○(議事日程)
令和5年守山市議会9月定例月会議会議録(第1日)
1 議 事 日 程
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(認定第1号から認定第9号まで、議第80号から議第92号
まで、および諮問第2号)
市長提出
提案説明
第4 議案質疑(議第80号および議第89号から議第91号まで)
第5 委員会付託(議第80号および議第89号から議第91号まで)
第6 常任委員長審査結果報告(議第80号および議第89号から議第91号
まで)
質疑、討論、採決
第7 決算特別委員会の設置および委員の選任
2 本日の会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(認定第1号から認定第9号まで、議第80号から議第92号
まで、および諮問第2号)
市長提出
提案説明
第4 議案質疑(議第80号および議第89号から議第91号まで)
第5 委員会付託(議第80号および議第89号から議第91号まで)
第6 常任委員長審査結果報告(議第80号および議第89号から議第91号
まで)
質疑、討論、採決
第7 決算特別委員会の設置および委員の選任
3 出席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 2番 酒 井 洋 輔
3番 藤 原 浩 美 4番 今 江 恒 夫
5番 田 中 尚 仁 6番 西 村 弘 樹
7番 赤 渕 義 誉 8番 福 井 寿美子
9番 渡 邉 邦 男 10番 石 田 清 造
12番 新 野 富美夫 13番 國 枝 敏 孝
14番 山 崎 直 規 15番 小 西 孝 司
17番 筈 井 昌 彦 18番 森 貴 尉
19番 高 田 正 司 20番 藤 木 猛
4 欠席議員は次のとおりである。
16番 小 牧 一 美
5 会議に出席した説明員
市長 森 中 高 史
教育長 向 坂 正 佳
代表監査委員 馬 場 章
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 福 井 靖
政策監兼都市経済部理事 村 田 朋 弘
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 細 谷 修 司
環境生活部長 木 村 勝 之
環境生活部理事 嶋 本 昭
健康福祉部長 小 川 靖 子
健康福祉部理事 高 橋 厳 擁
こども家庭部長 筈 井 亨
都市経済部長 川 瀬 正
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 沖 田 昌 子
教育部長 飯 島 秀 子
財政課長 河 本 文 彦
6 会議に出席した議会事務局職員
局長 高 橋 和 也
次長 林 下 宜 史
書記 西 村 和 宏
書記 末 澤 暢 子
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開会 午前9時30分
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○議長(筈井昌彦) 皆さん、おはようございます。
新庁舎新議場での初会議です。それでは、よろしくお願いいたします。
それでは、ただいま定足数に達しておりますから、令和5年守山市議会9月定例月会議は成立いたしました。
よって、これより9月定例月会議を始めます。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本定例月会議に市長より提出されました案件は、認定案件9件、予算案件5件、条例案件1件、人事案件3件、その他の案件4件、諮問案件1件の計23件であります。よろしくご審議のほど、お願いいたします。
なお、「令和4年度健全化判断比率および資金不足比率について」をはじめとする報告案件3件につきましては、議案と同時に配付しておきましたので、ご了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
これより本日の会議を開きます。
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日程第1 会議録署名議員の指名
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○議長(筈井昌彦) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、5番田中尚仁議員、6番西村弘樹を指名いたします。
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日程第2 会議期間の決定
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○議長(筈井昌彦) 日程第2、会議期間の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例月会議の期間は、本日から9月14日までの25日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、本定例月会議の期間は、本日から9月14日までの25日間と決定いたしました。
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日程第3 議案上程(認定第1号から認定第9号まで、議第80号から議第92号まで、および諮問第2号)
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○議長(筈井昌彦) 日程第3、認定第1号から認定第9号まで、議第80号から議第92号まで、および諮問第2号を一括議題といたします。
事務局長をして議件を朗読願います。
事務局長。
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○議会事務局長(高橋和也) 朗読いたします。
認定第1号令和4年度守山市一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号令和4年度守山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号令和4年度守山市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号令和4年度守山市育英奨学事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号令和4年度守山市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第7号令和4年度守山市水道事業会計決算の認定について、認定第8号令和4年度守山市下水道事業会計決算の認定について、認定第9号令和4年度守山市病院事業会計決算の認定について、議第80号令和5年度守山市一般会計補正予算(第4号)、議第81号令和5年度守山市一般会計補正予算(第5号)、議第82号令和5年度守山市一般会計補正予算(第6号)、議第83号令和5年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第84号令和5年度守山市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議第85号守山市福祉保健センターの設置等に関する条例の一部を改正する条例案、議第86号および議第87号守山市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて、議第88号守山市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、議第89号および議第90号契約の締結につき議決を求めることについて、議第91号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第92号和解および損害賠償額の決定につき議決を求めることについて、諮問第2号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
以上。
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○議長(筈井昌彦) 市長より提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長 森中高史 登壇〕
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○市長(森中高史) 皆様、おはようございます。
本日、令和5年守山市議会9月定例月会議を開会いただきましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご参会を賜り、新庁舎での初の定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたことに、厚く御礼申し上げます。
それでは、提案理由の説明に先立ちまして、この場をお借りして、諸般の報告を申し上げます。
まず、新庁舎「つなぐ、守の舎」の開庁でございます。
7月下旬から段階的に行った移転作業も大きな混乱もなく無事完了し、8月14日には開庁式を執り行いました。筈井議長をはじめ市議会議員の皆様には、お盆の時期にもかかわらずご出席を賜り、感謝申し上げます。台風7号の影響により当初の予定より規模を縮小した開催となりましたが、守山市の新たな歩みの第一歩を記念できたと考えております。
新庁舎では、日常業務を滞りなく行うことはもとより、職員の意識改革と働き方改革を進め、「『わ』で輝くすべての市民にやさしい安全・安心な庁舎」の基本理念が具現化できるよう、最大限の活用を図ってまいります。
この後、旧庁舎の解体に続き、駐車場などの外構整備を進めることとしておりますが、工事施工の継続と、とりわけ駐車場の狭隘が続くこととなります。引き続きの皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
また、新庁舎移転と併せて進めてまいりましたDXの推進については、まず、窓口のスマート化では、「待たない、書かない、行かない」窓口について、住民異動受付支援システムの拡張や、受付発券機、案内表示の整備を進めるとともに、キャッシュレス決済や証明書交付対応マルチコピー機を導入いたしました。併せて、ICT操作に不慣れな方でも手続を行っていただけるよう、窓口コンシェルジュを配置したところであり、市民に寄り添った温かい・丁寧なおもてなしによる案内等を行ってまいります。
また、庁舎のスマート化では、1階待合スペースを中心に、びわ湖フリーWi−Fiや情報発信・啓発用ディスプレーを導入したところであり、多目的ホールやカフェなど、窓口サービスなどだけでなく、市民の皆様が気軽に訪れ、くつろいでいただける庁舎を目指してまいります。
また、今回からは、この本会議をはじめとしてペーパーレス会議の本格運用となります。新しく導入した会議システムを本格運用するとともに、採決や資料掲示にも新たな仕組が導入されるとお聞きしております。新庁舎においても、ペーパーレス化の徹底や効率的な会議運用等に取り組んでまいります。
新庁舎開庁直後の15日には、台風7号への対応に当たりました。15日未明から防災会議室および防災センターを中心に警戒2号体制を取り、夜を徹して情報収集と対応に当たりました。新たな試みとして情報収集には公用スマホを活用し、即時の情報伝達・共有により、迅速かつ的確な判断や指示が可能となりましたが、課題も見えたところです。
今回の対応を教訓とする中、今後の災害に備え、新庁舎に一元化した災害対応の運用見直しをしてまいりたいと考えます。
その一環といたしまして、8月27日には、地震災害総合訓練を新庁舎と守山北中学校を会場に、河西学区の皆様と共に実施いたします。今年度の訓練では、新庁舎での災害対応訓練も含め、予測のできない災害に迅速かつ的確に対応できるよう、万全の準備を進めてまいります。
また、この猛暑の中、本市の地域防災の中核である守山市消防団を代表して、玉津分団の皆様が、2か月間、厳しい早朝訓練を実施され、7月30日開催の第58回滋賀県消防操法訓練大会ポンプ車操法の部において、見事3位入賞を果たされました。これにより、平成24年度の吉身分団入賞以来、毎年、出場した全ての分団が入賞されていることになります。
消防団の皆様は、日頃から精力的に各種訓練に取り組むとともに、火災や災害が起これば現場にいち早く駆けつけ、被害を最小限に食い止めるべくご尽力いただいております。このことに対しまして、改めて深く感謝申し上げます。
次に、7月29日に開催されました2023もりやま夏まつりでは、コロナ禍が明け4年ぶりの開催でしたが、約8万人もの集客があり、駅周辺商店街等の実行委員会の皆様をはじめ協賛いただきました企業、事業所、また関係者の皆様に厚く感謝いたします。
そのような中、想定以上の来場者数により、会場では身動きができないほどの状況になったことから、実行委員会において入場規制等を行うなど対策を行ったものの、会場の飽和状態が解消されないため、19時30分に中止の判断が下されました。守山の夏の風物詩がこれほど盛大に開催されたことは大変うれしいことである一方で、今回顕在化した課題について、来年度に向けてしっかりと検証した上で解決していく必要があると考えており、市としてできる支援を実行委員会と共に考えてまいります。
次に、この夏、市内の中学生がスポーツや文化の各分野で大変活躍してくれました。7月28、29日に開催された滋賀県中学校夏季総合体育大会において、総合成績の部で、守山南中学校が男女総合優勝、守山中学校が2位、男子総合では守山中学校が優勝、守山南中学校が3位、女子総合では守山南中学校が2位となり、そのほか個人種目および団体種目においてもすばらしい結果を残されたところです。
さらに、近畿大会においては、守山南中学校が水泳女子個人と体操男子個人で、守山中学校が柔道男子個人と団体および陸上男子個人で、それぞれ全国大会に出場することとなりました。
また、吹奏楽では、滋賀県コンクールで、守山南中学校、守山北中学校、明富中学校、立命館守山中学校が金賞、守山中学校と県立守山中学校が銀賞を受賞し、県代表には、守山南中学校、立命館守山中学校が選ばれ、関西大会へ出場することとなりました。
今後、全国大会等に出場される中学生の皆さんが、日頃の練習の成果をいかんなく発揮してもらえることを祈念するとともに、引き続き、本市の子どもたちが多様な分野で活躍することを応援してまいります。
以上、諸般の報告とさせていただきます。
ただいま上程いただきました案件は、認定案件9件、予算案件5件、条例案件1件、人事案件3件、その他案件4件および諮問案件1件の計23件でございます。併せて、報告案件3件を送付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、提案理由をご説明申し上げます。
まず、認定第1号から認定第9号までは、令和4年度の一般会計はじめ各特別会計、企業会計の決算の認定をお願いするものでございます。
令和4年度の一般会計については、喫緊の諸課題に対応するため、計15回にわたり補正予算を措置し、一般会計の決算は、歳入決算額で、前年度決算額より43億8,000万円余増の415億8,000万円余、歳出決算額で、前年度決算額より38億2,000万円余増の399億9,000万円余となりました。
歳入面では、市税において、前年度と比較し、個人市民税、法人市民税、固定資産税による増収によりまして、市税は過去最高の税収となり、全体として10億7,000万円余の増収、また、企業誘致による駅東口市有地売却収入36億4,000万円余の財産収入などもあり、歳入決算額が前年度を大幅に上回る結果となりました。
一方、歳出面では、国の交付金等の積極的な活用を図りながら、生活支援・経済的支援などに取り組んだほか、小学4年生から6年生までの通院医療費助成の拡充、9月からは中学校3校での自校方式による給食開始により全校での給食実施、新庁舎整備や北部図書機能・コミュニティ機能整備事業など、市政の様々な課題に対して、着実かつ計画的に取り組み、さらには企業誘致による駅東口市有地売却収入について基金に積み立てました。
こうしたことから、基金の取崩しの一部を実行せずとも実質収支は6億9,000万円余の黒字決算となり、基金現在高は、必要最小限の基金取崩しに対し、駅東口市有地の売却収入を将来のまちづくりを見据えて財政調整基金、公共施設整備基金および福祉基金に合計36億3,000万円余を積み立てたことなどから、前年度に比べ34億5,000万円余り増加し、138億円余となりました。
また、地方債現在高は、前年度に比べ、新庁舎整備による新規発行等により23億6,000万円余り増加し、335億3,000万円余となりました。そのうち償還時に交付税措置がされます臨時財政対策債等を除きます普通建設事業債の現在高は221億1,000万円余となっております。
令和4年度は、市税の増収に加え、駅東口市有地売却等により歳入が増加したことなどから、おおむね健全な決算となりましたが、今後も人件費、扶助費および公債費の義務的経費が増加し続ける見込みであり、さらには市民ホールや小中学校の大規模改造事業など、老朽化の進む公共施設の改修等も控えておりますことから、引き続き、企業誘致による税収確保をはじめ、あらゆる歳入確保策に取り組みつつ、事業の重点化やスクラップ等による歳出削減に取り組み、さらには、デジタル化・ICT化などを積極的に推し進めることで、働き方改革を全庁的に進め、最少の経費で最大の効果を生み出せるよう取り組んでまいります。
また、特に今後の大規模な普通建設事業等については、さらなる国の支援制度等の活用を図りながら財政改革プログラムを遵守し、中長期的な財政見通しを持ち、健全かつ堅実な財政運営に努めてまいります。
また、特別会計については、5つの会計全体で歳入総額133億2,000万円余、歳出総額131億9,000万円余となりました。
まず、国民健康保険特別会計決算では、令和4年度は、団塊世代の後期高齢者医療保険への移行による被保険者数の減少などにより、保険給付費が前年度比1.2%の減となったこと、また一般会計からの保健事業への繰入れに加え、国民健康保険財政調整基金を1億2,500万円取り崩したことなどにより、実質収支は2,600万円余の黒字となりました。
一方で、前年度繰越金等を差し引いた実質単年度収支は1億900万円余の赤字となりました。
なお、繰越金と基金残高の合計額は1億9,700万円余であり、滋賀県全体の国民健康保険の保険料水準統一の時期が、令和6年度以降から令和9年度以降と後ろ倒しになる見通しとなったことから、保険料水準統一の時期までの間、持続的で安定的な国保運営が行えるよう、今後、適切な国民健康保険税の設定を行うことが必要不可欠と考えております。
次に、介護保険特別会計決算では、令和4年度は第8期計画の2年目として、適正な介護保険事業の運営に努めるとともに、地域包括ケアシステムのさらなる深化・推進に向けて、介護サービスの充実や介護人材の確保支援、介護予防活動等の支援、認知症対策等の各種事業を進め、おおむね計画的に執行できたと考えております。
決算としては、実質収支が1億200円余の黒字となり、介護保険財政調整基金に3,500万円余の積立てを行い、基金残高が7億9,000万円余となりました。また、令和6年度から令和8年度までの第9期計画期間における介護保険料については、要介護等認定者数や給付費等の推計を行い基金を活用する中、適正に算定してまいります。
なお、その他3つの特別会計においても、おおむね計画的に執行できたと考えております。
次に、水道事業会計の決算については、わずかに給水件数は伸びているものの、収入においては、コロナ禍の巣ごもり需要の減少による給水料金の減収、支出においては、燃料費・電気代高騰などの影響による経費の増により、前年度比2,700万円余減の1億600万円余の純利益となりました。
施設管理では、適切な維持管理を行うとともに、更新計画に基づき配水管の耐震化工事や水道施設電気機械設備更新計画に基づく水源地および配水場の設備更新工事などを進めました。
今後は、水道ビジョンに基づき、安全・安心・安定的な給水を行い、必要な事業の実施と健全経営の継続およびサービス向上を進める中で、利用者目線に立った水道事業運営をしてまいります。
次に、下水道事業についても、コロナ禍の巣ごもり需要の減少、景気停滞などによる大口利用者の使用量減少および、前年にありました流域下水道維持管理負担金の返還金の皆減等により、前年度比1億5,600万円余減の1,800万円余の純利益となりました。
下水道事業では、管路施設や機械設備等ストックマネジメント計画に基づく改築更新や耐震化事業に取り組んできたところです。今後においても、公共下水道事業第9期経営計画に基づき、下水道施設の老朽化対策や耐震対策等を進め、安定かつ堅実な下水道事業運営をしてまいります。
次に、病院事業会計の決算については、一般会計からの繰入金を含む収益が4億7,000万円余、減価償却や起債の償還などの費用が1億8,000万円余となり、収支全体では2億9,000万円余の純利益となりました。また、病院の運営状況については、リハビリテーション医師と療法士を増員するなど、さらなる機能強化を図ることで、最も高い施設基準である回復期リハビリテーション入院料?を維持する中、より専門的で質の高いリハビリテーション診療が行われているところです。
これらの取組の結果、コロナ禍にもかかわらず、病床稼働率は84.3%と前年度よりも1.6ポイント増加し、令和4年度決算は約6億4,000万円の黒字となった旨、ご報告いただいております。
今後も引き続き、滋賀県済生会と連携し、安全で安心な医療の提供と、市民の皆様に信頼され、頼りにされる公立病院として、地域の医療需要にお応えしてまいります。
以上、令和4年度決算に係る説明とさせていただきます。後ほど各担当部長から補足説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
各決算の認定にあたりましては、監査委員からご意見を賜っており、そのご意見を十分尊重させていただき、今後の市政運営ならびに公営企業の健全経営に反映をさせてまいりたいと考えております。何とぞ十分なるご審議を賜り、認定をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
続きまして、予算案件でございます。
まず、議第80号は、令和5年度守山市一般会計補正予算(第4号)で、よしみ乳児保育園の指定管理料に係る債務負担行為の追加の補正でございます。
令和6年4月開所に向けて、よしみ乳児保育園の整備を進める中、その運営を担う指定管理者について、去る8月8日に指定管理者候補者選定委員会を開催し、候補者として、社会福祉法人洛和福祉会を選定いただきましたことから、議第91号にて指定管理者の指定をお願いするとともに、指定管理料に係る債務負担行為の追加をお願いするものでございます。
次に、議第81号は、令和5年度守山市一般会計補正予算(第5号)で、歳入歳出それぞれに6億2,000万円を追加し、補正後の予算総額を350億32万9,000円とするものでございます。
これは、旧都賀山荘およびスポーツ広場跡地におきまして、当初の推定よりもレンガ片混じりの土砂の深度が深く、広範囲に確認されたことから、除去費用の増額の補正をお願いするものでございます。
次に、議第82号は、令和5年度守山市一般会計補正予算(第6号)で、歳入歳出それぞれに8億6,819万1,000円を追加し、補正後の予算総額を358億6,852万円とするものでございます。
まず最初に、待機児童対策についてでございます。
今年度、想定を大きく上回る待機児童が発生したことを受け、緊急対策を講じるため、6月定例月会議で補正予算をお認めいただき、低年齢児に特化したよしみ乳児保育園の整備等のハード整備と、民間園の保育士確保等のソフト事業を組み合わせた取組を進めております。
さらに、今回の補正予算においては、待機児童を解消し、かつ市民の保育ニーズに安定して応えていくため、保育士の確保と定着化に向けて、さらなる対策を講じてまいります。
具体的には、新規採用者に対し、1人最大50万円給付する新規採用保育士等臨時給付金の大幅な拡充や、保育士等奨学金返還支援事業費補助金の倍増等によりまして、保育士の待遇向上を図るほか、就職フェアや園のPR動画・冊子の作成、採用セミナーの開催、園への訪問指導の実施など、各園が効果的な採用活動を行い、保育士採用力の向上を図ることができますよう支援を行ってまいります。
併せて、労働環境の改善を図り、職場の満足度を高め、離職することなくその職場に定着していけるよう、育児休業からの復帰や潜在保育士の就業を支援するための保育士保育料支援補助金を創設するとともに、今年度に実施した公立・民間園に勤務する保育士等へのアンケート結果を踏まえ、新たに、こころの相談窓口や管理職のマネジメント研修を設置・開催するなど、市内で働く保育士を大切にする保育士ケアにも取り組んでまいります。
なお、幼稚園の給食実施については、幼稚園就園率のさらなる向上に資するものであることから、現在、給食の提供がなされていない公立幼稚園において、令和7年4月からの給食開始に向け、検討を進めているところでございます。
こうした様々な対策により、令和6年度の待機児童解消に、引き続き取り組んでまいります。
その他の主なものについて、ご説明を申し上げます。
まず、総務費では、市税において、法人市民税の確定申告により、法人税割の還付に係る予算の増額や、梅田自治会の自治会館改築への補助金の補正をお願いするものでございます。
民生費では、子育て世帯生活支援特別給付金において、新たに令和5年度住民税非課税の児童手当等受給世帯が対象となったことから、給付金の増額の補正をお願いするものでございます。
衛生費では、水と緑のふるさとづくり事業補助金において、揚水機の修繕に係る補助の増額の補正をお願いするものでございます。
農水産業費では、突発的な修繕等が発生した農業生産基盤整備への補助金の増額をお願いするほか、物価高騰で厳しい農業経営を支援するため、農業用燃油等価格高騰対策支援事業補助金等の補正をお願いするものでございます。
商工費では、笠原産業用地造成事業を進めるにあたり、守山市土地開発公社に業務を委託するため、令和5年度から令和7年度までの債務負担行為および令和5年度分の公社の借入れに対する債務保証の増額をお願いするとともに、今年度支払分の補正をお願いするものでございます。
土木費では、自治会要望等による道路舗装修繕や交通安全施設等の整備のほか、一般市道改良事業費として、生活道路の整備に加え、通学路安全対策事業費として、グリーンベルトの設置を行うための補正をお願いするものでございます。さらに、市内の里中河川の改修等、河川改良のための事業費や、大門野尻線整備工事に係る経費の増額について補正をお願いするものでございます。
また、立入公園整備事業におきまして、用地取得に目途がつきましたことから、令和6年4月の供用開始に向けて、第1工区・多目的グラウンド内の工事内容の見直しによる工事費の増額、また、令和7年度の全体供用開始に向けて、第2工区・公園広場の実施設計の補正をお願いするものでございます。
教育費では、物部小体育館排煙窓修繕工事や、守山南中プールろ過器他緊急修繕工事等に係る経費のほか、本市の学校施設長寿命化計画に基づき、速野小学校北校舎の長寿命化改修工事を令和7年度に実施するための基本設計に係る予算の補正、また、5月に市民の方から賜りました寄附金を活用し、寄附者のご意向を踏まえ、小中学校の体育教材等の購入に係る予算の補正をお願いするものでございます。
さらに、来年5月19日に開催を予定しておりますルシオール アート キッズフェスティバル開催準備に係る必要な経費についても補正をお願いするものでございます。
次に、債務負担行為の補正は、次年度以降の事務ならびに事業推進のための準備行為として、債務負担行為の補正の追加が9事業、変更が1事業、それぞれお願いするものでございます。主なものは、先ほど申し上げました笠原産業用地造成事業のほか、浮気保育園および玉津こども園の保育園給食調理業務について、今年度で委託契約が終了し、新たに長期の契約が必要となることから債務負担行為の補正をお願いするとともに、公立保育園・こども園および守山幼稚園において、3歳から5歳児の給食の主食提供を開始するため、主食提供に係る費用について債務負担行為をお願いするものでございます。
以上が、一般会計にて補正をお願いさせていただく主な事業の概要でございます。
次に、議第83号は、令和5年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)で、県から交付される保険給付のための交付金等について、保険給付費等の実績に基づき精算を行うための返還金およびシステム改修について補正をお願いするものです。
次に、議第84号は、令和5年度守山市介護保険特別会計補正予算(第1号)で、保険事業勘定において、実績に基づき、国・県支払基金の介護給付費負担金等の超過分の返還金の補正をお願いするものです。
続きまして、条例案件でございます。
議第85号は、新庁舎への移転に伴い、守山市福祉保健センターで実施する事業等について、必要な改正を行おうとするものでございます。
続きまして、人事案件3件でございます。
議第86号および議第87号は、守山市固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、地方税法の規定に基づき同意を求めるもので、議第86号は、現委員であります兵頭健司委員の任期が、この9月末日をもって満了となりますことから、再任の同意をお願いするものでございます。
また、議第87号は、同じく現委員であります西村一彦委員の任期が、この9月末日をもって満了となりますことから、再任の同意をお願いするものでございます。
お二人とも、委員としての知見を有し、不動産に関する知識も豊富であり、また地域においても信望の厚い人格者であり、適任であると存じます。
次に、議第88号は、守山市教育委員会委員の任命につきまして、現委員でございます福田正悟委員の任期がこの9月末日をもって満了となりますことから、再任の同意を求めるものでございます。
福田委員は、平成12年度から本市学校医、平成24年度からは学校指導医としても子どもたちの健康増進にご尽力いただくとともに、コロナ禍においては、子どもたちの学校園での生活について多くのご助言をいただくなど、本市の教育行政を力強く展開する上において適任であり、引き続き再任をお願いするものでございます。
次に、議第89号および議第90号は、いずれも福祉保健センター大規模改修に係る工事についてで、議第89号は、建築工事について、去る8月4日に制限付一般競争入札にて執行したところ、2億5,333万円で株式会社日建が落札し、8月14日に仮契約を締結させていただいております。
また、議第90号は、機械設備工事について、同じく8月4日に制限付一般競争入札にて執行したところ、2億1,208万円で大崎設備工業株式会社が落札し、8月14日に仮契約を締結させていただいております。
議第91号は、先ほど申し上げましたとおり、よしみ乳児保育園の指定管理者の指定について、指定管理者候補者選定委員会において、具体的な職員確保策や保護者との信頼関係づくりなどが評価され、候補者を選定いただきましたことから、地方自治法の規定に基づき、議決を求めるものでございます。
議第92号は、守山2丁目で発生した公用車による交通事故のうち、物損事故に係る損害賠償額を支払い、和解することについて、地方自治法の規定に基づき議決を求めるものでございます。
次に、諮問案件でございます。
諮問第2号は、人権擁護委員の推薦について、人権擁護委員法の規定に基づき意見を求めるもので、現委員でございます太田吉雄委員の任期が、この12月末日をもって満了となりますことから、再任の同意をお願いするものでございます。
太田委員は、人格・識見ともに高く、地域住民の信望も厚く、また人権擁護への造詣も深いことから、適任と考えております。
以上、本日提出をさせていただきました案件についての提案理由とさせていただきます。
なお、お許しをいただきまして、同じく送付をいたしております報告案件3件につきまして、その要旨を申し上げさせていただきたいと存じます。
まず、報告第14号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、令和4年度の健全化判断比率等をご報告するものでございます。
4つの指標のうち、実質公債費比率は4.5%となり、将来負担比率は前年度から改善し、「比率なし」となりました。その他の数値についても、前年度同様の「なし」の状況を維持しております。いずれの数値も国の示す基準を大きく下回っており、健全な財政状況にあるものと考えており、引き続き財政の健全化に取り組んでまいります。
報告第15号および第16号は、地方自治法の規定に基づき、一般財団法人守山野洲市民交流プラザおよび公益財団法人守山市文化体育振興事業団の令和4年度の決算について、ご報告をするものでございます。
以上が報告案件でございます。
何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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○議長(筈井昌彦) 次に、認定第1号から認定第6号までの補足説明を総務部長に求めます。
総務部長。
〔総務部長 細谷修司 登壇〕
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○総務部長(細谷修司) それでは、認定第1号から認定第6号までの一般会計および特別会計の決算概要について、ご説明を申し上げます。
資料につきましては、06-06令和4年度主要な施策の成果説明書をお開きいただきたいと存じます。
それでは、ご説明を申し上げます。まず、3ページの決算の概況の2段落目をお願いしたいと思います。
令和4年度の予算につきましては、「コロナへの万全な対応と豊かな田園都市の実現に向けた着実な一歩」を掲げまして、4つの重点施策の柱に基づく施策を展開できるよう、関連します事業に重点的に予算を配分する中、事業を執行してまいりました。
そうした中で、令和4年度の一般会計決算といたしましては、次の段落に書いてございます歳入のうち市税につきましては、個人市民税では、納税義務者数が増えたこと、また法人市民税では、コロナ禍からの企業業績の回復、さらに固定資産税では、住宅開発等が増えたことなど、それぞれ増収となりました。結果、市税全体といたしましては、昨年度比10億7,000万円余の増収となりました。
税収の増に伴いまして、普通交付税と臨時財政対策債を合わせました実質的な交付税は、前年度と比較して減少いたしましたものの、駅東口市有地の売却収入36億円余などもありまして、歳入全体といたしましては、前年度と比較をして43億円余の増加となり、一般財源総額も前年度を上回る水準となったものでございます。
一方、歳出では、新型コロナワクチン接種や電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金等の国の交付金を活用いたしましての物価高騰対策、また市独自の施策といたしましては、通院医療費助成の小学校6年生までの拡充、そして中学校3校の給食開始によりまして、小中学校全校での自校方式によります給食実施、その他、新庁舎整備や北部図書機能・コミュニティ機能整備などの大規模な施設整備を実施いたしました。
令和4年度の主な事業につきましては、4ページから9ページにかけまして、第5次総合計画の基本方針に沿って整理してございますので、ご一読いただきたいと存じます。
それでは、次に10ページの表、主な決算指標をご覧いただきたいと思います。過去5年間の普通会計の主な決算指標を表にしたものでございます。
まず、経常収支比率につきましては87.6%となりまして、令和3年度決算より2.6ポイント改善をいたしてございます。これは、歳出において中学校給食開始に伴います管理運営費の増や、電気代の高騰等によります物件費の増加、また、償還元金の増により公債費が増加したものの、一方で市税収入の増加によりまして、歳入が大幅に増加しましたことが主な要因でございます。
次に、同じ表の地方債現在高につきましては、23億6,000万円余増の335億3,000万円余でございます。これは、主に新庁舎整備事業に係ります市債発行の増が要因でございます。
また、基金残高につきましては、主に、都賀山荘跡地のれんが片等の土砂撤去工事に財政調整基金から、また小学校の特別教室等の空調設備整備などに公共施設整備基金からの繰入れを行いました。一方で、駅東口私有地の売却収入など36億円余を積み立てたことによりまして、前年度に比べ34億5,000万円余り増加しまして138億円余となってございます。
次に、その下の行、財政健全化法に基づく財政健全化判断比率でございます。公債費比率が前年度と比較をいたしまして0.2ポイント減の4.5%、将来負担比率も前年度から改善し、「比率なし」の「−」となってございます。その他の比率についても昨年度と同様に「比率なし」の健全な状況を示してございます。
次に、その下、今後の財政運営でございます。本市の健全化判断比率など指標では健全でございます。今後も人口増加に伴いまして、保育・教育をはじめとする子育て環境の充実、それから地域福祉の充実に取り組む必要がございます。また、市民ホールの改修や小中学校等の公共施設の長寿命化対策も控えております。そうしたことから、引き続き第5次財政改革プログラムを遵守していく中、中長期的な視点に立って各事業の優先順位や存廃についての議論を行いまして、さらなる歳出削減と収入確保を進め、健全で自立した財政運営に努めてまいりたいと考えてございます。
それでは、会計別にご説明を申し上げます。
まず、12ページからの一般会計でございます。
決算額は、歳入が415億8,120万8,000円、歳出が399億9,763万5,000円となりまして、歳入歳出差引き15億8,357万3,000円、そこから翌年度に繰り越すべき財源8億8,655万9,000円を差し引きました実質収支は6億9,711万4,000円黒字決算となったところでございます。
歳入に係る内容は13ページからでございます。
13ページの表のうち主なものについて、ご説明を申し上げます。
まず、市税につきましては、決算額140億7,289万1,000円で、前年より8.3%の増収となりました。これが先ほど申し上げましたとおり、個人市民税、法人市民税および固定資産税が増税となった分でございます。
次に、中ほどの地方交付税でございます。35億7,806万1,000円で、前年度比6.8%の増となります。これは国の補正予算に伴いまして、12月に追加交付が実施されたことなどによるものでございます。
次に、国庫支出金でございます。63億5,780万8,000円で、前年度比29.5%の減となります。これは子育て世帯への臨時特別給付金、給付事業費補助金の減のほか、守山南中学校大規模改造事業費等の皆減などが主な要因でございます。
次に、財産収入でございますが、37億6,580万5,000円で、前年度よりも37億円余の増となってございます。これは駅東口市有地の土地売却収入の皆増が主な要因でございます。
次に、諸収入でございますが、10億4,900万3,000円で、対前年度比34.0%の増となってございます。これは、中学校給食の開始によります給食費の増などによるものでございます。
最後に、市債でございますが、47億480万円で、前年度比39.9%の増となってございます。これは、新庁舎整備事業などの建設事業債の増加によるものでございます。
次に、歳出でございますが、16ページの目的別経費の内訳の表をご覧いただきたいと思います。
まず、決算額が増加いたしましたものは、総務費が前年度比で202.3%の増、続いて消防費が10.3%の増、それから公債費が4.3%の増となってございます。主な要因といたしましては、総務費は、新庁舎整備事業や駅東口市有地の売却収入の基金積立によります増、それから消防費は、北消防署出張所の建替整備事業費の皆増、それから公債費は、守山南中学校の大規模改造事業などに係ります償還が始まったことによるものございます。
一方、決算額は減少したものの主なものは、民生費が対前年度比で8.6%の減、衛生費が18.6%の減、土木費が15.3%の減、教育費が25.8%の減となってございます。主な要因といたしましては、民生費では、子育て世帯の支援特別給付金の減、それから衛生費では、環境施設整備事業や新型コロナワクチンの接種事業の減、それから土木費では、環境学習都市宣言記念公園整備事業の皆減、それから教育費は、中学校の給食施設整備事業および守山南中学校大規模改造事業の皆減によるものでございます。
次に、18ページの性質別経費の内訳をご覧いただきたいと思います。
義務的経費は対前年度比6.8%減の166億2,273万5,000円となってございます。これは、子育て世帯への臨時特別給付金や住民税非課税世帯に対します臨時特別給付金の減によります扶助費の減が主な要因でございます。
次に、その他経費でございますけども、前年度比116.5%増の66億3,169万8,000円となってございます。これは、駅東口市有地の売却収入の基金への積立てが主な要因でございます。
次に、投資的経費でございますけども、前年度比17.6%増の74億1,879万5,000円、新庁舎整備事業、それから伊勢遺跡史跡公園の整備事業および北部図書機能・コミュニティ機能の整備事業など大型事業の増によるものでございます。
ここまでが一般会計でございまして、続いて20ページ以降の特別会計について、ご説明を申し上げます。
まず、国民健康保険特別会計でございますが、歳入66億2,395万円余、歳出65億9,733万円余となりまして、歳入歳出差引き2,662万円余の黒字となってございます。財政調整基金につきましては、1億2,500万円を取り崩しましたことで年度末残高は1億7,088万円余となってございます。また、保険給付費につきましては、被保険者数の減少によりまして、前年度に比べて2%減の46億4,228万円となってございます。
次に、21ページの土地取得特別会計でございます。北消防署出張所事業用地の売却、それから河西小学校敷地の一部の取得を行いました。なお、基金の年度末残高は3億8,094万円となってございます。
次に、育英奨学事業特別会計でございます。大学生等8人、それから高校生3人に奨学金の貸付けを行いました。貸付残高は現在52人分で3,122万円余となってございます。また、新たに、ふるさと守山応援寄附金を原資といたしまして、返還免除型の奨学金の運用を開始してございます。令和4年度は19人を決定いたしました。なお、基金の年度末残高は7,596万円余となってございます。
次に、介護保険特別会計でございます。本市の高齢化率も年々上昇し、昨年5月には、後期高齢者数が前期高齢者数を上回るなど、超高齢社会が進行してございます。そのような中、保険事業勘定でございますけども、歳入55億7,055万円余、歳出54億6,837万円余、歳入歳出差引き1億217万円余の黒字となってございます。また、財政調整基金に3,527万円余を追加しまして、基金の残高は7億1,044万円余となってございます。
最後に、後期高齢者医療事業特別会計につきましては、歳入9億9,596万円余、歳出9億9,466万円余、歳入歳出差引き130万円余の黒字となってございます。
以上、各特別会計の概要説明とさせていただきます。なお、24ページ以降に各会計の事業の詳細説明を掲載してございますので、ご覧いただきたいと思います。
以上、令和4年度一般会計決算ならびに各特別会計決算の補足説明とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 次に、認定第7号および認定第8号の補足説明を上下水道事業所長に求めます。
上下水道事業所長。
〔上下水道事業所長 沖田昌子 登壇〕
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○上下水道事業所長(沖田昌子) それでは、認定第7号令和4年度守山市水道事業会計の決算の認定について、資料06-03、令和4年度上下水道事業会計決算書により、補足説明をいたします。
まず、4ページ、事業決算報告書をご覧ください。
1、収益的収入および支出については、収入15億8,429万7,892円、支出14億3,847万1,720円となりました。ちょっとパソコンの具合が悪いので、申し訳ございませんがペーパーでお願いしたいと思います。お許しください。
続く5ページの2、資本的収入および支出につきましては、収入2億5,040万円、支出7億1,067万3,609円となり、その差額4億6,027万3,609円の不足につきましては、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金および当年度消費税資本的収支調整額により補填いたしました。
次に、6ページは損益計算書でございます。営業収支は3,983万9,885円の損失、営業外収支は1億3,800万2,154円の経費となり、その差である経常収支は9,816万2,269円の利益となりました。これに特別利益を加え、特別損失を差し引いた当年度純利益は1億631万7,669円となりました。
詳細は23ページから26ページまでの収益費用明細書に付記しております。
次に、7ページからは、貸借対照表でございます。
まず、資産の部においては、1の固定資産が合計89億8,537万1,116円、2の流動資産が合計9億8,023万6,002円となり、資産合計は99億6,560万7,118円となりました。
続く8ページは負債の部でございます。3の固定負債が合計33億8,559万3,650円、4の流動負債が合計4億2,887万7,626円、5の繰延収益が合計22億4,845万3,912円となり、負債合計は60億6,292万5,188円となりました。
続く9ページは資本の部でございます。6の資本金が30億8,445万2,564円、7の剰余金が合計8億1,825万9,366円となり、資本の合計は39億268万1,930円となりました。
負債・資本の合計は99億6,560万7,118円となり、資産の合計と合致してございます。
10ページから11ページにかけましては、貸借対照表等を調整する際の会計処理基準を取りまとめて記載しております。
次に、12ページは剰余金計算書でございます。当年度末における資本金は30億8,442万2,564円、資本剰余金の合計は3億5,419万7,905円、利益剰余金の合計は4億6,406万1,461円となり、これらを合わせた資本合計39億268万1,930円は、貸借対照表の資本合計と合致しております。
また、未処分利益剰余金は、前年度から繰越利益剰余金1億8,692万43円に当年度純利益1億631万7,669円を加えた2億9,323万7,712円となりました。
続く13ページは、剰余金処分計算書でございます。先ほど申し上げた当年度未処分利益剰余金2億9,323万7,712円のうち当年度純利益に相当する1億631万7,669円を、条例に基づき減債積立金に積み立て、残る1億8,692万43円を翌年度繰越利益剰余金といたしました。
14ページ以降は、先ほど市長が説明申し上げた水道事業の概況をはじめとする事業報告書、各種明細、決算附属書類でございます。
今後も安全・安心・安定した給水と一層の健全経営に努めてまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りたくお願いを申し上げ、令和4年度水道事業会計決算の補足説明といたします。
引き続き、認定第8号令和4年度守山市下水道事業会計の決算の認定について、補足説明をいたします。
決算書44ページ、事業決算報告書をご覧ください。
1の収益的収入および支出につきましては、収入23億3,247万7,379円、支出22億7,942万1,481円となりました。
続く45ページの2、資本的収入および支出については、収入8億8,467万6,200円、支出17億262万3,346円となり、その差額8億1,794万7,146円の不足については、減債積立金、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金および当年度消費税資本的収支調整額により補填いたしました。
次に、46ページは損益計算書でございます。1と2の差であります営業収支は3億661万806円の損失、3と4の差である営業外収支は3億7,739万8,685円の利益となり、これらを合わせた経常収支は7,078万7,879円の利益となりました。これに5の特別利益を加え、6の特別損失を差し引いた当年度純利益は1,842万1,497円となりました。
詳細は64ページから67ページまでの収益費用明細書に付記しております。
次に、47ページからは貸借対照表でございます。
まず、資産の部においては、1の固定資産が合計319億980万2,379円、2の流動資産が合計8億3,376万6,883円となり、資産の合計は327億4,356万9,262円となりました。
続く48ページは負債の部でございます。3の固定負債が合計102億1,977万3,260円、4の流動負債が合計15億1,253万9,143円、5の繰延収益が合計119億7,803万1,318円となり、負債合計は237億1,034万3,721円となりました。
続く49ページは資本の部でございます。6の資本金が86億6,588万2,773円、7の剰余金が合計3億6,734万2,768円となり、資本の合計は90億3,322万5,541円となりました。負債と資本の合計は327億4,356万9,262円となり、資産の合計と合致しております。
50ページから51ページにかけては、貸借対照表等を調整する際の会計処理基準を取りまとめ、記載したものでございます。
次に、52ページは、剰余金計算書でございます。当年度末における資本金は86億6,588万2,773円、資本剰余金合計は3億4,892万1,271円、利益剰余金の合計は1,842万1,497円となり、これらを合わせた資本の合計90億3,322万5,541円は、貸借対照表の資本の合計の値と合致しております。また、利益剰余金のうち当年度未処分利益剰余金は、当年度純利益相当額の1,842万1,497円となりました。
続く53ページは、剰余金処分計算書でございます。先ほど申し上げた当年度未処分利益剰余金1,842万1,497円については、条例に基づき全額を減債積立金に積み立てたため、翌年度に繰り越す利益剰余金はございません。
54ページ以降は、先ほど市長が説明申し上げた下水道事業の会計をはじめとする事業報告書、各種明細、決算附属書類でございます。
今後も、安定的かつ堅実な下水道経営に努めてまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げ、令和4年度下水道事業会計決算の補足説明といたします。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
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○議長(筈井昌彦) 次に、認定第9号の補足説明を健康福祉部理事に求めます。
健康福祉部理事。
〔健康福祉部理事 高橋厳擁 登壇〕
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○健康福祉部理事(高橋厳擁) それでは、認定第9号令和4年度守山市病院事業会計決算の認定につきまして、資料06-04、病院事業会計決算書により、補足説明申し上げます。
まず、10ページをご覧ください。事業の概要でございます。
守山市民病院は、平成30年4月1日に、指定管理者制度を導入して以来、社会福祉法人恩賜財団済生会支部滋賀県済生会が病院運営を担い、その技術力とネットワークによる充実した医療サービスの提供に取り組んでいるところでございます。
そのため、病院運営に係る会計処理につきましては、済生会守山市民病院が行っており、この決算書には記載がございません。企業債の償還や今後、実施予定の工事等に係る費用については、これまで同様に、本市が一般会計から病院事業会計に繰り入れた上で会計処理を行っておりますので、指定管理期間終了の令和15年3月末までは、病院事業会計は存続いたします。
令和4年度におきましては、リハビリテーション医師と療法士を増員するなど、さらなる機能強化を図ることで、最も高い施設基準である回復期リハビリテーション入院料?を維持する中、より専門的で質の高いリハビリテーション診療が行われたところでございます。このことにより、入院患者数、外来患者数ともに増加し、指定管理者制度以来5年連続で黒字決算となった旨、報告をいただいております。
令和4年度の純益ベースの収支については、総収益は一般会計からの繰入金や長期前受金戻入など4億7,000万円余、総費用は特別調整手当や減価償却費、企業債に係る支払利息など1億8,000万円余となり、この結果、2億9,000万円余の当年度純利益となりました。
また、資本的収支につきましては、収入は、企業債の元金償還に係る一般会計からの繰入金で、総額1億6,000万円余、支出は企業債の償還で総額4億2,000万円余となりました。
11ページには、議会議決事項、行政官庁許認可事項等を記載しております。
次に、決算報告書の説明をいたします。
3ページをお願いしたいと思います。収益的収入および支出でございますが、金額は消費税および地方消費税込みでございます。収入は4億7,669万5,114円で、前年度比1,185万1,003円の減、支出は1億8,605万7,046円で、前年度比3,368万4,964円の減となりました。
次に、4ページ、資本的収入および支出でございます。収入は1億6,846万6,743円であり、企業債の元金償還に係る一般会計からの繰入金でございます。支出は4億2,471万481円で、企業債の償還でございます。
次に、5ページは損益計算書で、金額は税抜きでございます。内容につきましては、先ほど事業概要で説明申し上げましたので割愛をさせていただきます。詳細につきましては、16ページ、17ページの収益費用明細書に記載しておりますので、後ほどご覧いただけたらと存じます。
次に、6ページの貸借対照表でございます。資産の部につきましては、1、固定資産で土地建物など合計が35億2,439万9,967円、2、流動資産で現金預金など9,434万2,223円で、資産合計は36億1,874万2,190円となり、前年度比1億4,839万219円の減となりました。
次に、7ページ上段の負債の部でございます。3、固定負債が16億6,010万4,522円、4、流動負債が2億8,334万39円、5、繰延収益が7億9,742万5,249円、負債合計は27億4,086万9,810円となり、前年度比4億5,261万7,809円の減となりました。
次に、資本の部でございます。6、資本金が22億5,464万2,132円、7、剰余金はマイナス13億7,676万9,752円、差引きいたしますと、資本合計は8億7,787万2,380円となりました。
この結果、負債資本の合計は36億1,874万2,190円となり、これは6ページの資産合計と一致するものでございます。
8ページは、財務諸表に関する注記で、各種財務諸表を作成する際に採用した基準および手続等を記載しております。
9ページは剰余金計算書でございます。資本金および剰余金の発生額および処分額等を整理したもので、年度末残高につきましては、7ページの貸借対照表の数値と一致しております。下段の表は、欠損金処理計算書でございますが、当年度の欠損金処理はございませんでした。
12ページ以降につきましては、業務の実績、固定資産明細、企業債明細などについて記載しております。
以上、令和4年度守山市病院事業会計決算の補足説明とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 次に、認定第1号から認定第9号までの決算認定について、監査委員の審査結果の報告を求めます。
監査委員。
〔監査委員 馬場 章 登壇〕
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○監査委員(馬場 章) それでは、令和4年度一般会計および各特別会計ならびに各公営企業会計の決算審査の結果について、ご報告申し上げます。
まず、認定第1号令和4年度守山市一般会計歳入歳出決算について、申し上げます。
地方自治法第233条第2項の規定に基づき、審査に付された令和4年度守山市一般会計歳入歳出決算書および附属書類ならびに財産調書について、関係諸帳簿、証拠書類等と照合し、計数の確認と併せて予算執行の適否および事務処理の合理性について審査した結果、その計数は正確であり、予算に基づき適正に執行されているものと認められました。
次に、認定第2号から認定第6号までの令和4年度守山市各特別会計歳入歳出決算について、申し上げます。
地方自治法第233条第2項の規定に基づき、審査に付された令和4年度守山市各特別会計歳入歳出決算書および附属書類ならびに財産調書について、一般会計と同様に審査したところ、その計数は正確であり、予算に基づき適正に執行されているものと認められました。
また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の状況については、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率および将来負担比率の4指標のいずれについても、早期健全化基準を下回り、良好な状態にありました。
次に、認定第7号令和4年度守山市水道事業会計決算、認定第8号令和4年度守山市下水道事業会計決算および認定第9号令和4年度守山市病院事業会計決算について、申し上げます。
地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき、審査に付された令和4年度各事業会計の決算関係書類および決算附属書類について審査したところ、証拠書類および関係諸帳簿と照合した結果は、計数はいずれも正確であり、事務処理も適正であると認められました。なお、詳細については、お手元の意見書にて申し述べたとおりであります。
最後に、国が示す景気動向としては、景気は緩やかに回復しているとされているところではありますが、新型コロナウイルス感染症について、法律上の位置付けが5類に移行したとはいうものの、そのてんまつは、いまだ予断を許さない状況であり、加えて、原油価格をはじめとした様々な商品市況の高騰により、消費者物価が上昇していることなど、国民生活や経済活動への影響が懸念されております。
このような中、本市においては、重要課題であった環境施設や新庁舎の整備を着実に進めてこられたものの、依然として老朽化が著しい小中学校、幼稚園、保育園や地区会館などの公共施設が点在しており、その改築あるいは修繕を実施するにあたっては、財政負担を勘案しつつ計画的に進めていく必要があると考えております。
さらには少子高齢化の進展や将来的な人口減少、市民ニーズの多様化、多発する自然災害など、様々な課題に対する迅速な対応が求められており、今後、本市を取り巻く環境は、より一層厳しくなるものと考えられます。
そうしたことから、今後においても、財政規律を遵守するとともに、歳入の確保と歳出の適正な執行に努めていただき、持続可能な行政経営を運用する中、多様化・複雑化する住民ニーズを的確に捉え、また適切な事業展開を推し進め、「みんなが幸せ」が実感できるまちづくりの実現に向け、市長を先頭に職員一丸となって市政の推進に邁進されることを期待するものであります。
以上、令和4年度の各決算に係る報告といたします。
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○議長(筈井昌彦) 暫時休憩いたします。
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休憩 午前10時47分
再開 午前11時10分
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日程第4 議案質疑(議第80号および議第89号から議第91号まで)
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○議長(筈井昌彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、議第80号および議第89号から議第91号までを議題とし、議案質疑を行います。
3番藤原浩美議員より、発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
なお、議案質疑の発言時間は30分以内であります。
3番藤原浩美議員。
〔3番 藤原浩美議員 登壇〕
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○3番(藤原浩美) それでは、私は、議第91号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、および議第80号令和5年度守山市一般会計補正予算について、お伺いします。
議第80号令和5年度守山市一般会計補正予算(第4号)は、市役所の隣の旧法務局跡施設において、守山市立よしみ乳児保育園を開設するにあたり、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、指定管理者の指定ならびに5年間の指定管理料の債務負担行為の補正を求めるものです。
以下、総務部長ならびにこども家庭部長に質問します。
まず、こども家庭部長にお聞きします。
1、待機児童対策として、急ぐべき事案という点は理解しますが、なぜ9月定例会議の初日議決になるのでしょうか。5年間の契約ですから、きちんと精査する議案だと思いますが、なぜ初日議決なのかお伺いします。
2、今回の募集に関して、6月会議で豊かな保育と安全確保のためには、施設の在り方の検討、特に園庭の確保が必須という意見が出されたはずですが、公募に当たってどのような説明を行い、どのような意見交換を行ったのか。
3、指定管理料は幾らか。その積算根拠はどうか。この場所で50人もの乳児園を運営することについて、特別な配慮があってしかるべきと考えるが、守山市の考え方はどうか。
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○議長(筈井昌彦) こども家庭部長。
〔こども家庭部長 筈井 亨 登壇〕
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○こども家庭部長(筈井 亨) それでは、藤原議員のご質問に対して、お答えいたします。
まず、1点目の守山市立よしみ乳児保育園の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、初日議決とした理由について、お答えします。
議員ご承知のとおり、本市の待機児童の原因は、特に民間園の保育士不足によるものでございます。このような中、よしみ乳児保育園につきましては、さきの6月定例月会議におきまして、待機児童の早期解消に向け、低年齢児に特化した乳児保育園を令和6年4月に開園することをお認めいただき、議決後、速やかに設計業務および指定管理者の選定について、鋭意取り組んできたところでございます。
令和6年4月開園に向けましては、先ほど申し上げましたとおり、保育士の確保が運営上の大きな課題となっておりますことから、指定管理者が一日でも早く、保育士等職員の募集を始めていただけるよう、今回、初日議決をお願いするものでございます。
次に、2点目の公募にあたっての説明について、お答えいたします。
当該保育園の園庭につきましては、6月の定例月会議において、駐車場も含めた園舎整備について、少しでも大きな園庭を確保できますよう、調整を図っていく旨、議員もご承知のとおり本会議で答弁をさせていただいたところでございます。
先月7日に開催いたしました指定管理者の公募に係る説明会におきまして、参加された法人の方々と現地確認を行いながら、敷地および施設の広さ、施設の内容等について説明をさせていただきました。特に園庭につきましては、建物の外周、駐車場の一部を園庭として整備するために調整を行っていることを説明させていただきましたが、園庭に関してのご意見、質問はございませんでした。
次に、3点目の指定管理料の積算根拠についてでございます。
指定管理料の積算につきましては、現在、指定管理を行っております吉身保育園と同様に、国が定める法定価格に守山市保育士等特別配置事業費等補助金などの市単独加算に基づいて積算する額および実施する事業に応じて、各年度において定める額を加算した額としております。
また、定員55人の乳児保育園を運営することについての配慮につきましては、市は、これまでからも1・2歳児の保育士の配置基準を国基準6対1に対し、市独自基準4対1としておりまして、これにより保育士の負担軽減を図りつつ、園児一人一人に関わる時間の確保を行っているところでございます。
また、この特別配置に要する経費につきましては、指定管理料の市単独加算に含まれているところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 3番藤原浩美議員。
〔3番 藤原浩美議員 登壇〕
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○3番(藤原浩美) これから指定管理業者とも考えられるということですけれど、園庭の確保をぜひしていただいて、設計段階で考えていってもらえたらと思います。
次に、総務部長にお聞きします。
4、今回の募集に関して、応募があったのはどれだけか。その応募の中から社会福祉法人洛和福祉会を選定した理由は何か。
5、守山市の公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例第15条には、公の施設の適切な管理および運用を行うために、守山市指定管理者候補者選定委員会を設置し、検討し、市長に意見を述べるとなっています。どういう意見が出されたのか。
6、議会が議決する議会、少なくとも選定委員会の選定調書を公開すべきではないか。選定基準と選定結果について、明らかにしていただきたいと思います。
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○議長(筈井昌彦) 総務部長。
〔総務部長 細谷修司 登壇〕
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○総務部長(細谷修司) それでは、指定管理者の指定に係ります3点のご質問をいただきました。まとめてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、本施設の公募に対しまして、応募者数でございますけども、2法人からの応募がございまして、今月8日に指定管理者候補者選定委員会によりまして、候補者を選定をいただいたところでございます。
まず、選定にあたりましては、あらかじめ公表をしておりました選定基準といたしまして、管理運営を安定して行う人員を要すること、それから適切に施設の管理、適切に施設の運営が行われること、それと保護者との信頼関係を構築するための仕組づくりがなされていることなど7項目を基本といたしまして、それぞれの項目をさらに細分化する中、点数をつけていただきました。
その結果、社会福祉法人洛和福祉会が、指定管理者候補者といたしまして選定されたところでございますけども、選定委員会の評価といたしましては、洛和福祉会は、具体的な職員確保策が提示されているとともに、職員の健康管理につきましても、医療法人との密接な連携体制が構築されておりまして、保育事業の安定的な継続が期待できるところでございます。さらに、保護者との関わりに関しましては、保護者からの要望の把握、実現策など信頼関係づくりに対しまして、各園で積極的に取り組まれているところが評価されました。
これを受けまして、市といたしましては、選定結果および評価を踏まえて検討した結果、当該法人を今回提案させていただいたところでございます。
なお、公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例第15条に基づきます公の施設の管理および運営に関する市長に対しての意見につきましては、特段ございませんでした。
また、選定委員会の選定調書を公開すべきとのご意見でございますけども、選定委員会の会議は非公開としてございますけども、申請書類および選定委員会の議事録は、守山市情報公開条例に基づく公文書公開の対象となってございます。
以上、答弁といたします。
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○議長(筈井昌彦) 3番藤原浩美議員、よろしいですか。
3番藤原浩美議員。
〔3番 藤原浩美議員 登壇〕
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○3番(藤原浩美) 参考に伺います。
ここの選定基準7項目のうち4項目が示されてるんですけど、残りの3項目についてもお答えいただけますでしょうか。
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○議長(筈井昌彦) 総務部長。
〔総務部長 細谷修司 登壇〕
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○総務部長(細谷修司) 申し訳ございません。再度のご質問にお答えさせていただきます。
まず、4項目目といたしまして、住民の平等な施設利用の確保およびサービスの向上が図られること、それから、施設の効用を最大限に発揮するものであること、それから事業計画書等に沿った管理運営を安定して行う人員、資産、その他の経営基盤および能力を有すること、それから、その他といたしまして、関係法令等を遵守し、児童の安全が確保されることでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) これをもちまして、通告による発言は終わりました。
これより、議案質疑に対する関連質疑を許します。
なお、関連質疑の発言時間は15分以内であります。
関連質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
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日程第5 委員会付託(議第80号および議第89号から議第91号まで)
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○議長(筈井昌彦) 日程第5、議第80号および議第89号から議第91号までにつきましては、お手元に配付しておきました議案付託表のとおり、文教福祉常任委員会に付託をいたします。
ただいまから暫時休憩をいたしますので、休憩中に文教福祉常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
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休憩 午前11時22分
再開 午前11時50分
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日程第6 常任委員長審査結果報告(議第80号および議第89号から議第91号まで)
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○議長(筈井昌彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第6、議第80号および議第89号から議第91号までを議題とし、文教福祉常任委員長から審査結果の報告を求めます。
文教福祉常任委員長。
〔文教福祉常任委員長 山崎直規議員 登壇〕
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○文教福祉常任委員長(山崎直規) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
当委員会に付託を受けました案件は、議第80号令和5年度守山市一般会計補正予算(第4号)第1条債務負担行為の補正、議第89号契約の締結につき議決を求めることについて、議第90号契約の締結につき議決を求めることについて、議第91号指定管理者の指定につき議決を求めることについて。以上、予算案件1件、その他の案件3件の計4件でありました。
本定例月会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第80号、議第89号から議第91号までは、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
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○議長(筈井昌彦) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、文教福祉常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
ただいまの議第80号および議第89号から議第91号までについての討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。
それでは、議第80号および議第89号から議第91号までについて、採決いたします。
本件に対する文教福祉常任委員長の報告は、いずれも「可決」であります。
本件は、文教福祉常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって議第80号および議第89号から議第91号までについては、文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
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日程第7 決算特別委員会の設置および委員の選任
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○議長(筈井昌彦) 日程第7、決算特別委員会の設置および委員の選任を議題といたします。
お諮りいたします。
認定第1号から認定第9号までを審査するため、この際、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。
お諮りいたします。
ただいま設置いたしました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、1番川本航平議員、2番酒井洋輔議員、3番藤原浩美議員、5番田中尚仁議員、6番西村弘樹議員、8番福井寿美子議員、10番石田清造議員、13番國枝敏孝議員、14番山崎直規議員、以上9名を指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました9人の皆さんを決算特別委員会委員に選任することに決しました。
なお、委員長および副委員長については、本会議休会中に決算特別委員会をお開き願い、互選の上、その結果を議長までご報告願います。
お諮りいたします。
明日22日から25日まで、および28日から31日までの8日間は、議案熟読調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、明日22日から25日まで、および28日から31日までの8日間は、休会といたします。
なお、26日、27日は市の休日のため休会であります。
これをもちまして、本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る9月1日に本会議を再開し、個人質問を行います。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
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散会 午前11時56分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和5年8月21日
守山市議会議長 筈 井 昌 彦
署 名 議 員 田 中 尚 仁
署 名 議 員 西 村 弘 樹
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