令和 5年一般会計予算等審査特別委員会
3月 9日
○議事日程  
令和5年度一般会計予算等審査特別委員会会議録

〇日時
令和5年(2023年)3月9日(木) 9時30分開会 17時45分散会(会議時間6時間16分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
池田委員長、保坂副委員長、後藤、中里、武野、児玉、藤本、森の各委員
〇理事者側出席者
能條環境部長、?橋(謙)環境部次長兼環境政策課長、不破環境部次長兼ごみ減量対策課担当課長、谷川(克)環境部次長兼環境センター担当課長、中澤ごみ減量対策課担当課長、牧野環境施設課長兼ごみ減量対策課担当課長、谷川(宏)環境保全課長、松井環境センター担当課長、月花環境センター担当課長兼環境施設課長、林まちづくり計画部長、渡辺(誉)まちづくり計画部次長兼土地利用政策課長、永井まちづくり計画部次長兼都市計画課担当課長、久保まちづくり計画部次長兼都市計画課担当課長、細田まちづくり計画部次長兼深沢地域整備課担当課長、竹之内市街地整備課担当課長、石塚市街地整備課担当課長、奥山深沢地域整備課担当課長、大江深沢地域整備課担当課長、古賀都市景観部長、杉浦都市景観部次長兼開発審査課長、野中都市調整課長、関沢都市景観課長、平井建築指導課担当課長、須山建築指導課担当課長、秋山みどり公園課長
〇議会事務局出席者
茶木次長兼議事調査課長、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算
2 議案第89号令和5年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
3 議案第95号鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について
4 議案第103号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○池田委員長  おはようございます。皆さんおそろいになりましたので、これより令和5年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会を開会いたします。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。保坂令子副委員長にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○池田委員長  原局に申し上げますが、発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから、簡潔明瞭に行ってください。なお、発言は座ったままで結構です。
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○池田委員長  まず、「議案第95号鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  議案第95号鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について、説明いたします。
 議案集(その2)、43ページから45ページを御覧ください。
 本条例は、鎌倉市深沢地区まちづくりガイドラインに基づく計画的なまちづくりの実現に向けた適切な土地利用の誘導等に関し、調査審議を行う鎌倉市深沢地区まちづくり委員会を地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として定めるため、鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例を制定しようとするものです。
 条例の内容としては、第1条で趣旨及び設置を、第2条で所掌事務を規定します。
 第3条は、組織について、委員会では学識経験者、市民等により幅広く議論していただくため、委員は、学識経験を有する者または知識経験を有する者、公共的団体が推薦する者、市民の中から10名以内とし、市長が委嘱する旨を規定します。
 第4条は、任期、第5条は、秘密保持の義務、第6条は、委任を規定します。
 また、附則において、施行期日を令和5年4月1日とすること並びに関連条例である鎌倉市深沢地区まちづくりガイドライン策定委員会条例及び鎌倉市深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会条例の廃止を規定します。
 以上で説明を終わります。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑ございますでしょうか。
 
○森委員  まず、この委員会は何を決めるというか、話し合う委員会なんでしょうか。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  こちら、深沢地区まちづくり委員会の趣旨と目的についてですが、深沢地区まちづくり委員会の組織及び運営に関する事項を定めるものでございます。
 この内容としましては、深沢地区まちづくりガイドラインに基づく計画的なまちづくりの実現に向けた適切な土地利用の誘導等に関し、調査審議をするものでございます。
 
○森委員  そうしたら、この委員会は、これまであった深沢地区まちづくりガイドライン策定委員会や、深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会、これの延長にあるという考えでいいんでしょうか。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  委員御指摘のとおりでございます。
 
○武野委員  今の発言にもあったように、この新しく組織される委員会は、まさにガイドラインを策定、決定しますよね、3月に。それに基づいてということになりますと、あれ自身は、そもそもガイドラインは、新駅や本庁舎の移転など、全体を見通した形、特に村岡新駅を前提としたガイドラインになっていると思います。思うも何も、新駅という言葉はそんなに入っていませんけれどもね。
 あの道路の幅を見ても、シンボル道路、平成16年のとは違う形になっていますね、幅が。平成16年は村岡新駅を前提としないまちづくりの計画だったと思います。そして、今回は前提としているから幅が広くなっていると思っておりますが、それぞれのシンボル道路の幅を教えてください。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  今、武野委員より御質問のございましたシンボル道路の幅員につきましては、平成16年当時の幅員については、現在把握はしていないところなんですが、今、ガイドラインで定めておりますシンボル道路の道路幅員につきましては、20メートルということで整理をさせていただいているところでございます。
 
○武野委員  知らないはずないでしょう。何で平成16年のときの計画をお手元に持っていないんですか。そのときのシンボル道路、十数メートルですよね。明らかに増えているということはお認めですか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  平成16年の深沢地域の新しいまちづくり基本計画の段階では、道路としての位置づけをさせていただいているにとどめておりまして、このときに道路幅員というところまでの記載はしていないというような状況になっております。
 
○武野委員  この平成16年、決めるまでの間に、どこにも幅員のことは書かれていないんですか。何で私たちは知っているんだろう。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  平成24年に策定をいたしました、まちづくりガイドライン案の中では、道路幅員を記載させていただいておりまして、その段階では、すみません、今、手元に資料がなくて記憶になるんですが、シンボル道路につきましては、20メートルということで整理をさせていただいたかと思っております。
 
○武野委員  あと、シンボル橋を造っていくということになりますね。当時、聞いていたときは、この今回の新しいまちづくり委員会というのは、新駅がこの先どうなろうと影響はしない委員会だと聞いたんですよ、聞き取りでね。つまり、枠が地区計画の範囲内ということなわけでしょう。そうじゃないんだったら、なおさら私もちょっとびっくりなんですけれどもね。
 簡単に言いますと、まちづくりガイドラインを基にして、今回の委員会を、それを基礎にして、その続きをやるということになるわけで、これは明らかに新駅を前提としてつくられていく委員会だということになるんじゃないでしょうか。そういうことですよね。新駅が前提とされているものにならざるを得ないんじゃないかと思うんですけれどもね。村岡新駅が造られるからこそ、ガイドラインができて、前提とした絵が描かれているんじゃないんですか。それを今度引き継ぐということなんですよね。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  委員御指摘のこちらのまちづくり委員会の所掌事務に基づく対象区域の範囲なんですけれども、こちら所掌事務、第2条の別図のとおりとするという形になっております。別図の中に対象範囲を明示しているものでございます。
 こちら、具体的な対象範囲は、地区整備計画等、今後検討していく区画整理事業用地内ということで、この条例の対象範囲内を規定しているものでございます。
 
○武野委員  だから、それはそういうふうに書いてあるんでしょうけれども、やっぱりガイドラインを基にしてこの先つくっていくということには、先ほどの答弁にあったとおりだと思いますので、結構でございます。
 ここは、ここまでにしておきます。
 
○森委員  1点聞き漏れたんですけれども、もちろんこの深沢のまちづくりは新駅を絡めた形での計画になると思うんですが、先ほどの区域指定が鎌倉市内だけの区域指定になっていますけれども、この委員会として、藤沢市側との今後の話合いとか、協議とか、どのような形で行っていくんでしょうか。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  藤沢市との関係について申しますと、もともとまちづくりガイドラインの検討におきましても、藤沢市の方がオブザーバーとして入っておりまして、連携をしているところでございます。
 藤沢市のガイドラインの検討状況等についてなんですけれども、令和4年9月から検討を始めておりまして、2年間で次年度、令和5年度中にガイドラインを策定予定と聞いております。
 
○藤本委員  あまり理解していないんですけれども、深沢のまちづくりを進めていく委員会ということだと思うんですけれども、12月定例会で市役所機能の移転については一旦否決されていると思うんですけれども、そうなると、ここで進めていく委員会の検討事項としては、市役所の機能というのは一旦省いた検討が進められるんでしょうか。確認だけお願いします。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  こちら、この委員会条例の所掌事務なんですけれども、深沢地区のまちづくりガイドラインに基づく計画的なまちづくりの実現に向けた適切な土地利用の誘導ということになっておりまして、こちら深沢地区の土地区画整理事業区域内のまちづくりの土地利用の誘導等になっているところでございます。
 正確に言いますと、こちらのまちづくり事業区域内、土地区画整理事業区域内全体のまちづくりの検討を行っていくものでございまして、新庁舎に限ったものではございません。
 
○藤本委員  全体のということですよね。市役所機能が移転するかどうか、結構、不確定要素になってしまっていると思うので、そこは含まれるのかなと思って質問をしたんですけれども、含まれるんですか。すみません、もう一回だけ確認してもいいですか。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  含まれるというのは、あくまで全体の深沢地区のまちづくりを検討していくものとなっております。
 
○永井まちづくり計画部次長  今の課長の答弁を補足させていただきますと、区画整理事業の中には、当然、土地利用計画案ということで、本庁舎の移転の有無ということとは別に、行政施設街区が定められておりますので、その街区について、そこに建つ建物が本庁舎なのか、消防本部、深沢行政センターなのかということにかかわらず、良好な街区を検討していくという内容になります。
 
○池田委員長  ほかに御質疑ございますでしょうか。
                 (「なし」という声あり)
 質疑を打ち切ります。
 御意見はありますでしょうか。
 
○武野委員  鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について。
 
○池田委員長  確認をお願いします。
 
○事務局  武野委員から意見で、鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について。
 御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  ほかに御意見ございますでしょうか。
                 (「なし」という声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○池田委員長  次に、第10款総務費、第5項総務管理費並びに第45款土木費、第10項道路橋りょう費及び第20項都市計画費のうち、いずれもまちづくり計画部所管部分について、一括して説明をお願いいたします。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算のうち、まちづくり計画部所管分の内容について説明いたします。
 議案集(その2)は5ページを、令和5年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は58ページから59ページにかけまして、令和5年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は16ページを御覧ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費のうち、まちづくり計画部所管分について、職員給与費は、まちづくり計画部のうち市街地整備課庁舎整備担当、土地利用政策課の職員の人件費を計上しました。
 予算説明書は62ページから65ページにかけまして、内容説明は45ページに移りまして、第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、17億9958万2000円のうち、まちづくり計画部所管分について、まちづくり推進事業に係る経費は、まちづくり審議会委員報酬などを。
 内容説明は53ページに移りまして、本庁舎等整備事業に係る経費は、現在地利活用基本計画策定支援等業務委託料、本庁舎整備基金新規積立金などを計上しました。
 予算説明書は122ページから123ページにかけまして、内容説明は282ページに移りまして、第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費のうち、まちづくり計画部所管分について、職員給与費は、まちづくり計画部のうち都市計画課交通安全担当の職員の人件費を。
 内容説明は283ページに移りまして、会計年度任用職員給与費は、まちづくり計画部都市計画課の会計年度任用職員の人件費を計上しました。
 予算説明書は124ページから125ページにかけまして、内容説明は284ページに移りまして、第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第8目交通安全施設費、1億6853万円のうち、まちづくり計画部所管分について、交通安全対策事業に係る経費は、スクールゾーン対策業務委託料、鎌倉市交通安全対策協議会補助金などを。
 内容説明は285ページに移りまして、放置自転車防止事業に係る経費は、放置自転車等防止対策業務委託料、大船駅東口自転車等駐車場修繕等検討業務委託料などを計上しました。
 予算説明書は128ページから131ページにかけまして、内容説明は306ページに移りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、12億2034万円のうち、まちづくり計画部所管分について、古都中心市街地整備事業に係る経費は、技術アドバイザー謝礼を。
 内容説明は307ページに移りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、大船駅周辺管理地維持修繕料などを。
 内容説明は308ページに移りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を。
 内容説明は309ページに移りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、事業区域周辺道路整備計画検討委託料、深沢小学校・深沢交差点道路整備予備設計等委託料などを。
 内容説明は310ページに移りまして、都市計画運営事務に係る経費は、市街化区域及び市街化調整区域の見直し等検討業務委託料などを。
 内容説明は311ページに移りまして、交通環境整備事業に係る経費は、パークアンドライド案内看板維持修繕料などを。
 内容説明は312ページに移りまして、交通体系整備事業に係る経費は、短期的観光渋滞対策関連調査業務委託料、鎌倉市交通マスタープラン改定基礎調査業務委託料などを。
 内容説明は313ページに移りまして、新交通システム等整備事業に係る経費は、新たな交通システム導入準備業務委託料などを。
 内容説明は318ページに移りまして、職員給与費は、まちづくり計画部のうち市街地整備課市街地整備担当、深沢地域整備課、交通安全担当を除く都市計画課の職員の人件費を。
 内容説明は319ページに移りまして、会計年度任用職員給与費は、まちづくり計画部のうち市街地整備課、深沢地域整備課、都市計画課の会計年度任用職員の人件費を計上しました。
 以上で説明を終わります。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑ございますでしょうか。
 
○森委員  まず、285ページの放置自転車防止事業から伺います。大船駅東口の駐輪場の改修があると思うんですが、まずこのスケジュールについて教えてください。
 
○久保まちづくり計画部次長  大船駅東口自転車駐輪場のスケジュールというところでお伺いされたんですが、令和5年度は、大船駅東口自転車等駐車場修繕等検討業務というのを発注予定をしておりまして、その中で、委託の内容で申しますと、現地の測量とか、あと、現況の駐輪場の修繕、またそれを改築したらどうかとか、建て替えしたらどうかというような、各対策の方法の検討を行っていきたいなと思っております。
 そこで経済性とか構造性とか施工性、景観性も含めて比較検討を行って、最適な整備方針というのを令和5年度に出していきたいというところでございます。
 
○森委員  そうしたら、令和5年度は測量とか修繕ということですけれども、実際、その駐輪場が使えなくなるのはいつからなんですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  実際使われなくなるというか、令和元年に神奈川県都市整備技術センターというところで点検を行いまして、その点検結果からおおむね5年というところの結果判定を受けております。そうすると、点検から5年ということなので、令和7年3月までには、結論というか方向性を示すところでございます。令和7年3月までに何らかの措置を施さなければいけないので、それまでに方向性を決めていきたいというところでございます。
 
○森委員  じゃあ、まだ使えるんですね。例えば令和5年度中は。そういう理解でよろしいですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  委員おっしゃるとおりでございます。
 
○森委員  じゃあ、まだすぐに閉まってしまうわけじゃないと思うので、ただ、もし工事が決まって、駐輪場を一回閉鎖しますというときに、代替の駐輪場の当てというんですか、どこかに別に分散すると思うんですが、そういう計画というのは、現時点で計画されているんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  周辺に暫定第2、第3、第4とありますけれども、今、机上では、一応第2、第3駐輪場の中で収まるような方向で、今、検討はしてございます。
 
○森委員  利用者の方が不便にならないように、検討していただきたいと思います。
 次に、横浜市と隣接しているところだと思うんですが、今後の費用負担などについて、横浜市にちょっと見てもらったりとか、そういう検討はされているのか伺います。
 
○久保まちづくり計画部次長  横浜市の費用負担についての協議は少しずつは進めておりますが、今後、整備の方向性とかも決めながら、並行して、横浜市とその協議について進めていくようなことで、今考えてございます。
 
○森委員  続きまして、307ページの大船駅周辺整備事業について伺います。事業内容の3つ目のところに、臭気問題の改善に向けて検討を進めると、令和4年度も同じ事業内容でしたけれども、この臭気問題の改善は、今、どのような検討が進められているのでしょうか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  大船駅周辺の臭気につきましては、令和3年度、令和4年度と同様で、令和5年度につきましても同じ、下水道管の未接続箇所における改善に向けた検討を進めると記載させていただいているところです。
 具体的な実施内容なんですけれども、以前、下水道管を再開発で入れる前提ではありましたけれども、それを独自の事業として入れるという検討もしたんですけれども、かかる経費の問題等ありまして、現時点では、まず第一に現状をしっかり把握するということで、時間を変え、季節を変え、現地に行って、現地の臭気の状況をしっかり把握する。しかも、新しい開発の事業が近辺で起こったときにはしっかり指導させていただいて、適切な排水処理が行われるようにということを、個別の案件ごとに対策をしているような状態でございます。
 臭気の具体的な苦情というのは、うちには最近は入ってきておりませんけれども、現地でしっかり、どういったところからどんな感じの臭いが今しているのかということは把握にしっかり努めながら、状況に応じて側溝の清掃ですとか、庁内の他課と協力しながら、対応を図っているところでございます。
 
○森委員  ただ、その臭気問題を前向きに解決しようという予算が、この内容から読み取れないんですが、それについてはどのように考えているんでしょうか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  具体的に予算をつけた対策というところまでは、今、至っておりませんけれども、現地で臭気としては、大きく2種類あるんじゃないかと現状を把握しております。
 一つは、雨水側溝に浄化槽からの排水が流れ込んでいますけれども、そこから、状況によりけりなんですけれども、少し臭気があるんじゃないかということが1点。もう一つは、周辺の浄化槽から定期的にくみ取りをしなければなりませんけれども、そこでくみ取りの際に、やはりそこは強いし尿の臭気がするということで、周辺鉄道事業者等にも苦情が入っているということも把握をしております。
 そういった原因を特定していく中で、一体、現実的にどういったことができるのかというのを考えながら、今後、必要に応じて、適切な対応を取っていきたいと考えております。
 
○森委員  周辺の方からは、ボウフラが湧いてしまって蚊が出るとか、臭気以外にもそういう声もあったりするので、予算はついていませんけれども、ぜひそういう検討もしていただければと思います。特に答弁はいいです。
 続きまして、309ページの深沢地域整備事業について伺います。今回、周辺の交通環境に道路の整備計画、こちらの予算が計上されています。事業区域周辺道路整備計画検討委託料とか、深沢小学校・深沢交差点道路整備予備設計等業務委託料とかありますが、これらはどのような計画、検討を行うのでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  今、森委員より御質問のございました、まず事業区域周辺道路整備計画検討委託、こちらにつきましては、深沢地域の新しいまちづくり基本計画の交通方針を踏まえまして、深沢地域整備事業区域の周辺道路について、整備方針のほか、課題となる交差点の整備計画を検討いたしまして、事業区域周辺の道路整備計画の策定を目指すものになっております。
 これと併せまして、ほかに3本ほどの交通に関する検討を実施する予定にしておりまして、そのうち事業区域周辺交通検討委託、こちらにつきましては、過年度に実施をいたしました交通管理者協議の際に検討いたしました道路ネットワークを基にしまして、範囲を拡大して、周辺交差点の交通量や需要率、そういったものを算定する計画になっております。ここで出てきた答えにつきましては、先ほど申し上げた整備計画にも取り入れながら、一体で検討していきたいと思っております。
 それと、その他2本といたしまして、三菱電機南側道路整備予備設計等委託、こちらにつきましては、三菱電機の南側道路、位置的に言いますと湘南町屋駅のモノレール下から県道腰越大船線までをつなげます、我々はラダー状の道路と申しておりますが、その道路設計、予備設計ですね。測量と設計を実施すると。
 それと、あと深沢小学校・深沢交差点道路予備設計につきましては、県道藤沢鎌倉線の深沢交差点、スバルのディーラーのある交差点と、あとは深沢小学校の西側ですね。狭隘な道路というところにつきまして、同じように測量と道路設計、予備設計を実施する。こちらにつきましても、その成果につきましては、整備計画ともリンクをしながら実施していきたいということで考えているところでございます。
 
○森委員  それぞれの整備に係る具体的なスケジュール感というんですか、それがもし分かれば、今教えてもらえますか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  こちらの交通関係の検討につきましては、令和5年度中の完成ということをまず目指しているところでございます。
 予算を頂けることが決まり次第、早期発注ということで、なるべく4月から、こういったものを、入札等も含めて、準備をして早期着手を目指して実施していきたいと思っているところでございます。
 
○森委員  続きまして、311ページの交通環境整備事業のパークアンドライドってありますけれども、これはまだやっているんでしたっけ。それの確認です。
 
○久保まちづくり計画部次長  パークアンドライドをまだやっているかということなんですが、平成8年ぐらいから実証実験を行ってございまして、今でも4か所、大船も含めて、5か所でパークアンドライドの実施をしております。
 
○森委員  成果はいかがですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  先ほど、パークアンドライドについては実証実験をずっと行っている最中でございまして……。すみません、実装実験でございます。申し訳ございません。実装しています。
 
○林まちづくり計画部長  すみません、ちょっと時間をいただきたいんですけれども。
 
○池田委員長  暫時休憩いたします。
               (10時08分休憩   10時09分再開)
 
○池田委員長  再開いたします。
 
○林まちづくり計画部長  お時間いただきまして、申し訳ありません。再度、久保次長から答弁させていただきます。
 
○久保まちづくり計画部次長  まず、パークアンドライドなんですが、今、七里ガ浜、由比ガ浜、江の島、稲村ガ崎と大船のパークアンドライドを実施しておりまして、市としては特に予算を出しているところではございません。
 ただ、由比ガ浜のパークアンドライドにつきましては、券売機を指定管理者で新たに設置しておりますので、そこに市としてちょっと予算には載せているんですが、13万2000円を負担金として出しているというところでございます。
 
○森委員  次に、その次のページの312ページ、交通体系整備事業、ロードプライシングのことについて伺います。今、ロードプライシングの検討というのはどのようになっているんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  ロードプライシングの現時点での状況なんですが、まず、結果から申しますと、現状から申しますと、法制度や技術面などの課題がまだ解消できていませんので、実現には至っていないというところでございます。
 過去の動きから申しますと、平成27年、ロープラに特化した特別委員会を立ち上げさせていただいて、その後、令和2年1月に、国土交通省にロードプライシングの早期実現に関する要望書を提出させていただいて、ロードプライシングのより一層の制度的、技術的支援を要望しているところでございました。
 あわせて、その次の年、令和3年度については、制度面について関係機関との協議を重ねてきたんですけれども、現行法、今の道路法の中では、課金に関して課題がまだあるということだったので、規制改革も視野に入れて、スーパーシティの枠組みの中で検討できるように、スーパーシティの国家戦略特別区域の指定の提案書を令和3年4月に内閣府には提出しております。
 ただ、ロープラの関係なんですが、早期実現に向けて取り組んでいたんですけれども、選定には至っていないというところでございます。なかなか道路法の現行の中で、道路は原則無料なので、課金してお金を徴収するという法律がございませんので、そこの制度面で少し難航しているというようなところでございます。
 
○森委員  もう検討をやめてしまうという選択肢もあるんですか。だって、法整備の課金の部分が進まないと、絶対無理だと思うんですよね。それができるのを期待して、ずっとやっていても仕方がないのかなと思ってしまうんですが、それについてどう思われますか。
 
○久保まちづくり計画部次長  ロードプライシングには時間がかかるというところで、なかなか難しいところもあるんですが、時間がかかるというところで、もう一つの策として、今、国土交通省から委託金を頂いて、短期渋滞対策ということで、令和3年、令和4年、令和5年と、取組をさせていただいているところでございます。
 
○池田委員長  森委員に申し上げます。20分を経過しましたので、御協力をお願いいたします。
 
○森委員  次に、新交通システム等整備事業について伺います。令和5年度には新たな交通システム導入準備業務委託料が計上されていますが、これはどのような検討をされるんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  令和4年度に検討しています交通不便地域における新たな交通システム導入における検討業務委託というのは、今、実施してございます。その中で、運行スキーム等の枠組みの構築を踏まえて、有償の実証実験を行うことを目指しており、実証実験を実施するための地元調整とか交通事業者との協議・調整、それに伴って、有償で実証実験を行おうとしていますので、地域公共交通会議の運営費とかを見込んで予算を計上させていただいてございます。
 
○森委員  代表質問でもちょっと提案させてもらいましたけれども、シェアサイクルなどを活用して、今までどうしても、鎌倉市だとシェアサイクルと言うと、観光という視点で見られていましたが、交通不便地域の解消にもつながるんじゃないかなと思うんですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  今、令和4年度に行っている業務の中では、交通不便地域は二階堂・浄明寺の中での検討をさせていただいているんですけれども、既存のバスやタクシーと異なる新たなシェアサイクルというのは、なかなか地域的には難しいのかなと思っておりますけれども、一つの移動手段としては効果が見込めるのではないかとは思ってございますので、そこも含めながら検討はしていきたいと思ってございます。
 
○森委員  今、難しいということでしたけれども、どういう点が難しいのですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  二階堂・浄明寺は起伏が激しいので、なかなかお年寄りにとっては難しいかなというところでございます。
 
○森委員  シェアサイクルの自転車は電動なんですよね。だから、すごく高齢の方が乗るのはあれですけれども、ある程度の方だったら坂道をすいすい上れたりとか、そういう機能もついていると思うので、かなり実用的なのかなと考えているんですが、いかがですか。
 
○林まちづくり計画部長  交通不便地域のところから、解消に向けてシェアサイクルということで、代表質問でもいただきましたけれども、やっぱり市内でも台数が増えていますし、コンビニエンスストアなんかにもポートがいろいろ置かれたりしてきています。今、交通不便地域の浄明寺・二階堂の部分での新交通システムの検討で、どういったことをやったらいいのかといろいろ模索しているんですけれども、シェアサイクルという新たな移動方法を導入して、利便性向上に一定の効果はあるのではないかなというのは、見込めると思うんですね。
 ただ、市内の交通環境を見たときに、やはり道路幅員等々、十分に取れていないとか、あとは自転車通行帯とかがしっかり整備されてないとか、そういう物理的な、構造的な課題もあると思うんですけれども、やはりバス、タクシー、脱炭素ということもありますので、自転車ですから、基本的には電動のものは電気とかを必要とするのがあるかもしれないですけれども、環境負荷の低減であるとか、健康増進であるとか、いろいろ拡大をしている中で、庁内横断的に、そういったハードの整備なんかも含めて、シェアサイクルの在り方、それから観光都市としてどうなのか、交通不便地域の解消についてもどういうふうに使っていけるのかというのを、これは検討していきたいと思っております。
 
○児玉委員  私から2項目質問させていただきます。まず初めに、内容説明で言いますと53ページ、本庁舎等整備事業に関して、幾つか質問させていただきます。
 令和5年度の予算、事業費に関しましては、約3億6200万円、令和4年度と比較すると約4割減といったところだと思うんですけれども、この中で、事業の内容というところで、新しい本庁舎等整備及び市庁舎現在地利活用に向けた取組を進めるとありますけれども、その中で、第13節の中にも現在地利活用基本計画策定支援等業務委託とありますが、この現在地利活用ということに関しては、今までも検討なり取り組まれてきたと思うんですけれども、改めて聞きますけれども、この現在地利活用基本計画というのは、策定でありますが、これはいつまで策定する予定なんでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  御質問の件になりますけれども、令和5年度中の策定を目指しております。
 
○児玉委員  これは今までもずっと検討なりされてきたと思うんですけれども、継続して、今までのことを踏まえて、令和5年度中に完成、もしくは年度中ということなので、それより早いということもあり得るんでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  この計画づくりになりますけれども、これまで新庁舎の検討と併せて鎌倉市公的不動産利活用推進方針を策定し、現在地についても窓口機能を残すですとか、公共施設の再編をするという方針を示した上で、令和4年9月に現在地の利活用の基本構想を既に策定しておりまして、その内容を一歩進めて、具体的に施設整備をしていくための基本計画の段階に仕上げていき、事業手法、事業のスケジュールなどを令和5年度の中で検討して、作成していきたいと思っております。
 御指摘のとおり、検討途上のものは、逐次建設常任委員会等で報告させていただいたり、パブリックコメント等で早めにお見せしたりというところ、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
 
○児玉委員  この利活用、我々も、代表質問の中でも項目として聞かせていただいていますけれども、この跡地利活用というのは、当然のことながら非常に重要なポイントだと思いますので、そこは分かりやすく、また先ほど質問しましたけれども、令和5年度中と言っておりますけれども、なるべく早めにしっかりとお示しできるように取り組んでいただきたいと思いますが、その辺どうでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  そういった考えを持って、早期に検討状況を、先ほどの繰り返しになりますが、出していくとともに、例えば令和6年3月31日まで、ぎりぎりまでつくるということではなくて、なるべく早くつくれるような検討を、スピードを上げてやっていきたいと考えております。
 
○児玉委員  この項目は以上です。
 もう1項目は、ページで言いますと313ページ、新交通システム等整備事業、これは森委員からも質問がありましたけれども、私からも質問させていただきます。
 この件に関しましては、昨年度、先日の代表質問でも入れさせていただきましたけれども、2021年に二階堂・浄明寺地域で実証実験をやっていただいて、ここに書いてありますけれども、第13節、新たな交通システム導入準備業務委託料ということで書いてあります。我々も、私も含めて、どういう形でやるか、逐次状況を見させていただきながら認識はしているつもりなんですけれども、改めてお聞きしますけれども、令和5年度に導入に向けた準備を行うということなんですけれども、具体的にどこまで進める予定なんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  来年度ですけれども、先ほども申しておりますが、有償の実証実験ができるまでの検討をやりたいなというところでございます。
 
○児玉委員  令和5年度は第3弾の実証実験に向けた準備まで行って、それがスムーズにいくというか、ある程度形にした上で、実際の第3弾の有料での実証実験という意味では、令和6年度になるというイメージなんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  時期はまだはっきりとは分かりませんけれども、令和5年度の調整状況によって、整えば速やかにやっていきたいなというところがございます。
 
○児玉委員  今の質問の心は、2020年からずっと取り組んでいただいていると思うんですけれども、なかなかいろいろ課題があって、課題というか、壁もあるということは私も認識はしているんですけれども、この新交通システムというのは、鎌倉市においても非常に重要な今後の課題でもありますし、全国各自治体を見ても、それぞれいろいろなバスだったりタクシーだったり、皆さん工夫しながら全国的に取り組まれている、そういう事業でもあると思いますので、一刻も早くというか、そこはやっぱり導入に向けてスピード感を持ってやっていただきたいなと思うんですけれども、各先例市というか、各自治体の視察を含めて、その辺は行っていらっしゃるんでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  令和4年度の業務の中で、いろいろ他市の事例も含めて情報は収集してございますけれども、実際、どこかへ行って視察してきたというところまでは至っておりません。
 
○児玉委員  いずれにしましても、なるべく早めに、スピード感を持って引き続き取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。
 
○中里委員  前の委員の方とかなりかぶってくる内容になっているかと思いますけれども、改めてお伺いいたします。
 まず、53ページの本庁舎等整備事業に関してお伺いいたします。先ほどもお話がありましたけれども、この第13節の現在地利活用基本計画策定ということなんですけれども、これまでいろいろお伺いしてきましたけれども、現状で検討されている主な施設の中身を、改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  現状検討している施設の中身というお話をいただきましたけれども、まずは老朽化が進んでいる中央図書館の機能を、ここの現在地に再整備するというようなところを中心に、鎌倉駅西口のきらら鎌倉のホール・ギャラリー機能、こういったものを入れていく。あと、窓口の機能、新庁舎を深沢に整備する場合の現在地利用になりますので、この地域の方々の手続、相談等が御不便にならないような窓口機能をしっかりとつくっていくこと。そういったものを中心に施設整備していく中で、令和4年9月に策定した基本構想の中で、先ほど申し上げた、きらら鎌倉の集会室機能についても、この基本計画段階で、集会室機能も含めてこちらで検討していくとしておりますので、現在検討を進め出しておりますこの基本計画の中では、きらら鎌倉の全ての機能、ホール・ギャラリー機能だけではなくて、集会室機能もこちらでできないか、そういったところを含めて、公共施設をしっかりこの場所でどう再編していくのかというのを、いま一度しっかり検討していきたいと思っているところでございます。
 
○中里委員  この本庁舎も含めて、どちらも50年以上たっているというところで、早期にその計画を進めていただきたいなと思っております。
 ただ、やはり住民にとって、まずは大きな不便がかからない窓口がしっかりとつくられなければいけないと思うんですけれども、もちろん遠隔とかも含めてにはなると思うんですけれども、窓口機能に関してどのように計画されているか、お伺いいたします。
 
○石塚市街地整備課担当課長  まず、現在地の利活用の中で実現させていこうとする窓口機能になりますけれども、委員御案内のありましたとおり、まず遠隔でのというところになりますけれども、オンラインで手続ができるというのは、この地域に限らず全ての市民の皆様が自宅からまずできるようなものが、新庁舎で実現する。手続に行かずとも、すぐ、お手間をかけずに済む手続が実現できるようにしたいなと考えているところがございます。
 なので、この場所、現在地に来なくてもまず手続できることも検討していくとともに、現在地に来ていただいて、新庁舎とつないでオンライン、新庁舎と現在地の間の遠隔というのも、職員が寄り添ったり、またはオンラインテレビ電話みたいな形で、新庁舎の職員とこの場所に相談で来られた市民の方が話しながら手続、相談を進めるとか、そういうことも含めてやっていきたいと考えております。
 また、今現在、支所で対面で従来型の手続というのをやっておりますけれども、時代がちょっとどうなるか分かりませんけれども、現在地でも今と変わらないサービスを提供する状況であれば、そういったものもやっていく前提で検討していく、そういったところを考えております。
 
○中里委員  老朽化している施設を含めて、市民の多くの方も、早くしっかりとしたものができることを望んでいるかと思いますので。となると、やはりこの基本計画、先ほど早期にということなんですけれども、できるだけ早くお示しをしていただければと思っております。
 では、次が、309ページの深沢地域整備事業のところでお伺いいたします。第19節に新駅詳細設計の負担金とありますけれども、金額的には1億3600万円と大きな金額ですけれども、こちらに関しては、4者での負担をしたものが、その割合、27.5%に当たるものがこの金額という認識でよろしいでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  この新駅の詳細設計負担金につきましては、詳細設計自体は令和4年度から令和5年度にかけて、2か年で実施しております。その令和5年度分の鎌倉市負担分ということで、負担金を計上させていただいております。
 この負担金の割合につきましては、今、委員より御説明がございました負担割合27.5%に相当する額となっております。
 
○中里委員  では、もう1点お伺いいたします。やはり新交通システムのところをお伺いしたいんですけれども、313ページ、これまで行ってきた実証実験のところで、いろいろな課題があったかと思うんですけれども、今止まってしまっていて、実証実験から先に進めなかった大きな課題というのは、どこにあるとお考えでしょうか。
 
○久保まちづくり計画部次長  令和2年度の実証実験のときの課題になりますけれども、大きくは、運行に必要な利用者数が見込めないといったところ、また、あと運行費用の部分で、もうちょっと安くしてくれとか、そういったところのお話がございました。その2点が大きな課題かというところでございます。
 
○中里委員  多分、一番は利用金額なのかなと私も思っているんですけれども、利用金額が高過ぎて利用者数が見込めなかったというような結果なのかなと思うんですけれども、そうなると、ただ、今後これから検討していくかと思うんですけれども、やはりいつまでも公金をというところはないかと思うんですけれども、一定の負担を行政として賄って、このシステム導入に向けて取り組んでいく必要があると思うんですけれども、その点が、利用者負担をメインとしていくのか、一定期間に関しては、行政として負担を大きく賄っていくか、そんな検討はどのような状態か、お伺いいたします。
 
○久保まちづくり計画部次長  まず、軽減策として、まずアンケート等いろいろ確認している中では、利用者の多くが買物とか通院とかの目的で利用していることが多いというところだったので、関連する商業や病院などの支援をいただくとか、あと広告の掲載で広告収入を得るとか、そういったところも検討の一つとしては入れているところでございまして、可能性としては、そういうようなものを含めて、見込めるのは、あと、市が負担する可能性もあると考えてはおります。
 
○林まちづくり計画部長  この新交通システムの検討に当たっては、令和2年度に実施したときには完全無償という形でやらせていただいたので、利用する方にとってはサービスとしては一番レベルが高い、お金が要らないわけですから。令和3年度は有償になりますよということをあらかじめお話しした上で、令和2年度に入っていったわけなんですけれども、じゃあ令和3年度どうしましょうかと、どこら辺が落としどころになるんでしょうかというので、お金の話はあったんですけれども、実際の運行について、誰がどう責任を取るのかといったときに、自治・町内会で、万が一何かあったときに、補償の部分であるとか、非常に課題が多いねと。それから、3自治会が連動してやっていただくんですけれども、その自治会の中でも、あの地域ですと、鎌倉宮のところがバス停としては最後になるんですが、その至近の方は、すぐ近くにお住まいの方は、そのシステムを使わなくてもいいということになりますから、自治・町内会の全ての方々が利用するわけではないので、そのバランスを自治会の中でどういうふうに考えていこうかとか、いろいろ議論があったんですね。
 そういった中で、令和3年度の有償の実験はできなかった。じゃあ、令和4年度しっかり検討しましょうということになって、今、まさにやっているわけなんですけれども。最初にお話しした、令和2年度の非常にサービスのレベルの高いところから、やぱり実際のところまで折り合いのつくところはどこなのかというのを、今、探っているところです。それを踏まえて、令和5年度にじゃあどうやっていけるんだろうかというのを、やっぱりまた自治会の、地域の方々に入っていただいて、やっていくと。
 公費の部分については、やはり独立してやっていただけるというのが、当然ベストだと思うんです。公費の導入をしていかなければいけない。生活支援、交通不便ということもありますので、そこは行政としてどこまで持っていくのか、負担すべきかというのは、これはしっかり検討していかなければいけない。ただ、基本的には行政の負担なしで、運行できるような制度というものを提供できるような環境をつくっていきたいと思っています。
 ちょっと長くなって申し訳ないんですけれども、東京都内でも、一定額でタクシーを使えるとか、あとは全く逆のところで、本当に国が定める交通不便地域、過疎地域においてのシステムとか、いろいろあります。それらも令和4年度、いろいろ検討していますので、どこが一番折り合いがつけられるところかというのを、模索をしていきたい。
 公費の投入というのは、そこは必要に応じてはやらなければならないかもしれないですけれども、今のところはそうでない形で継続してやっていけるものを提案したいなと考えています。
 
○中里委員  鎌倉の中では、このエリアだけではないというところもありますので、とにかく困ったというような声も、坂のないところで買物に行きたいんだとかいう高齢の方もいらっしゃるかと思うので、一歩、大変かと思うんですけれども、かなりテクノロジーも進んで活用しやすいものなんかも、先ほど東京都の中でやられているようなものもお話しいただきましたけれども、あるかと思いますので、期待しておりますので、進めていただければと思います。
 以上です。
 
○池田委員長  ここで1時間以上経過しましたので、10分程度休憩したいと思います。再開が10時50分再開ということで、暫時休憩いたします。
               (10時40分休憩   10時49分再開)
 
○池田委員長  それでは、再開いたします。
 続きまして、御質疑ございますか。
 
○後藤委員  私からは、項目としては大きく2つについて質問しようと思います。先にほかの委員の方々が質問しているところと重複しますので、なるべく内容が丸かぶりしないようにしようと思いますけれども、簡潔に御回答いただければと思います。
 まず、内容説明の307ページ、大船駅周辺整備事業というところで、令和4年度は砂押川のところとか予算についていましたけれども、令和5年度はそれが外れて、さっき森委員からお話がありましたけれども、臭気問題とか、この後の特会で多分出てくるんでしょうけれども、大船駅の周辺の市街地をどうするのかというのは、もうずっと長期的に関わってこられているところなんだと思うんですが、令和5年度のところでこういうところがちょっと変わりそうだとか、てこ入れできそうだとかというのがあったらちょっと教えてほしいんですけれども、その辺いかがですか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  大船駅周辺の再開発によらないまちづくりということで、令和5年度の見込みなんですけれども、今、課題感を持っていますのは、駅を背にして砂押川を見た場合に、すぐ右側ですね。松竹通りの辺りがあると思うんですけれども、横浜市の北第二地区という再開発が出来上がったすぐ隣が、やはり、横浜市側が新しくなったということもあって、より改善を望む声というのを、私も地元の方から聞いているところでございます。
 そこについて、私どもの市街地整備担当の予算ではないんですけれども、砂押川の上にかかっている駐輪場の現状把握調査をするところから、まずは、あの辺りというのは再開発によらず、笠間口から出てすぐのところですので、大船駅周辺の人の回遊性とか、横浜市側からの鎌倉市の人の流れ、実際、今でもたくさんの人が往来しているというのは、私も現地で確認を度々しているところなんですけれども、より快適に回遊性を高めて、また美観についても少し手を入れられたらなという、少し中期的なことになるかもしれませんけれども、思いがございます。
 既に、駐輪場は交通担当で調査を上げているところですし、私どもでも大東橋周辺のまちづくり、あるいは鎌倉芸術館周辺のまちづくりということで、計画を持っている中で、町のステークホルダーの皆さんに話を聞くということを始めております。女子大生がたくさん通る通りでもありますので、あの辺りを女子大の意見も聞きながら、現地の通り沿いの方の意見も聞きながら、みんなでどうしていったらいいかを考えて、みんなでつくっていくような形で進めていけたらということを考えております。
 
○後藤委員  さっき自転車置場の整備の話も出ていましたけれども、令和7年3月ぐらいまでに決着がつきそうだということでお話をいただいたかと思っていますが、いろいろな景観の問題とか、あとは環境の問題も含めて、そうやって地域の人たちの、ステークホルダーの方々のお声を伺いながら、その辺のまちづくりの問題も、令和7年ぐらいを目途に進んでいくという解釈でよろしいですか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  今のところ、年度計画というような、年次の計画というのは明確に立ててはいないですけれども、当然、駐輪場の存在というのが大きいですので、そこをどうするかということに合わせながら、連携しながら進めていきたいと思っております。
 
○後藤委員  市民から見たら、やっぱりいつまでにどういう形で変わっていくのかなというのが、もうちょっと分かりやすいほうがいいのかなと思っていまして、やっぱりいろいろなまちづくり、ここまでやったら終わりとかということはないから、すごく大変だというのはよく理解しているんですけれども、やっぱり地域の人たちに説明するときにも、例えば令和5年度はこういうところにお金をかけているみたいだよと、令和6年度、7年度はこういうふうに町が変わっていくよということが説明しやすいような形で進めていっていただけたらなと。そこにはやっぱり上位計画がありますから、上位計画からもちろん逸脱しないような形でということになると思うんですけれども、なるべく市民の人たちには分かりやすい広報というか、形で、先ほど森委員もおっしゃっていましたけれども、例えば自転車の置場を直しますというの一つ取ったって、その間、市民は使えなくなってしまうのかな、それとも別に何か代替の場所を用意してくれるのかなとかというレベルから皆さん心配されますから、そういう形で、できるだけ計画を分かりやすく伝えていただければと思います。
 そしてもう1個、次の項目に行こうと思います。内容説明だと309ページ、深沢地域整備事業のところ……、ごめんなさい、ここはほかの委員の人に質問していただいたので、飛ばします。
 312ページ、交通体系整備事業のところなんですけれども、ここの事業の内容で、これもほかの委員の方から、いっそのこと手を引いてしまえばいいんじゃないのみたいな話が出ていましたけれども、やっぱり積年の課題だと思うんですね、渋滞対策とかということも含めて。この交通計画検討委員会というのは定期的に開催されて、国や県の行政機関等で構成されているということなんですけれども、令和5年度はどういうような、委員会の開催回数とかは多分そんなに変わらないと思うんですけれども、どういった内容を進めるというか、検討しようと思っているのかというのが分かれば、ちょっと教えてください。
 
○久保まちづくり計画部次長  先ほどロープラの件でちょっとお答えさせていただいたんですが、今現在、実現に至っていないというところもございまして、来年度の具体的な委員会の内容というのはまだ確かに決まってないところでございます。
 
○後藤委員  そうしたら、令和3年度からやっているとおっしゃっていましたね、さっき。令和3年、4年、5年は開催をして、そこで検討されたこととか、出てきた結果みたいなものがあれば、ちょっと教えてほしいんですけれども。
 
○久保まちづくり計画部次長  先ほどお答えした、令和3年から実施しているというのは短期的観光渋滞対策のほうでして、この委員会とは関係ないというところでございます。
 
○後藤委員  ごめんなさい、内容が間違っていたみたいです。じゃあ、その短期的観光渋滞対策の結果というか、どんな感じだったのか、分かりますか。
 
○久保まちづくり計画部次長  短期的渋滞対策なんですけれども、まず、令和3年度に実施しているのは、鎌倉地域の中の各主要交差点に国土交通省の横浜国道事務所でつけたカメラがございまして、そのカメラの情報を、交通量を測定するような機械を設置させていただいてございます。
 令和4年度なんですが、実は駐車場の予約システムというのを実施しようという計画で国土交通省と調整をしていたんですけれども、いろいろちょっと調整に難航したのも一つあり、またその予約システムの駐車場を、この本庁舎の駐車場を、土日で社会実験をやろうというような計画でいたんですが、コロナ禍もございまして、土日はワクチンの接種会場になっていましたので、そこからも会場としてはふさわしくないなというところで、調整していました。
 実際、じゃあ次は何をやるかと言いますと、駐車場の予約システムを実施したいなというところが、国土交通省としてもございますので、今、現時点の案としては、鎌倉地域の外縁部というか、渋滞が発生する手前のところで駐車場を確保させていただいて、そこから二次交通、バスや自転車を利用した観光をしていただければなというような社会実験を今、検討しているところでございます。
 
○後藤委員  社会実験はいいと思うんですけれども、そこ自体は大体いつ頃に予定されていて、それの結果が出るのはいつ頃とかという見通しはあるんですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  今の予定で言いますと、令和5年度秋頃を目指してございます。
 予算を繰り越しさせていただいています、令和4年度の。その令和4年度の繰り越したお金で、令和5年度の秋頃の実施を目指しておりまして、成果としては、令和5年度中に結果というか、報告を出したいなというところがございます。
 
○後藤委員  これ、隣の新交通システム等整備事業とかにも関わってくるところだと思うんですけれども、今、いろいろなところで民間の会社のモビリティー・アズ・ア・サービス、MaaSですかね。移動型のMaaSの実証実験とか、いろいろなところでやっていますし、あとは、それこそ地域の高齢者が例えば病気とかけがをして、長いこと歩くのが難しくなっても、電動車椅子に近いような移動型のモビリティーを使って、いろいろなところで、シェアの部分も含めて広がっていくということが期待されているわけですけれども、鎌倉市においては、ある意味、実証実験と言ったらあれなんでしょうけれども、それこそワクチン接種のときにタクシー券を配ったじゃないですか、高齢者の方に。もちろん予約で時間ごとに分けていますから、そこの時間だけすごく密集するということはなかったと思いますけれども、それでも相当数タクシーを利用されている、全体で3割ぐらいだったと記憶していますけれども、ある意味、一定期間タクシーがかなり走ったんだと思うんです。そこについて、交通の観点からそれがどうだったのかとかというのは、何か情報は回ってきているんですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  その件については、特に話はしてございません。すみません。
 
○後藤委員  もちろん図らずともというところではあるんですけれども、実際に鎌倉の面積だったり、道の狭さだったりという、ここの自治体ならではの状況下で、ある意味、一定期間行われたタクシーがたくさん走ったであろう時期だったと思うので、そういうときに事業者から見てどうだったのかとか、それはヒアリングしてもいいのかなと個人的にちょっと思ったんですけれども、その辺いかがですか。
 
○久保まちづくり計画部次長  新交通の関係で、タクシー事業者とはヒアリングする機会がございますので、委員おっしゃられたようなところも触れてみたいなというところでございます。
 
○後藤委員  ぜひお願いします。せっかくと言っては何ですけれども、そういうことがあったわけですから、そこのときに皆さん方がどう思ったのか。今でも、個人的にはですけれども、そこら辺でタクシーをつかまえようと思って、アプリを起動して、GOタクシーみたいな。でも、なかなかつかまらないんですよ、鎌倉市って、実は。鎌倉ではつかまえられないということを考えたときに、例えば昨日も藤本委員がおっしゃっていましたけれども、陣痛タクシーの問題だったりとか、いろいろな、自分たちがふだんは使わないかもしれないけれども、緊急時に使いたい公共交通機関って本当に充足しているのかなと思ったら、その需要と供給のバランスがいかがなものなのかなと思って私は見ているところがありまして。もちろん、外からいろいろな観光客の方がいらして、もちろん、あと地域の人たち、そういうのも全部複合的に、渋滞なり、この交通システムということを考えていかなければいけないということは重々理解はしているんですけれども、そういった中で、地元の関係者ですよね。それこそステークホルダーになると思いますけれども、そういう関係者の人たちと、よくその辺の情報を詰めながら、例えばこういう年度に関しては、こういう実証実験をやりたいと思って、むしろここの地区の渋滞解決に一生懸命取り組んでいきたいみたいなところがもうちょっとはっきり見えると、市民の人たちも多分後押ししてくれると思いますし、そういうのに税金が使われて、ゆくゆくは渋滞解消していくのであれば、それはいいことだよねということで、御理解もいただけるのかなと思っていますけれども。その辺、なるべくスピード感を持ってと児玉委員もおっしゃっていましたけれども、私もそう思っていて、なるべくスピーディーにやってもらいたいなと思いますけれども、部長、いかがですか。
 
○林まちづくり計画部長  先ほど、中里委員からの御質問でお答えさせていただいた、新交通の令和2年度のときに公費負担でやりました。コロナのワクチンのタクシー利用についても、市のほうで負担をしたということなので、利用が高かった。
 実際、私もこの本庁舎にワクチンを打ちに来て、帰るときに、タクシー待ちがたくさんいらっしゃるという状況を目の当たりにしていまして、利用が非常に多くて、やはり御高齢の方で歩くのも本当に大変なんだけれども、恐らくなんですが、御自身がかかってしまったときに、御家族に迷惑をかけないように頑張ってワクチンを打ちに来られているんだなというのは、私は想像したんですけれども、そういう方の利用には非常に大きく貢献したのかなと思っています。
 一方で、公共交通ということになると、バスは運転手が足りないですよということ、それから、せっかく路線をつくっていただいたんですけれども、需要が低いので、またそれがなくなってきてしまったりとか。タクシーの運転手も減ってしまって、大量に減ってしまって、タクシーの台数が減ってしまったという事実も承知しています。それによって、待ち時間が長いから何とかしてくれないか、ベンチが欲しいんだけれどもとか、そういう要望とかもありました。運転手が減ってしまっているというのは、一つにはコロナもあって物流のほうに動いていらっしゃるという話も聞いてはいるんですけれども。
 スピード感を持って、全体のバランスというものを、観光も含めて、市民の生活も含めて、あとは藤本委員の昨日の質問にもありましたけれども、そういうニーズの部分も総合的に見ていって、じゃあ公費としてどこまでやるべきなのかというバランスも含めて、検討はしてまいりたいと思っております。
 もう1点だけ、新交通システムをこれから動かしていく中で、最初のほうに久保次長からお答えさせていただいた地域公共交通会議、バス事業者とかタクシー事業者とか、いろいろな方々が入っているところでの議論、それは単純に新交通だけではなくて、今、後藤委員がおっしゃられたような、いろいろな包括的な市の交通の在り方、鎌倉市独特の地形だったりとか地勢だったりとかということも含めて、じゃあ何が一番市民にとって、また事業者にとって最適なのかというのも、行政が一緒になって牽引するような形で、場づくりというんですか、それは努めていきたいと思います。
 
○藤本委員  2項目お伺いしたいです。ちょっと聞きづらいほうから。53ページなんですけれども、本庁舎等整備事業について。ほかの委員さんも御質問されていたんですけれども、現在地利活用の委託料が入っているんですけれども、その進め方について確認させていただきたいんですが、本庁舎が移転するということが今後決まれば、ここが跡地ということで利活用していくということになると思います。今、跡地と想定されて利活用計画を作成されていると思うんですけれども、万が一、ゴーが出ない場合についての計画というのは作成されているんでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  ゴーが出なかった場合という御質問になりますけれども、そもそも現在地の利活用の基本計画まで至っているこの検討については、新庁舎の移転整備という大変重たい決断をして進めてきているところなんですけれども、移転とセットで現在地がどうなるかというのをしっかり示していかないといけないのではないかというところから始まっての、セットでの、全体まちづくりとしての施設整備の在り方の検討のためにやっておりますもので、実現しなかった場合というところは、視野に入れて検討しているものではございません。
 
○藤本委員  本庁舎が移転するという想定で、跡地の利活用をセットで、想定というか、計画をつくっているものという説明ですよね、今のは。なるほど。
 そうなると、じゃあちょっと別で、可能性としては、そのゴーサインがいつか出るという見込みがあればそのまま行っていいと思うんですけれども、いつまでたっても出ないなみたいな、可能性ですよ。本当に万が一で、あるかないか分からないですけれども、この事業が大きいので、多分そういうケースも事業として考えて進めていくんだろうなと思うんですけれども、そういった場合には、ここが跡地にならないぞみたいなときの計画というのは、別にまたつくっているんですか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  そちらについて、具体的に検討しているものはございません。この場所で、現在地で建て替えをできないかという検討については、一部、平成27年の基礎調査で、敷地の広さ、あとは建築の制限などで課題があるというところでの検討はしているところですが、繰り返しになりますが、駄目だった場合の検討というものはしていないというところになります。
 
○藤本委員  本当に万が一というか、あれなんですけれども、それはどこかで絶対オーケーが出るということを言っているということなんですか。すみません、ちょっと分からない。
 自分の仕事の仕方からすると、やっぱり一応駄目だった場合、最悪どうするみたいなことって、もし今つくっていないとなると、どこかでつくるんですか。それともつくらないまま行くんですか。すみません、しつこいですけれども、ごめんなさい。
 
○林まちづくり計画部長  昨年の議案の否決ということで、特別議決をいただけなかったというのは、当然、真摯に受け止めなければいけないので。
 ただ、一方で、課長が説明してきましたけれども、災害発生時に、鎌倉市としては非常に重要な新庁舎の整備というのは待ったなしですよという中で進めてきているので、今、もしかすると、これは一つには、転換期になるのかもしれないですよね。一つには。進められるのであれば、我々が思ったとおり進めていきたいけれども、どうしても、藤本委員のおっしゃるように、いやいや、どうにもこうにも進められないからというときに、じゃあ、災害に対応することができていないのをどういうふうにしていくのかというのは、また検討しなければいけないことになるんだと思うんですよ。それこそ、言葉はよろしいかどうか分からないですが、にっちもさっちもいかなくなってしまったよと、進められないということが明らかになったときには、それは別のプランというものを。今、課長から答弁したように、平成27年度にやったものはあるわけなんですけれども、そういった今まで積み上げてきたものも踏まえて、最適なものというのを探る作業というのは、それが必要になる場合があるかとは思います。
 
○藤本委員  これまでの議論であまり聞かなかったので、一応確認で、事業を進めている組織と、別の意見を持つ第三者組織がボールを持っているところがある計画じゃないですか。だからそこが動かせない部分もある中で、どうするのかなと思って聞きました。
 そういった、要は、そこのスイッチがオンにならない限りは動かないという立てつけなので、確認まで。
 じゃあ、もしあれだったら考えますよねということで、今、確認させていただきました。ありがとうございます。
 あと、ここで聞くのか分からないんですけれども、今、これを進めているので、広報とか説明会とかでいろいろなお話をされていて、私も討論の中で言ったことでもあるんですけれども、ここまでの経緯が、なぜ、例えば条例の特別議決というのが令和4年になったのかみたいな経緯とかも、結構、私もいろいろな方に説明していただいて、平成30年は私はいなかったので、平成30年にこういうことがあったので、そこでは出さないでここで出しましたという背景があると思うんですけれども。そういう、だから今の広報で説明が……、市長も御答弁いただいていました、説明が足りなくてとおっしゃっていて。説明が足りないというか、説明も足りないのはそうですけれども、そういう経緯とかも広報でちゃんと出した上で、市民が、あっ、なるほど、ここでこういうことがあって、今こうなったのねみたいなのが分かったほうが、市民が今持っている情報って、要はここのハザードと深沢のハザードとか、そういった話だと思うんですけれども、そういうのももっと知ったほうがいいと思うんですけれども。
 なので、そういった情報が、私も教えてもらって初めて持って判断できたところがあるので、そういう議員とかに出しているぐらいの情報は、市民の方にも出して判断を仰いだらいいかなと思うんですけれども、その辺り、広報の仕方をここで聞いていいのか分からないですけれども、どうでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  情報を正しく伝えていくという仕事をこれからもやっていかなきゃいけないということを、12月の否決を踏まえて真摯に受け止めているところでございます。
 例えば、最近私が聞いた話ですけれども、新庁舎が深沢にできるとグラウンドがなくなるから駄目なんだという意見を頂いたというのを聞いたんですけれども、グラウンドは隣にできる予定で、新庁舎ができるからグラウンドが取れないということではないはずなんですけれども、そういったところが、スポーツの整備と、またこちらの整備と縦割りのところはあるんですけれども、正しく伝わっていないことが、そういったふうに伝わっているところもございます。
 これまで一つ一つ説明し尽くしてきたところなんですけれども、改めて12月の否決を踏まえて、分かりやすい情報づくりというものに努めていきたいと思っておりまして、説明会しかり、あと、ホームページなんかもリニューアルして、そういった情報を発信していくということを、今、検討しているところでございますので、御指摘のところ、しっかり伝わるように、広報がいいのか、ホームページがいいのか、そういったところを考えていきたいと思っております。
 
○藤本委員  ここで言うのか、これもまた分からないんですけれども、市民説明会をされていると思うんですけれども、議員説明会もしてほしいなというか、否決されたのは議会で否決されていて、いろいろな考えがある中で、説明会というか、議論なんですか、分からないですけれども。そういった場が、結局、市民説明会は私もまだ参加できていないんですけれども、私が参加すればいいという話かもしれないんですけれども、その辺りも、もう少しあると助かるんですけれども、どうでしょうか。ここで聞くのか分からないですけれども。
 
○林まちづくり計画部長  議会の特別委員会も設置していただいているところでございますので、今、藤本委員から議員にも説明をという話もあって、やらないとか、そういうことは全然なくて、ぜひお願いしたいというのは思っておりますので、そこは今後また、調整というか、させていただきたいと思っております。
 
○藤本委員  じゃあ、今のページは以上です。
 あと、もう1個、284ページの交通安全対策事業で、スクールゾーンの交通安全対策でカラー舗装等を実施するというのを、グリーンゾーンとかつくってもらっているのかなと思うんですけれども、これは前も伺ったかもしれないですけれども、検討も多分されているかもしれないですけれども、いわゆるハンプとか、私もよくお声を頂くんですけれども、o御成小学校に行くところまでの道がとか、小坂小学校に行くまでの道がみたいな、車が30キロメートル制限になっていても、30キロメートル制限だともっと出てしまうよみたいなことも、ちょこちょこお声を頂いていて、確かにグリーンゾーンがあっても結局寄せてしまったりする車がいたりするのかなと。
 もちろん、グリーンゾーンは非常に助かっていますし、ちょっとしたポールが置かれているのもすごく抑止になっていると思うんですけれども、ハンプとかは鎌倉になじまないですか。そこが、もし何か方針があれば教えてください。
 
○久保まちづくり計画部次長  過去にやっている事例は、体験的な事例はあるんですけれども、鎌倉市内で実際にやっているというところは、特段ないです。
 やるに当たっても、私の過去の経験から言いますと、なかなかハンプって、結構振動とか騒音とかが発生するものなんです。そういったものをつけるに当たっては、周辺の、近所の方の御理解を得ないと、つくったから振動が増えたとか、騒音が増えたとかという苦情もありますので、なかなかそこは慎重なところだと思っています。なので、なかなかつけづらいというところもあるかと思います。
 
○林まちづくり計画部長  ハンプがあることによって原則安全が保たれるというのがあるんですけれども、今、久保次長がお答えしたように、荷物を積んでいる車がハンプをゆっくり通ったとしても音が出てしまうとか、あと、速度が出ていると振動とかということもあるんですが、交通管理者、警察との調整の中で、地域要望があって、じゃあそれに向けてどうしていくべきなのかということで、道路管理者、市でいえば都市整備部になるんですけれども、と一緒に警察との調整をしたケースもあるんですが、それまでなかったものが設置されて、予告の看板とかを出したりとかするのかもしれないんですけれども、危険性ということを言われるんですね。ハンプをつくることの。
 これは、認知をどこまで進められるかということにもよるのではないかと、個人的に思うところもあるんですけれども、やはりそこのバランスの中で、なかなか難しいというのは、今聞いているところでございます。
 だからといって何もやらないということではないので、例えばカラーハンプだとか、視覚的に、そういったものについても検討していく必要があるかなと思っています。
 
○武野委員  私からは、45ページの、まちづくりの条例をつくるに当たっての新制度のところと、あと市役所、本庁舎問題と、それと深沢整備事業について質問いたします。
 その前に、ちょっと大船周辺の臭気問題のところ、私ずっと、これも質問しようと思ったら、既に森委員のほうからありましたが、1点だけ。これは臭気の原因となっている場所は、特定されているんでしょうか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  現在という話で捉えますと、一つは再開発の事業予定地内で下水道が入っていない部分がございます。それは、大船駅の東口を出て、笠間口に行く県道沿いということになります。
 そこは、浄化槽からの水が雨水の側溝に入っておりますので、状況によっては、そこから大なり小なり臭気があるというのは、現地でも確認しているところです。
 あとはもう一つ、くみ取りという点については、今、場所が特定できない部分もあって、調べているところなんですけれども、側溝から出てくるような臭いではなく、もう少し強いし尿という話が、私のほうでも聞いているところもございます。これが、具体的にどこというのが、なかなか特定できない状況になっております。
 
○武野委員  本題に入ります。本題というか、45ページですね。
 これがどういうスケジュールになっていくのかなというところがすごく気にかかるところですけれども、問題意識としてはどこにあるんだろうと。私の問題意識は、ここに書かれている「鎌倉市まちづくり条例に基づく大規模土地取引行為の届出により、早い段階で土地利用の転換を把握するとともに……。」この早い段階と言っているのが、これは届出があった以降のことを言っているわけですよね。私の問題意識は、届出がある前に、まちづくりとしてどうあるべきかというようなゾーニングを、既に市のほうで持っているべきだと思っているんですが、この部分では、あくまでもまちづくり条例に係る届出があってからの段階でしか、この新しい条例の検討というのはないんだなと思うんですけれども、私の言った問題意識というのは共有していただけるでしょうか。
 
○渡辺(誉)まちづくり計画部次長  今、委員御指摘の早い段階というところなんですけれども、このまちづくり条例の構成というか立てつけが、まず、土地が動くということの段階でキャッチして、そこで、その動く段階での市からのお話をさせていただいて、その後に、実際に事業中に出てきた計画について誘導していくというような形になっているところでございます。
 
○武野委員  やっぱりそうなわけですよね。その段階では、もう事業者は、例えばマンションならマンション、何戸部屋をつくればペイできるということ前提に土地を買ったりとかしていて、その段階では私はもう遅いなと思っているものですから、もっと前の段階で、この地域はこういうまちづくりにしましょうよと、自主まちづくり計画まで行かなくても、市であらかじめそういった構想なりを持っていただきたいと、かねがね思っているところです。
 この項はこれでおしまいで、本庁舎の問題に移ります。
 議会の中でも、やり取りの中で、本庁舎の移転計画がつくられた、あの計画は変えないとおっしゃった。このほど説明会が開かれました。
 変えない計画を皆さんに知っていただきたいという説明会なんだなと。つまり、この中でいろいろ要望がなされていても変えないというスタンスなのでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  要望ということになりますと、例えば特別委員会でも市議会の方々から意見を頂いていて、基本計画に明文化されていないもの、こうしてほしい、こういうことは考えないのかというところについて、新庁舎のほうであれば、基本設計を進める中で鋭意検討していきますよ、調整して行きますよと。
 変えないということではなくて、次の段階でしっかり捉えていきますよと。現在地の計画の中では、次の段階として基本計画づくりというのがありますので、先ほども申し上げましたが、例えば、きらら鎌倉の集会室についてもしっかり検討していきますよとか、公共施設の量を民間施設よりも優先するべきではないかという御意見もいただいておりますので、先ほど申し上げましたが、公共施設をしっかりと確保する。鎌倉の行政の拠点として、現在地をしっかり利活用していくことというのを、伝わっていなかったところもあるかもしれませんが、しっかりと基本計画の策定の中で示していきたいなという考えでございますので、変える、変えないというところでいうと、過去の計画を変えるというところはしていないところですけれども、しっかりと、頂いた御意見については捉えていきたいと思っているところです。
 
○武野委員  明文化されていないところについては、設計の段階で変えられると、これまでもおっしゃっていたから、そうだと思います。
 じゃあ、その明文化されているところ、過去の計画というのは変えないというスタンスなわけで、市民の中での説明会での意見などで、これまでの計画を変えてほしい、部分的にも含めて、もう既に明文化されている部分を変えてほしいといったところで、変えませんよということなんですね。
 
○石塚市街地整備課担当課長  繰り返しになりますけれども、過去の計画を変える、変えないというところでは、変えないという考えを持っておりますけれども、頂いた御意見を一つ一つ見て、捉えていくところでございます。
 
○武野委員  説明会を開かれて、私はもちろん行っていないんだけれども、その中では速記の方がいたりとかで、かなり議事録がすぐ出てくるような気がしたんですけれども、いつ出てくるんですか。今回の説明。
 また、次もまたリモートで行われることもあるんですけれども、大体、開催されてからどれぐらいたつと出てくるものなんですか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  速やかにというところで考えているところでございますけれども、業務の中で一歩一歩作ってきているところでございます。
 御指摘の速記というのは、要約筆記といって、耳の不自由な方とかが視覚的に即時に市長がしゃべったこと、発言者がしゃべったことを見てとれるようにその場で打っているもので、記録という意味で打っているものではございませんで、別途委託をしているところになります。
 記録については、しっかりと行政の記録として決裁を取って、ホームページで掲載していくところになりますので、4月、5月までかけて作る気はありませんけれども、しっかり決裁を取って、速やかに。少なくとも3月中にお約束をしたいなと思っていますけれども、早いうちに出したいなと思っているところでございます。
 
○武野委員  ぜひ早く出していただきたいと思います。
 それで、その次の第13節のところの、新庁舎の業務委託ですけれども、この業務委託というのは、計画が既にできている、明文化されているという、先ほど言ったようなその計画が前提のものであるわけですね。
 明文化されている部分を変えないとさっきおっしゃっていますけれども、もし変えるようなことがあっても、この委託の契約は使えるものなんですか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  第13節の1954万7000円の新庁舎等基本設計及びDX支援業務受注者選定支援業務委託料というところに注目してお答えしますと、例えば、先ほどの繰り返しになりますけれども、調査特別委員会での御意見、あと、この後行っていく市民への説明会、ワークショップなども含めて、基本設計において、そういったところをトータルで踏まえて、図面を作ってくださいと。
 あくまで、基本計画はモデルプランといって、それが分かりづらいという御意見もありますけれども、こういった施設を鎌倉市は今まで考えてきたと。じゃあ、それを具体化する設計図を書いてくださいというのはこれからになりますので、そこで検討できると思っております。
 
○武野委員  いろいろ言われていますけれども、明文化されているところは変えないと。そして、この委託料というのは、そこの部分は変えないで委託するということになりますよね。今、うんと頷いていらっしゃいます。
 それで、あと、積立てですよね。これも新庁舎のための積立てですね。
 
○石塚市街地整備課担当課長  基金の名前にあるとおり、本庁舎の整備に係る基金ということになっておりますので、本庁舎整備、それを新しく深沢で建てることに限らず、本庁舎の整備に係るものであれば使える基金だと考えております。
 
○武野委員  今、170億円という数字が整備でかかるということが出されています。
 それで、これは現在地も、それを補強して今のここを使うのか、補強して使えるんだったら市役所にすればいいんだけれどもね。それとか、建て替えるのかということでも、うんとお金がかかる。ここが全く、こうするなら幾ら、ああするなら幾らということすら出されていないということですよね。だから、すごくお金がかかるんじゃないでしょうか。質問ではないんですけれども、かかると思いますよ。
 この間、建設常任委員会で松中委員が出していた神奈川新聞、藤沢での文化財収蔵庫再整備事業。これが物価高騰で建設費が2.6倍かかるということで、この計画を見直したという報道がありました。今度は3月4日、栄区の開発、コスト増で断念というのが出ています。
 コストが上がっていくというのを、1年先ぐらいまでだったら何とかなるかなというんだったら断念しませんよね。これは、5年後にはもう開庁するように、新庁舎が出来上がるわけで、この住宅とか商業施設というのがいつ完成することを見越して言っているのかはちょっと分かりませんけれども、これは耐えられないんじゃないですか。170億円では済まない。しかも現在地も含めたら、どれぐらいかかるんでしょうかね。170億円というのは、コロナやウクライナの前に出された金額ですよ。そうすると、どんなになるんですか、今後。
 
○石塚市街地整備課担当課長  170億円のことになりますと、建設費は142億円ぐらいになるんですけれども、これらについては、令和4年9月に策定した基本計画の中で示したものなんですけれども、積算というんですか、計算した時点は、令和4年の1月頃だとなっているんですけれども、そこから現在、例えば国土交通省のデフレーターで言うと、1.1倍には達していないかと、たしか昨日調べた中では記憶しているんですけれども。そういうふうに、物価の変動というのは時点を捉えて、積算した時点、今の時点、例えば今の時点と比べるのも適正かどうかというと、あくまで工事発注する段階でどうか、設計していく段階でどうかと、時点が違いますので、物価変動がピークアウトするのか、しないのか、上がりっ放しなのか、これは私にも分かりませんので、設計をしていく中で、物価がどんどん上がっていくのか、あるいは落ち着いているのか、下がっていくのか、その中で、予算に合うのか、合わないのか、実際の建てる建物の構造ですとか、設備ですとか、仕上げの材料ですとかというところで、総合的に見て予算の増額が必要なのか、調整の中で同じ規模、ある程度一定の仕様で建設がそのままできるのか、判断して見極めなければいけないかなと思っているところです。
 
○武野委員  判断して見極めていただくことになると思いますよ。
 現在地と先ほどセットでとおっしゃったけれども、やっぱり、これはセットになっていないと思うんです。向こうに移るなら、こっちはこうしたいというのが出ているけれども、やっぱりそこのところが、まだ熟度が達していないんですよ、現在地のところはね。
 だから、これも含めて、予算規模も検討してやるべきではないかと思っておりますが、どうしてもこういうタイミングになるんでしょうかね。
 要するに、今の現在地の利活用のところのスケジュールに合わせるとか、そのスケジュールに合わせればいいかどうかもありますけれども、市民の合意がそこまでに得られるのかということもありますけれども、そこのところはちょっと柔軟にやっていただきたいかなと思うんですけれどもね。
 
○林まちづくり計画部長  市役所の本庁舎の在り方のところからになりますけれども、東日本大震災、熊本地震というところがあって、これは今までもずっと説明をさせていただいておりますけれども、やはり今後予想されている大きな災害が来たときに、市役所の庁舎というものが必要なんです、大切なんですということを、松尾市長は多くの首長からも聞いてきているという中で、じゃあ、この市役所の庁舎はどうしていくべきなんだろうという検討をしてきたわけでございますよね。
 老朽化している、震度6、Is値が低い、対応できない、BCPが確保できないと、市役所の機能を維持できないというところがあるわけなんです。じゃあ、ここで補強するのか、建て替えをするのか、移転するのかというところから検討してきた中で、じゃあ、新しい庁舎を造ったときにどれぐらいの面積が必要になるんだろうか。昭和44年から、もう53年、54年経過している中で、当時の行政の在り方、窓口の在り方、そういったものが変わってきているというところで、3万平米と。今、2万平米までにしていましたけれども、ここで既存不適格で建て替えをしたとしても、せいぜい1万4000平米なり1万5000平米しか建てられないわけでございますから、そういった中でやはり重要な本庁舎というものは、深沢に移転をしてしっかり造っていこうというのが、我々の市としての考え方なんですね。その後に現在地ということが出てくるわけなので、ここはやはり、我々としてはセットでと。
 これは、柔軟にということを委員からございましたけれども、やはりスピード感を持って、喫緊の待ったなしの課題に向き合っていくと、我々としては考えているところでございます。
 
○武野委員  本部がぽしゃっちゃったら、これがあるでしょう、地震災害時業務継続計画。これは不十分じゃないんですよね。ちゃんとできているんですよね。
 だから、その一方で、津波震災地域の人たちを、本当に亡くなる人、そこで津波被害に遭われない、100%とできるか、そういう計画はないですよ。全員を救う、死者を出さないという計画はないですよ。
 だから、やっぱり力の入れ方が全然違うんじゃないですか。時間がないから、その部分はいいです。とにかく相当な金額がかかる問題だということで、それで、スピード感とおっしゃいますけれども、やっぱり市民の納得というところを重視していただきたいんですよ。それがなくてスピードを出したら、スピード違反ですよ。
 深沢のほうに行きます。309ページ、これは、委員の方々、別のページですけれども、交通計画のことを、ほとんどの委員の方が言っていました。いつぞやかの建設常任委員会のときでも、こんな大きな事業をやって、道路が先だろうということがあって、覚えていないですか。松中委員がおっしゃっていました。道路がちゃんとできていることが大事だと。その上に、こうやってまちづくりしていくんだと。
 やっぱり道路ですし、深沢がどうであろうと、市民が常々感じているのは、やっぱり渋滞とか、観光客をなかなか歓迎という気持ちになれない人もいたりとか、いらっしゃるわけですよ。歩道が凸凹で、観光客が歩道からはみ出すとか、そういう道路問題というのはずっとあって、なかなか解決しない中で、今あるわけですよ。そして、この深沢地域の道路を令和5年から着手するということを答弁されました。この最低限のところを、先ほど深沢小学校のところとか、スバルのところに出るところとか、それはいつ完成するのか。計画としては。市役所が令和10年に出来上がるまでに、ここは解決するという見込みでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  ただいま武野委員より御質問がございました、深沢地域整備事業用地周辺の道路といたしましては、令和5年度に三菱電機南側道路及び深沢小学校・深沢交差点、この道路の予備設計を実施する予定をしております。
 この予備設計につきましては、現地の測量であったり、現地の状況、周辺状況、交通量なども見ながら周辺状況を確認させていただいた中で、最適な道路構造というものの検討を実施したいと思っております。
 実際に令和5年度に予備設計をして、すぐ工事に着手できるかというと、そうではなくて、やはりその設計に対する施工計画であったり、工事の実施というところについては、さらに詳細設計というものも実施しなければいけないですし、もし土地を、道路拡幅をするということになった場合には、その周辺の方々とも当然お話合いをしなければいけないと思っております。
 その第一歩といたしまして、令和5年度に予備設計を実施する。また、併せまして、予備設計の結果も踏まえながら、事業区域周辺道路の整備計画の検討、これも実施したいと思っております。
 まだ、これから仕様書等、いろいろ整理しているところではあるんですが、この整備計画の中では、短期的であったり、中期的だったり、長期的だったり、そういった期間というものも、当然、整理しながら実施していきたいと思っておりますので、第一としましては、令和10年度の第一次まちびらきを目指して整備をしていきたい。併せまして、市道だけではなくて、県道についても、しっかりと県とも調整しながら、例えばバスベイの整備であったり、交差点の改良であったり、そういったものも実施していきたいと考えているところでございます。
 
○池田委員長  武野委員、20分経過しましたので、御協力をお願いします。
 
○武野委員  先ほどのバスベイだとか、そういうのは、その先になり得ることもあるわけですよね。そういうところが、今、やっぱり早く整備してほしい部分でもあるわけですよ。
 下手するとというものの言い方はしてはいけないんだけれども、市役所ができました、だけれども、道路がまだですということはあるわけですよね。拡幅工事のために、土地の立ち退きとかがあったりすれば、かなりこれはかかるんじゃないでしょうか。
 そうなると、例えば道路を一方通行にするだとか、そういうところに影響しないところをちょいちょいとやって、はい、できましたともなりかねないなと思って、そういう、取りあえず一方通行にしておいて、それとか時間制限にしておいて、それからちょっと市役所ができた後、ぼちぼちじゃないけれども、予算つけてやるとなるんじゃないかと。
 つまり、この計画は、最初から道路をちゃんと考えて、それから市役所はそういうことになると、この辺りだなとか、まだ計画としては日程が打てないなとかいうのはあるかもしれないし、何かやっぱり市役所ありきで、新駅ありきで進んでいるというのが実態じゃないんですか。眉をひそめないで。じゃあ、いいです、それは時間がないから。それは分かっているんだから。
 それで、頂いた資料、皆さんのところに、タブレットに配信されている事業検討業務委託履歴がありますね。これを頂きました。これのもっと前のところからくださいと言いましたら、時間もなくて資料が作れなかったということで、これを頂いていますけれども、やっぱりこの事業全体の規模というのがどれぐらいなのかということは把握しておくべきだと思うので、例えば事項別明細というか、決算のときに使う施策の成果報告書を見れば出てくるわけで、少なくとも。そういうことで、この事業で一体委託料が幾らかかったのかということなんかは把握しておいてほしい。
 ここで、既に今回頂いた資料で5億円以上かかっているわけですね。見ると、最初のほうからずっと見ると、そうそうたる企業なり、国土交通省の所管の都市みらい推進機構のこととかが書いてありますよね。これは私も一般質問で、ここが事務局になっているインテリジェント・シティの問題で、ここが提案した文書を参考にして、この事業をやっているという答弁もありながら、その参考にした本体が文書として保存されていないということも明らかにしましたよね。
 そんなことはどうでもいいというか、そんなことなんだけれども、すごくいろいろな企業が最初から入っています。URとかJR東日本とか。そして、5億円。これの場合、10億円ぐらいかかっているのか知らないんだけれども、市役所だとか、村岡新駅150億円とか、体育館を造ったり、橋を造ったり、どこのお金でというのは別として、総事業費は一体幾らになるんでしょうか。村岡新駅と、あと公共事業用地の建設の部分と、それから土地を買った人がビルを建てるとかいう、そっちはまた除外していただいて、総事業費は一体幾らかかるんでしょうか。大まかでいいです。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  現在、我々のほうで想定をしております深沢地域整備事業に係る事業費につきましては、新駅に関しましては、詳細設計を含んだ額150億円のうち、約41億円を負担すると。
 さらに、その41億円の37億円については、土地区画整理事業から一部土地の売却益を負担していただく。さらに、土地区画整理事業につきましては、全体額264億円につきまして……。
 
○武野委員  それを聞いているのではなくて、細かいところも資料も出ていて、これまでも質疑していますから、分かっています。御存じない方は資料をお渡ししますから、ほかの委員の方にもね。
 総額で、私たちの試算では、一般会計に匹敵する500億円以上、または資材の高騰でそれ以上かかるんじゃないかと思っています。だって、グラウンドを造ったり、体育館を造ったり、消防とかを造ったりでしょう。
 今、言ったのは、ビルを買って、その買った人が何かを建てるというのは別として、全てそれ以外のということになったら、500億円以上かかるんじゃないですか。どうですか。
 
○林まちづくり計画部長  深沢の区画整理については、約31ヘクタールという非常に広大なまちづくりになります。市庁舎の建設、それから区画整理、橋等々、入れて我々として今見ているのは、大体、450から460億円程度と見込んでおります。
 委員おっしゃるように、物価高騰の部分であるとか、さらに増えるんじゃないのかというところについては、先ほど1.1倍と、数値はまだこれから分かりませんけれども、委員のおっしゃっている500数十億というのと、我々の考えている今までの積み上げのものとは、ちょっと乖離しているのかなと思いますけれども。
 
○池田委員長  武野委員に申し上げます。30分経過しましたので、御協力をお願いいたします。
 
○武野委員  皆さんが出してくださったのを積み上げたら、そういう数字になったんですよ、こちらも。
 これで最後にしますけれども、今回URがこの事業をやるということになりましたけれども、何でそこになったのかということの決め手となる資料を頂いたときには、やっぱり鎌倉市にはこんな大きな事業をやる技術者がいないということで、藤沢市は体験している経験者の職員がいっぱいいるけれども、鎌倉市はいないということが書かれておりました。
 ここの事業は、業務委託がいっぱい書いてありますけれども、こんな業務委託の仕事がいっぱいあるんだというアドバイスはどこから受けているんでしょうか。この先、この仕事をやるには、こういう順番でこの仕事をやって、今、この表がありますよね。その次、この仕事をやらなきゃいけない、これを今度検討しなきゃいけない、これを今度業務委託しなきゃいけない。こういう内容は、そういう職員がいない中で、どこからこういった手順といいますか、アドバイスを受けたんでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  今回の資料として御提出をさせていただきましたのは、平成18年以降、拠点整備部に深沢担当ができた以降の委託に係る調査を情報として提供させていただいております。
 この中には、深沢の事業推進のための検討であったり、あと、例えば湘南地区整備連絡協議会で検討するような負担金、そういったものも含まれております。
 事業推進の検討につきましては、その時期、時期で、課題として捉えているものを実施するものもありますし、あとは、区画整理事業、逆に我々は経験がない分、作業の手順というものは、ある程度、要綱等のある中で公開されている部分もございますので、手順等については把握できるところなんですが、中身の部分については、やはり我々は経験がない中で、実施ができない。逆に、そういった部分を、委託として発注させていただいております。
 その委託を発注した際には、やはり次の展開はどうなんだというところも、当然、委託の中で会話をさせていただいておりますので、そういった委託の中でのアドバイスも含めて、計画的にこれまで調査してきているということになっているところでございます。
 
○池田委員長  今、審議中でありますけれども、時間がお昼に差しかかりましたので、ここでお昼の休憩を取りたいと思います。再開は13時10分再開ということで、暫時休憩いたします。
               (11時56分休憩   13時10分再開)
 
○池田委員長  それでは、再開いたします。
 午前中に引き続き、質疑を続行いたします。
 
○保坂副委員長  もうかなりいろいろ質問が出たので、ある程度絞って伺いたいと思うんですけれども、最初は本庁舎等整備事業のところです。
 事項別明細の53ページです。本庁舎整備については、本当にこのような形で集中して取り組んできて、もう8年ぐらいたっていて、その中において、その時点、その時点での情報提供ということはしてきていると思っています。ただ、市民の方、ずっとこのことを考えているわけではないので、その情報が全て伝わっているということではないですし、その進捗状況、時点時点で関心を持っていらっしゃること、知りたいことというのが、やはりおありだと思うので、そういうことには答えていかなければいけないなと思っているところです。
 ここに来て、私が複数の方から聞かれたのは、市役所の移転に賛成、反対とかは別にして、本庁舎整備で170億円かかると言われている、その財源がちょっと分からないんだという、ずっと企業とかで働いていらした方なんですね、そういうことをおっしゃる方たちは。基本計画の中に、確かに資金調達とかについては載ってはいるんですけれども、概要的に、概略というんですか。簡単明瞭に示された部分がなかなかなくて、財源計画としては、基本的に一般財源25%、地方債、それ以外が75%というのも載っていますけれども、そもそもこの整備の手法をどうするかというところ、それをまさにこの後、今、決めていくという流れだと思うんですけれども、どの手法を取るかによっても違ってくる部分もあるかと思います。
 例えば、今回の令和5年度予算では、基金への積立てが3億円になっておりまして、前年度の半額とかになっているわけで、この辺りも含めて、本庁舎整備の財源ということで改めて伺います。
 
○石塚市街地整備課担当課長  委員が御紹介のとおり、事業に係る費用、建設費が142億円と計算しておりますけれども、普通の建設事業ですと75%の起債、市の借金が上限で使える計算になりますので、残りが一般財源になるのかなというところで組立てを想定しているんですけれども、そのうち、基金の御紹介もありましたけれども、来年、令和5年度にはまた3億円積ませていただくような形。これはコロナの関係とか、その時々の財政事情で、財政課等々と予算要求の中で調整しているわけですけれども、積み増していって、実施設計、工事、そういったところの起債を打てる事業に当たったところに取り崩して充当していくようなものを考えているところで、それ以外には、当てにしていることではないので、明確な財源として位置づけておりませんけれども、ZEBによる環境配慮の先進事業など、また木質化という環境配慮、こういったところにも、現時点では国からの補助金が出ていたりしますので、それが未来永劫続くかというところもありますので、当てにはしておりませんが、実際に着手するときに使える補助金は、幅広く調査して、検討していきたいと思っております。
 
○保坂副委員長  そういう声を寄せてくださる方は、本当にこの本庁舎整備という、こんなすごく大きな事業を、鎌倉市が最後までできるんですかということを、やっぱり心配されている。こういう物価高騰ということもありますけれども、もっとそれ以上に、この大きな事業をやっていく体力、あとは意志というんでしょうか。そこのところを心配してくださっている市民もいらっしゃるというのをすごく感じているので、手法というところもあると思いますけれども、基金がいっぱい積んであって、それが充当できればというところがあると思うんですけれども、厳しく、でも、かつ持続できる取組として考えていかなければ、そういう責任があるなと思うところです。
 あと、こちらの本庁舎等整備事業のページでは、先ほど来、現在地利活用基本計画の策定関係で、質問がいろいろ出ました。これは、やはり現在地利活用基本計画、こちらの形ができてくると、この本庁舎整備の全体像が、その進め方、そして最終形的なもの、今後のまちづくりというのが、より把握しやすくなるものだと思っています。セットでということをよく言っていますけれども。
 それで、先ほど中里委員が質問されたのと内容的にはかなり重なっているんですけれども、違う方向から伺いたいと思います。
 現在地利活用基本計画の策定支援業務委託、こちらは、2月6日に公募型プロポーザルの選定結果が公表されていますけれども、この公募型プロポーザルが11月に公表されていて、その仕様書を見ると、導入機能の検討のところに、「現在地利活用基本構想の内容に基づき、公共施設と民間施設双方の導入機能、双方の規模を整理する」とあります。そして、「公共施設の主たる機能は中央図書館機能、生涯学習センター機能、行政機能(支所と同等以上)を想定する」と、このように書かれています。
 簡潔に書かれているんですけれども、ここで再度の確認になりますが、生涯学習センター機能には、ホール、ギャラリーのほかに、基本構想段階で集会室の機能も含まれるという、この仕様書にはそこまでは書いていませんけれども、そういう解釈でよろしいということですね。
 
○石塚市街地整備課担当課長  委員の御発言のとおり、きらら鎌倉、鎌倉生涯学習センターのホール、ギャラリー機能だけでなく、集会室の機能、こちらについても、現在地基本計画の中で整理していく、そういう考えであって、仕様書に書いていないからといってやらないことではない。
 あと、もう1点、ちょっとお伝えし忘れましたけれども、明確な部屋という意味では今のところなかったりするところもあるんですけれども、防災の機能も、市役所が整備する機能としてしっかり考えていく、そういう意気込みでございます。
 
○保坂副委員長  仕様書に書いてある、生涯学習センター機能とだけあるので、その中身で確認をしました。
 この同じ導入機能の検討の、同じ場所の最後のほうには、「公共施設の導入機能については、鎌倉市新庁舎等整備基本計画における新庁舎の各機能等との連携により、効果的な運用となるよう検討を行うこと」とも書かれています。これは、現在地に導入される行政機能が支所と同等以上になるように、例えば新庁舎に配置された部署とリモート会議のような形でオンラインで結んだり、来訪者の相談とかに、オンラインかもしれませんが、対面でのサービスなどで専門部署が応じられるような、そういうことも想定して、要するに支所と同等以上という辺りを、人の配置ということも必要だということも前から言っているんですけれども、今ここの仕様書に書かれている「新庁舎の各機能等との連携によって効果的な運用」という部分については、その辺りのことを言っていると理解してよろしいでしょうか。
 
○石塚市街地整備課担当課長  おっしゃるとおりでございまして、オンラインによる相談については、例えば新庁舎の職員が対応するにしても、プライバシーの問題等ありますので、相談室みたいなものは、もしかしたら今よりも多く必要であったりとか、そういったところは連携して考えなければいけないところになりますので、現在地は現在地で、支所ぐらい用意すればいいやという意味ではなくて、新庁舎を、これからDXも含めて検討している中での整合を図りたいと思っての記載になります。
 
○保坂副委員長  本庁舎整備についてはこれぐらいにして、じゃあ、深沢地域整備事業についても伺いたいと思います。
 309ページです。さっきいろいろ御説明があったことを先に伺うんですけれども、こちらの深沢地域整備事業に係る事業の予算内訳のところで、周辺交通環境の整備絡みで、何本立てにもなっていて、これが別個に上がっていて、予想以上に取組を進めていくということが反映された予算になっているのかなとも思っているんですけれども、一度、これについても森委員が先ほど確認をされていたところなんですけれども、全体を見る部分というのが、この事業区域周辺道路整備計画検討であると、この委託料がついている。これは全体であって、それで、これまでにも検討に上がってきているところ、周辺の交差点の交通量の改良だったり、それから別立てで上がっている三菱電機南側の道路整備、それから深沢小学校・深沢交差点道路整備、これは予備設計と書いてありますけれども、こういったことも並行してやっていって、全体をくるめた形での事業区域周辺道路整備計画をやっていきますよと。これも令和5年度中の完成を目指しますよという答弁だったと思うんですけれども、そうすると、でも、これは全体をまとめるとして、ほかの具体的に取り組んでいく、それぞれの箇所の計画とかがありますよね。その辺りについては、それは進捗しつつあるものも含めて、全体をまとめた計画を、何とか年度内に示せるようにして、要するに周辺道路環境、交通環境の整備に向けた見通しを示せるようにしますという、そういう受け止め方になるんでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  ただいま委員より御紹介をいただきました4つの道路交通系の委託になります。その中の今お話がありましたとおり、事業区域周辺道路整備計画検討委託、これが全体の取りまとめ的なイメージを持っております。
 この中では、ほかの3本も連携をしながら取りまとめはするんですが、事業区域周辺道路についての課題等も整理しながら、短期的、中期的、長期的と、そういった時間軸のある計画をつくっていきたいと思っております。それで、今後、令和6年度以降につきましては、今年度の検討結果も踏まえながら、ある程度優先順位をつけながら、できるところから整備をしていくというような計画になっていくのかなということで、進めているところでございます。
 
○保坂副委員長  一斉スタート、一斉ゴールというものでは、本当にできるものではないということだと思うんですけれども、その進捗も含めて、先の完成形を目指して全体を見られるような形で、この計画、取組を進めていくという、そういうイメージでよろしいですか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  そのとおりでございます。
 
○保坂副委員長  じゃあ、その辺りは注視させていただきたいと思いますけれども、ちょっと、もう1点は、まちづくりガイドラインのほうで伺います。
 まちづくりガイドラインの運用等委託料が上がっていますけれども、このガイドライン案、令和5年度においては、土地区画整理事業の認可というところを目指しているわけですけれども、このガイドライン案の運用を委託する先というのは、先ほど武野委員からも、これまでの業務委託の一覧表の紹介というか、基づいた意見とかも出ていましたが、策定業務に当たった事業者というのは日建設計というところのようですけれども、運用を委託する先というのは、策定業務に当たったところなのか、それとも、土地区画整理事業の施行に当たることになるUR都市機構が行うのか、どちらなんでしょうか。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  こちらは、深沢地区まちづくりガイドライン運用等業務委託についてでございますが、深沢地区まちづくりガイドライン案を基に検討を進めていくことでございます。具体的な業務委託等については、令和5年度に検討してまいりたいと考えております。
 
○保坂副委員長  まだ、今、予算として上げた段階だということですけれども、当面においては、土地区画整理事業、そして、基盤整備の部分で、このガイドライン案に沿った進め方を誘導するという、そこの委託ということでよろしいですよね。
 
○奥山深沢地域整備課担当課長  委員おっしゃるとおりでございまして、こちらは、深沢地区のガイドライン案を基に、具体的な地区計画の再開発等促進区の方針検討や、地区整備計画の検討や、エリアマネジメント手法や組織の検討などになりますので、基本的にはこのガイドラインを基にした検討を進めていく、そういった内容になっております。
 
○保坂副委員長  私は令和5年度のことしか頭に入れずに言っていたんですけれども、長期的にというか、計画を進めていくスパンで見れば、そういうことだなというのは分かりました。
 じゃあ、深沢地域整備事業はその辺りにして、全然違うところを伺いたいと思います。
 都市計画運営事務、310ページなんですけれども、これは別に、すごく新たなことではないんですけれども、県下一斉に実施される市街化区域及び市街化調整区域の見直しということで、これは県のホームページなどを見たところ、今、第7回、2016年、平成28年に行われた線引きが直近のものであって、その次の県下一斉というのは、これはかなり先なんですか。2035年と、第8回と書いてあったんですけれども、それでよろしいでしょうか。
 
○永井まちづくり計画部次長  2035年という記載と、今、保坂副委員長がおっしゃられたと思うんですけれども、そこは2035年と、ごめんなさい、確かに書いてありますね。目標年次は2035年、令和17年と書いてあるんですけれども、今もう県西部では実際の作業が進められていて、この予算で債務負担でいただいているんですけれども、2年計画の令和5年度が2年目ですので、作業はそこで終える予定です。
 それを踏まえてなんですけれども、おっしゃっていただいたとおり、線引きの見直しの中では、作業が終了した後に、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の改正であるとか、再開発の方針の改正であるとか、そういうものがくっついてきますので、それの出来上がってくる年次が、今、県のホームページでは2035年と示されているというところですね。
 
○保坂副委員長  その目標年次という捉え方のところが、どう捉えるかによって、こんな先なのかになってしまったんですけれども、県ではおおむね5年に一度見直しだということだと思っているので。それで、なぜそれが聞きたかったのかというと、現在の線引きというか、直近のところが2016年で、2011年の東日本大震災の後ですよね。本当に、その時々の線引きで大きく変わるというものではないのかもしれないんですけれども、土地利用というのが、防災・減災に取り組むという視点がどこまで反映されていくのか。実際に、本当に現状に即さないとできないことだから、理念だけでできるものではないと思うんですけれども、立地適正化計画とかもつくっていることも踏まえて、この制度、この線引きというところにおいて、今後、その可能性というんでしょうか。として、この防災・減災に取り組む、言ってしまえば、非常に災害リスクの高いところにもう住まないでくださいということにはもちろんいかないわけですけれども、緩やかな誘導で災害に強い町になっていくというのが、物すごく長いスパンでの構想だとは思うんですけれども、そういう方向であってほしいし、私は公共施設再編計画も、そういう視点を結構重視して見ているような部分もあるので、伺っているところです。
 次回において、防災・減災というのは、この線引き、見直しの際の考慮事項として、一応、念頭に置かれるということでよろしいですか。
 
○永井まちづくり計画部次長  副委員長におっしゃっていただいたとおりでして、実際、国のほうも、県のほうも、防災・減災というところは相当気にかけております。そういう意味では、実は第7回の線引きのときもそうだったんですけれども、東日本大震災の後ですね。この線引き見直しの方針というのを県のほうでもって出すわけなんですけれども、その中には防災・減災の視点ということが述べられておりますので、それを踏まえて作業をやっていくということになるんですが、それが直ちに緩やかな誘導という、立地適正化計画の居住誘導区域の考え方と密にリンクしているかどうかというところは、これからの作業になります。
 
○池田委員長  質疑はこれで打ち切ってよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 御意見はございますでしょうか。
 
○森委員  2点あります。1つ目は、深沢事業区域周辺の交通環境整備について。もう1点が、交通不便地域におけるシェアサイクルの活用について。
 
○池田委員長  よろしいですか。確認をお願いします。
 
○事務局  森委員から意見が2点ございまして、1点目としまして、深沢事業区域周辺の交通環境整備について。2点目としまして、交通不便地域におけるシェアサイクルの活用について。
 以上、御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○児玉委員  1点ございます。新交通システム等整備事業について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  児玉委員より意見で、新交通システム等整備事業について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○中里委員  1点お願いいたします。現在地利活用基本計画の早期決定について。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。事務局、お願いします。
 
○事務局  中里委員より意見で、現在地利活用基本計画の早期決定について。
 以上、御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○後藤委員  2つで、1つ目が大船駅周辺整備事業について。そのまま行きます。もう一つが、交通体系整備事業について。
 
○池田委員長  事務局、お願いします。
 
○事務局  後藤委員より意見2点ございまして、1点目としまして、大船駅周辺整備事業について。2点目としまして、交通体系整備事業について。
 以上、御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○武野委員  本庁舎等整備事業について。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。確認をお願いします。
 
○事務局  武野委員より意見で、本庁舎等整備事業について。
 御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○保坂副委員長  同じなんですけれども、本庁舎等整備事業について。
 
○池田委員長  事務局、お願いします。
 
○事務局  保坂副委員長より意見で、本庁舎等整備事業について。
 御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 意見はこれでよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○池田委員長  次に、「議案第89号令和5年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  議案第89号令和5年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
 議案集(その2)は20ページを、令和5年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は5ページを、令和5年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は421ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2050万円で、前年度当初予算に比べて、約0.5%の増額となっています。
 初めに、歳出から説明いたします。
 予算説明書は10ページから11ページに移りまして、第5款第5項事業費、第5目一般管理費は1886万4000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品費、代替住宅管理費負担金などを。
 内容説明は422ページに移りまして、職員給与費に係る経費は、まちづくり計画部市街地整備課市街地整備担当の職員の人件費を。
 内容説明は423ページに移りまして、第10目事業費は63万6000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、管理施設等の維持修繕に要する経費、再開発事業代替用地の管理に要する経費などを、それぞれ計上いたしました。
 予算説明書は12ページから13ページに移りまして、第15款第5項第5目予備費は100万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。
 予算説明書は戻りまして、8ページから9ページを御覧ください。
 第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は696万6000円で、行政財産の目的外使用料を。
 第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は1253万4000円で、一般会計からの繰入金を。
 第15款第5項第5目繰越金は100万円で、令和4年度からの繰越金を、それぞれ計上いたしました。
 御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑ございますでしょうか。
 
○森委員  大船駅東口の再開発については、建設工事費の推移を注視しながら実施時期を探るとなっていますが、具体的に物価の水準がどうなったらどうこうとか、そういう基準はあるんですか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  事業の延伸を決定してから今までの間の建設物価、建設資材の物価に関してなんですけれども、平成25年頃から、東京オリンピック・パラリンピックの関係で急激な上昇をしておりました。その当時、急激な上昇を受けて事業の延伸を決めたわけですけれども、当時の想定としては、オリンピック・パラリンピックの関係が主な原因で高騰しているため、それまでのオリンピックの例を見ますと、オリンピックが終わる頃には落ち着くだろうということがございましたので、オリンピックが終わる頃までは様子を見るというような判断をしたところでございます。
 実際、オリンピックが終わった後に、本来ですと、じゃあどうしましょうかという話に移るはずだったんですけれども、ちょうどそのタイミングで新型コロナウイルスの感染流行であったりとか、あとは、今、まさにウクライナの紛争が起こっている関係が恐らくあると思われますが、またその一時高止まりから微増だった建設物価、建設資材の物価が、また急騰しているという状況になっております。
 なので、前の前提とはちょっと違ってきてしまっているので、何倍になったとか、そういうことではなく、今、そういった状況となっております。
 
○森委員  資材の高騰とか、多分、オリンピックが終わった直後よりも今のほうが上がっていると思うんですよね。なので、多分、この工事費の推移を注視しながらだと、多分ずっとできないと思うんですよ。やっぱりこの東口の再開発については、もう本当にやる気の問題。どこかでやらなきゃいけないと腹を決めないと、絶対前に進まない事業だと思いますので、その物価云々は逃げる言い訳にすぎないと思いますので、どこかの時点でやる、やらないという判断はしっかりやってもらいたいと思うんですが、それについてはどのようにお考えですか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  これまでの経過の中で、なぜ事業を延伸したかというところ、その後の検討も一旦様子を見ている状態かと言いますと、事業費が成り立たなくなった後、じゃあどういうやり方なら事業が成り立つのかという検討も、当然、延伸をしている裏ではしておりました。
 ただ、計算をやり直している最中にどんどん物価が上がってしまって、いたちごっこのようになってしまってというところがあって、止めてしまっている部分があったんですけれども、この2年ほど、いろいろな事業者等にもヒアリングをかけたりして、今後の見通し等も聞いている中では、やはり今後も上がっていくだろうということを聞いております。
 私どもも、オリンピックが終わった後、今後どうしていこうかというのを考える中で、まずは今準備をしているところなんですけれども、権利者の意向調査をしようと思っております。といいますのも、事業を延伸する際にも、1回、事業化原案を皆さんに御提示した後に、要はそのときに皆さんの床がどうなりますという御説明も概略で差し上げていたところが、急激に1年半くらいの間にぼんと上がってしまったので、このままだと皆さんの得られる床の面積が3割減になってしまいますけれども、どうしましょうという意向確認をしたステップがございました。そのときに、そうなってしまうんだったら、しばらく様子を見たいという権利者が多かったということがございました。
 それ以降、権利者に網羅的にお話を聞く機会というのがございませんでしたので、改めて今の状況の説明、それから意向の確認ですね。再開発に関する意向もそうですし、この間に横浜市の北第二地区の再開発が終わっておりまして、高さがかなり高いものが建っております。そうしたことも踏まえて、皆さんの意識の変化であるとか、再開発に関する意向、今、抱えている課題感も含めて、広く意識を把握するところからスタートしようと思っておりまして、令和5年度以降に、そういったことをやっていきたいと思っております。
 
○森委員  そうしたら、この令和5年度には、先ほどおっしゃった地権者の方の意向確認、それを事業として行うということですか。もう一度確認させてください。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  そのとおりでございます。
 
○森委員  その確認した内容とかは、どういうタイミングで、公表とかされるものなんですか。議会に報告があったりとか、そういうことはあるんでしょうか。
 
○竹之内市街地整備課担当課長  アンケートの内容についても、今、検討している最中でございますけれども、当然、どの範囲で公開できるかというのはまた別ですけれども、進展あるごとに、常任委員会での報告等はさせていただくつもりでございます。
 
○池田委員長  よろしいですか。ほかにございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 御意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
 職員入替えのため、暫時休憩いたします。
               (13時46分休憩   13時49分再開)
 
○池田委員長  それでは再開いたします。
 原局に申し上げますが、発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔明瞭に行ってください。なお、発言は座ったままで結構です。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○池田委員長  次に、「議案第103号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○みどり公園課長  議案第103号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
 議案集(その2)61ページを御覧ください。
 本件は、公の施設における受益と負担の公平性や公正性の確保のため、鎌倉市都市公園の有料公園施設における利用料金の一部を改正しようとするものです。
 令和3年2月に作成された「公の施設における使用料等の算定基準」に沿って、各施設の使用料等が順次見直されており、本件は、笛田公園の有料公園施設である庭球場及び野球場を対象に利用料金の上限額を変更します。
 別表第3にて、庭球場は1面につき2時間940円から約1.39倍の1,300円に、野球場は2時間3,140円から約1.24倍の3,900円に利用料金の上限額を改めます。
 なお、施行期日は、令和6年4月1日から施行とし、周知期間を1年程度設けます。
 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑ございますでしょうか。
 
○武野委員  この中身は公平性ということで、公の施設における使用料金の算定基準に基づいて、ほかの部署の施設もこれに基づいて、値上げというのはこれまでもされてきましたけれども、今回も、この笛田公園のテニスコートと野球場は、値上げということになっています。なぜこの時期に値上げをするのか教えてください。
 
○みどり公園課長  利用料金の改定につきましては、説明いたしましたように、公の施設における使用料等の算定基準というものがありまして、順次見直しを行っている中で、笛田公園の順番が来たというか、順次の中の対象の施設になっていたということです。
 令和6年度から指定管理者が変わりますので、それに合わせて、令和5年度中の1年間の周知期間を設けまして、令和6年度から新しい料金で、維持管理費を新たな料金設定を基に捻出していくという形としております。
 
○武野委員  なぜこの時期にという点では、順番が来たからと。何の順番でしょうか。誰が順番を決めたんでしょうか。
 
○みどり公園課長  申し訳ございません。そこについては、行政マネジメント課と協力してやっている中で、行政マネジメント課が定めた算定基準というものがございますので、順番というのは当方のほうで照会があって、この時期にという形ではございません。
 
○武野委員  ほかの部署、行政マネジメント課から、あなたの課の順番ですよということだったと思います。みどり公園課で決められるものではないということが分かりました。
 この時期というのは、なぜこの時期というものの言い方をしたか分かりますか。つまり、皆さん生活者だから分かっていると思うけれども、本当に値上げ、値上げ、値上げで、電気代、まだ水道料はそうなっていないけれども、水道料も、今、県は値上げを考えているみたいですよ。分からないけれども、そういううわさがちょっと入ってきました。
 あらゆるものの値上げで、本当にみんな、テレビの番組なんかでも、ニュース番組でマイクを向けて通りがかりの人に、生活どうですか、もう大変ですって、みんな言っていますよね。そういうことも耳に入っているはずなんですよ。
 行政がそれに対して、どういうふうに市民生活を守るのかと、そういうことじゃないんですか。それで、どうしてこの時期に値上げなのかと。時期をずらすとか、もう少し検討されてもよかったんじゃないでしょうか。
 
○みどり公園課長  時期につきましては、こちらからこの時期にということではなかったんですけれども、今回の改定の意味としては、受益者負担の原則に基づくものであって、利用される方、利用しない方も含めて、公平性という意味で、そういった受益者負担の原則によるものなので、受益がない方は少し払わなくていいというか、負担が減るというのが、表には見えてこないと思うんですけれども、そうしたものが考えられるということ、その料金につきましては、決められた維持管理費とか、そういう運営費を基に算出したものでありますので、今まで使っていた方にはちょっと値上げになるんですけれども、全体的な公平性というのは図られたと考えております。
 
○武野委員  受益者と言っていますけれども、ちゃんと調べていなくて発言も曖昧で悪いんですけれども、ほかの分野で、鎌倉市は、ガソリン代とか、業者のとかだったかな。いろいろと配慮して、支援している分野がありますよね、この物価高騰に対して。
 受益者負担だと言うんだったら、それこそ学校給食のオーガニックのあれだって、受益者負担じゃなくやるわけでしょう。その分、値上がりする分というのを。それは理由にはならないんですよ。
 私は別に、値上げは未来永劫するなと言っているんじゃなくて、この生活の厳しいときに自治体のやることかということを言っているんです。こっちに言っても仕方がない。こっちを向いたほうがいいね。自治体のやることかと言うことですよ。
 
○古賀都市景観部長  委員のおっしゃる内容は、とてもよく分かります。一方で、公物管理をしている立場といたしましては、維持管理費の高騰という問題も、大きく頭をもたげているところでございます。
 先ほどの話もありましたけれども、令和6年度に指定管理者を交代すると、もしくは見直し、チェンジするという時期にちょうど差しかかりますので、これが最もよい時期であるという判断をしたところでございます。
 それによって、収益を元手に少しでも維持管理費の全体の費用を下げようと、よりよい質の高い維持管理を行っていこうという決意の下、値上げを決めたというところでございます。
 
○武野委員  要するに、物価高騰がいつ収まるのかということで、令和6年度に収まりますということなら、こういうふうに期限を決めてあり得るんですけれども、まだ全然見通しがないので、これは一つ一つの部の判断では、なかなかできないことだなとは思いました。
 いずれにしろ、よくそこら辺の値上げについては、今後も本当に慎重になってほしいと思います。財政調整基金、80億円ですよね。そういうところが結局使わずに行くんですかね。そういうことで、恐ろしい自治体になりそうだなって、ちょっと心配しました。
 
○池田委員長  ほかに御質疑ございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしということで、質疑を打ち切ります。
 御意見ございますでしょうか。
 
○武野委員  笛田公園の利用料の値上げについて。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  武野委員から意見で、笛田公園の利用料の値上げについて。
 御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 ほかに御意見ございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○池田委員長  次に、第10款総務費、第5項総務管理費並びに第45款土木費、第5項土木管理費及び第20項都市計画費のうち、いずれも都市景観部所管部分について、一括して説明をお願いいたします。
 
○都市調整課長  議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算のうち、都市景観部所管部分の内容について説明いたします。
 令和5年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は62ページ、63ページを御参照ください。
 令和5年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は56ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業に係る経費は35万8000円で、歴史的風致維持向上計画協議会委員の報酬、歴史的風致形成建造物標識製作等業務委託料、歴史的景観都市協議会負担金などに要する経費を計上しました。
 続きまして、予算説明書は66ページから69ページを、内容説明は77ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は1510万8000円で、建物の光熱水費、維持修繕料、庭園等施設管理・清掃委託料、機械警備委託料、植栽等管理委託料、土地の賃借料などに要する経費を計上しました。
 予算説明書は120ページから123ページを、内容説明は266ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費、がけ地対策事業に係る経費は1億4988万9000円で、急傾斜地防災工事負担金、既成宅地等防災工事費補助金などに要する経費を。
 272ページ、職員給与費は都市景観部のうち、都市調整課、開発審査課、建築指導課、みどり公園課のうちがけ地対策担当職員の人件費を。
 273ページ、会計年度任用職員給与費は都市景観部のうち、都市調整課、建築指導課、みどり公園課の会計年度任用職員の人件費を計上しました。
 内容説明は277ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費、建築相談事業に係る経費は3886万3000円で、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金、避難路沿道建築物耐震診断補助金、避難路沿道木造建築物耐震化補助金、防災ベッド等設置事業費補助金などを。
 278ページ、都市調整運営事務に係る経費は46万8000円で、消耗品費、神奈川県九市開発許可研究協議会負担金などを。
 279ページ、開発審査事務に係る経費は1703万7000円で、開発登録簿複写、カラーコピー等印刷製本費、大規模盛土造成地第二次スクリーニング調査委託料などを。
 280ページ、建築指導事務に係る経費は967万2000円で、建築審査会委員及び建築審査会専門委員の報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築行政共用データベースシステム利用料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費を、それぞれ計上しました。
 予算説明書は128ページから131ページを、内容説明は296ページを御参照ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、緑政運営事業に係る経費は814万8000円で、緑政審議会委員、緑化推進専門委員及び緑地維持管理相談専門委員の報酬、特別緑地保全地区都市計画図書作成業務委託料、神奈川県森林協会等負担金などを。
 297ページ、緑化啓発事業に係る経費は761万5000円で、緑化啓発に関する業務委託料、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを。
 298ページ、緑地保全事業に係る経費は8391万6000円で、市民の身近な森づくり事業委託料、つながる募金サービス利用料、保存樹木・保存樹林・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、民有緑地維持管理助成事業補助金、緑地保全基金寄附等積立金などを。
 299ページ、風致保存会助成事業に係る経費は2318万2000円で、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを。
 300ページ、樹林維持管理事業に係る経費は2696万1000円で、樹林維持管理委託料の経費を。
 301ページ、緑地維持管理事業に係る経費は1億877万円で、管理施設維持修繕料、緑地に関する賠償補償保険等保険料、緑地維持管理委託料、山ノ内宮下小路緑地維持管理業務委託料、常盤山管理棟警備委託料、緑地維持管理工事請負費などを。
 302ページ、緑地維持管理計画推進事業に係る経費は755万9000円で、管理施設維持修繕料、緑地維持管理委託料に要する経費を。
 303ページ、都市景観形成事業に係る経費は2672万3000円で、景観審議会委員報酬、旧村上邸植栽等管理委託料、若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン運用支援業務委託料、景観重要建築物等の修繕に係る助成金、旧村上邸貸家料積立金、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などを。
 304ページ、風致地区事務に係る経費は30万3000円で、風致地区内標柱修繕料、古都保存連絡協議会負担金などを。
 内容説明は317ページにまいりまして、街路樹維持管理事業に係る経費は4052万4000円で、街路樹愛護会報償費、大船駅東口花壇維持管理委託料、街路樹維持管理委託料などに要する費用を。
 318ページ、職員給与費は都市景観部のうち、都市景観課、がけ地対策担当を除くみどり公園課の職員の人件費を。
 319ページ、会計年度任用職員給与費は都市景観部のうち、都市景観課の会計年度任用職員の人件費を計上しました。
 続きまして、内容説明は321ページを御参照ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第20目公園費、公園維持管理事業に係る経費は6億790万9000円で、都市公園指定管理者選定委員会委員報酬、都市公園指定管理料、鎌倉広町緑地指定管理料、児童遊園等管理委託料、公園維持管理委託料、公園施設等緊急整備委託料、児童遊園土地賃借料、笛田公園用地緩衝緑地土地賃借料、笛田公園野球場コートローラー賃借料、鎌倉海浜公園管理事務所賃借料、インクルーシブ公園改修工事請負費、東勝寺橋ひぐらし公園復旧工事費、鎌倉海浜公園坂ノ下地区レストハウス解体工事費などを。
 323ページ、公園整備事業に係る経費は3035万2000円で、都市公園等整備事業用地維持管理等業務委託料、山崎台峯緑地管理事務所警備委託料、山崎台峯緑地管理業務委託料などを。
 324ページ、公園用地取得事業に係る経費は4358万6000円で、山崎台峯緑地用地不動産鑑定評価等業務委託料、公共嘱託登記業務委託料、夫婦池公園用地不動産鑑定評価等業務委託料、山崎台峯緑地用地購入費、夫婦池公園用地購入費などの経費を計上いたしました。
 以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑ございますでしょうか。
 
○森委員  まず77ページの旧華頂宮邸管理運営事業のことについて伺いたいと思います。
 まず施設維持協力金というのは、何か募金みたいものをもらっているんでしたっけ。何かお金をもらっていましたね、市民の人とか、寄附みたいな形でもらっていると思うんですが、あれはどのように活用されているんでしょうか。
 
○都市景観課長  まず募金箱を置かせていただいて、それで募金をしてもらうというパターンのものと、ふるさと納税のパターンと、撮影料の寄附料というものを頂いております。それは建物の維持管理に回すようにしています。
 
○森委員  それは年間でどれぐらいの金額になるのでしょうか。
 
○都市景観課長  年間で、今、全体としましては、昨年、令和4年12月の段階で、約424万8000円を頂いているような状況になっております。
 
○森委員  420万円は結構大きな金額だと思うんですけれども、この集まったお金を、そのまま旧華頂宮邸の維持管理に使ったりできるんでしょうか。
 
○都市景観課長  運営管理のものになりますので、直接使うということになりますし、全体として、景観重要建築物のものに充当するパターンもあります。基本的には旧華頂宮邸に直接使っていくということを考えています。
 
○森委員  旧華頂宮邸の建物自体の状況は、今どんな状況になっているんですか。
 
○都市景観課長  寄附をいただいてから、かなり時間がたっているところでございます。建物自体に関しては、かなり老朽化もきているところでございます。それによって、建物修繕費というものも幾つかやはり出てきているところで、今回も予算に上げさせていただいているところではあります。
 そういったことも考えていって、この先、将来的に利活用も踏まえた考え方を取り入れていきたいと思っているところでございます。
 
○森委員  確かに修繕費が計上されていますけれども、本当に何か各所小破修繕料というのは、ちょっとした修理という形だと思うんですよ。そうではなくて、やっぱり根本の土台の部分からしっかり直さないと、ああいう建築物というのはなかなか維持できないと思うんですが、どこかの時点で大規模な改修とか、さっきの寄附の部分をストックしておいて一気にどこかで改修をかけるとか、そういう計画はお持ちなんでしょうか。
 
○都市景観課長  旧華頂宮邸保存活用事業につきましては、庁内においても事業自体は進めるべきものとされています。令和5年度に関しては、将来的な事業計画を立てるために足固めを行いながら、令和6年度以降、修繕、その他は劣化度調査、そういったものを進めながら、利活用に向けた方向性の合意形成や対話を重ねていきたいと考えているところでございます。
 
○森委員  ぜひ適切な管理をお願いしたいと思います。
 続きまして、266ページのがけ地対策事業について伺います。既成宅地等防災工事費補助金が令和4年度対比で500万円ほど減額されているようですが、この理由は何なんでしょうか。
 
○みどり公園課長  既成宅地等防災工事資金助成事業の予算は、御指摘のとおり500万円ほど減額になっておりますが、算出の方法としましては、近年の実績を基にして出しております。
 近年、令和元年度から2年度、3年度と年度途中に補正を行って多く見積もってはいたんですけれども、実際の補助総額というのは十分足りるというものでありますので、今年の予算も十分足りると思って、この金額で予算を計上しております。
 
○森委員  もし途中で足りなくなってしまったら、補正とかで追加したりということもあり得るという、そういうことでよろしいでしょうか。
 
○みどり公園課長  もし仮に予算が枯渇することが見通せた場合には、財政部局に相談して、状況を踏まえながら求めていくことにはなると思います。
 
○森委員  続きまして、277ページの建築相談事業について伺います。危険ブロック塀の補助金ですが、代表質問でも聞いたかもしれないんですが、年々申請が減ってきているということで実績も少なくなっているんじゃないかと思うんですが、やっぱり、前に大阪の地震か何かの後で関心が高まって一気に申請が増えたという認識なんですが、ちょっとそういうのが今薄れてきていて、なかなか市民の方も関心が薄れてきてしまっているんじゃないかと思うんですが、この制度の周知については今後どのように考えているのか、教えてください。
 
○平井建築指導課担当課長  まずブロック塀の改修状況なんですが、微増ですが令和4年度の状況は、令和3年度に比べて実は少し上がっております。ただし、補助金を使っていただける件数が、やはり伸び悩んでいるという状況でございます。
 そこで、私どもの周知というのが鍵になってくると思います。この周知に関しては、いろいろな手法を試していきたいと思っておりますし、時期が許されれば、直接的な働きかけなども行っていきたいと考えております。
 
○森委員  引き続き周知をお願いします。
 同じ第19節の一番下、防災ベッド等設置事業費補助金ですけど、これの利用実績について教えてください。
 
○平井建築指導課担当課長  防災ベッドの利用実績なんですけれども、この補助制度を始めてから、令和元年度に1件、それ以降はゼロ件ということになっております。
 
○森委員  これまで、制度の創設以来1件しかないということですけれども、何でこれは利用が少ないんでしょうか。
 
○平井建築指導課担当課長  まず耐震ベッドについては、耐震改修に至らなく、やむを得ずどうしてもという場合の手段というか、方法と捉えて、私どもも耐震診断の窓口診断というのを行っているんですけれども、そこでなかなか、予算等のある方には、もちろん御紹介はしているんですけれども、急場をしのぐというか、最後の手段的なところもありますが、あまりそこに至らずに、耐震改修に移行していただいていると理解しております。
 
○森委員  耐震改修に移行しているということですが、せっかく補助事業があるので、この補助事業をちゃんと市民にお伝えするように周知することと、もしくはこの制度自体の使い勝手というんですか、その部分にちょっと問題があるのかなと思いますので、その辺をちょっと見直したりする必要もあるかと思うんですが、いかがでしょうか。
 
○平井建築指導課担当課長  使い勝手の悪さがあるというのは一番いけないことだと思いますので、そのことについても少し研究していきたいと思います。
 
○森委員  続きまして、279ページの開発審査事務について伺います。大規模盛土のスクリーニング調査を現在行っているということですけれども、今回この2次スクリーニング調査に入ると思うんですが、1次の調査のときに造成したところでとても危ないなという、熱海の事件のようなことも起きる可能性があるような場所というのは、鎌倉市内にあったんでしょうか。
 
○杉浦都市景観部次長  熱海の事件が発生してから、神奈川県で盛土の総点検をいたしまして、その中に鎌倉市は入ってございませんでした。
 その後、追跡調査で市内も調査をしたんですけれども、特に危険なところというのはなかったです。
 
○森委員  特に危険な箇所はなかったということで安心したんですが、この2次スクリーニング調査では、どのような調査を行うんでしょうか。
 
○杉浦都市景観部次長  もともとこの調査というのは、地震が来たときに、盛土内で地滑り的変動が起きるかどうかというのが、1995年の阪神・淡路の地震でそういう状況が分かったので、それを契機に平成18年に法律が改正されてやっている国の宅地耐震化推進事業です。
 それで、2次スクリーニングというのは、1次スクリーニングで、盛土造成地は幾つあるかということで、今、鎌倉市は287か所あります。それを平成27年から、こちらの事業内容に書かれているように、令和2年に2次スクリーニング計画を作成して、287か所に改めて整理したところでございます。その優先度を調査して、それで危ないと思われるところをリストアップしたのが4か所です。
 それで、令和4年に、4か所のうちの1か所目をやって、令和5年度の予算要求で2か所目をやるということです。
 調査の内容は、ですから、地震時に本当に変動するおそれがあるかどうかというのを具体的にやる地盤調査でございます。
 
○森委員  4か所あって、令和4年度に1か所、令和5年度に2か所、あと残り1か所は令和6年とか、そういう流れになるでしょうか。
 
○杉浦都市景観部次長  1か所ずつやりますので、令和4年に1か所やっていまして、令和7年度に4か所が終わるという予定で今います。
 
○森委員  ここは終わりまして、次に緑化啓発事業について伺います。297ページです。緑の学校とか緑のレンジャーとかが事業内容に書かれていますけれども、これはコロナのときとか、その辺のときは実施されていたんでしょうか。
 また、これでコロナが落ち着いてきたら今後どのような活動を行うのか、教えてください。
 
○みどり公園課長  緑化啓発業務委託につきましては、鎌倉市公園協会に、緑のレンジャー、緑の学校、緑のレンジャー・ジュニア、3つの講座を委託して発注しております。この委託業務につきましては、令和2年度から新型コロナウイルス感染症拡大に伴う財政状況の悪化への懸念から、不急の事業として中止としておりました。
 令和4年度に、緑のレンジャーの講座1つだけ、実際のボランティアの方に入っていただくという実技の講座のもので、そういったものについて、緑のレンジャーだけ、令和4年度から再開したというところです。
 令和5年度からは、3つの講座全て戻して、座学と自然観察を主にした緑の学校と、小学生を対象とした緑のレンジャー・ジュニアというものを復活させまして、ボランティアリーダーの育成、担い手の育成を目指しまして、自然観察であったり、伐採の実技とか、道具の使い方とか、そういった講座を行ったりということを進めております。
 
○森委員  そうしたら、緑化啓発に関する業務委託料が昨年169万9000円だったのが、令和5年度は500万円近くの予算計上をされていますが、事業が増えるので、予算も多くつける、そういう理解でよろしいでしょうか。
 
○みどり公園課長  御指摘のとおり令和4年度につきましては、緑のレンジャー講座のみ169万9000円で、令和5年度につきましては、2つの、緑のレンジャー・ジュニア講座と緑の学校が加わりまして508万2000円となっております。
 
○森委員  続きまして、298ページの緑地保全事業について伺います。第19節の民有緑地維持管理助成事業補助金のこの額が、令和4年度は5256万2000円だったものが、令和5年度は4566万7000円に減額されておりますが、これはどうしてでしょうか。
 
○みどり公園課長  民有緑地維持管理助成事業の補助金につきましては、緑地を将来にわたり良好に保存するための維持管理に要した費用の一部ということで、令和3年度の実績が79件ございました。令和4年度は、途中経過なんですけれども59件ということで、少し申請数というのは少なくなっていまして、その実績を基に令和5年度の予算を算出させていただきました。
 
○森委員  その実績に応じて予算を見直したということですが、仮にこの助成金に申込みが殺到してしまったとかという場合は、どこか途中で増やしてくれたり、補正をかけてくれたりするんですか。
 
○みどり公園課長  この事業につきましては、補助金の交付事務とかもありますので、少し期限を、2月途中とかいう形で切っていますので、なくなった時期の残りの状況にもよるんですけれども、あとは来年度に送るとか、ただ、なるべくサービスの要望にお応えしたいと思いますので、こちらの事業は森林環境譲与税を活用しているもので、譲与税基金が、本来であれば毎年使い切るというのが前提なんですけれども、今のところ、少し残っている部分がありますので、令和5年度につきましては、その辺も含めまして対応していきたいと考えております。
 
○森委員  続きまして、321ページの公園維持管理事業について伺います。これの次のページ、322ページのところ、鎌倉海浜公園坂ノ下地区レストハウス解体工事費が計上されておりますが、このレストハウスは今はまだ営業しているところですか。
 
○みどり公園課長  鎌倉海浜公園坂ノ下地区レストハウスにつきましては、令和4年12月末をもちまして、市の建物でございますので、市から下ろしている管理許可が期限を迎えたという状態でございます。
 その後、現地の前を通ったところ、営業しているというのは確認したところでございます。
 
○森委員  営業していたら解体できないと思うので、これは今後どのように進めていくんでしょうか。
 
○みどり公園課長  こうした状況から、今のところ、市の顧問弁護士に相談しながら対応を検討しているところでございまして、詳細は相手方の事業者のこともありますので、差し控えさせていただきたいと思います。
 
○池田委員長  森委員に申し上げます。20分経過しましたので御協力をお願いいたします。
 
○森委員  あと1点だけ、公園整備事業に入るのかな、323ページ。この予算には載っていませんが、公園とか人が多く集まるようなところに、今後、防犯カメラとかそういうものを設置していくというお考えはお持ちでしょうか。
 
○みどり公園課長  現在のところ、公園管理者として積極的に防犯カメラをつけるという計画とか、今のところ具体の考えはないんですけれども、自動販売機にカメラがついている機能というのは、事業者がありまして、ただ、自動販売機の1日の売上げとか条件がありまして、そういうところでないと設置できないんですけれども、それに対応して設置している公園というのは、市内で2か所ほどあります。
 
○池田委員長  こちらの審査が1時間20分以上経過しましたので、ここで一旦休憩させていただきます。45分まで休憩ということで、暫時休憩いたします。
               (14時33分休憩   14時44分再開)
 
○池田委員長  それでは、再開いたします。
 まず冒頭に、答弁訂正について、みどり公園課長から発言を求められておりますので、これを許可します。
 
○みどり公園課長  森委員の御質問にありました、緑化啓発事業業務委託の件なんですけれども、私のほうで令和4年度から緑のレンジャーの講座が1つ復活したという話をしたんですけれども、令和3年度から再開を始めましたので、おわびして訂正いたします。申し訳ございませんでした。
 
○池田委員長  それでは質疑を続行いたします。
 
○児玉委員  私からは2項目ありまして、まず最初に、内容説明書の266ページ、先ほど森委員も取り上げたところですけれども、がけ地対策事業、重点事業に指定されておりますけれども、この中の既成宅地等防災工事費補助金ということで資料請求しました。過去、直近5年間の資料を頂きまして、ありがとうございました。
 この資料の内容を含めて幾つか質問させていただきたいんですけれども、先ほど森委員が質問したように令和4年度が予算額が約7000万円、令和5年度が6500万円ということで、この表を見て多分そうだろうなと思うんですけれども、過去5年間の申込み件数、実際に補助した件数ということを鑑みて、これを見ますと、令和2年度(2020年)の申込み件数が、この直近5年間の中では130件ということで一番多い。その前の令和元年度も111件ということで多いということで、このときは補正予算をつけて6800万円まで増額したと。令和3年度の予算は、直近5年間で一番多い1億円を予算計上しているという中で、実際、その中で使ったお金というか、実際の結果を見ると令和2年度の約6400万円が一番多かったということもあって、今年、それを踏まえて、それより多い6500万円という設定したという理解でよろしいでしょうか。
 
○みどり公園課長  資料で提出させていただきました近年の動向を踏まえて、委員おっしゃるとおり、算出した根拠の計算というのは、令和4年度の執行状況という形でさせていただいているんですけれども、こうしたものを根拠に、対応できるだけの金額ということで要望したというところでございます。
 
○児玉委員  直近5年間の中で、令和元年度と令和2年度の111件、130件、これが特に多いんですけれども、これは、このとき多かった理由は何かあるんですか。
 
○みどり公園課長  令和元年度に台風15号、19号が来て、大きな被害が市内に広がったということで、相談件数が増えたと理解しております。
 令和2年度に、おっしゃるとおりピークを迎えまして、令和3年度の前半というのがすごく申請と相談のペースが早かったもので、1億円まで補正したんですけれども、実際に使われる金額は少し下がってきたということで、今、落ち着きを見せてきているのかなというふうな感覚でおります。
 
○児玉委員  金額的には、ピークを越えたという言い方は変ですけれども、ある程度、数字的に見えている部分でありますけれども、金額の部分はいいとして、実際の作業をするとか、人為的な部分では、人員確保というか、そういう部分は、今のところ問題ないということでよろしいでしょうか。
 
○みどり公園課長  現在、がけ地対策担当が職員2名、会計年度任用職員2名で行っておりまして、個別の相談に、現場にそれぞれ応じて、今のところは執行できている状況でございます。
 
○児玉委員  この助成制度というのは、鎌倉市においては非常に重要だと思いますし、私もいろいろ幾つか市民相談を受けている中で、これを案内したりとかありますので、引き続きフォローをしっかりしていただきたいなと思います。
 このページの中でほかに質問があるんですけれども、事業の内容のところで、急傾斜地崩壊危険区域の指定の促進を図りとあるんですけれども、この危険区域の指定の促進とあるんですけれども、これは指定と促進というところは、市が行うと。それとも、県との連携。これは誰が行うんでしょうか。
 
○みどり公園課長  急傾斜地防災工事につきましては、御指摘のとおり県の事業でございまして、神奈川県の藤沢土木事務所で工事を行ったりします。横須賀土木事務所も入っております。
 その中で、まず、急傾斜地崩壊危険区域というのを一定の条件の下に指定して、その上で対象地、工法とかが決まってくるんですけれども、その指定に当たって、土地所有者の方とか対象の家屋にお住まいの方に対して、説明会とかそういったことを行うんですけれども、それについて、市が協力して、県と一緒に進めております。
 
○児玉委員  ということで、その次にある県が行う云々とあって、その2割を負担すると、これは県が指定をしてメインに事業をするんだけれども、そのうちの2割を市が負担するという理解でよろしいでしょうか。
 
○みどり公園課長  こちらにつきましては、崖地の高さによって補助金負担金の割合が異なっておりまして、例えば崖の高さが30メートル以上だと、特に国45%、県45%、市が10%です。崖の高さが10メートル以上30メートル未満だと、国が40%、県が40%、市が20%。この2割を言っているんですけれども、その他、県の単独事業ということで、工事はないんですけれども、崖の高さ5メートル以上10メートル未満、これが一番小さい単位なんですけれども、県が80%、市が20%、こうした負担の割合で行っていまして、今年の負担金の金額というのが8454万円という形になります。
 
○児玉委員  いろいろ条件によって、金額というかカテゴリーで分けられて、これは市のホームページにも案内が載っているんでしたっけ。
 
○みどり公園課長  こうした詳しい補助割合というのは載っていないんですけれども、事業の紹介という形で、御相談くださいという形では、ホームページに掲載しております。
 
○児玉委員  この項目はこれで終わりたいと思います。
 もう一つが、先ほど森委員が質問したのと同じところなんですけれども、298ページ、緑地保全事業、この中で、第19節の中に、先ほども御質疑がありましたけれども、民有緑地維持管理助成事業補助金ということで、令和3年度が79件、令和4年度が59件ということであるんですけれども、この補助金を助成するという部分では、これは何か基準というのがあるんでしょうか。
 
○みどり公園課長  こちらは、民有緑地を将来にわたり良好に保全するための維持管理に要した費用の一部ということで、当方で森林法に基づく第2条森林というものがございまして、地図でも一定に示されてはあるんですけれども、森林というか、林というか、そういった木が集まっているところというのが対象となっております。
 ただ、庭木ですね、宅地の中は……、基本的には第2条森林が、山地とか、林地とかそういった形になるんですけれども、家の中は対象外にさせていただいています。
 その他、作業については、倒木撤去とかまではできるんですけれども、草刈りとか、そういった自分でできる範囲とか、そういったものは対象外にしております。
 
○児玉委員  じゃあ、上の事業内容のところに説明もありますけれども、費用の一部を助成するとありますけれども、これは先ほどの崖地のあれじゃないですけれども、一部助成するというのは、条件によって何%とか、やっぱり変わってくるんでしょうか。
 
○みどり公園課長  条件につきましては、助成を決定するときには、一律2分の1と決めておりまして、既成宅地等防災工事資金助成事業の伐採と同じ助成割合にしております。
 
○児玉委員  この部分に関しても、私も様々、市民相談を受けている中で、民有地のそういう対策というのは非常に難しいところもあり、何もやる気がない人と、すごく逆に一生懸命心配してやってくれる方、ケース・バイ・ケースなんですけれども、市でも、それに関して非常に頭を抱えている分もあると思うんですけれども、ある種、人の命に関わってくる部分もありますので、引き続き対策をお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
○中里委員  1点だけお伺いいたします。277ページの建築相談事業のところで、先ほども質問ありましたけれども、危険ブロック塀の対策に関してお伺いいたします。
 令和4年度に関しては、処理件数としては増えているということなんですけれども、具体的に何件ぐらい増えたかというところをお伺いいたします。
 
○平井建築指導課担当課長  令和5年2月現在で、通学路沿いの改善件数が、令和4年4月と比べて66件対応されていると把握しております。
 
○中里委員  かなり進んでいるのかなと思ってはいるんですけれども、逆に、行政で把握している危険ブロック塀の市内の件数というのは何件になりますでしょうか。
 
○平井建築指導課担当課長  私どもで把握している、いわゆる危険ブロック塀と言われるものは、平成4年、平成5年度の2か年にわたって調査をしたもののうち4,140件、危険なものがあると把握しています。現在は、先ほどの66件を含めて2,574件、62%を超える改善率となっております。
 
○中里委員  これだけ減らしていただいたというところは、本当に感謝いたします。
 今、現状で2,574件残っているということなんですけれども、その中でも特に危険だなと、行政と、あと周辺住民からの声とかで認識している件数というのは何件ぐらいになりますか。
 
○平井建築指導課担当課長  すみません、正確に何件という捉え方はしておりません。その方々が感じる度合いがありますので、ただ、御連絡いただいたら漏らさず私どもでは現地を確認に行って、所有者の方へのアプローチなどは試みている状況でございます。
 
○中里委員  中身をいきなり検査するわけにもいかないと思うのでなかなか難しいところもあろうかと思いますし、費用的にも、直すとなるとそう安いものではないので、補助が出ているとしても、すぐに対応してくださらない住民の方もいらっしゃるかと思うんですけれども、とはいえ、これもやっぱり法的なところで手も打てないところもあろうかなと思うんですけれども、どうしても、特に見ていて擁壁の上にあるような、高さのある、かさのようなブロック塀は本当に怖いなと思っているんですけれども。
 一生懸命進めていただいているんですけれども、どうしても対応していただけない方に対する、何か措置といいますか、例えば条例で規制をかけていくとか、そういうようなことというのは、検討は難しいでしょうか。
 
○平井建築指導課担当課長  現行の法や条例をもって対応するのは、正直なところなかなか難しいとは感じています。ただし、造っている場所にももちろんよるんですが、例えば道路に面するものを、今回、私どもは扱っているんですが、道路の管理者と連携して通行者の安全を確保することを検討したりとか、そういうことは今もやっておりますし、引き続き対応していこうとは考えております。
 
○中里委員  鎌倉市での大きな災害を想定すると、津波とかが考えられるんですけれども、津波であれば、ある程度、時間が遅れるというところもありますけれども、地震での倒壊となると一瞬で大きな被害が出てしまうというところがあるので、やっぱり、あとは認知していて触れなかったというのは本当につらいところがあるかと、出てこないように、ぜひ何かしらの検討をしていっていただけるとありがたいなと思っているんですけれども。
 条例でもやはり難しい、完全にがんじがらめにしていくというのは難しいと思うんですけれども、何かしらの対応というのがつくれないものかと思っているんですけれども、いかがですか。
 
○平井建築指導課担当課長  やる前から弱音を吐くつもりはないんですけれども、法律や条例で例えば縛る、指導する、これはできると思いますし、やっていくことも、今あるものを利用してというのも、もちろんやっていくことはできると思っているんですけれども、最後は、やはりなかなか強制力というところで、どこまで許されるのかというのが、非常に私ども実務をやっている人間からすると悩ましく感じるところです。
 そういう弱音も吐かずに頑張ろうとは思っておりますので、引き続き見守っていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 
○後藤委員  手短に行こうと思います。2つの項目についてです。ほかは大体、森委員がばっちり質問していただいたので大丈夫なんですけれども。
 最初に277ページの建築相談事業のところで、これは確認ですけれども、木造住宅の耐震強化に係る事業をずっとされてきていて、大体のイメージでいいんですけれども、鎌倉市内で、ここはちょっと古い建築のあれだからもう直さなければいけないよねというところのパーセンテージというのは、かなりのパーセンテージがカバーできている感じなんでしょうか。
 
○平井建築指導課担当課長  住宅については、今、市内の建物の91%は対応が済んでいると認識しております。
 
○後藤委員  令和4年度の予算で1600万円、今回1000万円ちょっとという形になっていまして、それこそ適用になる物件がだんだん減ってきて、かといって、さっきの話じゃないですけれども、100%やれるというのもなかなか現実的ではないと思うので、落としどころがあるのかなと思いますけれども。
 これは耐震補強のために、例えば工事が200万円とか300万円かかったときには、半分でしたか、半分助成して、かつ上限が100万円とかという、そういうのを読んだことがあるんですけれども、それで合っていますか。
 
○平井建築指導課担当課長  まず、今、委員御紹介いただいたとおりでありまして、上限額が2種類、実はございます。発表としては、一般世帯という言い方をさせていただいているんですけれども、そちらの上限が100万円。もう一つは、低所得者世帯等という言い方をさせていただいて、そちらは120万円という形になっております。これも当初スタートしたときよりも少しずつ増額をしてという状況で、今、対応しております。
 あと、割合については、御承知のとおりの2分の1ということです。
 
○後藤委員  要は、個人で申込みされる場合もあれば、大家さんというんですか、不動産の持ち主から直接申請が来る場合もあるという解釈でいいですか。
 
○平井建築指導課担当課長  木造の耐震に関しては、自らお住まいの方という形になっておりますので、所有者の方がお住まいのものになりますので、いわゆる賃貸と言われるものは、ここの部分での補助の対象からは外れます。
 
○後藤委員  じゃあ、いわゆる賃貸でアパートで、築年数もかなりたっているような古いところは、ここのあれには入らないという解釈でよろしいということですね。
 
○平井建築指導課担当課長  この部分の補助事業は対象外という形になります。
 
○後藤委員  何でこんな質問をしたかというと、また大きな地震とかが来たときに、例えば今の建築法のことを考えると、建物ごとぺしゃんといくような地震が来たときは、ほぼ全部の建物が駄目でしょうし、逆に言ったら、東日本大震災も私は被災していますけれども、建物ごとぺしゃんといっているのは、昔ながらの建物でもほぼないですね。ブロック塀がちょっと崩れたりとか、屋根瓦が破損したりとかというのはそこら中に出ましたけれども、建物ごとぺしゃんというのは、ほとんどなかったんですよね。
 だから、そういう意味では、日本の建築はすごくしっかりしているなと思うのと同時に、やっぱり法律の前ですよね、切替えの時期に建てられたものは補強して、今の基準を踏めるのであれば、それはスピード感を持って今までやってこられたでしょうし、なるべくそういう物件がなくなるように、市として助成していくということはすばらしいことだと思いますので、もう91%ぐらいまで来ているということなので、引き続きやっていただければなと思うわけです。
 続いて、321ページの公園維持管理事業、これで終わります。2か所聞きたいところがあって、まず1つは、私も公園関係のことをいろいろ質問させていただいたり、やっていますが、第13節のところで、公園施設の長寿命化計画の前倒し分ということで1億1000万円ぐらいが計上されていますけれども、これの内訳がどんな感じなのか教えていただけますか。
 
○みどり公園課長  公園施設長寿命化計画の前倒し分というのが遊具になりまして、令和4年度に33公園、39基の状態の悪い遊具については一斉撤去を行っておりまして、これに対して全ての遊具は再設置できないんですけれども、令和5年度は、地域の遊びの中心となっていた大型の遊具のあった公園に対して、計画よりも前倒しして対応を図る予定ということで、11公園11基に対して前倒しするという計画を立てました。
 
○後藤委員  漠然とした回答で構わないんですけれども、実際に新しい遊具が設置されて、市民の人たちがそれを利用できるようになるのが、当初より早まったみたいな解釈でよろしいんでしょうか。
 
○みどり公園課長  計画どおりに行いますと、この11公園というのは令和5年度に設置されないことになりますので、それに対して前倒ししたことで、11公園の近くにお住まいの方は、令和5年度中には遊具が設置されるということになります。
 
○後藤委員  スピーディーにやっていただいてありがたいなと思うわけです。令和5年度中には、その11公園ですか、対象については、市民の方もその恩恵を受けることができるということを、今、確認させていただきました。
 その同じページの第15節、東勝寺橋ひぐらし公園復旧工事というのが書いてあります。1700万円ぐらい予算を計上されていますけれども、こちらの内訳というか、どういう工事なのかを教えてください。
 
○みどり公園課長  東勝寺橋ひぐらし公園の復旧工事につきましては、令和元年の台風15号によって、護岸があるんですけれども、それが崩壊したことなどがあったため、今現在、部分閉鎖中となっております。
 これについて、令和3年度に設計業務を発注しておりまして、その結果と積算が大体出ていますので、それに対して、今回、予算要望を提出させていただいたということです。
 
○藤本委員  私も公園についてだけ質問させてください。321ページの公園維持管理事業についてです。
 今、ちょうど後藤委員がお伺いしたところをもうちょっとお伺いしたいんですけれども、33公園39基、今、遊具が撤去されていて、ない状態なんですけれども、令和5年度に11基、大型の遊具も11基ついて、ありがたいと思う一方で、22公園についてが、恐らく令和6年度以降の設置をこれからスケジュールを引かれるかと思うんですけれども、そもそもこの長寿命化計画が、要は遊具の老朽化に関して、想定どおりなのか、それとも、例えば海に近いとやっぱり遊具が早めに壊れるみたいな傾向を聞いたりするので、例えば鎌倉市の地理的な要因があって長寿命化計画自体が、例えばもうちょっと短めにつくったりとかが必要なんでしょうか。予想と、前倒しになってしまっているところ、今後の長寿命化計画のつくり方もちょっとお伺いしたいです。
 
○みどり公園課長  公園施設長寿命化計画自体が、予算を平準化して、それで寿命が来る前に修繕などを施して、公園施設自体のそれぞれ施設であったり、遊具であったりの長寿命化を図っていくということで、最終的なトータルの維持管理コストとかを抑えていくというような考えの下、平成30年度に策定したんですけれども、平成29年に遊具の法定点検というのが改正されて義務づけられまして、平成30年度に策定したものより、やっぱり少し使用禁止とするものが改めて出てきたというところはございます。
 地理的条件というのはあるのかもしれないんですけれども、そこについては詳しくはちょっとよく分からないところなんですけれども、これ自体がそういった予防保全で、寿命が来る前に修繕するという前に、公園自体が、鎌倉市の場合は古い公園が多くて、まずは遊具を新たにして、その新たになったものに対して前もって修繕していくということになると思いますので、実際の趣旨とはずれているというか、まず設置してから、今後、寿命を延ばしていったりとか、平準化していくというところで、次の見直しとかが重要になってくるのかと思っています。
 
○藤本委員  やっぱり遊具がない時期を減らしてほしいし、できればなくしてほしいという気持ちがあるので、今回の交換はうれしいんですが、計画から、できれば遊具が撤去されてから設置まで数年かかってしまうところが少なくなるようにお願いしていきたいなと思います。よろしくお願いします。
 あと、第15節のインクルーシブ公園改修工事請負費なんですけれども、今のスケジュールの進捗をお伺いしたいです。お願いします。
 
○みどり公園課長  インクルーシブ公園の公園改修工事につきましては、以前からも議会の一般質問などで、令和4年度中の契約を目指して進めているということで答弁させていただいているところなんですけれども、令和4年度、5年度の予算を計上したときに対象公園とかも定まっていなかったこともあって、その間に、令和4年度の間に鎌倉海浜公園由比ガ浜地区という形に決まって、それからまた、公園の園路とか、遊具とか、アンケートを行いながらやっていくところで、申し訳ございません、今のところ令和4年度中の契約というものが難しい状態になっていまして、その間にいろいろな、木製遊具とか、そういったものを検討しているところでございまして、当初の予定である令和4年度、5年度で、令和5年度中に終わるというところは、まだ目指しているところなので、令和5年度中の竣工を目指していきたいと思っております。
 
○藤本委員  最初は令和4年度の1月あたりに入札があって3月に契約でというスケジュールだったと思うんですけど、そのアンケートの結果とかいろんな声を受けて、ちょっとそれが延びているということを伺っていました。
 今の、例えば遊具の選定とかは、一応決定は、今、されたでしょうか。
 
○みどり公園課長  令和4年度中にe−kanagawaを用いまして、遊具についてアンケートを実施しました。そのほか、市内の市立小学校に御協力いただきまして、シールを貼ってもらうような、お子さんたちにアンケートをしまして、人気投票みたいなことを行っております。
 その上で、そこで小学生の方から3,000人分ぐらい頂いているんですけれども、そうしたものを踏まえて、おおむね決めて、あとはエリアとか、そういう設計業務の必要なものを今、検討しているというところです。
 
○藤本委員  あと、計画のときからお話しさせていただいていたんですけれども、トイレの設置というか、トイレはどうするかというお話があったかと思うんですけど、今の海浜公園ですと、駐車場の地下のトイレかグラウンドのトイレだと思うんですけれども、その辺りは、例えば当事者の方々に声を聞いたりしたのか、今の方針を教えてください。
 
○みどり公園課長  海浜公園のe−kanagawaのアンケートに合わせて、自由意見を募集した中でも、トイレに関する記載が、ちょっと記憶にはっきりないんですけれども、あったかと思いますけれども、いろんな方から、海浜公園のトイレは古いというようなお話はいただいております。
 令和5年度に鎌倉海浜公園の管理事務所賃借料という形で、管理棟を建て直ししますので、その中で、みんなのトイレというか、そういったトイレが新しく設置されます。現在のトイレもそのままに残りますので、グラウンドのトイレを使っていただくという形になります。
 
○藤本委員  現在のグラウンドのトイレは残って、管理棟ができるということですか。すみません、確認まで。
 
○みどり公園課長  今の管理棟と別棟でトイレが建っていますので、そこには手をつけないで、管理棟も新しくしますので、管理棟の中にみんなのトイレが入るということになります。
 
○藤本委員  じゃあトイレは新設されるということですね。ありがとうございます。
 ちょっとこの予算にないんですけれども、よく声をいただくのが、公園で遊んでいて、周辺の方から子供の声がうるさいという声があって遊べませんでしたという声をたまにいただくんですけれども、鎌倉市ではそういったトラブルというんですかね、そういった市民の声があったときの、ちょっと前も伺ったかもしれないんですけれども、対応は、どのようにされていますか。
 
○みどり公園課長  対応につきましては、個別の公園でいろいろなケースがありますので、職員が現場に行って対応しているところでございます。その中で、貼り紙をしたりなどというのが一番オーソドックスな対応の方法ということになります。
 
○藤本委員  貼り紙というのはどんな内容の貼り紙をされるんでしょうか。もし分かれば教えてください。
 
○みどり公園課長  朝とか晩とか静かにしてくださいとか、そういった趣旨のものを貼ったりとかしています。あとボール遊びに関するものとか、そういったものもよく問題になりますので、そういう掲示板を立てさせていただいています。
 
○保坂副委員長  一番最初が、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業で、1点伺います。事項別明細の56ページです。
 令和4年度から、国土交通省の街なみ環境整備事業の適用を受けたと、以前に説明を受けたと思っているんですけれども、この街なみ環境整備事業の関係で、何か取組というのは継続して行われているんでしょうか。
 
○都市景観課長  街なみ環境整備事業に関しましては、今、国の交付金の具体的な対象事業としまして、基幹事業として11事業やらせていただいております。また、効果促進事業として1事業やらせていただいています。
 基幹事業で、例えばですが、鎌倉文学館保存改修事業であるとか、旧諸戸邸、鎌倉市長谷子ども会館の保存改修事業とかの事業が入っている。そういった事業を今もやらせていただいているところでございます。
 
○保坂副委員長  すみません、11事業は分かったんですけど、基幹事業として11事業で、あと1事業とおっしゃいましたか。
 
○都市景観課長  効果促進事業といたしまして、観光施設等混雑可視化事業として1事業やらせていただいております。
 
○保坂副委員長  街なみ環境整備事業の、国のお金を受けて、そういう形で進めているということで、こちらの56ページでどうのということではなくて、それらのところで見ていけばいいということだったんですね。
 じゃあ歴史的遺産と共生するまちづくりについてはそれくらいにとどめまして、防災、がけ地対策事業のところで、もう既に委員の皆さんが聞かれているのですけれども、1点だけ確認したいと思います。
 266ページですけれども、これの防災工事、こちらについては、仕組みとしては、これは補助額とかも増額になったんですよね。現在は、上限が500万円が限度、2分の1の補助でということですけれども、防災工事の規模としては、どれくらいの工事が金額的な規模として、これは、ただ件数とかで割ると1件当たり200万円くらいの補助が多いのかなと思うんですけれども、どのくらいの規模の工事が行われているんでしょうか。
 
○みどり公園課長  令和4年度の防災工事で申し上げますと、200万円から300万円台のものがありまして、それが3件あります。上限500万円まで行ったものが1件、これは1000万円以上の工事ということになります。令和4年度は今のところ4件で、以上でございます。
 
○保坂副委員長  伺ったのは、本当に500万円とかいうと、そこまでの工事をできるケースというのは非常に少ないなと思ったんですけれども、住宅の背後に崖をしょっていて、非常にこのままでは安心して住み続けられないなという場合に、その辺りの斜面の対策ということで、適正な規模の工事と受け止めてよろしいんでしょうか。大体200万円から300万円くらいの補助を受けて行えば、ある程度のものができていると考えてよろしいのでしょうか。
 
○みどり公園課長  基本的には宅地の裏で、御自分の家、命を守るとかいう目的であると思いますので、恐らく安心される範囲の部分というのはされると思います。
 その中で、300万円ですね、250万円上限だったときは足りなくてできなかったとかそういうこともあるかもしれないですけれども、500万円まで行かずに300万円台で収まっているということは、十分申請者の方がやりたいところはできているのではないかなと思っています。
 
○保坂副委員長  では、緑地保全事業のところで伺います。こちらも既に質疑が行われているんですけれども、298ページで、この民有緑地の維持管理について、いろいろ質疑がありましたけれども、この市民の身近な森づくり事業は、こちらは、事業の内容で言うと市街化区域にある緑地を保全するという、この奨励金が該当しますか。
 
○みどり公園課長  市民の身近な森づくり事業、これは委託料になりますけれども、業者にやっていただくというもので、都市緑地法第18条の特別緑地保全地区内の買い入れた土地の管理は、買い入れた土地を法の目的に合うように管理しなければならないとか、そういった規定がございますので、特別緑地保全地区を対象に、市が委託発注して、緑地の質を向上させるという取組で、平成21年から確保緑地の適正整備事業というのをやっているんですけれども、それの財源を森林環境譲与税に引き継いで、新たに進めているというような取組になります。
 
○保坂副委員長  以前にも説明を受けたと思ったんですけれども、いろいろ混同しているところがありまして、今、伺って分かったんですけれども、森林環境譲与税、こちらでも、市民の身近な森づくり事業でも使っている。それから、民有緑地の当該緑地の所有者が行った維持管理の費用の助成も扱っているということですけれども、鎌倉市の場合は、この森林環境譲与税ですけれども、最近の新聞報道とかによりますと、2019年から2020年度に全国の市町村に500億円くらいが分配されたけれども、すごく人口の多い都市部などではなかなか使い切れていなくて、全体の54%が基金に積み立てられているような実情もあるということなんですけれども、鎌倉市の場合は、今、説明していただいたような事業において、有効に使われていると考えてよろしいのでしょうか。
 
○みどり公園課長  森林環境譲与税につきましては、創設された当時、その年度に使い切ることが前提で、基金の設立というのも推奨されていない部分もあったんですけれども、本市の場合は、基金を設立しております。それについては、創設から、順次年度ごとに金額が上がっていって、最終的に令和6年で一定額という形になるんですけれども、それに対して、民有緑地維持管理事業の助成事業のスタートが令和3年度であったため、令和2年度とかに入ったものは積み立てて、平準化を図っていこうというような形にしていますので、今後、その年度に入ったものは、この事業に使い切るというようなもくろみでおります。
 
○保坂副委員長  徴税も始まるということなので、その辺りのところで、こうやって有効に使っているよというのが見える形になるといいなと思っているところです。
 最後に、都市景観形成事業のところで伺います。これも毎回伺っていることなんですけれども、事項別明細の303ページです。若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン、これは運用支援業務委託というところで入っていて、以前に伺ったときに、ガイドライン作成に関わってもらった景観整備機構の指導・助言などをもらっていると。
 若宮大路・小町通りで建築物の建築などを行う場合には、景観地区の認定申請を行う前に事前協議も必要だし、そういった景観配慮の協議というのが行われるということなんですけれども、この運用支援というのはそのことでよろしいんですか。
 
○都市景観課長  そのとおりでございます。
 
○保坂副委員長  そうすると、それはどの程度の頻度、年間に何件くらいあるのでしょうか。
 
○都市景観課長  認定申請におきましては、令和3年度に5件、令和4年度の途中ですが、3件出ております。そのうち、配慮協議を行ったものに関しましては、令和3年で1件、若宮大路で1件です。令和4年で1件入ってきている状況になっております。
 
○保坂副委員長  配慮協議が行われるというのは、ちょっとその建築の仕方、そういう整備の仕方だと、やっぱりこの若宮大路・小町通りの景観にとっては、そのままではちょっと済まないなということでという意味でよろしいんですか。
 
○都市景観課長  このままでは済まないなということもありますし、ただ、私たちの目線の中で、これはちょっとまずいのではないかというところであったりとか、設計者と少し対立するような場面があった場合に、第三者からお話を聴くようなこととして使わせていただいております。
 
○保坂副委員長  看板などでも該当する場合があるんでしょうか。
 
○都市景観課長  必要に応じてということになります。
 
○池田委員長  質疑はこれでよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 御意見はありますでしょうか。
 
○藤本委員  意見で、公園遊具の設置計画について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  藤本委員から意見で、公園遊具の設置計画について。
 以上、御確認をお願いいたします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 ほかに御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
 職員入替えのため、暫時休憩します。
               (15時33分休憩   15時45分再開)
 
○池田委員長  それでは再開いたします。
 原局に申し上げますが、発言は挙手して、委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔、明瞭に行ってください。なお、発言は座ったままで結構です。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○池田委員長  次に、第20款衛生費、第10項清掃費及び第15項環境対策費並びに第45款土木費、第20項都市計画費のうち環境部所管部分について、一括して説明をお願いいたします。
 
○?橋(謙)環境部次長  議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算のうち、環境部所管部分について説明いたします。
 鎌倉市一般会計予算に関する説明書は98ページから99ページを、予算事項別明細書の内容説明は200ページから203ページを御覧ください。
 第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は9億2391万2000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、環境運営事業として、一般廃棄物処理施設建設基金への新規積立金などを。廃棄物処理施設のマネジメント事業として、生活環境整備審議会委員報酬などを。行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境総務担当、ごみ減量対策課、環境施設課、環境センターの職員の人件費を。会計年度任用職員給与費として、環境政策課、ごみ減量対策課、環境センターの会計年度任用職員の人件費を計上いたしました。
 予算説明書は100ページから101ページを、内容説明は204ページから218ページにかけまして、第10目じん芥処理費は32億5562万3000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、ごみ収集事業として、資源物やごみについての収集運搬業務委託料や一般廃棄物指定収集袋作成業務委託料などを。ごみ資源化事業として、容器包装プラスチック中間処理業務委託料、植木剪定材資源化等業務委託料、不燃ごみ等資源化処理業務委託料などを。3R推進事業として、燃やすごみ組成調査業務委託料、生ごみ処理機購入費補助金などを。廃棄物処理施策推進事業として、事業系ごみ資源化業務委託料などを。最終処分事業として、焼却残さ溶融固化処理等業務委託料などを。ごみ処理広域化計画推進事業として、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会に係る消耗品費を。名越・今泉両クリーンセンターの管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、粗大ごみ等処理業務委託料、名越クリーンセンターの焼却施設維持管理業務委託料、今泉クリーンセンターの搬出施設運転委託料などを。名越・今泉両クリーンセンターの収集事業として、収集車両の燃料費、修繕料、車両購入費などを。笛田リサイクルセンター管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、資源物選別処理等業務委託料、運転保守管理等業務委託料などを計上いたしました。
 予算説明書は103ページにかけまして、内容説明は219ページから220ページを御覧ください。
 第15目し尿処理費は4363万4000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、し尿収集事業として、し尿収集運搬及び手数料徴収業務委託料などを。深沢クリーンセンター管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、し尿等受入施設管理業務委託料などを計上いたしました。
 内容説明は221ページから227ページを御覧ください。
 第15項環境対策費、第5目環境対策管理費は2億6243万8000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、公害等対策事業として、深夜花火防止巡回警備業務委託料、地盤沈下精密水準測量業務委託料、自動車騒音常時監視調査業務委託料などを。まちの美化推進事業として、公衆トイレの光熱水費や清掃業務委託料、路上喫煙防止巡回啓発等業務委託料、屋内型喫煙所設置費補助金などを。海岸清掃事業として、公益財団法人かながわ海岸美化財団への清掃事業費負担金などを。次代に向けたエネルギー・環境対策の推進に係る経費は、環境基本計画等推進事業として、地域脱炭素化促進事業策定支援業務委託料、住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等設置費補助金などを。行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境政策エネルギー担当及び環境保全課の職員の人件費職員を。会計年度任用職員給与費として、環境政策課及び環境保全課の会計年度任用職員の人件費を計上いたしました。
 予算説明書は105ページにかけまして、内容説明は228ページから230ページを御覧ください。
 第10目環境衛生費は1895万円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、衛生・害虫駆除事業として、スズメバチの巣の駆除費補助金費補助金などを。動物愛護推進事業として、犬の登録・注射促進協力等業務委託料や飼い猫に対する不妊や去勢手術に対する補助金などを。鳥獣保護管理対策事業として、有害鳥獣駆除等業務委託料などを計上いたしました。
 予算説明書は128ページから131ページを、内容説明は305ページを御覧ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は12億2034万円のうち、環境部所管部分所管部分は46万8000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、海浜保全事業として、サーフ90ライフセービング事業負担金などを計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○池田委員長  これより質疑に入ります。御質疑はございますでしょうか。
 
○森委員  まず204ページ、ごみ収集事業について伺います。まず、缶・びん収集とか、あと燃やすごみの収集運搬委託料については、令和4年度対比で増額となっておりますけれども、この分というのは、燃料代とかそういう部分を見込んだ上での増額という理解でよろしいんでしょうか。
 
○不破環境部次長  ただいまの森委員の御質問ですけれども、委託料が増加したものにつきましては、人件費の増と、あと燃料費のやはり増額による、令和4年度から5年度にかけての増額という形になっております。
 
○森委員  この人件費、燃料費の増額によるということですけれども、1000万円ずつぐらいですよね、こっちは2000万円あるのか。実際、それで業者の方々は十分に増額分を、コストのかかった分を回収し切れているのでしょうか。
 
○不破環境部次長  予算要求をする際には、その前年度の、令和4年度の実際に実施した事業者から見積りをいただいておりますので、その見積りを出していただいた形で予算要求をしているということは、それは利益はあるんだろうと私たちは思っております。
 
○森委員  そんな予算要求した時点と、昨今の急激な物価上昇、その部分がちゃんと見込まれているのかなという部分はちょっと心配していて、正直、業者の方からも、実はきついんだよという声をいただいていますので、その部分はちょっと今後よく御検討いただければと思います。
 次に、紙類・布類の収集運搬の委託料、粗大ごみ収集運搬委託料、これが令和4年度は計上されていなかったんですが、今回あるというのは、長期契約だからこのような形になっているのか伺います。
 
○不破環境部次長  令和4年度から令和5年度にかけまして、この小事業の項目につきまして少し整理をさせていただきまして、紙類・布類収集運搬処理売却業務委託料、こちらにつきましては、令和4年度は資源化事業にあったものを収集事業に移しました。
 粗大ごみ収集運搬業務委託料、こちらにつきましては、今泉クリーンセンター管理運営事業、こちらにございましたものを収集事業に整理させていただいたものでございます。
 
○森委員  次に、第13節の一番下の、ごみ収集体制策定支援業務委託料とありますけれども、これは戸別収集に関わる検討ということになるのでしょうか。
 
○不破環境部次長  こちらは、クリーンステーションの収集体制の効率化、これを図ることを目的とした業務になっております。
 収集につきましては、委託事業者の知識とか経験、そういったものから、現在も効率的な収集は行っているところでございますけれども、安定的な収集体制を継続していくために、さらにGPSとか、速度探知の機能、こういったものを活用して、収集の効率化を目指していこうとするものでございます。
 具体的には、収集車にタブレットを搭載して、収集ルートや時間などのデータを集めて分析いたしまして、効率的なルート作成、あとは積載量のコントロールを行うことで、効率的な収集体制を構築していこうという業務でございます。
 
○森委員  何か戸別収集を検討していくとおっしゃっていましたよね。それの予算かと思ったのですが、その戸別収集を検討する予算というのはどこに入っているのですか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  戸別収集に関しましては、収集の経費などは一切ここには入っていなくて、中で実は入っている予算が120万1000円ほどあります。これは、令和5年度の前半をイメージしているんですけれども、その中で、これから戸別収集検討に当たって方針をつくっていくことになると思うんですけれども、その方針をつくるに当たって、市民の皆様から御意見を頂きたいと思っています。その中で、生涯学習センターの使用料であったりとか、あとは、そのときに、説明会のときに手話通訳者に同席いただきますので、その方への謝礼。あと、収集ルートの構築に当たって、実際にうちの職員が、2台のレンタカーを使って現場に出たりしますので、そういった経費を合わせて120万1000円を計上しているものになります。
 
○森委員  では、さっき、タブレットを搭載してGPSとかで効率的なルートを検討したりとかということをおっしゃっていましたけど、そういうデータは、今後、そういう戸別回収とかそういう部分に生かしていく、そういう予定も考えられていますか。
 
○不破環境部次長  クリーンステーションのデータを集めますけれども、そのクリーンステーションに排出されている個々の方は分かりますので、やはりそのクリーンステーションの効率化を図ったとしても、また戸別収集になっても、そのデータは生かした上で、この業務は行っていきたいと思っています。
 
○森委員  では、ここはここまでにして、次に、208ページの廃棄物処理施策推進事業について伺います。紙おむつの資源化機器賃借料が第14節に計上されていますけれども、これはどのような事業を行うのでしょうか。
 
○不破環境部次長  紙おむつ資源化機器賃借料でございますけれども、ごみ処理基本計画におきまして、令和7年度に紙おむつの全量資源化というものを目指しております。紙おむつの資源化の先進事例を調査する中で、確立した資源化手法がある一方、民間事業者において、様々なまだ実証実験が進められている状況でございます。また、関東圏内に、民間事業者が進出していくということも確認できておりませんので、今、施設整備ですとか、あと民間委託による実施、これを現段階でやはり判断していくことは難しいため、そこについては、引き続き、国や先進自治体、民間事業者の動向を注視していくこととしておりますが、あわせて、病院ですとか介護施設などの排出事業者の施設内、ここで処理が可能な設備機器の導入についても検討を進めておりまして、令和5年度に、資源化の可能性を探るために、この実証実験を行おうとするものでございます。
 
○森委員  じゃあ実際、その紙おむつを資源化する機械を、そういう病院とか施設に導入して実証試験を行うということですが、それは何か所、この144万円で何台、何か所導入されるのか教えてください。
 
○不破環境部次長  排出事業者の施設内で行うに当たりまして、今、紙おむつを多量に排出する事業者を我々で抽出できますので、そちらの意向とかも確認をしながら、その辺りは決めていきたいと思っているんですけれども、今回の予算といたしましては、2台という形での実証実験での予算要求をさせていただいているところです。
 
○森委員  それともう一つ、その実証試験というか、その2台をどこに入れるかは分からないですけど、それをやって、どういう検証を行っていくんですか。
 
○不破環境部次長  やはり紙おむつの資源化処理というものが、処理の確実性と、あと費用対効果で、また、施設の設置の条件とか、あと処理のスキームですね、職員の方がその設備機器に入れられるような、そういったスキームがうまくいくかどうか、そういったところを実験していきたいと思っております。
 
○森委員  ではここは終わりまして、次に、222ページのまちの美化推進事業について伺います。鎌倉駅周辺の喫煙所の設置の検討状況について教えてください。
 
○環境保全課長  鎌倉駅周辺の喫煙所の設置が必要なことは認識してございます。これまで、土地建物に係る情報収集等も行いながら、空きビル等を活用していきたいということで、所有者や事業者に対して、喫煙所設置に対する補助金制度の御案内もしてきたところです。現在、まだ実現に至っておりませんが、設置に向けた御相談は複数件受けてございまして、検討を進めていただいているところもございます。そのような状況でございます。
 
○森委員  その検討いただけそうな事業者なんかは、何件ぐらいあって、どの程度の確率というか、見込みなんでしょうか。
 
○環境保全課長  御相談の角度も様々でございますので、まだ制度自体をというところもありますし、具体的にというところもあるので、具体的なちょっと件数は、すみませんが差し控えさせていただきたいと思いますけれども、内容によりまして、実施につながるように、御案内をしているところです。
 なかなか、迷惑施設という面もありますので、吸う方の権利、あるいは吸わない方の権利もあります中で、設置に適した場所、これは設置する側の御判断というのもあると思いますので、その辺はよく御理解いただける場所で設置いただけるように、努力してまいりたいと思っております。
 
○森委員  鎌倉の喫煙者の方は期待している方が多いので、ぜひ前向きに取り組んでいただければと思います。
 続きまして、230ページの鳥獣保護管理対策事業について伺います。ここにイノシシの駆除の委託料、これは令和4年度も計上されていますけれども、現在、鎌倉市でイノシシを実際に駆除したとかという実積はあるんですか。
 
○環境保全課長  イノシシを駆除した事例は、鎌倉市内ではございません。平成26年12月から平成27年1月までにかけて、目撃情報は寄せられたことがあるんですが、その後、確定的な情報がないということで、現在、鎌倉市内にイノシシが生息しているということは考えておりません。
 
○森委員  隣の逗子市とか、あと横須賀市なんかは結構目撃情報があったり、あと実際、畑とかを掘られちゃったりとか、そういう事例があって、それぞれの市のホームページで注意喚起をされているようです。特に、横須賀市は、令和元年から捕獲しているらしいのですが、令和元年には12頭、令和2年には13頭、令和3年には15頭のイノシシの捕獲があるそうです。ですので、鎌倉も山とかでつながっているところですので、今はそういう目撃情報とかはあまりないようですけれども、実際、小さいお子さんが出くわして、突進されて、けがをしちゃったりとか、そういう事例があると非常に怖いので、逗子にいて鎌倉にいないということは多分ないと思うので、ちょっとその辺は注意してもらいたいなと思うんですが、実際、このイノシシの駆除の予算を使って、何かわなを仕掛けたりとか、何かそういうことは実際に行っているんですか。
 
○環境保全課長  前段の鎌倉に出没するおそれはないのかというところもちょっと懸念されるということなんですが、実際には、逗子市と横須賀市の間に、神奈川県が設置したイノシシの侵入の防護柵というのがありまして、現在、それを越えたという確認はされたことがない。葉山町では、やはり山と民家とが近接している部分で、少し発見があるということは聞いております。
 イノシシにつきましては、実際にこの予算を使って、何か仕掛けているということはないんですけれども、年度当初に専門事業者と契約しまして、急な出没があった場合にはすぐに対応できるように、具体的にはイノシシの目撃情報とか足跡の情報とか、そういった侵入経路ですとか逃走経路とか、こういったものはすぐに判断して山の中に追い払うとか、あるいは必要に応じて捕獲を行う、こういったことを委託して、緊急時に備えております。
 
○森委員  一発出ると危ない動物なので、今後の動向を注意していただきたいと思います。
 それと、イノシシとは別に、第13節、有害鳥獣駆除の委託料が、令和4年度の849万円から1100万円と増額されていますけれども、これはやはりほかの鳥獣の捕獲とか、そういうものが増えているから、予算が増額されているということなんでしょうか。
 
○環境保全課長  こちらの有害鳥獣駆除等業務委託料でございますが、令和4年度849万4000円に対しまして、令和5年度は1160万4000円計上させていただいております。この増額の理由は、先ほど御質問がありました頭数の関係もございまして、アライグマとハクビシンに関しては、アライグマが少し頭数を増加させておりまして、ハクビシンは同数でございます。それとあと、タイワンリスにつきまして、やはりここ一、二年増加傾向がありまして、さきの令和4年12月定例会でも補正予算を計上させていただいたところなんですが、このような不足に備えまして、タイワンリスを増加した頭数になっております。
 これと併せまして、駆除後の処分等にかかります燃料費ですとか、こういったものの値上げが、このところ非常にございまして、こちらの値上げの経費を増加させていただいているものでございます。
 
○不破環境部次長  先ほど森委員の御質問の中で、ごみ収集事業のところで、小事業の整理をさせていただいた中で、粗大ごみの収集運搬業務委託料、こちら、私、今泉クリーンセンター管理運営事業とお答えしてしまったのですが、すみません、今泉クリーンセンター収集事業と、あと、名越クリーンセンター収集事業、こちらからごみ収集事業に整理をさせていただいたものになりますので、すみません、おわびをして訂正させてください。
 
○中里委員  まずはごみ収集事業、事項別明細書204ページのところから、先ほども戸別収集に関して話が出ておりましたけれども、令和5年度から具体的な調査を始めるということなんですけれども、やはり今、既に住民の方からは、大きな期待の声とかも出てきているんですけれども、その反面、いつになるんだろうかとか、市内全域で一斉にやってもらえるのかみたいなお話も出てきているんですけれども、いつになるかというところで、今のクリーンステーションの、地域の皆さんでの運営をどういうふうにしていくかというところもあって、あらかたのめどが知りたいみたいなお話が結構聞こえてきているんですけれども、その点は、今、現状どのような検討状況か、お教えください。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  時期の御質問なんですけれども、市民環境常任委員会でも説明はさせていただいたんですが、これはまずクリアすべき課題として、市民理解の醸成というところと、あとはまさに経費のところですね。この経費のところでどういうふうな捻出の仕方をしていくのかというところが、一番の課題になってきています。ここについてどのようなめどを立てるのかというのをしっかりと御説明した上で、そういった方針だったり計画を御承認いただくような形になろうかと思っています。
 ただ、そうはいっても、やはり事業の見通しというか、計画というか、自分たちの中である程度の時期というのは定める必要があると思っていて、今、目標として置いているのは、令和6年度の後半の段階で、いずれの形であれ、段階的に実施できないかどうか、そこを検討していこうと考えているところでございます。
 
○中里委員  先ほどの早くという声と、ただ、その反面、戸別収集が始まることによって、今の有料ごみ袋の値段が上がるんじゃないかというような話も聞こえてくるんですけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  有料袋を通じて手数料を頂いておりますけれども、こちらの値上げについては考えておりません。いろいろな、ごみ収集全体ではなくて、ごみの資源化であったり、いろんなところで効率化が図れるんじゃないかというところがありますので、そういったところで、何とか経費を捻出していきたいとは考えています。
 
○中里委員  値上がりはないというところで確認いたしました。
 そのまま206ページの3R推進事業のところで、1点、毎度なんですけれども、生ごみ処理機の購入費補助金のところでお伺いしたいんですけれども、令和4年度から、この費用、補助金の額を大幅に増額していただいて、令和5年度もほぼ同じぐらいの金額となっているんですけれども、令和4年度、まだまとまってはいないと思うんですけれども、現状の利用率をお教えください。利用状況ですね。
 
○不破環境部次長  生ごみ処理機の助成の利用につきましては、令和2年度が423台で、令和3年度が591台だったのですが、令和4年度1月末現在で、515台になっております。このままで行きますと、令和3年度と同等の台数の助成の申請が来るであろうと考えているところでございます。
 
○中里委員  代表質問の中で、今後、どのように進めていくかというところをお伺いして、コロナ禍でなかなかできなかった町内会だとかスーパーみたいな、出ていって、これを広めていくというような取組をお伺いしたんですけれども、そうすると、すぐに広がるわけではないとは思うんですけれども、令和4年度と令和5年度の予算がほぼ同額というところで、それで賄えるのかというところはいかがでしょうか。
 
○不破環境部次長  予算額としては同等額ではございますが、積算の台数につきましては、令和4年度は、上限額が4万円だったということもございまして、556台という形での予算要求をさせていただいたんですけれども、令和5年度については、予定数量といたしましては、747台分の予算要求をさせていただいているところでございます。
 
○中里委員  令和4年度も4万円でしたか。承知いたしました。
 
○不破環境部次長  すみません、失礼しました。令和4年度に4万円から3万円にしたんですけれども、4万円の上限の対象の方が、まだ令和4年度に申請できる権利をお持ちの方がいらっしゃいましたので、そこの部分での、ちょっと台数の差が出ているということです。すみません、失礼いたしました。
 
○中里委員  先ほどの戸別収集もしかりですし、あとは、この先、令和6年度から市内でのごみの焼却をしていかないというところを考えていくと、やはり、家庭の中からまずは生ごみを出さないことというのが第一に、市民としてできることなのかなと思っておりますので、そこを積極的に進めていただきたい。
 また、戸別収集で、先ほど、有料袋の値上げも考えていないということなんですけれども、例えば、生ごみ自体が家庭から出てこなくなれば、収集自体も、今は週に2回やっていただいているものが、生ごみがなければ、臭いとかの問題も相当削減されると思うので、もしかしたら週に1回でいいとか、そういうような工夫をもちろんされていると思うんですけれども、その原動力となる家庭の中から外に生ごみが出ていかないというような、そこを積極的に進めていただければと思います。
 令和5年度は747台ということなんですけれども、これもどんどん町内会とかで広めていただいて、これを超えるようなときはどのような対応がございますか。
 
○不破環境部次長  そこの部分につきましては、申請される方に、少し期間を待っていただいて、次の年の予算で補助ができるような形で、うまく捻出ができればと、今のところは考えているところでございます。
 
○中里委員  捕らぬタヌキじゃないんですけれども、ちょっと慌てていただくぐらいに増えていくといいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、208ページの廃棄物処理施策推進事業のところでお伺いいたします。第13節の事業系ごみ資源化業務委託料、4億4300万円とありますけれども、これに関しては、事業系のごみなので、事業者からの手数料収入というものがあるのかなと思うんですけれども、そこは概算で幾らぐらいで見込んでいるか、お教えください。
 
○不破環境部次長  約1億9800万円を見込んでいるところでございます。
 
○中里委員  約2億円ということなんですけれども、そうすると、ごめんなさい、ちょっと勉強不足で申し訳ないんですけれども、残りの2億4000万円というのは、市の負担という認識でよろしいでしょうか。
 
○不破環境部次長  そのとおりでございます。
 
○中里委員  かなりの額かなと思うんですけれども、これは資源化をされてということなので、発電かと思うんですが、そこの収入もあるというような見込みでしょうか。
 
○不破環境部次長  今、御紹介がありましたように、オリックス資源循環というところに持っていって、メタンガスを発酵させて、そのガスで発電しておりますけれども、その発電の利益につきましては、その会社の利益ということになります。そちらを加味した形での委託料の設定をしていただいているというような形になります。
 
○中里委員  ひとまずお伺いしました。ありがとうございます。
 
○不破環境部次長  先ほどの手数料の部分でございますけれども、今、事業系の一般廃棄物処理手数料は、10キログラム当たり250円という設定になってございます。令和4年度から、このオリックス資源循環のほうに、資源化をすることによりまして、やはり委託の経費、処理経費が上がりましたので、そこの部分につきましては、事業系手数料の見直しという形で価格の改定を、今、鎌倉市廃棄物減量化及び資源化推進審議会に諮問しておりまして、答申をいただいた暁には、改定をしていく手続を進めていこうと考えているところでございます。
 
○中里委員  この実証実験から本格実装に当たって、コンペ的なもので競争入札みたいな形を捉えていたのかなと思うんですけれども、その実態にぜひ合うような形にしていっていただきたいなと思いますけれども、その価格改定が行われるのは、令和6年ぐらいということでよろしいでしょうか。
 
○不破環境部次長  現時点の目標では、令和6年度の10月の改定を目指しているところでございます。
 
○中里委員  では、次が、まちの美化推進事業のところ、222ページになります。これは下のほうに、花火大会の清掃料というのが入っているんですけれども、これは、花火大会が開催されるというのは、私、ちょっとまだ知らなかったんですけれども、もう開催されるという前提で計上されているということでよろしいでしょうか。
 
○環境保全課長  令和5年度の花火大会の開催については、まだ決定はされていないかと考えておりますが、ウィズ・コロナの中で、どのような開催ができるかという検討は、今後、していくかと思いますが、開催した場合にかかる経費がございます。臨時ごみの回収業務委託、それから産業廃棄物運搬業務委託、そして回収ごみ処理業務委託、この3件を計上させていただいております。
 
○中里委員  224ページの海岸清掃事業のところでお伺いしたいんですけれども、第19節に、公益財団法人かながわ海岸美化財団清掃事業費負担金とありますけれども、これはどのような事業、業務を委託しているか、お教えください。
 
○環境保全課長  こちらの公益財団法人かながわ海岸美化財団でございますが、神奈川県と、海岸の沿岸の13市町及び公益財団法人かながわ海岸美化財団とで協定を結んでございまして、海岸漂着物の清掃に係る負担金を支出しているものでございます。各市、自治体がそれぞれ負担金を計上して、この公益財団法人かながわ海岸美化財団の運営に当たっていただいている経費を負担金として支出しているものでございます。
 
○中里委員  この負担金の負担割合に関しては、その13市町で人口で案分しているとか、そういうような金額になるんでしょうか。
 
○環境保全課長  市の規模により、負担は決まっているところでございます。
 
○中里委員  日本の中でもこのような形で財団が管理しているというところはほかにないと聞いておりますので、とても、鎌倉、神奈川県の沿岸一帯は気持ちいい状態が保たれているのかなと思っているんですけれども。私が住んでいるエリアには、ごみの回収ボックスが設置されているんですけれども、ほかのエリアの方から、そういうのはないんだけど、いいなということなんですが、あれに関しても、公益財団法人かながわ海岸美化財団で設置されているという認識でよろしいでしょうか。
 
○環境保全課長  公益財団法人かながわ海岸美化財団に関しましては、ボランティアでやっていただいている海岸清掃などに対しても支援をしておりますので、用具の貸出しとかだけでなく、回収したごみにつきましても、場所を決めているということで、その設置場所等については、また地元の方々等の御要望に応じて、現在も設置されているものと思っております。
 事前に、清掃の日程と場所等がありましたら、またそれに対応して回収に伺うというようなこともやっていると聞いております。
 
○中里委員  今、ちょっとお伺いしたのが、コンテナボックスみたいなものが鍵つきであるんですけれども、それに関しては、市で管理をされているのか、公益財団法人かながわ海岸美化財団か、ちょっとお伺いします。
 
○環境保全課長  鍵つきのボックスに関しましては、公益財団法人かながわ海岸美化財団が管理しているものになります。
 
○中里委員  最後に、225ページの環境基本計画等推進事業のところで1点お伺いしたいんですけれども、この電気料金の高騰等で、第19節の住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等の設置費補助金なんか、申請が増えていたりとか、そんな状況があるかをお伺いいたします。
 
○?橋(謙)環境部次長  令和4年度について御紹介しますと、令和4年度については、当初550万円という予算額でありました。それが、国の交付金を活用し、10月にさらに550万円増やし、1100万円という予算の状況になっております。
 今、お尋ねのありました件数から申し上げますと、令和3年度においては99件、令和4年度については187件という結果でした。
 
○中里委員  如実に増えているというところが見えるんですけれども、令和4年度に関して、国の補助金も使えて、倍額になったということでよかったですかね。
 では、令和5年度も同じような措置が対応可能という見込みは、今、現状、立っていらっしゃるんでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  国の交付金については、まだ分からない状況です。
 
○中里委員  鎌倉でも、まだまだ住宅用の再生可能エネルギーの導入なんかは、キャパ的にはあるかと思いますので、ぜひそういったところの後押しをしていただきたいなと思っておりますので、そういった交付金なんかも獲得できるような形で、ぜひ進めていただければと思っております。
 
○環境保全課長  すみません、先ほど、中里委員の御質問の中で、花火大会を実施した場合の経費の計上の御質問がありました際に、私、3件、経費を計上させていただいたと申し上げたんですが、こちらの事項別明細の222ページから223ページにありますように、4件でございまして、不足がございましたのが、花火大会翌日クリーンステーション集積ごみ回収業務、こちらも計上させていただいておりますので、訂正させていただきます。
 
○後藤委員  私からは、1項目だけです。事項別明細の内容説明の222ページで、まちの美化推進事業のところから、第13節のところで、路上喫煙防止巡回啓発等業務委託料、令和4年度は911万円ぐらいだったのが、令和5年度は774万円と減額になっていますけれども、これはどういう理由でしょうか。
 
○環境保全課長  こちらの路上喫煙防止巡回啓発等業務委託料の減額の理由でございますけれども、こちらの予算要求の時点で、契約業者の見積額を、見積書を取って、計上させていただいているんですが、令和4年度の要求時点の見積業者と、令和5年度当初の見積りの要求業者が異なりまして、見積額も異なって、減額された形での見積書を徴収いたしましたので、そちらの額で計上させていただいたものでございます。
 
○後藤委員  そうしたら、業者が年度によってちょっと異なるので、一概に比較できないということでいいかなと思うんですが、令和4年度、もうちょっとで終わりますけど、今、御対応されている業者は、実積じゃないですけど、どれだけ、ここで吸っちゃ駄目だよといったところをちゃんと防止できたのかというのは、何か報告が上がっているのでしょうか。
 
○環境保全課長  週の半分くらいの日程、ちょっと今、正確に、月で何日と申し上げられなくて申し訳ないんですけれども、日程で、頻度で、朝から夕方まで回っておりまして、特に路上喫煙の禁止区域です。大船駅の東口、西口駅前から、商店街通りですね。それからあと鎌倉駅の東口、西口、こちらも路上喫煙禁止区域になっております。
 それとあと、特に喫煙のポイ捨ての多い箇所につきましても、通報を多く頂くところにつきましては、市のほうで場所を指定して、事業者に回っていただいておるところでございまして、内容としては、落ちている吸い殻を拾っていただくというのもありますし、吸っている人が実際にいた場合には指導をするということでやっていただいております。報告につきましては、毎月1回、その月分の集計を頂いておりまして、どこの場所で何件吸い殻を拾って、何件指導した、その内容等について報告をいただいております。
 
○後藤委員  全体像は分かりました。イメージとして。
 私、大船に住んでいるので、いろんな、例えばごみ拾いの活動とかに参加することもありますし、すごく多いのは、やっぱりたばこの吸い殻ですよ。ポイ捨てのごみですね。それを拾うわけですけれども、特に多いのが、これは横浜市になっちゃうのであれなんですけど、大船駅の笠間口のエスカレーターを下りてきたところの脇が、もうめちゃくちゃ多いです、たばこの吸い殻のポイ捨てが。駅を利用させてもらって、脇で見るからあれなんですけれども、もうみんな堂々と吸って、そこら辺にぽいぽいやっているんですよね。知っている人だったらともかく、知らない人に注意するというのは、かなりこの御時世、厳しくて、私も何回か言おうかなと思ったんですけれども、けんかとかになっても嫌なので言えなかったんですけれども。例えばですけれども、笠間口のところ――東口のところは、あそこは何かプレハブみたいなものが、喫煙所ができて、皆さんそこで吸っていらっしゃるようなので、多分その周りのポイ捨ては減ったのかなと思っていますけれども、あっちの笠間口のほうなんかは依然としてひどい。
 これは例えば、もちろん鎌倉市の領土というか場所じゃないので、対応できないかもしれないんですけれども、横浜市にそういうところで、例えば喫煙所を造ってくれみたいなことの要請はしているんでしょうか。
 
○環境保全課長  日頃からの清掃等の御活動、どうもありがとうございます。
 実際に私どもも、大船駅の笠間口を下りて、階段を下りて右手側の広場、ポケットパークで吸っているというのは、何件か聞いてございます。
 ただ、委員御指摘のように、あちらは川の向こう側でございまして、砂押川の北側というか、横浜市の市域になってございます。ですので、鎌倉市の啓発指導員に指導させることが、ちょっと業務上、できないところにはなってございます。
 ただ、委員御指摘のような、そのような情報があって、対策として、鎌倉市民の方も利用する駅の改札口でございますので、鎌倉市からもそのようなお願いを横浜市側にさせていただくことは可能だと思いますので、今後、ちょっとお伝えしてみたいと思います。
 
○後藤委員  本当にそこは切にお願いします。本当に笠間口を下りてきて、あそこはきれいに再開発されて、GRAND SHIPがあって。あの辺は、下は何か、道ががたがたしているところを直したりとか何かやっていますけれども、向こうは。ただ、たばこのポイ捨てはないんですよ、ほとんど。あの奥の自転車置場から、川を越えたところから、景観も含めてですけれども、まちづくりというところで見ると、やっぱりどうしても市境というか、それが見て分かる。そうすると、どうしても鎌倉の土地のほうが古く見えますし、実際、道もちょっとがたがたしていたりというのもあって。多分ですけど、あそこに入ってからポイ捨てする人が結構いるんじゃないかと思っています、個人的に。なので、そこは横浜市ともちょっと協議というか相談していただいて、今、ちょっと鎌倉としては非常に困る状況だと。
 個人的には、別にたばこを吸いたい人は吸えばいいと思うんですけど、ポイ捨てを本当にやめてほしいなと思っていて、それのためには、ある程度、施策で誘導して、ここで吸ってくださいと、やっぱりやらないと、私はもう、基本的にポイ捨てはなくならないんじゃないかなと思っています。なので、そこに関しましては、ぜひやっていただきたいということでお願いしておきます。
 あともう一つ、同じまちの美化という観点からなんですけれども、最近、大東橋の交差点から松竹通りの辺りなんか、私、よく生活圏で使うんですけれども、夏場から冬にかけて、せっかく道自体がきれいになっているのに、鳩だと思うんですけど、ふんが結構ひどいんですよ。そこに関して、この間、ちょっと御相談もさしあげたんですけど、環境保全だから環境部も関わるだろうし、例えば道路にふんがついていれば道路課も関わるだろうし、まちづくりとして、電線に鳥が止まるのであれば電力会社ですかね、そちらに相談すると、鳥が止まりづらいような工作をしてくださるというのをちょっと伺ったんですけれども、どこに相談に行っていいかちょっと分からないというのもあって、そもそも、そういう鳥のふん自体に対応する予算というか、そういうものはついているんでしょうか。
 
○環境保全課長  特に鳥のふんに対する清掃の経費というのは、計上はしてございません。
 
○後藤委員  清掃はちょっとあれなんですけれども、そもそも鳥が止まって、そこでふんをするわけですから、鳥がそこに滞在しないような取り計らいというのは、前からもうずっと予算計上はしていないということでいいですか。
 
○環境保全課長  環境保全課には、鳥のふんの被害というのは、年に何件も頂いているところでございます。まず実態を確認させていただいて、現地を見まして、どういうところに止まっているとか、何が原因でふんが出ているのだということは確認しまして、対応を考えるんですけれども、まず、施設を管理する施設管理者に対応をお願いするということをやっております。ですから、電線に止まっている場合につきましては電線の管理者、これは電力会社であったり、あるいは通信会社であったり、鳥よけの細いワイヤーを巻いたり、巻付けのワイヤーを巻いていただいたりとか、そのようなことをお願いします。
 実際に設置するのに、やっぱり高所作業で、かなり場所も必要になるので、場所によってはできるところ、できないところがあろうかとは思います。あるいは、道路施設などで、やはりどうしても鳥が止まってしまうようなものがある場合にも、道路管理者にお伝えして、対応をやっていただくようなお願いをしておるところで、それぞれの施設管理者の予算でやっていただいているのが実情でございます。
 
○後藤委員  大船の町を歩くと、個人宅の前は、基本的に皆さん、やっぱり自分の家の前が鳥のふんで汚れていたりとか、例えばたばこの、さっきの吸い殻じゃないですけど、そういうのが捨ててあったら、皆さん、結構ちゃんとお掃除して、きれいにされています。そこがやっぱり放置されやすい場所というのが、それは釈迦に説法ですけど、大きな交差点であったりとか、お店ですよね。例えば、日中はシャッターを閉じていて、あまり運営管理をちゃんとされていないようなところなんかは、もうそのままですよ、はっきり言って。なので、そういうところも含めて、町全体で、どうやって環境を美しいまま整えて保持していくかというのは課題で、なかなか性善説で難しいことはよく分かっていますけど、ぜひ、共生社会をうたって、動物とかともうまくやっていきましょうというメッセージがある中で、やっぱりそれでも、実態、実際に鳥のふんが例えば多くなれば、見た目もそうですし、あとやっぱり場合によっては臭いも出ますし、それの脇で例えば何か飲食をされて、物を売っているというのも、見慣れている人たちからすれば何とも思わないのかもしれないですけれども、やっぱり客観的に見れば、それはちょっと保健衛生上どうなのというのは、やっぱり考えざるを得ない部分だと思いますので。その辺、引き続き、令和5年度から、ぜひちょっと現場を時間のあるときに見ていただいて、また、それに対する対策を少し長い目で見ていっていただけたらなと思いますけれども、その辺はいかがですか。
 
○環境保全課長  鳥が集まる場所というのも、このような大きな交差点という御指摘をいただきますと、確かに鳥というのは、いろいろ餌を求めるのに、巣を作る場所、山に巣を作るにしても、日中はやはり見通しのいい場所などに集まってくるのかなという習性はあるのかと思います。道路の場合は、多くは雨が降るときれいになって、側溝に流れてしまってということで、あまり目立たないケースもあるんですが、このような乾燥が続く時期などというのは、やはり目立ってくることになるのかなと、改めて考えます。ですので、現場を確認して、施設管理に関係するところにも、できる限りの対応をお願いするように、できるだけのことはやりたいと思いますし、あと、長期的にどのような公共の場等での対応ができるのかというのは、ちょっと研究してまいりたいと思います。
 
○池田委員長  一応、時間的には1時間を少し過ぎましたけれども、あと質問を予定されている方は。3名いらっしゃいますね。ちょっと一旦休憩して、再開するということにいたしましょうか。
 じゃあ5時再開で、暫時休憩いたします。
               (16時50分休憩   16時59分再開)
 
○池田委員長  それでは、再開いたします。
 冒頭に、万が一6時を過ぎた場合でも、この項については継続して、終わるまで行うということで、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、質疑を続行いたします。
 
○藤本委員  206ページの3R推進事業の中で、リユース食器利用を何年かされていると思うんですが、このリユース食器利用は結構額が小さいので、少量をずっと利用されているのかなと思うんですけれども、これは今後拡大されるのか、今時点の利用の状況とかをお伺いできたらと思います。
 
○不破環境部次長  リユース食器の補助につきましては、令和2年、令和3年と、コロナ禍の関係でイベントが開催されませんで、その実積はございませんでした。
 令和4年度に、ちょっと今、委員の御質問に的確にお答えできる情報がないんですが、たしか私の記憶ですと、2件の申請が上がってございます。大体、食器等につきましては、たしか100個の利用というような形での申請が上がってきたという記憶が、すみません、ちょっと私の記憶で申し訳ないんですが、そういった状況になってございます。
 
○藤本委員  イベントのときにリユース食器を使うイベントに補助をしているということですね。
 あと、市役所でも、庁内で利用されていたような、ちょっとすみません、記憶があったんですけれども、それはじゃあ、今はやっていないということですかね。
 
○不破環境部次長  一つ、令和4年度は2件と申し上げたんですが、実積は3件でございました。
 本庁舎で食器を使っているというものは、多分、シェアリングサービスで、食事を頼むときに使い捨ての容器ではないものでやるものではないかなと思っているんですが、それは今、実験段階ではございますが、今も行っているところでございます。
 
○藤本委員  すみません、別のものだということですね。分かりました。
 庁内でのシェアリングサービスの、ちょっとそうなるとここじゃないかもしれないんですけれども、要は、テイクアウトするときのプラごみの削減というところが目標だと思うんですけれども、それは今後も継続して、あるいは定着していくようなものにしていく方針ですか。確認まで。
 
○不破環境部次長  定着できるように、今、実験を行っているという形になりますので、それは進めていけたらと思っております。
 
○藤本委員  ぜひ進めていただきたいなと思いました。
 225ページなんですが、昨年の予算には、カーボン・マネジメント強化事業に係る維持修繕費が計上されていて、今年度はないんですけれども、昨年度はたしか公共施設のLED化だったかと思うんですけど、これは一旦完了しているから今年度はないということですか。確認で、いかがでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  令和4年度においては、LED化を、直接更新するための修繕費として計上しました。令和5年度においては、その修繕でやっていたLED化を、今度はリース方式を進めるに当たって、リース費用、賃借料なんですが、それを鎌倉芸術館と深沢中学、そちらの小事業に振り分けをして、予算計上させていただきますので、令和4年度よりはかなり多くのLED化が推進できると考えています。
 
○藤本委員  じゃあ、ここではないところで振り分けられて、それは進んでいるということですね。ありがとうございます。
 環境エネルギー政策についてなんですけれども、温室効果ガス削減の目標を掲げていて、取り組まれていたと思うんですけれども、2013年度のときに計画を策定して、2030年までに40.2%削減するという計画が……、ここじゃないですか。ここでよろしいですか。すみません、あるかと思うんですけど、今、ホームページに載っている2021年度の実積を見ると、達成と書いてあって、達成されている。要は、2030年の目標にしていた数値が、今、もう達成されているということだと思うんですけれども、そうなってくると、今後2030年まではどのような取組がされますか。
 
○?橋(謙)環境部次長  ちょっとホームページがどれかというのが分からないんですけれども、達成というのは、恐らくこの市役所事業所としての数字かなと思っています。今現在、地球温暖化対策の温室効果ガスの取組を説明しますと、令和4年5月に、地球温暖化対策地域実行計画(区域施策編)、これは鎌倉市域全体の温室効果ガスをどうやって削減していくか、その目標なんですが、それが2030年度に、2013年度対比46%削減しようと考えています。現在は、そこの鎌倉市域全体で申し上げますと、これは国のデータなんですが、2019年度、つまり令和元年度現在なんですが、2013年度対比23.9%削減できている状況です。
 
○藤本委員  私が見ていたのは、鎌倉市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)というところでした。分かりました。
 じゃあ、その46%を目指して、今、達成半ばということで引き続きということですね。ありがとうございます。
 さっきの、ちょっと戻ってしまうんですけど、カーボン・マネジメント強化事業というのは、要は、さっきの鎌倉芸術館や深沢中学校のLED化などで、その事業の中でほかに何かありますか。カーボン・マネジメント事業自体は、LED化以外にどんな事業がありますか。
 
○?橋(謙)環境部次長  令和5年においては、その2か所のLED化のリース契約のみ考えています。
 
○武野委員  私は戸別収集について質問いたします。ページがあるような、ないようなものなんですけど、かつて有料化する前に、有料化と戸別収集を一緒にやるということで市民アンケートを取ったり、いろいろなところで説明会をやって、その結果、私も参加して分かったんだけれども、有料化はいいけれども、戸別収集はやめてという声が非常に多かったと。円グラフか何かで出されていましたよね、そういう。
 声の中では、やっぱり車がどんどん多いとCO2が出るんじゃないかとか、あと、全ての路地に車が入っていくということで、子供たちの交通の問題で心配だという声だとか、あと、バケツを置いておいて、夜までそのまま共働きのうちなんかは、防犯上、片づけられないから、留守だということが分かってしまうということの心配。結構若い人の中に、この戸別収集反対というのが多かったなという印象を持ちました。
 そういうことなんだけれども、今は袋のお金だけ取って、何なんだよと、戸別収集はやらないじゃないかという、お金を取られているから、その分ちゃんとやれよというふうな声に変わってきているのか、私はまだ統計を取っていませんから分かりませんけど、そういうことだなと思っています。
 それで、この戸別収集のお金というのが、有料化でつくられたお金プラス数千万円ということ、4億数千万円、これは具体的に、正確にはと言っていいのか、大体幾らなんでしょうか。毎年、もしやるとしたら、幾らぐらいになるということになっていますか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  以前、もう10年ぐらい前になりますか、その当時検討していた金額はあるんですけれども、そちらではなくて、今まさに、収集の効率化だとか、あとは分別品目の見直し等をして、改めて収集経費を、今これから出そうとしているところになりますので、ちょっとその4億何千万円というのが、ちょっと私からは、いつの時点のものかというのを教えていただきたいと思うんですけれども。
 
○武野委員  袋の収入はどのくらいになっていますか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  有料袋による収入は、約2億9000万円になります。2億9748万円になります。
 
○武野委員  いずれにしろ、それが基金に入っているんでしたっけ。基金には入っているんだったよね。それで、戸別収集に使われていくということなんでしょうけれども。説明会をやると思うんですよね。予算ということで、ほかの部分に入り込んでいて、手話通訳とか、学習センターとかで、12万1000円だと答弁されていて、それでこれは何回行われるんでしょうか。手話通訳の回数ということから出てくるんだと思うんですけれども。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  市内5地域で各2回予定しています。あわせて、オンラインでの説明ですね、録画形式になるのかというところは、ちょっとまだ検討中ですけれども、そういったものを予定しております。
 
○武野委員  10回プラス、オンラインが何回ですか。決めていないですか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  オンラインかどうかは検討中でございます。録画で放送する場合もあります。
 
○武野委員  スケジュール感で言いますと、令和5年の前半のところの部分での説明会、9月、夏過ぎまでに説明会を終わらせるということになるんでしょうか。令和5年の前半のところで、これは方針をつくって、それから説明だからですよね。そのスケジュール感を、もう一回教えてください。いつまでに説明会を終わらせて。
 だから、令和5年の前半までに方針をつくり、それから説明会をやり、さっきの答弁では令和6年後半に何らかの形で実施する。だから、そのままかな。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  改めて説明します。今、審議会に諮問しております。鎌倉市における戸別収集の在り方についてということで諮問していて、その答申を受ける前に、市民の皆さんから御意見を頂きたいと思っていますので、方針の素案というのをこれからつくっていくような形です。こういう思いで、こういう考え方で進めていきますよ、品目だったりとかエリアだったりとか、そういったもの、こういう形で進めようと考えていますということを、素案をつくろうとしています。
 素案をつくっている段階で、じゃあ市民の皆様、これはどうですかねということをお伺いすると。それは令和5年度の前半を予定しているところです。皆様からの御意見を踏まえた上で、それを審議会にも報告して、審議会から答えが来ると。それを受けて、方針を決定するという流れになります。それを令和5年度の前半で予定しているというところになります。
 
○武野委員  先ほど来、経費の課題とおっしゃっていましたね。単にお金がかかるというだけよりも、もうちょっと内容に踏み込んで、どこの何が何だからお金がかかるのかを教えてください。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  経費の問題ですけれども、かつて検討していたときは、全体の収集経費、燃やすごみだけでお伝えしますと、そのときのクリーンステーションの収集経費が3億円だったものが、約7億円ぐらいになるという試算がありました。この内訳、当然車が増えて人も増えるということで、人件費と車両の経費の増が主なものになっています。
 ただ、当時と違う点としまして、当時は2万2000トンぐらいをベースに、収集量がそれぐらいの量になるだろうという見込みの下で、車両等も算出していましたが、今、現状ですと、もう2万トンを切っているような家庭系ごみの量になってきています。
 こういった点も踏まえるのと、あとは中継という形で、軽自動車で細かいところは取っていって、途中でパッカーに積み替えて、効率的な収集をしていくということで、効率化を図るということも、今、現時点で検証をまさにしているところでございます。
 
○武野委員  新たに仕事が増えるわけですよね、職員にとっては。突然何でこんなことをやり始めるんだろうという思いですよ。
 なぜかといったら、今、ごみを本当に、もう待ったなしで何かしなきゃいけないわけですよ。戸別収集したらごみの量が減るのかとか、やっぱり今、名越の中継施設のことやら、今泉の減量化の生ごみの施設について、市民の理解を得られるのに本当に時間をかけないといけないと思うんですよね。理解を得るということで。そこに本当に力を注ぐべきなんじゃないかと思うんですよ。
 紙おむつも、今度、やるわけでしょう。それは大事なことだと思いますよ。それが本当に成功すればいい。そうじゃなかったら、福岡県に持っていくかもしれないし、分からないんでしょう、そこはまだ。近くでそういう事業者があればということ、町の姿勢なわけで。とにかくやらなきゃいけないことに相当力を注がなきゃいけないときなんじゃないかしらと思うんですね。
 もう一つは、職員数適正化計画では、職員を減らされるわけでしょう、ここの部署は。でも、高齢者の声かけふれあい収集は、ちゃんとやりますとおっしゃっています。高齢者の世帯は増えます。だから、そういう意味では、ここは職員を増やさなきゃいけないかもしれないわけですよ。大事な事業ですよ、これ。高齢者保健福祉計画、この中でも、アンケートの中で、今後の在宅生活の継続に必要だと感じる支援は何かと言ったら、見守りとか声かけだと言って、3番目に高いんですよ。だから、この声かけふれあい収集というのは、本当に福祉の要素があるということは言わずもがななんだけど、すごく大切な事業なので。やっぱり、今、職員をそういうところに力を注がなきゃいけないときに、新しいことを、市長がやれと言ったのかどうか知りませんけどね、何かすごく、職員は疲弊していませんか。大丈夫ですか。こんな質問をしちゃ駄目か。
 ということで、どうでしょうか。この新しい事業をさらにやるということをやるべきではないと、今はね。やるならもうちょっとちゃんと時間をかけてとか、今、これに時間をかけるし、このやらなきゃいけないことを、ちゃんとめどが立ってということの段階で考えるものかなと思うんですけれども、いかがでしょうかね。いかがでしょうと言ったって、やりますと言うんでしょうけど。
 
○能條環境部長  ごみの処理、名越の稼働停止も控えておりまして、名越の中継施設の建設と、あと今泉の中継機能の延長、またその先の生ごみの資源化という課題も山積しているところでございますが、今、一つずつ着実に実施できるよう、地元とも丁寧に御説明、協議を重ねているところでございます。
 そういう中で、戸別収集につきましては、やはり新しい仕事ということにはなるんですけれども、長年抱えてきたクリーンステーションをめぐる課題というのも深刻化している、市民の御負担も増えている状況というのもありますので、そうしたところの解消に、非常に効果が高いと考えておりますので、併せて実施できるように、最大限努力していきたいと考えております。
 また、高齢者の声かけふれあい収集につきましては、戸別収集が効率性を重視される制度でございますけれども、声かけは福祉的要素が非常に強い制度でございますので、現在のところは別の制度として整理をする。声かけについては続けるようなことで考えております。
 
○武野委員  だから、ごみの戸別収集は委託事業になるのかなと思うんですけれども、何かそういった事業者の健康問題と言ったら変だけど、すごく大変ですよね。ほかの自治体がやっていますから、そういうところで手を挙げる事業者があるかどうかということがあると思いますよ。
 委託の中身では、人ですから、健康問題のところがどんなふうにして委託の条件に入れられるか分かりませんが、そういう、健康もしっかり考えている事業者ということになるとは思うのですけど、私はこの話をすると進める話になっちゃうから、違うんだけど、今やるべきことは、やっぱり今、本当に深刻になっている、抱えている問題に力を注いでほしいと思っております。答弁はしなくていいです。
 
○保坂副委員長  テンポよく聞いていきたいと思っているんですけれども、最初は201ページの廃棄物処理施設のマネジメント事業のところで伺います。生活環境整備審議会、ちょっとここのところ、あまり傍聴とかができていないので、把握しておきたいんですけれども、今、この生活環境整備審議会で検討というのでしょうか、議論の俎上に上げているというのは、名越の中継施設ということでよろしいのでしょうか。
 
○牧野環境施設課長  この生活環境整備審議会に、今まさに諮問しております。諮問の内容は、鎌倉市名越中継施設整備基本計画の策定についてです。
 
○保坂副委員長  そうしますと、その諮問が終わった後、次は何を検討することになりますか。
 
○牧野環境施設課長  この諮問に関して、答申をいただいた後、もしくは諮問中でも、新しくまた生ごみの資源化とか紙おむつの資源化、資源化の方策といったものも今後諮問していく方向で検討はしております。
 
○保坂副委員長  では、私もちょっと戸別収集について伺いたいと思います。
 204ページのところの、予算の内訳で下線が入っている、ちょっと細々したところの関係で、戸別収集ですよということで、関連した経費ですよということで、先ほど説明をいただいたんですけれども、まず、今、考えているというか、これから順次考えていく、検討を進めていくということだとは思いますけれども、戸別収集は、燃やすごみと、何を一緒に収集しようとしているんでしょうか。まだ決まっていないということなのかなと、これから、今、決めていくところですよということかもしれませんけれども、最終的には全品目を目指すということなんですか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  今、令和6年度の後半に段階的にというところでお話はしましたけれども、その具体的な品目、当然、モデル事業をやっていますから、その当時、燃やすごみ、あと燃えないごみ、容器包装プラスチック、あと使用済み食用油とか、危険・有害ごみといったものの戸別収集をやっておりました。その中でも、当然効果的だったものが、燃やすごみと、容器包装プラスチックを戸別収集することによって、クリーンステーション周辺のトラブルというのがかなり解消されたということもあります。そういったところも、モデル事業での知見も踏まえた上で考えていくと、当然そういったところが優先的に回収する品目になってくるかとは考えています。ただ、まだ決定はしていないところです。
 最終的な目標というお話がございましたけれども、そちらに関しては、全品目、全域ということを目標で掲げていきたいとは考えているところです。
 
○保坂副委員長  そういうことだと、生ごみの分別収集を行うという方向性は、もう後退していると考えられるんでしょうか。
 
○不破環境部次長  生ごみの資源化、こちらにつきましては、今、今泉の協議会とも協議の場を持たせていただいておりますけれども、今、計画上は、堆肥化施設という形になっておりますけれども、その資源化の手法も含めて協議をお願いしているところでございます。
 その手法によっては、生ごみを分別するのか、混合の燃やすごみのままで収集できるのかというところが決まってまいりますので、今のところ、分別をするのかどうかというところにつきましては、現段階ではまだ決まっていないというのがお答えになります。
 
○保坂副委員長  もう少し戸別収集に関連して伺いますと、いろいろな理由で進めていきたいということになっているんだと思います。
 私も、以前に戸別収集と有料化をセットでということで提案されたときには、やはり非常に費用対効果の問題と、本当に持続可能でできるんですかというところも含めて、反対した立場なんですけれども、今、いろいろな角度から考えている中で、今とても言われているのは、福祉的な要素というところで、ごみ出しの負担の軽減ということも言われているのは分かっているのですが、でも、先ほど部長もちょっと触れられましたけれども、すごく具体的な現実的な問題として、クリーンステーションの課題というのは、やっぱり大きいのかなとも受け止めているんですね。
 それで、今、もし分かったら示してほしいんですけど、市内のクリーンステーションで、全体のどれくらい、何割くらい、とても大ざっぱでいいんですけれども、課題というか、苦情が絶えない、何とか対策しなければいけないなというのが、どれぐらいの率、あるんでしょう。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  クリーンステーションのシステムを、私ども、持っているんですけれども、ちょっとすみません、今継続して課題を抱えているステーション数というのは分からないんですけれども、そのデータ蓄積、過去、モデル事業をやり出した当初、平成24年10月ぐらいからだったと思うんですけれども、以前のときからの蓄積のデータによると、今、現状、約5,000か所あるクリーンステーションのうち、2,250か所で何らかのトラブルが起きているという状況です。
 
○保坂副委員長  すごい数になるんですけれども、苦情が寄せられたデータがあるということですよね。苦情とか相談が。
 
○不破環境部次長  すみません、そのシステムで管理させていただいている内容が、2,250件の全てがトラブルではなく、2,250件の相談があったものを蓄積しているということでございます。
 
○保坂副委員長  その辺について、現状を、逐一調べろということはもちろん言う気はないんですけれども、やっぱり全体の状況として、クリーンステーションの問題を解決しなければいけないと環境部の側で言うんだったら、データとして示せる部分も示してほしいなと思うところです。今ではないです。今後、この問題を考えて、市民にも説明していくときに、それはやはり必要ですし、議会の立場としても、やっぱりその辺りは、本当に現実問題として看過できない問題なのかどうなのかというのは、知りたいところだなと思っています。
 今、言ったようなごみ出しの負担軽減だったり、クリーンステーションの抱えている課題だったりということの解決、緩和ということと、経費増をてんびんにかけてというか、両方を見ている中で、ただ、経費は収集品目、それは最終的には全部ということだとしても、収集品目や収集の仕方、収集ルートによってもやっぱり経費というのは変わっていくので、その辺りを、今、これから集中的に検討しますよというのが現状である、令和5年度にそれを進めるという、その理解でよろしいのでしょうか。
 
○中澤ごみ減量対策課担当課長  委員のおっしゃるとおりでございます。
 
○保坂副委員長  あと、ごみ収集事業のところで、全然違うことを伺おうと思うんですけれども、鎌倉市は、かなり前から、食用油、廃食油の回収をしていますね。それで、今、持続可能な航空燃料(SAF)ということで、これも義務づけになってしまって、航空燃料を購入しなければいけないということで、廃食油もすごく需要が高まっているという状況がありますが、これは本当に世界中であるということみたいですけれども、鎌倉市、今、この集めている廃食油は、どういうふうに資源化しているのでしょうか。
 
○不破環境部次長  使用済みの食用油、こちらにつきましては、売却をしているところです。売却した先の資源化につきましては、たしか工業用インクになっているということを聞いているというところでございます。
 
○保坂副委員長  ただ、このSAFに関するすごく関心が高まっている中、鎌倉市としても、例えば私とか、これは出していないんです。なぜかというと、家にペットボトルとかがなくて、出すのが、ペットボトルとかを使わないので、普通にぼろ布とかにしみ込ませて、燃やすごみで出しているのですけれども、そういうおうちも多いかなと思うところなので、ちょっと関心を高めてもらうというのもいいのかなと。
 そして、もしかしたら売却も、少し高く売れるようになるのかもしれないしといったことも含めて、ちょっとこのSAFというか、鎌倉市では食用油ですね、の今後ということを考えたらいかがかと思うんですが、どうでしょうか。
 
○不破環境部次長  委員の御意見をいただきまして、今は売却をしておりますが、その売却先の事業者がどのような形で資源化しているのかというところの情報収集をしながら、今後よりよい資源化手法を検討していきたいと思っております。
 
○保坂副委員長  今とちょっと似た感じのことなんですけれども、今度はその隣の、ごみ資源化事業のところで伺います。
 実はこの特別委員会で、教育文化財部のところで、学校給食の牛乳のストローをバイオマス由来のものに替えるということが、この間、出まして、逗子市がそうだということは報道などで知っていたので、鎌倉市もそうなのかと思ったんですけれども、バイオマスプラスチックについては、以前にプラスチック資源化協会のところに聞き取り調査などに行ったときに、実は、これが資源化で回収したプラスチックに混ざっていると、処理が厄介、全く違うものが入っているということになると、実は処理に苦慮しているというような話も聞いたことがあります。
 学校の給食のストローで使うということは、もともとの普通のプラスチックストローのときのプラスチック原料の使用抑制にもなるし、燃やしたとしても、燃やしたときのCO2の排出量が低いという、そういうメリットはあるのかなとは思うんですけれども、例えば、学校給食とは違うもので、容器包装プラスチックを集めた中にバイオマスプラスチックが混ざっていて、それをまた別に分類しなければいけないというような状況は、今まだ全然そこまでは行っていないのでしょうか。どうですか。
 
○不破環境部次長  今、容器包装プラスチックを収集して、中間処理業者で選別等をしておりますけれども、まだバイオマスが含まれているものの量が少ないというところもありまして、今は容器包装プラスチックと同様の形での処理をしているところで、今のところ問題は起きていないというところです。
 
○保坂副委員長  本当についでで伺ってしまうんですけれども、でも、やはりすごくこのプラスチック類とかを回収して資源化というときに、結構各地で火事が起きていますが、前にも言いましたけれども、やっぱりリチウムイオン電池の混入がすごく問題で、製品プラスチックの中には、本当に、とても小さいものなので、分からないまま混入してしまうというようなこともあって、それが事故につながるのは大きな問題だと思っているんですけれども、その辺りについては、製品プラスチックの資源化の業者が、もちろん危険を知っていらっしゃると思いますけれども、市としても、家庭への広報などでも取り上げてきているんでしょうか。ちょっと気がつかなかったので確認します。
 
○不破環境部次長  委員がおっしゃるとおり、リチウム電池が入っておりますと、収集車の火災の原因等、全国でもそういったものが、事例がありまして、幸いにも、私が環境部に来てから、その前もだと思うんですけれども、パッカー車が火災になったという事故というものは起きておりませんで、そこはもう市民の皆様がきちんと分別していただいているおかげだと思っております。
 そこの部分はやはり危険なものでございますので、我々もいろんな、ホームページですとか、あとは分け方、出し方の冊子ですとか、そういったものを注意を払って、周知は行っているところでございます。
 
○保坂副委員長  では、208ページの廃棄物処理施策推進事業の中で、既存施設周辺道路調査業務委託料について伺います。これはどういう調査になるのでしょうか。
 
○牧野環境施設課長  こちらは、令和4年10月ですので、5か月前に、今泉クリーンセンター周辺住民の皆様向けに説明会をやったときの関係になります。これは令和7年度から名越の中継施設を整備しますけれども、それに伴って、今泉クリーンセンターに家庭系ごみも、全量じゃないですけど、一部、今泉に中継で行くことになります。それに当たっての計画を、住民の皆様に説明会を行いました。この説明会において、住民の皆様からは、幾つか懸念事項などを示されたんですけれども、その懸念事項の一つとして、交通の問題があります。ごみの収集車両の増加とか、あと、今泉は、ちょっと道路状況があまりよくありませんので、その辺の懸念事項の御心配の声をいただきました。
 これに伴って、今泉の砂押橋の交差点から今泉クリーンセンターまでの道路のところで交通量調査を行おうと思っています。交通量調査を行って、現状把握するとともに、課題点、分析等をいたしまして、インフラも含めて整備、課題を解決できるようなところを探っていきたいと考えています。
 
○保坂副委員長  すみません、その調査ポイントというのは何か所ぐらいになるんですか。砂押川から今泉クリーンセンターまでの間。
 
○牧野環境施設課長  交差点を主に5か所想定しています。
 
○保坂副委員長  その調査の完了、分析が済むというのは、いつくらいになるんでしょうか。
 
○牧野環境施設課長  一般競争入札を想定しておりますので、早くて5月末から6月くらいになることを想定しています。
 
○保坂副委員長  入札がではなくて、調査の終了がということですか。
 
○月下環境センター担当課長  調査なんですが、まず初めに基礎調査としまして、交通量調査を行います。その交通量調査の結果を踏まえまして、将来的な交通量の増加等がございますので、そういったものをシミュレーションをかけまして、全体的な課題感を探っていきたいと思っておりますので、まずは基礎調査としましては、今、御答弁申し上げたとおり、5月には実施に向けて準備を進めていきたいと思っておりますが、そこで一旦基礎的な情報、データを得た上で、その先を進めていきたいと考えております。
 
○保坂副委員長  最後の質問が、これまでに確認したことがあるかどうかよく覚えていないんですけれども、名越クリーンセンターの焼却停止も近づいているので伺っておこうと思うんですけれども、209ページの最終処分事業のところで、鎌倉市では焼却残渣溶融固化をずっとやっているということで、この処理の経費というのは、高いですけれども、最終処分場を持たない鎌倉市として溶融固化をやっているところです。
 これは、逗子市で鎌倉市の燃やすごみを燃やしてもらうようになると、この最終処分ということはどういうことになるんでしょうか。もうこういう焼却残渣溶融固化処理というのはなくなるということですか。
 
○牧野環境施設課長  この溶融固化処理は、逗子市とこれから協議の部分もありますけれども、継続はしていきます。
 
○池田委員長  ほかに質疑はよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 御意見はありますか。
 
○森委員  意見で、鎌倉駅周辺の喫煙環境の整備について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  森委員から意見で、鎌倉駅周辺の喫煙環境の整備について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○中里委員  意見で、ごみの減量対策について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  中里委員から意見で、ごみの減量対策について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○後藤委員  意見で、路上喫煙防止に代表されるまちの美化推進事業について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  後藤委員から意見で、路上喫煙防止に代表されるまちの美化推進事業について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○武野委員  意見で、戸別収集事業について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  武野委員から意見で、戸別収集事業について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 
○保坂副委員長  意見で、戸別収集事業について。
 
○池田委員長  事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  保坂副委員長から意見で、戸別収集事業について。
 御確認をお願いします。
 
○池田委員長  事務局の報告のとおりでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 ほかによろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
 なお、再開の日時は、明3月10日(金)、午前9時30分でありますので、よろしくお願いいたします。
 これで本日の一般会計予算等審査特別委員会を散会いたします。
 以上で本日は散会した。

 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和5年(2023年)3月9日

             令和5年度鎌倉市一般会計
             予算等審査特別委員長

                     委 員