平成28年法律第54号)附則第9条第3項において、同法の公布後、必要に応じて速やかに検討を行うものとされているにもかかわらず、今なお制度化は実現していない。
 また、ひとたび再審開始決定がなされても、検察官がその決定に対する不服申立てをすることにより、再審公判手続に移行できず、再審手続が長期化している実情がある。えん罪が発生するおそれを払拭できない以上、再審は、最後の救済手段としての重要な役割を果たすことから、確固たる手続が整備されていなければならない。
 よって、国会および政府におかれては、えん罪被害者を迅速に救済するため、刑事訴訟法の再審規定の改正を行うよう強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 滋賀県守山市議会議長 渡邉邦男
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣宛
 皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
 
○議長(渡邉邦男) 次に、意見書第18号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 20番藤木猛議員。
               〔20番 藤木 猛議員 登壇〕
 
○20番(藤木 猛) ただいま議長のご指名によりまして、私は、意見書第18号核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を提出をさせていただきます。
 賛成者は、守山市議会議員、小牧一美議員、同じく守山市議会議員、福井寿美子議員、同じく守山市議会議員、上田佐和議員でございます。
 ノーベル平和賞を日本被団協の皆さんがお受けになりました。代表委員の田中煕巳さんは、受賞スピーチの中で、たとえ戦争といえども、こんなにひどい殺し方、こんなにひどい傷つき方はあってはならない。もうこの一言に尽きるのではないのかな。各国が自国の防衛のために必要な装備をすることは、私は否定しません。しかしながら、核兵器だけは何としてでもこの世界の中からなくしていかなければならない。そのことを一番感じなければならないのは、唯一の被爆国である我々日本人なのではないのかなと、そんなふうに思っています。
 代表委員の田中煕巳さんをはじめとする被爆者11名の方と、私はかつてニューヨークの国連本部の軍縮委員会に寄せていただきました。そして、その11名の被爆者の方々とアメリカ国内の小中高校を回りながら、語り部の活動を共にさせていただきました。
 そして、一緒に行った11名の方で今もご存命なのは、田中煕巳さんと下平作江さん89歳、この2名になりました。その下平作江さんも既に高齢で、もう語り部の活動ができないと、長崎の平和委員会から自ら脱退をされて、しかしながら、そうした思いを受け継いでいくのは、私たち日本人の大きな責務ではないのか、そんなふうに思ってやみませんし、世界のあちこちでともっている戦の火種を消す努力を、その第一歩を、私たちはまず核兵器を廃絶だ、その意志一本にして、第一歩を踏み出さなければならないのではないのかと、私はそのように考えております。
 それでは、本文の朗読をもって、提案理由の説明に代えさせていただきます。
 2024年10月11日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞が発表された。被爆者の皆さんが自らの体験、証言を通して核兵器の使用をタブーとする世界的な規範の成立に貢献したとノーベル委員会はたたえている。12月10日の授賞式で被団協代表委員の田中熙巳さんは「人類が核兵器で自滅することがないように。核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」と呼びかけた。同じ悲惨な苦しみを二度と誰にも味わわせてはならないという訴えは世界の多くの人々の心に響いた。
 広島と長崎にアメリカの原子爆弾が投下されてから72年を経た2017年7月7日、122か国の賛同を得て核兵器禁止条約が採択された。同年9月20日には同条約への署名・批准・参加が開始され、2021年1月22日に発効した。現在94か国が署名し、73か国が批准している。
 本市は平和首長会議加盟自治体でありこの会議では、日本政府の核兵器禁止条約への早期批准を求める取組も積極的に行っている。
 核兵器禁止条約は、核兵器について破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、開発、実験、製造、取得、保有、貯蔵、使用とその威嚇にいたるまで、核兵器に関わるあらゆる活動を禁止している。被爆者や核実験被害者への援助をおこなう責任も明記し、被爆者とともに私たち日本国民が長年にわたり熱望してきた核兵器完全廃絶につながる画期的なものである。
 今日12,000発の核弾頭が地球上に存在し、4,000発が発射可能で配備されている。ロシアは、ウクライナへの軍事侵略に合わせて、核兵器による威嚇、核使用の脅迫をおこないながら侵略を続けている。また、イスラエルはパレスチナのガザ地区への核兵器使用を「選択肢」と発言した。これらは、核兵器の使用・威嚇を禁じた核兵器禁止条約に明確に違反するものである。核兵器保有国が他国を脅し、核兵器を保有している限り、世界の平和は脅かされ続ける。いまこそ広島、長崎の原爆被害を体験した日本の政府は、核兵器の使用を許さず、核兵器を全面的に禁止させる先頭に立たなければならない。
 よって、日本政府はすみやかに核兵器禁止条約に署名し、国会で批准することを強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年12月19日
 滋賀県守山市議会議長 渡邉邦男
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣宛
 皆様のご賛同を賜りますことをお願い申し上げて、提案理由の説明とさせていただきます。
 
○議長(渡邉邦男) 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前11時33分
                  再開 午前11時44分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
 
○議長(渡邉邦男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただいま議題となっております会議第3号から会議第5号まで、および意見書第12号から意見書第18号までに対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております会議第3号から会議第5号まで、および意見書第12号から意見書第18号までについては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ご異議なしと認めます。
 よって、会議第3号から会議第5号まで、および意見書第12号から意見書第18号までについては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより討論を行います。
 討論はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) ないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。
 ただいま議題となっております会議第3号から会議第5号まで、および意見書第12号から意見書第18号までについて、採決をいたします。
 まず、会議第3号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、会議第4号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、会議第5号について、電子採決により採決します。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、意見書第12号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、意見書第13号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、意見書第14号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
 次に、意見書第15号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
 次に、意見書第16号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
 次に、意見書第17号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始いたします。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
 次に、意見書第18号について、電子採決により採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタン、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 それでは、採決を開始します。
               〔モニター表示 <採決中>〕
 
○議長(渡邉邦男) 押し忘れはありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(渡邉邦男) なしと認め、これをもって採決を確定します。
 それでは、採決の結果を表示します。
                〔モニター表示 採決結果〕
 
○議長(渡邉邦男) 賛成少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
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  日程第6 特別委員長審査報告
 
○議長(渡邉邦男) 日程第6、子育て支援対策特別委員長、まちづくり対策特別委員長および議会改革・広報広聴特別委員長より審査報告の申出がありますので、これを許します。
 子育て支援対策特別委員長。
          〔子育て支援対策特別委員長 藤原浩美議員 登壇〕
 
○子育て支援対策特別委員長(藤原浩美) それでは、去る11月22日開催しました子育て支援対策特別委員会の報告をいたします。
 今回の委員会では、不登校対策の取組の現状と放課後児童の居場所づくりについて協議をしました。
 まず、不登校対策の取組の現状について、学校教育課と教育支援センターから説明を受けました。
 守山市では、昨年度、不登校対策チームをつくり、学校現場からの聞き取りや不登校増加の背景を分析された結果、コロナ禍による環境変化や交友関係を築く難しさ、登校に対する意識の変化が見られ、守山市の令和5年度の不登校児童生徒は、令和元年度から、小学校で2.1倍、中学校で2.4倍に増えています。
 そこで、令和6年度不登校対策として、どの児童生徒にとっても魅力ある学校づくりと、一人一人に寄り添ったきめ細かく柔軟な対応による不登校対策を実施し、児童生徒の将来の社会的自立を目指すことを基本方針として、本人支援、家庭支援、学校支援の3つの観点から取り組まれています。
 その中で令和6年度の重点施策としては、まず、不登校支援体制の充実として、昨年までの教育研究所の運営を教育研究所と教育支援センターに分離し、機能強化を図られました。
 教育支援センターでは、保護者支援として教育相談や、不登校児童の支援室としてくすのき教室の運営をされており、センター自体を広く知ってもらうためにパンフレットも作成されています。
 教育相談については、令和5年度は令和3年度に比べ2.2倍に増加し、不登校、子育てに悩む相談が9割を占め、抱える課題が多岐にわたってきているということです。
 くすのき教室については、指導員2名、学生ケアサポーター、教育相談員などの人員で運営され、温かい居場所として個別学習支援、実習や遠足、外部講師による各種体験活動や集団活動を実施されています。
 また、学校支援としては、魅力ある学校づくりとして、分かりやすい授業、仲間づくりとともに、子どもの不安に気づき寄り添う姿勢を大切にし、誰一人取り残されない学びと居場所の保障を目指されています。
 その居場所の保障として、今年度モデル校3校の校内に、教室に入りづらい児童生徒が自分のペースでいられる空間「校内教育支援センタースペシャルサポートルーム」を設けられました。スペシャルサポートルームにはパーソナルスペースを設け、給食を食べたり、ゲームをしたり、ゆったり過ごすこともでき、学習もできるような工夫をされています。利用した子どもからは、この部屋があって良かったという声を多く聞かれているということです。
 また、支援を効果的に進めるために、不登校対策チームによる不登校対策会議が月1回開かれ、不登校の現状の調査や分析などの協議をされています。不登校の課題も多岐にわたり、学校だけでは対応できないことは明らかで、今までの指導主事・コーディネーター・専門員・スクールカウンセラーのメンバーに加え、福祉部局の職員も参加されています。
 その中で、守山市の児童生徒の諸課題調査の結果や各月分の「月7日以上欠席報告」から、欠席が増え始めた時期に早期支援・早期対応することにより長期化を防ぐことができること。また、不登校が増える時期として、いわゆる「9歳の壁」が考えられ、学習面の課題や内面的な発達課題により不適応を起こし不登校になりやすい傾向が見られるということです。
 課題のアセスメントを誤ると支援が逆効果になることもあり、コーディネーターが各学校を訪問し、児童生徒や保護者の思いを共有し、組織的支援に努められています。
 また、保護者の相談からも就学前からのサインもあり、小学校への就学前の情報伝達などを含め福祉部局とも連携し、各組織にとっても保護者にとっても気軽に相談し合える関係づくりに努め、いい支援につなげていきたいということでした。
 委員からは、9歳の壁への具体的対応、子どもの成功体験・自己肯定感を育てる取組、学習面に問題があっても学校が楽しくなるような先生やいろいろな居場所の必要性、学校にどうしても行けない子どもへの居場所づくり・経済的支援、スペシャルサポートルームの人員確保を含め予算措置などの対応などについての質問や意見がありました。
 協議後、教育支援センター所長から、議員として地域での不登校児童生徒保護者の気持ちに寄り添い、支援を広げる方向での対話を進めていただくなど、困っている方へ教育支援センターの案内を進めてほしいという要望をいただきました。
 次に、こども政策課長から、放課後児童の居場所づくりについて説明を受けました。
 放課後児童クラブの令和6年度の利用者状況は、小学校低学年で43.8%となっており、次年度の児童クラブの利用見込みや現在策定中の子ども・若者応援プラン2025の事業量算出見込みにおける令和7年度から11年度の児童数・利用者数の見込み数から、今後も高い保育ニーズが見込まれる玉津小学校区・中洲小学校区においては、待機児童対策が必要な状況にあるということです。
 そうした中、玉津小学校区においては、速やかに児童クラブ整備の必要があるため、令和7年4月以降は、暫定的に地域総合センターなどの既存施設を活用するなど、受皿確保を進めていくとされ、中洲小学校区においては、利用数の増加は緩やかなため、令和9年度、10年度に向けてさらなる受皿確保を検討していくということです。
 また、今後の放課後児童の居場所づくりとして、子ども・若者プラン策定時のニーズ調査や小学生への意見聴取の結果、地域の人と関わる機会や友達と遊ぶ、仲良くするなどの意見などがあったことを踏まえ、国の進める多様な居場所づくりなども参考に、放課後児童の居場所づくりを検討していくということです。
 委員から、小学4年生以降の子どもたちの受入れ状況、4年生以降の児童クラブの利用を望む声、保護者が安心して働けるように十分な計画的整備が必要、放課後子ども教室、アフタースクールについてなどの意見や質問がありました。
 以上、子育て支援対策特別委員会の報告といたします。
 
○議長(渡邉邦男) まちづくり対策特別委員長。
          〔まちづくり対策特別委員長 新野富美夫議員 登壇〕
 
○まちづくり対策特別委員長(新野富美夫) ただいま議長のご指名をいただきましたので、去る11月25日に開催しましたまちづくり対策特別委員会の報告をいたします。
 まず、協議事項として、守山駅東口在り方検討について、実現に向けた事業推進体制の説明があり、行政、民間、地域の三者が、それぞれ期待される役割を担い、連携・協力しながら取組を推進していく必要がある。また、3つの整備手法が考えられ、開発行為では約5年、土地区画整理事業では約4年から5年、市街地再開発事業では約6年の事業期間がかかり、今後は地権者の将来的な土地活用の意向やディベロッパーの進出意欲、社会経済情勢の変化、市の財政運営への影響等を踏まえ、最終的な決定を行うとのことでした。
 また、現時点での概算事業費としては、全体事業費が約305億円と試算され、そのうち市が整備する部分の事業費は約65億円であり、内訳は国費が約22.5億円、市の起債が約35億円、一般財源が約7.5億円となっている。なお、東西をつなぐ自由通路等の整備やペデストリアンデッキの費用については、民間開発と併せて実施する場合、協議により費用負担の変更があるとのことでした。
 スケジュールについては、令和8年度までに地権者との合意形成、事業スキームを決定し、その後、五、六年で完成を見込んでおり、今後は議会での議論、パブリックコメント、市民説明会、基本計画策定委員会等を経て、来年6月に基本計画を策定するとのことでした。
 委員からは、ゾーニングにおいて、ロータリーの面積が狭いのではないか。ロータリーの進入口が1本では渋滞が懸念される。地下道の出入口は安全な場所に設置すべきである。広場が広過ぎるのではないか。整備手法おいては市街地再開発事業がいいのではないか。企業誘致やホテル、駐車場の開発では、土地を売却したほうがいい。導入機能においては、企業誘致エリアは必要なのか。ペデストリアンデッキの整備は企業誘致の状況等を見極め、行政の負担できる範囲を検討していく必要がある一方で、整備することのデメリットも議論が必要。宿泊需要があるのでホテルの誘致は必要。東西アクセス機能については、自由通路の拡張でJR側の負担など市の考えをしっかり示す必要がある。整備スケジュールについては急ぐ必要がなく、もっと先送りでいいのではないかなどの意見がありました。
 行政からは、ロータリーのゾーニングでは、安全面も含めしっかり検証していく。整備手法では、地権者との合意形成にスピード感を持って進める。導入機能では、持続可能なまちづくりを進めるため、企業誘致は必要と考えている。ペデストリアンデッキの整備は、行政が負担できる範囲を考えながら判断していく。整備スケジュールでは、民間を巻き込んだ事業であることから、タイミングを逃さず事業を推進していきたいと考えているとのことでした。
 次に、報告事項に入り、官民連携に係る民間事業として、駅西口からライズヴィル都賀山までのウォーカブル事業整備計画について説明があり、12月に工事が始まり来年3月に完了予定とのことでした。
 次に、平和堂守山店の建替について、大規模小売店舗立地法に基づく届出の提出、周辺地域への説明会が開催され、その概要について説明がありました。
 最後に、守山駅西口ロータリー渋滞対策に係る社会実験の実施状況についての報告があり、11月18日から12月16日まで実施し、当初は無理な横断が見受けらたが、委員会開催日までは大きなトラブルはない。引き続き交通調査をしていくとのことでした。
 委員からは、停車場所以外での民間のマイクロバスの停車により、歩行者の横断に支障が出ていることを見かけるので、対応するようにとの意見がありました。
 以上、まちづくり対策特別委員会の報告といたします。
 
○議長(渡邉邦男) 議会改革・広報広聴特別委員長。
         〔議会改革・広報広聴特別委員長 藤木 猛議員 登壇〕
 
○議会改革・広報広聴特別委員長(藤木 猛) ただいま議長のご指名によりまして、議会改革・広報広聴特別委員会の報告をさせていただきます。
 去る11月26日に議会改革・広報広聴特別委員会を開催いたしました。この委員会は、オンラインの模擬委員会といたしました。委員それぞれが別の部屋に分かれ、タブレットを使用し、委員会運営を試行いたしました。
 大きな課題として、オンライン委員会に参加するにあたり、ログインに相当手間取ったこと、ログイン後、それぞれの音声と映像状態の確認に手間取ったことなどまた、傍聴者の参加方法や、同時に資料を閲覧しなければならない時どうするのかなどの課題が抽出できております。
 委員全員に、今回感じた課題などを書面にてご提出いただき、今後、それを取りまとめてそれぞれ取組を進めてまいりたいと思います。
 当委員会の取組を基にして、議員全員がオンライン会議へのスキルを獲得していくことが肝要だと考えています。
 以上、議会改革・広報広聴特別委員会の報告といたします。
 
○議長(渡邉邦男) 以上で、各特別委員会の審査報告を終わります。
 以上で、本定例月会議に付議されました案件の審査は、全部終了いたしました。
 この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
 市長。
                〔市長 森中高史 登壇〕
 
○市長(森中高史) 議長のお許しを賜りましたので、令和6年守山市議会12月定例月会議の終了にあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 去る11月29日から本日までの21日間にわたり、令和6年守山市議会12月定例月会議を滞りなく開催いただき、提案いたしました議案につきまして、本会議ならびに各常任委員会で、慎重かつ十分なるご審議を賜り、原案のとおりお認めいただきましたことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
 この間、頂戴いたしましたご意見・ご提言につきましては、真摯に受け止め、そのご意向を十分に踏まえる中、今後の市政運営に反映してまいります。
 今般、お認めいただきましたもーりーカーの制度改善や順次期限を迎えますマイナンバーカード等の更新準備とともに、HPVワクチンのさらなる接種勧奨や、速野小学校の長寿命化、特別支援学級の改修等々、速やかに実施してまいります。
 また、JR守山駅西口の渋滞対策や東口再整備の検討、産業用地に係る丁寧な地元対応と関係機関との調整、さらには、ポテンシャルの高い湖岸エリアの活性化など、引き続き議員の皆様と議論を深める中で、しっかりと取り組んでまいります。
 さて、この秋、本市出身のスポーツ選手が全国の舞台で輝かしい成績を収められました。佐賀県で開催された第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」では、米谷琴葵さんが陸上競技50m走および砲丸投げの2種目で、また、安井駿一さんがボッチャで優勝されました。このお二人の栄誉をたたえるため、昨日、守山市スポーツ栄誉賞の表彰を行ったところです。
 今後のますますのご活躍を祈念申し上げるとともに、身近なアスリートの活躍を通じて、来年開催の「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」のさらなる機運醸成を図ってまいります。
 また、この8日には、第2回目となります「びわこ地球市民の森リレーマラソン」が盛大に開催されました。全国から418人のランナーたちが集い、地球市民の森1周1.6?のコースをリレー形式で走り、時間内にどれだけ走れるかを競うとともに、会場では、「わくわくイベント」としまして、アニマル仮装大賞や豚汁のサービス、体験コーナー、キッチンカーによるマルシェなど、大人から子どもまで多くの参加者でにぎわいました。大会の成功にご尽力いただきましたスポーツ協会をはじめ関係者の皆様に、敬意と感謝を申し上げます。
 15日には、「第35回中洲ふれあいの灯」の点灯式が執り行われ、中洲小学校のシンボルツリーであるメタセコイヤの木に明かりがともされました。広範囲から見えるともしびが、子どもたちの健やかな成長と市民の幸せを願い、温かく優しい光で揺らいでいます。
 今年は点灯式と合わせ、「中洲夢花火」と称し、162発の花火が盛大に打ち上げられ、中洲の夜空を彩りました。
 来る22日には、守山の冬の風物詩である「もりやまいち」が、中山道守山宿一帯で開催されます。今年は平成7年の復活から記念すべき30回目を迎えますことから、その節目としまして、気球の搭乗体験、高校生によるパレード、「もりやまあるあるカルタ」を用いたかるた大会など、例年にはない特別な催しとともに、石川県御陣乗太鼓保存会による迫力の和太鼓や琉球国祭り太鼓のねり歩きなど、実行委員会の皆様のご尽力により、盛りだくさんの内容で開催されます。
 いずれも年末の恒例行事として根付いており、これもひとえに地域や事業所の皆様をはじめ、運営に携わる多くの関係者の皆様方のおかげと、心より感謝を申し上げます。
 年末の慌ただしく、火気使用の機会が多くなる時節を迎えるにあたり、火災発生の防止を目的として、27日からの4日間、消防団による年末の夜間警戒活動が実施されます。市民の安全・安心のため、常日頃からご尽力いただいている消防団の皆様には、心より敬意と感謝を申し上げます。
 また、27日の出動式おいては、渡邉議長のご臨席をお願い申し上げますとともに、議員の皆様におかれても、分団の皆様に対し激励のお言葉をおかけいただければと存じます。
 年が明けますと、1月11日には、守山の誇る無形民俗文化財である「勝部の火まつり」、また「浮気の火まつり」が新年の夜空を赤く染め上げます。大蛇の退治が起源のこのお祭りは、へび年の冒頭を飾るのにふさわしいお祭りではないかと思います。
 また、12日には恒例の消防出初め式を、13日には二十歳のつどいとともに、総勢122チームが参加する「第55回もりやまニューイヤー駅伝大会」を開催いたします。
 市内では、年末年始にかけて数多くの行事が予定されておりますので、ぜひ議員の皆様もご家族そろってお出かけいただきますよう、ご案内申し上げます。
 年の瀬も押し迫り、今年も残すところあと僅かとなってまいりましたが、議員各位におかれましては、くれぐれもご自愛を賜り、ご家族そろってご健勝にて、すばらしい新年をお迎えいただきますよう、心よりご祈念申し上げまして、本定例月会議終了にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
 今年1年、ありがとうございました。
 
○議長(渡邉邦男) 本定例月会議におきまして、慎重にご審議を賜り、無事終了いたしましたことを心から御礼申し上げます。
 これをもって、次回会議まで休会いたします。
 お疲れさまでございました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  閉会 午後0時18分



 守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。

                            令和6年12月19日


                     守山市議会議長  渡 邉 邦 男


                     署 名 議 員  田 中 尚 仁


                     署 名 議 員  西 村 弘 樹