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令和 3年12月定例月会議
第 4日12月16日
○(議事日程)
令和3年守山市議会12月定例月会議会議録(第4日)

  1 議 事 日 程
     第1 議案上程(議第89号)
          市長提出
          提案説明
     第2 議案質疑(議第89号)
     第3 委員会付託(議第89号)
     第4 常任委員長審査結果報告(議第69号から議第89号まで)
          質疑、討論、採決
     第5 会議案上程(意見書第8号から意見書第11号まで)
          議員提出
          提案説明
          質疑、討論、採決
     第6 特別委員長審査報告

  2 本日の会議に付した事件
     第1 議案上程(議第89号)
          市長提出
          提案説明
     第2 議案質疑(議第89号)
     第3 委員会付託(議第89号)
     第4 常任委員長審査結果報告(議第69号から議第89号まで)
          質疑、討論、採決
     第5 会議案上程(意見書第8号から意見書第11号まで)
          議員提出
          提案説明
          質疑、討論、採決
     第6 特別委員長審査報告

  3 出席議員は次のとおりである。
     1番  川 本 航 平          2番  酒 井 洋 輔
     3番  藤 原 浩 美          4番  今 江 恒 夫
     5番  田 中 尚 仁          6番  西 村 弘 樹
     7番  赤 渕 義 誉          8番  福 井 寿美子
     9番  渡 邉 邦 男         10番  石 田 清 造
    11番  森 重 重 則         12番  新 野 富美夫
    13番  國 枝 敏 孝         14番  山 崎 直 規
    15番  小 西 孝 司         16番  小 牧 一 美
    17番  筈 井 昌 彦         19番  高 田 正 司
    20番  藤 木   猛

  4 欠席議員は次のとおりである。
    18番  森   貴 尉

  5 会議に出席した説明員
        市長           宮 本 和 宏
        教育長          向 坂 正 佳
      上記の者に委任または嘱託を受けた職員
        副市長          川那辺 守 雄
        政策監
        (兼)都市経済部理事   村 田 朋 弘
        事務監
        (兼)健康福祉部長    武 田 遼 介
        総合政策部長       山 本   毅
        総務部長         福 井   靖
        環境生活部長       川 瀬   正
        環境生活部理事      高 橋 みちえ
        健康福祉部理事      沖 田 昌 子
        こども家庭部長      木 村 勝 之
        都市経済部長       中 島   勉
        都市経済部理事      山 本 哲 雄
        上下水道事業所長     飯 島 秀 子
        教育部長         細 谷 修 司
        財政課長         伊 藤 昌 行

  6 会議に出席した議会事務局職員
        局長           北 脇 嘉 久
        次長           小 島 善兵衛
        書記           松 山   正
        書記           田 口 二 行
        書記           藤 本   宏

             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  再開 午前9時30分
 
○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
 ただいま定足数に達しておりますから、令和3年守山市議会12月定例月会議を再開いたします。
 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
 本日、市長より、予算案件1件が追加提案されております。
 次に、17番筈井昌彦君他7人から意見書第8号、9番小西孝司君他6人から意見書第9号、10番石田清造君他7人から意見書第10号、3番藤原浩美さん他1人から意見書第11号が提出されています。よろしくご審議のほどお願いいたします。
 次に、12月6日付で政治倫理審査会より提出がありました審査結果報告書について、18番森貴尉議員および9番渡邉邦男議員から守山市議会議員政治倫理条例第10条に規定される陳述書の提出を行わない旨の連絡がありましたので、同条例に基づき、公表の手続を進めるにあたり、事務局長をして審査結果報告書を朗読いたさせます。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) それでは、政治倫理審査会の審査結果を朗読いたします。
 審査の結果、守山市議会議員政治倫理条例第3条第1号に掲げる政治倫理基準に違反する行為であったと認定する。
 (理由)
 森 貴尉議員
 8月26日の飲食店における会食の件について、家族で焼き肉店に行った際、知人と出会い同席することになったが、まん延防止等重点措置期間中は飲食店においては酒類の提供が禁止されている中、その知人は飲酒しておられた。このような状況の下において、森議員はそのことを戒めるべきであったにもかかわらず、それをしなかったばかりか、知人のために酒類を注文したことは、まん延防止等重点措置期間中の取るべき行動として認識不足であり、市民の模範となる行動をすべき議員として自覚に欠けた行為であり、市民の議会に対する信頼を損ねたものである。
 また、9月2日のゴルフの件について、緊急事態宣言下においてもゴルフプレーの自粛は求められていないものの、議会開会日前日に渡邊議員と共にゴルフをプレーし、その同伴者の知人がコロナウイルスに感染したため、濃厚接触者となり本会議を欠席するに至ったことは、市民の負託を受けている議員としては、公人としての自覚に欠けた軽率な行為である。
 以上の行為は条例違反と認定する。
 渡邊邦男議員
 9月2日のゴルフの件について、緊急事態宣言下においてもゴルフプレーの自粛は求められていないものの、議会開会日前日に森議員と共にゴルフをプレーし、その同伴者の知人がコロナウイルスに感染したため、濃厚接触者となり本会議を欠席するに至ったことは、市民の負託を受けている議員、さらには副議長の要職にあった身としては、公人としての自覚に欠けた軽率な行為であり、条例違反と認定する。
 よって審査会は、他市議会の事例も参考にする中、森貴尉議員、渡邊邦男議員に対する措置として、議長からの厳重注意が相当とする。しかし、森貴尉議員、渡邊邦男議員ともに自ら役職を辞しておられることから、それ以上の措置は必要ないという結論に達した。
 なお、政治倫理基準の遵守について、審査の過程において、議員の取るべき行動の認識不足は両議員のみの問題ではなく、守山市議会全体の認識不足があったという意見があったことから、議員政治倫理条例第3条第1号の政治倫理基準の具体化および条例違反に対する措置の内容の見直しを含め、議員の政治倫理の規範を守山市議会全体がもう一度省みる機会としていただき、今後の議員活動、議会活動において市民の信頼回復に努めていただくことを意見として申し添える。
 以上。
 
○議長(藤木 猛) 次に、審査結果報告書を受けて、来る12月24日に全員協議会を開催し、対象議員への厳重注意ならびに議会としての対応として、行動指針等の策定を議論の上、必要な措置を講じてまいります。
 以上で諸般の報告を終わります。
 それでは、本日の会議を開きます。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第1 議案上程(議第89号)
 
○議長(藤木 猛) 日程第1、議第89号を議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読いたさせます。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
 議第89号令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)。
 以上。
 
○議長(藤木 猛) 市長より提案理由の説明を求めます。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 皆様おはようございます。
 本日、最終日に急遽、追加議案を提出させていただきましたところ、早々に上程をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
 それでは、ただいま上程いただきました予算案件1件につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
 議第89号は、令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)を定めるものでございまして、歳入・歳出それぞれに8億2,571万1,000円を追加いたしまして、予算総額を335億6,195万8,000円とするものでございます。
 その理由につきまして、ご説明を申し上げます。
 中日に、国の子育て世帯への臨時特別給付につきまして、高校生以下の子ども1人につき5万円を給付するための補正予算を追加で提案させていただきまして、先般の委員会でご審議を賜ったところでございます。この中では、従来の政府方針に合わせまして、第一弾として年内に現金5万円の給付を開始し、第二弾として、子育て関連に使途を限定した5万円のクーポンを来春の新学期に合わせて配布することとして、予算をお願いしてきたところでございますが、現在開会中の国会におきまして、地方自治体の判断により全額現金給付、さらには10万円の一括給付についても容認する考えが示されたところでございます。
 これを受けまして、議員の皆様のご意見も踏まえまして、本市におきましては、子育て世帯への生活支援として、いち早く全額現金としてお届けすることが最善と判断し、年内には児童手当対象者に対しまして「プッシュ型」により10万円を一括給付、残る申請を要する高校生や公務員が養育する児童につきましては、1月以降に10万円を一括給付できるよう、8億2,571万1,000円の追加をお願いするものでございます。
 以上、今回の補正でお願いさせていただく事業の概要でございます。
 何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますようによろしくお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。
 
○議長(藤木 猛) 自席にて、暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時37分
                  再開 午前9時38分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第2 議案質疑(議第89号)
 
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第2、ただいま議題となっております議第89号についての議案質疑はないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第3 委員会付託(議第89号)
 
○議長(藤木 猛) 日程第3、議第89号につきましては、お手元に配付いたしておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
 ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時40分
                  再開 午前10時04分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第4 常任委員長審査結果報告(議第69号から議第89号まで)
 
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第4、議第69号から議第89号までを一括議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長。
             〔総務常任委員長 西村弘樹議員 登壇〕
 
○総務常任委員長(西村弘樹) ただいま議長のご指名をいただきましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第69号令和3年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、歳出款1議会費、款2総務費、項1のうち目1から目9まで、目10のうち事業1、事業2、事業5、事業6、目12、目17、目20、項2および項4から項6まで、款3民生費、項1のうち目7および目8、款11公債費、第2条債務負担行為の補正、第3条地方債の補正、議第76号市制施行50周年豊かな田園都市守山文化振興基金条例案、議第88号令和3年度守山市一般会計補正予算(第12号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、議第89号令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部。以上、予算案件3件、条例案件1件の計4件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月10日および本日の本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、活発な質疑応答を繰り返し、慎重審議の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
 文教福祉常任委員長。
            〔文教福祉常任委員長 山崎直規議員 登壇〕
 
○文教福祉常任委員長(山崎直規) ただいま議長のご指名をいただきましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第69号令和3年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款3民生費、項1のうち目1から目3まで、目6および項2から項4まで、款4衛生費、項1、款10教育費、第2条債務負担行為の補正、議第70号令和3年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第73号令和3年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議第74号令和3年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第75号令和3年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議第78号守山市育英奨学条例の一部を改正する条例案、議第79号守山市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案、議第80号守山市国民健康保険条例の一部を改正する条例案、議第88号令和3年度守山市一般会計補正予算(第12号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出全部、議第89号令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出全部。以上、予算案件7件、条例案件3件の計10件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月13日および本日の本会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、次に、環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
 環境生活都市経済常任委員長。
          〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
 
○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名をいただきましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 当委員会に付託を受けました案件は、議第69号令和3年度守山市一般会計補正予算(第11号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出款2総務費、項1目10のうち事業3、目14から目16まで、目19および項3、款4衛生費、項2および項3、款5労働費、款6農水産業費、款7商工費、款8土木費、款9消防費、第2条債務負担行為の補正、議第71号令和3年度守山市水道事業会計補正予算(第1号)、議第72号令和3年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)、議第77号守山市使用料および手数料条例の一部を改正する条例案、議第81号守山市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例案、議第82号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第83号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第84号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第85号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第86号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第87号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて。以上、予算案件3件、条例案件2件、その他の案件6件の計11件でありました。
 今定例月会議休会中の去る12月14日の午前9時30分から当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 16番小牧一美さんより発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、本日、追加提案をされました議第89号令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)に対しまして、賛成の立場で討論を行います。
 今回の補正予算は、国の子育て世帯への臨時給付金特別給付について、開会中の国会において、地方自治体の判断により全額現金給付、さらには10万円の一括給付も容認する考えを示されたことを受け、中日の追加補正に加え、年内に児童手当対象者に対してプッシュ型により10万円を一括給付されるという補正予算です。
 できるだけ年内に、今日のお話ではクリスマスの日に支給ということでした。また、2回に分けるのではなく一括して10万円を給付しようと決断されたことに、改めて敬意を表したいと思います。ありがとうございます。議会最終日に提案できるようにと、本当に短期間で追加の補正を組んでいただいた職員の皆さん、また、事務作業に取り組んでくださる職員の皆さんに改めてお礼を申し上げます。
 同時に、国の曖昧な制度設計が全国の自治体を大混乱させていることに、改めて大いに反省を求めたいと思います。さらに、元々この制度はコロナ禍で大変苦しんでいる女性や非正規、学生といった弱い立場の方々に現金給付を考えたいという10月4日の首相の記者会見が出発点になっています。生活困窮世帯は児童のいる世帯だけにとどまらないところから、対象を児童に限定するのは制度上、不十分ですし、本当に必要な世帯の人たちに対象を拡大することが求められると考えます。
 とはいえ、一括で現金給付することを地方の裁量として認めたことは、その決断が遅かったとはいえ、何とか間に合ってほっとしております。この給付金が子どもたちの健やかな成長に役立ちますように、また、コロナで停滞する地域経済の活性化につながって、市民の皆さんが安心して年末年始を迎えられることを期待したいと思います。
 改めて、地方自治体が国に対してしっかり声を上げていくことが大事であることを改めて感じた今回の出来事でした。国は、国民に対しても自治体に対しても責任ある制度設計を構築されるべきであることを強く求めまして、議第89号令和3年度守山市一般会計補正予算(第13号)に賛成の討論といたします。
 
○議長(藤木 猛) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております議第69号から議第89号までについて、一括採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。本件は、各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
 よって、議第69号から議第89号までについて、各常任委員長の報告のとおり決しました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第5 会議案上程(意見書第8号から意見書第11号)
 
○議長(藤木 猛) 日程第5、意見書第8号から意見書第11号を議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読いたさせます。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
 意見書第8号衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書、意見書第9号文書通信交通滞在費の見直しを求める意見書、意見書第10号オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書、意見書第11号県立総合病院の独立行政法人化に反対する意見書。
 以上。
 
○議長(藤木 猛) まず、意見書第8号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 17番筈井昌彦君。
               〔17番 筈井昌彦議員 登壇〕
 
○17番(筈井昌彦) ただいま議長のお許しを賜りましたので、意見書第8号衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書を、提出者といたしまして私、守山市議会議員、筈井昌彦が提出させていただきます。
 賛成者といたしましては、守山市議会議員、小西孝司、同じく守山市議会議員、森重重則、同じく守山市議会議員、小牧一美、同じく守山市議会議員、高田正司、同じく守山市議会議員、山崎直規、同じく守山市議会議員、渡邉邦男、同じく守山市議会議員、川本航平、以上の方々のご賛同をいただいています。
 それでは、本文の朗読をもちまして提案理由とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書
 衆議院小選挙区選出議員の選挙区については、平成28年5月に衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律が成立し、衆議院議員の定数の削減と、いわゆる「一票の較差」の是正措置が講じられました。
 これにより、各都道府県の区域内の選挙区の数を、令和2年以降10年ごとに行われます国勢調査の結果に基づきいわゆる「アダムズ方式」により配分されることとなった。
 本年6月に、令和2年国勢調査の速報値が公表されたが、その結果に基づくと、本県の衆議院小選挙区選出議員の定数は、1名減となるとされている。
 もとより、一票の較差を是正することは重要な課題である。しかしながら、地方創生の重要性が高まっているにもかかわらず、地方の実情を知る国会議員の比率が低くなり地方の意見が国政に届きにくくなれば、過疎化、少子高齢化や人口減少といった課題の解決は遠のき、今後の我が国の行く末に大きな影響を与えることとなる。
 したがって、国政選挙においては、単純に人口に比例した定数配分とするのではなく、地方の意見が十分に反映されるものとなるよう、制度を構築しなければならない。
 よって、国および政府におかれては、衆議院小選挙区選出議員の選挙区改定に向けた現在の検討を見直し、改めて地方の意見を広く聞きながら十分に議論を重ね、抜本的な選挙制度改革を行うよう強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和3年12月16日
 滋賀県守山市議会議長 藤木猛
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣 宛
 以上、皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 
○議長(藤木 猛) 次に、意見書第9号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 15番小西孝司君。
               〔15番 小西孝司議員 登壇〕
 
○15番(小西孝司) ただいま議長に発言のお許しを賜りましたので、私は、文書通信交通滞在費の見直しを求める意見書を提出するものでございます。
 現在、国においては文書通信交通滞在費について議論が行われております。国民が納得できるものとするため、本市議会より意見書を提出するものでございます。
 それでは、本文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
 文書通信交通滞在費の見直しを求める意見書
 衆参両院の国会議員は、歳費とは別に月額100万円の文書通信交通滞在費を受けている。これは、国会法第38条、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第9条の規定によって定められ、その趣旨は、「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等」のための公金である。国会議員の公的な活動のためにしか支出できないが、「日割り支給」の規定はなく、領収書の添付や使途の報告も免除され、目的外使用への罰則もない。
 現在、インターネット普及など文書通信手段は、制度創設時からは大きく変化していること等を踏まえるならば、制度の目的、金額の根拠、経費の内容などを抜本的に見直す必要がある。
 また、国会議員関係政治団体においては、2009年から、少額領収書等の開示手続制度が創設され、1円以上の領収書の開示も義務づけられているところである。文書通信交通滞在費についても、国民からあらぬ誤解や疑念を持たれぬように、早急にこの使途報告と領収書の提出を義務づけるとともに、これら報告について公開し、国民への説明責任を果たすことが求められる。
 よって、本議会は、文書通信交通滞在費について、現在議論の行われている「日割り支給」に加え、その目的・金額や公表のルールなどについて、見直しを求め、意見書を提出するものである。
 提出者といたしまして、守山市議会議員、小西孝司。賛成者、守山市議会議員、新野富美夫、賛成者、守山市議会議員、森重重則、賛成者、守山市議会議員、高田正司、賛成者、守山市議会議員、小牧一美、賛成者、守山市議会議員、渡邉邦男、賛成者、守山市議会議員、川本航平。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣 宛
 滋賀県守山市議会議長 藤木猛
 以上、議員各位の賛同をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。
 
○議長(藤木 猛) 次に、意見書第10号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 10番石田清造君。
               〔10番 石田清造議員 登壇〕
 
○10番(石田清造) ただいま議長のお許しをいただきましたので、意見書の提出について、述べさせていただきます。
 提案者は、私、石田清造です。賛成者は、守山市議会議員、小西孝司、守山市議会議員、森重重則、守山市議会議員、小牧一美、守山市議会議員、高田正司、守山市議会議員、山崎直規、守山市議会議員、渡邉邦男、守山市議会議員、川本航平。
 本文を朗読させていただいて提案とさせていただきます。
 オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書
 今般の新型コロナウイルス感染症の拡大や、台風、地震、豪雨等による不測の緊急事態を踏まえると、相当数の議員が自宅待機を余儀なくされた状況においても、急を要する議案の審議、議決が求められる事態が、現実のものとして想定される。
 二元代表制の一翼を担う議会の権能が発揮できず、市民の負託に応えることができなくなる事態を回避するためには、定足数を満たす人数の議員が議場に参集できない場合においても、議案審議、表決などが行えるよう、議会運営方法を整備しておく必要がある。
 しかしながら我が国においては、地方自治法第113条および第116条第1項における「出席」の概念は、現に議場にいることを前提としており、オンライン会議による本会議運営は現行法上できないと解されている。
 一方で、総務省は令和2年4月30日付総行第117号で、委員会運営については地方議会における判断によってオンライン化は可能との見解を発出したが、本会議でのオンライン化ができなければ、議会としての意思決定は完結できず、議会運営上の利点は限られる。
 よって、国においては、委員会審議におけるオンライン化の意義を認めるのであれば、本会議への導入も同様に是認すべきであり、地方分権を推し進める観点から、オンライン本会議の実現を求める地方自治体の声を真摯に受け止め、非常時には地方議会の判断で本会議をオンライン会議により開催できるよう、早急な地方自治法の改正を強く要請する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、デジタル大臣 宛
 皆様のご賛同を、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 
○議長(藤木 猛) 次に、意見書第11号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
 3番藤原浩美さん。
               〔3番 藤原浩美議員 登壇〕
 
○3番(藤原浩美) それでは、私は、意見書第11号県立総合病院の独立行政法人化に反対する意見書を提案させていただきます。
 賛同者として、小牧一美議員の賛同を得ています。
 それでは、意見書を朗読し、提案理由と代えさせていただきます。
 県立総合病院の独立行政法人化に反対する意見書
 12月2日、県議会での知事答弁で滋賀県立病院の地方独立行政法人化が検討されていることに明らかになった。
 県立総合病院は県内唯一のがん診療拠点病院であり、また新型コロナ感染症受け入れ病院として、県内の感染症病床が満床になった時もコロナ患者を受け入れるなどの重要な役割を担っている。
 知事は、「独立行政法人に移行した場合、経営課題に柔軟に対応できる」「経営効率を高める」と答弁し、「コスト削減もしやすくなる」との意向を示している。しかし、独立行政法人化というのは、「採算性に乏しく民間に委ねては実施されない恐れのあるものを自治体から切り離し」、別組織化するものであり、公的責任より効率性が優先され、不採算医療の切捨て、利益優先、人件費の切り下げ、診断書・証明書の発行の値上げなど住民負担を強めることになりかねない。他市においても、公立病院の独立行政法人化によって、運営費交付金の削減・廃止が行われ、ベースアップ凍結やボーナスの抑制、人件費が削減されている。
 コロナ禍での医療強化の必要性が増し、これまで以上に公的病院の役割が大きくなっている時に、県立総合病院の独立行政法人化は、医療提供の公的病院の役割放棄に繋がりかねず、決して許されない。
 よって、本議会は、県民の命を守る最前線で頑張っている県立総合病院の独立行政法人化に反対するものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 守山市議会議長 藤木猛
 滋賀県議会議長、滋賀県知事 宛
 皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
 
○議長(藤木 猛) 暫時休憩します。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前10時36分
                  再開 午前10時44分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
 
○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ただいま議題となっております意見書第8号から意見書第11号までに対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております意見書第8号から意見書第11号までについては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
 よって、意見書第8号から意見書第11号までについては、委員会付託を省略することに決しました。
 これより討論を行います。
 16番小牧一美さんより、発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、意見書第8号と第11号につきまして、賛成の立場から討論を行います。
 まず最初に、意見書第8号衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書について、申し上げます。
 2017年5月に改定された区割り法は、民意をゆがめる小選挙区制度を固定化するものであり、「一票の格差是正」と称して、アダムズ方式によって改定される区割りを実施したとしてもなお、格差の問題は解消されず、むしろ人口規模の多い地域は議席数が増え、過疎地域は議席数が減ることとなります。国会審議において日本共産党は、その問題点を指摘し、法案に反対をいたしました。
 2020年国勢調査の確定値を基にした今回の区割り改定案では、議席が増えるのは東京が5、神奈川が2、埼玉と愛知が1と都市部で議席が増えます。逆に議席数が減るのは、宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県で10減が示されています。仮にこのまま実行されると東京一極集中に、より拍車をかけ、過疎地域の声は国に届きにくくなります。
 意見書案に示されているように、地方の意見が十分に反映される選挙制度を構築しなければなりません。単純に人口規模で議席数を決めれば、より民意をゆがめる結果になることは明らかです。よって、地方の意見を広く聞きながら十分に議論を重ね、抜本的な選挙制度改革を行うように求める本意見書に賛成をするものです。
 なお、本来、多様な民意を正確に反映させるのに、現行のたった1人しか当選できない小選挙区制度は、民意を切り捨てる根本的な欠陥を持っていることを指摘したいと思います。小選挙区においては、第一党は4割台の得票率でも7割から8割の議席を占めることとなり、議席に反映しない投票、いわゆる「死に票」は各選挙区の半数に上ります。投票権が平等という憲法の原則からしても矛盾する選挙制度となっていることを指摘します。
 比例代表選挙制度を軸にした抜本的な制度に改定することが大切であることを申し添え、賛成討論といたします。
 続きまして、意見書第11号県立総合病院の地方独立行政法人化に反対する意見書に対して賛成の討論を行います。
 公立病院の地方独立行政法人化は、採算性に乏しく民間に委ねては実施されないおそれのあるものを、自治体から切り離して別組織化するものです。効率性や採算性という視点で見れば、採算の取れない部門は縮小・撤退。こういうことをすれば将来的に必要な十分な医療、特に県立総合病院が担ってきた専門的医療が身近で受けられなくなることにもなりかねません。
 医療は、多額の資金や高度な医療サービスが必要であり、市場メカニズムになじまない不採算部門でも行政がやならければならない分野はある訳です。これは県民の安全・安心を確保する必要コストではないでしょうか。
 4年前に先行して地方独法化された大津市民病院では、医療従事者の大量退職が発生し、看護専門学校やケアセンターが廃止され、運営費交付金の削減・廃止が行われ、ベースアップ凍結やボーナスの抑制が強行されたと聞き及んでおります。
 県民のセーフティネットの確保は自治体行政が果たすべき役割です。特に、少なくともコロナ禍における公立病院の役割がこれまで以上に重要になっている時に、公立病院の独法化の議論をすることなど、もってのほかです。県民の命と健康を守る自治体の責任として、公立病院を守り抜く姿勢を県には求めたい。安易に県立病院の独法化に突き進むことは断じて許されません。守山市からも県にこのことを強く要請いただくことをお願いしたいということを申し添え、意見書第11号の賛成討論といたします。
 
○議長(藤木 猛) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております意見書第8号から意見書第11号までについて、起立により採決をいたします。
 まず、意見書第8号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(藤木 猛) ご着席願います。
 起立全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり決しました。
 次に、意見書第9号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(藤木 猛) ご着席願います。
 起立全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり決しました。
 次に、意見書第10号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                   〔起立全員〕
 
○議長(藤木 猛) ご着席願います。
 起立全員であります。
 よって、本件は、原案のとおり決しました。
 次に、意見書第11号について、採決いたします。
 本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
                   〔起立少数〕
 
○議長(藤木 猛) ご着席願います。
 起立少数であります。
 よって、本件は、否決されました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第6 特別委員長審査報告
 
○議長(藤木 猛) 日程第6、公共施設調査特別委員長、子育て支援対策特別委員長および議会改革・広報広聴特別委員長より審査報告の申出がありますので、これを許します。
 まず、公共施設調査特別委員長。
           〔公共施設調査特別委員長 今江恒夫議員 登壇〕
 
○公共施設調査特別委員長(今江恒夫) それでは、議長のご指名をいただきましたので、公共施設調査特別委員会の委員長報告をさせていただきます。
 去る11月19日および12月10日のそれぞれ委員全員出席の下、特別委員会を開催いたしました。なお、11月19日については関係部課長出席の下、委員会を開催し、12月10日は委員のみで開催させていただきました。
 協議事項につきましては、11月19日は公共施設等総合管理計画について担当課より説明いただき、委員それぞれのご意見を伺う中、委員の皆様からは、公立小中学校における施設の格差の解消、地区会館の施設規模、北公民館の今後の在り方に取り組んでいってはというご意見をいただきました。また、委員の皆様から具体に取組事項について案を示して協議するようにとのご意見もいただきましたので、12月10日、再度お集まりいただき、取組事項をお示しさせていただく中で協議いただきました。
 ファシリティーマネジメント、アセットマネジメントにおける調査研究に分類し、建物については、庁舎完成後のすこやかセンターの後利用について、また、学校施設、北公民館について取組日程の案を示させていただき、委員の皆様からはおおむね了承いただき、対象施設を絞る中で課題について調査研究を進めていくことになりました。
 道路河川、上下水道における調査研究については、令和4年の9月以降について施設に関する調査の進捗状況を踏まえて進めていくということになりました。
 次回以降の委員会のスケジュール予定を確認いただき、委員会を終了いたしました。
 以上、公共施設調査特別委員会の委員長報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) 次に、子育て支援対策特別委員長。
          〔子育て支援対策特別委員長 福井寿美子議員 登壇〕
 
○子育て支援対策特別委員長(福井寿美子) ただいま議長よりご指名をいただきましたので、令和3年11月22日9時半より第1委員会室にて子育て支援対策特別委員会を開会いたしました。以下の事項に関して協議いたしましたので、ご報告いたします。
 まず1点目、子どもの貧困対策計画について、1、貧困とは、2、守山市の子どもの貧困対策の基本的な考え方、3、子ども・子育て応援プラン2020に位置付ける子どもの貧困対策計画として、各課の取組について、また、4、今後の取組について、こども家庭相談課長より詳細な説明を受けました。
 説明を受けて委員からは、守山市の子どもの貧困対策の基本的な考え方について、経済的な問題にとどまらず子どもの生活習慣の欠如、健康問題、学習意欲の低下、相談できる人がいない、社会的孤立、虐待など子どもが貧困を抱えやすい、支援を求めにくい状況を子どもの貧困と捉え、取組を進めていくことについて評価する中で、守山市は実態把握をどのようにしているのか、現状をどう捉えているのか質問があり、状況報告とともに活発な意見をいただきました。
 福祉部門としての学校、幼保園との連携、家庭相談からの支援、自治会長・民生委員・主任児童委員、また子ども食堂などの地域の目や情報などアンテナを高くし、さらに網目を細かくし、市全体の体制強化を図るためにこれからも議論していくこととしました。
 2点目は、子どもの虐待防止の取組についてです。
 1、守山市の児童虐待の状況について、2、守山市の取組状況、3、今後の取組方針を、子育て応援室長より説明を受けました。
 委員からは、現在把握している8件のヤングケアラーの対応・対処について質問がありました。まず、既存の福祉サービスで対応できるものについて使っていただくことが非常に重要であり、現実問題としても重層的支援体制下でしっかりと対応しサービスにつなぐことで、解消に向けて動いていると回答がありました。しかしながら、多くの方が既存の福祉を知らない、つながっていないという大きな課題もある。また、既存のサービスに当たらないケースに対して、市として重層的支援体制を進めていきたいともお話しいただきました。
 他に、育児相談の部分には大きく虐待防止につながる可能性などがあることから、子育て支援事業の体制強化について質問があり、ケースにより相談支援、ショートステイ、一時保育、児童館等を活用して、育児の閉塞感などの解消や負担感を抑えるように取り組んでいるとのことでした。
 今後、子どもの貧困対策、また子どもの虐待防止の取組について、居場所づくりなどに焦点を当てて協議してまいります。
 以上、子育て支援対策特別委員会からの報告を終わります。
 
○議長(藤木 猛) 次に、議会改革・広報広聴特別委員長。
         〔議会改革・広報広聴特別委員長 赤渕義誉議員 登壇〕
 
○議会改革・広報広聴特別委員長(赤渕義誉) ただいま議長のご指名をいただきましたので、去る11月24日に開催しました議会改革・広報広聴特別委員会の報告をいたします。
 1点目は、守山市議会基本条例検証結果報告書に位置付けた今後の取組についてですが、前期に検証した報告書に基づいて、改めて3つの柱「議会の機能強化」「情報公開の推進」「市民参加の推進」について説明した後、今後の取組について各委員から賛同をいただきました。
 また、とりわけ市民の声を直接聞く機会の開催についてと、新庁舎整備に伴うICT化については、スケジュールに余裕がないことから、重点的に議論していくことも確認をしました。
 2点目、広報機能の拡充の実施についてですが、副委員長より議会基本条例の検証を受けての開催に向けた説明、先進地事例の後、市民対案型のイベント案について説明を受けました。具体的には、中高生を対象にグループワーク形式による懇談会の開催について、時期やプログラム等について説明を受けました。
 委員からは、まずはやってみることが大事であり、初回として中高生との懇談でよいとの意見があり、時期についても中高生が集まりやすい夏休みがよいとの意見がありました。手法やプログラムについては次回の委員会までに正副委員長にて精査を行い、より具体案を示すこととなりました。
 3点目、タブレット等を用いた議会ICT化についてですが、この件につきましても副委員長より議会基本条例の検証「目標1」議会機能の強化においては災害・感染症等が発生した場合の体制づくりのための新たな取組として、タブレット等の端末の導入、オンライン会議の整備などの背景や方向性、今後の計画について説明を受けました。
 委員からは、新庁舎整備に伴い、全議員へのタブレット配付の確認がありました。また、行政側の対応について、総務部長に説明を求めましたが、今後検討していくと答弁をいただき、今後においては行政側との確認・調整作業が必要であると認識をしました。
 また、2023年9月、新庁舎で議会が開催される予定であることからも、今後において新庁舎でのICT化を念頭に、具体的な議論を進めてまいります。
 以上、議会改革・広報広聴特別委員長報告といたします。
 
○議長(藤木 猛) 以上で、各特別委員会の審査報告を終わります。
 以上で本定例月会議に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
 この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、令和3年守山市議会12月定例月会議の終了にあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 去る11月26日から本日に至ります21日間にわたりまして、令和3年守山市議会12月定例月会議を滞りなく開催いただきまして、提案させていただきました全ての議案につきまして、本会議および各常任委員会で慎重かつ十分なるご審議を賜り、全て原案のとおり可決を賜りました。このことに対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 この間、頂戴いたしましたご意見、ご提言につきましては、真摯に受け止めさせていただきまして、その意向を十分に踏まえます中で、今後の市政運営に反映をしてまいる所存でございます。
 とりわけ返還免除型奨学金制度につきましては、議会からのご提言をきっかけに庁内で鋭意協議を進め、一定時間を要しましたが、本日、改正条例をお認めいただいたところでございます。来年1月から募集を開始いたしますが、制度の周知徹底を図り、前途ある多くの守山の若者をしっかりと支援してまいりたいと考えております。
 また、国の経済対策としての子育て世帯への10万円分の臨時特別給付につきましては、国の方針が右往左往したところでございますが、議員各位の深いご理解の下、中日および本日最終日に追加提案をさせていただき、子ども1人につき10万円を現金での一括給付について議決を賜ったところでございます。児童手当対象者につきましては、年内の12月24日に振込をいたしますとともに、申請を要します高校生等につきましては1月以降に振込を行ってまいりたいと考えております。
 さて、今年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症につきましては、いわゆる第3波のさなかに年明けを迎え、また、夏から秋にかけましては第5波によりまして、滋賀県全域にまん延防止等重点措置や緊急事態宣言が適用されるなど、昨年同様、新型コロナが市民の皆様の生活に大きな影響を及ぼした1年でございました。
 その中で、議員の皆様と協議をする中で、1つには医療・検査体制の確保、2つには生活支援策、3つには経済支援策、4つには子どもたちの教育と健やかな成長を支える環境づくりに取り組んできたところでございます。
 現在、県内ではワクチン接種の効果もあり、5段階のレベル分類で最も低いレベル0となっており、市内の新規感染者数も11月9日以降、ゼロが続いている状況にございます。これも市民の皆様の感染予防と行動抑制の賜物であり、市民の皆様のご尽力に心より御礼申し上げますとともに、ご指導、ご鞭撻を賜りました議員の皆様に心より感謝を申し上げる次第でございます。
 とりわけ本市におきましては、今年、年明け早々の1月15日に感染症対策室を設置し、医師会の先生方の協力の下、県内でもいち早くワクチン接種を進めることができ、12月13日時点で対象者の87.2%の方が2回目の接種を完了している状況にございます。
 今定例月会議では、来年3月までに対象となる約2万2,000人の方に3回目接種を実施できるよう、国から示されましたワクチン提供方針を踏まえ、集団接種に係ります追加経費の補正をお認めいただいたところでございます。
 2回目接種から8か月後となる接種時期の3週間前を目安に、順次、接種券を送付させていただいており、来年1月が接種日となる高齢者等の方々に対しましては、本日から接種券の発送を行っているところでございます。接種を希望される市民の皆様が安心して接種を受けていただけますよう準備を進めてまいります。
 新たな変異株オミクロン株の感染拡大が懸念されているところでございますが、まずは3回目のワクチン接種に万全を期してまいります。
 また、この1年も新型コロナの影響によりまして、多くの事業やイベントが中止となったところでございますが、1年延伸となっておりました市制施行50周年記念式典を8月1日に厳粛かつ盛大に執り行うことができました。議員の皆様、また、これまで守山市の発展に多大なご尽力を賜りました皆様と共に、50年という大きな節目をお祝いすることができ、感慨無量でございました。次の50年先を見据え、豊かな田園都市に向けまして、市民の皆様、また議員の皆様と共に一歩一歩、歩みを進めてまいりたいと考えております。
 また、東京2020パラリンピックには、本市出身の井上舞美選手と南井瑛翔選手が出場されまして、我々市民に多くの感動と元気を頂戴したところでございます。また、ホストタウン事業で友好関係を培ってきましたトルコ共和国の女子ゴールボールチームが見事、金メダルを獲得するなど、コロナ禍が長引く中で明るい話題ができましたことをうれしく思っております。
 そして、今年10月1日には、長年、市政の最重要課題として取り組んでまいりました新環境センターが無事、操業開始したところでございます。深いご理解を賜りました地域の皆様に改めて感謝申し上げるところでございます。
 一方で、操業間もない中で、ばいじん処理物が基準値を超えるという事態が発生し、市民また地域の皆様にご心配とご不安をおかけしたところでございます。必要な対策を早急に講じる中で、現在、順調に運転しておりますが、同様の事態が二度と発生しないよう、DBO事業者と共に万全を期すとともに、適切な分別につきまして、市民の皆様に啓発徹底を図ってまいります。
 加えまして、本年4月にはもりやまエコパークの交流拠点施設がオープンし、日々多くの方々にご利用いただきますとともに、環境学習の拠点として多くの老若男女の皆様にお越しいただいております。新環境センターと交流拠点施設を含めますもりやまエコパーク全体が、環境学習都市宣言を具現化する拠点となりますよう引き続き取り組んでまいる所存でございます。
 また、本年2学期から長年の課題でございました中学校給食が守山南中学校でスタートすることができました。学校現場からは「自校方式で温かくおいしい給食が提供できており、生徒も先生方も喜んでいる」「残飯が5%程度と少なく、男子・女子生徒ともしっかりと食べている」、また「地産地消の農産物の紹介や調理員や生産者の働く姿やメッセージを映像で生徒たちに情報提供しており、食育も併せて取り組めている」とのお声を伺っているところでございます。
 議会の皆様と共に議論を重ねまして、本市の特性を生かした自校方式での取組を進められましたことに対しまして、厚く改めて御礼を申し上げるところでございます。残る3中学校、守山中学校、守山北中学校、明富中学校につきましては、現在、給食調理室を整備しているところでございます。来年2学期から円滑にこの3校でおいしい給食が提供できますように準備を進めてまいります。
 次に、JR守山駅東口におけます新施設整備の取組につきましては、一昨日に環境生活都市経済常任委員会協議会および全員協議会でご協議を賜りまして、改めて御礼申し上げるところでございます。昨日12月15日からパブリックコメント手続を開始したところでございまして、4回の市民説明会を実施する中で市民の皆様への丁寧な説明を行ってまいります。市民の皆様のご理解が得られますよう、守山市、村田製作所および一般財団の三者が連携いたしまして、万全を期して取り組んでまいる所存でございます。引き続きの議員各位のご指導等、よろしくお願い申し上げます。
 次に、新庁舎の整備についてでございます。
 まず、今日まで本会議はもとより常任委員会、また特別委員会等で慎重審議を賜りましたことに、改めて感謝を申し上げます。本年1月26日には設計者の隈研吾氏にお越しいただきまして、総務常任委員会でご議論賜りまして、基本設計を取りまとめることができました。また、今年3月にデザインビルドの事業者を決定することができたところでございます。
 ご存じのとおり、南棟やシルバーワークプラザ等の取り壊しが完了いたしまして、本日、実施設計を確定させていただく予定でございまして、年明け1月14日に起工式を執り行う予定でございます。令和5年9月の暫定供用に向けまして着実に建設工事を進めますとともに、今後はオフィスレイアウトやICT化などソフト面について、市民の皆様にとって、また新庁舎で働く職員にとって最善の「守の舎」となりますよう検討を進めてまいる所存でございます。議員の皆様の引き続きのご支援を何とぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、去る11月18日に、各部局から新年度の予算要求書の提出を受けまして、現在、財政課長査定において各課と議論を重ねているところでありまして、年明けからは総務部長査定、市長査定を経まして、新年度の予算編成を進めてまいります。なお、議員の皆様には、その途中経過をご報告させていただく予定としております。
 今般、策定いたしました第5次財政改革プログラムに基づきまして、選択と集中の理念の下、これまで以上に事業の重点化やスクラップを図りますとともに、ICT化や働き方改革を進める中、最少の経費で最大の効果を生み出せますよう、コロナへの万全な対応と豊かな田園都市の実現に向けた着実な一歩、これに向けました予算編成を進めてまいりたいと考えております。
 令和4年におきましても、議会の皆様と議論を重ね、車の両輪として市民福祉の向上と市政の発展に共に取り組む決意でございます。とりわけ来年2022年も当面、新型コロナが懸念されるところでございますが、市民の皆様、また議員の皆様と力を合わせて、ぜひ新型コロナを克服し、我々の日常生活を取り戻せますよう、最大限、努力をしてまいる所存でございます。議員各位のご指導、ご鞭撻、またご支援を、重ね重ねでありますが、お願い申し上げるところでございます。
 さて、守山が誇ります冬の風物詩「もりやまいち」でございますが、今年は12月19日に中央商店街とあまが池親水緑地の2つのエリアで午前10時から午後4時まで、秋田県男鹿市の「男鹿のなまはげ」によります和太鼓演奏やキッチンカーマルシェなど盛りだくさんの内容で開催されます。マスク着用の上、ぜひご家族そろってお出かけいただければ幸いでございます。
 年が明けますと、1月8日には無病息災を祈願し、守山が誇る無形民俗文化財であります「勝部の火まつり」が執り行われます。前回は無観客での開催となりましたが、今回は観客の人数を100人程度に限定した上で開催されます。なお、「住吉の火まつり」につきましては、残念ながら今回も神事のみ執り行われることとなったところでございます。
 また、1月9日には消防出初式、10日には成人式および成人式祝賀駅伝大会を予定しております。感染拡大防止の観点から、成人式は本年と同様に午前・午後の2部構成で開催をすることとしております。成人式祝賀駅伝大会につきましては、今回は参加対象を中学生以上としておりまして、67チームが参加し、新成人をお祝いする予定でございます。
 コロナ禍でありますが、感染予防に配慮した中でこれらの事業が予定されているところであります。関係者の皆様のご尽力に、改めて敬意を表する次第でございます。感染予防に配慮した中で、議員をはじめ多くの皆様にご参加いただきますようにお願い申し上げるところでございます。
 年の瀬を迎えまして、何かと気ぜわしい今日この頃でございますが、くれぐれもご自愛を賜りまして、ご家族そろってご健勝にて、すばらしい2022年の新年をお迎えいただきますようご祈念申し上げまして、本定例月会議の終了にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。
 今年1年間、どうもありがとうございました。
 
○議長(藤木 猛) 本定例月会議におきまして、慎重にご審議を賜り、無事終了いたしましたことを心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
 慌ただしい年の瀬を迎えますけれども、寒くもなります。皆様ご自愛いただいて、輝かしい新年を健やかにお迎えいただくことを祈念いたしまして、次回会議まで休会といたします。
 どうもご苦労さまでございました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  閉会 午前11時17分



 守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。

                            令和3年12月16日


                     守山市議会議長  藤 木   猛


                     署 名 議 員  山 崎 直 規


                     署 名 議 員  小 西 孝 司