令和 3年教育こどもみらい常任委員会
3月 5日
○議事日程  
教育こどもみらい常任委員会会議録

〇日時
令和3年(2021年)3月5日(金) 9時30分開会 10時27分閉会(会議時間0時間47分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
安立委員長、納所副委員長、千、竹田、前川、?橋の各委員
〇理事者側出席者
桝渕文化財部長兼歴史まちづくり推進担当担当部長、森(啓)歴史まちづくり推進担当担当次長兼文化財部次長兼歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財施設課長、鈴木(庸)文化財課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長
〇議会事務局出席者
谷川議事調査課長、田中担当書記
〇本日審査した案件
1 陳情第 24号幼稚園類似施設の園児に対し、平等に、幼稚園児との同額の支援を求め
        る陳情
2 議案第107号業務委託契約の変更について
3 報告事項
(1)令和2年度(2020年度)鎌倉市指定文化財の指定について
4 議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管部分
5 その他
(1)継続審査案件について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○安立委員長  皆様、おはようございます。教育こどもみらい常任委員会の開会をいたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。前川綾子委員にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○安立委員長  それでは、本日の審査の日程を確認いたします。
 本日の審査日程ですが、まず、日程第1及び日程第2において、委員長報告の確認を行った後、2月24日開催の当委員会で延期が確認されました文化財部の審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 インターネット中継につきましては、通常、委員長報告の確認は、中継を行っていないことから、日程第3の文化財部の審査から中継することといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をいたしました。
 それでは、ここでインターネットの中継を一時中断いたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 インターネット中継を中断後、以下、日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 陳情第24号幼稚園類似施設の園児に対し、平等に、幼稚園児との同額の支援を求める陳情
 委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
2 議案第107号業務委託契約の変更について
 委員長報告の内容を検討した結果、これを了承した。
 ここで職員入室のため、暫時休憩した。
               (9時54分休憩   9時56分再開)
 
○安立委員長  再開いたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○安立委員長  それではインターネット中継を再開いたします。
 ここからは、文化財部の審査に入ります。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○安立委員長  日程第3報告事項(1)「令和2年度(2020年度)鎌倉市指定文化財の指定について」を議題といたします。原局からの報告をお願いします。
 
○文化財課長  日程第3報告事項(1)令和2年度(2020年度)鎌倉市指定文化財の指定について報告いたします。
 今回報告いたします鎌倉市指定文化財の指定については、令和2年10月6日開催の令和2年度第2回鎌倉市文化財専門委員会において諮問し、12月22日開催の第3回同委員会の答申を得た後、令和3年2月3日開催の鎌倉市教育委員会で議決され、2月15日に告示いたしました。
 資料の「令和2年度鎌倉市指定文化財指定物件一覧」と指定理由書を御参照ください。
 資料にお示ししたとおり、令和2年度は1件の市指定文化財を指定いたしました。物件の概要について説明いたします。
 物件は古文書で「紙本淡彩 報国寺境内絵図 一幅」、所有者は報国寺、現在鎌倉国宝館に寄託されています。
 本資料は、寛政3年(1791年)に作成された報国寺の境内絵図です。本絵図は、寛政2年(1790年)に江戸幕府が建長寺へ、境内の建物の規模や土地の坪数を示した絵図を提出するよう命じたことを受け、本山である建長寺が報国寺をはじめとした末寺分の境内絵図群を取りまとめて、幕府に提出した際の、報国寺に残された控えと考えられます。
 絵図は、北を下にして描いており、表門を入って正面に仏殿、中門の西に客殿などの諸堂を描き、図の下部には、境内の平地や山林の坪数、建物の名や規模等を詳細に記しています。谷の奥には塔頭の名が記され、報国寺の寺域が広範囲に及んでいたことが分かります。また、西側の山中には絹掛松等の名勝や、足利氏の墓なども描かれるとともに、現在の報国寺を象徴する景観となっている竹林が、客殿の背後などに丁寧に描き込まれています。
 中世から近世の報国寺の伽藍規模を詳細に記した資料は少なく、本絵図は寛政年間の境内の様子が分かる資料として大変貴重であると言えます。
 以上、新たに1件を指定し、鎌倉市指定文化財は328件となりました。国宝の15件、国の重要文化財等202件、県の重要文化財64件と合わせ、市内の指定文化財は合計609件となりました。
 以上で報告を終わります。
 
○安立委員長  ただいまの報告につきまして、御質疑のある方はお願いします。御質疑はございませんか。千委員もよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。了承かどうかの確認をいたしますが、了承ということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承で確認をいたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○安立委員長  それでは、新年度議案、日程第4「議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
 
○文化財課長  日程第4議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち文化財部所管の内容について説明いたします。
 なお、機構改革に伴い、令和3年4月1日から所管部が変更となる予定です。
 
○安立委員長  暫時休憩いたします。
               (10時00分休憩   10時02分再開)
 
○安立委員長  それでは再開いたします。
 
○文化財課長  令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は60ページから63ページを、令和3年度一般会計予算事項別明細書の内容説明は36ページから37ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第20目財産管理費は7億9262万6000円で、財産管理事務に係る経費は、野村総合研究所跡地巡回等業務委託料など、施設管理に係る経費を計上いたしました。
 予算説明書は150ページから155ページ、内容説明は388ページから393ページ、第55款教育費、第20項社会教育費、第10目文化財保護費は2億9523万9000円で、内容説明は388ページ、史跡環境整備事業に係る経費は、史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策に係る工事を行うほか、史跡永福寺跡、北条義時法華堂跡など、公有地化した史跡の整備、維持管理及び史跡永福寺跡の公有地化などに要する経費を、内容説明は389ページから390ページ、文化財調査・整備事業に係る経費は、市内遺跡の発掘調査や出土遺物の整理のほか、出土品の移設に係る事業などに要する経費を、内容説明は391ページ、文化財保存・修理助成事業に係る経費は、指定文化財等の保存修理と、その活用を図るために要する経費を、内容説明は392ページ、文化財公開活用事業に係る経費は、郷土芸能大会の開催などに要する経費を、内容説明は393ページ、鎌倉市にふさわしい博物館事業に係る経費は、基本計画等策定に要する委員報酬を計上いたしました。
 予算説明書は154ページから157ページにかけまして、内容説明は401ページから403ページ、第30目博物館費は1億1591万8000円で、内容説明は401ページから402ページ、鎌倉国宝館管理運営事業に係る経費は、鎌倉国宝館の維持管理のほか、北条義時展等の特別展・平常展の開催、所蔵資料の保存管理などに係る経費などを、内容説明は403ページ、鎌倉歴史文化交流館管理運営事業に係る経費は、鎌倉歴史文化交流館等の維持管理のほか、北条義時展をはじめとする歴史的遺産及び文化的遺産に関する展示や、教育普及事業の実施に係る経費などを計上いたしました。
 議案集(その2)は12ページ、予算説明書は173ページを御覧ください。
 第2表継続費については、史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策事業を第3表及び調書のとおり、継続費について設定するものです。
 議案集(その2)は17ページ、予算説明書は185ページを御覧ください。
 第3表債務負担行為については、史跡永福寺跡維持管理業務委託事業費ほか1件はそれぞれ第3表及び調書のとおり、債務負担行為を設定するものです。
 以上で説明を終わります。
 
○安立委員長  ただいまの説明に御質疑のある方はお願いいたします。
 
○竹田委員  3点ばかり伺いたいと思います。事項別明細書の389ページなんですけれども、その中の13節で発掘調査作業業務委託料というのがあるわけですが、これに関連してなんですけれども、これまでも発掘現場を子供たちの学びの場へということをずっと言い続けてきました。昨年度、一昨年度はそういう機会が持てませんでしたというお話でしたけれども、ごめんなさい、今年度ですね、今年度はコロナもあっていろいろ事情があったと思いますけれども、2020年度においては、発掘調査現場を子供たちの学びのチャンスとして捉えていただけたのか、その辺を伺います。
 
○文化財課長  発掘調査現場の見学といいますか、公開というか、そのことにつきましてですけれども、基本的にそういった公開というのは機会があれば必ずというか、常にできるようにというような注意を払っておりますけれども、まず第一に、発掘調査現場の見学というのは、見学する人の安全の確保というのが大前提になりますので、そういったところが確保できるところかどうか、また、調査をしている事業者の御都合とかもございますので、そういったところの調整も必要になってまいります。ですので、そういった条件が整ったところがありましたら、これからも常に公開しようと考えております。
 
○竹田委員  という今のお話ですと、そうすると文化財部としては積極的にそういうような働きかけをしていきたいなとは思っている。そうすると条件が整えばということは、まずはこっちからアクションを起こして、そして安全性が確保されるのか、事業者の予定はどうなんだろうかということを聞いて、駄目だった、いや、今回はいけそうだと、そういうふうに、こちらからきちっとアクションを起こしてくださっているということでよろしいですか。
 
○文化財課長  やはり調査の成果によって、そういった公開をすべきだというようなものがありましたらというか、そういうような条件が整ったところがあれば、こちらから働きかけていきたいと。これまでもしてきているところでございます。
 
○竹田委員  分かりました、今後ともよろしくお願いします。
 2つ目、同じページなんですけれども、第13節、花粉等分析業務委託料というのがあるんですけれども、これは花粉から古代の、その時代の植生が分かるという研究なんだと思うんですけれども、これは、研究はこれまでされてきた、こういうような地層にこういう花粉がありました、その結果、この時代はこういう気候だった、こういう植生であったと、その研究の成果というのは発表されていますか。
 
○文化財課長  おっしゃるとおり、出土した土の中に含まれている花粉を分析することによって、当時の周辺の山にどういった木が生えていたですとか、あとはその土壌で、例えば田んぼをやっていたとか畑をやっていたとか、そういったようなことが分かるものでございます。その調査のたびにそういった委託をして、その調査報告書にその結果は出しているんですけれども、それを統合した調査研究というのは、はっきりとなかなか進んでいない面もあるのも実際ございますけれども、例えば、永福寺跡などでは、そういった花粉分析の結果を基にいたしまして、例えば、そこに植える植物、樹木の選定などをしておりますので、そういったところで調査成果を反映させているというようなことはございます。
 
○竹田委員  必要に応じてということなんだと思うんですけれども、こういう割りと専門的な研究というものを、非常に興味を持っている方が市内でたくさん住んでいらっしゃると思うので、何か機会を捉えて、そういう花粉に視点を合わせて、鎌倉の何々時代はどういう状況だったとか、先ほど統合調査、研究はまだなかなかできていないけれどもというお話でしたけれども、進めていっていただければありがたいなと思うところですけれども、いかがですか。
 
○文化財課長  例えば、現在ですと、令和3年度はコロナの関係で開催ができるかどうかというところはあるんですけれども、例年、遺跡調査・研究発表会というのを夏頃に開催しております。その中で、例えば、今までは市内の地震の痕跡から見る市内の状況ですとか、そういった、いわゆる出土したものだけではない、そういったような先生の講演をいただいたりとか、調査成果を発表したりということもしてございますので、そういった視点で今御指摘いただいたような植生といったことも、今後、研究の発表のテーマとして考えていきたいなというふうには思います。
 
○竹田委員  よろしくお願いします。割りと子供たちは花粉にとっても興味があります、小学生も中学生もあります。ですから、実際に理科の時間、たくさんの植物の花粉を見る学習がありますので、この辺、昔こんな花粉があったんだ、どういうものが埋まっていたんだというのは、やっぱり非常に引き込まれる学習内容ですので、ぜひよろしくお願いします。
 最後に、391ページ、国指定重要文化財円覚寺五百羅漢像保存修理業務委託料、結構な額ではありますけれども、これは五百羅漢像と言っていますけれども、これは建長寺には五百羅漢像が山門の上にありますけれども、これは円覚寺の場合の五百羅漢像と言っていますけれども、これは絵ということですよね。
 
○文化財課長  そのとおり絵画でございます。
 
○竹田委員  絵画であるとなると、これ確か50幅ぐらいあって、国指定になっているのが三十何幅とあったと思うんですけれども、今回、保存修理をするのは国指定になっている三十何幅のほうをするということですか。
 
○文化財課長  五百羅漢像ですけれども、絵画でございまして、全部で50幅ございます。1幅につき10人の羅漢様が描かれておりまして、掛ける50ということで五百羅漢の像でございます。このうち、33幅は国指定の重要文化財になっておりまして、16幅が県の指定、残る1幅が市の指定となっているうちの、この33幅のものを今、保存修理を年ごとに分けて、平成27年からやっております。ですので、今回やるもの、修理するものについては、国指定のうちの33幅のうちの一部ということでございます。
 
○竹田委員  そうすると、これ1595万5000円の内訳を聞きたい。つまり、これは全部国の補助なのか、市の持ち出しとかお寺さんも出しているんですか。
 
○文化財課長  今回の事業費1595万5000円でございますけれども、このうちの半分、50%は国の補助を受けます。残りの半分、控除したうちの残りの3分の1、全体の6分の1ずつを県と市とお寺さんで負担することになっております。
 
○竹田委員  私は建長寺の山門の上にある五百羅漢像というのは見させていただいたことがあって、門の上にあるなんて皆さん御存じないから、私も初めて入ってびっくりして、驚いて、これはもっともっと公開すべきだなとそのときに思った記憶があります。そうすると、例えば、今回の修理をする絵図としての五百羅漢像図については、市もお金を出していることもありますので、公開していただける機会はこれまで、私インターネットで引いたら2015年に1度やっているみたいなんですよ。そこから検索ができなかったんですけれども、これはどうなんでしょうか。公開しているんですか。
 
○文化財課長  通常は国宝館で保管しておりますけれども、例年、文化の日周辺で建長寺と円覚寺で宝物風入れというのをやっておりますけれども、そこで五百羅漢像は全て50幅、通常、修理に出しているものは当然そのときはできませんけれども、展示というか、皆さんが見られるように公開はしております。
 
○竹田委員  秋の風入れとか何とかと、そういうときですかね。分かりました。では、注意して見ていきたいと思いますけれども、その辺りも市から少しアピールして、やっていますよというのが分かるようにしていただければと思います。
 
○?橋委員  細かいことは予算等審査特別委員会でお伺いします。ちょっと1点だけ確認をしておきたいなと思うのですが、コロナでいろいろな事業を先送りしなければいけなくなってしまった。これは文化財部だけではないんですけれども、釈迦堂なんかもそうですけれども、国・県の補助をいただいたりとか、その辺の話合いというのはどんなふうにしてきたのでしょうか。結局、補助をいただくということでやっていたけれども、先送りすることになって、その辺の話合いを国や県とどういう話をしてきたのかということですね。
 
○文化財課長  今おっしゃった大町釈迦堂口遺跡につきましては、今年度、令和2年度の途中で、かなり全体の事業の執行抑制が見込まれるということで、その段階からひょっとしたら本年度着手予定だった工事、補修事業ができないかもしれないということは随時伝えてまいりまして、9月の補正予算で皆減ということで、事業が正式にできないとなったときにも国と協議をいたしまして、その時点で今年度はやらないというような、国の補助金の変更申請を上げて、それをお認めいただいたというような協議をしております。令和2年度はそういうことになりましたけれども、令和3年度はちょっとコロナの状況にもよりますが、できれば事業を進めていきたいということは、もう同時に話をしておりまして、そういうような協議は随時行っております。
 
○?橋委員  鎌倉市だけではないとは思いますけれども、やり取りとしてあまりイレギュラーなことで、コロナでなかったらば、こちらの体制が整わないから先延ばしさせてくださいと言ったら、ちょっと予算的なものはいつになるか分かりませんよぐらいのことの話になるのかなと思ったのですが、その辺は特にそういうことはなかったですか。
 
○文化財課長  おっしゃるとおり、国も心配をしていただいておりまして、今年度、止めるのは分かったけれども、来年度以降はどうなるのかということは、確実にできるのかというような確認というか、そういった話はございましたけれども、特段それで補助金を付ける、付けないというようなことはございませんでした。
 
○?橋委員  これは市の理由というか、全体の予算の中で建設費というのはなるべく先送りにしてほしいという、こういう意向だったと思うんですよね。ただ、工事をやること自体は、そんなに密になってやるものでもないので、建設現場なんていうのは普通に動いていますから、市の予算がちゃんと確保できれば工事自体は問題ないと思うんですね。そういう意味で新年度予算を付けていただいたので、またコロナで、他の予算を急に必要になった場合には難しいかもしれませんが、なるべく、あそこも結構危ない場所なので、やっていただければなとお願いだけしておきます。
 
○前川委員  1点だけなんですけれども、ちょっと細かいことで恐縮で、前もお話ししたことがあるかもしれないんですが、永福寺跡のことなんですけれども、今や本当に、そこは地元の公園というか、お散歩道というか、今回のコロナの中ではとてもいい憩いの場所になってきています。御覧になっているかどうか分かりませんが、わんちゃんの散歩とか、時間によって、あそこのベンチを使われるお年寄りの方とか、本当に一日中人がいる。そこで楽しんでいらっしゃるということがあります。そこの管理をずっとお願いしてきていろいろやっていただいて、植生の管理もしてくださっていて、草刈りも最初はすごく大変なテーマだったようですけれども、充実してやってくださっていることは十分に承知しておりまして、もう一つ、もう一歩ちょっと進めてお願いが地元から上がっていまして、あそこの公園というか、楽しみ方がいろいろあるという中でお話ししたいんですけれども、小さい草花が崖に結構あるんですね。それが鎌倉市の場合、私の所、報国寺の近くに住んでおりますので、私の谷戸も咲くんですけれども、自生のリンドウとかが結構ありまして、それ以外にいろいろな草花があるんですけれども、それを、いい時期になってもうじき咲くなというときに刈ってしまうという、それがすごく残念なんだということを度々お声を上げていただく方がありまして、大変細かいお話であれなんですが、管理の委託をしてくださっているところに、ちょっと話合いをしていただいて、時期を見ていただくことはできないかなと思っているんですが、いかがでしょうか。
 
○文化財課長  御指摘のとおりかなと思います。ちょっと話は違うのかもしれないですが、例えば、みどりのレンジャーに協働事業でやって草刈り等をしていただいているときなどは、これ結構みんな見るから、好きだからこれは残しておくからね、なんていうような感じで、必ずしも一斉にわあっとやらないということもございます。永福寺跡はああいう場所ですので、切っても切ってもいろんなところで草花が生えてくるという状況もございますので、ちょっとどこまで細かくできるかということはありますけれども、そういったところは今後、なるべくそういった季節の草花が楽しめるようなということを、ちょっとやり方を考えていきたいなと思います。
 
○前川委員  ぜひお願いしたいと思います。今後、あそこの場所、あれだけの整備を掛けて整備したわけですから、愛していただかないと、地元に愛していただくということはすごく大事なことだと思っていて、そうやって楽しみにしていらっしゃる方が随分いらっしゃるんだなということを本当にここ数年思っておりまして、今回、特に、あそこに足しげくいらっしゃっている方がおっしゃっているので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。部長いかがでしょうか。
 
○桝渕文化財部長  ただいま前川委員からのお話でございますけれども、非常に我々としても地域の方々に親しんでいただいているということ、地域の財産といいますか、そういうことで愛していただいているというのは非常にうれしく思います。今の季節の草花等、これはやっぱり管理運営ということで、できれば地域の方々にも直接関わっていただいて地域の方々のお話を伺いながら、また我々も行政として委託業者と一緒になってやっていくというようなことができようかと思いますし、これ実は、文化財施設課で手掛けておりますエコミュージアムの構築に向けて、非常に地域の方々の意識が高いエリアで、永福寺跡というのは一つのモデルケースになろうかと、したいと考えておりますので、そういった部分でも地域の方々に直接御参加いただいて、草花の手入れといいますか、そういう観賞といったところに至るまで一緒になってやらせていただければと、そういうことを考えながら進めてまいりたいと思います。
 
○安立委員長  ほかによろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見を確認いたしますが、なしでよろしいですか。
                  (「なし」の声あり)
 なしということで確認いたしました。
 文化財部職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (10時25分休憩   10時26分再開)
 
○安立委員長  それでは再開をいたします。

 
○安立委員長  日程第5その他(1)「継続審査案件について」です。
 
○事務局  まず、さきの令和2年12月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が7件ございます。このうち令和元年度陳情第5号につきましては、2月24日の当委員会におきまして、議決不要と確認されたため、この1件を除くその他6件の取扱いにつきまして、御協議をお願いいたします。
 
○安立委員長  引き続き継続審査ということで、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 継続審査を確認いたしました。
 
○事務局  それでは、ただいま継続審査とすることを御確認いただきました6件と、2月24日に新たに継続審査と確認されました陳情第21号の1件の計7件につきまして、最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことについて御協議と御確認をお願いいたします。
 
○安立委員長  それでは、ただいまの事務局のとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは確認をいたしました。
 それでは、本日の日程は全て終了いたしましたので、教育こどもみらい常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和3年(2021年)3月5日

             教育こどもみらい常任委員長

                       委 員