○議事日程
鎌倉市議会６月定例会会議録（１）
令和４年（2022年）６月８日（水曜日）
〇出席議員 25名
１番 千 一 議員
２番 岡 田 和 則 議員
３番 後 藤 吾 郎 議員
５番 井 上 三華子 議員
６番 児 玉 文 彦 議員
７番 中 里 成 光 議員
８番 藤 本 あさこ 議員
９番 出 田 正 道 議員
10番 くりはらえりこ 議員
11番 保 坂 令 子 議員
12番 納 所 輝 次 議員
13番 日 向 慎 吾 議員
14番 武 野 裕 子 議員
15番 久 坂 くにえ 議員
16番 竹 田 ゆかり 議員
17番 志 田 一 宏 議員
18番 大 石 和 久 議員
19番 池 田 実 議員
20番 高 野 洋 一 議員
21番 中 村 聡一郎 議員
22番 長 嶋 竜 弘 議員
23番 森 功 一 議員
24番 松 中 健 治 議員
25番 前 川 綾 子 議員
26番 吉 岡 和 江 議員
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〇欠席議員 １名
４番 くり林こうこう 議員
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〇議会事務局出席者
事務局長 服 部 計 利
次長兼議会総務課長兼議事調査課長
茶 木 久美子
議会総務課課長補佐 土 屋 勇 人
議事調査課課長補佐 岩 原 徹
議事調査担当担当係長 田 中 公 人
書記 前 重 綾 子
書記 武 部 俊 造
書記 喜 安 大 介
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〇説明のため出席した者
番外 １ 番 松 尾 崇 市長
番外 ２ 番 比留間 彰 副市長
番外 ３ 番 千 田 勝一郎 副市長
番外 ５ 番 服 部 基 己 共生共創部長
番外 ７ 番 内 海 正 彦 総務部長
番外 ９ 番 藤 林 聖 治 こどもみらい部長
番外 10 番 濱 本 正 行 健康福祉部長
番外 12 番 林 浩 一 まちづくり計画部長
番外 13 番 古 賀 久 貴 都市景観部長
番外 14 番 森 明 彦 都市整備部長
番外 16 番 岩 岡 寛 人 教育長
番外 17 番 佐々木 聡 教育文化財部長
番外 ６ 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
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〇議事日程
鎌倉市議会６月定例会議事日程（１）
令和４年（2022年）６月８日 午前９時30分開議
１ 諸般の報告
２ 会期について
３ 議長の辞職許可について
４ 議長の選挙
５ 副議長の辞職許可について
６ 副議長の選挙
７ 一般質問
８ 議案第４号 市道路線の廃止について 市 長 提 出
９ 議案第５号 市道路線の認定について 同 上
10 議案第６号 工事請負契約の変更について 同 上
11 議案第７号 指定管理者の指定について 同 上
12 議案第９号 鎌倉市消防賞慰金及び殉職者特別賞慰金条例の一部を改正す 同 上
る条例の制定について
13 議案第８号 鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
14 議案第10号 令和４年度鎌倉市一般会計補正予算（第３号） 同 上
15 議案第11号 令和４年度鎌倉市下水道事業会計補正予算（第１号） 同 上
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〇本日の会議に付した事件
１ 諸般の報告
２ 会期について
３ 議長の辞職許可について
４ 議長の選挙
５ 副議長の辞職許可について
６ 副議長の選挙
〇 議案第12号 鎌倉市監査委員の選任について
〇 常任委員会委員の所属変更について
〇 議会運営委員会委員の辞任について
〇 議会運営委員会委員の辞任について
〇 議会運営委員会委員の補欠選任について
〇 議席の変更について
７ 一般質問
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鎌倉市議会６月定例会諸般の報告 （１）
令和４年（2022年）６月８日
１ ６ 月 ８ 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議案第４号 市道路線の廃止について
議案第５号 市道路線の認定について
議案第６号 工事請負契約の変更について
議案第７号 指定管理者の指定について
議案第８号 鎌倉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第９号 鎌倉市消防賞慰金及び殉職者特別賞慰金条例の一部を改正する条例の制
定について
議案第10号 令和４年度鎌倉市一般会計補正予算（第３号）
議案第11号 令和４年度鎌倉市下水道事業会計補正予算（第１号）
２ 請願２件、陳情７件を請願・陳情一覧表のとおり受理し、23件を付託一覧表のとおり
各常任委員会に付託、４件を配付一覧表のとおり全議員に配付した。
３ ５ 月 23 日 次の陳情の署名簿を受理した。
陳情第２号 消費税インボイス制度の実施延期を求めるについての陳情
１名
４ ５ 月 23 日 横須賀市において、令和４年度三浦半島地域広域幹線道路整備促進
期成同盟幹事会が開催され、服部局長が出席した。
５ 月 25 日 東京都において、全国市議会議長会第98回定期総会が開催され、中
村議長及び服部局長が出席した。なお、定期総会の席上において、
松中議員が議員在職45年以上で特別表彰を、中村議員が正副議長在
職４年以上で一般表彰を受けた。
５ 市長から、次の資料の送付を受けた。
５ 月 30 日 令和４年度公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団事業計画書及び収
支予算書
〃 令和４年度鎌倉市土地開発公社事業計画書、資金計画書及び予算書
〃 令和４年度公益財団法人鎌倉市公園協会事業計画書及び収支予算書
６ 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
５ 月 24 日 令和３年度令和４年２月分例月出納検査結果報告書
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令和４年（2022年）鎌倉市議会６月定例会
請願・陳情一覧表 （１）
┌──────┬────────────────────────┬──────────────────────┐
│受理年月日 │件 名 │提 出 者 │
├──────┼─────┬──────────────────┼──────────────────────┤
│ ４.５.23 │陳情 │国民の祝日「海の日」を７月20日に固 │東京都 │
│ │第１号 │定化する意見書の提出を求めることに │海事振興連盟 │
│ │ │ついての陳情 │会長 衛 藤 征士郎 │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │陳情 │消費税インボイス制度の実施延期を求 │横浜市 │
│ │第２号 │めるについての陳情 │戸塚民主商工会鎌倉支部 │
│ │ │ │支部長 若 林 重 利 │
├──────┼─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ ４.５.26 │陳情 │鎌倉公園50ｍプール整備の陳情 │鎌倉市 │
│ │第３号 │ │唐 島 信 也 │
├──────┼─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ ４.５.31 │陳情 │鎌倉市生涯学習センター指定議案に関 │鎌倉市 │
│ │第４号 │して選定された事業者の法令遵守体制 │岩 田 薫 │
│ │ │を検証することを求める陳情 │ │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │陳情 │鎌倉市陸上競技協会の会長を議員が辞 │鎌倉市 │
│ │第５号 │した件の事実確認を求める陳情 │岩 田 薫 │
├──────┼─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ ４.６.３ │陳情 │鎌倉湖せせらぎの小径の立ち入り禁止 │鎌倉市 │
│ │第６号 │措置解消についての陳情 │鎌倉湖ホタルの会 │
│ │ │ │代表 尾 島 隆 史 他３名 │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │陳情 │中国共産党による臓器収奪の即時停止 │兵庫県伊丹市 │
│ │第７号 │ならびに人権状況の改善を求める意見 │井 田 敏 美 │
│ │ │書の提出を求めることについての陳情 │ │
├──────┼─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ ４.６.６ │請願 │感染症対策としての間違ったマスク着 │日野市 │
│ │第１号 │用是正を求める請願書 │全国有志議員の会 │
│ │ │ │代表 池 田 利 恵 │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │請願 │ワクチン接種後遷延する症状を訴える │日野市 │
│ │第２号 │方に対する診療体制構築を求める請願 │全国有志議員の会 │
│ │ │書 │代表 池 田 利 恵 │
└──────┴─────┴──────────────────┴──────────────────────┘
付託一覧表 （１）
┌───────┬─────────┬─────────────────────────────────────┐
│ 付託年月日 │付 託 先 │件 名 │
├───────┼─────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ ４.６.８ │教育福祉 │請願 │感染症対策としての間違ったマスク着用是正を求める請願書 │
│ │常任委員会 │第１号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │請願 │ワクチン接種後遷延する症状を訴える方に対する診療体制構築を │
│ │ │第２号 │求める請願書 │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センターの利用区分を市民の利用しやすい区分に │
│ │ │陳情 │することを求める陳情 │
│ │ │第48号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センターの指定管理者制度導入に伴う時間管理変 │
│ │ │陳情 │更の条例改正の再議の件を、３月18日の議決のとおり決するよう │
│ │ │第49号 │求める陳情 │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センターの管理運営（利用区分等、指定管理者制 │
│ │ │陳情 │度導入）についての陳情 │
│ │ │第50号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部改正についての陳情 │
│ │ │陳情 │ │
│ │ │第51号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉生涯学習センター条例の「再改正決定」を尊重することにつ │
│ │ │陳情 │いての陳情書 │
│ │ │第52号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例改正案の改正案に対する【再議】に │
│ │ │陳情 │ついて陳情 │
│ │ │第53号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第54号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第55号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第56号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第57号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第58号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第59号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第60号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第61号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正 │
│ │ │陳情 │する条例の再議についての陳情 │
│ │ │第62号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉生涯学習センターの指定管理制度についての陳情 │
│ │ │陳情 │ │
│ │ │第63号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情 │
│ │ │陳情 │ │
│ │ │第64号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │令和3年度 │鎌倉市生涯学習センター条例改正についての陳情 │
│ │ │陳情 │ │
│ │ │第65号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │陳情 │鎌倉公園50ｍプール整備の陳情 │
│ │ │第３号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │陳情 │鎌倉市生涯学習センター指定議案に関して選定された事業者の法 │
│ │ │第４号 │令遵守体制を検証することを求める陳情 │
│ ├─────────┼──────┼──────────────────────────────┤
│ │建設 │陳情 │鎌倉湖せせらぎの小径の立ち入り禁止措置解消についての陳情 │
│ │常任委員会 │第６号 │ │
└───────┴─────────┴──────┴──────────────────────────────┘
配 付 一 覧 表 （１）
┌───────┬─────────┬─────────────────────────────────────┐
│ 配付年月日 │配 付 先 │件 名 │
├───────┼─────────┼──────┬──────────────────────────────┤
│ ４.６.８ │全議員 │陳情 │国民の祝日「海の日」を７月20日に固定化する意見書の提出を求め│
│ │ │第１号 │ることについての陳情 │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │陳情 │消費税インボイス制度の実施延期を求めるについての陳情 │
│ │ │第２号 │ │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │陳情 │鎌倉市陸上競技協会の会長を議員が辞した件の事実確認を求める陳│
│ │ │第５号 │情 │
│ │ ├──────┼──────────────────────────────┤
│ │ │陳情 │中国共産党による臓器収奪の即時停止ならびに人権状況の改善を求│
│ │ │第７号 │める意見書の提出を求めることについての陳情 │
└───────┴─────────┴──────┴──────────────────────────────┘
（出席議員 25名）
（９時30分 開議）
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○議長（中村聡一郎議員） 定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
これより令和４年６月鎌倉市議会定例会を開会いたします。
本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。12番 納所輝次議員、13番 日向慎吾議員、14番 武野裕子議員にお願いいたします。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長（中村聡一郎議員） 日程第１「諸般の報告」を議題といたします。
内容は配付いたしましたとおりでありますが、本日の会議に欠席の届出がありますので、局長から報告させます。
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○（服部計利 事務局長） くり林こうこう議員から所用のため欠席する旨の届出がございましたので御報告いたします。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長（中村聡一郎議員） 日程第２「会期について」を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から６月28日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
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○議長（中村聡一郎議員） ここで申し上げます。
昨年５月臨時会以来、私が議長を、またさきの２月定例会以来、大石和久議員が副議長を務めてまいりましたが、議会の申合せによりまして、職を辞する旨、意思表示をしております。
なお、正・副議長の辞職については、地方自治法第108条の規定により議会の許可を必要といたします。
まず、議長の辞職許可については、私の一身上の問題でありますので、副議長と交代いたします。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（９時32分 休憩）
（９時33分 再開）
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○副議長（大石和久議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長交代いたしました。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○副議長（大石和久議員） 日程第３「議長の辞職許可について」を議題といたします。
本件は、会議規則第120条第２項の規定により、討論を用いないでその許否を決することになっております。
お諮りいたします。議長の辞職許可について、これを許可することに御異議ございませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、議長の辞職許可については、これを許可することに決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（９時34分 休憩）
（９時35分 再開）
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○副議長（大石和久議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○副議長（大石和久議員） 日程第４「議長の選挙」を行います。
議場の閉鎖を命じます。
（議 場 閉 鎖）
投票に先立ちまして、立会人３名を指名いたします。３番 後藤吾郎議員、８番 藤本あさこ議員、９番 出田正道議員にお願いいたします。
ただいまの出席議員数は25名であります。
投票の方法について申し上げます。投票は単記、無記名、１人１票であります。
投票用紙を配付させます。
（投票用紙配付）
投票用紙の配付漏れはありませんか。
（「なし」の声あり）
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
（投票箱点検）
異状なしと認めます。
ここで申し上げます。千一議員から、身体の都合により、自ら投票することが困難であることから、投票の記載及び投函について代理投票の申出がありますので、これを許可いたします。
この場合、地方自治法第118条第１項において準用する公職選挙法第48条第２項の規定により、立会人の意見を聞いて投票補助者２人を定めることになっておりますので、立会人の方々は議長席まで御参集をお願いいたします。
投票補助者として、茶木次長及び土屋議会総務課課長補佐を指名いたします。
これより投票を行います。１番から順次名刺札を御持参により登壇の上、御投票願います。
（投 票）
投票漏れはありませんか。
（「なし」の声あり）
投票漏れなしと認めます。投票を終了します。
これより開票を行います。立会人の方々のお立会いをお願いいたします。
（開 票）
局長に選挙の結果を報告させます。
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○（服部計利 事務局長） 選挙の結果を報告いたします。
投票総数25票、名刺札の数もこれと符合いたします。有効投票24票、無効投票１票。無効投票は白票でございます。有効投票の内訳、中村聡一郎議員11票、前川綾子議員13票、以上のとおりであります。
なお、この選挙の法定得票数は７票であり、中村聡一郎議員及び前川綾子議員は法定得票数を得ておられます。
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○副議長（大石和久議員） ただいま報告いたしましたうち、投票の多数を得られました前川綾子議員が議長に当選をされました。
議場の閉鎖を解きます。
（議場閉鎖を解除）
ただいま本市議会議長に当選されました前川綾子議員が議場におられますので、本席から、会議規則第36条第２項の規定により、議長に当選した旨告知をいたします。
なお、ここで、ただいま議長に当選されました前川綾子議員を紹介いたします。
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○25番（前川綾子議員） （登壇） 皆様、このたびはたくさんの票数を頂きまして議長に御支持いただきました。本当にありがとうございます。これまで中村議長、この議会を支えていただきまして本当にありがとうございます。そして事務局の皆さん、それから何よりも今回、選考委員会、多くの選考委員会が開かれました。選考委員長、副委員長をはじめ、選考委員の皆様、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。心から感謝申し上げたいと思います。本当の気持ちでございます。そしてこれから皆様とこの新しい議会、中村議長、ここまで持ってきていただきましたところへ引き継ぎまして、また動かせていただこうと思います。26人のお一人お一人の御意見をこれまでどおり、またお聞きしながら続けてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、高いところからではございますが、御容赦いただきまして御挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。
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○副議長（大石和久議員） 新議長が決まりましたので、私はここで交代させていただきます。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（９時53分 休憩）
（９時54分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長交代いたしました。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長（前川綾子議員） 日程第５「副議長の辞職許可について」を議題といたします。
本件は、会議規則第120条第２項の規定により、討論を用いないでその許否を決することになっております。
お諮りいたします。副議長の辞職許可については、これを許可することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、副議長の辞職許可については、これを許可することに決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（９時55分 休憩）
（９時56分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長（前川綾子議員） 日程第６「副議長の選挙」を行います。
議場の閉鎖を命じます。
（議 場 閉 鎖）
投票に先立ちまして、立会人３名を指名いたします。３番 後藤吾郎議員、８番 藤本あさこ議員、９番 出田正道議員にお願いいたします。
ただいまの出席議員数は25名です。
投票の方法について申し上げます。投票は単記、無記名、１人１票であります。
投票用紙を配付させます。
（投票用紙配付）
投票用紙の配付漏れはありませんか。
（「なし」の声あり）
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
（投票箱点検）
異状なしと認めます。
ここで申し上げます。千一議員から、身体の都合により、自ら投票することが困難であることから、投票の記載及び投函について代理投票の申出がありますので、これを許可いたします。
この場合、地方自治法第118条第１項において準用する公職選挙法第48条第２項の規定により、立会人の意見を聞いて投票補助者２人を定めることになっておりますので、立会人の方々は議長席まで御参集をお願い申し上げます。
投票補助者として、茶木次長及び土屋議会総務課課長補佐を指名いたします。
これより投票を行います。１番から順次名刺札を御持参により登壇の上、御投票願います。
（投 票）
投票漏れはありませんか。
（「なし」の声あり）
投票漏れなしと認めます。投票を終了します。
これより開票を行います。立会人の方々の立会いをお願いいたします。
（開 票）
局長に選挙の結果を報告させます。
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○（服部計利 事務局長） 選挙の結果を報告いたします。
投票総数25票、名刺札の数もこれと符合いたします。有効投票18票、無効投票７票。無効投票は白票でございます。有効投票の内訳、大石和久議員１票、高野洋一議員17票、以上のとおりであります。
なお、この選挙の法定得票数は７票であり、高野洋一議員は法定得票数を得ておられます。
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○議長（前川綾子議員） ただいま報告いたしましたとおり、高野洋一議員が副議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
（議場閉鎖を解除）
ただいま本市議会副議長に当選されました高野洋一議員が議場におられますので、本席から、会議規則第36条第２項の規定により、副議長に当選した旨告知をいたします。
なお、ここで、ただいま副議長に当選されました高野洋一議員を紹介いたします。
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○20番（高野洋一議員） （登壇） ただいま副議長選挙におきまして議員の皆様から選出いただき、心より感謝をいたします。副議長就任に当たって一言御挨拶を申し上げます。
同僚議員の皆様には日頃より議会運営にお力添えいただき、私自身、一議員として感謝をしております。私自身、通算して約10年間、議会運営委員として、同僚議員の皆様から様々学ばせていただきながら今日まで取り組んでまいりました。特に、より市民の声が議会に届き、市民に開かれた鎌倉市議会に向け、この間、皆様と協力しながら、議会運営における一定の改善など議論を重ねつつ微力ながら取り組んでまいりました。
議会は各議員の皆様の言論によって様々な政策や考え方を積極的に発信し、議論しながらお互い尊重しながら意見を調整し、その時々にベストではないかもしれないけれども、ベターな結論を出して実践する、また時期も踏まえ、それらをチェックし、見直していく作業の積み重ねだと私は思っております。
特にこの２年間は、コロナ禍の中で様々模索しながら合意形成を図りつつ、議会運営がされてきたと認識をしております。まだ明確な収束は見えておりませんけれども、いかにして適切なコロナ対策を図りながら、各議員の皆様の十分な発言機会の確保、また丁寧な議論を行える環境づくりをバランスよく両立させていくか、これまでも議会として苦労してきましたけれども、アフターコロナも見据え、より創意工夫を発揮し、各会派や議員の皆様の思いを酌み取った議会運営が求められていると考えているところであります。
今まで議会運営に関わってきた経験を土台にしながら、各会派や同僚議員の皆様の御協力をいただき、より一層市民や行政と円滑かつ適切な関係を築いていく鎌倉市議会にしていくため、微力ながら必要な責任を果たしていきたいと考えております。
以上、簡潔ではありますけれども私の思いを述べさせていただきました。改めてこのたびの議会役員選出に際し、各会派、各議員の皆様の御努力に感謝し、今後何かお気づきのことなどありましたら、どうぞ遠慮なく御指導いただきますよう、お願い申し上げる次第でございます。このたびはありがとうございました。
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○議長（前川綾子議員） なお、ただいま前議長、中村聡一郎議員、前副議長、大石和久議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○21番（中村聡一郎議員） （登壇） 昨年の５月の臨時会に就任させていただいて以来、大石前副議長、日向元副議長をはじめまして、皆様方に大変お世話になりました。また、市長はじめ職員の皆様、議会事務局の皆様方にもお支えいただきましたことに心から感謝を申し上げたいと思います。今後ともですね、議会運営に協力しながら私も邁進していきたいと思っております。１年間の御協力に改めて感謝申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。（拍手あり）
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○18番（大石和久議員） （登壇）新議長から発言のお許しをいただきましたので、一言御挨拶をさせていただきます。私が副議長に就任したのは、皆さんも御存じのように２月定例会でございました。３か月余りの副議長としての着任でございましたけれども、皆様の御協力を本当に最大限にいただき、中村議長を中心として円滑な議会運営をさせていただいたというふうに感謝しております。今後は一議員となり、しっかりと皆さんと共にこの議会を、円滑な議会運営にいそしんでまいりたいと、このように決意させていただいております。本当に３か月間余り大変にありがとうございました。お世話になりました。（拍手あり）
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○議長（前川綾子議員） さらに、この際、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○松尾 崇 市長 （登壇） ただいま議会におきまして、新たに議長、副議長が選任されましたので、一言御挨拶を申し上げます。
まず初めに、中村議長、そして大石副議長におかれましては、コロナ禍の中、円滑な議会運営、そして様々な議案審議におきまして多大なる御尽力を賜りましたこと、この場をお借りしまして心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
そして新たに議長に選任をされました前川議長、そして高野副議長におかれましては、鎌倉市政のさらなる発展のために格別な御尽力を賜りますようお願い申し上げまして私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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○議長（前川綾子議員） ここで御報告申し上げます。ただいま市長から「議案第12号鎌倉市監査委員の選任について」が提出されました。
お諮りいたします。この際、議案第12号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、この際日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長（前川綾子議員） 「議案第12号鎌倉市監査委員の選任について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾 崇 市長 （登壇）ただいま議題となりました議案第12号鎌倉市監査委員の選任について、提案理由の説明をいたします。議案集（その２）、５ページを御覧ください。
鎌倉市監査委員のうち、市議会議員から選出されました森功一さんが令和４年６月８日付で辞職されました。つきましては、後任者について、議会の意思を尊重し、岡田和則さんを選任することについてここに提案する次第です。
議会の御同意をお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○議長（前川綾子議員） これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第３項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、議案第12号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
（「なし」の声あり）
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第12号鎌倉市監査委員の選任についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
（多 数 挙 手）
多数の賛成によりまして、議案第12号は原案に同意することに決定いたしました。
なお、ただいま監査委員の選任について同意を得られました岡田和則議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○２番（岡田和則議員） （登壇） ただいま議長のお許しを得ましたので、一言御挨拶をさせていただきます。
このたびは監査委員の選任に当たり、御賛同を頂きまして誠にありがとうございました。
近年、世の中は新型コロナウイルスの影響を受け、今年に入っては物価の上昇が顕著となり、財政への影響は極めて懸念されています。監査委員としては自治体監査の重要性を認識し、森前監査委員ほか、歴代監査委員の皆様が培ってこられた鎌倉市監査の歴史に恥じることのないよう全力で努めていく所存ですので、どうか皆様方の叱咤激励の激励がない、叱咤叱咤の御支援をいただきますようお願いいたしまして、御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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○議長（前川綾子議員） 引き続き、前監査委員の森功一議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○23番（森功一議員） （登壇） ただいま議長のお許しを得ましたので、監査委員退任の御挨拶をさせていただきます。
私は昨年５月に皆様の御賛同を賜り、以来、今日まで自治体監査の重要性を認識し、八木代表監査、監査委員事務局の皆様と共に監査業務に当たってまいりました。そして、無事今般、監査委員の役割を務めることができました。これまでお支えいただきました議会の皆様、そして市民の皆様の御支援によるものと深く感謝申し上げ、監査委員退任の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。（拍手あり）
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○議長（前川綾子議員） 議事の都合により暫時休憩いたします。
（10時25分 休憩）
（10時50分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長（前川綾子議員） ここで御報告申し上げます。
ただいま一部議員から、常任委員会委員の所属変更について及び議会運営委員会委員の辞任について申出があります。
お諮りいたします。この際、「常任委員会委員の所属変更について」「議会運営委員会委員の辞任について」「議会運営委員会委員の補欠選任について」以上３件を日程に追加し、順次議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、順次議題とすることに決定いたしました。
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○議長（前川綾子議員） まず、「常任委員会委員の所属変更について」を議題といたします。
本件については、鎌倉市議会委員会条例第６条第２項の規定により、議長が会議に諮って所属を変更することになっております。便宜、局長から申し上げます。
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○（服部計利 事務局長） 常任委員会ごとに変更後の所属委員の氏名を申し上げます。
総務常任委員会委員、１番 千一議員、２番 岡田和則議員、16番 竹田ゆかり議員、20番 高野洋一議員、21番 中村聡一郎議員、25番 前川綾子議員。
教育福祉常任委員会委員、３番 後藤吾郎議員、５番 井上三華子議員、７番 中里成光議員、８番 藤本あさこ議員、12番 納所輝次議員、17番 志田一宏議員、26番 吉岡和江議員。
市民環境常任委員会委員、４番 くり林こうこう議員、６番 児玉文彦議員、10番 くりはらえりこ議員、13番 日向慎吾議員、15番 久坂くにえ議員、22番 長嶋竜弘議員。
建設常任委員会委員、９番 出田正道議員、11番 保坂令子議員、14番 武野裕子議員、18番 大石和久議員、19番 池田実議員、23番 森功一議員、24番 松中健治議員。
以上であります。
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○議長（前川綾子議員） お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、常任委員会委員の所属を変更することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、常任委員会委員の所属を変更することに決定いたしました。
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○議長（前川綾子議員） 次に、「議会運営委員会委員の辞任について」を議題といたします。
16番 竹田ゆかり議員、20番 高野洋一議員から、議会運営委員会委員を辞任したい旨の申出があります。本件については、鎌倉市議会委員会条例第12条第２項の規定により、議会の同意を得ることとなっております。
お諮りいたします。ただいま申し上げました、竹田ゆかり議員、高野洋一議員の議会運営委員会委員の辞任については、これに同意することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、竹田ゆかり議員、高野洋一議員の議会運営委員会委員の辞任については、これに同意することに決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（10時53分 休憩）
（10時54分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長（前川綾子議員） ここで申し上げます。このたび私は議長に選任されましたことから、議会運営委員会委員を辞任する意向があります。本件は私の一身上の問題でありますので、副議長と交代させていただきます。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（10時55分 休憩）
（10時56分 再開）
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○副議長（高野洋一議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長交代いたしました。
ここで御報告申し上げます。25番 前川綾子議員から議会運営委員会委員を辞任したい旨の申出があります。
お諮りいたします。この際、議会運営委員会委員の辞任についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○副議長（高野洋一議員） 「議会運営委員会の辞任について」を議題といたします。
本件については、鎌倉市議会委員会条例第12条第２項の規定により、議会の同意を得ることとなっております。
お諮りいたします。ただいま申し上げました前川綾子議員の議会運営委員会委員の辞任については、これに同意することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。
よって、前川綾子議員の議会運営委員会委員の辞任についてはこれに同意することに決定いたしました。
議長を交代いたします。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（10時57分 休憩）
（10時58分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長交代いたしました。
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○議長（前川綾子議員） 次に、「議会運営委員会委員の補欠選任」についてを議題といたします。
本件については、鎌倉市議会委員会条例第６条第１項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっておりますので、議長から申し上げます。
議会運営委員会委員に10番 くりはらえりこ議員、14番 武野裕子議員、19番 池田実議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま申し上げました方々を議会運営委員会委員に補欠選任することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。
よって、ただいま申し上げました方々を議会運営委員会委員に補欠選任することに決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（10時59分 休憩）
（11時50分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長（前川綾子議員） ここで申し上げます。ただいま各常任委員会、議会運営委員会及び議会広報委員会の正・副委員長が選任されましたので御報告申し上げます。
総務常任委員長に竹田ゆかり議員、同じく副委員長に岡田和則議員。
教育福祉常任委員長に藤本あさこ議員、同じく副委員長に志田一宏議員。
市民環境常任委員長に児玉文彦議員、同じく副委員長に久坂くにえ議員。
建設常任委員長に出田正道議員、同じく副委員長に大石和久議員。
議会運営委員長に池田実議員、同じく副委員長に武野裕子議員。
議会広報委員長に井上三華子議員、同じく副委員長にくりはらえりこ議員。
以上のとおりであります。
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○議長（前川綾子議員） お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、この際、議席の変更についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、この際、議席の変更についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長（前川綾子議員） 「議席の変更について」を議題といたします。
本件については、会議規則第４条第３項の規定により、議長が会議に諮って議席を変更することになっております。
お諮りいたします。配付いたしました議席表のとおり、議席を変更することに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、配付いたしました議席表のとおり、議席を変更することに決定いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
（11時52分 休憩）
（13時40分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長（前川綾子議員） 日程第７「一般質問」を行います。
質問の順序は、１番 吉岡和江議員、２番 久坂くにえ議員、３番 児玉文彦議員、４番 竹田ゆかり議員、５番 松中健治議員、６番 保坂令子議員、７番 長嶋竜弘議員、８番 くりはらえりこ議員、９番 志田一宏議員、10番 藤本あさこ議員、11番 池田実議員、12番 中里成光議員、13番 日向慎吾議員、14番 千一議員、15番 納所輝次議員、16番 出田正道議員、17番 後藤吾郎議員、18番 武野裕子議員、19番 高野洋一議員、20番 井上三華子議員、以上の順序であります。
ここで、議員、理事者側出席者の皆様に申し上げます。現在マスクを着用したままの発言を認めていることから、発言の際はマイクを近づけ、明瞭に御発言していただくようお願い申し上げます。
まず、吉岡和江議員の発言を許可いたします。
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○18番（吉岡和江議員） それでは、通告に従いまして、日本共産党鎌倉市議会議員団を代表しての質問をいたします。
長寿社会における健康と移動、外出の意義について質問いたします。
この問題については議会でも移動の大事さで超党派の政策法務を立ち上げまして、これから勉強しようというところでございます。ですから、やはり大事な問題を皆さんの共通認識に立てればなという思いで質問させていただきます。
誰もが年齢を重ねてくるわけでございまして、やはり今、長寿社会におけるこの移動問題、特に健康、そして維持するための移動と外出の意義というのは皆さん、どこでも、今、語られてきていると思います。原則的に最初の段階でこの問題についての大切さ、意義について、まず市長はどのようにお考えになっているか、その辺を伺いたいと思います。
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○松尾 崇 市長 高齢者の方の外出につきましては、活動範囲を広げることで健康増進して人との交流や社会参加の機会をつくることによって生きがいを持つことができて、健康長寿の延伸に寄与するものでありますことから大変重要なことであると考えております。
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○18番（吉岡和江議員） そのように皆さん考えていらっしゃると思いますが、その中で行政としてどうあるべきか、市民としてはどうあるべきか、私はその問題についていろんな角度から質問させていただきたいと思っております。
本来なら深沢のまちづくりもやりたかったんですが、今回はこちらのほうに絞らせていただいております。
皆さん、今、長寿社会の点では非常に大事な問題だということは共通認識として立っているという理解の上で進めさせていただきたいと思います。
やはり今、健康長寿、私もそれなりに年齢を重ねてまいりまして、それでも、今、元気なんですけれども、やはりそういう健康な方たち、それから弱者の方たち、あらゆる方たちが生涯にわたって健康で暮らせるように、しかもそのためにどうしたらいいかということだと思っております。その中で今回は特に交通、公共交通などの交通問題について中心にやりたいと思っております。
鎌倉市で交通マスタープランをつくっております。これは国もですね、今、長寿社会に向けまして交通政策基本法というものが、これは2013年11月27日に成立いたしました。やはりこの問題は政府におかれましても、私たちが移動する権利、そして健康で暮らせる、これは非常に大事な課題だということでつくられたと思っております。つくられるまでの間にはいろんな論議がされてきていると認識しております。今、この交通問題ではやはり改めて鎌倉市として交通政策、交通マスタープラン、あらゆる角度でつくっていくべきだと私は思っているところでございます。その点では、もうこれつくられてからかなり年数がたっております。つくられた後ですね、今、お話ししました国におきましても交通政策基本法、それに基づく計画やあらゆることが今、進んできております。ですから、今の時代に合った課題を解決してやはり都市マスタープランを、改めて見直す必要があるのではないかと私は考えますが、それについて伺います。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 鎌倉市交通マスタープラン、こちらの見直しについての御質問ということで答弁をさせていただきます。
鎌倉市交通マスタープランにつきましては、鎌倉市の将来の都市像に合わせた道路施設整備及び交通需要管理計画など、総合的な交通政策の基本方針を定めたもので、平成10年３月に策定の後、平成16年５月に改定し現在に至っているところでございます。改定以後、社会情勢も変化いたしまして、高速横浜環状南線や横浜湘南道路の整備をはじめ、高齢化に伴う移動支援が必要な地域の拡大や運転手の高齢化などによる公共交通サービスの低下など、近年交通分野を取り巻く環境が大きく変化していると認識をしておりまして、令和４年度はＡＩとカメラを活用した交通量計測により交通状況を把握するとともに、公共交通の実態を把握するなどの基礎データを収集するなど、交通マスタープランの見直しに向けた準備をしてまいりたいと考えております。
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○18番（吉岡和江議員） 交通量調査とかは、もちろん当然だと私も思うんですが、やはり、今、国でいろいろ政策的になっているのは、今、少子高齢化の中で都市の構造が変わってきててね、そして国はどっちかというとコンパクトシティということで、そうすると立地適正化計画もつくって、それでその中での交通ということを考えたり、それから、あとはやっぱりその中で住んでいる方たちに対するね、どのような手だてをしていったらいいのか、そういうことがいろいろあると思うんです。やはりつくる上では、交通量調査だけでは私は不足しているのではないかと思うんですね。ですから、やはり計画策定に当たってはもちろん、今、国の交通政策基本法については、半ばそれぞれの地方自治体でつくれというふうになっていませんけれどね、やはりその辺の実態、ほかの市町村でも、今、つくっているところもあるわけでございまして、交通量調査だけではなく、やはりまずいろんな実態ですね、調査するということが非常に大事ではないかと私は思うわけでございます。だから市民の意向はどうなっているのか、それとバス網はどうなっているのか、それから鉄道の状況はどうなっているのか、それから、もちろん地域の道路状況も含めましてどうなっているのか、そういう面での細かなですね、意識調査も含めて行っていくべきだと私は思うんですけど、その辺はまだお考えは、さっき交通量調査は行うということでございましたけれど、それ以上にね、交通問題だけではなく、交通政策の基本計画の中にはもうちょっとですね、例えば健康づくりだとか、幅広い中身が結構書いてありますよね、ですからそこら辺も含めまして、市民の生活実態も含めてのね、調査が私は必要だと思っているんですけど、いかがですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 今後のですね、交通マスタープランの見直し、交通政策、交通施策をつくっていくに当たっては御指摘のとおりですね、交通利用の実態、それから公共交通の実態、先ほども申し上げましたけれども運転手さんが減少しているとかですね、そういうような把握をしっかりとして進めていく必要があるものだと、そう考えております。
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○18番（吉岡和江議員） これ、やはり各地で例えば高齢者の生活・外出特性についてという調査をされていたり、それから例えば今、いろいろな交通機関もいろんなやり方をしておりますよね、そのときにじゃあどういう問題点があったのかとかね、そういうこともかなり細かくいろいろ調査されているなと私は思いました。ですから、せっかくおやりになるんでしたら、その辺の実態、交通の道路網だけではなく、生活や、それから介護やいろんなところとの連携みたいなことも含めてね、やっていく必要があるのかなと思うわけでございます。その辺は今後調査をしていくということで、もう一度確認しますけれども、今の交通マスタープランがもう16年、最初10年、16年ということでやっぱり見直さなきゃいけないということだけは共通認識でよろしいんですよね、改めて伺いますが。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 先ほどから御紹介をいただいております、平成25年に国が策定しました交通政策基本法、それからこれに基づきます交通政策基本計画、第２次のものが昨年から運用されているわけでありますけれども、やはり最近のですね、社会、経済情勢の変化、デジタルトランスフォーメーションですとか、そういったことについても記載がある中で、平成16年、先ほど申し上げましたけれども、その後平成27年に一度見直しというか、２次の施策についての再検討としておりますけれども、根本的に変わっていく中ではそういった調査も含めて交通マスタープランの見直しに向けて取り組んでいく必要があると考えております。
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○18番（吉岡和江議員） その辺はやはりぜひ他市の例も含めましてどういうことが必要なのか、そこから導き出して政策をぜひつくっていっていただきたいなと思います。その上で今、まちづくりの視点というのが非常に大事かなと思っているわけなんですね。今、国はこの交通基本計画をつくったり、政策をつくっている上で、一応基本的にはね、結構、一極集中とかそういう方向も加味しながら一緒にやっているものですから、やはりまちづくりの在り方という点でどうなのかというところでちょっと質問させていただきたいと思います。
今、立地適正化計画が鎌倉市におきましても今年の３月にできまして、一応、４月からということになっているかと思います。その中で基本的な国の考え方は先ほど申し上げましたけれども、やはり少子高齢化ということと、それと国づくりの在り方のところで、東京、名古屋、それから大阪、そういう三大都市はリニアモーターカーでつなぐというような、そういう大規模な開発という考え方とともに、それぞれの市町村というんですか、そこに対してはコンパクトシティという考え方をもって、そこの中心の都市に交通を引いていくという計画がざっくりですけど、そういう形になっていると私は思うんですね。だけど鎌倉市はどうなのかということですね。今、鎌倉市そのものは大変コンパクトな町だと私は思っております。規模からいっても。ですから、その中で今、交通問題をどう考えていくのか、その辺を伺いたいと思っております。
今、つくられましたコンパクト、いわゆる立地適正化計画の中でですと、都市誘導区域とそれから居住誘導区域ってありますよね。都市誘導区域という点では、都市マスタープランにもありますような大船、そして深沢、鎌倉、あとは腰越地域というのもそうですけど、拠点という考え方の中でそこに新しい町をつくるというのがあります。それと同時に居住誘導区域という考え方があるわけですけど、その辺の中で私は前から言っているんですけど、やはり私たちはね、どこでも鎌倉に住んでいれば誰でもがやはり交通の便利さも受けるし、どこでも暮らし続ける町というのが本来のまちづくりだろうと、私はずっと思っておりまして、その辺で今、立地適正化計画でいう誘導ね、居住誘導区域というのはそれ以外のところは除外しちゃうのかね、それともその辺での考え方はどうなのか、もう少しその辺について伺いたいと思います。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 立地適正化計画の中では都市機能誘導区域、それから居住誘導区域、こういった区域を定めているところでございます。鉄道駅やバス停の徒歩利用圏を立地適正化計画策定作業の中で整備をいたしましたところ、現状の交通網を維持することで立地適正化計画の中で居住誘導区域外といたしました土地、具体的には土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域や市街化調整区域、これらの区域においても、交通の移動については一定の利便性は保つことができていると認識はしているところでございます。本市においてはまずは現在の公共交通ネットワークの維持、これに努めていきたいと考えています。しかしながら、市街化調整区域にお住まいの方も含めまして、移動困難者の移動手段を確保する必要性、これについては認識をしているところでございます。
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○18番（吉岡和江議員） ということは、やはり今、基本的にはこちらにお住まいの皆さんが本当に移動しやすい、暮らしやすいまちづくりを目指していきたいんだというところでは共通認識ということでよろしいわけですね。改めて伺いますが。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 はい、そのように考えております。
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○18番（吉岡和江議員） その中で今、かなりの地方におきますとね、大変人口減少やいろんなことで鉄道網やバス網などが維持できなくて第三セクターでやったり住民がコミュニティーバスを走らせたりということで、大変御苦労されていらっしゃると思います。鎌倉の場合はそういう点ではコンパクトな町ですから、その中でやはり誰でもが安心して利便性が担保されるようなね、やはりものが必要だと私は思っているんですけれど、その中で今おっしゃった、例えば交通バスとかそういうところについても、大体人が住むのに、それなりに維持していこうという考え方だとおっしゃいました。これ見させていただきますと、例えば１時間にバスの便が３回から４回ぐらいあるところとかね、そういうところが大体網羅されてて、駅、例えば駅だとすると鉄道ですとＪＲありね、モノレールがあり、それから江ノ電がありという、それ以外にバス網があるということで大体それは鎌倉の場合は大体いいんだと。ただそれを維持していきたいとおっしゃる。ただ、その中で今、いろんな問題が生じてますよね。いつでしたかね、二、三年前にやはり江ノ電、先ほどもバスの運転士さんの不足という問題が出ましたが、江ノ電バスのたしか新聞に出ていましたけれど、鎌倉湖畔回りとかね、いろんなところがバスの便が少なくなってしまって非常に困っているという。それから前にもお話ししましたけど、例えばオムニバスタウン構想でせっかくやったミニバス路線、不便地域だといってね、実施したミニバス路線、そこも今、本当に本数が少なくなって、やはりそれが本当に利便性が高まっているのかという点ではむしろ後退していると、ですから、そこら辺は今を維持していくというところでは、どの点を維持しようとなさっているのかというのはあるんですよね。やはり今、実際にバスの便が少なくなったりしているところについても市民の願いも聞いて、やっぱりそこは改善をしていくと、対策を取っていくということでよろしいんですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 市内で６地区定めております交通不便地域の中でミニバスですね、腰越・津のエリアだと思いますけれども、やはりバス便が減少してきてしまっているということがあります。この公共交通ネットワークについて現状を維持するためにはですね、やはり収益性の向上、それとやはり乗務員の方の確保、これは大きな課題であると認識しておりまして、交通利用実態交通の現状を把握して、交通の事業者との協議・連携、これによってサービス水準を確保するように努めていきたいと考えているところでございます。
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○18番（吉岡和江議員） 私ども共産党のこれをさっきの交通政策、基本計画を決める上で、私たちは２つ意見を出しております。これが提案される前には、交通権という形でね、やはり一人一人の交通を移動する権利を確保することが大事だということで、それが最初のところには載っていたのに、それがなくなってしまったと。やはりきちっとした交通権という、だから憲法で保障されている移動権とかいろいろありますが、憲法では交通権という表し方はないんですけれども、実際に移動する権利、それを保障していく意味でも交通政策の中には交通移動権、権利を盛り込む必要があるんじゃないかと。それが１つです。
もう一つは、あの当時相当バスの事故がございましたね、交通道路でのバスの事故があったり。そういう点では安全対策、その２点がね、非常に大事じゃないかと。そこが政策の基本、計画の中に抜けているよということは指摘したところでございます。ですから、その中でね、今、権利を保障するためにどうなのかということです。やはりバスの便が少なくなったり、それから後でまた伺いますけれども、浄明寺なんかのね、せっかく実験をやってもなかなかうまくいかない、それは何なのかということです。ですからその点では、例えば今、ＪＲになっておりますが、前は国鉄だった。今、民間になっている。ですから、民間になれば当然収益ということを考えるのは当然だと思いますが、それだけでは問題解決しないんじゃないかと。それから、そのためにどうやったらいいのかと、問題点は何なのかと。そこは先ほど収益とおっしゃったけど、確かに少なくなればバスの会社にしては大変なことですよね。そのためにどうするのかということが一つの課題じゃないかと私は思うんです。国も地方の不便地域に対してはいろいろな施策のね、補助も出したりはしているんですけど、それもやはりなかなか厳しい、補助率もだんだん少なくなっちゃったりして厳しいらしいんですけれど、鎌倉市においてね、バスの便が少なくなっちゃった、困っているという方に対して今度どのように添っていくのか、バスの運転士さんだけの問題なのか、どうやって解決しようということをね、考えていらっしゃるのか、これは何度も私聞いていることで、バスの便が少なくなった問題のね、解決はどうしたらいいのかというところはあれば教えてください。なければ今後考えていっていただきたいと思います。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 繰り返しになりますけれども、昨今ですね、バス便の減少というものが市内の中でも、かなり広がっていて、実際にそういう声もよくお聞きするところでございます。やはり収益性ということから考えていくと、利用する方、公共交通を使って移動していただく方というのをある一定程度しっかり担保していくということもですね、取組の中で推進していかなければいけないのではないかなと思います。
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○18番（吉岡和江議員） 今、先ほどの調査という中にもありますがね、例えば便が少なくなったらどういう影響を受けているのかとか、それからやっぱり、今の実験をされたところが昨年の１月でしたっけ、一応やめてますけれど、その原因がどうなのか、じゃあ今度どうしていったらいいのかってあると思うんですね。その辺では例えばバスの便が少なくなったことによって病院との関係とかいろんな問題が出てきている。その場合に今、市としてもやっていただいているのは例えばいろいろな病院の方たちが運行しているバスを利用させていただくとか、社会福祉法人が運営しているね、そういうところを利用していただいているとかいろいろございますよね。ですから、市民の立場に立ってどうしたらいいのかをね、もう少し、もう運転手さんいないから困るよじゃなくて、やっぱりその辺をもう少しどうやって、１歩でも２歩でも進めていくかということが非常に大事だと思うわけなんですね。そこら辺は今、計画をつくる上でやはり１つの部局だけでは駄目なんじゃないかと私思っているんですね。やはり縦割りじゃなくて横に広げていく、ですから今、交通、高齢者の交通の問題は、今、高齢者のほうやっている。だけど、その辺をもう少し広げた連携で知恵を出していくということも必要だと思うんですが、その辺のお考えはいかがですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 交通マスタープラン、今後見直しを準備をして進めていくという段階では、やはり庁内横断的に連携を図る、特に福祉分野であるとかですね、交通不便地域ということでエリアで今まで認識してきたところありますけれども、やはりエリアだけではなくて属人的というかですね、例えば障害をお持ちの方であるとか、いろんな家庭の事情等々あると思いますので、それらについても連携して見直しに取り組んでいくことが必要だと思っております。
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○18番（吉岡和江議員） 私もいろいろ調べてみますと、バスの運転手さんが不足しているという問題ではね、全国のバス協議会が、やはりアンケート取ったり国にいろいろ要望されたりしております。ですから、事業者の皆さんのお話ですとね、安全に運行するのは当然のことだと、当たり前だと、それは交通事業者にとって当たり前のことだとおっしゃるんですよ。そのために今、バスの方たちがやったアンケートを見させていただきますと、大型特別二種ですか、免許取るときの。あれを持っている方が本当に今、少なくなっているんですね。アンケート取ってみますと、75歳以上とかいろいろ年齢区分で分けますと、75歳以上とか70歳以上とかそういう高齢者の方がすごく多くて、そして若い方に行くに従って取っていないというか、ほとんどお持ちじゃない、そういう点ではなぜなのかという点ではいろんな課題があるとは思うんですね。働き方の問題、それから例えば女性も進出してもらいたい、そのためにはどのような設備が必要なのかとか、そういうことをいろいろアンケート取っていらっしゃいました。そういう点では事業者の方との協議、どうしたらいいか、どうやって解決したらいいか、その辺では事業者との協議の場を持って、そこからの御意見や御要望を伺いながら鎌倉市でできることと、それからやっぱり国でもやってもらわなきゃいけないことってあると思うんです。だけど、市民にとっては何しろ不便なんだから何とかしてほしいと、それを実現してほしいということでね、やはりそれは行政の仕事じゃないかと思うわけなんですが、その辺の取組というんですか、それはもっと積極的にやっていってもらいたいと思うんですけど、いかがですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 先ほど御答弁させていただきました庁内の横断的な部分、それから交通事業者との外部の方々とのですね、実際に交通、移動を担っている方々との協議というものも当然必要になってくると思っております。ＪＲ東日本、それから湘南モノレール、京急電鉄、江ノ電バスとかですね、交通事業者とお話するときには先ほど議員お話ありましたけれども、まずは運行の安全ということを皆さん強くおっしゃっていらっしゃいますので、そういったこともですね、バスの例えば円滑な移動の確保のための整備であるとか、そういったことについてもですね、意見交換をしていきたいと思います。
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○18番（吉岡和江議員） 現場の声、それを聞くことから正確な、正しいというんでしょうかね、方向が出てくるような気がいたします。その辺はぜひお願いしたいと思います。やはり現状の交通を維持していくんだと、それが今の立地適正化計画の考え方だということは確認しまして、じゃあそれをどう実現、今の維持をしていくと同時に問題点をどう解決していくかということだと思うんですね。その辺で交通不便地域について、市は今までオムニバスタウン構想のときには、たしか７地域の路線バスを広げたりしていますよね。それで唯一今の地域の実験をされている不便地域が１つ残っているという。その辺でせっかくおやりになったわけですけれども、なぜ続かないのか。どういうことが原因なのか。どうしていったらいいのか。市民の人からすれば早く何とかしてよと思っていらっしゃると思うんですが、その辺はどのように認識されているんですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 令和２年度に実証実験を行いました。実際は令和３年１月でございますけれども、その実証実験のうち、令和３年度にはですね、二階堂・浄明寺地区での有償による試験運行を目指して、地元町内会等と協議・調整を行ったところでございますが、その結果といたしまして、運転手のボランティアの確保ができないなど、運行費用の縮減が困難であること、町内会などが主体となった運行も難しいといった理由から、本格運行に移行できる枠組みや運営主体、確実な体制が整わず、試験運行は実施はいたしませんでした。令和４年度は他地域との連携や運行費用の軽減策、補填メニューなどについて検討いたしまして、本格運行を目指し取り組んでいきたいと考えております。
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○18番（吉岡和江議員） やはりこういう公共交通で運行を継続するということは、町内会とかそういうところだけでうまくやっていけるんだろうか、継続性がすごく大事だと思うんですね。それと費用負担の問題は単独でうまくできるんだろうか、そういう問題も含めて公的な関わりをどうしたらいいのか、それも大事な課題ではないかと思うわけでございます。やっぱり地方で民間だけには任せられない、だけれども、村や町で交通を確保するために相当やっぱり町がお金出してますよね。回収率というんですか、収益率からいったら本当10分の１ぐらいしかないところもあれば、だけれども、実際にはそこに住んでいる方たちがお困りになるわけですから、そのためにどうするかということで対応されていると思うんですね。ですから、今、令和４年度にそういういろいろ見直しをされるというんですけれど、そういう点では市の補助とかそういう市の関与というのも考えていらっしゃるんですか。それとも採算性というんですか、独立採算でやろうとしているのかね、そこら辺はどのようなお考えなんですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 令和３年度においては自治会、町内会等で独立でやっていただきたいということで基本的には考えておったわけですけれども、今後についてはそういった行政の一定程度の支援もプラスしなければならないのかどうかという、そこも含めて検討はしなければいけないのかなと思っています。
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○18番（吉岡和江議員） 今、全体の流れが官から民へね、住民の中でのコミュニティーでやってくれという方向が国もずっと強いんですけれどもね、なかなかそこだけではうまくいかないでしょう。もちろん私たち住民同士の連携というのは非常に大事だと思いますが、そこは私たち行政の責任をどうあるべきか、そのためにこれは一地方だけの問題ではない面もあるわけですから、補助メニューはないのかとか、それからなければ国に要求するとか、そういうのも含めてやっぱりやっていかないとね、解決しないんじゃないかと。今、いろいろな問題についてバスの運転手さんが不足しているとかそういうことについては鎌倉市だけでは解決できにくい問題はあるわけでして、そこは問題を整理されて、どうしていくのかはやはり方針というか、問題点を探っていかないと前に進んでいかないんじゃないかと私は思うんですね。ですから、今の不便地域の実証実験のこともそうですが、市がどうやって関わっていくのか、財政的な問題も含めての問題整理をしていくという、じゃあ今年度はそれをしていくということ、今の実証実験分かりました。例えばバスの便が少なくなってしまっているところも今あって、せっかくオムニバスタウン構想でね、ミニバス走らせたのにまた不便地域になっちゃっているところはあるわけですよね。ですからそこら辺は今後どうやっていくのか、例えばそういうところの地域、先ほど一般的には調査ということ私、申しましたけれども、そういうところにお住まいの方たちはじゃあどのようにされているのかね。私が前にも議会でお話ししましたけど、実際に11時半のね、医療機関の受付に間に合わない。11時が始発だということで、間に合わないということで、結局はタクシーを利用されている。相当お金かけていらっしゃるわけですね。ですから、その辺はやはりどうなのかということも含めてね、今後探っていってもらいたいなと改めてこれは先ほども答弁がありましたので、要望していきたいと思います。
それで、じゃあ行政の役割は何なのかというところで具体的なちょっと要望でいきたいと思います。今、いろいろな公共交通の実際に運転士さんが不足しているとかそういうところで、なかなか解決できにくい問題はこれはまだ課題としてあるということなんですけど、じゃあ鎌倉市として何ができるのかですね。今、盛んにテレビでもお話がありますけれども、今、物価が上がって大変だと。そしてまたいろんなものが何か上がっていくということでずっと話がございますよね。今、市民生活がどうなるかということですよね。やはり私、交通、出やすい条件をつくるという点では、やはり財政的な市民への支援というのも非常に大事かなと思っているわけでございます。今、実際にですね、鎌倉市の担当から伺いましたところ、1996年（平成８年）、その当時の鎌倉市の市民の平均給与収入、それが、今、令和３年2021年で考えますと44万3000円減っていると。これは市から頂いた資料です。平均ですよ。ただし、2000万円以上の方たちはむしろ増えていると。2000万円以上の収入の方は2943万8000円、これちょっと桁が違うし。何しろ529万円増えている。2000万円以上の人ですよ。ですから、物すごく所得格差というんですか、それが広がっているなと思うわけでございます。これはもう一つ厚生労働省の毎月勤労者統計から計算しましたが、これは実質賃金、今のは収入ですよね。でも実際には介護保険料やいろんなものが値上がりしています。それから物価も上がっています。賃金はほとんど上がっていません。ですから、実質賃金は要するに61万円も減っていると、実際は。しかも、今、物価高です。総務省消費者物価指数、東京都区で４月について前年同月比で比べた場合、都市ガスが27.6％、電気が25.8％、生鮮魚類、それが16.3％、果物が17.6％上がっていると。またさらに今、どんどん値上げがされたりしていますし、高齢者にしますと、10月からね、後期高齢者の医療制度、窓口負担が１割から２割、２倍になります。今、介護保険料やいろんなものも今、増えてます。年金も減りましたね。ですから、非常に市民生活は大変な状況になっております。そういう中で、バスの便をね、増やしたり何かするのは難しいとしたらね、市民の移動しやすい環境をつくるという上ではね、やはり財政的な援助というのも必要なんじゃないかと思うわけでございますが、その辺についてはいかがでしょうか。急に市長に振っちゃって申し訳ないんですけど。
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○松尾 崇 市長 現在の取組としましては、外出機会の創出や生きがい、健康づくりの観点を重視をしまして、福寿カードを活用した優待サービス事業ですとか、社会福祉法人が所有する送迎車両を活用した地域貢献バスモデル事業の拡充などに努めているほかにも、令和４年度は老人福祉センターの送迎車両を活用した外出プログラムの実施を予定しているところです。全ての高齢者に対する一律の交通費補助を継続して実施していくということは難しいと考えておりますので、令和４年度に行います外出支援施策のアンケートの結果なども踏まえまして、様々な角度から高齢者の外出支援の在り方について引き続き検討してまいりたいと考えています。
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○18番（吉岡和江議員） 前に高齢者の安全確保ですね、それと交通に対する補助ということで、高齢者運転免許証を返納した方に対する助成制度を行いましたね。今、それについての申請がどのぐらいでね、実際には２年間だけですよね、１年間で2,000円、500円券を４枚、タクシーでもほかのものでも使えるよという、バスでも使えるよという券になっておりますけれども、この助成を受けた市民がどのぐらいいてね、その後はどういう生活をされているのか、運転免許証返納したということは車にお乗りにならなくなった、そういう方たちがどのような移動手段でどういう問題を抱えているのか、その辺は調査されましたか。
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○濱本正行 健康福祉部長 今、御質問ございました運転免許証の自主返納者等支援事業でございますけれども、65歳以上で運転免許証を自主返納した市民または運転免許証が失効した市民を対象に高齢者向けのバス乗車券やタクシーの利用料金に利用できる年間2,000円分の助成券、こちらを最大で２年間交付する事業でございます。令和３年度はですね、２年目の申請者の方を含めまして1,434人の方に助成券の交付をいたしました。交付した助成券の利用率は約６割というところでございました。
その後ということでございますけれども、本事業の助成を終了した方に対してですね、その後の外出の実態を把握するということは行っていないところでございますけれども、この助成券の利用をきっかけとして車以外での外出を増やしていただくことで活動範囲を広げていただきたいと考えているところでございます。
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○18番（吉岡和江議員） 車以外の外出を広げていただきたいという、それはお気持ちは分かりますけど、じゃあ具体的にね、今、バスの本数が減っちゃったところや、どういうところにお住まいなのかというのはあるんですけど、具体的にはまだお調べになっていないということなので、調べる必要あるんじゃないですかね。２年間だけだということですから、２年後にね、元気になっていくわけじゃございませんよね。またお年を召していくわけでございます。その辺はきちっとどういうことで移動が確保されているのかというところはお調べになる必要があるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
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○濱本正行 健康福祉部長 先ほど市長答弁のありました令和４年度実施のですね、アンケートの中で対象者の方全員というくくりになるかどうかでございますけれども、かなり大勢の高齢者の方の１割くらいの方を対象に調査をしていきたいというふうに考えてございますので、本制度の利用の状況と併せましてですね、議員おっしゃるような内容の項目の設定がどのように可能か検討してまいりたいと思います。
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○18番（吉岡和江議員） 今の調査というのは高齢者保健福祉計画を次期の計画をつくる上での調査ですか。それとも別枠の特別調査ですか。今まであまりそういう調査やってないと思うので、例えば高齢者保健福祉計画をつくる上でね、今、介護の実態とかいろいろ調査される、その一環でございますか。
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○濱本正行 健康福祉部長 高齢者保健福祉計画の策定のためのですね、実態の把握という意味合いでの調査の中で実施していきたいと考えてございます。
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○18番（吉岡和江議員） それはそれでやっていただく必要は、それは次の計画をつくる上で必ずやっていることですから当然だと思いますが、今、1,434名の方が利用されていると。申請をされているという。やはりまだね、そんなに日はたっておりませんけれど、今後、今どういうふうにされているのかね、実際、例えば運転免許証を返納された後ね、例えば御家族の運転で移動されているのか、バスを利用されているのか、それともなかなか外へ出にくくなっているのか。その辺のやっぱり実態はお調べにならないと、次の施策にね、なぜ２年間でいいのかという根拠もね、私にはよく分からないので、そこはちゃんとお調べになる必要があるんじゃないでしょうか。高齢者保健福祉計画は福祉計画で、もちろんおやりになって、無作為でやるんですよね、1,000人か2,000人か分かりませんけどやるわけですね。でも、これ分かっていらっしゃるわけだから実際使っている。それはすぐにアンケートでも何でもおできになるんじゃないですか。申請されているわけですから。
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○濱本正行 健康福祉部長 実態の把握のためのですね、手法としてアンケートというのは有効だと思います。その実態を把握するアンケートの実施についてですね、今年度可能かどうかについてですね、検討を急ぎ進めてまいりたいというふうに思います。
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○18番（吉岡和江議員） ごめんなさい、よく聞こえなかったんですけど、結局検討するんですか。やるということで検討するのか、それともやるかどうかも含めて検討するとおっしゃっているのか、もう少し教えていただけますか。
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○濱本正行 健康福祉部長 アンケートをですね、実施するかどうかも前提をきちっと検討した上で必要性をよく考えて答えを出していきたいと思います。
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○18番（吉岡和江議員） まだやるというわけではなく、やることも含めての検討だということなんですけど、やはりそこはですね、政策をつくる上では実態を知ることが大事ですからね。やっぱりそこはまた質問しますけれども、ちゃんとやっていただきたいと私は思います。
今、運転免許証を返納した方、これ高齢者の実態調査でほかのところでやったのを見ますと、圧倒的に運転の方は男性が多くてね、年齢的なものもあるのかもしれませんけど、女性が隣に座っているということでいることが多いそうなんですよ。高齢者の全体の状況を見ますとね。家族が住んでいて、家族が代わりにやってくださるところもあれば、またいろいろだと思うんですけど、やはり出にくくなっていくことによって先ほどね、交通、やはり移動することの意義は健康長寿にもつながるということは共通認識で、私、思うんですけれど、それをどう保障していくかね。それはやっぱりまちづくりをつくっていく上でも非常に大事な点だと思うんですが、先ほど市長、高齢者の補助の問題についてはどうして難しいのか、理由が分からなかった。前はね、財政が厳しいと。内海部長が福祉の部長だったときには、今、財政が厳しいからできないんだと言っていたんです。何が問題なんですか。今ね、それが鎌倉市が豊かかどうかという、完全にいつも何も問題がないとは言いませんが、財政調整基金はね、60億円たまっているんですよ。市長になってから３倍になったんですよ。それでいてね、例えばコロナのタクシー券とか、それからいい悪いは別ですよ、別に必要な方にタクシー券を出すのは別に私は否定はしません。それから「鎌倉殿の13人」の、そういうところにお金を使う、それもそれでいいですよ。だけど、お金がないんじゃないですよね。お金の使い方の問題じゃないかと私は思うわけですよ。やはり前に平成25年度までやっていた高齢者の優待制度というんですか、外出支援の補助金はたった2,000円でした。75歳以上です。それで15年から始まりまして25年度末で終わったんですが、結局一番最後は75歳以上ですからね、大体ね、40％近い方、36％ぐらいの方が利用してた。だから75歳以上だと、中にはずっとね、活動されているかどうかは分かりませんよね、だんだんお年を召してくると。そういう中で利用率は非常に高かったと思うんです。大体2000万円でした。そのことによって外出を促すきっかけになったと思うんです。なぜそれが、今やろうとならないのか。もうちょっとどういうことなのか教えてください。
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○松尾 崇 市長 外出機会の創出ですとか、生きがい、健康づくりの観点というところを重視していく中で、この全体の施策を組立てをしていくということなわけですけれども、その中で高齢者に対する一律の交通費補助の継続をしていく政策については、我々は優先順位がそんなに高くないという判断をしてこの予算化をしていないと、こういう状況です。ですので、繰り返しになりますけれども、先ほど申し上げたような福寿カードの取組ですとか、社会福祉法人が所有する送迎車両を活用した事業の拡充など、こうしたところを様々組み合わせながらですね、外出の支援につながっていくような取組ということを考えているところです。
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○18番（吉岡和江議員） なぜ優先順位が高くないかは、私にはよく分かりません。やはり今、高齢者の方が今度のコロナ禍でね、非常に問題になったのは、なかなか外に出ないことによって全体の体が、体力が落ちていって、それで結果的には足がね、転びやすくなったり、それからあと認知症が進んだりということが出てきている事実でございます。ですから、どうやって外に出ていただけるか。そして出ていっていただければ、皆さんとおしゃべりしたり、買物したり、結果的には経済効果にも私はつながっていくと思うし、優先順位すごく高いんじゃないですか、と私は思うんです。じゃあ、深沢のまちづくりが、新駅が、優先順位が高いというのは意見の違いがありますからね、私は違うと思っているんですけどね、やはり75歳以上だとたった2000万円だったんですよ。そのことによって多摩の日の出町では高齢者の方たちに対する補助金も出しているし、それから子育てにも１人１万円１か月、それを高校卒業まで出しているんですよ。小さな町ですよ。鎌倉の約10分の１の町ですよ。それで結果としてみんなが出やすい町にすることによって、医療費は東京の平均の３万円少なくなっているという。ですからね、何を大事にするかということがね、私は問われていると。理由は分かりません。優先順位が低いということだけですね。それは私は認めることはできませんが、御意見は伺っておきます。ただどうなのかというふうに思います。
そういう点でもう一つ。時間もなくなってきましたので。やはり深沢のまちづくりのね、バリアフリーの関係です。これもモノレールの会社は、今、コロナ禍やいろんなことで乗降客が減ったりとかいうことで厳しいとおっしゃっているんだけど、やはり市民からすればさっき交通バリアフリー法でやっていないのは今、モノレールの駅だけですよね。ほかはみんな完成しているんですよ。ですから、深沢のバリアフリーを進めるためにやはりモノレールともよく協議していただいて、やはり支援がもっと必要ならね、もっと積極的にやってほしいと思うんですけど、いかがですか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 御指摘のとおり、湘南深沢駅につきましては、湘南モノレールで唯一バリアフリー化が未実施の駅となっております。湘南モノレールとしてもバリアフリー化を図る考えをお持ちでございますけれども、現在も新型コロナウイルスの影響によりまして工事の時期は未定となっております。そのように聞いております。
そんな中ですね、従来型のエレベーター等、昇降施設への補助に限定せず、補助率が高くなる駅改良と併せて行う鉄道駅総合改善事業の活用について湘南モノレールと調整をしておりますが、結論には至っていない状況でございます。
また、国土交通省ではバリアフリー化を加速させるために、エレベーターなどの整備費用を運賃に上乗せできる制度を令和３年12月28日に創設をしておりますが、湘南モノレールがこの制度を活用するか否かについては未定と聞いております。今後、湘南モノレールのバリアフリー化の方針を踏まえまして、市の補助金などの交付についても検討してまいりたいと考えております。
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○18番（吉岡和江議員） バリアフリーというのはお金もうけるとかじゃないんですよ。そういうことこそね、行政とか公がやるべき仕事です。それをやることによって、国が私、それは間違っていると思うんですけど、それをやることによって運賃に上乗せしていくといったら、結局市民に上乗せするわけじゃないですか。やはりね、バリアフリーとかそういう仕事というのはお金もうけの仕事じゃないんですよ。そういうことこそやはりさっき言った交通権、私たちの安全を守ること、それは行政の仕事ですよ。それを本当に市民の移動しやすいことを守っていくんだとすれば、もうちょっとモノレールともこういう財政的な負担なのかどうかも含めて、真剣に話していただきたい。上乗せするといったら、結局私たちにかかってくることじゃないですか。本来ならば、バリアフリーはお金もうけじゃないんだから、公がやるべき本当は仕事ですよ、と思います。
ですから、今のいろいろな問題のネックは民間任せとか市民任せにしちゃ駄目なんですよ。やるべきことは行政の責任は果たさなきゃいけないんですよ。そこが今の交通政策の面でも国のね、そこが弱いところですね。ですから、交通権、市民の安心して暮らせるまちづくり、その点では市がもうちょっとそういう立場に立ってまちづくりを行っていかなければ私はいけないと思っているんです。都市計画、まちづくりというのは地域住民が安心して安全で暮らし続けられるというのがね、町の基本だと思うんです。ですから、その点では市の行政の仕事って非常に大事なんですよ。市長ね、前はお金がないと言った。今度は優先順位だと。いつ決めるんですか。市民が今、困っていることに寄り添うことが行政の仕事じゃないんですか。改めて伺います。最後に市長のお考えを伺います。
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○松尾 崇 市長 今の御質問、高齢者に対する一律の交通費補助については先ほど答弁したとおりでございますけれども、今、御質問いただいたのは湘南モノレールの深沢駅のバリアフリーなどは我々も決して民間任せにするという姿勢ではなくて、しっかりと湘南モノレールと話合いをしながらですね、湘南モノレールが考える深沢駅のバリアフリーについて、我々としてもできる最大限の支援をもって取り組んでいこうという、こういう構えでおりますので、今後具体的に湘南モノレールで計画が出来上がってくればですね、しっかりと話合いをしてその実現に向けて取組を進めてまいりたいというふうに考えております。行政としてもそうした面での役割というところはこれからもしっかりと果たしてまいりたいと考えております。
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○18番（吉岡和江議員） これは財政が厳しいとか、市町村が小さいとかの問題じゃないですね。ほかのところもやはり市民の足を守る、特に高齢者が外出しやすいまちづくりということで神奈川県内でもいろいろなことやっていらっしゃいます。京急とか江ノ電とかいろんなそういうところでやっている軽減制度を使ってね、それに対する補助を出している、横須賀市でも出している、それから葉山町でも出しています。それからこの辺では厚木市とかも出しています。ほかの清川村なんかもそうです。だからね、どの規模かというのはありますけれども、前、横浜市とか川崎市は市バスがあるからできるんだと言ってましたけど、そうじゃないところはそういうことも利用しながらね、出しておりますよ。これは厚木ですけど、かなちゃん手形というのは１年分１万800円のうち、4,800円の助成を出している。清川村も70歳以上の方は7,000円の補助を出している。やはりね、どういう姿勢でやるかということが私、問われていると思うんです。ですから、その辺は市長、やはり優先順位が低いとおっしゃるんだけど、どうして低いのかは私には理由が分からないので、今後もこの問題については市の姿勢が問われると私は思っておりますので、そのことを申し上げて質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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○議長（前川綾子議員） ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
（14時41分 休憩）
（14時55分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、久坂くにえ議員の発言を許可いたします。
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○14番（久坂くにえ議員） 鎌倉のヴィジョンを考える会、久坂くにえです。今回の質問は居場所を中心とした子育て支援について、また移動支援について、そして人材育成について伺ってまいります。
まず最初の質問です。放課後の全ての子供に安全な場所と豊かな体験ができる時間をということで、放課後かまくらっ子の実現を求めてまいりました。本当にスピード感を持った全市実施については率直に評価するところで、プログラムを楽しみにしているお子さんや、車で通ったときに、鎌倉でこれから放課後かまくらっ子が始まるらしいよ、やったねと話し合っている保護者の方の姿を見たことがあって、本当にやっていただいてよかったなと思っています。
一方で、この放課後かまくらっ子が子ども会館で実施されることに伴いまして、乳幼児の親子が、子ども会館を利用できる時間が制限されてしまったことは、実質的に居場所をなくしてしまっているという側面もあると考えております。まずこの点について市としてどう考えるかお伺いをいたします。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 放課後かまくらっ子における子どもひろばでは、乳幼児・親子の活動場所として平日は午前10時から正午まで、土曜日については午前８時半から午後５時まで施設を開放しているところでございます。乳幼児の安全面を担保しつつ、平日は午後から来所する学校児童の受入れですとか、アフタースクール、放課後プログラムの準備、これらを考慮した時間設定としております。乳幼児親子が安全・安心に遊んだり、交流できる場所が地域の中で提供されることは子育て支援の観点からも重要だと認識しております。今後、利用人数や児童の下校時間など、課題を整理した上で、曜日や時期によって利用時間の延長が可能かどうか、指定管理者や現場の支援員とも協議をし、検討してまいります。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひお願いしたいと思っているんですけれども、最初に御説明いただきましたとおり、平日は、今、10時から12時になってしまいまして、それまでは平日ちょっと今、コロナで難しいんですけれども、例えばお弁当を持ってこの広場に行って、割とゆったりと過ごせて、そういった中でほかの保護者の方と関わり合いができながらというところが、やっぱり平日２時間というところで、行って少し遊ばせたらもう帰らなくてはならないというところで、なかなか厳しいなと思っております。
私、居場所につきましては以前も取り上げてまいりましたけれども、最近保護者の方に話を聞いてみると、市内ではやっぱり雨の日も出かけられる場所が圧倒的に不足をしていて、なかなか居場所がないということで困っているということでした。例えばですね、自分たちでお金を出し合って芸術館の畳の部屋を借りていただいて、赤ちゃんを転がしてみんなで集うというようなこういったことも聞いたりしまして、自立的な動きとしてすばらしいなと思う一方で、やっぱりなかなか居場所がないんだなということを改めて実感しました。
そこで、こうした場所の確保として放課後かまくらっ子が閉所している日曜日の子ども会館につきまして、乳幼児に開放することをぜひ一つの選択肢として検討していただけないかということを求めたいと思います。市で開放していただくことや、例えば子育て支援を行っている団体さんに貸出しを行うなど、いろんなことが考えられますけれども、この点についていかがでしょうか。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 日曜日につきましてはですね、鎌倉市放課後子どもひろば条例におきまして休所日と定めているところでございますけれども、乳幼児親子向けの日曜日の開放につきましては、施設管理を行う指定管理者ですとか現場支援員とも十分協議しながら、課題の整理を行った上で検討を進めていきたいと思います。
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○14番（久坂くにえ議員） よろしくお願いします。もちろん各施設によって部屋の配置が違うとか、指定管理者の方がいらっしゃらない中で、やっぱり持ち物とかをどう管理していくのかという課題があると私も承知はしているんですけれども、やはりですね、そこら辺を整理しながらどうやって、もったいないって思っているんですよ、日曜日空いていまして。ぜひ前向きに御検討いただければと思います。お願いいたします。
重ねて、もう一つお願いしてまいりたいのが、市内のさわやかセンター、なごやかセンター、すこやかセンターなどの利用でございます。
多世代交流の場としての活用は議会から同僚議員の皆さんも要望され、私も要望しておりました。現在ですね、１か所のセンターのみならず、複数のセンターにおきまして月１回程度の多世代交流プログラムを実施していただけるようになりまして、こちらもパンづくりですとかピラティスですとか豆腐づくりですとか、本当に見るだけで参加したいなと思うプログラムがたくさんあってありがたいと思います。
お礼を申し上げた上で、一方でこの各センターは常時開放されておりまして、複数の部屋があるものの、施設の目的から日常的な利用は60歳以上に限定をされております。多世代交流の場として、また親子の居場所として日常的に一定のスペースを、例えば乳幼児の親子連れに開放できないかお伺いします。
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○濱本正行 健康福祉部長 市内に５か所あります老人福祉センターではですね、今、議員の御質問のとおり、高齢者の健康増進や生きがいづくりのための多世代交流事業を実施しているところでございます。令和３年度からは多世代交流事業の専任職員を配置いたしまして、小学生から参加できるイベントでありますとか、講座を各センターで定期的に開催をしてございます。この多世代交流は高齢者にとって生きがいづくりにつながる重要な取組でございますので、日常的な交流をですね、可能とする取組につきましては課題を整理しながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。
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○14番（久坂くにえ議員） 先ほどから課題を整理してと頂いておりますので、どういう課題があるのかということをですね、速やかに整理する上で、じゃあ必要性は感じていただいているという解釈の中で、ぜひとも今、答弁いただきました２つにつきましては速やかに課題を整理しまして、ぜひ実現に向けて進んでいただきたいというふうにぜひお願いしたいと思います。
今、放課後かまくらっ子の話が出ましたので、課題と思っていることについて少しだけお尋ねします。
学童では各保護者会がありまして、この保護者会では子供たちのおやつの買い出しからそれを小分けにしたりですとか、例えば夏休みに子供たちをプールに連れていく場合は保護者で割り振りをしてプール当番するとか、ちょっと面倒くさいなと思いつつも、子供の姿を間近で見る、そういった実態がございました。今、指定管理者が入りまして、保護者会が全部じゃないんですけれどもかなり解散したこともあり、今、申し上げたおやつの仕分ですとか、プール当番ですとかそういった負担はなくなった一方で、保護者への学童への関わりがちょっと少なくなってきているのかな、希薄になってきているというのは感じているところです。学童保育という点においては、指定管理者、保護者、もちろん市もなんですけれども、共に子供を育てるという関係性をですね、希薄化ではなくて、ぜひよりよいものにしていただきたい、そういった後押しをしていただければと思いますけれども、この点についての御見解をお伺いします。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 指定管理制度の導入によりまして、従来保護者が担ってきたおやつの手配ですとか、お楽しみ会などのイベントの実施をですね、指定管理者が行うことによりまして、保護者の役割や負担軽減につながっているところでございます。そのような中でもですね、施設と保護者間の関係性を保つために保護者との懇談会ですとか保護者が参加できるイベント、こういったものを定期的に開催するなどいたしまして、保護者とともに子供を育てる環境づくりについて努めてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひよろしくお願いいたします。
さて、青少年の居場所づくりの話に移ってまいります。一般質問で昨年、青少年の居場所づくりを実質的に進めてほしいと要望をいたしました。最近ではですね、居場所の一つとして考えられる自習スペースのわかたまが腰越と大船学習センターに設置をされまして本当によかったなと思っているんですけれども、これらの現在の利用状況についてお伺いをいたします。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 わかたま腰越とわかたま大船につきましては、令和４年、今年の４月25日からオープンしておりますが、オープン以降５月末日までの利用延べ人数につきましては腰越が78人、大船が130人となっております。また、従来から開設している鎌倉と玉縄の令和４年４月から５月末日までの利用延べ人数につきましては、鎌倉については117人、玉縄は83人となっております。４つの施設の合計408人のうち、平日と土日祝日利用を比較いたしますと、平日は222人、土日祝日は186人の利用があり、１日当たり人数で見ますと土日祝日利用のほうが、平日よりも３割程度利用が多い状況でございます。年代別では10代が65％、20代が11％となっており、20歳代までが全体の76％を占めており、30代以上が24％となっている状況です。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございました。興味深いデータを一定程度得られたのかなと、スタートしてすぐなんですけれども、利用者の方もいらっしゃるということを確認できまして、やはりこうした場所が必要とされているなと改めて認識した次第です。
それで、今年度は青少年の居場所づくりに向けて意向調査を実施することをさきの２月定例会でも確認をしておりますけれども、どのような方向性をもって取り組むのかお伺いをいたします。
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○藤林聖治 こどもみらい部長 今年度につきましては、先進的な事例研究ですとか青少年育成に関わる団体や事業者との意見交換のほかですね、青少年が求めているニーズ把握のため、市立中学校９校、市内の県立高校４校の全生徒を対象にいたしましてｅ−ｋａｎａｇａｗａ電子システムを活用し、７月、来月にアンケート調査を行う予定となっております。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございます。広範に聞いていただけるということで伺うの忘れていましたけど、この新しいわかたまのスペースの利用者の方にも、今後調査ができればということを今思ったんですけれども、ぜひですね、歓迎され、そして喜んで使ってもらえる、そういった居場所となるような項目の選定を期待しまして、緻密なニーズ把握に努めていただきたいことを改めて要望します。よろしくお願いいたします。
それでは、次の移動支援について移ります。
まず前半は児童・生徒の移動に関わる話、そして後半は市全体の移動支援の話であります。先ほど同僚議員からも話が出まして、若干かぶるところがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
まず、前半の児童・生徒への移動支援の話です。鎌倉市でも特別支援学級が設置されていますが、市内の特別支援級では対応できず、より専門的な対応が必要であるお子さんについては例えば知的障害教育部門の特別学校、藤沢養護学校に通ってもらっています。しかし、この藤沢養護学校の通学バスの乗降ポイントはかなり限定されておりまして、梶原、深沢、手広となっております。例えば大船地域にお住まいの方ですと、まずお子さんと一緒にですね、まずバスに乗ってターミナル駅である大船まで移動して、そして、そこからモノレールに乗って一緒に移動して、そして徒歩でバスの乗降ポイントまで移動するというふうに、かなり苦労して通学している現状を伺ったことがございます。また、言葉にすると、今ここでさらっと言っちゃったんですけれども、本当に御苦労されているみたいなんですね。毎日のことですし、またやっぱりお子さんのトラブルとかで学校までお迎えとなると、六会日大前まで行って徒歩15分、そこに保護者の方がお迎えしなくてはならないということで、本当に送迎ということが大変一大事ということでありました。この件についてはですね、せめてこのバスの乗降ポイントをですね、大船駅周辺に設置してほしいということ、保護者の方の切実なお話を頂きまして、平成31年２月会派代表質問で取り上げておりました。市の対応を要望しておりましたけれども、その後の進捗状況についてお伺いをいたします。
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○佐々木 聡 教育文化財部長 鎌倉市在住の小・中学生が県立特別支援学校知的障害教育部門への入学を希望する場合、議員御紹介いただきましたように県立の藤沢養護学校に通学することとなっております。その際、鎌倉市内のスクールバスの乗降ポイントが限られており、大変苦労されているという状況については認識をしているところでございます。鎌倉市といたしましては、藤沢養護学校の鎌倉大船方面のバスルート増設について、これまでも機会を捉え、繰り返し県教育委員会に要望はしてきているところでございます。今後も引き続き要望を行うとともに、県教育委員会特別支援教育課とは就学に関する相談や連携をして、子供にとってよりふさわしい教育環境が整えられるようにしてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） 毎年そういった取組を重ねていただいていることも、質問を重ねてその進捗状況ということを伺った際には確認をさせていただいているんですけれども、要望はしていただいているけれども、実際としては残念ながら動いていないという実態でございます。私もですね、久しぶりにこのお話を聞かせてくださった保護者の方に聞いてみましたけれど、やっぱり本当に大変で毎日通学させることができない。親子で家に閉じ籠もってしまって、通えても週二、三回であるというようなお子さん、保護者の方もいらっしゃるようでして、また本当に大変な状況が続いているということを伺いました。また、別件としまして、鎌倉市内にある鎌倉養護学校でも、こちらは通学時間帯にお願いできる業者さんが限定され、通学のため毎日利用することができない、毎日の通学の足をどう確保するのかといった悲痛な声も頂いているところです。
児童・生徒の登下校を保障することは教育の機会を保障することでありまして、たとえ藤沢の養護学校に通っていたとしても、鎌倉市に住んでいる児童と生徒の教育の機会をどう保障するのかということで、本当に養護学校に通っているけれども、やっぱり鎌倉市内の市立ですとか、そういった学校に通っているお子さんと一緒に私は教育の機会を保障していただきたいと思っております。
それで、誰一人取り残さない鎌倉というところを本当に打ち出していただく中で、本当にこの課題もひとつ実現をしていただきたいと私は思っております。先ほど言ったように、平成31年にこの質問させていただいて、足かけ三、四年たってしまっておりまして、言ってしまえば長らくこの問題を放置した私自身の後悔も含め、鎌倉市が持っているリソースを全活用してでもこの課題を解決していただきたいと思います。市としての支援をぜひ考えていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
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○佐々木 聡 教育文化財部長 教育委員会といたしましては、児童・生徒の教育的ニーズに応じた学びの場の柔軟な運用、選択に向けた就学相談を行っているところでございます。県立特別支援学校への就学につきましては、スクールバスの乗車ポイントや乗車時間の問題等の通学の課題があることは承知しておりまして、県教育委員会に要望を重ねているところでございまして、先ほど御答弁したとおりでございます。
スクールバスの乗車ポイントへの移動への支援につきましては、鎌倉市の移動支援サービスの対象となるため、該当する児童・生徒に対しましては担当部局の窓口を案内するとともに、教育委員会としても、担当部局に対し、児童・生徒の困り感を適切に伝えていくことを行っているところでございます。
また、鎌倉市における特別支援学校への就学ニーズにつきましては、特別支援学校の設置義務を負っている県教育委員会に伝えていき、県立特別支援学校の設置や整備等について今後も引き続き要望は伝えてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） 今、お答えいただいた窓口の相談ですとか、窓口の御案内は多分していただいてもなお、やっぱり後段で言いました鎌倉養護学校でも毎日事業者を通学時間帯に確保することができないですとか、相談窓口とかいろいろつないでいただいてもなお、やっぱり通う現状があるということで、その答弁を踏まえたところで私は質問させていただいているんです。その上で鎌倉市が持っているリソースを、すみません、教育委員会だけに話をしているんじゃないんですけれども、鎌倉市が持っている市全体として考える中でどう確実な支援をするのか、それをお考えいただきたいということを求めているんですけれども、改めて答弁をお伺いしたいと思います。
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○佐々木 聡 教育文化財部長 この問題につきましてはですね、久坂議員から平成31年に御質問いただいてそこからですね、現状変わっていないというような御答弁をさせていただいているのは本当に心苦しいところでございますけれども、福祉制度の中で、今、御紹介いただいた部分についても対応させていただいているんですけれども、現実の問題としてですね、なかなか対応が現実化していかないというところもございますので、全庁的にですね、支援の在り方とも教育委員会も含めて福祉制度の拡充という部分も視野に入れた中で鎌倉市としての対応を教育委員会のほうから投げかけて検討させていただければと思っております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひよろしくお願いしたいと思います。さっきから平成31年と言っているんですけれども、その当時そんなに大きくなかったお子さんも、もう結構大きくなって、もう私の背まで来そうです。そんなお子さんを、さっきも言いましたけどバスに乗せてそれでやっぱりモノレールで行って、そしてモノレール降りてもやっぱり一生懸命連れて歩いて、そのバスに乗せるという。何か保護者、当然保護者の方一定の御努力をしていただくのも必要かと思いますけれども、やっぱりそこを越えて本当に大変なところで、本当は毎日通わせたい学校なんだけれども、週２とか週３しか通えないですよって、それができないときは本当に親子で家に閉じ籠もっているしかないというところで、本当にぜひ解決に向けてこちらには市の全庁的な部長さん方もそろっていらっしゃるということで、解決に向けてお考えをいただきたいということをぜひお願いいたします。
それでは、次にオンデマンドモビリティを中心に伺ってまいります。
先ほどもお話ありまして、令和２年度オンデマンドモビリティの実証実験を市では行いました。なお、実証実験というものは、市でこれが初めての実施ではございません。過去を振り返れば、市において交通不便地域を解消すべくオムニバスタウン構想など幾つかの実証実験を行ってきたところです。それらの実証実験と比較し、今回の実験において共通の課題、また異なる傾向の課題があったのかお伺いをいたします。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 平成20年度に交通不便地域の一つである大町地区におきまして大町地区と鎌倉駅東口間を定時定路線としてタクシーを借り上げ、往復利用に限定して社会実験を行いました。この実験から運賃のみでの収支均衡は不可能であることが分かったことから、令和２年度の実証実験では無償でのオンデマンドとし、その運行状況やアンケート調査により運賃のほかに事業継続に資する要素が何かを分析をいたしました。これらの実証実験を通し、共通する課題といたしましては、大町地区では日利用者が平均44人、二階堂・浄明寺地区では平均17.5人と、運行に必要な利用者数が見込めず、利用料金での事業の採算性を確保できない点が挙げられます。
また、個別の課題としては大町では道路幅員が狭隘で見通しの悪い箇所に誘導員を配置しておりまして、常時誘導員を配置できないことが課題となっており、二階堂・浄明寺地区では定時運行ではなく、ＡＩによるオンデマンド式であったことから、バスとの接続性が課題となったところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございました。そういった上で、過去において行ってきた実験、また今回の実験を踏まえた上で今後の課題解決も含め、今後どういった取組を行っていくのか、その方向性についてお伺いをいたします。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 令和２年度の実証実験の後、令和３年度は二階堂・浄明寺地区での有償による試験運行を目指し、地元町内会などと協議・調整を行いました。結果、運行に必要な利用者数が見込めず、運転手ボランティアの確保ができないなど、運行費用の縮減が困難であること、町内会などが主体となった運行も難しいなどの理由から本格運行に移行できる枠組みや運営主体、確実な体制が整わず、試験運行は実施をいたしませんでした。令和４年度はアンケート結果を詳細に分析し、地域が持つ本質的な課題が何か、住民が望む本質的なサービスとは何かなどを整理いたしまして、運行経費の軽減策や補填メニューの検討などを行うとともに、地元をはじめ、他地域や交通事業者とも連携を図り、本格運行の枠組み構築に取り組むこととしています。
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○14番（久坂くにえ議員） いろんな観点を持って、方針を持っていらっしゃるんだなということを思いまして、地域の本質的なサービスですとかいろんなことを伺った中で、今、先ほどの御答弁の中で同僚議員のですね、また今回も頂いた他地域との連携とあったんですけれども、今、地域の事情もいろいろ変わっておりまして、他地域とお話を伺ったときに、じゃあどういった地域と組んでいくんだろうとか、真っ先に考えられるのは、ほかの交通不便地域なのかなと思ってしまったんですけれども、その話の続きになりますが、市で、今、持っている交通不便地域については平成11年に提示されておりまして、先ほどの話と絡みますけれども、各地域においては高齢化が進み、また人口動態ですとか路線バスの便数の減少など、環境は目まぐるしく変化をしております。今、お話を頂きました点におきまして、地域ということを考える際には、この交通不便地域について、見直しを行っていただくことも必要だと考えておりますけれども、いかがでしょうか。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 交通不便地域につきましては、平成11年３月に策定した鎌倉市オムニバスタウン計画において、市街化区域からバス停及び江ノ電、湘南モノレール駅から300メートル以遠、ＪＲ各駅から750メートル以遠、バス運行本数が日34本未満の地区を機械的に抽出をいたしまして、６地区を位置づけてきているところでございます。御指摘のとおり、高齢化が進展いたしまして、また高低差のある住宅団地では、当初想定していなかった状況が顕在化していくことなどから、移動環境の確保の必要性は認識しており、またこの交通不便地域についてもですね、検討が必要であると考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひよろしくお願いします。本当にいろいろ状況が変わっている中で、地域というところの組合せをどこを考えていくのかをきちんと考えておかないと、先ほどおっしゃった本当の地域の本質的なニーズというところまで、私、たどり着かないんじゃないかと思っていまして、各地域においてもやっぱりいろいろ違うわけですので、そこら辺をどこから入ってどういう地域を組み合わせていくのか、それに際して今、現状で考えられる交通不便地域というのは何なのかということをぜひお踏まえをいただければと思っております。
関連してまいりますが、現在、市内の各地域では商業施設や病院などが独自にバスを走行させたり、また自転車のシェアライドのミニステーションが新設されたりと、足の確保について様々考慮すべき要素もございます。これらの実施状況について市は捕捉しているのか、お伺いをいたします。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 市内においてですね、病院ですとかまたスーパーなどが独自に送迎バスなどを運行しているということや福祉施設などがその車両を、一般の方の利用に供していることについては承知をしているところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） それらのサービスの中では永続的な取組でないものも含まれているかもしれませんけれども、現在の市民の足の確保状況を検討するに当たっては考慮すべき要素と考えております。また、そもそもそれらが実施されているということ自体が市民の移動に対するニーズを体現する側面もあると私は考えておりまして、しっかり捕捉をしていただくよう、ぜひお願いをいたします。
ちょっとＭａａＳについて触れたいと思いますけれども、フィンランドのヘルシンキから出発したＭａａＳは、マイカー、自家用車という魅力的な移動手段と同等かそれ以上に魅力的、使いやすいモビリティーサービスを提供し、持続可能な社会を構築していこう、新しい価値観やライフスタイルを創出する概念ですが、鎌倉市においてはもう目新しいものではございません。2019年に鎌倉市ではソフトバンクと包括協定を提携しており、その提携項目の中では次世代のモビリティーに向けたＭａａＳの推進が既に挙げられております。包括協定並びに提携による成果、また鎌倉市でのオンデマンドモビリティを検討するに当たってどのような成果、どのような概況であるのかということをお伺いをします。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 御案内いただきましたとおりですね、平成31年、2019年３月４日、本市はソフトバンク株式会社と次世代モビリティーサービスに向けたＭａａＳの推進やスマートシティの実現に向けた検討など、複数の分野にわたる連携と協力に関する包括協定を締結したところでございます。この中で、次世代モビリティーサービスに向けたＭａａＳの推進、これにつきましては二階堂・浄明寺地区で実証実験を実施するに当たりまして、交通事業者との調整をはじめ、オンデマンドシステムの導入についてや、他の自治体での実証実験の視察などを通して、実証実験の枠組みの構築に御協力をいただき、令和２年度の実証実験に至ったところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございました。何で改めてこれを伺ったかというと、やはり一方ではこういった、今、申し上げたような提携がありながら、片方でやっぱりオンデマンドモビリティの実験をするということで、やはり庁内で行っているところでありまして、連携をする中でよりよいシナジーを得ていただければという観点で質問させていただきまして、鎌倉市において真のシームレス、つなぎ目なくスムーズに移動できる環境をぜひ鎌倉で構築していただくために、推進をしていただければと思っておりますが、その一里塚として位置づけられるオンデマンドモビリティは、本当にその成否について議会のみならず市民の方からも大変注目をされていると思っております。しかしながら、なかなか進まないという中で、今、課題ですとか、どういった方向性に進むのかということをですね、今、検討していただいているんですけれども、やっぱり改めて市はどういう環境をつくろうとしているのか、市の施策の中でどの程度の優位性を持ってこれが捉えられているのか、そしてその実現に向けて障壁、一定の財政負担をどの程度許容するかなどはですね、しっかりと考慮すべきでありまして、これらを包括した明確な方針を打ち出すべきと思いますが、御見解をお伺いします。
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○林 浩一 まちづくり計画部長 オンデマンドモビリティなどによります新たな交通システムの導入により、生活の足、外出するための足として、バス停までのラストワンマイルの構築、地域のコミュニケーションの向上、高齢者などの外出支援にも寄与し、将来にわたり住宅団地で生活し続けられることに資するといった役割を果たすものと考えております。こうした新たな交通システムの導入には、これまでも課題となっております事業の採算を成立させることが不可欠となる一方、市が財政負担をどこまで行うべきか、こういった在り方について、様々な観点から検討が必要と考えておりまして、令和４年度検討を進めてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひお願いします。そういったことがないと、やはりどこを土台において実証実験を進めるのかということがやっぱり市の中でも御苦労、それが担当が御苦労されている点なのかなと思っておりまして、着実に進めていただきたく重ねて要望をいたします。
それでは最後の項目の人材育成についてお伺いをします。
こちらも平成30年に一般質問を行わせていただいておりまして、その際には職員の皆さんが鎌倉市という組織に入り、その仕事の意義を改めて知り、そして仕事をする中で鎌倉市では成長できるという期待できる仕組み、またそういった人材を本腰をもって育成していただきたいという観点を持って質問させていただきました。
まず、この項の最初には採用状況についてお伺いをするんですけれども、併せまして、平成30年に質問させていただいた際には、必要職員数に満たない状況が続いているということを確認したんですけれども、現在はどのような状況なのかということをお伺いします。
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○内海正彦 総務部長 事務職員につきましては、募集人数に対して十分な応募もあり、おおむね必要な職員数は採用できている状況でございます。しかしながら、建築や土木などの技術職につきましてはここ数年は特に民間志向が強く、募集人数に対して応募者が十分とは言えず、結果として採用に至る人数も50％以下にとどまっている状況でございます。こういった傾向につきましては、他市においても同様で厳しい状況と聞いているところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） 今、お答えいただいたとおりで、事務職の方については近年はおおむね募集人数に大体合致した人数が採れているんですけれども、建築ですとか土木については本当に大変厳しい状況がある中で、やはり、このまま採用が継続できないということは、市の組織運営にも大きな影響が出てくると思っております。技術職の今後の在り方について、どうしたら本当に採用できるのか、抜本的な検討を進めるべきと思っておりますが、いかがでしょうか。
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○内海正彦 総務部長 技術職員の必要数が確保できていない職場につきましては、再任用職員の配置や専門職の会計年度任用職員の採用などで対応しているほか、特に保育士、保健師については派遣職員の受入れを行っている状況でございます。そのほか、可能な範囲で事務職など他の職種で代替えし、役割分担の見直しを行うなどして工夫を行っている職場もございます。
今後、長期的な視点に立った技術職の確保に向け、職員が卒業校へ赴きＰＲを行うほか、大学が企画する就職説明会の機会を捉えたプロモーション活動を行うなど、引き続き採用に注力していくほか、処遇改善に向けた検討を行うなど、行政サービスの提供に必要な職員数の確保に努めてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひお願いします。今、大変バランスの悪い状況が数年続いておりまして、今、おっしゃってくださったようなところをして本当に採用に結びつけられるよう、ぜひお願いをしたいと思います。
先ほど申し上げました平成30年の質問では、管理職の成り手不足について伺い、管理職登用を見据えた研修の実施や教育体制を伺うということをその際伺っておりますけれども、その後の取組状況についてお伺いをいたします。
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○内海正彦 総務部長 令和２年度に鎌倉市職員育成基本計画を改定するとともに、人材育成のための具体的な取組を体系化したアクションプログラムを策定したところでございます。これに基づき、各職級に応じて求められる役割を自覚し、職務の遂行に必要な知識や能力の習得を目指した階層別の研修を実施しております。将来のキャリアプランを意識する機会といたしましては、主事級職員向けにキャリアデザイン研修を実施しているほか、新任係長、課長補佐向けのマネジメント研修を実施するなど、将来の管理職への登用を見据えた職員の意識醸成を図るための教育体制を整えたところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございます。前回伺ったときよりも体系的にかなり整えていただいているということはあるんですけれども、もう一つお願いをしたいのが、ある民間企業なんですけれども、ミドルやトップとの対話ですとか、実務的な研修、また、今御紹介いただいたようなマネジメントに係る研修などを１年以上かけたプログラムを実施する中で、最初は全然管理職なんて考えられませんよみたいな人について、心理的障壁を取り除きながら、その研修が終わるときには最終的には参加者の大半が管理職に就くことに一定程度の自信を持たせる、そういった取組も実施していると伺いました。男性、女性問わず、体系を立てていただいているのは承知しているんですが、そういったポイントポイントではなく、より息の長い、そして数回にわたって実施し、最終的に皆さんが管理職に就くことに自信を持てるような研修の在り方を改めて望みたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○内海正彦 総務部長 議員御指摘のとおり、より手厚く、長期にわたって研修を実施することで管理職として仕事をしていくことに対して自信を持てるようになると考えられると考えております。ただ一方で、あまり長期にわたって研修を実施することについては、職務への影響も考慮する必要があると考えているところでございます。
限られた時間の中でより効果的な研修ができるよう、研修参加者や専門家の意見などを聞きながら研修内容の見直しを適宜進めてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） おっしゃるとおりだと思っていまして、本当に皆さんが目先の仕事に追われる、追われている、かなり精いっぱいという中で、どう研修の時間を捻出して、確実に御自分の仕事の在り方を考えていただくのかということについては本当に課題だと思っておりますけれども、人材育成、今、伺っていることは、目先ではないけれども、中・長期的には必ずやらなければいけないということでやはりそこを日常の業務と組み合わせながらどうやっぱりセッティングしていくのかということも、それは私は市の責務だと思っておりまして、おっしゃっていることはもう十分分かりながら質問させていただいております。ぜひよろしくお願いをいたします。
そしてですね、女性管理職です。何度も同僚議員の皆さんも取り上げていますけれども、鎌倉市は特定事業主として女性管理職の目標数値を掲げておりますが、現状と目標達成に向けた取組をお伺いします。
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○内海正彦 総務部長 女性管理職の割合でございますが、特定事業主行動計画において令和６年度までに20％を目標にしており、令和４年４月１日現在では13.1％となっております。目標達成に向け、まずは管理職につながる係長、課長補佐級の登用を進めているところであり、令和４年度は主事級職員を対象とした女性活躍を推進するための研修を実施する予定でございます。併せて管理職向けに仕事・子育て両立研修を実施するなど、働きやすい職場づくりを進め、さらなる女性活躍を推進してまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） 令和６年には20％、今、令和４年で13％、ちょっと厳しいのかなと思っているんですけれども、でも目標を設定していただいたのでぜひ向くように本当にお願いをしたいと思っております。
やはりそこに行くためには、今、御答弁の中でありましたけれども、子育てや介護など、様々なバックボーンや制約があっても働ける環境とは何かということも改めて考えていただきたいこと、また制度面のみならず、いろんな管理職の人がいてもいいよねといった様々な管理職の在り方を、それは仕事をサボるということではないんですけれども、やはり効率的な仕事の在り方ですとかそういった管理職の在り方を許容する、そういった組織の空気づくりが必要ではないかと思っております。お考えを伺います。
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○内海正彦 総務部長 管理職が率先してワーク・ライフ・バランスを意識し、仕事と子育て、介護等両立できる環境をつくることは、これからの働き方を考える上で重要だと認識をしているところでございます。これまでも休暇や育児、介護に関わる支援制度の充実を図ってまいりましたが、これらの制度がより活用されるよう、管理職向けの研修を充実することで部下のワーク・ライフ・バランスの意識を高めるとともに、管理職自身のマネジメントを見直す機会としているところでございます。
なお、管理職自身のメンタルヘルスケアのための管理職を対象とした心理士による個別相談の機会を用意しているところでございます。
今、議員おっしゃられましたように、それぞれの管理職についてはいろんな職があっていいと認識しているところでございますので、そういったことも含めて検討はしてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひお願いします。本当にお話いろいろ頂きましたけれども、やっぱりこれからは人材の確保はなかなか難しくなってくる中で、いろんな制約があったとしてもやっぱり管理職としても働ける、そういった組織というものが必要になってくると思います。
今、御答弁の中で育休などの話がありましたのでちょっと関連してくるんですけれども、市ではイクボス宣言を行っていただきました。私もファザーリング・ジャパンの安藤さんとしゃべったこともあるんですけれども、鎌倉市かなり早期にやっていたよねということで覚えてくださっていました。それで、イクボス宣言をついに行っていただいたんですけれども、市の中では誰もがためらいなく、また男女問わず育児休暇を取得できるかといえば、100％そうではないんじゃないかということをお話ししたいと思います。
取得することは歓迎すべきことでありながらも、やっぱり職場があまりに激務過ぎると取得をためらうことがあったり、やはり取得をしたとしても、仲間たちに過分の負担がかかっているというところを思っていること、そして残された仲間たちで何とかやりくりしているという現状もあるということを思っておりまして、真のイクボス宣言、本当にいいところで、その町にもうちょっと何とかふさわしい環境にしていただきたいなというのが私の感想でございます。
加えて、今年の４月には育児介護休業法が改正され、こうした状況を克服し、所属人数が多い少ないにかかわらず、誰もがためらいなく育児休暇など取得できる、そういった職員の配置の在り方を再考していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○内海正彦 総務部長 職員が気兼ねなく育児休業等が取得できる環境を整えることにつきましては、事業者としての責務ということは認識しているところでございます。現状は職員の異動、任期付職員や育児休業代替職員、会計年度任用職員の配置により対応しているところでございます。職員がより育児休業等取得しやすくするため、所属と人事部門において職員の取得意向を適時に把握し、できる限りですね、正規職員を先行して配置するなど、職場の状況を踏まえた適正な人員配置に努めてまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） 今、後段でおっしゃっていただいたこと、それが本当に大事だと思っておりまして、対応はしていただくんですけど、そこら辺をしっかりやっていただければ、もう少し皆さんが育児休業ですとか気兼ねなく取れるんじゃないかと思っていまして、そのやりくりは難しいかもしれないんですが、ぜひともお願いしたいと思います。よろしくお願いします。重ねて申し上げてしまいました。
育児休業の取得につきましては、私が言うまでもなく、その後の効率的な働き方を考える契機になりますし、やっぱり一市民として鎌倉市ではどんなことをしているんだろうと行政サービスを知るいいきっかけにもなりますので、ぜひ取得が、本当に皆さんが思ったとおりできるようよろしくお願いします。
さらにですね、新型コロナウイルスや甚大な災害を近年経験する中で、明らかに職員の方に求められている責務や業務は増加をしております。また、ここまで伺ってきたように、働き方に制約を抱える職員がいても十分に働ける環境を構築することも必要でございます。
今、民間におきましては、財務状況改善のためリストラということを過去において言っていたんですけれども、現在におきましてはそういった側面も多少ありながらも、今後の少子高齢化を見据える中でいかに人を財産として捉え、そして人材を確保するかという姿勢に転じてきております。こうした現状を踏まえ、鎌倉市においても職員数適正化計画の見直しを実施すべきと考えますが、お考えを伺います。
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○服部基己 共生共創部長 社会環境の変化に伴う行政ニーズの多様化に伴いまして、地方自治体の業務も増加する中ですね、第４次職員数適正化計画では、新たな職員の配置が必要不可欠な部門が適宜増員を行うこととしております。ただし、職員の配置が必要不可欠な部門への増員に当たっては、事務事業の見直しや業務の担い手の見直しなど、様々な減員手法を確実に実施することにより必要な人員を生み出していくとしているところでございます。
現時点では、計画に定めます減員手法の実効性を確保して、増員、減員の両面で職員数の適正化を図りながら体制と環境を整えていきたいと考えておりますが、定年延長制度の影響なども踏まえまして、計画の見直しの必要性については検討していきたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） その見直しの際には定年延長のみならず、やはり今の職員の方を取り巻く環境ということもですね、適切に検討しながら進めていただきたいということを改めて要望をいたします。
今、幾つかの答弁の中で頂きました、鎌倉市職員育成基本方針につきましては私、以前の質問でも取り上げさせていただきました。これ平成12年に策定されておりまして、言い方がよくないかもしれませんけど、20年手つかずのまま改正されていなかったんですね。もちろん普遍的な価値、ベースとなるものは残しつつ、時流に即した人事行政の在り方やキャリアプランの構築を含めた見直しを提言をいたしました。
今般ですね、職員育成基本方針の見直しが実施をされまして、どういった点が見直しをされたのか、改めてお伺いをします。
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○内海正彦 総務部長 令和２年度に改定した、今、御紹介ありました職員育成基本計画では、人材育成の基本的な考え方を人事管理、能力開発、職場づくり、この３本を柱といたしました。この柱ごとに基本的考え方や取組を明らかにするとともに、人材育成を推進するための組織、職員、職場のそれぞれの役割を明確にするなどしたところでございます。また、具体的な取組につきましては、研修計画と統合した職員育成アクションプログラム、これを毎年度更新し、基本方針の今、申し上げました３つの柱に対応して実施する研修を明らかにしているところでございます。
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○14番（久坂くにえ議員） ありがとうございます。アクションプログラムも本当に拝見しておりまして、かなり詳細に、何を進めるんだということをですね、可視化をしていただきまして私も評価をしているところであります。職員の皆さんがこういったアクションプログラムに沿って確実に研修を受けられたりですね、自分の職員像としての在り方を考えられる契機になればと考えております。
その中で、私、質問の中ではキャリアプラン制度の構築にも触れておりまして、この導入を求めてまいりました。このアクションプログラムの中にもですね、キャリアプランのことについて触れられているんですけれども、現在はこの制度は構築中ということでありました。速やかな制度設計を求めたいと思いますが、方針をお伺いをいたします。
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○内海正彦 総務部長 平成31年３月に職員向けにキャリアプランアンケートを実施いたしました。その結果、まず個々の職員のキャリア意識を高める必要があると分析をしたところでございます。このため、令和元年度からキャリアに対する理解の浸透を高めることを目的に、キャリアデザイン研修を実施してきたところでございます。まずはこの研修を通じて職員のキャリア意識を浸透させていくことが重要であると考えており、併せて職員が自らのキャリアプランを表明し、サポートできる制度の構築に向けた検討を進めていきたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） これはぜひお願いします。アメリカのギャラップ社の調査によれば、日本では熱意を持って仕事に取り組むさまを示すエンゲージメント指数が139か国中132位と突出して低く、衝撃を受けました。139か国中132位、別に自治体だけに限らないんですけれども、この数値は。やはりこの状況の強力な打開策の一つは、働く人一人一人が自らの選択に覚悟と責任を持って、自立的にキャリア形成することが必要だということが言われております。今、お話をしたキャリアプランは自分が今後どのように仕事をしていきたいか、仕事を通じてどのように成長したいか、そしてどんなふうに組織貢献できるかの目標を持ち、それを実現するためのものでございますので、ぜひとも速やかな構築を求めたいと思います。
続きまして、もう一つ伺ってまいりたいのが、これもちょっと民間企業の例なんですけれども、組織風土改革の根幹と位置づけたキャリア面談をですね、その企業では年５回もしくはそれ以上実施するという取組を拝見をいたしました。キャリア面談と銘打ちながらも、上司が部下の話をプライベートな面も含めてフラットに聞くことに徹底することで、心理的安全性を確保し、また部下も自分の考えを積極的に発信することで部下の育ち、そして上司の仕事の質の向上、またチームや組織が強くなるという好循環を紹介されていて、なるほどなと思ったんですけれども、キャリア面談といいながら、これはワン・オン・ワン、つまり一対一のミーティングであります。ぜひこれを鎌倉でやってほしいと伺おうとしましたら、もう既にやっていただいているんですね。ありがとうございます。ただ、現在は試行の段階ということもありまして、年に１回ということでコミュニケーションの向上はもとより、キャリア自立を支援する目的を持って実施をぜひしていただきたいと思いまして、できれば複数回の実施を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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○内海正彦 総務部長 今、御紹介ありましたワン・オン・ワンミーティングでございます。職員個々の能力や考え方、またはライフステージなどに見合った成長をサポートするための手法として令和３年度から導入し、所属長が所属職員全員を対象に年１回実施したところでございます。これ当初はですね、対話の風土を醸成するということを目的に実施しました。令和４年度につきましては、回数を年２回程度に増やし実施する予定であり、まずは上司と部下が対話をする風土を醸成し、その後対話を通じてお互いの価値観を共有することで職員一人一人が自発的に行動し、成長につながることを目指しているところでございます。議員御指摘のように、将来的には職員の成長を後押しするキャリア開発支援につながる制度構築を目指してまいりたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひよろしくお願いします。ありがとうございます。１回から２回に増やしてくださるということで、聞き取りを行った中では30人も部下がいると、１回やるだけでも大変なんですよって伺っているんですけれども、２回にまず増やしていただくということで、本当に将来的には可能な回数を重ねていただき、組織風土の改革、そしてキャリアプランの支援、そしてコミュニケーションの向上と、いろんなことを進めていただければと思っております。
なお、このワン・オン・ワンについては、コンプライアンス課直下の若手職員で構成されるジュニアボードからの提案と伺いました。こうした若手職員の提案が生かされているのは私、率直にいいなと思って評価したいと思います。
一方ですね、このジュニアボードから発案されたグッド・アンド・サンクスカード、私、覚えていたんですけど、それについて伺ったら、ちょっと今、停滞ぎみと伺っていまして、こうした若手職員の貴重な提案についても一過性の取組ならず、その意義が感じられればぜひ息の長い取組となるよう、これは質問ではありませんが、重ねて要望したいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、あと２問ぐらいですけれども、評価制度について伺います。
先ほどから話が出ておりますアクションプログラムの冒頭には、能力を生かす人事管理という中で評価結果を処遇に反映し、職員の職務に対するモチベーションの向上を図るとなっております。こちらの人事評価制度につきまして、方向性を伺ってまいりたいと思います。
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○内海正彦 総務部長 現在人事評価制度につきましては、この人事評価結果を昇給の基準に活用しているほか、管理職以上につきましては、実績評価結果を勤勉手当に、また最終評価結果を昇給に反映させているところでございます。今後は評価基準に対する目線の統一化を図り、市役所全体で適正な評価となる仕組みを整えることで全職員への処遇に反映できるようにしていきたいと考えております。
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○14番（久坂くにえ議員） ぜひ頑張った職員の方が本当に報われていく組織であるべきだと思いますし、そういったことがですね、職員の方の仕事の意欲を高め、行政の質を高めると私も思っておりますので、お願いをいたします。
ここまでいろいろ伺ってまいりまして、職員の方が安心して働ける、そして市で働いて自分が成長できる、そしてそれが市民生活の向上につながるという観点において、またそれが職員の方のエンゲージメント、鎌倉市への高さにもつながってくると思って質問をしてまいりました。市長の人材育成、そして組織の在り方について総括してお考えをお伺いをいたします。
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○松尾 崇 市長 議員が御指摘いただいたように、メンバーである職員が安心して働くということで、昨今では心理的安全性とキーワードで語られる部分ですけれども、こうしたところに注力しながら、また職員一人一人能力を十分に発揮することができる職場環境ということが重要だと考えています。それも職場の中で、誰か１人がずば抜けて能力を発揮するということではなくてですね、やはりチーム全体としてそれぞれ長所短所補い合いながら助け合いながら、そうしたチームとしての最大限のパフォーマンス発揮していくということを一番注意をして、そのあたりを取組をしているところです。
同時に、職員が自ら考え行動し、日々のチャレンジで自ら成長していくことができる人材育成ということも重要であることなので、研修をはじめ、人が育つための人事管理、それから能力開発、それから職場づくりということをこれ一体として進めていくということが肝要であると考えておりまして、現在進めているところです。
メンバー全員が生き生きと、組織としての日本一の行政パフォーマンスを発揮するチーム鎌倉市役所として実現できるように、引き続き注力してまいりたいと考えています。
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○議長（前川綾子議員） ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
（15時56分 休憩）
（16時25分 再開）
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○議長（前川綾子議員） 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、児玉文彦議員の発言を許可いたします。
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○10番（児玉文彦議員） 公明党の児玉文彦です。今回は防災・減災対策〜民有地の樹木伐採に関して〜とさせていただきました。よろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
この件は恐らく今までも一般質問で取り上げられてきたかと思います。私はこれまで一般質問・代表質問でも述べてきましたが、台風や大雨による崖崩れや倒木、土砂流出等による災害から市民の命と暮らし、財産を守ることは最優先の課題であると考えております。市議会議員となってこの１年、承った多くの市民相談の中で倒木の危険がある、樹木の伐採をしてほしいとの相談が多くございました。鎌倉市にとって深刻な問題なんだなと感じております。
市有地であれば市に管理責任がありますので、まだ話が早いのですけれども、問題は民有地の場合であります。樹木管理・伐採は土地所有者・地権者の責任であり、それ以外の者が市であろうと無断で木を伐採することはできません。これは刑法第261条に規定されている器物損壊に当たるためであります。その地権者がきちんと樹木管理や伐採をしてくれればよいのですが、地権者に連絡しても反応がないケース、地権者が複数いて合意が得られないケース、土地台帳が古く、土地所有区分が曖昧で伐採してほしい木がどの地権者のものか判断できないケース、そもそも地権者本人に樹木管理や伐採をする意識がないケースなど、話が進まないことが最大のネックであり、これは全国の多くの自治体で頭を抱えている問題であると認識しております。この民有地における樹木伐採の相談に対して、本市としては基本的にどのような対応をしておりますでしょうか、伺います。
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○古賀久貴 都市景観部長 民有地の防災・減災対策につきましては、土砂災害の防止を目的といたしました既成宅地等防災工事資金助成事業と、令和３年に新たに創設いたしました緑地の維持管理のための民有緑地維持管理助成事業といった制度の運用によりまして崖地や緑地の民有地所有者を支援しているところでございます。
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○10番（児玉文彦議員） 鎌倉市には既成宅地等防災工事資金助成制度があり、伐採工事費用の最大50％、限度額として100万円が助成されます。樹木伐採については、昨年度は何件申請があり、実際何件この制度は利用されましたでしょうか。
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○古賀久貴 都市景観部長 令和３年度におきましては、既成宅地防災工事資金助成制度のうち、伐採につきましては73件の申請を受けまして、うち70件が実施されております。なお、民有緑地維持管理助成制度によります伐採につきましては、令和３年度は80件の申請を受け、うち79件が実施されております。
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○10番（児玉文彦議員） ありがとうございます。申請件数に対してほとんどが通っているということで認識いたしました。
もし大雨や台風で民有地の木が倒れ、市道を塞いだ場合、撤去作業は市道管理者である市が対応できると認識しておりますけれども、そういう理解で正しいでしょうか。
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○森 明彦 都市整備部長 道路管理者は道路法第42条に基づき、道路の常時良好な状態に保つよう維持し、修繕し、もって一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならないとされていることから、一般交通に支障があると判断した場合は支障物の撤去を実施しております。
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○10番（児玉文彦議員） それでは民有地の樹木が倒れかかっていて、誰が見ても通行の障害になるのは時間の問題の状態のとき、市はどのような対応ができるのでしょうか。実際、大町など、そういった危険な場所があります。この点伺います。
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○森 明彦 都市整備部長 例えば枝が折れて道路にぶら下がっているような状態を見つけた場合には市道上の一般交通に支障があると判断し、道路法第42条に基づいて撤去しているところです。
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○10番（児玉文彦議員） 別の想定として、民有地の倒れかかっている樹木が市道を挟んだ民家へ直撃し、被害が出るおそれがある場合、市はどのような対応ができるのでしょうか。伺います。
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○森 明彦 都市整備部長 樹木が成長し、道路側に大きく傾いていることを確認した際には市から土地所有者及び樹木管理者に対して適正に管理していただくよう個別に通知をしております。また、樹木の適正な管理や伐採等の助成制度につきましても、市ホームページで周知しているところです。
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○10番（児玉文彦議員） 昨年７月２日の大雨で二階堂では、たしか市有地でしたけれども、１本の倒木で電線が切れ、約300世帯が一晩停電になりました。その際は東京電力が倒木処理と破損した電線の復旧作業を夜通しで行っていただきましたけれども、倒木による市道上の電線や電柱の被害が発生した場合、市と東京電力との対応分担はどのようになっているのでしょうか、伺います。
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○森 明彦 都市整備部長 電線にかかる倒木の処理につきましては、電線を切断した際に影響が大きくなることや、高圧線の直近では作業ができないことから、電線等を所有している各事業者に通報し、対応を求めています。
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○10番（児玉文彦議員） もし倒木が発生し、住宅破損や人身事故が発生した場合、民法第717条により土地所有者の管理瑕疵として地権者への賠償責任があると理解しておりますけれども、市に対しては全く管理責任は問われないのでしょうか。先ほど来、出ております道路法第42条によりますと、市にも管理責任があると捉えられる解釈もあるようですが、この点、本市の見解を伺います。
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○森 明彦 都市整備部長 道路法第42条第１項では、道路管理者の一般的な努力義務として道路を維持管理するべき旨が規定されているにとどまっていること、及び第２項で道路の維持修繕に関する技術的基準について政令及び規則に委任されているところですが、道路に隣接する民有地の樹木につきましては、規定されていないことから、道路管理者として道路法第42条に基づき、事前に対応する法的責任は原則ないと考えております。しかしながら、損害賠償責任につきましては、国家賠償法第２条第１項に基づき、市に責任を問われる可能性はございます。
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○10番（児玉文彦議員） ありがとうございます。ここで、熊本市と姫路市の２つの事例を紹介いたします。
最初に熊本市ですけれども、熊本市では2017年６月民有地の樹木が県道側に倒れて歩行中の車に直撃し、運転していた男性が死亡しました。被害者遺族から土地所有者とともに熊本市に対して管理責任瑕疵を訴えられ裁判となり、一審熊本地裁、二審福岡高裁ともに道路管理する市に対して倒木による事故を予想でき、道路管理に瑕疵があったと指摘するなどし、熊本市と土地所有者に慰謝料として約5000万円の支払いを命じる判決が出ました。熊本市はこの判決を不服として最高裁上告しており、現在も係争中であります。
次に、姫路市の事例でありますけれども、兵庫県姫路市では、2016年と2017年、２年続けて台風で崩壊した民有地の斜面について、安全確保の義務を負う地権者が十分な対策をしないため、このままでは今後も崩壊が起こる可能性が高いと判断し、その後代わりに姫路市が対策工事を実施いたしました。市が実施した対策工事にかかった費用、約4170万円を地権者20人に請求しましたが、地権者全員の合意が得られなかったため、民事調整を申立て中とのことであります。急傾斜地法を適用すれば自治体の費用負担によって対策工事を実施できるのですが、崩壊した箇所は1970年代に宅地造成された人工斜面なので、自然斜面に限定している急傾斜地法の適用対象外であったため、姫路市は民法第697条で規定する事務管理の適用に踏み切りました。事務管理とは、対象者の利益になる行為であるならば委託を受けなくても第三者が代行できると定めた制度で、代行にかかった費用の請求も認められております。
この熊本市と姫路市の事例は御存じでありましたでしょうか。
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○森 明彦 都市整備部長 ただいま議員御紹介していただきました案件につきましては、承知をしていないところでございます。しかしながら、大規模災害時の他市町の災害事例につきましては、随時確認しているところです。本市といたしましては、他市町の災害事例を踏まえ、道路法第42条に鑑み、道路に面している土地の樹木等について、土地所有者及び樹木管理者に適正に管理していただくよう、市ホームページで周知しております。
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○10番（児玉文彦議員） 何が言いたいのかと申しますと、この事例から民有地の管理責任は全て土地所有者であり、市は手が出せないので管理責任は問われないというロジックが必ずしも通用しないということであります。もちろん各自治体によって状況、考え方、方針は異なるとは思いますけれども、今、紹介しました熊本市、姫路市の事例からも本市も人ごとではなく、姫路市のように民法第697条事務管理の適用など、今までの対応から一歩踏み込んだ、ある意味強制力のある対策を取ることも検討する必要があると考えますけれども、本市としてはどう考えているか伺います。
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○森 明彦 都市整備部長 民有地につきましては、土地所有者が適正に維持管理することが原則と考えており、市ホームページを通じて周知を図っているところです。しかし、市道に面した民有地ののり面におきまして、過去に何度も崩落し、そのたび市が道路啓開を実施するとともに、その土地所有者に対して対策を求めましたが、対応されず、現在も通行を禁止している路線があります。市はこの対応として裁判所に土地所有者に対してのり面の災害防除工事を求める仮処分申立てを行い、その結果、裁判所から申立てを相当と認める仮処分決定を受けました。その後、土地所有者が期限内に対応しなかったことから、同仮処分決定に基づき、債務者の費用で市が工事を行うこととなった事例がございます。
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○10番（児玉文彦議員） この問題は鎌倉市だけではなくて、全国各自治体にとっても難しい課題であり、抜本的には国の法律を変える必要があるなど、簡単に解決できる問題でないことは、私も相談主である市民の皆様も重々認識しております。また、相談を受ける鎌倉市職員の方々も苦労されていることも理解しているつもりであります。しかし、市民の命、財産、安心・安全な暮らしを守る観点からも、この民有地の倒木対策は市としてこれまで以上に一歩踏み込んだ事態解決に尽力していただきたいのであります。できない理由を並べて事態が進展、解決しないのは非常にジレンマを感じます。実際に多くの市民の方々が長年、そして今も日々不安を抱えて生活をしております。緑地保全も大切でありますけれども、場所によってはもはやジャングルのような状態になっており、その地域に住んでいる住民にとっては脅威です。
２年前、お隣の逗子市池子で民有地斜面崩落により高校生の方が亡くなるという痛ましい事故が発生したことは大変大きなニュースとなりました。とにかく何か事故や災害が発生し、被害を受ける市民が出てからでは遅いのであります。目の前にいる、今、困っている市民の立場に寄り添い、知恵を絞り出し、行動してほしいと思います。
鎌倉市は、鎌倉のブランドに頼らず、またＳＤＧｓやスマートシティといった先進的な取組だけではなく、このような防災・減災対策にも市民に寄り添い、ほかの自治体よりもしっかり取り組んでいるとの評価・認識が広がれば、市外からの若い世代、生産年齢人口の転入もさらに増え、人口減少が抑制され、安定的に税収も確保できるものと考えております。その結果、鎌倉市として持続可能な都市経営が構築され、松尾市長が常々提唱されている住みたい・住み続けたいまち鎌倉の実現につながるものと考えております。
最後になりますけれども、この問題に関して松尾市長のお考えをお聞かせください。
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○松尾 崇 市長 鎌倉市は自然豊かな町である一方、御指摘のとおり急峻な崖が多く存在するなど、昨今の大型台風や豪雨が引き金となって災害が発生しやすい環境であることから、民有緑地からの倒木対策も含めた防災・減災対策を推進することは、大変重要であると認識をしています。
こうしたことから、令和４年度におきましては、これまで以上に防災・減災につながる取組を進めるために、既成宅地等防災工事資金助成事業の予算を令和３年度の3400万円から7000万円に増額をしたところです。
今後も制度の積極的な周知や丁寧な説明に努めるなど、市民に寄り添った対応を心がけまして、安全・安心を確保していくことで、住みたい・住み続けたいまち鎌倉の実現に向けてより一層の取組を進めてまいりたいと考えております。
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○10番（児玉文彦議員） ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
私自身もこの課題改善・解決に向けて引き続き取り組んでまいりたいと思います。
以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
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○議長（前川綾子議員） お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「なし」の声あり）
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、明６月９日午前９時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
（16時43分 延会）
令和４年（2022年）６月８日（水曜日）
鎌倉市議会前議長 中 村 聡一郎
鎌倉市議会前副議長 大 石 和 久
鎌倉市議会議長 前 川 綾 子
鎌倉市議会副議長 高 野 洋 一
会議録署名議員 納 所 輝 次
同 日 向 慎 吾
同 武 野 裕 子
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