○(議事日程)
令和3年守山市議会12月定例月会議会議録(第1日)
1 議 事 日 程
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(議第69号から議第87号まで)
市長提出
提案説明
2 本日の会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会議期間の決定
第3 議案上程(議第69号から議第87号まで)
市長提出
提案説明
3 出席議員は次のとおりである。
1番 川 本 航 平 2番 酒 井 洋 輔
3番 藤 原 浩 美 4番 今 江 恒 夫
5番 田 中 尚 仁 6番 西 村 弘 樹
7番 赤 渕 義 誉 8番 福 井 寿美子
9番 渡 邉 邦 男 10番 石 田 清 造
11番 森 重 重 則 12番 新 野 富美夫
13番 國 枝 敏 孝 14番 山 崎 直 規
15番 小 西 孝 司 16番 小 牧 一 美
17番 筈 井 昌 彦 18番 森 貴 尉
19番 高 田 正 司 20番 藤 木 猛
4 欠席議員は次のとおりである。
な し
5 会議に出席した説明員
市長 宮 本 和 宏
教育長 向 坂 正 佳
上記の者に委任または嘱託を受けた職員
副市長 川那辺 守 雄
政策監
(兼)都市経済部理事 村 田 朋 弘
事務監
(兼)健康福祉部長 武 田 遼 介
総合政策部長 山 本 毅
総務部長 福 井 靖
環境生活部長 川 瀬 正
環境生活部理事 高 橋 みちえ
健康福祉部理事 沖 田 昌 子
こども家庭部長 木 村 勝 之
都市経済部長 中 島 勉
都市経済部理事 山 本 哲 雄
上下水道事業所長 飯 島 秀 子
教育部長 細 谷 修 司
財政課長 伊 藤 昌 行
6 会議に出席した議会事務局職員
局長 北 脇 嘉 久
次長 小 島 善兵衛
書記 松 山 正
書記 田 口 二 行
書記 藤 本 宏
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開会 午前9時30分
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○議長(藤木 猛) 皆さん、おはようございます。
ただいま定足数に達しておりますから、令和3年守山市議会12月定例月会議は成立いたしました。
よって、これより12月定例月会議を始めます。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
本定例月会議に市長より提出されました案件は、予算案件7件、条例案件6件、その他案件6件の計19件であります。よろしくご審議のほどお願いします。
なお、専決処分の報告についての報告案件1件につきましては、議案と同時に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、文教福祉常任委員会より、休会中に同委員会を開催し、10番石田清造君の委員長の辞任を許可し、空席となりました委員長について、互選により14番山崎直規君を選任した旨の届出がありましたので、ご報告いたします。
次に、本議会の18番森貴尉君が、まん延防止等重点措置期間中に飲食店(焼肉店)で会食した件および18番森貴尉君、9番渡邉邦男君が、緊急事態宣言期間中に知人とゴルフをプレーし、知人がコロナ感染したことにより、濃厚接触者として14日間の自宅待機となったため、9月15日および16日の本会議を欠席した件について、17番筈井昌彦君他3人から政治倫理基準等違反審査請求書が議長に提出されましたので、議会運営委員会に諮り、11月1日付で政治倫理審査会を設置いたしました。
なお、同審査会が8日および22日に開催され、次回は12月6日に開催と聞き及んでおります。今後、同審査会より審査報告書が提出されましたら、ご報告いたします。
以上で諸般の報告を終わります。
これより本日の会議を開きます。
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日程第1 会議録署名議員の指名
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○議長(藤木 猛) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、14番山崎直規君、15番小西孝司君を指名いたします。
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日程第2 会議期間の決定
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○議長(藤木 猛) 日程第2、会議期間の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例月会議の期間は、本日から12月16日までの21日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、本定例月会議の期間は、本日から12月16日までの21日間と決定いたしました。
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日程第3 議案上程(議第69号から議第87号まで)
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○議長(藤木 猛) 日程第3、議第69号から議第87号までを一括議題といたします。
事務局長をして議件を朗読いたさせます。
事務局長。
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○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
議第69号令和3年度守山市一般会計補正予算(第11号)、議第70号令和3年度守山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第71号令和3年度守山市水道事業会計補正予算(第1号)、議第72号令和3年度守山市下水道事業会計補正予算(第1号)、議第73号令和3年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議第74号令和3年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議第75号令和3年度守山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、議第76号市制施行50周年豊かな田園都市守山文化振興基金条例案、議第77号守山市使用料および手数料条例の一部を改正する条例案、議第78号守山市育英奨学条例の一部を改正する条例案、議第79号守山市特定教育保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案、議第80号守山市国民健康保険条例の一部を改正する条例案、議第81号守山市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例案、議第82号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第83号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第84号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第85号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第86号指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第87号市道の路線の認定および廃止につき議決を求めることについて。
以上。
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○議長(藤木 猛) 市長より提案理由の説明を求めます。
市長。
〔市長 宮本和宏 登壇〕
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○市長(宮本和宏) 皆様、おはようございます。
議員各位におかれましては、公私とも何かとご多用の中、ご健勝にてご参会を賜りまして、本日ここに令和3年守山市議会12月定例月会議が滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、お喜び申し上げます。
まず、新環境センターから排出されました、ばいじん処理物のダイオキシン類濃度がフェニックスの受入基準を超過し、フェニックスへの搬出が停止となっている件について、申し上げさせていただきます。
新環境センターが稼働して間もない時期にもかかわりませず、このような事案が生じましたことにつきましては、地元の皆様はもとより市民の皆様、議会の皆様には、大変ご心配とご不安をおかけしたところであり、改めてお詫びを申し上げます。
新環境センターのDBO事業者であります株式会社もりやまエコクリーンと共に、早急に原因究明を行い、それを踏まえましたハード・ソフト両面の改善策を実施し、再発防止策を講じる中、去る11月4日に運転を再開しているところでございます。
運転再開後は、運転データから安定した稼働ができていることを確認しているところでありまして、自主検査を含めました、ばいじん処理物や排気ガスの調査結果は、基準値を大幅に下回っている状況にあります。まずはフェニックスへの搬出が再開となるまで気を抜かず、安全・安心かつ安定な運転に、DBO事業者と共に鋭意取り組んでまいる所存でございます。
また、搬出再開後も、今回の事案を教訓に、二度と同様の事態が生じないよう、監督責任を有する守山市としてDBO事業者と緊密に連携し、万全の運転監視体制によりまして、安全・安心な運転管理を徹底してまいりたいと考えております。
また、フェニックスへの再搬出までに発生するばいじん処理物につきましては、事業者の費用負担において外部処理を行うこととしておりまして、12月上旬から県外の民間処理施設に搬出を行う予定としているところでございます。
10月1日からの新たなごみの分別につきましては、市民の皆様のご理解とご協力により大きな混乱もなく、ごみの分別に取り組んでいただいておりまして、10月4日・5日、そして7日・8日の4日間に、70自治会の皆様のご協力をいただきまして、市職員と早朝より212か所のごみ集積所の立会啓発を実施し、ごみの排出状況の調査を行ったところでございます。引き続き市民全体でごみの分別徹底とごみ減量意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。
次に、新型コロナウイルス感染症の感染状況でございますが、ご存じのとおり現在、全国的に鎮静化しており、滋賀県においても、新規感染者数が最大であった8月の4,560名から10月には169名まで減少し、11月では、昨日までで24名とさらに減少している状況にあります。
昨日に開催されました滋賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、ステージ判断指標の見直しがなされ、4段階のステージから5段階のレベル分類に変更されるとともに、最も低いレベル0の状況に現在あると判断されたところでございます。
市内の新規感染者も10月は2名、11月も昨日までで2名と落ち着きを見せておりまして、少しずつ元の日常を取り戻す兆しが見えつつありますが、従来の活発な社会経済活動が行える状況までには、経済活動をはじめ市民活動や文化活動などを活性化するための施策や支援が必要であると考えております。
また一方で、第6波への備えも必要でありまして、引き続きマスクの着用や密の回避などの基本的な感染対策を徹底しながら、様々な活動と両立を図っていくことが求められているところであります。
そうした中、現在の新型コロナワクチンの接種状況でございますが、11月24日時点で、2回目接種を終えられた方の割合が86.7%となっております。集団接種と個別接種の実施によりまして、多くの市民の皆様に接種いただき、本市が掲げる10月末までに希望される方への接種完了がおおむね完了できましたので、集団接種につきましては、明日の27日をもって終了することとし、今後につきましては、新たに12歳に到達する方や、ご事情により接種されていない方に対しまして、引き続き市内の医療機関での個別接種により接種を行ってまいります。
また、3回目の追加接種につきましては、12月初旬に、まずは12月が接種月となる医療従事者の方へ接種券を送付し、接種を開始いたします。なお、その後の接種体制等につきましては、去る17日に国の説明会があり、当初、国が示していた接種方針に一部変更等がありましたので、今後、内部で検討を行い、医師会とも調整を図り、改めて実施体制等をお示ししてまいりたいと考えております。
また、生活支援策につきましては、生活困窮者自立支援金を10月末現在で38世帯に支給するほか、総合支援資金貸付を終了した世帯等に対して、ご家庭に訪問する中、生活支援物資の配付および相談支援を138世帯に対しまして実施いたしました。相談の中では、コロナの感染状況の落ち着きと合わせて生活も安定しつつあるといったお声を多くお聞きする一方で、依然、就業状態が不安定の中、生活が立ち行かない状況となっているとのお声もお聞きしておりまして、現に生活保護の申請も直近では増えている状況にあります。
今後におきましても、生活支援相談課と健康福祉政策課が一丸となりまして、相談者の生活支援に向けた取組を展開してまいります。
また、8月の臨時会議でお認めいただきました子育て世帯や妊婦等を対象とした、もりやまこども未来商品券につきましては、9月末に配付を開始し、11月19日までの転入者や母子健康手帳の交付者1万7,800人に配付し、現在まで予算比で約17%の利用状況となっております。引き続き、利用について周知してまいります。
次に、経済支援策につきましては、今回、補正予算をお願いしております住宅・店舗・施設改修助成は、多くの皆様にご利用いただき、11月15日現在で151件、執行率95.5%、2,293万円の交付決定を行っておりまして、引き続き市内事業者等への消費喚起として、市民の皆様にご利用いただけますよう、守山商工会議所と連携して事業を推進してまいります。
また、10月30日から滋賀県が実施するGo To Eatキャンペーン事業の再開に合わせまして、本市の「3密を避けた市内飲食店利用促進事業」につきまして、引き続き感染防止対策の徹底を図る中で、店内飲食代金への助成を再開したところでございます。
11月15日時点では、テイクアウトを中心に利用件数6,826件、利用総額は約1億1,000万円、換金額が約2,240万円となっております。これまでの店内利用は少人数が中心でございましたが、自粛解除された今後の忘年会シーズンに向けまして、引き続き感染防止策の徹底とともに、さらなる利用促進を図り、飲食店の支援に努めてまいります。
併せまして、市内飲食店では、新型コロナウイルス対策の行動制限緩和に向けた政府のワクチン・検査パッケージを活用した実証実験として、駅周辺の22店舗が参加し、11月22日から30日までの平日6日間で、現在、取組が行われているところでございます。残り数日となっておりますが、実証精度向上等に向け、議員の皆様にもご参加いただければ幸甚に存じ上げます。
次に、子どもたちの教育と健やかに成長できる環境づくりでございます。
先日、愛知県弥富市の中学校におきまして、生徒が他の生徒の命を奪うという非常に痛ましい事件が起こりました。かけがえのない命が失われたことに対しまして、心からお悔やみ申し上げます。このような事件を受け、子どもたちへの影響も大変心配されるところであります。市内の小中学校では、子どもたちの不安や悩みをしっかりと聞き取り、しっかりとケアする体制を整えてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、市内公立小中学校において、感染対策を十分に行いながら、通常に近い学習活動を実施しているところでございます。9月30日をもって緊急事態宣言が解除され、withコロナの下、10月から活動制限を少しずつ緩やかにしてきたところでございます。学習活動や運動会をはじめ様々な行事にも活気が見られるようになってきているところであります。
また、学校では、様々な場面で子どもたちの感染防止への自覚を促し、子どもたち自身が新型コロナウイルス感染症に関する学習で得た知識を実践に移すことにより、感染症から自分や周りの人たちを守ることへの意識を高めていけるよう、指導を行っていただいているところでございます。現在のところ感染の広がりはありませんが、今後も国・県のガイドラインや学校指導医の助言を踏まえまして、現在の新型コロナウイルス感染症対策を継続し、安全で安心な学習活動を展開してまいります。
中学校の部活動におきましては、県の警戒レベルが引き下げられたことを受けまして、感染対策を十分に行った上で、通常活動としているところでございます。10月1日から活動を再開する中、競技ごとに交流試合が実施されております。
修学旅行につきましては、緊急事態宣言等によりまして、各校とも日程や計画の変更がありましたが、宣言解除以降に感染対策を十分に行いながら、順次、修学旅行を実施している状況にあります。
次に、中学校給食の取組状況でございますが、守山中学校、守山北中学校および明富中学校の3中学校の給食につきましては、令和4年2学期からの給食再開に向けまして、工事につきましては11月から鉄骨の建て方の工程に進んでおりまして、3月末の完成を目指し取り組んでいるところであります。先行いたしております守山南中学校の給食の実施状況を踏まえまして、学校現場と教育委員会が連携して、小学校と同様に、温かくおいしい給食が提供できますよう万全を期してまいります。
また、守山南中学校におきましては、既存体育館の大規模改造工事は、おおむね順調に進んでおりまして、3月の卒業式に間に合うよう、鋭意進めているところであります。また、2月下旬からは校内自転車通路の整備と仮設校舎がありました場所をグラウンドに戻す工事を進めまして、これをもって南中学校での一連の工事が完了する予定でございます。
さて、国では、55.7兆円もの経済対策を閣議決定され、1つには、年収960万円以下の所得制限を設けた上での、0歳から18歳に対する現金・クーポン券によります計10万円分の支給、2つには、非課税世帯に対する10万円の支給、3つには、無料PCR検査の実施などを含めました新型コロナ対策地方創生臨時交付金の追加交付などが盛り込まれていると報道されているところであります。制度の詳細は、まだ情報提供されておりませんが、情報収集の上で、必要な対策につきましては、市議会の皆様と協議する中で対応してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、コロナ対策につきましては、引き続き関係機関と連携しつつ、市民生活の状況や社会情勢をつかむ中で、1つには医療検査体制の確保、2つには生活支援策、3つには経済支援策、4つには子どもたちの教育と健やかに成長できる環境づくり、この4つの柱によりまして、取り組んでまいる所存でございます。
次に、去る11月3日には、令和3年度市政功労者表彰式典を開催させていただき、地方自治や教育、体育、商業振興、福祉の向上および奇特な行為などに尽力された24名、2団体の皆様に表彰をお受けいただいたところでございます。感染対策を行う中、議員各位をはじめ多くの皆様にご出席を賜り、厳粛に執り行うことができました。改めて感謝申し上げます。
受賞いただきました皆様におかれましては、なお一層ご自愛をいただきまして、さらなるご活躍をいただきますよう、祈念を申し上げる次第でございます。
また、去る11月7日には、もりやまエコフェスタ2021をもりやまエコパークにて開催いたしましたところ、議長はじめ多くの市議会議員の皆様にご臨席いただき、厚く御礼申し上げます。絶好の秋空の中、明富中学校吹奏楽部によりますオープニングを飾っていただき、小中高生によります環境学習発表、エコ実験パフォーマンスや元南極観測隊長等によります環境講話等に、約1,500人の市民の皆様にご来場いただいたところでございます。また、新環境センターの施設見学には約380人が来場されたところでございます。新環境センターと交流拠点施設が、環境学習都市宣言を具現化する拠点となるよう引き続き取り組んでまいる所存でございます。
また、去る11月13日には、木浜湖岸および赤野井湾周辺の湖岸清掃運動とともに、赤野井湾では、赤野井湾再生プロジェクトによります琵琶湖湖底ごみ除去活動が実施されまして、市民、漁業関係者、企業や環境団体など赤野井会場と木浜会場を合わせまして約350人の方々にご参加いただき、湖岸沿いのごみ約850?の回収と、湖底ごみを約800?引き上げていただいたところでございます。
湖底ごみの分析では、プラスチックごみが約7割を占め、ごみの中には20年以上前の食品の包装プラスチックも見つかり、20年たっても自然に分解されない状況から、軽い気持ちでのごみのポイ捨てが次の世代、また、さらに次の世代にまで影響を及ぼすものであり、環境を守るため、一人一人の小さな行動の積み重ねが大切であると改めて痛感したところでございます。市民・県民挙げてごみのポイ捨てを決して行わない啓発の徹底はもちろんのこと、畦シートや肥料袋も多かったことから、農業者への働きかけも行ってまいりたいと考えております。
また、今回の活動では、琵琶湖の水位も低く、これまで以上に広範囲において作業ができましたことから、昨年の2.5倍の回収量となりましたが、一方で、赤野井湾の砂地には、真珠の母貝でありますイケチョウガイなども見つかりましたことから、少しずつではありますが、赤野井湾の環境改善が進んでいると実感したところでございます。
それでは、提案理由のご説明を申し上げます前に、お許しをいただきまして、当面する諸課題等につきまして、その取組状況を述べさせていただきたく存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。
まず、JR守山駅東口におけます新施設整備に関する取組状況についてでございます。
令和3年8月の基本的事項に関する合意を踏まえまして、これまでの協議を進めてきたところでございまして、1つには、株式会社村田製作所の研究開発拠点の整備、2つには、一般財団法人守山野洲市民交流プラザによります隣接地での新都賀山荘の整備、3つには、市による駅前東口スポーツ広場の代替機能としての都市計画公園・立入公園の整備につきまして、現在、方針案を取りまとめつつあるところでございます。
今後、市民の皆様や地元の皆様はもちろんのこと、関係者の皆様のご理解が得られますよう、守山市、村田製作所および一般財団の三者が連携して、万全を期して取り組んでまいる所存でございます。何とぞ議員の皆様方の引き続きのご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
次に、新庁舎整備についてでございます。
9月から実施しております先行解体工事につきましては、同工事による敷地利用の制限にご理解をいただく中、車庫棟やシルバーワークプラザ守山の解体を終えることができました。12月からは公用車を駐車しているエリアへ仮囲いの範囲を拡大し、1月中旬の本体工事着手に向け、準備を進めてまいります。
実施設計につきましては、本体工事着工に向け、12月中に設計内容を確定すべく取り組んでいるところでありまして、現在、各種詳細の確認や工事に必要となる申請手続を行っているところでございます。また、本体工事の着手にあたり、年明けの1月14日に起工式を行う予定でありまして、また、起工式後には設計に携わっていただいている隈研吾氏による講演会を開催予定としております。ぜひご出席いただきますようによろしくお願い申し上げます。
工事開始によりまして、敷地内は日々変化し、庁舎を利用する皆様や近隣の皆様には長期にわたりましてご不便、ご迷惑をおかけすることとなりますが、今後につきましても適宜進捗状況につきまして情報提供を行ってまいる所存でございます。
次に、令和4年度予算編成についてでございます。
令和4年度予算編成方針につきましては、10月18日に通達し、今月18日には各部局から新年度の予算要求書の提出を受け、いよいよ予算編成に向けた事務がスタートしたところでございます。また、議会の皆様からも来年度予算に向けた様々な課題事項等の要望をいただいたところでございます。今後の予算編成の中でしっかりと検討してまいりたいと存じます。
予算編成に先立ちまして、直近の経済や国の動向、本市の事業展開の見込みを踏まえ、本市の来年度以降の財政収支見通しを改めて試算いたしましたところ、令和7年度までの4年間で約32億円の財源が不足する厳しい見通しとなり、特に歳出面におきましては、施設の老朽化などによる普通建設事業や中学校給食の実施によります物件費の上昇に加えまして、人件費や扶助費等の義務的経費の増加等によりまして、依然として厳しい状況を見込みますことから、健全財政を維持していく上では、多くの課題が存在しているところでございます。
しかしながら、このような中にあっても、感染症対策には万全を期すとともに、新たな日常への対応、市民サービス・福祉の向上に取り組み、持続可能な行政経営の構築を図るなど、豊かな田園都市の実現に向けて確実に歩みを進めてまいりたいと考えております。
財政規律を堅持しつつ、より一層、事業の廃止・縮小・見直しおよび財源の確保などを進めるとともに、選択と集中の理念の下、事業の重点化を図り、最小の経費で最大の効果を生み出せるよう、財政運営を行ってまいりたいと考えております。
特に新庁舎の整備につきましては、基金を有効かつ効果的に活用して計画的に取り組むほか、安心な子育て環境や教育の充実と次世代育成の推進、高齢者・障害者等が安心して生活できる環境の充実など、予算編成におきましては重点施策を設ける中、就任以来掲げております「活力ある住みやすさ日本一が実感できるまち守山」の実現に向けまして、施策展開を進める予算としてまいる所存でございます。
以上、当面する諸課題等についての考えとさせていただきます。
それでは、ただいま上程いただきました予算案件7件、条例案件6件、その他案件6件の計19件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。併せまして、報告案件1件を送付させていただいておりますのでよろしくお願いいたします。
まず、議第69号は、令和3年度守山市一般会計補正予算(第11号)で、歳入歳出それぞれに6億611万6,000円を追加いたしまして、補正後の予算総額を310億9,495万4,000円とするものでございます。
その主なものにつきまして、ご説明申し上げます。
まず、総務費関係では、まず、ふるさと納税の伸びによりまして、ふるさと守山応援寄附金の増加が見込まれますことから、基金積立金および返礼品の送付経費等の増額補正を行うものでございます。また、デマンド乗合タクシーもーりーカーの利用増に伴う補助金の増額をお願いするものです。
民生費関係では、前年度の実績に基づく生活保護費等の社会保障費に係る国庫負担金等の返還金や、障害者の自立支援給付費や障害児通所サービス給付費等につきましては、利用件数の増加等により給付費に不足が生じることが見込まれますことから増額の補正をお願いするものでございます。さらに、児童数の増加に伴い増築が必要となる玉津児童クラブ室の増築工事に係ります設計の費用、および立入が丘小学校区に民設児童クラブ室を整備するための補助につきましても、補正をお願いするものでございます。
衛生費関係では、新型コロナワクチン接種に係ります人件費につきまして精査をお願いするほか、10月からのごみの新分別開始後に、ごみ集積所の容量が不足することが判明した箇所につきまして、緊急的に対応する負担金等の増額をお願いするものでございます。
農水産業費関係では、当初見込みより増加する新規就農者への次世代人材投資資金交付金、および農地中間管理機構を活用したフルーツランドでの担い手への農地集積・集約化などによる機構集積協力金の増額、さらには、突発的な故障等により緊急に修繕等が必要となった農業生産基盤に係ります整備補助金の増額をお願いするものでございます。
商工費関係では、市内企業の工場増設に伴います企業立地促進奨励金についてお願いし、土木費関係では、県事業の進捗に伴います建設事業負担金および駅前緑地公園の舗装修繕に係ります経費等の増額、さらに消防費関係では、湖南広域行政組合の消防費負担金の精査、および自治会における防災施設・設備の整備等への補助金の増額をお願いするものです。
さらに、教育費関係では、生徒数の増加が見込まれます守山中学校の駐輪場増設等に係ります経費や、市立中学校に在籍する多くの中学生が部活動などで県大会以上の各種大会に出場したことによりまして、不足する激励金等について増額補正をお願いするものでございます。
加えまして、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、総務費関係では、感染防止対策のために実施します市民交流センターのトイレ改修工事費用を、民生費関係では、感染者発生によります放課後児童クラブの臨時休業に伴います補償費用を、さらに商工費関係では、県制度融資のセーフティネット資金利用に係ります利子補給金と、市内経済活性化のための住宅・店舗・施設改修助成金の増額をお願いするものでございます。また、教育費関係では、宿泊から日帰りに変更になった修学旅行のキャンセル料への支援経費や、来春の小中学校の新入生等に対する学校机の飛沫防止ガードに係ります経費などをお願いするものでございます。
また、目的ごとに計上しております職員人件費につきましては、人事異動によります人件費の精査に伴う補正のほか、特別会計の職員給与費等に係る一般会計繰出金の精査に伴う補正、さらには、会計年度任用職員に係ります人件費の精査をお願いするものでございます。
また、各費目を通じて、本年1月から3月にかけてご寄附いただきましたふるさと納税につきまして、ご寄附のご意向に応じた事業に充当するための財源更正や特別会計への繰出しにつきましてもお願いするものでございます。
次に、債務負担行為の補正であります。
次年度以降の事務ならびに事業推進のための準備行為として、全体で16事業の債務負担行為の補正をお願いするものです。その内訳として、来年度以降の業務などの実施に係るものが9件、守山駅前コミュニティホールをはじめとする公の施設の指定管理者の指定に係るものが4件のほか、令和4年4月からのもりやまエコパーク交流拠点施設でのグラウンドゴルフ場運用に伴います利用者向け仮設トイレのリースに係ります経費や、4年間で分割交付いたします企業立地促進奨励金の後年度負担分、さらに、市民ホール共用トイレの改修等に係ります経費についてお願いするものでございます。
以上が、一般会計の補正の主なものでございます。
次に、議第70号、議第71号、議第72号および議第75号は、国民健康保険、水道事業、下水道事業および後期高齢者医療事業に係ります特別会計および公営企業会計について、一般会計と同様の理由によりまして、職員等人件費の精査に伴う補正等を行うものでございます。
また、議第73号は、令和3年度守山市育英奨学事業特別会計補正予算(第1号)でありまして、本年1月から3月にご寄附いただきましたふるさと納税について、ご寄附の意向に応じた事業に充当するため、育英奨学事業特別会計に繰り入れ、育英奨学基金に積立てを行うための補正をお願いするものでございます。
議第74号は、令和3年度守山市介護保険特別会計補正予算(第2号)の保険事業勘定について、職員等人件費の精査に加えまして、不足する要介護高齢者の紙おむつ費用の助成の増額補正を、また、サービス事業勘定で人件費精査をお願いするものでございます。
続きまして、条例案件につきまして、ご説明申し上げます。
議第76号につきましては、市制施行50周年を契機として、豊かな田園都市の実現に向け、市民の文化振興を図ることを目的とする基金を新たに設置するために、必要な条例を制定しようとするものでございます。
次に、議第77号につきましては、長期優良住宅の普及の促進に関する法律、および住宅の品質確保の促進等に関する法律の一部改正に伴いまして、豪雨等災害リスクに係る審査の追加等による審査手数料の見直し等、所要の改正を行おうとするものでございます。
次に、議第78号につきましては、令和2年度に国の制度によりまして、給付型の奨学金制度が創設されたところでございますが、実質その給付額では生活費を満たせる十分なものではないこと、また、市議会からも、経済的理由により就学が困難な学生に充実した学生生活を過ごすことができるよう、さらなる支援策についてのご提案も賜る中、本市において様々な研究・検討を重ねました結果、これまでの貸与型奨学金に加えまして、国の給付型奨学金の認定を受けた学生に対しまして、返還免除型奨学金をさらに上乗せする制度を取りまとめたところでございます。今回、この返還免除型奨学金制度の創設にあたりまして、必要な改正を行おうとするものでございます。
なお、来年度当初から返還免除型奨学金制度を運用できますよう、議決をいただきましたら、年明けの1月から募集の手続に入ってまいりたいと考えております。
次に、議第79号につきましては、法律に基づき省令が改正されましたため、保育所等の民間事業者等が行う記録や作成等について、電磁的な手法により行うことができる規定を設ける改正を行おうとするものでございます。
次に、議第80号につきましては、分娩により発症した重度脳性麻痺児とその家族の経済的負担を補償する産科医療補償制度が、補償審査基準の一部廃止によりまして保険料が引き下げられましたため、支給額を維持するために出産育児一時金支給額を引き上げる改正を行おうとするものでございます。
次に、議第81号につきましては、都市計画法施行令の改正に伴いまして、頻発化・激甚化する自然災害による災害を未然に防ぐため、市街化調整区域のうち一定の浸水被害が想定される区域について、開発区域に含むことができないこととする改正を行おうとするものでございます。
次に、議第82号から議第86号までの5件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定につきまして、去る11月17日に開催いたしました指定管理者候補者選定委員会において、その候補者を選定いただきましたことから、地方自治法の規定に基づきまして、議決を求めるものでございます。
次に、議第87号は、市道38路線の認定および2路線の廃止につきまして、議決を求めるものでございます。
最後に、報告第18号につきましては、市内で発生しました物損事故について、和解および本市が支払うべき損害賠償金の額を、委任専決処分により決定したことにつきまして、地方自治法の規定に基づきご報告をするものでございます。
以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての提案理由とさせていただきます。何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(藤木 猛) お諮りいたします。
11月29日から12月3日まで、ならびに6日および7日の7日間は、議案熟読調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(藤木 猛) ご異議なしと認めます。
よって、11月29日から12月3日まで、ならびに6日および7日の7日間は休会といたします。
なお、11月27日、28日、12月4日、5日は市の休日のため休会であります。
これをもって、本日の議事日程は全部終了いたしました。
来る12月8日に本会議を再開し、個人質問を行います。
本日は、これで散会いたします。
ご苦労さまでございました。
〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
散会 午前10時10分
守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。
令和3年11月26日
守山市議会議長 藤 木 猛
署 名 議 員 山 崎 直 規
署 名 議 員 小 西 孝 司
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