○議事日程
鎌倉市議会6月臨時会会議録(1)
令和3年(2021年)6月11日(金曜日)
〇出席議員 26名
1番 千 一 議員
2番 岡 田 和 則 議員
3番 後 藤 吾 郎 議員
4番 くり林こうこう 議員
5番 井 上 三華子 議員
6番 児 玉 文 彦 議員
7番 中 里 成 光 議員
8番 藤 本 あさこ 議員
9番 出 田 正 道 議員
10番 くりはらえりこ 議員
11番 保 坂 令 子 議員
12番 納 所 輝 次 議員
13番 日 向 慎 吾 議員
14番 武 野 裕 子 議員
15番 久 坂 くにえ 議員
16番 竹 田 ゆかり 議員
17番 志 田 一 宏 議員
18番 大 石 和 久 議員
19番 池 田 実 議員
20番 高 野 洋 一 議員
21番 中 村 聡一郎 議員
22番 長 嶋 竜 弘 議員
23番 森 功 一 議員
24番 松 中 健 治 議員
25番 前 川 綾 子 議員
26番 吉 岡 和 江 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 服 部 計 利
議事調査課長 谷 川 宏
議事調査課課長補佐 岩 原 徹
議事調査担当担当係長 田 中 公 人
書記 武 部 俊 造
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〇説明のため出席した者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 3 番 千 田 勝一郎 副市長
番外 5 番 比留間 彰 共生共創部長
番外 7 番 内 海 正 彦 総務部長
番外 8 番 齋 藤 和 徳 市民防災部長
番外 9 番 藤 林 聖 治 こどもみらい部長
番外 16 番 岩 岡 寛 人 教育長
番外 17 番 佐々木 聡 教育文化財部長
番外 6 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
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〇議事日程
鎌倉市議会6月臨時会議事日程(1)
令和3年(2021年)6月11日 午前9時30分開議
1 諸般の報告
2 会期について
3 議案第6号 鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部 市 長 提 出
を改正する条例の制定について
4 議案第7号 令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号) 同 上
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〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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鎌倉市議会6月臨時会諸般の報告 (1)
令和3年(2021年)6月11日
1 6 月 11 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議案第6号 鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第7号 令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)
2 陳情4件を陳情一覧表のとおり受理した。
3 6 月 8 日 次の陳情の署名簿を受理した。
陳 情 第 5 号 鎌倉市による海水浴場開設中止に伴う関連事業者救済についての陳
情
4名
4 5 月 25 日 夢みらい鎌倉より会派代表者を前川綾子議員から池田実議員に変更
した旨の届出があった。
〃 鎌倉のヴィジョンを考える会より会派代表者を中村聡一郎議員から
久坂くにえ議員に変更した旨の届出があった。
5 5 月 26 日 第97回全国市議会議長会定期総会(書面会議)が開催され、千議員
及び中村議員が議員在職20年で表彰された。
6 市長から、次の資料の送付を受けた。
6 月 7 日 令和3年度公益財団法人鎌倉市公園協会事業計画書及び収支予算書
〃 令和3年度鎌倉市土地開発公社事業計画書、資金計画書及び予算書
〃 令和3年度公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団事業計画書及び収
支予算書
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令和3年(2021年)鎌倉市議会6月臨時会
陳情一覧表 (1)
┌──────┬────────────────────────┬──────────────────────┐
│ 受理年月日 │件 名 │提 出 者 │
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│ 3.6.7 │陳情 │梶原四丁目用地の利活用についての市 │鎌倉市 │
│ │第2号 │民への説明責任を果たさないまま提案 │野村総研跡地を考える市民の会 │
│ │ │事業者との協議を進めないことを求め │代表 馬 場 一 │
│ │ │る陳情書 │ │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │陳情 │鎌倉市選挙管理委員会の職務が適正に │鎌倉市 │
│ │第3号 │行われているかの検証を求める陳情 │岩 田 薫 │
├──────┼─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ 3.6.8 │陳情 │マスクの長期着用における健康被害調 │鎌倉市 │
│ │第4号 │査についての陳情 │光 成 佳 世 │
│ ├─────┼──────────────────┼──────────────────────┤
│ │陳情 │鎌倉市による海水浴場開設中止に伴う │鎌倉市 │
│ │第5号 │関連事業者救済についての陳情 │由比ガ浜茶亭組合 │
│ │ │ │組合長 増 田 元 秀 │
└──────┴─────┴──────────────────┴──────────────────────┘
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(出席議員 26名)
(9時30分 開議)
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○議長(中村聡一郎議員) 定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
これより令和3年6月鎌倉市議会臨時会を開会いたします。
本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。4番 くり林こうこう議員、5番 井上三華子議員、6番 児玉文彦議員にお願いいたします。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
内容は配付いたしましたとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第2「会期について」を議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日の1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、会期は1日間と決定いたしました。
--------------------------------- 〇 ---------------------------------- 〇 ----------------------------------
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第3「議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○齋藤和徳 市民防災部長 議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
議案集(その1)、5ページを御覧ください。
令和3年度の材木座、由比ガ浜、腰越の各海水浴場を令和2年度に引き続き開設しないこととしたことにより、鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例による規制対象とならない海岸において発生する他者に危害を及ぼすおそれ、または事故につながるおそれがある行為を抑制するため、鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正しようとするものです。
なお、施行期日は公布の日とします。
以上で説明を終わります。
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○議長(中村聡一郎議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○20番(高野洋一議員) ただいま議題となりました議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例について、質疑を行わせていただきます。
夏の風物詩であります鎌倉の各海水浴場に多くの海水浴客が訪れることにつきましては、例年に増してコロナ禍において感染拡大のリスクが高まるという点から、海水浴場及び周辺地域における生活環境に十分な配慮が必要であることは言うまでもありません。同時に、条例提案内容が昨年度と同様であることからも、たとえ海水浴場を開設しない場合においても、安全及び感染症対策が必要であることには変わりないということから、今、御提案がされたと理解しております。
そうした意味から、神奈川県の海水浴場ルールに関するガイドライン、令和3年度版においてこのような記載があります。「海水浴場のにぎわいを維持しつつ、地域住民の生活環境との調和を図り、誰もが快適に安全・安心して利用できる海水浴場の確保を目的として、関係行政機関、海の家を運営する海水浴場組合、地元住民、関係団体等において、海の家及び海水浴場利用者に関するルールを定めること」としております。
私の受け止め方としては、海水浴場を開設した上で適切かつ厳格なルールを定め、責任を明確にして運営したほうが危機管理上も望ましいのではないか、そういう判断が働いて、例えば近隣自治体においては開設されるのではないかと推察しております。そうした中で、鎌倉市はこの県のガイドライン、昨年度とは内容異なっていると思うんですが、県のガイドラインでは不十分と認識したということもあってこういう判断になったのか、この本条例、提案の前提となるところのちょっと基本的な考え方を聞かせていただきたいと思います。
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○齋藤和徳 市民防災部長 神奈川県が示しました海水浴場ルールに関するガイドライン令和3年度版でございますけれども、海の家や砂浜における感染予防策については示しておるところでございますが、緊急事態宣言時やまん延防止等重点措置区域に指定された場合の取決めなどについては、改めて検討とされているのみでございます。また、多くの海水浴客が訪れることになれば、感染拡大のリスクは単に海水浴場だけにとどまらず、海水浴場周辺やその往来に当たる地域の生活環境にも及ぶことになります。そうしたことへの対策は特に示されていないところでございます。本市で海水浴場の開設を検討するに当たりましては、県のガイドラインに示されていない部分も含めて総合的に判断をさせていただきました。
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○20番(高野洋一議員) 次に、今、御答弁の後段にあったところとも関わりますけれども、市としては近隣自治会の意向把握というんでしょうか、それからLINEによるアンケートも行われたということは認識しております。ちょっと、LINEの締切りの前に、実際には判断されたかのようなことも聞いておりまして、その点はどうかなと思っておりますけれども、私は特に市民代表機関である議会議員との意見調整が私の認識では全くなかったということについては、私も一応沿岸地域から、住まいという意味では、選出されている一議員としては、私個人の感想になるかもしれませんが大変遺憾であると思っております。ごみの排出のことについては、実は過日環境部からは御報告いただいてそれは大変納得しているんです。この海水浴場についてはそういう話が全くなかった。報道で知りました。残念に思います。だからこういう質問しているんですけれども。
また、海水浴場開設に伴う音やごみとか、今、ごみのことは少し申し上げましたが、生活環境に関わる問題は、ある意味コロナ禍に関係なく毎年のことなんです。課題なんです。であることから、LINEでもそうですが、市から聞かれれば、今コロナ禍においてですからなおのこと、開設しないほうがよいと、聞かれたら答えるという、多くの人が答えるのは自然なことなんですよ。来年もそうかもしれませんよ。コロナが収まっているか分かりませんけど。聞かれればそう答えますよ。ということから、やはり昨年もそうですけれども、感染症対策に取り組むならば、今、答弁の後段でありましたけれども、単に鎌倉市だけの話じゃないわけですよね。これ、感染症対策は言うまでもなく。ですから、やはりガイドラインが不十分であるという点があるという認識を示されたと思っているんです、私、今の御答弁で。そうであるならばやはり県や近隣自治体とも、もっと十分な調整も行って、私は感染症対策上は可能な限り足並みをそろえることがやはり感染対策上有効であるし、またそうすることによって説得力も出るわけです。なぜ鎌倉市だけそうならなかったのか。ホームページなど見てもね、やっぱり近隣住民が反対したとか、そういうことしか書いてないんだけど、今言ったように、反対したら、じゃあ来年も再来年もやらないんですか、海水浴場。そういう問題じゃないでしょう、それは。海水浴場開設に伴うリスクはあるわけ。コロナ禍でなくても。私も住んでいるからよく分かるんですよ。ですから、単に住民が、多数が反対したからとかという話だけでなくて、もっと客観的な、やっぱり判断根拠が必要だと思いますが、その点いかがですか。
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○齋藤和徳 市民防災部長 海水浴場の開設や不開設の判断におきまして、近隣と足並みをそろえるということは重要だと考えております。一方で、海水浴場をめぐる状況は各市や地域によって異なります。鎌倉の海水浴場は多い年でワンシーズンに100万人を超える海水浴客が訪れ、また海水浴場に住宅地が近接をしております。コロナ禍におきまして多くの人を呼び寄せることは感染リスクの拡大につながるという、多くの市民の不安を払拭し、海水浴場を開設することへの理解を得ることが今年は難しいと、そのように判断したというところでございます。先ほど御指摘のとおり、じゃあ、住民が反対すればずっと開設しないのかと、そういう御質問につきましては、開設をするには住民の賛成とか反対とかということにとどまらず、御理解をいただくと、鎌倉市が公費を投入をして海水浴場を開設する、そのことについて住民の皆様、あるいは市民の皆様の御理解を得るということが大事だと思っております。その御理解を得るために来年に向けて取り組んでまいりたいと。海浜組合とも一緒に力を合わせて取り組んでまいりたいと、このように考えております。
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○20番(高野洋一議員) 詳細の審議はこの後委員会でということのようにもう認識はしているんで、議案質疑なので、もう1問ぐらいにしておきますけれども、ちょっと今の御答弁にも思うところはあります。
ともかく、鎌倉市、近隣の中では周辺の中では鎌倉市だけが海水浴場を開設しないという判断を市長がされるということなんですね。これはある意味、受け取り方として鎌倉市の姿勢としては危機管理上、より厳しい感染症対策を徹底するということだと、こういう受け取り方もできるわけです。そうであれば、関連して聞きますけれども、海水浴場開設予定日の2日前に何がありますか。何か路上にもう看板出てますよね。海水浴場はやらないと。7月1日から。材木座も由比ガ浜もやらないと。しかしその2日前には、由比ガ浜海岸を出発してオリンピックの聖火リレーが予定されていますね。これについてもきちんと判断すべきではありませんか。感染症対策という点に立つのであれば。あえて海水浴場も開設しないと。他市と足並みがそろわなくても開設しないというんであれば、その2日前ですよ、しかも出発地は海岸ですよ。若宮大路通るわけでしょう。これについてちょっと、私は鎌倉市としての判断をきちんと聞く場面が今までなかったので、これは海水浴場の中止という判断とも関連することなので、これ市長として29日は関係なくやるんですか。感染対策上どう考えているのか。私はきちんとやっぱり判断を今、公の場ですから市民に示してもらいたい。お伺いしたいと思います。
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○松尾 崇 市長 海水浴場を開設しないという中で聖火リレーを開催するのかというところでございます。
この二つを比較をした場合、海水浴場というのはおよそ2か月間に及び、不特定多数の方を集客をするというこういう取組になります。聖火リレーにつきましては、短時間に限られた場所で実施をするということになりますので、様々な関係機関と連携して、感染拡大防止の措置を講ずることが可能であると考えておりますので、現時点では予定どおり実施をするということであれば、我々もそれに向けて取組を進めてまいりたいと考えております。
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○20番(高野洋一議員) 質疑はこの辺にしたいと思います。今の御答弁、私ね、原局には伝えましたけど、周りの地域、お祭りどうされていると思いますか。おみこしやらないですよ。じゃあ、それも海水浴場と比べれば短い時間だといえばそうですよ。そういうことじゃないと思うんですよ、やっぱり。あえて他市がいいかどうかは別にしても、県のガイドラインにある意味のっとった形で海水浴場開設して、安全対策をやっていくということと異なる判断を海水浴場ではしたのにね、その2日前に行われるものについては、それは時間が短いからいいんだと。そしたら地域では相当気を遣って、お祭りも去年に続いて残念ながら相当な自粛といいますか、やっているわけですよ。完全にそごがあるじゃないですか。私は今の判断、今のオリンピックの聖火リレーについては鎌倉市が実施主体ではないとはいえ、やはり私は今の御答弁は海水浴場の中止判断とは少し整合性がつかないということはちょっと申し上げて、この後、審議もあるでしょうから、本会議における議案質疑については以上で終わらせていただきます。
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○議長(中村聡一郎議員) 質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、市民環境常任委員会に付託いたします。
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○議長(中村聡一郎議員) 日程第4「議案第7号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾 崇 市長 (登壇)議案第7号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)の提案理由及びその内容の説明をいたします。
今回の補正は、子育て世帯生活支援特別給付金支給事業を計上いたしました。そして、その財源といたしまして国庫支出金を計上いたしました。
詳細について説明します。
議案集(その1)の7ページを御覧ください。
第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億1049万1000円の増額で、補正後の総額は歳入歳出とも614億8710万2000円となります。款項の金額は第1表のとおりです。
まず、歳出ですが、第15款民生費は1億1049万1000円の増額で、独り親世帯以外の低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金支給事業に係る経費の追加をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。第55款国庫支出金は1億1049万1000円の増額で、新型コロナウイルスセーフティネット強化交付金の追加をしようとするものです。
以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○議長(中村聡一郎議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第7号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第7号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第7号令和3年度鎌倉市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第7号は原案のとおり可決されました。
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○議長(中村聡一郎議員) お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、「陳情第5号鎌倉市による海水浴場開設中止に伴う関連事業者救済についての陳情」は、緊急を要する事件と認め、日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(中村聡一郎議員) 「陳情第5号鎌倉市による海水浴場開設中止に伴う関連事業者救済についての陳情」を議題といたします。
本件は、運営委員会の協議もあり、市民環境常任委員会に付託いたします。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
(9時47分 休憩)
(17時30分 再開)
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○議長(中村聡一郎議員) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
ここで申し上げます。この際、市長から特に発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○松尾 崇 市長 本日議案提案時に、日本共産党鎌倉市議会議員団、高野洋一議員から聖火リレーの実施についての御質問に対しまして、様々な関係機関と連携して感染拡大防止の措置を講じ、予定どおり実施をするのであれば、それに向けて取り組んでいきたいと答弁しましたが、その後、神奈川県から東京2020オリンピック聖火リレーの公道走行及びライブサイトの実施を中止する旨の連絡があり、本市では聖火リレーは行われないこととなりました。市としては県の決定を受け、聖火リレーとともに、これに伴う交通規制も行われないことの周知を行い、混乱が生じることがないよう努めてまいります。
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○議長(中村聡一郎議員) 以上で発言を終わります。
ここで、御報告申し上げます。ただいま市民環境常任委員長から、議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員会の審査を終了したので、本会議に報告したい旨の届出がありました。
お諮りいたします。この際、議案第6号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(中村聡一郎議員) 「議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
市民環境常任委員長の報告を願います。
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○10番(くりはらえりこ議員) (登壇) ただいま議題となりました議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について、市民環境常任委員会における審査の結果を報告いたします。
議案第6号は、本日開催の本会議において当委員会に付託されたもので、その後、直ちに委員会を開き、審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
本改正条例は、新型コロナウイルス感染症の拡大が終息する見通しが立たない状況において、市が令和2年度に引き続き、令和3年度も材木座、由比ガ浜、腰越の各海水浴場を開設しないと決定したことに伴い、海水浴場開設期間中の海岸における禁止行為を定めた鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例による規制ができないことから、海岸において他者に危害を及ぼすおそれ、または事故等につながるおそれがある行為が多発することを抑制するため、必要な事項を定めようとするものであります。
その内容は、附則第2項に定めた材木座六丁目から坂ノ下に至る区域並びに腰越二丁目及び腰越三丁目の区域に接する海岸で、音響機器等を用いて音楽や音声を発すること、飲酒すること、喫煙すること、バーベキューを行うこと、その他裸火を使用することについて、市及び事業者は当該行為の防止に努めるものとし、市民及び滞在者等は当該行為を行わないよう努めることとする規定について、同項の見出し中、令和2年を令和3年に、同項中「令和2年7月1日」を「令和3年7月1日」に改めようとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。
当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、今回海水浴場を開設しないことと決定した経過については、市民及び関係者に一層分かりやすい説明開示並びに理解が得られる取組とすべきであったが、次年度の海水浴場の開設に向けては、市民及び関係者との信頼を取り戻し、お互いが納得できる取組とするよう求めるとの意見が出され、採決を行った結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
以上で報告を終わります。
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○議長(中村聡一郎議員) 本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑及び討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第6号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、議案第6号は原案のとおり可決されました。
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○議長(中村聡一郎議員) ここで、御報告申し上げます。先ほど藤本あさこ議員、保坂令子議員、竹田ゆかり議員、高野洋一議員ほか3名から、議会議案第1号東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことをIOCに通告することを求めることに関する意見書の提出についてが提出されました。
お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、議会議案第1号については、緊急を要する事件と認め、日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(中村聡一郎議員) 「議会議案第1号東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことをIOCに通告することを求めることに関する意見書の提出について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を願います。
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○11番(保坂令子議員) (登壇) ただいま議案となりました、議会議案第1号東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことをIOCに通告することを求めることに関する意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。便宜、文案の朗読をもちまして説明に代えさせていただきます。
東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことをIOCに通告することを求めることに関する意見書。
新型コロナウイルス感染症は、感染力の強さが指摘される変異株の感染拡大や、一旦鎮静化した地域での感染の再拡大など、世界的にも非常に厳しい状況が続いている。亡くなられた方は全国で1万3000人を超えている。東京オリンピック・パラリンピックの主たる開催地である東京においては、変異株の感染が拡大し、神奈川県においても1日当たりの新規感染者数は3桁で推移しており、終息に向けた楽観を許さない状況が続いている。
今、国が総力を挙げなくてはならないのは、国民の生命と生活を守ることである。感染拡大や医療崩壊の防止に一層の危機感を持って取り組むとともに、生活困窮世帯や経営不振に陥った事業者等への支援や救済に全力を傾注することを最優先すべきである。対策の遅れによって希望者へのワクチン接種すら行き渡っていない状況において、東京オリンピック・パラリンピックを強行し、海外からの多数の入国者を含む大規模な人の流れができることは人命尊重、国民生活尊重の観点から許容できるものではない。参加者の肉体的・精神的均衡を保つ上で、好ましい安全上の条件、快適な環境、医療ケアの条件を整えることというIOC倫理規定根本原則1の5の遵守も難しいと言わざるを得ない。世論調査において約8割がオリンピック開催に懸念の声を上げていることも真摯に受け止めていただきたい。
開催地の政府として、オリンピック・パラリンピックの開催中止の決定権を有するIOCに対し、現下の状況での開催ができないことを急ぎ示すべきであると考える。よって、鎌倉市議会は政府に対し、以下の事項を求めるものである。
1、新型コロナウイルス感染拡大防止を図る必要性から、東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことを一刻も早くIOC国際オリンピック委員会に通告するとともに、世界各国に向けて日本の状況を説明し、理解を求めること。
2、感染拡大及び医療崩壊の防止に一層取り組むとともに、生活困窮者や経営不振に苦しむ事業者等への支援・救済に全力を傾注すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和3年(2021年)6月11日。鎌倉市議会。
総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(中村聡一郎議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第1号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第1号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
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○22番(長嶋竜弘議員) ただいま議題となりました議会議案第1号の意見書の提出について、鎌倉かわせみクラブを代表して賛成の立場で討論させていただきます。
今回の東京オリンピック・パラリンピックは一言で表現すると、混乱と分断の大会であると言えます。オリンピックは参加することに意義があると言われるが、その参加主体はアスリートと関係者のほか、各国の応援する国民が重要な主体となり開催されるものである。競技をする人、見る人、支える人のステークホルダーの多くの参加がなければ成り立たないものであるとも言える。
しかし、コロナ禍の中、世界各国のする人、見る人、支える人のそれぞれのステークホルダーが参加できない状況になっていると言わざるを得ない。
5月19日現在の報道によると、我が国でまだ内定選手が決まっていない主な競技は水泳、陸上、競歩、トラック・フィールド、アーチェリー、レスリング、サーフィンなどがあり、各国もきちんとした選考大会を開催して代表を選考できていない状況があることは容易に想像できる話である。
また北朝鮮が不参加を表明しているが、今後不参加を表明する国が出てくることも想定される事態である。
並びに、6月1日の報道によると、ホストタウンの2割は交流中止で事業は壊滅状態とのこと。
さらに、先ほど市長から御報告がございましたが、本日神奈川県は28日から30日に予定していた東京オリンピックの聖火リレーについて公道での実施を中止することを発表した。
そのほか、何より驚いたのは、IOCが、感染防止の規則を守らない選手や関係者へ、違反内容に応じ、大会からの除外、制裁金などの措置を取るという話である。
選手らは原則、宿泊先と練習場、競技場の行き来しかできない。IOCや海外メディアの関係者も、海外からの入国・帰国者の待機期間に当たる14日間は、活動計画書を提出し、認められた場所だけ訪問する。
繁華街や観光地に出かけたり、検査を拒否したり、マスクの不着用、他人との距離を十分に取らなかった場合も警告や制裁の対象になるとのことである。
違反を見つければ誰でも、大会組織委員会や各国代表に通報できる。寄せられた情報はIOCの幹部を含む調査チームと共有され、選手や関係者が使うスマートフォンのGPSの履歴などを基に、事実確認が行われる。
行動規則違反が認定されれば、大会参加に必要な資格認定証の剥奪や失格、大会からの除外などの処分や、制裁金が科せられる。政府が改めて14日間の待機を求めたり、国外退去を命じたりすることもあるそうである。
こういった強引なやり方で開催することはオリンピックの精神に反することだと考えるが、オリンピックの歴史とオリンピックの精神について、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のホームページに紹介されておりますので、読み上げたいと思います。
まず古代オリンピックでありますが、オリンピックの歴史は、今から約2,800年前に溯り、古代ギリシャのオリンピア地方で行われていたオリンピア祭典競技です。起源には諸説ありますが、もともとは神々をあがめる体育や芸術の競技祭だったと言われています。しかしその後、数々の戦乱に巻き込まれた古代オリンピックは、393年を最後に幕を閉じてしまいました。
そして近代オリンピックでありますが、古代オリンピックから1,500年後、フランスの教育者であったピエール・ド・クーベルタン男爵の働きかけによって、オリンピックは復活の道を歩み始めます。1894年、彼がパリ国際会議において提唱したオリンピック復興は満場一致で可決され、2年後の1896年、ギリシャのアテネで記念すべき第1回オリンピック競技大会が開催されました。大会のシンボルとしてなじみの深い五輪のマークも実は彼が考案したもので、世界五大陸の団結を表しています。
このクーベルタンが唱えたオリンピズム=オリンピックの精神とは、スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍など様々な違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献することであります。この理想は今も変わらず受け継がれ、彼は近代オリンピックの父と呼ばれています。
このオリンピックの精神にのっとって、する人、見る人、支える人のステークホルダーが多く参加できる状況になってから、大会を開催するべきだと考えます。
以上の理由から意見書提出に賛成するものであります。
以上で討論を終わります。
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○議長(中村聡一郎議員) 討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議会議案第1号東京オリンピック・パラリンピックの開催ができないことをIOCに通告することを求めることに関する意見書の提出についてを採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(少 数 挙 手)
少数の挙手によりまして、議会議案第1号は原案否決されました。
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○議長(中村聡一郎議員) お諮りいたします。運営委員会の協議もあり、この際、閉会中継続審査要求については緊急を要する事件と認め、日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(中村聡一郎議員) 「閉会中継続審査要求について」を議題といたします。
配付いたしました要求書のとおり、市民環境常任委員長から目下審査中の事件につき、閉会中継続審査の要求があります。
お諮りいたします。市民環境常任委員長から申出のとおり、閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、市民環境常任委員長から要求のとおり、閉会中継続審査に付することに決定いたしました。
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○議長(中村聡一郎議員) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
令和3年6月鎌倉市議会臨時会はこれをもって閉会いたします。
(17時48分 閉会)
令和3年(2021年)6月11日(金曜日)
鎌倉市議会議長 中 村 聡一郎
会議録署名議員 くり林こうこう
同 井 上 三華子
同 児 玉 文 彦
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