令和 4年市民環境常任委員会
12月15日
○議事日程  

市民環境常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)12月15日(木) 9時30分開会 16時08分閉会(会議時間4時間54分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
児玉委員長、久坂副委員長、くり林、日向、くりはら、長嶋の各委員
〇理事者側出席者
吉田(寛)共生共創部次長兼行政マネジメント課長兼政策創造課担当課長、永野市民防災部長、瀧澤市民防災部次長兼地域のつながり課長、末次市民防災部次長兼総合防災課担当課長、廣川市民防災部次長兼大河ドラマ担当担当課長、森迫総合防災課担当課長、鷲尾観光課長、田邊商工課長、能條環境部長、?橋(謙)環境部次長兼環境政策課長、不破環境部次長兼ごみ減量対策課担当課長、谷川(克)環境部次長兼環境センター担当課長、中澤ごみ減量対策課担当課長、牧野環境施設課長兼ごみ減量対策課担当課長、谷川(宏)環境保全課長、松井環境センター担当課長、月花環境センター担当課長兼環境施設課長、?木(守)消防長、森(裕)消防本部次長兼消防総務課長、田中(正)鎌倉消防署長、高橋(浩)大船消防署長、小玉警防救急課長、伊藤(正)指令情報課長
〇議会事務局出席者
服部局長、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)消防職員の定数改正について
2 議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち消防本部所管部分
3 報告事項
(1)令和5年鎌倉市消防出初式の挙行について
(2)年末年始火災特別警戒の実施について
4 議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち市民防災部所管部分
5 報告事項
(1)鎌倉市安全安心まちづくり推進計画の改定について
(2)鎌倉市地域防災計画の改定について
(3)鎌倉市災害時受援計画の策定について
(4)鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部改正に係る意見公募(パブリックコメント)の実施結果について
(5)大河ドラマへの取組状況について
(6)鎌倉市商工業振興計画の策定状況について
6 議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち環境部所管部分
7 報告事項
(1)ごみ処理施策等の進捗状況について
8 社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について
9 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○児玉委員長  ただいまより、市民環境常任委員会を開催いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。くり林こうこう委員にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○児玉委員長  本日の審査日程の確認でございますが、事前に配信したとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。
 なお、傍聴については、先例において、議会全員協議会室では傍聴を4名までとし、それ以上の希望者がいる場合には、議会ロビー等での視聴を案内すること。また、入室時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は傍聴の自粛をお願いすること。来庁時に検温し、37.5度未満の場合に入室可能とすることとされております。
 また、11月22日開催の議会運営委員会において、常時、窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については、気候などを考慮し、休憩中にとどめるなど、適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員及び請願・陳情の趣旨説明者の発言は、着席したまま行うことが確認されております。
 新型コロナウイルス感染拡大防止対策については、以上のとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 日程第1報告事項(1)「消防職員の定数改正について」は、所管外の部署の報告事項でありますが、当委員会の所管事項に関わる案件であることから、消防本部職員出席の上、行政マネジメント課から報告を受けることでよろしいか、御協議、確認をしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第1報告事項(1)「消防職員の定数改正について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○吉田(寛)共生共創部次長  日程第1報告事項(1)消防職員の定数改正について、説明をいたします。
 近年の社会情勢や市民ニーズの変化、法令や制度の改正等に対応するため、市が取り組むべき施策や業務量は増加を続けています。また、職員の働き方の変化や業務に携わる際の安全性の確保等についても考慮し、取組を進める必要があります。
 今回の鎌倉市職員定数条例の一部改正は、業務量の増加や業務体制の維持のために適切な職員数を配置し、円滑な行政運営を実現するため、鎌倉市職員定数条例第2条に定める、教育委員会の事務部局及び学校その他の教育機関並びに消防の職員数の上限を変更するものであり、そのうち、当委員会の所管部分である消防の職員数の改正部分につきまして説明するものです。
 具体的な内容を御説明いたします。
 タブレットの資料「鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」を御覧ください。
 まず、「1 趣旨」については、冒頭で御説明したとおりですが、参考として、鎌倉市の職員数の推移を掲載しました。本市においては、市全体としては現在まで減少傾向にありますが、消防の職員については、消防体制の維持等のために微増傾向が続いています。
 次に、「2 対象部局及び定数(案)」を御覧ください。
 安全性を確保した適切な業務執行体制を維持するため、消防の職員数の上限を238人から252人へ改正するものです。
 次に、改正の判断をするに至った理由について御説明します。
 「3 改正理由」を御覧ください。
 (2)消防本部における増員要因について、御説明します。
 主な要因といたしましては、本市の消防では、近年の働き方改革やコロナ禍の影響を受け、消防ポンプ車に、総務省消防庁が示している指針に満たない人数で搭乗せざるを得ない状況があるため、安全性確保の観点から改善を図る必要があり、現状の定数238人から14人増加した252人へ改正するものです。
 以上が改正の概要です。
 施行期日は、令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  ただいまの件、質疑の有無はありますでしょうか。
 
○長嶋委員  今回の報告事項の消防職員の定数改正についてということで、この今の理由は、これはこれでいいとは思うんですが、ちょっと見逃しがちなことなんで、重要なことなんで、2点ほど懸念事項というか。
 今の次長が述べられた社会情勢の変化とか業務量の増加によってという話は、まさにこれは全庁的にむしろ関係あるんだけど、それでこの消防のところで言うと、今回の理由は理由であると思うんですけど、増員の理由ね。そのほかに、前から私はちょっと懸念していて、市長に進言したりしているんですけど、まず、2点あるんですけど、1点目は、かかる世の中の社会情勢の変化で、やっぱり女性の消防署員の人たちを増やすことが必要だということで、前から議会等々でもあるんですけど、それを増やすのは応募して、募集がまずあるかどうかというところですけど、その先に、勤務していく中で、出産、子育て環境というのが全く整っていなくて、勤務体系からすると、非常にこれは、女性が出産して子育てをしていくというのは、一般の職員よりもはるかに難しい状況だと思うんですね。制度としては休んでもいいですよとあっても、じゃあ実際とれるかという話の中で、非常に厳しいと思っていまして、この間のような不祥事がございましたけれども、違う部署でね。ああいうことが発生しちゃう懸念を私はずっと持っていて、市長に相当言ったことがあるんですね。
 この点について、私が市長に申し上げたのは、近隣市、特に隣接している近隣市と協力して、特に横浜市さんなんかが入ればすごい数の人数になるので、専門の消防、あと警察もセットでもいいと思うし、ほかの公的機関も同様にあったらばやればいいし、場合によっては民間も受け入れればいいけど、そういう専用のそういった保育所なのか、いろんな形があると思うんですけど、別に新しい制度を設けてもらったっていいと思うんですけど。そういう、まずは出産のところのフォローと、それから特に出産した後のフォローというのを真剣に考えないと、そんなもの増やしたいといったって増えるわけがなくて、そこをかなり市長に申し上げたことがあるんですね。その辺はちょっとどのように、こちら側としては考えられているかなと思って。伝わっていないでしょう、私が市長に進言したことなんて、多分。
 
○森(裕)消防本部次長  今の御質問なんですが、まず出産した後、その後、職場復帰するときに、必ず女性職員に対しまして、希望ですね。まずどういう職場の配置を希望しますかということで聞きます。それで、大体の女性職員が、やはり育児、子育て等がありますので、日勤で9時に来て16時45分にちょっと早めに仕事を終えて帰るという、今現在はそのようなスタイルでお子さんがいる女性職員は働いている方がほとんどになります。中には、ライフスタイルで当直勤務希望という女性職員もいますが、ほとんどの職員が日勤で今働いている状況でございます。
 
○長嶋委員  それも志あってそういう職場に入ったことはあるので、子供ができたからということでそういうふうに考えざるを得ないというのが多分多いとは思うし、旦那さんをはじめ御家族の御協力がないと当然できないから、御家族、旦那さんは特にお仕事が忙しかったりすると無理になっちゃったりするので。その辺はちょっと今後、ずっと言っているので、市長から、それこそ県と相談して、本当にこれはやっぱり政治的に動かないとできないことで、皆さんが頑張ったってなかなか難しいと思うし、これはぜひちょっとテーマとして、市長には大分前に言ったんですけど、監査をやっているときにいろんな話のやり取りがあって、もうだから大分前ですよ、言ったんだけど、そういうことを近隣の皆さん、それから県に要望して、警察も、私が鎌倉署の話とやり取りをしたときに言われたのは、今、10%といったかな、女性の警察官10%とか、今ちょっとはっきりは分からないですよ。増やしたいという目標があるんだというお話を、それで鎌倉駅前の交番って、ロッカーと更衣室が女性専用のものがなくてできないんですよみたいな話をちょっとやり取りをしたことがあって、同じように出産、子育ての環境って、やっぱり警察も一緒だと思うので、それは県全体で考えたらすごい数ですから、全国でいったらもっとあれだけどね。それをちょっとこうやっていただきたいなと思っております。
 それともう一点、今、業務量の増加ということをおっしゃったんですけど、これはまさに今、救急隊の、右肩上がりでずっと来ていた中でコロナ禍になって、1回去年、一昨年落っこちていると思うんですけど、また急増しているという、ちょっと一般質問でもやりましたけど、今ちょっと、現状の数はどうなっていますか。救急出動数、搬送数、数の推移。
 
○森(裕)消防本部次長  救急出動の推移ですが、比較対象としまして、10年前が約9,300件。令和4年度11月までですね、こちらが1万714件となっておりますので、10年前と比較しますと、約1,300件ほど救急件数は増えているところでございます。
 
○長嶋委員  昨年比とかありますか。一昨年比とか、直近の今年の伸び。
 
○森(裕)消防本部次長  昨年比ですと、約2,200件ぐらい増加しております。
 
○長嶋委員  12月はまだないからあれですけど、昨年1年間が何件ですか。
 
○森(裕)消防本部次長  令和3年度中の搬送人員が8,835件になっております。令和3年の1月から11月の末までが8,006件。令和4年の1月から11月末までが1万137件になっております。
 
○長嶋委員  これ、私が前に一般質問でやったとおり、大幅増なんです。ということは、やっぱり人員の確保というのは非常に重要なことになってきますし、先ほどの子育ての方で、日勤になったというけど、日勤じゃなくて務めていたところの補填というのがなければ、当然大変になるんですね。この2点で必要性というのは、またこの今日の理由じゃないところに、やっぱりまだまだ漫然とあるわけですよ。特に今の増加数のこの対応等も、いろんなやり方を工夫していただいているのは伺っていますけれども、ここはちょっと、吉田次長に最後に、こういう、ほかにも要因があると思います。消防にそれこそ聞いていただいて、私、前に監査でやったときに、いろんな情報をピックアップして、職員にヒアリングして、消防長もその場に多分いらっしゃったかなと思いますけど、若い職員から教えてもらったことがあるんですけど、ほかにもあるんですね、要因として。そこはちょっと、今後議題として、そちら側で受けて、ちょっと考えてもらいたいと思っているんですけど、その辺をちょっと。ただ、募集をかければ全部来るとも限らないわけですけど、そもそもだけど。そういうのもあるけれども、でもちゃんとしたそういう子育ての環境とかがあれば、女性だって、じゃあという方もいらっしゃると思うし、その辺、ちょっと受けてもらって、考えてもらいたいんだけど、いかがですか。
 
○吉田(寛)共生共創部次長  今回の定数の改正案を作成するに当たりまして、年度当初から、増やしたい側の原課側と人数を抑えたい側の行政マネジメント課側でかなりやり合って、この人数を決めてきました。
 消防サイドからは、もちろんやっぱり委員が今おっしゃったように、人数がやっぱり現場で回していくにはとても足りないというところで、かなり多めの人数を要求してきたということは事実です。
 一方では、やはり鎌倉市としては、御存じのように、経常収支比率が高止まりしている現状ですとか、あと、人件費比率が県内でも高い状況にあるというところの中では、なかなか大幅増に踏み切れるような、今、環境にないところも一方ではございますので、そういったところで、今回、双方で折り合う形での人数増ということで、今回14名増ということで作成させていただいたところではございますけれども、ただ、これは今回、第一の目標としては、まずポンプ車への4人乗車というところをまず達成するというところが目的であったと同時に、働き方改革も推進するというところを視野に入れた人数だったところですけれども。これで回してみて、今おっしゃったようなさらなる改革というところが必要なところが出てきた場合には、今後も適正な人数がどういったところかというのを引き続き検討しながら、人数が場合によっては今後も改正が必要になる部分も出てくることもあろうかと思いますので、そういったところも引き続き調整はさせていただきたいと考えております。
 
○長嶋委員  ちょっと切り返すつもりはなかったんだけど、今の理由を聞いて、今の社会情勢をもうちょっと理解してそういうことを考えて御発言いただきたいと思います。
 今、コロナ禍、それから社会情勢が大幅に変化しています。オンラインの会議をやれれば時短にもなるんだけど、そういうことも含めて、全然変わったんですよ、この二、三年で。その中で、今、社会全体的に言ったらば、公金を、税金を支出して公務員を雇うということをしないと、雇用の確保が難しい情勢になっているんですよ。
 だから、ここ何年の話か分かりませんけれども、この先は分からないからね。そこは、前提としてあるということを、多少税金を拠出したってやらなきゃいけないんですよ。その中で何を中心にするかといったら、やっぱり市民の皆さんの命と安心・安全を守ることなんですよ。そこをちょっと考えてもらいたいと思うので、ちょっと最後に意見であれですけど、そういうことでお願いしたいと思います。
 
○くりはら委員  ちょっと今、働き方改革のことが出てきたのでお伺いしておきたいんですが、今、消防で目指す目標として、残業がこよなくゼロに近づく形でやりたいと思っていらっしゃるか、それとも多少許容して、今までも頑張っているからこの頑張りで行きますという感じか、その辺のニュアンスを教えていただけますでしょうか。
 
○森(裕)消防本部次長  ただいまの御質問ですが、限られた人数の中で業務を行っておりますので、なるべく仕事の優先順位をつけ、業務がふくそうするところからどんどん業務を終わらせて、なるべく残業がないような形で進めていこうと思っております。
 
○くりはら委員  現状、今、残業の時間数というのがトータルで出ているかと思うんですけれども、その数字は今出ますでしょうか。
 
○森(裕)消防本部次長  申し訳ございません。ただいま手元にトータルの残業数は持ち合わせてございません。
 
○くりはら委員  後日でもいいので、ちょっとその辺のところを知らせていただきたいというのをお願いしておきます。
 それと、例えば今、ポンプ車に3人搭乗から4人搭乗になるというようなことで人数を増やすというような改正がされた後、その残業の状況というのが変わってくるかどうか、そこのところはどんなふうに考えていらっしゃるか、お伺いします。
 
○森(裕)消防本部次長  消防ポンプ車の3名乗車から4名乗車ですが、こちら、現場対応となりますので、災害の発生件数が増加したり、22時から5時まで、深夜帯の出動が多くなれば、残業の時間数は増えると考えております。
 
○くりはら委員  私も今、変な質問をしているんですが、要するに、残業の時間がぐっと減るような形で、この人数、定員が増えたところで、変わらないんじゃないかなと思いながら質問しておりますが、そういった残業をなるべく縮めていくという方向に持っていくには、どのようなシフトを組むとか、何か工夫があるのかなと、その辺のところは今までも取り組んでこられたか、そしてこの先どうされるか、お伺いします。
 
○森(裕)消防本部次長  当直勤務、隔日勤務者の残業のそういう削減の取組なんですが、今までは24時間勤務を終えた後に、いろいろ対象物の立入検査とか、管内の水利、こちらの調査をやっておりましたが、なるべく業務中、災害がない時間を使いまして、立入検査とか管内の研修、検査に出向いているというのが現状でございます。
 
○日向委員  今回、この改正で14名を増員するという、上限を変更ということなんですけれども、これは令和5年の4月1日に施行となっているんですけど、この14名を、もうこのときには増やすというか、要は、上限を上げるけど、結局人が募集してどうだとかはあると思うので、やっぱりこの安全対策というところで、人数をというところなんですけれども、この14名をどうやって確保するかというのも必要だと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうかね。
 
○森(裕)消防本部次長  今、御質問にありました14名なんですけれども、すぐに令和5年の4月1日から14名増やすのはちょっと難しいところがございます。なぜかといいますと、この先、定年延長制度が始まりまして、令和7年、令和8年、令和9年ぐらい、この3年間ぐらいに、定年延長で残る職員が重複しますので、そこに向けて定数を252に合わせるような形にしないと、いきなり定数を252にしますと、その後の定年延長者が重複するところで、条例定数をオーバーしてしまいますので、ちょっとその辺を調整しながら採用していきたいと考えております。
 なお、一応令和5年度なんですが、もし定員が252名になった場合でも、その先の定員を鑑みますと、241名程度の配置になろうかと考えております。
 
○日向委員  ごめんなさい、ちょっと最後のところが。252名でも配置が減るというのは、それはどういったことで減るんですかね。ちょっと最後のところが、ごめんなさい、もう一度詳しく教えていただけますか。
 
○森(裕)消防本部次長  消防学校に職員を入校させるので、そのような形になります。
 
○日向委員  じゃあ、基本的に14名増やすというところは、新卒というか、経験者とか、そういう方もいろいろあるとは思うんですけれども、新卒も含めて14名を増やしていくという形なんですか。
 要は、こういう例えばポンプ車とかに乗るとなると、やっぱりある程度経験とかが必要だと思うんですけれども、その辺までを踏まえると、まだ、要は、これを条例を改正したところで、なかなかこの体制に持っていくのには、もう少し時間がかかってしまうということなんですか。その辺をもう一度お願いします。
 
○森(裕)消防本部次長  ただいま申し上げましたとおり、令和5年にはその辺の人数がまだ追いつかないんですが、一応令和6年の4月からは、252人になるように、採用等、配置等を考えていきたいと考えております。
 
○日向委員  先ほど長嶋委員の質疑でもありましたけど、やっぱり結構今、喫緊の課題で、増やしていかなきゃいけないというところで、この条例を改正したにもかかわらず、まだなかなかすぐにならないとなると、やっぱりその期間はどうしてもまた今の状況で少しいろいろ対応していただかなきゃいけないと思いますので、この条例を上げたということで終わりではなくて、なるべく早期に、この体制にすぐなれるような形で必要な人数の配置というのをしていっていただきたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 
○久坂副委員長  ポンプ車の搭乗人数の改善につきましては、総務省からの通達もあったと理解しておりまして、それは平成26年に発出されたというようなことをちょっと説明で伺って、それは正しいですかね。
 続けて言いますね。総務省からの発出がありまして、少なくともポンプ車につきましては、3名から4名にするべきだと、それは安全確保するべきだというようなことをちょっと私も調べた中で、その所定の人数ができなかったというのは、やはり市の中で、第4次の適正化計画とかもあるではないですか、全体的で。そういった中で絡みがある中で、なかなかそういったきちんとした人数をそろえることへの足かせが、足かせというと言葉があれですけど、制約があったのかということをちょっと改めてお伺いしたいと思います。
 
○森(裕)消防本部次長  少し前までは、例えば急遽休みが出た場合とかでも、休みを振り替えて勤務して4人乗車にしたりとか、ほかの署所からの応援で4名乗車をしていたというところもあったんですが、ただいま、昨今、休暇の取得促進とかそういうことがありますので、例えば、職員から年次休暇とか突発の休暇があっても、それは一応申請が出た時点で、人がいないからそんな休暇はあげられないよとか、そういうことは、今はもう一切言っていませんので、その辺の休暇はちゃんと、ちょっと人が、例えば4名乗車が3名乗車になったとしても、そういう形で与えているというところも実情でございます。
 
○久坂副委員長  今改めてお伺いしたのは、本当に皆さんが当然取得するべき休暇ですとか、そういったところも本当に犠牲にしながら職務に当たっていてくださっていたんだなということを改めてお伺いしました。
 そういった中で、本当に今般の改正については必要なものということは理解しておりますし、これはぜひとも実施をすべきだと思っているんですけれども、ちょっと質問を変えます。
 再任用の方につきましては、当直について、月に日数の制限があるということを伺っておりますけれども、それは規定か何かで決まっていらっしゃるんですか。
 
○森(裕)消防本部次長  再任用につきましては、一応2種類、フルとハーフとあります。フルは、我々普通の常勤職員と同じフルタイムで働くような形になっております。ハーフは、年間で60当務ということで、月に5当務、月で、日勤ベースで考えますと10日間出てくるというような配置になってございます。
 
○久坂副委員長  ちょっとそこら辺のところで何とか調整ができるんでしたら、もうちょっと全体的に当直の御負担とかも考えられるのかなと思って、これはお伺いの質問でした。
 という中で、今、行政マネジメントの次長もいらっしゃるということで、今回は消防と、あと教育委員会、他の部署になりますけど、教育委員会におきまして改正が行われるということなんですけれども。先ほど御説明の中で、人件費の話ですとか経常収支比率の話とかがございましたけれども、やはりコロナの中で、国から言われてやらなきゃいけない業務が本当に多量に増えたりですとか、市民の方、生活の御変化がありまして、かなり御相談事も多く対応しなければいけないという中で、先ほど申し上げました適正化計画とか、そこら辺のところの見直しというのは、私も以前一般質問で申し上げたことがありますけれども、消防と教育委員会のみならず、全体的な見直しというところも、やはりちょっと必要になってくるんじゃないかということを、ちょっと今の機会にもう一度お伺いしたいと思いますけど、いかがでしょうか。
 
○吉田(寛)共生共創部次長  現行の職員数適正化計画は、平成28年度に作成したもので、平成29年度から令和7年度までの計画となっております。この計画は、新型コロナまん延前に作成したものでございまして、作成時点からかなり働き方改革もそうですし、定年延長制度も新たに出てきました。今申し上げましたような新型コロナのまん延というところも出てきた中で、かなり職場環境というのは、その計画を作成した当時から変わってきておりますので、果たしてどういった数字が、職員数の適正というものが一体何なのかというところを、いま一度見直す必要というところは出てきているかなという認識ではございます。
 そういった中で、今後、定年延長が一番大きいとは思うんですけれども、そういったところの影響も検証しつつ、改正の必要性について引き続き検討を進めて、今後いきたいと考えております。
 
○久坂副委員長  すみません。改正の必要を検討するのではなくて、私は改正の必要があるのでぜひ検討に向かってほしいという要望をさせていただいているんですね。
 それで、やはり人件費が高くて市民の方の目がとかというんではなくて、もう皆さんにやっぱりやっていただいている公の仕事というところは、もう皆さん、市民の方も結構理解していると思いますけれども、こういうことをしている、行政の仕事にはこういったことをしている、価値があるということを、やはり市民の皆さんに理解していただくことをアピールしながら、そして、新しく公務員のことを志す方にも、鎌倉市はこういうことをもって職員数に関する考え方を持っているという指針になりますので、そこら辺のところをしっかり見せながら、ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
○森(裕)消防本部次長  先ほど久坂委員から、消防力の整備指針の平成26年というお話があったんですが、平成12年に消防力の整備指針が全部改正になっております。こちらで消防ポンプ自動車は5名乗車となっているんですが、この中で必要な整備をつけた消防車の場合は4名でいいということになっております。この平成12年から、その乗車人数になっているところでございます。
 
○児玉委員長  よろしいでしょうか。それでは、本件報告事項は了承ということで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では本件は、了承と確認させていただきます。
 行政マネジメント課職員退室、消防本部職員入室のため、休憩とさせていただきます。
               (10時04分休憩   10時06分再開)
 
○児玉委員長  では、再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第2「議案第60号「令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち消防本部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○森(裕)消防本部次長  日程第2議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち、消防本部所管部分について説明いたします。
 議案集(その1)は67ページ、「令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書」は18ページを御覧ください。
 第50款第5項消防費、第5目常備消防費の補正額は720万6000円の増額で、消防運営事業は、消防署所の光熱水費について、年度内に不足が見込まれることから、あらかじめ経費を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  ただいまの件、質疑はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 では、本件は総務常任委員会への送付意見はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見はなしということで確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第3報告事項(1)「令和5年鎌倉市消防出初式の挙行について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○森(裕)消防本部次長  日程第3報告事項(1)令和5年鎌倉市消防出初式の挙行について、報告いたします。
 恒例の消防出初式を令和5年1月6日金曜日午前10時から山崎浄化センターにおきまして「安全で安心なまち鎌倉」をテーマに実施いたします。
 当日は、消防職員・消防団員のほか、鎌倉・大船鳶職組合及び鎌倉市自主防災組織連合会等の御参加をいただき、式典並びに消防演技を行う予定であります。
 なお、当日、雨天により屋外で実施できない場合は中止し、屋内での式典についても実施いたしませんので併せて報告いたします。
 以上で報告を終わります。
 
○児玉委員長  ただいまの件、質疑はございますでしょうか。
 
○長嶋委員  私、これ、出初め式、前からちょっと疑問に思っているんですが、これは何のためにやっているものですか。しかも正月に。やる目的。
 
○森(裕)消防本部次長  市民の皆様への消防への理解と、日頃の防火等についての周知、PRを行うためにやっていると考えております。
 
○長嶋委員  それだったら、別に正月の、毎年見ていると、私は最初の1年か2年しか行ったことはないけど、寒いときにわざわざ正月集まってやらないで、春先の暖かいとき、例えば行政の場合は年度初めは4月1日なんだから、それに近いときにやるほうがいいと思うし、それに1月6日金曜日10時って、市民の皆さんが多く集まれるのかなと。仕事初めとか考えたら一般の会社員の人なんかは来られないタイミングですよね。それと、何よりもあんな寒いところで皆さん立たされて長いこと見るという、そういうのは、慣例で私はもうこうやってやっているとしか思えなくて。それと、消防の方が一生懸命アナウンスして走って回っているけど、ちょっと、もう見直す時期だと思っているので、それは、消防側に聞くと酷かもしれないけど、市長に聞くべきなんだけど、どう思っていらっしゃるの、みんな。
 やるにしても、今の目的だったら、別に時期を変えたほうがいいと思うんですよ。寒くて、そこへ行って風邪引いちゃったというのでは話にならないしね。大体市民の皆さんがみんな来られる日程じゃないでしょう、これ。皆さんにやるんだったらね。昔それで、新春のつどいか、やっていたのも、その理由を言ってかなりあれしたけど、今はやめちゃったからあれですけど、その辺はどうなんですか。
 
○森(裕)消防本部次長  この消防の長い歴史から言いますと、1月の出初め式というのは、先ほども御報告で申し上げましたが、恒例のという形で、長い歴史の中でやっているというところもありますので、委員のそういう御意見もあるということは受け止めながら、ちょっと今後また研究していきたいと思います。
 
○久坂副委員長  この出初め式に関しましては、近隣の保育園の子とかがいらっしゃっていて楽しみにしているというのは承知しているんですけれども、夏とともに、市民の方への、もうちょっとやっぱり、この時期ですけれども、見ていただける方が多いなとは思っているんですが、広報の周知に関しましては、例年どおり、「広報かまくら」ですとか、インターネットですとか、どういった感じで周知されるのか、より周知をしてほしいという観点において、お伺いします。
 
○森(裕)消防本部次長  今、久坂委員からありましたとおり、ホームページ、「広報かまくら」等で周知しているところでございます。
 
○児玉委員長  よろしいですか。
 それでは、本件報告事項は了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では本件は了承と確認させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  続きまして報告事項(2)「年末年始火災特別警戒の実施について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○警防救急課長  日程第3報告事項(2)年末年始火災特別警戒の実施について、報告いたします。
 消防本部では、12月25日から翌年1月3日までの10日間、「年末年始火災特別警戒」を実施します。
 主な警戒警備の内容は、1、12月25日から12月31日まで、市内全域において消防車両による巡回広報を実施します。
 2、12月29日から12月31日までの3日間、公設消防隊は19時から24時までの間に、消防団にあっては19時から22時まで、夜間巡回警備を実施します。
 3、12月29日、19時30分から市長及び市議会議長・副議長による消防団への特別巡視を行います。
 4、12月31日から翌年1月3日まで、初詣客で混雑する鶴岡八幡宮の境内において、消防隊と救急隊を配置し救急事故等に備え、消防特別警備を実施するとともに、露店業者等に対し、火気取扱状況や消火器の設置等、火災予防上の指導を行います。
 5、12月31日の大みそか、深夜から元旦の朝にかけて、たき火規制のため由比ケ浜海岸・材木座海岸周辺の巡回パトロールを実施します。
 また、社寺境内及び天園付近にあっても、たき火規制のため巡回パトロールを実施します。
 以上、警備体制を強化し、各種警戒警備を実施します。
 以上で報告を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○長嶋委員  これもちょっと私も、相変わらず慣例でやっていて、見直す時期に来ていると思っているんです。大みそかと元旦等のたき火とか初詣のはちょっと抜いておいて、私、前もやったことがあるので誰にいつ言ったかちょっと覚えていないんですが、年末年始の特に特別警戒というけれども、火災とかそういうことが、データとして、年末の3日間とか三が日に多く発生しているならやるのは分かるんですけど、そうでもないデータですよね。データを見ると。その辺はいかがなんですか。
 やるなら、極めて特例的にその時期が火災が多いということなら分かるんです。人員配置してそうやってやらなきゃいけなくて、特に消防団の皆さん、年末年始、御家族と一緒に過ごしたい中で、火災の発生件数もそんなにないのに、わざわざやるというのは、私はかなり疑問に思っているんです、無理やりするのは。その辺、データとしてはどうなんですか。
 
○警防救急課長  大変申し訳ありません。データとしては昨年度のデータしかちょっと持ち合わせしておりませんが、昨年度、火災についてはゼロ件でした。救急に関しては328件ありまして。期間が12月25日から12月31日までの間のデータになりますが、救急件数は328件ということで。一応例年と比べてどうだと言われると、すみません、比較するものをちょっと持ち合わせておりませんので、答えられません。
 
○長嶋委員  救急はちょっと意味はまた違ってくるけど、特に火災の、25日から31日はゼロ件でしょう。過去の長いデータはずっとあると思うんだけど、年末にそうやって市長と議長と回って、消防団の人たちはみんな準備して一生懸命やって、年末、御家族で過ごしたいところやっている意味って、私はよく分からなくて、ほかの、もしそういう点検とか、そういう激励もいいですよ、やっても。だけど、さっきの出初め式と同じで、違うときにやるべきだと私は思うので、慣例でそうやって、やってきたからやりますよじゃなくて、社会情勢の変化で、やってもらう方々の都合とか生活とか、そういうことだってあるわけだから、今、消防団は特にお願いして、なかなか、私も住んでいるところのお隣の方がやっているから、話をちょっと伺ったりしましたけど、人が集まらなくて大変だというところがある中で、そうやって無理やり。昔、まだ消防団の人たちがいっぱいいる頃はよかったけれども、随分減っていますよね、恐らく。それだって私、消防の団をくっつけて数を減らしたほうがいいと思っているんだけど、そういうことも含めて、そろそろやり方、だって意味があるならいいですよ。特例で、年末年始に人が集まるから火災も多いですよとか、病気や倒れる人は、それは人が出てくれば増えるから、そこに増員するのは構わないと思うけど、あまり意味がない特別警戒を、それよりも例えば特異に出ている日、当然風が強い日とかそういうときは出るだろうし、その辺は見直したほうが、いいかげんいいと思うんですけど。やってもらう方々だって、出初め式も負担だし、年末年始のことも負担、お話を伺ったらほとんどそう、それを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれないけど、そういう声が私は多く聞こえてくるので、いかがですか、その辺。
 
○森(裕)消防本部次長  先ほどの出初め式の件と同様なんですが、こちらの件につきましては、出初め式と違いまして、出初め式もそうなんですが、消防団の本団を中心としました、消防団にもお話をしまして、今後どうしていくのかという形で、ちょっと問題提示というか、その辺をちょっと投げかけて、いや、今までどおりということであれば今までどおりになるかもしれませんが、ちょっと今の委員のお話も、また研究課題にさせていただこうかと思っております。
 
○長嶋委員  前向きな御答弁ありがとうございます。今回、三つ、四つ、問題提起のつもりで申し上げました。なので、関わってやっていただいている方がたくさんいらっしゃるので、こちら側だけの都合とか慣例とか、そういうことだけで考えないで、今、世の中は非常に社会情勢がすごい不安定で、皆さん、いろんなことを不安に思っていて、それが多分救急搬送数にも反映されているんだと思うんですけど、そういうことも加味して、あと皆さんの業務自体も、大変だと思うんですよ。さっきの人数の議論がある中で。だから、そういうこともあるので、ちょっとそういうこと、全体的な社会情勢の流れの中で考えなきゃいけないときなんで、ぜひちょっとその辺を、市長と副市長と詰めてやっていただきたいと思います。
 
○日向委員  私も消防団のところの部分でお伺いしたいんですけれども、12月29日から31日までの夜間の警戒警備というのをしていただくという中で、密にならないようにとはあるんですけれども、29日の巡視ですね、市長、議長、今回は副議長もしていただくところなんですけれども、この中に、各分団全員で受けるものとするという記載があるんですけど、これは計画としてこうあるんですけれども、これは各分団、人数も分団によって違いますけれども、全員というのは何か理由があってなんですか。例えば別に、当日そこを警備している人数しかいないというところもいるとは思うんですけれども、これは全員受けなきゃいけないという決まりを入れているところというのはなぜなのでしょうか。お伺いいたします。
 
○森(裕)消防本部次長  市長巡視を受ける際なんですが、警備もそうなんですけれども、今、このような社会情勢の中、全員集まったり、密になるということはくれぐれも避けるということで、市長巡視を受ける際については、可能な限り、全員という、必ず全員というわけではなくて、可能な限り来られることができる方が参加してくださいということなので、一応全員という表現は、消防団の団員には、そういう表現では伝えておりません。
 
○日向委員  じゃあ伝えるというのは、別にその時間に巡視に来るので、そのときにはいてくださいとは言っているけど、全員とは言ってはいないということ、じゃあここに書かれている全員で受けるものとするというのは、何か、例えばそこのニュアンスも少し変えてもいいのかなと思って、ちょっとこの計画としてぱっと消防団に出てしまうと、受けなきゃいけないという認識が出てしまうのかなと思ったんですけど、その辺は。この記載も含めていかがですか、この辺は。
 
○森(裕)消防本部次長  申し訳ございません。ちょっとその辺のニュアンスというか、記載の方法を今後変えないといけないかなと思います。それで、必ず年末に、団員の方もお仕事を持ちながら消防団活動をしていただいておりますので、必ずや全員来られるというわけではございませんので、今御指摘のあったところは、もう一度見直したいと思います。
 
○日向委員  多分伝えている部分では全員ではないということだとは思うんですけれども、ちょっとこうやって記載をされていますと、どうしても受けなきゃいけないのかなと思ってしまう可能性もありますので、やっぱりこの時期というのは、本当になかなか全員でというのは難しい部分もあると思いますので、ちょっと記載は、少し考えていただけるということですので、了解しました。よろしくお願いいたします。
 
○久坂副委員長  ほかの委員からも出ていますけれども、消防団の方の活動に関しましては、やはり仕事を持ちながらやってくださっているということで、年末、連続した中で、なかなかやりくりしながら、日程ですとか時間も、以前に比べれば少しずつ短縮してくださっている御努力というのは承知しているんですけれども、なお一層そこら辺のところを御配慮いただけますよう、要望です。よろしくお願いいたします。
 
○森(裕)消防本部次長  今の久坂委員の御要望、こちらもいろいろと今後考えていきたいと思いますので、承りました。
 
○児玉委員長  それでは、ただいまの報告事項(2)に関しましては、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 じゃあ本件は了承と確認させていただきます。
 消防本部職員退室のため、一旦休憩とさせていただきます。
               (10時25分休憩   10時33分再開)
 
○児玉委員長  それでは再開させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第4「議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち市民防災部分所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○瀧澤市民防災部次長  日程第4議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち、市民防災部所管部分について説明いたします。
 「令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書一般会計補正予算(第8号)」の14ページを御覧ください。
 第35款第5項商工費、第10目商工業振興費、公衆浴場助成事業は225万6000円の増額で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(原油価格・物価高騰分)を活用し、市内で一般公衆浴場、いわゆる「銭湯」を営む事業者に対し、燃料費及び電気代の高騰分の補助及び省エネ設備整備の助成を行うものです。
 続きまして、電気料金等の高騰を受け、施設等における光熱水費等の予算の不足に対応する補正について一括して説明いたします。
 補正予算に関する説明書は8ページを御覧ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第27目総合防災対策費、災害時広報事業は16万3000円の増額で防災行政用無線に係る電気料金の増額に対応するものです。
 続きまして第35目支所費は、腰越支所管理運営事務は205万6000円の増額、深沢支所管理運営事務は294万4000円の増額、大船支所管理運営事務は221万3000円の増額、玉縄支所管理運営事務は209万8000円の増額で、各行政センターにおける電気料金の増額に対応するものです。
 続きまして、第57目市民活動推進費は、安全・安心まちづくり推進事業は847万円の増額で、防犯灯に係る電気料金の増額に対応するものです。また、市民自治推進事業は、1万3000円の増額で、大船市民活動センターにおけるガス料金の増額に対応するものです。
 続きまして、第10款総務費、第15項第5目戸籍住民基本台帳費、戸籍・住基一般事務に係る経費は3万1000円の増額で大船ルミネウイング設置の市民サービスコーナーに係る電気料金負担金の増額に対応するものです。
 続きまして、補正予算に関する説明書は14ページ、第35款商工費、第5項商工費、第10目商工業振興費、伝統鎌倉彫振興事業は8万円の増額で、鎌倉彫振興事業所における電気料金の増額に対応するものです。
 最後に、債務負担行為の補正について説明いたします。
 議案集(その1)は72ページ、補正予算に関する説明書は25ページを御覧ください。
 海水浴場砂防柵設置・撤去及びなぎさ整地事業費及び海水浴場監視所・仮設トイレ等賃借料は、7月の海開きに間に合うよう、諸手続の期間を確保するため、令和5年度までの債務負担行為の設定を行うものです。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○くりはら委員  今回、商工関連で、鎌倉彫のことに関して8万円の補助とか、要するに電気代のところの補助というのを考えてくださっているのはありがたいと思います。
 それで、鎌倉市内の製造業の方々が、今本当に電気代の高騰で、非常にこの先、経営がどうなるんだろうかというような御不安とか、あと、もうそもそもこれが上がっちゃうと存続できないよというところまで出てきていると、私の耳には入っております。
 こういったところに対する電気代が上がってくるのは、国民全員大変な思いでいるところですけれども、この先、こういった製造業に対して、何かお考えがあるか、お伺いします。
 
○商工課長  今回補助させていただいたものにつきまして、まず、引き続きではございますけれども、新型コロナウイルス感染症の地方創生臨時交付金の電気、ガス、食料等、価格高騰に関するものということで、公衆浴場というものを補助することとしています。こちらについては、公衆浴場については物価統制令ということで、価格の上限が抑えられている、そういったところから、公衆浴場を一つ選んで補助している。神奈川県もそのような状況の中、上乗せ補助をさせていただいております。
 鎌倉彫の事業所につきましては、鎌倉彫は鎌倉彫の事業自体を補助していて、その振興事業所のところを、我々の建物なんですけれども、全体的に補助している中で、電気料も例年補助させていただいているもので、今回、その電気料が上がるということで、そこを上増しで補正をして、お支払いをするということになりまして、ほかの補助とはちょっと違うもので、もともとうちが管理をしているものということでの補正の増ということになります。
 それで、ほかの製造業の話なんですけれども、物価統制以外のところについては、現状今、電気料などの補正というのは今考えてはいないのですけれども、製造業については、引き続き別のところで補助メニューがございますので、そちらのほうを支援していきながら、またこの情勢が変わり、国・県の動向、それから近隣市の動向を見ながら、必要に応じた形で対応していきたいとは考えております。
 
○児玉委員長  ほかはよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、本件について、総務常任委員会への送付意見はありますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 総務常任委員会への送付意見はなしということで確認させていただきました。
 職員入退室のため、一旦休憩とさせていただきます。
               (10時40分休憩   10時41分再開)
 
○児玉委員長  それでは再開させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(1)「鎌倉市安全安心まちづくり推進計画の改定について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○瀧澤市民防災部次長  日程第5報告事項(1)鎌倉市安全安心まちづくり推進計画の改定について報告します。
 本市では、市民、警察、行政が連携・協力しながら、犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりを、総合的かつ計画的に推進するために、平成20年度に鎌倉市安全・安心まちづくり推進プランを策定しました。推進プランは、これまで第3次鎌倉市総合計画実施計画の計画年度に合わせて、二度の改定を行っており、現行プランは総合計画第4期基本計画実施計画の中間年次となる令和4年度で計画期間が終了することから、令和5年度から同7年度までを計画期間とする改定を行おうとするものです。
 改定の概要について説明いたします。
 計画の趣旨では、本市のこれまでの取組や市内の刑法犯認知件数の傾向を追加するとともに、SDGs・共創・共生の視点に配慮することを追加しました。
 計画の範囲では、計画の中心に高齢者等を加え、子供及び高齢者等の安全確保を計画の中心にすることを明記しました。
 防犯主要施策の決定では、防犯の観点から見た現状・分析・課題に関する新たな項目を追加するとともに、刑法犯認知件数、不審者情報件数、特殊詐欺被害状況、防犯グッズ貸出数に関するグラフを追加しました。
 安全・安心まちづくりの推進体制に関する図解では、安全安心まちづくり推進協議会を中心に据え、市民等、市及び警察それぞれの役割を整理しました。令和5年度以降の事業計画では、防犯主要施策とその他事業に分類し、達成目標欄、各年度の達成率欄、SDGs関連番号欄を追加しました。なお、この改定案は、安全安心まちづくり推進協議会からの意見等を踏まえたものとなっております。
 次に、改定スケジュールについて説明いたします。
 資料1から4を使用し、令和5年1月に意見公募手続及び庁内意見募集を実施する予定です。これらの意見等を踏まえた上で、令和4年度中の改定を目指します。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○日向委員  1点だけお願いします。データ的なものであれなんですけれども、グラフ等を追加していただいたというところで、より見やすくなったなと思って、ありがたいなと思っているんですけれども、この不審者情報の件数というのが、令和2年度は減少して、また令和3年度で増加ということなんですけれども、この情報というのは、要はそのときそのときで出ているだけで、その人がどうだったとか、追ってはいけていないということですね。
 要は、結局、情報だけ来ても、その情報を見て、その人たちがどうなったか分からないということを聞いたことがありまして、その辺というのはもう警察と連携とかしていくしかないとは思うんですけど、その辺については、何か市として、その後を追うじゃないですけれども、減らしていくというので、ただ不審者情報が出ましたというものを出すだけではなくて、何かその辺にさらにそこを減らしていくみたいなことは、何かされていることがあればお伺いしたいと思います。
 
○瀧澤市民防災部次長  不審者情報は、ピーガルくんという警察からの情報と、あと小学校から、実際に児童が被害に遭ったという連絡が地域のつながり課に入ってきます。それを受けて、地域のつながり課から、安全安心メールを活用して、不審者情報というのを流しております。
 その流した後、実際にどういうような対応かということになりますけれども、警察とはもちろん連携していくというのは当然のことですし、地域のつながり課には、防犯アドバイザーといって、警察官のOBの方が3名いらっしゃいます。青パトを2台持っていますので、不審者情報が出たときには、そのエリアを中心的に青パトで巡回するというような対応を取っているところです。
 
○くりはら委員  ページで言いますと10ページのところの、安全安心まちづくりの推進体制についてお伺いしたいんですが、これは市民と市と、そして警察のそれぞれの役割というか、こういうものを図に起こしていただいて、見やすくはなっているんですけれども、そもそも例えば、市民と市が話すきっかけ、そういう場面というのが、今どういう状況にあるのか。そして、市民と警察の間でどういう状況にあるのか。これについてお伺いいたします。
 
○瀧澤市民防災部次長  市民と直接対話ということになりますと、自治・町内会長さんとかと私たち地域のつながり課というのは関わっているところがありますので、その方々との会議というものもありますので、そのときに自分のエリアでこういう状況が起きていますよとかというお話は、直接お伺いする場面というのはございますし、あと、先ほど御説明させてもらいました防犯アドバイザーが車で回っているときもあるんですけど、鎌倉エリアとかですと、歩きながら実際に回っているんですね。そのときに、直接市民の方から、防犯アドバイザーにお話をいただいて、それを私ども地域のつながり課に持ってきて、実際に関係する市役所の中の関係課に話をつなぐですとか、そういった対応をしているところでございます。
 市民の方と警察の連携というところになりますと、防犯協会というのが、自治・町内会長とか、加盟されている鎌倉と大船、それぞれございますので、その中で警察から情報提供と、町内会長さんたちもそこへ集まっていらっしゃいますので、その中で御自身の地域の状況の意見交換というのは行われていると思っております。
 
○くりはら委員  その意見交換が行われていたとしても、市民の方々に何も伝わってこないというような状況があったりして、その辺のところに、多少、いや、すごく大きな問題があるかなという気はしております。
 今現在、もう一つ、警察と市の間での相互協力の中で、どんな体制で今されているのか、お伺いします。
 
○瀧澤市民防災部次長  今度は警察と市と、その連携、相互協力というところなんですけど、特殊詐欺ですとかそういったことに関しては、お互い速やかに情報提供、お互いがしながら、先ほどの特殊詐欺の情報とか、市から警察へ流しますと、例えば、お巡りさんがATMのところに立ってくれたりして、詐欺被害の防止に努めてくれたりですとか、そういった連携を取りながら、安全・安心につながるような方法で警察とは連携しているという状況でございます。
 
○くりはら委員  実質的なところで協力してくださっているということは分かりました。
 それで、この10ページのところの図の中で、一番重要に今後なってくるだろうなと思うのが、安全安心まちづくり推進協議会、ここの役割だと思うんですが、これは今現在どういう状況で、この先どうしていこうと思われているかお伺いします。
 
○瀧澤市民防災部次長  安全安心まちづくり推進協議会のメンバーが20名ですね。メンバーの構成としては、各自治組織連合会の会長さんですとか、金融機関の方、あとは学校から来ていただいている警察連絡協議会に加盟されている先生ですとか、PTAの連絡協議会の方、あと老人クラブみらいふるの方等々は、このまちづくり推進協議会というメンバーで活動して、その場に参加していただいております。
 会議としては、今年度は3回、このプランの改定がありますので、3回会合を開かせていただきました。
 この会合の中で、実際に今、私ども地域のつながり課が作成している特殊詐欺被害のユーチューブの動画を皆さんに見ていただいたりして、特殊詐欺の啓発というようなことを行っていただいたり、実際に町内会長ですとかPTAの方、学校の先生もいらっしゃいますので、それぞれの状況を意見交換しながら、この安全安心まちづくり推進プランを、進行管理をしていくという状況でございます。
 
○くりはら委員  私、山ノ内交番の件で市民の方々とお話ししたことや、あと、警察とお話ししたこと、そして市とお話ししたこと、これ、全体を取りまとめる人は誰なんだと思うんですよね。みんなここでこういう怪しい人が出たよという情報とか、そういうのを本当は共有したいんだけれども、市民の一人一人にはそういうところは全然見えてこなくて、ある種、警察の情報があれば注意のしようもあるみたいな、例えば、あの辺のあの辺りが危ないとか、そういうのもより細やかに市民に伝わっていかないと、安全で安心なまちはつくれないなというところ。これ、個人情報があるんで、あの人はそういう癖がありますなんていうのはなかなか言えないんですと皆さんおっしゃるんだけれども、そういうのをなかなか共有できないんでしょうかというところ。
 それで、やはり安全安心まちづくり推進協議会がこの図のど真ん中に来ていて、市民と警察と市の真ん中にあると捉えると、ここがいろんな決定権があるのかというところも気になりますし、そもそも神奈川県全体の警察の人数の問題もあるかもしれませんが、どこの部分にどういうものが、要するに交番がどこに配置されるのが鎌倉市としてとてもいいんだとか、そういうような意見を言う場、取りまとめてもらう場みたいなもの、これが今現在あるように思えないんですが、いかがでしょうか。
 
○瀧澤市民防災部次長  安全安心まちづくり推進協議会には、当然大船警察と鎌倉警察、両警察もこのメンバーの中に入っています。今委員がおっしゃられる山ノ内交番ということになると、確かにここの安全安心まちづくり推進協議会という中では、特にそのことについて議論があったということは、私は聞いていないところなんです。ただ、ここの協議会自体が何かを決定するというところではないので、あくまでもやっぱり情報交換の場としてこの協議会があると認識しているところです。
 なので、今お話しいただいたようなその状況について、今後、この協議会の中でどのようなことができていくのか、また、それについて議論できるような場にここがなるのかというのは、協議会の委員長、また警察もメンバーの中にいますので、その中で、ちょっとそこも含めて検討していきたいと思っています。
 
○くりはら委員  結局たらい回しになっているな、今までということ。それから、そういう最終的にこの鎌倉市全体の安心安全をどうやって守っていくのかということの、それを決める人たちがいなかったんじゃないのかと。
 単発的に、警察の人数が足りないからどこか減らしたい、その気持ちは分かります。気持ちは分かるんですが、それを鎌倉市全体の安全性というところで俯瞰で見て、やっぱりまちづくりで計画していかなくちゃいけないんじゃないかなというところで、この鎌倉市がどういう立ち位置でやっていくのか。だからこそ、この鎌倉市安全安心まちづくり推進プランが大事じゃないかなと思う中で、この感じだとなかなか市民目線のいいまちづくりができないんじゃないかなというのだけ、ちょっと問題提起させていただきたいと思います。皆さんが頑張ってそれぞれやってくださっているのは分かるんだけれども、もう一歩進めていただけないかということです。よろしくお願いします。
 
○久坂副委員長  自主防犯活動に関しましては、それぞれ例えば、諸防犯活動、例えば自治・町内会でやっているやつですとか、あと自主というところでいうと、犬の散歩をするときに腕章の貸出しをして、自主的にやっていただいているというのは、そういった活動もいろいろ含めたりするのかなと思うんですけれども、自治・町内会を所管する課長でいらっしゃるので、それぞれの地域において、その町内会活動の、どんな分野にも言えることですけど、濃淡がある中で、やはり自主防犯活動の地域の担い手の確保とか育成というのが物すごく大事だと思っていまして、うちも登下校においては、地域の方が、かなり御高齢の方が、雨でも風の日でも立っていただいていて、本当にありがたいと思うんですけれども、その方、特定の方になかなか負わせるというところが複数の地域である中で、やはりそれを担い手の確保と育成というところをどう考えていくのかということも、ちょっと大事な課題だと思っているんですが、すみません、それはその新しい計画において、なかなかそれをずばり読み込めるところが、ちょっとなかなか、私としては見当たらないところですけれども、そういったところはどこに反映されているのか、お伺いしたいと思います。
 
○瀧澤市民防災部次長  今おっしゃられるように、町内会自体に加入しないですとか、そういった傾向が強くなってきている現状がございます。
 この自主防犯活動も、今おっしゃられるように、犬の散歩のときにわんわんパトロールとか腕章をつけて回っていただいているというところもあり、そういった活動が地域の中でなかなか認知されずに、同じ人がずっとやっていただいている現状があるかなと思っています。
 なので、自主防犯活動は実際に朝とか夕方の交差点のところで立っていただいている方々の活動とか、犬の散歩のときに腕章をつけて歩いていただいている方、そういった活動を、地域のつながり課で、様々なツールを使って周知していくことで、なるべくそこに、自主防犯活動に興味を持ってもらえるような、何かそういったことをやっていきたいと思っています。
 その中の一つで、安全・安心まちづくり推進ニュースというのを発行しています。市内全域と、各行政区において、詐欺の状況ですとか、刑法犯認知件数ですとか、そういったものを発行していますので、その中で自主防犯活動のわんわんパトロールですとか、そういった活動もまた中に織り込みながら、自治・町内会の会員の方々にも周知していきながら取り組んでいきたいと思っています。
 実際にこの計画の中で、じゃあそれがどこかというと、なかなかそこまで直接踏み込んで入れている部分がないというのが現状なので、そこはちょっと、今後検討していきたいと思っています。
 
○久坂副委員長  今御説明いただいた事例紹介については、11ページのところで掲載していただいているんですけれども、果たしてそれの目的とするところは何かというと、やっぱり担い手の確保とか育成だよねと、なかなかここからは読み込みづらいんですよ。それを文字にしていただくことによって、市民の方が、やっぱり地域の担い手の方がもっといたほうがいいのかなと呼びかけるというか、認知していただくという効果もあると思いますので、そこら辺はやはりちょっと文字化していただいて、書き込みをしていただけるといいのかなということも、ちょっと意見として伝えさせていただきます。
 もう一点が、基本方針が1、2、3とある中で、2が人の心を育てるという、かなり特徴的な方針にしていらっしゃるんですけれども、ここは自主防犯の意識の育成とかではなくて、あえて人の心を育てるということにした、そこら辺の議論の背景とかについて、ちょっとだけお伺いしたいと思います。
 
○瀧澤市民防災部次長  ここの基本方針というのは、前回の計画から、ここはそのまま逆に言うと踏襲しているところです。実は今までは基本方針の後に基本計画かな、目的というのがあったんですけど、そこをなくして、ちょっと見やすいような形で、今回変えたところなんですけど、この基本方針1、2、3というのは、今のお話のとおり、前回からそのままというところなので、特にそこはまちづくり推進協議会の中でも意見としては出てこなかったところなので、そのまま今回使わせていただいているというところです。
 
○久坂副委員長  特に議論がなかったということですね。
 その中で、基本方針の中で、くっついている事業というのが、青少年健全育成事業と、特殊詐欺に関わるこの2点のみが主要施策として、その他の事業はもちろんありますけれども、主要施策は2本となっています。
 その中で、青少年の居場所づくりについては、私もいろいろ常々求めていたところであり、議会としてもこういった場が必要ではないかと思っていたんですけれども、これは大事な場として、大事な事業であると認識しているんですが、これは、その地域、安全安心まちづくりのその文脈の中の主要施策で語られているというところの、そこら辺のところが、なかなかちょっと私としては、まあいいや、すみませんでした。
 居場所づくりを主要施策として位置づけるに至ったその背景だけちょっとお伺いしたいと思います。
 
○瀧澤市民防災部次長  特にここの主要施策とその他の事業ということの分類ということに関しては、こちらのほうと、実際に、原課青少年課と協議をしていく中で、これは主要施策として取り入れましょうとなったところです。
 安全安心まちづくり推進プランと、この青少年の育成というところの中では、私どもの防犯アドバイザーというのが、例えばこどもの家とかに行って、実際に連れ去り予防の教室ですとか、そういったところに実際に出向いてやっているところがありますので、そこで連携をして、この実際に、この中のプランの中に入れさせていただいたというところで、特にこれを、なかなか主要施策というところの位置づけというのは、実際にはそういったところの連携をしていくというところになるんです。
 
○久坂副委員長  今の事業をやっていただいているのは理解しておりまして、例えば放課後かまくらっ子をやっている場所ですとか、あと、各小学校に出向いて安全安心の講座をしていただいているというのは、私も承知しておりまして、それは大変ありがたいところだと思っていて、なお、それが放課後かまくらっ子の場所でやるというところにおいては青少年課が関わっているというのは分かっているんですけれども、それと、やっぱり今の御説明だと居場所づくりが主要施策に来る、私は、すみません、何度も言いましたけど、居場所づくりは大事な事業だと思っているんですけれども、あえて安心安全まちづくりの主要施策のところに来たというところは、なかなか今、理解はしづらかったんですけれども、ちょっとまた後日お伺いできればと思いますので、整理がちょっと必要なのかなと思った点ですので、申し上げさせていただきます。
 
○児玉委員長  それでは、ただいまの報告事項は了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では本件は了承と確認させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(2)「鎌倉市地域防災計画の改定について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○末次市民防災部次長  日程第5報告事項(2)鎌倉市地域防災計画の改定について、報告いたします。
 「鎌倉市地域防災計画」は、昭和39年に災害全般に対応するための基本計画として策定され、その後改定を重ねています。
 近年の主な改定は、地震災害対策編について、平成25年2月に東日本大震災を教訓に津波対策を盛り込むなどの全面改定を行っており、風水害等災害対策編は、平成27年2月に地震災害対策編との整合及び災害に係る法改正や国・県の計画に準拠する全面改定を行っています。また、両編とも、法改正等に対応するための一部改定を平成31年1月に行っています。
 その後、大幅な計画の改定は行っておらず、この間、法改正や国・県の各種計画の修正・改定があったことから、今回、「鎌倉市地域防災計画」の改定を行うものです。
 本日は、改定の概要と考え方、今後の進め方について説明いたします。
 資料1を御覧ください。
 改定の基本的な考え方について説明します。
 資料3ページを御覧ください。
 今回の改定に係る基本的な考え方は、災害に係る各種法改正や国の防災基本計画及び県の地域防災計画の修正内容を反映させることを中心とし、これまでの災害対応の中で課題となっていた事項を新たに加えて改定するものとします。
 また、改定に当たっては、法改正や国・県の上位・関連計画の反映に主眼を置くとともに、災害時の市民の生命や財産を守るため、自助・共助・公助の視点で、ハード・ソフトの両面からの総合的な自然災害対策の実施により、「災害に強い安心して暮らせるまち」を基本的視点とします。
 次に主な改定内容について説明します。
 資料4ページを御覧ください。
 これまで、鎌倉市地域防災計画は、地震災害対策編と風水害対策編に分かれていましたが、内容に重なる部分も多い事から、これを整理・集約し、大きく「総則編」と「計画編」により構成し、ひとつにまとめました。
 資料中の表にお示ししているとおり、「総則編」は、地震災害対策編及び風水害等災害対策編の総則の記述を集約し、記述の重複を解消します。「計画編」は、「第1編地震・津波災害対策」、「第2編風水害対策」、「第3編その他の災害対策」、「第4編災害復旧・復興対策」の4編から構成するものとします。
 次に各編における主な改定内容を説明します。
 資料5ページを御覧ください。
 (1)予防計画では「災害時情報収集・提供体制の拡充」として、防災・減災において、ドローンの活用、AIやデジタル技術の活用を検討することを記載するほか、防災行政用無線を中心とした、情報伝達手段の多重化、多様化を図ることについて記載します。
 「避難対策」として、避難勧告・避難指示の一本化、洪水発生時のとるべき避難行動等について記載し、指定避難所、指定緊急避難場所について、具体的な考え方を記載します。
 「避難所の生活環境の整備充実」では、避難所におけるペット対策や感染症対策について記載します。これは令和元年の台風対応以降、ペットを連れた避難者に対する対応の必要性が高まってきたことや、コロナ禍における避難所の感染症対策についての記載を行うものです。
 資料6ページ、「帰宅困難者対策」では、在宅者の出勤・通学を自粛する意識の醸成を図ることや、情報収集・提供について、多様な情報提供手段を活用し、一時滞在施設の開設状況や鉄道等の運行状況等の情報を提供する体制整備について記載します。
 「要配慮者等対策」では、災害時における避難行動要支援者避難支援計画(個別計画)の作成について、作成主体、地域での活用方法等の具体化の必要性について記載します。これは、避難行動要支援者の避難支援計画(個別計画)の作成が災害対策基本法の改正により自治体の努力義務となったことから、今後の作成に向けた取組について記載するものです。
 「広域受援体制の拡充」では受援計画について、「防災意識の向上」では、地区防災計画やタイムラインの作成支援などについて、資料7ページ「がけ地・急傾斜地対策の強化」では、情報伝達や土砂災害における要配慮者利用施設の避難対策等についてそれぞれ記載します。
 「津波に強いまちづくり」では、津波避難建築物の確保や、多様な情報伝達について、津波避難誘導標識等の拡充などを記載します。
 その他「地震火災予防」では、感震ブレーカーの設置奨励、「治水対策」では、高潮に関する避難確保についてや、水害における要配慮者利用施設の避難対策等について記載します。
 続けて(2)応急対策計画では資料8ページ、「避難対策」として津波フラッグについて記載します。これは、これまでサイレン等によりお知らせしていた津波警報等の伝達が、気象業務法施行規則等の改正により、視覚的に伝達する津波フラッグによる伝達も認められたことから、その方法を追記するものです。
 次に「要配慮者等支援対策」として、避難所における要配慮者などの健康管理や、感覚過敏な障害者の集団生活へのストレス対応について記載します。
 「食料、飲料水及び生活必需品の供給対策」では、物資調達に関するプル型支援とプッシュ型支援について、国の考え方を踏まえ地域内輸送拠点の開設や物資の受入、各避難所等への搬送等における役割分担について記載します。詳しい内容については受援計画の中で規定をします。
 「医療救護活動」では、医療救護体制について具体的に記載するとともに、今後の救護所活動の具体化の必要性について記載します。
 「南海トラフ地震防災対策推進計画」は、内容修正とともに南海トラフ地震臨時情報発表の対応を追加し本計画に新たに追加します。
 (3)その他の災害対策では、各災害について、現状の記述を追記します。
 (4)災害復旧、復興対策における主な改定内容は、被災者などの生活再建支援、罹災証明書の発行について発行手順の図示などを行います。
 以上が各編における主な改定内容です
 地域防災計画改定に際しては、令和4年10月31日に開催した鎌倉市防災会議において、改定要旨や方向性、今後のスケジュールについて報告し、その後、各委員に対し計画に関する意見照会を行っています。
 並行して、計画素案に対する庁内意見照会を12月2日まで行い、現在これらの意見を反映させた計画案の作成を行っています。
 今後のスケジュールですが、令和5年1月下旬から計画案に対する意見公募・パブリックコメントを実施し、その後防災会議を経て令和5年3月に改定を行う予定です。
 なお、改定の進捗状況については、令和5年2月の本委員会で報告いたします。以上で報告を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 それでは、本件は了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承を確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(3)「鎌倉市災害時受援計画の策定について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○森迫総合防災課担当課長  日程第5報告事項(3)鎌倉市災害時受援計画の策定について報告します。
 平成28年(2016年)4月の熊本地震では、被災地外の地方公共団体や防災関係機関をはじめ、企業、ボランティア団体等により、様々な応援が行われ、大きな役割を果たしました。
 一方、広域的な応援・受援の具体的な運用方法や役割分担が確立されていなかったことや、被災自治体の受援体制が十分に整備されていなかったことから、多くの混乱が見られました。
 こうした教訓を受け、国は、平成29年(2017年)3月「地方公共団体のための災害時受援体制に関するガイドライン」(以下「ガイドライン」といいます。)を策定しています。こうしたことから、本市では、「ガイドライン」を参考に、「鎌倉市災害時受援計画」(以下「計画」といいます。)を策定することにしました。
 このたび、庁内意見照会を経て計画原案がまとまりましたので、本委員会に報告するものです。
 計画の構成は、本編と資料編から成り、本編は第1章から第4章までの4章立て、資料編は、人的・物的応援の受入れに係る業務で用いる様式を掲載しました。
 続いて、本編の概要について説明します。
 第1章は総則です。
 総則では、計画策定の趣旨、計画の位置づけなどを記載しています。
 計画策定の趣旨として、大規模災害が発生した場合、国や他の地方公共団体、民間団体等からの人的応援を円滑に受け入れ、最大限の活用が求められること。
 また、避難所等においては、被災者が必要とする食糧・生活必需品等の救援物資の膨大なニーズが発生し、被災自治体が主体となり被災者への救援物資供給を行わなければならないことなどから、本市が被災した場合に、外部からの人的・物的応援を円滑に受け入れ、本市職員と応援職員等が連携し、効果的な災害応急対策や被災者支援に取り組むことなどを可能にするための計画を策定するものとしています。
 計画の位置づけは、地域防災計画の下位計画として受援の詳細を規定し、また、「鎌倉市地震災害時業務継続計画」に定める非常時優先業務を実施する際に不足する、人的・物的資源を確保するための計画として位置づけています。
 第2章は人的受援体制です。
 人的受援体制では、受援体制の整備、受援対象業務、人的応援の受入れの流れなどを記載しています。
 受援体制を整備するため、災害対策本部事務局本部連絡班及び各部総務担当班に責任者と担当から成る受援担当を設置します。
 本部連絡班の受援担当は、市全体の受援に関する総合調整業務等を担当し、各部総務担当班の受援担当は、部の人的応援受入れに関する状況把握やニーズの取りまとめ、災害対策本部事務局本部連絡班の受援担当への報告・調整等を担当します。
 受援対象業務は、災害対策本部の運営や避難所運営・被災者生活支援など、災害応急対策業務の中で、必要な人員が不足すると考えられる20業務を選定しました。
 人的応援の受入れの流れでは、県を通じた応援要請や災害時相互応援協定による要請に基づき、本部事務局から応援要請する場合の基本的な流れを明らかにするとともに、応援要請に必要な各種様式を整えました。様式は資料編に掲載しています。
 第3章は物的受援体制です。
 物的受援体制では、地域内輸送拠点、受援体制の整備、物的応援の受入れの流れなどについて記載しています。
 まず地域内輸送拠点ですが、地域内輸送拠点とは、県が設置する広域物資輸送拠点から供給される物資を受け入れ、市内25箇所の小・中学校に設置する避難所等へ送り出すため、市が設置する拠点のことです。
 この地域内輸送拠点の候補地を佐川急便株式会社(以下「佐川急便」といいます。)との「災害時における物資の受入及び配送等に関する協定」(以下「協定」といいます。)に基づき、佐川急便または同社の関係団体が提供する施設とします。
 また、地域内輸送拠点から各避難所への物資配送も、協定に基づき佐川急便等の部外力を活用した配送としています。
 受援体制の整備では、災害対策本部の物的受援体制は人的受援体制と同様の体制です。
 物的応援の受入れの流れでは、発災からおおよそ4日目から7日目までの期間で行われるプッシュ型支援やその後のプル型支援での物資受入の基本的な流れを明らかにするとともに、物資受入に必要な各種様式を整備しました。様式は資料編に掲載しています。
 第4章は平素からの取組です。
 新たな制度・知見等を踏まえた計画内容の見直し、実効性の向上、平時からの関係機関等との連携、実災害からの教訓の収集・整理の必要性の4項目を掲げ、平素から取り組んでいくことを明記しました。
 続いて、資料編です。
 資料編は、平成31年3月に国土交通省総合政策局が発行した「ラストマイルにおける支援物資輸送・拠点開設・運営ハンドブック」や先行事例を参考として、実際に人的・物的応援の受入れに当たり必要な18の様式を掲載しました。
 これらの様式を用いて、本編で示す人的及び物的応援の受入れの流れに基づいた応援の受入れを行います。
 最後に今後の予定です。
 令和4年12月23日まで、原案に対する意見公募(パブリックコメント)を実施しており、提出いただいた御意見を踏まえ、令和5年1月中旬までに計画原案修正を完了します。
 その後、最終調整を経て2月下旬に計画案を完成、3月上旬に開催される防災会議を経て、令和4年度内に正式な計画として定める予定です。
 以上で報告を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○くりはら委員  今御説明いただいた鎌倉市災害時受援計画の策定についての2ページのところで、?.受援対象業務というところで、どういう業務が発災時にばっと出てくるのかというようなところの洗い出しをしてくださっているんですが、そこで都市整備部の中で、建設型応急仮設住宅の建設というようなことが書いてあります。
 先日、私、一般質問のときに、職員たちと詳しくいろいろお伺いしながら考えていたんですが、鎌倉市は仮設住宅を建てる土地自体がすごく少ないというようなことがあって、先ほどの防災計画の中でも全然触れていないなと思ったのが、仮設住宅のことなんですけれども、いざ何かあったといったときの仮設住宅を建てる場所がないとすると、じゃあ市民はどうするのというところでいうと、よそへ出ていかなくちゃいけないんじゃないかと。要するに、被災していない土地に仮住まいするというようなことが起こり得るのではないかと思うんですが、これは受援という意味で言うと、いろんな人員を受け入れるという感覚でいるのかもしれませんが、これは逆に外で支援してもらうというような視点の部分というのは、何か考えていらっしゃるかお伺いします。
 
○森迫総合防災課担当課長  まず受援と申しますのは、いろいろ災害対策業務を行う上でのそういった職員を受け入れる、あるいは自衛隊だとか消防だとか警察だとか、こういったもの、公的機関を受け入れる。そういったものを受援計画の対象としておりまして、外からの住民の方を受け入れたりとか、そういった話とはちょっとまた別で、それで、外に出す場合には、市民の方を応急仮設住宅に住まわせるような場所がないので、外に、市外に、また別のところに移動していただくというようなところについては、詳しくはまだ検討されていませんけれども、基本はこれは、大きな災害がありますと市だけでは対応できませんので、どうしてもこれは県だとか国だとか広域的な対応、これをせざるを得ないと思っております。
 したがいまして、そういった市民の方を外に出すというような状況が生起せざるを得ない場合については、もう国だとか県に相談しながら検討し、協力してもらいながらやっていく必要があるというように考えております。
 
○くりはら委員  平時にシミュレーションできるところはちゃんとやっていてほしいなというところで、これは私の要望に近い話ですが、今を平時と捉えますと、今のうちにできることをやっておかなきゃいけないんじゃないかと。
 あと、その仮設住宅を、じゃあどこに幾つ建てるんだといったときに、これは本当に足りないという状況が起こったときに、ちょっと伺った話だと、最初の3日間で県や国に御相談して、そこで考えていきますと、やっぱり同じようなお答えをいただいたんですが、これで間に合いますかというのが、すごく心配されるところなんですけれども、そこをどのようにお考えになっているかお伺いします。
 
○森迫総合防災課担当課長  もう災害が決まって、このような災害が起きるというのが分かれば、どこに幾つとかいうような、仮設住宅を幾つ建てるとかというようなことが決められると思いますけれども、どのような災害がいつ起こるか分からないといったようなときに、あまりみりみり決められるようなことではないと思っていまして、そういうこともありまして、国も県も、実際に災害が起きてから、その状況に応じて、仮設住宅ですとか、避難者をどうするんだとか、そういった細かな内容を詰めていくとしているわけでございまして、そういったところで、なかなか今の段階から細かく詰めていくということが本当に妥当かというところがありまして、このような、今までのような検討になっていると認識しております。
 
○くりはら委員  あと、逆パターンをお伺いしたいんですが、よその土地で被災した方々をこちらがお助けするというような、そんな計画というのは、今、鎌倉市の中で立てていらっしゃるかどうか、お伺いします。
 
○森迫総合防災課担当課長  具体的な計画というのは持っておりませんで、この受援計画は本市が被災した場合ということで考えていますけれども、実際の東日本大震災のときには、神奈川県が窓口となって、民間の住宅の御紹介をしたりとか、市としても住宅の紹介といったような事業をやっていますので、そういったところ、神奈川県から依頼があれば、具体的に対応していくということになろうかと思います。
 先ほど来出ています応急仮設住宅については、これは神奈川県が取りまとめて対応していくことになろうかと思いますので、当然被災の状況によりますけれども、場所の選定も含めて、鎌倉市の候補地となる情報については神奈川県とも共有しているところですので、あくまでも広域的な対応を取っていくと考えております。
 
○児玉委員長  ほかによろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 それでは、報告事項(3)に関しては了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 では職員入退室のため休憩いたします。
               (11時27分休憩   11時29分再開)
 
○児玉委員長  それでは、再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(4)「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部改正に係る意見公募(パブリックコメント)の実施結果について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○観光課長  日程第5報告事項(4)鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部改正に係る意見公募(パブリックコメント)の実施結果について、報告いたします。
 まずこの資料ですが、令和4年11月7日から開始した意見公募(パブリックコメント)に当たって配布、公開した意見公募の概要を、今回の委員会資料としております。この意見公募の概要は、意見公募の対象となる「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例」の制定について、その内容、これまでの経過、一部改正の概要、スケジュールなどについて記載したものとなっており、この意見公募の概要に基づき、市民の皆さんから意見をいただきました。
 それでは資料の1ページを御覧ください。
 鎌倉市では例年、7月1日から8月31日まで、材木座海岸、由比ケ浜及び腰越海岸において海水浴場を開設しています。市では海水浴場開設期間における遊泳者の安全、風紀の維持を目的として「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例」を制定しており、海水浴場内での禁止行為として、別表の内容を規定しているところです。本禁止規定には、海水浴場内でのサーフボードの使用や、革製のサッカーボールなどが危険遊具として位置づけられ、海水浴場開設時間である9時から17時まで使用できなくなっています。
 近年、海岸の利用方法が多様化しており、遊泳者の利用を主に想定していた海水浴場の利用形態も変わってきています。特に、コロナ禍において海水浴場を開設しなかった令和2年度、3年度においては、マリンスポーツが自由に楽しめた状況であったこともあり、令和4年に入り、「わたしの提案」でもサーフィン等のマリンスポーツができるようにしてほしいとの声を多くいただいているほか、鎌倉マリンスポーツ連盟からも同様の要望をいただいているところです。
 マリンスポーツを目当てに鎌倉に移住してくる方々も多く、現在ではマリンスポーツの全国大会に出場する鎌倉出身の子供たちも多くなってきている状況です。
 また、マリンスポーツだけではなく、砂浜においては、ビーチバレーやビーチサッカーなどを楽しみたいとの声も多く寄せられています。
 このような状況において、海水浴場の在り方を見直し、マリンスポーツやビーチスポーツにも海水浴場を利用できるようにすることを目的として、条例の別表に定める禁止規定を見直すことを内容とした、条例の一部を改正するための意見公募手続を鎌倉市意見公募手続条例に基づき、令和4年11月7日から令和4年12月7日まで実施いたしました。
 意見公募の結果、64件の意見を頂戴しています。内容は、条例改正について、好意的な意見が大半を占め、反対意見はありませんでした。
 いただいた意見を踏まえた上で、令和5年市議会2月定例会での議案提案を予定しています。
 なお、本条例の一部改正が可決成立した場合においても、実際に海水浴場において、マリンスポーツやビーチスポーツなどを実施できるようになるためには、その区域や時間、スポーツの種類などについて、鎌倉市海水浴場対策協議会で、地域住民、漁業組合、海浜組合、マリンスポーツ関係者などの関係者と協議を重ね、合意形成を図った上で、最終的に市長が決定するものとします。
 以上で、報告を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○日向委員  2月に議案が出されるということで、今はパブコメを行ったということのお話だと思うんですけれども、海の利用方法の多様化というのは、確かにいろいろ、特にこの2年、あったなと思っております。
 その中で、もちろんこのマリンスポーツというのを、区域を分けてとは思うんですけれども、もしまだちょっと時間とか、これからということなのであれなのですけれども、基本的に開放して使っていいとやるのか、あとは、例えば時間とかも、そういう教室とかスクールとかやっている団体もあるじゃないですか。そういった方が使うというような感じで開放するのではなくて、やっぱりいろんな人が使えるような形での開放だと私は思っているんですけど、そういうイメージでよろしいのか、そこだけお伺いします。
 
○観光課長  まず、これは海水浴場対策協議会等で、今本当にいろいろ調整を重ねているところで、まだ決定しているものは何もないんですけれども、考え方としては、恐らく海水浴場の中に、きちんと区域をまず定める形で、このエリアであれば、かつ、マリンスポーツといってもサーフィンからウィンドサーフィン、ヨット、多岐にわたるものですから、こういう種目のマリンスポーツであれば、まずここの間でしていいと、そういう区域を別途つくるような形になるとイメージしております。
 当然、その両脇には、遊泳者の安全をきちんと確保できるようなというところで、コースロープであるとかブイなんかで、まずきちんと区切って、遊泳者の安全にも万全を期したいと思っておりますし、そこの安全に関しては、基本的にライフガードが責任を持って見守ると、まずはそういう体制になろうかと思っています。
 業者の話は、自由利用ということであれば当然そういう話になっていくんですけれども、そこがまたちょっと、そういう方々がたくさん集まってくれるような状況というのは、必ずしもどうかというところがありますので、そこはその区域をどんな形に利用していくかについても、今、海浜組合、マリンスポーツの方々等含めて、話合いを重ねている状況でございます。
 
○日向委員  やっぱりいろんな使い方でというところで開放しようとしている部分がありますので、もちろんその時間帯、時間帯で、もしかしたらその占有許可みたいなものがあるのかもしれないんですけれども、なるべくやっぱりそういう、せっかく来てもその時間帯に使えなかったよとかとなるのではなくて、やっぱり誰しもが使えるというところでやっていっていただきたいなというのがありますので、ちょっとその辺はこれからいろいろ協議だとは思うんですけれども、その点も少し念頭に置きながらやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
○久坂副委員長  今の日向委員の御質問が、マリンスポーツ、ビーチスポーツ、両方だと思うんですけれども、やはり今後、地域住民の方ですとか関係者の方が入ってお話合いをするというのは承知していて、こちらにも書かれているところなんですけれども、やっぱりこの話合いですとか、一般的に想起される団体だけではなくて、鎌倉の海とかビーチを楽しんでいただくために、やはり一定程度のオープンな時間を、ビーチですよ、例えば設けていただいて、抽せん制にすると使えるようにするとか、そこら辺のところも含めて御検討いただきたいと私は思いますけど、いかがでしょうか。
 
○観光課長  今回の条例改正の趣旨は、令和2年度、3年度、海水浴場がなかったとき、夏休みで、例えば親子がサーフィンを楽しんでいたりとか、子供に教えたりとか、あと、水着で海に親しめる期間というところをすごくまず第一に考えています。
 これまでマリンスポーツ、サーフィンなんかを含めて、海水浴場を開催すると逆にできなかったという状況があるものですから、そういうところを純粋に、普通に自分たちもそういう年間を通じてやっている遊びとか楽しみを7月、8月、一番いい時期も続けたいと、そういうところがまず大前提にありますので、そこをまず大事にしたいと思っています。
 そこをまた何かスクールだったりとか、業者なんかが占用するような状況が続いて、そういう自由に遊べるような方が遊べないということがないようにというところは念頭に置いて、きちんと調整してまいりたいと思っております。
 
○児玉委員長  それでは、本件報告に関しては了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では了承と確認させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(5)「大河ドラマへの取組状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○廣川市民防災部次長  日程第5報告事項(5)大河ドラマへの取組状況について報告いたします。
 9月市議会定例会の本委員会において報告いたしました、大河ドラマへの取組につきまして、その後の取組状況を報告いたします。
 本市では、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」について、市内商工業者等と協働して事業を推進するべく、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」鎌倉市推進協議会にて事業を進めているところです。
 まず、協議会の中軸事業として、3月1日から鶴岡八幡宮境内に開設している大河ドラマ館につきましては、ドラマの進行に合わせて新たな衣裳や小道具を展示するなど、常に来館者の興味を引くよう、NHKエンタープライズと協議を行いながら内容の充実に努めております。
 具体的には、10月6日閉館後に大規模なリニューアルを行い、ドラマの進行に合わせた内容に展示替えし、さらに、11月17日閉館後に物語のクライマックスに沿った最後のリニューアルを行いました。
 前回定例会以降の来館者の状況について、説明します。
 新型コロナウイルス第7波の広がりの影響は大きく、大河ドラマ館の来館者数も伸び悩みました。
 10月になり、新型コロナウイルスの第7波の落ち着きとともに、10月11日からは全国旅行支援が始まったことで、来館者は平日も含めて増加傾向となり、10月27日には開館241日目で来館者20万人を達成しました。
 11月は、前月からの旅行者増に加え、紅葉のシーズンに入ったこともあり、平日でも連日1,000人超となる順調な来館者数となりました。
 11月中旬以降、新型コロナウイルス第8波の到来が報じられるに伴い、来館者数に多少影響が見られましたが、それでも12月1日の開館276日目で来館者25万人を達成し、昨日の12月14日現在、26万8700人という状況となっています。
 次に、大河ドラマ館で実施したアンケート結果について説明します。
 資料1−1 「鎌倉殿の13人大河ドラマ館来場者アンケート」を御覧ください。
 大河ドラマ館では来館者から情報を得て、効果的な運営や来館者満足の向上、誘客宣伝につなげるため、定期的にアンケートを行うこととしています。
 第1回目としては、3月の土日2日間、平日2日間に、第2回目として、7月の土日2日間、平日2日間に、第3回目として、10月の土日2日間、平日2日間に実施しました。こちらは、第2回目及び3回目で実際に記入いただいたアンケート用紙になります。
 次に、資料1−2 「大河ドラマ館アンケート結果比較表」を御覧ください。
 表は、左から、それぞれの回の回答数とその割合を記載し、比較して見ていただけるようになっています。
 まず、どちらから来たかという質問については、第3回目においては、「?横浜市」が17.5%と最も多くなりました。また、その他県内や東京都に加え、東海・中部地方という回答が多く、鎌倉市と同様に大河ドラマ館を設置している静岡県周辺の方が多く来ていることが想定されます。
 次に、どなたと来たかという質問については、第3回目においては「?御夫婦」「?御家族」という回答が多く、「?グループ」という回答も、前回、前々回より顕著に増加しました。
 次に、年齢は、第1回目から継続して50代が最も多くなっています。また、第2回目ではコロナの影響からか少なかった70代以上が、第3回目では、第1回目と同程度に増えていました。
 下に移りまして、来館回数は、第3回目では、「?はじめて」が少し減り、リピーターも10%以上に増えました。
 次に、来館のきっかけは、第1回目、第2回目では「?通りがかり」が最も多かったのに対し、第3回目では、「?ホームページ」が最も多くなり、興味を持ってきていただく方が増えていることが分かります。
 下に移りまして、大河ドラマ館公式twitterとしゃべるARポスターについては、twitterは5割、ARポスターは3割強の人に認知されていました。
 次に、チケットの購入経路は、第3回目でも「?チケットカウンター」が55%と最も多かったものの、「?オンライン」についても、第1回目、第2回目に比べて増え、28.4%という結果でした。
 次に、面白かった展示は、すべての回で「?衣装・小道具展示」「?シアター映像」が人気でした。
 面白くない展示について、その小計は、アンケート回数を重ねるごとに数が減っていますが、?の「体感展示」を選択される方が第1回目から一貫して一番多くいらっしゃいました。このため、体感展示については、何度も改善を行っており、アンケート回収全体数に対しての、?「体感展示」の回答割合は、徐々に改善しています。
 最後に滞在時間は、第3回目では60分以上が最も多くなり、リニューアルにより展示が充実して滞在時間が延びていることが分かりました。
 自由回答では、「楽しかった」「また来たい」といったコメントが多く、第1回目、第2回目まで複数あった展示内容についてのネガティブな御意見がほとんどありませんでした。
 上記アンケート結果や日々の運営の中でいただく御意見を受け、周知方法や現地での御案内の仕方に反映させていきます。
 次に、9月定例会でも御報告させていただいた誘客宣伝の取組について、その後の状況を説明します。
 資料2 「大河ドラマ館誘客宣伝の取組」の1ページを御覧ください。
 「1 2022年9月定例会以降に実施した取組」ですが、色がついていない部分は、各種イベントに合わせて実施したチラシ配布等の取組となります。ここでは、その他の色がついている取組について説明します。
 「?大河ドラマ館PR動画制作」は、大河ドラマ館の魅力を紹介する15秒のショートムービーを制作しました。
 SNSやホームページでの発信、鎌倉市役所内サイネージ、日本橋北詰交差点横スルガ銀行東京支店サイネージ等での上映の他、大河ドラマ館への営業等、誘客へ利用しています。
 「?大河ドラマ館を含む旅行商品のまとめページの作成」は、各旅行会社等の大河ドラマ館を含むツアーを一覧で御紹介するページを、大河ドラマ館公式サイト内に新たに設けたものです。
 現在、商品造成の報告を受けている会社としては、阪急交通社、クラブツーリズム、はとバス、JTB、近畿日本ツーリスト株式会社、ドリームワールド、東洋観光がございます。全国旅行支援が始まり、旅行機運が高まる中、一つのページにそれら多様な商品を集約して紹介することで、より多くの方に御来館いただければと考えています。
 「?Twitter広告プレゼントキャンペーン」は、大河ドラマ館の公式ツイッターのフォロー&リツイートでプレゼントが当たる、という企画です。
 公式ツイッターのフォロワー以外に配信する設定としたところ、投稿を見て反応した数を表すエンゲージメント数は約1万件でした。通常の投稿ですと、数百件、最も多いものでも5,000件程度ですので、広告を活用することで多くの方にリーチできたと考えています。
 「?カバンのエースとの連携PR企画」は、エース株式会社が全国の店舗で鎌倉来訪を促す企画をするのに合わせ、各店舗で大河ドラマ館ポスター掲示や動画上映を行い、インターネットでのプレゼント企画でも大河ドラマ館のPRをしていただきました。
 「?JRとの協業チラシ」は、10月から特急鎌倉が走りはじめたことに合わせて、特急鎌倉と大河ドラマ館の両方をPRするチラシをJRと協業で作ったものです。特急鎌倉の出発地である埼玉エリアを中心に配布しています。
 「?Twitter広告動画配信」は、?で御紹介した大河ドラマ館PR動画を、ツイッター広告を活用して配信したものです。?同様、公式ツイッターのフォロワー以外を対象に配信しましたが、動画再生数は8日間で約16万5000回となり、多くの方に大河ドラマ館を認知いただくことができました。
 「?鎌倉駅東口でのチラシ配布」は、JR鎌倉駅様の御協力をいただき、改札前でチラシ配布をさせていただきました。大河ドラマ館の来館者が落ち着く火曜日・木曜日に実施し、3時間でそれぞれ260枚以上を配布しました。
 「?ふるさと納税プレミアムツアー」は、ふるさと納税の返礼品メニューとして、特別なプランを設定しました。返礼品を申し込んだ方だけの貸切りとし、大河ドラマ館の館長とスタッフが展示解説することや、4Kシアターで通常1日では見られない全種類の映像を観覧できることが特長です。大変人気が高く、3回ともほぼ定員という状況でした。
 「?楽天SpoTribeとの連携による小・中学生向けチラシ配布」は、楽天から提案いただき、コミュニティアプリSpoTribeと連携して、市内小・中学生向けチラシを作成しました。閉館が近いことを周知するとともに、鎌倉国宝館や鎌倉歴史文化交流館と併せて回ってもらうことを勧める内容となっています。教育委員会及び市内各私学の協力を得て、各学校を通じ市内小・中学生全員に配布させていただきました。
 「?レジャパス(レジャーのサブスクリプション)との連携」ですが、レジャパスとは、登録ユーザーが加盟団体のレジャー施設を定額で利用できるというサービスです。来館者に余裕がある平日や日曜日夕方の枠を提供することで、全体の来館者の増加が見込まれます。また、レジャパスに登録しているファミリー層を中心とする3万人のユーザーに大河ドラマ館を認知いただくという効果も期待できるため、導入を決めました。
 次に、大河ドラマに関連した啓発事業について説明いたします。資料3「大河ドラマ関連の啓発事業」1ページを御覧ください。
 大河ドラマ放送の機会を、新たな鎌倉の歴史認識を広げる好機とするため、様々な啓発事業にも取り組んでいます。資料には9月定例会で御報告したものを含みますので、タイトルに下線を引いた新規のものについて御説明します。
 2ページを御覧ください。
 「?交通安全大使委嘱式及び交通安全キャンペーン」は、神奈川県警察と協議会が共催で実施した事業で、大河ドラマの源実朝役・柿澤勇人さんへ交通安全大使を委嘱し、反射材の普及啓発や、県警並びに鎌倉警察署の指導、協力のもと、段葛周回の交通安全パレードを実施しました。
 このイベントの前には、柿澤勇人さんと、実朝の御台所・千世役加藤小夏さんが大河ドラマ館に御来館くださり、大河ドラマ館の広報に御協力いただきました。
 「?大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークin鎌倉」は、大河ドラマの北条政子役・小池栄子さん、大江広元役・栗原英雄さんを招いてトークイベントを開催しました。
 往復はがきで申込みを受け付けたところ、5,967通の応募があり、当選倍率は約8.6倍となりました。当日の来場者数は1,263名でした。お二人の軽妙なトークに、イベントは大いに盛り上がり、様々に各メディアで報じられ、市として大河ドラマ事業に取り組んでおりますことを、改めて全国に発信することにつながりました。
 「?歴史講演会「二つの法華堂と大倉御所〜遺跡から〜」」は、文化財課の技術職員を講師に招き、大河ドラマに登場する北条義時や源頼朝に関わる遺跡について、文化財の視点から、大河ドラマの時代をもっと身近に感じていただけるような講演会を開催しました。
 どのイベントも非常に関心が高く、効果を感じられる事業となったと考えています。
 また、かねてより市としての懸案となっておりますオーバーツーリズム対策としての観光の分散化の実践として、ゆかりの地の周遊マップの配布や、ガイドツアー開催を引き続き行っているところです。この取組は、大河ドラマ終了後も継続させることを予定しており、新たな鎌倉での観光スタイルとして拡大していきたいと考えています。
 大河ドラマもいよいよ12月18日に最終回を迎え、大河ドラマ館の開館も来年1月9日までとなっています。このたびの大河ドラマの放送が、鎌倉市民をはじめ多くの皆様にとって、鎌倉の新たな魅力や歴史認識が広がる好機となるよう、最後まで、事業に取り組んでいきたいと考えています。
 以上で報告を終わります。
 
○児玉委員長  開始して1時間15分ほどたちまして、もうお昼になりますので、ここで休憩に入りたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 多分質問が皆さんあると思いますので。それでは開始を午後1時10分でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、午後1時10分再開という形で休憩させていただきます。
               (11時52分休憩   13時10分再開)
 
○児玉委員長  それでは、午前中に引き続き再開いたします。
 日程第5報告事項(5)「大河ドラマへの取組状況について」、午前中は原局からの報告をいただきました。質疑はございますでしょうか。
 
○日向委員  いろいろ取り組んできていただいている中でも、次が最終話ということで、本当に今年1年間のことだとは思ってはいたんですけれども、その中でちょっと、先ほどの報告の中で1点ちょっとお伺いしたいなと思ったのが、ふるさと納税のプレミアムツアーというのをされたというので、すぐ定員になり完売ということで、内容を確認しますと、閉館後とかのそのような貸切でというようなところで、要はふだんいろんな方がばっといる中じゃなくて、逆に自分たちだけしかいないような、そういった特典があるのかなと思うんですけれども、こういったところで、ふだんではなく、そういったところのプラスされたところで見たいという方がいる中で、多分定員が一気に埋まったということだと思うんですけれども、こういった試みというのは、これまでは、ふるさと納税とは切り離した形でやられたりとか、そういったことはされてきたのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
 
○廣川市民防災部次長  今回、プレミアム入場券ということで、これからやるものも含めると5回実施いたします。失礼しました、6回でございます。1回また増やしました。
 特に入場券の中に入っている貸切の状態で、4Kのシアターがございまして、特典映像的な部分がございます。この辺りを、ふだんは曜日を分けて、2パターンに分けているんですが、これを一遍に見られるというところが、非常に皆様、御好評であるという形でございます。
 ふるさと納税というと、なかなか体験型の部分をお返しするようなメニューが、やはり各市ともありまして、このようなところが非常に好調であるというところが見てとれるところでございます。今後、鎌倉の観光も特別なプレミアムを持った観光という部分についても、鎌倉市としては目指していきたいところの一つでございますので、このような試金石になるのではないかなということで、今回始めたという状況ではございます。
 
○日向委員  そういったプレミアムがつくことによって、また新たな客層が来てくださるという方もあると思うんですけれども、このアンケートの中で、例えば、今後どなたとというので、旅行会社ツアーみたいなものが、少し3回目は増えてきたかなと思うんですけれども、今年1年的にはそこまでツアーというのはできないでということだと思うんですけれども、例えば取組の中で、旅行商品として、3番ですかね、資料2−3のところで、大河ドラマ館を含む旅行商品のまとめページ作成というところで、そういった何か旅行のパックの中で、もちろん来ていただくという中身が入っているのはそうなんですけれども、そういった中で、例えばプラスしてそういうプレミアムな部分も追加して、何かそういう一つのパッケージみたいにして商品にするとか、そういったところで、特別感を感じられるような形での大河ドラマ館を体験していただくとか、そういったことも入れることもどうかなとちょっと思ったんですけれども、その辺について、ちょっと考えをお伺いさせてください。
 
○廣川市民防災部次長  一つは、近畿日本ツーリズムさんが、ユーチューバーの方と提携して、ミスター武士道というユーチューブがございまして、この方のツアーを組んだというのがございます。一方、なかなか事前予約制を取っている状況も実はございまして、この辺りでどうしても日にちをその前から開けておくということが、当日来られた方をお断りする一因にも実はなっている部分も、正直なところございます。この辺りのバランスというか、この辺がちょっとなかなか、団体客のプレミアムツアーというものを直接設けるというのは難しかったなというのは、ちょっと感想的な部分になりますが、という状況ではございました。
 
○日向委員  なかなか事前予約制というところで、逆に事前予約制の中で枠を取るということも、今の話じゃないんですけれども、そういったところも含めて、今後、何かいろいろそういったところでプレミアムというところの視点を、先ほど今後の観光というところでもおっしゃっていたので、その辺をもう少し視点に入れてやっていっていただきたいなと思いますので、大河ドラマ館につきましては、本当に1年間ということで、ずっとやってこられているということで、最後の最終報告がこれからあると思うので、そこのときにまたお話をさせていただきたいなと思います。
 
○くりはら委員  9月定例会よりも前に誘客宣伝をどのように取り組んだかというのは伺っているんですが、今回、9月定例会以降に、やはり鎌倉駅東口でチラシ配布をしてくださっている日が2日間あります。この10月25日と27日、この日に配っていただいた後の反応というのを知りたいんですが、入館者がそこだけちょっと増えたよとか、そういうようなデータの分析というのをされているかどうか、お伺いします。
 
○廣川市民防災部次長  具体的に、例えばチラシ等に印をつけて、それを見せるとというような形ではちょっとやってはいないんですが、配っているときにいかがですかというのを、渡すときにちょっと併せて聞いているような部分があって、その中ではやはりこういうのがあるんだというのが非常に好調であったと。確かに手配りの場合、ある程度枚数は限られるものの、やはり鎌倉に実際に来られる方がある程度場所を探しているという部分もございましたので、手配りは手配りで、これはなかなか好評なのではないかなと感じているところではございます。
 
○くりはら委員  私ももうこれから先できることというのは、このチラシ配りかなと実は思っているところがありまして、やっぱり目と目を合わせて、そこですよと言うだけでも、やはり、ああ、行ってみようかなというお声、私も1回聞いて、ああ、そう、やっぱりこういう宣伝が大事だなと思ったものですから、そういう機会を増やすために、職員さん総出でやってくださいというのもあるんですけれども、私も協力したいなというところもあって、だからそういうのをやってくれる人を募集するというのも一つの手かなというのも思います。
 その例えばボランティアをやってくれた人には、大河ドラマ館無料ですとか、そういう楽しみながら参加してもらうとか、そうやって市民も一緒になって、最後、盛り上げていけたらなとも思います。ちょっと御検討いただければと思います。
 
○廣川市民防災部次長  今検討中事項ではございますが、市役所周辺でも一つやりたいと実は思っているところがございます。ちょっと盛り上げるために、少し商品を用意したりということで、少しやってみたいなと思っておりますので、これは職員でやる予定でいますので、場合によって、ボランティア的な部分で行っていただける方があれば、併せてちょっと検討したいと思います。
 今後、チラシ配り等、先日の日曜日に、NHKに来ていただいて、ドラマ館の前のところでパネル展を少しやったところでございます。やはり何かやっているということで、その場所についての注目度が上がるというのは、やはり見てとれますので、時間的、期間的にも限られますが、さらに検討したいとは思います。
 
○長嶋委員  今さら言ってもしようがない感じなんだけど、私は最初からこんなのは駄目よと、鎌倉の町として、観光施策としてやるべきことではないなと思っていまして、人数も私が当初申し上げたとおりぐらいにしかなっていません。
 一方で、皆さん御記憶あると思いますけど、木村拓哉さんの信長、あれは40万人の岐阜市に46万人来たという、何なんでしょうか、この違いはという話なんですけど、このアンケート結果の比較表というのを作っていただいて、これは非常に私はデータとしては、データベース的にもそれなりの数があるので、非常に面白いというか、これは非常に今後生かすためにいいデータだと思っていますが、これ、御担当としては、この結果の中身について、どのように何か分析されていますか。
 
○廣川市民防災部次長  やはり今回、アンケートをやって、どのような形でこの場所を知ったかという部分についてがちょっと興味深いなと実は思っています。特にツイッターであるとか、今回、ARポスターという形で初めて、このポスターをネットをつなぐことによって、それが集計につながるというところができたというところが大きいかなと思っています。
 また、ツイッターとしましても、特に広告を行ったツイッターというものについての意義というものが、これで見てとれたかなとは思っています。
 なかなか宣伝をしているつもりでも、やはり行き届いていないというところが今回よく分かったところではありましたので、効果的な広告を打つ方式、特に観光では一番だとは思っておりますが、この辺りを、今回、いい機会をいただいたなと思っておりますので、この結果を基に、今後の観光施策の中に少し役立つようさせていただければと考えているところではございます。
 
○長嶋委員  今まさに次長が言われたところは、私は前から申し上げているところで、これは観光に限らずですけれども、SNSを使って広告を使ってやるのは、拡散には一番いいですよということは申し上げたので、そこがやっとデータとして出てきてお分かりいただけたかなと思っていますが、それはそれでいい今後のあれになると思います。
 SNSは特にコロナ禍になってから急激に活用が広がっていて、特にツイッターが拡散力が圧倒的にあるので、使うのはいいんだけど、ただこの年齢別で50代が圧倒的に多いので、ここはフェイスブックなんですよね、実は、どちらかというと。この年齢層って。そういうのもあるんですけど、あと、どちらから来た、その前に、どなたと来たのところで、旅行会社のツアーが1.2%、グループが5%というこのデータなんですけど、これ、そもそもだけど、ここが低いところが集客につながっていない最大の理由だという話ですけど、この辺は鎌倉の町が観光として個人の顧客の町だというのは、もう典型的に出ているデータなんですよね。
 だから、ドラマ館をやっても、そこにアプローチしなきゃ駄目だと最初に申し上げたと思うんですけど、この辺の、どなたとというとか、どのように、今後につながる話で、じゃあこういう傾向だったらどういうことを鎌倉市として、今、言った広報とか、イベントとか、打ち出すのに、どういうふうにその辺のデータを鑑みていますか。
 
○廣川市民防災部次長  今回、団体旅行の部分につきましても、分析をもう一つしているところが、令和4年の中で、団体旅行の取扱いの実積を、平成31年、コロナ禍の前ですね、どの程度出ているかというところを見ていたところがございます。
 特に一般の旅行団体というのが落ち込みがまだ回復しておりませんで、今年の6月になりますけれども、近畿日本ツーリストですと、一般の方が10%、JTBさんで33%ということで、非常に一般の旅行団体が出発をしていない。特に一番団体旅行を今まで積極的に行っていた信用金庫であるとか、農協、この辺りの旅行実施が全くないというのが今回よく分かったところでございます。
 これはちょっと特異的な部分では、実際のところはございますので、団体旅行が今後盛り上がってきたときには、当然ながら旅行会社の部分についての仕掛けというのが、やっぱり重要であると思っています。
 また、一方、一般の部分についてはそのような状況であるものの、学生の団体については、先ほどと同じ6月ですと、学生団体については、近畿日本ツーリストで180%、JTBさんで111%ということで、学生については逆に大きく戻ったというところが実はございます。この辺りは、鎌倉としては、観光基本計画の中でも、学生、今後の顧客につながる学生のツアーという部分については大事にしていこうというような形を思っていますので、この団体の部分については、引き続き旅行会社とも協調しながらとは思っています。
 一方で、今、長嶋委員もよくおっしゃっていただいている、一般の旅行客の方がやはり鎌倉の場合は多い。特に、鎌倉の中で天気が翌日悪いといったときに、顕著に大河ドラマ館の入館者が減ります。やはり旅行の中で、首都圏の方から鎌倉に来られるに当たって、天気がどうなのか、翌日がどのくらい混むのかというところが、やっぱり見てとれるかなと思ったところでございます。
 旅行の一般の方を訴求するためには、一つとしては、実は駅貼りの部分についても、少し検討したところなんですが、なかなか駅ではやっぱり見ないというところがございましたので、今後、やっぱりツイッターであるとかSNSの媒体を使った部分というのを積極的に行っていきたいと思っているところではございます。
 
○長嶋委員  はい。大分いろいろずっと言ってきて、理解していただけたかなと思っているんだけど、団体も皆さん、団体と一くくりしないで、一般団体と募集団体って違いますからね。鎌倉の場合は、今、次長からお話があった、一般団体を集めることが売上げにつながるので、そこを、今、学生の話があったけど、実は学生はお金を使ってくれるんですよね。だけど、旅行会社の募集の激安ツアーは使ってくれないで、もう顕著な、これは当たり前の話なんですけれども。
 あと、これもう一点、このどちらから来たというところも、これは特徴的なデータが出ていると思うんですけど、横浜市が圧倒的に多くて、鎌倉市民は関心ないなと最初から分かっていた話で、意外と逗子が人口の割にはあるなとか、そういうデータがありますけれども、これについてはどのように分析されていますか。
 
○廣川市民防災部次長  今回、大河ドラマ館を行うに当たって、横浜のホテルの部分のコンシェルジュにもちょっとお声をかけさせていただいて、誘客につながるような形での宣伝はさせていただいたところではございます。この辺りが少し効いているのかなという部分は少し思っているところではございます。
 今後、また、横浜のホテル、比較的富裕層が泊まるようなホテルというのも多くできているところでございますので、引き続き今後、先ほど少し述べさせていただいた、鎌倉の観光の中で体験できるようなものというメニューを用意しつつ、横浜から宿泊客の方を持ってくるという部分については、有効的なのではないかなと思っています。
 また、横浜市自身も、特にインバウンドは今まだ落ち込んでいるところでございますが、インバウンドの旅行客、横浜の部分については増えてくることは見てとれるとは思うんですが、横浜の場合、いわゆる鎌倉というか日本の歴史自体を知るというところの部分については、横浜自身は舶来ものというような形で今まで言っていて、それは日本人には受けるんですけれども、外国人には受けないというところが実はございます。
 横浜と協調する部分というのが、この辺り、日本の歴史、武士、古都という部分については、今後、訴求できる部分ではないかなと思っておりますので、宿泊客の部分については、横浜、それから電車からしますと新宿辺りのホテルからよく来ているところが見てとれますので、この辺りを力を入れて誘客につなげるような形で動いていきたいと思っているところではございます。
 
○長嶋委員  私は昔から宿泊施設がない鎌倉、横浜のホテルとかと連動して、あと箱根と連動してやったほうがいいですよというのはずっと言っていましたけれども、今、次長はやっと様々御理解いただいたので、そこにどういう施策を持ってきて、それで先ほど最初にあった広報、やっぱりこれの連動、一体の連動が必要で、あと、これはこの表でいくと、どちらかのところで13番、14番の関西とその他、やっぱりここを持ち上げないとお金の消費額は増えないので、幸いなことに、鎌倉市内も小さいとはいえホテルが結構大分できたので、ありがたい話ですけど、今後そこの需要はかなり見込めてくるので、そことの連動とか、当然、旅行会社の、そういう個人ツアーのパッケージとかももちろんつくってもらえばいいですし、これは、だからこのデータを特に生かして、下のほうはあまり意味がないかなと思うんだけど、ぜひちょっと、その辺、これ最終的にまだ最後まで取ってやられるんだと思いますけど、次にぜひつなげる、6億円なんか使って、高いお金を払ったかもしれないけど、そういう意味では、こういうデータは意味があって、次につなげるにはそういうところで生かしていただけたらと思います。
 以上で終わります。
 
○久坂副委員長  来場者のところなんですけれども、ちょっとやっぱり鎌倉市民の方、よその市からいらっしゃって、入館者の自治体別の表なんですけれども、やっぱり鎌倉市民の方も、最初は高かったんですが、回を重ねるごとによって減ってきているということですけれども、この数字についてはこんなものなのかなとか、どういった評価をされているかをちょっとお伺いしたいと思います。
 
○廣川市民防災部次長  鎌倉市民の方に多く来ていただくというのは、鎌倉の歴史を知っていただくためのきっかけになるのがドラマ館であるという形で始めたところがございますので、多くの方に来ていただきたいと思ったところでございます。
 前回、9月定例会のときにも報告をさせていただいた市民割の部分についてのときには、一定の方がやっぱり来ていただいたところが見てとれたところでございます。それ以降、少しこれを見ると落ちてしまったかなというところが実はございました。
 また併せて、このドラマ館を見ていただいた後に、国宝館、それから歴史文化交流館というところを見ていただくという仕組みを今回つくったことで、多くの方に鎌倉の歴史を知っていただいたのではないかなと思っているところでございます。
 一方、鎌倉市民については、国宝館、歴史文化交流館、今年から無料開放という形になりましたので、この辺りで、歴史を知っていただくきっかけの一つにつながったのではないかなと思っているところでございます。
 ちょっとこの今回の率からすると3.9%ということで、鎌倉市の方が少しやっぱり少なかったというところは、ちょっと反省点かなと思っているところではございます。
 
○久坂副委員長  ありがとうございました。それで、1月過ぎまでしか開館しないということで、ぜひラストスパートということで、市民の方にも、もうすぐ閉館するのでぜひ見ていただきたいというようなところで周知をお願いしたいと思っております。
 それで、ちょっと細かい話で恐縮ですけれども、今、御説明の中でありました、大河ドラマ館に入場の方は国宝館とかが入れるというところで、私も他市からお客様をお迎えしたことがあるんですけれども、国宝館の休館、修繕の期間がございまして、せっかくこの大河ドラマ館というところが期間が限定されていて、それとセットで入れるというところで他市から来たのに、修繕の期間があったということは、ちょっと、それはすみません、これはこのことに限らず、どういった感じでこのキャンペーンを張って、いろんな鎌倉の施設を見ていただくんだというところを、ちょっと連携不足なのか、ごめんなさい、突発的な修繕だったのか、ちょっと私もそこまでリサーチしていないままお伺いしているんですけれども、それはどういった感じの要因だったんですかね。
 
○廣川市民防災部次長  いずれも国宝館、歴史文化交流館については、当初、どうしても展示替えという部分がございまして、そこでのお休みというのが生じる。また、年次で決まった点検日というのがあったりして、どうしてもそのような部分については出てくるというのは、最初から分かっていたところでございましたが、やはり、そのために1月9日に大河ドラマ館自体は閉館いたしますが、3月いっぱいまでは使えるということで、再度来ていただく仕組みということで考えてやったところではございますが、ちょっとお休みになられている期間があるということで、必ずドラマ館に来られた方については、今はここがドラマ館で、国宝館にも行けますが、国宝館はお休みということで、周知については十分周知をしたつもりではございますが、残念だっただろうなというところで、ちょっと反省点かと思っております。
 
○久坂副委員長  実は私もその期間というのを承知していないまま、他市から、今姉妹都市がいらっしゃったときも、ちょっとそれとはまた別件でお話をしていたんですけれども、周知をしてくださっていたかもしれないんですけど、なかなかそこに行き着かないところで、当日来てみて、えっ行けないんだ、みたいなところがありましたので、主催側としては、もう当然年度当初から織り込み済みですよというところがあったかもしれないんですよ。それがやっぱり本当に届く形でというのは、御存じのとおりなかなか難しいところでありますので、今後の周知につきましては、ちょっとまた一段の工夫をお願いしたいところでありますので、お願いいたします。
 先ほどの最後の説明でございました、大河ドラマを契機にした今後の取組というところにつきましては、先ほど2点ほど御説明いただいたと思うんですが、議会からも、予算特別委員会では、様々な方面における大河ドラマの効果というところを、今後も市の施策の中で生かしてほしいということを要望しておりますので、また次回の常任委員会で、今後についてはどういったことを行うかということをまたしっかり伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
 
○児玉委員長  私からも一言。早いもので、ついこの間開館したと思ったらもう終わりということで、ただ前回も私も申し上げていますけれども、まだ全て終わったわけではありませんので、最後の最後まで、一人でも多くの方が来館していただけるように、私も微力ながら、ツイッターとかでリツイートしながら、一人でも多くの方が来ていただけるようにということで、私も取り組ませていただいております。
 また、今後の取組をベースに、この鎌倉の魅力を高めていけるように努めていただきたいなと思いますので、最後まで、もう少しですけれども、よろしくお願いいたします。
 本件に関しましては、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では了承と確認させていただきます。
 職員入退室のため休憩とさせていただきます。
               (13時36分休憩   13時37分再開)
 
○児玉委員長  それでは、再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第5報告事項(6)「鎌倉市商工業振興計画の策定状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○商工課長  日程第5報告事項(6)鎌倉市商工業振興計画の策定状況について、説明いたします。
 初めに、鎌倉市商工業振興計画の策定に係るこれまでの経過について申し上げます。
 鎌倉市商工業振興計画は、鎌倉市商工業振興計画推進委員会を組織し、令和元年度に3回の委員会を開催し、素案を取りまとめておりました。しかしながら、その後、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、令和2年度及び令和3年度の開催を見送ることとし、この間、コロナ禍における本市商工業への影響を踏まえた上で、計画を再検討する必要があると判断し、令和4年度から推進委員会を再開しています。
 これまで2回の協議を経て、委員の皆様から頂戴した御意見を取りまとめ、今回、お手元に鎌倉市商工業振興計画(働くまち推進計画)(案)として、お示しするものです。
 それでは、本計画案の概要について説明いたします。
 初めに、目次を御覧ください。大項目としては7項立てで、「1 計画の背景と目的」、「2 本市商工業の概要」、「3 計画の基本的な考え方(第3次鎌倉市総合計画上の位置づけ)」、「4 施策及び個別事業」、「5 主要KPI一覧」、「6 付属資料」、「7 策定経過一覧としております。
 なお、「6 付属資料」及び「7 策定経過一覧」については、計画策定時に添付を予定しておりますので、本日はこのうち1から5までについて説明いたします。
 なお、これから説明するページ数につきましてでございますが、資料のページ下部に記載してある数字になりますので、御了承ください。
 それでは、初めに1ページ、「1 計画の背景と目的」について申し上げます。
 市民や本市で働く勤労者の中には、できるだけ都内等へ通勤する負担を減らし、自然と歴史に恵まれた環境を享受しながら、地元で働くことを希望される方が増えてきていることや、コロナ禍における県境を越えた移動の制限、在宅勤務の増加と相まって、これまで以上に職住近接のまちづくりが求められていることを背景に、本計画の目的を、商工業発展の将来像として、市民等のワーク・ライフ・バランスが保たれ、豊かなライフスタイルの実現につながる「働くまち」を目指すこととしました。
 次に、同じく1ページから18ページにかけて記載しております、「2 本市商工業の概要」について申し上げます。
 「(1)外部環境」として、初めに、「ア 人口の推移」では、17万人台を維持している総人口の現状と、今後、減少に向かう人口の見通しについて。次に、「イ 就業者・通学者」では、ベッドタウンである本市の状況と昼夜間人口比率について。次に、「ウ 交通アクセス」では、本市の鉄道網と道路網について。次に、「エ 観光客」では、観光客数及び観光消費額のコロナ前後の比較について。次に、「オ SDGs」では、SDGs未来都市に選定された本市における商工業分野の取組方向について述べています。
 続いて、「(2)基礎データ」として、初めに、「ア 事業所」では、本市の事業所数が7,000所から7,500所程度を推移していることについて。
 次に、「イ 従業者」では、従業者数が6万5000人から7万人程度を推移していることや、国、県及び本市における失業者の推移について。次に、「ウ 法人市民税」では、ここ数年の法人市民税が20億円を下回っていることについて述べています。
 続いて、「(3)現状と課題」として、初めに、「ア 中小企業等(小規模企業を含む)」では、市内事業者の状況とコロナ禍における景況及び今後の課題について。次に、「イ 製造業等」では、これまでの主な製造業等の操業状況及び新たな製造業等の立地について。次に、「ウ 新産業の集積」では、産業別特化係数が高い「学術研究、専門・技術サービス業」「宿泊業、飲食サービス業」及び「情報通信業」の雇用創出の可能性について。次に、「エ 商店街」では、商店街の現状と今後の存続に向けた課題について。次に、17ページ下段からは、「オ 伝統的工芸品」では、販路の拡大による出荷額の増加や後継者育成による技術の伝承の必要性について述べています。
 続いて、19ページから25ページにかけて記載しております「3 計画の基本的な考え方(第3次鎌倉市総合計画上の位置づけ)」について申し上げます。
 初めに、(1)計画の位置づけでは、本計画は、総合計画基本計画の施策を前提に、商工業及び労働に関する分野別計画として位置づけるとともに、働く場の確保と働く環境の整備を2本の柱にした職住近接のまちづくりを進め、総合戦略の基本方針である「働くまち」を実現するための具体的な方策を示すとともに、2本の柱の根底に横たわるウィズコロナ、アフターコロナへの対応の3つの視点を持ってまちづくりを進める旨述べています。
 続いて、(2)計画の骨子では、初めに、「ア 「働く場」の確保」では、創業支援、中小企業等への経営支援、企業立地支援、商店街の活性化に取り組むこと、次に、22ページの「イ 「働く環境」の整備」では、就労支援、労働環境の整備、ものづくりの伝承に取り組むことを述べ、それぞれにKPI・主要業績指標を設定し、目標値を示しています。
 次に、24ページからの、ウ ウィズコロナ、アフターコロナへの対応では、国・県を含めこれまで実施してきたコロナへの対応を述べるとともに、今後、同様な災害が発生した際の備えやコロナからの経営回復を目指した事業再構築への支援について述べています。
 続いて(3)計画期間は、令和5年度(2023年度)から令和14年度(2032年度)までの10年間とし、商工業を取り巻く状況に変化が生じたときは、必要に応じて見直しを行うこと。
 また、(4)推進体制では、庁内関連各課はもとより、国・神奈川県、鎌倉商工会議所・地元金融機関及び地域の商店街団体等と連携して、本市の商工業振興を図ることについて述べています。
 続いて、26ページからは「4 施策及び個別事業」として計画の骨子で述べた施策ごとに、計画期間中に実施する事業について、次のとおり一覧表にまとめています。なお、事業名に二重丸を付したものは、計画内容に新規的要素を含むものとして整理しています。また、事業名の下の括弧書きについては、総合計画実施計画における事業名を付し、予算との関連を示しています。
 それでは、計画期間中に実施する主な事業について説明いたします。
 初めに、(1)創業支援では、新たに実施する起業家スタートアップ支援において、若年層を中心に起業家のすそ野を広げ、起業へのハードルを下げるためのプログラムを実施します。また、商工業元気アップ事業をリニューアルし、創業に特化した事業募集を行います。
 次に、(2)中小企業等への経営支援では、中小企業経営基盤強化事業費助成事業において、中小企業者等が行うIT関連の基盤整備やマーケティング調査などの充実を図り、アフターコロナにおける事業の再構築を支援します。さらに、小売業や飲食サービス業など対象業種の拡大について検討します。
 次に、(3)企業立地支援では、特に、深沢地域整備事業用地においてウェルネスの向上につながる企業の誘致を図るため、鎌倉市企業立地等促進条例の積極的な周知を図るとともに、神奈川県企業誘致促進協議会と連携し、誘致活動を進めます。また、市外企業のサテライトオフィスの整備に対し、支援します。
 次に、(4)商店街の活性化では、商店街自体の魅力アップのための助成、各商店街の要望を踏まえた基盤整備のほか、キャッシュレス決済推進事業により、オーバーツーリズムやインバウンド対策を進めます。
 次に、(5)就労支援では、若者に鎌倉で働く魅力を伝える若者等雇用促進事業やワークシェアの仕組みにより高齢者や女性が、技能、体力及び時間に応じて働く環境を整備するモザイク型就労支援などの新たな事業を進めます。
 次に、(6)労働環境の整備では、鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会との協働によりテレワークを推進することで、テレワークを行う勤労者を増やし、個々のワーク・ライフ・バランスを整える手法の一つに位置づけます。
 次に、(7)ものづくりの伝承では、伝統鎌倉彫事業協同組合とともに、新製品の開発、販路の拡大及び後継者の育成につながる事業を進めます。
 次に、(8)ウィズコロナ、アフターコロナへの対応では、これまで実施し、有効であったウィズコロナへの対応を継続するとともに、今後のためのBCP(業務継続計画)として、今回の対応状況を参考に「緊急感染症対策」「緊急経済対策」及び「緊急雇用支援」として取りまとめています。
 続いて、35ページの「5 主要KPI一覧」では、これまで設定したKPIを一覧で掲載しまとめています。
 以上で概要説明を終わります。
 最後に、今後の予定について報告いたします。
 本委員会への報告後、12月下旬から鎌倉市意見公募手続条例に基づくパブリックコメントを実施し、いただいた御意見を基に最終案を作成します。その後、鎌倉市商工業振興計画推進委員会における確認、政策会議における審議、庁内手続を経て、令和5年3月に策定する予定です。
 なお、計画策定後も推進委員会は継続し、進行管理をしていく予定であり、本計画の目的達成に向け、事業を推進してまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○日向委員  いろいろあるんですけど、まず1点目が、商店街のところでございますけれども、平成10年のときから比べて減ってきているというところのデータは出ているんですけれども、やはりそもそも商店街に加盟するというか、入ることのメリットといいますか、そういったところも、例えば新規に鎌倉にお店を開く方々に対しての、紹介して入っていただくというところがすごく大きいと思うんですけれども、その辺については、何か今後のこの中でやっていくというものとかがありましたらお伺いさせていただきます。
 
○商工課長  商店街への加入につきましては、こちらについて、商工課の中でも課題としておりまして、これまでの、今ある既存の支援事業なんですけれども、活性化補助金だとか、それから共同施設の補助などを経て、にぎわいの創出をつくっていただく中で、その加盟する方のメリットというものをそこでつくっていただければということで考えながら、例えば活性化事業の中では、例えば商店街の中でイベント等に参加したときには、何かグッズをプレゼントするようなものなどとかという案もこちらから提供しつつ、その会員になる魅力というのを提案、模索しているところなんですけれども、各商店街ごとのいろいろと諸事情だとか、それから風土というか、そういったところもあり、それぞれの商店街会長ともいろいろ話をしながら模索をしているところなんですが、なかなか難しいところが今現状でございます。
 今後についても、商店街会長と、またその事業者等で意見交換をしながら、いいものができていければいいかなというところで今考えているところでございます。
 
○日向委員  やっぱり加入促進というか、そこの部分が難しいところではあるなとは思うんですけれども、もしも何か補助とかそういうものを、市から何かというようにやるとすると、商店街にまず話が行ってとか、商店街から、そこからまた各お店に行っているとかという形で、個人にいきなり市からというのは、なかなかできないところがあって、やっぱり商店街を通してみたいなところはあると思うんですけれどもやっぱりそういったところで、一つは商店街に入ることというところでのメリットもあるのかなとは思うんですけれども、10年後に、かなりこの計画ですと600店くらい上げるんですかね。加盟数が増えているんですけれども、これはどういう試算といいますか、どういったことをこれがこのぐらい増えていくとかいうのが、踏まえてのこの数になっているのかという、その辺をちょっとお伺いさせていただきます。
 
○商工課長  こちらの目標値につきましては、これは平成10年のピーク時がございましたので、やはりまたそのような状況に戻っていただければというようなことで目標値にさせていただいてはおります。
 
○日向委員  少なくともそこのところにはもっていきたいというところの中での数ということですか。分かりました。承知しました。
 この間、キャッシュレス決済のところでこの間やっていただいて、早めに終わってしまったというところもあったんですけれども、それは有効に使われたのかなと思うんですけれども、その後だと思うんですけれども、キャッシュレス決済、今後、この中で推進事業として活性化の中で上げていられるんですけれども、まだちょっと期間的に終わったばかりであれだとは思うんですけれども、例えばそこにこの間参加してくれた店舗も、今もそれを、その機種を使っていただいてやってもらっているのか、ある意味そのときだけしか使っていただいていないとか、そういったところを追いかけているというのは、今は出ていないかもしれませんが、今後その辺は分かってくるというか、調査していただけるということでいいですか。
 
○商工課長  こちらにつきましては、キャンペーンは終わりましたけれども、今後、効果測定がまだ続いておりますので、その辺は後の御報告になろうかと思っておりますが、御報告はいたします。
 ただ、このキャッシュレス決済の推進と書いてありますが、この間のようなイベントもありますし、また、キャッシュレス決済の推進には、消費者がどんどん使うという効果も必要なのかなというところもありますので、この間のようなキャンペーンをするだけがこのキャッシュレスの推進につながるとは考えておりませんで、今後も機会を捉えて、この間のキャンペーンのときにも消費者向けに教室を開いたりというのもさせていただきました。またそういったところを通じて、事業者にもキャッシュレスのメリットというのを周知するという別の方法もございますので、そういったいろいろの角度から推進を努めていきたいとは考えております。
 
○日向委員  その消費額のところだと思います。4ページのところに観光客の観光消費額の一覧を、平成29年のところから書いていただいているんですけれども、結局客数、単価だとは思うんですけれども、この出し方的なもので。今後、かなり5年、目標額というのは、令和7年度に1036億円ですか、出してはいるんですけれども、もちろん入り込みの、観光客数が増えることも想像されて、計算されているとは思うんですけれども、その単価というのは、これは鎌倉市としては、近年どうなんですかね。やっぱり基本的にそんなに一人のお客さんが使う単価というのは増えていないのか、例えばキャッシュレスが増えることによって今後はこれは伸びてくるというような考えなのか、その辺はちょっとお伺いさせていただいていいですか。
 
○商工課長  単価につきましては、こちらの、いろいろと今回のKPIについては、様々な、うちの課だけではなく、いろいろな計画のところから持ってきているところもございまして、やはり市としては全体で同じ目標に向いていこうということで設定したものでございます。
 そこの単価については、大変申し訳ございません、こちらでは今状況はまだ把握はできていないところなんですけれども、この間のキャッシュレスのところでいけば、QRコード決済とかというのであれば、比較的少額な消費なんじゃないかなとは思います。ただ、1回の消費なので、そこのところがなかなか、全体ではというのはなかなか把握していなく、難しく、お答えすることができないんですけれども、状況としてはそういうようなことになっております。すみません。
 
○日向委員  やっぱり今後、そういう消費額を上げるという目標がある中では、人数もそうですけれども、やっぱり単価というか、そういったお金を使ってくれる方を呼ぶというのも必要だと思いますので、キャッシュレスというのも一つの買い物をする方にとっては便利になる部分ではあると思いますので、それを推進していくということですので、今後、この大きな計画は今後続いていくと思うので、また適宜見ていきたいなと思うんですけれども、今はこれで、私の質問は終わります。ありがとうございます。
 
○くりはら委員  創業支援のところについてお伺いしたいんですが、今、新たに創業したいよという方のために、アドバイザーの派遣をしたり、それから、優秀賞を取ったところには補助をするとか、そういうようなことで元気アップ事業なんかもやっていただいてはいるんですけれども、先日の一般質問にもさせていただいたんですが、そもそも鎌倉市の課題を解決すべく動いてくれる企業みたいなものを育てるということも、そういう視点も必要かなと思っておりまして、要するに、今捨てているものを何とか生かす方向でやってくれるような農業、漁業の新たな起業家みたいな方を育てるとか、あとは、鎌倉市に林業の従事者がゼロで、林業に携わって人材育成からやってあげようと思ってくれるような、そんな企業が育つといいなとか、あとは、新たなものづくりというようなところも、今とにかく鎌倉で課題だと思っているようなことをピンポイントで、じゃあ立ち上がってみんなで創業しようというような、そんな団体がいてくれるといいなと思う中で、例えば、今、NPOの法人で、既に、例えば、竹を利用して、何かこの山を守りながら竹を生かして商品に変えていこうみたいなことを、ボランティアレベルでやっていらっしゃる方々というのがいらっしゃったり、つい先日も、私、市民活動のフェスティバルを見てきましたけれども、NPO活動をしている方々って、ある程度団体でいて、鎌倉の、少しでも役に立ちたいみたいな方々が活動されている中で、大抵皆さん、資金援助が欲しかったりするわけです。活動の場も欲しい、それから資金援助もしてほしい、それでそれをうまく回せるようになってくると、本当に企業として創業できるパターンもあるかもしれないというのを、ちょっと可能性を感じたものですから、とにかく起業してほしい、創業してほしいと言うだけじゃなくて、何かもう既に頑張っている人たちを支援するとか、それが最終的には鎌倉市の問題を解決する企業に育っていくみたいな、そういう育てる形みたいなものを、もうちょっとやっていただけるとありがたいなと思うんです。
 今その発想を、気持ち的には、この文章の中に入れているつもりかもしれないんですが、そういうピンポイント、そういう企業が育つといいというものがあるはずなので、そこのところの洗い出しなども含めてやって、協力していただけないかなというところをお伺いします。
 
○商工課長  今、言ったような創業について、我々としては、発掘をして、洗い出しをして、何かこういった課題がある中で手を挙げてやってみませんかという制度については、残念ながらここにはないような状況ではあります。
 ただ、今後、就労支援にしろ、それから創業にしろ、今後は一人で何かやっていくというのは非常になかなか難しいような状況かなというのもある中で、市が支援する一方、市もずっと永久に支援するわけにもいきませんので、横のつながり、コミュニケーションというのは、今後大切にはしていきたいと考えていて、市が提供するだけじゃなく、横のつながりからこういうのがあるよ、ああいうのがあるよというような、そういった動きができればいいなというところで考えているところです。
 その中では、創業支援の中でも、起業家スタートアップ支援という、そういったところについては、その辺も狙った事業と考えておりまして、今、委員おっしゃったように、我々から発掘して、それからリストアップしてというのは、なかなかちょっとできるかどうか難しいところではあるんですけれども、そういったところから市内の皆さんの目でいろいろな掘り起こしをしながら企業支援につなげられればいいかなとは考えております。
 
○くりはら委員  洗い出しをするのは確かに大変なんですが、今、既に、例えばNPOセンターでは、どういう活動をしている団体がどのくらいいるよとか、実際つなげるという役割もしようという気持ちをお持ちでいらっしゃるので、そこと、要するにNPOの活動支援センターの皆さんとの商工の側がうまく話す場をつくっていただくだけでも、ちょっと発想が広がるのではないかなという思いも持っておりますので、ぜひ一度話をしていただけないかなというところ、お願いしたいんですが、いかがでしょうか。
 
○商工課長  創業支援というのは、これから力を入れていきたいところではありまして、いろいろなお話を聞いてつなげられればとは思っておりますので、今聞いたお話については、ちょっと一度お話を聞きながら、商工の支援として、今掲げているメニューのところにもしつなげられれば、そういったところの検討は進めていきたいと思います。
 
○長嶋委員  今回、この出していただいたのは、非常に出来はいいなと私は思っておりまして、久しぶりにまともなレポートをいただいたと思っているんです。申し訳ないけど。そういう感想を持っています。
 それが実行して落とせるかどうかというのは、市長の考えとか、予算のつけ具合とかあるから、簡単ではないと思うんですけれども、これ、出来はとてもいいんですけど、これは作るのにコンサルタントとか外の何か会社とか何かに頼んだりしていますか。
 
○商工課長  こちらについては、原課の中で考え、進めていきました。
 今回こういった計画にしたのは、当初は、やはり事業をただ単に並べて周知していくよというような形だったんですけれども、改めてコロナを踏まえて、それからこれまでの調査等も洗い出しをした中で、働く街、職住近接、ワーク・ライフ・バランスというのが大切になってくるであろうというところから、ちょっとブラッシュアップというか、さらにそのテーマを基につくり上げてきた、特に原課直営で全て作ったものになっております。
 
○長嶋委員  前もたしか環境部の何かの計画だったと思いますけれども、聞いたら同じ答えで、結局、いろんな部署が基本計画とかをつくるのにコンサルを入れて何かやるんだけど、自前でやったほうがよっぽどいいものがつくれるんですよ。だからそれはもう市長、副市長に、部長から言っておいてくださいね。委員会で言われたと言えばいいんですよ。長嶋議員に言われたと。すばらしく、いい内容だと思います。この特にデータ編なんかは、非常に我々議員としては参考になるというか、今後の例えば質問とかにも非常に使える中身です。
 それで今、ちょっとね、くりはら委員から、横のつながりのことをお話しされたんですけれども、NPOだと次長は同じ部長でいらっしゃるから、つないで、横の連携ができると思うんですね。この間、同僚議員の一般質問で、空き家の話があったんですけど、空き家をこういうふうに活用するのは、計画があってこういうふうに募集をかけていますといったって、応募がないみたいな、そういう団体が。そういう可能性があるんですけれども、逆側から見ると、やりたいんだけどそういうそこに行き届いていないので、情報が。もうこれは鎌倉市の決定的に、つくっているんだけど、やりたい人もいるんだけど、マッチングができていないのが非常に多いんですね。
 例えば私、前からちょこちょこ言っていますけれども、福島県の南会津にNPOの活動で行っているんですけど、それは今の竹の話に近いんだけど、カヤを刈って、かやぶき屋根の保全をやっているNPOなんだけど、すごい募集をかけると人がもうみんな物すごい集まって、一生懸命やってくれるんだけど、皆さん。これ、役場で長いことやっているんだけど、今は補助金をつけてくれているんです。課長さんは観光商工の担当の課長が受け持っておられて、当日の作業をする日も、皆さんもうすごい人数で、役場の方たちが、土日ですけれども、来てくれてやっているのね。そういうマッチングが、私はちょっとできていないと思っているんだけど、それは瀧澤次長に聞いたほうがいいのかな。
 例えば福祉とか防災でもいいと思うんですよ。事業化できるものって多分いっぱいあって、工夫によってはできると思うんですけど、マッチングが悪いのね。行き届いていないの、情報が。というところがあるんですよ、物すごく。
 空き家の話もそうなんですけど、その辺どうですか。部署がどこがやるかというのはあるけど、企画とか行政マネジメントとか広報なのか、その辺ですよね。その辺はどう思いますか。
 
○瀧澤市民防災部次長  今御質問いただいた、NPOで活動されている方、あとは自治会で活動されている方、先ほどくりはら委員の御質問で、つながる鎌倉エール事業というのを始めて、NPOのまずは始めてみようという方たちに対して、スタートアップコースというのを令和4年度から開設して、今年度3団体が採択されて、今、実際に活動されています。この間、恐らく御覧になられたのは、鎌倉竹部といって、この事業を活用されて、竹細工を使った作品ですとか、竹林の中に入って伐採したりとかという活動をしているところなので、そういった意味では、NPOをまず始めてみたいという方たちに関しては、令和4年度からそういう事業を始めたので、今後もそれを利用していただきたいというところと、空き家の利活用ということですと、自治会・町内会とかも、実際に御自身たちで町内会の中を歩いていただいて、空き家の状況を確認していただいています。
 実際に私たちの地域のつながり課に、空き家の利活用、空き家の状況というのを、役所の何課に相談したらいいんでしょうかというので、実際にこちらに来られます。今のところですと都市整備総務課というところの中の住宅担当というところに、こちらからおつなぎをして、その後は実際に原課と自治・町内会の方たちとで話をしていただくというような対応をしているところです。
 それ以外にも、恐らく、今おっしゃられるように、NPO団体の方々が、いろいろ行政の中との関わりをもって、いろいろ地域サービス地域支援をしていくということを一緒にやっていきたいというところは多分多くあると思いますので、今のつながる鎌倉エール事業の中で協働コースというのも令和4年度から始めて、市役所の担当課と一緒になって課題を解決していこうというコースも新設したところなので、どこがやるかということになれば、多分私たち地域のつながり課がそういう市役所のそれぞれの担当課につないでいって、事業化できるものであればその協働コース等を活用して、一緒になって考えていくというような取組をしていこうかなと考えております。
 
○長嶋委員  竹部、私のアパートの隣でいつもやっているのね、古民家でね。商品化できるんですよ、全然。それで事業化できるし、私、前、竹のフェンス、塀を、ワークショップをやっている方がいて、これは事業化してやれば、相当鎌倉はそこに助成金なりをつけてやれば、鎌倉の景観の形成にも役立つよと提案していたことがあるんだけど、ぜひちょっとその辺、よほど、そこにだから場所をつくってお金をつけてねという、お金をつけてくれないとやれないからね。
 それでちょっと、資料の中の重要なところだけ、2ページ、11ページに法人市民税の推移ということで載せていただいている、これは一目瞭然のぱっと載せていただいているんですけれども、リーマンショックの前の年が一番、この表の中の1997年から、一番法人市民税の歳入が多くて、当然ですけれどもリーマンのときにがたんと落ちて、そのまま若干上下しながら、2016年が一番低くて、今はちょっと上がって、横ばいの感じがずっと来ているわけです、法人市民税。
 これ、額を見ればもう一目瞭然で、鎌倉は特に観光客がたくさん来ている。しかもこの2021年なんかは、これは表がどこかになりましたけど、3分の1以下に観光客が落ちていて、法人市民税は変わらないレベルであるというので、まちの商工関係のお店とか企業さんが、法人市民税の税収に反映されていない欠点というか、同じ部長だからあれだけど、観光振興のところも、ここの改善を図るべくしないといけないと思うんですけど、この辺は、課長は商工の立場ではどういうふうに思っていますか。
 
○商工課長  今回、この計画の中には観光消費額ということで目標値とさせていただいております。鎌倉市全体の商店街というわけにはいきませんけれども、やはり観光収入もその鎌倉の中の観光地半分を占めているかと思っておりますが、そういったところで、商工業の振興をしていくに当たって、この観光収入も非常に大事なものではあるのかなと思っています。
 これが一つ目標とすれば、このためにも商店街の振興なり、それから各個店の支援なり、それが観光につながっていくということにも、必ずしもつながるかといってもなかなか難しいところもあるかもしれませんけれども、つながるものであるというところから、商工の視点からも引き続きこれを目標にしながら事業者支援をしていかなければならないかなとは考えております。
 
○長嶋委員  観光客の消費だけではなくて、それよりももっと額的に多いのは市民の消費があるわけで、私は流通業を長年やっていたから、売る側の大手企業でやっていましたけど、要するに市民の消費も観光の消費も中央の企業に売上げを吸い取られているだけで、あまり落ちていないというのが現実問題としてあるので、市民の需要なんかも、そういうことですよね。今はネットで買っちゃえば、スーパーはスーパーで大手に行けば当然ですけれども、多少は入るけど、そういう構造が、日本全体の流通業の構造なので、そこを変えることに取り組まなきゃということで、今、この委員会でいろいろいって、何らかの提案ができたらと思っているんですけど、その中で、18ページ、鎌倉彫の出荷額の推移ということで、私はこれちょっと見て、想像はしていたんですけど、思った以上にこの売上げの下落、出荷額の下落がひどくて、2014年から比較すると、もう半分以下ですよね。4割ぐらいになっていて、これは結構、私的には衝撃というか、非常にこれ、こんなことで鎌倉彫が衰退していっちゃうなという危機感をちょっと持つような数字。
 これは多分コロナだからというだけではないような気もするので、この辺について、ちょっと今、当然鎌倉彫だけじゃなくて、正宗工芸とかそういったようなものもあるけど、ちょっと鎌倉彫だけの話で、この辺は今どのように考えていますか。
 
○商工課長  鎌倉彫の出荷額、それから組合数ですね、ここでは組合数とかも書いていないのですが、非常に下がっていっているというのが現状です。さらにコロナになってから、行動制限がでてきてしまい、教室などができなくなったためになおさら下がったというようなお話を聞いております。
 ただ、若干、コロナが終わったわけではないんですけれども、コロナが抑えられて教室もまた再開し始めたというんですけれども、現状、下がっていることは間違いないと思っています。
 この間のくりはら議員の一般質問でもございましたとおり、新たな販路拡大だとか、それから商品の開発など、一緒に取り組んでいるところなんですけれども、なかなかちょっと思うような、うまく回転しているような状況ではないのが、今、現状でございます。
 今後も引き続き組合員の方と一緒になって、販路拡大するための場の検索だとか、それから、見せる、触る、体験していただくようなそういった場の創出もしていきたいとは考えております。
 
○長嶋委員  ただ、現状は把握されていると思うんだけど、それに対してどうしたらいいかというのを具体的に進めないと、かなり危機的だと思うので、そういうこともあって、実は委員会で、富山の高岡市さんに伺いました。その話はぽつぽつ課長ほかお話ししていますけど、皆さん、議員さん、見てこられたので。高岡市はものづくりのまちで、主体は銅製品です。高岡市、ひもとくと正力松太郎さんの出身地だし、有名なところではショウワノートの本社があるし、藤子不二雄さんの、Fさんは生まれで、Aさんが隣の氷見市の生まれで、親御さんが亡くなって幼少期に高岡に移ってそこで知り合ってということで、高岡に行くともう藤子不二雄ワールドなんですけど、そういうまちなんだけど、銅のものづくりで非常に、特に最近有名なのは能作という会社があるんですけれども、たくさんやられて、取り組んでいる。
 私、ちょっと一般質問で申し上げましたけれども、この間、ちょっと新潟の三条市に行ってきました。新潟市も、ちょっと知らなかったんだけど、ジャイアント馬場さんが出身地だそうで、乗っていたキャデラックとか、工場の、金属製品、三条市。工場へ行ったら工場の入り口のところにジャイアント馬場さんの乗っていたというのがどんと置いてあって、観光客が喜びそうな感じの形で、その工場も見学できる形で、ちょっとお話ししましたけど、隈研吾さんの建てた図書館に行くと、図書館に入ると入り口のところにまず鍛冶の歴史、町のね、そのミュージアムがあって、その上が図書館になっているのね。入るとそういう町だということが一目瞭然で分かるというところと、あと横に別棟で鍛冶場道場とあって、その今行った教室体験ができるようになっていて、物すごく人が、子供たちが来ていてやっていたんですね。
 そういう環境で、各企業を回っても非常に勢いがあって、今どきの工場というのはこういうのだって、そういう感覚が、全然今までのイメージとは違う感じで、非常にすばらしいかなと。ただそれは行政がそんなに手を入れてお金を出しているわけでもなくて、皆さん企業努力で、非常に売上げが取れていると。それが最大のポイントはやっぱり海外への日本の高いレベルの技術が、やっぱり海外の評価が物すごい高いので、それで非常に売れているという、三条市の長谷川工作所というところで会長にわざわざ御案内いただいて、お話をいろいろ聞いてきましたけど、7割が海外の需要だという。この間コーナンに行ったら、ちゃんとコーナンにも、ペンチが一番主力なんですけど、置いてありましたけど、でも海外が7割と。しかも高い製品。日本の非常に職人の技術レベルの高い製品が飛ぶように売れるという、そういうものなので、多分、ほかにも町としてはいろいろあると思うんですけど、そういう海外……。
 そうだ、能作もパリにショップがあって、今、能作の作品を売るのに、最初は売れなくて苦労した経過を社長から伺いましたけれども、非常に今は評価されて、でもやっぱりそれなりの苦労をされて今があるんですけど、そういうノウハウを持っている町とか企業って、日本はやっぱりものづくりの町に行くとあるので、ちょっとその辺と交流するなりして、まずは職員もそうですけど、鎌倉彫の皆さんとか見に行って、学ぶことは、非常に重要だと思ったんですけどその辺はどうでしょうか。やったほうがいいと思うんですけど、それこそ隈研吾さんのような施設も、図書館として見られるとかあるから、職員にもぜひ、ここの部署だけじゃなくて行ってもらいたい、深沢の開発の人にも言ってもらいたいと思うけど、どうですかね。
 
○商工課長  鎌倉だけじゃなくて、技術の継承というか文化、それからそういった技術というものの、外国人の方の日本のそういったものを見る目というのは大変すばらしいものだというところを感じておりまして、海外への輸出というような、販路拡大というのもちょっと、一時話はしていたんですけれども、空輸の段階で製品がちょっとおかしくなっちゃったとかいうので、一旦は引っ込んでいるような状況ではあるんですけれども、確かに、やはり販路拡大のためには避けては通れないようなところでもあるとは思いますし、今、そういった取り組んでいる、日本の中にいろいろな町があるというのも、今委員からいただいたお話の中でも分かりました。
 こういったお話がある中で、再度販路拡大のために、海外に向けた取組だとかというのも組合員と話をしながら、できるところを進めていきたいとは考えております。
 
○長嶋委員  部長、ここで言っていて、課長と話すとそう言うんだけど、別に機会があったら市長とか副市長とかにも言いますけど、部長がちょっとそういう、若手の職員で、林まちづくり計画部長にも言いましたけど、ぜひちょっとそういう視察を、やっぱりものを見て何ぼですよ。やっぱり世間のやっているいいことを学ばないと。
 今、言った高岡の能作と、三条の長谷川工作所ね、長谷川工作所の会長に、高岡の能作の話をちょっと出したんです。ああ、能作さんでしょうと、うちの会社の若い社員たちはずっと交流していて、情報交換してやり取りしていますよと軽く言われたんですね。さすがだなと思って、やっぱりそういうものなんですよ。なので、やっぱりそういうことをちょっと、若手を中心に行かせてあげてほしいんです。視察の費用がうんたらとかすぐ言うけど、そんな6億何ぼもドラマ館にかけるんだったら、そういうことに金を使ってほしいんですけど、部長からちょっとそういう提案を、政策会議とか、挙げてもらいたいんですけど、どうですか。
 
○永野市民防災部長  先ほど、職員が周知を、マッチングをするのができていないというお話もいただきましたけれども、それも含めてですけれども、一重に職員のスキルというか、知識だったりとか、そういう部分が多分に影響しているのかなと私も思います。それが職員が自分一人だけで身につけられるようなスキルじゃなくて、そういうものの考え方とか、そういうものの見聞を広げて勉強することによって大きくなってくるようなものであろうと考えます。
 どのような形でそういうふうに職員がスキルアップできるかということも含めて、今後の課題として、おっしゃっていた政策会議で、となるかどうかはちょっとあれですけれども、今後、検討していきたいと思います。
 
○長嶋委員  前向きと捉えますけれども、ぜひ、それは部長の役目だと思いますよ。部長職の役目。課長に言ったって無理なんだから、ぜひ市長、副市長に言って怒られるんだったら、私が文句を言いますよ。なので、ぜひその辺、それはそれを授業料を払ってやってもらったって、皆さん、若手は答えてくれるし、そういうことをやらないとやる気にならないと思うので、ぜひほかの部署も含めて、ここだけじゃなくて、やってもらいたいと思います。
 
○くり林委員  こちらの振興計画については、データの精度や切り口、見せ方、どれも非常にクオリティが高いなと感じております。課題の取り上げ方についても、鎌倉市の現状のビジネスが直面する現場の感を非常に的確に捉えられているなと感じました。ありがとうございます。
 最終ページのKPI一覧に関してなんですけれども、こちらのKPIというのが、確認になるんですが、いわゆる努力目標のような形なのか、それとも何か相応のコミットメントを求められるKPIもこの中に含まれているのか、御教授いただければと思います。
 
○商工課長  こちらのKPIにつきましては、その前のページでそれぞれ事業費、事業の中に、施策の中で目標値として定めているものでございます。このKPIをもって、毎年委員会の中で進行管理をする中で、この数値に対してどれぐらい進んでいるかというのを、最終目標ではございますけれども、それに向けて取り組んでいく、そして進行管理をしていくようなものと位置づけております。
 
○くり林委員  そうしたら、いわゆるコミットメントの度合いという意味では、努力目標のようなイメージのほうが正しいでしょうか。
 
○商工課長  一応そのような形になろうかと思います。
 
○くり林委員  分かりました。ありがとうございます。
 
○久坂副委員長  KPIのところで、ちょっとほかの委員もやられていまして、私も伺いたいと思います。
 ほかの課で立てられた、例えば鎌倉市観光基本計画における消費額とかというのもございましたけれども、それ以外は、御課で立てられた目標値ということで、例えば、10番の市内居住勤労者の割合とかは、商工課で立てられた目標値ということでよろしいんですよね。
 
○商工課長  10番につきましては、そうですね、商工課の中で立てたものになります。それから、1番から3番につきましては、市民意識調査の中で行ったものになります。それから、それ以外のところについては、行政評価でも商工課が使っている数値だとか、既存のものを使っています。テレワークスペースの実積についても、行政評価で、12番の伝統鎌倉彫の年間支出額につきましては、コロナ前のものを目標にというような形で、こちらでつくった数値になります。
 
○久坂副委員長  今10番をあえて上げたんですけれども、KPIの立て方の考え方というところをちょっと明らかにしたくて、例えば令和14年度においては50%になっていますけれども、その令和14年の人口推計がこのぐらいであって、それで、就労に適している年齢が、年齢層がこのくらいであって、それで期待しているのが50%とか、そういった、要は、この計画が推進されることで実現されたい商工業を含んだ町の姿がある中で立てられているのかということが、ちょっとなかなか見えづらかったので、ちょっとそこら辺をお伺いしたところです。
 
○商工課長  こちら、目標の立て方なんですけれども、既に例えば市民意識調査の中では、もうSDGsの取組の中で目標が定められているものがございまして、そういったところのバランスとかも含めて、うちで立てるものにつきましては、いろいろと兼ね合いを含め査定させていただいているものでございまして、それぞれがバランスが崩れてしまうとちょっとおかしいかなというのもございます。そういったようなことも含めて、目標設定をしております。
 
○久坂副委員長  本市ではこれ以外の計画がいろいろありますので、そのバランスというのは承知しているところなんですけれども、承知はしているんですけれども、ちょっとそもそも計画があったとしても、その後でこの計画が新しい数値ですとかそういった実勢を踏まえて策定されるものですから、どの程度配慮するかは別として、やっぱり商工課の考え方が結構示されてもいいのかと思いますし、そもそもKPIの立て方とか数値が、どうしてこうなのかという説明が立たないと、施策ですとかそれに投じる予算というところがなかなか分かりづらいので、ちょっとお伺いしたので、商工課の中ではお持ちなのかもしれないんですが、もうちょっとそこら辺が分かりやすいといいのかなと思ったところです。
 すみません、それで、ちょっとだけ戻ります。5ページのところで、そもそもの市のSDGsのところで、例えば、ジェンダー平等を実現しようというところがありまして、ここに呼応するところが、市の中でやっていただいている、就労実態調査とかがありますよね。その中で、例えば男女の賃金がやはり格差があるということで、それをなくすための取組とか、そういったところが求められているんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺についてはあまり名称がないんですが、そこについてはどういうふうにお考えなんですか。
 
○商工課長  今回の計画につきましては、商工業振興計画ということで、施策それぞれ上げております。
 今、委員に御指摘いただいたところについては、当然その啓発すべきもの、正しく周知啓発すべきものということで、計画の前提というような考えでは捉えておりまして、特にここのところでは載せてはいないような状況でございます。
 
○久坂副委員長  今、30ページの(6)の労働環境の整備の1番のところでは、労働環境調査を実施していただいて、本市の労働施策につなげますというところまで一応書いてはくださっているところなんですね。それで、この賃金の格差においては、はっきり言って長年にわたり、本市だけじゃなくて全体的な課題なんですけれども、日本におきまして。ただ、SDGs未来都市をうたっている鎌倉として、もちろん計画の前提ではあるんですけれども、そこに関する施策を持っている商工課としては、具体的な施策というのは何なのかということを、ちょっと一段お考えいただければありがたいと思いますけれども、いかがですかね。
 
○商工課長  計画の前提ということで、これは全体の流れとして調査をしてやっていきますよということをうたって、ここには載せていますけれども、当然そういった取組も必要であって、だからこそ、ここでそういった取組をさらに何かをやってきますよということで載せたのではなく、計画の前提とさせていただいたんですけれども、そこのところについては、当然、今後も引き続きそこのところを周知しながら、企業に、是正とまではいかないんですけれども、直していただく、よりよい働くまちというように目指していくわけですから、そういったところの周知を努めていきたいとは考えております。
 
○久坂副委員長  ぜひよろしくお願いします。
 同じページの就労支援のところでお伺いします。(5)の就労支援の2番目の若者等雇用促進事業、新しい新規事業ということで入れていただきまして、ありがとうございました。鎌倉で働く魅力を伝える座談会等のイベントを実施するということなんですけれども、私、先般、一般質問で、eスポーツとかを利用した、eスポーツとかを鎌倉市で実施する全施策という中で、eスポーツというところをくっつけて、例えばプログラミング講座というのを、若者が夢を持って働くまちということを掲げて実施しているほかの自治体がございまして、講座のみならず、こういった若年層に対する就労のための支援ですね、就労困難者の下とはまた違う感じの、ぜひ雇用を支援するような事業も併せてお考えいただきたいと思いますけれども、いかがですか。
 
○商工課長  この若年等雇用促進事業というのは、働くまち鎌倉を目指す中で、先ほどから説明している創業支援の前提という、学生を中心とした形で、鎌倉に住み、働く、魅力を見せて、それで今後鎌倉で定住していただく、それから就労についていただくということを狙ったものでございまして、今、中身はまだそこまでなんですけれども、様々幅があるかとも思いますので、若者を中心に、そういった魅力を提供できるようなものがあれば、検討しながらそこの枝を広げるなど検討を進めて、そういった事業展開をしていきたいとは考えております。
 
○久坂副委員長  創業支援ではなく、鎌倉で働く魅力を伝えるものではなく、あくまで若者に向けて、働くスキルの底上げを支援できるような事業も併せてお願いしたいということで、よろしくお願いしたいと思います。
 それで、この就労支援の中には、含まれているよというお話があるかもしれないんですけれども、いわゆる就職氷河期の世代に向けましては、他自治体で、取りわけこの世代に向けた働き口をあっせんするですとか、そういったこともやっている自治体もございます。この鎌倉市のメニューの中には、あえて就職氷河期とは書いていないんですけれども、そこら辺についての配慮というのはどこかにありますでしょうか。
 
○商工課長  就職氷河期については、ちょうど特化して就労支援をしていこうという矢先にコロナが出てきてしまいまして、それで氷河期に限らず、全年齢層を対象に就労支援をしていこう、幅広く場所を設けやっていこうというようにしてきたのが、就職支援相談事業ということで、それを直営で、月に一度、それから何かイベントの折には就労支援をしていくための相談業務をしていくというように展開してまいりました。
 今後、これを引き続き、そういった氷河期だけに特化せず、努めていきたいと考え、このメニューの内容で全体底上げをしていきたいと考えております。
 
○久坂副委員長  おっしゃったとおり、就職氷河期のみならず、はっきり言って全方向に向けた就労支援というのが大変求められているとは思いますので、その発信の仕方で、じゃあ自分が対象じゃないんだとか、自分は対象なんだとか、なかなかそこら辺の情報の出し方というかリーチの仕方というんですかね、そこら辺のところは、じゃあちょっと御配慮いただいて、今後実施する事業に向けてはぜひ御配慮をお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。
 それで、ちょっと細かな話がいろいろ続きましたけれども、計画全体としては、本当にいろいろ各委員からもございましたとおり、項目に並べていただきまして、課題を並べていただいた上での対応策ということで、分かりやすい計画ということになっております。
 この計画なんですけれども、働くまちの推進という中で、地方創生から組んでくださった流れも含む中で振興計画を策定してくださっているんですけれども、これは商工業振興計画(働くまち推進計画)とあるんですけれども、これは本決まりとなった場合には、この働くまち推進計画というのがこの愛称としてやっていくという、すみません、何か名前が2つあるじゃないですか。だから例えば働くまち鎌倉推進計画とかいうのは、今後市民の方に周知していくとか、何かそんな方向なのかなと思って、商工業振興計画というと、やっぱり分かりづらいんですけれども、この鎌倉はやはり自然ですとか史跡に恵まれ、豊かな環境で働いていただけるというところを全面的に打ち出すんでしたら、この括弧内における計画のところを打ち出しをしていただいてもいいのかなと思っているんですけれども、これは並列であるのは何か意味があるんですか。
 
○商工課長  こちら、冒頭の御説明の中でもありましたとおり、ただ単に商工業を振興するだけではなく、職住近接、ワーク・ライフ・バランスということで、商工だけがうまく進めばいいだけじゃなくて、やはりそこに住み、働く人が大切だということで、並列にさせていただいております。
 まだここにはないんですけれども、目次の一番下ですね、開いていただいた最初のイメージ図のところも、そういったようなイメージを盛り込む予定でございます。まだどういうふうに呼んでいくかは決まってはいないんですけれども、共に働く人も、それから事業者も、共に商工業を盛り上げていきたいというような考えでつくっております。
 
○久坂副委員長  本当にこの鎌倉というところが、住んでよし、そして働いてよし、そしてまた学んでよしというところで、本当に魅力的なところですよというようにうたっていただける計画だと思っておりますので、その打ち出しについても、ひとつぜひ御検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。以上です。
 
○商工課長  1点ちょっと訂正をさせていただきたいと思っております。大変申し訳ございません。
 日向委員から御質問のありました、商店街の目標の数なんですけれども、私、平成10年の数値と申し上げたんですけれども、正しくは、各商店街のそれぞれのピークを足したものということになっております。大変申し訳ございませんでした。
 
○児玉委員長  ではすみません、私から1点だけ。
 先ほど来、長嶋委員かほかの委員もおっしゃっていましたけれども、この商工業振興計画、内容もすごく分かりやすくて、メニューも多くて、各支援策もすばらしいなと思っております。
 ただ、課題は、私が感じておりますのは、この前のキャッシュレス応援キャンペーンもそうだったんですけれども、せっかくすばらしいこういう施策だったりメニューがあっても、なかなか市民の皆さん、また事業者の皆さんに周知されていないというか、認識されていないと、せっかくのものがもったいないというか、先日来のありましたキャッシュレスキャンペーンも、「広報かまくら」ですとか、あとホームページに掲載して、また商工課長も歩いていろいろ努力していただいたんですけれども、それの恩恵を受けて喜んでくださった方もたくさんいる一方で、それすら知らなかったという方も結構多くいらっしゃって、それで気がついたらもう終わっていましたという中で、それは知らないほうが悪いんですよとか、それを言ってしまえばおしまいなんですけれども、でもそうではなくて、そういう方もいらっしゃるという事実も踏まえて、これはこの件に限らず鎌倉市全般について、お知らせするとか、いいことをやっているのになかなか知られていないとか、結構そういうもったいない部分が結構あるなと私は感じているので、その辺は課題だと思うんですけれども、この件に関して、今後どういうふうに改めてですけれども、一人でも多くの方に周知するという意味では、どういうふうに捉えてトライしていくかというのは、ちょっと考えをお聞かせいただきたいんですけれども。
 
○商工課長  これまでも事業の周知につきましては、使える手段ですね、SNSだとか広報、それからいろいろな情報提供をさせていただける事業者の方々に直接させていただいたりもしておりました。やはりでもそれでも届かないというのがございまして、今後もあらゆるものを使ってお知らせしながらも、やはりイベント的なものだと、短期なものになりがちであります。今回は10年のものにもなりますので、今後回数を重ねるなりして、媒体というか、手数だけではなくてというか期間を設けて周知するのがひとつ、今回より多くの周知につながるのかなと思うので、そういったところを努めていきたいと思います。
 
○児玉委員長  引き続きよろしくお願いいたします。
 それでは、本件に関しましては、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では本件は了承と確認させていただきます。
 それでは、市民防災部分職員退室、また環境部職員入室のため、休憩とさせていただきます。
               (14時44分休憩   14時54分再開)
 
○児玉委員長  それでは再開させていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第6「議案第60号「令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)のうち環境部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○?橋(謙)環境部次長  日程第6議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算第8号のうち、環境部所管部分について説明いたします。
 議案集(その1)は、67ページを、補正予算に関する説明書は、12ページを御覧ください。
 第20款衛生費、第10項清掃費、第10目じん芥処理費は8368万3000円の増額で、最終処分事業は、焼却残渣の運搬及び処理に要する委託料、焼却残渣を処理する施設が立地する自治体への負担金を、名越・今泉各クリーンセンター及び笛田リサイクルセンター管理運営事業は、各施設の管理に要する光熱費を増額しようとするものです。
 第15目し尿処理費は128万8000円の増額で、深沢クリーンセンター管理運営事業は、施設の管理に要する光熱費を増額しようとするものです。
 第15項環境対策費、第5目環境対策管理費は397万9000円の増額で、まちの美化推進事業は、公衆トイレ等の管理に要する光熱水費を、第10目環境衛生費は319万5000円の増額で、鳥獣保護管理対策事業は、有害鳥獣駆除に要する委託料を増額しようとするものです。
 以上で、説明を終わります。
 
○児玉委員長  ただいまの件、質疑はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
 本件は総務常任委員会への送付意見はなしということでよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  続きまして、日程第7報告事項(1)「ごみ処理施策等の進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
 
○牧野環境施設課長  日程第7報告事項(1)ごみ処理施策等の進捗状況について説明します。
 本日は、名越クリーンセンター焼却停止後に整備を計画している中継施設に関連する施策、生ごみ及び紙おむつ資源化施策等について、令和4年市議会9月定例会市民環境常任委員会で報告した内容のその後の進捗状況を、資料に記載の順に報告します。
 まず、「1 名越クリーンセンター中継施設整備の進捗状況について」です。
 名越クリーンセンターは令和6年度中に焼却施設としての稼働を停止し、その跡地に中継施設を整備する計画としています。この中継施設について、必要な機能、仕様及び運用管理等を定め、適切な施設整備を図ることを目的に、鎌倉市名越中継施設整備基本計画を策定することとしており、その内容について、学識経験者の委員で構成する鎌倉市生活環境整備審議会に諮問し審議を進めています。第1回審議会は、令和4年11月16日に開催し、主に中継施設の規模、処理方式などを中心に審議を行いました。令和5年度の早期に答申が得られるよう、審議を進めていただく予定です。
 また、名越中継施設整備につきましては、名越クリーンセンター地域コミュニティー推進協議会で説明を重ね、周辺住民の皆様に向けてもニュースペーパーの配布等により周知を図ってまいりましたが、このたびの本計画策定に向けて、改めて住民説明会を開催することといたしました。説明会は、同協議会を構成する自治・町内会の住民を対象に、12月17日、土曜日と、19日、月曜日に開催する予定です。今後、この他の周辺住民の皆様にも、説明会またはニュースペーパー等により、説明を図ってまいります。
 次に、「2 今泉クリーンセンター中継機能の継続利用について」です。
 中継機能の継続につきましては、今泉クリーンセンター連絡協議会において、市から説明を行った上で、周辺住民の皆様向けの説明会を開催しました。この説明会は、同協議会を構成する周辺3町内会の住民を対象に、全9回開催し、延べ108名の御参加をいただきました。参加された方々からは、主に、周辺道路の安全対策や渋滞対策、施設へのごみ量や車両台数の増加に対する軽減策、将来的な今泉クリーンセンターの跡地利用に対する御意見、御要望をお聞かせいただけました。
 今回の説明会の内容については、令和4年12月8日開催の同連絡協議会に報告し、今後いただいた御意見、御要望について、市の対応をまとめ、令和4年度中に改めて説明会を開催、またはニュースペーパー等により、お知らせすることとなりました。
 なお、今泉クリーンセンターの臭気対策工事につきましては、ごみピットのプラットフォーム出入口へのシートシャッターの設置と、脱臭装置の排気ダクトの改良工事が完了しており、工事施工前後に測定した臭気指数について改善されたことを確認しました。今後、施設に出入する車両の動線、時間等の運用の見直しを図りながら、より臭気対策への効果を高めてまいります。
 次に、「3 生ごみ及び紙おむつ資源化施策の検討状況について」です。
 まず、生ごみ資源化施策の検討状況につきましては、市が計画している生ごみの堆肥化について、周辺住民の皆様が、御不安や御懸念をお持ちであることを踏まえ、堆肥化の手法検討と並行し、堆肥以外の手法について広く検討するため、堆肥以外の手法に特化したサウンディング調査を実施しました。サウンディング調査は、11月に実施し、応募のあった4者からヒアリングを行いました。主にメタン発酵や炭化による処理手法について提案があり、今後、内容を取りまとめた上で今泉クリーンセンター連絡協議会において共有し、方策の検討を進めてまいります。
 紙おむつ資源化施策の検討状況につきましては、事業系紙おむつの処理について、排出事業者の施設内処理が可能な処理装置の導入に向けて、生ごみ資源化と同様に、サウンディング調査を行いました。サウンディング調査は、9月から10月にかけて実施し、応募のあった6者からヒアリングを行い、主に熱分解、水溶処理等の提案がありました。今後は、設備処理の実証スキーム構築に向けて、さらに検討を進めてまいります。
 なお、生ごみ及び紙おむつの資源化策のサウンディング調査の詳細につきましては、内容を取りまとめ次第、公表する予定です。
 以上で説明を終わります。
 
○児玉委員長  質疑はございますでしょうか。
 
○日向委員  今泉クリーンセンターの中継施設のところの連絡協議会を含めて、いろんな説明会をしていただいたというところで、意見等をかなり別の資料で書かれてありまして、結構いろんな意見が出ているということだと思うんですけれども、今後、それに対する回答を令和5年にしていくということなんですけれども、今回はまずは臭気対策というのをされたというところで完了されたということなんですけれども、そのほかにも、例えば交通的な問題とか、そういう話も、御意見も出たと思うんですけれども、そういったものに対しての回答というのはあると思うんですけど、具体的にこういったことをするとか、そういったところまで踏み込めるぐらいの回答をする予定なのか、ちょっとその辺を少し詳細を教えていただけますか。
 
○月花環境センター担当課長  ただいまの御質問ですが、まず回答につきましては、住民の皆様に説明を行い、御意見、御要望をいただいたところでございます。これに対しましては、やはりそれぞれの御意見、御要望に対して、一つ一つ丁寧に御回答する必要があるのだろうと考えております。
 この回答の方法につきましては、先日、今泉周辺の住民の皆様と協議会を開催した席でも、議題として御議論させていただきまして、今後、一旦鎌倉市としての取組方針、それから対応策等を、一度素案をつくりまして、一旦また協議会の場で御議論いただくことになってございます。その後、住民の皆様から御要望いただいた、御意見をいただいた皆様への御回答、フィードバックというのは、改めて説明会を開くであるとか、または公開型の文書等で配付するですとか、そういったところについて、また改めて協議をさせていただくこととしております。
 この回答の中身の部分なんですが、やはり非常に、今委員御指摘のとおり、多岐にわたってございます。市としてしっかり対策を取る、市の責任で対策を取るべきものが多数ございます。その一方で、住民の皆さんの御意見をしっかりと反映するものもございますので、これは鎌倉市全体の取組として、例えば道路の分野での御意見、御要望であれば、道路の関係部局ともしっかり連携して、また、臭気対策等であれば、ハード面、ソフト面もしっかりと考慮した上で、しっかりとした対応策をお示ししていきたいと考えております。
 
○日向委員  すごく丁寧に、一つ一つやっていただけるのかなというのが、今の御答弁で分かりました。ぜひそういった、なかなか環境部だけで解決できないようなぐらいのレベルのいろんな広い範囲の意見が出ていますので、全庁的と言いますか、鎌倉市として、そこに対しては対応していっていただきたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 あと、生ごみの資源化施設の検討状況のところで、4者からヒアリング等あって、今後情報というか、提案内容等を共有していくとあるんですけれども、これは例えばそういった提案があったところのお話を聞いて、こうですよと示すのではなくて、例えば実際にそういうところをやられている事業者のところで、皆さんと協議会の方々と一緒に行ってとか、そういった、実際に場を見てもらって、例えば匂いがどうなのかとか、どういうふうにして処理しているのかとかというのを見ていただくような形というのも考えられているのか、その辺をお伺いいたします。
 
○月花環境センター担当課長  堆肥化の施設につきましては、計画上、生ごみの資源化というところで計画をうたってございましたが、住民の皆様の御意見等を踏まえまして、それ以外の手法についても、サウンディング調査等で探っているところでございます。
 御指摘のとおり、やはり施設というのは、実際に見て、体感していただかないと、なかなか説明だけでは伝わりにくいところもあるかと思いますし、また、例えば匂いの問題であるとか、成果物というのも、実際に見て、触れてというところを見てみないと、なかなか評価されにくいのかなと思っております。なので、まさに今、協議会の場で、一旦情報を共有させていただいて、一緒に最適な方法を探っていきたいというところで、今進めているところでございますので、ぜひ機会をつくって、そういった施設見学等も今後計画して、御提案していきたいと考えております。
 
○日向委員  ちょっと今日の段階で、今のところは、今後の情報の共有というところだと思いますので、具体的には言えないと思うんですけれども、そういった形で今進めていただけるということが理解できましたので、引き続き、やっぱりその人本人が感じるものですので、匂いとかというのは。ある、ないというのだけでは難しいところがありますので、そういったところを踏まえて、引き続き取り組んでいっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
 
○久坂副委員長  申し訳ありません。ちょっと今の話に関わります。
 住民の方からの、今泉のほうですけれども、要望ですとか、市としての方針として取りまとめをして協議会で確認して回答していくという流れはお伺いしたところなんですけれども、時期的な目安とかというのを、すみませんが、ちょっと教えてください。
 
○月花環境センター担当課長  前回、今泉での連絡協議会ですね、開催がまさについ最近だったものですから、まだ具体的な日程はお示ししていないんですが、スケジュール感としましては、年明け、1月中には、次の協議会を開催していただくようにお願いしております。したがいまして、それまでには一旦素案を、庁内、関係部署ですとか、関係機関とも御意見、御相談しながら、一旦まとめていきたいと思います。
 ただ、その段階で、時点になると思いますので、相談会で最適なものを御用意しつつ、また並行して、少し時間がかかるものがあれば、継続的に回答をできるように準備を進めていきたいと考えております。
 
○久坂副委員長  迅速に御対応いただいているんだなということが分かりました。ありがとうございます。もちろん時間のかかるものについて、しっかりとした御回答で御提供いただけると思っております。
 (3)の臭気対策工事も、先般の委員会でしっかりとした調査を行っていただくし、それを行っていただいているとも伺っているところなんですが、その調査結果に関しまして、庁内と協議会での情報提供についてはどういった感じであるかをお伺いしたいと思います。
 
○月花環境センター担当課長  現時点で、まだ全ての臭気対策工事が終わった部分ではないところもございます。今現状終わっている部分が、高速シャッターの設置、シートシャッターの設置ですとか、それから、脱臭装置のダクトの改良工事が終わったところでございます。
 今後、そういった整備をした上で、改めて運用面も見た上で、最終的に完全に匂いを封じ込められるように、さらに工夫をしてまいりたいというところでございます。臭気の測定につきましては、現状、協議会の場においては、ちょっと資料が出来たてだったものですから、口頭ベースの御報告はいたしましたが、住民の皆様には、協議会の場で、状況については御報告をしているところでございます。
 
○久坂副委員長  完全に完了した暁には、フィックスされた数値とともに皆さんにお示しをいただければと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
 
○長嶋委員  生ごみの資源化施設の検討状況についての御報告がありましたが、ちょっと状況をいろいろと職員の方とお話ししていると、何か変化があるのかなと思っているのですけど、以前はこれは堆肥型の手法のこのお話が書いてありますけど、ここに。生ごみを分別していただいて、それを別途収集して、堆肥化というか減量化ですよねという施設の話だったんですけれども、そうではなくて、今のそのまま袋で出していただいているものを収集してやるとか、何かちょっと変わっているようなお話をちらほら聞くんですが、私は昔そういう提案をしていましたけど、今それは方法は、要は簡単に言うと、市民の人に生ごみだけ分別してもらって、週2回なり収集して、それで持っていくのか、そうではないのか、検討中なのか、そこはどうなっていますか。
 
○月花環境センター担当課長  委員御指摘のとおり、生ごみの減容、資源化であれば、当然生ごみに分別をすることになります。そうなりますと、市民の方々に御協力をいただいて、燃えるごみの中からさらに生ごみを分別していただいて出す必要がございます。
 その結果、この収集についても、生ごみの収集体制を整える必要もございます。そういったところについての御意見も住民の皆様からもいただいてございますので、計画上、その部分と比較検討しながら、今の現状の可燃ごみのまま、燃やすごみのままの状態で処理できる手法についても今検討、状況ですとか、技術的なところを探っている状況でございます。
 
○長嶋委員  以前、委員会で、前期か、視察も行ったり、部長とかも行かれていると聞いていますけど、やったのでそういう方式ならまだいいかなと思うんですけど、その場合、施設の公設民営なのか、民設民営なのか、その辺もまだ検討中、誰がお金を出して建てるのかとか。
 
○月花環境センター担当課長  まさにその最適な処理手法についても含めて公設民営、民設民営等も含めて、協議の段階でございます。
 
○長嶋委員  なら、まだちょっと示せないかなという感じなんですけど、私は大分前からやって、やるのならそういう今みたいな、前と違って市民の負担を増やすのはもうこの御時世、高齢化の中、また分けて2回出してくださいよというのはちょっとかなり無理があって、経費的にもかさむので、私はそれは現実的ではないと思っているので、以前からずっと申し上げていますけど、そこは少し変わって、いろいろな手法が出てきたのもあるけど、変わって考えていただいているかなと、それはいいんですけど、そもそもなんですけれども、地区外処理で埼玉の寄居に持っていってもらっていて、ほかにも地区外処理をやろうと思えば、幾らでもさばける、企業名の提案も以前私が聞いたときありましたけど、その状況ならわざわざつくってやる必要性はもうない、民設民営ならまだお金がかからないけど、環境面でいっても、新しく施設をつくるのって環境にいいわけでは全くないと思うので、その辺はもうそろそろ方針転換してもいいんじゃないかなと思っているんですけど、地区外処理で全然対応できるなら私はいいと思っているんですが、その辺のことも、だからもう完全にそういうのを鎌倉市でつくるのをやめてという考えは現状持っているんですか、持っていないですか。
 
○月花環境センター担当課長  今後のごみ処理につきましては、まさに2市1町での広域処理を計画をして、その中で処理をしていくこととしております。その中で、やはり鎌倉市として、ごみの減量、さらなる減量というのが必須事項でございますので、この段階では、まずは減量をしていく。ただ減量するのではなくて、資源化をして、エネルギー回収をしたりですとか、必要な何か鎌倉市にとって、ごみを減らすだけではなくて、メリットのあるような資源化の手法をまず整えていくということを第一優先として考えているところでございます。
 
○長嶋委員  そう言われると、そもそも論を言いたくなっちゃうんだけど、資源化って環境にいいと思っていますか。客観的、科学的根拠のデータって出せますか。そもそもだけど、プラスチックの今やっているのも環境によくないですから、悪いけど。もうそんなデータは当たり前のように今出ていますけど、資源化は商売でやっているんですよ大半、ものにもよるけど。それを客観的に本当にこうなったから環境面で効果がありますよって、CO2の数値のデータですら、これはCO2の考え方というところからもう入らないと、本当にCO2の数値が高ければ環境に悪いのかというのが相当はてななところもいろんなレポート、論文を見ていると出てきているので、ちょっと考え方も根本的にそういうところもあるんですけど、今、課長がおっしゃったのは、資源化がいいことだという、今の現状の。私はそうは思わないし、それはそういうちゃんと科学的根拠でこうやって比較を出してきてこうですよというのを分かるように示して、やるならね、いただきたいと思うんだけど、そういう研究はちゃんとできていますか。以前と違いますよ、もう10年ぐらい前に言っていた話とは。
 
○月花環境センター担当課長  今、委員御指摘のとおり、まさに環境負荷もしっかりと考慮しなければいけないことは当然だと思っております。技術的な進歩も進む中で、今回サウンディングをした結果、やはり多くの手法の御提案をいただいております。昔から、昔からといいますか、かねてからある処理手法の提案もいただきましたが、その中で、その処理の手法の過程の中で、環境負荷をいかに減らしていくかというところもございますので、こういったところはしっかりと数値的な根拠をもって、そういった環境負荷のところも十分踏まえた上で施策を、最適な手法を考えていきたいと思います。
 
○長嶋委員  基本的にお分かりだと思うけど、ごみは発生するところに近いところで処理したほうが当然、環境負荷はないのは当たり前の話なんですよ。
 私は自分のことを最後にちょっと言うと、前にアパートですけど、大家さんが皆さんからお金を集めてキエーロを買って、2台ね、8軒の家があるんだけど、やってくれていて、キエーロでずっとやっていて、全く問題なくキエーロで生ごみはなくなるんですよ。外の畑のところに設置しているのが余計にいいのね、室内じゃないし。
 今、そこにちょっと建物を建てるというので外されちゃったので、私は困ったなと思って何か考えていたんだけど、今自分で、鍋コンポストと自分で言っているんだけど、要らなくなった鍋、鉄の鍋を持ってきて、そこに土を入れて、そこで生ごみを入れて、自分一人分なのでそれでやっているの。やっているんですよ。全然問題なくなくなるの。多少キエーロのほうが分解はいいけど、例えば、何だろう。皮類、栗の皮とか、ササの葉とか、玉ねぎの皮とか、玉ねぎの皮はでもなくなるな。皮類は一応駄目なの、骨とかそういうのは全然あれだし、脂分があるものはもう。そういうのでやっていると、試しにやってみたの。そうしたら、わざわざ買おうかと思ったんだけどね、課長のところにずっと行って聞いたらば、自分でちょっとやってみようと思って、その辺の庭の土を持ってきて、鍋に入れて、それでこうやってやっているんだけど、天気のいい日は外に出して、日当たりのいいところに。
 そんなんでも全然オーケーだし、前から水切りの話もしているけど、アナログな手つき、お分かりでしょう。そういうのをもう一回何かちょっと整理して、見ていると、クリーンステーションに一般の家庭の人が生ごみをぼんっといろんなところにごちゃまぜにして出しているのってあまり見ないんだけど、今出している生ごみの数字って本当に正しいのかなというところもかなりはてななんですけど、私。最後にちょっとそれだけちょっと、だって見ていて、そんなに本当に出ているのという感じなんだけど、そんなに一般のクリーンステーションの収集で生ごみって出ていますか。私は見ないんだけど、どうでしょうかね。
 
○不破環境部次長  今、長嶋委員からいただいた、クリーンステーションに生ごみがどのくらい出ているのかというところなんですが、それを探る方法として組成調査での結果でお答えをさせていただきたいと思います。
 令和3年度の組成調査で燃やすごみ、家庭形のごみの燃やすごみの中に含まれる厨芥類、これがまだ43.5%入っているという結果になっているところでございます。
 
○長嶋委員  それは重さでしょう。重さで言っているんでしょう。調査していっているのは重さでしょう。だから、それは水分が飛べば変わっちゃう話なんだけど、それもね、私、最初の頃の話で前から言っているんだけど、恐らく鎌倉の場合は飲食店が多くて、クリーンステーションに混ぜて出しているのは、私も何度もピックアップして環境部さんに通報したことがあるけど、多いんですよ。分かりますよね。それを徹底的に是正する方法を取ったら変わるでしょうという話で、それをやっているんですかって、前からずっと言っているけど、ある程度やっていただいているのは分かるんだけど、まだまだそれはあるんじゃないのって。一般の家庭の人は相当協力してくれていて、前からそういう議論をずっとやっていましたけれども、10年以上前からね。そこが私は非常にあるような気がすごくしているので、事業者だったら、レストランだったら、前から言っているけど機械式のものを助成してつけてもらえばそれも私がさんざん言ってやってもらっていたけど、なかなか進まないのはそういうことで、このぐらいいいだろうといって出しちゃう人が多いから、現実に私は目撃もしているけど、それはどうなんですか。そこの是正をやったほうがまずは早くないですか。そういうふうに思うのだけど、どうでしょう。
 
○不破環境部次長  まさに以前に私も長嶋委員からそういった御意見をいただいて調査をさせていただいた過去の経過もございます。そこの部分につきましては、我々は事業系の担当がおりますが、そちらで今の段階ではどうしても通報を受けてそこで改善という形で、その事業者様に適正な排出を促すようにお話をさせていただいてはいるところではございますが、まだまだちょっと行き届いていない部分があるかと思いますので、そこはこれから強化をしていけたらと思っております。
 
○長嶋委員  さっき商工の話をやっていましたけど、商工課長なんかもああやって一生懸命やっていただいていて、相当把握はされて、いろいろなことを把握されているし、指導もしてくれる課長なんで、そこは連携して、ある程度やってもらいたいなと思います。
 何よりも最近特にコロナで入れ替わっているんですよ、お店。外から来て、東京とか、例えば川崎とか、そういうところから来ると、ごみをごちゃまぜで出していいのは当たり前になっていて、業者とかそういうのが鎌倉みたいに厳しくないし、あれなので。分からないで出す人も非常に多いような気がするので、最初の頃は特に、必死でやっていた頃にもう一回戻ってもらって、その辺をもう一回やってもらいたいなと思っていますので、ぜひ、大変なんだけど、骨が折れるんだけど、それが一番効果がある、早い、施設をどんと建てるよりも前に、あと前に言っていた水切りの啓発はまだまだ全然できていないかなと思いますので、ぜひそれもよろしくお願いします。終わります。
 
○くりはら委員  ちょっと生ごみのことについてお伺いしたいんですが、コロナになって3年たちました。この1、2、3年、そしてその前の生ごみのトレンドと言うんでしょうか。要するに、おうち時間が増えて、おうちで御飯を食べる人が増えると、そこから出てくる生ごみも増えるのではないかと思う中で、大まかに言えば、4年間の間のトレンドを教えてください。
 
○不破環境部次長  ただいまの生ごみ、ちょっと燃やすごみの中に生ごみがどのくらい入っているかというところは、ちょっとやはり先ほどと同じ組成調査という形での重量ベースでの報告といいますか、お答えをさせていただきたいと思っております。
 家庭から出るものにつきましては、平成29年度で約10%でした。失礼しました、間違えました。平成3年度で先ほどで43.5%で、それ以前のものの今ちょっと組成調査の結果がちょっと手元にないんですけれども、大体50%未満、40%台を推移しているというところで、トレンドとしては、パーセンテージはそんなに変化が起きていないというような状況になっているところでございます。
 
○くりはら委員  組成のことは大体変わらないというのは分かったんですが、重さでいうと、要するに生ごみだけじゃなくても、混ざっていても、燃やすごみとして出した方々のトン数でもいいんですが、そのトレンドはこのコロナ前と、そしてこの3年間どうなっていますでしょうか。
 
○不破環境部次長  燃やすごみのトレンドといいますか、家庭形の燃やすごみの数量でいきますと、令和3年度が約1万9700トン、令和2年度が2万トン、令和元年度が約1万9200トンという形で、あと平成30年度が1万8700トンということになりますので、平成30年度から令和2年度にかけては少し微増しておりますが、令和2年度から令和3年度にかけては少し減少しているというような、そういう結果になっております。
 
○くりはら委員  燃やすごみ自体の分量の中に生ごみが混ざり込んでいるというのが約四、五十%の間で推移しているという中で、結局ざっくり言うと、コロナで少々やっぱり生ごみが家庭から出るのが増えているなというニュアンスに受け止めました。
 ちょっとやっぱり頑張らなきゃなと思うのが、やはり御家庭で、それこそ先ほど長嶋委員もおっしゃっていましたけれども、生ごみコンポストで処理していただける量が増えていくと、やはり生ごみ、そもそも一番いいのはリデュースなんですけれども、発生抑制なんですけれども、出てしまった場合のその処理を御家庭で御協力いただけると大変ありがたいという中でお伺いしますのは、コンポストの売行きの推移というのが、この4年間、どんな感じのトレンドなんでしょうか。
 
○不破環境部次長  今、生ごみ処理機の売行きという御質問だったんですけれども、市で助成をしている件数でお答えをさせていただければと思います。
 普及の台数が、平成30年度に331台から始まり、令和元年度が279台、令和2年度が423台、令和3年度が591台ということで、やはりコロナ禍における在宅期間が多いというところもありまして、助成の台数は増えているという結果になっております。
 
○くりはら委員  じゃあ、やはり皆さん何とか家庭でしなくちゃというような感覚になっていらっしゃるんだなというところは、大変鎌倉市民の皆さんに感謝したいところですけれども、さらに、これを売っていく、要するに助成金の量も増えるんですけれども、助成してでもやはり処理していただくほうが今後のためになってくるかなという中で、この先、ぜひもっと皆さんにお知らせいただきたいんですけれども、いかがでしょう。
 
○不破環境部次長  くりはら委員おっしゃるように、生ごみ処理機の普及につきましては、今後も継続して、機器の周知は図ってまいりたいと考えております。
 
○長嶋委員  すみません、ちょっとごめんなさい。今ちょっと気になったので1点だけ聞いておきますが、今の話の流れの中で、啓発ね。環境部で、鎌倉市の統計の数字の1日の転入者と転出者の数字って把握していますか。ぱっと出てこなきゃいいですよ、資料を探さなくていいですよ。
 
○不破環境部次長  すみません、毎日の転入、転出の人数まではすみません、把握をしておりません。
 
○長嶋委員  これは私は毎年正月版の自分の新聞に必ず書いてやっていて、ずっと追いかけていて、ぱっと見ればホームページに載っているんだけど、これはすごく転入と転出の差異というのがだんだん広がっているんですよ。これは令和2年度のデータでいうと、転入が1日ですよ、1日23.2人入ってきて、転出が18.9人なんです。これは年間で何人入れ替わっていますかという話で、23人掛ける365なんですよ。物すごい数が入ってきているの、外から。この人たちには、もちろん出入り、出戻りの人もいらっしゃるし、あれですけど、それだけの数の新しい人が入ってきていて、生ごみ処理機だけじゃなくて、全体的なそのことの理解というのがない人、薄い人が多いということで、18.9人理解していた人が出ていっちゃったという話で、これは非常に大きい差があるんですよ。
 鎌倉市の人口が横ばいなのは、当然出生と死亡の差異をここが埋めているんですね、簡単な話。戸数だけがばんばん増えているから核家族化しているのは、これはデータとして明らかな話で、この転入者、1日23.2人も入っている人にちゃんと伝えないと、やっぱり今やっていることはずっとやってきたけど、これはかなり大きいこと、10年分で考えてみてくださいということなので、ちょっとここは再度リセットして、生ごみ処理機の啓発だけじゃないけど、分別とかそういうのを含めて、もう一回ちょっと考えてもらいたいなと思ったので、ちょっとこのデータだけやっておきますけど、ちょっと感想だけ、はい。
 
○不破環境部次長  そうですね。毎日これだけの方が転入されているというお話を今伺いまして、我々も転入してこられた皆様には、やはり分け方、出し方の分別の方法のパンフレット等をお渡ししてございます。その中に生ごみ処理機のこともありますけれども、それを渡すということに限らず転入された方に、そういったものが行き届くような方法はちょっと検討してまいりたいと思っております。周知が図れるようにしていけたらと思っております。
 
○児玉委員長  それでは、本件、報告事項了承ということで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 本件了承ということで確認させていただきました。
 環境部職員退出のため、一旦休憩とさせていただきます。
               (15時36分休憩   15時38分再開)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第8「社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について」を議題といたします。当委員会で所管事務調査事項としております、社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について、引き続き協議を行いたいと思います。
 11月29日開催の当委員会では、今12月定例会の最終本会議において行う予定としております委員長報告、中間報告ですけれども、に盛り込む提言の内容等について協議を行ったところですが、各委員からいただいた御意見を踏まえ、正・副委員長で中間報告骨子案を作成しましたので、骨子案に基づき、協議をお願いしたいと思います。
 1回、ここで休憩させていただきます。
               (16時06分休憩   16時06分再開)
 
○児玉委員長  それでは、再開いたします。
 ただいま休憩中に様々な議論をさせていただきましたけれども、ただいまいただいた皆様の意見を基に、正・副委員長でつくりました骨子案、そのさらに修正版をまた後ほどつくらせていただきますので、確認をしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  続きまして、日程第9その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から報告をお願いいたします。
 
○事務局  継続審査案件でございますが、まず、さきの9月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が2件ございます。こちらの取扱いにつきまして、御協議をお願いいたします。
 
○児玉委員長  引き続き継続でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 引き続き継続ということでお願いいたします。事務局からお願いします。
 
○事務局  ただいま継続審査とすることを御確認いただきました2件につきまして、最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことにつきまして、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○児玉委員長  それでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○児玉委員長  日程第9その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局からお願いいたします。
 
○事務局  次回委員会の開催でございますが、12月22日、木曜日、14時から議会全員協議会室での開催でよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○児玉委員長  こういうことでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、12月22日、木曜日、14時から議会全員協議会室で開催となります。よろしくお願いいたします。
 それでは、以上で全日程を終了しましたので、以上をもちまして、市民環境常任委員会を終了いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和4年(2022年)12月15日

             市民環境常任委員長

                   委 員