令和 4年12月定例会
第4号12月12日
○議事日程  

           鎌倉市議会12月定例会会議録(4)
                                   令和4年(2022年)12月12日(月曜日)
〇出席議員 24名
 1番  千   一   議員
 2番  後 藤 吾 郎 議員
 3番  中 里 成 光 議員
 4番  くり林こうこう 議員
 5番  井 上 三華子 議員
 6番  武 野 裕 子 議員
 7番  岡 田 和 則 議員
 8番  出 田 正 道 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  児 玉 文 彦 議員
 11番  保 坂 令 子 議員
 12番  高 野 洋 一 議員
 13番  藤 本 あさこ 議員
 14番  久 坂 くにえ 議員
 15番  池 田   実 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  くりはらえりこ 議員
 18番  吉 岡 和 江 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  前 川 綾 子 議員
 23番  竹 田 ゆかり 議員
 24番  松 中 健 治 議員
 25番  森   功 一 議員
 26番  長 嶋 竜 弘 議員

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〇欠席議員 2名
 19番  志 田 一 宏 議員
 22番  大 石 和 久 議員
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〇議会事務局出席者
 事務局長        服 部 計 利
 次長兼議事調査課長   茶 木 久美子
 議事調査担当担当係長  田 中 公 人
 書記          前 重 綾 子
 書記          武 部 俊 造
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〇説明のため出席した者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
 番外 2 番  比留間   彰  副市長
 番外 3 番  千 田 勝一郎  副市長
 番外 5 番  服 部 基 己  共生共創部長
 番外 7 番  内 海 正 彦  総務部長
 番外 8 番  永 野 英 樹  市民防災部長
 番外 9 番  藤 林 聖 治  こどもみらい部長
 番外 10 番  濱 本 正 行  健康福祉部長
 番外 12 番  林   浩 一  まちづくり計画部長
 番外 13 番  古 賀 久 貴  都市景観部長
 番外 14 番  森   明 彦  都市整備部長
 番外 16 番  岩 岡 寛 人  教育長
 番外 17 番  佐々木   聡  教育文化財部長
 番外 6 番           歴史まちづくり推進担当担当部長
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〇議事日程
               鎌倉市議会12月定例会議事日程(4)

                         令和4年(2022年)12月12日  午前9時30分開議

 1 報告第17号   交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る┐
           専決処分の報告について                │
   報告第18号   金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について │市 長 提 出
   報告第19号   行政財産を使用する権利に関する処分についての審査請求に│
           対する裁決の報告について               ┘
 2 議案第44号   市道路線の廃止について                ┐同     上
   議案第45号   市道路線の認定について                ┘
 3 議案第46号   不動産の取得について                 ┐同     上
   議案第47号   不動産の取得について                 ┘
 4 議案第49号   市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償 同     上
           の額の決定について
 5 議案第48号   指定管理者の指定について                同     上
 6 議案第50号   緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の 同     上
           額の決定について
 7 議案第52号   鎌倉市個人情報保護条例の全部を改正する条例の制定につい┐
           て                          │
   議案第53号   鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について │同     上
   議案第54号   地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の│
           整備に関する条例の制定について            │
   議案第55号   鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について   ┘
 8 議案第57号   鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について┐
   議案第58号   鎌倉市放課後子どもひろば条例の一部を改正する条例の制定│市 長 提 出
           について                       ┘
 9 議案第56号   地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入  同     上
           れる特 定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する
           条例の制定について
 10 議案第59号   鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例の 同     上
           一部を改正する条例の制定について
 11 議案第51号   鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定 同     上
           について
 12 議案第60号   令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)       同     上
 13 議案第61号   令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第3号)    同     上

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〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
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                     (出席議員  24名)
                     (9時30分  開議)
 
○議長(前川綾子議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。6番 武野裕子議員、7番 岡田和則議員、8番 出田正道議員にお願いいたします。
 なお、本日の会議に欠席の届出がありますので、局長から報告させます。
 
○(服部計利事務局長)  大石和久議員から所用のため欠席、志田一宏議員から病気のため欠席する旨の届出がそれぞれございましたので御報告いたします。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいまの報告に御質疑ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第1「報告第17号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第18号金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について」「報告第19号行政財産を使用する権利に関する処分についての審査請求に対する裁決の報告について」、以上3件を一括議題といたします。
 理事者から報告を願います。
 
○内海正彦 総務部長  報告第17号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
 議案集(その1)、76ページを御覧ください。
 本件は、令和4年3月3日、鎌倉市二階堂34番先路上で発生した総務部公的不動産活用課所属の貸出軽貨物自動車による交通事故の相手方に対する損害賠償です。
 相手方は、議案集に記載のとおりです。
 事故の概要は、都市景観課用務で軽貨物自動車を運転し、同所において右折する際、右後方側面の安全不確認のため、右側に設置されていた民家の塀に車両右後部側面が接触し、塀の角部分に損傷を与えたものです。
 その後、相手方と協議した結果、当方の過失と認め、擁壁塗装補修工事費を支払うことで協議が調いました。
 損害賠償額は30万6000円で、処分の日は令和4年11月7日です。
 
○森 明彦 都市整備部長  報告第18号金銭債権に係る訴えの提起に係る専決処分の報告について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
 議案集(その1)、77ページを御覧ください。
 本件は、再三の催告にもかかわらず未納となっている水洗便所改造等資金貸付金について、債権回収を図るため、時効期間が経過する前に少額訴訟を提起したものです。
 相手方は議案集に記載のとおり、処分の日は令和4年10月27日です。
 なお、訴えの提起を受け、借受人から一括納付の申入れがあり、令和4年11月16日に未償還額及び支払い日までの遅延損害金が一括で支払われたことを11月25日に確認したため、12月1日に訴えの取下げを行いました。
 以上で報告を終わります。
 
○内海正彦 総務部長  報告第19号行政財産を使用する権利に関する処分についての審査請求に対する裁決の報告について、地方自治法第238条の7第4項の規定により報告いたします。
 議案集(その1)、78ページを御覧ください。
 本件は、令和4年2月4日に提起された行政財産の目的外使用許可処分の取消しを求める審査請求に対し、行政不服審査法第45条第1項の規定により却下する裁決を行ったものです。
 本件審査請求は、東京電力パワーグリッド株式会社が取得した行政財産の目的外使用許可のうち、一部緑地の使用許可の取消しを求めて、当該許可に不服がある個人が行ったものですが、許可処分の対象となった期間が既に経過しており、当該処分を取り消す法的利益がなく、取消しを求める審査請求に請求の利益がないことから不適法であるため、却下とする裁決を行いました。
 裁決の日にちは令和4年10月17日、審査請求人は議案集に記載のとおりです。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 以上で報告を終わります。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第2「議案第44号市道路線の廃止について」「議案第45号市道路線の認定について」、以上2件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第44号市道路線の廃止について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、5ページを御覧ください。また、6ページから13ページの案内図、公図写しを御参照ください。
 枝番1の路線は、岩瀬字平島1329番1地先から岩瀬字平島1320番1地先の終点に至る幅員1.67メートルから2.20メートル、延長160.04メートルの道路敷です。
 この路線は、現在、一部一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
 なお、このうち一般交通の用に供している部分については、議案第45号枝番1により、道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
 枝番2の路線は、由比ガ浜二丁目97番1地先から由比ガ浜二丁目98番1地先の終点に至る幅員0.84メートルから1.01メートル、延長32.96メートルの道路敷です。
 この路線は、現在、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
 枝番3の路線は、梶原三丁目1265番20地先から梶原三丁目1290番43地先の終点に至る幅員1.78メートルから3.07メートル、延長82.10メートルの道路敷です。
 この路線は、現在、一部一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
 なお、この路線のうち一般交通の用に供している部分については、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路の一部として議案第45号枝番3により、道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
 枝番4の路線は、梶原三丁目1315番8地先から梶原三丁目1290番13地先の終点に至る幅員1.34メートルから6.14メートル、延長119.34メートルの道路敷です。
 この路線は、現在、一部一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
 なお、この路線のうち一般交通の用に供している部分は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路と路線の整理を行い、議案第45号枝番3により道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
 引き続きまして、議案第45号市道路線の認定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、14ページを御覧ください。また、15ページから20ページの案内図、公図写しを御参照ください。
 枝番1の路線は、岩瀬字平島1320番1地先から岩瀬字平島1338番1地先に至る幅員2.02メートルから2.86メートル、延長32.19メートルの道路敷です。
 この路線は、議案第44号枝番1で廃止しようとする路線のうち、現在、一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
 枝番2の路線は、台五丁目868番10地先から台五丁目868番5地先に至る幅員5.00メートルから10.53メートル、延長35.99メートルの道路敷です。
 この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
 枝番3の路線は、梶原三丁目1315番8地先から梶原三丁目1290番13地先に至る幅員4.00メートルから6.14メートル、延長118.01メートルの道路敷です。
 この路線は、議案第44号枝番3及び4で廃止しようとする路線のうち、現在、一般交通の用に供している部分と都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された一般交通の用に供する道路を整理し、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第44号外1件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第3「議案第46号不動産の取得について」「議案第47号不動産の取得について」、以上2件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 総務部長  議案第46号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、21ページを御覧ください。
 本件は、山崎・台峯緑地用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は鎌倉市台字西ノ台1806番の一部、取得面積は168.66平方メートル、取得価格は279万9756円です。所有者は議案集に記載のとおりです。
 続きまして、議案第47号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、22ページを御覧ください。
 本件は、山崎・台峯緑地用地を取得しようとするものです。取得しようとする土地は、鎌倉市台字西ノ台1829番1、取得面積は886.00平方メートル、取得価格は1444万1800円です。所有者は議案集に記載のとおりです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第46号外1件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第4「議案第49号市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 総務部長  議案第49号市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、24ページを御覧ください。
 本件は、令和4年8月13日、梶原四丁目1567番の市有地に自生していた樹木が風雨の影響で倒れ、隣接土地のフェンスの一部を破損させた事故について、相手方に損害賠償をするものです。
 相手方は、議案集に記載のとおりです。
 市有地管理に起因する事故であることから費用の支払い義務があることを認め、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、損害賠償の額の決定について提案するものです。
 損害賠償額は12万5400円です。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第49号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第49号市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第49号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第5「議案第48号指定管理者の指定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○濱本正行 健康福祉部長  議案第48号指定管理者の指定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、23ページを御覧ください。
 地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市スポーツ施設条例に定める鎌倉体育館、大船体育館、鎌倉武道館及び見田記念体育館の指定管理者をかまくらスポーツファミリー共同事業体に指定しようとするものです。
 指定期間は、令和5年4月1日から令和10年3月31日までで、指定しようとする団体は、鎌倉市スポーツ施設指定管理者選定委員会の審査結果を踏まえ選定したものです。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第6「議案第50号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○古賀久貴 都市景観部長  議案第50号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、25ページを御覧ください。
 本件は、令和4年5月16日、市が管理する緑地からの倒木により隣接した住宅の屋根を破損した事故について、相手方に損害賠償をするもので、相手方は議案集に記載のとおりです。
 事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を緑地の管理瑕疵と認め、市が修繕費として3万250円を支払うことで協議が調ったため、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、損害賠償の額の決定について提案するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第50号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第50号緑地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第50号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第7「議案第52号鎌倉市個人情報保護条例の全部を改正する条例の制定について」「議案第53号鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第54号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」「議案第55号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について」、以上4件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○内海正彦 総務部長  議案第52号鎌倉市個人情報保護条例の全部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、28ページを御覧ください。
 個人情報の保護に関する法律の改正により、地方公共団体の個人情報保護制度に関する全国的な共通ルールが定められ、令和5年4月1日から施行されることから、本市においても改正法の施行に当たり必要となる規定を整備するため、鎌倉市個人情報保護条例の改正を行うものです。
 施行期日は令和5年4月1日からといたします。
 
○服部基己 共生共創部長  議案第53号鎌倉市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、36ページを御覧ください。
 今回の改正の内容は、業務量の増加や業務体制の維持のために適切な職員数を配置し、円滑な行政運営を実現するため、教育委員会の事務部局及び学校その他の教育機関並びに消防の定数を変更しようとするものです。
 これにより、教育委員会の事務部局及び学校その他の教育機関の職員数の上限は146人から150人へ、消防の職員数の上限は238人から252人となり、全体の職員定数は1,389人から1,407人となります。
 施行期日は令和5年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○内海正彦 総務部長  議案第54号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、38ページを御覧ください。
 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴い、職員の定年年齢を65歳とするほか、管理監督職勤務上限年齢による降任に関する事項及び定年前再任用短時間勤務制に関する事項等を定めるとともに、関連条例の規定の整備を行うものです。
 本改正の施行日は令和5年4月1日といたします。ただし、第1条の定年条例のうち、情報提供・意思確認制度に関する規定及び第4条の退職手当に関する条例のうち、雇用保険法の一部改正に伴う規定については公布の日から施行いたします。また、暫定再任用制度について必要な経過措置を設けることといたします。
 続きまして、議案第55号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)の57ページを御覧ください。
 公共用水域の水質保全と下水道の配管保護のため、下水道の排水区域内において下水道使用者が設置する下水道除害施設である償却資産について、固定資産税に係る特例措置が既に地方税法で規定され、本市においても市税条例で特例割合を規定し、運用してきたところです。令和4年3月31日付で改正地方税法が公布され、同年4月1日から施行されたため、新たな内容に対応すべく市税条例を改正し、改めて特例割合を定めるものです。また、併せて条項の削除による項の整理を行います。
 施行期日は公布の日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第52号外3件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第8「議案第57号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第58号鎌倉市放課後子どもひろば条例の一部を改正する条例の制定について」、以上2件を一括議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○藤林聖治 こどもみらい部長  議案第57号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、61ページを御覧ください。
 御成小学校区の子どもの家について、旧鎌倉市立図書館の改修及び増築工事の竣工予定に伴い、運営場所を新施設に移転することから、位置及び利用定員を改めるため、鎌倉市子どもの家条例の一部を改正するものです。
 また、西鎌倉小学校区の子どもの家について、部屋の配置の見直しを行うことにより利用定員を改め、施設の利用状況に合わせた運営が行えるよう、鎌倉市子どもの家条例の一部を改正するものです。
 この条例の施行期日は、おなり子どもの家「こばと」に係る条例の一部改正は、改修及び増築工事の竣工予定日等を考慮し、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日からとし、にしかまくら子どもの家「こまどり」に係る条例の一部改正は、小学校の新学期開始日と合わせ、令和5年1月10日からといたします。
 続きまして、議案第58号鎌倉市放課後子どもひろば条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、63ページを御覧ください。
 鎌倉市放課後子どもひろば条例における放課後子どもひろばおなりについて、旧鎌倉市立図書館の改修及び増築工事の竣工予定に伴い、運営場所を新施設へ移転することから、位置を改めるため、鎌倉市子どもひろば条例の一部を改正するものです。
 この条例の施行期日は、改修及び増築工事の竣工予定日等を考慮し、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日からといたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第57号外1件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第9「議案第56号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○永野英樹 市民防災部長  議案第56号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、59ページを御覧ください。
 条例において、個人市民税の寄附金税額控除の対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人として指定している法人の控除対象期間を更新しようとするものです。
 なお、施行期日は公布の日とし、改正後の条例の規定は令和4年11月1日から適用します。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第56号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第56号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第56号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第56号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第10「議案第59号鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議案第59号鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、65ページを御覧ください。
 令和4年4月15日付で博物館法の一部改正により、博物館法第18条が廃止されたことから、これを引用する鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例の一部を改正しようとするものです。
 施行期日につきましては、法律の施行日に合わせ、令和5年4月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって、議案第59号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第59号鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                     (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第59号は原案のとおり可決されました。
    --------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
 
○議長(前川綾子議員)  日程第11「議案第51号鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  議案第51号鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、26ページを御覧ください。
 本件は、令和10年度の開庁を目指して取り組んでいる新庁舎などの移転整備に伴い、本則中の鎌倉市役所の位置を改めようとするものです。
 なお、施行期日については規則で定める日から施行するものとします。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○18番(吉岡和江議員)  ただいま議題となりました鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について、お伺いしたいと思います。日本共産党鎌倉市議会議員団を代表して行います。
 9月定例会におきまして、会派議員の一般質問におきまして、移転事業を既成事実化してから位置条例を提案するのではなく、計画策定段階で提案するよう強く求めたところであります。その際、市長は従来からの見解を繰り返し、提案時期を明示しなかったわけでございますが、なぜ12月定例会に提案するという判断に至ったのか。どのような考えの変化があったのか。市民が理解できるように明確に御説明願いたいと思います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  これまで基本設計の完了後、整備費がさらに精緻になった段階を一つの目安としてですね、位置条例について検討してきたところでございますが、今後基本設計などの新庁舎建設に向けた詳細な検討を進めるに当たりまして、市民や市議会との合意形成を図り、建設する建物についてしっかりとした議論を行う状況を整える、このことが大切と考えたところでございます。
 本庁舎の位置を定める条例の改正は地方自治法第4条に基づき特別多数議決を要することから、新庁舎建設に向けた詳細な検討を行う基本設計などの予算化を行う前に市議会の承認をいただくことが適切であるとの判断に至り、この定例会に鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例を提案することとしたところでございます。
 
○18番(吉岡和江議員)  それだったら、はっきり言って9月のときに基本計画を決める必要がなかったなと今、思いました。今回の条例提案というのは、9月29日に行政が策定した移転計画を容認するか否か、これが事実上問われたものであると認識しております。同時に条例案の前提となる地方自治法第4条の規定をクリアする必要があることは言うまでもありませんが、その点についての具体的な判断根拠を伺いたいと思います。裁量権があるというなら、それを踏まえ、条文の具体的な内容に引きつけて答弁願いたいと思います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  地方自治法第4条第2項につきましては、判例におきまして、その庁舎の位置をどこに定めるかについては、その事柄の性質上、当該地方公共団体に関する諸般の事情を総合配慮した上で、政策的・技術的な見地から総合的に判断されるべきであると示されております。本庁舎の移転やその位置については、鎌倉市本庁舎整備方針や鎌倉市公的不動産利活用推進方針などの策定の経過におきまして利便性や防災的な観点などから検討を重ね、総合的に判断をしたものでございます。移転に当たっては、関係する官公署との調整も図っておりまして、現在地の利活用に近年の行政デジタル化などが相まって、官公署との連携や住民の利便性には問題はないものと考えているところでございます。
 
○18番(吉岡和江議員)  市民の利便性には何も問題がないとおっしゃるんですけれどね、やはりこの間のパブリックコメントだけだって104通の意見が出され、そして今、議会でも特別委員会を行ってかなりいろんな御意見が出されてきております。地方自治法の第4条第2項には、今もおっしゃいました事務所の位置を定めるまたはこれを変更するに当たっては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならないとされております。そのうち、特に今、交通の事情に関しては、新庁舎等整備に関する特別委員会に提出された千議員の項目への市の見解として、移転後の新庁舎周辺と現在地周辺との交通ネットワークについては、バス路線の新設、再編整備を含め、関係機関と連携し、来庁者の視点に立つ公共交通の確保に配慮していく考えとあります。まさにこの点は、地方自治法の交通の事情に適当な考慮を払うべき具体的な内容であると考えます。今、バス会社との協議は行われているのか、見通しはついているのか、そうでなければ地方自治法でいう適当な考慮が払われているとは言えないのではないか。その点の見解を伺います。市長お願いいたします。
 
○松尾 崇 市長  深沢地域周辺の現在の交通環境を踏まえまして、県道藤沢鎌倉線のバスベイの確保ですとか、深沢交差点付近の歩行環境の整備、深沢小学校西側道路や手広交差点など周辺道路については各関係機関と連携をして、環境改善に向けて取り組んでいくということを考えています。また、深沢・鎌倉というところでのバス路線というところの確保につきましても、バス会社と引き続き協議を重ねて、市民の皆さんの利便性に資するように取り組んでまいりたいと考えています。
 
○18番(吉岡和江議員)  ということは、まだだということですよね。深沢のまちづくりの周辺道路の問題については、もう平成16年に既にそういう計画が出されておりましたけれども、具体的にはそれが何も進んでいなかったということは、私、質疑の中でも明らかになったところでございます。
 それと、今、104通のパブリックコメントに対して市が何を言っていたかといえば、周辺道路計画についてですね、何も問題がないと。渋滞も生じないんだということを言っていたんです。それで例えば、今言った常盤口のバス停のバスベイを造るというのに対しても、あれ10年かかりましたよ。地主との交渉も含めまして、10年かかっています。ですから、そういう今、具体的なものが何も進んでいない。特に交通問題については、市役所の今の移転から向こうに行くときに非常に皆さん関心が高い問題だと思います。それについては、具体的な問題が進んでいないんじゃないかと私は言わざるを得ません。
 もう一つです。バス会社との協議ってありましたけど、今どのぐらいまで進んでいるのか、されているのか、それと重ねていくということですが、現状の状況についてどうなっているのか。重ねてきたのか。その場合には、具体的にどのような検討、回答があるのか。その辺について。前から交通問題については、深沢のまちづくりの中で言っていますけれど、じゃあ具体的に、バスの協議が重なっていくと答弁しましたが、現状の協議状況はどうなっているか伺います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  バス事業者との協議ということでございますけれども、今月、12月からですね、バス事業者も含めまして交通事業者、タクシー等との事業者との協議というものを、改めてヒアリング等を行うということを予定しておりまして、バスの事業者、市内に乗り入れている3社とも協議を改めてしていくということを考えております。また、従前からもバス会社と面談をする際には、将来の交通ネットワークについての課題ということでのお話はしているところです。ただ、具体的に何をどのようにということは、今後協議と考えております。
 
○18番(吉岡和江議員)  ということは、今までやっていないということですね。結局それもこれからやるということで、しかもまだやっていないと。12月にやりたいということですけどね。やはり、特に旧市内の方たちからは、本当に深沢に行くときにどうなるのかと大変心配されているわけで、具体的にその問題に何も手をつけていない段階の中でね、9月29日に基本計画になってしまったということはね、非常に大きな問題だと思います。
 それと、他の官公庁との関係でございますが、それについてはどうなのかと。今、現在地の周辺に集積している官公署が移転先の深沢事業用地に整備されるような話は一つもありません。全く見通しがないのであれば、裁量権があってもなお今、規定がクリアされたとは言えないのではないか。少なくとも今、全部局が向こうの深沢に行くということになっております。そういう点での計画では地方自治法でクリアされたという移転だということにはならないんじゃないかと。そう思いますが、その辺の見解伺いたいと思います。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  他の官公署との関係ということでございますけれども、これまでも委員会等でも答弁をさせていただいておりますけれども、他の官公署として例えば商工会議所でありますとか、また観光協会でありますとか、それから県の庁舎などについても、これまでヒアリングは行ってきているところでございます。それで、今の時点でですね、それらの施設の中で、深沢に移転をしますということを表明されているところはございませんけれども、今後のまちづくりの進捗等々を見ていく中で、新しい第三の拠点へということで官公署等の集積というものも現れてくるのではないかと思っているところでございます。また、深沢に新庁舎を整備する、その際に市役所の機能の多くが移転するということはございますけれども、これまでも鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想におきまして、鎌倉地域の住民の方々を中心に、これまで市役所本庁舎へ手続、相談などで来庁されていた方々が引き続き安心して行政サービスの提供を受けられるよう、支所と同等以上の行政サービス機能を配置するという方針を示しているところでございます。
 
○18番(吉岡和江議員)  具体的な問題が何も示されていないんですよ。私たちは今、そういういろんな問題から分散化が必要ではないかと。今、一極集中がいいのかと提案しているところでございますが、そういういろんな問題については市民は何も明らかにされていないというのが実感です。やはりそういう中で、位置条例を私たち議会としてどう判断するのかということが今、非常に問われておりますが、市民の利便性、それからこの第4条の第2項の具体的なところをクリアしていないと私は思いますので、またこれは具体的に論議をさせていただきたいと思っております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  それでは、議案第51号の質疑をさせていただきます。
 まず1番目はちょっと重要な考え方なので、市長に御答弁いただきたいと思います。
 鎌倉の町で政務を執った官衙の場所は約1,300年前から既に現在の市役所近辺にあり、今小路遺跡と呼ばれており、奈良、平安時代から鎌倉幕府を経て現在の令和の時代まで変わらずに現在の鎌倉駅近隣にあるわけであります。この歴史的事実は非常に重いことであり、今回の松尾市長の提案はこれを変えようとするものであります。この歴史的事実について御存じない様々な方々が議論し、市民の皆様も恐らく多くの方々がこの事実を御存じない中で、極めて重い歴史的事実を飛ばして、このことへの松尾市長からの丁寧な説明もないまま、現代人の利権と利益だけを考えて決めようとしていることは決して私は容認できるものではありません。このことについて、市長はどのような考えを持たれていますか。
 
○松尾 崇 市長  歴史上の鎌倉の行政機関の位置の変遷についてですけれども、古代、奈良、平安時代の鎌倉、郡の役所である郡衙の跡が市役所現在地に隣接する御成小学校で見つかっているほか、中世鎌倉時代の将軍の御所である幕府が現在の雪ノ下や小町周辺に置かれていたということは認識をしておりますし、また議論をする上で、当然議論する皆さん、理解をされた上で議論しているものだと認識もしております。現代においては明治27年の鎌倉町制施行以降ですね、鎌倉駅東口側の大巧寺の隣の生涯学習センターの場所に町役場が置かれました。昭和14年の鎌倉市制施行後には市庁舎となりましたが、昭和37年に市庁舎の焼失がありまして、一時由比ガ浜に場所を移した後、旧御成中学校がありましたこの現在の御成町に市庁舎を建設して昭和44年に移転し、現在に至っていると、こういう状況でございます。
 今回、本庁舎の移転に関してですけれども、平成29年3月に本庁舎は移転して整備するとの方針を定めた鎌倉市本庁舎整備方針や平成30年3月に移転先を深沢地域整備事業用地と定めた鎌倉市公的不動産利活用推進方針の策定時にも市民対話やパブリックコメントを実施しまして、常任委員会だけでなく全員協議会でも報告したことや、鎌倉市本庁舎整備に関する住民投票条例の制定について平成30年に直接請求があり、令和2年にも議員提案もあったところでありました。これらについて御判断いただいた結果は、大変重要なものであると捉えておりまして、これまで説明会などでもその旨説明してきたところです。
 今回、本庁舎の移転につきましては、最も重要な課題である大規模災害から市民の生命・財産を守る観点、また人口重心に近く、市民の利便性など全市的なバランスの中で最適な場所を選んできたところです。
 歴史的な意味での鎌倉の中心は私もこの鎌倉地域であるという事実は変わらないと思いますし、今でもそれはとても重要だと考えています。そうしたことも含めながら、この鎌倉地域、現在の場所には町や社会に生きる知恵を共創する施設として市民の方のための窓口や相談、防災も支える行政拠点をつくりまして、これまで以上に市民の利用や活動に寄り添った場を今後つくっていくと考えております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  今まで関わった審議会の委員の方とか現在この議場にいられる皆さん、本当に今小路遺跡のことを御存じだったんでしょうかね。甚だ疑問です。
 それから予算措置のめどが立った時点でこの条例提案をするとずっと答弁されていましたが、そのめどが立ったので出されていると思うので、具体的に歳入の内容を教えていただけますか。
 
○内海正彦 総務部長  現在、第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画実施計画の中間見直し作業を進めているところでございます。これを行うに当たりまして、改めて直近の経済状況を踏まえた財政推計を行いました。この財政推計に計上いたしました新庁舎の整備事業費に活用する具体的な歳入といたしましては、一般財源のほか、令和7年度末時点までに約35億円の積立てを計画しております基金の活用に加えまして、工事費に対しましては、市債の活用を歳入として充てる予定となっております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  今のじゃ詳細分からないですけど。金額は今、歳入って幾らですか。その他は幾らですか。
 
○内海正彦 総務部長  今、申し上げました基金の活用が35億円、市債につきましては115億円、その他一般財源が36億円を予定しているところでございます。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  昨今の社会情勢の変化による予算額の増額は間違いなく発生すると考えます。大船駅東口市街地再開発事業はオリンピックの資材高騰によりできなくなりストップしたままです。そのときよりも現在は状況は厳しいと考えられますが、社会情勢の変化による予算額の増額分の予算措置のめどは立ったのでしょうか。
 
○内海正彦 総務部長  今、お話がありましたように昨今の社会情勢の変化を踏まえればですね、今後工事費をはじめとした事業費が増額するリスクも想定する必要があるとは考えております。この工事費の高騰分に対しましては、市債の活用、市債を追加することにより、できる限り一般財源の負担増の抑制を図ることが必要であると考えているところでございます。
 今後の施策展開に係る財源につきましては、リスクを踏まえた財政推計を行うこととしており、市債活用のほか、国庫補助金や基金なども含め、様々な財源を活用しながら事業実施に支障が生じることのないよう努めてまいりたいと考えております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  この間、一般質問でやりましたが、藤沢市が村岡新駅の工事費だけでも126%増というのを既に出されていますので、そういう見込みを示していただかないとちょっとまずいと思います。
 それで、現在は戦争状態に世界はあります。そういった中で神奈川県は米軍基地数が全国2位で、鎌倉市は横須賀、厚木、座間などに挟まれた場所にあります。また、市役所の位置を移す先は、防衛産業業界売上高ランキング1位の三菱電機が近隣にあります。ミサイルやテロ、電磁波パルス兵器等の敵国からの攻撃のターゲットになることが大変懸念されますが、このことについてはどのように考えられていますでしょうか。
 
○永野英樹 市民防災部長  万が一、市内の施設がミサイル攻撃等の武力攻撃を受けた場合、国は自衛隊の防衛出動等により対応いたします。市では鎌倉市国民保護計画に基づき、国・県や関係機関と連携し、市民への警報の伝達、避難住民の誘導及び救援などを行い、市民の生命、身体及び財産を保護してまいります。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  今ちょっと電磁波パルス兵器と申し上げましたが、これ新しいことなんですが、これミサイル、小型ミサイルで打たれると、空中で爆発して、電気って全部止まるんです。車も走れなくなりますから、自衛隊も多分車両は走れない可能性もあるんですが、そういうことまで想定されていますか。されていないと思うんだけど、いかがですか。
 
○永野英樹 市民防災部長  鎌倉市の国民保護計画の中でそこまでは想定されていません。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  そういうのは新しいことですからね。でも当たり前ですからね、今。
 それから、村岡新駅のシンボル道路の藤沢市側の地権者の立ち退きについてさんざんお聞きしていますが、答えがありませんが、現状の賛否の状況、交渉の状況が分からなければ判断はできないと思いますが、これは今、答えられることはございますか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  村岡側の権利者の方々の賛否について今、お答えすることはできませんが、(仮称)村岡新駅南口側には駅前交通広場の整備を計画しておりまして、駅前交通広場と県道腰越大船線をつなぐシンボル道路が一体のまちづくりを実現する上で重要な道路となってまいります。この道路について、現在藤沢市において事業認可に向けて用地測量に関する地権者説明会の開催、個別地権者協議などを行うとともに、用地補償に向けた調査を順次行っていると聞いております。
 また、円滑な事業進捗を図るため、沿道のまちづくりが可能となる事業手法である沿道整備街路事業の実施に向けた検討や地権者との調整を行うとともに、関係各課との調整なども行っていると聞いております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  私は反対されている地権者の方がいると伺っていますので、この時点でその内容が分からなければ判断はできません。
 それから次です。これも申し上げていますが、モノレールの支柱が震度7クラスの地震のときに傾いた場合、運行不能になることを懸念しています。当然ですが、運行不能になった場合、行き来は厳しくなってきますし、本庁舎の機能が大きく低下する事になりますが、この点はほかの代替交通機関がない場合ですね、この点どのように調査して判断しておられるのでしょうか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  現在湘南モノレールではレベル2地震動を想定して、耐震性の向上を図る耐震補強に取り組んでいると聞いております。では、このレベル2地震動とは、国土交通省によりますと、震度に置き換えた場合には、大規模地震における震度6強から7程度であるとされているところでございます。モノレールが走行する軌道を支える支柱の基礎については全て支持層に達していると聞いておりまして、耐震工事として、桁を連結する落橋を防止する対策工事を平成7年度から実施し完了、また桁が支柱からずれて落橋するのを防止する移動制限装置の設置を平成24年度から実施をいたしまして、令和8年頃完成する予定と聞いております。支柱の耐震補強工事、こちらにつきましては、平成27年から継続的に実施をしておると聞いております。令和12年頃の完了をめどに進めていると聞いているところでございます。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  次、交通の事情について適当な考慮を払わなければならないの条文の中のことについて伺いますが、現状、鎌倉地域及び江ノ電沿線の鎌倉駅から七里ガ浜の間の方々は現状より深沢に行けば遠くなります。山ノ内も遠くなると思います。それから、大船駅利用者の方々はさほど変わらない。モノレールの沿線の方々は近くなる。おおむねですけどね。そういうことになると思いますが、問題なのは今まで議論されていませんが、交通費が、そういった遠くなる地域の方は高くなるということです。
 私、いろいろシミュレーションしてみました。最も高くなると思われるところは、バスでいうとハイランド及び十二所神社のバス停御利用の方、鎌倉駅まで現在210円ですが、そこから大船、深沢と行きます。そうすると、片道590円増でこれ掛ける2なので、1,180円も1回、いいですか、1回市役所に深沢に行くだけで1,180円交通費が増えます。一番金額が高いところは、調べたところ、稲村ガ崎、奥稲村のバス停から七里ヶ浜駅に向かうバスに乗って江ノ島に行ってそこから深沢ということで、これ片道650円もかかります。往復すると1,300円もかかるんです。これ、額的には現状より420円アップということです。その他もろもろありますが、例えば大船駅利用者でも往復で120円アップします。腰越駅の利用の方でも140円アップします。減額になるのは、当然深沢の駅利用者の方は歩いていけるので、なくなりますが、一番それ以外で安くなるのはどこか。西鎌倉の駅の利用者の人が420円安くなると。これ、市長の地元ですね。そういうものであります。この辺についてはどのように最も便利、便利以外のことでお金がこれだけ市民が負担を増やされるということなんで、これはどう思われていますか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  本庁舎への距離や要する交通費、これは市内各地ですね、お住まいの地域や来庁される頻度など様々で一概に申し上げるものではないと思います。ただ、新庁舎の位置が深沢に移転をして、深沢に行かなければならないということになった場合、やはりそのような交通費の変動というものが、これは発生してしまうものと捉えております。
 交通の事情についてでございますけれども、この本庁舎の移転、またこの位置ですね、これにつきましては、本庁舎整備方針、鎌倉市公的不動産利活用推進方針など、るる策定の経過、過程におきまして、全市的な利便性、防災的な観点などから検討を重ね、総合的に判断をしてきたところでございます。今後、新庁舎の整備、それから現在地の利活用など、全市的な交通ネットワークの見直しというものは必要であると考えております。また、交通マスタープランの見直しといったものも併せて行っていく必要があると思っております。既存の交通手段、これのほかに新たな公共的な交通システム、こういったものなども検討することで一定の利便性の確保を考えていきたいと思っております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  利便性を聞いているんじゃなくて、お金の問題を言っているんです。市長、1,180円、ハイランドの方、十二所神社、私のシミュレーションですからもっと細かくやるとたくさん出てきますが、1回行くだけで1,180円増額になるんです。それどう思われますか。御自身の近隣の方は420円安くなるんですよ。これ、市長が御自身の支援者の方にって言われたってされかねませんよ、こういう事実。表に出ていないでしょう、こういうこと。出してくださいよ。1,180円ですよ、1日、どう思いますか。
 
○松尾 崇 市長  市役所が移転することに伴ってですね、当然移転をすれば交通費が安くなる方、高くなる方、こういうことが発生するというのは、これはもう事実として受け止めていくところでございます。ただ、この鎌倉市役所の場所の跡地の活用という意味では、市民の皆さんが決して日常の手続の中で深沢にまで行く必要ということがないように、この鎌倉の現在の場所において市民の皆さんの手続ということができるように十分そこを配慮していくということと、またもしくは行かなくてもいい市役所ということを目指しているということをお話ししておりますけれども、今、通常の市民の皆さんの手続というところは、今後原則オンラインにて実施が可能ということになる、この2つの観点からそうした市民の皆さんの交通費が増えるということが極力ないように目指してまいりたいと考えています。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  市役所の利用って手続とかそれだけですか。違いますよね。今の理由は、いや、そういうことは、それは手続だったらコンビニへ行けば大体は取れるんだからね、メインのところは。それはちょっと議論としてそういうごまかしを言っちゃ駄目ですよ。市役所、だって行ったらお金かかるんだからね。少なからずそういう人たちが発生するんだから。少なからずというか、調べて全部出していただきたいですね。要するに安くなる人がどのくらいいらっしゃって、金額はこのくらいで。では高くなる人はどのくらい。人口分布で交通の具合見たって、どう見たって、深沢のほうが高くかかるんですよ。大船駅利用の人でも高くなるんですよ、いいですか。そういう中身です。これは大きな問題です。
 それから他の官公署との話、先ほどございましたので、私も聞こうと思っていたので割愛します。
 次、私が懸念していること、地盤についてです。
 e―かなマップでは、一般質問でやりましたが相模トラフ沿いの地震、大正型関東地震、元禄型関東地震、神奈川直下型地震のとき、本庁舎予定地近隣は液状化の可能性が極めて高いとなっております。これは問題だと思っていますが、どのように考えられていますか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  e―かなマップでございますけれども、神奈川県におきまして、既存の周辺地質データなどを基に地震被害を想定し、地震防災マップとしてまとめられた中で液状化の可能性を示しているもので、この利用許諾というところにおきまして、本システムに表示される画像は参考図であり、各主題の内容を証明するものではないとしているとおり、こちらはあくまでも参考としているところでございます。一方で、平成23年度に本市が深沢地域整備事業用地内で実施した調査はe―かなマップの調査とは異なりまして、現地で採取したボーリングデータを基に液状化の検討を行ったもので、このうち本庁舎予定地近隣、こちらでは液状化しないとの判定になっており、安全性を確保できるものと認識をしております。今後、実際に整備する建物の計画に応じまして、しっかりと地盤の調査を行って対応していく考えでございます。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  今のも一般質問でもやったにもかかわらずごまかし答弁ですよね。私、何申し上げたか覚えていませんか。最上部のB層はおおむね地下水位以浅にあることや土質性状が不明のため、液状化の対象外とした。いいですか。対象外なんですよ。上のところ3メートルぐらいというのがB層。で、B層のところに地下水のね、入っていって、それで上が砂地なんですよ。砂地で水が入ったら液状化というのは基本的に起こる。N値15以上だとならないけどって。N値幾つあるんですか。2から12ですよね、ここの地層。それはどうなんですか。そういうごまかし言っちゃ駄目ですよ。その報告書にも書いてあるのは、地表面に層圧3メートル程度の風化砂岩片混じりの砂を主体とする盛土層Bが分布、N値は2から12で相対密度は非常に緩いから緩いに区分される、地下水はほとんど盛土層Bの中に確認された。最上部のB層はおおむね地下水位以浅にあることということで、今のせりふが書いてあります。そして、地下水位は、おおむね深度2メートル付近に分布しており自然水位と考えられる。梅雨どきや台風等の異常気象時または豊水期には、地下水位が大きく上昇することが予想されるので留意されたい、これ同じボーリングの報告書ですよ。ごまかさないでそういうことちゃんとね、報告していただかないと。
 それとボーリングの柱状図見れば、今言ったとおり真ん中辺りはN値ほとんどゼロに近いんです。2ぐらい、1とか2ぐらいですよ。そういうことはどうなんですか。報告なんて幾らでも書き換えようと思えば都合よく書けるんですよ。でもデータは都合よくは直せません、ごまかせません。データを見れば、専門家の人の見方によってもこの柱状図を見るだけでも違います。そういうところはどうなんですか。ごまかさないでちゃんとそういう判断をしてもらいたいと思いますが。地盤緩いでしょ。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  長嶋議員からこれまでも御紹介いただいておりますe―かなマップのデータ、それから我々が採取した液状化に関してボーリングを行ったデータ、これについてはおっしゃるとおり、データというものについてはその数値が出ているものですから、これをしっかりと認識をした上で、繰り返しになりますけれども、今後実際に整備する計画に応じましてしっかりと地盤の調査を行って、これに対してしっかりと対応できるものをつくっていきたいと考えております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  何度も言っていますけど、あそこグラウンドがあっていつも雨降ると水浮いていますよね。何でですかということ。それから過去、政策創造で、たしか大谷さんが副市長のときにやられた報告、東京理科大学かどこかとやったプロジェクトありましたけど、あれには寺分の住宅地から水が流れ込んでくるって書いてあって、深度まで書いてあるんですよ。そういうの全部蓋をしてやらないようにお願いしたいと思います。
 それで、道路問題行きます。一番問題、先ほど道路の話ずっとありますけれど、ちょっとここに来て中外製薬が土地を売却されることになっておりますが、古館橋の交差点の目違いは中外製薬の土地を利用して、たしか4メートルぐらいセットバックして目違いを直すという話でしたが、これについては売却された場合どうなるんですか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  古館橋交差点、こちらの目違いの解消のために中外製薬株式会社鎌倉研究所用地の一部を活用して市道の拡幅などを行う都市計画決定、こちらを行ってきたところでございます。中外製薬株式会社とは従来から協議を行っておりまして、この都市計画決定の内容についても御説明をいたしまして、御理解をいただいているところでございます。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  御理解は、理解はされるけど、それでできるという確定していることなんですか。契約書なり、そういう契約を結んでいるとかそういうことなんですか。御理解だけじゃ駄目ですよ。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  御案内のとおり、中外製薬株式会社の鎌倉研究所の用地、こちらにつきましては今後移転をするということで移転先の工事、整備等どんどん着々と進んでいるところでございます。移転に伴ってですね、売却ということが意思表明はされておりますので、売却がされた後、新たな土地利用転換が行われることになると思います。それに際しての開発等々ですね、この道路の拡幅、都市計画決定した部分の整備も含めて協議というものは進めていくことになると思いますが、今、議員から契約ですとかそういったようなお言葉ございましたが、これについては特定の法人の情報ということになると思いますので、私どもとしてはその部分については今、こちらでお答えすることはできません。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  すみません。今の御答弁だと、売却先の企業と交渉するという意味ですか。これ大きな違いがあるんですけど。つまり確定していないという話なんで問題ですけど、売却先と話すということですか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  繰り返しになりますけれども、従来から中外製薬とはこの土地利用計画、都市計画決定、予定についても協議をしてきたところでございます。ただ、こちらも繰り返しになりますが、移転をすると、それに当たって売却ということでございますので、新たに土地利用転換をされる方と引き続きというか、土地については引き続きなんですけれども、相手先としては開発事業等々ですね、個別の協議ということになってくると思っております。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  隠していてもすぐ分かっちゃうんですからね。皆さん、そういうことだそうです。
 古館橋なんですけれど、目違いはいいんですが、反対側の藤沢市のほうから車が来たときにあそこの橋は非常に狭くてですね、歩道もきちっと確保できていないし、右折レーンがないので、渋滞がひどいんですね。ここ深沢の開発をやっていろんなものができたときに、さらに渋滞が増すことになります。それからその先の道も非常に細くて歩道もなくて危ないんですが、少なくとも古館橋を広げて右折レーン造らないと大変な渋滞起こすと思うんですが、それについては何もないという過去の答えですが、そのままですか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  古館橋から藤沢市側の部分については今のところ改良・改修ということについては確認はできておりません。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  これ、大変に問題になりますよ。もしこのまま進めたらね。
 それから最後に深沢小学校の近隣の話です。これはもう何度も出ているからお分かりと思いますが、特に私は、まず鎌倉地域から車で県道を来るときに、あそこ右折して曲がります。皆さん近いからあそこ通りますよね。私もそうしていますけれど、あそこの県道、あの場所って歩道もなければ幅が狭くて右折車が止まると、うまい人がちゃんと寄せられて止めれば行けないことはないですけど、あそこ、詰まるんですね、非常に。これ役所に行くのに近いから当然あそこを曲がるわけですけれど、これ役所に鎌倉地域から車で行く人の台数が当然増えて来ますから、電車だと先ほど言ったようにお金かかるし、不便で時間かかるから、車で行きますよね。ここの改良というのは非常に重要で、当然県がやるんですが、この改良工事をやらないで、市役所本庁舎移してみんなが行くようになるということは私はとても現実的じゃないと思いますが、この点はいかがですか。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  深沢小学校西側の市道、それから県道深沢の交差点等の交通流の解消に向けて右折レーンを延長するでありますとか、その他歩道の整備等々、これは県とも協議・調整をしていく部分、県道についてはなってまいりますし、市道については鎌倉市の市道の範囲の中で、また不足する部分については、前にも御答弁をさせていただいておりますが、一部用地を取得するということも含めて検討していくという考えでございます。また、県との調整についても藤沢土木事務所を窓口といたしましてですね、調整を進めているところでございます。
 
○26番(長嶋竜弘議員)  県道は八雲神社、常盤口、梶原、それから中学校上がるところの信号、ずっともう全部同じですのでね、交通量増えたらみんな渋滞、今でもひどいけどひどくなるんですよ。それに対する答えがなくてやってはいけないと私は思います。
 あと最後に、小学校の前のところ、ここ道が狭くて擦れ違いできません。歩道の確保もできていません。これについてもずっと質問していますが、これについての回答も今までと変わりませんか。変わらなかったら、私はもう完全に無理だと思いますが、それ最後にお聞きします。
 
○林 浩一 まちづくり計画部長  深沢小学校の西側の鎌倉市道のところにつきましては、部分的に著しく幅員が確保できていない、道路の部分とそれからそのすぐ脇にある水路との関係もございましてですね、いわゆるボトルネックになっているような部分がございます。これらについても、より速やかな交通流が確保できるように都市整備部とも連携をいたしまして、今後の改修に向けて調整を進めていくと考えているところでございます。
 また、深沢地域の新しいまちづくり基本計画、平成16年の計画の中には交通ネットワークというものを示しております。ただ、これについての具体な実施の方針、計画というものは定めておりませんけれども、これらについても今後鋭意、今の深沢小学校西側の市道の部分等々含めまして、また可能であれば県道についてもそういったものについて具体的なものをお示ししていきたいと考えているところでございます。
 
○議長(前川綾子議員)  質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員)  日程第12「議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○松尾 崇 市長  (登壇)議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)の提案理由の説明をいたします。
 今回の補正は、児童福祉運営事業、最終処分事業、名越クリーンセンター管理運営事業などを計上いたしました。そして、これらの財源といたしまして、国庫支出金、繰越金、諸収入及び市債を計上いたしました。また、史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策事業に係る継続費の変更、鎌倉芸術館給湯管改修事業などに係る繰越明許費の追加、人事給与システム構築事業費などに係る債務負担行為の追加及び変更、並びに急傾斜地防災工事負担金などに係る地方債の変更をしようとするものです。
 詳細につきましては担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
 
○内海正彦 総務部長  議案第60号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第8号)について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)の67ページを御覧ください。
 第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億8522万7000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも710億8259万2000円となります。
 款項の金額は、第1表のとおりです。
 まず歳出ですが、第10款総務費は4713万1000円の増額で、庁舎管理事務などに係る光熱水費、鎌倉芸術館給湯管修繕費などの追加を。
 第15款民生費は1億9494万6000円の増額で、子供たちに対する図書カード配布に係る経費、在宅福祉サービスセンター管理運営事業などに係る光熱水費及び民間保育所等に対する光熱費補助金などの追加を。
 第20款衛生費は9214万5000円の増額で、焼却残渣の処理に係る経費、名越クリーンセンター管理運営事業などに係る光熱水費などの追加を。
 第35款商工費は233万6000円の増額で、公衆浴場設備整備費等補助金などの追加を。
 第45款土木費は4177万4000円の増額で、急傾斜地防災工事負担金、街路照明灯事業などに係る光熱水費及び公共交通原油価格高騰対策補助金の追加を。
 第50款消防費は720万6000円の増額で、消防運営事業に係る光熱水費の追加を。
 第55款教育費は31万1000円の減額で、史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策事業に係る経費を減額するとともに、学校施設管理運営事業などに係る光熱水費及び鎌倉国宝館管理運営に係る維持修繕料の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について申し上げます。
 第55款国庫支出金は688万円の増額で、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金事業費補助金の追加を。
 第80款繰越金は3億6826万4000円の増額で、前年度繰越金の追加を。
 第85款諸収入は398万3000円の増額で、光熱水費の増額補正に伴う雑入の追加を。
 第90款市債は610万円の増額で、急傾斜地防災工事負担金に係る市債を追加し、史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策事業に係る市債を減額しようとするものです。
 次に、第2条、継続費の補正は70ページ第2表のとおり、史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策事業について継続費の変更をしようとするものです。
 第3条、繰越明許費の補正は71ページ第3表のとおり、鎌倉芸術館給湯管改修事業ほか1事業について繰越明許費の追加をしようとするものです。
 第4条、債務負担行為の補正は72ページ第4表のとおり、人事給与システム構築事業費ほか10事業について債務負担行為の追加及び変更をしようとするものです。
 第5条、地方債の補正は73ページ第5表のとおり、防災対策事業費である急傾斜地防災工事負担金ほか1事業に係る地方債の変更をしようとするものです。
 以上で、一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいま議題となっております議案第60号は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員)  日程第13「議案第61号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第3号)」を議題といたします。
 理事者から提案理由の説明を願います。
 
○森 明彦 都市整備部長  議案第61号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、74ページを御覧ください。
 第1条は総則であり、第2条の業務の予定量は、主要な建設改良費として管渠事業費を3007万4000円増額しようとするものです。
 第3条の収益的収入及び支出は、支出について、第1款下水道事業費用、第1項営業費用を1億7217万5000円増額しようとするものです。
 次に、75ページを御覧ください。
 第4条の資本的収入及び支出について、支出は、第1款資本的支出、第1項建設改良費を3007万4000円増額しようとするものです。なお、予算第4条本文は資本的収入から支出を差し引いた額が収入の不足となるため、第4条本文に記載のとおり、補填する財源の額について補正しようとするものです。
 第5条、利益剰余金の処分は、減債積立金の処分額を3007万4000円増額し、8億8383万2000円とするものです。なお、この増額に伴い、予算第5条本文に記載のとおり、繰越利益剰余金及び当年度利益剰余金の額をそれぞれ補正するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○議長(前川綾子議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                    (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 再開の日時は、来る12月26日午前9時30分であります。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
 本日はこれをもって散会いたします。
                    (10時48分  散会)

令和4年(2022年)12月12日(月曜日)

                          鎌倉市議会議長    前 川 綾 子

                          会議録署名議員    武 野 裕 子

                          同          岡 田 和 則

                          同          出 田 正 道