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令和 4年12月定例月会議
第 4日12月15日
○(議事日程)
令和4年守山市議会12月定例月会議会議録(第4日)

  1 議 事 日 程
     第1 常任委員長審査結果報告
        (議第73号から議第82号まで、および議第86号から議第98号ま
         で)
          質疑、討論、採決
     第2 会議案上程(意見書第10号から意見書第12号まで)
          議員提出
          提案理由説明
          質疑、討論、採決
     第3 特別委員長審査報告

  2 本日の会議に付した事件
     第1 常任委員長審査結果報告
        (議第73号から議第82号まで、および議第86号から議第98号ま
         で)
          質疑、討論、採決
     第2 会議案上程(意見書第10号から意見書第12号まで)
          議員提出
          提案理由説明
          質疑、討論、採決
     第3 特別委員長審査報告

  3 出席議員は次のとおりである。
     1番  川 本 航 平          2番  酒 井 洋 輔
     3番  藤 原 浩 美          4番  今 江 恒 夫
     5番  田 中 尚 仁          6番  西 村 弘 樹
     7番  赤 渕 義 誉          8番  福 井 寿美子
     9番  渡 邉 邦 男         10番  石 田 清 造
    11番  森 重 重 則         12番  新 野 富美夫
    13番  國 枝 敏 孝         14番  山 崎 直 規
    15番  小 西 孝 司         16番  小 牧 一 美
    17番  筈 井 昌 彦         18番  森   貴 尉
    19番  高 田 正 司         20番  藤 木   猛

  4 欠席議員は次のとおりである。
     な   し

  5 会議に出席した説明員
        市長           宮 本 和 宏
        教育長          向 坂 正 佳
      上記の者に委任または嘱託を受けた職員
        副市長          川那辺 守 雄
        政策監          村 田 朋 弘
        総合政策部長       山 本   毅
        総務部長         細 谷 修 司
        環境生活部長       木 村 勝 之
        環境生活部理事      高 橋 みちえ
        健康福祉部長       小 川 靖 子
        健康福祉部理事      沖 田 昌 子
        こども家庭部長      筈 井   亨
        都市経済部長       川 瀬   正
        都市経済部理事      山 本 哲 雄
        上下水道事業所長     飯 島 秀 子
        教育部長         嶋 本   昭
        財政課長         伊 藤 昌 行

  6 会議に出席した議会事務局職員
        局長           北 脇 嘉 久
        書記           西 村 和 宏
        書記           田 口 二 行
        書記           末 澤 暢 子

             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  再開 午前9時30分
 
○議長(筈井昌彦) 皆さん、おはようございます。
 ただいま定足数に達しておりますから、令和4年守山市議会12月定例月会議を再開いたします。
 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
 本日、9番渡邉邦男議員他7人から意見書第10号、3番藤原浩美議員他1人から意見書第11号、4番今江恒夫議員他8人から意見書第12号が提出されています。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。
 以上で諸般の報告を終わります。
 それでは、これより本日の会議を開きます。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第1 常任委員長審査結果報告(議第73号から議第82号まで、および議第86号から議第98号まで)
 
○議長(筈井昌彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議第73号から議第82号まで、および議第86号から議第98号までを一括議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長。
             〔総務常任委員長 西村弘樹議員 登壇〕
 
○総務常任委員長(西村弘樹) ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第73号令和4年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)とし第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款2総務費、項1のうち目2、目4、目5、目8、目9、目10、事業2および事業5、目17、目20、項2および項5、款3民生費、項1のうち目7および目8、第3条債務負担行為の補正、第4条地方債の補正、議第79号守山市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例案、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)(分割審議)とし第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、議第98号財産の取得につき議決を求めることについて。以上、予算案件2件、条例案件1件、その他の案件1件の計4件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月9日の午前9時30分から当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第73号、議第79号、議第98号につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議第95号につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(筈井昌彦) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
 文教福祉常任委員長。
            〔文教福祉常任委員長 山崎直規議員 登壇〕
 
○文教福祉常任委員長(山崎直規) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第73号令和4年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)とし第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款3民生費、項1のうち目1から目3まで、および項2、款4衛生費、項1、款10教育費、第2条繰越明許費の補正、第3条債務負担行為の補正、議第74号令和4年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第75号令和4年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議第76号令和4年度守山市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議第77号令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議第88号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第89号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第90号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第91号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第92号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第93号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)(分割審議)とし第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款10教育費、第2条繰越明許費の補正。以上、予算案件6件、その他の案件6件の計12件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月12日の午前9時30分から当委員会を開催し、理事者側より、副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な質疑応答を繰り返し、慎重審議の結果、議第73号から議第77号まで、議第88号、議第90号から議第93号まで、および議第95号につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、議第89号につきましては、理事者側からの不適切な答弁により審議が混乱したため、継続審査の意見が出ましたが、採決において賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(筈井昌彦) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、次に、環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
 環境生活都市経済常任委員長。
          〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
 
○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第73号令和4年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)でありまして第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款2総務費、項1のうち目10事業3、目15、目16、目19および項3、款4衛生費、項2および項3、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、款9消防費、第2条繰越明許費の補正、第3条債務負担行為の補正、議第78号守山市印鑑条例の一部を改正する条例案、議第80号環境学習都市宣言推進基金条例案、議第81号守山市農業委員会の委員および農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の一部を改正する条例案、議第82号守山市工場立地法準則条例の一部を改正する条例案、議第86号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第87号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第94号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)(分割審議)でありまして第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款5労働費、款7商工費、議第96号令和4年度守山市下水道事業会計補正予算(第2号)、議第97号契約の締結につき議決を求めることについて。以上、予算案件3件、条例案件4件、その他の案件4件の計11件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月13日の午前9時30分から当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第73号、議第78号、議第80号、議第82号、議第86号、議第87号、議第94号、議第96号、議第97号につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議第81号および議第95号につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(筈井昌彦) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 発言通告書が提出されておりますので、16番小牧一美議員、5番田中尚仁議員の順位により順次発言を許します。
 16番小牧一美議員。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは、私は、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)に対しまして、反対の立場から討論を行います。
 本補正予算は、今議会開会中の中日7日、追加提案をされたもので、補正予算1億580万4,000円のうち9,000万円は新都賀山荘用地としてJR貨物が駅西口側に所有する約1,160平米の用地を取得しようとする費用が計上されたものです。
 解体工事が始まった都賀山荘、毎年、年末には冬のイルミネーションが美しく輝く都賀山荘が、この場所からなくなることなど、一体誰が予想したでしょう。新都賀山荘となったとしても、れんが工場跡地に住民と共にこの地で長く営業してきた都賀山荘は、JR駅東口に当然、整備されるものだとばかり思っていた。あまりにも住民の気持ちを無視したやり方と言われなければなりません。
 そもそも昨年8月の臨時会で突然表明された駅東口への村田製作所誘致計画、その後、臨時議会を繰り返し、たった半年で駅東口公有地を村田製作所に売却する契約を締結しました。駅前に村田製作所が来る。市民からは賛否両論ありましたが、ひとまず新都賀山荘は東口公衆トイレ付近に再整備することに決定し、新都賀山荘の再整備検討として住民説明も行って、一定納得をしていた住民も多かったと思います。
 ところが、東口公衆トイレ付近に建設するのはやっぱりやめたと、東口の在り方は、今年上半期には東口の在り方をまとめると言っていた。その後、初めて市民に公表したのは12月1日の広報です。新都賀山荘は西口に整備することになりましたと発表されました。
 駅東側に居住する住民にとって、緊急避難場所、憩いの場、健康づくりの公有地、東口スポーツ広場がなくなり、その上、都賀山荘まで西口に移転することになるのは、住民の皆さんにとっての喪失感は大変大きいです。東口の再整備と思っていた都賀山荘従業員の皆さんにとっても、きっとこんなはずではなかったというのが実感ではないでしょうか。
 議案質疑において、9,000万円の積算根拠を問いましたところ、不動産鑑定評価額から土壌汚染物質処分相当費用を控除した額との答弁でした。土壌汚染の有無も分からないのに、土壌汚染物質の処分相当額を控除した額と根拠することなどあり得ません。もし仮に、地下に多額の処分費用を要する埋設物があった場合、誰が責任を負うのでしょう。
 しかも、現段階で架線柱の移設が必要になると分かっていながら、その費用や工期を質疑しても、協議中であることを理由に答弁しないという不誠実な態度です。移転費用は新たな予算化が必要ですし、工期も明言されないのに、西口の用地取得費用9,000万円をこの議会で認めよというのは、あまりにも無責任な判断を迫られていると言わなければなりません。
 新都賀山荘整備を急ぎたいというのなら、元の計画に戻り、東口での整備を決断するほうが新たな費用負担もなく、すぐにでも工事着工ができ、住民にも還元されるのではないでしょうか。
 市長は、1月で退任されるにあたり、そういう道筋をつけて退任をしていただきたかった。西口での新都賀山荘整備は、多くの人がすっきりしない思いの中で、市長退任後も継続して行われることになります。お金の使い方も施策の決定の仕方も、行政主導、納得と合意を得るためのプロセスが不足をしていると思います。これまで幾度となく申し上げ続けてきたことの繰り返しであり、最後まで同じことを申し上げなくてはならないのは、本当に残念と言わなければなりません。
 地方自治の本旨は住民の福祉の向上です。市政の主役は市民です。市民の願いに寄り添って、その願いを丁寧に実現させていくことが自治体の役割であり、宮本市政が目指した市民協働のまちづくりの本旨ではなかったのではないでしょうか。
 3期12年の宮本市政、お疲れさまでした。今後、改めるところは真摯に改めて、新たな体制の下、守山市が市民にとって今後も住み続けたい誰にでも優しいまちになるように、職員の皆さんと私も議員個人として共に努力をすることを最後に申し添えまして、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)の反対討論といたします。
 
○議長(筈井昌彦) 5番田中尚仁議員。
               〔5番 田中尚仁議員 登壇〕
 
○5番(田中尚仁) 議長のお許しをいただきましたので、私は議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)について、賛成の立場で討論を行います。
 この補正予算案は、新都賀山荘の整備用地を早急に確保するための用地購入費用等を補正されるものです。これまで新都賀山荘の敷地は、守山市側で準備し、原則、無償で貸し付けることを前提としてきた中、今年度当初から進めている守山駅東口の在り方検討において、東口側での速やかな用地確保が望めない状況であると、前定例月会議にて説明があったところです。
 このことを受け、一般財団法人守山野洲市民交流プラザとしては、東口と西口での事業採算性の比較検討、精査、将来に向けての安定した経営とリスクの低減を検討された上、理事・評議委員会において新都賀山荘の整備を西口側のJR貨物用地で進める方針を決定されたとのことであります。したがって、今回の西口側のJR貨物用地を市が早急に確保することは必要不可欠であると考えます。
 金額につきましても、職業専門家である不動産鑑定士に依頼し、公平・公正な評価をいただき、その上で対象地の土壌汚染の有無を十分に調査するいとまがないことから、今回、不動産鑑定評価額から土壌汚染物質処分相当費用をあらかじめ控除した額を市公有財産評価審査会において、適正価格と設定されたものです。
 また、用地購入以外の補正につきましても、村田製作所との契約やJR貨物との覚書に基づくものであることから、必要不可欠な歳出であると考えます。このことから、議第95号令和4年度守山市一般会計補正予算(第12号)について、賛成するものであります。
 
○議長(筈井昌彦) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております各議案について、起立により採決いたします。
 まず、議第81号について、起立により採決をいたします。
 本件に対する環境生活都市経済常任委員長の報告は「可決」であります。
 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(筈井昌彦) 御着席願います。
 起立全員であります。
 よって、議第81号は環境生活都市経済常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第89号について、起立により採決いたします。
 本件に対する文教福祉常任委員長の報告は「可決」であります。
 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(筈井昌彦) 御着席願います。
 起立全員であります。
 よって、議第89号は文教福祉常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第95号について、起立により採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告は「可決」であります。
 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立多数〕
 
○議長(筈井昌彦) 御着席願います。
 起立多数であります。
 よって、議第95号は各常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第73号から議第80号まで、議第82号、議第86号から議第88号まで、議第90号から議第94号まで、および議第96号から議第98号までについて、一括採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。
 本件は、各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
 よって、議第73号から議第80号まで、議第82号、議第86号から議第88号まで、議第90号から議第94号まで、および議第96号から議第98号までについて、各常任委員長の報告のとおり決しました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第2 会議案上程(意見書第10号から意見書第12号まで)
 
○議長(筈井昌彦) 日程第2、意見書第10号から意見書第12号までを議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読願います。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
 意見書第10号保育士の配置基準の見直し等を求める意見書、意見書第11号インボイス制度の実施中止を求める意見書、意見書第12号不登校児童生徒に対して多様な学習機会を確保するための経済的支援制度の確立を求める意見書。
 以上。
 
○議長(筈井昌彦) まず、意見書第10号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 9番渡邉邦男議員。
               〔9番 渡邉邦男議員 登壇〕
 
○9番(渡邉邦男) 議長のお許しをいただきましたので、意見書第10号保育士の配置基準の見直し等を求める意見書を提出いたします。
 提出者は、守山市会議員、渡邉邦男。賛成者は、守山市議会議員、新野富美夫、守山市議会議員、小西孝司、守山市議会議員、今江恒夫、守山市議会議員、福井寿美子、守山市議会議員、小牧一美、守山市議会議員、石田清造、守山市議会議員、森貴尉。
 それでは、本文の朗読をもって、趣旨説明とさせていただきます。
 保育士の配置基準の見直し等を求める意見書
 コロナ禍でも原則として開所が求められている保育所は、感染対策をしながら、保育を必要とする子どもを保育し、子どもにとって「最もふさわしい生活の場」であることが求められている。とくに、低年齢児は日常的に感染対策を徹底し、また子どもとの「密」を避けることは実際上困難であることなどから、職員は細心の注意を払いながら保育にあたっている。コロナ禍にあっては、さらなる感染予防の徹底がもとめられ、職員の精神的・肉体的な負担はこれまで以上に大きい。このことは保育士不足に拍車をかける要因のひとつでもある。
 現在、我が国の保育士の配置基準は、4〜5歳児の子ども30人に対し保育士1人、3歳児は20人に1人、1〜2歳児は6人に1人、0歳児は3人に1人という基準である。また、障害児保育に対応する保育士の加配に係る地方交付税措置については、受入れ障害児数の増加に伴い、平成30年に交付額が拡充されたものの、障害児2人に対して保育士等1人の配置を基準としている。
 未来を担う子どもたちが健やかに成長できる地域社会を実現するためには、保育の担い手を適切に確保することが不可欠であり、質の高い保育を行うためにも、保育士の配置基準の見直しが求められる。
 国におかれては、下記の事項を講ずるよう、強く要望する。
                      記
 1 保育士の配置基準を見直し、更なる処遇改善を図ること。
 2 障害児保育に対応する保育士等の加配について、配置基準を見直し、地方交付税措置額の拡充を行うこと。
 3 保育士の処遇改善に必要な財源を安定的に確保すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和4年12月15日
 守山市議会議長 筈井昌彦
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官 宛
 よろしくお願いします。
 
○議長(筈井昌彦) 次に、意見書第11号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 3番藤原浩美議員。
               〔3番 藤原浩美議員 登壇〕
 
○3番(藤原浩美) それでは、私は、意見書第11号インボイス制度の実施中止を求める意見書を提出させていただきます。
 なお、この意見書には、賛同者、小牧一美議員の賛同をいただいています。
 インボイス制度については、多様な業種にわたる多くの事業者が影響を受けて、多くの反対の声が上がっています。先月では14日には、日本俳優連合、西田敏行理事長が声明を発表し、その2日後の16日には、声優・アニメ・演劇・漫画の業界に関わる有志でつくるエンターテインメント4団体が記者会見を開き、インボイス制度の中止を求めています。その中では、各団体が10月、11月に取り組んだアンケートでは、回答者の半数が年収300万円以下、2割がインボイス導入で廃業せざるを得ない、廃業を検討していると答えています。
 クリエイターたちもSNSなどで声を上げています。例えば小説家の似鳥鶏さんは、「インボイスで廃業する漫画家の『2割』って『売れない人たち』ではなく『これからヒットを出すはずの新人』なんです。読み切りを書いてた頃の吾峠呼世晴とか遠藤達哉がそこで漫画家をやめてしまうんです。小説も演劇も同じ。これがどれだけの損失か。取り返しがつきませんよ。」と声を上げています。
 クールジャパンを支えるためにも、このような声にもしっかり耳を傾け、インボイス制度は中止すべきです。ぜひ皆さんの意見書へのご賛同をお願いします。
 それでは、本文を読ませていただきます。
 インボイス制度の実施中止を求める意見書
 来年10月からのインボイス(適格請求書)制度実施に向け、インボイス発行事業者の登録申請が始まっている。対象となるのは、農林水産業者、俳優や劇団関係者、個人タクシーや軽輸送ドライバー、塾や音楽教師、プロアスリート、シルバー人材センター会員など1,100万人を超えると見込まれている。これまで、年間の売り上げが1,000万円以下の業者は消費税の納税を免除されてきた。しかし、インボイス制度は消費税を販売価格に転嫁できない零細業者にも課税業者になることを迫るものであり、事務手続きの煩雑さはもとより、この制度の導入により廃業せざるを得ない事業者が多数出ることが予想され、中止を求める声は日々大きくなっている。
 インボイスを発行することが出来なければ取引から排除されかねず、事業者間の取引慣行を壊し、免税店制度を実質的に廃止するものである。このため、かねてより日本商工会議所や全国中小企業団体中央会、日本税理士会連合会はじめ様々な団体・個人から、制度の廃止や実施延期を求める声が上がっている。とりわけ、コロナ危機、物価高騰の下、多くの中小零細事業者が事業継続に懸命に取り組んでいる今、インボイス制度への登録、経理変更準備にとりかかれる状況ではなく、これ以上の負担を課すことは、コロナ禍からの経済再生を阻害することにもつながる。
 国および政府においては、中小零細事業者や個人事業主の事業存続と再生のために、インボイス制度の実施を中止されることを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和4年12月15日
 滋賀県守山市議会議長 筈井昌彦
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣 宛
 
○議長(筈井昌彦) 次に、意見書第12号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 4番今江恒夫議員。
               〔4番 今江恒夫議員 登壇〕
 
○4番(今江恒夫) それでは、議長のお許しをいただきましたので、意見書第12号不登校児童生徒に対して多様な学習機会を確保するための経済的支援制度の確立を求める意見書を提出させていただきます。
 提出者は私、今江恒夫、賛成者、守山市議会議員、酒井洋輔、守山市議会議員、福井寿美子、守山市議会議員、森貴尉、守山市議会議員、藤原浩美、守山市議会議員、山崎直規、守山市議会議員、川本航平、守山市議会議員、石田清造、守山市議会議員、新野富美夫。
 それでは、本文をもって説明させていただきます。
 令和3年度の義務教育段階における不登校児童生徒数は全国で24万4,940人と9年連続で増加しており、依然高水準で推移している。滋賀県内の公立小中学校においても、令和3年は、2,901人と前年比692人増となっており、8年連続で過去最多を更新している。
 また、不登校の定義となっている年間欠席30日以上の条件に当てはまらないが、保護者や学校の配慮により出席扱いになっているなど事実上の不登校児童生徒数も鑑みると、文部科学省調査だけでは実態が把握しきれているとは言い難く、潜在的な不登校児童生徒も多数存在していると考えられる。
 このような中、フリースクール等の民間施設を利用する際の家庭の実情を見ると、利用料月3万3千円程度(文科省調べ)という経済的負担に加え、身近に通う民間施設が無い場合には遠方への通学のための身体的、時間的、心理的負担も加味しなければならない。
 多様な学習機会を提供する民間施設の需要が高まっているのに対し、民間施設を設立するための経済的支援制度は一部の自治体が制定しているのに留まっており、必要な資金が確保できず設立を断念している個人や団体も少なくない。
 以上のことから、現状では、教育機会確保法の基本理念2に明記される「不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の状況に応じた必要な支援」が果たされているとはいえない状態であり、早急な具体的対策を講じる必要がある。
 よって国においては、不登校支援の一部である多様な学習機会を確保するための具体的対策として、次の事項について強く要請する。
                      記
 1 教育機会確保法制定に際し、衆議院文部科学委員会と参議院文教科学委員会がそれぞれ附帯決議した内容、不登校の児童生徒が、いわゆるフリースクール等の学校以外の場において行う多様な学習活動に対しては、その負担の軽減のための経済的支援の在り方について検討し、その結果に基づき必要な財政上の措置を講ずること。
 2 いわゆるフリースクール等民間施設の設立および運営については、補助金等の経済的支援制度の確立を講じること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和4年12月15日
 守山市議会議長 筈井昌彦
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣 宛
 以上、よろしくお願いいたします。
 
○議長(筈井昌彦) 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前10時09分
                  再開 午前10時20分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
 
○議長(筈井昌彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ただいま議題となっております意見書第10号から意見書第12号までに対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております意見書第10号から意見書第12号までについては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
 よって、意見書第10号から意見書第12号までについては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより討論を行います。
 16番小牧一美議員より、発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 16番小牧一美議員。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは、私は、インボイス制度の実施中止を求める意見書に対しまして、賛成の討論を行います。
 来年10月からの実施が予定をされているインボイス制度です。消費税を免除されている売上げ1,000万円以下のフリーランスや小規模事業者に今、消費税が課される事業者になるか、それとも取引先に消費税を負担してもらうのかどうか、どちらかの選択が迫られています。
 先ほどもありましたように、全国では1,000万人から1,100万人の人たちがこの影響を受けています。守山市内にもたくさんの自営業者の皆さんやフリーランスの皆さんや、そういう皆さんが今、大変、どうしようかと心配している状況にあると思います。
 少なくない関係者は、自分が免税業者との自覚がないままでいることも予想されて、このまま来年10月を迎えれば、市場が大変混乱することは必至です。このインボイス制度は、1つの事業者が廃業・倒産になれば、それに影響する人たちの経営も大変困難に陥ることが予想されていて、このまま10月を迎えるということは、地域の経済を本当に大混乱に陥れると大変懸念をされています。
 来年10月実施を前に、幅広い業界の皆さんからだんだん反対の声が広がりまして、政府もこのままではあかんと思って、岸田政権は納税額の時限的軽減、激変緩和措置という方針を示しております。来年の与党税制改正大綱に盛り込むと言っておられますが、時限的に例えば3年軽減をするとか、そういうことをしても、かえって事務負担が大きくなるばかりですし、根本的に事業の継続を困難にする問題、このことが解消される訳ではありません。
 ただでさえコロナ危機や物価高騰で事業継続が瀬戸際にある事業者、この地方では高齢の皆さんも一定の地域経済を支えておられますが、特に高齢者の皆さんにとっては、このインボイス制度は大変負担感が大きい。継続を迷っている事業者をさらに苦しめるインボイス制度の導入、本当にこれは一旦中止を決断すべきだと考えています。
 今、自民党内でも反対の声も上がっておりますし、野党も超党派でインボイス制度中止を求める検討会なども進められております。来年10月の実施は絶対無理ということを守山市議会からも訴えたいと思います。意見書を可決する議会もだんだん増えておりますので、ぜひ守山市議会からも皆さんのご賛同をいただきまして、インボイス制度中止を求める意見書を国に提出していただきたいと思います。
 以上です。
 
○議長(筈井昌彦) これをもって討論を終結いたします。
 ただいま議題となっております意見書第10号から意見書第12号までについて、起立により採決をいたします。
 まず、意見書第10号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(筈井昌彦) ご着席願います。
 起立全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり決しました。
 次に、意見書第11号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立少数〕
 
○議長(筈井昌彦) ご着席願います。
 起立少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
 次に、意見書第12号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(筈井昌彦) ご着席願います。
 起立全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり決しました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第3 特別委員長審査報告
 
○議長(筈井昌彦) 日程第3、公共施設調査特別委員長、子育て支援対策特別委員長および議会改革・広報広聴特別委員長より審査報告の申出がありますので、これを許します。
 公共施設調査特別委員長。
           〔公共施設調査特別委員長 今江恒夫議員 登壇〕
 
○公共施設調査特別委員長(今江恒夫) それでは、議長のご指名をいただきましたので、公共施設調査特別委員会の委員長報告をさせていただきます。
 去る11月21日に全委員出席の下、特別委員会を開催しました。協議事項につきましては、市内公立小中学校の長寿命化について協議いたしました。
 学校施設の長寿命化計画について、担当課からの説明をいただくとともに、令和4年度の市内小中学校から修繕要望が出ています主な修繕工事について、お示しいただきました。本委員会としては、来年の議員の改選時期をめどに、市内小中学校の児童生徒がより良い学習環境の下で学校生活が送れるよう、学校施設の整備について、意見を取りまとめていきたいと考えております。
 学校視察については、市内13校全て訪問するのか、大規模修繕が未実施の4校について訪問するのかの検討をさせていただきましたところ、未改修の4校について委員が訪問するということになりました。
 今後のスケジュールとしましては、年明け1月中旬に他市の先進事例を視察し、その後、市内の学校視察として1月下旬から2月にかけて、未改修の4校、物部小学校、立入が丘小学校、速野小学校、明富中学校について、4名ごとに班分けをし、各学校の学校長及び教頭にご出席いただき、調査項目のヒアリングを行う予定をしております。
 調査の対象施設としましては、校舎、体育館、運動場、プールとし、調査項目は、大規模改修ができていないことについて、困っておられること。学校施設の維持管理について、困っておられること。学校施設のバリアフリー化、児童生徒の安心・安全面で危惧されていること。学校施設の在り方についてなどを予定しております。
 その後、来年9月の定例月会議に向け、委員会において意見を取りまとめ、提言書を提出させていただく運びと考えております。
 各委員からのご意見としましては、人口動態を見据えた施設整備を進める必要があるのではないか。また、予算が伴うものについては文教福祉常任委員会とのすみ分けを考慮しながら進めていく必要がある。また、学校現場を視察した上で、予算要望ができていないところにも対応していく必要があるのではないか等の意見がありました。
 こうした意見を踏まえ、充実した教育活動と豊かな学校生活づくりに取り組んでおられる先進地の視察をまず行い、市内の学校視察、意見交換を行ってまいります。
 以上、公共施設調査特別委員会の委員長報告を終わります。
 
○議長(筈井昌彦) 次に、子育て支援対策特別委員長。
          〔子育て支援対策特別委員長 福井寿美子議員 登壇〕
 
○子育て支援対策特別委員長(福井寿美子) では、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、去る令和4年11月22日に行われました子育て支援対策特別委員会の報告をさせていただきます。
 今回は、児童虐待防止の取組について、協議いたしました。
 まず、守山市の近年の児童虐待の状況と取組について、説明を受けました。
 家庭児童相談件数の推移についてです。令和3年度は886人で前年と比較して206人増の1.3倍の増加、今年度も同様に多くの相談が寄せられております。増加理由としては、新規の相談ではなく継続相談が複数年にわたる相談が大変多く、コロナ禍の影響で家庭環境の変化に伴う育児の疲れや虐待リスクの高まりにつながったこと、関係機関からの通告や相談の増加が要因と考えられております。
 2つ目に、受付の経路別相談人数の割合、令和3年度の数字では、校園等が278件から395件と約1.4倍増で全体の880件の44.6%と最も多く、警察が31件から60件と約2倍、児童相談所からは69件から105件と約1.5倍に増えているとの状況です。増加の要因として、面前DV等による警察への通報、また「虐待ダイヤル189」が浸透し、児童相談所への相談件数の増加と支援の情報提供が増加。また、校園等は児童虐待に対する研修等の開催により、教職員等の児童虐待に関する意識が高まっており、本年度、同様の傾向が見られております。
 また、3つ目、虐待種別件数の推移は、心理的虐待が最も多く全体の約6割、次いで身体的虐待が多い状況。また件数としては少ないのですが、性的虐待がこの数年、増加傾向にあるということです。
 また、4つ目、要保護児童対策協議会の管理ケースの推移は、継続した支援が必要なケースが大変多く、要支援から要保護へ移行するケースもあり、年々上積みされる増加傾向であります。
 次に、守山市の取組状況です。
 1つ目、ケース相談は子ども家庭支援員を中心に対応していただき、学校園、主任児童委員会への訪問、また児相への関係機関との連携や情報交換など早期対応に努めていただいております。
 2つ目、保護者支援の強化。こちらは保護者の負担軽減ということで、子育て短期支援事業、またショートステイ、ファミサポの利用促進等、民生委員児童委員協議会に委託をし、生後3か月および満1歳児の全戸訪問をしていただいています。
 また、3つ目、関係機関との連携、情報共有、支援内容の検討、重層的支援体制による庁内関係課との連携、また、児相職員との連携を密にし、困難ケースへの対応等を行う支援を行っております。
 また、新たな児童相談所への管轄の分散化について、説明を受けました。現在、大津・草津・彦根の3か所から、4か所へ日野町が令和6年度に設置予定でして、児相の分散化により困難なケースの早期対策の体制強化がされるということです。
 3つ目に、課題として、児童虐待の背景には保護者の様々なリスク要因があり、課題は複雑多岐にわたっております。保護者の不適切な養育により子ども自身に影響が出るケースが少なくなく、支援が長期化する傾向です。
 また、4つ目、支援の施策の充実についてです。子育て世帯の包括的な支援体制を行うには、令和5年度に国においてこども家庭庁が設置予定であり、国の動向を注視する中で、こども家庭センターの設置に向けての検討が行われようとしています。
 また、新規事業として、1つ目に、子育て世帯の訪問支援事業、2つ目に、児童育成支援拠点事業、また3つ目に、親子関係の形成支援事業、4つ目に、地域子育て支援拠点事業の検討を行っていくという説明を受けました。
 また、参考資料として、こども家庭センターについて、説明資料の抜粋を説明していただきました。
 委員の皆さんからも活発な意見をいただき、確定的なものではありませんが、こども家庭センターの設置により、妊娠期から見守りが必要な事例があることから、児童福祉分野としっかりと連携し、取り組んでいただくことをお願いし、閉会いたしました。
 これによって、子育て支援対策特別委員会の報告といたします。
 
○議長(筈井昌彦) 次に、議会改革・広報広聴特別委員長。
         〔議会改革・広報広聴特別委員長 赤渕義誉議員 登壇〕
 
○議会改革・広報広聴特別委員長(赤渕義誉) 議長のご指名を受けましたので、去る11月24日に開催されました議会改革・広報広聴特別委員会の報告をいたします。
 まず、1点目の広聴活動の実施については、昨年の議会基本条例の検証の中で、取組目標3に掲げました市民参加の推進に関しまして、市民と双方向で行政施策について議論できる環境づくりのための新たな取組として、広聴機能を持たせた委員会等の実施を設定しました。
 目標達成に向けた第一歩として、市民対話型イベントを市民協働課と合同で市民懇談会を活用して開催することとなりました。開催概要として、来年2月4日13時30分から3時間、場所は市民交流センター多目的室で、参加者は20名から40名を予定しています。
 次に、内容案ですが、守山未来ミーティング形式で開催し、各グループによるワークショップ形式で議員は、特別委員会のメンバーがグループに入らずにオブザーバーとして参加することを説明しました。
 次に、今後の予定とテーマ設定についてですが、12月下旬にテーマ設定について、また1月中旬に開催に向けた説明を行うため、特別委員会を開催することを説明しました。テーマ案については、A、既にある施設について、B、今後の施策について、C、施策を限定せずに意見を聞く、3つのパターンを説明しました。
 委員からは、まず、内容案のグループに入らずにオブザーバー参加することについて、議会が主催となっているので、グループに入って交流してもよいのではないかとの意見がありました。また、テーマについては、幅広いものより福祉・教育・インフラについてなど具体的なテーマを絞ったほうがよいとの意見があり、内容とテーマについては市民協働課と正副委員長で再度、検討を行い決定することを確認しました。
 次に、2点目は、ペーパーレス会議システム調達に係る審査委員について、事務局から説明を受けました。ペーパーレス化に必要な会議システムの調達については、理事者側と議会側の共同調達で進めていること、また、共同調達に向けてはICT政策課が窓口となっていて、今後プロポーザル形式による調達を考えていていると説明がありました。
 事務局案として、そのプロポーザルの審査員として、正副委員長の選出を考えていると説明があり、各委員からは異論はありませんでした。
 以上、議会改革・広報広聴特別委員会の報告といたします。
 
○議長(筈井昌彦) 以上で、各特別委員会の審査報告を終わります。
 以上で、本定例月会議に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
 この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、令和4年守山市議会12月定例月会議の終了にあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 去る11月25日から本日に至ります21日間にわたりまして、令和4年守山市議会12月定例月会議を滞りなく開催いただき、提案させていただきました全ての議案につきまして、本会議および常任委員会で慎重かつ十分なるご審議を賜り、全て原案のとおり可決を賜りました。このことに対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 この間、頂戴いたしましたご意見、ご提言につきましては、真摯に受け止めさせていただきまして、その意向を十分に踏まえます中で、今後の市政運営に反映をしてまいる所存でございます。とりわけJR守山駅東口におけます新施設整備等に係ります新都賀山荘の駅西口での早期整備の支援、また、駅東口全体の在り方検討としての全体構想案の策定、また、環境保全と活性化を両輪とした道の駅構想の策定等、今後、早期の進捗や方向性の定めが必要となります取組につきましては、私の残る任期中、引き続き鋭意、協議・検討を進め、次期体制にしっかりと引き継いでまいりたいと考えております。
 また、このたびは文教福祉常任委員会におけます指定管理者の指定議案におきまして、審議に混乱をいたさせましたこと、心よりおわびを申し上げるところであります。今後におきましては、議案提案に係ります経緯や前提を事前に十分に把握するとともに、公の場での発言の重みを十分に認識をし、真摯かつ的確な答弁を徹底してまいりたいと考えております。誠に申し訳ありませんでした。
 さて、今秋、開催されました第77回国民体育大会とちぎ国体におきまして、市内在住の草津東高校2年生、西田有里さんが、陸上競技800m少年女子Aの部で見事優勝を果たされ、その喜びと成績のご報告に、去る12月9日、陸上部の監督と共に来庁いただいたところでございます。
 市として、輝かしい成績を収められました西田さんに対しまして、第1号となる守山市スポーツ栄誉賞を授与いたしまして、その栄誉と健闘をたたえさせていただきました。西田さんからは、来年に向けて日本高校記録の更新や鹿児島国体での2連覇など、豊富と熱意を熱く語っていただいたところでございます。西田さんのますますの活躍を期待しているところでございます。
 また、去る11日には、今大会で53年にわたる歴史に幕を閉じる「ほたるのまち守山ハーフマラソン」が盛大に開催されたところでございます。有終の美にふさわしく、全国から1,395人のランナーが集い、風光明媚な琵琶湖畔のコースを走り抜けていただきました。
 長年、運営に携わり大会の成功にご尽力をいただきましたスポーツ協会、また旧体育協会をはじめ関係者の皆様に心より敬意と感謝を申し上げる次第でございます。これまで半世紀にわたり築き上げていただきました守山ハーフマラソンのレガシー(遺産)は、来年3月から開催されます「びわ湖マラソン」にしっかりと継承してまいりたいと考えております。
 次に、同日11日には、中洲ふれあいの灯の点灯式が執り行われ、中洲小学校の28mのメタセコイアの木に、中洲学区の世帯数と同数の1,003個の明かりがともされたところでございます。中洲学区の世帯数は、昨年同時期より52世帯増加したところでございまして、地区計画等の取組により人口減少に一定の歯止めがかかっており、うれしく思っているところでございます。
 市域の広範囲から見える中洲ふれあいの灯が、中洲学区のみならず守山市全体の市民の皆様の健やかな年末年始を温かく見守ってほしいと願っているところでございます。
 来る12月25日には、恒例の冬の風物詩「もりやまいち」が開催されます。今年は中央商店街に加えまして、銀座西交差点から泉町交差点までの区間もエリアとし、午前10時から午後4時まで、石川県御陣乗太鼓保存会などによります和太鼓演奏や「エイサー」と呼ばれます琉球國祭り太鼓の練り歩き、またキッチンカーマルシェなど、実行委員会の皆様のご尽力により盛りだくさんの内容で開催がされます。ぜひご家族そろってお出かけいただければ幸いに存じます。
 年が明けますと、1月8日には消防出初式を挙行いたします。今回、第2部の一斉放水訓練では、消防団に加えまして各学区代表の自衛消防隊にも参加をいただくこととしております。また、9日成人の日には、装いも新たに「二十歳のつどい」「MORIYAMA NEW YEAR駅伝大会」とそれぞれ改称し、開催をしてまいります。
 二十歳のつどいは、二十歳を迎える青年922名を対象に、感染防止に配慮する中、従来の午前中開催の一部制に形を戻しまして、市を挙げて成長した姿への祝意を表するとともに、就職や進学で本市を離れている青年もこれを機会に帰ってきていただき、一堂に会することで、共に二十歳としての決意を新たにしていただきたいと考えているところでございます。
 また、MORIYAMA NEW YEAR駅伝大会は、二十歳を迎える青年の号砲によりまして、総勢117チームが新春のたすきをつないでいただくこととしております。
 また、1月14日には、無病息災を祈願し、守山の誇る無形民俗文化財であります勝部の火まつり、住吉の火まつりが執り行われます。昨年、一昨年は観客を制限する中での開催となりましたが、今回はそれぞれ3年ぶりに制限なしで開催される予定でございます。
 いずれの行事も感染防止に配慮する中で、議員をはじめ多くの皆様にぜひご参加いただければ幸いでございます。
 ここで、私の任期満了にあたりまして、定例月会議としましては最後の機会となりますので、少しお時間を頂きまして、これまでの3期12年を振り返りながら、議会の皆様、市民の皆様、また職員の皆様に御礼を申し上げたいと存じます。
 平成23年2月の就任当初より、住みやすさと活力を両輪に、「活力ある住みやすさ日本一が実感できるまち」の実現を掲げまして、市民の皆様と共に、また職員の皆様と力を合わせて、さらに市議会の皆様から多大なるご指導・ご鞭撻を賜る中で市政運営を行ってきたところでございます。
 とりわけ市政の最重要課題として取り組んでまいりました環境センターの更新につきましては、地元の皆様のご理解を得ることに全力を傾け、苦渋の決断を賜る中、昨年10月に無事、新環境センターの操業開始ができたことは、最も感慨深いところでございます。その過程で、地元の皆様のご理解をいただくために、議会の皆様も共に汗をかいていただいたところでございます。改めて感謝申し上げるところでございます。
 加えまして、環境について市民自らが学び考え行動するまちづくりを目指します環境学習都市宣言を制定いただきまして、昨年4月から、もりやまエコパークを拠点に環境学習を進めてきたところでございます。また、琵琶湖赤野井湾の環境改善におきましては、漁業組合や地域の皆様と共に汗を流し、オオバナミズキンバイや湖底ごみの除去、外来魚の駆除等により湖流が戻り、今やホンモロコの産卵や淡水真珠が復活するまでとなり、関係者の皆様のご尽力に感謝をするところでございます。
 加えまして、長年の懸案でありました新庁舎の建替は、来年9月の暫定供用に向けまして、その大きさを目の当たりにできるまでに順調に進捗いたしますとともに、市民・まち・行政のDXの旗頭として様々な準備が進んでいるところでございます。
 また、ここ3年にわたる新型コロナウイルス対策、とりわけワクチン接種につきましては、職員の頑張りにより、県下でもいち早く実施ができたところでございます。当初のワクチン接種の予約混乱時には、議会の皆様から丁寧なるご支援、またご指導等も賜ったところでありまして、この場をお借りして御礼を申し上げます。
 また、市制施行50周年を迎える中で、本市の目指すべき将来ビジョンとして、豊かな田園都市を総合計画に定め、市民の皆様が心身共に豊かさを実感するとともに、教育、福祉、文化等の豊かさを享受できるまちを目指すこととしたところでございます。
 こうした取組を含めまして、おかげさまで本市は住みやすいまち、住み続けたいまちとの一定の評価をいただき、人口減少社会においても人口は着実に増加をし続け、今や8万5,500人を超えるまでに至ったところでございます。
 このように、これまでの市政運営の中で、本市が抱えていた大きな課題に取り組むことができ、一定まちづくりの大きな方向付けを行うことができたのではないかと考えているところでございます。これもひとえに市民の皆様のご理解、ご協力、ならびに議会の皆様のご指導、ご鞭撻の賜物と存じておりまして、衷心より感謝を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。
 思い返しますと、私が市長という重責を担わせていただいたこの12年間、守山の発展、市民の幸せに向けての使命感の下、全力で走り抜けてまいったと考えております。また、この場をお借りしまして、私と共に多くの困難な課題解決に向けて、ある時は土日祝日も関係なく協議や現場に出て、ある時は連日、夜遅くまで議論をし、ある時は徹夜をもろともせず検討を重ね、また対応を行い、苦労を共にし果敢に取り組んでくれました職員の皆様に、衷心より御礼を申し上げるところであります。本当にありがとうございました。
 私の市長としての任期であります来年2月19日まで残りわずかとなりましたが、引き続き誠心誠意、市政の発展に職員と共に尽力をし、次期体制に引き継いでまいりたいと考えております。議員の皆様、職員の皆様には、変わらずご指導、ご鞭撻、またご支援を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。
 年の瀬を迎えまして、何かと気ぜわしい今日この頃でございますが、くれぐれもご自愛を賜りまして、ご家族そろってご健勝にて、すばらしい新年をお迎えいただきますようにご祈念申し上げまして、本定例月会議の終了にあたってのご挨拶とさせていただきます。
 今年1年間、どうもありがとうございました。
                   (拍  手)
 
○議長(筈井昌彦) 本定例月会議におきまして、慎重にご審議を賜り、無事終了いたしましたことを心からお礼申し上げます。
 これをもちまして、次回会議まで休会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。ありがとうございました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  閉会 午前10時53分



 守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。


                            令和4年12月15日


                     守山市議会議長  筈 井 昌 彦


                     署 名 議 員  山 崎 直 規


                     署 名 議 員  小 西 孝 司