○議事日程
建設常任委員会会議録
〇日時
令和3年(2021年)7月1日(木) 10時00分開会 10時52分閉会(会議時間0時間49分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
池田委員長、大石副委員長、出田、武野、長嶋、森、松中の各委員
〇理事者側出席者
林まちづくり計画部長、萩野谷まちづくり計画部次長兼都市計画課担当課長
〇議会事務局出席者
谷川議事調査課長兼担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第8号市道路線の認定について
2 議案第11号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
3 議案第13号鎌倉市下水道条例等の一部を改正する条例の制定について
4 議案第15号令和3年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第1号)
5 報告事項
(1)短期的観光渋滞対策に係る取組について
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○池田委員長 おはようございます。それでは、これより建設常任委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。大石和久副委員長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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○池田委員長 それでは、本日の審査日程の確認ですが、日程第1、第2、第3及び第4で、委員長報告の確認を行った後、日程第5報告事項(1)「短期的観光渋滞対策に係る取組について」を議題とし、原局から報告を求めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、確認いたします。
続きまして、インターネット中継につきましては、通常、委員長報告の確認は中継を行っていないことから、日程第1の前で一旦中継を中断し、日程第5報告事項(1)から中継を再開することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、確認いたします。
それでは、ここで一度インターネット中継を中断いたします。
それでは、暫時休憩いたします。
(10時01分休憩 10時02分再開)
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インターネット中継を中断後、以下、日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 議案第8号市道路線の認定について
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
2 議案第11号鎌倉市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
3 議案第13号鎌倉市下水道条例等の一部を改正する条例の制定について
以上2件一括して、委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
4 議案第15号令和3年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第1号)
委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
ここで職員入室のため、暫時休憩した。
(10時09分休憩 10時11分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。これよりインターネット中継を再開いたします。
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○池田委員長 それでは、日程第5報告事項(1)「短期的観光渋滞対策に係る取組について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 日程第5報告事項(1)短期的観光渋滞対策に係る取組について、報告いたします。
短期的な観光渋滞対策については、コロナ禍による新たな生活様式への対応や、令和4年(2022年)1月からの放映を予定しているNHK大河ドラマによる来訪者の増加も見据え、国土交通省とも連携し、検討を進めているところですが、本日は7月1日から運用を開始した「大船パーク&ライド」と今後の予定について報告いたします。
まず、大船駅を起点とした「大船パーク&ライド」についてですが、これまで、鎌倉地域の交通渋滞改善に向けて、平成8年(1996年)に策定した「鎌倉地域の地区交通計画の提言」で示した20の施策に基づき、順次実施可能な施策を進めてきました。
パーク&ライドは、平成13年(2001年)から国道134号沿線の駐車場で社会実験を経たのちに本格実施しており、現在は「由比ガ浜」「稲村ガ崎」「七里ガ浜」「江の島」の4か所で展開していますが、7月と8月の夏季に運用していないことや、鎌倉地域の海浜部に限られていることなどから、平成27年の「鎌倉地域の地区交通計画策定に向けた中間取りまとめ(平成27年(2015年)3月)」の中で、大船駅周辺での民間駐車場を活用したパーク&ライドを新たな施策として位置づけました。
このような中、本市は、令和3年(2021年)7月25日から令和3年(2021年)8月4日まで江の島ヨットハーバーが競技会場となる東京2020大会、セーリング競技の競技会場の圏域に位置することから、来訪者の分散型観光と市内の交通渋滞を緩和することも目的の一つとして、大船パーク&ライドの実施に向け検討を進めてきました。
当初、ゴールデンウィークが始まる令和3年(2021年)4月29日から実施することを予定していましたが、同年4月28日からまん延防止等重点措置区域に本市が指定されたことから、実施を見送りました。
その後、同年6月21日に本市が措置区域の指定から解除されたことを受け、同年7月1日、本日より「大船パーク&ライド」の運用を開始しました。
資料1、大船パーク&ライドの「メニュー/実施内容」を御覧ください。
大船パーク&ライドについては、図の「大船パーク&ライドの概要図」で示すとおり、「大船・江の島パーク&ライド」と「大船・鎌倉パーク&ライド」の2つのメニューを用意し、観光スタイルに合わせてお選びいただけるようにしました。
まず「?大船・江の島パーク&ライド」について、説明いたします。
大船・江の島パーク&ライドは、大船駅から江の島周辺や鎌倉へ来訪する観光客に向けたもので、東京2020大会開催時の江の島周辺の交通渋滞の緩和も視野に入れた施策となっており、大船駅周辺駐車場に車を止めて湘南モノレールの1日フリー切符を購入して観光していただくことで、駐車料金の割引が受けられるシステムとなっています。
次に、この利用方法ですが、ステップ1として、車を「NPC大船駅前パーキング」に駐車し、ステップ2として、湘南モノレール大船駅で「1日フリーきっぷ」を購入します。
ステップ3として、お帰りの際、湘南モノレール大船駅の窓口で「駐車券」と「1日フリーきっぷ」を提示して駐車券の割引処理を受け、駐車場で精算していただきます。
なお、駐車料金の割引額は、平日は200円引き、休日は300円引きになります。
「NPC大船駅前パーキング」は、平日最大800円、休日最大1,000円の最大料金が設けられていますが、パーク&ライドを御利用することで、それぞれ、割引後の駐車料金は、平日が600円、休日が700円となります。
続いて「?大船・鎌倉パーク&ライド」について説明いたします。
大船・鎌倉パーク&ライドは、大船駅から鎌倉地域へ来訪する観光客に向けた施策で、大船駅周辺駐車場に車を止めて市内の指定文化施設を利用していただくことで、観覧料の割引と駐車サービス券の提供を受けるシステムとなっています。
次に、この利用方法ですが、ステップ1として、車を「NPC大船駅前パーキング」に駐車し、ステップ2として、各自公共交通等を御利用の上、市内の指定文化施設を来訪します。ステップ3として、市内の指定文化施設で「駐車券」を提示して利用すると、1施設につき、観覧料の割引と駐車サービス券の提供が受けられます。
対象となる指定文化施設は、「鎌倉国宝館」「鎌倉歴史文化交流館」「鎌倉市鏑木清方記念美術館」「鎌倉文学館」「鎌倉市川喜多映画記念館」の5施設となっています。
ステップ4として、お帰りの際、駐車場で駐車券とともに駐車サービス券を御使用の上、精算していただきます。
なお、駐車料金の割引額は、平日、休日共に200円となり、各文化施設での観覧料の割引額は、50円となります。
次に、?大船・江の島パーク&ライドと?大船・鎌倉パーク&ライドの併用割引について一例を説明します。休日に?大船・江の島パーク&ライドを御利用された観光客が、鎌倉地域まで足を延ばして、市内の指定文化施設を利用すると、観覧料の50円割引が受けられるほか、駐車料金も1日フリー切符購入での300円割引きに加え、文化施設で200円の割引が受けられ、最大駐車料金が500円引きになります。
なお、大船パーク&ライドは、湘南モノレール株式会社及び日本パーキング株式会社に御協力をいただき運用を開始しております。
最後に、短期的渋滞対策の今後の予定について説明します。鎌倉フリー環境手形の電子化、AIカメラ映像の解析等による混雑情報の発信、パーク&ライドの周知及び誘導、観光バスの駐車対策などの施策について、国土交通省と国と市の役割分担等について協議を進めており、内容の詳細を検討してまいります。
また、令和4年1月に放映予定の大河ドラマによる来訪増も見据え、鎌倉地域内の交通環境の改善に向けた取組も行う予定です。
資料2がその一例で、これは「県道藤沢鎌倉線の鎌倉方面の大仏前バス停」でのバス待ち客の整列に向け実施した対策です。
路面標示によりバス待ち客を整列させるために、令和2年7月以降、沿道の土地所有者である鎌倉大仏殿高徳院や隣接する商店、江ノ電・京浜急行の両バス事業者、県道を所管する神奈川県藤沢土木事務所と協議を重ね、次のような対策を行うこととしました。
?バス待ち客を県道側に並ばせず、隣接する商店側に店舗入り口をふさがない形で新たな路面標示により整列させる。
?大仏前バス停が路面標示の延長線上に来るように、バス停の位置を既存の位置から約2メートル藤沢側に移設する。
?県道沿いの歩行者動線を明確にするために、カラー舗装による歩行空間の確保と、車道に夜間の視認性向上のための反射びょうを設置する。
路面標示については、バス事業者が所有する乗車データを基に、ピーク時の1車両当たりの乗車人数が約20人であったことから、延長1メートル当たり2名並ぶことを想定し、延長を約10メートル、幅を1列分の75センチメートル設定し、バス事業者の費用負担により、令和3年(2021年)2月19日に施工が完了しました。あわせて、バスの並び方に関する写真つきの周知ポスターをバス停に掲示し、現在、バス利用者はおおむね路面標示に従い整列してバス待ちをしている状況です。
また、カラー舗装による歩行空間の確保や夜間の視認性向上のための反射びょうの設置については、令和3年(2021年)6月8日に神奈川県藤沢土木事務所にて施工が完了しました。
以上で、説明を終わります。
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○池田委員長 ありがとうございます。ただいまの原局の説明に対しまして、御質疑ございますでしょうか。
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○長嶋委員 今日の御報告のやつはもう私何度言ったか分からないぐらい、随分前から言っている案件を、やっと萩野谷次長が来られて進めていただいて、あとは今、ほかの案件もおっしゃっていましたけど、ぜひその辺は言っていたことですけど、さらに進めていただけたらありがたいなと思っています。本会議で副市長が答弁してくれていて、話しをしたら、何度も話していますけど、進めていますとお答えは頂いていたので、それは相手方があることはできる、できない、もちろんあるので、あれなんですけど。
ちょっとそれで気になることが若干あるんですが、このバス停なんですけど、これはこれで苦肉の策で考えていただいて、これが限界かなと思っているんですけど、ほかのバス停も、例えば隣の長谷観音前のバス停の鎌倉方面に行くところなんかのも完全に歩道のところがバス停になっていてとか、もっと危ないのは常盤口のところなんかも、前から言っているんですけど、その他、警察のほうでチェックして4か所とか、たしかバス停があったと思うんですけど、観光渋滞対策ということだと長谷観音の辺りもそうだと思うんですけど、その辺のところというのは、ほかの場所は何か対応策できないものですかね。特に長谷観音なんか、もう前が信号であそこバスが止まるとそのまま後ろが行けなくて渋滞してしまうというのは、もう御存じのとおりですけど、その辺はいかがですか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 そこら辺も、今回の大仏前と同じようにバス事業者、各道路管理者とともに調整が必要なものですから、ちょっと話はさせていただきながら、また改善ができるかどうかというのは検討していきたいと思います。
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○長嶋委員 まあいろいろ相手のあることだし、難しいんですけど、ぜひちょっとほか、観光渋滞対策じゃないですけど、特に常盤口のところなんか事故も起こりますし、あれ、その影響で渋滞しますので、ぜひ考えてもらいたいなと思っています、その他の策はちょっとまたおいおいあれですけど。
あと、このパーク&ライドね。これもいつ最初に言ったか、もう覚えていませんけど、前の前の課長がいらっしゃったときからずっと言っていて、世界遺産をやるときに世界遺産チケットみたいな、乗り放題チケットとセットでこういうことをやったらいいんじゃないのとさんざん言っていたんですけど、これはこれでこの大船のここのパーキング、非常に大きくて、お値段ももともと安いですから、駅すぐですからね。非常に便利で、大変利用者にとってはありがたい話だと思うんですけど、それはそれでいいと思うんですけど。旧鎌倉市内側のコインパーキングは、最近目立って物すごく数が増えているんですけど、私、どっちかというと、いろんな会社ありますけど、大体2、3社だとは思いますけど、大きいところは、2社か3社か。そういうところとこれを締結、同じように御相談してやったらいいんじゃないですかという話をずっと言っているんですが、たまたま、これ、今回受けていただけたんだと思うんですけど、その辺はお話は大手とされていないんですかね。
鎌倉市の市役所の駐車場の件も今、機械式を入れていて話しされているから直接お話しできると思うんですけど、これ、結構、これはこれで効果あると思うし、江ノ電沿線なんか駅に近いところに随分できたので、うちの周りも極楽寺なんか全く1件もなかったのに、今、4件あるので、皆さん朝から止めて行かれていますけど、そういう徒歩、うちの場合だったら、極楽寺周辺なんか1分か2分のところに駐車場があるんで、それ乗ったら鎌倉駅まで7分で行けてしまうしね、江ノ電乗ったら。その辺、もっと増やせば、これ連動して両方あれば非常にパーク&ライド、1歩も2歩も進むと思うんですけど、その辺もいかがなんですかね。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 今回いろんな調整をして、大船のパーク&ライド、今回運用を開始することになりましたので、一応今回、利用者の実績とかを見ながら、また必要に応じて、他の事業者の方にもこういう取組をしていますということと、実績はこうですみたいな話をしながら、また拡大に向けて調整をしていきたいと思っていますし、もう既に大手の駐車場事業者とは話をして鎌倉に入ってくる車、駐車場が増えれば当然来るんですけれども、それをどういうふうに抑制できるか。例えば予約を事前予約しか入れないとか、そういうような話をさせていただきながら、今、研究もしています。
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○森委員 このパーク&ライドの割引の原資というんですかね、それは何か予算充てたりとか、そういうのは特にないということでいいんでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 こちらのこの取組なんですけど、全部駐車場事業者が受けていただいているようになっています。
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○森委員 ありがとうございます。そしたら、このパーク&ライドの利用の見込み、鎌倉地域、大船地域、それぞれ想定はどれぐらいというふうに見込んでいらっしゃるんでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 実際の想定はできていなくて、今回、本日から運用開始しますけど、どのぐらい利用があるかというのを確認しながら進めていきたいと思います。
今回、この日本パーキングですけれども、自分の社のホームページの中でも以前からですけれども、鎌倉観光に資するためにも、こういう使っていただきたいみたいなことをしているのもあって、そこの状況を見ながら、また今回取組も確認したいと思っています。
また、今回、広報によるPRとかも、幅広く今、湘南モノレールとかも含めてホームページとか、あと駅に貼ったりして今、図っていますので、できるだけそういう周知しながら利用が図れるような取組もしていきたいなと思っています。
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○森委員 想定は、じゃあされていないということですね。この大船NPCパーキングは踏切と大船駅のあの交差点の間にできたと思うんですけど、この利用がすごく多くなってしまったりするときにあそこの区間はちょっと渋滞する感じだと思うんですよね、ふだんから。それに対する渋滞の対策とか、そういうのは何か特に考えられていらっしゃったんでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 一応、NPCも利用がすごく満杯になるというところじゃないということを踏まえて、今回そういう取組もしながら、利用促進を図っていきたいということなので、今すごく混むという想定はあまりしていないんですけれども、そこがそういう状況があれば、また検討をさせていただきたいと思っています。
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○森委員 じゃあ、このちょっと実験的運用というふうになるかと思うんですが、これで結果を見て、すごくよかった場合、鎌倉地域での展開とか、そういうのはさっき長嶋委員からの質問でもありましたけれども、何か今、考えられていらっしゃることはあるんですか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 今、パーク&ライドの拡大に向けては大船地域も含めて、朝比奈方面とか、鎌倉地域に入る口でそういう大きな駐車場とかも含めてですけれども、先ほどの長嶋委員のお話にもあったように、コインパーキングを活用してやるとか、そういう拡大に向けた取組というのは検討していきたいと思っています。
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○出田委員 企画どうもありがとうございます。お疲れさまです。この企画についてなんですけれども、どのくらいの期間、この企画を練られたんですか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 具体的には、先ほども平成27年の鎌倉地域の地区交通計画策定においては中間取りまとめの中で、大船地域というのを民間駐車場を活用したパーク&ライドを、あとは施策を位置づけたので、その平成27年ぐらいから検討しているんですけれども、具体的には昨年度から検討を開始したとなっています。
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○出田委員 平成27年、で昨年から具体的な企画を練り始めたということですね。なので、試験的なというようなニュアンスが大きいんでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 そうですね。今回の、ほかのパーク&ライドもそうなんですけど、実証実験をしながら本格実施ということもあるんですけど、今回NPCからも協力いただいたので、本格実施なんですけれども、利用状況を見ながら改善もしていきたいなと思っています。
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○出田委員 試験的にということであれば、ある程度のサンプル数が必要になってきますよね、森委員も今、想定をとおっしゃっていましたけれども。ここが立てられていないということですけれども、ある程度のサンプル数がないと、これが成功なのか、もしくは改善点は何なのかというのが全く分からないということになると思います。サンプル数を採るためということもあるんですが、この企画の立案の際に広告代理店は入っていらっしゃるんでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 全く入っていません。
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○出田委員 広告代理店さんは入っていない。じゃあ、そういうプロ的な方は入っていないということですね。はい、分かりました。それじゃあ、この質問は厳しいかなと思うんですけれども、この記者発表、リリース記事がありますけれども、やはりこの企画を周知していかなければならないということになっている。これは当然のことだと思うんですね、企画を出していくということであれば。このリリース記事、このリリースした内容をどれぐらいキャッチアップされたか。キャッチアップしてくれた媒体社、それと媒体数、これ7月1日スタートですから、昨日まで、まあ一昨日まででも結構です。この数、把握されていれば教えてください。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 一応リリースしたときにプレスの方から問合せはありましたけれども、今、どういうふうなところで記事になったとか、ホームページとか、そういうのは確認していないです。
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○出田委員 じゃあ、やったという自己満足になっているかも分からないので、やはりリリースして周知しなければ、告知していかなければならないわけですから、これを活用してもらうためにはこれ重要なことだと思うんですね。ここが欠けていたら、これ成功も何もないと思いますので、ここから立て直しではないですけれども、試験的スタートとおっしゃっているので、これ本格スタート、または試験的スタートにちょっと殻をつけて、実をつけて、また改善スタートをする際にはそこのところをしっかりとやらないと、また同じことになってしまうんじゃないかなというふうに思います。
次に、告知方法で、ポスターを掲示していっているということでございますけれども、これ掲示をされている場所と代表的なところ、掲示をしている場所数、それと代表的なところを教えてください。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 一応、ポスターの掲示なんですけれども、湘南モノレールの駅に貼っていただくのと、あと日本パーキングでも、当然、当該駐車場はあるんですが、横浜、川崎、品川区、大田区、世田谷区とかそういう広範囲にもポスターを貼っていただくことで、今、調整をしています。
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○出田委員 調整をしているということで、まだ貼られていないということですか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 すみません、調整じゃなく、順次今貼っているところです。一応やるということにはなっています。
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○出田委員 このポスターの掲示というのは、湘南モノレールさんの駅に貼っていただいているということですけれども、これ効果がないんじゃないかなと思うんですね。遠方から自動車を使って鎌倉に入って来られる方に対して、告知をする分ですから、その車で入って来られる方たちの居住地の駅、いろんな公共施設、そういったところにポスターを掲示していかないといけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 そういう観点で、一応、先ほどの日本パーキングでは広く横浜、川崎、品川とか、遠方から来る方への駐車場でも周知をさせていただいていますし、湘南モノレールについては、多分、当日じゃなくてそれを目にしていただいて、また次に車で来るというときにそういうことで周知ができるんじゃないかなと思っています。委員御指摘のように、周知は大事だと思いますので、今回の大船パーク&ライドもそうですし、今、運用を開始している4つのパーク&ライドについても周知をしたいと思っていますので、今回の短期的渋滞対策の中でも先ほどもちょっと御説明させていただいたんですけど、今年度、周知についても効果的なものを考えたいと考えております。
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○出田委員 長くなって申し訳ございませんが、もう少しありますので、聞いてください。
いろんな商品を販売したりというときもそうなんですが、一番最初の段階が重要なんですね。ここから拡散していくというパターンになっていって、その商品が購入される、もしくはサービスが利用されるということになりますので、サービスを出した後から、いろいろつけていっても、このサービスは、もう結局飽きられてしまうとか、忘れ去られてしまうということになるので、よく注意をしていっていただきたいと思いますし、そういうことに詳しい方をチームに入れて、しっかりと練り上げていくということが大事じゃないかなと思います。
来年、大河ドラマとか、いろいろと鎌倉ありますけれども、何かやりました、それで、満足しています。結果はどうだった、結果がついてこないと。こういうことには絶対してはいけないと思いますので、そこのところをよろしくお願いします。
それと、これ、配付資料、記者発表資料のほうなんですけれども、2つのサービスがあって、1つずつのサービスに対して、割引がこういうふうになりますよというふうに出ております。ポスターについても、各サービスのポスターに切り分けられているので、今のところいいかとは思うんですけれども、何を言いたいかというと、割引例のところがありますよね。二つのサービスを使うと、500円引きということがあります。最大500円引き、休日に使うと、最大500円引きとなっているんですけれども、これをポスターに載っけていった場合、優良誤認ということに触れる可能性があります、表現の仕方によっては。今、文章ではきっちりと説明がされているので、読み込めば分かるんですが、これポスターに載せていくとなると、消費者、サービスを利用する人が誤解をしてサービスを使いました。でも、実際とは違いましたということになってしまうと思います。民間企業であれば処罰があるんですが、こういう自治体に対して消費者庁がどう出るかというのは分かりませんけれども、万が一、そういうことになった場合には、民間企業よりもちょっとよろしくなくなってくると思いますので、そういったところを注意していただきたいなと。割引サービスの金額とか、そういう表示をする場合には特に注意が必要だということを申し上げておきます。
それと、鎌倉市内、大船を起点にして鎌倉のほうに公共の交通機関を使って周遊してもらうというような意味合いがあると思うんですけれども、大船のモノレールを使ってモノレールの終点、江の島から江ノ電を使って、鎌倉に入りました。鎌倉の施設を見ました。それから、大船に戻るとなると、モノレールのほうには戻られなくてJRを使うか、建長寺からずっと大船駅のほうに徒歩で行かれる可能性があるんですね。そういったときはやはり徒歩ですから、北鎌倉の駅裏にある隧道のトンネルというのは重要なポイントになってくると思いますので、ここも並行して対策を打っていかなければならないと思いますので、御認識ください。
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○松中委員 パーク&ライドの問題というのを、我々も二十数年前から手がけてきてほとんど効果が出ないんだね。それで、この県営駐車場、80億円つぎ込んで造って、フクちゃん号を出したけど、ほとんど乗っているの見かけたことがない。最近あれはやめてしまったのか、最近フクちゃん見ないんだけど。それと、売上げなんかほとんどないでしょう。それと、稲村ガ崎の駐車場も、あれパーク&ライドで、一時あそこへ駐車して江ノ電か、あそこはバスは1日に1本ぐらいしか出ないから、江ノ電の稲村ガ崎に上がって鎌倉へ来る。その辺の、資料というか、あれは取っているのかね。ほとんどだけど、まあこっちも興味がなくなってしまったから、あれだけど、全然使われていないなと。それよりも県営駐車場のあそこの由比ガ浜なんかはもう、今はサーファーでもう大盛況だね。もうあそこの開く前から並んでいるというような大人気になって、最初はあまり人が来なかったといって不評を買っていたんですけど。
パーク&ライドがこれ湘南モノレールのあれがフリー切符だというので、そういう意味では効果が出るだろうと思うんですよ。だから、江の島のほうはいいんですけど、それを鎌倉のほうに引っ張っていくというと、それは何で引っ張るかというと、鎌倉市の、要するに施設を割引する。それから、大船のほうから来るから割引というけど、これ、江ノ電の場合は周遊券が発行できたわけだけど、何かある意味では強行的なところがあって、お互いに単独でやったほうがいいかと思うんだけど、そのパーク&ライド、それほど効果が出なかった。
私が提案したのは、オリンピックがこんなコロナなんていうのはない状態のときには、多分来るだろうというので、暫定的でもいいから大船に大駐車場、要するにJRの跡地に造って、シャトルバスを出したほうがいいと。それも全然こういう状況だからやらなくなってしまったし、それからあそこへ駐車場を造ればモノレールも乗れるし。そうすれば、大船出て、鎌倉出る。あるいは、江の島へ出るというようなことも。しかし、今のこの状況では、これはこのこと自体はモノレールとの協力の度合いが強いようだから、それなりの効果はあるだろうと思うけど、鎌倉方面に割引したからと言ったって、そうそれを目的で来るということは考えられない。
そもそも、パーク&ライドでこの鎌倉の、旧鎌倉の方面、あるいは北鎌倉、宣伝しても効果ない。どっちかというと、歩く観光というものを積極的に観光のほうで取り組んできたわけだから。そっちのほうが効果があると思うんだ、歩く観光のほうが。だから、江の島に関してはこれ実際、江の島のところに行って、まあ、あそこも競合している、小田急と、すごく競合しているんです。だから、小田急がまた、いいものを作ったから、鎌倉の観光客を抜いているんだよね、もはや、あそこの江の島だけで。
鎌倉は、だから、じゃあどうしたらいいかと言ったら、パーク&ライドという考え方、これはいいと思うけど、鎌倉側にとってはあまりメリットないと思う。それよりも歩く観光プラス何か、考えるとか。
それから、江ノ電が、藤沢まで江の島通って1日切符みたいなのを周遊券じゃないけど発行したことあると。だから、そちらのほうは交通体系として考えるけど、観光のほうで、要するに観光産業振興と、それからある意味じゃ鎌倉の持っているものの文化的な一種の資本というか観光資本とか、そういう意味で考えるべきで、どうもそこで考えるのはちょっとどういう意味があるかと言ったら、あそこのところの渋滞を少しでも。でも湘南モノレールを使うと本当に便利だよね。まあだけど、正直言って、あまり鎌倉にとってはプラスにならないと、江の島にとってはすごくプラスになると思う。それだけ申しておきます。まあ答え聞いても、担当が観光だと思う、実際問題。これはやっぱり江の島側のほうがなかなか積極的にこのあれを採ると思うので。まあいいです、そういうちょっと言っておきたいので。
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○武野委員 1つだけ教えてください。これをやるに当たって、湘南モノレールとの交渉があったと思うわけですけれども、江ノ電のほうというのはどうだったんでしょうかね。江ノ電がここでつながると三角形でできるとなると思うんですけど、そちらのほうはどうされましたでしょうか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 今回のシステムなんですけど、まず湘南モノレールの1日切符を使わせていただいて割り引くという仕組みを考えたものですから、今回また今、委員御指摘の江ノ電との連携みたいなことも話があると思うんですけど、今後またそこについては調整をしていきたいなと思っております。
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○松中委員 江ノ電は小田急だからね、資本が。湘南モノレールとは対抗していないと思うんだよね。
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○大石副委員長 皆さんからいろいろな御意見が出ましたけれども、ちょっと現実的なお話を。大船からの1日モノレールのフリー切符というのはお幾らなんですか。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 大人が610円で、子供が310円になっています。
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○大石副委員長 610円の310円。大船駅から終点の江の島まで大人料金というのはお幾らですか。(「往復か」の声あり)いや、片道。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 すみません。片道の金額は調べていません。でも、一応モノレールに聞いたときに、両方使っても大体同じような料金になるというのは聞いたことがあります。
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○大石副委員長 例えば江の島駅まで往復すると610円そこそこですよと。割引あまりないのかな。分かりました。
ちょっと当たってもらったら、大人料金で320円だそうです。だから、往復で640円、30円引きぐらいの金額だそうですけれども、これは先ほど出田委員が指摘していましたけれども、モノレールを使って江の島行って周遊をちょっとすると。江ノ電使って鎌倉へ入ると、いろんな施設を見ながら、じゃあ今度JRで横須賀線で大船まで帰りましょうという流れが物すごく想定されるんですけれども、その中でこのモノレールだけという形になっている。
例えば、江ノ電はどういう協力をしてくれるのか。JRはどういう協力をしてくれるのか。だから、JRの協力を求めないがゆえに、その切符を見せると50円引きになったり、駐車券をもらえたりというようなことを考えたんだと思うけれども、これ、やっぱり大船パーク&ライドシステムの概要図を見れば分かるように、さっき武野委員も言っていたかな、トライアングルになっていて、この人の流れというのはある程度想定している概要図になっているのかなと。とするならば、この3者が何らかのこの御協力を頂けるような協議はできないのかなというふうに思うんです。フリー切符を買っても、そういう動きをするんであれば、300円以上無駄にするわけですよ。そうですよね。そういうことも踏まえて、ちょっとこの3者含めて、ああちょっとお得感があるなというものに仕上げていかなければいけないんじゃないかなと私は思うんですけれども、いかがですかね。
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○萩野谷まちづくり計画部次長 それは関係者の調整もあると思うので、副委員長の御指摘のとおり、そういうのがあれば、メリットあると思いますので、引き続き調整をしていきたいと思いますし、今回このパーク&ライドを使った方については、アンケートもやろうと思っていまして、そういう使った方の、多分意見というのもあると思います。そういうのも確認しながら、それも踏まえて関係者協議とか、そういうところにも使いたいなと思っております。
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○大石副委員長 だから、今回の御協力は湘南モノレールと日本パーキング株式会社だけなので、関わるところがやっぱり江ノ電とか、JRとか、さっき言ったみたいに歩いたり、バスの事業者なんかも、鎌倉駅から建長寺前の県道を通って大船へ戻ってくるとか、もうそういう幅広くちょっと考えないといけないのかなと。使いやすさ、魅力的な制度というのをちょっともう一ひねりしていただければなというふうに思います。よろしくどうぞ。
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○池田委員長 ほか、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい。それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認ですが、了承ということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、確認いたしました。
それでは、これで建設常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和3年(2021年)7月1日
建設常任委員長
委 員
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