○議事日程
市民環境常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)8月4日(木) 9時30分開会 11時33分閉会(会議時間1時間26分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
児玉委員長、久坂副委員長、くり林、くりはら、長嶋の各委員(日向委員は欠席)
〇理事者側出席者
廣川市民防災部次長兼大河ドラマ担当担当課長
〇議会事務局出席者
服部局長、岩原議事調査課課長補佐、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について
2 その他
(1)次回委員会の開催について
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○児玉委員長 おはようございます。ただいまより、市民環境常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。長嶋竜弘委員にお願いいたします。
なお、先ほど日向慎吾委員から所用のため欠席する旨の届出がありましたので、御報告をいたします。
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○児玉委員長 日程の確認でございます。本日は、当委員会で所管事務調査事項としている社会情勢の変化に対応する観光商工振興策についてのうち、観光基本計画の執行状況等について、事業の所管課である観光課から説明をいただいた後、質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
事務局、お願いします。
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○事務局 第3期鎌倉市観光基本計画につきまして、観光課から資料が提供されましたので、会議システムに配信しております。御確認をお願いいたします。
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○児玉委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○児玉委員長 それでは、日程第1「社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について」でございますけれども、冒頭に市民防災部次長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○廣川市民防災部次長 本日、観光課長が病気のため欠席しておりますことを御報告させていただきます。
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○児玉委員長 委員会において、管理職職員が出席できない場合、通常は質疑に対して上位の職の職員に答弁していただきますけれども、答弁の内容によっては実務に詳しい課長補佐または担当係長の答弁を認めるということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、原局からの報告をお願いいたします。
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○廣川市民防災部次長 日程第1社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について、観光基本計画の執行状況を中心に報告いたします。
本市における観光の意義を認識し、本市の持つ可能性や地域資源、特性を最大限に生かしつつ、都市としての総合力を発揮することで観光振興の推進を図るとともに、観光施策を総合的かつ計画的に推進し、市民や民間の自主性・主体性を尊重しながら、市、店舗や交通などの民間事業者、観光協会や寺社などの関係団体、観光客及び市民といった観光に携わるあらゆる主体が連携・協力して、魅力的で成熟した観光都市づくりに取り組むため、平成28年度から令和7年度までの10年間を計画期間とする第3期鎌倉市観光基本計画を定めており、令和2年度までの施策の進捗状況と令和3年度の取組結果及び令和4年度以降の取組予定について報告します。
初めに、資料の1ページから6ページまでは、平成28年3月に策定した本計画の抜粋になります。
資料の2ページを御覧ください。
ここでは、本計画における施策体系を示しており、基本理念、目標及びそれらを実現するための手段である施策体系の関係性を表したイメージ図となります。
資料3ページ以降が施策体系を取りまとめた体系表となっています。
資料7ページから17ページには、平成28年度から令和2年度までの5年間の取組状況を記載しています。取組番号の1から97までは平成28年からの継続した取組となっており、取組番号AからTまでが計画期間中に新たに追加した取組となります。
幾つか代表的な取組について説明いたします。
資料の18ページを御覧ください。
取組番号2「「知られざる鎌倉」に関する案内・誘導」では、平成28年度にクラウドファンディングを活用し、比較的知られていない江戸時代末期から明治時代にかけての逸話を紹介する往事案内板の設置を行いました。平成29年度から令和元年度にかけては、観光客の分散化を狙い、漫画「鎌倉ものがたり」を活用した施設案内板を観光客が集中する地域以外から選定して設置しました。
次に、資料19ページを御覧ください。
取組番号36「観光マナーの周知・啓発」では、観光案内図などの配布物に社寺や町なかでの迷惑行為について記載を行い周知・啓発を行っており、平成30年度には鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例を制定し、ハイキングコースや町なかでの混雑した場所で歩行しながら飲食を行うことなど迷惑行為について周知・啓発を行っています。
次に、資料20ページを御覧ください。
取組番号42「徒歩散策コースの案内や散策地図の提供」では、市民活動団体との協働事業により、市内の主要観光エリアへ歩いて移動するための地図を作成し、観光客による混雑する時期を中心に配布を行い、主要交通機関の混雑緩和や主要観光エリアへの移動も含めた「歩く観光」の推奨を実施しました。
次に、資料21ページから23ページでは、取組番号70、71、72において「公衆トイレの整備」として、国や県の補助金を活用し、妙本寺、八幡宮裏、浄智寺、本覚寺及び極楽寺駅の公衆トイレをバリアフリー化するなどユニバーサルデザインに配慮した公衆トイレとして整備を行いました。
次に、資料24ページを御覧ください。
取組番号74「多言語おもてなし支援サイト「フード鎌倉」の管理・運営」では、平成28年度から市民活動団体との協働事業として、市内飲食店等のメニューの多言語化を行っており、外国人観光客の飲食や物産品の購買などの消費活動における利便性を高め、店舗等の外国人観光客受入れ態勢強化の支援を行いました。
ここまでが、令和2年度までの取組状況となります。
次に、資料25ページを御覧ください。
ここからは、令和3年度の取組状況となります。
令和3年度の取組状況については、一部事業者から取組状況についての報告が遅延していることもあり、暫定版となります。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部の取組が中止や延期、規模の縮小など例年どおりの事業実施ができていない状況となりました。
取組番号2「「知られざる鎌倉」に関する案内・誘導」では、大河ドラマをきっかけとした北条義時公をはじめとした、ゆかりの地MAPを作成し、その周知・啓発を行いました。
次に、資料26ページを御覧ください。
取組番号10「誰もが安全・安心で快適に過ごせる海水浴場の開設と運営」では、海水浴場は開設を断念したものの、夏場の海岸利用者の安全確保として、監視員の配置などを行うとともに、風紀維持のため警備員を配置するなどの取組を実施しました。
次に、資料34ページを御覧ください。
取組番号65「観光案内図の提供」については、例年よりも少ない部数ではあるものの観光案内図などの配布物を作成し、観光客への提供を実施しました。
次に、資料41ページを御覧ください。
取組番号B「文化財保護の観光資源として活用について」は、文化財の修復現場を特別に見ることができるツアーの実施に向けて鎌倉市観光協会が商品開発に取り組んでいます。
次に、資料46ページを御覧ください。
ここでは、本計画の4つの目標の達成に向けて、その進捗状況の検証に役立てるために設定している14の指標を目標との関係性をイメージ図として表しています。
次に、資料47ページでは、各指標の推移を記載しています。
令和3年度の指標値については、8月末を目途に確定し、公開する予定としておりますが、現時点での数値を見ると、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、大幅に観光客数が減少しており、観光消費額も大きく落ち込んだままの状態となっています。
各指標の推移を見ると、宿泊客数については、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう前と比べると、まだまだ減少している状況ですが、令和2年度と比べて増加している要因は、鎌倉駅周辺に新たな宿泊施設が開業したことによるものと考えられます。
ホームページへのアクセス数の増加については、新型コロナウイルス感染症による外出自粛と、GOTOトラベルや県民割など消費喚起策の利用のために情報収集が活発であったことが要因と考えられます。
市民の満足度及び市民の理解度について、令和2年度には調査を実施しませんでしたが、令和元年度と比べると、満足度は22.5%増加、理解度は14.5%増加と大幅に上昇しています。花火大会などの伝統行事や地域のお祭り等が中止となり、寂しい部分もありながら、観光客が減少したことにより、静かな市民生活を過ごせたことも要因の一つではないかと推測しています。
観光消費額については、観光客数の減少に伴い減少しています。観光客数の多さに伴う市民生活への負担を軽減するため、本計画では観光客数は現状維持としながら、1人当たりの消費額を増やしていくことを目標としているため、観光消費を促す仕組みづくりや、富裕層や外国人などが市内で消費行動を取りやすい環境づくりに努めつつ、市民の満足度や理解度を高めていくことが必要であると考えています。
次に、資料49ページを御覧ください。
令和3年度に策定した今後の取組方針の基本的な考え方を記載しています。
こちらにつきましては、学識経験者、知識経験者、関係団体や市民で構成される観光基本計画推進委員会におきまして、推進委員会を6回、その他に個別の会議を5回開催し、専門家や外国人、地元住民の意見を踏まえて取りまとめたものとなっています。
その中で、令和2年度からは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえ、コロナ禍でもできること、できないことに区分し、コロナ禍における重点施策とコロナ終息後の重点施策を策定し、当面は情報の収集及び発信を重点的に取り組んでいくこととしています。
資料の50ページを御覧ください。
資料50ページから56ページまでが、コロナ禍における重点施策として、重点施策1から4を記載しています。
重点施策1では、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関する取組としています。
令和4年に放送が決定した、鎌倉時代の鎌倉を舞台とする大河ドラマに関連し、鎌倉市では市内事業者とともに令和3年2月3日に協議会を立ち上げたところであり、具体の取組については、協議会及び部会において企画・実施していくこととなるため、協議会の設立から広域連携の構築など、実施していく下地づくりまでをアクションプランとしています。
次に、資料51ページを御覧ください。
重点施策2では、体験型・着地型観光の推進による鎌倉ファンの拡大としています。次ページにアクションプランを記載しています。
体験型・着地型観光は、第2期鎌倉市観光基本計画からの継続取組事項となります。体験型・着地型の観光は、地域の旅行業者が地域の事業者と連携し、地域資源を観光資源として活用した旅行商品であり、特に個人旅行のファミリー層や高所得層の満足度の向上が見込める事業です。また、着地型観光は鎌倉を好きになった人が、鎌倉に関わる人材となり、将来的な人口減少社会において、今後の鎌倉を担う人材となっていくことが期待されます。
次に、資料53ページを御覧ください。
重点施策3では、教育旅行の満足度向上によるリピーターの獲得としています。次ページにアクションプランを記載しています。
鎌倉には幅広い年代の観光客が訪れており、修学旅行や遠足などの校外学習者も数多く訪れています。校外学習の満足度向上により、将来の再来訪意向にもつながり、持続的な観光地としての充実のためにも重要な施策と考えられます。また、人格形成期に体験したことは、生涯にわたって意識に残ると考えられ、前述の関係人口の増加にも資すると考えられます。
次に、資料55ページを御覧ください。
重点施策4では、地域主体の観光地経営実施体制の整備を検討事項としています。
こちらは、重点的に取り組む施策としておりますが、課題も多く検討事項として記載を行い、今後、具体の取組項目が確定次第、アクションプランとして再度設定しようとするものです。
まずは、インバウンド特化型のマーケティング活動を行う組織づくりを検討することとし、その後、事業展開を行いつつ地域の合意形成を進められるよう検討を行っていくこととしています。
次に、資料57ページを御覧ください。
重点施策5では、コロナ終息後の重点施策として、「泊まる観光」の推進を上げています。次ページにアクションプランを記載しています。
「泊まる観光」の推進は、鎌倉市において観光基本計画策定前からの課題であり、様々な観光に関わる課題の解決においても大きな役割を担う施策です。
鎌倉市内においては、休日の宿泊施設の空室がなく、国内旅行市場は市場規模の拡大が見込めない状態であったため、曜日に関係なく需要が見込める訪日外国人観光客をターゲットにしたマーケティング、プロモーション及びこれらに関する受入れ環境の整備を行おうとするものです。
次に、資料59ページを御覧ください。
資料59ページから69ページまでは、今後、重点的に取り組む事項として説明しました、重点施策1から5を含めた今後、令和8年度までにわたって取り組むべき施策をまとめたものとなります。
以上が、今後取り組むべき重点施策の説明となります。
今後は、コロナウイルス感染症の状況を踏まえながら、本実施計画に沿って事業を進め、本計画の基本理念である、鎌倉の持つ様々な魅力や価値が世界に誇る貴重な財産であることを認識し、観光に携わるあらゆる主体が連携・協力して、「誰もが住んでよかった、訪れてよかった」と思える成熟した観光都市を目指してまいります。
以上で、報告を終わります。
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○児玉委員長 それでは、質疑の有無を確認させていただきます。質疑のある方は挙手をお願いいたします。
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○長嶋委員 今の説明は観光基本計画のあれなので、大体分かったような話だとは思うんですけど、ちょっとこの委員会でやることの目的としては、表題のとおりなんですけど、委員会のね。ちょっとこのコロナの状況、今、少し数字、あの数字の表はなかなか参考になるのでいいんですけど、これ消費額とか観光客数とか、Webの観覧が増えたというのもちょっとポイントとしては今後の上昇の見込みが立てられるようなデータだとは思うんですけど、そういった中でコロナの影響は大きな転換点で、恐らく国内の旅行、海外はちょっと置いておいて、まだちょっと動向があれなので分からないですけど、国内の観光については志向、動く、皆さんがどういうポイントで行きたくなるかとか、動く範囲とか、行く目的とか、ちょっと志向が大きくネット環境とか、例えば出張に行かなくなっているとかね、オンラインで会議あるから。そういういろんな要因があって、何よりマインド的なものが多分、東日本大震災の後もちょっとあったようなことが、大きな変化が訪れている感覚があって、その辺が鎌倉にとってはプラスの方向ではないかなという感覚を私は持っているんですけど、その辺ちょっとデータの以前にどんな感じをお持ちなのかなと、行政側で。今、言える範囲でいいですけど、感覚的なことでいいですよ。
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○廣川市民防災部次長 大河ドラマ館、現状開いているところでございますが、やはり鎌倉の観光の状況というのは、どうしても周知に力を入れても、ある程度鎌倉自体は知られているというところがございます。一方で、鎌倉の観光の特徴は何よりも日々の天候に左右されるところを大きく感じているところではございます。一定の客数が出ているような状況にはございますが、どうしても例えば今日も朝から雨が降っているというような、このような状況になると、どうしても人が減ってしまうというところがございます。事前の周知に力を入れておいて、それで思い立ったときに来ていただくというような形が鎌倉の観光のスタイルかなと思っているところではございます。この辺りの観光の周知の部分についての力の入れ方というのを、先ほど委員も言っていただいたとおり、ホームページのアクセス数が伸びているということで非常にこの辺りを力を入れていくべきところであるだろうと。実際の紙媒体からだんだんSNS等を使ったような媒体を使うということがやはり事前の周知に力を入れていくところの中では重要ではないかなというところで感じているところでございます。
また、団体客自体が現状の中では2019年度と比べると、国内の旅行客数というのが、第1四半期の形で実際の旅行業者等から聞き取りを行ったところによると、まだまだ団体旅行客数については、2019年度と比べると22年度では5%しかまだ団体旅行客が戻っていないというところは大きなポイントではないかなと思っています。どうしても鎌倉の場合、個人観光客が多いところではございますけれども、併せてこのようなところの状況を見つつ、旅行に対する考え方、それから周知の仕方という部分についてを大きく考え、事前に行えるところについては行っていきたいと思ってはおります。
また、宿泊客数につきましても、鎌倉の駅周辺に幾つかの宿泊施設が出来上がったというところがございます。この辺りも大きい部分ではございますが、しかしながら依然として首都圏からの観光客、宿泊客数からの観光客が多いという状況がございますので、横浜等近傍の宿泊施設での鎌倉の観光の周知、知名度のアップというところに力を入れていくというようなところが必要ではないかなと思っているところでございます。
まだまだ景気の環境からしますと、飲食、サービス業は少し好転をしてきたというところの数値を見られるところではございますが、依然として他の業者についてはまだまだ景気自体は下がっているという状況がございますので、この辺りを踏まえながら、周知も踏まえて鎌倉の観光を盛り上げていきたいと考えているところではございます。
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○長嶋委員 まあ大体の感じのところは何となく分かった感じですけれども、その宿泊施設、随分たくさん今まだ、今後の見込みで多分、各業者さん、事業者さん、立てている感じもあって、比較的見ていると高級志向の小型ホテルが多いと思うんですけど、これも高級志向のところと、あと民泊も増えていますよね。今、民泊はちょっと営業停止状態だったのがもうかなり私も知り合いがいますけど、戻ってきているという感じで、だから今後の、この計画は令和7年まででしょう。その後の計画が多分つくっていく上で重要で、我々もそこを加味してちょっとこの委員会で何か提言とかできたらなという、最大のポイントは、だから今後の動向の変化、今の現状は何となく大体、もうちょっと数字の細かいのを拾えたらあれですけど。
それで、今後の展開をしていく上で、この観光基本計画を見ていると、どうも基本コンセプト、鎌倉の町はこれを主体に進めますよといったところが、ちょっと前から言っているんだけど、ないのね。それで、昨日ちょっとたまたまなんですけど、私、飛騨の清見村という高山の横の町に居て、観光の勉強をしがてら道の駅の店長をしていたんですけど、そのときに私の後に責任者を引き継いでやられていた方がたまたま会いに来てくれたんですよ、昨日、1時間ちょい話をしていたんですけど。その方は今でも飛騨に住んで、飛騨古川という高山の向こう側の町に住んでいて、今の高山の状況と古川の状況をちょっと伺っていたんですね。高山の状況は私も分かっていて、どちらかというと、さっきちょっと話ありましたけど、団体客がもうバスでばんばん来る。そういう町のコンセプトで、とにかくそういう入り込みなんですね。そこが中心で、さんまち通りとか高山祭とか、朝市とかね。完全に宿泊型の団体客がもうメインという、もうはっきりしているんですね。古川はそこにくっついていると失敗するので、違うくくりなんですね。どっちかというと、関係人口を増やしていく中で、いろんな人たちが割とその町でいろんな活動をしたり、長期に滞在したりとか活動したりとか、場合によって行く行く移住したりとか、そういう関係人口主体の町なんですね。非常にいい、よく聞いていたらうまくやられているなという感じがあって、観光の売りというのはあまりなくて、カミオカンデってあるじゃないですか、あれがあるんですけど、そのくらいなんですけどね。ただ、飛騨古川というと、昔、朝ドラとかもやったことあって、あのときブームになったんですけど、全然違う。近くなんだけど、違うコンセプトでやっているんですね。
鎌倉、じゃあ落とし込んでみたらどうかというところの、この一番上の鎌倉はこういう方向性、例えば歴史文化、芸術も含めた、そういうところを皆さんで勉強したり体験したり、そういうのに時間を使ってもらうところにするのか。もしくは、来た人と商業界との連動でそういう潤う町、高山なんかもそういう感じはあるんですけど、そういう町を中心にしていくのか。もしくは、古川みたいに関係人口と、今、中に住んでいる人たちとコミュニケーションというか、いろんな活動をしながら広げて展開していく町なのか。その中で宿泊と滞在の期間とか施設とか、高山なんかもでかいホテルがぼんぼんとあるわけですよ。鎌倉は、もちろんそういうものではないですけど、その辺のコンセプトが明確じゃないところがあって、例えば今の消費額を見てみると分かるんだけど、消費額と税収入の連動を見てみると、人がいっぱい来ていても、これ3分の1ぐらいに観光客が減っても、鎌倉市の税収入に寄与しているかというと全然影響ないので、ここのポイントというのがあって、商業との連動がうまくできていなくて、じゃあそれをどうするのかというところは我々も考えなければいけないようなポイントだと思うんですけど、その上で例えば古川みたいな、そういう方向性だと、やっぱり関係人口なのでロイヤルユーザーなのでお金使うんですよね。宿泊にしても食べるにしても長期滞在するし、お土産買っていくにも。私、前から言っていますけど、南会津のNPОに行っていて、それも同じようなところがあるんですよ。もうちょっと古川よりも地域を含めた観光ももうちょっと楽しみながらという間の感じなんですけど、そういう南会津はそういうところなんですね。スキー場もいっぱいあるから、スキーに行こうとかね。その辺が位置づけが明確じゃなくて鎌倉は。財産いっぱいあり過ぎてしまって、右も左もこっちもいいね、あっちもいいねとぽんぽんといっぱい何でもあるぞというところがあって、それでこの施策を打っているのが物すごい数あるんだけど、どれに集中しているのというのが分からなくて流れてしまっている感じがするんですけど、その辺はこの令和7年以降の次期観光計画で大きなこの、要は世の中のコロナの影響で転換点が来ていて、そこをどういうふうに読んでどういうふうに打っていくかというのは非常に重要な時期のポイントに来ているんですけど、その辺はどうですか、今、言ったような話というのは。
何をコンセプトに、これ、多分今、職員さんがこうですという簡単な話でもないと思うんだけど、捉え方として、今後、非常に、いろんな専門家の方とかそういう旅行業の専門家ですよね、コンサルタント的な人、やっている人ね。今、富山に視察に行こうかと言っているんだけど、あそこも藻谷さんとか、結構有名な方が入ってやられているんですけど、そういうところをつくらないと、鎌倉的には流れはいいとは思うんですよ、さっきのちょっとしたデータからでもね。その辺はどういうふうに捉えておられるのかなと思って。
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○廣川市民防災部次長 観光基本計画自体が結構総花的な部分になっているところも否めないかなと思っているところは実際のところはございます。そのためにアクションプランとしましては、重点施策として5つの重点施策を設けたということで、少しでも絞り込んでいきたいというところの意思を表明したものではございます。どうしても鎌倉、委員もおっしゃったとおり、文化もある、歴史もあるということでいろんなところに手を出してしまいたいという部分があり、今までのその辺りをどこまで絞り込んでいけるかというところは重要ではないかなとは思ってはいます。
今回、日本遺産の部分につきましても、「モザイク画のまち」ということで多くの遺産があるということでいろんなところを見ていただく、いろんなところを回っていただくというような立てつけをしたところではございます。この辺りをどう絞っていくのか。どう体験をしていただきながら、皆様に良質な観光をしていただき、そしてそこの部分について税に反映するような部分についてつなげていけるかというところが、今後の観光に求められるところかなと。また、各市でも同じような形で体験をしたりというところで、滞在時間を長くしていただいて、そこにお金が落ちるような仕組みというところについては、目指していきたいというところは私どもの観光の考え方に持っております。また、実際の日本の人口自体がこれから下がってくるところもございますので、鎌倉のコアのファンをつくって、そこの部分について何度でも来ていただいて、そして体験していただきながら滞在時間を長くしていただいて、そこでお金を落とすような仕組みというものについて力を入れていきたいと考えているところでございますので、多くの方の御意見をいただきながら新たな計画づくりに取り組んでいきたいと考えているところではございます。
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○長嶋委員 ちょっと聞いていてもよく分からない感じなんだけど、今後、次長が今こうですというのはなかなか難しいとは思うんですけど、今後、私が言いたいことはお分かりでしょう。少子高齢化の中で、今度その戦略というのはどうしていくかというのは、私はここにそのレポート的なものも持っていて、これも前に多分、次長には見せたことがあるような気もするけど、要は鎌倉はいろいろ施策を打ってばっと並べているんだけど、じゃあ鎌倉の町って何というのがいまいち不明確なんですよ、実はあり過ぎてしまって。「モザイク画のまち」という名称になっているでしょう。食べ物にしても、鎌倉の土産って何と言われたときに鳩サブレしか浮かばない。最近、クルミっ子出てくるけど。例えばそれでいうと、本当は洋菓子が多いんですよ、鎌倉というのは。それは売りになっているかというと、別に、洋菓子はすごいんですよ、解説すると長くなるからやらないけど。鎌倉の洋菓子というのは、パティシエの歴史からいくともう非常に古くて、海外で鎌倉出身のパティシエがすごい活躍して大会で優勝したりしていて、鎌倉は海外ではそういう意味では日本のパティシエというのは鎌倉の人が有名だとかね。だけど、和の町だけど、洋菓子のほうがすごいんですよと、私はいろんなところで言うけど、そうすると皆さんびっくりするんですね。でも、和菓子あるのというと、ないでしょう、ほとんど。それだって、ちゃんと打ち出せば明確にいくしね。じゃあ、しらすと鎌倉野菜しかないでしょうというのを、じゃあつくっていくのはどうするとかね、そういうことあると思うんだけど。
それより前に、観光という言葉ももうちょっと古いんだけどね。何をコンセプトに町に来て皆さんが楽しんでもらって交流してもらうかという。やっぱり歴史文化の町しかないと思うんだけどね。その中で、例えば一番の鎌倉のメインであるやぐらとか切通系の話とか、城郭都市の話というのは全然表に出てこないでしょう。ここにいっぱいあるけど、そういうところがないですよね。そこがメインだからね、鎌倉の町の特徴のあれといったら。お寺はいっぱいもちろんあるけど、でも、お寺じゃないからね。禅ということはもちろんあるけど、そういうポイントが多過ぎて、やることをいっぱい並べ過ぎてしまって、分からないんですよ。それをちょっと明確に打ち出す。我々も議会でちょっとそういう議論も、今後、何を打ち出すのというのを、例えばね。あとは、食べ物、土産は何が売りなのというのを、私はその二つをやったほうがいいかなと思うんだけど。手法はいろいろ考えられるので、手法は後から考えればいいんだけど、その主体がないので、ぜひちょっとその辺を考えることを、まだあと3年あるの、令和7年までだから、その間に積み上げてしまった上で計画をつくってもらわないと、ぶら下がっているものは何でもいいんですよ、後からくっつければいいんだから、そんなものね。その辺をちょっとやっていただきたいなというお願いなんですけど、次長、いかがですか。次長もいつまで、もう長いからそろそろあれだろうけど。
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○廣川市民防災部次長 観光基本計画推進委員会の中の議論の中でもいろいろなところを取り上げている部分についての御意見がございます。その辺りも踏まえて、今、言われました委員からの指摘についても踏まえながら新たな計画づくりに取り組んでいきたいと考えているところではございます。
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○長嶋委員 ちょっと私ばかりしゃべっていてあれなので、最後に、ちょっとこの今の地域を元気にする7つの戦略という、ブランド総合研究所が出しているレポートがあるんですけど、そこで今の中で何が重要かというのはロイヤル顧客がブランドの持続性を高めるというのがあるんですよ。ピラミッドで、ロイヤル顧客は上の人たち、売上げもここがつくるんですよね。そこが重要というのと、あと魅力度は地元出身者からの愛着と強い相関があるというのがあるんですね。地元出身者からの愛着と、鎌倉に住んでいる人はもちろんと、それからその出身の人、そういう周りの人という、これとの相関関係が強いというものがあるんですよ。なので、そういうことも加味しながら、そういう、レポートとかというのはいろんな研究所とかが出しているので、そういうのをちょっと、今の2ポイントは結構重要なんですけど、そういうところを加味しながら、専門家の人を呼んできて考えてもらいたいなと。ちょっと取りあえずこんなところです。
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○くりはら委員 続けて、ちょっと私も市民の満足度、市民の理解度というところが、すごく実は重要じゃないかと思っておりましてお伺いしたいんですけれども、コロナ禍において令和2年、令和3年あたりが満足度が上がっているという数値がちょっと出ていますよね。令和3年度かな、市民の満足度と市民の理解度が上がった。そこのところの詳細、どんなふうに市民が満足してどんなふうに理解したのか、その内容的なものをお伺いしたいと思うんですが、いかがでしょう。
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○廣川市民防災部次長 先ほど冒頭の報告の中にも少し触れさせていただいたところではございます。満足度が向上している、理解度が向上しているところにつきましては、非常に難しい考え方だなと実は観光課としては思っているところではございます。一定の方が人数的に観光客数が減ってきたというところにおいて、逆に満足度が上がるということで、ある意味従前から鎌倉の観光公害と言われているようなオーバーツーリズムの部分については少し表れているんではないかなと観光課としては分析をしたところではございます。
一方で、観光人口が減ることによって、いろいろな部分の、先ほども少し触れましたが、法人市民税等も含めた中でどうそこが連動してくるかというところがなかなかうまく分析ができていないという状況も正直なところはございます。ただ、にぎわいであるとか、鎌倉に観光に来られる方が多いことによって経済の波及効果が一定以上あるということについては疑いのない事実であると思っているところでございます。この辺りをどう両立させていけるかというところが、やはり鎌倉の一番のポイントではないかなと思っています。世界の都市のオーバーツーリズムが叫ばれている都市についても、コロナによってやはり観光客が激減をしたというところから、逆に困っているところも出てきていると思っておりますので、同じような悩みを、例えば日本でいえば京都も多くの観光客が減ってきて、宿泊客数が減ってきているというところは見てとれるところではございます。
逆に、この辺りで住みやすくなった、動きやすくなったという市民の皆様からお答えはいただいているところではございますので、この辺りの分析をしつつ、また良質な、先ほど言われました観光客、鎌倉のコアのファンをつくることによって、鎌倉に訪れるときにも鎌倉を大事にしてくれる。そして、何度も訪れていただける。そして、良質な体験等をしていただくことによって、そこが消費にも結びつくというようなところが、今後ともやはり重要な部分ではないかなということで、改めてここの指標を見て思ったところでございますので、この辺りを充実させていきたいとは思っております。
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○くりはら委員 私自身、市民の満足度と市民の理解度が本当に観光客の満足度と比例するような形の観光施策をすると、これは鎌倉にとってさらにパワーアップするなと思っているんです。市民からの理解が得られないようでは市民が満足しないようでは全く魅力のない町につながるなと。そういったときに、市民の皆さんが誇りを持ってこの町を紹介したいとか友人を連れて歩きたいとか、ここがいいんだよという思いを持って観光客をさらに引き寄せてくれる。それから、一緒に御飯を食べようよとか、そういうような形で本当に住民自身が満足していれば、そういう観光施策が打てれば、よりよくなるんではないかなと思いました。
それで、先ほどちょっと歴史文化の話が出ましたけれども、以前、私も一度申し上げたかもしれませんが、ローマの観光なんかしますと、フォロ・ロマーノとかコロッセオとかといって遺跡自体がもう町に点在しているというのが本当に目に見えるんですけれども、先日、永福寺のそばとか、あと大倉幕府跡のところとか、私も見ましたけれども、こういったものが常に目に触れているといいなという、鎌倉の町はやっぱり中世の歴史を感じるねというのが地元住民も市民も、それから観光客の皆さんもそういうふうに目に触れる。そして、それを目的に、もしくはそれを含めた観光しようというような、これは世界遺産に登録できなかった、まだ登録できていないですが、世界遺産もそう、それから日本遺産もそうですけれども、ただ日本遺産ですと言っているだけではなくて、よりそこを重点的に歴史の町だという感覚を持って観光もしていただけたらなと思うわけです。
それで、この重点施策の打ち出し方として、これ、歴史の町というところに関しては、どういった方々と一緒にこの歴史の町をPRしていこうというような活動をされているか、お伺いします。
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○廣川市民防災部次長 多くの歴史遺産を抱えている鎌倉ならではの取組というところについて、この重点施策の中では考えたところではございます。一例を取り上げますと、今回、今、光明寺さんが本堂の改築をしているところでございます。これは10年にわたる大きな改築作業でございます。鎌倉の社寺におきましては、いろいろな場所でこのような形で定期的にこの修復作業等を行っているところでございます。この辺りを、逆に、見える環境というのもやはりすばらしい一つの財産ではないかなと思っています。例えば光明寺さんについては、先ほど言ったとおり、10年間をかけてやっておりますので、この間に最初のうちに例えば瓦の交換であるとかというところの剥し作業から、またはその中の木材の変更等を含めた中を毎年ずっと定期的に行っていくというところで、このいろいろな部分を見られるような仕組みというのも一つの観光の財産になるのではないかなということで、教育委員会と文化財課等を含めて連携をしながらこの辺りを見せる工夫をしながら観光にもつなげていけるというようなことをやっていきたいというのが、今回ここの狙いではございます。
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○くりはら委員 そうですね、どうしても観光課というと、観光だけの視点に目が行きそうだなと。それをもう何とかして、市民にとっても周知されること、それとともに観光も一緒になって歩んでいるという感じのほうが口コミも増えるだろうなというところを思います。
それと、ちょっと話が変わるようですが、イベント系のものを打ち出して、それに対して収入が上がるかどうかというところ、今まさに大河ドラマ館なんていうのは、ずっとやっているわけではないけれども、イベント系のものとして私は捉えております。これに関して、全部終わった後にちゃんとデータを出して御説明いただける部分があるかと思うんですが、今、大河ドラマ館やってよかったなと思っていらっしゃるか、今の時点でお伺いします。
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○廣川市民防災部次長 まさしく今、大河ドラマが非常に佳境に入ってきていると思っているところでございます。今回、大河ドラマに関する連動で行ってきたことというのが、鎌倉時代を多くの方に、新たな北条義時公をメインにしたところで鎌倉時代を知っていただく。鎌倉時代の140年の歴史の中で源氏三代だけではなく、当然ながらその後の北条の時代が非常に長かった時代がございます。この辺りの歴史認識を新たにしていただいて、さらなる鎌倉を知っていただくきっかけと。また、これらの市民についても同様の部分でございますので、この辺りを知っていただくことによって多くの方に鎌倉をさらに好きになっていただく、知っていただく契機になると考えているところでございます。
その核となるのが大河ドラマ館ということで、ここを契機としていろんなところを回っていただくというようなことが必要であると思っているところでございまして、現状、今回、遺跡の発掘現場等を含めた鎌倉時代を知っていただく取組というのを教育委員会と連動して行っているところでございます。国宝館、歴史文化交流館と併せて回っていただくということで鎌倉を知っていただく仕組みをつくっているところでございまして、北条義時公を契機とした時代を皆さんに知っていただくいい機会になったんではないかなと思っています。大河ドラマ館だけではなくて、国宝館、歴史文化交流館を回っていただくという、この仕組みを取れたことが今回非常にポイントではないかなと思っております。
現状の北条展につきましても好調でございます。また、この後9月からまた始まる北条展につきましては、特にこれからドラマでも佳境に入ってまいります鎌倉の大きな転換期となる部分についての絵巻が出てくるというような仕組みを取っているところでございます。この辺りが非常に連動した動きができて、今回初めて大河ドラマの取組を鎌倉市として行ったところでございます。なかなか観光課自体が観光の誘致事業というものを今まであまり行ってきたことがないという鎌倉の観光の歴史がございますので、この辺りを含めて、大河ドラマの取組を契機として鎌倉の観光を周知させることができた契機をいただいたということで非常に今回についてはありがたかったなと思っておりますので、今後とも、その辺りを財産として鎌倉の観光の発展に寄与するようなものとしていきたいと考えているところではございます。
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○くりはら委員 詳しい御説明ありがとうございます。それでちょっとイベント系の話の続きで言いますと、鎌倉の場合、オリンピック・パラリンピックのときの何かいい影響を受けたというようなことはあったかどうかもちょっと一つ確認させてください。
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○廣川市民防災部次長 オリンピックを契機とした鎌倉の観光を私ども観光課としても非常に期待をしていたところでございまして、多くの外国人観光客の方が鎌倉を訪れていただいて、鎌倉を知っていただいて、それを契機に世界中に発信をしていただくようないい機会になるんではないかというふうなところで考えたところでございます。残念ながら、オリンピックの関係する方についての、外国人観光客については多くは見られなかったところでございます。私どもとしては、おもてなしというような部分としては、鎌倉の観光、鎌倉駅の部分で観光ガイド等の用意もしていたところではございますが、残念ながらそこの部分には結びつかなかったところではございます。この辺りは当初のもくろみから少し残念だったなというふうな部分で考えているところではございますが、引き続きインバウンドの観光客はこれから戻ってくるとにらんでおりますので、この辺りについては力を入れていきたいと思っている分野の一つではございます。
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○くりはら委員 本当にインバウンドがコロナのせいで大変なことになっていますけれども、実際鎌倉市内にも相当、外国の方が住んでいらっしゃるという状況があって、実は先日、駅前にいましたら外国の方に、英語の表記がもっとあるといいなというようなことで、その方は御親切に翻訳したようなことをしてくださったりして、こういうのがあるといいよみたいなことでやってくださいましたけれども、インバウンドももちろんすごく重要ですが、現在住んでいらっしゃる方にとっても、いろんな意味で、観光案内と共通するんですが、市民としても知りたい部分というのが英語表記があるといい、最低限でも英語表記があるといいというような御意見もあったということ。そこは誰にとっても住みやすい町と、誰にとっても観光しやすい町がくっついてくれるといいなと思います、これはちょっとお願いになりますけれども。
この後、観光施策に関しては、商工とやっぱり一体で進んでいただきたい部分もあって、これ例えば商工会議所とか観光協会とか、そことの連携というのは、例えば年に何遍打合せをしていますとか、何かそういった一緒になってやるというような形というのはどんな感じになっているか、お伺いしたいと思います。
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○廣川市民防災部次長 今、観光基本計画推進委員会のメンバーには、商工会議所のメンバー、それから観光協会のメンバーについても委員として御活躍をしていただいているところでございますので、御意見を賜れるという環境は整っているところでございます。また、あわせて、先ほど言いました大河ドラマの推進協議会の中でも観光協会、商工会議所の、特に商工会議所の会頭におかれましては今回の推進協議会の会長として御活躍をしていただいているところではございます。引き続き、商工会議所、それから観光協会というのは鎌倉の観光にとってなくてはならないものと思っておりますので、こちらの方々の御意見を賜りながら鎌倉の観光を進めていきたいと考えているところではございます。
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○児玉委員長 そろそろ1時間たちますので、1回ここで休憩をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
再開時間は、10時35分にしたいと思います。では、一旦休憩します。
(10時25分休憩 10時35分再開)
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○児玉委員長 再開させていただきます。
引き続き、質疑はいかがでしょうか。
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○くり林委員 御説明ありがとうございました。先ほどの休憩前にありました長嶋委員とくりはら委員の御意見に私も非常に同意している部分があります。先ほど次長も御自身で御指摘あったとおり、現状少し、いわゆる総花的な感が否めないというところで、しっかりとした目標とめり張りを持って、ここからどう観光事業を有効なものに絞り込んでいくのかというところが非常に市民の皆様からも注目されているところなのかなと思っております。
また、市民の御理解の重要性というところも本当にそうかなと思っておりまして、例えば極端なことを言ってしまえば、年に1回か2回いらっしゃる、もしくは一生に1回か2回いらっしゃる観光客の方が満足してというのも非常にそれはそれで悪いことではないと思うんですけれども、やはりあくまで鎌倉市として考えるという意味では、市民の皆様の満足度、会社でいう株主のようなものだと思いますので、市民の皆様の満足度や納得感というものが何よりも重要であると考えております。
その意味で、こと観光施策に関して言えば、やはり市が観光事業を行うことによって市民の鎌倉市での生活向上に何らかの利益があるという事実をつくり、見せていくことしか、その市民の方の満足度や納得感を上げていくという意味では、ないのかなと思っております。その部分が今、非常に、あまり見えづらくなってしまっているのかなというところがあるので、観光客の皆様の満足度というものも大事なんですけれども、それによって最終的に市民生活に、鎌倉市民の生活にどういうメリットがあるのかというところをもっとつなげていければなと。それは財政的にだったりかもしれませんし、何か観光客のために、例えばバリアフリーをつくったら結果的にはそれが市民の生活に役立つとか、それは副次的なものかもしれないんですけれども、いろいろな意味で鎌倉市の観光事業というものが最終的には鎌倉市民生活の向上というものにつながっていくようにできればなと考えております。
そこが、ちょうどこのコロナでいろいろ社会全体として変化のある時期なので、今後の重点的に、市民環境常任委員としてもそうですし、市民の一人としても鎌倉市の動きを見ていきたいなと考えているところでございます。何か以上の点に関してお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。
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○廣川市民防災部次長 鎌倉の歴史遺産につきましては、世界の中での共通の皆さんの認識の下にあるということで、鎌倉市民だけのものではなく世界中の方に共通の遺産であると考えているところでございます。特に鎌倉市民にとって、鎌倉に住んでいるという誇り、シビックプライドを今後とも熟成をさせていきたいと考えているところでございます。
また、先ほど委員からも御指摘のありました外国人観光客におきましても、皆さん、平成30年に実態調査を行った際に、鎌倉を知ったきっかけという部分、良好なイメージを持ったきっかけというのは、やはり国内に住んでいる方からの情報を得て、それを外国人が得て、鎌倉はいいところなんだなというのを知ったということで、やはり何らかの形で有効性のある方というものの御意見を聞いて鎌倉に来られたというようなところの結果がございました。このためにも鎌倉の市民のシビックプライドを上げていくことによって、そこから発信していただいて、逆にそこからまた鎌倉を知っていただいて、外国人についても鎌倉に来ていただくというようなことで、両方が相乗効果で上がっていくような、そんな展開をやはり鎌倉としては目指していくべきだろうと考えているところでございますので、今おっしゃっていただきました委員の意見を踏まえて、また観光基本計画等に併せていきたいと考えているところではございます。
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○くり林委員 そうですね、シビックプライドとかそういう目に見えない部分も大事かなとは思うんですけれども、個人的にはもっと数字の話がしたいなと、それが一番市民の方の満足度や納得感というのにもつながっていくかなと思いますので、そこも今後、一緒に前進していければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○久坂副委員長 御説明ありがとうございました。先ほどからのオーバーツーリズムという話は若干あったんですけれども、やはり今コロナで若干状況が違うとはいえ、多くの観光客を受け入れながら、この鎌倉たる環境をどう守っていくのかということの点において、ほかの市では、例えば持続可能なというところと観光を併せ持った計画を持っている自治体もあるところであります。そういった点において新たな重点施策を立てていらっしゃいますけれども、そのSDGsの観点ですとか、持続可能といったところで読み込みできるのは、どの施策になるのか、ちょっと確認させてください。
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○廣川市民防災部次長 特に重点施策2、体験型・着地型観光の推進による鎌倉ファンの拡大という部分については、大きく有効的な部分ではないかなと思っているところでございます。また、重点施策3、教育旅行の満足度向上によるリピーターの獲得、この辺りも関連してくると思っております。
特に重点施策2のアクションプランの部分については、文化財保護の観光資源としての活用というところをアクションプランの中に入れ込んでいるところでございます。この辺りは、まさしく持続可能な観光を目指していく上で重要な部分であると考えているところでございますし、また、教育旅行の部分につきましても、将来的な学校向けの教育コンサル、教育旅行を誘致することによって持続可能に鎌倉に来ていただくことが将来的にも増えていくというようなことを考えているところでございますので、この辺りは特に力を入れていきたいと思っているところではございます。
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○久坂副委員長 今、文化財とその観光客の方の保持という点があったんですけれども、そのやっぱり緑ですとか、自然を、海もありますし、そういったものを楽しみに来る方もいらっしゃるんですけど、そこについては、何か施策、今、おっしゃった以外に何かあったんでしたっけ、ごめんなさい、確認です。海水浴場のことは当然取組についてはあるとは理解しておりますけれども。
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○廣川市民防災部次長 重点施策2は体験型・着地型の部分で、ここにやはりハイキングコースであるとかということで緑を守る、資源の部分についてを考えているところでございますので、この辺りは該当するんではないかなと。また、海水浴場につきましても、この体験型の部分に入ってくると思っておりますので、この辺りがやはり同じような考え方を持っていけるとは思っているところではございます。
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○久坂副委員長 分かりました。確認させていただきまして、先ほども御説明の中であったと認識していますけれども、やはり来ていただいて鎌倉の町のよさを知っていただくとともに、それを享受するだけではなくて、やはり関係人口と言ってしまいますけれども、として、皆さんにもやはり守っていただく責務があるということをどういった感じで表現するかは別として、そこら辺のところもしっかりお伝えをしていただきたいと思っておりますけれども、いかがですか。
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○廣川市民防災部次長 鎌倉の魅力を多くの方に知っていただいて、来ていただけるというところは重要かと思っております。また、上辺だけの観光ではなく、鎌倉の歴史を知っていただく等の考え方を持ちながら文化財課とも協力しながらやっていきたいと思っているところではございます。
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○久坂副委員長 分かりました。それで、鎌倉はSDGs未来都市と銘打っている中で、やはり今伺うと、そこにあるんだと分かるんですけれども、より深く、SDGs未来都市というところの鎌倉であるところで持続可能な観光を打ち出すというところで、もうちょっと強めに分かる表現ですとか、そういった打ち出しをしてもいいのかなと思ったんですけれども、それにつきましての見解をお伺いします。
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○廣川市民防災部次長 次期の環境基本計画等を踏まえた中で、この辺りを前面に打ち出していくような形でつくっていきたいと考えているところではございます。
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○久坂副委員長 御検討いただければありがたいです。よろしくお願いいたします。
それで、先ほど見せていただいた47ページにおける第3期観光基本計画の指標の推移でいろいろな数字を見せていただいているんですけれども、やっぱりコロナの影響があったとしても、やはり?と?の滞在時間ですとか平均立寄り地点数というのが、特にその滞在時間のところにおいては、なかなかあまり変化がないなという中で、目標においてはこれを大幅に増える目標をそれぞれお持ちなんですけれども、これも原局として課題として持っていらっしゃる中で、皆さんがいわゆる行くところではなくて、ほかにもこういうところがありますよというところを見せていく、例えばそのコースですとか、ホームページの工夫とかをしていただいて、いろいろと見ていただいているんですけれども、なかなかここら辺の数については、時間とその地点についてはすごい明確に増えたという感じはないんですけれども、ただその80%がリピーターですよという中で、実は中身を見てみると行動変容ができているとか、そういった感じの分析とかはされていることがあるんですか。
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○廣川市民防災部次長 この滞在時間、平均立寄り地点を増やすことによって観光の消費額につながるという部分で重要な地点だと考えているところではございます。今、委員おっしゃっていただいたとおり、滞在時間がやはりどうしてもあまり伸びてこないというのは、どうしても鎌倉の観光の特徴であるところの首都圏からの観光客の流入ということを考えると、どうしても来る時間が10時前後から、実際にお帰りになるのが3時ぐらいでお帰りになるというところが、多くの観光客の行動から見ると分かっているところでございます。これを伸ばすためには、重点施策でも入れさせていただきました、体験型の部分について、新たな仕組みをつくることというのは非常に重要なことであるのではないかということで、今回の狙いとして重点施策の中にこれを入れたところでございます。
この辺りの行動変容をしていただくためには、やはり良質なこの仕組みというものがどうしても重要になってくると思っておりますので、ここに力を入れていきたいと考えているところではございます。現状、今、言われましたような行動変容というところの部分についてまでは詳しく分析ができておりませんので、この辺りも含めて、今後、検討していきたいと考えているところではございます。
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○久坂副委員長 最後のほうでお答えいただいたんですけれども、例えば平成28年度における2.28地点に入っていたメインのところと、近年における、令和2年度における2.57地点の中で、やっぱり若干の、もしかしたら変更があったのかなというところでちょっと伺ってみたんですが、もし若干でも変更ができていれば、それはやはり今まで原局が多少なりとも取り組んでくださった、ほかのコースの提示ですとか、この平成28年くらいからやっていますよね、その体験型も。その効果が見られたのかなということで伺ってみたんですけれども、どの地点に立ち寄ったかというところの中身までは把握をしていらっしゃらないということで確認しますけど、それでいいですか。
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○廣川市民防災部次長 滞在地点数については、聞き取り調査をして確認しているところですが、大きく変容はまだできていないというところが見てとれているところではございますので、この辺りをもう少し力を入れていかなければ、やはりいけないんだろうなというところで反省しているところではございます。
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○久坂副委員長 じゃあ、確認します。内容は一定程度把握をしていらっしゃるけれども、その中身について、残念ながら変更はなかったということですね。
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○廣川市民防災部次長 そのとおりでございます。
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○久坂副委員長 分かりました。
結構ホームページとか拝見しても、いい見せ方をしてくれたりですとか、雑誌とかもいろいろ特集もその都度で変わってくる中で、少しずつ町の見せ方も工夫してくださっているのかなと私は思っているんですけれども、それでもなかなかやはり大きな行動変容に至らないのには、やっぱり情報提供の仕方ですとか、その手法を変えなければならないのか。もしくは、例えば交通の在り方とかルーティングの見せ方をもうちょっとするのかとか、どこを推したら行動変容につながっていくのかとか、ちょっとそこら辺のところは、スタディーをどこかしていただくといいのかなと思いました。ちょっとなかなか今難しい、漠然とした話で大変申し訳ないんですけれども、よろしくお願いします。
それで、今回の私どもの調査事項で、やっぱり観光商工というところで、やはり観光が栄えることによって市民の方に還元されるですとか、市も税収が増えるとか、そういったことが必要であろうと考えているんですけれども、という中で、55ページにつきましては、DMОについて改めて記載をしていただいております。
DMОがたしか一番最初にこの市で取り上げられたのは、地方創生プランができたところで、地方創生プランももう第2期は総合計画になってしまっている中で、結構これももう前からやっていただいている話なんですよね。というところで、私が今ここで確認したいのは、DMОの設立が検討されながら、なかなか、DMОに期待している人が多いんですよ。やっぱり地域の方に主体的に入っていただいて、地域の中でお金を落としていくですとか、地域の方も主体となって観光ができる。そういった協議会をつくるんだと、私は理念的にはいいと思っている中で、なかなか設立が今まで難しかった課題というのをどういうふうに把握していらっしゃるのか、お伺いします。
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○廣川市民防災部次長 DMОの設立につきましては、鎌倉市としても積極的に検討してきたところでございます。やはりDMО自体が当初国の補助金等を含めて、当初の回す段階、回す段階というか最初の設立の部分と最初の回す一くくりの部分については補助金等の仕組み等で何とか回っていけるというふうな検討をしたところではございます。しかし、最終的にそれをつくった後にそれを回し続ける、この辺りが非常に難しいというところで検討をしていたところでございます。他市の実例からしましても、DMОは当初においては華々しく上がったものが、その後どうしても補助金がなくなったことによって衰退していく。特に人でDMОをつくった際に、その人がいなくなったときにどうしても回っていかなくなるというところをいろんなところで見たところではございます。これを持続可能にずっと続けていくためには、この仕組みづくりのところが一番重要であるというところで、なかなか難しいというところで、鎌倉市としてはDMО自体を積極的に立ち上げるところまで進まなかったというふうなところで分析をしているところでございます。
今回、この重点施策の4の部分でDMОを入れたのは、非常にインバウンドに特化したということで非常に分かりやすい部分であるということと、ここの部分について、インバウンドの部分につきましては鎌倉としても目指すべきところであるというところから、今回立ち上げを検討する事項として重点的に入れたというところの経過がございます。
いずれにしろ、この今現在、鎌倉の状況としてDMОを立ち上げたときに、この後、財政的な部分での破綻がないようなところを考えると、今現状では国の補助金等のメニューがないような中では非常に難しいと考えているところでございますが、何とかインバウンドに特化したようなDMО、または鎌倉市だけではなく、単独ではなく、他市も含めた広域的な部分でのDMОの設立と、こういう部分についても併せて検討しているところでございますので、引き続きこの部分については検討しながら進めていきたいと考えているところではございます。
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○久坂副委員長 分かりました。そもそもの課題を認識しつつも、やはりインバウンドに特化する中では立ち上げたほうがよかろうというふうな結論で書かれているということは理解はしました。
それで、ほかの自治体とかのやっぱり例を見てみますと、かなり広域の連携の中でDMОを組んでいるという例も私も見ているんですけど、つい近日、かなり最近でもいろんなところで立ち上げはしているなというのは理解しているんですけれども、そうすると、やはり私は広域のことも否定はしませんが、そうするといかに地域の人を入れて、地域の人が感じられるDMОの仕組みになるかというと、なかなか両立が難しいんじゃないかと思っているんですけど、それについてはどうお考えですか。
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○廣川市民防災部次長 広域の部分で近隣市等を考えている中で、民間事業者さんも含まれた中で入れているところではございます。鎌倉の観光としましては、鎌倉だけではなく、お隣の例えば藤沢、江の島等を含めた中、そして公共交通機関等を含めた中で検討しているところでございまして、この辺りは鎌倉に来られた方がどうしてもそういう形の動きをされているというところから、そこに特化したものもいいんではないかと考えているところではございます。
一方で、やはり鎌倉の魅力をさらに知っていただくという観点からすると、広域ではなく特化したものということもやはりあるんではないかということで、今回インバウンドに特化したということで重点施策の4には入れたところでございますので、こちらを両方とも検討しつつ進めていきたいと考えているところではございます。
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○久坂副委員長 難しいですけれども、まずやはりそれこそ持続可能な組織づくりと、つくるからには地元の方がしっかり入りまして、地元にもその益がしっかり還元されるようなことを話し合っていただける組織であってほしいと思います。今がせっかくの、やはりインバウンドの方はいらっしゃっていないですけれども、今がせっかくの準備時期ですので、本当にあらゆる角度から検討していただきまして、実質的な組織になるということを期待をしております。よろしくお願いします。
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○児玉委員長 そのほかは大丈夫ですかね。
私からですか。そうですね、各委員からそれぞれ質問等ありまして、鎌倉というのはもともとのブランド力もありますし、先ほど次長もおっしゃっていましたように、観光課として今まで力を入れてこなかったと、全くないわけじゃないですけれども、ある程度知名度もありますし、潤ってきたというか、お客様が来るという中で、今、このコロナ禍というところで、久坂副委員長からもありましたけど、インバウンド、今後のことを考えると、やはりインバウンドというのがいずれ戻ってくると思いますので、そこに対してどれだけ準備できるかというのが本当に今やるべきことなのかなと思うんですよね。インバウンドが、今、戻ってこないというのはある種、日本政府のせいでもあるんですけれどもね。ほかのアメリカ、ヨーロッパはもう完全にオープンにしていますから、もう普通になっていますけど、なかなか日本政府の水際対策で戻ってきていないというのが実情ではあると思いますけれども、そういう意味では国内のお客さんに関してはリピーターを増やすということ、あと、海外のお客さんに関しては富裕層をターゲットにするという私的には本当にいい視点じゃないかなと思うんです。ホテルも、やっぱり先ほど長嶋委員もおっしゃいましたけど、どっちかというといいホテルが建っているという中で、その辺、いわゆるインバウンドということに関しては、先ほど来御答弁もありましたけど、中・長期的に見て、鎌倉市としてアフターコロナ禍を見据えて、具体的にどういうふうにやっていこうかなと考えているか。もう一度御説明いただけると助かります。
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○廣川市民防災部次長 インバウンド客の部分につきましては、やはり鎌倉を知っていただく認知度というのは思いのほか、調査報告書から見ると少なかったというところがございます。特に良好なイメージを持っていただいて鎌倉に来ていただくということが重要だと考えているところでございます。インバウンドの方につきましては、特にやはり遠くヨーロッパから来ていただくというのは国の施策でも同じような考え方を持っているところがございます。どうしても旅行が遠くなればなるほど、そこでの落とす消費金額が大きかったりというところがございます。また、ヨーロッパ、欧米の方の部分につきましては、歴史文化というものは非常に重要視をしてきているところでございます。鎌倉については、歴史文化の部分については重要視をして、核になると思っておりますので、この辺りをどういうふうに見せていくのか。また、どのような形でお知らせをしていくのか。特に英語の表記が少ないというところについて、先ほど委員からも御指摘があったところではございます。これをどう表記していくかというのは非常に難しい。観光基本計画推進委員会の中でも、なかなかネイティブな英語であっても非常に鎌倉の文化をお知らせする英語の出し方というのは非常に難しいとネイティブの方からのお話を聞いたところではございます。ここをうまく伝える方策を十分用意をして来ていただくというようなところかなというふうなところが重要ではないかと思っているところではございます。
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○児玉委員長 個人的な話なんですけれども、ついこの間、元職場の同僚がアメリカに彼はいるんですけれども、一時帰国で日本に戻ってきまして、そのときに向こうの取引先のアメリカ人を何人か連れて、日本に観光に行きたいんだけれどもということで、私が知っているということで鎌倉に来てくれたんですよね。鎌倉観光をしたいということで、半日だけしたいと。できれば地元の英語をしゃべれる方のガイドをつけてほしいということで鎌倉ガイド協会さんにお願いし、紹介いただいて半日、八幡宮とか大仏を見て、そうしたらその来たアメリカ人の方は、来るまで鎌倉ということは存在を知りませんでした。ところが、来て、実際に見て、御飯を食べて帰ったら、非常に満足して帰られましたと、非常に鎌倉はいいところですねということで帰られたということもあって、やっぱり我々が思っている以上にまだ海外に対する鎌倉の認知度というのはまだ実際低くて、私も仕事上いろいろ聞いていますけど、思っている以上に低いです。ということは、裏を返すと、まだ伸び代があるので、そこを今後どうするのかというのはやりがいがあるところでもありますし、課題かなと思いますので、そこを頭の片隅に置きながら、ぜひやっていっていただきたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
では、ほかはよろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、職員退室のため一旦休憩とさせていただきます。
(11時03分休憩 11時04分再開)
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○児玉委員長 再開させていただきます。
引き続き、社会情勢の変化に対応する観光商工振興策について、今後の調査の進め方について協議をしたいと思いますけれども、一旦休憩しますか。一旦休憩しましょう。
(11時05分休憩 11時28分再開)
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○児玉委員長 再開させていただきます。
今、休憩中にいろいろ皆さんに御意見いただいて、事務局とも話をさせていただきましたけれども、今まで、今、皆さんから出た項目を踏まえまして、次回は、今回は観光課ですけれども、次回は商工課、またちょっと内容によっては市民税課の方に来ていただいて、次回はそこで質疑をしながら状況を確認するということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
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○児玉委員長 次ですけれども、日程第2その他(1)「次回委員会の開催について」でございます。
具体的に言いますと、候補日を先にちょっと申し上げますけれども、8月23日火曜日の午後か、25日木曜日の午後か、26日金曜日の午前、午後どちらかという中でありますけど、今、言った23の午後、25の午後、26の午前、午後、この中でちょっとこの日は駄目ですというところがあれば。1回休憩いたします。
(11時30分休憩 11時32分再開)
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○児玉委員長 それでは、再開します。
次回委員会の開催についてですけれども、今、協議させていただきましたとおり、次回の委員会は8月23日火曜日、15時からということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
それでは、これをもちまして本日の市民環境常任委員会を閉会させていただきます。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和4年(2022年)8月4日
市民環境常任委員長
委 員
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