○議事日程
教育福祉常任委員会会議録
〇日時
令和4年(2022年)6月15日(水) 9時30分開会 19時56分閉会(会議時間7時間40分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
藤本委員長、志田副委員長、後藤、中里、井上、納所、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
森迫総合防災課担当課長、藤林こどもみらい部長、松本こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども支援課担当課長、鈴木(智)保育課長、渡辺(智)保育課課長代理、濱本健康福祉部長、尾高健康福祉部次長兼福祉総務課長、竹内健康福祉部次長兼福祉事務所長兼障害福祉課長、寺山生活福祉課長、石黒市民健康課長、矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、正木保険年金課長、石渡スポーツ課長、吉本道路課長、佐々木教育文化財部長、小日山教育文化財部次長、茂木教育文化財部次長兼教育総務課長、森(啓)教育文化財部次長兼生涯学習課担当課長兼鎌倉歴史文化交流館副館長、瀬谷教育文化財部次長兼生涯学習課担当課長、下澤学校施設課長、太田(洋)教育指導課長、鈴木(庸)文化財課長
〇陳情趣旨説明者
岩田薫、内田浩司、會原糸子、梅ヶ辻弘美
〇議会事務局出席者
茶木次長兼議会総務課長兼議事調査課長、岩原議事調査課課長補佐、喜安担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこどもみらい部所管部分
2 報告事項
(1)待機児童対策等について
3 議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分
4 報告事項
(1)新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間の延長について
(2)鎌倉市ウクライナ避難民の支援について
(3)新型コロナウイルス感染症対策について
(4)令和4年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額について
(5)第34回全国健康福祉祭神奈川・横浜・川崎・相模原大会(通称:ねんりんピックかながわ2022)の開催について
(6)鎌倉海浜公園水泳プールの実施について
5 陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情
6 請願第1号感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書
7 請願第2号ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を求める請願書
8 議案第13号業務委託契約の締結について
9 議案第7号指定管理者の指定について
10 陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情
11 議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち教育文化財部所管部分
12 報告事項
(1)史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事について
13 陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情
14 令和3年度陳情第48号鎌倉市生涯学習センターの利用区分を市民の利用しやすい区分にすることを求める陳情
15 令和3年度陳情第49号鎌倉市生涯学習センターの指定管理者制度導入に伴う時間管理変更の条例改正の再議の件を、3月18日の議決のとおり決するよう求める陳情
16 令和3年度陳情第50号鎌倉市生涯学習センターの管理運営(利用区分等、指定管理者制度導入)についての陳情
17 令和3年度陳情第51号鎌倉市生涯学習センター条例の一部改正についての陳情
18 令和3年度陳情第52号鎌倉生涯学習センター条例の「再改正決定」を尊重することについての陳情書
19 令和3年度陳情第53号鎌倉市生涯学習センター条例改正案の改正案に対する【再議】について陳情
20 令和3年度陳情第54号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
21 令和3年度陳情第55号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
22 令和3年度陳情第56号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
23 令和3年度陳情第57号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
24 令和3年度陳情第58号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
25 令和3年度陳情第59号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
26 令和3年度陳情第60号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
27 令和3年度陳情第61号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
28 令和3年度陳情第62号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情
29 令和3年度陳情第63号鎌倉生涯学習センターの指定管理制度についての陳情
30 令和3年度陳情第64号鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情
31 令和3年度陳情第65号鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情
32 その他
(1)要望書について
(2)継続審査案件について
(3)当委員会の行政視察について
(4)次回委員会の開催について
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○藤本委員長 教育福祉常任委員会を開会します。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。中里成光委員にお願いいたします。
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○藤本委員長 新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてです。
委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。
なお、傍聴については、先例において、議会全員協議会室では傍聴を4名までとし、それ以上の希望者がいる場合には議会ロビー等での視聴を案内すること。入室時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は傍聴の自粛をお願いすること。来庁時に検温し、37.5度未満の場合に入室可能とすることとされております。
また、5月24日開催の議会運営委員会において、常時、窓及び扉を開放した状態で審査を行うこと。ただし、窓の開放については、気候などを考慮し、休憩中にとどめるなど、適宜行うとともに、併せて空気清浄機を設置すること。執行部、事務局職員及び請願・陳情の趣旨説明者の発言は、着席したまま行うことが確認されております。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策については、以上のとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
一括議題についてです。
日程第4報告事項(6)「鎌倉海浜公園水泳プールの実施について」及び日程第5「陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情」は、関連する議題であることから、一括議題としたいと考えます。原局から一括して説明の聴取、及び原局へ一括して質疑を行い、その後、報告事項について了承かどうかの確認を、次に陳情第3号について委員間討議の確認、意見開陳及び取扱いの協議を行うという順番で進めることでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、日程第9「議案第7号指定管理者の指定について」及び日程第10「陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情」は、関連する議題であることから、2件を一括議題としたいと考えます。
まず、陳情提出者からの趣旨説明の聴取及び陳情提出者への質疑を行った後に、原局から一括して説明の聴取、及び原局へ一括して質疑を行い、その後、議案第7号について委員間討議の確認、意見の有無の確認、採決を、次に陳情第4号について委員間討議の確認、意見開陳及び取扱いの協議を行うという順番で進めることでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、日程第14「令和3年度陳情第48号鎌倉市生涯学習センターの利用区分を市民の利用しやすい区分にすることを求める陳情」から日程第31「令和3年度陳情第65号鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情」までの18件は関連する議題であることから、18件を一括議題としたいと考えます。
まず、陳情提出者から趣旨説明の申出がある陳情について、趣旨説明の聴取及び陳情提出者への質疑を行った後に、一括して原局からの説明の聴取、及び原局へ一括して質疑を行い、その後、1件ごとに委員間討議の確認、意見開陳及び取扱いの協議を行うという順番で進めることでよろしいでしょうか。
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○吉岡委員 すみません、よろしいんですけれども、いいです。結構です。ちょっと勘違いしました。
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○藤本委員長 では、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、請願紹介議員の出席についてです。
日程第6「請願第1号感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書」及び日程第7「請願第2号ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を求める請願書」について、請願紹介議員に説明を求め、質疑を行うか、御協議、御確認をお願いいたします。どなたか意見がある方はいらっしゃいますか。意見がない。説明を求めないということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、陳情提出者の趣旨説明についてです。事務局、お願いします。
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○事務局 日程第10「陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情」、日程第13「陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情」、日程第16「令和3年度陳情第50号鎌倉市生涯学習センターの管理運営(利用区分等、指定管理者制度導入)についての陳情」及び日程第17「令和3年度陳情第51号鎌倉市生涯学習センター条例の一部改正についての陳情」については、陳情提出者からそれぞれ趣旨説明を行いたい旨の申出があることから、議会基本条例第6条第6項の規定に基づき、説明を聴取することを報告いたします。御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
陳情提出者からの趣旨説明について確認いただきましたが、このうち令和3年度陳情第50号及び令和3年度陳情第51号の2件については、同一趣旨の陳情と考えることから、鎌倉市議会請願又は陳情の趣旨説明の実施に関する要綱第6条の規定に基づき、10分以内で複数人に趣旨説明を行っていただくこととし、1人当たり5分程度で趣旨説明を行っていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
同一文章、同一内容の陳情についてです。
同一文章、同一内容の陳情の取扱いについては、平成26年11月28日議会運営委員会での確認により、採決について、1件目は通常どおり採決し、2件目以降は簡易採決ができるものとするとあります。
ただいま一括議題として確認された日程第14から日程第31の陳情18件のうち、日程第20「令和3年度陳情第54号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情」から日程第28「令和3年度陳情第62号鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の再議についての陳情」の計9件は、同一文章、同一内容であるため、議会運営委員会の確認に基づき、令和3年度陳情第54号について意見開陳、取扱いの協議及び採決を行った後、令和3年度陳情第55号以降は令和3年度陳情第54号の結果と同じとすることについて、1件ごとに簡易採決により諮ることでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
関係課、所管外職員の入室について、事務局、お願いいたします。
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○事務局 日程第4報告事項(3)「新型コロナウイルス感染症対策について」は所管外職員として総合防災課職員が、日程第12報告事項(1)「史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事について」は所管外職員として道路課職員が、日程第13「陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情」は関係課職員としてこども支援課職員及び保育課職員がそれぞれ入室することについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、日程に入らせていただきます。当委員会所管部局の職員紹介をお願いします。
(職 員 紹 介)
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○藤本委員長 日程第1「議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこどもみらい部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
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○松本こどもみらい部次長 日程第1議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうちこどもみらい部所管部分について、説明いたします。
6月定例会議案集(その1)は26ページを、令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書は8ページ、9ページを御覧ください。
第15款民生費、第10項児童福祉費、第10目児童支援費、私立保育所等整備事業に係る経費は10万8000円の増額で、平成26年3月から令和30年12月までの期間、神奈川県との間で締結した定期借地権設定契約によりフラワーセンター用地を借り受け、社会福祉法人に転貸しした上で民間保育所の設置、運営を行っているものですが、借地料については、固定資産の評価替えの時期に合わせて改定することとなっており、令和4年(2022年)2月24日付で令和4年度から令和6年度までの貸付料の改定の通知があったことから、令和4年度分の賃借料を追加しようとするものです。
議案集は27ページを、予算説明書は14ページを御覧ください。
債務負担行為については、「フラワーセンター用地賃借料(令和4年度改定分)」として、同用地の令和5年度及び令和6年度分の賃借料を設定するものです。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
これでこの議案を終わります。
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○藤本委員長 日程第2報告事項(1)「待機児童対策等について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
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○保育課長 それでは、日程第2報告事項(1)待機児童対策等について、報告いたします。
はじめに、保育所等への入所状況及び待機児童の状況について報告いたします。
資料の1ページを御覧ください。
令和4年度の保育所等の入所定員につきましては、施設の新設や建て替え等による変更はなく、令和3年度と同じ2,878人で、令和4年4月1日現在の入所児童数は、令和3年度から17人増え、2,884人でございます。
次に、令和4年4月1日現在の待機児童数につきましては、前年度から入所定員に変更がない中、新規の申込み数は増加しましたが、入所が決まっていない方へ保護者の希望する園以外で空きがある園を紹介する取組を行ったことや、申込み時に特定の施設を希望するなど、待機児童数から除外される状況の方が多いといった理由から、令和3年4月1日現在の45人から30人減少し、15人でございます。
これを年齢別に見ますと、ゼロ歳児1人、1歳児6人、2歳児7人、3歳児1人、4歳児以上はゼロ人となっています。
なお、令和4年4月1日時点の保留児童数は、令和3年度当初の150人から28人増加し、178人となっています。
続きまして、保育所等の施設整備について、説明いたします。
まず、認定こども園アワーキッズ鎌倉の建て替え等に係る整備状況についてです。
資料の2ページを御覧ください。
当該認定こども園は、本園敷地内にあるゼロ歳から2歳児向けの保育園棟並びに分園敷地内にある3歳から5歳児向けの保育園棟及び幼稚園棟の3棟で構成されています。3棟とも老朽化が著しいことから、本園敷地内の保育園棟と分園敷地内の幼稚園棟は建て替えを、また分園敷地内の保育園棟については改修を行うものです。
このうち分園敷地内の幼稚園棟の建て替え及び保育園棟の改修は令和3年度に終了しており、令和4年3月22日から新園舎での保育を開始しています。
今年度実施する本園敷地内の保育園棟の建て替えについては、仮設園舎での保育を令和4年5月6日から開始し、既存棟の解体工事に着手しています。解体後、同敷地に新園舎を建設し、令和5年4月から新園舎での保育を開始する予定でございます。なお、予定されている定員増は22人です。
次に、オランジェの建て替えに係る整備状況についてです。
資料の3ページを御覧ください。
当該保育所は、昭和50年の園舎建設後47年が経過しており、こちらも老朽化が進んでいることから、建て替えを行うものです。令和4年4月4日から仮設園舎での保育を開始しており、合わせて現園舎の解体工事に着手しています。解体後、現在地に新園舎を建設し、令和5年4月から新園舎での保育を開始する予定となっています。なお、予定されている定員増は5人です。
現在、本市では、1歳児及び2歳児の低年齢児を中心とした待機児童が発生しておりますが、各園の改修は、その低年齢児において定員増となるような計画となっており、待機児童数の減少に向け、効果が期待される改修となっております。
今後についてですが、就学前児童数と保育ニーズの見込みについて、そのバランスを見極めつつ、保育所の地域的なバランスなども念頭に、老朽化した既存園舎の建て替えに伴う定員増、保育士確保支援策などに引き続き取り組み、幼稚園の協力も得ながら、令和5年4月に待機児童の解消が図れるよう、取り組んでまいります。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○後藤委員 すみません、一点だけ質問させてください。待機児童数も減ってきているということですごくいいことだなと思って、聞いていましたけれども、寺分にある保育園棟のことなんですが、本園の保育園棟と分園の幼稚園棟に関しては全面改修、分園の保育園棟に関しては改修というふうに伺ったんですけど、この改修というのは、要は残すことがあるということだと思うんですけど、具体的にはどういう部分を残す予定なんでしょうか、教えてください。
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○保育課長 分園の保育園棟につきましては、調理室がない施設であったため、従来保育室だった一室を新たに調理室にする改修ですとか、多目的室であった箇所を保育室と一体とするというようなことの改修を行っております。
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○後藤委員 学校とかも含めていろんな公共施設がいろいろ建て直さなければいけないとか改修しなければいけない時期に来ていることはもう間違いないので、もうどんどん私はやったらいいと思うんですけど、逆に言ったら、全部改修しないで部分的に残せるものがあるということは、今後いろんな公共施設を再編していく上での一つの貴重なデータにもなり得るとも思っていますので、ぜひまた経過というか、そういうのがあったら教えていただければと思います。
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○中里委員 一点だけお伺いしたいんですけれども、最後に御説明あったオランジェに関してなんですけど、この現在地が岩瀬で、仮の園舎が横浜市栄区となっているんですけれども、ちょっと距離があるのかなと思うんですけれども、この辺の御家庭の御理解というのは、いかがでしょうか。
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○保育課長 まず、位置関係をちょっと簡単に御説明いたしますと、仮設の、今の仮園舎につきましては、現園舎から徒歩約10分程度の位置にございます。最寄り駅がJR本郷台駅になりまして、駅から仮園舎まで徒歩10分程度ということで、比較的現園舎からも、それから最寄りの駅からも通いやすい位置となっており、御理解いただいているというふうに認識しております。
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○中里委員 それほどでもないという距離だということですが、駅に近いということでこれまでとちょっと環境が変わってくるところもあるかと思いますので、各交通のところとか、しっかりと安全管理の確保をしていただけるといいなと思っております。
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○吉岡委員 今後の建て替えのときに増やすということなんですけど、そこは大体方向というのは決まっているというか、要するに定員を増やしていくというところでは、建て替えの場所というんですか、一時的な問題や全体の調整、入所申込みとの関係もあると思うんですけど、そういうのは具体的にどこというのはあるんですか。
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○保育課長 令和4年度のこの改修を筆頭にしておりますけれども、幾つか御相談をいただいている園がございまして、まだ各種調整中ということもありますけれども、そういったところの御相談を引き続き受けながら、改修とか開所とか、そういった相談に乗っていきたいというふうに考えております。
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○吉岡委員 分かったんですけど、大体場所的に今、定員の状況とかいろんなことも踏まえた上でとおっしゃったので、古くなったりすれば建て替えというのもあると思うんですけど、その中で増やすということですから、そこは何か具体的にどういう場所とかというのはあるのかと聞いているんですけど。
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○保育課長 実際に今、相談を受けているのは、昨年の報告でもちょっと言及しましたけれども、梶原の森というところですね。今、その調整を進めているところでございます。
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○井上委員 保育所の入所状況なんですけれども、待機児童数が令和元年度から比べて78人、59人、45人となって今15人となっているので、とても減ってきたなというのはうれしく思うんですけれども、この保留児童数というのがちょっと増えているのが気になるなと思ったんですけど、ここのなぜ増えているのかの見解みたいなものというのを、分かればお願いします。
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○保育課長 保留児童数につきましては、保育が必要だと認定を受けた方で、保育の入所の申込みをされた方の中から実際に入所できていない方ということになっておりますけれども、今回保留児童数が増えている一つの要因は、まず一つは、入所の申込み数が増えたということが一つ大きな原因かなというふうに思っております。もう一つは、実際申込みされた方の状況を確認していく中で、国の要領に定める「待機」にならない方というのも非常に多くございまして、そういったところが要因かなというふうに思っております。
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○井上委員 すみません、ちょっと答えがよく分からなかったので、もう一度お願いできますか。
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○保育課長 失礼いたしました。まず一つは、申込み数が増えているということ。それから、先ほどとちょっと答弁が違ってしまうんですけれども、実際にいろいろな園を申し込まれていく中で比較的申込みの多い園とか、ばらつきが多少あります。そういった申込みが多いところとかに集まってしまうと、保留になってしまう方が増えてしまう。あるいは、状況としては兄弟でお申込みをされている方などが同時に入所できないケースというのもありまして、そういった場合に1人入れる状況だったけれどもやめてしまうというようなところもありまして、そういった方も保留の中に入っているという状況がございます。
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○納所委員 アワーキッズの仮設園舎の件なんですけれども、現在仮設園舎で行われていると思いますが、隣接する深沢地域整備事業用地、これが横浜湘南道路の建設に対する残土の受入場所になっているということで、かなりの量の残土等がここに、すぐ隣接する用地の中に運び込まれているという状況がございます。そうなりますと、例えば、風が吹いたときなどの、いわゆる衛生状態といいますかね、環境対策というのが少し心配なんですけれども、この仮設園舎におけるそういった対策というのは特に行われていないのかどうかの確認なんですが、お分かりになりますでしょうか。
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○保育課長 今のところ、そういった状況があるということを園から確認はしていないところもございまして、対策をどのように取っているか。実際、その被害というか、影響がどの程度あるかというのは、申し訳ございませんが、今のところ確認はしておりません。
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○納所委員 残土の受入れに対する土砂の飛散であるとか、それから騒音、振動というのが、それほどでもないとは聞いているので、さらにブルーシート等をかけて飛散防止対策も行っているというのは確認はしているんですけれども、何せ、お子さんたちをお預かりしている施設が隣接しているということでございますので、少し市でもアドバイス等、気を遣ったほうがいいのかなというふうに思っております。
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○吉岡委員 再度質問で申し訳ないんですけど、さっきの保留児のところでちょっとよく分からなかったんですけど、結果的には、実際には申込みしたけど、実際入れなかったということなんですよね。ただ、その部分については、例えばどういうことなんでしょうか、この園に申込みをしたけれども、そこの移動には応じなかったということなのかね。国の基準との関係もそうなんですけど、やっぱりちょっとそこら辺がもう少し、それで、解決は、いわゆる保育所をもう少し増やせば解決できるのか。例えば、遠くてそこはちょっと行けないよという人は、待機児ではなくて保留児になってしまうのか。ちょっとそこら辺、もう少し教えていただけますか。
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○保育課長 待機児の国の基準のお話も出ましたので、それで説明させていただきますと、特定の園にお申込みされている方というのは待機児に含めないという要領上の規定がございます。そういったことで、審査が終わった後に実際に入れなかった方などにはお声かけして、空いている園を御紹介したりですとか、転園の希望を伺うということもしたんですが、希望を変えられない方も、もちろんいらっしゃいます。希望を変えられて入られた方もいらっしゃいますし、変えた方も何人かいらっしゃった場合などには待っていただいているというような状況もありますので、基本的に特定の園、通える園に希望がない方というのはこの保留児になってくるということになります。
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○吉岡委員 やっぱりさっきの、なるべくなら通いやすいというんですか、お子さんを預けるのになるべく近いところというのはお望みだと思うんですけど、その辺の問題も含めて配置ですかね、やっぱりここら辺はもうちょっと増やしたほうがいいとかね、そういうことは、この保留児の問題からもやはりきちっと検討されるということが大事かなと、今、思ったものですから。どうしても待機児という点では15人なんですけど、やっぱり保留児が多いということはちょっとそういう問題の解決が必要なのかと思ったものですから、その辺、いかがですか。
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○藤林こどもみらい部長 今の委員おっしゃるとおり、保留児というのも当然、確かに今、入れていないという状況にあることには何ら変わりはないわけです。保留児の中にも、いろいろ、課長が説明したとおり、様々な事情で国の定義から除外されている方もいらっしゃれば、あるいは育児休業を取得するために、延長するためにあえて保留通知をもらいたいという方も中にはいらっしゃるというのは実情としてございます。ただ、特定の園、近くの園に通いたいという方も確かにニーズとしてはございます。そうした地域のばらつきというものをなるべくなくなるように、保育ニーズというものについては引き続き的確に踏まえて、その保留児の解消にも向けて、今後、施設の建て替えを行う際に民間園、公立もそうですけれども、保育所以外にも幼稚園の預かり保育、様々、子供支援施設を統合的に、施策を進めていく中で見極めていきたいと考えております。
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○藤本委員長 私から一点いいですか、質問。待機児童は、令和4年度4月1日にゼロになるということで説明伺っていたんですけど、なかなか達成できない中で、令和元年度から保育所の定員ですとか入所児童の数は増えているのに、待機児童と保留児童を足した人数が減ってきていないということは、恐らく市で予測しているニーズを上回るニーズが今もあるということだと思うんですけれども、例えば少子化の影響とか、だんだん減ってきているというような説明の中で、今後ニーズが減っていきますというようなことは何回か説明いただきましたが、実際このように数字が埋まらないわけで、実際この保留児童を含めて、鎌倉市で待機児童や保留児童といったものがゼロになる。要は、私たちが保育のサービスにアクセスしたいというときにできるような状況を実現できるのは大体いつ頃の想定か、教えてください。
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○保育課長 確かに第2期鎌倉市子ども・子育てきらきらプランなどでは量の見込みとしては減っていくという、見込みとしては思っていますけれども、実際に令和4年度、令和3年度に比べて申込み数が増えたというところで、なかなか予測どおりにいかないというのが実感としてあります。今年度、比較的大きな定員増を見込んでいる部分もありますし、幾つかそういった、先ほど申し上げた改修とか新規の開設の御相談なども積極的に相談に乗らせていただきながら、対応していきたいと思うんですけれども、実際に待機児数をゼロにする時期につきましては、先ほど答弁の中で申しましたように、基本的に令和5年4月1日、来年度4月1日にはゼロにしたいというふうに考えております。
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○藤林こどもみらい部長 過去にも令和4年4月1日に向けてはゼロにしたいという目標を掲げておったわけですけれども、現実的には待機児ということで15人ということが発生しているということは、これは鎌倉市にとっても、当然よろしくはないということで重く受け止めているところであります。
先ほど来、施設の改修に合わせた定員の増を御説明さしあげたところですが、ハード面以外にも今、全国的、中でも都市部で一番課題になっているのが保育士の不足というのが大きな問題があります。これは、鎌倉市においても保育士の家賃の補助、保育士が住む住宅の家賃の補助ですとか、あるいは民間保育所の運営改善費の中で保育士に対する処遇の改善補助金の見直し等も行ってきて、様々、これは鎌倉市に限らず、近隣の市でも同様に行っているところで、言葉は悪いのですけれども、自治体間でちょっと引っ張り合いの状況にあるのは事実であります。これらに対しても近隣市、特に横浜、藤沢といった隣接しているところの状況も踏まえ、鎌倉市としてもハード面、ソフト面含めて引き続き、強力に待機児童対策には取り組んでまいりたいと思っている所存でございます。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
本報告については、了承と確認してもよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、了承と確認いたしました。
職員入替えのため、暫時休憩いたします。
(10時08分休憩 10時11分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
当委員会所管部局の職員紹介をお願いします。
(職 員 紹 介)
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○藤本委員長 日程第3「議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。
原局から説明をお願いいたします。
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○尾高健康福祉部次長 日程第3議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書の8ページを御覧ください。
第15款民生費、第5項社会福祉費、第15目障害者福祉費は330万円の増額で、多様性のある福祉サービスの充実は、障害者雇用対策事業として、障害者を雇用する事業主に対して支給している障害者雇用奨励金について周知等に努めた結果、当初の想定を超える申請や問合せがあり予算が不足することが明らかとなったことから、不足分の費用の追加を。
説明書は10ページに入りまして、第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は95万7000円の増額で、健康長寿社会の構築は、予防接種事業として、HPVワクチンを定期接種の対象年齢を過ぎた後に全額自己負担で受けていた方に対しても、当該接種に対する公費助成額相当額を遡って補助するための費用の追加を行おうとするものです。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございませんか。
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○後藤委員 一点だけお願いします。障害者雇用対策事業のところで330万円増額ということなんですけれども、具体的にちょっと分かる範囲で、どういうことに330万円が充てられるのか、もう一度御説明をお願いします。
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○竹内健康福祉部次長 この330万円の増額の使い方ということでございますけれども、この奨励金は障害者雇用を行っていただいた事業者に対して市が奨励金として支給するものでございまして、これが今、説明申し上げたとおり、当初の予想を上回る申請がございましたので、それに対応するために補正予算をお認めいただきたいということで上げさせていただいたものでございます。
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○後藤委員 具体的に、例えば当初の枠としては何社ぐらいからの申請を受ける予定で、実際蓋を開けてみたら何社ぐらいから申込みがあったみたいなのが分かれば教えてください。
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○竹内健康福祉部次長 会社の数と申しますよりも、どちらかというと、人数の話でございまして、当初予算の計上では一般企業が12名分ですね。それから、就労継続支援のA型の事業所に関しては26名ということで当初予算を計上しておりましたけれども、4月の段階で一般企業につきましてはもう18名、12名のところ、もう既に18名、4月でお申込みがございました。また、就労支援の施設につきましても26名で予定していたところ、同じく4月段階で25名ということで申請がございましたので、これはもうこのままですると予算が足りないということでこのような経過をたどったものでございます。
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○納所委員 予防費、接種事業について伺います。このHPVワクチンの定期接種に漏れた方への遡及して費用を負担するということですけど、その対象人数、それから実際に支給するであろうという見積り、その内訳を教えていただけますでしょうか。
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○市民健康課長 今の納所委員の御質問なんですけれども、今回補正でお願いいたしましたのは、対象者が平成9年4月2日生まれから平成17年4月1日生まれの方の中で、その方たちが大体6,841人おります。3回既に接種をした方については5,716人おりますので、この6,841人から5,716人を引いた方の中のうち、実際に定期接種のときの接種率の平均値を適用しまして、そのうちのさらに3割ぐらいが任意で接種をしただろうと、本当に任意接種がどのくらい行われたかというのは、我々、つかみようがなくて、本当に推計でしかないんですけれども、そういうことで見込んだ人数が1年間で19人ほどの申請があるのではないかというふうに見込みまして、接種料の1万5250円掛ける3回分掛ける消費税ということで、95万6175円ということで計上させていただいております。
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○納所委員 ちょっと少ないので、あれというふうに思ったんですけれども、ただこれは周知の仕方にもよるかと思うんですが、今後その対象者に対する周知の在り方というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
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○市民健康課長 既にもう定期の接種対象者に関しては、4月末の時点で全員に厚生労働省の作成したリーフレットを送付しております。今回、この6月補正でキャッチアップの任意接種の部分の予算が通れば、要綱を定めまして必要な準備を整えて、7月末頃にはそのキャッチアップの接種の方へリーフレットの送付と、プラスこの、既に任意で、もし打っていらっしゃる方がいらっしゃれば、その部分については償還払いで対応しますという、併せた通知を差し上げるつもりでいます。
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○納所委員 できれば簡素な手続で、割合、ハードルを低く申し込めるような体制を整えていただきたいというふうに要望しておきます。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
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○市民健康課長 申し訳ございません、先ほど、私、3回接種済みというのが5,716人と申し上げたんですけれども、3回接種済みの方が1,125人いらっしゃって、6,841人からこの3回接種済みの1,125人を引いたもののうち、接種率の1.1%掛ける3割ということで。申し訳ありません、3回接種済みの人数が誤っておりました。訂正させていただきます。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、総務常任委員会の送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
日程第3は、こちらで終わります。
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○藤本委員長 次に、日程第4報告事項(1)「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間の延長について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○生活福祉課長 日程第4報告事項(1)新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間の延長について、その内容を説明いたします。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、生活に困窮する世帯が増えている中で、社会福祉協議会が行う総合支援資金や緊急小口資金の貸付けを受けてもなお、生活に困窮する世帯に対し、3か月支援金を給付する「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」制度が、令和3年7月に創設されました。
この制度では、総合支援資金または緊急小口資金の貸付けを受けた上で、収入・支援要件等に合致する世帯に対し、1か月当たり、単身世帯で6万円、2人世帯で8万円、3人以上世帯で10万円を、おおむね1か月ごとに3か月支給します。また、1回に限り再支給が可能で、最大6か月の支給を受けることができます。
制度が開始された当初は、申請期間が令和3年8月末までだったものが、度重なる制度改正により申請期間が延長され、令和4年3月末までの期間で支給を行ってまいりました。
その後、さらに令和4年6月末まで申請期間が延長されたことから、令和4年度当初予算額では扶助費で申請期間が延長されたことから、令和4年度当初予算額では扶助費等が不足することが見込まれたため、4月補正予算により専決処分にて対応しました。
これに加え、さらなる制度改正があり、現在、最終的な申請期間は令和4年8月末までとなっています。6月末から8月末へと申請期間が延長されたことに伴い、必要となる経費については、直近の申請件数の実績が4月補正予算で見込んでいたものより下回っていることから、4月補正後の予算現額で執行可能であると判断し、6月補正予算での対応は行いません。
支援金の支給実績については、制度が始まった令和3年7月から令和4年3月までに、264件、総額4200万円の支給を、令和4年4月及び5月については、54件、総額646万円を支給しました。
申し訳ございません、御覧いただいております資料の4、支援金の支給実績につきまして、令和3年度支給総額が3900万円の記載となっておりますが、4200万円の誤りでございます。おわびして訂正させていただきます。
今後、8月末の申請期間まで、支援の必要な方が支援金を受給できるよう、引き続き、広報や市ホームページでの周知を行っていくとともに、申請者に対しては、速やかに支援金を支給できるよう努めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○志田副委員長 すみません、以前もこういった御説明というか、報告があったと思うんですけど、延長されて速やかな支給はいいんですけど、この自立支援金をもらって自立できた方はいらっしゃるんですか。
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○生活福祉課長 昨今の経済状況というのは厳しい状況が続いている。コロナ禍が継続しているということがその原因と、またウクライナの侵攻の関係で物価が高騰しているというのも影響があるんじゃなかろうかと思われるんですけれども、再支給まで終了された方につきましては、令和4年6月9日現在で50人弱いらっしゃるんですけれども、就労して自立できた方につきましては、数人程度です。さらに、生活保護に移行できた方が1人ということで、なかなかこの制度を使用してその後、自立ができたという方が、明確に結びついたという状況にはないというところがあります。様々、ハローワーク等にも就労、求職活動を行っていただく要件がございますので、それぞれ通っていただいているところではございますが、やはりなかなかハローワークも枠が厳しいというような状況がある中で引き続き、自立相談支援機関が相談の中に入っておりますので、自立相談支援機関も丁寧に申請者の方と関わりを持っていただく中で自立に向けた動きを継続して行っていくということで対応しているというような状況にございます。
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○志田副委員長 前回の報告があったときにも、ただお金をあげるだけじゃなくて、経過はちゃんと見ていってくださいねということは言ったと思うので、見ていただいているので、それ以上は御本人のこともあるでしょうし、分かりました。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
開始から1時間ほどたちましたので、換気のために10分休憩させていただきます。
(10時28分休憩 10時38分再開)
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○藤本委員長 再開させていただきます。
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○藤本委員長 日程第4報告事項(2)「鎌倉市ウクライナ避難民の支援について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○生活福祉課長 日程第4報告事項(2)鎌倉市ウクライナ避難民の支援について 、その内容を説明いたします。
令和4年2月24日のロシア軍の侵攻により、多くのウクライナの人々が国外への避難を強いられています。このような状況を受け、日本においてもウクライナからの避難民の受入れを表明し、4月に鎌倉市にも4名の方が避難してこられ、市内で生活をしています。
4月の時点で、国や県の支援が受けられるか明確になっていない中で、実際に避難者及び支援されている方にお会いしてお話を伺ったところ、当面の生活費が喫緊の課題であると判断したことから、鎌倉市ウクライナ避難民人道支援一時金を支給することとしました。
支給額については1人につき10万円で、4名全員の方から申請をいただき、それぞれに10万円ずつお渡しすることができました。直接お渡しした際の笑顔からは、大変な状況の中で少しでも安心していただけたのではないかと思っております。
今後、新たにウクライナから本市に避難してこられる方がありましたら、順次対応してまいります。
また、令和4年5月に入り、ロシア・ウクライナ情勢の先行きが見えない中、本市における本市におけるウクライナ避難民に対する中・長期的な支援策として、社会福祉法人鎌倉市社会福祉協議会と協定を締結し、ウクライナ避難民が市内で生活するための課題の解決及び自立の促進を図ることを目的とした事業を実施することとしました。
事業内容としては、ウクライナ避難民に対する定期的な相談支援として、相談員が一人一人の生活状況を聞き取り、必要な支援につなげていくもので、具体的には、生活上の各種手続に同行したり、通訳を手配するなどの言語支援といったものを想定しています。
さらに、ウクライナ避難民に対する募金活動を実施し、相談支援の中で必要となる資金を集めるため、市役所本庁舎、各支所、福祉センター、各老人福祉センターに募金箱を設置し募金を呼びかけるほか、個別に寄附のお申出をいただいた方からは、既に寄附金をお預かりしたところです。
今後、市内外に向け、広く募金をお願いするとともに、避難生活が中・長期化することが予測される中で、その時々に応じた支援ニーズを一人一人丁寧に聞き取って、寄り添った支援を行っていきたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○中里委員 今、お伺いしました避難民に対する支援ということで大変重要なところかなと思っております。実際、やはり目の前では金品というところが緊急の課題だというところなんですけれども、そのほかのニーズとして具体的に上がっているところ、相談支援というものをしていただいていると思うんですけれども、かなり先が長くなるかなというところで、どのような要望とかが出てきているか、お伺いできますでしょうか。
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○生活福祉課長 まだ、細かいお話というのは、数回お会いしただけですので、まだ聞き取りがなかなか細部にわたってできている状況ではないんですけれども、やはりここで1か月強経過したわけなんですけれども、やっと生活に慣れたかなというところで、その中でやはり逆に慣れたことによって寂しさであるとか、そういったところがあるというようなお話を伺っております。
やはり生活するに当たって言葉の壁、支援される方とも翻訳機を通じてお話をしたりとか、なかなか意思疎通がうまくいかない部分であるとか、そういったところのお話を伺っております。その中では、やはり鎌倉市内にお住まいの、例えばウクライナ国籍をお持ちの方であるとか、ウクライナ語でお話ができる方、そういった方と結びつけをすることによって、まずは言語でのお話ができるような、そういった取組もできればなというふうに考えております。
さらに、生活の面でも様々、例えば医療であるとか、また今後、今の生活状況でいいのかどうかというところも、今、施設でお住まいの方については、今後市営住宅で生活をしたいとかという御希望もございますので、そういったところを細かくやはり聞き取りをしながら、それぞれの支援につなげていきたいというふうに考えております。
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○中里委員 人間の尊厳をやはり保っていくためには、当然医療だとかも必要ですし、あとはこの先、長期的なことになっていくと、支援を受けるだけではなく、やはり御自身で何かしらの就労というようなところも必要が出てくるかと思うんですけれども、そのような就労支援のようなものは何か考えとかはございますか。
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○生活福祉課長 鎌倉市内に避難されている方の御家族それぞれの状況をお話をさせていただきますと、2家族4名の方が鎌倉に避難されておりまして、先に入られた1家族は40代のお母様と10代のお子様、それと後から入られた方は70代の御主人と60代の奥様という、そういった世帯構成になっております。
まず、先に入られた40代の方なんですけれども、既に支援者の方といろいろと就労先というところも調整をされたようで、仕事に就けたというお話は伺っております。
70代、60代の御夫婦につきましては、やはり年齢的な問題もありまして、あとお体的なこともありますので、また料理をもともとやられていたということで、時々、何かイベント的なところで料理を作ったりとか、今、滞在されている施設でも料理を作ったりとかされていますので、そういったことが何か結びつけができればなというところは考えているところです。さらに、ハローワーク藤沢と連携を図っておりまして外国人専門の就労指導員というんですかね、そういった方がいらっしゃるようで、その方とも連携を図りながら必要に応じて就労、勤務先の募集があればその辺も結びつけができるようにハローワークとも調整をしているところでございます。
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○志田副委員長 ちょっと一点聞きたいんですけど、大使館は何をやっているんですか、ウクライナの大使館は。
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○生活福祉課長 鎌倉市としては直接大使館との調整とか連携というのは図っておりませんで、また避難者がいる中で大使館から、生活福祉課の立場では、特段何も受けていないということで、そのほか、また関連する部署からも大使館というお話というのは直接伺っていないところではございます。
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○志田副委員長 人道支援ですからね、やるのは厚意のある人がやるんでしょうけど、自国民をちゃんと保護するのは大使館の役目ですから、鎌倉市としてやっぱり言うことはちゃんと言っておかないといけないと思います。市長に言っておいてください。
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○生活福祉課長 必要なことについては調整を図れるようにさせていただければなと思います。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
本報告について、了承と確認してもよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
職員入替えのため、暫時休憩といたします。
(10時48分休憩 10時49分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第4報告事項(3)「新型コロナウイルス感染症対策について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 日程第4報告事項(3)新型コロナウイルス感染症対策について説明いたします。
初めに、鎌倉市内の新型コロナウイルスの感染状況について説明いたします。
鎌倉市内の新型コロナウイルスの感染状況ですが、市内の陽性者は、2月には3,253人だったものが、3月は2,404人と減少傾向を示し、4月は1,304人、5月は742人となりました。
資料の1、新型コロナウイルス感染状況のうち、(5)感染状況年齢別状況表を御覧ください。
鎌倉市内の陽性者の年齢別の割合を表したものです。2月からの推移を見ますと、各月において50代以下の方を中心に感染が広がっている状況が伺えます。直近の5月の状況で、50代以下と60代以上で比較しますと、742人中、50代以下が671人で全体の90.4%、60代以上が71人で全体の9.6%となっており、同様の傾向が続いています。
続いて、2、新型コロナウイルスワクチン接種について説明いたします。
(1)の接種件数・接種率を御覧ください。
令和4年5月31日現在、全世代のうち初回接種で2回目まで接種した方は14万1938人で、接種率は87.82%です。次に、3回目接種を受けた方は10万7897人で、接種率は66.80%です。また、4回目接種を受けた方は5月末現在1人となっています。
(2)の接種会場を御覧ください。
接種会場については、本日時点で開設しているのは、鎌倉市福祉センターと鎌倉武道館の2か所ですが、4回目接種用の会場として、令和4年7月9日から、鎌倉市役所、鎌倉市福祉センター、腰越行政センター、鎌倉武道館、鎌倉芸術館の5か所を開設いたします。
なお、鎌倉芸術館については、7月20日から8月4日の期間限定での開設となります。
(3)のワクチン供給状況を御覧ください。
4回目接種用としては、ファイザー社製、モデルナ社製とも、6月13日の週から供給が始まります。それぞれ接種回数に換算すると、ファイザー社製が2万3555回分、モデルナ社製が9万9400回分となり、割合としてはファイザー社製が2割に対し、モデルナ社製が8割の供給予定となります。
続いて、(4)のタクシー利用料金助成事業を御覧ください。
この事業は、65歳以上の高齢者と、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている方が、タクシーを利用して集団接種会場と自宅を往復する場合に、タクシー利用料金を助成する事業です。
3回目接種における利用実績としては、令和4年4月利用分までで、65歳以上の高齢者では、回数は2万6754回、金額は4457万2820円となっています。また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている方では、回数は122回、金額は46万7870円となっています。
4回目接種時の対応としましては、3回目接種時と同様、本事業の対象となる方に接種券を送付する際、タクシー利用券を同封します。
続いて、3の5歳から11歳までの小児接種について説明いたします。
(1)の接種件数・接種率を御覧ください。
令和4年5月31日現在、1回目接種を受けた方は992人で、接種率は10.08%です。また、2回目接種を受けた方は816人で、接種率は8.29%となっています。
次に、(2)の接種体制を御覧ください。
小児接種の接種体制としましては、3月23日から5月1日まで市内2か所の集団接種会場での接種を実施しました。また、5月9日からは、市内医療機関での個別接種を開始し、6月1日現在、11医療機関で接種を実施しています。
4の自宅療養者等食料支援について説明いたします。
令和3年8月25日から開始した当事業は、令和4年1月から第6波の影響を受け、多くの陽性者及び濃厚接触者に支援をする状況となりました。当事業の対象者は、「自宅療養者」と「その濃厚接触者」のうち、神奈川県の配食サービスを申込みをした方で、親族の支援を受けることが困難な方やインターネット通販等による食料確保が困難な方全員を対象としておりますが、生活困窮者や、症状が重く自力で食料を確保することができない方、クレジットカードを持っていないためネットスーパー等を利用できない高齢者など、支援が必要な方については、その範囲を広げ柔軟に対応しています。
支援実績については、令和4年5月31日現在、合計49世帯で、陽性者59人、濃厚接触者83人となっています。
5の鎌倉市新型コロナウイルス陽性者搬送事業について説明いたします。
当事業は、自家用車等の交通手段を持たない方で検査の結果、陽性となったために公共交通機関を利用することができなくなってしまった方、陽性者となり自宅療養している方のうち病院で検査を受ける必要が生じた方を対象に、感染防護策を施した市内のタクシーや湘南鎌倉総合病院が持つ救急車を利用して搬送する際の利用料金について市が負担するものです。
令和4年2月には18件の利用がありましたが、感染が落ち着くとともにその利用も減少傾向となり、3月は12件、4月は9件、5月は2件の利用実績となりました。なお、令和3年度までは湘南鎌倉総合病院が持つ救急車も利用できることとしておりましたが、救急車というその性質上、緊急時は本来の傷病者等の搬送に利用されることが多いことから、令和4年度からはタクシーによる搬送のみとしております。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○後藤委員 2点ほどお伺いします。まず、冒頭に、本当にずっとコロナで対応してくださっていてワクチン接種も滞りなくというか、進めてきていただいたおかげで今の落ち着きがあるのかなと思っていますので、本当にありがとうございます。
1点目ですけれども、鎌倉市ワクチン接種1回目、2回目は自分たちで場所を予約するという方法を取っていて、3回目からは期日、場所をあらかじめ決めたものを送らせていただくという形を取っているかと思いますけれども、そこに対しての何かしらクレームじゃないですけど、何か改善があったんでしょうかということを、まず1点伺いたいと思います。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員御指摘のとおり、3回目接種から会場を指定させていただいて、接種券をお送りさせていただきました。この接種日を、日時を指定するということにつきましては、御希望の日付、会場ではないということのお問合せはございましたけれども、ある程度そのとおりに来ていただく。高年齢の方については、比較的、日時指定したとおりに来ていただく方も多く、その分予約を取るという作業が必要がなかったということで会場では助かったという声も頂いておりまして、おおむね好評をいただいているというふうな評価でございます。ですので、4回目につきましても指定をしてお送りさせていただいております。
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○後藤委員 もう一つが、タクシーの助成のことなんですけど、これは3回目の利用実績をいただいて利用回数がこれ2万6700回ちょいということで、これ回数なので、人数にするとこれの半分と考えて、おおよそ1万3000人ぐらい、だから鎌倉市の高齢者が5万5000人ぐらいですよね、65歳以上が。そうすると、2割ぐらいの利用率という解釈で合っていますか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員のおっしゃるとおり、全人数からしますとそういう計算になろうかと思いますけれども、やっぱり接種した方の中で利用されている方ということでございますと、1、2回目の接種の際は約25.8%の方が利用していたという換算にしておりまして、それに対して3回目については、接種した方の中では約29.6%、30%ぐらいの方が利用されていて、これは制度が周知されたということもあろうかと思いますが、利用率は増えているという、そういう状況かと分析しております。
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○後藤委員 じゃあ、実際には利用率が増えているということを考えると、あらかじめこちらから期日、場所を決めているので、御自宅から遠いところが接種会場になってしまったという人もいらっしゃるから、そこに関してはタクシーを利用されたんだろうとか、そういうのがファクターになるんですかね。合っていますか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 3回目接種については、指定する際に住所地の近くということで指定をさせていただきました。その場合の会場、1、2回目の際は遠くても、まず早く打ちたいという、そういう御希望がありまして、その際にタクシーを利用されたという方もいらっしゃるかとは思います。ただ、1、2回目と3回目の利用の平均の金額で言いますと、1、2回目が1,661円に対して、3回目が1,666円ぐらいなので、ほぼ同額ぐらいの金額になっています。ですので、遠いから使っていたかというと、またそこではないのかなというふうに考えております。
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○後藤委員 これはコロナがいつ落ち着くか、ちょっと分からないですけど、落ち着いた段階では少なくとも期日、場所を決めたものを送付した。あと、タクシー助成をしているという意味では、ほかの自治体とはちょっと違う形の結果が出るんだろうと思うんです。それが落ち着いたときには、またこれから何年後か分からないですけど、似たように新規の何か感染症が出たときとかには、すごく大きなデータになると思いますので、しっかり記録を、いい悪いはまた後で判断すればいい話なので、しっかり残してもらいたいなというふうなことを要望して終わりにしようと思います。よろしくお願いします。
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○吉岡委員 後藤委員と重なる部分は聞きません。小児の接種、今まで要望としては集団接種と、あと病院での接種ということを望んでいたときにやはり無駄になると、それからほかの問題がたしかあったと思うんですね。今回、小児接種の場合には個別ということで、いわゆる医療機関ということなんですけど、その辺はどのような対応されているんでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 当初、小児接種につきましても、集団接種で接種を始めさせていただきました。これについては、委員御指摘のとおり、ワクチンを効率的に使うということと接種体制も効率的に行うということでそういう体制をしたんですけれども、予約の入り方が、やはり開設の最後のほうになりますと、接種可能枠に対して予約が入ってこないと、そういう状況が続きました。これについては、接種ニーズが低かったのか、もしくはその日程が合わなかったのかというところ、それぞれかとは思いますけれども、接種会場についても医師、看護師の医療従事者ほか、派遣職員の受付等の事務職員がおりまして、その形を維持するかどうかというところの判断の中で医師会とも協議をしまして、この人数であれば個別接種が適当であろうと、そういうことで協議が調いまして、実際個別接種を行うに当たっては、やっぱり予約の取り方だとか、ワクチンの配送の仕方、もしくは予約が入らなかったときに小児については1本から10人分取れますけれども、例えば10人入らなくて1人だったときにどうするかと、そういう問題がございましたが、今回、接種率も御案内しましたけれども、来ているものに対しては接種率が低いということもありまして、ワクチンに余剰があるというところもあって、集めないと打てないという、そういう状況ではないと判断しまして、取りあえず打ちたい方が早く打てる体制を整えるというところで協議をしまして、個別接種を進めるということになりました。
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○吉岡委員 そうすると、やはり予約を取ってというか、なるべく何人ということで来ていただいたほうが本当はいいわけですけど、そうじゃない場合でもやると。あと、だから、薬は1回開封してしまうと、ほかの病院で、インフルエンザなんかもみんなそうらしいんですけど、その場合は、じゃあ廃棄みたいな形になるんですか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員御指摘のとおり、予約が入らずその日1人ということですと、なるべく取って集めていただくとか、通っている方というところは、病院によっては努力していただいているところもあろうかと思いますけれども、基本的にはそこの制限はしていないということで、廃棄ということで処理はしております。
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○吉岡委員 今回は、多分全部材料というか、要するにそういうものも全部補助でやっているということなので、多分なかなかできるのかなと思いますけど、何かインフルエンザ、ほかの接種の場合は結構大変な思いをされているようなのでね。はい、分かりました。
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○井上委員 3回目の接種の年代別の割合を教えてください。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 今回、御紹介をしました接種率につきまして、県の統計の数字を使わせていただいておりまして、すみません、その中では当初65歳以上と、それ以下ということで切り分けはしていたんですが、接種が進んできた中で全年代の接種率ということになりました。市独自としては、今のところ、ちょっとその数字を日々集計しているということはございませんので、お示しすることがちょっとできない状況でございます。
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○井上委員 今後も分からない感じですか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 今後につきましては、ちょっと県の集計とぴったり合うかというところはありますけれども、年代別で我々で集計をすればそこは傾向としては出せますので、そこは出すような形でさせていただきたいと思います。
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○井上委員 やっぱり3回目の接種率が低いということで、どういった年齢層が接種しているのかというのがちょっと気になるので、そこら辺、もし分かればお願いします。
あと、続いて、子供の5歳から11歳の接種率なんですけど、ほかの市に比べても接種率が低いのかなと思っていまして、私は子供の接種についてはやっぱり慎重に、治験中であって、重症化しないということで慎重に進めてほしいというのはずっと言っているんですけれども、ここの少ない子供の接種、5歳から11歳の接種について少ないということに対しての市の見解とか、あと問合せなどがどのくらいあって、どういった返答をしていたのかみたいなことが分かればお願いします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 本市の接種率の比較としまして、6月9日現在になりますが、全国の状況ですと、小児接種については1回目が17.5%で、2回目が15%ということになっております。先ほど説明の中では5月末になりますけど、1回目が本市が10.08%、2回目が8.29%ということで全国の状況と比べましてもやっぱり低い状況ということになっております。こちらについては、本市としては接種会場という形ではもちろんしていなくて、接種を希望される方が接種、我々の体制が整っていなくて打てないということはないように、接種体制を整えるということを第一に考えております。もし、接種を希望される方については当然会場等、日程等を御案内させていただいていまして、今、11医療機関で実施していて、その場所についても市内でバランスよく希望されているという状況でございますので、そこを丁寧に御案内をしていくという、継続して御案内していくという体制で行きたいと考えております。
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○井上委員 私もついこの間、陽性になりまして、すごく大変で、子育てをしているともう食事とかの用意みたいなものが本当にできなくて、数日、やっぱり配食、急にそういう不安だったりとかというのがあって、やっぱり配食サービスの充実というのは必要なのかなと思った、すごく感じたんですけど、私はもう民間のところにお願いして本当に助かったなと思っているんですけど、もしこの市の配食サービス、先ほど柔軟に対応しているとおっしゃっていたんですけど、急に困った、例えば独り親の方とかは本当に困るんじゃないかなと思うんですけれども、そういう方じゃなくても急で困っている人たちにはどのぐらい柔軟にというか、誰でも利用できるようになっているのか、伺います。
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○市民健康課長 基本的には、先ほど御説明したように、県の配食サービスを御利用になる方ということにはしているんですけれども、やはり当初からクレジットカードを持っていないからネットで購入できないとか、そういうケースは多かったので、そういう場合には対応するようにしています。ただ、やはり誰でも、実際ネットがこれだけ、ネットスーパーですとかいろんな宅配関係がこれだけ整っている環境ですので、そういうもので対応できる方はそちらを御利用いただきたいということで対応させていただいているところです。
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○井上委員 私も通常インターネット通販とかあまりやらなくて、ちゃんと見て買いたいなと思っているので、今回利用しようかなと思ったんですけど、やっぱりそこまで元気もなくなかなか難しいなというのはあったので、そこら辺の配慮をやっぱりしていただけたらなと思うぐらい、ちょっと苦しくつらかったので、要望します。ありがとうございます。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
本報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
それでは、職員入替えのために、暫時休憩いたします。
(11時12分休憩 11時14分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第4報告事項(4)「令和4年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○保険年金課長 日程第4報告事項(4)令和4年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額等について、報告いたします。
資料は、資料1から資料6をタブレットに配信しています。
最初に、国民健康保険制度における財政の仕組みについて、説明いたします。
資料1を御覧ください。
国民健康保険制度は、平成30年4月の国民健康保険制度改革により、神奈川県が財政運営の責任主体となり、市町村は、保険給付に必要な費用全額を県から交付金として受けることになっています。
一方、その財源の一部として、市町村は、県が一定の基準で算定した納付金を納めることになっており、市町村は納付金に必要な保険料を算定することとされています。
国保の財政上の運営主体は都道府県ですが、それを支えるための財源の大半は、市町村に住所をおく国保加入者からの保険料であり、今後も保険料が国保財政に重要な位置を占めることになります。
次に、令和4年度の本市国民健康保険を取り巻く環境について説明します。
資料2を御覧ください。
まず、国民健康保険被保険者の加入状況ですが、賦課期日である令和4年4月1日現在の被保険者数は3万5071人で、世帯数は2万3753世帯です。令和3年同時期と比較し、それぞれ1,067人、504世帯、減少しています。
これら被保険者の所得から算定する賦課標準額の総額については約386億3800万円で、令和3年と比較して、約14億4800万円の増加となっています。
また、医療費の動向ですが、国民健康保険の医療給付費等は、令和2年度は減少しましたが、全国的に令和3年度半ばから伸びてきていることから、令和4年度予算においては、医療給付費の総額は、対前年度予算から0.2%の増額で112億3000万円としています。1人当たり医療給付費は、対前年度予算から2.4%の増額で32万6197円となります。
次に、本市の令和4年度国民健康保険料率等について説明いたします。
資料3を御覧ください。
まず、本市の国民健康保険料の仕組みについて説明いたします。
保険料は、「医療分」、「後期高齢者支援金等分」及び「介護納付金分」として、それぞれ賦課をします。このうち「介護納付金分」については、40歳から64歳までの方にのみ賦課をするものです。これら3つの全ては、さらに本人の所得に応じて御負担いただく「応能負担」と、所得に関係なく利益を受ける方に、均等かつ平等に一定額を御負担いただく「応益負担」とにそれぞれ分類しています。
「応能負担」は資料3表の「所得割」に当たり、所得金額に料率を掛けて保険料を算出するものです。また、「応益負担」は、資料3表の「均等割」と「平等割」に当たり、「均等割」は、被保険者1人につき一定額を、「平等割」は、1世帯当たり一定額を賦課するものです。本市では、「所得割額」「均等割額」及び「平等割額」の3つ合計で保険料を決定する方式で、いわゆる「3方式」での賦課を行っています。
令和4年度保険料を試算するに当たり、令和3年度の所得状況について再確認を行いました。令和3年度は、確定申告が4月15日まで延長されたことも一因ですが、税務署から市への確定申告に係る資料送付が大幅に遅れたため、保険料率決定時に全ての総所得額情報がそろっていませんでしたが、大きく変わることはないとの情報があったため、371億円をもとに算定しましたが、当初賦課決定時には約398億円と大幅な増額となりました。
令和3年度の料率等は引上げを抑えたものの、再計算後の「当初賦課決定時」の保険料は、「保険料率決定時」からさらに約3700円の引上げとなりました。
令和4年度保険料算定に当たって、令和3年度当初賦課決定時と比較しますと、総所得額は386億円と約12億円下がっているものの、被保険者数の減少及び所得階層について低所得者軽減層が減少する一方、中高所得層に若干の増加傾向があることから令和3年度保険料率を用いても必要な保険料を確保できるとともに、1人当たり保険料も2,649円の増額となることから、令和4年度の料率等を令和3年度から据え置くことにしました。
令和4年度の保険料ですが、まず、「医療分」については、所得割料率6.1%、均等割額2万4930円、平等割額1万5780円で、これにより、1人当たりの平均保険料は年間7万6382円となります。
次に、「後期高齢者支援金等分」については、所得割料率2.52%、均等割額9,180円、平等割額5,610円で、これにより、1人当たりの平均保険料は、年間2万9001円となります。
最後に、「介護納付金分」については、所得割料率2.53%、均等割額9,360円、平等割額4,860円で、これにより、1人当たりの平均保険料は年間3万1701円となります。
この結果、40歳から64歳までが負担する「医療分」「後期高齢者支援金等分」及び「介護納付金分」の3つの合計では、1人当たり保険料は13万7084円で、令和3年度と比べて3,030円の増額となります。
また、0歳から39歳、65歳から74歳までの方が負担する「医療分」と「後期高齢者支援金等分」の2つの合計では、1人当たり保険料は10万5383円で、令和3年度と比べて2,267円の増額となります。
したがいまして、全体での1人当たりの保険料は12万1234円となり、令和3年度と比べ2,649円の増額となります。
次に、低所得世帯への保険料の軽減措置の内容について説明いたします。
資料4を御覧ください。
この軽減措置は、「医療分」「後期高齢者支援金等分」及び「介護納付金分」のそれぞれに適用するものです。世帯主とその世帯に属する被保険者及び特定同一世帯所属者の前年の総所得金額等の合計に応じて、「均等割」と「平等割」について7割・5割・2割の3つの区分で軽減いたします。
令和4年度では、令和3年度と同様の軽減措置となります。
未就学児に係る均等割保険料の軽減について説明いたします。
資料5を御覧ください。
国民健康保険法施行令の見直しを受けて、令和4年市議会2月定例会において、鎌倉市国民健康保険条例を改正し、令和4年度から適用します。
未就学児に係る国民健康保険料均等割額の軽減の概要ですが、全世代対応型の社会保障制度を構築するため、「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」が令和3年6月11日に公布され、それを受けた同年9月10日の国民健康保険法施行令の一部改正により、子育て世帯の経済的負担の全般的な軽減を目的に、世帯に未就学児である被保険者がいる場合、未就学児の均等割額を2分の1とするものです。
未就学児に係る軽減額後の均等割額は、低所得者軽減を受けていない世帯は、その未就学児に係る均等割額の2分の1とします。
低所得者軽減を受けている世帯は、その未就学児に係る低所得者軽減後の均等割額の2分の1とします。
軽減の対象となる未就学児は、出生から6歳に達する日以後の最初の3月31日までとします。
鎌倉市における4月25日現在の未就学児数は637人で、所得制限はありません。
未就学児数637人に対する軽減額は約916万円で、軽減した保険料は、国2分の1、県4分の1、市4分の1の割合で公費負担します。
続きまして、資料6を御覧ください。こちらは、「所得階層別年間保険料」及び「所得別世帯割合」で、所得別で世帯における保険料の目安を示したものです。
令和4年度では、保険料率等を据え置いていますが、国民健康保険法施行令の見直しが行われたことから、限度額の引上げ分のみが増額となっています。「医療分」で2万円、「後期高齢者支援金等分」で1万円の保険料賦課限度額が引き上げられており、保険料全体での賦課限度額は99万円から102万円となります。
以上、報告いたしました内容につきましては、去る5月26日に開催いたしました鎌倉市国民健康保険運営協議会での審議を経て、6月1日に告示をいたしました。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○吉岡委員 国民健康保険制度そのものがね、一番、資料の6を見ましても所得の低い階層の方たちが多いということでね。今、料率とかいろんなものは変わらないんですけれども、結局、国保の加入者が減っているということで全体の保険料が上がっているということで理解してよろしいですか。
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○保険年金課長 加入者数が減少していることも一因でありますが、説明でも申しましたとおり、低所得者軽減層が減っているというところと、逆に一方で中高所得者層の若干の増加が見られるということもありまして、料率としては据置きとしておりますが、1人当たりに換算してしまいますと、そういった原因が要因となって2,600円程度の値上げというふうになってございます。
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○吉岡委員 例えば、コロナの影響やいろんなので医療費そのものは全体として、もっと普通だったら増えていくのか、ちょっとその辺は分からないんですけど、その辺では今、令和4年度から後について、また改めてもっと値上げしていく可能性が強いのかどうかね、保険料が。
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○保険年金課長 保険料の算定につきましては、先ほど申しました加入者数の人数であったりとか、国民健康保険加入者の総所得金額に左右されてくるところでございます。また今、いわゆる赤字補填目的の一般会計の繰入金を解消を求められている中では、保険料の料率のアップというのは、今後、考えていかなければならないと思います。具体的には、今まだ何%とか、そういったお話はできませんけれども、当然、基金の活用等も含めて料率については考えていきたいというふうに考えています。
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○吉岡委員 納付金の考え方そのものも多分、県の全体の考え方としては、高齢者の比率とかいろんなことも踏まえて考えているんですよね。それと、あと前年度の医療分との、今年度じゃあ、医療分がどうなるのかということも踏まえて計算されているのかと思うのですが、鎌倉市として、例えば一般会計からの繰入れを、国もなるべくしないようにということで来ているということで、市民からすればどんどん値上がっていってしまうのかなというのもあるものですから、市としてどういう努力をしていったらいいのかね。結局、納付金というのは県からこのぐらいの納付をしてくださいよと、それに対して払うということですよね。それを保険料や何かに全部計算してやっているということですよね。そのためには、どうしたら適切な保険料を維持していけるのか。そこら辺を市としてはどのように考えているんですか。一般会計からの繰入れはできない。そうすると、どうしたらいいのかということですよね。
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○保険年金課長 一般会計の繰入れにつきまして、削減と言いましょうか、解消を求められているという中では、運営基金の活用というのも一つ考えなくてはいけないと思いますが、やはり医療費の削減を求めていくことが、まず一つ大事なことだと思いますので、生活習慣病の予防などの保健事業を充実させて、長い目になるかもしれませんが、そちらにも力を入れて、医療費抑制に努めていくとともに、納付金につきましては、県で算定していますが、金額についても、国・県の財政支援というものについても要望していかなければいけないのかなというふうには考えてございます。
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○吉岡委員 普通の共済とか、そういうのと比べまして、やはり普通のサラリーマンの場合は半額、会社からの補助があるということでそこは違うところですからね。ですから、そこら辺は国の支援の問題がやっぱり一つ大きいかなというのは思いますが、その辺はやっぱり市民に過度の負担にならないようにいろんな取組は強化していっていただきたいと思います。それで、先ほど話がありました鎌倉の国保の場合には、1人当たりの保険料も加算されるということで、均等割に対して就学前の子供たちに対する補助がやっとできたということでは喜ばしいことなんですが、やはりその辺は子育て支援という立場で言ってもお子さんが多ければ多いだけ保険料が高くなってしまうということは、やっぱりいかがなものかと思いますので、改めて今、就学前のお子さんに対する半額補助ということですけれども、もっと広げていっていただくような、国に対しても要請というのはされていくんでしょうか。
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○保険年金課長 未就学児に対する軽減措置でございますけれども、こちらにつきましては、国の施策で実施するように全国知事会であったりとか、全国市長会が提言して実現できたものというふうには認識してございます。ただ、さらに軽減とか、さらにそういった対応につきましては、やはり国の施策として実施していくべきだというふうに考えております。市単独でやるというのもちょっと難しいかなというところもございますので、今後も機会を捉えて、そういった軽減等につきまして、国には要望してまいりたいというふうには思います。
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○吉岡委員 あと一点ですけれども、例えば小児医療費なんかは今、いわゆるお子さんの医療費の負担軽減ということで中学校卒業まで所得制限をなくしたということは、非常によかったと思うんですが、要するに、国の制度以上のことをやった場合にペナルティーというんですかね、小児の場合もそうですし、独り親とか、それから障害者の医療なんかもそうなんですけど、ペナルティーでね、結局、補助金を減らされてしまっているという私は感覚なんですけど、それに対してはどういうふうな取組というんですか、やはり市が独自に一生懸命やっていることに対してお金が来ないというか、削られてしまうというのはいかがなものかと思うんですけど、その辺ではいかがですか。
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○濱本健康福祉部長 今、委員からお考えを伺ったところでございますけれども、国の方向性に沿って進めていく政策、基本的には国保はそのような形で進めておりますけれども、今、例に挙げていただいたような、様々な市による加算、上乗せのようなものについての国に対する考え方といたしましては、やはり市としての市費を投入しての事業として市民のために貢献する事業になっていくかどうかという部分につきましては、健康福祉部内でもそうでございますけれども、全体の優先度をつけつつ、費用を見つつ、政策としての重要度を慎重に図りながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
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○吉岡委員 私、それを否定しているわけではございません。それは、市としてやっていくことが大事だと思いますが、小児医療費なんかについては、特にほとんど全国的に行われている事業でしてね、全自治体が。ですから、そこに対して、せっかくやっていることに対して国がペナルティーをかけるということに対して、いかがなものかと私は言っているわけでして、やっぱり積極的に市町村が市民の立場に立ってやることに対して、私どうのこうの言っているわけじゃございません。ちょっとそこら辺は別に、それは大いにやっていただきたいと。ただ、国がそれによって、いわゆる保険の収入の中で削ってしまうというのはいかがなものかという。実際、前に鎌倉市としてもそういう意見書を出したことがございますけどね。まだまだ改善されていないということなので、その辺については注視していただきたいという趣旨で申し上げました。
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○濱本健康福祉部長 障害の部分も含めて県内各市が取り組んでいる事業の中で、やはり国とか県の単位としてそろえていただきたいというようなものはほかにもございます。要望の手段等があるものにつきましては、市の施策を進めるためという部分に合致する中で、引き続き要望はしていきたいというふうには思います。最初、冒頭のペナルティーを課している部分についての国の考えという部分で言えば、継続可能な制度をつくり上げていくということに関しましては、市の立場で当然主張もございますし、国側の立場の主張というのもあるというふうに考えているところでございますので、市としての考え方をきちんと整理をした上で、今後も要望すべきものについては取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
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○後藤委員 時間もお昼に差し迫っているので、簡単に1つだけ。資料5をいただいていますけれども、この2番、軽減措置スキームの軽減イメージの図が載っていますけど、これは出典はどこですか。
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○保険年金課長 ごめんなさい、ちょっと正確な会議名があれなんですけれども、厚生労働省の全国市町村課長会議の中の資料ということでございます。
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○後藤委員 じゃあ、この間、5月に開かれた会議の中で、要は出された資料ということですか。
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○保険年金課長 今回おつけしている資料については、去年の10月ぐらいのデータ、資料と記憶してございます。
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○後藤委員 すみません、私が勉強不足で分かっていなかったというのもあるんですけど、何でこんなことを質問したかというと、これは縦軸に保険料額で、横軸に所得金額で、要は時間軸がないんですよね。これ自体を施行時期が令和4年4月になっていますけど、大体どれくらいの、このとおり、図のとおり行くだろうという予測は範囲として時間軸を見たときに大体どれくらいの年度までこれで行けそうだというのは何かあるんでしょうか、その期間みたいなのは。もし、分かったら教えてください。
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○保険年金課長 今のところ、何年先まで何年後というような、そういった期間みたいなものは示されておりませんし、この制度自体は一応恒久的なものとして考えてございます。
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○後藤委員 恒久的なということで理解はしました。であるならば、やはりその都度、定期的に実際にグラフのとおり行っているのかどうかということを各自治体でちゃんと見極めていくということも必要だと思いますので、その辺はまた引き続き、ぜひ経過が分かったら教えていただければなというふうに思います。それだけ要望します。
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○中里委員 お伺いいたします。今回、この保険料の算定に当たっての資料を出していただいているんですけれども、資料2にございます昨年度の比、1人当たりの医療給付費等のところで対前年度比で2.4%増となっているんですけれども、ここ数年の推移ってもしお分かりになれば、ちょっと御紹介いただきたいんですけれども。
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○保険年金課長 申し訳ございません、1人当たりというのは出していないんですが、医療費全体として平成30年度決算ベースで約111.7億円、平成31年度決算ベースで109.9億円、令和2年度決算ベースで約102.8億円とそういった金額だと思います。
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○中里委員 ということは、年々増加傾向にあるとか、そういうような状態ではないということで理解いたしました。先ほど御説明の中にもありました、やはり保険料を上げないためにはいろんなバランスもあるかとは思うんですけれども、この医療費の抑制というところがとても重要になってくるかと思いますけれども、この前年、令和3年度と令和4年度での増というのは何か要因というのは考えられておりますでしょうか。
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○保険年金課長 令和3年度以前の話からになりますけれども、令和2年度コロナの関係で受診控えが多かったというところでガツンと1回落ちた時期がございます。令和3年度の後半、半ば過ぎからまた受診が盛り返してきて金額的には上がってきていると。引き続き、コロナの影響もあるとは思いますが、令和4年度につきましても3年度よりも医療費は、受診をする方も増えてくるんじゃないかというところで見ているところでございます。
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○中里委員 承知いたしました。この先のバランスを取っていくにしても、予防医療というところ、とても重要かと思いますので、医療控えというところからのリバウンドは出てくるかとは思うんですけれども、ぜひそこにリバウンドに負けないような予防体制をつくっていっていただければなと思います。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。一旦休憩させてください。
(11時42分休憩 11時43分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第4報告事項(5)「第34回全国健康福祉祭神奈川・横浜・川崎・相模原大会(通称:ねんりんピックかながわ2022)の開催について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○スポーツ課長 日程第4報告事項(5)第34回全国健康福祉祭神奈川・横浜・川崎・相模原大会(通称:ねんりんピックかながわ2022)の開催について、報告します。
「ねんりんピック」の愛称で親しまれる第34回全国健康福祉祭が、令和4年11月に神奈川県で開催されることを、令和3年6月議会の当委員会で報告させていただきましたが、その後の進捗状況について御説明します。
新型コロナウイルス感染症は、いまだに収束したとは言えない状況ですが、感染予防対策を行いながら、鎌倉市は11月13日に鎌倉武道館で、ふれあいスポーツ交流大会「スポーツチャンバラ」を開催します。今のところ、大会参加見込人数は、神奈川県のねんりんピックかながわ2022実行委員会が調査した第2次来県意向調査によると、266人となっています。
令和4年4月に、神奈川県がオンラインによる連絡会議を開催し、今後のスケジュールや輸送業務、衛生対策、医療救護業務等について説明がありました。
ねんりんピックは、県民参加事業として位置づけられており、多くの県民が様々な形で大会に参加し、地域や世代の交流を深める大会になるよう、その機運の醸成に向けて、広報活動には特に力を入れて取り組む必要がありますが、いまだその趣旨や内容、目的が十分に市民には伝わっていないのが現状です。今後、市民の関心を高め、多くの市民の共感が得られる大会とするには、市民の方々に何を伝えていくべきか、戦略的な広報活動が必要になってきます。
このようなことから、広報の方針として、広報目的を3つに整理して実施していくこととしています。
1つ目は、ねんりんピックの開催趣旨、目的が伝わる広報として、大会の趣旨が伝わり、大会の成功へとつながる広報。
2つ目は、スポーツチャンバラの魅力が伝わる広報として、スポーツチャンバラの認知度向上につながり、今後のスポーツチャンバラの発展に寄与する広報。
3つ目は、未病改善教室の周知として、市民の健康への意識を高める広報を行うこととしています。
これら3つの目的を踏まえた効果的な広報を行う手段として、「広報かまくら」やホームページ、SNS、チラシ等を使用して広く周知していきます。なお、既にツイッターは開始しており、県が作成した動画などをツイートしています。
また、のぼりや横断幕を使って大会周知を図るとともに、当日の大会参加選手への応援も兼ねる予定としています。
大会当日までには、大会を支えるボランティアや競技補助員との協力連携関係の構築、かながわ大会の大きなテーマである未病教室の設置など、一つ一つを計画的・効率的に準備を進めていくことが必要になります。
今後も、神奈川県と連携しながら、また他市の状況を把握しつつ、大会当日に向けて準備を進めていきます。
以上で報告を終わります
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
午前の審議をここで一旦終了させていただきたいと思います。暫時休憩します。
(11時47分休憩 13時10分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第4報告事項(6)「鎌倉海浜公園水泳プールの実施について」及び日程第5「陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情」を一括して議題といたします。原局から一括して報告及び説明をお願いします。
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○スポーツ課長 日程第4報告事項(6)鎌倉海浜公園水泳プールの実施について報告します。
鎌倉海浜公園水泳プールは、令和4年7月1日(金)から9月7日(水)まで開場し、営業時間は午前が9時から12時30分、午後が1時30分から5時までとなります。
なお、令和3年7月上旬の大雨により、プールに隣接している崖地の一部が崩落したため、安全性が確保できないことから、50メートルプールと児童用プールの2槽を閉鎖し、25メートルプールと幼児用プールの2槽のみ開場します。
また、令和4年度も令和3年度と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、午前午後、各回定員100人の入場制限を設けます。
利用方法は、e−kanagawa電子申請システムによる事前予約制とし、事前の予約が100名に達しない場合は当日入場の受付を行い、定員の100人に達するまで入場を認めていく予定です。
その他、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに基づく消毒対応や案内整理に努め、十分な感染症対策を講じる中でのプール運営を行ってまいります。
以上で報告を終わります。
続きまして、陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情について説明いたします。
最初に、今回の陳情の要旨について説明いたします。
陳情者は、令和3年7月の大雨により、鎌倉海浜公園水泳プールに隣接している崖地の一部が崩落したため、安全性が確保できないことから閉鎖している50メートルプールについて、崖地の整備を行い、50メートルプールの利用再開を望むものです。
次に、鎌倉海浜公園水泳プールに隣接する崖地の一部崩落における鎌倉市の検討経緯を説明いたします。
崖地の一部が崩落した後、神奈川県藤沢土木事務所や都市整備部職員が現地を確認した上で、安全性が確保できるまでは50メートルプールと児童用プールは閉鎖という判断を行いました。現在も、50メートルプールと児童用プールには立ち入らないようフェンスを設置しています。
当該地は、土砂災害警戒区域となっており、観覧席の一部分までは土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンとなっていることもあり、崖地の安全対策を図るには、大規模な防災工事が必要となり、また、崖地の一部が民有地であることから防災工事をする前に所有者との協議・調整が必要であることなど早期の解決が困難な状況です。このため、令和4年度は崖側にある50メートルプールと児童用プールの開場は行わず、海側にある25メートルプールと幼児用プールの2か所を開場することとしました。
次に、本陳情に対する本市の考え方を説明いたします。
50メートルプールの開場に関しては、これまでも市民から要望が寄せられているところですが、先ほど御説明したとおり崖地の安全対策を施すには、様々な課題があり、これらを解決することが求められます。このため、現在、庁内でさらなる課題の抽出とともに、費用も含めた解決方法の検討を行っているところで、できるだけ早期に方向性を見出していきたいと考えています。
今後、検討状況等は、当委員会に報告するとともに、鎌倉海浜公園水泳プールを利用される皆様に説明してまいりたいと考えています。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの一括の報告及び説明に御質疑はございますか。
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○吉岡委員 今、50メートルプールの要望が結構来ているということでございまして、ただ、今の説明ですと、なかなかここでの開催は厳しいのかなと思いながら、じゃあ、いわゆるほかのところでできるのかどうかですよね。今、50メートルプールというものが鎌倉にはないと。近隣でも50メートルプールあるところはあるんですか。
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○スポーツ課長 近隣ですと、藤沢にあります県立スポーツセンターに屋内の50メートルプールがございます。あと、屋外ですと、藤沢の秋葉台のプールですね。そちらですとか、あとちょっと離れますけれども、平塚市にも屋内の50メートルプールがあるというふうに確認しております。
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○吉岡委員 水泳のいろいろ競技とかね、いろんな人を育てていくという意味ではやっぱり要望に沿ってあげられればいいなと思うんですが、例えば今、深沢のまちづくりの中にプールを造るという方向だとは思うんですけれども、その中で、例えばこの50メートルというプールも計画の中に位置づけられるのかどうかね。ちょっと今まだ検討中だと思うんですけど、その辺伺いたいと思います。
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○スポーツ課長 深沢地域に体育館を設置する場合に総合体育館という形でプールを合築するというのが公共施設再編計画の中で示しておりますけれども、そのプールを25メートルにするか、50メートルにするかというのは、まだ方向性が出ていない状況でございます。この後、スポーツ推進審議会ですとか、また利用される皆様のパブコメなどを通して検討してまいりたいというふうには思っております。
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○納所委員 まず、現行25メートルプールと、あと幼児用のみということなんですが、やはり児童用のプールも併せて今使えなくなっているということなんですが、これは教育委員会に聞くべきことだと思うんですが、小学校の水泳指導ですね、それに以前は利用していたと思うんですけれども、現在の利用はどのようになっているかというのは御承知でいらっしゃいますでしょうか。
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○スポーツ課長 令和4年度の学校の水泳授業につきましては実施しないというふうに伺っておりますので、令和4年度の利用はないというふうに思っております。
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○納所委員 ということは、コロナも含めて近年、そういった水泳の授業でプールの利用はないということ。山崎小学校等は「こもれび」を使うというようなお話もございましたけれども、これ単に遊びのプール、遊泳のプールということだけではなくて、子供たちの水泳指導にも役立つ施設ということで長年の実績のあるところなので、そこが使えなくなるというのは非常に痛手だと思うんですけれども、事前予約で100名までということと、あと午前と午後と時間帯を分けているんですが、例えばこの利用するとき午前からお昼を挟んで午後まで利用するということは可能なんですか。
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○スポーツ課長 事前予約制にしたことと、あとお昼休憩を1時間取らせていただいて、その間に人の入替えの状況ですとか、あと消毒を行う関係でその時間帯は使えないような設定としております。
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○納所委員 以前、プールの休止、廃止ということが話題がなったときにも設備の老朽化ということが言われました。要は、管理棟、事務棟というものもあったんですけれども、プール自体の設備の老朽化というのがありましたけれども、今現在、設備は更新していないですよね。直し直し使っているという状況なんですが、設備上の課題というのはありますでしょうか。
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○スポーツ課長 令和3年度中に補正をかけさせていただきましたけれども、やはり老朽化、さらに令和2年度に使用しなかったということでかなり劣化が進みまして、排水の問題ですとか、あと、ろ過機の問題というところで令和4年度開催に当たってはかなり修繕をかけたということになります。今後、もし50メートルプール、崖地の対策などをして児童プール、50メートルプールをやるにしても、さらにまた使っていない期間がありますので、修繕という形での費用がかかるというところは大きな課題だと思っております。
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○納所委員 議会としてはかなり多くの市民要望があったということで、何とか工夫をして再開しなさいというような過去の経緯がございました。それだけ貴重な50メートルプールであるし、また歴史のある、市営プールというね、古い方たちは言っておりましたけれども、その中で、例えばこのレッドゾーンである崖地を抱えていて、幾ら50メートルプールの範囲まで大丈夫だといっても近接していることには変わりはなくて、現在の状況が放置されている中でこの幼児用プールと25メートルプール、これを開設するに当たっての安全対策はどのように考えていますか。
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○スポーツ課長 令和3年7月に崩落した際に藤沢土木事務所ですとか、本市の都市整備部で調査をしていただいた中で、まず50メートルプールと児童用プールの部分がさらなる崩落があったとしても、ある程度、逆に受け止める場所になるのではないかというところで、そこを閉鎖することで25メートルプールと幼児用プールを使う上では安全が確保できるという判断で開かせていただいたという経緯がございます。
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○納所委員 一つの緩衝帯としてということだと思うんですけれども、ただそれはずっとそのままの状況が長く続くというのは非常に心配な部分が継続するわけでございます。こういった課題解決に向けて取り組むということなんですが、都市整備部や県の藤沢土木事務所との調整もあるでしょうけれども、ここは本当に崖地対策というのは聞くべきことだと思うんですけれども、その安全性確保ですね。崖地の対策をこれから話し合うと思うんですけど、一つの方向性というのは、例えばスポーツ課にはお話は来ていますでしょうか。
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○スポーツ課長 今回、50メートルの再開についての陳情が出たこともですし、それ以外にも日々スポーツ課にも要望がある中で崖地の対策については相談をさせていただいております。その中でやはり公園としての機能も坂ノ下はありますので、そこでの公園の整備計画ですとか、そういったところも視野に入れて今後話合いをしていこうということで調整をしているところでございます。
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○納所委員 以前、サーフ90ですか、というような計画があったときにエリアを一体でエリアに含めて利用していこうというお話も聞いたことがあるんですが、今後は、例えばですが、大規模防災工事であるとか、民有地であるということの課題を克服して何らか整備、もしくは防災工事等を施すという可能性というのはあると考えていいのか、ないと考えていいのか、その点、伺いたいんですが、スポーツ課としての見解を伺いたいと思います。
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○濱本健康福祉部長 防災工事として崖地の対策を行うに当たり、プールの安全性を確保する上での崖地対策をするということになりますと、数億円、金額については詳細のものは現時点では出ませんけれども、数億円単位の費用は最低限かかるというような概算の数値は得ているところでございまして、この金額をかけてプールの再開を図るべきかどうかの部分につきましては、健康福祉部単独でのちょっと答えは現状すぐには出せないという状況の中で、今後検討を、この数字を念頭に入れた上での検討をしていくという方向で考えているところでございます。
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○納所委員 じゃあ、最後にしますけど、今後の鎌倉海浜公園水泳プールの在り方についてなんですが、以前の流れでいうと、もう老朽化でこれ以上更新ができない。さらには、深沢地域に総合のスポーツ施設整備を考えているということで廃止の方向で行くのか、例えば今後の計画によるけれども、ここを、いわゆる海浜公園として水泳プールも整備されている海浜公園として維持をしていくのか、再整備していくのかということがございます。つまり、このいわゆる市営プールがこの先どうなるのかということなんですよね。廃止の方向を念頭に置いているのか。それはまだ決まっていないと考えていいのか。存続する可能性もあるのかどうか。その点はいかがでしょうか。
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○スポーツ課長 現時点での考え方ですけれども、公共施設再編計画の中では、坂ノ下地域での再構築はしないというところで深沢地域での体育館での合築というような計画となっております。さらに、スポーツ推進の計画におきましても今のプールが使える限り使うというところで、そこでまた新たに設備を造ってというような計画は今のところないというような状況でございます。
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○藤本委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
まず、報告事項(6)鎌倉海浜公園水泳プールの実施についての報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
次に、陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情について、委員間討議の御発議はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含め、御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 いろんな角度での質疑を伺って、なかなかここでの50メートルプールというのは難しいのかなというのはちょっと思うんですが、ただ深沢のまちづくりの中で、今、造ろうとしている中でも50メートルプールの要望が非常にあるということでは、やっぱりそういう方向がまだ検討されているという段階だということや、それから海浜公園の計画とか、そういうところでもまだこれから検討ということも踏まえまして、この50メートルプールを何とかしてほしいということを踏まえて、私としては継続で、少し皆さんの気持ちを踏まえて対応していっていただきたいなと思います。継続で。
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○中里委員 現状、安全確保というところで利用できないということは致し方ない状態なのかなと思っております。解決方法に関しても、方向性を今後調査していくというところと崖地対策というところで、大変大きな何かしらの対策を取るとなると、大きな予算の計上が必要になってくるというところがありますので、しっかりと方向性を検討、見定めていっていただきたいなというところで、継続でお願いいたします。
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○井上委員 私もいつも子供たちと使っていて、本当に憩いの場ですごくいい場所だなと思っていましたけど、やっぱりあの崖に対してはちょっと危険性だったり、津波が来たらどこに逃げるんだとか、そこら辺の不安というのはありつつ、でもあの場所が本当によくて友達とかと一緒に行ったりしていたので、なくなるというのは残念ですけど、やっぱり安全第一ということを考えますと、今はちょっと使える状況というのはよく考えなくてはいけないのかなと思いますので、継続でお願いします。
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○後藤委員 私も、じゃあ継続でお願いしたいと思います。基本的にはこの崖地を整備し、50メートルプールを利用できるようにしてくださいということ自体は、今の現状から説明いただいたように厳しいということになるんだと思うんです。ただ、ちょっと一つお願いしたいのは、やっぱり最終的に深沢に移動するという方向性がある中で、今、リスクとベネフィットをてんびんにかけながら、いつ撤退するジャッジをするのかという時期が不明確だというところが多分一番問題だと思いますし、やっぱり市民の人たちもどうなのかなと分からない状態になっているんだと思うので、そういうのが分かった時点で早めにアナウンスしていただきたいなということも含めて、でも一方では、こういう市民の方たちの憩いの場所だったり思い出の場所だったりとか、健康増進の場所であることも間違いないとは思うので、引き続き検討してほしいという意味で継続にさせてもらえればなと思います。
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○納所委員 市民要望の高い水泳プールの在り方ということで、今回の陳情もお気持ちは同感で、よく使えれば使えたことにこしたことはないわけですけれども、市民の安全性を確保するという上で当然大きな課題があるということは承知しております。そういった意味で水泳プールの整備の要望が高いということで、今後、深沢の整備用地であるとか、いろんなところに整備をするということも含めてプールの在り方はぜひ検討していくべきであろうと思いますし、一方、その崖地対策については、これ大規模防災工事も必要ですし、民有地であるという課題がありますけれども、このまま放置しておいていいということではないということでありますので、そういった動向も見極めたいと思いますので、継続扱いとしたいと思います。
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○志田副委員長 私は結論を出すということなんですけど、まあ皆さん継続なんですけど、この鎌倉海浜公園についてはいろいろな経緯があって、議会側からの経緯もあるということで今日まで来ていると思うんですけど、今日のスポーツ課長の答弁がとても最後きれいにまとまっていて方向性が課としてしっかり示されているなと感じましたので、結論を出すでもよろしいかなと思いました。
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○藤本委員長 陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情に関しては、多数により継続審査といたします。
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○藤本委員長 それでは、次の日程に移ります。日程第6「請願第1号感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○市民健康課長 日程第6請願第1号感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書について説明します。
初めに、本請願の要旨とその理由について説明いたします。
本請願の要旨は、科学的根拠に基づいた感染症対策の正しいマスク着用方法を広く広報し、間違ったマスク着用を是正することを求めるというものです。
請願の理由については、新型コロナウイルス感染症対策のマスク使用は、厚生労働省、経済産業省、消費者庁によると、「症状等ある方が飛沫によって他人に感染させないために有効」「他人からの飛沫を防ぐ予防効果は相当混み合っていない限りあまり認められていない」とのことであり、感染予防効果は限定的であることが分かるとし、その一方で、国民の間ではマスク着用について正しい理解がされておらず、必要性がない状況での着用が広がっており、健康被害、免疫力低下、子供たちの成長への影響などが懸念されるところであり、特にこれからの時期は熱中症に対しての注意が必要であることから、こうした状況を改善するために、行政による積極的な発信が必要不可欠であるとし、科学的根拠に基づいた感染症対策の正しいマスク着用方法を広く住民に広報し、間違ったマスク着用を是正することを求めるためとしています。
次に、この請願に対する市の考え方を申し上げます。
マスクの着用については、従来から国・県においても一律に全ての場面、状況においてマスクを着用するように求めているわけではなく、令和2年度の夏の時点で既に、熱中症予防として状況に応じてマスクを外すように周知を図っており、本市においても、同時期から熱中症対策として距離をとる、水分をとる、マスクをとる「3つのとる」を推奨してきたところです。この「状況に応じてマスクを外すこと」について、どういった場面で外してよいのかという声や、マスク着用が長期化する中で表情が見えにくくなることによる影響を懸念する声があること。また、これから気温、湿度が高くなる季節になるため、熱中症のリスクが高くなることが懸念されることを理由に、国は、現在の感染状況や流行しているコロナウイルスの特徴を鑑みて、令和4年5月20日付でマスク着用に関する対応方針を発表しました。この対応方針は、基本的な感染対策としてのマスク着用の位置づけを何ら変更するものではありませんが、身体的距離が確保できないが会話をほとんど行わない場合のマスク着用の考え方を明確化するとともに、オミクロン株の特徴を踏まえ、一時的に対応を強化してきた保育所等における2歳以上の子供マスク着用について、オミクロン株への対応以前の取扱いに戻すことを示したところです。
具体的には、屋外でのマスク着用については、ランニングなど離れて行う運動や、鬼ごっこのような密にならない外遊びなど、屋外で、2メートル以上を目安として他者との距離が確保できる場合はマスクを着用する必要はないこと。徒歩での通勤など、屋外で人と擦れ違うことはあっても、会話はほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要がないこと。屋外であっても、近い距離で会話をするような場面では、引き続きマスクの着用を推奨すること。夏場については、熱中症になるリスクが高くなるので、前述のマスクを着用する必要はない場面では、マスクを外していただくことを推奨することとし、屋内でのマスク着用については、他者との距離が確保できており、会話がほとんどない場合は、マスク着用は必要ないこと。他方、会話を行う場合は着用を推奨すること。距離が確保できない場合で、会話を行うときはマスクの着用を推奨すること。加えて、通勤電車の中など距離が確保できない場合で、会話をほとんど行わないときについても、着用を推奨することとし、子供のマスク着用については、これまでも2歳未満については、マスク着用は勧めておらず、この取扱いに変更はないこと。2歳以上の就学前の子供については、オミクロン株への対応として、令和4年2月から、保育所等において、可能な範囲で一時的にマスク着用を勧めてきたが、今般、この取扱いについて、2月の変更前の取扱いに戻すこと。具体的には、個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めないこととしています。
このように、国はマスク着用の考え方等について、リーフレット等を活用しながら具体的な事例を挙げて周知を図っているところではありますが、この対応方針の発表後、マスクを外してもよい状況下において依然としてマスクを着用しているケースは多く、これから高温多湿の季節を迎えるに当たり熱中症等の心配もあることから、本市としても国の対応方針にのっとり、改めて広く市民に周知してまいりたいと考えています。
具体的には、「広報かまくら」や市ホームページで周知を図るとともに、必要に応じてSNS等その他媒体を活用してまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症に対する対応方針については、その時々の感染状況や流行している株の特性に応じて更新されるものであるため、市としても最新の情報を市民の皆様に適切に御案内するように努め、引き続き感染症対策を進めてまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの原局からの説明に、御質疑はございますか。
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○納所委員 まずこの請願にあります、感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書とあります。この間違ったマスク着用というところにちょっと引っかかってしまうんですけれども、例えば、今、間違った着用が見受けられるのかどうなのかということなんですね。現在のマスクの着用状況において。その状況はどのようなお考えでいらっしゃいますか。
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○市民健康課長 実際に、一人で歩いているとき、歩いていらっしゃる方でも、高齢者の方とか、なかなかマスクを外さずに、つけたまま歩いていらっしゃる方とかも確かにお見受けします。
ただ、メディアでも結構いろいろな場面で報道されていますし、皆さんが皆さん、正しいマスクの着用の仕方を理解しないでそうしているわけではなくて、恐らく他人への気遣いですとか、近隣の目とか、多分いろいろな理由があって、あるいはアレルギーの方はやっぱり多分、時期的につけたい時期もありますし、皆さん、いろいろな理由があってつけている方もいらっしゃると思いますので、この場合は必要ないんじゃないかなという場面で着用されている方みんなが間違った理解をして着用しているわけではないものと考えます。
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○納所委員 この請願の理由にあるんですけど、マスクの感染予防効果は限定的であるというふうに断定されているんですが、マスクの感染予防効果についての見解は、もしあれば伺いたいと思います。
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○市民健康課長 そこの認識の違いもあるのかなと思うんですけれども、厚生労働省のホームページに掲載されているQ&Aによりますと、「マスクは、相手のウイルス吸入量を減少させる効果より、自分からのウイルス拡散を防ぐ効果がより高くなります。仮に50センチの近距離に近づかざるを得なかった場合でも、相手だけがマスクを着用するより、自分だけがマスクを着用するほうが、より効果が高く、自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを7割以上抑える研究結果があります」と記載がありまして、飛沫感染を予防する上で、マスクの着用は重要であると示されています。
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○納所委員 国民の間では、マスク着用について正しい理解がされておらずと言いつつも、5月20日に対応方針が示されました。このマスク着用について、その対応方針の在り方、これは変更ではなくて、よりマスクの在り方を明確化したものというふうに捉えておりますし、オミクロン株以前に戻すというようなお話も先ほど伺いましたけれども、外してよい場面がこの対応方針の中で明確化されたと考えてよろしいかどうか、確認したいと思います。
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○市民健康課長 具体的に、例えば図書館など、屋内でも距離が取れてほとんど会話がないような場面ですとか、屋外ですとランニングしていて擦れ違うときに、擦れ違う程度でしたら外して大丈夫だよという、本当に具体的な場面が今回示されましたので、委員おっしゃるとおり、より皆さんに分かりやすく今回周知がされているというふうに認識しています。
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○納所委員 それを受けての鎌倉市としての広報の在り方ということで、「広報かまくら」、それからホームページやSNSを活用するということなんですけど、具体的な在り方、広報の仕方がもし定まっていたら、伺いたいと思います。
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○市民健康課長 「広報かまくら」につきましては、7月1日号に掲載予定です。
ホームページのほうは、この5月20日の通知を受けまして、新型コロナ感染症の特設サイトのほうで、県のマスクの着用の考え方のほうにリンクを張らせていただいております。
SNSにつきましては、この後、熱中症が心配されるような、気温が高くなったときには、随時発信をしていければと考えております。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切らせていただきます。
次に、委員間討議の御発議はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認しました。
それでは、取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 私も、請願の趣旨のところでは、間違ったマスクの是正をということとか、私は違和感を感じるものはありますけれども、ただ、今、新たにマスクの着用の問題について、5月にもそういう具体的な明示がされたり、それから、これから夏の暑いときにかかっていくときに、改めてそういうお互いの、自分の健康を守り、相手の感染を防ぐという意味でも、やっぱり正しいマスクの使い方という点を広報するということは大事かなと。
ただ、この前提条件は、ちょっと私は違和感はありますが、でも今、そういう時期に改めて確認していくということは大事かなという思いはありますので、これは継続ということで、私はお願いしたいと思います。
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○中里委員 今、課長のほうから御説明いただいたとおり、国のほうからも明確な、より具体的な分かりやすい指針を出していただいているというところで、私自身も自転車で今、登庁していますけれども、今日は雨なのであれですけど、この指針が出て以降、本当にマスクをしないで自転車に乗れるという、そういったことがはっきりと今、国のほうでもお示しいただけている状態だと認識しております。
国・県・市としても、そこを提示いただいているという前提で、市としても「広報かまくら」7月1号で掲載いただくというところと、その他、引き続きやっていただけるというところで、議決不要ではないかとしたいと思います。
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○後藤委員 私の結論から言うと、議決不要でいいと思います。
既にその願意を満たしているという意味でいいかなと思いますし、熱中症のことだけで言うと、去年も1年、そういう意味ではシーズンを経験していますし、マスクが確かにリスクの一つではあるとは思うんですけれども、それのほかにも、温暖化の問題とか、いろいろな環境要因、ファクターもありますから、そういう意味ではそんな簡単に測れるというか、予測できるものではないというふうに個人的には思いますし、あとはやっぱり、間違ったマスク着用というのが医療従事者としてはどうも腑に落ちないといいますか、医者から見たら多分みんな間違ったマスク着用している人たちでいっぱいなんだろうなということも考えると、ここはちょっと、ここまで言うのは言い過ぎなんじゃないかなというところもあります。
結論から言って、議決不要です。
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○井上委員 すごく悩んだんですけど、正しいマスク着用と間違ったマスク着用というのが、やっぱり本当に急にコロナになって、市民の方たちもどれが正しいのかというのは本当に難しいところの中、2年半過ぎて思うのは、私は子供がいるので、子供に正しい着用というのはやっぱり難しいとは思う。高学年ですら、マスクをして、外したら話していいとか、そういうことの判断はやっぱりすごく難しくて、そこで子供たちは注意し合ったりとか、けんかになったりとか、そういうところでいじめにつながったりというのは聞いているので、そこら辺のマスクの着用を子供にするのは、ちょっとどうなのかなというのもあって。
今は、特に熱中症の時期で、本当に子供たちはコロナの重症化のリスクよりも全然、熱中症のリスクのほうが、生死に関わるという意味では、本当に私も今、心配して、外せないという状況がどうにかならないのかなというところが心配なんですけど、でもマスクにはメリットもデメリットもあって、やっぱり個人のライフスタイルがすごく関わってくるのかなと思うんですね。家族に妊婦さんがいたりとか、疾患を持っている方がいたりとか、そういう家庭の場合はマスクについて子供には厳しく言うだろうし、そこに対して外せということも、それも強制に当たるのかなと思いまして、お互いが配慮できるような、マスクを外す、外さないの配慮というのはしていかなければいけないのかなというのと、子供には大人が関わって、生死に関わることがないような対応をしてほしいというのは、すごい今、本当に私も心配しているところなんですけれども。
ちょっと長くなっちゃったんですけど、この請願書に関しては、間違った着用とかというところが、やっぱり私も引っかかるなというところがあって、でも、思いとか、その子供たちへの影響というところは本当に賛同できるので、継続でお願いします。
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○納所委員 5月20日の国からの対応方針を受けて、また、県からも示されているということで、それを基に市のほうでも広報の在り方を考えているということ、実際に動き始めているところでございますので、マスク着用の在り方については、ある程度、方針、方向性が示されているということで、願意は満たされていると思います。
間違ったマスクの着用というのは、例えば運動会で、例えば徒競走等でマスクをしながらさせるみたいな場面がもしクローズアップされたとしたら、それはおかしいだろうということの不安というのも、十分理解ができるわけでございますけれども、国から示された対応方針に基づいて、その場面、場面においてマスクの着用を勧める、もしくは強制をしない、それぞれの立場においてはマスクを着用するということ、それから周囲の安全を心がける、自分だけではなくて周囲への安全を心がけるという意味でのマスクの着用の在り方も示されているということで、願意は満たされていると思いますので、私は議決不要としたいと思います。
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○志田副委員長 私も結論を出すで、納所委員と同じです。
すみません、議決不要なので結論じゃないですね。議決不要です。
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○藤本委員長 それでは、請願第1号感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書につきましては、多数により議決不要といたします。
暫時休憩いたします。
(13時55分休憩 13時56分再開)
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○藤本委員長 再開します。
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○事務局 請願第1号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各議員から出された意見を基に正・副委員長で御協議いただきまして、議長に御報告することでよろしいか、確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○藤本委員長 では、日程第7「請願第2号ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を求める請願書」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 日程第7請願第2号ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を求める請願書について説明します。
まず本請願の要旨ですが、ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に関する国の通知に基づき、神奈川県と連携して、因果関係の有無にかかわらず、住民が気軽に相談して受診できる診療体制の構築を市に求めているものです。
次に請願の理由について説明します。
厚生労働省は令和4年3月24日付で全国の都道府県に対し「遷延する症状を訴える方に対応する診療体制の構築について」の通知を発出しました。この通知では新型コロナワクチン接種後に遷延する症状を訴える方への対応が可能な窓口体制と医療提供体制が確保されていること、また、関係機関の連携体制が構築されていることを確認し、必要に応じ体制の見直し等について検討すること、及び住民や各都道府県内の関係者に対し、相談窓口の連絡先や受診の方法について、因果関係の有無にかかわらず受診できる診療体制を整えて情報を周知することを求めたものです。また、接種者が受診を希望する場合は、まず身近な医療機関を受診していただき、必要に応じて専門的な医療機関を受診できる体制を確保するよう、都道府県はあらかじめ医療機関に協力依頼を行うとともに、住民からの相談に対応できる体制を整備することとされています。
この通知の内容を踏まえ、基礎自治体である本市に対し、神奈川県と連携して、可能であれば市独自に相談窓口を設置して、因果関係の有無にかかわらず、住民が気軽に相談して受診できる診療体制の構築を求めているものです。
この請願に対する市の考え方を申し上げます。
令和4年3月24日付の通知に先立ち、国は、各都道府県に対し令和3年2月1日付で「新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応を疑う症状に対する診療体制の構築について」の通知を発出しています。その通知で新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応を疑う症状について、被接種者が受診を希望する場合は、まず、身近な医療機関を受診していただくこととし、その後、必要に応じて、専門的な医療機関を円滑に受診できる体制を確保するよう都道府県はあらかじめ医療機関に協力依頼を行うとともに、住民からの相談に対応できる体制を整備することを求めています。
これを受けて、神奈川県では24時間年中無休体制で、副反応等相談コールセンターを開設しており、新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応を疑う症状について住民からの相談を受け付けています。
令和4年3月24日付「遷延する症状を訴える方に対応する診療体制の構築について」の通知では、国は都道府県に対し、令和3年2月の通知に基づき構築した診療体制について状況の確認を求めており、改めて確認すべき3つの事項として、まず新型コロナワクチン接種後に遷延する症状を訴える方からの相談について、対応が可能な窓口体制が確保されていること、2点目として新型コロナワクチン接種後に遷延する症状を訴える方について、対応が可能な医療提供体制が確保されていること、3点目として新型コロナワクチン接種後に遷延する症状を訴える方に対応するための関係機関の連携体制が構築されていることを挙げ、必要に応じ体制の見直し等について検討することを求めています。
また、これらの確認や見直し等を行った結果、遷延する症状に対応可能な診療体制が確保された場合には、受診を希望される方が必要な医療機関を受診できるよう、住民や各都道府県内の関係者に対し、相談窓口の連絡先や受診の方法について適切に周知することも求めています。
請願提出者は、可能であれば市独自に相談窓口を設置して、因果関係の有無にかかわらず、住民が気軽に相談して受診できる診療体制の構築を市に求めていますが、既に神奈川県が24時間年中無休体制で副反応等相談コールセンターを開設しており、相談窓口として機能していること、また、市では、このコールセンターの情報を接種券に同封する通知や毎号の「広報かまくら」で周知を行ってきていること、さらに、接種後の副反応に係る相談といった市町村で対応が困難な医学的知見が必要となる相談体制の確保については、国が示す「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」において都道府県の主な役割とされていることから、市として独自の相談窓口を設置することは考えておりません。
本市としてはこれまでもワクチン接種後の副反応を疑う症状を訴える方から問合せがあった際は、地域のかかりつけ医等の医療機関への受診や、神奈川県の副反応等相談コールセンターへの御相談について御案内をしてまいりました。今後も引き続きこの体制を継続するとともに、神奈川県から新たに診療体制についての情報提供があった際には速やかに市民の皆様に周知できるよう取り組んでいきたいと考えています。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○吉岡委員 これは全国というか、他地区から出されていたりするんですが、鎌倉で具体的に、今、県がコールセンターを設置して、それで聞いて、それで自分のかかりつけ医に相談して、それで診療するというルートだそうですけれど、具体的に市にぜひやってほしいというような、直接そういう要望があるんですか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 相談窓口自体の設置についての御要望というのは、直接は受けておりません。ただ、副反応が終わり、例えば健康被害の救済の制度がどうなっているのかと、そういうようなお問合せは来ておりまして、その点については、コールセンターもしくは市のほうの電話の中で、適切に説明をさせていただいているところです。
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○納所委員 この2月1日付で副反応があった場合の診療体制について、まずはかかりつけ医に御相談いただいて、そしてそこから難しいようであれば専門医という、その体制ができているということだと思うんですけれども、これについて、例えばその周知の仕方ですよね。例えば今、接種券に同封をしてということもありましたけれども、受ける前より、実は例えば集団接種会場で接種をした後に、例えばもしこういった副反応があった場合、こういう御相談ができますよという案内も効果的じゃないかと思うんですけれども、そういった副反応等の診療体制の案内のやり方については、現状で問題なし、課題はないというふうにお考えかどうかを伺いたいと思うんですが。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員おっしゃるとおり、接種された後に副反応が出てきたときに、やはりどこに相談したらいいか分からないという、そういうところがあるかと考えております。
今、現状では、市のホームページもしくは広報というところで、毎回御案内はしておりますけれども、やはりそういう相談体制があるというところ、御自身で調べないとなかなか分からないというところもありますので、例えば接種して最後待機のところ、そのときも体調が悪くなったらお声がけしてくださいということは書いてありますが、そういうところで、御自宅に帰ってからとか、日にちがたってから調子悪くなったというところで、あそこに相談できるんだなというものが調べられるように、そういう掲示の工夫などもしていきたいと考えております。
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○納所委員 過度に広報すると、かえって不安を増してしまうという逆効果もあるかと思うんですけれども、ただ、もし心配なときはこういった相談窓口がありますよという、一つの安心材料として捉えてもらえるような広報の仕方というのは、工夫の余地はあるかと思うんですね。
ただ、これはあくまでも相談であるとか、その後の診療体制というのは県の仕事であるということだと思うんですね。市が独自に相談窓口を設置してというその要望に応えることは難しいと思うんですけれども、ただやっぱり、相談するときはまずいきなり県というよりも市に相談が来るというケースが考えられると思うんです。もし市に相談があった場合、どのように対応しているのか、ちょっと伺いたいと思います。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 まず副反応について、例えば受診したいという御相談をもしいただいた場合につきましては、かかりつけ医を御案内するということになります。ワクチンを理由として調子が悪いことなのか、それともこれまでの体の具合から調子が悪いのかというところも含めて診ていただくには、やはりかかりつけ医が適切であると考えています。
また、国のほうも、かかりつけ医を第一義的に、副反応を疑う場合はかかっていただくということを示していますので、そういう御案内をするというところと、あとは制度的な部分ですね。副反応を受けて、医療費がかかってしまった。そういうところのことにつきましては、先ほども御説明したとおり、健康被害救済制度というものがございますので、そういうところは漏れなく御説明させていただいております。
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○納所委員 例えば、ある一定の年齢になると、かかりつけ医というのは自然に行きつけのお医者さんという形で出来上がってくるんですが、例えば若年層、もしくは健康で問題のない方というのは、なかなかそういった受診する機会というのも、健康診断以外なかなかないでしょうし、かかりつけ医としての認識というのは薄い世代もあるんじゃないかと思うんですね。
例えば、そういった副反応というのは、若い方のほうが多いというふうに伺っております。その際、かかりつけ医に御相談という、かかりつけ医がないんだけれどという不安があった場合、それを解消しなければいけない。その場合には、医師会の協力が必要ではないかと思います。こういった場合の、鎌倉市の医師会との連携は、どのようになっておりますでしょうか。
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○矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 かかりつけ医がない方もいらっしゃいますので、もしそのような御相談、今までちょっとそういう御相談自体はなかったものですけれども、もし御相談いただいたときには、例えばここの病院に行ってくださいという、副反応に関しては、そういう決められたものがないので、地域の中で、症状を聞きながら、例えばどこに副反応が出ていると訴えられているのかというところで、例えば内科がいいのか、そういうようなお話をお聞きしながら、それでもちょっと決めかねる部分があれば、医師会とも相談をしながら、その情報を適切に市民の方に提供していきたいというふうに考えております。
医師会のほうでは、かかりつけ医、もしくはその医療の中で、副反応の重篤なものとか、判断ができないものについては、医師会のほうには国また県のほうからさらに三次の対応の協力医療機関の情報が来ていますので、そちらのほうを御案内するというのは医師会内でも周知がされているものですので、その辺りは漏れなく対応できているというふうに考えております。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ある方いらっしゃいますか。
(「なし」の声あり)
それでは質疑は打ち切ります。
請願第2号についての委員間討議の御発議はありますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
それでは、取扱いを含め、御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 今もいろいろ質疑を伺っていまして、やっぱり具合が悪くなったときは、もう本当にそれだけで大変な状況の中ですから、身近な市役所の中で対応があると思うんです。
ただ、専門的なことというものの相談窓口ということではなく、もう少し分かりやすい、今、お話があったような、例えばかかりつけ医がいない場合には医師会でとか、そういうところがぱっと分かるような、そういうところが必要かなと。
やはり具合が悪くなっちゃうと、この間もそうですけど、本当に体を動かすのも大変な状況の方たちもいらっしゃるわけですからね。ですから、そういう今までのいろいろな、ちょっとまだもう少し充実したほうがいいということも踏まえまして、検討していただきたいと。
ただ、市がいわゆる専門的な相談窓口という点では、ちょっとなかなか厳しいのかなとは思いますが、医師会との協力も得ながら、ちょっとそういうことを対応していただきたいという思いもありまして、それは様子を見たいと思いますので、継続とさせていただきます。
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○中里委員 今、御説明いただいた中で、やはり国・県・市の役割というものが明確にされているというところで、今回の診療体制の構築だとか相談体系に関しても、令和3年の2月から通知がなされており、もう既に1年以上の運用がしっかりとできているという認識ができました。
もちろん、改善点だとか、市独自の指針までいかなくても、医師会の協力だとか、そういったことは必要な場面というのはあろうかと思うんですけれども、基本的には今回の請願の要旨であります、診療体制の構築だとか相談というところは既になされているというふうに思いますので、こちらも議決不要としたいと思います。
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○後藤委員 私は、結論から言って、結論を出すでいいかなと思っています。
いろいろ内容を考えてみると、自分の知り合いにもワクチン接種後の副反応と思われる症状が遷延している友達がいますし、そういう子たちが早く症状が落ち着いて、またふだんどおり生活できるようになればいいなという思いがあるということを考えると、やっぱりそういう人たちが落ち着くまでは、しっかりちゃんと国・県と連動して、そういう人たちを見守っていってほしいという気持ちはあります。
ありますが、願意を満たしているということと、今回のことに関して言うと、鎌倉市で相談窓口をつくってくれというのは、やっぱりちょっと現実的ではないのかなという観点から、私は結論を出したいと思います。
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○納所委員 長引く副反応の症状を訴える方に対応する診療体制というのは、まずは県の役割であるということ、その状況を確認した上で、相談窓口を整備すること、医療体制を確立すること、それから各部門の連携を取るということは、受診体制につなげるという、これは県の役割であると思いますし、そのための24時間のコールセンターも設置をして対応しているということでございます。
当然、副反応が長引けば不安というのが増してくるのは、これはもっともでありますけれども、それに対応する体制というのは構築しようと、実際に構築して動いているということでもありますし、また、市においても、かかりつけ医等を案内するようアドバイスができるという体制は整えられているかと思います。
不安であることはもっともだと思いますけれども、この請願に関しては、そういった意味で、県の役割としてある程度構築されているということを踏まえた上で、結論を出すべきだというふうに思っております。
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○井上委員 副反応の方たちは本当に大変だと思うし、不安だと思うので、そこら辺のケアというのは、よりしっかりしてほしいなとは思います。
そういう副反応がある方というのは、やっぱりまず市に相談に行くと思いますので、私もそうですけど、かかりつけ医がいない場合というのは、じゃあどうすればいいんだろうというところも、やっぱり心配な方もいらっしゃると思うので、そこら辺の対応みたいなものを、医師会の方たちとよりうまく、やってほしいなというのがあるんですけれども、神奈川県のやっていることで、市の独自の窓口を設置するというのは、やっぱり現実的ではないのかなと。結局、今の対応と同じになってしまうのかなと思うので、議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 私も、議決不要です。既に構築されていると思いますので、議決不要です。
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○藤本委員長 暫時休憩いたします。
(14時19分休憩 14時22分再開)
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○藤本委員長 再開します。
今、継続1名、結論を出すが2名、議決不要が3名となりまして、委員会の運用として、4名を多数とするというところで、今、6名のうちですと、4名になったところを多数とするので、例えば多数として進む場合には、4名同じ答えが必要というところで、今、3名と2名と1名というところで割れているんですけれども。
吉岡委員が継続という御判断なんですけれども、今その結論を出すか、議決……。
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○吉岡委員 4名というのは、どこにそういう記載があるんですか。今、幾つかに分かれて、それでどうするかという判断をするというのは分かるんですけど、4名というものの根拠が、ちょっと今初めて私、そういう面では出たものですから、どういうことで4名となっているのか、ちょっとその根拠を教えてください。
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○藤本委員長 暫時休憩します。
(14時23分休憩 14時30分再開)
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○藤本委員長 再開します。
議決不要かについて、委員の皆様にお諮りさせていただきたいと思います。
先ほど議決不要以外のお答えを頂いた委員の方に、本件が議決不要かというお諮りをさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
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○吉岡委員 私は先ほど申しましたとおり、もうちょっと様子を見たほうがいいと立場ですので、私はその議決には加わらずに、退席させていただきたいと思います。
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○後藤委員 私は議決不要で。
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○納所委員 私は変わらず結論を出すとしたいと思います。
議決不要ではなくて、取り上げて、議決すべきものというふうに考えております。
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○藤本委員長 暫時休憩します。
(14時31分休憩 14時32分再開)
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○藤本委員長 再開します。
議決不要が4名となりましたので、請願第2号ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を求める請願書については、議決不要となりました。
事務局お願いします。
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○事務局 請願第2号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか、御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、職員入替えと換気のため、暫時休憩します。
(14時33分休憩 14時45分再開)
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○藤本委員長 再開します。
以降の日程において、傍聴の希望者が4名以上いることから、最大6名までの入室を認めることとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。
当委員会所管部局の職員紹介をお願いいたします。
(職 員 紹 介)
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○藤本委員長 それでは、日程第8「議案第13号業務委託契約の締結について」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
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○学校施設課長 議案第13号業務委託契約の締結について、説明いたします。
議案集(その3)、5ページから6ページを御覧ください。
また、7ページから13ページを御参照ください。
本件は、鎌倉市立小・中学校冷暖房設備設置業務委託について、一般競争入札の方法により、株式会社二十一設計と契約を締結しようとするものです。
契約金額は、20億9770万円で、契約期間は、仮契約の期間も含め、令和4年(2022年)6月8日から令和5年(2023年)3月31日までとなります。
本業務は、特別教室等に冷暖房設備を設置するため、工事に関する調査、設計、積算、施工、監理等の一切の業務を、1事業者に一括して委託する手法により実施するものです。
また、本業務の対象は、既に冷暖房設備を設置している大船中学校を除く小・中学校24校の理科室、家庭科室、図工室等の専科教室や、視聴覚室、少人数教室など、主に児童・生徒が学習等に利用する教室を予定しています。
施工に当たっては、児童・生徒の安全性を確保し、学習環境に十分配慮しながら、万全の体制で取り組みます。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○吉岡委員 全校に設置されるということは、大変よかったと思っております。
その上でですけど、前にテレビや何かを設置したときに、できれば地元の業者さんが参入できるような御配慮が必要じゃないかと。地元の小規模事業者さん、町にね、結果的にお金が潤うように、回るようにということで、私も提案したことがあるんですが、残念ながらあのときはたしか1者で大きなところがやりましたけど、今回はどのような御配慮をいただけるんでしょうか。
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○学校施設課長 施工業者は、今説明したように、受注者が実施する入札で選定することにしておりまして、入札に当たって地元企業の受注確保に努めることを仕様書に明記しておりますので、入札の参加者の条件を定める旨、そこの辺りに注意を図っていきたいと思っています。
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○納所委員 念願の冷暖房設備の設置ということでございます。これによって、各学校全ての教室に冷暖房は整備されるというふうに考えてよろしいでしょうか。
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○学校施設課長 教室と、今説明した特別教室等については、全部設置されるというふうに見込んでいます。ただ、職員の方が利用するような更衣室とかというのは、ちょっと今回は対象に入ってないんですけれども、児童・生徒が利用するところは全てつくような計画です。
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○納所委員 残るは体育館ということになるかと思いますけれども、ただ、以前にまだ普通教室にも冷暖房が設置されていないときの質問で、各学校の電力の供給が追いつかないというような御答弁を頂いたことがあるんですけれども、これは普通教室に設置された段階で、その特別教室分を賄うだけの電力は来ているというふうに考えてよろしいでしょうか。
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○学校施設課長 普通教室に冷暖房設備を設置するときも、キュービクルの部分をいじったところもあるんですけど、今回の特別教室まで見込んでおりませんで、今回は、新たに改造するところとか、電気に限界があるところはガス式のものという選択もあるかと思って考えています。
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○納所委員 じゃあ、特に電力供給を増やすよりも、ガスのヒートポンプ等、そういったものをそれぞれの学校に応じてというふうに考えてよろしいかと思いますけれども。
その運用の仕方なんですけれども、例えば各学校で普通教室の冷暖房の使用についてルールを決めているかと思うんですが、今回、理科室、家庭科室、図工室、視聴覚室、少人数教室、これは生徒もふだんから使うような教室になりますけれども、その運用のルールというのは統一で決めるのか、学校ごとに決めるのか、それは各学校に任せるということで考えてよろしいでしょうか。
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○茂木教育文化財部次長 教育総務の立場からお答えさせていただきます。
普通教室の冷暖房につきましては、今、一定のルールを設けておりまして、夏場につきましては28度設定、冬場につきましては18度から20度の設定で、今運用しているところでございまして、今後、特別教室にも状況を見ながら、その辺のルールを決めていきたいと考えております。
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○納所委員 そのルールなんですけど、あまり厳格過ぎてもという印象を持っているんですね。
特に、今年の夏は電力需要が賄い切れないかもしれないという懸念がございまして、さらに子供たちは大人以上に熱中症の心配がある。マスクする、しないという議論もございましたけれども、その意味で、今年つくっていうわけではないんですけれども、今回の既に普通教室等で設置している冷暖房も含めて、エアコンの使い方ですね。この電力需要等に合わせて柔軟に対応できるのかどうなのか、その点はいかがでしょうか。
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○茂木教育文化財部次長 また設置されまして、一定の期間の様子を見ながら柔軟に対応していきたいと考えております。
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○納所委員 心配なのが、老朽化した校舎の在り方ということなんですけれども、設置するに当たって、特に特別な工事が必要もしくは工夫が必要という場所があるかどうか、もしくはそれを見越した上で見積もっているのかどうかを伺いたいと思います。
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○学校施設課長 特段、校舎の構造的に配慮するところはないかなというふうに考えています。
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○中里委員 今回、冷暖房を24校設置ということなんですけれども、コロナ禍で、通常の冷暖房設備だと換気機能というのは機能の中に入っていないというものだと思うんですけれども、そうすると、エアコンをつけていて、一定時間でまた換気をしたりとか、そのような形になるんですけれども、今回の導入機種に関してはどのようなものになっていますでしょうか。
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○学校施設課長 換気の機能はついていない冷暖房設備になります。
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○中里委員 ということは、定期的に換気をしていくというような、そんな認識でよろしいでしょうか。
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○学校施設課長 教室に換気扇が設置されていますので、換気扇と、授業の合間に窓を開けて換気するような形になるのかなというふうに思います。
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○中里委員 せっかく冷暖房設備を入れて、窓を開けてしまうと、その温度設定に持っていくまでまたかなりのエネルギーを消費してしまうような形になろうかなと思うんですけれども、その点のお考えはいかがですか。
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○学校施設課長 このコロナ禍においては、ちょっとやむを得ないかなと思っているところです。
どうしても、授業の合間は二方向の窓を開けて換気をするようなことになっているので、どうしても暖まったり冷えたりというのは、温度が戻ってしまうというのは、この時期はやむを得ないかなというふうに考えています。
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○中里委員 コロナ禍というところで、現段階ではというところかと思うんですけれども、逆に換気機能を備えたような機種というものの検討はなかったんでしょうか。
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○学校施設課長 よく分からないんですけど、業務用の通常学校につけているようなもので、換気機能とセットになっているものというのは、あまりないのかなという気がしていて、三菱でいうロスナイとか、空気を循環させるような装置はあるんですけれども、今回は現状、学校が断熱性とか気密性がそんな高い建物でないので、そういったものの設置は見送っているところです。
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○中里委員 見送ったというところで認識いたしました。
ちなみになんですけれども、今このような機器とかの品不足という、半導体だとか、あとは戦争だとか、中国のコロナの関係もあるかと思うんですけれども、その辺で、今回、工事が来年の3月までに完了と、契約上はなっておりますけれども、そこら辺は心配ないでしょうか。
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○学校施設課長 受注者が決まりまして、ちょっと話をしたところ、年度内の完了はできるだろうというふうな見解をお示しされておりました。
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○中里委員 では、今年の夏はできる学校は多少あるかもしれないけれども、来年の夏には全校で冷房は完備されているというような、はい、承知しました。
それと、工事に当たって、通常の、学校でこういった工事をするとき、しっかり対策を取られていると思うんですけれども、学校が行われているときの工事というのはあり得るんでしょうか。
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○学校施設課長 基本的には多分、児童・生徒がいない時間帯での工事になるのかなというふうには思います。
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○中里委員 これだけの工事、24校に分散するとしても、相当なトラックだとか危険な場面というのも出てこようかと思いますので、ぜひ、夏休み中だとか、週末、夜間なんかもあり得るのかもしれないんですけれども、そういったところ配慮をしっかりとしていただいて、行っていただけるといいなと思っております。
あと、先ほど、吉岡委員のほうからもお話ありましたけれども、ぜひ、市内事業者がしっかりと仕事ができるような、そんなところを原局のほうでも承知をしていただければと思います。よろしくお願いします。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切らせていただきます。
次に、委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認しました。
御意見ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認しました。
これより採決に入ります。議案第13号業務委託契約の締結について、原案に御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員挙手により、議案第13号は原案のとおり可決されました。
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○藤本委員長 では、日程第9「議案第7号指定管理者の指定について」及び日程第10「陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情」を一括して議題といたします。
まず陳情第4号について、説明者の方、発言席に移動をお願いします。
説明者の方に申し上げます。発言時間は10分以内でお願いいたします。また、発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
それから、個人情報に関する発言、公序良俗に関する発言、議員個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので、御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 岩田氏 それでは、座ったままで失礼します。陳情4号について、願意を説明させていただきます。
お手元の資料にあると思いますが、市のほうの資料で、プロポーザルをやったときの点数表が出ていると思います。
今回、鎌倉CITYパートナーズとシダックスの2者によるプロポーザル方式による選定が行われ、高い得点をつけた鎌倉CITYパートナーズが鎌倉市生涯学習センターの指定管理者として選定されたわけであります。
この構成団体は、相鉄企業株式会社並びに、構成団体として株式会社小学館集英社プロダクションというふうになっております。5館合わせて5年間で8億円を超える指定管理料を払い、民間に生涯学習センターの運営を委託するという事案であります。
私のほうでは、この事例について、構成団体である小学館集英社プロダクションについて調査をいたしました。お手元に資料がございますが、静岡県三ケ日青年の家カッターボート転覆事故調査報告書がございますので、御覧いただきたいと思います。これは大きなニュースになりましたので、当時私も、新聞で、あるいはテレビで連日報道されていたのを記憶しております。
これはどういう事故かといいますと、指定管理で静岡県が委託した小学館集英社プロダクション、これは資料の2枚目のところに静岡県県立三ケ日青年の家の概要というのがございます。ここは平成22年4月から指定管理者制度を運用し、青年の家の運営を民間に委託したわけでございます。それで、そこに応募してきた小学館集英社プロダクションが、指定管理を行うということになりました。所長以下職員が全て民間に委託されたわけであります。
平成22年、この年に、2010年6月18日に事故が起きました。この日は非常に天候が荒れて、午後12時2分に大雨・雷・強風・波浪洪水注意報が出ました。にもかかわらず、指定管理者である小学館集英社プロダクションの社員である所長は、カッターボートの訓練を強行したわけであります。カッターボートは手こぎボートです。浜名湖に浮かべて、中学校の1年生のボート訓練を実施しました。
この注意報は12時2分に出ております。しかし、この訓練を始めたのが13時35分で、出港したのは14時35分。つまり、注意報が出た後であります。これは青年の家の指定管理者に伝わっていた。注意報は。ところが、学校側には注意報が出ていることを一切、校長以下には伝えていなかったということが、この調査報告書で明らかになっております。
その結果、天候が荒れ、強風が吹き、波が高くなり、ボートが転覆する事故が起きました。消防署に救助要請をし、レスキュー隊も到着しました。所長がモーターボートを出し、何とか岸にこのボートを戻そうとしました。しかし、この小学館集英社プロダクションの社員である所長は、曳航の訓練を一切受けたことがない。モーターボートの訓練を受けていない方でした。その方がやったがために、転覆してしまいました。そしてついに、1人行方不明ということが分かりまして、悲しいことに西野さんという女子中学生、1人が死亡したという悲しい事故であります。
このことがこの教育委員会の調査報告書に記載された、報告書の写しが皆さんのお手元にあるわけですけれども。これは非常に問題の事故でありまして、注意報が出ているのに訓練を強行したという事実、その注意報を学校側に知らせていなかったという事実、所長はカッターボートの曳航の訓練を受けていなかったという事実、数々のまさに法令遵守をしていなかった事実が明らかになっているわけであります。
このことで思い出すのは、最近、大きなニュースになりました、知床の観光船の転覆事故であります。これもよく似たようなケースでありまして、強風・波浪注意報が出ているにもかかわらず、カズワンといわれる観光船を出してしまったわけであります。それで、船長が操縦不能になり、行方不明者を合わせて26人が、いまだに分からない人もたくさんいますけれども、犠牲になるという痛ましい事故になったわけであります。
この両方の事故は、注意報が出ているのに、船を強行して出したということがよく似ております。しかも、昨日今日のニュースであるとおり、この運行会社は免許を取り消されるという、今、聴聞会が開かれました。つまりもう事業できないということになったわけであります。それほど重い事故だった。
この小学館集英社プロダクションはどうでしょう。この事故があって、確かに反省して、今日のこの陳情の願意でもあるんですけど、法令遵守を社内である程度行うということを検討したようであります。また、慰霊の日を設け、この女子中学生が犠牲になった日は皆さんで追悼するということをやっているようです。しかしながら、事業からは撤退してないわけであります。
私は、死亡事故を起こした事業者は、こういう命を預かるような事業は絶対もう二度とやってはいけない。そのような烙印を押されるに等しいと考えます。
今回、鎌倉の生涯学習センターを、構成企業であるこの事故を起こした小学館集英社プロダクションに委ねるということに対して、私は非常に強い危惧の念を抱いております。
私たちの公民館です。子供たちも利用します。そこをかつて注意報が出ているのに船を出し、中学生1人を犠牲にさせてしまった、こうした非常に問題の過去を持つ事業者に、指定管理8億円というお金をかけて鎌倉市が委ねようとしているわけであります。
このことをきちんとこの委員会、あるいは本会議で検証していただいて、本当にこの指定管理者としてこの事業者がふさわしいかどうかを検討の上に、ぜひ議決をしていただきたいと思います。それが陳情の願意です。
私たち市民が利用する、生涯学習センターです。5年間の契約です。そこにこのような痛ましい過去を持つ事業者に委ねていいものなのかどうか。知床の運行会社はもう免許取消しで事業ができなくなっている。しかし、小学館集英社プロダクションは事業を継続しているわけであります。そこに鎌倉市の生涯学習センター5館の指定管理を全部委ねてしまう。運営管理です。海に出すとか、そういう事業を直接やることはないと思いますけれども、しかし、こうした事故を起こした業者に、私たち市民の命を預かる仕事をさせていいんでしょうか。そのことをぜひ検討していただきたいと思う次第であります。
社会教育法は、第21条に、公民館は市町村が設置すると書いてあります。第23条に、営利を目的とした事業を行ってはならないと書いてあります。生涯学習センターは公民館であります。この社会教育法の精神からも、民間委託は反するのではないでしょうか。私は、誠に今回の指定議案に関しては、危惧の念を抱くわけであります。
もう少しまともな業者が選定されればまた違ったかもしれないですけれども、この相鉄株式会社と一緒に組んでいるパートナーの小学館集英社プロダクションに関しては、誠に問題のある過去を持っているわけですから、やはり法令遵守の精神がどうなっているかはきちんと検証した上で、今回、議会はこの審査をしなければならないという責務を背負ったというふうに私は考えます。皆さんがどういう判断を下されるか、これは私たちにとって非常に重要な意味を持つと考えます。
もし議会がこれを承認するならば、こうした過去を持つ業者でも、その後きちんとした立て直しをしたから許されるんだという判断をしたというふうに捉えるのか、どうなのか。私は非常に強い関心を持って、この議会がどういう対応するかを見守りたいと思っています。
要するに、陳情自体は指定議案を否決せよということを求めているわけではありません。法令遵守体制を検証してもらいたいということを求めた陳情であるということは強調します。
しかし、この事故報告書にあるとおり、死亡事故を起こした事業者が構成団体になっているということは、非常に重い事実であります。
そのことをきちんと議員の皆さん、委員の皆様方には、頭に入れて審査に当たっていただきたいということを切にお願いいたします。私からの陳述とさせていただきます。
以上です。どうもありがとうございました。
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○藤本委員長 それでは、次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員におかれましては陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。
それでは、質疑のある方は御発言をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
それでは、陳情の説明書に対する質疑を終了といたします。
説明者の方は傍聴席にお戻りください。
それでは、次に、原局から一括して説明をお願いいたします。
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○瀬谷教育文化財部次長 日程第9議案第7号鎌倉市生涯学習センター指定管理者の指定について、その提案理由を説明いたします。
議案集(その1)は18ページになります。
本件は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、鎌倉市生涯学習センター条例に定める鎌倉生涯学習センターほか5施設の指定管理者を相鉄企業株式会社と株式会社小学館集英社プロダクションの共同事業体、鎌倉CITYパートナーズに指定しようとするものです。指定期間は、令和4年10月1日から令和9年9月30日までの5年間で、指定しようとする団体は、鎌倉市生涯学習センター指定管理者選定委員会の審査結果を踏まえ選定したものです。
指定管理者選定の経緯について説明いたします。資料を合わせて御参照ください。
選定を行うに当たっては、提案内容を公正かつ適正に審査するため、社会教育や生涯学習センターの管理運営について知識・識見を有する者及び財務関係等、行政運営等に知識・識見を有する者から選出した5人の委員による鎌倉市生涯学習センター指定管理者選定委員会を設置し、現地確認、書類審査、プレゼンテーション及びヒアリングを経て、指定管理者として適格であるか審議を行いました。
第1回選定委員会は、令和4年2月24日に開催し、本市の生涯学習センターにふさわしい指定管理者について協議をいただくとともに、募集要項及び仕様書については、今まで実施してきたアンケート結果及び説明会における利用者等の意見・要望をできる限り反映するため、3月9日に開催した第2回選定委員会まで継続して協議を行いました。加えて、第2回選定委員会では、選定基準の項目及び配点について協議するとともに、最低基準を6割とすることを確認したところです。
次に、2団体からの応募を受け、第3回選定委員会を5月7日に開催し、提案書類の確認を行うとともに、プレゼンテーションのテーマ等についての協議を行い、5月14日に第4回選定委員会を開催し、公開プレゼンテーション及び選定委員による質疑を行いました。
審議の結果、鎌倉CITYパートナーズは、若年・現役世代に向けた取組が期待できること、また、全世代にわたる取組や地域ごとの特性を捉えた運営が期待できるといった講評を得、指定管理者選定委員会の総意として、鎌倉市の生涯学習センターの指定管理者候補者にふさわしいとの結論となりました。
この選定委員会の結論を踏まえ、教育委員会5月定例会における「鎌倉市生涯学習センター指定管理者の指定について」の議論を経て、指定管理者候補者の選定に至ったものです。
なお、議決後につきましては、速やかに教育委員会において、指定管理者の指定を行うとともに、当該指定管理者の名称等の告示を行い、告示後は指定管理者との協議を経て、指定期間となる5年間の基本協定を締結します。
また、この基本協定を締結するために必要な債務負担行為の設定につきましては、今定例会で補正予算の御審議をお願いしております。
続いて、日程第10陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情について、説明いたします。
陳情第4号の要旨は、構成団体の法令遵守の姿勢について適正に検証し、指定管理者としてふさわしいかをきちんと調べるよう求めるものです。
陳情の理由は、今回選定された指定管理者候補者、鎌倉CITYパートナーズの構成団体企業が、過去に指定管理業務を請け負っていたときに、死亡事故が発生したことを捉え、今回の生涯学習センターの指定管理業務者を選定するに際し、構成団体の法令遵守の姿勢を適正に調査したのか、指定議案の審査に際して、構成団体の安全対策の取組をきちんと検証することを市議会に求める、というものです。
指定管理者の指定に至る経緯を含め説明いたします。
生涯学習センターに指定管理者制度を導入するに当たり、有識者で構成する指定管理者選定委員会の協議において、仕様書への反映事項や選定基準の評価項目等について議論を重ねてきたところです。
この中で、管理運営の基本方針や施設管理上の必要な考え方の一つとして、管理運営の執行体制、災害時等における危機管理体制について議論がなされ、その結果を踏まえた内容を仕様書に反映するとともに選定基準を定めてきたところです。
指定管理者選定委員会における選定に当たっては、応募団体から提出された指定管理者指定申請書等における安全管理体制、危機管理体制を含め提案内容について確認を行うとともに、プレゼンテーションにおける専門的な知見等から質疑応答も行った上で、最終的に鎌倉CITYパートナーズが指定管理者として選定されたものです。
なお、生涯学習課においても、応募団体が類似施設の運営を担っている近隣自治体等における運営状況等が適切になされているか確認を行いました。
今後、基本協定の締結に向け、事業者との協議を行ってまいりますので、改めて、施設管理上の視点に留意しながら所要の作業を進めてまいります。
なお、指定管理者の運営に移行した後においても、定期的な打合せを毎月開催することで情報共有等を図り、適切な施設の維持管理に努めていくとともに、教育委員会として管理・監督も行い、全ての市民にとって使いやすい施設としてまいります。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑ございますか。
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○井上委員 指定管理者の募集に応じて提案を行った事業者が2者ということですが、候補者となった鎌倉CITYパートナーズがもう一方より優れていると評価された点をお伺いします。
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○瀬谷教育文化財部次長 まず、指定管理者の選定委員会において、委員の皆様から御好評いただいたのが、やはりサークル等、どこにも属していない人、今利用していない人たちも含め、広い視点での事業展開が期待できるといった点、非常に高い評価を頂いていました。
また、オンライン等のサテライトやリアルタイムのオンラインとの併用などの講座運営も期待している。また、空いてるお部屋を自習室等に開放する提案なども、今のニーズに合っており期待しているといった点、それから、今回資料にも示させていただいておりますとおり、若年・現役世代に向けた取組が期待され、将来的には全世代に向けた事業展開が期待できるといったことが、選定委員会から出されたところです。
我々事務局としても、今回提案書を拝見したところ、講座を通して人と人とをつないで、地域でのサークルの発足を支援するといった、そういった活動、広い意味での活動の支援をしていただけるのかなと。また、課題としておりました、夜間や若年層の利用促進のため、自主事業として予約がない集会室を自習スペース等としても開放するなど、柔軟な運営も期待できるといった点、こちらについては事務局としても非常に期待しているところです。
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○井上委員 新しい、利用していない人たちをもっともっと広げていくという点は、その取組はすごくいいかなと思うんですけれども、やっぱり今まで使っていた利用者団体の方たちの意見も反映してほしいというところで、今回、利用区分についての陳情とかが出されているというところで、5年間の指定期間の前半で再度変更になるという可能性もあるというところで、そこら辺は、公募で情報提供などはしているんでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 指定管理者の仕様書においても、事前準備の段階から、利用者さんの意見をしっかりと聞いて、そういった必要な意見を聴取し、よりよい施設にしていくことについては、仕様書にも既に求めておりますし、まだ正式に指定議案、議決をいただいていないので、直接的に鎌倉CITYパートナーズさんと今の段階から打合せはやってはいないところではありますけれども、今回参加してくださった方々、非常に熱心にホームページ等も見ていただいておりますので、今の生涯学習センターの管理運営の状況がどういうものかということは御承知いただいていると、そういうふうに認識しております。
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○井上委員 次、今年1月に生涯学習センター登録団体を対象に行ったアンケートに、「今後、指定管理者の選定に向けた仕様書に御意見等をできる限り反映させていくため、アンケート調査を実施します」と書かれていましたが、仕様書にはどのように反映したのかを伺います。
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○瀬谷教育文化財部次長 やはり、アンケートの中で非常に多かったのが、利用団体の登録や講座申込みについて簡便化していただきたいといった御意見を、非常に多く頂きました。
やはり、今はコロナもあるんですけれども、鎌倉の場合は、特に耐震工事後、非常にロビーが殺風景になっておりますので、そういったロビーの活用ということも、利用者さんのほうから多く御意見を頂いているところです。
また、講座についても、新しい視点等を取り入れた講座ですとか、やはり生涯学習センターとして、若年・現役世代の参加や利用促進、裾野を広げていくことは大事だろうということ。あと、やはり夜間の利用の方から、特に社会人の方が多かったんですけれども、利用料金が事前お支払いになってしまうとなかなか難しいので、夜間の利用料金ですとか、あと職員の配置、なかなか今ですと警備員だけのところもありますので、その辺、夜間の配置はぜひお願いしたいとか。あと、もちろん先ほども、仕様書にもうたわせていただいていますが、利用団体等との懇談会、そういった開催はぜひお願いしたいといった御意見を頂いておりますので、そういった点を仕様書のほうには盛り込んできて、選定委員の皆様にも、その辺りは確認していただいたところです。
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○井上委員 利用者さんの懇談会など、やっぱり丁寧に行っていただいて、反映させていくというのが、すごく大事かなと思うのですけれども。
やっぱり、フリースペースの活用というのはすごく期待しているところで、若い人たちがあそこに居場所として使えるというところ、居心地のよさとか何か、そういう気軽に集える場所が充実しているというのが、若い世代が利用するに当たってすごく期待したいんですけれども、そこら辺の方針というか、費用負担はどのような形で考えているのかを伺います。
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○瀬谷教育文化財部次長 先行している、この小学館集英社プロダクションが担っている大和市でも、ホームページを拝見するとフリースペースの開放をなさっていたので、条例上の整理をどういうふうになさっているんですかということを、これは私のほうで大和市のほうに確認したところ、自主事業として展開していると。自主事業ということですので、もちろん使えるお部屋というのは、詳しく見ると、その時々によって違っているんですね。私どもの仕様書についても、実際に2か月前になっても申請がないお部屋については、自主事業として展開してよいですよという形を取らせていただいておりますので、そういった形で合致するんだなというふうに理解したところです。
今、聞いているところでは、そこに参加費、利用料みたいなものは、大和市でも取られていないということで、仕様書のほうにも特段そういったことを書いていないので、無料で提供という形で考えられているというふうに見込んでおります。
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○井上委員 指定管理料についてなんですけれども、今までの生涯学習推進委員会の方が、ボランティアの方が企画する講座に係る経費は指定管理料に含むと書いてありますけど、その自主事業に関しては、指定管理者が自らの収入にすることができるというふうに書いています。
今までの講座ももちろん大事にしてもらいたいなというところで、そのバランスというか、市民活動のほうを優先させてもらうというふうになっているんでしょうか。その自主事業について、もし分かることがあればお願いします。
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○瀬谷教育文化財部次長 仕様書においても定めさせていただいていますとおり、何でもかんでも自主事業としていいものではなく、一定の基準で、またそれをやる場合はやはり生涯学習課のほうに相談するようなこと、あるいはそういったのっとっているかどうか、きちんとこちらとしても、事業計画の中で見ていくと定めております。
指定管理者の提案書を拝見すると、やはり若者世代ですとか、そういった夜間の利用を促進するために、一定程度まずはお試しみたいなのですとか、そういうフリースペースで集客をして、それで今後の自分たちが開設していく講座、こちらについては参加費をどのぐらい取るのか、また、あるいはサークルになった段階でお部屋の利用料を払っていただくみたいな形で、裾野が広がることで、最終的にお部屋の稼働率が上がっていくこと、そういったことを恐らく期待されているんだろうなというふうに見込んでいるので、先行投資という言葉が適切かどうか分からないんですが、まずやはり、施設を若い方、現役の世代の方により広く知ってもらうというために、こういった自主事業に取り組まれるのかなというふうに考えておりまして、自主事業のほうを優先させるということにはなっていないというふうに考えております。
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○佐々木教育文化財部長 若干補足をさせていただきますと、そもそも生涯学習センターは貸館という機能がございまして、今、井上委員が御心配の、自主事業によって貸館の部分が減ってしまって、利用者が使えなくなってしまうのではないかというようなところを危惧されているのかなと思われるんですが、そこにつきましては、基本的に利用者団体が先に優先的に使っていただく、または推進委員会が空いているところで講座をやっていくということを優先として、それでも空いている部屋については、今回の指定管理者のほうで自主事業をやっていいですよと。それも限定として2か月前になっても空いているようなところについては自主事業をやっていいですよというような仕様書にしていますので、そこら辺は、利用者の方については御心配いただかなくても、予約が取れるというような形を考えております。
また、講座のことですけれども、これまで推進委員会のほうが中心となって、講座の企画、実施、運用等をやってきていただいていたんですけれども、推進委員会としても、やはり若年層向けの講座をどのようにやっていったらいいのかというところのノウハウが難しいというような御意見も頂いていたところなので、そこについては、今回の指定管理者と一緒になって、どういった講座を展開していくのかということで、鎌倉の市民のところも含めながら、一体的にやっていく、協働してやっていくというような体制を取っておりますので、指定管理者が何でも自主事業を優先的にやっていってしまうというようなことはないような形での仕様書にして、それに基づいて、今回の応募をいただいたということでございます。
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○井上委員 やはり利用者団体、今まで使っていた方だったり、新しい若い方たちが使いやすいような形で進めていってほしいなというところがあるので、そこは分かりました。
若い人たちというのは、やっぱり忙しかったりするので、結構急に時間を取って、その日にやりたいという方もすごい多いんじゃないかなと思うので、そこら辺を懸念したのですけれども、優先してやっていただくということで、ぜひよろしくお願いします。
あと、最後に老朽化についてなんですけど、各施設が老朽化していて、状態を保っていくというところが重要なのかなというふうに思っているんですけれども、修繕について、50万円以上の老朽化の修繕は市が負担して、それより少額の場合は指定管理料からというふうになっていますけど、それよりも少額な場合は、指定管理料の中から指定管理者が経費負担するということでしょうか。
指定管理者と市の連携というのが、安全が損なわれないというところで、管理運営の在り方みたいなのが気になるんですけれども、いかがでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 修繕につきましては、委員御指摘のとおり、かなり今年で40年たっておりますので、そこは非常に生涯学習課としても大きな修繕、特にライフラインについてはやっていかなければならないと、これはもう十分認識してございます。
50万円以下のものについては、指定管理料のほうに積算してございますので、指定管理料の中で当然50万円未満についてはやっていただくんですけれども、場合によって、日常的に当然、生涯学習課と指定管理者の恐らく窓口になる方との、特に月次の報告のときには必ず定期的な打合せを持ちたいと考えておりますので、その中でやはりそういった維持管理の部分についてはきちんと共有して、指定管理者任せにならず、生涯学習課としても主体的に必要な修繕については責任を持ってやっていきたいと、そのように考えております。
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○井上委員 ぜひよろしくお願いします。
あと、もう一点だけ。この仕様書に、環境に配慮した取組というのがあって、市のゼロ・ウェイストかまくら、プラごみゼロ宣言、気候非常事態宣言の趣旨を鑑み、環境に配慮した取組を行うものとします。というところで、私はすごい期待している、どういうことをするのかなというのを期待しているんですけれども、例えば使い捨てプラスチックの削減とか、そういうのでウオーターサーバを配置したりとか、自動販売機なんかもどうするのかなとか、再生可能エネルギー100%とか、いろいろ書いてあるんですけど、そこら辺、何かもし進めていくというのが、ビジョンがあれば、教えてください。
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○瀬谷教育文化財部次長 今現在も生涯学習センターにはウオーターサーバを設置してございますので、こちらは引き続き当然設置していただきたいと。また、自動販売機の設置については、鎌倉市の公共施設ということを鑑みると、やはりペットボトルとかは控えていただいて、ほかの公共施設と同じように、缶を中心に、設置する場合はそのような形をお願いしたいと。
ただ、いろいろ、物によってはどうしてもプラスチックが入ってしまうものも、今提案を受けている中では、授乳室、鎌倉の東口にきらら鎌倉が1か所あるんですけれども、そこにもし乳幼児さん向けの自動販売機となってしまうと、なかなかそこはノープラというのは今、現状市場に出回っているものを見ても難しいのかなというところ、そういったことは多少配慮する、配慮というか、致し方ない部分もあろうかと思うんですけれども、ほかの施設でやっている、いわゆる飲料水の飲料のところについては、市と同じ方針で設置していただきたいと。それはこちらとしても、このように仕様書に定めている以上は、求めていくと思っております。
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○井上委員 ぜひやっぱり市民の憩いの場として、今まで大切に利用されてきた場所なので、今まで使っていた方の意見も、やっぱり最初のほうは密に意見を言えるような、そういう取組をするとともに、新しい若い方たちが気軽に利用できるような施設にしていって、あと安全・安心な施設にしていっていただきたいと思います。ありがとうございます。
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○中里委員 まず、提案概要書を拝見していて、今回の選定事業者の提案内容の冒頭のところに、利用者の意見を生かす取組というところでかなりのスペースを取っておりまして、多くの意見を吸い上げるアンケートの実施や御意見箱の活用なんかをしていく。それと、あと、利用者会議を年1回以上行う、あとは生涯学習センターほか5施設と合同の利用者会議、懇親会なんかも開催をすると、検討となっておりますので、ぜひ、とても評価させていただきたいなと思っておりますので、しっかりと市のほうでもここに関わっていただいて、利用者の皆様のよりよい施設をつくっていっていただければありがたいなと思っております。
あと、提案のところで、先ほどきらら鎌倉のお話もありましたけれども、鎌倉駅の正面にある公共施設というところで、そのロビー、今、本当に寂しい限りでありますので、ぜひ、きんきらきんにする必要はないですけれども、全年齢、多世代の方が気持ちよく過ごせるようなスペースづくりを行っていただければありがたいなと思っております。
ちょっと質問なんですけれども、選定の経過のところの資料で、採点結果が出ておりますけれども、今回の陳情を提出いただいている中で、安全面のところというのは本当に、これだけの大規模な公共施設ですので、とても重要な項目になるかと思うんですけれども、その安全面に関する基準の評価項目というのは、どの部分になりますか。2番目の「施設の適切な管理ができること」と「指定管理業務について相当の知識及び経験を有する」という、そういったところになっておりますでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 委員最初に御指摘のとおり、施設の適切な管理ができることというところの項目に、基本的に2項目設けさせていただいております。点数としては非常に高い評価をいただいたなというふうには感じております。
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○中里委員 7項目中2項目が安全管理に対する項目だというところで、そこの部分の点数は高得点だったという認識でよろしいかと思います。
ここに関しては、450点配点中349点ということだと、100点満点で考えると77点ぐらいというようなイメージなんですけど、そこに関しては、採点している立場としては、どのようなポイントと捉えておりますでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 実際に採点いただいたのは選定委員の先生方なので、この結果を見て、77点を高いか低いかというところもあろうかと思いますけれども、最低基準6割とした中で77点ということであれば、基準としては非常に高いほうの基準だったのではないかと捉えております。
獲得したのが、全体の得点が1,123点ということですので、1,400点中の8割ちょっとというところからすると、80点ぐらいが総合ということであれば、77点という、7割ぐらいということであれば、77点ぐらいであれば高かった項目だろうなというふうに捉えております。
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○中里委員 何をしていっても100点満点はないのかもしれないんですけれども、特にこの安全管理のところは、本当に100点を目指していくような指導と、運営のほうをしていただければと思います。
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○藤本委員長 再開から1時間たっているんですけど、まだ皆さん、質疑ありますよね。
そうしたら、一旦ここで換気のために暫時休憩します。
(15時46分休憩 15時54分再開)
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○藤本委員長 再開します。
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○吉岡委員 今、いろいろ伺っていまして、まずは前に、市としてのいろいろな課題がありましたよね。生涯学習センターについての課題。それは、生涯学習センターの推進事業における市としての課題ということで、若年層の問題とか、イベントや利用団体との協議事項の在り方とか、いろいろあったわけですが、それについて、平成3年度の調査のときの課題で出しているんですけど。じゃあ具体的に、市としてはどういう努力をされたのか。それで、具体的にこうしたんだけれども、こういう問題があるから指定管理になったという、これはもう既に平成3年のアンケートの結果の中でも書いてあるんですけど、市として一体どういう取組をして、どういう努力をされて、それで指定管理になったというのは、ちょっとそれが見えてこない、そもそもは。というところで、まず伺いたい。
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○瀬谷教育文化財部次長 平成3年は、令和3年でよろしかったでしょうか。
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○吉岡委員 ごめんなさい、令和ね。去年ですね。
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○瀬谷教育文化財部次長 承知いたしました。ありがとうございます。
令和3年度、様々なアンケート結果、課題がございました。その中でいろいろ御意見はありましたけれども、利用施設の予約が取りにくいですとか、夜間の稼働率が低いということを踏まえ、じゃあ本当に、開館時間を今の現行22時までやるのが、経済的な部分を含めて、本当に経費のことを考えた場合に適切なのか、そういった点もあろうかと思いました。
もちろん、指定管理者にお願いする部分と民間の力を借りる部分と、我々としてはやはり少しでも多くの人に施設を使ってほしい、利用してもらいたいということで、今回、利用区分を3区分から5区分に見直した。この条例改正を行ったことを、市として行ってまいりました。
そこの中で、合わせて開館時間を原則9時までに見直すことで、光熱水費ですとか、設備、あるいは総合管理業務にかかっている経費も1時間圧縮できますので、そこの部分を、Wi−Fiの設置ですとかそういった有効活用に使っていきたいと、そういった形で条例改正を行ってきたところでございます。
オンラインですとか、そういった若年世代の部分の講座の在り方についても、推進委員と毎月協議をする中で、どういった点がやはり課題になっているのか、どういった点で民間事業のノウハウを取り入れていきたいのかということは、丁寧なヒアリングを行う中で、やはり実際に講座をやったときに、自分たちだけではすぐに対応できない、市の職員もなかなかそこまでということであれば、ぜひそういうノウハウを持った民間事業者の力を借りたいと、そういった経過もあった中で、整理をしてきたところでございます。
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○吉岡委員 この間の条例改正は、指定管理の問題や、それから時間区分の問題、いろいろ合わさってやっておりますけど、なぜ指定管理じゃなければできないのかというところで、いろいろな課題がありますよね。
今、先ほどもあった、例えば推進委員会の中で、若年層や何かに向けたとか、オンラインや何かのそういうノウハウですか。そういうものがやっぱり聞きたいと。それは、今、市の職員じゃできないと。だから、やはり行政として、教育行政、市民の生涯学習を担っている行政として、ノウハウを蓄積していく。それが非常に求められていると私は思うわけです。
だから、例えばそういう課題をお互いに、私なんかもインターネット、いろいろなこと、分からないものがいっぱいありますけれども、それでもやはりいろいろ勉強しながらどうやっていくかということを積み上げて、それでできない部分についてはこうするということはあると思うんですよ。だから、どういう努力をされて、どうしてそういう結論になったのかと聞いているんです。
時間の問題とかそういうのは、それは今、市民の間でいろいろな意見がございます。アンケートの中で、利用者団体に何の話もなくやったということは、非常に大きな問題だって、それはまた別問題としてあります。しかし、今、指定管理になぜしなければいけないのかというところは、私には分からない。
今、いろいろな、こういうふうにします、ああいうふうにしますと出てくるけれども、これがなぜ直営でできないのかということです。その辺の説明が分からない。ということで聞いているわけです。
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○瀬谷教育文化財部次長 確かにオンラインですとか、そういったノウハウ、市の職員が直接積み上げていけばいいではないかといった御意見は説明会等々でも、利用者さんからも頂いてきたところです。
ですが、今からということになると、やはり一定の時間を要してしまいます。令和3年度もやはりコロナ禍、特に夏ですね、講座を中止しなければならない事態がありましたり、あるいは講師の先生からもオンラインというお話があったんですが、なかなかそういった準備がまだできていないと。やはりそういったものを既に先行して、他市あるいは事業者さんそのものの事業としてやられている民間の事業ノウハウを活用することで、早期に市民の方に還元することができる。これはなかなか市の職員が直接積み上げていく時間と、その活用するといったところですと、質的にもそういったノウハウ的にも、どうしても市のそこの部分は、まだまだ我々のほうも足りていない中です。
やはり学びを止めない工夫ということの中で、より利用者さんにとって還元できるということで、指定管理者制度、民間活力を使っていくということは、メリットがあると考えております。
また、夜間の職員の配置ということにつきましては、職員の配置の問題、経費の問題ということを考えますと、なかなか今、この時点で5か所、玉縄の分室を入れると6か所に市の職員を配置するということ、これもなかなか課題が大きいです。指定管理者制度を入れることで職員をしっかり配置して、夜間利用の充実、これは図っていきたいということで考えたところです。
市のほうでできるもの、例えば申込みの簡便化というところがございました。こちらについては、講座の申込みについて、試行的に令和4年の1月からQRコードを活用して取り組んで、今、少しずつ取り組んでいるところなんですけれども、できるところはやってはおりますけれども、まだまだやはり自分たちのノウハウだけでは、今のニーズには難しいのかなと、そういったところで民間事業者の力を借りるという結論を、教育委員会として、したところでございます。
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○吉岡委員 本当に残念でなりません。やっぱり指定管理というのは、この間も言いましたけど、やはり5年なら5年、3年なら3年でまた変わっていくかもしれない。市民の利益を継続的にやっていくためには、やはり職員がノウハウを蓄積していくということは、非常に大事なことだと思うわけです。
今、いろいろなことを学べないとおっしゃるけれど、例えば、いろいろな団体でやっているところに、実地見学に行ったって学べますよ。私なんか、例えば視察に行ったりするときに、ここで、鎌倉でやっていないことでも他市でやっていることについて学んで、生かそうとしていますよ。ですから、そんなことは理由にはならない。やはり本当に市民の立場で、市民の要求が本当に大事であるならば、そういうことを利用して、成功しているところの事例は何なのか、それは学べばいいことですよ。
今、いろいろな課題について、こういう課題があると言ったけど、それについて検討してきたということが、ちょっと見えないんですよね。即、指定管理が出てきているから。見えない。それはもうそれ以上言いませんけど、実際、本当にどこまで努力されたのか、そこが一番大きな問題だと思っております。
それで、今、指定管理の中でおっしゃった、例えば相鉄さんと小学館集英社プロダクションさんが今度コラボでやるということですけど、相鉄さんは、ここで見ますと、前から舞台装置の問題ではもうずっと相鉄さんがやっていらっしゃるわけだから、2者しかないうちの1者が、むしろ実際には1者でやらざるを得なかったのかなと、内心は思っておりました。これはそうじゃないんですか。
これで見ると、ずっと自分たちのところがそれをやったということを盛んに売りされてますよね。30何年間、舞台管理実績があるということで、それはやっぱり市民の側からいっても、舞台装置というのは非常に専門性があって、ノウハウが必要なところですから、そういうところは継続的にやってもらいたいというのはあるわけで、今までも既にやっているわけですよ。それ以外のいろいろな運営やなんかの問題で、市民のいろいろな要望についてどうやっていくかということは、やはり市がもうちょっと勉強してやるべきじゃないかなというのが一つ。
それともう一つ、夜間の問題ですが、生涯学習プランナーを夜間の鎌倉に常駐させますとあります。17時以降の受付スタッフを配置しますとあります。それも私はできないことはないと思いますが、それは論議しません。しかし、この各センターのプランナーについては、夜間利用者の増加に伴って増やしていくかもしれないと言っているんですけど、5年間の指定管理料の中には、どういう計画で入っているんですか。
例えば、これで見ますと、いわゆる鎌倉ですよね。多分きららのことをおっしゃっているんだと思うんですけれど、そこにプランナーを配置するということですよね。それで増えていけば、ほかの各館も配置するとおっしゃっているんですけど、じゃあどういう計画でやろうとしているのか。そこが指定管理の中にはどう反映されているのか。
鎌倉に置いて、そのほかに各学習センターにも置くかもしれないと言っている。予算措置がなければ駄目でしょう。それはどういうふうになっているんですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 確かに生涯学習プランナーを鎌倉に置くというのは、もう既に最初の提案から頂いております。議決いただいてからでないとなかなかその後のお話というのは、まだ今はしていないので、鎌倉CITYパートナーズさんとは直接やり取りしてないので、どういうことかと言われると、必ずこうですとちょっと言い切れないなとは思っているんですが。
例えば今、各地区の学習センターは、再任用を含めて6人で回しているところでございます。そこの中の職員について、徐々に、必要に応じてプランナーを増やしていく。それは恐らく、各地区館にも責任者みたいな方は置いていただかないと、今、再任用職員が担っている部分についてやっていただく部分はあろうかと思うので、そういった方にプランナー的なことも移行していくのかなと、地区館でもやっていくようにするのかなと。
実際に、他市の事例でも、図書館の運営をこちらの業者さんが担っていたようなんですが、司書の数が当初の予定よりも増えていったというようなお話も、他市の自治体から聞いておりますので、事務の職員で当初は考えていたのが、プランナーさんになって、そこの給与体系については指定管理者のほうの、恐らく指定管理料の工夫、あるいは会社としての工夫の中で対応していかれるんだろうなというふうに捉えています。
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○佐々木教育文化財部長 若干補足をさせていただきますと、業者から出ている事業計画の中でもそうなんですけれども、そもそも会社として、今回の鎌倉CITYパートナーズという共同事業体として、様々、こういう指定管理の運営をしていっていただくんですけれども、そこの中で働くスタッフの人材育成を、当然のことながら、この会社のほうでやっていきますよというふうに言われていますので、情報共有を当然のことながら、施設が様々なところにありますけれども、そこについてはしっかり情報共有をする。
また、これまで、他の公民館等で培ってきた実力のある職員を配置していただくんですけれども、その方たちだけではなくて、みんなが同じような形で様々な相談に応じられたりとか、アドバイスができたりというような体制をちゃんとつくっていきますよと。人材育成を、当然のことながらやっていきますというような御提案も頂いておりますので、そういった中で、今の吉岡委員からの御質問については、そういった対応が取れるような職員の育成をしていただきながら、今回の鎌倉市生涯学習センターの指定管理を運営していっていただけるというふうに考えているところでございます。
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○吉岡委員 本来なら、そういう職員を育成していくというのは、やっぱり大事なことなのに、それを結局指定管理に任せて、本来だったら今やっている、市民の利便性や、市民のいろんな要望を受け取って、それでいろんなことを企画できるような能力も含めて、それからいわゆるITとか、そういうものの使い方も含めて、私たちはそういう職員を望んでいるんですよ。それについて、いろんなことができないということになると、やっぱり初めから指定管理ありきみたいに思ってしまうわけです。
実際にこういうことをやって努力してきたけれど、だけれども、こういうところが足りないんだという、その努力が見えないわけ。だから結果として、そういういろんなことで、今、夜間も必要だ、いろんな要望がある、それについてどういう努力をされてきたのか、何が課題なのかというところが、今の現状の中で見えてこないというところに、私はすごく問題を感じております。
それともう一つ、この収支計画の中で、400万円、5年間で削減できますと。でもこれを見てみると、なぜ自動販売機がないの。それは指定管理じゃなくても、鎌倉市の職員としてだってできるんじゃないですか。
結局、自動販売機、今、きらら鎌倉にないんですかね。ほかのところにはあるんですけど。そういうところは、もう別に指定管理じゃなくても分かることでしょう。それでやって、今、いわゆる全体の収入支出との関係で軽減していくことができるわけでしょう。これで400万円削減できますよというのはいかがなものかと。それは指定管理にしなければできないのかと、ちょっと思ったわけです。
ですから、一つ一つ、適正な運営というのは大事ですけれども、指定管理をやることによって、本当に継続的な市民のいろんな願いが、いわゆる社会教育ということの願いが継続的にやっていけるかどうか、本当に見えてこない。市がこれだけ努力したけど駄目だというならまだ分かる。というところが一つあります。
それともう一つは、やはり市民のための指定管理だと言うんですけれど、先ほど一番最初に利用区分の問題がありましたけど、いわゆる若年層とか、今使っていない方たちに広げる。それは大事なことですよ。いろいろな面でね。だけれども、今利用している人たちの気持ちや利用しにくいということを無視して進めることが、本当にプラスになっていくんでしょうか。
私は今、2時間単位にしてもらったら困るということで、皆様からいろいろな御要望を受けていますけれど、やはりその方たちは、指定管理そのものについては別に反対とか言っていませんよ。本当にそれが必要であるならば、それを受け入れてもいいんだけど、利用する人たちが利用しにくくなっているという、そこをそのまま無視して今、進めていいのかと。やはり本当は、一旦立ち戻ってやるべきじゃないかと。最後に、結果的には指定管理がいいとなるかもしれないけれど、今、本当の意味で、若年層の方たちを増やすと言っていても、今利用している人たちの要望、今すごく不満がある方たちを残していいんですか。それで、市民の立場ということで、よいものになるんですか。それをちょっと伺いたいと思います。
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○瀬谷教育文化財部次長 令和3年6月、また令和4年1月のアンケート結果からも、長時間利用、2時間を超える利用のニーズと、2時間未満でいいよという利用のニーズが拮抗していた結果だったというふうに捉えております。なので、今、実際に2時間を超える利用の方々からすると、2時間単位になってしまうと、非常に使いにくいと。
もう一方で、実際に我々の窓口ですとか、お電話でお話しいただく中には、2時間単位になったことで、利用料、今まで3時間、あるいは4時間分を払わなければいけなかったのが軽減したので、非常に助かったということで、このまま進めてもらいたいといった御意見も頂いておりますので、やはりアンケート結果だけではなく、実際そういった生の御意見も頂いているところからしますと、双方のニーズがあるというふうには捉えております。
ですので、確かに利用しにくいという御意見もたくさん頂いておりますけれども、2枠連続ということで、4時間を超える利用時間を確保するということで、また2時間以内の方にとってもその区分でということで、双方のニーズを受け入れていくこと、これは決して問題というふうには、私どもとしては捉えていないです。
双方のニーズに応えていく。よりそういった意味では、今回の改定は、市民にとっては、全体から見るとメリットがあるというふうに考えております。
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○吉岡委員 そこが市民感覚とずれていますね。残念ながら。やはり私、大和市とかほかのところの利用料の区分を見ましたけど、大体、大和市の場合もそうでしたけど、藤沢市もそうですけど、2時間単位でも9時から11時、11時から1時なんですよ。それで結局は中途半端に2枠借りなければいけないとなると、結局、料金がすごく高くなってしまうんですよ。実際に計算してみてください、本当にそうだから。そういう場合に本当に、それでしかも11時半から1時半というところとか、14時30分から18時30分って、本当に借りるのかと、そういう側面もあるしね。本当に今利用している人たちのそういう声を受けてやるのが、本当に市民のための学習センターということで言えるんじゃないでしょうか。
それについては、もう意見が違うからこれ以上言いませんけれど、やはり本当に何のための指定管理なのかというところが、残念ながら私としては伝わってこないし、いろいろな方たちの思いを受け止めるならば、もう少し時間をかけてやるべきだと私は思っております。
これ以上は言いません。
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○納所委員 今の集会室の利用に関して、特に利用区分の時間帯の在り方には多くの意見があるということは承知しておりますけれども、例えばこの指定管理者に委ねるということで、どの程度その利用区分の在り方には柔軟な対応ができるのか。その点、まず伺いたいと思います。
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○瀬谷教育文化財部次長 利用区分の時間帯については条例で定めておりますので、そこはちょっと難しいかと思っておりますが、入替え時間につきましては、特にホールの部分は1時間ございます。また、集会室についても前後で15分ということにさせていただいていますが、団体さんによってはお片づけのほうがかかる、スタートはすぐに始めたいけれども、9時でいいんだけれどもと。ただ、今現在、実際に拝見していると、8時45分から入っている利用者さんもいるので、実際、窓口等々でも、入替え時間の活用ができることは、2時間ですぐ出なきゃいけないとかということではないので、非常に助かりますといったお声も頂いているので、そこの入替え時間をどの程度、最初の時間を使った人がどこまで延ばせるのか、あるいは次の団体さんがどうなるのか、多分その時々の形にはなろうかと思いますし、施設によっても多少、多分団体さんも違ってくるので、その構成とかも違うので、その辺り、丁寧に利用者さんの声を指定管理者と聞きながら、入替え時間の部分については柔軟な対応ができるのではないかというふうに見込んでおります。
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○納所委員 今後新しい利用区分がスタートして、それを条例も含めて見直すべき時期があるかと思うんですよね。その辺は、ある程度の見通しというのは今の段階で立てているのかどうか、その点いかがでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 令和4年10月からの集会室、2時間の予約がこの6月2日からスタートしております。実際に10月1日からホールあるいは集会室、実際に運営、2時間単位、あるいは午後の鎌倉のホールについては3時間の利用になってくるので、実際その予約の取りやすさの検証も必要ですし、利用実態ですね。そこも把握が必要だろうなというふうには捉えておりますので、やはりある程度のスパン、1か月2か月で変えるということは、やはりそれはちょっと現実的ではないのかなというふうには思っておりますので、一定期間、それが半年が適切なのか、1年が適切なのかというところはありますけれども、そこは実際に指定管理が実際に始まった中で、指定管理者と協議しながら検討を進めていきたいと考えております。
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○佐々木教育文化財部長 若干補足をさせていただきますと、今回の指定管理者の指定で提案をしていただいている業者さんからは、御説明をさせていただいておりますように、意見箱をつくったりとか、利用者懇談会を設けていきますよという御提案もいただいていますので、そういったことも、指定管理者とともに意見の集約、吸い上げを行いながら、状況が、やはり私どもが設定した利用区分がおかしいというような御意見等を頂きつつ、そこの中で指定管理者、または利用者さんの御意見なども聞きながら、適切性について判断をした上で検討を進めていきたいというふうに思っておりますので、私どもだけで例えば半年後というふうに期限を切ってやりますよということではなくて、利用実態を指定管理者のほうで意見を吸い上げてもらって、その意見を見た上で判断をさせていただきたいというふうに思っております。
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○納所委員 利用区分の在り方については、様々な意見があるということを前提に、スタート、船出をするわけでございますので、その中で意見、それから懇談を深めていっていただきたいなというふうに思うわけでございますけれども、例えば2枠連続して取った場合に、利用料金の減免というか、少し安くなるとかいうようなメリット等も、もし工夫できたらなというふうに考えるところがあるんですよね。2枠ですと、今まで1枠分でよかったのが2枠分払わなければいけないという中で、皆さんから集めるサークルの経費の中で賄うのが大変だという御意見も頂いておりますけれども、そういったサービスの在り方というのは、検討する余地があるのかどうか。これも条例改正が必要になってくる部分であると思うんですけど、その点はいかがでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 今の減免制度については、公共機関ですとか、生涯学習をやっている団体さんに対しての減免制度になっております。こちらは当然引き継いでいただくんですけれども、それ以外の減免制度については、指定管理者のほうで検討なさって、市のほうに申入れがあれば、それは可能だというふうには捉えております。細かい運用の部分については。
ですので、実際に本当に2枠連続で割引をする、しないというのが、どのような形になるのかというのが、指定管理者のほうの実績と、赤字になられても困りますので、その辺はしっかりと話合いをしながら、もしそういう提案が本当に今後出てきたとしたら、それは検討の余地が全くないわけではないというふうに捉えております。
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○納所委員 利用区分等で使い勝手をよくしようという工夫でスタートしたと思うんですけど、そんな中で、今まで使っている人たちにもメリットが感じられなければ改正の意味がないというふうに思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思いますが、例えば、先ほどからお話が出ております、大和市さん。文化創造拠点シリウスの運営ですよね。これはかなり参考になるということで、議会でも視察に行った方もいらっしゃると伺っておりますけれども、この大和市文化創造拠点シリウスの運営については、どのように評価をしているのかということと、今回の選定にその実績というのは加味されたのかどうか、その点を伺いたいと思います。
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○瀬谷教育文化財部次長 今回、指定管理者の選定に当たって、他市での実績は加味してはございませんが、実際に適切かどうか、運営がなされているかどうかというのは、生涯学習課のほうで大和市のほうに確認はしております。実際に確認をしていくと、非常に評判がよいということでお話を聞いております。
こちらについても、講座の運営については、地域のボランティアの方がパートナーとして一緒に、民間のノウハウと一緒になって開催しているということと、やはりオンラインの講座ですとか、サテライトの講座ですとか、非常に幅広く機動力を持ってやっていただいて、そういうときには、万が一のことに備えて本社のほうからも応援スタッフが来る形で、万全の体制でそういったオンラインの講座ですとか、サテライト講座をやってもらっているので、非常に幅が広がって、利用者層も広がったというふうな評価を聞いております。
安全面についても、今、2016年から担っていらっしゃるということで伺っておりますけれども、特段の支障がなく、堅実に運営していただいていますよということは、ヒアリングとして聞いているところでございます。
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○納所委員 そのノウハウが、今回、鎌倉にもいい形で影響があればいいなと思っておりますけれども、例えば、今回、応募団体2者ということでございますけど、応募団体の適格性の判断は、どの段階で判断をされるんでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 まず、募集要項のほうに、実際に応募団体が適格かということを、こういったところだと駄目ですよというふうにうたっているところがございます。
具体的には、法律行為を行う能力がないですとか、あと諸税を滞納しているとか、あと他市の事例ですね。他市の実績が健全になされているかといった点を、募集の要件として定めているところです。
まずこちらについては、指定管理者の手引のほうでも、施設の所管課がきちんとそういう滞納の部分ですとか、実際は応募団体さんが出されてきて、ちゃんと日付も新しいもので出されているので、滞納がないとか、先ほどちょっと御紹介した他市の自治体の運営については、我々の責任として確認をして、こういった形で今回提案なされているところ、市としてはこういう確認をしていますよということで、選定委員会の方にはお話をしている、そういったところであります。
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○納所委員 あと、スタートする前に、什器備品の修繕。これが私は一番こだわっているところで、細かい什器備品がもう古過ぎて、壊れていたりとか重たかったりとか、特に高齢者の多い利用グループが、椅子を出す、机を出すにも本当に汗をかいているという状況がございますので、そこら辺、何とかその前に整備しておいてほしいなあという気持ちが大きいんですけれど、指定管理がスタートする前に、什器備品の修繕もしくは入替えですね、それは市が整備することというのはあるんでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 昨年度の令和3年度の委員会等々で、そういったお話をたくさん頂いております。令和3年度については、各地区館の担当のほうにもリサーチをかけて、一部の施設で机の入替えを行いました。
また、プロジェクターについても、非常に古い型のものが多かったので、昨年度末から令和4年度当初にかけて、各地区館で使用に困らないような、ちゃんと照度も明るいものですとか、そういったことで入替えは行って、予算の範囲になってしまうんですけれども、できる限りのところで予算を使って、入替えをしております。
また、先ほど井上委員からもお話がありました修繕についても、やはりお渡しする前にもあまりぼろぼろですと申し訳ないということで、トイレ便器の不具合のところは修繕、鎌倉になるんですけれども、行ったりですとか、雨漏りしているところは対応したりという形で、できる限り引き渡す前にできるところはやっていきたいと、そういう形で今、精力的にやっております。
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○納所委員 大和市文化創造拠点シリウスみたいに、新しい建物でみたいになると一番いいんですけれど、とにかく老朽化して、大船の行政センターに関しては元大船郵便局だったところでございますし、そういった老朽化が著しい中で、施設管理、これは支所も入って、行政センターですので、支所も図書館も入っていく中で、この集会室、学習センターというものが共存するわけで、管理運営上、例えば市の支所機能、それから図書館機能と、それからバッティングすることが、もしかしたら、集会室の運営、学習センターの運営には出てくるんじゃないかと思うんですけど、その整合性は、何か課題というのはあるんでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 御指摘のとおり、行政センターに含まれている施設管理者は行政センターの長になりますので、支所長になります。
仕様書のほうでも、やはり行政センターの長との連携というのは非常に重要だということをうたわせていただいておりますし、また、行政地区の学習センターの責任者みたいな形の方が必ず窓口となって、支障のないような形、また昨今、行政センターが一時的な避難所みたいな形で使われるケースもございますので、そういったときには空いてるお部屋をそういった形で提供するようにとか、そういったことも仕様書にも定めさせていただきながら、定期的な打合せを行うということも求めていき、双方が気持ちよく過ごすことができるように努めていきたいと考えております。
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○納所委員 具体的には、施設の管理運営上、これはどちらが受け持つのかみたいなことも当然出てくると思うんですが、エリアが分かれているからそれほど大きな問題はないと思うんですけれども、そこにこそ、ずっと私が何十年も言っているような、ファシリティーマネジメントという、その在り方というのが必要になってくる。でも、それが全部市の直営の施設だったら、ファシリティーマネジメントのやり方というのは、1部門を置いて、部署を超えた管理運営ができる、戦略的にできると思うんですけど、こうやって指定管理という事業体が入ってくると、そこでさらに気をつけなきゃいけないというのもあるんですね。
ただし、ファシリティーマネジメントの一つのモデルにもなるかと思うんですよ。この6つの学習センターというものを、この団体が一括して管理運営をしていく。そこで、もし施設管理上の問題があったとして、それをどう解決していくのかというのは、大きなヒントになってくると思うんですね。当然、図面も電子化されているというふうに思いますので、そのやり方としては、施設管理になってしまうと難しいかもしれないんですけど、運営上、どう共通してファシリティーマネジメントを行っていくのかということが大きなヒントになって、これは鎌倉市にも大きな貢献をしてくれるんじゃないかというふうに思うんですね。
そういった余地が、例えばこういう事業体、指定管理者にお任せした場合に、そのノウハウをバックしていただくということは考えられるのかどうか、ちょっとそれを伺いたいと思うんですけど。
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○瀬谷教育文化財部次長 本当に行政センターとの共存の部分については、担当課としても非常に慎重に、丁寧にやり取りをしていく必要があるだろうなと考えております。
また、それは指定管理者のほうにも、そういう人材が必要だということは、仕様書にも窓口となるような職員を配置することということをうたうなどして、こちらの意思を示しているところではございますが、今後、支所と企業さんだけにお願いするのではなく、生涯学習課としても間に入りながら、今お話があったファシリティーのところがうまく回るように、またそれを一緒に回していく中で、鎌倉市のほうにもフィードバックができるようなことになれば、本当に理想的だなというふうには思っておりますが、これはちょっとこれからの話なので、お約束とまではいかないんですが、当然、そこには努めていきたいと考えております。
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○佐々木教育文化財部長 納所委員から、今、御提案いただいたように、フィードバックをどういうふうにしていくのかということなんですけれども、今、次長が言ったように、これからの課題かなというふうに思ってます。
ただ、行政センター全体を見てというと、なかなか難しいんですけれども、今回の私どもの、指定管理者の6施設になりますけれども、そこを同じ目線で見て、緊急度とか優先度とか、そういった視点で、例えばきらら鎌倉が第1優先順位になるのか、それとも玉縄のところが優先順位になるのかというのは、指定管理者の目で見て、ここはこっちのほうが優先度、また緊急度が高いので、修繕をやっていったほうがいいですよとかというような、本来のファシリティーマネジメントができるような体制というのは、多分取れると思っていますので、そういったものを例月報告をしていただく中で判断ができるということもあろうと思いますし、または年度終わりに全体を見た中で、こういった提案が出てきた中で、私どものほうとして、教育文化財部の予算取りとか、そういった中に生かしていけるということは考えられると思いますので、今後、指定管理者、議決いただいた後に基本協定等を結んでいく中でも、そういった部分を検討させていただきつつ、実際の運用の中でそういうことができるのかどうかも、指定管理者と協議ができればというふうに思っております。
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○納所委員 これで最後にしますけど、実は教育委員会こそ、このファシリティーマネジメントのノウハウって、一番大事な視点だろうと思います。
この戦略的な施設の維持管理というのは、多くの学校施設等も抱えている中で、生涯学習施設も含めてたくさんの施設を管理する、文化財も含めてですね。そういった施設運営というのは、教育委員会は他の部門よりも、もしかしてその必要性が高いのかなというふうに思っておりますので、今回の指定管理の在り方を踏まえた上で、ファシリティーマネジメントを実現していっていただきたいなというふうに思っております。
私からは以上でございます。
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○後藤委員 時間も押していますので、簡単に行こうと思います。
例えば、鎌倉の生涯学習センター、指定管理者をお願いして、5年たちました。その後、今のここの跡地がどうなるかとか、そういうこともあると思いますけど、要は、例えば中央図書館とかきらら鎌倉に関しては、行く行くはここに集まってくるという話も聞いている中で、例えば建物の修繕の緊急度とか、そういうものも、午前中も坂ノ下のプールのところの崖地をどうするんだという話が出ていましたけど、あれと同じで、老朽化してそこに最終的に住むというか、運営するわけでなければ、その修繕というのにあまり重きは置かれないのかなと思っていますけど、今回の契約上、5年以内に必ずここまでは指定管理者に直してほしいとか、最低限、例えばですけど、Wi−Fiの設備がちゃんとしっかりしているとか、そういう条件みたいなのはあるんですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 修繕のところで、ここの部分は直してくださいみたいなうたい方はしていないんですけれども、確かに今お話しいただいたWi−Fiの部分ですね、そういったものはぜひ入れてほしいというようなことは、たしか仕様書にも、Wi−Fi等そういったものについて考えてもらいたいとか、その辺りはうたわせていただいております。実際に、提案の中でもWi−Fiについては積極的な提案をいただいているので、これは期待したいところだなというふうには考えております。
修繕については、先ほど吉岡委員からも御紹介がありました、相鉄企業さんは鎌倉のホールの舞台メンテナンスはやっていただいているので、ある程度トイレとかをメンテナンスをやっている職員さんも使われている中で、状況がどうなのかですとか、利用者さんのほうからやはり、特に女子トイレの洋式化をもっとという形で、今ちょうど半数なんですけれども、もっと進めてもらいたいといった御意見があることなどは把握していただいておりますので、そういった利用者さんの声が聞こえてくるところについては、一緒に話合いをしながらだとは思うんですが、こちらのほうで申し訳ない、積み残した部分についてはちょっと対応してもらいたいみたいな話を、今後していけたらなというふうには思っております。
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○後藤委員 一定の条項というか、話はするという認識でよろしいかと思います。
私も、個人的に生涯学習センターを使わせてもらったときには、ちょうどコロナがひどかったというのもありますけど、ハイブリッドで会議をやろうと思っても、Wi−Fiが30分ぐらいで切れてしまうとか、あとは、自分、バイオリンを弾くんですけど、自宅で、アパートで弾くわけにはいかないので、近くでそういう学習センターみたいなところを借りて弾こうかなと思ったけど、音楽ホールがいっぱいとか、ほかの部屋はちょっと防音にたけていないというか、とてもそんなところで弾けないというようなところばかりなので、施設の老朽化という問題に関しては、ぜひ是正してもらいたいなと思いますけど。
例えば、じゃあこの跡地、現在地の跡地のことに関して、例えばちゃんとした音楽ホールを構えてほしいとか、そのとき指定管理者がここかどうかは分からないですけど、そういう要望に関しては、今やっているようなパブリックコメントとか、そういうところに意見を寄せればいいという認識でよろしいですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 きらら鎌倉の跡地利用ということではなく、この庁舎の跡地利用ですか。そうなりますと、恐らく今、そちらのほうを所管しているところでパブリックコメント等を行っていくと思いますので、そういったところに御意見を寄せていただければと思います。
そちらの所管課のほうが主体で動きますので、生涯学習課として、利用者さんの意見としてこういうのがありますという御紹介はしますけれども。主体的に動くのはそちらの所管課になりますので。一緒に話合いはしますけれども、もしそういった機会があれば、そちらにお寄せいただけたらと思います。
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○後藤委員 もう一回確認ですけど、じゃあ、今回この鎌倉CITYパートナーズさんに5年間お願いしますというときに、最終的にはここに来るということも前提で話はしますか。そこだけちょっと確認させてください。
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○瀬谷教育文化財部次長 今回の募集要項とか、仕様書には、そういったことはうたっておりません。あくまでもこの5年間の運営をお願いしたいということで、募集したところでございます。
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○後藤委員 後出しじゃんけんみたいになるといやなので、初めに言っておきますけど、私は個人的には指定管理者導入は賛成です。
民間でずっと自分も仕事してきて、今こうやって活動して、いろいろな公務員の方と関わりますけど、お互いが持っているノウハウを出し合って、お互い向上していければ、それはそれにこしたことはない。やっぱりどうしても、自分の分野だけに生きていますと狭くなりますから、いろいろな意味で知見を集めていく、自分が周りといろいろ共存しながら成長していくという意味では、大事なことかなと思いますし、そこは賛成です。
ただ、さっき吉岡委員も言われていましたけど、時間の利用区分に関しては、私は個人的にですよ。個人的に、それまで午前中1枠で、午後とあと夕方と3枠だったじゃないですか。だから、午後の1時から5時でしたか。1時から5時の枠を半分にして、また夜の6時から10時を半分にして、5分割というのが個人的にはよかったんですけど、それでも例えばですけど、今の生涯学習センターも、どこかのところで、私、昔の議事録を見たわけじゃないので分からないですけど、今の現行の状態になって、逆に利用しなくなった人もいると思うんですよね。
だから、その辺はどうなっているのか、ちょっと分からないですけど、必ずやっぱり変化があれば、そこに賛同する人と反対する人が出てきますから、もちろん今回そういう変化があるということで、それはやったらいいと思いますけど、逆に言うと、そこで利用できなくなってしまった人たちというのは必ず出てきますから、そこに関しては、ちゃんと意見を定期的に吸い上げて、会派としても附帯決議を出していますから、しかるべき時期に、ちゃんと役所の側の人間と鎌倉CITYパートナーズさんとで合わせて、それこそ情報を収集したほうがいいんじゃないかというときが来たら、ちゃんとやってもらいたいなというふうに、そこだけ要望して、以上にします。よろしくお願いします。
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○志田副委員長 さくっといきます。
今、直営でも、不審者侵入対策の訓練とか、災害発生と想定した避難訓練を、年2回以上、実施しているんですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 不審者侵入については、令和3年度はできなかったんですが、緊急時の、病気の人が出たとか、そういった災害対応については、年2回行っております。
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○志田副委員長 指定管理の業務仕様書の中に、それを行うようにというふうな記載があったんですけれども、そこに「地震防災対策に対するマニュアル等を作成し」と書いてあるんですけど、先ほど中里委員がおっしゃっていた安全対策マニュアルというのは記載がないんですが、そこは大丈夫なんですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 今回、提案書の中にもその辺りはしっかりといただいて、緊急時の対応については、このような体制を取るということは確認しております。
もちろん私どももあるんですけれども、よりきめの細かいものを策定していただいているなという形で確認しているところです。
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○志田副委員長 危機管理については落ち度なく、しっかりしたマニュアルが作成されているということでよろしいですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 提案書から見ると、非常に細やかな提案をいただいているというふうに認識しております。
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○藤本委員長 それでは、質疑を打ち切ります。
次に、議案第7号について、委員間討議の実施について御協議願います。
委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
委員間討議を実施しないことを確認しました。
御意見はございませんか。
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○吉岡委員 先ほど質疑させていただきましたけれども、なぜ今、指定管理なのかと。やはりもう少し、いろいろな市民からの要望とか、改善しなければいけない点について、市としてどれだけの努力をしたのか。そこが残念ながら見えてこないと。やはりそこが非常に大きな問題ではないかということが一点です。
それと、本来だったら、市民の生涯学習についてプラスになっていくような、例えば、利用区分一つ取っても、利用者の方たちが非常に困るということを盛んにおっしゃっているのにもかかわらず、強行することはいかがなものかと。
やはり本来ならば、市民のための施設ですから、市民の利用性、利用区分や利用実態、利用しやすい環境をつくることが市の責任だと、私は思っております。ですから、そういう点では、この指定管理については、私としては反対です。
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○藤本委員長 ほかの委員の皆様、よろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、意見を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第7号指定管理者の指定について、原案に御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数挙手により、議案第7号は原案のとおり可決されました。
次に、陳情第4号について、委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしということで。
それでは、陳情第4号についての取扱いを含め、御意見をお願いいたします。
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○納所委員 今回、審査の入り口の段階で、応募団体の適格性の判断がなされているということでございますので、結論を出すべきだと思います。
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○中里委員 今回陳情にありました、平成22年の事故に関しましては本当に大変痛ましいあってはならない事故だと思っております。ただ、この事業者に関しましては、その事故をしっかりと毎年償いの日、もう間もなくあるかと思いますが、9月18日、毎年、安全対策もしっかりと行っているということを見ております。市のほうでも、的確な判断をして審査をした結果と認識しております。私としては、結論を出すべきだと思っております。
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○吉岡委員 私は、指定管理については反対はしましたけれど、具体的な指定管理の応募者についてまでは、なかなか判断できないと思いますし、ただ、今までのいろいろな経過を見ますと、会社としてもそれなりに対応しているのかなという思いはありますので、そういう点では、結論を出していいと思います。
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○後藤委員 私も、結論を出すにしたいと思います。小学館集英社プロダクションさんのホームページにはしっかりとその事故のことが書いてありますし、これに対して、また再び起きないようにこういう対策を講じていますということがちゃんと明示されています。全く隠すことなく、しっかりとこういうふうに、昔起こしてしまったことと向き合ってやっているということは、全く問題ないというふうに私は思いますので、結論を出すでお願いいたします。
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○井上委員 私も、残念な痛ましい事故だったとは思いますが、安心・安全への取組を見て、今後の市の施設ではしっかりとした細やかなマニュアルがあるということなので、そこを本当に重々守っていただいて、やっていただくということで結論を出すでお願いします。
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○志田副委員長 結論を出すでいいんですけど、要項で、もちろん法令に違反しているところは入ってこれないというのもありますけれども、やっぱり指定管理をして出したからいいというわけではなくて、しっかり監督責任はやっていただきたいと思います。
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○藤本委員長 それでは、結論を出すということになりましたので、採決に移りたいと思います。
陳情第4号鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法令遵守体制を検証することを求める陳情について、採択することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(挙 手 な し)
挙手なしにより、陳情第4号は不採択となりました。
では、次の日程に移らせていただきます。
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○藤本委員長 日程第11議案第10号「令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち教育文化財部所管部分」についてを議題といたします。原局から説明をお願いします。
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○茂木教育文化財部次長 日程第11議案第10号令和4年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)のうち教育文化財部所管部分について、説明いたします。
議案集(その1)は26ページ、令和4年度鎌倉市補正予算に関する説明書は12ページを御覧ください。
初めに、歳出について説明いたします。
第55款教育費、第5項教育総務費、第15目教育指導費、ICT教育環境整備事業は8778万2000円の増額で、小・中学校のICT化による通信量の増加に伴うネットワーク環境の強化に必要な機器及び回線の構築委託料並びに回線使用料に係る経費の増を。
第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費、文化財調査・整備事業は985万円の増額で、野村総合研究所跡地に仮置きしている出土品の搬出における建物内アスベストの飛散防止対策に係る委託料の増を。
第55款教育費、第20項社会教育費、第15目生涯学習センター費、生涯学習センター推進事業は250万円の減額で、生涯学習センターの指定管理者制度導入に伴う生涯学習推進事業実施委託料の減を、生涯学習センター管理運営事業は5222万5000円の増額で、生涯学習センターの指定管理者制度導入に伴う市直営経費の減額と指定管理料の増額の差額を増額しようとするものです。
次に、歳入について説明いたします。
議案集(その1)は25ページ、補正予算説明書は6ページを御覧ください。
歳出で説明いたしました生涯学習センターの指定管理者制度導入に伴うもので、第50款使用料及び手数料、第5項使用料、第50目教育使用料は2405万円の減額で、生涯学習センター使用料等の減を。
第85款諸収入、第25項雑入、第60目教育費収入は655万3000円の増額で、学習センター印刷機利用料の減額と指定管理者からの光熱水費等の差額を増額しようとするものです。
次に、債務負担行為の補正について説明いたします。
議案集(その1)は27ページ、補正予算説明書は14ページを御覧ください。
生涯学習センター指定管理料については、令和4年10月から市内6施設の生涯学習センターの管理運営を指定管理者に移行するため、令和9年度まで、記載額を上限に表のとおり、債務負担行為の追加をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○井上委員 教育用ネットワーク通信環境改善事業費の追加の件でお伺いします。
リモートがうまくできないなどの不具合があったため、改善をするということで追加されていると思うんですけど、具体的にどういう不具合があって、どういうふうに改善していくのかというところをお伺いします。
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○教育指導課長 リモート等の学習、授業配信といったようなところ、昨年度来、そういったところの課題が見られているところです。今回の補正に関しましては、昨年度9月からSINET事業ということで、国の機関に乗らせてもらってやっていた事業が、今年に入りまして3月でその回線が一旦打ち切られるといったようなことになりました。現在のところ、4月の中頃から、それを少し改善して戻すために、新たな費用が発生するということで、その部分の費用を補正で組んでいるところ、また、さらに今年度内において、秋頃を予定しているんですが、元のSINETの事業、これがかなり効果を奏したもので、それに戻したいといったようなことで、その補正ということで、今回は出させていただいております。そういったことから、昨年度の9月以降のいい状態に戻ればというふうには、まず思っているところです。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
それでは、日程第11については、終了といたします。
換気と職員の入退出のため暫時休憩します。
(16時59分休憩 17時10分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第12報告事項(1)「史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事について」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
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○文化財課長 日程第12報告事項(1)史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事について、報告いたします。
史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策工事は、令和3年12月17日に工事請負契約を締結し、令和4年4月18日に着手しました。
現在の工事の状況については、浄明寺側で過去に崩落した土砂等の撤去を行い、トンネル上部の崩落対策工事の着手に向けた準備を行っています。また、大町側では、道路に隣接する部分ののり面工事を実施しています。
資料1を御覧ください。
上段は、浄明寺側の工事着手前の状況で、平成30年12月に崩落した岩塊が残っている状況です。下段は、これらを撤去した、現在の状況です。
資料2を御覧ください。
こちらは、大町側ののり面に落石防護用のネットがけを行っている、現在の作業状況です。
次に、工事に伴う仮設工法の内容が一部変更になりましたので、報告します。
資料3を御覧ください。
トンネル上部の崩落対策工事を実施するため、資材や機材を運搬する方法として工事用のモノレールを使用する計画としています。しかし、令和3年度に、当該工事箇所に至る道路斜面の安全対策を検討するために実施した、斜面の地形等の調査において、モノレールの足場を設置する予定の斜面は、安全対策を行う必要があることを確認しました。このため、モノレールの経路について、斜面との交差延長を短く変更する必要が生じ、その結果、モノレールを設置する経路の延長が長くなり、契約内容を変更する必要が生じました。
また、このモノレールの経路変更の検討に時間を要したことから、現在、令和5年2月6日までとしている工事期間について、令和5年3月24日まで延期する予定です。
以上で報告を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○納所委員 資料2を拝見いたしまして、大町側トンネル前面道路の壁面の工事でございますが、これは、いわゆる切岸に当たるものなのか、いわゆる遺跡としてのもしくは景観としての価値があるのかどうなのかということと、どういった形でこの改修を行うのか教えていただきたいと思います。
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○文化財課長 この資料2の写真でございますけれども、これはトンネルを背中にしょって大町側を見ている写真でございまして、この写真にある左側の崖面、今、切岸状に岩盤が露出、ほぼ垂直に近い角度で切り立っているところでございます。この斜面自体は、恐らくこのトンネルを近代に開削したときにできた、切岸状に結果、なっているところでございます。しかしながら、ここの道路を通行していただくということになりますと、何度もここは崩落をしておりますので、崩落防止の対策をということで今回ネットがけをやっております。これはほぼもうネットをアンカーで刺して打ち込んでネットをかけている状態でございますので、基本的には、このような形で最終的な施工となります。
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○納所委員 この左側の斜面というのは、その上に日月やぐらであるとか、そういった貴重なやぐら群を支えている部分につながるのではないかと思うんですよね。その辺の配慮というのは、工事が大分大規模にわたってくると振動であるとか、特にひさしが崩落したりという、やぐらの形状が変わったという経緯もありますので、その点が心配なんですが、いかがでしょうか。
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○文化財課長 失礼いたしました。この斜面の上にはやぐらはございません。ぐるっと回って背後のトンネルの真上にはいわゆる日月やぐらではないですけれども、やぐらの残骸といいますか、やぐらがあったところをトンネルが下をくり抜いてしまっているという状況のやぐらが残っております。そちらのほうは、このネットがけはしないで、トンネルの上部の崩落を抑えて、やぐら自体は薬剤を注入して硬化させると、安定させるというような工法で進めていく予定でございます。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切らせていただきます。
本報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
職員入退出のために暫時休憩いたします。
(17時15分休憩 17時17分再開)
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○藤本委員長 それでは、再開いたします。
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○藤本委員長 日程第13「陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情」を議題といたします。
説明者の方は、発言席に移動してください。
説明者に申し上げます。発言時間は10分以内でお願いいたします。
また、発言内容は、陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 内田氏 日程第13陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、ガイドラインのアップデートを求める陳情について説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず初めに、この陳情を作成するに当たりまして、鎌倉市教育委員会から各学校へ、6月8日付で学校生活における児童・生徒等のマスクの着用についてのお知らせが、市の教育委員会においてなされました。それに伴い、陳情内容で一部既に実現している部分がありますことを踏まえ、さらなる熱中症対策及び鎌倉市学校継続ガイドラインのアップデートを求める陳情とさせていただきますことを申し上げます。
さて、最近では、新型コロナウイルスの感染状況や重症化率などを鑑み、諸外国ではマスク着用義務が次々と撤廃されています。日本はというと、当初から義務化がされていない推奨レベルのマスクが依然として、さながら義務のように扱われ、おおよそどの場面においても昼夜問わずマスクの着用率は8割から9割を超えている印象です。
皆様も御存じかと思いますが、資料1ですね。資料1にあるようにマスク着用による熱中症の健康被害が連日報道され危惧されております。人のまばらな屋外であったり、早朝や深夜に自転車やバイクに乗っている方でさえ、マスクをしているほどマスクは常態化してしまっており、感染対策の域を超えてマスクが使用されていることもあると考えます。ともすれば、ここまで常態化したマスク着用によって、今年も真夏の炎天下でマスクを外せない子供たちが続出しかねません。
資料1の尼崎市の中学校では、6月3日、全校生徒約600人のほぼ全員がマスクを着用し、体育大会の行進の練習をしている中、熱中症の症状を訴えた22人が病院に搬送され、さらに8日には、神戸市の小学校では、22度の比較的過ごしやすい気温であったにもかかわらず、体育の授業で児童30人中の半数がマスクをした状態でリレーの練習をしている中、12人が熱中症の症状を訴え、6人が病院へ搬送されました。このような危険性を考えると、熱中症のリスクがある季節は、特にガイドラインを適切に踏まえて、マスクを外すことがなし得る限り促される必要があるということの証左であると思われ、その際にマスクを外すことがためらわずできるような雰囲気づくりが、子供たちにとって、特に大切であると思うところです。
資料2なんですけれども、今回、友人、知人の協力を得て独自に鎌倉市内におけるマスク指導実施状況について、市内の各小学校をメインにアンケート調査を行った結果です。こちらのアンケートは、教育委員会からのお知らせのあった6月8日前後に行われており、現在の学校の状況に変化があるかもしれないことをお断りしておきます。
また、周辺地域の小学校における報告も幾つか記してございます。
学校へは、校長先生や、教頭先生に御協力をいただき、電話にてアンケートにお答えいただきました。さらに、保護者の方へは、LINEやメール等で回答を得ました。6月8日のお知らせより以前の通達である、コロナ禍における鎌倉市学校継続ガイドラインの令和4年4月7日版の2−2−ウでは、既に気温、湿度や暑さ指数が高い日に屋外で活動をする場合や、登下校時には、距離を保てる場合は、マスクの着用は指導されておらず、さらに5月12日に既に文部科学省が熱中症は、即、命に関わるとし、屋内外にかかわらず、体育の授業ではマスクを外すべきだという認識が示され、5月24日には、各都道府県の教育委員会などに送られた文部科学省からの学校生活における児童・生徒等のマスクの着用についての通達においては、夏場は熱中症の観点から、マスクの必要のない場面ではマスクを外すことを推奨しますと示されました。このような経緯により、6月8日の鎌倉市のお知らせ以前にも、熱中症予防のためにマスクを外すように声かけがされている学校もありました。しかし、夏日においてさえ、体育や野外活動においても生徒はマスクをしたままのお子さんが多数いることがアンケートにより分かり、教育現場におけるマスクの常態化が分かりました。中には、夏日の続く中、依然として登下校においては、マスクを着用するように指導している学校もあることがアンケートにより分かりました。
学校へのアンケートからは、学校においてマスクを取るように促しても、子供たちがマスクを外してくれないという声がありました。より積極的な声かけや雰囲気づくりなしには、子供たちがマスクをし続けることが教育現場の声より分かりました。既に、6月8日付の鎌倉市からの新たな通達の中にも記されておりますが、体育の際には、マスクを教室や更衣室に置いていくこと等のさらなる周知や、またアンケートで回答をいただいた一部の学校が意向を示しているように、先生が自ら率先してマスクを外して授業を行うことができるよう、新たな指針をガイドラインに盛り込むなど、御検討をいただけたらと思います。
この点におきまして、大阪市教育委員会では、6月13日に先生も体育指導中に率先してマスクを外すよう、周知がなされています。
また、本日、茅ヶ崎市教育委員会から熱中症が命に関わる重大な問題であることから、十分な身体的距離が確保できない場合でも、熱中症対策を優先し、健康被害が発生するおそれがある場合は、マスクを外しますと書面通達が出ました。
さらに、資料2の欄の給食時感染症対策における行動制限があるように、ほぼどの学校においても黙食がされているのが現状でした。文部科学省からの4月1日の学校運営のためのガイドラインにも、4月7日のガイドラインにおいても食事中の会話を控えるとありますが、黙って食べる、つまり黙食という規制がないにもかかわらず、黙食が多くの小学校でさながら義務のように行われているのが現状です。現在、市の多くの学校で行われている黙食についても、これらのガイドラインと照らし合わせれば、改善の余地が大いにあることが伺えます。昨今では、黙食を見直す動きが出ていますが、6月10日には、松野官房長官が、学校給食は学校生活の中で子供たちが楽しみにしている時間でありますとし、大声での会話を控えるなどとした文部科学省の衛生管理マニュアルを踏まえた上で、地域の実情に応じて適切に対応してほしいと述べています。食事をすることは、ただ栄養を摂取することではないはずです。ガイドラインに沿って、より適切なものに指導、改善されていくことを望みます。
この点につきましては、福岡市の教育委員会は、給食の時間の黙食を見直し、大声でなければ会話は可能とする通達を13日に出しました。
また、保護者からのアンケートの情報からは、鎌倉市にある小学校のクラスにおいては、コの字型に机を置いて距離を取り、感染対策をしながらも友達同士の顔を見ながら食事が取れるような工夫をしているクラスがあるとの報告もありました。
また、厚生労働省の専門家組織は、マスクによって学校の感染防止を減らす効果は23%だとする米国の調書を運用し、子供に過度な感染対策を強いることで、遊びと学びの機会を奪うことがないようにと6月1日に提言がされました。9日には、文部科学省が各地の学校で子供の熱中症が相次いでいることを受けて、体育の授業や部活動、登下校時にマスクを外す指導を徹底するように、都道府県教育委員会などにも改めて求める方針を10日に通知を出しました。
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○藤本委員長 説明者の方に、時間が来ましたので。
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○趣旨説明者 内田氏 もう少しお願いします。ぜひ、お願いします。
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○藤本委員長 すみません。10分と決まっておりまして、大変申し訳ないんですけれども。
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○趣旨説明者 内田氏 あともう少し、お願いします。ちょっと込み上げるものがありまして、ちょっと子供たちのことを考えるとね。あと数行なのでお願いします。
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○藤本委員長 じゃあ、数行……。
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○趣旨説明者 内田氏 すみません。登下校時にマスクを外す指導を徹底するよう都道府県教育委員会などに改めて求める方針を決め、10日に通知を出しました。市におきましても、速やかに専門家組織の見解や文部科学省からの通知を取り入れ、新型コロナウイルスの感染予防とお子さんたちのマスクをすることにおける熱中症などの健康被害の大きさなどを鑑み、よりバランスある指導をしていただくことを強くお願いいたします。
さらに、アンケートから、学校生活において、保護者サイドから不安が幾つか上がりました。例えば、友達に触ってはいけないなどの指導がクラスでなされていたことや、また上級生から……。
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○藤本委員長 説明者の方に、大変申し訳ありませんが、10分を越えておりますので、説明時間を切り上げさせていただきたいと思います。
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○趣旨説明者 内田氏 マスクをされるように責められたり、マスクをしない生徒へのいじめ、差別の報告が上がっています。現在、感染症予防のため健康のため、マスクは奨励されているわけではありませんが、熱中症のリスクの前に……。
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○藤本委員長 説明者の方に再度お知らせさせていただきます。10分の時間が過ぎておりますので……。
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○趣旨説明者 内田氏 マスクをすること自体が困難及び健康被害を起こしてしまうお子さんがいるということを周知することも、ガイドラインにさらに盛り込んでアップデートしていただき、お子さん全体における健康及び心身の健全さを守ることをさらに進めていただきたく強く願います。
大変、申し訳ございませんでした。
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○藤本委員長 次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員の皆様のおかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。
それでは、質疑のある方は、御発言を願います。
(「なし」の声あり)
陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。
説明者の方は、傍聴席にお戻りください。
次に、原局からの説明をお願いいたします。
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○教育指導課長 日程第13陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情について、説明します。
本陳情の要旨ですが、厚生労働省及び文部科学省からの通知を各学校へアナウンスするとともに家庭へメール及び書面配付を行うこと、マスクをしないことでの差別、いじめが起きないよう注意喚起を行うこと、厚生労働省及び文部科学省から通知された新たな内容に沿った鎌倉市のガイドラインの改訂を求めるものです。
次に陳情の理由を説明します。
厚生労働省及び文部科学省の通知が神奈川県教育委員会を通じて各市町に通知されていますが、鎌倉市においては、現時点で官庁からの通知が速やかに現場に届いておらず積極的なアナウンスがされていない、登下校時において、マスクの着用率が高く、体育や授業、遠足等でも多くの児童・生徒がマスクを着用している。また、黙食においても義務さながらに扱われていることも懸念しているというものです。
陳情に対する市の考え方及び現状について説明します。
鎌倉市では、「3つの密」を避ける、マスクの適切な着用及び手洗い・うがいの徹底などの基本的な感染症対策を呼びかけているところであり、小・中学校においても状況に応じた基本的な感染症対策を行っているところです。
文部科学省及び神奈川県教育委員会からの通知については、鎌倉市教育委員会から小・中学校へそれぞれ令和4年6月3日付及び令和6月4日付で通知をしたところです。
また、令和4年6月7日には、鎌倉市教育委員会より小・中学校へ「学校生活における児童・生徒等のマスクの着用について」の通知を行い、翌6月8日付で同様の内容を各家庭へお知らせしたところです。
通知の内容は、基本的な感染症対策としてマスクの着用を求めていく一方で、気温や湿度、暑さ指数(WBGT)が高いとき、熱中症などの健康被害の発生の可能性が高いとき、また、体育の授業やその他運動時には、マスクを外す指導を行っていくというものです。登下校時も同様であり、マスクを外す場合は、会話を控え一定距離を保つなどの指導も行います。
これらの運用は令和4年4月1日付「コロナ禍における鎌倉市学校継続ガイドライン」から大きな変更はありませんが、熱中症のリスクが高くなる時期であることや官庁からの通知を踏まえ、改めて小・中学校及び家庭に周知をしたところです。
子供が安心して安全に学校生活を送れるよう、マスクをしないことでの差別やいじめが起きないよう、教育活動全体を通して、お互いに認め合う人間関係づくりができるようにしていきます。
今後も、国の動向や通知等を注視しながら適切に学校における新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じるとともに、児童・生徒の健康にも留意しながら教育活動が行えるよう、児童・生徒や小・中学校、保護者等への周知啓発を行っていきます。
また、保育園等の対応としての、保育園等を所管するこどもみらい部に確認したところ、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針が一部変更されたことを受け、就学前児童について一律にはマスクの着用を求めない方針で対応することとし、公立保育所のほか、民間保育所、認可外保育施設及び幼稚園に対し、文書で周知するとともに、公立保育所では保護者向けに文書を掲示するなどの啓発も行ったとのことであり、今後も引き続き、保育所等との連携を密にし、感染拡大の状況や国の動向等も注視しながら、適切に対応していくとのことです。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○納所委員 まず、大分、現在のオミクロン株に感染する数も落ち着きを見せてきているというふうに認識しておりますけれども、市内の小・中学校の児童・生徒及び教職員の感染者数の発生状況は、具体的ではなくていいんですけれども、どういう状況なのか、どの程度落ち着きを見せているのか教えていただきたいと思います。
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○教育指導課長 市内の小・中学校の感染状況、子供たち及び教職員については、ほぼ毎日どれぐらいの数があるのかというのは、各学校で周知しながらやってきているところで、全体的な傾向を見ますと、やはりかなり減ってきているというような状況ですが、ただなくなるといったような状況でもないことも確かだというところです。
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○納所委員 では、当面まだ場面、場面においては、マスクの着用も必要であるというふうに認識してよろしいでしょうか。
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○教育指導課長 先ほど説明の中でもお話しさせていただきましたが、マスクの着用については、引き続き基本的な感染症対策であるということについては、変更はありません。
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○納所委員 一方で、これから、もう既にですけれども、熱中症が心配される時期に入ってきているということでございます。この熱中症発生事例、過去も含め、近年において鎌倉市内の小・中学校において、熱中症の対策はどのように行ってきたのか、もしくは発生事例があったのかどうか確認したいと思います。
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○教育指導課長 このコロナ禍における熱中症だけに限らず、これまでも特にこの夏場の時期については、この時期まさしく日頃の体育の時間だけでなく、教室やそういった体育館等においても、十分熱中症の症状というのは考えられるというようなことは、教職員は常に意識をしながら対応しているところです。いわゆる熱中症というふうに判断をするか、その疑いと判断をするかというところは、具体的に何件というような数字は申し上げられないところがありますが、具合が悪くなったときに保健室に一緒に担任の先生と行きながら、症状について確認をして、場合によっては、そういった飲料水等を飲みながら回復を待つであったりとか、症状によっては、救急搬送であったりとかというようなケースはあるかなというふうには認識しております。
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○納所委員 今までと気をつけなくてはいけないのは、コロナ感染対策を施しながら、例えば熱中症と思われる事例が発生したときに対応するのは、それまでとはちょっと違う。結局、接触を気をつけるであるとかいうようなこともあると思うんですね。コロナ感染拡大を踏まえた熱中症対策の対処の仕方ですね。熱中症発生時の対処の仕方というのは、工夫する必要があるかと思うんですけど、その点徹底すべきかと思いますが、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 このコロナ禍に入りまして、実際のその症状、熱症状であるとか、それがコロナによるものなのか、その他のものによるものなのか、そういったところでは、学校のほうも常に気をもんでいまして、実際に保健室を分けていたり、別室を第2保健室というふうにしていたりというような形で、それぞれの子供の状況によっては、そのような対応をしてきているところです。実際に、今、コロナ禍におけるこの熱中症の対策というような意味では、確かに呼吸がしづらいことであったりとか、いろいろな症状が過度に出てくる危険性もあるというようなことを捉えると、いち早く、そういった症状をしっかり捉えて保健室等での症状の観察であるとか、そういった専門的な観察が必要になってくるというふうな対応をこれまでもしてきているところです。
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○納所委員 まずは、そうなる前の予防というのが対策としては前提になるかと思いますけど、その訓練というのは非常に重要で、例えば、第一中学校の生徒さんたちがAEDの研修を行った。そのことによって先生が倒れてしまったとき、その命を彼らが救ったという事例もあります。それは、本当に今、若い子たちというのは、その訓練を本当に真っすぐに吸収してくれる。そのことによって命を救ったという本当に事例があるわけでございます。同じように、落ち着きは見せていても、コロナ禍でありながら、もし熱中症が疑われる事例が発生した場合、どう対応したらいいのか。これはまず先生方が児童・生徒と一緒になって訓練し、経験をしておくということは重要ではないかと思います。今後の在り方の中で、ぜひこれは、検討していただきたいなと思います。これは、御回答結構でございますけれども、ただその一方で、教えるべき教職員や部活指導者の皆さんにマスク着脱の在り方、もしくはマスクの着用についての在り方は、徹底すべきであると、これは当然だと思いますけれども、これはどのように徹底なさっていらっしゃいますでしょうか。
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○教育指導課長 部活動、特に運動部に関わる部分かなというふうに思いますが、こちらについては、基本的には体育の授業、運動遊び等についてと、同じような考え方を基本的には持っているところです。ただ、体育の授業に準じてというところではあるんですが、各競技団体によっては、ガイドライン等があって、それによって変わっている部分というのがあるというのも事実であります。実際に指導ということになりますと、体育の時間もそうですが、指導をする中で大声を発して指導をしなくてはいけない場面があったり、そうでない場面があるというようなことで、そちらのほうの運用については、やはり教員のほうもマスクの着脱については、しっかりと認識しながら、必要によってはつける。不必要な場合については外す。両方のやっぱり指導の場面があるというふうには捉えています。
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○納所委員 これは、運動部に限らず、実は例えば文化部でも合唱であるとか、吹奏楽であるとか、これは実は密にならないと成立しない部分もあるということでございますので、ましてや合唱や吹奏楽を屋内でやるとなると、換気をしながら、また騒音に気をつけながらという、かなり制約が運動部以上にあるのではないかと思うんですね。その際の在り方というものも、これは一人の先生にお任せするのではなくて、学校全体がその部活動の在り方、生徒の活動の在り方については、ある程度指針を共有しておくべき必要があるかと思います。それについては、研修であるとかそういったものは行っていらっしゃるのでしょうか。
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○教育指導課長 研修という形というよりは、やはり市のほうでつくっているこのガイドラインを基にして、各学校においては、まず周知をする。指導がぶれるといけないということで、校内の研修であったり校内の職員会議において共有をしているところです。先ほど言われた、特に例えば合唱であるところとかは、このガイドライン上にも入っているんですが、歌唱指導等の場合は集団感染の事例も起きているといったようなことから、原則としてマスクを着用してそういった部分を徹底するといったように、実際に感染のリスクの高い活動というものがあるんだということを留意ながらやっていくような授業もあるといったように、その授業、授業によってやる活動、活動によって、リスクがどうであるかということを判断しながら、実際には教育活動をしているといったような実情になります。
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○納所委員 それこそ、先生方、指導者がその状況をよく把握して、その場その場で適切な対応ができるかどうかということだと思うんですね。マスクをすべきときと、今は、これは外しましょう。例えば、対面ではやめましょうみたいなね。細かい工夫というのは、現場の先生によるかと思うんですね。そういった知識もしくは対応の仕方というのは全教職員が共有すべきだろうと思うのですが、そのとき一番中心的な役割が期待されるのは、養護教諭ではないかと思うんです。こういった熱中症対策、マスクの着脱等に関して、養護教諭の役割というのはどのようになっていらっしゃいますでしょうか。
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○教育指導課長 養護教諭においては、日頃より保健指導といったようなところで、実際に授業の中に入ってそういった指導をされる場面というのもやはりあります。特にそういった共有する場面においては、養護教諭の専門的な見地からの例えば感染症対策のやり方、方法、根拠、そういった部分をやはり提示してもらいながら、実際に教職員でできる対策というのがどういうことだろうといったようなことを、話をしてもらっているというのが、特に専門的にやってもらえているかなというふうに認識しております。
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○井上委員 今、国の文部科学省とか、国がどんどん緩和していっているというところで、私たち親も子供のマスクについては、本当に心配しているところなので、ちょっとほっとしているんですけれども、でも、やっぱり私としては、4月ぐらいからもうだんだん暖かくなって、すごく暑い日とかに、これから暑くなってくるときに熱中症の心配があるなと思って、市に電話して、これから熱中症が近づいてきているので、もうマスクの対応をしてくださいみたいなお願いをしたんですけど、今、もうまさに6月になって、本当に危険な気候になってきているにもかかわらず、先生も外すように促したりとかしているという話はすごく聞いていますけれども、子供たちは外していないなと今日も家の前で見ていましたけれども、ちょっとずつ、本当にちょっとずつ外してきているのかなというのは、大分前よりは感じますけれど、やっぱり何か小さい子ほど、小学校低学年の子ほど外していなくて、無邪気にマスクをしたまま走り回ったりとかしていて、すごく気になるというかやっぱり心配で、先ほどほかの議員もおっしゃっていたみたいに、マスクとコロナ、コロナ禍の対応プラス熱中症というところで、工夫が必要なのではないかなと思っていて、何かあってからというわけにはいかないので、より対策というものをしてもらいたいなと思っているんですけれども、その中で、個人個人のライフスタイルが違ったりとか、やっぱり外せない子がいるということも、その家庭の事情であるんだなというのもすごく分かるんですけれども、今の状況だと外したくても外せないみたいな子もすごく多いなと。外していいよと言った後に、でもちょっと話すのはやめようねみたいな言葉がつくと、やっぱり、またつけてしまうという子供の意見も聞いたりしているので、そこら辺のもうちょっと先生たちが時間をつくって話す、丁寧に話し合う場とかをつくっていただきたいなというところで、もうちょっと工夫をしていただきたいなと思うんです。
今、本当に親御さんの話で多いのは、親が外せと言っても外さない。先生が言っても外さないという、もう2年半自然にするように教育されてしまっているので、自然に外すということはなかなかできないと思うんですよね。なので教育長も自然に外すように積極的に促していくということは、この間答弁でおっしゃっていましたけれども、そこら辺の工夫をもう少ししていただいて、本当に心配している親御さんの声は本当に聞くので、連携して御家庭でも話し合っていくということと、学校でも話し合っていくというところで、大人がもうちょっとそこに関与してほしいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○教育指導課長 今回、出させていただいた保護者への通知については、より踏み込んでマスクの着用が不要な場面、留意事項ということで、特にその部分を踏み込んで出させていただいているのですが、やはり委員、懸念されるようにマスクの着用というのがこれだけ長期化してきてしまって、マスクを外すことに抵抗感をもう感じている児童・生徒が多いというのは、やはり感覚的にも事実かなというふうには思っているところです。そこで、当然状況によってですけれども、例えば、最近ですと運動会の校長先生の挨拶の中で、これから運動をするからマスクを外して、それから競技に取り組みましょうとか、例えば、帰りの学級活動の中で、かなり暑い日が続いているからマスクを外して帰りましょうというような声かけであったりとか、先ほどの説明にもありましたが、雰囲気づくりをすることがとても大事だというふうに思っていまして、それをやはりあらゆる場面で、いろいろな機会を捉えて続けていくこと、それが実際には自然に外すことができるような状況につながっていくのかなというふうに考えていまして、これまで以上にそういった熱中症のリスクを考えた上でも取り組んでいく必要性があるということで、積極的に働きかけていきたいというふうに思っています。
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○井上委員 本当にぜひ、少しでもいいので、日々少しでも外していける子が増えるような雰囲気づくり、本当に雰囲気づくりが大事なんだなと思うんですけど、うちの子も全然ルールが分かっていない。完全には分かっていなくて、ただただ雰囲気で、ほかの子がしていたらするとか、そういう感じなんですよね。ほかの子がしているから、しなきゃいけないというような雰囲気があると思うので、そこら辺のほかの子がしているから私もしなきゃというその配慮みたいなことじゃなくて、苦しいときは外していいんだよとか、大人もそこに一緒に話し合える場があればいいなと思います。ぜひ、よろしくお願いします。
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○吉岡委員 小さなお子さんほど、どういう場面でというのは非常になかなか難しいのかなと私は思うんです。ただ、熱中症とか暑いときに、特に体育とか体を動かすときは、必ず外しましょうよというのは、もうそれは徹底しなければいけないんですけど、ただ帰りにお友達同士で話しながら帰っているときに、なかなかそこら辺が難しいなと。
だからあとは、よくお水を飲みなさいと。やっぱり熱中症にならないためには、定期的に水を飲まないと駄目よと。喉が渇いてからでは相当もう進んでいますから、しょっちゅう水分補給ということを徹底するのは非常に大事かなと。うちなんかに孫が来たときは、みんなもうマスクをしていませんからね。別にあれなんですけど。やっぱりこの場面でマスクをとかというのは、なかなか難しいかな。だから熱中症対策では、水分補給をということをやはりかなり徹底するということが、具体的には大切なのかなと。あとは、もう運動のときはとか、具体的な場面でそれはお声かけをするというのが大事だと思いますけれど、子供の命を守るという点では、水分補給の意味が徹底したほうが私はいいんじゃないかと思っております。意外と高齢者もそうでしょう。もう喉が渇いたときは、相当進んでいるというときだから、小まめに飲みましょうということをやって、あとは具体的にこの場面を一人一人の指導者の方が、やっぱり場面、場面でお声をかけていくということが大事かなと思うんですけど、その辺はいかがですか。
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○教育指導課長 当然、この熱中症対策といった意味では、このコロナ禍にかかわらず、体育の授業、運動、部活動等も水分補給というのは、かなり徹底してきていまして、子供たちにいつでも水分を取りに行っていいんだよと言っても、なかなか実際にスポーツをしている中で取りに行きにくいなんていう場面もあったりするわけで、それを必ず20分に1回はとか、30分に1回は水分補給の時間を持ちますとか、そういったような工夫をしていることや、あと例えば日陰で休むことであるとか、そういった部分というのは、子供が本当倒れてしまっては元も子もないので、そういった部分の熱中症の対策の配慮というのは、当然これまで以上にしっかりとやっていかなくてはいけないかなというふうに考えています。
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○吉岡委員 国が出したこういう絵入りのやつがあるんですけど、子供には分かりやすい、字ばかりだと分からなくなってしまうから、こういう場面ではいいんだよとかというのをもうちょっとせっかく出していただいているんだから、子供にも分かる、よく子供だったら紙芝居をやったりとかあるけれども、そういう視覚に訴えるというのは非常に大事なのかな。それと、水を飲もうねということは改めてまた強調するとか、そういうことで子供の命を守っていっていただきたいと。やっぱり小さい子ほど、なかなか難しい。大人はある程度それなりの判断はできるかもしれないけれどと思いますので、よろしくお願いしたいなと。こういうのを作ったりということはないんですか。
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○教育指導課長 今、御提示いただいたやつは自分もこれは持っていますけれども、これについては、各学校に配付をしたところです。個人ごとには配付はしていないんですけれども、各学校でこういったものを捉えながら、例えば、委員会活動でポスターを作ったりですとか、どういう場面でマスクを着用するかについて考えさせるとか、そういった部分というのは、教育活動の一環として、子供たち自身に考えさせる、主体的に考えるということができて、初めてマスクの着用についての考え方というのが身についてくるのかなというふうにも考えていまして、そういったところには、これからも周知をしっかりしていきたいというふうに思っています。
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○後藤委員 簡単にだけなんですけど、そもそも学校の先生は、医療の知識がそんなにあるとは思えないので、熱中症のことと新型コロナウイルスの感染症のことはちょっと分けて考えたほうがいいのかなと思っているんですが、聞きたいのが、WBGTの話をされていましたけれども、実際に部活動でここはこういう形で、例えば、公式戦とかで使うんだと思うんですけれども、こういう部活はもう使っていますみたいなのは、もう把握できているのかというのが一点と、あと学校の教員の方々に向けて、何かそういう熱中症予防のために、こういうふうにふだん指導してくださいねみたいな、医療従事者側からの講義みたいなものは受けられたりするんですか。それだけ教えてください。
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○教育指導課長 WBGTも一つの指標であるということで、各学校でも例えば自分が前までいた学校なんかは、体育の時間を始める前に計測値を見て、この数字が出ているから、これはより気をつけなくてはいけないねであるとか、そういったように一つの指標として捉えて、そこから指導の部分について生かしていっているというのが実情かなというふうに思います。やはり、それが部活動等でも、大会とかでも利用されているのかなというふうには思うんですけれども、やっぱりそういった指標がなかなかないと、判断がつかないといった部分もやはりおっしゃったとおり専門的でない部分もありますので、そういったふうに捉えてやっているところです。
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○後藤委員 もうコロナが来る前から、私も地元の小学生とかに夏場、熱中症にならないようにねということで、いろいろ調べて大会前に講義とかをやっていましたけれども、情報がいろんなところにわたっているんですよね。環境省も出しているし、消防庁も出しているし、あと文部科学省も出しているし、熱中症に対してというのは前から出ていますので、湿球黒球の話も例えばもう何年も前から、それで30度というふうになったら、もう大会は開催しません。危ないのでということであったりとか、あとは自分がやっているサッカーで言うと、ある程度の社会人リーグとかそういうレベルの人たちで、地域リーグでやっている人なんかは、前半とか後半の半分ぐらいのところで、必ず給水タイムを今入れなければいけません。ルール上。もうそういうふうに多分なっているはずなので、そこはちゃんと部活によって、多少その競技特性上、差があると思いますけど、ある程度教育委員会のほうで、把握はしておいてほしいなと思うのと、あとは運動会みたいに学校全体でやるような行事であれば、それなりに専門家の人たちとか、そういう部活動で熱中症対策について学んできたとか、経験してきた先生方が多分入り込むので大丈夫だと思うんですけれども、なかなかそういうふうな意味で学校の先生たちも大変だとは思うんですけど、できれば特に外の部活も、さっき納所委員がおっしゃっていましたけれども、中の部活もやっぱり危険性はあります。例えば、22度でも熱中症は起きます。一応WGBTのあれで言うと、安全という枠には入りますけれども、前日との寒暖差が大きかった場合は、自分たちではそんなに暑いと思っていなくても体は暑いと感じて、熱中症になる場合はあります。
だから、そういうことも含めると、やっぱりこういう啓蒙活動というのは、やり過ぎるということはないと思いますので、ぜひそれこそ例えば鎌倉であれば医師会の先生とか、医療従事者がいるわけですから、そういう人たちにいろいろ教えてもらいながら、鎌倉市としてなるべくそういう熱中症が予防できるように、一人でも多く取り組んでいっていただけたらなというふうに思います。
さっき、質問の中で教員の方々に熱中症はこういうふうな形で起きるんだよとか、こういうことで予防できるんだよという講義をされていますかということを質問しましたけれども、ここで答えなくていいんですけど、もしされていないのであれば、ぜひ今後そういうことも含めて、コロナが落ち着いても毎年来る問題ですから、ぜひ検討をしていただけたらなと思います。よろしくお願いします。
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○志田副委員長 すみません、一点。コロナが落ち着いてきて、子供たちがマスクを取れるような環境になるのはいいことなんですけれども、コロナが落ち着いてくると大人が緩んで結局また増えてくるというのは、繰り返しているわけですよね、これ。今回のこの事務連絡という通知が来て、日々アップデートされているわけですけれども、基本的に園児とか児童・生徒は毎朝検温をしているわけじゃないですか。体調不良の子は来ないでくださいねとなっているんですけれども、落ち着いてくると多少大丈夫かなと言って、行ってしまう。そういうことがまた学校でマスクを外せないという環境になってしまうので、通知を出す際には、そういった部分をちゃんと入れておいていただきたいなと思うんですけれども、入っていたんですか。マスクだけの通知だったのですか。
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○教育指導課長 今回の通知もそうですし、これまでのガイドライン等でお渡ししている部分もそうなんですが、やはり体調管理といった部分については、学校だけではやはり管理ができない部分というのがあるので、そういった意味で、御家庭にも御協力をいただかないとやっぱりいけない部分かと思っていまして、そういう意味で御家庭のほうにも同じ文章を当然出して、学校でも検温とか健康が大丈夫かどうかという健康チェックをしていくわけですけれども、実際に御家庭から学校に行く際には、そういった健康の部分が大丈夫かどうかしっかりチェックをしていただいて、その場合に体調不良である場合については、登校は控えていただくということで御協力をいただく。この部分は、家庭と学校と地域と協力しながら続けていければというふうに思っているところです。
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○志田副委員長 今回のあれにも書いてあったということでいいですか。
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○教育指導課長 具体的には、記載はしておりません。今回のものというふうに限定しますと書いてはいません。
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○志田副委員長 これからも、またどんどん事務連絡が来ますから、ぜひ最後のところにちゃんと家庭への一言を書いておいていただきたいなと思います。
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○藤本委員長 それでは、質疑を打ち切ります。
次に、委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
それでは、取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○井上委員 今回、熱中症のリスクということで、子供たちには感染症よりも熱中症のほうが命に危険があるのかなというところで、去年も亡くなった子も、たしかまだ気温がそんなに高くないときだったと思うんですけれども、今年も自粛が続いて子供の骨折が増えているとか、そういうことで子供たちの体の面、免疫力とかも下がっている中で、やっぱり熱中症をより去年よりも気をつけていただきたいなと思っています。
子供は、いっぱい動いて、いっぱい笑うのが子供なのかなと思うので、それを制限してしまうというのは、本当に成長においても心配ですし、メンタル的にも元気がなくなっていってしまうのかなというところで、本当により工夫をしていただきたいと思っています。さっきおっしゃっていたみたいに、子供に分かりやすいようなガイドラインみたいなものを何かつくるとか、そうやって具体的に子供が分かりやすくなっていくとか、というのもすごくいいなと思いました。あと先生が話す機会を設けて子供たちにそういういろいろ話す機会を持つとか、そういうことをして、ちょっとでも工夫していただきたいと思っているので、結論を出すでお願いします。
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○吉岡委員 今、この夏場に向けて、やはり特に子供たちに対してのいろいろなどんどん国からも通知が来ていて、やはりそれは徹底して子供にもちゃんと分かりやすいようにして、自分の命を守るということは、非常に大事だけれども、マスクは適切に着用しなければいけないという、そのバランスの状況があると思うので、そこをもうちょっと強調して進めていただくという意味で、私も結論を出していいかなと思っております。
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○納所委員 5月20日の厚生労働省の対応方針であるとか、様々打ち出しがなされていることに関して、きちんと対応してくれているというふうに思っております。この陳情提出者もおっしゃっていましたが、その後の取組も進めているということでございますので、逆にこれは、今後の在り方、熱中症の対策は非常に重要になってきて、いかにコロナ禍と両方の対応をしていくのかというのは難しいところがありますので、その点は継続して見守っていきたいなというふうに思っておりますので、継続を主張したいと思います。
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○中里委員 事故が起きてからでは、本当に取り返しがつかない、この熱中症というのも近年どんどん状況が悪くなってきているのかなと思って見ております。とはいえ、マスクもまだ一定の範囲では必要だというところで、とても難しい状況だとは思うんですけれども、鎌倉市においては、国からの通知を基に、学校、児童への周知というものはしていただいていると認識はしております。
今後も状況が変わってくるところもあろうかと思いますので、その時点で速やかに改定を打ち出していただくというところをお願いしまして、継続という形で見守っていただければなと思います。
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○後藤委員 私も結論としては、継続にしようと思います。有事か平時かと言われたら、まだ平時ではないだろうということです。これからも引き続き考えていかなければいけない。でも、そんな簡単な問題ではないということだけ言っておきます。
さっき言ったように多分今回の案件に関しては、熱中症の問題と、新型コロナが重なってしまっているので、マスク。だから、そこは、ちょっと今この段階では分けて考えることは難しいのは重々分かっていますが、熱中症はもうもっとコロナが出てくる前から出ている問題ですので、そこをもう一回御認識いただいて、引き続き検討をしていくということで継続にしたいと思います。
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○志田副委員長 結論は、継続です。文部科学省から来れば、すぐ市の教育委員会として対応していただいているというところは、100%ではないんですけれどもやっていただいているので、今後も引き続きぜひ取り組んでいただいて、学校長、そして担任がそれを実行できるように指導していただきたいと思います。
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○藤本委員長 それでは、陳情第9号子どもたちのマスク着用による熱中症対及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情については、多数により継続審査といたします。
換気と職員入退出のため暫時休憩します。
(18時14分休憩 18時20分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 それでは、次に、日程第14から日程第31までの18件の陳情を一括議題といたします。
まず、令和3年度陳情第50号及び第51号について、陳情提出者からの趣旨説明をお願いいたします。
説明者の方は発言席に移動してください。
今回の陳情第51号及び陳情第52号に関して、同一内容または同一趣旨の陳情と考えますため、陳情の趣旨説明の実施要項第6条により、説明者2人で10分の趣旨説明をお願いいたします。
まず、陳情第50号の説明者の方に申し上げます。発言時間は5分以内でお願いいたします。
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○趣旨説明者 會原氏 もう、今、先ほどのマスクの方でたった1分なのにもうやめてください、やめてください。こんなひどい議会ってあるのかと思ってあきれ返っていました。私83歳なんですけど、もう……。
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○藤本委員長 すみません。まだ、説明がありますので、お待ちください。
また、発言内容は、陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
また、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので、御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 會原氏 ごめんなさい。初めてのことなので、12時半から来まして、私83歳で、後ろには87歳ぐらいの方がこの陳情のためにずっと待っておりました。これって、本当はもう先ほど、今から何を申し上げてもしようがないんじゃないかと思っているんです。日程第10で生涯学習課のこのことは終わってしまいましたよね。それで、この後に3つもつながって、今さら陳情をしろと言われても何か非常に気が抜けたし、怒りでいっぱいです。
たまたま6月1日に発送された議会事務局からの、この陳情がありますよという手紙は、6日、私の家についたのは6日の夕方だったんです。封書を開けましたら、7日までに議会事務局に電話をするか、来いということだったんです。議会事務局も全く今の郵便事情を御存じないんだということが改めて分かって、そこでも怒っていました。
今日も、今、怒りで何を申し上げていいか分からないんですけれども、議会事務局に伺いましたら、付託審査をするから陳情で意見陳述をしてもいいと言われました。付託審査は何だかお分かりですか。本会議の前に担当の委員会を開いて、それで決めたものを本会議に持っていくということが付託審査なのではないですか。だとしたら、もう今さら何を言ってもしようがないけれど、私たちは、40年間学習センターを使ってきました。私は、その間、学習センターの審議員もずっと長いことやらせていただきました。
その中で感じて、今と比較してもしようがないんですけれども、やっぱり市民目線が全然足りない。先ほどの課長は市民にアンケートを取ったとか、これこれこうしたとおっしゃいますけれども、1月15日以降のアンケートは頂きました。それ以前のアンケートというのは、一度も頂いていません。1月15日の説明会は、もう決まったことですよと最初にくぎを刺されました。それは、すごく不愉快でした。決まったことの説明会を今さらして何になるのと。そういうことがないようにこれからしていただきたい。もっと本当の意味で、市民の目線に立って、市民が何を欲しているのか。
私どもは、この今回の改正には、反対です。細切れの時間、利用区分も元に戻してください。指定管理もやめてくださいということを、私どもの会ではみんなでそのように決めました。みんなで私たちの会も、やっぱり総会を開いたりちゃんとやっています。この議会運営すごく下手だなと思って伺っていました。1分超過してやめてくださいなんて言えないでしょう。皆さん議員って市民でしょう。市民だとしたら、もうちょっと市民が何を望んでいるかをここで聞かなければどこで聞くんですか。そういう意味でも、何かすごく残念な、私たちは、とにかくこの今回の改正と、それから導入には反対いたします。
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○藤本委員長 すみません、説明者の方、この後質疑がありますので、まだ……。
一人ずつ順番で質疑をお願いします。
次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員の皆様におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。それでは、質疑のある方は、御発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。
説明者の方は、傍聴席にお戻りください。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 大変お疲れのところ恐縮でございますが……。
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○藤本委員長 少々お待ちください。説明をさせていただきますので少々お待ちください。
説明者の方に申し上げます。今回、陳情第50号及び陳情第51号に関して同一趣旨の陳情と考えられるため、実施要項第6条により2人の趣旨説明を10分以内とさせていただきます。
説明者の方は発言時間は5分以内でお願いいたします。
また発言内容は、陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。
また、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので御承知おきください。
それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、御説明をお願いいたします。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 それでは、私のほうから陳情をさせていただきたいと思います。
実は、私は、今日現在、会員76名を擁しております囲碁会の同好会のお世話役をいたしております一人でございます。その立場でお願いをいたしたいと思います。この76名というのは、神奈川県内では、一番大きな人数の同好会でございます。今、設立35周年を今年迎えておるところでございまして、35年間学習センターを利用させていただいてきております
まず最初に、皆さんのお手元に第51号の陳情書を見ていただきたいと思います。読み上げさせていただきます。それで大体分かると思いますので。
まず1番の、条例がほぼ決まったようでございますので、要旨ですね。は、利用区分の変更についてお願いしたいということです。つまり現在は、午前、午後、夜間と3区分になっておりますけれども、これが変更されるというのを突然連絡をいただいて驚いておるところでございます。その理由は何かということでございますが、今申し上げましたように、私たちの団体は35年に及ぶ囲碁対局を楽しむ会です。会員は現在76名、例会は玉縄学習センターの午後の時間帯を使って、大体2ないし3局、大体1局1時間半ぐらいかかるのでございますが、それぐらいの対局しかできません。今現在でもですね。で、楽しんでおります。
会員の平均年齢は、大体80歳近くになっておりますということで、高齢者の集まりでございます。もちろん囲碁を趣味としておる人たちでございますけれども、配偶者に先立たれた単身者や遠出ができなくなった高齢者が憩いの場として楽しみに集まって来ている集団でございます。
それで、今年もまた頑張って、会員の思いに沿って、会の運営に当たろうと思っておりますが、1月7日、突然送られてきたアンケートにただただ唖然としてしまいました。これはどういうことなのと、どのような事情でこのようなことになってしまったのかという疑問と、ふんまんやるせない気持ちでいっぱいになりました。つまり、急に何の連絡もなく突然そういう連絡がきたと。アンケートが来て、見てびっくりしたと、こういうことでございます。それ以前にも、説明会があったようでございますけれども、私たちの団体には、一切、何の連絡もないということでアンケートが初めてでございました。利用する団体によっては、その目的が会員の属性により利用したい時間帯や時間数がまちまちであることをどれほど理解しているのか、利用区分の変更をなぜされるのかということが分からない。我が団体としては、2時間というこまでは短過ぎるということですし、高齢者集団ですので、夜間はちょっと無理だと。それから女性も相当おられますので、夕食時間帯というのは、非常に難しいというような事情がございます。
そこで一番のお願いでございますけれども、要は、今の2時間こま切りになるということによって、これからの10月1日以降の運営が難しいのではないかという心配をしているということです。一番は。それは、今申し上げましたように、例えば2時間ということになると、1局ないし1局半ぐらいしかできないと。せっかく出てきてやろうとしてもそういう状態になると。それで、我々としては、今までは、午後1時から5時ということですが、このこまになりますと、2こま借りると。それで、今考えていますのは、11時半から1時半のこまと、2時から4時のこま。この2つですね。それで申込みをしようとしているんです。
そこで説明もありましたけれども、2時間で無理なところは、2こまを集めて申し込んでもらったら取れやすいようにしますと、こういうふうにおっしゃったんですけれども、その具体策がないと。一番心配していますのは、11時半から1時半、これは非常に、昼休みを挟みますから、利用者が少ないんじゃないかと思うんですね。申込者が。今度は2時から4時というのは、この時間割から行きますと一番利用しやすい。一番多いんじゃないかと。この2つを合わせてお願いを申し込んだとしても、取れるという可能性は非常に私は、少なくなる心配をしているんです。月に1回ぐらいしかできないのではないかというような心配でございますので、ぜひ、今日いろいろなことがあるんですけれども、申し上げたいことは、この取りやすいようにするという事務局がおっしゃっていただいていましたけれども、その具体策を示していただきたいし、我々、今まで利用させていただいたような回数で利用できるのかどうかというお願いが最大でございます。
時間がないようですが、もう一つ本当は言いたいです。ちょっと言わせてもらいますが一、二分で済みますからね。もう一つは、冒頭も申し上げましたように、私は、1月15日の説明会に出席をさせていただきました。
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○藤本委員長 説明者の方、大変申し訳ありませんが時間となりましたので、やめていただきますようお願いいたします。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 要は、利用者の意見をほとんど聞かれていない。アンケートも1月20日締めだったんです。説明会は15日なんです。アンケートを出して、私は参加をしたんですが、一切そのアンケートの集計はされていないんですね。もちろん。なおかつ、その前に説明会があったようでありますが、私たちには何の連絡もない。ということで、本当に利用者の意見が聞かれているのかどうか、私が1月15日に参加したら、学習センターの……。
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○藤本委員長 説明者の方、再び大変恐縮ですが、時間になりましたので、説明をおやめいただきますようお願いいたします。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 みんな質問していました。驚きました。だからぜひ利用者の立場に立って、運営をいただきたいというお願いでございます。
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○藤本委員長 次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員の皆様におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。
それでは、質疑のある方は、発言を願います。
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○志田副委員長 陳情者の方は、これまでの議会のこの委員会の審議というものをお分かりなのでしょうか。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 初めてでありまして、今日が初めてです。
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○志田副委員長 この学習センターの条例とか利用区分に対する議会、委員会の審議内容とか、そういったことは御存じなんですか。
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○趣旨説明者 梅ヶ辻氏 それは、読ませていただきました。
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○藤本委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。
説明者の方は、傍聴席にお戻りください。
次に、原局から一括しての説明をお願いいたします。
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○瀬谷教育文化財部次長 日程第14令和3年度陳情第48号鎌倉市生涯学習センターの利用区分を市民の利用しやすい区分にすることを求める陳情から、日程第31令和3年度陳情第65号鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情について説明いたします。
説明は、類似する内容ごとに陳情の要旨と理由について説明を行い、最後に教育委員会の考え方、これまでの取組、現状について説明いたします。
最初に、日程第14令和3年度陳情第48号、日程第17令和3年度陳情第51号、日程第19令和3年度陳情第53号、日程第29令和3年度陳情第63号について説明いたします。
日程第14令和3年度陳情第48号外3件の陳情の要旨は「現行の利用区分を継続することを求める」というものです。
陳情の理由は、「1こま2時間は利用実態に合わない。2こま予約すると財政負担が増えてしまう。今の活動を継続することが困難になる」というものです。
次に、日程第15令和3年度陳情第49号、日程第18令和3年度陳情第52号の陳情の要旨は、「鎌倉市生涯学習センターの利用時間区分を現行に戻す3月18日の市議会の議決を尊重することを求める」というものです。
陳情の理由は、「議員提案による利用時間区分変更の条例は市民、利用者の声を代弁したものであるから、3月18日の議決を尊重することを求める」というものです。
続いて、日程第16令和3年度陳情第50号の要旨は、「指定管理者制度の導入や利用区分の変更などについて、議会議案第12号の内容を踏まえ、一旦準備を停止し、登録団体を中心とした市民との十分な議論を尽くしてもらいたい」というものです。
陳情の理由は、「生涯学習センターは市民の活動拠点としての役割と同時に、センターとしての自主事業も展開し、市民が鎌倉のことを学び、鎌倉を活性化させる役割も担ってきたが、このような役割を指定管理者制度のもと維持できるのか。指定管理者には、生涯学習センターの管理経験がある者、社会教育主事等の配置に「努めるよう求めていく予定です」という極めて曖昧な説明をしており、努力目標では現在の水準の維持は難しい。生涯学習センターの指定管理者制度の導入や利用区分の改定について再検討するべきだと考える」というものです。
日程第20令和3年度陳情第54号から日程第28令和3年度陳情第62号の陳情の要旨は、「生涯学習センターの利用時間区分の変更を現行に戻すこと。利用者等の意見を十分に聞いて利用時間の設定をすること」というものです。
陳情の理由は、「今回の改正により、今後の活動継続に支障を来す団体が数多く存在する。ホールの利用区分は演奏会、講演会の常識的な利用時間に当たらない。指定管理者制度導入について否定するものではない」というものです。
最後に、日程第30令和3年度陳情第64号及び日程第31令和3年度陳情第65号の陳情の要旨は、「開館時間・利用区分等の変更について元の時間区分に戻してほしい」というものです。
陳情の理由は、「新しい区分だと活動に参加できない人が出てくる。2区分予約すると財政負担が増え、活動を維持することが困難になる。ホールの準備、片づけは時間を要する。15分では短い」というものです。
教育委員会の考え方について説明します。
今回の生涯学習センターの管理運営の見直しは、全ての市民にとって使いやすい施設としていくことを目的としております。
まず、利用区分については、利用団体によって利用形態が様々異なることから、2時間以内の短時間利用の需要と2時間を超える長時間利用の需要の双方に応えつつ、また、予約が取りにくいといった課題を解消するため、集会室の利用区分を3区分から5区分に変更するとともに、2枠連続での予約を可能としたところです。
また、ホールの時間区分については、午後の時間区分を現行の13時から17時の4時間を13時から16時の3時間に変更いたしますが、令和3年12月の説明会において、調律や後片づけに時間が必要との御意見を踏まえ、前後の入替え時間を準備や片づけ等に活用することを可能とし、結果、3時間30分まで利用ができるよう運用していくこととしています。
なお、陳情されている以外の利用団体の声としては、「1こま2時間単位となったことで、利用料の負担が軽減し利用しやすくなる」、「入替え時間を準備や片づけに活用できることに賛成」といった御意見も窓口や電話等で寄せられているところです。
利用料については、鎌倉市全体の方針の中、生涯学習センターについても改定したところで、生涯学習センター全諸室の平均は1時間当たり現行の1.2倍となります。そのため、1枠を利用する団体は、現行よりも安い利用料金になりますが、2枠を利用する団体は、現行よりも負担増をお願いすることになります。
指定管理者制度の導入については、生涯学習センターの管理運営を指定管理者制度に移行することにより、他の自治体等で類似施設を運営してきた民間事業者が持つノウハウや新たなネットワークの活用が可能となることで、本市の社会教育事業の質的向上と量的拡大が期待されるなど、市民にとって生涯学習センターの運営がよりよいものになると考えています。
次に、これまでの取組について説明いたします。
生涯学習センターの管理運営の見直しに当たり、令和3年6月に無作為抽出市民2,000人と窓口配付による利用団体を対象としたアンケート調査を行い、利用実態等を把握するなどの取組を始めました。様々な利用団体の利用状況や市民等からの意見等を踏まえつつ、学習センターの課題解決を図るための見直しについて検討を行ってきたところです。12月には、生涯学習センターの管理運営の見直しに係る説明会を開催するとともに、1月には生涯学習センターを利用する全団体を対としたアンケートを行い、指定管理者の仕様書等に利用団体からの意見を反映するための設問を設け、施設利用や講座申込みの簡便化、ロビー等を活用した飲食可能なスペースの設置、利用団体の交流ができる機会や施設管理者との意見交換の機会などの意見等を得たところです。
また、1月に開催した説明会においては、利用区分の変更により予約がしやすい環境となること、2枠連続して予約可能とすること、入替え時間を活用した運用方法などの考え方について説明を行い、指定管理者制度については制度を導入することにより、社会教育事業やICTなど専門分野の様々なノウハウを本市の社会教育事業に活用が可能となること、社会教育等専門性を有する職員や開館時間を通して職員を配置するなどの事業効果が見込まれ、市の社会教育事業の質的向上と量的拡大が期待されることを資料としてまとめ、丁寧な説明を心がけてきたところです。
このアンケート調査や説明会等において、多くの御意見、御要望を頂いてきたところです。
また、現在、地区の学習センターを主に利用いただいている自治・町内会連合や地区社会福祉協議会、5地区の生涯学習推進委員会の会合の場においても、見直し内容について説明を行うとともに、御意見等についても伺ってまいりました。
このように、利用団体等から頂いた御意見等を踏まえ、指定管理者選定委員会において仕様書等に取り入れ、指定管理者の選定を進めてきたところでございます。
最後に、現状について説明いたします。
生涯学習施設予約システム業者と締結した改修業務については、令和4年10月からの利用区分と利用料金、2枠連続の抽せん予約申込みについて終了し、6月2日から稼働させているところです。このことは、各学習センター窓口で利用団体に案内を配付するとともに、施設予約システム画面や市のホームページなどで周知を行っております。
指定管理者については、本定例会で議決を得た後、指定管理者とともに、よりよい施設運営が図られるよう利用団体等との懇談会を開催し、意見を聴取し施設のより適切な運営に努め、また、指定管理者の運営に移行した後においても、毎月定期的に打合せを開催し情報共有等を図り、適切な施設の維持管理に努めるとともに、教育委員会として管理・監督も行いながら全ての市民にとって使いやすい施設としてまいります。
さらには、新たな利用区分の運用開始後も予約の取りにくさの解消や全ての市民にとって使いやすい生涯学習センターの実現という所期の目標が達成できているかどうかを教育委員会としてしっかりと把握することが必要だと考えており、利用区分の適切性を含め検証してまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。
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○藤本委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○井上委員 今回、こういう陳情が出てしまったということで、本当に悲しくなるんですけれども、やっぱり市民の方たちがどんな思いでここにいらっしゃっているかというのを本当に重く受け止めなくてはいけないのではないかなと思うんですけれども、私は、利用を何回かしかしていないので、今まで何十年も利用してきた方の気持ちを考えると、やっぱり相当な思いだろうなというふうに思いますし、どんなによくなるというふうにおっしゃっていても、若い人がもっと利用しやすくとか、新しい人がもっと増えるようにとか、そういうふうに言っていても、やっぱり一番最初の基本的なことで、利用区分が変わるということを、今まで現行の利用区分で使っていた人たちは困るだろうなというところに、なぜそこに一番焦点を当てずに進めてしまったのかなというところが、本当に信じられないというか、こういうふうになるということは、何か事前に想像できたのではないのかなというふうに思うんですけれども、やっぱり彼らに事前に一切説明もせず取り残してしまったということは、本当に責任が市としてあるんじゃないかなというふうに思っています。
この対立構造を生んでしまったということで、不信感は拭えないでしょうし、例えば新しい人が入ってきても、やっぱりそれを知ってしまったら、何かすごく嫌な気持ちになるだろうなという、そういうことも懸念してしまうぐらい市民の方を、今まで使ってきてくれた方を置き去りにしてしまったのではないのかなと思って、そこが一番本当に気になるところなんですけれども、新しくなることよりも、そこでなんか止まってしまっているんじゃないのかなと思うんですけど、それはいかがでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 こういった形になってしまったこと、説明がなかなか行き渡らなかったことについては、重く受け止めているところです。令和4年1月に全利用団体宛てにアンケート調査を行った中で、先ほど説明させていただきましたけれども、やはり2時間未満の短時間利用のニーズというものも一定数あります。相当数あります。また、今までと同じ利用区分がよいという方ももちろんいらっしゃいます。ですが、やはり施設の予約が取りにくいという、これは令和3年6月で、今利用していない方からすると、利用したくても利用できないという意見もある中、市として、やはり市の公共施設として、全ての市民の人にとって使いやすい施設ということになると、1こま2時間とすることで、短時間の方は、短時間で、2時間を超える今まで3時間、4時間使っていた方は、2こま連続してということで、双方の需要を満たすことで制度設計をしてきたところでございます。
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○井上委員 両方の意見があるというのは分かるんですけれども、やっぱり変わるということで、今まで使っていた方は、利用区分が変わって困ってしまうというところに、なぜそこを事前に解決できるように、今まで使ってくださっていた市民の方に誠意を持って向き合うことができなかったのかというところがすごく責任があると思うんですけれども、そこに関してはいかがですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 12月に議案を出したときに説明会をということの要望を受けて、急遽説明会をさせていただきました。そこで、様々な御意見を頂いたこと、またそこで改めてアンケートですとか、改めての説明会を開催してもらいたいという御要望を頂きましたので、そちらについてもやはり利用者さんに御理解を少しでもしていただきたいと思ったところで、令和4年1月、こちらが発出したのが6日だったんですけれども、アンケートを行い、またその間、説明会を昼間の時間帯と夕方の時間帯の2回開催し、意見聴取に努めてきたところです。
そこで、様々な御意見を頂いた中で、指定管理者の仕様書、あるいは、こちらの中である程度融通が利く部分について見極めながら、今回進めていきたいと。ただ、実際に、今、いろいろな御意見がある中で、私どものところには、本当にこういう形で2時間にしてもらって、かえってうちの団体としてはありがたいというような御意見も本当に頂いているのも事実でございます。それは新しい利用者さんではなくて、既存の利用者さん。こちらも既存の利用者さんの御意見として我々は受け止めておりますので、すごく今回の改定で、逆によかったという団体さんと困るという団体さん、それはどうしても両方が存在してしまうんだなという中で、最終的に教育委員会としてこのような形で進めていくことを取らせていただいたといったところでございます。
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○井上委員 もしかしたら2時間のほうが便利だという方が、今後多いのかもしれないですけれども、やっぱりずっと利用してきた方に寄り添って、利用区分が変わるということを事前にお話しして、そこでいろんな反対意見だったりも来たかもしれませんけれども、そこにどうやったら解決できるかとかそういうところも、いろんなことをやっていらっしゃる皆さん、準備とかも各団体で違うと思いますけれども、その一つ一つに寄り添っていけていたらこんなことにはならなかったのかなと思って、すごく市民の方も無駄に時間を今まで費やさせてしまっているのかなというところで、進んでしまっているので、今後に進んでいったときにいろんな困り事だったり、市民の要望だったりとかを、本当にちゃんと聞いて改善してくれるのかというところも、今、多分不信感がある方たちは物すごくそこも懸念しているところだと思うんですけれども、そこら辺も具体的にどういうふうに考えていらっしゃるのかお伺いします。
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○瀬谷教育文化財部次長 指定管理者の仕様書のほうにも、きっちりこちらも明記させていただきましたけれども、アンケートの結果からやはり意見交換の場は設けてほしいという、そういった御要望を非常に多く頂いておりますので、もちろんその利用団体との意見交換会、懇談会には、指定管理者だけに任せるのではなく、教育委員会としてもしっかりその場に同席するなりして共有し、どういう形で進めていけばいいのかということは、一緒に考えながら、また先ほど、うちの佐々木部長のほうからも御答弁させていただいておりますけれども、やはりこのままではうまくいかないということになれば、もちろん条例改正も視野に入れて検討をしていくことは、当然視野には入れているところでございます。
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○井上委員 ぜひ、今後、今もう議決されてしまったので進んでいるというところで、やっぱり今後が重要なのかなと思いますので、いま不信感を抱いている方たちも使いやすいようにというところと、また新しい方たちの利用を促進するというところ、2つ本当に両方とも必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
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○吉岡委員 やっぱり、そもそも市民が主人公なのに、使っている市民の意見も聴かずに進めるということ自体が非常に問題だと思うんです。やっぱり今回、12月のときに説明会をやった、やったとおっしゃるけれども、あれ、教育委員会で初めて知った市民が、説明会がないから説明してくださいと要望してやったことで、だから、やっぱり後先が違うんじゃないかと私は思っています。
前から何度も言っているんですけれども、今、利用している人を大事にしない未来って何なのかといつも思うんですよ。だから、やっぱり一人一人に寄り添うということは、どうなのかということですよね。それで、今、先ほどからもお話がありましたけれど、2時間になってよかったという方は、11時半から13時半、16時30分から18時30分お使いになるんですか。一番使いにくくて困っている。だから、さっきも2こま使えるといっても、本当に2こまも一番大事なところが借りられないんじゃないかと。その辺はよかったという方は、どういうことでよかったとおっしゃっているんですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 実際にこの区分を使いたいという具体的なお話は頂いているところではございませんけれども、まだ抽せん予約については、1か月単位で予約の申込みは行うので、今、私のところにあるデータは、6月2日から12日までの予約状況、しかも鎌倉の生涯学習センターの第5集会室の予約状況なんですけれども、1枠を申し込んでいる方がその時点で48件、2枠連続の方が30件という形になっております。
今、吉岡委員が御指摘いただいた時間区分については、やはり夜間の時間帯については、なかなか埋まっておりませんが、9時から11時、11時30分から13時30分、14時から16時については、いずれも一定のニーズがあると。そんなに大きなばらつきはなく、なかなかやはり夜間の時間帯は、相変わらずだなというところでは受け止めておりますけれども、双方のニーズ、また利用時間についても利用者の皆さん、それぞれのニーズがあるんだなということは、まだ本当にさわりの部分なので、これが全体でこうですと言うのには早いとは思いますけれども、今の10日間での予約状況からすると、そういうふうに今、分析しております。
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○吉岡委員 具体的に申込みをした方が、本当に抽せんで当たるかどうかと御心配されましたけれども、午前中の9時から11時、11時半から13時半にするのか、午後の14時から、また夜の6時半にするのかというのをすごく悩んだ結果、午前中にしないと夜は高齢者の人がわざわざ来るのも大変だしということで、その2枠を申込みしたそうです。その方は、囲碁だか、将棋だかやっぱりそういうことをやっていらっしゃる方なんですけれども、やはり実際は、本当に使い勝手が悪くなっているということは事実ですからね。ほかの大和市とか藤沢市の例を言いましたけれど、2時間単位でも続けての2時間単位なんですよ。こういう取り方をやっているというのは何かないんじゃないかと思うんですけれども、非常に使いにくくなっていることも事実だし、何よりも一番問題は、市民との信頼関係がなくなったということが、一番問題じゃないかと私は思うんですけれども、そこら辺はいかがですか。
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○瀬谷教育文化財部次長 そういった御指摘、しっかり重く受け止めているところでございます。指定管理者の指定議案のほうを議決いただいた後、指定管理者と共に利用者さんとの懇談会、10月に入る前に懇談会をさせていただいて、その中で条例改正に至らないまでも工夫できる点については取り入れて、少しでも安心していただけるように、そういったことで信頼回復に向けて努めてまいりたいと考えております。
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○吉岡委員 始まったばかりで10月から実際には始まるのに、今の段階から変わるかもしれないと言っているくらいの問題があるわけですよ。結局1こまだけだったらまだ安くなるかもしれないけれども、結果的に2こま取ると、値上げになっちゃうわけですよね。だから、高齢者の方で年金暮らしの方も、本当に会を継続していけるのかどうかという、そういう御心配もされているんですね。ですから、やっぱり本来なら生涯学習の拠点としての場所の在り方としても、やはり今回の12月の場合には、利用料の改定、それと指定管理、それから利用区分と3つ一遍にやったわけですよね。だから、やっぱりいろんな問題があるということを、ぜひ受け止めていただいて、本当の意味で市民が利用しやすい環境をつくるということを、改めてこういう陳情がいっぱい出されていることも含めまして、やはり受け止めていただきたいと。改定するかもしれないと、今言っているような状況は、ちょっと恥ずかしいことですよ。反対に。と思いませんか。
だから、本当は、立ち止まってやってほしいと思って、やったんだけど、再議になっちゃって、本当にそれも残念だったんだけど。やっぱりその辺はちゃんと受け止めていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。
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○佐々木教育文化財部長 私どもとしては、全ての市民の方々に利用しやすい施設づくりということを目的に、今回の取組を進めてきたところでございます。結果、こういった対立みたいな形になってしまったということは、本当に反省すべきことかなというふうには思っております。
今、吉岡委員からお話をいただきましたように、見直しを前提ということではなくて、実際にやってみて、市民の皆さんの利用者の声としてどういった声が出てくるのかということを踏まえて、私どもが所期の目的としてこれまでやってきたことが達成できているのかどうかというところを検証した上で、見直しをしていくということは考えていますよというお話でございますので、見直しを前提にこれをやっていくということではないので、そこについては、御理解をいただきたいと思います。
ただ、今、御指摘をいただいたように引き続き所期の目的である市民に利用しやすい施設づくりというこの目的を達成するために、今後も市民の声に耳を傾けながら、取組を進めてまいりたいというふうに考えております。
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○吉岡委員 これで終わりにしますけれども、やはり始まる前から、これだけ市民に利用しやすいと言いながら、利用しにくいとこれだけ訴えているのに、やるということの市の姿勢が私は問われていると。口では利用しやすい、全市民によいものをと、それは当然ですよ。だけどそこをやはりちゃんと受け止めないと、また同じ問題を繰り返すのではないかと、改めてそこは本当に胸に落ちて、やっぱり、部長やってもらいたいと思うんだけれども、改めてもう一度お願いします。
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○佐々木教育文化財部長 肝に銘じて、取組を進めてまいりたいと考えております。
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○納所委員 現行でも割合、予約に関しては、取りにくさというのを感じていらっしゃる利用団体もあるかと思うんです。そこで、例えば、申込みの今、現行の在り方で、申込み方法にテクニックってあるんでしょうか。抽せんというのは常に大きなハードルとして関わってきて、毎月利用したいという方も冷や冷やしているのが毎回の申込みだという話がある一方、何か上手な取り方があるんだよという話もちょっと聞くんですけれども、そういったテクニック的なことというのはないですかね。
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○瀬谷教育文化財部次長 同じ団体さんがテクニックを使ってということは承知はしていないんですけれども、複数の団体を掛け持ちしている方もいらっしゃることは、それは会の目的が違うと認識はしていますけれども、そういうことはあるのかなとは思っております。
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○納所委員 メンバーは同じで団体名が違う団体ということもあるかもしれないんですけれども、そういった中でとなると、新たに利用したいというときは、本当に何か月先までずっと見ていって、この日がようやく空いていたというところを探して、抽せん後の申込みということにしかならないということも実際あるかと思うんですね。そういった意味で、2枠を長時間どうしても時間が必要という団体は、2枠取ればいいじゃないかとそう簡単に済ますのではなくて、2枠の取りやすさというのもこれからの予約の仕方であると思うし、もしくは、2枠利用の割引制度、先ほどの議論の中で申し上げましたけれど、2枠利用の割引制度がもし検討できるんだったら、再度ここで確認をしたいと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 抽せん予約については、エントリーした団体さんごとに行うので、2枠連続の申込みの方と、1枠の方の比率を変えることはできないと考えております。あくまでもその団体さんでエントリーになってきますので。ただ、割引制度につきましては、これは減免の部分については、新たな減免の在り方ということになりますと、指定管理者のほうが検討していただいて、それで運営ができるかどうか検証していただきながら、提案をいただくことも可能だろうなというふうには考えておりますけれども、最初から割引制度あってということでは、なかなか、今、そういう整理はされていないので難しいかと思いますが、指定管理者に移行後、それは検討の余地はあるとは認識しております。
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○納所委員 その辺、ぜひ指定管理者の指定について、当該団体とよく話し合っていただきたいことと、それから、こういった柔軟に考えますよということ、検討する余地はこういったものがありますよということは、現在の利用団体の方々にも周知していただきたいということなんですね。ですので、この指定管理者に移行をするに当たって、こういったことを考えています、こういった制度になりますよというのは、改めて利用団体を含めて全ての市民にも分かりやすく周知すべきだろうと思うんですが、そのPRの仕方、周知の仕方というのは、これから検討できるのでしょうか。
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○瀬谷教育文化財部次長 あくまでも、指定管理者が決まってから、議決後という形になろうかと思うので、7月以降での周知にはなろうかと思いますけれども、この窓口でのもちろん配付もありますし、ホームページあるいは、もしどうしてもなかなか見る機会がないということであれば、登録団体の代表の方にお送りするということも視野に入れて、周知の仕方は検討していきたいと思います。
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○納所委員 肝心なのは、長年利用している利用団体の方を大切に思うということと、それから全ての市民に利用しやすいという見直しを図るのならば、多くの市民の方に、大体、生涯学習センターの利用なんか考えてもいなかったみたいなアンケートの結果があるわけですから、そういった意味で鎌倉市にはこういった施設があると。やっぱり多世代交流というのが、これからの重要なテーマになってくる。そして、その市民活動が盛んな鎌倉市における学習センターなんだということをアピールするためにも、そういった周知の在り方という、もしくはPRの在り方ですね。それは積極的に発信をしていただきたいと思います。「鎌倉萌」というものを発行して、非常にいい内容だけに知らない人が多いというのは、本当に残念なことでございますので、現行の利用団体の活動を紹介する、そして面白そうだな、私も参加してみたいなということを紹介することが一番大事なんじゃないかと思いますので、その意味において、これから指定管理者に移行する前の段階においても、現行の市において、教育委員会において、さらなるPRに努めるべきだというふうに思っております。
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○藤本委員長 そのほか御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
令和3年度陳情第48号について、委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 この陳情全て3月の臨時会に出された陳情ですので、本来ならそこで論議をすべきだったと私は思っております。そのときはそういう主張をしたんですが、残念ながら議会全体の総意でそうなったんですが、だから、そういう点では、私は陳情全体としては、本当は採択してもらいたいという立場ですが、陳情第48号については、そういう点で市民の利用しやすい区分にしてもらいたいという、その願意では、やはりそれは指定管理になろうが、やはりみんなで考えていかなければいけない課題だと思いますので、そういう点では、この陳情については、結論を出していただきたいと思っております。
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○井上委員 私も吉岡委員と全く同じ意見です。なので結論を出すでお願いします。
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○後藤委員 私は結論から言うと、議決不要でお願いしたいと思います。でも、今回付託になったからこういう流れになったと思いますけれども、そもそも付託する案件でもないというふうに思いますし、陳情者の方も朝からずっと参加されていて、こんな遅くまで、連絡も何かぎりぎりだったみたいなので、その辺はちゃんと見直しをかけてほしいなと思いますけれども、もう実際にいろいろ時期も時期なので、過ぎてしまっている案件が多いですから、今回議決不要でお願いします。
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○納所委員 今後の課題に取り組むことを求めながらも、例えば、条例であるとか様々既に議決している部分ということにも触れてまいりますので、この陳情に関しては、議決不要としたいと思います。
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○中里委員 この件に関しましては、もともと12月定例会のほうで可決をされている案件で、その後、議決が変わったわけですけれども、3月18日の際にも附帯決議というものを議会として可決をしていると認識しております。そこを持って考えますと、この段階で議決を採るタイミングではないと思いますので、議決不要としたいと思います。
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○志田副委員長 議決不要です。
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○藤本委員長 それでは、陳情第48号に関しては、多数により議決不要とさせていただきます。
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○事務局 ただいま令和3年度陳情第48号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか、確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認をいたしました。
次に、令和3年度陳情第49号についてです。
委員間討議の御発議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 3月の段階でしたら議決をと言ったところなんですけれども、この中身を見ますと、残念ながら再議のことなんかも書いてございまして、そういう点では、今の段階では議決不要という結論を出さざるを得ないのかなと思っているところでございます。
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○井上委員 私も同じく済んでしまっていることなので、議決不要でお願いします。
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○中里委員 先ほど述べたと同じで議決不要でお願いします。
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○後藤委員 議決不要でお願いします。
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○納所委員 やはり議会の議決の重さに鑑みて、議決不要とさせていただきたいと思います。
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○志田副委員長 私も議決不要です。
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○藤本委員長 それでは、令和3年度陳情第49号については、全会一致により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第49号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、次に、令和3年度陳情第50号について委員間討議を確認させていただきます。
委員間討議の御発議ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
それでは、取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 3月の時点でしたら、私は、これ議決すべきだということで申し上げたと思いますが、本当に今の段階になりますと、なかなか議決をするというのは厳しい状況だと思いますので、この願意は、私もよく承知して気持ちはよく分かりますので、本来ならそういうことなんですが、今の段階では、議決不要とさせていただきたいと思います。
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○井上委員 私も同じく、本当に思いはすごく伝わってきたんですけれども、済んでしまっているということで、議決不要でお願いします。
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○中里委員 議決不要でお願いします。
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○後藤委員 議決不要でお願いします。
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○納所委員 私も議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 皆さんと同じです。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第50号に関しては、議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第50号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、令和3年度陳情第51号について委員間討議の確認をいたします。
委員間討議の御発議は。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
それでは、取扱いを含めて御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 今、願意としては、利用区分を変更してほしいということで、その辺では今後も利用区分の変更については、議会としても附帯決議を上げておりますけれど、やはりそういう点では、採択していただきたいと思って、結論を出すべきだという意見でございます。
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○井上委員 私も同じく、陳情の願意は、従前の利用区分の継続を求めるものであることから結論を出す、でお願いします。
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○後藤委員 この利用区分というか、時間のことについては、私も一定の配慮は必要かなと思いますけれども、もう時期が時期なので、今回は議決不要でお願いします。
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○納所委員 今後、指定管理者との引継ぎもありますけれども、こういった声もあるということは大事にしなければいけないと思います。ただ、この時点でございますので、議決不要としたいと思います。
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○中里委員 附帯決議を出しておりますので、この部分に関しましても議決不要としたいと思います。
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○志田副委員長 会員の皆さんのお気持ちを代弁されたというふうに思いますけれども、今回は、議決不要ということでお願いします。
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○藤本委員長 それでは、令和3年度陳情第51号については、多数により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第51号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、令和3年度陳情第52号について、委員間討議の確認をいたします。委員間討議はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
それでは、取扱いを含めて御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 私も本来ならば、これは結論を出すべきだと思いますが、この時点でいわゆる条例改正案が議会で可決されたということを尊重ということは、再議決のときのことを指しているのかなと思うものですから、3月の時点でしたら、私は賛成と思っておりますが、今の時点では、議決不要とさせていただきたいと思います。
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○中里委員 既に再議によって決定しているものとして議決不要。
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○後藤委員 議決不要でお願いします。
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○納所委員 議決不要でお願いします。
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○井上委員 同じく議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 皆さんと同じです。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第52号については、全会一致により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第52号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、令和3年度陳情第53号について、委員間討議の確認をいたします。ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含めて御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 先ほどから述べておりますように、3月の時点でしたら結論を出すべきだという考えでございますが、今の時点で、これを陳情審査した場合には、議決不要とせざるを得ないのかなというふうに思っております。
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○後藤委員 議決不要です。
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○中里委員 現時点では、議決不要と。
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○納所委員 私も議決不要でお願いします。
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○井上委員 私も同じく議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 皆さんと同じです。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第53号については、全会一致により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第53号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、次に令和3年度陳情第54号についてです。
本陳情に関しては、陳情第62号までの簡易採決となっております。委員間討議の確認をさせていただきます。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 私は、やはり利用区分の変更というのを現行に戻していただきたいということは、やはり市民の皆さんの大きな声だと思っておりますので、これについては結論を出していただきたいと思います。
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○井上委員 私も同じく結論を出すでお願いします。
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○中里委員 議会として、附帯決議を出しておりますので、議決不要でお願いします。
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○後藤委員 私も議決不要でお願いします。
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○納所委員 議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 議決不要です。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第54号については、多数により議決不要となりました。
事務局、お願いいたします。
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○事務局 令和3年度陳情第54号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
令和3年度陳情第55号については、簡易採決といたしまして、議決不要とすることに御異議ありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
では、令和3年度陳情第55号についても議決不要となりました。
続いて、令和3年度陳情第56号について、第55号同様、議決不要とすることに御異議ありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第56号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第57号について、議決不要とすることに御異議ありませんでしょうか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第57号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第58号について、議決不要とすることに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第58号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第59号について、議決不要とすることに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第59号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第60号について、議決不要とすることに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第60号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第61号について、議決不要とすることに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第61号については、議決不要となりました。
令和3年度陳情第62号について、議決不要とすることに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
令和3年度陳情第62号については、議決不要となりました。
続きまして、令和3年度陳情第63号についてです。委員間討議の確認をいたします。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 陳情の題目は指定管理制度についてと書いてありますが、実際、陳情の要旨につきましては、やはり利用区分を現行に戻してほしいという中身でございますので、私は結論を出すべきだと考えております。
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○井上委員 私も吉岡委員と同じく結論を出すでお願いします。
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○中里委員 議決不要でお願いします。
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○後藤委員 私も議決不要でお願いします。
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○納所委員 議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 議決不要です。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第63号については、多数により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第63号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
令和3年度陳情第64号について、委員間討議を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 これにつきましても、やはり開館時間、利用区分、それについては団体の意見を聞いて、元の時間区分に戻してほしいという、やはりこれは市民の声だと思いますので、結論を出すべきだと思っております。
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○井上委員 同じく結論を出すでお願いします。
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○中里委員 議決不要でお願いします。
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○納所委員 議決不要でお願いします。
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○後藤委員 議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 議決不要です。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第64号については、議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第64号につきましては、多数により議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第65号について、委員間討議を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしと確認しました。
取扱いを含めた御意見をお願いいたします。
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○吉岡委員 第64号と一緒ですが、やはり実際に利用している団体の意見を十分聞いて、利用者が納得する結論を出してくださいという点では、大事な点だと思いますので、これは結論を出すべきだと思っております。
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○井上委員 私も同じく結論を出すでお願いします。
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○後藤委員 議決不要でお願いします。
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○納所委員 議決不要でお願いします。
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○中里委員 議決不要でお願いします。
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○志田副委員長 議決不要です。
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○藤本委員長 令和3年度陳情第65号については、多数により議決不要となりました。
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○事務局 令和3年度陳情第65号につきましては、議決不要となりましたので、議決不要の理由につきましては、ただいま各委員から出された意見を基に、正・副委員長で御協議いただきまして、議長に報告することでよろしいか確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、職員の退室のために暫時休憩いたします。
(19時35分休憩 19時37分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○藤本委員長 日程第32その他(1)「要望書について」を議題といたします。事務局お願いいたします。
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○事務局 令和4年(2022年)6月6日付で「要望書第4号きらら鎌倉使用規程」が議長宛てに提出され、会議システムに配信していることを御報告いたします。確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 確認していただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○藤本委員長 日程第32その他(2)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局お願いいたします。
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○事務局 継続審査案件につきまして、まずさきの2月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が9件ございます。こちらの取扱いについて御協議をお願いいたします。
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○藤本委員長 引き続き継続とさせていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
事務局お願いします。
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○事務局 ただいま継続審査とすることを確認いただきました9件と、本日新たに継続審査と確認されました陳情2件の合計11件について、最終本会議において……。少々お待ちください。
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○藤本委員長 暫時休憩します。
(19時39分休憩 19時40分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○事務局 ただいま継続審査とすることを確認いただきました9件と、本日新たに継続審査と確認されました「陳情第3号鎌倉公園50mプール整備の陳情」及び「陳情第9号子ども達のマスク着用による熱中症対策及び、感染症対策ガイドラインのアップデートを求める陳情」の計2件の合計11件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御協議、御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
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○藤本委員長 それでは、日程第32その他(3)「当委員会の行政視察について」を議題といたします。今、事務局からスケジュールが配付されているかと思いますが、御確認ください。
暫時休憩いたします。
(19時41分休憩 19時45分再開)
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○藤本委員長 再開いたします。
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○納所委員 先ほどの継続審査案件に対して、追加がありますので、取り計らいをお願いしたいと思います。私からは、市立小・中学校におけるSDGsの取組ということで市内の学校施設の視察を継続審査として行っていただきたいと思いますので、御提案したいと思います。
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○吉岡委員 市立小・中学校の学校施設の在り方についてです。よろしくお願いしたいと思います。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
事務局、お願いいたします。
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○事務局 ただいま御提案いただきました2件について、まず件名の確認をさせていただきたいと思います。
まず1件目、納所委員から「市立小・中学校におけるSDGsの取組について」ということで、よろしいでしょうか。御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○事務局 続けて、吉岡委員から「市立小・中学校の学校施設の在り方について」でよろしいか御協議、御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○事務局 では、改めまして、閉会中継続審査にする案件についての確認をさせていただきます。ただいま継続審査とすることを確認いただきました9件と、本日新たに継続審査と確認されました陳情2件、そのほか2件の合計13件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて御協議、御確認をお願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
暫時休憩いたします。
(19時47分休憩 19時55分再開)
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○藤本委員長 再開します。
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○藤本委員長 日程第32その他(4)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局お願いいたします。
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○事務局 次回委員会の開催につきまして、6月27日月曜日、午後1時30分から議会第1委員会室で開催することを御確認お願いいたします。
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○藤本委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、本日の教育福祉常任委員会を閉会といたします。ありがとうございました。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和4年(2022年)6月15日
教育福祉常任委員長
委 員
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