令和 5年 6月定例会
第1号 6月 6日
○議事日程  

           鎌倉市議会6月定例会会議録(1)
                                   令和5年(2023年)6月6日(火曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  後 藤 吾 郎 議員
 3番  中 里 成 光 議員
 4番  くり林こうこう 議員
 5番  井 上 三華子 議員
 6番  武 野 裕 子 議員
 7番  岡 田 和 則 議員
 8番  出 田 正 道 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  児 玉 文 彦 議員
 11番  保 坂 令 子 議員
 12番  高 野 洋 一 議員
 13番  藤 本 あさこ 議員
 14番  久 坂 くにえ 議員
 15番  池 田   実 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  くりはらえりこ 議員
 18番  吉 岡 和 江 議員
 19番  志 田 一 宏 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  前 川 綾 子 議員
 22番  大 石 和 久 議員
 23番  竹 田 ゆかり 議員
 24番  松 中 健 治 議員
 25番  森   功 一 議員
 26番  長 嶋 竜 弘 議員

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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
 事務局長        茶 木 久美子
 議会総務課長      土 屋 勇 人
 議事調査課長      岩 原   徹
 議会総務担当担当係長  山 本 祐 輝
 議事調査担当担当係長  田 中 公 人
 書記          木 田 千 尋
 書記          武 部 俊 造
 書記          喜 安 大 介
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〇説明のため出席した者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 2 番  比留間   彰  副市長
 番外 3 番  千 田 勝一郎  副市長
 番外 5 番  服 部 基 己  共生共創部長
 番外 7 番  内 海 正 彦  総務部長
 番外 8 番  永 野 英 樹  市民防災部長
 番外 9 番  廣 川   正  こどもみらい部長
 番外 10 番  藤 林 聖 治  健康福祉部長
 番外 11 番  能 條 裕 子  環境部長
 番外 12 番  林   浩 一  まちづくり計画部長
 番外 14 番  森   明 彦  都市整備部長
 番外 15 番  ? 木   守  消防長
 番外 16 番  岩 岡 寛 人  教育長
 番外 17 番  小 林 昭 嗣  教育文化財部長
 番外 6 番           歴史まちづくり推進担当担当部長
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〇議事日程
               鎌倉市議会6月定例会議事日程(1)

                         令和5年(2023年)6月6日  午前9時30分開議

 1 諸般の報告
 2 会期について
 3 議長の辞職許可について
 4 議長の選挙
 5 副議長の辞職許可について
 6 副議長の選挙
 7 一般質問
 8 報告第1号   道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償┐
           の額の決定に係る専決処分の報告について       │
   報告第2号   道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償│
           の額の決定に係る専決処分の報告について       │市 長 提 出
   報告第3号   行政財産を使用する権利に関する処分についての審査請求│
           に対する裁決の報告について             │
   報告第4号   継続費の逓次繰越しについて             │
   報告第5号   繰越明許費について                 │
   報告第6号   事故繰越しについて                 │
   報告第7号   繰越額使用計画について               ┘
 9 議案第1号   鎌倉市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する┐
           条例の制定に関する専決処分の承認について      │市 長 提 出
   議案第2号   令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)に係る専決│
           処分の承認について                 ┘
 10 議案第3号   市道路線の廃止について               ┐同     上
   議案第4号   市道路線の認定について               ┘
 11 議案第5号   建物収去・建物退去土地明渡請求事件の一部被告らとの和 同     上
           解について
 12 議案第6号   鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制┐
           定について                     │
   議案第7号   鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例│同     上
           の制定について                   │
   議案第8号   鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について  ┘
 13 議案第9号   鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定 同     上
           める条例及び鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保
           育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
           条例の制定について
 14 議案第12号   鎌倉市教育センター条例の一部を改正する条例の制定につ 同     上
           いて
 15 議案第11号   鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 同     上
 16 議案第10号   鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について 同     上
 17 議案第13号   令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)      同     上

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〇本日の会議に付した事件
 1 諸般の報告
 2 会期について
 3 議長の辞職許可について
 4 議長の選挙
 5 副議長の辞職許可について
 6 副議長の選挙
 〇 議案第14号   鎌倉市監査委員の選任について
 〇 常任委員会委員の所属変更について
 〇 議会運営委員会委員の辞任について
 〇 議会運営委員会委員の補欠選任について
 〇 新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任について
 〇 新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の補欠選任について
 〇 議会議案第1号 新庁舎等整備に関する調査特別委員会の委員の定数の変更 議会運営委員長
           について                       提出
 〇 議席の変更について
 7 一般質問
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                鎌倉市議会6月定例会諸般の報告 (1)

                   令和5年(2023年)6月6日

1 6 月 6 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
  報告第1号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に
        係る専決処分の報告について
  報告第2号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に
        係る専決処分の報告について
  報告第3号 行政財産を使用する権利に関する処分についての審査請求に対する裁決
        の報告について
  報告第4号 継続費の逓次繰越しについて
  報告第5号 繰越明許費について
  報告第6号 事故繰越しについて
  報告第7号 繰越額使用計画について
  議案第1号 鎌倉市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定に
        関する専決処分の承認について
  議案第2号 令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第1号)に係る専決処分の承認に
        ついて
  議案第3号 市道路線の廃止について
  議案第4号 市道路線の認定について
  議案第5号 建物収去・建物退去土地明渡請求事件の一部被告らとの和解について
  議案第6号 鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第7号 鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
        て
  議案第8号 鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第9号 鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び
        鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準
        を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第10号 鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第11号 鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第12号 鎌倉市教育センター条例の一部を改正する条例の制定について
  議案第13号 令和5年度鎌倉市一般会計補正予算(第2号)
2 陳情1件を陳情一覧表のとおり受理し、陳情1件を付託一覧表のとおり建設常任委員
  会に付託、陳情1件を配付一覧表のとおり全議員に配付した。
3 5 月 8 日 鎌倉のヴィジョンを考える会から、会派を解散した旨の届出があっ
          た。
    〃     自由民主党鎌倉市議会議員団から、後藤吾郎議員及び中村聡一郎議
          員が入会した旨の届出があった。
  5 月 8 日 自由民主党鎌倉市議会議員団から、団体名称を次のとおり変更した
          旨の届出があった。
          新名称  自民党・無所属の会
  5 月 9 日 鎌倉アップデートチャレンジから、会派を解散した旨の届出があっ
          た。
  次のとおり新会派結成の届出があった。
  5 月 18 日 名   称  銀河鎌倉
          所属議員数  2名
          代   表  くりはらえりこ
                 岡 田 和 則
4 4 月 12 日 南足柄市において、第261回神奈川県市議会事務局長会議が開催され
          、茶木局長が出席した。
  4 月 19 日 三浦市において、神奈川県Aブロック市議会事務局長会定例会が開
          催され、茶木局長が出席した。
  5 月 23 日 海老名市において、第210回神奈川県市議会議長会定例会が開催され
          、前川議長、高野副議長及び茶木局長が出席した。
  5 月 25 日 茨城県において、第89回関東市議会議長会定期総会が開催され、前
          川議長及び茶木局長が出席した。
  5 月 30 日 平塚市において、神奈川県市議会議長会新旧正副会長会議が開催さ
          れ、前川議長及び茶木局長が出席した。
5 市長から、次の資料の送付を受けた。
  5 月 26 日 令和5年度公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団事業計画書及び収
          支予算書
    〃     令和5年度鎌倉市土地開発公社事業計画書、資金計画書及び予算書
    〃     令和5年度公益財団法人鎌倉市公園協会事業計画書及び収支予算書
6 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
  4 月 7 日 令和4年度令和5年1月分例月出納検査結果報告書
    〃     令和5年2月分鎌倉市下水道事業会計例月出納検査結果報告書
  5 月 31 日 令和4年度令和5年2月分例月出納検査結果報告書
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                令和5年(2023年)鎌倉市議会6月定例会
                     陳情一覧表 (1)

┌──────┬────────────────────────┬─────────────────────┐
│受理年月日 │件       名               │提   出   者            │
├──────┼─────┬──────────────────┼─────────────────────┤
│ 5.5.17 │陳情   │国に対し、適格請求書等保存方式(イ │東京都北区                │
│      │第1号  │ンボイス制度)の延期・見直しを求め │インボイス制度を考えるフリーランスの会  │
│      │     │る陳情書              │代表 阿 部   伸           │
└──────┴─────┴──────────────────┴─────────────────────┘

                     付託一覧表 (1)

┌──────┬────────┬─────────────────────────────────────┐
│付託年月日 │付 託 先   │件                   名                │
├──────┼────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ 5.6.6 │建設      │令和4年度  │根拠のない業務委託の即時中止とその予算項目の削除を市長に勧告│
│      │常任委員会   │陳情    │するよう議会に願う陳情書                  │
│      │        │第44号   │                              │
└──────┴────────┴──────┴──────────────────────────────┘

                   配 付 一 覧 表 (1)

┌──────┬────────┬─────────────────────────────────────┐
│配付年月日 │配 付 先   │件                   名                │
├──────┼────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ 5.6.6 │全議員     │陳情    │国に対し、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の延期・見直│
│      │        │第1号   │しを求める陳情書                      │
└──────┴────────┴──────┴──────────────────────────────┘

                    (出席議員  26名)
                    (9時30分  開議)
 
○議長(前川綾子議員)  定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
 これより令和5年6月鎌倉市議会定例会を開会いたします。
 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。9番 日向慎吾議員、10番 児玉文彦議員、11番 保坂令子議員にお願いいたします。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は配付いたしましたとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第2「会期について」を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月26日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  ここで申し上げます。昨年6月定例会以来、私が議長を、高野洋一議員が副議長を務めてまいりましたが、議会の申合せによりまして、職を辞する旨、意思表示をしております。
 なお、正・副議長の辞職については、地方自治法第108条の規定により議会の許可を必要といたします。
 まず、議長の辞職許可については、私の一身上の問題でありますので、副議長と交代いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (9時32分  休憩)
                    (9時33分  再開)
 
○副議長(高野洋一議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 議長交代いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○副議長(高野洋一議員)  日程第3「議長の辞職許可について」を議題といたします。
 本件は、会議規則第120条第2項の規定により、討論を用いないでその許否を決することになっております。
 お諮りいたします。議長の辞職許可については、これを許可することに御異議ありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長の辞職許可については、これを許可することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (9時34分  休憩)
                    (9時35分  再開)
 
○副議長(高野洋一議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○副議長(高野洋一議員)  日程第4「議長の選挙」を行います。
 議場の閉鎖を命じます。
                      (議 場 閉 鎖)
 投票に先立ちまして、立会人3名を指名いたします。2番 後藤吾郎議員、5番 井上三華子議員、10番 児玉文彦議員にお願いいたします。
 ただいまの出席議員数は26名であります。
 投票の方法について申し上げます。投票は単記、無記名、1人1票であります。
 投票用紙を配付させます。
                      (投票用紙配付)
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。
                       (投票箱点検)
 異状なしと認めます。
 ここで申し上げます。千一議員から、身体の都合により、自ら投票することが困難であることから、投票の記載及び投函について代理投票の申出がありますので、これを許可いたします。
 この場合、地方自治法第118条第1項において準用する公職選挙法第48条第2項の規定により、立会人の意見を聞いて投票補助者2人を定めることになっておりますので、立会人の方々は議長席まで御参集をお願いいたします。
 投票補助者として土屋議会総務課長及び山本議会総務課担当係長を指名いたします。
 これより投票を行います。1番から順次名刺札御持参により登壇の上、御投票願います。
                       (投   票)
 投票漏れはありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了します。
 これより開票を行います。立会人の方々のお立会いをお願いいたします。
                       (開   票)
 局長から選挙の結果を報告いたします。
 
○(茶木久美子 事務局長)  選挙の結果を報告いたします。
 投票総数26票、名刺札の数もこれと符合いたします。有効投票15票、無効投票11票。無効投票は白票でございます。有効投票の内訳、池田実議員15票、以上のとおりであります。
 なお、この選挙の法定得票数は7票であり、池田実議員は法定得票数を得ておられます。
 
○副議長(高野洋一議員)  ただいま報告いたしましたとおり、池田実議員が議長に当選されました。
 議場の閉鎖を解きます。
                      (議場閉鎖を解除)
 ただいま本市議会議長に当選されました池田実議員が議場におられますので、本席から、会議規則第36条第2項の規定により、議長に当選した旨告知をいたします。
 ここで、ただいま議長に当選されました池田実議員を御紹介いたします。
 
○15番(池田 実議員)  (登壇) お許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
 本日は多くの同僚議員の皆様に御支持をいただき、議長として当選させていただきましたこと、心より深く感謝申し上げます。この1年間、議会運営委員長として従事させていただき、改めて議会の難しさ、そして重要さを実感したところでございます。思えばこの14年間、全国的にも議会改革が大きく進展してまいった時代でございます。そんな中、平成27年1月1日に本市の議会基本条例が施行され、その議会基本条例を基軸といたしまして、皆様の御意見をしっかり聞きながら、そして、開かれた議会、さらに開かれた議会、また、市民の声をしっかり聞き入れる、そういった議会運営、そういったものに努めてまいりたいと考えております。そして、これから皆様の御協力をしっかり得ながら、また、御指導いただきながら、1年間議長の職を務めてまいりたいと考えておりますので、どうか1年間よろしくお願い申し上げます。(拍手あり)
 
○副議長(高野洋一議員)  新議長が決まりましたので、私はこれで交代いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (9時52分  休憩)
                    (9時53分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 議長交代いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  日程第5「副議長の辞職許可について」を議題といたします。
 本件は、会議規則第120条第2項の規定により、討論を用いないでその許否を決することになっております。
 お諮りいたします。副議長の辞職許可については、これを許可することに御異議ありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、副議長の辞職許可については、これを許可することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (9時54分  休憩)
                    (9時55分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  日程第6「副議長の選挙」を行います。
 議場の閉鎖を命じます。
                      (議 場 閉 鎖)
 投票に先立ちまして、立会人3名を指名いたします。2番 後藤吾郎議員、5番 井上三華子議員、10番 児玉文彦議員にお願いいたします。
 ただいまの出席議員数は26名であります。
 投票の方法について申し上げます。投票は単記、無記名、1人1票であります。
 投票用紙を配付させます。
                      (投票用紙配付)
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
                     (「なし」の声あり)
 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。
                       (投票箱点検)
 異状なしと認めます。
 ここで申し上げます。千一議員から、身体の都合により、自ら投票することが困難であることから、投票の記載及び投函について代理投票の申出がありますので、これを許可いたします。
 この場合、地方自治法第118条第1項において準用する公職選挙法第48条第2項の規定により、立会人の意見を聞いて投票補助者2人を定めることになっておりますので、立会人の方々は議長席まで御参集をお願い申し上げます。
 投票補助者として土屋議会総務課長及び山本議会総務課担当係長を指名いたします。
 これより投票を行います。1番から順次名刺札御持参により登壇の上、御投票願います。
                       (投   票)
 投票漏れはありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了します。
 これより開票を行います。立会人の方々のお立会いをお願いいたします。
                       (開   票)
 局長に選挙の結果を報告させます。
 
○(茶木久美子 事務局長)  選挙の結果を報告いたします。
 投票総数26票、名刺札の数もこれと符合いたします。有効投票21票、無効投票5票。無効投票は白票でございます。有効投票の内訳、森功一議員14票、岡田和則議員7票、以上のとおりであります。
 なお、この選挙の法定得票数は7票であり、森功一議員及び岡田和則議員は法定得票数を得ておられます。
 
○議長(池田 実議員)  ただいま報告いたしましたとおり、森功一議員が副議長に当選されました。
 議場の閉鎖を解きます。
                      (議場閉鎖を解除)
 ただいま本市議会副議長に当選されました森功一議員が議場におられますので、本席から、会議規則第36条第2項の規定により、副議長に当選した旨告知をいたします。
 なお、ここで、ただいま副議長に当選されました森功一議員を紹介いたします。
 
○25番(森 功一議員)  (登壇) 議長より発言のお許しをいただきましたので、一言御挨拶申し上げます。
 ただいま行われました副議長の選挙におきまして、皆様より御推挙を賜り、心より厚く御礼申し上げます。微力ではございますが、池田議長をお支えし、公正かつ円滑な議会運営に取り組んでまいる所存でございますので、議会の皆様、市長をはじめ、執行部の皆様のさらなる御指導、御鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げまして、就任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手あり)
 
○議長(池田 実議員)  なお、ただいま前議長、前川綾子議員、前副議長、高野洋一議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○21番(前川綾子議員)  (登壇) ただいまお許しをいただきましたので、一言御挨拶をさせていただきます。
 この1年間大変お世話になりました。高野副議長をはじめ、議員の皆様にお支えいただきまして、1年間全うさせていただくことができました。これもひとえに皆様のお支えがあったことこそと、本当に感謝申し上げております。そして、また、事務局の皆様も本当にお世話になりました。前局長、そして今の現局長に本当に支えていただき、そして、理事者の皆様にも改めて御礼を申し上げたいと思います。議会の運営の難しさを、今、議長になられた、議会運営委員会の委員長をしていただいておりました池田議員と一緒に、そしてまた、共産党の武野議員にも本当にお支えいただきまして、感謝申し上げます。これからは議会の一人として議会を支えていく、微力でありますけれども、支えていく人になりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。(拍手あり)
 
○12番(高野洋一議員)  (登壇) 議長から許可をいただきましたので、副議長職の退任に当たり御挨拶を申し上げます。
 同僚議員の皆様におかれましては、1年間議会運営に御協力いただき、心より感謝を申し上げます。このような職は個人的には不慣れでありましたけれども、茶木局長をはじめ、議会事務局の皆様にも支えていただき、一議員していろいろと学ばせていただいた1年でございました。
 1年前、副議長の就任に当たり、私は鎌倉市議会が抱えている課題を少しでも前進させていけたらと、それに微力ながら貢献できたらという思いで、同僚議員の皆様の後押しをいただき、就任させていただきました。2例ほど挙げますけれども、例えば私たちの議会活動をサポートしてくれております議会事務局の職員体制は1名欠員という状態でありました。2課のうち1課の管理職が不在という状況でありました。議事録の作成など業務が山積している中、これは何とかしなければという思いで、前川議長と共に理事者と交渉させていただきました。現在もなお体制上の課題はもしかすると残っているのかもしれませんけれども、結果として1名の補充をさせていただきました。
 また、議員の皆様にとって議員の控室は単なる待機場所ではなく、活動の一つの拠点であり、市民の方々と結ぶ場所でもあると私は考えております。就任時、一部の控室環境に問題が生じておりました。前川議長が素早く対応され、予算も確保しながら、皆様の御理解もいただいて、環境の改善を一定図ることができたと考えております。
 この1年もコロナ禍の中での議会運営でありましたが、最近ではアフターコロナも見据えた議会運営について、議会運営委員会の委員を中心とした皆様に御議論いただき、一定の方向づけができたものと認識をしております、今後、今回の経験も生かし、一議員として各議員の十分な発言機会の確保、丁寧な議論を行える環境づくりなど、ただいま選ばれました池田新議長に協力しながら、微力ながら取り組んでいく所存でございます。
 最後になりますけれども、前川議長におかれましては、この1年間、私も不慣れでいろいろと御迷惑をおかけしたかもしれません。信頼関係を培いながら、微力ながら力を合わせて議会運営に取り組ませていただきました。心から感謝を申し上げる次第でございます。1年間ありがとうございました。(拍手あり)
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  さらに、この際、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○松尾 崇 市長  (登壇) ただいま議会におきまして、新たに議長、副議長が選任されましたので、一言御挨拶を申し上げます。
 まず初めに、前川前議長、高野前副議長におかれましては、この1年間、様々な議案の審議に多大なる御尽力を賜りまして、誠にありがとうございました。この場をお借りしまして心より感謝を申し上げます。
 また、新たに選任をされました池田議長、森副議長におかれましては、誠におめでとうございます。今後も市政発展に向け格別の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  ここで御報告申し上げます。ただいま市長から、議案第14号鎌倉市監査委員の選任についてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、議案第14号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  「議案第14号鎌倉市監査委員の選任について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾 崇 市長  (登壇)ただいま議題となりました議案第14号鎌倉市監査委員の選任について、提案理由の説明をいたします。
 議案集その2、5ページを御覧ください。
 鎌倉市監査委員のうち、市議会議員から選出されました岡田和則さんが令和5年6月6日付で辞職されました。つきましては、後任者について、議会の意思を尊重し、大石和久さんを選任することについてここに提案する次第です。
 議会の御同意をお願いいたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(池田 実議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第14号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第14号鎌倉市監査委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (多 数 挙 手)
 多数の賛成によりまして、議案第14号は原案に同意することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時21分  休憩)
                    (10時22分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 なお、ただいま監査委員の選任について同意を得られました大石和久議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○22番(大石和久議員)  (登壇) ただいま議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。
 このたびは監査委員の選任に当たり多くの方々の御賛同をいただきまして、誠にありがとうございました。新型コロナウイルスの影響や昨年からの物価上昇の影響が顕著となり、市民や市政に大きな影響を及ぼしております。そのような中でも、鎌倉市において、深沢地域の区画整理事業、新駅建設、本庁舎移転、市営住宅の集約化など、多額の事業費を伴う事業が予定をされておりまして、それに伴い、自治体監査の役割も大変大きく問われていると思われます。歴代の監査委員の皆様が培ってこられた御努力に恥じることのないように、全力で務めてまいります。どうか皆様方の御協力をいただけますよう心よりお願いを申し上げ、御挨拶とさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手あり)
 
○議長(池田 実議員)  引き続き、前監査委員の岡田和則議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 
○7番(岡田和則議員)  (登壇) ただいま議長のお許しを得ましたので、監査委員退任の御挨拶をさせていただきます。
 昨年6月に皆様の御賛同を賜り監査委員に就任させていただきました。以来今日まで自治体監査の重要性を認識し監査業務に当たり、無事監査委員の役割を務めることができました。皆様の御支援によるものと深く感謝いたします。どうもありがとうございました。(拍手あり)
 
○議長(池田 実議員)  議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時25分  休憩)
                    (10時40分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  ここで御報告申し上げます。
 ただいま一部議員から、常任委員会委員の所属変更について、議会運営委員会委員の辞任について及び新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任について申出があります。
 お諮りいたします。この際、「常任委員会委員の所属変更について」「議会運営委員会委員の辞任について」「議会運営委員会委員の補欠選任について」「新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任について」「新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の補欠選任について」以上5件を日程に追加し、順次議題といたします。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、順次議題とすることに決定いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  まず、「常任委員会委員の所属変更について」を議題といたします。
 本件については、鎌倉市議会委員会条例第6条第2項の規定により、議長が会議に諮って所属を変更することになっております。便宜、局長から申し上げます。
 
○(茶木久美子 事務局長)  常任委員会ごとに変更後の所属委員の氏名を申し上げます。
 総務常任委員会委員、1番 千一議員、6番 武野裕子議員、7番 岡田和則議員、15番 池田実議員、20番 中村聡一郎議員、26番 長嶋竜弘議員。
 教育福祉常任委員会委員、2番 後藤吾郎議員、5番 井上三華子議員、13番 藤本あさこ議員、14番 久坂くにえ議員、16番 納所輝次議員、18番 吉岡和江議員、21番 前川綾子議員。
 市民環境常任委員会委員、4番 くり林こうこう議員、8番 出田正道議員、9番 日向慎吾議員、10番 児玉文彦議員、19番 志田一宏議員、23番 竹田ゆかり議員。
 建設常任委員会委員、3番 中里成光議員、11番 保坂令子議員、12番 高野洋一議員、17番 くりはらえりこ議員、22番 大石和久議員、24番 松中健治議員、25番 森功一議員。
 以上であります。
 
○議長(池田 実議員)  お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、常任委員会委員の所属を変更することに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、常任委員会委員の所属を変更することに決定いたしました。
 議長交代いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時43分  休憩)
                    (10時44分  再開)
 
○副議長(森 功一議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 議長交代いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○副議長(森 功一議員)  次に、「議会運営委員会委員の辞任について」を議題といたします。
 3番 中里成光議員、6番 武野裕子議員、7番 岡田和則議員、8番 出田正道議員、14番 久坂くにえ議員、15番 池田実議員から、議会運営委員会委員を辞任したい旨の申出があります。本件については、鎌倉市議会委員会条例第12条第2項の規定により、議会の同意を得ることとなっております。
 お諮りいたします。ただいま申し上げました中里成光議員、武野裕子議員、岡田和則議員、出田正道議員、久坂くにえ議員、池田実議員の議会運営委員会委員の辞任については、これに同意することに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、中里成光議員、武野裕子議員、岡田和則議員、出田正道議員、久坂くにえ議員、池田実議員の議会運営委員会委員の辞任については、これに同意することに決定いたしました。
 議長交代いたします。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時46分  休憩)
                    (10時47分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 議長交代いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  次に、「議会運営委員会委員の補欠選任について」を議題といたします。
 本件については、鎌倉市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっておりますので、議長から申し上げます。
 議会運営委員会委員に、2番 後藤吾郎議員、9番 日向慎吾議員、12番 高野洋一議員、17番 くりはらえりこ議員、18番 吉岡和江議員、21番 前川綾子議員を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま申し上げました方々を議会運営委員会委員に補欠選任することについて御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま申し上げました方々を議会運営委員会委員に補欠選任することに決定いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  次に、「新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任について」を議題といたします。
 7番 岡田和則議員、9番 日向慎吾議員、25番 森功一議員から、新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員を辞任したい旨の申出があります。本件については、鎌倉市議会委員会条例第12条第2項の規定により、議会の同意を得ることとなっております。
 お諮りいたします。ただいま申し上げました岡田和則議員、日向慎吾議員、森功一議員の新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任については、これに同意することに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、岡田和則議員、日向慎吾議員、森功一議員の新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の辞任については、これに同意することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時49分  休憩)
                    (10時50分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  次に、「新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員の補欠選任について」を議題といたします。
 本件については、鎌倉市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっておりますので、議長から申し上げます。
 新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員に、17番 くりはらえりこ議員、21番 前川綾子議員を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま申し上げました方々を新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員に補欠選任することに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま申し上げました方々を新庁舎等整備に関する調査特別委員会委員に補欠選任することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (10時51分  休憩)
                    (11時50分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  ここで申し上げます。ただいま各常任委員会、議会運営委員会、新庁舎等整備に関する調査特別委員会及び議会広報委員会の正・副委員長が選任されましたので、御報告申し上げます。
 総務常任委員長に中村聡一郎議員、同じく副委員長に長嶋竜弘議員。
 教育福祉常任委員長に納所輝次議員、同じく副委員長に後藤吾郎議員。
 市民環境常任委員長に志田一宏議員、同じく副委員長に児玉文彦議員。
 建設常任委員長に保坂令子議員、同じく副委員長に中里成光議員。
 議会運営委員長に日向慎吾議員、同じく副委員長に志田一宏議員。
 新庁舎等整備に関する調査特別委員長に前川綾子議員、同じく副委員長に保坂令子議員。
 議会広報委員長に中里成光議員、同じく副委員長に後藤吾郎議員。
 以上のとおりであります。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  ここで御報告申し上げます。ただいま議会運営委員長から、議会議案第1号新庁舎等整備に関する調査特別委員会の委員の定数の変更についてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、議会議案第1号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  「議会議案第1号新庁舎等整備に関する調査特別委員会の委員の定数の変更について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○9番(日向慎吾議員)  (登壇) ただいま議題となりました議会議案第1号新庁舎等整備に関する調査特別委員会の委員の定数の変更について、提案理由の説明をいたします。
 令和4年9月定例会において新庁舎等整備に関する調査特別委員会を設置し、令和5年2月定例会において委員の定数を9名から8名に変更いたしましたが、このたび会派に関する変更があったことに伴い、委員定数を8名から7名に変更しようとするものであります。
 総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(池田 実議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第1号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議会議案第1号については、委員会の審査を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第1号新庁舎等整備に関する調査特別委員会の委員の定数の変更についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第1号は原案のとおり可決されました。
     --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、この際、議席の変更についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、この際、議席の変更についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  「議席の変更について」を議題といたします。
 本件については、会議規則第4条第3項の規定により、議長が会議に諮って議席を変更することになっております。
 お諮りいたします。配付いたしました議席表のとおり、議席を変更することに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、配付いたしました議席表のとおり、議席を変更することに決定いたしました。
 議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (11時55分  休憩)
                    (13時40分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
     --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(池田 実議員)  日程第7「一般質問」を行います。
 質問の順序は、1番 出田正道議員、2番 くりはらえりこ議員、3番 長嶋竜弘議員、4番 井上三華子議員、5番 後藤吾郎議員、6番 児玉文彦議員、7番 森功一議員、8番 藤本あさこ議員、9番 吉岡和江議員、10番 武野裕子議員、11番 納所輝次議員、12番 日向慎吾議員、13番 千一議員、14番 竹田ゆかり議員、15番 志田一宏議員、16番 保坂令子議員、17番 中里成光議員、18番 高野洋一議員、19番 松中健治議員、20番 久坂くにえ議員、以上の順序であります。
 まず、出田正道議員の発言を許可いたします。
 
○2番(出田正道議員)  それでは、質問に入らせていただきます。今回から無所属になりました出田正道でございます。昨年の6月から一般質問はしておりませんで、御無沙汰しておりますというような感じでございますが、本日は通告のとおり6項目の質問をさせていただこうと思いますので、どうぞお答えいただきますようによろしくお願いいたします。
 それでは、まず1つ目でございます。鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定についての否決を受けてからについてということでございます。
 まず、私はこの改正する条例の制定議案に反対をいたしました。あまりにも市役所移転についての理解がされていないというのが現実であったということが理由でございます。こちらについては市長にも話はさせてはいただいたと思いますけれども、令和4年12月議会前、地理的に考えの偏りがないであろうと思う地域を自分の足で歩きました。歩いている中で、通行されている方に対して、今回の市役所の移転の件について話を聞き取りました。その中で、日中での作業でしたので、サンプル数としては300弱、日中の作業ですから年齢的な偏りも若干ございました。これは事実でございます。その結果、構成比が60%、30%、10%という内容になりました。60%は市役所の移転について知らない、情報がない、市が決めていること、どうでもいい、こういう内容。30%は明確に反対。10%は明確に賛成。こういうことがありましたもので、今回、市役所の内容がどうだというよりも、位置条例の改正ということで、その市役所を移転するということをもっともっと市民に伝えなければならないと。伝えていかなければならない。伝えた後でのこの議案ではないかと思ったもので、反対をさせていただきました。
 松尾市長には漁船の例をもって私の考えを申し上げたと思います。潮の流れが悪いとき、波が高いときは、転覆のおそれがあるので、船は出さない。その状況で船を出しても、漁場の潮目が悪ければ魚は捕れない。無理をした船長に付き合わされて苦労するのは船の乗組員である。魚が捕れる条件が整ったと判断したら船を出し、大漁を目指し、気持ちよく乗組員に働いてもらうのが船長の一番の仕事である。船長は鎌倉市長、乗組員は職員と置き換えれば、松尾市長が今やるべきことは判断できるのではないでしょうかと。このまま進めたら職員が苦労いたしますよということを申し上げました。
 その後、ちょっと悲しいことで、反対をしたということで、態度がもう一変された職員もいらっしゃいました。やはり一生懸命それに取り組んでこられた方だと私は理解をしております。ただ、市民にしっかりと伝わらなければ、これはえいや、で進めても、どこかで大変なことが起きると思いますので、こういうことを申し上げました。
 ここから質問です。松尾市長は市民理解を得るためにどのようなことをやってこられたか、お答えください。
 
○松尾 崇 市長  昨年12月、否決となった後に、「市長と語る鎌倉の未来」や「公共施設のあさっておしゃべり会」を開催をしまして、市民に対する説明を重ねてきました。また、5月27日は「ONE DAY PLAYPARK」と題したイベントを開催しまして、市庁舎の整備後における市庁舎現在地利活用についても、理解・共感していただける取組というのを行ってきました。説明会などの開催は、約30回、参加者は延べ200人を超えたほか、「ONE DAY PLAYPARK」についてはおよそ2,500人の方に御来場いただきました。
 そのほか、この取組に疑問を持たれる市民、市民団体の方に対しましても説明を行いまして、否定的な意見や疑問にも当然向き合っていくということで、少しでも多くの方々の御理解を得られるよう努めてきたところでございます。
 
○2番(出田正道議員)  否決を受けてそのような行動、活動、動きを取られてきたということは理解できました。それで、手応えはいかがでございますか。
 
○松尾 崇 市長  おしゃべり会では、本庁舎の再整備の必要性や深沢での新庁舎整備の検討に至った経緯について説明をしまして、今まで直接御説明をできていなかった市民の皆さんに情報を届けて、理解を深めることができたと捉えています。御指摘いただいたように、何でそもそも市役所を移転しなければいけないかということについて、やっぱり初めて聞いたという方も参加者の中には、お声として頂いたというところについては、繰り返しやっぱりその説明をしなきゃいけないというところは痛感したところでもございます。
 参加者アンケートの集計速報では、8割以上の方がこれまで説明会などに参加したことがないとの回答があった中で、7割以上の方からは、新庁舎の整備や市庁舎現在地の利活用、深沢のまちづくりに関する理解が深まったと回答いただいたことから、アンケート結果からも手応えをつかんだところでもございます。
 「ONE DAY PLAYPARK」につきましては、市庁舎現在地の利活用の取組自体を知らなかった方の参加も見られたほか、併せて開催した市庁舎現在地の在り方を考える市民対話では、これまでなかなか御意見を聞くことができていなかった子育て世代や小・中学生に御参加いただくことができたことも収穫の一つだと思っています。この市役所のある場所を、休日にはほとんど使用されることがない市役所、市議会の庁舎ではなく、市民が中心となって利用する行政施設を含む多機能の複合公共施設とすることの価値や可能性につきましても感じることができたと考えているところでございます。
 
○2番(出田正道議員)  回数を何回も何回もやって、説明を、理解をしてもらうための行動をやってきたということは理解しました。
 そうですね、そういう場に出てこられる方というのは、先ほど私が構成比で申し上げました60、30、10とあったと思いますけれども、30と10の方に近いのではないかなと思うんですね。60%の方にどう伝えるか。選挙の投票率と同じような感じですね。この60%の方、自分で投票に行く行かないではない、これは自分の住んでいる町の市庁舎が移転するかしないか、こういったところ、移転する理由をちゃんと理解しておくというのは、このことは、この60%の方に対してもやってもらわなければならないことだと思っておりますので、賛成反対、これは今後決まっていくことになるとは思うんですけれども、やはり鎌倉市がそういう動きをしているということは60%の方にしっかりと伝わるようにもっと頑張っていただきたいと思います。
 ただ、令和5年1月に発行されました松尾市長の私的活動報告書が私の自宅にポスティングされました。内容を読みました。その内容と、令和5年2月に発行されました「広報かまくら」2月号の第1面の市街地整備課庁舎整備担当発信の文脈から、被害者意識がとても感じられる内容になっておりました。私はそう感じました。松尾市長の私的活動報告書については、これは御本人の発行であり、個人の考えや感情が入っても、これはよしということなんですが、「広報かまくら」までが引きずられた感があるのは非常に残念でございました。市民理解を得ようとする公的発行物の情報発信について、立てつけと内容の決裁をされた方の感覚に非常に違和感を覚えました。
 このことは、令和5年2月定例会建設常任委員会前説明時、前説明会がありますので、前説明時に、委員長という立場で、松尾市長に伝えていただきたいと担当職員にはお願いをしました。市民理解を得るための活動がゼロからのスタートではなくマイナススタートになっている可能性があることを十分認識していただきたいし、人間は感情によってされることがあることも理解しておくことが必要だと考えます。市民感情には十分配慮していただいて、今後も活動をしていただくことをお願い申し上げます。移転場所の立地等について考えるのは、私はこれからでございますので、また私もしっかりと勉強していきたいと思っております。
 続きまして、北鎌倉隧道通行再開の進捗についてでございます。
 令和4年6月議会一般質問において進捗確認をさせていただきましてから、この件について触れるのをやめておりました。理由は、5人の地権者のうち3人の地権者との交渉を終え、これから2人の地権者との交渉に入るということでしたので、質問することによってミスリードにならないようにという思いがございました。市長が目標とされました令和5年4月の通行再開はかないませんでしたが、それでも職員の頑張りに対して期待をし、辛抱しているところでございます。ただ、このまま長期の交渉が続きますと、通行再開自体が松尾市長の中から消えてしまうのではないかと心配をしているところでございます。
 ここで質問です。令和4年6月議会後から令和5年5月までの11か月間の関係地権者との交渉実績をお答えください。
 
○森 明彦 都市整備部長  北鎌倉隧道の通行再開に向けました地権者との交渉につきましては、鎌倉側の私有地を所有されている関係地権者と車両の通行について一定の整理ができたことから、隧道の一部を所有されている関係地権者に、第3回関係地権者等意見交換会の内容及び市が考えている安全対策案を説明いたしました。そして、土地の利用について承諾を求めましたが、承諾が得られていない状況でございます。
 
○2番(出田正道議員)  引き続き、部長、よろしくお願いいたします。
 続きまして、都市整備部長及び道路課長の通行再開に向けた熱心な行動は私もよく見えております。住民からもそういう声をもらうときございます。しっかりとやってくれて、時間がかかっているけど、しっかりやってくれているということでございます。
 千田副市長が、統括部長というんでしょうかね、統括されているんではないかなと思いますけれども、千田副市長は通行再開に向けてどのような行動をされてこられたのか、お答えいただけますでしょうか。
 
○千田勝一郎 副市長  安全対策及び通行再開に向けまして、原局からの報告を受け止めまして、また、事情によく通じている関係者からの情報も併せて総合的に考えまして、市長へも報告、相談の上、方針の確認、そして対応策を定めて、原局への指示などを行ってきたところでございます。
 
○2番(出田正道議員)  千田副市長は情報を取って、そのフィードバック、指示をしているということでございますね。そのような理解でよろしいでしょうか。情報を受けて、市長と報告、連絡をやりながら、それをまたフィードバック、現場にフィードバックをして、状況を見守っているというような姿勢であるということでよろしいでしょうか。
 
○千田勝一郎 副市長  これまでの交渉とはまた別の形での情報源等々も得ながら、この件についての総合的な情報を得ながら指示をしているところでございます。
 
○2番(出田正道議員)  指示をしているということで理解しました。
 松尾市長なんですが、令和5年4月の通行再開目標は、その前の時点でもうちょっと不可能だという状況にはなってたんですけれども、できるだけその日にちに近くなるように、現場職員と申しますか、部長、課長は一生懸命動いてくださっておりました。松尾市長はこの北鎌倉隧道の安全対策についてどのような考えをお持ちになられて、どういう動きをされてきたのかということをお答えいただきたいと思います。
 
○松尾 崇 市長  通行再開に向けては、地権者の方の御理解ということが必要不可欠でございますので、そこに向けて全庁を挙げて取り組んでいくという、こういう考え方です。必要に応じて、私自身も関係地権者等の皆さんと面談を行いながら、適宜原局から報告を受け、方針を決定し、原局に指示などを行ってきたところでございます。
 
○2番(出田正道議員)  地権者との面談、最終地権者のところで今、交渉事に入っているというのは確認はできておりますけれども、その方との面談というところまではまだ至っていないということで、今後そういう面談が実施されれば、安全対策の工事に着手できるようになるのが近くなるというような理解をしておいてよろしいでしょうか。
 
○松尾 崇 市長  そのように理解していただければと思います。
 
○2番(出田正道議員)  交渉を一生懸命やられている中ではございますけれども、万が一通行再開のめどが立たなくなった場合、北鎌倉隧道の安全対策が未完了のまま事業中止になる可能性はあるのか、お答えいただきたいと思います。
 
○松尾 崇 市長  北鎌倉隧道の安全対策を中止することは、現時点では考えておりません。
 
○2番(出田正道議員)  鎌倉市は前に進んでいかなければならない。これはどの自治体でも同じことであるとは思いますが、新規や将来のことばかりに取り組むのでなく、積み残している課題を圧倒的なスピード感で解決されることを切に私はお願いする次第でございます。よろしくお願いします。
 続きまして、山ノ内交番の廃止を受けてについてです。
 令和5年3月31日をもって山ノ内交番が廃止統合されました。山ノ内交番の存続を願う住民の会、山ノ内町内会協議会については、廃止統合を見直していただくべく、県警による説明会の開催要請、2回の署名活動や陳情の提出など、住民の安全・安心を守るために住民レベルでできることをやってこられました。
 鎌倉市は観光施策を推し進めようとしているようでございますけれども、廃止統合計画に対して、県にどのようにあらがってこられたのか、これを確認します。交番統合(廃止)情報を得てから鎌倉市議会意見書の提出日までに鎌倉市はどのような動きをしたのか、お答えください。
 
○永野英樹 市民防災部長  本市では令和3年10月に大船警察署から統合するとの報告を受け、その際、地域の治安が悪化することのないよう、緊急時の対応体制の確保やパトロールの強化を要請するとともに、交番の設置主体である県に対し、交番の統合に際して事前に住民に対し十分な説明を行うよう要望したところです。また、令和4年1月22日に神奈川県警察が開催した第2回住民説明会に参加し、警察からは廃止に対する考え方の報告がなされ、住民側からはそれに対する反対意見が出されていることを確認したところです。
 
○2番(出田正道議員)  続きまして、令和4年3月2日、山ノ内交番の統合(廃止)の計画見直しを求める意見書提出日から交番が廃止された令和5年3月31日までに、担当課長、担当部長、担当副市長、市長は県に対してどのような交渉をされたのか、教えてください。
 
○永野英樹 市民防災部長  令和4年12月23日に神奈川県警察が開催した第4回住民説明会に参加し、警察からは再度廃止に対する考え方の報告がなされ、住民側からは、前回と同様、それに対する反対意見が出されていることを確認しています。
 また、山ノ内地区町内会協議会会長宅を令和4年12月、令和5年1月の2回にわたり直接訪問し、交番を移転するとした際の代替地のことや、統合後に導入されるアクティブ交番の運用などについて協議を重ねてまいりました。
 
○2番(出田正道議員)  分かりました。担当のほうは、担当部長はそうでございますね。副市長、市長で何かこの件について動かれたということはあったのでしょうか。担当部長で結構です。
 
○永野英樹 市民防災部長  市長、副市長におかれましては、大船警察署に訪問、また、地元の住民の方との協議、重ねてきたところであります。
 
○2番(出田正道議員)  そのような動きをされたということですね。分かりました。ちょっと後でまた確認をしておきます。
 県が決めることでございますし、県警本部が決めたことということではありますけれども、やはり鎌倉市が向かう方向でバックアップをしてもらわなければならない警察が逆方向に行っているという状況になったのではないかなと思います。神奈川県警は山ノ内交番統合後、交番跡地に連絡所を開設し、別途アクティブ交番を展開して、治安維持の努力を行うとしております。ただ、アクティブ交番は平日の朝と午後のみで、夜間、土日は展開されておりません。アクティブ交番の交番開設予定表というものを、県警が出しておりますけれども、令和5年5月、6月の予定表を見る限り、以前とは状況が変わり、観光客による治安の低下を防ぐことには無関心のようであります。そういう配慮が、担当部長が先方に言われたとおりに、計画されていないというように受け取れられます。
 北鎌倉駅を中心とした鎌倉街道については、自動車等の交通量が多く、なおかつ観光客も通行するため、住民は裏道を利用してきました。ただ、ここに来て、その裏道にも早朝から、日が暮れた以降も、観光客らしい一行が大きな声を出して通行されております。市は今後、観光施策を強化していく御様子ですから、日本国内及び外国人観光客がさらに増加することは確実でしょう。そして、観光産業や税収には好影響を与えるでしょう。ただ、観光地及び観光施設周辺の住民犠牲の下に成り立っているということは認識していただきたいと思います。
 質問です。北鎌倉駅周辺住民は常に不安を感じながら生活をさせられているのですが、市はこの課題をどういう方法で解決するつもりなのか、お答えください。
 
○永野英樹 市民防災部長  鎌倉市安全安心まちづくり推進プランでは、基本理念に犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりの実現を掲げており、地域防犯力の向上、防犯意識の醸成、まちづくり、仕組みづくりを三つの基本方針としており、このプランの事業を進めていくことで、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりを進めていきたいと考えております。
 山ノ内交番統合後の治安対策として、大船警察からは、パトカーによるパトロールに加え、新たにアクティブ交番による活動も導入し、強化していくこととなりましたが、市といたしましては、引き続き青色回転灯つき自動車による地域巡回を実施していくことに加え、アクティブ交番がより効果的に配置されるよう、設置場所や設置時間など周辺住民の方々と一緒に考えていきながら、地域防犯の向上に努めてまいりたいと考えております。
 
○2番(出田正道議員)  考えていかれるということですが、もう現実始まっているんですね。始まって、そこから考えるというのはちょっとあり得ない話だと私は思います。もっと具体的な、こういうことというのは声が上がっているはずですので、各地区で。こういうことに対しては具体的に対策を立てておくというのが普通ではないかなと思います。
 担当部長の話からいくと、地域の方というようなこともおっしゃっておりました。地域防犯と。でも、ここに来て、交番はなくなる。そこを、安全・安心を保つのは、はい、地域の皆さんですよと。これはちょっと、地元の人間からすると、消化できないことではないかなと私は思います。そういうことで鎌倉市が進んでいるというのは理解ができます。ただ、状況が、型にはまった状況、何て言ったらいいですかね、一つの型にはめられるような状況ではなくなっている山ノ内というところをもう少し考えていただければありがたいなと思います。どうぞよろしくお願いします。
 観光客の増加に対する不安と不満については、山ノ内に限ったことではないはずです。市民負担と不安を軽減させながら市民サービスを充実させる、そして、市民生活の充実を図るのが行政の基本であると私は考えます。地方自治法第1条第2項にもございます。住民の声を受け流すような姿勢では困ります。ここでも市民感情には十分配慮していただくことをお願いいたします。
 4番目です。今泉中継施設の延長利用に対する交通対策等についてでございます。
 令和7年4月から今泉クリーンセンターの全市のごみの受入れが始まります。受入れ開始は約2年先ですが、令和6年中頃から名越の焼却量を減量し、今泉が段階的な受入れをするというようなスケジュールになっているかと思います。車両増加による道路環境、交通渋滞による交通環境への悪化への対応が課題となっておりますけれども、住民に配慮した交通安全対策の検討状況と結論をお答えください。
 
○能條裕子 環境部長  今泉の中継施設延長期間中は施設の周辺道路でごみ運搬車両の通行が増加することから、ごみ収集の効率化や処理施設への直接運搬などによりまして通行車両の増加を抑制するなど、周辺道路への影響が最小限となるよう対応する方針でございます。対策を講じるに当たりまして、周辺道路の現状や影響を把握する必要があることから、令和5年5月には周辺道路における交通量調査を実施しまして、現在、集計を行っているところでございます。今後、調査結果を踏まえつつ、ソフトとハードの両面で必要な対策を講じてまいります。
 
○2番(出田正道議員)  住民の説明会が行われたのも大分前になると思います。そこから事前に想定されることと、住民レベルから提案があることという二つがあると思うんです。以前から想定されるようなことについては即回答ができるし、新たに住民から問題提起がされたものに対しては慎重に調査をして対策を打つということになるかと思いますが、あと1年半で段階的な受入れが開始されるということになっております。現状よりも車両は確実に増えるわけですよね。抑制するといっても、増加するわけですので、そういったところに住民は不安を持っておりますから、早くその内容、具体的なものを住民に返してやるべきだと思います。早く返せば、早くまたバックがありますので、そこで対策が打てますので、そういったことによって住民の安心を勝ち取っていただければなと考えております。どうぞよろしくお願いします。
 続きまして、ごみ処理における災害に強い鎌倉、松尾市長が災害に強い鎌倉と、このワードはよく使ってありますけれども、ごみ処理においても当然だと思います。処理の安定性、事業の安定性を実現するためには、今泉クリーンセンターまでの動線確保が必須になります。住民に配慮した交通安全対策とは別に、ごみ収集車両、ごみ搬出車両の増加に起因する橋や道路の劣化に対する補強や、道路沿いの崖、盛土、切土、切土の雨・地震対策、道路沿いの樹木の整備、こういったものについては計画をなされているのか、お答えください。
 
○能條裕子 環境部長  今泉クリーンセンターでごみを安定的に中継するため、運搬車両が安全に運搬できる経路の確保は重要であると認識しております。現在、関係機関と調整をしているところでございます。
 橋につきましては、道路管理者が定期点検などを実施しながら適正に管理をしており、現時点では運搬車両の通行を想定した補強等の予定はございません。また、今泉クリーンセンターから七久保橋に至る道路上の一部が土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域に指定されていることなどを把握しておりまして、中継施設の安定的な運用が図れるように努めてまいりたいと考えております。
 
○2番(出田正道議員)  予定はございませんということでございましたが、ここ1か所になるわけですよね。万が一が起きたら、鎌倉全市民に迷惑かけるということになりかねません。なので、やはり定期的な点検はやっているけれども、ではなくて、これがスタートするから、全てを総点検して、万が一のことが起きないようにするというのが、やはり鎌倉市がやるべきことではないかと思うんですね。もともとそういう数の多い、自動車の通行量の多さを想定した道路ではないはずなんですね、あそこは。そこに収集車、もしくは8トンの大型車両、ここを新たに2年間だけとはいえ通すということでございますから、それなりの対策は打っておかないと、またここで何か起きたら、市は何をやっているんだということになりかねませんので、主動線の確保だけはしっかりとやっていただきたいと思います。
 主動線が不通になった場合なんですけれども、通常であれば副動線を準備しておかなければならないと思いますが、現在、主動線の確保と主動線の整備には取りかかられるだろうと思いますけれども、副動線の確保と整備についてはどのようにお考えなのか、お答えください。
 
○能條裕子 環境部長  災害等によって運搬経路が不通となるような事態が生じた場合、中継施設の運営はもとより、周辺住民の生活の早期安定を図るため、速やかに復旧作業に着手することとなりますが、復旧までの間、ごみの中継機能が停止する可能性もございます。そのため、運搬経路が復旧するまでの間は、災害廃棄物処理計画に基づくごみの仮置場の設置や、近隣焼却施設への直接運搬等の運用に切り替えて対応することとしております。
 
○2番(出田正道議員)  それでは災害に強い鎌倉にはならないですね。災害が起きても、このごみ処理、この部分だけはしっかりと守るというような意気込みでやっていかないと、延長によって辛抱する住民のためにもならないのではないかなと思います。非常に難しいことを私は言っているかと思います。ただ、1本動線をつくれば、副をつくるというのは当然のことであって、これでやろうと思っても、これが駄目であれば、次、即対応できる次の点は何か、これは動き出す前にもう考えて、つくっておかなければならないことだと思うんです。
 特に谷戸ノ前トンネルとか明月院通りを不通のときに臨時で通すということになれば、もう今の段階から整備に入っておかなければ、あと1年半後、2年後というところには間に合わないと思います。主動線の確保もそうですけれども、副動線ももう同じペースで、今のこのタイミングでそういう回答であるならば、両方を同じスピードで進めていかないと、いざ震災、災害があったときには、鎌倉のごみ処理はもう全部パアだと。こんな恥ずかしいことはないと思いますので、そういったところを、市長も含めて、もう一度しっかりと、まだ1年半ありますから、検討をして、考えていっていただきたいと思います。
 ここでも地域住民の負担増と犠牲の下に成り立っているのであれば、地域住民の不安解決策と還元案の提案はスピードをもって返すのが重要であると思います。当然だと思います。そして、今泉クリーンセンター中継施設の継続延長で名越の停止期間をしのごうとしているのであれば、万が一に備えておくのは当然ではないかと考える次第でございます。災害に強い鎌倉をうたうのであれば、市民生活に直結する案件は万全にしておくべきではないかと考えます。
 5番目です。鎌倉市の農業の未来と農家、農業者の支援についてを質問します。
 昨今、農家戸数の減少は、人口減少及び少子化、少子高齢化が大きな原因であり、理由であると言われています。鎌倉市農業振興ビジョンにも上げられております。私は農業問題に取り組み始めたばかりではございますけれども、農業という職業に対する魅力の提言、すなわち農業で生活するための収入不安と将来設計の不安、これが原因ではないかと思っております。
 ここで質問です。鎌倉市の描く鎌倉市の農業ビジョンの目標と、それに向けた施策をどのように考えているのかをお答えください。
 
○森 明彦 都市整備部長  本市では平成30年7月に鎌倉市農業振興ビジョンを策定しており、令和5年7月に改定を行う予定です。このビジョンの改定に当たりましては、基本目標を本市農業の安定的な継続と定めており、担い手の確保や地産地消の推進、環境保全型農業の推進などを行っていくこととしております。
 
○2番(出田正道議員)  農家数につきましては、販売農家と自給的農家に区分されておるかと思います。販売農家数を専業と兼業にも分けられております。鎌倉市の状況を、農林水産省の5年ごとに調査を行う農林業センサス2020年報告書で確認をしますと、2015年から農家戸数は14戸の減少、販売農家は2戸の減少、自給的農家は12戸の減少となっております。これを2010年から見てみますと、まだまだ減少数は多くなります。そこで、販売農家と自給的農家に対して行っている支援をお答えいただけますでしょうか。
 
○森 明彦 都市整備部長  農業者全体に対してでございますが、令和4年度は、肥料や燃料価格の高騰を踏まえまして、価格上昇分の補助を行ったほか、鎌倉ブランド堆肥の購入支援などを行いました。
 
○2番(出田正道議員)  全体的に燃料代とか、そういった補填を行ったということですが、販売農家と自給的農家というのがしっかりと農林業センサスには区分けしてありまして、鎌倉市農業振興ビジョンにも同じように数字が掲載されておるんですね。ただ、この区分によっては支援の仕方がまた変わってくるんではないかなと私は思っております。まだ勉強中ですので、ここで御質問するというのはやりませんけれども、やはり専業農家、兼業農家、それと自給的農家については、生活の成り立ちというのが全然違っているはずですので、こういったところをちょっと細かく見て、丁寧に支援していくべきではないかなと思っております。
 販売農家の減少が起きている原因というのは、先ほど自分の考えは申し上げましたけれども、鎌倉市で考えているこの販売農家の減少の根本原因は何だ、何であるかということをお答えいただけますでしょうか。
 
○森 明彦 都市整備部長  農家戸数の減少につきましては、高齢化に伴う農業従事者の減少に加えまして、就農直後の資金、技術面、近隣農家とのコミュニケーション面での課題があり、新規就農者が少なくなっていることも農家戸数の減少の要因と考えております。
 
○2番(出田正道議員)  その根本原因を解決する方法というのは何か考えてありますでしょうか。
 
○森 明彦 都市整備部長  本市におきましては、農家戸数の減少に対する対策といたしまして、新たな担い手の創出に向けまして、新規就農に関する各課題をサポートする体制を構築しつつ、新規就農者や経営規模拡大を図る農業者に対しまして、設備投資などの支援を行ってまいります。
 
○2番(出田正道議員)  この農家問題、農業問題というのは非常にここから先は大事なことをではないかなと思っております。生活に必要不可欠な1次産業の支援または保護は、食文化を醸成する上で大事なことであり、食育においても重要であると考えております。そのためには、1次産業を担っていただいている方々の生活不安を取り除く仕組みづくりが急務だと思います。
 今、担い手不足、なり手不足、継ぎ手不足、こういったのがあって、新規の就農者というお話ありましたけれども、現在、やはり農業を営んでいらっしゃる方が、その家庭がそのまま長く農業を続けていけるような仕組みを早く市として、国が、県がではなくて鎌倉市が、鎌倉野菜とブランドづけして、それで前に出しているのであれば、やはりブランドを持っている鎌倉市としては農業支援しっかりやるべきではないかなと思っております。6次産業で産業の可能性を広げる取組というのもあるようですが、まずは1次産業の安定を図ることを重点課題としなければ、未来は見えてこないのではないかと思っております。基本できずして応用はならず、こういうことを考えておる次第でございます。また農業問題については御質問をさせていただきたいと思います。
 最後です。児童・生徒の気づき、提案への対応についてでございます。
 2021年9月、12月及び2022年6月議会にて一般質問と提案をさせていただいております。子ども議会で提案されたことを実現されるのは民主的ではないと回答もいただきました。そこで、しつこいようでございますけれども、本年の子ども議会の開催予定をお知らせください。
 
○小林昭嗣 教育文化財部長  かまくら子ども議会につきましては、今年度も7月27日に実施を予定しております。
 
○2番(出田正道議員)  またですか。そうなんです。子ども議会の質問や提案を受けて、全体の実行状況を管理するのは誰なのか、教えていただけますでしょうか。
 
○小林昭嗣 教育文化財部長  子ども議会の目的につきましては、議会制民主主義の理解を深めながら、地方自治の仕事の仕組みについて学習することであると考えております。子ども議員が提案した質問につきましては、真摯に向き合うのは当然のことではございますが、質問後、その内容を実行し、実行状況を管理するという性質のものではないと考えております。
 
○2番(出田正道議員)  そういう性質のものではないということですが、やはり私はどうしても子供たちが言ってくれたことは実現してあげるべきではないかなと思うんですね。この前ちょっとお話ししましたけれども、多分これはリスクがあると思います。子供の提案を全て聞いて実行するというのはリスクがあるんではないかなと。これは何かといいますと、やはり問題視している親御さんたちが子供を使って提案して実現をさせる、こういうことに出やしないかと。これは非常にリスクだと思います。ただし、ほんの小さなリスクを気にしてこんだけ大きな可能性を潰すというのはもったいない気がしますので、やはりリスクの面もあります。そういう考え方はないというのもございますが、やはり子供が言ってくることはやはり実現してあげたら、子供たちの未来のためにつながるんではないかなと思います。
 ちなみに、子ども110番の家というプレートがございます。これは各校区で作ってありますけれども、これが統一されていない。色も統一されていないので、よその地域に行ったら怖くてしようがないという児童がいました。そしたら、これに対応してくださいました。統一のデザインフォーマット、統一のプレートのデザイン作ってくださいまして、これを実施団体に連絡までしてくださいました。ただし、ここから先がもうそれで止まっているんですね。そういう提案があった、それを作った、それで連絡をした、ここから先が大事なわけで、ここから先を子供たちは訴えているわけなんですよね。なので、そういったところもちょっと大人と子供のずれみたいなところがありますので、子供が喜ぶようなことを大人もやっていってあげることが大事かなと思っております。
 今の回答で次の質問ができなくなったんですけれども、せっかくですから質問をさせていただきます。子ども議会や作文コンクールに出てくる気づきや提案を実現させることは、わくわくする学びの手助けの一つだと考えます。本年または来年の開催分から、子供たちの提案は実現させることというルールにできませんでしょうか、お答えください。
 
○岩岡寛人 教育長  議員からこれまでの議会でも御質問いただきまして、繰り返しとなる部分もあるんですけれども、選挙で選ばれた市議会議員の皆様とは異なりまして、子ども議会で発言する子供たちは、その選出及び質問内容の調整過程において、民主的なプロセスを経て選ばれているものではなく、質問内容が適切な議論を経ず実現することは、議会制民主主義を子供たちに教えていくという目的に照らして、必ずしも適切ではないのではないかと考えております。
 一方で、やはり子ども議会や作文コンクールなどでの児童・生徒の提案といいますのは、権利主体である子供の大切な意思表明であり、私たちが気づかない重要な視点を与えてくれるものでもありますので、その気づきに愛情を持って真摯に向き合うことは大変重要であると認識をしております。例えばこれまでも中学校給食のおかわりルールの変更、また、学校給食における環境に優しいストローの導入など、子ども議会でも取り上げられた子供の提案が一つのきっかけとなり、適切な議論を経て施策に結びつくこともありますので、引き続き子供の声を大切にしながら政策形成を行ってまいりたいと考えております。
 
○2番(出田正道議員)  丁寧な御回答ありがとうございます。子供を大事にする、子供を育てるという、これが大事だという気持ちは、やはりみんなが同じだと思います。ただ、そのやり方、方法については多少なりの違いがある。ただ、子供が勇気を出して提案をしてくることについては、やはり何とかしてあげるということ、必要ではないかなと思います。
 子供の目線でしか分からないことがたくさんございます。ガードレールが怖いと言った児童がいました。全然怖くないです。このぐらいのガードレールです。でも、小学校1年生の子からしたらこの位置なんですね。そういうことがあるんだなと感じました。これも前、一般質問でやりました。ただ、鎌倉市はそういうルールになっていないので、何か起きたときには対処しますというような回答でございました。ただ、残念だなと思います。子供たちが困っていることを解決してあげる。子供たちが違和感があるというのであれば、なぜ違和感があるのかを確認して、対応方法を考え、解決する。これは大人の仕事ではないでしょうか。
 子ども議会はそういう場所ではありません。問題や課題をみんなで話し合い、それをまとめて代表者が発表し、議会の疑似体験をするのですと。こういう御指導もいただきました。ということであるならば、クラス発表会でいいんじゃないのかなと思ったりする次第でございます。意見、提案したことが採用されて、実現した。実現できないことを分かりやすく説明してくれた。このような成功体験を積ませる、これが教育の基本ではないかなと私は常々思っております。投票率の低下、市政への無関心など若者の問題が取り上げられますけれども、大人がつくり出してきているものではないかなとこの頃感じることがございます。
 例えばの話です。狭い路地の通学路に腰の高さほどの草が生えております。小学生が通学に困っております。大人からすれば大したことはないけれども、身長の低い小学1年生からすると大問題。風が吹くと顔に当たるし、雨上がりは葉っぱの滴で全身がびしょ濡れになります。このことをよく教えてくれた。ありがとう。この道路は鎌倉市が管理しているから待ってね。夏休み頃には切ってくれると思うからね。よく教えてくれた。ありがとう。この道路は鎌倉市が管理しているから連絡して切ってもらおう。すぐに切ってもらえないようだったら私たちが切っておくね。どういう大人に育っていただきたいと教育現場の方たちは思っていらっしゃるでしょうか。
 以上をもって私の一般質問を終わります。
 
○議長(池田 実議員)  ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (14時34分  休憩)
                    (14時45分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続行いたします。次に、くりはらえりこ議員の発言を許可いたします。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  銀河鎌倉、くりはらえりこでございます。任期2,214日目、議員になって7年目を迎えました。
 世界情勢見てますと、本当に今大変な状況ですけれども、先月、5月19日から21日の間で、広島でG7先進7か国首脳会議が行われました。広島で核廃絶を訴えるということを、私にとっては唯一の被爆国日本だからこそ取り組むべきこととしてやってほしいと思い続けてきましたけれども、それが実現したことは大変よかったと思うんですが、ただ、世界が戦争状態で二分しているところに、敵、味方というような、こんなタイミングで行われたことは大変残念に思うところです。
 様々な価値観が存在する世界から戦いをなくすために私に何ができるのかと考えたときに、戦争はいけないんだ、戦争はいけないんだと言い続けること、そして、やはり武器を振りかざすのではなく、言葉を尽くすこと、これでしっかり訴えていかなくてはいけないなというのが思うところでございます。
 また、市民との話の間で言いますと、やはり個人レベルでコミュニケーションを取りづらいコロナ禍を経て、それを、制限が解かれた今、やはり個人レベルでもコミュニケーションを取って、そして、助け合いの精神でこの鎌倉市をもっとよくしていきたいという、そういうふうに市民も言っているところですし、私もそういうふうに心がけてまいりたいと思います。
 最近、北鎌倉の駅前で大変大きな事故がございました。円覚寺のすぐ脇の水路のところに車が転落するというような事故がありまして、私としては、こういった大きな事故もそうですけれども、山ノ内交番がなくなって、警察官が到着するのも非常に時間がかかったと市民の皆さんおっしゃっていましたので、特に交通事故、これをやはりゼロにするということを目標に、鎌倉市の交通安全計画、交通安全対策についてお伺いしてまいりたいと思います。
 まず、消防にお伺いしたいんですが。コロナ禍以前の平成29年から令和4年までの交通事故における搬送人員の推移やトレンドについてお伺いします。
 
○?木 守 消防長  救急隊が取り扱った交通事故の搬送人員については、平成29年は578人、平成30年は541人、令和元年は498人、令和2年は417人、令和3年は391人、令和4年は411人です。交通事故の搬送人員は、新型コロナウイルスが流行した令和2年から減少傾向にあります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  やはりコロナ禍前とコロナ禍中、それから制限が明けてからというのは、またトレンドが少し変わってくるのではないかと私自身思っています。搬送人員がコロナ禍において2割ほど減ってたなと。それがまた増えていくような傾向が出やしないかというところは、これは人の通行量、それから車の通行量、こういったものが増えてきますと、やはり事故が起こるヒヤリハット、このまず、うわ、怖かったというようなことも増えてきます。それから、実際に事故が起きたときの事故の大きさですね、こういったものもやはり変わってくるのではないかというところを心配しております。
 車両交通量のデータとか、携帯電話会社の人流データからも、コロナ禍に少々人出が減ったというようなこと、これは時期によってもいろいろ、まちまちございましたけれども、そういった同じ傾向と考えて、今後、コロナ禍制限明けの交通事故がゼロに向かっていくように取り組んでいかねばならないと思っております。
 では、続きまして、市の道路において危険箇所をどのように把握しているのかをお伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  市の道路における危険箇所、これにつきましては、交通管理者である警察、道路管理者である神奈川県や本市の道路部局、教育関係者及び保護者などで組織します鎌倉市スクールゾーン等交通安全対策協議会を通じ、小・中学校から寄せられます通学路改善要望による把握をするほか、警察、自治・町内会からの情報提供などにより把握をしているところでございます。
 なお、例年、市立小学校からは約250件、市立中学校からは約20件の要望を受け付けているところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  それでは、保護者の皆様から通学路における危険箇所の情報というのがどのように吸い上げられているのか。これは、4月になりますと、新1年生というような形で小学校に入学される方、それから中学校、新たに歩いていく道が変わるよという方もいらっしゃいます。こういったところをどのように把握しているのか、お伺いします。
 
○小林昭嗣 教育文化財部長  通学路におけます危険箇所の把握につきましては、毎年各学校で教職員、PTA、市、関係機関の職員、警察等で通学路の合同点検を行っているところでございます。点検の実施に当たって、意見の集約の方法につきましては学校によって様々でございます。例えば事前にPTAから保護者に対して危険箇所についてのアンケートを配布している場合ですとか、PTAの担当委員や教職員等に直接要望を伝えるという場合もございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  たまたま私も市民の方と出会うと、ちょっとここ危ないよとか、あと、もう申込み終わっちゃったんだけれどもどうしたらいいですかなんていうような御質問もあります。こういった危険箇所の情報収集の期限後など、個別対応の窓口がどこになるのか、お伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  個別対応につきましては、御要望の内容により対応する窓口が変わってまいります。信号機や横断歩道の設置など交通規制の関係であれば、交通管理者である所轄の警察署、市道上での道路の安全対策であれば市の道路管理者へ、県道上でありますれば、県の道路管理者の対応となってくるものでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  今お伺いしたように、市民の皆さんがお悩みになるんです。いろんなところが窓口だというところなんですね。まず、市が集約する段階で、ワンストップ窓口にならないかなというのも一つ市民の要望としてあるところでございますが、市に御相談があって、決して受け付けませんという話ではなく、各課に回していただけるとは思いますけれども、その辺のところ、市民ニーズというところの部分で言うと、安全対策はしっかりやってください、そして、危険箇所と思っているところはいつでも受け付けてくださいというのがございます。そういったことで、市民の皆様にも分かりやすい周知、そして窓口の対応も含め、分かりやすくしていただけたらと思います。
 続けて、交通事故、これが起こった件数というのは、市としては警察からの情報として頂いているかと思いますけれども、特に私自身、今回、自転車の事故についても少し取り上げたいなと思ったんです。と申しますのも、私自身、通勤に自転車を使ってみて、非常に自転車のルールを守らない方多いなと気がついたんです。物すごい勢いでスピードを出す。自転車のスピード制限って、そういえば何キロなんだろうとか、あと、前かご、前にお子さん、後ろにもお子さん乗せて、ヘルメットをかぶらないお母様が物すごいスピードで追い抜いていくとか、また、実際、ヘルメットの着用が新たに4月から努力義務ということになりました。ですが、ここのところ、私も毎日通勤する際に、お向かいから擦れ違いの方とか、あと、追い抜かれる方のヘルメットの着用状況というのを見ておりますけれども、ほとんどしてないというところに気がつきました。これは私自身、たまたまテレビで努力義務のヘルメット着用というのが4月1日からだと3月頃に知りまして、前倒しでヘルメットを購入いたしました。それをかぶってきてはいるんですけれども、これ本当に知っていればかぶるかもしれないなと思っている中で、知らない方が多いんじゃないかというのも心配しているところであります。
 警察庁、都道府県警察からいろんな情報を出してますけれども、ヘルメットを着用しないと死亡率が約3倍になるというデータが出ているそうです。こういったことも含めて、私心配になっておりますので、まず、交通事故の中で自転車事故の搬送人員を把握しているかについてお伺いいたします。
 
○?木 守 消防長  交通事故による搬送人員は把握しておりますが、自転車事故に特化しての統計は取れておりません。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  統計を取っていらっしゃらない。その理由というのは、多分今まで国からとか、こういったデータを取りなさいよというようなことが下りてきていないという可能性もあるなと思いながら、そして、私自身いろいろお話伺っていると、システム改修にもお金かかるなというのも分からなくはないんですが、今後、市で自転車事故の搬送人員を把握するというようなことをしていただきたいなと個人的には思います。いかがでしょうか。
 
○?木 守 消防長  救急隊は人命優先で処置等を実施しているため、警察官が到着している場合には事故概要の聴取は省略しております。聴取に加え、救急業務で使用している統計システムの変更が必要となること、鎌倉市交通安全計画の参考資料で自転車事故の件数を把握していることから、自転車事故に特化した搬送人員の把握は現時点では考えておりません。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  システム改修を行う際のついでと言っては何ですが、そういったことももし、今後、統計上、自転車に乗る方の人口が増えていくとかいうようなデータはありますし、事故の件数の把握もあるんですが、その中で大けがをされて、救急車を呼ばなくてはいけなかった方みたいな案件の人員把握というのが、もしかしたらデータ上非常に有効になる可能性もあるなと思うところから、要望だけさせておいていただきます。
 先ほども申しましたけれども、自転車のルール、これを、そういえば私はどこで習ったんだっけと思うわけです。と言いますのも、私自身は自動車運転免許を取る際にある程度本を読まされて、交通ルール、それから標識の見方、こういったことは勉強したはずなんですけれども、こういうふうに運転免許を持っている人ばかりではない上に、それから、小さいうちから無免許で、要するに自転車というのは乗れるようになった人は乗れるというような形でいるところですので、ルール、これを知らない方ってもしかしたらあるかもしれないと。
 いろいろデータを見ますと、自転車を中心に物事を考えたときに、自転車は、乗る人は被害者にも加害者にもなるというところ、その中でも対自動車では自転車側に78%の法令違反があると。こんなデータもございます。また、対歩行者、これで考えますと、何と何と、このデータもちょっとびっくりしましたけれども、対歩行者で自転車の100%が法令違反だったというようなデータがございます。
 これ、例えば法令違反って何というところもあるんですけれども、例えば前方不注意、安全不確認、それから歩行者を妨害するような行為、信号無視、こういったことなんですけれども、だから、対歩行者では100%が法令違反。自転車のほうが強いよという発想もあるのだとは思いますが、こういうことで、法令違反、こういったことをしないように市民の方に言っていくということも非常に重要であります。
 こういったことも含めて、まず、私は自転車のルール、基本的なところ、これをお伺いしたいなと思います。まず、知っている方からすれば当たり前の話ですけれども、自転車安全利用五則、こういったものや自転車の走行について、基本的なルールをお伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  自転車の基本的な交通ルールでございますが、国の中央交通安全対策会議が啓発しております自転車安全利用五則、こちらでは、まず、車道の左側を通行すること、これが原則となっております。これの例外といたしましては、自転車通行可の標識がある自転車歩行者道の通行や、自転車運転者が高齢者や児童、幼児などである場合及び道路の状況に応じ安全上やむを得ない場合が上げられますが、原則として自転車は歩行者を優先して通行しなければならないとされております。さらに、交差点では信号と一時停止を守って安全を確認する、夜間はライトを点灯、飲酒運転は禁止とされております。このほか、法改正によりまして、令和5年4月1日以降は、けがや死亡リスク低減の観点からヘルメットの着用が努力義務化されたところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  努力義務化というものの趣旨で言いますと、まず努力してくださいと。だから、かぶってなくても大丈夫ですという意味ではないんですよね。そういうふうに捉えられてしまうことが非常に多いかと思いますけれども、法改正の趣旨からしますと、頭部損傷でお亡くなりになる方、こういった方の数が増えている。自転車に乗る方が増えれば、事故に遭う方も増える。そして、頭部損傷で亡くなる方も増えるというような、その悪循環をやはり止めるにはどうしたらいいんだというところで、やはりまずヘルメットしてくださいと周知していくことが非常に重要なんだと思います。
 鎌倉市内での事故の件数から推定しても、お亡くなりになる方というのが何人かやはりいらっしゃるというようなことがあって、どうしても事故はゼロにまだなっていません。例えば鎌倉市でも交通安全対策事業として目標設定をして、自転車事故の件数を指標としながら、自転車教室を行ったり、こういったことを行って、自転車事故をゼロにというような目標設定をし、行政評価シートを見ても、やはりゼロになってないというところも、毎年、毎年何人もの方が事故に遭われて、そして、大変なけがをされますと、その後の生活にも影響するというようなこともございます。
 また、もう一つの評価シートの中で出てくるものが、中学生以下の事故の件数、これをゼロにするというのを目標に掲げておりますけれども、これ令和3年度28件、中学生以下の方の事故があるというようなこと、先ほどの自転車事故自体も、100件まではいかないんですけれども、令和3年度93件ございますということですね。なので、これをいかにゼロにしていくのかというところが、私、本日の質問の趣旨でございます。
 免許が要らない自転車運転者に対する周知啓発、この機会をいっぱい取っていただきたいんですけれども、自転車購入時に販売店に御協力いただくことができないか。協力要請をしていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  自転車利用者に直接安全啓発を行うことは非常に効果的であり、重要と考えられますので、自転車利用者に対する自転車教室の開催、駐輪場や放置自転車の保管場所である大船自転車等保管場所における安全啓発のチラシ配布などを行ってきております。今後も「広報かまくら」や市のホームページに加えまして、自治会、町内会への回覧やSNSなど様々なツールを活用するとともに、販売店へのチラシの配架の協力を求めるなど、広く効果的な周知を行ってまいりたいと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  ありがとうございます。販売店にお手間はかけるんですけれども、やはり自転車に乗っていただくときのマナー、ルール、本当にそれが死亡事故を防ぐというところにつながっていきますので、もう一つ、ヘルメット購入のときも周知のチャンスかなというところもありますので、ぜひ多くの方に知っていただく機会をつくっていただければと思います。
 自転車のルール、そしてマナーの周知のために市が自転車教室を開催していることは認識しているんですけれども、これ要望があれば伺いますというスタンスでいらっしゃる。というところから、もっと積極的に参加者を募集するというような形で、全世代、とにかく本当に全世代の方に対して周知を強化していただきたいんですが、いかがでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  先ほども答弁をさせていただきましたけれども、自転車教室の実施、「広報かまくら」等、周知を図っているところでございますけれども、また、各種交通安全キャンペーンを毎年行っておりますけれども、こういった際に、駐車場や支所におけるチラシ配架などにより、全世代に対しての周知啓発を図っているところでございます。今後も交通ルール、マナーにつきまして、自治会、町内会での回覧も活用して、引き続き周知に努めてまいりたいと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  なかなか呼びかけても来ないというような現状もあるのかもしれません。そういったときに、本当に町内会の方々にも御協力いただくのもいいかなと思っているんです。と申しますのも、町内会ってある程度固まりでいらしていただける可能性があるかなというところです。本当に先ほども申したように、ルールは知っていればもしかしたら守れるかもしれない。知らなかったら守りようもないというところで、本当にこういったこと、自転車の乗り方ですね、しっかり周知していただきたい。そして、ヘルメットの着用についても、ぜひ死亡事故がなくなるように周知していただきたいと思います。
 そして、私がヘルメットを購入しようと思ったときに非常に悩んだことがあります。努力義務とはいえ、どんなヘルメットがいいのかなと。今、大変デザイン性豊かになってまして、私自身、結局、最終的に購入したのは安全マークのついているもので、それでいて安くて、それでいてかっこいいやつがいいなというので、自転車競技に使うような、しゅっとした流線型のヘルメットを今かぶっておりますけれども、そういうのじゃなくて、かわいらしいのがいいんだという方も、柄入りとか、それから帽子タイプみたいなものというのもあるんだというのは認識しておりますけれども、こういったものの周知というんでしょうかね、こんなヘルメットも可能じゃないでしょうかという御提案程度でいいんですけれども、そういったものがまた皆さんの目に触れるといいなと思います。
 これは何かパンフレットを作る際に、そういったものの周知とか、あと、どういったところで購入できるのかというのも大変悩みました。インターネットでいいのかな、それともちゃんと自転車販売店に行ったほうがいいのかなとか、いろいろありますので、そういったところは市民の皆さんに分かりやすく教えていただけたらと思います。
 ほかの地方公共団体では、所属職員が地域の住民の手本となるよう、自転車通行、交通ルールの遵守について学んでいる事例がございます。鎌倉市としても、市の職員に対して交通安全教育、自転車教室を実施し、ルールやマナーの周知をしていただきたいんですが、これ職員1,000人以上いらっしゃいますから、その部分について市長のお考えを伺います。
 
○松尾 崇 市長  自転車の交通ルールやマナーにつきましては、全庁に向けて周知啓発をしっかりと行ってまいりたいと考えております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  具体的に言うと、市長、どんな感じになるんでしょうね。例えば講習会を年に一遍開いて、そこに職員がとか、あとは、各部から1人ずつは出してくださいねとか、要するに順繰り順繰りにやる、1,000人一遍というのはなかなか難しい話かと思いますので、その辺もお考えがあれば伺います。
 
○松尾 崇 市長  まずは全庁向けのグループウエアの掲示板機能というのを活用しましてチラシを掲示することで周知啓発を図ってまいりたいと考えています。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  実際、私自身、自転車に乗るようになって、やっと道路交通法の意識とか、歩道の上は走っちゃいけないんだ、年齢この方だったらいけるのかとか、やっと乗るようになって分かりました。それで、日々乗りながら疑問に思うことを自分なりに調べることもするようにはなったんですけれども、ちょっと紙ベースとか掲示板ベースだけではなかなか難しくて、横断歩道の渡り方とか、こういったものも実地みたいなこと、いわゆる、ちょっと法改正があって分かりにくくなっているところとか、そういうものもあるんです。こういったものに関して、本当に先進事例で言うと、ちゃんと講習会で実地のこともやってというような市町村ありますので、ちょっとより前向きにお願いしたいと思います。いかがでしょう。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  ただいま先進事例のお話も頂きましたので、その辺りは研究をさせていただきたいと思います。また、市の職員に対して自転車のという御質問、御提案でしたけれども、自動車、こちらの運転に関しては、教室というものを開催をしておりますので、例えばその場に交通安全の所管の職員が出向いていくなど、まだここでお約束はできませんけれども、ちょっとどのような対応が図れるのか、そういったことについても内部で調整をしたいと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  今のところ大変しつこく聞きましたけれども、もう本当に事故防止のために、それは車目線でもいいんです。自転車目線でもいいんです。そしてもう一つ、絶対に忘れちゃいけないのが歩行者目線、これもございますので、ただ歩いていて事故に遭ってしまう、その相手は誰だといったときに、なかなか、一人で転んじゃう場合もありますけれども、でも、事故というところで、対人が関わるパターンが結構ありますので、そこのところ、いろんな目線でお考えいただけたらと思います。
 何でまた私、こんなことをしつこく言っているのかと申しますと、6年前に自転車活用推進法というのができました。平成29年、2017年の5月のことです。国の自転車活用推進計画というのが平成30年、その1年後ぐらいにつくられました。それを受けて、神奈川県がその2年後に、2020年ですね、神奈川県自転車活用推進計画というのを立てています。本来ですと、それを受けて、鎌倉市が自転車、いわゆる鎌倉市版の鎌倉市自転車活用推進計画の策定をしなくてはいけないタイミングじゃないかなと思っております。
 例えば自転車保有台数というのをいろいろ見てみたら、日本人は10人に7人が自転車を保有していて、神奈川県の湘南エリアで自転車を利用している方々というのが37.6%、いわゆる8人に1人ぐらいが利用しているというようなデータがありました。そして、私、鎌倉市のデータからちょっと割り出してみたんですけれども、通勤通学に自転車を利用している人、鎌倉市では約10人に1人が利用しているんだそうです。なので、こういった自転車人口というのも気にしながら、いろいろな鎌倉市版の自転車活用推進計画の策定をしなくてはいけないんだろうと思っております。
 そういった中で、道路交通体系を整理するとか、私が、令和4年の12月定例会でしたか、その一般質問の中で交通マスタープランの見直しを求めさせていただいたということがありました。これ今年度、令和5年度に見直しをしてくださっていると思うんですけれども、こういった、国から言われてというのに従う必要はないのかもしれませんが、私としてはしっかり自転車目線で、そして、先ほども申した歩行者、自動車目線を意識しながら、鎌倉市の実情に応じた施策を行わなくちゃいけないと思っておりますし、その施策を実施するための計画も立てなくてはいけないのではないかなと思いまして、だからこそちょっとお伺いしたいんです。
 自転車事故を防ぐために、こういった交通マスタープランの見直しに合わせて、鎌倉市自転車活用推進計画の策定というのを、ちょっと今、一通り伺って、しっかりやらなくてはいけないんじゃないかなと思ったものですから、お伺いします。鎌倉市の独自の自転車活用推進計画、策定を進めていただけないでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議員から今、御質問の中で御提示ありました交通マスタープランの見直しの作業、これについては、令和5年度、その準備の作業に今これから入っていくというところでございます。御案内の自転車活用推進計画、これにつきましては、今後の交通マスタープランの検討の中で、その全体の中で一部として検討することになろうかと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  自転車の事故を防ぐには、安全な自転車通行空間の整備が必要だと考えます。また、自転車が安全に通行できる場所というのが、今、鎌倉市内見てますと、ここを通ればいいのかなと思う部分があるかと思えば、何もその標示がないところがあるとか、非常に混在しておりまして、鎌倉市をぐるっと、市内、この自転車ネットワークどういうふうになっているのかなと。あと、それを連続性を持ってその自転車ネットワークが保たれるような、そんな計画にしていただきたいなと思うんです。
 また、ほかの自治体から引っ越しをされてこられた方が、鎌倉市の道は狭いですねとよくおっしゃるんですけれども、狭いがゆえにどこを通ったらいいんだろうとやはり悩まれるというようなこともございます。こういった方々が通行に迷われないように、近隣自治体とも連携して、この交通ネットワーク、自転車ネットワーク、考えていっていただきたいんです。
 自転車が安全に通行できる場所を誘導するために、全市的な道路の見直し、計画を行っていただきたいということと、あと、自転車専用通行帯とか、あと、青色の帯状になっているところ、それから矢羽根柄の自転車ナビライン、こういったものの設置を行っていただきたい、その整備を行っていただきたいと考えます。今後、自転車運転者の視点でその整備を進めていただきたいんですが、いかがでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  今御案内いただきました自転車ナビライン、これにつきましては、自転車が通行すべき部分及び進行すべき方向、これを明示するもので、道路交通法などに規定されている自転車の通行方法について、自転車運転者及び自動車ドライバーに対し分かりやすく周知し、実効性を高めることを目的として設置をされるものでございます。
 本市におきましては、交通管理者であります警察と調整をしながら自転車ナビラインの設置を進めてきておりまして、御成交番前の今小路通りのほか、市内でほか10区画ですね、これにおきまして、総延長で3,860メートル、約3.9キロ程度ですけれども、設置をした実績がございます。これまで町内会単位での要望も受けていることから、順次警察、道路管理者とも調整をし、設置に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  先日、職員ともお話したんです。このナビラインというのが全国共通ですかというお話したんです。青いラインのところもあれば、青い矢羽根のところもあれば、鎌倉市は青ラインに白矢羽根みたいなことで、ちょっと差がありますねと。本当でしたら、こういったことは国の基準があるといいなというところで、これ国に要望していきたいなというところですけれども、市からもぜひ国に要望を出していただければと思います。こういった全国共通のサインみたいなものになっていけば、より自転車、そしてそれ以外、自転車に絡む事故も減ってくるのではないかと期待するところです。
 続きまして、先ほども交通マスタープランの中で自転車活用推進計画鎌倉版をつくっていただくというようなことも御答弁いただきましたけれども、その中で、自転車活用推進のための環境整備というような項目も多分出てくるかと思います。そういったときに、私としては、市内の放置自転車、これを放置してはいけないと思ったところなんです。やはり自転車を乗りやすくする環境のためには、どの道を通って、どこに自転車を置いたらいいのかというのが一連の、一つ、一筆書きで書けるぐらいのことが鎌倉市は取り組まねばならないことかと思います。
 その前段階として、お伺いしたいのが、市内での放置自転車の移動件数、これが、コロナ前、コロナ禍、コロナ明けでどのような傾向となっているのか、まずお伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  市内の放置自転車の移動件数でございますが、新型コロナウイルス感染拡大前の令和元年度は1,111台でございました。新型コロナウイルス感染拡大後、令和2年度は797台と、約30%減少しております。その後、令和3年度は901台、令和4年度は934台と増加傾向にございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  先ほど事故の件数のトレンドもお伺いしたところですけれども、やはり事故の件数、搬送人数、それから、こういった放置自転車のトレンド、これ何かもしかしたら共通するトレンドを持っているのではないかと分析します。
 これに関して、コロナ禍の制限が明けたこれから先、よりいろんな視点で自転車に乗っていただく機会が増えてくるのではないかなと思うんです。先ほど申した通勤通学、日常の足としてというのもそうですけれども、サイクルスポーツとかレジャー関係、いわゆるスポーツ振興の観点とか、あと、今、エネルギー料金が上がってますから、自動車に乗るより自転車という方も増えてきている。これは地球温暖化対策、環境負荷の低減というところにも寄与しますので、より国としても自転車活用のための環境整備をしなさいよという話もあります。それから、もう一つ大きなところで言うと、御高齢の方々の健康づくりとか、あと未病改善というところにも自転車はいいよと。それで、もう一つ、鎌倉は道路が狭い、そして崖地もあるというようなところから、災害時に自転車を活用した情報収集とか、こういったことにも利用が可能になってくる自転車ではないかなという中で、より自転車を使いやすくするということが求められていると思います。
 鎌倉市交通安全計画の参考資料の中から見ますと、江ノ電、そして湘南モノレールの駅周辺などで放置自転車があるということが分かりました。駐車場の整備の必要があるんじゃないかと思うんです。駐輪場の、この整備に用地確保が課題と思われます。地下の利用検討も含めて、駐輪場の整備が必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  主に駅周辺となると思うんですが、放置自転車対策といたしましては、駐輪場を設置する場合には駐輪場用地を確保することが当然必要となってまいります。江ノ電や湘南モノレールに対して、これまで市内各駅周辺における用地の提供などを求めてきたところでございます。稲村ヶ崎駅では令和3年度に江ノ島電鉄所有の土地を駐輪場の拡大用地とする御協力が得られ、駐輪場拡大整備が実現したところでございます。
 ただいま議員御提案の地下の利用、こちらにつきましては、過去に設置の可能性について検討を行ったものの、大きな費用負担が想定されることなどから、実現には至っておりませんが、今後も鉄道事業者に協力を求めるとともに、様々な整備手法も含めて、駐輪場の整備を検討してまいります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  何でも整備するときにお金がかかるんでというところがネックになってきているんですね、お伺いすると。しかし、利用するところがないと利用できないんです。要するにキャパシティーの問題として、今これほど違法駐輪がある、置き去りにされている、この駐輪場整備という目で見ますと、例えば先ほどの江ノ電周辺の駅で言うと、稲村ヶ崎駅周辺、それから鎌倉高校前駅周辺、それから腰越駅周辺、ここに放置自転車があります。湘南モノレール駅周辺で言いますと、湘南町屋、この駅周辺と、湘南深沢駅周辺、そして西鎌倉駅周辺。この中で言うと、湘南深沢駅周辺の数たるや、ちょっとびっくりする数が出ております。これはきちんと把握はされていますかって、数字が出ているから、把握されているとは思うんですけれども、これに問題を感じられないでしょうか。お伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  放置自転車につきましては、湘南深沢駅に限らず、やはり歩行者等の通行を阻害してしまうと。また、事故につながるということもございますので、湘南深沢駅に限らず、これについては把握をして、対応を図っていくと。そういう中で、特に放置禁止区域の設定でありますとか、そういうエリアにあっても巡回をして、放置自転車の防止に努めているところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  今、放置自転車があることは認識されている。そして、置かないでくださいねという周知はしてくださっている。けれども、現実、すごい数の放置自転車があるというところ、その現実をしっかり見ていただかないと、やはり通行を阻害するようなものとかいうのは特に、もう本当に早くに駐輪場整備が必要だと思います。
 先ほど地下駐輪場に関して、検討したことはあるんだけれども、お値段の問題でというところでおっしゃってますけれども、今、実際、私も鎌倉市が管理する市内の自転車駐輪場に関して、なぜ有料と無料があるのかなと思っているんです。私、若い頃、大船駅をよく利用して、駐輪場を利用して、そこは私、子供の頃から有料だったなと思うんですね。有料のところが今、現実に鎌倉市内で12件ございます。鎌倉市管轄、鎌倉市管理している駐輪場、有料12件。無料のところが9件、そのようになってまして、先ほど放置が多いところ、湘南深沢の近隣、これ実は無料のところなんですよね。何でこの無料で、何ていうんでしょうね、無料だからいいというわけじゃないんですけど、ちゃんと整備するところにお金をかけて、市内全域共通で有料になったとしても、ちゃんと止めるところを確保すべきではないかなと私自身思っております。これ本来であれば、本当に全市共通の状況となるべきと思います。無料にするなら全部無料、有料にするなら全部有料でいいのではないかと思いますが、今後の市の方針をお伺いします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  放置自転車対策といたしまして、先ほども答弁の中で少し触れさせていただきましたが、自転車等放置禁止区域、これを条例で定めているエリアにおきましては、放置を確認した後、速やかに移動措置を行うこととしております。このエリアの設定に当たりましては、駐輪需要に対して一定程度の駐輪台数が整備されていることなどによりまして、有料化をして施設の維持等に努めているところでございます。一方で、無料の駐輪場のエリア、これにおきましては、その地域における駐輪場需要に対して十分な駐輪台数が確保できておらず、有料化のための施設整備によりまして駐輪可能台数が減少してしまって、放置自転車の増加につながってしまうという、こういったおそれがございます。
 御案内の湘南モノレールの湘南深沢駅につきましては、市で設置しております無料の駐輪場がございますけれども、これに対して需要が多くて、止められない台数が多いという状況が今ありますために、一定程度の駐輪場が整備された後に、駐輪場をしっかりと整備をして、自転車等放置禁止区域を条例で定めるというようなことになっていくと考えております。一定規模の駐輪場施設用地が確保できた段階におきまして、駐輪場の有料化及び自転車等放置禁止区域の指定に向けて対応していくと考えているところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  私も建築士なので、ついつい平駐、平らなところの駐車場、駐輪場で足りないときは、機械駐、機械駐車場ですね。地下を利用か、地上を利用かですね。そういった立体的に収納するというところ、これで解決できるのではないかと。ましてや、地下駐車場なんかも、地下というのは見えないところという見方もできますが、むしろ防犯上大変、地下収納みたいなのはよいわけです。バイクが盗まれた、自転車が盗まれたということがない。それから、雨風しのげますというところで、自転車の傷みもないというようなこともあります。整備費がかかったとしても、皆さんのそんなに大きな御負担なく、計算すると出てくるかと思います。あんまり渋らないで、駐輪場整備進めていただきたい。市長、いかがですか。
 
○松尾 崇 市長  今、部長も答弁させていただきましたけれども、現実として、無料を有料化するということの整備によって、今よりも現状が悪くなるという、こういう可能性もあるということから、慎重に判断していく必要があると思っています。一定規模の駐輪場施設用地が確保できた段階において、駐輪場の有料化及び自転車放置禁止区域の指定に向けた対応ということをしっかりと行ってまいりたいと考えています。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  もうお願いするしかないので、よろしくお願いします。
 続きまして、2項目め、「孤立・自殺の無いまち鎌倉へ」についてお伺いしてまいります。
 最近本当に市民の方々とお話しますと、御高齢の方は年金暮らしのつらさをすごく訴えていらっしゃいます。自営業の方なんていうのは厚生年金もありませんので、月3万5000円でどうやって暮らせばいいんでしょうと。生活保護よりもずっと手取りがないです、という御相談もあります。それまでなぜ貯金しなかったんですかという方もあるかもしれません。しかし、こういった方々、SOSを早くキャッチしなくてはいけないなと私自身思っております。そのほかにも、高齢者に限らず、独居の方とか、あと独り親世帯、収入のある独り親の方もあるかもしれませんけれども、概して独り親世帯というのは収入減に困ってますというようなこともおっしゃる方があります。それから、今回、ヤングケアラーの件も少し取り上げたいと思います。
 まず、独り暮らしの高齢者などの課題把握と支援体制についてお伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  令和2年の国勢調査でございますが、鎌倉市内の独り暮らしの高齢者の数は1万435人となっております。市では高齢者見守り登録制度を実施しておりまして、民生委員の協力の下、登録を希望した独り暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯に対する日常の見守りや安否確認などを行っているところでございます。今後も独り暮らしの高齢者の増加が見込まれることから、民生委員をはじめ、関係機関などと連携をいたしまして、高齢者の困り事などを把握するとともに、必要な支援につなげていきたいと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  市で課題把握をしていただいて、支援体制もより重層的な支援というようなことも含めて取り組んでいただいているところは承知しております。
 地域住民の方々、コミュニティーがやっぱりそれぞれの地域にありまして、近所に住む高齢者同士のコミュニティーとか、こういった方々、実は友達が認知症かもしれないとか、こういったようなことを気づかれるのが早いんですね。要するに御家族と別居されている高齢者の方なんかでも、久しぶりに会う息子さん、娘さん、お孫さんの前だとしゃきっとして、何も異常がないように見えるというような方でも、お友達が毎日会話をしていて、そういったコミュニティーの中から、あれ、認知症状が出ているんじゃないかというような御不安、御心配、こういったものを早くキャッチしていただいた場合に、これはすぐにどこかにお知らせいただくほうがいいんですが、家族、プライバシー、どこまで入り込めるかというところで、住民同士というのはなかなか難しい。要するに御家族に連絡したくても、こんなこと言っていいんだろうかという心配もあれば、連絡先知らないんですという方もある。こういった場合、やっぱり市に相談するのがいいのかなと思う中で、地域住民が近所に住む高齢者に関する困り事、こういったものを把握した場合に、どこに相談すればよいか、お伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  市内に10か所ございます地域包括支援センターが高齢者のよろず相談所として、高齢者を取り巻く環境の不安や悩みなどの相談に対応しているところでございます。まずは相談内容を受け止め、どのような支援が必要かを把握し、必要に応じて適切な関係機関につないでおります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  続けて、独り親やヤングケアラーの課題把握と支援体制についてお伺いします。
 
○廣川 正 こどもみらい部長  独り親の課題把握としましては、児童扶養手当受給者を対象に年1回の面談を個別に実施し、課題や困り感等の把握に努めているところです。また、ヤングケアラーにつきましては、令和5年1月に学校・家庭生活に関する調査を実施し、課題やニーズの把握に努めたところであります。
 現在、(仮称)ケアラー支援条例の制定に向けまして関係各課等で検討を進めており、関係各課等が連携し、ヤングケアラーにかかわらず、セーフティーネットがより密となる支援体制を構築し、必要な支援が届くことができるよう取り組んでまいりたいと思います。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  ケアラー支援条例を策定してくださるということで、どのような体制で何を検討してきたか、お伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  (仮称)鎌倉市ケアラー条例の策定に向けましては、令和6年度当初の施行を目指しまして、共生共創部、こどもみらい部、健康福祉部及び教育文化財部による検討委員会を構成しまして、また、その下部組織として、関連13課による検討部会を設置し、検討を進めているところでございます。
 特に注力してきた内容といたしましては、ケアラーの現状の把握、新たに必要となる支援の検討、条例などの骨子、枠組みの検討がありまして、現在、条例の枠組みの整理、基本的な施策、新たに必要なケアラー支援制度に係る検討に取り組んでいるところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  ケアラーというのもいろんなパターンがあります。こういったケアラーの現状をどのように把握し、条例として何を大事にしようとしているか、お伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  ケアラーの置かれている現状につきましては、市内の支援関係機関へのヒアリング、学校・家庭生活に関する調査、市民の生活状況に関する基礎調査、市内の障害者及び高齢者を介護・介助している家族へのアンケート調査などを通じまして、様々な角度から把握に当たってきたところでございます。その中でも、現在、ケアラー支援に係る政策の柱を、広報啓発、支援体制の整備・構築、ケアラーの負担の軽減につながる支援などといたしまして、また、伴走支援、居場所といった視点も必要であると整理していることから、これらの要素をケアラー支援の大事なものとして捉えまして、条例に盛り込んでまいりたいと考えております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  私自身、今思えばヤングケアラーだったなと、大人になった今だから語れることがあるんです。中学校のときに母が倒れて、それを支えに来た祖母が倒れて、またもう一人の祖母も倒れて、これが大学卒業するまでずっと続いてしまったというようなことがあって、だけれども、本人は家族だからしようがないし、長女だからしようがないし、御飯をみんなの分を作って食べさせたいし、みんなおいしいって食べるし、それが家族だなんて思い込んでいました。学校の先生にも言いませんでしたし、友達にもそんなこと言わなかった。かといって、我慢してましたかと聞かれると、そうでもないんだけれども、でも、今、大人になって、何が必要だったと思いますか、には答えられるんです。御飯を作ってくれる人が欲しかったなという。そういうことなんですよ。
 というところからすると、ヤングケアラーへの支援の検討に当たって、今、市の職員1,000人いらっしゃる。この方々、あなたは昔ヤングケアラーだったと思いませんか、どういうことを補助してもらいたかったですか、あなたの思うSOSは何だと思いますか、だけでも、何か経験者がすごくぞろぞろいらっしゃるような気もします。こういったヤングケアラーへの支援策の検討に当たって、ヤングケアラーであった者を対象とした調査、こういったものも大変有効ではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
 
○廣川 正 こどもみらい部長  学校・家庭生活に関する調査におきまして、やりたいこと、欲しいものという設問を設定し、ニーズ等の把握に努めるとともに、先行事例やメディア等を通じて、元ヤングケアラーの当時の思いやニーズ等を参考に、支援策の検討を進めております。元ヤングケアラーを対象とした調査を今すぐに行う予定はございませんが、具体的な支援策を進めていく中で、必要に応じてヒアリング等を行っていきたいと考えております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  いろんなパターンがあるので、一概にこうと言えるものはない。むしろいろんなパターンが出てくることによって救えるものもあるかもしれないというところで御提案いたしました。
 様々な世代が気軽に利用できる場所やイベントがあれば、そういったところでいろんなことを吐露することもできる可能性もある。だからこそですが、現在の取組内容についてお伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  市内に5か所ある老人福祉センターでございますけれども、高齢者の健康増進や生きがいづくりのため、各センターで毎月1回、小学生から参加できる多世代交流事業を実施しているところでございます。また、令和5年度は新たな取組といたしまして、学生団体等と協働で公衆浴場の場を活用いたしましたスマホ教室ですとか子供の作品展示など、多世代交流の企画を考えているところでございます。今後も事業の充実を図りまして、様々な世代の生きがい創出や社会参加の促進につなげてまいりたいと考えております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  職員と以前、多世代交流のことについてお伺いして、私、各部の部長たちに取組は何ですかとお伺いした、そんな記憶がありますが、今、高齢者いきいき課、特に健康福祉部で中心的にこういった多世代交流を考えてくださっているということを伺いましたけれども、より本当に多世代交流というのをキーワードにしていくといいのかなと。
 これは、「孤立・自殺の無いまち鎌倉」を目指していく際に、現在、市民からのニーズとして、誰でも気軽に利用できる場所として、多世代交流フリースペースみたいなものが歩いていける距離に求められていると。これは市民からの要望として求められていると感じております。多世代交流というキーワードを中心に据えた市民ニーズに応えて、早急に整備をしていただきたいんですが、市の考えをお伺いします。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  地域のつながりが希薄化する中で、高齢者や子育て世帯など様々な世代の交流は、孤立や孤独の解消のほか、地域の活性化にもつながる大変重要な取組であると認識しております。地域では空き家を活用したコミュニティースペースをつくり、住民が気軽に立ち寄るカフェやサロンを経営している事例や、デイサービス事業所内に地域交流スペースを設けた事例など、既に多くの場づくりが進んでいるところでございます。
 市といたしましても、このような取組が広がるよう支援するとともに、地域の様々な取組を把握し、情報提供してまいります。また、市の施策にもより一層多世代交流の視点を取り入れ、お互いを支え合い、助け合うことで、生涯にわたって誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  社会関係資本、難しい言葉で言うとソーシャルキャピタルの形成に関して、具体的には、地域における顔の見える関係づくりを進めることで、自殺のない町につながるものと私は考えます。
 地域の中で、自治・町内会活動などの活動はまさに顔の見える関係づくりの向上につながるものがあると思います。コロナ禍で自治・町内会活動も制限されていたようですけれども、自治・町内会活動のために市が行っている施策についてお伺いします。また、コロナ禍の制限が解除となったコロナ後に、市として自治・町内会への働きかけをどのように考えているか、お伺いします。
 
○永野英樹 市民防災部長  自治・町内会活動に対する市の支援といたしましては、市内5地区に組織された自治町内会連合会に運営活動費としての補助や、各自治・町内会が所有している公会堂等を修繕する際に補助を行っております。また、近年、自治・町内会に加入する人が減ってきている状況を踏まえて、加入促進のチラシを作成し、鎌倉市に転入する方々に対して配布を行っているところです。
 また、コロナ禍の行動制限の解除によって、各自治・町内会でもイベントを復活させる動きが出始めており、市が先進的に取り組んでいる事例を紹介することや、自治・町内会の会長の方々に対してコロナ禍を踏まえた町内会運営の課題やトラブル解消をテーマにした研修会を実施するなど、自治会運営をサポートしてきているところです。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  本当に自治・町内会活動以外にも多くの市民団体が活動を行っていらっしゃるんですけれども、多くの市民がこういった市民活動、市民団体に所属して活動することも、孤立にならない一つのきっかけになるのではないかなと思います。新たに市民活動を始めたい団体に向けた支援があるかどうか、お伺いします。
 
○永野英樹 市民防災部長  市では令和4年度から、市民活動のさらなる活性化、また、協働による市と市民活動団体等との連携強化により、市民ニーズの充足や地域課題の解決を図るため、つながる鎌倉エール事業を開始しました。設立間もない団体を支援するため、1年間で上限10万円の補助を行うスタートアップコースと、市と協働しながら地域課題を解決していくため、1年間で上限50万円の補助を行う協働コースの2つをスタートいたしました。今後はつながる鎌倉エール事業を推進していきながら、地域で活動される様々な方々を支援してまいります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  今御紹介くださいましたスタートアップコースと協働コースですけれども、例えばスタートアップコースだと1団体当たり10万円掛ける5団体、それから、協働コースだと50万円を上限として3団体を選んでいらっしゃるんですね。これちょっと私としては、単年度でこれをすぽんと、高額差し上げるというやり方も一つはあると思うんです。ただ、例えば少額でも、ずっと継続的にそういう活動を地域でやってくださっているみたいな、清掃活動とか、それからお花を植える活動とか、地道にずっと続けていただくと、地域の顔の見える関係づくりとかいうことに寄与する。そして、コミュニティーがうまく出来上がっていくと、お悩み、ちょっとお友達になった方にこぼしてみて、いや、そんなの大したことないよなんていうような日常の会話の中で、思い詰めることなく、それとともにやっている活動が生きがいになっていくみたいな好循環が生まれるといいなと思うんです。こういった継続的なことというのがやっていただけないかなと。
 つながる鎌倉エール事業、この単年度のものを考え直すとか、また、特に協働コースに関しては、高額な50万円を1回、でも、この50万円がなくなると次続きません、では困りますというようなこともあったり、来年度予算以降、積極的に地域課題に取り組む団体に継続的に支援できるような仕組み、これをつくっていただけないか。これが必要だと考えますが、いかがでしょうか。
 
○永野英樹 市民防災部長  つながる鎌倉エール事業の中の協働コースは、市民活動団体から提案を受け、団体と市の担当部署がそれぞれ役割分担し、対等に事業を進めていくものであり、1年間で最大50万円の補助を受けるものです。協働している市の担当部署は、次年度以降の予算要求の検討に入る時点では、事業を開始して数か月しか経過しておらず、継続の必要についての判断が難しいのが現状です。そのため、現在、協働コースについて、採択された事業がより継続できるような仕組みづくりのために、鎌倉市市民活動推進委員会においても検討を開始しているところです。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  やはり実績を見てみないと、次のことはなかなか語れないというところかと思います。ですが、というところで、やはり地域課題に取り組む地域の団体・市民団体というところに、より継続的に地域課題に取り組んでいただくというところに予算を少し、高額でなくても、つけていただくというところは、ぜひ今後しっかり御検討いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、3番目に入ります。地域活動拠点となる公共施設についてお伺いしていきたいと思います。
 先ほどからの地域のコミュニティーづくりとか、顔の見える関係とかいうところで、引き続きこの活動拠点ってどういうところがあるかなというときに、市民のニーズとしても、地域活動拠点の施設が小学校区に一つ欲しいなというお声が出てきております。私自身も小学校区にそういった施設が一つあることが望ましいと考えておりますけれども、今まではどのような考えであったか、また、今後、公共施設再編計画では地域の拠点をどのように考えているか、お伺いします。
 
○内海正彦 総務部長  公共施設再編計画では、各行政地域の小・中学校のうち1校を地域拠点校として選定し、学習センター、図書館、老人福祉センター等の機能を地域活動や多世代交流スペースとして集約することとしているところでございます。現在、公共施設再編計画の見直しを進めておりまして、学校施設を有効活用する方針を継続しつつ、令和5年度に策定予定の学校整備計画の内容も踏まえ、現実に即した計画となるよう見直しを行っているところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  本当にまさに学校というのが、本当は小学校区に一つ欲しいという話も申し上げましたけれども、その学校というキーワードが本当に重要だなと思っております。学校整備計画の検討、今まさに行っているところで、令和5年度中にその計画をしっかりつくるというところで動いていらっしゃると思うんですけれども、学校と地域との関係をどのように考えているか、お伺いします。
 
○小林昭嗣 教育文化財部長  議員御指摘のとおり、現在、令和5年度中の学校整備計画の策定に向けまして、学校整備計画検討協議会において検討を進めているところでございます。本市では、学校、家庭、地域がチーム一丸となって学校運営に当たるコミュニティスクールを進めているところでございまして、学校を地域コミュニティーの拠点として、地域や社会の人々と連携・協議しながら、共に創造的な活動ができる共創空間としていくことは非常に大事な視点だと考えておりまして、協議会ではそうした考え方についても議論しているところでございます。引き続き地域とのつながりや学校施設の在り方につきましてはさらに議論を重ねまして、学校整備計画の中で取りまとめていきたいと考えてございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  もうまさに本当に皆さん学校に期待して来たりして、そうすると、セキュリティーの問題とかいうのもクリアしなきゃいけないとか、あとは、空き教室思ったほど出てないよとか、あとは、学校の老朽化が進み過ぎて、これをどうするんですか、地域拠点校にするんですかとか、本当に一斉にみんなで見直しというところ、その公共施設再編も含め、それから学校施設整備計画も立て、大変な時期ですけれども、これはしっかり、学校の役割とは何だ、それから、地域活動拠点となり得るほかの施設もどうやって整備していくのか、長寿命化するのか、はたまた更新するのか、そういったところを考えていかなくてはならないと思います。
 地域活動拠点となり得る生涯学習センター、図書館、スポーツ施設、こういったものの耐震化の実施状況についてお伺いします。
 
○内海正彦 総務部長  旧耐震基準の鎌倉生涯学習センター、中央図書館及び鎌倉体育館については、令和3年度までに耐震化が完了しているところでございます。学習センター及び図書館が併設されている行政センターにつきましては、新耐震基準の建物が2棟、耐震化済みの建物が1棟、耐震補強が不要の建物が1棟となっております。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  耐震化については、新耐震のものはもともと耐震性能を持っているということで、耐震化しなくてもいいわけですけれども、旧耐震のものも、今のお話でしっかり耐震化が済んでますよというようなお話伺いましたので、私、ある意味安心いたしました。
 この後は、老朽化とは何ぞやというところが非常に重要になってくるかと思います。皆さん、50年たった建物を老朽化してますってぱらっと言うんです。おっしゃるんです。要するに老朽化とは何ぞやって、建築士的目線で言えば、構造躯体は大丈夫ですかというところを聞きたいんですね。という意味では、耐震化の済んだものは構造躯体大丈夫だと私は見てます。
 老朽化という問題というのは、古くなっちゃった、だから構造に影響しないところで言うと、じゃあそのほかの設備や施設の老朽化って何といったときに、壁がもうぼろぼろです、見た目がですね、これ老朽化していると言えると思います。それから、雨漏りしてます、これ老朽化してます。だから、防水シートが切れているなら防水やり直し、それから、もっとFRP式のしっかりした防水をしましょう。それから、ロッカー壊れてます、これはロッカー買い換えましょうか。こういう話になってくるわけです。
 実は市民の方々からここのところいろんなお話が来てまして、それもいろんな議員にお話が行っているようですので、いろんな議員から連絡が入っているかと思いますけれども、市民の皆様が体育館の設備や施設の老朽化についておっしゃっているんです。一つは体育館のロッカー、それからトレーニングマシンなどの備品の不具合について、例えばロッカーなどは鍵を締めることができないというような状況があります。その半数近くが、それも一番使いやすい高さのところが全部壊れてますと。それを鎌倉市はそのまま放置しているんですよ、というクレームが入りました。これ何年これ続けているんですかと思うわけですけれども、適切に使用できない状態になっているものが多くある中で、これは補正予算などで早急に対応すべきと思いますが、いかがでしょうか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  御指摘の体育館のロッカー等の備品につきましては、一部適切に使用ができていないという備品があることは把握しているところでございます。トレーニングマシンや運動器具などに不具合が出た場合には、適宜修理を行い、利用者に提供しているところでございますが、御指摘のロッカーの不具合につきましては、できるだけ速やかに修繕をしてまいります。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  日々市民の方々が利用なさっている施設ですので、ありがとうございます。ぜひ、もう本当によろしくお願いします。
 鎌倉体育館や大船体育館は公共施設再編計画があって、市として統合を目指したいと考えていることは承知しております。まだまだ、でもこれ先の話です。これからも統合されるまでには使用していくことになると思うんですけれども、施設は老朽化が進んでいると言っていい場面がありますね。雨漏り等もあったり。計画的に点検や補修をしていかないと、雨漏りなどはひどくなっていくという状況があります。要するに水は非常に悪さをしまして、点でもありますと、そこからぐいぐい水が入っていく。穴のそのまま、直線距離にして数センチのところで出るんなら分かるんですけれども、そうじゃなくて、ぐるっと水は回って、変なところから出たりするというようなことがありまして、本来建築物というのはメンテナンスというのをしっかり重ねていくことによって長もちさせたり、雨漏り防止になったり、例えば外壁塗装をし直すだけでも変わったり、それからシーリングを替えるだけでも長もちさせることは可能です。こういった、計画的に点検や補修をしていかないと、雨漏りなどはひどくなっていきますので、予防も兼ねて修繕をすべきと考えておりますが、いかがでしょうか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  鎌倉体育館につきましては昭和45年、大船体育館は昭和58年に建設されまして、長い期間を経過していることから、これまでも修繕や定期的な点検などは行ってきたところでございます。小規模な修繕につきましては逐次行っているところでありますが、雨漏りなどの修繕を行う際には、施設を一定期間休館いたしまして、利用を一時停止するなど大規模な修繕になることから、修繕費用や修繕期間、公共施設再編計画なども勘案し、利用者になるべく不便をかけることがないよう、修繕の実施方法について検討していきます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  本当にしっかり建物の管理、補修・修繕、予防を兼ねてやっていっていただければなと思います。
 SDGs未来都市として、公共施設再編が今進まない中でも、地域活動拠点となっている公共施設の長寿命化や老朽化予防保全に力を入れていただきたいが、市長の考えをお伺いします。
 
○松尾 崇 市長  地域拠点校に複合化する計画としている施設などにつきましては、施設再編までの間、引き続き市民の皆さんの利用を継続するとともに、施設の状況に応じて修繕を行うなど、適切に施設管理を行ってまいりたいと考えています。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  適切に施設管理というところが、ちょっと私自身、建築的な見方をし過ぎているかもしれませんけれども、鎌倉市は建物をあんまり大事にしてないんじゃないかなと思うんですね。建物にももちろん寿命はあるんですけれども、コンクリートの中性化率とか、そういったところから見ると、この鎌倉市の本庁舎も100年後ももつというようなデータが出ているこの現状、この建築物に対する老朽化というものの捉え方、これは、私としては、構造さえしっかりしていれば100年後まで大丈夫だと、というような目線をしっかり持っていていただきたいんです。ほかの事情でどうにもこうにもこれを壊さなきゃいけないなんていうようなことがあるのでしたら、そこの部分は何も申しませんが、やはり鎌倉市はSDGs未来都市です。古い、よいものを大事にする。市長のおっしゃっている温故知新、古きよきものを大事にする、そこをしっかりとこの鎌倉市の理念の中に、腹に据えなきゃいけないんじゃないかと、そのように思っております。
 本日は、私、この一般質問を通して何をお願いしたいかと申しますと、鎌倉市、命の危険から市民を守る、それから、生命・財産を守るということが市の責務としてあると思います。そういった中で、自殺者の数、これも本当にゼロにしたいんです。割とお子様に向けての、ヤングケアラーの件も力を入れてくださる、それから、不登校児のことについても力を入れてくださるというのも見えてきました。そういったところで、今度、自殺者の、そのカテゴリーを見ますと、非常に健康問題、こういったものに悩みを抱えて、それから経済・生活問題に悩みを抱えて、家庭問題、そして勤務の中での人間関係の問題とかいうことが自殺の原因になっている。お子さんの数に対して、実は大人の自殺の数も非常に多くて、その辺のところも詳細は本当に各課の皆さんにデータを出していただいて、ちゃんと対象者となる人たちに届く支援をしていただきたい、そんな思いで質問させていただきました。
 市長、この鎌倉市、私も残すところ任期2年ですので、あと2年ちょっとの間、この自殺される方への対策として、地域コミュニティーをしっかりつくって、それを皆さん、地域で支え合う力をつけていただくというようなところで、やはり多世代の交流というところのキーワード、これを今、縦割りで各課の皆さんがやっていらっしゃることを一つにまとめるような組織づくりというのをしていただけないかなと思うんです。これは私自身のお願いであり、提案であります。市民ニーズはそこにあります。市民は縦割りに合わせて今動かされている状況だと訴えてきます。多世代交流の視点を持った組織づくり、そこからやっていただけないか。これ最後の質問にさせていただきたいと思います。お願いします。
 
○松尾 崇 市長  多世代交流の重要さというところは認識をするところでございます。それを実現するための手法として、組織をどうつくっていくかという、そういう御提案だと受け止めます。組織というところにこだわらなくとも、我々としましても、老人施設に関して、多世代交流という視点を盛り込みながら指定管理者の募集をかけていくことですとか、仕事として取り組んでいく中で様々な多世代交流ができる仕組み、仕掛けというところは十分今後も力を入れてやってまいりたいと考えているところでございます。
 
○17番(くりはらえりこ議員)  市長のお考えは分かりました。世代交流というキーワードを使っていろんな課が動いてくださるということも一つのやり方かもしれません。ただ、先ほどもお伺いしました、以前も一般質問でお伺いしましたけれども、1日のイベントで終わってしまわないようにしていただきたいんです。要するに地域づくりも組織づくりの一つだと思います。ですので、地域のつながり課がそういったところでやってくださったり、それから、そこに高齢者いきいき課が関わったり、それから、青少年の関連が関わったりということが、市民目線で言えば、年代で切れ目なく毎日あってほしい場所だったり、毎日いてほしい施設の職員という方があったり、それが市民ニーズだと。これは私自身、いろんな市民の方とお話しする中で感じているところでございます。お願いするばっかりですけれども、ぜひともお願い申し上げます。
 
○議長(池田 実議員)  ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
                    (16時12分  休憩)
                    (16時35分  再開)
 
○議長(池田 実議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
 議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
 一般質問を続行いたします。次に、長嶋竜弘議員の発言を許可いたします。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  無所属の長嶋でございます。通告に従いまして一般質問させていただきます。
 早速1番の鎌倉市職員行動憲章についていきたいと思います。まずはこの唱和をしたいと思います。
 鎌倉市職員行動憲章について。私たち鎌倉市職員は、全体の奉仕者であることを自覚し高い自己規律に基づいて行動します。また、市民からの負託に真摯に応え、その使命を全うするために切磋琢磨し、最大限の努力を払うことを誓います。
 鎌倉市職員行動憲章。1、市民のための市役所であることを意識し、市民の立場で行動します。2、法令や社会規範を守り、誠実・公正に職責を果たします。3、コスト感覚を持ち、迅速な対応を心がけます。4、慣例や先例にとらわれず、常に問題意識を持って職務にあたります。5、縦割りではなく、市役所の総力を結集して質の高いサービスを提供します。平成21年7月ということでございます。
 最初に市長に伺いますが、これは前もお聞きしてますが、この職員行動憲章について、鎌倉市役所の達成度、市長の目線で何点か、採点を聞きたいと思います。現状のね、達成度。
 
○松尾 崇 市長  行動憲章の精神は職員のあるべき姿の基本になるものでありまして、これらを意識して市政運営に取り組んでいるものです。議員御指摘のように、点数での評価というのは難しいですけれども、職員に対して様々な場面を通じて憲章に示す行動を求め、多くの職員が取り組んでいると考えます。しかし、残念ながら、憲章に反する行為が見られるというのも事実でございまして、全職員がここに示すような職員となるよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  反する行為というか、中身これやっているんですかという話、私に言わせれば。今のお二人の前の議員の答弁聞いていても、全くやる気を感じられないです、悪いけど。例えば3番とかね。後でちょっと、交通のところでやりますけれども、自転車の話なんか私さんざんやってきた話で、何もやらないと言うんです。
 それで、皆さん御承知のとおり、報道もされてますが、先日、一度に4件の不祥事が明るみに出ました。それだけではなく、不祥事多発している状態です。これは生活保護費窃盗事件の後に多発したときと似たような状況です。内容は違ってもね。ただ、持続化給付金の不正受給、万引き、自転車の窃盗、これはひどい話ばかりですよね、連続して。この問題ある内容ばかり多発している状況ですけど、市長はこの責任はどのように考えているのか。また、今後、これに対する対応はどうしていくのか、その辺を伺います。
 
○松尾 崇 市長  全庁を挙げてコンプライアンス推進に向けた取組を進める中で、市民の皆様の信頼を著しく損ねる事案が複数発生したということにつきましては、大変申し訳なく思っておりますし、私自身の責任ということも大変重いと思っています。6月1日に緊急でコンプライアンス推進委員会を開催しまして、これまで取り組んできた中でも不祥事が起きていることを踏まえ、その原因とさらなる対策について部長間での議論を改めて始めたところです。今後、こうした議論も踏まえまして、市民の信頼を得ることができる市役所を目指し取り組んでまいりたいと考えています。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  その答弁聞いても改善されるとは思えません。残念ながら。前、1期目、2期目の方は御存じないところもあると思いますけど、白紙請求書で1か月半、議会止まったところから、あたりからずっと様々ありました。でも、今どうかというと、そのときよりも不祥事の件数って多いんですよ。市長はここ近年、不祥事どのくらい件数あるか、自分で把握してますか。件数。記者発表をされた件数ですよ。ホームページに載るでしょ、記者発表。御存じですか、ここ近年の件数どのくらいか。
 
○松尾 崇 市長  令和5年度に入ってから5件ですけれども、令和4年度は35件、令和3年度は28件となっております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  皆さん、今、聞いたとおりです。これ数え方もあるからあれなんですけど、ケアレスミスが多いとはいえ、昨年度の数、異常ですよね。今、皆さんお聞きになったかと思うんですけど。
 私は、昨日市長は朝礼でお話しされてましたね。全部聞かせていただきました。たまたま早く来たんで。市長が皆さんに向かってマイク朝礼やるわけですけど、誰に言っていたのか、非常に疑問に思いました。人ごと、言っていることが。誰が責任一番あるんですか。私は前も何度も言ってますけど、大久保参与と2時間半ぐらいにわたって差しで話したんですが、東京まで行ってね。参与の事務所の近くに。もう随分前、2期目かな。そこで言われたことは今でも忘れない。忘れないというか、大久保参与はそう言われたんだからね。
 これ、下のほうでいろんなあれが出ますけれども、もうこれ組織として、トップと幹部職員、ここにいる向こう側の方々、もう入れ替わっちゃったからね、当時と。全員多分いらっしゃらない。比留間副市長ぐらい。そこの問題ですよってはっきり言われたんですから。私もそう思っていたら、大久保参与も同じこと言われたんでね。これはもう私、深い深い反省を、ここ、そちら側にいる方はもちろん、議会も放っておいている感じがあるので、我々も責任があるので、いろいろまた出た時点で、これ議会としても放置できない問題なんで、きちんと今後、私、総務常任委員会に入ったんで、やらせていただきたいと思ってますが、今日はこの程度にとどめておきます。
 ただ、この間、私、代表者会議に出ましたが、あらゆることをちょっと、ごまかしているって言ったら、言い方、そちらはごまかしてないって言うのだと思いますが、持続化給付金の話なんて、あれ尋常じゃない話ですよ。懲戒免職ですからね。市長はそれで何も責任取ってないし、謝罪会見も市民に向かってしているのと。ないですよね。ワクチンの問題だって、20人も期限切れ打っといて、市長の会見、それから病院の公開もされてない。それ、医院長が謝って当然ですよね。記者会見してね。そういうのもない。責任誰も取らないから、次幾らでも起こっちゃうんですよ。そういうもんだと思います。今はこの辺にとどめておきます。
 2番行きます。一向に改善しない交通・道路問題についてということでまずは聞いていきます。
 それで、1番目なんですが、私、今、最大の交通問題、懸念問題だと思ってます。鎌倉高校前駅近隣の混雑の対策ね。これについて、前もやってますけれども、一向に、コロナで収まってたからほっといたんですけど、私は忠告しましたけどね。これでいっぱいインバウンドまた復活してきますからということで。私、以前から、あそこの隣接しているところに公園があるんで、あそこに撮影のステージ設けて、そこでみんな並んで撮ってもらうと。有料でもいいからと。それから、トイレ、ごみ収集所、こういうのも有料でいいからやったらいいと。それから、できれば仮設交番、サテライト交番か、何でもいいですけどね。アクティブ交番って今言っているんですか。そういうのをやるべきだとずっと前のときも言ってました。
 それから、まあその辺ですね。その辺の対応については、警備員を置くだけ。それから、警備員人数増やしますって、そんな程度では改善されませんので、あそこの、この今の現状を皆さん御存じだと思いますし、分かっているわけだから。私、自治会の方とも話ししてますけれども、大変なんですよ、近隣の方も。通行は危ないですよね、単純に。これ何とか改善する必要あると思うんですけど、今何をしていただけますか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  江ノ電の鎌倉高校前の踏切におきましては、人気アニメの影響で非常に多くの観光客の方が訪れているという状況が続いております。現在、市、それから警察、交通事業者等で構成をします鎌倉市交通安全対策協議会と江ノ島電鉄が協議をいたしまして、平成29年4月から土日祝日等に交通誘導員を配置し、車道や軌道敷での写真撮影などをする方に対し注意喚起を行っております。当該地付近の交通安全の確保に努めているところです。また、警察では、当該地を巡回のルートに含めていただき、適宜現地を確認し、注意喚起を行うなどの対応を行っています。現在、自治会、それから江ノ電と協議を行っておりまして、現地の状況を見極めながら、交通誘導員の配置拡大の必要性について検討していくというような考えを持っているところでございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  もう言葉だけで手ぬるいんですよ。そんなのはいつまで言っているんですかね。前と答弁変わってないし、コスト感覚を持ち、迅速な対応を心がけますって、全然迅速でも何でもないし、コスト感覚もないですよね。
 私、前も事例で言ったと思いますけど、中国人の留学生の学生さんに聞いた話ですけど、中国ではそういうスポットに行くと、観光の撮影ステージみたいなのがあって、そこにプロのカメラマンがいて、撮影してくれるんだそうです。どのくらいお金取るのって、日本円にしたらというのは、1,000円ぐらい取るそうです。それ中国では、そういう景観のいいところは当たり前にどこ行ってもあると。それで二十歳ぐらいの若い子が1,000円払って全部頼むのと言ったら、まずみんな間違いなく頼みます。インスタとかにいい写真を載せて、きれいなやつを載せたいから、それがやりたくて行くんでって言われたんです。そういうのは当たり前だそうです、中国では。だったらそういうのをつくればいいでしょうって言っているだけ。それでお金入るんだったらね。観光協会にでも運営してもらってね、それで有料トイレと有料のごみ集積所、だから、お金取ればいいんですよ、ごみだって。そういうのやればいいですよって言っている。そういうものでもやらない限り、減らないですよ、悪いけど。あそこ、ちょうど公園の一番端っこの角のところって、斜めに撮るとね、江ノ電入って、踏切入って、海が入るんですよ。そういうことやったらどうですかって言っているんですけど、警備員を増やしたぐらいで是正なんかされませんから。まずあそこにいっぱい出る人たちを減らさないといけないんだから。来るなって言えないでしょう。だったら、もっといいように写真撮れるように、ここでどうぞって並んでもらって、有料でやればいいんですよ。プロのカメラマン置いたっていいし。というのが私の前から言っていることですけど、一向にやる気がないので、やらないと絶対に是正なんかされませんから。ますます増えます、今後ね。今の状況からしたら。なので、そういったことをやっていただきたいと思います。
 それから、村岡新駅の動向について伺います。これ進捗状況、特にシンボル道路の地権者との交渉について、私ずっと申し上げてますが、その先行きが見えません。それから、工事費、これ今、かかる世の中の、世界の情勢からしたら、もう上がってしまうのは間違いない。ほぼ1.4倍から1.5倍というのは、ニュースで見ていると、公共の事業です。その辺はどのようになっておりますでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  村岡新駅に向かいます藤沢市域のシンボル道路の地権者ということですけれども、当該道路につきまして、現在、藤沢市において、事業認可に向けて、用地測量に関する地権者説明会の開催や個別地権者協議などを行うとともに、用地補償に向けた調査を順次行っていると聞いているところでございます。円滑な事業進捗を図るため、沿道のまちづくりが可能となる事業手法である沿道整備街路事業の実施に向けた検討や、地権者との調整を行うとともに、関係各課との調整なども行っていると聞いております。
 また、工事費についてもお尋ねございましたけれども、これらについては、工事のデフレーター等についても注視をしながら対応を検討してまいりたいと考えております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  これ全然ね、前から答弁変わってないんだけど、全然分かんないんですよ。課長とも話したけど、藤沢市のことだから関係ないという態度なんですよ。それはさっきの職員行動憲章から見たら、まあいいかげんで適当ですよねって。藤沢市の市域だけど、あそこの道路を使っていくのはどちら側の問題ですかという話ですよ。古館橋にしてもそうだけど、そこから先の藤沢市道にしても、あそこの開発やったらどうなりますかって話で、全くもう全然駄目ね。もう相変わらずですね。もうしようがないから、聞いていてもやる気なし、進まないですよ、悪いけどね。ということなんで、こんなんで市役所本庁舎の移転なんか賛成できません、はっきり言って。
 それから、鎌倉の交通動向の変化も伺っておきますが、コロナ禍で随分変わりました。これについては何かデータ等お持ちでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  コロナ禍における交通状況は、国土交通省が神奈川県移動性向上委員会の資料として公表している県内の交通状況分析によりますと、交通量は緊急事態宣言中に大きく減少いたしました。しかし、直近の交通量はコロナ前に比べて若干の減少傾向となっております。
 また、コロナ前の平成30年と令和4年の北鎌倉、朝比奈、鎌倉駅入り口、長谷北、朝比奈付近における鎌倉地域に向かうカメラデータのピーク時3時間の台数を比較しますと、おおむね同数の数値でございました。
 今後は、平成30年に国土交通省が設置したカメラに加えまして、令和3年度から本市で設置を行ってきましたAIカメラで収集・蓄積をしてまいりますデータについて分析を進め、交通状況の変化と、それに対する対応方針を検討していきたいと考えております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  これも前ね、さんざんそこの中身の分析や、質問でやったことありますけど、申し訳ないけど、部長とかより私のほうが詳しいですからね。ここに頭入ってますけど、細かくやっていたら幾らでもないので。もう明らかに、私はもう何度も言ってますけれども、坂ノ下、笛田六丁目、極楽寺とずっと合計で四十六、七年住んでいて、大仏挟んでこっちとこっちに住んでいて、ずっといるわけですから、過去からの流れずっと見てますけれども、このコロナの影響で、一時期全く、平日も土日もぱたんとなったんですけど、今、土日なんて車は少ないです。平日の夕方、朝もですけど、夕方が一番多いです。5時から5時半ぐらいがピークかな、一番。5時半から6時半ぐらいの間が非常に多いですよね。
 そういう状況で、いいですか、市長。ロードプライシング、全くもう意味のないことなんです。データで調べれば分かります。私、毎日のように出歩いて、毎日チェックしてますから。このゴールデンウイーク、渋滞なんかしてませんからね。大仏の通り見てみてくださいという話です。なので、この動向変化を考えれば、やるべきことは、私が前から言っている、後でちょっとやりますが、交差点の改良工事が重要でございます。
 次から次へと行きますが、私、前から言ってます新交通手段ね。今、グリーンスローモビリティというのをやっていただいてます。これも私が随分前にゴルフ場のカートでこれやれますよ、電磁誘導で自動運転ができますよという話をずっと、もう相当前ですけど、したことがありますが、今、新たな方法で、自走式ロープウエー、ジッパーというのが登場しました。前、ベラルーシのスカイウェイという話を出しましたが、このジッパーなんですが、小田原で実証実験をやってまして、今、実は会社が秦野市に本社を移しまして、市といろいろ一緒になって、市長が積極的で、いろいろ始めようというところでございまして、こういうものがあります。
 これのいいところは、もちろん建設コストが安いのはもちろんありますけれども、普通のロープウエーというのは真っすぐしか進めないんですが、このジッパーは曲がれるんですね。それが最大の特徴で、これを鎌倉の地形に合わせてやったらとてもいいんじゃないかと思ってますが、これについてはどのように捉えてますか。神奈川の企業ということになりますけど、ジッパーについて。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  自走式のロープウエー、ジッパー、今、特徴についても議員から御紹介いただきましたけれども、これについては、ジップ・インフラストラクチャー株式会社、こちらで鋭意開発が進められているということは従前から承知はいたしておりました。このロープウエー、カーブを、分岐を自由自在に設けることができると。非常にユニークなものではないかと思います。また、秦野市と次世代交通システムの開発及びまちづくりへの活用に関する連携協定を締結と、こういったことについても承知をしております。引き続きこれらの新たな交通システムの動向には注視をしてまいりたいと思っております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  注視ってね、いつもそういう答弁しかないんだけど、それこそ深沢地域整備事業用地が空いているんだったら、あそこで実証実験でも何でもやってみればいいんですよ。それから、あの引込線ね。何だかよく分からない、草ぼうぼうになって、伸びたままだけど、あそこなんかぴったりですよ、実証実験やるならね。国土交通省にお願いして、わざわざ国土交通省から担当の次長来ていただいているんだから。この間聞いたら、国土交通省でもこのジッパーについては注目しているというお話で、それは注目しますよ。そういう中身のものだからね。まだ実証段階だけど、じゃあ鎌倉市で手を挙げて、それは鎌倉市でお金出せというとなかなか厳しいけど、国ですね、もし下りてくるなら。県でもいいですよ。こういうことを手を挙げてやってみたらいいんですよ。と思います。前からそういう提案いろいろしてますが、やっていただいたのもありますけど、こういう新しいことをぜひ取り組んでいただきたいですね。
 ここまでは、実は過去、私がずっと質問でやった中の、ちょっといま一度、再度聞いた話ですけど、答弁聞いてもどうせほとんど前向きに進まないだろうなと思っていたので、そのとおりの感じですね。ここからはちょっと新しい話を2つします。
 江ノ電なんですが、これ私、知り合いにヒアリングしていろいろ聞いたところ、あと、自分で目視、目視というか、聞いて判断、現場で判断したことなんですが、騒音と鉄粉。騒音は、例えば特に極楽寺から稲村ガ崎走っていくところで、車庫の先ぐるっと曲がるんですね。あと、七里ガ浜の、稲村ガ崎のところ、プリンスホテルのところに出るところ、曲がるんですよね。特に極楽寺と稲村の間は結構カーブがきついんです。あそこをすごい音でキーッて、騒音すごいんですよ。やっぱりそれは近隣の人から見たら、もう慣れているといえば慣れているのかもしれないけど、それは気になるといえば気になるんでしょうけど、もう言ってもしようがないという諦めなんですが、昔の車両はあんな音しなかったって、私の記憶ではね、思うんですけど、最近の新しい車両は音が激しいなと思ってます。
 それから、鉄粉が飛ぶ。これ皆さん聞いたことないかもしれないですけど、あのかいわいの、腰越からずっと家が近いところは、当たり前に鉄粉飛んでくるそうです。車輪と線路の。それで、この間ある方、稲村ガ崎の直線のところの方に聞いたらば、白い車乗っていると、もうてきめんに色がついちゃいますと。今、白い車もうやめましたけどっておっしゃってました。それから、極楽寺のところも同級生とかいるんで、何人か聞きました。同様の御意見でした。これ車の汚れだけだったらまだいいですけど、あと塀とかも全部鉄がついちゃうのね。鉄粉が。それで、人の肺、人が呼吸して吸っちゃったら、私は問題が起きると思っていて、その辺も検証しているのかどうか分かりませんけれども、この辺の問題はどのように、何にも多分、スルーか、分かってもいないか。どうですか、この問題。音と鉄粉。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  江ノ電の騒音、レールと車輪が擦れるときに発生する、スキール音と言うそうなんですけれども、私も昔から江ノ電、子供の頃から乗ってますので、長嶋議員はそんなにしてなかったんじゃないかとおっしゃってますけど、一定程度の長い直線の後のカーブでやはり音が出てたと認識しています。
 この江ノ電の騒音、鉄粉の被害ということを今、御紹介ありましたけれども、市としては、申し訳ありません、これまで認識をしてなかったところでございます。江ノ電に事実確認を行っております。線路がカーブする箇所はレールと車輪の摩擦により音が発生することは認識をしておりますと。音を軽減させる措置を取っているそうでございます。鉄粉の被害については、問合せはなく、認識もしていないという御回答をいただいておるんですが、鉄粉の状況については、今後、日常の巡回管理の中で注意し、確認をしていくというように回答を頂いたところでございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  だからさ、被害者に話聞かなきゃ分かんないでしょう。私は被害者側から聞いているの。実際の話です。そんな変な方じゃないですよ、私に話しているの。実際の話です。江ノ電も把握してないとしたら、ちょっとどうかと思いますよ。首かしげられてもさ、じゃあその人に聞いてきてくださいという話で、誰だかお教えしていいと思いますけど、それなりの方ですよ。皆さんある程度知っているような方です。
 それで、航空機の問題。ちょっとここのところ、私、極楽寺、今在住、お寺のすぐ横です。それから、実家は笛田六丁目、打越山の上です。この間も鎌倉山をポスティングして歩いてたら、すごい数の航空機が空をばんばん飛んでいるんですね。急激に数が増えてます。特にヘリコプター。ヘリコプターは高度低いところ飛んでます。前の議会でやりましたが、ここは横田空域が鎌倉は全域になっておりますので、低いところは一般の航空路線は飛んでません。ヘリは特にあれですけれども、飛行回数が極めて、極めて多くなっているように思うんですが、この辺の情報を捉えていらっしゃいますか。
 
○永野英樹 市民防災部長  鎌倉市上空を飛行する自衛隊機、米軍機の飛行回数は把握しておりません。なお、横浜市に所在する防衛省南関東防衛局に問合せもしましたが、我が国の安全保障に関わることとして回答は得られませんでした。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  安全保障ね。つまり飛んでいるってことですよ。私この間、鎌倉山をポスティングしながら数えてたんだけど、最低でも10分に1本は何か飛んできますね。もっと多い時間もありました。私、この間驚いたのが、夜中の2時半にすごい音するからばあって行ったら、2機飛んできましたね、飛行機が。それから、別の日に、朝5時ぐらいにヘリコプターがばあって飛んできて、5時過ぎるともうばんばん行くんですよ。私の家の真上飛ぶので、めちゃくちゃうるさい。手が届きそうな低いところ飛んでいるんですね。
 それで、この間たまたまですけど、厚木の飛行場の騒音の問題をやられている弁護士にたまたまお会いしたんです。そしたら、県がある程度情報を把握しているはずだと言われました。それと、クレームに関しては、神奈川県の担当と、それから厚木基地に直接電話してくれって言われました。そういうことなんですけど、これ例えば極楽寺なんて、極楽寺だけじゃないですけど、静かな住宅街で、夜遅くとか、もう10時台だってゴーッてすごい音で飛んできますよ、航空機。横田空域だからね、何度も言いますけど。一般の飛行機飛んでないんですからね。鎌倉の上空は日本じゃないんですから。
 この間答弁してもらいましたけど、それね、ちょっとやっぱり、この静かな鎌倉の夜から明け方、昼間も本当うるさいですけど、これね、だって、音測って40デシベルとか45デシベル超えてたら、これ違法だからね、やっている行為は。ちょっとそういうのは調査をするなりしていただきたいと思いますので、本当うるさいんですよ。めちゃくちゃ多い。
 それから、会派室にいると、今、私の控室にいると、窓をちょっと開けていると、すごい聞こえるんですよ、あそこ。救急車の音も聞こえるけどね。すごいんですよ、数。そこでカウントしているだけでもいいよ。今度、だから、私も調査してみようかなと思っているんだけど、日によって大分違います。土日だからないというわけじゃないです。サミット終わったらひょっとしたらなくなるのかなと思ってましたけど、物すごいです。空見ると、大体飛んでるヘリは色とかで自衛隊かどうかは分かりますけど、この間ね、あの墜落したヘリと同じようなのが飛んできますよ。
 それだって、この間の事故があって、普通に思ったら不安に思うんですよね、皆さん。ああいうことまたあるんじゃないのって。あれの結果だってよく分かってないしね。ちょっとそういうのは、神奈川県にも照会して、ある程度担当が知っているんだったら聞いてもらいたいと思います。
 それで、次、自転車のルール違反。先ほどくりはら議員がやられてましたが、私は聞いていて本当に腹立つなという。もうここにいる方々は、市長以外は、比留間副市長もいたかな、皆さんいらっしゃらなかった。答弁側は。あれですよ、過去に私がいろいろやった中身をそのままもう一回くりはら議員が今聞いてましたけど、地下駐輪場の話なんて、あれ私が関わってやった話で、今、忘れもしない1期目、最初、15年前、新人になりたてのちょうど今頃、6月に、一番最初に私が議員になって視察に行ったのが、地下駐輪場の会社のシステムを見に行ったの。当時、高橋議員と2人で。新人のなりたて。6月に行ったのがそれ。そこから何度も話してて、話がありましたけど、鎌倉駅西口で調査をしているの。調査をして、あそこに造れますよという回答だったの、業者は。それで、金額はたしか2億円という話で、当時は50%国からの補助金があったの。1億円でやれるって。200台ちょっとの台数、3,000円取って200台、月60万円、年間720万円、30年もつんです。管理人不要。たまにメンテナンスだけ。それで計算してみてください。幾ら歳入入るんですか。できますよねという話だけど、やらなかったの。そういう話ですよ、あれも。稲村ガ崎も同類で、私がさんざん言ったから、あれ今広がったの。私言わなきゃ広がってないの。もう本当に何か自分たちがやったかのごとく言っているけど、相当文句言った。
 それで、違反に関してなんですが、先ほど市長は何か訳の分からないこと言ってましたが、松尾市長が一番、もう今さら言ってもしようがないけど、市長の自転車の乗り方は市議のときにさんざん、市議、県議の選挙のときさんざん教育したの私ですからね。覚えていらっしゃると思いますけれども。ですよね。私は、1期目の方とか2期目の方知らない方は、自転車安全整備士、自転車組立整備士というのを、2つの資格の有資格者でございまして、特に自転車安全整備士というのは、自転車を安全に乗るための指導をする資格でございます。いろいろするんですけど、そういう資格なんですね。
 それ私持っていて、ずっとやっているんで、答弁を聞いていて、職員教育の話もさっき出ました。私幾らでもじゃあ、私、資格者だから、お巡りさんが来るか、そういう自転車安全整備士の資格を持っている人が交通安全の指導なり教育をするべきなんですけど、それ以外の人は基本的にあんまりやっちゃいけないと思うんですが、幾らでもやりますよ、講習料要らないですからやりますよって、職員の方にって言って、一回も呼んでいただいたこともないけどね。別にできるからやりましょうよってさんざん言ったんです。
 それで、それの答弁してましたけど、これちゃんと交通ルールを守って乗れば、やっぱり事故は減るんで、けが人減るんです。それは当たり前です。安全な乗り方をきちっと学べば。先ほどくりはら議員ありましたけど、車両なので、基本的に車と同じ動きをしなきゃいけないんです。基本的にね。除外の場合の規定があるけれども。それから、先ほど歩行者に対する事故のあれというのは100%ってありましたけれども、皆さんは自転車乗るときに被害者になることしか考えていなくて、加害者になるという意識がないんですけど、加害者になることのほうが可能性として高いんですね。非常に。先ほどのお話の数字のとおりなんです。
 勘違いしていただきたくないのは、歩道を走るほうが車道を走るより安全ではありません。歩道を走るほうがはるかに危ないです。これはリスクが歩道のほうが多いからです。車道を走っていて横から車で引っかけられる。もちろんそういう事故あります。ありますけれども、その比率は少ないはずです。人間に対する加害者になるほうが多いんです。歩道だっていっぱい歩いているわけだからね。というところの間違いを分かってもらう。いろんなギャップがあるんですけど、どこを走っていいの、横断歩道を走っていいのとか、みんなあるでしょう。こういう場合はどっち走るのみたいな。
 それで、私は前から何度も言ってますが、これを是正させる方法は一つしかありません。路上指導員を置くことです。それで注意すること。お巡りさんがやってもらったほうがいいですよ、制服着たお巡りさんがピッピッピッってやって。そのほうがいいですけど、その場合は違反切符を切らなきゃいけないので、今、3年間で2回捕まると講習受けなきゃいけないんです。6,000円の講習料払って。それ払わないでやると、賞罰のところに犯罪者として名前書かなきゃいけないんですよ。今、そういう制度ですら皆さん理解がない。多分今の話、ここの議場の人で御存じの方少ないと思いますけど、3年間に2回捕まったら駄目なんですよ。決まった14項目あるんだけど、そういうことも知らない。
 だけど、それは講習会あって、それは行きますよって参加してくれる人は意識のもともとある人だから、やってもらって結構だけど、それでは是正されません。子供に対する教育してますって前からずっと答弁されるんですけど、子供に教育する、それも結構ですけれども、守らない親についている子供は、親が守ってなければやっちゃうんです。だから、路上で止めて、指導をその場でしてください。これが一番効果がある。
 これの、前、実証の事例も話したことあります。観光厚生常任委員会で松山行ったときに、アーケードのところ降りてくださいというのを、ジャンパー着て指導しているNPOの人がいました。私と県議になった飯野さんで何しているんですかって聞いたことがあるんですよ。そういう指導を市から委託を受けてやってますと。それから3年後、全国市議会議長会で同じところ行ったら、朝ね、そこのアーケード、同じところでやってました。驚いたことに、3年前に行ったときに、すごくばんばんみんな乗って走ってたんです。その指導を置いたことによって、全く乗って走る人はいなかったです。同じようにたくさん通っているんですよ。その人がずっと1人で立っていて、プラカードこうやって持って、降りてくださいって言っているだけ。そういう効果の話も申し上げました。でも、全然やる気なし。
 この辺はやっていただきたいと思うんですが、1回だけ、前の前の課長、市民安全課の課長ね、名前変わっちゃったけど、やってくれたことがあります。異動になったから、最後の日にやってくれて、感謝してますけど、その課長ね、今ほかのところいらっしゃるけど。やってくれたことがあったんです。これやれば効果あるんですよ。いかがですか、これ。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  今、他市における指導するNPO団体の御紹介もいただきました。また、市においてもそのような取組をした、プラカードのお話、御案内ございましたので、路上指導員の導入も含めて、取組については、過去の取組も含めて研究をしつつ、自転車の交通違反者への指導、取締りについて、引き続き鎌倉、大船両警察にも要請をしていきながら、検討していきたいと考えております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  実行してくださいね。私、幾らでも手伝いますから。私、ルールブック探して、勉強するんだったら、私話せばすぐ、幾らでも出てきますから。ほとんど、九十数%は大体理解してますから、ちゃんとできますからね、悪いけど。先週水曜日に私やっている番組で1時間半、その話ずっとしてますから。それ動画だけでもあるから、見てもらえたらあれなんですけどね。
 それで、次、道路環境が悪過ぎる鎌倉ということでやります。
 これはちょっと今、資料を出しているので、まとめてやりますが、道路は様々な箇所が経年劣化してます。特に生活道路ね。というか、荒れていて、もう穴ぼこだらけ、表面劣化、ひび割れだらけ。それから、危険木あちこちに散乱してます。それから、交差点、前から言ってます。長谷観音前、八幡宮前、下馬の交差点、ここの改良をすれば渋滞は大分避けられる。それと、あと、今、車が少なくなって、歩行者が物すごく爆増してます。特に長谷の大仏の通り、そういうところの改善。それから県道32号線、藤沢鎌倉線の改善、それから県道21号線、横浜鎌倉線の改善、これをずっと言ってますけど、なかなかやっていただけないんで、ちょっと今、資料を同期しますね。
 同期しました。それで、まず、これ穴ぼこ、これこの間直してもらいましたが、そこの市役所の前のところの、お花屋さんの前の、駅前のところの歩道です。こんな大穴が空いていても、誰も何もしない。私はタイルが1枚剥がれたときから知ってますが、ずっと我慢して我慢して、言いたかったけど黙ってました。でも、こんな状態になるまで誰も何もしません。私が言って1日、中1日で直りました。
 これ、悪いんですけど、市長も副市長も、各部長の皆さん、教育長なんか近いところ通りますね。これ放っといたの何でですか。それから、このまだらになっている、皆さん帰りにでも歩いてみてください。まだらになって汚い、こんな鎌倉の駅前で、市役所通りでこんな状態ですよって。これもね、こんなの平気なんですねという話です。
 それから、もっとひどいのは、極楽寺のトンネル出たところ、私、この上の山の向こう側下りたところに住んでますが、これも言ったの、3回言っているんですけど、木、これちょっと分かりにくいんですね。写真で、もっと拡大すれば分かるんですけど、木がもう落ちそうなんです、これ。この間の台風で私もうはらはらしてましたけど、もう黒っぽくなっちゃって、だんだん枝がもう枯れてきて、今にも落ちそうです。これ、ただ、ツタとかつるが木に巻きついているので、幸いなことに落ちてないんですけど、これ落ちたらどうなるんですかって話です。
 それから、これ、極楽寺の月影地蔵から稲村ガ崎の住宅地に抜けるところの大木も、これ私、最初に通ったとき、1回目、もうちょっと木が、折れているからね、ここのところ、あれですけど、もっと真っすぐこうやって、飛び越えないと渡れなかった。それ言ってから、もう一回通っても、1か月後ぐらい、全然そのままだった。
 ここは昨日おととい通ったら、きれいに伐採していただいてましたけど、これは打越山からお化けトンネルの出口のところに出る、子供たちの通学路でもある場所です。これ木ね、こんな倒れて。
 その上のところは、これフェンス、これは民有地だからできませんよという話なんですけど、本当にそういうことでいいんですかって話です。
 それから、これは鎌倉山一丁目の脇道、これひどいんです。ずっとこうです。市長よく御存じの、鎌倉山に在住だった元議員の方の家のお近くですね。
 それから、これもずっと何度も言ってますが、やっていただけないんですが、佐助一丁目、これ御成中学校の坂を下りたところから、税務署の裏側の通りありますね。ここ物すごいんですよ、これ。ここだけだけど、ずっと、こっちもこっちも、手前も後ろもずっともうこんな荒れた状態。放ってあるんですよ。これ随分前から言ってます。これは最近の写真ですけれども、ここだって、悪いんだけど、この先に市の職員たくさん止めている大きい駐車場ありますね。出入りしていても誰も何とも言わないのかなと思うんだけど、先ほどの職員行動憲章じゃないけれども、こんな花屋さんの前なんてさ、みんな通っているでしょ、と。それなのに放っておいているのは、こんなの何もやってないということなんですよ。これ全部そうですけど。この極楽寺だって、みんなここ極楽寺の職員の方何人もいらっしゃるけど、ここ通っているんだからね、この橋のところ。ぱっと見ればすぐ見えますよ。こんなのばっかりです。残念な話です。
 ちょっとまず、この辺の道路修繕とか危険木ね、これは日々の生活に関わることで、本当に私も年間、もう3桁の単位でしょっちゅうやってますけれども、もうちょっとやってもらわないと困るんです。これについてはどうですか。特に生活道路、荒れっ放し。
 
○森 明彦 都市整備部長  市内の舗装の劣化状況につきましては、我々日々パトロールに加えまして、市民の皆様から頂いた要望を確認するに併せまして、現場確認を行っているところです。また、舗装状況の悪いところにつきましては、緊急性を考慮しながら、順次舗装をしてまいります。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  これどこパトロールしているのって感じ。私は毎年100件単位で、3桁単位でどんどんやってますけど、しょっちゅうね。どこパトロール、誰がしているんですかって言いたいです。佐助のところなんて随分前よ、私言ったのね。
 それで、一つ市長にちょっと伺いたいのは、これ都市整備部もある程度把握していてもできないのは、私もう、作業センターが人が減っていって、できなくなっている現状というのがやっぱりあると思うんですよ。一つの原因として。私も前、穴ぼことか頼むと、もう本当にすぐやっていただいたの。感謝しているんだけど、でも、今、頼んでからやってもらえるまで時間がかかるの。件数が増えているのもあるかもしれないけど、でも、これ作業センターの人員がいないからできないんですよ。これについては、採用して、普通にあれするというのもありますけど、私、前、提案してたのは、公社化するなり第三セクター化するなりしてやったらどうですかという話をしてます。
 それで、例えば第三セクターでやるとしたら、ごみの収集なんかも藤沢市は公社化しているし、別に公社化しているところも、第三セクター化していることもあるわけですよ。幾らでも。それで、課題である、先ほど言った私道の関係する、ただ、公共の用に供する道路、これについての修繕とかも、第三セクターとかだったら、民からの要望を受けられて、お金取るのは当然だと思いますけど、やれるわけで、それで、そしたら若手の採用だってそういうことで、事業をやればね、それで食べていけるわけで、雇えるわけで、そういうことをちゃんと検討するべきだと思うんです。もうこの段階で。退職不補充、人がただ減っていくだけ。だけど、その結果として、こうやってできないで、こうやって荒れちゃっているんだからね、いろんなところが。この花屋さんの前はすぐやっていただきましたよ。だけど、ほかのところなんかもうほっぽりっ放しだからね。
 その辺、市長、いかがですか。作業センター、別に作業センターって名前じゃなくてもいいし、私、そこを採用してやるというのも一つの方法だけど、いろいろやり方あるから、ただ、現状としてこういうのを直すことをやらなきゃ駄目でしょう。一つの大きな穴が空いてたら、そこでけがとか事故になることがあるわけですよ。現実に賠償の起因というのはいっぱいあるわけでしょう。そこどうですか、改善。
 
○松尾 崇 市長  市民の生活を守っていくというためには、迅速に対応しなければいけないという御指摘はそのとおりだと思います。作業センターにつきましては、退職者不補充としておりますので、人数が減っているという事実ございますけれども、外部委託によりまして修繕等を実施しているところでございます。また、草刈りや枝払いにつきましては、今年度から委託の契約方法について見直しを行いまして、より迅速な対応に努めているというところでございます。今後、道路補修の委託方法につきましても検討を行い、迅速に対応できる体制をつくってまいりたいと考えています。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  迅速にって、いつやってくれるんですか。毎日毎日なんです。毎日毎日なんですよ。困っている人いっぱいいるんだしね。
 駅前の、なくなっちゃったけど、三菱銀行のディスペンサーの前のところも大きくへこんでて、私ずっと我慢して言わなかったんだけど、私が言って、これもしばらく時間かかりましたけど、誰も言わないんですよ、あんなところ。駅前ですよ。みんな通ってないの、職員の皆さんって。そんなのばっかりですよ、悪いけど。この間、市長に言いましたけど、あそこの本屋さんの前の横断歩道ね、白い点字ブロック敷きました、御自慢でした。最初何かこんなことやりましたって自慢してましたけど、あれもうひび割れちゃってて、今にも剥がれそうですよね。そんなのばっかりですよ。
 今、昨日また言ったんだけど、そこのキャッシュディスペンサーありますね。市役所の入り口。あそこの自動扉の前、ひびがばあって縦に長く入ってます。管財課長に言ったら知らなかったですし、それから、あそこはスロープで下りていって、ずっと真っすぐ交番の前に行きますよね。あの駐車場との境目のへりの塀ね、そこらじゅうひびが入っていて、ずれているんですよ。ひどいところは10センチ以上ずれています。あれそのまま地震来たらぱたんっていきますよ。それだって私が指摘しないと誰も気がつかない。あそこ毎日何人通っているんですか。私は前から気がついてます。何度か言ってます。でも、全然やらない。議員の言っていることなんかどうでもいいですか。別に議員じゃなくたって、市民に言われたらやらなきゃ駄目だよね。
 市長、知ってますか、そこのスロープのところ。今、昼帰ってきたら、私が昨日言ったから、チェックして、番号ついていました。8番までついてました。8か所ででっかいクラックが入っているということです。そのうち3か所は大きくずれてます。危ないですよ。通らないほうがいいですよ。地震その場で来たらぱたんとなりますよ。反対側の端っこだったらまだいいけど、皆さんに言っておきますけど、通らないほうがいいですよ。本当にずれているから。見ていってみてください。そんなの平気で放っておくんです、この役所は。それで職員行動憲章やっていますなんて、本当に笑えちゃいますよ。
 二宮尊徳の言葉、小さいことを積み上げてできない人は大きなことなんかできませんというのは二宮尊徳の言葉です。名言です。市役所本庁舎とか深沢整備事業なんて言っているんだったら、こういうことを先にきちっとやってくださいよ。小さいことをできない人はできないです、残念ながら。
 それで、ちょっと交通の問題行きます。県道の話は、これ長谷の終点、これ皆さんも御存じだと思いますけど、全然何にも真っすぐ抜く予定が、改善もされませんが、左に曲がるのは、これバス曲がれませんという話で、これ前から言ってます。
 それから、交差点で言うと、これ八幡宮の前ね。ここも狭くて、駅のほうから曲がっていくのは、バス曲がれません。ここも渋滞の原因は、ここに右折レーンがないから。右折信号さえつけない。これも何度も言ってます。下馬も一緒です。右折信号ないけど、同じ。
 それから、ここは渋滞の話で、県道鎌倉藤沢線も都市計画道路で幅が広がる予定ですが、全然、どこ行っちゃったのかなって。ここの常盤口も、こっちから来ると、1台右折車が行くと行けません。八雲神社も同類です。梶原口の交差点も同類です。
 それから、一番問題なのは、その前に、長谷。これちょっと前の写真で、コロナ前ですけれども、今、長谷こんな具合なんですよ、江ノ電着くと。車は少なくても歩行者すごいです。長谷観音前の交差点から歩道をずらっと並んで、長谷駅まで並んじゃいますよ。それが現状です。
 それから、これは小町通り。これも言うに及ばず、小町通り出たところね。まあひどいですよ。これずっと放ってある。何度言ったか分かんないけど、これ放っておいていいんですかって言っているんだけど、放っておく。それは神奈川県がやることかもしれないけれども、放ってあるわけですよ。
 それと、このね、本庁舎の話でも出ました。これ5月19日16時30分と書いてありますが、深沢小学校の前ね。夕方こんなんです。これ道路を広げないで深沢の開発やってどうするんですか。この状態ですよ。そこに表から入っていくのはこっちね。これ県道広げないで、今ここ白い車止まっていますけど、右折のところ行ったら、後ろの1台行けないわけですよ。市役所本庁舎へ行くのはどこから曲がりますかって、ここから曲がるんですよ。曲がれないようにしたらば、今度深沢のところから行くのはめちゃくちゃ混んじゃう。ここ、こちら側の立ち退きして、右折レーン造って、ここ歩道もないんですよ。ここずっとね、歩道ないんですよ。この状態で、ここ書いてありますけど、幅16メートルにするということになっているわけですよ。藤沢鎌倉線。こっちもそうだけど。こっちは、常盤口から長谷のところは長谷常盤線というんだけど、12メートルの予定。
 この辺の交通の問題って、ずっと言ってきているんですが、これ現状でも、深沢の本庁舎移転は置いておいても、現状でもこんなんですよ。これ現状ですよ。もっと言えばいっぱいあるんだね。いろんな時間帯であるけど、もうこんなんですよ。長谷なんてもう車で走るのはこの状態で危ないでしょう。こういうことは改善しないとどうにもならないんだけど、それを放っておいて、深沢のことだけやりますよって言ってたって話にならないんですよ。大体、藤沢鎌倉線がちゃんとスムーズに通行できるようにならなきゃ、鎌倉地域から本庁舎も、深沢地域だって行けないんだから。ちょっと考えていることがもう本当おかし過ぎちゃって、こういうのどうするんですか。全体として。市長、いかがですか。部長は答えてもしようがないと思うんだけど、市長、答えてください。
 
○松尾 崇 市長  御指摘の点については、様々課題があると認識をするところです。深沢のまちづくりにつきましては、周辺の道路を含めて、今年度、設計をしながら、道路改善に向けた取組は具体的に進めているところでございます。全て、全市的に、一気に解決というわけにはいきませんけれども、一つ一つ解決できるように取り組んでまいりたいと考えています。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  それいつも同じ答弁なんだけど、いつやるの。一つ一つって言うけど、じゃあ、いつ、どこやってくれるの。同じですよ、言っていること、繰り返し。
 深沢の、今の曲がる県道の交差点拡幅して、右折レーンって、いつ造ってくれるんですか。深沢小学校の前、拡幅して、行き来できるように、二方通行。それで、両側に歩道造って、これ土地買収しないとできませんよね。それいつまでに土地買収して、どういう予算の見込みで考えているんですか、市長。それ考えないで、やれなかったらできないよ。
 
○松尾 崇 市長  深沢小学校の前の道路につきましては、今年度、今、設計をしますので、その中で買収等を含めた取組を進めてまいります。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  それは今の県道のところから反対側に出ていくところまで全部やるということでいいですか。ずっと買収したら物すごい額だよ。どうするのか知らないけど。今年度に、じゃあ、予算等、その買収どこからどこまでやるとか、そういうの全部出るの。どの範囲の距離を言っているの。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  深沢の土地区画整理事業区域周辺の道路環境整備、これにつきましては、平成16年の深沢地域の新しいまちづくり基本計画の中に定めております交通ネットワーク、この考え方に基づきまして、周辺道路環境について整備に向けた深沢の周辺の交通計画、整備計画というものを令和5年度に策定に取り組んでいるところでございます。その中で、議員御指摘の神奈川県の県道の部分、それから鎌倉市道の部分と、交差点改良等ございますけれども、県道に属する部分につきましては、所管の藤沢土木事務所との協議・調整を踏まえて計画を策定していくと。また、鎌倉市道については、当然、道路関係部局とも調整をしていくと。
 御質問の中で、いつなのかという御質問でございますけれども、その時期については、用地買収等々含めますと、やはり一定の時間がかかってくるとも思っておりますが、まずは大まかな概略の計画というものを持っていませんと、実現に向けたステップも踏んでいけませんので、まずは基本的な計画というものを見定めていく作業を進めているところでございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  これから計画やるのに位置条例やっているんだね。よく分からないけど。そんなのもう、期限切っているんだから、完全無理じゃないですか。ちゃんとできないことはできないって言ったほうがいいですよ。無理なんだから。あんな全部土地買収するのって。ほかにも言えばまだまだあるのよ。そこだけ言っているだけで。
 じゃあ例えば、今の長谷の問題、ひどいのよ。もう平日でも歩道あふれて、歩道の下、1段路側帯、一列歩いてますよ。それであの狭いところを車通らないといけないのに、バスなんか通れないですよ。それについての改善、それから、今、八幡宮の交差点の改善、これいつやってくれるんですか。県がやることだけど、どういうふうに持っていくの。もう長年ですよ。やる気ないんだったらない、できませんならできませんってこの場で言ったほうがいいですよ。やるのかやらないのか、どっちかにしてください。いつまで悩まされなきゃいけないの。住民や、住民だけじゃないね。通行者、通過交通が大事なんだから。みんな仕事をしている人たち。
 この間、次長が八幡宮の前の駐車場のところの方に会いに行ったら怒られたと言ってますよ。それは怒られますよ。私、何度も話しているけど、怒ってますからね。でも、行ってくれたんですよ、次長、初めて。初めてですよ、職員が。初めてですよ。ずっと言っているんだ、話ぐらいしに行ったらどうですかって、私、何回話したか分からないけど、初めて行ってくれました。僕は立派だと思いますよ。怒られたと言っていたけど。いつやるの。この八幡宮にしろ、下馬にしろ、長谷にしろ、ずっと言ってますけど。
 
○森 明彦 都市整備部長  都市計画道路の拡幅整備につきましては、御承知のとおり、家屋移転、用地取得が伴いますので、長期的な事業となります。県と十分連携を図りながら、市として多様な方策を検討していきたいと考えております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  全然やる気なしね。職員行動憲章、ちゃんと中身をもう一回頭にたたき込んでください。私は毎日朝礼で読み上げてくださいと言ったんだけど。これ何て書いてありましたか、さっき読み上げたけど。分かってますか。コスト感覚を持ち、迅速な対応を心がけますって書いてあるね。コストって、今の話と、迅速って、今、私が言っていることじゃないですか。こんなの内容をやらないんだったら、こんな職員行動憲章なんかやめたほうがいいですよ。
 ということで、あと残り32分なんで、コロナのワクチンの件へ行きます。
 ワクチンもね、私もういいかげんやりたくない感じでございますが、多くの被害を受けた、特に遺族会の皆さん、それから被害者の皆さん、それから全国でこの問題についていろいろ動いてくれている皆さんが注目して、私の質疑、発言を注目しておられるので、本当に旗を下ろすわけにいかないので、またやらせていただきますが、私は新型コロナウイルス感染はプランデミック、誰かの利益、誰かの目的のために人為的に起こされた事態だと考えてます。このことはもう、日本は情報統制が行われているだけで、私が議会で話しているような内容は世界中で起こっている事実でしかありません。それから、多くの科学者の方々が、もう4桁単位の論文が出ている事態です。海外ではもう常識化しております。我が国はもう情報統制なされて、どこかの某国のようでありますが、報道されず、国民が知らないだけです。相変わらずだまされて、マスクさせられて、ワクチンを打たされているんです。かわいそうに、高齢者の方々ね、マスクなんてその辺の安いの買ったのをしてても何の感染予防効果もないのに、やらされているんです。もうこれはいいかげん、もう科学者の方々が言っていることはちゃんと聞いたほうがいいですよということでございます。
 まずは、mRNAワクチンの接種の被害を鎌倉の13歳の死から検証するということでタイトルつけさせていただきました。これは毎度言っておりますが、令和3年の10月に2回目接種後4時間で亡くなった鎌倉の13歳の少年の件、これを市民に公表するべきだと言っておりますが、これを公表する気はございませんか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  まずは鎌倉市としても、お亡くなりになられた方の御家族の心情をお察しし、改めてお悔やみを申し上げるところでありますが、議員御質問の公表しないのかということでございますけれども、個人の特定につながりかねない情報につきましては、御親族の方が同意があったとしても、鎌倉市の情報公開条例上、市として公開することはできないということで、これまでと同様の判断でございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  もういいですよ。何回も言っているとおり、何百万回ね、何百万回も視聴された動画が、CBCテレビが報道して、もう明らかなんで、私は、だから、何度も言ってますが、御家族に何度も会ってますしね。なので、何を望んでられるかといったら、これ以上子供たちの被害を出さないでほしいとおっしゃって、もうおととしの10月ですからね。
 その後、現在、1歳の死亡者、これも出ております。5歳から11歳、3人の接種後死亡者が出てます。10代では、大変多数の死亡者、重篤者が出ております。これももう明らかになってます。先日だと、最近では14歳の死亡、徳島大学が司法解剖して、死因はワクチン接種と結論づけた。いいですか、結論づけたんですよ。これらの若年層の死亡について、鎌倉市民に伝えなきゃいけないと思うんです。この13歳の件を主体にして。これをやっていないことによって、その後、たくさんの被害が出ていると。もし鎌倉市が早い段階でちゃんと公表していて、こういうことがありますよということを伝えていれば、これらの若年層のワクチン接種の被害は少しでも防げたかもしれない。それを私は強く申し上げておきます。つまり、言わなかったことは大きな罪ですよということです。
 今、かなり話題になってますが、立憲民主党の原口議員がワクチン接種による悪性リンパ腫で苦しまれておられて、毎日のようにツイッターでも公開されております。私が何度もお名前を出している大学の先生ともこの間コラボ動画をされてました。こういう事態も皆さん御存じかなということで、被害がもうそこらじゅうに話題になっていて、隠せない状況です。というか、厚生労働省はちゃんと発表してますからね。鎌倉市が市民にちゃんと伝えてない。これは大きな罪です。
 それで、次の質問行きますが、若年層の死亡の件について言ったって大した答弁返ってこないから、接種後死亡報告、厚生労働省が出している、2,058人に今上っております。この点について、どのように考えておられますか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  国では予防接種法に基づきまして、ワクチンの接種後に生じ得る副反応を疑う事例について、因果関係が不明な場合も含めて、医療機関などに報告を求め、広く収集しているところでありますが、収集した報告について、厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価を行っております。国においては、これらの報告に関し、現時点においては新型コロナウイルスワクチンの接種体制に影響を与える程度の重大な懸念は認められないとしていることから、国に従って、予防接種を実施しております本市としても同様の認識の下で接種を行っているものでございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  それ答弁しちゃったけど、気をつけたほうがいいですよ。因果関係認めている事例出てますからね。この接種後死亡報告で、後で裁判に使われますよ。
 ここ、資料つけておきました。これがPMDAに出す今の報告の、医療従事者側に出しているPMDAの文書です。PMDAというのは外郭団体、厚生労働省の天下り団体ですよね、要するに。ここに書いてあることは、これ予防接種法第12条第1項の規定に基づき報告しなければならない。医師は報告しなければならないんです。これ書いてありますけど、因果関係が明らかでない場合であっても報告しなければいけないんですよ、これ。因果関係が明らかじゃなくても、一定の症状があったら報告しなければならない。それをしていないのは犯罪ですのでね。私これ強く警告しておきますが、やってないんじゃないですかということが非常に散見されます。
 これ、こういうのもありまして、疾病の症状の名前も大量に、これここだけじゃないんですけど、出てますからね。それ確認してくださいね、皆さんね。
 それで、質問、次。予防接種健康被害救済制度、これで現在、被害認定されている方が2,639人いらっしゃいます。これ今、受理件数7,747件、審査件数が3,068件、認定率は何と86.02%認定されてまして、これが7,747件がこの比率で認定された場合は6,678件にも上ります。これは過去の、前からも申し上げておりますが、全てのワクチンで昭和52年からずっと蓄積されたものでも3,552件しかございません。はるかにこれを上回る被害がもう出ている、認定されているという意味でございますので、これ押さえていただきたいんですけど、この予防接種健康被害救済制度による被害、これについては市としてはどのように考えておりますか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  コロナワクチン接種につきましては、接種によるベネフィットがリスクを上回ると考えられることから、接種が継続されてきておりますけれども、極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすということはできないため、予防接種法に基づく健康被害救済制度というものが設けられているというところでございます。健康被害救済制度の認定、これに当たりましては、個々の事例ごとに厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象とするとの考え方に基づいて審査が行われているものということで市としても認識をしております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  今の答弁もちょっと問題があるんですけれども、ちょっと理解をされてないんですね、残念ながら。健康被害救済制度について。これは、じゃあ今、鎌倉市で何件かというと、今、申請上がっているのは12件、進達受理が6件、既に認定2件されてます。認定されているんですよ。御存じですよね、当然。職員から聞いたんですけど。これ被害認定されて、お金が出ているんです。市長、これどうですか。鎌倉市民ですよ。86%の比率で認定されているんです、今のところね、全国で。その比率で言ったら、これ例えば12件だけど、もちろんもっと増えるけどね、今後ね。10件ぐらいは認定されるという意味ですからね、ここね。どうですか。死亡者4人いるんだからね。
 
○松尾 崇 市長  そもそもの話、先ほども申し上げましたけれども、このコロナワクチン接種につきましては、こういうリスクはあるという、これは前提です。副反応による健康被害ということ、これは避けられない。そのために、予防接種法に基づく健康被害救済制度も設けられているというところになっています。これは接種件数の増加に伴いまして、申請件数も増加するものだと認識をします。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  今の接種って特例承認ですよね。全然前提違うんですよ、言っておきますけど。分かってますか、それ。特例承認。特例承認というのはどういう状況だと承認されるか。私は現状の、今の2価ワクチンの接種は違法状態だと思ってますので、前提と違うから。特例承認はどういう状況だと認められるかということなんです。
 それと、効果、リスクとベネフィット、先ほど、ベネフィットが上回っている、と。もうでたらめ。そんなデータありませんから。悪いんだけど。もう前回もさんざんデータで示しているけど、相変わらずそういう答弁していると、後で問題になりますからね。言っておきますけど。
 この間、NHKが偏向報道して、ワクチン接種の御遺族の会3名の方にインタビューをして放送しましたが、ワクチン接種で亡くなったという報道ではなくて、コロナの感染で亡くなったかのごとく報道しちゃったんです。これで大騒ぎになってまして、NHKこのまま訂正の番組をやらなければ訴えられますけど、様々な訴訟が起こってます。私はその弁護士の方々ともずっとやり取りしてますし、御遺族の会とももう相当やり取りしています。
 実はこの間、遺族会のやっているNPOが、賛助会員の皆さん、賛助会員というのはお金を出して遺族の皆さんを応援しますよって言ってくれている方々、たくさん入っていらっしゃるんですけど、その報告会が、第2回が開催されました。私、そこの講師として呼ばれて、お話をさせていただきました。こういうデータを全部ばあっと言ってね。そのくらい私は御遺族の皆さんと一緒にやっているんです。この問題をちゃんと訴えていかなきゃいけないから。いまだにないかのごとく言っているのは問題ですよ。2,639人は認定されているんですからね。言っておきますけど。
 それで、有害事象の因果関係の定義って御存じないかと思いますけれども、あるんですよ。これ5段階の評価がされていて、5段階のうちのPossibleというところがあるんです。この間、私、臨床薬学博士の先生とちょっといろいろ議論させていただいて、様々な、昨日も御示唆いただいたばっかりですけど、臨床薬学博士というのは、この接種していく中で、どういう被害が出る、効果はどうか、被害はどういうふうに出るかという、そういうのを、臨床を検証する専門家ですよ。博士ですからね。その方は、私が親しい方は、サリドマイドの話をずっとやってきた方です。サリドマイドも中身についてきちっと確定するまでには50年かかりましたって言われました。おっしゃってました。そういうものなんです、これ。たかだか1年で特例承認して、次々と変異株に対するいろんなワクチンがばんばん出てきて、2価ワクチンですよって今度言っているのにもかかわらず、これだけ被害が出ているのに止めないのはもう異常な状態ですと。臨床薬学の専門家が言っているんですよ。そういう事態です。もう少し真摯に考えていただきたいと思いますね。被害出ているんですから。
 それで、ちょっともう議論にならないんですが、資料をせっかく作ったので、やりたいと思います。ちょっと待ってくださいね。資料を出します。消防長ね、大分協力していただいて、データも出していただきました。それから、市民課でも、もう公表されているからあれなんですけどね。ここに話題になっております死亡者、超過死亡者数という話で前も出してますが、令和4年と令和3年の2年間で約20万人の超過死亡者が出ております。
 これは何でしょうかという話で、この折れ線グラフも前も御紹介しましたが、グレーのところが2019年のコロナ禍のワクチン出る前、2020年がコロナが出てきた年で、まだワクチンできる前ですが、ワクチンできる前に強毒だった株のほうが、被害者このときは減っているんですよ。超過死亡者数8,000人以上減っているんですよ。それで、オレンジの折れ線のところが翌年で、増えてますよと。去年、令和4年、大幅に増えてますよと。これが実態ですのでね、超過死亡者。
 じゃあこれのワクチンとの因果関係あるんですかという話なんですが、この間もやりましたけれども、ワクチンの接種と連動して、死亡者数、被害者数、重症化数が出てますよという話、紹介しましたが、今回は鎌倉、これは救急搬送数と死亡者数のデータを単純にのっけただけです。これ令和4年と令和5年の4月までしか書いてませんが、実は令和2年、令和3年も全部データ作ってありますが、昨年比、令和2年比、令和3年比で見ていただければいいんですが、これ赤字は昨年比130%以上のところです。黒太字は大体120%以上のところです。これで見ていただくと分かるんですが、右側に接種した開始の日付が書いてあります。3回目接種は令和4年2月6日から始まってますが、2月、3月、前年比でどれだけの救急搬送数伸びてますか。死亡者数はそれより少しずれて出るんですが、令和2年比、死亡者数どれだけ伸びてますか。その後は落ちているんですよ。いいですか。それから、令和4年7月9日から4回目接種です。7月、8月、9月、令和3年比何%救急搬送数伸びてますか。死亡者数、下がった後、上がってますね、ここも。10月は134%、2価ワクチン9月24日から、9月から。それから、今、BA.4−5、10月29日って書いてありますが、ここね。ここも伸びてます。それから、年明けて、1月、2月、3月とずっと打ってたの。実はこの後落ちるんだけど、令和4年比でいくと下がってますよって。それはもう3月ぐらい打ってませんからね。それで、ここ死亡者数の令和2年比で130%。これ5月も実はあるんですけど、その後少し下がっているんですが、5月、急にまた打ち始めましたね。この間データを、速報値頂きましたが、昨年比132%、死亡者数です。その前は下がっているんです。これワクチンの接種の日程と連動しているんですね。お分かりですかね、この事実。事実ですからね。これちょっと部長、いかがですか、このデータ。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  鎌倉市における死亡者数の増加や、あるいは救急搬送数の増加ということとワクチン接種との因果関係ということでございますけれども、ワクチン接種に関しては、地域性がないということと、あと、厚生労働省においてもワクチン接種が原因で超過死亡が発生したという科学的根拠は現時点においては確認されてないという評価の下に、鎌倉市としても因果関係については判断できるという状況にはないということでございます。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  地域性がないって、うそ八百。操作すれば出るんです。残念ながらね。接種率だって、全然東北が高かったり、沖縄が一番低くて、沖縄は感染者数一番低いんですよ。接種率低いから。因果関係もあるんですよ、残念ながら。データで幾らでも出ますので、もうそういうごまかしやめてください。
 因果関係不明でも報告しなきゃいけないというのが前提なんですが、臨床中なんですからね。分かるわけないんですよ。分かったら不思議なぐらいです。これ、でも、やればできるんですけどね。方法があるんですよ、因果関係証明する。でも、ワクチンと関係がなかったとしても、これだけの数字が出ていることは注視して、何でだろうということを追わなきゃいけないんですよ。これ薬剤関係のことで言ったら、これを先ほどの臨床薬学博士、これを、重症化の症例については、全ての症例について全部追いかけて調査するのが大前提、それが業界の常識ですとおっしゃってましたけど、それすらやっていない。では、鎌倉市としては、そういう死亡者数昨年比130%とか、そういうデータですよね。救急搬送数もそうです。これを目つむって何もしないんですか。何かこう、何でだろうと。別に原因、何とでもいいですよ。調べる必要ありますよね、こんな顕著なデータ出ているんだから。
 これコロナの感染だっておっしゃる方すぐいらっしゃるんですけど、コロナの感染だとしたとしたら、ワクチンが効いてないという意味ですからね。部長、いかがですか、これ。ワクチン関係ないとしても、これ検証しなきゃ駄目ですよね、こういう事態。どうですか。単純に死亡者数、救急搬送数だって百五十何%とか、前年。おかしいですよね、どう考えたって。いかがですか。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  予防接種法に基づく副反応疑いの報告、あるいは予防接種健康被害救済制度、これに基づいて、ワクチン接種後に生じる副反応を疑う事例につきまして、因果関係が不明な場合も含めて、医療機関などに広く報告を求めて収集しているところでありますけれども、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会におきましても、それらの情報を基に接種体制の継続の可否についても検討を行ってきているものと認識しております。鎌倉市としても、国の判断等々を注視して、今後もワクチン接種後における死亡者数あるいは救急搬送数というものは注視をしてはまいりたいとは考えております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  だから、ワクチンを置いておいても、この事態はおかしいなと思わなきゃ駄目ですよって私申し上げているんです。私はワクチンと関連性、これはもう時期が重なっているからね。そういうことじゃないんですかと私は言っているけど、そうじゃないって言うなら、そうじゃないデータとか情報収集して、言っておきますけど、これ人口減っているんですからね、大幅に。昨年比130%、2年前か、令和2年。それ減ったらどうなりますかって話ですよ。税収入とかね。議員の皆さんにおかれては、そこ投票率高い世代ですけど、票なくなっちゃうんですよって私言っているんですけどね、皆さんに。なくなっちゃうんですよ。いいんですかという話です。ちゃんと真剣に考えなきゃ駄目でしょうって私は言ってます。
 ここに、前も出しましたが、これ全部、1人の分まで出しました、ロット番号別死亡者ね。これ、これだって同じロットを鎌倉市で打っているわけですから、この中でね。打っているわけです。鎌倉、13歳、ロット番号、これ同じロット番号で、この日に同じように、同じ会場で同じ時間に打っている人いるわけで、その人の健康状態だって追いかけなきゃいけないんですよ。そういうことを地域性がないからやらないとか言っているのが皆さんなんですよ。鎌倉市民の命と健康を守る気ありますかという話です。
 それで、これは全国有志医師の会から頂きました。これはもう昨日もおとといも代表の藤沢先生とちょっとやり取りさせていただいて、これは皆さんに説明すると長くなるので、もう時間ないからやりませんが、また今度、議案質疑のときもこの内容が出てきますので、見ておいていただきたいんですが、それで、最後7分、この間、最後の項のところね。本当は時間があればいろいろやりたいんですけど、効果と弊害を明らかにするというところの中で、まずその前に、ワクチンの誤接種というのがありました。期限切れのワクチンを5月の頭に、接種また再開したときに、20名の方に期限切れのワクチンを打ちました。これは大問題なんですよ。これについては、その後何か経過はございますか。捉えているところは。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  事案が判明した後に、当該医療機関から直ちに対象者に対して説明を行うとともに、健康状態に異常がないということの確認と、その後も継続して健康観察を実施しているところであります。鎌倉市としても、当該医療機関とも連携を取りながら、被害状況等の確認をしているところですが、現時点では保管期限後の接種を受けられた方に健康被害等については確認はされておりません。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  これ何で医療機関の名前発表しないんですか。するべきだと思うんですけど。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  間違い接種が発生した場合には、対象者の方に対しては、接種を行った医療機関が、先ほど申しましたように、内容説明や健康観察について行うとともに、市としては、当該医療機関に対して注意徹底をするなど、以後の再発防止に向けた取組を行っているところであります。このほかの市民に対し広く情報を提供するという意味で、市では事案の発表を行っておりますけれども、公表の判断に当たりましては、当該医療機関への注意徹底により再発の可能性が低いこと、あるいは、対象者に直接の説明が行われていることなどを考慮し、当該医療機関の信用を不当におとしめることのないよう、医療機関名を公表しない形で事案の発表を行うこととしております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  再発防止の可能性ないって、申し訳ないけど、コロナのワクチン始まってから誤接種何回ありましたか。報道、誤接種について。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されてから、鎌倉市内では間違い接種は9件あったことを確認しております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  9件もあったんですよ。それで、その中で一回も、例えばその医療機関、それから医師会、市長、謝罪の会見を一度も聞いたことないです。こんなのはおかしいですよ。
 申し訳ないけど、過去も、先ほどのちょっと言った、1か月半止まった白紙請求書の後からもたくさん出てて、誤接種たくさん、多いんですよ、この鎌倉市って。9件ですよ。皆さん御存じですか、この事態。それいいんですか。先ほどの職員行動憲章の中で言った不祥事と一緒です。誰も責任取らない。誰も謝らない。再発防止できないんですよ、この役所は。ワクチンの接種一つでも9件ですよ。いいですか。一体何人で出しているんですか。
 市長、もうちょっと真剣に考えなきゃ駄目。先ほどの不祥事も併せて、議会も何にも言わないのは駄目。私が1人で言っているだけだよね、ワクチンの話だって。誤接種は駄目だ、どなたか前やってましたね。どなたかね、やってましたけど、これ問題にしなきゃ駄目ですよ。20人ですよ。しかも、そのまま前のやつを冷蔵庫に置いたままずっと置いといたんだからね。そんなもの、それでしばらく打ってなかったのを、新しくまた再開したのって、こんなの分かっている話でしょう。そんな、ミスと思えないようなミスですよね。話にならないの。
 それで、言えば幾らでもあるんだけど、ちょっともう3分しかないから、ちょっとね、もう人の命と健康を本当にないがしろにしているの。私いろいろデータ出して言っているのは、悪いんですけど、世界のトップクラスの科学者、日本のトップクラスの科学者。悪いんですけど、政府側についている御用学者で、理解が正しくない人たちが言っていることだけを皆さん聞いているだけ。圧倒的に、問題があると言っている人のほうが多いの。数千件の科学論文出ているの。私は何人も先生方とつながってやってます。そういうのを無視して。地方自治体は独立しているんです。国がそのとおりにやっていることをそのとおりにやらなくたっていいんですよ。対等なんですからね、立場は。市民の健康を守ることが重要でしょう。問題があったらおかしいですねって言わなきゃいけないですよね。ここの役所、議会、誰も言わない。私1人ですよね。でも、現実に被害者出ているんです。鎌倉市民だけじゃなくて、それが外にも影響する話ですよ。これをやらない。
 今、医師会の動画のことをずっと言ってますが、これ問題あります。昔の動画をそのまま流してます。効果のことをずっと言って、リスクは全くないかのごとくしゃべられてます。この動画について、ちょっと時間があれば1個ずつやりますが、ないので、部長、いかがですか。この内容についてずっと指摘してます。お分かりかと思います。私が何が駄目かと。これ法令に抵触することを言っているんですね、平気で。大丈夫ですか、これ。
 
○藤林聖治 健康福祉部長  御指摘の医師会の動画でございますけれども、令和3年5月1日のもので、本市で集団接種が開始されるに当たり作成されたものということで、私も当該動画については認識しております。動画内で説明されている内容につきましては、国が示しているデータに基づくものであるということで認識をしております。
 
○11番(長嶋竜弘議員)  違う内容があるから申し上げているんです。WHOのこのたび出した見解と全く真逆のことを言って進めてますよって言ってますよ。はしかのワクチンの話ね。また今度、議案質疑のときにやりますけど。
 ということで、時間が終わったんでやめますが、もうちょっと市民の健康と安全を守っていただきたいと思いますね。私は幾らでも専門の先生方連れてきて、お話聞いてもらっていいですよって言って、動画でもいっぱいやってますけど、私、一緒にコラボしてね。幾らでも、市長、いっぱい送ってね、南出市長のもこの間見ていただいたかと思うんですけど、南出市長は唯一ですよ。あなたの旧友で一番親しい政治家ですよね。立派な、尊敬すべき政治家だとあなたおっしゃいましたよね、南出市長のこと。その方が何て言ってましたか。私が言っていることとほとんど同じですよ、南出市長の視点は。ほとんど一緒です。悪いけど。少し見習ってください。ということで、終わります。ありがとうございました。
 
○議長(池田 実議員)  お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、来る6月8日午前9時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                    (18時06分  延会)

令和5年(2023年)6月6日(火曜日)

                          鎌倉市議会前議長   前 川 綾 子

                          鎌倉市議会前副議長  高 野 洋 一

                          鎌倉市議会議長    池 田   実

                          鎌倉市議会副議長   森   功 一

                          会議録署名議員    日 向 慎 吾

                          同          児 玉 文 彦

                          同          保 坂 令 子