○議事日程
市民環境常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)11月29日(火) 13時10分開会 14時03分閉会(会議時間0時間32分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
児玉委員長、久坂副委員長、くり林、日向、くりはら、長嶋の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
服部局長、岩原議事調査課課長補佐、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について
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○児玉委員長 ただいまより、市民環境常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。長嶋竜弘委員にお願いいたします。
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○児玉委員長 本日の審査日程の確認でございます。
配信した日程のとおりで確認しますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○児玉委員長 日程第1「社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について」を議題といたします。
本日は、当委員会で所管事務調査事項としております社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について、引き続き協議を行いたいと思います。
具体的には、12月定例会で行う当所管事務調査の中間報告に盛り込む商工分野における提言内容等の確認、また観光についての今後の協議方法の検討及びまとめ方に係る頭出し等を行いたいと思います。
中間報告に盛り込む商工分野における提言内容、具体的には、支援制度などの確認を行いたいと思いますけれども、中間報告に盛り込む商工分野における提言内容等について協議を行いたいと思います。各委員から事前にいただいております提言内容案を会議システムに配信しておりますけれども、それを既に確認していただいていると思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
各委員からそれぞれ提言をいただいておりますけれども、では、最初に、その提言内容に関しまして、委員お一人ずつ、その内容について説明をしていただければなと思いますけれども、よろしくお願いいたします。では、日向委員から順番にお願いします。
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○日向委員 私は、商工分野のところでは2点書かせていただきました。
皆さんの所感等も拝見させていただきながらつくった部分もありますけれども、まず1点目が、新たな店舗等への開業支援の充実というところの点と、あとは、やはり、今後、観光客の受入れの環境の整備ですね。ホームページとかの多言語化とか、そういうのを含めてですね。そういったいろいろなものも、やっぱり、商店街等への支援をというところで、何か形にできればなと思って書かせていただきました。これも商店街へということで、個々のところまで、どこまで突っ込めるかなんですけれども、大枠としてそういったものができればなと思っております。
もう一つは、これは、支援制度とか、そういったものではないんですけれども、やはり、視察をさせていただいた高岡市を拝見したところ、やはり創業から継続的に意識を共有し合っているなというところがすごく感じられたところですので、これは、姿勢みたいなところになってはしまうんですけれども、そういったところで、やっぱり創業のときに補助するからというところで、また何かあったらではなくて、創業のときから継続的にできるような形を一緒に取り組むような姿勢がさらにできていけばいいのかなと思ったので、ここの部分は書かせていただきました。
観光の部分は、頭出しだったというところなので、盛り込むというところではないんですけれども、今後、やはり富裕層への誘客であったりとか、観光におけるデータみたいなものが、結構、富山県は、かなりいろいろ取っているということでございましたので、そういったところで市だけでは難しいかもしれないですけれども、そういったところも含めて、何か観光分野でも新たな取組が発信できればなと思ったので、このような形で記載をさせていただきました。
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○くりはら委員 個人的には、商店街・商店の皆さんとお話しして、現状把握をするのがまず第一だなと感じたことと、あと視察を富山県、高岡市とさせていただいて、それぞれの各地域では、物すごく行政職員と商店の方々が一体となって、今後どうしていくんだというようなことで、伴走型の支援を受けたりなどしながら、非常に活力があるなという雰囲気をまず感じ取らせていただきました。
そして、それを鎌倉に持って帰ってきて、じゃあ、どのように視察先のことやら、あとは、今、鎌倉の商店の思いを今後につなげていくというところで、9点、私、述べさせていただきたいと思うんですけれども、まず、本当に現状把握が大事だということで、実態調査をしなくてはいけないのではないかと。視察先では、ローラーの聞き取り調査をされているということで、それは現状把握をする上では非常に重要な調査だとは感じます。大変な作業ではあるんですが、それは、人員を割いてでもやったほうがいいのではないかと思っておりますので、まず、実態調査、データ収集分析を行って、課題を商店、それから行政、議員もですが、共有していかなくてはいけないことだろうと思います。
あと2点目、都市計画上のゾーニングをしなくてはいけないということを考えます。
と言いますのも、どの地域がどういったことを得意分野としていて、どういう産業が蓄積されてきたのかということ、こういったことを考えた上で、さらにそこを強化するための企業誘致とか、あと鎌倉では、観光・商工、切っても切れない縁がありますから、この観光的視点の宿泊施設とか、あと商工の側の視点のコンベンション施設、要するにそういったものがあると、観光・商工、両方一体となって取り組めるようなこともあるかなと思います。
3点目、住民にとって必要な生活を支えるために、商工業事業者をとにかく支援していかなくてはいけないなと思っておりまして、そのためには、事業継承、今まであった企業を事業継承していくための仕組みを考えなくてはいけないと。それから、継続するためには、後継ぎの問題が非常に商店を回ると問題視されるなと、課題だなと思うんですね。後継ぎがいないから、コロナ禍で疲弊したところで、もうこれを機にやめますというような、そういう悪い負の連鎖みたいなものが、今、起こりかかっているというのは、店舗を回ると感じるところです。
それから、その人材育成をするようなことを鎌倉市も一緒になって考えなくてはいけないのではないかと思います。いわゆる職業訓練みたいなこととか、あと、そもそも鎌倉にどういう企業があるのかというところの、それをより市民の皆様にも知っていただく。それから、後継ぎのことは、最近では海外の方が日本のよさをすごく捉えていらして、その日本の伝統のものを外国人の方が継いでくださるみたいなこともあるものですから、そういった人材は広く求めていくというようなことも、鎌倉市も一緒になってやったらどうだろうと思います。
それから、そのマッチングですね。そういった雇用の問題ということ、これも課題であると思います。
それから、今、原材料の高騰で、今まで大変頑張ってきた商店、これはますます厳しいというような状況が起こっているので、こういったところの支援なども考えなくてはいけないと思います。
4点目、商店街をシャッター化させないために、これ、例えば商店街というものを商店街として今後また継続していただくためには、法整備も必要ではないかと思っておりまして、これは、商店街の活性化に関する条例などを他の自治体では取り組んでやっていらっしゃる。これは、国も頑張らなければいけないんですが、市としても頑張っていかなくてはいけないことだと思います。
5点目、市内の商店を知ってもらうということは、以前の縁結びカードというので皆さんある程度、あっ、こんなお店が鎌倉にはあるんだというところの認識が広がったというお話も市民の方から聞きますけれども、よりPR事業というところにも力を鎌倉市も一緒になって入れていただきたいなと感じております。
6点目は、販路の開発ということで、インターネットでのお買物サイトというのに鎌倉物産みたいなことでできると、非常に買う側も鎌倉というものの物産は何かないかなというような、そういう目線で買物をしていただけるのではないかということ。これは、観光協会、商工会議所、こういったところもやっぱり一緒になって販路の開発の部分も考えていただけるとありがたいなと思っておりまして、それに加えて、インターネットだけじゃなくて、実店舗のアンテナショップみたいなもので、いろいろなところに鎌倉のいいものを発信していくという、本当に実店舗が必要なのではないかと感じております。
7点目、多様な誘客の仕組みづくりということで、何かイベントがありますと、そこにお客さんが来るわけですけれども、楽しんでいただいて鎌倉を知っていただく、魅力を発信していくというところ、これも非常に重要ではないかと。その際には、やはり、鎌倉市民に向けてということももちろん考えなくてはいけなくて、また、そのほか観光客のためにもというところも考えて、多言語化とかバリアフリー化などにも取り組んだほうがいいと考えております。
8点目、既存の商店街の活性化をサポートするものとして、資金的援助というのが一番皆さん欲しがるところで、かといって、じゃぶじゃぶと補助金をつけますという意味ではなく、本当に何をどのように助けてくれたら商店街が活性化するのかということは、商店街の皆さんにも考えていただくというようなことで、その協働事業を立ち上げるということもできるのではないかと、行政としてできるのではないかと。その人的補助の部分も行政が担えないのだろうかというところを考えております。
9点目、業態転換をこの機にやりたいんだというような方々というのが少なからずいらっしゃる。その業態転換のためのサポートとか、あと、新たにこういった事業をやりたいんだというところのサポート、これは、情報提供や、どうやったらそういう新規立ち上げができるのかという方法論を教えるようなセミナーとか、あと、最終的には、もう金銭的支援も求められる部分ではあるなと思っております。
以上、9点でございます。
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○くり林委員 私からは、3点、一つ目が、今、支援というお話も出ておりましたけれども、私としては、なるべく何か損失であったりマイナスを埋め合わせる支援というよりかは、もっと攻めのといいますか、鎌倉の商工業全体の売上高アップにつながるような支援をしていってほしいということと、2点目が、なるべく地元に利潤が還元されるような企業をある程度線引きというか、選択していって、支援制度をつくっていくことが必要なんじゃないかと。
3点目が、鎌倉の伝統工芸品や比較的昔ながらの商いを扱うお店というものには、少し特別な観点からの行政としてのサポートが必要であるということになります。
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○長嶋委員 私からは、1番、2番と番号を振って、1が商工振興策、2が観光振興策ということで、具体策6点上げさせていただいています。この6点については、全て1と2に係る内容でございます。両方これが必要という意味で書かせていただきました。
それで、1が商工振興策ということで、文面を読みますが、ゆりかごからゆりかごへ。市民生活がより豊かに便利になることを主眼に置いた振興策、家、車、家電から食料、生活雑貨、エネルギー、冠婚葬祭まで地域内消費ができる環境構築ということで、これ簡単に言うと、持続可能な地産地消ということです。ゆりかごからゆりかごへという意味は、次世代まで続くという意味です。
それで、どちらかというと、ヒアリングを行ったりして感じたのは、市民生活側の商工側があまりにも手薄で、何かいろいろ行政としてやっていない感じなので、そこを主眼に置いて、地産地消といっても、鎌倉はちょっと生産はなかなかあまりないので、高岡市のようなことがなかなか難しいので、そこはポイントがあるんですけれども、そこで具体策を下に書いてあるんですけれども。
観光振興、これも読みたいと思います。「安・近・短の観光地」から脱却。交流人口を増やすことを主眼に置いた振興策。歴史、文化、芸術を柱に学び、体験を通じた「すてきな日本の伝統」を鎌倉から発信ということで書かせていただきました。これは、今さら私が言わなくてもこういうところが重要だよということは、地方の観光振興策、いろんな自治体ではこういうことを言っていると。
この間、足利市へ交流に行ったときも、市長さんが文化を柱に観光振興したいということをおっしゃっていたんですけれども、まさにどこの自治体でもこれをやっているかなと。特に歴史が入ると、やっぱりこれが日本のすてきな伝統、歴史、そういうせりふで入るとやっぱり日本全国でできる町って、京都、奈良と鎌倉ぐらいで、あとはあるかなというと多分なくて、そういうことをやる役割が鎌倉という町にはあるかなということで、こういう書き方をさせていただきました。
具体策なんですけれども、これは今さらあれなんですが、1番がネット鎌倉商店街設置ということですね。先ほど、くりはら委員も同様のことをおっしゃっていました。これは、私はずっと言っていることで、これをなぜやらないのと。相当の額が販売できると思います。これで、鎌倉は生産がないという話の中で、じゃあ、それだったら販売、別に家や車、車はトヨタの車を別にこの鎌倉商店街で売ってもいいと思いますけれども、例えば鎌倉の事業者さん、登録したところがそこで車を売ったり、家を売ったりと。家は建築会社がいろいろあるのでいいですけれども、そういう大手メーカーのものも、そういう鎌倉の事業者さんがネット商店街で販売すれば、それが税収にもつながるので、こういう大きなくくりで、観光の商品を売るだけではなくて、そういうことでやったらいいと思っています。
地域通貨は、それに併せて地産地消のためには地域通貨を発行するのが一番いいと私は思っています。事例は、何度も言っていますけれども、高山市のさるぼぼコインというのがあります。
3番は、これは高岡市を見習ってということで、視察に行けば、これはいいことだと思うので、新規出店、リフォームなどの助成金新設ですね。これは、皆さん多分共通でこれをやったほうがいいということは、共通の意識が持てるのではないかなと思います。
4番は、くりはら委員も言っていましたけれども、この辺のパンフ、SNS、動画などの充実というのは、これは別に当たり前の話で、ちょっとただ足りないところがあるなということです。
5番と6番が、今回私の提案の中では肝なんですが、皆さんいろいろ御提案はたくさん上げていただいているんですが、これ、皆さんの言っていることはごもっともで、それぞれずっと言ってきたことなんですが、じゃあ、それをどうやったらできるのという話なんです。ずっとできなかったのはなぜかということなんです。これ、残念ながら行政マンにはできません。私は、もう14年やってきて、そう思っています。はっきり言って。それと、議員がじゃあそれできるかと言ったら、無理だと思います。私、例えば、議員をやらないで、これをコンサルとしてやってよといったら喜んでやりたい感じですけれども、できないですよ。だから進まないんです。あらゆることが。
なので、それをやるには、私は、専門家を呼んできて、その人をコントロールタワーとしてやったらいいですよとずっと申し上げているんですが、なかなかそれを考えていただけない。それが5番のアドバイザー。どういう形か、参与という形とか、いろいろポジションはあると思います。今は隈研吾さんなんかも来ていただいているようですけれども、そういうのと同じ並びでもいいと思いますが、そういう方を招致してやると。
富山なんかもそういうことで活性化を、今、皆さん見てきた中身は、もうやられているので、そういうやり方がいいと思っています。海外でもそういう事例、たくさんあります。日本の観光カリスマ100人に官公庁が指定している方々が、例えば山田さんなんかは海外で、スイスとかで活性化させちゃったとか、そういうのもあったりしますけれども。
あと、6番は、その前に、まずはそういう方を、専門家を呼んできて、事業者さんとか関係者の皆さんで、ぜひ、勉強をしないと、業界のことをちょっと残念ながら、いろいろ聞いていると、今のトレンドとか、どうしていくかというか、全国の事例とか、そういうのをシンポジウムを開いて専門家の方々からやっぱり聞くのが一番なので、そういうことを多分、これは一般向けではなくて、そういう事業者さんたち向けです。関係者及びね。当然行政も議員も行ってもいいと思いますけれども、そういうシンポジウムを開催して、まずは勉強会。これは多分来年度すぐやってねということでも提案はできるかなと思っているので、まずは、皆さんのいろいろな提案、私のも含めてやるにしても、そういうコントロールしてね、こうやりなさい、こういうふうにやっていきましょうということができる方をやっぱり呼んでこないと、多分私は、全く商工も観光振興もできないと、そう思っています。
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○久坂副委員長 私は、まず、商店街の活性化による地域振興について書かせていただいております。もう文章どおりなんですけれども、鎌倉駅周辺ですとか、大船駅に本当に間近に、ここも含めてほしいという気持ちはありますが、それ以外の地域にやはり位置している商店街については、やはり空き店舗が増えたり、なかなか本当に商店街を構成する店舗自体がもうなくなってしまったりということが多い中で、市全体を市民の皆さんが暮らせる町としてつくるために、やはり各地域において商店街の支援をしなくてはいけないということを思っております。ですので、そういった地域をまずは選定し、そこに新規に出店するなり、事業を継続するなりというところの助成制度をしたらいいのではないかということが1点目であります。
2点目なんですけれども、じゃあ、そうは言っても既存の商店街って何なのというときに、実は市はお金を出しておりまして、商店街が例えばクリスマスイベントをやるとか、特別な新規の売出しをするというときのイベント助成金は出してはいるんですけれども、残念ながら、なかなか一過性のものに終始していたり、本当にその効果を上げられているのかというところで、なかなか商店街の方は、やはり御自分の事業もありますし、そういった意味で専門的なアドバイザーをつけて、やはり効果的なこういった事業を後押ししたらよいのではないかということが2点目であります。
商店街につきましても、それぞれですけれども、やはり高齢化している役員さんの方とかがいる中で、若年層の方にやっぱり役員になってもらったりとか、商店街の役員さんについて、どうやったら人に入ってもらって事業を回していくべきかの組織づくりというか、その組織への支援を行えるようなことを考えたらいいのではないかと思っております。
大項目の2番目です。これも国内外へ鎌倉の魅力を発信する。例えば伝統工芸ですとか観光産業、そういったことをすることによって、先ほど来、複数の委員さんがおっしゃっていた、例えばネット上に展開する鎌倉のネット商店街のやはり付加価値が高まってくると思いますし、実は、私たちが思うほど、委員長も一般質問とかでされていましたけれども、鎌倉というものが全世界になべて知られているかというと、なかなかそうではないかもしれないというところに立ち返って、鎌倉というのは東京というところに至近であって、そして自然と歴史を有する、本当に有数の土地であるということを根本からもうちょっとPRしてはいかがかなと思っております。
2点目のデジタル化は、これも各委員がおっしゃった、例えばホームページですとかネット上における商店街、あとはせっかくですので、NFTというところも、例えば鎌倉は芸術家の方も多いので、例えばNFTというところへ、鎌倉で活動する芸術とか、あと伝統工業のところもNFTで普遍的な価値化をして、ネット世界に展開していくとか、そういったのをやりたいという事業者さんがいたときに、なかなか相談とか支援ができる体制は多分今はないので、そういったところを支援できる体制も組んではどうかと思っております。
3点目の大きなSDGs未来都市鎌倉としての取組は、これは人材の確保という観点から書かせていただきました。先ほど海外の人材という話もありましたけれど、そうであるならば、やはり鎌倉市では、フェアで働き、賃金の格差とかもなく、安全に暮らしながら働ける、そういった環境をつくることが必要だと思っておりまして、ちょっとこれは、商工業なのかという話もあるんですけれども、これはやっぱり理念的なものでもいいから、これを根底に打ち出すことによって、人材の呼び込みの考え方としてできたらと思っております。
4点目のワーケーションですけれども、これは、観光にも関わりますが、もしかしたら、今度出してくる計画の中にも入ってくるかもしれませんけれども、人と、そして事業をより呼び込むために、2点目の各企業への支援にも関わってきますけれども、やはりこういった鎌倉の持つ強みをより発信することで、企業の金銭的な制度とともに、やはり鎌倉こそが皆さんが働いて、人間らしく働きながら事業も展開できる、魅力ある町であるということを発信してはどうかと考えております。
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○児玉委員長 それでは、私なんですけれども、私は2点ありまして、高岡市へ行ったときに一番印象を受けた部分でありますけれども、ここに書いてあるとおりですけれども、高岡市商店街の活性化に関する条例というものがあるということが分かりまして、今回行ったときに。それが、しかも議員提案による条例だということで、この条例が行政とか事業者側の一方的なものではなくて、事業者、商店会、各団体、経済関係団体、また、市、大型店、市民、それぞれの関係する皆さんの責務、求められる協力、役割が条文化されて明確になっているというのは非常にすばらしいことだなと感じましたので、それがそのまま鎌倉市にフィットするかどうかは分からないんですけれども、あと、鎌倉市の中の商店街のそれぞれカラーといいますか、状況があると思いますので、そういう意味では、鎌倉市内で活性化をしようとしている商店街に関しては、こうした条例の制定を検討すべきではないかと考えて、今回私の意見とさせていただきました。これは、久坂副委員長の1番目のところですとか、くりはら委員の4番目に関連するのかなと思います。
2点目は、新たに新店舗を開業される事業者への支援制度ということで、これは、くり林委員の2番目ですとか、あと日向委員の1番目、最初のところですね、また、長嶋委員の3番目のところと関連すると思うのですけれども、やはり、今回皆さんもおっしゃったように、高岡市へ行ったときに、行政側の非常に寄り添った体制というんですかね、それに非常に感銘を受けたというか、鎌倉市にはない部分かなと強く感じましたので、特に新しく店舗を展開される事業者への支援制度、それが新たな店舗誘致の観点、つまり、大きく言えば企業誘致になると思うんですけれども、法人税優遇以外に、こうした新たに事業を始められる方への寄り添った支援制度が必要ではないかと、それを検討すべきではないかと考えて、2番目の提案とさせていただきました。
一旦、ここで休憩させていただきます。
(13時39分休憩 14時・・分再開)
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○児玉委員長 それでは、再開いたします。
ただいま休憩中に皆様からいろいろ御意見を忌憚なくいただきまして、今回皆様からいただいた提言内容の中で、それぞれ重要と、これだけはということを踏まえながら、中間報告に盛り込む内容を委員長、副委員長で骨子案を作成させていただいて、次回の、または次々回の委員会で中間報告内容、その文案を確認していただいて、最終的に中間報告という形にまとめていきたいなと思いますので、その流れでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。では、よろしくお願いしたいと思います。
今回の12月定例会では、商工振興策についての中間報告という形ですけれども、観光についての今後の協議方法及びまとめ方についてですけれども、令和5年、来年年明けの2月定例会の最終報告において本格的なまとめを行うことを前回の当委員会で確認させていただいたところでございますけれども、当所管事務調査の観光分野における今後の協議方法及びまとめ方については、何か御意見がありましたらいただけますでしょうか。何でも自由に。今回は、商工策についてはこういう形でフォーマットに落として皆さんの意見をいただいて、それを基に今回のをやったという、そういう形もありますけれども、ほかに何か、そういうことでも構わないし、何かこういう形でやったほうがいいんじゃないかと、もし御意見がありましたら伺いたいんですけれども、いかがでしょうか。
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○日向委員 今回は、2月では間に合わないというので、商工分野を先にということだったので、観光分野も次の最終的な報告に向けては、同じような形で、またこうやって皆さんでもんで、やって進めていくというのがいいのかなとは思っております。
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○児玉委員長 日向委員からは、今回の商工策と同じような流れでやってはどうかという意見がありましたけれども、ほかの皆さんはいかがでしょうか。今回と同じような形で段取りで進めさせていただくということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。ありがとうございます。
それでは、本日の協議は、ここまでとさせていただきたいと思います。商工分野については、12月定例会会期中の次回の委員会において、本日協議を行った提言内容等を踏まえた中間報告骨子案を確認させていただければなと思っております。観光分野については、今申し上げましたように、今後の協議方法及び調査の進め方を確認させていただきましたけれども、引き続きまたそれを進めていきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。ということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、本日の委員会をこれで閉会させていただきます。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和4年(2022年)11月29日
市民環境常任委員長
委 員
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