○議事日程
鎌倉市議会9月定例会会議録(4)
令和4年(2022年)9月12日(月曜日)
〇出席議員 26名
1番 千 一 議員
2番 後 藤 吾 郎 議員
3番 中 里 成 光 議員
4番 くり林こうこう 議員
5番 井 上 三華子 議員
6番 武 野 裕 子 議員
7番 岡 田 和 則 議員
8番 出 田 正 道 議員
9番 日 向 慎 吾 議員
10番 児 玉 文 彦 議員
11番 保 坂 令 子 議員
12番 高 野 洋 一 議員
13番 藤 本 あさこ 議員
14番 久 坂 くにえ 議員
15番 池 田 実 議員
16番 納 所 輝 次 議員
17番 くりはらえりこ 議員
18番 吉 岡 和 江 議員
19番 志 田 一 宏 議員
20番 中 村 聡一郎 議員
21番 前 川 綾 子 議員
22番 大 石 和 久 議員
23番 竹 田 ゆかり 議員
24番 松 中 健 治 議員
25番 森 功 一 議員
26番 長 嶋 竜 弘 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 服 部 計 利
次長兼議会総務課長兼議事調査課長
茶 木 久美子
議事調査課課長補佐 岩 原 徹
議事調査担当担当係長 田 中 公 人
書記 前 重 綾 子
書記 武 部 俊 造
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〇説明のため出席した者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 2 番 比留間 彰 副市長
番外 3 番 千 田 勝一郎 副市長
番外 5 番 服 部 基 己 共生共創部長
番外 7 番 内 海 正 彦 総務部長
番外 8 番 永 野 英 樹 市民防災部長
番外 9 番 藤 林 聖 治 こどもみらい部長
番外 10 番 濱 本 正 行 健康福祉部長
番外 11 番 能 條 裕 子 環境部長
番外 13 番 古 賀 久 貴 都市景観部長
番外 14 番 森 明 彦 都市整備部長
番外 16 番 岩 岡 寛 人 教育長
番外 17 番 佐々木 聡 教育文化財部長
番外 6 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
番外 18 番 八 木 隆太郎 代表監査委員
番外 19 番 岡 田 和 則 監査委員
番外 52 番 熊 澤 隆 士 会計管理者
番外 61 番 持 田 浩 史 監査委員事務局長
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〇議事日程
鎌倉市議会9月定例会議事日程(4)
令和4年(2022年)9月12日 午前9時30分開議
1 諸般の報告
2 報告第11号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額┐
の決定に係る専決処分の報告について │
報告第12号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額│
の決定に係る専決処分の報告について │
報告第13号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額│市 長 提 出
の決定に係る専決処分の報告について │
報告第14号 繰越明許費の報告内容の訂正について │
報告第15号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告について │
報告第16号 令和3年度決算に基づく資金不足比率の報告について ┘
3 議案第18号 市道路線の廃止について ┐同 上
議案第19号 市道路線の認定について ┘
4 議案第20号 工事請負契約の変更について 同 上
5 議案第21号 不動産の取得について 同 上
6 議案第23号 スポーツ施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害 同 上
賠償の額の決定について
7 議案第22号 指定管理者の指定について 同 上
8 議案第32号 鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の 市 長 提 出
制定について
9 議案第35号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
10 議案第33号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる 同 上
特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制
定について
11 議案第31号 鎌倉市協働事業選考委員会条例を廃止する条例の制定について┐
議案第36号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を│同 上
改正する条例の制定について ┘
12 議案第34号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
13 議案第37号 令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号) ┐
議案第40号 令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号) │同 上
議案第38号 令和4年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算 │
(第1号) ┘
14 議案第39号 令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第2号) 同 上
15 議案第24号 令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について ┐
議案第25号 令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別│
会計歳入歳出決算の認定について │同 上
議案第26号 令和3年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認│
定について │
議案第27号 令和3年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算│
の認定について │
議案第28号 令和3年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に│
ついて │
議案第29号 令和3年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の│
認定について │
議案第30号 令和3年度鎌倉市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定│
について ┘
16 議会議案第1号 安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提 千一議員
出について 武野裕子議員
岡田和則議員
保坂令子議員
竹田ゆかり議員
外3名提出
17 議員の派遣について
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〇本日の会議に付した事件
1 諸般の報告
2 報告第11号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額┐
の決定に係る専決処分の報告について │
報告第12号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額│
の決定に係る専決処分の報告について │市 長 提 出
報告第13号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額│
の決定に係る専決処分の報告について │
報告第14号 繰越明許費の報告内容の訂正について │
報告第15号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告について │
報告第16号 令和3年度決算に基づく資金不足比率の報告について ┘
3 議案第18号 市道路線の廃止について ┐市 長 提 出
議案第19号 市道路線の認定について ┘
4 議案第20号 工事請負契約の変更について 同 上
5 議案第21号 不動産の取得について 同 上
6 議案第23号 スポーツ施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害 同 上
賠償の額の決定について
7 議案第22号 指定管理者の指定について 同 上
8 議案第32号 鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の 同 上
制定について
9 議案第35号 鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
10 議案第33号 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる 同 上
特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制
定について
11 議案第31号 鎌倉市協働事業選考委員会条例を廃止する条例の制定について┐
議案第36号 鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を│同 上
改正する条例の制定について ┘
12 議案第34号 鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
13 議案第37号 令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号) ┐
議案第40号 令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号) │同 上
議案第38号 令和4年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算 │
(第1号) ┘
14 議案第39号 令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第2号) 市 長 提 出
15 議案第24号 令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について ┐
議案第25号 令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別│
会計歳入歳出決算の認定について │
議案第26号 令和3年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認│
定について │
議案第27号 令和3年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算│同 上
の認定について │
議案第28号 令和3年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に│
ついて │
議案第29号 令和3年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の│
認定について │
議案第30号 令和3年度鎌倉市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定│
について │
〇 令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会委員の選任につい│
て ┘
16 議会議案第1号 安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提 千一議員
出について 武野裕子議員
岡田和則議員
保坂令子議員
竹田ゆかり議員
外3名提出
17 議員の派遣について
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鎌倉市議会9月定例会諸般の報告 (3)
令和4年(2022年)9月12日
1 9 月 9 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議案第40号 令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)
2 陳情1件を陳情一覧表のとおり受理し、1件を配付一覧表のとおり全議員に配付した
。
3 9 月 8 日 千一議員、武野裕子議員、岡田和則議員、保坂令子議員、竹田ゆか
り議員外3名から、次の議案の提出を受けた。
議会議案第1号 安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提出につい
て
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令和4年(2022年)鎌倉市議会9月定例会
陳情一覧表 (3)
┌──────┬────────────────────────┬──────────────────────┐
│受理年月日 │件 名 │提 出 者 │
├──────┼─────┬──────────────────┼──────────────────────┤
│4.9.8 │陳情 │旧統一教会の支援する団体から選挙の │鎌倉市 │
│ │第18号 │応援をしてもらった可能性のある市議 │岩 田 薫 │
│ │ │会議員について調査を求める陳情 │ │
└──────┴─────┴──────────────────┴──────────────────────┘
配付一覧表 (3)
┌───────┬─────────┬─────────────────────────────────────┐
│ 配付年月日 │配 付 先 │件 名 │
├───────┼─────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ 4.9.12 │全議員 │陳情 │旧統一教会の支援する団体から選挙の応援をしてもらった可能性の│
│ │ │第18号 │ある市議会議員について調査を求める陳情 │
└───────┴─────────┴──────┴──────────────────────────────┘
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(出席議員 26名)
(9時30分 開議)
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○議長(前川綾子議員) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。11番 保坂令子議員、12番 高野洋一議員、13番 藤本あさこ議員にお願いいたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
内容は配付いたしましたとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(前川綾子議員) 日程第2「報告第11号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第12号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第13号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について」「報告第14号繰越明許費の報告内容の訂正について」「報告第15号令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告について」「報告第16号令和3年度決算に基づく資金不足比率の報告について」、以上6件を一括議題といたします。
理事者から報告を願います。
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○森 明彦 都市整備部長 報告第11号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
議案集(その1)、52ページを御覧ください。
本件は、令和4年4月7日に鎌倉市道上で相手方が工事中に相手方が所有する工事車両の右側前輪及び右側後輪が接地する地盤が突然沈下し、車体が右側に傾き、車両の前方バンパーが地面に接触し、車両がその場から動けなくなる事故が発生しました。これにより、車両のバンパー等の地面に接触した部分が損傷し、車両を引き上げるための重機の手配と、車両を修理する必要が生じたことから相手方に損害賠償したものです。
相手方は議案集に記載のとおりです。
事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が賠償金として70万7245円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
なお、処分の日は、令和4年8月9日です。
引き続き、報告第12号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
議案集(その1)、53ページを御覧ください。
本件は、令和4年4月7日に鎌倉市道上で相手方が工事中に相手方の下請会社が所有する工事車両の右側前輪及び右側後輪が接地する地盤が突然沈下し、車体が右側に傾き、車両の前方バンパーが地面に接触し、車両がその場から動けなくなる事故が発生しました。これに伴う工事中断により、相手方が現場に搬入していたアスファルト合材が使用できなくなり、廃棄及び再購入する必要が生じました。また、工事の中断により相手方の作業が夜間に及んだことに伴う夜間照明の手配や交通誘導員等の残業が必要となったことから相手方に損害賠償したものです。
相手方は議案集に記載のとおりです。
事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が賠償金として27万7750円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
なお、処分の日は、令和4年7月25日です。
引き続き、報告第13号道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分について、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告いたします。
議案集(その1)、54ページを御覧ください。
本件は、令和4年5月24日に鎌倉市道上で作業センター職員が草刈り作業中に刈払機によって石を飛散させ、隣接する駐車場敷地内に駐車していた相手方が保有する車両の右側運転席の窓を破損させた事故について、相手方に損害賠償をしたものです。
相手方は議案集に記載のとおりです。
事故後、相手方と協議した結果、事故の原因を道路管理瑕疵と認め、市が賠償金として8万5899円を支払うことで協議が調ったため、その額を執行いたしました。
なお、処分の日は、令和4年6月29日です。
以上で報告を終わります。
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○内海正彦 総務部長 報告第14号繰越明許費の報告内容の訂正について報告をいたします。
議案集(その1)、55ページを御覧ください。
令和4年5月臨時会において、報告第7号として報告した令和3年度一般会計予算に係る繰越明許費繰越しについて繰越計算書に記載された財源内訳の一部に誤りがあったことから、別紙のとおり繰越計算書を訂正の上、令和4年度に繰越しをしたことを改めて報告いたします。
引き続きまして、報告第15号令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告についてを説明いたします。
議案集(その1)の60ページを御覧ください。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、健全化判断比率の4つの指標のうちいずれかの指標が早期健全化基準とされる基準値を超えた場合、財政の早期健全化のための計画を策定すること、財政再生基準とされるさらに高い基準値を超えた場合、財政再生のための計画を策定することが義務化されております。
4つの指標のうち1つ目の実質赤字比率とは、実質赤字額を標準財政規模で除したもので、本市の場合、対象は一般会計、大船駅東口市街地再開発事業、公共用地先行取得事業の両特別会計で、標準財政規模は約365億円です。実質赤字が発生しない場合は、この比率も生じないため、令和3年度はバー表示となります。黒字のため、比率として使用しませんが、計算上の数値はマイナス12.48%となります。実質赤字比率の早期健全化基準は標準財政規模によって異なりますが、本市の場合は11.56%が早期健全化基準、20%が財政再生基準となります。
2つ目の連結実質赤字比率とは、実質赤字比率同様、実質赤字額を標準財政規模で除したもので、対象は下水道事業、国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療事業の各特別会計にも広げたものです。実質赤字比率同様、黒字の場合は比率が生じないため、バー表示となります。黒字のため、比率として使用はしませんが、計算上の数値はマイナス15.96%となります。本市の場合は、16.56%が早期健全化基準、30%が財政再生基準となります。
3つ目の実質公債費比率は、市債等の返済に要する経費がその年度の財政に占める割合を見る指標です。対象となる会計は一般会計、大船駅東口市街地再開発事業、公共用地先行取得事業の両特別会計ですが、ここでは一般会計からの繰出金によって賄われる下水道事業会計の市債の返済費用も算入されています。また、市債の返済額だけでなく、市債に準じる債務負担行為に基づく支出も算入されております。それらの市債等の返済に要した一般財源の額が標準財政規模に占める割合を示す数値です。
本市の令和3年度の比率は1.1%となりました。この比率については25%が早期健全化基準、35%が財政再生基準となります。
最後の将来負担比率とは、財政の状況を市債残高や債務負担行為に基づく支出予定額など、ストックの面から見るもので、直接の対象となるのは一般会計、大船駅東口市街地再開発事業、公共用地先行取得事業の両特別会計ですが、下水道事業の市債の償還に必要となる一般会計からの繰出見込額も含め、最終的に一般会計等の負担となる可能性のあるものを捉える指標となっております。この一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率が350%以上となると早期健全化計画を策定することとなります。負の値のため、比率として使用はしませんが、計算上の数値はマイナス27.6%となります。
以上、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により報告をいたします。
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○森 明彦 都市整備部長 報告第16号令和3年度決算に基づく資金不足比率の報告について説明いたします。
議案集(その1)、61ページを御覧ください。
資金不足比率は公営企業会計ごとの経営状況を見るもので、経営健全化基準である20%以上となった場合、公営企業経営の早期健全化のための計画を策定することが義務化されています。本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき報告するものです。
経営健全化基準は下水道事業の資金の不足額を事業の規模で除したもので算定いたしますが、令和3年度は資金不足が発生しませんでした。したがって、この比率は算定されないことから、バー表示としています。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) ただいまの報告に対し、御質疑または御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
以上で報告を終わります。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長(前川綾子議員) 日程第3「議案第18号市道路線の廃止について」「議案第19号市道路線の認定について」以上2件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○森 明彦 都市整備部長 議案第18号市道路線の廃止について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、5ページを御覧ください。また、6ページから9ページの案内図、公図写しを御参照願います。
枝番1の路線は笛田五丁目1994番1地先から笛田五丁目1994番1地先の終点に至る幅員1.65メートルから3.26メートル、延長22.65メートルの道路敷です。
この路線は、現在、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
枝番2の路線は、笛田五丁目2003番11地先から笛田五丁目1985番7地先の終点に至る幅員1.52メートルから3.62メートル、延長277.44メートルの道路敷です。
この路線は、現在、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。なお、このうち一般交通の用に供している部分については、議案第19号枝番3により、道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
引き続きまして、議案第19号市道路線の認定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、10ページを御覧ください。また、11ページから16ページの案内図、公図写しを御参照ください。
枝番1の路線は、城廻字清水小路802番17地先から城廻字清水小路802番11地先に至る幅員5.00メートルから9.65メートル、延長62.71メートルの道路敷です。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
枝番2の路線は、城廻字清水小路802番8地先から城廻字清水小路802番1地先に至る幅員5.00メートルから7.14メートル、延長28.34メートルの道路敷です。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
枝番3の路線は、笛田五丁目2003番11地先から笛田五丁目1993番2地先に至る幅員1.52メートルから3.62メートル、延長64.01メートルの道路敷です。
この路線は、議案第18号枝番2で廃止しようとする路線のうち、現在一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
枝番4の路線は、岩瀬字下土腐1158番34地先から、岩瀬字下土腐1158番26地先に至る幅員5.00メートルから8.21メートル、延長23.60メートルの道路敷です。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第18号外1件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第4「議案第20号工事請負契約の変更について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○内海正彦 総務部長 議案第20号工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、17ページを御覧ください。
本件は、(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事の契約金額を変更しようとするものです。
本件工事につきましては、令和3年10月1日付で松浦建設株式会社と契約したものですが、物価水準等が変動したことに伴い必要経費が増額したため、契約の変更をしようとするものです。
この契約変更による増額は267万3000円で、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額の総額は2億9351万3000円となります。
なお、今回の契約変更に伴う工期の変更はありません。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第5「議案第21号不動産の取得について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○内海正彦 総務部長 議案第21号不動産の取得について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、22ページを御覧ください。
本件は、令和5年度に「子育てに関する総合相談窓口」を開設するとともに、恒常的に不足している会議室を確保するため、軽量鉄骨造二階建て、延べ面積約320平方メートル1棟の事務所を取得しようとするものです。取得価格は6732万円です。契約者は議案集に記載のとおりです。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第6「議案第23号スポーツ施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○濱本正行 健康福祉部長 議案第23号スポーツ施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、24ページを御覧ください。
本件は、令和4年5月19日深沢多目的スポーツ広場におきまして、利用者が自家用車を敷地内の指定場所に駐車した際、鉄製突起物に車の右前方バンパー部が当たり、破損した事故について相手方に損害賠償するもので、相手方は議案集に記載のとおりです。
事故後、相手方と協議した結果、事故の原因をスポーツ施設の管理瑕疵と認め、市が修繕費として71万3152円を支払うことで協議が調ったため、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、損害賠償の額の決定について提案するものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第23号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第23号スポーツ施設管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第23号は原案のとおり可決されました。
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○議長(前川綾子議員) 日程第7「議案第22号指定管理者の指定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 議案第22号指定管理者の指定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、23ページを御覧ください。
地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市放課後子どもひろば条例に定める放課後子どもひろばにかいどうほか3施設の指定管理者を株式会社明日葉に指定しようとするものです。
指定期間は令和5年4月1日から令和10年3月31日までで、指定しようとする団体は鎌倉市子どもの家等指定管理者選定委員会の審査結果を踏まえ選定したものです。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第8「議案第32号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○内海正彦 総務部長 議案第32号鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、29ページを御覧ください。
男性職員による育児の促進や女性職員の活躍促進のため、育児休業の取得回数制限の緩和等を行うための条例改正を行うものです。
本改正の施行日は公布の日から施行し、改正後の鎌倉市職員の育児休業等に関する条例の規定は令和4年10月1日から適用いたします。なお、適用日前に改正前の第4条第5号に規定する計画を任命権者に提出した職員に対する同条の規定の適用については、第5号に係る部分に限り従前の例によるものといたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第9「議案第35号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 議案第35号鎌倉市保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、40ページを御覧ください。
鎌倉市立腰越保育園については、建て替えのため、仮設園舎に移転することから位置を改めるとともに、同保育園の民営化に当たり、本条例から規定を削除するため、必要な規定の整備を行うものです。
施行期日については、位置の変更に係る規定については公布の日から起算して4月を超えない範囲内において規則で定める日から、削除に係る規定については公布の日から起算して19月を超えない範囲内において規則で定める日からとします。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、教育福祉常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第10「議案第33号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○永野英樹 市民防災部長 議案第33号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、34ページを御覧ください。
条例において、個人市民税の寄附金税額控除の対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人として指定している法人の控除対象期間を更新しようとするものです。
なお、施行期日は公布の日とし、改正後の条例の規定は令和4年8月1日から適用します。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第33号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第33号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第33号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第33号は原案のとおり可決されました。
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○議長(前川綾子議員) 日程第11「議案第31号鎌倉市協働事業選考委員会条例を廃止する条例の制定について」「議案第36号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○永野英樹 市民防災部長 議案第31号鎌倉市協働事業選考委員会条例を廃止する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、27ページを御覧ください。
令和4年度から新しい協働事業の制度として、「つながる鎌倉エール事業」の運用を開始したことに伴い、旧協働事業である相互提案協働事業の審査選考を行う鎌倉市協働事業選考委員会が不要となったため、本条例を廃止しようとするものです。
なお、施行期日は公布の日とします。
以上で説明を終わります。
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○能條裕子 環境部長 議案第36号鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、42ページ及び43ページを御覧ください。
事業者が排出したごみの処理に関する適正な費用負担を求めるため、植木剪定材の事業系一般廃棄物処理手数料を10キログラムにつき130円から210円に改定しようとするものです。
施行期日は令和5年4月1日とします。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第31号外1件は、運営委員会の協議もあり、市民環境常任委員会に付託をいたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第12「議案第34号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○古賀久貴 都市景観部長 議案第34号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、36ページから39ページを御覧ください。
令和3年5月28日付で長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部の改正により、建築行為を伴わない既存住宅を対象とした制度が新設されたことに伴い、当該制度に係る審査手数料の徴収に関する事項の追加の必要が生じたことから、鎌倉市手数料条例の一部を改正しようとするものです。
なお、施行期日は公布の日とします。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第13「議案第37号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)」「議案第40号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)」「議案第38号令和4年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)」以上3件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾 崇 市長 (登壇)議案第37号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)の提案理由の説明をいたします。
今回の補正は、国県支出金等返還金、高齢者生活支援事業及び農業振興運営事業などを計上いたしました。そして、これらの財源といたしまして、繰越金及び諸収入を計上いたしました。また、消防車両購入事業などに係る繰越明許費の設定及び放課後子どもひろばにかいどうほか3施設管理運営事業費などの債務負担行為の追加をしようとするものです。
詳細につきましては担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
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○内海正彦 総務部長 議案第37号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)について、その内容を説明いたします。
議案集(その1)の44ページを御覧ください。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億199万3000円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも689億7875万5000円となります。
款項の金額は、第1表のとおりです。
まず歳出ですが、第10款総務費は1億5789万9000円の増額で、令和3年度子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の返還に係る経費の追加を。
第15款民生費は8036万2000円の増額で、障害福祉サービス等事業所支援補助金、介護保険サービス事業所支援補助金及び民間保育所等給食費補助金の追加を。
第20款衛生費は1279万4000円の増額で、休日夜間急患診療所業務に係る経費及び住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等補助金の追加を。
第30款農林水産業費は3100万円の増額で、肥料等高騰支援補助金及び燃料費高騰支援補助金の追加を。
第35款商工費は49万1000円の増額で、公衆浴場設備整備費等補助金の追加を。
第45款土木費は809万1000円の増額で、公共交通原油価格高騰対策補助金の追加を。
第55款教育費は1135万6000円の増額で、私立幼稚園給食費補助金、中学校給食賄材料費、鎌倉国宝館管理運営に係る光熱水費及び体育施設管理運営に伴う車両事故への損害賠償金の追加をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。
第80款繰越金は3億127万9000円の増額で、前年度繰越金の追加を。
第85款諸収入は71万4000円の増額で、賠償金の支払いに伴う保険金収入の追加をしようとするものです。
次に、第2条、繰越明許費は47ページ第2表のとおり、消防車両購入事業(携帯型移動局無線装置)ほか2事業について繰越明許費の設定をしようとするものです。
次に、第3条、債務負担行為の補正は、48ページ第3表のとおり、放課後子どもひろばにかいどうほか3施設管理運営事業費ほか3事業費について債務負担行為の追加をしようとするものです。
以上で、内容説明を終わります。
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○松尾 崇 市長 (登壇)議案第40号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)の提案の理由及びその内容について説明いたします。
今回の補正は、感染症対策事業を計上いたしました。そしてその財源といたしまして、国庫支出金及び繰越金を計上いたしました。
詳細について説明します。
議案集(その2)の5ページを御覧ください。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ7億4511万4000円の増額で、補正後の総額は歳入歳出とも697億2386万9000円となります。
款項の金額は第1表のとおりです。
まず、歳出ですが、第20款衛生費は7億4511万4000円の増額で、新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費の追加をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。
第55款国庫支出金は7億3962万1000円の増額で、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金などの追加を。
第80款繰越金は549万3000円の増額で、前年度繰越金の追加をしようとするものです。
以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○内海正彦 総務部長 議案第38号鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)の内容について説明をいたします。
議案集(その1)、49ページを御覧ください。
第1条、債務負担行為の補正につきましては、50ページ第1表のとおり、大塚川から新川への分水用地取得事業費について債務負担行為の設定をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○26番(長嶋竜弘議員) それでは、議案第40号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)について質問させていただきます。これ、オミクロン株対応のワクチン、2価ワクチンということで提案がなされています。
まず、お聞きしたいのは、現在厚生労働省にワクチン接種による被害の報告が上がっているのは接種後死亡報告が1,835名、重篤な被害事例が2万3879名です。鎌倉市民による接種後死亡報告が上がっているのは約4時間後に亡くなった10代の若者をはじめ、少なくとも4名いらっしゃいます。普通の風邪になってコロナウイルス感染症によっては死ななくなった状態と言われる中で、死ぬリスクと重篤な後遺症の被害の恐怖がある中、ワクチン接種をなぜ推奨してやる必要があるのか、その理由を市長に伺いたいと思います。
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○議長(前川綾子議員) 暫時休憩いたします。
(10時06分 休憩)
(10時08分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 再開いたします。
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○松尾 崇 市長 お時間いただきましてすみません。
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また感染や重症化を予防する効果も確認されていることから、予防接種法に基づく接種を進めているところです。現在実施中の4回目接種につきましては、新型コロナウイルスに感染した場合の重症化予防を目的として、特例臨時接種として位置づけられているものであります。
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○26番(長嶋竜弘議員) 答えになっていないけどね。まあいいや。
それと、接種によって血栓症が起こるという話は一般質問でさせていただきましたが、それによって様々なことが起こっております。また、自然免疫が抑制されて様々な疾病を誘発すると。これは事実として多くのお医者様、専門家の方々が言っていらっしゃることですが、こういう事実もあるわけです。なのに、なぜまたそれを推奨しているのかということも併せてお伺いしたいと思います。
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○濱本正行 健康福祉部長 ワクチン接種に関しましては、血栓症についてはですね、一般質問で御質問いただいたとおり、原因となり得るという研究が出ているところでございますけれども、今回の接種につきましては、先ほど市長も答弁したとおり、予防接種法に基づいて準備を進めるようにということでの国の通知に基づいて進めさせていただいているというものでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) それでは、SARS−CoV−2は分離・同定されておらず、その存在が確認されておりません。また、変異を繰り返しており、その病原体が何者であるのか、本当に分かっているのでしょうか。新型コロナウイルスの新型とは一体いつまで新型なのでしょうか。この実体不明のウイルスでありながら、PCR検査によって検出が行われ、ワクチン接種が実施できることは極めておかしなことが行われている状態だと思われますが、現状のような感染爆発の状態が導き出されているのは、これらのね、不明な状態でやっているからだと多くの専門家もおっしゃっていますが、このことについてはどのように認識されて予算を提案されているのでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 今回準備をするようにということで進めておりますワクチンにつきましては、国における新型コロナワクチンの製造株に関する検討会における検討を経てBA.1型のオミクロン株と従来株に対応した2価ワクチンを接種するものということで決定をされたということと承知をしております。新しい株のワクチンへの対応でございますけれども、利用可能なオミクロン株対応ワクチンによる接種になるべく早く切り替えることが妥当であるということから、まずはいち早く利用可能となるBA.1型を選択すべきものとされたと認識をしておるところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) 全く聞いたことの答弁になっておりません。
では、このワクチンはmRNAを基にスパイクたんぱくが産生されて、スパイクたんぱくに対する中和抗体を産生及び細胞性免疫応答が誘導されるので、SARS−CoV−2による感染・発症・重症化を抑制させるということで言われていますが、そういった認識でよろしいでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 厚生科学審議会の資料によれば、BA.1型のオミクロン株対応ワクチンは従来ワクチンと比較をしてBA.1型オミクロン株で中和抗体価の優越な上昇を示すとともに、BA.4−5、オミクロン株に対しても一定の中和抗体の上昇が見られたとされていると承知をしております。
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○26番(長嶋竜弘議員) ではその中和抗体ですが、ウイルスに結合して細胞に侵入することを妨害する効果を有する抗体を中和抗体と呼んでいるわけですけれども、その抗体には5種類ありますが、このワクチンはどの抗体を産生しているのでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 今、御質問のですね、抗体については、今手元に資料ございませんで、確認をしていないところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) そんなことも確認しないで予算提案しないでください。困ったものですけど、じゃあどうしようかな。その先が予定が飛びましたが、困ったな。
では、このワクチンはSARS−CoV−2の起源株とオミクロン株BA.1系統のスパイクたんぱく質をそれぞれコードする2種類のメッセンジャーRNAを含む2価ワクチンということですが、いずれも追加免疫用でこれまでほとんど臨床試験が行われていないと聞いておりますが、臨床試験はどのようになっておりますでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 2価のオミクロン株対応ワクチンの臨床試験に関しましては、厚生労働省のQAの中に記載はございませんけれども、新型コロナウイルスワクチンについては、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による安全性や有効性の審査を経て必要な要件を満たす場合に厚生労働省において薬事承認を行うものであり、承認の過程でワクチンの安全性等について議論をされるものと認識をしてございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) すみません、臨床試験を行ったかどうか聞いているんで、議論を行ったかどうか聞いてませんので、どの程度の数の臨床試験を行ってどういう結果だったか、また海外だけではなく日本の状況はどうだったか。これについて伺っております。
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○濱本正行 健康福祉部長 新型コロナワクチンは、臨床試験でですね、有効性と安全性に関して厳密な評価が行われた後に承認をされていると承知をしておりまして、その上で効果の持続性等を確認するために、臨床試験の一部が継続されているものと承知をしてございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) すみません、これは2価ワクチンです。前の武漢型と今度のBA.1に対応するもので、前のとは変わっております。2価混ぜてやるわけで、それについての臨床が行われたかどうかを聞いているので、それは前のものと違うものを接種するわけです、内容はね。それがどうかということは今の答弁では駄目です。ちゃんと答えてください。
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○濱本正行 健康福祉部長 今回の2価のオミクロン対応株ワクチンの臨床試験に関してですね、私ども市において確認ができる資料というものは手元には持っていないものでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) では、行っていないということの確認でよろしいですか、臨床試験。市で確認できないんじゃなくて、確認したものを出さないとおかしいでしょ。行っていないということでいいですか。
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○濱本正行 健康福祉部長 臨床試験の完了に関して市では、確認を私どもではできていないということで、終わっていないということを確認したということではございません。
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○26番(長嶋竜弘議員) すみません、それを聞いているんじゃなくて、国がやっているかやっていないかを聞いています。ごまかし答弁しないでください。時間もったいないので、ちゃんと答えてくださいよ。それ確認しないで、臨床試験はやっていたかやっていないか分からないでそれを予算提案しているんですか。そんないいかげんなことないでしょう。ちゃんと答えてくださいよ。駄目ですよ、そんなの。それ答えられないと困りますよ。答えられないんだったら時計止めて調べ直してください。
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○濱本正行 健康福祉部長 予算提案に当たりましてはですね、9月2日付の厚生労働事務連絡においてオミクロン株対応ワクチンの接種を臨時接種として位置づけることを諮問した上で必要な法改正等を経てオミクロン株対応ワクチンの接種が開始される見込みであると。自治体はそのために必要な会場等の準備を進めることということでされておりまして、その指示の中においてはですね、臨床試験の完了等についての個別の記載はございませんので、私どもで確認はしていないというところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) つまり審議会で何も触れないで、そのまま通ったということでよろしいですか。審議会では臨床試験をやったか否かというのは審議はされていないということでいいですね。
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○議長(前川綾子議員) 暫時休憩いたします。
(10時18分 休憩)
(10時35分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 再開いたします。
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○濱本正行 健康福祉部長 お時間をいただきまして、どうもありがとうございました、申し訳ございませんでした。長嶋議員御質問のですね、2価ワクチンについてでございますけれども、国において本日、薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会が開催されまして、この2価ワクチンについてが議題になる予定と承知をしてございます。この議題に当たっての事前の資料等は公開がされておりませんで、先ほど御質問にございました臨床試験の完了等について市町村でその内容を確認することはできない状況ということでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) ということは、私も今日審議会が開かれるということは情報として把握しておりますが、ということは、審議会で承認される前にこの議案を提案しているということになりますが、それは手続としておかしいんではないですか。承認された後に、今、議会開会中ですから、別に今日出さなくても途中で出せばいいことで、今日の審議会の内容で承認されるかどうかも分からないということになりますので、その状態で提案されるというのは間違った手続ではないかと思いますが、いかがですか、その点は。
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○濱本正行 健康福祉部長 国からの通知の中では、今の分科会も含め、今後分科会での審議の結果、オミクロン株対応ワクチン接種を予防接種法に位置づけることとなった場合に備え、接種券や会場の手配等準備を進めることということでの指示がございます。速やかに準備が整うよう、現時点での予算のお願いをさせていただいておるというところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) ということは、この後の委員会が重要になってくると思いますので、私も注視をさせていただきます。
次の質問ですね。このワクチンはSARS−CoV−2の起源株とオミクロン株BA.1のワクチンということでこの2価ワクチンですけれど、この武漢株とオミクロンBA.1変異体のスパイクたんぱくを産生するmRNAの遺伝子製剤です。現在流行しているのは主にはBA.5の変異体ですが、これに対しては効かないということで、もう多くの専門家、それからお医者様も断言されておられますが、これBA.5及び今後の変異体というのもどんどん変わっていくのですが、このBA.5に対してBA.1の古い対応ワクチンが効くんでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 厚生科学審議会の資料によれば、BA.1型のオミクロン株対応ワクチンは従来型のワクチンと比較してBA.1型オミクロン株での中和抗体の優越な上昇を示す、また併せて共にBA.4−5オミクロン株に対しても一定の中和抗体値の上昇が見られたとされていると資料に記載されていることを承知しております。
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○26番(長嶋竜弘議員) 今の答弁はさっきと整合性合わないんですけど、臨床試験の結果の中身が分からないのに、何で中和抗体がBA.4−5で上がるというのは今そこで分かるんですか。分かんないでしょう。臨床試験の結果が分かんないんだから。
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○濱本正行 健康福祉部長 今、申し上げた答弁については、厚生科学審議会の資料ということで国から示されている内容になってございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) ということは、臨床試験やっているということなんじゃないですか。違うんですか。
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○濱本正行 健康福祉部長 その資料に記載のですね、内容のデータがどのような形で得られたものかということについては内容は承知をしてございません。
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○26番(長嶋竜弘議員) 調べないでいいかげんですね、随分。
それでは、アメリカではもうBA.1の対応ワクチンはもう古いのでやらないで、BA.5対応ワクチンをやることになっております。なぜ、我が国はこの古い型落ちのBA.1を接種されて、BA.5あるわけですから、対応でやらないのでしょうか。これはもう極めておかしいと思うんですが、日本は在庫処分させられるのか、それともモルモット化して効くかどうか、そういう疑念を持たざるを得ないですが、何で新しいBA.5を接種するということをしないんでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 議員今、御指摘のようにですね、米国アメリカでは従来株とBA.4−5対応型のオミクロン株対応ワクチンを9月から使用する予定と承知をしてございます。次のですね、接種ということで今、予算要求させていただいているこの事業につきましては、日本において厚生労働省からの準備の指示を今、進めるということについては、利用可能なオミクロン株対応ワクチンによる接種になるべく早く切り替えることが妥当であって、まずはいち早く利用と可能となるBA.1型を選択すべきものとされたと認識をしているところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) 極めて疑問しか残らないですが、ちょっと市長に伺っておきますけれど、一般質問でもさせていただきましたが、ワクチン接種、その後と共に感染爆発しております。特に3回目、それから4回目はもう爆発状態になっています。海外でも同じデータということでお示しをさせていただきました。これはワクチン接種によって上がっているとしかもう言えないデータが出ているわけですが、今回またこれで予算措置をしてさらに進めるとなると、同じ状況が現れると思われますが、市長はそのことをどのように認識されて、どう考えておられますか。それを推奨するということで御提案いただいているわけですけど。
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○松尾 崇 市長 我々が調べている中では、ワクチン接種と感染爆発についての関連することを証明する資料ということは見当たらないという状況です。
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○26番(長嶋竜弘議員) 見当たらないんですか。本当ですね。じゃあ今から聞きますけれど、市長ちゃんと答えてくださいよ、そういうこと言うなら。調べたんだったらね、接種を進めると感染を増強させる抗体である感染増強抗体が産生されます。この感染増強抗体がスパイクたんぱく質の特定の部位に結合すると、抗体が直接スパイクたんぱく質の構造変化を引き起こして新型コロナウイルスの感染性が高くなることが判明しています。また、感染増強抗体は中和抗体の感染を防ぐ作用を減弱させることも判明しております。これはいかがですか。こういう事実なんですけど。調べたら何も発見できなかったっておっしゃっていたんで。これ事実として明らかになっていることです。
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○議長(前川綾子議員) 健康福祉部長が手を挙げていますけど、お答えしてもよろしいでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 厚生労働省のQAによればですね、現在までに新型コロナワクチンを接種した方に抗体依存性の感染状況が生じたという報告はないということでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) それもおかしいと言っているんです。
では、ほかの点を聞きますが、これは前もやっていますが、ワクチン接種がTregを誘導するので、自然免疫、細胞性免疫、それから抗体免疫の全ての免疫を制御してしまい、あらゆる疾病が誘発される状況が起こっております。これについてはどのように捉えていますか。
もうどうせ答えられないでしょうから、次に行きます。そういういいかげんでやっているんです、前にこれ質問していますからね、一般質問で。
それから選択圧現象、この辺も全部課長とは話していることなんですけどね、答えられないそうなんですが、パンデミックの最中にですね、大量のワクチンを接種するとスパイクたんぱくの抗体に対する耐性を得て免疫逃避した変異株が猛威を振るってですね、他の株をね、淘汰するので感染が爆発するんです。新しい変異株が生まれているんです。ですので、一度に多くの人が同じ抗体を持つ、これはワクチンを接種するという意味ですが、そうすると選択圧が高まって、ウイルスにとっては変容していくための格好のね、条件になるので感染が爆発していくという現象を選択圧現象といっています。これは学会でもこの話を、私は学会発表された先生から動画で頂いておりますが、これが事実としてあるということですが、これに対する認識はございますか。
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○濱本正行 健康福祉部長 調べた中では、今、国の見解として選択圧現象について言及している資料はございませんでした。新型コロナウイルスワクチンについては、世界各国で様々な研究及びその結果の検証がなされた上で現在に至っており、日本においては独立行政法人医薬品医療機器総合機構による有効性や安全性の審査を経て薬事承認をされていると承知をしてございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) 反対側の言っている意見には全部耳を塞ぐと。
じゃあもう1個聞きます。抗原原罪というものが起こります。最初に誘導してできた抗体が後に出現する変異株に対する抗体誘導を阻害する現象、これが新しくワクチンを打つと一番問題なんですが、例えば武漢株ばっかりの対応ワクチンを打っていると、武漢株に対する抗体産生に偏って変異株に対する抗体を産生しにくくなります。つまりこれ、ウイルスが変容していく、変異株が生み出していく変容ウイルス、特に一本鎖のもの、例えばコロナとかね、ほかHIVとかいろいろあるんですが、その一本鎖のものに関しては弱いので、ワクチンの対応が難しいというのが定説でございますが、これについての認識はございますか。
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○濱本正行 健康福祉部長 抗原原罪の今、御説明をいただきましたけれども、先ほどと同じになりますけれども、調べた中では国の見解としては抗原原罪について言及している資料はなかったということでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) 国の見解が間違っています。
もう1個ね、なぜ爆発するかというところで、抗体の親和性成熟というのが起こります。追加の接種により追加免疫を行うことによって抗体はより特異的に抗原に結合することになります。つまり3回目、4回目と増やしていくと、特に武漢型のずっと打っていますと、抗体がですね、武漢型にしか結合しない方向に成熟するんです。これを親和性成熟といいます。ですので、新たな変異株、特に今オミクロン株になっておりますが、武漢株型のワクチンばっかり打っていると武漢株には対応するけれど、新しい変異株には対応しないという状況が発生していることは感染爆発につながっていると。これ受容体とあとさっき言った抗体も別なんですね。なので、そういうことで起こるんですが、この抗体の親和性成熟についてはどのように捉えていますか。
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○濱本正行 健康福祉部長 抗体の親和性につきましてもですね、調べた中では国の見解としてそれについて言及している資料はなかったというところでございます。
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○26番(長嶋竜弘議員) じゃあもう最後にしますが、この間、一般質問でがんがアメリカでは急増しておりますよという話をさせていただきました。これも学会等で先ほどの先生が御指摘されておりまして、これはその先生だけでなくても学会ではかなり分かっている話ではありますが、p53遺伝子というものがあります。これはがんを抑制してね、抑える遺伝子ですが、これをワクチンによって制御してしまう、抑制してしまうのでがんが増加するということはもう分かっている話で、過去、亡くなりましたけどリュック・モンタニエさんというノーベル賞を取った先生もこれについて言及されていて、もう2年以上前ですかね、問題だということをおっしゃっていましたが、このp53遺伝子によって、ワクチン接種することによってp53遺伝子を抑制してしまうので、がんが増加するということについてはどのように捉えておりますでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 がんがですね、ワクチン接種によって長期的に起こってくる可能性があるということについては調べた中では、国の見解としてはそれについて言及をしている資料はなかったということでございます。
以上です。
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○26番(長嶋竜弘議員) 終わりますが、あとは付託をされると思いますので、委員会の審査ね、私、幾らでも御説明申し上げますので、ぜひよろしくお願いします。
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○議長(前川綾子議員) 質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております議案第37号外2件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(前川綾子議員) 日程第14「議案第39号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第2号)」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○森 明彦 都市整備部長 議案第39号令和4年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第2号)について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、51ページを御覧ください。
第1条は総則であり、第2条の債務負担行為の補正は表のとおり、台調整池中央監視制御システム更新事業費(1期目)について債務負担行為の追加をしようとするものです。
以上で説明を終わります
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、建設常任委員会に付託いたします。
議事の都合により暫時休憩いたします。
(10時51分 休憩)
(11時05分 再開)
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○議長(前川綾子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(前川綾子議員) 日程第15「議案第24号令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について」「議案第25号令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について」「議案第26号令和3年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」「議案第27号令和3年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について」「議案第28号令和3年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」「議案第29号令和3年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」「議案第30号令和3年度鎌倉市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について」以上7件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾 崇 市長 (登壇)ただいま議題となりました令和3年度鎌倉市一般会計及び5特別会計の歳入歳出決算の認定について並びに令和3年度鎌倉市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、御審議をお願いするに当たり、その大要を説明いたします。
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が続き、日本経済にも大きな影響を受けました。国は3回目の緊急事態宣言を発出し、令和2年度から断続的に感染拡大防止を意図とした経済活動の抑制が続いたことから、景気は上昇と低下を繰り返しながら推移しました。その後、9月末をもって緊急事態宣言が解除され、行動制限も段階的に緩和されてきたことなどから、厳しい状況は徐々に緩和され、景気は回復局面にあったものの、自律的な内需の増加から生産、所得の増加へとつながる循環的な動きに力強さを欠き、依然として厳しい状況が続きました。
このような経済状況の中、令和3年度における本市の歳入は、一般会計では、令和2年度に実施した国の特別定額給付金事業終了もあり、令和2年度と比較して約130億円減少しました。歳入の主な内容を見ますと、繰越金で約8億円、寄附金で約6億円の増加となった反面、国庫支出金で約131億円の減少となったほか、市債で約17億円、繰入金で約8億円の減少となっています。
一方、歳出の面で申し上げますと、令和3年度予算は、まちの歩みを止めない「前ゆく予算」をテーマとして、コロナ禍の状況下においても市民の暮らし・地域の経済を守るために必要な施策を止めることなく推進し、未来のまちへの投資もバランスよく行うwithコロナ時代の行政運営を行ってまいりました。
その一端を申し上げますと、市民の暮らし・地域の経済を守るための施策では、新型コロナウイルス感染症対策としてワクチン接種を進めたほか、生活困窮者への自立支援金の支給、新型コロナウイルス自宅療養者への食料支援及び産後のお母さん向けの配食サービスを行いました。また、感染症拡大防止に配慮した避難所運営のため、小・中学校にパーティション及びスポットクーラーの配備を行いました。
少子高齢化、人口減少社会において社会経済全体のデジタル化の推進が求められており、市税等の納付環境に係る利便性拡大に向けて、市税及び国民健康保険料のキャッシュレス収納を開始しました。
自然災害から市民の生命と財産を守るため、既成宅地における防災工事等に係る一部助成額の上限を引き上げるとともに、河川の氾濫等により発生する浸水をシミュレーションにより想定し、洪水ハザードマップの基となる洪水浸水想定区域図を作成しました。
さらに、森林環境譲与税を活用した民有緑地維持管理助成事業を創設し、民有緑地の適切な維持管理に係る支援を行いました。
鎌倉市が目指す共生社会の実現に向けた取組としては令和2年度に開催を延期した地域共生社会推進全国サミットinかまくらを開催、及び若者チャレンジ事業として研修プログラムを実施したほか、新たに相談支援包括化推進員を配置し、複合化した課題への対応を図りました。
未来への投資として、鎌倉駅、大船駅周辺に並ぶ第三の拠点の形成を目指す深沢地域のまちづくりでは、深沢地域整備事業に関する都市計画決定を行いました。
将来の鎌倉を担う子供たちが情報活用能力を身につける取組として国が示すGIGAスクール構想に対応した市立小・中学校のICT教育環境の整備・充実に引き続き取り組み、新たにAIドリルの活用を進めました。また、現状の学校生活になじめない児童・生徒に対して認知特性のアセスメントを行い、興味や関心に応じた探求プログラムを提供するかまくらULTLAプログラムをスタートしました。
2022年大河ドラマへの対応として大河ドラマ館の開設をはじめ、大河ドラマに関連する文化的遺産の公開活用として史跡北条義時法華堂跡等の整備、鎌倉国宝館及び鎌倉歴史文化交流館での企画展示を行いました。
以上の施策をはじめとして、数々の事業に取り組んできたところでありますが、各会計の詳細な決算計数につきましては、「鎌倉市決算書及び附属書類」のとおりであり、その成果につきましては、別冊「施策の成果報告書」のとおりであります。
内容の詳細につきましては、担当職員から説明をいたしますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
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○熊澤隆士 会計管理者 議案第24号から第29号まで、各会計の歳入歳出決算について、その内容を説明いたします。
議案集(その1)、25ページを御覧ください。
議案第24号令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算は、予算現額707億910万351円に対し、歳入は699億6884万8783円、歳出は650億5072万1386円で、歳入歳出差引残額49億1812万7397円を翌年度に繰越しいたしました。この繰越額から継続費逓次繰越額、繰越明許費繰越額及び事故繰越繰越額の合計3億5965万1449円を差し引いた45億5847万5948円が実質収支額であります。
次に、議案第25号令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算は、予算現額2038万8000円に対し、歳入は2084万4921円、歳出は1841万9183円で、歳入歳出差引残額242万5738円が実質収支額であります。
次に、議案第26号令和3年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算は、予算現額172億7577万円に対し、歳入は168億5706万3398円、歳出は166億1847万4943円で、歳入歳出差引残額2億3858万8455円が実質収支額であります。
次に、議案第27号令和3年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算は、予算現額4億6540万円で、決算額は歳入、歳出ともに2億1636万4454円となり、歳入歳出差引残額はありません。
次に、議案第28号令和3年度鎌倉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算は、予算現額183億7739万6000円に対し、歳入は183億6612万2052円、歳出は178億5438万7784円で、歳入歳出差引残額5億1173万4268円が実質収支額であります。
最後に、議案第29号令和3年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算は、予算現額57億9636万1000円に対し、歳入は58億1060万1351円、歳出は57億5561万6549円で、歳入歳出差引残額5498万4802円が実質収支額であります。
以上で各会計の決算の内容説明を終わります。
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○森 明彦 都市整備部長 議案第30号令和3年度鎌倉市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について説明いたします。
議案集(その1)は26ページを、鎌倉市決算書及び附属書類は268ページを御覧ください。
下水道事業会計剰余金の処分につきましては、268ページの下段に記載しました鎌倉市下水道事業剰余金処分計算書(案)のとおりで、令和3年度決算に伴う利益剰余金10億7176万8722円のうち、議会の議決による処分額は6億524万6065円で、このうち減債積立金には2億6107万874円を、資本金へ組み入れる額は3億4417万5191円とし、差引残額の4億6652万2657円を令和4年度に繰り越そうとするもので、地方公営企業法第32条第2項の規定により、市議会の議決を求めるものです。
次に、下水道事業会計決算の認定について、概要を説明いたします。
鎌倉市決算書及び附属書類は262ページから263ページを御覧ください。
収益的収入及び支出の主な内容は下水道使用料収入及び施設の維持管理等に要する経費で、収入は70億7590万5303円に対し、支出は68億9593万8856円となりました。
鎌倉市決算書及び附属書類は264ページから265ページに移りまして、資本的収入及び支出の主な内容は建設改良費、企業債の借入及び償還に係る経費で、主な収入は、企業債、繰入金など27億7234万6467円を収入いたしました。主な支出は、施設の建設改良に要した工事請負費や企業債の償還に要した経費で、36億9125万1364円を支出いたしました。
なお、資本的収入及び支出は、支出に対して収入が不足するため、不足額の9億7495万4897円を当年度分損益勘定留保資金等で補填いたしました。
以上が下水道事業の決算の概要で、地方公営企業法第30条第2項の規定により、決算報告書に財務書類及び事業報告書を添えて監査委員の審査に付しましたところ、鎌倉市下水道事業会計決算審査意見書の提出がありましたので、同条第4項の規定により、市議会の認定に付するものです。
以上で説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) この際、監査委員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○岡田和則 監査委員 (登壇) ただいま市長から提案されました令和3年度鎌倉市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算及び令和3年度鎌倉市下水道事業会計の決算につきまして、議会における審査に当たり、監査委員として意見を述べさせていただきます。
私は、本年の市議会6月定例会におきまして、皆様の御同意により監査委員に就任いたしました。以来、今日に至るまで、八木代表監査委員とともに、例月出納検査や令和3年度各会計決算等の審査業務を行ってまいりました。
今回の決算等審査の経過につきましては、市長から各会計の歳入歳出決算等について審査を付されたことを受け、7月27日から8月22日までの間、審査を行いました。
その実施に当たり、令和3年度鎌倉市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算につきましては、提出を受けた歳入歳出決算書及び附属書と、それぞれの関係諸帳簿類との照合を行うとともに、関係部署からの聞き取り調査を行い、監査等資料及び例月出納検査の結果などを参考にいたしました。
また、令和3年度鎌倉市下水道事業会計の決算につきましては、提出を受けた決算報告書、財務諸表及び決算附属書類とそれぞれの関係帳票類との照合を行うとともに、関係部署からの聞き取り調査を行い、監査等資料や例月出納検査の結果を参考にして決算審査を行いました。
それでは最初に、令和3年度鎌倉市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について申し上げます。
審査に当たっては、大きく3つの観点から審査を行いました。
1つ目の観点として、決算書等が法令に規定された様式に基づいて作成されているか、計数に誤りはないか、財産管理は適正になされているか、定額資金運用基金の運用状況について、その管理・運用が確実、効率的に行われているかについて審査いたしました。その結果、各会計の歳入歳出決算書、同事項別明細書の作成は規定の様式に基づき、計数に誤りがないこと並びに財産は適正に管理され、定額資金運用基金の管理・運用は適正になされているものと認められました。
2つ目の観点として、財政運営は健全に行われているかについて審査いたしました。その結果、令和3年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額は、歳入総額が1112億4000万円で、令和2年度から120億6300万円の減少、歳出総額が1055億1400万円で、令和2年度から133億4800万円の減少となりました。
歳入歳出差引額は57億2600万円で、この額から令和4年度への繰越財源を差し引いた実質収支額は53億6600万円の黒字です。この実質収支額から令和2年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は13億5700万円の黒字でした。また、全ての基金との収支などを加味した実質単年度収支額は、一般会計及び特別会計のいずれも令和2年度から増えたことにより、37億3400万円の黒字となりました。
次に、普通会計ベースの財政状況でありますが、財政分析指数を見ますと、財政力指数は1.069で、令和2年度と比較して0.018下がりました。経常収支比率は、令和2年度は99.8%でしたが、令和3年度は99.9%となり、ほぼ横ばいでした。なお、令和2年度における本市の数値は全国1741団体中の中でも34番目の高い水準でした。経常収支比率については、財政構造の変化を経年的に捉え、類似団体とも比較するなどして注視していくことが必要と考えます。
普通会計における令和3年度決算の特徴といたしましては、臨時的収入の国庫支出金が令和2年度は202億7000万円だったものが令和3年度は70億6500万円に減り、歳出においては臨時的経費のうちの補助費等が令和2年度は196億7500万円だったものが、令和3年度は12億7600万円に減りました。これらは新型コロナウイルス感染症対策に係る収入及び経費が共に減少したことによるものです。
なお、市債の借入残高につきましては、令和2年度末から27億9000万円の減少で、令和3年度末においては319億3300万円となりました。
3つ目の観点として、予算の執行が第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画に沿い、効率的に行われているかなどについて審査を行った結果について申し上げます。
令和2年度が初年度となる第4期基本計画は、令和2年度から令和7年度までを計画期間として策定されたもので、第3次鎌倉市総合計画の最終計画に位置づけられています。第4期基本計画では、SDGs、共創・共生の視点に配慮したもので、推進に当たっては、成果指標を設け、この計画に位置づけた施策を着実に実施し、第3次鎌倉市総合計画で掲げた本市の将来都市像の実現を目指していくものとしていましたが、計画の初年度から新型コロナウイルス感染症による影響を受けることになりました。
こうした中、令和3年度における実施された主な事業には、特定教育・保育施設支援事業、障害者福祉サービス事業、児童手当支給事業、子育て世帯への臨時的特別給付金支給事業、感染症対策事業などがありました。新型コロナウイルスワクチン接種事業など、令和4年度に繰り越された事業もありましたが、おおむね実施計画に基づき、総合計画の将来目標の達成に向けた取組が行われたことを確認しました。
以上、三つの観点から厳正なる審査を行いましたが、意見として付け加えたことがありますので、以下のとおり申し添えることといたします。
まず、市の現預金、市債の状況についてです。令和3年度は税収減による歳入減を見込み、これに見合った歳出予算枠を踏まえて、当初予算を編成せざるを得なかったことは理解するところです。例月出納検査の結果によれば、各基金と基金以外の現預金は令和2年度と令和3年度のそれぞれ3月末時点において比較すると52億円増えました。また、市債の残高については令和2年度と比較して令和3年度は50億円減少し、642億円となりました。市債残高を着実に減らす一方、このようにキャッシュフローが増える傾向についてはコロナ禍以前から認められた傾向です。実施された事業に対する評価というのは、地方公共団体の決算機会においてきちんと問われるものですが、実施されなかった事業について評価することは難しいものです。歳出予算を抑制することで本当に市民生活に必要な事業が影響を受けていないか、いま一度振り返っていただければと思います。
次に、ふるさと寄附金の状況についてです。歳入として鎌倉市に入ってくる寄附金の額と市民が鎌倉市以外の自治体に寄附することによる税収減及び事務を委託する事業者に支払う経費並びに職員人件費の合計の収支については、令和3年度も赤字でした。寄附金獲得のための取組は評価するところですが、その一方でこの流出する市民税をどのようにして抑制するのかが引き続きの課題です。このことはかねてから申し上げていることであり、難しい課題であると承知はしていますが、いかにして市民に市政への理解と参加意識を高めてもらうかということを常に念頭に置いて今後もしっかり取り組んでもらいたいと思います。また、縦割り行政の弊害をなくし、一つの部署にふるさと寄附金の収支全体の責任を任せることでよりよい結果を生み出せるのではないかと考えます。
続いて、コロナ禍を乗り越えるためにです。令和3年度もコロナ対策に振り回された1年でした。市の職員も時差出勤やテレワークなど、仕事の形が変化し、本来であれば市民や職員同士が直接会ってしっかり話し合うような場面でもコロナ禍ではコミュニケーションを取る難しさを感じられるようになりました。また、先ほど申し上げましたような歳入減を見込んで事業を縮小したり、先送りしたりしたことにより、各事業の計画に影響が出ただけではなく、ワクチン接種など、コロナ対策の業務には様々な職場の職員を充てるという、いわゆる市役所内部では応援体制を取ることで乗り切っている状況です。選挙事務などと異なり、コロナ対策業務は緊急的・一時的なものとは言い難い状況になっている今、必要な職員数は確保し、持続的なコロナ対策にも対応した適正配置を検討してはいかがかと考える次第です。
続きましては、令和3年度鎌倉市下水道事業会計の決算について述べさせていただきます。
審査に当たっては、市長から審査に付された令和3年度下水道事業会計決算報告書、財務諸表及び決算附属書類が関係法令に準拠して作成され、その計数が正確であるか、かつ経営成績及び財政状態を適正に表示しているかを着眼点としました。また、計数の分析を行い、地方公営企業法の趣旨である企業の経済性の発揮及び公共の福祉の増進に向け、効率的な事業運営が行われているかを主眼に審査いたしました。
審査の結果、下水道事業会計決算報告書、財務諸表及び決算附属書類はいずれも関係法令に準拠して作成され、関係帳票類と計数も一致し、下水道事業の経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認められました。
なお、令和3年度は下水道事業の地方公営企業法の適用3年目であり、保有資産や経営状況、財政状況について、指標ごとに前年度との比較や他市との比較ができるようになりました。引き続き指標及び経営状況の推移をしっかりと評価してまいりたいと考えます。
さて、審査を通じての意見を申し上げます。下水道料金収入や一般会計からの繰入金等の収益で維持管理費や支払利息等の費用をどの程度賄えているかを示す経常収支比率は、100%以上であれば単年度の収支が黒字であることになります。本市では、令和元年度では112.06%、令和2年度が108.53%、令和3年度は104.95%であり、低くなる傾向は認められますが、100%以上が保たれています。
次に、法定耐用年数を超えた管渠延長の割合を示す管渠老朽化率は、本市の場合、近隣の類似団体と比べても高い数値となっており、令和元年度は10.58%でしたが、令和2年度は12.23%、令和3年度が13.46%と年々上がっており、管渠の老朽化が進んでいると言えます。
次に、汚水処理に関する費用がどの程度下水道使用料で賄われているかを示す経費回収率に着目しました。経費回収率が100%に満たないときは、下水道使用料以外の収入により費用が賄われていることになりますが、令和元年度は72.62%、令和2年度は83.49%、令和3年度が75.91%であり、100%には達しておりません。総務省が平成18年3月に示した下水道使用料の目安が1立方メートル当たり150円ですが、本市の令和3年度の単価は1立方メートル当たり129.95円とのことでした。この下水道使用料については令和4年市議会6月定例会において令和5年4月から改定されることになりました。受益者負担の原則については理解するところですが、下水道使用料改定の案内は受益者である市民等にしっかり理解されるよう、丁寧な説明を尽くされることを望みます。
なお、令和3年3月に策定された鎌倉市公共下水道経営戦略の投資、財政計画と令和3年度の決算通知には大きな乖離が見られなかったことから、計画に沿った事業運営が行われているものと認められます。
令和3年度鎌倉市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算及び令和3年度鎌倉市下水道事業会計決算につきまして意見を述べましたが、審査結果及び意見の詳細につきましては、お手元に配信しております令和3年度鎌倉市各会計決算等審査意見書及び令和3年度鎌倉市下水道事業会計決算審査意見書を御参照いただければと思います。
以上、所見を述べましたが、議会における御審議の参考としていただければ大変ありがたいと思います。ありがとうございました。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
ここで御報告申し上げます。ただいま池田実議員から議長の手元まで、議案第24号外6件については、特別委員会を設置し、これに審査を付託したい旨の動議が文書をもって提出されました。
提出者から説明を願います。
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○15番(池田 実議員) (登壇)ただいま動議として提出いたしました特別委員会の設置につきまして、提出理由の説明をいたします。
ただいま一括議題となっております議案第24号令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算の認定について外6議案については、長期にわたる監査委員の御努力によって、私どもの元に、その意見書が配付されています。
私どもは、監査委員の御努力に対し深く敬意を表するものでありますが、さらに議会の立場から令和3年度予算がいかに執行され、かつ、いかなる効果が上がったのかなどについて審査を加え、将来の市政に向けての反省と問題点を究明する必要性を強く感じますので、配付いたしましたとおり特別委員会を設置し、これにその審査を付託すべく動議を提出した次第であります。
総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
以上で提出理由の説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) ただいま池田実議員から提出されました動議については、既に所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
よって、本動議を直ちに議題といたします。
お諮りいたします。本動議のとおり決することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、特別委員会を設置し、これに審査を付託する動議は可決されました。
なお、この際、ただいま設置されました特別委員会の委員の選任をする必要がありますので、日程を追加いたしたいと思います。
お諮りいたします。令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会委員の選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたします。
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○議長(前川綾子議員) 「令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会委員の選任について」を議題といたします。
本件については、鎌倉市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっております。
便宜、局長から申し上げます。
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○(服部計利 事務局長) 令和3年度鎌倉市一般会計歳入歳出決算等審査特別委員会委員の氏名を申し上げます。
5番 井上三華子議員、8番 出田正道議員、9番 日向慎吾議員、13番 藤本あさこ議員、16番 納所輝次議員、18番 吉岡和江議員、19番 志田一宏議員、20番 中村聡一郎議員、23番 竹田ゆかり議員、以上9名でございます。
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○議長(前川綾子議員) お諮りいたします。ただいま申し上げました9名の方々を特別委員会委員に選任することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
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○議長(前川綾子議員) 日程第16「議会議案第1号安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提出について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を願います。
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○23番(竹田ゆかり議員) (登壇)ただいま議題となりました議会議案第1号安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。便宜文案の朗読をもちまして、説明に代えさせていただきます。
安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書。
政府は7月22日、参議院選での街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の「国葬」を9月27日に日本武道館で行うことを閣議決定しました。
そもそも、「国葬」は、1926年、明治憲法下において、天皇の勅令として「国葬令」が公布されたことにより行われたものですが、その中身は、天皇、皇太后らの大喪儀や皇太子らの喪儀のほかに、国家に偉勲ある者の死に際して、天皇の特旨によって、「国葬」が定められ、国民に喪に服することを命じていました。しかし戦後、現憲法が施行された1947年の12月31日をもって「国葬令」は失効しており、現在、国葬に関する法律の規定はありません。
しかし、岸田首相は、「国葬」を行う法的根拠として、内閣府の所掌事務について定めている「内閣府設置法」第4条第3項第33号、「国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること」の規定に基づいて、閣議決定を行えば「国葬」を国の儀式として実施することができると説明しています。しかし、内閣府の所掌事務である「国の儀式」に「国葬」が予定されているとは考えられておらず、第4条第3項第33号は、皇室典範第25条で決められている「大喪の礼」などの儀式を内閣府が執行する規定であって、内閣が元首相の葬儀を「国葬」という新しい「儀式類型を創出してよい」という規定ではないとする見解が一般的です。「国葬」に明確な法的根拠がない以上、安倍晋三元首相の「国葬」を行うのであれば、国会で議論が尽くされるべきです。
また、岸田首相は安倍元首相の葬儀を「国葬」とする理由として、「歴代最長の期間、総理大臣の重責を担い、内政・外交で大きな実績を残した」などとしていますが、政府が安倍元首相について、その業績を一方的に高く評価したたえる儀式として「国葬」を国費で行うことは、安倍元首相に対する政府による「評価」を、広く一般国民にも同調を求めることに等しく、国家が一方的な評価、価値観を国民に強いることになります。安倍元首相への評価は、主権者である国民一人一人が自らの意思で判断すべきことです。「国葬」を行うことは、国民の自由な判断を封じることにつながりかねません。
現在、NHKをはじめとする各局、各紙の世論調査では、「国葬反対」の声が賛成を上回っており、日に日に反対の声が高まっています。国民を二分するような「国葬」を行うべきではありません。
以上の理由により、安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和4年(2022年)9月12日。鎌倉市議会。
総員の御賛同を賜りますよう、お願いいたします。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(前川綾子議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第1号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第1号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議会議案第1号安倍晋三元首相の「国葬」実施の撤回を求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議会議案第1号は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので御了承願います。
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○議長(前川綾子議員) 日程第17「議員の派遣について」を議題といたします。
地方自治法第100条第13項及び鎌倉市議会会議規則第144条第1項の規定により、配付いたしました内容のとおり、姉妹都市親善訪問事業のため、議員を派遣いたしたいと思います。
お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、議員を派遣することに決定いたしました。
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○議長(前川綾子議員) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
再開の日時は、来る10月5日午前9時30分であります。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって散会いたします。
(11時47分 散会)
令和4年(2022年)9月12日(月曜日)
鎌倉市議会議長 前 川 綾 子
会議録署名議員 保 坂 令 子
会議録署名議員 高 野 洋 一
同 藤 本 あさこ
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