○(議事日程)
令和3年守山市議会12月定例月会議会議録(第3日)
1 議 事 日 程
第1 個人質問(議案質疑(議第69号から議第88号まで)ならびに一般質
問)
第2 委員会付託(議第69号から議第88号まで)
2 本日の会議に付した事件
第1 個人質問(議案質疑(議第69号から議第88号まで)ならびに一般質
問)
第2 委員会付託(議第69号から議第88号まで)
3 出席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 2番 酒 井 洋 輔
3番 藤 原 浩 美 4番 今 江 恒 夫
5番 田 中 尚 仁 6番 西 村 弘 樹
7番 赤 渕 義 誉 8番 福 井 寿美子
9番 渡 邉 邦 男 10番 石 田 清 造
11番 森 重 重 則 12番 新 野 富美夫
13番 國 枝 敏 孝 14番 山 崎 直 規
15番 小 西 孝 司 16番 小 牧 一 美
17番 筈 井 昌 彦 19番 高 田 正 司
20番 藤 木 猛
4 欠席議員は次のとおりである。
18番 森 貴 尉
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 向 坂 正 佳
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
政策監
(兼)都市経済部理事 村 田 朋 弘
事務監
(兼)健康福祉部長 武 田 遼 介
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 福 井 靖
環境生活部長 川 瀬 正
環境生活部理事 高 橋 みちえ
健康福祉部理事 沖 田 昌 子
こども家庭部長 木 村 勝 之
都市経済部長 中 島 勉
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 飯 島 秀 子
教育部長 細 谷 修 司
財政課長 伊 藤 昌 行
6 会議に出席した議会事務局職員
局長 北 脇 嘉 久
次長 小 島 善兵衛
書記 松 山 正
書記 田 口 二 行
書記 藤 本 宏
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再開 午前9時30分
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○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、令和3年守山市議会12月定例月会議を再開いたします。
これより本日の会議を開きます。
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日程第1 個人質問(議案質疑(議第69号から議第88号まで)ならびに一般質問)
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○議長(藤木 猛) 日程第1、昨日に引き続き個人質問を行います。
質問の順位は、15番小西孝司君、1番川本航平君、18番森貴尉君の順位により順次質問を許します。
15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) 皆さん、改めましておはようございます。
ただいま議長に発言のお許しを賜りましたので、発言通告書に基づき、一般質問をさせていただきます。
私の質問は、オストメイト対応トイレについてでございます。
様々な病気や事故などにより、腹部に排泄のためのストーマ(人工肛門や人工膀胱)を造設した人を「オストメイト」と言います。オストメイトはストーマ用装具を装着することによって積極的に社会参加をすることができますが、外見では分かりづらい内部障害であるため、社会的な理解が十分に進んでいない部分があります。
障害のある人の行動や社会参加を阻止しているのは、物理面のバリアに加え、周囲の人の偏見や差別意識といった心理面のバリアです。少し説明をしますと、ストーマまでは自分の腸や尿管を使います。しかし、腹部に何か特殊な機械をつけている訳ではなく、排せつ物を一時的に受けるストーマ装具(パウチ)をストーマ部位に装着します。
ストーマの種類は大きく分けて消化管ストーマ(人工肛門)と尿路ストーマ(人工膀胱)とがありますが、消化管ストーマと尿路ストーマの両方を取り付けている場合もあると聞いています。今やオストメイト人口はおおむね20万人とも言われています。先にも述べましたが、病気でオストメイトなった人もいれば、生まれつき肛門が閉鎖されていた子どものオストメイトもいると聞いています。
オストメイトの方の悩みは、やはり外出した時のことと聞き及びます。そこで、総務部長にお伺いしますが、守山市の公共施設には、オストメイト対応トイレは何か所設置されていますか。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) それでは、小西議員からのご質問にお答えさせていただきます。
公共施設のオストメイト対応トイレについてのご質問でございます。
誰もが自らの意思で自由に行動でき、安全で快適に生きがいを持って暮らすことができるよう、全ての人が円滑に生活するための配慮がなされた施設を整備することは、大変重要と考えてございます。
本市では、これまで議員の皆様からご質問、ご意見等をいただく中、公共施設の新設や更新、大規模改修などの機会に合わせたオストメイト対応トイレの整備を進めてございまして、これまでに小中学校や、すこやかセンターなどに設置してございます。昨年度におきましても、環境センターやもりやまエコパークの建設に合わせてオストメイト対応トイレを設置してございます。また、新庁舎におきましても設置の方向で考えてございます。
議員ご質問の公共施設におけますオストメイト対応トイレの設置数についてでございますが、現在、現庁舎も含めまして、本市が所有する公共施設の28か所にオストメイト対応トイレを設置してございます。
また、それらに加えまして、災害用のトイレの備蓄といたしましても、2基のオストメイト対応トイレを整備してございます。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君、どうぞ。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) ご答弁ありがとうございます。
ただいまのご答弁の中で、市内の公共施設の中で28か所のオストメイト対応トイレが設置されているとお聞きしましたけれども、この数字の中には、いわゆる公衆トイレ、これも含まれているのでしょうか、お答えいただけますか。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) その28施設の中に公衆トイレが入っているかというご質問でございますが、2か所入ってございます。2か所の場所につきましては、東口の広場の公衆トイレと三津川公衆トイレでございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) ありがとうございます。
それでは、公衆トイレは、特に利用される方が多いと思いますけれども、ぜひとも公衆トイレには全てつけていただきたいなと思っております。その中で、市内の公共施設は全部で何か所あるのかお答えいただきたいと思います。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) 市内の公共施設ですが、現在、手元にございます100?以上の公共施設につきましてと、公衆トイレも含めましてですが、合計で83施設でございます。
以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) 83か所もある中で28か所というのは、ちょっと少ないと思うんですけども、これを割合で見ますと3割ぐらいの割合かなと思うんですけども、この3割という数字は多いと思われますか、少ないと思われますか、お答えいただけますか。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) 今33%ぐらいの設置率になってございます。市内のストーマを装着しておられる方につきましては、現在77名というふうに市では把握してございます。確かに十分ではないとは認識してございますので、今後におきましての公共施設の改修、あるいは新設等につきましては、このオストメイト対応型トイレの設置を考えていますことで、多いか少ないかと言われると少ないと私は考えてございます。
以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) ありがとうございます。
私ももう少しあるかなと思っておりましたので、3割ではちょっと少な過ぎると思いますので、できればせめて5割以上でやっていただけたらと思います。
オストメイトトイレを設置するには、やはりそれなりの費用がかかるかと、それとスペースも必要かなというふうに思います。下世話な話ですけれども、1基つけるのにお幾らぐらいかかるのか、分かるのであれば教えていただけたらと思います。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) 既存の多目的トイレのほうに新規に設置させていただくオストメイトトイレに関しましては、平均でございますが、およそ100万円ぐらいと見積もってございます。
以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) ありがとうございます。
100万円、そこそこするなと感じますけども、その中でしっかりしたものは100万円ぐらいと理解します。中には簡易的なオストメイト対応トイレもあるというふうに聞いております。それをたちまちつけるとしたら幾らぐらいかなと思うんですけども、そういうのがあるのはご存じですか。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) 今のご質問、簡易型のオストメイトトイレでございますけども、現在、先ほど申しました28か所のうち10か所が簡易型を設置しておりまして、そちらにつきましては既存の大便器を併用する形で、横のほうに洗浄用の水栓を設置する場合でございます。それにつきましては、およそ10万円ぐらいでできるのではないかというふうに考えてございます。
以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) ありがとうございます。
10万円ぐらいでしたら、申し訳ないですけども、できるだけ早急に手だてできないものかなというふうに思いますので、設置のほうを考えていただいたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
最後になりますけど、1つ個人的なことなんですけども、私の知人が数年前に大腸がんを患って、オストメイトという、言うたら袋ですね、これをおなかにつけておられました。その時はさほど、そうなんかなというふうな感じで受け止めていたんですけども、やはり外出する時、短時間でしたら、もつような袋だそうですので、それはそれでいいんですけども、長時間外出する時には、やはり普通のトイレで処理する場合、かなりの時間がかかると聞いております。
その処理する時間が、やはりほかの方が利用されるトイレを利用される時にやはり気を使うということを聞いておりましたので、今日こういうふうにして質問させていただいた訳なんですけども、できれば守山市のそういう公共施設のトイレはしっかりと対応していただきたいなと思いますので、最後になりますけども、総務部長、お答えいただけますか。
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○議長(藤木 猛) 総務部長。
〔総務部長 福井 靖 登壇〕
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○総務部長(福井 靖) ただいまのオストメイト対応トイレに関しての考えをご質問いただきました。
不特定多数が利用されます公共施設でございますので、設置していきたいと考えてございます。それはそうなんですが、先ほど答弁させていただいた簡易型につきましては、利用者さんの立場に立ちますと、なかなか使いにくいというお話も聞いたことがございますことで、可能な範囲でしっかりしたオストメイトトイレのほうを設置していきたいと考えてございます。
現在、改修を予定しております市民ホールのトイレとか、あと市民交流センターのトイレ、これはしっかりしたトイレを設置させていただきますし、利用状況、優先度を勘案する中で、整備時期、更新に合わせて、また、先ほど申しました改修の機会には、必ず設置していく方向で考えさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 15番小西孝司君。
〔15番 小西孝司議員 登壇〕
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○15番(小西孝司) 本当にきっちりと守山市は対応していることを願って、質問を終わります。
以上です。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) それでは、議長のお許しをいただきましたので、一問一答形式にて、市政報告会の開催について、質問をさせていただきます。
守山市では、年に2回、市の予算や事業について市民に説明する市政報告会を行っています。この報告会は、市長と幹部職員がパワーポイントを使って説明する形式で、最後に少しだけ質疑応答の時間もありますが、基本的には一方通行、ほとんどの時間、行政側から市民側に一方的に説明していく形態となっています。
この市政報告会に、私も議員になる前に参加させていただきまして、市長や市役所の職員の考えや人となりを感じられる意義のあるイベントであったと思います。しかし、今現在、時代の変化とともに問題点も出てきていると考えます。
私が思う問題点は、大きく2つです。
1つ目は、参加者満足度の問題です。多様化・複雑化した現代社会、SNS等により個人の情報発信が当たり前になっていることもあり、一方的な情報発信の価値は下がっています。市政報告会に今、参加されているような関心の高い方であれば、例えばテーマを絞った対話型のイベントや、または、より具体的に市の事業に参加していただく市民協働のほうが参加者満足度は高くなるのではないでしょうか。
2点目は、多数の職員が参加することの費用対効果の問題です。本来、市政について直接市民に報告するのは選挙で選ばれる市長や議員の役割です。もちろん市政についての情報発信は、一定、行政の役割でもありますが、情報発信の手法も多様化している現代、市政報告会に多くの職員を巻き込むことは費用対効果が低いのではないでしょうか。
以上の問題意識を踏まえて、私は市政報告会の事業終了、または見直しを検討するべきだと考えます。市長のお考えをお聞かせください。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) それでは、ただいまの川本議員のご質問、市政報告会の開催についてお答えいたします。
私は、「活力ある住みやすさ日本一が実感できるまち守山」を市民の皆様と共に創ってまいりたいと考えているところでございます。守山の最大の財産は、このまちを良くしたい、また地域を良くしたいとの強い気持ちを、また思いをお持ちの市民の皆様お一人お一人であると思っております。市民の皆様のお知恵、お力をお借りしまして、そして共にまちづくりに取り組むことで、「住みやすさ日本一が実感できる守山」を創っていきたい。この思いの中でまちづくりに取り組んでいるところでございます。
そのようなことから、市民の皆様に市政の課題、また、その課題解決に向けた進捗状況をしっかりとお伝えすることが、市民参加と協働のまちづくり条例第5条の「市は、市民に対して積極的に市政に関する情報を提供するとともに、情報の共有に努める」、このほか、市民参画の機会の提供、市民意見の反映、説明責任、市民参画の環境整備の趣旨からも不可欠であると考えているところでございます。
この思いから就任以来、市政報告会を原則として毎年度2回、開催させていただいているところでございます。
市政報告会は、私をはじめ市幹部が直接、市民の皆様の前で市の現状や課題について説明し、ご参加いただいた皆様からのご質問に答えるという方式で開催しておりまして、市民の皆様のご意見をうかがう上で大変貴重な場であると考えています。一昨年度、令和2年2月になりますが、実施いたしました際のアンケートでも、市民の皆様から「市役所の熱意を感じた」「それぞれの部長がしっかりと自分のお言葉で説明していた」とのお言葉も頂戴しているところでございます。
なお、議員仰せのテーマを絞った対話型のイベントや具体的な市の事業への参加につきましては、私が地域へ出かけ、直接市民の皆様と意見交換を行う「どこでも市長室」や、市の基本的な政策や施策の企画・立案段階で市民の皆様に集まっていただき意見やアイデアを出し合っていただく市民懇談会などの開催を行っているところでございます。これらの事業につきましても、今後も積極的に実施してまいりたいと考えております。
また、市政報告会は、当日の様子をオンラインでライブ放送したり、後日ホームページで閲覧できるようにするなど、開催方法の見直しもその都度行っているところでございまして、その中で職員の負担が少なくなる検討も行ってまいりたいと考えております。どのような方法がより市民の皆様に市政について関心を持ってもらい、また職員負担を軽減できるかなど、今後も検討を続けてまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君、どうぞ。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ご答弁ありがとうございます。
全体的に今の方向で、ちょっと修正を検討するというご答弁だったかと思いますが、ちょっとあまり問題意識が伝わっていないのかなという気がしまして、少し残念な答弁に感じました。ちょっともう少しやり取りをさせていただく中で問題意識をお伝えできればいいかなと思いますけれども、お答えの中で、皆様のご意見を伺う大変貴重な場であると考えているとご答弁していただきました。アンケートにも、もちろん私が依然参加した時にも感じたように、市役所の熱意を感じただとか、部長が直接しゃべっているのを聞けて良かったという感想を持たれる方は当然いらっしゃるだろうなと。そういう感想が全くなかったら、それこそ何でやっているか分からないなと思いますので、当然そういった意味は一定あると考えます。
ただ、市長がおっしゃっていた対話型のイベントだったり市民協働、市民懇談会への参加などと比較して、意見を伺う場としての効果はかなり低いのではないかなと思います。私は実際、市政報告会に以前参加された方、その場で質問した方からもお話をお聞きしまして、今のはなかなかちょっと受け答えがかみ合わなかったし自分の思いが届かなかったようで残念だというお言葉もいただいております。
もちろん参加された方皆さんに100%満足していただくイベントというのは、どのような形でも難しいとは思いますけれども、少なくとも市長が重要に感じていらっしゃる、ご意見を伺う貴重な場という点で考えると、市政報告会の現在のやり方が効果的ではないのではないかと思うのですが、その点、改めてお答えいただけますでしょうか。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) それでは、お答えいたします。
まず、市政報告会は、市政の状況を市民の皆様にしっかり情報提供するというところに、まず重きを置いています。その上でご意見もいただけるということで、毎回説明の時間が長くなりまして、予定していたよりも質疑の時間が十分取れない中で、ご意見のある方は後で紙に書いてお出しくださいということで、その後にやり取りもさせていただいているというふうに考えているところであります。
あくまでも市政に関する情報をまとめたものというのは、例えば予算で令和3年度予算はこういうことの中身が入っていますと、こういった資料はありますけれども、市の現状の課題、例えば待機児童がどれぐらいなのか、これはまとめたものというのは基本的にはパワーポイントというのはない訳です。高齢福祉で計画に一体何を盛り込んでいるか、障害福祉で一体どういう予定で施設整備をしていくのか、そういったものを網羅的にまとめるということに大変意味があるというふうに思っておりますし、また様々な場面で、その資料を市民の皆様にお配りして、市政が一体、何に重きを置いているのか、そして解決に向けて何をしようとしているのか、これをまとめていくというのは大変意義があると思っていますので、そういった趣旨で今後とも継続していきたいと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) 市政について市民の方に知っていただくことが、市民協働だとかその他のいろんな活動につながってくるということで、まとめたものを作るというのは本当にすごく重要だなと思います。ご答弁をお聞きしていて、ああ、本当にそうだなと思いました。
ただ、そのまとめたものが作りましたと、できましたという段階から、それをどう使うのかというふうに考えた時に、必ずしも1つの場所に集まってお話しする必要はないのではないかなと思います。実際、市長自身がおっしゃったように、実際の設定時間をちょっとオーバーして、質問を受け付ける時間が短くなっている。それでアンケートで意見を届けてくださいということであれば、別に市長への手紙でもいい訳ですよね。市政報告会で行う必要性は薄いのではないかと思いますし、何かこれはもうパワーポイントにまとめたものはないからまとめましょうと。じゃあまとめたものをお届けするのは、じゃあ実際これから市民協働とかが進んでいく中で、各部の部長級職員であったり、またはその下の課員が、実はこの分野に関してはこんなふうにまとめてましてとか、こういうふうに問題意識を持ってましてということを個別に分けて、またはまとめてでもいいですけれども、そういった個別のやり取りの中でお伝えしていくほうが効果的なのではないかなと思います。
そもそも前提として、市民さんの中でこの市政についてまとめたものを全部の情報を一遍に知りたいという方が、そんなにむちゃくちゃたくさんはいらっしゃらないだろうという前提があるんですけれども、すみません、再々になりますけれども、まとめたものを伝える方法として市政報告会の場が最も効果的とは言えないのではないかと考えますが、その点いかがでしょうか。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) 私どもは市民参加の条例もありますし、まず、昨日の小牧議員の質問にありましたが、当然、我々は議案等については議会の皆さんにご説明し、また議論する中で決めていく訳でありますが、そういったことで我々行政のほうからも市民の皆さんにしっかり知らしめていくと、そういう意味では市政報告会のやり方は、何度も申し上げますけど、いろんなことをやっているうちの一つですので、それをうちの部長なりが自分の言葉で市民の皆さんに伝えていくということは大変大事だと思っています。会社でも株主総会ってやりますよね、そういうのと一緒で、私どももやっぱり市民に対して直接伝える場というのは大事だと思っていますし、それぞれの分野の資料というのは当然ある訳でありますが、市が何に取り組んでるか、当然市民それぞれの課題意識というのは違う訳ですが、限られた財源、予算の中で何をどう優先順位をつけてやっていくのか、ここは非常に行政としては大事な情報発信だと思っていますので、そういった意味で継続していきたいと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) 一般企業でも株主総会をやるというふうに言っていただきましたが、ちょっと行政と一般企業は少し違う点もあるのではないかなと考えます。私は市政報告会が、すごく各部の部長が物すごく市民の方の心に響くようなメッセージを発していて、設定時間だとかそういった全体の進行・演出もしっかり管理されていて、これはイベントとしてすばらしいなということであれば、当然、満足度も非常に高いものになるでしょうし、それはそれでいいのかなと思いますが、現状からしてもそうではないのかなという観点から質問させていただいております。
その株主総会ということでいいますと、行政職員は営利目的の団体ではありませんので、利益を生み出して株主に還元するという役割とは少し立場が異なります。もっと言いますと、行政にとっての顧客は市民になろうかと思いますが、市民の意思というものは一定選挙を通じて行政に示されるものだと考えております。
そういう意味でいいますと、市長ご自身が市民の方とのやり取りをして行く中で、これはもちろん議会の役割でもありますけれども、行政の中でいいますと、行政のトップである市長が市民とのやり取りを通じて、その中で酌み取った民意を市役所業務の中に反映させていただくということで、私は本当に部長級職員が市民とコミュニケーションを取ることを全く否定するものではないんですが、市長がおっしゃったことでいいますと、必ずしもそれは職員の仕事ではないのではないかと考えますが、その辺り、市長の役割と行政の役割という点でどうお考えでしょうか。ごめんなさい、市役所職員の仕事かということです。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) ただいまのご質問ですが、当然、選挙で選ばれた者が市民に対して説明していくということは大変大事だと思っていますし、ちょっとコロナでなかなかできていませんが、私自身も様々な場面で市民の皆さんに市政状況等はご説明しておりますが、市にとって株主という言い方は変ですけれども、やっぱり市民というのはやはり納税をいただいている。それに対してしっかりお応えしていく。そして市民の生活を守っていく。これが市の役割ですので、市民の皆さんに直接うちの職員が説明するというのも大変大事だと思っておりますし、先ほど申し上げた市民参加と協働のまちづくり条例の第5条第1項で「市は、市民に対して積極的に市政に関する情報を提供するとともに、情報の共有に努めるものとする。」というふうにありまして、これは「市」というのは市長だけじゃないですから、市役所全体もそうですし、ありとあらゆる者が市民の皆さんに積極的に情報提供をしていこうという趣旨でありますので、そういった意味でこの市政報告会を開催しているというふうに考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) すみません、スライドを2枚送っていただけますか、3枚目のスライドをお願いします。
〔写真提示〕
ちょっともう少しだけこの話を続けさせていただきたいんですけども、市民協働の話をしきりにしていただいているので、その観点から改めてお聞きしたいんですが、市民協働は私も非常に大切で、これからの時代はますます、これまで以上に市民協働は大切になってくると考えております。
実際、第1次行政経営方針の見直しを現在されていまして、その第1次行政経営方針の主な課題の中で、現代社会の変化についても触れられています。簡単なものなので軽く抜粋して読ませていただきますが、まず1点目、地域社会への帰属意識や人とのつながりが希薄化していること、2つ目、地域の担い手不足等の様々な地域課題が生じていること、これらの2点をもって、地域の多様な主体との協働をより一層推進する必要があるというものです。
これ、どういうことかといいますと、結構内容としてはオーソドックスというか、よく言われていることですし、実際、今現在、自治会の方をはじめとして守山市で市民活動に関わっていらっしゃる方も同じような共通認識を持っていただいているものだと思っております。
そう考えますと、やっぱりちょっとこれまでの形で行政がコミュニケーションを取っていくというのは、ちょっと変えていかんとあかんのちゃうかなというのが率直に思うところなんですけども、ちょっとこの項目最後の話として、改めて市民協働とおっしゃいますが、そのための市民とのコミュニケーションの取り方、一義的には報告ということでさっきおっしゃったんですけれども、報告にもいろんな形がありますので、報告の形として、今の時代に合った形だと市長はお考えなのでしょうか。短くで結構ですのでお答えください。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) お答えいたします。
何度も申し上げていますように、いろいろな市民に対する情報発信のうちの一つの手法ですので、継続していきたいと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ありがとうございます。
ちょっと実際の市政報告会の効果について、少し私と市長で認識に隔たりがあるのかなということは感じますが、いろいろな方法のうちの一つであるというふうに市長がおっしゃいましたので、じゃあ次に、市政報告会にかかるコストと選択と集中についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。
市長は、予算編成方針の中でも、「選択と集中」という言葉を今回使われていまして、最低限の費用で最大限の効果と。私はあまり「費用対効果」という言葉はそこまで好きではないんですけれども、一つ限られた財源の中で市民のためにより良い市政を運営していくという意味では重要な考え方であると考えております。
その観点からいいますと、前半の議論の中で、市政報告会を改善する余地はあるし、いろんな方法を検討していきたいけれども、幾つかある方法の中の一つ、情報発信、広報公聴の方法の一つなので、これは続けていきたいとおっしゃいました。
そうしますと、選択と集中ってじゃあ何なのかなと思うんですけれども、市役所が行っている事業で意味のないものというのは、基本的にはないだろうと思います。ただ、予算編成方針でも示されたように、意味があるものばかりなんだけれども、その中で、より市民のために限られた財源を有効に活用するという視点から、意味があまり大きくないものだったり、減らせるもの、削れるものは削っていこうというのが選択と集中の考え方なのかなと思います。
市政報告会は、必ずしも大きな予算をかけているものではないですけれども、幹部職員の時間と、あと資料作成に関してはその下の課員の時間も結構な時間を取るんじゃないかと思います。そして何よりも、先ほど市長の役割ということもお話を申し上げましたけれども、直接的に市民福祉であったり市民生活に関わるものではないので、修正が比較的に容易であるということも考えられると思います。
例えば障害福祉の予算を削りましょうとかやったら、それが少額であったとしても、いやいや、私ら今までもらってたお金をもらえなくなるんかということで市民さんはびっくりしますよね。それはなかなかすぐには変えられないところもあると思います。
ただ、この市政報告会に関しては、市長だったり行政がどのように市民とコミュニケーションを取っていくかということで、比較的行政の裁量で変えることが容易なものであるというふうに認識しております。その市政報告会に関して、ちょっと必要だし幾つかある方法のうちの一つだから、ちょっとずつ修正をしながら続けていきたいということになりますと、じゃあその他にもっと市民生活に関わることで選択と集中できるのかという気がするんです。
ちょっと同じような質問になってしまうかもしれませんが、先ほどとは観点を変えて、広報公聴に係る選択と集中ということを考えた時に、もうちょっと選択をできないものかと思うんですけれども、その点、市長の考えをお聞かせください。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) 平行線になりますけど、我々は当然、様々な形で市民の皆さんのご意見を聞きながら、また議員の皆さんもいろいろお聞きになりながら、それを議場で議論を交わしながらやっている訳であります。そういった意味で市政報告会というのはある意味、一つの貴重な場だと思っておりますので、基本的には続ける方法で進めていきたいと思っております。
あと、きめ細かく例えば各地域を回るとか、そういったことも含めて考えていかなければというふうに思っております。
また、費用は当然、印刷費でありますとか職員が資料を作ったり、部長の当日のこれは休日出勤に多分なっていると思うんですけど、そういったものだと思っておりますが、市政の情報をまとめて発信して伝えていくということは大変意義があるというふうに私自身は思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) 再三申し上げていますように、意義はあるというふうに私も感じておりますが、今のご答弁の中で、ちょっとやっぱりもうちょっと市長の選択と集中とかマネジメントに期待したいなということは、改めて強く思うところです。
参考までに、これ、もし脱線してたらちょっと議長、止めていただきたいんですけれども、ごめんなさいね、9月定例月会議の答弁で、森重議員が働きやすい職場についての質問をされてましたけれども、その中で、「職員の定数の検討や職員の意欲向上など働き方改革につながる取組を進めていきたい」、それだけではなくて、「私自身が先頭に立ってしっかりとマネジメントしていきたい」というふうにおっしゃっていました。
働き方改革というのは、市長に言うまでもないと思いますけれども、職員の意欲を変えていこうとか、職員個人の頑張りで変えていこうという話ではなくて、組織全体のマネジメントから改善していくというのが働き方改革です。その先頭に立ってマネジメントしていくという決意を、9月定例月会議でこの場で市長は述べられた訳です。ただ、先ほどの話を聞いていても、まあまあ必要だからやりますということでいいますと、これは何が働き方改革なのかなと思うんです。
なので、市政報告会については、もう絶対やめるべきだとまでは、私、この場ではこれ以上は申し上げませんけれども、ちょっと市長の姿勢として、先頭に立って働き方改革をはじめとするマネジメントを行っていくという具体的な部分がちょっと見えないかなと思うんですけれども、その点、もう少し踏み込んでお答えいただいてよろしいでしょうか。
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○議長(藤木 猛) 市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) 9月定例月会議で森重議員がご質問された点については、今、行革の方針の見直し等も行っておりますし、これから予算編成も行ってまいりますので、そういった中でしっかり大きな目線で取り組んでいきたいと思っています。
一方で、情報発信というのは大変重要でありますので、そういった観点で、いろいろありますので、そういう中でこれについては基本的には継続していきたいと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
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○議長(藤木 猛) 1番川本航平君。
〔1番 川本航平議員 登壇〕
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○1番(川本航平) ありがとうございます。
もう再質問はいたしませんが、改めまして、大きな目線でとおっしゃって、大きな目線で大きい予算だとか事業という目線で見ていただくことも、もちろん大事だと思いますけれども、働き方改革に関しましては、また行政の在り方、マネジメントということに関しましては、小さな目線も大事かなと思います。
例えば市長から見て、これはもうちょっと必要ないんじゃないかと思う業務は、例えば市長に何か資料を印刷して、別に市長が見てへん資料を持ってくるとか、そんなのがあるかは分からないですけれども、そういった小っちゃいことを、それはもうやらなくていいよというふうに、市長自身が普段の業務から伝えていくことというのは、小さな目線でのトップマネジメントということになるのかなと思いますので、そういった市長の考えが現れるような日頃の取組も期待したいなと考えております。
それから、これは先ほど申し上げたことを改めてになるので、もう再答弁は求めませんけれども、広報公聴というのは、本来ある程度、政治家の仕事であるとはやはり私は考えております。市民協働というのは完全に行政職員が主役になってやっていただかないといけないなと思うんですけれども、情報発信ということに関していうと、市長の役割というのは非常に大きい。これはもちろん議会、議員もそうですけれども、11年前の選挙の時に、市長はこんなまちにしたいとか、市民の思いを教えてくださいということは当然おっしゃっていたと思います。
それ以前から、もっと言うと遡って技監の時代から、国交省から出向されていた時に、その時代から今に至るまで多くの声を直接聞いてこられたことだと思います。これは別に何も選挙のためとかいう話ではなくて、それこそが政治の役割ですし、市長の重要なお仕事であろうかと思います。
ということで、改めて準備は部長の動きというのは、行政内部のことでありますけれども、非常にここは象徴的な問題ではないかなと私は考えましたので、今回、問題提起をさせていただきました。ぜひ少しでも結構ですので、今回の問題提起を踏まえて、今後の市政運営について検討していただきたいと思います。
長々とすみませんでした。以上、ありがとうございました。失礼いたします。
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○議長(藤木 猛) 次の18番森貴尉君は、本日も病気のため欠席であり、現在議場におられませんので、会議規則第48条第4項の規定により、発言通告が無効になりましたので、発言の許可を取り消します。
それでは、これをもって通告による発言は終了いたしました。
暫時休憩します。
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休憩 午前10時15分
再開 午前10時26分
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○議長(藤木 猛) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより、個人質問に対する関連質問を許します。
なお、質問方式は総括方式とし、発言時間は15分以内であります。また、発言は誰のどの質問に関連してかを明確にして発言をお願いいたします。
質問はありませんか。
16番小牧一美さん。
〔16番 小牧一美議員 登壇〕
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○16番(小牧一美) それでは私は、昨日の藤原浩美議員の高齢者が安心して過ごすことができる生活支援の充実という質問に対して、健康福祉部理事に対して、関連質問をさせていただきます。
答弁協議を庁内でしているということだと思いますので、決してこれは健康福祉部だけの答弁ではなく、守山市長も含めて、守山市の姿勢という答弁だと私は思っております、当然ですけれど。にしては、あまりにも冷たい答弁で本当に悲しいです。
守山市議会議員は20人、市民の代表として選挙によって選ばれております。私たちの後ろには市民さんがおります。市民の声、市民は直接、話をすることができないし、願いを私たちに託して、市議会議員の役割は市民の声の代弁者、日頃の実態を踏まえてその願いを届けておりますので、ぜひ市民の願いに寄り添った答弁を心がけていただきたい。
健康福祉部として、財政とのいろんな関連があって、できることとできないことがあるかとは思いますが、健康福祉部として市民が置かれている実態をどう把握して、どう願いを実現しようと努力しているのかという、その姿勢を答弁することが必要です。しかし、昨日の答弁は、やっていますということばかりを言いまして、全然寄り添ってない答弁で本当に残念でございますので、改めて関連の質問をさせていただきます。
まず、配食サービスについて、この配食サービスの目的を、低所得者の高齢者の自立と生活の質の確保を図ることを目的として行っていると、そういうサービスと答弁をされました。しかし、その利用者は47名って、47名しか利用していない。守山市の低所得者は47名しかいないんですか。利用したくても利用できない人がいるんです。そういう質問だったと思うんです。なぜ利用したくてもできないか。それは市民税非課税世帯に限られているからです。
この質問は、前もしてるんです。守山市の高齢福祉施策は全然前に進まない。ここの制限を撤廃しない限り利用したくても利用したい人が利用できないんです。そこを緩めていただきたいという、そういう趣旨の質問ですので、なぜ、その非課税世帯のみの制限を緩めることができないのか、きちんとご答弁をお願いしたいと思います。
続いて、紙おむつ助成もです。この制度はご家族の負担を軽減して在宅での介護を支援することを目的としていると。なのに守山市の制度は要介護3以上しか利用ができないんです。じゃあ要介護3以上の人しかおむつは使っていないんですか。他市の例も藤原議員は挙げて、必要な人たちにきちんと届くような心の通う施策を他市はしているやろと。なぜ守山市はいつまでたっても要介護3以上しか、この制限が緩められないのか、そこをお聞きしているんです。再度答弁を求めます。
移動手段の確保、ここも市民の声の実態を直接、実例を紹介しました。運転免許を返納したら外出の機会が減ってしまって元気がなくなっちゃうとか、だからもーりーカーもあるけれども予約がなかなか大変で、免許証を返納することになかなか踏み切れないんだという声を、実例を紹介されたと思うんです。
守山市がやっている公共交通の施策は紹介していただかなくても知っております。藤原議員の質問は、担当の福祉の視点として、今の高齢者が置かれている現状を把握して、公共交通の充実というか、外出手段を、移動手段をどう確保するということが大事なのかという視点で答弁を求めているので、ちょっと残念な答弁で答弁協議がほんまにされたのかということを首を傾げるような、福祉の視点を持った答弁をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○議長(藤木 猛) 健康福祉部理事。
〔健康福祉部理事 沖田昌子 登壇〕
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○健康福祉部理事(沖田昌子) ただいまの小牧議員の関連質問について、お答えさせていただこうと思います。
まず、お心に添わない冷たい答弁ということ、お心に添わず、私個人に対するご批判でしたら甘んじてお受けいたします。申し訳ございませんでした。答弁協議そのものはきちんとプロセスを踏んでおりますので、そこのところはイレギュラーなものではないということでご理解いただきたいと思います。
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○議長(藤木 猛) 説明者が今あれですので、質問者は黙ってください。
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○健康福祉部理事(沖田昌子) 配食サービスにつきまして、これは高齢者のフレイル予防ということを含めて、いわゆる栄養改善というふうなこと、それによって生活の質を高める。答弁の中でもそんな趣旨をお答えしたんじゃないかなというふうに考えてございます。
利用者が47名、確かに少ないとおっしゃられるのは分かります。昨年度は38名ということで、昼食拡大して10名程度増えたというふうなことでございます。実際には諸般の都合により12名の方が更新を辞めておられます。そういった中で約20名の方が今年も新しく配食サービスを利用されているということで、配食サービスは一定の成果を持っているのではないかなというふうに考えてございます。
引き続きまして、紙おむつの助成でございます。これについては在宅の支援ということでございますが、在宅介護の中で一番厳しいのは要介護3以上、特に認知症が強くなった場合、なかなか施設に入れない。要介護4・5になりますと、一定、病院や施設に入れるのですが、要介護3というのは非常に苦しい。そういうふうに我々は考えております。
そういった中で、昨日も答弁の中で申し上げましたが、非常に国の制約、それから財政的な事情が厳しい中で、ゼロベースで毎年度毎年度、もしくは毎期毎期、この制度の設計をしております。そういった中で少なくとも在宅介護が一番厳しい要介護3以上の方、この方たちを助けるために努力しているということでご理解をいただけたらなというふうに思っております。
また、移動手段の確保でございます。私どもの施策の中で、なかなか言葉が足りなかったのかなと思います。ただ、昨日の答弁でもご評価いただきましたもーりーカー等につきましては、発着場所、最初はお医者さんとか公共施設に限られておりましたが、お買い物がなかなかできないとか、ここの病院にも通いたいというふうなお声をいろいろお届けいただいた結果、庁内で協議して、発着場所をモリーブとかそういったところにも行けるように対応してきたものでございます。
まだまだ足りないところはあるかと思いますが、日々お声を聴いてアップデートしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
答弁は以上でございます。
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○議長(藤木 猛) 16番小牧一美さん、よろしいですか。
16番小牧一美さん。
〔16番 小牧一美議員 登壇〕
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○16番(小牧一美) 「移動手段の確保については日々お声を聴いてアップデート」、じゃあ配食サービスと紙おむつ助成も日々お声を聴いてアップデートしてください。非課税世帯に限るというのは、もうずっと言い続けてますよね。守山市はその制限が撤廃されないんですよ、要介護3以上というのも。一番厳しいのは要介護3って、それは厳しいというのは守山市が思っているのであって、厳しさというのは個々様々じゃないですか。
元・松葉議員が何度も紙おむつ助成を質問したけど同じなんですよ、全然改善されない。「日々声を聴いてアップデート」って、議員がここで何回も日々の声を言っててもアップデートされないんですよ。他市ではどんどん改善が進んでるんです。他市と同じようにすることだけが良いとは思わないけど、守山市は福祉施策とかいろんなことを結構「湖南4市で足並みをそろえて」とか言うじゃないですか。もう紙おむつ助成だって、本当にこういう施策があってありがたいなって、守山市が生活を支えてくれてるんだなって、それが改善されていくと本当にほっとするというんやけど、いつまでたっても「あ、対象外です」と切られるというのが何年も続き、今や年金はどんどん減り続けている、こういう世相な訳でしょう。
なので、ちょっと国の施策が予算がどういうふうにって、そこはもう国なんていうのは、悪いけど社会保障が切り詰められたらどんどん削減される方向かも分かりませんけど、守山市の姿勢を聞いている訳です。国の補助金が増えなかったら守山市はそこを上乗せしないんですか。
そうではなくて、他市が少しずつでも市民の心に寄り添って制度を改善していっているということに、学んでとは言わないけど参考にしていただいて、守山市もいつまでもここの利用制限というのをかたくなにしないで、日々お声を聴いてアップデートをしていただけないかということを申し上げているのでございます。再度の答弁をお願いしたいと思います。
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○議長(藤木 猛) 健康福祉部理事。
〔健康福祉部理事 沖田昌子 登壇〕
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○健康福祉部理事(沖田昌子) では、再度のお答えをさせていただきます。
アップデートをしていないというふうに紙おむつをおっしゃられましたが、議員もご承知だと思いますけれども、数年前には我々、紙おむつだけでなく尿取りパッド、それからお尻拭き等の対象拡大もさせていただいてございまして、これは便利になったということで非常にご評価をいただいていると思います。
それから、助成の上限額につきましても若干考えたこともございます。また、券面につきましても4,000円だけでは手にいっぱい持たなきゃいけないよとか、あまりおむつを使わない方についてはちょっと多過ぎる、おつりが出ませんので。そういったところの中で券面を皆様のご意見を受けた上で2,000円ずつに分けた。また、配送サービスをしていただくお店についてもお願いをしておる。アップデートしてないということになりますと担当も非常に知恵を絞っております。ちょっと心がぽっきり折れてしまいますので、ちょっとこの場でそこはそうじゃないということを、私ちょっと僭越ながら申し上げさせていただきたいと思います。
以上です。
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○16番(小牧一美) 4,000円も撤廃してと言ってるのにね。ありがとうございました。
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○議長(藤木 猛) 他に関連質問はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(藤木 猛) ないようでありますので、これをもって個人質問を終結いたします。
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日程第2 委員会付託(議第69号から議第88号まで)
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○議長(藤木 猛) 日程第2、議第69号から議第88号までにつきましては、お手元に配付しておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
明日10日、13日から15日までの4日間は休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、明日10日、13日から15日までの4日間は休会といたします。
なお、11日および12日は、市の休日のため休会であります。
休会中に各常任委員会をお開き願いまして、付託案件の審査をお願いいたします。
これをもって本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る16日に本会議を再開し、各常任委員会の審査結果の報告、質疑、討論、採決を行います。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
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散会 午前10時41分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和3年12月9日
守山市議会議長 藤 木 猛
署 名 議 員 山 崎 直 規
署 名 議 員 小 西 孝 司
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