○(議事日程)
令和4年守山市議会12月定例月会議会議録(第1日)
1 議 事 日 程
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(議第64号から議第94号まで、および諮問第5号)
市長提出
提案説明
第4 議案質疑(議第64号から議第72号まで)
第5 委員会付託(議第64号から議第72号まで)
第6 常任委員長審査結果報告(議第64号から議第72号まで)
質疑、討論、採決
2 本日の会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(議第64号から議第94号まで、および諮問第5号)
市長提出
提案説明
第4 議案質疑(議第64号から議第72号まで)
第5 委員会付託(議第64号から議第72号まで)
第6 常任委員長審査結果報告(議第64号から議第72号まで)
質疑、討論、採決
3 出席議員は次のとおりである。
2番 酒 井 洋 輔 3番 藤 原 浩 美
4番 今 江 恒 夫 5番 田 中 尚 仁
6番 西 村 弘 樹 7番 赤 渕 義 誉
8番 福 井 寿美子 9番 渡 邉 邦 男
11番 森 重 重 則 12番 新 野 富美夫
13番 國 枝 敏 孝 14番 山 崎 直 規
15番 小 西 孝 司 16番 小 牧 一 美
17番 筈 井 昌 彦 18番 森 貴 尉
19番 高 田 正 司 20番 藤 木 猛
4 欠席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 10番 石 田 清 造
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 向 坂 正 佳
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
政策監 村 田 朋 弘
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 細 谷 修 司
環境生活部長 木 村 勝 之
環境生活部理事 高 橋 みちえ
健康福祉部長 小 川 靖 子
健康福祉部理事 沖 田 昌 子
こども家庭部長 筈 井 亨
都市経済部長 川 瀬 正
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 飯 島 秀 子
教育部長 嶋 本 昭
財政課長 伊 藤 昌 行
6 会議に出席した議会事務局職員
局長 北 脇 嘉 久
書記 西 村 和 宏
書記 田 口 二 行
書記 末 澤 暢 子
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開会 午前9時30分
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○議長(筈井昌彦) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、令和4年守山市議会12月定例月会議は成立いたしました。
よって、これより12月定例月会議を始めます。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本定例月会議に市長より提出されました案件は、予算案件11件、条例案件8件、人事案件3件、その他の案件9件、諮問案件1件の計32件であります。よろしくご審議のほどお願いいたします。
以上で諸般の報告を終わります。
これより本日の会議を開きます。
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日程第1 会議録署名議員の指名
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○議長(筈井昌彦) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、14番山崎直規議員、15番小西孝司議員を指名いたします。
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日程第2 会議期間の決定
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○議長(筈井昌彦) 日程第2、会議期間の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例月会議の期間は、本日から12月15日までの21日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、本定例月会議の期間は、本日から12月15日までの21日間と決定いたしました。
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日程第3 議案上程(議第64号から議第94号まで、および諮問第5号)
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○議長(筈井昌彦) 日程第3、議第64号から議第94号まで、および諮問第5号を一括議題といたします。
事務局長をして議件を朗読願います。
事務局長。
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○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
議第64号令和4年度守山市一般会計補正予算(第10号)、議第65号令和4年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第66号令和4年度守山市水道事業会計補正予算(第1号)、議第67号令和4年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)、議第68号令和4年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第69号令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議第70号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第71号守山市職員の給与に関する条例および守山市教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第72号地方公務員法第22条の2第1項第1号により採用する会計年度任用職員の報酬等に関する条例および地方公務員法第22条の2第1項第2号により採用する会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第73号令和4年度守山市一般会計補正予算(第11号)、議第74号令和4年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第75号令和4年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議第76号令和4年度守山市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議第77号令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議第78号守山市印鑑条例の一部を改正する条例案、議第79号守山市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例案、議第80号環境学習都市宣言推進基金条例案、議第81号守山市農業委員会の委員および農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の一部を改正する条例案、議第82号守山市工場立地法準則条例の一部を改正する条例案、議第83号守山市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて、議第84号守山市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて、議第85号守山市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて、議第86号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第87号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第88号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第89号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第90号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第91号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第92号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第93号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第94号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて、諮問第5号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
以上。
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○議長(筈井昌彦) 市長より提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) 皆様、おはようございます。
議員各位におかれましては、公私ともご多用の中、ご健勝にてご参会を賜り、本日ここに令和4年守山市議会12月定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、お喜びを申し上げます。
それでは、提案理由の説明に先立ちまして、この場をお借りしまして、諸般の報告を申し上げます。
まず、去る11月18日金曜日に発生いたしました市内の下水道管の破損によりまして、19日早朝から速野学区の全域、また玉津学区・河西学区・中洲学区の一部の皆様に、水やトイレ等の使用の自粛をお願いしたところでございます。ご迷惑をおかけしたことに対しまして、心からおわび申し上げますとともに、ご協力賜りました市民の皆様に衷心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
19日夜に下水道管が無事復旧したところでございますが、インフラの長寿命化の重要性の観点も含めまして、原因究明と再発防止に万全を期してまいりたいと考えております。
次に、新型コロナウイルス感染症の状況でございます。
新規陽性者数は、全国的に増加傾向となっており、国は11月11日、第8波に備え、第7波を上回る感染状況になった場合に、都道府県が行う対策強化宣言や医療非常事態宣言などの対策をまとめた方針が示されたところでございます。
そのような中、11月15日には、9月14日以来、約2か月ぶりに全国で10万人を超える感染者数となり、その後、16日、22日、23日も10万人を超える感染者数となっております。滋賀県でも同様に増加傾向にありまして、全ての年代で増加傾向が見られ、特に10歳代で高い水準となっており、守山市では11月後半からは、学級閉鎖や学年閉鎖を行っている小中学校もある状況にございます。
この冬は、インフルエンザとの同時流行も懸念されることから、市民の皆様に対しまして、マスク着用、常時換気、手指消毒など、基本的な感染対策を継続してお願いしてまいりたいと考えております。
次に、新型コロナワクチンの接種状況につきましては、11月23日時点で、12歳以上のオミクロン株対応ワクチン接種は1万2,790人、接種率17.1%、内訳といたしましては3回目が1,129人、4回目が7,954人、5回目が3,707人という状況にございます。また、小児(5歳から11歳)の方の3回目接種は361人、接種率5.4%、11月から開始いたしました乳幼児(生後6か月から4歳)の方の1回目接種は31人、接種率0.8%となっております。
今後におきましても、集団接種と個別接種によりまして、引き続き希望される方への速やかなワクチン接種に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、中学校給食の取組状況でございます。
守山中学校、守山北中学校および明富中学校の3中学校において、今年度2学期から給食提供を開始いたしまして、小学校で培った自校給食の良さを生かしまして、調理場が身近にあることや調理従事者との触れ合い等を通じまして、子どもたちの状況に沿ったきめ細やかな対応を行っているところでございます。
子どもたちの反応はおおむね好評でございまして、3中学校でのアンケートによりますと、「毎日の給食が楽しみである」と思う割合は75.4%、「苦手な料理や食材を少しでも食べてみるようにしている」という割合は76.1%、「給食が家庭などで食べたことのない食材や料理と出会うきっかけになっていると思う」という割合は77.7%となっております。
給食における地産地消につきましては、地場産物活用の目標指標を定めておりまして、今年度4月から9月までの達成状況は、品目ベースで守山産15%に対して20.6%、県内産35%に対しまして38.7%、重量ベースでは守山産35%に対して38.5%、県内産55%に対しまして72.3%となっておりまして、いずれも目標を上回っている状況にございます。3中学校の給食実施に伴いまして、今後、地場産物の需要が増大することも踏まえまして、より一層の確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、本年は、我が国最初の少年赤十字団が結成されて100周年を迎えました。これを記念いたしまして、その発祥の地である守山小学校を臨むあまが池親水緑地に「JRC創設100周年記念の碑」を設置いたしまして、去る11月1日に、筈井議長様や多くの議員の皆様にご参加いただく中、除幕式と赤十字のシンボルツリーであります糸杉の植樹を行ったところでございます。守山小学校の児童から、「JRCの態度目標『気づき・考え・実行する』をしっかりと受け継いでいく」という決意表明がありまして、心強く拝聴したところでございます。
今後におきましても、本市がJRC発足の地であることを誇りとし、教育委員会を中心に、JRCの態度目標の各小中学校や市民の皆様への普及や浸透を、ぜひ図ってまいりたいと考えております。
次に、去る11月2日に行われました日本青年館財団設立100周年・日本青年団協議会70周年記念式典に、もりやま青年団の団長の松井里美さんが招待されまして、全国の若者を代表し、「若者からのメッセージ」を堂々と発表されたところでございます。また、11月6日には、もりやま青年団主催の「もりやま☆こんにちワーク」が2年ぶりに開催されまして、100名以上の親子が楽しい時間を過ごされました。さらに、11月12日と13日に開催されました全国青年大会において、もりやま青年団が、舞台発表の部で最優秀賞、意見発表の部で優秀賞を受賞され、同12日の滋賀県青少年育成県民大会において、地域に根差した社会貢献活動により滋賀県知事表彰を受賞されたところでございます。
このように、もりやま青年団の活動は、地元守山はもとより全国にも広がっています。もりやま青年団のご活躍に心より敬意を表しますとともに、今後一層、活発な地域活動を展開されることを期待しているところでございます。
次に、もりやまエコフェスタについてでございます。
昨年に引き続きまして、去る10月31日に、もりやまエコパーク(新環境センター・交流拠点施設)で、「自然環境」をテーマに開催し、当日は、市内小中高生によります環境学習発表会や国立研究開発法人海洋研究開発機構の池上隆仁さんの講演、工作室では、オリジナルエシカルラップ作りなどが行われ、また県の協力を得て、琵琶湖の恵み体感ブースを設置し、固有魚の展示やホンモロコの試食を実施し、約1,900人の方々にご来場いただいたところでございます。
また、11月12日には、湖岸清掃運動と赤野井湾湖底ごみ除去活動を実施したところでございます。当日は、赤野井湾再生プロジェクトを中心に、市民、環境関係団体など、赤野井会場では湖底ごみ除去活動に107名、湖岸清掃に104名の計211名、木浜会場では156名、総勢367名の方に参加をいただいたところでございます。
一時は琵琶湖で最も水質が悪い場所となっていた赤野井湾におきまして、これまで10年以上、地元漁業組合や自治会、環境団体、国、県、市が連携し、外来植物の駆除活動、湖底ごみの除去活動などの取組を粘り強く継続してきたところでございます。
今回の湖底ごみは153?と昨年度の5分の1程度ではありましたが、これまでの活動によりまして湖流が改善され、イケチョウガイなどの貴重な貝を見つけることができ、また固有魚の産卵や淡水真珠の復活など、かつての豊かな琵琶湖を取り戻しつつあると実感したところでございます。
次に、令和6年度からの新たな第3次環境基本計画の策定につきましては、昨日第1回の環境審議会を学識経験者やエネルギーを含みます各種事業者、また市民代表の方々の参画を得る中、開催したところでございます。
その中では、先日のCOP27でも意見が交わされておりましたとおり、地球温暖化は将来ではなく目の前の脅威であり、本市においても脱炭素へ向けた取組を具体かつ迅速に実行しなければならないこと、また、同様に生物多様性の確保も世界的かつ喫緊の課題であり、本市においても琵琶湖やホタルに代表される生物環境の保全が重要であるとの認識を共有したところでございます。
今後の計画策定過程においては、脱炭素と生物多様性の確保を次期基本計画の中心テーマに据えて検討を進めてまいります。
このような中、去る11月22日に、市民の方から今後の市政の発展を願い、多額の金員のご寄附のお申出があり、直接ご本人のご厚意に感謝の意を表するとともに、受領をさせていただいたところでございます。
この寄附金につきまして、ご本人より環境保全や脱炭素社会の実現などの環境政策の推進に役立てていただきたいとのご意向を示しておられますことから、本市といたしましては、そのご意向を尊重させていただく中、後段の議案において改めてご説明申し上げますが、新たな基金を創設し、環境基本計画や環境学習都市宣言等の実現に向けた今後のハード・ソフト両面での事業推進の財源に活用させていただきたいと考えております。
次に、10月の臨時会議においてお認めいただきました非課税世帯に支給する電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金につきましては、令和4年度の住民税非課税世帯5,330世帯に対して、国制度に市独自に1万円を加算した1世帯当たり6万円を12月初旬から支給してまいります。
また、令和4年1月以降に予期せず収入が減少した世帯につきましても、給付金の周知徹底を図りますとともに、丁寧な相談対応を行ってまいります。
次に、マイナンバーカードの普及につきましては、10月1日から12月28日までの間にカードの新規申請を行い、来年3月31日までに受領した方に対しまして、5,000円の商品券を進呈する市独自の普及促進事業を実施し、11月1日からは特設会場で申請受付を行っておりますが、10月1日以降の申請者数は1,522人、交付者数は3,174人となっているところでございます。また、11月22日までの申請者総数は5万5,087人、交付者総数は4万6,876人でありまして、交付率は9月末の51.4%から55.2%となっております。
今後もさらに周知啓発に努めまして、交付率75%の目標に向けまして、普及促進を図ってまいりたいと考えております。
次に、JR守山駅東口におけます新施設整備等の進捗状況についてでございます。
株式会社村田製作所の研究開発拠点は、滋賀県環境影響評価条例によります高層建築物に該当いたしますことから、手続フローにおける第2段階の方法書まで進んでおりまして、今後、環境評価の実施を行い、第3段階の準備書に進む予定と伺っているところでございます。また、並行いたしまして、現在、基本設計等を進めておられるところでございます。
新都賀山荘の整備につきましては、JR守山駅東口全体の在り方を検討する中で、当初想定の東口公衆トイレ付近は、東口全体の土地利用を阻害する蓋然性が高いことを踏まえまして、JR貨物等の関係機関と協議を進めてきたところでございますが、最終的に、一般財団法人守山野洲市民交流プラザとして、JR貨物の所有するJR守山駅西口用地が新都賀山荘の敷地として最善であるとの結論に至られたところでございます。
新都賀山荘の整備に向けたスケジュールにつきましては、一般財団において基本設計および実施設計を今年度中にまとめ、令和5年度早期に工事着手できるよう鋭意取り組んでおられ、市としても整備が円滑に進みますよう支援を行ってまいります。
駅東口につきましては、新都賀山荘が整備されないことによりまして、周辺住民の皆様をはじめ関係者の皆様にご不便等をおかけいたしますが、現在、JR守山駅東口全体の在り方検討を進めており、関係機関と連携し、商業施設等の集客施設や企業集積などにより、活性化を進めてまいりたいと考えております。
また、新都賀山荘の整備に関連いたしまして、JR守山駅西口のJR貨物用地の土地取得につきましては、現在、鋭意交渉を進めておりまして、協議が整い次第、東口側のJR貨物所有駐車場へのアクセス道路整備と合わせて、必要な補正予算をお願いしてまいりたいと考えております。
次に、道の駅の全体構想の検討状況についてでございます。
去る8月10日の臨時会議で関連予算をお認めいただきまして、公益財団法人リバーフロント研究所に委託をする中、これまで琵琶湖湖岸や大川・新川の現地調査を行うとともに、環境と調和したバイパス道路整備、いわゆるグリーンインフラの要否について、バイパス道路の1つにはルート案、2つには費用(コスト)、3つには環境への影響、4つには渋滞対策などを比較検討するとともに、加えて、道の駅の整備方針や事業主体等について検討を進めているところでございます。現時点における検討状況につきましては、本議会にて協議をさせていただき、議員各位のご意見を賜りたいと考えております。
さて、国では、物価高騰等に対応するため、新たな総合経済対策の財源となります29兆円もの一般会計補正予算が去る11月8日に閣議決定されたところでございます。このことから、本市におきましても、今後、必要な対策につきましては、市議会の皆様と協議をする中、適時・適切に対応してまいりたいと考えております。
そのような中、令和5年度の予算編成につきましては、来る11月28日に各部局から予算要求書を受け、いよいよ予算編成に向けた事務がスタートするところでございます。来年度に向けましては、令和5年度から7年度までの3年間で約29億円の財源不足が見込まれますことから、既存事業の延伸・凍結・廃止等を念頭に置いた大胆な見直しを行うことが必要不可欠であります。来年度予算におきましては、予算編成時期に市長の改選期を迎えますことから、第5次総合計画に掲げます「豊かな田園都市の実現」を目指す骨格的予算としながらも、限られた財源を真に必要な事業に配分し、最小の経費で最大の効果を生み出す予算編成とすることで、財政規律を堅持すべきと考えております。
これに先立ちまして、11月4日および8日には、議員の皆様から新年度予算に向けました様々な課題事項の要望を頂戴したところでございまして、頂きました数々のご要望やご意見につきましては、真摯に受け止めさせていただき、その意向を十分に踏まえます中、新市長にしっかりと引き継いでまいりたいと考えております。
それでは、ただいま上程いただきました予算案件11件、条例案件8件、人事案件3件、その他案件9件、諮問案件1件の計32件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
議第64号から議第72号までは、人事院勧告を受け、人件費の精査に係る補正や所要の条例改正を行うものでございます。なお、これらの議案については、期末手当等の支給の関係から、本日初日での議決をお願いしたいと考えております。
まず、議第64号は、令和4年度守山市一般会計補正予算(第10号)でありまして、歳入歳出それぞれから7,089万3,000円を減額し、補正後の予算総額を401億3,683万7,000円とするものでありまして、人事院勧告を受け、本市の特別職、一般職の職員、教育公務員の給与改定等によりまして人件費の精査を行うものでございます。
また、議第65号、議第66号、議第67号、議第68号および議第69号も同様に、国民健康保険、水道事業、下水道事業、介護保険および後期高齢者医療事業に係ります特別会計および公営企業会計について、人事院勧告を受け、人件費の精査を行うものでございます。
議第70号、議第71号および議第72号は、人事院勧告を受け、国家公務員の給与制度が見直されることに準じまして、所要の条例改正を行うものでございます。
次に、議第73号は、令和4年度守山市一般会計補正予算(第11号)でありまして、歳入歳出それぞれに8億6,376万1,000円を追加いたしまして、補正後の予算総額を410億59万8,000円とするものでございます。
その主なものについて、ご説明を申し上げます。
総務費関係では、まず、新庁舎の暫定供用の開始に向けまして、市役所駐車場の混雑緩和が喫緊の課題でありますことから、駐車場を増設するため、大ホールの先行解体について補正をお願いするものでございます。
また、新庁舎におけるDXの目標であります「待たない」「書かない」窓口を実現するため、新たに証明書交付マルチコピー機を設置いたしますとともに、コンビニ交付で取得できる証明書の種類を追加するため、必要な補正をお願いするものでございます。
加えまして、デマンド乗合タクシーもーりーカーの利用増に伴いまして、補助金の増額等をお願いするものです。
民生費関係では、前年度の実績に基づきまして、生活保護費等の社会保障費に係ります国庫負担金等を返還いたしますとともに、障害者の自立支援給付費や障害児通所サービス給付費等については、利用件数の増加等に伴いまして増額の補正などをお願いするものでございます。
衛生費関係では、先ほど申し上げました市民の方から賜りました寄附につきまして、環境政策の推進を目的として、新たに環境学習都市宣言推進基金を創設し、同基金に積立てを行うものでございます。
また、健診の受診者数の増加によりまして、後期高齢者の健診費用や歯科健診費用の増額の補正、さらに、大林共同墓地、伊勢・阿村共同墓地のブロック塀の改修に伴います補助金の補正等をお願いするものでございます。
農水産業費関係では、突発的な故障等により緊急に修繕等が必要となった農業生産基盤整備に係ります補助金の補正や、新規就農者の増加により農業次世代人材投資資金の増額補正等をお願いするものでございます。
商工費関係では、新型コロナウイルス感染症対策として実施してまいりました住宅・店舗・施設改修助成金の予算に不足が生じますことから、増額補正をお願いし、土木費関係では、県事業の進捗に伴います建設事業負担金の増額、また、消防費関係では、自治会における防災施設・設備の整備等への補助金の増額をお願いするものでございます。
教育費関係では、建築から約40年を迎えます河西小学校体育館につきまして、国の交付金の内示がありましたことから、長寿命化に必要な工事費の補正をお願いするほか、市立中学校に在籍する多くの中学生が部活動等で県大会以上の各種大会に出場したことに伴い、激励金等の増額補正、さらに新型コロナウイルス感染症対策として、来春の小中学校の新入生等に対する飛沫防止ガードに係る補正をお願いするものでございます。
また、各費目を通じまして、会計年度任用職員に係ります人件費の精査による補正をお願いするほか、本年1月から3月にかけまして、ご寄附いただきましたふるさと納税について、寄附者の意向に応じた事業に充当するための財源更正、加えまして、昨今の電気代高騰の影響等によりまして、各施設での電気代の予算に不足を生じますことから、それぞれ増額補正をお願いするものでございます。
次に、債務負担行為の補正でございます。
次年度以降の事務ならびに事業推進のための準備行為として、全体で20事業の債務負担行為の補正をお願いするものでございます。その内訳として、来年度以降の業務などの実施に係るものが9件、物部児童クラブ室をはじめとする公の施設の指定管理者の指定に係るものが8件のほか、市庁舎大ホールの解体事業に係ります経費や、新庁舎でのペーパーレス会議導入に向けた会議システムに係ります経費、さらに、本市が湖南広域行政組合から委託を受けて実施をいたします北消防署出張所の建替整備事業に係ります経費の債務負担行為をお願いするものでございます。
以上が、一般会計の補正の概要でございます。
次に、議第74号は、令和4年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でありまして、未就学児に係ります国民健康保険税均等割が、令和4年4月1日から5割軽減とされたことに伴いまして、市町が利用します国保連のシステム改修が必要となりますことから、当該費用につきまして、補正をお願いするものでございます。
議第75号は、令和4年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)でありまして、本年1月から3月にご寄附いただきましたふるさと納税につきまして、ご寄附の意向に応じた事業に充当するため、育英奨学事業特別会計に繰り入れまして、育英奨学基金に積立てを行うための補正をお願いするものでございます。
議第76号は、令和4年度守山市介護保険特別会計補正予算(第3号)でありまして、保険事業勘定において、居宅介護サービス給付費等保険給付費の増額補正を行いますとともに、サービス事業勘定において、ケアプラン作成委託料の増額補正をお願いするものでございます。
議第77号は、令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)でありまして、会計年度任用職員の人件費の精査に伴います補正をお願いするものでございます。
続きまして、条例案件につきまして、ご説明を申し上げます。
議第78号は、市役所窓口におけます印鑑登録証明書の交付手続において、マイナンバーカードを用いた申請方法を追加するために必要な改正を行おうとするものでございます。
議第79号は、地方公務員法の改正等を踏まえまして、定年年齢の段階的な引上げ、および管理監督職の上限年齢制、いわゆる役職定年制などを導入するとともに、給与および退職手当の支給等に関する条例について、所要の改正を行おうとするものでございます。
議第80号は、さきに申し上げました市民の方からのご寄附の意向を尊重し、本市の豊かな自然環境と快適かつ良好な生活環境を保全するとともに、よりよい環境を未来につないでいくため、守山市環境基本条例および守山市環境学習都市宣言の具現化に資する事業の推進を目的とします環境学習都市宣言推進基金を新たに設置するために、条例を制定するものでございます。
議第81号につきましては、農地の集積率が75%と、国の定める目標集積率70%を達成する一方で、高齢化によります担い手不足など農業を取り巻く厳しい現状を踏まえまして、守山市農業委員会委員定数等検討委員会からの提言に基づきまして、農業委員および農地利用最適化推進委員の定員を見直すため、必要な改正を行おうとするものでございます。
議第82号につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大、円安の進行や原油価格の高騰など、企業の国内回帰志向が高まる中、市内経済の活性化を目的に、工場立地法に基づきます緑地面積率等を現行基準より緩和するために、必要な改正を行おうとするものでございます。
続きまして、人事案件でございます。
議第83号から議第85号までにつきましては、公平委員会の委員の任期が令和5年2月3日をもって満了となりますことから、今議会において、現委員であられます太田幸子委員、岸井千里委員、馬場春造委員の再任の同意をお願いするものでございます。お三方におかれましては、人格・見識ともに高く、公平委員会業務への造詣も深いことから、適任であると考えますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、議第86号から議第93号までの8件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定につきまして、去る11月11日に開催いたしました指定管理者候補者選定委員会において、その候補者を選定いただきましたことから、地方自治法の規定に基づき議決を求めるものでございます。
次に、議第94号は、市道25路線の認定および3路線の廃止につきまして、議決を求めるものでございます。
最後に、諮問案件でございます。
諮問第5号は、人権擁護委員の推薦につきまして、人権擁護委員法の規定に基づき意見を求めるものでございます。
現委員であられます山根祐太郎委員の任期が満了となりますことから、再任の同意をお願いするものでございます。山根さんは、人格・見識ともに高く、地域住民の信望も厚く、また人権擁護への造詣も深いことから、適任と考えております。
以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての提案理由とさせていただきます。何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますようによろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(筈井昌彦) 暫時休憩いたしますが、自席で休憩といたします。よろしくお願いいたします。
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休憩 午前10時03分
再開 午前10時03分
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日程第4 議案質疑(議第64号から議第72号まで)
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○議長(筈井昌彦) それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、ただ今議題となっております議第64号から議第72号までを議題とし、議案質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
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日程第5 委員会付託(議第64号から議第72号まで)
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○議長(筈井昌彦) 日程第5、ただいま議題となっております議第64号から議第72号までにつきましては、お手元に配付いたしておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開きいただきまして、付託議案の審査をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
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休憩 午前10時04分
再開 午前10時58分
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日程第6 常任委員長審査結果報告(議第64号から議第72号まで)
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○議長(筈井昌彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第6、第64号から議第72号までを議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、総務常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長。
〔総務常任委員長 西村弘樹議員 登壇〕
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○総務常任委員長(西村弘樹) ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
本日、当委員会に付託を受けました案件は、議第64号令和4年度守山市一般会計補正予算(第10号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款1議会費、款2総務費項1のうち目1、目2、目5、目7から目10まで、目12、目17および目20、項2、項4および項6、款3民生費項1のうち目7および目8、議第70号守山市特別職の職員で常勤のものの給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案、議第71号守山市職員の給与に関する条例および守山市教育公務員の給与に関する条例の一部を改正する条例案、議第72号地方公務員法第22条の2第1項第1号により採用する会計年度任用職員の報酬等に関する条例および地方公務員法第22条の2第1項第2号により採用する会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案。以上、予算案件1件、条例案件3件の計4件でありました。
本日、本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
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○議長(筈井昌彦) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、次に、文教福祉常任委員長の報告を求めます。
文教福祉常任委員長。
〔文教福祉常任委員長 山崎直規議員 登壇〕
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○文教福祉常任委員長(山崎直規) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
当委員会に付託を受けました案件は、議第64号令和4年度守山市一般会計補正予算(第10号)(分割審議)とし第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款3民生費項1のうち目1、目3、目6および項2から項4まで、款4衛生費項1、款10教育費、議第65号令和4年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第68号令和4年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第69号令和4年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)。以上、予算案件4件でありました。
本定例月会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
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○議長(筈井昌彦) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、次に、環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
環境生活都市経済常任委員長。
〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
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○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
当委員会に付託を受けました案件は、議第64号令和4年度守山市一般会計補正予算(第10号)(分割審議)でありまして第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款2総務費項1のうち目16および項3、款4衛生費項2および項3、款5労働費、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、議第66号令和4年度守山市水道事業会計補正予算(第1号)、議第67号令和4年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)。以上、予算案件3件でありました。
今定例月会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
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○議長(筈井昌彦) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
ただいまの議第64号から議第72号までについての討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。
それでは、議第64号から議第72号までについて、一括採決いたします。
本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。
本件は各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、議第64号から議第72号までについて、各常任委員長の報告のとおり決しました。
お諮りいたします。
11月28日から12月2日まで、ならびに5日および6日の7日間は、議案熟読調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(筈井昌彦) ご異議なしと認めます。
よって、11月28日から12月2日まで、ならびに5日および6日の7日間は休会といたします。
なお、11月26日、27日、12月3日、4日は市の休日のため休会であります。
これをもって、本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る12月7日に本会議を再開し、個人質問を行います。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
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散会 午前11時08分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和4年11月25日
守山市議会議長 筈 井 昌 彦
署 名 議 員 山 崎 直 規
署 名 議 員 小 西 孝 司
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