○議事日程
教育福祉常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)11月4日(金) 10時20分開会 11時07分閉会(会議時間0時間47分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
藤本委員長、志田副委員長、後藤、中里、井上、納所、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
濱本健康福祉部長、尾高健康福祉部次長兼福祉総務課長、石黒市民健康課長、矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長
〇議会事務局出席者
茶木次長兼議事調査課長、喜安担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうち健康福祉部所管部分
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○藤本委員長 教育福祉常任委員会を開会いたします。
最初に会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。志田副委員長にお願いいたします。
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○藤本委員長 本日の審査日程の確認に移ります。
まず最初に、新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてです。
委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。
なお、傍聴については、先例において、議会全員協議会室では傍聴を4名までとし、それ以上の希望者がいる場合には議会ロビー等での視聴を案内すること。入室時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は傍聴の自粛をお願いすること。来庁時に検温し、37.5度未満の場合に入室可能とすることとされております。
また、10月31日開催の議会運営委員会において、常時、窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については、気候などを考慮し、休憩中にとどめるなど適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員の発言は、着席したまま行うことが確認されております。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策については、以上のとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、本日は当委員会の後に総務常任委員会の開催が予定されていることから、委員の皆様におかれましては、会議時間に御配慮いただき、会議規則第63条にありますとおり、質疑に当たっては、自己の意見を述べることを控えていただき、簡潔に行っていただくなど、委員会運営に御協力をお願いいたします。
また、執行部におかれましても、説明及び答弁は簡潔に行っていただくようお願いいたします。
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○藤本委員長 日程第1「議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○尾高健康福祉部次長 日程第1議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
「令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書 一般会計補正予算(第7号)」の8ページを御覧ください。
第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は1723万9000円の増額で、健康長寿社会の構築は、感染症対策事業として、新型コロナウイルスワクチン接種事業について、生後6か月以上4歳以下の者が予防接種法に基づく特例臨時接種の対象となったことから、接種体制確保に必要となる費用の追加を行おうとするものです。
続きまして、歳入について説明いたします。
戻りまして、「補正予算に関する説明書」は6ページを御覧ください。
第55款国庫支出金、第5項国庫負担金、第15目衛生費負担金は900万9000円の増額で、生後6か月以上4歳以下の者への接種のための財源として、新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金の追加を、第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第15目衛生費補助金は823万円の増額で、生後6か月以上4歳以下の者への接種体制確保のための財源として、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金の追加を行うとするものです。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○納所委員 生後6か月から4歳以下の乳幼児に対してワクチン接種を行うということでございますけれども、これはいわゆる接種の在り方としては、先ほどの本会議場でも質疑ございました。これは申請方式ということでございますけれども、これは努力義務が適用されるということを確認してよろしいでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員おっしゃるとおり、この乳幼児接種につきましても努力義務が適用されているというところでございます。
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○納所委員 そして、申請方式ということだと思います。
その使用されるワクチンについて伺います。既に国内で使われているワクチン、12歳以上の大人用と、それから、5歳から11歳の小児用という種類がございますけれども、今回使用されるワクチンは、それと同じか違うかを確認したいと思います。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 成分につきまして、主成分、有効成分となるものにつきましては、乳幼児、小児用とも、武漢型由来の従来型ワクチンでございます。
今、接種を行っているものは、2価ワクチンといってオミクロン株の対応のものの成分が入っておりますけれども、こちらにつきましては武漢型由来の従来型になりまして、大人用でも初回接種に使用するものと、それと同じ成分、有効成分が入っています。
ただ、接種量等につきましては、乳幼児の方は少ないというところで違いがあるところでございます。
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○納所委員 その接種量、使用されるワクチンの量でございますけれども、大人用、小児用よりも、さらに少ないということで、これは例えば2回打たなければいけない、3回打たなければいけないというのがありますけど、その辺はどうなっているのでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 乳幼児接種につきましては、3回接種で1セットになっております。具体的には、1回に有効成分3マイクログラムになります。接種量としましては、0.2ミリリットルを接種するという形になります。この接種量自体は、大人で言いますと0.3ミリリットル、5歳から11歳で0.2ミリリットルです。乳幼児接種については小児と同じ0.2ミリリットル、その中の有効成分が少ないということになっております。3回で1セットという接種になります。
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○納所委員 少量というのは副反応を抑える配慮であると思いますけれども、その3回の間隔というのはどうなりますでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 接種間隔につきましては、1回目接種をしまして、その後、通常3週間を空けて2回目を接種します。その後、8週間を空けて3回目を接種するということになりまして、それ以上の接種期間が空いた場合は、できるだけ速やかに接種をするということになっております。
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○納所委員 ちょっと大人に比べて3回の接種というのは負担も大きいかなと思いますけれども、当然、乳児対象のワクチンで、その有効性、安全性が懸念されるところは、これは正直な気持ちだろうと思いますけど、その有効性、安全性については、どのように捉えていらっしゃいますか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 それぞれ有効性、安全性につきましては、厚生労働省のQ&Aに出ておりますけれども、有効性につきましては、ファイザー社のワクチンは生後6か月から4歳の乳幼児においても、オミクロン株等に対して中和抗体化の上昇や発症予防効果が確認されているとされております。
また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による審査報告書によりますと、臨床試験において3回目接種後7日以降における発症予防効果は、73.2%と報告をされているものでございます。
また、安全性につきましては、同Q&Aによりますと、接種部位の痛みや疲労、発熱、頭痛等、様々な症状が確認されておりますけれども、ほとんどが軽度または中等度であり回復していること。また、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されているとされております。
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○納所委員 3回目の接種後に73.2%という発症予防効果というのは、これは高い数字であるかと思いますけれども、一説によると、インフルエンザワクチンがよく効いた場合と同じぐらいだというふうな数値と承知いたしております。
その中で、乳幼児の接種、努力義務が適用されて申請方式ということでございますけれども、当然、接種を受けるかどうか判断に迷う場合があります。その際にはどのようなアドバイスができるでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 乳幼児接種におきましても努力義務が適用されておりますが、繰り返し述べているとおり、接種については強制ではございません。保護者の方の同意がない場合につきましては、接種が行われることはございません。
接種に迷うことは当然あろうかと思いますけれども、その場合はかかりつけ医などに御相談いただくか、もしくは、市でも判断に迷う、メリット、デメリットにつきまして、その情報を載せたパンフレット、チラシですね、そちらを作成します。市のホームページにも掲載する予定でございますので、それらの情報を御覧いただきまして、接種の御判断をいただければと御案内したいと思います。
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○納所委員 接種の判断は、接種のメリットがデメリットを上回るかどうかということになってくるかと思いますけれども、特に接種が推奨される乳幼児、どのような場合が考えられますでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 厚生労働省が作成するパンフレットやQ&Aの中では、この生後6か月から4歳の中で特に推奨されるというお子さんについての記載はございませんで、基礎疾患等あるなしにかかわらず、こういう方が推奨しますという表現はなかったんですけれども、11月2日に日本小児科学会で「生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」というものが出ておりまして、その中では、日本小児科学会は生後6か月以上5歳未満の全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨すると、そういうことで声明が出されているところでございます。
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○納所委員 発熱などの副反応は当然あるかと思いますけど、基礎疾患があるお子さんは健康な子に比べて、よりそのダメージが大きいかと思いますけれども、そういった場合のかかりつけ医との連携というのを推奨すべきだろうと思っております。
ただ、生後6か月から4歳となると、当日その日に連れていけばいいといっても、かなりの準備が必要になるかと思うんですよね。接種までにどういうところに気をつけたらいいのかというアドバイスも必要だと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 大人、小児と同じではありますけれども、明らかに発熱しているお子さん、もしくは、重篤な急性疾患にかかっているお子さんにつきましては、接種ができないということになりますので、こちらは当日の体調管理というのは、万全にしていただくということが必要になろうかと思います。
また、当日、原則保護者の同伴が必要となるのは御案内のとおりでございますけれども、当日の持ち物としまして、この場合、この時期のお子さんにつきましては、他の予防接種がやっぱり多くありますので、この予防接種歴を管理するため、お持ちいただくものとして母子手帳をお持ちいただく必要があって、接種間隔については、そこで確認を取るものでございます。
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○納所委員 当然、この時期のお子さん、はしかや水ぼうそうなどの定期接種があるわけで、その定期接種のワクチンを打ってから2週間、インフルエンザを除いて2週間以上を経過していなくてはいけないということ、それを確認するためには母子手帳、できればアレルギー等を考えるのだったら、お薬手帳なんかもあったほうがいいのかなと考えるところでございます。
ただ、当然、副反応が出るということが考えられます。接種後の副反応が起きたら、どのように対応をすればよろしいでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 接種後は副反応が起こる可能性というのはございますので、お子様につきましては、御自身でその体調の不良というのを訴えることができるお子さんばかりではございませんので、保護者の方につきましては、従前からの体調を見ていただいて、その接種ごとの体調の変化というのに十分御注意いただきたいというところと、あとは、かかりつけ医や接種医ですね、何か気になったところがあったら、すぐに相談できる体制というのを整えていただけるように注意を促したいと考えております。
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○納所委員 3回の接種ということで、その間隔もございます。ただ、その間隔が定期接種と日程が重なった場合、どちらを優先して打つべきなのか、お伺いいたします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 先ほどの委員の御指摘のとおり、インフルエンザワクチンと、このコロナワクチンについては同時接種が可能ですけれども、それ以外の予防接種等につきましては、接種間隔につきまして、2週間後、13日以上は間隔を空ける必要がございます。
この定期接種とどちらを優先すべきかにつきましては、厚生労働省のQ&A等では特に見解はないのですけれども、やはり定期接種を行っている医療機関、かかりつけ医などと御相談をいただきながら、適切なスケジュール等を組んでいただければと考えております。
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○納所委員 はしかの死亡率というのは500人から1000人に1人という高い死亡率ですけど、新型コロナの場合は100万人から200万人のうち数十人ぐらいいらっしゃるということ。その死亡率から見ると、優先すべきは定期接種であると考えております。
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○吉岡委員 今、納所委員がいろいろと質問していただいたので、それと重ならないようにしたいと思うのですが、やはり今、一番の御心配は、本当に有効で、自分の子供の命を守れるのかというところが一番心配であると思うのですね。今、対象者が20%ということで一応対応しているわけですけど、その理由は何でしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず、本市での小児接種の接種実績なんですけれども、10月末現在で2回接種を行った方が13.46%ということでございます。この数字をまず一つの基準として考えたところでございますけれども、この数字より大きい理由としましては、乳幼児の方はやはり定期接種があって、予防接種をするというスケジュールで医療機関に行きますので、その中で、もしかしたら、定期接種よりも、ほかの小児よりも、このワクチン接種ということにつきまして、情報にアクセスしやすいというところがありますので、13%よりも、もしかしたら増えるかもしれないというところと、あとは、やっぱりこの感染状況ですね。第8波というところがどれぐらい広がってくるかによって接種率というのは影響してきますので、そこがどうしても読めないところではございますので、13%を基本として、それよりも多くなっても予算が足りるというところで、20%と計上させていただいております。
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○吉岡委員 先ほど、申請方式ということでございますけれど、いろいろな、例えば、今は定期接種も非常に大事で、1歳までというのは非常に多いですし、やはり、それはきちんとしなきゃいけないなとさっきも思いました。それが一番心配だったんですが。
先ほど、今、予防接種の場合は基本的には病院でやっているということなんですかね。その場合、例えば、接種の状況と、それから、このコロナのワクチンの関係で、申請主義だと、そのときにどうやって先生に相談とか、どういう状況に具体的にはなるのか。何回も子供を連れていろいろとやるというのは、ちょっと親御さんにとっても負担だなと思いながら。その辺は、もう少し、例えば病院に行かなくても、そういう解説というのですか、直接御相談できるような、そういう対応というのが必要なんじゃないかと私は思うのです。
あと、皆さん、病院は必ずそういう、1歳児健診とか、いろいろな健診もありますよね、乳幼児健診。そういうことでは病院を大体きちんと、開業医さんとの対応はされているということで理解していいのですか、幾つかありますけれども。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず、今回の申請制につきましては、接種券を申請方式とするということになっております。
御案内として、まず、この予算をお認めいただいた場合につきましては、まず、はがきで対象年齢の方に、この年齢の方々がワクチン接種の対象となった旨をお知らせしつつ、接種券を申請される場合は、例えば、e−kanagawa、もしくは、コールセンターで手続をしていただいて接種券を申請していただくと。それに基づきまして、3回分の接種券を御本人にお送りしますけれども、そこから市の予約システムを使いまして医療機関に予約を取るということになります。その予約を取る際に、ほかの定期接種との接種間隔を見ながら、御自身で都合のいいところで予約をしていただくと、そういう流れで考えております。
医療機関につきましては、市内の小児科医8か所が今のところ接種を行っていただけるということで手が挙がっておりますので、その医療機関につきましては、小児接種をもう既に行っているところ、もしくは、大人の個別接種も今回行っていただいているところではございますので、十分に連携が取れていると認識しております。
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○吉岡委員 最後に判断をされるのは、もちろん当事者なんですけれども、そうすると、そういう、例えば定期接種の関係とか間隔とか、あなたはどうですよということも分かると、事前にその方自身の状況が分かるということで判断してよろしいんですか、一人一人が。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 そこの接種間隔自体は、御自身のかかりつけ医と接種する医療機関というのはやっぱり異なる方もいらっしゃいますので、そこは御自身で管理していただく部分にはなりますけれども、接種の際には母子手帳をお持ちいただくということになりますので、そこは御自身で管理をしつつ、接種に行ったその先で母子手帳を示しながら、ほかのものとの接種間隔を最終的には確認していただくという形になります。
この定期接種との接種間隔というのは、やはり今回の乳幼児接種でのポイントとなりますので、そこについては十分に情報提供をしていきたいと考えております。
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○吉岡委員 そうすると、もしかしたら自分がかかっている病院は、それは接種していただけないところもあるかもしれないということですよね。その場合、事前に総合的に判断できることが、すごく大事かななんて私は思うものですから、やはり、何も、相談だけで医療機関に行けるのかどうかというのもありますから、その辺は市民の立場に立って、ちょっとそういう御相談の対応窓口的なものが私は必要なのかなと。
その上で、先ほどいろいろなパンフレットとかホームページで公開するとおっしゃっていました。実際に受けるとなったときの判断とか、いわゆる、説明のマニュアルみたいなものは、きちんと医療機関の側でやっていただけるんだと思うんですが、その事前のね、いわゆる、当事者側からすると、すごくどうしたらいいのかと不安になったときに、かかりつけの医者じゃなかったりすると、また違った面でどうしたらいいのかというのもありますので。私は自分がそれだったら、どうしようかななんて考えてしまいますので、そこはいかがかなと改めてちょっと思うんですが。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 そういう意味でございますと、市民の方には先ほど言ったとおり、チラシ等は御案内するのですけれども、やはり接種をするところが限られているというところでございまして、接種しないところでも、小児科医、かかりつけ医ということで、この今回のコロナワクチンの接種について相談が行くことが予想されますので、医師会などを通じて、接種しない小児科医につきましても、今回のコロナワクチンの接種間隔だとか、こういうところに注意してほしいという情報提供はさせていただいて、相談に乗れるような体制をつくりたいと思います。
また、市でもコールセンター、もしくは市の職員で、問合せがありましたら、そこは十分に御案内できるように体制を整えてまいりたいと考えております。
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○吉岡委員 基本は、何しろきちんとした情報が寄せられて、それでいろんな面で判断できるということが非常に大事ですし、小さいお子さんですから御本人は訴えられないわけですから、どう判断するかというのはやっぱり大人の責任になってきますので大事だと思うのです。
細かなことはぜひ、いろいろやっていただきたいんですが、やはり小児科の先生は、そういう相談だと点数がつかないんじゃないかと私は思うんですよ。それは善意でやってくださるかもしれないけれども、ただ、それは、きちんとやるんでしたら、やはりその辺はきちんと対応できるようにしないと、その病院任せにしちゃったらまずいんじゃないかと。受けるところは、きちんとそういうそれなりの補助があるわけですけれどと私は思うものですから、ちょっと言っているんですけどね、そこは検討いただきたいなと思いますが、どうなんでしょう。必要なければないということで、私はちょっと心配があるものですから言っているのですけれども。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 やはり、この年代のお子様方につきましては、やっぱり御不安があって、定期接種、ほかの接種がございますので、そこのところの御不安については、当然理解するところでございますので、先ほども申したとおり、市のコールセンター、もしくは、市の窓口で十分に答えられるように、体制はつくってまいりたいと思います。
ちょっと、その医療的な部分での相談をどういうふうにするかというのは、ちょっと医師会とも相談をしてみたいと考えております。
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○吉岡委員 もう一つ、4歳までは3回で、5歳以上というのは2回ですか、その後も3回なんですか。
もしも、例えば具合が悪くて4歳過ぎちゃったというか、そうなった場合の対応というのはどうなるのかなと思いながらいるんですけど、たしか5歳以上は2回だったような気がするんですけど、どうなんですか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず、5歳以上の方につきましては、当初は2回で初回接種完了となっていまして、3回目、大人と同じように追加接種として3回目を接種することになります。こちらは1回打つのか、2回打つのか、3回打つのかというのは、御家族のお考えがありますけれども、基本的な考え方としては、2回で初回接種、3回目は追加接種と、そういう考え方になっております。
乳幼児接種につきましては、3回1セットが初回接種という、そういう考え方になっていまして、効果としては小児の3回目と乳幼児の3回1セットというのが、そこを比較して、今回は3回1セットとなっております。
ワクチンの種類でございますけれども、5歳までにまず初回接種、3回打って、例えば1回目を打って2回目になったときには5歳になっているということでございますと、それは乳幼児接種用のワクチンを使用していくという形になりますので。ですので、最初に乳幼児の接種を1回打てば、その次以降は5歳になっていても乳幼児のワクチンを打つと。
ただ、その方が5歳になってしまって、接種を希望される場合につきましては、5歳から11歳用のワクチンを接種していくと、そういうような考え方でございます。
すみません、先ほどの納所委員に答弁した内容でございまして、ちょっと誤解を受けかねない答弁でございましたので、内容物の違いというところでございます。
先ほど、有効成分につきましては、従来型の武漢型で大人と同じということでお答えしまして、それについては答弁に訂正はないんですけれども、内容物、添加剤につきましては、大人用と乳幼児用というのは異なっております。
ただ、主成分としてとしているものにつきましては、具体的にはトジナメランというものが有効成分とされているんですけれども、そちらは同じということになりますので、ちょっと追加して答弁させていただきます。
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○納所委員 では一つ確認しますけど、その有効成分、いわゆる、メッセンジャーRNAということだと思うんですが、それが1回当たりの有効成分の量が3マイクログラムと伺っているんですね。それは大人用の10分の1、そして、小児用の3分の1であるということで確認してよろしいでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員がおっしゃるとおりでございます。
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○中里委員 1点だけお伺いいたします。今回のこの6か月以上4歳以下、大変まだまだ不安定な状態のお子さんに対する接種ということで、保護者の方は本当に申請するかというところで判断に悩まれるかと思うんですけど、現在、重症化率というのは、この対象者は極端に低いというところは理解しているんですけれども、発症率というのは、鎌倉市において、そこは数字はお分かりになりますでしょうか。もしくは、国であればお示しいただけますでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 すみません。その数字につきましては、まず、お出しできるものはないというところと、あと、国のほうで8月の段階で厚生科学審議会が行っている資料では、コロナウイルス感染症の国内発生動向というのは報告はされておるんですが、こちらも10歳未満というものと10代、20代という、そういう区分でございまして。そちらについては、陽性者の数とか死亡者数ということは報告をされておりまして、具体的に言うと、これまでのコロナウイルス感染症の動向として、陽性者は総計で227万7774人、死亡者数は総計で15人、人口10万人当たりの死亡者数としては0.16人となっております。
また、重篤といいますか、入院治療等を要する者、これについても累計ではございますが9万2741人ということでございます。これは8月23日時点の厚生科学審議会の資料で、そのように報告がされているものでございます。
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○井上委員 1,000人というのを決めたのは先ほど聞いて分かったんですけれども、内訳をちょっと知りたいなと思うんですけれども。まず、5歳から11歳の年齢別の接種率をちょっと伺いたいんですけれども、というのも、6か月から4歳というのは、かなりほかの予防接種でタイトなスケジュールになってくると思うので、そこら辺を2週間の間隔とかというのを含めて、すごく親御さんたちは難しい、いろいろ悩まれるのではないのかなと思うんですけれども。そこの中で5歳から11歳の接種率を加味して、6か月からの1,000人というのが決まったということで、そこら辺の5歳から11歳の年齢別の接種率と、あと、6か月から4歳の内訳というか、どういうふうに考えているのかをお伺いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 すみません、それぞれ5歳から11歳の年齢別の接種率とお子さんの内訳のその見込みというところは、すみません、今は数字を持ち合わせておりませんので、ちょっとお調べさせていただければなと考えております。
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○井上委員 あと次に、一律送付が申請制になったということが確認できたのですけれども、先ほどの本会議での質疑で101の自治体と、神奈川県では葉山町、逗子市、相模原市ということだったんですけれども、今、分かっていることがあれば、そこら辺の申請制にした経緯みたいなものが分かればお願いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず、ちょっとヒアリングというか、させていただいて、県内の状況のところで、相模原市と逗子市のところをちょっと確認をさせていただきました。それぞれスケジュール的な問題、やはり今回の接種が10月の後半に薬事承認をされて、今回は3回が1セットということになっております。そこのところで接種券を速やかに送らなければいけないというところで、あと、その発注行為ですね、その接種券を印刷して送るというところに関して、相模原市ではやっぱり件数が鎌倉と違って多いというところで、スケジュール的にもう間に合わないというところであったということから、申請制にしたというようなお話をいただいております。
同様に逗子市につきましても、スケジュールから申請制にしたというふうなお話を伺っているところでございます。
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○井上委員 次に、主成分、先ほども質問があったと思うんですけれども、有効成分と、添加物のほうが乳幼児と本来のものとは違うのかなというのがファイザーの資料で分かるんですけれども、そこら辺の間違い接種が起こらないようにといいますか、そこら辺の何か工夫みたいなものは、別製剤ということで、そこら辺の工夫みたいなものがあれば、これは心配なんですけれども、そこら辺のことをお伺いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず、このワクチンの取り違えというのが全国でもございますので、ファイザーでも、その取り違えを防止するために、まず、ワクチンの外観がそもそも異なっております。小児につきましてはオレンジ色のもので、乳幼児につきましては栗色という表現になっておりますけれども、その外観が違うというところ。
あとは、予約の取り方の部分ですね、ちょっとそこは医療機関との御相談にはなろうかと思いますけれども、時間帯を分ける、もしくは、日付を分けるというところを取り違えがないように、接種していただける医療機関と相談しながら、予約枠の取り方につきましては決めていきたいなと考えております。
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○井上委員 次に、子供に接種するというのを、どれだけの長期的な視点でも、これまで想定しなかった副反応が起こるかもしれないというような、保護者の方たちもすごく懸念している部分だと思うんですけれども、ある自治体では市でも副反応のアンケートを取っているような自治体もあると思うんですけれども、そういうような治験中であるということで、そこら辺がより分かりやすくあればいいなと思うのですけど、そこら辺の検討はいかがでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 今回、副反応につきましては、やはり乳幼児ということで、実は今回の副反応疑い報告、国でも、やっぱり大人と違って出やすい副反応が違うんではないかという議論がありまして、乳幼児につきましては、熱性けいれんというものが出やすいというところもあって、今回、副反応疑い報告として、大人に加えて、それについても副反応疑い報告に入れると、そういうようなきめ細かい報告体制を取っているところでございます。
市については、今のところは国の副反応疑い報告の内容で、毎回の検討部会の資料等も市のホームページに載せさせていただいております。
市単独でそのような調査をするというのは、なかなか体制としても難しいものでございますので、まずは、国の審議会の内容で、なかなか市民の方がアクセスしにくいものについては、積極的に広報していくという形で取り組んでまいりたいなと考えております。
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○井上委員 より慎重にきめ細やかなリスクの周知の仕方をしてもらいたいなと思うんですけれども、最後に海外の状況をお伺いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 海外での状況につきましては、今回は乳幼児接種の薬事承認、もしくは、これを使用していくというところの国の審議会で資料が示されておりまして、まずアメリカではファイザー、モデルナ社を使って、6か月から5歳未満の全ての小児に対して接種を推奨していると、これは2022年の6月18日の段階です。
また、カナダにつきましては、モデルナ社のワクチンにつきまして、6か月から5歳未満の全ての小児は接種し得ると、これは7月14日現在の情報です。
また、イスラエルにつきましては、ファイザー、モデルナ、それぞれのワクチンを使っていて、こちらはハイリスク児、慢性疾患を持つまたは免疫抑制状態の児童を含むということになっておりますけれども、ハイリスク児に接種を推奨しています。これは7月6日現在です。
こちらは接種を行っている国ということで載っているものはこの3件でございまして、あとは主要国ということの情報でいうと、英国、フランス、ドイツ、また国際連合、EU、こちらについてはなしということで、この情報が出ております。
これらの情報はなかなかやっぱりアクセスしづらいというところもございますので、市のパンフレットにつきましては、この情報も載せさせていただいて、市のホームページにも、そのパンフレットを載せて、情報の周知には努めてまいりたいと考えております。
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○井上委員 ちょっと日本も前のめりではないのかなと思って、私もそこは慎重にしてもらいたいなと思うんですけれども、やっぱりスウェーデンなんかも健康な5歳から11歳は奨励しないということになっていますし、イギリスなんかも中止になったということもありますので、そこら辺は本当に、よりきめ細やかに対応していただいて、リスクの周知など、分かる範囲のデータをぜひ皆様に分かるように周知していただけたらと思います。
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○後藤委員 2つだけ質問させていただこうかなと思いますけど、例えばクリニックとかで、対象のその6か月から4歳までのお子さんが接種をしますと言って申込みをしたときに、クリニック側から見たときに、ほかの小児の時期に接種をしなきゃいけないワクチンと、ちゃんと間隔が空いているかどうかというのは、システム的に防ぐ方法はあるんでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 そちらについては、ちょっとコロナワクチンの接種の予約システムというのは単独のものでございまして、ほかのものと連携しているものではございませんので、医療機関側から一目見て、この方がこれだけほかのものとは空いているという情報はちょっとアクセスできないものでございます。
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○後藤委員 ぜひ、残りの時間で医師会の先生たちとちょっと協力して、そこのエラーだけは怖いなと個人的に思っているものですから、ぜひ、防いでほしいなと思います。
確認ですけど、インフルエンザワクチンは同じタイミングで打っちゃっても大丈夫ということでいいですか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 はい。インフルエンザワクチンについては、同時接種は可能とされております。
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○後藤委員 もう1点なんですけど、ほかの委員からも話が出ていましたけれども、対象は6か月から4歳ということで、自分で判断できる年齢ではないと思いますので基本、話は親マターということになると思うんですけど、接種が始まって接種券というか案内を送付した後に、市民の人たちで、その親御さんになると思うんですが、親が何かあったときに相談したいといったときに、市役所としての電話の窓口というのは開けるんでしょうか。それだけちょっと確認させてください。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 その相談窓口専門のということでは、ちょっと今のところは御準備する予定はないものでございまして、例えば、副反応の相談につきましては、このワクチン接種において県の役割ということになっております。
副反応相談コールセンターというものを、これまでも大人、小児でもございましたけれども、そちらが引き続き担うものと考えておりますので、そちらを御案内はするのですが、医療機関の情報だとか、一般的なお話というのは、我々にも御相談いただけますし、また、副反応の報告だとか、仕方というところが、もしかしたらあろうかと思いますので、例えば、そういうものについては、こちらも準備をしてお答えができるようにはしておきたいと考えております。
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○後藤委員 2つパターンがあるかなと思っていて、一つは、そもそも接種をしようかどうかという、対象のお子さんの年齢から逆算すると、親の世代が30代、40代とか、その辺とか、もうちょっと若い世代も含めているかもしれないですけど、その辺だと思いますし、あとは実際に打った後に副反応が出たときに、さあどうしようかという、どこに相談すればいいのだということでの、多分、2パターンあるかなと個人的に思っていて、そのときに、やっぱり若い世代だからインターネットは使えると思うんですけど、どこに連絡したらいいんだという窓口は、接種のときでもいいと思いますし、分かりやすい形でぜひ広報していただいて、市役所が受ける必要はないと思うんですけど、その辺は県とかとまたやり取りして、窓口はちゃんと一本化するなり、分かりやすい形を取ってほしいなと思います。よろしくお願いします。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
次に、総務常任委員会への送付意見の有無を確認します。送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
それでは、議案が以上となりますので、本日の教育福祉常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和4年(2022年)11月4日
教育福祉常任委員長
委 員
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