令和 4年新庁舎等整備に関する調査特別委員会
10月20日
○議事日程  

新庁舎等整備に関する調査特別委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)10月20日(木) 13時30分開会 15時34分閉会(会議時間1時間27分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
日向委員長、中村副委員長、中里、岡田、児玉、保坂、吉岡、竹田、森の各委員
〇理事者側出席者
永井まちづくり計画部次長兼都市計画課担当課長、細田まちづくり計画部次長兼深沢地域整備課担当課長、石塚市街地整備課担当課長、奥山深沢地域整備課担当課長、大江深沢地域整備課担当課長
〇議会事務局出席者
服部局長、茶木次長兼議事調査課長、高橋議会総務課長、土屋議会総務課課長補佐、田中議事調査担当担当係長、岩原担当書記
〇本日審査した案件
1 新庁舎等整備に向けた調査及び検討
2 その他
(1)次回特別委員会の開催について
   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○日向委員長  それでは、定刻になりましたので、新庁舎等整備に関する調査特別委員会を開会いたします。
 まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。岡田和則委員にお願いいたします。
   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○日向委員長  次に、取材のための写真撮影についてでございます。事務局、お願いします。
 
○事務局  本日、鎌倉市広報メディアセンター登録者であるタウンニュース社から取材のため写真撮影を行いたい旨の申出がありますことを御報告いたします。
 
○日向委員長  記者席からの写真撮影を認めるということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○日向委員長  それでは、まずは日程の確認です。
日程については、本日お配りしたとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第1「新庁舎等整備に向けた調査及び検討」を議題といたします。
 まず、資料についてでございます。事務局、お願いいたします。
 
○事務局  9月29日に策定した旨の記者発表が行われました「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」並びに「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」につきまして、それぞれ「概要版」及び「本編」を会議システムに配信しております。
 また、併せまして、平成30年度に総務常任委員会で行いました所管事務調査につきまして、委員長報告の内容を項目ごとにまとめた資料を配信しております。
 
○日向委員長  配信資料について確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、議会運営委員会における確認事項等についてです。
 ここで、協議を行うに先立ちまして、当委員会の設置に関して、議会運営委員会において議論された内容を改めて確認したいと思います。
 まず、8月31日開催の議会運営委員会において、当委員会では「新庁舎等整備に向けた調査及び検討」を行うこと、また、新庁舎等整備に関する議案、請願・陳情、及び報告事項については、これまでどおり、所管の常任委員会で審査を行うことが確認されています。
 改めて確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、議会運営委員会における議論の中で、地方自治法第4条第1項の規定に基づく「鎌倉市役所の位置を定める条例」を改正する議案が市長から提出されたとき、その議決結果によっては、当委員会の議論の行方を左右することになるため、新庁舎が整備されることを前提とする調査及び検討については、位置条例の改正議案が可決された後に本格的に行うべきではないかという意見があったと伺っております。
 その一方で、位置条例の改正議案が市長から提出されるのを待っていると、議会側の調査及び検討が遅れてしまう可能性があるため、当委員会では、平成30年度に総務常任委員会が行った所管事務調査における報告内容と、このたび市が策定した「新庁舎等整備基本計画」及び「市庁舎現在地利活用基本構想」との整合性について、入り口として議論を行った上で、当委員会の付議事件である「新庁舎等整備に関する調査及び検討」を進めていくということが、議会運営委員会で確認されています。
 これを踏まえまして、正・副委員長といたしましては、平成30年度に総務常任委員会が行った所管事務調査の報告内容が、現状、市が策定した基本計画等において、どのように反映されているか、あるいは、どのような課題があるのかという点を検証するに当たり、本日、担当原局から説明をいただきたいと考えております。
 担当原局に説明を求めることについて、委員の皆様の御意見をお伺いしたいと思います。説明を受けるということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、説明を受けることを確認されましたので、職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (13時34分休憩   13時37分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 担当原局からの説明についてです。
 平成30年度に総務常任委員会が行った所管事務調査の報告内容が、現状、どのように反映されているかなどの観点を踏まえ、策定された基本計画等について、原局から説明をお願いいたします。
 
○市街地整備課担当課長  「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」及び「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」について、説明いたします。
 冒頭には、「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」の概要版を添付しています。
 「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」の1ページを御覧ください。
 本市では、平成27年3月に策定した「鎌倉市公共施設再編計画」に基づき、平成29年3月に「鎌倉市本庁舎整備方針」を策定し、本庁舎は移転して整備するとの方針を定めました。平成30年3月には「鎌倉市公的不動産利活用推進方針」を策定し、本庁舎の移転先を深沢地域整備事業用地に定めました。
 令和元年7月には「鎌倉市本庁舎等整備基本構想」を策定しました。
 そして、このたび令和4年9月に「鎌倉市新庁舎等整備基本計画」及び「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」を策定しました。
 2ページを御覧ください。
 令和元年7月に策定した基本構想では、新庁舎はその建設や維持管理にかかるコストを抑えるコンパクト化だけではなく、機能的で、技術革新等の社会情勢の変化に柔軟に対応できる必要があることから、基本理念を「市民のニーズや社会情勢の変化に応えるコンパクトな本庁舎」としました。
 基本計画では、その基本構想を踏まえて、新庁舎の設計に必要となる導入機能、施設規模、仕様、概算費用、事業手法、建設スケジュールなどについてさらに検討を進めています。
 26ページを御覧ください。
 新庁舎等に導入する機能です。
 本庁舎に導入する機能については、窓口、事務、議会などの機能のほか、防災拠点機能や交流・創造機能、消防機能や深沢図書館・学習センター機能を示しています。
 35ページを御覧ください。
 基本構想で定めた基本理念を基に、社会情勢の変化も踏まえ、「まもる」「やさしい」「つながる」という3つのポイントで示しています。
 52ページを御覧ください。
 施設規模を示した表です。新庁舎は約2万平米、消防などを含めて約2万4300平米です。
 59ページからは、配置計画の検討を示しています。
 61ページからは、災害リスクの整理を示しており、62ページでは、災害への対応方針を示しています。
 なお、平成30年度総務常任委員会所管事務調査において、防災についての意見が取りまとめられています。
 災害リスクについては、令和元年7月の基本構想の策定に当たって、液状化、土砂災害、津波による浸水、洪水による浸水、内水氾濫による浸水の5つの視点から検証し、「現在地よりも深沢地域整備事業用地に本庁舎を整備するほうが防災面で優位性があり、防災拠点として機能する」と確認しました。
 また、当時、鎌倉市深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会防災部会で検討し、取りまとめた報告書においても「事業区域は防災拠点として機能を強化していくことができるエリアである」と報告されています。
 新庁舎等の整備には、想定最大規模の降雨の発生を考慮した1階の床の高さや設備配置などの検討も行いながら計画することとしています。
 63ページからは、建物の配置について検討を示しています。
 これは想定される諸機能のボリュームを組み合わせ、現時点での最もよいと思われるモデルを比較検討しているもので、今後の設計において諸機能の統合や配置計画を詳細に検討していく中で変更になる可能性があります。
 65ページのD案を御覧ください。
 本庁舎を敷地の南側に配置し、北側に駐車場を配置しているモデルになります。
 69ページからは、施設計画としてフロア構成の検討を示しています。これも現時点で最もよいと思われるものを比較検討しており、今後の設計において変更になる可能性があります。
 70ページのイ案を御覧ください。
 1階に交流・創造機能と図書館等を集約しています。
 75ページからは、各機能の概要を示しています。
 オンライン化や災害時のBCPなどへの対応など、新庁舎整備を機に様々な変化への対応を考えています。
 なお、平成30年度総務常任委員会所管事務調査において、窓口についての意見が取りまとめられています。
 まず、現在の本庁舎は、分庁舎の建設や一部執務室の分散など、業務の非効率化が見られるとともに、市民の利用にも支障を来しており、これは移転整備の理由の一つにもなっています。
 また、移転後の現在地は、公的不動産の利活用の基本方針に沿って、市民サービスや相談のための窓口機能を残し、中央図書館や鎌倉生涯学習センターの機能等の公共施設を再編することで、新たに町や社会に生きる「知恵」を共創する拠点となるよう、ハード、ソフトともに整備し、情報あふれる図書館を中心に、手続や相談、防災も支える、学び合い、交流し合える拠点としたいと考えております。
 そして、新庁舎の窓口機能については、鎌倉市公共施設再編計画を踏まえて検討をしており、現在の本庁舎と同様に本市の中心的な窓口機能は新庁舎に整備し、当面は各支所の窓口機能と連携するとともに、オンライン化により、その連携を充実させるほか、窓口に行かずとも用事が済むような窓口・相談サービスの検討を進めたいと考えています。
 なお、新庁舎の窓口は総合窓口、いわゆるワンストップサービスの導入、実施を計画しています。実現に向けては、令和4年度に新たに建設する第6分庁舎において、子育てに関する相談サービスをより効果的に提供するために「(仮称)子育てに関する総合相談窓口」を設置し、新庁舎等の整備に向けたモデルオフィスとして試行するなど、検討を進めています。
 84ページからは、平面計画を示しています。
 ここまでの規模、機能、配置計画、フロア構成の検討を踏まえたモデルプランとして、より具体的な各階の平面図や断面図を示しています。あくまでモデルプランであり、この案で、建設するという計画ではありません。
 98ページからは、施設整備費等を示しています。
 モデルプランによる施設整備費を約170億円と想定しています。
 101ページからは、事業手法についてです。
 116ページを御覧ください。
 基本設計先行型の官民連携手法として、DBO方式もしくは起債型のPFI−BTO方式の施設整備を有力としています。
 119ページを御覧ください。
 事業スケジュールです。
 令和5年度から令和6年度にかけて、先行して基本設計とDX支援の業務を行った上で、改めて官民連携手法として、維持管理を含む設計施工一括発注などの事業手法で、工事などを行う事業者を募集し、取り組む方針としています。新庁舎等の供用開始は令和10年度を目指しています。
 なお、平成30年度総務常任委員会所管事務調査において、交通についての意見が取りまとめられています。
 新庁舎への湘南モノレールによるアクセスに関しては、令和元年の基本構想の策定時に、職員数や主たる通勤手段、列車別各駅乗降人員調査から試算を行い、乗車人数が最大となる時間帯においても車両定員の範囲内であることを確認しました。湘南モノレールにかかる負荷を軽減する取組となる時差出勤だけではなく、テレワークの実施や行政手続のオンライン化などにより、新庁舎の整備に伴う市民や職員の湘南モノレールの利用は、過度な負担にならず、むしろ本市の公共交通を支える湘南モノレールについて、「鎌倉市都市マスタープラン」で「交通システム整備の方針」に掲げる運行本数の維持・増加に寄与する側面もあるものと考えています。引き続き、深沢地域整備事業や湘南モノレール株式会社など交通事業者と連携を図りながら取り組んでいきます。
 また、バス路線の新設・再編整備に関してですが、移転後の新庁舎周辺と市庁舎現在地周辺との交通連絡等について、関係機関と連携し、来庁者の視点に立った公共交通の確保に配慮していく考えであり、東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅との連絡も含め、関係する交通事業者等と意見交換をしつつ、検討を行ってまいります。
 なお、道路整備や交通環境整備に関してですが、交通渋滞に対する懸念については、深沢地域整備事業に関する既往調査の交通推計を基に、周辺交差点の混雑状況の検証を行い、おおむね問題はないという結果を得ています。新庁舎へのバスルートの確保に加え、深沢地域整備事業区域の周辺道路整備等について、今後、具体的な検討を進めていきます。
 続いて、「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」についても概要を説明いたします。
 PDF上の、145ページの「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」の概要版の1枚目を御覧ください。
 新庁舎等の整備とともに、市庁舎現在地の利活用についても、公共施設の再編などの課題解決のほか、町の魅力向上、価値創造を目指して取り組んでおり、こちらの資料は、「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」の概要版として作成したものです。
 ページの中央左下を御覧ください。
 基本構想で利活用の基本となる方向性を「ひらいて むすんで 知恵うむ “ふみくら”」と掲げました。
 深沢で整備する新庁舎に対し、市庁舎現在地も本市にとっての拠点であることをしっかりと位置づけ、中央図書館を中心とした学びや創造の機能を拠点のイメージに添えたビジョンとしました。
 鎌倉の拠点である市庁舎現在地は、手続や相談といった行政サービス機能を維持します。その上で、施設を統合するだけではなく、先人から受け継いだ情報や知識が万人に開かれ、多様性の視点で人、物、事の交流を結ぶ、町や社会に生きる「知恵」を共創する拠点となるよう、ハード、ソフトともに整備し、情報あふれる図書館を中心に、手続や相談、防災も支える、学び合い、交流し合える拠点として町に新たな価値を創ります。
 なお、「ふみくら」は、漢字では資料にお示ししたように「文庫」と書きます。「ふみくら」とは、資料を整理して保管する建物を意味する言葉で、その起源は古く、奈良時代に遡ります。鎌倉時代には、武家文化における幕府等の資料を保管した建物や御家人などの屋敷にもそのような場所があったそうです。
 次ページ、概要版の裏面を御覧ください。
 資料の上段には、市庁舎現在地の利活用イメージ図を掲載しました。市庁舎現在地の利活用のイメージとして、図書館や行政機能のスペース、世代・性別を超えた交流のためのスペース、活力を生む民間スペース、憩いの場となる屋内外スペースで構成しています。
 今後の進め方については、資料の右下に示しています。令和10年度の新庁舎等の供用開始後、速やかに利活用を開始できるよう、引き続き、市庁舎現在地についても、基本計画の策定に取り組んでまいります。
 次のページ以降は、「鎌倉市市庁舎現在地利活用基本構想」の本編を添付しています。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明を受けまして、原局に対する御質疑はございますか。
 
○岡田委員  私も位置条例のことがあるので、あまり突っ込めないんですけど、これ、今、やっているんだけど、前から私は言っているんですけど、職員の福利厚生施設が全然入っていないね。そこら辺、どういうふうに考えているのか。
 
○市街地整備課担当課長  岡田委員からいただきました福利厚生のためのスペースでございますが、渋谷区役所の先進事例を視察しまして、職員が昼食を取ったり休憩をしたりするスペースを執務スペースとは別に設けるようなことを考えておりまして、今、渋谷区ではワークラウンジといって、ラウンジでもあり、昼食等で使っていない時間はワークでも使えるような、そういうスペースをつくっておりまして、鎌倉市でもそのようなスペースを確保する前提で検討を進めております。
 
○岡田委員  そこを見ていないから私はいいとか悪いとか判断できないんですけど、ここを見ていると、ここのイメージからいうと、食堂がないし、何かあったときに寝るところもないし、お風呂もないし、本当に何もないという感じね。執務をやっているんだけど、大体パソコンというかiPadなんかで机の上がもう占領されていますし、そこで飯を食ったりもしているんだけど、ずっと私、見ているんだけど、どうなっているのかなと。多分、理事者も言わないし、労働組合もやっていないと思うんだよね、そういうこと。労働環境をきちんとしないと、本当にまずいと思うよ。金がかかるとかかからないじゃなくて、ここでやるかやらないかは別にしても、新庁舎ということになれば、50年ぐらいやるからね。50年先のことを考えてやらないと、ぐちゃぐちゃになるよと私は思っているの。本当に、だからそういうことは、見ていないから、いいとか悪いとかはちょっと判断できないけど、50年先のことぐらい考えてやっているということでいいわけですよね。
 
○市街地整備課担当課長  50年先、先を見据えてコンパクト化というところも考えておりまして、それとはまた別の視点にはなりますけれども、職員の福利厚生についても、ゼロということではなく、今、おっしゃっているように、自席で食事をしたり、それが市民から見えてとかという課題、たくさんあると思いますので、そういったところを解決できるように、コンパクトと言いつつも、今よりも広いスペースを確保した庁舎整備をしっかりとやっていきたいと思っております。
 
○岡田委員  あまり起こらないけど、例えば私の経験では、災害とか、いろいろあるだろうけれども、それがあったときに、じゃあ、寝るところはどうするのと。ここは段ボールを敷いて寝ているからね。もうめちゃくちゃ、たこ部屋だね。そういうことを考えると、やっぱりそれはそれ。あなたたちは、私たちもそうだ、ロボットじゃないんだから、生身の人間が生きているんだから、体が悪いとなったらやっぱりベッドがあると、じゃあ、そこでちょっと休んでくださいとか、あるいは、すごく汚れたときにはお風呂に入って汚れを取ってくださいとか、そういう施設なんかも何もないし、全体的に何か、職員はロボットなのみたいな感じになって、本当にそこら辺は、言葉だけじゃなくて真面目に考えてもらわないと、本当に困ると思うよ。前は畳の部屋もあったしね、寝転がったでしょう。ここは芝生が広くないから外に出て寝転がれないし、そういうことを全体に考えて本当にやっているのかなという、本当に前々からそう思っている。どうなっているんだろう、この会社みたいな。そこら辺はきちんと本当に真面目にやってもらいたいと思うんです。ここの視点に入っていないということ自体がもう非常におかしい、初めから言って。言われたからやりますじゃなくて、それはあなたたちのことだから、当然ですよ、そんなの、というのを私は思うんですけどね、間違っていますかね。
 
○市街地整備課担当課長  表現が足らず、至らないところがあったかもしれませんが、防災のことに関しては、先ほど申し上げたワークラウンジも含めて、防災の拠点として職員が一丸となって災害時に参集して対応に当たれる。そのときに交代する際、休む際のスペースにもワークラウンジはなりますし、そういったときに必要なベッドですとか備蓄、あとは電源、エネルギーの関係も含めて、今後とも、防災部局と連携し、什器等もそういったものに適したものが選定できるように取り組んでまいりたいと思います。
 
○児玉委員  資料をたくさん頂いて、何百ページ、たくさんあるんですけれども、そもそも論なんですけれども、概要資料の中のところで、この新庁舎整備に整備費として約170億円税込みでかかりますという御見積りという形になっているんですけれども、今まで、先日の決算でも議論になりましたし、今後、また予算のところでも話になると思うんですけれども、この170億円税込みという概算というのは、これは、いつ頃取りまとめ、どの段階、去年なのか一昨年なのか分からないですけど、いつ頃のタイミングの概算見積りでしょうか。
 
○市街地整備課担当課長  施設整備費に関する取りまとめ時期ということで御質問承りましたが、令和4年の頭、1月、2月頃だったと記憶しています。今年に入って確認をしている数字になります。
 
○児玉委員  じゃあ、まだつい最近というか、ということだと思いますけれども、ただ一方で、皆様御存じのとおり、今どんどん物価が上がっておりまして、なおかつ円安ということで、基本的には建築資材ですとか鉄ですとか、輸入材がもちろん多いと思うんですけれども、円安ということもあって世界的にどんどん物価が上がっていくんですけれども、実際この工事が始まるタイミングはまだ数年先ということもありまして、実際買い付けるタイミングもそのタイミングになると思うんですけれども、この170億円で果たして足りるのかどうかという、その辺の見込みというのは、今まで同じ質問されたかと思いますけれども、改めて聞きますが、この170億円で本当に収まるのかなという心配があるんですけど、その辺、皆さんどういうふうに考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
 
○市街地整備課担当課長  物価上昇に関する御質問ですが、今後、さらに建設費が上がる可能性はあると認識をしておりますが、それがどうなるかというところは予測のつかないところでございまして、市場の状況を注視しながら今後も事業を詰めていくことになります。170億円以上になる可能性もあるのかなとは思っておりますけれども、その際にどうやって対処するのかというところを、その際、考えなければいけないと認識しております。
 
○児玉委員  可能性があるというか、確実にそうなると思います。既にそうなっていますし、恐らくこの170億円がどのくらい増えるのか分からないですけど、それが二百四、五十億円になるのか、それは分からないですけれども、確実にこの170億円、この4月、今年の頭の段階での費用というのは、これでは絶対に収まらないと私、個人的には感覚では思っていますし、そういう意味では上がるということを前提でどうするべきかということを踏まえながらしっかり検討していってほしいなと思いますけれども、それは極端に上がってしまった場合の対応策というのも、今、何かしら対策というか、検討しているとおっしゃっていましたけれども、現時点でその辺の検討というか構想というか、そういうものはあるのでしょうか。
 
○市街地整備課担当課長  現時点での検討ということですが、そこまで検討というほどのものではないとおっしゃるかもしれませんが、様々な設備機器とか、しつらえとか、中等品というか、ハイグレードではないにしろ、レベル感としては最底辺のものを選定して積算しているわけではございませんので、そういったグレードの変更、あとは、先ほどの答弁とは、その際の対応をするならば変わってきますけれども、庁舎の中で面積というコストに大きく響いてくるところを調整するなど、どういう手段でコストアップについて乗り切るのかというのは、その都度最適な答え、提案、検討を進めていきたいと思っております。
 
○児玉委員  そうですね、誰もこの時点でどのくらいかかるか、どのくらい値上がりするかというのは当然誰も分からないわけなんですけれども、そういう意味では私も一般質問でも代表質問でもさせていただきましたが、計画は計画であるんですけれども、とにかくやるんであれば早く進めていかないと、物価は上がることはあっても下がることはもう絶対にないと思いますので、絶対かというのはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、今の状況を見ていますと、どんどん上がってきますので、しっかりそれも念頭に置きながらしっかり対応を検討していってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。
 
○保坂委員  今、基本計画、そして現在地の基本構想について説明していく中で、平成30年の総務常任委員会での中間報告及び最終報告、その概要を織り込む形で説明をしていただきました。このときの総務常任委員会に所属していて、委員長もやっていたところから、ちょっと確認をしたいんですけれども、この総務常任委員会を行ったのは何しろ平成30年なので、非常に具体的なところまでを、どう踏み込んでどう取り扱っていいかというところは、いろいろ逡巡しながらやっていたところがありまして、そして委員の中での意見の一致も見なかった部分もあるんですね。その中で取りまとめて、先ほど御紹介があったように、市民にとっての市役所機能の在り方ということで、窓口、防災、交通ということで柱を立てて提案、これについては意見一致しました、これについては意見の一致を見なかったという、ちょっとばらつきはあるものの、その3本の柱でまとめた報告になっていまして、それがどう反映されたかということで、今、御説明いただいたわけなんですけれども。一つ、全体を通してこの総務常任委員会から出して、報告した中でのポイントというんでしょうか、見方として、分散化の視点を織り込んでいくべきというのがありまして、最初のところの窓口のところにあるんですけれども、その窓口というところの中で言ってはいるんですが、市民にとっての市役所機能の在り方として、市内のどこに住んでいる方にとっても全市的なアクセスのしやすさを追求してほしいと、そして、機能として新たに整備しようとしている市役所に機能を集約化するということ自体は分かるけれども、分散化の視点も織り込んでいくべきであろうというのが、ちょっとこの全体的なトーンとしてありました。
 そのことの確認なんですけれども、窓口のところで御説明、そして現在地の基本構想のところでも御説明あったように、この現在地、移転した後のこの現在地の利活用においても、ここは拠点であることをしっかり位置づけてという中で、行政機能を残していく、窓口的な、市民への窓口機能も残していくということと、あとは、新庁舎にワンストップの窓口を置いて、その窓口的なものについては、中核的なのは新庁舎だけれども、オンライン化による、ここが分散化というところなんでしょうかね、窓口機能の確保ということも言われました。この総務常任委員会の報告の中のトーンに、既定トーンというんでしょうかね、あったところのその分散化の視点という辺りは、その辺りで反映されていると受け止めていいんでしょうか。お願いします。
 
○市街地整備課担当課長  分散化の視点でございますけれども、おっしゃるとおり、現在地の利活用の基本構想の中、こちらにも窓口機能を残しということで、こちらでも手続、相談が心配なく行えるような施設整備を目指したいと思っているところが1点と、オンライン化により、今、支所と本庁舎というのはオンライン化での連携、例えばですけれども、支所に来庁した方が本庁の手続、本庁の相談でないと対応できない場合とかというのは、言い方は悪いかもしれませんけど、本庁舎に行って相談をしてくださいという形になるかもしれないんですけれども、新庁舎、6年後の整備、その先も使い続けるということを考えていくと、新庁舎と支所をオンラインで結んで、テレビ電話で、こういう相談がある方がお見えになっているので本庁で受けられますかという、今できないことができるようになったり、そういう分散化もできると思っていますし、究極の分散化は、申し上げたとおり、窓口に行かずとも用事が済むということ。要するに、働いている職場から、出勤先のお昼休みとか、自宅とか、そういったところから手続、相談ができるようなことになれば、より便利になるのかなと思っておりますので、そういったことも含めて新庁舎については検討を進めていますというようなところが申し上げたところになります。
 
○保坂委員  市民の手続だったり相談だったり届出といった、そういう窓口機能ということについては、大体のところ、今の説明で考えていますよというところは分かるんですけれども、市民にとっての拠点的なものというのが、例えば、今、この基本計画の中でも、深沢の支所の部分、行政センターの部分の統合化というのが盛り込まれているわけですけれども、深沢に限らず、様々な地域の拠点という部分があると思うんですね。今は、新庁舎の基本計画だからというところで、市域全体のことまでは全部は盛り込んでいない。深沢との関係では盛り込んでいる部分があるんですけれども、市民の拠点というのが、市役所が中核的で、新庁舎が中核的ということは分かるにしても、やはり地域に分散化していることが必要じゃないかという、そういう思いも議会としては受け止めて出していった部分があるんですけれども、その視点というのは、基本計画のこの部分にこうだよというのは、それは市役所をどう整備をするかという話の中では、建物どうだ、用地どうだというところにはないにしても、視点としてはあると考えてよいんでしょうか。あるんでしょうか。それを伺います。
 
○市街地整備課担当課長  あくまでこちらの計画は新庁舎等の整備基本計画というところで、そこの辺りまで踏み込んだ計画あるやなしやということであれば、ないんですけれども、拠点という考えという意味では、いろんな拠点がありますが、都市マスタープランにおいては大船駅周辺、鎌倉駅周辺、深沢駅周辺、3つの拠点、あと生活拠点というような位置づけで玉縄、腰越というところがあったりしますし、あとは公共施設再編計画においては、その他の本庁舎がない地域において拠点となる施設が、今は支所、行政センターがそのような役割を担っているかと考えておりますけれども、その公共施設に係る更新費用を抑えていくために、地域の拠点の在り方の考え方として地域拠点校というものを考えたりしますので、そういったところとの連携というのは、先ほど申し上げたとおり、オンラインの技術、あとはリアルな場としてのそういう地域の拠点というのが何らか残るかと思います。再編計画は、現在、見直しを進めているところでございますけれども、各拠点というところは残ってきて、それとどう結ぶかというのは、いろんな方法がこれからはできるんではないかなと思っているところです。
 
○森委員  建設常任委員会でも毎度申し上げていることなんですが、周辺道路の環境整備のことについてです。
 この総務常任委員会の所管事務調査にも道路整備についてということでありますけれども、ここにもありますように、周辺には道幅が狭く歩道がない一帯があるなど歩行者の安全確保も早急に進める必要があるとかね、こういう指摘をさせてもらっていますが、先ほどの御説明ですと、モノレールとかバスの公共交通機関で十分対応できてということですけれども、また道路整備については交差点の負荷が大丈夫なので問題ありませんという、そういう説明でしたが、今現在、梶原から深沢へ抜ける道というのは、渋滞とか、結構土日になると大渋滞するようなところですので、それを問題ないと言うのは、ずっと問題ないとおっしゃっていますけれども、にわかに私は信じられないんですよね。これだけ大きな町をつくるわけですから、やっぱりそこは道路の拡幅とか何か考えていかないと、これを計画に落とし込んでちゃんとしっかり計画していかないといけないと思うんですが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  こちらの深沢地域整備事業、事業区域周辺の道路整備、こちらにつきましては、平成16年に策定をいたしました深沢地域の新しいまちづくり基本計画、こちらにおきまして、県道腰越大船から三菱電機鎌倉製作所の南側を通りましてモノレール下の市道、これが深沢支所西交差点を経由いたしましてスバルのある県道藤沢鎌倉と交差する深沢交差点、ここまでの区間を補助幹線道路としております。今、委員からも御紹介のありました梶原口から深沢の交差点につながる県道藤沢鎌倉線、こちらにつきましては、事業区域に続く交差点となりますので、深沢の交差点、これにつきましては、まだ現時点としましては、理想的な道路構造という視点ではございますが、深沢交差点の右折レーン、こういったものの整備や深沢支所西交差点周辺の歩行者空間の確保、こういった交通環境の改善に向けて検討を進めているところでございます。
 さらに、深沢地域の新しいまちづくり基本計画には位置づけはございませんが、深沢交差点から近い深沢小学校前の道路、こちらにつきましても、歩行環境の改善といったことも視野に入れまして、道路改良の検討を進めているところでございます。
 また、さらに深沢事業区域内の交差点や深沢交差点、または手広交差点などの周辺交差点におきましても、深沢のまちづくりにより新たに交通需要が発生したとしても、交通管理者が定める需要率の値以下になるということから、著しい交通渋滞を招かないと想定しているところでございますが、やはりよりよい交通環境の整備という視点におきましては、今後、庁内関係部署と連携体制を構築して取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 
○森委員  じゃあ、検討されているということですけれども、何をいつまでにどうするとかという、そういう具体的な計画というのは、今の時点ではお示しできないんでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  今現在、検討しております道路ネットワーク、そういったものの検討につきましては、周辺の交通、例えば将来新たに道路として整備を行います横浜環状南線や湘南道路、そういった道路も含めて広域的なネットワークということで検討しております。ただ、直近の交通需要につきましては、やはり将来の交通環境、それが実際の土地利用によっても異なるということもございますので、今後、まちづくりの新事業進捗、これに合わせて、できるところから取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 
○森委員  できるところからということですけれども、旧鎌倉地域の方がやっぱり深沢に移転することによって、あの道を通っていくときに、現在でも渋滞しているということにすごく不安を持っていまして、できるところからというのであれば、今の渋滞をすぐにでも解消してもらうことはできないでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  今、お話のありました、やはり藤沢鎌倉線につきましては、御存じのように道路幅員が十分ではないと、歩道もしっかり整備をされていないと。そういった道路につきまして、やはり道路拡幅ということになりますと、用地買収等も必要になるかと思いますので、やはり現状を把握した中で、今後、計画的に事業を進めるかどうかといった、そういった、今時点としては、課題の把握というところをまずやっていきたいと思っております。
 
○森委員  やっぱりこの市役所を移転して整備するという中で、そっちだけ進めて、いいもの造るのはもちろんいいことだと思いますけど、やっぱりそれに並行して道路の部分というのも同時並行的に進めていくべきだと思うんですが、それについてはどうお考えでしょうか。
 
○大江深沢地域整備課担当課長  先ほどの繰り返しになりますが、将来の交通環境につきましては、実際の土地利用、現状で混んでいるという状況はあるかと思いますが、やはり将来の実際の土地利用によっても異なるところと考えておりますので、やはりまちづくりの事業の進捗、これに合わせて、できるところから取り組んでいきたいと現時点では考えているところでございます。
 
○竹田委員  総務常任委員会の所管事務調査結果との関わり合いについてからはちょっと離れますけれども、そもそもこの新庁舎整備基本計画について、本庁舎等整備委員会からの答申を受けた形で、今回こういうふうに形が出てきたわけですけれども、ちょっと答申内容と比べてみますと、多少言葉の付け加え等があったけれども、おおよそ変わっていないという感じに見受けられますが、それでよろしいですか。
 
○市街地整備課担当課長  おおむね変わっていないというところで間違いございません。後半の部分に条例、規則、あと委員名簿、あと奥付などを追加したり、策定に向けて、途中もう少し用語の説明を加えたほうがいいところとかなどを足しているところでございます。
 
○竹田委員  そうしますと、今度は改めてその答申を受けて整理された形で出てきたわけですけれども、実は、私たちはこれを見る前は素案をずっと見てきました。素案を受けてパブリックコメントもなされましたよね。そんなわけで、今回のこの計画を提示するに当たって、どのようなところが素案から変わったのか、どのような内容が付け加わったのか、どういう内容が削除されたのか、そして、そのことによる結果、何か視点が変わったのか、その辺りを少し伺いたいと思います。
 
○市街地整備課担当課長  素案からの変更点ということで質問を承りましたが、大きくはDX推進指針というところが、内容が変わったというわけではないんですけれども、策定されていなかったものが策定され、確定したところによって内容を更新したもの、あとは、素案をパブリックコメントに付しましたと御紹介いただきましたが、そのパブリックコメントの説明会、あとパブリックコメント等で頂きました御意見、新庁舎に関して言えば、もうちょっと環境負荷、脱炭素みたいなところをしっかりと出したほうがいいとか、フレキシビリティーを強くしたほうがいいとか、そういった御意見を頂いたり、繰り返しになりますけど、用語が分かりにくいという御意見も頂いたりしておりましたので、そういったところを修正したものを答申案として本庁舎等整備委員会にお示しして、答申をいただきまして、それを先ほど申し上げた少しの修正を加えて策定した、そういった流れになります。
 
○竹田委員  そうしますと、そこのところについては分かりましたが、私は幾つか、ここはなぜ全面削除したのかなと、ちょっと気になるところがございまして、ちょっとそこのことについて伺います。
 それは、素案のページで言えば33ページ、こちらには、今、この中に素案がないから、そうするとこちらで行くと32、33ページです。今日御提示いただいた32、33ページ。この中で、複合化の基本的な方針と。これは拠点校に関わってくる問題なんですけれども、その中、「地域拠点校の考え方を整理した際の前提条件に変化が見られます」というところから12行、ざっくりなくなっているんですよ。ここは、実はとても大事なところで、要は、この「地域拠点校の考え方を整理した際の前提条件に変化が見られる」、これはいい。「学習センターや地域図書館の利用状況から分かるように、深沢学習センター及び深沢図書館は、他地域と同水準の利用ニーズが見込まれる施設です」と、これは何で消したのかなと。図書館のスペースが狭くなるということとの整合性が取れないから、ちょっとこれ、削除したんですかと、私もちょっと読み取れてしまうところがあるんですよ。
 もう1点は、「学習センターと地域図書館が地域拠点校へ複合できるようになるまでの間、新たに整備される本庁舎に深沢学習センター及び深沢図書館を複合化します」と。で、「地域拠点校に機能移転が可能となった時点で、再度、地域拠点校への複合化を検討します」、これはちゃんと見通しを示していたんだけど、これを一言で、深沢地域では深沢小学校が拠点校として優先的に検討する学校ですよという一つの言葉にまとめてしまった。この辺りの非常に丁寧な説明と、それから図書館、学習センターの利用というのが、いかに利用ニーズがあるかということの説明をなぜ除いたのか伺います。
 
○市街地整備課担当課長  ひとえには、公的不動産活用課、再編計画を所管している部署との確認の中で、分かりやすく表現を見直したというところに尽きまして、ニーズについては策定しました現行の基本計画の32ページの上方に「深沢地域の図書館は、中央図書館以外のほかの地域図書館と比較して、登録者数、図書等の貸出数、蔵書数はそん色なく、地域の方の利用ニーズがあることが読み取れます」というところの記載もありますし、重複感、分かりにくさというものを、この計画自体100ページを超えておりますし、分かりやすく整理したというところで考えておりまして、何か意図をして消したとか、そういったところではございません。
 
○竹田委員  もう一つのほうはどうですか。これから地域拠点校に機能移転が可能になった場合には、再度地域拠点校へ複合化を検討していくんですよと、これは生きているということでよろしいですか。
 
○市街地整備課担当課長  こちらも同じく再編計画の担当部署と確認しまして、現在、再編計画を見直し中でございまして、その辺りも含めてこういった表現がいいのではないかというところで、基本的には再編計画がありますので、その中で整理、確認していくことになるかなと思っております。
 
○竹田委員  もう少し踏み込んで話させていただきます。
 そうすると、この考え方は生きていると考えていいということですよね。
 じゃあ、その次に行きます。今回の54ページに当たるんでしょうかね。要するに、深沢図書館、深沢学習センターの面積が小さくなる、これは同僚議員も一般質問でしていましたよ。その説明の根拠がここで説明されている。54ページ、深沢図書館・深沢学習センター機能。つまり、地域拠点校の考え方では、地域拠点校となる学校に複合化する公共施設の面積は2,000平米なんだと、そこから出発してしまっているんですよね、私もよく読んだらば。じゃあ、2,000平米とするならばというところで算出していって、だから深沢図書館は、今、820平米あるけれども530平米にする。深沢学習センターは1,186平米あるけど770平米にして、2,000平米を案分していくと1,300平米になるからといって、面積を狭くしているんですよ。何でこれは面積が狭くなるのかなと思ったら、そもそも拠点校としての学校の複合化による公共施設面積を2,000平米ともう決めているから、想定しているから、そこで入れ込んでいくと、申し訳ない、深沢図書館は820平米から530平米、深沢学習センターは1,186平米から770平米にします。だから1,300平米、帳尻が合うという計算をしているんですよ、ここね。
 これね、そういうふうに、それは行政のなさることだから、計画に基づいてなんだけれどもね、この利用ニーズが十分、深沢図書館、学習センターが見込まれるという施設であるにもかかわらず、拠点校の考え方からすればということで、2,000平米を案分して1,300平米にするという、狭くするということはいかがなものかなと、実態に合っていないんじゃないんですかと言いたいんですけど、いかがですか。
 
○市街地整備課担当課長  図書館、学習センターの面積についての御質問でございますけれども、公共施設再編計画という御紹介もありましたけれども、公共施設再編計画で今後40年間かかるコストというものを計算していく中で、公共施設の在り方、施設ありきではなくてサービスを優先的に考えていくという中で、面積の考え方、縮小していく、統廃合等を進めていくというところを示している中で、拠点校に入っていく施設というのは、面積、効率的な施設整備という中で、減らせるところは減らしていくようなところが示されておりますので、その考え方に沿ってやっていくというところになっております。
 なお、こちらの深沢の図書館、学習センターの機能については、それに比べれば少なくはない話にはなっているのとともに、あとは図書館、学習センターの周辺に本庁舎のエントランス、ロビー、交流機能、そういったものがあります。図書館、学習センターの今までの在り方とは違う形になるかもしれませんけれども、そういったところがつながって有効に使える、サービスとしては充実されるような施設づくりを考えていきたいと考えております。
 
○竹田委員  それはそんなに簡単なことじゃないと思いますよ。図書館の面積を狭くしたって、そのほかのフリースペース、そういうところがあるんだからと、そういう足し算は乱暴だと私は思うところですが、そもそもこの素案の中にも書いてあるんですよ、学校を取り巻く環境は変化していくんだと、その中で、機能というのも変わってくる。そして、例えば図書館が拠点校に入ったとして、それは地域の人も使います、子供も使いますという形になっていくんですよ。共有になる。ということは、公共施設として2,000平米という計画を立てた、効率的な施設整備だという話があった。でも、実際、拠点校になった学校にとってみれば、地域の人は使いますよ、学校の子供たちは使いますよ。しかしながら、今よりもさらに行政センターの中の面積も狭くなりますよと。ここでちょっと聞く話では、もしかしたらないのかもしれないんですけれども、その計画に縛られた形で進めていこうという気持ちも分かるんだけど、現実的な市民ニーズだとか、拠点校になった場合だとかと、そういうところでやっぱり計画というのは見直されるべきだと思うんですよ。でも、これ計画が決まってしまったら、これにのっとって実施計画に入っていってしまうんだから、ここで言っておかないといけないと思って言っているんですけどね。
 ぜひ、このところの2,000平米という押さえが正しかったのかどうか、時代とともに教育が変わります、環境が変わりますと言っているんですから、見直しをする必要があると思いますけど、いかがですか。
 
○市街地整備課担当課長  繰り返しになりますが、1,300平米プラス本庁舎の交流・創造機能、こういったところで、どういった施設整備ができるのか考えていきたいと考えております。
 
○吉岡委員  いろいろ私もちょっと意見はありますし、今、竹田委員がおっしゃったようなことも全部意見があるんですが、今、これは基本計画になっていて、それで議会では特別委員会をやると、議会棟の問題もやるという段階の中で、私たちが、今、一生懸命意見を言ってやったことは、どのように担保されるんですか。やっぱり一番そこが問題だと思うんですよ。今いろいろおっしゃっていることについても、図書館の関係者とか、それから消防署機能のことだって本当に数行しか書いていないし、それから議会に対しては議会棟のことも含めて意見を何も言っていないわけですよ、そういう面で議会棟の問題も。じゃあ、今、ここでせっかく、特別委員会を開くということを御承知だったでしょう。それを私たちがやるというときの前に、もう案を取ってしまって基本計画にして、じゃあ、今、ここで私たち一生懸命いろいろ言っていることに対しては、どのような担保があるんですか。意見はいっぱいありますよ、今、いろいろ言わないけど。でも、その基本のところは、今、一生懸命、みんな何とかいいものにしたい。市役所はやっぱり50年、もう本当にみんながやっぱりいいものになってほしいと願っていると思いますよ。議会でもいろいろ意見を言う。それについてはどういう担保が得られるんですか。もちろん、今、地方自治法の第4条が決まっていない。だから、本来だったらそういうこと、いろんな今出ているパブリックコメントにしたって、どこまで反映されたのか、たった何週間の間でどこまで反映されたのかも全然分からないし。まず、そこで基本のところだけ聞きたいです、いろいろ論議して、みんなからいろいろ意見が出ているけど。
 
○市街地整備課担当課長  頂いた御意見についてのところになると思いますけれども、今後、基本設計をやっていきます。その中でよい施設を造りたいというお話をいただきましたけれども、よりよい施設になるように検討していきたいと思っております。
 
○吉岡委員  そんなことないでしょう。やっぱり基本的なことがないのに、どんどん設計で決めるわけじゃないでしょう。やっぱり基本のところ、今、岡田委員がおっしゃったように、職員の、いわゆる福利厚生施設にしても、それから、今、言った図書館の問題にしても、やはりこの基本的な方針がない中で、誰が責任を持ってそれをやるんですか、基本設計を。そこがきちんとしないで、私はそこが一番問題だと思っているんですよ。これだけ、もちろんせっかく特別委員会を開いて、それから議会棟についてはほかのところで、今、やっていますよ、議会として、やろうとしているんですよ。どういう担保があるんですか。それを聞かないと、私たちが一生懸命、ほかのところだってみんないろんな意見があって、パブリックコメントだってみんないろいろ出しているけれども、やっぱり市民のための市役所でしょう。その中で一翼を担っているんですよ、議会というのは。もう本当にそういう点じゃ、特別委員会をやって、やろうとしていることに対して、分かっていたんじゃないの、こういうことをやろうとしているのを。少しでも案を取る前にやはり、私は何も遅らせろと言っているんじゃないんですよ、やはり基本的によいものになるために、こういう意見は本当にどういうふうに担保ができるんですか。
 
○永井まちづくり計画部次長  今、吉岡委員がおっしゃったことに対して課長からも答弁がありまして、繰り返しになりますけれども、この先、基本設計、この新しくつくった基本計画の冊子でいうと119ページ以降に今後の進め方というものが載っておりますけれども、様々な条件を整理しながら基本設計に進んでまいりたいと考えているという行政の計画でございます。ですから、当然この先、基本設計に入っていくに当たって、今、頂いている御意見というもので反映できるものをしていくと考えております。
 
○吉岡委員  じゃあ、まだ本当は、その設計でやるんだからということだと、じゃあ、なぜ案を取ってしまったのと思うんですよ。やはり今、例えば岡田委員のおっしゃったことの基本的な方針がちゃんと書いてあって、それはつくりますと、いわゆる福利厚生もやりますと。それについてはどういう、全体の中でどこに配置したいとか、そういうのが何もない中でどうやってそれが反映されるんですかと聞いているんです。
 今、図書館のこともそうですけれども、深沢の図書館が、今度、新市役所に来ると、それについても減ってしまっていると、それについて意見がありますよ。それについては、こういう、私なんかは提案もあるんですけれども、そういうことが本当にどう担保されるんですかということなのです。
 
○永井まちづくり計画部次長  ちょっと担保という言葉の整理の仕方というところもあるのかなと思うんですけれども、私ども、今、当然パブリックコメントもさせていただいて、市民の方からの御意見も頂いたと。それで、今、ホームページにも載っていますけれども、こういう御意見を頂いて、ここをこういうふうに変えましたなんていうのもやっています。そういう中で、冒頭申し上げたように担保という言葉の、繰り返しだと思うんですけれども、基本設計に向かっていくに当たって議会側の御意見というものを頂戴していると考えていますので、それは反映できるものをしていくと考えております。
 
○吉岡委員  言っている意味がよく分かるような分からないような。結局、設計は自分たちでやるわけじゃなくて、設計会社にお任せするわけでしょう。そのときに、どうやってそういういろんな意見が、何にも言葉もない中で反映するんですか。やはりここは、例えば設計の、壁の色だ、いろんなことは、それはそのときになってやるでしょうけど、やっぱり機能というものは、こういう機能が必要だよと、それがなくて設計にお任せするなんてできないでしょう。設計というのは、それはもちろん細かな、実際にどういう色にするとか、どういう建物なりにするとか、それはいろんなところで設計をやらなければいけないけれども、設計をやるときには、やはりそこの精神、何をつくるのか、どうするのかというのがなければ。しかも、設計は市でやらないんでしょう、頼むんでしょう。市の職員がやるわけじゃないんでしょう。頼むんだとしたら、なおさらですよ。それも全てお任せしますじゃ、どういうふうになるか分からないじゃないですか。
 今すぐ答えられないんだったらあれですけれども、私はそこが一番、せっかく今、何とかいいものにしたいと思って、みんないろいろ意見を言うわけですけれども、それがどういうふうに反映されるのか、今、基本計画になっている中で。あとは、答弁はみんなそうなんですよ、設計に設計にと言うわけ、見えてこないわけ。
 
○日向委員長  1時間経過したので、ちょっと休憩をさせていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
               (14時38分休憩   14時49分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 
○永井まちづくり計画部次長  休憩前の吉岡委員からの御指摘についてです。
 確かに基本設計でと言って、基本設計を委託で発注するのであろうと、全くそのとおりでございます。ただ、これは本来、市が行うべきものを委託に出していくということですので、市の意思を反映して設計業者は設計をしていくということになります。そういう意味では、設計者に丸投げで何ができてくるか分からないというものではないと考えております。当然、私ども、市民の皆さんにとってよいものをつくりたいと思って仕事をさせていただいておりますので、そういうところはしっかりやってまいりたいと考えております。
 また、この特別委員会の最後の御結論というんでしょうか、そういうものがどのような形で私どものほうにというところまで、今、私は存じ上げていないんですけれども、この基本設計を進めていく段で、市民の皆さんに当然お声を聴く場面ということを想定してございます。そういうところで一緒に御意見も承りながら、しっかりよいものをつくってまいりたいと、そのように考えてございます。
 
○日向委員長  そういった形で、今、いろいろ委員の方から出てきた意見はありますけど、それは今後、この委員会の中でいろいろ意見を聞きながら、またそれをまとめていきながら、最終的にちょっとどうするかというのはまだ決まってはいませんけれども、今後のところで話させていただければなと思いますので。今日はあくまでもこの総務常任委員会の所管事務調査の説明を受けているというところの段階ですので、今後のことは、またこの委員会でやっていければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、ほかに御質疑はございますか。
 
○中里委員  そもそも今回の新庁舎計画に関しましては、この現在の建物の耐震性能だとか立地条件だとか、そういったところに端を発しているのかと思っておりますけれども、この計画の中に、構造のところで、耐震構造、制振構造、免震構造というところで免震構造を選択する、想定するとなっていたり、国の基準のI類、A類、甲類に則して計画をつくっているという構造になっているかと思うんですけれども、近年の災害が想定を既に超えてきているものが頻発しておりますけれども、ここに関しては、現時点で想定し得る災害だとか、あと構造に対する技術というものは、しっかりと加味した形で、50年、大災害に見舞われたときでも、しっかりとこの事業、市役所としての機能が継続できるという、そういうような前提でつくられていると思うんですけれども、そこを改めて文書だけでなく、ちょっと述べていただければなと思います。
 
○市街地整備課担当課長  防災を踏まえた構造の関係というところを御質問いただきました。
 まず、防災の関係の構造の部分になるんですけれども、御紹介いただいたとおり、免震構造を想定しておりまして、東日本大震災が平成23年に起きたときから、あのとき震度7という地震を観測しておりますけれども、そのときから、それを踏まえても基準は改正されずに、今のI類ですとかA類、甲類、こういったところが最上級の考え方、災害時も機能するというところになっておりますので、当時震度7、最高クラスを食らって、例えばそれが想定を超えて、この類型では危ないということになれば見直されていたはずだと考えますので、そういった面からしますと、この最上級のクラスを想定することで、地震災害において本庁舎が何らか損傷を受けて機能しなくなるということは想定しておりません。安全だと考えております。
 また、その他の災害というところもございますが、先ほど申し上げたとおり、深沢地域整備事業用地ですと、洪水の浸水想定を懸念される方もいらっしゃいまして、そういった方にも御心配ないような形での1階レベルの床の高さ、そういったときに浸水してしまう設備を浸水するレベルに置かないこと、そういったこと、様々工夫しながら様々な災害でも市役所が機能するように考えていく所存でございます。
 
○中里委員  この総務常任委員会の報告のところで、司令塔がこの深沢1点だけではなくて市内に複数箇所あるといいんじゃないかという意見、指摘が出ておりますけれども、そこは何か考慮されておりますでしょうか。
 
○市街地整備課担当課長  司令塔の考え方でございますが、まず司令塔の考え方として、複数箇所で同時に機能するという考え方は持っておりません。まず、新庁舎が司令塔として確固たる機能を、先ほど申し上げた災害の性能を持って動くという前提に立って考えておりますので、そのときに分散という考え方とか司令塔を複数箇所に常備するという考え方の派生形になるかもしれないんですけど、そういった形が、例えば熊本地震ですと南阿蘇村だったかと思うんですけれども、庁舎が2つ大きなものがあって、そこの間のネットワークが途切れた関係で、軽自動車で伝達するために行き来し合って、総務部と建設部門で情報をやり取りするのは物すごく大変だったとかという話も聞いておりますから、市役所の指令体制というんですかね、拠点性を分散させてそれぞれで機能するみたいな考え方は持っておりません。
 あとは、現時点でもこの本庁舎なり何らかの形で機能しなかったときのバックアップとして、こういう場合は深沢行政センター、こういう場合は腰越行政センターという形で、二次、三次の考え方というのは持っておりまして、それが新庁舎ができた暁には、防災計画でバックアップ体制みたいなものは、幾ら新庁舎が万全だとはいえ、何らか考えは見直されると考えております。
 
○中里委員  本当にどんなことが起こるか分からないというのが、もう今の世の中ですので、絶対はあり得ないというところで、確かに分散させるというところも技術的に難しいところもあるかと思うので、本当に万々が一のときにはというところはしっかりと検討すべきなのかなと思っております。
 あと、様々な、事業方式だとか、あとエネルギーのところとか、まだこれからの設計にもよってくるかと思うんですけれども、先ほども、価格高騰によって予算が上がる可能性があるんじゃないかというところなんですけれども、その設計内容によって予算のところも変わってくるかと思うんですけれども、そこに関しては価格高騰を考慮しないで170億円と今しているのであれば、そこをアッパーにして中を調整していくものなのか、まだ積算していくような形になるのか、確認をさせてください。
 
○市街地整備課担当課長  原則論から申し上げますと、先ほど申し上げたとおり、この事業は予算をどんどんつぎ込んでいくというものではないと考えておりますので、今、建設工事費が、たしか142億円、外構工事費が約7億円というような概算を出しておりますけれども、そういったところをベースに、先ほど申し上げたような工夫の中でコストを抑えていくというところを考えていきたいと思いますが、物価の予測がそれで追いつかないようなことが考えられるというお話もありましたが、その状況に応じてやっていきたいと思いますが、考え方としては、繰り返しになりますが、増えた部分をその分追加で、予算を増えただけ工夫もなしにつぎ込んでいくというような考え方は持っておらず、そこを、今、出している、全体では170億円、こういったところを目安にやっていきたいと思っております。
 
○中里委員  あと1点お伺いいたしますが、ちょっと私の認識が不足しているのかなんですけれども、この新庁舎のところにグラウンドと体育館を造る予定があるかと思うんですけれども、ここに関しては、この場ではなく、深沢の整備事業というところになりますでしょうか。
 
○永井まちづくり計画部次長  要は、深沢のまちづくりの中では、まず区画整理という基盤の道路とか宅盤を造るということの仕事を進めさせていただいているのと、あとは町全体をどんなものにしていこうかというルールをつくりたいということで、ガイドラインという仕事と、大きく分けると、その2つをさせていただいているんです。そういうまちづくりのガイドラインとかにも、ルールに合ったような状態の体育館を造っていただくというのがまちづくり計画部側の考え方です。実際、そのものをどんなものにしていくとかということになりますと、恐縮です、今日、一緒に出席しておりませんけれども、スポーツ課が所管して進めているという立てつけです。
 
○中里委員  先ほど福利厚生の話も出ておりますが、私もそこが一番気になっていたところなんですけれども、今回、その計画、グラウンドだとか体育館がそのまま造られるとなれば、やはりそこは市民だけではなく、もちろん職員の方も休憩時間にそういった施設を使うとかというのも可能になってくるかと。何も庁舎の中にそういったスペースをつくるのではなく、うまく併設の施設なんかも使っていけるといいんではないかなと思っておりますので、食堂なんかも、もしかしたら町の中に職員の方もふだんから使えるようなものがどんどんできていくといいのかなと思っておりますので、ぜひそこのところもきっちり分けるだけではなくて、まちづくり全体と市役所の機能、職員の働き方というようなところも取り入れながらつくっていっていただければなと思います。
 
○日向委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (15時02分休憩   15時03分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 ただいまの原局からの説明及び説明に対する質疑を踏まえまして、次回以降、まず平成30年度に総務常任委員会が行った所管事務調査の報告内容と、このたび市が策定した基本計画等との整合性については、項目ごとに調査を行っていきたいと考えております。
 調査に関する資料等につきましては、正・副委員長で検討させていただき、次回の委員会の前にお示ししたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、「市庁舎現在地の利活用について」です。
 当委員会の付議事件は「新庁舎等整備に向けた調査及び検討」とされています。議会運営委員会における議論では、新庁舎の整備に関連する「市庁舎現在地の利活用について」、調査及び検討を行うかどうかは、当委員会で協議することとされていますが、「市庁舎現在地の利活用について」、当委員会で調査及び検討の対象とするか、委員の皆様の御意見を伺いたいと思います。
 暫時休憩いたします。
               (15時04分休憩   15時25分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 休憩中御議論いただきました。今後の進め方というか、今、当委員会での調査及び検討については、新庁舎整備というところが中心になってくるということではございますけれども、その中で現在地の利活用等について話が出てきたりとか、そういう意見が出てきたときにはそちらに対してもしっかりと協議、検討、審査していくという形で、そういった形で進めるというか、そういう形で考えていきたいなと思うんですが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、今後の進め方についてです。
 今後の進め方について、正・副委員長から御提案したいと思います。
 先ほど御確認いただいたとおり、平成30年度の総務常任委員会の所管事務調査に関する検証も含めて、次回以降、当委員会で行いますが、この検証とは別に、新たに「新庁舎等整備について」及び、一応これからもやるであろうというところで「市庁舎現在地の利活用について」も含めて、各会派から意見を提出いただきたいなと考えております。
 想定している進め方といたしましては、ちょっと期間が短いんですけれども、10月中に各会派から意見を提出していただき、次回の委員会でその意見の取りまとめ等を行った上で、今後、執行部に送付し、意見に対する考え方等、そういった形で回答を頂くことを考えております。
 このように進めるという形でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 今後、出していただくということなんですけれども、多分、類似意見等も出てくる可能性、各会派から出していただくので、そういったものも含めて、一度この委員会の中で精査してまとめていきたいなという作業も一緒に入れていきたいなと思っております。
 あと、無所属議員にも意見の提出の案内をするかというところ、ここはちょっと協議させていただきたいと思うんですけれども、御意見いただけますでしょうか。
 
○岡田委員  それは関係者だから出していただいたほうがいいんじゃないかなと私個人は思います。
 それと、もう一つ、委員長にお伺いしたいんですが、会派が割れた場合はどういうふうにやればいいんですか。会派から意見と、今、言われたので、別々で出すのか。
 
○日向委員長  会派として出していただくという形になるので、フォーマットとしては多分同じフォーマットの中で。会派が割れるんですか。
 
○岡田委員  分からないじゃん。
 
○日向委員長  意見としては一つにまとめて出していただくという。
 
○岡田委員  はい、分かりました。了解です。
 
○日向委員長  いいですか。一応、現在、議会運営委員会で協議をしている議会棟の在り方についても、無所属議員には意見を提出する案内を出しているので、扱い的には同じ形でもと思うんですけど、いかがですかね。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、無所属議員にも意見の案内を出すということで確認させていただきました。
 あと、意見の提出期限なんですけれども、先ほどちょっと10月中ということで確認をいただきましたけれども、できれば10月31日までに頂けると、今後の委員会の運営的にも助かるんですけれども、大丈夫ですか。ちょっと10日後ぐらいなんですけど。フォーマットは一両日中にお渡しというか、またメールで送ると思いますので。ちょっとフォーマットを考えて、分かりやすく書いていただけるようなフォーマットになるようにしてお送りできればなと思っています。
 
○児玉委員  31日ということで月曜日なので、実質的には来週中には送らないとなというぐらいで考えでいるんですけれども、だから早めにフォーマットを頂けると助かります。
 
○日向委員長  そうですね、はい、分かりました。
 
○児玉委員  視察もあるからね。
 
○日向委員長  視察等もある議員もいらっしゃると思うので、ちょっとタイトなんですけれども、早めにフォーマットはお送りいたしますので、31日までに回答いただけるとありがたいので、ぜひよろしくお願いいたします。
 
○岡田委員  回答はメールでよろしいですか。
 
○日向委員長  はい、メールで大丈夫です。
 
○保坂委員  パブコメみたいに、基本計画の何ページのここについては、みたいなもののイメージではないということでよろしいんですよね。もうちょっと大きく捉えたもので。
 
○日向委員長  はい。
 
○保坂委員  分かりました。
 
○日向委員長  ほかは、よろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 では、それを確認させていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第2その他(1)「次回特別委員会の開催について」を議題といたします。
 次回の特別委員会の開催について御協議いただきたいと思います。
 暫時休憩します。
               (15時32分休憩   15時33分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 次回の特別委員会の開催についてですが、御協議いただきまして、次回は11月11日金曜日の午前9時30分から、次々回が11月28日月曜日午前9時30分からとさせていただきたいと思いますが、確認させていただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 そのほか何かある方はいらっしゃいますか。大丈夫ですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、本日の新庁舎等整備に関する調査特別委員会を閉会させていただきます。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和4年(2022年)10月20日

             新庁舎等整備に関する調査特別委員長

                    委 員