守山市議会 議事録検索システム
令和 3年第3回臨時会議
第 1日 8月12日
○(議事日程)
令和3年守山市議会第3回臨時会議会議録

  1 議 事 日 程
     第1 会議録署名議員の指名
     第2 会議期間の決定
     第3 議案上程(議第58号および議第59号)
          市長提出
          提案説明
     第4 議案質疑(議第58号および議第59号)
     第5 委員会付託(議第58号および議第59号)
     第6 常任委員長審査結果報告(議第58号および議第59号)
          質疑、討論、採決

  2 本日の会議に付した事件
     第1 会議録署名議員の指名
     第2 会議期間の決定
     第3 議案上程(議第58号および議第59号)
          市長提出
          提案説明
     第4 議案質疑(議第58号および議第59号)
     第5 委員会付託(議第58号および議第59号)
     第6 常任委員長審査結果報告(議第58号および議第59号)
          質疑、討論、採決

  3 出席議員は次のとおりである。
     1番  川 本 航 平          2番  酒 井 洋 輔
     3番  藤 原 浩 美          4番  今 江 恒 夫
     5番  田 中 尚 仁          6番  西 村 弘 樹
     7番  赤 渕 義 誉          8番  福 井 寿美子
     9番  渡 邉 邦 男         10番  石 田 清 造
    11番  森 重 重 則         12番  新 野 富美夫
    13番  國 枝 敏 孝         14番  山 崎 直 規
    15番  小 西 孝 司         16番  小 牧 一 美
    17番  筈 井 昌 彦         18番  森   貴 尉
    19番  高 田 正 司         20番  藤 木   猛

  4 欠席議員は次のとおりである。
     な   し

  5 会議に出席した説明員
        市長           宮 本 和 宏
        教育長          向 坂 正 佳
      上記の者に委任または嘱託を受けた職員
        副市長          川那辺 守 雄
        政策監
        (兼)都市経済部理事   村 田 朋 弘
        事務監
        (兼)健康福祉部長    武 田 遼 介
        総務部長         福 井   靖
        環境生活部長       川 瀬   正
        環境生活部理事      高 橋 みちえ
        健康福祉部理事      沖 田 昌 子
        こども家庭部長      木 村 勝 之
        都市経済部部長      中 島   勉
        都市経済部理事      山 本 哲 雄
        上下水道事業所長     飯 島 秀 子
        教育部長         細 谷 修 司
        財政課長         伊 藤 昌 行
        監査委員事務局長     吉 川 与司一

  6 会議に出席した議会事務局職員
        局長           北 脇 嘉 久
        次長           小 島 善兵衛
        書記           松 山   正
        書記           田 口 二 行
        書記           藤 本   宏

             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  開会 午前9時30分
 
○議長(新野富美夫) 皆さん、おはようございます。
 ただいま定足数に達しておりますから、令和3年守山市議会第3回臨時会議は成立いたしました。
 よって、これより本臨時会議を始めます。
 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
 本臨時会議に市長より提出されました案件は、予算案件2件であります。
 よろしくご審議のほどお願いいたします。
 なお、「令和2年度一般財団法人守山野洲市民交流プラザの決算の報告について」をはじめとする報告案件2件につきましては、議案と同時に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、去る6月24日に可決いたしました「こども行政の司令塔を明確化し、縦割り行政を克服するとともに、チルドレン・ファーストの行政推進を実現するため、『こども庁』の創設を求める意見書」につきまして、同日付で内閣総理大臣等に送付いたしましたので、ご報告いたします。
 以上で諸般の報告を終わります。
 これより、本日の会議を開きます。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第1 会議録署名議員の指名
 
○議長(新野富美夫) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、7番赤渕義誉君、8番福井寿美子さんを指名いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第2 会議期間の決定
 
○議長(新野富美夫) 日程第2、会議期間の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会議の期間は、本日1日としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ご異議なしと認めます。
 よって、本臨時会議の期間は、本日1日と決定いたしました。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第3 議案上程(議第58号および議第59号)
 
○議長(新野富美夫) 日程第3、議第58号および議第59号を議題といたします。
 事務局長をして議件を朗読いたさせます。
 事務局長。
 
○議会事務局長(北脇嘉久) 朗読いたします。
 議第58号令和3年度守山市一般会計補正予算(第6号)、議第59号令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)。
 以上。
 
○議長(新野富美夫) 市長より提案理由の説明を求めます。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 皆様、おはようございます。
 本日、令和3年守山市議会第3回臨時会議をお願いいたしましたところ、議員の皆様方には、ご多忙中にもかかわりませず、ご健勝にてご参会を賜り、滞りなく開会の運びに至りましたことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
 それでは、提案理由を申し上げます前に、お許しを頂きまして、諸般の報告をさせていただきます。
 まずは、去る8月1日に挙行いたしました市制施行50周年記念式典には、正副議長様をはじめ全市議会議員の皆様にご参列いただきます中、滋賀県知事、地元国会議員、県会議員、また、遠くは四五都市連絡協議会として友好関係を結んでおります登別市からも市長と議長様をはじめ、各界各層から、かくも多数のご臨席を賜り、無事に開催できたことにつきまして、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 ご存じのとおり、本市は昨年7月に市制施行から50周年を迎えましたが、コロナ禍の影響から、多くの記念事業を1年延伸する中で、50周年という千載一遇の祝典を多くの市民の皆様と共にお祝いができましたことは、誠に感慨無量でありまして、改めて皆様に心から感謝し、御礼を申し上げる次第でございます。
 また、式典にあたりまして、市政の各般におきまして長年にわたりご尽力いただき、市勢の伸展にご貢献を賜りました98名の方々と29団体の皆様に感謝状を、また8団体の皆様には奨励賞を贈呈させていただきました。今日までの皆様のご尽力に対し、心から感謝と敬意を表しますとともに、皆様方の豊富な経験と識見をさらに生かしていただきまして、ますますのご活躍を祈念申し上げますとともに、今後におきましても本市のまちづくりに格段のお力添えを賜ることをお願い申し上げる次第でございます。
 式典でも申し上げましたが、昭和45年7月1日、人口3万5,000人余で誕生しました守山市は、今や8万4,000人を超える人口となり、琵琶湖と野洲川の恵みに育まれた豊かな自然と、多くの先人が築いてこられました歴史と文化を継承しながら、都市と自然の調和する住みよいまちとして順調に発展を遂げてまいりました。今日の守山市がありますのは、先人の先見の明や地域の皆様方のご尽力の賜物と考えております。
 この50周年を契機に、次の50年を見据えまして、市民憲章に掲げます「のどかな田園都市」を基軸とし、市民一人一人の心身の豊かさ、自然環境や教育文化等の豊かさをさらに追及した「豊かな田園都市守山」を目指してまいりたいと存じます。市勢の発展に向けまして、引き続きのご支援とご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
 また、同日午後からの記念講演におきましては、多くの市民の皆様にご参加いただく中、日本文化の第一人者としてご活躍されている茶道裏千家15代千玄室前家元によりまして、「現在における心の持ち方」と題して、大変力強くすばらしい記念講演を賜りました。ご講演では、自身の戦争体験を通して戦争の不毛さ、失われた命のかけがえのなさに言及され、改めて平和の尊さを次世代につないでいかなければならないと痛感したところでございます。
 また、価値観が多様化する中にあっても、日本の有するすばらしい歴史・文化や習慣を学び、日本人としての価値観をしっかり持つことや、感謝の心の大切さをご教示いただきました。今回のご講演の内容につきましては、ぜひ冊子にまとめまして、市民や子どもたちに配布するとともに、子どもたちが茶道を通して日本の歴史・文化・習慣を体感する場づくりを検討してまいりたいと考えております。
 さて、新型コロナウイルス感染症の感染状況でございますが、現在、第5波となりますデルタ株を中心としたウイルスが全国で猛威を振るっておりまして、再拡大の勢いは収まることなく、8月に入り連日のように国内の過去最多を更新する新規感染者数が報告されている状況にございます。
 また、滋賀県内におきましても新規感染者数が増大する中、8月8日から県内13市におきまして、まん延防止等重点措置を講じる地域に指定がされまして、本市におきましても飲食店に営業時間短縮や酒類提供の停止や、大型商業施設にも時短営業の要請が行われたところでございます。
 公共施設におきましても、今春オープンいたしましたエコパーク交流拠点施設をはじめとします市民の皆様が夜間にご利用いただくスポーツ・文化施設等について、開設時間を午後8時までに短縮するなど、まん延防止に向けた対応を行ったところでございます。市民の皆様には、何かとご不便やご無理を申し上げますが、一日でも早いコロナの収束に向けましてご理解とご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
 また、医療体制におきましても、感染の再拡大により逼迫が懸念されているところであります。ここしばらくの感染者の年代の内訳を見ておりますと、その多くが20歳代から40歳代で、ワクチン接種を終えられている65歳以上の方はわずかな人数となっております。このことから、ワクチン接種の効果が大きいことが見て取れるところでございます。
 そのような中、昨日は全員協議会におきましてコロナ対策につきましてご協議いただき、ありがとうございました。頂きましたご意見を踏まえて、今後、充実策を検討してまいりますが、とりわけ保育園、放課後児童クラブ等における感染が広まっている状況に鑑みまして、抗原検査の拡大は不可欠と考えておりまして、早急に検討してまいりたいと考えております。
 また、感染防止の切り札でありますワクチン接種でございますが、集団接種会場につきましては、7月15日で市民体育館を終了し、7月16日からコミュニティ防災センター(北消防署)へ会場を移しますとともに、夏休み期間中の一部の期間におきまして市立守山中学校会場で実施しているところでございます。また市内の医療機関による個別接種につきましても、37医療機関におきまして実施いただいているところでございます。
 そのような中で現在の接種状況でございますが、8月11日現在で、65歳以上の方の1回目が1万7,120人(87.6%)、2回目が1万6,812人(86.0%)となり、対象者全体といたしましては、1回目が4万1,819人(55.5%)、2回目が2万3,979人(31.8%)となっております。
 また、12歳から15歳の小中学生の接種につきましては、昨日、対象者全員に接種券を送付したところでございまして、12歳から15歳のお子様は、接種の心理的負担により息切れや目まいなどが起こりやすい年代でありますことから、本市では個別接種を中心に接種を進めてまいりたいと考えております。
 さらに、集団接種の予約につきましては、防災センター会場の9月1日から20日までの1回目の予約枠と、その2回目となる予約枠を追加いたしまして、本日から予約受付を開始したところでございます。今後におきましても、接種を希望されます全ての方の接種が10月末で完了できるよう、鋭意取り組んでまいる所存でございます。
 次に、現在、本市で事前合宿の受入れを行っております東京2020パラリンピック競技大会代表のトルコ共和国代表選手団29名でございますが、10日夜に羽田空港に到着され、空港での検疫後、貸切りバス2台に分乗されまして、昨日11日朝に本市に無事到着され、その日の午後には練習会場で軽い運動をされ、20日までの合宿に入られました。
 なお、感染症拡大防止のため対面での歓迎は、かないませんでしたが、昨日夕方には宿泊施設におられる選手団とオンラインによる歓迎セレモニーを行ったところでございます。また、トルコ共和国との交流、パラスポーツの普及、さらには共生社会を推進するため、18日には守山南中学校とオンライン交流を予定しているところでございます。
 トルコ共和国ゴールボール女子チームは、前回のリオパラリンピックにおきまして金メダルを獲得され、今大会での連覇が期待されております。また、ゴールボール男子チーム、視覚障害者柔道チームも世界ランキング上位に位置しておられますことから、20日の選手村入村までの間、感染症対策をしっかり実施した上で、トルコ選手団の皆様がベストコンディションで試合に臨み、メダル獲得につながりますようしっかりとサポートしてまいります。
 さて、今年も8月6日に「平和を誓うつどい」を開催させていただきました。議員各位をはじめ小中学生を含みます多くの方々のご参加の下、平和の尊さを改めて共有し、代表者が色とりどりの折り鶴を捧げる中、市立守山中学校の生徒が「戦争で命を奪われた人々の思いを考え、1つしかない自分自身の尊い命について考える必要があるのではないか」と語ってくれました。
 また、市民ホールにおいて開催しておりました「平和のよろこび展」では、守山空襲をはじめ戦争体験者の遺品や手紙、写真など貴重な戦争の記録を展示するとともに、今年は終戦前日に米軍機との空中戦により日本軍機が立田地先に墜落し、操縦士1人が戦死したという、あまり知られておりませんが、この事実につきまして、遺族会の皆様が当時の聴き取りや資料収集にご尽力いただき、この4月に取りまとめられました後世へ語り継ぐための「証言集」を展示いたしましたところ、県内外から多くの方々にご来場いただいたところでございます。
 本市は、昭和63年に平和都市宣言を行っておりまして、平和首長会議にも加盟しておりますことから、今後も恒久平和の実現と核兵器のない世界の実現を希求してまいります。
 さて、本日の市議会臨時会議に提出させていただきました案件は、予算案件2件でございます。併せまして報告案件2件を送付させていただいておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、ただいま上程いただきました議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
 議第58号は、令和3年度守山市一般会計補正予算(第6号)でございまして、歳入歳出それぞれに2億7,893万円を追加いたしまして、総額を297億74万3,000円とするものでございます。今回の補正の内容は、新型コロナウイルス感染症対策の補正として2件、その他の補正として1件の計3件でございます。
 まず1点目は、子育て世帯等への生活支援と市内の経済対策のため、市内の加盟店舗にてご利用いただけます地域商品券1人当たり5,000円分を、妊娠期から子育て期の子どもを対象に配付するのに必要な経費の補正をお願いするものでございます。
 また2点目は、現在実施しております新型コロナウイルスワクチン接種事業につきまして、当初の想定よりも個別接種の回数が増加しておりますことと、国が個別接種に係ります接種費用の上乗せを決定されましたことから、これらに係ります委託料の増額と、会場運営に係ります警備やコールセンターの増額費用につきまして、合わせて補正をお願いするものでございます。
 これらはいずれも新型コロナウイルス感染症対策として、緊急的に必要となりましたことから、急遽、補正をお願いするものでございます。
 さらに3点目は、共同墓地整備事業費についての増額補正でございます。老朽化した墓地のブロック塀改修費用について補助を行うものでありまして、該当のブロック塀は特に老朽化が著しく倒壊の危険性が高いこと、また、当該墓地の管理組合におかれましては、道路の通行の安全確保を早急に講じていただく必要があるため、補助を加算させていただくものでございます。
 続きまして、議第59号は、令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)でございまして、歳入歳出にそれぞれ2,000万円を追加いたしまして、総額を297億2,074万3,000円とするものでございます。
 一般財団法人守山野洲市民交流プラザにおかれましては、長引く新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、資金ショートしかねない経営状況となり、事業の再構築が不可欠な危機的状況にありますことから、今後の可能性について共に検討を重ねてきたところでございます。
 そのような中、株式会社村田製作所がJR沿線の駅徒歩圏内において新たな研究開発拠点の施設整備を検討されているということが情報として分かりまして、駐車場を含めましたライズヴィル都賀山および守山駅東口スポーツ広場の市有地の活用による同社の駅前誘致につきまして、協議をこの度、開始してまいりたいと考えております。また同時に、守山野洲市民交流プラザにおきましては、現在の所在地からの移転を前提に、コロナ禍での事業の在り方を大幅に見直すことにつきまして、検討を始めることとなったところでございます。
 本件につきましては、昨日の全員協議会におきましてご協議を賜りました。このことに対しまして改めて感謝を申し上げます。今後、3つの取組を同時並行的に進めてまいりますが、市民の皆様、また地元の皆様をはじめ市議会の皆様ともしっかり議論を重ねまして、丁寧に説明責任を果たしてまいりたいと考えております。
 今、申し上げましたこのことを受けまして、今後、村田製作所の新施設整備に関する詳細協議を実施するにあたりまして必要となりますライズヴィル都賀山および守山駅東口スポーツ広場の敷地の土壌調査、鑑定評価等の各種調査費等につきまして、補正をお願いするものでございます。さらに、守山駅東口スポーツ広場の代替機能確保を目的に含みます都市計画公園「立入公園」の整備を進めるために必要な測量等の業務委託費につきましても補正をお願いするものでございます。
 引き続き、同時に送付をさせていただいております報告案件の概要を申し上げたいと存じます。
 報告第12号および報告第13号につきましては、一般財団法人守山野洲市民交流プラザおよび公益財団法人守山市文化体育振興事業団の令和2年度の決算につきまして、ご報告するものでございます。
 以上、本日提出をさせていただきました案件につきましての提案理由とさせていただきます。何とぞ十分なご審議をいただきまして、しかるべきご賛同を賜りますようにお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
 
○議長(新野富美夫) 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前9時49分
                  再開 午前10時04分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第4 議案質疑(議第58号および議第59号)
 
○議長(新野富美夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第4、これより、ただいま議題となっております議第58号および議第59号について、議案質疑を行います。
 16番小牧一美さんより発言通告書が提出されておりますので、これを許します。
 なお、議案質疑の発言時間は30分以内であります。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、提案されました議第59号令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)について、質疑を行います。
 提案されました令和3年度の補正予算(第7号)は、JR守山駅東口にある市有地約8,230?の現在のライズヴィル都賀山と都賀山荘の駐車場と駅前スポーツ広場として活用している市有地を、株式会社村田製作所に売却し、新たに新都賀山荘や立入公園を整備するために必要な土壌調査費125万9,000円、合筆地積更正登記・土地鑑定評価費424万1,000円、また、立入公園の測量および基本計画策定事業費1,450万円、合計2,000万円を補正予算として追加計上しようとするものです。
 今日、京都新聞に大きく載りまして問合せも来ております。あまりの突然な話であり、市当局としてはこれまで熟慮を重ねてこられた結果かもしれませんが、議会に示されたのは今回が初めてのことですので、今後の在り方にも関わりまして、以下6点、市長に質疑をさせていただきます。
 1点目、まず第1は、議会にとっては全く寝耳に水の話です。その内容の是非は別にして、経過説明を含めたそのプロセスが全く知らされていなかったことは問題だと言わなければなりません。そこで、そもそもこの問題が起こった背景と、市としての検討過程、一般財団法人守山野洲市民交流プラザ側との協議過程、さらに村田製作所という特定の企業との協議の経過について、明らかにしていただきたいと思います。
 2点目、一般財団法人守山野洲市民交流プラザと今日まで協議を重ねてきたとのことですが、いつからどの程度の頻度で協議をし、どの部署で協議を行ってきたのか、決裁はいつどこでされたのか、お聞きします。
 3点目は、公有財産を処分する時には評価審査会を開くべきだと思います。公有財産評価審査会は開かれたのでしょうか。いつの会議で今回の対応が了解されたのか、その時どういう意見が出されたのかをお聞きします。
 4点目、議会に全く打診もないというのは議会軽視ではないでしょうか。公有地という点では総務常任委員会に、用途という点では環境生活都市経済常任委員会に、所管する常任委員会に全く知らせないまま、進めるべき事案であったのかどうか見解をお聞きします。
 5点目、市から一般財団への一定の補償について、「一定の補償」とはどれだけか、それはいつ頃の時期を想定しているのか、予算を伴うので全体計画を示していただきたいと思います。
 最後に、市長にしてみれば、いい提案でしょうと言いたげなこの報告ですが、私は、公有財産は何よりも市民共有の財産ということを忘れてはいけないと思うのです。市民共有財産である市有地を、しかも現施設は少なからず多くの市民に親しまれた、利用してきたその施設。なぜ市民の声も聞く場を持たず結論に突然至ったのか、市長のご所見をお伺いしたいと思います。
 以上です。
 
○議長(新野富美夫) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、ただいまの小牧議員のご質問6点につきまして、お答えを申します。
 まず、先ほど提案の中でも申し上げさせていただきましたが、今回、守山市、また村田製作所によりまして、基本的事項に関する相互理解と合意が調いまして、また一般財団におきましても、コロナ禍による影響を踏まえまして事業の再構築について判断されたところでありまして、今後、JR守山駅東口の市有地を活用しました村田製作所の研究開発拠点の整備、2つには一般財団によります現在、隣接地における新都賀山荘の整備、3つに、市による駅前スポーツ広場の代替機能としての土地計画公園「立入公園」の整備などの具現化に向けまして、詳細な協議を今後行ってまいりたいと考えているところでございます。
 そのような中、まず1点目のご質問でございますが、このことが起こった背景でありますが、昨日の全員協議会等で申しましたが、昨年の秋頃から、コロナ禍によりまして都賀山荘の経営が悪化している状況を理事長から相談を受けまして、法人の存続につきまして継続、縮小、移転、機能見直し、廃止等を含めて検討してきたところでございます。
 直近の経営状況を昨日の全員協議会でもご説明申し上げましたが、繰り返しの部分がありますが、令和2年度の売上げは、対前年比、令和元年度比でいきますと売上げが全体で35%で、65%減となっております。また、現金が資金ショートしそうな状況にありまして、事業の再構築は待ったなしの状況にあったところでございます。
 このような中、市といたしましては、この今の一般財団法人都賀山荘につきましては、公益目的事業や勤労者福祉に資する団体でありまして、また、市が1,000万円、設立時に出捐をしております。その立場から、先ほども触れました資金ショートしかねない状況あること。2つには、解体費相当のいわゆる引当金がなされておりませんで、経営破綻した場合には市の負担で解体を行わざるを得ないことから、早期に方向付けの対策が必要であること。3つには、施設が老朽化しておりますが、設備投資が難しい状況にあること。4つには、事業再構築を行うにも解体費や移転整備費の自己調達が困難なことから、今日まで一般財団都賀山荘と、一般財団と共に検討を進めてきたところでございます。
 そのような中、村田製作所の研究開発の新施設整備を検討されている、こういった情報を入手いたしまして意向を確認しましたところ、社名を出さないとの条件の下で前向きな回答を得て、今日まで協議を進めてきたところでございます。
 続きまして、2点目でございます。一般財団との交渉等についてのご質問でございます。一般財団とは昨年の秋の相談以降、商工観光課を窓口といたしまして、一般財団としての経営判断をいただけるように移転後の経営見通しや施設規模、雇用継続など随時、協議を行ってきたところでございます。また、随時報告や理事長と直接協議を行う中で検討を進めてきたところでございます。財団とされましては、8月10日の理事、評議委員の合同会議で詳細協議の開始について決定をされたところでございます。
 3点目の公有財産評価審査会についてのご質問でございますが、公有財産評価審査会は売却金額を決定する際に開催するものでございますので、現時点で開催するものではございません。
 4点目のご質問、議会との協議についてでございます。このことにつきましては、今回の協議の開始の発表は、あくまで協議を始めると、開始ということでございます。昨日もご説明申し上げましたが、今回の本件につきましては、都賀山荘のコロナ禍による経営の悪化をきっかけに、今日まで、市、一般財団、そして村田製作所で協議を重ねてきたところでございます。
 ご存じのとおり村田製作所は上場企業でありまして、協議の情報が漏れた場合にはインサイダー取引等の課題も考えられますことから、慎重に協議を重ねてきたところでございます。その中で、村田製作所の取締役会が7月末に行われまして、協議開始が了承されましたことから、今回のタイミングとなったところでございます。あくまで今後、詳細に協議を開始したいと、そういう内容でございます。
 5点目でございます。一定の補償についてでございますが、昨日の記者発表資料、また全員協議会の資料の6ページに書かせていただきましたが、一定の補償については一般の公共補償基準に準じた現行建築物の再建築費の半額から解体費相当額を控除する形で、おおむね4億円程度になるのではないかと想定しております。これについては今後、関係機関と詳細な協議を行う中で詰めてまいりたいと考えております。
 基本協定を秋頃に締結したいと考えておりまして、一定の補償の前払いをそれと併せて行いまして、新都賀山荘の施設の整備完了時に残額の支払いを行ってまいりたいと考えております。これは昨日の資料9ページに書かせていただいております。
 そして、6点目でございます。市民の声をもっと聞くべきだったのではないかというご質問でございます。改めての部分がございますが、今回、市および村田製作所により、基本的事項に関する相互理解と合意が調いまして、また、財団におきましても事業再構築を判断されたことによりまして、一般財団の経営継続の困難性、市における雇用継続と税収確保の重要性、また村田製作所の新施設整備の三者の事情と意向が一致することで、今後、展開することとなったところでございます。
 都賀山荘や駅前スポーツ広場の利用者にはご迷惑をおかけすることになりますが、代替施設をしっかり整備する等によりまして、影響を最小限に食い止めるべく進んでまいりたいと考えております。
 また、村田製作所の研究開発拠点によりまして、多くの頭脳集積が図られ、地元企業等との連携や子どもたちへのSTEM教育の提供等、地域の発展に大きく資するものであると考えております。
 今後、丁寧な説明責任を果たし、市民や関係者の皆様のご理解を得られますように、三者が連携して万全を期して取り組んでまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(新野富美夫) 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) 再度、質問させていただきます。
 去年の秋ぐらいからこの協議をしてきたというご答弁でして、1年足らずの協議期間ということです。都賀山荘の経営については資料も出していただいておりますし、どこの商店もこのコロナ禍にあって、いつこれが収束するか分からない段階においては、その存続、経営をどう維持させていくのかというのは、どの業種も本当に大変な中で、都賀山荘も同じような状況だろうということは思っております。
 それが委員会の中で報告もされているし、市長、今回は一気に決まりましたという発表なんですけど、都賀山荘が継続するのか縮小するのか移転をするのか機能見直しをするのかという議論は誰が行ったのか、庁内のどこの部署の庁内の誰が都賀山荘の存続について話合いをしたのかということが明らかになっておりません。
 公益目的事業や勤労者福祉に資する財団である、それで守山市がお金を出しているからということは分かるんですけれども、じゃあ都賀山荘の理事会とか評議委員会とかそういうのを開かれているのかということが疑問でございます。
 それから、じゃあそこをもう売却しようということが一定決まったとしても、そこに企業を持ってくるのかどうかという議論は誰がしたんでしょうか。企業誘致を駅前にするという議論は議会にもかけられてないし、どこで話合いをしたのかをお聞きしたいと思います。
 そして、村田製作所というとても優秀・有能な企業さんが来てくださることになったんですが、相手側の施設整備を検討しているという情報を入手して、それは村田製作所が積極的にあちこちに働きかけをして、駅近に持っていきたいと言っていたのか、はたまた、こちら側から村田製作所に働きかけて、そういう情報があるんですねということを入手したのか。私は多分、後者のこちらから働きかけがあったのかなと思いますが、分かりませんけど、どちら側からの情報があったのかということをお聞きしたいと思います。
 それで、公有財産ですので、駅直近の8,000?という広大な土地、今日、京都新聞に大きく載って、早速メールやらがいっぱい来ますけど、東口のスポーツ広場は子どもたちがサッカーをしているし、浮気保育園の運動会とかでも使ったりだとか、今は浮気公園でやってるかも分からないけども、子どもたちの散歩コースになったりとか、あの公園で子どもたちが遊んでいることがとても憩いの場になっていると。しかも浮気町の避難場所、昨日の説明では避難場所はバローの駐車場にするということを言ってますけど、そんな民間の駐車場でJR駅の駐車場っていっぱい車がとまっているところに避難所の設定というのはちょっと安易過ぎるなと思ったり、サッカーをやっている小さい子どもたちが立入公園に行くのにはとても遠いなと思ったりするので、相手先が8,000?という広大な土地を欲しいと言われたのでということは分からないではないけども、じゃあ市民の側からすると、東口のあの空間、空がどんどん小さくなる守山市の駅ですけど、東口のあの空間の活用の仕方というのは、都賀山を売却するというのを決めたんやったら、じゃあどう使うかというその第2段階、第3段階の議論が私は必要だと思う訳です。
 これ、今、話を聞いてると去年の秋から協議をしましたと。誰がかは分かりません。理事長さんと誰でしょうか。理事長さんが来てくれはったかも分かりませんが理事会に諮れるのかとか、商工観光課がどういう話合いをしていたのかは、議会には一切、知らされていないとか、村田製作所のどの方とそういう話をしたのかとか、ちょっとあまりにも少しの範囲の中で、この本当に大事な公有地の売却と駅に工場誘致というこのことは、あまりにいきなり過ぎて、ちょっと私は手続上とても問題があるのではないかと思っておりますので、ぜひ市長、誰と話合いをしたのかということと併せて、市政の、言うたら公有財産を売るというようなことの決断をこういう形でやってもいいのかなと、そこは一定トップとして反省をすべきこともあるのではないかと私は思っております。
 私は議員としてとても昨日悲しくて、本当に議員も頼られてないし相手にされていないなと、相談もなくされていると、職員の皆さんもどれだけ皆さんで議論をされたのかというその辺が、市長がやると言うのだからやるのよと、そういう行政運営というのは将来的に職員を鍛えないし育てられないというか、もっと自分たちの手作りの市政をつくっていくという、そういう中でのトップのあるべき姿というのが求められると思うので、長くなりましたが再度、市長の見解を求めたいと思います。
 
○議長(新野富美夫) 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) それでは、ただいまの数点の再質問を頂きましたので、答弁申し上げます。
 まず、都賀山さんとの協議でありますが、まず大前提として、都賀山さん自体はまだ破綻をしておりません。破綻しそうな状況でありまして、いわゆる破綻しそうですといって助けてくださいと言うと、当然お客さんも減る訳ですので、実は人員削減もしながら何とか長らえようと努力をされている中で、しかしながら将来の展望が非常に先行きが見通せない。記者発表でもありましたが、設備投資が必要な状況なんですが、給排水設備をやり替えるだけの余力もありませんし、そういった中で理事長としても秘密裏にやらざるを得ない状況があったと思います。
 一般財団におきましても、理事評議委員会では経営状況はしっかり毎回報告されていまして、実は令和2年度の監査報告、今日、委員会協議会で報告させていただきますが、その中でも早期の事業の再構築が不可欠であると、ここまで踏み込んだ指摘がされています。そういう状況の中で経営は続けていますので、なかなかオープンにした議論はできなかった訳でありますが、理事長としては何とかしなければならないという思いを持って取り組んできていただいているところであります。
 私どもとしても都賀山さんがもう経営破綻したのでしたら、どうしましょうとオープンな議論ができますけども、そうではないという中で、また相手の企業さんのこともありましたので、今日まで慎重に協議を進めてきたということであります。
 また、単に都賀山さんが大変ですと、代替案なく我々は議会に協議は当然できない訳であります。我々としては一定のパッケージで、しかも社会的影響をできるだけ少なくやるためにはどうしたらいいのかと、そういうパッケージを考えるべきだという前提で庁内を挙げて今日まで取り組んできたところであります。
 そして、誰が一般財団と協議してきたかでありますが、これは先ほどの答弁で申し上げましたように、商工観光課が窓口となってしっかり協議を努めてくれています。今、財政課長になっている伊藤君もその当時やってくれていましたし、今の稲田課長、元財政課長ですが、しっかり経営も分かっている者が関わった中で、今日まで一緒に考えてきたという状況にございます。
 2点目の村田製作所を持ってくるのは誰がということでありますが、また、それらの情報をどうやって入手したのかでありますが、今日まで我々、企業誘致は積極的に行おうということで取り組んでまいりました。いろんな企業さんなり、いろんなゼネコンさんなり、いろんな方々とやり取りをする中で、こういったこんな話があるよという話が聞こえてきたと。その上で村田製作所のほうにどうなんですかという確認をしたところ、向こうからそういったことを考えてますよという話で、徐々に話が進んでいったという経過にあります。
 ですので、いろんな可能性を検討した中で、今回、村田製作所さんが都賀山のみならず裏のグラウンドを含めて8,000?であれば大きな研究開発拠点をしっかり整備したいということでありましたので、今回その全体のパッケージの中で検討してきたという状況にございます。
 そして、駅前スポーツ広場の件については、私も地元の皆さんがソフトボールをされている姿とか、また夕方に子どもたちがサッカー教室をやっているあの状況を見て、ああいう場が本当に残ればいいなと思っていたところであります。ただ、元々位置付けとしては、いろいろ資料を見てますと、あくまで暫定的な利用として進めてきたところでありまして、あそこをどう使っていくのかというのは、これまでの市政においても大きな課題であったと思っています。
 そのような中、先ほど申し上げましたパッケージで、駅直近ではありませんけれども立入公園を整備することで、少し離れますけれども今より3倍の面積になりますので、そういった中で今後とも変わらずご利用いただけるのではないかと考えまして、今回この3つをパッケージで進めていきたいと思っているところでございます。
 そして、駅前に工場誘致という話がありましたが、工場ではありませんので、あくまで研究開発の拠点で事務所ビルに類したものでありますので、ということでございます。
 いずれにしましても、今回、協議を開始するということでありまして、我々はしっかり説明責任を果たしてまいりたいと考えておりますし、議員の皆さん、また地元、また市民の皆さんとしっかり議論する中で進めていきたいと考えているところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
○議長(新野富美夫) これをもって通告による発言は終わりました。
 これより、議案質疑に対する関連質疑を許します。
 なお、関連質疑の発言時間は15分以内であります。
 関連質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ないようでありますので、これをもって議案質疑を終結いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第5 委員会付託(議第58号および議第59号)
 
○議長(新野富美夫) 日程第5、議第58号および議第59号につきましては、お手元に配付しておきました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 ただいまから暫時休憩いたしますので、休憩中に各常任委員会をお開き願いまして、付託議案の審査をお願いいたします。
 暫時休憩いたします。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  休憩 午前10時31分
                  再開 午後2時00分
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
  日程第6 常任委員長審査結果報告(議第58号および議第59号)
 
○議長(新野富美夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第6、議第58号および議第59号を議題とし、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長。
             〔総務常任委員長 田中尚仁議員 登壇〕
 
○総務常任委員長(田中尚仁) ただいま議長のご指名を頂きましたので、総務常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第58号令和3年度守山市一般会計補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部、議第59号令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入全部。以上、予算案件2件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第58号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議第59号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(新野富美夫) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ないようでありますので、次に文教福祉常任委員長の報告を求めます。
 文教福祉常任委員長。
            〔文教福祉常任委員長 森重重則議員 登壇〕
 
○文教福祉常任委員長(森重重則) ただいま議長のご指名を頂きましたので、文教福祉常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第58号令和3年度守山市一般会計補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出、款3民生費、款4衛生費、項1。以上、予算案件1件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第58号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、文教福祉常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(新野富美夫) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ないようでありますので、次に環境生活都市経済常任委員長の報告を求めます。
 環境生活都市経済常任委員長。
          〔環境生活都市経済常任委員長 國枝敏孝議員 登壇〕
 
○環境生活都市経済常任委員長(國枝敏孝) ただいま議長のご指名を頂きましたので、環境生活都市経済常任委員会の審査結果をご報告いたします。
 本臨時会議におきまして、当委員会に付託を受けました案件は、議第58号令和3年度守山市一般会計補正予算(第6号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出、款4衛生費、項2。議第59号令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)(分割審議)第1条歳入歳出予算の補正のうち歳出全部。以上、予算案件2件でありました。
 本臨時会議休憩中に当委員会を開催し、理事者側より副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、詳細な説明を受け、慎重審議の結果、議第58号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議第59号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、環境生活都市経済常任委員会の審査結果の報告を終わります。
 
○議長(新野富美夫) ただいまの環境生活都市経済常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ないようでありますので、各常任委員長の審査結果の報告ならびに報告に対する質疑を終結いたします。
 これより討論を行います。
 発言通告書が提出されておりますので、16番小牧一美さんの発言を許します。
 16番小牧一美さん。
               〔16番 小牧一美議員 登壇〕
 
○16番(小牧一美) それでは私は、議第59号令和3年度守山市一般会計補正予算(第7号)について、反対の立場から討論を行います。
 この補正予算は、ライズヴィル都賀山、都賀山荘駐車場、駅前スポーツ広場の市有地8,230?を村田製作所に売却することに伴い、必要な経費2,000万円を予算計上しようとするものです。
 この話は昨年の秋から庁内で話し合ってきたということですが、今年6月の委員会の中でも、都賀山荘の経営について問題を指摘した委員の発言に対して、こういう計画があることなど全く議論にも上らず、この8月の突然の臨時議会でこのことが公表されたということに、私は改めて憤りを覚えるものです。
 経営不振に陥ったライズヴィル都賀山をどのように立て直すのか、今後どのようにしていくのかという話合いを議場の場では一度も話すことなく、既に売却することを決めて、相手先の企業も決め、高さの制限やスポーツ広場の活用も含めた面積を保証してこの話を決めていくと、あまりにも強引なやり方だと言わなければなりません。
 相手先がどれほど優秀な企業かどうか、そういうことの前に、市の財産、市民共有の財産の処分を少なくとも庁内での十分な議論も踏まえず、議会の議論もなく、一部の人の意向で進めてしまっている。こういうことがこれまでに守山市は何度もあります。これはあまりにゆゆしき事態と言わなければなりません。
 今日は環境生活都市経済常任委員会で熱心な議論が行われました。行政も議会もこういうやり方に対してもっと疑義を持って、通常のみんなで決めていくというこの手続を、行政の施策にはきちんと責任を持たなければならないと私は思います。トップの力量発揮として今は称賛されるかもしれません。しかしそれは将来にわたってその判断が正しかったのかどうか、市民に対する責任として十分な議論をもって判断することが当然の対応の仕方だと思います。
 駅前の8,230?の広大な市有地、どのような活用があるのかはもっと深い議論があるべきです。仮に企業を誘致するにしても、どのような企業を誘致するのかも含めて丁寧な議論が必要ではなかったでしょうか。浮気自治会の貴重な子どもたちの遊び場、多くの人たちの憩いの場、これを同じ学区だからと立入に整備するとはいえ、ここで遊んでいた子どもたちが遠くのところに行けば遊び場を失うことになります。市民の皆さんの意見もしっかり聞いて、納得のいくやり方で対応するのは行政の原則だと思います。
 今回のあまりにも熟慮を欠いた対応、このことに私は抗議をして、反対をさせていただきます。
 
○議長(新野富美夫) これをもって討論を終結いたします。
 それでは、ただいま議題となっております議第58号および議第59号について、採決いたします。
 まず、議第59号について、起立により採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告は「可決」であります。
 本件は、各常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                   〔起立多数〕
 
○議長(新野富美夫) ご着席願います。
 起立多数であります。
 よって、議第59号は各常任委員長の報告のとおり決しました。
 次に、議第58号について採決いたします。
 本件に対する各常任委員長の報告はいずれも「可決」であります。
 本件は、各常任委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
○議長(新野富美夫) ご異議なしと認めます。
 よって、議第58号は、各常任委員長の報告のとおり決しました。
 以上で本臨時会議に付議されました案件の審査は全部終了いたしました。
 この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
 市長。
                〔市長 宮本和宏 登壇〕
 
○市長(宮本和宏) 議長のお許しを賜りましたので、令和3年守山市議会第3回臨時会議の終了にあたりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 提案を申し上げました案件につきまして、原案のとおりお認めいただき、衷心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 今臨時会議の審議の過程で議員各位から賜りました貴重なご意見、またご提案をしっかりと受け止めまして、その意向を踏まえます中で今後の取組に反映をしてまいりたいと考えております。
 本日は、新型コロナウイルス感染症対策として、子育て世帯等への生活支援と市内の経済対策のため、妊娠期から子育て期の子どもを対象に配付します地域商品券に係ります必要な経費の補正、また、現在実施しております新型コロナウイルスワクチン接種事業につきまして、個別接種回数の増加に伴います接種費用の上乗せに係ります委託料の増額などにつきまして、緊急的に必要となりましたことから、急遽、補正をお願いしたところでございます。
 また、共同墓地整備事業費につきまして、老朽化した墓地のブロック塀改修において、特に老朽化が著しく倒壊の危険性が高いことや、墓地管理組合において道路の通行の安全確保を早急に講じていただく必要があることから、補助の加算と併せまして増額の補正をお願いしたところでございます。
 さらには、追加で提案を申し上げましたJR守山駅東口の敷地を活用しました株式会社村田製作所の研究開発拠点の整備、また、一般財団によります隣接地での新都賀山荘の整備、ならびに駅前スポーツ広場の代替機能としての都市計画公園「立入公園」の整備などの具現化に向けまして、詳細な協議を始めさせていただくにあたりましての各種調査や測量等に係ります補正をお願い申し上げましたところ、慎重審議を賜り、原案のとおりお認めいただいたことに、衷心より厚く御礼申し上げます。
 とりわけ駅東口の市有地におけます新しい企業の誘致と新都賀山荘の整備、および立入公園整備に係ります補正につきましては、急遽の提案にもかかわりませず、ご理解を賜りましたことに対しまして、重ねて深く御礼を申し上げる次第でございます。
 当該事業につきましては、本市の将来を左右する大変重要な案件でありますことから、今後、丁寧に説明責任を果たしてまいりますとともに、協定締結に向けまして、議会の皆様はもとより市民の皆様としっかりと議論を重ね、慎重に進めてまいりたいと考えております。
 また、繰り返し申し上げたところでございますが、今回、企業に関わる案件でありまして、インサイダー取引等の懸念もありましたことから、議員の皆様への説明の時期が大変直前になりましたこと、重ねておわびを申し上げたいと思います。
 しかしながら、本市の重要な課題解決として、ぜひ今回のこの3つの取組を一体的に進めてまいりたいと考えております。今後とも議員の皆様のご指導、ご鞭撻をいただきますことを心からお願い申し上げるところであります。
 本日、提案理由の中でも申し上げましたが、今回の第5波は、デルタ株を中心にこれまでにない勢いで新規感染者数が増加しているところでございます。まだまだこの先、収束が見えない状況の中、本市といたしましては、本日お認めいただきました補正予算を活用しまして、ワクチン接種を最優先にしつつ、引き続き滋賀県や医師会などと連携し、医療・検査態勢の確保に取り組みますとともに、生活支援策、経済支援策、子どもたちの教育と健やかな成長を支える環境づくりを、現状を踏まえながら鋭意進めてまいりたいと考えております。
 先般、東京2020オリンピックが閉会いたしまして、間もなく8月24日からは、本市出身の井上舞美さんと南井瑛翔さんが出場されますパラリンピックが開会する予定でございます。お二人の活躍を、また、ホストタウンとして取り組んでおりますトルコ共和国の選手団の皆さんの活躍を心から期待し、市民の皆さんと共に大きなエールを送ってまいりたいと考えております。
 第5波のさなか、先の見えない度重なる自粛の要請によりまして、また酷暑が重なり、身体的にも精神的にも疲労のピークとなるような状況ではございますが、パラリンピックに出場される選手の皆さんから勇気と元気をもらいながら、何としてでもこの難局を乗り越えてまいりたいと考えております。
 議員各位におかれましては、ご自愛いただきまして、市政の発展のためにますますのご活躍をいただきますように祈念申し上げまして、会議終了にあたりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 誠にありがとうございました。
 
○議長(新野富美夫) 本臨時会議におきまして、慎重にご審議を賜り、無事終了いたしましたことに心からお礼を申し上げます。
 これをもって、次回会議まで休会いたします。
 どうもご苦労さまでした。
             〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜
                  閉会 午後2時18分



 守山市議会会議規則第124条の規定により、下記に署名する。


                            令和3年8月12日


                     守山市議会議長  新 野 富美夫


                     署 名 議 員  赤 渕 義 誉


                     署 名 議 員  福 井 寿美子