○(議事日程)
令和5年守山市議会6月定例月会議会議録(第3日)
1 議 事 日 程
第1 個人質問(議案質疑(議第39号から議第47号まで、および議第79
号)ならびに一般質問)
第2 委員会付託(議第39号から議第47号まで、および議第79号)
2 本日の会議に付した事件
第1 個人質問(議案質疑(議第39号から議第47号まで、および議第79
号)ならびに一般質問)
第2 委員会付託(議第39号から議第47号まで、および議第79号)
3 出席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 2番 酒 井 洋 輔
3番 藤 原 浩 美 4番 今 江 恒 夫
5番 田 中 尚 仁 6番 西 村 弘 樹
7番 赤 渕 義 誉 8番 福 井 寿美子
9番 渡 邉 邦 男 10番 石 田 清 造
12番 新 野 富美夫 13番 國 枝 敏 孝
14番 山 崎 直 規 15番 小 西 孝 司
16番 小 牧 一 美 17番 筈 井 昌 彦
18番 森 貴 尉 19番 高 田 正 司
20番 藤 木 猛
4 欠席議員は次のとおりである。
な し
5 会議に出席した説明員
市長 森 中 高 史
教育長 向 坂 正 佳
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 福 井 靖
政策監 村 田 朋 弘
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 細 谷 修 司
環境生活部長 木 村 勝 之
環境生活部理事 嶋 本 昭
健康福祉部長 小 川 靖 子
健康福祉部理事 高 橋 厳 擁
こども家庭部長 筈 井 亨
都市経済部長 川 瀬 正
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 沖 田 昌 子
教育部長 飯 島 秀 子
財政課長 河 本 文 彦
6 会議に出席した議会事務局職員
局長 高 橋 和 也
次長 林 下 宜 史
書記 西 村 和 宏
書記 田 口 二 行
書記 末 澤 暢 子
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再開 午後9時30分
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○議長(筈井昌彦) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、令和5年守山市議会6月定例月会議を再開いたします。
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日程第1 個人質問(議案質疑(議第39号から議第47号まで、および議第79号)ならびに一般質問)
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○議長(筈井昌彦) 日程第1、昨日に引き続き、個人質問を行います。
質問の順位は、1番川本航平議員の順位により順次質問を許します。
1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) それでは、議長のご指名をいただきましたので、わかりやすい子育て支援について、個人質問をさせていただきます。
私は、守山市の子育て支援の制度や情報発信、案内をもっと分かりやすくするべきだと考えています。私がこの分かりやすい子育て支援が必要だと考える理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は、今、行政には情報のユニバーサルデザインが求められているということです。情報のユニバーサルデザインとは、障害者や高齢者の方を含む、より多くの人ができるだけ分かりやすいように、初めから配慮して情報を提示することです。
横浜市や福岡市など、情報のユニバーサルデザインについてのガイドラインを発行している自治体もあります。例えば、精神障害や発達障害の方は、情報を受け取る時に、疲れやすい、内容を理解するのに時間がかかる、複数の情報に同時に目を向けられないという特性が表れやすいです。結果として、人と同じ情報を受け取っても理解できない、または理解する気になれないことがあります。これは鬱状態の方や、育児ストレスに悩まれている方など、子育て中に特に支援が必要とされる方にも共通する特性です。子育て支援の情報を伝える際には、このように、当たり前に情報を理解することができない方に配慮する必要があります。
2つ目の理由は、子育て支援サービスの充実と同じぐらい満足度や期待度の向上が重要だということです。仮に、守山市の子育て支援サービスが全国トップクラスに充実していたとしても、そのことに市民が気付いていなかったとしたら十分ではありません。分かりやすい子育て支援で、市民が、守山市の子育て支援策を十分に認知することで、市民満足度が向上し、子育て家庭の安心感につながります。
また、市外から見ても、守山市の外から見ても、守山市の子育て支援が充実しているという期待感につながるはずです。
以上、2つの理由から、私は分かりやすい子育て支援が大切だと考えます。
ここから具体的に3つの質問をさせていただきます。
1つ目の質問は、妊産婦向けの相談窓口を明確化できないかという質問です。
〔資料提示〕
今スライドにも出しておりますが、守山市では、すこやかセンターで妊娠届を提出した時に、「お気軽にご相談ください」と伝えられますが、自分が相談することを具体的にイメージするには、やや分かりにくい案内となっています。
福島県の伊達市では、妊娠届提出時に担当のネウボラ保健師が面談し、携帯番号が書かれた名刺をその場でお渡しして相談先を明確にしています。妊娠期から小学校入学まで、原則として同じ保健師が対応する仕組で、相談先が明確になりやすい、相談しやすいという声が上がっています。また、担当保健師を中心に様々な職種が重層的に関わることで、支援の幅も広がっているそうです。
守山市でも、スタッフを必要な分だけ増やした上で、相談する人をより分かりやすく案内し、担当窓口を明確化できないでしょうか。こども家庭部長のお考えをお聞かせください。
2つ目の質問は、出産時の手続をワンストップ窓口で対応できないかというものです。……ここで切っていいんでしたっけ、大変失礼いたしました。
こども家庭部長にお聞きします。妊産婦向けの相談窓口を明確化できないでしょうか、お答えください。
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○議長(筈井昌彦) こども家庭部長。
〔こども家庭部長 筈井 亨 登壇〕
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○こども家庭部長(筈井 亨) それでは、川本議員ご質問の1項目目、わかりやすい子育て支援についての1点目、妊産婦向けの相談窓口を明確化できないかについてお答えいたします。
現在、本市におきましては、保健師または助産師が妊娠届を提出された全ての方と面談し、安心して出産に臨めるよう、支援内容をまとめた妊娠中のサポートプランに基づき説明するとともに、心身の状況や支援者の状況を伺い、アセスメントする中で必要な支援を行っております。
議員仰せの相談窓口の明確化ですが、現状ホームページなどでは、担当課や連絡先の明記のみで、担当者までは明確にしていません。窓口で面談させていただいた方に対して、サポートプランの裏面に面談担当者と地区担当保健師および助産師の名前を明記いたしまして、併せて担当課の電話番号やメールアドレスをご案内しているところでございます。
また、できる限り担当者が直接窓口でご挨拶させていただくことで、気軽にいつでも相談できる関係づくりにつなげているところでございます。
その上で、月に2回、保健師および助産師によるネオボラ会議で、支援方法について協議いたしまして、情報を共有することで、担当以外の職員が相談を受けても継続的な支援が行えるよう体制を整えており、特に支援が必要な相談者には、担当者から再度連絡をするなど、寄り添った対応に努めています。
また、妊娠期から子育て期の相談は、すぐに解決したい内容が多く、昨年度、紙カルテを電子化したことで、急な相談等で担当者が不在であっても、これまでの経過を把握しながら相談に応じられるよう、環境整備を行ったところでございます。
さらに面談や乳幼児健診等において、継続的に支援するべきと判断したケースにつきましては、子育て応援室や発達支援課などの関係課だけでなく、医療機関とも情報共有や連携を行いまして、重層的な支援につなげております。
また、今年度からは、すこやか生活課の一係から母子保健課に独立したことで、妊産婦期を支援する相談窓口が分かりやすくなったのではないかと考えております。
来年度には、子育て世帯を包括的に支援するこども家庭センターの開設を予定しておりまして、8月の新庁舎移転に伴い、子育て応援室と隣接することで、切れ目ない支援につなげられると考えておりますが、今回議員にご紹介いただきました他市の事例等も参考にしながら、支援を必要とされた時には担当者がいつでも寄り添い、安心して妊娠期、子育て期を過ごせるよう、より充実した妊産婦支援に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ご答弁ありがとうございます。
新庁舎移転に伴う課の配置であるとか、今年度4月から母子保健課が独立したということで、最後のほう、ご説明いただきましたけども、その体制自体は非常にいい方向だと思いますし、そこに不満を持っているものではありません。
ただ、ちょっと担当以外の職員が相談を受けても継続的な支援が行えるよう体制を整えているということで、お答えいただいた部分は、それはしっかりやっていただいてると思うんですけども、それだけじゃちょっと足りないんじゃないかというのが私の今回の質問で述べさせていただいているところです。
今、ネウボラ会議ということで、しっかり重層的な連携、横の連携が取れるようにということでやってらっしゃると思いますけれども、そもそもその網に引っかからない方がいるんじゃないかというのが今回の質問の趣旨であります。要は、入り口でしっかり妊娠届を出した時点で、ハイリスク層については恐らくスクリーニングといいますか、チェックしてケースに挙げてらっしゃると。ただ、やはり妊産婦さんはどんなふうに状態が変化するかというのも分かりませんので、しんどい思いをしているんだけれども、行政の支援に引っかからないといいますか、自分から連絡を取るような気持ちになれない方が多くいらっしゃるのではないかという、そういった問題提起でございます。
この質問をして、この場でなかなか前向きな答弁も難しいかなとは思っておったんですけれども、今ちょっと、再度連絡するというところで、やり取りのところを言っていただきましたけれども、携帯端末を持たせることで、もうちょっと気軽に着信があった人から直接折り返すっていうことができるようになるんではないかなと思いますので、その具体的なところをちょっと再質問でもう一度お聞きしたいのが一点。
もう一度言いますと、やっぱりいつでも誰でも対応できるようにしていると、それはすばらしいことだと思います。ネウボラ会議でケースも共有していて、また担当保健師が戻って、さらに支援が必要な時はこちらからかけるというふうに言っていただきましたけども、それをかけた携帯電話から返ってくるというようにすれば、ちょっと連絡のハードルも下がるんではないかなと。よりそこで感じるストレスが低くなるのではないかなというふうに思いますので、担当保健師に携帯端末を持たせるということについて、部長の考えをお聞かせください。
それからもう一点、ちょっとスライドを、4枚目のスライドをお願いできますか。ごめんなさい、もう一つ前ですね、失礼しました。
〔資料提示〕
これ、ご答弁の中でも、ちょっと担当者名を明記してるよというふうに書いていただいてましたけれども、担当者名、大きく3つですか、ネウボラ面接担当と地区担当保健師の名前と地区担当助産師の名前、2人ないし3人の名前が、恐らくここに書かれているものかと思いますけれども、ちょっとこれ、やっぱり名刺を渡すのに比べると、ちょっと直感的に分かりにくいなと思っている訳です。あまりユニバーサルデザインではないなと。訪問と電話と来所という3つのどこに行くのか、どこに電話するのか、また来てもらうこともできるよということが、ちょっとばらばらに書いてあって、すぐにアクションにつなげることがイメージしにくいと。
細かい話ですけれども、こういった案内の渡すものからも、もうちょっと直感的に理解しやすい形にすればいいのではないかと思います。名刺を渡すというのは、ちょっと先行事例というか、他市の事例等も参考にしながらと言っていただきましたけれども、もうちょっとこれ、来る人はここ、電話をかけるならここ、どの時間、行くこともできますよって最後にちらっと書くみたいに、もうちょっと見やすい形に修正することも検討していただけないかと思いますけれども、以上2点、携帯端末の件と、その案内の紙をより見やすくして、修正し続けるということで、この2点、部長の考えを再度お聞きいたします。よろしくお願いします。
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○議長(筈井昌彦) こども家庭部長。
〔こども家庭部長 筈井 亨 登壇〕
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○こども家庭部長(筈井 亨) ただいま川本議員の2点のご質問について、お答えをいたします。
1つは、支援に引っかからないような人たちを救うという意味でも、各担当が携帯を持って、その携帯番号がちゃんと相手にも分かるようにして、連絡しにくい人もしっかりとそこでつながるような形になるのがいいのではないかということだと思うんですけども、今回、新庁舎整備に合わせまして、職員1台ずつ業務用の携帯端末を持つという形になります。それに併せまして、そういったことを、市民さんにとって利便性が高くなるように、どういう形でやるといいのかというのは、今後ちょっと研究はしていきたいと思います。
おっしゃっていただいてるように、支援になかなかかからない人たちが、いかに連絡を取りやすく、また救いやすくするという方法は、やっぱり考えていかなあかんことだと思いますので、いろんな手法でちょっと考えていけたらなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
もう一つは情報、担当者の明確化という話の中で、うちの今のこの書き方がなかなかちょっと分かりにくいのではないかというのもあると思いますが、いろんなやり方がやっぱりあると思いますし、今現在のやり方が完全であるというふうな思いは持たずに、おっしゃっていただいた伊達市のやり方というのも一つ参考にもさせていただきたいと思いますし、他市の好事例を参考しながら、守山市として良いやり方をしっかりと研究してまいりたいと。それによって様々な方が連絡を取りやすい、また相談しやすい体制というものを取っていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○議長(筈井昌彦) 1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ありがとうございます。では関連して、2つ目の質問項目に移らせていただきます。
出産時の手続をワンストップ窓口で対応できないかということで、副市長にお聞きいたします。
守山市では、出産後に市役所で手続する際に、市民課、国民年金課、子ども家庭相談課という3つの課の窓口で別々に届出が必要です。愛知県の津島市では、出生届の提出と一緒に、健康保険、子ども医療、児童手当の手続を1つの窓口で受け付ける出生コーナーというワンストップサービスを実施されています。守山市でも、死亡届の提出時には、市役所内の移動なしで手続が完了できる「おくやみワンストップ」の実施が既に決定しています。出生届の提出時にも、1つの窓口で手続が完了できる「おめでたワンストップ」を実施できないでしょうか。副市長の考えをお聞かせください。
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○議長(筈井昌彦) 副市長。
〔副市長 福井 靖 登壇〕
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○副市長(福井 靖) それでは、川本議員の出産時の手続をワンストップ窓口で対応できないかについて、お答えをさせていただきます。
現在のこの庁舎におきましては、議員仰せのとおり、市民課、国保年金課、こども家庭相談課が、1階にはあるんですけどもそれぞればらばらということで、手続を別々にしていただいているということでございますが、新庁舎の供用開始後におきましては、新庁舎整備基本計画、こちらは議員さんにもお知らせをしておりますが、それに基づきまして、来庁者の利用や相談において、関連性の高い部署を近接配置しまして、連携を高めることによって、来庁者の窓口での移動が最小限となりますよう、ワンストップ化を図ることを基本としてございます。
これに加えまして、窓口へお越しいただいた市民の皆様の負担軽減も図るために、「書かない窓口」の実現に向けた転出入の異動受付支援システムの導入とか、あるいはマイナポータルの活用による行政手続のオンライン化の推進、またコンシェルジュを案内の窓口に配置をしまして、窓口サービスの向上に努めてまいる予定でございます。
なお、議員ご質問の出産時の手続のワンストップ化についてでございますが、新庁舎におきましては、市民課と国保年金課、これ、1階に近接配置をしまして、出生届の来庁者の負担軽減のため、1つの窓口の手続をさせていただく予定でございます。具体には、市民課で出生届を提出していただいた後は、その場で国保年金課所管の福祉医療費受給券、いわゆるマル福でございますが、申請をいただきまして、受給券を市民課において発行させていただきます。
ただ、その後、児童手当の請求手続とか赤ちゃん訪問の案内とかについては、こちらのほう、ちょっと2階のこども家庭相談課、また子育て応援室の窓口に移動していただくことになりますけれども、出生届によりまして、当該窓口での書類の記入、これ、2階の児童手当等でございますが、必要な項目のみとさせていただく予定でございます。
新庁舎の2階には、また、先ほどのこども家庭部長の答弁にもありましたように、令和6年度からこども家庭センターの設置を見据えまして、こども家庭部のこども家庭相談課、子育て応援室、またすこやかセンターにございます母子保健課とが、こちら2階に配置をさせていただきます。そこで全ての妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的相談支援が行えますよう、近接するレイアウトとしてございます。
さらには、同じ2階には教育委員会事務局も建設配置をすることで、子育て世帯に寄り添った、きめ細やかで切れ目のないサポートに努めさせていただきまして、伴走型相談支援のさらなる強化を図っていく予定でございます。
このように、出産時の手続については、1階と2階に分かれますけれども、それぞれの階で窓口の連携を図る中で、出産後、それから子育て、こちらの手続をスムーズに行えるよう、利便性を図ってまいりたいと、このように考えてございます。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ご答弁ありがとうございます。
新庁舎になって、手続はかなりスムーズになるということで、それをもって完全なワンストップ窓口とまではいかないけれども、利便性の高いものになるのではないかというふうに言っていただきました。副市長にそう言っていただきましたので、よろしくお願いしますということにしようと思いますが、ただ、これちょっと、やっぱり行政マンが陥りやすいところというか、手続を減らしたから大分スムーズでいいでしょうっていうのは、ちょっと足りない部分もあると思います。
子育て世帯の方の感覚からすると、行政がやってるサービスだけでも、例えば公民館とか図書館とか、いろんなところで子育てのイベントといいますか、サービスをやられてる訳ですよね、もちろん民間でやられてるところもたくさんあります。そういうのがたくさんある中で、情報がもう本当にいっぱいあると。先ほど一番最初に精神障害、発達障害の方の例を出しましたけれども、そういう方に限らず、もう本当に情報のあふれる情報にもう溺れそうになってるっていう方は、特にしんどい思いをされている子育て家庭では多いのではないかと思います。
ですので、行政側としては、すごい窓口、なるべく合わせられるところ合わせて動く距離も減らしたけれども、それもちょっと、市役所にちょっとハードルがある中で行ったけれども、何かあっちこっち行かされてしんどかったという気持ちになる方はいらっしゃるのではないかなと思いますので、実際運用してみてからにはなるかと思いますけれども、少しでも視覚的に分かりやすい案内だとか、分かりやすい言い方だとか、渡す資料一つ一つをとっても、子育て世代がすごく前向きに市役所にちょっとでも来れるようにしていただきたいなと思っています。
ついでに言いますと、来られる方は結構、出生届なんかはお父さんがこられるケースも多いんじゃないかと思いますけれども、そういった場合、特に家庭の教育力の向上とかっていうことも、こどもの育ち連携の中で今、担当課が動いてらっしゃるところですので、そこでどういう情報を渡すかっていうのは、より重要になっていくのではないかなと思いますので、そこの全体的な情報のデザインというところは、しっかりお願いしていきたいなと思います。
ごめんなさい、再質問を1点だけさせていただきます。
〔資料提示〕
これ、すごい枝葉の話になるんですけれども、今これ、私がスライドに映してますのが、妊娠届を提出された時に渡すのかな、子育てガイドブックですけども、これ、すごい見やすいガイドブックになってまして、ただ、最後の必要な手続のページを今スライドに出してますけれども、届出窓口がばらばらということにひも付いて担当課もばらばらなので、何かどういう手続が必要ですっていう説明文もばらばらに書いてあって、持ち物も全然違う場所3か所に書いてあって、窓口もこの3か所、問合せ先もこの3か所って全部ばらばらに書いてあるんです。
これはもう1回市役所に来るという一つの届出という行為なんだから、もう全部まとめて提示できるようにしたほうがいいんじゃないかなと思います。ホームページは既にそのように変えていただいたのかな、ばらばらじゃなくて、まとめてこういう手続が必要ですというふうに書いていただいてるので、このパンフレットとかその他の印刷物もあれば、案内はせめて1つにまとめて分かりやすくしていただきたいものかと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。お願いします。
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○議長(筈井昌彦) 副市長。
〔副市長 福井 靖 登壇〕
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○副市長(福井 靖) 川本議員から、例としましては、出生届、あるいは妊娠届等々の際に、我々がつくらせてもらってます子育てガイドブック「らんらん」も参考にというか、それを提示していただく中でご指摘もいただきました。
確かに我々が思っているのと、見られた市民の方、あるいはお父さん、お母さんになられる方にとっては、分かりにくい点もあるかと思います。おっしゃるとおり、もっと配慮する中で再検討させていただいて、これはいわゆる新庁舎になりましたら、先ほど申しました手続が変わってまいりますので、ちょっと大改訂をさせていただく中で、今のご指摘を参考にさせていただく中で、しっかりと分かりやすいバージョンアップをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
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○議長(筈井昌彦) 1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ありがとうございます。
続いて、3点目の質問項目、子育て世帯や、支援関係者の生の声を聞く機会はつくれないかということで市長に質問いたします。
ちょっと今、副市長とお話しさせていただいた子育て家庭と行政マンとのギャップという話ともちょっと関連してくるかと思いますけれども、守山市では現在、子育てパンフレットやホームページ、アプリなど様々な媒体で子育て情報を発信しています。しかし、膨大な量の情報があふれる現代社会で、一方的な情報発信の効果はどんどん薄くなっています。オープンな場で市民の生の声を聞いて取り入れていく、ブラッシュアップしていくということが大切だと考えます。
福岡県の宗像市では、子育てサークルと行政で話し合う意見交換会や、子どもの支援活動をしている団体が集まって情報交換する子どもの居場所づくり情報交換会を開催されています。市の施策に対する具体的な意見が聞けるほか、「参加したお母さん方がすっきりしたような明るい表情になった」「子育て支援にいろんな方が携わっているのが分かって良かった」など、直接コミュニケーションを取るからこそ生まれる効果があるとされています。
また、守山市内の事例でも、民間企業が子育て情報誌の読者とコラボして商品を開発し、日本ギフト大賞とふるさとギフト最高賞をダブル受賞するなど、子育てママの声を反映させる企画で成功されています。
次のスライドをお願いします。
〔資料提示〕
守山市でも市民や民間事業者と積極的にコラボして、子育て家庭や子育て支援関係者の生の声を聞く機会をつくれないでしょうか。市長の考えをお聞かせください。
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○議長(筈井昌彦) 市長。
〔市長 森中高史 登壇〕
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○市長(森中高史) お答えいたします。
子育て情報の発信につきましては、情報誌や市のホームページ、また子育てタウンアプリ「ママフレ」など、様々な媒体や手法を用いて、多くの方々に必要な情報を適切に届けられるよう取り組んでるところでございます。ただ、議員仰せのとおり、この一方的な情報発信ではなく、市民の生の声を伺って、分かりやすく寄り添った情報提供を行い、施策に反映させさせていくことは必要なことだと考えております。
このような市民の生の声を聞く機会につきましては、例えば市長への手紙、また子ども・子育て会議による意見聴取のほか、アプリを介したご意見、また学校園の現場やPTAからなど、様々な手法・ルートにより行っているところでございます。また、次期子ども・子育て応援プランの策定において、子育て世帯に対する市民アンケートのほか、もりやま未来ミーティング等により、子ども・若者からも生の声を聞く予定をしております。
また、日々の活動の中で様々な声を伺う機会がございまして、例えばでございますが、先日はママパスポートもりやまさんに届いたママさんたちの生の声、こういったものをまとめたものを直接お伺いいたしましたし、子育て世代が多く集うマルシェで、子育て支援をされている団体のブースでお話をさせていただくなど、できる限り現場に出て様々な声を伺うよう努めているところでございます。
このように、仕組の中で声を伺う取組、また日々の活動の中で現場に出向き声を伺う機会と、こういったものを併用する中で、子育て関係者の生の声を聞いてまいりたいと思っております。
このように生の声を伺うことは、私が就任当初より申し上げております市民目線に立った徹底現場主義の一つであると考えておりまして、今後におきましても、市民や民間団体の皆さんなどと積極的に連携・コラボして、生の声を伺うことで、市の子育て支援施策にも生かしてまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
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○議長(筈井昌彦) 1番川本航平議員。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ご答弁ありがとうございます。
市長がおっしゃる積極的な連携・コラボであるとか、徹底現場主義というのは非常にこの質問の趣旨にも沿ったもので、就任当初から期待させていただいているところであります。
ただ、懸念点として、ちょっと人員的に無理があるんじゃないかなというのは正直感じております。
〔資料提示〕
ご答弁に言っていただいた、ママパスポートもりやまさんが、このスライドにもありますように、もりやまウェルカムパーティーって、市外から転入されてきた方向けのイベントなどをやっていらっしゃいますけれども、これはまた別の場所に市長が多分行かれたのかなと思いますけど、そういういろんな取組をされてるママパスポートさんを答弁にも出していただきましたけれども、私ちょっと先日お話をお伺いしたんですけれども、「今、市役所とコラボってどんな感じでしてはるんですか」というふうにお聞きしたら、当然いっぱいしてるだろうなと思って聞いたんですけれども、実は子育て担当課とは最近全くできていないということで、市民協働課のまちづくりの提案の助成金事業と企画施策課とちょろっとやったというような形でお聞きしました。
確かに考えてみると、今、子育て支援を所管する部署の中で、なかなか民間と積極的に連携・コラボしていくような役割を持った部署なりそういった人員っていうのがいないのではないか、薄いのではないかなと考えております。どこかというと、こども政策課になろうかと思いますけども、ちょっと正直、今の人員でできる気は、私が外から見てるとあまりしておりません。
ということで、市長が公約の1つ目に掲げてらっしゃった「子育てするなら守山」というのを実現するには、現場に出る体制も、民間と積極的に連携・コラボする体制もちょっと足りないんではないかなというふうに考えております。
行政のマネジメントに関しては、当然、市長が中心になって進めていただくものですので、ここでちょっと、じゃあ人員を拡充しますというお答えには当然ならないかと思いますけれども、今ちょっと体制が薄いんではないかという懸念について、先ほどのご答弁の方向性は、私はすごく納得しておりますので、ちょっと体制的に無理があるんではないかというその1点について、行政をマネジメントされる立場であられる市長のお考えをお聞かせください。お願いいたします。
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○議長(筈井昌彦) 市長。
〔市長 森中高史 登壇〕
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○市長(森中高史) 再度のご質問にお答えいたします。
今回のこのご質問の趣旨というかテーマは、子育て支援ということだと思いますが、ただ全体として、市役所自体の様々な部署の人員のことも含めて、ちょっとお答えをさせていただきたいと思います。
まず子育て支援で、例えばいろんな民間の団体ですとか活動とコラボする時に、そういった体制が薄いんではないかというところ、体制を強化したほうがいいんじゃないかというご意見だと思っております。
そのことについては、まず、この守山市役所自体の人員については、正直、人口当たりの職員数という意味では、非常にコンパクトな体制の中で行政事務を担っているという認識を持っております。
そういった中で、さらに、昨日の教員の話ではないんですが、これ、我々行政職員も一緒で、育休・産休も増えてきている中で、しっかりと人員体制を拡充といいますか、していかないといけないという思いは持っておりますので、採用の計画の中でも、その育休・産休の部分も含めて実働人数でどれだけの人数を、詳細はちょっとすみません、数字は今、持っておりませんが、そういった中でしっかりと拡充していく必要があると思っています。
ただ、他方で、経験のある職員というか、新規採用職員ばっかりばあっと増やしても、そこは逆に何ていうんでしょう、年代のバランスが偏ることもありますので、そこは注意はしながらですが、しっかりと人員体制を拡充していく必要があると思っています。
子育てに関しては、いろんな課題、例えば待機児童対策も緊急でやらなければいけない。それから昨日もご質問ありましたけども、例えば幼稚園と保育園の給食ですとか食の問題をどうするかとか、喫緊で、まず制度的に解決しなきゃいけない、もしくは早急に検討していかなきゃいけない。それから子育て支援施設をどうするんだとか、いろいろいろんな仕事がございます。そういった中で、多分コラボできてないんじゃないかというご懸念だというふうに認識します。
そういった中では、我々としても、なるべく市民の皆様と一緒になってやっていきたいという思いはございますが、まずちょっと目の前の喫緊の仕事に追われているのが現状かと思います。
ただ、ちょっと1点、コラボとか連携という時に、具体的にこんなことをやりたいんだけどというふうなお話を伺って、そこは当然、市としても一緒にやっていきましょうという時に、一緒になってお話を伺っていろんなイベントでコラボさせていただく、そういった姿勢は守山市役所としてしっかり持ってるつもりですので、具体的に、こんなことやりたいんだけど困ってるんだみたいなものは、ぜひご相談いただければ、この限られた人員の中ではありますけれども、できる限り一緒になってやっていきたいと思ってます。
ただ何か、大変申し訳ない、ぼんやりと何か連携したらいいんじゃないかとか、どうしようっていうようなところまで、こっちから能動的にお伺いして「一緒にやっていきましょう」までの体制は、今のところできてないのが現状だと思ってます。
なので、ちょっとまだそういった意味で、積極的にじゃあ子育て支援会議みたいなものを立ち上げて、何か連携しませんかとまではできてませんので、そこはちょっと申し訳ないんですが、まず喫緊の課題の対応に、今ちょっと人員を割いているところでございますので、ただ、子育て支援策を私もしっかりと充実していきたいと思ってますので、なるべくそういった民間団体ですとかいろんな方の声をお伺いしながら、市の子育て施策に有効な施策については連携・コラボを積極的にしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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○議長(筈井昌彦) これをもちまして、通告による発言は終わりました。
これより、個人質問に対する関連質問を許します。
なお、質問方式は総括方式とし、発言時間は15分以内であります。また、発言は、誰のどの質問に関連してかを明確にして発言をお願いいたします。
質問はありませんか。
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○議長(筈井昌彦) 5番田中尚仁議員。
〔5番 田中尚仁議員 登壇〕
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○5番(田中尚仁) ただいま議長のお許しをいただきましたので、私は、昨日の小牧議員のご質問の議第79号守山市立保育園の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案についてのうち、2歳児が安心して外遊びできる環境と言えるか。また、隣接する駐車場部分を園庭として整備し、安心して保育できる施設整備をすべきではないかという質問に対して、こども家庭部長からは、新庁舎整備計画の中で、来庁者および公用車等の駐車場を確保する必要があることから、少しでも多くの車が停められるよう計画されたものであるため、園庭の確保は、園舎の周り約150?を活用して、安心して遊べる環境を限られた条件の中で工夫をしながら確保していきたい。また、園庭以外に、連携園とする予定の吉身保育園または最寄りの公園の遊具を利用することで、2歳児が十分に外遊びができるという答弁でありました。
今回提案された条例改正の旧法務局を活用した、よしみ乳児保育園の整備については、待機児童解消に向けた効果的な施策と思います。ただ、施設については建物は550?との説明を受けており、十分な広さであると考えられます。一方で園庭については、建物の周囲150?ということで、保育環境として十分であるのでしょうか。このことに関しては会派内でも議論になっておりました。
具体的には、当該駐車場については、市役所駐車場として整備予定でありますことから、一部は駐車場として利用するとともに、一部を園児が利用する園庭として整備するなど考えられるのではないでしょうか。
低年齢児に特化した保育園ということで、園児は生活の中で体を動かし始め、行動を大きくしていく発達段階であり、いつでも気軽に体を動かすことができる場を整備することが必要であると考えます。また、体を動かすことだけでなく、外の空気、風、草木に触れることで感性を育むことができる花壇や菜園、自然を感じる設備を設置するなど、多様な環境を整備することこそ未来への投資であり、旧法務局の有効活用につながるのではないでしょうか。
そこで、子どもたちの健やかな育ちや成長を考え、いま一度、園舎に隣接する駐車場も含めた総合的な整備を検討してはいかがでしょうか。こども家庭部長の見解をお伺いします。
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○議長(筈井昌彦) こども家庭部長。
〔こども家庭部長 筈井 亨 登壇〕
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○こども家庭部長(筈井 亨) それでは、小牧議員の質問に対する田中議員の関連質問について、お答えいたします。
議員仰せのとおり、新しい保育園において、子どもたちの健やかな育ちや成長を考えますと、市といたしましても、少しでもまとまったスペースで大きな園庭があるほうが好ましいと考えるところでございます。しかしながら、答弁でも申し上げましたとおり、そもそも新庁舎整備計画で、駐車スペースとして確保されたエリアでございますので、駐車台数を減らすことも厳しい選択ではございますが、議員仰せのとおり、将来の子どもたちの健やかな成長を優先し、少しでも良好な環境を整えることを考えますと、子どもたちがいつでも気楽に外遊びができる園庭を確保できるよう、他の保育所の現状を確認するなど、新庁舎整備担当部署と調整を図ってまいります。
以上、答弁させていただきます。
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○議長(筈井昌彦) 5番田中尚仁議員、よろしいですか。
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○5番(田中尚仁) ありがとうございます。
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○議長(筈井昌彦) 他に関連質問はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって個人質問を終結いたします。
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日程第2 委員会付託(議第39号から議第47号まで、および議第79号)
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○議長(筈井昌彦) 日程第2、議第39号から議第47号まで、および議第79号につきましては、お手元に配付しておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
明日23日、26日から28日までの4日間は休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、明日23日、26日から28日までの4日間は休会といたします。
なお、24日および25日は市の休日のため休会であります。
休会中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
これをもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る29日に本会議を再開し、各常任委員会の審査結果の報告、質疑、討論、採決および各特別委員会の審査報告などを行います。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。ありがとうございました。
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散会 午前10時12分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和5年6月22日
守山市議会議長 筈 井 昌 彦
署 名 議 員 藤 原 浩 美
署 名 議 員 今 江 恒 夫
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