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令和 4年第1回臨時会議
第 1日 1月20日
○(議事日程)
令和4年守山市議会第1回臨時会議会議録

  1 議 事 日 程
     第1 会議録署名議員の指名
     第2 会議期間の決定
     第3 議案上程(議第1号および議第2号)
          市長提出
          提案説明
     第4 議案質疑(議第1号および議第2号)
     第5 委員会付託(議第1号および議第2号)
     第6 常任委員長審査結果報告(議第1号および議第2号)
          質疑、討論、採決

  2 本日の会議に付した事件
     第1 会議録署名議員の指名
     第2 会議期間の決定
     第3 議案上程(議第1号および議第2号)
          市長提出
          提案説明
     第4 議案質疑(議第1号および議第2号)
     第5 委員会付託(議第1号および議第2号)
     第6 常任委員長審査結果報告(議第1号および議第2号)
          質疑、討論、採決

  3 出席議員は次のとおりである。
     1番  川 本 航 平          2番  酒 井 洋 輔
     3番  藤 原 浩 美          4番  今 江 恒 夫
     5番  田 中 尚 仁          6番  西 村 弘 樹
     7番  赤 渕 義 誉          8番  福 井 寿美子
     9番  渡 邉 邦 男         10番  石 田 清 造
    11番  森 重 重 則         12番  新 野 富美夫
    13番  國 枝 敏 孝         14番  山 崎 直 規
    15番  小 西 孝 司         16番  小 牧 一 美
    17番  筈 井 昌 彦         18番  森   貴 尉
    19番  高 田 正 司         20番  藤 木   猛

  4 欠席議員は次のとおりである。
     な   し

  5 会議に出席した説明員
        市長           宮 本 和 宏
        教育長          向 坂 正 佳
      上記の者に委任または嘱託を受けた職員
        副市長          川那辺 守 雄
        政策監
        (兼)都市経済部理事   村 田 朋 弘
        事務監
        (兼)健康福祉部長    武 田 遼 介
        総合政策部長       山 本   毅
        総務部長         福 井   靖
        環境生活部長       川 瀬   正
        環境生活部理事      高 橋 みちえ
        健康福祉部理事      沖 田 昌 子
        こども家庭部長      木 村 勝 之
        都市経済部部長      中 島   勉
        都市経済部理事      山 本 哲 雄
        上下水道事業所長     飯 島 秀 子
        教育部長         細 谷 修 司
        財政課長         伊 藤 昌 行

  6 会議に出席した議会事務局職員
        局長           北 脇 嘉 久
        次長           小 島 善兵衛
        書記           松 山   正
        書記           田 口 二 行
        書記           藤 本   宏


             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  開会 午前9時30分
 
○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
 ただいま定足数に達しておりますから、令和4年守山市議会第1回臨時会議は成立いたしました。
 よって、これより本臨時会議を始めます。
 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
 本臨時会議に市長より提出されました案件は、予算案件1件、条例案件1件の計2件であります。よろしくご審議のほどお願いいたします。
 なお、去る12月16日に可決いたしました「衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書」「文書通信交通滞在費の見直しを求める意見書」および「オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書」につきましては、同日付で内閣総理大臣等に送付いたしましたので、ご報告いたします。
 次に、去る12月24日に全員協議会を開催し、政治倫理基準に違反した18番森貴尉君、9番渡邉邦男君に厳重注意をいたしましたので、ご報告いたします。
 以上で諸般の報告を終わります。
 これより、本日の会議を開きます。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第1 会議録署名議員の指名
 
○議長(藤木 猛) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、16番小牧一美さん、17番筈井昌彦君を指名いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第2 会議期間の決定
 
○議長(藤木 猛) 日程第2、会議期間の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会議の期間は、本日1日と致したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
 よって、本臨時会議の期間は、本日1日と決定いたしました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第3 議案上程(議第1号および議第2号)
 
○議長(藤木 猛) 日程第3、議第1号および議第2号を議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読いたさせます。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
 議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)、議第2号守山市公衆便所設置条例の一部を改正する条例案。
 以上。
 
○議長(藤木 猛) 市長より提案理由の説明を求めます。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 皆様、おはようございます。
 本日、令和4年守山市議会第1回臨時会議をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には、ご多忙中にも関わりませず、ご健勝にてご参会を賜り、滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
 それでは、提案理由を申し上げます前に、お許しをいただきまして、諸般の報告をさせていただきます。
 まず、市民の皆様とともに健やかに2022年の新しい年を迎えたところでございますが、年始より新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に急増し、一昨日1月18日では、滋賀県全体で403人の陽性者、本市で29人の陽性者と過去最多を更新しているところでございます。とりわけ子どもたちなど若年層の感染が増えてきており、子ども家庭部、教育委員会等が連携し、幼・保・こども園、小中学校において、学級閉鎖や学校休業等の必要な措置を講じているところでございます。
 現在、16都県においてまん延防止等重点措置が講じられているところでございますが、滋賀県においては、重症者数がゼロとのことで、現在のところ警戒レベル2でありますが、いずれは警戒レベルの引上げも不可避な状況と考えております。市民の皆様により一層徹底した感染予防や行動抑制をお願いするとともに、市役所におきましてもBCP(業務継続計画)を念頭に置きながら取組を進めてまいりたいと考えております。
 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種につきましては、国から接種間隔の前倒しの方針が示され、65歳以上の高齢者は2月以降、7か月以上経過後から接種が可能となりましたことから、本市では、接種券を2回目接種終了の7か月後を目安に発送するとともに、2月から武田/モデルナ社製ワクチンによります集団接種および一部の医療機関での個別接種によりまして、7か月以上経過後の接種を可能とすべく、現在準備を進めているところでございます。
 本集団接種は、2月5日からコミュニティ防災センターで、4月以降は守山市民体育館で実施の予定でございます。なお、ファイザー社製ワクチンは、供給量が限られておりますことから、8か月以上経過後の接種が基本となってまいります。
 市民の皆様には、限られた中で供給されるワクチンをいち早く接種いただきたいと考えておりまして、交差接種によります効果等について周知徹底を図りまして、ワクチンの種類にかかわらず前向きに接種いただけるよう促してまいりたいと考えております。
 また、5歳から11歳へのワクチン接種につきましては、ファイザー社製ワクチンで、3月以降に個別接種で実施予定でございます。詳細が決まり次第、市民の皆様に周知をさせていただきたいと考えております。
 これらワクチン接種につきまして、引き続き医師会のご協力を賜り、県、関係機関等と十分な協議・連携を行いまして、計画的に取り組んでまいる所存でございます。
 いずれにいたしましても、市として引き続き新型コロナ対策に万全を期してまいります。
 次に、去る1月9日には、規模を縮小し、消防出初め式を厳粛に執り行い、関係者で安全で安心なまち守山の実現に向けて尽力する決意を共有したところでございます。議員の皆様にもご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 消防団、自衛消防隊、女性消防隊等の皆様には、コロナ禍におきましても、年末夜警をはじめ防火・防災活動にご活躍いただいております。改めて感謝と敬意を申し上げるところでございます。
 また、10日の成人の日には、成人式典を市民ホールで挙行いたしました。感染対策として、会場での検温や手指消毒、1席空けての着席を徹底し、昨年と同様に午前と午後の2部制で、新成人の76%、739名の参加を賜り、執り行ったところでございます。
 また、恒例の成人式祝賀駅伝につきましては、今年は中学生以上にご参加をいただき、好天に恵まれる中、65チーム、約400人が健脚を競っていただいたところでございます。式典や大会の準備・運営にご協力いただきました皆様に、厚く御礼申し上げるところでございます。
 次に去る1月14日には、守山市新庁舎「つなぐ、守の舎」整備事業起工式を厳粛な中、無事に執り行うことができました。議長をはじめとする議員の皆様、また自治連合会や近隣自治会、各種行政委員の皆様など多数のご参列を賜りましたことに対しまして、改めて厚く御礼申し上げます。
 建替の検討を始めましてから足掛け10年、この間、とりわけ市議会の皆様には、総務常任委員会、全員協議会、公共施設調査特別委員会、新庁舎整備検討ワーキングチームなどにおいて熱心な議論をいただき、大局的な視点から細部に至るまで貴重なご意見を賜ったところでございます。市議会の皆様から今日まで頂戴いたしましたご指導・ご鞭撻に厚く御礼申し上げます。
 これまでの現庁舎に込められた先人の熱い思いを胸に刻み、現在の庁舎に感謝をささげつつ、新庁舎の整備につきましては、「つなぐ、守の舎」のコンセプトをしっかりと具現化する中で、これから先の50年の「豊かな田園都市守山」のまちづくりに市民の皆様とともに取り組む、その拠点となりますよう、しっかりと取り組んでまいる所存でございます。引き続きのご指導・ご鞭撻を何とぞよろしくお願い申し上げます。
 次に、JR守山駅東口におけます新施設整備等についてでございますが、去る1月13日には、本件につきまして、臨時で環境生活都市経済常任委員会協議会および全員協議会を開催いただきまして、慎重審議を賜りましたことに対しまして、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 昨年8月11日に、コロナ禍によります都賀山荘の経営悪化をきっかけに、基本的事項に基づきまして、1つには、株式会社村田製作所によります研究開発拠点の整備、2つには、一般財団法人守山野洲市民交流プラザによります隣接地での新都賀山荘の整備、3つには、市によります駅前スポーツ広場の代替機能としての都市計画公園・立入公園の整備につきまして、詳細協議を開始する旨を公表したところでございます。
 その後、村田製作所および一般財団とともに詳細協議を重ねてきた結果、昨年末にこれらの具現化方針(案)を取りまとめたところでありまして、年末の差し迫った中でありましたが、昨年12月15日から本年1月5日までの期間で、具現化方針(案)のパブリックコメント手続を実施させていただき、また、同期間中に、議会のご提言もいただき、計4回の市民説明会を実施させていただいたところでございます。
 臨時の環境生活都市経済常任委員会協議会および全員協議会では、具現化方針(案)のパブリックコメントの結果およびその対応、村田製作所との企業立地に関する基本協定の締結、一般社団との補償契約の締結につきましてご協議を賜ったところでございます。
 とりわけ、村田製作所によります研究開発拠点整備は、大きな頭脳集積を図るものでありまして、本市の地域経済はもとより税収・雇用面、STEAM教育の提供、起業家の育成等、大きな効果があると考えております。また、一般財団においては、1月18日の理事・評議員合同会議において、新都賀山荘の整備基本計画を承認されたところでございます。
 本臨時会の議案をお認めいただきましたら、本日中に村田製作所との企業立地に関する基本協定、ならびに一般財団との補償契約の締結を進めてまいりたいと考えております。
 今後におきましても、村田製作所および一般財団をはじめとする関係機関としっかりと連携しながら、確定した具現化方針に基づきまして、3つの取組を鋭意推進してまいりますとともに、併せて、議会からもご意見を賜っておりますJR守山駅東口全体の整備も検討してまいりたいと考えております。議員各位の引き続きのご指導・ご鞭撻、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 最後に、新環境センターのばいじん処理物についてでございますが、DBO事業者であります株式会社もりやまエコクリーンとともに、ハード・ソフト両面の改善策を実施する中で、11月7日から運転を再開し、11月中旬から1か月間、毎週、調査分析を実施し、全ての調査結果がフェニックスの受入基準値を下回ったところでございます。
 これを踏まえまして、12月末に分析結果を含めた改善報告書をフェニックスに提出いたしまして、1月上旬にフェニックスによります立入検査を受けたところでございます。現在、搬出再開に向けました承認の審査を実施していただいている状況でありまして、今月末には、ばいじん処理物の搬出が再開できる見通しとなっております。
 承認結果が通知された際には、議員の皆様はもちろんのこと、環境センター施設運営委員会をはじめ地元の皆様、市民の皆様に周知徹底を図ってまいり、ホームページや広報でも周知してまいりたいと考えております。
 なお、フェニックスへの搬出ができていない間のばいじん処理物につきましては、事業者の費用負担によりまして、12月中旬から計画どおりに県外の民間処理施設に搬出を行い、処理を行っているところでございます。
 今後、二度と同様の事案が生じないよう、監督責任を有する守山市といたしまして、株式会社もりやまエコクリーンと連携し、運転監視体制を強化し、緊張感を持って安全・安心な運転管理を徹底してまいりたいと考えております。
 さて、本日の市議会臨時会議に提出させていただきました案件は、予算案件1件、条例案件1件の計2件でございます。
 それでは、提案理由をご説明申し上げます。
 議第1号は、令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)でございまして、歳入歳出にそれぞれ3億7,786万7,000円を追加いたしまして、総額を339億3,982万5,000円とするものでございます。
 今回の補正の内容は、JR守山駅東口への新施設整備に係ります補正、その他の補正として2点の計3点でございます。
 まず、JR守山駅東口への新施設整備に係ります補正について、ご説明申し上げます。
 まず、一般財団に対しまして、具現化方針に基づきまして総額4億5,283万7,717円を一定の補償として支払うこととしておりまして、本補償費の前払金として半額分の補正をお願いするものでございます。
 また、駅東口公衆トイレおよび駅前広場の噴水や照明灯等、築造物の解体撤去、ならびに地下道ポンプ制御盤移設工事等に係ります業務委託費等の補正をお願いするものでございます。なお、本業務委託費等は、新施設整備の進捗に合わせて実施する必要がありますことから、翌年度への繰越しを合わせてお願いするものでございます。
 加えまして、新都賀山荘の整備に必要となります土地の測量・登記等に要する費用の補正をお願いするものでございます。
 その他の補正といたしましては、1点目が、ふるさと納税額が見込額をさらに上回ることとなりますことから、基金積立金および関連する返礼品送付経費等につきまして、増額補正をお願いするものでございます。
 2点目は、生活保護費の自立支援医療(更生医療)におきまして、手術に伴います高額な医療費の請求によりまして、予算の不足が見込まれますことから増額補正をお願いするものです。
 次に、債務負担行為の補正でございます。
 次年度以降の事務ならびに事業推進のための準備行為といたしまして、JR守山駅東口への新施設整備に関連いたしまして、一般財団への一定の補償の後払金としての半額分を計上いたしますとともに、村田製作所に市有地と合わせて売却するJR貨物所有地の一部の先行取得を守山市土地開発公社に委託することにつきまして、債務負担行為の補正をお願いするものでございます。
 続きまして、条例案件について、ご説明申し上げます。
 議第2号につきましては、JR守山駅東口の新施設整備等によりまして、守山駅前東口公衆便所を含みます用地に新都賀山荘を整備するため、守山駅前東口公衆便所を廃止する改正を行おうとするものでございます。
 以上、何とぞ十分なご審議を賜りまして、しかるべきご賛同を賜りますようによろしくお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。
 
○議長(藤木 猛) 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時46分
                  再開 午前9時59分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第4 議案質疑(議第1号および議第2号)
 
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第4、これより、ただいま議題となっております議第1号および議第2号について、議案質疑を行います。
 16番小牧一美さんより発言通告書が提出されておりますので、これを許可します。
 なお、議案質疑の発言時間は30分以内であります。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、本日、臨時会に提案されました議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)に対しまして、質疑を行います。
 本補正予算(第14号)は、補正額3億7,086万7,000円のうち、2億5,746万円分はJR守山駅東口へ村田製作所を誘致するための関連補正予算です。
 この内訳は、まず守山野洲市民交流プラザ移転補償費額の総額が4億5,283万8,000円のうち、前金としてその2分の1の2億2,641万9,000円、同額の残る2分の1は令和4年度に支払うために債務負担行為を行う。2つ目に、JR守山駅東口公衆トイレの解体費用2,869万8,000円、3点目が新都賀山荘施設整備に伴う地積更正、分筆のための手数料が162万5,000円、4つ目が市有地に隣接するJR駅東口の駐車場の入り口のJR貨物所有地を先行取得するための土地開発公社委託費用を債務負担行為として3億2,800万円、JR貨物所有地取得のための土地鑑定手数料71万8,000円、これが一連の関連の補正予算です。
 以下、市長に6点お伺いいたします。
 まず補正予算に計上された積算根拠についてお伺いします。守山野洲市民交流プラザ移転補償費総額4億5,283万8,000円の積算根拠をお伺いします。また、その2分の1を前金とした理由をお聞きします。さらに、市有地に隣接するJR貨物所有地約500坪と聞いておりますが、そこを先行取得するための土地開発公社委託費用3億2,800万円の積算根拠、近隣土地の簿価などの検討の過程を明らかにしていただきたいと思います。
 2点目は、新都賀山荘の運営、経営の見通しはどうか。業者が決まったとボックスに報告がありましたが、初めて今日知らされておりまして、詳しく新都賀山荘についての見通しをお伺いします。
 3点目、JR貨物所有地を村田製作所が最終取得をするのに、市が先行取得する理由について、改めて説明を求めます。村田製作所との協議の中で、市から村田に提案をして行おうとしているものなのか、お伺いします。
 4点目、JR貨物側との協議は調っているのか。調っているとしたら、いつ、どういう形でJR貨物と協議を進めてきたのか。価格設定についての妥当性についてはどのように協議をしているのかお伺いします。
 5点目は、JR駅東口の駐車場入り口が移設されることに対する駅ロータリーを含む駅東口全体の人と車の混雑の解消および交通安全対策について、市民への十分な協議が大前提だと思います。地域との合意、具体的な対策について、今後どのような計画で進めようとされるのかお聞きします。
 最後に、そもそもなぜ臨時議会を開いて議決する必要があるのか、その緊急性についてお伺いします。村田製作所側の意向なのか、市民の共有財産の取得・売却・譲渡などについては、広範囲な角度から検討する必要があるのではないかと思います。あまりに拙速過ぎると思いますが、市長の見解をお伺いします。
 以上です。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、ただいま小牧議員から6点のご質問をいただきました。それぞれご答弁申し上げます。
 まず1点目の補正予算に計上された積算根拠についてであります。この点につきましては、3つの項目についてお聞きいただいています。
 まず、一般財団法人守山野洲市民交流プラザへの移転補償費総額4億5,283万8,000円の根拠でございますが、1月13日の環境生活都市経済常任委員会協議会および全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、補償業務管理士の資格を持つ事業者に算定業務を委託する中、建築着工統計によります全国の令和2年度の同種の構造・用途の建築単価を基に、1?当たり約34万7,016円を算出いたしまして、施設面積4,146.78?を掛け合わせまして、現行施設の再建築に係ります工事費を14億3,899万9,435円と定めております。
 ここに、今回の一般財団の移転、機能見直しにおいては、宿泊事業から撤退されることなどから、補償率を2分の1とし、再建築費を7億1,949万9,717円としております。
 さらに、本来、市有地を返還する際には施設を解体し、更地の状態で退去すべきところを一般財団にその余力がなく、解体工事を村田製作所に要請いたしますことから、複数の見積りを検討し、市で決定いたしました解体工事費2億6,666万2,000円を控除いたしまして、補償額を4億5,283万7,717円と定めたものでございます。
 次に、前金を2分の1とした理由につきましては、通常、市が補償事業を行う際に、契約時および完了時の2段階で半額支払いを行っていることと同様の取扱いにしたものでございます。
 なお、今後の一般財団の経営を鑑みましても、新施設建設への着手等には不足のない金額となっているものでありまして、本日の補正予算可決後には早急に支払いを行いまして、困難に直面する財団運営を支援してまいりたいと考えております。
 次に、3つ目の市有地に隣接するJR貨物所有地約500坪を先行取得するための土地開発公社委託費3億2,800万円の根拠について、お答えいたします。
 今回の補正予算につきましては、債務負担額の設定として上限額を定めるものでありまして、不動産鑑定士との協議をベースに用地費を設定したところでございます。これに不動産鑑定評価手数料、さらに土地分合筆、地積更正登記費、事務費等を加えまして、3億2,800万円となったものでございます。
 次に、2点目のご質問にお答えいたします。新都賀山荘の運営・経営の見通しはどうかについてでございます。
 ご存じのとおり、現在の一般財団の経営は非常に困難な状況でありまして、退職金の支払い等に向け、つなぎ資金の融資を受けるなど苦しい運営を続けておられます。新都賀山荘における運営に向けましては、8月11日の詳細協議開始の公表以降、財団において新施設建設委員会を設置され、今後の経営の在り方や施設のコンセプト、整備内容等について市も積極的にご支援、また関与する中、精力的に検討を進められてきたところでございます。
 また、地域や市民に愛され、地域社会の発展に寄与できる施設とするため、民間事業者の活力やアイデア、専門性を生かした施設の魅力向上によります集客力や収益性の向上、また、新たな視点を取り入れた公益事業のさらなる展開を見せる中、駅前の立地の土地を生かし、土地の高度利用を図り賃料を得ることが財団運営・経営によい効果をもたらすとの判断をされまして、民間事業者を公募されたところでございます。
 宿泊やレストラン等の直営による経営の厳しい部門の縮小・撤退や経費削減などの不断の経営改善と併せまして、民間事業者との連携によります相乗効果を図ることにより、見通しを持った経営継続に向け検討を進めたいと伺っておりまして、去る1月18日には理事会・評議委員合同会議が開催され、新施設に係ります整備基本計画が承認されたと聞いております。
 今後、この整備基本計画に基づきまして、新施設の具体的検討と併せまして、経営の詳細が明らかにされてくると考えているところでございます。
 次に、3点目のご質問、市有地に隣接する日本貨物鉄道株式会社の所有地500坪を市が先行取得する理由について、お答えいたします。
 このことにつきましては、具現化方針に記載しておりますとおり、村田製作所は新施設整備において、さらなる土地の拡張を要望されているものの、日本貨物鉄道株式会社が随意契約により大規模用地を民間事業者に処分することが困難なため、所有地の利活用を検討されていた日本貨物鉄道株式会社と協議をする中、市が先んじて取得するものでございます。
 次に、4点目、日本貨物鉄道株式会社との協議および価格設定について、お答えいたします。
 土地所有者であります日本貨物鉄道株式会社との協議におきまして、市の取得価格は市が実施する不動産鑑定評価に基づき決定することで合意をしております。
 次に、5点目、駅東口全体の対策についての今後の計画について、お答えいたします。
 駅ロータリーを含みます駅東口の周辺整備につきましては、議会や地元自治会等からご意見をいただいているところでありまして、今後、都市経済部が中心に取り組み、地元住民の皆様のご意見を聴取する中で、人や車の動線も含めまして、東口全体の在り方を整理し、早期に計画をお示しすべく努めてまいりたいと考えております。
 次に、6点目、臨時議会の必要性、緊急性について、お答えいたします。
 このことにつきましては、これまでも再三申し上げておりますとおり、都賀山荘が近い将来に資金ショートしかねない大変厳しい経営状況であり、早期の支援が必要不可欠でありますことから、議員の皆様方にはご無理を申し上げ、臨時会議の開催をお願いしたものでございます。
 なお、令和3年11月1日、および26日の常任委員会協議会や全員協議会におきましても、1月中旬に臨時会議の開催を含めまして、今後のスケジュールをご説明申し上げたところでございます。加えまして、昨年12月15日から実施いたしましたパブリックコメント手続におきましても、村田製作所との基本協定締結、一般財団法人守山野洲市民交流プラザとの補償契約締結や補償金の支払い等を1月中旬に実施する予定であることを、これまでも再三再四ご説明してまいったところでございます。
 本件、JR守山駅東口におけます施設整備等につきましては、令和3年8月11日の詳細協議開始の公表以降、広報で市民の皆様に協議を開始する旨をお知らせいたしますとともに、地元自治会等には説明会等を行ってきたところでございます。さらに、先ほども触れました昨年12月15日から1月5日まで実施をいたしましたパブリックコメント、計4回開催いたしました市民説明会および広報もりやまへの掲載等をさせていただきまして、今回の具現化方針につきましては市民の皆様の基本的なご理解を賜っているものと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは、再度質問させていただきます。
 臨時議会の本会議場での質疑という形で、公表されているこの本会議場での質疑の様子、それから議事録にきちんと載っていく。そういうことを通して、市民の皆さんが議会でどのような議論がされるのかということが公表されることが大事だなと私は思っております。
 もちろんこれまで委員会協議会、またそれぞれの常任委員会協議会の中で、市長と議会が話し合ってきているということは、確かにそうですけれども、市民に対しては、私はあまりにも説明がまだまだ不足しているなと思っておりますので、質疑を改めてさせていただいておりますことを前もって説明させていただきながら、再度質問させていただきます。
 まず、私が一番気がかりになっているのが、6点目の市民さんに対する説明の在り方、今日は臨時議会ということですが、8月11日の表明を受けて以降、8月11日も臨時議会、11月1日臨時議会、今日の臨時議会、また4月も臨時議会かなと思いますけれども、その間に市民には8月11日に公表したと。そこから協議を始めるということを公表しているので、市民は知っているというふうに市長は理解をして、十分な説明をしているんだという認識かなと思う訳ですが、8月11日の時点でJRの駐車場のところを購入するという話は明らかにされておりませんで、非公式でその話が進んでおりました。
 12月15日付の広報で、初めてその部分も含めて市が先行取得をするということが公表されて、そこから市民説明会ならびにパブリックコメントの手続ということです。なので市民さんに詳細が説明されたスタート地点は12月15日だというふうに思う訳です。それまでは詳細は非公表でしたので。
 なので、まずは市長に、今日の冒頭の提案理由の説明には、手続をきちんと尽くしているという説明をされましたが、市民の受け止め方、気分・感情も含めて、パブリックコメントの回答が報告をされましたけれども、市民説明会でこんなに年末の慌ただしい時に市民説明会を開いていただいて、さらにパブリックコメントという形で意見を言う市民の熱意、私はすごく貴重だなと思うんです。
 ところが、パブコメの回答は、手続はもう尽くしているという、私は「大変冷たい」という言い方をさせてもらったけれども、もう少し市民の皆さんに対しては、このように緊急に臨時議会を開いて、大変拙速にやっていることに対して、もう少し市民の気持ち、気分・感情に寄り添った説明というのがあってしかるべきではないかと思うんです。
 市の都合は着々とこういうスケジュール感でやりたいという気持ちは分かります。議会もその意向を受けて臨時議会の招集がされて、臨時の全協も招集されて、質疑応答などができますけれども、市民にとってはあまりにも議員以上に寝耳に水です。そんな中でもパブリックコメントを寄せてくださった方には、もっと寄り添った回答があってもいいだろうし、市長の口から市民さんに、こんなに緊急になったことに対しての謝罪とは言いませんけど、説明がもっと必要ではないかなと私は思うので、まず最初にその点について、市長の市民に対して、これだけ緊急性を要することになったことに対して、お言葉をいただきたいと私は思いますけど、いかがでしょうか。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。
 まず、これまでから申し上げております8月11日に公表させていただきました。その後、広報に載せさせていただきまして、本来ではその段階で市民説明会をやりたいと思っていたんですが、ご存じのとおり8月の頭からまん延防止の適用があり、緊急事態宣言が9月末までございましたので、その間にしっかり説明できなかった。この点はこれまでからお詫びを申し上げているところでございます。
 その中で今回の取組、8月11日の段階から一定のスケジュール感を持って取組を始めたところでございます。その中で私どもも進めてきたところでございます。その中で、できる限りの説明責任を果たしてきたと考えているところでございます。
 先ほど、小牧議員のご指摘の中で、貨物の土地が8月11日になかったじゃないかということでございますが、この点は村田製作所のほうから取得の依頼があり、また、そのJR貨物とつなぐ中で、市を介した形ではありますが、双方、ぜひ売却、また取得をしたいということで折り合ったところであります。形は市は介在しておりますが、基本的には民と民の合意の中で進められているというものでございます。
 なお、駐車場の入り口の点につきましては、当面は現在のまま利用できるというふうになっておりますし、いずれにしましても、先ほども答弁申し上げましたとおり、東口全体の在り方というのを、人の動線、また車の動線をしっかり踏まえた中で、また地元のご意見も聞きながら取り組んでいきたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) 市長の口から、8月の表明をして以降、そこから説明会をしたらよかったというふうに思っていらっしゃったんだなということを初めて……
 
○市長(宮本和宏) 今まで・・・
 
○16番(小牧一美) でも、委員会の中で、本来であれば説明会を行うべきだけれどもということは委員会では議論してないし、JRの土地を買うという話については非公表のまま、市民に公表するなという形で12月まで来ておりまして、あそこの入り口が塞がれることについては、住民の関心は高く、それほどJRの駐車場に車がどんどん出入りするのではないから市民生活には影響はないという説明を受けましたけれども、しかし、それも含めて説明がきちんとあって、納得の中で事が進められるべきものだと思うんです。
 東口の渋滞対策については、これから対策をつくっていくので、皆さんの意見を聞くということは当然だと思いますけれども、それが結論ありきで、もうゴーサインが出た後、対策をつくっていくという認識で市が進んでいるものであって、私は、その対策が並行しながら、その合意の中でこの計画を進めるべしというふうに、そこは全然歩み寄りがないんです。
 市民の気分・感情もですけど、メリット・デメリットという話がパブコメの中に書かれておりましたけれども、いろんな場合の想定を考えながら、これが確認としてこういう対策ができるのであるから丸という合意が必要だというふうに私は思っております。
 改めて、年末の慌ただしい時に市民説明会をやって、そして年末年始を挟んだ時にパブリックコメントをやりまして、そういうスケジュール感で事を運ぶということについては、市長、もうちょっと謙虚に市民に向き合っていただきたいなと私は思いますけれども、いかがでしょうか。再度見解をお聞きしたいと思います。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) まず、様々、JR貨物の土地のことを特におっしゃっておられます。先ほど申し上げましたように、民と民の間の基本的には合意の中で、市を介在するという形にはなったところでありますが、そういう意向が両者あったということでございますので、その点はぜひご理解いただきたいと思っております。
 また、デメリットの点、これはパブリックコメントの対応にも書かせていただきましたが、環境面につきましては、CASBEE(キャスビー)という第三者によります環境評価をしっかり実施すると聞いておりますし、交通面は先ほど答弁申し上げておりますように、東口全体の在り方をしっかり検討していきたいと思っています。
 また、委員会の中でも議員のほうからご指摘がありました市民の移動する時間帯、あと駐車場に入る車の時間帯がそれぞれずれている部分もありますので、そういった辺り、しっかり実態を整理する中で、必要な対策を講じていきたいと思っているところであります。
 また、年末年始にかけてということでございますが、年末年始の当然慌ただしい時期に行ったということで、この点はいろいろご意見もあろうかと思いますが、意見の聴取期間はしっかり取らせていただきましたし、市民説明会を4回開催させていただきました。多くの皆様にお越しいただきまして、基本的には前向きな意見もたくさんお聞きしているところでございます。
 今回大きな取組を同時に3つ進めてまいりますが、ぜひ引き続き市民の皆様に対する説明責任をしっかり果たしながら取組をしていきたいと思っております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) 市民に対して、年末年始の忙しい時にパブコメの意見をいただいてありがとうとか、市民説明会に来てくださってありがとうとか、忙しい時にこういうことを、こっちの都合だけども、こんな形で進めていることに対して一定申し訳ないとか、そういう発言を私は求めたいなと思うんですけれども、なかなかそういうことは言っていただけません。
 今度はJRの土地のことに移りますけれども、民と民との関係、村田さんがそこを要望されたんだったら村田さんがやられたらいい訳ですよ。そこに市が介在している訳ですから、民と民との交渉、守山市についてはここの土地を売却することを方針を決めた。村田さんがJRの土地まで欲しいということであったら、民と民との関係だからやられたらいいけれども、JR側としては随契はできないとかいうことなので、そこに市が介在すると。それが当たり前という捉え方をされているようですけども、それも、かなりというか丸ごと、村田製作所さんの意向を守山市が全面的に酌んで動いている訳です。村田製作所ありきでこの話が進み、天下の村田だから守山市はどうしても来てもらいたいという市長の意向は感じさせていただきますけれども、村田製作所に、そもそも私は一者随契という形で公有地を売却するということの本来の公有地の処分の在り方については、あまりにも問題だと思っております。
 それはこれからまた議論をしますけれども、そのJRの土地についても、JRの敷地、空間も含めてJRの関係することについて、そこに物を造ったりとか売却というのは、かなり交渉が難航する、どこのところでも。値段の価格設定についても意向をどれだけ酌んでもらえるのかというのが、JRとの協議はすごく難しいというのが一般的です。
 そこを守山市が先行取得するということをこの短期間にやってのけるという、もう本当に村田の誘致ありきで強行に公が民・民のそこの売却に介入というか、介助してあげているということについては、本当にこういう一者に対する優遇というのは、いかがなものかなと私は思うんです。
 先ほどの話だけども、そこを売却する話については、市民には非公表なままで進んでおりますので、その点についても12月15日に公表になったんですよ、それ、初めて市民には。なので、そういう市長がこうするんだと決めたことを突き進む。市民さんにはとにかく意見というよりもご理解を求めるということは、私は本当に残念だなと思うので、もう少し寄り添った形の対応をお願いしたいと……話が戻って申し訳ありません。お願いしたいなということを思います。
 改めて、JR貨物については、もう交渉が進んでいるのか、いつから交渉を進めていて、土地開発公社に対して売却をするのはもう決まっているのかどうか、いつからいつ、そういう交渉を進めているのかについて、改めてお伺いしたいと思います。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、お答え申します。
 JR貨物用地の件ですが、先ほど答弁の中で取得価格は市が実施する不動産鑑定評価に基づき決定することで合意しておりますというふうに申し上げましたが、条件が整えばしっかりお譲りいただくということでJR貨物側は意思決定いただいております。
 また、そのことも含めて、昨年12月15日からのパブリックコメント手続の中で、市民の意見を求めるということで周知、またご意見をいただいたところでございます。
 なお、この交渉につきましては、当然、8月11日の公表以降、様々な協議を重ねてきた結果、双方合意に至ったということでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) 価格設定についても、もうほぼ交渉は進んでいるのかどうかについて、お伺いしたいと思います。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 価格についてのご質問でございますが、先ほどから答弁していますように、今回、債務負担行為ということで上限額を定めています。今後、市においては不動産鑑定評価をしっかり取る中で取得をしていきたい。当然、市有地と合わせて村田製作所に売却をしてまいります。そのような形で進めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) 先ほども言いましたけど、JRとの交渉については、価格の設定も交渉そのものも、かなり時間を要するという、これは市長特権ということで市長が自らJRにお願いに行ったのかなというふうには思いますけれども、それがこの短期間で8月の表明以降、守山市が何回協議されたか知りませんけども、「鶴の一声」か知りませんけども、それがもう成り立っているという、何ていうか、公有地売却に係る民・民との交渉にも市が乗り出してやっていくという、そういう仕事の在り方というのが、ちょっと異常だなと私は思っておりまして、一定のちゃんとした手続を踏んでいるというふうにする訳ですけども、何よりもこの計画は今年度当初の守山市の所信表明の市長の話にも全くなかった話が年度の途中に始まって、もう年度の1年間の中で終結しそうな勢いでこういう話が進む訳でして、ちょっと仕事の在り方としてはいかがなものかなと私は思っております。
 続きまして、新都賀山荘ですけれども、資料提供された新都賀山荘の事業者が決まったという報告を受けました。これは委員会でやったらいいかなと思いますが、説明会に何者来られて、応募したのが1者だけだったということだそうで、私も都賀山荘の説明会、懇談会に寄せていただいた時に、都賀山側としては、これまでの都賀山がやってきた経営理念を大事にして、新しい都賀山荘でもそれが生かされるようにということを熱く語っておられたその願いが、1者しか応募されない中で、どこまでその願いが受け入れられるのかなということは、これから委員会でお聞きしたいなと思いますけれども、ちょっと1者しか応募されなかったことについては本当に残念で、何か守山市がこの計画を発表して約半年の中で、様々に思っていたことが、強引にされることで生活が変わっていくということがあまりにも大きいなと思いますので、改めて市長は、新都賀山荘について、これまでの都賀山荘の経営理念がどういうふうに生かされる施設になるのかということを、市長としてはどういうふうに受け止めているのか、東京の業者さんが来てくださるということですけれども、これまでの理念がどういう形で生かされていくということを市長としてはどう責任を感じているのかということも含めて、お聞きしたいと思います。
 
○議長(藤木 猛) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。
 都賀山荘についてでございますが、これまでから答弁、またパブコメ等でもしっかり書かせていただいておりますように、都賀山荘は昭和55年に完成され、当時いろんな思いの中で実現したというふうにお聞きしております。市民にまさしく愛されてきた施設、また、市民教養講座、多くの方が歴史講座を聞かれていますし、都賀山の本もたくさん出版されていますし、また勤労者福祉を支えるということで、本当に愛されてきた施設だと思っています。
 しかしながら、今回、資金ショート、いわゆる民間企業だったら倒産する訳ですね。という窮地に陥った中で、今回たまたまのタイミングで村田製作所の誘致、そして新都賀山荘の整備等が進むこととなったところでございます。これまでから答弁申し上げておりますように、これまで培ってきた都賀山荘の経営理念は、ぜひ踏襲、継承していってほしいと思っています。その中で、都賀山荘としては駅前のにぎわい、あと市民教養講座をはじめとする文化の振興、勤労者福祉、これをしっかりやっていくという前提で、今回、検討されています。
 一方で、バンケットは経営リスクがある。レストランも経営リスクがある。いろいろ本当にリスクをどこまで取るかというところが今後の展開のポイントであったところです。その中で、民間事業者と連携して、より一層安定した経営をしていきたいという判断をされて、民間公募をされて進んできたということであります。
 そういった意味で、建設委員会も設置されていて、ここにはいわゆる勤労者福祉に関する皆様もたくさん入られていますので、ぜひ建設委員会のほうでもしっかり議論される中で、都賀山荘のこれまでの理念をしっかり継承、発展させるような施設になることを期待しているところであります。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) そういうふうに、経営理念をもちろん継承していってくださる業者さんだというふうに願いたいですが、応募してきてくださったのが東京のその1者だけということであれば、もう選択の余地がなく、私は都賀山の説明会で聞かせていただいた時に、都賀山荘のこれまでの経緯、れんが工場があって、そこに外国人労働者の人たちも含めて寮があって、そこの人たちに地域の人たちが、本当に差別なく同等の人権を尊重した働き方をさせて、本当に一緒になって工場をやってきたとか、だから、れんが調の都賀山荘の建物なんですよとか、そういうことを聞かされて、大事にしてきたことというのに、なるほどなとすごく感銘を受けたんです。
 今日、資料を見させていただいて、新たな建物は、れんがとは程遠い大変斬新なデザインのものが提案されておりまして、また今日よく説明を受けますけども、ちょっと、こんなふうにしていきたいという、市民の新都賀山荘をこういうふうにしていきたいというのが、どこまで生かされるのかというのが、ちょっと大変、これからということですけれども、思っていたことが実現できなくなる可能性があるということが予想されるということで……うーん、それは語弊です。これから努力をしてくださるんですけど、そもそも都賀山の職員さんが退職を余儀なくされている、そこから都賀山荘については、これからが、将来が心配されるという事態を生じさせておりますので、ぜひ様々な分野につきまして謙虚な姿勢で、市民の気分・感情を酌んでいただいて、市政をしていただきたいということを強く求めたいと思います。
 今回は立入のスポーツ公園のことに関する予算は入っておりませんので、その点についての質疑は行いませんけれども、そのことについてもスケジュール感については、大変こんな暫定供用が1年間でできるのかということも不安を感じているというところもあります。
 この件は、本当に守山市にとっては大きな大きな、1つのことを動かすのでもこれだけの短時間でできないぐらいの大きなことを、この短時間でやっているということについて、実はそのこと一つを取っても、ちょっといかがなものかと思っておりますので、ぜひ市民に対しても議会に対しても、きちんと意見を聞いていただいて、ごり押しがないようにお願いしたいことを申し上げまして、質疑を終わります。
 以上です。
 
○議長(藤木 猛) これをもって通告による発言は終わりました。
 これより、議案質疑に対する関連質疑を許します。
 なお、関連質疑の発言時間は15分以内であります。
 関連質疑はありませんか。
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第5 委員会付託(議第1号および議第2号)
 
○議長(藤木 猛) 日程第5、議第1号および議第2号につきましては、お手元に配付いたしておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前10時42分
                  再開 午後0時00分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第6 常任委員長審査結果報告(議第1号および議第2号)
 
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第6、議第1号および議第2号を議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長。
             〔総務常任委員長 西村弘樹議員 登壇〕
 
○総務常任委員長(西村弘樹) ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出、款2総務費。以上、予算案件1件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第1号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
 文教福祉常任委員長。
            〔文教福祉常任委員長 山崎直規議員 登壇〕
 
○文教福祉常任委員長(山崎直規) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出、款3民生費。以上、予算案件1件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、次に、環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
 環境生活都市経済常任委員長。
          〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
 
○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出、款5労働費、款7商工費、第2条繰越明許費の補正、第3条債務負担行為の補正、議第2号守山市公衆便所設置条例の一部を改正する条例案。以上、予算案件1件、条例案件1件の計2件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第1号は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、議第2号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 16番小牧一美さんより発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、議第1号令和3年度守山市一般会計補正予算(第14号)に反対の立場で討論を行います。
 今回の補正予算の柱は、守山駅東口開発、特に村田製作所を誘致する関連予算で、債務負担行為の補正も合わせると総額8億円余に及ぶ補正予算です。多額の税金を投入しての開発なのに、議論と検証の不足、あまりにも拙速過ぎると言わなければなりません。
 まず、なぜ村田なのか。公募なしに公有地を村田先にありきで進められていることに、第一の問題があります。地方自治体をつかさどる市長の政治姿勢、民主主義の問題です。
 守山駅を中心としたまちづくりの基本は住民合意が大原則です。市民の暮らしを守る上で、高層建築物の高さ制限をかけたのに、村田製作所には聖域として高さ制限を撤廃する。市民の暮らしを守る、環境を守ることが大事なのか、企業の利益を優先するのか、このこと一つ取っても市長の政治姿勢は問題です。
 村田製作所が建設する建築物のJR貨物用地を守山市が先行所得することも、村田製作所への優遇です。どの企業に対しても同様の対応、優遇をされるのでしょうか。JR用地の購入は非常に困難。価格も手続もどちらかといえばJRの言い分が通ると一般的に言われています。その土地を土地開発公社が先行取得する訳ですから、村田製作所優遇そのものです。
 今回、パブコメで市民から特別の反対意見がなかったことを理由にして、本日この議会終了後に村田製作所と協定を締結する運びとのことですが、振り返れば8月の臨時議会で初めて公表されて以降、年末の市民説明会と年末から1月5日までのパブコメと、市民にとってはあまりにも考えるいとまがない、あまりにも拙速な対応です。
 事業予算の積算についても十分な検証が必要です。都賀山荘の職員が退職を願い出たために、3月末で一時閉鎖せざるを得なくなった、その反省もありません。
 先ほどの環境生活都市常任委員会の説明で、初めて明らかにされた新都賀山荘を整備するための民間事業者、11月2日から12月16日の公募期間に応募されたのはたったの1者です。12月27日の財団理事会、評議委員会で、この1者が共同事業者として承認されたとのことですが、まさにこれは事業ありきで市長がレールを敷いている。そこに市民は後からついてこいとも言わんばかりのあまりにも強行で拙速な事業展開と言わなければなりません。
 東口スポーツ広場の代替えとして整備しようとしている立入公園の整備計画も大変曖昧です。このようなやり方で市政を突き進んでいる、その政治姿勢そのものに私は問題があることを指摘をさせていただいて、この議第1号令和3年度一般会計補正予算(第14号)に反対をいたします。
 
○議長(藤木 猛) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております議第1号および議第2号について、採決いたします。
 まず、議第1号について、起立により採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告は、いずれも「可決」であります。
 本件は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                   〔起立多数〕
 
○議長(藤木 猛) ご着席ください。
 起立多数であります。
 よって、議第1号は各常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第2号について採決いたします。
 本件に対する環境生活都市経済常任委員長の報告は「可決」であります。
 本件は、環境生活都市経済常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
 よって、議第2号については、環境生活都市経済常任委員長の報告のとおり決しました。
 以上で本臨時会議に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
 この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、令和4年守山市議会第1回臨時会議の終了に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 提案申し上げました案件につきまして、原案のとおりお認めいただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 今臨時会議の審議の過程で議員各位から賜りました貴重なご意見、ご提案をしっかりと受け止めまして、その意向を踏まえる中で、今後の取組に反映してまいりたいと考えております。
 何より、ただいま本臨時会議で頂戴いたしました議決を踏まえまして、本日早速、株式会社村田製作所との企業立地に関する基本協定の提携を行いますとともに、一般財団法人守山野洲市民交流プラザに対します補償契約につきましても締結させていただきたいと考えております。
 今後におきましても、1つに、JR守山駅東口の市有地を活用した株式会社村田製作所の研究開発拠点の整備、2つには、一般財団によります隣接地での新都賀山荘の整備、3つには、駅前スポーツ広場の代替機能としての都市計画公園「立入公園」の整備などの実現に向けまして、関係者および関係機関と連携を図りまして、議員の皆様はもとより市民の皆様としっかりと議論を重ね、慎重に進めてまいりたいと考えております。
 議員の皆様におかれましては、引き続きのご指導・ご鞭撻を何とぞよろしくお願い申し上げます。
 開会の挨拶でも申し上げましたが、年始が始まり新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に急増し、感染力の非常に強いオミクロン株に置き換わり、これまで以上に感染が急拡大をしているところでございます。本市といたしましては、引き続き滋賀県や医師会などと連携いたしまして、ワクチン接種をはじめ医療・検査体制の確保に取り組みますとともに、生活支援策、経済支援策、子どもたちの教育と健やかな成長を支える環境づくりに取り組んでまいる所存でございます。
 いずれにいたしましても、今後の状況によっては、現在の取組に加えまして、さらなる支援策を講じてまいる必要もありますことから、予備費も有効に活用いたしまして、議会の皆様と協議を行いながら必要な取組を展開してまいりたいと考えております。引き続きの議員の皆様のご指導・ご鞭撻を何とぞよろしくお願い申し上げます。
 1月も後半に入りまして、冬の寒風が身に染みる季節となってまいりました。1年で最も寒い時期でございます。議員各位におかれましては、ご自愛いただきまして、市政の発展のためにますますご活躍いただきますようにご祈念申し上げまして、会議終了に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 本当にありがとうございました。
 
○議長(藤木 猛) 本臨時会議におきまして、慎重にご審議を賜り、無事終了いたしましたこと、心から御礼申し上げます。
 これをもって、次回会議まで休会といたします。
 どうもご苦労さまでございました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  閉会 午後0時15分



 守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。


                            令和4年1月20日


                     守山市議会議長  藤 木   猛


                     署 名 議 員  小 牧 一 美


                     署 名 議 員  筈 井 昌 彦