令和 5年 2月定例会
第2号 2月 9日
○議事日程  

           鎌倉市議会2月定例会会議録(2)
                                   令和5年(2023年)2月9日(木曜日)
〇出席議員 25名
 2番  後 藤 吾 郎 議員
 3番  中 里 成 光 議員
 4番  くり林こうこう 議員
 5番  井 上 三華子 議員
 6番  武 野 裕 子 議員
 7番  岡 田 和 則 議員
 8番  出 田 正 道 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  児 玉 文 彦 議員
 11番  保 坂 令 子 議員
 12番  高 野 洋 一 議員
 13番  藤 本 あさこ 議員
 14番  久 坂 くにえ 議員
 15番  池 田   実 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  くりはらえりこ 議員
 18番  吉 岡 和 江 議員
 19番  志 田 一 宏 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  前 川 綾 子 議員
 22番  大 石 和 久 議員
 23番  竹 田 ゆかり 議員
 24番  松 中 健 治 議員
 25番  森   功 一 議員
 26番  長 嶋 竜 弘 議員

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〇欠席議員 1名
 1番  千   一   議員
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〇議会事務局出席者
 事務局長        服 部 計 利
 次長兼議事調査課長   茶 木 久美子
 議事調査課課長補佐   岩 原   徹
 議事調査担当担当係長  田 中 公 人
 書記          前 重 綾 子
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〇説明のため出席した者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 2 番  比留間   彰  副市長
 番外 3 番  千 田 勝一郎  副市長
 番外 5 番  服 部 基 己  共生共創部長
 番外 7 番  内 海 正 彦  総務部長
 番外 8 番  永 野 英 樹  市民防災部長
 番外 9 番  藤 林 聖 治  こどもみらい部長
 番外 10 番  濱 本 正 行  健康福祉部長
 番外 11 番  能 條 裕 子  環境部長
 番外 12 番  林   浩 一  まちづくり計画部長
 番外 13 番  古 賀 久 貴  都市景観部長
 番外 14 番  森   明 彦  都市整備部長
 番外 16 番  岩 岡 寛 人  教育長
 番外 17 番  佐々木   聡  教育文化財部長
 番外 6 番           歴史まちづくり推進担当担当部長
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〇議事日程
               鎌倉市議会2月定例会議事日程(2)

                         令和5年(2023年)2月9日  午前9時30分開議

 1 諸般の報告
 2 報告第20号   交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係┐
           る専決処分の報告について              │
   報告第21号   交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係│市 長 提 出
           る専決処分の報告について              │
   報告第22号   道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償│
           の額の決定に係る専決処分の報告について       │
   報告第23号   金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について┘
 3 議案第68号   業務委託契約の変更について              同     上
 4 議案第67号   特定事業契約の変更について              同     上
 5 議案第69号   損害賠償請求事件の和解について            同     上
 6 議案第70号   下水道施設管理に起因する事故による市の義務に属する損 同     上
           害賠償の額の決定について
 7 議案第75号   鎌倉市恩給条例等を廃止する条例の制定について     同     上
 8 議案第74号   鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の┐
           制定について                    │
   議案第73号   鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正す│同     上
           る条例の制定について                │
   議案第71号   鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関す│
           る条例の一部を改正する条例の制定について      ┘
 9 議案第72号   鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例の 市 長 提 出
           一部を改正する条例の制定について
 10 議案第78号   鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定┐
           める条例の一部を改正する条例の制定について     │同     上
   議案第79号   鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営│
           に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定に│
           ついて                       ┘
 11 議案第76号   地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け  同     上
           入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正す
           る条例の制定について
 12 議案第77号   鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について  同     上
 13 議案第80号   令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)      同     上
 14 議案第81号   令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第11号)      同     上
 15 議案第83号   令和4年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第 同     上
           1号)
 16 議案第84号   令和4年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号 同     上
           )
 17 議案第85号   令和4年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算( 同     上
           第2号)
 18 議案第82号   令和4年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業 同     上
           特別会計補正予算(第1号)
 19 議案第86号   令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第4号)   同     上
 20 議案第87号   令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第5号)   市 長 提 出
 21 新庁舎等整備に関する調査の中間報告について              新庁舎等整備
                                      に関する調査
                                      特別委員長報告
 22 議案第96号   鎌倉市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制 市 長 提 出
           定について
 23 議案第98号   鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の 同     上
           制定について
 24 議案第102号   鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例等の 同     上
           一部を改正する条例の制定について
 25 議案第95号   鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について  ┐
   議案第97号   鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する│
           条例の制定について                 │
   議案第99号   鎌倉市子ども会館条例を廃止する条例の制定について  │
   議案第100号   鎌倉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基│
           準を定める条例の一部を改正する条例の制定について  │
   議案第101号   鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部を改正│
           する条例の制定について               │
   議案第103号   鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について│
   議案第104号   鎌倉市文学館条例の停止に関する条例の制定について  │
   議案第105号   鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につ│同     上
           いて                        │
   議案第88号   令和5年度鎌倉市一般会計予算            │
   議案第89号   令和5年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業│
           特別会計予算                    │
   議案第90号   令和5年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算    │
   議案第91号   令和5年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算  │
   議案第92号   令和5年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算      │
   議案第93号   令和5年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算   │
   議案第94号   令和5年度鎌倉市下水道事業会計予算         ┘

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〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
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                鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (2)

                   令和5年(2023年)2月9日

1 陳情2件を陳情一覧表のとおり受理し、1件を付託一覧表のとおり教育福祉常任委員
  会に付託、1件を配付一覧表のとおり全議員に配付した。
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                令和5年(2023年)鎌倉市議会2月定例会
                     陳情一覧表 (2)

┌──────┬────────────────────────┬─────────────────────┐
│受理年月日 │件       名               │提   出   者            │
├──────┼─────┬──────────────────┼─────────────────────┤
│ 5.2.6 │陳情   │鎌倉市制100周年記念事業として『新  │鎌倉市                  │
│      │第41号  │鎌倉市史』の編さんを求める陳情   │図書館とともだち・鎌倉          │
│      │     │                  │代表 水 岡 やす子           │
├──────┼─────┼──────────────────┼─────────────────────┤
│ 5.2.6 │陳情   │議案第88号令和5年度一般会計予算に │鎌倉市                  │
│      │第42号  │ついて修正案の提出を市議会に求める │岩 田   薫              │
│      │     │陳情                │                     │
└──────┴─────┴──────────────────┴─────────────────────┘

                     付託一覧表 (2)

┌──────┬────────┬─────────────────────────────────────┐
│付託年月日 │付 託 先   │件                   名                │
├──────┼────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ 5.2.9 │教育福祉    │陳情    │鎌倉市制100周年記念事業として『新鎌倉市史』の編さんを求める │
│      │常任委員会   │第41号   │陳情                            │
└──────┴────────┴──────┴──────────────────────────────┘

                   配 付 一 覧 表 (2)

┌──────┬────────┬─────────────────────────────────────┐
│配付年月日 │配 付 先   │件                   名                │
├──────┼────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ 5.2.9 │全議員     │陳情    │議案第88号令和5年度一般会計予算について修正案の提出を市議会│
│      │        │第42号   │に求める陳情                        │
└──────┴────────┴──────┴──────────────────────────────┘

                    (出席議員  25名)
                    (9時30分  開議)
 
○議長(前川綾子議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。15番 池田実議員、16番 納所輝次議員、17番 くりはらえりこ議員にお願いいたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は配付いたしましたとおりでありますが、本日の会議に欠席の届出がありますので、局長から報告させます。
 
○(服部計利 事務局長)  千一議員から病気のため欠席する旨の届出がございましたので御報告いたします。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第2「報告第20号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第21号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第22号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第23号金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について」以上4件を一括議題といたします。
 理事者から報告を願います。
 
○内海正彦 総務部長  報告第20号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
 議案集(その1)、108ページを御覧ください。
 本件は、令和4年2月8日、藤沢市片瀬海岸二丁目17番先路上で発生した、総務部公的不動産活用課用務で稼働中の共用ワゴン車による交通事故の相手方に対する損害賠償です。
 相手方は議案集に記載のとおりです。
 事故の概要は、公的不動産活用課財産管理担当の運転業務で横浜地方法務局湘南支局から帰庁のため走行中、片瀬江の島駅入口交差点において当方車両が青信号で進入した際、前方対向車線から右折してきた相手方車両と衝突し、双方車両が損傷したものです。
 その後、相手方と協議した結果、事故過失割合を当方20、相手方80として協議が調いました。損害賠償額は4万51円の負担割合20%、8,010円で、処分の日は令和5年1月18日です。
 続きまして、報告第21号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
 議案集(その1)、109ページを御覧ください。
 本件は、令和4年10月20日、鎌倉市雪ノ下二丁目9番先路上で発生した、大船消防署警備課所属の救急車による交通事故の相手方に対する損害賠償です。
 相手方は議案集に記載のとおりです。
 事故の概要は、大船消防署から救急出動で救急車を運転し、鎌倉駅方向に走行中、同所において渋滞のため、前方で停止中の車両を避けるため、対向車線を徐行走行した際、前方右側に停車中の軽自動車の右後部側面に当方車両右側面中央下部を接触し、損傷させたものです。
 その後、相手方と協議した結果、当方の過失と認め、車両修理費を支払うことで協議が調いました。損害賠償額は10万760円で、処分の日は令和5年1月18日です。
 
○森 明彦 都市整備部長  報告第22号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
 議案集(その1)、110ページを御覧ください。
 本件は、令和4年7月15日に鎌倉市が管理する道路管理地上を相手方が所有する車両が走行中、道路側溝の上に乗った際に、側溝のグレーチング蓋が跳ね上がり、車両を損傷させた事故について、相手方に損害賠償をしたものです。
 相手方は議案集に記載のとおりです。
 事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が賠償金として16万2824円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
 なお、処分の日は令和4年12月8日です。
 以上で報告を終わります。
 
○服部基己 共生共創部長  報告第23号金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、報告いたします。
 議案集(その1)、111ページを御覧ください。
 本件は、市が被告となっている債務不存在請求事件について、原告である上畠元鎌倉市議会議員に対して、市から反訴として請求訴訟を提起したものであり、反訴請求の内容は、国家賠償法第1条第2項に基づき、市が支払った13万6641円及びこれに対する反訴状送達の日の翌日から支払い済みまで年3分の割合による金員の支払い並びに訴訟費用の負担について求めるものです。
 本反訴について、市長専決処分事項指定の件、指定事項2の規定に基づき、市長専決処分により、令和5年1月12日付で横浜地方裁判所に提起しました。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 以上で報告を終わります。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第3「議案第68号業務委託契約の変更について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○佐々木 聡 教育文化財部長  議案第68号業務委託契約の変更について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、7ページを御覧ください。
 本件は、令和4年6月定例会において議決された鎌倉市立小・中学校冷暖房設備設置業務委託の契約金額について、受注者が工事施工者を選定するために実施した入札により、差金が生じたことなどに伴い、減額するものです。
 この変更契約による減額は、1億8062万1500円で消費税及び地方消費税を含む契約金額の総額は19億1707万8500円となります。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第4「議案第67号特定事業契約の変更について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第67号特定事業契約の変更について、提案の理由を説明いたします。
 議案集(その1)、5ページを御覧ください。
 本件は、鎌倉市営住宅集約化事業に係る特定事業契約について、建設住宅のZEH基準適合化等の設計変更が生じたことに伴い、変更契約を締結しようとするものです。
 変更の内容は、契約金額を90億2000万円から92億4000万円へ増額するものです。
 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づき提案いたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第5「議案第69号損害賠償請求事件の和解について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○能條裕子 環境部長  議案第69号損害賠償請求事件の和解について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、18ページ及び19ページを御覧ください。
 本件は、株式会社タケエイグリーンリサイクルとの間で締結していた植木剪定材堆肥化等業務委託契約について、同者による契約上の義務違反が判明したため、市が被った損害を同者に請求したところ、令和4年11月2日付で鎌倉市を相手方として、同者から鎌倉簡易裁判所に調停の申立てがなされたものです。
 このたび、鎌倉簡易裁判所から和解の要旨のとおり、調停条項案が提示されたため、これを尊重し、受け入れようとするもので、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき市議会の議決を求めるものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、市民環境常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第6「議案第70号下水道施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第70号下水道施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、20ページを御覧ください。
 令和3年7月2日、鎌倉市今泉台二丁目8番先で発生した、本市が管理する公共下水道施設の破損部からの流出雨水で砂押川護岸が崩落し、相手方が所有する門扉及び通路を破壊させた事故について、相手方に損害賠償をするもので、相手方は議案集に記載のとおりです。
 事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を下水道施設の管理瑕疵と認め、市が修理費として88万3670円を支払うことで協議が調ったため、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、損害賠償の額の決定について提案するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第70号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第70号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第70号下水道施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第70号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第7「議案第75号鎌倉市恩給条例等を廃止する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 総務部長  議案第75号鎌倉市恩給条例等を廃止する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集(その1)、43ページを御覧ください。
 恩給の受給権者への支給が終了したため、関係条例を廃止しようとするものです。
 本条例の施行日は公布の日から施行いたします。また、附則において、鎌倉市恩給条例等を廃止することに伴う文言整理のため、鎌倉市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例第4条の改正を行います。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第75号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第75号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第75号鎌倉市恩給条例等を廃止する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第75号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第8「議案第74号鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」「議案第73号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第71号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 総務部長  議案第74号鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、27ページを御覧ください。
 令和4年人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた給料表及び期末勤勉手当の改正を行おうとするものです。
 給料表については、国や県に準拠した引上げを行います。期末勤勉手当については、国に準拠し、一般の職員については0.1月分引き上げ、再任用職員及び特定任期付職員については0.05月分引き上げます。
 施行期日は、一般の職員及び特定任期付職員の給料表の改定は公布の日から施行し、令和4年4月1日から適用いたします。期末勤勉手当の支給割合の改定のうち、令和4年度分は公布の日から施行し、令和4年12月1日から適用します。令和5年度分は、令和5年4月1日から施行します。
 会計年度任用職員の給料表の改定は令和5年4月1日から施行いたします。
 続きまして、議案第73号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集(その1)、25ページを御覧ください。
 令和4年人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた職員の勤勉手当支給割合の引上げを踏まえ、市長、副市長及び教育長の期末手当について0.1月分引き上げようとするものです。
 施行期日は令和4年度分は公布の日から施行し、令和4年12月1日から適用します。令和5年度分は令和5年4月1日から施行いたします。
 続きまして、議案第71号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集(その1)、21ページを御覧ください。
 令和4年人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた職員の勤勉手当支給割合の引上げを踏まえ、議会議員の期末手当について0.1月分引上げをしようとするものです。
 施行期日は令和4年度分は公布の日から施行し、令和4年11月1日から適用します。令和5年度分は令和5年4月1日から施行いたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第74号外2件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第9「議案第72号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第72号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、23ページを御覧ください。
 児童福祉法等の一部を改正する法律の制定に伴い、鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例で引用する条項を整備するため必要な改正を行うものです。
 この条例の施行期日は第1条は公布の日、第2条は令和6年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第72号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第72号鎌倉市障害児通所支援事業等運営事業者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第72号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第10「議案第78号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第79号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第78号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、73ページを御覧ください。
 国が定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、家庭的保育事業者等に児童の安全確保に係る計画策定を義務づけることなどが定められたことから、鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものです。
 この条例の施行期日は令和5年4月1日としますが、親権者の懲戒権を削除する規定については公布の日から施行します。
 また、改正後の第7条の3第2項の規定の適用については、令和6年3月31日までの間、努力義務とする経過措置を設けます。
 続きまして、議案第79号鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、76ページを御覧ください。
 国が定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準等の一部改正に伴い、親権者の懲戒権に係る規定を削除する必要が生じたため、鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものです。
 この条例の施行期日は公布の日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第78号外1件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第11「議案第76号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○永野英樹 市民防災部長  議案第76号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、46ページを御覧ください。
 条例において、個人市民税の寄附金税額控除の対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を定める条例で指定する法人として、1法人を追加するものです。
 なお、施行期日は公布の日とし、改正後の条例の規定は令和4年1月1日から適用します。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、市民環境常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第12「議案第77号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○古賀久貴 都市景観部長  議案第77号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案の理由を説明いたします。
 議案集(その1)、48ページから72ページを御覧ください。
 建築基準法、宅地造成等規制法、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令及び建築物に係るエネルギー使用の合理化の一層の促進その他の建築物の低炭素化の促進のために誘導するべき基準の一部が改正されたことに伴い、当該申請に係る手数料の徴収に関する事項の追加等の必要が生じたことから、鎌倉市手数料条例の一部を改正しようとするものです。
 なお、施行期日につきましては、建築基準法に関する規定は令和5年4月1日、宅地造成等規制法に関する規定は令和5年5月26日、その他の規定は公布の日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第13「議案第80号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾 崇 市長  (登壇)議案第80号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)の提案の理由を説明します。
 今回の補正は、財産管理事務及び国県支出金等返還金などの所要の経費を追加するとともに、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業及び高齢者施設整備事業などの経費を減額いたしました。
 そして、これらの財源といたしまして、前年度からの繰越金などを追加するとともに、基金繰入金などを減額いたしました。
 また、今泉さわやかセンターエレベーター修繕事業などに係る繰越明許費の追加及び本庁舎等施設整備事業費などに係る地方債の変更をしようとするものです。
 詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
 
○内海正彦 総務部長  議案第80号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)の78ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ26億9199万8000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも739億1684万2000円となります。
 款項の金額は第1表のとおりで、主な内容につきましては、令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、歳出から説明をいたします。
 説明書の30ページを御覧ください。
 第5款第5項第5目議会費は458万8000円の増額で、職員給与費の追加を。
 32ページに移りまして、第10款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は8084万3000円の増額で、職員給与費の追加などを。
 35ページにかけまして、第20目財産管理費は20億4628万4000円の増額で、財政調整基金積立金の追加などを。第25目企画費は3億5636万円の増額で、ふるさと寄附金推進事業費の追加などを。第60目諸費は11億5200万2000円の増額で、国県支出金等返還金の追加などを。
 36ページに移りまして、第15項第5目戸籍住民基本台帳費は1518万円の減額で、職員給与費の減を。
 40ページに移りまして、第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は2億1902万6000円の減額で、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業費の減などを。第15目障害者福祉費は3億7047万2000円の増額で、障害者福祉サービス事業費の追加などを。第25目老人福祉費は2億7277万2000円の減額で、高齢者施設整備事業費の減などを。
 42ページに移りまして、第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費は1億7592万8000円の減額で、会計年度任用職員給与費の減などを。第10目児童支援費は2億381万2000円の減額で、児童手当支給事業費の減などを。
 44ページに移りまして、第20目児童福祉施設費は1607万6000円の減額で、公立保育所管理運営事業費の減を。第15項生活保護費、第10目扶助費は1億2000万円の増額で、扶助事業費の追加を。
 46ページに移りまして、第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は7357万5000円の増額で、環境運営事業費の追加などを。第10目じん芥処理費は1217万2000円の減額で、ごみ収集事業費の減などを。
 56ページに移りまして、第40款第5項観光費、第10目観光振興費は2762万9000円の減額で、観光振興支援事業費の減などを。
 58ページに移りまして、第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は2038万1000円の減額で、職員給与費の減などを。第10目建築指導費は4862万2000円の減額で、建築相談事業費の減を。第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1702万円の減額で、職員給与費の減を。第8目交通安全施設費は1632万8000円の減額で、交通安全施設整備事業費の減などを。第15目道路新設改良費は2719万2000円の減額で、道路新設改良事業費の減を。
 60ページに移りまして、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は6504万3000円の減額で、職員給与費の減などを。
 64ページに移りまして、第50款第5項消防費、第5目常備消防費は4942万円の増額で、職員給与費の追加などを。
 66ページに移りまして、第55款教育費、第5項教育総務費、第10目事務局費は1億3608万2000円の減額で、職員給与費の減などを。第25目幼児教育奨励費は4806万1000円の減額で、就園支援事業費の減を。
 68ページに移りまして、第10項小学校費、第10目教育振興費は1265万円の減額で、小学校教育振興助成事業費の減を。第15項中学校費、第5目学校管理費は1359万8000円の増額で、中学校運営事業費の追加などを。
 70ページに移りまして、第20項社会教育費、第5目社会教育総務費は7396万3000円の減額で、会計年度任用職員給与費の減などを。第10目文化財保護費は2258万8000円の減額で、文化財調査・整備事業費の減などを。
 72ページに移りまして、第35目文学館費は2800万円の減額で、文学館大規模修繕事業費の減をしようとするものです。
 次に、歳入について説明いたします。
 戻りまして、説明書は6ページを御覧ください。
 主な歳入の補正内容について説明をいたします。
 第5款市税、第5項市民税、第5目個人は12億4699万8000円の増額を。第10目法人は4億4355万1000円の増額を。第10項第5目固定資産税は5404万8000円の増額を。
 8ページに移りまして、第20項第5目市たばこ税は7488万5000円の増額を。
 10ページに移りまして、第16款第5項第5目配当割交付金は1億2500万円の増額を。
 第18款第5項第5目法人事業税交付金は2億880万円の増額を。
 第19款第5項第5目地方消費税交付金は1億7200万円の増額を。
 第31款第5項第5目環境性能割交付金は1500万円の増額を。
 14ページに移りまして、第50款使用料及び手数料、第10項手数料、第10目衛生手数料は1750万円の減額で、植木剪定材処理手数料の減を。
 第55款国庫支出金、第5項国庫負担金、第10目民生費負担金は2億2399万8000円の増額で、障害者自立支援給付費等負担金の追加などを。
 16ページに移りまして、第50目教育費負担金は2040万円の減額で、子育てのための施設等利用給付交付金の減を。第10項国庫補助金、第5目総務費補助金は5億7914万1000円の増額で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加などを。第10目民生費補助金は2億195万8000円の減額で、子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の減などを。
 19ページにかけまして、第40目土木費補助金は3517万6000円の減額で、社会資本整備総合交付金の減などを。
 第60款県支出金、第5項県負担金、第10目民生費負担金は5477万8000円の増額で、障害者自立支援給付費等負担金の追加などを。第50目教育費負担金は1020万円の減額で、子育てのための施設等利用給付交付金の減を。
 20ページに移りまして、第10項県補助金、第10目民生費補助金は9341万6000円の減額で、神奈川県地域医療介護総合確保基金事業費補助金の減などを。第35目観光費補助金は1億652万1000円の増額で、市町村自治基盤強化総合補助金の追加を。
 22ページに移りまして、第65款財産収入、第10項財産売払収入、第5目不動産売払収入は2098万8000円の増額で、土地売払収入の追加を。第10目物品売払収入は2240万円の減額で、物品売払収入の減などを。
 24ページに移りまして、第70款第5項寄附金、第5目一般寄附金は7億2613万円の増額で、ふるさと寄附金の追加などを。第10目総務費寄附金は6203万円の減額で、新型コロナウイルス感染症対策基金寄附金の減などを。
 第75款繰入金、第5項基金繰入金、第5目財政調整基金繰入金は40億9817万1000円の減額を。
 26ページに移りまして、第65目新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金は1115万3000円の増額を。第10項他会計繰入金、第15目介護保険事業特別会計繰入金は5261万8000円の減額を。
 第80款第5項第5目繰越金は32億5771万円の増額で、前年度からの繰越金の追加を。
 第85款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は1500万円の減額で、市税延滞金の減を。
 28ページに移りまして、第25項雑入、第25目衛生費収入は4521万1000円の増額で、雑入の追加などを。
 第90款第5項市債は、道路整備事業債など起債対象事業費の確定等に伴い、各目の合計で9630万円の減額を行うものです。
 次に、第2条繰越明許費の補正について説明いたします。
 議案集(その1)の83ページを御覧ください。
 今泉さわやかセンターエレベーター修繕事業ほか11事業について、繰越明許費の設定をしようとするものです。
 次に、第3条地方債の補正について説明をいたします。
 議案集(その1)は84ページを、補正予算に関する説明書も同じく84ページを御覧ください。
 地方債の変更は、第1条の歳入歳出予算の補正で説明いたしました対象事業の財源として、その起債限度額を第3表及び調書のとおり変更しようとするものです。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第80号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第80号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第80号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第80号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第14「議案第81号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第11号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾 崇 市長  (登壇)議案第81号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第11号)の提案の理由を説明いたします。
 今回の補正は、災害時広報事業の経費を計上いたしました。そして、この財源といたしまして繰越金を計上いたしました。
 また、防災行政用無線傍受困難者対策事業に係る繰越明許費の追加をしようとするものです。
 詳細につきましては、担当職員に説明させますので御審議をお願いいたします。
 
○内海正彦 総務部長  議案第81号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第11号)について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)の85ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ660万円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも739億2344万2000円となります。
 款項の金額は第1表のとおりで、その内容につきましては、令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき、歳出から御説明いたします。
 説明書の8ページを御覧ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第27目総合防災対策費は660万円の増額で、災害時広報事業費を追加するものです。
 次に、歳入について説明いたします。
 戻りまして、説明書は6ページを御覧ください。
 第80款第5項第5目繰越金は660万円の増額で、前年度からの繰越金を追加しようとするものです。
 以上、歳入歳出それぞれ660万円を増額し、補正後の総額は739億2344万2000円となります。
 次に、第2条繰越明許費の補正について説明をいたします。
 議案集(その1)の88ページを御覧ください。
 防災行政用無線傍受困難者対策事業について、繰越明許費の設定をしようとするものです。
 以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第15「議案第83号令和4年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第83号令和4年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の提案理由について説明します。
 議案集(その1)、92ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ3億436万6000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも171億286万6000円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は879万円の増額で、一般管理費及び賦課徴収費における職員給与費及び会計年度任用職員給与費の追加などを。
 第10款保険給付費は4854万円の増額で、一般被保険者高額療養費などが当初見込みを上回るための追加を。
 第27款基金積立金は2億3858万8000円の増額で、令和3年度の決算で生じた余剰金などを鎌倉市国民健康保険運営基金に積み立てるための追加を。
 第30款諸支出金は844万8000円の増額で、国庫補助金に返還が生じたことによる国庫支出金返納金の追加を行うものです。
 次に、歳入ですが、第5款国民健康保険料は5946万3000円の増額で、国民健康保険料収入が見込みより増加したことによる保険料の追加などを。
 第30款県支出金は7373万1000円の増額で、保険給付費等交付金の交付額の確定による追加などを。
 第40款繰入金は5217万6000円の減額で、その他一般会計繰入金の減額などの減を。
 第45款繰越金は2億3658万8000円の増額で、令和3年度からの繰越金の確定に伴う追加を。
 第50款諸収入は1324万円の減額で、一般被保険者第三者行為納付金が当初見込みを下回るための減などを行うものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第83号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第83号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第83号令和4年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第83号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第16「議案第84号令和4年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第84号令和4年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の提案理由について説明いたします。
 議案集(その1)、95ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ3億5091万円を増額するもので、補正後の総額は186億7451万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出について説明いたします。97ページを御覧ください。
 第5款総務費は3288万1000円の減額で、主治医意見書作成手数料や介護認定調査委託料の減などを。
 第10款保険給付費は8465万6000円の減額で、介護給付費の減などを。
 第12款地域支援事業費は3209万2000円の減額で、介護予防・生活支援サービス費にかかる負担金や介護予防ケアマネジメント業務委託料の減などを。
 第25款基金積立金は3億8370万8000円の増額で、介護給付等準備基金積立金の追加を。
 第30款諸支出金は1億1683万1000円の増額で、前年度の精算に伴う国庫、県負担金及び社会保険診療報酬支払基金への返還金、並びに一般会計への繰出金を追加するものです。
 次に、歳入について説明いたします。96ページを御覧ください。
 第15款国庫支出金は2029万7000円の減額で、介護給付費負担金や地域支援事業交付金の減を。
 第20款県支出金は1932万6000円の減額で、介護給付費県負担金や地域支援事業交付金の減を。
 第25款支払基金交付金は3136万9000円の減額で、介護給付費交付金や地域支援事業支援交付金の減を。
 第40款繰入金は7863万7000円の減額で、一般会計繰入金の減などを。
 第45款繰越金は5億53万9000円の増額で、前年度からの繰越金を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第84号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第84号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第84号令和4年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第84号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第17「議案第85号令和4年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第85号令和4年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)の提案理由を説明します。
 議案集(その1)、98ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ2億836万5000円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも60億1519万1000円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は339万2000円の増額で、職員給与費の追加を。
 第10款広域連合納付金は2億1812万円の減額で、神奈川県後期高齢者医療広域連合への令和3年度納付金の精算及び令和4年度納付金の確定に伴う減を。
 第15款諸支出金は636万3000円の増額で、一般会計への繰出金の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について説明します。
 第5款後期高齢者医療保険料は1億3776万7000円の減額で、市が徴収する後期高齢者医療保険料の減を。
 第10款繰入金は1億2358万3000円の減額で、一般会計からの繰入金の減を。
 第15款繰越金は5298万5000円の増額で、令和3年度からの繰越額の確定に伴う追加をしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第85号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第85号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第85号令和4年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第85号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第18「議案第82号令和4年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議案第82号令和4年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、89ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ83万5000円の減額で、補正後の総額は、歳入歳出とも1956万5000円となります。
 款項の金額は第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
 91ページを御覧ください。
 まず、歳出ですが、第5款事業費は83万5000円の減額で、職員給与費を減しようとするものです。
 90ページに戻りまして、次に、歳入ですが、第10款繰入金は226万円の減額で、一般会計からの繰入金を減し、第15款繰越金は142万5000円の増額で、令和3年度からの繰越額を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第82号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第82号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第82号令和4年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第82号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第19「議案第86号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第4号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第86号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第4号)の提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、101ページを御覧ください。
 第1条は総則であり、第2条収益的収入及び支出は、収入について、第1款下水道事業収益、第3項特別利益を1億5033万5000円増額しようとするものです。
 支出について、第1款下水道事業費用は1億4236万8000円の減額で、第1項営業費用を1億2636万8000円、第2項営業外費用を1600万円、それぞれ減額しようとするものです。
 次に、102ページを御覧ください。
 第3条資本的収入及び支出は、収入について、第1款資本的収入、第1項企業債を1360万円減額、支出は、第1款資本的支出、第1項建設改良費を437万8000円減額しようとするものです。
 なお、予算第3条本文は資本的収入が資本的支出に対し不足する額について、記載のとおり補填する財源を補正しようとするものです。
 次に、103ページを御覧ください。
 第4条企業債は、令和4年度の事業費の確定に伴い、限度額を1360万円減額し、8億1050万円としようとするものです。
 104ページに移りまして、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費の減額に伴い、1058万5000円減額し、3億6160万4000円とするものです。
 第6条利益剰余金の処分は、減債積立金を1568万3000円増額し、8億9951万5000円として、第6条本文に記載のとおり、繰越利益剰余金及び当年度利益剰余金を減債積立金としようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第86号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第86号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第4号)を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第86号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第20「議案第87号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第5号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第87号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第5号)の提案理由を説明いたします。
 議案集(その1)、105ページを御覧ください。
 第1条は総則であり、第2条業務の予定量は、予算で定めた主要な建設改良費の管渠事業費を2200万円増額し、2億2921万8000円としようとするものです。
 第3条資本的収入及び支出は、資本的収入が資本的支出に対し不足する額について、記載のとおり補填する財源を補正しようとするものです。
 収入及び支出の内容は、106ページに移りまして、収入は、第1款資本的収入を2090万円増額しようとするもので、第1項企業債は1290万円、第3項に国庫補助金を加え、800万円としようとするものです。
 また、支出について、第1款資本的支出、第1項建設改良費を2200万円増額しようとするものです。
 第4条企業債は、第3条で説明した企業債収入の増額により、限度額を1290万円増額し、8億2340万円としようとするものです。
 次に、107ページを御覧ください。
 第5条利益剰余金の処分は、減債積立金を110万円増額し、9億61万5000円とし、本文に記載のとおり、繰越利益剰余金及び当年度利益剰余金を減債積立金としようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第21「新庁舎等整備に関する調査の中間報告について」を議題といたします。
 新庁舎等整備に関する調査特別委員長から目下同委員会において調査を実施している新庁舎等整備に関する調査について中間報告をしたいとの申出があります。
 お諮りいたします。本件は申出のとおり報告を受けることに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、新庁舎等整備に関する調査特別委員会の中間報告を受けることに決定いたしました。
 新庁舎等整備に関する調査特別委員長の報告を願います。
 
○新庁舎等整備に関する調査特別委員長(日向慎吾議員)  (登壇)ただいま議題となりました新庁舎等整備に関する調査について、当委員会における調査の中間報告をいたします。
 初めに、当委員会が設置されるに至りました経過について申し上げます。
 本市では、深沢地区に新たに本庁舎を整備することを前提とした取組が進められていますが、令和4年7月19日及び8月8日に開催された議会運営委員会において協議が行われ、全市的な問題である新庁舎等の整備に関し、議会としては平成30年度に総務常任委員会が市民にとっての市役所機能の在り方について及び移転先の整備、現在地の跡地利用について所管事務調査を行っているものの、取組の進捗に合わせ、議会全体としてより丁寧かつ慎重な調査を行うべきであることから、各会派の議員から構成される特別委員会を設置すべきであるとの結論に至りました。
 その後、令和4年9月定例会の最終日である10月5日の本会議において、特別委員会の設置について議会運営委員会から鎌倉市議会会議規則第15条第2項の規定に基づく委員会提出議案が提出され、多数の賛成により可決されたことから、地方自治法第109条第1項及び鎌倉市議会委員会条例第3条の規定に基づき、新庁舎等整備に関する調査特別委員会が設置されたのであります。
 当委員会の付議事件は新庁舎等整備に向けた調査及び検討とし、委員には中里成光議員、岡田和則議員、児玉文彦議員、保坂令子議員、吉岡和江議員、中村聡一郎議員、竹田ゆかり議員、森功一議員、それに私、日向の9名が選任された後、本会議を休憩し、当委員会を開き、正・副委員長の選任を行った結果、委員長に私、日向、副委員長に中村聡一郎委員が選任されました。
 次に、当委員会における審査の経過について申し上げます。
 当委員会では令和4年10月20日以降、5回にわたり審査を行いましたが、以下、開催日に沿って審査の経過を申し上げます。
 10月20日開催の当委員会では、市が9月29日に策定した「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」及び「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」において、平成30年度に総務常任委員会が行った所管事務調査の報告内容がどのように反映されているか、あるいはどのような課題があるのかという点を検証するため、執行部職員の出席を求め、基本計画等について説明を聴取し、質疑を行ったのであります。
 その後、今後の進め方について協議した結果、各会派から新庁舎等整備に関する意見を提出すること、また無所属議員に対しても意見が提出できる旨を案内することとし、提出された意見は市長に送付し、意見に対する考え方を回答するよう求めることとしたのであります。
 11月11日開催の当委員会では、各会派及び無所属議員から提出された85件の意見について、各会派及び無所属議員が現状で課題と認識している内容の全てに回答を求めることにより、新庁舎等整備に関する検討材料とすることを確認し、全ての意見を市長に送付するとともに、意見に対する考え方について書面による回答を求めること、また次回の当委員会に執行部職員の出席を求め、回答に関する質疑を行うこととしたのであります。
 11月28日開催の当委員会では、執行部職員の出席を求め、新庁舎等整備に関する意見に対して市長から送付された回答に関し、各委員及び無所属議員から執行部職員に対して質疑を行ったのであります。
 本年1月13日開催の当委員会では、令和4年12月定例会の最終日である12月26日の本会議において、議案第51号鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定についてが原案否決されたことを踏まえつつ、今後の進め方について協議した結果、これまで当委員会が行ってきた調査の経過について、令和5年2月定例会において中間報告を行うこと。また、当委員会における今後の調査及び検討は所管の常任委員会等において、新庁舎等整備に関する市の考え方が示された後に改めて行うこととし、1月24日に開催した当委員会において中間報告の準備を行ったのであります。
 以上が本日までの調査の経過及び中間報告となりますが、当委員会では新庁舎等整備に関する市の考え方を注視しつつ、引き続き調査及び検討を進めてまいります。
 以上で中間報告を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  以上で報告を終わります。
 議事の都合により、暫時休憩いたします。
                    (10時35分  休憩)
                    (10時50分  再開)
 
○議長(前川綾子議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第22「議案第96号鎌倉市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第96号鎌倉市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、46ページを御覧ください。
 こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、鎌倉市子ども・子育て会議条例で引用する条項を整備するため、必要な改正を行うものです。
 この条例の施行期日は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第96号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第96号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第96号鎌倉市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第96号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第23「議案第98号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第98号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、50ページを御覧ください。
 児童福祉法等の一部を改正する法律及びこども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、鎌倉市児童発達支援センター条例で引用する条項を整備するため、必要な改正を行うものです。
 この条例の施行期日は、児童福祉法等の改正に係る条例改正は令和6年4月1日、こども家庭庁設置法の施行に係る条例改正は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第98号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第98号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第98号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第98号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第24「議案第102号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○古賀久貴 都市景観部長  議案第102号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その2)、59ページを御覧ください。
 宅地造成等規制法の一部改正に伴い、関係条例の引用条項等を整備するものです。
 なお、施行の期日は令和5年5月26日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第102号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第102号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第102号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                    (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第102号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第25「議案第95号鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について」「議案第97号鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第99号鎌倉市子ども会館条例を廃止する条例の制定について」から「議案第101号鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について」まで、及び「議案第103号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」から「議案第105号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」まで、並びに「議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算」から「議案第94号令和5年度鎌倉市下水道事業会計予算」まで、以上15件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議案第95号鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例の制定について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その2)、43ページから45ページを御覧ください。
 鎌倉市深沢地区まちづくりガイドラインに基づく計画的なまちづくりの実現に向けた適切な土地利用の誘導等に関し、調査・審議を行う鎌倉市深沢地区まちづくり委員会を地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として定めるため、鎌倉市深沢地区まちづくり委員会条例を制定しようとするものです。
 施行期日は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第97号鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、48ページを御覧ください。
 本市の小児の医療費助成は、中学生までの子供について、養育者の所得制限を廃止し、保険適用分医療費の自己負担額全額を助成しているところですが、養育者の所得制限を設けず、18歳までを助成対象とし、本市小児医療費助成制度の拡充を図るため、鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正しようとするものです。
 この条例の施行期日は、令和5年10月1日とし、施行日以後に行われた医療に係る医療費の助成について適用するものとします。
 続きまして、議案第99号鎌倉市子ども会館条例を廃止する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、52ページを御覧ください。
 本件は、鎌倉市深沢子ども会館の閉館に伴い、当該条例で定める全ての子ども会館が閉館となることから、鎌倉市子ども会館条例を廃止しようとするものです。
 また、鎌倉市子ども会館条例の廃止に伴い、本条例の規定を引用している鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部改正を行います。
 この条例の施行期日は、令和6年4月1日とします。
 続きまして、議案第100号鎌倉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、54ページを御覧ください。
 国が定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業を実施する事業所に児童の安全確保に係る計画策定を義務づけることなどが定められたことから、鎌倉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものです。
 この条例の施行期日は、令和5年4月1日とします。ただし、改正後の第5条の2の規定の適用については、令和6年3月31日までの間、努力義務とする経過措置を設けます。
 以上で説明を終わります。
 
○永野英樹 市民防災部長  議案第101号鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、57ページを御覧ください。
 材木座、由比ガ浜、腰越の各海水浴場に適用される鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例によって定められている禁止行為について、一部除外規定を設けるため、鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部を改正しようとするものです。
 なお、施行期日は令和5年7月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○古賀久貴 都市景観部長  議案第103号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その2)、61ページを御覧ください。
 公の施設における受益と負担の公平性や公正性の確保のため、鎌倉市都市公園の有料公園施設における利用料金の一部を改正しようとするものです。
 なお、施行期日は令和6年4月1日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○服部基己 共生共創部長  議案第104号鎌倉市文学館条例の停止に関する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その2)、63ページを御覧ください。
 鎌倉市文学館は、令和5年度から令和8年度に実施予定の大規模修繕事業に伴う休館により、市民の利用に供することができなくなるため、令和5年4月1日から令和9年3月31日まで鎌倉市文学館条例を停止しようとするものです。
 なお、施行期日は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第105号鎌倉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その3)、5ページから6ページを御覧ください。
 健康保険法施行令の一部が改正されたことに伴い、条例で定めるところにより行う出産育児一時金の支給額について、現行の42万円から50万円に引き上げるよう鎌倉市国民健康保険条例の一部の改正を行おうとするものです。
 施行期日は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○松尾 崇 市長  (登壇)令和5年度の予算案及び関係諸議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営に対する私の所信の一端と施策の概要を説明します。
 3年前のちょうどこの時期、新型コロナウイルス感染症の拡大が日本でも顕著となり始めました。あのときから我々の見えない敵との戦いが始まりました。
 そして、振り返って令和4年、2年ぶりの行動制限のない大型連休や年末年始など、コロナ前とは様相は変化してしまいましたが、日常が戻りつつあると実感できるようになりました。
 国は、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけを、令和5年5月から2類から5類に引き下げることを決定し、いよいよウイズコロナ、そしてアフターコロナの時代が動き出すことに希望を見いだしているところです。
 希望という点では、昨年開催された2022FIFAワールドカップにおいて、日本チームが強豪ぞろいの予選リーグで歴史的勝利を2回も収め、決勝トーナメントに出場した姿は日本全体に大きな希望を与えてくれました。そして、この日本チームの結束力は困難に打ち勝とうとする日本の姿に重ね合わせることができました。
 個々の能力や特徴はばらばらでも、力を合わせて新たな時代を切り開いていくこと、これも我々が目指している共生社会であり、引き続き鎌倉市の共生社会の実現に向け、これまでの取組を踏まえながら歩みを進めていかなければならないと思った次第です。
 他方で、世界に目を向けると、つらく悲しい出来事もあります。1年前のちょうどこの時期、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。また、令和4年は北朝鮮によるミサイル発射実験が多発しました。日々のこうした出来事を耳にするたびに、我々は改めて平和の大切さ、重要さを身にしみて感じます。
 全国に先駆けて平和都市宣言を行った鎌倉市として、この平和都市宣言の精神を基調とした、ひとづくり・まちづくりの重要性を再認識しているところです。
 そして、この平和都市宣言と同じく、鎌倉市のまちづくりの精神の基調となるものとして鎌倉市民憲章があります。この市民憲章が制定50年を迎える令和5年は、いま一度先人たちから受け継いだ、この鎌倉を次の世代に残し・つなげていくことを意識する年だと言えます。
 また、令和5年は関東大震災から100年を迎えます。災害はいつ、どのようなことが起きてもおかしくありません。しかしながら、まちにとって暮らしの支えとなる安心感は当たり前のものとして軽んじられることがあります。
 そこで、令和5年度予算は、令和4年度の「ミライツクル予算」に続くものとして、市民憲章の下、次の50年を築いていくために、日々安心して生活できる土台をつくることで、鎌倉を未来へ育んでいくという気持ちを込め「ミライへ育む予算」として編成しました。
 そして、令和5年度は第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画実施計画の中間見直しを経た新たなスタートを切る年度です。この予算の下、これまで継続して取り組んできた事業をベースとしつつ、時代や社会の要請、市民ニーズに応えるため、一部の事業を見直し、また新たな事業を組み込むことで、未来の鎌倉を育むために必要な取組をスタートしていきます。
 それでは、ここで令和5年度予算案について申し上げます。
 一般会計は667億6270万円で、前年度当初予算と比較して3億9730万円、0.6%の減となります。
 そして、一般会計と特別会計を合わせた予算総額は1198億6524万3000円で、前年度当初予算と比較して7億600万円の増となります。
 その主な理由として、一般会計の減額は市立小・中学校の特別教室等の冷暖房設備設置や、(仮称)おなり子どもの家の整備工事完了が上げられ、特別会計も含めた予算総額の増額は介護保険事業における介護給付費の増額などが上げられます。
 次に、令和5年度予算案に盛り込んだ主な事業を子供たちを育てる環境の整備、強靱なまちづくり、鎌倉の魅力をさらに向上させる取組の3本の柱に沿って説明します。
 まず、子供たちを育てる環境の整備です。
 鎌倉の未来を担う子供たちが社会のコミュニティから孤立することなく、生き生きと育つためには、より充実した子育て支援策が必要となります。
 そこで、小児医療費助成の対象を拡大し、食事療養負担額を除くゼロ歳から18歳までの入通院にかかる健康保険自己負担医療費の全額を助成します。
 また、不登校状態を起因とした若者の孤立化を防ぐため、不登校の児童・生徒がフリースクール等を利用する際の補助を県内で初めて開始します。
 さらに、全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう、新たに新生児聴覚検査や1か月児健康診査に対する補助を開始します。
 給食を通じて健康や環境に関する意識づくりを推進するため、公立保育所で提供する給食の食材においても地場産品やオーガニック食材を取り入れます。
 SDGsをはじめとする様々な社会の課題を児童・生徒が自ら発見し、探究を深める課題解決型学習を、令和5年度からさらに拡大して実施していきます。
 国の出産・子育て応援交付金を活用して伴走型相談支援の充実を図るとともに、妊娠届出後の妊婦に対して出産応援ギフトを、お子さんの出生後に、お子さんの養育者に対して子育て応援ギフトを支給する事業についても鎌倉市として着実に実施します。
 不登校状態の子供たちの学び場の一つとして設置する中学校分教室型の不登校特例校について、令和7年度開設に向け、設置候補地の埋蔵文化財発掘調査など、設置準備を進めます。
 また、学校施設の整備として、稲村ケ崎小学校の特別支援学級教室設置に向けた改修工事、市立小学校給食室の冷暖房設備設置に向けた実施設計を行います。
 そして、子育て支援センターと併設した公私連携型保育所の令和6年度開所に向け、腰越保育園の建て替え等を進めます。
 次に、強靱なまちづくりです。
 豊かな自然環境を有する鎌倉において、今後も安全・安心に暮らせるまちを創造するためには、ハードとソフトを効果的に融合させた取組が必要です。
 そこで、まずは社会基盤施設マネジメント計画に基づく各種インフラ施設の予防保全型管理による効率的な管理に向け、道路、橋梁、河川、緑地などを計画的に修繕します。特に、公園遊具については、公園施設長寿命化計画を一部前倒しして更新します。また、劣化・損傷した各施設についても、適宜、維持補修を行います。さらに、小袋谷歩道橋、大船駅東口ペデストリアンデッキを修繕します。
 地震・風水害などの災害から市民の生命・財産を守るため、引き続き、津波避難誘導標識の整備や、災害時における市民・帰宅困難者用の備蓄品を整備するとともに、災害時の避難対策の強化に向け、トイレトレーラーを導入します。
 さらに、より多くの市民の防災意識の向上に向け、分かりやすい表現を盛り込んだ新たなハザードマップを作成します。
 耐震対策では、耐震相談や耐震改修に関するアドバイザー派遣、耐震診断費用等に対する補助、通学路にある危険ブロック塀の撤去などに取り組みます。
 教育環境の改善に向け、今後の学校施設改築や長寿命化改修等を見据えた学校整備計画を策定します。
 消防機能の整備充実に向け、令和7年の高機能消防指令センターの更新に向けた実施設計を行います。
 鎌倉消防署について、老朽化対策や津波の影響の少ない場所への移転等を行う必要があることから、雪ノ下での消防施設整備に向け、用地を取得します。
 そして、令和4年市議会12月定例会で、鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例は否決となりましたが、発災時に司令塔となる本庁舎の建て替えは待ったなしの状況です。そこで、引き続き、市民理解を得るなど、新庁舎等整備に向けた準備を進めるとともに、市庁舎現在地利活用基本計画の策定に取り組みます。
 次に、鎌倉の魅力をさらに向上させる取組です。
 世界に誇れるより魅力的な鎌倉を創造するためには、先人たちから受け継いできた知恵と伝統を後世に継承する取組に加えて、未来を見据えた新たなまちづくりも必要です。
 そこで、人口減少・少子高齢化が進展する時代の都市経営に不可欠な深沢地域整備事業では、土地区画整理事業について、引き続き関係機関と協議し、手続を進めます。
 また、事業区域周辺道路整備計画を策定するとともに、三菱電機鎌倉製作所の南側の道路や深沢小学校周辺の道路などの整備に向けた予備設計を行います。
 さらに、深沢地区まちづくりガイドラインに基づく方策の検討、深沢地区及び藤沢市村岡地区の一体的なまちづくりを進めます。
 令和4年度に本市の日本遺産が条件付きの認定継続となったことを受け、日本遺産事業推進体制を整え、日本遺産のストーリーを通じ、鎌倉の魅力を国内外に発信するコンテンツを整備することで、鎌倉の文化遺産を活用した地域の活性化を目指します。
 歴史環境の整備としては、史跡永福寺跡をはじめとした史跡の維持管理を行うほか、史跡大町釈迦堂口遺跡の暫定公開に向けた整備、史跡北条氏常盤亭跡の崩落対策工事に向けた基本設計、史跡浄光明寺境内崩落対策工事に向けた事前調査を行います。
 観光基盤の整備としては、引き続き、多言語案内板の設置や公衆トイレの修繕等を進めるほか、仮設トイレの悪臭軽減・削減による周辺住民の生活環境改善や、海の家の雑排水処理による砂浜や海水に対する環境負荷の軽減、自然環境保全のため、海岸へ下水道排水設備を設置する工事を開始します。
 文化芸術の振興としては、鎌倉芸術館の安定した運営を行うため、外壁、館内設備自動制御機器、消防設備及び前庭植木タイルを修繕します。
 その他、未利用地の利活用として、梶原四丁目用地の利活用に向けた都市計画図書作成、扇湖山荘の利活用に向けた地歴調査、旧諸戸邸改修に向けた基本設計を行います。
 最後に、その他の令和5年度の取組を説明します。
 まず、商工業の振興として、IT関連の基盤整備やマーケティングに係る取組を行う中小企業に対する新規補助、市内へサテライトオフィスを整備する市外企業に対する新規補助など、中小企業者の経営基盤の強化や新規に立地する企業に対する支援などを行います。
 また、若年者等の起業準備者に対して、起業に向けた考え方を整理し、ノウハウを習得するためのプログラムを実施します。
 さらに、深沢地域整備事業用地への企業誘致に向け、神奈川県の地域産業プロジェクトに同用地が位置づけられるように働きかけます。
 漁業者の就労環境の改善に向けては、鎌倉地域の漁業支援施設の整備に向けて、埋立て予定部分の土質調査及び深浅測量を行うとともに、用地・斜路整備に向けた基本設計を行います。
 障害者二千人雇用の早期実現に向けて、障害者二千人雇用センターによる就労支援のほか、農業就労体験セミナーの開催、IT業務を中心とした就労困難者への支援など、多様な就労の場を創出する取組を通じて障害者等が地域社会の一員として社会参加・自立ができる環境づくりに取り組みます。
 また、障害者の歯科診療の充実を図るため、口腔保健センターにおける障害者歯科診療について、現在の木曜日に加え、日曜日にも実施します。
 ひきこもり状態にある方と、その家族を支援するため、ひきこもり地域支援センターを拠点とした相談支援や居場所の提供を行います。
 生活環境の改善に向けては、第3次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画に基づき、名越クリーンセンターの中継施設整備に向けた準備を進めるなど、安定的なごみ処理体制の構築を目指します。
 交通環境の整備に向けては、市内の渋滞や車両混雑状況の緩和に向け、引き続き、パークアンドライド及び鎌倉フリー環境手形の運用を進めます。また、鎌倉市交通マスタープランの改定及び鎌倉市地域公共交通計画の策定に向けた基礎調査を行います。
 そして、持続可能な市政運営を進めるため、令和5年度中の鎌倉市公共施設再編計画の見直しに向けた作業を進めます。
 以上、令和5年度に予定しております主な事業について申し上げました。
 令和5年を迎え、はや1か月余りが過ぎました。この間、1月23日に国が閣議決定した「令和5年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」では、新型コロナウイルス感染症対策について、ウイズコロナの下、命と健康を守りながら、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ることや、子ども・若者・子育て世帯への支援等の少子化対策・子ども政策の充実を含む包摂社会の実現、スタートアップ・デジタルトランスフォーメーションといった成長分野への大胆な投資などを掲げ、我が国の経済を持続可能な成長経路に乗せていくことなどが示されました。
 翻って、鎌倉を取り巻く当節の話題に目を転じてみますと、昨年、鎌倉のまちにとって大きなインパクトを残したNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続き、武家政権の継承者である徳川家康公にフォーカスを当てたドラマの放映が既に始まっています。今から420年前の慶長8年(西暦1603年)に江戸幕府を開いた家康公は、自ら源氏を名のり、源氏の棟梁であった源頼朝公を尊敬し、鎌倉幕府の正史である「吾妻鏡」を愛読していたと言われています。
 また、家康公は武家政権発祥の地である鎌倉において主要な社寺の復興に尽力され、今に伝わる鎌倉のまちの姿の成立にも深く関わったと考えられます。その家康公が残された有名な遺訓の一つに「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」という言葉がありますが、これは改めて説明するまでもなく、人生の道ははるかに長く苦しいことが多いので、絶えず努力と忍耐をしながら進まなければ、歩み通すことができないというものです。
 令和5年の仕事始めに当たり、私から職員に対して、日本の蘭学の先駆者である大槻玄沢が生涯、自戒の語としていた「遂げずばやまじ」という言葉を贈りました。これは、「およそ事業は、みだりに興すことあるべからず。思ひさだめて興すことあらば、遂げずばやまじの精神なかるべからず」、つまり、事業というのは気ままな気持ちで始めてはならない。心に深く決意をして事を興すなら、何があっても必ずやり遂げるという強い思いを持って始めなければならないというものです。
 中世の時代から連綿と引き継がれている鎌倉のまちづくりにおいて、先人たちが様々な困難に直面してきたであろうことは、容易に想像できますが、ただいま御紹介した2人の偉人の名言に触れ、市民のため、鎌倉のためと、強い思いを持って皆が一致団結して取り組むことにより、新しい未来を切り開くことができると私は信じております。
 こうした思いの下、令和5年度におきましても、引き続き、世界に誇れる持続可能な町の実現に邁進してまいります。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 なお、予算案の詳細につきましては、担当職員から説明いたしますので、御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 
○内海正彦 総務部長  議案第88号令和5年度鎌倉市一般会計予算について、その内容を説明いたします。
 議案集(その2)、5ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ667億6270万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款議会費は、議員報酬や議会の運営経費など4億4110万1000円を計上いたしました。
 第10款総務費は82億1800万3000円で、第5項総務管理費は、文書広報や財産管理、ふるさと寄附金事業、総合防災対策、情報化の推進、支所及び鎌倉芸術館の管理運営、市民活動の推進などに要する経費を。第10項徴税費は、市税の賦課徴収などに要する経費を。第15項戸籍住民基本台帳費は、戸籍・住民基本台帳や住居表示の整備などに要する経費を。第20項選挙費は、県知事・県議会議員選挙などに要する経費を。第25項統計調査費は、各種統計調査に要する経費を。第30項監査委員費は、監査事務に要する経費を計上いたしました。
 第15款民生費は276億5754万5000円で、第5項社会福祉費は、社会福祉施設の管理運営や障害者福祉、高齢者福祉などに要する経費を。第10項児童福祉費は、子育て支援や児童手当の支給、独り親家庭等の支援、公立保育所、放課後かまくらっ子の管理運営などに要する経費を。第15項生活保護費は、生活保護法に基づく各種扶助の経費などを。第20項災害救助費は、災害見舞金や弔慰金などの経費を計上いたしました。
 第20款衛生費は63億610万5000円で、第5項保健衛生費は、救急医療対策や予防接種、健康診査、母子保健などに要する経費を。第10項清掃費は、じんかい・し尿の収集・処理や、ごみの減量・資源化などに要する経費を。第15項環境対策費は、公衆トイレの清掃や環境基本計画の推進、害虫駆除、鳥獣保護管理などに要する経費を計上いたしました。
 第25款労働費は、勤労者の福利厚生などに要する経費として9173万3000円を。
 第30款農林水産業費は農業・漁業の振興などに要する経費として3億2647万8000円を。
 第35款商工費は、商工業の振興や消費者施策などに要する経費として4億6338万8000円を。
 第40款観光費は、観光振興や海水浴場運営などに要する経費として5億6505万2000円をそれぞれ計上いたしました。
 第45款土木費は88億5221万7000円で、第5項土木管理費は、崖地対策や道路管理、作業センター業務、建築指導などに要する経費を。第10項道路橋りょう費は、交通安全施設の整備や道路・橋梁の維持補修、道路の新設改良などに要する経費を。第15項河川費は、河川・雨水施設の管理・維持補修などに要する経費を。第20項都市計画費は、緑地の保全やまちづくり、交通体系の整備、下水道事業会計への繰出金、公園の維持管理、整備及び用地取得等に要する経費を。第25項住宅費は、市営住宅の管理運営や集約化などに要する経費を計上いたしました。
 第50款消防費は29億3105万3000円で、常備消防や非常備消防、消防施設の管理・整備などに要する経費を。
 第55款教育費は67億9985万3000円で、第5項教育総務費は、教育委員会の運営や、児童・生徒の健康管理、ICT教育環境の整備、教育センターの運営、幼稚園の就園支援などに要する経費を。第10項小学校費及び第15項中学校費は、各小・中学校の管理や、特別支援教育、施設整備などに要する経費を。第20項社会教育費は、生涯学習センターや国宝館など社会教育施設の管理運営、青少年の育成、文化財保護などに要する経費を。第25項保健体育費は、スポーツ振興やスポーツ施設の管理運営などに要する経費を計上いたしました。
 第60款公債費は40億4682万3000円で、長期債の元利償還金と一時借入金等の利子を。
 第65款諸支出金は1334万9000円で、鎌倉市土地開発公社に対する貸付金などを。
 第70款予備費は5000万円を計上いたしました。
 以上が歳出の内容でありますが、歳出予算の性質別予算額及び構成割合を見ますと、人件費は127億7090万3000円で19.1%、扶助費は151億2566万6000円で22.7%、投資的経費は38億3715万7000円で5.7%、繰出金は98億4409万7000円で14.7%、公債費は40億4682万3000円で6.1%、その他物件費等は211億3805万4000円で31.7%となっております。
 次に、歳入について申し上げます。
 第5款市税は357億3943万9000円で、前年度当初予算と比べ、6億4278万円の増を見込んでおります。
 第10款地方譲与税は3億1962万円。
 第15款利子割交付金は1400万円。
 第16款配当割交付金は3億4400万円。
 第17款株式等譲渡所得割交付金は3億7700万円。
 第18款法人事業税交付金は4億1600万円。
 第19款地方消費税交付金は40億5700万円。
 第20款ゴルフ場利用税交付金は2300万円。
 第31款環境性能割交付金は6900万円。
 第33款地方特例交付金は1億5000万円。
 第35款地方交付税は特別地方交付税を3300万円。
 第40款交通安全対策特別交付金は2100万円。
 第45款分担金及び負担金は3億5217万8000円で、保育所利用者負担金などを計上いたしました。
 第50款使用料及び手数料は11億9839万3000円で、道路占用料や市営住宅使用料、証明閲覧等手数料、一般廃棄物処理等手数料などを。
 第55款国庫支出金は94億8464万1000円で、障害者自立支援給付費等負担金や、子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金、生活保護費負担金、社会資本整備総合交付金などを。
 第60款県支出金は43億8766万1000円で、障害者自立支援給付費等負担金や、子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金、国民健康保険保険基盤安定負担金、子ども・子育て支援交付金などを。
 第65款財産収入は6億1737万6000円で、財政調整基金など各種基金の運用利子や物品売払収入などを。
 第70款寄附金は24億8735万7000円で、ふるさと寄附金などを。
 第75款繰入金は32億9050万1000円で、財政調整基金など基金繰入金のほか、介護保険事業特別会計などからの他会計繰入金を。
 第80款繰越金は6億円で、前年度からの繰越金を。
 第85款諸収入は9億4463万4000円で、中小企業金融対策貸付金返還金や、障害者医療費返還金などを計上いたしました。
 第90款市債は18億3690万円で、道路整備事業債や、公営住宅建設事業債などの事業債を計上いたしました。
 以上が歳入の内容でありますが、歳入予算の財源内訳及び構成割合を見ますと、市税などの自主財源が452億2987万8000円で67.7%、国県支出金、市債などの依存財源が215億3282万2000円で32.3%となります。
 第2条継続費は、鎌倉海岸下水道排水設備等整備事業及び第一中学校通学路法面整備事業について、第2表のとおり継続費の設定を行おうとするものです。
 第3条債務負担行為は、議会だより印刷業務事業費のほか、67事業について、第3表のとおり、債務負担行為の設定を行おうとするものです。
 第4条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました事業費の財源として、第4表の金額と条件などにより借入れを行おうとするもので、これにより、令和5年度末の現在高見込額は287億3823万6000円となります。
 第5条一時借入金は、借入限度額の50億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに、一時借入れができるようにしようとするものです。
 第6条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び共済費について、職員の配置替えなどにより過不足が生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものです。
 以上をもちまして、令和5年度鎌倉市一般会計予算の内容説明を終わります。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議案第89号令和5年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算の内容について、提案理由を説明いたします。
 議案集(その2)、20ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2050万円となります。
 款項の金額は第1表のとおりで、その内容は次のとおりです。
 22ページを御覧ください。
 まず、歳出ですが、第5款事業費は1950万円で、職員給与費、管理設備の維持修繕等に要する経費などを。
 第15款予備費は100万円を、それぞれ計上いたしました。
 21ページに戻りまして、次に、歳入ですが、第5款使用料及び手数料は696万6000円で、土地使用料を。
 第10款繰入金は1253万4000円で、一般会計からの繰入金を。
 第15款繰越金は100万円で、令和4年度からの繰越金をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第90号令和5年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 議案集(その2)、23ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ169億9770万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は2億5662万4000円で、職員の給与、国民健康保険の資格・給付事務に要する経費、保険料の賦課・徴収に要する経費などを。
 第10款保険給付費は111億1182万1000円で、一般被保険者及び退職被保険者に係る療養給付費などを。
 第11款国民健康保険事業費納付金は54億2579万1000円で、国民健康保険事業の財政上の責任主体である神奈川県へ納める納付金を。
 第20款共同事業拠出金は3,000円で、年金受給権者名簿作成事務費負担金を。
 第25款保健事業費は1億7495万1000円で、特定健康診査、特定保健指導、医療費通知に要する経費などを。
 第27款基金積立金は5万7000円で、鎌倉市国民健康保険運営基金への利子積立金を。
 第30款諸支出金は1845万3000円で、保険料還付金の経費などを。
 第35款予備費は1000万円を、それぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について説明します。
 第5款国民健康保険料は41億8228万9000円で、医療給付費分、後期高齢者支援金分及び介護納付金分の保険料収入額を。
 第10款一部負担金は4,000円で、支払い猶予した一部負担金の納付金を。
 第20款国庫支出金は71万1000円で、災害臨時特例補助金などを。
 第25款療養給付費交付金は1,000円で、退職被保険者等医療給付費分納付金の過年度分を。
 第30款県支出金は112億8668万9000円で、保険給付費等交付金などを。
 第38款財産収入は5万7000円で、鎌倉市国民健康保険運営基金の運用利子を。
 第40款繰入金は15億986万1000円で、一般会計及び鎌倉市国民健康保険運営基金からの繰入金を。
 第45款繰越金は200万円で、前年度からの繰越見込額を。
 第50款諸収入は1608万8000円で、延滞金、損害賠償金の納付金などを、それぞれ計上いたしました。
 第2条債務負担行為については、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額を、第2表債務負担行為により定めます。
 第3条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び共済費並びに保険給付費の各項の予算額に過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 総務部長  議案第91号令和5年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算の内容について説明をいたします。
 議案集(その2)、29ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億9100万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第10款公債費は1億9100万円で、長期債償還の経費として、元金償還金及び支払利子を計上いたしました。
 次に、歳入についてですが、第5款繰入金は1億9100万円で、長期債償還の元金及び支払利子に充てるため、一般会計からの繰入金を計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第92号令和5年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 議案集(その2)、32ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ189億5060万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出について説明いたします。
 34ページを御覧ください。
 第5款総務費は3億9088万5000円で、職員の給与、要介護認定に係る訪問調査及び主治医意見書作成並びに第1号被保険者の保険料賦課徴収に要する経費などを。
 第10款保険給付費は178億3731万9000円で、居宅及び施設サービスに伴う給付費などを。
 第12款地域支援事業費は6億3272万2000円で、介護予防・生活支援サービス費や、介護予防ケアマネジメント業務委託料など、地域支援事業に要する経費を。
 第25款基金積立金は1075万7000円で、介護給付等準備基金への積立金を。
 第30款諸支出金は7871万7000円で、保険料還付金などを。
 第35款予備費は20万円を、それぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。
 33ページを御覧ください。
 第5款介護保険料は36億4072万2000円で、第1号被保険者の保険料を。
 第15款国庫支出金は44億3285万7000円で、介護給付費に対する国庫負担金などを。
 第20款県支出金は26億4864万4000円で、介護給付費に対する県負担金などを。
 第25款支払基金交付金は49億7702万5000円で、第2号被保険者の保険料に係る社会保険診療報酬支払基金からの交付金を。
 第30款財産収入は95万7000円を。
 第35款寄附金は1,000円を。
 第40款繰入金は32億3918万4000円で、一般会計からの繰入金及び介護給付等準備基金からの繰入金を。
 第45款繰越金は1119万5000円で、前年度からの繰越見込額を。
 第50款諸収入は1万5000円を、それぞれ計上いたしました。
 続きまして、議案第93号令和5年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算の内容について説明いたします。
 議案集(その2)、35ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ62億4320万円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず、歳出ですが、第5款総務費は9512万1000円で、職員の給与、保険料の徴収、窓口業務に要する経費を。
 第10款広域連合納付金は61億3207万9000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料、市が負担する療養給付費定率負担金、保険料減額負担金及び保険基盤安定制度拠出金などを広域連合へ納付するものです。
 第15款諸支出金は1400万円で、保険料還付金などを。
 第20款予備費は200万円を、それぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。
 第5款後期高齢者医療保険料は37億1830万2000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料を。
 第10款繰入金は24億9589万7000円で、広域連合へ納付する事務費負担金や市の事務経費として一般会計からの繰入金を。
 第15款繰越金は200万円で、前年度からの繰越見込額を。
 第20款諸収入は2700万1000円で、保険料還付金などを、それぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第94号令和5年度鎌倉市下水道事業会計予算の内容について説明いたします。
 議案集(その2)、38ページを御覧ください。
 第1条は、総則で、第2条は、業務の予定量を定めるもので、排水区域面積2,418ヘクタール、年間総処理水量2152万5031立方メートル、1日平均処理水量5万8973立方メートル、主要な建設改良費として、管渠の建設及び改良に係る事業は2億6814万4000円、処理場の建設改良に係る事業費は4240万円としようとするものです。
 第3条収益的収入及び支出は、営業活動に伴う収支で、収入の第1款下水道事業収益は79億9804万5000円で、下水道使用料や他会計補助金などを。
 支出の第1款下水道事業費用は73億5645万4000円で、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、施設の維持管理、修繕などに係る職員給与費などを計上しました。
 39ページを御覧ください。
 第4条資本的収入及び支出は、投資的経費の収支で、収入の第1款資本的収入は17億7025万6000円で、下水道事業債や他会計補助金などを。
 支出の第1款資本的支出は、管渠整備に係る経費や企業債の元金償還金などの経費として、33億4308万9000円を計上しました。
 なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額15億7283万3000円は、当年度分損益勘定留保資金、繰越利益剰余金処分額及び当年度利益剰余金処分額により補填しようとするものです。
 40ページを御覧ください。
 第5条債務負担行為は、表のとおり、台調整池中央監視制御システム更新修繕事業費(2期目)ほか8件を新たに設定しようとするものです。
 41ページを御覧ください。
 第6条企業債は、第4条資本的支出で説明いたしました事業費の財源として、表のとおり、6億8250万円を限度額として起債しようとするものです。
 第7条一時借入金は、借入限度額10億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに、一時借入れができるようにしようとするものです。
 第8条予定支出の各項の経費の金額の流用については、営業費用及び営業外費用との間で相互に流用できるものと定めるものです。
 42ページを御覧ください。
 第9条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費3億8350万3000円について、他の経費との間に相互に流用する場合には、議会の議決を経なければならないものと定めるものです。
 第10条利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金6億9831万3000円及び当年度利益剰余金のうち8476万9000円を減債積立金として、企業債の償還に充てようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  以上で、提案理由の説明は全部終了いたしました。
 お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、本日は説明を聴取するにとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
 なお、残余の日程については、来る2月15日午前9時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                    (11時45分  延会)

令和5年(2023年)2月9日(木曜日)

                          鎌倉市議会議長    前 川 綾 子

                          会議録署名議員    池 田   実

                          同          納 所 輝 次

                          同          くりはらえりこ