○議事日程
市民環境常任委員会会議録
〇日時
令和6年(2024年)9月12日(木) 9時30分開会 15時42分閉会(会議時間4時間33分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
武野委員長、日向副委員長、くり林、出田、藤本、児玉の各委員及び長嶋議員、くりはら議員
〇理事者側出席者
上林公的不動産活用課担当課長、永野市民防災部長、瀧澤市民防災部次長兼地域のつながり課長、末次市民防災部次長兼総合防災課担当課長、森(啓)市民防災部次長兼観光課長、築地総合防災課担当課長、柳町市民課長、加藤環境部長、千田(純)環境部次長兼環境政策課担当課長、不破環境部次長兼環境施設課長、和田環境部次長兼環境センター担当課長、竹之内環境政策課担当課長、中澤ごみ減量対策課担当課長、実方ごみ減量対策課担当課長兼環境センター担当課長、牧野環境保全課長、月花環境センター担当課長兼環境施設課長、秋山道路課長、?木(守)消防長、小玉消防本部次長兼消防総務課長、高橋(浩)鎌倉消防署長、森(裕)大船消防署長
〇陳情趣旨説明者
石田美智子
〇議会事務局出席者
茶木局長、赤原担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち消防本部所管部分
2 議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち市民防災部所管部分
3 報告事項
(1)防災対策の取組状況について
(2)令和6年度海水浴場の開設結果について
4 議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち環境部所管部分
5 報告事項
(1)鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(地域脱炭素化促進事業編)策定に向けた取組状況等について
(2)ごみ処理施策等の進捗状況について
(3)戸別収集の進捗状況について
6 陳情第22号ごみ処理について最善の方法を考えることを求める陳情
7 その他
(1)当委員会の行政視察について
(2)継続審査案件について
(3)次回委員会の開催について
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○武野委員長 おはようございます。
ただいまから、市民環境常任委員会を開会いたします。
最初に会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。藤本あさこ委員にお願いいたします。
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○武野委員長 本日の審査日程を確認したいと思います。既に配信しているとおりでよろしいでしょうか。
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○出田委員 職員の同席をお願いします。日程第5報告事項(2)ごみ処理施策等の進捗状況についての資料4の説明時に、今泉一丁目9の枝木の伐採及び今泉小学校入り口交差点付近の歩行者の安全確保について確認をさせていただきたいと思っておりますので、道路課の職員の同席をお願いします。
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○武野委員長 道路のごみ処理施設までの通行の関係だと思いますけれど、皆さんよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○事務局 今、御発議いただきました道路課職員の出席につきましては、確認させていただきまして、後ほど御報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 次に、議会運営について申し上げます。
令和6年5月29日開催の議会運営委員会において、委員会を開催する際は、暫定的な取扱いとして常時窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については気候などを考慮し休憩中にとどめるなど適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員及び請願・陳情の趣旨説明者の発言は、着席したまま行うことが確認されております。
以上のとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○武野委員長 陳情提出者の趣旨説明について、事務局からお願いします。
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○事務局 日程第6陳情第22号ごみ処理について最善の方法を考えることを求める陳情については、陳情提出者から趣旨説明を行いたい旨の申出があることから、議会基本条例第6条第6項の規定に基づき、説明を聴取することを報告いたします。
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○武野委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
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○武野委員長 次に、所管外職員の入室について、事務局からお願いします。
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○事務局 日程第1議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち、消防本部所管部分については、所管外職員として公的不動産活用課職員が入室することについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、審査に入りたいと思います。お手元の日程を御覧ください。
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○武野委員長 日程第1「議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち消防本部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○小玉消防本部次長 日程第1議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち消防本部所管部分について説明いたします。
議案集(その1)は30ページ、令和6年度鎌倉市補正予算に関する説明書は20ページを御覧ください。
初めに、歳出について説明いたします。第50款第5項消防費、第15目消防施設費は1617万1000円の増額で、消防施設整備事業は、鎌倉消防署及び浄明寺出張所の統合整備のため、消防施設整備候補地の公有財産購入について、不動産価格上昇に伴い、その経費を追加しようとするものです
次に、歳入について説明いたします。議案集(その1)は29ページ、補正予算説明書は8ページを御覧ください。
第90款第5項市債、第45目消防債は1210万円の追加で、歳出で説明いたしました事業費に対する消防施設整備事業債の追加をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
次に、総務常任委員会への送付意見の有無を確認したいと思います。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたしました。
消防本部職員、所管外職員の退出、市民防災部職員の入室のため、暫時休憩いたします。
(9時36分休憩 9時38分再開)
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○武野委員長 再開をいたします。
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○武野委員長 次に、日程第2「議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち市民防災部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○瀧澤市民防災部次長 日程第2議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち市民防災部所管部分について、説明いたします。
令和6年度鎌倉市補正予算に関する説明書一般会計補正予算(第4号)の10ページを御覧ください。
第10款総務費、第15項第5目戸籍住民基本台帳費は92万4000円の増額で、戸籍情報総合システムを改修する委託料の増額を行うものです。これは、戸籍の記載事項に氏名の振り仮名を追加するための作業の一環として、戸籍に記載する予定の氏名の振り仮名の通知を行うために必要な機能の改修を行うものです。
次に、歳入について説明いたします。戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページを御覧ください。
第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第5目総務費補助金、社会保障・税番号制度システム整備費補助金は92万4000円の増額で、戸籍情報総合システム改修委託料に係る補助金の追加を行うものです。
以上で説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認したいと思います。
総務常任委員会への送付意見の有無もなしでよろしいですか。
(「なし」の声あり)
次の日程に移ります。
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○武野委員長 日程第3報告事項(1)「防災対策の取組状況について」原局からの報告をお願いいたします。
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○末次市民防災部次長 日程第3報告事項(1)防災対策の取組状況について、報告をいたします。
市民の安全安心を脅かす自然災害は、地震、津波だけでなく、近年頻発化・激甚化している風水害や土砂災害、高潮など多岐にわたり、災害への備えは、引き続き重要課題として取組を進める必要があります。
本日は、令和6年度の防災対策におけるこれまでの主要な取組と、今後の方向性について報告をいたします。
それでは、事業ごとの報告に入ります。資料を御覧ください。
まず、1、災害時広報事業ですが、災害時の情報提供及び情報伝達体制の強化を図るとともに、様々な媒体を活用した情報提供により、防災・減災を図るために実施している事業が主なものとなります。
防災情報提供の柱である防災行政用無線の適切な運用を図るとともに、防災・安全情報システムによるメール配信業務などの運用や、新たな情報伝達手段の検討を行い、災害時の情報提供体制の充実を図ってまいります。
次に、2、災害対策本部機能強化事業ですが、地震災害の初動対応のため、避難所などに参集する職員について、配置の見直しを行いました。あわせて、避難所配置職員による避難所となる学校への現地確認を実施し、5月に職員参集訓練を行い、災害時の初動体制を確認したところです。
今後も、突発的な災害発生に備えて災害対策本部の機能充実を図り、初動対応に万全を期してまいります。
次に、3、避難対策推進事業ですが、地震、津波などの災害発生時における迅速かつ安全な避難行動により、人的被害の軽減を図るとともに、帰宅困難者を含めた避難者への対応、また、避難行動要支援者への対応など、事業内容は幅広いものとなっています。
津波避難対策について、新たな津波避難誘導標識の設置に向けた地元調整などを行っているほか、材木座たぶのき公園における津波避難路の再整備に向けた取組を進めており、引き続き当該事業を進めてまいります。
また、災害時の情報収集方法の紹介やハザードマップ、マイ・タイムラインを活用した避難行動の確認、家庭での備蓄など、災害への備えについて「広報かまくら」8月号に掲載し、市民周知を図りました。
避難所の運営に関して、引き続き災害備蓄品の整備を進めるほか、令和5年度に作成した「ペット同行避難ガイドライン」の概要版のリーフレットを作成しており、今後機会を捉え、広く周知を図ります。
避難行動要支援者対策では、避難行動要支援者支援システムの更新を進めており、避難行動要支援者対策の充実などに取り組みます。
次に、4、防災活動事業ですが、これまでと同様、自主防災組織の育成支援に取り組んできたところです。今後も地域の皆様とのさらなる連携により、自助、共助の意識醸成と地域防災力の向上を図ってまいります。
令和6年7月に自主防災活動育成費補助金の補助要綱を改正し、自主防災組織に属する市民が防災士資格を取得した際に要した経費を補助対象として追加しました。
また、令和4年度から取り組んでいる「鎌倉防災リーダーオンライン研修」について、令和6年度は研修のさらなる充実を図るため、研修内容の一部変更を行っています。現在その作業を進めており、今後効果的な研修につなげてまいります。
次に、5、その他の事業として、令和6年度における各種訓練等の状況について申し上げます。
これまで、職員参集訓練、海水浴場等津波避難訓練を実施してまいりました。今後の予定としては、11月2日(土)に沿岸部一斉津波避難訓練を、その後、災害対応図上訓練を実施する予定です。このほか地域における訓練も予定されています。
今後も機会を捉えて防災意識の啓発を進め、地域と連携した防災対策の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
防災対策につきましては、市民の皆様の関心も高く、様々な御意見や御提案が寄せられております。国・県の動向を注視し、関係機関と連携しながら対策を進めてまいります。
今後も、自助、共助、公助の役割分担と連携を踏まえ、第4期基本計画の目標の一つである災害に強い安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
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○児玉委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。
幾つか質問、確認をさせていただきたいんですけれども、これは個別で市民相談とかもさせていただいているんですけれども、1番の災害時広報事業のところで、今後の方針のところにも書いてあるんですけれども、防災行政用無線の対策の推進、補完対策ということでありまして、一部の地域の御高齢の方から、ちょっと防災無線が聞き取りづらいのでボリュームを上げるか、もしくは今設定している場所をちょっとずらすとか、そういうことはできませんでしょうかという相談が何件かありました。その後、風向きもあると思うんですけれども、前より聞こえやすくなりました、ありがとうございましたというそういう声もあったんですけれども、その辺の現在の防災無線の対策というか、対応をどうされているか確認させてください。
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○末次市民防災部次長 防災行政用無線については、季節によってですけれども、毎日16時半もしくは17時に夕焼け小焼けのメロディーを流しています。あれは定時試験の意味も含めて流しておりまして、防災行政用無線が例えば聞こえにくいですとか、突然聞こえなくなったなどの市民の御意見などもいただくことがございます。そういった場合は保守業者などを通じて故障対応をしているところもございます。
また、聞こえにくい、もしくは聞こえないというような場合には、実際現地に行って定例の時間の放送を聞いたりして、聞こえにくい場合は例えばスピーカーの位置を調節するであるとか、またボリュームの調整をするというようなこともございます。
ただ場所的に、鎌倉は谷戸地域が多いということで、あまり音を上げてしまうと今度は反響してしまって何を言っているか分からなくなるというようなところがございますので、適宜調整をしながら、聞こえるような環境整備ということに努めたいと思っています。
ただ、委員おっしゃったような気象状況等についても、音が伝わりやすい、伝わりにくいということがございますので、併せて補完対策についても充実を図ってまいります。
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○児玉委員 前も個別に相談させてもらったときに、簡単に場所をころころ変えるとかそういうことはもちろんできないと思うんですけれども、もちろん状況によっては新しく笛田の市営住宅もできたということもありますし、その辺の周辺の環境も変わっているというところもありますので、そこは適宜柔軟にできるところは柔軟にやっていただきたいと思うんですけれど、その辺はいかがでしょうか。
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○末次市民防災部次長 失礼しました。場所の移転については、例えば今現在設置をしている民有地などが、例えば開発とかでその場に残置ができないというような場合については、近くの場所で設置できるかどうかを検討して設置をしています。
ただ、今の市の考え方としては、基本的には今151基スピーカーがありますけれども、そこで全体をカバーしているとの考えですので、増設をするという考えはありませんけれども、適宜場所については、音が聞こえないから移設するというよりは、そこの場所が使えないから移設するということで過去移設してきた経緯がございます。
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○児玉委員 よろしくお願いしたいと思います。
あと、その下のイのところで、公衆無線LANシステム機器更改とありますが、これは具体的にどういうことでしょうか。
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○末次市民防災部次長 今、公衆無線LANとしてKamakura Free Wi−Fiを使えるような形で公共施設に置いてあるんですけれども、ここに置いてある機械が期限を過ぎているということで、入替えを行っているということになります。あわせて、そのシステムも入れ替えるということで実施しているものです。
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○児玉委員 これも個別で相談したこともあると思うんですけれど、今年の花火大会のときに16万人の人が来たということもあって、当然のことというか、その瞬間だけだったと思うんですけれども、海沿いというかあの一帯がなかなか通信状況が悪くなったというようなこともある中で、その辺の対策をどうするかというのは防災関連の形になると思うんですけれども、その辺の対策は今後どう考えていらっしゃいますでしょうか。
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○末次市民防災部次長 今、市で整備をしているのは、避難所となる場所、また各支所など公共施設に限った形で設置を、総合防災課ではしています。今後Wi−Fi環境の整備については、これは市全体として考えることだと思いますけれども、今、事業者から様々な提案もされているところではありますので、有効な手段があって災害時に利用できるということであれば、それも含めて検討していく余地はあるのかなとは思いますけれども、今、具体にこういった形で対策していくというような施策はありませんけれども、その辺はアンテナを張って、この辺りの災害時の通信手段の確保について、また取り組んでいきたいとは考えております。
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○児玉委員 お願いいたします。災害は本当にいつ起こるか分からないことがありますので、今、何もないこのときに早めに準備というか、対策をしていただきたいなと思いますのでお願いします。
もう一つは、避難対策推進事業の中で、ペット同行避難ガイドライン作成ということで、これは今年の3月に市のホームページにも公開していただきまして、これは非常に市民の方からも反響がかなり多くて、言い方はちょっとあれですけれども、非常によくできていると。内容も非常に充実しているということで、ある専門の方からもそういう講評というか、声がかなりありました。
ただ、このガイドラインができたからそれで安心というわけではもちろんありませんので、ただこれは大きな一歩だなと思いますし、また今月中にはペット防災セミナーも初めて開催されるということで、しかもそれが2日で定員オーバーしてしまったというぐらい、かなりやはり鎌倉においては犬を飼われている方も多いですし、ペットの避難、ペット防災に関してはかなり関心が高いんだなということを改めて感じましたけれども、このガイドライン、今後様々なバージョンアップというか都度していくと思うんですけれども、その辺の考え方をもう一度確認させてください。
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○末次市民防災部次長 今、委員御紹介のあったペット同行避難ガイドラインについては、鎌倉市総合防災課と環境部、それから湘南獣医師会の協力を得て作成をいたしました。また令和6年度については、御紹介の概要版のリーフレットを作成をしております。今後、これの配布も含めて周知を行ってまいりたいと思っております。
今、御紹介あったとおり「ペット防災と犬のしつけセミナー」ということで実施をいたしますけれども、今後ペットを飼われている方への防災の周知というのは繰り返し行っていくと。それからそういった行っていく中で、数々意見等が出てくると思いますし、また新たな国・県の考え方なども反映して、このガイドラインについては適宜見直しを行っていきたいと考えております。
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○児玉委員 お願いします。セミナーに参加する方から、ただ単に申込みをしただけではなくて、その中で既に要望というか意見みたいなものも出ていますし、今回私の知り合いでも参加しようと思ったら既に定員オーバーで参加できませんでしたと。ですので、できれば毎月開催してくださいみたいな、そういう。さすがに私も、さすがに毎月はちょっと無理だと思いますという話はしたんですけれども、それだけ非常に市民からの関心が高いというか、ありますので、ぜひそういう声を柔軟に盛り込むというか反映させるものにどんどんしていってほしいですし、またセミナー開催の後はしっかりまた、過去にもやったと伺っていますけれども、実際の避難訓練が各種ありますけれども、本当に実際のペット同行避難訓練、これもどこかの形で盛り込むとか、そういうこともやってほしいという意見が多分恐らく出ると思いますので、そのセミナーのときに。なのでその辺も年に1回、2回は必ず何かしらの形でやるよということを検討していただきたいなと思うんですけれど、その辺はいかがでしょうか。
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○末次市民防災部次長 先般の能登半島の地震においても、避難所でのペットの課題というのが出たとは認識しています。ようやく本市もガイドラインを作成して、ペットに関する防災のところが進み始めたというところでございます。また、委員おっしゃるようにセミナー、それから今後の何らか市の訓練などを通じて、課題やまた決めておくべきことということの準備を進めてまいりたいと考えております。
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○児玉委員 ぜひお願いします。ペット同行避難というのは、ペット同行避難、同伴避難、最近では同伴避難と同じ意味合いなのかなと思うんですけれど、同室避難というのが結構聞かれるようになってきまして、数か月前に小田原市でもペット同室避難の取組ということを結構大々的にやられているという行政もありますので、その辺は市民の声もありますので、引き続き検討して進んでいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○藤本委員 おはようございます。よろしくお願いします。
5点質問があるんですけれども、ちょっと簡単なので、お願いします。
まず、防災士の資格の補助開始が始まるということなんですけれども、これによってどれぐらい資格を取られる方が増えそうと見込まれているか、教えていただきたいです。
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○末次市民防災部次長 令和6年度から、自主防災組織に所属している方が防災士の資格を取得した際に、そのかかった費用の3分の1を補助すると、上限2万円という補助制度を始めました。予算規模でいうと30名ということで予定をしてございます。また、増えた場合はその都度適宜対応していくこととなりますけれども、なるべく各自主防災組織に防災士の資格を持った方がいて、地域の防災活動をしていただくというような形になればいいなと期待して、こういった要綱改正を行ったところです。
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○藤本委員 防災士の男女というか、やっぱりどうなんでしょうね。女性の防災士も増えてほしいなと思うので、そういう何か取組もあればお願いしたいんですけれど、何かありますか。
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○末次市民防災部次長 今回の要綱改正の中で、特段女性をということでうたってはいないんですけれども、鎌倉防災リーダーオンライン研修という事業の中で、今、内容を見直しているところなんですけれども、実際の避難所運営とか、平時の地域の防災活動、そういったことに女性が参加するというようなこと、要は多様性のある方々が参加するということが必要だということも内容の中にうたっております。
やっぱり防災士の資格取得が一つきっかけになるかもしれませんけれども、平時の地域活動などを通じて防災につながっていくものだと思いますので、そういった取組を続けながら、女性が災害時の活動に関わっていただけるような環境づくりということに努めてまいりたいと思います。
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○藤本委員 お願いします。
次の質問で、まさに鎌倉防災リーダーオンライン研修実施のところで触れようと思ったんですけれど、既にお答えいただいたので大丈夫です。鎌倉リーダーオンライン研修の参加者の男女比率、今のところはそんなに偏りはないということですけれども、実際現場で回せる女性の防災リーダーが生まれるかというのは確かに日々の活動からの延長だと思うので、まさにお答えいただいたので、よろしくお願いします。
次の質問なんですが、実施済みの訓練の中に海浜公園水泳プールでの実施の訓練についても記載があります。坂ノ下にある海浜公園水泳プールからの避難について、私たちも一度この夏前に体験させていただいたんですけれども、やはり津波が来るまでの間に、高いところまで逃げ切れるのかというちょっと不安が残ったというのが感想でした。
実際にこのプールの避難訓練に参加された方々からの反応ですとか、あるいはもし不安の声があったなどあれば教えていただきたいです。
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○末次市民防災部次長 海水浴場津波避難訓練と同時に、海浜公園水泳プールの避難訓練も行いました。避難は実際にはスポーツ課で実施をしておりまして、特に何か課題の意見があったというのは総合防災課では把握はしておりませんで、実際には円滑に避難が行われたということで報告は受けているんですけれども、やっぱり場所的に坂ノ下というのは避難の高い建物が非常に少ない場所でもありますし、崖を背負っているということで、津波の避難への課題が多い場所だとは認識しています。
いざ、例えば地震が起きたときに、すぐ行動を取れるような形で、日頃から指定管理者を含めて訓練していただくということが重要だと思いますし、また、利用される方への周知、津波のリスク等の周知も重要だとは認識しています。
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○藤本委員 確かに坂ノ下のプールは、海浜公園水泳プールは場所的に確かにいろんなリスクがあることは理解しているんですけれども、避難訓練を1回してみると、私も感想としてはどれくらい避難が難しいことなのかというのが結構分かる。津波が来たら危ないよねというイメージはありますが、実際にはここに逃げるために平行移動の時間もあったね、みたいな感想もあって、すごく焦ってしまうんじゃないかなとか、すごく実感することができました。
その避難訓練の後に、南海トラフの注意週間みたいなのもあって、ちょっと私自身プールに行っていいのかなと迷ってしまうこともありました。なので、本当にリスクを把握しておくということはそうなんですけれども、やはり市民の皆様、実際に歩いてみたり、出る場所を確認して、その危険性というのを把握していただける部分もあるかと思うので、もしこれが今はこの夏のときに1回実施していただいたと思うんですけれども、ちょっとそこは手厚くというか、より厚い何か注意を促すものをやってもらいたいと思います。
そのまま次の質問に行ってしまうんですけれど、避難訓練の在り方の中で、私が一つ沖縄県の那覇市の避難訓練がすごくいいなと思ったんですけれども、それは市のLINEの中で、期間が決まった中で突然LINEが届いて、そこから避難訓練をするという突然避難訓練みたいなものがありました。市のLINEから8月とか9月の例えば2か月ぐらいに、私も以前視察に行ったときに沖縄市のLINEを登録していて、そのまま登録していたんですけれども、登録すると、この期間で突然LINEが来るのでそうしたら対応してくださいというものなんですね。
先週ぐらいに私にもLINEが来まして、私は沖縄にいなかったんですけれども、今地震が起きましたといって、今どこにいますかで場合分けされていて、家にいる、外にいる、職場にいるとなっていて、選ぶと次の対応が出るわけです。机に隠れる、何とかと出てきて、選択していくというものなんですね、訓練が。机の下に隠れてください、対応ができたら次のボタン押してくださいみたいな感じで、実際に避難訓練をするというものになっていました。
そのときに、いつもやっていることなんですけれど、結構イラストとか絵としてこういうものに注意してくださいというのがすごく出てくるわけですね。対応して最後には自分のいる場所を選択して、そのときの避難所をばっと一覧で出して、避難所というか広域避難所とかを出してくれていて、私は本当に何回も言いますけれど、沖縄にいなかったんですけれども、想定として例えば海の近くにいたときというのを押すと、何々小学校と何々小学校が避難所ですと、マップが出るみたいなものでした。すごく避難訓練は実際に場所に行ったりとか、日付が決まっていたりするので、なかなか参加が難しいだったり、情報が行き届かないといういろんな課題がまだまだあると思うんですけれども、鎌倉市が利用するにはすごくいいんじゃないかなと思いました。
これは観光客の方でも利用していただけるというのはすごく利点だと思っていて、私のように那覇市の地形とか、学校の名前とかを知らない身でも、ここにいたらこのエリアが高台なんだとか理解することができたので、鎌倉市でもすごくいいかなと思いました。
ちなみにこれに参加すると、地域のコンビニエンスストアで沖縄そばのカップラーメンと交換できるクーポンがもらえるというのがあって、ちょっと私はもらえなくて残念なんですけれど、鎌倉でもちょっとそういったインセンティブまで用意するかは別としても、この仕組みはすごくいいと思うので、もしやってもらえたらなと思うんですけれども。どうでしょう、ここで聞くのもあれなんですが。
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○末次市民防災部次長 今のLINEを使った訓練ということで、非常に興味深い取組だなと思って話を伺っておりました。もし仮にLINEを使った同じようなことをやろうとするには、市としてLINEを使った避難支援みたいな仕組みをつくっておく必要があるのかなと思っています。この仕組みは、何年か前にAI防災協議会でLINEを使った避難支援の取組というのをやっていたことがありまして、今、委員おっしゃられたように、災害の対応について、それぞれに合わせた情報を発信するというような取組が行われていたこともあります。
市として今やっている訓練というのは、おっしゃるとおり、決められた避難場所に避難をしてみる、実際に避難をしてみるという訓練がメインとなりますけれども、当然土曜日にやっていただきたいとか平日のほうがいいとか、様々意見をいただいているところもありますので、今、LINEの登録者も2万人を超えておりますし、防災メールの登録者も同じく2万人を超えているというようなところがございますので、そういったオンラインを使った何か取組について、できることがあればちょっと検討していきたいなとは思っております。
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○日向副委員長 よろしくお願いいたします。防災行政用無線のところで少しお聞きしたいんですけれども、今、普及、補完対策等いろいろしていただく中で、やっぱり外国人の方が増えてきているこの鎌倉市の中で、防災無線で何を言っているかというところが把握できないという方も多くいらっしゃると思います。そういった方々に対して、もちろん緊急的な例えば地震が起きているとか、津波があってとかは、ある程度何か緊急的なものが起きているんだなという認識はあるのかもしれないですけれど、そういったときに、じゃあどこにどうやって逃げるのか、どうすればいいのかというのが多分分からない方が多くなってしまうのかなと思うんですけれども、そういったときに何か補完する対策といいますか、そういったものは何か考えられているでしょうか。お伺いします。
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○末次市民防災部次長 災害時の情報伝達の中で、日本語の分からない方への情報伝達というのはこれまでの課題として捉えておりますし、補完対策についても取組を進めてきたところでもございます。
1つは、津波警報発表の際には、基本的には国から情報が発信されるJアラートの情報によって放送がされますけれども、それ以外に市が放送する場合には、英語放送も併せて行うということで、緊急避難に備えるという対策をしております。
それから避難所や避難路、避難方向などにつきましては、英語を併記するということを新設の場合は進めています。ただ、外国人の観光客の方も多い場所もございますので、補完対策について有効な手段があれば、積極的に導入していきたいと思っております。
また、観光庁が取り入れておりますSafety tipsというアプリがございます。これはプッシュ情報も送られることになりますので、そういったところの普及なども図っていきたいと考えております。
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○日向副委員長 いろいろ対策していただいているというところでございます。本当に緊急的なものの場合はそういうふうになってやっていただくと思いますけれど、例えばですけれど、そこまで緊急性はないというか、観光客にとってはそこまでというような、防災無線の中でもいろいろあるとは思うんですけれども、ただ、でもそれ自体が鳴っていて、何か言っているというときに、でも周りの方は特に騒いでいないというか、そんなに緊急的ではないような放送に対してに、やっぱり何を言っているかは分からないけれど、どうしていいか分からないという方もいらっしゃるんですけれども、そういった方たちに対して、何かしら例えば今の放送内容はこういった内容ですというのが届けられるような何か補完策みたいなことは考えられているでしょうか。
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○末次市民防災部次長 今、副委員長おっしゃられたような内容については、現在具体的にこれを進めていきますということのアイデアというのは、今のところ持ち合わせてはいないんですけれども、ただやはり様々な方に情報が伝わるようにしておきたいという思いはございます。
特に平時からの情報提供、例えば先般の南海トラフ臨時情報の内容などは、初めて日本に来られる方には何の情報かさっぱり分からないというようなこともございますので、鎌倉を訪れる方に、日本語が分からない方にこういった災害リスクがあるであるとか、こんな情報が出ていますよというような御案内をできるような機会は捉えて実施してまいりたいと考えています。
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○日向副委員長 ぜひよろしくお願いいたします。
あと次に、防災ラジオを以前無償でもともと配布している中で、昨年、2023年10月2日から有償でということになったんですけれども、無償のときはかなり結構いろいろ欲しいという方が、問合せ等があったと思うんですけれども、有償になってからはいかがですか。やはりかなり問合せ等があるのか、お伺いしたいと思います。
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○末次市民防災部次長 防災ラジオについては配布当初から有償で、1台2,000円ということで配布をしてございます。配布当初についてはかなり勢いといいますか、配布の状況もありましたけれども、やはり台風が近づいてくるとかそういった場合には問合せも多くて、いまだに台数としてはそれほど多くはありませんけれども、防災ラジオの問合せ、また有償配布への対応ということを行っているところでございます。
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○日向副委員長 配布当初から有償だったということで、すみませんでした。
配布場所については、昨年10月のときは1日でしたけれども、各支所等で配布等をしていただいたと思うんですけれども、現状は今はやっぱり市役所の市民防災部に来ていただくという形は変わらず続けているということでよろしいでしょうか。
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○末次市民防災部次長 昨年度ですが、支所で配布、土曜、日曜日にかけて配布したという実績がありますけれども、現在は市役所の第3分庁舎で配布を行っております。支所での配布も今後検討していかなきゃいけないかなとは思っておりますけれども、台数も大分限りが出てまいりましたので、今後の展開についてはまた検討してまいりたいと考えております。
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○日向副委員長 台数と、かなりいろんな方が使っていただいているというところで、支所等での配布も併せて検討していただければなと思います。よろしくお願いします。
あと、ちょっとここには書かれてはいないんですけれども、やさしいハザードマップを昨年度作成して、これは小学校とかで防災学習等で活用するということであったと思うんですけれども、かなり子供たちにも読みやすいとなっている分、やっぱりいろんな方が見てもより分かりやすいハザードマップになっているかなと思うんですけれども、これの活用については現状どのようにされているのかお伺いします。
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○末次市民防災部次長 現在、副委員長御紹介のやさしいハザードマップについては、小学校、中学校などへ出前の授業などに行く際に持っていって、それを利用して防災の情報などを伝えているところです。
あわせて、例えば障害をお持ちの方の団体の講話などで配布希望がございましたので、まとめてお渡ししたという経過はございます。
特に窓口で配布しているということではないんですけれども、こういったものがあるよということを周知をして、これの活用についても今後拡大してまいりたいと考えております。
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○日向副委員長 ぜひよろしくお願いします。かなり見て活用したいというか、あると見てという方も多いと思いますので、何か周知していったり、実際にただありますよというよりは、それぞれの方に手に届くような形で何か目につくような場所に置いていただけるとありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
あともう1点だけ、先ほどもあったんですけれども、防災リーダーオンライン研修の見直しというところで、先ほど藤本委員から女性の視点というところで質疑がありました。そこの視点というのも大事だなと思ってはおります。
そこで、これはちょっと今年というか、2月定例会で予算のときにも提案させていただいたんですけれども、先ほど少し外国人の日本語がちょっと、外国籍の市民の方というんですかね、そういった方も鎌倉市はいらっしゃると思いますし、そういった方々がこういった研修を受けることによって、災害時に母国語等で、観光客はもちろんあれなんですけれど、例えば避難所においてもそういった話ができたらなというのが出てくると思うんですけれども、そういった外国人の、外国籍の市民の方向けの防災リーダー研修というんですかね、そういったところに向けての何か見直し内容等に含まれていたらありがたいんですけれど、いかがでしょうか。
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○末次市民防災部次長 令和6年度、今年度実施をいたします防災リーダーオンライン研修の見直しについては、ベースは令和4年度、5年度に行ったものと変わってはいないんですけれども、少し避難所運営であるとか、自主防災組織の活動について、もう少し深掘りしようということで今内容を見直しているところです。
例えば避難所運営では、先ほど御答弁申し上げたんですけれども、避難所の意思決定の場に女性など多様な視点を持った方も参加してほしいというようなこと、それから要配慮者とか外国人への対応、また防犯対策などにも触れたいと思っております。
また、併せて災害時のペット対策などについても、研修の中で触れたいということを考えています。
今現状、実際受講された方の意見を伺うと、内容的にはもっと難しくしてほしいとか、逆にもうちょっと簡単なほうがいいと、様々な意見をいただいています。今後この研修をどう展開していくかというところで、利用者の意見なども聞きながら展開していくところですけれども、例えばやさしい日本語を用いたような、もうちょっと簡単なものにするのか、全て外国語で対応するというのはかなりチェックする我々もなかなか難しいものもございますので、どういう展開にしていくかというのは、ちょっと令和6年度の事業実施を見ながら、今後の展開を考えてまいりたいと考えております。
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○日向副委員長 今後のニーズも踏まえてという形だと思いますけれども、さらなる充実というところでございますので、ぜひ研修内容の見直しをしていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 ほかに御質疑はございませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
それでは、市民防災部職員入退室のために休憩を取らせていただきます。
暫時休憩いたします。
(10時17分休憩 10時18分再開)
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○武野委員長 再開をいたします。
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○武野委員長 次に、日程第3報告事項(2)「令和6年度海水浴場の開設結果について」を議題といたします。
原局から報告をお願いいたします。
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○森(啓)市民防災部次長 日程第3報告事項(2)令和6年度海水浴場の開設結果について、報告いたします。
資料1ページを御覧ください。
「1 海水浴場の開設(1)開設場所、期間及び場所」につきましては、7月1日から9月1日までの63日間、材木座、由比ガ浜、腰越の3海水浴場を開設いたしました。なお、今年の梅雨明けは7月18日でした。
「(2)海水浴客数」につきましては、合計で29万9470人という結果でした。鎌倉花火大会が5年ぶりに開催され、大会当日の海水浴客数が増加したことにより、令和5年度の24万6420人と比較しますと、プラス5万3050人、約21.5%の増加となりましたが、花火大会当日以外の海水浴客数は、昨年と同程度であったと分析しています。
「(3)ソフトボードエリアの利用数」につきましては、令和6年度利用者数は、延べ5,250人でした。当該エリアは令和5年度に新たに設置したエリアですが、広報での周知やスイングバナーの設置等によりエリアの認知度が高まったため、利用者数は令和5年度と比較してプラス763人、約17%の増加となっておりました。
資料2ページに移ります。
「(4)天候」につきましては、令和5年度と同様に全体的に晴天が多かったこともあり、平均気温は31.8度と高く、全63日中53日が真夏日であったことが、海水浴客数に影響を与えた要因の一つであると考えております。
「(5)遊泳表示状況」、「(6)海の家の出店数」につきましては、資料記載のとおりとなります。
「(7)海の家の許可施設数」につきましては、神奈川県鎌倉保健福祉事務所において許可した施設件数を示しております。
資料は3ページに移ります。「2 苦情の状況(1)所管別苦情件数」につきましては、資料記載のとおりです。
苦情の件数は、令和5年度と大きな変化はございませんが、苦情の内容は、主に、海の家のスピーカーの音量や、海の家店舗のたばこに関するものでした。
「(2)110番等取扱い件数」につきましては、令和5年度の52件から31件になっております。
資料は4ページに移りまして、「(3)犯罪発生件数」につきましては、令和5年度の6件からゼロ件になっております。
次に、「3 海水浴場の健全化に向けた取組(1)条例に定める禁止事項の事前周知の徹底」につきましては、令和6年度も引き続き「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例」の周知と徹底を図るため、資料記載のとおり、事前周知に注力して取り組みました。
「(2)委託警備員による注意回数及び延対象人数」につきましては、委託した警備員が、海水浴場開設期間の全日にわたって、海水浴場の巡回警備を行い、海水浴場利用者への注意や呼びかけを行ったものの集計となります。
資料4ページ下段の、令和6年度の表の一番右にございます「3海水浴場計」の欄を御覧ください。
最も注意回数が多かったのが、「飲酒」で、935回注意を行っております。これは令和5年度の2,899回からは3分の1以下となっています。続いて、砂浜での「タバコ」による喫煙行為453回、「入れ墨」等の露出で324回の順となっています。これらの件数も令和5年度からは減少しておりますが、引き続き条例の周知や注意喚起を行い、注意回数の減少に努めてまいります。
また、令和6年度からソフトボードエリアでの危険遊具である使用禁止ボードの声がけと、テント利用者に対する声がけを実施し、件数はそれぞれ9件と61件でした。
令和6年度の海水浴場の風紀の健全化に係る取組を振り返りますと、毎年「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例」の周知を進める中で、注意件数は減少しており、条例の周知が広まっている認識ではございますが、依然として飲酒等の禁止行為について多くの注意を行っている現状です。
令和7年度も、これらの取組を継続しつつ、県や警察等の関係機関や海の家関係者とも連携しながら、誰もが安心して楽しめる海水浴場の実現に向けて取り組んでまいります。
資料は5ページに移ります。「(3)海水浴場隣接住宅地におけるパトロールの実施」につきましては、海水浴場周辺や海水浴場から鎌倉駅や由比ヶ浜駅へ至る住宅地の道路を中心にパトロールを実施しましたが、特段の迷惑行為は見られませんでした。
「(4)ボランティアによるごみ分別回収サポート」につきましては、記載のとおり計19日間実施しております。
次に、「4 ファミリービーチの実現に向けた取組(1)キッズ&ファミリービーチの開設」については、夏休み期間中の休日とお盆期間に、3海水浴場全てで監視体制を充実したお子様連れの優先エリアを設けました。
資料は6ページに移ります。「(2)子ども向け海上遊具の貸し出し」につきましては、令和5年度と同様に材木座海水浴場において無料で貸出しを行いました。
「(3)ライフジャケットの無料貸し出し」については、資料記載のとおりとなります。
次に、「5 由比ガ浜海水浴場におけるブルーフラッグ認証の取得」につきましては、平成28年4月から由比ガ浜海水浴場において継続して認証を取得しており、海水浴場開設期間中におけるブルーフラッグの掲揚を行いました。
「(2)認証に伴う取組事例」として、資料下段に記載してございます。
「身体障害者向けアクセスの充実」につきましては、車椅子利用者が快適に海水浴場を利用できるよう、令和5年度と同様に由比ガ浜監視所に水陸両用の車椅子を配備し、土日祝日に2名の介助要員を配置いたしました。
また、平成30年度から由比ガ浜茶亭組合などの3つの組合が、設置しているボードウオークに接続して、波打ち際まで車椅子などがスムーズに移動できるようにビーチマットを3か所に設置を行っています。
次に、資料の7ページを御覧ください。
「6 水難事故等の状況(1)水難事故の状況」につきましては、令和6年度は該当がございませんでした。
「(2)救護活動の内容」につきましては、資料記載のとおりとなります。
「(3)監視業務におけるドローンの活用状況」につきましては、こちらも令和4年度から新たに導入した取組で、資料記載のとおり、令和6年度についても由比ガ浜海水浴場で実施しました。
「(4)海辺のみまもりシステムの運用状況」につきましては、こちらも令和4年度から新たに導入した取組で、資料記載のとおり運用を行いました。
滑川公衆トイレ、振分公衆トイレに計6台設置した「AIカメラによる監視システム」を活用した海辺のみまもりシステムによりまして、離岸流の監視と放送による注意喚起等を実施いたしました。離岸流の発生検知については、令和6年度はカメラを増やし感度を高めたことに加え、AIの学習の向上によりシステム精度を高められたことから、検知件数が増えております。
「(5)安全対策の強化」につきましては、令和6年度から遊泳者が沖に行き過ぎることを防止するため、遊泳地区の最も奥側にフロートブイを3台設置いたしました。
また、監視塔を増設し、ライフガードによる監視を強化いたしました。
最後に、資料8ページを御覧ください。
「7 津波避難訓練」につきましては、津波の発生による避難誘導を目的とした訓練を7月13日(土)に実施し、3海水浴場及び鎌倉海浜公園水泳プールで、合計1,113人の参加者がありました。
以上で、報告を終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告に御質疑はございますでしょうか。
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○児玉委員 私からは、まず初めに、今年は犯罪発生件数が昨年度の6件に対してゼロ件ということと、あと海難、水難事故が今年はなかったということは非常によかったなと思いますし、関係者の皆様に感謝申し上げたいと思います。
私からは概要としては一つだけなんですけれども、1ページ目の海水浴客数、これを見ますと、先ほど御説明もありましたけれども、今年は5年ぶりの花火大会があったということもあって、昨年度に比べて21.5%プラスになっている。ですけれども30万人を切っているということで、2013年の、平成25年度と比べると3割以下というか、当時は100万人を超えていたぐらいすごい多く来たなと思うんですけれども、一方でこれなんかを見ると、令和2年、3年はコロナもあって閉鎖したということもあって、その影響ももちろん一番大きいとは思うんですけれども、過去を見ていくと、平成27年と令和元年度が、前年から比べるとがくんと大幅に減っているんですけれども、これはその当時の分析というか、これは悪天候とか、天候がやっぱり一番影響しているということだったんでしょうか。念のためお聞かせください。
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○森(啓)市民防災部次長 こちらの減少傾向につきましては、やはりその年の減少は天候によるものは大きいものはございます。そのほか減少してしまう原因といたしまして、全般的にいわゆる海離れが進んでいるというところがございます。レジャーの多様化、また海を利用する方でも海水浴と遊泳に限らず、ほかの利用をする方もいらっしゃって、一義的には海離れという傾向の中で、あとその年による天候の影響が大きいものと考えられます。
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○児玉委員 実際、今年、私は何度か海の家にお邪魔しましたけれども、関係者の方もおっしゃっていましたけれど、最近はもはや水着を着ている人よりも服を着て海岸に来ている人が多いという。つまりあの辺も海の家もかなり充実していますので、海水浴というよりも飲み食いというか、それに来る方が最近は多いということもおっしゃっていましたし、昔からやっている方にしてみれば、当時は、当時というかバブルとかあの時代から比べると、そのときは本当に海水浴場が芋洗い状態のような、そういう状況のときもあって、そのときから比べると非常に寂しい限りだということをおっしゃっていましたけれども、今おっしゃったように海水浴の在り方というか、活用の仕方が大分変わっているなというのは、本当にそれは認めざるを得ないのかなということも、関係者の皆さんもおっしゃっていました。
今後鎌倉、今年は30万人を切っていますけれども、これが昔のように50万人、60万人に行くのかというところは本当に分からないですけれども、なかなか正直なところ難しいかなと思うんですが、その辺は鎌倉市としてはどのような見立てをしているかちょっとお聞かせください。
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○森(啓)市民防災部次長 海水浴場の今後の様子というところでお答えさせていただきます。
まず海水浴場につきましては、日本の夏の風物詩の一つであったという考え方が大きく変わっているところはあると思います。そういった意味で、海で泳ぐというほかに、様々な楽しみ方が出ております。その事例としましては、令和5年度に開設いたしましたソフトボードエリアは、泳ぐというよりは、例えばマリンスポーツを楽しみたいという、そういったニーズに応えて開設しておりまして、それが海水浴客の増員要因につながればなとは考えております。
また、あと海水浴場組合でもイベント等の工夫はしておりまして、これまで例えば浜の盆踊り大会というのを地域も巻き込んでのイベントなども催しする中で、いかに海がにぎわって海水浴場に来ていただく方が増えるような取組もしております。
市といたしましては、そのほか平成28年4月にブルーフラッグの認証を取っておりますが、海水浴場がきれいで安全でということでブルーフラッグの認証を取っているところもございまして、そういった意味で海水浴場のイメージアップ、それから魅力あるイベントの向上、また様々な海水浴の在り方に対するニーズへの対応、そういったものを含めまして、魅力ある海水浴場づくりをまずしていくことが大切だと思っております。
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○児玉委員 今回の私の一般質問の中でもちょっと触れましたけれども、今度観光基本計画が新しくまた改定されますけれども、その中に海水浴場の在り方とか、この夏場だけではなくて年間を通しての活用方法ですとか、その辺のことを市民の方を踏まえて、また専門家とか、例えば私が言った官民連携による協議会のようなものを立ち上げて、それをしっかり協議して、貴重な観光資源を生かしてほしいなというのがあります。どこにでも海水浴場があるわけではありませんし、特に鎌倉の場合は歴史というかそういうのもありますし、なおかつ今おっしゃったようにブルーフラッグというお墨つきというかそういう、活用の手法によっては幾らでも伸ばせるというか、生かせる材料がそろっていますので、そこは行政としてもしっかり基本計画を含めて、皆さんの意見を取り入れながら、現場の方はいろんな意見を持っていますので、考えとかアイデアを持っていますので、そこはどんどん取り入れて、協力しながらやってほしいなと思います。
ちなみに最後にちょっと、参考までにお聞きしたいんですけれど、鎌倉市はこれだけ減っていますけれども、近隣の藤沢市とか逗子市の海水浴場の状況はどうだったか教えてください。
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○森(啓)市民防災部次長 近隣の状況ということで答えさせていただきます。
せんだって逗子市は、市長の記者発表を行っている中で、8月下旬に、すみません、日付は覚えていないですが、行っておりまして、その際に見込みとしては21万人ということで、全体的には微減じゃないかと思っています。
一方、反対の西側の藤沢市については、昨年より増の見込みで推移しているんじゃないかというところで、数字についてはまだ集計中ということで把握はしてございませんが、そのような意見をいただいております。
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○出田委員 海水浴場開設、お疲れさまでございました。児玉委員が今おっしゃいましたけれども、大きな事故もなく今年はやれたということが一番よかったことではないかなと思います。
今後の、今年は今年でもう終わりましたので、来年以降についてちょっと2つだけ提案というものをさせていただきたいと思います。
海水浴なんですけれども、気温が上がるんですね。日中日差しは強い。私も何回か今年浜辺には行きましたけれども、もう逃げ出したい。こっちは状況を確認に行っているから逃げ出さずに頑張って見ているんですけれども、海水浴に行ったらあの暑さというのはたまらないと思うんですね。1回そういう嫌な目に遭ったら、次行こうということにはならないと思うんです。年に2回、3回行こうという気にはならない。来年行こうという気にはならない。
何を言いたいかというと、またお金がかかっちゃう話なんですけれども、浜辺に日よけみたいなものをどかんと作ってやることによって、泳ぐ、戻ってくる、日陰みたいなところで休む、子供たちもそこで休む、落ち着いたらまた海に出ていく。海の家があるのですけれども、海の家に1日に5回も6回も入っていって、黙って入っていくわけにはいかない。何か買わなきゃいけない。これはちょっとなかなか一般の家庭では難しいと思うんですね。特に子供連れの方というのは。なので、浜辺にそういうものを設置してやることによって、鎌倉の海水浴は物すごく過ごしやすかった、だから、来年もまた行こう。今年の海水浴はどこに行こうか、鎌倉がよかった、じゃあ鎌倉に行こう、こういう展開になるのではないかなと思います。
イベントで来場者というか海水浴客を集めてくるのもいいんですけれども、やはり根本の海水浴のお客様というのを維持していくということを考えていかなければ、海水浴場の開設、運営というのは先細りしていくと思うんですね。
長々と話しましたけれども、そうやって海水浴客を維持する、リピーターをつくっていく、こういう考えは何かございますでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 出田委員、御提案ありがとうございます。
確かに海水浴場も一つの施設でございますので、快適な施設というのは目指すべきところだと考えます。今、例えば日よけのお話が出ましたが、今年最高気温が一番高いところで39度あったと思います。これは8月9日でしたね。由比ガ浜海岸、材木座かな、海岸で39度あったところです。
その際には皆様、やはりテントを持ち込んだりしておのおの工夫はされているところはございます。その中で、一つは熱中症対策とか、最近では熱中症が怖くて炎天下の海に来られないというお声も伺っておりますので、何かそういった快適な仕組みというのはぜひとも検討していきたいとは思います。ちょっと具体的に今、何がというところは出ないんですが、例えば、今、クールスポットというのが全庁的にも市内でも幾つかできているところがございますので、例えば海で涼を求めるときに、例えばそういった何か施設みたい、そういう設備みたいなものができるのか、もしくは海の開設時間が今9時から17時までというところがございますが、例えば海の楽しみ方を17時以降に何か日が落ちるくらいから人が来れるような仕掛けみたいなのがもしかしたらできるのかどうか、そういったものも含めて議論はしていきたいと考えています。
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○出田委員 このまま行くと、やはり海水浴客というのが減っていくというのはもう見えていますので、よそがやっていないことを鎌倉市が取り入れてどうなるかというのを、トライするのは大事じゃないかなと思います。泳ぐ人たちに何が必要かなというのを見ながら、ちょっと対策を打っていただきたいなと思います。
それともう一つ、トイレの問題なんですけれども、先ほど海水浴場来場者が服を着て来られる方が増えたということでした。飲食でいらっしゃっている。
何を言いたいかというと、私が先ほど浜に行くときって、私は電車を使って行ったんですけれども、海水浴場から駅までの間でトイレ、トイレと言っている若い子たちを何組か見たんですよ。何でかなと思っていたら、やはりさっきの浜辺で飲食して、お酒もビールも飲んでいるんでしょうね、そこでトイレしたくなかったけれども、駅に向かっている最中に催してきたという状況だったのかなと思います。その際、途中にトイレがないというのはちょっと厳しいかなと思うので、その途中に体育館が2館ありますよね。そこを利用させるとかという考えはございますでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 状況は委員の御指摘のとおりだと思います。確かに海水浴場と駅の立地を考えますと、長谷駅の利用、由比ヶ浜の駅の利用、または腰越駅の利用の方については比較的短い距離であり、歩けると思うんですが、材木座海水浴場については恐らくほとんどの方が鎌倉駅から歩いていらっしゃるというモデルケースが多いかと思います。その中で、その間に公衆トイレがあるかというと、なかなか設置できない状況もございまして、その中で現状を考えた場合、由比ガ浜の体育館とかそういった市の施設が幾つかございますので、そちらが利用できるように協議等をもうちょっと諮っていきたいと考えます。
これは海水浴場に限らず、全体の観光客の利便性にも寄与すると思いますので、体育館も施設管理者がいたり、この場ですぐできますよというお約束はできないんですが、そういった取組というのは我々も必要かと考えておりますので、御指摘ありがとうございました。
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○出田委員 すみません、私、浜に行った、浜に行ったと言っていましたけれど、由比ガ浜に行っていたんですね。
指定管理者がいるので、なかなか簡単には行かないだろうなと思っていましたけれども、やはりそういう需要、需要というんですかね、あるのであれば、そういうトイレを準備してあげておくというのは大事だと思います。もしトイレを使わせていただけるということになれば、案内板まで出していただきたいなと思います。
鎌倉警察署もあるから、鎌倉警察署はどうかなと思ったんですけれども、これはちょっと無理かなとは思っていますけれども、そういう公共の施設をうまいこと使って、新たに造るのではなくてうまいこと使って観光客を楽しませるというのも大事かなと思いましたもので、お話しさせていただきました。
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○藤本委員 既に話にありましたが、暑過ぎて海に行けないということで、私たちも全然この夏、海に行けませんでした。やっぱり海を通るときにすごくテントとかもぽつん、ぽつんとしていたと8月は特に感じました。数字を見たら意外と入っていたということだったので、そうなんだと思ったんですけれど。
やっぱり海は、子供と行くときに海に入ってしまえばいいんですけれども、海に入らないで見ているということはもうできないなと思って、なかなか行けなかったんですけれど、熱中症になって多分海岸のテントの中で亡くなってしまうケースとかもあったかと思うんですけれども、熱中症の注意喚起はされていたんでしょうか。されていた場合、どんな形だったか教えてください。
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○森(啓)市民防災部次長 熱中症の注意喚起でございますが、今年はまず熱中症警戒アラートの送信が今年は特に朝から多かったかと思います。そういった意味で、防災のメールを登録していた方は御存じだったんですけれど、海岸につきましては、海水浴場の監視所に熱中症の注意というところで、まずポスターを貼らせていただいております。そのほか、熱中症警戒アラートが発令された日につきましては、監視所から定時で場内放送を流すのですが、その際に熱中症の警戒アラートが発令があったことに併せまして、熱中症対策への注意ということを行っております。
さらにテントについて、先ほどお話ありました。海水浴場の人の様子としましては、テントについては平日はもちろん人が少ないので少ないですが、平日と土日では大体10倍ぐらいの差がございます、人の入りとしましては。その中で、テントというのは張っていくわけなんですが、テントを張ることによって、テント内の温度が高まって熱中症につながることも考えられますので、今年は警備の委託の中で、そちらでテントを閉め切った方について注意喚起を行っております。そういったところで熱中症については、注意喚起というところについては、放送また現地併せて行ってきたというところでございます。
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○藤本委員 そのとおりで、今はやっているテントが風を通すわけでもなく、あまり日光を遮るような素材でできているわけでもないものを利用している方が多くて、中がむしろすごく暑いとなっていることがあると、私たちの中でも話をしていました。
先ほど出田議員から御提案があったんですけれども、私も同じ理由で、私たちが個別でテントを持っていたところで、クーリングスポットというか日よけを作ることができていないと思う。危険性も個人で増してしまうというところで、やはり私はもうちょっと大きなというか、無料の休憩所があるといいなと思いました。
海水浴場は、鎌倉市の設置目標としては市民の方々の健康増進ですとか、体力増強のための開設だったと御説明いただいたと思うんですけれども、その場合やはり市民の健康を維持するために市民が来たときに、温度が上がってしまって砂場にいるときに非常に危険になってしまうのであれば、設置者の義務としてそこのケアも入ってくるんじゃないかと思って、日よけもそうなんですけれども、できれば例えば畳であったりする何かスペースとかが必要なんじゃないかと思うわけです。
以前、日向副委員長もずっとおっしゃっておられるロッカーとかの設置なども、もちろん設置者として必要かなと思っていました。要は、暑くなって子供たちを連れていくことができなくなっている。子育て世帯に限らず多くの市民の利用が難しくなっているのであれば、鎌倉市が設置している目標を達成するための環境になっていないということなので、そういったものの設置が必要かなと、ちょっと出田議員の質問と大分重なるんですけれども、その辺りはどうお考えか、ちょっと似たような、簡単で大丈夫ですのでお願いします。
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○森(啓)市民防災部次長 委員御指摘の御提案につきまして、お答えします。
こちらは快適な施設を目指す反面、もう一方で現実的に、海水浴場は今、1億2000万円を年間かけている事業でございます。その辺りの中で快適な施設を目指すのは当然だとは思っているんですが、反面そういった課題もございますので、どのような施設を目指していくかは議論をさせていただきたいと考えております。
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○藤本委員 1億2000万円が今、既にかかっているのは理解しておりまして、ただ快適というよりも、どちらかというと命を守る施設になってきていると思います。休憩所というのは。過ごしやすくてその辺にシートを敷いて過ごせるような気温の中での海水浴場であれば、そういったものがなくても成り立っていたと思うんですけれども、今はそういった39度ある熱中症警戒アラートが出ている中で、じゃあ砂浜にぺろっとシートを敷いて利用するので可能であるかといったら可能でない状況であれば、海水浴場の形が、在り方は変わってくるのはそういうものだと思っていて。ということは、今この日中の温度が、毎度命に危険を及ぼすような温度になっている中で、海水浴場を開くということが市民の体力増強などにつながる施策として適切であるかどうかということだと思います。要は、命を守る設備をセットでなく続けていくという施策を取るというのは、なかなか選びづらい政策判断だと思うわけですね。
なので、外にいることが非常に、要はコストがかかります。外で活動することが今コストがかかる時代になっている中で、例えばその無料休憩所が幾らかかるか分かりませんけれども、1000万円とかなんだとすれば、じゃあ1億3000万円になったとして、その1億3000万円の施策を続けていくか続けていかないかの判断になると思うんですけれども、プラスアルファのトイレなんかも必須な設備かなと思うわけですね。言っていることは同じだと思うんですけれども、どうでしょうか。
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○永野市民防災部長 今の藤本委員がおっしゃるとおりの部分がかなりあるかと思います。今後の海水浴場の在り方そのものについても、もう少し踏み込んだ議論というものをしていく時期なのかな。
最初の児玉委員の質問でもございましたが、昔は天気が悪いと海水浴客数が少なくなってしまったというような時期というか、時代がありました。今は晴天率が高くて、昔でいうところの海水浴日和が続いたにもかかわらず減っていってしまっているような状態。最高気温であるとか何とかというのも大分上がってきているような状況の中で、そもそもの目的である市民の健康増進とかということに寄与しているのか、どの程度寄与しているのか。別の話ですとか、費用対効果等も含めて、今後の課題として、もう少し踏み込んだ検討をしていく時期に来ていると思いますので、今後検討していきたいと思います。
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○藤本委員 海水浴場の意義を聞いた後にちょっとあと1点だけ、すみません。
4番のボランティアによるごみの回収というところで、海水浴場でビーチクリーンなども実施していただいたということなんですけれども、ちょっと以前にも一度提案したことがあるんですけれども、来客者がビーチクリーンをしたいときにできるようなトングだったり袋を準備してあげてはどうかというのを、ビーチクリーン団体から提案を受けておりまして、ビーチクリーン団体の方々が適宜やっていただいているケースもあるみたいなんですけれども、主として、どういうふうに維持をするのか分からないんですけれども、要は、観光客に来た人たちが自分たちで海を楽しむ。そして、その海をきれいにするというところまで自分事として持ってもらえるみたいな意識づけも必要かと思って、そういったものができるものを設置してあげるという取組もあるかなと思うんですけど、ちょっと分かりにくい説明ですみません。どうでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 委員御指摘の、ごみ拾いをするための用具というのは備えつけはございませんが、ビーチクリーンをする機会というのは、実は前日、海水浴場を閉場するときに、一斉にビーチクリーンの時間帯を設けておりまして、そういった意味では参画しやすいような時間帯というものは毎日つくってございます。ただ、そういった用具を皆さんに全てお配りしてというのは、そこはちょっとできておりません。それについては、用意したほうがいいのかもしれませんし、そこではちょっと検討の余地があるなと思っております。
また、もう一つは、土日ボランティアによるエコステーションでの分別ですが、そちらにつきましては、分別するときに、学生を中心としたボランティアの方がいらっしゃいまして、3つのステーションで分別をしている中で、ごみの分別というものの意識づけを行っていたりもしております。
そういったところで、海水浴客もごみの分別や砂浜をきれいにしようという意識づけは取り組んでいるところでございます。
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○日向副委員長 今、るる質問、確認が出ました。全体的な在り方というところの部分では、先ほど部長からも御答弁いただきましたので、そこの部分はいろいろ質問が出ている中での、私もそういうふうに思うなというところありますので、お願いしたいなと思っております。
ちょっとこの資料のところから幾つか質問をさせていただきたいんですけれども、5ページの(3)のパトロールの実施のこの日数なんですけど、これは実施日が7月14日から金、土、祝前日の計6日間とあるんですけど、これは何か少ないかなと思うんですけど、これは正しく6日で合っていますか。
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○森(啓)市民防災部次長 こちらは、市職員が隣接住宅部におけるパトロールを実施しております。こちらは前日ではなくて、ランダムで今年は行わせていただいておりまして、これまで昨年までの状況を確認する中で、定期的な巡回というよりは、今回はランダムでこの中でさせていただいておりまして、その日数が計6日というところでございます。
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○日向副委員長 分かりました。昨年18日となっていたので、かなり減ったかなと思ったんですけど、それはこの減らした部分というのは、いろいろ昨年の結果も踏まえて、ちょっと今年はこのぐらいの日数でいいのかなというところで6日にしたということなんですか。
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○森(啓)市民防災部次長 主な理由はそのとおりです。そのほか、あと、台風が接近したときがございまして、そちらは天候の関係で中止した日がございます。
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○日向副委員長 あと、6ページの会場遊具の貸出しのところで、昨年度よりは件数は減っているとは思うんですけど、やっぱり子供向けの遊具というのはかなり楽しんでいる様子があったなと思うんですけれども、これは、今、材木座海水浴場のところで貸出しをされていますけれども、ライフジャケット等は3海水浴場でやられていますし、これは子供たちが遊ぶ海の環境というのも、深さとかそういうのもいろいろあると思うんですけど、そういうのも踏まえてだと思うんですけれども、これは広げていくお考えというのはあるのでしょうか。お伺いします。
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○森(啓)市民防災部次長 まずキッズ&ファミリービーチの充実というのは、市としてもぜひとも広げていきたいところはございます。現在、3海水浴場の監視所前にそのようなエリアを設けまして、安心して楽しんでいただくという取組はしていっております。
この中で、子供向け海上遊具でございますが、材木座には設置しておりますが、材木座の海の特性がございます。材木座の海の特性は、遠浅で、割と波も穏やかな部分もございますので、そういったところで、監視所の前に置いて海上遊具を貸し出しているというところでございます。
一方、ライフジャケットの貸出しも、近年、海の事故が多くなったりする実情では、ジャケットの貸出しは必要だと考えておりまして、こちらは利用件数は減っているところもございますが、海水浴場へ行きますと、実際に自分のライフジャケットを持参される方も最近増えてきておりまして、海の安全性という中で、ライフジャケットの持込みというか、着用が、割と少しずつではございますが浸透してきているのかなとは思います。
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○日向副委員長 材木座のところが遠浅、穏やかというのは理解はしているんですけれども、ほかのところでもキッズ&ファミリービーチの開設をしているところではございますので、この遊具というのが、ほかの海水浴場のところではできないのかなと思ったんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 失礼いたしました。例えば、こちらは監視所の監視体制と遊具の貸出しの可能性を含めた中で、今、材木座というところに落ち着いているところです。
そういった意味では、例えばほかの海水浴場でも実現するのであれば、キッズ&ファミリービーチの充実の一環となりますので、その辺りをじっくり議論していきたいとは考えております。
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○日向副委員長 ぜひ議論をしていただけるということで、よろしくお願いいたします。
あともう一点、下水排水設備のことなんですけど、これまで計画的に進んできているのかなとは思うんですけれども、由比ガ浜は特にブルーフラッグの認証というところにも関わってきているところと思いますけれども、これは計画どおり由比ガ浜、あと材木座ですかね、そこにはこれが終わってから工事等に入って、来年の夏にはもうそれは接続できるというような計画で進んでいるということで確認してよろしいでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 由比ガ浜海岸における海岸下水道排水設備の工事の進捗でございますが、こちら、スケジュールにつきましては、スケジュールをもう一度見直すという状況に今ございます。
理由といたしましては、本日現在、今年2月と7月に過去2回の入札を実施してございますが、応札者がおらず、契約者の確定には至っていない状況です。
現状は、このための建築業法に基づいた見積り依頼の公募募集をかけている状態でして、明日、見積書の応募があった場合は、見積書の開封が明日以降になりますので、その段階で業者がいるかどうかというのが決まってきます。
そういった意味では、スケジュールがかなり後ろ倒しになっておりますので、募集があって業者がいた場合、業者の受注者と協議をする中で、もう一度工程について協議しなくちゃいけないことがございますので、場合によっては工程見直しなども想定されているというのが今の現状でございます。
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○日向副委員長 今現状、まだ明日以降協議ということなんですけれども、これは工程が見直されるということになると、来年にはもう間に合わないというような可能性もあるということなんでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 委員のおっしゃるとおり、可能性はございます。ただ、市といたしましては、来年の夏前に、一部でも供用開始したいとは考えておりますので、全ての工事区間が竣工するかどうかというのは、本当に今後のお話になってきますが、一部でも供用開始したいとは考えております。
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○日向副委員長 計画どおりに進んでいただければなと思っておりますけど、今は材木座と由比ガ浜ではございますけれども、腰越も今、海の家が今回も出店されている中で、もともと出店されていない時期があったというところで、時期をずらしてということだと思うんですけれども、それについては今後は腰越にも敷設していくという考えはあるということでよろしいでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 腰越につきましては、海水浴場の関係者からも、そういった海の環境を考える上で、下水排水設備は必要なんですよという御意見はいただいているところです。そちらについても、由比ガ浜、材木座の工事の進捗を見ながら、今後設置するかどうかを検討していきたいと考えております。
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○日向副委員長 ぜひよろしくお願いいたします。いろいろな質問の出ている中で、やっぱり海水浴場の在り方というところがすごく大きく出てくる中では、そういった環境を整えていくというのも、市としての役目になってくるのかなと思っております。特にこれだけ暑くなってきている中での対応策、先ほど日よけ施設等というのが出てきました。市として、そこが本当にできるのかというところもあるとは思うんですけれども、ぜひ今後、そのものの議論をしていくということでございますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
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○武野委員長 番外から手が挙がっていますけれども、許可するということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
長嶋議員からの発言を許可いたします。番外からの発言であることに御配慮ください。
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○長嶋議員 お時間をいただきましてありがとうございます。
まず、この海水浴場の予算ですね。昨年度の決算ベースで、合計で幾らありましたでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 昨年度の海水浴場運営事業でございますが、決算ベースの見込みは1億1500万円となります。
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○長嶋議員 約30万人見えたということですが、鎌倉市民はどのくらい見えたという、はっきりした数字はないでしょうけど、想定ぐらいの数字はありますでしょうか。
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○森(啓)市民防災部次長 申し訳ございません。想定人数は掴んでおりません。ただ、傾向といたしまして、材木座の海水浴場は市民の方が多いと伺っております。
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○長嶋議員 それはあまり意味がない答弁ですね。
では、逗子市と藤沢市は今年どのくらいだったか、数字はつかんでいますか。
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○森(啓)市民防災部次長 先ほどの答弁と重複するところがございますが、逗子市については、8月下旬の市長の記者会見の中で、21万人を見込んでいるというところを伺っております。そのため微減になるという方向だということです。
藤沢市につきましては、まだ数字の集計中ということで、数字は教わっていないのですが、昨年よりも増えますよと担当者から伺っておりまして、ちなみに藤沢市については、昨年138万人の海水浴場の人数がいたと伺っています。
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○長嶋議員 その統計を見て分かるとおり、この間、ちょっと本会議でも申し上げましたが、藤沢市はプロモーション等をしっかりやっているので戻っていると。逗子市の場合は、昨年が22万人、その前が25万人です。もともと三十数万人ぐらいで、今の鎌倉市のベースよりちょっと多いぐらいが逗子市の直近の最近の数でした。
鎌倉市で把握されていると思いますけど、過去最高どのくらいだったか。
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○森(啓)市民防災部次長 鎌倉市は、昭和38年から海の家のカウントをしておりまして、あまりにも数字は古いんですが、昭和39年に大体410万人いたと記録があります。近年では、平成に入りまして、1995年だから……。
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○長嶋議員 昭和39年ね。410万6695人と一応データを拾っています。これは私の生まれた年なのではっきり覚えているんですけど、そういうことでした。
多分、運営経費はそんなに変わらないとは思うんですね。ですので、税金の投入、そして何より市民のためにやるということが前提ですから、私が拝見していると、よそから来た方が圧倒的に多いかなと。鎌倉市民はあそこで飲食をしているだけの人が多いかなという、そういうイメージ、印象です。
この税金のここに対する投入の仕方が本当に正しいのかどうか。そこは大変疑問に思う状況が、この客数の下落状況からも、その代わり税収入があるかというと、そこも相当大きいものに思うところです。
一昨年、委員会で私は、だから数が減っているので、非常に懸念を持って、改めて考え直すべきという話はしましたが、先ほども同じような答弁で、皆さんには申し訳ないけど、言っても口ばかりで、改めて考えることなんか、悪いんだけど、皆さんしないんですよ。ずっと言っていますからね、こんなことは。なので、ちょっと厳しく言わせていただくと、そんなことでは困りますよということです。市民から預かっている税金でやっているんですから、もっと真剣に考えてください。
それで、そもそもですけれども、海水浴場というのは何のために設置しているのか。原点ですね。何のためにしているんですか。
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○森(啓)市民防災部次長 まず鎌倉の海水浴場は、150年の歴史がある中で、もともとドイツの医学博士のベルツ氏が、鎌倉は保養地として適していますよというお話があったのが1880年です。その4年後、内務省の長与専斎氏という方が、鎌倉の海水浴場は非常にいいんだというお話をされてから、それから150年の歴史があるという流れになります。
その長与専斎氏が、たしか保健部門の方だったと思うんですが、その中で海水浴場の効用として、健康増進とか体力増強、そういったものがございまして、鎌倉に限らず海水浴場はそういった意味でずっと脈々と開設されてきたのかと思います。
最近では、健康増進とか体力増強のほか、いわゆる保養、療養のほかにも様々なニーズがありまして、例えば鎌倉市民というか地域の方が、海水浴場でもマリンスポーツを楽しみたいといったニーズもございますので、これまでの健康増進、体力増強の遊泳へのほかにも、市といたしましては、最近のマリンスポーツを楽しみたいというニーズを含めまして、そういった海での過ごし方について、なるべく市民の方に対しては、そういったところで開設を目的としてございます。
一方で、海水浴というものは、恐らく高度経済成長時代に、非常にレジャーの意味では施設として定着しておりますので、そういった意味ではある意味観光資源にもなっておりまして、鎌倉は知名度のためにそういった観光資源にもなっていて、先ほど昭和39年ぐらいには410万人ぐらい訪れたという記録の中では、海の銀座と言われるぐらい非常に盛況であった。
ただ、観光資源といいつつも、その前に健康増進とか体力増強といった目的は失ったものではないことですから、それを両立するような形で、観光課としては海水浴場を設置してございます。
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○長嶋議員 私が先日、ベルツ博士のお話を次長にしたから、いろいろ勉強されたのか、今の御答弁につながったのかなと思いますが、それはそれで勉強していただいて理解していただいたのは大変すばらしいとは思いますが、日本で最初に海水浴場というか、海水浴が行われたのは湘南地域と。一説では大磯のイギリス人将校の一家が、別荘というか海岸縁のプライベートビーチで始めたというのが、これは本当にその説が正しいかどうか、最初かどうか分かりませんけど、そういう説から始まっていて、ベルツ博士は、要するに医療としての海水浴、それに適した地が湘南であるということを発信して、あとその後の温泉の話、草津に行くとベルツ博士の会館がありますけど、そういう話で、ベルツ博士が日本はそういうすばらしい場所があるということで紹介したことから始まっていて、由比ガ浜は日本最初のサナトリウムが設置されたところということでございまして、そういう経過の下、始まったということでございまして、何で健康増進になるかというところを、では市民の皆さんとか外から訪れる方でもいいですけど、訪れる方が理解されているかというところは、多分、全く理解されていないと思うんですよ。
そういうところの原点に立って、なぜ海水浴場を税金を使って、もちろんレジャー的要素はいいですよ、やっていただいても。でもそもそもの根本はそこじゃないですから、それをちゃんと啓発してやるというところをいま一度考えた上で、海水浴場、海の家等々の設置をしていただきたいと思っているんですが、その辺はいかがでしょう。
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○森(啓)市民防災部次長 議員の御意見はごもっともだと思います。あらゆる市の取組というものは何か理由があります。それについて、もしかしたら鎌倉市の広報の仕方というのはあまりうまくない現状があるのかもしれません。
確かに海一つとってみても、今言った健康増進、体力増強、ほかにマリンスポーツができるとか、あと学びも今考えられますので、そういった意味で、海を利用していたことがメリットが出るというところは、我々も今後発信していくべきだと思っております。
例えばホームページ一つをとってみても、今ちょっと思い返すと、海の施設については掲載したページがございますけど、海水浴場そのものについての意義というのは触れていない部分がございます。海水浴場ですので、周知の事実といえば周知の事実になっちゃうかもしれないんですけど、知らない方は知らないという意味で、改めて海水浴場を開くということが、ひいては市民の皆様のメリットにつながってくるんだよというところは、市としてもしっかりそれは説明するべきだと思いますので、御意見どうもありがとうございます。今後検討してまいります。
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○長嶋議員 最後にちょっと付け加えておくと、質疑じゃないですけど、海水につかるということが非常に健康にいいということをちゃんと検証して、医学的に、これ話はもう古くからの話なので、あるわけですよ。それでそういうことをちゃんと伝えて、もともと母親のおなかの中にいるような環境というところとか、そういうことが全部あるわけですよ。それをやっぱり紹介していくというところが重要かと思いますので、そういう観点でやるなら税金投入してください。レジャーが中心とかでは困ると思います。これから税金投入してね。別に人数が少なくてもいいですよ。そういう効果があるならばやっていただければと思う。
以上です。すみません、終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告を了承かどうか確認したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
了承でよろしいですね。確認いたしました。
では休憩に入りたいと思います。市民防災部職員が退室、環境部職員が入室いたします。
暫時休憩いたします。
(11時22分休憩 11時29分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程に入る前に、事務局から報告があります。
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○事務局 御報告させていただきます。
先ほど御発議いただきました日程第5報告事項(2)ごみ処理施策等の進捗状況についてにおける道路課職員の出席についてですが、出席可能ということで確認できましたので、御報告させていただきます。
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○武野委員長 ありがとうございます。
それでは、日程に入りたいと思います。
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○武野委員長 日程第4「議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち環境部所管部分」についてを議題といたします。
原局から説明をお願いいたします。
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○竹之内環境政策課担当課長 日程第4議案第34号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち環境部所管部分について説明いたします。
議案集(その1)は28ページを、補正予算に関する説明書は14ページを御覧ください。
第20款衛生費、第10項清掃費、第10目じん芥処理費は977万1000円の増額で、廃棄物処理施策推進事業は、名越クリーンセンターの焼却施設の解体に伴い、現在防火水槽として準用している受水槽が撤去されることから、新たに防火水槽を設置する必要があるため、地質調査及び実施設計に係る委託料を追加しようとするものです。
第20款衛生費、第15項環境対策費、第10目環境衛生費は2007万1000円の増額で、鳥獣保護管理対策事業は、外来生物法により特定外来生物に指定されているアライグマ及びタイワンリス並びに環境省及び農林水産省が重点対策外来種に指定しているハクビシンの処分等を事業者に委託していますが、令和6年度は8月までのタイワンリスの捕獲実績がこれまでと比較して大幅に増えていることから、処分費用の不足分を追加するものです。
以上で、説明を終わります。
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○武野委員長 ただいまの説明に御質疑はございますでしょうか。
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○出田委員 ちょっと1件だけ質問です。今、防火水槽の話がありましたけれども、もう最初からそれは分からなかったことなんですか。それを教えてください。
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○不破環境部次長 防火水槽の件でございますけれども、今、名越クリーンセンターですけれども、焼却施設の冷却用の受水槽というものが名越クリーンセンターの地下に設置されています。これは冷却用としての受水槽を、それを準用して防火水槽として、今、御利用していただいているところです。
今回、中継施設整備を行うに当たりまして、それを解体するとなりますと、その受水槽も一緒に解体することになります。そうしますと、実際に中継施設の工事期間を今のところ3年半程度見込んでおります。その同じ場所にもう一度造り替えるという形になりますと、それだけの期間は使用できないような形になりますので、そことは別の場所に、そのもともとある受水槽を解体する前に設置しようということで今考えておりまして、実際に工事にかかる年数が1年ぐらい、防火水槽はかかるんですけれども、その手前の実施設計をするのに時間がかかってしまうというところで、今回新年度予算ではなく、補正予算という形で実施設計を先にやらせていただいて、解体までの間に防火水槽を完成させようということで、今回補正予算という形で御提案をさせていただいているということになります。
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○日向副委員長 この特定外来生物の件なんですけれども、今回この捕獲実績が大幅に増えているというのは理解して、その処分は必要だと思うんですけれども、これは国からの交付金とかというのはもともとあったかなと思うんですけど、この歳入はどのようになっているのか、ちょっとお伺いしてよろしいですか。
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○環境保全課長 今の御質問の国の交付金なんですけれども、令和5年度から新たに市が実施する、今まで鎌倉市でやってきたのは生活被害防除といいまして、市民の方におりを貸し出して捕獲をしてもらうというやり方を生活被害防除と言いまして、それは県の補助金があるんですけど、それ以外の令和5年度から国の交付金の制度ができました。これは市が主体となって、市がおりを設置して捕獲するものに対する交付金で、これが対象になりましたので、鎌倉市でもこの令和6年度の7月から実施しています。
7月から実施しているというのは、国の要綱上、4月に入ってから初めて交付申請ができて、交付決定を言うのは6月末になるので、それ以降の契約でないと対象にならないというところで、7月1日から今年度は鎌倉でもやっております。交付金は2分の1の交付率というところで歳入が入ってくる予定になっています。
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○日向副委員長 国から交付金が来るというところで審査した記憶もあるんですけれども、今回のこの増える補正の部分について、これはどうなっているのか。これは市の負担で出すということなんですか。
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○環境保全課長 これから実績が出てくるので、市が実施している計画的防除に関しては、これから実績が上がってくるので、そこの部分で実績が上がってくれば国の交付金の対象になってきますので、当然歳入も増えることになります。
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○日向副委員長 先におりてきて、それでやるのではなくて、実績があって初めて国から交付金がおりてくるというような認識ということでよろしいでしょうか。
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○環境保全課長 そのとおりです。交付決定はいただいておりまして、内示も出ているんですけど、最終的には実績報告をする中で、実績で交付金を頂けるようになります。
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○武野委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認したいんですけど、よろしいですか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
それでは、環境部職員入退室をいたします。
暫時休憩いたします。
(11時38分休憩 11時39分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第5報告事項(1)「鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(地域脱炭素化促進事業編)策定に向けた取組状況等について」、原局から報告をお願いします。
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○竹之内環境政策課担当課長 日程第5報告事項(1)鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(地域脱炭素化促進事業編)策定に向けた取組状況等についてを御報告いたします。
資料1の冒頭、「はじめに」を御覧ください。
昨年夏の気温は、世界そして日本で観測史上最高となって話題になりましたが、今年の夏も暑さが厳しく、多くの人が地球温暖化の影響を肌で感じる時代となりました。
鎌倉においても、市民の方からは「ウグイスが減った、ツバメが越冬するようになった」「去年の夏はウツボやタコが大量に死んでしまい、今年はタコが本当に捕れずに漁業者は厳しい状態になっている」といったお話も伺っているところです。
本市ではこれまで、国の温暖化関連法に基づく地域計画を策定し、地球温暖化対策を進めてきましたが、平成28年3月に策定した「鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(区域施策編)」以下、「区域施策編」といいます、この区域施策編を令和4年5月に改訂し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量削減の目標を、国と同じ「2030年度に2013年度比で46%削減、2050年度にカーボンニュートラル」としたところです。
今回策定する「鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(地域脱炭素化促進事業編)」は、「区域施策編」に附属するもので、削減目標を達成するための事業などについて、別途、追加的に定めるものです。
これ以降の内容は、計画素案の要点版を基に御説明します。資料2を御覧ください。
1ページ下段にあるとおり、本計画の内容は主に3点あり、(1)本市の二酸化炭素排出量削減目標の内訳の見直し、(2)削減目標の達成にむけ優先して推進する事業の選定、(3)環境に配慮し地域に役立つ再生可能エネルギーの施設整備を行う「促進区域」の設定、となっています。
次に、本市の現状と目標について御説明します。
3ページを御覧ください。
本市における二酸化炭素排出量は、図のとおり、目標の基準年である2013年度以降、減少傾向を維持していますが、非常に高い目標の達成に向けて、今後もより一層の努力が必要です。
2030年度の目標達成に向けては、「区域施策編」において、3ページ下段の表にあるとおり、部門別の削減目標を設定しましたが、その際、国の削減率を用いて簡易的に計算していたことから、今回これを見直し、本市におけるこれまでの削減状況や社会特性を踏まえたものに改めました。
見直しの主なポイントとしては、産業部門について、これまで順調に削減が進んでおり、今後もさらなる取組が見込めることなどから、より多くの削減を見込んだこと、また反対に、これまでなかなか削減が進んでおらず、目標値との乖離が大きかった家庭部門については、目標値を引き下げることとしました。
次に、目標達成に向け、優先して取り組むべき事業について御説明します。
4ページを御覧ください。
「区域施策編」では、目標達成に向けた基本方針、基本施策や主な事業を広く定めており、二酸化炭素の排出量を減らす「緩和策」と、気候変動の影響による被害を回避・軽減させる「適応策」の両方を対象としています。
本計画は二酸化炭素の排出量を減らすことに特化していることから、対象を「緩和策」に絞り、二酸化炭素の削減効果が比較的大きく脱炭素社会の実現に特に重要と考えられる事業や、2050年のカーボンニュートラルに向けた施策を牽引する事業を、図のとおり「優先して推進する事業」として6事業選定しました。
各事業の概要を御説明します。
5ページを御覧ください。
優先事業1、市民や事業者の行動変容促進では、二酸化炭素排出量や削減量の見える化やメリットの明確化、取組を広めるためのネットワーキングなどを検討します。
優先事業2、ZEB、ZEHの普及促進では、建築物の高断熱化、及び設備機器の高効率化による省エネルギーと、再生可能エネルギー利用設備による創エネによって、エネルギー収支を実質ゼロにするZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)について、さらなる情報発信や補助の拡充を検討します。
優先事業3、再生可能エネルギー設備導入の促進では、大きな初期投資が必要な太陽光発電設備を初期投資ゼロ円で導入できる事業の普及や、現在行っている市の補助事業の見直し、また地中熱の利用促進検討を進めます。
優先事業4、再生可能エネルギーの域外調達促進では、本市の区域内で調達できる再生可能エネルギーが少なく、目標達成に向けては市外から再生可能エネルギーの調達が必要であることを踏まえ、再エネ電気や、二酸化炭素を排出しない非化石電源から発電された電力の環境価値部分を証書化した「非化石証書」の共同購入について検討します。
6ページに移りまして、優先事業5、開発事業における脱炭素のルールづくりでは、現在「鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例」に基づき、住宅建築を目的とした一定規模以上の開発事業に環境整備への協力を求めており、この中で共同住宅における太陽光発電設備等も選択肢の一つとしているところですが、今後はこれをさらに充実させるよう、見直しを検討します。
最後に、優先事業6、深沢地区の総合的・先端的な脱炭素まちづくりでは、2050年のカーボンニュートラルに向けて、建築物の脱炭素化などを検討します。
7ページを御覧ください。
今回、事業者としての鎌倉市役所が進める取組については優先事業に含めていませんが、市施設での率先的な取組について、コラム形式で紹介しています。
市では、省エネ対策として市施設照明のLED化を継続的に進めるとともに、再生可能エネルギーの導入を進めてきました。令和6年2月からは、電気消費量全体の約90%に当たる68施設を再生可能エネルギー電気に変えたことで、基準年比で83.4%と目標を大きく上回る二酸化炭素の削減を実現しました。
こうした市の率先的な取組を市民や事業者の皆様にもお知らせすることで、市域全体での二酸化炭素排出量削減を目指していきます。
なお、地球温暖化関連の情報は難しい、分かりにくいとの御意見を多くいただいていることを踏まえ、資料1、素案の本編では、このようなコラムや事例を多く掲載することで、少しでも理解しやすくなるよう工夫しました。
次に、環境に配慮し地域に役立つ再生可能エネルギーの施策整備を行う「促進区域」等の設定について、御説明します。
8ページを御覧ください。
本計画では、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、再生可能エネルギーを利用した、地域の脱炭素化のための施設整備、及びその他の「地域の脱炭素化のための取組」を一体的に行う事業の内容を定めます。
これは、温室効果ガス削減目標の達成に向け、再生可能エネルギーを最大限導入することが求められている一方で、太陽光発電設備などの導入による自然環境への影響など、様々な懸念や問題が生じていることから、適正に環境に配慮し、地域に貢献する再生可能エネルギー事業の導入拡大を図るための取組です。
この取組では、導入を促進する再生可能エネルギーの種類や、対象となる区域などを定めることとなっています。
導入を促進する区域については、国のマニュアルで「広域ゾーニング型」、「公有地・公共施設型」、「地区・街区単位型」、「事業提案型」が示されていますが、本市ではこれまでに事業者から促進区域に係る市への要請がないこと、促進区域は今後必要に応じて追加設定できることなどから、「公有地・公共施設型」を採用することとします。
また、導入する再生可能エネルギーについては太陽光発電設備とし、施設ごとに適切な規模を導入することとします。
9ページを御覧ください。
促進区域における目標としては、2030年度には、設置可能な市が所有する公共施設の約50%に太陽光発電設備を設置することを目指します。また、促進区域では、太陽光発電設備の整備以外にも、地域の脱炭素化のための取組や、地域の環境保全のための取組、地域の経済及び社会の持続的発展に資する取組を行うこととします。
次に、計画の進行管理について説明します。
10ページを御覧ください。
本計画は、令和4年度に定めた「区域施策編」の一部であるため、進行管理は「区域施策編」と一体的に行うこととし、計画期間は2030年度までとします。
また、計画の指標については、本市の二酸化炭素排出量など、既に策定した計画で用いている指標のほか、今回定めた促進区域に係る指標である、太陽光発電設備を設置した市施設数とします。
続いて、パブリックコメントの結果について御説明します。
資料3を御覧ください。
パブリックコメントは、令和6年7月19日から8月19日まで行い、御意見は、4人の方から25件寄せられました。内訳としては、計画全般に係るものが3件、目標達成に向けたロードマップに関することが6件、優先して取り組むべき事業についてが13件、事業者との連携についてが1件、その他が2件となっています。
頂いた御意見の詳細については、次頁以降を御参照ください。
現在は、これら頂いた御意見への市の考え方について、検討しているところです。
最後に、今後の予定ですが、計画策定について、今後はパブリックコメントの結果などを踏まえ作成した計画素案の修正版を基に、令和6年10月7日に開催予定の環境審議会において御審議いただき、答申をいただいた後に、10月中の計画策定を予定しております。
計画策定後は、計画に基づいた事業を検討してまいります。
現時点で既に具体化に向け動いている事業の一例を御紹介しますと、市民及び事業者の太陽光発電、蓄電池の導入促進について、三浦半島4市1町として応募した国の重点対策加速化事業が採択されました。本市では、令和7年度からの4年間、本事業に基づく補助事業を実施予定であり、新たな事業開始に向け、制度設計を進めているところです。
また、昨年度より神奈川県が進めている気候市民会議が、令和6年10月から鎌倉市を対象に開催されることとなり、本市も協力、参画しているところです。
気候市民会議とは、無作為抽出された市民が専門家による科学的な知見を得ながら気候変動対策について話し合い、提言するというもので、この会議の過程で得られた御意見等を、優先事業1「市民や事業者の行動変容促進」など、今後の事業推進に生かしていきたいと考えております。
その他の事業についても、順次、具体化に向け検討を進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○武野委員長 ここでお昼休憩にしたいと思います。1時10分の再開でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、1時10分から再開いたします。よろしくお願いします。
暫時休憩いたします。
(11時54分休憩 13時10分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
午前中、日程第5の報告をしていただきました。午前中の報告につきまして、御質疑ある方、お願いいたします。
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○出田委員 2件ございます。
まず1件目なんですが、意見公募の24にCO2排出に表現を改めますと、グラフのところの公募で何か指摘があったみたいですけれども、要点は修正されているんですが、素案はまだそのままになっておりますので、今後そちらも修正をかけるということでよろしいでしょうか。
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○竹之内環境政策課担当課長 不統一になっていて申し訳ありません。計画で対象にしているのは、温室効果ガスと言いますと、CO2のほかにもいろいろあるんですけれども、今回対象にしているのはCO2だけですので、最終的にはその方向で修正を全てにわたっていたします。申し訳ありません。
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○出田委員 それともう1件なんですが、0円ソーラーというのは一般家庭に普及していくと相当効果があるだろうなと思っているんですが、設置しようとしたときに、重さの関係で躯体の補強が必要だとなった場合というのは、鎌倉市は補強工事に対する補助というのは考えていらっしゃるんでしょうか。
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○竹之内環境政策課担当課長 0円ソーラーは事業者が行っておりますので、事業者が0円ソーラーを受けられるかどうかは事前にいろいろな条件を審査するように認識しております。その際に、やはり耐震が足りないであったりとか、審査上0円ソーラーを受けられない可能性があることは承知していますけれども、そこに対して市が補助するかどうかというのは、申し訳ありません、今段階ではまだ考えておりません。
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○出田委員 県のホームページを見ますと、築44年未満、43年未満、41年未満とか10年未満とか、いろいろあるんですけれども、やはりこれと一緒に、先ほど耐震という言葉をおっしゃいましたけれども、耐震補強もしなければならない家屋もあるだろうし、これと一緒にしてスピードを上げて耐震補強もする、ソーラーを載せていくというようなことでダブルで動いていくと効果が、掛ける2にはならないかもしれませんけれども、単発で動いていくよりは効果が出るのではないかなと思いますので。そういったところ、耐震補強の補助と、こっちの0円ソーラーの補助も考えてくださるようであれば、ここの2つのところがうまくかみ合っていくように考えていただきたいなと思います。
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○日向副委員長 今の補助のところの件で、続きで申し訳ないんですけれども、今この資料1ですかね。補助事業、34ページで、タブレットだと40になっているんですけど、ここに令和5年度の実績というのが書かれているんですけれども、こういった中で、本市補助事業の見直しというような、優先事業3にも書いてあるんですけれども、こういったものは少し補助額を拡充していこうとか、今現状、太陽光を見ると、まだ補助金の今年度の分も余っているかなとは思うんですけれども、そういったものも含めても、やっぱりこの上限額云々とかそういったところがもうちょっと上がってくると、こういった補助事業の実際の取組にもつながってくるのかなというのはあるんですが、その辺についてはどういった形で見直していこうとお考えなんでしょうか。
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○竹之内環境政策課担当課長 太陽光などの補助に関してなんですけれども、まず大前提として、同じような品目で国も県も補助をしております。国も県もそれぞれ何に対して補助をしているかというのは微妙に違っておりまして、例えば太陽光については、現在、国は補助は出していないような状態です。
国・県が財政規模的にもかなりレベル感の違う、かなり大きな補助金額で補助している中で、では鎌倉市はどこにどういう補助を出していくかというのは、今、非常に頭を悩ませているところです。
補助メニューを、これでいいのか、何かをやめるのか、増やしていくのかということが論点の一つになることと、あとはやはり補助の金額です。今、上限で設定している金額は近隣の神奈川県下の自治体と比較したときに、決して多いほうではありません。毎年補助の申請も、夏から秋にかけては、もう当初予算で用意したものは全て終了してしまうというような状況でもありますので、ニーズとしてはまだあるということも分かっておりますので、そういうこともトータルで考えながら、来年度以降どうしていくかというのを今議論をしているところでございます。
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○日向副委員長 国や県等いろんなメニューがある中で、どこを市がやっていかなきゃいけないのかというところも出てくると思いますので、あまりそこがもう重なってどんどんやっていくというよりは、市が独自でここの部分だったら出せますよみたいなところでやっていっていただければなと思いますので、ぜひ引き続きお願いいたします。
あともう1点、資料2の9ページですかね。最終的な太陽光の発電設備を市の50%以上にというところを目指すと書いてあります。一方、資料1の38ページには、市有の施設の老朽化が進んでいるというところで、築30年以上が全体の70%を占めているというようなことも書かれて、これは一つの太陽光を導入する中での課題といいますか、そういったところもあるのかなと思っているんですけど、この辺については、今後多分市としても、市の施設の公共施設の在り方も変わってくるとは思うんですけれども、2030年という時期が迫っておりますので、それとこの市の施設の老朽化とを踏まえて、どういった形で設置を目指していくのかお伺いしたいと思います。
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○竹之内環境政策課担当課長 市の施設の設置可能な施設の50%以上に太陽光発電を設置するという目標を立てておりまして、これは国も県も同じ目標となっているところです。
おっしゃられたように、鎌倉市の施設は相当老朽化している施設が多いというのも認識しているところなんですけれども、毎年環境省から照会が来ておりまして、市の施設で設置可能な場所がどれぐらいあるかということを、簡易的な調査なんですけれども、回答しているところです。
昨年度の回答で、対象とする建築物が183ありましたけれども、その中で建築物の耐震強度とか屋根の空きスペースとか、あとは施設の廃止予定年限が決まっているかというようなことも含めて、簡易的な調査で洗ったところ、設置が可能なのではないかと思われる施設は、183のうちの26施設にとどまっております。三角というレベルのものもあって、それが35施設というところなんですけれども、これはあくまでも簡易的な調査ですので、実際この設置可能な50%に置くとなったときの分母がどれぐらいの施設になるかというのは、これから精査をしてまいりたいと考えているところです。
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○武野委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
くりはら議員から番外の申出がありましたけれども、許可することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
許可することにいたします。
それでは、くりはら議員の発言を許可いたします。番外の発言であることに御配慮をお願いします。
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○くりはら議員 お時間を頂戴いたしましてありがとうございます。
鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画、これをつくっていただいて、大変よかったなと思っておりますけれども、一つ、大きな視点でやはり考えたときに、適応策というのをしっかり鎌倉市として取り組んでいかないと、今現状、熱中症対策とかという小さな、小さいというと語弊があるかもしれませんが、逐次対応していくみたいな、あとは個々の皆さんが対応していくというようなところで対応はされていると思いますが、ただ、これを大きな視点で見たときには、そちらにも物すごく力を入れていただかなきゃいけないなと思っております。今そういった部分があまり詳しく述べられていないんですけれども、今後どのように考えておられるか、お伺いしたいと思います。
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○竹之内環境政策課担当課長 今の御質問は、今回策定しようとしている計画の親計画である区域施策編本体に関してのことだと認識しているところです。
今回パブコメにかけた計画は、脱炭素の部分、緩和策が対象ですので、適応策、高温になっていくことにどう対処していくかというものは入れていないんですけれども、御指摘のとおり、親計画の区域施策編には、適応策についてのページがございます。
ただ、令和4年5月に改定をしたときにその内容を入れてあるんですけれども、御指摘のとおり、策定した後に、急激にやはり皆さん、去年辺りから暑さを非常に実感してきているところだと思いますし、救急搬送の中で、熱中症で運ばれる方の数も増えてきているということが数字でも分かっておりますので、今後、適応策の部分は非常に力を入れていくべきところだと認識しております。
今後、区域施策編も見直し、改定の時期がやってまいりますので、そのときには、今回策定しようとしているこの促進事業編と併せた上に、やはり適応策の部分についてもしっかり先を見据えて内容を変えていかなければならないなと認識しているところです。
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○くりはら議員 そうしますと、ある意味スピードアップして、早い段階でスケジュールを立てて、そういった計画を立てていただきたいなと思うところです。
今のところ、やる気はありますという御答弁だったので、やっていただけるかなと期待しますけれども、そういったところ、今聞かれても困るかもしれませんが、どのようにお考えかお伺いします。
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○武野委員長 質問は、スピードを持ってやっていただきたいが、どのようなお考えかということですか。
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○くりはら議員 要するに、年限を区切ってやっていただきたいなと。今年度は難しくても、来年度取りかかっていただけるかなというところを期待したいんですが、いかがでしょう。
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○竹之内環境政策課担当課長 やることは恐らく2つあって、計画を策定するということと、あと実際やらねばならないことをやるという2つがあると思います。
今年度、既に夏に入ってからではありましたけれども、クールシェアスポット、民間の方にも御協力いただいて拡大したりというようなことも、もうとにかくやれることはやり始めているところです。
今後もいつ計画を改定するかに限らず、状況に応じてやらなければならないことというのが出てくると思いますので、それは当然対応していくと考えておりますし、計画を次にいつ改定するかというのが、ここでまだ決まっていないことなので明言はできませんけれども、来年度以降に、もう一つ上の親計画である環境基本計画の見直しが控えておりますので、その辺りでも考えていけるかもしれないと考えております。
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○くりはら議員 それと今、0円ソーラーの件を取り上げた委員がいらっしゃいますが、これは太陽光だけでなくて、再生可能エネルギーというのはいろいろな種類があります。地熱だとか、あとは水力を利用してとか、鎌倉には川もありますしとか、そういったところの別のエネルギー政策ということでいうと、今後なるべく早い段階でエネルギーというのは考えていただきたいと思うんですが、ちょっとソーラーに寄り過ぎると、太陽光発電しかないのというようなことになりかねないなと。
再生可能エネルギーの可能性として、やっぱり鎌倉市としては、企業誘致ができるかどうかとか、御協力いただけるところがあるかどうかというところの研究というか、連携というか、そういったところを今どのようにお考えになっているか、お伺いします。
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○武野委員長 2問ですね。他のエネルギーを考えていないのかということと、企業の協力ということですね。
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○竹之内環境政策課担当課長 まず、再生可能エネルギーのポテンシャルのお話をさせていただきますと、今回計画の策定に向けて検討するに当たって、鎌倉市でどのような再生可能エネルギーの種類にポテンシャルがあるかということを調査しております。
その中では、例えばすごく小さな風力発電で街路灯を1個回すとかいうことは別にしたとして、きちんと一定程度使える再エネというのは、やはり鎌倉の場合は太陽光が一番多いのと、あとは御指摘のあった地中熱ですね。
資料1の38ページにその結果を掲載しているところなんですけれども、あと太陽熱利用ですね。よく温水とかで昔よく見たものがあったと思うんですけれども、その3種類がある程度量を確保できるようなものだと、結果としては出てきております。
どうしても脱炭素に向けてCO2濃度を下げていこうとすると、省エネを徹底的にした上で、使うエネルギーを再生可能エネルギーにするというのが本当に大事で、基本で、それに尽きるところがあると思っております。
そことは別に、皆さんの目に見えるところで分かりやすくできることとして、先ほど申し上げたような、小型の風力で、風力だけでは恐らく維持できないと思いますが、太陽光もつけるような形での街路灯であったり、そういう小さなものというのは商品化されているのは存じておりますので、そういったものも当然うまく取り入れていく必要があるのかなとは思っているところです。
また、計画の立案に当たっての事業者のヒアリングもさせていただいております。いろいろなソリューションを持たれた事業者というのはたくさんいらっしゃっていて、いろいろな御提案も、ヒアリングしたときに限らず、常日頃から受けているところですので、これから資料2の中にも入れていますけれども、事業者のネットワーキングを何らかの形でやっていくことで、うまくマッチングができたり、市の政策に取り入れていけるような仕組みができればいいなと、今考えているところです。
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○くりはら議員 気候非常事態宣言をするときにいろいろ御協力いただいた東京大学の山本教授とお話しする中で、私としては、やはり地中熱、これ要するに、例えば一般的な住宅でいうと、地下室の熱利用って、要するに1年中通して環境があまり変わらない、温度は変わらないというような地下利用というものも、一つのこの先の人間、人類の適応策として、非常にいいんじゃないかという、ある意味結論づいたところもあるんですけれども、鎌倉市はなかなか文化財が出てくるから掘りにくいとかというようなこともあるんですけれども、そういった年中環境が変わらない建物の建て方の推進とか、それから、例えば屋上緑化をすることによって、ある程度断熱の効果もあるというような、いわゆるパッシブソーラーの考え方、要するに機械をがんがん入れて、電気を使って電力をつくるみたいな、そういう流れがちょっと今強過ぎるなという中で、どちらかというとパッシブに風の流れを利用してとか、地下の熱を、地中の変わらない温度を利用してとか、そういうような建物の建て方というものを推進していくというところ、それも後押ししてあげられるところがあるんじゃないかなというところ、こういった視点については、ちょっと今回あまりそのパッシブ的なことが中にうたわれていないなというところがすごく気になるものですから、今後そういったところに、ぜひ研究を取り組んでいただけないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○竹之内環境政策課担当課長 以前にもパッシブのお話をいただいていたかと思います。今回優先して取り組む事業などは、大きな方向性を示しておりますので、それをどうやって実現するという細かいところでの話はあまり出ておりませんけれども、例えばおっしゃられたようなことは、ZEB、ZEHの推進をしていく中でも当然出てくるでしょうし、市民の皆さんとお話をする中では、きっとそういったお話も出てくると思っておりますので、市としても、情報収集を引き続き続けていきたいと思っております。
今回、地中熱の利用についても頭出しはしていて、詳しい、現在どんな種類のものがあるか等は、資料1の77ページ以降に幾つか載せております。関連する事業者からも、何者からか話は聞いておりますけれども、まだ施工費が高いとか、いろいろな課題があるようにも認識しておりますが、その辺りも今後、技術的な開発が進んでいるということも伺っていますので、技術動向も踏まえながら、今後も研究していきたいと思います。
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○武野委員長 質疑を打ち切ってよろしいですか。
(「はい」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認したいと思いますけれども、了承でよろしいですか。
(「了承」の声あり)
了承が確認されました。
それでは環境部職員入退室、道路課職員の入室のために休憩といたします。
暫時休憩いたします。
(13時30分休憩 13時31分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第5報告事項(2)「ごみ処理施設等の進捗状況について」、原局から報告をお願いします。
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○不破環境部次長 日程第5報告事項(2)ごみ処理施策等の進捗状況についてを報告いたします。
本日は、令和6年市議会6月定例会市民環境常任委員会で報告したごみ処理施策等について、その後の進捗状況を、資料1に記載の順に報告します。
まず、「1 名越中継施設整備について」です。
名越クリーンセンターは、令和7年1月中に焼却処理を停止し、逗子市及び葉山町とのごみ処理広域化を実施するに当たり、その跡地にごみ中継施設を整備する予定です。
施工事業者の選定に当たっては、学識経験者や市民等で構成する「鎌倉市名越中継施設整備業務委託企画提案審査会」を設置し、審議を重ね、令和6年6月14日に実施方針、令和6年7月22日に実施要領等を公表し、公募型プロポーザル方式による事業者選定を進めています。11月中に優先交渉権者の選定、12月定例会に契約締結に係る議案提案に向けて、引き続き選定作業を進めます。
名越クリーンセンター周辺の自治町内会と市で構成する「名越クリーンセンター地域コミュニティー推進協議会」とは、今後、施工事業者選定の状況を共有するとともに、既存焼却施設の解体及び中継施設整備に伴う工事管理に係る協議を進めていく予定です。
また、名越クリーンセンターの一部が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されていることから、6月補正予算を組み、一般競争入札にて委託事業者を選定しましたので、レッドゾーン解除に向けた法面対策工事の詳細設計、関連調査及び関係機関協議を令和6年度中に実施していきます。
次に、「2 今泉クリーンセンター中継機能の継続利用について」です。
中継機能の継続利用については、名越中継施設整備期間中の施設周辺環境への負荷軽減を図るための方策を検討しつつ、周辺住民の皆様に説明会を開催するとともに、今泉クリーンセンター周辺の町内会と市で構成する「今泉クリーンセンター連絡協議会」において協議を重ねています。
令和6年7月には、当協議会の了解を得た上で、周辺町内会に車両増加や車両臭気への対策を周知することを目的に、添付資料4「今泉クリーンセンターの今後の活用について」を回覧・配付しました。
次回の回覧物では、施設の臭気対策やごみの削減策、地域貢献策、今後の活用の考え方についてお知らせする予定です。その後、同協議会を開催し、今後の事業スケジュールについても協議をお願いしてまいります。
引き続き、丁寧な説明を繰り返し、地元の御理解と御協力を得られるよう、御意見、御要望を踏まえた対応策を図ってまいります。
次に、「3 ごみ処理広域化実施計画の進捗状況について」です。
鎌倉市、逗子市、葉山町の担当部局において、定期的な協議会の開催のほか、担当者レベルでの実務協議を行い、ごみ処理広域化に向けた協議を行っています。
令和6年7月には、令和7年度以降の受入れ及び運搬体制の構築に向けて、収集車両の直接運搬及び中継車両での試行を行いました。両市において課題を整理した上で、次回は9〜10月に試行を予定しています。
また、令和7年度以降、地方自治法に定める事務の委託により逗子市既存焼却施設にて処理を行うこととしており、12月定例会での議案提案に向けて、引き続き規約等の協議を進めてまいります。
次に、「4 紙おむつ資源化施策の検討状況について」です。
令和5年度に栗田工業株式会社及びTOPPAN株式会社とそれぞれ協定を締結し、栗田工業株式会社とは分離処理に係る実証実験を、TOPPAN株式会社とは製品化検証に係る実証実験を行いました。
分離処理に係る実証実験では、同社が所有する設備機器で市内で排出された使用済み紙おむつ250キログラムを使用して実験を行ったところ、ゴム手袋等の異物が若干混入していたものの、プラスチック類及びパルプに分離できることを確認しました。
分離処理に係る実証実験で得られた成果物を原材料として行った製品化検証に係る実証実験では、プラスチック類は軟化する温度まで加熱し、圧を加えて金型に押込み、型に充填して成形する射出成型テスト、パルプは原料をすいて紙を製造する抄造を行いました。どちらも製品化は可能であったものの、分離処理した成果物の異物除去や乾燥、固化等の加工するための設備導入が必要であることが分かりました。
これまでサウンディング調査による民間事業者からの情報収集、実証実験を通じて資源化の可能性が見いだせた一方、資源化施策として進めていくには課題があることも判明しました。引き続き、これらを踏まえて、使用済み紙おむつ資源化に向けた検討を進めていく予定です。
また、TOPPAN株式会社が所有する拠点回収ボックスを活用した実証実験も行い、14日という短い期間ではありましたが、比較的肯定的な意見を多くいただきました。拠点回収の有効性についても引き続き検討してまいります。
最後に、「5 その他のごみ処理施策について」です。
令和6年6月「広報かまくら」にて周知を行ったところですが、令和6年10月1日から粗大ごみの収集及び処理体制を変更します。現在、粗大ごみ収集予約システムの導入や委託による収集体制の拡大、処理体制の構築に向けた準備を進めています。
燃やすごみの分別品目の見直しにつきましても、「広報かまくら」6月号で概要を周知したところですが、「資源物とごみの分け方・出し方」(改訂版)を「広報かまくら」9月号と同時に配付しています。
また、植木剪定材以外の事業系一般廃棄物処理手数料につきましては、予定どおり10月1日から10キログラムにつき400円に改定します。
制度の変更に当たっては、各種SNSでの情報発信のほか、利用者への案内、クリーンステーションへの周知チラシ等を掲出するなど、混乱が生じないよう丁寧な周知に努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○武野委員長 ただいまの報告に御質疑はございませんか。
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○くり林委員 このごみ処理施策につきましては、本当に多くの市民の方々の関心が寄せられているかと存じます。その意味で、現状予想される課題といいますか、そのようなものはございますでしょうか。
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○不破環境部次長 今後、一般廃棄物、燃やすごみにつきましては、広域化処理という形で、令和7年度以降、逗子市の既存の焼却施設で償却していただくことになりますけれども、そちらで償却していただくためには、やはりごみの減量・資源化というものは課題となりますので、その辺は引き続き施策を進めていくような形で、また、市民の皆様の御理解、御協力が必要ですので、丁寧な周知に努めてまいりたいと考えております。
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○くり林委員 質問の意図といたしましては、このごみ処理施策は、特にいわゆる課題が起きてからの後始末では少し後手に回ってしまうという性質があると思います。ぜひその後始末ではなく、ある意味、前始末といいますか、しっかり事前に課題を把握いたしまして、それに対して先手を打っていくということで、市民の皆様の御理解を得られていくことができればと思いますので、今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。
以上です。
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○藤本委員 1点だけ。おむつのごみ処理の方針、早期の実現というところなんですけど、ここはちょっとでもマイルストーンとかスケジュールがもしあれば、いつ始まるのかとか、どこからとかあれば教えてください。
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○不破環境部次長 紙おむつの資源化でございますけれども、今、第3次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画の中では、令和7年度から実施という形で計画はしているのですが、今回の実証実験の中では、やはり課題もございまして、令和7年度の当初から何か資源化が進められるかというと、なかなか厳しい状況ではございますけれども、何とか令和7年度、令和6年度、今の年度ですね、どういった形で進められるかというところを検討して、我々としては令和7年度中のどこかで開始できるような形で進めていきたいという目標は持って、今検討しているところでございます。
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○藤本委員 もし始められる際は、事業者も家庭も同タイミングになるのか、あるいはずれがあったりするのか。家庭だと、恐らくそれだけ別にして出されると思うんですけど、その辺りも何かもし今の時点であれば、教えてください。
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○不破環境部次長 まず家庭でございますけれども、今は燃やすごみという形での処理というところの中で、実際にインセンティブを効かせるために、紙おむつだけを出される場合には、無料で分けて、今出していただいております。ですので、家庭ごみは、今もう既に分かれて出ておりますので、あとは我々側が収集の仕方をどういうふうに別々に収集していくかというところを考えていかなければいけないというところと、事業系も、収集をするときには、病院ですとか福祉施設とかそういったところで出されるときには、紙おむつは別になっているんですけれども、それ以外の燃やすごみと一緒に併せて集めてきておりますので、そこの部分の収集を、今度事業者が収集するときに、そこをうまく分けた形で収集が可能になれば、紙おむつだけを集めるというところについては、それは実際に可能であるとは考えています。
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○児玉委員 紙おむつの件です。3の今後の進め方というところに、これは現時点での結論だと思うんですけれども、「今回の実証実験により紙おむつの確実な資源化は可能であることが確認できたことから、本格的な事業化に向けて」とあるんですけれども、この本格的な事業化というのはどういうことなんでしょうか。改めてお伺いします。
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○不破環境部次長 実際には、紙おむつの資源化の部分につきましては、計画上のところでは、基本的には市が施設を造ってそれを処理していく、または民間のお力をお借りして進めていくというような形での計画になっているんですけれども、今回の課題を整理した上で、我々といたしましては、できることならば民間の力を借りた形で、紙おむつの資源化というものが処理できるような方向性で検討を進めていけたらなということは、今のところ考えているところです。
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○児玉委員 私がまさに今聞きたかった点をしっかり答えていただいたので、要はここで鎌倉市で何か紙おむつの施設を造るのか、その辺どうなのかなと気にはなっていたので、今の御答弁ですと、現時点では新たな施設を造るわけではなく、民間に委託してというようなことを考えているという、そういうことですね。ただ、それは今後の状況によってまた、当然ながら変わると思うんですけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。
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○不破環境部次長 我々としては、そういった方向で検討していきたいと考えています。
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○出田委員 私、この中に入っております資料4について、ちょっと確認をしたいところがあります。
資料4の2ページの上のほうなんですが、市の交通安全対応策ということで、下2つ、「歩行者の安全確保のため、通学時間帯のごみ運搬車両の通行制限や、監視員を配置して通行経路における車両の誘導監視を定期的に行います。」それと「通行の障害となる道路上に伸びた枝木の伐採等を進めます。」というところで確認をさせていただきたいと思います。
今泉クリーンセンターにごみが集まってくるのが、もう来年早々になってくると思います。今泉のクリーンセンターに向かう車両、そこから出る車両、ここの車両数が多いということで、あそこの道路はきっちりと整備をしていかなければ、渋滞が起きたり、交通事故が起きたり、人身事故が起きたり、こういう心配があるということで、環境部の皆様はずっと動いてこられたと思います。
今、私が質問しようとするのは、もう道路課が担当して進めていらっしゃるというのを聞いておりましたので、その分について確認をさせていただきます。
七久保橋からクリーンセンターに向かいまして、今泉一丁目の9つ前の道路、ここは道路整備という形になると思います。崖のところはネットが張ってあって、落石防止ということをやっている。これは民地の方がやられたのではなくて、市がネットをかけたということで、道路の損傷がないようにとか、そういった目的でネットをかけられているという確認ができております。
枝木の伐採ということなんですが、あそこは相当枝が横にはみ出てきております。これは相当前から話はしているんですが、ほぼまだ手がつけられていないような状態だと思います。
今年度やるというような話だったと思うんですが、いまだに手をつけられていないので、どのタイミング、やるのかやらないのか、それといつやるのか、これを確認したいと思います。
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○道路課長 今、出田委員が御指摘の七久保交差点から今泉クリーンセンターに向かう曲がり角の斜面のところなんですけれども、令和6年度予算で計上しておりまして、ネットなどの保護施設を、影響を及ぼす樹木等の伐採を実施することとしております。
今、発注作業を進めておりまして、12月から1月の契約を目指して、今後一般競争入札にかける予定です。
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○出田委員 12月から1月ということですけど、1月からもうクリーンセンターに、テストじゃないですけれども、トラックが入ってくるようになっているんじゃなかったかと思うんですが、そこの情報共有というのはできていますでしょうか。
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○道路課長 環境部からいろいろお話をいただく中で、その中で現道を通行規制はしないような形で伐採作業を進めるというような形で設計は進めていますので、特に通行量とかが変わったとしても問題がないと考えております。
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○出田委員 新しい動きが出るときには、あそこの枝木の伐採というのはもう済んでいるという認識でよろしいですか。
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○道路課長 作業自体が12月から1月の契約ですので、そこからまた準備をして、実際入る日程というのはまだ定まっていないというか、受けた業者が決めていくところなんですけれども、そうした際には環境部と調整させていただいて、問題のないように進めたいと思います。
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○出田委員 もうこの時点で問題じゃないんですか。環境部員は、今泉だ、ああいったところの市民の方に一生懸命説明をして進めてきているんですよね。枝木の剪定の話もいろいろと自分たちで苦労して、その方向に持っていったわけですよね。動き出す前にやってあげておかないと、動き出しがあってから後の作業ではおかしくないでしょうか。情報共有をしてとかおっしゃっていますけれども、情報共有も何も、始まる前にそういったことは終わらせないといけないんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
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○道路課長 設計作業、設計の業務とか委託業務とか発注のスケジュールなどは、なかなか縮めるところが難しいところもあるんですけれども、最大限縮めるところは縮めて、早めに終わるようにしたいと思っております。
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○出田委員 だからいつ終わるんですか。
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○道路課長 今、現地調査の結果では、ネットの部分の灌木伐採と、あと径が30センチ、20センチから七、八十センチあるような樹木の伐採になっておりまして、それが二十数本あるということなので、それなりに時間がかかるとは思っておりますが、契約後、早く入れるようにして、年度内に終わるというのは確実というか、それを目指して当然やっているんですけれども、前倒ししてできるように、今後調整はしていきたいと思います。
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○出田委員 環境部にちょっと確認しますが、今泉のクリーンセンターに、一時は全市のごみが全部集まる前に、テストという言い方をしたらいいんですかね。事前にある程度、今泉のクリーンセンターにトラックが入っていくということになっているかと思うんですが、そのタイミングはいつでしょうか。
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○月花環境センター担当課長 今の委員の御質問につきましては、令和7年1月の半ば頃から全市のごみを集中させる予定で、今調整を図っています。全市のごみといっても、一部焼却施設への直接運搬ですとか、それから、お示ししております資料でも御案内のとおり、車両の抑制ですとか、そういったことを図った上でということは前提でございますが、そのような予定で、計画が今動いているところでございます。
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○出田委員 ということでございますので、令和7年1月の半ばぐらいからは、あそこが今までとは変わった交通の量になるわけですよね。あそこの枝木の伐採というのは、それがあるからそこをやろうということになっていたと思うんですね。であるならば、1月の中旬のスタートまでには、あそこはきれいにやっておかないといけないと思うんですが、私の言っていることはおかしいでしょうか。
もう早くから、今回、予算がついている話だと思うんですね。あそこの工事については。私が言っていることがおかしかったら指摘してほしいんですが、私はそれが当然だろうと思っているんですけど、いかがでしょう。
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○道路課長 出田委員の御指摘は間違いないとは思うんですけれども、その中で、発注の作業も早めに進めまして、12月から1月の契約というところを目指していきたいと考えております。そこでどうしても重なってしまうときは調整させていただき、基本的には通しながらというところではあるんですけれども、環境部の事業に支障ないようにしたいと考えております。
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○出田委員 ちょっとしつこいようですが、もうちょっと聞きます。1月中旬に間に合わないようであれば、環境部との調整をしますということなんですが、環境部がもう早くから計画を立てて、来年1月の中旬のタイミングから動かしていくとやっているものを、2月の中旬とか3月の中旬からとスケジュールを下げるということでよろしいですか。
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○道路課長 交通は確保しながら行いますので、そこのスケジュールを下げるということは現時点で考えておりません。
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○出田委員 それでは1月の中旬までに完了ということで、目指すのではなくて、お尻はそこにもきっちりと設定をしていただきたいと思います。
以上です。
それともう1つ質問があります。今泉小学校入り口交差点ですね。あそこもクリーンセンターから川の上に歩道がずっと下りてきて、そこから今泉小学校入り口交差点までは民地を通らせていただいて、交差点の横断歩道までたどり着くというような状況になっていたと思います。これは6月の一般質問で副市長が答弁をされておりますが、きちっと交渉をしていきますということになっていたと思います。
民地が3か所ですね。所有者、3人の方がいらっしゃると思うんですが、その3人の方との交渉、それと契約、契約というんですかね、そういった取決めというのは終わって、歩道の確保は終わったんでしょうか。
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○道路課長 今、御指摘の場所なのですけれども、もともとお二方は土地の使用貸借を従前から取らせていただいていまして、通行させていただいております。もう一つが、今、建築計画とかがある場所なんですけれども、そちらは交渉を進めていくという副市長の答弁の後も調整を進めていたんですけれども、8月に改めてお断りの御見解をいただいたので、建築計画がある土地というのは、現時点でしっかりとした幅員を取るのは難しいような状況となっております。
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○出田委員 そうですよね。手前のおうちは少し道路から下がって建っていたんですけれども、交差点の角の家なんかは、基礎が道路ぎりぎりまで来ていますから、駄目なんじゃないのかなと私は思っていたんですけれども、今のお答えで、もうあそこは無理だというお話になりました。
ということは、今泉のクリーンセンターから下りてきている川上の歩道から今泉小学校入り口交差点まで、歩行者、自転車はどう交差点に行けばいいんでしょうか。どういう道を使って。
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○道路課長 御指摘の箇所も含めて、これまで砂押橋交差点から上流のバス通りの歩行者の安全確保が課題と捉えて継続的に取り組んでまいりまして、ただ、歩行空間の確保というのが、用地の確保であったり、家屋とか用地の確保に対して家屋等が建ち並んで、なかなか困難な状況があるという状況です。
実施可能な区間、今の御案内のところ以外は張出し歩道とかをやっているんですけれども、今のところは狭い状況で通っていただいている状況となっております。
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○武野委員長 今回の場所はどういう経路をたどればいいんですかという質問です。
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○道路課長 今のところは、まだ家が建っていないので、工事のところの際を歩いていただいているところと、現状としまして、地域の皆さんから御意見とかを頂いていまして、今泉小学校入り口交差点の横断歩道を渡って、反対側の路側帯を通って、スーパーに行く場合は、横断歩道のないところを渡っている方とかもいらっしゃるんですけれども、その先に横断歩道がありますので、そういったところを通っていただいているような状況だとお話などを伺っております。
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○出田委員 今建築中の住宅の際を歩いてもらっているというお話でしたけれども、もうぎりぎりまでロープを張られて、交差点に一番近いところはもう基礎がぎりぎりまで来ているから、そこの際を歩くなんかはできない状態になっていますよ。だから道路を歩かなくちゃいけなくなっているんです。横断歩道が交差点に、あれだけ大きな横断歩道があって、こっちには、上のほうには、市が造ったあれだけ大きな、川の上にある珍しい歩道があって、そこから横断歩道まで、民地を通りまして、全く歩道がなくなるという状況になっています。
これはどのように手当てをするおつもりなんですか。本当であれば、その土地が出たときに、もう真っ先に交渉をしなければならなかったはずなんですね。その交差点に行くまでは民地を利用している、元会社があった営業所が通っていいですよと言ってくださっている、そういう歩道の状況であるというのは分かっていたはずなんです。本当であれば、あそこの土地をがつんと買わなきゃいけなかったんですよね。ただ手後れになって、もうそこはどうしようもありません。通れません。右に行って逆側の歩道を歩いてもらって、横断歩道はありませんけど、みんなそこを歩いていますと、これはちょっとこっちが言う話ではないと思うんですね。造らなきゃいけないのにできていない、できなかった。じゃあどうするんですかということなんです。
私が先ほど質問したことに対しての的確な答弁ではありませんでしたけれども、もう現状歩道はありませんよと、道路ですよと。車が来た場合、歩行者が交差点に止まっているんですよ。右側で歩いていこうという歩行者は。車が通過してから道路に出て、そこを歩いて歩道に入っていく、こういう状況になっているんです。市としてこの状態をずっとやっているというのはおかしなことなので、これがもう無理になったということであれば、何か別案があるのか、それにすぐ着手しようとしているのか、そこを教えてください。
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○道路課長 今のところ、現道上での対策、その他、民地などを含めた様々な方策を視野に入れて、安全確保というのは重要だと思っていますので、まずは現状の把握であったり、土地の状況、誰が持っているとか、そういった状況を考えながら、現道上だけじゃなくて、広い範囲で今見ているような状況です。
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○出田委員 すみません、もう始まりますよ。もう今の時点で本当だったら確保して、町内の皆さんとかにも話をして、このような対応策を取りました。相当前から課題として挙げられていたことだったと思うんですね。本来であれば、もうこの後半、年に迫っているところ、このタイミングでは、もう住民説明とかそういったのにかかっていかないといけないところだと思うんですが、まだ何も対応策がないって、これは非常におかしいことだと思いますけれども、早急に何か対応策を考えて工事に入るなりやってほしいです。
なぜかというと、今まで環境部の職員たちは、各町内に頭を下げて説明をしてずっと頑張ってこられているわけですから、やっぱり何も対応ができていないということになれば、道路課じゃなくて、また環境部の職員がいろいろとお小言をいただくことになるんですね。副市長もこの前もああいう答弁をされているわけですから、やはりきっちり責任を持った仕事をしてほしいんですが、いかがでしょうか。
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○道路課長 民地がかなり迫っている状況とかもありまして、なかなか条件が厳しいところではあるんですけれども、お困りの方がいらっしゃいますし、環境部からも情報をいただいたりして、これまでの安全対策の措置とか、そういう改善はやってきたんですけれども、ここの周辺に関しても状況の把握を務め、何ができるかというのを考えていきたいと思っております。
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○出田委員 何ができるかというのはいつ分かるんですか。何月にそれが出てきますか。
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○道路課長 従前から課題があって、なかなか進んでいない地域ですので、いつということがお示しできなくて申し訳ないんですけれども、止めることなく状況の確認などを行って、課題を整理していきたいと思います。
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○出田委員 課題を整理して、じゃあ課長、いつそれを出すつもりですか。自分で。
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○道路課長 いつというのがお示しできなくて申し訳ないんですけれども、順ぐりにいろんな検討をしている中で、こちらについても、いろいろ状況が整理でき次第というところがありますので、そこはなるべく早くというところしか言えなくて申し訳ないんですけれども、状況把握に努めて、いろんな方策を視野に入れて考えていきたいと思っております。
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○出田委員 もう何か無理だというような感じなので、ではバス停から横断歩道を渡って、そのまま山に向かう、右側通行して歩いている人は、道路を先に通って、そこで危ない目に遭っていってくださいというような話になるわけですよね。でもそういう状況であるならば、それに対して一時的にでも対応する方法があると思うんですよ。何かありませんか。
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○道路課長 先ほど申し上げたように、現状としてそういうふうにお伝え聞いたので、横断歩道のないところを通ってくださいという話ではございません。警察などにも相談しておりまして、どういったことができるかというところを話もしたりしていますので、そういった中でできることというのを探していきたいと考えております。
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○出田委員 あの近辺の人は命がかかっているわけですよね。歩道がもう今の時点でなくなっているわけですよ。交差点、角の、融通していただいていた歩く場所が。今も危ない目に遭っているんですね。本当であれば、あそこに歩道がなければならないわけですよ。市の仕事として。でもそれがなくなっちゃっている、借りていたところもなくなった。市民が道路の上を歩いて市が造った歩道に歩いていっている、真っすぐ。であるならば、その道路に出るところが危険にならないような何か策はないんですかと私は聞いているんです。
何かいろいろ考えてとおっしゃっていますけれども、危ない目をまた、何か月も半年も1年もさせるおつもりなんでしょうか。一時的に何か対応する方法はないでしょうか、と聞いています。
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○加藤環境部長 私も都市整備部におりまして、そこの道は砂押橋から歩道が少なく、ないところもありながら、ずっといろいろ市民の皆様に御心配、御迷惑をかけているところではありますが、なかなか歩道の形態が造りづらい。車道の幅が決まっている中で、上流のように河川に張出し歩道を造るとかいう形をしながらも、砂押橋から七久保橋の間では、その反対側の家が高さが高いために、歩道を造ると家に入れないとか、なかなかそういう問題がありまして、まだ進んでいないところは御説明をずっとしているかと思うんですけれども、今回、我々も令和7年1月に車両が増える中で、例えば民地を借りる、買う、もしくはそれ以外の河川の上空を整備するということになると、令和7年1月までは、もうそれは絶対に無理なので、今動いたとしても多分難しいので、我々としては、令和7年1月を待てないですから、我々としてやれることはしっかりやりながら、例えばこの2ページにも書いてありますとおり、自分たちのごみの収集車両を集中させないとか、江ノ電の運行のナビは分かりますので、江ノ電の車両がどこにあるかというのを考えながら、我々も車両走行をセーブするとか、あとはボラードの写真もありますけど、ボラードを都市整備部に造っていただいたんですけど、ボラードを造ったり、今泉の交差点では誘導員などを置くなりを考えて、ソフト面ではありますけれども、やっていきますし、ただハード面としては、当然これからも、別に我々環境部のためということではなくて、市民の方の安全面を考えながら、歩道の拡幅とか整備を考えていかなきゃいけないものですから、それは環境部も都市整備部と協力しながら今後もやっていきたいと思いますので、まずは1月7日までのソフト対策を行っていくような考えでおりますので、ぜひその辺を御理解いただければと思います。
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○出田委員 御理解はさせていただきたいんですけれども、どうも納得がいかなくて、もうお尻が決まっていたものに対していろんな課題があって、それに対して対応しようとしてやってきたものが、ここで何かお尻が合わなくなってきているというのが、私、物すごく何か悔しいし、悲しいし、何でそうなるのかなという気持ちでいっぱいなんです。
先ほどの枝木の伐採については、もう何とかそこに間に合わせるように頑張る、もしくはずれるようであれば環境部と調整しますというお話だったんですけれども、今回の分は、歩道というものがなくなっちゃったんですね。1ミリもなくなっているんですよ。それで、横断歩道があって、川の上の歩道があって、この間の一部が全く1ミリも歩道がないという状況。ただ、何もできなかったかというと、そこの土地にはもともと建物があったけれども、そこを建て壊して別の利用をするというタイミングのワンチャンスがあったんですよね。これ、物すごいチャンスだったと思うんです。ただ、そのときに建設会社なのか、不動産会社なのか、どういう交渉をやられたのかというのは私も存じ上げません。ただ、本当にそのワンチャンスしかなかったチャンスをもう逃してしまっている。だからもう二度とそこを歩道として使うことはできないですよね。ただ、その代替策を考えるとしても、今の時点で、ここの道路を歩かないといけない市民がいるわけですよね。さっき申し上げましたように、車が来ると立ち止まって、交差点のところの歩道にじっと待って、車が行き過ぎた後、道路に出て右側通行して、上の歩道に入っていくというような状況になっています。いろんなことをこれから先考えられると思うんですが、現時点そうなっているわけですね。
だから、これに対して、今の状態、今の交通量は今までどおりですよ、でいいかもしれませんけれども、12月の後、1月になったら、そのタイミング的に車を少なくしますとか、ずらしますと言ったって車の量は増えるわけですよね。であるならば、そこに対して次の対応策ができるまで、そこの安全というのを、安全確保しないといけないと思うんですよ。右側通行される方のですね。だからこれに対して何か対応策がないでしょうかと申し上げているんですね。
いろいろとお話はできないでしょうけれども、私が申し上げたいのは、あそこに誘導員を置くべきじゃないでしょうか。次の代替策の歩道が確保できるまでは、と思っております。いかがでしょうか。
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○加藤環境部長 委員がおっしゃるとおりだと思いますし、資料4の2ページ目に、市の交通安全対策として3ポチ目に車両の誘導監視ということを明記しておりますので、そちらを考えております。
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○出田委員 それ読んでおります。ここにあるのが定期的に行いますなんですよ。これ毎日じゃないでしょうか。日曜・祝日は収集車回しませんからという理屈は通るかも分かりません。ただ、日曜・祝日は収集がないからトラックが通りませんでも、5日間は使うわけですから、そこに誘導員を毎日、一日中置かないといけないんじゃないでしょうか、と私は思うんですが。新しい歩道が確保できるまでは、いかがでしょう。
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○月花環境センター担当課長 これは住民の皆様に、周知のために使用したペーパーでございまして、定期的に発行させていただいている一つの施策です。もう、ペーパー上でお示しすることに、前もって住民の皆様には、こういった対応策をお示しし続けてきたところでございます。
今回、今、御指摘いただいてございます歩行空間のところですね。現状、御指摘のとおり非常に近隣の方々、歩くのに大変不自由されていて、恐らく運転される方も運転しにくいかと思いますし、また我々職員も通勤で通る場所でございますので、十分その危険性等々は認識してございます。
そういう中で、まずはその時間軸としましては直近、直ちに警備員を置く、要は交通監視員を置くというところも視野に入れつつですね。収集業者というのが、例えば、市の職員が誘導に当たることによって、一定の効果が得られると思っています。これは、いわゆるごみの収集車のしっかりと安全を図って運転しているかとか、それから臭気の問題ですとか、そういった監視にも役立ちますので、今回は、こういうような状況になってまいりましたので、まずは取り急ぎそういった市の職員による誘導員の配置であるとか、将来的には交通誘導員の配置ですとか、そういったところをちょっと視点を広げて、検討していきたいなと思います。
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○出田委員 すみません、長々と質問しましたけれども、やはり、このごみの事業をやる上で、今泉クリーンセンター周辺の住民の方たちには、いろいろと御迷惑をかけるし、それなりにずっと説明会をされてこられて、その付帯の業務として道路の整備とか、そういったことをやっていくようになっていると思うんですね。いつかやりますではなくて、やっぱり始まるときには、もうきちっと終わっているというような気持ちのいい事業のやり方をやっていただきたいなと思います。
警備員はもう、これ、今、環境部だけのごみのことで危ないとかではなくて、もう、現時点で歩道がなくて危ない状態になっているんですね。これはもう、全庁的にあそこはちょっと課題があると見て誘導員を早急に置いていただかないと、事故が必ず起きてくるんじゃないかなと思います。
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○日向副委員長 名越の中継施設整備のところでお伺いいたします。今回、今後の中継施設整備の業務委託が出てきまして、改めてこの中継施設設備の規模的に一、二年のうち120トンというところでの施設だなと思っているんですけれども。これ、今後、将来的に逗子市が焼却が停止した後のことも踏まえて、このぐらいの規模というところであるため、そうすると現状、今のところはここまで大きく稼働しなくても大丈夫、でも今後将来的に見据えてこのぐらいの規模でやっていけば、逗子市や葉山町のごみも、いずれ中継施設として鎌倉市が集めるというか処理するようになった場合にも対応できるという認識でよろしいでしょうか。
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○不破環境部次長 今、日向副委員長おっしゃるとおり、令和17年度以降ですけれども、2市1町で鎌倉市以外に逗子市、葉山町の分も中継施設として受け入れられる規模という形で、今回整備をしていくというような形になっております。
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○日向副委員長 計画上では受け入れるような、ちょっと図を見ると、まだ確定なのかちょっとあれなんですけれども、一応、実施計画の中ではそうなっているんですけれども。そうすると停止した後に、じゃあ、さらにあの場でもう少し、その逗子市、葉山町のごみが来るように対策をしなければいけないとか、そういったのではなくて、もう今現状でそこまでも踏まえて造っていただいているという認識でよろしいでしょうか。
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○不破環境部次長 施設の臭気の対策ですとか、車両の運用の方法とか、そういったところも含めた形で受け、最終的には令和17年度以降受け入れられるような形で、2市1町の広域化計画をつくって、それに合わせた形で施設整備をしていくというような形で考えて、今、報告をした業者選定の手続をしているところです。
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○日向副委員長 将来的にごみの量自体も減らしていく、2市1町も減らしていくという中ではございますけれども、現状、その計画の中での発生するであろうごみに対しては、受けることは可能な形での施設整備になっているというところで、よろしいですかね。はい、分かりました。
続きまして、紙おむつの資源化のところでございます。先ほど質疑の中で、令和7年度中ぐらいにちょっとできればというところで、これまでもいろいろ実証実験等をするという中で進めていただいてきている中で、期間的なものがようやく見えてきたのかなと思っておりますけれども、今後のこの対応策の中で、これ資料5ですかね。資料5の2ページのところで、異物混入を防ぐためというところで、機械や人による分離または分別精度を上げた収集というところなんですけれども、これはある意味、もちろん実際に出していただく方に対しての分別精度を上げていただくというところもあると思うんですけれども、それ以上に、こういう資源化しているということで、今後、こういう循環して鎌倉市として取り組んでいくんですよというところも踏まえて、やっぱり周知していっていただきたいなというんですね。要は、分別を徹底してくださいというよりも、それによって今後それをしていただいたことであって、こういうふうに循環していくんですよという、その先の部分も含めてちょっと丁寧に説明していただきたいなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうかね。
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○不破環境部次長 資源化につきましては、以前も日向副委員長からその他の品目でもそういった見える化といいますか、その先、こういって生まれ変わっていくんですよということを分かってもらうような形で周知をしていくようにということはずっと言われて、そこは頭に入れておりますので、やはり、そういったところは市民の皆様により協力してもらいやすい、協力しようという意識が働いてもらえるような形での周知に努めてまいりたいと思います。
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○日向副委員長 何度も言ってしまっていることだと思って申し訳ないですけれども、ぜひ引き続きお願いします。
その中で、今回、公立の保育園の回収ボックスというので好意的な意見が多かったということなんですけれども、これ14日間ということなんですけれども、こういった実証実験を踏まえて、今後、市としてもこの紙おむつの資源化に取り組んでいく際には、こういった手法というのは引き続きやっていこうということでよろしいですかね。
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○月花環境センター担当課長 紙おむつの資源化に向けましては、やはり収集の効率化というのが一つの課題といいますか、政策としては重要な部分を占めると思っています。今回、公立保育園で保育園と保護者の方に御協力いただきまして、収集の実験をしたところ、比較的御家庭で出ていた紙おむつを、保育園に毎日登園しますから、いつでも出せるですとか、そういった利便性が得られたのかなと思います。
また、鎌倉市が今展開してございます地域通貨との連携ですとか、インセンティブで持ってくることによるメリット等々も組み合わせながらやったところ、比較的集めることができるのかなという感触は取っているところです。
また、収集の利便性以外にも、やはり分別も今のこの出し方というのですかね。例えば介護をされている方ですとか、それから育児をされている方々の紙おむつの交換等々の手間もなるべく今と変わらないように、より楽になるように、無理やり分けるとかという手間がないようなところの負担軽減も考えながら、その回収ポイント等増やして、いわゆる通常の家庭収集で、その分また収集車両多くなるというところだけではなくて、ある程度寄せてやっていけるような拠点回収のようなことを少し検討して、効率的な回収ができるような体制をつくっていきたいと考えております。
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○日向副委員長 国もかなりこの紙おむつの資源循環というのですか、そういったものに対しては、推奨というか推進してきているものでありますし、また何らか自治体だけじゃなくて、多分事業者にもいろいろな支援が国から出てきていたりとかすると思いますので、国や県と連携していく、関係事業者と連携していくということでございますけれども、そういったところの連携というのが一番進んでいくし、また、それが先行事例になっていくと全国的にも広がっていくものだと思いますので、ぜひ、鎌倉市としてかなり紙おむつの資源化は長年取り組んできていただいているので、そういった先行事例の大きな一つになっていただきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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○武野委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいまの報告、了承かどうか確認したいと思います。
(「聞きおく」の声あり)
多数了承ということになりました。確認しました。
それでは、道路課職員退室のために、休憩を少しいただきます。
暫時休憩いたします。
(14時33分休憩 14時44分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第5報告事項(3)「戸別収集の進捗状況について」を議題といたします。
原局からの報告をお願いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 日程第5報告事項(3)戸別収集の進捗状況について、資料に基づき説明いたします。
戸別収集の進捗状況についてを御覧ください。
初めに、令和7年4月から実施する先行地区について説明いたします。
資料1の「1 令和7年4月から燃やすごみ戸別収集を開始する先行地区について」を御覧ください。
今回の燃やすごみ戸別収集については、収集事業者の体制整備等を考慮し、令和7年4月から一部地区を、令和8年4月から全市を対象に実施する予定ですが、このうち、先行地区については、対象となる自治・町内会長に、令和7年4月から燃やすごみの戸別収集を開始することについて、事前説明を行った上で、「広報かまくら」や市ホームページなどで公表しました。
具体的な対象地区は岩瀬、今泉、今泉台、山ノ内、七里ガ浜、鎌倉山、笛田、大町五丁目自治会エリア及び松葉町内会エリアになります。
これらの地区を選定しました理由は、過去にモデル事業を実施しており、円滑な導入が期待できる地区、市環境部の施設から近く、市職員が即座に対応できる地区、高齢者や子育て世帯の居住割合が多い地区となります。
続いて、共同住宅における排出場所について説明いたします。
「2 共同住宅の戸別収集品目専用排出場所の確認について」を御覧ください。
戸別収集を実施するに当たり、現在、専用の集積所を持っていない共同住宅については、戸別収集品目専用の排出場所を新たに設定していただく必要があります。こちらにつきましては、9月中に先行地区にある共同住宅のオーナー等に通知を送る予定です。早ければ10月頃から、その返答があるものと考えており、必要に応じて現地確認を行うなど、丁寧に対応してまいります。
次に、集合住宅の集積所維持管理に係る補助制度について説明いたします。
「3 集合住宅の集積所維持管理に係る補助金について」を御覧ください。
戸別収集の導入は、戸建て住宅に住む方にとっては、集積所の管理に係る負担が軽減することや、資源化が促進されるなどの効果が期待できますが、集合住宅に住む方は、排出方法に変更がなく、戸別収集により期待される分別促進効果が十分に発揮されないことが懸念されるため、集合住宅のごみ集積所を管理している管理会社や管理組合等の団体、集合住宅の所有者等が、集積所の設置や集積所の維持管理物品の購入など、分別促進による資源化に積極的に取り組む際の支援を行うための補助制度を設けます。
令和6年10月からの制度開始を予定しており、本制度を御利用される場合は、事前に市に申請いただく必要があります。申込み方法等の手続については、準備ができ次第、市ホームページ等で御案内していく予定です。
次に、少量排出事業所収集制度について説明いたします。
「4 少量排出事業所収集制度について」を御覧ください。
当制度は、戸別収集への移行に伴い排出機会を失う事業者について、一般廃棄物のうち、燃やすごみを市で収集する制度として整備するものです。9月から先行地区内の対象事業所への説明を、10月から事前登録の開始を予定しています。
次に、周知方法について説明いたします。
「5 市民周知について」を御覧ください。
戸別収集について広く市民の皆様に周知するため、様々な媒体を用いていきたいと考えています。「広報かまくら」では、8月号で「燃やすごみを対象に、令和7年4月から一部地区を令和8年4月から全市を対象に戸別収集を開始する」ことと併せて、先行実施するエリアについて掲載しました。10月号では戸別収集の特集を組み、戸別収集を行う目的やその概要、市民の皆様に御準備いただく排出容器や排出場所の例、対象品目や全市展開までのスケジュールなどを分かりやすく紹介する予定です。さらに12月には、「広報かまくら」と一緒に戸別収集に関するリーフレットを全戸配布し、さらなる周知を図る予定です。
その他にも、自治・町内会向けに回覧用のチラシを配布し、情報をお届けするなど取り組んでいます。
資料2、自治・町内会向けチラシを御覧ください。
令和6年8月中旬に、このチラシを全自治・町内会に発送し、戸別収集を段階的に展開していくスケジュールや、先行地区の詳細、排出場所の変更等についてお知らせしております。自治・町内会向けチラシについては、今後も適切なタイミングで発信していきたいと考えております。
資料1に戻ります。
このほかにも、市ホームページなどを活用しながら、引き続き市民の皆様が混乱なく戸別収集に移行できるよう、丁寧に御案内してまいります。
また、説明会につきましては、まずは先行地区の自治・町内会を中心に開催していく予定ですが、説明会に参加できない方にも情報が行き渡るよう、戸別収集に関する動画を作成するなどし、周知に努めてまいります。
次に収集事業者について説明いたします。
「6 収集事業者の選定について」を御覧ください。
事業者の選定に当たっては、一般競争入札のように単純に費用だけで判断せずに、公募型プロポーザルを実施し、戸別収集に必要な実務能力等を継続的に維持できるか、十分な実績があるか、市民が抱く懸念を解消することを念頭に置いた対応ができるか、といった部分について評価した上で選定することとしました。
令和6年8月28日に応募事業者によるプレゼンテーションを実施したところであり、委託事業者が決定しましたら、審査の結果も含め、市ホームページで公表する予定です。
最後に、戸別収集実施計画について説明いたします。
「7 戸別収集実施計画について」を御覧ください。
戸別収集について具体的な内容を示すため、戸別収集実施計画を策定します。実施計画では、クリーンステーション収集にかかる負担や分別の促進など鎌倉市が抱えている課題を解決するための導入であることをはじめ、燃やすごみ戸別収集を段階的に全市に展開していくスケジュール面や、具体的な排出場所のイメージ図などを掲載します。
なお、今回の戸別収集導入に当たり、燃やすごみにおいて、クリーンステーションを継続利用したいという声に対しては、クリーンステーション利用者全員の同意を得るなどの条件を満たす場合、事前申請いただくことで継続利用を認める予定です。
報告は以上となります。
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○武野委員長 今の報告について御質疑はございませんか。
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○児玉委員 私からは、1点、ここの戸別収集の進捗状況、資料1、そこの2ページ目の6の収集事業者の選定についてということで、8月28日にプレゼンテーションを実施されたということですけれども、これは答えられるかどうか分からないですけれども、このプレゼンテーション実施されたのは何者だったのか、これお答えできますでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 そちらにつきましては、今月終わりから来月頭ぐらいに予定している結果発表を市ホームページで公表する予定ですが、そちらで御確認いただくという形になります。
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○児玉委員 先ほど説明にもありましたけれども、ただ単に安いところを選ぶというわけではなくて、しっかり実務能力があるかというところを慎重にということでおっしゃっていましたけれども、戸別収集を、これは前回の議会でも決まりましたけれども、戸別収集に関して「広報かまくら」を受け取って、それを見て、かなり心配されている方も何人か実際にいらっしゃいます。何を心配されているかというと、戸別収集を本当にできるんですかという声がいまだにやっぱりありますし。ただ、一方で、もう1日でも早く、いいからやってほしいという方が多いのも事実です。なので、ここにあるように、実際にどこの業者とか事業者にするかというのはもちろん、それは慎重にしっかり選んでいただきたい思いで質問させていただきました。
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○日向副委員長 戸別収集、ようやくといいますか、実際の日にちが決まって発表ができたなと思っておりますけれども、その広報の前に、事前に各自治・町内会長等にお話をされたということなんですけれども、そのときの反応といいますか、先ほど、クリーンステーション利用を継続したい場合は、その特例みたいなのがあるという話があったんですけれども、全体的にどういった反応があったとかというのはありますでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 先行地区の皆様ですけれども、反応なんですけれども、モデル事業で過去に戸別収集を経験されているところにつきましては、ようやく再開してくれるのかということで歓迎の声を大変いただいております。心配しておりました今回初めて戸別収集を実施することになる地区からも、非常に肯定的に受け止めていただいておりまして。特に戸別収集を導入する理由としまして、クリーンステーションの維持管理の負担軽減というところですね、そこをしっかりと説明しますと、皆様非常に肯定的に捉えてくださるといったような結果となっております。
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○日向副委員長 モデル地区をやられていた地区につきましては、多分またこれからというのはありますけれども、本当に初めてのところは、本当これから4月に向けてより丁寧に説明をしていただかないととは思っておりますけれども、好意的な印象があったということで承知いたしました。
この資料1の大きく2番と3番のところなんですけれども、この共同住宅の戸別収集品目排出場所の確認というのと、3番のこの集合住宅の集積所維持管理というので、集合住宅の中に共同住宅が含まれるのかなという認識はあるんですけれども、この共同住宅、要は、この補助金等が出るというのは、共同住宅のところにも出るという認識でよろしいですか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 大変申し訳ございません。こちら共同住宅と集合住宅ほぼ同じ意味合いとして取り扱っております。統一すべきでございました。失礼いたしました。
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○日向副委員長 そうしますと、この3番の集合住宅の集積所維持管理に係る補助金というものは、その2番のところでそのオーナーに通知していただいて、もしそういった排出場所がない場合には、こういった補助金も活用して設置してくださいというお願いになるというような流れでよろしいですか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 御認識のとおりでございます。
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○日向副委員長 収集事業者につきましては、先ほど児玉委員が質疑していただきましたけれども、本当に実績といいますか、決まってから収集できなかったとかというようにならないような形で、ぜひ、委託業者については決定していただきたいと思っております。
あと最後に、先ほど、クリーンステーションの利用を継続する場合に、その周辺の使っている方々が継続してもらいたいというのがあったら、それは認めて収集するということなんですけれども、あんまりその数が、ちょっとどのぐらいの程度のクリーンステーションの場所があるのか、その要望があるのかちょっと分からないんですけれども、それをどんどん認めていってしまうと、あまり戸別収集、やっぱり全市で実施してやっていこうという流れとは少し変わってきてしまうのかと思うんですけれども、その辺については、要は収集の仕方も多分クリーンステーションに収集するのと、戸別で収集する場合というのは、作業する方もやり方が全然変わってくると思うので、車両もつけなきゃいけなかったりとかいろいろあると思うんですけれども、その辺はある程度、そういった声には応えなければいけない部分もあるのかもしれないんですけれども、これをどんどん増やしていくような流れにはならないでほしいなと思うんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 我々も原則、戸別収集ということで、やはり戸別収集をやることによって得られる効果、ごみの減量・分別の促進、あとクリーンステーションの維持管理負担の軽減、そういったところのメリットがあるというところを十分説明した上で、ただ、まあこういう制度がありますよというところで説明をしていきたいと考えております。
実際にこの制度を、東京で実施している自治体があるんですけれども、ヒアリングしましたところ、基本的にはあまり利用される方はいらっしゃらないと聞いております。また、実際最初はその制度を利用する方も、じきに戸別収集に移行することになるというお話を聞いておりまして、それほど数はないんじゃないかと思います。実際の収集に当たりましては、地図などを用いて丁寧に細かく対応していくことで、取り残しなどないようにしていきたいと思っております。
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○日向副委員長 多分、最初にそういった形でクリーンステーションをというところが幾つかあって、それが時間がたって、やっぱり全部戸別にしてくださいとなったときに、収集業者の方もまたルート等も考えなきゃいけなくなってしまったりとか、そういった部分も出てきてしまうと思いますので、そんなに例がないだろうということなんですけれども、一応そういった制度がありますよというのは、確かに市としてそこは伝えるところがあるかと思うんですけれども、やはりこの全市的にやるというところが一つの効果があると思いますので、ぜひそこの部分は、ちょっと件数が分からないのであれなんですけれども、あまりどんどんやられないようにと言ったら変なんですけれども、そこの部分は少し踏まえて説明をしていっていただけるとありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員長 私から2点ほどお願いします。前回、私、相当このことについては質疑させていただいたので、それを踏まえた上でなんですけれども、集合住宅の集積維持管理の補助金についてというところ、これが集合というのがどれぐらいの規模なのかなと、私の知っているところでは2棟で1軒というのがあったりしてね、それぞれ別のところにクリーンステーションを持っていたりした場合、結構、箱みたいなのでちゃんと用意されているようなところありますよね、どの範囲かなというの。何かその集合住宅の戸数の基準があるのかということと、あと、実は、補助金を出しても、組合というか家主も何もしないアパートがあるんです、実際。補助金だけ懐にということになりはしないかなというのが、ちょっと心配です。これが1点目。先に1点目からお願いします。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 共同住宅の定義というところなんですけれども、やっぱりある程度の戸数があって、それで集積所を設けるというところになりますので、1軒しかないというところを集合住宅と呼べるかというところはございますので、2軒、3軒というところの規模がある程度、そこは実際、現地を確認させていただくなどで対応していきたいと思います。
もう1点の御質問なんですけれども、補助金だけもらって何もしない人がいるんじゃないかという御心配なんですけれども、今回、この制度をお使いになる場合なんですが、事前にこういうことを考えていますというところ、例えば、ネットボックスを購入しますですとか、ネットボックスを買い直しますですとかいろいろあるんですけれども、そういったものを事前に市に御申請いただくという形になります。市で、対象であるということで決定通知を送って、そこから実際に建物のオーナーなどは着手していただく。その後に、実際に着手した結果を私どもに報告をいただくという形になりまして、その報告を見た結果、我々としてきちんと、これはやっているということを確認できたら、補助金というものを出すと、そういうような流れになっております。
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○武野委員長 2つ目、大きな2つ目。戸別収集のところでクリーンステーションを引き続き使いたいというところで。それから、例えば、しばらくやってみて周り見て、やっぱり戸別収集がいいわという方が出てきた場合、最大で20軒ぐらいを1つのクリーンステーションで目安にしていると思うんですけれども。その場合、また、その住民が1軒1軒、全員の合意を得られて初めて戸別なのか、その人だけ抜かしてみたいな、その流れというのが、つまり逆パターン、クリーンステーションを使っていたけれども、その中の数人が戸別収集にしたいなという、そういうケースについてはどうなりますか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 継続利用を認めるクリーンステーションの条件としましては、そのクリーンステーションを御利用になっている方全員が、その継続利用ということに対して同意されていることというものを条件としたいと思っております。例えば、そのうちお一人でも、自分は戸別収集がいいというような御選択をされた場合は、そのクリーンステーションは継続利用不可という取扱いになります。
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○武野委員長 その場合、全員が、20軒のうち1軒が嫌だよとか、もしくは引っ越してこられて、何ここクリーンステーションなの、嫌だわと言ったら、20軒がみんな戸別になるということですか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 構成員の中でお一人でも、例えば、転入してきた方が、やっぱり戸別収集を希望するということであれば、クリーンステーションは継続利用不可となりまして、皆様戸別収集へ切替えという形になります。
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○武野委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
この件に関して、了承かどうか確認したいと思いますけどよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認されました。
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○武野委員長 日程第6「陳情第22号ごみ処理について最善の方法を考えることを求める陳情」を議題といたします。
説明者の方は発言席に移動してください。
説明者に申し上げます。発言は10分以内でお願いします。また、発言内容は、陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員個人、団体への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 石田氏 中央公園の寺分口の近くに住みます石田美智子と申します。
今朝の毎日新聞をそこで朝拝見しておりまして、鎌倉が長く住みたい街というアンケートで、京浜地帯での話ですが8位だそうです。おめでとうございます。ただし、1位は葉山、去年に続いて2年連続だそうです。2位が逗子、やはりここら辺りは緑が多くて住みやすい、そういうところだと思います。まあ、8位、うれしく読みました。本当に暮らしやすいところです。
暮らしやすいところで、私、この猛暑の中、冷房つけましたのは、たった数日です。窓を開けますと、隣の中央公園から台峯に続く緑の風がまいりますので、扇風機と換気扇を回しますと、小さい家でございます、十分それで過ごせます。本当に暮らしやすいところです。
ところで、今、地球温暖化が問題になっておりますが、その温暖化について、ごみの処理が非常に大きく左右すると思います。昔、生ごみのバイオシステムというのが計画されましたけれど、あれはぽしゃって残念なんですが、でも、今、もっと進んだ形の施設がまたもっと広いところにできたら、かえっていいかなと思っております。
私の関係している市民グループでつくったレポートの中にこんな文がありました。先日のNHKスペシャル特集にあったように、移転先と予定され深沢JR跡地が軟弱地盤で液状化により地中の杭基礎が保たず、高層建築は無理だとのこと。柏尾川も国土交通省から危険都市河川に指定され、溢水が懸念されているという不安な土地です。だから、私たちは、この土地を、この先がいいんですよ、藤沢市の境川にあるような親水公園や緑地公園、アスレチックやスポーツ広場やサイクリングコース、建物はガス化溶融炉によるごみ処理施設を造り、発生する熱や電力を応用した温水プールや温浴施設で、子供も高齢者も市民みんなの交流の場にしたらいいのにと考えています。
私は、そこにさらに、バイオの生ごみの処理施設、それからリサイクルセンターもそばに移動して、そのリサイクルしたものと、市民のもとにある使えるけれど不要なもの、価値ある不要品をみんなそのところへ集めて、ロハの館とでも名づけましょうか。外国の例なんですけれど、大きな建物を建てて、そこに棚だけを作っているそうです。その棚に市民が勝手に自分の不要なものを置いて、そして必要な人はそこからか勝手に持ち去る、そういうオープンな施設があると聞きました。そんなものを作って。どうでしょう、ロハの館、もっといい名前があったらいいんですけれど。
そういうセンターにすれば、燃えるごみはエネルギーとして利用できる。生ごみは、エネルギーと、それから堆肥などになって、また環境の中に戻れる、そういうふうにして、今、懸念されております地球温暖化に対する防衛としたいなと考えております。
さらには、大きなダムを造らなくても、小さな河川でも流れはエネルギーです。その河川、それからこの太陽光、風力、潮力も使えます。この鎌倉、そういう天然の資源を使えば、東京電力から電力を買わずに、鎌倉市だけで小さな自治経営エネルギー区ができると思います。
実は、小田原には、その小電力のグループができているようでございます。地球温暖化に対する私たちの精いっぱいの知恵でございます。
そして、実は8月の広報で知ったのですが、令和7年4月から収集方法が変わる、戸別収集になるということなんですが、私びっくりしました。だって有料化になるときに戸別収集やろうかといって、鎌倉山と山ノ内にテストケースができました。そして、その結果アップダウンが多いし、経費的に駄目だということで、各戸収集は計画倒れになっていました。それが何でと思ったんです。と申しますのが、今、集積所で収集していますよね。そうすると、お当番が大変だということなんですが、お当番というのは1年中やるわけじゃないし、そのグループの中である期間だけお当番の日だけやればいいわけです。また、そのお当番の中で、朝出すのはいいけれど、その後出かけなくちゃいけないから始末は困るという人や、朝は弱いのよね、終わった後のお掃除とか片づけとか、それだけだったらできますというような人が2人セットになれば、2人分の日数を2人で担当できます。そういういろいろなことは、そのグループの中で調整すればいいんで。お体の弱い方が集積所まで持っていくのが大変だというならば、そのグループの中でお世話する方、できる方がお世話していくと災害が起こったときに、その弱者の方の安否確認などもスムーズにできると思います。回覧板回すだけが、隣組じゃないんですよね。
ということで、戸別収集は4月に絶対してほしくないんです。この中で、ごみ処理を御自分でなさっている方、ちょっと。1人もおられない。おられました。その方にね、考えていただけると、ごみを8時半までに出して、それであとは自由になるというのは本当に助かると思うんです。8時半じゃなくて。収集車が来た後すぐに片づけないと、空の容器ですから風で転がって道路に行く。私たちなんか坂の途中ですから、ごろごろ風に飛ばされて、その下、さらに石段が百十何段あるんです。そんなとこ行って、もしも通る方にぶつかってけがでもさせたらどうでしょう。そういうことあるといけないから容器に名前書きましょう。そうしたら、その名前によって、私はその方に弁償しなきゃいけないでしょうか。そういうことを思うとね、戸別収集怖くなったんですよ。
だから今日最後のチャンスと思って、絶対4月の戸別収集をやめてほしい。私、そんな年金生活者ですから、人様に賠償払うなんてことできません。どうぞよろしくお願いいたします。
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○武野委員長 次に、質問者に対する質疑を行いますが、委員におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることを御配慮願いたいと思います。
では、質疑のある方どうぞ。
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○藤本委員 確認させていただきたいんですが、この質問の趣旨としては、ごみ処理について最善の方法を考えることという意味でよろしいでしょうか。それとも、戸別収集の中止というのが、この陳情の趣旨でしょうか。
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○趣旨説明者 石田氏 一番の要求は、戸別収集をやめることです。私は、老婆心、93歳ですから本当の老婆ですけれどね。そういうようなことを、万一のことを思うと暮らせなくなります。怖いでしょ。自分の名前を書いた、誰が犯人か分からないといけないから、名前を書きましょうとかいうことになって、バケツに自分の名前を書いて、それが階段を転がっていって人様傷つけて、その方が病院に入ったら、私、弁償しなくちゃならないと思うんですよね。私は年金生活者で貧しいですから、そういうアクシデントは考えただけでぞっとします。それで、現在の収集方法がいいと思っています。
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○武野委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、説明者に対する質疑を終了いたします。
説明者の方は、傍聴席にお戻りください。
それでは、次に原局から説明をお願いします。
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○不破環境部次長 日程第6陳情第22号ごみ処理について最善の方法を考えることを求める陳情について、説明をいたします。 いただいた陳情書の内容、これを基に説明をさせていただきます。
本陳情の要旨は、ごみ処理は、地球の現状を悪化させない方向を取るべきで、責任を持って処理せねばならないこと、他者に任せることなく、未来のために最善の方法を考えることを求めるものです。
陳情の理由として、(1)ごみ処理は自らが責任を持って処理すべきであること、電力等を近隣住民に提供することで有用な施設と成り得る生ごみバイオ処理施設整備を中止してしまったこと、(2)他自治体において整備したごみ処理施設が市庁舎等に隣接して整備されており、市民の憩いの場となっていたこと、(3)戸別収集について不可との結論が出ていたが、実施に向けた取組が再度進められようとしていること、(4)ごみ処理施策は市民生活に大きく影響することから、市民投票にて決定すべきことが挙げられています。
本陳情の内容に係る市の対応について説明します。
(1)ごみ処理広域化についてです。現在、市内で排出される家庭系燃やすごみは名越クリーンセンターにて焼却処理を行っていますが、施設の老朽化に伴い、令和7年1月中に焼却を停止し、その後は、逗子市及び葉山町と連携してごみ処理を行うこととしています。全国には、1,000施設以上の焼却施設がありますが、人口減少や担い手不足が進む中、国の方針でもごみ処理の広域化や集約化を推進しています。鎌倉市という市域に捉われてしまいがちですが、本市では環境面・財政面の観点から市内に焼却施設を新たに建設せず、2市1町を一つの区域として連携し、責任を持ってごみ処理を行うとともに、ごみの減量・資源化に取り組むこととしています。また、災害時を含めた有事の際のバックアップとして民間事業者と協定を締結し、安定的なごみ処理体制の構築に努めてまいります。
生ごみバイオ処理施設整備についてです。山崎下水道終末処理場用地内にバイオマスエネルギー回収施設を整備する計画としていましたが、平成22年(2010年)11月に全員協議会において報告を行い、当時は本市が計画していた同等のバイオマスエネルギー回収施設の事例が全国的に少なかったことや、施設建設及び維持管理に多額の経費がかかることから、施設は建設せずに、ごみの減量・資源化を進め、ごみの焼却量を削減する方針といたしました。 (2)ごみ焼却施設についてです。平成28年(2016年)3月に山崎下水道終末処理場未活用地に焼却施設を建設する「鎌倉市ごみ焼却施設基本計画」を策定しましたが、施設候補地の地元住民との話合いが平行線をたどり、名越クリーンセンターの焼却停止期限が迫る中で、改めて社会情勢等を踏まえ、最適なごみ処理体制について検討を行い、焼却施設を建設する場合と建設せずに減量・資源化を進めた場合を比較し、徹底したごみの減量・資源化を進めた上で、焼却せざるを得ないごみは広域化で処理を行うことに方針転換することが妥当であると判断し、平成31年(2019年)3月に「将来のごみ処理体制についての方針」を公表しました。当該方針を踏まえ、現在は「第3次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画」及び「鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化実施計画」に基づき、ごみ処理広域化の実現に向けて、広域処理体制の構築、名越中継施設の整備等を進めています。
(3)戸別収集についてです。平成25年(2013年)に「家庭系ごみの戸別収集・有料化及び事業系ごみ処理手数料の改定等実施計画」を策定し、モデル地区での先行実施を行い、全市での事業展開を計画していましたが、当時は費用に対するごみの削減効果や市民理解のさらなる醸成が必要であるなどの理由から実施を見送りました。しかし、この間にも高齢者や子育て世帯、多様なライフスタイルの下で生活する市民のごみ出しに対する負担や、不法投棄、動物被害、設置場所の調整や当番制等によるクリーンステーションの維持管理に当たって負担は生じており、安定的かつ継続的なごみの収集体制を構築する必要があることから、令和6年(2024年)5月に「鎌倉市における戸別収集のあり方について 方針」を公表するとともに、同年6月定例会において補正予算が認められ、燃やすごみの戸別収集を令和7年度から一部地域での先行実施、令和8年度から全市実施を目指し、準備を進めているところです。排出容器につきましては、各家庭で負担のない方法を選択していただくとともに、要望に応じて個別に調整をさせていただきたいと考えています。
(4)ごみ処理施策についてです。ごみの適正処理は自治体の責任であり、市民生活を支える上で、安定的なごみ処理を継続していくことは必要不可欠であると考えております。ごみ処理施策の推進に当たっては、これまでもパブリックコメントの実施や、各種説明会・イベント等による普及啓発を通じて、市民の皆様の御意見をいただきながら市が施策を決定してまいりました。今後も、市民の皆様の御理解、御協力が得られるよう丁寧に対応をしてまいります。 以上で説明を終わります。
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○武野委員長 本陳情についての御質疑はございませんか。
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○藤本委員 戸別収集に関しての決定については、私自身が6月の定例会で伺いました。その際に、戸別収集を要望する声が大きくなっているから決定に踏み切ったとおっしゃっていただいていましたが。こういった陳情のような声は届いていたんでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 戸別収集に関しては、やっぱり賛否ありましたので、賛成の声もあれば反対の声もいただいていたところです。
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○藤本委員 賛否ある中で、どのように実施する決断に至ったんでしょうか。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 やはり、今現在行っているクリーンステーション収集、そちらでの維持管理の負担ですとか、あと、今後高齢化が進んでいく中で、ごみ出しの負担を軽減すると、そういったことが必要であると判断した結果、戸別収集を再度導入するという、チャレンジすることになったという経緯がございます。
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○藤本委員 要望する声が大きくなっていたとおっしゃっていましたよね。で、こういった声もありますかと言ったら賛否ありましたというのだと、声が大きくなってきたから、政策決定しましたというのが成り立たなくなっちゃうんじゃないかなと思うんですけれども。こういう声も大きくなってきていたんですか、この陳情のような声も。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 今回、陳情でいただいたような戸別収集は必要ないと、そういうような声が大きくなったということはございません。
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○藤本委員 じゃあ、この陳情のような要旨の要望を持っている市民の方は少ないという認識なんでしょうか、市では。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 令和4年度に、推進委員などに行ったアンケートでも、賛成する方が半数以上と。また、今回戸別収集を実施するに当たりまして、パブリックコメントを実施しましたけれども、48%の方が賛成ということで、反対の方が大体3割ぐらいというようなところでございましたので、賛成の方が多いと認識しております。
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○藤本委員 じゃあ、市としては、このような陳情の声をお持ちの市民の方が少ないと認識しているということを確認させていただきました。とはいえ政策は多数決で決定されませんので、こういった声がある、少なくとも3割程度いらっしゃるということは、実は数としては結構一定数いらっしゃると思うんですけれども。先ほどのような、かなり強い不安感をお持ちの方もいらっしゃる。
そういういろいろな市としても対処法を考えられていると思いますが、先ほどの方の状況を見ると、そういった説明も届いていないんじゃないかなと思っております。全体として届いていないというかどうかも分かりませんけれども、このようにやはりどうしてやるんだろうとか、何で今なんだろうとか、やる必要あるのかなという声が実際私にも届いていますし。これがまた、分からないわというまま進めていくと、これまでの鎌倉市政のあるように、いつの間にか進んでいたよねという政策がまた一つ歴史に刻まれるということになってしまうと思うので。もう、再三議会からも指摘がありますし、こういった陳情も出ておりますし、とにかく進め方がブラックボックスなんじゃないかとか、説明が足りないんじゃないかとか、また進んでからまた説明会をばたばた開くとか、そういった工数が増えるような、周りは手戻りが増えるようなことがないように進めていただきたいと思っているんですけれども。
先ほどのごみ箱が転がっていって、誰かがけがしたらとかというケースとかも想定されていたり、その場合の説明はどのようにされる予定か教えてください。
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○実方ごみ減量対策課担当課長 まずは、先に風で転がるというようなお話、御心配があるというところなんですけれども。他市、先行事例などを見まして、水の入ったペットボトルをごみ箱の中に入れるですとか、重しを入れるとかで風で飛ばないように対策をしているという実績のところが確認できておりますので、説明会ですとか、今後、御案内するリーフレットのようなものとか、そういったところできちんとそれは伝えていきたいと思っております。
前回、戸別収集を見送ることになったところの一つとしましては、市民理解の醸成が足りないというところがありましたので、6月に可決されまして、今、戸別収集を始めますよということで説明会も実施しているところなんですが、お一人お一人、きちんと御理解いただけるように、きちんと説明をしていきたいと思っております。
やはり御心配、それぞれたくさんお持ちでいらっしゃると思いますので、必要に応じて、本当に戸別に、個人個人に直接お会いして御相談、特にごみの排出場所をどこにすればいいのかとか、そういったお問合せもかなり入ってきておりますから、現地で実際確認しまして、一緒に決めさせていただくですとか、そういった丁寧な対応をしてまいりたいと考えております。
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○武野委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは質疑を打ち切ります。
次に、委員間討議はよろしいですか。
(「なし」の声あり)
なしです。
取扱いを含め、御意見を伺いたいと思います。
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○出田委員 私は継続扱いです。ごみ処理について最善の方法を考えるということで将来的なごみの問題ということかと思っておりましたけれども、いや、戸別収集を中止してほしいんだということを述べられました。今回スタートするのは先行の収集で試験的に実施していくということでございますので、本始動はまだその先になりますから、戸別収集の中止ということであるならば、これは継続をしておいたほうがいいと思います。
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○藤本委員 私も出田委員と同様継続なんですけれども。私も全く同様で、要旨の趣旨の認識が紙と御説明とちょっとずれがあったので、ちょっと継続とさせていただきたいんですけれども。ここの課題が解決されない限りは、本実施にも解決すること難しいかなと思っておりますので。今は確かに一部実施といったので、こういった声をいただいているので、しっかりこういう声がなくなっていくというか、理解が広まっているとか丁寧にというのは非常に抽象的な言葉ですので、やっぱり結果をしっかり示していただいて、本当に丁寧と、どのように丁寧であったのか、理解が広まっているとはどのように広まっているのかというのを、しっかり議会とも市民とも握れるようなものをつくってもらって、この政策の実施につなげてもらいたいと思います。
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○くり林委員 あくまで文書主義の原則にのっとりまして、この陳情の内容を鑑みますと、何らかの結論を出すべきであると考えます。
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○児玉委員 私もくり林委員と同じく、結論を出すでお願いします。
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○日向副委員長 私も陳情のタイトルとしては最善の方法をということなんですけれども、やっぱり陳情の理由を見ていきますと、これまで市としても市だけでなくて広域でもやってきた計画がある中で、そこと少し変わってくるような施設を市内に造るというような話も持っているところもありますし、さらに市民投票というところも書かれております。実際に、この陳情理由を見ていきますと、その最善の方法という考えはそうなんですけれども、やっぱりこういった内容が出ている以上、私としては結論を出すべきだと思っております。
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○武野委員長 お三方が結論を出す、お二人が継続ということになっておりますが、いかがですか。結論を出しますか、退席されますか。出田委員、結論を出す。藤本委員は。結論を出す。全員結論を出すということになりました。
そうしましたら、採決をいたしたいと思います。陳情第22号ごみ処理について最善の方法を考えることを求める陳情について、賛成の方の挙手をお願いします。
(少 数 挙 手)
賛成少数で不採択という結論が出ました。
以上、この陳情に対しての審査は終わらせていただきます。
環境部職員の退室がありますので、一時休憩を取ります。
暫時休憩いたします。
(15時38分休憩 15時40分再開)
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○武野委員長 再開いたします。
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○武野委員長 日程第7その他(1)「当委員会の行政視察について」を議題といたします。
事務局から報告をお願いします。
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○事務局 当委員会の行政視察ですが、まず日程ですが、10月22日(火)、場所が鹿児島県鹿児島市、項目が観光・商工政策について。
続きまして、10月23日(水)、場所が熊本県益城町、項目が災害時の現地的な運用及びその他防災の施策についてでよろしいか、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 いかがですか。よろしいですね。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○武野委員長 続いて、日程第7その他(2)「継続審査案件について」、事務局からお願いします。
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○事務局 さきの6月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が3件ございます。こちらの取扱いについて御協議をお願いいたします。
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○武野委員長 中身を確認していただけますか。引き続き継続ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
もう一つ、事務局から。
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○事務局 ただいま継続審査とすることを確認いただきました3件と、本日確認しました視察項目の2件を追加した計5件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて御協議、御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 事務局発言のとおり、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○武野委員長 次に、日程第7その他(3)「次回委員会の開催について」、事務局お願いします。
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○事務局 次回の委員会の開催ですが、10月1日(火)午後1時30分、議会第2委員会室で開催でよろしいか御確認をお願いいたします。
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○武野委員長 事務局発言のとおり、確認させていただいてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認されました。
これをもちまして本日の市民環境常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和6年(2024年)9月12日
市民環境常任委員長
委 員
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