○議事日程
教育福祉常任委員会会議録
〇日時
令和3年(2021年)9月30日(木) 13時30分開会 14時24分閉会(会議時間0時間52分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、志田副委員長、後藤、竹田、前川、藤本、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
藤林こどもみらい部長、永野こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども支援課担当課長、松本保育課長、牧野環境保全課長
〇議会事務局出席者
谷川議事調査課長、田中議事調査担当担当係長、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉市立腰越保育園の水質について
2 陳情第16号重度障害者医療費助成制度継続についての陳情
3 陳情第20号鎌倉市の深沢地域再開発計画(スポーツ施設計画エリア)に西鎌倉テニスクラブを存続させ同計画策定に参画させていただきたいとする案件についての陳情
4 陳情第23号司書資格をもつ正職員の新規採用に関する陳情
5 議案第23号指定管理者の指定について
6 その他
(1)議会報告会における委員長報告の内容について
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○納所委員長 ただいまから教育福祉常任委員会を開会いたします。会議録署名委員の指名を行います。
委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。後藤吾郎委員にお願いいたします。
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○納所委員長 本日の審査日程の確認でございます。
初めに委員長から申し上げます。9月14日開催の当委員会において、委員長報告の読合せのため、10月1日午前9時に委員会を開催することを御確認いただきましたが、このたび、こどもみらい部から鎌倉市立腰越保育園の水質について報告したい旨の申出がありましたので、報告を聴取する時間を確保するため、1日前倒しをして、本日、委員会を招集させていただきました。
日程第1報告事項(1)において、原局から報告を聴取した後に、日程第2から第5にかけて委員長報告の確認を行うということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
続けて委員長から申し上げます。
日程第1報告事項(1)鎌倉市立腰越保育園の水質については、インターネット中継を行い、委員長報告の確認は通常中継を行っていないことから、日程第2の前で中継を終了することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
所管外職員の入室について事務局から報告いたします。
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○事務局 所管外職員の入室についてでございますが、日程第1報告事項(1)鎌倉市立腰越保育園の水質については、所管外職員として、環境保全課職員が入室することについて御協議、御確認をお願いいたします。
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○納所委員長 ただいまの報告のとおりということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
その他、皆様から日程についてございますか。
(「なし」の声あり)
はい、かしこまりました。
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○納所委員長 それでは、日程第1報告事項(1)「鎌倉市立腰越保育園の水質について」を議題といたします。原局から報告願います。
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○保育課長 日程第1報告事項(1)鎌倉市立腰越保育園の水質について報告いたします。
初めに、当保育園の水道設備について御説明いたします。
一般家庭では、使用する水の量がそれほど多くないため、水道局が設置する配水管から直接、水の供給を受けていますが、一度にたくさんの水を使用する施設では配水管からの水の供給だけでは足りない場合があり、そのような施設では、受水槽に一旦水をためてからポンプや高置水槽を使用し、施設内の各給水栓に水を供給しています。この受水槽から給水栓までの水道設備を小規模貯水槽水道と呼んでおり、公立保育園では、大船保育園を除いた4園に受水槽を、腰越保育園にはそれに加えて、高置水槽を設置しており、そこから各給水栓へ水の供給を行っています。
また、受水槽にはそれぞれ水をためられる容量があり、これを有効容量といいますが、この有効容量によって、水道法や県市の条例で管理基準が定められており、腰越保育園では有効容量が8立方メートルを超え、10立方メートル以下の受水槽を設置していることから、本市の鎌倉市小規模水道及び小規模貯水槽水道に関する条例の管理基準が適用されることになります。
なお、本条例では、管理基準として、設置者に毎年1回以上定期的に貯水槽の清掃を行うことや、水質検査の実施などが定められており、当保育園の貯水槽の設置者である保育課では、これらの業務を事業者に委託して実施しています。
次に、本件の経過について説明いたします。
資料1をご覧ください。
令和3年8月23日月曜日に当保育園において、委託事業者が貯水槽の清掃点検を行うとともに、水質検査用の水を採取しました。
また、同日の午後に当保育園の保育士が高置水槽の排水管から水が漏れていることを発見し、当事業者に排水管の応急措置を依頼しました。また、同日の午後に水にさびが混じるようになったことから、飲用としての水の使用を中止し、ペットボトルの水を使用しております。
8月24日火曜日から8月31日火曜日にかけて、当事業者が再委託した民間検査機関において水質検査を実施しております。
9月1日水曜日に応急措置をしていた高置水槽の排水管の修繕が完了し、9月3日金曜日には水にさびが混じらなくなったことを確認したため、飲用としての水の使用を再開しました。
9月13日月曜日の園児への食事の提供が終了した後に、当事業者から保育課に8月23日月曜日に採取した水の水質検査の結果の連絡があり、一般細菌の値が水質基準の290倍検出された旨の報告がありました。それを受け保育課では、当園保育士の飲用としての水の使用を直ちに中止するとともに、翌14日火曜日からは全面的に飲食用としての水の使用を中止し、ペットボトルの水を使用することとしました。
また、9月15日水曜日から16日木曜日にかけて、鎌倉市浄化センターで簡易的な水質検査を実施いたしました。さらに、9月16日木曜日から24日金曜日にかけて、水質検査を実施しております。結果は、いずれの検査でも、一般細菌は1ミリリットル当たり1集落以下であり、水質基準に適合しておりました。
また、この間、9月22日水曜日午前に、当事業者への聞き取りを実施し、清掃作業の工程確認や採取した水の保管方法などを確認しました。
なお、9月3日金曜日から13日月曜日までの間については、飲食用として水を使用していたことから、この間に下痢の症状が出た園児及び職員がいなかったか調査したところ、水質との因果関係については不明ですが、園児4名と職員1名の計5名に下痢の症状が出ていたことが判明しております。
次に本件の原因についてです。
本件の原因については、保育課では、現時点では次のうちのいずれかではないかと考えております。
1つ目としましては、当事業者作業員の人為的なミスについてです。
本市条例では、貯水槽の設置者は、毎年1回以上定期的に貯水槽の清掃を行うこと、給水栓における水の色、濁り、臭い、味その他規則で定める事項について随時検査することとされています。市が委託する事業者においては、貯水槽の清掃と水質検査に加えて、給水栓において任意に13項目の水質検査を実施することとしており、その中に一般細菌の検査も含まれております。
これらの業務を当事業者が実施しておりますが、この業務の過程において、貯水槽の清掃業務や水の採取方法、採取した水の保管方法などに人為的なミスがあり、そのことが原因で水質基準を超える一般細菌が検出されたものではないかということです。
2つ目としましては、バイオフィルムについてです。
バイオフィルムとは、細菌の集合体のことで、数種類の細菌がコミュニティーをつくって増殖した膜状のもので、塩素にも耐性があるとされています。貯水槽内の赤さびの表面などにバイオフィルムが付着している場合があり、バイオフィルムは水圧の変化などで剥がれ落ちることがあるとされています。
当保育園の貯水槽内等にもともとバイオフィルムが付着していて、今回、貯水槽の清掃業務を行ったことで水圧が変化し、バイオフィルムが剥がれ落ち、それを含んだ水を採取し検査を行ったことで、水質基準を超える一般細菌が検出されたのではないかというものです。
次に今後の対応についてです。
本件については、当事業者作業員の人為的なミスか、バイオフィルムの剥離に原因があったのではないかと考えておりますが、現時点では特定ができていない状況です。
採取した水が残っていないなど、原因の特定を進めることは難しい状況にあると考えておりますが、引き続き、厚生労働省などの関係機関とも連携して取り組んでまいりたいと考えております。
最後になりますが、引き続き、当保育園の保護者には状況を丁寧に説明するとともに、水質検査を継続し、安全が確認された段階で、飲食用としての水の使用を再開したいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○納所委員長 ただいまの報告に御質疑ありませんか。
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○後藤委員 詳細な報告ありがとうございます。ちょっと何点か質問と、あと確認をさせてください。
まず経過のところで8月23日に水漏れが発生している、そして水にさびが混ざるようになったため、飲用としての水の使用を中止というふうに書かれております。その後に民間の検査機関Aで水質検査を実施って書いてありますけれども、この水質検査の結果が出たのが9月13日の夕方という解釈でよろしいでしょうか。
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○保育課長 市のほうにですね、保育課が清掃を委託している事業者から連絡があったのが9月13日の夕方ということになります。
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○後藤委員 ありがとうございます。実際に因果関係は不明とされていますけれども、下痢の症状があった園児、職員に、先ほどの説明だと水質検査で引っかかったから、遡ってその期間にそういう症状が出てる人がいるんじゃないかということで確認を取ったと思うんですけれども、その確認を取った日付はいつになるんですか。
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○保育課長 確認を取った日付ですけれども、最初に記者発表をですね、9月15日に行っておりまして、その時点ではですね、9月6日から10日までという間で調べさせていただきました。今回のですね、委員会の報告に合わせまして、再度3日から13日ということで広げてですね、おととい園に確認しまして、人数は変わりませんでした。
ですので、今回報告させていただく内容とするとですね、おととい、確認したということになります。あとですね、健康被害ということになるかと思いますが、ちょっと説明をさせていただきたいことがございますのでよろしくお願いします。
先ほど御説明しましたとおり9月3日から13日まで、保育園で通常どおり水を使用したということですので、事実としまして園児4人と職員1人の5人がですね、下痢の症状が出たということがあります。
しかし、ちょっと現在、確認をしているところなんですが、実は給食調理に使用している水については、水道管から直接受けていたんではないか、そのような確認をしている最中です。
保育園の施設が古く、また改修を行っていることから確認にちょっと時間がかかっているんですけれども、調理室にある給水栓が5か所ありまして、そのうちですね水道管から直接供給を受けている給水栓が3か所ございまして、また貯水槽を経由して水が来ている給水栓が2か所あることが分かっています。そのうち給食調理に使用した水というのが図面等を見ると、少なくとも平成12年頃からですね、水道管から直接供給を受けている水を使用したのではないかということです。もしそうであれば、給食が原因で下痢の症状が出たっていう可能性はないというふうに今、考えてます。
また、こういうことがありますので、水道管から直接供給を受けている給水栓の位置の確認作業が終了した後にはですね、念のため水質検査を行いますとともに、水道を所管する、鎌倉水道営業所ですとか保健所などと協議し、協議が調えば、この水を使用して給食調理を再開できるんではないかというふうに考えております。
ただ原因の究明についてはまた別途ですね、行わなければいけないと考えておりますので、それは進めていきたいというふうに考えています。
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○後藤委員 はい、分かりました。9月3日にさびが確認されなくなったため、飲用として水の使用を再開っていうふうに書いてあるんですけど、これ一つのキーかなって私は個人的に考えていて、多分その業者も給水栓を確認する。で、さびが出なくなった。でも、水質としてそれが大丈夫なのかどうかっていうことの検査は、その臭いであったりも含めて任意だっていうふうにさっきおっしゃってたと思うので、もしそこが任意だっていうことで、今までもやってこられたというのであれば、もしかしたらそのルールを本から、もうちょっと見直さなきゃいけないのかなっていうふうに思ってまして、そういう意味では、さっき厚生労働省とかともやり取りして今後進めていくっていうことは、多分そういうことなんだろうなっていうふうに解釈したんですけど、合ってますか。
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○保育課長 さびが出た際にはですね、監督官庁にちょっと報告をということになるかと思うんですが、実際に23日にさびが出まして、そのときは結構出たんですが、その日のうちにほぼ解消しています。
3日に水の使用を再開したというのがですね、管が、ちょっと原因がわからないんですが破損していまして、その修繕が9月1日に終了しました。2日はですね、結構水を流しまして、念のため確認をしまして、その確認が終了したので3日から再開ということです。
ですので、さび自体はですね、23日には出ていたんですけども、すぐ収まって修繕が終わりまして、最終的に出ないなって確認をして3日に再開したという、そういう流れになってます。
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○後藤委員 はい、分かりました。先ほどの原因と対策のところで、原因でバイオフィルムっていう話も出ていましたけれども、これは究極的には追っかけられない問題というか、例えば感染症の検査とかでも、たまたまそこを引っ張ってきちゃうと陽性で出ちゃうとかっていう、その偽陽性・偽陰性の問題もありますし、これは完璧をちょっと求めるのは難しいなと思いますので、それであれば、やはりちゃんとしたタイミングでしっかりとしたルールの下に、その検査体制を強化する、もしくはその浄化槽自体を見直すということも含めてが、今後の対策なのかなと思って伺いましたけれども、よく分かりました。ありがとうございました。
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○藤本委員 今後のことなんですけども、やっぱり保護者としてはというか、子供がいる保護者としては、クリアになって、使用を再開しましたっていうところでも、例えばまた水が漏れちゃわないかしらとか、さびが出ちゃわないかしらっていう不安がしばらくあるかと思うので、できれば直近は、今は1年に1回の検査だと思うんですけど、直近は例えば小まめに1か月に1回とか、小まめに結果出してもらって、問題なく使用できていますよというのを、保護者の方に発信とかしてもらったら助かるんですけど、いかがでしょうか。
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○保育課長 委員おっしゃるとおりだと考えております。保護者の方の大切なお子さんを園に預けていただいてますので、先ほどちょっとお話ししましたとおり、仮に給食を水を使用して再開したとしましても、小まめにですね、検査を行っていこうかなというふうに考えております。頻度については今、検討してるんですけども、今、法律上は1年に1回なんですけれども、例えば再開してしばらくは1週間に一度とかで様子を見て、大丈夫そうだったら1か月に1回ですとか。ですので、1年に1回っていうふうなことで再開というのは考えておりませんで、検査自体をですね、頻度を高くして保護者の安心につなげていきたいというふうに考えています。
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○吉岡委員 経過とかそういうのはいろいろ分かりました。まだいろいろちょっと不明なところがあるっていうことで、それについては今後ともまだ調査をしていくということですよね。
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○保育課長 先ほども御説明しましたとおり、原因究明というのは、その採取した水が残ってないので非常に難しいんですけれども、今、厚生労働省とも、いろいろお話をさせていただいて、今後どうするかというのも進めてますので、原因究明についてはですね、今後も取り組んでいきたいというふうに考えております。
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○吉岡委員 その後は何も出てないっていうことなんでね、一体どうしてなのかっていうのはちょっと私なんかもよく分からないんですけれども、それはちょっと究明していただきたいなと思います。
それと、前は結局マンションとか市営住宅なんかも全ていわゆる貯留槽にためないで、直接加圧ポンプとかをして全部改善してきているんですよね。市営住宅なんかみんな大体加圧ポンプで直接それぞれの御家庭に水道が行くようにしているんですけど。
ここはそういう、一つ古かったっていうのもあるんですが、今後そういう、どっちかっていうとね、マンションでも何でもそうですけど、大勢のところのも、そういう形を今、取ってきてるんですけど、今の保育園全体としては、なるべくは貯留槽にためるとかいうやり方じゃなくてね、直接水道が行くようにすることがね、やっぱり基本かなと私は思うんですよ。もちろん調査とか、今の原因はもちろんやっていただくんですけどね、その辺はどうなんでしょう。
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○永野こどもみらい部次長 現状ですけれども、先ほど、一番最初にお話ししたかと思いますが、高架水槽がついているのは、屋上に1回上げて、そこにまたためて、そこから流しているのは腰越保育園だけです。ほかに大船を除く、由比ガ浜と岡本と深沢につきましては、受水槽というのがグラウンドレベルのところにある、上にあるやつじゃなくて。水の使用量が多い施設だと、いきなり一遍に使ってしまうと、近所の水圧が落ちるとか、そういうこともありますので、受水槽にためるというようなことをやることになっておりますので、それについては必要に応じて設置させていただいてますけれども。よく三階建てぐらいの建物で、屋上にためてっていうのが昔多くて、それがいろいろ問題があるんじゃないかということが出たことがあったかと思いますが、それについて、今ついてるのは腰越だけで、先ほど説明したとおり、調理に使ってるのはそこからの水じゃなくて、直接水道の本管から来ている水で今までもやっておりましたので、これからもそれは大丈夫、トイレとか、手を洗うところとかの水が、1回上に上がった水を今、腰越では使ってるっていうような状況です。
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○吉岡委員 すみません、私も専門的ではないんですけどね。
ただ、昔はそういう形でいろいろあって、いろんな問題があって、もちろん1年に1回検査するとかでもやっているんですけどね。ある程度のところでも、そうやって直接加圧でやっているところがもうなんか、私はもうだいぶ前にそれやってると思っていたもんですから、なるべくならそういうふうにすることがね、今、下に受水槽っていう、それもちょっとどうなのかなと私は思いながら聞いてたんですけどね。じゃあ、ほかの市営住宅とかそういうところ、みんなそういう形を取っているんですか。
反対に、ちょっと伺いたいのは、要するに、それぞれのところはみんな加圧で直接やるように今、もうしているはずなんですよ。それがちょっと私は技術的なことが分からないんですけど、市営住宅とかって、もうたしかそういうふうにしていたと思ったんですけど、そこも同じようなやり方をしているんですか。
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○永野こどもみらい部次長 申し訳ないです。私もそこまで専門家じゃないんですけれども、例えば学校であるとか、プールであるとか、そういうところを新しく造るときは、必ず受水槽をつけるというルールになってるようで、つけなきゃいけない施設、規模だとか、用途によってつけなきゃいけないっていうものは今でもあるようです。本件については、大船についてはその規模とか高さとかって、そういうものからつけなくてもいいという施設になってるようなんで、ちょっとすいません、そこの基準がどこで線を引かれていて、つけなきゃいけないもの、つけなくてもいいものって分かれてるかまで分かってないんですけども、今の状況ですと水道ほうもかなり整備されてきて本管の水圧も高くなってきてますので、そういう意味では昔よりつけなくてもいいような状況が増えてるんじゃないかというふうに思います。
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○吉岡委員 今、加圧ポンプにするとね、周りの水道管の、たしか水道管自体もだいぶ今、工事してますけどね、古い管をどんどん換えて、加圧にというか、やっぱりそれは鉛管とかそういうのを工事してますけど。
やっぱりなるべくなら、もちろんプールとかね、そういう大きな大量に使う水とかっていうのは分かりますけど、やっぱり飲み水とかなんとか、そういうところはやはり直接水道がね、供給されるっていうのがやっぱり一番いいのかなって。そうでないとなかなかやっぱりこういう問題は出てくるからね。まあ、今ね、腰越はこれから新しくなればまた改善されるのは承知してますけれど、ちょっとそこはどうなのかなって思ったもので。やっぱりぜひ、なるべくそういう検査がないように、日常的に直接水道が供給されるようにするのがね、ちょっと原則かなと私は思うんですね。
ですから、それはちょっと今後の課題としてやっていただきたいなと。で、あの検査結果とかどういう状況かってのは、やっぱりちゃんと調査していただいて明らかにしていっていただきたいなと思います。
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○竹田委員 ちょっと確認なんですけれども、8月23日正午、水質検査用に1階トイレ手洗い場の水を取ったということなんですけど、普段園児たちは、このトイレ等の手洗い場の水は、普段は飲み水として使っていたっていうことですか。
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○保育課長 こちらの水は飲み水として使用しておりません。
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○竹田委員 ここの水は飲み水としては使用していないと。そうすると飲み水として使用している水道管は先ほど5か所。5か所は調理場の話かな。
そうすると飲み水として使用するところというのは、別に、ここの水は飲み水として使用していいですよっていう水道蛇口があるということですか。
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○保育課長 基本的にはですね、飲食用に使う水というのは、調理室で使う水というふうに考えております。
ただですね、園児が園庭で遊んでいるような場合、その園庭に設置している水飲み場から飲んでしまうという可能性はあるのかもしれませんが、基本的に調理で使う水以外はほぼ口にしないかと思います。というのもお茶を沸かして出しているんですが、そこもですね、調理室で沸かしたものを使っておりますので、基本的にはないかと思います。
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○竹田委員 そうですね、実際、給食のときに飲む水というのはまた別に煮沸したりとかいろいろなものだと思うんですけども、今、おっしゃってくださったように園庭で遊んだ後にね、やっぱり手を洗うと同時に、やっぱり喉が渇くから水飲んじゃうと思うんですけども、そうすると、今現在は園庭の蛇口の水は、子供たちは飲んでいないということでよろしいですか。
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○保育課長 飲食用以外にですね、歯磨きのときにうがいとかもしているんですが、そのうがいの水も今、ペットボトルを使っております。使用自体は給水栓を止めているわけではないので、続けているんですけれども、こういうことがありますので、保育士も十分気をつけて保育を行っておりますので、水を飲むことがないように、見守って保育をしている、そういった状況です。
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○竹田委員 やっぱり子供ってあのね、出る水はどれもきれいだと思っちゃいますからね、飲んじゃうのかなと思ってちょっと心配になって伺いました。そこのところはちゃんと見守ってくださっているってことが分かりました。
それからね、私も本当に専門家じゃないから分からないんですが、このさびが確認されなくなったためってこれは目視ですよね、目視によるさびがないから、だから飲用として再開したということなんですけれども、これ何ていうんでしょうかね、さびがあるというのは相当、目に見えるというのは相当な量だから、ここのところ目視されない、見えなかったから使用を再開したっていう部分については今、振り返ってみてどのように考えてらっしゃいますか。
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○保育課長 使用に当たってはですね、確かに目視もあるんですけれども、給水栓に細かい網目状のものを設置していまして、そこで細かいさびを受けるようなこともして確認をしたんですけれども、再開に当たっては、もうほぼなかったというような状況だったと聞いていますので、目視だけではなく、実際水から出るものを確認して再開に至ったという、そういった経過でございます。
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○竹田委員 普通はあそこにガーゼというか、木綿の布なんか当てていると大体、日にちがたってくると茶色っぽくなりますよね。あれさびなんだろうなと思うんですけれども、しかしながら、このとき8月23日から8月31日の間は、鉄及びその化合物、これは鉄さびも含むんだと思うんですけれども、基準値よりも下であるということが、この0.04というような基準値より下っていうことですよね。0.3ミリ以下でなくちゃいけない。これちょっとよく分からないので教えてください。
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○保育課長 23日のときにですね、水を採取しまして検査結果のほうを載せさせていただいています。その際0.04っていう数字になってますが、委員のおっしゃるとおり、基準が具体的には、1リットル当たり0.3ミリグラム以下ということになっておりますので、基準からすると大幅に下回っているかなと思います。
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○竹田委員 分りました。つまり私が何を言いたいかっていうと、鉄さびとか鉄の化合物とかっていうものは検出されなくても、一般細菌は検出されるということが、この検査機関Aの結果から見ると分かるわけだから、やっぱり何でしょうね、鉄さびだけで大丈夫って、そのゴーサインを出してしまったところは、そこのところはちょっと問題になったのかな、なんてそういうふうにちょっと感じるところです。何かおっしゃいますか。
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○保育課長 今、思えばおっしゃるとおりでございますが、今まで検査をやって、基準を超えたということがありませんでしたので、ちょっと油断があったかと思います。今回のことを教訓にですね、今後取り組んでいきたいというふうに考えています。
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○竹田委員 最後の質問をさせていただきます。今後のことなんですけど、やっぱり今後どうするかってことなんだと思うんですが、先ほど厚生労働省と連携しながら原因究明していきますよっていうことでした。これは厚生労働省と連携して、見通しとしてね、どういうような原因究明の方法があるのか、結論が出るのか、出なかった場合にはどうするのか伺います。
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○環境保全課長 厚生労働省のほうには、この小規模貯水槽水道を管轄している環境保全課のほうから相談させてもらっています。原因究明についても、それから今後の再開に向けても、厚生労働省に直接相談をさせてもらっています。例えばその原因究明に当たって、バイオフィルムっていうのも、厚生労働省のほうからそういう可能性もあるよというふうに御意見をいただいたものになります。再開に向けてはですね、最終的には環境保全課のほうで判断をするように厚生労働省からも言われているんですけれど。ということで、こちらのほうでは再開に向けては、例えばですけれど、もう一度貯水槽を清掃してさらに水質検査をして問題なければ再開という方向で、さらに先ほど藤本委員からも御意見ありましたけど、水質検査も例えば毎週、しばらくは止めないでやるとか、そういった対応で再開に向けてそういう方針を持って考えたいんだけどということは、厚生労働省に意見を求めているところです。もっと何かいい対応とか、具体策があれば御意見くださいということで先日連絡をしてありまして、今のところそれについて御意見等はいただいておりませんので、原因究明に向けて保育課と連携してやっていきますけれど、その中で問題なければ、そういったことで最終的に判断して再開というふうにやっていけると思っています。
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○志田副委員長 ちょっと何点か聞きたいんですけど、この件があってから議員のほうには9月15日だったかな、記者発表と同時に御連絡いただいたと思うんですけど、先ほど竹田委員もおっしゃっていましたけれど、1回出て、再開していますよね、9月13日まで。これは誰が水の使用を再開しようと判断したんですか。
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○保育課長 再開というのは9月3日の再開でしょうか。9月3日の再開は、保育課のほうで再開を決めさせていただきました。
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○志田副委員長 先ほど保育課長の答弁でもありましたが、過去になかったことで初めてのことだったんですけど、まず、その園児の下痢の症状との因果関係は不明、ないだろうということだったんですけど、その初動対応が適切だったのかっていうのを今、振り返っていかがですか。
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○保育課長 先ほども委員の御質問でお答えしましたとおり、ちょっと今までなかったということで油断があったのかもしれないと今、反省しておりますので、今回のことを踏まえまして今後、それを踏まえた上での対応をしていきたいというふうに考えております。
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○志田副委員長 すみません、最後で。結果、この水質が出た可能性は人為的なミスっていうこともあると思うんですけど、委託業者へのその指導、聞き取りはされていると思うんですけど、指導って何かされたんでしょうか。
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○保育課長 先ほど御報告させていただいた中に9月22日にですね、1回事業所のほうに実際ですね、どういった清掃をしたのか、水をどういうふうに採取したか、保管方法はどうかというのはヒアリングをしました。
因果関係はまだちょっと不明なんですけれども、今後ですね、原因解明をしていく中ではですね、さらにヒアリング等が必要かなというふうに考えております。その中でですね、問題になるようなことがあればもちろん、指導はしていくことになると思いますが、今ちょっと原因究明の中で、委託業者とともに手探りで探しているような状態になってますので、指導等をやるとすればですね、直接こういうことが引き金じゃないかっていうことがあれば、指導等はしていくかと思います。
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○納所委員長 よろしいですか。それでは質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認でございます。
了承ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、そのように確認いたしました。
それではここで、インターネット中継を終了いたします。
暫時休憩いたします。
(14時07分休憩 14時09分再開)
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インターネット中継を終了後、以下、日程に沿って次のとおり審査を行った。
2 陳情第16号重度障害者医療費助成制度継続についての陳情
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
3 陳情第20号鎌倉市の深沢地域再開発計画(スポーツ施設計画エリア)に西鎌倉テニスクラブを存続させ同計画策定に参画させていただきたいとする案件についての陳情
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
4 陳情第23号司書資格をもつ正職員の新規採用に関する陳情
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
5 議案第23号指定管理者の指定について
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
6 その他
(1)議会報告会における委員長報告の内容について
議会報告会における委員長報告の内容について協議した結果、「指定管理者の指定について」「新型コロナウイルス感染症対策について」「小学校給食費の公会計化に関する取組状況について」の3件とすることを確認した。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和3年(2021年)9月30日
教育福祉常任委員長
委 員
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