○議事日程
市民環境常任委員会会議録
〇日時
令和7年(2025年)2月26日(水) 9時30分開会 15時11分閉会(会議時間3時間56分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
武野委員長、日向副委員長、くり林、出田、藤本、児玉の各委員及び長嶋議員
〇理事者側出席者
永野市民防災部長、瀧澤市民防災部次長兼地域のつながり課長、末次市民防災部次長兼総合防災課担当課長、森(啓)市民防災部次長兼観光課長、茂木市民防災部次長兼大船支所長兼深沢支所長兼地域のつながり課長、築地総合防災課担当課長、箱崎商工課長、柳町市民課長、吉田(水)腰越支所長兼地域のつながり課長、山下玉縄支所長兼地域のつながり課長、加藤環境部長、千田(純)環境部次長兼環境政策課担当課長、不破環境部次長兼環境施設課長、和田環境部次長兼環境センター担当課長、竹之内環境政策課担当課長、中澤ごみ減量対策課担当課長、実方ごみ減量対策課担当課長兼環境センター担当課長、牧野環境保全課長、月花環境センター担当課長兼環境施設課長、鈴木(真)環境センター担当課長、伊藤(元)道水路管理課長、下澤道水路調査課長、秋山道路課長、鈴木(康)教育文化財部次長兼学校施設課長、?木(守)消防長、小玉消防本部次長兼消防総務課長、高橋(浩)鎌倉消防署長、森(裕)大船消防署長、中嶋警防救急課長、伊藤(正)指令情報課長、竹ノ谷予防課長
〇陳情趣旨説明者
寺田浩彦
〇議会事務局出席者
茶木局長、赤原担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第79号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
2 議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち消防本部所管部分
3 議案第81号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち市民防災部所管部分
4 報告事項
(1)防災対策の取組状況について
5 議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち市民防災部所管部分
6 陳情第69号JR北鎌倉駅交番の復活を願う陳情
7 陳情第65号地域の指定避難場所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情
8 報告事項
(1)ごみ処理施策等の進捗状況について
(2)戸別収集の進捗状況について
9 議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分
10 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○武野委員長 おはようございます。
市民環境常任委員会を早速始めたいと思います。
最初に、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。出田正道委員にお願いいたします。
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○武野委員長 次に、委員会運営について、申し上げます。今日何とか6時までに終わらせたいと頑張りますので、皆さんの御協力をお願いします。
令和6年5月29日開催の議会運営委員会において、委員会を開催する際は、暫定的な取扱いとして、常時窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと、ただし、窓の開放については気候などを考慮し、休憩中にとどめるなど適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員及び請願・陳情の趣旨説明者の発言は、着席したまま行うことが確認されております。以上のとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
新年度議案に係る予備審査について、確認いたします。
本日の審査中、新年度議案に係る予備審査に当たっては、令和6年1月30日付の申合せにより、一委員の質疑が30分以上続いているときは、委員長から注意を促すこととされておりますので、御確認いただくとともに、効率的な委員会運営に御協力をお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
ありがとうございます。
陳情提出者の趣旨説明について事務局から報告をお願いします。
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○事務局 陳情提出者の趣旨説明について報告させていただきます。
日程第6「陳情第69号JR北鎌倉駅交番の復活を願う陳情」及び日程第7「陳情第65号地域の指定避難所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情」については、陳情提出者から趣旨説明を行いたい旨の申出があることから、議会基本条例第6条第6項の規定に基づき説明を聴取することを報告いたします。
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○武野委員長 今の報告を確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
所管外職員の入室について事務局からお願いします。
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○事務局 日程第7「陳情第65号地域の指定避難場所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情」については、所管外職員として、道路課、道水路管理課、道水路調査課、学校施設課職員が出席することでよろしいか、御協議、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 今の報告を確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認しました。
議題に入りたいと思います。
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○武野委員長 日程第1「議案第79号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」、原局から説明をお願いします。
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○予防課長 議案第79号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、御説明いたします。
議案集(その1)、98ページから99ページを御覧ください。
本件は、寺社等に設置する標識の変更及び国際基準の図式記号を用いるものに改めるとともに、防火管理者を定めない防火対象物の防火管理について規定を廃止するものです。
主な改正内容は次の2点になります。
1点目は、鎌倉市火災予防条例第23条の2第2項で規定している標識の変更についてであります。
本市は、国宝、重要文化財に指定されている寺社・建造物が点在し、海外からの旅行者にも人気の観光地で、毎年多くの外国人観光客が訪れることから、「消防長が指定する区域には、見やすい箇所に、喫煙し、又はみだりにたき火その他の裸火を使用する行為を行ってはならない旨を表示した標識を設けなければならない」としております。
上方が現状で、下方が改正後の標識となります。本改正で変更となる標識及び図記号につきましては、既に令和5年7月に改正した第23条第2項と同様の規格を使用するとともに、同条第4項に規定する国際標準化機構が定めた規格第7010号又は日本産業規格Z8210に適合する図記号を用いるよう改めます。
従来の標識から、地を赤色、文字を白色とし、国際標準化機構が定めた規格または日本産業規格に適合する図記号を用いることで、全ての方々に理解されやすく、標識の意味を迅速に伝えることができ、デザインも統一されていることから、異なる場所でも、同じ標識を見れば同じ意味と認識できます。また、今までの標識とは異なり、統一の標識であるため、安価で調達できると考えております。
2点目としましては、本条例第49条で規定している「防火管理者を定めない防火対象物の管理」についてご説明いたします。
「消防法施行令第1条に規定する防火対象物以外の令別表第1に掲げる防火対象物で、消防法第17条第1項に規定する消防用設備等を設置しなければならない防火対象物の所有者等は、自ら防火責任者となり防火管理上の必要業務を行い、又は従業員等のうちから防火責任者を定めて、防火管理上の必要業務を行わせなければならない」と定められていますが、全国の自治体のうち「防火責任者」の文言を用いて条例及び施行規則で届出義務を課している自治体はまれな状況です。消防用設備の維持管理につきましては消防法第17条で、適切な避難管理につきましても消防法第8条の2の4の規定において、既に上位法で定められているため、防火責任者を定めずとも防火管理体制は維持できると考え、廃止するものです。
施行期日につきましては、公布の日からとし、なお、1点目で説明した標識につきましては施行の際、現に設置され、または設置の工事がされている標識は、当該規定の適用はしないこととする経過措置を設けます。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○出田委員 マークの形なんですけれども、マークはISO7010、ここから持ってきてあるということは理解ができました。確認もしました。その下にある英語表記の件なんですが、こちらにある英語表記は、これも国際基準なんでしょうか。どうなんでしょうか。
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○予防課長 あくまでもこの図記号に対しまして、国際基準を使っている、もしくは日本産業規格を使っておりますので、この火気厳禁、例えば、この「NO OPEN FLAME」「NO SMOKING」、こういったところは、火災予防条例ですとか、こういったもので国の基本的な統一した基準の規格、これを使っているものです。これを現にもう、既にデパートですとか大きな百貨店、物販店ではもう既にこういったものを使用していただいているという状況になっております。
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○出田委員 今回これ寺社とか、そういったところに設置する、交換するということになると思うんですね。これは基本的に国際基準のものを使うということは、外国人観光客にもしっかりと対応するということが含まれていると思います。
マークの表示がマッチなんですね。マッチの炎ですね。英語表記では「NO OPEN FLAME」となっているんですが、これ炎全体というような捉え方をして、マッチの炎とかライターとか、そういったものは使っちゃ駄目ですよということになれば、FLAMEのここに複数形のSがつくんじゃないかなと思うんですね。なので、そこのところ、どこからかいろんなところに設置してあるものを引っ張ってきているということは分かるんですけれども、外国人に対応するためということであるならば、そこの部分が複数形のSをつけないことによって、理解できなくなっちゃうというようなことがあってはいけないと思いますので、そこのところをもう一度ちょっと確認をしておいていただきたいなと思います。
外国に行って日本語で書いてあって、向こうではしっかり伝わっているつもりでも我々が読んだら全然ちょっと内容が分からないというようなことがよくあると思います。それが逆になっちゃったら、元も子もないので、どうせこれに変更していくのであれば、外国人にしっかり伝わるように確認をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
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○予防課長 今の御指摘を受けたところ、私のほうでも、例えば他市の、これを使っているところ、他市もありますので、こういったところの状況ですとか、また確認を取っていきたいと思っています。
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○出田委員 東京オリンピックのときはFLAMEで出ていたんですね。ちょっとおかしいなとは思っていたんですけれども、各国から外国人が来る中でこれを使うということは、世界でこれが標準の英語表記なんだろうなと思っていたんですけれども、どうもそうではないみたいで。そこをよく鎌倉消防は確認をして、マークは国際基準なんですけれども、英語表記というのはまた別物じゃないかなって思うんですね。なので、そこをもう一度ちょっとよく確認をしていただきたいと思います。一応提案です。
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○武野委員長 今の確認の返事は出田委員に直接になりますか。いいですか。出田委員に対して返事がされるということでよろしいですかね。
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○出田委員 私でも結構です。委員でも結構です。消防でマルかバツかというのを判断をしっかりとしてほしい、最終判断をしてほしいということです。
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○武野委員長 じゃあ確認の結果は出田委員にということで、よろしいですね。
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○日向副委員長 今回こういった形で標識を統一してくださるというところで、本当に国際的なことも考えて、すごく対応していただくことになるなと思うんですけれども、今回寺社等で交換すると思うんですけど、実際にこれを換えるのは寺社を管理している方たちという認識でよろしいですか。何か、換えるということになったことによって、例えば先ほど経過措置というのもあったと思うんですけれども、実際もう既に設置されている中で、なかなかすぐ交換、どのタイミングで交換していただけるのかなというのもあると思うんですけれども、せっかく統一していくとなるのでしたら、各場所でも積極的に換えていっていただきたいなという思いはあるんですけれども、その辺についてはどのようにお伝えをするような形になるんでしょうか。
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○予防課長 今のまず経過措置を設けていることからなんですけれども、これ当然ですけれども費用がかかることになりますので、今あるものはきちんと使っていただいて、これが例えば駄目になってしまったとか、見えづらくなってしまった、こういったタイミングのときには、しっかりと予防課に御相談をいただいて対応していくということになります。
費用負担に関しましては、当然寺社の方々の部分になりますので、そういったところで御負担をしていただくということになっています。
積極的に我々もこういったことで図記号を入れて観光客等の対応ということでやっていますので、今現在指定しているところに対しましては、通知等を流して、こういう変更をしましたというお知らせをしまして、積極的にうちとしては変わったことをアピールしていくということに努めたいと考えております。
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○日向副委員長 ぜひこう変えるんですというところが、やっぱり統一していくということが大きいことではございますので、ぜひそういった形で、なかなか費用がかかることなので、すぐにというのは難しいと言われるかもしれませんけれども、やっぱりこれを統一していくということが一番大きいことだと思いますので、ぜひ、その辺についての伝えるということはしていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 ほかによろしいですね。
(「はい」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
次に、委員間討議の実施について御協議お願いします。委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
御意見はございますか。
(「なし」の声あり)
確認いたしました。
これより採決に入ります。議案第79号鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、原案に御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員挙手で、議案第79号は原案のとおり可決されました。
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○武野委員長 次に、日程第2「議案89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち消防本部所管部分」についてを議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○小玉消防本部次長 日程第2議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち消防本部所管部分の内容について説明いたします。
令和7年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の138ページを、令和7年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の334ページから345ページを御覧ください。
第50款、第5項消防費、第5目常備消防費は27億869万7000円で、消防運営事業に係る経費は、消防職員大型運転免許資格取得奨励金、各署所光熱水費、職員貸与被服費、職員福利厚生に係る事業委託料、寝具類賃借料などを、消防施設管理事業に係る経費は、各署所維持修繕料、カーボン・マネジメント強化事業に係る維持修繕料、庁舎清掃管理業務委託料、オーバースライダー点検業務委託料などを、警防活動事業に係る経費は、警防活動用消耗品費、車両等の燃料費、防火衣等の被服費、車両修繕料、防火水槽や乾式連結送水管の撤去にかかる委託料、熱画像装置等備品購入費などを、救急活動事業に係る経費は、救急活動用の消耗品費や医薬材料費、救急車搭載資器材点検委託料、AED賃借料、救急救命士養成研修負担金などを、指令活動事業に係る経費は、指令専用回線等電信料、活動波保守委託料、高機能消防指令センター保守点検委託料、活動波基本・実施設計業務委託料、共通波設備更新に伴う整備負担金などを、予防活動事業に係る経費は、火災原因調査、火災予防運動用消耗品費、液晶ペンタブレット備品購入費、神奈川県消防学校専科教育負担金などを、職員給与費は、消防本部、鎌倉消防署、大船消防署の職員の人件費を、会計年度任用職員給与費は、消防総務課の会計年度事務補助職員の人件費を計上しました。
予算説明書は、138ページから141ページにかけまして、第10目非常備消防費は9122万7000円で、消防団運営事業に係る経費は、消防団員の報酬、退職報償費、分団器具置場や分団車両の修繕料、消防団員の福利厚生に係る事業委託料、消防団活動用ポータブルバッテリー備品購入費、消防団維持費交付金などを計上しました。
予算説明書は140ページ、第15目消防施設費は2億8408万2000円で、消防施設整備事業に係る経費は、(仮称)雪ノ下消防出張所建築設計業務委託料、消防施設再編に伴う環境影響調査業務委託料などを、消火栓管理事業に係る経費は、消火栓の路面焼付標示委託料、水道事業者との協定に基づく消火栓維持管理等補償料を、車両購入事業に係る経費は、高規格救急自動車、災害対応搬送車やポンプ付救助工作車の購入に要する経費を計上しました。
以上、第50款消防費の合計は30億8400万6000円であります。
次に議案集(その2)の13ページ、予算説明書は177ページを御覧ください。
継続費について説明いたします。
(仮称)雪ノ下消防出張所整備設計事業は、第2表及び調書のとおり、継続費の設定をしようとするものです。
議案集(その2)の18ページ、予算説明書は191ページを御覧をください。
債務負担行為について説明いたします。
消防団器具置場設置事業費は、第3表及び調書のとおり、債務負担行為の設定をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○藤本委員 1点だけなんですけど、しかもちょっと予算とずれてしまうかもしれないんですけれども、すみません。
救急活動事業の中のAEDがいろんなところに設置されているという御説明がありました。最近、メディアの中で、AEDの使用に関するデマというか、根拠のない発信があったというのが話題になっていて、どういうものかというと、AEDを女性に使ったときに、例えば服を脱がせたからセクハラだとか言われて訴えられたりするんです、みたいな発信がメディアであった。これはデマであったということは、その後ほかのメディアで修正されているんですけど、結構これってまことしやかに広まっているうわさであって、こういったデマが広まると、人命に関わるなと思って、強く懸念をしているところです。
鎌倉市でどれぐらい広がっているかがちょっと分からないんですけれども、こういった言説がインターネットメディアであったりで拡散されるということは、全国でそういったことを信じてしまう方もいらっしゃる可能性もあるというところで、こういったことはないという、AEDを適切に利用していく必要がある、しかも迅速にということをやはり発信を改めて強化していただきたいと考えるんですけれども、ちょっとずれてしまうんですけれども、お願いしたいんですけど、いかがでしょうか。
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○警防救急課長 今現在SNSの情報とか、いろいろなファクトに基づいているとか、いろいろ報道されていると思いますけれども、この件につきましては、救急講習とかある中で、市民にもそういったデマに惑わされないようにとか、伝えていけたらと考えております。
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○藤本委員 救急講習とかそういった接触がある時点では、市民の方にお伝えいただけると思うんですけど、例えば救急講習に出られる方ってやっぱり一部ですから、鎌倉市の消防としてはそういった事実について、そういったデマの流布について強く抗議するというほどではないんですけど、否定するというような部分が、どこかで発信していただくのか分からないですけど都度、何か発信、表明していただけると助かるなと思うんですけど、ちょっとあえてというのは難しいかもしれないんですけど、ちょっとすみません。
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○警防救急課長 委員のおっしゃるとおり機会を捉えて、市民に対して周知できるように研究していきたいと考えております。
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○児玉委員 新年度議案ということで、細かい話は予算特別委員会で話が出ると思いますので、私からは概論というか、1点だけちょっとお聞きしたいんですけれども、消防費ということで、重点事業が当然ながら多くある中で、市民の命に関わる大事なことでもありますし、そもそも消防費、先ほどおっしゃいましたが約30億円を超える、例年の中で過去10年とか過去5年でも構わないんですけれども、消防費全体として大体毎年同じレベルなのか、それとも徐々に上がってきていることなのか、つまり何が言いたいかというと、やっぱり大事な事業なので、しっかり予算は確保していただいてやっていただきたいなという思いで聞いているんですけれども、その辺の傾向というか、今どんな状況なんでしょうか。
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○小玉消防本部次長 やはり令和6年度でありますと、指令情報事業の関係の予算のお金であったり、あと、はしご車の購入であったり、令和7年度でありますと救助工作車の更新ということで、億単位のお金が動くときには、消防費が上がるという傾向はあります。
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○児玉委員 承知しました。もちろん大事な税金を使って運用するわけですけれども、やっぱり大事な事業ですので、言い方、変ですけど遠慮せずに、やっぱり大事なものはしっかり予算を確保していただいてやってほしいなということと、あと皆さんは当然ながらもっと給料を上げてほしいという思いはあると思うんですけれども、そこは粛々とやっていただいてと思いますので、とにかく本当に大事な事業ですので、引き続きしっかりお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○日向副委員長 会派から予算特別委員会には委員に出させていただいているので、1点だけお伺いさせていただきたいと思いますけれども、代表質問でもお伺いさせていただいた内容なんですけれども、消防職員の方々の有給休暇の取得のしやすい環境というところで質問させていただきました。やっぱり24時間365日という中で、消防力を維持していくというところで本当にすごく鎌倉市を守っていただいているというのは重々承知はしているんですけれども、そういった中での有給休暇をやはり取るというところもあると思うんですね、それぞれの職員の方が。そういった場合の何か取りやすさというのはあれなんですけれども、やっぱりそういう部分で何かほかの業種とはちょっと違う、24時間というところがあるので、なかなか取るのも難しい部分もあるのかもしれないんですけれども、その辺について、令和7年度に何か特別な取組をするとかありましたら、お伺いしてもよろしいでしょうか。
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○小玉消防本部次長 できるだけマンパワーの人数を増やしてということで、令和7年度は消防学校に入校する人数をちょっと絞りまして、現地に残す人数を増やしまして、それで少しマンパワーを増やして対応したいと考えているところであります。
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○日向副委員長 マンパワーというところで。本当にやっぱりそれぞれ計画的に休む休暇というのもありますが、やっぱり直前になって、どうしても体調不良というのがあるとは思うんですけれども、そういったときにつらくても出なきゃいけないという使命感もあるかもしれないんですけれども、そこで1人の職員としてやっぱり休むというところも必要だと思うんですけれども、そういった際の何かフォロー体制といいますか、そういったものというのは、先ほど、残す人数を増やすというところでマンパワーを増やしていただくということで、大変ありがたいんですけれども、その辺については何かお考えになられていることがあればお聞かせいただけますでしょうか。
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○小玉消防本部次長 代表質問でも消防長から答弁させていただいたんですけれども、時間外命令をつけまして、週休者なんですけれども、そちらを上げて、療養のほうを優先して休ませて、職員を時間外勤務の命令をつけて、上げるというような体制は取っております。
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○日向副委員長 ぜひ、本当に休むときはお互いさまというのではないんですけれども、やっぱりそういった環境は引き続き、今いろいろ体制づくりをしていっていただいているということで、本当にありがたいことですので、ぜひそこはお互いが休める環境といいますか、休むときには今度はこっちが出るよみたいな感じで、お互いさまな関係をぜひつくっていただけるとありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認をしたいと思いますが、ありますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
それでは、消防本部職員退室、市民防災部職員入室のために休憩をいたします。
(10時01分休憩 10時03分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第3「議案81号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち市民防災部所管部分」についてを議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○瀧澤市民防災部次長 日程第3議案第81号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち市民防災部所管部分について説明いたします。
令和6年度鎌倉市補正予算に関する説明書一般会計補正予算(第10号)の8ページを御覧ください。
第10款総務費、第15項第5目戸籍住民基本台帳費、戸籍・住基一般事務は385万円の増額で、戸籍情報総合システム改修委託料は、戸籍情報総合システムを改修し、戸籍に氏名の振り仮名を一括で記載できる機能を付け加えるものです。
次に、歳入について説明します。
戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページを御覧ください。
第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第5目総務費補助金、社会保障・税番号制度システム整備費補助金は385万円の増額で、本件戸籍情報総合システム改修委託料に係る補助金の追加を行うものです。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認したいと思いますが、なしでよろしいですか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
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○武野委員長 次に、日程第4報告事項(1)「防災対策の取組状況について」を議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
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○末次市民防災部次長 日程第4報告事項(1)防災対策の取組状況について、報告いたします。
市民の安全・安心を脅かす自然災害は、地震、津波だけでなく、近年頻発化・激甚化している風水害や土砂災害、高潮など多岐にわたり、災害への備えは、引き続き重要課題として取組を進める必要があります。
本日は、令和6年度における防災対策の取組状況と今後の方向性について、主な実施事業ごとに報告いたします。
それでは、事業ごとの報告をいたします。資料を御覧ください。
まず、1、災害時広報事業ですが、災害時の情報提供及び情報伝達体制の強化を図るとともに、様々な媒体を活用した情報提供により、防災・減災を図るために実施している事業が主なものとなります。
防災情報提供の柱である防災行政用無線の適切な運用を図るとともに、防災・安全情報システムによるメール配信業務等の適切な運用など、その補完対策の充実を図っています。
また、防災行政用無線の難聴対策の一つとして、一部子局において、音達距離の長い高性能スピーカーへの交換を進めます。
今後、災害時における新たな情報伝達手段の検討を行い、災害時の情報提供体制の充実を図ってまいります。
次に、2、災害対策本部機能強化事業ですが、地震災害時の初動対応のため、避難所等に参集する職員について、配置の見直し、避難所配置職員による避難所となる学校への現地確認を行うとともに、災害対策本部事務局職員を中心にした防災・危機管理対応図上訓練を実施しました。
今後も、突発的な災害発生に備えて災害対策本部の機能充実を図り、初動対応に万全を期してまいります。
次に、3、避難対策推進事業ですが、地震、津波等の災害発生時における迅速かつ安全な避難行動により人的被害の軽減を図るとともに、帰宅困難者を含めた避難者への対応、また、避難行動要支援者への対応など、事業内容は幅広いものとなっています。
津波避難対策について、令和6年度は津波避難建築物の標識設置を行うとともに、避難誘導標識設置に向けた作業を進めており、引き続き当該事業を進めるほか、材木座たぶのき公園における津波避難路の再整備に向けた取組を進めています。
また、「避難行動要支援者支援システム」の入替えを行ったほか「ペット同行避難ガイドライン概要版」を作成しました。
避難所の運営に関しては、引き続き災害対応備蓄品等の整備を進めるほか、帰宅困難者対策、避難行動要支援者対策の充実などに取り組んでまいります。
次に、4、防災活動事業については、これまでと同様、自主防災組織の育成支援に取り組んできたところです。今後も地域の皆様とのさらなる連携により、自助、共助の意識醸成と地域防災力の向上を図ってまいります。
また、市民向けの防災リーダーオンライン研修は、11月11日に募集を開始し、1月30日に定員の500人に達したため募集を終了したところです。
次に、5、その他の事業として、令和6年度における各種訓練等の状況について申し上げます。
これまで、職員参集訓練、海水浴場等津波避難訓練を実施してまいりました。その後、11月2日に沿岸部一斉津波避難訓練を、1月29日に防災・危機管理対応図上訓練を実施いたしました。
地域における訓練の実施状況と職員を派遣した防災講話の実施状況については記載のとおりです。
防災対策につきましては、市民の皆様の関心も高く、様々な御意見や御提案が寄せられております。国・県の動向を注視し、関係機関と連携しながら対策を進めてまいります。
今後も自助、共助、公助の役割分担と連携を踏まえ、機会を捉えて防災意識の啓発を進め、地域と連携した防災対策の充実に取り組むことにより、第4期基本計画の目標の1つである、災害に強い安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○出田委員 取組状況の1番の災害時広報事業の件ですけれども、一般質問でもお話をさせていただいておりました、江ノ島電鉄鎌倉高校前駅の上の防災行政用無線のスピーカーですね。これは聞こえづらいという話もあるので、高性能スピーカーにするというような話がありました。それは更新時に高性能スピーカーに変更するというお話でありましたけれども、それはいつになりましたでしょうか。時期を教えてください。
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○末次市民防災部次長 当該地のスピーカーの交換につきましては、先ほど御報告した高性能のスピーカーに交換するということで、それが今、委員が御指摘になった場所、鎌倉高校近くの、踏切近くのスピーカーということになりまして、実は先週交換がもう終わっておりまして、その効果については実際に放送が流れるときに現地で確認をする必要があるということで、音達距離が、音の達する距離がやや長くなっているということになっておりますので、交換については完了しております。
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○出田委員 確認してよかったです。交換されているということで感謝申し上げます。
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○藤本委員 3点ほどお伺いさせてください。1番の防災無線の部分なんですけれども、別の自治体で防災無線の利用の方法として、小学校の下校時間に防災無線で、「これから小学生が下校しますので地域の皆さん見守りをお願いします」という活用をされているところがあると聞いています。こういうのは鎌倉でも運用が可能だったりするのでしょうか。
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○末次市民防災部次長 鎌倉市においては、今、季節によりますけれども夕方の4時半、それから17時、5時ですね。日没の時間の少し前ということの時間に合わせて、夕焼け小焼けのメロディーを流しています。これ実は以前はこの放送をやっておりませんで、月に1回の定例試験放送ということで放送を、午前10時に行っていたんですけれども、定例試験放送を毎日行うということで、定例試験放送を兼ねて帰宅を促すというか、日没前に夕焼け小焼けのメロディーを流すということで、2つの目的で行っているものですので、それに類似した形で今は実施をしていると捉えております。
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○藤本委員 下校時間ではなくて、確かに夕方の放送で帰らなきゃという機能はすごく働いているなと思います。恐らく別の自治体では下校をするときに、割と低学年の子たちも1人で歩く部分もあるというのが懸念かなと思っていたんですけれども、今は4時半にやっているので、下校時間の放送は特に検討はないということですかね。一応確認です。
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○末次市民防災部次長 現在では、そういった下校時間に合わせて何か防災無線を使った放送をするという計画はございません。
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○藤本委員 集団下校をしているわけでもないので、結構1人になってしまっているというのもよく見かけるので、もしこういったことが鎌倉市でもできたら、今後、最近不審者情報がすごく多いものですから、いろんなエリアからもっと啓発してほしいという声が上がっていましたので、そういったことも検討いただけるといいかなと思っての質問でした。
次に4番なんですが、自主防災組織と、防災士の資格の補助というところで、防災士の資格の補助を始められて、これはまだケースとしては出ていない、もう出ているんですかね。もし出ているとしたら、どれぐらいの方が防災士の資格を取られて、その年代とか性別の内訳など、お伺いしたいなと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
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○末次市民防災部次長 防災士の資格取得につきましては、今こちらの資料には1件と書いてあるんですけれども、実際には2月以降にありましたので、2件申請がございまして、男女の種別は男性1名、女性1名ということになっています。
これはちょっと制度の開始が7月からということで、取得してからの申請になるので、来年度にまた増えるのかなと。問合せも実際いただいておりますので、また今後もこれの周知に努めてまいりたいと考えております。
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○藤本委員 私が見落としました。すみません。そうですね、まだ始まったばかりだと思うので、また引き続きお伺いしたいです。
最後に鎌倉防災リーダーオンライン研修なんですが、毎年500名の方が受講されて、本当にすばらしい研修だなと思っているんですけれども、一旦終わりになってしまうと伺っていますけれども、今後の継続あるいは復帰の予定などあれば教えてください。
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○末次市民防災部次長 防災リーダーオンライン研修につきましては、令和4年度から開始をして3年。3年とも定員の500名に達するということで、受講者にいただいたアンケートでも非常に好評であったということがございました。一旦役割を1,500名の方に受けていただいたということで終了はするんですけれども、今後に向けて、例えば受講した方の個人情報を今、集めていないという状況がございましたので、そのフォローであるとか、それから研修レベルをもう少し分けるとか、様々な工夫点があろうかと思いますので、一旦終了はしますけれども、研修内容等をまた検討して、実施に向けて取り組めるところは取り組んでまいりたいと考えております。
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○児玉委員 私からは3番の避難対策推進事業の中で、エのところのペット同行避難ガイドライン概要版作成ということで、これは私が今まで一般質問も代表質問を含めて何度か提案して、去年3月のたしか15日に鎌倉市のホームページに、いわゆるガイドラインが、詳細版ですね、公開していただいて、その後にこの概要版というのを作成していただいたと思うんですけれども、私の知る限り、市民の方ですとか、知り合いの方を含めて、ワンちゃん飼っている方、猫ちゃん飼っている方からの反響がすごくて、非常に、特にこの概要版に関しても、非常に表紙から含めて分かりやすいし、かわいい表紙だしということで、かなり好評なんですね。
それで、ただ一方で、市のホームページには公表はしているんですけれども、意外と皆さん市のホームページを見ることがなかなかないので、こんないいものがあったんですねということは、結構声があるんですね。そういう意味では、「広報かまくら」ですとか、もっとそういう周知を徹底したほうがいいのかな。せっかくいいものなので、したほうがいいのかなと感じた部分があるんですけれども、その点はいかがでしょうか。
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○末次市民防災部次長 ペット同行避難ガイドラインの概要版のチラシということで、利用者の方からは好評いただいているというところです。配布についてはペットセミナーなどを使ったり、配布をしているところで、実際に2,000部作ったんですけれども、実際もう残部があまりないという状況になっています。
また令和7年度に向けて、こういったところを増刷をして、また、こちらの周知も図ってまいりたいと考えております。
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○日向副委員長 先ほど藤本委員から防災リーダーのオンライン研修のお話が出たので、ちょっとそこのところで1つお伺いさせていただきたいんですけれども。1,500名の方が3年間で修了されたというところで、今後どういった方かというところの個人情報的なもので追えていないというところで、そこをフォローしていくということだったんですけど、それは具体的にどのようにやられるのかなというのが、今までの受講者の方たちというのが見えていない中で、どうやって追うかというのは、何かやり方があるのかだけちょっとお伺いしてもよろしいですか。
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○末次市民防災部次長 今の防災リーダーオンライン研修の申込みでは、事業者で取得する内容としてはメールアドレスがあります。修了証の氏名等については任意で入れていただいて印刷をするというような形になっているんですけれども、実際にそのメールアドレスは年度が切り替わる段階で破棄をしてしまいますので、市が持つことができないということになります。今後どういう展開をするかというのは、まだ決めていないところではあるんですけれども、今後例えば住んでいる地域とかお名前、メールアドレスなどを収集して、今後の周知とか、訓練の参加とか、そういうのを促していくといったような活動にもつながるのかなと思っていますので、そういった展開ができないかというところをまた検討してまいりたいと考えています。
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○日向副委員長 年度で破棄されちゃうということで、なかなか追うのも難しくなってくるのかと思うんですけれども、ぜひ、せっかく受講をしていただいた方というのは、1,500名いらっしゃるということですので、そういった方に地域に何かあったときの防災というところで入っていただければありがたいと思いますので、ぜひ、そこがもし追えて周知していけるのでしたら、対応していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
あともう1点なんですけど、2番の災害対策本部機能強化事業のところなんですけれども、実際にこの災害対策本部や警戒本部が立ち上がるというのは、条件がある中でできてきたりするとは思うんですけれども、例えばなんですけど、台風が上陸しそうですみたいなときに、まだ、対策本部が立っていない状況ですけど、やっぱり職員の方たちにとっては、その警戒というか、待機といったら言葉がちょっとあれなんですけれども、そういった方がいらっしゃる、出てくると思うんですけど、そういった方たちというのは実際災害が上陸、例えば台風でしたらそれたりして、そういった大きな災害等にならなかったという場合には、待機されていたということにはどこかしら、24時間どこか夜中も待機されていると思うんですけど、そういった方たちというのは、それは勤務時間ということになるのですか。ちょっとその辺をお伺いしてもよろしいですか。
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○末次市民防災部次長 実際に台風等の予測ができる災害の場合、災害警戒本部に至らなくても、各部対応ということで、災害の情報を提供して各部でそれぞれの備えをしていただくと。また、対応があった場合は対応するということになります。市民防災部の例で言えば、今、3班体制をしいておりまして、例えば警報が発表された場合、時間外に出てきた場合は、交代して休憩をするということで、翌日交代して勤務をするということで、これは勤務時間内ではなくて時間外手当ということになりますけれども、交代で勤務するということになっております。
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○日向副委員長 本当にそういった中で、要はここの出ている中でも見えない職員の方たちも待機しているというか、配置してくださっているというところがすごく多いんだろうなと思うんですけれども、そういった部分でなかなか、ある意味実際に待機している中で何もなくて、また次の日、先ほど交代というのがあったと思うんですけれども、日中普通に業務がある場合というのは、出勤をすることもあると思うんですけれども、そういったときの体調の整え方というんですか、何かそういったところで、うまく職員の方を休ませるじゃないですけど、対策本部ができれば、それはもうそれに対して対応するように体制が整えて、何班交代というのがあると思うんですけど、できないのに待機していて、じゃあなかったねというようにして、次の日普通に出てくるというのは、なかなか体力的にきつい部分があると思うんですけれども、何かそういったところで勤務規定みたいなのってあったりするんですかね。ちょっとお伺いしてもよろしいですか。
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○末次市民防災部次長 委員御指摘のところは本当に課題だとは思っています。実際に大雨が降りそうだというときになると、職員は自宅で待機をすることになります。いつ呼ばれるかということを待ちながらということになるので、そういったところの職員の負担というのは正直あるとは思っています。ただ実際の勤務については、先ほど申し上げたとおり班体制で交代を確実に行っていきますので、通常業務については引継ぎをしながら行っていくということになります。
ただ、やっぱり災害はいつ起こるか分からない、また風水害などの場合は気象情報もかなり最近は細かく出てきますので、市民防災部の職員が土日、休日、夜間、待機をしているという状況が続いているということもありますので、限られた人員の中で行っていることではありますけれども、何とかこの班体制の中で乗り切っていきたいと考えております。
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○日向副委員長 本当に限られた人員というところでやってくださっているとは思うんですけれども、やっぱりそこら辺が課題といいますか、何とか対応して対策を取っていかなきゃいけないのかなと認識しました。ちょっと私も今、どういったものがというところがないんであれなんですけれども、ちょっと現状を確認させていただきましたので、何か今後そういった勤務の体制等も含めて、ちょっと考えられたらなと思っておりますので、引き続きこれについてはお伺いさせていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 ほかに質疑はよろしいですか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
本報告についての確認をしたいと思いますが、了承でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
職員入退室のために休憩を取ります。
(10時24分休憩 10時33分再開)
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○武野委員長 次は、日程第5「議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち市民防災部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○瀧澤市民防災部次長 議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち、市民防災部所管部分の内容につきまして説明いたします。
令和7年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は60ページから61ページを、令和7年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は16ページから17ページを御覧ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は26億5268万円のうち、16ページの職員給与費は、地域のつながり課、総合防災課及び4支所の職員に要します人件費を。
17ページの会計年度任用職員給与費は、地域のつながり課、総合防災課及び4支所の会計年度任用職員38人に要します人件費を。
予算説明書は64ページから65ページにかけまして、事項別明細書は57ページ、第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は20億5671万4000円のうち、市民防災部に係る経費は2580万9000円で、日本遺産事業に係る経費は、日本遺産いざ鎌倉協議会負担金を計上いたしました。
予算説明書は66ページから67ページ、事項別明細書は59ページから64ページを御覧ください。
第27目総合防災対策費は1億3610万9000円で、59ページの防災運営事業に係る経費は、総合防災訓練会場設営業務委託料、井戸水水質検査業務委託料などを。
60ページの災害時広報事業に係る経費は、防災行政用無線等の修繕料及び保守点検委託料、防災・安全情報提供システム運用委託料などを。
61ページの災害対策本部機能強化事業に係る経費は、MCA無線の利用料、保守点検委託料などを。
62ページの避難対策推進事業に係る経費は、災害備蓄品等消耗品の購入費、広域避難場所標識等修繕料、避難誘導対策事業委託料、仮設受水槽購入費などを。
63ページの防災活動事業に係る経費は、自主防災組織活動育成費補助金などを。
64ページの危機管理推進事業に係る経費は、鎌倉市国民保護協議会委員報酬、図上訓練業務委託料、災害従事職員対応備蓄消耗品の購入費などを計上いたしました。
予算説明書は68ページから69ページにかけまして、事項別明細書は67ページから72ページ、第35目支所費は1億8756万2000円で、腰越支所、深沢支所、大船支所、玉縄支所の管理運営事務に係る経費は、支所の運営や行政センターの維持管理に要する経費を計上いたしました。
予算説明書は70ページから73ページにかけまして、事項別明細書は84ページから86ページ、第57目市民活動推進費は1億4502万5000円のうち、市民防災部に係る経費は1億4270万8000円で、84ページの安全・安心まちづくり推進事業に係る経費は、防犯灯に係るESCO事業業務委託料、光熱水費、街頭防犯カメラ設置委託料、自治会等に交付する防犯カメラ設置、防犯灯設置及び維持に対する補助金、特殊詐欺被害防止対策事業補助金などを。
85ページの自治会・町内会等支援事業に係る経費は、自治・町内会が維持管理する公会堂等の建築改良工事費補助金などを。
86ページの市民自治推進事業は、市民活動センターの指定管理料、つながる鎌倉エール事業補助金、市民活動推進基金寄附積立金などを計上いたしました。
予算説明書は74ページから77ページにかけまして、事項別明細書は97ページから100ページ、第15項第5目戸籍住民基本台帳費は6億8824万1000円で、97ページの職員給与費は、市民課及び4支所の職員40人に要します人件費を。
98ページの会計年度任用職員給与費は、市民課の会計年度任用職員54人に要します人件費を。
99ページから100ページにかけまして、戸籍・住基一般事務に係る経費は、住民記録システム等の保守委託料、戸籍情報総合システム操作機器等の賃借料、コンビニ交付に係る地方公共団体情報システム機構運営負担金、氏名の振り仮名法制化に関連する業務委託料などを計上いたしました。
事項別明細書は101ページ、第10目住居表示整備費は159万3000円で、住居表示事業に係る経費は、街区案内板の更新や撤去に係る委託料などを計上いたしました。
予算説明書は110ページから111ページ、事項別明細書は234ページから239ページ、第25款労働費、第5項第5目労働諸費は9309万7000円で、234ページの就労支援事業に係る経費は、労働相談業務委託料、就労困難若年者支援業務委託料、就労支援システム使用料などを。
235ページの勤労者福利厚生事業に係る経費は、中小企業退職金共済掛金等に対する補助金、中央労働金庫預託金などを。
236ページの勤労者福祉支援事業に係る経費は、湘南勤労者福祉サービスセンター運営事業費負担金を。
237ページの技能振興事業に係る経費は、技能職団体連絡協議会補助金などを。
238ページの職員給与費は、商工課勤労者福祉担当の職員3人に要します人件費を。
239ページの会計年度任用職員給与費は、商工課の会計年度事務補助職員2名及び就労支援アドバイザー2名に要します人件費を計上いたしました。
予算説明書は116ページから117ページ、事項別明細書は248ページから256ページ、第35款第5項商工費、第5目商工総務費は9241万9000円で、248ページの商工運営事業に係る経費は、商工業振興計画推進委員会委員報酬、姉妹都市物産展開催に係る委託料などを。
249ページの職員給与費は、共生共創部地域共生課消費生活担当と商工課商工担当の職員9人に要します人件費を。
250ページの会計年度任用職員給与費は、共生共創部地域共生課と商工課の会計年度任用職員8人に要します人件費を計上いたしました。
事項別明細書は251ページから256ページ、第10目商工業振興費は3億8133万6000円で、251ページの中小企業支援事業に係る経費は、信用保証料補助金、融資利子補給金、融資預託金を。
252ページの商工会議所助成事業に係る経費は、商工会議所の運営及び事業に対する補助金を。
253ページの商店街振興事業に係る経費は、商店街街路灯等維持管理費補助金、商店街活性化事業費補助金などを。
254ページの商工業振興事業に係る経費は、商工業元気アップ事業費補助金、企業立地整備費等補助金、起業家スタートアップ支援プログラム推進業務委託料などを。
255ページの公衆浴場助成事業に係る経費は、公衆浴場設備整備費補助金を。
256ページの伝統鎌倉彫振興事業に係る経費は、伝統鎌倉彫振興事業補助金などを計上いたしました。
予算説明書は120ページから121ページ、事項別明細書は259ページから261ページ、第40款第5項観光費、第5目観光総務費は1億1009万2000円で、259ページの観光運営事業に係る経費は、観光基本計画推進委員会委員報酬、第4期観光基本計画策定支援業務委託料、三浦半島観光連絡協議会等の負担金などを。
260ページの職員給与費は、観光課の職員8人に要します人件費を。
261ページの会計年度任用職員給与費は、観光課の会計年度任用職員5人に要します人件費を計上いたしました。
事項別明細書は262ページから266ページ、第10目観光振興費は1億7110万7000円で、262ページの観光振興事業に係る経費は、観光マップ等の作成業務委託料、混雑可視化マップシステム運用・保守に係る業務委託料、鎌倉観光公式ガイドリニューアル負担金などを。
263ページの観光振興支援事業に係る経費は、俳句&ハイク事業負担金、鎌倉ビーチフェスタ事業負担金、主要観光行事安全対策負担金を。
264ページの観光協会支援事業に係る経費は、鎌倉市観光協会運営費等補助金を。
265ページの観光案内所運営事業に係る経費は、観光案内所業務委託料などを。
266ページの観光施設整備事業に係る経費は、海岸下水道排水設備等設置工事請負費、観光案内板等作成業務委託料などを計上いたしました。
予算説明書は120ページから123ページ、事項別明細書は267ページ、第15目海水浴場費は1億2991万9000円で、海水浴場運営事業に係る経費は、海水浴場監視業務等委託料、ごみ収集等委託料、監視所・仮設トイレ等賃借料などを計上いたしました。
以上で、市民防災部所管部分の説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○藤本委員 62ページの避難対策推進事業から大丈夫ですかね、いいですか。
災害備蓄品のことなんですけれども、よく生理用品を置いてほしいとか、いろいろお願いしてきたんですけれども、この種類について、やっぱり女性だったり子供だったり、障害がある方だったり、マイノリティー属性のみが必要となるようなものって、いろいろあるだろうなと思っていて、改めてとなりますが、そういった視点が含まれるような、検討の段階で、そういった視点が含まれるような議論をしていただきたいと思っているんですけど、改めてですけれども、お願いしたいんですけど、どうでしょうか。
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○末次市民防災部次長 令和7年度の生理用品については、拡充をするということで、全体で枚数でいうと3万2000枚程度の増備をするということで、セットになったものがパックになっていて、災害用で少し長期で保存できるというものを配備しています。
これまで備蓄品については、様々な方が利用できるようにおむつについても大人用、または子供用ということで備蓄をしているところです。備蓄品については様々な種類がございますので、今のところたくさんの方の意見を聞いて選定をするということはしておりませんけれども、実際避難所の運営の訓練ですとか、マニュアルを作る場にも総合防災課の職員が行っておりますので、そういったところで要望が出たものについては備蓄をしていきたいと考えています。
あと令和7年度については食器とスプーン、これも長期保存できるようなもので、子供、お子さんが食事ができるようにということで、備蓄をするものでございます。
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○藤本委員 以前、能登のときに、やっぱり震災を重ねるに当たって様々なものが必要というような、情報がどんどん入ってくるので、私が聞いた中では乾燥を予防するクリームとか、いろんなものが準備されていっているという話も聞いたので、まだまだいろんな視点があるなと思ったところですので、そこは継続してお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
86ページの市民自治推進事業についてお伺いしたいんですが、つながる鎌倉エール事業が私の周りでもすごく好評というか、すごくいい事業だとおっしゃっていただいています。単年度だったものも複数年度にしていただくような改正をしていただいているんですが、これは本当に重要なものだと思っていて、市でなかなか手が届かない部分について対応してくださっている団体が本当にたくさんいるんだなと感じておるので、ここを今後もっと拡大していく、例えば対象団体が増えるとか、補助金が増額されるといった拡大の予定というのはあるのか、お伺いしたいです。
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○瀧澤市民防災部次長 つながる鎌倉エール事業の協働コースということで、今までは令和4年度から始まった事業で協働コースは単年度で50万円ということで、令和6年度に採択された団体が令和7年度から実施するときには3年間補助していきますということで、1団体について150万円を補助していくようにしました。それは、理由としては単年度の事業の補助となりますと、提案いただく事業内容も、やはりイベントの開催ですとか、そういった内容がやっぱり多くなってくるんですけれども、3年間ということで長く期間を取ることによって、御提案いただく内容も当然変わってきますし、あとは市で予算を当然、協働事業が終わった後、原課で負担金等で取っていくと思うんですけれども、そこを判断するときに単年度ではその事業の有効性というのが、なかなか判断できないというところで3年間にしたというところになっております。
この財源は、今、エール基金を充てていこうと考えておりますので、エール基金も積み上げが、金額は結構たまってきていますので、そこも含めて、初めて令和7年度から3年間でやっていきますので、これをもう少し、ちょっと事業の推移を見ながら、当然要望等が上がってくれば、1年度の金額を50万円というのはなかなか、それを上げるのはちょっと難しいかもしれませんけど、採択する団体数を1団体から例えば2団体、3団体にしていくというところも検討していかければいけないのかなと考えているところです。
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○藤本委員 ぜひ拡大をお願いしたいです。
次に254ページの商工業振興事業で、起業家スタートアップ支援プログラム推進をされていると思うんですけれども、これまでもお願いしてきていますが、この支援の体制のスタッフであったりメンターであったりの男女比であったり、また、その参加をする男女比についてしっかり女性がコミットできるように、スタッフやメンターに女性がしっかり配置されている理由としましては、女性でもスタートアップに参画できるというようなエンパワーメントの理由があるとお願いしてきましたが、ここに何か進捗があればというか、例えば男女比が今、分かれば教えていただきたいです。
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○商工課長 起業家スタートアップの御質問なんですけれども、まず参加者としましては、6年度につきましては、男性が7名、女性13名という形でスタートをしております。
メンター等の関係なんですけれども、メンターとしましては、11名のうち女性は1名で、それ以外にスタッフが5名いるんですけれども、そのうち男性が2名、女性が3名という体制で今、行っております。なかなかメンターで女性が1名というのは、前にお話いただいたときと状況は変わっていないんですけれども、事業をしていく中で、前半プログラムの講師の中では3名のうち2名を女性で採用したり、あと女性からのアドバイスを求めたいというような視点から、先輩起業家、既に起業されている方との懇談の場とか、そういうのを設ける機会がございますので、そういうときに女性の方に来ていただくとか、そういう形で、女性の参加者の方が相談しやすい場所、そして同性の方で刺激を受けやすいという形の場をつくるような形で今現在進行しております。
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○藤本委員 トークイベントとかのパネリストの男女比はすごく意識されているなというのを見ていて感じておりますので、そこはぜひお願いします。
鎌倉市もよくトークイベントをやりますけど、パネリストに男性が多いというのはマネルプロブレムといって世界的な社会問題となっていますので、そこはしっかり視点を持って取り組んでいただきたい。
メンターがやっぱり11人のうち1名しかいないとか、あるいはそのスタッフですね。女性も多いんですけれども、よくあるのが、その窓口スタッフとかコミュニケーションスタッフといったところに女性があてがわれて、専門的な部分について男性が担うといったことがよくあるので、そういった部分をしっかり気をつけてといいますか、数が倣えばいいというよりも、しっかりその機能ですね。果たす役割についてもしっかり男女比を見ていって、引き続き取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
262ページの観光振興事業についてお伺いしたいです。車いす観光バリアフリーマップというものを作っていただいていて、これ以前もお願いしているんですけれども、ベビーカーの方も同様の課題感があって、同様にこういったマップがあれば観光しやすいと思っていると提言させていただいていますけど、これは何か、その後進捗があったかお伺いします。
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○森(啓)市民防災部次長 ただいま御紹介のありました鎌倉バリアフリーマップでございますが、現在、鎌倉市では鎌倉版と大船版ということで、2つのバリアフリーマップを整備しているところです。今年度はこちらNPO法人鎌倉バリアフリー協会と協働事業をしておりまして、大船の部分について構成をしているところでございます。
もともとバリアフリーにつきましては、車椅子から発展しておりますが、どなたでも観光を楽しめるという視点では、そういったバリアフリーの観点でベビーカーの方、車椅子の方が入りやすいような、お店に行ったり観光を楽しんでいただく視点は大切ですので、その辺りの情報共有をしながら更新をお願いするところでございます。
ただ、ちょっとまだ成果も上がってきていないので、今年度、またどのようなものが上がってくるか分かりませんが、そういった意見交換をさせていただいているところでございます。
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○藤本委員 いろいろな方がいるので様々なバリアフリーが必要だと思いますけど、結構そのパンフレット自体に車椅子の絵だけか、あるいはベビーカーの絵も載っているかというだけで、何か自分に対しても訴求されているという、感じ方が違うといった声をいただいてきましたので、できれば明記していただけると、利用が促進されるかなと思うので、ぜひお願いしたいです。
最後なんですけど、海水浴場の運営事業についてなんですけれども、これは、これまでの委員会でも様々提言してきましたが、市民の健康増進のための海水浴場のための、この予算だと思うんですけれども、例えば無料で休める休憩所が造られるべきではないかとか、ほかの議員からも提案がありましたけど、安価で利用できるコインロッカーが置かれるべきというのは、本当にこの今、予算書に書いてある目的のためであると、そういった施策がされるのは当然だと思うんですけれども、これは今年度に関してもといいますか、特段整備される予定があるのかないのか、お伺いしたいです。
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○森(啓)市民防災部次長 今年度というのは、ごめんなさい、令和7年度ということで。承知しました。
市民のための海水浴場の整備ができるかという御質問かと思います。これまで観光課でも、市民の方が海水浴場の恩恵を受ける実感ができるようにするために、どうしたらいいかということを検討してまいりました。
結論から申しますと、令和7年度については、そういった施設についての整備については、予算化の実施には至っておりませんで、これまでも海にまつわるイベント、学びの場の提供ということで、観光課では海水浴場開設者として、そういう提供をしてまいりました。またキッズファミリービーチの充実とか、マリンスポーツのエリアの設置など、そういったことで市民の方が利用できる場として、数年かけて検討してきております。
その中で、今後も市民の方にはどのような形で海水浴場の恩恵を実感できるような工夫ができるのかということにつきましては、議論してまいりたいと考えております。
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○くり林委員 ちょっとページを見失っちゃったんですけれども、ESCO事業に関する御質問で、こちらLEDに変換する省エネ事業という認識で、まず間違いないでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 委員がおっしゃるとおり、蛍光灯をLED化していくという事業になります。
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○くり林委員 ある程度の事業費が計上されていたかと思うんですけれども、こちらESCO事業って、削減コストに対して、ある種、成果報酬っぽい形で費用が発生するというものという認識なのですが、その辺りの具体的な情報等はございますでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 ESCO事業は、ちょっとお待ちください。
平成28年1月から10年間というところで、令和7年12月31日までの10年の契約でした。当初、蛍光灯をLED化していくということで、それにかかる電気料が軽減されるというところで、その部分を、下がった分を10年かけて、委託料ということで支払いをしていくという流れになっています。
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○くり林委員 下がった分の何%かとか、そういった何か数値はありますでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 下がった分の何%というところでは、数値としては、今、すみません、持ち合わせておりません。
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○くり林委員 数字として、ない。下がった分が全額委託料になっちゃうということですか。
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○瀧澤市民防災部次長 蛍光灯からLED化することで、下がった分に関して、それをそのまま充当をするということではなくて、それとは別に委託料として支払いをしていくという形になります。
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○くり林委員 そういうことですよね。承知しました。つまり私が言いたいのは、下がった分と、例えば、仮に委託料が下がった分より大きかったら、何だったんだろうみたいなことにもなりかねないわけなんですけれども、その辺りの割合とか、そういったものというのは何か御計算されていたりはしますでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 10年間の電気料がかなり下がっているというところになりますので、そのうちの何%とか、何割を委託料に回しているというパーセンテージは出てはいないんですけれども、その分が委託料より、多いということはないですね。
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○くり林委員 今後という意味では、その辺りもこれぐらい減って、これぐらいのお金をかけて、これぐらいのコスト削減ができたという明確な数値というものがあったほうがよろしいかなとは思いますので、今後のこととして申し上げます。
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○児玉委員 新年度議案ということで、詳しい話は予算特別委員会で話をさせていただくと思うんですけれども、ですので、私から2点だけ、ちょっと確認させてください。
内容説明書の84ページの第19節のところに防犯カメラ設置費等補助金ということで計上されていますけれども、今、各自治・町内会で設置する防犯カメラに、この補助ということで、これ1台当たり幾らで、各自治会当たり最大幾ら、何台までとか、そういうのっていかがでしょうか。改めてお聞きします。
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○瀧澤市民防災部次長 令和6年度の補助金になります。市の補助金が4分の1で最大で19万円で、県の補助率が2分の1で9.5万円となりますと、補助金の上限としては、28.5万円が補助金の額になりますので、カメラ1台大体40万円ぐらいいたしますので、その差額が自治会の負担という形になっています。
市内全域としては今、全体で121台設置をしているところです。
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○児玉委員 今この質問した趣旨は、皆さん御存じのとおり昨今いろいろ空き巣ですとか、いろんな凶悪犯罪が増えていまして、鎌倉でも昔から多い地域だと聞いておりまして、自治会の方と話をしていく中で、防犯カメラの設置が進んでいる自治会と、そうでもない自治会それぞれだと思うんですけれども、その中で全国的な犯罪が起きたときに、最終的に犯人が捕まるケースの場合は、この防犯カメラからのトレースが最大のきっかけということの話も聞きますし、各自治会でも設置の機運というんですか、そういう気持ちが高まっているという中で、この予算的にはどうなんですかね、もう少し増やしたほうがいいのかなという気もします。それの皆さん、自治会からの要望とか意見というのはありますでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 防犯カメラ、予算要求をするときに、毎年度各自治会に照会をかけます。各自治会から何台設置したいというトータルを出して予算要求をしていくところなんですけれども、令和6年度は16台の予算が確保できまして、令和7年度は今、33台分の予算要求をしているところです。
全体からすると、大体自治会からの要望をまとめますと、50台分ぐらいはいただいているところなので、この33台というところで、各自治会に1台ずつは回せるかなというところにはなっていますけれども、自治会によっては複数台設置を希望しているところがありますので、そこのところとは今後協議をしていきながら、また次年度等で対応していくという流れになると思います。
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○児玉委員 時代の流れといいますか、今後そういう要望とかも、また増えてくると思うんですけれども、そこはちょっと今後の課題として、できる限り柔軟に対応してほしいなと思いますので、よろしくお願いします。
もう1点は、内容説明書の260ページ、観光費のところで、今、観光課の職員が8名ということでありますけれども、足りていますでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 現状では足りていると思いますが、観光課題、これから様々なものが出てくると思います。現在インバウンドの方も、2024年の暦年の速報値では3600万人を超えているというお話もありますし、国内の観光需要も現在コロナ前の約9割まで戻っているという状況でございます。
そういったことでは、5年前の観光の状況と今の状況というのは様々な課題が出てきたり、例えば観光需要が増えることで、市民の方の生活に負担感が出てきたり、そういったところも行政でもケアしていく部分だと思っておりますので、今後観光課題を見ながら、職員が充実していくと、よりきめ細かい作業というか、取組ができるとは思いますが、現状では今、充足はしていると思います。
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○児玉委員 承知いたしました。私も含めて会派でも、観光政策に関しては、将来性がありますというか、鎌倉ですから、今おっしゃったようにオーバーツーリズムの問題もありますし、こういう受け手というか、何か問題があってそれに対応するということももちろんやらなきゃいけないんですけれども、これからやっぱり攻めの観光政策していく上では、これ企業でもそうですけれども、やっぱり重点事業のところに人を張って、やるということから始めないと物事は進まないと思いますので、そこは私、個人的な意見としては、8名じゃちょっと足りないのかなと思っていますので、そこはもっと人を増やしてもいいのかなと思いますけれども、そこはちょっと今後の課題として取り組んでいただければなと思いますけれども、いかがでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 児玉委員ありがとうございます。我々も観光課題、どのようなものか適宜、しっかり把握しまして、観光の体制はしっかりしていきたいと思っております。
さらに付け加えますと、鎌倉市の観光の在り方なんですが、観光のいわゆるハード面を行政が担っておりまして、観光のソフト面、情報発信とかを観光協会に担っていただいて、両輪のような形での体制で観光振興を進めております。そういう意味では、ある程度合理的に分業化する中で、観光協会とは我々もしっかり連携をして、今後とも鎌倉の観光振興に励んでいきたいと思っておりますので、今後とも御助言、よろしくお願いします。
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○日向副委員長 256ページの伝統鎌倉彫振興事業のところなんですけれども、令和4年度だったと思うんですけれども、市民環境常任委員会で所管事務調査をやらせていただいた中でも、このものづくりの伝承というところについては、中間報告等でお伝えさせていただいたところがあったと思います。その中にもこの鎌倉彫の出荷額というものが減ってきていたというような話もさせていただいたと思うんですけれども、今回こういった同じような、同じというか、そういった部分も踏まえて、市としても課題といいますか、懸念されているというところで、新たに鎌倉彫リーフレット作業等業務委託料をつけていただいたと思うんですけれども、これ具体的にどういった内容になるのか、ちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。
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○商工課長 伝統鎌倉彫の振興の委託料のお話ということで、委託料につきましては、リーフレットということでの委託料なんですけれども、こちらの東アジア文化都市事業を令和7年度に行うに当たりまして、中国語版と韓国語版をそれぞれ作成するという形の委託料になります。
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○日向副委員長 東アジアの文化の事業等を兼ねてというか、一緒に含めてということですね。分かりました。それで中国語、韓国語ということだと思うんですけれども、所管事務調査のときには今後の新たな需要の掘り起こしであったりとか、販路の拡大等というところも入れさせていただいたと思うんですけれども、そういったところにつなげるような、この鎌倉彫の技術の伝承だけでなく、今後のさらなる後継者育成にもつながるような、そういったものにつながるような事業となっていくというようにしていただきたいんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
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○商工課長 鎌倉彫につきましては、令和6年12月に、第5次振興計画というものを作成をいたしました。作成したのは伝統鎌倉彫事業協同組合なんですけれども、こちら5か年計画で策定をいたしまして、その中で県の認定を受けまして、令和7年度から新規の事業を取り組むような形になっております。
その中では、2026年度に神奈川県で開催される予定のKOUGEI−EXPO26の参加の準備だとか、あとインバウンド向けの観光客向けの鎌倉彫体験の商品化とか、新たなマーケティングの調査とか試作品等、そういう形でちょっと長期的に、鎌倉彫をどう振興していくか、そしてやはり出荷額が大分コロナを経て落ちてしまっていますので、それをある程度戻していきたいということで計画を策定して事業を行っていくということでの計画を策定しているような状況です。
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○日向副委員長 2026年、令和8年度に向けての大きなものにつながるようになっていただければなと思いますので、ぜひここのものづくりの伝承というところで、鎌倉としてのやっぱり代表的にある伝統の鎌倉彫でございますので、ぜひこの振興については、引き続き取組を進めていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に参ります。262ページの観光振興事業のところなんですけれども、新規の事業のところで、第19節のところに、多言語リアルタイム情報発信負担金というのがあるんですけれども、このリアルタイムで情報発信というのはなかなか難しいというか、作業が要ることだなと思うんですけど、これはどういった内容を発信するのと、またどこが負担してやっていただくということになっているのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 リアルタイム情報発信負担金でございますが、こちらはイベントやその他観光情報をリアルタイムで発信するものとなります。最新の情報をユーザーに伝えることで、観光客の誘導や分散化を図っていこうという目的です。手法といたしましては、イベントのものとか、イベント情報の可否、例えば直前に中止になってしまったりとか、そういったものをしっかりお伝えすることで、観光に来た方がいわゆる旅中の情報収集について、これまでホームページで自分から見に行かないと分からなかった情報について、こちらを逆に発信することで、的確なイベント情報とか、その他、時期であったり旬である観光情報を取得することによって、鎌倉の観光の計画に取り入れてもらいたいと考えております。
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○日向副委員長 それは市でやられるのか、ちょっとその辺をお伺いしてもよろしいですか。
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○森(啓)市民防災部次長 こちらは今ホームページの運用管理、鎌倉市観光協会が担っておりますので、そちらにお願いいたしまして、そちらの担当でお願いしようと考えております。
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○日向副委員長 観光協会にお願いをしてということだと思います。先ほどイベント等の情報ということでございますけれども、これはホームページじゃない、何か例えばSNSを使ったりとか、そういったものになるんですかね。ちょっとそこをお伺いしてもよろしいですか。
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○森(啓)市民防災部次長 こちらはホームページ上にそういったリアルタイムで発信するような特設のウィンドウというか、小窓をつけまして、そちらから発信していくような形になります。
例えば、そういったことで防災にも役立つと思っておりまして、例えば台風が接近しているとか、これから雪や雨や、そういったことが気象条件、悪い気象条件になると観光にも影響してくるので、そういった観光情報の一つとして、そういったところをトピックスのような形の見出しページをつくることで、ホームページも見やすいような形にもしていきたいなと考えております。
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○日向副委員長 そういった様々な情報も、統一して発信していただけるということなんですけれども、今ホームページに載るということで、なかなか今SNSでいろんなもので発信ができるものもありますので、そういったところと何かひもづけではないんですけど、別に同じ内容でもいいとは思うんですけれども、その辺というのは何か、今後になるかもしれないですけど、工夫等を考えられていたらお伺いしてもよろしいですか。
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○森(啓)市民防災部次長 現在、日本遺産事業の中でも、そういったイベントについてはツイッター、Xで発信しておりまして、イベントというか、構成文化財とか日本遺産のイベントも入りますね。そういったものも発信しているところです。
同じようにホームページにつきましても、今後観光協会との協議になろうかと思いますが、なるべくリアルな情報を取得できるようにしていただくことが、まず課題としては一つあると思います。もう一つはホームページが見やすいようにしていただきたいと考えておりまして、この事業に合わせてリニューアルを含めて、見やすいホームページを作っていただくことで、ホームページが見やすければ、鎌倉のファンも増えるんではないかと思っておりますので、その中でやっていきたいなと思っております。
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○日向副委員長 そうしますと、鎌倉市としては観光とかいろんな様々な情報はホームページで観光協会のガイドなのかもしれないですけど、その辺に含めて、集約していくというような考えなのかなとは思うんですけれども、そこを見なきゃいけないという部分が出てくると思うんです。あえて逆に言うと、それを、じゃあそこを見てくれれば全部ありますよというような周知にしていくのか、ある意味必然的にいろんなSNS等を見ている中でぼっと上がってくるようなものにしていくのかというところがあると思うんですけど、その辺についてはどのようにお考えですかね。
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○森(啓)市民防災部次長 現状でも、まず観光協会でツイッター、フェイスブックの発信は行っております。また観光課でも鎌倉の魅力をお伝えするツイッターは発信している中で、こちらのホームページにひもづけていくことで、ツイッターの発信とさらにホームページの御案内をすることで、ホームページを見ていただくような取組をしていきたいと考えています。
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○日向副委員長 よろしくお願いします。令和7年度に新たに取り組まれるということですので、ぜひそこの部分で、見る方が見やすいだけではなくて目に入るような形の発信していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
あとすみません、もう1点だけ、266ページの観光施設整備事業の第15節の鎌倉海岸の下水道のところ、ちょっと何度もお伺いしているところではございますけれども、代表質問でも質問させていただいたというところでお伺いするんですけれども、実際に令和7年度の夏というところを、由比ガ浜、材木座のところには敷設というところを目指されていたというところで、なかなか入札不調等もありまして、難しいところが出てきたということは承知しております。なかなかそこの実際に敷設するにも、工事等が大変だというところもいろいろ御説明いただいて、認識はしているんですけれども、令和7年度にその区画で西はできそうだというところだったと思うんですけれども、それについて、これ実際に設備ができたときに、そこにつなげていただくというように、海の家等もあると思うんですけど、その辺の何か話というんですかね、その辺については何か海水浴場の組合の方とお話されていたりとかするんでしょうかね。
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○森(啓)市民防災部次長 完成後の接続方法とか、例えば実際にかかる使用料の御質問かと思います。こちらについては、海の家をはじめ、関係者の方とお話をしておりまして、我々としては今後、そちらを条例で決めていきたいと思っております。
使用料につきましては、これまでの考え方として市の施設となりますので、いわゆるランニングコストであったり、今後の清掃を含めたランニングコストであったり、そういったものを含めた中で積算をしていきたいということで、今、協議をしながら、意見交換を伺いながら、その辺りは準備を進めているところでございます。
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○日向副委員長 協議していただいているというところで、今回、令和7年度はこの辺までだというところは多分もうそろそろ出てくる中で、海の家の方たちも多分、年度が明けてきたらもうある程度準備といいますか、海の家の準備が始まってくると思うので、その辺で実際に今まで、去年までの形でいいのか、また令和7年度は、うちはここの場所はそういうところにつなげていただかなきゃいけないみたいなことが出てくると思いますので、その辺は早めにというのはあれなんですけれども、お話をしていっていただいて、7月の開設を今、予定していると思うんですけれども、そこに向けての話合いというのは進めていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。よろしいですか、じゃあ最後にいいですか。
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○森(啓)市民防災部次長 副委員長が御指摘のとおり海水浴の整備状況というものは、海の家の建設に非常に関連してくる事項でございますので、海の家の建設に関して、海水浴場組合と密に連絡を取りながら、こちらは進めていきたいと考えております。
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○武野委員長 ほかに御質疑の方はいらっしゃいますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。ありますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたします。
市民防災部職員入替えのため暫時休憩いたします。
(11時22分休憩 11時24分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第6「陳情69号JR北鎌倉駅交番の復活を願う陳情」についてを議題といたします。
陳情提出者から説明の要望が来ております。説明者の方は発言席に移動してください。
なお、説明者に申し上げます。説明時間は10分以内でお願いいたします。また発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
それから個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員、個人、団体等への誹謗中傷や、名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので、御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 寺田氏 今、北鎌倉に住んでいる寺田浩彦といいます。メインの仕事以外に2017年1月からNPO鎌倉自転車振興会というのを代表してやらせていただいています。
この場で何を言おうか、何を言うべきか、ずっと考えてまいりました。陳情というのは市民の意見を言える場ということで考えてきたわけですが、1月に極楽寺から北鎌倉に移住、転居しました。そこで現場でいろいろ感じたことから、今回の陳情の1件に至っています。
題目にあるとおり、北鎌倉駅の駅前付近交番の復活を願う陳情です。
北鎌倉駅というのは、鎌倉市にとって、JRの駅、大船、鎌倉、北鎌倉と3つある、その中心点であります。観光客数で言えば、鎌倉駅に劣るものの、社寺それからカフェは行列が起きるし、メインの道路には歩道がなく、学生の通勤、通学、学生以外もそうですが、道路上の危険性も多いと。学校も数か所あり、車、バイク、バス、朝晩の慢性的な渋滞、トラックの通過とかも含めて、交通的な危険度も歩道のない北鎌倉は、鎌倉駅側よりも事故の危険性が高いと考えられます。
私は、鎌倉自転車振興会ですが、自転車レーンもありません。そして踏切も数か所あります。今まで廃止になった経緯は、お分かりのとおり、議員はよく御存じのとおりだと思います。神奈川県警の削減計画によって、今、建物も取り壊されている状況ですが、近隣住民にお聞きすると、寂しくなった、困っている、不安に思っているという人が多いのが現状です。
先ほど観光課から、観光客数の話が出ましたが、今、日本は国土交通省観光庁の日本観光立国推進基本計画というところから、令和5年度から令和7年にかける3年の計画で、コロナ前の令和元年以上、どんどん伸ばすという計画です。
先ほど観光課から説明があったとおり、現在の2024年の速報の訪日外国人の数は3687万人ですね。神奈川県の観光客数としては、令和5年3月の時点で、湘南エリアというのは横浜、川崎に次ぐ2番目です。その中でも、神奈川全体と箱根とか横浜とか、多いんですが、湘南エリアは2番目で、その中でもやはり鎌倉というのは、東日本有数の観光地です。
観光課にいただいた鎌倉市の観光事情、これによると、北鎌倉駅の乗降客数というのも出ていまして、鎌倉駅が令和5年度で1449万人に対して、北鎌倉駅というのは299万人、約300万人ですね。大船駅は3257万人と、鎌倉駅よりも圧倒的に2倍ぐらい多いです。しかし、鎌倉駅の4分の1から5分の1、そして社寺とかが多い鎌倉、北鎌倉は、観光客数も多いんですが、通勤通学の住民も非常に多いです。
そういう意味では住民が多いということは、朝早くから夜まで駅は使われているということで、駅周辺を考えると、往来する人数はかなり多いと考えられます。このJRの北鎌倉駅というのは、鎌倉市内、ほかの駅とどこと近いかというと、ほぼ江ノ電の長谷駅と近いです。長谷駅が342万人、もう一回、北鎌倉が299万人ということで、長谷駅を見れば分かりますが、すごく日常混んでいますね。観光客で。
そういう状況で、さらに、先ほどの国土交通省の戦略によると、令和12年に令和6年4000万人の観光客数を6000万人にするという計画があります。2倍とまでは言わないですけれども、2倍ぐらいを目指している。今の北鎌倉駅のそれを考えると2倍になることを想定して、考えていかなければいけないんですが、そのときに、今、交番が駅前になくなってしまって、なくなってしまったのをそのまま復活するというのは、ちょっとどうかなとも思うので、今、自分が思うのは、現在の住民の声をもう一度集めてほしいということが一つ。
2番目に、廃止してしまった交番を北鎌倉駅としての在り方を考え直してほしい。
私が考える方向性としては、新しい交番を観光案内所とセットに新設するという感じですね、イメージとしては。北鎌倉駅周辺というのは、社寺、カフェとかもありますけど、ハイキングコースとしてよく使われている駅です。そういう意味では、休憩所とか、メイクルームとか、場合によってはお土産を売る場があってもいいのではないかということで、市民と観光客をお互い満足させるための拠点として、新しい場所を考えていただきたいと思っております。
観光を軸としている鎌倉では、北鎌倉のインバウンドだけではなくて、国の戦略というのは、日本の国内の観光客を増やそうとしていると。あと地域の3つ戦略があるんですが、観光地域づくり戦略、インバウンド回復戦略、国内交流拡大戦略、この3つを軸にやっているんですが、この先、数年ずっと上り調子なんで、当然、市民がフラットだとすると、観光客が伸びる一方、そこでやはり市民にとってもですけれども、観光客にとっても安心・安全というのは、行政の一丁目一番地だと思うので、提案としては新しい在り方を考えるために、新しい交番を含めたプロジェクトチームをつくっていただきたいなと思います。
当然担当者も設定して、待ったなしなんで、予算も今期つけていただきたいと、もう1年目では遅いと思うんですよ。観光客はどんどん増えてきますから。ということで、御検討いただきたいと思います。
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○武野委員長 次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。
それでは質疑のある方は発言を願います。
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○出田委員 今回の議会でたくさんの陳情を上げていただいているようでございます。ありがとうございます。
この北鎌倉交番の件について、ちょっと確認をさせていただくんですが、以前住民の方たちから陳情がたくさん出ておりました。それも議会でもいろいろとその内容の話をしていきました。という過去の経緯があって、このタイミングで交番の設置ということで出てきましたので、どういうことなのかなと思って、陳情書を読んでも、その内容がよく分かりませんでした。安心・安全というような話はありましたけれども。
ただ、今、御説明の中でお話をされましたけれども、この陳情を出された意図というのは、交番と観光案内所をセットとして、北鎌倉駅前に設置してほしいということが、この陳情の意図であるという理解でよろしいですか。
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○趣旨説明者 寺田氏 そういう方向も一つの案だということです。どういうのが理想的な形かというのは、これから考える必要があると思うので、プロジェクトチームをつくってほしいということなんです。
今までの交番だけというよりも、観光客も増えることから、より詳細な地域密着型の観光施設があってもいいのではないかということで、複合的なものを設けたほうが、より求められるものに近いのかなということで、今、言わせてもらった感じです。
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○日向副委員長 実際この陳情については、北鎌倉駅の交番の復活を願うということだと思うんですけれども、今、陳述の中で、先ほど出田委員の質問もあったと思うんですけれども、観光案内所等も含めた総合的なものというのが出てきたんですけど、ちょっとこの陳情内容と少し変わってきてしまうかなと思ったんですけど、その辺はどういう、要はこの陳情書だけを見ると、その部分が書かれていないので、どういったふうに審査になるのかな、審査していけばと思ったんですけど、その辺は今、陳述者の思いとしては、そういったものも含めて考えて、新たにつくってほしいというような、そういった願意があるということで、認識してよろしいでしょうかね。
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○趣旨説明者 寺田氏 今もう消えてしまっているものなので、新しくつくるとしたら、方向性はいろいろあるのではないかという観点ですね。
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○日向副委員長 分かりました。陳述の内容が願意ということで理解しました。
あともう1点なんですけど、今回この陳情について、先ほど陳述の中でも県の計画というところで、というお話をされておりました。交番というのは県が所管をしているというものなんですけれども、こういった復活を願うんじゃないかもしれないけど、こういった交番を願う、今回のこの陳情のような内容を、神奈川県に何か上げたりとか、そういったアクションは起こしているのか、ちょっとお伺いしてもよろしいでしょうかね。
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○趣旨説明者 寺田氏 今現在は起こしていないです。
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○武野委員長 ほかの方はよろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。
説明者の方、席にお戻りください。
次に、原局からの説明をお願いいたします。
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○瀧澤市民防災部次長 日程第6陳情第69号JR北鎌倉駅交番の復活を願う陳情につきまして説明します。
陳情第69号の要旨は、神奈川県警察交番等整備基本計画により台交番に統合された山ノ内交番を復活させることを求めるものです。
現状について、説明いたします。
平成31年3月に策定されました神奈川県警察交番等整備基本計画では、県内全域の交番等の適正配置を推進することで、事件・事故への対応力の向上を図るとともに、老朽化した交番等施設の建て替えを加速させ、交番等の機能強化を図るなど、総合的な判断の結果、対象となった交番が統合されていくものであり、令和2年度から令和11年度までの10年間で、472か所あった交番をおおむね400か所に統合する計画を進めている中の1つとして、昭和46年に建てられた交番であり、大船警察署管内の交番としては、最も老朽化が進んだ施設であった山ノ内交番は、令和4年度末をもって台交番に統合されました。
交番の統合後、令和5年度からの県警の対応としては、パトカーによるパトロールに加え、定期的に警官が駐留するアクティブ交番が開始されており、通学時間に合わせた学校付近での配置や、円覚寺、建長寺に配置し観光客等に対応できるようにするなど、効果的な配置を行うことで、交番に代わる新たな治安対策が実施されております。
県警の計画に基づく統合であること、また新たな治安対策がなされている中で、統合された交番の復活要望を県にしていくことは難しいと考えますが、引き続き、地域の安全対策や不安の解消への対応について所轄警察へ要請していきます。
市としても、地域防犯力の向上として、青色回転灯付自動車による地域巡回を実施していくとともに、令和7年度には市の直営事業である街頭防犯カメラを北鎌倉駅西口に設置を予定しており、今後も犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりの実現を目指していきたいと考えています。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 今の説明に御質疑はございますでしょうか。
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○出田委員 陳情提出者がおっしゃるとおりですけれども、存在していた交番がなくなったということで、犯罪等に対する不安が地域住民にまだ残っているというのは事実ではあります。
山ノ内交番の廃止、統廃合というような話が出ていたと思うんですけれども、県警からも説明会があったり、市のほうもそこに参加されたり、代替地を協議会、地域の方たちが探したり、県警も代替地があればみたいなような話もずっとされていたという事実は私も確認をしていっております。ただ、あった交番がなくなった、それと観光客がまた非常に目に見えて増加しているというのは事実でございますので、それに対する対応策が今のところない。アクティブ交番は朝と夕方ですか。こういう動きでございますので、やっぱりピークの日中ですね。警備員は各観光施設でも出してくれたりはしていますけれども、大変混雑するときだけの対応ということになっておりますので、やはり交番の存在というのは地域にとっては大きいんではないかなと思っております。
ただ、廃止する理由が老朽化、それと交番として使っていくためには、警官の執務室の大きさと、パトカーの駐車スペース、これが条件であるということも聞いておりましたので、北鎌倉駅周辺では、なかなか駅前近辺では、そういう土地というのが今、出ていないというのは、これもまた事実で、何ともできないということであると思いますが、旧山ノ内交番があった土地、今は解体されておりますけれども、あの土地はどこが所有している土地だったんでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 国有地と聞いております。
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○出田委員 国有地、陳情提出者から説明がありました、観光案内所というワードが出てきました。あそこに交番ということになると、先ほど言った交番設置の条件というのには、まだはまらないので、あそこに交番を設置するというのは難しくなるかと思うんですけれども、観光案内をする場所として、何か活用するということはできるかと思うんですけれども、その国有地を観光案内所として使うというような交渉が果たしてできるものかどうか、ちょっと御確認します。
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○瀧澤市民防災部次長 現状のあの土地を市で、国有地を、観光案内所の用地として、交渉していくというところは難しいかなと考えております。市の用地としては場所がちょっと離れてしまいますけれども、踏切を渡った先の今ポケットパークみたいなところになっているところが、市の土地として持っている部分がございます。観光案内所というところで、その土地を活用する、観光案内所というのであれば、市の持っている既に土地がありますので、そちらのほうが広いというところがありますから、多分そちらを優先して考えていくのではないかなと考えています。
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○出田委員 では今のお話でいくと、ポケットパークという線路を渡った先の土地、公園として地域の方たちはちょっと利用している、公園とは呼べないポケットパークですよね。そこに交番をとなると陳情提出者のおっしゃる駅前付近、観光客が増えてくるから乗降客が多い北鎌倉駅前という話で、ポケットパークに交番を置くというのは、ちょっと話がずれてくるんではないかなと思うので、そこに観光案内所を設置するということは、行政として可能なんでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 そこに観光案内所、いわゆる今現状ポケットパークと言われているところに、観光案内所を設置していくというところに関しては、今後、市の観光課も含めて、検討していく材料にはなると思います。
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○出田委員 先ほどから申し上げましたように、あった交番がなくなったということで、地域住民は非常に不安に思っているというのは現実です。ということを踏まえて、これからもさっきお話がありましたけれども、継続的に情報を取りながら、何かいい案、いい手が打てるようになったら動いていただければなと思いますが、いかがでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 警察とは、3か月に1回、防犯連絡会というのを開催しております。鎌倉警察、大船警察、それぞれ来ていただきまして、そのときの犯罪の状況ですとか、トレンドみたいなものを情報共有をしながら、対応しているところでございます。
また先週、地元で開催されました防犯セミナーにも、私たち地域のつながり課と、台の交番のおまわりさんも来られて、一緒にその防犯対策等をやっていましたので、引き続き地域住民の方が不安を抱かないような形で、対応していければと考えております。
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○藤本委員 すみません、出田委員とほぼ同様なんですけれども、私としても交番がなくなってしまったところの市民の不安がまだあるのかなというのは、私も思っているところです。ただ、面積であるとか、その県のほうの決定の難しさというところも把握しておりますので、全く同じようなお話になってしまうんですけど、アクティブ交番の回数を増やしていただくとか、場所を増やしていただくとか、先ほど子供たちの下校のときに防災無線を流していただくとか、様々提案しましたけれども、ここのエリアにやっぱりちょっとそういった機能が少ないというのは感じていますので、同様なんですけれども、なくなってしまったからもう終わりということではなくて、引き続きそういった手法を検討していただくというところを同様ですね、様々な手法を含めてお願いしたいんですけれども、同様の質問なんですけれども、どうでしょうか。
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○瀧澤市民防災部次長 先ほどの出田委員への御答弁と重なる部分もありますけれども、地元の方が不安を抱えていらっしゃるというところは確かにそのとおりかなと思っております。市でも、今、言いましたようにアクティブ交番の配置の場所等が、警察と話して変更できるものであるんであれば、当初アクティブ交番を導入する際にも、地元からもし何か場所ですとか、時間等要望があれば、ぜひ市にもお話をしてくださいというところも、地元の町内会を通じて、お話をさせてもらったところなんですけれども、実際その部分が出てこなかったというところがあって、今は警察で御検討いただいた設置場所と時間になっております。
そういったこともありますので、地元の町内会の方々と、私ども地域のつながり課でお話しする機会がございますので、そういった機会を捉えまして、実際にどのような要望があるのか、そういったものを、お話を聞きながら所轄の大船警察署等と連絡して、できることがあれば対応していきたいと考えております。
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○武野委員長 ほかにいらっしゃいますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
次に委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしでよろしいですね。
取扱いを含め御意見をお願いしたいと思います。
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○出田委員 この北鎌倉駅前交番というのは、観光客の駅の乗降客数が非常に多いということで、交番が機能していたということもありますけれども、町内会でいくと山ノ内、市場、そして台、大船、今泉台、この一部も全部カバーできる交番であったというのも事実でありますから、再設置できるのであれば、ではなくて、再設置ができるように、土地の確保も含めて情報収集を怠らないということが必要ではないかなと思いますので、継続扱い。
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○くり林委員 本件につきましては、継続審査がよろしいんではないかと考えます。
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○藤本委員 先ほど担当課に確認したように、引き続きあらゆる手法を持って、その北鎌倉エリアの安全を考えていただくというところですので、継続して見守っていきたいと思います。
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○児玉委員 この陳情の内容と先ほどの説明の内容はちょっと違うという部分で、そこはちょっと引っかかる部分でありますし、文書主義なので、この陳情だけ見れば、もう数年前にいろいろ議論を尽くしてやっていますので、結論を出すのでもいいのかなと思ったんですけど、先ほど説明の中で、観光案内所なりのそういう別の使い方ということで、私はそれに対しては、そこも考えるところがあるのかなと思いますので、そういう意味では継続でいいのかなと思います。
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○日向副委員長 私も結論から申しますと、継続でお願いしたいと思います。市民、地元の不安というのは、確かに解決しなければならないということがございますし、今、市にもいろいろお話を聞く中で、アクティブ交番への要望等もしていく、地域の声を聞いて要望していくということも出てきました。
また、ちょっと陳述の中では、観光案内所等というのが出てきましたけれども、願意としてはこの交番というのが大きいのかなと思っておりますので、ぜひそういったところも踏まえまして、ちょっと複合的なものがどういうものなのかというのも、まだ分からないので、ちょっとそこの部分は今回のこの陳情との部分とは少し切り離させていただきたいなとは思うんですけれども、実際にこの交番の復活というところの部分も踏まえまして、やはり今後も継続的にやっていっていただきたいなと思いますので、継続審査とさせていただきたいと思います。
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○武野委員長 それでは今5人の委員が継続ということだったので、この陳情第69号は継続審査といたします。
午前の委員会はこれで、一旦休憩に入りたいと思います。
暫時休憩いたします。
(11時54分休憩 13時10分再開)
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○武野委員長 それでは、再開いたします。
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○武野委員長 日程第7「陳情第65号地域の指定避難場所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情」を議題といたします。原局から説明していただく前に、事務局お願いします。
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○事務局 陳情第65号の趣旨説明について申し上げます。
冒頭で陳情提出者の方から趣旨説明を行いたい旨の申出があることを報告いたしましたが、先ほど提出者の方から御連絡がありまして、趣旨説明を取り下げたい旨の申出がございましたので、お伝えいたします。御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 確認してよろしいですね。
(「はい」の声あり)
では、次に原局からの説明をお願いいたします。
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○末次市民防災部次長 日程第7陳情第65号地域の指定避難場所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情につきまして説明をいたします。
陳情第65号の要旨は、現在建設中の由比ガ浜中学校に接する通路は、地域住民の重要な避難経路につき、建設にあたり避難通路として整備確保することを求めるものです。
現状と市の考え方について、説明いたします。案内図を御覧ください。
由比ガ浜中学校建築地は、県道311号鎌倉葉山線の南側、市道を挟んだ由比ガ浜こどもセンターの東側に位置します。
土地利用計画図を御覧ください。
鎌倉市立由比ガ浜中学校の建築地は、平成22年度に市が鎌倉市土地開発公社から取得したもので、取得時は南側の道は存在せず、江ノ島電鉄線の軌道敷に沿って石積みの擁壁が設置されていました。
その後、平成27年7月3日に大雨の影響と思われる石積みの倒壊があり、その復旧に向けては、江ノ島電鉄から線路までの離隔距離を求められたことや、江ノ島電鉄線の線路横断路の代替路及び津波来襲時緊急避難建築物に指定予定であった由比ガ浜こどもセンターへの避難路としての機能を観点に検討を進め、その結果、現在の形である歩行者等の通路として整備しました。
このことから、当該通路について、由比ガ浜こどもセンターへの避難通路としての利用に特段の支障がないものと考えています。
なお、津波避難時の混乱を避けるため、災害時に中学校敷地内を通り抜けできるよう、教育委員会とその対応について協議してまいります。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 皆様からの御質疑ございますでしょうか。
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○出田委員 趣旨説明の際にちょっと確認をしようと思っていたんですけれども、提出者に。ちょっと分かったら教えてください。陳情の理由に道路管理地は市道ではないので住民が生活に利用する道ではない、指定津波避難ビルのこどもセンターへの避難経路ではあるが、避難通路として整備はしないと回答されたという文書があるんですけれども、この回答をなさったのはどこの部署か調べていらっしゃいますでしょうか。
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○道水路管理課長 今の出田委員の御質問ですけれども、道路部局では、このような質問を受けておりませんし、こういう回答はいたしておりません。
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○武野委員長 考えられる部局の方がいらしたら、同じ答弁ですかしらね。関連するところはそこだけですね。
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○出田委員 それと一緒に、昨年12月に教育委員会の多様な学びの場づくり担当へ連絡したところ、春の開校に間に合わないという理由で対応できないと回答されたというのがありますが、ここの学びの場の担当者が、今、先ほど質問した内容も回答したということになるんでしょうか。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 直接私は確認まではしていないんですけれども、恐らく先ほど見ていただいた土地利用計画図に基づいて、そこに、今回の学校を建てる計画の中では特段そういう整備は予定していないというお答えをしているかもしれないんですけれども、ちょっとそこは確認できていないです。すみません。
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○出田委員 陳情が出ているわけですから、内容でどこがこういう発言をしたかというぐらいは確認しておくのが普通じゃないかなと私はちょっと思います。非常に疑問ですね。
こういう対応をしているということは、ちょっと一般市民の方、自治会の会長ではいらっしゃいますけど、一般市民の方ですから、ちょっとあまりにもひどいんじゃないかなと私は感じております。
質問なんですが、この由比ガ浜中学校建設計画というのが上がった時点で、避難経路があるということは、市民防災部の総合防災課では分かっていたと思うんですよね。総合防災課として、やはり陳情者と同じ言葉を発するべきだったんではないか、発するべきではないかと思うんですが、そういう意見はしてくださったんでしょうか。
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○末次市民防災部次長 津波避難経路については様々な形態がございまして、私有地を通るものもあれば、市道といいますか、市が管理する土地の中ということもございます。
基本的に津波避難経路の幅員というのが幾つ以上にしなきゃいけないという決まりがないということもありまして、ここは由比ガ浜こどもセンターに通じる通路にはなりますけれども、特段ここのところを広げてほしいという意見を出してはおりません。これまでも市の事業に沿って、津波の避難が必要だから道路を広げてほしいというような意見を出したということは、これまではないということがございます。
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○出田委員 行政のルールとかいろんなものがあるとは思うんですけれども、やはり市民の避難経路として指定をされている、指定という言い方でいいんでしょうかね。そこが避難経路だということになっているのであれば、海側から避難する方、この近隣の方が避難する、この地図から行くと左上に高台があるんですかね。そっちに避難するということになった場合、この広さでいいんだろうか、できれば、広さで十分かもしれないけれども、もう1メートルぐらい広ければ、車椅子でも歩行者でも一緒に通れるんではないかなと、ルールはあったとしても、総合防災課としては、ルールを無視した形で、そういう発想になっても私はいいんではないかなと思うんですね。
ここが2メートルですかね、幅員が。ですよね。2メートルの幅員っていったらどんなものか。人が並んで2人、3人ですね。ここ、ごった返して歩くとなった場合、本当に2メートルでいいのかというのは、ちょっと考えなければならなかったんではないかなと思いますが、総合防災課としては、もうこれで十分だという判断だったということです。分かりました。
陳情の理由にあります、さっきも申し上げましたが、昨年12月に教育委員会の多様な学びの場づくり担当へ連絡したところ、春の開校に間に合わないという理由で対応できないと言われたということでございますけれども、こういうことを市民が言われたということに対して、市民防災部総合防災課としてはどう思われますか。
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○末次市民防災部次長 個別のお話の中身というのは、そこにいたわけではないので把握はしてございませんけれども、地域の方からこういった意見が出たと今回陳情も出ているということで、今、教育委員会と協議をしておりまして、ここの通路ではなくて、学校の中を緊急時に、ふだんは施錠ということですけれども、開けて中を通れるようにということで、複数ルートを設けて、ここで人が詰まることのないようにということで、今、教育委員会と協議をしているところでございますので、我々としては法令や規則に沿った流れで道路整備とか施設整備がなされるものだと考えておりますけれども、地域住民などの意見を受けて、我々としてできることについてはしっかりとやっていくということで、今回もそういった対応を取らせていただくといったところです。
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○出田委員 ここを広げるとなった場合でございますけれども、広げられない理由というのは、今、敷地の中にいろんな工作物なんかできていると思いますけれども、それを除外して、広げられない理由というのは明確なものが何かあるんでしょうか。そこに埋設物が何かあるとか、そういった理由でここを幅員拡大できないという理由はあるんでしょうか。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 まず駐車場の場所が道路から60センチメートル上がったところになりまして、そのさらに奥に建物が建っているところがまた60センチメートル上がるという形で、ひな壇のような形でつくられる土地になるんですけれども、こちらに関しては、まず道路管理地に面したところに擁壁が1つできます。そのすぐ裏に雨水の貯留槽が造られるという形で、埋設されるものも出るということになるので、もしこれを奥に押し込むような形になると、かなり大きな工事を、一度造ったものを壊して、また埋め直すようなことが必要になってくるのと、あと駐車のスペースもこれで十分取れなくなる可能性もあるということで、中の設計をし直したりとかを必要とする可能性もあるということで、かなり大きな手直しが必要になるということで、物理的に本当に収まらないのかどうかというところまでは、実際にはそこの設計をしたりということまではしていないんですけれども、既にもう工作物等が出来上がっているという状況で、難しいというところはお答えしていると思います。
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○出田委員 工作物が出来上がっているから壊すのはという話ですよね、今のお話は。ただこれ市のものですよね。民間のものではないので、市がどう判断するか、それから、その工作物をもう一度壊して、拡幅するということもできるわけですよね。
これ住民の方たちの避難経路として、幅員が足りないという話をされているわけですから、そこまで決断してもいい話ではないかなと思うんです。学校が4月に開校できないということですけれども、駐車場ができてなくても開校できるんではないかなと思うんですが、その辺はいかがでしょう。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 工事の進み方として今、建物はおおむね出来上がっているんですけれども、外構工事が少し遅れていることもありまして、実際に4月の開校時点ではまだ外構工事が完了しないという形になりますので、それでも開校はできるということからすると、工事をしていてもできるという話にはなると思いますけれども、先ほど少しお話させていただいたんですけれども、駐車場から建物までがさらに高低差がありますので、線路側から押し込んでいった結果、後ろがもう擁壁の位置が決まっているので、そこまでの距離も縮まってしまうということで、物理的に駐車スペースが、ただ削られるだけではなくて、そこが機能するかどうかというところも見直さなければいけないとか、そういう問題も出てきますので、単純に1番手前の工作物を少しずらせばいいというものではないというところも併せてありますということです。
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○出田委員 それは分かっています。そこだけ崩して広げればいいという問題ではないというのは理解しています。ただ、こういう話でここが市のものであるのであれば、民間じゃないわけですから、再考して、もうある程度形ができているのであれば、それを壊してでも、やはり必要なものは確保するということが必要なのではないかなということを私は申し上げているわけですね。
どうなるか分からないというのも分かりますけれども、こういう話が出ているのであれば、ちょっとそこを強力に検討して、今、進んでいる事業の話のところを若干変更したりする可能性が出てくるわけですから、もう早急に検討して、住民の方が言われる、100%のことはできないかも分かりませんけれども、その50%でも60%でも期待されているところに答えられるように動くのがやはり行政ではないかなと私は思います。
こういう案件というのは幾つも歩道の確保とか、そういった土地の確保とか、いろいろ見てきました。そこは民間の土地だからとかいろんなことで、課題があってうまくいきませんという話をたくさん聞いてきました。ただ、ここは市の持ち物ですから、市がどうするかということだけだと思います。理事者の判断でもあるんじゃないかなと思うんですね。なので、そこは陳情の提出者、もしくは近隣の住民の方々の気持ちをちょっと汲んで、もう一度そこに着手できるように動いていただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 なかなか学校を建てる立場としてのお話になると、そこの避難路をどこまで広げるべきかというところの判断がなかなか難しいところもあって、それは市としての大きな方向性を出さなければいけないんだと思うんですけれども、そういう意味では、今のこの計画自体がそこの拡幅の必要まで求められていなかったということで、アウトラインを固めて、今、図ができて現場が進んでいるという状況なので、そこの道路を広げるという大きな方向性が出て、そこに改めてお金をかけてやるというところが出れば、それは当然考えなければいけないと思うんですけれども、なかなかそこまでの拡幅を必要とするという判断が出ないとすれば、今のままで、ただ敷地の中を通れるように補完するような意味で、その利用の仕方として、考えられることを対応していくとは今、考えています。
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○出田委員 いろいろちょっと考えてほしいんです。学校の中を通るといっても、365日24時間、これ大丈夫なんですかね。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 基本的には施錠されていることもあると思いますし、常時人が、不特定多数の方が出入りということは学校としてあまり好ましくないとは思うんですけれども、そういう緊急時に出入りできるように、例えば鍵を壊して入れるような鍵にするのかとか、そういう工夫があると思っていますので、そういうところは少し検討していきたいとは思っています。
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○出田委員 道路が難しい、まだそこを通らせるのにどういう鍵にするかというのも決定していないということで、4月から学校が始まる。そこまでに何でもきちんとさっさと決めてしまわないと、住民の命がかかっているわけですからね。そこのところはちょっと総合防災課も強く求めてほしいなと思います。
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○藤本委員 これは不登校特例校が造られるときに、この場所になるというような、いろんな経緯があったと思うんですけれども、そのときに近隣の方とかと説明会みたいなのをされていたような気がするんですけど、そのときにこういう話は出なかったんですかね。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 この当該地と隣接する町内会の方にお声がけをして、説明をさせていただく中では、特段ここに関してのお話というのは出てきていません。
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○藤本委員 なるほど、学校の裏がその自治会の避難路に当たる場所に、こういうものができるよという話は、説明はしていて、そのときには、そこの道とか広さについての話は出ないで、ここまで来たということですね。もう一度確認ですけど。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 はい、特段お話としては出ていなかったです。
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○藤本委員 先ほど学校の中を通って避難できるようにするというお話ありましたが、その学校を通った先に、どこに出られるような避難経路を想定されているのか、ちょっと教えてもらってもいいですか。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 今、見ていただいた土地利用計画図でいきますと、一番線路側にまず門がついているんですけれども、西側の転回スペースと赤く丸で囲ってあるところがあると思うんですけれども、ここがもう1つ門になりますので、そちらに通り抜けができるという形になります。
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○藤本委員 子育て支援センターに隣接していて、子育て支援センター側にこれはつながっているんですかね。つながっていて津波避難ができるところですかね。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 そうです。見ていただいている図の茶色く着色してあるところ、これが鎌倉市道になるんですけれども、この道路を挟んで向かい側がこどもセンターの裏門というか、入り口がそこにありますので、そちらにアクセスできるということです。
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○藤本委員 私としても出田委員のおっしゃるように、すごく重要ですから、門ができちゃったから、門を建てちゃったからできないという姿勢はとも思うんですけれども、それよりも、例えばこの狭い道を通らなくても、こちらを通ってアクセスできて避難ができるという形にするのは、より市民にとって安全確保につながるとも考えられますので、どちらの手法にしても市民の方々がここに、例えば学校ができてしまったから避難ができなくなっちゃうじゃないですかといった感情であったり、あるいは実際の災害時にそういったケースが出てきてしまうことがないような対応を、どちらの手法でも安全確保していただければと思うので、どちらかは確実に進めていただきたいと思うんですけれども、一応確認なんですけど、いかがでしょうか。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 今回こういう土地利用が行われるタイミングということもありますので、そこで利用の仕方が変わっている部分がありますので、ここは防災の部局と調整をさせていただいて、どういう形が一番好ましいか、また、この通り抜けというお話をさせていただきましたけれども、その仕方とか、どういったものがここで望まれるものかというのは協議して進めていきたいと思います。
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○武野委員長 総合防災課はよろしいですか。
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○末次市民防災部次長 防災の主管課としても、教育委員会と連携して、近隣の方の避難に資するような対策を取っていきたいと考えています。
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○児玉委員 一応確認なんですけれども、今回のこの陳情、たしか以前、建設常任委員会でも同じ趣旨の陳情が来て、そのとき継続扱いになった件だったのかなと思うんですけど、それで正しいでしょうか。
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○道水路調査課長 はい、継続審査になりました。
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○武野委員長 ほかに御質疑の方、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは質疑を打ち切ります。
次に、委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
取扱いを確認したいと思いますが、御意見をお伺いします。
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○出田委員 今、建設常任委員会で継続扱いであったということは確認できましたが、津波避難に対する環境整備は地域住民では対応できないものであると思っております。市、行政が対応してあげなければならない。住民が必要であると、そこに住んでいらっしゃる方が必要であると言えば必要なんだと思います。自分たちの命がかかっているわけですから、それは、市はこれで十分だといえども、自分たちの命がかかっている以上、もうちょっと広くとか、もうちょっと多くということになるのは当然だと思います。
避難訓練に使用される通路であるので、住民が生活に利用する道ではないなど言わずに整備するように、行政のルールを変えていけばよいんではないかなというところまでちょっとこれで考えた次第です。ということで結論を出すでお願いします。
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○児玉委員 先ほど確認させていただいたとおり、同じ内容で建設常任委員会でも継続という扱いになっているようなので、私も基本的に継続でいいかなと思っています。
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○藤本委員 以前の陳情もありましたけど、今回学校の中を避難する手法もあるとお伺いして、陳情提出者の趣旨は、この道の拡幅というか、恐らく安全な避難経路の確保だと思いますので、結論を出すでもいいかなと思いました。
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○くり林委員 私も継続でよろしいかと思います。
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○日向副委員長 今、質疑の中で市としても教育委員会、総合防災課ともに、中を通って避難できないかというのを検討していただいているということが確認できました。もちろん外の道を広くするというのも大変重要なことではございますけれども、やはりその中を通ってしっかり避難ができるんだというところが、早期に実現されるというか、協議していくとお話を両方の課長からしていただきましたので、そういったことも踏まえて新たな安全確保の道を見ていきたいと思いますので、継続とさせていただきたいなと思います。
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○武野委員長 継続が3名、結論を出すが2名ということで、陳情第65号は継続とさせていただきます。
市民防災部職員退室、環境部職員入室のため暫時休憩いたします。
(13時35分休憩 13時38分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第8報告事項(1)「ごみ処理施設等の進捗状況について」を議題といたします。原局からの報告をお願いします。
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○不破環境部次長 日程第8報告事項(1)ごみ処理施策等の進捗状況についてを報告いたします。
本日は、令和6年12月定例会市民環境常任委員会で報告したごみ処理施策等について、その後の進捗状況を、資料1に記載の順に報告します。
まず、「1 名越中継施設整備について」です。
名越クリーンセンターは、令和7年1月10日をもって受入れを終了し、令和7年1月25日に焼却を停止しました。現在は、焼却停止後に施設周辺の環境に影響が出ないよう、閉鎖作業としてごみピットや各設備の清掃、薬品の処分などを行っており、年度内に完了予定です。
名越クリーンセンター跡地に整備するごみ中継施設については、市議会12月定例会において議決をいただき、令和6年12月23日に新明和工業株式会社及び株式会社前田産業と本契約を締結しました。あわせて、工事監理業務を中外テクノス株式会社と契約を締結しています。今後、整備スケジュールのとおり、令和10年10月の稼働を目指し、既存施設解体に着手していきます。
市及び周辺自治・町内会と組織する名越クリーンセンター地域コミュニティー推進協議会とは、令和6年12月18日及び令和7年1月28日に協議会を開催し、今後の中継施設の整備を進めるに当たり、工事管理協定の締結に向けた協議を進めました。令和7年2月4日には、2自治町内会と同協定を締結し、2自治町内会の住民の皆様にニュースを戸別配付しました。
整備工事の進捗に応じ、周辺自治・町内会には十分に説明を行うとともに、周辺環境の負荷軽減を図り、かつ安全管理を徹底して進めてまいります。
次に、「2 今泉クリーンセンター中継機能の継続利用について」です。
名越中継施設整備期間中、市内で排出される燃やすごみを今泉クリーンセンターに集め、各処理施設に運搬するに当たり、市と周辺町内会で組織する今泉クリーンセンター連絡協議会において、施設周辺環境の負荷軽減策について協議を進めてきました。令和6年12月23日の協議会において継続利用に係る協定締結について了承をいただき、令和7年1月10日付で3町内会と協定を締結しました。その後、ごみ処理体制の変更にかかる「鎌倉市からのお知らせ」を3町内会の住民の皆様に回覧及び掲示板での周知を行っています。
周辺町内会に十分に説明を行うとともに、御意見・御要望を踏まえ、施設周辺環境の負荷軽減策を確実に講じてまいります。
次に、「3 ごみ処理広域化実施計画の進捗状況について」です。
令和7年度以降、ごみ処理広域化に移行し、市内で排出される燃やすごみの一部を逗子市既存焼却施設で処理するに当たり、令和6年12月定例会で議決をいただき、令和7年1月21日付で「逗子市と鎌倉市との可燃ごみの焼却処理の事務委託」に関する協議書及び協定書の締結、告示を行うとともに、神奈川県市町村課に届出書を提出しました。翌日22日には連絡会議を開催し、令和7年度の負担金及び処理見込量について協議を行いました。
今後も安定的にごみ処理を継続できるよう、連絡会議において逗子市と協議・調整を行います。あわせて、令和6年夏に実施した試行に引き続き、令和7年3月にも逗子市と連携して試行を実施する予定です。
また、バックアップ体制の構築については、令和6年12月市民環境常任委員会において、茅ヶ崎市の協力を得られた旨を報告したところですが、大和市にも協力いただけることになりましたので報告いたします。
なお、新聞報道等でもあるように葉山町の生ごみ資源化施設の稼働に遅れが生じていることから、逗子市での焼却処理量についてはリスク管理を踏まえた組立てを行っています。減量分については、近隣自治体及び民間施設において処理する予定です。
最後に、「4 その他のごみ処理施策について」です。
令和6年12月定例会において議決をいただき、令和7年4月1日からこれまで処理困難物としていたリチウムイオン電池をはじめとする小型二次電池等を危険・有害ごみとして排出いただけるようになります。
令和7年3月の「広報かまくら」で周知を図るとともに、様々な手法を用いて住民周知に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告に御質疑ある方は挙手をお願いします。
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○日向副委員長 1個、図の見方であれなんですけど、1の名越中継施設整備のところのスケジュールのところで、既存の施設解体と中継施設整備のところが点線みたいな、点になっているのは、これはあれなんですか。まだ具体的なあれが見えていないとか、そういう意味なんですか。ちょっとそこの説明をしていただいてもよろしいですか。
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○不破環境部次長 これから事業者と設計等について、また協議をしていくんですけれども、今の時点で想定しております期間を点線で表記をさせていただいておりますので、基本的にはこの今、点線ですけれども、予定としてはこの線で進めていきたいというような形で考えております。
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○日向副委員長 上で書いてある実線と同じような、点線で書かれている線で、このとおりにということで理解してよろしいということですね。分かりました。
あと広域化のところで質問させていただきたいんですけれども、事務委託のところで、12月定例会でもあったと思うんですけれども、今回、令和7年度の見込額と見込量の協議となっております。先ほど葉山町のところを含めて、リスク管理ということだったんですけれども、令和7年度、鎌倉市としては逗子市にはどのぐらい持っていくとか、その辺はもう確認できているということでよろしいですかね。
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○不破環境部次長 2市1町の広域化の実施計画、これを想定して事務委託をしている中では、8,914トンという計画値がございます。ただし、葉山町の遅れによって新聞報道等で今、言われておりますのが、令和7年度でいきますと7月末頃、8月ぐらいから稼働できるという今、見込みという形でおるんですけれども、私たちの組立てとしては、最大のリスクを勘案して、1年間もし逗子市の焼却量が減ったとしても、安定的な処理ができるような形での組立てをしているところでございます。
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○日向副委員長 そうしますと、8,914トンですか。その部分が万が一というか、その中でもリスク管理をしているというところで対応するというところの、イメージでよろしいんですか。
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○不破環境部次長 もし、丸々1年間、工事がうまくいかなかった場合は、その量が大体1,728トンになりますので、8,914トンの予定から1,728トン分減ったとしても、対応できるような組立てをしているという形になります。
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○日向副委員長 リスク管理をしていただく中で、1年間ということなんですけれども、先ほど新聞報道等でというお話を前置きであったとは思うんですけれども、これ実際に2市1町で実施計画の中でやっていく中だと思うんですけれども、なかなかこういうところで話すことが難しいのかもしれないんですけれども、具体的に8月からできますよというのを、ある意味その新聞報道だけからしか得ていないのか、きちんとその辺は内部で話合っているとは思うんですけれども、その辺は近所の葉山町と話しているということでよろしいでしょうかね。
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○不破環境部次長 実際には2市1町の協議という形で、鎌倉市、逗子市、葉山町と状況を報告していただいて、協議をしているところでございます。その中で逗子市は葉山町の施設が完了でき次第、早急に準備を進めてやっていきますということも言っていただいておりますし、実際に計画値よりも、逗子市と葉山町のごみの量が、令和5年度で約1,000トン減っているんですね。そういう実績がございますので、もし、同様に、ごみが減量された場合には、その減量された部分については、鎌倉市のごみを受け入れていただけるというような、そういったお話まではさせていただいているところでございます。
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○日向副委員長 あと今回、大和市とごみ処理に関する合意をしたということなんですけど、これは現状の先ほどちょっとお話があった8月というところのままが守られれば、大和市には出さないというような意味なのか、それとも現状もう茅ヶ崎市と12月に話があったと思うんですけれども、次の大和市にももう出しますよみたいな話で、要は市として、この逗子市で燃やせない部分をもう市が自分たちで動いてやっていかなきゃいけなかったというところで、大和市と今回合意を得たということで、認識してよろしいんですか。
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○不破環境部次長 逗子市で焼却できない部分につきましては、その他の近隣の自治体、または民間事業者で処理をしていくということを当初から計画しておりましたけれども、その中でまずは近隣自治体を優先したいということで、茅ヶ崎市と同様に、ちょっと事前から協議はさせていただいておりまして、公表をできる段階に至ったのが、今回ということでございます。
ですので、今回の葉山町の生ごみの資源化の遅れ等々にはかかわらず、大和市につきましては、令和7年度、8年度の2か年、1年間に上限で約4,000トンずつは処理をしていただくということで、協議が調いましたので、今回御報告をさせていただきました。
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○日向副委員長 そうしますと、もともとといいますか、これまでの中で、広域という中で、2市1町でやる中で、鎌倉市としては、年間4,000トンは、大和市にも出すという話合いをしつつ、2市1町では別の実施計画で、位置づけについてはあれなんですけど、だから、ちょっと、要はどんどん近隣市がいろいろ出てくると、結局どこで鎌倉市のごみは燃やすのかというので、やっぱりベースは2市1町でやるべきで進めてきていると思うんですけれども、その辺がバックアップ体制のリスク管理の中で広がっているものなのか、ある意味、そこも一体として、もうそういう、近くで近隣に出せるところにはもう出していくというスタンスになってしまうのか、その辺はちょっとどういうあれなのか、お伺いしていいですか。
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○不破環境部次長 基本的には、2市1町の広域化実施計画に基づく逗子市での処理が中心になります。逗子市で焼却し切れない部分については、バックアップで対応していくんですけれども、そのバックアップの相手先をまず優先順位として、他自治体にお願いをして、それでも賄い切れない部分は民間で処理をするということで、そのバックアップ分のところで茅ヶ崎市と大和市にお願いをするというような形になります。
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○日向副委員長 あくまでも2市1町の中の実施計画で、今後も残りの5年間、令和7年度からもやっていく中で、リスク管理としてはそういった近隣自治体のところにお願いをしていて、今回また大和市も出てきたというような認識で、あくまでも2市1町の中で、一度定めているものはやっていくということで確認してよろしいですか。
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○不破環境部次長 はい、副委員長がおっしゃるとおりでございます。
茅ヶ崎市と大和市につきましては、要はバックアップとしてお引き受けいただけるのは、令和7年度、8年度、2年間という、今のところ限定になっておりますので、またその先のバックアップ先については、また検討していきたいと思っています。
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○日向副委員長 2市1町の中で今後もやっていくというところで、鎌倉市としましても、今回中継施設は本当、市の皆様のいろいろ御説明いただいた中で了承いただいたというところで、今後また中継施設からさらに今泉で今度は新たな施設も検討されていると思うんですけれども、やっぱりそういったところもきちんと2市1町の中の連携の中で進めていかなければいけないのかなと思っておりますので、ぜひそこのベースのところがあるなら、そこは、もちろん変わっていくところは変わってきていいと思うんですけれども、きちんとそれに沿って安定的なごみ処理として進んでいくというところを見せていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 ここで、番外から発言を求められておりますが、許可することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○長嶋議員 お時間いただきましてありがとうございます。
広域化のところでちょっと伺いたいんですけど、最初ちょっと今、焼却を停止した時点で、焼却量は何トンになっていますか。鎌倉市の焼却量、年間3万トンちょっと欠けるぐらいは、いったと思うんですけど。
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○不破環境部次長 直近の量でいきますと、年間で約2万2000トンになります。
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○長嶋議員 随分減っていますね。
それで、今、茅ヶ崎市と大和市のお話があって、大変いいことだと思うんですけど、これは遠い民間へ持っていくよりは近い自治体ということなんで大変よい、そういう継続はまだちょっと分からない感じですけど、いいことで、例えば運搬の距離とかも減ると思うんで、昔出していたCO2の排出の数字とかも変わってくると思うんですけど、今やっているやり方について、この間、次長にもちょっと申し上げたんですけれども、市民の皆さんが非常にごみ問題について関心が高くて、いろいろ言われるんですが、中身を理解されていないんです、ほとんどの方が。
申し訳ないけど議会も、もう多分4期以上いないと分かっていない方がほとんどで、今、質問が出ていないのもちょっと問題な気が私はするんですが、それは環境部がちゃんと説明していないからいけないの、流れとか。何で今この自区外処理と広域化のこういう形に持ってきているかというのを、もう一度きちんと説明をしてもらいたいのね。市民の皆さんは、本当によそに持っていって恥ずかしいという御意見が物すごく多いの。
私は1人ずつ丁寧にちゃんと説明しますけれども、自治体も受入れをすると歳入になるからやりたいところも多いわけですよ。だからそれはオーケーが出るようになっているんですけど、そういうこととか、環境面で炉をわざわざ造ってやると環境負荷がかかるんで、こっちがいいですよという話とか、様々あって、例えば東京都なんかは東京都全部でやっているわけだから。そういう話をきちんと市民の皆さん、それから議会でも、説明をしないと、理解していないんです、市民の皆さんが。大体焼却炉の名越が止まったことすら、ちゃんと広報に書いているのという話で、メディアもほとんど報道しないからね、今。分かっていない市民が圧倒的に多いですよ、止まったのね。
これ、ちゃんとやっていただきたいんですね。やっぱり何よりも市民の皆さんがきちんとごみ処理がどうなっているのというのを理解してもらわないといけないと思うんですけど、それちゃんとやってほしいんですけど、それいかがですか。
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○不破環境部次長 名越クリーンセンターが焼却停止することとか、あと今泉クリーンセンターの中継施設を延長させていただくこと、そして広域化に移行していくというところにつきまして、ちょっと我々も、そのクリーンセンターの周辺の住民の皆様に回覧ですとか、あとはチラシを作って全戸配布するというような形でやらせていただいていたんですけれども、実際には市内全域の皆様にこれを分かっていただかないと、ただ逗子市に焼却するごみを、ただお願いしているだけというようなことを思われないような形で、そこに至ったこれまでの背景とか、そういったところも含めて、それが鎌倉市にとって最適な方法なんだというところを、我々も自治会の説明会とか、あと、廃棄物の減量化の推進委員の会合とか、そういったところもございますので、そういった機会を捉えて、そういった中できちんと御説明が、理解してもらえるような説明ができるようにしていきたいなとは思っております。
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○長嶋議員 それだと具体的にどういうやり方で、いつこうやってやるのというのが全く分からないです、すみませんけど。皆さんもここにいる方も、私1期目のときにいた人はいないんですよ。その頃さんざんやって、私もいろいろ説明しました。次長はじめ課長とかにも。その経過は皆さんもうお分かりなわけだから、ちゃんと説明できるでしょう。だから、例えば24日、本庁舎の基本設計の件はあんな場所を借りて、あんなやって人を集めて一生懸命やっているわけじゃないですか。
市民の皆さんが今、街頭とかで話をしていると、もうごみ問題と本庁舎、この2つ、一番注目されているのは。必ずこの2つを言ってきますので、同じように、例えば来年度にどこかのホールでも、どこでもいいですけど、何回こういう説明をしますって、回数までは言えないと思うけど、やり方をちゃんと今ここで約束してもらえませんか。市民の人たちに理解してもらわないと駄目ですよ。大事なんだから、ごみね。松尾市長、最初からやっている話なんだから、やっとここまで来たのは皆さんの御苦労で、私はいいと思っているんですけど。ただ1人ずつ我々が聞かれて、街頭とか外で歩いていて、つかまって言われるんだけど、説明しなきゃいけなくて。私はいいですよ、全然、幾らでも説明できるからいいんですけれども、皆さんもうちょっとやってもらえないかなと思うんです。本庁舎だけ一生懸命。
なので、ちょっと何か、こういうやり方をやりますと、ここで所管の委員会なんだから、ちょっと何か約束してもらえませんか。
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○不破環境部次長 ちょうど次年度、令和8年度から始まる戸別収集の全市展開に向けて令和7年度に説明会をやっていく予定がありまして、できればその中で、そのごみ処理の広域に移ってきた内容も含めて説明をさせていただけたらと思っております。
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○武野委員長 ちょっと私から2つほど、すみません。今のちょっと続きのような形なんですけど、やっぱり特に令和7年のところから、どうなっているのかというのが、図式でここからはこう、ここからこうと見えるようにしていただかないと。何トン、だけど余った、これはこうだと。それで、その2年間は大和市にやってもらうとかね。見えるほうが、口で説明するより分かりやすいと思うんですけれどもね、どうですか。
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○不破環境部次長 毎回進捗状況を報告させていただいているんですけれども、次の御報告の際には、この資料をお作りする際に、令和7年度以降のごみ処理の行方といいますか、どうやって処理をしていくのかというのが分かりやすいような資料をお作りしてお示ししていけたらと思っております。
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○武野委員長 もう1つですけど、これは直近一、二年の計画になっていると思うんです。葉山の事態もあったりしてね、またちょっと悩ましいところがあったと思いますけど、10年後は、明確にここの自治体がやりますとかね、または民間の人がこうやりますという協定なり契約なり、約束されているところとトン数は10年後についてはあるんですか。
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○不破環境部次長 10年後につきましては、今のところ近隣の他自治体で、これを受け入れていただけるというような約束はございません。今のところ逗子市の事務委託という形での協議をしておりますので、今は逗子市との確約だけとなっております。
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○武野委員長 10年後というのは逗子が受入れをもう終わっているときですよね。だから10年後に逗子という意味がよく分からないんですけど。
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○不破環境部次長 逗子市の焼却炉が停止した後、これについては、神奈川県のブロック区割の見直しがございますので、その中で検討させていただくという形で、現在のところでは何々市と一緒にできるというところまでは、まだ決定はしていないところでございます。
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○武野委員長 やはりそう。今まで聞いていたうちではそうだなとは思っていました。10年って早いですからね。今ないというのがすごく不安だという市民の声があります。
そうしますと、質疑を打ち切ってよろしいですか。
(「はい」の声あり)
では、今の報告について確認したいんですけど、了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認しました。
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○武野委員長 次は、日程第8報告事項(2)「戸別収集の進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
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○実方ごみ減量化対策課長 日程第8報告事項(2)戸別収集の進捗状況について、資料に基づき、報告いたします。
資料1「戸別収集の進捗状況について」を御覧ください。
はじめに、「鎌倉市家庭系ごみ戸別収集実施計画」について説明いたします。資料の「1 鎌倉市家庭系ごみ戸別収集実施計画について」を御覧ください。
令和7年4月から燃やすごみ戸別収集を実施するに当たり、その目的と効果、実施方法などを定めた「鎌倉市家庭系ごみ戸別収集実施計画」を策定し、令和6年12月20日付で市ホームページに公開しました。
資料2を御覧ください。本実施計画では、第1章「家庭ごみを取り巻く現状と課題」で、国・県の動向から鎌倉市の現状と課題を示しつつ、そうした課題を解決するために戸別収集を導入することや、それによって期待できる効果、戸別収集導入によって生じる課題への対応などについて説明しています。
続いて、第2章では「鎌倉市が実施する戸別収集について」として、本市が実施する戸別収集の進め方や円滑な導入に向けた取組等について、第3章では「燃やすごみ戸別収集について」として、今回の燃やすごみ戸別収集の詳細について説明しています。
次に、市民周知について説明いたします。
「2 市民周知について」を御覧ください。
このたびの戸別収集の実施に当たっては、これまでも「広報かまくら」などの紙媒体や、地域における説明会を通して周知を図ってきたところですが、説明会に参加できない方などにも必要な情報をお届けできるよう、新たに戸別収集の概要についてまとめた動画を作成しました。動画では、戸別収集を導入する理由やスケジュールといったもののほか、排出容器や排出場所の紹介など、戸別収集全般について説明しています。こちらの動画は、近日中に市公式ユーチューブに掲載するとともに、LINEアプリ「鎌倉ごみ調べ」などで周知を図っているところです。
次に、紙媒体による周知全般について説明いたします。
資料3を御覧ください。初めにポスターについて説明いたします。こちらのポスターは市内公共施設などに掲示しており、戸別収集の開始時期とその対象エリアについて御案内する内容となっています。
続いて、資料4を御覧ください。こちらは先行地区に配布している週間カレンダーです。こちらのカレンダーは、令和7年1月後半から2月後半にかけて、先行地区内にある戸建て住宅に配布しました。表面は、令和7年4月から燃やすごみが戸別収集になることについて、品目毎の収集曜日と併せてお知らせする内容となっており、裏面は、燃やすごみの出し方や排出容器の例などを掲載しています。
資料5を御覧ください。クリーンステーションにおける周知としましては、ステーションごとに設置している看板の燃やすごみの欄に「令和7年4月から燃やすごみは戸別収集となる」旨記載したシールを貼るとともに、ごみ出しをする際に御覧いただけるように、こちらのお知らせを順次取り付けていく予定です。
また、先行地区内にある集合住宅のうち、戸別収集の開始に伴い、新たに集積所を設置したアパート等については、燃やすごみの排出場所が変更になることから、「令和7年4月から『燃やすごみ』はこちらの戸別収集品目専用排出場所に出してください」と記載したお知らせを取り付けていただくよう、建物オーナーや管理会社と調整を進めています。
今後は、先行地区の自治・町内会向けに、戸別収集の実施をお知らせするリマインドのためのチラシを作成し、回覧していただくなど、戸別収集の開始について引き続き周知に努めてまいります。
次に、集合住宅における排出場所設置状況について説明いたします。
「3 集合住宅の戸別収集品目専用排出場所について」を御覧ください。先ほど御説明しましたとおり、現在、専用の集積所を持っていない集合住宅については、戸別収集品目専用の排出場所を新たに設定していただく必要があります。令和7年1月31日時点で、先行地区にある集合住宅の約91.3%について、排出場所の調整が完了している状況であり、令和8年4月から開始するエリアについても、令和7年2月14日に建物オーナーに依頼文を発送し、順次調整を進めています。
続いて、集合住宅の集積所維持管理に係る補助制度の申請状況について説明いたします。
「4 集合住宅の集積所維持管理に係る補助金について」を御覧ください。
本制度は、集合住宅のごみ集積所を管理している管理会社や管理組合等の団体、集合住宅の所有者等を対象に、分別促進による資源化に積極的に取り組む際の支援を行うもので、令和7年1月31日時点で、合計42件の申請があり、内容については、集積所を新設する場合のネットボックス購入費用が最も多くなっています。
続いて、少量排出事業所収集制度について説明いたします。
「5 少量排出事業所収集制度について」を御覧ください。
当制度は、戸別収集への移行に伴い排出機会を失う事業者を対象に、一般廃棄物のうち燃やすごみを市で収集する制度として整備するものです。令和6年12月に、先行地区内にある事業者にチラシを郵送したほか、令和7年1月には、鎌倉商工会議所に御協力いただき、1月会報と一緒にチラシを配布するなど、周知を図っています。令和7年1月31日現在、2件の申請を受け付けています。
最後に、戸別収集の円滑な導入に向けた事前シミュレーションの実施について説明いたします。
「6 戸別収集事前シミュレーションの実施について」を御覧ください。
令和7年4月から戸別収集業務を円滑に開始できるように、現在、収集事業者と連携して事前シミュレーションの調整を進めています。事前シミュレーションは、市が設定した収集ルート案を収集車等で試走してもらうなど、収集に要する時間、周辺の道路交通状況や注意を要する箇所などを確認することを目的としており、今回は先行地区のみを対象に実施いたします。
報告は以上です。
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○武野委員長 今の御報告に御質疑ありますでしょうか。
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○出田委員 先ほど資料5がございましたですね。資料5の左上のマスコットは、あれはキティちゃんですか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 こちらは環境部が以前から使用している3Rのキャラクターの1匹になります。
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○出田委員 すみません、存じ上げなかったもので確認しました。いや、キティちゃんを使うような、そのような費用を使ってやるべきものかなと思いましたもので、ちょっと確認だけさせていただきました。
私、1つ質問がございます。今度4月から9つの町内会で試験的に戸別収集が始まっていきますが、以前説明会等で住民の方たちから質問があった中で、戸別収集は嫌だ、だから自分のところはクリーンステーションでの収集をお願いしたいんだというような意見があったときに、そういったのは個別で対応していきますというお話を回答されていたと思います。そういう町内会、そういう町内の班というんでしょうかね。そういうところは今、出てきていますでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 御質問いただきましたところです。クリーンステーションを継続して御利用になるという選択をされたステーション数なんですけれども、先行地区で今現在26件ですね。26件のクリーンステーションで、継続してクリーンステーションを利用したいということで、利用者皆様の御同意を得た上で、市に申請して受け付けしているという状態でございます。
こちらは先行地区内のクリーンステーションで、割合でいうと約2.6%ぐらいになります。
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○出田委員 これ先行のところで今の数だったと思うんですが、全体になってくると、これは私の中の想定なんですが、自分たちのところは戸別をやってもらっていない、クリーンステーションまで持っていって、収集の手間を省いているんだ、だから何かのサービスはないのか、費用面とか、そういったところが出てくるんではないかなと、私の中で相当想定しているんですが、環境部で何かそういう想定をした中で対応するというようなものがありますでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 実際にクリーンステーションを継続して利用することで、収集効率が上がるので、市のためになるということで言っていただいているようなケースもありますけれども、それによって何がしかのサービスをというようなお話というのはあまり聞いておりません。
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○出田委員 全体になるとそういうものが出てくる可能性がありますから、想定して対応策を考えておいたほうがいいと思います。
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○児玉委員 先ほど、長嶋議員が番外から質問した内容とかぶるかもしれませんけど、ちょっと私も今まで何度か委員会とかで話をして、依頼もして、提案もしてきましたけれども、長嶋議員もおっしゃるとおり、私もずっとこの市民環境常任委員会にて、ごみの政策をずっと聞いているんですけれども、なかなか説明と文字だけだと頭に入ってこないという部分がありまして、先ほどやっぱり私も最近、いろんな市民の方と話をしていて、同じように、鎌倉市のごみ政策のことをすごく心配されている方が多くいらっしゃって、名越のことですとか、この戸別収集のこととかも、なかなか「広報かまくら」に載っていても理解されていない方がやっぱり圧倒的に多くて、やっぱり鎌倉市には新しいごみ焼却場を造るべきなんじゃないかという方も。なぜならば、それはある種自治体として当たり前のことなんじゃないかという方も多くいらっしゃいます。
その上で、これは私も前から言っているんですけれども、でも鎌倉市としては新しいものは造りませんと、なぜならばということで建設コストと維持管理を考えると、あと日本全体の流れとして、ごみ焼却場の集約というか、そういうことがありますということを説明して、そういうことなんですねと、説明を受けたその瞬間は理解するんですけれども、やっぱりそれを市民の方が理解しているかというと、そうではないという意味では、今回報告(1)(2)の日程で説明していただいている内容を、例えば、A3、1枚にまとめて、こういうふうに図柄も描いて、もうそれは何か分からなくなったらそれさえ見れば、こういう流れで全体、こういう流れの方向でいくんだなというのが分かるようなものを作っていただけると一番いいのかなと。それは議員だけじゃなくて、市民の方にも分かりますし、企業でも、ほかの自治体でも、基本的に何か資料を作るときは、A3、1枚で全てを盛り込むようにというところがありますし、資料もいっぱい細かく丁寧に作っていただくのはもちろんいいんですけれども、でもそれを全部見ていたら全然頭にやっぱり入ってこないんで。そういう意味で、もう1回再度のお願いにはなりますけれども、将来的な鎌倉市としての方向性も含めて、市民がそれを見てそういうことなんですねと、分かりましたというようなものをやっぱり作っていただいたほうがいいのかなって。
先ほど次長から、この戸別収集の説明会みたいなのをやるときに、というお話もあったので、そのときに例えば、今までのことを踏まえて、そういう資料みたいなものを1枚にまとめて作っていただけると一番いいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○不破環境部次長 今、例えばA3、1枚でというお話もいただきました。説明会のときにはよくパワーポイントで御説明させていただいているんですけれども、そういった中で、皆様にお配りできて、なるだけ1枚にまとめて御説明できるようなものについては、ちょっと検討させていただければと思います。
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○児玉委員 ぜひよろしくお願いします。複雑な問題といえば複雑な問題ですけれども、シンプルといえばシンプルですし、なるべく物事はシンプルに伝えて、要は皆さんが安心できる材料を、納得できるものを用意できればいいと思いますので、そこは工夫次第だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
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○藤本委員 私も地域の方とお話しするときに、戸別収集をなんでするの、バケツが転がっていっちゃうでしょう、害獣のあれがあるでしょうって、まだ言われることがありますので、引き続き説明、啓発が必要だなと思っているところです。
戸別収集をしないと決めたクリーンステーションの数が26か所あると伺ったんですけど、それはあれなんですか、もしクリーンステーション単位で、戸別収集を希望しないということも可能ですという説明を、担当課から説明会でされているんですか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 説明会でも、クリーンステーションの継続利用という制度がある旨、御案内しております。
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○藤本委員 そこの方は、ここのブロックはみんなで助け合いながらやっているのよみたいなことをおっしゃっていた方もいらっしゃったので、先行エリアの方ではなかったんですけれども、もし今後、全区で展開されるときにも、また説明会を重ねていかれると思うんですけど、その際にもそのクリーンステーション単位で戸別収集ではない手法を選択することも可能であるというのは継続して説明されるということですよね。確認ですけど。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 はい、そちらは継続して説明してまいります。
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○藤本委員 そういうふうに私も説明していきたいと思います。あと一応、戸別回収になっているところとなっていないところが結構、点在したりする場合の収集が難しくなるということが想定されると思うんですけど、その辺りは何か検討されているということですよね、しっかり。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 収集エリアごとに地図を作成しておりまして、この1軒1軒回るところと、こちらはクリーンステーション収集で、ここのクリーンステーションで収集するところというものを明らかにしまして、それを収集事業者に渡して、実際に先ほど申し上げました事前シミュレーションというところで、その中も確認していくというような形を想定しています。
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○日向副委員長 資料1−5のところの少量排出事業所の収集制度、これ先ほど先行地区といろいろ合わせていったと思うんですけど、現状2件ということが申請ってあったんですけど、これ、数的にもっと多分クリーンステーションのやむを得ずというところの中であったと思うんですが、その辺について2件というのは、どういうものなのか、ちょっと市としてはどのように捉えているかお伺いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 私どもも当初、先行地区内で300社ぐらいは事業規模からいって、御利用になる会社があるだろうと認識をしておりまして、実際に先行地区にある従業員数が少ないような事業者にチラシを1件1件全部郵送したりですとか、商工会で2,000名ぐらいの会員の方に御案内したりとかやっているんですけれども、今のところ申込みがあってというのは2件だけでございます。ただ、今、場所を市内、いろいろ歩いている中で、事業者と話をする機会などもある中で、事業系ごみという概念そのものをまだ御理解になっていないようなところですとか、あとちょっともしかしたらその制度を利用するかもしれないというようなお話ですとか、いただいております。
あとは実際4月に収集が始まってからクリーンステーションに出されてしまっているものを、内容物調査をしてというようなところですとか、あとは店舗兼住居、そういったところですね。ちょっと一つ一つ確認しながら、この制度の普及を促進していきたいと考えております。
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○日向副委員長 今300社ぐらいを想定という中で、今現状は2社というか、2件だと思うんですけど、これはもちろん事業系ごみかどうかというところの認識のところもあるとは思うんですけれども、やっぱりこれ市として、これまでクリーンステーションをというところが、やむを得ずというところで、別途こういう制度を設けて、きちんとそれ用の収集袋も作ってということでやろうとしている中で、やっぱりここは、始まって内容物を調査してという中ではなくて、できる限りここは想定していたところに近づけるように、ある意味市として、そういう事業所があるところにはお願いをしていくというか、そういうふうにルールができてきているというところを伝えていかなきゃいけないとは思うんですけど、その辺については何かこの現状、待ちといいますか、申請待ちという状況ではなくて、市として何かさらに話をしていくというところというのは考えているのかお伺いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 担当課としましても、テコ入れは必要だと認識しておりますので、おっしゃるとおり今、若干待ちの状態ではございますので、もう少し積極的に、事業経営担当の部署もありますので、そちらとも連携しながら、こちらの制度を周知していきたいと考えております。
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○日向副委員長 ぜひよろしくお願いいたします。やっぱりそれの中での収集する、手数料というのもある程度というか、実際にこの戸別の中での経費にも入ってくるようなものだと思いますので、ぜひそこのところはきちんとやってもらうということですので、無理にというあれではなく、きちんとこういう制度ができたというところですので、市としても話をしていっていただきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
あと、この戸別収集の実施計画のところなんですけれども、資料だと9ページなんですけど、実際の紙の資料だと7ページになっていると思うんですけど、4 戸別収集によって期待できる効果というところがあります。もちろん、戸別収集というのをなぜやるかというところの全市民にとっての大きなサービスだと私は思っておりますので、ぜひそれは市民全員に関係してくることだと思っておりますので、そこの部分の基本的な考え方というのは多分あるべきだと思っております。
その中の(5)の中に、高齢者の見守りや道路損傷状況の確認等の副次的な効果というのがあるんですけど、この道路損傷状況の確認というのがちょっとあんまり、これまで戸別収集をやるという中で出てきてこなかったかなとは思うんですけれども、これが実際に収集される方がそこまで見るというか、そういうところも含めてやっていただけるということなんでしょうか、お伺いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 そちらは道路陥没とか、あと何か破損ですとか、そういったところを想定しているんですけれども、一応もう収集事業者には、そういった効果も期待していますということを伝えていて、そこはきちんとできる範囲で対応するとおっしゃっていただいております。
あと、ほかの市町村で、収集ですね、実際やっている中で、こういったものを発見するケースもあると聞いておりますので、可能だと判断しております。
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○日向副委員長 日々この道路損傷という、かなり市内全域で、各議員もあると思いますし、市役所にもいろいろ連絡があると思いますので、やっぱりこの全域である中でこういったところまで確認をしてもらえるというのはありがたいことではありますし、やっぱりこれを書くということは、実際それを収集業者にもお願いしていかなきゃいけないところではございますので、なかなか収集をする中で、要はよっぽど大きなところは見れるでしょうけど、なかなか細かい側溝の何だとかというのは難しいのかなとは思うんですけど、やっぱりそこも見ていただけるというところをこれ、出すということですので、ぜひそこは業者の方にもきちんと説明していただいて、丁寧にやっていただきたいなと思っております。
あともう1点が、紙の資料です。19ページになるんですけど、今後のスケジュールのところで、令和8年4月に対象地区全市に拡大とあって、令和9年以降、状況に応じて、戸別収集品目拡大を検討とあります。今後のことで、スケジュールだとは思うんですけれども、これまでやっぱりこの品目拡大というのは市もいろいろ考えていただいて、代表質問でも容器包装プラスチックも含めて検討とあったんですけど、それはもう令和9年以降に検討って書いてあると、そこから検討になってしまうのかなと思うので、その検討段階をもう少し早めていただきたいなと思うんですけど、これについてどのようにお考えかお伺いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 こちらはすみません、令和9年以降に検討を始めるというような意味合いではなく、今現在も実は少しずつでございますが、検討は開始しているところでして、実際に燃やすごみ以外の品目のデータ収集というものも順次進めているところになります。ただ、ちょっと今のところでいきますと、品目は容器包装プラスチックをまず優先と考えていますが、それが拡大できるのは令和9年度以降かなというところで、すみません、ちょっとここは書き方が御指摘のとおりちょっと分かりづらかったのかなと思います。
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○日向副委員長 結構この計画の中にも神奈川県内の実施状況等も書かれている中で、かなりいろんな品目を収集するような自治体も出てきておりますので、ぜひそういったところも含めて品目拡大を検討していただいていると思いますので、クリーンステーション収集を残していただきたいという地区もあるのはもちろん、それはあるとは思うんですけれども、やっぱり市として実施をしていくということでございましたら、なるべくこのクリーンステーションをなくしていくような運営にしていっていただきたいなと思いますので、ぜひそこは引き続き検討して、拡大も含めて対応していただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 燃やすごみの戸別収集、収集しながらですけれども、継続してほかの品目の拡大というものもきちんとやっていきたいと思っております。
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○武野委員長 休憩に入る前にちょっと私も1つよろしいですか。
先ほど日向副委員長が言った道路の損傷状況の確認、これは空洞調査のような立派な機械を入れてではなく、目視という形でと思うんですけどね。ここにもあった、あそこにもあったって、鎌倉市の今の状況ってそうですよね。かなり傷んでいます。それが集中的に報告された後、道路課ないし作業センターは、パンクするんじゃないかなというところで、何か意思統一されていることってありますか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 まだ意思統一というところまでは至っていない状況でございます。ただ、きちんと把握できたところはお伝えしてというところで考えております。
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○武野委員長 同じ市役所内の職員同士なんでね。職員数適正化計画が今後変わっていくことの一つのきっかけにもなる話で、今回作業センターも職員を募集して、来ないらしいですけど、なかなかね。でも会計年度ですけどね、募集している、それぐらい本当にね、今本当に大変だという中に、ごみのところでこういう契約をされて困ったなって逆にね、そんなことするんじゃねえよって言われないようにしなきゃいけないことで、本来は作業センターがきちんと人員を確保するべきで、そういうことをそちらからもね、何か言わなきゃいけないんじゃないかなと思っているんですけど、どうでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 ちょっと人員のところはあれなんですけれども、我々としましては収集の中で発見したものを確実に伝えるというところですね。そこまではきちんとやっていきたいと思います。
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○武野委員長 受けたほうは困るでしょうね。今の段階だとね。分かりました。ありがとうございます。
ほかに御質疑はよろしいですね。これで終了してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
報告について了承かどうかの確認をしたいと思いますが、了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
環境部職員入替えのため暫時休憩いたします。
(14時37分休憩 14時48分再開)
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○武野委員長 それでは再開いたします。
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○武野委員長 新年度議案、日程第9「議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いします。
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○竹之内環境政策課担当課長 日程第9議案第89号令和7年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分について説明いたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、102ページから105ページを、予算事項別明細書の内容説明は、203ページから206ページを御覧ください。
第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は9億6330万4000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、環境運営事業として、一般廃棄物処理施設建設基金への利子積立金などを、廃棄物処理施設のマネジメント事業として、生活環境整備審議会委員報酬などを、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境総務担当、ごみ減量対策課、環境施設課、環境センターの職員の人件費を、会計年度任用職員給与費として、環境政策課、ごみ減量対策課、環境センターの会計年度任用職員の人件費を計上いたしました。
内容説明は、207ページから221ページを御覧ください。
第10目じん芥処理費は52億699万7000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、ごみ収集事業として、資源物やごみの収集運搬業務委託料、粗大ごみ収集電話受付業務委託料、一般廃棄物指定収集袋作製業務委託料などを、戸別収集事業として、燃やすごみ戸別収集業務委託料、戸別収集コンサルティング業務委託料などを、ごみ資源化事業として、容器包装プラスチック中間処理業務委託料、植木剪定材資源化等業務委託料、積替用地等土地賃借料などを、3R推進事業として、燃やすごみ組成調査業務委託料、生ごみ処理機購入費補助金などを、廃棄物処理施設推進事業として、名越中継施設整備業務委託料、一般廃棄物運搬及び焼却処理等業務委託料などを、最終処分事業として、最終処分場精密水質等検査業務手数料などを、ごみ処理広域化計画推進事業として、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会に係る消耗品費を、名越・今泉両クリーンセンターの管理運営事業として、光熱水費、施設の維持修繕料、今泉クリーンセンターの搬出施設運転委託料などを、環境センター収集事業として、収集車両の燃料費、修繕料などを、笛田リサイクルセンター管理運営事業として、光熱水費、施設の維持修繕料、資源物選別処理等業務委託料、運転保守管理等業務委託料などを計上いたしました。
予算説明書は107ページにかけまして、内容説明は、222ページから223ページを御覧ください。
第15目し尿処理費は5965万7000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、し尿収集事業として、し尿収集運搬及び手数料徴収業務委託料などを、深沢クリーンセンター管理運営事業として、光熱水費、施設の維持修繕料、し尿等受入施設管理業務委託料などを計上いたしました。
内容説明は、224ページから230ページを御覧ください。
第15項環境対策費、第5目環境対策管理費は3億4201万6000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、公害等対策事業として、地盤沈下精密水準測量業務委託料、自動車騒音常時監視調査業務委託料などを、まちの美化推進事業として、公衆トイレの光熱水費や清掃等業務委託料、路上喫煙防止巡回啓発等業務委託料、屋内型喫煙所維持管理補助金などを、海岸清掃事業として、公益財団法人かながわ海岸美化財団への清掃事業費負担金を、次代に向けたエネルギー・環境対策の推進に係る経費は、環境基本計画等推進事業として、住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等設置費補助金、重点対策加速化事業補助金などを、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境政策エネルギー担当及び環境保全課の職員の人件費を、会計年度任用職員給与費として、環境政策課及び環境保全課の会計年度任用職員の人件費を計上いたしました。
予算説明書は、108ページから109ページを、内容説明は、231ページから233ページを御覧ください。
第10目環境衛生費は3423万円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、衛生・害虫駆除事業として、スズメバチの巣駆除費補助金などを、動物愛護推進事業として、犬の登録・注射促進協力等業務委託料、飼い猫に対する不妊や去勢手術に対する補助金などを、鳥獣保護管理対策事業として、有害鳥獣駆除等業務委託料、特定外来生物防除等業務委託料などを計上いたしました。
予算説明書は、132ページから135ページを、内容説明は、308ページを御覧ください。
第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は15億8927万3000円のうち、環境部所管部分は45万8000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、海浜保全事業として、サーフ90ライフセービング事業負担金などを計上いたしました。
議案集(その2)の12ページを、予算説明書は、175ページを御覧ください。
第2条、継続費につきましては、名越中継施設法面整備事業を計上しました。
年割額については第2表及び調書のとおりです。
議案集(その2)の16ページを、予算説明書は、188ページから189ページを御覧ください。
第3条、債務負担行為について説明いたします。
指定収集袋作成業務委託事業費ほか10件は、それぞれ第3表及び調書のとおり、債務負担行為の設定をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○藤本委員 208ページの戸別収集事業の中の市民向けアンケート調査についてなんですが、どんなアンケートか、もし何か決まっていれば教えていただきたい。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 市民向けアンケートなんですけれども、令和7年4月から先行地区の収集開始後に、先行地区の住民おおよそ2,000人ぐらいを対象に、20問程度の戸別収集に関するアンケートを実施する予定でおります。
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○藤本委員 それの内容はもう決まっていますか。決まっていたら教えていただきたいです。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 そちらにつきましては、実は以前鎌倉市のモデル事業を実施しているんですけれども、そのときにも、ごみ出しが楽になったかとか、あとはカラスの被害が減ったかですとか、あと地域のコミュニケーションに変化があったかどうか、あとはポイ捨てですとか、不法投棄が減ったですとか、そういったところを、先行地区で御経験された方にお伺いするというような内容を予定しております。
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○藤本委員 2,000は不作為に、郵送か何かなんですかね。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 一応御案内は郵送で、先行地区である程度均等に行くような形で2,000人ぐらいの形を想定しております。回答自体は返信用の封筒ですとか、ウェブで御回答いただくですとか、そういったところを予定しております。
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○藤本委員 そのアンケート結果はいつまとめられて、報告いただける予定でしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 アンケートの結果なんですけれども、なるべく早くにとは予定しているんですけれども、恐らく11月ぐらいにならないとアンケート、正式な成果物が出てこないんじゃないかと。事業者との調整の中ではそういったところが出ております。
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○日向副委員長 203ページの環境運営事業のところで、基金の新設、新規積立だと思うんですけれども、今現在、令和6年3月31日現在だと16億5500万幾つと出てはいるんですけれども、今後これ、これまでは多分結構基金に積み立てる額が多かったと思うんですけれども、今回は100万円、このぐらいの額だということなんですけれども、今後これ、どういった形で基金というものは上積みしていって、どういった形で使っていくのか、もしくは、令和7年度考えがあるんでしたら教えていただけますでしょうか。
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○竹之内環境政策課担当課長 副委員長御指摘のとおり基金の積立額につきましては、令和6年度に比べますと令和7年度、大きく、少ない金額になっております。既に御指摘のとおり16億円以上積立を済ませておりまして、令和7年度から名越の中継施設に関しまして、初めてこの基金の取崩しが始まることになっています。名越の中継施設に関して取り崩す総額を考えましても、十分な金額の積立てが今できているところでございます。
今後につきましても、今後の施設の整備の検討状況を踏まえながら、適切に積立てを続けていきたいと思っております。
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○日向副委員長 今回、多分戸別収集等でも経費がかかるという中で、この有料袋の手数料収入をどういったものに使途で使うかというところでやっている中で、残ったというか、その部分で基金に積み立てるということだと思うんですけど、ぜひそういった形で中継施設ができて、また今後さらにいろんな施設もできるかもしれませんというか、あれなんですけれども、そういった部分で基金というのはある程度ためるのはいいんですが、使っていくという部分も必然的にやっていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
あとすみません、もう1点だけ申し訳ないんですけど、227ページのところの海岸清掃事業のところで、このかながわ海岸美化財団に神奈川県内の沿岸の自治体が負担金という形で清掃等していただいていると思うんですけど、これ鎌倉市としての範囲は市内全域の海岸をボランティアのごみの収集であったり清掃だったりしていただいているという認識でよろしいんでしょうか。
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○環境保全課長 かながわ美化財団に清掃活動していただいているのは、鎌倉に限らず自然海岸というところになります。ですので、漁港区域とかの人工物があるところは対象外になります。
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○日向副委員長 そうしますと、鎌倉市に置き換えますと漁港区域のところは除く、ほかの範囲はやっていただいているという認識でよろしいんですかね。
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○環境保全課長 はい、そのとおりでございます。
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○日向副委員長 清掃業務ということでやっていただいている中で、例えばボランティアというか、そういった方々が、事前に美化財団等にお話をして収集して、またそのごみを回収していただくという取組もやっていただいているんですけど、その回収作業も含めて、この漁港の範囲以外のところはやってもらえるという認識でよろしいですか。
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○環境保全課長 はい、そのとおりでございます。ただ、ごみの回収、非常に鎌倉は特にボランティアの方、多くの方がやっていただいております。やっていただいたごみを回収するポイントは、ある程度指定をさせていただいております。車で横づけしてぱっと回収できないと、134号線も非常に車の通りが多いところですので、車を止めて収集員がぱっと回収できるところという、ちょっと条件がついてくるので、ある程度指定されたポイントにボランティアの方が集めていただいたごみを置いてくださいとお願いをしています。
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○日向副委員長 多分、いろんなところにポンと置かれちゃうと困るのかなというのはあるので、そういった指定したポイントがあるのは重々理解はしているんですけど、そのポイントを例えばもう少し増やしたりとか、そういったものというのは、鎌倉市から何か伝えることはできるのでしょうか。
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○環境保全課長 以前からそのようなお問合せというのは結構いただいています。ボランティアでやっていただけているので、なるべくポイントを増やしたいところなんですけれども、今かながわ海岸美化財団と何度もお話し合いさせてもらっている結果、一番増やしている状態が今と回答いただいております。これ以上はちょっと現実的には難しいと言われています。
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○日向副委員長 やっぱりポイント、ポイントでどうしても距離が離れていたりとか、そういったところでなかなか収集していただけないかというような声も聞いていたので、ちょっと質問させていただいたんですけれども、今現状では取れる、その範囲として市が協議している中では取っていただいていて、それ以上増やすのは難しいというところだと今、理解はするんですけど、そういったことで今後増やすというようなことは、予算等が出てくるのかなと思うんですけど、お考えとしてはあるのか、ないか、ちょっとお伺いだけさせていただいてよろしいでしょうか。
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○環境保全課長 我々も現場に何度も行きまして、かながわ海岸美化財団の職員の方ともできるところを検討している中で今、このような状況でちょっと難しいよねって、御要望は分かるし、ぜひやりたいところだけど、現実的にはできないよねというのが今の状況なので、逆に、もっとここならこうやってというのがあれば、お話を伺いたいんですけど、以前市民の方からここら辺でと御希望いただいたところは、そこはやっぱり無理だという結論に至っています。
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○武野委員長 ほかに質疑はよろしいですか。
(「なし」の声あり)
では質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認したいと思います。ありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
環境部職員退室のため暫時休憩をいたします。
(15時07分休憩 15時09分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第10その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から報告をお願いします。
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○事務局 さきの12月定例会におきまして閉会中継続審査となっている案件が3件ございます。こちらの取扱いについて御協議をお願いいたします。
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○武野委員長 いかがしましょうか。
引き続き継続ということでよろしいですね。
(「はい」の声あり)
では、3件とも引き続き継続ということで確認いたしました。
それから事務局からお願いします。
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○事務局 ただいま継続審査とすることを確認いただきました3件と、本日継続審査と確認された陳情第65号、69号の計5件について最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 今の報告で確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○武野委員長 日程第10その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局お願いします。
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○事務局 次回委員会の開催ですが、3月6日(木)、13時30分、議会第2委員会室において開催することでよろしいか、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 3月6日(木)、13時30分、議会第2委員会室でということで確認いたしました。
これで、本日の委員会の審査の全ての日程が終わりましたので、閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和7年(2025年)2月26日
市民環境常任委員長
委 員
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