令和 3年教育福祉常任委員会
6月22日
○議事日程  
教育福祉常任委員会会議録

〇日時
令和3年(2021年)6月22日(火) 9時30分開会 19時23分閉会(会議時間 7時間13分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
納所委員長、志田副委員長、後藤、藤本、竹田、前川、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
内田共生共創部次長兼企画課長兼新型コロナウイルス対策担当担当課長、森迫総合防災課担当課長、藤林こどもみらい部長、永野こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼こども支援課担当課長、正木こども支援課担当課長、松本保育課長、菅原こども相談課長、小林(瑞)青少年課長、田中(香)発達支援室長、田中(良)健康福祉部長、尾高健康福祉部次長兼福祉総務課長兼新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、濱本健康福祉部次長兼福祉事務所長兼障害福祉課長兼新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、寺山生活福祉課長、瀧澤高齢者いきいき課長兼介護保険課長、石黒市民健康課長兼新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長兼介護保険課長、菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、矢部新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、鋤柄保険年金課長、石渡スポーツ課長、佐々木教育文化財部長、小日山教育文化財部次長、茂木教育文化財部次長兼教育総務課長、瀬谷教育文化財部次長兼生涯学習センター所長兼生涯学習課担当課長、太田教育指導課長、泉教育センター所長
〇陳情趣旨説明者
児山秀幸、兵藤沙羅、増岡日和
〇議会事務局出席者
谷川議事調査課長、田中議事調査担当担当係長、武部担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第10号鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定
       について
2 議案第12号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
3 議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうちこどもみらい部所管
       部分
4 報告事項
(1)拠点保育所(腰越)整備事業について
(2)待機児童対策等について
(3)鎌倉市子ども・若者育成プランの改訂について
(4)鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園の指定管理者指定後の経過について
5 議案第9号鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の
       機会の確保に関する条例の制定について
6 議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち健康福祉部所管部分
7 議案第16号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち健康福祉部所管部分
8 報告事項
(1)コロナ禍における生活困窮者に対する食料支援等について
(2)第8期鎌倉市高齢者保健福祉計画の策定について
(3)第6期鎌倉市障害福祉サービス計画の策定について
(4)令和3年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額等について
(5)全国健康福祉祭(ねんりんピックかながわ2022)の開催について
(6)新型コロナウイルス感染症対策について
9 陳情第10号新型コロナウイルスワクチン接種実施に関する審議機関設置についての陳
       情
10 陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情
11 陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書
12 議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育文化財部所管部
       分
13 報告事項
(1)様々な団体等と連携した魅力ある教育活動の取組について
(2)生涯学習センターの管理運営について
14 その他
(1)次回委員会の開催について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○納所委員長  おはようございます。ただいまから、教育福祉常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。竹田ゆかり委員にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○納所委員長  本日の審査日程の確認でございます。
 まず、委員長から新型コロナウイルス感染拡大防止対策について申し上げます。委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。なお、傍聴については先例において、議会全員協議会室においては傍聴を4名までとし、それ以上の希望者がいる場合には、議会ロビー等での視聴を案内すること。入室時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は傍聴自粛をお願いすること。来庁時に検温し、37.5度未満の場合に入室可能とすることとされておりまして、このとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 一括議題について申し上げます。当委員会に付託された日程第10陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情及び日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書については、関連する議題であることから2件を一括議題としたいと考えております。陳情提出者からの趣旨説明の聴取及び陳情提出者への質疑を行った後に、一括して原局からの説明を聴取、質疑の有無の確認を行い、それぞれの陳情について委員間討議の確認、意見開陳及び取扱いの協議を行うことでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 一括議題となりましたので、審査日程について申し上げます。
 日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書については、所管が教育文化財部教育指導課及びこどもみらい部保育課となりますが、日程第10陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情との一括議題となることから、健康福祉部の審査の中で説明を聴取することでよいか、御確認をお願いいたします。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、陳情提出者の趣旨説明についてで報告がございます。
 じゃあ、事務局、お願いします。
 
○事務局  陳情提出者の趣旨説明につきましてですが、日程第9陳情第10号新型コロナウイルスワクチン接種実施に関する審議機関設置についての陳情については、陳情提出者が、日程第10陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情及び日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書については、陳情提出者の代理人から趣旨説明を行いたい旨の申し出があることから、議会基本条例第6条第6項の規定に基づき説明を聴取することを報告いたします。
 
○納所委員長  ただいまの事務局の報告のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、陳情に係る資料についてでございます。事務局お願いします。
 
○事務局  陳情に係る資料につきましてですが、日程第9陳情第10号新型コロナウイルスワクチン接種実施に関する審議機関設置についての陳情、日程第10陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情及び日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書については、陳情提出者から資料の提出があり、事前に会議システムに配信していることを報告いたします。御確認をお願いいたします。
 
○納所委員長  ただいまの報告のとおり、確認をしていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、署名簿の提出についてでございます。事務局どうぞ。
 
○事務局  日程第10陳情第4号について、6月21日付で1名の署名簿が提出されておりますことを御報告いたします。御確認をお願いいたします。
 
○納所委員長  ただいまの報告のとおり、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、関係課所管外職員の入室についてでございます。事務局お願いします。
 
○事務局  日程第7議案第16号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち健康福祉部所管部分は、所管外職員として共生共創部新型コロナウイルス対策担当職員が、日程第8報告事項(6)新型コロナウイルス感染症対策については、所管外職員として市民防災部総合防災課職員が入室することについて、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○納所委員長  関係課所管外職員の入室について、ただいまの報告のとおり、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 そのほか、本日の審査日程につきまして、配付したとおりの日程でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、こどもみらい部の審査に入りたいと思います。まず、当委員会所管部局の職員紹介をお願いいたします。
                  (職 員 紹 介)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  それでは、審査に入ります。日程第1「議案第10号鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○青少年課長  日程第1議案第10号鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 議案集(その1)、12ページを御覧ください。
 大船子育て支援センター、放課後子どもひろばおさか、及び鎌倉市おさか子どもの家「ひばり」を一体的に管理運営する指定管理者を選定するに当たり、新たな指定管理者選定委員会を設置するため、鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例を改正しようとするものです。
 改正の内容は、鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の別表へ、「大船子育て支援センター及び鎌倉市おさか子どもの家「ひばり」等、指定管理者選定委員会」を追加するものです。
 この条例の施行期日は、公布の日からとします。
 以上で提案理由の説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑のある方お願いします。
 
○竹田委員  そうしますと今回、一体的にということでの改正がなされるということなんですけど、じゃあ今までは大船子どもセンターとおさか子どもの家、それからひろばは別々の選定委員会で選定してきたということ、確認ですけど、ということでしょうか。
 
○青少年課長  今現在、子どもの家、それから子どもひろばにつきましては、直営で運営をしております。子ども支援センターについては指定管理者が管理運営をしております。
 
○竹田委員  そうすると、今回こういうような形にするということ。一体的にするということの理由を伺います。
 
○青少年課長  もともと、ちょうど子ども支援センターの指定管理者の期間がちょうど満了するタイミングと、青少年課の放課後かまくらっ子と施設を指定管理者としての運営を始めようとするタイミングがちょうど一致したということもあります。そもそも、小坂小学校の前にある建物、1棟の建物の1階部分が子ども支援センター、2階部分が子どもの家、子どものひろばというふうに使用しておりますので、運営を一元化すること。運営を1つの、同一の事業者に指定管理を任せることで、施設の一体的な利用であるとか、あと利用者さんの交流が図られるであるとか、また指定管理者での運営にも、職員の配置などが柔軟にできるなどのメリットがあるというふうに判断したものでございます。
 
○竹田委員  一体的にやるということで、それぞれの役割は違うけれども、そこに一つの指定管理者になることによって、いわゆる融通が利くと。全てはこう、どうなのかなと思いましたけれども、今、子どもの家の子どもひろば直営という話ですけれども、そうするとこれは、家もひろばも、支援センターも指定管理になっていくということでよろしいでしょうか。
 
○青少年課長  委員おっしゃるとおりです。
 
○吉岡委員  竹田委員がお聞きになったことは繰り返しませんが、なぜ直営をやめるんですか。
 
○青少年課長  御承知のとおり、小学校区16校区のうち、徐々に指定管理を進めて管理運営をしております。民間事業者によるノウハウを活用することで、効率的な施設管理、より高いサービスを適正なコストで提供したいということを考えております。
 
○吉岡委員  直営では適切でなかったということなんですか。今までやはり、その辺のメリットと、今、大体指定管理の場合には、いわゆる民間の例えばNPOとかではなく、今どちらかというと株式会社になってきているんですよね。そういう点で、いわゆる今までの直営は適切でなかったということなんですか。その辺は、やっぱりきちっとしないと、やっぱりよいところと、そこはきちっとしないと。前に梶原の子ども会館の問題のときにも、最初は市が運営することが妥当だと、いわゆるそういう特に子育て支援とかそういうことに関しては、継続性とそれから、お金の問題じゃなく、やはり何というのですかね。直営でやることの大切さというのを説いていたわけですよね。だんだん今、変わってきちゃったんですけど、そこら辺はどういう経過で、直営は何か問題があったということなんですか。それとも、どういうことなんですか。
 
○青少年課長  すみません。私の説明が、そのように捉えてしまったので、申し訳ありません。そうではなくて、直営というか、双方向、今までの直営で積み重ねてきたこちらのノウハウもございます。それから、指定管理者が全国で展開しておられる事業のノウハウもございます。双方のそれぞれの資源、これまでの経営資源であるとか、情報を組み合わせることで、よりよい、より質の高いサービスの提供を目指したいということでございます。
 
○吉岡委員  そういう説明だと鎌倉市も長い間のノウハウを持っているはずですし、今までずっとやってきたわけですから、そこは、そういうお考えだということだけ伺えました。納得はできませんが、はい。分かりました。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 委員間討議の確認でございますが、委員間討議なしでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 意見はございますか。
 
○吉岡委員  本来の子ども・子育て支援の在り方という点では、市が直営でやってきたことの意味を、どんどんそういうふうに委託化していることに対しては、やはり一回立ち止まるべきだと意見だけ述べておきたいと思います。
 
○納所委員長  ほかに御意見はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。それでは、採決に入ります。議案第10号鎌倉市公の施設の指定管理者選定委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。原案御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、原案可決されました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第2「議案第12号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○発達支援室長  日程第2議案第12号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
 議案集(その1)、24及び25ページを御覧ください。児童福祉法の規定による障害児通所支援の措置を受けた児童の利用料金にかかる規定を削除する条例の一部改正を行うものです。
 主な改正点について説明いたします。資料1鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例新旧対照表、第9条第1項第2号を御覧ください。
 条例第9条では、利用料金の支払いとその額について規定していますが、第9条第1項第2号に掲げる児童について徴収する費用は、児童福祉法第56条第2項の規定に基づき対象児童を措置した市町村が扶養義務者から徴収する額であり、厚生労働省通知に基づいて規則に定めていましたが、これはあおぞら園の利用に係る直接的な費用ではないことからこの条文の削除をするものです。
 また、条文の一部削除に伴い、号番号等の整理を行います。
 施行期日につきましては、公布の日からとします。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。委員間討議の確認でございますが、委員間討議なしということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 御意見なしと確認いたしました。それでは、採決に入ります。
 議案第12号鎌倉市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件、原案のとおり御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、原案可決されました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第3「議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち、こどもみらい部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○こども支援課担当課長  日程第3議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算第4号のうち、こどもみらい部所管部分について、説明いたします。
 6月定例会議案集(その1)は32ページを、令和3年度鎌倉市補正予算に関する説明書は12ページ、13ページを御覧ください。
 第15款民生費、第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費、放課後子ども総合プラン等管理運営事業に係る経費は、498万5000円の増額で、子どもの家と子どもひろばの利用者が令和3年4月以降増加しており、消毒液、ペーパータオル等の消耗品が枯渇する見込みとなっております。また、夏休み中の児童受入に当たり、利用人数増加に伴う昼食時の密回避のため、座卓及びアクリルパネルの追加が必要であることから、新型コロナウイルス感染拡大防止のための消耗品費を追加するものです。
 なお、当事業の財源は、補助率3分の1の国庫補助金、子ども・子育て支援交付金及び補助率3分の1の県補助金、子ども・子育て支援交付金を予定しています。
 補正予算に関する説明書は20ページ、21ページを御覧ください。
 第55款教育費、第5項教育総務費、第25目幼児教育奨励費、就園支援事業に係る経費は、252万円の増額で、令和3年4月1日付の子ども・子育て支援交付金要綱の改正により、新たな幼稚園類似施設への支援策として、子ども・子育て支援交付金の活用が可能な補助対象事業が追加されたことを受け、これまでの市単独補助事業から国の補助制度に移行するため、幼稚園類似施設就園奨励費補助金を皆減し、多様な集団活動事業の利用者支援事業補助金を追加するものです。
 なお、当事業の財源は、補助率3分の1の国庫補助金、子ども・子育て支援交付金及び補助率3分の1の県補助金、子ども・子育て支援交付金を予定しています。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑ありますか。
 
○吉岡委員  今、子どもの家の関係が増えてきているというふうにおっしゃいましたけど、放課後は子どもひろばとそれから留守家庭児童の2つありますよね。5時以降と。両方とも増えているということですか。それとも、ひろばが増えているということですか。
 
○青少年課長  すみません。家とひろばと両方、令和2年、令和3年と比較しますと増えている状況でございます。
 
○吉岡委員  適正なひろばと、それから子どもの家の定数の問題では、いわゆる入所率じゃないな。いわゆる来る、来所率というのですか、を決めてやっているということで、やっぱりその辺は、全体としてどうあるべきかはもう一回、きちっとやられたほうがいいんじゃないですか。私は、厚生労働省というか国の指針からいくと、普通は40人ということが一つの目安というふうにそれはなっている中で、定員以上に、そしてしかも来所率というのを使っているということではね、果たしてどうなのかと。今、密になっているとおっしゃるんだけど、やはり今、小学校一つということで、本当に、果たしていいのかも含めて、ちょっと、きちっと見ていただきたいなと。それ今、資料がないので、改めて前は資料として大体どのくらい、今あるのでしょうか。私、見当たらなかったんですけど、大体どういう各子どもの家とか、どのような状況になっているのかは、資料を後で、ぜひ頂ければと思っております。ぜひ検討して、このことを含めて御検討いただきたいと思うんですけど、いかがですか。
 
○納所委員長  原局に伺います。資料ありますか。
 
○青少年課長  来所率が反映されて、16施設の定員と、あと登録人数が分かるような一覧ということでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  よろしいですか。
 
○吉岡委員  はい。
 
○青少年課長  御用意させていただきたいと思います。
 
○納所委員長  じゃあ、これは任意提出資料ということでよろしいでしょうか。後刻配信ということでよろしいでしょうか。じゃあ、資料ができ次第、配信をしていただければと思いますが、これは任意提出資料としてお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。委員の皆さん、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。じゃあ、よろしくお願いいたします。
 では、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 ほかに御質疑ございませんか。
 
○竹田委員  子どもの家における感染症対策事業追加ということで、青少年課のお話ありましたけれども、それは国3分の1、県3分の1、残りの市費負担分については、その可能性として地方創生臨時交付金を充てるという話なんですが、この地方創生臨時交付金というのは、以前学校にも配られたいろいろあったものですけれども、これが残っている、既に、まだ使い切ってないものが市として保有しているという、そういうものなんでしょうか。ちょっと伺います。
 
○青少年課長  3分の1の市費負担分の裏措置としての交付金の活用については、令和2年度についてはそのように活用しておりました。今年度のこの補正に関しましては、まだ、それが臨時交付金が使える、使えないというようなところは、はっきりとしたところは今のところ、ちょっと分かっておりません。
 
○竹田委員  そうなんですよね。臨時交付金については、いろいろ配付されたものをそのまま使い切る部分もあると思うけれども、返還された部分もあって、市が抱えているものがあると思うんですけど、それを今回、令和3年に使えるということであるならば、それはそれに越したことはないんですけれども、その辺りはまだこれから分かってくると、分からない部分なんでしょうか。伺います。
 
○こども支援課担当課長  今、青少年課長の説明には特に臨時交付金の関係は説明ございませんですが、これから実際に当たってくるかどうかというのは、調整することとして、今協議を進めているところでございます。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 
○吉岡委員  そうすると、どこからお金を、やはり必ず財政を措置するときには、どこから出すかというのをちょっとはっきりしないといけないんじゃないかと私は思ったんですけれど、今出している段階で、どこから出るか分からないというのは、ちょっとどうなんでしょうと。財政的に。今までそういう話聞いたことないものですから、どうなんですかというふうに。例えば、一般会計から出さなければ、例えば財政調整基金からとか、いろいろあると思うんですけど、その辺はどこからというのは今の段階で分からないんですか。
 
○こども支援課担当課長  現時点では、市の負担になっていますので、一般財源としてなっています。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はありませんか。
 質疑を打ち切ります。総務常任委員会への送付意見の確認でございますが、送付意見なしでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第4報告事項(1)「拠点保育所(腰越)整備事業について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○永野こどもみらい部次長  日程第4報告事項(1)拠点保育所(腰越)の整備事業について、報告いたします。
 公立保育園における保育サービスの向上や施設老朽化への対策として、平成30年5月に「拠点保育所整備方針」を策定しました。この方針に基づき、対象園である腰越保育園の建て替えは、児童福祉法に定める公私連携型保育所として整備していく計画としております。
 また、新園舎建設は、現在地で建て替えをすることで検討を進めてまいりましたが、このたび、新園舎が完成するまでの仮設園舎候補地として腰越1535番地の土地を賃借できる見通しが立ちましたので、今後の事業予定スケジュールを説明いたします。
 令和3年度は、新園舎の運営事業者と市が整備する仮設園舎の設置業者の選定を行います。令和4年度には、仮設園舎の設置工事や本園舎の設計・解体工事に着手する予定です。令和5年度は、新園舎の建設工事や仮設園舎での引継保育を実施し、令和6年4月1日の開園を目指してまいります。
 なお、地域子育て支援拠点、いわゆる、子育て支援センターにつきましても、新園舎内に併設してまいります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、了承と確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第4報告事項(2)「待機児童対策等について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○保育課長  日程第4報告事項(2)待機児童対策等について、報告いたします。
 初めに、保育所等への入所状況及び待機児童の状況について報告いたします。
 資料1を御覧ください。令和3年度の保育所等の入所定員につきましては、小規模保育施設であるキンダークリッペ西鎌倉の開設及び保育室ハピネスの定員増により、施設の定員が、令和2年度当初の2,858人から、令和3年度当初は2,878人となり、20人の定員増となりました。令和3年4月1日現在の入所児童数は、2,867人でございます。
 これらの結果、令和3年4月1日現在の待機児童数は、令和2年4月1日現在と比較して、59人から14人減少し、45人でございます。
 年齢別の待機児童数は、0歳4人、1歳22人、2歳16人、3歳3人、4歳及び5歳は0人でございます。
 また、令和3年4月1日時点での保留児童数は、令和2年度当初の158人から8人減少し、150人となっております。
 続きまして、保育所等の施設整備について、御説明いたします。まず、認定こども園アワーキッズ鎌倉の建て替え等に係る整備状況についてです。
 資料2を御覧ください。当該認定こども園については、本園敷地内にある0歳から2歳児向けの保育園棟と分園敷地内にある、3歳から5歳児向けの保育園棟及び幼稚園棟の3棟で構成されています。
 本園敷地内の保育園棟と分園敷地内の幼稚園棟は、共に老朽化が著しいことから建て替えを、また、分園敷地内の保育園棟についても、老朽化が著しいことから、改修を行うものです。
 現在、分園敷地内にある幼稚園棟の建て替え及び保育園棟の改修工事に着手しており、これらについては、令和4年3月上旬までに完了し、同年4月1日からは新園舎において、保育を開始できる見込みです。なお、令和3年3月22日からは、仮設園舎にて保育を実施しております。
 また、本園敷地内にある保育園棟の建て替えについては、令和4年6月から工事に着手し、令和5年3月までに、工事を完了する見込みでございます。
 次に、梶原の森たんぽぽ保育園の建て替えに係る整備状況についてです。資料3を御覧ください。当該保育園については、昭和45年の園舎建設後、51年が経過し、老朽化が著しいことから、建て替えを行うものです。
 当該保育園については、当初、令和3年度中に仮設園舎の建設及び本園舎の建て替えを実施する予定となっていましたが、開発手続等の確認に時間を要し、進捗に遅れが生じていることから、今後、建て替えに係るスケジュールの再調整を行う予定でございます。
 次に、オランジェの建て替えに係る整備状況についてです。資料4を御覧ください。当該保育園については、昭和50年の園舎建設後、46年が経過しており、こちらも老朽化が進んでいることから、建て替えを行うものです。現在、開発手続等の準備を進めており、手続が終わり次第、仮設園舎での保育実施の準備を開始する予定となっております。その後、令和4年2月に仮設園舎での保育を開始するとともに、現園舎の解体工事に着手する予定でございます。
 現在、本市では、1歳児及び2歳児の低年齢児を中心とした待機児童が発生していることから、各園においては、園舎の建て替えに伴い、低年齢児の定員増を見込んでいます。
 最後になりますが、今後も引き続き、就学前児童数や保育所の地域バランス、保護者の方々の就労意欲の動向や保育ニーズの見込みなどを見極めつつ、老朽化した既存保育所等の園舎の建て替えに伴う定員増や幼稚園の協力も得ながら、令和4年4月に待機児童の解消を図ることができるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑はありませんか。
 
○藤本委員  待機児童が令和4年の4月1日に解消されるということなんですけれども、令和2年度から令和3年度で、定員が20人、枠が増えているにもかかわらず、その待機児童がその数どおり減っていないというところがあるのかなと思うんですけれども、そうなると令和4年4月1日に今の待機児童45人がゼロになるという予測は、恐らく45の定数だけでは多分私はカバーできないのかなと、この推移を見て思うのですけれども、令和4年度の4月1日までにこの2,878人の定員は大体何人ぐらい増加する予定でしょうか。
 
○保育課長  令和4年4月1日時点で、定員としましては10名増を見込んでおります。
 
○藤本委員  そうするとこの令和4年度には、この定員のところが2,888人になるかと思うんですけれども、そこで待機児童の45がゼロになるという予測は、需要が減るという予測なんでしょうか。
 
○保育課長  まず、保育ニーズにつきましては、当初、令和3年度までニーズ自体が増えていくものと予測していたんですけれども、実際は申込件数で言いますと、令和2年から令和3年につきましては減っている状況です。具体的には、新規の申込み数で申しますと、令和2年度と令和3年度4月1日時点ですが、新規で市内ですと41人減っているような状況です。ニーズ自体が減少傾向にあるということと、先ほど申しました新規の建て替えに伴う定員増で10名、あとは一般質問でも部長から答弁させていただきましたとおり、ソフト面で施策を行っていきたいというふうに考えております。
 具体的には、各園の受入れ状況と、あと最大受入れの状況を見ますと、宿舎借上げ等の保育児確保策によりまして、90名程度が今後定員を超えた受入れというのは可能だというふうに考えておりますので、そういったハード面とソフト面の施策を組み合わせることによって、待機児童を解消したいというふうに考えております。
 
○藤本委員  90名程度枠が広がっていく、ソフト面を含めるということは、2,878人が2,968人ぐらいまで広がるということでよろしいですか。すみません。
 
○保育課長  利用定員が増えるというよりは、利用定員を超えて受入れする人数が増えるというようなことになります。
 
○藤本委員  そうしますと、今ここで保育所等定員数とか、待機児童数というところでその数値見させていただいていますが、それのほかに定員を超えた利用可能数みたいなものがあるのかなと思うんですけれども、そういったものもこの表で出していただけると、今この数字よりももっと受けられるんですと言うのであれば、その数字もこちらとしては参考にさせていただきたいところなんですけど、そういったことは可能でしょうか。
 
○保育課長  あくまでも計算上のものなんですけれども、見込数としましては1才児で10園で定員を超えた受入れ、具体的には27人可能。2歳児で15園で合計65名定員を超えた受入れが可能というふうに見込んでおりまして、合わせまして96名ぐらい計算上では定員を超えて受け入れが可能というふうに考えております。
 
○藤本委員  そういった詳細の数字も、できれば提示いただけるとこちらとしても判断の材料になるかなと思うので、もしよければ出していただくというか、いただけるものなんでしょうか。
 
○納所委員長  出せますか。
 
○保育課長  では、先ほどの青少年課の資料とともに御準備して、でき次第アップさせていただくようにしますので。
 
○納所委員長  お諮りいたします。今、藤本委員から要求ありました資料、任意提出資料としてお願いするということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。では、後ほど青少年課の資料と合わせて配信、お願いいたします。
 
○藤本委員  先ほどの需要が今年度に関しては減ったというところで、コロナを懸念した申請控えがあったという全国的な流れもあるかなと思うんですけれども、来年度の令和4年4月1日に定員増をしていただく。その枠が90人ぐらい増えるところで、令和4年度の申請の需要の予測というのはどれぐらいなんでしょうか。先ほど、就学前児童数などもチェックされているということだったので、おおよそ毎年何人ぐらいの今年は申請があるのかなというものを出しているのかなと思うんですけれども、お聞かせ願います。
 
○保育課長  見込みとしましては、きらきらプランを作成した際のアンケートなどで見込んでおりまして、1・2歳については今年度まで当初増えるという見込みだったんですけれども、実際は減っているような状況です。3歳以上、あと0歳につきましては、減るという見込みをもともとしておりまして、具体的にちょっと人数まで出していないですけれども、来年度も、来年度はこの時点で1・2歳児が減っていくような状況ですので、来年度としましては、全体的にちょっとニーズとしては減っていくのかなというふうに考えております。
 
○藤本委員  減っていくのかなという予測なんでしょうか。データみたいな、根拠となるデータとかあるのかなと思っていて、就学前児童数とか何か、今回の減少の、じゃあ何が理由の減少だったのかというところが分からないと、多分来年も引き続き減少するだろうとちょっと確定は要素ではないのかなと思うんですけれども、その辺りの需要の予測というものの考え方を御教授願いたいです。
 
○保育課長  就学前児童数自体はもう減少傾向にございます。あとニーズがどうなるかということなんですけれども、見込みでは先ほどお話ししたとおり、3年から4年にかけて減っていくというふうになっておりまして、実際そういった動きがあります。あと、追跡調査というのをやっておりまして、これは保留児童になった方に対してアンケート調査を行っているんですけれども、そこを見ても実際、顕著な理由というのがちょっと分からないような状況なんですけれども、全体的な就学児童数が減っておりまして、傾向からすると、ニーズ量も頭打ちになったかなというふうに考えておりますので、その考えを基に、今後、申請状況等を見ながら予測をまたしていくということになると思います。
 
○藤本委員  恐らく毎年その需要の予測みたいなものを先何年か出して、実績と照らし合わせていって、令和4年4月1日のも結局、需要の予測がこれぐらいで、それに対する供給量がこれぐらいなのでゼロになるというところを多分、ないとちょっと本当にゼロになるんだろうかというのは、本当に蓋を開けてみて、ゼロでしたなのか、55でした見たいな話になってしまうので、そうなるとちょっと、要は待機児童対策自体が揺らいでしまうかなと思うので、今の時点で肌感とか、皆様の経験値でもあると思うんですけれども、よければある程度その数値的なものも一緒に出していただけると今後、こちらとしてもウオッチしやすいかなと思うので、もしよければお願いします。すみません。質問じゃなくなっちゃいました。すみません。
 
○納所委員長  もう既に第2期鎌倉市子ども・子育てきらきらプランで、ニーズ量のアンケート調査を基にしたものですよね。そのデータというのは出されていて、改めて提出するという形にはならないということなんですけど。
 
○藤本委員  その数字を基に令和4年4月1日の需要が幾つで、それに対する供給量は幾つで、それで相殺されてゼロになるという計画を立てられているということで承知しました。
 
○納所委員長  よろしいですか。ほかに御質疑はございませんか。
 
○吉岡委員  今、待機児の関係では、何というのですか。1歳児と2歳児についてはそれぞれの園で増やしていくという考え方ですよね。それと、建て替えの中で今、増やしていくという考え方ですね。建て替えの中で増やすのは定員を増やすということで理解しました。それで、さっきいわゆる定員以上に入れるということは、結局それぞれの子供たちの1平米というのですか。一人当たりのいわゆる基準というのがあると思うんですけれど、それに満たせるから入れるという、要するに、ちょっと何といったらいいんですかね。ちょっと詰め込んでいくというようなイメージが私はしちゃったんですけれど、もちろん法的にはクリアをしているよという趣旨でおっしゃっているんですかね。
 
○保育課長  保育所につきましては、1人当たり、保育士1人当たり何人のお子さんを保育できるかということと、あと面積要件がございまして、その要件を考えた上で先ほどの数字を申し上げました。
 
○吉岡委員  面積要件の中では、何というのですか。荷物置き場とかそういうのは、面積要件に入っているのですか。そういう、要するに何というのですかね。やっぱり定員以上に入れていくということは、今のコロナ禍の中で、いろいろさっきも消毒のこととかおっしゃっていましたけれど、果たしてそういう方向がベターなのか、ということをどういうふうにお考えなのか、ちょっと伺いたいと思います。
 
○保育課長  委員おっしゃるとおり、定員を超えて受け入れるということになると、ちょっと密になるような状況も生まれるかと思います。それにつきましては、保育所の運営の中で、密にならないような取組をしながら解消していきたいと思います。あと、なぜ施設整備をしないかというお話になるかと思いますけれども、今現在でも0歳と3・4・5歳につきましては、ニーズに対して供給が多いような状況になっていまして、1・2歳児の定員等の申込が多くなっているような状況です。このまま0から5歳の保育所を整備していきますと、0、3、4、5歳の部分で、非常に過剰になりますので、建て替えに合わせて1・2歳児の定員を増やすということと、1・2歳児の部分で、入所定員を超えた受入れをしていくことによって、待機児童対策を行っていきたいというふうな考えてでございます。
 
○吉岡委員  さっき、きらきらプランで、大体、子供対象人数は減っているというのは全体的にそうですけれど、その中で入所率がどうなっていくのか、今入所率大体予定しているのがあると思うんですけれど、やっぱり他市においては、子供の人数に応じ、人数の中では入所率が非常に高くなっているところもありますし、これは今後の実態をやはり踏まえた上で、果たしてやっぱりそういう詰め込み的なやり方というのはいかがなものかというのはちょっとありますので、そこはもう少し様子をちゃんと見ていただきたいなと思うんです。大体、保育園の状況分かるので、その辺は改めて状況を見ていただきたいし、今後の状況も分からないわけですよね、はっきり言って。もちろん今予想はしていらっしゃるけれど。そこはちょっと、実際見ていただきたいと思うんですけれど、今後いろんな角度で。
 
○保育課長  入所につきましては、過剰な密にならないように、入所を行っていきたいと思いますので、計算上は先ほど96人と言いましたけれども、園が偏らないようなそういった取組というのは保育課でできますので、そういったことで保育環境が悪化しないような状況をつくっていきたいと思います。
 
○吉岡委員  すみません。そういう点では、皆さんの共通認識になるように、いわゆる保育所の基準とかあるじゃないですか。そこはちょっと資料としていただければ、今どういう保育園でどんな状況になっているのかを調べて、ちょっと参考にさせていただければなと思います。保育所によってそれぞれ違うと思うんですけれど、まず保育所基準、要するに一人当たりの面積基準とかそういうことも含めてちょっと、資料をいただければありがたいなと思います。
 
○納所委員長  資料的なものというのはありますか。それよりも、いわゆる法定の基準を超えての、定員を超えての保育は行わないということですよね。定員をもし超えたとしても、法定基準内の中で対応しているということですよね。それが確認、それが第一じゃないですか。基準よりも。よろしいですか。
 
○吉岡委員  そういう点で、だから基準がどういう基準なのかと、それでクリアしているんだよということ。今なぜ、定員がそうなっているのかというのも、ちょっとそれぞれの定員というのはあるでしょう。今ここで言いますと、1歳児が10園、それから2歳児が15園で定員をオーバーしても入れていけるよという判断をされているわけだから、そこら辺のところがちょっと分かる、分からなければ、まず法定の資料があれば大体のイメージ湧きますけれど。
 それと、各園の定員数とかありますよね。その一覧はどこかに出ているのかもしれないんですけれど、そういうのが分かると大体何となく分かるかなと。
 
○保育課長  各園の定数につきましては資料ございます。あと先ほどの藤本委員からその一覧という形でお出しするようにということだったので、それと付け合わせをしていただけると思うんですが、それでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  あと、ですから何歳児ならば何平米であるとかいうような基準というのは、これ各園統一、法定の基準で統一ですよね。その法定の基準もちょっと付記してもらえると分かりやすいんですけれども。
 
○保育課長  そこら辺ちょっと分かるように資料を整えます。
 
○納所委員長  ということで資料提出を要求したいと思いますが、委員の皆さんよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、恐れ入りますが任意の提出資料ということで、御用意併せてよろしくお願いいたします。
 
○前川委員  今のお話にもつながるのかなと思っているんですけれども、1歳児を10園で27人、約1園で3人弱受け入れていただく、余計にですね。それから2歳児は15園ということは、65人を受け入れていただくということは4人オーバーして受け入れていただいているということだと思うんですけれども、この保育園に対して本当に御苦労があると思うんです。オーバーして受け入れてくださるということに対しては、当然のことではなくてやっぱり、いろいろと神経を使っていらっしゃる。それから、保育士さんが今さっき課長からの話も1人当たり何人までが持てるかということもありますという話もありましたけれども、定員オーバーして受け入れるということに対して、その御苦労に対しての何かメリットというか、少し何かさせてあげるとかということはやっていらっしゃるんですか。
 
○保育課長  保育園の施設に対して給付費というのをお出ししているんですけれども、国からも時期によってパーセンテージが違うんですけれども、おおむね20%まで越えて受け入れていい。その受入れの際には、給付費、定員によって、定員が増えることによってどんどん1人当たりが少なくなっていくんですけれども、そういった措置は取らないというふうに国が通常出しておりますので、多く受けていただければその分、利用定員の給付費の水準で給付を受けるというそういったメリットはあるかなと。
 
○前川委員  国の話と思いますけれど、いろんな考え方があると思うんです。やっぱり、例えばたくさん受け入れて何かメリットがあるとなると、またそこに寄ってしまうんじゃないかというようなお話も出てきてしまうかもしれませんけれども、本当に苦労されているというふうに思います。120%本来の定員より預かっているというところも幾つも聞いていますし、そのことに対してもお一人、お一人、親御さんに対応していろいろなことを、心配される親御さんに対して夕刻でも時間を問わず相談を受けていらっしゃる様子を見ていますので、そういう意味で、もちろん定員どおりの保育園も同じことかもしれませんけれども、それだけの負担があるということをやっぱり市でも受け止めて差し上げていただきたいと思います。
 今、偏る、偏らないのお話ありましたけれども、やっぱり保護者の方もここに入れたい、ここでお願いしたいというのがあると思うんです。やっぱりいろんな保育園の歴史とか、それからタイプとか、そこを選ぶ権利がやっぱり保護者にもあるわけなので、そうするとまたちょっと偏っていくことというのはあるんだろうというふうに思います。ですからちょっとそこのところ、乱暴な言い方かもしれませんけれども、よく気を配っていただいてほしいなと、市からも入れてくださっているということに、定員オーバーして受け入れてくださっているということに対して、敬意を表するではないですけれども、何かそこは伺っていて思いましたので、いかがでしょうと言っていいのかどうか分かりませんが、ぜひそこをお願いします。
 
○保育課長  定員を超えて受け入れることによって、委員おっしゃるとおり、人の配置をさらに確保しなきゃいけないとか、そういった問題も出てくると思います。そういった園に対する民間の園長会等、定員を多く受け入れていただいている際には、感謝の念で冒頭保育課長ではございますが、お話ししているところでございます。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○後藤委員  先ほど三つほど、箇所として建物の老朽化に備えて仮設園舎をつくりますというお話をいただいたんですけれども、このどの地域を見てもそんなに交通の便がよさそうなところには見えないんですけれども、ちょっと教えていただきたいんですが、現状ではこの鎌倉市で、例えば駅に直結しているとか、そういう若い人たちがそのままお子さんを預けて仕事に行きやすいようなアクセスのいい園というのはあるんでしょうか。
 
○保育課長  それは鉄道ということでよろしいですかね。なかなか利便性というのは難しいと思うんですけれどもでも、比較的近い園をちょっと御紹介させていただきますと、公立ですと由比ガ浜保育園ですとか、大船保育園というのが比較的近いのかなというふうに考えております。あとは、保育所ですと、駅近ですと、保育所のぞみさんですとか、あと佐助保育園さんとか、鎌倉おなり保育園さんですかね。そうですね。うちゅう保育園かまくらさんですかね。あと、北鎌倉ですと北鎌倉保育園さとの森さんですか。あとは大船ですと聖アンナの園さんですとか、プレップおおぞら保育園さん、それから清心保育園、それからグローバルキッズ大船園さん、比較的駅近という定義はちょっと難しいんですけれども、比較的行きやすいのかなというふうに考えています。ちょっとすみません。そこら辺で。
 
○後藤委員  何でそういう質問をさせていただいたかというと、結構やっぱり都市部だとそういう駅に直結した保育園とかがあって、御夫妻、両親が共に仕事をしていてどちらかがその駅を利用して、預けてそのまま仕事に行けるというようなところが結構若い人たちが便利だということで引越しされて来ているなんて話を聞くものですから、これから全体的に、国全体もそうですし鎌倉市も例外ではないと思いますけれど、人口が減ってきますし、どうコンパクトに抑えていくのかということを考えたときに、市内いろんな地域にまんべんなくそういうサービスを提供するということも一方では大事だと思いますけれども、そういった今の若い世代のニーズに合わせて、アクセスしやすいところに保育園を置くということも、長期的なスパンでは考えていかなきゃいけないなということも思って、そういう質問をさせていただきました。
 そういうのも含めて、先ほど藤本委員からも質問ありましたけれども、2年前に改定されたきらきらプランの予測と、今は新型コロナウイルス感染症が出てきて、例えば都内に住んでいる人でも会社にそんなに頻回に通う必要がなくて、テレワーク等で済むといった人たちが自然を求めて東京にアクセスしやすいところを求めてということで、例えば鎌倉に引越しされて来ている若い御夫婦なんていうのもいらっしゃるかと思います。そういう意味では、今後どういった形で待機児童が推移していくのかというのは、読むのはすごく難しいというふうには思っていますけれども、そういった意味で、全体の指針をもう一回適宜修正かけながら、またデータとして役所側がどういうふうに読んでいるのかということを御提示いただければというふうに思っておりますけれども、その辺についてはまた、先ほど資料提出されるということでございますので、そちらを拝見させていただければというふうに考えております。
 それで、先ほどの令和の4年、ないしは5年、きらきらプラン自体は何年まで想定して出されていますか。データは。
 
○保育課長  きらきらプランにつきましては、令和2年度から令和6年度までの計画となっております。
 
○後藤委員  じゃあ、そちらもう一回私でも確認させていただきます。
 
○納所委員長  じゃあ、特によろしいということで、よろしいですか。
 
○志田副委員長  すみません。開始から1時間たっているのでちょっと一点だけお伺いしたいんですけれど、保育園のニーズというのは本当に時代というか時、刻一刻と変わっていくものだと思っていますけれども、この子ども・子育て支援法ができてから、きらきらプラン策定して、今2期のプランが策定されていますけれども、何というのですかね。生まれてすぐ預けて、その中ではやっぱり子供にとって家庭教育の環境の充実というのが、ちゃんと法律の中にあって、きらきらプランの中にも入っているんですけれど、これは保育課さんの仕事じゃないと思うんですけれど、横の連携というのはできているんですか。何でこの質問をしたかというと、やっぱり子供の視点、子供のことが主体的な話になってないかなと。先ほどの青少年課長の話の中でも、大人の事情で、いわゆる、今、物事が進んでいるわけですよね。それが、何というのかな。子供たちの居場所向上につながるというような答弁が出てこなかったんで、保育のニーズという中で預けられた子供たちが保育の質の向上につながっているんですよとか、そういったことが出てこなかったので伺っています。
 
○藤林こどもみらい部長  先ほど来、待機児童に関して様々御質問、御意見をいただいているところでございますが、鎌倉市にとってもその待機児童の問題というのは非常に重要な課題として捉えているところです。そうした中で、定員を超えて児童福祉法の規定ぎりぎりの面積に預ける云々という議論もありましたけれども、子供にとって何が一番保育園で過ごしやすいか。また、保護者の事情で先ほど駅近、駅ナカの保育所という御意見もあろうかと思います。
 また、様々ニーズを捉えていく中で、2年前にきらきらプランの中でニーズ調査をしたところでございますが、それ以降コロナがはやっているという状況の中で、テレワークも増えた。逆に、収入が減って就労したいという保護者もかなり増えてくるものと思われます。そうした保護者の家庭の事情、それを総合的に勘案した上で、子供にとって何が一番過ごしやすいかと、子供さんの居場所も視点に据えながら今後、待機児童解消の施策の推進には努めてまいりたいと考えております。
 
○納所委員長  よろしいですか。ほかに御質疑はありませんか。
 では質疑を打ち切ります。了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、了承と確認いたしました。
 では、ちょっと時間がたっておりますので、ここで10分ほど換気のために休憩したいと思います。再開は、10時50分再開で、暫時休憩いたします。
               (10時37分休憩   10時50分再開)
 
○納所委員長  再開いたします。
 ここで申し上げます。本日の審査の中の陳情第10号及び陳情第11号につきまして、陳情提出者から追加の資料が提出をされております。これを審査の前までに配信をするということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 じゃあ、そのように確認いたしましたので、御用意いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  では、日程第4報告事項(3)「鎌倉市子ども・若者育成プランの改訂について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○青少年課長  日程第4報告事項(3)鎌倉市子ども・若者育成プランの改訂について、報告いたします。
 「鎌倉市子ども・若者育成プラン」につきましては、令和2年市議会12月定例会の教育こどもみらい常任委員会におきまして、策定作業を進めていた次期プランの素案内容を報告いたしましたが、その後、令和2年12月26日から令和3年1月26日までの期間でパブリックコメントを実施し、令和3年3月29日にプランを策定、4月1日から施行いたしましたので、プランの概要を報告いたします。
 「鎌倉市子ども・若者育成プラン」の目次を御覧ください。このプランは、第1章の「計画の策定にあたって」から第6章の「資料編」で構成しています。
 1ページを御覧ください。第1章「計画の策定にあたって」では、1ページに「策定の経過」を、同ページの「プランの位置づけ」では、第3次鎌倉市総合計画、第4期基本計画や他の個別計画との関係について、プランの位置づけを図で表しました。
 2ページから3ページにかけまして、「プランの目的」「プランの対象」「プランの期間」を記載しました。本プランでは、改訂前の理念や目標を踏襲しながら「青少年の居場所づくり」「地域の担い手となる青少年の社会参画の推進」を軸に施策を展開していきます。
 4ページを御覧ください。第2章「鎌倉市の青少年の状況」では、4ページから23ページにかけまして「鎌倉市の人口」「各アンケート結果」として、本市の関連データを掲載しました。アンケートは成人のつどい出席者、鎌倉市役所新採用職員、市内県立高校在学者及び市内在住・在学大学生、放課後かまくらっ子ボランティア参加の中高生や大学生を対象にそれぞれ調査を行い、24ページ「アンケート調査結果からみえる青少年の現状」としてまとめました。
 25ページを御覧ください。第3章「計画の基本的な考え方」になります。理念は、前プランの理念を継承しています。
 「計画の視点」では、SDGsの達成や共創・共生の取組と整合を図れるよう取り組むこととしました。
 28ページを御覧ください。「目標」は、「共生社会の一員となる、豊かな人間性を育てよう」「人と人とのつながりの中で、社会の担い手となるための社会性と主体性を育てよう」「鎌倉の自然・歴史・文化とかかわりながら、鎌倉を愛する心を育てよう」「子どもと共に、大人も成長しよう」「気軽に相談でき、支援を受けられる、安全安心に暮らせるまちにしよう」の五つの目標を設定し、各施策につなげてまいります。
 30ページを御覧ください。第4章「施策への取組」として、「青少年の居場所づくり」と「地域の担い手となる青少年の育成」を主な取組とし、「放課後かまくらっ子推進事業」及び「青少年の育成事業」をプランの重点事業としました。
 32ページを御覧ください。第5章「取組事業と推進体制」の「取組事業」は、五つの目標に基づいた庁内各課の取組について掲載しました。
 37ページを御覧ください。「推進体制」は、プランの進行管理や評価・改善について図で表しました。
 38ページを御覧ください。第6章の「資料編」では、38ページから47ページにかけまして、鎌倉市青少年問題協議会条例や委員名簿を掲載しています。
 プランの概要は以上です。
 また、令和2年12月26日から令和3年1月26日までの期間で実施しましたパブリックコメントにおいては、3名の方から意見をいただきました。意見の主な内容としましては、「施策の方針に、青少年の心の育成というコンセプトを盛り込み、青少年の心の育成を目的とした講演会等を開催することを加える。」「子ども・若者の取扱いが根本的に間違っている。なぜ地域社会との関わりや貢献することに重点を置かれなくてはいけないのか。人間としていかにあるべきか正しく考えられる環境等を提供し、社会人としての規範の受け止めと自らの対処方の発見が大切。」「プランがどんな若者を対象としているのか、市民にも理解できるよう広報してほしい。」といった掲載内容や個別の施策等に関する意見をいただきました。
 その中の、青少年の心の育成についての意見を受けまして、第3章「計画の基本的な考え方」の4主要な施策目標5に「命の大切さやこころの健康づくりの普及啓発」を追加しています。
 なお、本プランの推進にあたっては学校や地域等関係機関との連携を図り、事業の進捗については、鎌倉市青少年問題協議会による評価を受け、改善につなげていきます。
 
○納所委員長  ただいまの御報告に御質疑はありませんか。
 
○竹田委員  この根拠法が子供・若者育成支援推進法であるということで、何年かおきにこれの大綱を示しているんですけれども、今年4月に第3次子ども・若者育成支援推進大綱というのが示されました。今回のこのプランを作る後でありますので、それを反映するのは難しかったのかもしれませんけれども、コロナ禍でやっぱり、何というのでしょうかね。コロナ禍の中で子ども・若者の不安が高まり、そして状況は深刻さを増しているというふうに、これは閣議決定の中での大綱の中に、イの一番に挙げられているんですよね。若者の孤独、孤立の顕在化、全ての子供・若者が自らの居場所を得て、成長過程で居場所を得るということについては、同じ重なる部分があるんだけれども特に今、若者は孤独になり、孤立が顕在化しているから、そこのところはやっぱりしっかりやっていくようにという大綱、もっと大綱では5本柱を立てて説明していますので、これが全てじゃないんだけれども、そういうふうにそこの部分やっぱり注力していく必要があるのかなと思ったんですが、まず大綱についての感想を伺います。
 
○青少年課長  大綱につきましては、第1次が平成22年から、第2次が平成27年で、このたび4月に新たな大綱が示されております。
 委員おっしゃるとおり深刻さを増しているというようなデータが幾つも掲げられております。報道でも、若者の自殺者の増加というのは、青少年課としてどのように取り組んでいったらいいだろうという大きな課題を今、大きな課題に直面しているなというふうに感じております。大綱全てにわたってやっぱり、深刻さの度合いが増しているということがデータでも明らかになっておりますので、その課題に向き合っていく責任といいますか、重さを感じているところです。
 
○竹田委員  よく把握してくださっていてありがとうございます。そうするとやっぱり深刻さを増している中で、青少年課としても新たな取組、自殺者が増えているという問題を何らかの形で、今後施策に落とすか、どういう形になるか分かりませんけれど、見通しあるのか伺います。
 
○青少年課長  プランの中では、施策の展開としまして、放課後かまくらっ子の推進事業、それから青少年の育成事業というのを主要な取組として掲げております。放課後かまくらっ子の推進事業では、放課後かまくらっ子は学齢期、小学生の通う施設ですけれども、中学生、高校生、大学生、若者、多世代がそこに関わることで、そこで自己肯定感を得たり、将来を考える契機となる仕組みの構築について、進めていきたいというふうに思っております。
 青少年の育成事業につきましては、安心できる居場所といいますか、青少年の居場所の一つ、選択肢がというんですかね。心安らげるであるとか、自分を取り戻したり、自分を再確認できるような居場所が一つでも多く提供できればなというふうに考えておりまして、そういった取組を進めていきたいというふうに考えております。
 
○竹田委員  先ほどの御説明なんか、プランは二つ大きな、二つの柱を持つと。居場所づくりと社会参画ということであったわけですけれども、そもそも放課後かまくらっ子に積極的に自分の力を発揮したいというそういう若者は、そういうのはやっぱり孤独とか、孤立とか、心の闇の中に、今どうしていいか分からない状況にある人ではないと思うんです。だから、そういう人たちの御意見を聞いて、そして参画を促すことによって、それじゃあ心の闇が晴れるのか。自分に対する必要感というかな、持つということについてはいいんですよ。今問題になっているのは根底的に、今日、明日の問題として、生きるか死ぬかの心の闇の中にある人たちをどう救うのかと。そこのことが非常に重要な部分じゃないのかなと。今のお話一つでも多くの居場所をつくる。これも大事なんですけれどもね。やっぱりこれまでとは違って、打って変わって、やっぱりコロナによって若い人たちは本当にもう、それこそ空間としての居場所じゃない、心の居場所を失っているぐらいのところまで行っているんですよ。そこの辺りをどう救い上げるかのことについて、課内での議論なんかあるんでしょうか。伺います。
 
○青少年課長  おっしゃるとおり、場所をただ居場所として提供するだけでは不十分であるというふうに考えております。成人のつどいのアンケートの中で、例えば「居心地のよい場所はありますか」という質問に、多くの9割以上の方が「はい」というふうには答えているんですが、そちらよりも、「いいえ」と答えた方がやっぱりいらっしゃるという、そこにやっぱり行政としては、見て行かなくてはいけないんだなと思います。
 ただ、委員さんおっしゃるように、そこにどうリーチを伸ばせるかというところは、本当すごく課題も大きいですし、難しいなと思いながらも、そこは、でも忘れずにやっていきたいなというふうに思っております。
 
○竹田委員  そこのところよろしくお願いします。どうしてもやっぱり子供・若者育成といったら、ゼロからのスタートで、さらに積み上げていくというイメージがあるんですよね。そうじゃなくて、ゼロにまで到達できない若者をどうするかという、そこのところをやっぱりしっかりと意識してということありましたので、今後引き続きお願いしたいと思います。
 それで、具体的に実をいうと、声が本当にすくえているのかということで9ページのところなんですけれども、アンケート調査ですよね。成人式、それからかまくらっ子に参加している大学生、県立高校生ということで、例えば、これも私、成人のつどいに出て来れる人というのは、もう既に人とのつながりがあるんですよ。成人のつどいに出て行けない人こその声を私は聞く必要があると思うんですよ。ですから、この結果は非常に、何というんでしょうかね。見ていくと、例えば、居心地のよい場所がありますかと聞くと多くの人が居心地のいい場所ありますよと言っている。しかしながら、そうでもない人は何パーセントかいるという、そこにやっぱり焦点合わせていただけるということを、今伺いましたので、そこのところをしっかりやっていっていただきたいなと。
 それから、そのアンケートの取り方ですよね。成人式に来ている人、最初からもう既に社会参画をしている人を中心に据えたアンケート調査ではなくて、本当に、今手を差し伸べてほしい困っている人の声を、どういう場面で、どういう人たち、そこのところ私も具体的なあれはないんですけれど、アンケートの取り方についての工夫を求めたいと思うんですけれど、そのあたりいかがでしょうか。
 
○青少年課長  難しい課題だと思うんですけれども。ふだん、成人のつどいであるとか、かまくらっ子に参画していない、そちらのなかなかちょっと見えないといいますか、表面ではちょっと分からない、そこのところにどういうふうにそういった声を聞いていけるということについて、いろんなツールでありますとか、こちらからまず、発信をすることが大事だと思うんですけれども、発信したことがきっちり皆さんに届いて、本当に届くべきところに届いて、そういった方が声を上げたときにそれをお聞きできるようなことについて、課題として研究をしていきたいというふうに思います。
 
○竹田委員  発信できないでいる、だから死を選ぶというそういう若者の気持ちをどう救い上げていけるのか、見つけることができるのか、そういうところをしっかりと常に見据えて、プランができたからこれでいいんじゃないのかなではなくて、やっぱり内閣府が決定したその大綱を、やっぱりそこの中に書かれている部分をしっかりと鎌倉市においても生かしながら、やっていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 
○吉岡委員  この中で、31ページのところに施策の第4章のところで書いてあるんですが、今お話があったいろいろな、青少年は30歳までとおっしゃって、なかなかいろんな幅広いし、いろいろな要求とかあると思うんですけれど、この青少年の居場所づくり、地域の担い手となる青少年の育成、それはもう既に何というか、それなりに向かっていける人たちなのかなと思いながら、この青少年の育成事業のところの、青少年が安全で安心して利用できるフリースペースを公共施設等を活用して増設しますと。これはどういうイメージでいらっしゃるのか、まず伺いたいと思います。
 
○青少年課長  フリースペースという名のとおり、誰かの監視とか、管理とかされることもなく、自由に青少年が立ち寄って、そこで仲間と交流したりとか、あるいは仲間とではなくても、一人でも立ち寄って自分を取り戻すような時間が取れたりとか、というような場所をイメージしております。
 
○吉岡委員  具体的には、例えば何年、どのぐらいに、どういうふうな、公共スペースといったって、なかなか何というのか、そういうフリースペースに使えるようなところがあるのかなと思いながら聞いていたんですけれど、やはり今、竹田委員がおっしゃったように、いろんな方たちが来たときに、大人の関与も、強制的にしなくてもいいんですけれど、そういうのも含めてできるような、いろんな角度でのスペースということは大事だと思うんですけれども、多くの若者の方に聞くと、例えば音楽をやる場所もないとか、それからスポーツを自由にやれる場所がなかなかないとか、もう少し何といったらいいのかな。財政的な問題もありますからね。やはり、そういう場所の確保というのは非常に大事だと思うんですけれど、具体的にはどういうふうに今、やろうとなさっているのか、ちょっとイメージがわかないものですから。
 
○青少年課長  具体的に増設がこのような形でということは、今ちょっと申し上げる段階にはないんですけれども、今例えば、フリースペースでいいますと、行政センターのロビーのところに椅子やテーブルなどを置いて、自由に使っていいよというようなスペースを利用していただいているところですので、そういったところの拡充を含め、いろいろなところで増設ができるように検討していきたいというふうに考えているところです。
 
○吉岡委員  公共施設再編計画との関係もあって、なかなか新しくというところは厳しいのかもしれないんですけれど、少なくとも例えば、玉縄の青少年会館は、一応初めは廃止といっていたのが今残っているんですけれど、一つイメージとして、もしもそこをどういうふうに今、かなり老朽化している中で今後どうされていくのかとか、例えばそういうのが何も見えないと、何かただ書かれていても、全然イメージでいないんですよ。今、青少年生涯学習センターも実際に、利用のときにはやっぱり団体とか、そういう登録しないと部屋利用できないでしょう。たしか。ですよね。学習センター、そういう状況だと思うんですよ。だから今、おっしゃっているように、ロビーとかそういうところも使うというんだけれど、それはあくまでも、どういうんだろう。勉強するつもりなのか私よく分からない、どのくらいの方が利用しているのかちょっと私見えないんですけれど、その辺もうちょっと具体的に、例えばじゃあ今これをおっしゃっているんだったら、玉縄については残してやっていくという方向なんですか。要するに、それなりに何というかやっていこうという何かないと、何か見えないという。生涯学習センターはたしか、そうですよね。団体じゃなきゃできませんよね。個人利用というのはたしか、登録していないと使えないような気がするんですけれど。どうなんですかね。
 個人で使えるんですか。フリースペースのことを言っているんじゃないですよ。部屋ですよ。そうですよね。だから、そういうことも含めて、どうするのかというのは、いろんな要望があって、青少年の居場所大事だと私も思うんですけれど、もうちょっと具体的に、こういうふうに書かれている以上は、もうちょっと具体的にならないと、何かイメージが湧いてこないというか、今いろんな要望、青少年のいろんな悩み事も含めて相談できる場所とか、そうするとあそこの場所はできませんよね。いわゆる青少年会館、学習センターのロビーのところではできないでしょう。そういうこと。例えばの話。御相談できるような場所じゃないよね。だから、そうしたら、そういうこともじゃあ、具体的にどうしていくのかというイメージがもうちょっとないと、せっかく大事だとおっしゃっているんだから、そこはどうなんですかね。もうちょっと具体的な計画が必要なんじゃないですかね。
 
○青少年課長  すみません。そうですね、現在、生涯学習センターで申し上げますと、1階のロビーのところに「わかたま」という学習室、学習スペースを設けて、そちらは自由にではなくて登録制ではあるんですけれども、利用をしていただいています。それ以外のフリースペース増設しますというふうに計画で書いて、4月に始まったからには、おっしゃるとおり具体的に何か見えてこないとということは、そのとおりだと思いますので、そうですね。これから具体化して、また御報告ができるように、精いっぱい進めて努めてまいりたいというふうに考えております。
 
○吉岡委員  少なくともだから、玉縄は、例えば今、青少年会館といって鎌倉に1か所あって、それで玉縄でしょう。そういう、少なくとも青少年会館と言われている場所については、きちっと確保して、それ以上にまた広げていくというのは分かりますよ。そこはね、何かそういうのははっきりしないまま、これだけ言われても何となくイメージがわかないし、どうなのかなと思ったものですから、じゃあ少し青少年会館についてはいかがなんですか。
 
○青少年課長  青少年会館につきましては、今関係する課と今後どのようにするか、協議を進めているところでございます。
 
○吉岡委員  関係課は分かったんですよ。いわゆる、原局は青少年会館ということでやっていたわけだから、今の、このせっかくつくられた方針との関係で、どのように意見を申し上げていこうとしているのかというのは、その辺ちょっともう少し具体的に言っていただけますか。意思がないと進まないと思うんですけれど。
 
○青少年課長  青少年の居場所というふうに掲げているからには、いろんな形で居場所の提供を進めていきたいと思っております。青少年会館、玉縄青少年会館については、御承知のとおり老朽化の問題もありますので、こちらはそれを踏まえて関係課と協議を進めているところです。先ほど心の居場所というようなフレーズもございましたけれども、建物としての提供、それから心の居場所としての提供と、両面から進めていきたいなというふうに思っております。
 
○吉岡委員  岡本二丁目の計画地のところは、できれば本当は複合施設だったわけで、やっぱりそういうのも今見通しがないわけですよね。はっきり言って。この間の質疑でもそうだったですよね。そういう点では、やはり今ある施設を、ちゃんときちっとどうするのかというものも含めて、強く原局としても言っていただきたいと改めて思うんですけれど、どうですか。その辺、部長。
 
○藤林こどもみらい部長  本プランで掲げております青少年育成事業の中のフリースペースの増設ということでございますが、御指摘のとおり具体的に、いついつまでにどのぐらいのスペースをどこの施設にというのは、現段階では持ち合わせておりませんけれども、今後、公共施設再編整備計画の中、あるいは、今御紹介のとおり岡本二丁目用地活用基本計画、時期については具体的にいつというのはございませんが、今後、その施設の再編整備の中で、青少年におけるフリースペースの在り方、その重要性等々については、庁内関係機関と協議をする中でも主張といいますか、その必要性については考慮してまいりたいと考えております。
 
○前川委員  青少年の居場所づくり、それから地域の担い手ということはもう、本当に鎌倉の長い、長いテーマであると思っています。本当に大切なところでありまして、今回のこの二つが柱になったということは、そうだろうなというふうに思っています。できていないからというのもあると思いますけれど、今吉岡委員のおっしゃるとおり、示されているのにどこなのというのは私も聞きたくなります。
 ただ、十何年前の話ですけれども、市に提案した、視察して提案したのは、そんなこと絶対あり得ないんだけれども、茅野市でデパートが一つ閉鎖になって、その中を子供の、青少年の居場所にしたんですよね。その話、かつて一般質問でしましたけれども、そこは造り替えて中に先ほどの音楽ができる場所とか、それからお菓子をポリポリ食べながら話すことができる場所とか、そういうところをつくられていて、でも赤ちゃんのスペースもつくられていて、最高にすばらしいなと。デパートの建物をリフォームしてやっているという、本当に理想的なこと、お話ししたことがあります。
 そういうことが望まれるのもこの先だろうと、今おっしゃった公共施設再編のときには、そういうことを盛り込んだものができるんだろうということを、夢を見ているわけですけれども、今、玉縄の話もありますけれど、鎌倉の青少年会館もあるわけでして、あそこもやはりこの地域に、あそこの地域には子供たちたくさんいますので、青少年もたくさんおります。バス停もあります。ですから、バスから降りて、ちょっと寄って行くということが可能だと思うんですね。駅からちょっと離れていますし。で、地域に戻ってきて自分たちの仲間と会ったり、それから私たちも提案していることでは、そこに何となくいてくれる大人がいて、相談ができる大人がいて、というのは理想的なことかもしれませんけど、そういう大人がいれば、ちょっと今日こういうことがあったとか、家族でけんかしちゃったんだとか、そういうようなお話、あるいはもっと悩みを話せることができるような場所にしてほしいなというふうに思っています。ただ、時間的に青少年会館の閉館時間とか、あとは人の配置とかということで、どうしてもそういうことはかなっていかない。ということがあると分かっているんですけど、そこをちょっとぶち破って、ちょっと考え方を変えて、やっていただくということを、一つの思考としてやっていただけるんじゃないかなというふうに思っているんですね。
 どうでしょうね。今、現実的に考えていらっしゃらないと思いますけど、そういうイメージをまずは想像していただきたいと思います。夜は全くあそこ、夕方以降は空いてしまっているし、ロビーも使えますし、それこそお部屋だって使えると思いますし、そういう意味ではいいんではないかというふうにずっと思っていて、前にも提案したことありますけど、どうなんでしょうね。今は答えられないかもしれませんけど、どんな感じに思っていらっしゃるか、何かありますか。
 
○青少年課長  建物としても、入り口のところに事務員もおりますし、非常に訪れやすい、裏に広場もありますし、すてきな施設だなというふうに思っているんですけれども、ただ、そういう施設があっても、利用率がじゃあ、どれぐらい上げられるかというのは、またちょっと、場所をつくったから自然に集まるというものでもないのかなというところは課題としてあるかなと思います。そうですね。そういった周知など、こういうところがあって、こういう使い方できるよといった周知方法などもちょっと考えたほうがいいのかもしれません。
 そうですね。今後、今ある施設の利用の方法をもっと活用していただくような手法なども考えていきたいというふうに思います。
 
○前川委員  利用率の話がありましたけれど、青少年会館という以上は、青少年がちゃんと使えるような会館であってほしいというところあると思うんです。やっぱり。ですから、青少年は昼間いないかもしれませんけれども、でも土日に使うことあり得るでしょうし、いろいろな条件で昼間入ってこれる青少年もいると思いますので、ちょっとそこのところ研究していただきたいかなと思います。
 以前に、札幌に行ったときに、子供の百人会議というのでしょうか、正式な名称を忘れちゃったんですけれども、子供たちが集まって、市政に対してとか、市に要望とか、そういうことを話し合うセクションが市にあったんです。一緒に20人ぐらいでちょっとほかの目的で札幌へ行ったんですけど、それも見に行った経験がありまして、やっぱり子供たちが自発的に話し合えるというセクションというのですかね。つくっていただけないかなというふうにずっと要望しているんですけど、ちょっといろいろ却下もあったんですけど、ここでまた言わせていただきたいなと思っています。子ども議会もいいんですけれども、子ども議会はかなり大人が関わる部分もあるだろうと私は思っているので、そうじゃなくて子供たちが、それこそ担い手ということであれば、子供たちが今どんなふうに思っているか、もう厳しい意見もあると思います。今の大人は駄目だ。今の議会は駄目だとか、今の行政は駄目だとか、いろいろあるかもしれないけど、一緒に考えるという、まず子供たちが考えていける、一緒に話し合っていける、もうどんな子でも参加できる、そうしたところを研究していただけないか。他市でやっていると思いますし、今札幌は続いているかどうか分かりませんけれども、研究してほしいなと強く願うんですけど、この場を借りて。いかがでしょうね。
 
○青少年課長  今年度地域共生課で、いかに若者の声をどのようにしたら聞けるかというところですね。ゆくゆくはそれを、聞いた声を施策に落とし込んでいくところになるわけですけれども、まずはどのようにしたら声がより聞けるかというところを、ちょっとやってみるというふうなことを聞いていますので、そちらと連携しながら進めていきたいと思います。
 
○前川委員  ぜひお願いしたいと思います。そこで多分、いろんなこと、自分たちの生い立ち、例えば先ほどの話じゃないですけど、保育園で育った、幼稚園で育った、どこの小学校だった、そこの中から鎌倉のこの先、未来がどういうふうであったらいいねということをきっと子供たちは持っているはずなんです。その場所が本当になくて、ずっと大人目線で話をしてきている部分がある。これからの鎌倉はそれじゃ駄目だと思っているので、よろしくお願いしたいと思います。それが地域の担い手、今、今回のもう一つの柱である担い手になってくると思うので、担い手は大事です。どんな御意見があっても。地元の祭りや何かにも、もちろんもっと参加できるようにもなってほしいし、地元の清掃にもいろんなことで、海だけではなくいろんなこと、もうとにかく街中きれいにしようねみたいな声が上がってくれば、そこがやっぱり私たちの頼りにもなる、すごく助けにもなると思うし、助かるなという気持ちの中からこちらも支援していくようになると思うので、すみません。長くなりましたけど、ぜひ、そこのところ研究していただいて、地域共生課と連携していただきたいと思います。いかがでしょう。部長どうでしょう。
 
○藤林こどもみらい部長  本プランの作成に当たっては、先ほども成人のつどいの参加者へのアンケート、逆にその成人のつどいに来られない方、要するに居心地がいいと感じているもの以外の、そういった行政としてプランを作成した我々目線でなく、ぜひ青少年からの目線というものを大事にしながら、先ほどのフリースペースのところで、公共施設再編整備計画云々ということで申し上げましたけれども、前川委員御紹介のとおり、何もその公共施設に限らず、何かその民間のスペースで、ちょっとしたスペースを借りてできるところがないか、駅近でないか、というようなところも様々な視点から検討して、鎌倉市の青少年の今後の居場所づくりについては、幅広い視点から捉えてまいりたいと考えております。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○竹田委員  すみません。申し訳ありません。ちょっと先ほど聞きそびれた1点だけですけれども、これ根拠法になっている推進法の12条に、これはやっぱり子供・若者意見反映ということが書かれていますよね。そうすると私、気になったんですけれども、確認ですので44ページ、子供・若者育成プラン関係員名簿の中に、ずらっと学識経験者等々いろんな方いらっしゃる。一番下に市民という方の名前がある。これについては、これは子ども・若者なんでしょうか。それだけ伺いたいと思います。
 
○青少年課長  青少年問題協議会では、市長が委嘱するわけですけれども、その中で公募で市民の方に御応募いただいて、その方に委員になっていただいています。
 
○竹田委員  そうですけれども、この方は、このプランの対象となっている人かということ、これはやっぱりプランを進めていくには、推進法の中にちゃんと意見反映と書かれてありますので、若者であるならばよかったなと思うところなんです。それで伺っています。
 
○青少年課長  すみません。若者ではないというふうに、すみません。ごめんなさい。変な言い方になっちゃいます。すみません。はい。上の年代、対象となる年代の方ではないです。なので、今、るるいろいろ議論がございました、その青少年自らが何か声が出せたり、それが施策に反映されたりというところについては、今後研究してまいりたいというふうに思います。
 
○竹田委員  そうするとやっぱり私、ここ問題だと思うんです。対象者の、主体者の声を聞くということは一番大事で、それは推進法の中の12条にちゃんと書いてあるんですよ。それが私できなかったということは、ちょっとこれは反省すべき点だなと思っておりますので、よろしく、次の機会に反映してほしいと思います。
 
○納所委員長  暫時、打ち合わせのため、休憩させてください。
               (11時31分休憩   11時35分再開)
 
○納所委員長  それでは、再開いたします。
 まず、任意提出する資料について、提出資料要求についてでございますけれども、事務局から報告をさせます。
 
○事務局  先ほど、日程第3、吉岡委員から任意提出の資料要求がございました。資料件名の確認でございますが、各子どもの家及び放課後子どもひろばにおける定員数、登録者数に係る資料ということでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  よろしいですか。
 
○事務局  失礼いたしました。定員数、登録者数、来所率に係る資料ということでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。続けてお願いします。
 
○事務局  続きまして、日程第4報告事項(2)の日程でございました藤本委員、吉岡委員から任意提出の資料要求がございました資料件名の確認でございますが、各保育所における年齢ごとの定員数及び法定利用可能人数に係る資料ということでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  よろしいでしょうか。
 
○保育課長  すみません。今保育課で1・2歳児の法定の最大受入数のものは御用意できるんですけれども、それ以外、待機児童が出ていませんので、資料としてはちょっと作っておりませんので、1・2歳児のみ法定でよろしいかどうか、ちょっと御確認を……。
 
○納所委員長  藤本委員、よろしいですか。
 
○藤本委員  ・・・。
 
○納所委員長  0歳はないのでしょうか。
 
○保育課長  すみません。保育課で御用意できるのは1・2歳ということになります。
 
○納所委員長  いかがですか。
 
○藤本委員  私がお願いしたものとしては、今この保育所等定員数がその箱の定員というところと、ソフト面での伸びというか、この幅の数値が私の要求している数値でしたが、だから吉岡委員かな。なので、私の求めている数値としては、多分この2,878ともう一つその二千幾つという、私としては全体数が出てくるのかなと想定していました。1・2歳しかない。
 
○納所委員長  暫時休憩いたします。
               (11時38分休憩   11時47分再開)
 
○納所委員長  それでは、再開いたします。
 任意提出資料、保育所に係る資料要求でございますけれども、件名を再度確認をしたいと思いますので、事務局から報告させます。事務局お願いします。
 
○事務局  日程第4、報告事項(2)、藤本委員及び吉岡委員よりお話のございました任意提出資料の件名の確認でございますが、各保育所における年齢ごとの定員数及び1・2歳児の最大受入可能人数に係る資料でよろしいでしょうか。御確認お願いいたします。
 
○納所委員長  ただいまの報告でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認をいたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  それでは、審査を続けたいと思います。日程第4報告事項(4)「鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園の指定管理者指定後の経過について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○田中(香)発達支援室長  日程第4報告事項(4)鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園の指定管理者指定後の経過について、報告いたします。
 鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園につきましては、令和3年4月1日から指定管理者である社会福祉法人県央福祉会により管理運営を行っています。
 そこで、市議会令和2年9月定例会における指定管理者の指定議案の議決以降の引継ぎ業務の経過及び指定管理移行後の運営状況について報告いたします。
 引継ぎ業務委託契約に基づく引継ぎ業務として、定例引継ぎ打ち合わせ会議、利用児童保護者への説明会、指定管理者職員の療育場面への参加及び業務内容説明等を実施いたしました。
 また、関係機関への周知につきましては、令和2年12月に市内小・中学校、保育園、私立幼稚園及び近隣地域、当事者団体、その他関係機関に書面にて令和3年4月から指定管理者による運営になる旨の通知をし、市立小・中学校の校長会、幼稚園、公立保育園、民間保育園の園長会や自治会、町内会、民生委員・児童委員等で構成する地域の協議体・会議等において通知した内容について直接説明をする機会を持ちました。
 その後、指定管理者と基本協定及び年度協定を締結し、令和3年4月1日から社会福祉法人県央福祉会による、鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園の管理運営を開始いたしました。
 次に、令和3年4月からの運営状況等について報告します。
 基本的には令和2年度までの支援方針、日課、支援内容を引き継いだ形で事業を実施していますが、医療的ケアが必要な児童への医療的な生活援助、具体的には痰の吸引や経管栄養の注入等については、令和2年度までは保護者が来園して行っていましたが、令和3年4月からは看護師が2名配置されたことで看護師による医療的な生活援助が可能となりました。
 また、看護師、心理士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士が、日々の療育場面に参加し、専門的な立場から児童への指導や保護者への助言を行うとともに、専門職による児童一人一人の課題に応じた個別支援を行う体制が確保され、支援の充実が図られています。
 実際に通園している児童は、あおぞら園職員の入れ替わりがあったものの大きく混乱することなく、新たな職員と日中活動を楽しむことができていることを確認しています。
 令和3年4月以降も毎月指定管理者と月1回打ち合わせを行っており、今後も児童発達支援センターあおぞら園が鎌倉市における障害児の発達支援の中核施設としての機能を果たし、支援の充実を図っていくことができるよう、市と指定管理者で協力をしながら取り組んでまいります。
 
○納所委員長  恐れ入ります。ちょっと、報告事項(3)に立ち戻りますけれど、先ほどの子ども・若者育成プランの改定について報告の了承かどうかの確認をしておりませんでしたので、確認したいと思います。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 失礼いたしました。了承と確認いたしました。
 では、ただいまの報告につきまして、御質疑のある方はお願いいたします。
 よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では質疑を打ち切ります。了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、こどもみらい部退室のため、暫時休憩いたします。
               (11時53分休憩   13時10分再開)
 
○納所委員長  それでは、再開いたします。
 健康福祉部の審査でございます。
 まず初めに、職員紹介をお願いいたします。
                   (職 員  紹 介)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  それでは、日程第5「議案第9号鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に関する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○濱本健康福祉部次長  日程第5議案第9号鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に関する条例の制定について、説明いたします。
 議案集(その1)、8ページを御覧ください。
 この条例は、視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保についての基本理念、市の責務、市民及び事業者の役割、施策の推進等を定めるものです。
 主な内容について説明いたします。
 9ページを御覧ください。
 前文では、条例制定に当たっての基本的な認識や条例制定に向けた決意を定めます。
 第1条「目的」では、条例制定の目的として、視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保について、「基本理念」「市の責務並びに市民及び事業者の役割」「施策に関する基本的な事項」を示すことにより、視覚障害者及び聴覚障害者等が個人として尊重され、地域において安心して生活し、自らが望む形で社会に参加しやすい環境を整えることを規定します。
 第2条「定義」では、この条例で使用する用語の定義をします。
 第3条「基本理念」では、視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保を行う上での基本となる理念として、1、基本的人権を享有する個人として尊重されること、2、情報の取得及び利用並びに意思疎通を円滑に行う権利の尊重、3、情報取得等の手段は利用しやすい多様なものであること、4、市の責務並びに市民及び事業者の役割の認識及び相互協力を定めます。
 第4条「市の責務」、第5条、第6条「市民及び事業者の役割」では、視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保を行うための主体である、市・市民・事業者について、責務及び役割を定めます。
 第7条「施策の推進」では、視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に向けた基本的施策として、視覚障害者及び聴覚障害者等の障害等の状態についての理解の促進、情報取得等の手段の多様性についての理解の促進及び学習の機会の提供、多様な情報取得等の手段を利用するに当たっての環境整備、意思疎通支援者の確保・養成、災害時において視覚障害者及び聴覚障害者等が情報取得及び利用並びに意思疎通を円滑に行うことができる環境整備を定めます。
 第8条「財政上の措置」については、この条例の実効性を高めるため、財政上の措置について、規定します。
 施行期日は、公布の日とします。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では質疑を打ち切ります。委員間討議はなしということで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 御意見の有無を確認いたします。御意見のある方どうぞ。
 
○吉岡委員  今の議案が可決された場合でございますが、本議案について教育福祉常任委員会といたしまして附帯決議を提案したいという用意がございますので、お取り計らい願いたいと思います。
 
○納所委員長  ただいま議案第9号「鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に関する条例の制定について」に対し、吉岡委員から教育福祉常任委員会としての附帯決議案の提出を行いたい旨の発議がありました。本議案が可決された場合、附帯決議案の提出を受けるという取り扱いでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 それでは、意見を打ち切ります。ここで採決を行います。
 議案第9号「鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に関する条例の制定について」を採決いたします。本件、原案のとおり御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、原案可決されました。
 それでは、可決されましたので、吉岡委員、お願いいたします。
 
○吉岡委員  それでは、本議案に対する附帯決議、書面で用意しておりますが、事務局からタブレットに配信していただいておりますので、ぜひ配付させていただいてということでよろしいでしょうか。
 
○納所委員長  吉岡委員から御用意いただいた附帯決議案、配信ということで確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、確認いたしました。
 それでは、確認のため暫時休憩いたします。
               (13時20分休憩   13時27分再開)
 
○納所委員長  それでは、再開いたします。
 お手元に附帯決議案及び参考資料として、鎌倉市障害者支援協議会の組織図の資料を配信をしております。ご確認いただけますでしょうか。
 それでは、附帯決議案について、まず提出者の吉岡委員から説明をお願いいたします。
 
○吉岡委員  お時間をとっていただき、ありがとうございます。この条例そのものにつきましては、長い間いろんな御議論の中でやってきたわけですが、私ども前期、政策法務研究会で「補助犬と暮らすフレンドリーなまち鎌倉」を実現するということで、政策法務研究会を行っておりました。そのときに市長に対しまして、12月18日に政策法務研究会としての提言を出させていただいております。基本的にはそこの趣旨を条例に附帯決議として提案させていただいているところでございます。
 条例を作るに当たって、市民の方からの御意見も聞いておりますけれども、やはり当事者の方から伺いますと、当事者の方の御意見をやっぱりもっと聞いてほしいということもございまして、実効性があるものにするために、この附帯決議案を出させていただいているということでございます。
 それでは、附帯決議について、読み上げをさせていただきます。
 鎌倉市視覚障害者及び聴覚障害者等の情報取得等の手段についての選択の機会の確保に関する条例の制定に係る附帯決議、「補助犬と暮らすフレンドリーなまち鎌倉」を実現する市議会政策法務研究会からの提言を踏まえ、本条例はその情報取得等の手段の一つに、身体障害者補助犬が含められ、極めて独自性の高い条例となっている。本条例第1条目的の視覚障害者及び聴覚障害者等が個人として尊重され、地域において安心して生活し、自らが望む形で社会に参加しやすい環境を整えることを真に進められるよう、以下を求める。
 1、その独自性を踏まえた条例主旨が十分市民・事業者に理解されるよう、行政は一層努めること。
 2、事業者の各バリアフリー対応に関し、補助金創設など、具体的支援を実施すること。
 3、本条例に基づく施策を実質的に推進するため、鎌倉市障害者支援協議会を含めた幅広い意見を聴取すること。
 以上を決議する。令和3年、2021年6月。
 ぜひ御協力をよろしくお願い申し上げます。
 
○納所委員長  それでは、本附帯決議案について、提出者の吉岡委員に対し、御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 
○納所委員長  質疑を打ち切ります。
 それでは、文案の確認をさせていただきますが、提出されたこの文案のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 
○納所委員長  確認いたしました。
 では、内容が確認されましたので、本附帯決議案は会議規則第15条第2項に基づく委員会提出議案として、委員長名で議案を提出することを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第6「議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○尾高健康福祉部次長  日程第6議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
 令和3年度鎌倉市補正予算に関する説明書の14ページを御覧ください。
 第20款衛生費、第5項保健衛生費、第15目健康管理費は、98万6000円の増額で、子育て家庭への支援は、母子保健事業として、新型コロナウイルス感染症蔓延の状況が長期化しており、産前・産後サポートが必要な方が増加していることから、産前・産後サポート事業を拡充するため、費用の追加をするものです。
 続いて20ページを御覧ください。
 第55款教育費、第25項保健体育費、第10目体育施設費は、124万5000円の増額で、スポーツ・レクリエーションの推進は、体育施設管理運営事業として、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた鎌倉市の基本方針に基づき短縮営業をした鎌倉体育館、大船体育館及び鎌倉武道館について、指定管理者の利用料損失分を負担するため、費用の追加をするものです。
 戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページを御覧ください。
 第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第15目衛生費補助金は、49万3000円の増額で、母子保健衛生費国庫補助金の追加を行うものです。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に、御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 
○納所委員長  では、質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。
 送付意見なしでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 
○納所委員長  そのように確認いたしました。
 関係課職員等入退室のため、暫時休憩いたします。
               (13時33分休憩   13時34分再開)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第7「議案第16号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち健康福祉部所管部分について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○尾高健康福祉部次長  日程第7議案第16号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
 令和3年度鎌倉市補正予算に関する説明書の8ページを御覧ください。
 第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は、6,088万円の増額で、多様性のある福祉サービスの充実は、生活困窮者自立支援事業として、新型コロナウイルス感染症蔓延の長期化に伴い、国の制度として、生活困窮者に対し自立支援金を支給するため、費用の追加をするものです。
 なお、生活困窮者自立支援金の給付に係る経費については、国の補助により経費の全額を賄うことを予定しております。
 続いて、10ページを御覧ください。
 第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は4912万6000円の増額で、健康長寿社会の構築は、感染症対策事業として、新型コロナウイルスワクチン接種事業の実施に当たり、障害者の集団接種会場までの交通手段確保策として、タクシー費用の助成をするための費用の追加及び新型コロナウイルス感染症による自宅療養者または濃厚接触者で、近隣に生活を支援できる親族がいない方への食料の配送支援を行うための費用の追加をするものです。
 戻りまして、補正予算に関する説明書は6ページを御覧ください。
 第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第10目民生費補助金は6088万円の増額で、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金事業費補助金及び新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金事務費補助金の追加を行うものです。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありませんか。
 
○吉岡委員  コロナの集団接種会場までのタクシー券について伺いたいと思います。これは国の補助事業ですか。
 
○内田共生共創部次長  今回のこのタクシー助成事業につきましては、市の単独事業を今考えているところでございます。
 
○吉岡委員  コロナワクチン接種というのは強制ですか、任意ですか、具体的に。分かっていることなんですけど改めて聞きますけど。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  こちらのワクチン接種については強制ではありません、任意です。
 
○吉岡委員  任意でそれぞれが御判断されて受けるということだと思うんですね。国もいわゆるタクシー券とかそういうのは補助メニューになってないということは、基本的にはそういうふうにするということはある面、じゃあみんな行きなさいよということを誘導するような中身になるのかなと思って私はいるんですけれど。それで、ちょっと今具体的に伺います。障害の方というのは、何人を対象で、どういう方たちを今頭に入れてやっていらっしゃるんでしょうか。
 
○内田共生共創部次長  現在、障害手帳をお持ちの方、障害手帳というのは身体障害者手帳、療育手帳、あと精神障害者保健福祉手帳、いずれも指しますが、障害手帳をお持ちの方を対象と考えております。
 
○吉岡委員  手帳もいろんな種類がありますし、身体障害者の場合も1級からかなり等級、いろいろありますよね。じゃあ、そうすると手帳を持っている方全てということですか。
 
○内田共生共創部次長  今、64歳以下の方で手帳をお持ちの方が約3,000名というふうにお伺いしております。そちらの方が対象というふうに考えております。
 
○吉岡委員  いわゆる手帳はいろいろ様々な、1級・2級とありますけれど、持っている方全てということで、例えば4級・5級といろいろありますけど、そういう方たちも全て手帳を持っている方はということですね。
 
○内田共生共創部次長  吉岡委員御指摘のとおりでございます。
 
○吉岡委員  先ほども、コロナワクチンそのものはそれぞれの任意ということですから、なぜ国がタクシー券に対する補助を出してないかというところはやはりそういう任意であるということもあってのことだと私は思うんですけれど。鎌倉市には、今、障害者の福祉タクシー、それから自動車燃料費、ガソリン券、それから福祉有償運送料金などの補助制度がございますね。やはり本当に受けたいという方はそういう補助制度も使って利用ができるんではないかと思うんですが、どうして全ての方に、要するにこういうふうになったのか。やっぱり補助制度の場合にはそれなりに、例えば身体的に御不自由な方とかある程度そういう基準があって決めていると思うんですね。その辺はどうしてそこはやらないで全部にしたんでしょうか。
 
○濱本健康福祉部次長  今、委員から御紹介のありました障害者へのタクシーの助成の制度でございますけれども、こちら市の要綱で実施しているものでございまして、重度障害者に対して社会参加を促進し福祉の増進を図るということで目的を実施しているものでございます。対象者は重度障害者ということで置いているということもございまして、支給対象者は身体障害者の1・2級、知的障害のA1・A2、精神障害の1級というように、各三障害の中でも重い障害に該当する部分に支給をしている部分でございますけれども、今回のコロナワクチンの接種におきましては社会参加という側面とは違った接種を希望する方にその機会を逸しないように、会場への行き来が不便な方にはその手段を提供していくという考えの下の制度というふうに承知しておりますので、対象者が異なるという部分になっているというふうに承知してございます。
 
○吉岡委員  先ほど確認しましたけど、やはりワクチン接種は強制ではなく任意で御自分の判断でやるということでございます。やっぱり国が制度としてないというのはそういうことも含めての私は意味だと、利用する方が利用しやすくするというのはもちろんそれは当然のことだと思うんですけど、利用できるという機会をつくるというのは当然だと思うんですけど、今、鎌倉市でこういうタクシー券なり福祉有償運送料金の補助というのがあるわけですから、もしも本当に行きたい方に寄り添うということであるならばここにそういうのを使った方がプラスアルファするなり、それは制度として幾らでも考えられると私は思うんです。ですから、その辺はまた、高齢者のときにも65歳以上の全ての高齢者にタクシー券出しましたね。だから約2億5000万円ぐらいかかって。今度もやっぱりこれ財政調整基金でやるわけですから、合わせると約3億円ですよね。ですから、今、財政が厳しいという折の中で、やはり本当にそういう面ではいろんな趣旨、趣旨とそれから適正なのかどうかという点では、せっかくタクシー券があるんですからそれを御利用されて、例えば本当に行きたい方はこれを利用してその上にまたプラスするということはそれは制度としてあるかもしれませんけれど、その辺は考えなかったということですね。
 例えばこれタクシー券ですと、今、初乗り券500円、それを大体48枚年間配っていますね。1回の利用が2枚まで使っていいということになっていますよね。ですから、本当にやろうと思えば。それで、もしも本当にその社会的な参加の問題でプラスしていくというならそれはプラスしていけばいいわけですからね。前もそう言ったんですよ、具体的に必要な方にそういう寄り添った制度をやるのは別に否定はしないけれど、いわゆる全てにわたってというやり方はいかがなものかと。趣旨からいっても、じゃあほかのところで全てにわたってそういった寄り添っていただけるなら分かるけど、いろんなことが、それがあまりにも落差があり過ぎるので、一方ではお金がないといって削ったりしておきながら、これだけはちょっと落差があり過ぎるんでね。やっぱりその辺は、ワクチン接種ということ自身は任意であるということでいけば結果的にやりなさいよということを後押しするみたいなやり方になっちゃうのかなと思いますし、その辺は、こういうことは全然考えなかったということですね。こういう制度があるということについては。
 
○濱本健康福祉部次長  既存のこのタクシー助成の制度、当然ながら日々、対象者の方と触れている事業でございますので、この事業の存在は当然承知してはございます。ただ、今回のワクチン接種の事業等を見た場合には、重度という方に限定しているこのタクシー、現行の補助制度とまず対象者が違うということと、あと、社会参加という目的の部分。加えて、今国から特定疾患ということでの指定の中で早期の接種が求められている方の中には精神福祉手帳であったり療育手帳であったりとかいうもろもろの広い範囲の方が含まれてくるということも考えた中では、対象者をより広くしていくという意味合いで別制度という成り立ちが適しているんではないかというふうに関係課とは協議をしたところでございます。
 あと、また2点目、委員がおっしゃっておりました、ほかの部分では厳しいのにこれだけはという部分でございますけれども、各制度を構築するに当たりましてはそれぞれの目的等と併せまして政策の優先度を見ながら制度を制度化しているという部分がございまして、そこの判断の中で今回の事業については手帳所持者の方に交付するのが事業として適当であろうというような結論の中からこのような案を出させていただいているということになります。
 
○吉岡委員  例えば重度で外にも外出できないような方たちで希望される方は、今、個別接種の問題も検討すると言っているんですから、それは希望する方が受けられないということに対して、希望者に対する対応というのは私は大事だと思っていますよ。ただ、やっぱり本来ならワクチン接種そのものについては、国がなぜこれをやってないのかというところは強制ではないしやっぱり任意だということでやっているんだと思うんですよ。だから、そこら辺はもう少しこのやり方そのものは、65歳のときも全てにわたってだったから、本当にどうなるかと思いましたし、ほかのものは結構削ったりいろいろ、今年の予算でも74項目削っていますからね、いろいろ、ダウンしていますからね。そういう中でどうなのかというところはちょっといかがなものかという考えがございます。やはりやるんでしたら、本当に寄り添うんでしたらもっと寄り添い方もあるでしょうし、ワクチンそのものの考え方からいくとちょっとやっぱりどうなんでしょうかと、意見だけ申し上げておきます。質問は終わります。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○志田副委員長  すみません。ちょっとお伺いしたいんですけど、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金、事務費除いて約6,000万円ぐらい、10分の10で予算計上しているんですけど、対象世帯、人数というのはどのくらいなんですか。
 
○生活福祉課長  対象になりますのが、都道府県社会福祉協議会で実施しております緊急小口資金等の特例貸付けを既に全て借り切った方という形になりまして、今、現状その緊急小口資金、あと総合支援資金という形でそれを全て借り切った方が161人対象となっております。さらに、6月末までにさらに再貸付けの申請をされる方も対象になりますので、そこで90人程度、この支援金ができたということで駆け込みで申請があるのかなというふうに見込みまして、一応250人ぐらいを対象として見込んでいるところでございます。
 
○志田副委員長  要件があるわけで、求職等要件ってあるじゃないですか。職につけそうなんですか、それとも生活保護に行っちゃう感じなんですか。
 
○生活福祉課長  この支援金に当たりましては、基本的に就労支援という部分もありまして、ハローワークで必ず手続をしていただいて職探しをしていただくというのが今回の目的にもなっています。ただ、藤沢管内、かなり有効求人倍率が低い状態にありまして、現状ハローワークでなかなか仕事が探せないという状況にもなっております。そんな中でお仕事がなかなか見つからないという場合には生活保護に誘導していくというような、今回はそういった目的でこの支援金が組み立てられたものでございます。
 
○志田副委員長  制度的にはよく分かって、多分鎌倉の現状でも申請は増えているのかな。ちょこっとそんな感じ、突っ込んだ質問しますけど、今回このお金は他の給付金と一応併給を可能とするということですから、月額大体幾らぐらいもらえるんでしょうかね。人によって違うと思うんですけど、単身、2人、3人以上世帯で。
 
○生活福祉課長  給付額なんですけれども、同一世帯、一月ごとの支給額、1人につき6万円、1人世帯ですと6万円、2人世帯ですと8万円、3人以上世帯ですと10万円という金額になっております。
 
○志田副委員長  寺山課長、それで併用が可能だと言っているから、併給が可能だと言っているから合わせるとどのぐらいもらえるんですかと聞いているんです。
 
○生活福祉課長  すみません。お時間頂戴しましてすみませんでした。
 子育て世帯生活支援特別給付金というのが、児童1人につき一律5万円というものがあります。そちらとの併給であるとか、あと、職業訓練をされている方に対して出されるようなそういった給付金もございまして、すみません、ちょっと金額は合わせてどのくらいになるかというのは、資料手持ちがなくて申し訳ないんですけれども、あと、合わせて住居確保給付金、今現在アパート等を借りている方に対して支給している、そういったものでも併給可能となっていますので、そちらとも合わせて給付を受けることができるということで、それぞれ違ってきますので、細かい数字を全て把握しておりませんので、申し訳ございません。
 
○志田副委員長  生活保護になればそちらの課で状況というのは常に把握していくと思うんですけど、7月以降の申請月から3か月ですよね、その後も状況をよく見ていっていただければなと思います。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 健康福祉部及び関係課職員等入退室のため、暫時休憩いたします。
               (13時56分休憩   13時57分再開)
 
○納所委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第8報告事項(1)「コロナ禍における生活困窮者に対する食料支援等について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○生活福祉課長  日程第8報告事項(1)コロナ禍における生活困窮者に対する食料支援等について、報告いたします。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、失業や休業により収入が減少し、生活に困窮する世帯が増えている中で、令和3年1月に2度目の緊急事態宣言が発令されたことを受け、さらなる困窮世帯の増加が見込まれることから、大船支所において緊急食料支援を行いました。これは、「生活困窮者等への食料支援に関する協定」に基づき、一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉と協働で実施したもので、米や缶詰などの食料をパックにして生活困窮世帯に無料でお渡ししました。また、食料を受け取りに来た方に対し、その場で生活や就労の相談ができるよう、相談ブースを設けて対応いたしました。ここでお渡しした食料は、市民や事業者等から寄附されたもので、資料の協力団体にありますとおり、多くの皆様から温かい御支援をいただきました。
 大船支所で半日ずつ2日にかけて配付会を行ったところ、100世帯を超える来場があったことから、他の地域でも食料配付会を実施することとし、2回目の深沢支所での開催からは「鎌倉スマイルフードプロジェクト」と題してより広く周知を行うとともに、当日の相談ブースの内容も充実させたところ、1日で100世帯近くの来場がありました。3回目の腰越支所、4回目の玉縄支所での開催では、食料だけでなく生理用品等の生活用品や乳児向けのおやつなどの配付を行うなどして、それぞれ80世帯ほどに食料パックをお渡しすることができました。
 続いて、アンケート結果を御覧ください。
 2回目の深沢支所での実施から、来場された方にアンケートの記入をお願いし、生活実態の把握を行いました。
 まず、来場者については、4支所合わせて368世帯でした。
 次に、年齢については、地域によってばらつきはあるものの、様々な年齢層の方が来場されていました。
 続いて、お住まいの地域ですが、会場となった地域の方が多かったのはもちろん、他の地域からの来場者も一定数いたことが分かりました。
 次に、世帯構成ですが、どの地域も3人以上の世帯が多く、家族の人数が多くなるほど食費の負担が増えるということではないかと考えられます。
 次に、このプロジェクトを知ったきっかけですが、どの地域でも市のSNSで知ったという方が最も多くある一方で、知り合いや民生委員、相談支援機関に聞いたという方も一定数あり、生活に困窮される方を支援につなげるためには一人一人への直接的な声かけが有効であると言えます。
 また、現在困っていることについては、仕事に就けない、家計のやりくりに困っているという方が多くありました。その中で、当日お声かけをして就労相談につなぎ、後日、正社員としての就職が決まったという方もあり、その場での相談ができるということの効果が現れた一例となりました。
 最後に、生理用品の配付についてですが、こちらは腰越支所と玉縄支所での実施で、それぞれ26人の方にお渡しいたしました。これは来場者に対して3割程度の方が受け取りを希望されたことになりますが、生理用品が女性の中でも限られた年齢層の利用となるものにもかかわらずこれだけの割合で希望があったことは、確実に需要があるものだと言えます。
 以上、4支所での食料配付を終えたところですが、今後は、コロナ禍の情勢を見ながら、支援の必要な方が継続的に生活物資を受け取ることができるよう、フードバンクの構築を視野に入れ、関係課、ふらっとカフェ鎌倉及び鎌倉市社会福祉協議会をはじめとする関係団体等と協議を進めてまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 じゃあ、質疑を打ち切ります。
 了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第8報告事項(2)「第8期鎌倉市高齢者保健福祉計画の策定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○高齢者いきいき課長  日程第8報告事項(2)第8期鎌倉市高齢者保健福祉計画の策定について、報告します。
 令和3年度からの新たな鎌倉市高齢者保健福祉計画は、令和2年12月の観光厚生常任委員会で中間報告を行ったところですが、その後パブリックコメント等を行い、令和3年3月に計画を策定しましたので、その内容を報告するものです。
 資料1、鎌倉市高齢者保健福祉計画の概要を御覧ください。
 高齢者保健福祉計画は、全ての市町村に策定が義務づけられている、老人福祉法の規定に基づく老人福祉計画と、介護保険法の規定に基づく介護保険事業計画及び保健施策が一体となった高齢者の総合的な計画で、平成12年度から策定しています。第3次鎌倉市総合計画を上位計画とし、ほかの計画とも調和を保ちながら策定しています。計画は3年ごとに策定しており、本計画は令和3年度から令和5年度までの3年間を計画期間としています。
 次に、計画の内容について説明します。資料2、第8期鎌倉市高齢者保健福祉計画の12ページ及び13ページの計画の体系を御覧ください。
 まず、基本目標ですが、「住みなれたまちで元気に暮らし続けるために、ともに支え合う地域づくりを目指して(地域共生社会の実現に向けた地域包括ケアシステムの構築)」としました。これは、前計画の中心となっている「高齢期になっても、地域社会の中でその人らしく健康にいきいきと暮らしていただきたい」という方向性を継続するとともに、「高齢者が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことを可能とするよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制の構築に努める」という地域包括ケアシステムの理念を入れたものです。この基本目標を実現するため、五つの基本方針と三つの重点施策を定めました。
 五つの基本方針は、「いつまでも安心して元気で暮らせる地域づくりの推進」「生涯現役社会の構築と生きがいづくりの推進」「住みなれた地域や家で生活できる環境の整備」「健康づくりと介護予防の推進」「介護保険サービスの適切な提供体制の充実」です。
 三つの重点施策のテーマは、「地域ケア体制の充実」「認知症施策の推進」「社会参加の推進と地域活動の拠点の充実」です。
 次に、68ページを御覧ください。
 介護保険制度の状況として、このページ以降では、計画期間の3年間の介護保険施設の整備量の目標、地域密着型サービスの整備量の目標、介護保険サービス利用者数等の状況、介護保険事業量の見込み、介護保険給付費の見込み及び計画期間における介護保険料について掲載しています。介護を受ける高齢者が増えることが見込まれる中で必要なサービスが提供できるよう、施設整備などに取り組んでまいります。
 次に、81ページを御覧ください。
 介護保険料は、計画の策定に合わせ改正を行いました。基準額となる第5段階で言いますと、月額5,464円から5,500円の36円増に、年額では6万5568円から6万6000円の432円増としました。今後3年間はこちらに記載の金額で運用してまいります。
 なお、新型コロナウイルス感染症により収入が減少した方等を対象とした介護保険料の減免につきまして、国からの通知に基づき、令和3年度も引き続き実施することを申し添えます。
 最後に、計画の進行管理ですが、鎌倉市高齢者保健福祉計画実績報告書を毎年度作成し、各事業の実施状況、事業の点検、評価の指標に基づく評価などを行います。また、今年度、新たなメンバーによる鎌倉市高齢者保健福祉計画推進委員会を立ち上げ、各年度における推進状況の評価や計画の進行管理を行ってまいります。今後は、市民の方々や、地域の医療、福祉、介護等、様々な関係の方々と連携を図りながら、計画の推進に努めてまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑はありませんか。
 
○前川委員  7期から8期になってというところで、考え方として全体的な話ですけれども多世代の交流というところをいろいろと組み込んでいかれるんじゃないかなと。特に老人センターのところなんですけれども、ちょっとお伺いしたいんですが、これは多世代交流の指導員も配置されてそちらで老人センターを展開されると思いますけれども、どのようになっているか、まだ始まったばかりかもしれませんけれども教えていただけますか。
 
○高齢者いきいき課長  今回のこの主要施策の中で、多世代交流の促進ということで新たに重点として追加をさせてもらいました。そこにはやはり老人福祉センターで多世代交流事業を推進していきたいというこちらの思いがありまして、ここを追加させてもらいました。現状、4月から多世代交流の専門職員を配置しているところですけれども、5月頃、実は5館統一した囲碁大会を企画していたところなんですが、コロナの影響で5館統一で集まるのはなかなか難しいでしょうということで、各館でそれぞれできる範囲で交流事業をやっていただいております。またこの状況が落ち着きましたら5館統一で何かそういうイベントを、または企画を考えていきながら実施をしていきたいというふうに考えております。
 
○前川委員  囲碁大会、5館統一ということで、ちょっと多世代の交流とはまた違うかなということなのかな。多世代のところではまだ何も行われてないという状況なんでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  その囲碁大会というのが、実は小学生と高齢者と一緒にやる囲碁教室を拡大させたやつなんですね。なので、各老人福祉センターではそれぞれその小学生が高齢者に囲碁を教わるというようなところは実施しているところなんですけれども、それを拡大して5館統一でというところがなかなかできていないというところになります。
 
○前川委員  失礼しました。今泉ではたしかお子さんと囲碁、老人センターでやっているんですね。そうかそうか、分かりました。その拡大ということだと思います。
 先ほども申し上げましたように、これからは高齢者の方だけじゃなくて、一つ屋根の下という考えで他人同士の交流ということで多世代が交流というのは鎌倉のコンセプトにしていただきたいと思いますが、今伺いました。
 それで、ほかにフレイルなんですけれども、この間のタウンニュースにも出ておられましたけれども、みらいふるとのフレイルの活動、昨年は各クラブ単位でフレイルのチェックなどされていたというふうに記憶があるんですけれども、今期はどういうふうになるのか教えてください。
 
○高齢者いきいき課長  昨年度も各単位クラブでフレイル予防活動を実施していただいております。今年度も継続して実施をしていただいているところです。またさらに拡充をしてみらいふるの方々もやっていただいているというところなので、そこにつきましては市もできる範囲で応援をしていきたいというふうに考えております。
 
○前川委員  それで、このことについては継続した行き先、この皆さんが集めたデータをやっぱり活用していかなきゃということを申し上げていると思いますが、その辺のところは何か導き出せることはあります。何か見えていることがあれば。
 
○高齢者いきいき課長  昨年やっていただいた実績を今これからいただくような形になっておりますので、そこをどのような活動をしていけるかというのはこれからちょっと、あとみらいふるの方々と調整をしていきながら考えていきたいというふうに考えております。
 
○前川委員  今みらいふるさんと限定していますけれども、ぜひみらいふるに入っていない方もお誘い合いをしての上ということで、このデータを集めて皆さんでフレイルのチェック、介護にならないような方法を地域で取っていただければというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、すみません、エンディングノートなんですけれども、昨年配り切れたのかどうかちょっと私確認してないんですけれども、今年はどうなるのか教えていただきたいんですが。
 
○高齢者いきいき課長  エンディングノートなんですけれども、今年度、内容をちょっと一新しようかということで、プロポーザルを行いたいというふうに考えております。まだスケジュール等確定はしていませんけれども、昨年度、その前の年度と内容があまり変わっていなかったので、ちょっとそこを一新して取り組んでいきたいというふうに考えております。
 
○前川委員  コロナでなかなかこのエンディングについては、エンディングサポートもそうですけれども、講座とか教室とかができなくなってしまっているんだと思うんですけれども、今おっしゃったように、このエンディングノートの内容を少し変えていこうかなというふうなお考えというのは大変ありがたいかなと思います。ほかに何かプランとして考えていらっしゃることはありますでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  エンディングって、エンディングノート、エンディングプラン、あと終活情報登録、3本でエンディングの事業というふうに認識をしております。その中で、今年度はできたら終活事業に関して講演会等をちょっと考えているところでございます。どのような規模で場所というのはまた今後の状況にはよりますけれども、そこを開いていきたいというふうに考えております。
 
○前川委員  ぜひよろしくお願いしたいと思います。なかなかこのエンディングは市民に周知が難しいことですけれども、今コロナの中でお一人で暮らしていらして気がつかれないで亡くなられてしまうケースも割と身近にもありました。そういうことを考えるとやはりこうしたエンディング事業というのは大事だなということを改めて感じておりまして、できれば地域でも寄り添っていきたいというのはあるんですけれど、ぜひお願いしたいと思います。
 それから、先ほど、ちょっとごめんなさい、さっき多世代のお話をしましたけれども、さっきみらいふると、という話をしましたけれども、全体的に多世代での交流ということは意識して行事をどこででも行っていただきたいというふうに思っておりますので、それは意見としてお願いします。
 それから、あともう一つだけなんですけれども、高齢者いきいき課で地域包括、今回担当されるということでなかなか大変なことだなと思っているんですけれども、最近、私の経験なんですが、住み慣れた家で、住み慣れた土地でというのが本当に最初に必ずこの文句が出てくるわけですが、住み慣れたおうちをなかなか維持できなくなってきているというケースが出てきてしまっていて、割とそこに関わることが多くなっています。これをどうやって市につなげていけばいいかということで、民生委員さんにお願いしたりしながらなんですが、もう何十年もお住まいになっていらして、いよいよというところでお体が具合悪くなって引っ越しが難しいというようなことのケースが結構ありまして、これ逆にお聞きしたいんですけれども、この地域包括に持っていってよろしい話というか、そこは何か連携してくださるようになるんでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  市内にあります地域包括センター、65歳以上のよろず相談所ということで様々な相談はそこで一義的に受け付けてくれます。その後、当然、市の関連課等に地域包括からつながるというケースはありますので、もしそのような状況がございましたらぜひ地域にあります地域包括支援センターに御相談に一回行っていただければ、どこか関連するところにはつながっていきますので御活用いただければと思います。
 
○前川委員  すみません、長くなって。そうなんですね。ただ、やっぱりそこのところの連携がうまくいっていないとつながっていかないというか、例えば市営住宅に入りたいという御希望とか、あとはほかに安価でおうちを探してほしいとか、そういう細かい作業になっていくんですね。ですから、それが連携先の担当の方がよく分かっていないと、もういいや、諦めようというか、そういう話になっていく。でも、諦められないんですね、引っ越さなきゃならなかったりするので、そこがとてもちょっとここのところ苦しくて、どうしたらいいものかなというところなんです。ですから、想定できる相手、要するに建築住宅課とかいろいろありますよね、そういうところによくお話をしていただいてほしいと思います。それから、民生委員ともこういうケースが増えているということを、やっぱりどうやって連携していくかということ、いろんなケースがあるので話しておいていただきたいなと思うんですけどいかがでしょう。大分ここのところ頻繁になってこれから増えると思うんですね。ぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょう。
 
○高齢者いきいき課長  包括との情報共有というところと、包括の中での様々な経験というのも、やっぱり包括によっても地域性というのがあります。その中で、今年度からなんですけれども、まずはその包括の管理者の会議が毎月行われますのでその中で事例検討会というのを今年度実施し始めたところです。そういったところで、今委員からお話しいただいたようなケースを、事務局、私ども高齢者いきいき課が担っておりますので、事務局側からの提案として議題として上げさせていただいて、そうすると市内にある10地域包括支援センターの管理者が全て同じような認識を持てるようになってきますので、そうすると様々な地域差がなくなって、つなぎ先も分かりづらいというところもあるかもしれませんけど、そういった部分ではちょっと解消していけるのかなというのを取り組んでいるところでございます。
 
○前川委員  本当はもう一歩お願いしたいのは、お年を召して、体が御夫妻とも悪くて、あとお子さんも体が悪いお子さんがいらしたりなんかすると本当に引っ越しが難しい、そういうケースで、特殊なケースかなと思うと意外とそういうことがありまして、皆さんが高齢なわけですよね。そういう場合におうちを市であっせんできるのかどうかというところもやっぱり、ここからは本当に深く入っちゃうんですけれど、入らざるを得なくなってくるので、ごめんなさい、度々、何回も申し上げてあれなんですけど、そういうケースが確実に出てくると思いますので、ぜひ今の事例検討会ですか、そこで話をしてその先をどういうふうにするかということも考えていっていただきたいと思いますので、大変な作業ですけどお願いしたいと思います。いかがでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  もちろんそこはこれから取り組んでいきたいと思っております。また、居住支援協議会というのもありまして、そこと包括と、また私ども市役所の高齢者いきいき課であったり、今は介護保険課と分かれてしまいました、介護保険課であったり、その職員が参加をしている協議会もございますので、そういったところでも情報共有をしながら対応していきたいというふうに考えております。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
 
○竹田委員  この高齢者いきいき課の、福祉計画ですね、策定を読みながら、つくづく若者も高齢者もやっぱり居場所かなと読みながら思いましたよね。この基本方針の2の中に生涯現役社会の構築、これ23ページ、これ基本方針2、生涯現役社会の構築と生きがいづくりの推進と、中段辺りから鎌倉市の高齢者はこういうことに参加していますよとパーセントが出て、その後、引き続き高齢者が活動できる地域拠点として老人福祉センターの運営、趣味・娯楽、体操などのサークル活動や老人クラブの支援を通して高齢者の居場所づくり、生きがいづくりと書いてある。こういうふうに一つの目的を持って老人福祉センターありますよね。それからクラブもあると。そういうところが一つの居場所となる、なっているんだろうと思いますけれども、私はまず高齢者が一歩外に出ると。突然何かいろんなスポーツ関係だとか趣味だとか、もちろんそういうところに入っていける人もいるけれども、まず地域の中で日中一人で過ごしているであろう高齢者がぽつりぽつりと歩きながら出かけていって同じ高齢者と出会うという、そういう居場所をぜひつくってほしいということで、私、一般質問させていただきました。
 藤沢の縁側事業がそれに当たりましたね。40事業ぐらい、年間30万円を出していると。私、視察に行ったけどそこでは何も目的を持ってない、もう朝来て本当に楽しんでお茶を飲んでおしゃべりをして、お昼を食べて帰っていくと。あれを見ていたときに、何か目的を持ったそういうサークルとかそういうところももちろん大事ですよ、老人福祉センターもありますしね。だけど、そんなにたくさんはないと。鎌倉市は辛うじて社協が行っている近所のつながり事業、年間9,000円ですよね。それは社協が出していると。そういうことを取り上げさせていただいて、もっともっと近所の中で、地域の中で高齢者が集まってこれるようなそういう事業をやるということも大事なんじゃないかという話をさせて。そのときの答弁ではたしか、部長答弁で社協と協議しますと、そういう答弁だったんですよ。社協がやっている事業を市がどれだけ応援できるのかという部分で協議しますという御答弁をいただいた。その先協議されたのか、されたとしたらどのような話合いがなされたのか、伺います。
 
○田中(良)健康福祉部長  社協で行っておりますその居場所づくりといいますかそういう事業に対しまして、市でどのような関わりができるかというようなことでございますけれども、地域福祉計画という計画の中でその社協との関わりというか市の関わり、そういったものも一定程度この計画の中では打ち出していると。そういう中で、具体的に今後その高齢者の居場所づくりに対しましては、現在のところまだ具体的な協議は行えておりませんけれども、そういう中で引き続き社協と連携を取って進めてまいりたいというふうには考えております。
 
○竹田委員  私の一般質問を聞いていらしたんですよ、社協の方ね、この近所のつながり事業をやっていらっしゃる方が聞いていました。あのような答弁をされているから、いつ来られるんだろうとずっと待っていらした。もちろん社協と市が両輪となってこれはやっていくものですよ、高齢者福祉ってね。それは当然地域福祉もそう。だけれども、あそこで一般質問の中で社協と協議をしますよといえば、何を協議するかといったら近所のつながり事業について協議すると思うじゃないですか、社協は。だから、今まで市との関わりの中で計画をつくる中でいろいろと協議もしてきましたよと、そのことではなくて具体的に近所のつながり事業について社協と協議をしますよという答弁だったんだから、やっぱりそこはちゃんと取り組んでいただきたい。どのような話合いになるか分からないけれど、社協さんは待っていましたよ。やっぱり一般質問の中の答弁でおっしゃった言葉はちゃんとそれは一つの市民に向けての約束なんですから、しっかりと協議するとおっしゃったんだったら協議していただきたい。まだであったならば、社協さん今でも待っていますよ、どうぞ協議に入っていただきたいんですけれども、いかがですか。
 
○田中(良)健康福祉部長  申し訳ございません。協議は必ずさせていただきます。私でもいろいろと社協さんとのつながりの中で今後の関わり方ということも、地域福祉計画の中で先ほども申しましたけれども位置づけがある中で、市としてどのような関わりができるかというところについてしっかりとまず市の内部で検討して、それから社協さんにも必ず協議をさせていただきたいというふうに考えております。
 
○竹田委員  これで終わりますね。よろしくお願いしますよ。全体的な協議じゃなくて、個々の事業についての協議を私は求めたんです、一般質問で。ですから、必ずこれは近いうちにやっていただきたいと思いますが、いいですか。確認です。
 
○田中(良)健康福祉部長  近々協議をいたします。
 
○竹田委員  よろしくお願いします。
 
○後藤委員  簡単に一つだけ聞きたいんですけれども、昨年の介護保険のサービスの利用状況ってどれくらいですか。要は、コロナが発生してから多分サービスを受けることを自粛されている方々が相当数いらっしゃったと思うんですけれども。
 
○介護保険課長  まだ、すみません、決算値、最終的なものはお伝えできないんですけれども、全体としてはやはり伸びてはいるんですが、やはり通所ですとか一部のサービスに関してはコロナの関係でかなり減という状況はありました。
 
○後藤委員  実は我々の選挙になる前に、私の方でももともと理学療法士だというのもあって、みんな我々の分野の人たちは戦々恐々としている部分がありまして、どういうことかといいますと、要はそうでなくても年配の人たちが多い地域において新型コロナウイルス感染症が出てきたことによって自粛生活と、要は家からあまり出なくなっちゃった、そうなると足腰も弱っちゃうし認知症にもなりやすいということで、コロナがある程度落ち着いてきたところで相当数の高齢者の方が家に長いこといたら足の筋力が落ちて歩けなくなっちゃったとか、あとは、人との関わり合いがなくなっちゃって認知症になっちゃったという人たちが相当数出てくるんじゃないかと思って、そういうのをなるべく予防的に抑えたいと思う我々分野でございますのでそういった意味で戦々恐々としているわけですけれども。
 多分なんですけど、予測で言うとコロナが出てくる前に比べると、コロナが出てきてから実際にその介護保険のサービスをどうしていますかというと、利用を取りやめていますとかという人たちが結構私の聞いた中では多いんですね。体感としては2人に1人ぐらいが、下手すると今までそうやって外出の機会を得られていた方々が結果的にですけど外出してないという場合があると思うので、この地域包括ケアとか認知症の患者さんたちが増えないように予防しますというのはこの高齢者の健康福祉においては前から結構うたわれている話だと思うんですけれども、その辺に関して新型コロナウイルス感染症というのが出てきたことによって、今後そういう人たちが一気にばーっと増えてしまうということに関してどういうふうなことを想定されているか、というか考えていらっしゃるか、というのがもしあれば教えてもらいたいんですけど。
 
○介護保険課長  先ほども申し上げましたように、やはり通所系のサービスはサービスの利用控えみたいな状況がありまして、ずっと前年度比等を追っていたんですけど、やっぱり多いときですと30%越えぐらいで減している月もあったかと思います。
 ただ、春から回復傾向にはありまして、多分、すみません、最新のデータ今ちょっとあれなんですけれども、恐らく令和3年の4月と令和2年の4月を比べますと伸びていますので、その減の状況はかなり収束しているというか収まってきたのかなという状況はあり、実際にその利用を控えている間も事業所によってはなるべくそうならないようにということで、お電話をしたりとか、特例で認められたいろいろな手段がありましたので訪問ができるところは訪問に代えていったりとかと、いうことで対応はされて、何とか事業者にとっても利用者とつながっているように、後々やっぱりサービスを再開してもらえるようなところを見込んで動いてはいらっしゃったと思います。
 
○後藤委員  地域には、さっきほかの委員の方からもお話ありましたけど、我々が例えば患者というか利用者を診るときに必ずキーパーソンを上げるわけですけれども、そういった中でも御家族以外にも民生委員だったりとかそういう地域で活動しているリハビリの専門職の人であったりとか、あとは御近所の人が場合によってはキーパーソンになることもあると思いますけど、意外と、ああ、この人すごい情報を持っているなという人が結構いると思うので、その辺、地域包括支援センターと連携を取りながら、そういう症例の事例の会議みたいなときに、はなるべくそういう関係者をその会議に参加させるように持っていってほしいなというふうに個人的には考えているんですけど、その辺いかがでしょうか。
 
○介護保険課長  対象のケースがあった場合に、各地域包括支援センターでその地域の人、今委員おっしゃいましたように、近所の方とか民生委員だったり町内会だったりいろいろな方、キーパーソンがいる場合には一緒に来ていただいて個別の会議はやっているところです。
 
○後藤委員  ぜひそのようにやっていただけると、会議自体もすごく充実すると思いますし、それこそそれぞれの地域性が見えていいかなと思いますので、ぜひその辺も引き続きよろしくお願いします。
 
○吉岡委員  高齢者が元気でいていただいてなるべく自分で暮らし続けたいというのは希望だと思うんですが、老人センターのいわゆる交通確保というんですか、たしか委託されたところにその辺はお願いするという、だったと思いますが、今具体的にはどんなふうになっているんでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  老人福祉センターの外出支援という、そこに来られる手段というところなんですけれども、各センターにワンボックスカーを配置しました。教養センター以外の各センター。名越につきましては市役所からバスが出ております。そのマイクロバスも、6月に入ってからですかね、今までは市役所から名越のセンター直通だったんですけれども、途中の材木座ですとか何か所か寄るように変えさせてもらいました。腰越、玉縄、今泉につきましてもワンボックスカーを導入して、今月、6月のはじめ頃から順次、地元の町内会等と協議をしながら、止まる場所とかコースを考えながら運行しているところでございます。
 
○吉岡委員  それは第一歩だなとは思っているんですけど。例えば教養センターの場合はバスができたということで、市のバスはないんですけれども、やはりいろんな地域から結局乗り継ぎしなきゃいけないということで、できれば一発で行けるというんですか、例えばもう少し端寄りのところからもずっと行けるようなそういうものもしてほしいという要望があったんですけど、その辺は教養センターに関してはどうなんでしょうか。
 
○高齢者いきいき課長  教養センターにつきましては、今委員おっしゃっていただいたとおり、教養センターの前にミニバスが、江ノ電バスが止まるようになっております。というところもありまして、今回の指定管理の中でワンボックスカーの設置というところは外させていただいたところでございます。ただ、教養センター、やはり様々な講座をやっている関係で市内のいろいろな地域から御参加いただいているという現状もございますので、その辺は地域別ですとかそういったところを見ながら、どのようなことができるのかというのは指定管理者とちょっと話をしていきたいというふうには考えています。
 
○吉岡委員  行きやすい環境というんですか、それは非常に大事なことなので、指定管理者だけに荷を負わせるんじゃなくて、その辺は財政的な措置も含めましてぜひ考えていただきたいと思います。
 それから、生きがいサービスというんですか、いきいき事業というところでは、45ページのところには公平さを保つような見直しを図り検討していきたいと同じことがずっと何年も書いてあってそのままになっていると思うんですが、その辺については具体的な今後の見直しのスケジュールというんですか、何をどう見直すのか、もう少し教えてください。
 
○高齢者いきいき課長  高齢者活動サービス事業の充実というところだと思われます。この中で、新たなサービスとしまして今年の4月から福寿手帳を福寿カードに切り替えさせてもらいました。今まで福寿手帳って使える範囲が寺社仏閣、あとは公共施設というふうに限られていたんですけれども、4月からスタートをしまして市内の店舗さんに御協力いただきまして福寿カードを見せるとお店で割引ができると、今30店舗近く協力していただける店舗が増えてきたというところで、新たなところではその福寿カードというのをこの4月から開始させてもらったところでございます。
 また、外出支援というところであれば、昨年になりますけれども、運転免許証を返納された方に対して2,000円の外出支援策というのを始めさせてもらったところでございます。また今後、それ以外でどのようなことができるのか引き続き検討していきたいというふうに考えております。
 
○吉岡委員  ぜひ検討していただきたいと思います。それと、今後、特養ホームの建設については実施計画には盛り込まれてないんですが、在宅で暮らすという点では、例えばショートステイとか、もちろん今デイサービスとか、先ほどコロナ禍での問題ございますが、やはり在宅でやるためにショートステイって随分希望があるのかなと思うんですが、その辺は十分足りているということで理解してよろしいんですか。
 
○介護保険課長  先日ちょうど市内のショートステイのベッドを持っている施設にアンケート調査をやらせていただいて、たしかショートの稼働率、すみません、ちょっと今手元に資料ないんですけれども、9割を切ったぐらいだったかと思います。昨年度の夏頃にも一度やっておりましてそんなに大きな変動はなかったかと思いますので、施設によってはちょっと常に満床のような施設もあり、逆に全然埋まってないところもあって、地域偏在はあるかとは思いますけれども全体としては足りているというふうに把握しています。
 
○吉岡委員  そうすると、施設的には十分、今そういうことも含めて計画がなくても大丈夫だという認識なんですかね。
 
○介護保険課長  申し訳ありません。今答弁させていただいたのはショートステイのベッドということでして、入居ということを考えますと、この4月に待機者数調べ直させていただいたところ397名という数字が出てきています。この7月に新たに1施設特養が開設いたしますので、そこで特養の入居者が90でショートが10床になりますので、90全員鎌倉市民ではないと思いますからそこまで全部はないと思いますけれども、そこ、特養の入居によってまた待機者が少し減る。それ以外にも、この後グループホーム、あるいは介護付有料というものを増床することを検討しておりますので、もちろん一度にゼロにすることは無理なのですが、特養という方法じゃない別の方法でその辺はカバーをしていきたいというふうに考えております。
 前回も答弁させていただきました。やはり特養を1施設建てるとなりますと、保険料への影響ですとか、まずそれだけの土地を確保できるのかという問題、それから一般会計でどうしても100床ですと8,500万円ぐらい歳出を組まなくてはいけないという状況もありますので、現時点、この3年間につきましてはグループホーム等で対応していきたいというふうに考えています。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 それでは、ちょっと長時間になりましたので、ここで換気のため10分間休憩をいたします。50分再開でございます。暫時休憩いたします。
               (14時40分休憩   14時50分再開)
 
○納所委員長  それでは、再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  報告事項(3)「第6期鎌倉市障害福祉サービス計画の策定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○濱本健康福祉部次長  日程第8、報告事項(3)第6期鎌倉市障害福祉サービス計画の策定について、報告をいたします。
 鎌倉市障害者福祉計画は、障害者基本法に基づく鎌倉市障害者基本計画と障害者総合支援法に基づく鎌倉市障害福祉サービス計画で構成されており、第5期の鎌倉市障害福祉サービス計画の期間が令和2年度をもって終了したことから、新たに令和3年度を初年度とした計画を策定いたしました。
 新たな鎌倉市障害福祉サービス計画は、令和2年12月の観光厚生常任委員会で中間報告を行ったところですが、その後パブリックコメント等を行い、令和3年3月に計画を策定いたしましたので、その内容を報告するものです。
 資料1、鎌倉市障害福祉サービス計画の概要を御覧ください。
 鎌倉市障害福祉サービス計画は、国から示された基本指針を踏まえて、全国の自治体で成果目標や障害福祉サービスの見込み量などを設定するものです。
 なお、児童福祉法による障害児福祉計画は、障害者総合支援法の障害福祉計画と一体的に策定することができるため、障害福祉課とこどもみらい部発達支援室とで連携しながら鎌倉市障害児福祉計画を含めて策定をしています。第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画を上位計画とし、鎌倉市地域福祉計画の部門別計画として、関連する他の計画とも調和を保ちながら策定しております。計画期間は、令和3年度から令和5年度までの3年間の計画となります。
 次に、計画の内容について説明します。資料2、第6期鎌倉市障害福祉サービス計画の23ページから31ページを御覧ください。
 ここでは、令和5年度末における本市の成果目標を定めました。この成果目標は、国が定めた指針に基づき、1、福祉施設の入所者の地域生活への移行など七つの成果目標を掲げております。前期のサービス計画からの変更点は、6の相談支援体制の充実・強化等、7のサービス等の質を向上させるための取組に係る体制の構築の追加です。その二つの成果目標では、総合的・専門的な相談支援体制及び地域の相談支援体制の強化を図ること、また、障害福祉サービス等の質を向上させる取組として、職員の各種研修への参加、県等が実施する事業者に対する指導監査の結果の情報共有を行うことなどを定めています。
 また、七つの成果目標を達成するための活動指標として、続く第4章で障害福祉サービス等及び障害児通所支援等の見込み量とサービス量確保のための方策を定めました。各種障害福祉サービス等の見込量については、市内の障害福祉サービス利用者や市内福祉事業所に対するアンケート調査を行い、地域の実情も踏まえた上で、国の指針に基づき、これまでの実績や推移などを勘案して設定したものです。詳細は、資料の32ページから56ページを御覧ください。
 最後に、計画の進行管理について、資料の57ページから58ページを御覧ください。
 計画の進捗状況を把握するため、毎年度、鎌倉市障害者福祉計画推進状況報告書を作成し、各事業の実施状況等について確認し、分析、評価、計画の見直し等の検討を行います。また、外部委員で構成される鎌倉市障害者福祉計画推進委員会においても、同様の検討を行い、各年度における進捗状況の評価及び計画の進行管理を行ってまいります。
 今後につきましては、市民の方々や福祉事業所、福祉団体、医療、教育、障害者雇用等の様々な関係者の方々と連携を図りながら、計画の推進に努めてまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑はありませんか。
 
○吉岡委員  今日、議案第9号が委員会としては採択されたんですけれど、本会議でこれからどうなるかというのはありますが、この条例とこの計画との関係というんですか、障害者が視覚・聴覚のことで具体的な中身になっていますが、それはどのように計画に反映されるのか、この整合性というんですか、それについて伺いたいと思います。
 
○濱本健康福祉部次長  先ほど御審議いただきました条例につきましては、その実施者につきまして市の情報発信でありますとか取組を定めておるんでございます。このサービス計画につきましては、障害者に対するそのサービス提供、総合支援法に基づく各種サービスの提供目標等を定めているものでございますので、直接的にさきの条例の部分が何か数値目標という形でこの計画上に示されたものではないというものになってございます。さきの条例についての取組につきましては、次期の令和4年度の予算案等の中に事業の計画として盛り込んでいきたいというふうに考えてございます。
 
○吉岡委員  基本的には今の計画がベースなんですけれど、せっかく条例になったんですからプラスになっていかなかったら意味がないんで、そうすると来年度の予算にこの中身としていろいろ盛り込まれていくだろうという趣旨でよろしいんですね。期待してよろしいんですね。
 
○濱本健康福祉部次長  先ほどの条例の話の部分にまたなるかと思います。まず、現行の3年度予算につきましては、条例の提案をさせていただく前ということもございまして、先行する事業といたしまして、条例案がまだなので何もやってないということではなくて、例えば市長の定例記者会見における手話通訳を新たに実施したりとか、今現在の進行形の話で言えば、ワクチン接種についての各種御案内の中に視覚障害者の方については封筒への点字シールの貼り付けであるとか、あとは同封する書類の一覧を拡大文字で表示したり点字による一覧表をつけたりとか、聴覚障害の方におきましては、会場の予約をお取りになって会場に来られてもなかなかその場で特に医療的な専門用語は筆談では通じ難い部分も多いということで、手話通訳者も派遣を市から日時等を調整しながら行っているというような、先行する事業というのはもう既に実施をしているところでございます。あと、4年度に向けましては、御審議いただいた条例案を可決いただければ、また庁内にそうして取り組むべき事業というのをもっと分かりやすい形できちんと整理した上で研修等を行って次年度の予算要求の中に反映していきたいというふうに私どもとして考えているところでございます。
 
○竹田委員  2点だけ伺います。
 一つ目は、大変細かい話で恐縮なんですけど、これ73ページですかね、回答者の属性の中で一緒に暮らしている人、御相談いただいた方は御両親と暮らしているんですが、その保護者に当たる方は親亡き後どうなっていくのか、この子は、ということをすごく心配されている。それで、例えばこの中で一人で暮らしている人が20.7%、この場合は一人で暮らしたいと思って希望して暮らしている人もいるし暮らさざるを得ない人もいると。そうしたときに、その親亡き後この子がちゃんと生きていけるのかどうかと御心配されていて、やっぱり一人でも心配してくれる人がいてくれるとありがたいと常にそうおっしゃっているわけですね。その一つの例として、ここからは具体になるんですけど、例えばサービス、現在受けているサービスを更新、鎌倉市の場合は、本人が申請、更新手続をしなければならないと、忘れてしまった場合はもう一回新しく申請し直すということが起きてくると。しかしながら、横浜の場合はそろそろ更新ですよと更新のお知らせが届くと、そういうことを聞きました。ぜひ、やっぱりなかなか一人で暮らしている、御両親が亡くなった後のことを考えるとそういうところでもちょっと手を差し伸べてもらいたいと、そういう声を聞きましたけれども、鎌倉市においてはこのサービスを受けているその障害者の更新手続についてのお知らせというのを出すことはできないんでしょうか。伺います。
 
○濱本健康福祉部次長  現行の申請者の方に手続を委ねると、申請手続の形の中でのサービス提供ではございますけれども、横浜市さんの事例ということでいただいた当事者の方の助けになる事業で、特に親御さん亡き後、御本人が何もできないというような状況ということでございます。お一人暮らし、望んでなければグループホームとか共同生活ができるようなサービスを拡充していくというような部分の方策ももちろんございますけれども、それがかなわないような状況の中で、サービスが御本人の意思に反して途切れてしまわないようにということの市ができる取組の一つということでいただいた案件でございますので、できる部分があるかどうかにつきましてはしっかり考えてみたいというふうに思ってございます。
 
○竹田委員  どうぞ検討をよろしくお願いいたします。
 それからもう一点なんですけど、81ページで、地域で生活するため必要な支援についての下にコミュニケーションについての支援が欲しいんですと書かれてある。これは、地域で生活するためにコミュニケーションについての支援って具体的にするとした場合にはどのような方法が考えられるのでしょうか。伺います。
 
○濱本健康福祉部次長  その障害の種別にもよってくるかとは思うんですけれども、また先ほどのちょっと条例の話に戻ってしまう部分もあるんですけれども、条例の中の取組の一つとして私どもで考えているのが、例えばその聴覚・視覚の方の障害の場合、市の窓口に来ていただいたその行政手続の部分につきましては手話通訳者がいたりとかそういうサービスでコミュニケーションをとることができるようにはもちろんしておるんですけれども、社会、町ですね、それぞれの方が住む町の中で例えばサークル活動であるとか自治・町内活動であるとかという必ずしも行政だけとのやり取りではない部分の活動につきましても市がお手伝いしているような通訳サービスのようなものが利用できるように、ボランティアで活動されている団体さん、今だんだん高齢化もしてなかなかこの活動が弱まってきているという部分もございますので、そちらを育成・確保していくことによってふだんの直接的な行政のやり取りではないような部分、社会参画の部分の中でのコミュニケーションをとるという部分につきましてもより支援が受けやすいような体制をつくっていくような活動を市としても取り組んでいきたいというのは、条例の中で事業として取り組みたいと考えているところでございます。
 
○前川委員  ちょっと一つだけ確認させていただきたいんですけど、先ほどから出ています視覚障害者の方なんですけれども、今点字を読まれる方がとても少なくなってきているというのを聞いているんですが、今おっしゃっていた行政の窓口などではそういう方に対してはどういう対応をされているのか。それからまた、一般的にその視覚障害者の方は例えば点字をお読みになれないとどういうふうにして社会の中の情報を得ていらっしゃるのか、ちょっと教えていただいてもいいですか。
 
○濱本健康福祉部次長  点字をやはり読める方は多くないと思っています。例えば広報の点字版というようなものも市では作成しておりますけれども、それの購読をしているのは10人くらいと聞いてございます。その場合に、やはり先天性、出生されたときから例えば視力がないような方で支援学校とかに通われて点字を学ばれたという方については展示をお読みできますけれども、途中で失明されたような方は当然点字を読むのがなかなか難しいと。それらの方については、やはり音声ということが代替の一つというふうに考えてございます。ですので、今回のワクチン接種の例えで言えば、点字版の一覧表はお送りはいたしましたけれども、広報の音声版を購読されているような方にはCDを用意しまして、そこに封筒に入っている説明書を読み上げたデータCDをつくってそれを送付したりとかというようなことも行っております。ですので、今後、市の情報発信物、一時に全てというのはなかなか難しいとは思うんですけれども、生命、命に係るような部分から優先するような形で、点字が読めない視覚障害者の方には音声が今一番有力だとは思ってございますけれども、そのような形のデータ提供したいと思ってございます。
 ちなみに、今日資料で配付しておりますこの計画書もお手元に、ここにコードが入っていまして、これは機械でページを読み上げてくれるというSPコードをつけたような形で今回も作成してございます。
 
○藤本委員  障害児支援のところで幾つか質問させていただきたいんですけれども、この計画の中の15ページで、すこやか健診といって鎌倉市の子供の5歳のところで一旦見ているというところなんですけれども、この5歳以降の発達に関しては義務教育の中などで適宜拾い上げているという認識でよろしいでしょうか。
 
○濱本健康福祉部次長  この計画が発達支援室と障害福祉課でつくり上げたものでございまして、今日、すみません、関係課でちょっと発達支援室を呼んでいなくて大変恐縮なんでございますけれども、児童の部分につきましては発達支援室と、あと教育委員会で連携しながら取り組んでいるというふうに認識をしているところでございます。すみません。不十分な説明で恐縮です。
 
○吉岡委員  今、視覚障害の方の点字読めないという方にCDですね、ちょっとその辺お話があったんですけど、例えば点字はそのまま御自分で持っているということで、CDの場合は返してくださいとなっているんですか。要するにCDをお返しくださいというふうになっていると聞いたものですから、それは例えばいろいろ広報とかそういうのをそのままそこにお渡しするということでよろしいんですか。何かそんな話聞いたので。
 
○濱本健康福祉部次長  今回のそのコロナワクチンに関する説明書の朗読CDに関しましては、返却を求めてはございません。広報音声版は、申し訳ありません、ちょっと把握してございません。
 
○吉岡委員  広報だったかもしれないんですけれどいただいたものを返してくださいと、要するにCDを、ということなんで、その辺はもう少し何とかならないのかな。再度また録音し直すようなものだとあれですけれども、1回やったらそのままになるのもあるのかなと思って、だからそこら辺はもう少しじゃあ調べていただいて、そうでしたらそれは返却しなくてもいいよというふうに。例えば点字でやるとなると印刷だけでも結構大変ですよね、点字の印刷って。ですから、それよりもよっぽどCDをお渡しして録音で朗読でやっていただいたほうがいいかなと思ったものですから。じゃあ、それはちょっと、そんな話を聞いたものですから。
 
○濱本健康福祉部次長  新しい条例の施策に関することでもございますので、庁内の状況を確認いたしまして、まずは御報告をいたします。
 
○納所委員長  質疑を打ち切ります。了承かどうかの確認でございます。了承でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第8報告事項(4)「令和3年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額等について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○保険年金課長  日程第8報告事項(4)令和3年度国民健康保険料の保険料率及び軽減基準額等について、報告いたします。
 資料は全6枚をタブレットに配信しており、そのうち資料1から5までが保険料に関する資料となります。
 まずはじめに、国民健康保険制度における財政の仕組みについて説明いたします。資料1を御覧ください。
 国民健康保険制度は、平成30年4月の国民健康保険制度改革により、神奈川県が財政運営の責任主体となり、市町村は、保険給付に必要な費用全額を県から交付金として受けることになっています。一方、その財源の一部として、市町村は県が一定の基準で算定した納付金を納めることになっており、市町村は納付金に必要な保険料を算定することとされています。
 国民健康保険の財政上の運営主体は都道府県ですが、それを支えるための財源の大半は市町村に住所を置く国民健康保険加入者からの保険料であり、今後も保険料が国保財政に重要な位置を占めることになります。
 次に、令和3年度の本市国民健康保険を取り巻く環境について説明します。資料2を御覧ください。
 まず、国民健康保険被保険者の加入状況ですが、賦課期日である令和3年4月1日現在の被保険者数は3万6138人で、世帯数は2万4257世帯です。令和2年同時期と比較し、それぞれ440人、129世帯減少しています。これら被保険者の所得から算定する賦課標準額の総額につきましては約371億9000万円で、令和2年と比較いたしまして約37億8800万円の減少となっています。
 また、医療費の動向ですが、国民健康保険の医療給付費等は、令和2年度が減少したことから方向性につきまして県下33市町村で協議した結果、医療給付費等が滞る事態を避けるため、令和元年度の実績に平均伸び率を2年度分加味することを基本に算定することとし、令和3年度予算におきましては、医療給付費の総額は対前年度予算から約1.8%の増額で112億1000万円となります。1人当たりの医療給付費は、対前年度で約1.8%の増額で31万8484円となります。
 次に、本市の令和3年度国民健康保険料率等について説明いたします。資料3を御覧ください。
 まず、本市の国民健康保険料の仕組みについて説明いたします。
 保険料は、医療分、後期高齢者支援金等分及び介護納付金分として、それぞれ賦課をいたします。このうち介護納付金分につきましては、40歳から64歳までの方にのみ賦課をするものです。これら三つの全ては、さらに本人の所得に応じて御負担いただく応能負担と、所得に関係なく利益を受ける方に均等かつ平等に一定額を御負担いただく応益負担とにそれぞれ分類しています。応能負担は資料3表の所得割に当たり、所得金額に料率を掛けて保険料を算出するものです。また、応益負担は、資料3表の均等割と平等割に当たり、均等割は被保険者1人につき一定額を、平等割は1世帯当たり一定額を賦課するものです。本市では、所得割額、均等割額及び平等割額の三つの合計で保険料を決定する方式で、いわゆる3方式での賦課を行っています。
 令和3年度の保険料についてですが、まず、医療分につきましては、所得割料率6.1%、均等割額2万4930円、平等割額1万5780円で、これにより1人当たりの平均保険料は年間7万2,660円となります。
 次に、後期高齢者支援金等分につきましては、所得割料率2.52%、均等割額9,180円、平等割額5,610円で、これによりまして1人当たりの平均保険料は年間2万7620円となります。
 最後に、介護納付金分につきましては、所得割料率2.53%、均等割額9,360円、平等割額4,860円で、これにより1人当たりの平均保険料は年間2万9108円となります。
 この結果、40歳から64歳までが負担をいたします医療分、後期高齢者支援金等分及び介護納付金分の三つの合計では、1人当たり保険料は12万9388円で、令和2年度と比べてまして266円の増額となります。また、0歳から39歳、65歳から74歳までの方が負担をいたします医療分と後期高齢者支援金等分の二つの合計では、1人当たり保険料は10万280円で、令和2年度と比較しまして250円の増額となります。したがいまして、全体での1人当たりの保険料は11万4834円となり、2年度と比べ258円の増額となります。
 次に、低所得世帯への保険料の軽減措置の内容について説明いたします。資料4を御覧ください。
 この軽減措置は、医療分、後期高齢者支援金等分及び介護納付金分のそれぞれに適用するものです。世帯主とその世帯に属する被保険者及び特定同一世帯所属者の前年の総所得金額等の合計に応じまして、均等割と平等割についてそれぞれ7割・5割・2割の三つの区分で軽減いたします。
 なお、令和3年度では税制改正による個人所得税の見直しが実施され、特定の収入のみに適用されております給与所得控除及び公的年金等控除額が一律10万円引き下げられ、どのような所得にも適用される基礎控除額が10万円引き上げられました。税制改正により国民健康保険料の負担に不利益が生じないよう、基礎控除額を33万円から43万円に引き上げるとともに、従前の算定式に、被保険者のうち一定の給与所得者及び公的年金等の支給を受ける方の合計数から1を減じた数に10万円を乗じて得た金額を加算して算定することとしました。
 続きまして、資料5を御覧ください。
 こちらは所得階層別年間保険料及び所得別世帯割合で、所得別で世帯における保険料の目安を示したものです。令和3年度は保険料賦課限度額の見直しは行われませんでしたので、賦課限度額は令和2年度同様、99万円となります。
 以上、報告いたしました内容につきましては、去る5月20日に開催いたしました鎌倉市国民健康保険運営協議会での審議を経て、6月1日に告示をいたしました。
 次に、新型コロナウイルス感染症に伴い令和2年度に実施しました新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に対する国民健康保険料の減免措置を令和3年度も実施することにつきまして報告いたします。資料6を御覧ください。
 新型コロナウイルス感染症の影響による収入の減少により減免の対象となる保険料は、令和3年4月1日から令和4年3月31日までの間に納期限が到来する保険料となり、鎌倉市では令和3年度第1期から第10期までの1年度分の保険料が対象となります。
 保険料の減免の対象となる世帯及び減免内容は、主たる生計維持者が新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた、または重篤な傷病を負われた場合は全額を免除、新型コロナウイルス感染症の影響により収入減少が見込まれる場合は保険料の一部を減額するというものです。
 減免に係る主たる生計維持者とは、国民健康保険加入の有無にかかわらず世帯の生計を維持する方と定義されています。
 また、収入減少による保険料の減免については、主たる生計維持者の事業収入、不動産収入、山林収入または給与収入のいずれかが前年に比べ30%以上減少する見込みであること、前年の合計所得金額が1,000万円以下であること、事業収入等以外の所得の合計額が400万円以下であることの三つの全ての要件を満たした場合に対象となります。
 減免額は、資料6中段の「保険料の減免額」のとおりとなります。一例といたしまして、Aの世帯の保険料額を仮に30万円、Bの主たる生計維持者の事業収入等の前年所得額を300万円、Cの主たる生計維持者及び被保険者全員の前年合計所得金額を500万円とした場合、30万円にBをCで割った300/500である0.6を掛けた18万円が減免対象保険料額となります。主たる生計維持者の前年合計所得金額が300万円であることから、減免割合は100%で減免額は18万円となるため、この世帯の場合、令和3年度保険料納付額は当初の30万円から18万円を減免した12万円となるというものでございます。
 また、主たる生計維持者が新型コロナウイルス感染症の影響により事業等の廃止や失業をされ、そのことが書面上確認できる場合には、前年の合計所得金額にかかわらず保険料額の全額を免除いたします。
 なお、減免を行った保険料については、国が特別調整交付金及び臨時特例補助金により財政支援する予定となっております。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑はありませんか。
 
○吉岡委員  今コロナ感染症の影響に関わる保険料の減免というんですけれど、実際にはもう昨年度、相当減額する、いわゆる収入が減っていらっしゃるのかなと、その上でまた減額、いわゆる30%ですか、ということはその対象者がどうなんだろうなと今思いながらいたんですけど、その前年度は確かに収入があってその年に、去年減ったというのは分かるんですけど、どうなんですか、対象者という点では。2年間続けて少なくなったといったら相当なことになっちゃうなと思いながら聞いていたんですけれども。
 
○保険年金課長  参考までに、令和2年度に減免いたしました件数なんですけれども、485件で減免金額が約8,000万円となっております。委員御紹介のとおり、あくまでも前年の所得に対して30%以上減ということになりますので、仮に令和2年度に減免を受けられた方が引き続き令和3年度に減免を受ける場合には、令和2年度の場合は令和元年度と令和2年度を比較して30%以上減ということが必要でした。令和3年度の場合はその落ちた令和2年度をベースにさらに30%減していなければ対象とならないということから、件数は少し減ってくるものと考えております。
 
○吉岡委員  ただ、全体の収入が減るから国保の保険料自身も相当減るということで理解してよろしいんですか。
 
○保険年金課長  このコロナウイルス感染症による減免というのは、2か年続けて受けるというのがそれぞれ30%、30%で所得が下がってこないと対象にはなりませんが、その前年と今年を比べまして所得が大きく下がっているのであれば令和3年度の保険料はその下がった所得をベースに保険料を計算いたしますので、結果としては下がってくるということにはなります。
 
○吉岡委員  その辺が具体的にちょっと分からないので、相当下がらないと大変だなと今思いながら聞いておりました。減免制度を受けられないんじゃないかなとまずは思ったものですから、そこはどんな現状なのか、やっぱり市民生活の現状を踏まえた上で必要ならばまた必要な措置を取るなり、ちょっと今まで減免された方の現状も踏まえて対応していただきたいなと一つ思います。
 それと、もう一つですけど、いわゆる均等割というのは世帯の人数が増えれば保険料が増えるという制度で、昨年の議会として国や、特に子育て世代の支援が必要じゃないかということで意見書出しましたけれど、国の制度が少し来年度から変わるということで、まだまだちょっと不十分だと思うんですけど、その辺についてはいかがですか。
 
○保険年金課長  長らく検討課題になっておりました国民健康保険の未就学児を対象にしました減免措置なんですけれども、令和4年度、来年度から導入される予定でおります。現時点での本市の対象者なんですけど、612世帯で約775人が対象になるのではないかというふうに試算しております。
 
○吉岡委員  それはちょっと一歩前進だと思うんですけれども、未就学児だけだということではやはり子育ての施策からいったら逆行していると思うので、1人増えると、さっき幾らですかね、39歳までと、たしか均等割って幾らでしたっけ、1人当たり。たしかその世代なんですよね。
 
○保険年金課長  均等割額につきましては、医療分といたしまして2万4930円、後期高齢者の支援分といたしまして9,180円となっております。また、40歳から65歳未満の方に御負担をいただきます介護分、こちらは9,360円となっております。
 
○吉岡委員  ですからお一人増えればそれだけ保険料は上がってしまうという、やはり子育てが喜びにならないようじゃ困りますので、その辺は国の制度が就学前ということに制度としてできたということは非常によかったと思うんですが、それ以上のことについてはちょっと鎌倉市としてもいろいろ検討していただきたいと思います。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について了承かどうかの確認でございます。了承でよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第8報告事項(5)「全国健康福祉祭(ねんりんピックかながわ2022)の開催について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○スポーツ課長  日程第8報告事項(5)全国健康福祉祭(ねんりんピックかながわ2022)の開催について、報告します。
 ねんりんピックの愛称で親しまれる第34回全国健康福祉祭が、令和4年11月、神奈川県で開催されます。全国健康福祉祭は、昭和63年に兵庫県で第1回が開催されて以来、60歳以上の方を中心に、スポーツや文化など多彩なイベントを通じて地域や世代を超えた交流を深める健康と福祉の祭典として毎年開催されていましたが、令和2年に開催予定であった第33回全国健康福祉祭ぎふ大会が新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い1年延期となったことから、第34回全国健康福祉祭神奈川・横浜・川崎・相模原大会が令和3年開催から令和4年開催へと変更になった経過がございます。新型コロナウイルス感染症はいまだ予断を許さない状況ではありますが、令和4年11月の開催実施を目指し、現在、神奈川県をはじめ県内26の市町が一体となって、大会テーマを「神奈川に 咲かせ長寿の いい笑顔 〜未病改善でスマイル100歳〜」と掲げまして、開催に向けた準備を進めております。
 鎌倉市は、ふれあいスポーツ交流大会「スポーツチャンバラ」の競技会場となります。交流大会の開催市町は、県の実行委員会と連携を図りながら円滑な準備と大会運営を行うための市町実行委員会を設立しなければならないことから、令和3年6月7日に、関連団体、関係職員を構成員とするねんりんピックかながわ2022鎌倉市実行委員会を設立いたしました。今後は、この実行委員会が中心になりまして、ふれあいスポーツ交流大会及び神奈川大会の必須事業となります未病改善教室等の準備を進めまして円滑な大会運営を図っていくことになりますが、鎌倉市で開催される交流大会等を通じて、地域や世代を超えた絆を深め、共に支え合い、誰もが安心して暮らすことができる地域社会の実現に向けた大会とするとともに、全国から集う大会参加者等に対しては、真心を込めたおもてなしでお迎えし、全ての方々の思い出に残る大会にしていきたいと考えています。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑ありませんか。
 
○吉岡委員  一般的には非常にいいことだと思うんですけれど、今コロナの現状がどうなっているのかなというのをちょっと思いながら聞いていたんですが。ふれあいスポーツ交流大会ということでスポーツチャンバラを鎌倉でやるということで、参加人数300人と。これは参加選手のことを言っていらっしゃるんだと思うんですけど、そうするとその関係者、いろいろ全国からお集まりになるということなんですけど、大体どのぐらいを予想されているんですか。
 
○スポーツ課長  全体の参加者になりますけれども、今後、動員の計画というものを実行委員会で作成してまいります。できれば今年度、ぎふ大会の視察等もしながらどんな事業をやるかも含めて考えていく中で、どれだけ動員するかというところを見極めていきたいと考えております。
 
○吉岡委員  何とも言い難いので、その辺は全体の状況も踏まえながらやっぱり適切な対応をしていただきたいなと思います。
 
○納所委員長  では、質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告に了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 健康福祉部及び関係課職員等入退室のため、暫時休憩いたします。
               (15時35分休憩   15時37分再開)
 
○納所委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第8報告事項(6)「新型コロナウイルス感染症対策について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  日程第8、報告事項(6)新型コロナウイルス感染症対策について、報告いたします。
 はじめに、鎌倉市内の新型コロナウイルスへの感染状況について報告いたします。
 鎌倉市内の新型コロナウイルスへの感染の状況ですが、1月には255人と感染が急拡大の事態となりました。そのような感染状況を踏まえ、国は、令和3年1月7日、新型コロナウイルス対策で2回目となる緊急事態宣言を発令しました。期間は、2回の延長があり、3月21日までとなりました。
 2月は感染者が41人、3月は43人と減少が見られましたが、4月には105人の感染者となり再び増加しました。そのような中、国は4月25日に東京都などに3回目の緊急事態宣言を発令しました。神奈川県は緊急事態宣言の対象区域とはなりませんでしたが、4月20日から横浜市、川崎市、相模原市を対象区域としたまん延防止等重点措置を実施し、4月28日からは鎌倉市も対象区域に含まれたところです。その後、5月は感染者が94人となりました。
 資料の1、新型コロナウイルス感染状況の(5)感染状況経路別状況表を御覧ください。鎌倉市内の感染者の経路別の割合を表したものです。3月は濃厚接触者が35%、不明が65%となっていたものが、4月には濃厚接触者が57%、不明が43%となり、濃厚接触者の割合が増えました。5月には不明が55%と再び増加しました。
 (6)感染状況年齢別状況表を御覧ください。鎌倉市内の感染者の年齢別の割合を表したものです。3月は、20代が23%と一番多く感染し、4月は、50代と80代が同じ割合の16%と一番多く感染しています。5月は、20代が26%と一番多く感染しています。10代は、4月は4%であったものが5月には9%となり、20代は、4月は15%であったものが5月には26%と増加し、若年層への感染が広がっている傾向にあることが分かります。
 続いて、新型コロナウイルスワクチン接種について説明いたします。
 (1)予約を御覧ください。5月10日から80歳以上の方、5月17日から65歳以上の方の予約を行ったところですが、インターネットなどを御利用にならない世代の方の予約が取りにくい状況がありましたので、80歳以上の方の予約枠を新たに設け、5月27日(木)から6月15日(火)まで予約を受付しました。6月17日(木)午前9時から、第3回目の予約を電話、WEB、LINEで開始したところです。
 (2)接種者数を御覧ください。5月16日(日)から集団接種会場での接種を開始し、6月13日(日)までの第1回目の接種者数は2万3753人となり、高齢者約5万5600人のうち約42.7%の方が第1回目の接種を終えたことになります。全国平均は33.2%で、神奈川県の平均は30.9%です。その他関東近県や大都市を見ますと、東京都が35.4%、千葉県が33.9%、埼玉県が31.4%、大阪府が29.5%、愛知県が42.3%、福岡県が36.6%となっています。令和3年6月14日付の厚生労働省事務連絡においても、ワクチン使用率上位の市町村として鎌倉市はリストに掲載されており、本市の接種率は高い水準であることが確認できております。
 (3)64歳以下の接種券発送を御覧ください。7月中旬までに、16歳から64歳までの方に接種券を送付する予定です。
 年齢別・種別順に御説明します。
 (4)60〜64歳の接種を御覧ください。60歳から64歳の方については、接種券が届き次第、御予約が可能となっています。接種の開始時期は7月中旬を予定しており、8月中旬に接種を終える見込みです。
 (5)基礎疾患がある方、高齢者・障害者施設従事者の優先接種の接種を御覧ください。
 基礎疾患がある方や、高齢者施設や障害者施設に従事している方のうち、早期の接種を希望する方については、7月5日までに市ホームページから御申請いただきます。御申請いただいた方につきましては、7月18日(日)から7月25日(日)にかけて設ける先行予約期間内に予約を取っていただきます。接種の開始時期は7月下旬を予定しており、8月下旬に接種を終える見込みです。
 (6)障害がある方の接種を御覧ください。7月18日(日)から7月25日(日)にかけて設ける先行予約期間内に予約を取っていただきます。事前の申請は不要です。接種の開始時期は7月下旬を予定しており、8月下旬に接種を終える見込みです。
 (7)59歳以下の方への接種を御覧ください。40歳から59歳以下の方については、7月8日(木)に接種券を送付します。16歳から59歳の方については、7月12日(月)から順次接種券を送付します。59歳以下の方の接種については、職域接種等もあるため接種率等を勘案しながら医師会と協議を進めていきます。
 なお、12歳から15歳の子供への接種方法については現在検討中であり、引き続き、教育委員会、医師会などの関係機関と協議し決定してまいります。
 (8)今後のワクチン供給。7月5日の週及び7月12日に供給されるワクチンについては、ワクチン分配済み量に対してワクチン使用率が高い市町村が優先されることとなり、県内では鎌倉市を含めた1市1町のみが対象となりました。先ほど説明いたしましたとおり、本市の使用率は全国的にも高いことから、鎌倉市に対するワクチン供給は当初予定の10箱から市が希望した23箱に増えることとなりました。今後はこの増加分のワクチンを有効に活用し、市民の皆様の接種を進めてまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告に御質疑がある方はいらっしゃいますか。
 
○竹田委員  いよいよ職域接種、それから大規模接種会場で65歳以下の接種が始まりましたね。そうすると、これ接種券がないと職域接種も受けられない、それから大手町での大規模接種も受けられないという状況にあります。また、藤沢市では、鎌倉市に住んでいても藤沢に主治医がいる場合そこでも受けられるという状況の中で、できるだけ早くその接種券が欲しいという声が多々届いております。これは7月中旬までにということですけれども、もう少し早めることはできないんでしょうか。伺います。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  大規模接種会場、東京にある自衛隊が設けた接種会場ではやはり接種券が必要、予約に関しては接種券がなくても接種券番号があれば予約等はできるんですが、ただ、接種するに当たっては接種券が必要だと、そういう声は聞いております。そのような中、先日の6月18日にホームページ上にちょっと出したんですが、800人の方限定なんですがその方たちに接種券、早期に受け取るような形の措置をしたところです。6月18日の金曜日の午後の5時から始めたんですが、翌日の土曜日の6月19日の11時頃にもう800人受付が終わりまして、日曜日から接種券を交付したところです。そういう対応はしたところです。
 職域に関しましては、接種券なくても職域接種の場合は受診できるということは聞いております。
 
○竹田委員  今800人のお話ありましたけど、これは早期に接種をする理由が必要だったように思うんです。誰でも私早くやりたいのといって申し込めるわけではなくて、それなりの早く打つための理由を書かなきゃいけなかったと思うんですが、違いますか。
 
○尾高健康福祉部次長  今の800件のお話と、それとは別に基礎疾患等で、同じ神奈川というページで募集をさせていただいています。こちらは、先ほど課長から説明がございました、登録をいただいた方を早期の予約の1週間の期間を設けまして今後鎌倉市の集団接種会場で受けていただくということになります。先ほどのその800件に関しましては、いろいろ先ほど言いました大規模、大規模は確かに1回目の募集を終わってしまっているんですけれども、かなりキャンセルが出ることが多いというふうに聞いておりますのでそれで受けられるようにと、なるべく早く受けたいという御希望には極力お応えするという姿勢で今回、正直な話、紙の在庫を全て吐き出しまして、そういうふうに思われている方、本当に受けたいんだというふうに思われている方に対しては早めの交付、もちろん取りに来ていただくとかいろいろお手間までかける中でそれでも受けていきたいというような方に対しての御要望にお応えするというところで、ちょっと何か理由がというよりは、もちろんその中に基礎疾患がある方もいらっしゃったかもしれませんけれども、とにかく何らかの事情で早く接種券を手に入れて受けたいという御要望、こちらはもう鎌倉市の集団接種の予約は逆に言いますとできませんので、何か別のところで受ける手段をお持ちの方に対して極力対応していこうということで急遽やらせていただきました。
 
○竹田委員  今の御説明だと、気持ちとして早く受けたいという意思さえあれば別に早く受ける要件というか条件というか、そういうものがなくても申し込めたんですね、この800人というのは。分かりました。
 そうすると、職域は券がなくとも受けられる、その番号は市に問合せをするという形なんですか。伺います。
 
○尾高健康福祉部次長  職域に関しましては、社員名簿等で管理ができるという前提に立ちまして番号がなくてもその名簿上で接種を進めていただいて、7月6日以降、順次届きます接種券を後日会社に提出すれば、それに基づいて何のワクチンを打ったかとかいろいろ管理を進めていくことになるというふうな形で国からは通知がされております。
 
○竹田委員  了解しました。最後になりますけれども、これ例えば今、鎌倉市42.7%と、この接種率は、もう既に藤沢で受けました、大手町で受けましたという人も全部入っているんですか。その全体でやっているカード、向こうに行っていますよね、それは鎌倉にバックして知らせがあるんでしょうか。そこをちょっと伺いたいです。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  今御説明した接種率の中には、その大規模で受けた方たちのそういうものはちょっと入っていません。実際、鎌倉で集団接種会場で接種した方のパーセントということでお示ししたところです。
 
○竹田委員  なるほど。じゃあ、これ42.7はあくまでも鎌倉市で受けた人であって、実際はもっと受けている人がいるということになるわけですよね。はい、分かりました。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  国の大規模、自衛隊がやっているところで受けた方というのは、6月18日の20時30分現在の数字なんですが、1,646人の方が接種しているという情報が入っております。
 
○後藤委員  すみません。確認というか意見になるのかもしれないんですけれども、この順番で接種が進んでいくんだなというのを改めて見て本当に御苦労されているというふうに思いますけれども。この今4番、40歳から64歳の接種というところがあって、その次に基礎疾患がある方、高齢者・障害者施設従事者の優先接種、その後に6番、障害がある方の接種というふうに書かれておりますが、少し気になる点がこの6番の障害がある方の接種で、鎌倉市集団接種でこのままいくとすると例えば重度心身障害の方なんかは集団接種会場にやっぱり行くこと自体が難しいという人たちが含まれると思うんですね。そうなったときに、この間、一般質問でも私させていただきましたが、巡回接種みたいな形でカバーできればいいと思うんですけど、そのときにできればそこの対象となる障害を持たれている方のプラス同居家族まで入れてほしいんですよ。というのは、その同居家族というのはその介助をするレベルが増えれば増えるほど重症化が強いということになりますけど、毎日その対象になられている御家族が体と体を接した状態で介助をしているという人たちが相当数いると思うんですね。なので、できればこの障害がある方の接種をするときに注意書きみたいな、附帯事項みたいな形で、ぜひここに介助に具体的に当たっている同居している家族も同時のレベルで受けられるような配慮をしていただけないかと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  在宅療養者、巡回接種対象となるということで一般質問でもお答えしました。重度心身障害者の方、御自宅にいらっしゃってその介護をされる方も非常に大変な思いをされているというのは本当に分かります。その部分についてはちょっと医師会と調整させていただいて、どうやるかというのは決めていきたいと思います。
 
○後藤委員  ぜひよろしくお願いします。実際に地域から毎日のように、自分の子供だったり家族だったりを介助して、自分がそれこそ感染症にかかってしまったら、そうでなくてももともと動けないとか基礎疾患があるとかということも含めて重症化しやすいというふうに考えたときに自分がうつすわけにはいかないということで、やっぱり御家族の方もなるべく早く打ってほしいという意見が来ているものですからぜひ御検討いただければと思います。
 
○藤本委員  年齢別の感染状況というデータを御説明いただきまして、その中で20代の感染が広がっているという御発言があったかと思うんですけれども、こういったデータを取ってデータを分析して、それを例えば20代のじゃあ感染が広がっているのであれば何か対応に反映させるといったところはされているのでしょうか。
 
○菊池新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長  全国的に見ても20代に感染が広がっているという部分の傾向は見られるということで、鎌倉も例外じゃないのかなというところなんですが、20代の方よりは鎌倉としては国が示した優先接種の順位、より重症化しやすい方ということで、高齢者、医療従事者、60歳から64歳の方、あと基礎疾患のある方という形でやってきたんですが、そういうことでやっていますが、20代の方についてどうするかというのはまだちょっと考えてはいないんですが、その辺も課題なのかなというのは認識はしています。その辺についてもこの先どうするかというのは協議していきたいと思います。
 
○藤本委員  せっかく取っているデータなので、やっぱりそれから読み取れる実情のところに即して反映していくというところが必要かなと思うので、ぜひ、今後また推移も見ていっていただきたいと思うんですけれども、御検討をお願いしたくて。あと一点なんですけど、ちょっと予約方法の確認なんですけれども、先ほど接種券番号があれば予約はできて券はなくてもいいというお話があった、番号があれば予約できて券自体は必要がないというお話があったんですけど、そうなると番号を先にもらえれば予約はできて、予約ってやっぱり今するといっても今日の明日できないから大体来月とかなっちゃうのかなと思うんですけど、そうしたときにそこに間に合う券が出ればじゃあ今時点で予約ができるみたいなこともあるんでしょうか。
 
○尾高健康福祉部次長  正式には予約の時点でやはり接種券を手に入れているというのが原則です。ただ、インターネット等で、これは大規模のお話ですけれども、予約が取れるという状況がございますので、本人認証等が確実に取れる手法があれば例えばネット上でお教えするとかいうことはできるとは思います。ただ、その後その御予約に間に合うようには必ず接種券を発行させていただかなければいけないと思いますので、現実的に鎌倉市に当てはめますとちょっと厳しい状況があるのかなと。東京の大規模に限定して言えば、次の大きな募集の第1回目は7月の下旬頃になるというふうに思います。その頃には鎌倉市の接種券は全ての方、12歳〜15歳の方はちょっと置いておきまして、16歳までの方については全てお手元に届いているという状況をつくれるというふうに思っておりますので、そちらを御利用いただいて予約をしていただくと。それまでは正直キャンセル待ちという状況で、かなりキャンセルが出るというふうには言われておりますけれども、ずっとインターネットを眺めているような状況がないとなかなか取れないというところもございますので、7月6日からの接種券をぜひお待ちいただければというふうに思います。
 
○志田副委員長  危機管理担当の方にお伺いしたいんですけど、6月2日に県は特措法の第31条の6第3項で要請に応じない事業者への命令かな、時短命令を出したと思うんですけど、鎌倉市としても小町の辺りなんかは市長がパトロールして、大船も多分危機管理担当がパトロールしていただいたと思うんですけど、結局まん延防止等重点措置に応じなかったお店があるわけじゃないですか。それは県の保健所、くらし安全防災局は入っているんですか、その市の危機管理担当と一緒にやっているもので。
 
○総合防災課担当課長  先ほどの御質問ですけれども、私どもで鎌倉駅前周辺、それから大船駅周辺、こういったところをまた調べたりとかしましたけれども、その際にまた県も別枠で調べたりとかしておりまして、保健所というよりも暮らし安全防災局といったようなところが中心となって、さらにその他の部署の応援を求めながら、県庁の中で、それで鎌倉市だけではなくて横浜とか川崎とか神奈川県にはたくさんの飲食店等ありますのでそういったところを調べて、そのうちの一つに大船とか鎌倉と、こういったものをやったといったのが実情でございます。
 
○志田副委員長  命令を出せるのは県ですけど、もうまん延防止は終わっちゃったんですけど、鎌倉市は、いいことなんですけど、結局その期間中に命令は出ましたけどそれも応じなかった、その先の手続というのは県かもしれないですけど、鎌倉市のスタンスとしてはもう見逃すということなんですか。何かしら県に対して働きかけをして処分を出すように求めるとか、それとももうこのままでいいんですか。
 
○総合防災課担当課長  鎌倉市がどうのこうのできるというところでは実際ありませんで、鎌倉市ができるものとしましては県に対して情報を提供する、こういったお店が要請の言うことを聞いていないと、実態を正確に県に通報する、実際行うのは県ですので、その情報提供を行うというのが鎌倉市の任務というか役割と考えております。したがいまして、もう終わってしまいましたけれども、今まで数件のお店を見回った結果を県に報告しているといったところでございます。
 
○納所委員長  では、質疑を打ち切ります。
 了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 それでは、関係課職員等入退室のため、暫時休憩いたします。
               (16時00分休憩   16時05分再開)
 
○納所委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第9陳情第10号「新型コロナウイルスワクチン接種実施に関する審識幾関設置についての陳情」を議題といたします。
 それでは、説明者の方は発言席に移動してください。御着席ください。
 それでは、説明者に申し上げます。発言時間は10分以内でお願いいたします。また、発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、その範囲を超えないようにしてください。それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員、個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は途中であっても説明をやめていただくことがありますので、御承知おきください。
 それでは、以上申し上げました内容を踏まえ説明をお願いいたします。
 
○趣旨説明者 児山氏  皆さん、こんにちは。長谷でゲストハウスを運営しております児山秀幸と申します。今日は、こうして教育福祉常任委員会で席を設けていただきましてありがとうございます。
 4月に市議会選挙がございまして、そこで鎌倉市議選を盛り上げようというYouTubeのチャンネルのページをつくりまして、そちらで御協力いただいた先生も多数いらっしゃいまして、その節は御協力ありがとうございました。市民の皆さんもより市政のことを身近に感じられた機会になったんじゃないかなと思っております。そのときに本当に議員の皆様が市政に対して非常に真摯に取り組まれているということを感じて、ぜひ皆さんに今日の話を聞いていただきたいなと思っております。
 本当に議員の先生方も周りの皆さんのことを思われてマスクをし、そしてワクチンの接種を進めていこうということで今お考えだと思うんですけれども、本当にそれが鎌倉の市民の皆様のためになっているかどうかということについて一度考え直すお時間をいただければなと思っております。
 去年の1月から始まりました今回の新型コロナのウイルスの問題なんですけれども、こちらがこれまで経過していく中でちょっと何かが変だなと思われたことはないでしょうか。この新型コロナウイルスにかかった感染者の数というのは、毎日こうやって報道で感染者の数というのを報じているんですけれども、累計で1年半近くたちまして約78万人という人数です。78万人という非常に大きな数のように思われると思うんですけれども、これというのは1億2500万人ほどの日本の人口の中で言うと0.6%ほどの人数です。ですので、これだけ毎日報道されているんですけれども、本当に99.4%の人はまだ全然かかってない状態だということで、なおかつちょっと考えていただきたいんですけれども、昨年の死亡者の数というのは8,000人以上減っていると。ここのところ10年にわたって高齢化も進んできて毎年2万人以上、ここ10年の平均が2万4000人ぐらい毎年死亡者の数が増えていたんですけれども、パンデミックだというのが起こっているにもかかわらず逆に死亡者の数は減っているということですね。亡くなった人の平均年齢も調べたんですけれども、一応こちらの平均が81.9歳に私が計算したんですがなりまして、これは2019年の全ての死亡者の平均年齢が81.5歳でしたのでほぼほぼ皆様、ちょっとこう言うと恐縮なんですけれども、寿命で亡くなられているのをコロナで亡くなったというように言っているんじゃないかなという疑念が出てきてしまいます。厚生労働省で昨年の6月18日に通達を出しておりまして、新型コロナの死者につきましてPCR検査で陽性になった場合は本来の死因にかかわらず取りあえずコロナによる死亡というふうにカウントしてくださいというようなことも出ております。だから、そういうことで本当に全てがコロナでの死亡者なのかなというところに疑問を持っております。
 そして、この今回使われるワクチンですけれども、このワクチンというのがmRNAワクチンというのがファイザー社で一番多く使われて、モデルナ社もそうですけど使われているわけですけど、これは人類史上初の人間に打たれるワクチンでして、動物実験を進めてきたんですけれども、これまで20年にわたって行われてきた実験の中では動物がADEや何かで亡くなってしまいましてちょっとうまくいってないというものを今回緊急事態だということで特例的に承認されていると。通常このワクチンの開発というのは5年以上かかるもので、これを今回1年間で緊急事態ということで特別に承認をしているというのは、要するに子宮頸がんワクチンの場合もそうですが、接種直後の初期の副反応もあるんですけれども、実は中長期的に出てくる反応というのは数多くありまして、そちらは全く検査をされずに今回承認されてしまっているんで非常にリスクが高いということですね。人間の免疫機構というのは非常に微妙なもので、ここについていじるようなワクチンを正直その必要性という点で本当にコロナの、本当の緊急事態であればやむを得ないという部分もあると思うんですけれども、99.4%がまだ全然かかってもいないような状況で全国民にそういうリスクの高いワクチンを接種するというのは非常に長い目で見ると危険じゃないかなというように思っております。
 もちろん新聞報道なんかでもデマだとか陰謀論を信じているんじゃないかというような御意見もいただいてはいるんですけれども、ただ、やっぱり海外の例えばファイザー社の元副社長で本当に今回開発している元の方が告発をしたりする中で、例えば自然免疫というのを抑制してしまうとか、そうするとほかのいろんな病気が来たときに、今回のコロナに関してはある程度対応できるんだけどそれ以外の病気に対して対応する能力がなくなってしまうんじゃないかとか。
 それからまた、今回、自分の細胞の中でスパイクたんぱくというウイルスに似たものをつくるんですけれども、このスパイクたんぱくが体のどこに蓄積するかというのを調べていったときに、肝臓とか脾臓とか幾つかあるんですけどその中で卵巣にたまるという研究がなされていまして、それを裏づけるようにツイッターなんかでワクチン不正出血というキーワードで検索をしますと日々多数の報告が上がっています。要するに、このワクチンを接種しましたら生理がいつもは来ないような時期に来たとか、来たら今度は物すごく量が多いとか、また閉経した方が来ちゃったとか、そういうちょっと異常な事態が起きているんだけれども、そういう副反応があるということについては全く事前に知らされてなかったということで言われたりしております。そういうことで、昨日も河野大臣が不妊症になるというのはデマですよということをおっしゃっていたんですけれども、本当にこれは不妊症がデマかどうかというのはやっぱり1年足らずの治験で判断できることじゃないんじゃないのかな、普通に妊娠して子供を産むまで1年ぐらいかかるものですから、そういうことからするときちんとした調査というのができてない状態じゃないかなということを我々は疑問に思っております。
 こういったことについて日弁連の資料で追加でつけさせていただきましたけれども、やっぱり事前のいろんな、まず自己決定権を告知するということと、要するにやってもいいけどやらなくてもいいですよと、それから情報もメリットである情報と不利益になる情報というのをきちっと伝えた上で決めてもらわないと本当の自己決定権を尊重したことにはならないんじゃないかなというように思っております。そういうことで、市の今回の案内もちょっとおつけしましたけれども、追加資料にありますけど、そちらを見ていただくとほとんどそういったことが書かれていない、インフォームドコンセントのない案内になっておりますので、ぜひ追加でそういった部分の告知文というか御案内を市からしていただけないかなと。それを作るに当たって私どももできればお手伝いさせていただけないかなというように考えております。
 今回、本当に命と健康を預かっている重大なことですので、今後、すみません、時間なんですけれども、問題が起きたときには皆様の責任というのが出てくると思いますので、一つ良識を持って御判断いただければと思います。
 どうもありがとうございました。
 
○納所委員長  次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。
 それでは、質疑のある方は発言を願います。御質疑はございませんか。
 
○竹田委員  陳情の要旨のところでまず、市民に対するワクチン接種に関する情報提供と、この情報提供の中身なんですけど、今るる陳情提出者から、様々な疑問ですよね。疑問が指摘されたんですけれども、ここでおっしゃっている陳情の要旨の中の3行目の情報提供とは一体どういうような内容を指しているのか。今、危惧された幾つか、御自身がるる話された、そういうことも含めてという捉えなのか、まず1点、伺います。
 
○趣旨説明者  児山氏 基本的に皆さんに市民に伝えていただきたい情報としましては、まず自己決定権というのがあるんですよというのがまず一つです。それから、このワクチン接種の必要性、どれぐらい必要なのか。それから有益性、この今回のワクチンを接種しても、実はワクチン接種によっては、感染は予防されない、感染を完全に予防することはできないということも厚労省も認めていますので、そういった事柄ですね、有益性の部分と。それから安全性ですね。この必要性、有益性、安全性、この3つについてしっかり御案内をしていただけないかなと思っております。
 
○竹田委員  そうですね。そうですから、もちろん必要性、安全性、有益性について、情報提供するんだけれども、それというのは、今、陳情者がるる話してくださったネット情報も含めて、そういうものも入ってくる。そういうことも一つの情報として提供しなさいよということをおっしゃっているのかなということを伺っています。
 
○趣旨説明者  児山氏 まずは、皆様に伝えていただきたいのは、必要性の部分では本当に分かっている情報で構わないと思うんですけれども、これまでのコロナでの新型コロナでの感染者数はどれぐらいいるとか。死亡者の数が1万4000人ぐらいになったと思うんですけれども、それについても、死亡の数でいうと、この後の資料にありますけれども、死亡の順位でいうとベストテンにも入らないような、37万人とかという、がんで死亡されている方に比べると、本当に年に1万人弱足らずの数字というのは少ない、去年なんかは三千何人ですけれども、本当に少ない数だという部分もちょっと、少しマスコミの報道に引きずられてしまっている部分があるので、ちょっと冷静に見てみませんかという部分が必要性の部分です。
 安全性の部分につきましては、一応人類に初の部分ですよという部分と。そして補償ですね。製薬会社では今回責任を負ってないということも大きいと思うんです。要するに、正直言うと、製薬会社が自信を持って勧められるものだったら、製薬会社が責任を取ればいいんですけれども、そこの部分については国が責任を取ってくださいというような形になっていて、なおかつ国もこれまで196人の方が亡くなったとかという報道がありますけれども、1人として因果関係を認めてないと。因果関係は分かりませんと言っているんですけれども、それ調べれば大変なことになるので、結局、実質何も補償されてない中で、我々、正直、人体実験されているんじゃないかなというように思ってしまうという部分はございます。
 
○竹田委員  人体実験させられているんじゃないかという、一つのこれ陳情者の判断であるわけですけれども。そうすると、少なくとも分かっている情報ということで、この情報を捉えていいということを、今、伺いました。
 もう一つ、有害事象への追跡調査、事後の取扱いに対する協議というのは、具体的にはこの有害事象への追跡調査、その事後の取扱いのことについて、これ審議機関をつくってくださいよという中に入っているんですけど、それ具体的にどういうことなのか、伺います。
 
○趣旨説明者  児山氏 実施体制というのは、そういった情報提供をされているのが、現場でちゃんとうまく反映されているかというのを確認したいということですので、実績なり、要するに同調圧力によってですね、無理やりに接種をさせられているというような実態がないかどうかという部分の話になると思います。
 事後の扱いというのは、先生がおっしゃられているように、医師の方が因果関係ありと判断したものだけ今言われているんですけれども、本当にそういった事後で、いろんな反応であるとか、あと救急搬送の方が増えているんじゃないかというような意見もあったりするんで、そこら辺の実態を調べたりとか、あと死亡者の数がその接種の開始前後で変わってないかとか、そこら辺の調査もしていただけたらなと。市単位で調べる範囲では、実際に本当にほとんど影響がないものなのか、何らかの影響が出ているのかということを、実際のデータを取るようなことをしていただけないかなと思っております。
 
○納所委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。説明者の方は傍聴席にお戻りください。
 続きまして、原局から説明を願います。
 
○矢部新型コロナウイルス接種担当担当課長  日程第9陳情第10号新型コロナウイルスワクチン接種実施に関する審議機関設置についての陳情について御説明をいたします。
 最初に、陳情の要旨について御説明をいたします。陳情者は、新型コロナウイルスワクチン接種の適正な実施を担保するために、弁護士、医師などの専門家と新型コロナウイルス問題に関する市民団体によって構成されるワクチン接種実施事業に関する審議機関をつくり、市民の方へのワクチン接種に関する情報提供、接種に係る実施体制、接種後の扱いに対し、事前事後の確認、助言、協議を行える仕組みをつくるよう市に働きかけることを求めているものです。
 陳情の理由といたしましては、現在、一般向けのワクチン接種が進められていますが、市民の方の人権擁護を適切に行うためには、ワクチン接種はあくまで個人の選択により行われるべきとの理解を広げること。事前に十分な情報公開、情報提供がなされなければならないこと。接種しないという判断をした者に対する偏見差別や不利益な扱いが絶対に許されないことを周知すること。有害事象については報告を待つだけではなく追加調査を行うことが必要となりますが、市の接種案内を見ると、ワクチンを接種することが前提で、日程や手続を案内するだけであり、接種の有無が個人の自由意志によることの周知、ワクチンの有効性、必要性、安全性についての情報提供が十分とは思われないことが挙げられております。
 また、そもそも新型コロナウイルスワクチンは、その有効性、必要性、安全性について様々な疑念があるため、安全性に関する情報は市民の方への事前告知に反映させるべきであり、また、その実効性を担保するために、医師、弁護士などの専門家や市民の監視が行き届く仕組みをつくることが必要不可欠とのことです。そのため自治体には、ワクチンの接種率上昇に前のめりになるのではなく、市民の健康と安全を守るための慎重さが求められるとしております。
 次に、市の考え方を申し上げます。
 新型コロナウイルスワクチンにつきましては、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による有効性や安全性の審査を経て薬事承認をされており、承認の過程でワクチンの有効性等については議論がなされているものと認識しております。ワクチンの有効性につきましては、厚生労働省新型コロナワクチンQ&Aによりますと、海外で発症予防効果を確認するための臨床試験が実施されており、ファイザー社のワクチンでは約95%の発症予防効果が確認されているほか、重症化予防効果についても、実施された臨床試験や承認後に実際に接種された人の情報を集めた研究等から、ワクチンの効果を示唆する結果が報告されており、効果が期待されているとのことです。
 ワクチンには、こうした感染症予防の効果がある一方、接種をした際の副反応がリスクとして挙げられます。そのため市民の皆様には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について御理解した上で、自らの意思で接種を受けていただけるよう、接種券を送る際に新型コロナワクチン予防接種についての説明書を同封し、その中で発症予防などワクチンの効果と、接種を受けるに当たり生じる可能性のある副反応、予防接種法に基づく健康被害救済制度について説明をしております。あわせて、「広報かまくら」5月1日の臨時号、鎌倉市ホームページの新型コロナウイルスワクチン接種特設サイトなどに副反応についての説明と、ワクチンの有効性について掲載するとともに、ホームページには厚生労働省のQ&Aへのリンクも掲載しており周知に努めております。また、職場や周りの方への接種の強制や、接種を受けてない人への差別的な扱いをすることのないようホームページにて注意喚起を行っております。
 本市におきましては、国の指示の下、鎌倉市新型コロナウイルスワクチン接種実施計画に基づき、市民の方へのワクチン接種を実施しており、新たにワクチン接種実施事業に関する審議機関を設置する考えはございません。ワクチン接種につきましては、今後もあらゆる機会を捉えて情報発信に努めてまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打切ります。
 では、陳情第10号について、まず委員間討議は行わないということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、この陳情につきまして、取扱いを含めて御意見をいただきたいと思います。どなたからでも結構でございます。
 
○吉岡委員  今、コロナワクチンのそもそものいろんなお話がされましたけれども、具体的にワクチンが実際できてから大変短いということもありまして、いろいろな有効性というんですか、有益性とか、いろんなことがまだ分かってない状況は確かにあると思いますが、ただ、今、私どもはワクチン、コロナそのものが特異な体質として無症状だということもあってね、やっぱりPCR検査と、いろいろ有効性の問題あるにしても、今ワクチン接種も一つのコロナを止めていく、一つの手段になっているんじゃないかと思っております。
 ですから、そういういろいろな市民の皆さんのいろんな情報を、先ほども今、市の担当がおっしゃっていましたけれども、その情報を踏まえた上で、強制ではなくね、自己の判断によってやるというのが当然のことだと思いますし、その上で今のコロナをやっていく、一つの手段はワクチンしか今のところ見当たらない。ただ、その有効性という点では100%ではないよと、かからないよということが100%ではないよということもはっきりはしていますけれども。
 私はだから、今、有効性いろんなことを調査するという点では、鎌倉市にそういう専門的な機関があるわけではないし、やはり国において、そういう問題についてはきちっとね、しかるべく調査、いろんなものをしていただくのは当然なことと思っております。
 ですから、まあ御趣旨は非常にいろんな面で御不安を持っていらっしゃるのもよく分かりますけれども、私としては、そういう市民の間の御不安を受け止めて、それでやっていただくと同時に、この陳情に対しては申し訳ないんですけど、採択じゃなくて継続させていただいて、それでこういう問題があるということを、ぜひ受け止めていただいて、いろいろな機関の情報や何かをきちっとお知らせするなり、先ほどお話あった、もちろん強制ではないよということも含めて、きちっと改めてまたいろんな機会に言っていただきたいと。ですから、陳情に対しては申し訳ない、継続ということで扱わさせていただきます。
 
○竹田委員  陳情者はワクチン接種について、その有効性、必要性、安全性について、いろいろ疑念を持たれているということはよく分かります。一部、一部私自身もどうなのかなと、先ほどのお話の中で出てきた部分で、どうなんだろうなと、まだ分からない部分があることは事実なんですけれども。
 しかしながら、市がその点について、分かっていないことについて、審議機関をつくって協議することで、果たしてそこで科学的な、要は客観性を持った結論を出せるのかなと思ったときに、やっぱりそれは非常に難しいだろうと思うんです。先ほど担当からも、有効性について、こうこうこうと説明があって、そこについても知らせました。救済制度についても知らせましたよと。もちろん自己決定で自分で決めるということについても触れましたよということですので、一応その陳情者が心配されていることについては、市はクリアしている部分もあると思うので。
 問題は、まだ未知の部分について、調査、協議という部分については、これはちょっと客観的な科学的な見地を市のレベルで出すというのは難しいのかなと思いますので、私も継続とします。
 
○前川委員  実際にかかられて、症状を伺ったことがありまして、今も味覚が戻らないという方も知っております。そういうことを考えると、このワクチンの接種というのは、陳情者のおっしゃるとおり、確実じゃないかもしれないけれども、とにかく収束のための方法としては、今、このワクチンの接種というのは非常に重要だと思っております。
 もちろん、その有効性に関しては、インフルエンザの注射、ワクチンの接種でもですね、必ずしもかからないとは限らないということがあるわけで、ただ、とにかくこの収束のための方法としてやっていく必要があると思っております。そしてまた、この陳情者のおっしゃるような、この協議、あるいは助言、そうした確認をするところの審議機関ということは、機関が鎌倉市にありませんし、これを設けるということはちょっと不可能ではないかと思っています。その一方、先ほど担当課の方が接種券を送られるときに、送付されるときに、かなり詳しく内容、いろんな危険性、いろんな説明、ちゃんとされているなと思っております。
 ですので、今朝の補正のところでもありましたけれども、このワクチンは、あくまでも接種は任意であるという確認もされていて、自己決定をするということでありますので、ここのところ気持ちは分かるんですけれども、私も継続とさせていただきたいと思います。
 
○藤本委員  私、お伺いしまして、この鎌倉という一自治体で、確かにどこまで正確性のある、客観性のあるデータが取れるのかというのは、確かに私も懐疑的ではありまして、例えば全国で、あるいは全世界の研究者たちの方々が日々というか努力の末に研究されているということ、私は背景にあると思っていて、それは変な話、鎌倉の一自治体で、それよりも正しいものが出せるのかというのはかなり、ちょっとどうなんだろうかと思うところもあります。
 また、先ほど原局からも御説明いただきましたように、今現在、鎌倉市でできるような広報、「広報かまくら」への記載ですとか、厚労省のホームページへのリンクとか、行政から発信できる文書に関してはかなり尽くされている印象を受けました。また、鎌倉市に関しては、松尾市長の名前で「STOPコロナ差別」というポスターを作製して町の中に掲示されている。私は、能動的に市民に向かって「コロナで差別しない」という発信していることをすごく頼もしく思っておりますし、また、この点に関して、今後例えばワクチンの接種をした、していないというところが、また二元論になりつつある可能性もありますので、そのコロナ差別ももちろんですけれども、ワクチン接種の有無の対応の差に関しても、そういった差別をしていかないという発信も、重ねて鎌倉市でもしていく必要あるかなと思いまして、本件の審議機関の設置に関しては継続というところで、引き続き発信の仕方は考えていきたいかなと思っております。
 
○後藤委員  私も結論から言って継続がいいかなと思います。その理由としては、そもそもワクチン接種自体は何ら強制的なものではないということで国も発信していますし、そういった中で受け取り側の見方によって、どうしても強制的に打たなきゃいけないのかなと。先ほどおっしゃられていたように同調圧力みたいなものもやっぱり無言でかかりやすいような状況になっているのかなとは思っています。
 ただ、この先ほどほかの委員からもお話ありましたけれども、鎌倉市において、そういう審議機関を新たに設置するというところは、正直なところ、ここではないのかなと思っていまして、もうちょっと国の大きな研究機関だったりとか、国自体に、そういうものを上げるのが対応策なのかなと思っています。そういった理由から、私は継続といたします。
 
○志田副委員長  結論から言うと継続なんですけど、これ児山さんがおっしゃるとおり、日本の全人口の0.6%ですし、児山さんがこれだけの情報をもって受けることをしないという御判断をされているということは、新型コロナウイルスワクチン接種の適正な実施ということができているのかなという証明じゃないかなと考えます。
 検証とか、そういったことはやはり首相官邸のトップページにワクチン接種のことが載っていますし、厚労省でも接種後の健康状況の調査というのをしっかりやっていますので、先ほど製薬会社の責任じゃなくて国の責任でとやっていますけれども、今回しっかり国の責任でやっていますので、その動向をしっかり注視していきたいと思います。
 
○納所委員長  それでは、委員の皆さん全員が継続を主張しておられますので、この陳情第10号につきましては継続審査と決しました。
 それでは、健康福祉部及び関連課職員等入退室のため暫時休憩いたします。
               (16時40分休憩   16時50分再開)
 
○納所委員長  それでは再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第10「陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情」及び日程第11「陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情書」以上2件を一括議題といたします。
 まず、陳情第4号について、陳情提出者の代理人からの趣旨説明の申入れがございますので、これを許可いたします。説明者の方は発言席に移動してください。
 説明者に申し上げます。発言時間は10分以内でお願いいたします。また、発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員、個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明を止めていただくことがありますので、御承知おきください。
 それでは、以上申し上げました内容を踏まえ、説明をお願いいたします。
 
○趣旨説明者  兵藤氏 本日は光成佳世さんの陳情において、代弁させていただきます兵藤沙羅と申します。
 光成さんは整体師であり、自然療法の専門医でもいらっしゃいますので、現在推奨されているマスク着用の対処法がいかに非科学的で非合理的であり、むしろ健康障害を引き起こす危険リスクの高さを訴えられていらっしゃいます。私は、光成さんと同じく鎌倉市の公立中学校へ通う子供を持つ母親として、現場の状況をお伝えしたく光成さんの代弁をお引き受けいたしました。
 大阪府の小学生の男子のマスク着用による死亡事故が報道されたとき、おそれていたことがとうとう起きてしまったと思いました。と同時に無責任な学校と周囲の大人への激しい怒りが沸き上がりました。この死亡事故は防げたものではなかったでしょうか。こういう事故が起こり得ることは予見できたことではないでしょうか。
 また、そのときすぐに、おいの話を思い出しました。私のおいは鎌倉市内の公立中学校へ通っています。学校でマスクを外すと、すぐさま名指しで着用をするように注意してくる教師がいるということを聞いていました。恐ろしいことです。異常な状況です。これは強制であり、強要であり、犯罪です。苦しいか苦しくないかは本人にしか分かりません。事故が起きてからでは遅いのです。大阪の少年のように。
 御近所の方ですが、中学生の息子さんがマスクによる体調不良をこれまでに何度も訴えており、担任に相談しているが、その担任の先生は親身に話は聞いてくれるものの、子供たちには申し訳ないと思っているが鎌倉市のやっていることに沿うようにするしかできないんだとおっしゃっているそうです。
 私の娘は同じ二中に通っています。彼女は現在マスク着用の対処法が感染症予防学的観点から、いかに非科学的であり、有益どころか有害であり、むしろ健康被害のリスクが高まることをよく理解しています。6月11日にコロナ禍における鎌倉市学校継続ガイドラインが改められ、先生からは「苦しくなったらマスクを外してもいい。ただし大きな声ではしゃべらないでね」というアナウンスがあったようです。子供たちの生活には変化は見られません。それは当たり前です。マスクを外したらしゃべらないでと言われているような状況下で誰が外せるでしょうか。イコール外すなと言っているようなものです。
 ですので、現場は何も改善されていません。本人も、周りの子供たちも、マスクを外す様子は見られません。いつでも悲しい事故が起きてもおかしくない状況です。ガイドラインにも書いてあるのだから、せめて登下校はマスクを外せばと私が言っても、登下校も校内も外せる雰囲気ではないんだ。ママには分からないよ。どうにもならないんだよと答える娘の悲痛に満ちた表情から、現場のひどさを痛感しました。
 マスク着用の同調圧力は学校内だけのことではありません。登下校中にマスクを着用していない子供たちを注意する程度にはとどまらず、どなりつけるように注意してくる大人たちがいまだにいるそうです。これは精神的、身体的虐待ではないでしょうか。そんな環境をつくり出している学校、教員の方々へ大きな不信感を抱いている親御さんが私を含め多くいらっしゃいます。子供たちも冷ややかな目で大人たちの行動を見ているのではないでしょうか。
 学校という壁の向こうで、親は我が子を守ることはできません。不信感を感じる学校へ大切な子供を預けることに疑問を感じています。一刻も早くマスクを着けたければ着けられる、外したければ外せるということを自由に選択できる環境を整えていただきたい。精神的、身体的虐待から一刻も早く子供たちを解放しなくてはなりません。そのために正しい知識とエビデンスを調査し、科学的見地から整合性のある対処法を学校、保護者または地域の方々へ広く御理解をいただけるように迅速な対応を進めていただきたいです。
 また、学校、教師、大人に対する不信感を払拭させ、子供、親、学校が信頼の下に成り立つ健全な環境を取り戻せることを願っております。どうかよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
 
○納所委員長  次に、説明者に対する質疑を行いますが、委員におかれましては陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。それでは質疑のある方は発言を願います。御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 これで陳情の説明者に対する質疑を打ち切ります。説明者の方は傍聴席にお戻りください。
 続きまして、陳情第11号について陳情提出者の代理人からの発言の申出がございますので、これを許可いたします。
 陳情第11号の説明者の方は発言席に移動をお願いします。
 説明者に申し上げます。同じく発言時間は10分以内でお願いいたします。また、発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにしてください。それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員、個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明を止めていただくことがありますので、御承知おきください。
 それでは、以上申し上げました内容を踏まえ説明をお願いいたします。
 
○趣旨説明者  増岡氏 こんにちは、増岡日和です。本日はお時間をつくっていただきありがとうございます。早速本題に入らせていただきます。
 学校や保育園など子供たちの生活の場でも、例外なくマスク着用が実質的に強制されている現状が続いていますが、マスク着用は低酸素の状態が長時間続くことによる肺機能の低下や脳の発達への影響、それによる頭痛や体の様々な体調不良を訴える子供たちが増えています。それだけでなくマスク着用に慣れ過ぎてしまい、苦しいことに気づかない。素顔を出すのが怖い。表情がないなどの精神的な部分への影響も出てきています。お友達や先生の顔をマスク着用の顔しか知らないって、とっても異常なことだと思いませんか。
 私には4歳・3歳・1歳の子供がいます。一番下の子は生後3か月から保育園に通っているのですが、保育園に通い始めたときから先生たちがマスクをしているので、当時ゼロ歳クラスの子供たちは、先生がマスクを取ったときに先生と認識ができず、みんな大号泣をしたこともあったそうです。また、乳幼児期の子供は、相手の表情を見たり、まねをすることで気持ちを酌み取り、感情表現や言葉を覚えるとも言われていますが、先生たちがマスクをしているので、感情や言葉の発達が遅れている子供たちも多いと聞きます。生きていく上で必要な食べるということでも、食事のときも、もぐもぐのそしゃくすら見せてあげられず、こういう面でも成長の遅れが懸念されています。マスク生活は子供の表情を乏しくしたり、発達にも影響が出る可能性が少なくないと考えます。
 そして、今、RSウイルスが季節外れの大流行をしています。ある小児科では発熱やせきの症状を訴える患者が増え、5月後半以降、1週間におよそ30人がRSウイルス感染症と診断されました。大人であれば感染しても風邪の症状で済むことも多いのですが、新生児や乳幼児が感染すると重症化しやすい特徴があります。実に乳幼児の肺炎の50%はRSウイルスによるものです。本来は秋から冬にかけてRSウイルスははやります。しかし、過剰なコロナ対策により冬にRSウイルスが流行せずに免疫を持っていない子供たちが増えて、季節外れの今、流行しています。通常は3歳ぐらいになればある程度免疫ができているのでかかりづらいのですが、過剰な感染対策のせいか十分な免疫も得られずに成長している子供たちがたくさんいるようです。
 人は、いろいろな細菌やウイルスにかかったり触れることにより、自然と個人の免疫はつくられ、集団免疫になります。ですので、まずは個人の免疫を高めることが大事だと考えます。
 次に、幼児期以降の子供たちについてですが、マスクが苦しいと感じても取ると怒られそうで言えない。お友達の顔が見えないからどんな気持ちか分からなくて悲しい。外していいよと言われても、お友達に何か言われたり、いじめられたりしそうで外しにくい。実際マスクをしていなかったことにより、いじめられたという子供たちがいるということも、たくさん聞いています。これは実は高齢者も同じで、よく高齢者の方々も、周りに誰もいないのにマスクを着けながら町を歩いているのを見かけるので、人がいない所ではマスクを取ってくださいね。熱中症になりやすいですからと私はよく伝えるのですが、みんな子供と同じような回答をするのです。
 さらに、先ほど兵藤さんからもありましたが、今年の2月に大阪府高槻市の小学生が体育の授業中に倒れて亡くなるという事故がありました。マスク着用のまま持久走をしていたのではないかと言われています。
 陳情書の(3)にも、マスク内の酸素と二酸化炭素のパーセンテージを記していますが、マスク着用の運動はとっても危険です。新型コロナウイルスにおける未成年者の死者がゼロなのに、ついに政府のコロナ対策の一つであるマスク着用において、失わなくてもいい命を失うという大変悲痛な事故が起きてしまいました。ずっと私が心の片隅で心配していたことが現実になった今、いよいよ黙っていられなくなり、今日のこの行動に至っています。
 そして、今、季節は夏に向かっていて、毎日とっても暑いです。さらに命に関わる事故等が起こり得る可能性が非常に高いと思っています。これ以上マスク着用が原因で、特に子供の被害者を出すわけにはいかないと思っています。現状、学校や保育園ではガイドラインに沿った感染対策ばかりで、子供たちの心身の健康はもちろん、様々な体験の機会も失われています。それぞれの現場で先生たちなりに、子供たちのためによかれと思って尽力してくださることは本当にありがたいのですが、実際問題それらの対策は本当に的を射ているのか、もっと現状を見て科学的データも検証して、把握をし、何より子供たちの気持ちを感じ、寄り添い、しっかり受け止めてほしいです。
 子供たちの1日、1か月、1年は、大人と違って、そのときそのときにしか味わえないことがたくさんあるんです。皆さんも子供の頃、そうですよね。子供たちの命と体の健康のために、今回の議会や私たちの陳情をきっかけに、大人たちが本当に大切にするべきものは何か。市民代表の立場としても、再度、心で考えてほしいと思っています。
 大切なことなので再度お伝えしますが、現状、新型コロナウイルスにおける未成年者の死亡者数及び重症者数はゼロです。また、無症状感染者からの感染は立証されていないという指摘もあります。マスクについても、追加で出させていただいた資料に、このような記載があります。
 マスクの表面は汚れていると考え触らないようにしましょう。また、触ってしまった場合には手洗いをしましょう。感染している人からの飛沫を防ぐ効果は期待できないので過信しないでください。マスクは症状等がある方が飛沫によって他人に感染させないために有効です。一方で他人からの飛沫を防ぐ予防効果は相当混み合っていない限りあまり認められていません。
 いかがでしょうか。陳情書の(2)にも記載しましたが、一般的なマスクの網目の大きさはウイルスの約50倍、場合によっては100から1,000倍もあると言われており、空気感染、接触感染、媒介物感染に対しては無意味。したがってマスクは症状を発症している感染者が周囲への感染対策を抑えるために着用するものなのではないでしょうか。むしろ感染者は基本隔離されているので、今のマスク生活自体が、実はほとんど意味がないことのように、私たちは考えます。
 添付資料にもありますが、感染する確率は約4万人に1人です。この確率で全員がマスクしている。本当にこれが正しい感染対策なのでしょうか。子供は風の子、元気な子。人の体は食べる物でできていると言われておりますが、まさにそのとおりで、食事の質が生まれてくる細胞の質に影響することが考えられています。シンプルですが、添加物のない物や無農薬やオーガニックの体によい物をバランスよく食べて、そして、ストレスをためず、よく寝て、適度な運動をし、今までどおり健康に過ごせば、実はコロナなどは大したことではないと考えています。
 今のマスク生活、そして政府が取っている自粛を促す生活は、明らかに子供だけなく、大人にとっても心と体に悪影響が多くなっていると思います。現に2020年、小・中学校生の自殺者は479名と過去最多になりました。これは文科省のデータです。確実に見逃してはいけない事実だと思うのです。そして、鎌倉市はもちろん、全国的にいじめの件数も増えています。特に小学校のいじめの件数が増えているというデータもあります。コロナの影響でいじめがさらに増加していると考えられています。そういう意味でも、できるだけ早く今までどおりの生活に子供たちを戻してあげたいと切に願っています。行政から、ぜひしっかりと子供の心に寄り添った対応策を示していただきたいと思います。
 子供がマスクを自身の判断で外すのは様々な要因から本当に難しいと思います。自分たちが子供の頃にこの生活だったらどうか、いま一度考えてみてください。ぜひまずはここ鎌倉市からマスクを外しても大丈夫という雰囲気をつくりたいです。リスクを知った上で着ける着けないを誰でも選べる社会、環境を心から望んでいます。私たち大人一人一人の勇気ある行動が子供の命を守り未来をつくります。いよいよ私たちは現状の意味をほとんどなさず、命や生活にとって悪影響の方が多いと考えられているマスク着用の生活を改めるときが、まさに今来ていると感じています。子供は宝です。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。
 
○納所委員長  次に、説明者に対する質疑を行います。委員におかれましては陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮願います。それでは質疑のある方は発言を願います。御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 では、質疑を打ち切ります。
 以上、陳情の説明者に対する質疑を終了いたします。説明者の方は傍聴席にお戻りください。
 続きまして、原局から2件一括して説明を願います。
 
○市民健康課長  日程第10陳情第4号マスクの長期着用における健康被害調査についての陳情について、説明いたします。
 最初に陳情の要旨について説明いたします。陳情者は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためマスク着用が推奨される状況下において、長時間マスクを使用することで本来あるべき健康維持に対し悪影響を及ぼしている症例も数多く挙げられるようになったとし、市に対して、マスク着用が感染防止にどのように効果があるのか。その根拠は何か。また健康へどう影響するかを精査し、広く市民にその結果と対策の公開を求めるように陳情しているものです。次に、陳情の理由について説明いたします。令和3年2月18日に大阪府高槻市の小学5年生の児童が体育の持久走中にマスクを着用したまま倒れ、その後死亡するという事案がありました。陳情者は、代謝の活発な子供にとってマスクの長期間着用は脳細胞への酸素不足や肺機能への負担も大きいことが危惧され、十分な鼻呼吸ができないため口呼吸にならざるを得ず、虫歯の形成や免疫力の低下につながるとしています。また、周囲の目を気にしてマスクを外すことができない子供の存在や、マスクで表情が見えない状態であることから、社会性を身につける上でも難しい環境となっていることを指摘しています。
 次に、関係省庁や各自治体におけるマスク着用に関する対応について報告いたします。
 スポーツ庁は令和2年5月21日に事務連絡「学校の体育の授業におけるマスク着用の必要について」の中で、基本的な感染症対策として学校教育活動の際はマスクを着用することが適切であるとしていますが、一方でマスクを着用して運動する際に指摘されている十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクなど身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマスクの着用は必要ないが、感染リスクを避けるために地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなどの対策を講じることが必要としています。
 文部科学省は、令和2年8月6日に学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルである「学校の新しい生活様式」を改訂し、身体的距離が十分取れないときにマスクを着用すること、暑い日にはマスクを外すよう明記しました。
 厚生労働省においても、令和2年6月にマスク着用により熱中症のリスクが高まることについて注意喚起をしており、マスク着用時は激しい運動を避けること、小まめに水分補給をすることなどを熱中症対策として例に挙げています。
 神奈川県においても、熱中症リスクを下げるためとして、屋外で人と十分な距離が確保できる場合には適宜マスクを外すように、またマスクを着用している場合には、強い負荷のかかる作業や運動は避け、のどが渇いていなくても小まめに水分補給を心がけるよう啓発を行っています。
 本市におきましても、令和2年6月にはホームページ上で熱中症への対策として、人と距離が取れている場合にはマスクを外すことを提案しており、現在も人との距離を取った後、マスクを取り、水分を取るという「3つの“取る”」を推奨しているところです。
 次に、マスク着用における感染防止効果について御説明いたします。
 厚生労働省ホームページ「一般の方向け新型コロナウイルスに関するQ&A」の中で「マスクにはどのような効果があるのでしょうか」という問いに対して、「マスクは相手のウイルス吸入量を減少させる効果より、自分からのウイルス拡散を防ぐ効果がより高くなります。仮に50センチの近距離に近づかざるを得なかった場合でも、相手だけがマスクを着用した場合より自分だけがマスクを着用した場合がより効果が高く、自分と相手の双方がマスクを着用することでウイルスの吸い込みを7割以上抑える研究効果があります。特に室内で会話を行う場合は、マスクを正しく着用する必要があります。また、屋外ならばマスクは不要ということではありません。感染防止に必要な最低1メートルの間隔を確保できない場合もありますので、やはりマスクは重要です。自分から相手への感染拡大を防ぐために話すときはいつでもマスクを着用しましょう」との回答が掲載されています。
 新型コロナウイルスの感染経路としては飛沫感染が指摘されているところであり、お互いがマスクを着用することでウイルスの吸い込みを抑えることができると示されています。
 最後に、市の考え方を申し上げます。
 陳情者が指摘しているとおり、マスク着用によるデメリットは確かにあるものの、感染症対策としてのマスク着用によるメリットは、それを上回るものと考えられます。御説明したとおり、各省庁も常にマスクを着用することを推奨しているわけではなく、運動するときや周囲に人がいないとき、気温が高いときには無理にマスクを着用し続けることがないように注意喚起を行っています。
 日本小児科学会でも、「子供がマスクを着用する場合はいかなる年齢であっても保護者や周りの大人が注意することが必要です。感染の広がりの予防はマスク着用だけではありません。保護者とともに集団の3密を避け、人との距離を保つことも大切です」と注意喚起を行っています。このことからも分かるように、子供のマスク着用については、周囲の大人がきちんと注意を払うことが重要であると考えられます。
 マスクによる健康被害を懸念するのであれば、まずマスクを着用しなくてもよい環境に自分を置くなどの工夫をすることも、対応策の一つとして考えられます。
 また、昨今新型コロナウイルス陽性者を対象にした金沢市の調査で、濃厚接触者に感染させたとみられるケースでは、96.4%がマスクをせずに会話をしていたことが11日に分かったという報道がありました。内容としては、4月1日から5月19日の陽性者664人から無作為抽出した200人のうち濃厚接触者に感染させたのは84人、その中でマスクをしないで会話をしていた81人が計148人に感染させたという一方で、マスクを着けて会話をして感染させたのは3人というものでした。金沢市によると、この3人についても意識せずに外した瞬間があったり、マスクの着け方に不備があったりした可能性があるということであるため、マスクによる感染防止の有効性が示唆されるものであると思われます。
 市としては、マスクの着用は感染拡大防止のために必要であると考えます。大切なことは、マスクの長期着用に関する調査をすることではなく、マスクの着用が必要であるときと、マスクを外してもよいときについて、市民の皆様にきちんと御理解をいただくことで、それによって健康被害への懸念も低減できるものと考えています。
 以上で説明を終わります。
 
○教育指導課長  日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情のうち小中学校の部分につきまして、説明いたします。
 本陳情の要旨ですが、小中学校・保育所等におけるマスクの常用がもたらす児童の健康、精神、発育への影響について、各校教職員、生徒、保護者に対して、医師などによる勉強会等周知活動を行うよう市に働きかけることを求めるというものです。
 次に、陳情の理由を説明します。
 本陳情は、20歳以下の新型コロナウイルス感染による重症者、死亡者はゼロであり、無症状感染者からの感染は立証されていないという指摘があります。マスクは症状を発症している感染者が周囲への感染拡大を抑えるために着用するものであり、また、空気中のごみ、雑菌、ウイルスをため込んでいるマスクに触れた手指で他への接触や食事をする現状は感染拡大防止の観点から見ても逆効果である。さらにマスクの常時着用による身体的問題や心身へ与える影響も大きく、自分が苦しくても自分の意思を表現できない子供も多いということです。
 陳情に対する市の考え方を説明します。
 まず新型コロナウイルス感染症対策については、政府として対策を総合的かつ強力に推進するため、また新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下「特措法」という。)第15条第1項の規定に基づき新型コロナウイルス感染症対策本部が設置され、この対策本部において特措法第18条の規定に基づき新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針が定められ、随時変更が行われてきている状況にあります。
 この政府の基本的対処方針においては、「国民の生命を守るためには感染者数を抑えること」及び「医療提供体制や社会機能を維持すること」が重要であるとしています。その上で、まずは「3つの密を徹底的に避ける。「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗いなどの手指衛生」など基本的な対策を行うことにより一層推進し」と示されており、また、学校等の取扱いについては、文部科学省は、「学校設置者及び大学等に対して一律に臨時休業を求めるものではなく、地域の感染状況に応じた感染防止策の徹底を要請する。幼稚園、小学校、中学校、高等学校等については、子供の健やかな学びの保障や心身への影響の観点から学校における「新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」等を踏まえた対応を要請する」と定められております。
 このようなことから、文部科学省では「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜「学校の新しい生活様式」〜(2021.4.28Ver.6)※5月28日一部修正」が示されており、この衛生管理マニュアルを踏まえつつ鎌倉市においても、安心・安全に子供たちが通うことができる環境づくりの観点から「鎌倉市学校継続ガイドライン」を定めているところです。
 マスク着用の取扱いについては、その便益とリスクを見極めながら、その着用ルールについてきめ細やかに定めているところであり、子供たちの健やかな成長を妨げないよう工夫しながら教育活動に取り組むこととしており、十分な身体的距離が確保できる場合にはマスクの着用は必要ないこと、気温、湿度や暑さ指数が高い日には熱中症などの健康被害のリスクが高くなるためマスクを外すことなどが示されています。これに基づき学校においては、マスクの着用を必要としない場面や体育の授業や気温・湿度の高い日、息苦しいと感じたときなどは健康面を考えてマスクを外させる指導も行っているところです。
 感染症対策としてのマスクの取扱いは学校内の養護教諭を中心として、様々な資料や意見などを基に教職員全体で共通認識の下、指導しているところです。日頃は学級担任が児童生徒の健康状況を毎朝確認し、学校全体の状況を養護教諭が管理しているところで、状況によっては専門的な意見をもらうために学校医に相談をしていくことがあります。
 また、マスクがあることにより相手の表情が読み取れないことなどコミュニケーションの取り方の難しさなどが考えられるが、学校では学級担任をはじめ養護教諭や教育相談コーディネーター等による児童生徒の状況把握から、学校に派遣されているスクールカウンセラー、教育相談員等によるカウンセリングや相談につなげることなど関係機関とも連携を図りながら、よりよい学校生活が送れるよう努めているところです。
 今後とも、国の衛生管理マニュアルの改正動向等を注視しながら、適切に学校における新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じるとともに、国においてマスク着用に伴う健康被害等に関わる周知、啓発等の依頼などがあれば、児童生徒をはじめ保護者等への学校を通して周知、啓発してまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○保育課長  引き続き、日程第11陳情第11号小中学校・保育所等におけるマスク常用の影響の周知についての陳情のうち保育所等の部分について、御説明いたします。
 陳情に対する市の考えについて説明いたします。
 保育所等におけるマスクの着用については、厚生労働省から示されている「保育所等における新型コロナウイルスへの対応に係るQ&A」についてに「子供一人一人の発達の状況を踏まえる必要があることから一律にマスクを着用することは求めない」、また「特に2歳未満では息苦しさや体調不良を訴えることや自分で外すことが困難であることから窒息や熱中症のリスクが高まるため着用は推奨されない」などの記載があり、本市では保育所等に対し、この考えに基づいた周知を行っているところです。現在市内の保育所等40園のうち民間保育所等の4園において、3歳児クラス以上の児童に保育中マスクを着用させていることから、引き続き保育所等に対して、マスク着用に係るリスクなどについて周知を行っていきたいと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  それでは、2件一括をいたしまして質疑を行います。質疑のある方はお願いいたします。
 
○竹田委員  二つとも、内容の書きっぷりは違うんですけれども、結論的に何を言いたいかというと、要するにマスクの着脱は自由にさせてほしいということを両方とも言っています。それで、私思ったんですけれども、自由にさせてほしい。つまりマスクをしない子はしなくていいんじゃないですかということなんですけれども、そのことについて、ちょっと学校を所管する教育指導課長に伺いたいんですけれども、これ、あれなんでしょうかね、例えばマスクをしないでいいんじゃないかという保護者と、一方反対側にマスクをさせてほしいですよという、そういう反対側の保護者の声ってあるんですか。
 
○教育指導課長  今、御意見賜りました、相談というところでは、やはりマスクを外してもいいでしょうかといったような相談を賜っているというようなことは養護教諭からも聞いている部分はあります。ただ、そういった場合にも、基本的な感染対策というところで御理解をいただきながら、その基本的な感染対策のことをお話をさせていただいているというような現状があるというふうになります。
 
○竹田委員  私、実はある学校でそういうような、外させたいんですというような意見があって、そういう保護者がいらっしゃるということを知った別の保護者が、いや困りますと。外されては困りますよと。その子が感染していたらどうするんですかということで、そういうように自由にマスクの着脱ができるということには反対だという保護者もいらっしゃるというふうなことをちょっと伺いました。
 それでちょっと伺ったところなんですけどね。両方の意見があるという状況だと聞きましたけどね。それで、じゃあひとまず以上です。
 
○志田副委員長  私も教育指導課長に聞きたいんですけど、ガイドラインが改訂されて、10日に教師、11日に保護者宛てに通知したということは分かっているんですけれども、その後、校長会が開かれたとか、学校訪問をしたとか、今日校庭では児童の皆さん、マスクはしていなかったと記憶しているんですけれども、各学校によって違うと思うんですが、その辺はいかがなんでしょうか。
 
○教育指導課長  まず今回のガイドラインを改正するに当たっては、事前に校長会とも内容等については協議をして、その内容について確認をしてから教職員、それから保護者に周知をしていったところです。そして、今回の特に改訂のところでは、夏場に当たって熱中症に関わる部分においてはマスクを外していいのかどうかというのを、子供自身に判断をさせるというところが非常に難しいというところがかなりうたわれている部分ではありましたので、マスクを外す指導をすると。そういった中で、ただ児童生徒がマスクの着用を希望する場合については、児童生徒の体調の変化などに注意して必要に応じてマスクを外して休憩する等の指導を行っていくということで、不安にならないというようなことも、併せて注意をしながら行ってきているところです。
 
○志田副委員長  学校側も、各学校で体育館に大きい扇風機を回したりだとか、いろいろな工夫をしているというのも、よく分かっているんですけれども、現状だと、今日もそうだったんですが、外でやるときに身体的距離を確保できないというときにはマスクを着けましょうねというのが基本的にあるわけじゃないですか、ただ、外で何か授業をやる際にも、マイク設備を使えば身体的距離は取れるんじゃないかなと思うんですよね。それ準備が先生大変だろうから、そこはどうですか。
 
○教育指導課長  外での活動というところで、マスクを日頃着けている中で、じゃあ体育の時間になるのでマスクを外してから行きましょうとか、そこを実際には体育の時間始まる前に、どこどこで外しましょうというのは、各学校ごとに決めている部分がありますが、その部分は実際に活動する前の段階である程度決めている部分があるかと思います。
 マイクを使う、使わないというのは、指導者が実際にはマスクを着けるというのは基本的にはなっていますので、子供たち自身が活動する上でマスクを外したほうがいい場面については、しっかり外していきましょうというような形での指導をしているところです。お答えになっていましたでしょうか。
 
○志田副委員長  大人はマスクをしているというのは基本的なことでよく理解しています。要は文科省のガイドラインにも、身体的距離が保てない場合には子供にも、要は着けましょうというのが基本的なわけじゃないですか。ただ、外で何かやるとき、または何かやるときに、いつもやっている、要はものだと、身体的距離取れないけれども、マイク設備を使うことによって、大人がマスクをしながらマイクでこういうふうにしゃべって、遠くにいても聞こえるわけじゃないですか。それ学校によって設備の関係違うからできないということもあるかもしれないですけれども、特に体育のときには、そういったこともできるんじゃないですかということです。
 
○教育指導課長  指導者については、マイクはかなり体育の時間でも、外でやる、例えば朝会とか、そういった部分でも日頃から使っているところかなと思います。
 子供たちに関しては、やはりマスクを外したときには距離を取りましょうとか、できるだけ話さないように、しゃべらないようにしようとか、そういった部分の指導は併せてしているところです。
 
○竹田委員  陳情第4号の方がおっしゃっている2番目のですね、健康へどう影響するのかというところで、マスクの着用は健康にどう影響するのか精査してほしいということなんですが、陳情者は、子供の脳の細胞への影響とか、虫歯形成とか、免疫低下なんて言っています。これについては、市が、これどうなんですか、調べるわけにはいかないんですけれども、一つ例えば、マスクを着用することによって学校の子供たちに何らかの影響が出ているのかなと。例えば、どうもマスクを長い時間すると、子供が頭が痛いと言い出すとかですよ、例えばですね。熱っぽくなるとか、集中力が低下するとか、そういうようなことは把握することはできるんですか。
 
○教育指導課長  やはりですね、先ほど少しお話させていただいたんですが、特にこういった症状が現れるときには、保健室に行くようなパターンがすごく子供たちは多いかなと思っていて、養護教諭に何人かには聞いているところなんですが、マスクを着けていることが苦痛であるというような言葉を子供から聞いて、実際にマスクを外してみると、ちょっと湿疹が出ていたり、かぶれになっていたりとかということがあるから、じゃあしばらく外して様子を見ておきなというような声かけをしてもらったりですね。そういったようなことがあり得るんだということを教員もしっかり認識しながら、どう対応していけばいいのか、その辺りをしっかりと状況判断しながらやっているところだと思います。
 
○納所委員長  よろしいですか。ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 まず、1件ごとに確認をしてまいります。
 陳情第4号についてでございます。委員間討議は行わないということでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、陳情第4号について取扱いを含めて御意見をいただきたいと思います。どなたからでも、どうぞ。
 では、指名させていただいてよろしいでしょうか。吉岡委員からお願いしてよろしいですか。
 
○吉岡委員  御指名ですので。お子さんたちの成長の関係で御心配されているということはよく分かります。そういう点では、今、陳情を出していただいたということで、教職員をはじめ現場がちゃんと受け止めてくださるというのは、そういう点では非常によかったかなと思っております。
 ただ、マスクの効用とか、いろんなことについては、いろいろ御意見があるようですけれども、今いろいろ伺いますと、今の子供たちの現状を把握して、具体的に状況をつかんでやっていらっしゃるということで、そういう点では、これを機会に、また改めてこの陳情を受け止めていただいて、特にこれ夏に向かって行くわけですから、その辺は現場での状況を、この陳情を機会に見ていただきたいと。ただ、今、実際におやりになっているということなので、その辺はやっている中身については、きちっとどうなのかと。親御さんからはちょっと受け止めてないんじゃないかというお叱りのお話があったわけですよね。そういうことがあるというのはよくないですから、そういうことを、今いろいろおやりになっているということを伺いましたけれども、その辺は十分受け止めていただきながら、そういう点ではいろんな、まだいろいろマスクの着用の問題についての有効性とか、そういう点では私ははっきり、私は私なりに考えを持っていますけれども、この陳情に対しては、そういう点でもう少し見守りたいなと思いますので、私は継続ということで。ただ、重く受け止めていただきたいと。信頼関係が、さっきすごい怒っていらっしゃったので、そこは非常に重く受け止めていただきたいということを申し添えておきたいと思います。
 
○竹田委員  確かにマスクを着用、一日中しているということは誰にとっても苦しいですし、不快ですしね。それはもう一刻も外したいなという、そういう、うっとうしさ、頭がしかも、例えばぼんやりしているんじゃないかなと、そう思うような方も。一方で、マスクの着用にて、完璧ではないけれども感染リスクを下げるということは確かである。先ほど市民健康課長がお話ししてくださったとおりなんですよね。
 そうすると、今回の陳情者がマスク着用による健康被害という部分について、より具体的に書かれている。しかしながら、例えば脳への影響だとか、発育への影響だとか、そういう、市としてそれを引き受けて調べるということは難しい。でも一方で、学校現場では今お話を伺って、少しほっとしたんですけれども。やっぱり丁寧に、子供が具合が悪いよと来たときに、マスクの着用との関係があるのか、ないのかということを見ていただいて、対応を一人一人にしてくださっているということが分かりましたので、これについては、引き続きそういうふうに保護者との信頼関係を得ながら、そして、子供にはしっかりとマスクをどういう状況の中で外すことができる。そしてまた丁寧に見てもらえているということを積み上げていくことが保護者との信頼もつくることになるんだろうと思いますので、これについては継続としたいと思います。
 
○前川委員  私も先ほどの陳述していただきましお訴え、本当に怒っていらして、これはどうしたものかなと思っておりました。
 課長のお話を聞くと、学校で説明をしているということ、配慮されているということ、よく分かるんですが、やっぱり行き渡ってないんじゃないかなという気がするので、今回の保護者の皆さんのお声をしっかりと、小・中25校の先生方に、校長先生、教頭先生だけでなく、お一人お一人の先生に伝わるようにしていただきたいと思います。そこがまず第一かなと思います。行き違ってお互いに不信感で、もちろんおっしゃったように学校に行くということは、とても精神的にもよくないし、何よりも子供にとっては学校大好きであると思います。ですから、そこでこのマスクのことで、こういうことになってしまうのはとても悲劇ですので、とにかく校長会、教頭会とおっしゃいますが、そうじゃなくて、お一人お一人の先生にちゃんと分かっていただく方法を取っていただきたいと思います。
 できれば各学校の中で、差し出がましいですけれども、朝の会議でも何でも、お帰りの会議でも何でも、そういうところでも再三お話をしていただいて、子供の心にいつも寄り添ってくださっているんでしょうけれども、うまく子供に伝わってないんじゃないかと思いますので、保護者にも伝わってないんじゃないかと思いますので、そこ残念ですから。ぜひそのようにしていただきたいと思います。
 この要旨にあります、マスクの健康への影響ということの調査は、私も難しいと思っておりますが、まずはそこからしていただいて、やっていただけるということを見守るつもりで継続とさせていただきたいと思います。
 
○藤本委員  本件ですね、私も子供がいる身としまして、ガイドラインが出る前の話だとは思うんですけれども、先生からどなるような指導があったとか、そこも教育委員会さんでどれくらい実際、把握・確認ができているのか分からないですけれども、名前を指して着用を促すという、かなりストレスになることがあったりしたら、子供自身も、またその保護者も非常に居ても立ってもいられないというのは、本当にその言葉のとおりなのかなと思います。
 なので、これですね、子供たちの自由意志での選択というものを取り戻す柱と、その保護者側の私たちの我が子が健全に日々過ごしているんだろうかと。日中ずっと心配になっちゃうと思うんですよね。朝出て行ってから帰って来るまでに。そういったどちらの思いもしっかり市として払拭していかなくてはいけないなと、私も本当に強く思いまして、そこはそういった、変な話、ガイドライン設置の前と信じたいんですけれども、そういったどなったりするような事象があった場合、児童たちの心の萎縮というものとかもあったりするので、そういったところのケア。ガイドラインができたので、ここからは変わりましたと言われましてもですね、いきなりというふうな雰囲気の変わり方も難しいと思うので、本当にケアは徹底して過剰なぐらいのケアをしていただきたいなと思っております。
 先ほど前川委員がおっしゃったように、先生一人一人のところまでしっかりと見ていただいてというか伝えていただいてというところ、本当に強くお願いしたいところです。その発信の仕方も、こういったときには外していいよという発信ではなくてですね、先ほど市民健康課長からもあったように、距離が取れないときには着けることという、こういうときには外すという条件付きの外していい許可ではなくて、こういうときには着けるというものにできれば、大分心理的なものなんですけれども、着用に対する児童たちの意識が変わるんじゃないかなと思うので、その言い方一つ、意識していただければなと思います。距離が取れないときには着けましょうという周知がいい、お願いしたいですね。
 その要旨である健康被害に関してなんですけれども、先ほど竹田委員からもあったように、学校でどういった、そういった相談とか例が出ているのかとか、それに対してどういった対応をさせたのかというところは、子供たちがマスクとか関係なくコロナの関係でも、どう日々過ごしているか不安の保護者さんたくさんいると思うので、頻度は分からないんですけれども、今、こういった症例というか、こういった子供たちの相談がありましたよというのとか、そういった場合にはこういった対応をしましたみたいなのを発信していただく、共有していただくところもあると、保護者さんたちは、あっそうかと。私も親として安心できるかなと思うので、そういった情報開示はぜひお願いしたいと思っております。
 学校に関してはそこ、そういった対応はしてほしいと思う一方で、やはりマスク着用自体の健康被害調査というのは本当に、非常に鎌倉の一自治体レベルでできるのかというのは懐疑的でありますので、陳情に関しては継続でお願いします。
 
○後藤委員  私も結論から言って、これは陳情の第4号健康被害調査についての陳情に関しては継続としたいと思います。
 今、いろんな委員さんの話を聞いていて、ついこの間だったんですけど、自分が自転車で坂道を上っていたときに苦しかったんでマスク外していたんですけれども、向かいから下りて来る若めの人に舌打ちされて、マスクをちゃんとしろよと言われたのを思い出したんですけど。
 自分はもともと医療従事者なんで病院での勤務のときを振り返ってみたんですけど、そのときに。大きく二つ絶対暗黙のルールでやらなきゃいけない、マスクをしなきゃいけない場面があって、一つは手術室に手術見学に入るときですね。入り口から必ずきれいなマスクを装着しなければいけない。もう一つはがんの患者さんによく関わっていたので、白血病とかリンパ腫で、抗がん剤治療をやったり、移植されるような人たちって一定期間無菌室というところに入るんですけれども、そういうところに入るときは必ず絶対マスクをしていた。
 なぜマスクをしていたんだろうなと、あんまりそのときは深く考えなかったんですけれども、この間そういうちゃんとやってよということを言われてときに、思い返してみると、さっき市民健康課長からもお話ありましたけれども、マスクは結局ほかの人からうつされたい、誰も感染症になりたいと思っている人はいないので、うつされないようにということも大事なんですけど、改めて、例えば手術で開腹とか開胸して、そこの傷口にばい菌を持っていかないように、もしくは無菌室に入って抗がん剤治療して弱っている人に対して自分が媒介者となってばい菌をうつさないようにという、自分からうつさないというためにマスクをしているんだということを改めて認識したので、できればですね、マスクは害だという観点からすると我々医療従事者としてはすごく否定されている気持ちなので、それは極力避けてほしいなと思ったのが一つと。
 あとは、実際の現場で起きていることで、例えばさっき話出てましたけれども、学校の先生が生徒さんに対してマスクを強制するというのは、それはあってはいけないことだと私も認識をしておりますし、実際我々がいろんな形で情報伝達するというときも、先の本会議のときにも私お話差し上げましたけれども、自分たちが思っている以上に隅々まで情報というのは伝わってないということが多いと思うので、ぜひ教育委員会関係の方々には各学校の現場さんで、そういうふうなお子さんに対して、マスクの着用に関しても、外していいというときに関しても、適切な形で、そういうお子さんが受け取る側がちゃんとした受け取り方ができるような説明をされているのかどうかというのは確認をしてほしいなと思っています。
 
○志田副委員長  陳情第4号について結論から言うと継続です。
 ただ、私も子供2人いますけれども、マスク外しなって普通に言っています。それは、私が政府の基本的感染症予防のことをしっかりやっているからであって、政府の基本的感染症対策が間違っているとは思いません。
 児童生徒は、第4号の資料にもあるとおり、日本小児科学会がしっかりした見識を出していますので、それに基づいて今後、今もやっていますけれども、今後もやっていっていただきたいなと思います。改善の余地というか、現状はしっかり見ていく必要はあると思うので、その辺はよろしくお願いいたします。
 
○納所委員長  皆さん御意見いただきました。皆さん継続を主張しておられますので、陳情第4号については継続審査といたします。
 続きまして、陳情第11号について、まず委員間討議は行わないということを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 続きまして、陳情第11号についての取扱いを含めて御意見をいただきたいと思います。
 では、同じ順番でよろしいでしょうか。吉岡委員からお願いいたします。
 
○吉岡委員  今回の陳情を受けまして、いろいろな在り方が論議できたのは非常に私はよかったなとは思っております。先ほどからお話がありますように、私はマスクの有効性と限界も分かった上で対応しておりますので、でもやっぱり、今、現状としては感染症の予防の3密とか、それからいろんな距離があったり、人と人との感染ですからね。だから人がいないときには、わざわざする必要はないと思うし、そこら辺は先生たちも、その辺をきちっと踏まえた上で、今、子供さんの体の状況から発達において、さっき保育園の場合はしなくていいよということも含めてやっているということなので、その辺は周知徹底するということは非常に大事だと思います。
 この陳情については、影響というか悪影響とか、そういう調査とか、いろんなことはなかなか私たち一市議会の中とか市役所の中では、できないことだと思うんです。ただ、今の有効性も含めていろんな問題も承知した上で、特にマスクを体操のときに着用して亡くなるなんて本当にとんでもないことだと私も思います。特に、だからそういうことは、先生たちも含めて、なぜこうしているのか、そこがよく理解してやっていただくと私はしゃくし定規にならないと思うんです。ですから、そういう面では、今いろいろおやりになっていて、いろんな対応をされているということなので、これを機会に周知徹底していただきたいと。私は、マスクは今のところは必要だとは思っているんですけれども、その使い方についてはよく周知していただくということを、この陳情を機会に徹底していただきたいと。
 だから、先ほど志田副委員長が外せと言ったけど、そこは、そのときの状況によって、飛沫感染なんだから、何もやらないときにマスクをする必要は全然ないんだし、だからそこら辺はぜひやっていただきたいと。ただ、今おやりになっているということなので、その辺は先生たちに周知徹底していただくということでちょっと見守りたいなと。いろんなこと、調査まではできないなというのもありますので、この陳情に対しては申し訳ないんですけど継続ということで、ただ、これを機会にいろんな面で問題が長引いていますから、結局コロナが長引いているということで、いろんな問題が生じているということをぜひ理解していただいてやっていただきたいということで、陳情そのものは継続ということにさせていただきます。
 
○竹田委員  先ほど第11号の陳述を伺っていて、陳述者の論拠とするところも、多分に申し訳ないんですけれども、ちょっと科学性を欠いている部分があるのかなと思うところが正直ありました。でも、その一つ一つをここで議論する場ではないと思うので、それについては述べませんけれども、どういったらいいんでしょうかね。科学的なしっかりしたデータを取ってくださいよと言われると、これは市の仕事ではできかねるというところで、勉強会、医師などによる勉強会と。勉強ということは専門家の勉強ですから、そうすると科学的なデータとなると、それは非常に難しいというところで、それは御期待に沿えないなと思うところです。
 そして、やはり先ほどの話の中でマスクのメッシュの部分なんですけれども、確かにエアロゾル飛沫防止のためのマスクであり、ウイルスよりも大きいことは確かだけれども、感染のリスクを下げるものであることは科学的に証明されている部分ですので、そこのところを御理解いただきながら、やはり何よりも大事なのは、私、誰もマスクはしたくない。苦痛。そういうところを、大人はそれ自由に取ることはできるけれども、学校の中において子供はそこのところが自由にできないというところを、子供の側に立って、先ほど来いろんな方おっしゃっているけれども、子供の側に立って理解を示しながら臨機応変にやっていっていただきたいと思うんです。
 学校って、ただでさえ集団生活であると。例えば決まりがあって、その中で子供たちは動くように、そういうふうな学校生活を送っている。その中で、ましてや今コロナという問題を抱えている時代にあって、マスクを取るか取らないかというのは大きな問題というか注目されることですよね、どうしたって。ですから、なおさらのこと学校教育にあって子供の側に立って、なかなか自由にできない子供たちの側に立って丁寧に、その苦しさ、不快さ等々をちゃんと十分に理解した上で、ただマニュアルだけに沿うのではなくて、そのときそのときの現状、学習状況を見て判断していっていただきたいなと思うところです。
 そんなわけで、そのおっしゃっていることは本当によく分かる部分もあるんですけれども、これは継続とさせていただきたいと思います。
 
○前川委員  私も結論としては継続なんです。この陳情、先ほどの第4号と同じと言ってしまうとあれかもしれませんけれども、学校でのマスクに対する対応の仕方ということ、それから保育園でのそういう対応の仕方ということをよく教えていくというか、話し合っていくというか、先生もよく認識し、子供たちにも分かりやすく、分かりやすくというか話し合ったらどうかなと思うんです。さっき後藤委員がおっしゃっていた、自分が受けるだけじゃなくて、自分もうつしてしまうという、そういうようなことも話してみて、ああそういうこともあるかということが理解できるような、先生お話、上手だと思うので、そういうことをかみ砕いてお話ししてあげるのも一つの方法かなというふうに思います。学級会などの中で、そういう話の時間を設けて、マスクというのはどうして今みんながしていこうとしているのか。夏は暑いよねみたいな話をしながら、自分たちで解決していくことも必要かなと思いますので、ぜひそういうふうにしながら対応していただきたい。
 やっぱり相談窓口の設置とか、今すぐ市による勉強会とか、結果が分からなければパンフレットとかチラシとかというものは作成できませんので、これは今のところは難しいというところで継続とさせていただきました。
 
○藤本委員  こちらの陳情に関しては、私も本当に必要だなと、要はこういった可能性もあるよとか、必要な周知というのは本当にしていくべきだなと思っております。
 ただ、先ほどの原局から話を聞く限り、その発信は十分に市から、さっきの陳情でもお伺いしましたが、しているというところを思っておりますので、これは引き続き発信をしていく、「広報かまくら」ですとかホームページとか、ありとあらゆる市からの発信のチャネルを使って発信していく。全ての人にしっかりと、その共通認識を持ってもらうというのを進めていくのは必要だなと、それこそ継続してやっていってほしいと思っておりまして。
 ただ、各論でいうと、マスクに対する認識のヒアリング調査とかを行った調査データを今度は何に使うのかという、その出口がどうなんだろうとか。相談窓口とかも現状いろんなところで今現状も受けているのかなと思うので、このまま市の対応で、先ほど申し上げました子供に対する伝え方を変えていくとか、その頻度を上げていくというのは、もちろんそれの上で、こちらに関しても今の市の発信は引き続きやっていってほしいなと思いまして、この陳情の各論に関しては継続というところでお願いいたします。
 
○後藤委員  私も結論から言うと継続にしたいというふうに思います。
 ちょっと話それるかもしれないんですけれども、一昨日の日曜日だったと思うんですけど、自分のめいっ子が小学校3年生なんですけど、東京に住んでおりまして、ちょうど運動会だったんです。80メートル走、6人ぐらいコースに並んで、しかもPTAのお父様方たちがすごくて、3つカメラを用意して、スタート地点に1カメ、コースを回っているところに2カメ、そしてゴール地点に3カメといってですね、切り替えてYouTubeで配信していたので、遠くから楽しんで叔父としては見守っていたんですけれども。
 1点ちょっと心配していたことがあって、マスクをずっと走る直前まで着けていたので、どのタイミングでどういう指導が入るのかなと思って見ていたんですけれども、ちょうどスタートする前にすぐ脇にいた担当の先生がマスクを外しなさいというお話を多分されたんだと思うんですけれども、映像上ではちゃんとみんなマスクを外してポッケに皆さん、小学3年生の子がマスクを入れて80メートル走を走って、シュールなことにカーブのときにポッケに入れたマスクがどんどんそこら辺におっこっていくという……。
               (17時57分休憩   18時05分再開)
 
○納所委員長  設備の不調がございますけれども、一旦再開をいたします。では、後藤委員、途中からになりますが、続けてお願いいたします。
 
○後藤委員  先ほどめいっ子の運動会の話をさせていただきましたけれども、私がそこで感じたことは、恐らく映像の中でしか見ていませんけれども、スタートする直前に、そのマスクを外しなさいって言った先生の伝え方がよかったのか、皆さんちゃんとお子さんがマスクを外してポッケに入れたというところを見て、普通に一叔父としてどう見ていたかというと、恐らくふだんからお子さんとのコミュニケーションがよく図られているんだろうなというのもそうですし、多分伝え方が上手だ。それは恐らくそこの学校の校長先生なり、周りのその先生の指導に当たる先生たちの教育が多分行き届いているんだろうなと思っちゃったんですね。なので、そういった意味で、先ほども話出しましたけれども、各学校によっていろんな先生いらっしゃると思いますし、そういった中でどうやって、そういう小さいお子さんたちに説明をしていくのかということに関して、やっぱり差があるかなと予測ができるので、ぜひその辺も引き続き、この陳情に関しては継続ですけれども、ぜひ教育委員会としては、そういうところを続けて見ていってほしいなと思いました。
 
○志田副委員長  結論からですけれども、継続です。本当に子供たちの命を守るという気持ちは陳情者の方々と全く同じだと思っています。鎌倉市の教育委員会、また保育課にしても、しっかり対応していると考えています。また各学校、そして、子供一人一人がそれを先生から指導して考えられる。あ、今、取ろうかなとなっていくには時間がかかっていくと思うので、それは今後も見ていかなければいけないと思っています。
 なので、学校訪問とかもありますし、夏休みとかもありますし、家庭でも各親がそういったことを指導できる環境になっていけばいいなと思います。
 
○納所委員長  皆さんの意見は継続ということでございますので、陳情第11号については継続審査といたします。
 それでは健康福祉部職員退室、教育文化財部職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (18時05分休憩   18時27分再開)
 
○納所委員長  それでは再開いたします。
 教育文化財部の審査でございます。
 まず職員紹介をお願いいたします。
                   (職 員  紹 介)
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  それでは、日程第12「議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育文化財部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○茂木教育文化財部次長  日程第12議案第14号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第4号)のうち教育文化財部所管部分について、説明いたします。
 議案集(その1)は32ページ、令和3年度鎌倉市補正予算に関する説明書は20ページを御覧ください。
 第55款教育費、第5項教育総務費、第15目教育指導費は264万円の増額で、教育指導運営事業、新型コロナウイルス感染拡大防止のため予定していた修学旅行等を延期、または取り消した場合に発生するキャンセル料の全額を学校に対し補助することにより、各家庭の負担を軽減するための経費を追加しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの説明に御質疑はありますか。
 
○竹田委員  264万円というのは、どういうふうに算出したんですか。
 
○茂木教育文化財部次長  この金額、修学旅行等の今の状況でございますけれども、小学校の修学旅行につきましては当初予定したどおり全校実施済でございます。中学校の修学旅行につきましては、9校のうち、もともと1校は秋の予定でおりまして、残り8校につきまして、当初の予定どおり実施した学校が4校、行き先を変更した学校が3校、残り1校につきましては実施を秋に変更しております。
 この行き先を変更した学校と、あと実施日を秋に変更した学校につきまして、企画料につきましてのキャンセル料の部分が出てきますので、その部分を算出しております。またですね、小中学校の宿泊学習につきましても、1学期に予定しておりました学校につきましては予定どおり実施をしておりまして、2学期以降に実施する学校も数校ございますので、その分も合わせて計上、金額として計上させていただいている形です。
 
○竹田委員  そうするとね、実際にキャンセル料が発生した場合、予算化してあるけれども、発生した場合は、これ、どういうふうに保護者に返金する。一人一人に返金する形になっていくんですか。
 
○教育指導課長  このキャンセル料、今、企画料という話がありましたが、一応企画料相当ということで、それを見込んでいる額です。その額を基本的には旅行会社を通して、それぞれの学校が旅行の日程等を組んでいる関係で旅行会社に直接払うような形、市から払うような形になっていくのかなと思います。
 
○竹田委員  失礼しました。勘違いしました。そもそも行ってないから、まだお金は払ってないわけですよね。キャンセルの部分だけを払わなければならないからということですよね。分かりました。失礼しました。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。送付意見なしということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  では、日程第13報告事項(1)「様々な団体等と連携した魅力ある教育活動の取組について」を議題といたします。
 原局からの報告を願います。
 
○茂木教育文化財部次長  日程第13報告事項(1)様々な団体等と連携した魅力ある教育活動の取組について、説明いたします。
 本市では、今後訪れるSociety5.0の社会に対応したスキルや学びに向かう姿勢、そしてSDGsの目標達成に向けて、子供一人一人が主役となり、また学校において主体的かつ対話的な授業を実現し、個々の能力や関心に応じた学びを提供するため学校の持つ資源に加えて、大学や企業など様々な団体と連携をしながら、教師と子供もわくわくするような魅力的な学校づくりを進めております。
 そこで、現在様々な団体等と連携して取組を始めました教育活動について報告いたします。
 はじめに、令和2年12月から令和3年4月にかけて募集したガバメントクラウドファンディング「鎌倉スクールコラボファンド」の対象事業の取組についてです。
 SDGs等をテーマに自ら課題を見つけ解決する力を育む学習について、大学、NPOと連携し、講義やワークショップ、大学生のサポートを受けながら行う調べ学習などの取組を小坂小学校と玉縄中学校において開始いたしました。
 また、GIGAスクール推進校である深沢小学校、腰越小学校、腰越中学校では、それぞれICT推進担当者を中心に、学習・校務など様々な面でICTの有効な活用方法を生み出すべく取組を進めていますが、今後「鎌倉スクールコラボファンド」を活用して専門的な知見を有するサポーターを配置し、AIドリルの効果的な活用を含め、教員や子供たちがビジョンと意識を持ってICTの活用を進められるよう取り組んでまいります。
 なお、GIGAスクール構想の下に導入するAIドリルについては、現在、契約手続を進めています。AIドリルの全校導入により、iPadで子供たち一人一人の理解度や習熟度に応じた教材を、個別に最適化された学習を行いながら、既習学年の問題まで遡ってAIが判断して提供し、知識・技能の習得や個々のつまずきの支援を行ってまいります。また、個々の学習へのモチベーションを上げる仕組みを用いることで、学習の習慣化にも寄与すると考えております。AIドリルを用いて、知識・技能の習得を誰一人取り残さず、効果的・効率的に行うことができる環境を整え、その先の主体的・対話的な授業の実現の礎にしたいと考えております。
 次に、現状の教育環境になじめない児童生徒に対して、それぞれの特性や興味・関心に応じた体験型の課題探求プログラムの実施についてです。本プログラムは、「鎌倉ULTLAプログラム」として、現在、契約手続を進めています。秋に第1回目のプログラムの実施を予定していますが、鎌倉という地域の特性を生かした題材や資源を活用し、児童生徒一人一人が自らの特性を理解・発揮して、探求的な学びを行い、その後の自立を効果的に支援するプログラムを提供できるよう事業を進めてまいります。
 次に、学習に関する支援ツールに関する取組についてです。中学校のプログラミング教育については、教育現場により高い専門性が求められており、個々の教員の指導技術に左右されずに授業を実施することが課題となっているほか、プログラミングを単に教科の学習ではなく、思いを形にしたり、課題を解決する手段として、生徒が前向きかつ積極的に取り組むことのできる環境が必要と考えております。
 そうした環境を整えるため、ライフイズテック株式会社からプログラミング学習用教材「ライフイズテックレッスン」の無償提供を受け、市立中学校全9校において、教材の試行的導入に向けた準備を進めています。
 また、特別支援学級では、担当教員に、児童・生徒一人一人の特性に応じて個々の指導計画を立案する力と専門的な知識・経験が求められています。
 そこで、株式会社LITALICOから指導計画作成支援ツールなどのある「個別の学び支援システム」の無償提供を受け、西鎌倉小学校、大船小学校、今泉小学校、玉縄小学校の4校において試験的に導入し、児童・生徒に個別最適化された教育を提供し、効果的に自立支援ができる環境づくりを進めています。
 続いて、連携協定の締結についてです。GIGAスクール構想の下において、授業におけるiPadの活用等に関する情報交換や教員研修の支援を受けるため、ICT教育に先進的に取り組まれている北鎌倉女子学園と「学びの連携に関する協定」を5月20日に締結いたしました。また、5月27日には、iPad等を用いて子供たちがいつでもどこでも自由に読書ができる電子図書の読書サービス「読書館」の利用と、読書活動のさらなる充実を目指し、株式会社銀の鈴社、株式会社エスペラントシステムと「読書支援活動と実証実験についての協定」を締結しました。
 最後に、今後についてですが、本日説明した取組を着実に推進していくとともに、将来を生きる子供たちや教職員、学校の課題解決のために、様々な団体等と連携を模索し進めていくことで、これからも魅力的な教育活動を提供してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  質疑に入る前に、委員長から申し上げたいんですけれども、非常に項目が多く、これに関して口頭での報告というのは、内容をきちんと委員が精査できないというおそれがございます。細かい、例えば企業名であるとか、出せないものもあるかもしれないんですけれども、項目一覧ぐらいは資料を用意してもよかったんじゃないかと思います。一言苦言を申し上げたいと思います。
 では、ただいまの報告に御質疑はありますでしょうか。
 
○吉岡委員  今、委員長がおっしゃっていただいたことで、質疑することさえも、メモがちょっと。ですからやっぱり、その辺はきちっと何がどう問題なのかも全然分からないというか、ですから、それなりに文書ですか、項目の一覧ぐらいは出してもらわないと。途中でメモするのを止めちゃったんですよ。そこは取り計らっていただいて、出していただきたいですね。だから、今は質問しないまでもね、それ見て、また勉強させていただきますけどということだけ、質問の以前の問題として、すみません。
 
○竹田委員  私も必死になってメモをさせていただいたんで、初めて聞くことがいっぱいあって、何だかよく分からなかったんですけれども。確認なんですけれども、スクールコラボファンドは最終的に幾らまで集まったのか、まず聞きたいです。
 
○茂木教育文化財部次長  スクールコラボファンドにつきましては、令和2年12月18日から令和3年4月16日まで120日間実施しまして、目標額を750万円と設定をしまして、最終的には757万4813円の寄附が集まっております。
 
○竹田委員  そうすると757万円と、多いのか少ないのか分からないけれども、そのスクールコラボファンドを使った事業が、確認ですね。一つは調べ学習する上での小坂、玉縄の大学等の連携でしたか、そういうようなことに使うというのが1点。それから、推進校におけるICT有効活用のためのサポーター費用にも使った。そして、学校になじめない子供のULTLAプログラムにも使った。これは違う。ここからは違うの。何だかよく分からない。ここからは違うの。
 では、次行きますね。ライフイズテックの9校教材の試験的試行、これは使っているんですか、ここには。9校教材の試行的導入は、これはLITALICOだと別ですね。LITALICOのことを言っているんですか、これ。分からないんだよ、やっぱり。
 
○茂木教育文化財部次長  すみません、もう一度改めて御説明させていただきます。
 今回、鎌倉スクールコラボファンドを用いて実施した事業につきましては、小坂小学校と玉縄中学校で実施しますSDGsをテーマにした学びの関係のものです。
 あと、もう一つがGIGAスクールの推進校にサポーターを配置をするというところが、鎌倉スクールコラボファンドで実施している事業でございます。
 あと、先ほどお話ししましたAIドリルの関係につきましては、これは別の予算で実施しております。
 あと、鎌倉ULTLAプログラム、各現状の教育環境になじめない児童生徒に関して、それぞれの特性や興味関心に応じた体験型の課題探求プログラムを実施するんですが、それについても別の予算で実施をします。
 先ほどからもお話ありましたとおり、プログラミング教育につきましては、市立の中学校全9校におきまして、ライフイズテック株式会社から無償提供を受けるという形です。
 あと、特別支援学級の関係で、西鎌倉小学校、大船小学校、今泉小学校、玉縄小学校の4校に試験的に導入するのが株式会社LITALICOのシステムを、これも無償提供を受けて実施する形でございます。
 あと別にですね、連携協定という形になるんですけれども、こちらにつきましては、ICTに先進的に取り組まれている北鎌倉女学園と締結しているのが一つ。
 あと、iPad等を用いての読書の関係の活動までできますものにつきまして、株式会社銀の鈴社、株式会社エスペラントシステムと読書支援活動の実証実験についての協定を結んでおります。
 以上が実施している内容でございます。
 
○竹田委員  ちょっと伺います。そうすると、GIGAスクールサポーターというのは、そもそも文科省から2分の1の予算を得ていて配置費予算は取れている。2021年度予算の中にGIGAスクールサポーターが入っているわけですけれども、そうすると、今回のこのスクールコラボファンドを利用するのには、これは、それを使うということなんですか。つまり2021年度予算の中のこれGIGAスクールサポーターなんですか。
 
○教育指導課長  補助金2分の1というところと、それから今言われたスクールコラボファンドからも、実際はこの推進校に充てられるものになるんですけれども、これ300万円をここから、スクールコラボから使っているということになっています。合わせて使っているというイメージです。
 
○竹田委員  分かりました。そこで気になるのが、分かりましたけれども、例えばLITALICO、無償でやりますよと。それからライフイズテックの無償もやりますよと。無償でやった後というのは、結局は今度はお金をかけてね、またLITALICOはいいねという話になってくると、お金、予算をつけなければならなくなるわけですよ。そういうことも見越しているのかという点、1点と。
 LITALICOも、これ民間教育機関ですからね、そのノウハウを無償提供したとしても、それを実際に予算を使って鎌倉市が、じゃあ有償でLITALICOやりましょうとならない限り、無償提供されたものは、そのノウハウを全部撤収するという形になりますよね。どうですか、確認です。
 
○教育指導課長  当然無償提供ということで、今、御懸念されていたことというのは十分考えられることだと思っています。そういった意味で、次年度についても、このスクールコラボファンドというのをどのようにしていくのか。例えば続けていくのか、増額していくのか。そういった部分については十分検討していかなくてはならない事項かなと考えています。
 
○竹田委員  最後になります。そうなんですよ。いろいろ試してみるということ、お試しはいいんだけれども、あれもこれもということで試す。それは確かにLITALICOのよさも、私も十分承知しています。学校現場ですごく助かったという声も聞いている。でもしかしながら、これ4校、4校ですよね。そうすると、LITALICO、うちの子供にもLITALICO使いたいよというところが必ず出てきますよね。そうしたときに、これ予算的に間に合うのかなと、実は心配して、無償体験は非常にいいんだけれども、全校になっていった場合に予算確保は難しいなと。750万円じゃ足りないなと。そういうことは当然予想されるんですけれども。そうするとスクールコラボファンドをもう一回続けるのか。もちろんできればいいけれども、そうそう簡単には寄附金なんていうものは集まりませんからね。一般会計の中にまた予算化しなければならないということも起きてくるので、そこのところはね、しっかりといいものである。しかしデメリットもあるんですよ、実を言うと。そういうところもしっかり見極めてお金を出すということに関しては慎重であるべきだなと思いますので、その辺考えておいていただきたいなと思います。
 
○吉岡委員  すみません、全体としてよく分からないことだらけなんですけれども。
 ただですね、教育指導要領とかいろいろあって、教育の現場での自主性とか何か、そういうのがあまり見えてこなくてね。だから、やっぱり何ていうのか、それはただより怖いものはないんですよ。やはりある面ではきちっと自分たちが、今の鎌倉の子供にとって本当にいいのか悪いのかね、教育の指導の計画とか、先生たちの自主性とか、そういうのが見えてこないものですからね。だから、そこはよく吟味していただきたいし、ただもらえればうれしいんじゃなくて、教育現場として何を必要としているのか。そこが見えてこないというのが全体として感じるんですよ。
 だから、ここから何をね、教育として目指そうとしているのかというのも見えてこないし。だから、ちょっと今質問ができないというのは、何かよく分からないというか、どういう過程で、そういうふうにしているのかというのも、ちょっとよく分からない。
 AIの教材のことについても、この間の質問でもかなり急激にやるということに対してのいろんな御意見が出ていましたけれども、やっぱり現場がそういう要望をしているのか、そこもちょっと見えてこないし。そこら辺をもう少し、今の段階で私分からないんでね、どうなんですか。全体がちょっと見えない。
 
○教育指導課長  全体が少し見えにくいといったところがあるという御指摘かと思います。今回始めている、このスクールコラボファンドを利用した学習の形態になりますけれども、例えばSDGs、それからPBL、課題解決型の学習という視点で、小坂小学校、玉縄中学校でやり始めているところなんですが、実はそれは今回急に始まったものではなくて、既に取り組みがされていたものなんですね。それにやはり少し大学との連携、企業との連携を加えていくことで、さらに発展した形での学びにつながっていくだろうということで、もう既に学校では自発的に出てきている部分というのが既にあったということを付け加えさせていただければなと思っています。
 そういった意味で、現場からのボトムアップというのがとても大切であるということは、当然一番初めに考えているところと思っています。
 
○吉岡委員  そうすると、現場では教育目標も含めまして、その学校の子供たちのね、いろいろな現状や、地域性もいろいろあると思いますし、そういうものを踏まえた上で活用し、現場の声の吸い上げでやっていると、そういうことで理解していいんですか。
 何かそこら辺がちょっと見えてこないものですからね。やはりやるんでしたら、きちっとその辺は精査と、ただだからいいというんじゃなくてね、精査をしていただいて、子供にとって大事なことは活用すればいいと思いますが、そういうことで理解してよろしいんですね。
 
○教育指導課長  委員の言われるとおりで、GIGAのビジョンというところでも、しっかり吸い上げて、学校の要望、ニーズをしっかりと吸い上げていきながらやっていくというところは、今後も継続してしっかりやっていきたいと考えております。
 
○前川委員  私はちょっと意見が違うんですけれど、すみません。全部何となくメモはして、今回クラウドファンディング自体が初めてやることで、教育委員会としてはね。それを分からないと言ってしまうかどうかというのはちょっと。わくわくすることで、子供たちが、それでね、輝いていくんであれば、それはそれで、ちゃんと先生たちがフォローしてくださるんであれば、それこそ先生から吸い上げるとしたらば、それこそどういう吸い上げになるのかなと逆に思いまして、これ、もっと向上したいという話が出てくるのか、どこまでにしてもらいたいという逆に抑えぎみになってくるのかというのは、私にはどっちもあるんじゃないかと思ってしまう。私は教師ではないので、一保護者だったので、そんなふうに思いながら、まあ今回これはこれでいいかなというか、やってみてほしいというのはあるし、子供たちが、これで乗ってきてくれて、どれが最終的に残っていくのかというのは楽しみかなと思っているんです。
 今のSDGsのことは、確かに小坂小学校、玉縄中学校もずっとやってらしたので、小坂は特にやっていたのをうちも見ているので、よくケーブルテレビでも報告されていたので、やっているんだなというのは知っていました。
 これ、ちょっと聞きたいんですけれども、GIGAスクールサポーターとか、ちょっとうまくメモができなかったんですが、腰小と腰中、AIドリルが云々というのは腰小、腰中と何でしたか。
 
○教育指導課長  深沢小学校の3校になります。
 
○前川委員  これ、どうやって選ぶのかなというのだけは聞きたいなと思うんですけれども、やたら腰小、腰中、深小、今泉、はっきり言って旧鎌倉の学校はないなと思っているんですけれども、そういう言い方をするとあれですが、これどうやって選ばれているのかなと。LITALICOだって、西鎌、大船、今泉、玉小ですよね。だから、どういうふうにして、手を挙げられるのか、学校で。手を挙げてくださいとやっていらっしゃるのか、教育委員会で決めていらっしゃるのか、そこをちょっと伺わせていただいていいですか。
 
○教育指導課長  実際選定するに当たっては、先ほどのSDGsであれば、もう既に取組をされていて、さらにというところで当てられている学校もあれば、全く新しく、今回のLITALICOであるとかも、新しい部分で、例えば特別支援教育のところに力を入れている部分であるとか、そういった部分については、ある程度学校の状況、状況に応じて、こちらからも声をかけながら、実際にそれを進めていきたいというようなニーズをつかみながら選定をしていっているというような部分もあります。
 また、学校としては、少し大きな学校であれば、そういった部分での連携がしやすいことであるとか、今回の推進校に当たっては、腰越小、腰越中学校で小中の連携というところも含めて選定しているといった部分もあります。
 
○前川委員  この西鎌、大船、今泉、玉縄小が特別支援教育を一生懸命やっていらっしゃるところであるということなのかなと理解をしました。
 ぜひ、いろんな学校が手を挙げていただいて経験してほしいなと思いますので、学習指導要領にどういうふうに沿っていくのかというのは、もちろんクラウドファンディングをやるというときに、それは思っていましたけれども、うまく、何ていうんでしょうね、子供たちにいい教育をしていただければと思っています。
 
○後藤委員  私から1点だけ。実は私の地元である茨城県つくば市で、先週だったと思うんですけれども、中高一貫校でインターネット投票を、生徒会の役員を決めるのにインターネット投票をやりますと。そこは産学官が連携してブロックチェーンの技術を使ってインターネット投票をやるという、すごいいい試みだなと思って、私ニュースを拝見していたんですけれども。先ほどのお話の中で、産学官と連携をして魅力ある教育活動の取組ということなんですけれども、ここ鎌倉について特化した、こういったものを取り上げたいとかというものが、もし今の時点で決まっているものがあったら教えていただきたいなと思って質問しました。
 
○教育指導課長  すみません、今、後藤委員の答弁の前に、訂正をさせていただいてよろしいですか。
 実は先ほど修学旅行の関係のキャンセル料について、自分の答弁の中で旅行会社に支払うと言ったんですが、厳密に言うと、学校が依頼している旅行会社に払うもので、まず学校に支払いをして、学校を経由して旅行会社に支払われるというような形になりますので、すみません。直接市から旅行会社ではないということで御理解をお願いいたします。
 それから、後藤委員のお話になりますが、正直具体的に何かという見通せるものといいますと、やはり自分たちは、今、Society5.0という到来を見据えてやっているんだというところでは、そういった意味で、今回の部分についても様々な取組を通して、自ら問いを立てて解決する、構想を立てていく、そういった部分の必要性を感じているといったところで、自分たちの目指していくものというのを考えているところです。具体的にそれを取組の中でやっていく中で、さらによいものを目指していこうと、そんなふうに今考えているところです。
 
○後藤委員  若い人たちの頭って柔軟で、こんな意見が出てくるのねというのは多々あると思うので、ぜひそういう鎌倉に特化した中身が、そういう小さいお子さんたちの中からどんどん出てくるようになるといいのかなと思いました。ありがとうございます。
 
○藤本委員  様々な団体と連携しているという取組をお伺いしたんですけれども、SDGsの達成に向けたという御発言もありましたが、こういった連携する団体の選定基準にジェンダー平等の視点がどれぐらい含まれているか、お聞かせください。
 
○教育指導課長  ジェンダーといいますと、いわゆる日頃から行っている人権であるとか、子供たちが考える日頃行っていることというのを教育していく場面というのが、様々な教育活動を通してやっている部分があります。
 そういった中で、今回選定に当たっては、先進的にやっている大学、企業というもので、既に実績を持たれているところにお声がけさせていただきながらやっているという部分が主に今回の選定のところにはなっています。
 
○藤本委員  その実績、既にそういった目覚ましいところ、活躍のところと連携しているということなんですが、ジェンダーに関しては考えてないということなんでしょうか、その選定に関して。
 
○教育指導課長  全く考えてないということになると、ちょっと話としては違くなってしまうんですが。取組の中にいわゆるインクルーシブな考え方、ダイバーシティインクルージョン遊具というようなテーマなども設定しながらやっている取組もあり、様々なテーマ、SDGsをやる中でも環境、まちづくり、防災、ダイバーシティ、観光、マーケティング、LGBTQといったような様々なテーマを扱いながらやっていけるというところでは、これまでの取組というところを実績があるところを選定しながら実際に児童生徒たちの授業ということに取り組んでいっているところです。
 
○藤本委員  様々な防災とかLGBTQとか分かるんですけれども、今、私はジェンダー平等に関してSDGsゴール5について、確認させていただきたいんですけれども。
 こういった様々な団体を選定するときに、既にある実績を基にすると、基本的には例えば、このライフイズテックさんとかLITALICOさんといった、特にベンチャーのような企業に関しては、ほとんどが経営者男性なんですね。これは私も起業、今、自分がしてきました起業家が多く集まる場所に出入りしたり、起業する場面に自分が置かれたときに思ったのが、本当に起業自体が男性有利な状況になっている、いろいろあるんですけれども、旧姓を改姓していると、法人等を結成するときにすごく手間が増えるとかといった、そういった理由で、そもそもその起業することに女性が非常に参画しにくい状態がある中で、実績があるのは変な話、当たり前なんですよ。男性の経営者の企業が実績が出てきているというのは、それは当たり前のことで。それを鎌倉市がSDGs未来都市と言いながら、それ何も疑わずに選定しているというのは、私はすごく違和感といいますか、一般質問と同じ話になってしまうんですけれども。
 何が言いたいかというと、そのライフイズテックさんも、今、調べてみると、役員8人中8人全員が男性なんですね。このLITALICOさんの役員紹介を見てみると、役員15人と監査役3人含めて18人全員男性なんですよ。こういった鎌倉市が選定する様々な団体、実績がある様々な団体の方々はこちらですと、利用するシステムだとかサービスの経営者が全員男性だったときに、子供たちというか私たちが見たときに、こういったすばらしいサービスを社会に出すのは男性なんだと刷り込まれてしまうんですよ。私が一般質問でも再三申し上げたのが、そういったアンコンシャス・バイアスを植えつけないジェンダー平等を鎌倉市で実現できるのかという話をしたわけなんです。
 なので、もうライフイズテックさんとかLITALICOさんとか、仕方ないという言い方も変ですけれども、確かに実績もいい会社さんだと、私はもちろん存じ上げておるんですが、そのいろんなサービスを連携する選定先を選ぶときに、ジェンダー平等の視点を持たずに選ぶことは本当に止めていただきたくて、本当に。これはSDGsゴール5のジェンダー平等だけは無視して、ほかのゴール16は達成するからSDGs達成するはあり得ないので、ぜひですね、今後も、そのULTLAプログラムですとか、いろんなNPOさんと連携してやっていくこといろいろあると思うんですけれども、鎌倉の中でもいろんな面白いこと、コミュニティスクールをやっていくというときの、例えばSDGsのセミナーというか勉強会を開くというときに、登壇者が全員男性だとか、講演会をするときに全員並んでいるのが男性、コメンテーターが男性、司会だけが女性と、本当にもうあふれているんです、世の中に。鎌倉がSDGs未来都市、SDGsを子供に学ばせようなんていうのに、先生全員男性でしたみたいなことは本当に絶対に起こしてほしくないので、その点に関して御見解をよろしくお願いいたします。
 
○教育指導課長  選定に当たりましては、今、言われた視点というのも、とても大事かなとは思っているんですが、やはりやられている事業の内容ですね。その部分というのをしっかりとされている企業もしくはNPO、そういった部分にもしっかり学習につながるようなことがされるのかどうか。そういった部分を自分たちがわくわくする学びというのを実現させるために、そういった視点も大切にしながら進めていきたいと思っております。
 
○納所委員長  連携先の選定基準というのは、あらかじめお持ちになって選定をしたということでしょうか。その基準の中に、例えば、今、藤本委員がおっしゃったようなジェンダー平等の視点を持っているかどうか、そういった活動をしているかどうかということがあれば、いいんですけれども。その基準をクリアをしたから選んだのか。それとも任意で選んだのか。これは、その選定先を選ぶ上において、公平性というのは突っ込まれる可能性がありますよね。その点はいかがですか。
 
○教育指導課長  あくまでも、やはり実績というところは基本にして選定させていただいているところはあります。今、ちょうど取り組んでいる、例えばAIドリルの関係とかのプロポーザルも済んで、これから契約というようなところで、そういった審査の基準であるとか、そういった部分というのは事細かくされている部分というのもあるんですが、なかなか実際に連携させていただく、今回のコラボファンドに関わる企業、NPOといったような団体のときには、やはりその実績がある中でないと、なかなか学習にすぐに子供たちの授業に生かしにくいといった部分もあり、実際には実績等を評価しながら選定に至っているというような経緯になります。
 
○納所委員長  それは、じゃあ随意契約になるということですか。それともプロポーザルなのか入札なのか。その結局契約するわけですよね。その契約の形態はどのような形になりますか。
 
○教育指導課長  無償でやっていただいているところについては、協定を締結しているというような意味合いに実際にはなりますので、その締結式をもって、それから実行していっているというような形となっています。
 
○佐々木教育文化財部長  冒頭に資料が無く、丁寧な報告ができなくて誠に申し訳ございませんでした。今後、改めまして、対応させていただきたいと思います。
 それと、今回のこれまでの御質問の中でも様々あったんですけれども、やはり学校現場が主体的になって子供たちのためにどういう取組をするのかといったときのリソースとして、外部の団体であったり大学であったりというところと連携しながら、コラボレーションしながら、子供たちのために取り組んでいくということで、様々な団体とのこの連携をしております。
 今の無償のお話をさせていただいたんですけれども、有償のところにつきましては、例えば今回はプロポーザルということで、専門的な知識をどのように生かしていただけるのかということでプロポーザルを実施してきておりますので、そういった中でジェンダー平等ってなかなか、その業種として選定する基準にするのは難しいと思うんですけれども、委員から御指摘があったように、そういった視点も、今後、鎌倉市として取り組んでいかなければいけないんだということを肝に銘じながら、今後さらに無償の部分についても取組を検討させていただきながら、学校の子供たちのために、学校現場がわくわくして、子供たちも先生も取り組めるような魅力ある学習ができるように、教育委員会としてはサポートしていきたいと思っております。
 プラスアアルファで話させていただくと、スクールコラボファンド、750万円の目標額が達成したということでございますけれども、せっかく寄附していただいた皆さんに、鎌倉市の教育委員会として、また学校がどのようなことをやったのかということが効果が分かるように、そこら辺は皆さんに還元するような形で周知もさせていただきながら、さらなる寄附を集めていきながら、鎌倉の学校教育が発展できるように取組を進めてまいりたいと考えておりますので、そういったことで引き続き取組を進めていきたい、まいりますので、よろしくお願いいたします。
 
○納所委員長  最後に委員長から一言申し上げますけれども、本当に貴重な様々な団体等と連携した魅力ある教育活動、確かに魅力ある教育活動にならなければいけないということで、その努力を、この常任委員会委員全員で共有するためには、今回、冒頭、次長から御紹介・御報告がありました、その内容について、例えば項目を一覧表にするであるとか、キャプションをつけて御説明をいただくであるとかというような資料を委員全員で共有したいと思いますが、委員の皆様にお諮りしますが、そういった資料を任意で提出をお願いするということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 次長、よろしいでしょうか。
 
○茂木教育文化財部次長  申し訳ございませんでした。その資料につきましては、御用意させていただきます。
 
○納所委員長  この定例会期間中の提出をお願いしたいと思いますが、項目を確認したいと思います。
 では、「様々な団体等と連携した魅力ある教育活動の取組について」という今回の報告事項のテーマ、それに基づいた一覧といいますか、それを任意で、この定例会期間中に配信をいただくということをお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのように確認をいたしました。
 では、ただいまの報告について、了承かどうかの確認でございますが、いかがいたしましょうか。了承でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、了承と確認をいたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○納所委員長  日程第13報告事項(2)「生涯学習センターの管理運営について」を議題といたします。
 原局から報告を願います。
 
○瀬谷教育文化財部次長  日程第13報告事項(2)生涯学習センターの管理運営について、報告いたします。
 令和3年3月に策定した鎌倉市生涯学習プランでは、誰もが生涯にわたり、あらゆる機会、場所において、学習することができる生涯学習社会の実現を目指し、市民が主体的に学び合う環境を整え、充実することで、多くの学習機会を生み、質の高い生涯学習を推進することを目指しています。
 特に、新しい生活様式によりICTを活用したオンライン化やリモートが急速に導入されるなど、今日的な課題に対応した学習活動の支援や、社会的要請に対応した多様な学習機会の提供が急務となっています。
 このため、生涯学習センターがより多くの市民の方が気軽に利用していただくことができるよう、施設のサービス向上とともに管理・運営の充実に向け、利用実態や要望などを把握するためのアンケート調査を実施しているところです。
 それでは、資料の1ページを御覧ください。本アンケート調査は、無作為に抽出した満18歳以上の市民2,000人に、6月8日(火)に郵送し、7月9日(金)までの期間で実施しています。
 また、各学習センター利用者の方々からも広く御意見等を把握するため、各学習センター窓口にも配架しております。
 今回のアンケート調査の概要ですが、2ページから3ページの問1から問11までは、利用実態に係る設問となっております。4ページに移りまして、問12では、現在利用区分が、午前、午後、夜間の3区分となっていることから入替え時間を1時間とっていますが、より多くの市民の方に利用していただくことができるようにするため、アンケート結果による利用実態等を踏まえつつ、利用区分とともに、必要な入替え時間についても検討していくため設問を設定しました。
 次に、5ページにかけて問13から問16までは、夜間の利用に係る設問です。問12と13の間にあります「<参考>平成29年度(2017年度)に実施した利用率集計表」を御覧いただきたいと思いますが、夜間利用率がかなり低い状況となっております。このため、夜間の利用実態及びその理由等を把握し、管理運営に反映をしていきたいと考えております。
 なお、問17と問18につきましては、生涯学習施設に係るサービス向上や全般的な改善点等について、市民の皆様から御意見を伺い、改善等を図ってまいりたいと考えております。
 最後に、本アンケート調査結果を踏まえ、社会教育委員会議等からの意見も得ながら、市民の誰もが、いつでも手軽に学習できる環境が整えられるよう指定管理者制度の導入も視野に入れた検討を行いつつ、生涯学習センターの管理・運営の充実とともに、市民ニーズに合った学習環境づくりを目指してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○納所委員長  ただいまの報告について、御質疑はありませんか。
 
○竹田委員  無作為に2,000人抽出ということですけれども、この2,000人の内訳として、要するに今まで生涯学習センターをよく利用していたのか、全く利用していないのか、それを偏りがあると結果が正確に出ないと思うんですよね。利用したらこそ分かることもあるわけですから。その辺りは、無作為とは言いながら、この2,000人の内訳はどんな感じですか。利用したことがある人が何%、全く利用していない人が何%、分かりましたら教えてください。
 
○瀬谷教育文化財部次長  無作為抽出ですので、そういったアンケート結果を得てから、そういったことが把握できるのかなと思っておりますので、今の段階では全く、市内にお住まいで18歳以上という条件のみで、市民課の住基台帳から2,000人を抽出しております。ただ、7月9日のアンケート調査結果のところで、この問12のところで、利用しますか、利用しませんかという御質問をさせていただいておりますので、そこで利用している人、あるいは利用していない人の割合、それは独自に窓口に配架したアンケートに回答している方もいらっしゃいますので、その点で偏りがないようにしていきたいなと考え、このような手法を取らせていただいたところです。
 
○納所委員長  ほかに御質疑ありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打切ります。
 ただいまの報告について、了承かどうかの確認でございます。了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 それでは教育文化財部職員退室のため暫時休憩いたします。
               (19時20分休憩   19時21分再開)
 
○納所委員長  それでは再開いたします。
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○納所委員長  その他でございます。日程第14、「継続審査案件」でございます。継続審査案件については日程を追加したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、継続審査案件について、事務局から報告させます。
 
○事務局  本日、新たに継続審査と確認されました陳情3件について、今定例会最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことについて、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○納所委員長  閉会中継続審査要求を行うということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
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○納所委員長  続きまして、日程第14、(2)「次回委員会の開催について」でございます。事務局から報告させます。
 
○事務局  次回委員会の開催についてですが、7月2日金曜日午前9時30分、議会第1委員会室、こちらを予定しております。御確認をお願いいたします。
 
○納所委員長  7月2日金曜日午前9時30分、議会第1委員会室ということで行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 そのように確認いたしました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 これをもって委員会を閉会いたします。お疲れさまでございました。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和3年(2021年)6月22日

             教育福祉常任委員長

                       委 員