令和 3年一般会計予算等審査特別委員会
3月12日
○議事日程  
令和3年度一般会計予算等審査特別委員会会議録

〇日時
令和3年(2021年)3月12日(金) 9時30分開会 15時46分散会(会議時間4時間12分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
森委員長、中村副委員長、安立、西岡、池田、志田、吉岡、?橋の各委員
〇理事者側出席者
持田共創計画部次長兼企画計画課長、尾高行政経営部次長兼行政経営課担当課長兼健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、和田公的不動産活用課担当課長、内海総務部長、加藤(博)総務部次長兼納税課長、吉田(寛)財政課長、片瀬市民税課長、小宮資産税課長、貴田債権管理課長、熊澤防災安全部次長兼市民安全課長、曽根市民生活部次長兼地域のつながり課長、鈴木(康)農水課長兼農業委員会事務局長、正木こども支援課担当課長、中野健康福祉部次長兼福祉総務課長兼新型コロナウイルスワクチン接種担当担当課長、?橋(謙)環境部次長兼環境政策課長、若林市街地整備課長、古賀都市景観部次長兼都市調整課長、樋田都市整備部長、保住都市整備部次長兼都市整備総務課長、森(明)都市整備部次長兼公園課長、加藤(隆)都市整備部次長兼下水道河川課担当課長、田中(新)道水路管理課担当課長、西山道水路管理課担当課長、吉本道路課担当課長、斎藤(政)道路課担当課長、松下住宅課長、野中下水道河川課担当課長、二階堂作業センター所長、森田浄化センター所長、廣川(智)会計管理者兼会計課長、茂木教育部次長兼教育総務課担当課長、鈴木(庸)文化財課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、渡邊(好)選挙管理委員会事務局長兼選挙管理委員会事務局次長、秋元(弘)消防本部次長兼消防総務課長
〇議会事務局出席者
大隅局長、谷川議事調査課長、田中担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算
2 議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算
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○森委員長  おはようございます。皆さんおそろいになりましたので、これより令和3年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会を開会いたします。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。吉岡和江委員にお願いいたします。
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○森委員長  原局に申し上げます。発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔明瞭に行ってください。なお、提案説明は座ったままで結構です。
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○森委員長  それでは、まず、第45款土木費、第5項土木管理費、第10項道路橋りょう費のうち都市整備部所管部分及び第15項河川費について、一括して説明を願います。
 
○保住都市整備部次長  議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち、第45款土木費、第5項土木管理費から第15項河川費までの都市整備部所管部分の内容につきまして、説明いたします。
 なお、機構改革に伴い所管が変更となる事業につきましても、併せて説明いたします。
 議案集(その2)、5ページを御覧ください。
 令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は122ページから123ページを、令和3年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は272ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は13億6623万7000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は12億4698万2000円となり、放射性物質測定事業は、放射性物質測定装置修繕料や放射性物質測定装置点検委託料などを、内容説明は273ページ、道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭あい道路拡幅用地等購入費などを、274ページ、道路台帳整備事業は、境界杭復元等業務委託料などを、275ページ、道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、276ページ、街路照明灯事業は、市内街路照明灯の電気料などを、277ページ、職員給与費は、都市整備部都市整備総務課、道水路管理課、道水路調査課、作業センターの職員のほか、総務部公的不動産活用課の職員、都市景観部都市調整課、開発審査課、建築指導課、みどり公園課の職員に要する人件費を、278ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部の会計年度任用職員14人に要する人件費を、それぞれ計上しました。
 280ページ、土木管理運営事務は、道路施設維持管理共同システム台帳情報入力業務委託料などを、281ページ、作業センター事業は、道路・河川清掃等業務委託料や、維持補修用重機賃借料などに要する経費をそれぞれ計上しました。
 予算説明書は124ページから125ページを御参照ください。
 第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7111万2000円で、内容説明は286ページ、道路橋りょう管理運営事業は、土木総合情報管理システム機器賃借料などを、287ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員と、まちづくり計画部都市計画課の職員に要する人件費を計上しました。
 288ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部の会計年度任用職員1人に要する人件費をそれぞれ計上しました。
 次に予算説明書は126ページから127ページになります。
 第8目交通安全施設費は1億3513万5000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費は5810万3000円となり、内容説明は291ページで、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、292ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差等改善などの交通安全対策施設工事請負費などに要する経費をそれぞれ計上しました。第10目道路維持費は3億9208万5000円で、内容説明は293ページ、道路維持補修事業は、斜面崩落対策詳細設計業務委託料や道路維持修繕工事請負費などに要する経費を計上しました。
 予算説明書は128ページから129ページにかけて、第15目道路新設改良費は8916万6000円で、内容説明は294ページ、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事請負費などに要する経費を計上しました。第20目橋りょう維持費は1億6114万3000円で、内容説明は295ページ、橋りょう維持補修事業は、橋りょう維持修繕等工事請負費などに要する経費を計上しました。
 第15項河川費、第5目河川総務費は3645万円で、内容説明は296ページ、河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地土地賃借料などを、297ページ、職員給与費は、下水道河川課の職員に要する人件費を、298ページ、会計年度任用職員給与費は、下水道河川課の会計年度任用職員1人に要する人件費を計上しました。
 予算説明書は128ページから131ページにかけて、第10目河川維持費は6608万8000円で、内容説明は299ページ、河川維持補修事業は、河川維持修繕工事請負費に要する経費などを、300ページ、雨水施設維持管理事業は、洪水浸水想定区域図作成業務委託料などの経費を計上しました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  それでは、これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○池田委員  まず、何点かお聞きしたいところがあるんですが、一つは先日ガードレールの補修の関係で、実はあれは防災安全部で確認しまして。その中では、通学路については学校の巡回、市民の巡回の中で、悪いところについては都市整備部に連絡するということで、実際通学路も含めてガードレールに破損箇所が最近多いということを聞いていて、要は安全を保つためにその辺の管理、どのようにやっているのか、まず、お伺いしたいんですが。
 
○田中(新)道水路管理課担当課長  ガードレールにつきましては、全長、市道部分で、約16キロメートル、1万6188メートルぐらいあるんですけれども、管理ということですと、現状は通報を受けて、今、委員おっしゃったように町内会ですとか、あるいは個人の方から通報を受けたものについて対応している状況でございます。
 今後、まず、市道部分のガードレールについて、一度どの位置にあるかというのを把握して、先を見据えた管理、先行的な管理をしていきたいと、今、検討している最中でございますので、それを先行的に管理をできればということで今、やっております。
 
○池田委員  そういった形で全体の把握をしていただいて、優先順位をつけて恐らくまたやっていくんだと思うんですけれども、そういったことをぜひ進めていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 それから、ちょっと前後しちゃうんですけれども、河川維持補修事業、299ページ、しゅんせつの関係なんですけど、これはやはり河川のしゅんせつは浸水対策についても非常に重要かなと思うんですけれども、やはり見ているとまだまだしゅんせつできていない所と、これは現在どういう形で定期的に順番にやっているのかとか、その辺のやり方、現状はどういうふうにやっているのかをお伺いしたいんですが。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  準用河川しゅんせつ業務委託料ですが、令和3年度は今まで過去の実績から1か所160万円程度で2件分、2か所分を計上しておりますが、これについては毎年、雨などによって量が、流されたり増えたりいろいろしますので、職員のパトロール等によって、その年のどの部分を行うかというのを検討して、発注をしている状況です。
 
○池田委員  そうしますと、特に順番でどこをやるとかということではなくて、台風とか集中豪雨とかがあると物が流れて、堆積したりということもあると思うんですけれども。実はボランティアで河川清掃をやってたんですけど、2年ぐらいやらないと本当に堆積してしまったりとか草が繁茂したりとかって、そういう状況があるんですけれども、やっぱり見ているとどうなのかなというところが、目につくところがあるんですけれども、やはりある程度結構お金がかかる。今の160万円で1か所って、かなりのお金ですよね。本当は地域で何とか、もう少し協力してできればいいかなとは思ってはいるんですけれども。そうすると、今後計画的にというよりは対処療法的な形でしゅんせつということなんでしょうかね。その辺をもう少しお聞きしたいんですが。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  例えばですけど、小袋谷川に?11m26s令和2年度3月、今、しゅんせつを発注しておりますが、その分だけでは取り切れませんので、また令和3年度早々にその下流部分を発注するというような形で、場所によっては1回では取り切れない部分は連続してやっていくような形を考えております。
 
○池田委員  計画的に、ぜひ必要な箇所、必要な時期にやっていただくような形で、努力していただければと思います。
 あとこれは代表質問でもしたんですけども、空洞の関係ですね。今年の事業について、内容をもう一度確認したいんですが、293ページの追跡調査の関係ですね、もう一度その辺を確認したいんですが。
 
○吉本道路課担当課長  令和3年度の路面下空洞追跡調査の関係なんですが、令和元年度とあと令和2年度で緊急で実施した路面下空洞調査の結果、危険度Aと判定されたものを中心に、原因の究明と埋戻しを実施しようとするものとなっております。箇所数としましては17か所、大船地区4か所、岩瀬地区2か所、今泉地区6か所、材木座地区5か所の計17か所の調査を実施する予定としております。
 
○池田委員  これは追跡調査ですから、従前の調査の中から分かったところを重点的に今回やるということで、先日のいろいろな各所で事故が起きている、それはちゃんとした原因があるということで、地下鉄の影響とかいろいろあると。鎌倉市の場合というのは、何が原因かというのは箇所によって違うと思うんですけれども、その辺の特定というのはまだ特に、場所によって違うということなんでしょうかね。
 
○吉本道路課担当課長  平成29年度に実施しました路面下空洞調査の結果で、令和元年度に今回と同様な形で17か所、試掘というか掘削をして原因を確認したんですが、1か所ちょっと原因が判明しなかったというところがございますので、いろいろと原因というのはあるとは思いますけれども、そういったところを今後、何が原因なのかというのも究明していく必要というのはございますので、引き続きこの調査を実施していきたいと考えております。
 
○池田委員  インフラの劣化というのは、いろんなところに空洞であったり路面の劣化であったりとか、その辺はかなり同時期にやっているものが多いですから、かなり同時期に出てくるといいますか、非常に予算的にも大変だと、この辺は計画的にやっていくということだと思うんですけれども、その辺をぜひよろしくお願いいたします。
 
○?橋委員  ちょっと1点だけお伺いをしておきたいと思います。道路の新設の関係ですが、二階堂の荏柄天神までの、県道から荏柄天神まで土の道路なんですけれども。過去にも何度か改修をしようということで、結構土の状態ですから水たまりになったりとか、荒木田土舗装をしていただいたりとか、それなりに対処をしていただいているんですけれども。何か半恒久的といいますか、やろうとすると沿道の方々が、いや、これがいいんだみたいなことで、予算はつけてはなかなかうまくいかなかったりという、二、三回繰り返してきていると思うんですが。また、設計ということで予算を取っていただいたんですけれども、大体同じような状況で断念ということが多いんですけど、その沿道の方の御了解みたいなことというのはどういう状況なんでしょうか。
 
○吉本道路課担当課長  荏柄天神参道につきましては、平成29年2月定例会で陳情が採択されまして、平成29年7月から地元町内会を含む地元住民の方に戸別で一軒一軒、市の職員で当たらせていただきました。その中で、やはり以前と違って強く反対されるという方がいらっしゃらなくて、ただ、参道なので黒い舗装で工事をすることはなかなか認められないというところはございますけれども、過去に御提示させていただいた案、石畳に土系舗装というのをベースに、こういった形で今後検討していきたいというところを御説明させていただいたところ、おおむね御了解いただいているというところがございます。地元説明会を平成30年5月にもさせていただいたときに、反対される御意見というのはございませんでしたので、今回予算を計上させていただいているというところでございます。
 
○?橋委員  その方向で設計をしていただいて、またやる段階になったら説明をされるということでいいんですかね。
 
○吉本道路課担当課長  どうしても工事をしていく上では地元の町内会、地元の住民の方々の御協力というのは必須となりますので、説明会も視野に入れて町内会と協議して、周知していきたいと考えております。
 
○安立委員  何点か伺います。272ページの放射性物質測定事業のところで、この測定装置修繕料が100万円ということなんですけど、これは点検みたいなものも兼ねているのかというのと、毎年これぐらいの予算がかかってきていたものなんですか。
 
○浄化センター所長  修繕料につきましては、令和3年度は令和2年度に比べて若干高くなっているんですけれども、これは標準の線源というのが校正のために必要なものでありまして、こちらがちょうど前回交換したのが平成28年度なんですけれども、これが4年以上経過しておりまして、それの交換ということで、この金額を乗せさせていただいております。
 
○安立委員  この放射性物質の測定というのは学校だったり、保育園の給食の食材についてしているわけですが、もう震災から10年もたったというのと、あと食材からそんなに高い放射性物質の濃度というのは検出されないということで、大分数が減っていくわけですが、そうするとこの辺の修繕とか、今までは毎日のように使っていたものが、それががくっと減っていくわけなんですけど、それで維持費というか、そういったものも削減されるんでしょうか。
 
○浄化センター所長  検体数は、委員おっしゃるとおり大分、令和3年度は少なくなるんですけれども、測定自体はその他の検体で約200ほど予定しておりまして、頻度としては大分下がるんですけれども、機器自体は年間を通して稼働いたしますので、修繕料等々はかかってくると見込んでおります。
 
○安立委員  修繕料はそんなに変わらないということで、確認をしました。
 もう1点は、小袋谷歩道橋の修繕工事なんですけどこれ、3億9000万円ほどということで大きな事業費がかかるわけなんですけど、ここを結構利用する方も多い中で、いろいろちょっと課題があるということで日頃からお話を聞く機会もあったんですけど、以前も相談したことがあったんですけど、小さいお子さん連れのお母さんがベビーカーにお子さんを乗せてここを渡るときに、どうしてもそこの幅ですよね、自転車とかだったら問題ないんですけど車輪が挟まってしまうということで、御相談させてもらったことはあるんですけど。そういった視点でベビーカーが通行するための、もう少しそれは通行しやすいようになるんですかね。橋の幅というのが、いろいろ規定があって決められてはいると思うんですけど、その辺りの修繕について伺います。
 
○吉本道路課担当課長  小袋谷歩道橋につきましては、現在の橋が老朽化が著しい、早期に対策を講ずべきという判定結果は出ておりますので、それに対しての今回は修繕、直すというところになりますので、橋の大きさが大きくなるとか幅が広がるとか、そういったところは、現状としては考えておりません。
 
○安立委員  あそこは本当にかなり通行量が多いのと、あと近くにお子様を預ける施設なんかもあって、そういった方が通るときにどうしても通りにくいということもありますし、そこの橋を渡らないと大回りしなきゃいけないとか、いろいろそこのところは課題もあったりとか、あと防犯的な問題ですよね。少し見通しが悪くて、夜なんかだと女性だったりとかお子さんも、ちょっと通りづらいのかななんていうのもあったので、そういったことも特に改善というのはないんですかね。
 
○吉本道路課担当課長  今、防犯の関係の見にくいというのは、恐らく目隠し板、転落防止柵の上にボードがあると思いますけれども、そちらのことだと思いますが、あちらは近隣の方のプライベートを保護するということも要望もございまして、今ああいった形の運用となっております。
 
○安立委員  それはそれで、そのお話も前に伺ったんですけど、住まれている方とあそこを利用する方ということでは、そこの課題を両方解決するというのはなかなか難しいのかなと思うところなんですけど、そういった声があるということなので、今も質問をさせていただきました。
 最後にもう1点、道路施設管理のところになるんですかね、コロナ禍において予定していた工事などに着手できなかったということも聞いておりますが、そういった件数は多かったのかと、令和3年度は実施されるのかということで。なぜこれを聞くかというと、ちょっと地元のことになりますけど、山の上ロータリー、あそこが長年、町内会だったりとかいろんなところから安全対策をしてほしいということで、その改善に向けていろいろやっていただいたところなんですけど、昨年度、まだ途中で止まっているということだったので、令和3年度、そのことも含めて伺います。
 
○吉本道路課担当課長  令和2年度、コロナの影響によって工事請負費の中の発注業務は9件、取りやめをさせていただいております。今、委員の御紹介の箇所につきましては、令和3年度の今回の予算に計上させていただいておりますし、今回延期させていただいたものにつきましても、9件とも令和3年度に計上させていただいている状況でございます。
 
○西岡委員  令和2年度の当初予算と、令和3年度の要求額を比べてみた表なんですけれども、その中で道路維持費とか、また道路整備の金額というのは、かなり上がっているんですよね。だけど、新設になると減ってしまっております。だけど、道路課の道路維持費で見ると、令和2年度の当初予算ですと3億円あったものが今回は道路維持費が4億5500万円、1億円以上増えているんですね。しかし、その改良費になると、今度は逆に道路新設改良費になると、2億2300万円強のものが1億2600万円に減って、でっこみ引っ込みがすごく大きいんですけれど、これはどういったところから来ているんでしょうか。
 
○吉本道路課担当課長  令和3年度、令和2年度の道路新設改良、道路維持補修事業のでっこみ引っ込みという御質問なんですが、全体的に道路課の事業を見て、トータル的な規模として、今考えさせていただいて基本的にはおります。その中で、道路維持補修事業というのは、市民の皆様から御要望いただいたところを基本的にやっていくと、実施していくというのはベースとして考えております。
 先ほどの安立委員のお話ではありませんが、今回令和2年度に関しては新型コロナウイルスの関係があって、御要望いただいているところを取りやめているところもございますので、また新たな要望をいただいていると、やらなければいけない事業というのはございますので、そういった形でトータルで考えると今回、道路維持補修事業は大幅に増、その分道路新設改良、計画があるにもかかわらず、やらなくていいのかというお話は当然あるんですが、それよりも維持補修事業に重きを置いてやっていこうと考えましたので、今回こういった予算計上とさせていただいております。
 
○西岡委員  お考えはよく分かりました。道路課が令和2年度の当初予算で、8億7500万円ぐらいだったものが令和3年度は要求が8億3800万円ですので、4000万円近く減っているんですけれども、そういう中で新設はちょっとあきらめて、道路維持補修にかけようというお考えだということでよろしいわけですよね。
 
○吉本道路課担当課長  委員おっしゃるとおりでございます。
 
○西岡委員  今LINEの利用なんかは多いんですか。始まっていますけど。
 
○田中(新)道水路管理課担当課長  LINEの委員おっしゃったような、道路損傷等通報システムのことだと思うんですが、まず、登録者数なんですけれども、3月10日、一昨日現在で1,158名となっております。それと、その通報件数なんですけれども、2月24日現在になってしまうのですが、こちら99件、そのうちの対応件数が83件、それから対応中件数というのが16件という形になっております。
 
○西岡委員  このLINEの登録が始まった、通報が始まったことによって、道水路管理課の仕事というのはよりやりやすくなったのか否か、伺いたいと思います。
 
○田中(新)道水路管理課担当課長  実は、今までの電話による対応件数という蓄積データがちょっとないものですから、今回LINEによって、どれだけ数字的なもので減ったかというのが、明確にちょっとお示しできないんですけれども。ただ、少なくともLINEですと、まず、場所が特定できるということと、あと写真で御提供をいただけるということなので、我々職員が現地に行かなくて済むという手間が当然省けます。さらに、そのデータを、実際に作業をしていただく作業センターの方あるいは委託業者とかに提供できますので、共有できますので、そういった意味では大幅に作業効率はアップしていると考えております。
 
○西岡委員  LINE登録が1,158名あって作業効率もアップをしているということでしたので、安心をいたしました。
 もう一つだけ、伺いたいと思います。294ページの13節、路面性状調査業務委託料、これは路面下の調査は先ほど質問がありましたけれども、この点についてはどうなっていましたでしょうか。
 
○森委員長  どのようにというのは、事業の内容ということでよろしいですか。
 
○西岡委員  はい。令和3年度は1378万円がついておりますけれども、これは内容的にはいかがでしょうか。
 
○森委員長  事業内容でよろしいですか。
 
○西岡委員  はい。
 
○吉本道路課担当課長  令和3年度の路面下空洞追跡調査につきましては、繰り返しになりますけれども、令和元年度……。
 
○森委員長  じゃなくて、294ページの13節の路面性状調査業務委託料とは何ですかという御質疑でございます。
 
○吉本道路課担当課長  申し訳ございませんでした。路面性状調査につきましては、道路の舗装を維持管理する際に必要なデータでありますひび割れ、わだち掘れ、平たん性などを計測車によって走行をしながら計測して、そのデータを解析することにより、今後予定しております舗装修繕計画の改定に必要な基礎データを収集する業務となっております。
 
○西岡委員  この路面の性状というのはすごく、歩く上において、また鎌倉市が今エコミュージアムであったり観光の方向性としても、歩く観光というのが推奨されている、またユニバーサルツーリズムであったり、すごく道路に対する要望って高いですね。ですので、鎌倉の歩ける道路がどういう状況になっているかということを調査をしていただいて、より歩きやすい、また健康増進のためにも、市民もこの風光明媚といっていいのか、歴史的な環境また海があり山があり、緑がありというこの中で、自然に生活をする中で健康増進ができるようなまちづくりのためにも、この事業というのはすごく意味が、意義があると思うんですけれども、これは全市的な展開としてやるのには、毎年決めてやるとは思うんですけれども、この1378万円という金額ではどの程度のものができて、全市的に見たときには、またよりよい状況をつくろうとして、その目的のために全市を常に調査をしていくという体制をつくるためにはどれぐらいの費用がかかるのか、分かりますでしょうか。
 
○吉本道路課担当課長  今、委員のお話をいただいている内容ですが、今回の路面性状調査につきましては、延長としまして約115キロメートルを実施する予定としております。路線の選定につきましては一級、二級路線及びバス通りを対象とさせていただいているところでございます。
 鎌倉市の道路を全て、今回対象としておりません。対象とする場合、先ほどちょっとお話しさせていただきましたように、計測器を走らせられる道幅があれば、今、車道の部分というのは623キロメートルと言われていますので、単純に4倍させていただければと思うのですが、ただ計測器が入らないところというのは、人海戦術ではないですが、人が歩いて調査をしていくというところになると思いますので、そちらは実際に幾らぐらいかかるのかというのは調査会社と調整しなければいけないと思いますので、今この場ではお値段はちょっと言えないかなと思っております。
 
○西岡委員  これで最後にします。今の人海戦術というお話なんですけれども、これは計測器、専門の技術者がいて、例えば市民のボランティアを募ってできるということにはならない、専門の技術者のみができることなんでしょうか。
 
○吉本道路課担当課長  先ほど623キロメートルとお話しさせていただいたんですが、そちらの部分は道路全体になります。舗装されているところは430キロメートルになります。申し訳ございませんでした。
 今、委員のお話しいただいていますボランティアの方なりを活用というところになりますけれども、ある一定の評価基準、評価項目を持たないと、見た方によってここは悪い、一つの同じ道路を見ても評価基準というのは変わってくると思いますので、ある程度そういった同じ目で見れるような形で、業者に依頼をさせていただくというのがいいと思います。
 
○西岡委員  簡単にはできないということが分かりました。
 
○吉岡委員  代表質問でもいろいろ伺っておりますので、その辺はまたよろしくお願いしたいなと思います。
 今、私も質問をしようと思ってたので西岡委員からのお話に、引き続き伺いたいのですが、いわゆる今、舗装修繕計画をつくっていく上での資料にしたいということだと認識したんですけれど、いわゆる一級、二級、それからバス道路ということなんですけど、そうするとかなりメイン道路というイメージなのかなと思うんですけどね。例えば、住宅の中のいろいろな開発された住宅とかありますよね。そういうところもメイン道路と、あとそれぞれのもう少し小さな道路があるわけなんですけど、今回の路面のこの調査というのは、いわゆるそういうメイン道路というようなイメージなんですか。全部で623キロメートル、あと舗装しているのが430キロメートルとおっしゃったので、その辺は具体的にはどんな状況なのでしょうか。
 
○吉本道路課担当課長  今回調査をさせていただくのは、繰り返しになりますけれども、主要な道路、一、二級路線とバス通りの115キロメートルの予定としております。
 
○吉岡委員  それは分かったんですけど、他のいわゆる住宅とか団地の中でも様々な管理道路があるわけなんですけど、そういうところも実際にはひび割れだとか穴ぼこがあるとか、そういうことが日常的に市民から多分いろいろ寄せられていると思うんですけど、そういうところの調査は、具体的にひびが入っているよとか、そういう市民の要望に従ってやるということで、そこに対する舗装計画はないということなんですね。
 
○吉本道路課担当課長  そちらの部分につきましては、舗装の計画はないんですけれども、平成30年度に道路舗装修繕計画を一度改定しております。まだ、生活道路の部分でやり残している部分って正直ありますので、そちらの部分と劣化状況、利用状況、市民の皆様の御要望で、道路維持補修事業、道路新設改良事業ではなくて道路維持補修事業で、そちらを見極めながらやっていきたいと考えております。
 
○吉岡委員  道路、その維持補修事業というものの、具体的には例えば簡易なものですと、作業センターの方がやってくださったりしていますよね。その辺のすみ分けというんですか、今、実際に直営でやれる部分と実際委託しなきゃいけない部分とか、そういう点ではどんな割合になっているのでしょう。
 
○吉本道路課担当課長  大きさ、規模もそうなんですが、周りの交通状況とか車両とか、道路の利用状況等々によって変わってきますので、そちらは道路課と作業センターと調整をして、こちらは修繕でやっていくよと、作業センターでやるよと、あとは規模的にはちょっと難しいので、予算化をさせていただいて、大規模にやっていくというような形で作業センターと調整しながら、場面、場面で実施しているというような状況でございます。
 
○吉岡委員  相当劣化しているところというのはすごくあって、穴が空いていたり何かすれば私も、LINEじゃないですけど、連絡してやっていただいたりはしているんですけど、なかなかぱっと反応できないときもあるのかなと思って。その辺は委託だと、一つ一つやっていかなきゃいけないので、ちょっと時間がかかるのかなと思うんですけど。もう少し、すぐやる課じゃないんですけど、そこら辺の作業センターとかの体制は、だからこの間の話を出すと退職者不補充44m12sでそのままになっちゃうということになると、今後どうなってしまうのかと。全体に、いろいろな路面調査とかはもちろんやっていただいて、舗装、補修の工事をやっていただくんですけど、やはり5年、10年といっても、すぐにまたいろんな問題が生じてくるということでは、日常的な管理というのは非常に大事なのかなと思うんですけれど、その辺での現場の問題と、実際道路も、例えばモノレールの下のところの道路も結構激しいので、せっかく補修していただいてもまだ、やっぱりまたすぐにバスが通ったりいろいろすると、いろんな揺れが出てきたりとかって御意見が出てくるんですよね。ですから、例えば補修、舗装の、新設ももちろんですけど新設だけじゃなくて、日常管理のところで、どんな体制と予算化が必要なのか。そこら辺はもう少し、この間、作業センターが退職者不補充に45m25sなっちゃうと、じゃあどうなっちゃうのかというところがちょっと見えてこないんで、やはり委託事業はそれなりに変わりますよね、ぱってやってもらえないですよね。委託するためには、業者選定をやったりしなきゃいけないわけですから、その辺の兼ね合いをもうちょっと整理していただいて、必要な部署については現場としても、ちゃんと要望していっていただかなきゃいけないんじゃないですか。その辺の判断はどうなんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  全体的な扱いとしましては、委員おっしゃるように緊急事態には委託というのは、ちょっと手間がかかるというのがあります。現在大きな取り分けとしましては、非常に危険だというところをする。部分的なものになるんですが、局地的なものは作業センターの職員で対応をします。その後、道路課なり作業センターなりの委託で、ある程度広い範囲を行っていくという形を取っております。今後は委託をどうスムーズに、委託費を使えるかというような課題になってくるとは思いますが、先ほどの道路損傷システム等とも連携させながら、作業員、作業センターの負担等を軽減できるようなことを考えていきたいと、考えております。
 
○吉岡委員  劣化して穴ぼこが空いちゃったという場合、すぐ対応してもらわないとそこで、例えばオートバイがひっくり返ってしまうとか、あり得ることですよね。あそこの梶原のバス停のすぐ近くも、穴ぼこ空いてたことがあるんですけど、あそこはメイン通りですから、そういうところはすぐに対応してもらわないと、何か事故があってからじゃ駄目だよなって思いながらいるんですけどね。
 その辺は、やはり現場の、いろんなものを、命と財産を守る意味でも、その辺は今のままでいいのかというのは、やはりどこかで対応しないとなかなか対応ができなくなってきちゃうんじゃないかと思うので、そこは強く要望しておきたいなと思います。いかがですか、部長。
 
○樋田都市整備部長  今、委員から御指摘いただきましたように、作業センターは原則、補充していかないという方向なんですが、森次長からもありましたように、ICTを使ったような、効率的な運用ができるというようなことも含めまして、作業センターの体制については、昨年度も御質問をいただいておりますけれども、令和4年度に体制を見直していくような形で検討をしてまいりたいと考えております。
 ただ、今後、先ほど御質問をいただいておりますような、性状調査ですとか路面下の空洞調査、そういったものを導入しながら、やはりそこの路線の見極めを早め早めに行っていくという中で対応をしていくということも従来なかった方法でございますので、そういったものの中で負担を軽減する、あるいは委託の関係につきましても、御指摘のように入札をしていると時間がかかってしまいますので、そこにつきましては、例えば神奈川県が行っているように年間を通して業者に、緊急事態がなくてもお金を払った中で待機していただいて、それで、いざ何か起きたときにはすぐ対応していただけるというような体制も、いろいろ市内の業者とも御相談をさせていただいているところですけれども、できればそういったことも実現する中で、市民サービスが低下しないような形で取り組んでまいりたいと考えております。
 
○吉岡委員  何でもそうなんですけど、もちろん予防措置は必要ですよ。だから、調査するというのは、さっき空洞調査もどうなっているのかという質問もしてますけど、やはりそれは必要だし早め早めの補修ですね、補修計画をやって、そういう事態にならないようにするということが大事だと思うんです。それは当然だと思います。
 それと同時に、現場にすぐに対応するということもやはり大事なことだと。同時並行でやらないとうまくいかないんじゃないですか。実際に道路補修とか今は新設工事があんまりないんですけど、やっぱり補修もすごく時間がかかって5年、10年で本当にいいのかとかという問題もありますしね。それから、コンクリートの厚さとか、道具の問題だってどうなのかとか、厚さがどうなのかとか、東京都からいらした職員だった方が、鎌倉市の道路の深さがちょっと浅いんじゃないのと。だから、コンクリートの打ち方が浅いとどうしてもまたひび割れも早く入るんじゃないのと言われたことがあるんです。私は専門家ではないから分かりません。ただ、そういうことも含めて何ていうのかな、総合的な判断というのが必要だと改めて思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。
 河川のしゅんせつの話がさっき出ましたけど、二級河川については今2か所だということでありましたけれど、いわゆる普通の河川というか、例えば梶原川とかそういうところなんかも、前は市民の方に言わせると1年に1回は必ず草刈りとか、それから道路なんかのしゅんせつというのはやってくださってたと言うんですよ。今はそういう点では定期的な、市民から言われるんじゃなくて定期的なしゅんせつとか、例えばどうしても草が生えてきたりとかすると水害対策との関係もあると思うんですけど。その辺はどのような実態になっているのですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  まず、二級河川ではございません、準用河川でございますが、先ほど計算上160万円を2件分と申しましたけれども、これは状況によってはその場所場所がもう少し少ないものでしたら件数は増えますし、また梶原川等は今、雨水幹線になっておりますので、別に下水道事業会計で同じような予算をつけております。
 
○吉岡委員  質問の仕方が悪かったんですけど、準用河川とかそういうのは今分かったんですけど、2か所だというのは。だからさっき雨水の関係で、例えば市民からすると定期的にしゅんせつとかしてもらわないと、それから草が本当に繁茂しちゃって水の流れが悪くなって、それで結局水害の原因にもなるかもしれないということで御心配されているんですけど。その辺については、例えば、前はその方たちに言わせると年に1回以上はやってくださったと。今はなかなかそういうふうになっていないけど、どうなっているのと言われたものですから、もう少しその辺は定期的な、少なくとも年1回はやっているとか、そういう形で理解してよろしいのですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  私ども下水道河川課で予算を確保してやっているもののほかに、作業センターで年間委託をして、草刈りやそのようなものを行っている部分もありますので、その部分も網羅しながらパトロールを加えて見ていきたいと考えております。
 
○吉岡委員  自然相手ですからね、やはり生き物ですから土砂がたまったりいろいろすると思うんですね。そうすると、年に1回は最低でもやっていると理解をしてよろしいんですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  おっしゃっている場所が、どこだか分からないのですけど、全てが年に1回やっているかということは、なかなか今の予算の中では難しいのですが、パトロールをして、土量によってこちらは優先的にやるとか、そのような形で考えていってはおります。
 
○吉岡委員  パトロールしながら、それは状況を判断して対応をしていただけるということなんですね。ただ、市民からすると自分の目の前の状況があるわけですから、住民からのもちろん通報というのも大事ですけれど、きちっとその対応をしていただきたいなと思います。
 今回300ページのところに、洪水浸水想定区域図作成業務委託料というのがございますが、これはどんな中身で、それから内水ハザードマップとかそういうのとの関係はどうなっているのかちょっと伺います。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  洪水浸水想定区域図作成業務委託ですが、これは神奈川県が管理している河川、二級河川ですが、その洪水浸水想定区域図を作成、公表しております。鎌倉市内ですと柏尾川、あと神戸川の下流部分、滑川の下流部分、その洪水区域図では当然、県の管理区域の部分しか着色はされておりませんので、その上流部分については無着色になっている、それは市が管理している河川ですが、市民の方にとってはそこの部分は浸水しないのかという形に思われてしまいますので、その上流部分も含めた準用河川は4河川、一般河川は5河川の計9河川の洪水浸水シミュレーションを行う予算を確保したいと考えて計上しているものでありまして、このシミュレーションを受けてそのデータからハザードマップを作成していくことになりますが、ハザードマップはその令和4年度以降に総合防災課で作ることになるとは思います。
 
○吉岡委員  そうすると、まずはこの洪水浸水想定区域図を鎌倉市内の分を作って、それに合わせて内水ハザードマップというか、要するにそれも併せて作るという、それは総合防災課でやると理解してよろしいですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  区域図とシミュレーションは下水道河川課で作りますが、ハザードマップについては総合防災課になると思います。
 
○吉岡委員  実際には内水もあるわけでして、そことのことが初めて市民は分かるということが大事だと思いますので、それは分かりました。
 あと、これはちょっと市民から寄せられたのでここでいいのかな、どうなのかと思うんですが、鎌倉の東口の歩道とかいろいろ整備していただいたのは、こちらでよろしいのですか。やっていただいて、それはそれで非常によかったという面と、課題については今までいろいろ言っていたので、それは繰り返しませんが、東急側の何ていうんですか、柵ですね、あれは私もちょっと怖い思いをしたんですけれど、せっかく造っていただいたのにちょっとあの柵の位置については、もう少し考えていただいたほうがいいのかなというのが一つと、それと色遣いなんですけど意外と黒っぽいですよね。そうすると何というのかな、夜なんか特に分からないし、ぶつかってしまう可能性もすごくあるなと思うんで、その辺はなかなか全体の色遣いの中で、何がというのはありますけど、ちょっとその色遣いのほうも何か私は暗くなると見えないというか、ぶつかりやすくなるんじゃないかなというのが一つあります。
 それともう一つは、要望で出されたのはこれも多分伺っているとは思いますけど、せっかく点字ブロックができたんですけれど、トイレまでの点字ブロックが切れているとか、それからトイレなんかの音出し、要するに音の視覚障害の方が音で判断、例えば男性用なのかその判断も、それはこちらでやっていただくことなんですか、それとも別のルートなんですか。
 
○吉本道路課担当課長  今、委員御指摘の東急側に設置されている柵ですが、もともと乱横断防止のために今回の広場の整備で設置させていただいておりますが、今お話しいただいたように、設置後に広場を利用されている方から撤去してほしいとか、色が見づらいという御指摘、御要望をいただいておりますので、現在その取り合いについて検討しているところでございます。また、最後のトイレにつきましては、観光課が所管となりますので、こちらも観光課と調整しているところでございます。
 
○中村副委員長  ちょっと重複するかもしれませんけれども、先ほど小袋谷歩道橋のところが出たんですけれども、これは176万円で令和3年度の工事内容というか、令和3年度で完結するのか複数年度にまたがるのか、その辺ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 
○吉本道路課担当課長  今回、横断歩道橋維持修繕工事負担金(小袋谷歩道橋)の176万8000円につきましては、こちらは工事自体が3か年で今予定しておりまして、この176万8000円は今いろいろとJRの電線関係がありますので、その防護に要する費用で計上させていただいております。
 
○中村副委員長  そうすると、完全に修理が終わるのは3年かかるということで、令和3年度の通行止めとかそういうのは今のところないのかあるのか、その辺を確認させていただけますか。
 
○吉本道路課担当課長  通行止めの期間、スタートの時期というのはまだJRと協議、今現在しておりますので、スタートの時期と期間についてはまだ、現在未定でございます。こちら、通行止めに令和元年12月27日に一時通行止めさせていただいたときに、やはり地元の方から非常に多くの御意見をいただいておりますので、早く通行再開できることも含めて、地元町内会の方と十分に協議していきたいと考えております。
 
○中村副委員長  じゃあ、その辺はよろしくお願いします。それから、先ほどお話にあったんですけれども、コロナの対応で9件取りやめたというようなお話もありましたけれども、見送った公共工事の概算金額というのが分かれば教えていただきたいと思います。
 
○保住都市整備部次長  新型コロナウィルス対策のために、令和2年度予算を全庁的に見直しを行いました。都市整備部におきましては、先ほど道路課担当課長からいわゆる道路の維持修繕につきまして、9件の見送りを行ったと御答弁申し上げましたけれども、その他新設改良に当たります手広4丁目の市道ほか2路線、また大塚川から新川への分水用地の取得費など、およそ2億6000万円規模の事業を見送っております。
 
○中村副委員長  それをどう取り戻していくかということなんですけれども、いろいろマネジメント計画とか立てていただいていたと思いますけれども、令和3年度の1年でそれを取り戻していくのか、それとも複数年度かけてその見送った事業を取り戻していくのか、その辺の考え方を教えていただければと思います。
 
○保住都市整備部次長  令和2年度に見送った事業といたしまして、鎌倉高校前の市道でありますとか、あと大船仲通につきましては議会で御承認をいただきまして、これにつきましてはゼロ市債を活用するといったところでございます。また、先ほど申し上げました手広4丁目ほか2路線の舗装工事につきましても、令和3年度実施予定の事業と併せまして、再度予算要求をしているところでございます。また、大塚川から新川の分水用地取得費、これにつきましても先般御審議いただきました公共用地先行取得事業にて、予算要求しているところでございます。全て令和3年度で対応できるというものでもございません。これからやはり先も見通せない状況の中で厳しい財政状況、予想されますけれども、インフラ整備につきましては市民の生活・安全に直結するところでございますので、優先順位をつけながら今後実施していきたいと考えております。
 
○中村副委員長  よろしくお願いいたします。市民の安全のためというのもありますし、鎌倉のいわゆる今、打撃を受けている飲食店をはじめとする商工業がありますけれども、建築業というのはやっぱりこういった意味ではじわじわと影響が出てくるのかなということもございますので、鎌倉の経済活性化のためにも、いろいろ配慮をした計画を立てていただければと思います。
 
○池田委員  先ほど、河川維持補修事業の中で、実は代表質問でもお伺いしたのですけれども、平成20年8月に策定しました鎌倉市下水道総合浸水計画対策の基本計画ですか、これに基づく重点地区についての質問をしたところ、その回答の中で近年の集中豪雨に鑑み、計画を見直していこうというような発言があったかと思うんですね。その辺の、確かにこの平成20年ということはもう10年以上計画がたっていて、近年の気象状況はいろいろ変わってきている中で見直しが必要だというのも理解できるんですが、これのスケジュール感等どういった視点で行おうとしているのか、その辺をちょっとお伺いいたします。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  こちらにつきましては、予算計上はしておりません。予算計上をするとなると下水道事業会計になるとは思いますが、令和3年度は、まず、内容を職員の中で検討を行いながらその内容を深めるために、その後の予算要求等は必要ならばその後していきたいとは考えておるところではありまして、まずは今の計画の中では新川、大塚川の分水計画を実施するという予定をしておりますので、そちらを順次進めてまいりたいと考えているところでございます。
 
○池田委員  分かりました。いずれにしても計画内容を、確かに先ほど申し上げたように時代が変わっていろんな気象状況も変わっている中で、ぜひ市民の安全のための計画ですね、また見直ししていただければと思います。
 
○森委員長  ほかに御質疑よろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 御意見はありませんか。
 
○吉岡委員  道路・河川維持修繕等の充実について。
 
○池田委員  今申し上げた、浸水対策についてということで。
 
○森委員長  ほかに御意見はよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、事務局から確認をお願いいたします。
 
○事務局  では、意見を確認させていただきます。
 まず、吉岡委員から意見で、道路・河川維持修繕等の充実について。
 続きまして、池田委員から意見で、浸水対策について。
 以上でよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは意見を打ち切り、この項を終わります。
 職員入替えのため、暫時休憩いたします。
               (10時38分休憩   10時50分再開)
 
○森委員長  それでは、再開いたします。
 原局に申し上げます。発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔明瞭に行ってください。なお、提案説明は座ったままで結構です。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○森委員長  次に、第45款土木費、第20項都市計画費のうち都市整備部所管部分及び第25項住宅費について、一括して説明を願います。
 
○保住都市整備部次長  議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち、第45款土木費、第20項都市計画費から第25項住宅費までの都市整備部所管部分の内容につきまして、説明いたします。
 なお、機構改革に伴い所管が変更となる事業につきましても、併せて説明いたします。
 令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は130ページから133ページにかけまして、令和3年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は305ページを御参照ください。
 第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は9億3535万2000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は6億846万6000円となり、樹林維持管理事業は、樹林維持管理委託料を、306ページ、緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事請負費などを、307ページ、緑地維持管理計画推進事業は、管理施設維持修繕料などを、319ページから320ページにかけては、国県道対策運営事務と国県道対策事業で、関東国道協会の負担金などを、321ページ、道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会負担金などを、322ページ街路樹維持管理事業は、街路樹維持管理委託料などを、323ページ職員給与費は、都市整備部道路課の職員のほか、環境部環境保全課の職員、まちづくり計画部市街地整備課、深沢地域整備課、都市計画課の職員、都市景観部都市景観課、みどり公園課の職員に要する人件費をそれぞれ計上しました。
 324ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部道路課と都市景観部みどり公園課の会計年度任用職員2人に要する人件費を計上しました。
 内容説明は325ページで、第15目公共下水道費は28億2279万8000円で、下水道事業会計繰出金は、下水道事業会計への繰出金を計上しました。
 次に、予算説明書は132ページから135ページにかけまして、第20目公園費は5億7016万3000円で、内容説明は326ページ、公園維持管理事業は、都市公園の指定管理料などを、327ページ、公園整備事業は、(仮称)山崎・台峯緑地整備土木工事請負費などを、328ページ、公園用地取得事業は、(仮称)山崎・台峯緑地用地購入費などに要する経費を、それぞれ計上しました。
 次に、予算説明書は134ページから135ページにかけまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費は1億9013万9000円で、内容説明は329ページ、市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅等指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料などを、330ページ住宅政策推進事業は、居住支援業務委託料を、331ページ空き家等対策推進事業は、空き家管理システム使用料などを、332ページ市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託料などを、333ページ職員給与費は、都市整備部都市整備総務課の職員に要する人件費を計上しました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  これより質疑に入ります。御質疑はありますか。
 
○?橋委員  2点ほど、伺いたいと思います。まず、空き家対策の関係です。これ、大体承知している空き家というのは、どのぐらいあるのでしょうか。
 
○住宅課長  今、我々どもで把握している空き家、約1,300軒ほどございます。ただ、その全てが何というんでしょう、危険な空き家というんですかね、周りに影響が出る空き家というわけではなくて、一部は市場に出ている、賃貸借等々に出ているものも当然含まれているとは思っておりますけれども、我々どもで把握しているのは今言ったように1,300軒という形でございます。
 
○?橋委員  何ていうんですか、空き家にしたくて空き家にしているわけじゃないようなところも結構ありまして、例えば相続でいろいろその活用がまだできない状態の不動産みたいなものもままあるというのは、承知はしています。ただ、何でしょう、例えば高齢になって、その不動産にどれほどの価値があって、どういうふうにすればそれが活用できるのかというようなところまで、ちょっと気持ちがついていけないような方もたくさんおられて、何かそういうところのちょっとしたアドバイスができると、そういうものっていろいろ市場に出回ったりしていくんじゃないかなと。結構、鎌倉市に移住したいんですけれども、なかなか物件が紹介していただけなくてみたいなお話も、ときどきいただくんですね。そういった意味では、物件はあるのだけれども市場に出回らないというその辺を少し何かサポートできると、その市場に物件が供給されていくわけですから、住みたいという人がいればそのマッチングができるという、そういう構図になっていくと思うんですが。
 他市で、前にもちょっとお話したことあるんですけど、建築士の方とか不動産屋とか行政とタッグを組んで、その不動産が実際に何か少しリノベーションというんですか、ちょっと手を入れればすごい価値が出て、意外といい値段で借り手がつくというような、それは現状のままでどのぐらいの手を入れれば、例えば100万円かけなきゃできないのか50万円でもできるのかって、その辺だと思うんですね。何千万円もかけてやるのだったらばもう、それはできませんよみたいな話になる。だから、そういうのを回りながら調査をして持っている方にお伝えをして、やれるということであればその手入れをして市場に出していくと、こんなことをやっている市があるんですけれども。何かそういうようなことが仕組みとしてできると、この1,300軒という不動産も生きてくるし、そのまま活用できると地域の景観もすごい保全をしていけるんですね。また、潰して、例えば3軒同じようなデザインのものが、ぽんぽんぽんとできましたみたいなことになると、何か地域も趣がなくなってくるというか、そういう意味ではこれまでの町並みを残していくというためにも、こういう空き家をまたさらにそのままの状態で何か手を入れて活用していけるような環境ができるというのが、町全体としてもいいことなのかなと思いますが。何か、こういうような取組というのはどうでしょうね。
 
○住宅課長  まず、今、委員おっしゃられたように、空き家でも問題のある空き家という言い方をちょっとさせていただきますけれども、周辺の環境に影響を及ぼすような空き家、これについてはやはりいろいろ問題があると、我々どもも考えております。その中で、まず、一つは住宅課で、固定資産税の担当と協力して固定資産税の納付通知、税金を納めてくださいよという通知の中にパンフレットを入れさせていただいて、空き家にならないように、そういう場合にはこういうところへ相談してくださいという形の御紹介、あとは家の管理も含めて、仮に空き家になる場合にはこういうのを注意してくださいみたいなそういうものを書いて配布しているという状況が、まず、一つございます。それと、たしか平成30年、平成31年だったか、不動産業界と協定を組みまして、例えば空き家などの御相談、我々どもも当然空き家に対して一定の相談は受けることはできるんですけれども、例えば賃貸借だとか売買だとかになりますと当然、資格が必要な場合もございますので、そういうところにつなげるようにその不動産業界も、そういう相談が来たら断らないというと変ですけれども、そういう形で協定を組んで空き家対策というのを進めているという状況です。ただ、先ほど言ったその危険な空き家というんですか、影響の出る空き家というのが、これは我々ども今、空き家の現地調査等々、空き家があるんだけれどもという連絡があれば、必ず現場へ行って所有者を調べてということをやっておりますけれども、一番多いのが相続というんですか、持っていた方が亡くなってうまく相続がいってなくて、相続人が何十人いるとかというものも結構ありますので、そういうものについては例えば法律の専門家だとかそういうところにも誘導していくような形で、今のところ進めているという状況でございます。
 
○?橋委員  ちょっと最近、古民家シェアハウスみたいなのもぽつぽつ増えてきておりまして、非常にそういう面では若い方に需要があるんですね。ですから、ちょっと他市の事例なんかも調べていただいて、何か半公共的な形の中でそういったことにサポートできるようなチームができるかどうか、そんなことも研究していただければと思います。
 次、最後もう1点聞いておきたいと思います。公園の関係なんですが、西田先生の何か銅像というんですか、それを何か設置するということで書かれているんですが、鈴木大拙先生が令和2年ですか、何かこれは生誕100年でしたか、何かその記念の年で、西田先生も一緒にいろいろ活動されていたってことで、西田先生にもスポットが当たってという経過はあるとは思うんですけれども。最晩年は鎌倉にお住まいだったということは記憶はしているんですけれども、何かその銅像を建てるほどの市に貢献をされたのかなというと、余りちょっとこの私としては余り記憶がないのですが、この辺の経過をちょっとお伺いできればと思います。
 
○森(明)都市整備部次長  西田幾多郎博士記念歌碑の設置費でございますが、実は平成31年、平成30年かな、台風によりまして従前七里ガ浜にございました国道134号線の歩道際にあった歌碑が、波でえぐられてしまって落ちてしまいそうな状況になっております。そのため、稲村ヶ崎公園は今現在仮設といいますか、いったん避難をしております。現在国道134号線は藤沢土木事務所が復旧作業を行っておりますが、そちらに戻すという場所がないものですから、稲村ヶ崎公園の中に、改めて設置をするという形で予算を計上させていただいております。
 
○?橋委員  そういうことであれば、承知しました。これはもともと、どなたがというか、何かそういう実行委員会みたいな方たちが設置をされたものなのでしょうかね。
 
○森(明)都市整備部次長  詳しくはないんですけれども、西田幾多郎博士のお弟子さんや教え子の方たちが、晩年お住まいになっていたということで、皆さん声をかけ合ってお建てになったということを聞いております。
 
○?橋委員  本当に鈴木大拙先生とお二人でタッグを組んで精神世界、哲学の世界とか、宗教の世界とか本当に牽引してこられた博士でありますから、日本の中でも本当に有数の博士でありまして、これを契機に鎌倉も少し晩年お住まいになっていたぐらいで、生誕の地とかそういうところにもいろんな博士を顕彰する碑があったり、博物館みたいなものがあったりするんですけれども、鎌倉もせっかくお住まいだったので、何か西田先生のことを子供たちに伝えていくようなチャンスに、これをきっかけにしてくれるといいなと思っておりますので、一応その公園はそういう台風の関係で移設という作業的な話なんですけれども、教育委員会とかにもぜひつないでいただいて、検討していただくように連携していただければと思いますが。
 
○森(明)都市整備部次長  このたび、設置、やはり検討をするに当たりまして近代史ということで、中央図書館の方にも相談に乗っていただいております。今後も連携を取りながら、今おっしゃっていたようなアピールの仕方とかそういったものを伝えていきたいと思います。
 あと、先ほど大変失礼しました。台風は令和元年の台風による浸食でございます。大変失礼いたしました。
 
○安立委員  何点か伺います。322ページのところで街路樹の維持管理のところなんですけど、街路樹については根上がりの問題があって、そうすると歩行者の妨げになったりとか高齢者がちょっと足元が悪いと、つまずきやすくなったりするということがあります。あと、枝が折れてしまったりとかという危険があると思うんですけど、住宅地の街路樹の管理ですよね、そういったところは計画を立てて行っているのかというのと、今回これ上がっている街路樹維持管理委託料というのが、どこをやるのか伺います。
 
○森(明)都市整備部次長  まず、街路樹につきましては、街路樹自体が70路線ございます。延長で58.9キロメートルございますが、その中で2年から3年を機に順番に全体の木の剪定ができるような形を考えております。特に令和3年度のここというのは、ちょっと範囲が広いためお伝えするのは難しいのですが、ある程度、2年から3年のローテーションを組んで行っているような状況でございます。
 
○安立委員  今2年から3年ということで、ローテーションで行っているということなんですけど、場所によってはとても危険なところだったりとか、今すぐに何かしら対応をしてほしいというところもあるかと思うんですけど、そういった危険なところに関しての調査というのはされて、把握はしているんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  特にパトロールしているというところでは、鎌倉山の桜、古くなっておりますので、そういったところは職員でパトロールをしておりますが、他の街路樹に関しましては定期的なメンテナンスをしているということもありますので、通報等をいただいた段階で現場を確認するという形を取っております。
 
○安立委員  通報をいただいてからということでしたけど、何かちょっと実際にお話を市民の方から伺って、問い合わせたりとかしていたところ、逗子市なんかでは事前にそういった危険なところに関しては調査をしていただいているということで、市民の方が危ないよっていって通報する前に、事前にちょっとその辺は管理をしてくれるというか調査をしてくれているということなんですけど。鎌倉市ももちろん対応はしてくださってはいるのでしょうけど、その辺もう少し先にですよね、危険なところを察知して、本当に自然災害だったりとか、天気が悪かったりして風が強かったりすると、そういう危険性ってやっぱりありますよね、近くに住んでいる住民の方は。その辺、何か予算をつけて調査などを事前にするとかって、そういうことは可能なんでしょうか。そういうことはできないのですか。
 
○森(明)都市整備部次長  先ほど申しましたが2、3年ごとにローテーションで街路樹を職員が見ております。何年もほっぽりぱなしというわけではないので、必ず、職員が一本一本の木を確認しておりますので、改めて委託等をする必要はないかと考えております。
 
○安立委員  じゃあ、現状としてはその2年から今までやってきたような計画というかサイクルでやっていて、特にそういった問題はないというか、課題だったりとか問題があってもその辺はきちんと今、対応できる態勢でいるということでよろしいのですかね。
 
○森(明)都市整備部次長  はい。一般的な街路樹はそう考えております。ただ、やはり車にぶつかって枝が折れたりですとか、先ほど言ったように鎌倉山の桜のように今、大分古くなったものがあります。そういったものに関しては我々の気がつかないところでやはり折れたり倒れたりすることもございますので、そういった場合はやはり通報で対応しているという形になります。
 
○安立委員  本当に鎌倉市は高齢者の方も多いですし、外を歩いたりとか散歩をしている方もたくさんいらっしゃるので、その辺の対策は今後もお願いいたします。
 あとは、公園の維持管理のところなんですけど、ちょっと中央公園のことについてお聞きしたいんですけど、トイレのことです。市内の公共施設、皆さん利用する中でどうしても女性とかお子さん、高齢者の方は特に気になるかと思うんですけど、中央公園内のトイレなんですけど、ちょっと私もホームページ調べてみたら、管理事務所の研修室と備蓄倉庫併用のところに、多目的トイレが設置してあると書いてありましたけど、ちょっとほかの箇所のトイレが何箇所あるか分からないんですけど、洋式と和式のトイレの数的な比率はどうなっているんですか。これもなぜ聞くかというと、和式トイレで利用がしづらいので、やっぱり高齢者の方なんですけど洋式でできればトイレはしていただきたいと聞いておりますが、現状を伺います。
 
○森(明)都市整備部次長  まず、中央公園のトイレ自体は、先ほどおっしゃったように限られた場所になっております。というのも、水道ですとかそのトイレの排水の問題もございますので、公園の中の水栓が立っているところは自然に水に、山に返るような浸透式というのが主で、そういった問題で数多く造れないという問題がございます。あとは、管理事務所の棟にありますトイレにつきましてはちょっとすみません、和式洋式の比率等が私も把握できていないところでございます。申し訳ありません。
 
○安立委員  ちょっとその辺はきちんと調べていただきたいのと、もし使いづらい状態があれば、その辺の課題というのはきちんと対応していただきたいと思います。まず、そのトイレの状況が分かったら教えてくださいというのが、今ここでちょっと要望しておきます。
 最後にもう1点伺います。住宅政策推進事業のところで伺います。鎌倉市の居住支援協議会ということで以前お伺いしたことがありましたが、多言語による住まいのガイドブックを作成中ということで、やはり住まいのことに関して課題を抱えている外国人だったりとか、高齢者の方だったりいろんな方がこのガイドブックを使うことによってサポートできるようにして、そういった役割を担うこのガイドブック作成中だったんですけど、ちょっとホームページを見たらこれ、出来上がったのかなというところで感じております。このガイドブック、今実際どのように活用されているのか、周知を尽くされているのか伺います。
 
○住宅課長  まず、多言語のガイドブック、これは完成しております。今はもう配布というんですか、必要と思われる場所各所に、あとはこれは居住支援協議会で作っておりますので、居住支援協議会のその会員の方々のところにはある程度お配りして、今ここにも、手元にもあるんですけれども。最終的に7か国語プラス1、優しい日本語、計8か国語分を作りました。本庁舎の中で言えば、住宅課のところに当然置いてあるんですけれども、来られた方にお渡しするというんですか、何語か分かれば当然それをお渡しする、見せるなり何なりという形で今配布をしているところでございます。
 
○安立委員  外国人の方に関しては、これは多く見せていただきたいなと思うのですけど、どういった形でこのガイドブックを知ってもらうというか、活用してもらうのですか。
 
○住宅課長  特に、外国人の方来てくださいという、何ていうか、こういうのがありますよというようなアピールはしていないんですけれども、当然外国人の方、なかなか家を探すのが難しいというのは、これは現実としてあると思います。そういう場合に、不動産屋に行ったときにこういうもの、特に今回居住支援協議会に入っていただいている不動産屋ということにはなるんですけれども、そういう方々が来たときにこういうものがあるよと言ってお渡ししていただくという形で、その日本の何ていうんでしょう、賃貸の風習というんですか、そういうものを御理解していただくという形で、お配りしていると考えております。
 
○安立委員  こういった、住居だったりとか賃貸を借りるとかというときには、なかなか知識がなかったりとか分からないという方も案外いらっしゃるかと思うので、支所にも置いてあったと、住宅課のほうですよね、置いてあるということだったんですけど、せっかく作っていただいたので、多くの人に見ていただけると活用していただけるのかな、いい情報を載せて作ってくださっているのかなと思うので、そういうのではたくさんの方が、限った方だけではなく手に取っていただけるように、ちょっとその辺は工夫して置いていただきたいと思います。この居住支援協議会は様々な団体と連携してやっているわけで、市としても住宅課だけじゃなくて子供だったり高齢だったりとか、いろんな課が関わっているわけなんですけど、令和3年度、活動としてはどんなことを予定しているのかを最後伺います。
 
○住宅課長  令和3年度、来年度、まず、今年度作った、これ以外に当然作ったもの、ガイドブックというんですかね、家探しのガイドブック、借りる側もしくは貸す側のそのガイドブックを、今年作ったものがございます。それができましたので、それを基に来年度は一つケーススタディーではないですけれども、こういう場合にはこの中のどういうところを見たらいいんだとか、そういう勉強会というんですか、特に今年1回火災があった関係で、いろいろその辺で何ていうんでしょう、少し混乱した部分も当然ございます。そういう実際のケースに当てはめてみて、そういうケーススタディーを来年やりたいなというようなことを、今事務局と話しております。それと引き続き、この令和2年度、令和元年度やったんですけれども、住宅確保要配慮者に対する相談窓口の設置、これも来年度行っていくという形で考えております。
 
○吉岡委員  皆さんにお聞きしているんですけど、予算について減額したり先送りしたり、中止したりというところで、事務用品費とかそういうのはもう相当減額しているってことで、そこまでは出せないということだったので、今、市民関係でということでお話させていただいたら、ここは街路樹維持管理事業、41、42ぐらいがこのところになるんでしょうか。これはどういう理由で減額したりしているのか、伺います。
 
○森(明)都市整備部次長  都市整備部では、そちらに上げているのが公園でやっております樹林管理事業と、街路樹になります。まず、街路樹に関しましては消耗品費なんですが、例年街路樹愛護会に花植えのポットを寄附しております。そちらを今回令和2年度及び令和3年度になっているんですが、不要不急事業という判断の下カットしたものでございます。また、樹林管理事業につきましては平成29年度から、6地区ある地域を2地区ずつ事業を行っておりましたが、令和元年度をもちまして6地区を一巡したと、3年ごとに一巡にしたということでもありましたので、2地区のところを1地区に縮小したということでございます。
 
○吉岡委員  不要不急ということなのかというのもありますが、実際に梶原のロータリーのところとかその辺の人たち、すごい一生懸命花の管理とかやってくださっているんですよね。街をきれいにしていただいていて、少なくともこれはコロナとかそういうのとはあんまり関係ないですよね。だから、やっぱりささやかに労働は奉仕してくださっているわけでして、ぜひその辺はもうちょっと、不要不急なのかという点ではもう少し考えていただければなとは思います。
 それともう一つ、これはさっき老木の話が出ましたけれど、今減額のことじゃなくて、今度は別のことですが、鎌倉山のいわゆる桜、桜の寿命って60年ぐらいなんですかね。前に桜の若木を植えていただいたことがあったんですけれども、今のままだともう何か桜が老木で、だんだん駄目になってしまうのかなという思いもあるんですけど、その辺はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
 
○森(明)都市整備部次長  鎌倉山だけではなく逗子、浄明寺のハイランド等にも、桜が植わっております。おっしゃるとおりで50年、60年というのが桜の寿命と聞いております。桜の開花の勢いもなくなってきているところでございますが、今ある桜を、新しくする、植え替えるというのはやはり根っこから取り除かなければいけませんので、なかなか難しいところでございます。現状、倒れてしまったりもしくは何かの事情で伐採、切ったときなどには、新たに植える等は検討はしているところなのですが、今後やはり鎌倉山だけではなくて、ハイランドも含めましてもともと街路樹というのは道路施設でもございますので、管理している我々公園課と道路管理者と今後協議をして、どうやっていきたいかというのを検討していきたいと考えております。
 
○吉岡委員  さっき、根上がりの歩道の部分がございましたけど、ほとんど歩道がないところも含めて街路樹があると思うんですね。だから、歩道の部分の根上がりの問題はなかなか解決、今、樹林管理事業をやっていただいて、確かに枝払いとか相当やってくださっているなとは思いますけれど、それはそれとして今後の課題なんですが。やはり桜ってすごくみんな好きな、大好きな木ですし、ハイランドよりもっと鎌倉山のほうが老木なのかなって見てて思うんですよね。だから、定期的なその若木を植えるなり計画を立てないと、そのままもう何かなくなっていっちゃうのかなと思うものですから、そこは地域の住民の方との合意もありますよね。住宅地の中に多分あるのもあると思いますし、その辺はなかなか道路だけではない部分もあると思いますので、なかなか違う意味での課題はあると思うのですけど、もう少しその辺はせっかく景観とか皆さん愛していただいている桜について、こう継続的にやれるような対策はちょっと何らかの形で考えていただきたいと思うのですけど、いかがですか。
 
○森(明)都市整備部次長  鎌倉山は、委員おっしゃるとおりに多くが民有の桜となっております。道路際にはあるものですから、管理上我々で管理をしておりますが、植え替えですとかというのは、沿線に住まわれている方は非常に愛されているものですから、やはり住民の方もしくは持ち主の方ともこれからも道路管理者だけではなくて、そういった方たちとも話合いをしていく必要はあると考えております。
 
○吉岡委員  開発をするとして切ると言ったら今度、近所の方からいろいろ意見が出たりということで、なかなか課題があるなとは思うんですけど、ちょっとそこは長い目で見ていただいて、ほっておくとそのままになってしまうかなと思いますので、そこはぜひよろしくお願いしたいなと思います。
 
○池田委員  1点だけ、公園維持管理事業についてお伺いします。一昨年ぐらいですか、ニーズ調査等を行って、長寿命化に資するそういった計画的な公園の管理でしたっけ、そういったことを進める、現在どういう形でその計画を進めているのか、その辺についてお伺いいたします。
 
○森(明)都市整備部次長  公園課では、平成30年度に策定しました公園施設長寿命化計画を策定する中でニーズ調査等を行っております。現在は、この長寿命化計画の中で施設の更新を計画的に進めておるわけですが、例えば遊具等につきまして更新の際には、利用者、具体的に言えば近隣の町内会等に御意見を聞きながら遊具の更新内容、同じ遊具でいいのか、健康遊具にするのかなどの御意見を聞きながら進めております。令和2年度につきましては今泉の青少年広場、児童遊園になるんですが、ブランコの更新などにつきましても、地元の方とお話をさせていただいて更新をしたところでございます。
 
○池田委員  それで、公園の遊具等の改善も含めて、あと周辺の樹木も、これはまた別かもしれませんけど樹木、あるいはその環境ですよね、そういったものはやはり整えていかなきゃいけないと思うのですが、やっぱり公園もかなり古くなってくると公園の土の部分が、昔、埋立てをしたその石とかが露出してきたりとか、実はそういった公園の土の部分、そこでけがをしたとかという、そういったケースを結構というか何件か聞いたんですね。それで、そういった公園の整備の中でその安全性といいますか、子供たちが駆け回っても転んでも大丈夫なような、そういった土壌の整備といいますか、そういったことはやっていらっしゃるのでしょうか。
 
○森(明)都市整備部次長  日常的な管理につきましては、指定管理者がございまして、そちらで砂植えですとか、また砂場の土の掘り返しですとか、遊具の保守、修繕等は行っておるところです。
 
○池田委員  そうですね。そういった住民の声も聞くところがありますので、そういったところもぜひ見ていただいて、安全に、子供たちが転んでも、石が出ていて、それで普通のけがじゃなくて結構ひどいけがになってしまう場合もありますので、それをぜひこの管理の中でやっていただきたいなと思います。
 あともう一つ、子育て世代は、何が欲しいですかというと、身近な公園が欲しいという意見がすごく多いんですけれども、そういう中で今、既にある児童遊園とかの公園を、これを例えば使っていない所をまた新しく別の所にするとか、そういった全体的な配置というのは、何か検討というのはされているのでしょうか。
 
○森(明)都市整備部次長  既に供用を開始しております街区公園を廃止にというのは、難しいものでございます。ですから、今後、長寿命化計画の修繕計画の中で施設の更新をする際に、やはり施設をどちらかに、近くにあれば統合をしたりとかという形を今、検討しているところです。また、もう令和3年ぐらいには、今、整備をしております台峯緑地等も一段落つくと思いますので、おっしゃったような街区公園に対しても、どのように進めていくかというのを検討していきたいと考えております。
 
○池田委員  若い世代の要望も高いし、需要も高いと思いますので、そういった意味での公園の配置についても、今後、先の話になるかもしれませんけれども、考えていただければなと思います。
 
○西岡委員  1点だけ、住宅課に伺います。まず、令和2年度の当初予算からすると、今年度の要求額は1400万円ぐらい増えておりますけれども、その目的、1400万円を増やした目的を伺います。
 
○住宅課長  主な増額要求の内容としましては、市営住宅の集約化事業に関する市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託というのを令和3年度にやっていくと、市営住宅の集約化を進めていくために、PFI事業者を来年度決定しようと考えているんですけれども、その支援をしていただく委託料を増額させていただいております。
 
○西岡委員  住宅課の場合には、空き家対策の場合は、令和2年度に比べると350万円ぐらいダウンさせているんですよね。これはあれですか、かなり、先ほど空き家の質問もございましたけれども、調べるところはある程度網羅をしていて、そんなにお金をかけなくても令和3年度はよいという判断でなさったのでしょうか。
 
○住宅課長  令和2年度の空き家対策の予算の一部というのか大部分が、実は特定空き家に認定した空き家を代執行するという形で予算を取っておりました。実際には、代執行の直前に建主本人が壊していただいたのでそれは使わなくなったと。今のところ、鎌倉市内で特定空き家に認定されている住宅はございませんので、そういう意味で、その分が約400万円くらい減っているという状況でございます。
 
○西岡委員  よかったですね。いや、代執行したって言ったら幾らぐらい取れたのかなって聞こうかと思ったんですけど、大丈夫だったということですね。はい、分かりました。
 それと、今、お話に出ました市営住宅の集約化なんですけれども、それに関連して、まず、329ページ、市営住宅管理運営事業ですが、市営住宅は指定管理で4671万円強を払っておりますけれども、とてもよくやってくださっているのを存じ上げております。この指定管理であっても、例えば公営住宅管理システム保守点検業務委託料であるとか、またほかにも公営住宅管理システム用機器等賃借料とか、いろいろなものがありますけれども、この指定管理料との関係はどういうふうに捉えたらよろしいのでしょうか。
 
○住宅課長  まず、指定管理については、一般的イメージとして何ていうんでしょう、建物の管理をしていただくというのと、入居者のいろいろな水漏れだとか、そういう故障だとか、そういうものの対応をしていただくということがメインになってくるかなと考えております。一方、この予算の中で要求させていただいています住宅管理システム、これについては、いわゆる市というんですか、公で決めなくてはいけない、例えば家賃だとか収入認定だとか、そういう何ていうんでしょう、かなり個人情報的な部分というんですか、そういうもの、公に決めなくちゃいけないものの情報が入っておりまして、これらをシステムの中で運用していって、例えば転居だとか、そういう場合にどうするんだとか、そういうものを管理していると。市で管理しなければいけない情報が、こちらに入っているという状況でございます。
 
○西岡委員  そうすると、公営住宅管理システム保守点検業務委託料というのは、どうなりますか。
 
○住宅課長  今、話したのが申し訳ございません、公営住宅管理システムのそのものの保守委託料で、そのシステムの保守をしていただく、何ていうんでしょう、システムが少しおかしくなったら直していただくとか、そういうものを含めてこの中に入っているソフトというんですか、それの維持管理をしていただくということで、この金額を計上しております。
 
○西岡委員  もう一つ、ちょっと細かいことを伺って申し訳ありません。その下に、福祉型借上住宅建物不動産鑑定業務委託料というのがありますけれども、これは何のための鑑定委託なのでしょうか。
 
○住宅課長  まず、福祉型借上住宅、これは民間の建物をお借りして市営住宅にしているもの、鎌倉市では4棟ございます。3棟は更新の手続、20年で更新になるんですけれども、その更新の手続が終わったんですけれども、あと一軒、URから借りているレーベンスガルテン山崎が令和4年に契約更新の予定がございます。これについて、これから家賃というんですか、お借りする金額を当然調整していくんですけれども、その中で向こうから言われた金額が、今と同等ぐらいであれば特に問題はないかと思うのですが、高くなった、安くなったということがこれはあります。そのときに、それが判断として正しいかどうかというと変ですけど、そのために不動産の鑑定費用を計上させていただいて、そういう場合に不動産鑑定をして適性を見ていくという形になっております。
 
○西岡委員  きちんとしていただいているんだなということが分かりました。言われるがままというのをよく聞くものですから、そこはきちんとしていただいていると、ありがとうございます。
 それと、332ページの市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託料822万円ですけれども、令和3年度は第4期基本計画からするとPFIの事業者の選定、それから深沢クリーンセンターの事務室の改修工事を予定されておりますけれども、これはこのとおりでよろしいのでしょうか。
 
○住宅課長  はい。今のところ、そういう予定で進めております。
 
○西岡委員  そうすると、この集約化のアドバイザリー業務委託料なんですけれども、これはどういうスケジュールで選定をされてやっていくようになるのか。
 
○住宅課長  まず、先ほど申しましたようにこのアドバイザリー業務、これはPFI事業者を決定していくためのそのプロセスというんですか、手続上にいろいろ御協力いただく、アドバイスをいただくという形になります。令和3年度当初から、募集要項の案だとか、そういうものを公表していって、年度内にプロポーザルまでやって業者を決めたいと。それぞれに資料作成だとか、当然途中で質疑等々も受け付けます。そういう場合に、いろいろ一緒に考えていただいて、そういう資料を作っていただくという形で、令和3年度1年間の契約というんですか、通年でずっと我々どもと、我々どもの業務を一部やっていただくというイメージで委託していく予定でございます。
 
○西岡委員  そうすると、この市営住宅の集約化は第4期の総合計画に書いてあるようなスケジュールどおり進んでいっていますよということでよろしいですか。
 
○住宅課長  はい、進んでいますよ、進めるために今回予算を要求させていただいたという形になるかなと。当然我々は予定どおり進めるという意気込みでというと変ですけど、そのような形で進めていくということで考えております。
 
○住宅課長  すみません、先ほど安立委員の御質問の中で、ちょっと私の答弁が少し曖昧になってしまったかと。多言語ガイドブック、これについて支所に置いてあるというような御理解をされたのかなというところがあったんですけれども、これについては基本的に支所には置いてございません。鎌倉市役所内の住宅課、それと生活福祉課等と、居住支援協議会に入っている課の中、別にどこの課がというわけではないんですけれどもそこに置いてあって、必要とあればそこに配りに行くという形で今のところ考えております。
 
○森(明)都市整備部次長  先ほど安立委員からの御質問でありました中央公園のトイレでございます。中央公園の管理事務所にトイレがございまして、1階、3階とも2つあります。同じ構造で、男性が和式が1つ、女性は和式が3つ、多機能トイレとしまして洋式が1つ、それが1階、2階にございます。都合、男性は和式が2、女性は和式が6、多機能トイレとして洋式が2つという数になります。
 
○安立委員  これ、今現状を教えてもらったんですけど、その公園課に、何かこの和式が今、多いということを確認したんですけど、それは利用をする方からちょっとその辺の課題をいただいたりとか、そういうのはないですか。利用をされる方から。
 
○森(明)都市整備部次長  中央公園に限らず笛田公園もそうなんですけど、やはり洋式にはしてほしいという声は、私どもにも届いております。
 
○安立委員  その辺、洋式にしていくというそういう計画だったりとか、今後について伺います。
 
○森(明)都市整備部次長  現在トイレを替えていくという具体的な計画はございませんが、ほかの公園、中央公園だけでなく笛田公園等、海浜公園等も併せまして、全体的に考えていく必要はあるとは考えております。
 
○安立委員  いろんな方が利用されますし、トイレはとても大切なので、その辺は、行ってトイレに入れないとなると、どうしてもそこに滞在する時間だったりとか控えたりしてしまうということもありますし、ちょっとその辺は今後検討していただきたいと思います。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 これで質疑を打ち切ります。
 御意見はありますか。
 
○池田委員  公園の維持管理について。
 
○森委員長  ほかに御意見はよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 では事務局、確認をお願いします。
 
○事務局  意見を確認させていただきます。
 池田委員から意見で、公園の維持管理について。
 以上でよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 それでは、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
 職員入替えのため、暫時休憩いたします。
               (11時41分休憩   11時43分再開)
 
○森委員長  それでは、再開いたします。
 原局に申し上げます。発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔明瞭に行ってください。なお、提案説明は座ったままで結構です。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○森委員長  次に、「議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○保住都市整備部次長  議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算の内容につきまして説明いたします。
 下水道事業会計予算は、地方公営企業法に基づき作成しており、予算に減価償却費や長期前受金戻入など現金の収入や支出を伴わない経費も計上しています。
 この現金の収支を伴わない経費を含め、予算書第3条及び第4条に計上した収入の総額は100億286万1000円で、また、支出の総額は108億3220万1000円となっています。
 説明に当たりましては、議案第124号の第1条から第10条までを一括して説明した後に、予算に関する説明書及び事項別明細書の内容説明に基づき説明いたします。
 議案集(その2)、38ページを御覧ください。
 第1条は、総則です。
 第2条業務の予定量は、排水区域面積2,415ヘクタール、年間総処理水量2092万7196立方メートル、一日平均処理水量5万7335立方メートル、主要な建設改良費として、管渠事業費5億2694万7000円です。
 第3条収益的収入及び支出は、営業活動に伴う費用の収入として、第1款下水道事業収益は70億1478万9000円で、下水道使用料や長期前受金戻入、他会計補助金などの経費を、支出として、第1款下水道事業費用は67億8209万5000円で、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、水洗化普及促進に係る経費、職員給与費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを計上しました。
 39ページを御覧ください。
 第4条資本的収入及び支出は、投資的経費の支出に充てるための収入として、第1款資本的収入は29億8807万2000円で、下水道事業債や他会計補助金などの経費を、支出として、第1款資本的支出は40億5010万6000円で、管渠整備に係る経費や長期債の元金償還金などの経費を計上しました。
 なお、資本的収入から資本的支出を差し引いた収支が不足する額10億6203万4000円につきましては、消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金、繰越利益剰余金処分額及び当年度利益剰余金処分額により補填しようとするものです。
 40ページを御覧ください。
 第5条債務負担行為は、表のとおり、ポンプ場し渣処理処分業務委託事業費ほか4件を新たに設定しようとするものです。
 41ページを御覧ください。
 第6条企業債は、第4条資本的支出で説明いたしました事業費の財源として、表のとおり14億2780万円を限度額として起債しようとするものです。
 第7条一時借入金は、借入限度額10億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借入れができるようにしようとするものです。
 第8条予定支出の各項の経費の金額の流用については、営業費用と営業外費用との間で、相互に流用することができるものと定めるものです。
 42ページを御覧ください。
 第9条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費4億2458万2000円について、他の経費との間で相互に流用する場合には、議会の議決を経なければならないものと定めるものです。
 第10条利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金1億6318万5000円及び当年度利益剰余金のうち1億7282万9000円を減債積立金として、企業債の償還のための財源にしようとするものです。
 以上が、提案の内容です。
 引き続きまして、収入・支出の内容説明になります。
 初めに支出です。
 令和3年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は136ページから145ページを、令和3年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は469ページから470ページを御覧ください。
 第1款下水道事業費用、第1項営業費用は61億9117万5000円で、汚水管渠費は1億6425万4000円で、汚水管渠等維持修繕料や汚水管渠等しゅんせつ業務委託料、不明水調査委託料などを、雨水管渠費は1億2669万円で、排水施設維持修繕料やストックマネジメント全体計画業務委託料、公共下水道雨水維持修繕工事などに要する経費を。
 内容説明は471ページ、ポンプ場費は1億6689万5000円で、中継ポンプ場等動力費や機械電気設備等修繕料、水処理施設等運転管理業務委託料などを。
 内容説明は472ページ、七里ガ浜浄化センター処理場費は5億5159万2000円で、水処理設備等動力費や水処理施設等運転管理業務委託料、耐震診断業務委託料などに要する経費を。
 内容説明は473ページから474ページにかけまして、山崎浄化センター処理場費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額を除き9億14万9000円で、動力費や電気設備機器修繕料、水処理施設等運転管理業務委託料などの経費を計上しました。このうち、会計年度任用職員給与費は144万7000円で、山崎浄化センター技術補助職員1人に要する人件費を計上しました。普及指導費は1617万3000円で、くみ取便所改造工事等資金補助金や共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金などを。
 内容説明は475ページ、業務費は現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額を除き1億1659万1000円で、下水道使用料一括徴収事務委託料や下水道受益者負担金分担金システム賃借料、他市への汚水処理負担金などの経費を計上しました。このうち、会計年度任用職員給与費は139万3000円で、下水道経営課会計年度事務補助職員1人に要する人件費を計上しました。
 内容説明は476ページから477ページにかけまして、総係費は現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額等を除き2億7412万5000円で、下水道損害賠償等保険料や公営企業会計に関する助言及び指導業務委託料、下水道責任賠償金などの経費を計上しました。このうち、職員給与費は2億6231万7000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員37人に要する人件費を計上しました。減価償却費は38億3937万1000円で、下水道事業会計に係る固定資産の減価償却費を計上しました。なお、現金の支出を伴わない経費のため、事業費欄に金額は記載していません。
 第2項営業外費用は5億8592万円で、支払利息及び企業債取扱諸費は4億8560万円で、下水道事業債の支払利子及び一時借入れをした場合の利子を。
 内容説明は478ページ、消費税及び地方消費税は1億円で、下水道事業に係る消費税及び地方消費税を、雑支出は32万円で、過納、誤納が生じた下水道使用料等の返還金を。
 予算説明書は148ページから149ページを、内容説明は479ページを御覧ください。
 第1款資本的支出、第1項建設改良費は6億5761万4000円で、汚水管路建設費は2940万9000円で、汚水台帳調製委託料や公共汚水ます設置業務委託料、汚水管渠築造実施設計業務委託料などの経費を計上しました。このうち、会計年度任用職員給与費は234万5000円で、下水道経営課会計年度事務補助職員2人に要する人件費を計上しました。雨水管路建設費は1億8813万5000円で、埋蔵文化財発掘調査業務委託料や公共下水道雨水築造工事、地下埋設物移設等補償金などに要する経費を。
 内容説明は480ページ、汚水管路改良費は3億940万3000円で、工事資材単価特別調査委託料や汚水管渠改築実施設計業務委託料、公共下水道汚水改築工事などに要する経費を、建設総係費は1億2364万9000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員16人に要する人件費を計上しました。
 内容説明は481ページ、固定資産購入費は701万8000円で、下水道用地購入費や水質管理に必要な備品購入費を。
 予算説明書は150ページから151ページを御覧ください。
 第2項企業債償還金は33億8774万円で、下水道事業債の元金償還金を、第3項長期貸付金は475万2000円で、くみ取便所改造工事や浄化槽機能廃止工事に対する貸付金を計上しました。
 予算説明書は144ページから145ページを御覧ください。
 第1款下水道事業費用、第3項予備費は500万円を計上しました。
 以上が、支出の内容です。
 次に、収入について説明いたします。
 予算説明書は134ページから135ページを御覧ください。
 第1款下水道事業収益、第1項営業収益、第1目下水道使用料は25億3553万5000円で、下水道使用料を、第2目雨水処理負担金は2億9475万1000円で、雨水処理負担金として一般会計繰入金を、第3目その他営業収益は914万7000円で、下水道占用料は公共下水道施設の占用に対し573万2000円を、下水道手数料は、下水道指定工事店等の登録手数料として77万円を、汚水処理負担金は、他市などから流入した汚水処理費として264万5000円をそれぞれ計上しました。
 第2項営業外収益、第1目受取利息及び配当金は4,000円で、下水道事業会計口座の預金利息を、第2目他会計補助金は9億7500万3000円で、汚水処理の経費に充てるため、一般会計繰入金を、第3目補助金は7540万円で、先ほど支出予算で説明しました、七里ガ浜浄化センターの耐震診断業務委託料などに対する国庫補助見込額を、第4目長期前受金戻入は31億1904万1000円で、現金の収支を伴わない収入として、資産の減価償却に伴い、国県補助金等相当額を収益化するもので、第5目雑収益は590万8000円で、下水道事業損害賠償保険料などを計上しました。
 予算説明書は146ページから147ページを御覧ください。
 第1款資本的収入、第1項第1目企業債は14億2780万円で、令和3年度の下水道事業全般に対する下水道事業債を、第2項第1目他会計補助金は15億5298万9000円で、元金償還金や建設改良費の財源とするため、一般会計繰入金を、第4項分担金及び負担金は287万5000円で、第1目受益者負担金は124万6000円で、下水道受益者負担金を、第2目受益者分担金は162万9000円で、下水道受益者分担金をそれぞれ計上しました。
 第5項第1目長期貸付金償還金は440万8000円で、水洗便所改造資金貸付金返還金を計上しました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  質疑に入る前にお昼にかかりそうですので、ここで一旦休憩といたしまして、質疑は午後再開後に行うものといたします。
 では、ここで暫時休憩いたします。
               (11時57分休憩   13時10分再開)
 
○森委員長  それでは、再開いたします。
 午前中に続きまして、議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算について、質疑に入ります。御質疑はございますか。
 
○志田委員  下水道ストックマネジメント計画についてお伺いしたいのですが、令和2年度の予算で新規に上がってきて、令和2年度からやっているんですけど、令和12年度までかけて行われる計画だと思いますが、令和2年度は大体約4000万円の予算計上だったと思いますけれども、令和3年度は約1億円となっているんですが、緊急輸送道路とかの汚水管の改修工事に向けての実施設計とか入ってきているんですが、令和12年度までで大体どのぐらいに膨らんでいく予想なのでしょうか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  今の令和12年度までの予算といいますのは、その緊急輸送路の管渠の耐震化といいますか、管更生工事などだけではなくて、処理場やポンプ場のストックマネジメント契約も入っておりますので、今、私のほうでお答えさせていただきますのはその管更生についてですが、ストックマネジメント計画については、実は平成31年3月に策定しておりまして、その中で点検を行い、予防保全を行うための修繕計画を個別につくっていって、それを実行していくものです。今ある個別の計画については、マンホールの蓋の改築計画をやっておりまして、令和元年から令和3年までの間に50か所を行います。その後も、引き続き令和4年度からも行いますが、併せて先ほどの緊急輸送路の管更生工事の修繕工事については令和4年度から、そのマンホール蓋と併せて工事を行っていると想定しているものでございまして、金額について、少々お待ちください。
 
○森委員長  暫時休憩いたします。
               (13時13分休憩   13時14分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  お時間いただきまして失礼しました。
 まず、緊急輸送路の汚水管渠の修繕改築工事については、約4億円を見込んでおります。令和3年度から令和12年度の投資額としてです。そのほかには、民間開発団地の管渠の改築更新として約4億円、あとは雨水管や雨水調整池の修繕改築工事としましては約5億円、そのほかに下水道終末処理場の耐震化改築工事などもございますが、こちらについては約195億円という形で、そのほかに改築更新ではありませんが、持続型下水道管幹線の再整備というものも行う予定でございます。
 
○志田委員  道路にしても下水道にしても、やっぱりすごいお金がかかって限られた予算の中でやっていって、本当にこの令和2年度ですか、見送ったのは2億6000万円ぐらい、あると思うんですけど、この公共下水道事業は独立採算制となっていて、単純比較というか、できるのかどうか分からないですけど、繰越金で22億円をやっているんですよね。それが基準外繰入れというのをやっていると思うんですけど、そのマネジメント計画の中にも書いてあるんですが、お金はどうしても足らないというところで、料金の改定というのを書いてあるのですが、これというのはいつ頃を考えているんですか。計画を進めていく上では、しっかりこの予算、財源を確保するということは大事だと思うんですけど、いかがでしょうか。
 
○保住都市整備部次長  下水道使用料の改定の関係ですけれども、下水道事業運営審議会という審議会において、令和元年11月からいわゆる経営戦略という、これは国から求められているものなんですけれども、今後の下水道事業を運営していくに当たって、実際の経営基盤の強化であるとか財政の安定化、そういったところを目的にしまして、中・長期計画を立てるというようなことで、これまで審議会で御議論いただきまして、令和3年2月2日付で答申をいただいております。その答申に、いわゆる経営戦略の素案という形でいただいたんですけれども、その中に下水道使用料の改定というところも御提言いただきまして、その中で令和5年度、令和8年度、令和11年度のこの10年間で3回に分けて、使用料を改定していけばいいのではないかというような御提言をいただいております。ただ、それはまだ現在御提言いただいているものですので、これから実際に、また改めて審議会にこちらから諮問いたしまして、具体的なスケジュールであるとか改定率であるとか、そういったところも御審議いただくような予定となっております。
 
○志田委員  昨日の深沢のことでもちょっと問題になったんですけど、こういったことがその行政内部では議会も含めてなんですけど、分かるんですけど、一般の人たちというのは、出てきたときにはもう、あ、上がるんだみたいな感じになっていくとは思うので、その辺は情報を適宜やっぱり伝えていくということが必要ではないのかなと思うんですけど、いかがですか。
 
○保住都市整備部次長  今、ただいま申し上げました経営戦略の素案につきましては、こちら、パブリックコメントの実施をいたしました。30日間を期間として設定したんですけれども、実際にいただいたのがお二人の方から5件の意見ということで、なかなかそういった御意見、関心も含めていただけないような状況なんですけれども、これにつきましては、やはり市民生活に密着しているものでございますので、今後審議会の、当然これまでの議事録につきましてもホームページ等で公開しておりますし、またこれから使用料の改定を諮問して、その内容につきましてもホームページ等で公開していく予定でございます。
 ただ、実際に改定というときになりますと、条例の改正ということも経なくてはいけなくなりますので、そのときには当然議会でも御審議いただいてという形になるかと思います。
 
○吉岡委員  一つは、市街化調整区域の公共下水道の設置の現状について、いかがか教えてください。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  市街化調整区域につきましては、現在市街化調整区域でも住宅が密集しておりますが、といいますか、鎌倉山ですとか梶原のほうですとか、そのような形の密集しているところについて優先的に工事を進めておりますが、ただ、今工事を進めた段階で公共ますを設置しても、なかなか接続をしていただけないという状況もありますものですから、住民の方の御理解をいただいた上で進めていくような形で進めようと考えておりまして、なかなか今進み方、進捗は多くないというところが現状です。さらに、改築更新がだんだん出てきておりますので、シフトとしては整備よりも改築更新のほうにシフトを、重きを置いているというような状況にはあります。
 
○吉岡委員  道路境界線とかいろんな問題も絡んでいるようなので、大変なようなんですけど、やはり環境をよくするという意味では強化していただきたいなと思います。
 それと、先ほど水害対策の関係で下水道総合浸水対策計画基本計画というので今まで、それもできてから10年、たしか平成20年でしたかね、ですからもう10年以上たっているわけでして、この間の代表質問のときにも重点地区とかも含めて、見直していかなきゃいけないという、たしか答弁があったと思うんですけど、その辺ではこの計画を見直していくということですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  今現在、午前中にもちょっとお話しさせていただきましたけれども、大塚川・新川分水を進めておりまして、他の地域においても計画はあるんですがなかなか、例えば神戸川ですと県道の下に大きな雨水管を設置し、そこで貯留するとか、そういうような形の計画になっておりまして、なかなか今現実的にそこまでの予算を確保ですとか、あとは県道の下ですといろんな他企業の埋設管がたくさんあって、現実的にどこまで早期でできるのかというところもございますので、そういう内容について改めて見直しを考えていきたいと、別の方策はないかということを含めて検討していきたいということでございます。
 
○吉岡委員  そうすると、今の計画の中身の見直しじゃなくて、要するに工法とか、そういうことの見直しということなんですか。要するに、今度の新川と大塚川の、やっと土地の購入というんですか、それの見通しが立ったということって、それでも10年ぐらいかかるのかな、完成までに。ということは、実施計画で実際動き出しているところでもそんな状況ですから、4つの重点地区の中の1つですよね。そうすると、ほかのところも同じような課題がいっぱいあると思うんですけれども、その辺では1つは今、神戸川と二又川の方をおっしゃいましたけど、あと2つも同じような課題があるということですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  そのほかにも、新たなポンプ施設が必要なところもあったりしますので、もちろん今、実施計画にのっている新川・大塚川の分水はもちろん進める中で、他の地域、地区についてはほかの方策がないかということを検討していきたいと思っております。
 
○吉岡委員  今、費用の問題、特に下水道にしても雨水にしても、非常にお金がかかることだと思うんですけど、今、大塚川と新川だけでもどのぐらいかかるのか、あと10年ぐらいかかるということですけど、全体にしてどのぐらいかかると見通しされているんですか。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  新川・大塚川につきましては約10年間を想定しておりまして、他企業管の移設費も全て含めまして一応、約12億円ぐらいを想定しているところでございますが、市の工事につきましては国庫補助が使えないかどうかというのも、今後検討していきながら進めたいと思います。
 
○吉岡委員  ぜひ、水害対策って、今、大変大事な課題だと思いますので、国も補助率なり補助メニューを増やしていただいて、やっていただければなとは思うんですけれども、今、受益者負担の問題で利用料、使用料の問題を出されましたけど、やはり今はあれですか、全体の工事費の半分は受益者負担にするというような方向なんですか、使用料の関係は。
 
○保住都市整備部次長  使用料の公費負担、私費負担の割合につきましては、平成18年10月に下水道事業運営審議会から答申をいただいた際には資本比率の50%、算入率50%ということで、答申をいただいております。このたびの審議会でも、使用料の改定率、どの程度を目安にしていくかといったところの御議論になったときに、まず、令和5年度につきましては、これは国から指針、定められております1立方メートル当たり150円、月ですね。まず、それを最低限のラインと、経営努力というように国から言われておりますので、それを目標に令和5年度は使用料を改定していこうということですね。
 次の令和8年度につきましては、これにつきましては、いわゆる平成18年10月に審議会から答申を受けました資本比率50%、これを達成するというような目標を立てております。あと令和11年度、こちらの改定につきましては、これも国の基準でございますけれども、いわゆる人口の密度、それに応じてどの程度が市民の方に負担していただくのが適切なのかといったところの目安といたしまして、いわゆる6割というような、そういった基準が国から示されておりますので、それを達成するということで今回、御提言をいただいております。
 
○吉岡委員  人口密度というと、人口密度が低いところは利用料、いわゆる高くなっていくというようなことなんですか。今最初、資本比率ね、50%というときもかなり値上がりが大変になるということで、緩やかにということでやってはきているんですけど、この下水道というのは、今は水道料金と一緒に徴収されてますよね。日常的にどうしても必要な、何ていうの、インフラですから、利用料を払えないことによって、使えなくなっちゃったら生活できませんので、そこはどうあるべきかということも含めて、それから国からのいろいろなそういう、今いろんな工事をやると相当お金がかかるって、それに対して全て下水道関係、雨水とかも全部あれですか、そういう利用料に算入されていくんですか、それとも下水道だけですか。
 
○保住都市整備部次長  雨水の処理費につきましては、これは市民全員が等しく利益を受けるということで、それについてはやはり繰入金という形で対応をしております。あくまでも汚水の関係、それについては受益者負担金ということで対応といいますか、負担をしていただいております。
 
○吉岡委員  今おっしゃったように雨水は、みんなが受けると。じゃあ、下水道も実際にはどのぐらいまでの今、整備率になっているか分かりませんけれど、ある面ではほとんど等しく利益を受けるような、そういう何ていうんですか、公共的なものではないかと私は思うんですけど、今、下水道普及率ってどのぐらいなんですか。
 
○下水道河川課担当課長  令和2年3月31日現在で、整備率は97.8%、汚水のほうですね。雨水については77.6%となってございます。
 
○吉岡委員  今、ほとんど100%に近いということでは、市民全体がやはり利益を受けていると私は思うんですね。ですから、よく公平性とかいろいろ言いますけど、特にこの、やはりインフラで生活に絶対必要なものについては、使用料の在り方についてもやはり慎重な対応をしていただきたいなと思うんです。今のお言葉だと、雨水はみんなが受けているとおっしゃるけど、下水も全市民が基本的には受けていく方向で利益を受けていると私は思うわけで、そこら辺はちょっと慎重な対応、今、審議会では10年間で、5回に分けて結局値上げしていくということですよね。現状、下げるわけじゃないですよね。だからその辺は慎重な対応が必要かと思うんですけど、改めていかがですか。
 
○保住都市整備部次長  今、御提言いただいている中では、令和3年度から令和12年度の間に3回の改定を行うべきだろうということで、御提言いただいております。また、それに付言しまして、一応やはり慎重な議論をということで、社会経済情勢、それを踏まえた形で改めて審議会で議論をするようにというようなところもありますので、そこについては様々な事情、そういったところも勘案しながら御議論いただくような形でお願いしたいと思っております。
 
○吉岡委員  これは受益者負担の問題は相当、たしか最初の頃、裁判沙汰になったのかな、ちょっと忘れましたけど、最初の頃はこういう受益者負担という点で、やっぱりみんなが利益を受けているものに対してはどうあるべきかというところは、慎重な論議と今後の課題を、整理しておいていただきたいなと改めて思っています。
 
○?橋委員  ちょっと、二つほど伺いたいと思います。
 一つは、先ほどストックマネジメント計画の質疑がありましたけれども、ちょっとその内容に当たるかなとは思いますが、東部地区の関係なんですけれども、今から50年ぐらい前でしょうか、始まって、まだ推進みたいなものがなかった時分なので開削でやっておりまして、下流に行けば行くほど水量が増えるということで、一時は下馬の辺りはかなり水が出たんですけど、そこはかなり改修をしていただいたんですけれども、八幡宮から十二所に向かってのほうがまだまだ、大雨が降りますと、マンホールから水がかなりの量出ていて、時にはマンホールの蓋がずれて、そこにぽちょっとはまっちゃったりする人がいたり、改修を考えていただいているのはもう承知はしているんですけれども、結構距離もありますし、あと抜本的な七里に抜くのか山崎に抜くのか、どうすればその廉価に再構成ができるのかという、その辺も考えていただいているのかなとは思いますが、東部地区、どんなことを考えていただいているのか聞いておきたいと思います。
 
○加藤(隆)都市整備部次長  まず、下水道幹線については管更生はほぼ終わっておりますが、今、確かに大雨が降ったときに、汚水管の中に雨水が流入しているという状況は見受けられまして、令和2年度からですが、不明水調査委託を上げております。令和2年度については、鎌倉地域を24のブロックに分けて、その中で、全部で35か所のマンホールの中に水位計を設置しまして、降雨のときに、どれぐらい急激か、降る時間や量などを測りました。その結果、今、内容をまとめておりますが、やはり東部地区といいますか、県道金沢鎌倉線のところのマンホールが、すぐに水位が上がるという状況は見受けられますので、令和3年度は、また引き続き、さらに細部、また細かくブロックに分けた調査を行い、流れ込んでいく上流のほうを探しながら、雨水の流入先を求めていきたいと考えておりますし、あわせて管更生についても、それは、まずは幹線になりますが、行っていないところについては少しずつやっていくような形になるとは思います。
 
○?橋委員  下水の中に雨水が入ってしまうという、そういう原因もかなりあって、オーバーフローするんだろうというのも分かりますけれども、何か抜本的に、その深さが浅いということが一番の原因だろうなと。そこが解消されれば、大方その問題については解消されるのかなと。ただ、入替えする場合には、かなりの金額がかかるということで、以前の質疑の中では100億円以上かかるんじゃないかみたいなお話も聞いておりますので、今からまた100億円かけてやり返しするのかというようなことも、そういうこともありますから、何か新たな技術でも採用できれば、もっともっと廉価な形でできるんじゃないかと。何でしょうね、取りあえず当面はそういう対症療法的なことなんだろうと思いますが、抜本的な改修に向けてということはまだ、その辺の検討はなされていないということですか。
 
○下水道河川課担当課長  抜本的な計画につきまして、現在海岸線134号線のところに幹線管渠が入っております。また、海岸に近いところにポンプ場もございまして、地震とか津波とかそういったものによって被害を被る可能性があるということで、以前から持続型下水道幹線再整備事業というのを進めております。現在、まだ検討中ではございますけれども、その持続型の中で、現在より、要は深い管を入れて、津波とかそういったものからの影響がない位置に入れていくという形で、計画を考えてございます。そういった計画が進みますと、先ほどのお話にありました東部地区についても、現在東部にポンプ場がございます。そういった、ポンプ場もなくしていくという形で、現在ポンプ場ですとか、あと伏せ越し等幾つもありますので、そういったものも、その持続型下水道幹線再整備によって抜本的に改修ができるんじゃないかと進めてございます。
 
○?橋委員  計画自体は何か考えていただいているということですけれども、じゃあ実際にそれが、計画が実施に移るというのは、どのぐらいのことを考えてやっていただいているのでしょうか。
 
○下水道河川課担当課長  現在、深い幹線管渠を入れた場合の、最終的に現在あります七里ガ浜の処理場にくみ上げるポンプ場の位置の検討を、今年度、令和2年度行っております。ただ、コロナの関係もございまして、令和3年度までちょっと繰越しをしながら検討を進めていくということで考えてございましたけれども、そういったポンプ場の位置が確定しましたら、順次、法的な手続、都市計画決定とか、あとは下水道法の手続とか、そういったものを順次進めながら整備を行っていきたいと考えてございまして、現在の計画の中では、令和19年度ぐらいには供用できるんじゃないかというような予定で進めてございます。
 
○?橋委員  大変ありがたいなと、まだまだ令和19年には年月がかかりますけれども、少しずつでも進んでいかなかったらば解消されないということで、ちょっと一定の見通しが立って、大変ありがたかったです。
 次、もう一つだけ聞いておきたいと思います。以前にもちょっと確認はしたんですけれども、再確認をしたいと思います。昨日、東日本大震災からちょうど10年ということで、震災後に原発の事故があって、そちらのほうが、どちらかというと鎌倉市には影響が大だったなと。下水も、結果的に、汚泥に線量がちょっと高く出たりとかということもあって、いっとき処分ができなくて大変な時期があったと思うんですが、最終的に、その線量が高かった汚泥というのはどういう形で処分をして、現在はもう多分ないんじゃないかとは思うんですけれども、現状どういうふうになっているかというところを確認しておきたいと思います。
 
○浄化センター所長  今、委員おっしゃられた汚泥につきましては、平成27年に全量を処理しておりまして、今現在は、焼却灰につきましては基準を下回っている状態で、そのまま受入れをしていただいている状況でございます。
 
○?橋委員  平成27年に基準を下回ったので、通常と同じようにその施設内の炉で燃やしてから処分をしていると。これは委託をして、どこに捨てているのでしょう。
 
○浄化センター所長  こちらにつきましては、建設用資材としまして再資源化の工場へ受入れをしていただいていると。
 
○?橋委員  それはもう、全量ということですか。
 
○浄化センター所長  焼却炉のメンテナンスをするときには、焼却炉は止まりますので、そのときには汚泥の状態で受け入れていただいてはおりますけれども、それ以外は焼却灰として全量を受けて、汚泥もそうなんですけれども、建設用資材として再資源化していただいております。
 
○?橋委員  それは、どこの会社なんですか。
 
○浄化センター所長  株式会社太平洋セメントというところになります。
 
○?橋委員  平成27年ということで、そこで線量が基準以下になったよと。結局、そこから、一定ストックしてあったものを順次ということだったんですけれども、もう平成27年度中には全部、全量その太平洋セメントに運べるような状況になったのでしょうか。
 
○浄化センター所長  汚泥の状態のままですと値が基準を上回っている状態だったんですけれども、焼却灰にすることで受入れの基準が、大きく高い数字でも取っていただけるというようなことでして、そのストックしてあった汚泥も、焼却をして焼却灰にして、灰の状態で、そのときは搬出する術がなかったものですから、その後に特殊な車両で焼却灰のまま運べることができるようになりまして、それでストックしてあった汚泥も一旦焼却炉に入れて焼却灰の状態にして、それで受け入れていただいたというようなことで全量処理をさせていただいております。
 
○?橋委員  その処理が終わったのがいつ、もう平成27年度中に全部終わったということなんですか。
 
○浄化センター所長  はい、さようでございます。
 
○西岡委員  一つお伺いしたいのですが、こちらは企業会計として独立をするということで、業務と、それから会計処理もしていかなければいけないわけですよね。これ、どういう部門になっているのでしょうか。数字もかなり大きいですよね。この会計を扱うのは、どちらで扱われるんですか。
 
○保住都市整備部次長  平成31年4月から企業会計を導入いたしました。いわゆる地方公営企業法の一部適用という形になったんですけれども、会計処理といった意味では都市整備総務課が担当いたしまして、予算、あと経理、そういったところを担当しております。今度、令和3年4月に機構改革が行われますけれども、そのときには下水道事業部門、前より予算の執行と、あと計画部門、そういったところも統合いたしまして、下水道経営課としてそういったところが担当をするような形になります。
 
○西岡委員  それはよかったですよね、安心いたしました。それで、この予算審査、決算もそうなんですけど、するときに、企業会計であれば、例えばバランスシートであるとか損益計算書があると、経営状態が今どうなのかということが一目瞭然なわけですよね。これだけの資料だと、なかなかそういった点は審査ができないんですよ、と思うんですけれども、そういったものを、この予算の場にお出ししていただくことというのは、できるんですか。
 
○保住都市整備部次長  公営企業会計になってから、やはり財務諸表、貸借対照表であるとか損益計算書、あとキャッシュフローを計算して、そちらについては義務づけられているということで、今回の予算書におきましても、それは、財務諸表につきましては、はい、資料としてお配りしております。
 
○西岡委員  すみません、どちらですか。この一覧になっていない、次々のページで見るやつね。
 
○保住都市整備部次長  はい。予算説明書の中にそちらがございます。
 予算説明書の117ページになっております、こちらです。こちらが予算説明書でございます。この中に損益計算書等も添付してございます。
 
○西岡委員  これがないものと思っていたので、分からないなと思っていたんです。失礼いたしました。勉強不足でございます。ごめんなさい。今すぐに質問ができないので終わりにします。
 
○森委員長  ほかに御質疑はよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 御意見はありますか。
 
○吉岡委員  鎌倉市下水道総合浸水対策計画基本計画の見直し及び推進について。
 
○?橋委員  東部地区の改修計画の促進について。
 
○森委員長  事務局お願いします。
 
○事務局  では、意見を確認させていただきます。
 まず、吉岡委員から意見で、鎌倉市下水道総合浸水対策計画基本計画の見直し及び推進について。
 続きまして、?橋委員から意見で、東部地区の改修計画の促進について。
 以上でよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、これで意見を打ち切り、この議案を終わります。
 職員入替えのため、暫時休憩いたします。
               (13時48分休憩   14時00分再開)
 
○森委員長  それでは、再開いたします。
 原局に申し上げます。発言は挙手して委員長と呼び、委員長の許可を受けてから簡潔明瞭に行ってください。なお、提案説明は座ったままで結構です。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○森委員長  それでは次に、第60款交際費、第65款諸支出金及び第70款予備費について、一括して説明を願います。
 
○財政課長  予算説明書の160ページを、内容説明は413ページから415ページを御覧ください。
 第60款第5項公債費は40億4225万6000円で、第5目元金、元金償還金は長期債に係る元金の償還金を、第10目利子のうち、支払利子は長期債の支払利子を、借入金等利子は一時借入金の支払利子を計上いたしました。
 なお、一般会計において、令和3年度に借入れを予定している地方債は22億8530万円で、一般会計の令和3年度末の地方債現在高見込額は323億5842万9000円となる予定です。
 予算説明書は162ページを、内容説明は416ページ、417ページを御覧ください。
 第65款諸支出金、第5項土地開発公社費は1281万5000円で、第5目土地開発公社費のうち利子負担金は土地開発公社の借入金に対する利子負担金を、貸付金は土地開発公社に対する年度内返還の貸付金を計上いたしました。
 予算説明書の164ページを御覧ください。
 第70款第5項予備費は5000万円を計上いたしました。
 以上、令和3年度鎌倉市一般会計歳出予算の総額は、613億1420万円となります。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○西岡委員  1点だけ伺います。このかなり大きな元金償還金なんですけれども、この元金償還金が、例えば総務関係であったり、あとは民生とか衛生関係であって、それは項目立てて分かりますか。
 
○財政課長  一般会計予算に関する説明書の最終ページに、それぞれの項目別の起債額と、あと残高等を示した表を掲載しております。
 
○西岡委員  そうすると、それは各項目別でトータルではないですよね、償還金は別ですよね。これはトータルで分かるんですか。
 
○財政課長  そちらは、償還金も項目別に表示をいたしております。一般会計予算に関する説明書の186ページでございます。
 
○西岡委員  一番最後のページに出ているんですね。分かりました。償還金が、幾つか項目があるじゃないですか。その中で何が突出しているのかということを知りたかったものですから、この項目のトータルを見たかったんです。土木と分析はされていますか。
 
○財政課長  地方債を発行できる事業というのが、適債事業という言い方をするんですけれども、そちらは建設事業が中心になりまして、やはりそういたしますと、道路整備ですとか、橋梁ですとか、そういったところが、まず第一に代表的な事業となってまいりますので、やはりどうしても土木関係が出てくると。あと、箱物、例えば鎌倉芸術館ですとか、そういったところの部分も、建設していきますと大きな金額を借りることになりますので、そういった建設事業等が実施された際には、そういった費目が大きくなるというところで捉えております。
 
○西岡委員  そうしますと、土木に次いで教育は、これはもう学校の施設建設ということ、また芸術館等も、でも芸術館等はこの教育に入りますか。
 
○財政課長  芸術館に関しましては、7番の総務債、こちらに入っております。
 
○西岡委員  ということは、教育は学校施設関連のみということですよね。はい、分かりました。土木、教育、そして、次はもうその他になってしまって、減税の補填債であったり臨時税収の補填ということになるわけですね。分かりました、ありがとうございます。
 
○森委員長  ほかに御質疑はありますか。よろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 御意見はありますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○森委員長  次に、歳入について説明を願います。
 
○加藤(博)総務部次長  歳入のうち、第5款市税について説明いたします。
 令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の5ページを御覧ください。
 令和3年度の市税収入は331億7590万6000円を計上いたしました。
 これは、令和2年度当初予算に比べ7.4%、金額にして26億4433万8000円の減となります。
 以下、税目ごとに、現年課税分の歳入について説明いたします。
 算出内容等につきましては、令和3年度市税歳入予算主要説明書を御覧ください。
 それでは、予算説明書の8、9ページ及び、令和3年度市税歳入予算主要説明書の1ページを御覧ください。
 なお、令和2年度当初予算との比較につきましては、主要説明書の1ページの市税歳入予算調書を御覧ください。
 第5項市民税、第5目個人は、新型コロナウイルス感染症やふるさと納税の影響等を考慮し、145億8786万2000円を計上いたしました。
 これは、令和2年度に比べ9.9%、金額にして16億526万5000円の減となります。
 第10目法人は、新型コロナウイルス感染症や税制改正に伴う税率引下げによる影響額を考慮し、9億199万9000円を計上いたしました。
 これは、令和2年度に比べ38.9%、金額にして5億7543万2000円の減となります。
 第10項第5目固定資産税は、131億9212万9000円を計上、その内訳といたしましては、土地が新型コロナウイルス感染症による税額の据置措置の影響額を考慮し70億709万9000円、家屋は、新型コロナウイルス感染症による中小事業者の減税措置の影響額を考慮し、47億8297万6000円、償却資産は、同じく新型コロナウイルス感染症による中小事業者の減税措置の影響額を考慮し、14億205万4000円と見込んでおります。
 その結果、固定資産税は、令和2年度に比べ3.3%、金額にして4億5184万2000円の減となります。
 第15項軽自動車税につきましては、第5目環境性能割は450万円を計上、第10目種別割は1億5697万7000円を計上いたしました。
 これは、令和2年度に比べ0.3%、金額にして56万4000円の減となります。
 予算説明書は10、11ページに参ります。
 第20項第5目市たばこ税は、たばこの売上本数の減少及び市たばこ税の増税を勘案して、7億769万円を計上いたしました。
 これは、令和2年度に比べ0.1%、金額にして54万9000円の減となります。
 第30項第5目都市計画税は33億1262万9000円を計上、その内訳は、土地が新型コロナウイルス感染症による税額の据置措置の影響額を考慮し、22億5691万3000円、家屋は、新型コロナウイルス感染症による中小事業者の減税措置の影響額を考慮し、10億5571万6000円と見込んでおります。
 その結果、都市計画税は、令和2年度に比べ2.1%、金額にして7131万8000円の減となります。
 以上説明いたしました市税の現年課税分は、各税目ごとに過去の実績から徴収率を算定、全体では徴収率を99.05%と見込み、歳入予算として328億8337万7000円を計上いたしました。
 その結果、令和2年度に比べ、現年課税分全体で7.6%、金額にして27億549万9000円の減となります。
 なお、滞納繰越分といたしましては、徴収率を32.24%と見込み、歳入予算として2億9252万9000円を計上いたしました。
 これは、令和2年度に比べ26.4%、金額にして6116万1000円の増となります。
 現年課税分及び滞納繰越分を合わせた市税全体では、331億7590万6000円を計上、一般会計予算歳入における割合は54.1%となっております。
 以上で、市税の説明を終わります。
 
○財政課長  引き続き、第10款地方譲与税以下の歳入につきまして説明いたします。
 予算に関する説明書の10ページを御覧ください。
 第10款地方譲与税、第8項地方揮発油譲与税は6800万円、第10項自動車重量譲与税は2億700万円で、それぞれ揮発油税及び自動車重量税の一部が、市町村道の延長及び面積により案分譲与されるものです。
 12ページに移りまして、第20項森林環境譲与税は1430万6000円で、温室効果ガスの削減や災害防止などの観点から交付されるものです。
 第15款第5項利子割交付金は2300万円で、県民税利子割の一部が、市町村の個人県民税の割合により交付されるものです。
 第16款第5項配当割交付金は7700万円で、上場株式等の配当について特別徴収された県民税配当割の一部が、市町村の個人県民税の割合により交付されるものです。
 第17款第5項株式等譲渡所得割交付金は1億1000万円で、一定の上場株式等の譲渡に際して特別徴収されました県民税株式等譲渡所得割の一部が、市町村の個人県民税の割合により交付されるものです。
 第18款第5項法人事業税交付金は1億6070万円で、法人事業税の額の一部が市町村の従業者数で案分交付されるものです。
 14ページに移りまして、第19款第5項地方消費税交付金は39億1330万円で、消費税とともに徴収された地方消費税が、市町村の人口等に基づいて案分交付されるものです。
 第20款第5項ゴルフ場利用税交付金は2300万円で、鎌倉カントリークラブ及び鎌倉パブリックゴルフ場のゴルフ場利用税が、横浜市との面積案分により交付されるものです。
 第31款第5項環境性能割交付金は8700万円で、自動車税環境性能割の一部が市町村道の延長及び面積により、案分交付されるものです。
 第33款第5項地方特例交付金は1億3900万円で、住宅借入金等特別税額控除の実施に伴う減収額の一部が交付されるものです。
 16ページに移りまして、第15項新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金は2億9000万円で、新型コロナウイルス感染症の影響による固定資産税減免措置などの実施に伴う減収額について、補填されるものです。
 第35款第5項地方交付税は2900万円で、特別地方交付税を計上いたしました。
 第40款第5項交通安全対策特別交付金は2000万円で、道路交通法の反則金を市町村の交通事故発生件数、人口集中地区人口等を配分基準として案分交付されるものです。
 19ページにかけまして、第45款分担金及び負担金、第5項負担金は3億2764万4000円で、保育所の保育料などの民生費負担金を計上いたしました。
 21ページにかけまして、第50款使用料及び手数料、第5項使用料は4億1905万1000円で、ガス管、電線、電柱などに対する道路の占用料、市営住宅の使用料、生涯学習センター等社会教育施設の使用料などを。
 23ページにかけまして、第10項手数料は7億5919万7000円で、戸籍、住民票、印鑑証明などの証明・閲覧の手数料や、一般廃棄物処理等手数料、植木剪定材処理手数料などを計上いたしました。
 第15項証紙収入は1900万円で、建築確認申請手数料などを。
 25ページにかけまして、第55款国庫支出金、第5項国庫負担金は69億7054万1000円で、障害者に対する扶助費や、子どものための教育・保育給付事業、児童手当、生活保護法に基づく扶助費に対する民生費負担金などを。
 29ページにかけまして、第10項国庫補助金は9億8147万3000円で、子ども・子育て支援事業や、保育所整備などに対する民生費補助金、道路橋梁の維持管理や公園緑地用地の取得などに対する土木費補助金などを。
 31ページにかけまして、第15項委託金は3020万3000円で、国民年金事務などに対する民生費委託金などを計上いたしました。
 33ページにかけまして、第60款県支出金、第5項県負担金は27億6954万3000円で、障害者に対する扶助費、子どものための教育・保育給付事業、児童手当に対する民生費負担金などを計上いたしました。
 37ページにかけまして、第10項県補助金は7億5458万9000円で、その主なものといたしましては、重度障害者医療費の助成事業、子ども・子育て支援事業などに対する民生費補助金、農道整備事業などに対する農林水産業費補助金、道路台帳整備事業などに対する土木費補助金などを。
 38ページに移りまして、第15項委託金は3億9782万9000円で、県民税徴収取扱費委託金など、それぞれ記載の内容の事務に対する県委託金を計上いたしました。
 41ページにかけまして、第65款財産収入、第5項財産運用収入は1億2451万8000円で、市有地の貸地料や、財政調整基金など各種基金の運用に伴う預金利子などを、第10項財産売払収入は3億1377万6000円で、市有地や図書などの売払収入を計上いたしました。
 43ページにかけまして、第70款第5項寄附金は12億1384万2000円で、一般寄附金、ふるさと寄附金のほか記載のとおり、指定寄附金を見込んでおります。
 45ページにかけまして、第75款繰入金、第5項基金繰入金は41億1820万8000円で、事業執行に係る財源として、財政調整基金や新型コロナウイルス感染症対策基金などからの繰入れを。
 46ページに移りまして、第10項他会計繰入金は200万円で、令和2年度の精算に伴う返還金として、介護保険事業及び後期高齢者医療事業特別会計から、それぞれ繰入れを計上いたしました。
 第80款第5項繰越金は6億円で、令和2年度からの繰越額を、第85款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料は8000万1000円で、市税延滞金などを、第10項市預金利子は5万円で、歳計現金などの預金利子を計上いたしました。
 48ページに移りまして、第15項貸付金元利収入は3億4710万円で、それぞれ記載の貸付制度及び団体に係る貸付金の返還金を。
 53ページにかけまして、第25項雑入は4億6312万3000円で、主なものといたしましては、市町村振興協会市町村交付金などの総務費収入、各種医療費返還金や受託児童運営費負担金などの民生費収入、資源物の売却などに伴う衛生費収入、駐輪場指定管理者納入金などの土木費収入などを計上しました。
 55ページにかけまして、第90款第5項市債は22億8530万円で、保育所などの社会福祉施設整備事業や、道路整備事業などの財源として計上いたしました。
 以上、令和3年度鎌倉市一般会計歳入予算の総額は613億1420万円となります。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 
○?橋委員  ちょっと細かいことなんですけれども、結構いっぱいありますので、よろしくお願いします。まず、最初に、コロナ関係で、昨年発生して、昨年1年間いろいろと自粛をしていただきながらやってきて、今も自粛していただいているんですけれども、その影響が今年に出る、また来年、令和3年度にも出るでしょうし、令和4年度にも出るでしょうしということで、ちょっと収入を見ると、恐ろしいほど減額見込みになっているんですけれども。これ、その補填ということで2億9000万円ですか、なんでそんな金額になっちゃうのかなと思うような感じですけれども、何かこの算定基準みたいなものというのは分かりますでしょうか。
 
○財政課長  新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金のことでお答えさせていただきますと、こちらは新型コロナの感染の影響に伴いまして、中小事業者等が所有します償却資産ですとか、あと事業用家屋にかかる税の軽減措置ということで、令和3年度の課税に1年間に限りそういった軽減措置がなされるというところで、そちらの補填を国が全額してくれるということで下りてくる交付金でございまして、この2億9000万円というのは、固定資産税の鎌倉市の減収見込みを、そのまま計上しているという金額でございます。
 
○?橋委員  8ページ、9ページのところに固定資産税とありまして、これで見ると、減額が4億2900万何がしと書いてありまして、この中の部分ということ、この右側を見ると土地、家屋、償却資産と、こうあるんですが、どことどこを足したものなのか、ちょっと分からないんですけど。
 
○資産税課長  今の、コロナによる中小事業者の減税なんですけれども、こちらは、固定資産税の土地で2億1000万円。コロナ減税につきましては固定資産税の家屋で2億円、固定資産税の償却資産で5000万円、都市計画税の家屋で4000万円、合計で2億9000万円の減を見込んでおります。
 
○?橋委員  この資料を見ても、分からないわけですね。そちらの手元の資料として、そういう、これは満額補填はしていただけるということでよろしいわけですね。
 
○財政課長  こちらの減額分が、全額国費補填という形になります。
 
○?橋委員  次の質問です。たばこ税なんですけれども、これは横ばい、若干減みたいな感じですが、少したばこ税が上がったんじゃないかと思うんですけれども、その影響というのはほとんどないということでよろしいんですか。
 
○市民税課長  たばこ税につきましては、この令和2年10月、あと令和3年10月と続けて値上げがございます。その影響が、税率換算で約7%と記載しておりまして、今、たばこを吸う方が少なくなっているということで、年間大体6%ぐらい減っているという試算がございます。若干、今の支出の7%は多いんですけれども、どうしても税額が変わる直前というのは、買いだめといいますか、そういうことがございまして、7%、ちょっと全てはなかなか反映できないものがありまして、ほぼ値上げの分と、吸う方が少なくなる、プラス・マイナスで、ほぼ横ばいと計上したところでございます。
 
○?橋委員  そういうからくりになっているわけですね。
 次、伺います。コンビニの手数料関係です。証明書のですね。これは何か増えていくんじゃないかなと私は思っていたんですけれども、これが何か減になっているんですけれども、どういうこれは見込みなのでしょうか。
 
○加藤(博)総務部次長  今のは、課税証明書とか、そういう話でございますか。それともコンビニ手数料収入でしょうか。
 
○?橋委員  手数料というか、売払収入というんですか、販売手数料ですね。
 
○加藤(博)総務部次長  例えば証明書関係ですね、課税証明書でありますとか固定資産の評価証明でありますとか、そういったときの証明、発行手数料をいただいております。最近、課税証明書の省略といいますか、マイナンバーカード等で、税情報について実際に必要としている団体で、個人情報を取得できるというようなことが増えてまいりまして、その代わりの省略ということが増えてまいりまして、課税証明書についてはそれなりに数字が落ちていまして、その分、手数料も落ちているというような傾向にございます。これからも、そういった傾向は続くようには思っております。
 
○?橋委員  ちょっと、聞いてみないと分からないものですね。マイナンバーカードが大分、皆さん御利用いただいているので、当然コンビニとかでそういういろんな証明書を取っていただけるんだろうなと思ったら、逆に、今度はマイナンバーカードがあるからそういう証明書は要りませんよというようなところも出てきたと、それで減っていくということですね。
 
○加藤(博)総務部次長  今、課税証明書とかは、コンビニ交付は鎌倉市の場合はまだしておりませんで、市役所または支所で出すような形になっています。コンビニでは、市民課の住民票でありますとか、そういったようなものでございます。私が答えましたのは、税関係の証明です。
 
○曽根市民生活部次長  市民課等で発行しております住民票、戸籍等々につきましても、基本的には今、納税課長が答えた傾向と同じような形があります。これまで戸籍なり住民票を提出していたものが、マイナンバー等々の普及により同じようにその提出が求められなくなったというところで、コンビニ交付をはじめ各行政センター、支所での、または市民課での交付件数等々についても、少しずつ減少傾向にあるというような状況でございます。
 
○?橋委員  同じような傾向があるということで。今5万人ですかね、交付の手続をしていただいている方がさらに2万人ぐらいおられるということで、7万人ぐらい、もっともっとこれは増えていくだろうなとは思いますけれども、それに比例して、いろんな関係団体が証明書の添付を不要としていくということで。いろんな意味で、いい方向に行っているのかなとは思い、そのマイナンバーも、もっといろんなひもづけができてくると、さらに普及していくのかなと、そこのところは期待したいと思います。
 じゃあ、次へ行きます。生活保護の関係です。この生活保護費というのは国の制度で、市が窓口となってやっていることなんですけれども、これは4分の3となっているんですが、ちょっと私の認識違いだったのか、100%国から来ると思っていたんですけれども、4分の1は市の負担ということになるのでしょうか。
 
○中野健康福祉部次長  生活保護費の部分については、市の負担としての歳入が4分の1でございますので、国・県から4分の3が補助されることになります。
 
○?橋委員  4分の1は市の負担ということなんですね。分かりました。それで、以前にもちょっとお伺いをしたことあるんですが、在日の外国人の保護のことなんですけれども、これも生活保護法では日本人ということで限定されていますから、生活保護法に基づく支援ではないんですけれども、人道支援という形で、困っている在日の外国の方に対しても、生活保護と同等の保護をしていると、こういう状況なんですが、これも国で、生活保護法に基づくものではないけれども、人道支援という形で、同額を担当する基礎自治体にお金を出していただいていると認識をしていると思うのですが、それはそういうことでよろしいのでしょうか。
 
○中野健康福祉部次長  ちょっとお時間をいただいてもよろしいですか。
 
○森委員長  では、暫時休憩いたします。
               (14時31分休憩   14時32分再開)
 
○森委員長  では、再開いたします。
 
○中野健康福祉部次長  こちらにつきましても、国の補助が4分の3で、市からは4分の1という負担で、生活保護と同じような扱いにしていることになっております。
 
○?橋委員  そのように以前も伺っていたので、多分そうだろうと。以前伺ったときには1000万円ぐらいだったと思うんですけれども、現状何人ぐらいおられて、幾らぐらいの費用でやっているのでしょうかね。
 
○中野健康福祉部次長  今、手元に、申し訳ございません、資料がございませんので、後ほど御報告させていただきます。
 
○?橋委員  それは後でいいんですけれども。国から来る費用というのは、どこでこれは計上しているんでしょうかね。
 
○森委員長  暫時休憩いたします。
               (14時33分休憩   14時35分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 
○中野健康福祉部次長  お時間いただいてありがとうございます。国庫支出金の、国庫負担金の中の生活保護費負担金というところで受領することになっております。
 25ページの上の段、区分15のところに入っております。
 
○?橋委員  この中に含まれちゃっているということなんですね。本来、その制度としては違うものなんですよね。国も多分、違う名目で来ていると思うんです。生活保護法はもう、日本人ということを明確に書いてありますので。でも、この計上的には、これは鎌倉市の都合で一緒にして計上している、その表記をしているというんですか、そういうことでよろしいんですか。
 
○中野健康福祉部次長  これは国の仕組みとして、一緒にいただくことになっております。
 
○?橋委員  違う制度だけれども、国から来る名目というのは合算して来ているという、そういうことなんですね。
 
○中野健康福祉部次長  はい、そのようになっております。
 
○?橋委員  本来、明確にしなきゃいけないことだろうとは思いますけど、国がそういうふうにやっているということであれば、了解をいたしました。
 じゃあ次です。ちょっとごみの関係なのですが、有料の袋を買っていただいているのですが、この袋の売上というのは、どこに計上になっているのでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  ページをおっしゃっていますか。項目を申し上げてもよろしいでしょうか。少々お待ちください。
 
○森委員長  暫時休憩いたします。
               (14時37分休憩   14時38分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 
○?橋(謙)環境部次長  23ページに記載されています。
 
○?橋委員  この一般廃棄物処理等手数料ですか、この中に入っているということでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  はい、おっしゃるとおりです。一般廃棄物処理等手数料の中に、指定収集袋の手数料が入ってございます。
 
○?橋委員  この中のいかほどが、要するに有料袋の売上になるのでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  2億9799万3000円になります。
 
○?橋委員  それで、その中から基金に積んでいただいていると思うのですが、それは何か大分少ない金額になっているのですけれども、それはどういうからくりなのでしょうか。
 
○?橋(謙)環境部次長  この指定収集袋の売上を、これまで指定収集袋作成費、関連経費を除いたものを、基金へそのまま積立てをしていました。それが、指定収集袋を導入したのは平成27年度なのですが、その際にこの有料袋の売上手数料については、将来のごみ処理施策、それに充てていくということで、これまでも説明はしてきたのですけれども、平成27年度以降、資源化をするための費用については資源物の売上金、それをもって費用として充ててきた経緯がございました。ただ、令和3年度においては、その資源物売上金が大幅に下がる見込みであることから、この指定収集袋の手数料、その関連経費を除いたものを一部資源化の費用に充てているがために、積立金の経費が減ったということになります。
 
○?橋委員  何か減ったというレベルではないですね。何か50万円ぐらいしか積み立てるようになっていないので、もうほとんどが積立てになっていないという感じなんですけど、そういうことですよね。
 
○?橋(謙)環境部次長  利子配当金のことを、おっしゃっていらっしゃるのかなと思いますが。それが、ちょっと下がった理由を申し上げますと、これは利子なので銀行に預けて運用しているんですけど、それが普通預金になりまして、これまで定期預金で運用していたものが普通預金の運用ということで、この金額に下がっております。
 
○?橋委員  二十数億円なんですね。はい、分かりました。
 それから、土地の売払い収入なのですけれども、3億円ぐらい予定をしているのですが、何かどこか大きな所を予定しているのでしょうか。
 
○和田公的不動産活用課担当課長  売払い収入といたしましては、未利用地になっております市有地の、一件大きな所というのは、旧今井邸と言われている所でございまして、そちらを一応売払収入という形で、計上させていただいています。
 
○?橋委員  何か初めて聞きました。今井邸を売っちゃうんですね。はい、分かりました。
 じゃあ次、ふるさと寄附金のことを伺います。最近ちょっと他市で、姉妹都市の山火事があったり熊本の震災があったり、代理収納というのをやっていただいているのですけれども、ああいう収入というのは、一旦市に入れて出すみたいなことではないのですか。スルーするものなのでしょうか。
 
○持田共創計画部次長  今の代理寄附のお話というところで、一旦、収入でふるさと寄附金として受けまして、その後、歳出で寄附として被災した自治体に充てていくといいますか、お送りするような形でやっております。
 
○?橋委員  ということは、この計上した収入の中に、そういうものがあった場合には、組み込まれるということですね。
 
○持田共創計画部次長  この当初の予算の中では、特に災害というのを見込んだ予算は立てませんので、この中に入ってきませんけれども、仮にそういうことがありましたら、補正予算を組んだ形で対応しております。
 
○?橋委員  次に、ちょっと広告収入のことを伺いたいのですが、幾つかいろんな部署で広告収入を計上していただいているのですけれども、どこの場所でもいいのですけれども、どういったものを幾ら見込んでいるのかというのを伺いたいと思います。
 
○財政課長  幾つか例示を挙げさせていただきますと、例えば鎌倉の観光マップへの広告料収入を計上したりですとか、こちらは72万円でございます。あとは広告モニターですね、玉縄支所、深沢支所、本庁舎の3台、こちらを145万2000円という歳入で予算を計上しております。あと、大きいところですと、「広報かまくら」の広告料253万円ですとか、あとホームページのバナー広告料40万円、こういったところが主な項目となろうかと思います。
 
○?橋委員  以前は、ネーミングライツみたいなものもあったと思うんですけれども、最近はそういうのはないのですね。
 
○財政課長  ネーミングライツに関しましては、海水浴場のネーミングライツ、こちらが令和4年まで継続という形になっております。
 
○?橋委員  新しいものというのは、特に予定はしていないと。
 
○財政課長  新年度、今のところ腰越漁港と、あと公園でネーミングライツの募集を現在のところ、検討している最中でございます。
 
○?橋委員  予算的には、そういうものの見込みは立てていないのですか。
 
○曽根市民生活部次長  ただいまの腰越漁港のネーミングライツ料につきましては、第85款諸収入の第35目の農林水産業費収入の中で、広告料収入ということで50万円計上させていただいております。
 
○保住都市整備部次長  公園課で、公園のネーミングライツ料の予算計上をさせていただいております。それが第85款諸収入、第25項雑入、第50目土木収入の雑入の中に含まれておりまして、こちらにつきましては笛田公園、あと鎌倉海浜公園のネーミングライツ料といたしまして、120万円ほどを計上しております。
 
○?橋委員  これは、希望者がいればということだとは思いますけれども。
 じゃあ、あとちょっと、最後一つだけ伺います。消費税の関係なんですけれども、これは若干増える見込みで計上されているんですけれども、これは人口が増えているということなのでしょうか、どうなのでしょうか。
 
○財政課長  地方消費税交付金の増額ということなのですけど、こちらは消費増税が令和元年10月に行われまして、その増税効果が及んできましたのが令和2年度なのですけれども、令和2年度に歳入しきれなかった部分が、令和3年度に一部流れていく交付金がございまして、そちらは令和3年度に計上される形になりましたので、景気の落ち込みによる減分と、その流れてくる分の増分の相殺で、増分が大きかったということで、約39億円の計上という形になっております。
 
○吉岡委員  全体として市民税が減少しているということで、それで市民税の減少の所得階層というのですか、全員が全員、ある一定層はすごく収入が増えているところもあるというようなことも聞いているものですから、その辺は、段階はある程度、前、市県民税の場合は3段階でしたよね。今、大体一律になっていますけど、大体それぐらいで、ちょっとどこの層がどういう状況なのか、分かれば教えてください。
 
○森委員長  暫時休憩いたします。
               (14時49分休憩   14時50分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 
○加藤(博)総務部次長  今、細かい数字はちょっと持ち合わせていないのですけれども、まず、一つ言えますのが、今回の令和3年度の予算編成は、ちょっと特別なやり方をやっていまして、リーマンショックのときの落ち幅、当時この新型コロナウイルスの関係で税収はどうなるんだというときに、落ち込みとしてはそのリーマンショックを上回るぐらいが予想されるというようなことがありまして。私どもはそれに倣って、当時の個人市民税の減収がどれぐらいの割合だったのかと。それから、そのときの経済成長率は、その後どうなったのかというのを、そのときと今回と比較といいますか、それを勘案して、今回個人市民税、その割合で減少して、特にその年齢階層別はやっていないのですけれども。今までは生産年齢人口、区分ごとにそれが人口として何人ぐらいいらっしゃるのかと、その生産年齢人口の平均の所得がどれぐらいかということで掛け合わせて、これぐらいの所得があって税収があるだろうというように個人市民税を見ていまして、そのときはたしか40代から60代までの層がかなり高い金額といいますか所得があって、比較的その方たちが占める割合が高かったもので。鎌倉市の場合は、まず、県内でも一人当たりの個人市民税は、かなり高い比率になっていると。細かい各区分ごとに分けてやっているのですけど、ちょっと今、その数字は持ち合わせておりませんで、一応そういうふうにして例年は試算をしておるところです。ただ、今回の令和3年度につきましては、そういう細かいところまではちょっとしていませんで、リーマンショックのときとの比較ということをベースに、個人市民税については試算をしたということでございます。
 
○吉岡委員  今すぐ、細かく分からない面はあるかもしれませんけど、傾向としては大体、層によってはむしろ増えているところもあれば、減り方がすごい減っているところとあるわけなんですよね。そこはやっぱりどうなんですか。今までの傾向、リーマンショックのときの状況で結構です。
 
○市民税課長  平成21年度から平成22年度にかけまして、給与収入の資料を持っていまして、これで見ますと、やはり2000万円を超える方が前年比で14.33%減、1000万円から2000万円以下の収入の方が13.54%減で、逆に下の200万円以下の方、200万円を超えて300万円以下のこの辺りが2%ぐらい増えておりますので、やはり全体的に給与が下がったというのは、ここからうかがえるかなと思っております。
 
○吉岡委員  全体としてまた分かると思うのですけど、いわゆる困窮世帯というところは特にパート、派遣労働者の方がかなり、4割ぐらいということで困窮の問題になったものですから、その辺は全体として、市税を納めていない方はまた別ですけど、市税を納めている方の状況が、どうなのかと思ったのですけど。全体としては、そういう状況は減っているということですね。
 予算編成の方針で見ますと、結局、令和3年度予算編成方針を見ますと、優先度、重要度にさらに精査してということで見直し、縮小、統廃合ということでやるということで、おやりになったようなんですけど、何かその辺では、大河ドラマ館の話がこの間出たんですけれども、すごく増えているところと、細かくちょこちょこ減らしている分と、その辺は全体としての優先すべき事業の在り方という点では、どんな状況だったのかなと。すごく落差を感じるものですから。それで、今回どこが減ったのとか、どういう状況のところが縮小したのかと、一応出していただいたのですけど、そこの中では、例えば日常的ないろいろな事務経費だとか、そういうことまでは出していないのですけど、何か聞くと、職員の方はかなり大変な思いをされていて、今コロナ禍で消毒とか、いろんなこともちゃんと行き渡っているのかとか、本当にそういう点ではどうだったかというところで、この在り方というのですか、いわゆる編成方針と今の収入とのいろんな関係では、どう評価されているのかなと思うのですけど、ちょっと難しい質問かもしれませんけど、どうですか。
 
○財政課長  令和3年度の予算編成に当たりましては、重点的に取り組むところが幾つかございます。例えば、まずは市民の皆様の新型コロナウィルスに対する対策というのは、力を入れてやっていくというところとか、あとは例えば浸水想定区域図の作成ですとか、第一中学校の通学路ののり面の実施設計とか、市民の皆様の安全を確保するための事業ですとか。あと一方で、未来への投資的な事業の部分、そういったところも重点的に計上をさせていただくということで、予算を組んでいきました。そういった一方で、やはり358億円から332億円に税収が落っこちていくというところを受け止めながら、予算をいかに収めていくかというところが例年以上に、予算編成に際しましては全庁的に苦労していたところでございまして。確かに、削減した金額の多寡というのが、各部によってばらつきがあることは確かでございます。言い方が適切かどうか分かりませんが、そういった削りやすい部と、やはりどうしても固定的な経費ばかりが計上される、総務部なんか特にそうなのですけど、なかなか削減する余地が余りないところというのが、結構やっぱりばらつきがありますので、そういったところで、対策経費の捻出というところの中では、ばらつきが出てしまったというところがあるのかなとは考えております。
 
○吉岡委員  市民にとって、全体としては市税が減っているとかというのは見えるわけなのですけど、そこの中での予算配分とかそういうことについては、皆さんかなりちゃんと見ているんじゃないかと思いますので、果たしてこれがどうだったのかというところは、ちょっといろいろ意見はございますが。実際はあれですよね、去年度の補正予算なんかもずっと見てみますと、第何次もやっていますけれども、実際には国庫のお金というのは、コロナ関係で大分入ってきて国庫負担が多くなったのですけど、その使い方もいろいろちょっと様々な意見があったと思うのですけど。財政調整基金は実際、今度は40億円ぐらい取り崩しているのですけど、昨年のあれで行くと33億円ぐらいだったのかな、実際は何か調整基金も結局戻って、何か増えたのかなって思うんですけど、その辺はどうなのですか。
 
○財政課長  財政調整基金に関しましては、令和元年度末で約44億円保有していたところでございまして、そちらが令和2年度末残高見込みでは50.3億円という形で積増しをさせていただいております。こちらは今年度、令和2年度に、いろいろコロナの関係で執行を停止した部分もございまして、そういった差金を確保することができたということで、年度末残高を確保できたというところでございます。
 
○吉岡委員  市の職員の方に関して、これだけ大変なんだから減らしなさいというか、みんなかなり厳しい厳しいと思っていらっしゃるのを、やはりどういう状況なのかというのが、それぞれの部署で、全体がどうなっているのかというのが、意外と共通認識になっていないんじゃないかと、私は感じるんですよ。だから、行政の在り方として、このどういう状況で何をどう削ったらいいのか、増やしたらいいのかというところが、もうちょっとそういう状況が全体として把握できるような、庁内でも勉強会をやっていらっしゃるのかもしれないのですけど、財政当局はもちろん分かってなきゃいけないのですけど、その辺はどうなのですか。そういう現状を分析というか、共通認識に立つって、すごく大事かなと思うんですけど、いかがですか。
 
○財政課長  予算編成に際しては、包括予算制度という制度の中で、各部のマネジメントを尊重しつつ予算編成をするという、大きなテーマを掲げてやっている中で、ただ、自由に使える財源というのが、こういったコロナの前から財政の硬直化が深刻化しているという中では、なかなかそういった効果を出しづらい予算編成にはなってきております。
 そういった中でも、全庁の各経理担当者が先頭に立って、各部枠を配賦した中で、いかに収めようかという努力を日夜続けてくれているというところの中で、やはり財政課としてもそういったところの職員の努力があったところに、重ねてその査定をせざるを得ないというか、そうして予算を何とか税収332億円をはじめとした歳入減の総額に収めなきゃいけないという作業を年末から年始にかけてずっとやってきたという中で、やはり全庁としての努力というところが、なかなかそこの効果というところも、やはりばらつきが出てくるというところは、致し方ないかとは思うのですけれども。財政として、やはり全庁的にそういった苦労を強いているという、無理に収めさせた上でというか、そういったところで、かつその査定をしなきゃいけないという心苦しいところは確かにございますので、今後ちょっと、いかにそういったところを効率よくやっていくかということを、制度を柔軟に運営していく中で考えていきたいと考えております。
 
○吉岡委員  さっきのごみの有料袋の積立ての件だって、令和3年度予算には全然施設の見通しがないわけですよね。今、何億円かすごい積んであるわけでしょう。だから、そこを新たにまた積まなきゃいけないのかというものも含めて、やはり不要不急だとするならば、そういうことも含めて考えないと、何かごみの問題は全然その後、見通しがないですよね、建設の見通しも。だから、そこら辺も含めて全庁的にその場所だけにただ減額とか言われたって、やりようがないよなと思うものですから。コロナ対策で考えてみても、GIGAスクールは物すごいばっとお金を出して、コロナ対策のお金を出したのですよね、補正予算を組んで。それで、今回もIT教育とか、そういうのはすごいばってやっている。だから、そこら辺も今の全体の状況を踏まえた上での、やっぱりやり方というのか、それでいながら細かいところは、かなり細かく減額されているので、御苦労されているなとは思うんですけど。だから、ちょっとその辺は全体としての不要不急なら不要不急、それを私なんかは、ちょっと大型事業はどうなのかと思っていますけど、それは別としても、ちょっとその辺はもう少し考えようがあるんじゃないかなと。今、積み立てなきゃいけないんですかとに、私なんかは思うんですよね。その辺はどうですか。
 
○財政課長  そういったごみの積立てを始めているのは、政策的にどういう優先順位をもって全体を、お金をいかに投入していくかというところがやはりみそというか、そういったところが重要であると考えておりまして。細かいものを削っていくという作業の上に、やはりどういう政策を優先するかというところに削減の目的がなきゃいけないとは思っておりまして、そういったところは今後引き続き、ただ削減するのではなくて優先順位を、事業の目的を何を優先するかというところをしっかり見定めた上で、その個々の一つ一つの細かい削減に結びつけられる予算編成ができるように今後も考えていきたいと思っております。
 
○吉岡委員  特にごみの問題はもう先が見えないし、それから焼却施設は今造らないって言っているんですから。焼却施設を造るとなったら、相当お金はかかると思いますけど、今積み立てなきゃいけないのかというところはちょっとよく分からないし、それからいろんなものがすごい減っている中で、お気持ちは分かりますけれども、3億数千万円も大河ドラマ館にぐっと入れたということも、住民の御理解を得られるのかという点では、そんなに使うかというのは、ちょっとびっくりしたものですから。そこら辺も含めて、本当に今どうなのかというところは、慎重な論議が必要だったんじゃないかなと思うんですね。余りにも細かいところがすごい削られているものですから、その割には、ばっと使うところとの落差があり過ぎてというところで。やはり財政の在り方、それは市民にとっての財政の在り方とか予算の組み方、歳出の組み方、そこはどこがどう指示を出すのか分かりませんけど、優先順位というところはどうしてそうなったのかちょっと分かりませんけど、ちょっと感じたものですから、どうなのですかと思って。今、本当に積み立てなきゃいけないのかとか、そこもちょっと私には分からないという思いがあります。特にごみなんかのこういった関係は、よく分からないというような。これは意見になっちゃうので。
 
○森委員長  ほかに御質疑はありますか。
 そうしたらすみません、再開から1時間たっていまして大分密でございますので、ここで換気のため暫時休憩をいたします。
               (15時06分休憩   15時15分再開)
 
○森委員長  それでは再開いたします。
 
○中野健康福祉部次長  先ほど?橋委員からお尋ねがございました、外国籍の方で保護を受けていらっしゃる方なのですけれども、予算審査資料(その1)のところの43ページに、地域別の生活保護の状況という資料がございます。その中の、被保険者被保護世帯数852世帯、被保護人員909人中、これは令和3年1月1日現在の数字になりますけれども、このうち令和3年3月1日現在の時点では、外国籍の方は11名いらっしゃいます。
 
○?橋委員  人数はそれで、金額はどのぐらいなのでしょうか。
 
○中野健康福祉部次長  外国籍の方の扶助費の合計までは集計がございませんので、手元に資料がございません。
 
○?橋委員  まとめて後で言ってくだされば結構です。
 
○森委員長  では、質疑を続行いたします。
 
○西岡委員  先ほど、ごみの有料袋のお話が出ていましたけれども、205ページの、一般廃棄物処理施設建設基金新規積立金が令和3年度は9751万1000円で、環境運営事業の中に出ております。それで、吉岡委員がごみのことをおっしゃったので、今ここを見ていてあったので。私が伺いたいのは歳入の確保ということで、一つ教育委員会で、かまくら子ども風土記のお話をさせていただいたんですけれども、売れば売るほど赤字になるというお話が?橋委員から、教育こどもみらい常任委員会でありまして、どういうことになっているのかと思っていたのですけれども、そうしたら、今はとんとんの状態まで来ていると。じゃあ、それで終わりなのかなと思ったのですけれども、少しでもそれはぼろもうけをしようということではなくて、今、千九百何がしで売っているものを2,000円で売るとか、少しそこは歳入の確保策としてお考えいただいてもいいんじゃないんですかと申し上げたんですけれども、あんまり前向きな答弁ではなかったように思いましたので、その歳入の確保ということを自治体として、やはりこれは課題と捉えるべきだと思っておりますけれども、財政課ではどういうふうにお考えなのでしょうか。
 
○財政課長  財政サイドといたしましても、やはり歳入確保、特にこういったコロナ禍で税収がなかなか確保できないという中では、委員おっしゃるとおり、最大の課題と言っても過言ではないぐらいの受け止め方をしております。歳入確保をするには、細かいところで言うと広告料収入ですとか、そういった大きなところというのは思い切った見直しがないと、なかなか難しいとは思うんですけれども、そういった他市の事例等も参考にしながら、何とか新しい歳入を見つけ出すという姿勢を今後続けていかなければ、やはり持続可能な財政というのは難しくなってくるのかなと考えておりますので、新年度も引き続きそういった全庁的な取組を推進できるように、検討していきたいと思っております。
 
○西岡委員  それで、具体的にそのかまくら子ども風土記ですけれども、もう10年以上も前から同じようなことが予算委員会、決算委員会で言われ続けておりまして、やっと今、とんとんですというところに来たのですけれども、じゃあこれを歳入の確保策として使うことが、いけないことではないわけですよね。財政課としては教育委員会に、それはもうぜひ取り組んでほしいということを言っていただくことは可能ですか。
 
○財政課長  かまくら子ども風土記、大変素晴らしい内容でして、私どもの中で話している中でも、特に来年度、令和4年、新しい大河ドラマが始まるというところもありますので、そういった鎌倉ファンの方には大変受ける内容であると考えておりますので、そういったところで歳入確保をしていくように原局にお話しするところは考えております。
 
○西岡委員  大河ドラマと一緒にするかしないかはちょっと別ですけれども、ぜひ財政課としても一つの歳入の確保策として、各部局にそういうお話をしていただきたいと思います。決して無理を望んでいるわけではなくて、せっかく手元にいい素材のものがあって、それにプラスアルファをすれば歳入の確保策として立派に成り立つものですから、ぜひそれは実行していただきたいなと思いました。教育部にだけ言っていても、ちょっとらちが明きそうもなかったので、財政課からプッシュをしていただければと思いました。よろしくお願いいたします。
 それと、あともう一つ、私、11月にピンクとパープルのダブルのリボンをつけていたのですけれども、それは吹田市で子供のいじめと子供の虐待と、それから母親へのDV、それがパープルで、子供の虐待防止を運動としているのはピンクなのですけど、そのピンクとオレンジとパープルのダブルのリボンのバッジを、吹田市が作ったのですね。それは男女人権参画で作ったのですけれども、これは啓発の意味で作ったのですね。この両方、子供の虐待と母親へのDVというのがもう切っても切れない、そういう縁があるという、結局実態が分かってきたものですから、これはじゃあ一緒に運動しようということで始めたものなのですね。それが市民への販売につながり、全国のそういう思いを同じくする人たちに広がっていったという事例なのですけれども。ですから、私も吹田市からそのバッジを購入したんですね。それも一つ素晴らしい事例だと思うんです。
 鎌倉というのは、いろんな意味で全国から注目されるような素材がある、幸いな自治体であると考えているものですから、非常にもったいないなと思います。ぜひ、大きなことをしろということではなくて、もう身近なところにあるものから考え出して、歳入の確保策につなげていっていただきたいなと。いま一度、工夫ができるんじゃないかと思いますので、いかがですか。よろしくお願いしたいと思いますが。
 
○財政課長  先ほども申し上げたとおり、その歳入確保というところを大きく受け止めております中で、他市の事例も私ども研究を始めている中では、例えばあらゆる壁面において広告を募集したりですとか、あと最近見た事例ですと、例えば消毒用のアルコールスタンド、そこに広告をつけて、そのアルコールを設置する費用を出してもらったりとか、そういったところの募集までやっているという事例も見受けられたりしておりまして、そういったアイデアというのを全庁で繰り広げられれば、歳入の確保につながるのではないかという部分がありますので。ただ、財政サイドとしては、受け身で職員の発案を待っているだけだと、やはりなかなか出てこないというのが、今までの実情でしたので、今後は各部に財政担当者がほのめかすような形で、こういうのは取れるんじゃないかというところを財政課からも働きかけをしながら、歳入確保に今後努めていきたいと考えております。
 
○西岡委員  楽しい取組になるといいなと思います。重荷じゃなくて。ぜひよろしくお願いします。
 それともう1点は、消費税の増税分なのですけれども、この資料をいただいて、歳入の地方消費税交付金が39億1330万円の中の、引き上げによる消費増税分の相当額が21億3452万7000円あると。それが、社会福祉の様々な生活困窮者自立支援事業とか、障害福祉サービス事業をはじめ、今度は社会保険保健衛生等、社会保障費につながって令和3年度21億円が使われるという、充当されるということなんですけれども。もしこれ、この増税分がなかった場合のこの鎌倉市の財政の対応というのは、どうなるのですか。この令和3年度の予算編成は。
 
○財政課長  交付金、歳入の中で、一般財源として扱える中でも、特に地方消費税交付金というのは、市税の次に大きな部分を占めている部分でございますので、仮に増税がなかった場合は、当然のことながら、その増税がなければ支出のほうも下がるという面はあるのでしょうけれども、財政運営としては多少増税がない場合は厳しくなるかなという印象は今、受けているところでございます。
 
○西岡委員  厳しくなるのは誰でも分かるのですけれども、どういう対応を財政課としてはされますか。
 
○財政課長  増税の影響がなかったことを想定した場合ということでよろしいですか。そちらについては、やはり市税が落ち込みをしていくところの歳入に合わせた、予算を組んでいかなきゃいけないと。それで、地方消費税交付金の増税の影響もなくて、例えばそこが下がったとするというところですと、やはり歳出を圧縮するしか方法はありません。ただ、ここで充てているこの社会保障関係経費というのはもう、ここで削減できない経費ですので、やはりほかのところで削って歳出を収めていくという方策を取るしか方法はないと考えております。
 
○西岡委員  先ほど、吉岡委員からもありましたけれども、かなり今、26億円の減ということで、膨らんでいるところもあるけれども、絞られている予算の中で、なおかつもっと絞らなきゃいけないと。もちろん必要経費とか、継続事業を削るわけにはいかないわけですけれども、でも余りに市民のサービスを低下させることもできませんから、そうなると、これはまた市が借金をするとか、何かの財源を考え出さなければいけないわけですよね。じゃあ、もしこの増税分がなかったら財政課としては、まずはもっと事業を圧縮するということですね。
 
○財政課長  仮に鎌倉市が交付団体でございましたら、その臨時財政対策債、いわゆる赤字債を打って財源補填というところは考えられるのですけれども、私どもはやはり不交付団体というところで、そういった不足分を市債で賄うということはできないというところの中では、やはり歳出を圧縮に努めるというところが、まず、最優先というところですね。歳入確保といいましてもやはりこういった、仮にその消費税の増税分の効果がなくなるような金額を穴埋めできるほどの歳入確保というのはなかなか難しいと思いますので、まずは社会保障経費以外の市民生活に影響が極力ない範囲のところで、歳出を圧縮するしかないとは考えております。
 
○志田委員  令和3年度の予算で、当初のその予算編成方針ですか、9月30日のところだと、先ほど吉岡委員もおっしゃっていたように、財政調整基金は33億円でマイナス2億円でというお話だったんですけど、執行差金で50億円まで積み増しができたということでちょっとほっとしているんですけど。予算ベースで、また40億円投入して10億円を取ってやるという、これは10億円は台風等で必要で取ってあるということでよろしいのですか。
 
○財政課長  令和元年度の台風15号、19号、こちらが襲来した際の一般財源の負担が約10億円程度だったというところの中で、あの程度のクラスの台風2個分ぐらいは耐え得る貯金という一つの目安を持って、10億円というところを一つの考え方として残したというところはございます。
 
○志田委員  先ほどからいろいろ御質疑があって、私、これからもちろん不要なものは圧縮して、ただデジタル化に伴って投資的な経費とかも出てくるとは思うのですけど、私、鎌倉のこの持っているポテンシャルであれば、今向かっている方向というのは鎌倉市にとっては、いい方向ではないかなと思っているのですけど、もちろん職員の創意工夫とか必要になってくると思うのですけど、財政課長としての見通しはいかがですか。
 
○財政課長  今後の財政の見通しというところですけれども、やはり人口がこれから減少傾向に向かっていくという日本全国的な趨勢がある中で、やはり鎌倉市として何かカンフル剤を打たないと、今後やはり未来の鎌倉というのは尻すぼみになっていくというか、そういった形になってしまうというところが危惧される中で、やはり深沢地域の整備というところに力を入れて、未来への投資という部分でカンフル剤を打ってやっていくというところを大きな目標として掲げているところでございますので、そういった事業を是が非でも成功に導いて、やはり持続可能な鎌倉というのをつくり上げていくというところを、力を込めてやっていきたいと考えております。
 
○森委員長  他に御質疑はよろしいでしょうか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 御意見はありませんか。
 
○西岡委員  歳入の確保について。
 
○吉岡委員  予算編成方針について。
 
○森委員長  ほかに御意見はございますか。よろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは事務局、確認をお願いいたします。
 
○事務局  では、意見を確認させていただきます。
 まず、西岡委員から意見で、歳入の確保について。
 続きまして、吉岡委員から意見で、予算編成方針について。
 以上でよろしいか、御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○森委員長  次に継続費、債務負担行為、地方債、一時借入金及び歳出予算の流用について、一括して説明を願います。
 
○財政課長  令和3年度鎌倉市一般会計予算の継続費、債務負担行為、地方債、一時借入金及び歳出予算の流用について、説明いたします。
 2月定例会議案集(その2)5ページ、議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算を御参照ください。
 第2条継続費は12ページ第2表のとおり、(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築事業並びに史跡大町釈迦堂口遺跡崩落対策事業について、それぞれ複数年度継続で施工するため、設定しようとするものです。
 第3条債務負担行為は13ページ第3表に記載の期間、限度額のとおり、広報かまくら製作業務委託事業費ほか48事業につきまして、債務負担行為の設定をしようとするものです。
 第4条地方債は、歳入歳出予算で説明いたしました道路整備事業などの財源として、18ページ第4表の金額と条件などにより起債しようとするものです。
 第5条一時借入金は、借入限度額50億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借入れができるようにしようとするものです。
 第6条歳出予算の流用は、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び共済費につきまして、職員の配置替えなどにより過不足が生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能にしようとするものです。
 以上をもちまして、令和3年度鎌倉市一般会計予算の内容説明を終わります。
 
○森委員長  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
 よろしいですか。では、質疑を打ち切ります。
 御意見はありますか。
                  (「なし」の声あり)
 ないようですので、これで意見を打ち切り、この項を終わります。
 職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (15時35分休憩   15時45分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 ここで、理事者に対する質疑について、お諮りをしたいと思います。
 本日までの審査の経過において、理事者に対する質疑が出されております。
 項目一覧は会議システムに配信されておりますので、御確認願います。
 よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 項目について取り下げ、変更等があればこちらで御協議いただきたいと思いますが、いかがですか。
 このままでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、これで確定をいたします。
 ただいまの項目について、理事者質疑を行うことを確認させていただきます。
 それでは、来る15日はただいま確認した項目について質疑のため、冒頭から理事者の出席を求めることにいたしたいと思います。
 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。なお、再開の日時は来る3月15日月曜日、午前9時30分でありますので、よろしくお願いいたします。
 これで、本日の一般会計予算等審査特別委員会を散会いたします。お疲れさまでした。
 以上で本日は散会した。

 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和3年(2021年)3月12日

             令和3年度鎌倉市一般会計
             予算等審査特別委員長

                       委 員