○議事日程
教育福祉常任委員会会議録
〇日時
令和6年(2024年)6月12日(水) 9時30分開会 15時09分閉会(会議時間3時間37分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
吉岡委員長、前川副委員長、後藤、志田、井上、納所の各委員及び竹田議員
〇理事者側出席者
岩元公的不動産活用課担当課長、廣川こどもみらい部長、瀬谷こどもみらい部次長兼こども家庭相談課長、福士保育課長、小林(瑞)青少年課長、貴田発達支援室長、鷲尾健康福祉部長、矢部健康福祉部次長兼福祉事務所長兼福祉総務課長、石黒健康福祉部次長兼市民健康課長、山田生活福祉課長、荻田高齢者いきいき課長、正木保険年金課長、秋山道路課長、小林(昭)教育文化財部長、河合教育文化財部次長、保住教育文化財部次長兼教育総務課担当課長、鈴木(康)教育文化財部次長兼学校施設課長、鈴木(庸)教育文化財部次長兼文化財課長、坂本多様な学びの場づくり担当担当課長、石川学務課担当課長、大窪学務課担当課長、飯田生涯学習課長
〇議会事務局出席者
岩原議事調査課長、木田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第10号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
2 議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分
3 報告事項
(1)保育所等への入所状況について
〇放課後かまくらっ子おなり自衛隊体験プログラムについて
4 議案第12号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
5 議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち健康福祉部所管部分
6 報告事項
(1)「人と地域がつながるプラットフォームかまくら(鎌倉市版孤独・孤立官民連携プラットフォーム)」について
(2)令和6年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額について
7 報告事項
(1)学びの多様化学校(不登校特例校)設置に向けた検討状況について
(2)鎌倉市立第一中学校通学路法面整備工事について
(3)鎌倉市立小学校給食室冷暖房設備設置工事について
(4)鎌倉市学校職場環境改善プラン?の期間延長について
(5)小学校給食調理等業務の委託校の追加について
(6)鎌倉市生涯学習センター集会室の利用時間枠の変更について
8 その他
(1)議会報告会で聴取した意見について
(2)継続審査案件について
(3)当委員会の行政視察について
(4)次回委員会の開催について
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○吉岡委員長 おはようございます。
ただいまから教育福祉常任委員会を開会いたします。
まず最初に会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定によりまして、前川綾子副委員長にお願いいたします。
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○吉岡委員長 それでは、本日の審査日程の確認をしたいと思います。
皆様のお手元にお配りしております審査日程のとおりでよろしいでしょうか。何かございましたら。
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○井上委員 日程追加で、放課後かまくらっ子おなりの自衛隊体験プログラムについての詳細をちょっと知りたいので、日程追加をお願いします。
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○吉岡委員長 休憩いたします。
(9時31分休憩 9時32分再開)
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○吉岡委員長 再開いたします。
井上委員からの放課後かまくらっ子おなり自衛隊体験プログラムについて原局から報告を受けたいということに対して、日程追加させていただきたいと思います。
報告可能でしょうか。ということで確認してよろしいですか。
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○廣川こどもみらい部長 ただいまの追加の報告の部分につきまして、報告可能と回答させていただきます。
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○吉岡委員長 それでは、可能ということで、再度確認させていただきます。
では、委員会運営について申し上げます。
令和6年5月29日開催の議会運営委員会におきまして、委員会を開催する際は、暫定的な取扱いとして、常時窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については、気候などを考慮し、休憩中にとどめるなど適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員及び請願・陳情の趣旨説明者の発言は、着席したまま行うことが確認されております。
以上のとおり実施することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
議案に関連する報告事項の送付意見について申し上げます。令和5年5月22日付の議会運営委員長から議長への答申において、議案に関連する報告事項について、委員会で全会一致で決定したときは議案の付託先の委員会へ意見を送付できることと確認されております。
本日の日程第7報告事項(2)「鎌倉市立第一中学校通学路法面整備について」は、総務常任委員会で審査予定の「議案第7号工事請負契約の締結について」に、日程第7報告事項(3)「鎌倉市立小学校給食室冷暖房設備設置工事について」は、総務常任委員会で審査予定の「議案第4号工事請負契約の締結について」から「議案第6号工事請負契約の締結について」に、それぞれ関連する報告事項であると考えられることから、報告を聴取した後、送付意見の有無を確認し、意見が一致したときは総務常任委員会へ意見を送付することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、所管外委員の入室について、事務局からお願いいたします。
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○事務局 日程第7報告事項(2)「鎌倉市立第一中学校通学路法面整備工事について」には道路課職員が、また、日程第7報告事項(3)「鎌倉市立小学校給食室冷暖房設備設置工事について」には公的不動産活用課職員が入室することについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○吉岡委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、審査に入る前に、こどもみらい部長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○廣川こどもみらい部長 本日の当委員会におきまして、こどもみらい部次長兼ねましてこども支援課担当課長の?木が病気のため欠席をしておりますことを御報告させていただきます。
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○吉岡委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
改めて、こどもみらい部職員紹介をお願いいたします。
(職 員 紹 介)
それでは、審査に入ります。
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○吉岡委員長 日程第1「議案第10号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、原局から説明願います。
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○保育課長 日程第1議案第10号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
本条例は、国の「家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準」が一部改正されたことを受け、この基準を基に定めている「鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する条例」の関連条項の整理を行うものです。
改正内容について説明いたします。
今回の改正により、小規模保育事業A型、小規模保育事業B型、保育所型事業所内保育事業所、事業所内保育事業所における職員の配置基準を変更し、満3歳以上満4歳に満たない児童の職員配置については、「おおむね20人につき1人」から「おおむね15人につき1人」に、満4歳以上の児童の職員配置については、「おおむね30人につき1人」から「おおむね25人につき1人」に改正しようとするものです。
施行期日については公布の日からとしますが、国の基準に従い、経過措置として、保育の提供に支障を及ぼすおそれがあるときは、当分の間、改正後の規定は適用しない旨を定めます。
なお、今回の条例改正は、満3歳以上児を預かる場合の職員配置が変更となるものですが、本市の小規模保育事業等では満3歳以上児を預かる施設はないことから、条例改正に伴う保育施設への影響はありません。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
委員間討議の確認をいたします。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
それでは、意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
それでは、採決に入ります。原案について賛成の方の挙手を願います。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第10号は原案のとおり可決されました。
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○吉岡委員長 日程第2「議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分」について、原局から説明願います。
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○廣川こどもみらい部長 日程第2議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうちこどもみらい部所管部分について、説明いたします。
6月定例会議案集(その1)は40ページを、令和6年度鎌倉市補正予算に関する説明書は12ページを御覧ください。
第15款民生費、第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費、放課後子ども総合プラン等管理運営事業に係る経費は699万3000円の増額で、旧鎌倉図書館及び間島君旌徳碑の説明看板を設置するに当たり必要となる費用及び放課後児童健全育成事業を行う民間事業者に対する補助金について、国の要綱改正により新たな項目が創出されたことに対応する費用を。第15目母子福祉費、ひとり親家庭等生活支援事業に係る経費は1797万5000円の増額で、令和6年11月支給分から実施される児童扶養手当の拡充に対応するための費用をそれぞれ追加しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
総務常任委員会への送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
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○吉岡委員長 日程第3報告事項(1)「保育所等への入所状況について」、原局から報告願います。
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○保育課長 日程第3報告事項(1)保育所等への入所状況について、報告いたします。
まず、令和6年4月1日時点の保育所等への入所状況について説明いたします。
入所定員につきましては、玉縄幼稚園が認定こども園に移行したことにより保育所枠が設けられたことで、令和5年度の2,900人から30人増の2,930人となりました。
新規申込者数は、令和5年度と同程度の1,014人、入所児童数についても、令和5年度と同程度の2,871人となりました。
待機児童数については、令和5年度の28人から6人増加し34人となりました。これを年齢別に見ますと、1歳児8人、2歳児24人、3歳児2人となっており、ゼロ歳、4歳、5歳に待機児童はいません。
より広範囲に保育所に入所できていない数を示す保留児童数については、令和5年度の229人から13人減少し216人となりました。
1、2歳児に待機児童が多く発生している原因は、鎌倉市子ども・子育てきらきらプランにおいて見込んだ保育量の見込みを超える申込みがあったことや、保育士不足から定員未満の受入れとなっている園があることが主な原因です。
続きまして、今後の待機児童対策について説明いたします。
令和6年4月1日時点においても待機児童が解消していない状況であることや、その原因を踏まえ、令和6年度当初予算において、保育士確保のための新たな補助金のための予算を確保するとともに、新たな保育所を設置する方針を明確化し、適地の選定や規模の検討を開始いたしました。
今後、一刻も早い待機児童の解消に向け、スピード感を持って取り組んでまいります。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 ただいまの報告に対して御質疑はございませんか。
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○後藤委員 1点、大まかな感じの質問になっちゃうかもしれないんですけれども、毎年こういうふうにデータをいただいて、ありがたいなとは思っているんですが、遡って3年分ですよね、過去のものだと。
これは全体の流れとして見ると、もうある程度頭打ちの状況で、これから少しずつ子供の数が減っていくのに従って、これ以上の整備は必要ないぐらい、と判断しているのか、それとも、もうちょっといろんな形でサポートが必要だと思っているのか。その辺の、データからどういうふうに原局が考えているのかというのだけ教えていただけますでしょうか。
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○保育課長 まず待機児童数の傾向でございますが、令和4年度に15人ということで、徐々に減ってきておりまして、そこが近年では一番少ない数字になっております。しかしながら、その後令和5年、令和6年と28人、34人と増えている状況でございますので、必ずしも今が底という状況ではなくて、まだ増える状況にあるんではないかと考えております。
その原因といたしましては、保育所の申込率というものを我々は数字として見ております。具体的には、令和3年の4月では保育所の申込率、これは就学前児童数に対する保育所の申込者の方の数を示すものなんですが、令和3年4月は44%であったものに対して、令和6年の4月は50.4%まで増加をしています。恐らく今後、共働き世帯が増えてくるという中では、さらに保育所の申込率というのは増えてくると思いますので、就学前児童数は減るものの申込率が増えることで、保育所を利用される方というのは増加傾向が続くのかなと原局としては考えております。
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○後藤委員 基本的には増加傾向であるというふうな判断なんですけれども、これはある程度人口のピラミッドというか推移を考えたら、向こう10年なのか20年なのか、ちょっと分からないんですけれども、増加傾向であり続ける範囲というか期間が、予測されているものなのかどうか、その辺はいかがでしょうか。
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○保育課長 委員御指摘のとおり人口は減ってまいりますので、いずれ保育所の利用者は減ってくるときも来るのかなと考えています。しかしながら、今、国のほうで「誰でも通園制度」という制度の検討が進んでおります。これは、保育所や幼稚園などに通っていない6か月から2歳までのお子さんが、保護者の就労条件や理由を問わずに保育所等を利用することができる制度でございますが、今後、令和8年度から本格実施がされる予定でございまして、そうなってくると、今までは御家庭におられたお子さんが保育園に通うというステージが出てくると思いますので、今までのように就労目的で保育園に通う方は減ってまいりますが、「誰でも通園制度」が始まることによって、その分のニーズが増えてくると思いますので、やはりなかなか、いつ減るというのは現時点ではお答えができない状況かなと思っています。
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○後藤委員 令和8年度に「誰でも通園制度」というのができて、今、御自宅にいるお子さんが保育園にまた来るということで、だから潜在的ということなんですかね、潜在的待機児童みたいな感じなんでしょうか。そういう形で、そうすると、令和8年ぐらいにまたそうやって制度が動いて、実際に保育所のニーズが高まるんでしょうけれども、これは国がやればいいことでしょうけれども、その中で各自治体で対応しなきゃいけないわけですから、保育所がどれくらい必要なのかとか、どれくらいのお子さんをカバーしなきゃいけないのか。さきにも報告が出ていましたけれども、子供に対して面倒見なきゃいけない保育士の数が要求されているわけじゃないですか。そうなったときに、見守る側のマンパワーというか、その辺がどうなのかなというのはちょっと心配な点もあって、また引き続き教えていただければなと思います。
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○井上委員 先ほど、1歳、2歳が増えた理由はおっしゃっていただいたんですけれども、2歳が特に増えているんですけれども、そこら辺、どのような状況があったのか、もっと詳しく教えていただけたらと思います。
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○保育課長 令和6年度につきましては、2歳児の待機児童数が令和5年度の15人から9人増の24人となっております。この原因といたしましては、令和6年度入所に当たりまして、2歳児の申込数自体が令和5年度の116人から139人へと大きく増えております。一方で、保育所の新設と定員増という意味では、令和6年度は特に新しいことをしておりませんので、申込者数の増加がそのまま待機児童数の増加につながったものと考えております。
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○井上委員 定員数は増えたんですけれども、受入率が99%とか100%あったものが97.9%になっているんですけれども、ここら辺のマッチングみたいな問題があったのか、そこら辺もお伺いします。
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○保育課長 令和6年度に保育所の定員数が30名増えましたが、これは玉縄幼稚園が認定こども園化したことによるものでございまして、実際には3歳、4歳、5歳の定員数が30名増えたというものでございます。
保育所の受入率が少し減少傾向にある原因といたしましては、例えば大船地域にある認定こども園で1歳児30人の定員があるところ、保育士不足を原因に18名しか受入れができていないような園がございますので、やはりそういった部分が影響しているのかなと考えています。
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○井上委員 待機児童問題というのは、なかなか毎年いろいろな課題というか、どこに多いのかとかそういうところが変わってくるので、なかなか難しいと思うんですけれども、核家族化しているのもあってニーズが高まっているのかなと思います。私自身も子育て中というのは、不安だったり、ストレスとか鬱状態というか、子育てが思いのほか大変で、将来の見通しがなかなか立たない、狂ってくるみたいなところがある中で、「誰でも通園制度」とかのニーズも高まっているし、例えば休日保育のニーズも高まっていると思うんですけれども、そこら辺の検討というか、保育士不足というところが本当に大きな問題だと思うんですけれども、そこら辺の補助金の拡充などを行うということですけれども、どうお考えなのかお伺いします。
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○保育課長 まず、令和6年度に検討しております新たな補助金などの御紹介をさせていただきます。令和6年度につきましては、保育士等就職奨励金ということで、市内の民間保育所などに就職された保育士に対して奨励金の支給を予定しております。
また、市内の民間保育所から、保育士の確保に係る経費もかさんできているというような御意見もありますので、市内の民間保育所が派遣会社などを利用する際の登録料ですとか手数料などに対する補助も開始いたします。
鎌倉市としては、こういった施策を続ける中で保育士の確保というものは続けてまいりたいと思っています。
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○井上委員 保育士の確保というところで、鎌倉市で働きやすいな、働いてよかったなみたいに思えることというのがすごく大事なのかなと思うんですけれども、昨年もお伺いしたんですけれども、保育園の駐車場問題が大きいのかなと思っていて、共稼ぎが増えていて、働いていると、仕事場の環境で車で通うとか、そういうところがどうしても必要で、駐車場の確保というところがなかなか難しいということをお聞きしていまして、そうすると、保育士が通うというところでもなかなか難しいエリアというか、そういうところもあるのかなと思いますけれども、そこら辺いかがでしょうか。
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○保育課長 現状で我々の補助制度の中で、直接駐車場代に対する補助というものはないんですが、例えば民間保育所運営改善費補助金という形で、職員の処遇改善という形で、経験年数に応じて3万円から5万円の処遇改善に係る経費、具体的には給料などへの上乗せに係る経費を保育園に補助などをさせていただいております。処遇改善でお出ししたものを駐車場代に使うというのも少し抵抗感があるのかもしれないんですが、そういった部分をうまく活用していただきながら、駐車場の確保などはしていただきたいなと思っています。
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○井上委員 ぜひ働きやすい環境というのをヒアリングしながら検討していってほしいなと思うんですけれども、もう一つ最後に、「誰でも通園制度」が始まるということで、横浜市とか相模原市とか厚木市とかで始まっているということで、そこら辺、鎌倉市としては保育士不足の中で保育士たちもすごい不安に感じていると思うんですけれども、そこら辺はどう検討しているのかお伺いします。
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○保育課長 現状鎌倉市といたしましては、まずは国の試行的事業ということで、県内では川崎、横浜、相模原、厚木で実施をしておりますので、その結果をしっかり踏まえながら検討を進めてまいりたいと思っています。
現場の保育士からも話を聞くことは多いんですが、お子様のことを理解するには一定の時間が必要になるものですが、日々違うお子様を時間単位で預かるというのは難しいという話は伺っております。ただ、預ける保護者の方からするとメリットの大きい制度だと思いますので、現場の保育士に対しては、事業の意味を理解していただいて、誇りを持って仕事をしていただけるようなメッセージをしっかりと打ち出してまいりたいと思います。
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○井上委員 保育士不足の中で負担がどんどん増えていくという、私個人から見ても新しい子が毎回違うというのは本当に負担だろうなと思うので、そこら辺の環境、まず保育士の環境を丁寧に聞きながら進めていってほしいなと。ニーズがあるのはすごく分かるので、よろしくお願いします。
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○志田委員 令和6年度には、今まで保育所等を設置しないという方針を改めまして、開設の方向に向かったんですが、現在開設に向けた状況というのは、何か動きはあるんでしょうか。
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○保育課長 今、具体的に神奈川県と協議を始めているような施設というのはまだないんですが、幾つかの保育園であったり幼稚園から、特に小規模保育施設をつくりたいというような御相談を承っておりますので、この相談にしっかり丁寧に乗りながら実現に向けて進めてまいりたいと思っています。
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○志田委員 待機児童数は市内で34人ということですけれども、一番多いエリアというのはどこなんでしょうか。
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○保育課長 待機児童34人の内訳を御説明させていただきます。鎌倉地域が6人、大船地域が9人、深沢地域が7人、腰越地域が5人、玉縄地域が7人ということで、数としては大船地域が最も多くなっておりますが、それほど突出して多いエリアがあるというわけではございません。
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○志田委員 市内に満遍なくいらっしゃるということで、小規模保育施設ですとそこまで大きな園ではないですけれども、事業者と協議を重ねていただいて、早期に開設できるように願っております。
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○納所委員 令和8年度から「こども誰でも通園制度」が始まるということなんですけれども、あと2年でそれが全て実現できるかというのはちょっと不安ではあります。今回待機になった方というのは、例えば一時預かりであるとか託児施設等を利用されると思うんですけれども、その利用状況というのは保育課のほうでは掌握できるんでしょうか。
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○保育課長 令和6年4月1日時点の入所の保留となられた方々に対してアンケートを実施しております。そのアンケート結果を確認いたしますと、令和6年4月1日時点でどのように保育をされているかということでは、自宅で保育をされている、育休を延長されているという方が最も多くて、全体の約7割を占めております。続いて多いのが認可外保育施設を利用されている方で約1割、その他が、幼稚園を利用されている方ですとか、保育所の一時預かりを利用されている方となっております。
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○納所委員 自宅で育休を利用しながらということが一番多いということなんですけれども、そういった場合、例えばファミリーサポートを利用したりというようなケースもあるかと思うんですね。ファミサポのほうはその需要に応えられるだけの余裕があるのかどうか、その運用状況はいかがでしょうか。
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○瀬谷こどもみらい部次長 ファミリーサポートセンターについても、エリアで、会員が多いエリアとちょっと不足しているエリアもございますので、エリアによるのかなというところにはなろうかと思います。ただ、そういった実際に在宅のほうでの支援を私どものほうはやらせていただきますが、令和6年度から、今まで10時間の補助を20時間に拡充させていただきましたので、その結果が出てくるのが7月になりますので、その状況もこちらとしても把握し、部としてそのあたりを共有して進めていきたいと考えております。
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○前川副委員長 待機児童がそれなりにあるということですけれども、私もちょっと聞いたんですけれども、野外保育、青空保育の人たちが、保育料が無償化になったことで、子供も少ないということもあるんですけれども、結局そちらをやめて保育園に入るという傾向がすごく多くなってしまっている。逆に言うと、青空保育の会員がいなくなっちゃったということを聞いています。そういうことがあるとすると、これからまた形が変わって、さっきから待機児童の話がありますけれども、増えていくということですけれども、その辺のところはつかんでいらっしゃいますか。
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○保育課長 保育所の入所の申込みを見る中で、現在の在籍先が青空保育だというようなケースは幾つか私も見たことがあります。ただ、それを統計的に何件かというものは、申し訳ございません、データとしては持ち合せておりません。
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○前川副委員長 そういう現象が起こるんだなということを私も改めて知りましたので、これから着実にいろんなことが変わってくるんだなと思います。
先ほど、小規模保育で、これから新しく造っていくということで解消していこうということですけれども、具体的に大船で場所を探しているとか、増えているからそこに何かあてがっていきたいということでしたけれども、さっき志田委員もおっしゃっていましたけれども、小規模保育で賄っていけるということを想定しているということでよろしいんですか。
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○保育課長 先ほどの私のお答えが少し足りない部分があったかもしれませんが、現在、申込みを受けているのが小規模保育施設ということでございまして、その小規模保育施設のみでこの需要が全て賄えるとは考えておりません。今後どういった形で新しい施設を整備していくのかというのは、小規模保育施設の相談を受けつつ、また別の路線でしっかりと検討してまいりたいと思います。
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○前川副委員長 さっき数を志田委員が聞いてくださいましたけれども、そんなに差がない中でそれぞれ一定数あるわけですよね、待機児童数は。でも、大船ということであれば、やっぱり大船で探すのかなとずっと思っていて、私も今回お聞きしようと思っていたんですが、この先の見込みはどうなんでしょうか。どんな状況になっていくという。もちろん、令和8年に「誰でも通園制度」が始まるとか、一時保育があるということはありますけれども、どうなんでしょう。
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○保育課長 先ほど待機児童数の内訳の中で、各地区さほど差がないという御説明をさせていただきました。1点補足として、保留児童数の各地域の内訳を御説明させていただきます。保留児童数については、鎌倉地域が44人、大船地域が69人、深沢地域が38人、腰越地域が31人、玉縄地域が34人となっております。待機児童数としてはさほど差がなかったんですが、保留児童数というくくりで見ますと大船地域が突出して多いという状況にあると思いますので、そういった状況も踏まえて、まずは大船地域でしっかりと施設の整備をしてまいりたいと思っています。
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○吉岡委員長 ほかによろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡委員長 それでは、追加報告を求めた「放課後かまくらっ子おなり自衛隊体験プログラムについて」報告願います。
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○青少年課長 放課後かまくらっ子おなりで実施いたしました自衛隊体験プログラムについて、その概要を報告させていただきます。
令和6年5月29日(水)の午後、放課後かまくらっ子おなりのプレイルームにおきまして、防衛省自衛隊神奈川地方協力本部の皆さんに来ていただきまして、自衛隊員の挨拶を教わったり、もやい結びのロープワークを体験するという内容のプログラムを実施いたしました。
このプログラムは、子供たちが自衛隊員からその仕事についてお話をお聞きすることで、様々な仕事への理解を深める機会につなげることでありますとか、ロープワーク体験等を通じまして、防災等に対する意識を高めてもらおうといった趣旨で企画いたしたものです。
プログラムの参加は任意で、希望制でございまして、当日の参加児童数は48名でございました。
以上で概要の報告を終わります。
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○吉岡委員長 井上委員、質疑をどうぞ。
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○井上委員 どういう経緯でこのプログラムを行うことになったのか、お伺いします。
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○青少年課長 プログラムは、御承知のとおり、おおよそ週1回の頻度で各放課後かまくらっ子で、指定管理者の業務としてプログラムの企画、運営をしていただいております。その企画をするに当たりまして、企画をする側の者がいろいろな方からのお話、これまでそういった自衛隊の体験を経験したような方からのお話をお聞きしながら、それをおなりのプログラムとして形にしようということで、自衛隊の神奈川地方協力本部の皆さんと協議を重ねながら、調整をしながら当日に至ったものです。
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○井上委員 過去にはそういった自衛隊のプログラムを行ったのか、伺います。
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○青少年課長 令和5年の5月なんですけれども、別の地域で放課後かまくらっ子の合同プログラムとして、親子で参加できるといった自衛隊の体験プログラムを実施したことがございます。
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○井上委員 過去のかまくらっ子のプログラムのホームページを見ると、昨年の5月27日の土曜日に、シダックスの管理のこしごえ、にしかまくら、やまさき、いまいずみ、ふかさわ、せきや、おさかの合同で、そういった自衛隊体験ということを行ったというプログラムのポスターとかがあるんですけれども、令和5年度から自衛隊の体験が始まったのか、それまでも行っていたのか、お伺いします。
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○青少年課長 令和5年の5月以前を少し聞き取り等いたしましたけれども、それまで自衛隊の体験等のプログラムは企画したことがなかったと記憶しております。
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○井上委員 保護者の方から私には不安の声が届いているんですけれども、先月行ったことで保護者からの意見というのはあったのか、お伺いします。
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○青少年課長 プログラムを実施する際には、事前に保護者の方にチラシをお配りしております。その際には特に御意見はなかったんですけれども、プログラムを実施した後に数名の方から、御不安であったりですとか、どういった内容だったのかというようなことの問合せの御連絡がありました。
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○井上委員 私のほうには、48名の方が参加したという個人情報だったりとかそういうものというのが、その後、使われてしまうんじゃないかというところに不安を感じているという方がいらしたんですけれども、そこら辺はいかがなんでしょうか。
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○青少年課長 そういったお声は、私のほうは直接はお聞きしていなかったんですけれども、当日参加した児童の名前を自衛隊員の方にお伝えしたりというようなことはございません。
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○井上委員 私的には特定の組織をPRするようなことというのは、ちょっとどうなのかなと思っているんですけれども、そこら辺の市のお考えというか、チェックというか、そういうものというのはされているのかお伺いします。
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○青少年課長 プログラムの企画、先ほど週1回程度、企画をしていただいていると申し上げたんですけれども、子供たちの興味に合わせて、何かのものに偏ることなく、工作であったり、体を動かすことであったり、運動であったり、また団体についても、いろんな団体と出会ってつながるというようなことを趣旨としてやっていただいておりますので、もし仮にあまり同じプログラムがずっと続いているであるとか、そういったことが見受けられた場合は、何かちょっとお話しするといったことはあろうかと思いますけれども、現状のプログラムの年間の推移を見ておりまして、何か偏っていると感じたことはございません。
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○井上委員 今後、そのような同様のイベントは予定されているのか、お伺いします。
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○青少年課長 具体的に予定している自衛隊のプログラムはございません。
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○井上委員 子供が仕事についてお伺いする機会とか、様々なお仕事を知る機会というのは必要なのかなと思うんですけれども、自衛隊体験ということが頻繁に行われるのはちょっとどうなのかなと思っていまして。例えば農業だったりとかエッセンシャルワーカーの大事な仕事みたいなのもあるので、そういうところのバランスみたいなのはやっぱり考えてもらいたいし、そこら辺で偏ることがないようにというところは、保護者の不安の声もあるので、賛否が分かれるようなプログラムというのは、慎重に市としてチェックをしてほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
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○青少年課長 様々な仕事の体験ということについては、今後もいろいろな地域の方のお仕事を知るきっかけであるとか、そういったことについては進めていきたいと考えております。
様々な保護者の御意見がございます。今回の御意見もその一つとして、貴重な御意見として捉えまして、引き続きいろいろな方のお声を聞きながら、より充実した子供たちの体験活動につながることについて進めてまいります。その際には、いろいろな方々の御意見にも留意をしながら進めていきたいと考えております。
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○志田委員 問合せのあった保護者というのは、参加した児童の保護者なんですか。
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○青少年課長 私のほうでお聞きしました方のお1人は、参加した児童の保護者ということで問合せがございました。それ以外に数件、御連絡を頂いたんですけれども、御参加されたんですかとお聞きしたら、自分の子は参加していませんとおっしゃった方であるとか、その保護者の方からお話を聞いた地域の方からのお話、お問合せというのが今現在、私の下に届いております。
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○志田委員 児童の評価はどうだったんですか。
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○青少年課長 児童はいろいろグループに分かれて、ロープワークなどを教わったりしたんですけれども、みんな一生懸命に、なかなか集中力を要する、正確な作業を要するものですので、そういったことに集中して前向きに取り組んでいる様子が見受けられました。
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○志田委員 特定のものに偏らないというお話がありましたけれども、全然、全く問題ないという認識を持っていまして、また指定管理業務の仕様書を逸脱しているわけじゃないので、青少年課長には胸を張って堂々と、ちゃんとやっていますということでよろしいのかと思いますが、いかがですか。
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○青少年課長 もちろん、保護者の御意見、いろいろな御意見を生かしながら放課後かまくらっ子の事業を進めておりますので、保護者の方の御意見には真摯に耳を傾けたいと思っておりますけれども、今回のことについて不適切であったというようなことは考えておりません。
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○納所委員 非常に不愉快な話でして、ためにするようなクレームといいますか、自衛隊の「じ」の字が入っただけで過敏に反応しているような印象を私自身は受けてしまったんですけれども、この体験プログラムに関して、プログラムの作成というのは指定管理者が独自に行うということでしょうか。その作成の経緯を伺いたいと思います。
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○青少年課長 放課後かまくらっ子おなりは、御承知のとおり指定管理者の協定を結んでおりまして、その協定書の仕様書の中で、プログラムの企画、運営を指定管理業務としております。こういったことを講師の方と調整してよいでしょうかといったことは、こちらには特に事前にあるものではございませんが、実施した後は報告をしたりでありますとか、企画で保護者にお配りしたプログラムについては、こちらにも共有をしていただいています。
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○納所委員 その中で企画されたプログラムを見ますと、ロープワークの体験であるとか、防災の観点であるとか、そういうような非常に有意性、もしくはロープワークというと手の巧みさといいますか、いわゆる子供の巧緻性を育てる中では非常に有意義なプログラムであると思いますし、目的はそういったものであって、子供の健全な育成であったり、そして防災の意識を身につけるということであるという、その点を考えれば、一番適任の団体にお願いをしたと考えているわけでございます。
それに対してクレームというのは、何が不安なのか。ためにするような不安のクレームと思いますが、不安の声の目的はどういったものがあったのか、もう一度確認したいと思います。
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○青少年課長 プログラムの内容につきまして、保護者から頂いた御意見の例を申し上げますと、その体験プログラムの中に自衛隊の挨拶を教えてもらおうといったことがありまして、並んで敬礼をする様子を見せていただいて、みんなでやってみようというようなことをしたんですけれども、そういったことが特定の偏った思想の普及に当たるといったような御意見であったり、ロープワークなどであれば地域の防災、消防のほうからのアプローチもあったのではないかというような、そういった御意見がありました。一例として御紹介します。
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○納所委員 挨拶は非常に重要なことでございますし、それは自衛隊に限ったことではなくて、例えば警察官であるとか、消防の職員であるとか、様々な部門で大事な挨拶というもの、それによって何か事が始まるというような心構えを確認する上で重要なものだと思います。それに対してのクレームというのは、ちょっと偏った意識があるのかなと思いますけれども、特にそういった思想的であるとかいうような背景というのは、当然排除してあると思いますけれども、例えば自衛隊のプログラム以外で、クレームのあったようなプログラムというのはありましたでしょうか。
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○青少年課長 おおむねアンケート調査を見ましても、プログラムの内容について何かそういった苦情といったものはこれまでに記憶にございません。ただ、人数制限をどうしてもしなければならないプログラムなどがあったりするもので、それで外れてしまったでありますとか、特定の曜日に少しプログラムが偏った場合に、その曜日は子供が行かれない日だから曜日をずらしてほしいであるとか、そういったことはございましたけれども、内容については、申し訳ございません、ちょっと記憶にございません。
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○納所委員 人気のプログラムがあるということは非常に有意義なことでありますし、またそれを様々な場所で多くの子供たちに体験してもらいたいと思います。そのうちの一つのプログラムが、自衛隊による今回のロープワーク体験であるとかいうプログラムもその中に入っていると思いますので、ぜひそういった観点から、子供たちの成長を促す観点から、そのプログラムを進めていただきたいと思っております。
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○後藤委員 ちょっと確認なんですけれども、2つあって、1つは、そもそもこのプログラムへの参加は選択なんですよね。
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○青少年課長 はい。事前に保護者の方に5月のプログラム予定をお渡しして、参加の希望があるかどうかについて提出をしていただいているものです。それ以外に、実は当日、これからプログラムをやるよといった場合に、やりたいと言って集まってきた子供たち、これはこのプログラムに限ったことではなくて、当日ちょっと空きが出たりとか、参加すると言わなかったけれどもやっぱりやりたいと子供から申出があった場合は、人数が可能な限りプログラムに参加させるといったスタンスを取っております。
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○後藤委員 全然このプログラム自体、私も知らなかったので、今日初めて知ったんですけれども、自衛隊のプログラムのほかはどんなプログラムがあったんですか。
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○青少年課長 おなりで行いました5月のプログラムを御紹介します。全部で4回ございました。放課後かまくらっ子のだいいちとドッジボールで交流しようというプログラムでありますとか、あとは伝統芸能の南京玉すだれを教えてもらおうといったプログラム、それからスイーツデコをやってみようといったプログラム、そして先ほど来あります自衛隊体験のプログラム、この4つのプログラムを実施しました。
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○後藤委員 私たちも、それこそ医者であれば白衣を着て、町なかで青空窓口じゃないですけれども、こういう形で自分たちのなりわいを知ってもらおうとして、町なかに出向くことはありますし、自分は理学療法士ですけれども、例えばスポーツイベントのときとかにブースを出して、マラソンで疲れた人たちのマッサージをしたりとか、そういうことをやっています。そういうところに出ていって、例えば小さい子と触れ合ったりとか、実際にそこに参加してくれた人たちから文句を言われたことは一回もないですね。
だから、そう考えると、それぞれの仕事がそれこそ尊いもので、自衛隊だって自分たちの仕事を小さい子たちに見せるというのに文句を言われる筋合いはないと思うので、私もそれはぜひ、指定管理者がプログラムを組むんでしょうけれども、しっかりとそれは、嫌だったら選択しなきゃいいだけの話なので、それで進めていってもらいたいなと思いますけれども、いかがですか、その辺。
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○青少年課長 私のほうも、先ほど申し上げましたように、いろいろ保護者の声には留意はしつつ、今回のプログラムが不適切だったとは思っておりません。ただ、いろいろな保護者の御意見もございますので、そういったことにも留意しつつ進めていきたいと思っております。
本会議でも市長の答弁がございましたけれども、自衛隊は国の平和と安全を守る、委員の方からもありましたとおり尊い仕事でありますし、災害時にはいち早く駆けつけていらっしゃる姿を報道などでも目にしておりますので、そういったことはぜひ子供たちにもこれからも伝えていきたいなと考えております。
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○前川副委員長 いろんな御意見が出ましたけれども、心配なのは今の最後のところなんですけれども、市として指定管理者のほうにどのように委員会であった意見を伝えるのかなというのが非常に心配なところです。ああ、そう言われてしまったら、もうこれはやらないほうがいいですねというのが世の中の風潮です。そこを避ける、面倒くさいことは避けるというのは、全ての風潮になりかねないと思っているんですよね。
だから、それはいろいろ御意見あるでしょうけれども、先ほどもありましたけれども、なりわいです、しっかりした。何の違法でもない。子供たちがふだん触れ合えないところで触れ合えるということは非常に大事なことだと思うし、別に問題がないと思います。農業体験とさっきおっしゃっていましたけれども、それと同じだと思います。
ただ、令和5年と令和6年が続いたということ、同じ指定管理ということなのか、そうじゃないのか、前回はそういうことがあったから、じゃあ今度はこういうふうにやろうと。それがずっと続いていったらということも心配なのかもしれませんけれども、それでもいいと思うし、不安というのが、私などにはちょっと分からないところでいます。そこら辺のところ、課長に全部背負わせるつもりはないんだけれども、どんなふうにお伝えになるのかなというのが非常に不安で残念な思いでいるんですけれども、親御さんは分かっていて参加をさせているわけですよね、お子さんに。何人のクレームがあったのか、48人のうち何人だったのか知りませんけれども、おおむね皆さん楽しまれたわけで、そこら辺どうですかね。
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○青少年課長 指定管理者とは、保護者の御意見があった段階で情報を共有しまして、そういったことの話をしてまいりました。重複しますけれども、市として不適切とは考えていませんというようなこともお伝えした上で、ただ、こういった御意見がありましたのでというようなことで共有をしております。
一方、プログラムを企画する際には、これをやってみたいといったお声も、施設側と、あとは保護者ではなかったんですけれども御家族の方から、うちでもやったらどうかみたいなお声も実際にあったというのを聞いております。両方の御意見がいろいろありますので、非常に難しいなというところはございますけれども、まずはこどもまんなか、子供たちがどういうふうに放課後かまくらっ子でいろいろなものに出会ったりつながったりできるかということを主軸に考えながらも、ただ、保護者の御意見も真摯に受け止めなければならないなと考えております。
すみません、明確な答弁になってはいないんですけれども、今後、それぞれ両端からの御意見というのも、保護者からの御意見というのも予想されますけれども、そういったときにはとにかく議論を尽くしながら、指定管理者とも、あとは地域の方に御参加いただく運営協議会というのを組織しておりますので、そういった中でいろいろな方からの御意見を伺いながら、放課後かまくらっ子のプログラムの充実に努めていきたいなと考えているところです。
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○前川副委員長 しつこく言うつもりはないんですけれども、既に共有されているということは分かりました。そうしたら、この委員会でのいろんな御意見があったことは伝えていただきたい。もう一回。ぜひそれをお願いしたいなと思います。
指定管理でプログラムをつくっての話なので、例えば一保育園がやっていることとかはなかなかのぞきにくいけれども、しっかりと公にやっていることなので、保育園では過去に、過去というか20年以内の話ですけれども、園で、非常に政党に偏った新聞を保護者に配っていらっしゃるとか、壁に貼るとか、そういうことがあり、保護者から私も注意を受けて、どうしたらいいかということを聞かされています。委員会にはその話はしませんでした。個人的に、担当課はすごく苦労されましたけれども、そういうことがあるけれどもどういうふうになるのか、どういうふうにしたらいいのかということを話し合ってくださいということもありました。
これは本当に、繰り返しですけれども、指定管理で公にプログラムしていることなので、そういうこともあるので、踏まえて、御苦労ですけれども、もう一回どうぞ伝えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○青少年課長 本日、頂いた御意見については、きっちり指定管理者のほうと共有をして、お話をしていきたいと考えています。
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○吉岡委員長 それでは、番外から質疑を求められておりますが、どういたしましょう。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
よろしければ、番外、竹田議員。
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○竹田議員 この問題というのは、いろんな問題が実は、多分含まれているんだろうなと思いましたが、まず1点目、このプログラムの中で、先ほど述べられていた職業体験という言葉は一言もありません。例えば目的を明確に述べているんです、それ以外のプログラムは。交流を行う、日本の伝統芸能に触れてみようと、ちゃんとプログラムの目的が明記されている。しかしながら、ここの中で実は職業体験でしたと。でも、職業体験ということはどこにも書いていない。むしろ、そう書いたほうが問題視されたのかどうか分かりませんけれども、そこのところは一つ問題だなと思いました。2つ目、私、理究キッズのキッズケア事業部の担当者と話をしました。その中で保護者からどのような声が上がっていますかと言ったら、申込みしていないのに参加することになってしまったと。これは大きな問題だと思います。2つ目、参加させたくはなかった。
もう一つ、内容について様々な意見があった。内容についての様々というのは、今日伺いましたけれども、要は職業はいろいろあるけれども、例えばこれを農業体験と同じように受け止めるというのはちょっと違うんじゃないかなと。なぜならば、農業という職業に対して、その受け止め方は反対、賛成なんかあり得ないんですよ。しかしながら、自衛隊という仕事、これもなりわいですけれども、その受け止め方は市民によっていろいろ違いがあるんですよ。それは仕方がないことなんですよ。賛成の方もいる。いや、ちょっとという方はいる。それは、国民的な意識としてそういうものがあるわけで、そういうものを判断するのは仕方がないことなんですね。
それで質問につながっていくんですけれども、このプログラムの決め方。コーディネーターが3人います、現場の職員と相談して決めています、事業部担当者の私は内容を把握していませんでした、こういうことを聞きました。そして、内容は事前にこちら側で把握すべきだった、参加者の方々を不安な気持ちにさせてしまったことは真摯に受け止めなければならないと思っている。そして、誰からも反対の声が上がらないようなプログラムにすべきであるんじゃないですかという問いかけに対して、この理究キッズの中央担当者ですよ、一番統括している人が、そのとおりだと思うと。つまり、理究の中では、今回の出来事の振り返りをしっかり行っているんですよ。
いろんな子供たちがいて、いろんな保護者がいるのだから、ただ単に職業体験だからいいじゃないかではなくて、その職業に対してどのような意識、概念を持っているのか、どのような意見が出てくることが想定されるのか、そういうことを受け止め、考えるべきだったとおっしゃった。
そして、先ほど、ここはすごく大事だと思っていまして、青少年課長がこうおっしゃった。いろんな意見を生かしながら、それを真摯に受け止めて、自分自身は課長として不適切とは思っていないけれども、意見に留意しつつ進めていきたい。私、どういうことかと質問しようかと思った。議論を尽くしながらやっていきたいとおっしゃっている。ここが重要だと思うんです。
今回は、一課長としては、この事業については何ら問題がない、不適切だと思っていないと言うけれども、先ほどおっしゃったように留意しつつ進めていく。留意とは何か。それは今後議論を尽くしながら、その運営団体とも、それからコーディネーターとも議論を尽くしながら進めたいとおっしゃった。そのことについては間違いありませんか。
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○青少年課長 まず最初に、一番最後にお尋ねになった留意しながらという部分について御答弁させていただきたいと思います。先ほど、留意しながら、議論を尽くしながらと申し上げましたのは、先ほどの答弁でも少し御紹介しましたけれども、保護者からは、アンケート調査でありますとかモニタリング調査をやっておりますので、そういった声を生かしつつ、それから子供たちからのいろんな、ああいうことをやってみたい、こういうことをやってみたいというような声も生かしながら、一方、運営協議会という協議体があるというようなことを先ほど申し上げました。そういった地域の方が参加される運営協議会の場を生かしながら、さらにプログラムを企画する全施設のコーディネーターが集まる会議というのもございます。そういった場でも、こういった議論があったというようなことは御紹介をして、皆さんでプログラムについて話し合う場というようなものを設けていきたいと考えております。
最初にありました職業体験と書くべきだったというような御指摘につきましては、プログラムのカレンダーを作る際に、こういった御意見があったというようなことで共有をさせていただきたいと思います。この表現は、子供たちに分かりやすいよう、どういったことをやるのかというようなことが分かりやすいようにということで、そういったことを考えて表記したものですけれども、もう少し別の表現があったんじゃないかというようなことも、そういった御意見があったということで共有をしてまいりたいと思います。
申込みをしていなかったのに参加をさせられたというようなことで、保護者の方がおっしゃっているというようなお話もございました。先ほど後藤委員の御質問にもございました。今回は希望制でありましたので、事前に希望すると出した方以外に、当日施設のスタッフの声かけで、やるよというような声かけをしたときに、やりたいということでわーっと集まってきた子供たちも一緒に参加をしたものです。申込みをしていなかったけれども、当日やると言ったときに集まってきたお子さんの保護者の方が、自分は参加させたくなかったというような意思をお持ちだったということが後に分かりましたので、そういったことにつきましては、指定管理者とも情報共有をしまして、もしどうしても参加させたくないプログラムがあった場合につきましては、事前に施設のほうに御連絡をいただいたり、御家庭でよく話をしていただいたりですとか、そういったことで、施設側もそういったお声に耳を傾けながらプログラムの運営をしていきたいと指定管理者と話をしたところです。
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○竹田議員 一番最初にこの話を青少年課長に話したときに、課長はこうおっしゃったんですよ。私はプログラムに関わっていませんと。(私語あり)すみません、話し中ですので、私語は慎んでください。(「手短に」の声あり)はい。プログラムに関わっていないとおっしゃったんですよ。でも、今のお話ですと、最後、今回の議論を踏まえて議論を尽くしたい、運営協議会あるいはアンケートを基に、企画をするコーディネーター等々を含めてプログラムについて議論していくということの確認でよろしいですか。
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○青少年課長 私も竹田議員とのお話の中でどういうふうにお話ししたか、詳細まで記憶をしておりませんけれども、こういったプログラムの企画に当たって、講師の方、来ていただく方、御協力いただく方と調整をする際にはこれまでも関わっておりませんで、指定管理者の業務として調整をしていただいているということで、関わっていないと申し上げたのだと記憶をしております。
今後につきまして、いろいろ今回も御意見を頂きましたので、そういったことをいろんな会議の場で協議をして、話の議題として議論をしてまいりたいと考えております。
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○竹田議員 分かりました。よろしくお願いします。これをただ単によかった、不適切ではなかったということで終わるのではなくて、ここまで問題が非常に深刻になった。ある意味深刻な話です、これは。ですから、そんな単純な問題ではないと思います。十分に情報共有をしていただきまして、子供たち、そして保護者が、誰もが嫌だ、困る、こういう運用じゃ嫌ですよというような声が上がらないような内容に私はしていくべきであると思いますので、そのことも踏まえていただきたいと思います。
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○納所委員 今の議論を聞いて一言申し上げたいと思いますけれども、多種多様な職業の在り方、職種の在り方に触れるいいチャンスというのは、この体験プログラムの一つの側面でもあると思います。また、子供たち自身が様々な体験をしていく中で、自身の技能、能力を高めていくきっかけにもなる、そういった出会いの場であると思いますけれども、そこに一つの職業的な偏見を持って、職業差別をするような在り方というのは、これは大人の意見としては介入してはいけないと思っております。
あくまでも子供主体で考えていく。そして、巧緻性であるとか様々な体験で自己を高めていく、そのきっかけをする体験であるということは間違いないわけでございます。そこに職業的な偏見、差別というような考えは一切排除すべきであると思っております。
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○吉岡委員長 暫時休憩とします。
(10時48分休憩 10時50分再開)
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○吉岡委員長 再開いたします。
報告事項については、質疑を打ち切りたいと思います。
これに対して了承かどうか。よろしいでしょうか。
(「聞きおく」の声あり)
聞きおく、あとは多数了承ということで確認をいたします。
それでは、こどもみらい部職員退室、健康福祉部職員入室のため、暫時休憩といたします。
(10時51分休憩 11時00分再開)
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○吉岡委員長 それでは、再開いたします。
健康福祉部に入ります。審査に入る前に、当委員会所管部局の職員紹介をお願いいたします。
(職 員 紹 介)
それでは、審査に入ります。
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○吉岡委員長 日程第4「議案第12号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、原局から説明願います。
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○高齢者いきいき課長 日程第4議案第12号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、内容を説明いたします。
資料をごらんください。
本件は、介護保険法施行規則及び指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部を改正する省令が令和6年4月1日に施行されたことに伴う改正です。
介護保険法施行規則の一部改正により、地域包括支援センターにおいて柔軟な職員配置が可能となったことから、同様の内容を条例に反映するものです。
具体的な改正点について説明いたします。
条例第3条第1項の規定において、現行の地域包括支援センターの職員の員数について、介護保険関係のサービスや地域包括支援センターに関する事項について調査審議する鎌倉市介護保険運営協議会が、第1号被保険者の数及び地域包括支援センターの運営の状況を勘案して必要と認める場合は、常勤換算方法によることを可能とします。
また、条例第3条に追加する規定として、鎌倉市介護保険運営協議会が地域包括支援センターの効果的な運営に資すると認める場合は、複数の地域包括支援センターが担当する区域ごとの第1号被保険者の数を合算した数により、当該区域内で職員を配置することを可能とします。
その他、引用する介護保険法施行規則の条項の改正等も併せて行うものです。
なお、施行期日につきましては公布の日とします。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。
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○井上委員 1ページで、3,000人から6,000人ごとに配置すべき常勤の数は、次のとおりということなんですけれども、3,000人から6,000人とすごく幅広いんですけれども、地域包括支援センターの抱えている対象者が6,000人規模というところは幾つあるのかお伺いします。
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○高齢者いきいき課長 令和5年6月30日現在でございますが、6,000人以上の地域包括支援センターは3つございます。
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○井上委員 常勤換算するということは、現状だと配置が厳しいということなのか、そこら辺の課題とかをお伺いします。
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○高齢者いきいき課長 今回の改正でございますが、介護保険法施行規則の内容と同様の内容を条例に盛り込んでおりまして、特に市独自の要素はございません。ある包括の担当者の方に確認もしましたが、必ずしも非常勤の職員を充てることが望ましいかというと、全ての地域包括支援センターでそうではない可能性もありますので、その辺は地域包括支援センターの職員の聞き取りなどをしながら、課題に対応していきたいと考えております。
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○井上委員 同じく2ページの区域、2人とするというようなケースもあるのかお伺いします、鎌倉市で。
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○高齢者いきいき課長 こちらもあまり本市においては想定をしていないものではあります。例えばA地区、B地区、C地区にそれぞれ6,000人の高齢者がいる場合に、現在の規定ではそれぞれ少なくとも3人ずつ専門職を配置する必要があるんですけれども、市の判断で、それぞれ情報共有ですとか相互支援することで、例えばA地区に2人、B地区に4人、C地区に3人の合計9名とすることなど、地域の実情に応じて配置することが可能になっております。先ほども申し上げたとおり、現時点では鎌倉市でこれを適用するというようなことは考えておりません。
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○吉岡委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議の確認をいたします。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
意見なしを確認いたしました。
それでは、議案第12号鎌倉市地域包括支援センターにおける包括的支援事業を実施するための人員等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についての採決を行います。賛成の方の挙手を願います。
(総 員 挙 手)
総員挙手によりまして、議案第12号は原案のとおり可決されました。
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○吉岡委員長 日程第5「議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち健康福祉部所管部分」につきまして、原局から説明願います。
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○矢部健康福祉部次長 日程第5議案第15号令和6年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
令和6年度鎌倉市補正予算に関する説明書の12ページを御覧ください。
第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は22億4242万6000円の増額で、多様性のある福祉サービスの充実は、低所得化世帯等支援給付金支給事業及び定額減税補足給付金支給事業として、令和5年11月2日に閣議決定されたデフレ完全脱却のための総合経済対策に基づき、令和6年度新たに住民税非課税や住民税均等割のみ課税となった世帯への給付金等を支給するとともに、物価高騰対策として実施される定額減税において、令和6年分推計所得税額または令和6年度個人住民税所得割額が減税可能額に満たない者に対して、その差額を支給することとなったため、必要な経費の追加を。
第15項生活保護費、第5目生活保護総務費は199万1000円の増額で、多様性のある福祉サービスの充実は、生活保護事務として、生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律の施行による生活保護法の一部改正等に基づき、生活困窮者等の自立のさらなる促進を図るため、進学準備給付金の対象者拡大や就労自立給付金の算定方法見直しに伴う生活保護システム改修に係る経費の追加を行おうとするものです。
補正予算に関する説明書は14ページに入りまして、第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は2億5107万5000円の増額で、健康長寿社会の構築は、予防接種事業として、令和6年3月15日に厚生労働省が開催した新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体向け説明会において、当初予算で措置していた新型コロナウイルスワクチン単価を上回る単価が示されたため、不足が見込まれる差額分の経費の追加を行おうとするものです。
戻りまして、補正予算に関する説明書は8ページを御覧ください。
第85款諸収入、第25項雑入、第25目衛生費収入は2億5024万5000円の増額で、新型コロナ定期接種ワクチン確保事業に対する助成金の追加を行おうとするものです。
なお、本件補正予算のうち、低所得化世帯等支援給付金支給事業及び定額減税補足給付金支給事業の財源につきましては、国庫支出金である物価高騰対応重点支援交付金を全額充当する予定であり、事業費と同額を歳入予算に計上しているところです。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。
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○志田委員 生活保護事務のところで、一時金支給は遡って支給できるじゃないですか。鎌倉には対象者の方はいらっしゃるんですか。
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○生活福祉課長 進学準備給付金の遡及しての対象者がいるのかというところなんですが、今年の3月に高校を卒業された方3名おりまして、そのうち2名の方が大学に進学しておりまして、既に既存の進学準備給付金の支給済みになっておりまして、残り1名の方は、ちょっと進路が定まっていないというところで支給対象にはなっておりませんので、遡及して支給を行うという方はおりません。
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○志田委員 生活保護世帯の方でお子さんが就職したとかで一時金出ますよね、30万円。それの対象者はいるんですか。
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○生活福祉課長 申し訳ございません。既存の制度の中では、進学した方のみに対して、御自宅から通う場合は10万円、転居をされる場合は30万円を支給されるというのが既存の制度だったんですけれども、今回の改正によりまして、高校卒業後、就職した方に対しても同様の給付が行われるというような改正が行われました。
例えば今年の4月に高校卒業後に就労された方がいる場合には、今回の法改正により新たに支給が行われるんですけれども、この4月に高校卒業後に就職をされた方というのがおりませんので、遡及して支給対象になる方がいないというような状況でございます。
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○志田委員 対象者がいないということなんですか、それとも働かないということなんですか、どっちなんですか。
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○生活福祉課長 対象者がいないということでございます。
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○吉岡委員長 ほかにはございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
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○吉岡委員長 日程第6報告事項(1)「「人と地域がつながるプラットフォームかまくら(鎌倉市版孤独・孤立官民連携プラットフォーム)」について」、原局から報告を願います。
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○矢部健康福祉部次長 日程第6報告事項(1)「人と地域がつながるプラットフォームかまくら(鎌倉市版孤独・孤立官民連携プラットフォーム)」について、報告をいたします。
令和6年4月に、鎌倉市、社会福祉法人鎌倉市社会福祉協議会、特定非営利活動法人鎌倉市市民活動センター運営協議会、社会福祉法人きしろ社会事業会の4者は、「人と地域がつながるプラットフォームかまくら(通称ここかま)」の運営を開始いたしました。本日は、その取組状況について御説明をいたします。
資料1を御覧ください。
社会環境の変化による人と人とのつながりの希薄化、単身世帯や単身高齢世帯の増加による孤独・孤立の問題の深刻化を背景に、国及び地方において総合的な孤独・孤立対策に関する施策を推進するため、孤独・孤立対策推進法が令和6年4月1日に施行されました。
これに先立ち、本市では、令和4年度に、神奈川県で唯一、政府の総合緊急対策事業である「地方版孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進のあり方に関する調査研究事業」に参加し、市内の孤独・孤立の状況の把握に努めてまいりました。
令和5年2月には、鎌倉市版孤独・孤立対策官民連携プラットフォームに係る準備会を立ち上げ、市、社会福祉協議会、NPO関係者らの出席の下、孤独・孤立対策の在り方やプラットフォームの運営について検討を開始いたしました。
これらを踏まえまして、本市では、令和6年4月の孤独・孤立対策推進法の施行に合わせ、「人と地域がつながるプラットフォームかまくら(通称ここかま)」を創設いたしました。
本プラットフォームでは、地域課題に向き合う者同士が互いの意見を取り入れ、孤独・孤立対策につながる取組を主体的に共創する環境づくりと仕組みづくりに着手してまいります。
なお、準備会に参加した4者が幹事者となり、運営、管理、広報、啓発などに連携して取り組んでまいります。事務局は市の福祉総務課に設置し、運営に係る庶務や調整等を行います。
今後の予定といたしましては、幹事者による定例会議を通じて規約を整備した後、市内で活動する団体等へ対し、本プラットフォームへの参加募集を開始していく予定です。
本プラットフォームの運営を通じ、自らが望む形で人・地域・社会とつながり、誰も孤立することなく安心して自分らしく暮らすことのできる地域共生社会の実現に向けて、引き続き孤独・孤立対策に取り組んでまいります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。
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○井上委員 自ら望む形でというところで、準備会がずっと行われてきたということで、こちらの検討の中で、30代から40代の世代が福祉制度のはざまにあって、子育てについての孤独感・孤立感を有する傾向が見られるですとか、学校、職場以外のサードプレイスが必要だとか、そういったことを検討されてきたということで、孤立とか孤独とかは高齢者の議論になってしまう感じがするんですけれども、そこら辺で私たち世代とかも検討になっているというところがすごくいいな、ありがたいなと思っているんですけれども。この検討の中で、福祉に特化せずとも市民活動の中には、活動の枠組みに孤独・孤立対策が内包されている取組もあると書かれているんですけれども、ここら辺、市で把握している取組の活動の団体とかはどのくらいいらっしゃるのかお伺いします。
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○矢部健康福祉部次長 NPO団体のそれぞれの活動の中で、孤独・孤立ということを標榜していなくても、活動自体で、例えばごみ拾いのものとか誰でも参加できるというところで、1人でも参加できるというような活動が孤独・孤立に陥りがちな方でも参加しやすいということで、例えばそういう活動を通じて孤独・孤立対策もできるんじゃないか、そういう課題感がございました。それもありまして、NPOセンターも幹事者となっているところです。
ここが対象になるだろうというところをリストアップしているわけではないんですけれども、今現状、そういう孤独・孤立対策につながるような取組をしている団体をこの4者でリストアップしまして、各団体のヒアリングということを始めているところです。そういうところからまずは孤独・孤立対策の進めていく方向だとか、例えばプラットフォームに入っていただくに当たって、このプラットフォームに期待する役割だとか、そういうところを今活動している団体からお聞きした上で、この機能を整備していこうかなと考えているところでございます。
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○井上委員 資料からだと、例えばこんな孤独・孤立対策というので4団体書いてあるんですけれども、それ以外も、恐らくそういった可能性のあるものというのは結構あるのかなと思いますので、そこら辺をうまく連携して体制を構築していってもらえばいいかなと思うんですけれども、今後これからプラットフォームが拡大、体制強化に当たって、参加団体の強みの抽出だったり、今ヒアリングしているとおっしゃいましたけれども、情報発信ツールの整備ですとか、運営体制の強化というところはどういうふうにお考えなのか、お伺いします。
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○矢部健康福祉部次長 この取組自体が、4者、市が行って、それに皆さんが参加していただくということではなくて、官民連携で孤独・孤立対策という旗印の下、各団体が主体的に関わっていただく、そういう仕組みでございます。
市としては、当然孤独・孤立対策というところで、市民がそういうことに陥らないような対策をしていきたいと思っていますし、例えば広報だとかそういうツール的な部分で、発信力というか、全部の市民の方に届かせるということもできますし、施策として落としていくというところもあるんですけれども、あくまでも市が主体となってやっていくものではないので、今のところ、そういうことはできるんじゃないかということを考えつつも、4者それぞれの強みを生かす、また、これから参加していただく団体の強みも生かしながら、何をプラットフォームに期待するか、先ほども申しましたとおりヒアリングしているところですので、このプラットフォームの機能を4者もしくはさらに広げたところで話しながら広げていきたいというところですので、市としては、できることはなるべく進めていって、我々ができる最大限のことを取り組んでいきたいなとは考えておるところでございます。
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○井上委員 理解の広がりですとかというところで、誰も孤立することのない共生社会へ向けてというところで、そういった環境などの構築が必要なのかなと思いますけれども、そこでまた人づくり、地域づくりのさらなる展開に向けた関係組織の強化と資源調達の仕組み化というところが書いてあるんですけれども、そこら辺をお伺いします。
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○矢部健康福祉部次長 このプラットフォームの準備会で話している中で、それぞれいろんな活動をしている団体がいる。その中で課題となっているところで、例えば活動する人がいないだとか、場がないみたいなお話を頂いている。一方で、各団体の中では、例えば場があるけれども、その活用ができないだとか、違う分野なので活動の人が重なっていなくて、例えばこっちの分野にも関心があるんだけれども、なかなか出ないみたいなところが、このプラットフォームにつながることによって、相乗効果といいますか、それぞれの資源を重ね合わせながら、市民にとっては孤独・孤立に資するような場所だとか、人だとか、仕組みだとか、そういうものができてこないかなということを期待しているところなので、こういうことができないかなということは話しているところなんですけれども、この後、展開としてどういうふうに広がっていくかというところの期待も含めて、これから取り組んでいきたいなとは考えているところです。
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○納所委員 これは一つに、委員会として提言申し上げた居場所づくりにつながるような仕組み、取組かなと大賛成なんですけれども、これ非常に難しいのが、緩やかにつながるということの在り方だと思うんですね。これがかっちりした、例えば市民活動の団体にきちんと加入をして、積極的に参加をするということではなくて、参加も自由、脱退も自由みたいな、その在り方というのが非常に難しいなと感じるんですけれども、緩やかにつながることの在り方として、どのような事例を想定していらっしゃいますでしょうか。
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○矢部健康福祉部次長 共生条例にもあります、自分がつながりたい形でつながっていただくというところ、主体的な部分。ただ、なかなか相談ができないとか、御自身の主観として孤独でありたいという方に対して、無理やりに孤独にならないようにということではなくて、社会的に孤立という考え方からすると、社会とのつながりがなかなかできないとか少ないということを指す孤立に対して、広く間口を広げて、御自身が参加したいときとか相談できるときに相談できるような形をつくっていこうと。
一応今回のプラットフォームのコンセプトとしては、ゼロ次予防、未然にそういう孤独・孤立に陥らない地域をつくっていくということを目標にしていますので、無理やりに皆さんとつながっていくということは求めていませんので、そこはコンセプトとしては共通理解の上で進めていきたいなとは考えておるところでございます。
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○納所委員 非常に理想的な、これからの時代に合っているのかなと思うんですけれども、一つにのめり込むというやり方もありますけれども、自分が本当に気が向いたときに、孤独感を感じずに社会参加できるという場としては非常に重要だと思うんですけれども、その中で必要なのがどういったメニューがあるのか、いわゆるカタログ化ですよね。
これは、居場所についての提言でも触れたところなんですけれども、そのメニューを知ることができるというような、一つのマーケティングの手法というんでしょうか、こういったメニューがありますよ、このプラットフォームにはこういったものがありますよ、本当に緩やかに、気が向いたらぜひ顔を出してくださいというような持っていき方、非常に加減が難しいといいますか。ただ、周知の手法というのはほかの事業でも大変なんですけれども、周知の手法については、「ここかま」というのはこういうものなんだよということを徹底的にマーケティングしていく必要があると思うんですけれども、その手法についてはどんな議論が今なされていらっしゃいますでしょうか。
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○矢部健康福祉部次長 まずこのプラットフォームに参加をしていただく団体というところで、孤独・孤立の活動を内包するようなところというところでリストアップしているというお話をさしあげましたけれども、NPO団体とか、例えば企業だとか、学校法人だとか、そういうようなところをリストアップしておりまして、当然、既存の民生委員の団体だとか町内会とか、そういうところも含めているところではございますけれども、それぞれの団体の活動の中で、孤独・孤立対策に資するような活動を意図せずともされているようなところもありますので、そういうところに、先ほども申しましたとおりヒアリングというところで、まず孤独・孤立対策というプラットフォームができたというところも含めてお伝えするとともに、活動をより広げていくためにはどうすればいいかというところをヒアリングして、さらにこのプラットフォームに参加していただく、そういう狙いも含めてやっているところです。
また、この活動自体、広く市民の方に知っていただくということが必要にはなると思いますので、今現状、市だけではないと申し上げましたけれども、福祉の分野の社会福祉協議会とかNPO団体、センターも入っておられますので、それぞれのツールの中で情報提供については努めていって、さらに広がっていけるような取組をしていきたいなと考えております。
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○納所委員 例えば御自身がお仕事を持っていらっしゃる、企業活動をなさっていらっしゃるというような日々のなりわいの中で、様々な職業に就いていらっしゃる方というのは、ある程度自分の居場所というのは見つけやすいということがあると思うんですけれども、問題は、そういったものに社会参加がなかなか難しいという方々、そういった方のほうが孤独・孤立になりやすいという傾向があるかと思うんですけれども、そういった場合は、地域のつながりというのが第一の入り口になるのかなと思うんですね。
そうなりますと、市の社会福祉協議会の方々の役割というのは非常に重きをなしてくるのかなと思うんですけれども、かえって運営側に負担がかかってこないのかなと。それでなくてもやることが多いというのは社協の皆さんのお仕事でいらっしゃいますので、それをどうフォローしていくのかという課題もこれから出てくるかと思うんですね。メニューはそろったけれども、それをどう周知していくのか。そこで社会参加がなかなか難しい方にこそ、苦しくなる前の段階でこういったメニューがありますよというようなことを周知していくことが非常に難しいと思うし、逆に、周知する成り手の負担のほうが大きくなって続かなくなっちゃうんじゃないのかなと思っているんですね。
となると、当然これから来るであろう様々な課題というものをあらかじめ予想しておかなければいけないと思うわけでございます。こういった事業を効果的に進めていくために、どういった課題を今準備して取り組もうとしていらっしゃるのか、そこだけ最後に伺いたいと思います。
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○矢部健康福祉部次長 4者で話している中で、広げていくに当たって事務分担、どういうふうにすれば広がっていくかというところもありますし、どういう形で運営を進めていくか、分担していくかというところも議論しているところです。例えば市社会福祉協議会においても、既存の活動にさらにこれをやっていくというところでございますので、負担が増えてくる部分というのはどうしてもあろうかと思いますけれども、このプラットフォームで話している中では、孤独・孤立対策と申していますけれども、結局はこれが地域づくりにつながっていくような取組であるというところになりますと、社会福祉協議会の例で言うと、ふだんの活動の延長線上になります。
プラットフォームのためにということになると、やっぱり負担感が出てきますので、例えばふだんつながっている団体にお声がけしていただくとか、そこの活動を盛り上げていくことで孤独対策につなげていくという、ふだんの活動の延長線上と捉える形で、我々も含めてなんですけれども、地域づくりをどういうふうにしていくかというところを核として、結果、孤独・孤立対策という旗印でやっていますけれども、地域づくりにつなげていくというコンセプトでやろうかなと考えておりますので、負担感が当然生じてくる部分ではありますけれども、そこの旗印というところをちゃんと捉えながら事務については進めていきたいなと考えておるところです。
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○吉岡委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかを確認いたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡委員長 日程第6報告事項(2)「令和6年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額について」、原局から報告願います。
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○保険年金課長 日程第6報告事項(2)令和6年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額について、報告いたします。
初めに、国民健康保険制度における財政の仕組みについて説明いたします。
資料1を御覧ください。
国民健康保険制度は、平成30年4月の国民健康保険制度改革により神奈川県が財政運営の責任主体となり、市町村は、保険給付に必要な費用全額を県から交付金として受けることになっています。
一方、その財源の一部として、市町村は、県が一定の基準で算定した納付金を納めることになっており、市町村は納付金に必要な保険料を算定することとされています。
国保の財政上の運営主体は都道府県ですが、それを支えるための財源の大半は市町村に住所を置く国保加入者からの保険料であり、今後も保険料が国保財政に重要な位置を占めることになります。
次に、令和6年度の本市国民健康保険を取り巻く環境について説明します。
資料2を御覧ください。
まず、国民健康保険被保険者の加入状況ですが、賦課期日である令和6年4月1日現在の被保険者数は3万1676人で、世帯数は2万2014世帯です。令和5年同時期と比較し、それぞれ1,346人、709世帯減少しています。
これら被保険者の所得から算定する賦課標準額の総額については約360億600万円で、令和5年と比較して約19億8500万円の減少となっています。
また医療費の動向ですが、国民健康保険の医療給付費は、全国的に被保険者の減少に伴い、総額としては減少傾向ではありますが、1人当たりの医療給付費については、医療の高度化などの影響で上昇しています。本市においてもこの傾向は同じで、令和6年度予算においては、医療給付費の総額は、対前年度予算から約3%の減額で約107億9000万円としておりますが、1人当たり医療給付費は対前年度比で約6.6%の増額で35万4934円となります。
次に、本市の令和6年度国民健康保険料率等について説明いたします。
資料3を御覧ください。
まず、本市の国民健康保険料の仕組みについて説明いたします。
保険料は、「医療給付費分」「後期高齢者支援金分」及び「介護納付金分」としてそれぞれ賦課をします。このうち「介護納付金分」については、40歳から64歳までの方にのみ賦課をするものです。これら3つの全ては、さらに、本人の所得に応じて御負担いただく「応能負担」と、所得に関係なく利益を受ける方に、均等かつ平等に一定額を御負担いただく「応益負担」とにそれぞれ分類しています。
「応能負担」は資料3表の「所得割」に当たり、所得金額に料率を掛けて保険料を算出するものです。また、「応益負担」は資料3表の「均等割」と「平等割」に当たり、「均等割」は被保険者1人につき一定額を、「平等割」は1世帯当たり一定額を賦課するものです。本市では、「所得割額」「均等割額」及び「平等割額」の3つの合計で保険料を決定する方式で、いわゆる「3方式」での賦課を行っています。
令和6年度の保険料ですが、まず「医療給付費分」については、所得割料率6.97%、均等割額2万6730円、平等割額1万6080円で、これにより1人当たりの平均保険料は年間8万4795円となります。
次に、「後期高齢者支援金分」については、所得割料率3.2%、均等割額1万2330円、平等割額6,120円で、これにより1人当たりの平均保険料は年間3万7003円となります。
最後に、「介護納付金分」については、所得割料率2.99%、均等割額1万1190円、平等割額5,310円で、これにより1人当たりの平均保険料は年間3万5699円となります。
この結果、40歳から64歳までが負担する「医療給付費分」「後期高齢者支援金分」及び「介護納付金分」の3つの合計では、1人当たり保険料は15万7497円で、令和5年度と比べて6,071円の増額となります。
また、ゼロ歳から39歳、65歳から74歳までの方が負担する「医療給付費分」と「後期高齢者支援金分」の2つの合計では、1人当たり保険料は12万1798円で、令和5年度と比べて4,911円の増額となります。
したがいまして、全体での1人当たりの保険料は13万9648円となり、令和5年度と比べ5,491円の増額となります。
なお、この1人当たりの保険料については、被保険者数や徴収する保険料の総額が令和5年度と異なることから、1人当たりで表しますと表のとおりとなりますが、個々で捉えますと、前年度と同じ所得であれば均等割のみ増額となります。
次に、低所得世帯への保険料の軽減措置の内容について説明いたします。
資料4を御覧ください。
この軽減措置は、「医療給付費分」「後期高齢者支援金分」及び「介護納付金分」のそれぞれに適用するものです。世帯主とその世帯に属する被保険者及び特定同一世帯所属者の前年の総所得金額等の合計に応じて、「均等割」と「平等割」について7割・5割・2割の3つの区分で軽減いたします。
なお、令和6年度では国民健康保険法施行令の見直しが行われたことから、その基準となる所得判定金額について引上げが行われており、軽減措置の適用範囲が拡大されています。
最後に資料5ですが、「所得階層別年間保険料」及び「所得別世帯割合」で、所得別で世帯における保険料の目安を示したものです。
令和6年度では国民健康保険法施行令の見直しが行われたことから、「後期高齢者支援金分」で保険料賦課限度額が2万円引き上げられており、保険料全体での賦課限度額は104万円から106万円となっています。
以上、報告いたしました内容につきましては、去る5月23日に開催いたしました鎌倉市国民健康保険運営協議会の審議を経て5月30日に告示をいたしました。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 質疑の有無を確認いたします。質疑のある方はどうぞ。
(「なし」の声あり)
それでは、なしを確認いたしました。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、健康福祉部職員退室、教育文化財部職員入室のため、休憩といたします。
(11時40分休憩 11時42分再開)
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○吉岡委員長 再開いたします。
教育文化財部に入ります。審査の前に、当委員会の所管委員の紹介をお願いいたします。
(職 員 紹 介)
それでは、審査に入ります。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(1)「学びの多様化学校(不登校特例校)設置に向けた検討状況について」、原局から報告願います。
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○多様な学びの場づくり担当課長 日程第7報告事項(1)学びの多様化学校(不登校特例校)設置に向けた検討状況について、報告いたします。
令和7年4月に開校予定の学びの多様化学校に関する検討状況については、令和5年12月教育福祉常任委員会においても御報告させていただきました。教育委員会では、その後も開校に必要な事項について検討を進めているところです。
このたび、本市が設置する学びの多様化学校のコンセプト、教育課程及び転入学の流れ等について取りまとめましたので、御報告いたします。
資料1「鎌倉市立由比ガ浜中学校(仮称)学校案内「暫定版」」暫定版を御覧ください。
なお、この学校案内は、今後さらに日課表や校舎のデザイン等の詳細が追加されていくことや、今後も有識者や児童・生徒、保護者等のヒアリングを行いながら随時見直しをしていくことを踏まえ、「暫定版」としております。
初めに校名について御説明いたします。当初はアンケートの実施等を通じて校名を決定することも検討いたしましたが、鎌倉市立中学校の1校として、ほかの学校と同様に扱われるべきであることや、地域に愛される学校を目指すことから、建設予定地の地名を取って「鎌倉市立由比ガ浜中学校」としたいと考えています。校名については今後、「鎌倉市立小学校及び中学校の設置に関する条例」の改正をもって決定します。
「1 スクールビジョン」を御覧ください。由比ガ浜中学校の目指す学校像は「自分らしく学び、自分らしく成長できる学校」です。不登校の子供たちが新たな学びの場として、「ここなら通いたい」「ここでなら自分らしく学べるかな」と希望を持てる学校を目指します。自分らしさを大切にしながら安心して学ぶことができるように、ありのままを受け入れ、寄り添いながら、社会的自立と自己実現に向けて「自分で考えて行動し、ほかの人と協力しながらよりよく生きること」ができる力を育み、「自分のなりたい姿」へ成長していくことを支援していきます。
目指す学びの場のイメージとしては、「学校が子どもに合わせる」「自分たちでつくりあげていく学びの場」「自分のペースで学ぶ」「教科の枠を超えて体験的・探究的に学ぶ」「自分たちで学びとっていく」「学び方を学ぶ」「異学年・少人数・個別など多様なスタイルで学ぶ」「海や森、まちなど鎌倉全体で、様々な人々と関わりながら学ぶ」となります。
「2 由比ガ浜中学校の概要」については記載のとおりです。由比ガ浜中学校では、既存の中学校より授業時数を削減して、柔軟で負担の少ない教育課程を編成すること、ほかの市立中学校と同様にデリバリー式の給食を提供することなどを記載しています。
「3 対象となる児童生徒」については、後ほど資料2に基づいて説明いたします。
「4 スクールビジョンを実現するための5つの特徴」を御覧ください。
「(1)生徒の安心を育む充実した体制」として、定員30名に対し約10名の教職員が支援に当たります。少人数を生かし、生徒一人一人へのきめ細かな支援を徹底して行います。また、スクールカウンセラー等の心理の専門家が生徒と日常的にコミュニケーションを取ることで、いつでも相談できる環境を整えます。
「(2)自分のペースで学べる柔軟な教育課程」については、年間授業時数を770時間に削減し、登校時間は遅めに設定します。学ぶ場所や登校のペースも状況に応じて自分で選べるようにしてまいります。
「(3)「個別最適な学び」と「協働的な学び」」については、生徒自身の学びたい気持ちを大切にし、「学習者中心の学び」を実施します。指導の個別化や学習の個性化を推進するとともに、協働的な学びも大切にしていきます。
「音楽」「美術」「技術・家庭」の3教科については、新教科「CTime」の中で基礎・基本を学び、さらに自分の興味関心に合わせて「音楽」「美術」「技術・家庭」から生徒が学びたい教科を選択し、学びをデザインしながら深く学びます。
次に「(4)新教科「ULTLA」」についてです。由比ガ浜中学校では、総合的な学習の時間を「かまくらULTLAプログラム」の要素を取り入れた新教科「ULTLA」として再設定し、授業時数を140時間に増やします。
自分自身の認知特性を知るためのアセスメントの実施や、人・自然・文化などの鎌倉の豊かな教育資源を最大限活用し、地域とつながり、多くの大人や仲間と関わりながら、体験的・探求的に学ぶことを大切にしていきます。
「(5)不登校支援のセンター的役割」として、不登校支援についての情報発信や、研修の場として由比ガ浜中学校を活用してまいります。具体例としましては、由比ガ浜中学校を不登校支援に関する教職員の研修の場として活用すること、不登校に悩む保護者のコミュニティーの場として、市内の不登校児童・生徒を対象とした懇談会を開催するなど、不登校に関する悩みの共有や相談ができる場を持つこと等を考えています。
また、由比ガ浜中学校に勤務した教員が市内の学校へ異動することで、由比ガ浜中学校で実践する不登校支援のノウハウが波及していくことが期待されます。
続いて、由比ガ浜中学校への転入学の流れについて説明いたします。
資料2「鎌倉市立由比ガ浜中学校(仮称)転入学の流れ」を御覧ください。
「1 対象となる児童生徒」について説明いたします。
対象となる児童・生徒は、次の?から?の全てに該当する児童・生徒のうち、教育委員会が認めた児童・生徒となります。「?鎌倉市内に在住している児童生徒」「?不登校状態または不登校傾向にある児童生徒」「?由比ガ浜中学校で学びたいという思いのある児童生徒」。
?についての目安は、記載のとおり幅を持たせていますが、希望者が多数の場合は、不登校状態がより長期間な児童・生徒を優先していくことを検討しています。
続いて「2 定員・年度途中転入・転出」を御覧ください。
定員は各学年10名程度、合計30名程度となります。ただし、中学2・3年生については、定員を満たしている状況でも若干名の募集を行う予定です。
年度途中の転入は原則認めません。年度途中の転入については検討を重ねましたが、由比ガ浜中学校への転入学は、本人にとってそれが最適な選択肢であるかを慎重に判断する必要があるため丁寧なプロセスを経ており、年度途中の転入学ではそのプロセスを経ることができないため、認めないことといたしました。由比ガ浜中学校からの転出は、当該生徒の状況に応じて決定します。
「3 転入学のプロセス」を御覧ください。
転入学の手続としては、全部で8つのステップがあります。
STEP1の学校説明会では、学校の概要や転入学の流れ等について児童・生徒、保護者へ説明します。
STEP2の在籍校面談では、在籍校が児童・生徒、保護者に寄り添いながら、情報提供及び相談を行います。
STEP3の教育委員会面談では、児童・生徒、保護者が指導主事等と面談を行い、意思の確認や情報提供等を行います。
STEP4では、学校体験を2日間実施します。
STEP5では、最適な学びの場の検討のための教育相談を実施します。
STEP6の転入学検討委員会では、転入学を希望する児童・生徒の最適な学びの場や支援方法について検討します。転入学検討委員会の構成員は、教育委員会関係課職員や学校の代表となります。
STEP7として、転入学児童・生徒の決定・通知を行います。教育委員会は、転入学検討委員会の検討結果を踏まえ、転入学児童・生徒を決定し、保護者に郵送で結果を通知します。決定内容にかかわらず、在籍校は、児童・生徒、保護者と面談等を実施し、今後の支援や進学先について確認します。
STEP8として、転入学者を対象に転入学説明会を行います。
以上の流れで転入学児童・生徒を決定していきます。
なお、この転入学の流れについては、今後、転入学手続を実施していく中で随時見直していく予定です。
最後に、由比ガ浜中学校の建設関係の状況について報告いたします。
由比ガ浜中学校の校舎については、設計・施工を行う事業者と既に契約を締結しており、現在はレイアウト等について事業者と協議しながら設計を進めている状況です。なお、校舎の設計と並行して外構の設計も進めています。
建設予定地は埋蔵文化財包蔵地であるため、校舎と外構の施工に先立って埋蔵文化財発掘調査が必要となります。埋蔵文化財発掘調査に係る委託契約については既に締結しており、令和6年8月頃に現場調査が完了する予定です。同調査が完了した後、速やかに校舎と外構の施工に入ります。校舎と外構の竣工については令和7年3月を予定しています。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、午前中は原局からの報告を聴取したということで、午後に質疑を行いたいと思います。再開は13時20分でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
じゃあ、13時20分再開ということで休憩といたします。
(11時57分休憩 13時20分再開)
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○吉岡委員長 再開いたします。
質疑のある方はどうぞ。
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○納所委員 午前中、由比ガ浜中学校(仮称)の説明をいただきました。かなり詳しくつくり込んでいらっしゃるなと感想を持ちました。例えばスクールビジョンで、目指す学び場のイメージ8項目を御紹介いただきました。これ、できれば通常校でも実現できないかという望みなんですね。
一番最後の「不登校支援のセンター的役割」ということで、この由比ガ浜中学校に勤務した教員が市内の学校へ異動することで、そのノウハウが広がっていくということを期待されている。そんな消極的なのじゃなくて、せっかく由比ガ浜中学校をつくるんだとしたら、こういった目指す学び場のイメージを通常校でも実現できないでしょうか。
多様化学校の設立を機会に通常校の在り方を改革しなければ、いつまでたっても、不登校であるとか学校になかなか行けないという生徒への課題というのは克服できないと思うんですね。逆に、由比ガ浜中学校があるということで、これが学びの避難所になっちゃっているような状況ではよくないし、両者高め合って改善をしていく、改革をしていくという、そのイメージに目指す学び場のイメージというのは本当にふさわしいものだなと思う。
中には、一斉授業のスタイルで進めている学校には難しいなという課題もあるかと思うんですけれども、その辺、通常校の改革と併せた取組というのはいかがでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 委員のおっしゃるとおり、ここに書いていることは由比ガ浜中学校だけで行うという意味ではございません。まず一つ、子供たちの居場所という意味では、もちろん理想としては、自分たちの学級が全ての子供たちにとっての居場所になること、もしくは、せめて全ての学校がそういう場になるというところで、今回校内フリースペースの整備も同時に進めているところで、今回の由比ガ浜中学校と校内フリースペースの整備が、学校にとって、子供たちを包摂するための学びとはという、考える大きなきっかけになるのではないかと思っています。
もう一つ、ここでの個別最適な学びであったり協働的な学びというのは、これももちろん由比ガ浜中学校だけで行うのではなくて、今年度の鎌倉市全体の教育の大きな柱として「学習者中心」というのを掲げて、今、全校で取り組んでいるところですので、特に由比ガ浜中学校は少人数であったり、子供たちの数に対しての教員の数が充実しているというところで、こういう学びをほかの学校以上に小回りを利かせながら充実したものをやっていけるんじゃないかというところで、ここには打ち出しているところです。
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○納所委員 ぜいたくと言えばぜいたくなんですが、定員は各学年10名と想定して、定員30名に対して教員が10名いるということは、非常にぜいたくというか、理想的な少人数の教育の場が設定できるということで、それはそれでかなり期待が大きくなってしまうのかなと思うんですけれども、例えば教員の在り方なんですけれども、免許の在り方というのはちょっと心配な面があるんですけれども、それは校長が臨時免許を発行してカバーするという形なんでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 配置される県費負担教職員については、現在、県の教育委員会といろいろ協議中、調整中でありまして、まだ確定ではないんですけれども、見込みといたしましては、校長に関しては、分校なので、本校である御成中学校の校長が兼務するという形になる見込みです。あとは管理職というところで、教頭級の職が1名、各教科の教員が今のところは全教科分で9名配置される予定ですが、この辺りも見込みといいますか、調整中なので、確定ではございません。
先ほどあったように、免許がない者をというのではなくて、一応全教科の免許を持った教員をそろえていくという方向性で今準備を進めているところです。
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○納所委員 教員不足の御時世の中でちょっと心配な点があると思いますけれども、大事なラインアップをぜひそろえていただきたいと思います。
中学校のイメージとなりますと、小学校と違うのは部活動があるであるとか、あとは小中の連携を今まで各中学校を中心に進めていただいておりますけれども、小中連携の在り方はどういうふうになるんだろうなというのは、部活動だとか小中連携の在り方はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 資料1の目指す学びの場のイメージの中に、「自分たちでつくりあげていく学びの場」というフレーズがあります。これは、集まった子供たちと一緒に、子供たちのニーズに合わせて学校をつくり上げていこうというところであります。
そういう意味で、例えば行事であったり部活動をどうするか等は、学校が始まってから子供たちの希望を聞きながら決めていこうというところで、今の段階で、部活動をやるであったり、小中連携をどのようにしていくという具体的なところは、あえて決めていないというところになります。
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○納所委員 あと、第3学年、中学3年になりますと、進路であるとか、それからキャリア指導という必要が出てくるんですね。通常級で実施をしていると思いますけれども、そこは逆に、3年生になると不安が大きくなってしまうといけないのかなと思うんですけれども、進路指導の在り方、キャリア指導の在り方は、これもまたその生徒に合わせてつくっていくという感覚なんでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 まず、高校入試にも対応できるように、ほかの中学校と同様に9教科の評価、評定を行っていきます。通知表に関しては、教育課程がほかの学校と少し異なりますので、独自の通知表を作成する予定です。進路も、ほかの中学校と同様に普通に高校に進学することはもちろん可能ですので、公立、私立問わず高校の全日制、定時制、通信制、あとは専修・専門学校であったり、サポート校など、本人に合った次のステップに向けて進めるように、丁寧に寄り添いながら進路指導していくと考えております。
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○納所委員 そうしますと、通常校の先生よりも進路指導に関してはかなり、進学も含めて担当する先生方も勉強しなければいけないというところがありますので、その情報に関しては、教育委員会の指導をぜひ、サポートが必要なのかなと思っております。
あと、学校生活の中では節目節目に学校行事がございます。運動会であるとか、文化祭であるとか、修学旅行であるとかというような学校行事は、集団行動が難しい子供たちにとっては負担になる場合もあるんですけれども、その辺は特には、まだ検討していらっしゃらないでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 先ほど申しましたように、行事についても子供たちと共につくり上げていくというところで、今の段階でこの行事をやるとかというのは決めていないところではありますが、この学校でやっていく学びの中に協働的な学びといいますか、仲間と共にやっていくというところ、こういう経験をしっかりつけさせたいなというのが一つの願いではあります。それも、子供たち一人一人の状況に合わせて柔軟にやっていくことになるかなと思っています。
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○納所委員 当然、学級活動もしくは生徒会活動であるとか、そういったものも子供たちの自由意思で積み上げていければいいのかなと思うんですけれども、ただ、外見で考えると、例えば校章であるとか、校歌であるとか、それから標準服の在り方であるとかというところも必要になってくるのかな、もしくはかえって定めないほうがいいのかなと、ちょっと外見で考えると迷うところなんですけれども、そういった活動の在り方、それから標準服、校歌、校章等の在り方はどのように考えていらっしゃいますか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 まず服装については、今のところ、何か特別な制服を定めるというところは考えていないところです。あと、校歌だったり校章であったりも、始まって子供たちと一緒に考えていければいいのかなというところで考えています。
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○納所委員 あと大事なのが保護者との連携ということで、例えばPTAであるとか、保護者会であるとかというようなものが必要なのか、もしくは個別の対応が必要なのかというところがあるんですけれども、保護者との連携についてはどのように考えていらっしゃいますか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 不登校の児童・生徒を支援していくに当たって、保護者への支援というのもとても重要だと考えています。なので、保護者懇談会であったりとか面談であったりというところについては、一般の学校以上に密に連携を取りながらやっていきたいと考えているところです。PTA活動的な、何か保護者会的な活動については、その中で自然発生的に生まれてくるのかなと今のところは考えています。
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○志田委員 私も納所委員の質問にちょっと似ちゃうというか、あれなんですけれども、児童・生徒はこの学校に来たいと言ったとしても、いろんな御家庭の理由で学校に行けないという理由で、家庭環境の問題だとすると、保護者が同意をしない場合は通えないということになっちゃうんですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 中学校ですので、一番は本人のここで学びたいという意思をもちろん尊重はしていくんですが、保護者の同意が得られない場合は、そもそも希望してくる、申し込んでくる段階で少し難しいのかなとは考えられます。ただ、本人にとって一番最適な学びの場がどういう形なのかというのを保護者も一緒に丁寧に相談をしながら決めていきたいとは考えています。
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○志田委員 先々のお話だと思うんですけれども、私は最近、大川小学校を見てきたんですね。由比ガ浜は設立の場所がちょっと私はよく分からないんですけれども、校長も、分校ですから、常にここにいるとは限らないと思うんですけれども、そういった避難訓練とか、命を守る行動とかはどういうふうにお考えなのかなと思いまして、伺います。
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○多様な学びの場づくり担当課長 委員御指摘のとおり、立地の場所が海に近くて、地震があって津波があった場合には、かなりの被害が想定される区域になりますので、避難訓練についてはしっかり行っていく予定です。避難場所としては、すぐ隣にあります由比ガ浜こどもセンターになります。
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○井上委員 目指す学びの場のイメージとして、学校が子供に合わせるですとか、自分たちがつくり上げていく学びの場、自分のペースでとか、そこら辺はすごく大事だなと思うんですけれども、これは由比ガ浜だけじゃなくて、全ての子供たちにもそういった今後、学びの場のイメージなんでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 納所委員からの御質問にあったとおり、こちらについては由比ガ浜中学校でやっていくということだけではなくて、全ての学校で目指していく形なのかなとは考えております。しかしながら、通常校だと、やりたくてもなかなか、人数が多かったり教員の数が限られているので思ったようにできない部分でも、由比ガ浜中学校の少人数を生かした支援というところで、こういうところをほかの学校以上にやっていけるものと考えております。
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○井上委員 学校が子供に合わせるということはすごく大事なのかなと思うんですけれども、正直、目指す学びの場のイメージと転入学の流れにすごく違和感を感じたんですけれども、ここら辺で丁寧なプロセスを踏んでいると捉えているかもしれないんですけれども、ステップが8段階あることはとても無理があるんじゃないかなと思っていて。お受験なんじゃないかみたいなぐらい、子供たちにもすごくハードルが高いんじゃないかと思うんですけれども、子供たちにこの時点で合わせていないんじゃないかなみたいな、学校に合わせるためのステップなんじゃないかと感じてしまうんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 由比ガ浜中学校に入ってくる子供たちは、自分の学校から転出をして、転校をして入ってくることになります。そのため、本当にその選択がその子にとっていい選択なのかというのを、本人、保護者と一緒に丁寧にお話ししていく必要があるかなと思っていて、由比ガ浜中学校へは、基本的には卒業までここで学ぶという約束の下、入っていくことになりますので、合わなかったからまた戻るねとか、そういうところが難しいなと考えているので、本人にとって本当にいい選択になるように寄り添いながら相談をしていくために、少しステップとしては多くはなっているんですが、必要なステップだと考えて決めたところです。
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○井上委員 学校説明会を2回行うとか、必ずどちらかの説明会に参加する、保護者、児童・生徒ともに参加とか、在籍校面談とか、教育委員会面談、学校体験、教育相談、転入学検討委員会、決定・通知、転入学説明会、子供たちがここのステップに一緒にできない場合というのもすごく想定されるんですけれども、そこら辺を柔軟にプロセスの順番を変えるとか、何月にというところをちょっとずらしたりとか、そういう柔軟なお考えは、このステップに対してというのは検討されていますか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 例えば学校説明会が2回あって、必ずどちらかへとはもちろん伝えていくんですが、お子さんがどうしても出てこられないとか、そういうことも考えられるかなと思っています。学校体験とかもそうかなと思っています。出てこられなかったことで、すぐに「では、認めません」というようなことにはもちろんなりませんので、全てのステップで、参加できなかったというのも鑑みながら、最終的には総合的に判断することにはなってくるかと思うんですけれども、そのあたりは柔軟に対応していく予定ではあります。
ただ、例えば学校説明会に保護者だけ来てという場合においては、我々としては、保護者は行かせたいんだけれども、子供本人はそうでもないようなパターンもあるのかなと考えていて、お子さん本人が由比ガ浜中学校でどういう学びができるのかを正しく理解をして、その上で本人が行きたいという気持ちを持つというところが大事かなと思っていますので、もちろん柔軟には対応していくんですが、このステップを踏みながら由比ガ浜中学校への転入学への気持ちを固めていってほしいなと考えています。
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○井上委員 このステップというのが、とてもハードルが高いのかなと思いますので。でも、お子さんに寄り添って、例えばそのステップがうまくいかないときでも、もう駄目だと思うんじゃなくて、不安な気持ちだったり、そういうところに寄り添って柔軟に進めていただけたらなと思います。
次の質問で、年度途中の転入は原則認めないというところもちょっと違和感がありまして、丁寧にプロセスを経ることができないから、年度途中の転入は原則認めないということと説明があったんですけれども、ここら辺もハードルが高いのかなと思うんですね。その子のタイミングだったりとかというところで、そこに制限がかかってしまうと子供は苦しかったりするのかなと。ちょっとずれただけでも転入が認められないというのは、ちょっとどうなのかなと思うんです。そこら辺はいかがでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 ここの部分については我々も相当悩みました。いろんな先行して設置している自治体を調査研究しましても、我々と同じように年度途中は認めないところもあれば、年度の途中でも認めているというような自治体もありました。
我々が最終的に判断した理由としては、先ほど来述べているような丁寧なプロセスを経るためというところにはなるんですけれども、例えば途中で由比ガ浜中学校に行きたいという気持ちが出てきた場合に、もちろん次の来年度のチャンスまで待ってねということにはなってしまうんですが、それだけではなくて、校内フリースペースだったり、教育支援教室「ひだまり」であったり、そういったほかの支援をしっかり行いながら、次のタイミングまで支援していくというようなことになっていくかと思います。
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○井上委員 年度途中でそういう気持ちになった子に対しても、その思いを酌んでサポートしていくということですね。分かりました。
次に、かまくらULTLAプログラムの要素を取り入れた新教科「ULTLA」というところなんですけれども、こちらは既存の中学でも行う。「授業時数を140時間(既存の中学校は1年50時間、2・3年70時間)に増やします」と書いてあるんですけれども、ここら辺は、既存の中学でも総合時間を使って行うということなんでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 ここについては、既存の中学校については、今、それぞれの学校が総合的な学習の時間を使って、探求的な学びであったりをしているかと思います。既存の学校についてはそれを継続していくということになります。
由比ガ浜中学校の場合は、我々3年間かまくらULTLAプログラムを実施してきて学んだこととして、今、学校になじめなかったり、なかなか行けていないようなお子さんでも、鎌倉の自然の中で探求的に学ぶことは、大変効果があり、意義があることだなというのを研究してまいりまして、そういった学びを由比ガ浜中学校のコアカリキュラムとして位置づけたいというところで、いわゆる探求的な学びは主に総合的な学習の時間でやっていきますので、その時間数を通常の学校よりも増やしてやっていきますということになります。
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○井上委員 ULTLAとして再設定して、授業時間数を140時間に増やしますということは、総合的な学習の時間は全てULTLAプログラムの要素を取り入れて行うということですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 ULTLAという名前がついているので、少し分かりにくくはなっているのですが、由比ガ浜中学校の総合的な学習の時間を、授業数を増やして探求的な学びをやっていきますということになります。名称として、そのまま総合的な学習の時間ではなくて、「ULTLA」という名前でやってきた、かまくらULTLAプログラムからもらってつけているというところです。
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○井上委員 今いろいろ、ちょっとどうなのかなというところで、子供たちにちゃんと学びの多様化学校が、新しい居場所として、行きたいというところになるというところがすごく大事だと思うんですけれども、どういった子供たちに来てもらいたいと考えているのかお伺いします。
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○多様な学びの場づくり担当課長 我々が来てもらいたいと想定している子供たちは、対象となる児童・生徒のところに集約されてきます。一つは、鎌倉市内に在住、これはもちろんのことになるんですけれども、一つは、不登校状態または不登校傾向にある児童・生徒というところで、何らかの事情で今、自分の学校、在籍校には通えていなかったり、何とか通えているけれども、つらい思いをしながら休み休みだったり、そういう子供たちです。
さらに、3番の由比ガ浜中学校で学びたいという思いのある児童・生徒。今、不登校状態、または不登校傾向で、学びたいと思っている。そういう子供たちにぜひ由比ガ浜中学校に来て、自分らしく学んでくれたらなと期待しているところです。
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○井上委員 一番心配なのが、30人という限られた定数の中で、そこからこぼれ落ちる子たちがたくさんいるんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺の子供たちのケアというか、そこがすごく心配というか、入れる子、入れない子となっていってしまうかなと思うので、そこら辺のケアを十分取り組んでほしいなと思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 我々としましても、先ほど述べたような子供たちが希望する場合は全員受け入れたいという気持ちはあるんですが、我々が目指す手厚い支援等を行える学校にするためには、施設的な面等もありますので、どうしても定員を設ける必要があるかなと考えています。
転入学を認めることができなかった子供たちについては、認めなかったからそれっきりというのはもちろんそうではなくて、必ず、どんな結果が出たにしても在籍校と面談をして、由比ガ浜中学校に決まった子は頑張ろうねというようなお話になるかと思うんですけれども、決まらなかった場合に、では、どうしようかというのを、例えば自分の学区の中学校に進学する場合は、そこでできる支援、校内フリースペース等の支援であったり、あとは教育支援教室「ひだまり」等ですね。これから、じゃあ、どういう支援を受けながら頑張っていこうかというのを丁寧に在籍校に相談していきますし、もちろん教育委員会としても、そういう相談を受けながら継続して支援していくと考えています。
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○井上委員 そこら辺のケアというか、そこでつながれるということが一つ大事なことなのかなと思いますので、そこで、「ひだまり」とかフリースペースだけじゃない、いろんな居場所と連携しながらやっていただきたいと思います。
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○後藤委員 個人的にも、昨年ですか、一般質問のほうでさせていただいて、すごく興味があるところです。ただ、いきなりやるといっても、誰も今までやっているわけではないので、そういう意味では探り探りやるし、多分このスクールビジョンのように、自分らしく学び、自分らしく成長できる学校というビジョンがすごく大事だなと思っていて、その学校の先生側も生徒と一緒に学校をつくっていくという、まさにおっしゃったとおりになっていくんだろうなという感じはしております。
私のほうから1点だけ質問なんですけれども、令和7年の4月に開校して、こういう形である程度幅を持たせて始めますと。例えば生徒がどれくらいいらっしゃるか、それに対して教員を充当するわけですけれども、その需要と供給のバランスとかも時間がたっていけば変わってくる可能性があるわけで、そのときに、いろんな周りのルールじゃないですけれども、今は幅を持たせていろいろ考えていらっしゃると思うんですけれども、いろいろ変更していかなきゃいけないことが出てくるかもしれない。
そういったときに、例えば市議会のほうには今度、学校名のことについてお諮りがあるという話は伺っていますけれども、ほかに例えば学校教育法とか関連の法案に、変更したときに抵触するようなおそれのある項目というのは、この中に今あるんですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 まず学校名のほうは、「鎌倉市立小学校及び中学校の設置に関する条例」というところで、鎌倉市立の10番目の中学校としてというところで、改正をこの先やっていく予定です。
あとは学校の管理運営規則の中で、この由比ガ浜中学校での教育をどういうふうに位置づけていくかというところも今後検討して進めていくところです。
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○後藤委員 今の段階では想定の範囲内ということで、これからいろいろニーズが変わってくるかもしれないという中で、例えば教員の数にしてもそうですし、教育相談員とか、スクールカウンセラー等専門職の配置というのもある中で、例えばそれを増やします、多少なりとも、そこまでニーズがなければ減らしますとかというのは柔軟な対応ができるという解釈でよろしいですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 転入学の流れの中でも申したんですが、全てにおいて必要に応じて柔軟に変化しながらつくっていく学校かなというところです。
県費教職員については、県の教育委員会が配置するものになりますので、子供たちの数に応じて配置されるのが変わってくるのかなと思っています。市費の負担の職員についても同様に、ニーズに合わせて柔軟に変化していくのかなと思っています。
文部科学省が日本全国に300校つくるというところで進めていく中で、国庫補助等いろいろあったりもしますので、そのあたりは文部科学省や県の教育委員会と連携をしながら、いい学校、子供たちの新しい選択肢となるように進めていきたいと考えています。
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○前川副委員長 子供たちにいろんな選択肢の幅が広がるということで、この学校ができるということはとても賛成しているんですけれども、先ほど8つのイメージでやっていくということなんですけれども、ちょっと確認なんですが、たしか文化祭も運動会も子供たちに決めさせるという、決められるようにとおっしゃっていました。これは基本的に学校でやらなければいけないメニューではないということでよろしいんですか、文化祭とか運動会というのは。例えば、なしになってもいいということなんですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 学習指導要領の中では、例えば運動会ですと体育的行事であったり、文化祭等だと文化的行事というところで位置づけられていますので、子供たちの声を聞きながら、それをどういう形で実現していくかというところ、運動会という形になるのか、何か別の形になるのかというところで考えながらやっていくことになると思っています。
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○前川副委員長 それは、もともとそういうことだということで理解したほうがいいということでよろしいんですね。ほかの学校も今までそういうことでやってきたということで、今、文化祭というものがないところもありますけれども、それはそういう形で考えて、そもそもあるということですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 はい、おっしゃるとおりです。
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○前川副委員長 改めて分かりました。子供たちがつくっていく学校というイメージ、すばらしいイメージだと思います、さっきのお話を聞いていると。ここから逆に言うと、今の公立のほかの中学校がそういう形になっていけばいいなと思っていらっしゃるということで、確認でよろしいですか。
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○多様な学びの場づくり担当課長 目指す大きな方向としては、どの学校も同じ方向を向いているのかなと思っています。
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○前川副委員長 どの学校もそういうふうに目指しているということ。ごめんなさい、しつこくて。そういうことだったのかなと、ちょっと確認なんです。だんだんに、おいおい時代的にそうなっていこうという方向に持っていくということに聞こえているので、それはそれで否定しているんじゃないんですよ。ただ、そういうふうに教育委員会として思っているということなのかなというふうにちょっと聞こえたので、これが見本になって、これからほかの9校の中学校も、先々そういう形になっていく方向にしようということもあり得るというか、あまり限定的に言いたくないですけれども、そういうことなのかなと思ったんです、先ほどのやり取りを聞いていて。そういうことでいいですか。
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○河合教育文化財部次長 由比ガ浜中学校の理念を、全ての学校がそこに向かっているというわけではなくて、由比ガ浜中学校の理念でよいところは取り入れながら、また、地域の課題とか子供の課題は学校によって違うところもありますので、それはそれでまた学校の独自性は担保していきたいなと思っております。
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○前川副委員長 学校の独自性というのは、今までもそれでやっていらっしゃるとは思うんですけれども、どうやってそれを選んでいくのかなというのが楽しみにというか、ずっと見守っていこうとは思いますけれども、それがどういう方向になるのかというのがちょっと不思議だったので。分かりました。何回も同じところを聞いても仕方がないので。そこは今すごく気になったので。
子供たちがそこを選んで通うようになって、さっきのお話では、もしかして途中で嫌になってしまったらとかというお話もありましたけれども、それが例えば自分が思っていたイメージと違ったとか、そういうことになりかねないかなと。これからやることですから、あまりごたごた言いたくないんですけれども、あまり緩くて、そんなはずじゃなかったということになっていくのは、どういうふうに説明していくのかなと思っているんですよ。
ふわっと、すごくいいですねという感じでのイメージはあるんですけれども、さっきどなたかおっしゃったと思いますけれども、だんだんルールも変わって、ルールの中で狭まっていくことはないのかということ。狭めていくのがいけないというのではなくて、最初にそんなにばら色みたいな形になって大丈夫なんですかということをちょっと懸念しているということもあるんですけれども、いかがでしょうか。
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○河合教育文化財部次長 そのこともありまして、このステップを踏んで、こちらの理念というか、そういうところを丁寧に説明していくというような、段階を追ってこの学校を開校させていきたいなと思っております。
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○前川副委員長 そうだと思います。ですから、いろんなイレギュラーなことが起きて、このステップがというお話もさっきあったような気もしますけれども、きちんと説明していこうということなんだろうなと思っているんですね。押しつけじゃなくて、説明されていこうということ、それが先々お子さんにとっても、ここに入ってよかったという話になっていくという段階と理解してよろしいですか。
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○河合教育文化財部次長 はい、そのとおりだと思います。
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○前川副委員長 分かりました。じゃあ、ぜひそれはそのように理解して、令和7年4月からの開校を見守らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○吉岡委員長 質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、了承かどうかの確認をいたします。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
道路課職員入室のため、休憩といたします。
(13時59分休憩 14時00分再開)
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○吉岡委員長 では、再開いたします。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(2)「鎌倉市立第一中学校通学路法面整備工事について」、原局から報告をお願いいたします。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 日程第7報告事項(2)鎌倉市立第一中学校通学路法面整備工事についてを報告いたします。
第一中学校の通学路ののり面は、落石等への対策として斜面に落石防護網が設置されていますが、長年の風雨により斜面部から発生した落石や崩壊した土砂が落石防護網に堆積する状況にあります。これまで、堆積した土砂の除去やネットの張り替えなどの応急対策を行ってきたものの、災害時に防護網が破損するおそれがあることや地元から早期の対策を求める陳情を受けていることなどを踏まえ、根本的な安全対策として、のり面整備工事を行うものとして、令和2年度以降、設計や積算業務等を行ってきました。
また、工事予定地は保安林に指定されていることから、昨年度に解除に係る手続を行い、その手続がおおむね完了したことから工事に向けた入札を行い、令和6年4月16日に開札しました。開札の結果、入札価格が調査基準価格を下回っていたため、低入札調査の対象となったことから、落札決定が一時保留となりましたが、5月1日の入札価格調査委員会での調査結果に基づき、鎌倉土建株式会社を落札者として決定し、5月13日に仮契約を締結しました。
今後、工事請負契約の締結についての議案が、審査を付託されている総務常任委員会に諮られ、本会議で議決いただいた後、本契約を締結し着工することとなります。
なお、工期は約24か月を予定しており、令和8年6月の工事完了を見込んでいます。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑がある方はどうぞ。
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○井上委員 工事が令和8年6月までで24か月ということなんですけれども、この間の子供たちの通学路で使うと思うんですけれども、その安全対策みたいなのは万全になっているのか、お伺いします。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 工事期間中、前面道路は半分ぐらいを柵を設置するような形で工事帯を設けるような形にはなりますが、通行は可能にはなります。ただ、学校との協議でこれから詳細を詰めるんですけれども、通学路をそのままにするのか、迂回路を設定するのかというところは、安全側に恐らく検討していくようになると思いますけれども、今後決めていくことになると思います。
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○吉岡委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
送付意見なしを確認しました。
了承かどうか確認します。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
道路課職員退室、公的不動産活用課職員入室のため、休憩といたします。
(14時04分休憩 14時05分再開)
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○吉岡委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(3)「鎌倉市立小学校給食室冷暖房設備設置工事について」、原局から報告をお願いいたします。
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○鈴木(康)教育文化財部次長 日程第7報告事項(3)鎌倉市立小学校給食室冷暖房設備設置工事についてを報告いたします。
本件は、既に給食室の冷暖房設備を設置している御成小学校を除く、小学校15校の給食室の冷暖房設備設置工事を行うものです。給食調理業務への影響を考慮し、給食室内で行う工事は学校の夏季休業期間で行う必要があることから、発注に当たっては、限られた工期で施工が行えるよう、空調方式や地域等を考慮し、15校分を一括して1件とするのではなく、3件に分けて入札を行い、4月9日に開札しました。
開札の結果、「鎌倉市立七里ガ浜小学校外3校給食室冷暖房設備設置工事」については、有限会社原管工が落札し、4月19日に仮契約を締結しました。そのほか2件については、入札価格が調査基準価格を下回っていたため、低入札調査の対象となったことから、落札決定が一時保留となりましたが、5月1日の入札価格調査委員会での調査結果に基づき、株式会社柴田電気を落札者として決定し、5月13日に仮契約を締結しました。
今後、工事請負契約の締結についての議案が、審査を付託されている総務常任委員会に諮られ、本会議で議決いただいた後、本契約を締結し着工することとなります。
なお、「鎌倉市立第一小学校外5校給食室冷暖房設備設置工事」及び「鎌倉市立深沢小学校外4校給食室冷暖房設備設置工事」の工期は180日間を予定しており、令和6年12月の完成予定、「鎌倉市立七里ガ浜小学校外3校給食室冷暖房設備設置工事」の工期は210日間を予定しており、令和7年1月の完了を見込んでいます。
以上で説明を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はお願いします。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
公的不動産活用課職員退室のために休憩いたします。
(14時07分休憩 14時08分再開)
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○吉岡委員長 再開いたします。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(4)「鎌倉市学校職場環境改善プラン?の期間延長について」、原局から報告を願います。
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○石川学務課担当課長 日程第7報告事項(4)鎌倉市学校職場環境改善プラン?の期間延長について報告します。
資料を御覧ください。
教職員の職場環境改善を目的として、平成30年2月に「学校職場環境改善プラン」を策定し、現在は、令和3年度から令和5年度を期間とした「鎌倉市学校職場環境改善プラン?」により、働きやすい職場づくりを目指し、目標達成に向けて取組内容の実施に努めてまいりました。
このプラン?が令和5年度をもって計画期間が終了となることから、教職員、学校訪問産業医及び市職員で構成する鎌倉市立学校教職員安全衛生協議会において、プラン?の取組を評価し、次期計画の策定について協議してきました。
長時間勤務者の割合、年次休暇の取得状況は着実に改善している一方で、教職員に対して行ったアンケートでは、いわゆる「学校・教師が担う業務に係る3分類」の問題が残りました。
協議会委員からは、これまでは教職員の負担軽減を図る様々な取組を行い、並行して業務の効率化を求めてきたが、取組の効果が子供たちに届くようにするためには、これからは教職員のやりがいや働くモチベーションが上がることで、教職員と学校現場の「質の向上」につながることを考えてはどうかという意見が上がっています。
鎌倉市教育大綱の改訂を令和7年度に行うことを踏まえ、目指す教育の姿・方針と調和を図るため、職場環境改善に向けた新たなプランと計画始期を一致させ、学校と市教育委員会だけではなく、外部の力も借りながら、子供たちにとって必要なものは何か、そのための教育活動の充実や教職員のモチベーション向上の方策、組織としての学校運営の強化、そして教育委員会の支援など、一体に見た働き方改革の方針を反映させ、より実効的な取組につなげることができると考えました。
そこで、プラン?の次期計画の策定については、4月からの策定をせず、現行プラン?の計画期間を1年延長し、次年度は、これからの教職員が働くモチベーションを上げるための業務・環境改善を一緒に考えていく期間といたします。
今、御説明した内容につきましては、参考イメージを作成しましたので御覧ください。
なお、アンケートで特に要望が上がっていた「ICT支援員の設置」「プール・ロスナイ清掃の委託」「スクールロイヤーの設置」については令和6年度に予算化しており、6月から順次実施してまいります。
今後も教職員の負担軽減につながる事業を見直し、継続・拡充してまいります。
以上、報告を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、御質疑のある方はどうぞ。
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○志田委員 1年延期してとか、そういうのは全然いいんですけれども、先生が児童・生徒と向き合う時間、質の向上とかもぜひやっていただきたいんですけれども、いろんな取組をされているとは思うんですけれども、根本的に、中教審の答申とかでも書いてあったんですけれども、本来教師がやるようじゃないこと、要は家庭でしつけがなっていないことで、そこに先生たちが時間を取られて、そこに対応していると新たな問題がそこで発生しちゃうと。それの繰り返しだと思うんですね。だから、もう少し家庭教育に先生がちゃんとしてくださいよと言う環境をつくってあげたほうがいいと思うんですけれども、どうでしょう。
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○石川学務課担当課長 そこにつきましては、学校と家庭でしっかり連携を取りながら対応していくということが大事だと思いますので、さらに継続してそこは力を入れてやっていきたいなと思っているところと、あと子供たちをしっかり見取っていくというところで、市のほうでも学級支援員等々を配置いただいていますので、多くの目で子供を見守り、情報共有して、学校での様子ですとか、家庭での様子ですとか、その辺は学校と家庭で共有しながら子供を育てていければなと思っております。
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○井上委員 なぜ延長したかというのは、次期教育大綱の策定に合わせるということで分かりました。新規取組として、ロスナイ清掃というのは、ちょっと分からなくて調べたんですけれども、空調の清掃の委託をするということで、そこも先生たちはすごく大変なんだろうなという、きれいな服が汚くなってという話とかを聞いていたので、ありがたいなと思うんです。あと、カーテンのクリーニングも、先生たちが負担していたりするとすごく大変だというのを、全部のカーテンを洗うということも、うちの学校だと一回委託でやったことがあったんですけれども、結構な金額がかかったんですけれども、そこら辺のカーテンとかはどうなんでしょうか。
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○河合教育文化財部次長 各学校では、例えば委員会活動などで環境委員の子供たちで洗濯をして、洗濯さえすれば、かけておけば自然に乾きますので、そんな取組を中学校では主にしております。小学校でも、多分高学年ではそういうこともできるのかなと思うんですが、そこのところはまだちょっと確認はできていませんが、そういうやり方もあるかなと思います。
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○井上委員 カーテンもすごく量があるので、保護者が負担していたときもあるみたいなんですけれども、ちょっと大変ということで、そこら辺も、子供たちがやるというのはすごくいいと思うんですけれども、分かりました。
令和7年度からの改善プランに代わる新たな体制として、働き方改革の一番のポイントとしては、教職員の働くモチベーションの向上というところが本当に大事だなと思うんですけれども、そこら辺の取組というか、どうやってモチベーションを向上させるのか、お伺いします。
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○石川学務課担当課長 そこにつきましては、外部の機関とも連携をしながら、どのような取組をしたら先生方のモチベーションも上げられて、教育効果が上がっていくかというのはしっかりと話合いをしながら、あるいは現場の声も聞きながら、これから検討を重ねていきたいと思っております。
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○井上委員 そういう先生の姿勢というか、そういうのは顔とか態度にも表れると思うので、子供たちのモチベーションも上がるし、親としても、先生を見ていると大変そうだなと思って、ちょっと聞きたいなということも、なかなかおもんぱかって聞けないみたいな保護者は多分多いと思うので、そこら辺がもうちょっと余裕があるような、働きがいがあるモチベーションで保護者と連携してやれたらと思っています。よろしくお願いします。
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○吉岡委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうか。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(5)「小学校給食調理等業務の委託校の追加について」、原局から報告願います。
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○大窪学務課担当課長 日程第7報告事項(5)小学校給食調理等業務の委託校の追加について、報告いたします。
小学校給食の調理等業務については、学校給食の安定的な運営及び人件費等のコストの最適化を図るため、給食調理員の退職状況に応じ、平成19年度から民間委託を開始し、現在までに小学校計10校を委託化してきました。
委託化した各校の状況につきましては、保護者や学校の意見を踏まえ、いずれの学校も本市が目指す安全・安心な給食を円滑に提供できていると判断しています。
直営で給食調理を行っている残りの6校においては、14名の常勤の調理員を各校に2名または3名配置していますが、今後3年間でそのうちの半数以上が60歳を超えることになります。今後数年間で多数の定年退職者が見込まれること及び傷病等による休暇取得時等の対応に苦慮している現状を改善し、将来にわたり安全で安定した給食調理体制を構築する必要があります。
そのため、令和7年度から新たに大船小学校及び富士塚小学校を委託化することとし、常勤の給食調理員を直営の4校に再配置しようとするものです。
なお、現在は2校単位で委託していますが、今回選定しました2校は、受託業者の円滑な業務履行と委託化に伴う事務負担の軽減、費用対効果等の面を考慮し、現在委託している大船地区の2校(小坂小学校・今泉小学校)及び深沢地区の2校(深沢小学校・山崎小学校)の委託契約更新に合わせて、それぞれ1校ずつ追加することにより、3校を一括して委託契約を結ぶことで準備を進めていきます。
今後の流れとしましては、教育委員会8月定例会において予算の同意を得られましたら、市議会9月定例会において債務負担行為に係る補正予算を要求させていただき、入札による業者選定の上で委託契約を締結するものとします。
なお、対象校の保護者への説明につきましては、受託業者決定後、事業者同席の上で保護者説明会を開催する予定です。
委託開始後は、最初の3年間は保護者代表や委託業者も参加する「学校給食運営協議会」を設置し、情報や課題の共有を行います。また、令和7年度の早いうちに、保護者を対象とした試食会を開催して保護者からアンケートにより意見を徴することにより、調理業務の向上を図るとともに、業務履行状況を確認する予定です。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑のある方はどうぞ。
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○井上委員 今回、2校が直営から委託になったということで、なぜ今回この2校がなったのかというところをお伺いします。
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○大窪学務課担当課長 ただいまの御説明の中でもお話ししたところであるんですけれども、もともと既に10校委託している契約が、今年度末で終了する学校が何校かあります。その契約に今回追加する2校をくっつけて、3校ずつの契約にしたいということがあるということ、そういう地域的なことと、あと全体的な費用等を検証した中でこの2校を委託するのが妥当であると判断しまして、今回この2校を選定したところです。
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○井上委員 大船地区の3校は一冨士フードサービスの委託で、深沢地区の3校がサンユーということでしょうか。
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○大窪学務課担当課長 大船地区が一冨士フードサービス株式会社、深沢地区が株式会社サンユーでございます。この契約については今年度末までということでございますので、今回新たに委託する2校がどこになるかというのは、これからの入札結果次第でございます。
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○井上委員 委託契約を締結した後に、委託事業者同席で保護者説明会を実施するということですけれども、こちらはどういった説明会になるのかお伺いします。
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○大窪学務課担当課長 保護者の方に対して、これまでは市の職員である調理員が給食の調理を行ってきたけれども、今後4月からは、新しく調理会社のほうの委託で安全な給食を提供していきますよというあたりの御説明をさせていただくこと。もともと平成19年度に初めて委託した際には、かなり保護者の方も、民間委託ということで不安に思われた方が多かったということで、かなり参加者も多かったと聞いているんですが、一番直近で委託をしました御成と第二、令和元年度からですけれども、ここの委託したときの説明会には、ほんの数人の保護者しか参加されていないということなんですが、ただ、今回も、そうはいっても、直営から委託への切替えということですので、そこは丁寧に保護者の方へ御説明していきたいと思っております。
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○井上委員 食材の調達とかが、直営から委託に変わるということで、いろいろなかなかしづらくなったりとか、そういったこと、課題みたいなことというのはどうなんでしょうか。
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○大窪学務課担当課長 食材の発注については栄養士が行いますので、委託化することによって何かデメリットのようなものが生じるということはありません。
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○井上委員 デメリットは生じない、特段変わらないということで確認いたしました。
あと、1学期に小学校給食運営協議会というのを組織するということなんですが、こちらは、保護者や委託業者を委員とする運営協議会が組織されるということなんですけれども、これ、ホームページを調べても出てこなかったんですけれども、これは短期間というか、1学期だけ協議会が組織されるということでしょうか。
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○大窪学務課担当課長 この協議会については、既に委託化をしている10校の小学校に設置をしているんですけれども、令和元年度までは各校で開催をしていました。試食会と併せて開催をしているんですけれども、1学期に開催をして保護者の方等からも意見を頂くんですが、年度内に2回、3回と会議をしないといけないほどの課題が正直出ませんので、そこで委託会社からの説明などを聞くことで、大体1回で毎年終了しているという会議でございます。
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○井上委員 この内容みたいなものは、保護者とかが知り得たりということはあるんでしょうか。
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○大窪学務課担当課長 特段その学校の保護者の方に対して公開できないという内容ではありませんし、その会議の中に大体その学校のPTAの役員に参加していただいていますので、もしその会議の内容をお知りになりたいということであれば、PTAの参加された役員にお聞きになれば内容を確認できると思います。
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○後藤委員 かなり厳しいなと思っているのは、調理員の方々が高齢化して、しかも1校につき二、三人で、例えば今日はちょっと熱っぽいので休みますとかいうと、2分の1なり3分の1が欠けるというのは相当大変だろうなと思うのであれなんですけれども、安心・安全のと言いますけれども、ずっと調理をしてくださって、みんなお子さんたちが育っていくわけじゃないですか。こういう人たちは、退職されるときとかに、感謝状でも何でもいいんですけれども、そういうのはお配りしたりとかしているんですか。
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○保住教育文化財部次長 職員の労務ですとか、勤務条件を担当する立場からお答えいたします。
実際に職員として市のほうから感謝状なり、そういったものを贈るということは、ほかの職員と同じように、実際にそういったことは行われておりません。ただ、各学校で、そういった調理員の方たちへの何らかのアクションというか、そういったものがあるかというのは、それぞれの各学校でどのように行われているかというのは、承知はしておりませんけれども、各学校の判断になるかと思います。
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○後藤委員 そうお答えになるだろうなと思っていたんですけれども、今後だんだん厳しくなってくると思うんですね、市のほうで職員を抱えてというのは。既に平の事務の方であっても、先日も一般質問のときに話しましたけれども、医療関係、介護関係、みんな専門家と言われる人たちが不足しているということですね。保育士もそうですね。だから、そうなっていくと、基本的には業務委託をして民間にやってもらうしかない、手伝ってもらうしかないかなと思っています。
そうなったときに、特に、表現が適切かどうか分からないですけれども、裏方というか、あまり生徒の前に出てこられる方々ではないですよね、多分調理員の方々は。だから、そういう人たちにも何かしらの、それぞれの学校で対応してもらえればいいのかもしれないけれども、みんな感謝しているとは思うので、そういう意味では、何かしらそれを形にできるものが、もし今後検討できるのであれば、してもらいたいなと思うので、各学校にお任せしていますでもいいんですけれども、ちょっとだけどんな感じですかねと言って聞き取りをしてもらって、すき間時間に、ぜひそういうのを検討していただけたらなと思いますけれども、いかがですか。
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○保住教育文化財部次長 実際に現職中といいますか、在職中であれば、例えば職員厚生会のほうで長期の勤続表彰みたいなところは制度としてございますけれども、実際に退職ということになりますと、そういった具体的なものというものがなかなか見いだすことができないんですけれども、学校任せではなくて、教育委員会として何ができるかというところにつきましては、今後いろいろ協議をしながら考えていきたいと思います。
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○吉岡委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡委員長 日程第7報告事項(6)「鎌倉市生涯学習センター集会室の利用時間枠の変更について」、原局から報告を願います。
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○生涯学習課長 日程第7報告事項(6)鎌倉市生涯学習センター集会室の利用時間枠の変更について、報告いたします。
各学習センターの集会室は、令和4年10月から、指定管理者の導入に伴い、現在の利用時間区分に変更しました。
しかしながら、令和5年2月から5月に実施した利用団体へのアンケートにおいて、「利用時間が合っていない」とする回答が45.1%となり、「合っている」の37.2%を上回りました。
学習センターの利用時間枠の変更については、当該アンケート結果をもって直ちに現状の利用時間帯の区分を早急に変更する必要があるとまでは言えないものの、最終的な結論を出すには情報が不足しているため、令和6年2月に指定管理者が実施する利用者懇談会に参加し、利用時間枠について意見交換を行い、その際に伺った御意見も参考にしながら、令和6年度の早い時期に、新たな利用時間枠の案を取りまとめる予定であることを令和5年9月の当委員会でお伝えしていたところでございます。
つきましては、令和6年2月に実施した利用者懇談会において、利用者団体等と利用時間枠について意見交換を行い、利用者からの意見を踏まえ新たな利用時間枠の案について取りまとめたため、今回報告を行うものでございます。
資料を御覧ください。
資料上段が今回取りまとめた「変更案」で、下段は現状の利用時間枠となっております。
当該変更案は、令和5年2月から5月までに行ったアンケート結果及び令和6年2月に学習センター各館で実施した利用者懇談会での御意見を踏まえ、学習センターの集会室における新たな利用時間枠の案を取りまとめたものです。
変更案は、午前、午後及び夜間それぞれの利用希望者の利用特性を踏まえ、作成しております。
大きな変更点としましては、アンケート及び利用者懇談会において使いづらいとの意見が多数あった11時30分から13時30分の枠を改善し、要望が多数あった2時間または3時間の連続利用に対応するため、午前中を1時間ごとの枠にし、連続して予約ができるようにするものです。
なお、鎌倉生涯学習センターのホールの利用時間枠については、アンケート結果及び利用者懇談会における御意見を踏まえた結果、現状の利用時間枠が活動実態に合っているとの意見が多数あったことから、変更は行わないこととしております。
今後の予定は、当該変更案にて、鎌倉市生涯学習センター条例の改正及びシステム改修に係る補正予算要求等の手続を進め、令和7年度中の運用開始を目指してまいります。
以上で報告を終わります。
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○吉岡委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑のある方はどうぞ。
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○納所委員 午前中が3枠1時間ごとで、連続で取ることもできるとなりますと、申込みの方式はどのような変更が考えられますか。
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○生涯学習課長 申込みの方法については、特段変更の予定はございません。枠の変更のみになっておりまして、現状、利用月の4か月前から抽せん申込みが可能になって、3か月前に決定するという流れで、その利用時間の申込方法については、変更はございません。
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○納所委員 利用時間枠、例えば2枠の方と3枠の方、1枠の方というのが混在する中で、どうやって抽せんを行うんですか。
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○生涯学習課長 現状、抽せん申込み、利用枠の申込みに当たっては、1回に利用申込みが可能な時間枠というのに制限を設けておりまして、そこについては今現状どうするかというのはまだ未定なんですけれども、今後利用者に不利益が生じないように踏まえて、今度はシステムの改修につながってきますので、そこは仕様書を決める際に中で検討しつつ、事業者と検討していきたい、固めてまいりたいと考えております。
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○納所委員 団体によっては1枠、2枠、3枠連続して取ったりということができるのは非常にいいことだと思うんですけれども、それに対して申込みの方法にちょっと難しさがあったりとか、テクニックが要るようなことでは厳しいと思いますので、その辺は申込みの段階で、分かりやすい申込み方ができるような配慮が必要になってくるかと思っております。
伺いたいのが、現行で言いますと夜の段階、19時から21時までということで、利用者によってはその枠、21時まで枠を取ったんだけれども、退出が、駐車場を出るのも21時を過ぎたということで怒られたといいますか、21時まで借りているのに、21時を過ぎて退館しましたねということで怒られたという事例がございます。
夜間の特に退出退館を含めた時間の設定はどうなっているのか確認したいんですけれども、延長はせずとして、19時から21時まで借りておいて、そして20時30分ぐらいに終了して片づけて、21時前に出なきゃいけないのか。退館、退出が21時を過ぎてはいけないのか。何でそこで怒られたんだろうという声が来ているんですけれども、その辺はいかがですか。
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○生涯学習課長 当然、21時まで利用の申込みをされているのであれば、21時まで利用していただいて、その後片づけて退館していただくということですので、そこは臨機応変な対応を、利用者と今現在管理している立場の指定管理者との間の運用じゃないですけれども、そこの辺りで、なるべく行き違いが生じないように対応していただければと思っています。
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○納所委員 これは指定管理者のほうに確認をしておいたほうがいいかと思うんですけれども、かなり強い口調で怒られたと。21時を過ぎて駐車場を出ましたね、21時前に退出退館してもらわなければ困りますということで、これは深沢学習センターの利用者からの話だったんですけれども、21時まで借りているのに何で怒られたんだろうということが、いまだに残っているということでございます。
例えば利用時間枠が変更後、それも20時から21時までという枠がございますね。7番目の枠、1時間枠を例えば取ったとして、その中で片づけて退出退館21時までということで、21時で終了して出ましょうということで、21時を過ぎると怒られてしまうのかということ。これは利用者にとってかなり負担になってしまう。短時間の利用でありながら苦情を言われるということは、どういうことなのかということもございます。これは指定管理者でどのような認識をしているのか。指定管理者じゃなくても、例えば19時から21時までという枠を借りた場合、片づけて21時で終了して、退出退館で怒られるということがないように徹底していただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
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○生涯学習課長 そのあたりにつきましては、今後、利用者に負担にならないように、指定管理者と定期的な打合せもございますので、そのあたりで情報共有をして、利用者に負担をかけないような方法で情報共有をしていきたいと思います。
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○納所委員 その辺、よろしくお願いします。変更案の枠というのは、どちらかというと常識的な枠取りになってきているのかなと思います。どうして11時半から13時30分という枠が設定できたのかなというのは、逆に驚くぐらいなんですけれども、常識的な時間、お昼はきちんと休みましょう、それから午後の間は休みを取ってみたいな流れに沿った時間枠の設定になっておりますし、申し込むときに混乱することがないように徹底をしていただきたいと思います。
また、これ、割合、短期間での変更ということになりますので、利用者、利用団体に周知をさらにしていかなければいけないと思います。今後は、これはどういった形で周知をしていくのかということなんですけれども、これは議決後の話になりますか。
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○生涯学習課長 予定につきましては、今後の予定に記載のとおりの手続を進めてまいります。利用者に対しましては、実際に運用を開始する前に利用者に分かるようにしっかり説明、周知をしていきたいと考えております。
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○吉岡委員長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
了承かどうかを確認いたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
教育文化財部職員退室のため、休憩といたします。
(14時42分休憩 14時52分再開)
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○吉岡委員長 それでは、再開いたします。
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○吉岡委員長 日程第8その他(1)「議会報告会で聴取した意見について」でございます。
本日、資料として、5月18日及び21日に開催した議会報告会の結果報告書を会議システムに配信しておりますが、今年は「災害時における避難と避難所〜いざというときのために、今から一緒に考えてみませんか?」をテーマに意見聴取が行われました。
議会報告会で聴取した意見については、6月5日開催の各派代表者会議において、鎌倉市議会政策提言の実施に関する要綱に基づき、各常任委員会の協議により、政策化に向けた協議を行うことができる旨、確認されております。
本件につきまして、当委員会として、政策提言に向けた協議を実施するかどうか、御意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。なしでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、政策提言に向けた協議は行わない旨、議長に報告いたします。
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○吉岡委員長 それでは、日程第8その他(2)「継続審査案件について」、事務局から報告願います。
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○事務局 さきの2月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が10件ございます。こちらの取扱いにつきまして御協議をまずお願いいたします。
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○吉岡委員長 どういたしましょうか。
(「継続」の声あり)
では、引き続き継続とするということで確認いたします。
事務局からお願いします。
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○事務局 ただいま継続審査とすることを確認いただきました10件につきましては、最終本会議におきまして閉会中継続審査要求を行うことにつきまして、御協議、御確認をお願いいたします。
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○吉岡委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡委員長 それでは、日程第8その他(3)「当委員会の行政視察について」です。
一旦、休憩します。
(14時55分休憩 15時02分再開)
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○吉岡委員長 それでは、再開いたします。
休憩中に調整をいたしまして、1つは、視察目的、視察場所等は次回の委員会までに私宛てにお願いしたいということです。
日程につきましては、2通り案を出しました。1つは10月21日の週、2つは10月28日の週ということで日程調整をするということにいたしました。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡委員長 日程第8その他(4)「次回委員会の開催について」でございますが、事務局からお願いいたします。
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○事務局 次回委員会の開催日ですが、6月21日(金)、午後1時30分から議会第1委員会室で開催することにつきまして、御確認をお願いいたします。
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○吉岡委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
暫時休憩します。
(15時03分休憩 15時08分再開)
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○吉岡委員長 それでは、再開いたします。
納所委員から提案がございましたバースクリニックの件、ちょっと名前が変わったということですが、旧バースクリニック、そこの視察は委員会として行くということで、21日の委員会でまた確認させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
7月を予定して行きたいということでございますので、日程調整をさせていただきたいと思います。
それでは、委員会を閉会させていただきます。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和6年(2024年)6月12日
教育福祉常任委員長
委 員
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