令和 4年総務常任委員会
11月 4日
○議事日程  

総務常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)11月4日(金) 11時25分開会 13時22分閉会(会議時間0時間26分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
竹田委員長、岡田副委員長、千、高野、中村、前川の各委員
〇理事者側出席者
内海総務部長、山戸総務部次長兼財政課長、矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長
〇議会事務局出席者
服部局長、岩原担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)
   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○竹田委員長  これより、総務常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名をいたします。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。千一委員にお願いいたします。
   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○竹田委員長  次に、本日の審査日程の確認をいたします。
 まず、委員長より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策について申し上げます。
 委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。
 なお、傍聴については、先例において、議会全員協議会室においては傍聴を4名までとし、それ以上の希望者がいる場合は議会ロビー等での視聴を御案内すること。入室時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は、傍聴の自粛をお願いすること。来庁時には検温し、37.5度未満の場合に入室可能とすること。
 また、10月31日開催の議会運営委員会において、常時、窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については、気候などを考慮して、休憩中にとどめるなど適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部及び事務局の職員の発言は、着席したまま行うことが確認されておりますので、このとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、関係課職員の入室についてです。
 事務局、お願いします。
 
○事務局  日程第1議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)につきまして、補正予算の関連課として、新型コロナウイルスワクチン接種担当職員が入室することでよろしいか、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○竹田委員長  以上のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○竹田委員長  日程第1「議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)」を議題といたします。
 送付意見の有無について確認します。
 事務局、どうぞ。
 
○事務局  本件につきまして、予備審査を行いました教育福祉常任委員会から送付意見の送付はなかったことを御報告させていただきます。
 
○竹田委員長  教育福祉常任委員会からの送付意見はなしということで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、原局からの説明をお願いいたします。
 
○山戸総務部次長  議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)の5ページを御覧ください。
 第1条歳入歳出予算の補正につきましては、令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書に基づき歳出から説明いたします。
 説明書の8ページを御覧ください。
 第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は1723万9000円の増額で、感染症対策事業は、新型コロナウイルスのワクチン接種に係る経費の追加をしようとするものです。
 次に、歳入について説明いたします。
 戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページを御覧ください。
 第55款国庫支出金、第5項国庫負担金、第15目衛生費負担金は900万9000円の増額で、感染症対策事業に対する新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金の追加を。第10項国庫補助金、第15目衛生費補助金は823万円の増額で、同じく感染症対策事業に対する新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金の追加をしようとするものです。
 以上で、一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○竹田委員長  これより質疑に入ります。ただいまの説明に御質疑はございませんか。
 
○高野委員  送付意見はなかったということではあるのだけれども、先ほどの委員会でも大分やられたので、あまり言うこともない感じもあるのですが。本会議のやり取りもあるのでちょっとそもそも論ですけれども、今回も補正予算で上げられているこの新型コロナワクチンについては、そもそも国と自治体との関係はどうなっていますか。何事務ですか、これは。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  今回この事務につきましては、法定受託事務となっております。
 
○高野委員  こんなことを今さら聞くのはあれですけど、もう大分やり取りもされているので、ちょっと毎回聞きます。仮に、鎌倉市は今回提案されている内容でいえば、乳幼児を対象とした新型コロナワクチンについて、鎌倉市としては実施しませんと、議会でどうなるか分かりませんが、予算を通しませんという場合に、鎌倉市において仮に接種を希望される方はどうなりますか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  その場合、接種機会が失われる、その後、まず基本的に国から県を通じて、市に対して接種の指示を行うということになります。
 予算につきまして、仮に否決されてそのままということになりますと、仮定の話にはなりますけれども、接種機会が失われます。そうすると、近隣の医療機関で接種を行うということに理屈上はなるということになろうかと思います。
 
○高野委員  そうしますと、こういう議論はあまりしたくないんだけれども、ちょっとこういう議論をしないとらちが明かないと思っているので聞くんです。
 したくない人はしなくていいんです。私も毎回言っているように、特にお子さん、今回は乳幼児が対象ということですが、お子さんについてのワクチン接種には、私個人は慎重な立場ですから、再三申し上げています。
 しかし、希望される方について、それを否定する私は根拠を用いていない。どの医者に聞いたとか、いろいろな見解があるでしょう、それは。推進派の人もいる、そうでない人もいるでしょう。しかし、それをもって、こうすべきだなどとは、ちょっと私の立場では軽々には言えないです、世界的なパンデミックの中で。さっきの審議で各国の状況についてもお話がありましたけれども、それぞれの国によっていろいろ議論がありますよ。それも一概にこれがいい、あれが悪いと単純には言えない中で、やはりここは自分で判断するしかないと思っています、率直なところ、自己責任論じゃないけれどもね。
 しかし、そういう中でも、やはり、さっきも質疑があったので繰り返しませんが、やはりきちんと情報提供を行うなどして、リスクを含めて、特にお子さんについては親御さんが判断せざるを得ないわけですから、慎重な対応がやっぱり必要があるとい点を前提として聞いているんですが、市としてはそうすると、議会が否決すれば、ほかのところで、市外のところでできるから、それでいいという立場、専決とかは要らないと、こういうことですか、じゃあ。
 
○竹田委員長  暫時休憩いたします。
               (11時34分休憩   11時35分再開)
 
○竹田委員長  再開いたします。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  すみません、お時間いただきまして、申し訳ございません。
 先ほど、近隣の医療機関で打てるというお話をさせていただきましたが、まず、接種券の発行ができないということになりますと、その接種はなかなか、やっぱり打てないということが考えられるかと思います。今回のものについては仮定のお話にはなりますが、通常ですと法定受託事務でございますので、否決されて予算がつかないという状況が、通常はなかなか想定はできないものでございますので、事務方としてはその接種の環境を整えていくために、この議案を上程させていただいているということでございます。
 
○高野委員  でも、議会は否決する権限は持っているんですよ。今、それで審議しているんだから。
 なので、まあ、あまりこのことで時間をかけてもしようがないのであれですけれども、でも、そもそも論として法定受託事務でしょう、生活保護とかと同じですよね。であるのだから、議会が否決するというのは、大変な、これは判断になるけれども、そういう場合でも私は、単純に自治体として、はい、やりませんということにはならないと思っているんです。という性格のこれは議案であるということを、市民に皆さんにも御理解いただきたいですよ。何かお墨つきを与えるとか、与えないとか、そんな議論じゃないのです、これは。これは国策でやっていて、法定受託事務として提案されている。まあ今さら言うの話じゃないんですよ、これもう何回も出ているのだから。そこを踏まえて、しかし、慎重に判断すべきことだから、そこはきちんとやってくださいというのはずっと申し上げてきているところなんです。そこだけちょっと確認させていただいたということです。
 もうあまり深掘りしませんけれども、以前にお子さん対象にしたときには、接種券を送ったときに、リーフレットだか、副反応とかのリスクも含めた情報提供を丁寧にやるということで、鎌倉市はある意味、独自でやっていますよね。それは大変重要なことだと思っているんですが、今回、最初にはがきを送るんでしょう、今のやり方。接種を希望される方について御申請をいただくというやり方ですよね。
 そうすると、そういう情報というのは、これはどういうふうに提供することになるのですか。もう時間をかけたくないので全部しゃべります。ホームページを見て、11月2日更新で乳幼児接種(生後6か月から4歳)についてという表現があります。初めに、対象者、接種回数、接種間隔、使用するワクチンについて、新型コロナワクチン、それ以外のワクチン接種、ワクチンの接種間隔についてとありますが、ここで載せるんですか、それ以外はどうするんですか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  その情報につきましては、今回も独自のパンフレットは作成する予定でございまして、まず、はがきで市のホームページへ促すようなQRコードをつける予定でございますので、そちらへ飛んだ後に、市のパンフレットを目にしていただくというのを考えていることが一つと、あとは、接種券を実際に送るというときには、また詳しい内容物、国のものも含めて、市のものも印刷したものをお配りしますので、今回は2段階で目にする機会があろうかなと考えております。
 
○高野委員  申請するか否かを迷われている方については、ホームページで見てくださいと、こういうことですか。そのホームページには、この議案が決着次第、載せるという、こういうことですか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  今現状は最低限の情報を載せさせていただいておりますけれども、この議案次第で必要な情報について載せる準備をしているところでございます。
 
○高野委員  もう最後にしますが、対象者のところで、接種の際には、あらかじめかかりつけ医などに御相談をお願いしますとありますが、相談しなきゃこれはできないということですか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  することが必須ではございません。ちょっとそういう表現をさせていただいておりますが、接種を迷われる、御自身で判断ができない方については御相談いただくということです。ですので、相談しなくても、御自身の判断では打てるというものでございます。
 
○高野委員  その辺はちょっと丁寧に、まあ、相談したほうがいいとは思いますよ、私も。
 あと、接種間隔のところでも、子供の場合には定期接種でもワクチン接種もあるから、あらかじめ計画を立てた上での予約とあります。これも何か大変なことになると。この辺についても、何か計画を立てて予約してくださいと一言で言って、これ最低限、来年の1月15日までにやってくださいとなっていますが、この辺についての周知はどうされるのですか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  その表現につきましては、国で示されているもので、先ほどの1月15日までというのは、今回は3回1セットになっております。今回は特例臨時接種ということで、今のところ示されているものが3月31日までがこの特例臨時接種の期間になります。そうすると、逆算していくと、接種間隔を取ってやるためには1月15日までに打たないとその間には打てませんというところが、国からそういう案内をする旨の通知が出ておりまして、その表現を載せさせていただいておりますが、その特例臨時接種の間に打つ場合はという注釈をつけさせていただくとともに、今回はやはり接種間隔の部分と、あとはほかの定期接種との間隔というところがポイントとなってくるものでございますので、その辺りを強調して、ちょっと今の市のホームページではなかなかそこまで載せられていないのですが、パンフレット等にはそこを強調して、御判断いただけるように作成をしてまいりたいと考えております。
 
○岡田副委員長  これは新型コロナワクチン接種対策費900万9000円、これは国庫負担金で、接種体制確保事業費が823万円で、これは国庫補助金と、こういうことになっていると思うのですけれども、それで、これを委託するということで聞いているんですが、ここは委託事業ということでいいんですか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  負担金は接種費用、実際に接種をするための費用でございまして、こちらは医師会に、医師に委託をしていくということです。医師会に所属をしていないところは直接、集合契約をしていますので、そちらで打っていただくための費用。
 あとは、接種券の作成になります。一応、全員分を作成するということで予算を取らせていただいておりまして、申請制ではあるのですけれども準備だけはさせていただく予定でございますので、その部分の委託費用につきましては補助金の対象となると、そういう切り分けでございます。
 
○岡田副委員長  その823万円の委託費、国庫補助金というのは、これはどこに委託するの。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  その補助金の内訳としましては、医療のシステムの、例えば接種券を印刷して、封入して、接種券を準備するというのが580万円、また、個別接種を行うに当たりまして、各医療機関にお支払いするものが210万円、また、他市で打った場合、その場合、請求の際に事務手数料が必要になりますので、そちらが27万円、あとは、予診票というものが他市から来たときにデータ化するものが約6万円と、そういう内訳となっております。
 それぞれにつきましては、この予算を議決させていただいてからにはなろうかと思いますが、今現状、接種券につきましては、健康管理システムというものを予防接種の管理をしているシステムがありまして、そこから情報を出して接種券を出して印刷しているというところで、これまでもアイネスのシステムを使っていますので、そちらに委託をしていた部分であります。議決後、そちらにできるかということで検討をしているところでございます。
 
○岡田副委員長  これは新型コロナワクチン接種ということなんですけど、これはどれぐらいの量というか、何人分なのか。それから、今、名簿を出すということなんですけれども、これはどれぐらいの母数、おおよそでいいですから教えてもらえれば。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  今回、対象となる方が約5,000人いらっしゃいます。接種券につきましては5,000人分を準備をするということでございます。
 接種費用につきましては、そのうち大きく見て20%の方が打つとしますと1,000人分が接種費用等に関わってくるという、そういう積算としております。
 はがきにつきましては、既存の予算の中で発送ができる、郵送料等ですね、既存の予算の中でする準備を進めているところでございます。
 
○岡田副委員長  間違っているかも分からないです、うちの職員がどれぐらいの人数がそれに担当するというか、応援体制とかで済むのか、応援体制が要るのか、あるいは、要らないよと、自分のところの部内で全部賄えるよとなるのかどうかも分からない。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  こちらの接種体制につきましては、医療機関で接種を行います。ですので、集団接種という市の施設を使って接種する場合は、市の職員が出向いてというところもございますが、こちらについては医療機関で接種していただくという形になります。
 業務としては、そのワクチンを集約をして配送するだとか、予約をどう取るかという予約枠の設定をするところにはなりますが、こちらは既存の業務の中で行っていきますので、ワクチン担当で従事は可能と考えております。
 
○岡田副委員長  何でそういうことを聞いたかといいますと、君たちは本務もあるわけで、それでいろいろとこういうところで横から入っていているわけで、それもやらなきゃいけない。すると本務がおろそかになるのではないかというような意見もあったりしたので、では、そこら辺はどうなのかなというようなこともあって、今、お聞きしました。
 そこら辺は、本務もきちっとやれるということであれば、それはそれでもういいと思うのですが、そんなこともお金の使い道というか、残っているのではないかという、そんな議論もあったので今お聞きしました。
 なるべくそういうことがないように、そして、人の手が足りないのだったら、やっぱりちゃんと借りてやっていくという体制を取っていかないと。両方やっていかなきゃならない、これは国の仕事だから、予算的にうちはちょっと、来年やればいいやというようなことでは駄目なので、お聞きしましたので、くれぐれもそういうことがないようにお願いいたします。
 
○竹田委員長  それでは、千委員の質疑聞き取りのため、暫時休憩いたします。
               (11時47分休憩   11時52分再開)
 
○竹田委員長  再開いたします。
 千委員の質疑の内容を便宜事務局に代読させます。
 
○千委員  (代読)代読します。
 親がいないで施設に入っている子供は誰が判断しますか。
 もし、予算が通らなかった場合は、接種したい方はどういう手続になりますか。
 
○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長  施設に入所されている方の手続ですけれども、まず、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引きにおきまして、例えば、児童福祉施設に入所している場合につきましては、保護者の同意に代えまして、当該児童福祉施設の長の同意を得ることができるとなっております。それぞれ施設、一時保護されている場合などにつきましては、そういうその施設の長、もしくは、例えば里親さんとか、定められている方の同意をもって接種を行うという形となっております。
 予算が否決された場合ということになります。仮定のお話にはなりますけれども、まずはその場合につきましては、先ほど来、お話ししたとおり、法定受託事務というところもございますので、そちらを踏まえて理事者等と調整をさせていただくような形になります。接種機会を確保できるように調整をさせていただくというような形になろうかと考えております。
 
○竹田委員長  ほかに質疑はございますでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に、委員間討議の実施についてですが、御発議ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認させていただきました。
 意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員  挙 手)
 総員の挙手により、議案第43号は原案のとおり可決いたしました。
 この後は、委員長報告の作成及び読み合わせを行いますので、インターネット中継はこれで終了したいと思います。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、委員長報告(案)作成、職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (11時55分休憩   13時20分再開)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 再開後、以下日程を追加し、次のとおり審査を行った。
〇議案第43号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)
 委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和4年(2022年)11月4日

             総務常任委員長

                 委 員