令和 6年教育福祉常任委員会
3月 1日
○議事日程  
教育福祉常任委員会会議録

〇日時
令和6年(2024年)3月1日(金) 10時40分開会 11時40分閉会(会議時間0時間21分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、後藤副委員長、藤本、前川、井上、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
藤林健康福祉部長、矢部健康福祉部次長兼福祉総務課長兼新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、小林(昭)教育文化財部長、保住教育文化財部次長兼教育総務課長、太田(洋)教育指導課長
〇議会事務局出席者
岩原議事調査課長、赤原担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第127号令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分
2 議案第126号物件供給契約の締結について
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○納所委員長  ただいまから教育福祉常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。井上三華子委員にお願いいたします。
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○納所委員長  本日の審査日程の確認です。
 配付いたしました審査日程のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
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○納所委員長  日程第1「議案第127号令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○矢部健康福祉部次長  日程第1議案第127号令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
 令和5年度鎌倉市補正予算に関する説明書の9ページを御覧ください。
 第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は4億62万7000円の増額で、多様性のある福祉サービスの充実は、低所得世帯等こども加算・均等割のみ課税世帯支援給付金支給事業として、令和5年11月2日に閣議決定された「デフレ完全脱却のための総合経済対策」の一環として、賃金の上昇額が物価高に追いついていない国民の負担を緩和するため実施される定額減税や非課税世帯への給付金の施策のはざまとなる住民税均等割のみ課税世帯への給付金と、非課税世帯及び住民税均等割のみ課税世帯における子供加算を追加で支給することとなったため、必要な経費を追加しようとするものです。
 なお、これらの経費については、併せて繰越明許費を設定し、令和6年度までの事業として実施いたします。
 なお、低所得世帯等こども加算・均等割のみ課税世帯支援給付金支給事業の財源につきましては、国庫補助金「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」の活用を予定しています。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に、御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。
 送付意見なしでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしまして、この項を終わります。
 職員入退室のため暫時休憩いたします。
               (10時43分休憩   10時44分再開)
 
○納所委員長  再開いたします。
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○納所委員長  日程第2「議案第126号物件供給契約の締結について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○保住教育文化財部次長  日程第2議案第126号物件供給契約の締結について、説明をいたします。
 議案集(その5)、5ページを御覧ください。
 本件は、教師用指導書の購入に係る物件供給契約について、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号に基づく随意契約により、株式会社島森書店と契約を締結しようとするものです。
 契約金額は、3766万8180円で、契約期間は、仮契約の期間を含め、令和6年2月22日から3月29日までとなります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に、御質疑はございますか。
 
○吉岡委員  一つはこれ、電子教科書なのかなと思うんですけど、例えば小学校の場合、たくさん教科書ありますよね。その場合、教科書会社もそれぞれ違うんですけれども、電子教科書というのはどのようなものなのか。それで1冊という意味が、全ての教科書がそこに。調べてみたら各教科書会社によっても電子教科書いろいろ、こういう教師用を持っていらっしゃるみたいなので、その辺の扱いはどうなっているのか。
 それともう一つは、これ、私なんかもどちらかというと紙ベースでやらないと、何となく見られないというか、目が痛くなっちゃう状況もあるので、その辺の状況はどうなのか、そこを伺いたいと思います。
 
○教育指導課長  まず1点目、小学校での教科書の状況といったところになるかと思うんですけれども、確かに発行者によって扱いが違っていまして、このデジタル教科書の調達といいますと、国語については、全学年1学年から6学年まで調達をしていく。社会については、4学年分、3年生から6年生分を調達していくということになっております。そのほかの教科については、実は指導書に附属をしているといったようなケースもありますので、ちょっと各教科や発行者によってまちまちになっているところがあるというのが実情です。
 それから2点目ですけれども、まず紙とデジタルと、というようなところではありますが、現在、来年度使用する教科書については、小学校の教科用図書の採択ということで今年度検討いたしまして、来年度からまた新しい採択期間が4年間を基本としてやっていくわけですけれども、基本的には文科省もまだ紙ベースというのが基本とはなっています。そういったような意味で、紙と併用してデジタルの要素、利点等もありますので、併せ持ってやっていくことで、授業の効率が上がると、学びの効率が上がるといったような視点で、こちらの購入についても十分利があるだろうとして考えているところです。特にデジタルだけになるというような方向性で決まっているというものは、現在のところはありません。
 
○吉岡委員  もう一回確認しますけれど、そうすると今、国語が1年から6年、それで社会が3年から6年、それのデジタル教科書という意味で理解してよろしいのでしょうか。それと、今、紙ベースでやるということについては、ほかの教科書会社はもう既に併用してというか、採択された指導書については付随して、ちゃんとプラスになっているということですか。
 
○教育指導課長  言葉の言い回しが難しくて。先ほど言いましたのは、指導者用のデジタル教科書です、あくまでも。先ほど言った国語、社会以外のものについては、指導書に附属をしているものになっていますので、新たな調達ということではないです。
 学習者用のデジタル教科書というのは、国で用意しているものがあるんですけれども、そちらについては、英語とそれから算数ですね、小学校については。算数の、これもただ半数ぐらいの学校しか入れられないとなっているんですが、そういったものが学習者用としては今のところ準備されているところです。
 
○吉岡委員  すみませんね、何かよく分からなかったもので。要するに、デジタル教科書として、市としてやらなきゃいけないのが、今、国語と社会ということですね。いや、今度の予算でやるということでよろしいですか。
 それ以外のところは、要するに今までどおり紙ベースでちゃんともう、それに付随して各学校に教師用教科書、指導書が配付されるということですね。それはもう予算の中にも全部、予算というか、教科書そのものが無償ですから。そうですよね、一応。無償だと私は思っているのだけど。それに対しては、教師用指導書も付随して来ているということなんですか。ごめんなさい、よく分からないので。
 
○教育指導課長  非常に難しくなっていて、混乱させてしまうかもしれないのですが、あくまでもお話ししている調達をしなくてはいけないのは、指導書については、常に調達を、全ての教科について調達をしていこうと思って、これまでもしてきております。その中で、指導者用のデジタル教科書で、紙で合わせてくっついてくるものはたくさんあるんですが、一緒にくっついてきてもらえない国語と社会については、指導者用デジタル教科書を別に購入しなくてはいけないんですね。その部分を今日審議していただいているということで、その部分が国語、社会ということになっております。
 
○藤本委員  タイミングの質問なんですけど、これは、今回は電子になって一定額を超えたので、議案に入ってきたという説明があったと思うんですけど、そうなると4年後もまたこのちょっとずれた時期に、タイミングとして、こうやって追加で審議するとなっていくのですかね。
 
○教育指導課長  このタイミングについてなんですが、3月26日からとしていますのは、やはり教師の準備のために、4月1日からすぐに使えるようにしていくということがなされないと、なかなか新年度に入ってからの予算で執行していくとなると、どうしても遅れてしまうので、同じようなこのルーチンで今後もやっていかないといけないのかなとは、今のところ考えております。
 
○前川委員  今の続きなんですけれど、それで間に合うのですか。3月26日で4月1日からという準備、先生の御準備は大丈夫なんですか。
 
○教育指導課長  先ほど言いました小学校の教科用図書の採択を行いまして、令和5年度の中で行いましたので、実は教師に見てもらうために見本本については既に巡回をしています、各学校に。それで教科書がこんなふうに変わったんだというのは十分、教師は認識ができるところでありますので、この指導書に関しては少し遅れてということにはなるんですけれども、十分そこからやっていけるものになるのかなとは認識しています。
 
○井上委員  令和6年度予算の事項別明細書にはこれ、どこに載っているのかちょっと伺います。
 
○保住教育文化財部次長  こちらは教科書改訂に合わせて購入するものですので、いわゆる令和5年度分ということで当初予算に計上しておりますが、令和6年度につきましては、教科書改訂がないということで、予算書には計上されておりません。
 
○後藤副委員長  素朴な質問なんですけれど、これ、市の負担で3700万円ぐらいを支出するということだと思うんですが、これ1冊当たりにすると数万円だと思うんですけど、指導書ってそんなにするものなんですかね。そもそも。
 
○保住教育文化財部次長  こちらのデジタル指導書なんですけれども、今回やはりクラウド配信ができるものということで、初めて発行されたような形になっておりまして、前回の紙ベースでありますと、大体1冊4,500円から3万1700円の間での数字だったんですけれども、今回予定のものにつきましては8,000円から9万円となっておりまして、いわゆるこの差というのが、教科によっての値段でございます。
 
○後藤副委員長  これ、8,000円から9万円というと、指導書ではそんなにするものなんだなというのが素人感想ではあるんですけど、これ、そもそもその内訳とかがどこかで確認できる資料とかというのはあるんですか、ほかに。その832冊で単価が違うわけですよね、それぞれによって。
 
○保住教育文化財部次長  こちらの指導書につきましては、基本的に2学級に1冊という形で考えておりまして、それにつきましては学級数で算出いたしまして、それぞれの教科について計上していたというような形です。見積りを取る上では、それぞれの数量を指定いたしまして、こちらの額が出ているというような形です。
 
○後藤副委員長  ぜひそうであれば、全体で3700万というのは分かるんですけど、大体どういうものに、例えば単価が8,000円、何千円のものが何冊ぐらい購入予定で、例えば単価が数万円するものを何冊ぐらい供給する予定で、これ市内のいろんな小学校に分配するわけですよね。だから、それの何か内訳は、資料としてちょっと出してほしかったなというのはありますけれども、よろしくお願いします。
 
○納所委員長  それは、資料要求という形でよろしいですか。
 任意提出の資料要求をするか、まず資料としてこれが出せるものかどうか、まず確認したいと思いますが、いかがでしょうか。
 
○保住教育文化財部次長  契約書の添付資料といたしまして、そういった見積書等がございますので、そちらは御提示できるかと思います。
 
○納所委員長  では、皆様にお諮りいたします。いわゆる任意提出資料として、資料要求をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのように要求したいと思いますので、後刻お願いしたいと思います。
 
○保住教育文化財部次長  失礼いたしました。先ほど井上委員の御質問で、令和6年度の当初予算でどこに計上されているかというお話がございました。すみません、小学校の教科書につきましても、下巻という形でちょっと一部、令和6年度に回すものがございまして、ただそれにつきましては消耗品の中に含まれておりまして、事項別明細書には、教科書としては載せられていないところでございます。
 
○納所委員長  委員長から1点。いわゆるデジタル教科書のその指導書の使い方、それから、児童のデジタル教科書の使い方というのが、ちょっと前提で見えていない部分があるんですけれども、どのような使い方をするものなのか、まず前提として伺いたいと思います。
 
○教育指導課長  まず、指導者用のデジタル教科書ということになりますが、まず場面として考えられるのが、黒板代わりとしています電子黒板、大型提示装置に拡大されて映されるような場面が想定されるんですが、本来の紙の教科書と大きく違う、単純にそれを映し出すのと違うのは、例えば展開図一つをその部分だけを拡大してというか、その部分だけを切り抜いて出してくることができるのは、この指導者用のデジタル教科書のメリットでして、何か全体を拡大させるとかではなくて、パーツパーツで持ってこられたりするというのが、すごくメリットとしては一つ挙げられているようなことです。それと違って、学習者用デジタル教科書というのが、どういうところがメリットがあるのかと言いますと、一番は音声の読み上げができるといったところ、それから特別な配慮を必要とするお子さんにもとても有効だなと思っているのが、背景とか文字の色が変えられるところであったりとか、ルビとかもつけられるようになっているところ。こういったところというのは、学習者用のデジタル教科書の大きなメリットでして、その部分については今後も研究しながら、全体としてまだ学習者用デジタル教科書に踏み込んで、全ての教科書がそのようになっているわけでは、今ないんですけれども、十分検討して、鎌倉市としても、今後どうしていくかということは考えていかなくてはいけないなと思っているところです。
 
○納所委員長  あともう1点すみません。それは、いわゆるファイルとして端末に配信されるものか、もしくはクラウドとしてアクセスをして使うものなのか、その使い方を伺いたいと思います。
 
○教育指導課長  先ほどの説明の中であったかと思うんですが、基本クラウドとなっています。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に委員間討議の実施について、御協議願います。
 委員間討議なしということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 御意見はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより、採決に入ります。議案第126号物件供給契約の締結についてを採決いたします。原案に御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員  挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第126号は原案のとおり可決されました。
 この後は、委員長報告の作成及び読み合わせを行いますので、インターネット中継はこれで終了したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 インターネット中継を終了いたします。
 職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (11時00分休憩   11時38分再開)
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 再開後、事務局から、本日任意提出資料として要求した「教師用指導書 内訳書」の提出があり、会議システムに配信済みである旨の報告を受け、これを確認した。
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〇 議案第126号物件供給契約の締結について
 次に、「議案第126号物件供給契約の締結について」を日程に追加し、委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和6年(2024年)3月1日

             教育福祉常任委員長

                   委 員