○議事日程
建設常任委員会会議録
〇日時
令和3年(2021年)2月26日(金) 9時30分開会 19時48分閉会(会議時間7時間8分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
池田委員長、大石副委員長、武野、中村、伊藤、松中の各委員及び西岡議員、長嶋議員
〇理事者側出席者
松尾市長、小礒副市長、千田副市長、小川スポーツ課長、?橋(謙)環境部次長兼環境政策課長、不破ごみ減量対策課担当課長、牧野環境保全課長、林まちづくり計画部長、川村まちづくり計画部次長兼土地利用政策課長、永井まちづくり計画部次長兼都市計画課長、若林市街地整備課長、山戸深沢地域整備課担当課長、大江深沢地域整備課担当課長兼市街地整備課長、吉田(浩)都市景観部長、古賀都市景観部次長兼都市調整課長、杉浦都市景観部次長兼開発審査課長、奥山都市景観課長、都筑建設指導課担当課長、渡辺(誉)建設指導課担当課長、秋山みどり課長、樋田都市整備部長、保住都市整備部次長兼都市整備総務課長、森(明)都市整備部次長兼公園課長、加藤(隆)都市整備部次長兼下水道河川課担当課長、田中(新)道水路管理課担当課長、西山道水路管理課担当課長、吉本道路課担当課長、斎藤(政)道路課担当課長、松下住宅課長、野中下水道河川課担当課長、二階堂作業センター所長、森田浄化センター所長
〇陳情趣旨説明者
小島政行
〇議会事務局出席者
大隅局長、谷川議事調査課長兼担当書記、岩原議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)深沢地域整備事業の現状について
(2)土地利用調整制度の見直しに向けた検討状況について
2 議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分
3 議案第119号令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
4 陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情
5 議案第132号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
6 議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分
7 議案第95号市道路線の廃止について
8 議案第96号市道路線の認定について
9 報告事項
(1)鎌倉市下水道事業に係る経営戦略の策定について
(2)北鎌倉隧道安全対策について
(3)鎌倉駅東口駅前広場整備工事について
(4)市営住宅入居者の追加募集の結果について
(5)市営住宅集約化事業の状況について
(6)公共下水道(汚水)改築工事西部圧送管について
10 議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
11 議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算
12 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○池田委員長 それでは、建設常任委員会を開会いたします。
まず、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。大石和久副委員長にお願いいたします。
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○池田委員長 それでは、本日の審査日程の確認を行ってまいります。
お手元に配付しましたとおりですけれども。
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○松中委員 市長の出席を求めます。場所は、深沢地域整備事業のことと、それから、陳情ですね、人工芝の。日程第4ですね。この件に関しまして、市長の出席を要請します。
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○池田委員長 日程第1と日程第4ですね。これについて理事者質疑ということですが、一応原局の質疑が終了した後に、また改めて理事者質疑については諮らせていただきたいと思います。
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○松中委員 よろしくお願いします。
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○池田委員長 ほかにございますか。
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○武野委員 資料請求をお願いいたします。
市長が先日、我が党の関連質問で答えている資料ですけれども、平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査(概要版)。このときには、平成28年9月の建設常任委員会に出された資料だということで、それも一緒に情報提供という形であったと思うんですけれども、内容的には同じもの。一部ちょっと違いますけれどもね、だと思います。それはいいです。平成28年9月の建設常任委員会に出された資料そのもので結構です。
それと、市長が発言していたその後、平成27年の調査結果(概要版)が出たその後、JR藤沢市とも調整した上で、駅については用地費、システム改修費を含めて概算で約160億円、そして自由通路20億円ということで説明をこれまで共通して、そういう認識で進めてきている。この部分については、資料がその後とおっしゃっていたので、その後というのは、今回の資料、ピンク色の棒グラフが出ているのがそういうことだと思うんですけれども、その基となる資料を下さい。
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○池田委員長 確認ですけれども、一つ目は、平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査の概要版ということで、これが平成28年9月定例会で提出した資料。それと、その後というのは、もう一度確認したいんですが。
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○武野委員 こちらは確認しようがないんですよ。市長が答弁した中身なので。
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○池田委員長 答弁の中身ということですね。
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○武野委員 そうです。
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○池田委員長 ただいまの武野委員からの資料請求がございましたけれども、これについては、各委員の皆様、認めるということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきます。
それでは、その件名について、事務局、取りあえずこの件について確認をお願いします。
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○事務局 武野委員からの資料請求につきましては、平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査(概要版)につきましては提出をいただくということで、任意の提出でよろしいかどうか御確認いただきたいと思います。
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○松中委員 出さなきゃいけないだろう。市長の答弁だから。
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○事務局 そちらにつきましては、提出できるということで確認しましたら、後ほど配信させていただきたいと思います。
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○松中委員 それでなきゃ質問できないから。
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○事務局 それから、2点目の平成27年度のシステム改修費の部分の資料、その後のピンクの棒グラフの基となる資料というものの、市長の答弁の中身というところが、明確に特定できるものかどうかがちょっと分かりませんので、もう少し特定を、もしいただければありがたいと思います。
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○武野委員 本人じゃなきゃ分からない。私、分からないです。
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○池田委員長 暫時休憩いたします。
(9時36分休憩 9時39分再開)
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○池田委員長 再開いたします。
資料につきましては、武野委員からの平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査の概要版ということでの資料請求ということで確認してよろしいでしょうか。それについて、皆さんよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○松中委員 資料というか、私の持っている資料が、みんなが持っていないかもしれないという質問をしますので、もし僕の質問でその資料が欲しいか、あるいは、私のほうからみんなに配れと言うか、あるいは、直接市長に何で出さないんだと聞きますよ。だからそういう質問もしますから。だってここで聞いたってしようがないんだから。ころころ変わって。まあ取りあえずいいです。
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○池田委員長 それは質疑の中でということで確認させていただきます。その質疑の中で、どうしても皆さんに示す必要があればということでお願いいたします。
1つ、今回の松中委員、日程第1と日程第4、2つの質疑において、理事者質疑をするかもしれないということでお話がございましたけれども、これについて、暫時休憩してお話ししたいことがございます。
(9時41分休憩 9時42分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
それでは、一件一件、今回、松中委員からの発言がございました点については、質疑が終了した後、理事者質疑をそれぞれ行っていくということで確認させていただきます。
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○池田委員長 それでは私から、新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてですが、委員会における新型コロナウイルス感染拡大防止対策につきましては、先例のとおり実施したいと考えております。
なお、傍聴については、先例において、議会全員協議会室においては傍聴は4名までとし、それ以上の希望者がいる場合には議会ロビー等での視聴を案内することといたします。入出時にマスクを着用していただくとともに、発熱や体調不良の場合は傍聴自粛をお願いすることといたします。
来庁時に検温いたしまして、37.5度未満の場合においては入室可能とすることとされており、このとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 続きまして、新年度議案に係る予備審査についてですが、本日の審査中、新年度議案に係る予備審査に当たっては、令和3年2月17日開催の常任委員会正・副委員長会議におきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今2月定例会に限り、一委員の質疑が30分以上続いている場合におきましては、委員長から注意を促すことが確認されております。また、付託先の予算特別委員会に各会派から委員が選出されていることを考慮し、効率的な委員会運営に御協力いただくようお願いいたします。
確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 続きまして、機構改革に伴う審査についてですが、鎌倉市事務分掌条例の改正を受け、令和3年4月1日から執行部の組織が変更されますが、本日の日程にある、新年度議案に係る予備審査におきましては、現在、事業を所管する部から説明を受け、審査を行うこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 続きまして、委員会運営の一部変更についてです。議会基本条例改正特別委員会の審査結果を踏まえ、今定例会から委員会運営について、次の2点が変更になりましたのでお知らせいたします。
1点目は、請願・陳情提出者等の委員会における発言ですが、これまで休憩中に行ってきたものを、開会中に趣旨説明を実施することになりました。
2点目は、委員間討議について、委員長または委員の発議により、他の委員の質疑の趣旨を確認し、または見解を聞くことを柔軟に実施することが可能になりました。
以上の2点につきまして、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
では、事務局から、陳情提出者の趣旨説明について、お願いいたします。
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○事務局 陳情提出者の趣旨説明について、御報告します。
日程第4陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情については、陳情提出者から趣旨説明を行いたい旨の申出があることから、議会基本条例第6条第6項の規定に基づき、説明を聴取することを御報告いたします。御確認お願いいたします。
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○池田委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 続きまして、関係課及び所管外職員の出席について、事務局お願いいたします。
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○事務局 関係課及び所管外職員の出席についてでございます。
日程第1報告事項(2)土地利用調整制度の見直しに向けた検討状況については、関係課職員として都市調整課職員が、日程第4陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情については、所管外職員として、スポーツ課、環境政策課、ごみ減量対策課及び環境保全課職員が、それぞれ出席することでよいか、御協議・御確認をお願いいたします。
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○池田委員長 説明のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
1点、松中委員に確認させていただきたいのですが、今回、SDGs議員連盟の代表への質疑の申出の発言というのは、それについては。SDGsの関連ですね。
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○松中委員 そうです。
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○池田委員長 そういったことは。そういう予定でお願いしたいということですか。
これについて、皆さんいかがでしょうか。委員の皆様に確認させていただきます。よろしいでしょうか。(私語あり)
そうです、確認です。ほかの委員の皆様に一応確認しています。よろしいですか。
その辺の申出があるということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
その点よろしいですね。暫時休憩いたします。
(9時48分休憩 9時49分再開)
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○池田委員長 再開します。
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○松中委員 この人工芝の絡みでSDGsに関係するというのは、基本的に市長の政治姿勢というよりは、鎌倉市がSDGsのモデル都市であるという関係で質問しますから、SDGsを質問するということです。そういうことです。(私語あり)
議連ね。そのほかに議連には事前に言ってありますので、参考意見として、議連の意見を代表にお願いしてありまして、了解してありますので、もしよろしかったらお願いいたします。
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○池田委員長 SDGs議員連盟の代表に質疑を申し出するということでよろしいでしょうか。
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○松中委員 はい。
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○池田委員長 それを確認してよろしいですか、皆様。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それから、今回、議員連盟の代表への質疑の申出を行うということで、その内容について確認できれば。どのような内容ということですか。
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○松中委員 これは人工芝が使われるという前提の下ですから、それは非常にSDGsから考えて、海洋汚染という影響もあるわけで、そういう意味で、SDGsの項目の非常に重要なことの中で、そういうことに関して、どういう考え方を持っているかということを聞くわけです。
もう一つ、人工芝が発生するマイクロプラスチックの問題というのが、もう今ほとんどテレビで、いろんな各特集も含めて扱って、非常に大きな問題になっていると。そういう視点が、私も最近分かったものですから、あまり気にしていなかったのを、非常に気にするようになったら、大変な時代になっているというようなことで、ある意味では、先進的に議員連盟をつくって立ち上げていますので、せっかくですから、やっぱり一つの意見を聞きたいと思っています。
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○池田委員長 ただいまの松中委員の質疑の内容でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、これは認めるということで確認いたします。
出席をお願いするのは、議員連盟代表ということでよろしいでしょうか。
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○松中委員 代表に話してありますから。代表ということで。
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○池田委員長 それでは、代表に出席いただくということで、これにつきましては、陳情提出者の陳述、質疑が終了後に休憩を取りまして、入室を行うことでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたします。
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○松中委員 今回は、そういう人たちも、正式に委員会の出席者として出席するようになるわけですね。
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○池田委員長 そうです。代表として。
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○松中委員 分かりました。
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○事務局 SDGs議員連盟の代表の方の御出席につきましては、委員会外委員ということで御出席いただく予定で調整させていただきたいと思います。
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○池田委員長 それでは、よろしいでしょうか。
それでは、関係外職員の退室、まちづくり計画部職員入室のため、暫時休憩いたします。
(9時53分休憩 9時57分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
冒頭に事務局から発言がございます。
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○事務局 先ほどの日程確認で御確認いただきました理事者質疑2件、原局質疑が終わった後に、改めて諮っていただくということですが、こちらについては、理事者側の御予定として、出席は可能である旨、確認いたしましたので御報告します。
また、先ほど武野委員から資料の御要望がありまして、委員会で、任意提出いただくことが確認されました平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査(概要版)、こちらについてモアノートに、ただいま休憩中に配信いたしましたので御報告いたします。
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○池田委員長 ただいまの事務局の発言を確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 それでは、日程第1報告事項(1)「深沢地域整備事業の現状について」、まず原局から報告をお願いいたします。
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○大江深沢地域整備課担当課長 日程第1報告事項(1)深沢地域整備事業の現状について、報告いたします。
これまで令和2年度中と報告しておりました、新駅設置の見極めにつきましては、令和3年2月9日開催の市議会全員協議会で報告いたしましたとおり、令和元年8月からJR東日本に委託しておりました新駅設置に係る概略設計の結果、新駅設置に係る概算事業費が約150億円となるとの速報に加え、JR東日本に求めていた新駅設置の費用負担についても、15%を費用負担する意思が示されたことから、令和3年2月8日に神奈川県、藤沢市、本市の3県市とJR東日本は、新駅設置に向けて協力して取り組むことに合意し、覚書を締結しました。
資料1を御覧ください。
この概算事業費は、「東海道本線大船駅・藤沢駅間村岡新駅(仮称)及び自由通路設置に伴う概略設計等の実施に関する協定書」に基づき、JR東日本が実施している概略設計の結果として提供された資料の抜粋です。
この集計表は、大きく3県市とJR東日本が費用負担する新駅部分と藤沢市が全額費用負担する自由通路部分に分けられ、それぞれの合計額は約150億円と約16億円となります。本市は、新駅部分の合計額約150億円のうち、27.5%となる約41億円を負担することとなりますが、このうち約37億円分に土地区画整理事業の保留地処分金を活用することで、本市の実質的な負担額は約4億円にとどまると見込んでいます。
今後は国の交付金充当の検討を行うなど、さらなる負担軽減を図っていきます。
なお、権利者の方々への対応として、2月14日の日曜日に第36回深沢地区まちづくり検討部会全体会を開催し、新駅設置に係る覚書を締結したことについて報告いたしました。
さて、ここで新駅設置の見極めの基準とした金額について、改めて整理いたします。
参考資料を御覧ください。
項番1の金額内訳は、平成27年度に実施した「調査設計」における積算額です。このときの積算においては、ホームや駅舎等を約140億円、自由通路を約20億円としていましたが、この時点では見込むことができなかったシステム改修費、用地取得費、消費税額などは含まれていません。
そして項番2は、平成30年度の3県市合意において、自由通路に係る経費を藤沢市が単独負担するとして以降、新駅設置費の目安としてきた金額です。藤沢市が負担する自由通路の経費を省く一方で、先ほど御説明いたしました項番1「調査設計」においては見込んでいなかったシステム改修費等の経費を、3県市及びJR東日本で調整を行う中で、約20億円程度と見込んで、これを加えたものです。これまで、この約160億円を新駅設置の見極めの目安として捉えてまいりました。
項番3には、参考までに、自由通路を含む新駅全体見込額の考え方を示しています。
そして項番4の金額内訳が、今回、JR東日本による「概略設計」によって示された概算額です。藤沢市が単独負担する自由通路を除く新駅設置費用といたしましては、約150億円という金額が示されました。この金額には、システム改修費約10.5億円、用地取得費約1億円、詳細設計費約5億円の、合計約16.5億円が含まれています。よって、想定の範囲内に収まっていることを確認したものです。
次に、藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区との両地区一体による土地区画整理事業の実施に向けた検討につきましては、令和2年度に神奈川県、藤沢市、本市の3者で施行者の検討を行いました。
その結果、土地区画整理法による施行要件、事業特性・役割、事業の実現性の各視点で検討した結果、人員確保や資金調達の課題を踏まえると独立行政法人都市再生機構が適していることが確認されました。
この検討結果を踏まえ、令和3年2月19日には、神奈川県、藤沢市、本市において、土地区画整理事業の施行を都市再生機構に要請していく方針が確認されたことから、現在、要請に向けた事務手続を進めています。
なお、独立行政法人都市再生機構は、阪神・淡路大震災や東日本大震災からの復旧・復興支援のほか、市街地の整備改善や都市の再生などを図り、都市の健全な発展と国民生活の安定向上に寄与することを目的とした組織であり、多くの土地区画整理事業の実績と施行体制の構築による事業の実現性など、施行者としての優位性を確認しています。
次に、深沢地域整備事業に係る都市計画決定の予定案件についてです。
資料2を御覧ください。
深沢地域整備事業に係る都市計画決定につきましては、令和3年度に5件予定しており、現在4月以降の手続着手に向け、交通管理者である神奈川県警察本部をはじめ、関係課等と協議を進めています。
この都市計画決定の予定案件については、図中?の土地区画整理事業区域、図中?の地区計画、図中?の柏尾川に新設する都市計画道路、図中?の県道腰越大船の拡幅に伴う都市計画道路の変更、図中?の県道腰越大船の拡幅に伴う鎌倉青果地方卸売市場の都市計画変更となります。
次に、まちづくりガイドラインの策定につきましては、1月28日に今年度最終の委員会を開催しました。令和2年度内にガイドラインの「基本方針」部分を固め、市民や関係機関等に対する広報周知にも活用していきたいと考えています。
なお、深沢地域整備事業につきましては、引き続き、まちづくりニュースの発行や事業説明会の開催など、広く市民の皆様に周知を図ってまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局からの報告に対して御質疑ございますでしょうか。
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○武野委員 先ほどの図と棒グラフ、今日初めて配信されたピンク色の棒グラフ、深沢整備課深沢地域整備の現状について2つあるけれども、その一つ。それなんですけれども、今日、先ほど資料請求をいたしました。もともとは、平成27年度東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査で、大まかな数値が出てきたと。その数値は、ここにあるようにピンク色の棒ですね、帯になっています。ホームや駅舎等140億円、それと自由通路、システム改修費はまだ分からないからこの点々のとおり。これが入り口なわけですよね。ここが入り口で、今回の令和3年2月9日、8日に合意した中身は、言わば出口というか、結果が出たと。そこと今回の平成27年度の考え方と、今回のと、出口として、それを見比べると作業が行われてしかるべきなわけですよ。それを見ると、160億円というのが自由通路を含めて160億円だと言っているわけでしょう、平成27年度に。今回、自由通路を含めて約166億円と出てきた。こういうふうに普通に考えればいいわけですよね。
それで、私もよく分からないのは、自由通路やシステム改修費というのが別枠でこうやって計算されるというのは、何か特殊な、専門的な問題があるのか、私は分かりませんけれども、今まで160億円と言っていたものは何なのかと言ったら、藤沢市も鎌倉市もホームや駅舎と自由通路と言ってきた。それは一緒なんですよ。
でも、先週の市長は何か違うことを言っていましたね。これも後で市長に聞きますけれども、160億円と言っている数字がどの範囲で160億円と言っているのかというところでの違いが、ええで途切れちゃったんだけれどね。そういう返答があったわけです。だから、この160億円というのは、あるときは自由通路が入ったり、ホームがあったり、あるときはそれが入らなかったりとか、こういうふうになっているわけですよ。
真ん中を見てください。2番ね。この中に160億円の中に、どうして自由通路が入っていないんですか。
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○大江深沢地域整備課担当課長 こちらにつきましては、資料にも記載をしておりますが、平成30年度に3県市におきまして、費用の役割分担というところを整理したときに、自由通路につきましては藤沢市が全額負担をするということを合意しておりますので、その部分については、こちらには記載をしていないという形になっております。
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○武野委員 それは分かりますけれども、JRに頼んだものという言い方もあれば、負担という言い方をすれば、鎌倉市は橋も負担するんですよ。あとシンボル道路は藤沢市。駅なんか造らなかったら、その二つは要らないわけだし、駅に係る費用としては、橋もシンボル道路も本当は入るわけですよ。それが、それぞれの負担がこっちになりました、あっちになりましたという協議はあるかもしれない。JRにお願いをした概略設計が、お願いした分が今回出てきた。だからこの帯グラフの1と4を比較するということなんじゃないですか。
どこが負担するということになると、このピンク色の3県市で分担するというところで言ったら、負担するという角度で帯グラフを作ったら、これはピンク色のところは、これは違うということになっちゃうしね。負担するという話と、概略設計を注文して出てきた成果物との話をごっちゃにするから、この真ん中の帯グラフみたいなのが出てきちゃうんですよ。
もう一回整理しますと、160億円というのは、藤沢市も鎌倉市もこの帯のピンク色の部分と黄色の部分、つまりホーム、駅舎、自由通路だと言っていますね。だから今回、出てきたのが、その金額になっているということで、166億円ということは確認していいですか。
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○大江深沢地域整備課担当課長 繰り返しになりますが、今回、JR東日本から、概略設計として提示された額というものにつきましては、150億円プラス自由通路、本日、概算事業費ということでお示しをさせていただいている額が全体額というところではございますが、藤沢市につきましては、自由通路につきましては単独で負担をするということをさせていただいておりますので、4の中の鎌倉市としましては150億円、これはホームに係る部分、あとはシステム改修費合計の150億円ということで、これまで答弁をさせていただいております。
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○武野委員 そういう話をしているんじゃなくて、どこが負担するかという話をしているのは、脇に置いてください、どこが負担するかというのは。藤沢市も鎌倉市も160億円というのは、というか当初お願いした、注文したのは1番ですよね。実際にシステム改修費も入っていませんでしたけれども、これ分からないから点々になっていると。藤沢市は、これが入ると180億円になるかもしれないとなっていますよね。それは、私は去年の12月のこの場所で、この20億円の差がよく分からなかったんですよ。だから自由通路が20億円って、同じ数字だから勘違いしたところもあるんだけれども、一体20億円の差は何だろうかということを、去年の12月の建設常任委員会で質問しました。
それはいずれ分かることだからと、出てきたら3番ですよね。3番も確認されている中身ですよ。これは鎌倉市も確認している中身のはずです。そうでしたよね。12月のときも大江課長、そのように答弁されていますよね。140億円のと自由通路と、それにシステム改修費などが含まれるということで。だから一致しているんですよ、藤沢市も鎌倉市もね。だからもともとは、これシステム改修費も含めて180億円なんですよ。そうですよね。それでいいですか。
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○林まちづくり計画部長 負担の割合についてはと、そこは置いておいてと武野委員はおっしゃいましたけれども、やはりその部分は重要なところだと思っておりますので、私から一つ申し上げさせていただきたいのは、この1番の調査設計のとき、このシステム改修費は含んでいませんということが、平成28年の9月の委員会の資料にも記載されていますけれども、この肌色の部分というか、ホーム、駅舎、それから自由通路の20億円となっていますけれども、これ合計160億円を誰が負担すると、誰がどれだけ負担すると、あるいは鎌倉市が負担するかどうか、そういう判断というのはこの時点ではしていないです。
ですから、ホームの駅舎があって、自由通路があって、あと、額がその時点では算定できない、概略設計のときにシステム改修費等は積算ということになっている部分がまだありますよという中で、行政として、その後、この事業を進めていく、どういうふうにしていこうか、深沢事業もそうですし、駅についてどういうふうにしていくのかという中で、額が分からないと、これ大きな額ですから進める判断もできないんですね。そういう中で、JRとの調整、それから3県市でも調整というのが、資料がないということで申し訳ないんですけれども、そこのところは、約20億円というものをやっぱり見ておくべきだろうというのが、この2のところになっていて、これが平成30年の3県市の合意のときには、この負担について神奈川県が3割、それからJRに一部負担をお願いしていきましょうと、残りについては鎌倉市と藤沢市が5対5の割合でというのが、平成30年の合意でございますので、その数値について、同じ160億円ということなんですけれども、1番については、負担ですとかそういうものは何も決まっていないと。鎌倉市が出すかどうかもまだ判断していない。2番については、これは負担の割合を決めるときに考えていた額というのが、この2番の部分でございます。
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○武野委員 160億円というのは、あるときは自由通路が含まれ、あるときは含まれないということですね。JRに設計を頼んで、自由通路を含めて設計をお願いしたけれども、出てきたものは、そのまま出てきたけれども、今度はシステム改修費と自由通路が入れ替わっただけ。だけと言えばそうなのかもしれない。今までは、160億円の内訳は、このピンク色のホームや駅舎プラス自由通路だと言ってきた答弁は一体何だったのかと。つい最近まで言っていたんですよ。それ言っているんですよ。
だから、160億円といったら、私なんかは、ああ、あの1番の、平成27年のあれのことだなと思ったり、いやいやそうじゃない、自由通路が入っていないあれのことだなと思いませんからね、160億円って。そちらが使い分けて、あるときは160億円は駅舎だけの話、あるときは自由通路を含めた話、そんなこと思いもよりませんから。160億円ってそういう使い分けをしていたんですか。
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○林まちづくり計画部長 使い分けということでは、我々はそういう認識はしていないんですけれども、この2番にあります平成30年のときには、黄色の部分の自由通路については、これは藤沢市が単独で御負担いただけるということになりましたから、駅の、鎌倉市として負担する部分には入ってこないものですから、このシステム改修費等の約20億円を見込んだというのと、もともとのホーム、駅舎の140億円とあって、そこで160億円と。
その160億円という金額については、これまで、それ以降、平成30年12月以降は160億円と申し上げさせていただいてきましたけれども、ただ、駅の設計は、調査設計と今回の概略設計と、この後にある詳細設計と3つなんですね。ですから調査設計をやって出た額160億円あるんですけれども、そのときに分からなかったこのシステム改修等は概略設計で今回分かったと。その間の調整の部分でございましたので、分かりにくい部分があったかというと、それはそういうことがあったかなというのは思うところではあります。
ただ、数値については160億円ということについては、これまでも申し上げていますから、それをベースにして今回の判断に至っているということでございます。
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○武野委員 これはこちらが勘違いをすることを予測したのか何なのか、勘違いじゃないですよ。駅を注文したわけですよ、JRにね。それで自由通路も入れてと、それが成果物で今回出てきたんですよ。その中の割合は、それぞれありましょう。やっぱり藤沢市が自由通路を造るとか、誰がお金を出すというのは、ちょっと脇に置きましょうよ。JRに対して何をお願いして、それが出てきたのが今回でしょう。つい最近まで自由通路を含めて160億円としゃべってきたわけですよ。平成30年以降ですよ。じゃなかったっけ。平成30年12月の私の質問で160億円、藤沢市も平成30年9月6日に160億円と言ってきている。ずっと同じ160億円、自由通路とホームで160億円と、ずっとつい最近まで言ってきて、それでどうして出てきたのに自由通路が入っていて160億円なのに、160億円以下になったとなるのか。これは市長に聞くしかないんですかね。よく分からない。
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○林まちづくり計画部長 今、武野委員の過去の答弁についてのことで、藤沢市のところですけれども、平成30年の9月、その中で平成27年度には自由通路を含めた新駅の整備費用は約160億円と試算されましたとありますけれども、その後に、同じ一連の答弁だと思いますが、これ平成27年に御報告した自由通路、新駅設置費用160億円、これは用地費、システム改修費、消費税相当額が含まれていないと。含めると160億円程度を想定というのが藤沢市がおっしゃられているのが、私、今手元にあるのがこれなんですけれども、そこのところは、そういうふうにおっしゃられているということです。
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○武野委員 だから、この1から4まで帯グラフがあるけれども、3と4でしょう。3も正しいんですよ。それで出てきたのが4なわけでしょう、166億円。何で矢印が下に点々の180億円と一番左端から右端までちゃんと矢印があって、全部で総額180億円と3番にはなっているんですよ。それで今度4番は、何で自由通路のところまで矢印が延びていないのかと。何でですか。その1番は分からないから160億円と、ここでシステム改修費のところは点線になっているんだけれども。なので負担の話は脇の置いてください。
もう何からちが明かないね。認めてくださいよ、これ。線が自由通路のところまで行っていないでしょう。認めてくださいよ、それは。
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○山戸深沢地域整備課担当課長 こちらの資料の4本の帯グラフの見方でございますけれども、冒頭の説明の繰り返しに多少なる部分、大変申し訳ございませんけれども、一番上の1番の帯に関しましては、平成27年度に実施した調査設計の中身がどういったものなのかということをお伝えしようという趣旨で作ったものでございます。
2番の帯グラフにつきましては、これまで新駅設置の目安としてきた金額の160億円というものは、どういった内訳で160億円と申し上げていたのかを表現しようとしたものでございます。
3番目の帯グラフに関しましては、参考までに本市が負担を要しない部分も含めた新駅の全像としてはこのようになりますということを挟み込んだものでございます。
最後の4本目の帯グラフにつきましては、新駅見極めの目安としてきた2番目の帯グラフとの比較という視点で作っております。どのように見極めたのかというところが、今回の報告事項でございますので、私どもといたしましては、藤沢市が全額負担をする、すなわち本市の負担範囲に含まれていない自由通路を分けて数字を示すということは、これは必要であるということを考えまして、この150億円という矢印を引いております。
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○林まちづくり計画部長 繰り返しになりますけれども、やはり行政として、その後の平成27年にこの数字が出ましたけれども、見込みができていない、額が算定されてない部分についても見込まなければ、その先の事業の判断というものはやっていけないということがあった中で、見込みとしてやったのが20億円なのですが、この水色の部分ですが、本当のところは、先ほど申し上げましたけれども、調査があって、概略があって、詳細があって、その間にこの水色の部分のシステム改修費等、約20億円というものについての、例えばあらあらの見積りであったりとか、積算の根拠でこうですよというものがあって、これまでの途中経過の中で、この委員会にも御説明ができていれば、今、武野委員がおっしゃられているような不明瞭だった部分というのは解消されてきていたのかなとは思うんですが、やはりそこのところは、調査設計は調査設計、概略の中で分かってくるということでございましたので、行政としては、リスクを見込んだ中での金額はどうなんだというところで見させていただいて、2番のところの平成30年12月27日の合意ですけれども、ここでまず最初の判断をしたということでございます。
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○武野委員 今、部長が委員会で説明してこなかったと。2番のことですよね。システム改修費の金額が大まかに分かるようになったと、説明してこなかったと。これが市長が言った部分なんでしょう。これがここですり替わっているんですよ、160億円の意味合いが。ここですり替わっている。そういうことを議会に報告してこなかったんでしょう。そこを認めましたね。
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○林まちづくり計画部長 繰り返しになりますけれども、そこの部分は見積りができていなかったというのが、それは事実です。それは概略設計の中で見る。だけれども、その額が分からないと判断できないですよと。大きな額ですので、140億円も、20億円も全部そうです。ですから、それは一体どうなるんですかという中では、積算がないんですけれども、それは概略の中でやるからという中でも20億円、システム改修、それから用地費ですとか、あとは仮設の部分もあったかと思うんですが、工事用のヤードですね。それから消費税、この間の議会全員協議会の中では、調整した中で消費税はかかってこないんですよということを申し上げましたけれども、この時点で平成27年の時点では、消費税は一部あるんじゃないかというのこともあった中で、約20億円で見込んだものがこの水色の部分です。
先ほども申し上げましたけれども、これについては概略の中でやっていくという中で、積算のこれは具体にこうです、こうですというものがなかったものですから、そこについてのお話は、資料の提出とかもできていなかった。
これまでも、じゃあ160億円って何だったのという中では、平成27年にやったのがホームの140億円と自由通路の20億円というのがありますということを過去においても答弁をしていたというのはそのとおりであって、ただ、昨年の12月定例会のときで大江課長から、これまでの調査の中で、140億円と20億円の160億円。ただ、藤沢市の、先ほども私がちょっと申し上げましたけれども、おっしゃられている180億円というのは、140億円と20億円の自由通路があって、それに用地費ですとか、システム改修費とかを見込んで180億円とおっしゃられたものと思いますという答弁をさせていただいたところでございます。
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○武野委員 途中からシステム改修費とかというのは、そちらがこちらに報告なしで2番のところで盛り込んできて、その意味合いが分からなくて、去年はその20億円、この水色のシステム改修費は、それが180億円と160億円の違いは20億円のシステム改修費や消費税や用地費は藤沢市が出すのかな、何だろうなと。真面目に私は資料を見ていて考えて、さっぱり分からなかったですよ。どうやら消費税というのは、買うわけじゃないから、できた駅が、自治体のお買物ではないから消費税がかからないということが、今年になってからですよね、そういうことが分かったのね。いずれにしろ、ここですり替えられた。それが報告がなかった。それから、そのときって平成30年度3県市の合意と書いてあるでしょう。平成30年12月14日の建設常任委員会ではホーム、駅舎、自由通路で160億円だと答弁していますね。それ確認しませんと、議事録には書いてあるんだし、そうですよね。
何でここに自由通路というものを入れないのか。それは負担しなかったからだという、2番のところは負担しなかったから外したと。百歩譲ってそれいいとしましょう。だから3と4は正しいんですよ。自由通路のところはちょっと0.5ミリぐらい空けていますけれども、自由通路は関係ないということで横に置いているのかもしれないけれども、3と4は正しいんですよ。だからシステム改修費も一応金額が分かった20億円ぐらいだろうと。それで180億円だと。
もういいですよ。分かりましたから。すり替えてごまかしているということが分かったから、結構です。
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○大江深沢地域整備課担当課長 今、武野委員からお話のありました平成30年12月の際、建設常任委員会で、当時の担当課長がお話をさせていただいている、答弁させていただいている内容になっております。確かにこのときは、160億円、この段階ではまだ調査設計の段階ということで、160億円につきましては、平成27年度に実施をした調査設計を踏まえたということで、160億円については、自由通路が20億円が含まれていないということで、当時は答弁をさせていただいたものです。
こちらの1の帯グラフを想定した中での御答弁ということで、当時は御答弁をさせていただいております。
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○武野委員 わかりました。とにかく160億円というのは1番のこれとこれだと、自由通路と駅舎だといって、それが出てきた、今回出てきた、それが160億円。それは確認できますよね。それはそれでいいですよね。
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○大江深沢地域整備課担当課長 こちら今回につきましては、こちら帯状の4ということで、JRにお願いをしている概算事業費としましては、本日資料1ということでお配りをさせていただいております全体額としては166億円というところになってきますが、我々の市の判断としましては、自由通路につきましては、藤沢市が単独負担をする部分というところで、150億円ということを今考えているところでございます。
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○武野委員 負担の話は脇に置いてほしかったんだけれども、負担はそうだということは私も分かりましたよ。ずっと言っていましたからね、自由通話は藤沢市ということはずっと言っていましたから分かっていますよ。そういうことで、もうこれはらちが明きません。とにかくここで数字についてのすり替えがあったということです。
それで、今後ですけれども、やっぱりパーソントリップ調査だって最新のものではないし、これは去年の今頃かしらね、最新のデータを使ってやると答弁しているんですよ。最新はもうとっくに出ています。また、それに伴う、周囲の開発に伴う人口増というものの計算がまだ出ていない。実際には駅ができるのはまだまだ先で、これ最新のものを使わなければならないし、国の重点事業についても、私はいつの議事録だったか、東日本大震災が起きて、この重点配分の率が変わったというのがありましたよね。なので、今のコロナの中で変わるという可能は全くないということが言えるのかどうか。この先のこと、このコロナにおいて、このまま続けていいのかどうかという財政見通しということもきっちりやらない限りは、ちゃんとした見極めができないんじゃないかと思うんですけれども、まともな見極めができないんじゃないかどうかと思うんですけれども、いかがですか。
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○大江深沢地域整備課担当課長 今、武野委員から御紹介がありましたパーソントリップ調査につきましては、最新のものですと平成30年度に調査を実施しております。
ただ、こちらの平成30年度につきましては、当然コロナ前という状況もございますし、今現段階で将来予測というところにつきましては、まだ公表されていないという状況になりまして、推計というものもできない状況ではあるんですが、やはりどこかで数字につきましては決めていかないといけないというところもございますので、今現時点としましては、パーソントリップ、平成20年度実施のもので判断をしていくということで考えているかと思っております。(「重点配分については」の声あり)
重点配分につきましては、東日本大震災以降、やはり国の予算を重点的に配分するという趣旨の下に、重点配分という方針が示されております。こちらにつきましては、今回両地区一体のまちづくりというところにいきますと、都市機能的なものもございますし、交通結節点ということにもなっていきますので、この重点配分には合致をするということで今考えております。
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○武野委員 変わらないということですね。
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○大江深沢地域整備課担当課長 変わりなく合致すると考えております。
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○池田委員長 ほかに。
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○松中委員 大体、こんな数字は当てにならないんですよ。そもそも鎌倉市は、大船の東口再開発、これ都市計画決定するまでいったんですよ。だけど、もう決定する直前に、私が議長のときに、議長の裁決に振ったんですよ、議会が。もう全部そろって都市計画で進むという段階で振ったんですよ。だけど、私は議長として、一人で、170億円の事業をやることは、そんなことはできないと。3分の2以上の賛成がなかったら、こんな事業をやるべきじゃないというので反対したんですよ。
あのとき行政はもう予算もつけて、都市計画決定の段階に入っていくと。私はそれ、私に振ったから否決しましたよ。そうしたら横浜市のほうから、関係者から会いたいと連絡があって、会わなかった。そうしたら、当時の横浜市長の中田市長は、鎌倉市が反対したから、向こうは110メートルの、あるいは100メートルのツインタワーの計画がもう直前に、設計に入るから白紙に戻しましたよ。
だからこういう計画というのは、こんな程度の数字をちょろちょろやっていたって駄目なんですよ。議会の議決というのがなかったらできないんですよ。私が反対したからですよ。そうしたら次の市長は、もうそこまでいっているんだったら出してくればいいんですよ。それで説得をすればいいんですよ。3分の2をあるいは過半数を取ればいいというのなら。だけれども、松尾市長はしなったんですよ。
今回、こういう数字がいくら出てきたって、私は全く信用しないけれども、私は東口の再開発で横浜市側が振出しに戻って、白紙から出発して、今建っていますね。あそこ、ちょうど空いて、これ、5年前ぐらいにスタートしたんですよ、向こうは。そのときの予算が250億円、私は発会式も来てほしいというから行ったんですよ。そして、横浜市側の公聴会の中に、私の、議長の反対で一回鎌倉市からそういうのがあったので、地元が駄目で振出しに戻って、それで立ち上げていく中で、住民と公聴会で出ていますよ。そのとき反対した私に、いろいろ意見を聞かせてくれと。それをかなりのんで、110メートルを75メートル前後まで下げてきたんですよ。それでああいう形になって、今進行しようとしています。そのとき250億円と言っていましたよ。ところが300億円を超えると。僅か数年の間に50億円ぐらい変更が出るんですね。こういう計画というのは、そういうものですよ。大きい意味で考えると、東京都のあの国立競技場、それこそ何千億、変わっちゃうんですよ。
だからこういうものも、ちょこちょことやっているかもしれないけれども、こんなものは信用できない。だけど、説明しちゃうから、市長から説明があるから、ここはおかしいんじゃないか、あそこがおかしいんじゃないかと。だからそもそも、こんな数字の中の1倍半ぐらい、200億円ぐらいかかるんだくらいのことを言っておけばいいんです。
それをここで、何か160億円ぐらいで収まって、それで150億円にしたみたいに、何かすごいいいことのように聞こえるんですよ。だけど、これは私いつも言うんですけれども、JRが民営化したときに、あそこの土地は国鉄清算事業団に移管されて、今度はJRに戻っているんですけれども、そのとき国鉄清算事業団の総務部長というのは、私の同級生だったんですよ。それで、あそこのことについてと言ったら図面を見せてくれましたよ。そんな市役所なんて計画なんか関係ないですよ。道路と駅だけなんですよ。それはなぜかというと、この国鉄のやるところは運輸省ですよ、かつての。都市計画なんか分からないから、建設省じゃないと分からない。まちづくりなんていうのは。今は国交省だから、両方持っているかもしれないけれども、そんな程度なんですよ。その代わり、駅のことになったら、それは彼らは一つの能力がありますよ。
ところが、まちづくりとなると、これは建設省じゃないとできないと。だから大船の再開発はよくできたと。あのときはバブルだったからお金もあったんですけれども、やっぱり建設省の審議官が、湘南高校の先輩がいましたから、いろいろやってくれた面もあるんだけれども、だけど、実際には大御所に話を持っていったこともある。
そういった中で、これを見て、こんな程度かと。200億円と何で言っちゃいけないんですか。安くなったらよくやったってなるじゃないですか。私は度々、建設常任委員会のときに、大船駅の西口、観音様側のところのペデストリアンデッキ、あれは十数億円でしたよ。13億円だったかな。それが二十何億円になるんですよ。追加、追加、何で追加かといったら、基礎が下に届かないというんですよ。しかし、その問題点というのは、ルミネを建設したときに、もう既に大船の地盤というのは、基礎に打ち込むと相当深いんですよ。多分ここだって打ってみなきゃ分からないんですよ。あるいは調査してみなきゃ分からないんですよ、はっきり言って。
この数字で、我々がああだこうだと言わなきゃならないというのは、あなた方が出してくるからですよ。ストーリーをつくってくるからですよ。だけど、あなた方じゃなくて、誰かコンサルタントに頼んでいるんでしょう、きっと。
国鉄清算事業団ができたとき、私は本社で。あそこに湘南貨物駅というのがあったんですよ。そのとき、やっぱり私を呼んでくれたのは湘南高校の先輩で、現在、JR貨物の最高顧問になっている人が私の先輩で、本当はあそこをそのまま利用して駅を造るという話があったんですよ、以前。何も我々に関係なく、向こうのほうにあったんですよ。付け足しているんですよ。一体だなんて言っているんですよ。そうしたら急に何か、これも市長に聞くんだけれども、URのほうに任したほうがと。そうですよ、もともとURのほうが能力があるんですよ。県だとか、市なんて能力なんかないんです、はっきり言って。そんなことできないんですよ。
ただ、使いっぱしりにさせられるような感じで、皆さん大変迷惑しているけれども、それを何とかつじつまを合わせるように説明しているんですよ。観音様の前をやったゼネコンは、腰越漁港をやって、どうもおかしいと思ったら別件で逮捕されているんですよ。それで変わっているんですよ。ところがまた、それが終わるとまた元に戻っているんですけれども、会計検査院も入ったんだけれども、別件でやられているんですよ。掘ってみないとここは分からないんですよ、はっきり言って。
一つ聞きますけれども、何か概算でないと何かできないとか、ああだこうだと言うんですけれども、あそこのシンボル道路の総延長の概算の表が、私のところに来ているんですけれども、これはあなた方は持っていますか。シンボル道路を造るのに、事業費289億円かかる。つまり常に我々に、全て自由通路も何も全部数字を出していなきゃおかしいでしょう。
それと、この表の後に、消費税って何で入れないんですか。消費税を入れた数字を何で出さないんですか。契約のときには必ず消費税を入れているでしょう。このほかに消費税は必ずかかりますというのを何で言わないんですか、これ。
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○林まちづくり計画部長 今、御質問の中で、シンボル道路ですね。不二サッシ側のシンボル道路、柏尾川の駅側のところということですか。
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○松中委員 駅の神鋼橋撤去工事費、シンボル橋工事費、それから準備費、いろいろありますよ。こんなのが出ているんだったら、概算だったら出したっていいじゃないですか。何もまずいことはないじゃない。これをたたけばいいだけのことじゃないですか。これが決定事項じゃないですよ。
だから私が言いたいのは、いいんですよ、鎌倉市の負担も何もない、そこに幾らかかるかということでしょう。そうすると、これを合わせると、こっちのほうが消費税だ何だかんだいって、こっちと足すと500億円ぐらいかかるんですよ。税金ですから、国税であろうと市税だろうと、幾ら税金がかかるかということが大前提にあるわけですよ。鎌倉市だけで持つのがこれだけだから、これでいいという話じゃないんですよ。
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○大江深沢地域整備課担当課長 今、松中委員から御発言がありました、シンボル道路に係る金額が合計で289億円という資料につきましては、平成30年当時に・。
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○松中委員 そう。あ、28億円か。
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○大江深沢地域整備課担当課長 あ、28億9000万円ですね。失礼しました。こちらにつきましては、平成30年当時に打合せをしている際に、概算といいますか、特に積算の根拠というか、参考資料のレベルとして試算をしたものになっておりますので、特にこの中には、あえて消費税等も含んだ、実績と、そういったものを見ながら出てきた額ということで、当時は捉えて見ているものになります。
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○松中委員 消費税ってなぜ、こっちのほうにも書いちゃいけないわけじゃないでしょう。
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○大江深沢地域整備課担当課長 こちらの28億9000万円につきましては、平成30年当時に3県市で打合せをする際に、参考資料ということで出てきたものを御覧になられているものと思います。こちらにつきましては、ある程度実績等も踏まえながら、試算値ということで資料として出てきたものでございまして、この中には、おそらく消費税というものも含みながら、資料の体裁としては別立てで消費税という形にはなっていませんが、そういったものも含んだ額ということで捉えている資料でございます。
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○松中委員 委員長、だってこれは今回我々に説明したときは150億円というけれども、自由通路を入れたら166億円と、そのほかに消費税を含む。だけど、これだって概算でしょう。決まったわけじゃないでしょう。ましてや勝手にやっているんでしょう、向こうで3人が。何で我々に事前に話がないんですか。事前にないでしょう。これ記者会見か何かで知ったんですよ、我々はこういう数字を。全然ないじゃないですか。だからあなた方に聞いてもしようがないんだよ。話がないんだよ、これ。突然出たんだから、150億円というのが。
そのほかに、検討しているなら、常に文書で出しておいてくださいよ。だけど、そんなものが出たって、私はあまり信用しないけどね。なぜかというと、実際、東口の横浜市側が、250億円が300億円になると。あるいは観音様側のペデストリアンデッキだけれども、13億円が20数億円になっちゃうと、総額的に。そのぐらいやってみなきゃ分からないような場所なんですよ、はっきり言って。できないかもしれないんですよ。
だけど、これどんどん進んでいっちゃうんですよ。知事が県議会で答弁して、土地区画整理事業をURに施行要請なんて、こんなの知事が要請したんですか、これ。これは後で市長に聞くからいいけれども、こういうふうにどんどん。
それで、村岡駅、村岡駅というけど、おかしいじゃないかと。鎌倉市もお金出しているんだから、深沢村岡駅にしたらどうかとか、いろいろ来るんですよ。そんなのが、今日の新聞の朝刊に、村岡新駅の名称公募も選択肢なんて。JR東日本の支社長が言っているんですよ。高輪ゲートウェイ駅みたいなこともあるからって。そんなことがあるからといったって、これJRがやった駅じゃないのかね。少なくとも、この村岡新駅の名称というのを公募するなら、我々にも公募しますとか何か事前にあってもいいじゃない。こんな大きいのが記事に出て、見通しが立ったのかもしれないけれども、それだったらJRでお金を払えばいいじゃないかという話ですよ、これは。とっとと進んで行っちゃっているんですよ。URでやって、JRでやって、みんなRがついて、IRもそうだけれども、みんなRがつくのが好きだなと思うけれども。これは市長に聞くからいいです、答弁は。
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○林まちづくり計画部長 答弁はよろしいということだったんですが、先ほど松中委員から、どうせなら200億円ぐらいと言っておいたっていいじゃないかというお話もありましたけれども、今は160億円と言いましたけれども、実は昔、100億円程度というのがその前にあるんですね。それが、先ほども御紹介がありましたけれども、地盤の関係があって、その村岡の貨物の駅の跡になりますけれども、あそこのところもやはり地盤が弱いということもあって、それで金額がもうちょっとかかるんじゃないかということで、100億円と言っていたのが当時150億円だったか、ちょっと明らかではないんですが、当時の部長の答弁がございまして、額についてはそこで増額をして見込んできたということです。
横浜の大船駅北第二地区の75メートルのビルのところの金額250億円が約300億円というようなお話ですとか、大船の西口のペデストリアンデッキの件の工事費の増嵩ということの御紹介もありましたけれども、今、新型コロナの中で、昨年、武野委員からも御質問をいただきましたけれども、JR東日本の経営も通常の状態ではないと。新駅どうなんだというような御質問もありましたけれども、そういった中でも御判断があって、この金額が出てきて新駅をやるという中で、やはり概略設計とは言いながら、それなりにシビアなものがされたんじゃなかろうかと、これ申し訳ないです、私の推測ではありますけれども、工事費については、今後もこれが大きく上回ってしまうようなことがないように、しっかり調整はできるようにと思っています。すみませんでした。
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○松中委員 そんなものなんですよ、こんな数字というものは軽いものなんですよ。だけど、大体100億円とか200億円ぐらいの、つまりお金がすぐ倍ぐらい変わるぐらいの。だけど、それが今出せるか、それが必要かどうかという判断は市民でしますよ、いずれ。だけど、3人が話した結果そうなったのだって、どこに裏づけがあるのかと言ったら、今の話でいくと、コロナの関係で財政的な裏づけだって見通しが立っていないですよ、はっきり言って。これからがひどくなるんですよ、財政的に、これからが。
だから、ある意味ではオリンピックの施設なんか、あるいは東口の今度できるあれなんかは、もう出来上がるから何とかセーフという感じになるかもしれないけれども、これからスタートするなんて言ったら、これだけじゃないですよ。橋だけだって何十億円かかるかもしれないし、片一方が300億円ぐらいかかるかもしれない。もっとかかるかもしれない。だから、そんな財政見通しをする意味で考えた場合には、こういうことを言うから、こうじゃないのってなっちゃうんですよ。いいですよ、また後で市長に聞くから。
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○池田委員長 かなり時間が過ぎましたので、換気を取りたいんですが、まだ御質疑ございますか。それでは1回ここで換気をして、理事者質疑の確認もありますので、1回、暫時休憩します。
(10時57分休憩 11時03分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
あと、御質疑ある方は。
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○中村委員 ちょっと細かい話で聞きます。システム改修費という内容なんですけれども、要するに駅とかホームにじゃなくて、JRが新しい駅を造ると、例えば券売機とか、そういうところにお金がかかるのが、この10.5億円という、そういう解釈の仕方でいいのか。そのシステムの内容を御説明いただければと思います。
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○大江深沢地域整備課担当課長 こちらのシステム改修費につきましては、新しく新駅ができるということにつきますと、やはりスイカとか、そういった電子機器等につきましても、全て新しくして改修しなければいけないということですので、今回、新駅に伴いましていろんなのシステム系の全般の改修費ということで、約10.5億円という金額を計上しているところでございます。
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○中村委員 そういうことで、ホーム駅舎等にかかるわけではないんだけれども、そのためのそれに付随するものとして考えるということだと捉えました。
それから、用地取得費1億円とあるんですけれども、この用地取得費の用地というのはどのような部分になって、これはその後の所有者、管理というのはどういうふうに考えているのか御説明いただきたいと思います。
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○大江深沢地域整備課担当課長 今回の駅舎につきましては、原則JRの敷地の中で納まるんですが、やはり構造上、一部敷地で収まらない部分が出てきます。ここの部分につきましては、用地取得費ということで1億円を計上しているところでございます。
位置的には、藤沢市村岡地区内の区画整理事業区域内に、一部この用地がかかる部分が出てくるということで、将来的には取得費という言葉にもあるように、JRの敷地ということになるかと思っているところでございます。
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○中村委員 それらも含めて一応150億円という数字が今回出てきたということでよろしいですか。
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○大江深沢地域整備課担当課長 それに加えまして、詳細設計費5億円というものを含めて150億円というような金額になっております。
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○池田委員長 よろしいですか。ほか御質疑ございますでしょうか。
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○伊藤委員 システム改修費の件で、ホームに関わる、要するにスイカとかという話が今ございましたけれども、駅を造ると列車のダイヤ等々が、かなりのシステムが変わるんですね。そのシステムが変わるそこまで、その中に入れ込んでいるのかということを懸念しています。相当のシステムの改修をしないと、駅を一つ停めるだけで、これ東海道だけじゃなくて、これ全部つながっているんですね。という中で、そういうものは一切含まれないよ、これはJRでやるんだよ。そうするとそのシステム改修があまりにも少ないものですからね。そういうことを今現在、まだお答えできるかどうか分かりませんけれども、もし分かっていることであれば。スイカは分かったんですが、そういうことでちょっとお答えください。
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○大江深沢地域整備課担当課長 JRの中で、どこまでのシステム改修というところの詳細につきましては、こちらで把握しているところではないんですが、やはり今回新駅を設置をするためのシステム改修費ということで計上していただいておりますので、そういった全般のシステム改修を含む作業ということで考えているところでございます。
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○伊藤委員 そうすると、今後それが追加というか、そういうものを、いや実はこうだということがないようにしていただきたいなと思って、今質問をしたわけです。ですから、金額は20億円近くですけれども、それで僕は収まらないなと思って、非常に懸念をして質問をいたしました。分かりました。
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○松中委員 関連で。大体ダイヤは今のものがただ停まるというあれなんですか。何かJRでそういう、一体あそこで何本停まるんですか。
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○大江深沢地域整備課担当課長 現時点で、停車本数等については、こちらではまだ把握をしてございません。今後JR東日本のほうで、そういったところも含めて検討して、決定をしていくというものと考えております。
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○松中委員 それはいつ頃、出るんですか。そうでないと何のための駅なのか分からないな。
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○林まちづくり計画部長 今、担当課長が御答弁をさせていただいたんですが、この新駅設置に伴うダイヤ、それから輸送計画、これがどういうふうになるんですか、具体的には、特急とか快速と、東海道の中にもあります。そういう列車全部が停まるのか、一部なのかというのは、これは、JR東日本のほうは未定ということで、いつかという御質問なんですけれども、それについてはまだ分からないという状況でございます。
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○松中委員 あの距離で2分か3分ですよね、大船と今度の新駅という所は。そうすると、鎌倉から真っすぐ行って大船の駅の南側の踏切が、今度は開かずの踏切みたいに近くなるんじゃないのかな、あれによっては。あれはどういうふうになるんですかね、踏切は。観音様があって、向こうへ柏尾川を渡るのかな、あそこの踏切。どうですかね。あれ相当、今でもなかなか開かないで渋滞しているんだけれども、小袋谷跨線橋ができたにしても、今度あそこは相当。すぐ閉まっちゃうね。どうなっちゃうんだろうね。
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○林まちづくり計画部長 私もあそこの踏切を通るときに、東海道本線と、それから貨物と、それとあと成田エクスプレスとかが、横須賀線が工場に入ってくるときに閉まるときがあって、休日の朝なんかで結構長く待たされるときもあるんですが、今の村岡新駅に関してどうなのか、申し訳ございません、そこはやっぱりまだ分からないところですね。
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○松中委員 そういうのをちゃんとしていないと、大変な大渋滞になるよ。まあ、いいや、しようがない、これ市長に聞く。結構です。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますか。
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○大石副委員長 今回頂いた資料の2のパース画みたいなのがありますよね。これのシンボル道路のところが、柏尾川を挟んで、半分都計道の区域外ということで青く着色されて、市決定になっているんですね。これの意味合いをちょっと教えていただきたいんです。セットバックしますよね、川沿いで県道。そして橋の部分が市境の半分までが都市計画道路の区域外で市が決定すると書いてあるんですけれども、これというのは、今年、藤沢のこの新駅から来るシンボル道路、確かに川の中間が市境になっているので、個々に、藤沢市で決定するんですか、これ。設置は鎌倉市ですよね。シンボル道路は藤沢市がぎりぎり橋のたもとまで造ってくれて、橋は鎌倉市で施工するということになっているんだけれども、この都計道の区域外としての市の決定というこの意味合いをまず教えてください。
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○大江深沢地域整備課担当課長 まず、シンボル橋につきましては、鎌倉市が施工するというのを平成30年の合意のときに役割分担ということでなっております。そこから延長する村岡駅までのシンボル道路につきましては、当然藤沢市が役割を持つというところになっております。ですので、今回の着色としましては、市域を境に青と白という着色になっておりますが、こちらの白の部分につきましても、藤沢市が同じく都市計画道路ということで位置づけをしていくということで、今考えているところでございます。
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○大石副委員長 都計道として、青く着色しているところまで、藤沢市が今後管理してくれるの。
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○大江深沢地域整備課担当課長 まだ、管理者というところまでの議論というところはないんですが、整備というところにつきましては、鎌倉市でシンボル橋につきましては、藤沢市域の部分も含めまして、川の部分につきましては施工をすると、工事をするということで予定をしているところでございます。
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○大石副委員長 管理範囲というか、簡単な話を言ってしまえば、例えば市境のところに道路の中間に横浜市とか鎌倉市とかの境があったときに、道路補修をするときに、横浜市側がやると、その横浜市の道路の半分までの境界とかのところまでやってくれたりするときがあるんですよ。鎌倉市側がもうすごく荒れちゃっていると。何これ道路の縦半分きれいになって、他の半分やっていないってどういうことかなと思って調べたら、市境と。横浜市側はやってくれたんだけれども、鎌倉市側は手つかずと。こんなようなことがここで出てこないような形で、ちょっとしっかりと協議していただきたいなと。鎌倉市で造っておいて、この橋は市が管理するんじゃないんだね。半分半分なんだね。それか、藤沢市にお任せしちゃうの。
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○永井まちづくり計画部次長 今の御質問のところですけれども、当然、橋を設置した後には管理者を決めなければならないので、大石副委員長御指摘のとおり、適切に管理者についての協議は進めてまいるということでございます。
ただ、この橋ですけれども、半分というのが鎌倉市側の絵ですといびつに見えるわけなんですけれども、ここまでが都市計画区域ということで、鎌倉都市計画の区域ですので、ここまでは鎌倉市が都市計画決定をするということです。ただ、その後に都市計画事業認可というものを取ってまいりますけれども、そのときは都市計画区域をまたいでも構わないということにはなりますので、そこは適切に調整してまいるということになります。
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○大石副委員長 しつこくてごめんなさいね。都計道の区域外なんでしょう。市が決定するんでしょう。さっき一番初めに言ったその意味合いが。分かりやすくお話ししていただければ。
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○永井まちづくり計画部次長 説明が不足しまして失礼しました。この区域外という意味ですけれども、都市計画道路ということなんですけれども、区域外というのは、これは区画整理の区域の外であるということを示そうと思って、区域外と記載してございます。
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○大石副委員長 ということは、シンボル道路、村岡川からずっと来て、事業区域の境目まで、都市計画決定を打つというような形になるということでいいのかな。
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○永井まちづくり計画部次長 副委員長、御指摘のとおりです。
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○大石副委員長 じゃあ、出来上がった後の管理の関係は、藤沢市とちゃんと協議をして決めておいていただければありがたいなと思いますので、これは要望にとどめます。
それでもう一つ、青果市場の関係、これも都決を打つ、卸売法とかといろいろ法律があって、都決して、この青果市場の位置づけがあるんだけれども、ここでの拡幅と重複する部分を廃止して面積なんかが、細かい話で申し訳ないけど、変わってしまう。また、この計画上、この位置に青果市場がそのまま残るかどうなのかというのも、これからなんだと思うけれども、これをこの位置づけと、面積要件とかを含めて、どんな形で考えているのか。
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○永井まちづくり計画部次長 今日、資料でお示ししているものについては、県道腰越大船の拡幅と重複する部分だけを都市計画変更という形で、市場の一部を廃止するという形になります。その後、深沢地域整備事業の中でもって、市場の位置なんかが決まってまいりますので、そのときに適切な形で、再度都市計画変更を打ちたいというような考えでございます。
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○大石副委員長 もう一点、村岡新駅側で黄色い線で囲った部分がありますよね。これが具体的に藤沢市で駅前広場みたいなような形で用地取得する予定地と考えていいんですか。
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○永井まちづくり計画部次長 この黄色い線、汎例がなかったものですけれども、藤沢市側、この黄色い部分は既に藤沢市でもって都市計画公園と公園の区域が決定されているものです。この図の中でいうと、鎌倉市側に少し出っ張った赤い枠の部分がありますけれども、そこが駅前広場の予定地ということになります。
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○大石副委員長 ここの黄色い枠で囲った部分については公園用地であって、地目を変えるわけじゃなくて、新駅の拡大区域として使うような、駅前広場みたいな形で、この公園を用地変更して使っていくというようなことはないんですかね。
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○永井まちづくり計画部次長 今、私ども聞き及んでいる範囲で、藤沢市側の都市計画決定になりますけれども、この都市計画公園についても一部変更を伴うのではないかというところまでは聞いております。
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○大石副委員長 この新駅に必要な用地の取得、1億円ぐらいあると思うんですけれども、これはこの図でいうとどの辺を取得しようという。
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○大江深沢地域整備課担当課長 今想定をしております用地取得箇所につきましては、東海道本線の深沢側、神戸製鋼側の小さい赤い空間の中の線路沿いの一部ということで、今想定をしているところでございます。
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○大石副委員長 結構です。
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○池田委員長 御質疑はよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、これで質疑を終了いたします。
まず、理事者質疑を行うかどうかという確認なんですが、委員の皆さん、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、理事者質疑を行うということで、確認いたします。
続きまして、理事者質疑を行う委員の方、それとあとは内容について御発言いただければと思います。
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○松中委員 内容については、何だかいろんな数字の出し方とか、あるいは新聞記事で発表されているような内容、一体どういう形でこういうものが出てくるのかということを聞きたいんですよ。
それから、一体となってやるようなことが書いてあるんだけれども、それならば、かつていろんな地権者とか、いろんなことを聞いたことを全部明らかにしろと。できるかできないかは市長の判断。それが聞きたいです。
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○事務局 理事者質疑の観点ということですが、費用に関する数字の出し方…。
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○松中委員 情報の出し方。
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○事務局 新聞発表内容などの情報の出し方ということですね。
それから、一体でやるということですが、地権者のことを明らかに。
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○松中委員 だって、藤沢市は明らかにしているのに、こっちはああだこうだと言ったから。市長に聞くしかないや。
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○事務局 地権者の状況ということでしょうか。
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○松中委員 だって、こういうところの道路とか何か、全部個人的なところにかかってくるんだろう、いずれ。
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○事務局 地権者との内容を明らかにできるかどうかというような内容でよろしいでしょうか。
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○松中委員 お願いします。
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○池田委員長 よろしいですか。今、事務局のとおりで。
(「はい」の声あり)
確認しました。
ほかに。
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○武野委員 新駅設置の見極めの判断について。
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○池田委員長 事務局、一応確認をお願いいたします。
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○事務局 武野委員からの理事者質疑の内容は、観点は、新駅設置の見極めの判断についてに関しての御質問ということで、御確認お願いします。
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○池田委員長 ほか、理事者質疑はよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、松中委員と武野委員を理事者質疑ということで、これから理事者への申入れを行うために、また暫時休憩いたします。
(11時24分休憩 13時10分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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それでは、理事者の御出席をいただいておりますので、理事者質疑を行います。
本日は、お忙しい中、松尾市長、小礒副市長、千田副市長におかれましては、建設常任委員会に御出席くださいまして、ありがとうございます。
深沢地域整備事業の現状について、委員から質疑がございますので、御答弁をお願いいたします。なお、答弁は座ったままで結構です。
では、まず松中委員から質疑をお願いいたします。
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○松中委員 今回の3者の覚書、基本的に覚書を読んでみると、これは湘南地区における新たな都市拠点の形成に向けてということで、藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区の土地区画整理事業一体施行で取り組むということの設置に関する基本的なことで。まず、こんなものは基本的なもので、私はかつて東口の再開発のときに、もう既に都市計画決定しようとする予算が提出されたとき、議長裁決に持ち込まれたので、私はそのような170億円に達するような事業を議長の裁決でやるわけにいかないと、それで私は否決しました。ですから、本当に都市計画決定にもっていくまで分からないし、都市計画決定をされても分からないところって何か所もあるわけでしょう。鎌倉で言えば、もう既に60年前ぐらいに都市計画決定した鎌倉の由比ガ浜関谷線とか何か、都市計画決定したって、実際には実現していないのは幾つもあるんですよ。だから、これ私も大したことじゃないと思っているの、こんな程度の3者の協定なんて。
だけど、私が否決したら、その関係者から横浜の市長か何かに会ってくれないかという連絡がすぐに来た。今この時期じゃ会えないからということで、私は会わなかったんです。そうしたら中田市長が、鎌倉市が反対するなら、うちの計画110メートルぐらいですか、ツインタワーだったかな、横浜市の計画がもう着工するというか、具体的に入る段階の中で白紙に戻したんですよ。鎌倉市が反対するなら。
それで何年かたって、もう議長、あれだからいろいろ意見を聞かせてくれと言ったら、まず、高いのを下げるということと、それから仲通りとうまくやってほしいという内容でだったらと言うので、そうしたら75メートルに下げて、それでこんなのでどうですかと。細かいことは言っているかもしれないけれども、大きいことでは、鎌倉市を見下ろすような高いものはやめますということで、そのことは向こうの公聴会でも議事録、議長が反対することによって振出しに戻るんですよ。それですぐ振出しからまたやり直して、現実、向こうのほうが先に今回の再開発ができるわけですよ。
私も発会式に行きましたよ。ほかに誰か連れてきてくれと、鎌倉市側で。そうしたら、岡田議員とあの地区で上畠議員もいたから行ったんですよ。同じテーブルに山本衆議院議員も、あるいは向こうの県議会議員、市会議員もいました。あれ、何で松中さんがここに来ているのと、うるさいからだったんですよ。ちゃんと言うべきことを言わないと駄目だよと言ったんですよ。それで来たんだよと。向こうがちゃんと来たいからというんで来た。そうしたら、向こうもいろいろその後、この設計はどこでやるんだと聞いたら、梓設計だと。梓設計と言えば、反対したときの設計会社じゃないかと、こう言ったんだ。そうしたら、そのときの担当の課長が、実を言うと、それが今の社長ですと言うんだよ。
梓設計というのはルミネもやっているんですよ。あそこもやっている。それから、その社員が面白いことを言って、実はその社長は、今、国立競技場の設計もうちでやっているんですよと。ところが、これ、考えたら驚くべきことなんですけれども、それは隈設計と一緒にやったんでしょう、どちらかといったら。ところが、最初は日本人のとか、エジプトの設計会社、それを全部あれしてひっくり返して、それだってすごい金額になるんですよ。そういうふうに、やっぱり意見が出たときには十分いろんなものを出さないと、後で高くつく。
だからそういう意味では、こういう今回出て、ああだこうだという数字をもらいましたよね。こういう数字、150億円が160億円、まず、ここで言いたいのは、なぜ消費税をここに載せないんだと。前に配ったのかどうか分からないけれども、シンボル道路の件に関しては、これは税金を入れているというようなことも聞いていますよ。だから、何で消費税を。つまり、さっき言った大船の横浜市側の再開発は、最初に呼ばれときは250億円ぐらいのと言って、僅か5年たつんですけれども、300億円ぐらいに変わっちゃうんだね。
それから、私は度々追及したんですよ。それは観音様側のペデストリアンデッキ、これ最初13億円ぐらいたったんですよ。結果的には、何か追加、追加工事で、深く掘らないとちょっと危ないから、倍ぐらいかかっちゃうんですよ。だからこんな数字は、まだこれ、やってみないと分からないんだ。
それで、その業者は、ゼネコンはまた腰越の漁港をやっていたんですよ。それで追加と来るんですよ。また追加というのはどういうことだと言って、随分質問したんです。そうしたら会計検査院が入ったんです。会計検査院がどこに入ったか分からない。教えてくれないよね、それは秘密。だけど、別件で逮捕されたんですよ。そうしたら下請だったものが今度は取って、もともとのゼネコンは下請になると。いかさまなんだけれども。それはしかるべき相談の上で、その裏を全部聞いているんですけれども、そうしたらまた今度は、指名停止が外れたら元のゼネコンが表に出てくるんですよ。
だから、こういう数字はいつ出るか分からない。それはかつて名越清掃工場、これも20数億円は出た。そこでものすごいたたき合いになって、ものすごい徹夜でやりましたよ。私は反対しましたよ。そのとき、どうもおかしい。数値が低いんですよ。低いの。それで僕は、頭に来てあれしたんです。そうしたらすぐ追加工事で4億円の管理棟が出てきて、これ随契でしますというんですよ。何で随契でやるんだと言ったら、頭打ちでやりやすいから、そこのところに任せる。もう出来レースなんですよ、だから。最初からそういうものを何で出せないんだという、その行政のやり方のテクニックというのは、これはいつかはばれるんです。そういう問題は。いつかは。だから、こんな程度のときには、200億円ぐらい出しておいたっていいじゃない。ところが、自分のほうで160億円だ、150億円という形で、これぐらいで済みますなんてことで突っ張るから組立てがおかしくなるんですよ、はっきり言って。
だから、そういう意味で、何で事前にこんなの、さっき聞いたら、自由通路は向こうが持つとか、そんなこと関係ないんですよ。総額、つまり鎌倉市の税金でやろうと、藤沢市の税金でやろうと、国の税金でやろうと、総額をまずはっきりさせなきゃいけないんだよ。鎌倉市はこれだけで済むからと、そういう話じゃないんですよ。
だから市長、何で出さないんですか。例えば、消費税も出さない。何で全部総額を出さないんですか。だって基本的に全部概算なんだよ。最初から概算、概算で、最初概算をつけないと分からない。さっきの説明でいくと。概算が出ないと分かんない。これだって概算だから、これから幾らかかるか分からないですよ。だったらあるものは出したらいいんじゃないですか。いかがですか。まず消費税。
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○松尾市長 まず、消費税についてなんですけれども、この新駅整備費につきましては、工事後の資産がJR東日本に帰属をすることから、消費税法上の資産の譲渡等の対価に該当せず、消費税の課税対象外であるということは確認をしているところです。
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○松中委員 だからそういうことも全部含めて、総額をやっぱり大体出さなきゃいけないんですよ。私は仲間の関係で、戸塚に駅を造るときに、最初ずっと絡んだんですよ。なぜかというと、田中慶秋さんが来てくれと言うんですよ。そのときのやり方なんていうのは、大体初期的なことは、こんなものでどうでしょうかというところから出発していくんですよ。それは基本的にどういうことかというと、造ることによって土地が値上がるという、これ、鎌倉も北鎌倉の区画整理組合のときに換地率と換価率があると言ったんですよ。値段が上がったじゃないかと。ただの山林よりも上がったじゃないかという議論でやって、そうしたら、そのときの議員がいたんですよ。甘道さんという人が。腹を決めて議員を辞めたんですよ。それを収めるために。そうでしょう。換価率と換地率と言ったって、そりゃ換価率という問題だってあるわけでしょう。もともと山だからできないんです。こういう問題も必ずそういうもくろみがあるんですよ、上がる。
だからもう一つ、そういう意味で聞きたい。だから、それははっきりそういうことを言うんだったら概算でいいから、全部出せるものは出さなきゃいけないんですよ。本当にアバウトで来ますよ、こういうものというのは、さっき言ったように。いつも言えば分かりますよ。長い間やってきて、芸術館の問題なんかだって、みんな安くやるためには借地でやっていったんですよ。いなかったかな、そういう問題もあるんですよ、借地でやるからいいなと、ところが、いつか買わなきゃならないときもあるんですよ。そうすると、どーんとツケが来るんですよ。
それで、あそこのところは松竹の土地だった。だから山内さんに、松竹でやってほしい、松竹ホールでいいよ、こんなのできないよと言われたんですよ。そういう裏があるんですよ。だから、絶対にツケが来るんです。こういうことをきちんと。だから、いずれ200億円かかるか、300億円かかるか分からないけれども。
そこで問題のもう一つ、聞きたいんですけれども、地権者、かつて数年前に、駅の絡みの地権者、そのときに名前と単価というか価格、それを公表されたんです。概算かもしれないけれども。鎌倉市も同じことを出したらどうだと言ったら、黒塗りで出さないんだよ。市長、何で出さないのかと言ったら、そのとき言えばよかったんだけれども、そんなものだから、どうせできないからと。それをやっている最中に、鎌倉市側に、地権者の中に議員が絡んでいるの。議員が入っているんじゃないかと。それで、議員が入っていたら、それが関わっていくんだったら、議決事項に関わっていくことがあるわけですよ。住民投票の議決、あるいは都市計画決定の予算議決、あるいは、今度いろんな市役所の。市長は、議員が地権者であるということは、利害関係者がいるということは知っているんでしょうね。
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○松尾市長 存じております。
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○松中委員 そういうことで、そういうことをはっきり、黒塗りなんかで出すと、後で。台峯で、ばっと今回買い取るときに、地権者の名前が出るから、かなり知り合いの関係が僕はいるんですよ、かなり。それを一々言ったら、一々あれですけど。
それから、あそこは、本当は区画整理事業で議決までして出発したのが、ある事情でひっくり返って、今度は市で買うとなったんですよ。そういう問題で、そういうことを考えると、私、裏を知っていますからね。僕は相談に乗っていたんだから。中西市長のときから。
だから野村総研もそうだ。あそこも私は野村総研の常務が同期だから。それを通して、あそこ、皆さん知らないけれども。本当はああいうところだって、鎌倉市が今の警察のところに、国の文化財の中世の歴史研究所を造るようなことの施設として、あそこをくれるようなことになっているんですよ、社会教育施設。それから、江藤淳さんも、そういうことで学校を造ろうじゃないかというような話もあったんだけれども、この話は別ですけれども、そういう背景を見ると、その裏の背景は、実はこういうことだと。
広町なんかは全くそうですよ。広町を買うときなんか、全くその土地の地権者の絡みなんですよ。その地権者の1つが三菱信託銀行なんですよ。その頭取が全く同級生なんですよ。それが物すごい勢いでほえたんですよ、当時。そうしたら、開けてみたら、結局、当時の経済事情で変わっているんですよ。そういうことですから、こういう問題がある。そういう出せる情報は、私は出したほうがいいと思うんですが、いかがですか。
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○松尾市長 情報公開というところにつきましては、我々も条例にのっとりまして、出せる情報というのは出してまいりたいと考えております。
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○松中委員 だから、こういうものをやる上には、情報公開の制度だって変えたっていいんですよ、はっきり言って。後で気がついて見たら、何だ、ここに議員が入っていたじゃないかと。蓋を開けてみたら、何だ議員がいたじゃないかと、後で分かるんだよ。そうじゃないでしょう。だってそれが権限を持っているんですよ。それをしっかりやってもらいたい。
それから、あまり長くしないけれども、この駅舎に絡んで、さっきの質問の中で出たんですけれども、これは完全に交通渋滞、交通問題というのは考えてこなきゃいけない。それはどういうことかというと、ふっと気がついたんですけれども、ちょうど鎌倉からずっと真っすぐ行って観音様に出ようとするところの踏切は、本当に開いたと思ったらすぐ下がる。だから、今度その手前の2分ぐらいのところに駅ができたら、これは一体どうなるんだと。もう開かずの踏切になっちゃうんじゃないかと。こういう心配で大渋滞になる。これはさっき言ったら、まだダイヤとか、そこまでいかないですよ。だけど、いかないけれども、根本的なものの一つとして、交通渋滞は優先的に考えておかないと大問題になっちゃいますよ、これはっきり言って。
それを何で言うかというと、昨日、たまたま田谷に行ったら、物すごいインターが造られているんですね。これの交通展開は、これはここも影響しますし、これはすごいです。これはもう物すごい大事業だ。だから、そういう意味で交通渋滞は、もう早くから考えておかないといけない。駅より、今や鉄道よりも電気自動車だ、スマートシティだって、トヨタなんかで考えても、もうそういう鉄道の問題じゃないんですね。だけど、とにかく交通渋滞は考えてもらう。いかがですか、それは。
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○松尾市長 御指摘のとおり、栄インターが開くと、あそこから鎌倉に、北から南に入ってくるという大きな動線ができますので、それについての深沢のまちづくりというところの対応というところは、しっかりと検討をこれからも引き続きしてまいりたいと考えております。
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○松中委員 それは当然なことで、だからこんなのは後だっていいんですよ。交通事情のこれからの展開というのは考えないと、全然意味がないんですよ、本当に。だってあんな大きいコーナンのあれができていますよね。あれのためにもう渋滞です。あれ一つとったって渋滞。だから、交通の問題がある。
それから、この問題をやる上で、さっき言った地権者、特に議員関係がいるということは、利害関係者にいるということは今認めたから、今後、これで選挙になっていきますから、いずれあれしますが、一応この問題に対しては質問を終わります。
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○池田委員 続きまして、武野委員、御質疑をお願いいたします。
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○武野委員 この記者発表があって、新聞報道があり、SNS上では物すごく話題が広がっていました。初めて聞いたという方、びっくりした。びっくりしたって結構ありましたね。それ藤沢、鎌倉の市民だけでなく、広く知れ渡ったということでは、藤沢より下りの地域の人たちも、上りがちょっとどうなるのとか、私たち、いろいろな議会でいろいろやってきてもいたけれども、なかなか新駅については、東海道線沿線の影響という点では、やっぱりちょっと私たちの発信も議員の発信も弱かったのか、下り方面の人たちも初めて知ったという、そういう事態になっております。
それで、今回の質問をさせていただきますけれども、代表質問の関連質問の中で、市長が答えたことをテープ起こしというか、今はテープじゃないんだけれども起こしまして、まず、それに基づいて2つの資料を請求しました。
一つは、平成27年度の調査で、東海道本線大船駅・藤沢駅間の新駅設置実現化検討調査の概要版、平成27年度のもの。それに基づいて答弁されたということなので、それを資料請求しました。
もう一つは、市長はこのように言っているんですね。その後、JR、藤沢市とも調整をした上で、駅については用地費、システム改修費を含めて概算で約160億円、そして自由通路を約20億円ということで説明を、これまで共通してそういう認識で進めてきている。共通というのは、恐らく藤沢市と鎌倉市という意味かなと思うんですけれども、この、その後となっているものですから、ここについて資料を下さいと言ったら、ありませんというふうになりました。
その後、今日の資料の中で、この帯グラフが出てきました。その後というのは、この2番目のホームや駅舎140億円、システム改修費120億円、自由通路がここには書かれていません。この辺りの取決めのことなんでしょうか。そのときのですか。
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○松尾市長 平成30年のこの3県市合意で、自由通路は藤沢市が単独負担とするということを合意してからのその後という意味合いで述べたと考えています。
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○武野委員 しかし、分からないのは、何でここに自由通路というのがなくなって、また3番、4番に自由通路が入ってきているかということなんです。これは、概算事業費を、この2番というのは概算事業費を示したものではないんですよ。自由通路が入っていないから。ここにこれを織り込ませたというのは、市長の答弁の整合性を持たせるために、これを滑り込ませたとしか思えないんですね。
もう少し詳しく言いますと、平成27年で新駅の概算が出ましたね、160億円だというもの。これの4ページと言っていいんですか、この四角い箱がいっぱい書いてあるものね。これは概算事業費ですね。それで概算事業費というところに、概算事業費というのは、本来は用地費やシステム改修費が含まれているけれども、不明確だから金額としては入っていないだけであって、下に中黒が6個ありますけれども、これはあくまでも、本来の概算事業費に入るべきものであるわけですよね。だから、このページ全部、書かれているものは概算事業費ですね。だから、今回出された、発表された、実際には1月29日でしたか、出てきたんですよね。それにも概算事業費という言葉で出てきているんですよ。黄色い表がありますよね。黄色い表も概算事業費と書かれているんです。だから、システム改修費も用地費もここに入っているわけです。
平成27年度の枠決めと、出てきた黄色い表の今年出てきたのとは、カテゴリーといいますか、同じなんです。概算事業費ですね、同じですよね。それお認めになりますか。まあいいか、そうですものね。概算事業費ですよね。システム改修費もあるし、自由通路もあるし、用地費もある。すごく整合性が取れているんですよ。
JRに設計を頼んで、恐らくこれぐらいかもしれないというのが160億円、自由通路はまだ金額が分からないけれども、分からないから数字には入れられないけれども、用地費やシステム改修費、このときは消費税というのも入っていましたけれども、こういうのが概算事業費として考えたけれども、結果は出てきたわけですよ。この用地費やシステム改修費は、事業費とイコールの関係ですよ。
市はこの帯グラフで、当初160億円と言っていた。プラス幾つか分からないシステム改修費、藤沢市はそれを見込んで、3番目の帯グラフ、180億円と言ったわけです。ね。だから、今、市長、ぜひこの答弁の中では、どこが負担するかというのはちょっと脇に置いていただきたいんです。さっき松中委員が言っていたみたいに、総事業費としてどういう数字があるのかというところで答弁していただきたいんですが、そうなると当然、今回出てきたのは1番、4番、一番下の4番ですね。ピンク色の帯と水色の帯と黄色の帯の、これ全体になりますね。だから166億円になりますね。
市長、質問なんですけれども、市長がさんざん、駅が160億円と、駅というのは、市長の概念では、平成27年で駅としゃべっていたのと現在とは違う箇所を言っているんですか。簡単に言うとホームだけのときなのか、自由通路も含めて駅としゃべったときもあるし、自由通路を入れずに駅と言っている160億円と使い分けていたように思うんですけれども、そういうことですか。
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○松尾市長 私の認識では、この整理をしている2番の160億円というところでの認識で、駅の費用というのを。特にこの自由通路の20億円、これ当初は、藤沢市が負担をするというのは明確ではなかったですけれども、この平成30年度以降につきましては、これは藤沢市が負担をするということで、鎌倉市の負担ではないということが明確になったものですから、それを除いた形での160億円ということを念頭に答弁をさせていただいておりました。
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○武野委員 そうしたら、年頭にタウンニュースで話したことは、市長は勘違いして言っちゃったということですね。そうしたら変えなきゃいけませんよ。さんざん自由通路も含めてということは確認されているんですよ、藤沢市も鎌倉市も。それで、駅というのは、平成30年からは自由通路を含めないのを160億円だとずっと思い込んで、今日までいらっしゃるということですね。自由通路を含めないで、平成30年の合意の、そこが市長の出発点であるということで、ホーム、駅舎、システム改修費、用地費の160億円だというところから出発しているわけですね。
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○松尾市長 先ほど、タウンニュースの話がありましたけれども、そのときも自由通路を含めないで160億円という、そういうふうにお話をしています。
自由通路を含めずにということは言っていないですけれども、160億円と言っていることについては、自由通路というのは、もう藤沢市の負担ということが決まって以降は、その自由通路を含めずに160億円と認識をして話をしているということです。
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○武野委員 私が平成30年に質問したときに、平成30年12月19日建設常任委員会で自由通路を含めて160億円と答弁されています。何かここで、先ほどの質疑の中では、このピンクの帯の2番のところで言うと、自由通路を含めないで160億円。簡単に言うと、システム改修費の20億円というのが分かったということの説明を委員会にしてこなかったと言っておりました。だから、ここだけは全然、私たちは160億円のたまたま20億円が自由通路とシステム改修費と同じ金額だから、これ、ごまかされちゃったというかね、こちらがね。そういうことですよ。
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○松尾市長 逆に御質問させていただきたいところなんですけれども、よろしいでしょうか、委員長。
共産党が、昨年の10月に出されているチラシがあるかと思います。この中では、駅建設180億円と書かれているんですけれども、そうするとこの180億円というのは、どういう中身で180億円と認識して書かれているのでしょうか。
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○武野委員 これは、今日出された帯の下から2番目の3番ですね。これは藤沢市が明らかにしたことです。藤沢市は、駅舎と自由通路で160億円だと。ここでちゃんと議事録がありますね。先ほどの委員会でもありましたけれども、この内訳としましては、自由通路を含めた新駅設置費用として160億円、これは用地費、システム改修費、消費税相当額が含まれておりませんので、これを含みますと180億円を想定しておりますということなんです。想定した。だから今日、この20億円の差が分からなくて、去年の12月、この20億円の差は何ですかと聞いて、結局よく分からなかったんです、そのときは。
でも、藤沢市と鎌倉市が足並みをそろえてやっているのであるならば、同じ表現、多少言い回しは変えても、同じ180億円というべきだったんですよ。システム改修費の20億円も含めて言うべきだったんですよ。それをずっと160億円と言い続けてきたでしょう。
質問に答えますと、そういうことです。システム改修費や用地費をもしかしたら消費税とか、そういうのを大まかに見積もって20億円であろうということを、藤沢市は答弁されました。それです。
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○松尾市長 そうしますと、この3番のことだということでしますと、自由通路が20億円というところが御理解されているというとすると、自由通路を除いた金額が160億円というのは、認識をされていたのではないかなと思うんですけれども。
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○武野委員 違います。分からなかったんですよ。そうしたら、そちらのほうからシステム改修費や、そういうことで20億円が追加されていますとか、そういう報告があってしかるべきなんですよ。合計180億円になるということを、大まかに。そういうことを言ってしかるべきなんですよ。それを言わないでずっと来たわけでしょう。それで、160億円というのは、このシステム改修費とホームだということをずっとそちらは思い込んでいた。私たちは、概算事業費として、この報告のあった平成27年の報告に概算事業費と言われて、この4ページの概算事業費の中には用地費や、こういうのが本来含まれるけれども、分からないから、今は含まれていませんよというものでしょう。だから今回は、今年に入って、このシステム改修費や、あれが分かったから入ってきたわけで。概算事業費を注文して、概算事業費の製品が出てきたんですよ、JRから。そこで、どうして自由通路が抜けちゃうのかと。負担の話を言わないでください。負担の話はその次の話ですから。そういうことを認めてください。
市民や議員をだますつもりがないんでしたら、きちんとそこら辺を訂正して、概算事業費当初160億円の予定が166億円になりましたよと認めるべきです。いかがですか。
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○松尾市長 今回、神奈川県が30%の負担、そしてJRが15%という負担と、その負担を計算する基になる額というのが、ここの3番でいうところの160億円、4番でいうところの150億円というところでありますから、ここを基準に、御説明をさせていただくということが、正しく理解をしていただくことだろうと考えて説明はさせていただいてきたところです。
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○武野委員 だから、負担の話はちょっと脇に置いていただけませんか。確かに今回のは、負担割合が決まった、センセーショナルに報道されましたよ、15%、JRが負担するってね。負担の話だったと思います。しかし、出てきた黄色い表ですよね、概算事業費と書かれているものは、当初発表していた平成27年度の概算事業費と数字が違うけれども、項目は同じなんですよ。そこをまず認めてください。数字は違うけれども、項目は同じだということを。
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○松尾市長 今回、出てきた額の中に、この自由通路をあえて横に出しているというところにつきましては、この自由通路が藤沢市の負担であるというところがあるので、このような形になっているというところで御理解をいただきたいと思います。
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○武野委員 どうしたら分かるかね。1番で160億円というのは、自由通路を含めて、項目で言えば、本来システム改修費なども分かれば、この矢印がもっと右に伸びる話ですよね、金額が分かれば。1番の下の点々の矢印160億円という矢印がもっと右に伸びて、これが概算事業費なんですよ。ただ、分からないから点々になって160億円となっているんじゃないんですか。そうでしょう。これが分かったから、これも含めて、今回出されたんじゃないですか。この帯全部が概算事業費ですよね。
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○松尾市長 今の御質問は1番のことをおっしゃっているということですね。
平成27年度に出したところにも書いてありますとおり、概算事業費を出せる部分を出して、そこにこのシステム改修費等を、これはまだ含まないということで注意書きをしているということは、まさに全体としてもう少し費用はかかるけれども、そこはまだ未定であるということです。
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○武野委員 この時点では分からないからということだけれども、概算事業費となると含まない160億円。概算事業というのは、このシステム改修費まで右に伸びたところですよね。概算事業としては。こういう簡単なことがすぐにすっと入らないというのはちょっと困るんですけれどもね。だって概算事業費、しかし、システム改修費はまだ分からないからということで、概算事業というものがあって、それまで、分かる部分が160億円ですよと言っているの。それをいろいろこれまでの議会の答弁でも、ホームや駅舎とか自由通路とか言っているわけだから。今回、システム改修費も含めて、全部出てきたわけですよ。それが166億円なんですよ。概算事業費として出てきたんですよ。それをいつの間にか、市長の中では、自由通路も含めた全体の話ではなく、駅舎だけの話にすり替わっちゃったのがこの2番なんです。そうでしょう。
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○松中委員 この覚書がおかしいんです。藤沢市の負担の横に、自由通路は全額藤沢市の負担と書けばいいんだよ。覚書がなっていないんだよ、これ。
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○武野委員 まあ、そういうことです。ちょっと不十分、全く市民に対して、不誠実な対応をずっとし続けてきたと。市民や議員は、あくまでも概算事業費が、全体として160億円と理解し、その同じ自由通路も含めて160億円というのが、今度出てきたら166億円なのに、どういうわけかホーム、駅舎だけの話にすり替わっちゃったんですよ。
そちらとしては整合性が取れているかもしれないけれども、こちらに何も説明もないんですよ。160億円というと、そういうものだと思ってずっと来ていましたよ、私たち。そういうことです。
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○池田委員長 よろしいですか。
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○武野委員 全然納得しませんけれども。
もう1つ、2つぐらい。財政的な裏づけという点ですけれども、これは4億円で済むから造りましょうという報告ですけれども、実際には橋で当初20億円と言っていたのが10億円で、橋も架かりますよね。駅を造らなきゃ橋は要らないんだから。藤沢市にとってもそうですよね、シンボル道路は要らなくなるしね。
あれ、欠陥ですよね。SNSで随分出ていますけれども、深沢からシンボル道路を通っていって、線路の向こう側に車で行かれないんですよね。そういうことを話したら、ええ知らなかったという方がいましたね。本当に、ここで駅を造って、車の動線というのはどうなっちゃうのかなと思いましたけれども、財政的な裏づけというのは、今報告のあった4億円で済むよというだけですか。
私、午前中の中では、パーソントリップの話をしました。乗降客数の変化や、それから重点配分ですね、国の重点配分なんかも変わりはしないか、変わらないとおっしゃっていましたけれども、そういうことなどをこれからもっと、ちょっとどういう世の中に、何か経験したことのないことをやっていますよね、私たちね、今コロナで。そういう点で財政的な裏づけ抜きで、もう走ってしまうんでしょうか。抜きだと、財政的な裏づけがあるとおっしゃるなら、もう少し詳しく教えてください。
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○松尾市長 財政的な視点というところでございます。今回、鎌倉市の負担というところでは、約41億円かかってくるというところでありますけれども、その中で、深沢のまちづくりから負担するというところで、鎌倉市の実質的な負担というのは約4億円という形になります。これも今後、国庫負担というようなところを含んでくると、さらに下げていくことができると考えておりますけれども、そのほか、今、御指摘があったような橋の費用、もしくは、この深沢のまちづくりという視点で言えば、この土地区画整理事業での市の負担金36億円というところでございます。これら合計して約47億円という額が、これ、かかってくるわけなんですけれども、当然これらの費用負担というところにつきましては、財政推計をしていく中で、きちんと鎌倉市として、それを飲み込めるという形で進めてまいります。
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○武野委員 口頭だけじゃちょっとね。もうこれで決めちゃうんですか。財政的な裏づけ、口頭でそういうふうに今報告あった形で決めちゃうんですか。もうちょっと何か、そんなに市民に影響ないようなとか、何かそういう、これなら安心だねと。反対がいっぱいあるわけですよ、私たち去年からずっと市民アンケートを取って、1,300人から頂きました。8割以上が新駅に反対でした。そういう方たちをどう説得するんですか、財政的に。これは全部JRが造るというのなら、そんな反対しないと思いますよ。税金で造るから反対しているんですよ。そこをどうやって説得するんですか。今の口頭だけじゃなく、ちゃんと出されるんですか、財政的な裏づけ。そのまちづくりニュースの34号ですか、あれのみですか、財政的な裏づけというのは。
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○松尾市長 今回、この新駅につきましては、これまで様々な角度から議論をしてまいりました。深沢のまちづくりということは、鎌倉市にとって、これ着実に進めていかなければならない事業ということであります。この深沢のまちづくりを新駅なしで仮に実施をしたという場合には、鎌倉市の負担分が約48億円になるという、こういう推計をこれまでしてきたところです。
駅ありという中で、両市一体施行で、この深沢のまちづくりを行っていくというときに、どれぐらい負担が増えるかというところです。それを試算した中で、この新駅に係る負担ということを含めましても、約47億円ということで、48億円を超えることはないということをしっかりと我々としては確認をした上で、この深沢のまちづくりを進めていく中では、新駅を含んだまちづくりを進めていくことのほうが鎌倉市にとってメリットがあると考えて、これを進めていくと判断をしているところです。
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○武野委員 だから、コロナで社会がうんと変わるんですよ。もう一回、見直す必要があるんじゃないですか。10年前のパーソントリップを使ってやっているわけだし、財政的な裏づけを今の口頭だけじゃ、ちょっと進められませんよ。
次の質問です。市民から意見を聴取する予定はございませんと去年聞いているんですけれども、そのとおりですか。
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○松尾市長 新駅設置に係る住民投票ということについては、実施をする予定はないと考えております。
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○武野委員 住民投票以外では。
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○松尾市長 これまでも、この深沢のまちづくりを含めた中で、様々、住民の皆さんとの意見というところもお聞きをしてきているところでありますけれども、今後も、このまちづくりを進めていく中では、近隣住民を含めてしっかりと御意見を伺いながら進めてまいります。
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○武野委員 見極めるまでの間に意見を聞く予定はないといったことはそのとおりなんですね。もう見極めたわけですか。はっきりしなかったんですよね。見極めたんですか。それでもう、それを見極めるまでの間に市民の意見を聴取する予定はないと去年おっしゃって、委員会では。
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○松尾市長 以前、議会の中で見極めと申し上げてきた、この見極めというのが今回の判断ということになります。
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○池田委員長 よろしいですか。
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○武野委員 市民レベルで、あらゆる形で市民の意見を集めていきたいと思いますので、それにはしっかり耳を傾けていただきたいと思います。
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○池田委員長 それでは、以上で理事者に対する質疑を終了いたします。
本日はお忙しい中、松尾市長、小礒副市長、千田副市長におかれましては、誠にありがとうございました。退席していただいて結構でございます。
暫時休憩いたします。
(14時02分休憩 14時03分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
ただいまの深沢地域整備事業の現状についての報告に対しまして、了承かどうかの確認ですが。
(「聞き置く」の声あり)
聞き置く程度と。多数聞き置くですか、それとも聞き置くでよろしいですか。了承ですか。
(「聞き置く」の声あり)
聞き置く。
それでは、多数聞き置くですか。
(「聞き置く」の声あり)
多数が聞き置くということでございます。
それでは、あと、深沢地域整備課退室と土地利用政策課、都市調整課職員の入室のため入替えで暫時休憩いたします。
(14時05分休憩 14時14分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第1報告事項(2)「土地利用調整制度の見直しに向けた検討状況について」原局から報告をお願いいたします。
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○川村まちづくり計画部次長 日程第1報告事項(2)土地利用調整制度の見直しに向けた検討状況について報告いたします。
なお、説明において「鎌倉市まちづくり条例」を「まちづくり条例」と、「鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例」を「開発事業条例」と、「鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例」を「特定土地利用条例」と、「鎌倉市まちづくり審議会土地利用調整制度検討部会」を「まちづくり審議会部会」といたします。
土地利用調整制度の見直しに向けた検討は、令和元年度から庁内の関係課にて課題の整理を始め、令和2年3月に、まちづくり審議会に土地利用調整制度検討部会を設置し、令和2年度からは、まちづくり審議会部会や庁内での会議において議論等を進め、現在は、令和2年度中の見直し骨子の作成に向け、見直し骨子の素案を作成いたしました。
資料1は、本日この後説明する「土地利用調整制度の見直し骨子(素案)」の概要でございます。
見直し骨子(素案)では、見直しの背景、土地利用調整制度の課題と見直しの目的、見直しの方向性という形でまとめていますので、そのおのおのの項目について、主な内容を書き出したものとなっています。
また、「4 条例の改正時期」としましては、令和4年12月市議会定例会に条例改正の提案をする予定としています。
資料2を御覧ください。
本日の報告事項である土地利用調整制度の見直しに向けた検討状況につきましては、作成途上ではありますが、現時点の、見直し骨子(素案)を用いて、説明いたします。
1ページ「1 見直しの背景」を御覧ください。
本市の土地利用調整に係る条例は、「まちづくり条例」「開発事業条例」「特定土地利用条例」の3条例から成り、平成23年の総体的見直し以降、約10年が経過しています。
この間、土地利用を取り巻く全国的な状況としては、人口減少・少子高齢化に伴う土地利用ニーズの低下などが課題となり、国は、令和2年3月に土地基本法を改正し、基本理念に、土地の適正な「利用」、「管理」及び「取引」の確保の必要性を明示するとともに、「新たな総合的土地政策」の策定に取り組むとしました。本市においても、全国的な状況と同様に、人口減少や少子高齢化の進行、環境問題への積極的な取組及び均衡のとれた土地利用の維持が課題となっており、第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画では、土地利用に関して、社会環境の変化や地域ニーズへの対応、自然災害への備えの強化などを主な取組としています。
2ページは、各条例の制定経過と現行の土地利用調整制度体系図を示しています。
引き続き、3ページにまいりまして、「2 土地利用調整制度の課題と見直しの目的」を御覧ください。
本市の土地利用調整制度は、「昭和の鎌倉攻め」と呼ばれた大規模な宅地開発が市内各所で行われたことをきっかけに、緑地保全などの課題や要請に応えるために制定した開発指導要綱を基としており、時代の変化に伴い条例化等を行い運用してきましたが、保全型の基準の考え方は、要綱制定当初と同じものとして継承してきました。しかしながら、社会情勢は大きく変化し、本市の土地利用を取り巻く状況についても変化が生じています。
その課題としての1つ目は、緑地を切り開く宅地開発から、最近は、既成市街地における再開発型の開発事業が多くなっており、開発事業の質的変容が見られることです。大規模工場の跡地等、産業用地から住宅系用地への土地利用転換による産業活力の低下についても課題となっているほか、深沢地域整備事業では、新たな時代を見据えた社会インフラや多様な機能の導入による新たなまちづくりの実現を目指すこととしており、これに対応することも求められています。
課題の2つ目は、災害に強い、安全・安心なまちづくりを推進するため、巨大地震による津波被害や、気候変動の影響により多発する水害、土砂災害などへの対応が求められていることです。
課題の3つ目は、多様化する地域のニーズに対応したまちづくりを推進するために、市民との協働のまちづくりに関する仕組みをより一層充実する必要があるということです。
課題の4つ目は、3つの条例から成る本市の土地利用調整制度の構成や関係性について、分かりづらさや手続の煩雑さを解消し、広く市民や事業者に理解される条例とする必要があるということです。
これらの課題に対応し、市・市民・事業者が協働により、安全で豊かに暮らすことのできる生活空間を創造し、維持していくためには、これまでと同様、本市のまちづくりの基本理念である「市民参画」「土地基本法の理念」「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法の目的」「環境基本条例の理念」を継承し、歴史的風致を含む良好な環境や景観及び緑地の保全に十分配慮することに加え、既に都市的土地利用がなされている地域については、その特性に応じた、まちの活性化や価値の向上に向け、創造的な土地利用の誘導・調整を行うことができるよう、本市独自の土地利用調整制度の見直しを行う必要があります。
4ページ「3 見直し検討項目」を御覧ください。
本市を取り巻く4つの課題に対して、それぞれ目標を掲げ、7つの項目について、検討を進めてまいりました。
5ページにまいりまして「4 見直しの方向性」を御覧ください。
検討を進めた結果、見直しの方向性として、次の4点に整理しました。
市・市民・事業者による協働のまちづくりの実現に向け、地区レベルのまちづくり計画について位置づけを見直す。大規模開発事業における土地利用の誘導・調整について、市長による助言指導の運用及び作成方法を見直すことにより、実効性の確保を目指す。画一的、硬直的な運用となっている技術基準について、状況に応じた対応を可能なものとする。誰もが分かりやすい条例構成と手続方法とする。
この方向性に基づき、必要な措置の方向性を「(1)条例全体の整理」「(2)地区レベルのまちづくり計画の検討」「(3)個別の開発事業への対応に関する検討」として、まとめました。
6ページにまいりまして、「(1)条例全体の整理」のうち、「ア まちづくり基本計画(都市マスタープラン)について」では、まちづくり条例において、本市のまちづくり基本計画として定めている「都市マスタープラン」と各条例の基準との関係について、地域性の観点などから、改めて整理することとしています。
7ページに入りまして、「イ 適用地域について」では、産業用地から住宅系用地への土地利用転換や自然災害などへの課題に対応し、地域の特性などを考慮した技術基準とすることとしています。
8ページに入りまして、「ウ 技術基準について」では、法定都市計画や法の委任規定として定めることのできる事項に関して整理するとともに、地域の特色や社会情勢を考慮した技術基準となるよう検討することとしています。
9ページに入りまして、「エ 手続について」では、開発事業等の手続は3つの条例で対応していることから、土地利用の目的や事業計画の規模等により煩雑となっているため、分かりやすい条例構成及び手続とした上で、効果的な組織体制としていくこととしています。
10ページにまいりまして、「(2)地区レベルのまちづくり計画の検討」では、「ア 多様な地区レベルのまちづくり計画について」の「現状と課題」として、自主まちづくり計画及び自主まちづくり協定について、各地区により計画の熟度や運用に差があることや、実効性が伴わないという課題とともに、市街地整備を目的とした地区レベルのまちづくり計画について、新たな制度を設けることが求められているとし、引き続き、11ページにおいて、地区レベルのまちづくり計画の概要に関する表を掲載し、「必要な措置の方向性」として、10ページの課題に対応するため、自主まちづくり計画及び自主まちづくり協定の整理を行い、新たな地区レベルのまちづくり計画制度の策定を行うこととしています。
12ページにまいりまして、「イ 地区レベルのまちづくり計画の運用方法について」として、自主まちづくり計画及び自主まちづくり協定を策定した効果を高めるために、実効性を伴う仕組みや個々の開発事業における専門家の派遣、計画策定後の変更や廃止に関する合意率等、日頃のまちづくり活動に対する支援について検討することとしています。
13ページにまいりまして、「(3)個別の開発事業への対応に関する検討」では、「ア 個々の開発事業の特性や実情に応じた対応について」として、大規模開発事業の手続について、届出時点で事業計画の熟度が高く、土地利用の誘導や調整のための変更の余地が少ない場合があることや、平均約9か月もの期間を要した上で行う市長の助言・指導に、実効性に関する担保がないことから、届出の時期や助言・指導の位置づけ及び内容などを整理することとしています。
14ページに入りまして、「イ 個々の開発事業における協議の仕組について」では、開発事業条例における技術基準について、地域の特性に応じて柔軟に対応できるよう検討するとし、既存の工場等の大規模用地に関する条例の適用方法や、市・市民・事業者・専門家による開発レビュー制度を検討することとしています。
最後に、「5 今後のスケジュール」についてですが、ここまで説明してきた見直し骨子の素案については、この後、まちづくり審議会から意見をいただくなどをした上で、令和2年度中に骨子とすることを予定しています。
その見直し骨子については、令和3年4月から5月にかけて、市民から意見を募集することを予定しています。この意見の結果を踏まえ、さらに検討を進め、令和3年12月までに見直し大綱を作成し、令和4年1月から2月にかけて見直し大綱についての市民意見募集を予定しています。その後は、令和4年3月以降に条例(案)を作成し、令和4年7月から8月にかけて条例に基づくパブリックコメントを実施し、令和4年12月に各条例を改正することを目指し、作業を進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田委員長 それでは、質疑の有無を確認いたします。
御質疑はございますでしょうか。
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○松中委員 先の議会で、質問したんですけれども、鎌倉のこれからのまちづくりで重大な点は、ここにも多少書いてありますね。防災、自然災害とか書いていますけれども、ちょっと遅れるという、コロナの関係で二、三か月遅れるようですけれども、土砂災害特別警戒区域、レッドゾーンですね。これがいよいよスタートします。それで、その辺の関係を、大分先のことだけれども、これはもう待っていられないので、それで、もう国交省でこれは発表したんですけれども、土砂災害の危険が高い区域に住宅を建てる場合、これは要するに土砂災害特別警戒区域です。そこに建てる場合、低金利住宅ローンなど適用外・対象外とする方針、つまり優遇制度をもう外していくと、レッドゾーンから。これは、要するにもうそういうところから離れていけという前提でしょう。そういう意味で、大変、災害が予想されるということでしょう、鎌倉の場合。それで、斜面地が2,000か所。
それと、2年後に、再来年ぐらいになると津波警戒区域の指定がいよいよ始まるかもしれない。それに伴って、鎌倉市の場合には、その中にレッドゾーンが入るかどうか。これはやっぱり、そうすると津波災害特別警戒区域、レッドゾーンの指定。イエローゾーンでもこれはかなり土地の値段も下がっていくか、当然固定資産税も下がっていくでしょう。津波の場合には、大体平たんなところですけれども、土砂災害の場合には斜面地と、これがいよいよスタートしていきます。そういう意味で、その辺のことを十分考えたあれでないと、山を開発するとか、そういうことはもうほとんどないだろうと思うんですけれども、場所によっては大型開発が生まれるかもしれないけれども。しかし、ダブルで、要するに土砂災害特別警戒区域という非常に厳しい指定が行われると。それで、津波警戒区域、これも指定されて、場合によっては市町村で特別警戒区域を指定することができると。これはいよいよ、そういう意味でまちづくりを考える上で、大前提が出てくると思うんですね。それからまた、特定河川の状況、この地球温暖化によって水害が起こる可能性が非常に、この前ちょっと雨が降っただけでも、かなり柏尾川の水位が上がっていると。滑川もかなり上がっていました。神戸川なんて非常に危険。非常に今までの気候変動どころか、もう現実、七里ヶ浜海浜、あれは10年間で20メートル後退していると、そういうようなことも起きていますので、その辺の点につきましては十分、ストレートに話したほうがいいと思うんです。もう、レッドゾーンというのは、随分相談、いろんな動きがあるものだから、勝手なことをこっちで説明しても困るので。
これ、機構改革でいくと今度は、土砂災害とかそういうのはどこで扱うのでしたっけ。どなたか分かる人はいますかね、今の防災を扱っているところ。急傾斜地はこっちで扱うのでしょう。どこで扱うの。
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○林まちづくり計画部長 急傾斜地については、がけ地担当の部分については、みどり公園課、都市景観部で所管になると思います。
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○松中委員 土砂災害は。レッドゾーンの扱いはどこがやるわけ。津波は、要するに警戒区域はどこが扱うの。今度の要するに機構改革では。
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○池田委員長 暫時休憩いたします。
(14時32分休憩 14時33分再開)
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○池田委員長 再開いたします。
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○松中委員 結構です。大変なことなんですよ、これ。本当に。
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○池田委員長 ほかに、御質疑はございますでしょうか。
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○武野委員 やっとここまでこぎ着けたというところでしょうか。
当初は私、これとまちづくり条例と開発条例が一本化されるんじゃないかとちょっと心配しておりましたけれども、そういった同じような実務は統合していくというのが9ページの下のほうにありますけれども、まちづくり条例については、中規模開発の手続で効果を検証した上で開発条例に移行し、効率的かつ効果的なものとしますと書いたのは、これは別に統合するという意味じゃないですよね。この開発条例に移行し、というのは、手続をやってから開発条例に移行する、今までの流れをここに書いているのでしょうか。
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○川村まちづくり計画部次長 ただいまの質問、9ページの下の四角の中の辺りかなと理解しました。二つ目のポチのところに、まちづくり条例に基づく中規模開発事業の手続について、効果を検証した上で、開発事業条例へ移行し、効率的かつ効果的なものとしますと、ここですね。一応、中規模開発事業という形で周知の標識設置だけ、今やっていただいているというのがございます。これにつきましては、場合によっては開発事業条例のところと合体させても、さほど効果が落ちないのかなとは考えておるところです。ただし、中規模開発事業でも、ある一定規模以上のものにつきましては、説明を求めることができるとか、意見を申すことができるというようなものもございますので、この辺について、少し、こう、その辺の効果というのを検証した上で残すべきところは残す、合わせられるものは合わせるというようなところを今、イメージしているというところでございます。
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○武野委員 今回のこの報告の中でも問題意識としてあると思うんですけれども、簡単に言いますと、広いところがありまして、ここ、何ができるんだろうなあと考えている住民が、あるとき看板があって、ここに建ちますと。たとえそれがまちづくり条例の段階であっても、それがほとんど絵ができていて、こういう建物を造るのにちょうどいいということで、もう先に買うわけですよね。買ってから、さて、何にしようじゃないわけでね。もう、ほぼ事業者では絵ができている段階で、市民に知らされていくというところで、ちょっとその建て方はどうよとか、ここに建てないでねとか、いろいろ出てきますよね。それで陳情が出てきたりします。
そういう点では、今回これをやることで、例えばだからね、シミュレーションとして台三丁目の自動車学校跡地を取り上げて、ちょっとこれに、今回の見直しに基づくとどんなふうになるんですかね。あそこで看板が立って、地域の人はここに何ができるんだろうね、広場ができるといいね、サッカーができるといいね、防災の拠点としては、やっぱりこれぐらいの広場が必要だね、というふうに、こもごも話しているのは知っているんですけれどね。そうしたら看板ができて、マンションができると。これが例えば、今回これがつくられ、これで4年後条例になるという段階で、初めてそれが今回の、何ですか、あるとしたらどんなふうになりますか。シミュレーションといいますか。
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○川村まちづくり計画部次長 今この骨子の中で、可能性といたしましては、一つの空き地というか土地利用の転換がありそうなところを含む周辺の皆様で、前もって地区レベルでどういった町がよろしいんだというようなところを目指すというところを一緒に、こう、考えて、今でもありますけれども、自主まちづくり計画がありますけれども、そういうような形でまちづくりを考えるということができるようになればいいかなと思っております。
自主まちづくり計画と自主まちづくり協定そのものについても、今ここの中に書いてありますけれども、もう少し運用の面でも考えられないかなと思っていますので、そういうような新しい地区レベルのまちづくり計画のルールというのを今回提案していきたいと考えているところです。
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○林まちづくり計画部長 具体的に場所を挙げていただいた、大船の場所については、面積が5,000平米以上で大規模土地取引行為であるとか大規模開発事業の手続が必要なものになっていますので、それについては大規模なものですから、あの場所の案件を仮に今後の条例の中でやるとしても、今、次長が申し上げたように、従前から地域のまちづくりというのを考えておいてというのはあるんですけれども、端的に手続としてどうなるのかというと、基本的には変わってこないと思っています。ただ、報告の説明の中でもありましたように、大規模開発事業への助言指導を実現、実効性のあるものにしていこうということは、今後の検討をしていくということになります。大きなものですので、その前段の御質問でいただいていた中規模開発事業、500平米以上から2,000平米というのと、それから2,000平米から5,000平米の手前のところと手続が違っています。意見書が出せる、出せないとか、説明会とかとありますので、その辺りの規模、ボリュームにおいて、中規模開発事業については、十分に周知が図られているだろうと、この周知で十分だろうというものとか、一定程度のものについては今までと同じようにやっていこうかとか、それはこれから検討するというのが今の一体の話になってくると思います。ボリュームとしては。
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○武野委員 例えば、大きなところなんかを分割して、開発して、小規模連鎖開発とか、言い方、小規模にならなかったけれども、ああいうふうに、あれは3等分に分かれて、もしかしたら全部、何かそういったマンションになるのではなかろうかという懸念はありながらも、その中の3分の1が今進んでいるわけですよね、あそこで言えばね。自動車学校跡地。そういうふうに分ければ開発できちゃうというのが何とかならないかなと。鎌倉山二丁目の問題もありましたよね。分けて申請されて、2年後にまた申請みたいなこともあるわけで、そこら辺の検討はどんなふうになされているのですか。これではどんなふうになるのですか。
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○古賀都市景観部次長 開発事業条例所管課として申し上げます。
今の武野委員の御指摘は、残地の問題が大きいと認識しておるところです。残地につきましては、先ほどの説明でも、画一的、硬直的な運用ということがございましたが、どうしても市域全体を同じような規制で縛っている関係上、残地というものがどうしても生じてしまうということがございます。ただ、技術基準として定めておりますので、非常に自由度は少ない、裁量で何か変えるということは今できないような状況になっておりますので、この辺のところは今、窓口で大変苦慮しているところです。
これにつきましては、今回の見直しの中で、従前の規制基準を継承しつつも、手続の流れですとか、敷地面積、道路要件、それから駐車場の附置義務なんかも含めて、いろいろと検証・検討していくということにしております。この結果を踏まえて盛り込んだ中で、地域の特性に見合った土地利用の誘導をこれから図ってまいりたいと、そのように考えておるところです。
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○武野委員 あと、その申請などで、いかにも5,000平米を免れようとするような4,999平米みたいな、そういう開発だったり、私の知っているところでは、城廻の、藤沢の柄沢との境目のところにどれぐらいか、今、造られようとしている。あそこも住民の説明では、ここのところには公園ができますからと言うんですよね。それで、公園を造らないといけないとなっていますからみたいなことが説明されていて、しかし、公園は造らなくてもいいんですよ。あれ、どれぐらいだったっけ、3,000平米弱ということで。住民説明の中では、図面には書いていないけれども口頭では公園ができますと言って、しかし残地ですから、その後、何になるか分からないということになるわけで、そういうのというのはあらかじめ何とかなるんですかね。いかにも1平米とかマイナスしているようなところとか。あそこもありました。植木115番地辺り。龍宝寺の近くも、あそこは500平米だったかな、をちょっと縮めていたのかな。という形で、条例に引っかからないような感じで進められようとしたのに対して、住民の中で集めて、やっぱりごみ箱をちゃんと作ってくれとか、いろいろなのを業者とやり取りしましたけれども、そういう、いかにもちょっと減らしてなんていうのは何か食い止められるのですかね。
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○古賀都市景観部次長 手続の要否の問題かと思います。これにつきましては、先ほどの残地が発生する問題にも絡んでくるのですけれども、大体、大きく3つぐらいの要因がありまして、1つは手続に非常に時間を要するというのがございます。2つ目は、道路要件の関係で、やりたくても一帯でできないというようなこともございます。3つ目は、先ほどの公園の話も出てきましたけれども、公園ですとか調整池などを造りますと、採算が合わない、資金が調達できないという事業者側の都合もございます。こういったもろもろの理由がございますので、一律に何かということはなかなか対応が難しいかと思います。実際、現行におきましては、一帯で開発するようにという話は当然、当初には要請・指導はしておるところですけれども、民間の土地利用という性格上、なかなか行政からこうしなさいというようなことを強いるのは大変難しいというような状況がございます。
そういった中で、先ほどの繰り返しになりますけれども、規制一辺倒ではなく、何か緩和策ですとか、まちづくりを一緒につくっていくというような観点からそういったルールづくりができないかという、今回、検討・検証をしてまいりますので、その中で緩やかな土地利用を誘導するとかということができるようになればなというような視点で、今回の見直しを行っていきたいと、そのように考えております。
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○武野委員 次に、地区レベルでのまちづくりということについてお尋ねします。かねてから私も、その地域に必要なもの、必要でないものはないかもしれないけれども、必要なもの、端的に言いまして、例えば地震や災害が起きたときに、この辺の地域の人はどれぐらいの人口であって、何かあったときには過去の災害に照らして、何人ぐらいが避難しなければいけない、そういう場所がここにはあるかどうかというところを一定の基準をつくってあげないと、そこの地域でのまちづくりという、防災の視点というのはできないんじゃないかなと思うんですね。だから、そういう意味では、あちらの防災の担当と協力しながら、これは基準をつくらないと、それがあって初めて市民が、ああ、それもそうだよねというのがありますよね。あそこの台のところで言えば、以前あそこに保育園を造ってほしいというのがありましたよね。これからマンションが建てば人口が増えて、保育園が必要じゃないかとかありましたし、あそこに小学生がいっぱい、新しいマンションに増えればどうなるのか。教育委員会では、当面、今ある既存の小学校で収容できるという返事をされていると思うのですけれども、やっぱり土地がどんどんそういう形で住宅になっていくのに従って、必要な施設なり、物が必要になっていくし、また高齢化率との兼ね合いで言えば、特養ホームが必要だったりとか、そういうような計算式と言いますかね、11地区と書いてありますね。11地区に分けて、ほぼ中学校区プラス2ぐらいですか。で分けてやるということであるならば、住民がここで生活するのに必要なものとして何が必要で、人口の割合はこうだからここの地区にはこれが足りませんというようなものを伝えて、じゃあ、皆さんどうしますというふうになるといいんですけれどね。
一方で、公共施設再編計画が、先にどんどん進んでいくのであれば、ちょっとこの整合性を取りながらみたいになっていくだろうし、足並みそろえながら非常に難しいですよね。立地適正化計画、今度、何か防災のものも予算化されていますけれども、何か、それぞれ部署が違っていて、共通認識で進めていくには上位計画であるマスタープランをいつも脇に置いて、照らし合わせて各部署がお仕事されないとずれていってしまうのかなと思ったりしますけれども、その辺はどんなふうにして進めていくのでしょうか。ほかの計画との関係で。
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○川村まちづくり計画部次長 今の資料の中では、6ページのところで、まちづくりの基本計画というのは今でも、都市マスタープランとして位置づけているという形を書いているところです。実際にここで書いていますのは、位置づけてはいるのですけれども、まま、条例の基準で扱うときには、そういうものは使い切れていない場面もあるというところがありますので、そこをもう一度ここで、戻って確認しながら進めていくということをここでは書いているところです。
それから、関係するところとしますと、次の7ページのところでは、質問とはちょっと違いますけれども、区分1、区分2と分けて、こういう大まかな分けをベースにして技術基準をつくっていたわけですけれども、これに四角の中にありますような工業系、商業系の用途地域の観点ですとか、これからつくっていく立地適正化計画の関係ですとか、様々な、土砂災害のことも一番下に書きましたけれども、こういったようなものの要素というのを取り入れて、ルール化していくということを考えておりまして、庁内連携しながら、情報共有しながら、基準にしていこうと考えているところです。
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○武野委員 ぜひ、市民・住民が主役のまちづくりにしていただきたいと、そういう計画にしていただきたいと思います。
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○池田委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認ですが、了承ということでよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたします。
それでは、土地利用政策課、都市調整課職員退室のため、暫時休憩いたします。
(14時50分休憩 14時51分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第2「議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
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○市街地整備課長 日程第2議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち、まちづくり計画部所管分の内容について説明いたします。
議案集(その2)は5ページを、令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の62ページから65ページにかけまして、令和3年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の45ページを御覧ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費8億9155万8000円のうち、職員給与費を除くまちづくり計画部所管分について、まちづくり推進事業に係る経費は、まちづくり審議会委員報酬、都市政策専門員報償費、土地利用調整制度の見直しに係る調査業務委託料などを計上いたしました。
予算説明書は130ページから133ページにかけまして、内容説明は311ページに移りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費9億3535万2000円のうち、職員給与費を除くまちづくり計画部所管分について、古都中心市街地整備事業に係る経費は、技術アドバイザー謝礼を。
内容説明は312ページに移りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、技術アドバイザー等謝礼、大船駅笠間口広場整備工事請負費などを。
内容説明は313ページに移りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を。
内容説明は314ページに移りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地区まちづくりガイドライン策定業務委託料、事業計画認可図書等作成関連業務委託料などを。
内容説明は315ページに移りまして、都市計画運営事務に係る経費は、立地適正化計画策定業務委託料、都市計画基礎調査業務委託料、立地適正化計画防災指針作成業務委託料などを。
内容説明は324ページに移りまして、会計年度任用職員給与費に係る経費は、まちづくり計画部所管分として、市街地整備課、深沢地域整備課、都市計画課の会計年度任用職員3名の報酬などの人件費をそれぞれ、計上いたしました。
議案集(その2)は15ページを、予算説明書は183ページを御覧ください。第3条、債務負担行為について説明いたします。
深沢地区まちづくりガイドライン策定業務委託事業費は、それぞれ、第3表及び調書のとおり、債務負担行為の設定をしようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 それでは、ただいまの説明に対しまして、御質疑はございますでしょうか。
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○武野委員 事項別明細書312ページの大船駅周辺のところですけれども、いまだにどぶ臭いんですね、すごく。それって、臭気問題改善に向けた検討を進めるというのが去年もそうだったし、仲通りの藤沢市寄り側もそうだったりして、臭かったりとか、どうなんですか。ここでは、そちらじゃないですよね。藤沢方面のほうは言っていないんですよね、ここはね。どちらかというと松竹通りのほうというか、あちらですかね。
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○若林市街地整備課長 再開発事業の区域というのは、仲通りの藤沢側というところは区域から外れておりまして、私どものほうが、まだ下水道が未整備だというところの区域については、大船駅東口の笠間口にかけての第2地区と言われているところでございまして、そちらについてが再開発のエリアで、本来は再開発事業で下水道整備を行うものであるんですけれども、それにつきまして対策を行っていきたいということで、これまで検討しているところでございます。
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○武野委員 この大船駅の周辺整備事業と一緒じゃないと駄目なんですかね。もうここがほら、先行き、見通しがないんでしょう。こんな言い方をしたら失礼か。なので、その下水道事業としてだけで、そちらの部署に移してきちんと直すということは考えていないのでしょうかね。その第2地区だけじゃなくて、ほかも臭いのですから、そんなことは検討はなされないのでしょうか。
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○若林市街地整備課長 再開発事業の区域のところについては、検討していくようなことで、今まで検討してきたのですけれども、再開発事業区域以外のところについては、公共下水は整備されていますので、そちらはそこで、まあ、接続をしていくというようなことになりますので、そういった対策になるかと思います。
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○武野委員 じゃあ、その臭いはそちらに流れちゃっているということですかね。それで、結局、これはずっと大船駅の再開発事業の中でやるということで、手をつけられるのはいつだか、一回ありましたよね、ちょっと直しましたか、ありましたよね。そんな感じでちょこちょこ直すのかしら。ということですか。どういう計画ですかね。
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○市街地整備課長 再開発事業区域の下水道整備については、先ほど申し上げたとおり、本来再開発事業と一体となって行うべきところなんですけれども、臭気の問題とかがあるということで、その整備工事については先行整備の検討を行った経過がありますが、整備工事が高額となってしまうことが判明して、現在整備工事を見送っているというような状況です。しかしながら、臭気の問題ということで、私も大船の街を歩いて、そこのところは感じて、雨の日などの後とかは臭気があるのかなと受け止めております。
そういったところもなかなか手がつけられない部分ではあるんですけれども、側溝の清掃とか、あとは毎年環境部で、砂押川の水質調査なども実施しておりまして、そういったものを注視しまして、あらゆる対策を今後検討していきたいと考えておるところでございます。
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○武野委員 ちょっとその担当が違っていたらごめんなさい。多分違うのかな。県の担当だとも聞いたことがあるのだけれども、大船駅のところで、バキュームカーが来てくみ取って、朝、物すごい臭いがするというのがあるのだけれども、それも何か関係はないと思うけれども、御存じでいらっしゃるかしら。もう、しょっちゅうくみ取って。一度、臭かったから話をしたら、県の担当で、そこが、タンクがつながっていなかったから直しましたと聞いたことがあったのだけれども、そこはどぶ臭かったのね。でもやっぱり、くみ取り、あれとは別なのかな。くみ取りをバキュームカーが来て、昔の臭いが充満するんですよ。東口がね。上の駅までね、定期的に。あれと再開発は関係ないのでしょうけれども、どなたか何か御存じですか。
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○市街地整備課長 場所がちょっと分からないのであれですけれども、再開発の、下水道が整備されていない区域だとすると、恐らく浄化槽の清掃とか、そういうくみ取りのようなことをやるという話は聞いたことがありますので、そういうところではないかと思われます。
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○武野委員 立地適正化計画について、ちょっと確認だけなんですけれども、プロポーザルだったのかな。昭和株式会社に頼んで、令和3年度で2346万3000円というのが今回ので使い果たすというか、そういうことに計算してみたらそうなったんです。それとは別に、その2行下、立地適正化計画防災指針作成業務委託料、これはまた別の、会社はともかく、策定しておしまいかと思ったら、さらにまた防災が始まる。それで、この次、まだいろいろなものがあるのですが、都市機能の誘導区域を何とかするだとか、住居の誘導のとか、そういう今後の計画があって、そのたびに防災と、その他いろいろな計画のたびに委託料というのが今後計上されていくような形ですか。同じ会社がやるのかしら。どういうふうになるのでしょうか。
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○永井まちづくり計画部次長 立地適正化計画の防災指針についてなんですけれども、こちら昨年9月に、都市再生特別措置法が改正されまして、その防災指針をきちんと入れなさいということになって、新たに増えたものでございます。
したがいまして、令和元年度から3か年で従前の立地適正化計画の策定の業務というものを進めさせていただいておったわけですけれども、そこにプラスアルファ、この防災指針というものを作成する業務を委託しなければならぬということでもって、今回予算の要求をさせていただいているところです。
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○武野委員 新たな問題というのは防災指針だけですか。都市計画機能の誘導とか、居住誘導区域というのは、この昭和株式会社がもう終わっているということですか。
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○永井まちづくり計画部次長 失礼いたしました。そのとおりでございまして、増える部分というのは、防災指針の検討業務だけでございます。
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○池田委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無の確認を行います。
(「なし」の声あり)
なしということで、確認いたします。
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○池田委員長 それでは、続きまして、日程第3「議案第119号令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」について、原局から説明をお願いいたします。
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○市街地整備課長 日程第3議案第119号令和3年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
議案集(その2)は19ページを、令和3年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の5ページを、令和3年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の421ページを御覧ください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2060万円で、前年度当初予算に比べて、約10%の増額となっています。
初めに、歳出から説明いたします。
予算説明書は10ページから11ページに移りまして、第5款、第5項事業費、第5目一般管理費は1896万4000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品費、代替住宅管理費負担金などを。
内容説明は422ページに移りまして、職員給与費に係る経費は、市街地整備課で再開発事業に携わる2名の職員に要する経費を。
内容説明は423ページに移りまして、第10目事業費は63万6000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、管理施設等の維持修繕に要する経費、再開発事業代替用地の管理に要する経費などを、それぞれ計上いたしました。
予算説明書は、12ページから13ページに移りまして、第15款、第5項、第5目予備費は100万円を計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
予算説明書は戻りまして、8ページから9ページを御覧ください。
第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は651万円で、行政財産の目的外使用料を。第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は1209万円で、一般会計からの繰入金を。第15款、第5項、第5目繰越金は200万円で、令和2年度からの繰越金をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの説明に対しまして、御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無の確認ですが。
(「なし」の声あり)
なしということで、確認いたします。
それでは、市街地整備課職員退室、土地利用政策課、スポーツ課及び環境部職員入室のため、暫時休憩いたします。
(15時07分休憩 15時16分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第4「陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情」を議題といたします。
陳情提出者からの陳述がございます。説明者の方、発言席に御移動ください。
発言時間は10分以内でお願いいたします。また、発言内容は陳情の願意に関する説明及び意見とし、この範囲を超えないようにお願いいたします。
それから、個人情報に関する発言、公序良俗に反する発言、議員、個人、団体等への誹謗中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。このような発言があった場合は、途中であっても説明をやめていただくことがありますので、御承知おきください。
それでは、以上、申し上げました内容を踏まえまして、説明をお願いいたします。
どうぞ、お願いいたします。
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○趣旨説明者 小島氏 特定非営利活動法人プラスチックフリージャパンの小島でございます。提出いたしました陳情につきまして、補足説明をさせていただきたいと思います。
まず、最初にお断りしたいことといいますか、お話ししたいことは、私、サッカー場そのものに反対しているということではなく、サッカー場を人工芝で造るということについて、環境的な側面からぜひ、別の工法を採っていただきたいと陳情しているということを最初にお話ししたいと思います。
釈迦に説法になるところもあります。お許しください。
私たちは今、3つの大きな危機の中にいます。1つは、気候非常事態の気候危機の中にいます。そして2つ目は、生物多様性を損なう、喪失という危機の中にいます。そして3つ目は、これは社会的危機ですけれども、格差が大きいという危機の中にいますけれども、最初の2つの気候非常事態の危機と、それから生物多様性の危機の大きな原因は、汚染であります。汚れですね。ポリューションというものですね。その汚染は普通4つあると言われています。1つは皆さん、それは私たちが、それがなければ環境的に困る空気と水と海と土。この4つが汚染されることが私たちにとって非常に危機なわけですけれども、この4つの汚染に共通しているものは何かというと、プラスチックです。プラスチックによって空気が汚れ、プラスチックによって海が汚れ、プラスチックによって水が汚れて、そして土壌が汚れているという現状があります。
そのプラスチック、もちろん私たちはプラスチックがなければ生活できないわけですけれども、皆さんが捨てた、あるいは捨てられたプラスチックは、太陽によって粉々に、太陽とか風とか海、波とかですね、粉々になってマイクロプラスチックというものになります。そのマイクロプラスチック、実は私たちが食べたといって別に何ということはないです。私が食べたといって、まあ、ちょっと変な話ですけれども、トイレに行けば出ちゃう話なんですけれどもね。そのマイクロプラスチックが、実は非常に体に悪いということがあります。それはね、お母さんのおなかの中にいる胎児の話なんですね。やがて、皆さんも御存じだと思いますけれども、水俣病だとか、サリドマイドだとか、もうお母さんのおなかの中にいる胎児にそういった化学物質が悪影響を及ぼすということは御存じのことだと思います。その懸念がありますので、ぜひ、鎌倉の町からマイクロプラスチックが出るようなことはやめていただきたいと思っているわけです。
さて、人工芝、これはマイクロプラスチックを出します。次の2つの観点から、マイクロプラスチックを出します。1つは、擦り切れます。これは激しい運動をするから擦り切れるわけです。皆さんの御自宅にも、多分人工芝の、今どきないかもしれないけれども、玄関マットがあるかもしれません。あるいは、マンションの方はベランダに人工芝を引いているかもしれません。それがやがて、白くなるのを気がついておられると思います。あれは皆、人工芝の部分が切れてどこか行ってしまっているのです。どこに行っているのですか。皆さん一生懸命集めて掃除して、それをごみにやっていますか。やらないと思うのです。どこか行ってしまっているのです。人工芝のサッカー場は、非常に激しい運動をしますから擦り切れるのです。擦り切れてマイクロプラスチックになるというのが第1番目のチャンスです。
2番目のチャンスは、実は、人工芝は人工芝だけで運動場になるわけではなくて、そこに細かな粒子を引きます。テニスをされる方は御存じだと思います。オムニコートというのがありますね。人工芝の中に砂をまいています。あれは滑るためにまいているわけです。滑らなかったら人工芝でけがをしてしまいますからね。ですからまいている。その人工芝の中に入れるチップ、小さな粒があります。これは普通ゴムチップなんですけれども、タイヤから再生したゴムチップ、これは一次的なマイクロプラスチックです。もう作ったときからマイクロプラスチックと言われるマイクロプラスチックです。ですから人工芝は、2つのマイクロプラスチックを出します。1つは、擦り切れた2次的なマイクロプラスチック。もう一つは、自らまく一次的なマイクロプラスチック。これがある。
そのマイクロプラスチックはやがて、運動した人の靴についたり、あるいは風に舞って川に流れ、海に流れて、海に流れて魚たちが食べたり、あるいは鳥が食べたりして、それがだんだん食物連鎖によって大きな魚に行って、私たちが食べるわけです。私たちはどれだけのマイクロプラスチックを食べているかという研究があって、大ざっぱに言うと1年にクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを食べていると言われています。これはインターネットで調べていただければ分かります。
マイクロプラスチックは実は、石油からできているから海の中にある石油製品の残骸と非常に仲がよくて、みんな吸いついてしまうんです。磁石みたいにくっつけてしまいます。DDTですとか、PCBですとか、そういったかつて日本で使われていた、世界で使われて、今でも世界で使われているところがありますが、そういった有機有害のものです。POPs、残留性有機有害物というものをマイクロプラスチックが吸いつけて、それを私たちが食べて体の中に蓄積して、やがて胎児に影響が及ぶということがあります。
ということで、ぜひそのマイクロプラスチックが発生する人工芝、これを使わないでいただきたい。どうせ造るなら、鎌倉市はいいところですから、天然芝で造って、天然芝で造ると農薬を使うではないかと言われてしまうと困るのです。農薬を使わない天然芝のコートを造っていただきたいと考えているわけです。
それから、今のお話はマイクロプラスチックのお話ですけれども、もう一つは、私、鎌倉に来てから市長が3つの宣言をしてくれています。1つはSDGs未来都市ということになっています。SDGsの観点から、ナンバー14ですね、海の豊かさを守ろう。それからナンバー15、陸の生物の豊かさも守ろうというところから考えると、いかにもマイクロプラスチック、あるいはプラスチックで地表を覆うということは好ましいことではないように思います。
それから、2つ目の宣言として、かまくらプラごみゼロ宣言をしてくれています。これは由比ヶ浜で鯨が打ち上げられた、おなかの中にプラスチックがあったということで、黒岩知事と共同で発表してくれているわけです。マイクロプラスチック。皆さんも由比ヶ浜に行って、プラスチックを拾われたら分かると思います。大きいプラスチックではなくて、浜辺に腰を据えて落ち着いて見てみると、小さなプラスチックがいっぱいあります。赤だ、緑だ、青だ、白だといっぱい落ちています。ペットボトルの蓋が砕けたものかもしれません。緑のものは結構人工芝だと思います。人工芝も長い間こんなペラペラしていますけれども、薄くなったら硬いプラスチックになりますからね。海で拾うプラスチックの全体の1割とも言われています。あるいは、25%とも言われています。相当大きな量が人工芝系とポリエチレン系等から出ていると言われています。
そして3つ目の宣言があります。3つ目の宣言は、気候非常事態宣言。この3つを松尾市長がしてくださったわけです。ということは、市としてこの3つは絶対にしないんだぞということの決意だと思うのです。その決意のある中で、1業者がと言っていいですかね。人工芝でサッカー場を企画するということ自体、私はすごく抵抗を感じて、ぜひ、サッカー場は必要かもしれません、私はサッカーをしないので分からないですけれども、であればもっともっといいものを造って、私たちが誇れる鎌倉ですね。SDGs未来都市であり、かまくらプラごみゼロ宣言であり、そして気候非常事態宣言である鎌倉の環境を守っていただきたいなと思います。
そして最後に、この事業自体はクラウドファンディングでされているわけですけれども、クラウドファンディングの芝が、全く心配のない芝だというふうに書かれていること自体、安全性の証明もないし、とても私、疑問だと思いますので、業者選定も慎重であっていただきたいなと思います。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 続きまして、説明者に対する質疑を行います。委員におかれましては、陳情の説明者に対する質疑であることに御配慮をお願いいたします。
それでは、質疑のある方、御発言をお願いいたします。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を終了いたします。
説明者の方は、傍聴席にお戻りください。
次にSDGs議員連盟代表に対する質疑を行いたいと思います。
入替えのため、暫時休憩いたします。
(15時28分休憩 15時29分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
本日はお忙しい中、SDGs議員連盟代表の西岡議員におかれましては、建設常任委員会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは、陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情について、委員から質疑がございますので、御答弁をお願いいたします。
それでは、質疑のある方、よろしくお願いします。
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○松中委員 御苦労さまです。この人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情です。
先ほど、小島さんの説明で、もう本当に大変なことになっていると。大体、私自身もそんな詳しいわけではないのですけれども、陳情が出て、ネットを調べていろいろ知った。これは大変なことになっているということはある程度分かったので、そういえば、鎌倉市議会にはSDGs議員連盟があるということで、それで代表でいらっしゃいますね。代表もこの陳情をお読みでございますか。もうこの陳情を読んでいただいて、どのような感想を持つか、まず、その辺をお伺いしたいと思います。
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○西岡議員 今日は、松中委員からお呼びをいただきまして、大変にありがとうございます。まず、この陳情を拝見して、もっと早くに、このことに私たち自身が気がついて行動すべきであったと反省をいたしました。大変大きな問題提起をいただいたなと思っております。
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○松中委員 それで、具体的に、このSDGsの中で、要するに海洋汚染とか、いろいろな問題点が、この人工芝のマイクロプラスチックの飛散とか、そういうことで起こると思うのですけれども、そういう意味では、議員連盟の代表の立場として、早く知って、どのようにあったらいいかということはちょっとお聞きしたいです。希望的な意味と、それから、これを指導すると、それは当然、要するに、言って聞かなかったらそれはまた別のことになると思うのですけれども、その方向で、そういうものは控えるようなことでいいかどうか、その辺いかがでしょうか。
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○西岡議員 当然のことながら、そのような方向でやっていくべきだなと思います。と申しますのは、今、陳述をしてくださった小島さんからお話がございましたけれども、母親、母体に影響が出てくるというお話がありました。実は、昨年の12月にこれはイタリアの研究チームから発表された、報告をされたものなのですけれども、出産後の胎盤から初めてマイクロプラスチックが検出されたということでございます。これは、研究対象となった胎盤はまだ6人と少ないのですけれども、今まで鯨の、哺乳類のおなかからとか、人の腸内から発見されたというのはあったのですけれども、胎盤から発見をされた。しかもこの胎盤の母親、それから胎児の胎盤から検出をされているという衝撃的な報告がございました。この6人の調査をしたところ、4人分の胎盤からマイクロプラスチックが12個見つかっていると。その母親の胎盤が4つで、胎児側からが5個、そしてその中間から3つ、小さなものだけれども見つかっていて、そこには全て色がついていたと、そういう報告がございます。本当にもう、これを読んだときにびっくりいたしまして、ここまで深刻な状況になっているということに気がつかないでいることを、本当に反省いたしました。
そういったときに、今回この陳情が出されて、これはもう動かざるを得ない、まだ待ったがかけられる状態であるならば、それは大変なことであるかもしれないけれども、警告を発しなければいけないと思いました。先ほども小島さんからも御紹介がありましたように、鎌倉市はSDGs未来都市の選定を受けて、ましてや深沢の事業用地というのは、この鎌倉のSDGs未来都市の第三の拠点として、その未来都市の形をあそこに実現しようと考えているところでございます。そういったところに今、これほどの影響を与える人工芝、マイクロプラスチックに変わってしまう、そういったものを使うサッカー場を1万平米ですよね、造ろうとして、まだ間に合うわけですから、そんなことをしてはいけないよと、危ないんだよと、もう未来につないでいく持続可能な鎌倉市の未来、SDGs未来都市として、ここは警告を発しなければいけないなと、心の底からそう思っております。
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○松中委員 小島さんの先ほどの御説明、そして西岡SDGs代表からのお話を聞くと、私はもう本当の素人なのですけれども、きっかけは、こういうものがあって、提出されて、大変なことなのだと。確かに、鎌倉の由比ヶ浜で上がった、坂ノ下で上がった鯨、確かに私、すぐ駆けつけて見ております。そしてその後、プラスチックの残骸というか、体内から発見されたと。すぐ国立科学博物館かな、上野へ飛んで見ました。そういう意味では私も多少関心を持っていたところなのですけれども、人工芝がこれほど大変なことだということを再認識いたしました。本当に、西岡議員がおっしゃるようなことは非常に心強い思いをしました。御進言、大変ありがとうございます。私も、ささやかながら頑張っていこうと思っております。ありがとうございました。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
本日はお忙しい中、西岡議員におかれましては、誠にありがとうございました。退席していただいて結構でございます。
それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。
(15時37分休憩 15時38分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
それでは、原局から説明をお願いいたします。
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○川村まちづくり計画部次長 日程第4陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情につきまして、説明いたします。
なお、本説明において、鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例につきましては、以下「特定土地利用条例」として説明いたします。
まず、陳情の要旨についてですが、「深沢地域整備事業用地に計画されている人工芝のサッカー場に対して、プラごみゼロ宣言並びに気候非常事態宣言をしている鎌倉市として、マイクロプラスチックの飛散、堆積、気温上昇などの環境汚染を招かないように、人工芝ではない他の天然素材を用いる計画に改めるように指導することを求める」としています。
次に陳情の理由について説明いたします。
神奈川県と鎌倉市は、「プラごみゼロ宣言をし、広く市民にプラスチックごみの発生抑制を求めると同時に」「市の公共施設におけるプラスチックごみの発生抑制に努め成果を上げて」おり、「市内事業者についても発生抑制を強く求めている」としています。
そして、「人工芝は激しい運動による摩擦により擦り切れてマイクロプラスチック化することはよく知られている事実」であるとし、人工芝には「耐久性を増すためにゴムチップがまかれることが多く、一次的マイクロプラスチックの発生源」として、サッカー場のメンテナンスではなく、地球環境に「意思決定の根拠をおいていただきたい」としています。
また、「照り返しの大きい人工物により地表を覆うことは、気候温暖化、ヒートアイランドをもたらす方向であり、気候非常事態宣言をしている鎌倉市として避けるべき」であり、「業者に計画変更を指導するべき」としています。
これらのことから、「プラごみゼロ宣言都市、気候非常事態宣言都市、SDGs未来都市として全国から注目を浴びている環境先進都市である鎌倉が、判断を誤らないでいただきたい」としています。
なお、陳情書の「2 陳情の理由」の中で、「市が管理する事業用地」に「サッカー場が計画され」との記載がありますが、本件グラウンド計画地は、所有及び管理ともに市ではありません。また、同じく陳情書の「2 陳情の理由」では、「環境ベンチャー企業「ピリカ」の調査によれば、プラスチック浮遊物の4分の1が人工芝であった」との記載がありますが、インターネット上で公開されているピリカの発表資料では「国内の河川・港湾を漂うマイクロプラスチックの14%が人工芝であることを特定した」と記載されていますことを申し添えます。
続きまして、本陳情に対する市の考え方を説明いたします。
資料1は、本計画の案内図となります。
本計画につきましては、今後、深沢地域で行うこととなる土地区画整理事業の予定区域内である鎌倉市梶原字内耕地466番の一部、9,996.10平方メートルの土地において、民間事業者である一般社団法人鎌倉スポーツコミッションから、スポーツグラウンドの設置を目的として、令和3年1月25日付で鎌倉市まちづくり条例に基づく中規模開発事業の届出があり、事業者は現地に標識を設置し、本市では、公告をするとともに、ホームページにて公開し、同年2月4日に同手続を終了しています。
その後、同年2月5日付で、特定土地利用条例に基づく事前相談申出書の提出を受けました。
資料2は、その土地利用計画図となります。
図の桃色で外枠を囲っている範囲が、行為区域となり、そのうち、うす紫色で着色している部分が、人工芝敷設範囲となります。
特定土地利用条例の基準との関係では、緑色で着色している部分が、行為区域の25%に当たる緑化の範囲であり、行為区域の外周は、高さ8.1メートルの防球ネットと、高さ1.5メートルの防護柵で囲う計画となっています。
また、区域内には、合計124.98平方メートルの建築物の建築が予定されており、用途としては、事務所、トイレ、シャワー室と、受付、倉庫、更衣室とのことで、当該グラウンドを利用するに当たり必要不可欠の管理施設であり、最小限の規模であることから、本件土地利用の目的と不可分一体の附属建築物として、認められるものと判断しております。
事業者は、現在、特定土地利用条例の手続における、標識の設置を行うとともに、近隣住民等へ説明を行うなど、計画の周知を行っています。この後は、特定土地利用行為に伴う関連課との協議を行い、基準への適合確認手続を行うこととなりますが、特定土地利用条例では適合のための基準に、人工芝に関する規定はございません。
そのような中、令和2年市議会12月定例会建設常任委員会での質疑にありましたように、人工芝に対する環境負荷への懸念について、庁内関係部署と連携し、事業者に対して事業計画に関し聞き取りを行ったところ、今回使用する人工芝については、マイクロプラスチックの原因となるゴムチップの代わりに砂を使用することや、リサイクル可能な素材とすること、摩擦に強い耐久性のある素材とすること、従来品の人工芝と比較して、熱くなりにくい素材を使用していることが示されており、一定の配慮はなされていると認識しています。
陳情の要旨の中で「人工芝ではない他の天然素材を用いる計画に改めるように指導することを求める。」とありますが、これは規制的行政指導に当たり、法律の根拠なく実施することは行政指導の限界を超え、違法となる可能性があります。しかしながら、人工芝の使用を規制する法的根拠はありません。
また、人工芝が環境に与える負荷の内容及び程度について、国や公的機関が示した具体的なデータはなく、適切な行政指導が実施できません。
以上により、現状においては、行政指導は実施しません。
なお、プラごみゼロ宣言や気候非常事態宣言は、市の姿勢を示した宣言であり、行政指導の根拠にはなり得ません。
市としては、事業者に対し、ごみの減量資源化、分別の徹底及び散乱防止、再生可能エネルギーの利用などについて、事業者としてできる限りの環境負荷の低減について、協力を求めるとともに、今後もスポーツグラウンドの運営に当たり、プラごみゼロ宣言、気候非常事態宣言の趣旨を伝え、理解と協力を求めてまいります。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局の説明に対して、質疑はございますでしょうか。
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○松中委員 原局に聞くことはないんですよ。この仕事を始めたのは、要するに原局は知らないところで市長が始めたのです。市長をはじめ関係者と始めたのですよ。だから、原局から聞くことはほとんどないです。また、説明したらおかしいんです。それで、要するに、環境の問題をそちらが言うこと自体が、ある意味でおかしい。だから市長に聞きます。ただ1点だけ聞きます。この雨水の処理の仕方で、全て宅地内の浸透処理と書いてあるのはどういう意味なんですか。これは。
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○川村まちづくり計画部次長 事業者の計画で、この場所に降る雨については特にどこかのところへ接続して流すということではなく、浸透させるというような形で今、図面が出てきているということでございます。
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○松中委員 浸透した水をどこへ流すんですか。そのまま水を、どういうことなんですか。それは。それでいいんですか。よく雨水などというと、雨水枡を造って水の流し方を考えるけれども、これはどこに流すんですか。これは、びちょびちょになるんですか。どうして、これはいいんですか。この下に、大きい貯水槽でも造るんですか。それを造らないで、そのまま流すのでは、ここに浸透させれば水はどこかに流れるでしょう。そばに、これは川に入って、だけれども、そちらに聞いてもしようがないから、これは市長に質問します。書いてあるじゃないですか。こんなこと許されるんですかね。全て宅地内の浸透処理とすると書いてある。
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○川村まちづくり計画部次長 この場所につきましては、もともとJRの社宅が過去に建っていたところでございます。
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○松中委員 そんなことは、ここは聞いていないんだよ。
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○川村まちづくり計画部次長 それで、今の時点ではずっと更地の状態になっておりまして、状況としては、今と、この人工芝を敷設した後の状況では変わらないということでして、市の下水道河川課とも調整して、全浸透で施工することで支障はないということになっております。
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○松中委員 だから結局、その水をどこかに流すということでしょう。そういうことだったら、どこかに水を流すということでしょう。この雨水は。浸透した水をどこかに流さなかったら、ぶよぶよになってしまうでしょうよ。だって、今まで使ったといって平らな土地になっていてといったって、水がこの川に流れていたんですよ。昨日、私、ずっと通ったら、ずっと穴が開いていますよ。川のところの、護岸のところにずっと穴が、そこから水が出てくるんですよ。
いいや。これは聞いてもしようがないよ。後は市長に聞くからいいです。
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○池田委員長 よろしいですか。
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○池田委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
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○武野委員 やっぱりここの部署で審議するのかなというのが第一印象です。まちづくり条例にかかってここに来ているということなのでしょうけれども、先ほど議論した、まちづくりに関わる、土地利用のね。あれにやっぱり参考に、参考になるというか、こういうことが今後起きた場合ということもあるのだろうなと思いますし、今、例えば大きな土地をやるときに、上に何かビニールみたいなシートをばあっと掛けて置いている、置いて開発の何かをやるときがありますよね。だから、そういう素材などもやっぱり気になるものではありますし、だから今後はやっぱり、どの部署もSDGsの視点というのを持ち合わせて仕事をするし、必要な改善は図られるべきだなとは思います。
それで今、ここの陳情の要旨の中の4行目に、指導することを求めるとなっていますね。それで、指導は、行政指導はできないというんですよね。だから、これはすごく難しい陳情なんですよ。(私語あり)
例えば、指導できないと言ったと言っているんですよ。それで、実際に陳情が採択されたら、どんなふうになるんですか。
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○環境保全課長 今、陳情でも行政指導、人工芝を天然素材に変えるように行政指導してほしいという陳情になりますけれども、先ほど説明でも申し上げましたように、人工芝を天然素材に変えるという行政指導は、いわゆる行政手続法の規制的行政指導に当たります。規制的行政指導といいますのは、これは一定の法的根拠を伴わないと行政指導の行き過ぎになります。行政指導の限界を超え、違法になる可能性があると。これは、顧問弁護士にも確認しておりますので、これで行政指導をしないと申し上げております。
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○武野委員 やっぱり世の中、社会の進歩というのは、いろんな問題が起きて、それが法律に合致しなかったりする。しかし、いろんなところから困ったという声が上がって、これはちょっと変えていかなきゃなと変えていくわけですよね。そういう点では、やっぱりこの問題はどうやって実現していくのかという点では、これで指導できるとなると、一つのSDGsの前例になるし、一方で、これに合致しないということになると、何というのかな、ちょっと表現が悪いんですけれども、SDGsに合致するとか、合致しない、指導するみたいなのがあると、監視社会になっていくというか、そういうものじゃないと思うのです。SDGsとは、もっとみんながそうだよねと思えるような社会が、何というのかな、つくられていく。私、教育基本法のできたときに、最初の教育基本法前文にこう書いてあって、これは私、すごく好きなんですけれども、「民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。」と言っているのです。そういう視点、ことに近いものが、SDGsにあるなと思っているのです。だから、この行政が指導するとか何とかということで、ここで前例を作ってしまっていいのだろうかというのがちょっと気になるのです。言っている中身は本当に、私もそのとおりだし、マイクロプラスチックのことでは憂いています。おっしゃっていることは全て賛成です。ここで、行政指導になるようなことをしてくれというふうになることが、今後につながっていくこととして正しいのかなと、ちょっと決めかねるんですよ。ということの意見なので・。(「質疑」の声あり)
分かりました。質疑できないね、相手が。
要するに、これがたとえ採択されても指導はしないということ、できないという御意見ですね。分かりました。結構です。
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○池田委員長 ほかに御質疑は。
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○中村委員 せっかく環境部がいらしているので、私も、人工芝に対する認識というのは、今お話を聞いて、非常に甘いものがあったなとは感じているのですけれども、今後、環境部としてこの人工芝に対する考え方、どうしていくか。今まではいいです。これから何か、そういう考え方が何かあるか。その辺をお伺いしたいと思います。
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○環境保全課長 まず、人工芝につきましては、先ほどからお話が出ておりますように、マイクロプラスチック、いろいろなものが要因になりますけれども、その要因の一部になり得ることは我々も承知しております。ですので、人工芝がもちろんいいと思っているわけではありません。それで、その人工芝は、ただ、いろいろなタイプがありまして、言ってみれば、摩耗に強いものから安いものもあります。そういったものの中で、言ってみれば、マイクロプラスチックが発生しにくいものを当然選んでいただきたいと思いますし、どうしても、それでも発生はしますので、してしまう部分は、とにかく川や海につながらないようにそこを抑制していく。マイクロプラスチックの問題にならないところを、環境負荷の低減といいますけれども、環境基本条例にのっとって、そういったところを努力していくというのが我々の使命だと思っています。
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○中村委員 今回は、大きなグラウンドというのが一つのテーマになっているわけだけれども、先ほど陳情者の御発言の中には、一般の方の玄関マットであるとか、そうしたいろんな場面で人工芝が使われる可能性というのがあるわけで、やはりそこら辺、環境部としても認識を持って、今後進めていかなければいけないのではないかなと私は思っています。
最後は意見ですけれども。はい。
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○池田委員長 ほかに御質問はございますでしょうか。
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○大石副委員長 人工芝を結構大きな広い範囲で貼ってしまうわけですけれども、この人工芝を貼るに当たって、一番最初、この陳情を見たときに、貼るにしても何かこう、マイクロプラスチックにならない、何かこう、手法、砂混じりにしているとかいろいろなお話がありましたけれども、マイクロプラスチックとして流出していかない、そういう手法というのは何か今ないんですか。よく、サッカー場でも人工芝のところというのはありますよね。そういうところもSDGsの考え方、基本に戻って、こういう対策を取っているとか、そういうところというのはないのですか。
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○環境保全課長 人工芝で、スポーツ競技場などを造るような場合、まず、摩耗に強い人工芝というのがあります。サッカーだったり、ラグビーだったりに使うようなものは当然耐久性が必要になってきますけれども、一般の御家庭で、先ほどお話のありましたマンションのベランダに敷くような人工芝ではなくて、スポーツ専用のそういった人工芝もあります。それから、今回の御計画の中では、事業者の計画ですけれども、この中では、いわゆる、先ほど陳情者の方からお話がありましたように、摩耗、擦り切れとゴムチップが2つの大きなチャンスとおっしゃっていましたが、ピンチだと思うのですけれども、そういった場合がありますけれども、そのゴムチップは、今回は使わないという計画だと伺っています。代わりに砂を充填する計画になっているところで、そこに関しては、環境の負荷の低減は図られているのかなとは認識しています。
あとは流れる、風で飛んでしまうということもありますので、風はちょっとどうにもならないかもしれないですけれども、流れる部分に関しては、例えば側溝を設けて、そこで受けるとかということであれば、そこを掃除していけば川は流れていかないというやり方はあるように聞いています。後は、フィルターとかをつけるというのもアイデアとしてあるように伺っていますので、それは行政指導ではないということで、一応、事業者には、そういう方法もあるんですよという御案内は既にしております。
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○大石副委員長 特定土地利用条例関係で、手続ですよね、これは。その中で、基本的には指導という、例えば条例とか法的な裏づけがあって、それで指導ができるというような条項がないので、指導という形ではできないと、そういう説明でしたよね。それでよろしいですかね。
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○環境保全課長 そのとおりでございます。
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○大石副委員長 文字というのは難しくて、指導となればそういうふうになってしまうのでしょうけれども、これはもう、環境とまちづくり計画で、この陳情を受けて、もう一度、指導ではなくて、要請・要望、確かにお願いの域を出ないのかもしれないけれども、そういうことというのはできませんか。
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○環境保全課長 おっしゃられているような、お願いというレベルでは当然お話をさせてもらう、これまでもお話ししてきておりますし、今後も当然、いわゆる指導ではないのですけれども、お願いということで、よりよい計画に、環境負荷の少ない計画に変えていきましょうよということは、当然言えると思っています。
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○大石副委員長 今後、もう一回やれるということですかね。そういう確認でよろしいですか。
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○環境保全課長 これまでもやっておりますし、それは継続いたします。
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○大石副委員長 指導することになっているものですから、すごく、私、ちょっと引っかかって、先ほどもお話がありましたけれども、だけど、先ほど、陳情者の御発言やらSDGsの議連の会長のお話でも、身につまされるような例を出されまして、胎盤の話とか、深沢の未来への都市をつくっていこうという場所で、こういう形になるのはちょっと厳しいのではないかというようなお話もありましたけれども、これ、環境部とまちづくり計画部で、もう一回アクションを起こしてくれませんか。そういうことを私は要望したいと思います。
これは、今後、鎌倉市もグラウンドを造ったりしますよね。例えば、人工芝を貼るなどというような計画というのは、鎌倉市独自では、そういうことはやらないんですね。これは。そういう考え方で取り組むというのでいいんですね。あそこに、計画されていますよね。体育館やらグラウンドだとか、スポーツ施設もあそこへ予定されているのでね。
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○スポーツ課長 市で整備する予定のグラウンドにつきましては、まだ設計に入る段階までにかなり時間がありますので、グラウンドの芝、どういったものを選択していくかということにつきましては、これから決めていくことになります。そこにつきましては、環境部等と相談をしながら、もちろん環境負荷のかからないものを選択しながら準備を進めていきたいと考えております。
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○大石副委員長 もう一点。予定ではたしか3年間ぐらいの利用だと聞いていますけれども、それでよろしかったでしたか。
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○川村まちづくり計画部次長 土地区画整理事業が始まる前までということで、令和6年3月という形で指導しているところです。
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○大石副委員長 もしもそこで終わるとなったら、そのときの人工芝を剥がしたり何かしたときの、その後の土壌、それはJRの持ち物なので、そういうところに、それに対する指導というのはあるのですか。
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○川村まちづくり計画部次長 事業者と土地所有者であるJRの間で、原状に復して戻すという形になっていますので、使った人工芝はどうなるかというところまではちょっと把握できていませんけれども、原状に戻るということになっていると聞いております。
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○大石副委員長 土壌にマイクロプラスチックが付着するわけじゃないですか、浸透したり。そういったところを、最後返すときはこうしてくださいねみたいな取決めというのは、あるのですかね。
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○川村まちづくり計画部次長 具体にそこまでのところの話が出ているかは分かりませんけれども、原状に復すということという理解でございます。
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○大石副委員長 気候非常事態宣言都市とかSDGs未来都市宣言とかという話が鎌倉市というのはあるわけですから、具体的にそういうところまで今度、話を、何か取決めをするとき、環境面でも、開発面でも、土地利用の面でも、そこはちょっと配慮しながらやっていかなければいけない、その仕組みづくり、規則みたいなものというのはつくっていかなければいけないかもしれませんね。一応、私の意見を言って、終わります。
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○池田委員長 では、委員の皆様は、もう質疑はよろしいでしょうか。
長嶋議員から、委員外質疑ということで、許可をしてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、長嶋議員どうぞ。
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○長嶋議員 ちょっと今、おかしな議論、答弁をされていたのですが、そもそもですけれども、マイクロプラスチック及び人工芝の破片ですよね。それなりの大きいものです。これは、廃棄物とみなしていないというような御答弁だったと思うのですが、廃棄物処理法第2条第1項の規定で、廃棄物の定義、これに該当しないということで今、御答弁されたのですかね。廃棄物とみなされるのであったら、指導できますよね。これ、廃棄物をばらまくわけですから。それはいかがですか。
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○?橋(謙)環境部次長 今回、人工芝から天然素材へというところでの規制的な行政指導はできないという意味で、廃棄物として捉えたわけではございません。
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○長嶋議員 そんなことは聞いていないですよ。今流れ出るものが廃棄物と見ているか、見ていないか、廃棄物だとしたら、行政としてこれは問題があるという指導をしなければいけないのではないですか。
人工芝を普通の天然芝に変えてくれという話を私はしたのではなくて、実質、それは流れ出るわけですよね。飛散もするし。5ミリのマイクロプラスチック、5ミリ以下のね。小さいから廃棄物ではないとおっしゃるのですか。それとも、芝の、あれだけでも海に流れますよね。それはいかがなんですか。廃棄物処理法第2条第1項にちゃんと規定がありますよね。廃棄物というもの。
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○?橋(謙)環境部次長 そうですね。海に流れ着くそういったマイクロプラスチックは、ごみ、廃棄物という認識では立っています。
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○長嶋議員 では、それは指導できるのではないですか。何を弁護士は言っているのですか。そんなことも法律で理解していないで、弁護士が何とかと言って、だましでしょう、そんなの。それ、弁護士は誰ですか。そんなことを言ったの。指導できますよね。できないのですか。
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○?橋(謙)環境部次長 規制的行政指導ということについては、先ほど申し上げたとおり、人工芝から天然素材のものに変えてくださいという意味合いです。
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○長嶋議員 陳情書には指導と書いてあるだけで、規制的と言っていないですよね。廃棄物を、では、出すことはいいということですか、これ。では、その点の指導はしないのですか。鎌倉市として。これだけ1万平米、全部の土地で、人工芝は7,000平米ぐらいかな。それだけのものがあるということは、それだけの廃棄物が出るということですよね。来場者の廃棄物もちろん出ますけれども、それが海に結局は流れ出るというのはもう分かっているということで、御答弁もあるわけで、それを無視するということですよね、そうしたら。そういうのはもう、事前に分かっているわけですから。小さくないですよ、この量というのは。それじゃあ、例えば出る量を年間で、集めて、3年間やるのだったら、3年間集めてみてどれだけの量になるのですかと。それを海に垂れ流すんですよ。基本的にはね。これ、消えてなくならないというのは、環境省の見解を取っているんです。それはどうなのですか。それは駄目ですよ、逃げないでください。廃棄物についての指導をしなければいけないのではないですか。
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○?橋(謙)環境部次長 廃棄物の適正管理というか、みだりに屋外、陸から海へ流れないような周知啓発は、特定の事業者にかかわらず、市民、事業者、あらゆる方面に今までもやってきましたし、これからもやっていきたいとは考えています。
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○長嶋議員 だから、先ほど、西岡議員からお話のあった、胎児ですかね。それだけのあったという話がありましたけれども、そういう影響が懸念されるわけですよ。それが最初から分かっている話で、では、この件については指導されるということでよろしいですか。そういう。
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○?橋(謙)環境部次長 指導といいますか、確かに、プラスチック素材の衣類を洗濯するだけでも、マイクロプラスチックというのは洗濯機から下水を通して流れ出ているものですので、そういった海岸などでもマイクロプラスチックが数多く見つかっている状況ですので、そういったことを御理解いただいて、そういったふだんの生活を見直していただくですとか、事業活動において、どんな選択をしたほうがいいのかとか、そういった周知啓発という意味では今後もしていきたいと考えています。
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○長嶋議員 だからそんなことは聞いていないですよ。今回の人工芝のグラウンドの件について、相手先に環境部として指導するのですか、しないのですかという話ですよ。それをよしとするんですか。人工芝がそうやって流れ出すのが分かっていて。大量に出るわけですよ。家庭の洗濯の話は昨日したではないですか、環境部で、委員会でね。そんなことは聞いていませんから。この件についてどうするのですかと言っているんです。
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○?橋(謙)環境部次長 経済活動、通常の一般の方々の生活も、環境負荷はやはり多少なりとも関わっていると思いますが、そういった、少しでも選択を変えることによって、環境の負荷が軽減できるということについては、特定の事業者にかかわらず、お知らせ、協力をお願いしていきたいとは考えています。
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○池田委員長 それでは、質疑は、これで打ち切ってよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
質疑を終了いたします。
それでは、先ほど冒頭からの松中委員から理事者質疑ということですが、まず、理事者質疑を行うということで、委員の皆さん、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。ほかによろしいですか。松中委員だけでよろしいですか。
それでは、内容をお願いいたします。
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○松中委員 人工芝に関わる件。いろいろなことがありますからね。私は、ここでやると思わなかったよ。観光厚生常任委員会でやると思ったのだけれども、ここでやるから質問します。そういうことですよ。
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○池田委員長 それでは、よろしいですね。
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○松中委員 人工芝を使うことについて。
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○事務局 では、松中委員からの理事者質疑の観点は、人工芝を使うことに関する件ということになります。御確認をお願いします。
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○池田委員長 そういうことで、理事者質疑を行うということです。これから理事者の時間等を調整いたします。そして申入れもいらっしゃれば行うということで進めさせていただきますので、暫時休憩いたします。
(16時15分休憩 16時40分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
お忙しい中、松尾市長、小礒副市長、千田副市長には御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは、陳情第26号人工芝で計画されているサッカー場を、人工芝を使わないように指導することを鎌倉市に求める陳情について、委員から質疑がございますので、御答弁をお願いいたします。
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○松中委員 御苦労さまです。前回も私、質問したのですが、今回、人工芝、手続論では前回やっていますけれども、この件がこういうふうになった中で、これをやっております関係者のブログの中に、これからどういうふうにしていくかという話の中で協力を得たとか、理解してくれたという名前に、今、県議会議員の永田議員の名前が出てきます。それから、庁舎移転の政策集の中に市長の名前が出てきていますね、松尾市長の名前が。この関係は、今から7年前ぐらい、もう少し前か。20年11月前の頃からのこの流れを永田磨梨奈議員と市長の松尾崇。市長にいろいろ御理解をいただくみたいな内容。これ、知っていますよね、内容は。関係者が一連を出しているんです、市長の理解を。なければ、また取り寄せて渡しますけれども。ここに、永田磨梨奈県議会議員。当時は市議会議員みたいですけれどもね、出ています、多機能複合型施設みたいなことで。知らないですか。これ、関係者が出しているんですよ。市長の名前と永田県議会議員の名前も入って。これ、何という人かな。四方さんとかというの。俺は会ったことないけど。(私語あり)四方さんというの。何かいろいろ聞いていたら、プラスチックフリージャパンの会長もその人をよく知っているんだって。これは市長がずっと関わっているということを書いてあるんです。知らない。知らないなら、また。
それから、これは記者会見のときに、ビデオレターみたいなものも出していますね。出していますよね。これ、誰かから頼まれたわけでしょう。それで、要するに、鎌倉インテルは鎌倉モデルの1つとして、世界初の昇降式ピッチを持つ新しいスタジアムを提唱していますと。それは知っていますよね。出ているんですよ。
前回は、こういう松尾崇鎌倉市長で、クラウドファンディングに協力してくださいと、これは出ているわけです。これは知っていますよね。それで、これを下ろした直前に、あれしたんですけど、その頃、数百万円の金がクラウドファンディングでもう振り込まれているわけですね。知っていますね、これも。そこで書いてあることが、市民が自由に利用できる人工芝のグラウンドがないと。鎌倉インテルが人工芝のグラウンドを造ってくださることは鎌倉にとっても価値がありますと。価値があると。深沢地域のまちづくりは、ウエルネスをテーマに進めており、将来、サッカーやラグビー、野球ができるグラウンドと総合体育館を造る予定です。ただし、これは10年後くらいを目途にしています。今回の暫定利用という形で、鎌倉インテルが深沢地域に造る人工芝のグラウンドは、鎌倉が目指す将来のまちづくりを先行して体験できる貴重な機会であると。それは、数百万、お金がクラウドファンディングに。それまで出ていたんです。知っていますよね。それで下ろしました。
だけど、このことについて質問しましたら、私が質問したら、このことについて、このホームページを見ますと、その前に、このSDGsのあれとして、団体、はっきりしたコメントを出すべきだと。このページを見ますと、環境に優しいエコロジーの人工芝ということが書かれているわけでありますが、今問題になっておりますマイクロプラスチックで、中で人工芝が含まれているという、こういう課題があって、というところは認識しているところであります。ただ、人工芝の代替品ということではない中において、使用せざるを得ない状況にあると。暫定的にやるのにね。できる限り、環境負荷の低い、それで実現したいと、こう言っている。
市長は要するに、SDGsのモデル都市として認定されているのですけれども、それはどういう立場だと思っていますか。どういう立場だと。全国でも、幾つかしかないのですけれども、モデル都市として、市長として。市長、隣に安倍総理と、それから菅官房長官が立っているような写真が今でも出ていますよね。安倍総理と菅官房長官が出ている。これは西村さんかな。菅官房長官がこっちに出ているね。そうそうたるところで鎌倉市がSDGs未来都市選定授与式、それも、総理官邸でもらっていますね。
どういうふうに思いますか。要するに、モデル都市として。
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○松尾市長 SDGsの理念、SDGsの17の目標というところをしっかりと達成していくということを鎌倉として、このSDGsモデルとして提案をしたことということについて、しっかりとその実現に向けて取り組んでいくということをやっていく立場であると考えております。
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○松中委員 そうすると、今回の件に関しては、市長の答弁でいくと、こういうものはやむを得ないみたいなことを答弁していますけれども、実際、そうかどうか。環境に優しいエコロジー、このように、これを出しているわけですね。環境に優しいエコロジー人工芝と。市長自身も、これは認識しているんですね。環境に優しい人工芝だけれどもと、何か一見ちょっと問題になっているということは認識していると。これ、環境に優しいエコロジー人工芝。では、どの程度あれかな、さっきも質問したのですけれども、このグラウンドで雨水は全部浸透式だと。だけど、指導とは言わないけど、要望するのは、ここに側溝を設けて流れるように。流れると、ここに川がある。川があると海に流れる。それで、それが安全だみたいなことを書いてある。環境に優しいと。
それで、海に流した場合、この人工芝はマイクロプラスチックにならないのかという質問。これ神戸にいる上畠議員と、山東昭子参議院議長を通しまして、ちょっと親しい勝俣さんがいるから、環境省に聞いたら、向こうの正式な回答がありまして、プラスチックになるとは、つまり、人工芝はマイクロプラスチックにならないかといったら、マイクロプラスチックになると考えると。だから、人工芝はマイクロプラスチックになっちゃうと。仮に水で分解されるのであればならないが、そのような素材の人工芝は開発されていないという認識を持っていると。これ、正式回答をもらっているのですよ。環境省から。
そうすると、やむを得ないと、市長自身はやむを得ないと。これは、その中でもいいものだと、使用せざるを得ないと言っているのですけれども、これ、私もかつて朝日新聞の関係にいましたから、航空会社にいましたからあれなんですけれども、日本広告審査機構の中に、特定用語を用いた主張を行う際に、定義に注意するということ。それは、環境に安全とか、環境に優しいとか、地球に優しいとか、無公害とか、この曖昧な表現を使う場合には、要するに、その裏づけをしなければいけない。適合状態や改善状況を具体的に説明する必要があると。これは消費者庁のほうにしなきゃいけないんですけれども。つまり、こういうものがここで使われることは、つまりどういうことかというと、お金を頂くわけですよ。クラウドファンディングで。お金を頂く、寄附してもらう。その商品というのは、環境に優しい、地球に優しいとか何か言うわけですけれども、市長自身は、環境に優しいというのは、何かそういうことを言うのは問題があるという認識は持っているのですか。
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○松尾市長 前回のときにも御答弁させていただいたのですけれども、ホームページには、環境に優しいエコロジー人工芝と書かれているということで、それを、そういう認識でいますよとお話をさせていただきました。ただ、この人工芝というところについては、完全に、完全にといいますか、100%環境に優しいと言い切れるものではないというところではあるとは認識をします。
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○松中委員 そういう認識は持っているのですね。しかし、そういう曖昧な文言があった場合、消費者庁のほうに。消費者庁は、もう通報を大いに歓迎するんですね。そうしたら、それに対して、裏づけになるような科学的というか、まあ、科学的でしょう、裏づけがないといろいろ問題が起きていくわけなんですけれども、その点は御存じですか。
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○松尾市長 クラウドファンディングをするに当たっての伝え方、表現の仕方等々、もし誤り等があるということに関しては、それは問題が発生する場合があると認識をします。
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○松中委員 そうすると、先ほど言った環境に優しいとか、そういうことを書いているわけですよね。ここに、環境に優しい。古都鎌倉から世界へつながるみんなのスタジアムをつくろうというので。そうすると、そのことについて、本当にそうなのかと言ったら、消費者庁は、どんどん通報してくれというので、通報した結果、要するに受け付けて、これは不実証広告規制というのが、法律であるのかな。あるいは、芝をあげるから、寄附してくれた人にはあげますからと。これは消費者庁の長官が資料の提出を求めたりするわけですけれども、そういう意味で消費者庁に通報されているんですよね。そうすると、クラウドファンディングでいいかという問題があるかもしれないけれども、これはお金のやり取りがあるから、そういう形でお金を集めているということは情報提供していただければ、そういうことなんですね。それで今、消費者庁で具体的に検討しているし、クラウドファンディングでも、こういう人工芝をそういう形で言ってお金を集めるということが、廃棄処理とか有害性とか、けがのリスクがないとか少ないとか、こういうふうに言うことはいいのかと。最初は、そういうことは全くないと言って何千万円か集めたんでしょう。分からないけれども、1000万円か2000万円集めた。だけれども、市長自身は、あれを削除するまでは数百万円お金を集めているのですよ。ですから、加担しているんです。それで、どういうわけか、そのことを言っていた、これを扱う側のほうのあれが、グラウンドに使用する人工芝、FIFAライセンスは企業の共同開発に作られた世界初のリサイクル可能な環境に優しい人工芝です。これまでの人工芝をグラウンドに使用する際発生したCO2問題や、廃棄処理、有害、高温火傷、やけどか、けがのリスクなどの心配はないと。そういう人工芝を使うと言っていたのが、最近、突然、心配は少ないというふうに変えてきたんですね。心配は少ないというふうに変えた理由は、当初は全く心配ない人工芝を使用しますと。これは市長も一緒になって乗っかっていたんですよ。としておりましたが、誤解を招く可能性があるため、現在の表現に差し替えましたと。これを今になって言っているのです。集めちゃってから言っているのですよ。この変更により支援を取りやめることを御希望される方は、お手数ですが、2021年3月4日までにこちらに御連絡ください。なお、この件は支援者全員に御案内をさせていただきますと。だから変わっているんですよ。そして、誤解を招く可能性があるということを認めたんですよ。だから、それでお金を集めていたと。そうすると、それに関して消費者庁は、どういう判断をするのか、あるいは環境省へ問い合わせたりするのか分かりません。だけど、もう変わっているんですよ。これ。市長自身も削除している。しかし、その後ずっとやって、お金は何か何千万円か集めたと。だけど、この環境に優しいエコロジー人工芝、FIFAのライセンス企業と共同、これは誤解を招く可能性があると認めたのですよ。それは聞いていますか。関わっていたのでしょう。だから、消費者庁がどのようにこれからあれするか分からない。あるいは、もう既に何か誤解を招く可能性があるということを認めたということは何かあったのだろうと思うのですけれども、これは、この後のことは分からないのですけれども、市長自身は聞いているのですか。
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○松尾市長 報告をいただきました。
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○松中委員 それで市長は何と言ったのですか。
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○松尾市長 報告をいただいたことについては、了解しましたと返答しました。
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○松中委員 何か疑問とか、何か、何も聞かないで、こういう報告があったということを認めたという程度ですね。具体的に何かしようと、具体的には、取りやめることを希望される方はというようなところまで聞いているのですか。
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○松尾市長 そこまで報告を受けました。
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○松中委員 そういうことで、この人工芝の件は、先ほど言った環境省に問い合わせても、完全なものはないと。それで私も、環境省、原田さんへも、たまたま昨年、昨年は代わったので進次郎さんだけど、違うんだ。そうかな。その前のときには、進次郎さんに代わる前は会って、いろいろ話す機会があったのですけれども、そもそも、このSDGsに関しては、環境省副大臣と何かで会って、いろんなこと、僕はそれほど専門的ではないのですけれども、しかし、どうもやっていることが随分オーバーではないかなと疑問を持っていたので、環境省へと。この陳情を出す方もネットで出していますけれども、消費者庁に問い合わせて、クラウドファンディングでもいいか、そういうものでも扱うかといったら、扱うと。これは消費者庁がこれからどう出るか。ただ、クラウドファンディングをやっているインテル、これはどこだかがそういうことで、要するに誤解を招く可能性があるから、支援をやめる場合には御連絡くださいというふうになっているので、私も成り行きを見ますけれども。だけどね、つまり我々、かつて、今から50年以上前、古都法をつくるときに、私は本当によく知っているんですよ。裏を。これは御谷、本当は開発できるんです、当時。もっと緩かったですけれども。ですけれども、立ち上がったんですね。鈴木大拙さんとか井上禅定さんとか、そこに立ち上がったんです。私、井上禅定さんはよく知っていましたから、一部始終聞いています。片方は、日本興行連盟の会長と田中角栄さんと、もうじきじきの人の関係だったんですよ。それも私、中に入ったんです。それで中に入ったときに、弁護士が中に入ったんです。だから、僕は弁護士側についていったから、話ができている。そうしたら、古都法が成立する背景というのを全部話してくれた。当時、神奈川県は河野一郎さんがすごい力があった。神奈川県鎌倉市には田川誠一さんが地盤の中にいて親戚だから、それで議員立法で古都法をつくると。だけど、法律なんかないんですよ。本当にいいことをしようとすると、いいことをする意味では、これはもう法律を超えたことになるかもしれないけど、いずれそういう議員立法が出来上がっていく。だからこういうSDGsの問題も、職員はすぐ、そういう行政法はどうのとか、だけどそうじゃない。市長がモデル都市となったら、そういうことに対して指導とか、もっときついたがでもいいんですね。だから、そういうことをしないと法律というのは、それは法律があるからとある程度はいいですよ。ところが、大きい意味で動かなければいけないときは法律を越えますよ。だから、原局は法律がありますみたいなことを言うんですけれども、だけどそれはリーダーがとる態度によって変わるんですね。当時、そのもめたんですけれども、法律とそのときの状況という判断をした場合に、東日本大震災のときに、トモダチ作戦で横田基地に司令部に入った人から聞いたんだけど、日本人ってすぐレギュレーションがあると。そうじゃなくて、いざというときには先に動いて後から考えると。危ないときは、何かまずいときは、これはリーダーの役目なんですよ。だから、後ろにいる人たちは、それを指示されなければ自分たちの範囲を守るとしたら、やっぱり法律と言いますよ。市長が言わなければいけない。
今、本当に僕も驚いたんだけど、プラスチック、マイクロプラスチック、先ほど西岡議員からすばらしい御意見をいただいたんですけれども、もう本当に地球が危ないんですよ、いろんな意味で。特にこのマイクロプラスチック。私もそこまで知らなかったから、今回、こういう陳情が出ることによって知ったのですけれども。市長、こういうときこそ立ち上がるべきでしょう。まして、もう既に認定されている。まして、自らがプラスチックごみゼロ宣言もしている。それから気候非常事態も宣言している。本当にそういうときなんですよ。だから、そこのところ、それはスポーツやったら楽しいかもしれないけれども、だけど、それは我慢しなければならないときというのはあると思うんですね。法律がないからやってもいいという話ではない。ところが調べてみると、市長、大分前から関わっているんですね、関係者に。これは関係者の、支持者に関係するのも我々もしますけどね。だけど、こういうときにはやっぱり、きちんとした態度を取らなきゃいけないし、消費者庁の関係もありますし。環境省のほうも。これで終わらないんです。もしできたら、今度それに対する調査とか、いろんな形で出てきますから、これで終わらないということですよ。
そういう意味で、今後のことを待ちますけれども。だけど、市長自身は前に関わっていた、それから認識がある程度まで知っていて、そこで突っ張らなければいけない。どちらかというと協力しちゃっているんだから、いいことだと。それが鎌倉市の姿だと思うと残念でしようがない。いいチャンスなんだ。こういうときこそ立ち上がるというのは、いいチャンスですよ。古都法でみんな立ち上がったんですよ。
そういうことで、私の質問はこれで終わります。
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○池田委員長 それでは、理事者に対する質疑をこれで終了いたします。
本日はお忙しい中、松尾市長、小礒副市長、千田副市長におかれましては、ありがとうございました。退席いただいて結構でございます。
それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。
(17時07分休憩 17時08分再開)
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○池田委員長 再開いたします。
続きまして、委員間討議ですが、御発議、どなたかございますでしょうか。
なしということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
では、委員間討議はなしということで確認いたしました。
続きまして、取扱いを含め、御意見をお願いいたします。
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○松中委員 私は、当然、採択して、これからの指導の動きを見ながら、これはずっと続く問題なんです。まして地球全体の問題でもあり、鎌倉市だけじゃない。まして、プラスチックごみゼロ宣言したり、SDGsのモデル都市になったり、非常事態宣言もして、そういう意味では、これは採択、結論を出すということ。
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○池田委員長 結論を出すということで確認いたします。
続きまして、ほかの委員の皆様、いかがでしょうか。
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○中村委員 結論から言うと、継続としたいと思います。任期最後の議会で、結論を出さないというのは、大変無責任と思われるかもしれませんけれども、本陳情については、議会で結論を出して、人工芝グラウンドを造る、造らない。ということではなくて、スタジアムも切望する方や、資金提供された方々にもきちんと御理解いただくということが大切だからだと思うからです。今回、この陳情を出していただいた陳情提出者の方には、本当に人工芝が地球環境に与える影響について、こうした議論の場を持つことを御提供いただいたということは、本当に今までの活動も通じて大変敬意を表するものです。私も12月定例会で本件の報告を受けたときに、もしこのことを知っていればまた違う展開があったのではないかと、自分の理解が浅かったことを少し反省しているところです。
一方で、今回のスタジアム建設を企画した関係者のポリシーも私は立派なものであると思っていますし、また、資金集めに協力していただいた方々のお気持ちも大切にしたいと思います。だからこそ、短期間の人工芝のスタジアム運営と長期にわたる地球環境保全の比較をすれば、おのずと答えが出ると思っております。それを、このスタジアム運営体が社会的責任として、資金協力者やグラウンドを使う利用者、またその関係者に理解を求めていくことができると私は信じたいと思っております。このまま人工芝グラウンドができても、本当に、果たして気持ちよく利用できるかどうかにも疑問を感じております。議会で白黒つけてあつれきや摩擦を生むことよりも、その理解を深めていくことこそが、まさにSDGsの精神を広めていく本質に私はつながると考えます。
今回の議論を、行政においてはスタジアム運営の関係者には丁寧にお伝えしていただくことと、それから、今後はマイクロプラスチック排出に関わる注意・啓蒙といいますか、そのことは要望しておきたいと思います。
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○伊藤委員 今、中村委員が言ったことで集約されていると思います。私も、継続でお願いしたいと思います。
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○武野委員 私も継続でお願いします。
マイクロプラスチックに関しては、私も学習して、学習の途中ではあるものの、よく理解しているつもりでおります。陳情の理由に書かれていること全て、私も納得する話ではあるのです。しかし、同時に、鎌倉市から声を上げていくということも非常に大事で、かつて平和都市宣言がそうであったように、やっぱり声を上げていく、市民が変えて声を上げていくということで、社会を変えていくためには、本当にどんどん声を上げていくということが必要であると思います。かつて、グレタ・トゥーンベリさんが1人で学校を休んで、金曜日に座り込んでおりました。ああいう形でも世界に広がっていきましたし、鎌倉でもそういうSDGsを掲げているからには、ここからそれを広げていくという前向きなことはどんどんやっていくべきだけれども、問題はどうやって実現していくかということなんですね。それで、この民民の関係のところに、行政が介入していくというやり方を前例にしてしまっていいのかなというところで、いささかちょっと心配があります。今後も、この前例をつくっていくことによって、社会が成熟していく手前で介入ということが起きていくということで、果たして社会が本当にいい方向に向くのだろうかという懸念もありまして、こういうやり方ではないやり方を模索していきたいなと思っておりますので、継続でお願いいたします。
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○大石副委員長 いろんなお話を、また答弁とかも聞いていて、指導という形の中で、違法になる可能性がある、行政指導の対象ではないというような。陳情というのは文書主義ですので、この指導というのがどうしても私も引っかかっております。なので、それに伴って、SDGs、全国的な語義になっているわけですから、国においても、県においても、行政側においても、SDGsの取組に関して、具体的にこうだという、国でいえば法整備ですね。そういうこともやっていただければ、行政側としても依頼する、要請する、指導するという部分に関してもバックアップをもって言えるという立場になると私は思います。鎌倉が本当にモデルになってやっていくのだという気持ちは重々にあるのですけれども、今回の陳情については、結論を出さないという形で主張させてもらいたいと思います。
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○池田委員長 継続ということですね。
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○大石副委員長 はい。
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○池田委員長 4名の方が継続して、結論を出すが1名ということで、陳情第26号につきましては、継続審査といたします。
以上で、この項については終わります。
まちづくり計画部職員退室、都市景観部職員入室のため、ここで暫時休憩といたします。
(17時17分休憩 17時19分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 都市景観部に入ります。日程第5「議案第132号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、原局からの説明をお願いいたします。
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○古賀都市景観部次長 日程第5議案第132号鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
議案集(その2)、59ページを御覧ください。
なお、以後、本条例を開発事業条例と略称で説明いたします。
本条例改正は、いわゆるワンルーム建築物の建築に当たり発生するごみの排出方法などの地域の生活に根差すトラブルに対応するため、開発事業条例の手続を要するワンルーム建築物に係る適合審査基準を強化することによって、地域コミュニティにおける良好な関係の構築について、より一層の誘導を図っていこうとするものです。
資料、新旧対照表に沿って改正内容を説明いたします。改正部分は大きく3点です。
まず1点目、資料1ページ中段、第25条第4号の条項を御覧ください。
ごみ集積施設等に関する基準を規定する第51条については、現行においては、開発事業条例の手続を要するワンルーム建築物に適用していないことから、これを適合審査項目に適用させるため、開発基準の適合審査項目を規定する「第25条第4号」に、条項「第51条」を追加するとともに、関連する箇所を整理します。
次に、2点目、同じく資料1ページ下段から2ページ目にかけて、「第45条の2」の条項を御覧ください。
現行「第45条の2第3号ウ」において、住戸が25戸以上のワンルーム建築物を対象とし規定する「管理運営上の措置」、具体的には「管理人の表示及び管理規約の作成」について、適用の範囲を、開発事業条例の手続を要する全てのワンルーム建築物を対象に拡大するため、第45条の2を改めます。
最後に、3点目「その他」として、本改正に併せて条文表現を精査するとともに、「開発事業条例施行規則の改正」において、ごみ集積施設の構造基準の追加など、必要な規定の改正を行います。
また、施行期日については、周知期間を踏まえ、令和3年7月1日とします。
なお、施行時において既に事前相談手続を行っている開発事業については、従前の規定に基づき手続を行うものとします。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局からの説明に対しまして御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
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○池田委員長 それでは、続きまして、日程第6「議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
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○古賀都市景観部次長 日程第6議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち、都市景観部所管部分の内容について、説明いたします。
令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は62ページ、63ページを御参照ください。令和3年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は57ページを御参照ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業に係る経費は45万6000円で、歴史的風致維持向上計画協議会委員の報酬、歴史的風致形成建造物標識作成等業務委託料、歴史的景観都市協議会負担金などに要する経費を計上しました。
続きまして、予算説明書は66ページから69ページを、内容説明は79ページを御参照ください。第10款総務費、第5項総務管理費、第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は1909万1000円で、建物の光熱水費、維持修繕料、庭園公開管理・屋内清掃業務等委託料、機械警備委託料、庭園等管理作業委託料、スズメバチ等駆除委託料、土地の賃借料などに要する経費を計上しました。
予算説明書は122ページから125ページを、内容説明は278ページを御参照ください。第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費、会計年度任用職員給与費に係る経費のうち、都市景観部では、都市調整課の会計年度任用職員3人、建築指導課の会計年度任用職員5人の報酬などの人件費を計上しました。
内容説明は282ページを御参照ください。第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費、建築相談事業に係る経費は7577万円で、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金、避難路沿道建築物耐震診断補助金、避難路沿道木造建築物耐震化補助金、防災ベッド等設置事業費補助金などを、283ページ、都市調整運営事務に係る経費は46万8000円で、消耗品費、神奈川県九市開発許可研究協議会負担金などを、284ページ、開発審査事務に係る経費は31万8000円で、消耗品費、開発登録簿複写のための印刷製本費などを、285ページ、建築指導事務に係る経費は923万7000円で、建築審査会委員及び建築審査会専門委員の報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築行政共用データベースシステム利用料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費をそれぞれ計上しました。
予算説明書は130ページから133ページを、内容説明は301ページを御参照ください。第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、緑政運営事業に係る経費は167万7000円で、緑政審議会委員、緑化推進専門委員及び緑地維持管理相談専門委員の報酬、神奈川県森林協会等負担金などを、302ページ、緑化啓発事業に係る経費は382万3000円で、緑化啓発に関する業務委託料、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを、303ページ、緑地保全事業に係る経費は9545万1000円で、確保緑地の適正整備委託料、(仮称)市民の身近な森づくり事業委託料、保存樹木・保存樹林・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、(仮称)民有緑地維持管理助成事業補助金、緑地保全基金寄附等積立金などを、304ページ、風致保存会助成事業に係る経費は2658万2000円で、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを、内容説明は308ページにまいりまして、都市景観形成事業に係る経費は3139万3000円で、景観審議会委員報酬、違反屋外広告物運搬処分業務委託料、若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン運用支援業務委託料、景観重要建築物等の修繕に係る助成金、旧村上邸貸家料積立金、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などを、309ページ、風致地区事務に係る経費は30万2000円で、風致地区内標柱維持修繕料、古都保存連絡協議会負担金などに要する費用を計上しました。
内容説明は324ページにまいりまして、都市計画総務費の会計年度任用職員給与費に係る経費のうち、都市景観部では、都市景観課の会計年度任用職員2人の報酬などの人件費を計上しました。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局の説明に対しまして御質疑はございますでしょうか。
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○武野委員 事項別明細書の282ページの危険ブロックと防災ベッドについて、お尋ねします。危険ブロックの進捗状況、どんなですか。数値目標とか、年度ごとのとか、そういう計画とかがあって、それに対してどうだという形があるんでしたら、教えてください。
あと、防災ベッドは、これは予算が減っていますよね。これは新しい、2年ぐらい前に新設したんだと思うんですけれども、周知されていないのかな、何だろうなという気もしたりして、その辺のところを教えてください。
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○都筑建築指導課担当課長 危険ブロック塀の改善の状況ということで、御質問にまずお答えさせていただきます。
今後、令和7年を目標に通学路沿いにある危険ブロックの73%改善を目標としております。年で言いますと、2.5%程度の改善率を目標として進めてきておりますが、令和2年度については、やはりコロナの影響で当初4月、5月にポスティングをする予定だったんですが、これがちょっとできなかったということと、やはりお問合せも、コロナの影響も少しあって、来てくれるなという感じのこともありまして、なかなか年度当初についてはうまく回っていなかったところがありました。その後、広報とか、SNSなんかを使って周知、または津波浸水区域の自治・町内会については回覧板を回していただくなどの周知に努めまして、令和2年度の後半からはそれなりの申請件数が復活したというか、戻ってきたという形で考えております。実際、令和2年度で何件出たかと言いますと、ブロック塀については55件の申請を受けております。令和元年度は63件の申請でしたから、やはり8件ほどちょっと年度当初のスタートが悪かったということもありまして、8件ほど年度で言えば減っていると。ただ、補助金の執行額としては、かなり大きなと言ったらおかしいですけど、長いブロック塀が多数あったこともありまして、執行額としては令和元年度を上回る執行しているという状況でございます。
令和2年度の改善率については2.5%を目標にしていたんですが、今改善しているところを、調査を2月、3月にやりたいなと思っておりまして、今集計の途中でございますので、最終、年度の2.5%に届いたかどうかというのはちょっとまだ集計ができていない段階なので出ていないのですが、令和3年2月17日現在で改善率59.6%という形になっております。
また、防災ベッドにつきましては、制度をつくった年度には1件の耐震シェルターの申請があったんですが、令和元年度につきましては1件で、令和2年度につきましてはまだ1件も来ていないという状況でございます。周知につきましては、耐震相談、我々とすれば、耐震改修をしていただくというのが本来の筋なので、防災ベッド、耐震シェルターを積極的に進めるということではなく、あくまでも建物の耐震改修をしていただくということをお勧めさせていただいた中で、ちょっと費用的に負担がかかるという方につきましては防災ベッドや耐震シェルターをお勧めするということも考えて進めてきているところではございます。
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○武野委員 次に、樹林維持管理事業ですね、305ページ、ここも予算が減っていますけど、これは今回、大町・材木座地域の面積の関係で予算が減っているのでしょうか。それで、その後もここは順番にどこの地区をやる。その面積で予算が変わるなんてということなんでしょうか。どういうことですか。
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○古賀都市景観部次長 樹林維持管理事業は公園課になりますので、都市整備部のほうでしょうか。
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○池田委員長 そうですね。
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○武野委員 さっき、みどり公園課ところを説明していなかったですか、ここのところ。
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○古賀都市景観部次長 みどり課所管の部分です。
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○武野委員 そうすると、372ページの台峯緑地も、どっちになるんですか。327ページの公園整備事業、これも後ですか。(私語あり)
ああ、みどりと公園が分かれているから。はい、結構です。後で質問します。
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○池田委員長 ほかは御質疑よろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。予算等審査特別委員会への送付意見の有無はなしということで確認いたしました。
それでは、都市景観部はこれで終了いたします。
都市景観部職員退室、都市整備部職員入室のため、暫時休憩いたします。
(17時38分休憩 17時44分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第7「議案第95号市道路線の廃止について」、原局から説明をお願いいたします。
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○西山道水路管理課担当課長 日程第7議案第95号市道路線の廃止について、その内容を説明いたします。
議案集(その1)、5ページを御覧ください。枝番1、図面番号2の路線は、台字西ノ台1429番7地先から、台字西ノ台1425番1地先の終点に至る幅員1.18メートルから1.22メートル、延長38.52メートルの道路敷です。
6ページの案内図を御覧ください。当該地は、小袋谷交差点の南側に位置します。
7ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、現在、一部、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき、廃止しようとするものです。
なお、このうち一般交通の用に供している部分については、議案第96号枝番1により道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
5ページを御覧ください。枝番2の路線は、長谷三丁目565番2地先から長谷三丁目569番3地先の終点に至る幅員0.9メートルmから0.91メートル、延長8メートルの道路敷です。
8ページの案内図を御覧ください。当該地は、高徳院の南側に位置します。
9ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、現在、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき、廃止しようとするものです。
5ページを御覧ください。枝番3の路線は、長谷三丁目585番1地先から長谷三丁目584番5地先の終点に至る幅員1.21メートルから1.52メートル、延長46.63メートルの道路敷です。
10ページの案内図を御覧ください。当該地は、高徳院の南側に位置します。
11ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、現在、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき、廃止しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの説明に対しまして、質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。委員間討議の確認ですが、特になしということでよいですか。
(「なし」の声あり)
意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたしました。
それでは、採決に移ります。議案第95号市道路線の廃止について、原案に御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員挙手で可決いたしました。
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○池田委員長 続きまして、日程第8「議案第96号市道路線の認定について」、原局から説明をお願いいたします。
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○西山道水路管理課担当課長 日程第8議案第96号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
議案集(その1)、12ページを御覧ください。枝番1、図面番号6の路線は、台字西ノ台1429番7地先から、台字西ノ台1425番3地先に至る幅員1.18メートルから1.21メートル、延長21.21メートルの道路敷です。
13ページの案内図を御覧ください。当該地は、小袋谷交差点の南側に位置します。
14ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、議案第95号枝番1により廃止しようとする路線のうち、現在、一般交通の用に供している部分を、道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
12ページを御覧ください。枝番2、図面番号7の路線は、佐助一丁目537番14地先から、佐助一丁目537番19地先の終点に至る幅員5メートルから9.25メートル、延長40.48メートルの道路敷です。
15ページの案内図を御覧ください。当該地は、鎌倉税務署の北側に位置します。
16ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
12ページを御覧ください。枝番3、図面番号8の路線は、山ノ内字藤源治885番3地先から、山ノ内字藤源治885番6地先の終点に至る幅員4.5メートルから8.93メートル、延長40.89メートルの道路敷です。
17ページの案内図を御覧ください。当該地は、北鎌倉女子学園の南西側に位置します。
18ページの公図写しを御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
12ページを御覧ください。枝番4、図面番号9の路線は、台三丁目800番1地先から、小袋谷一丁目352番3地先の終点に至る幅員2.8メートルから7.03メートル、延長99.92メートルの道路敷です。
19ページの案内図を御覧ください。当該地は、大船体育館の南東側に位置します。
20ページの公図写を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図を御覧ください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、小袋谷歩道橋として、昭和57年に本市が築造した道路であり、現在に至るまで一般交通の用に供していることから、今後は、市道として適切に管理していくものとして、道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
以上で説明を終わります。
引き続き、認定路線の現況について映像を御覧ください。お手元の参考図も御覧ください。
(映像による現況説明)
以上で映像による現況説明を終わります。
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○池田委員長 それでは、ただいまの説明に対しまして質疑のある方はお願いいたします。御質疑ございますでしょうか。
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○武野委員 小袋谷歩道橋のことについて、お尋ねします。4年前にあそこの歩道のスロープのところの幅が狭くてベビーカーが通れないと。今、鉄板で幅を広げているけれども、それでもベビーカーが脱輪して行かれないんだということで要望をしました。そしたら、今大きな跨線橋というんだっけ、モノレールのところのあれができるから、それで様子を見たいとお話しされたんです。幼稚園に行く親御さんたちがあそこを使うのに不便だということでね。だけど、跨線橋ができたら、そちらを経由するかもしれないから、その様子を調べた上で検討しますというお返事だったんです。4年前、覚えていらっしゃらないかもしれない。私のほうでは記録はあるんですけどね。
実際のところ、あそこの使用頻度ですよね、幼稚園からも要望を聞きますみたいな話だったんだけど、実際には大きな跨線橋のほうを使って、そこはそんなに頻度がなくて要望がないということでしょうかね。とにかくあの幅は狭くて幼稚園に行くのに大変だということでしたけど、そんな話は。
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○吉本道路課担当課長 私が記憶している限りでは要望を承っておりませんので、改めて確認をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○武野委員 近隣のそういうベビーカーを使われるような、幼稚園児と兄弟なんでしょうね、そういうところに聞いて、それで必要ならば、今現在は現状維持の形で改修するとなっていると思うんですよね、スロープの幅を。それがそこのベビーカーなり、何なり必要であるかどうかをちゃんと調べた上で、必要ならばベビーカーの幅にしていただくことも必要ではないかと思いますので、よろしくお願いします。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を打ち切ります。
委員間討議の確認ですが、特になしということですね。意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
それでは、採決に移ります。議案第96号市道路線の認定について、議案に御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(総 員 挙 手)
総員挙手で原案は可決されました。
それでは、都市整備部職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(18時03分休憩 18時04分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第9報告事項(1)「鎌倉市下水道事業に係る経営戦略の策定について」、原局から報告をお願いいたします。
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○保住都市整備部次長 日程第9報告事項(1)鎌倉市下水道事業に係る経営戦略の策定について、報告いたします。
はじめに、鎌倉市公共下水道経営戦略(素案)について、令和2年12月16日から令和3年1月15日までの30日間パブリックコメントを実施したので、その結果について報告いたします。
公募の結果は資料1のとおりで、2通、計5件の意見が寄せられました。概要を説明しますと、1通目は「料金の値上げによって、下水道処理施設の維持、復興を行っていこうという主旨には賛同する。特に災害に対する海岸地域の下水輸送設備の脆弱さについて、手を打てるよう検討をお願いする」というものでした。また、「使用料改定に当たっては、市内在住者と市外在住者で差を設けるべきである」ことや、「一律の基本料金の値上げについては考慮すべきである」等の御提案がありました。
これに対し、市としましては、「地震・津波等の災害対策として、持続型下水道幹線の整備を進めていくこと、また、下水道使用料の検討に当たっては御意見を参考にする」旨お答えしました。
2通目は、「本経営戦略が今後10年間の具体的な事業を計画したものであると認識するが、今後30年間に計画する必要のある事業の内容、規模の全体像が明らかになっていない」との御指摘でありました。
市としましては、「本素案は、鎌倉市社会基盤施設マネジメント計画に沿い、今後30年間を見通した上で10年間の事業を計画していること、また、計画的な点検調査等により、今後30年間に必要のある事業について明確にするとともに経営戦略についても随時見直していく」旨お答えしました。
以上のパブリックコメントの結果については、ホームページで公開しております。
このパブリックコメントを経て、令和3年1月22日に第6回鎌倉市下水道事業運営審議会を開催し、経営戦略(素案)の最終的なまとめを行いました。
その後、令和3年2月2日に下水道事業運営審議会から市長に対し、資料2のとおり、経営戦略(素案)が答申されました。
答申文では、経営戦略(素案)に沿って下水道事業を進めていくことを要請するほか、「(1)取組むべき事業」として事後保全型管理から予防保全型管理への早急な転換や持続型下水道幹線の整備等を、また、「(2)財源確保」の方針として下水道使用料の適正化や繰入金の方向性等を、さらに、「(3)事業の推進」策として民間事業者のさらなる活用や進捗管理と見直し、市民理解の促進等、留意すべき事項が附帯意見として出されました。
続きまして、経営戦略(素案)の概要について説明いたします。
資料3を御覧ください。「はじめに」では、下水道施設の老朽化、人口減少及び経営環境が厳しさを増す中、下水道事業の安定的な継続のために、30年先を見据えて、今後10年の下水道投資・財政の在り方を考える必要があること等から、「鎌倉市公共下水道経営戦略」を策定することを述べています。
4ページからの「1 事業概要」では、人口や財政状況など市の基礎データの紹介、下水道事業の経過と効果について記載しています。また、これまでの投資額と下水道資産の現状、執行体制を示すとともに、経営状況を理解するための下水道財政の仕組みについて説明しています。さらに、経営比較分析表から見る本市の問題点や、施設老朽化問題の深刻化、地震津波に対する下水道施設の脆弱性及び浸水被害リスクの拡大等を挙げています。
31ページからの「2 将来の事業環境」では、人口の動態予測等から使用水量の減少が見込まれることや、集中豪雨の激化・頻発化等の気候変動が起こっていることを記載しています。また、老朽施設・設備の急増や津波浸水想定区域内にある施設の脆弱性などのリスクを記載しています。
34ページの「3 経営の基本方針」では、戦略的な下水道事業運営を行うため、3つの経営の基本方針を定めています。1つ目は「予防保全への転換」で、事後保全型管理から、「予防保全型管理」を順次導入することで、事故の発生の抑制及びコストの縮減・平準化を進めること、2つ目は「下水道施設の脆弱性の解消」で、地震・津波・浸水等の災害対策として、大深度の持続型下水道幹線の整備や施設の耐震化を進め、雨水施設についても点検・調査及び修繕計画等の作成、実行を図ること、3つ目は「経営健全化」で、経費縮減など努力を行った上で下水道使用料の改定を行うとともに、民間委託等を通じて業務の効率化を図ること等を記載しています。
35ページからの「4 投資・財政計画(令和3年度〜令和12年度)」では、下水道終末処理場の耐震化・改築や持続型下水道幹線再整備事業等の投資計画を掲げています。今後の戦略的事業として、「持続型下水道幹線」や、将来的な「処理区の統合(下水道終末処理場の一元化)」について記載しています。また、広域化・共同化の動向等その他の投資項目を挙げています。これに対する財政計画では、企業債や繰入金等の活用とともに、適正な下水道使用料への改定が不可欠であることを述べています。
使用料の検討に当たっては複数のパターンで試算を行いました。その結果、「まず1回目は、令和5年度に総務省が示す目安の使用料単価月1立方メートル当たり150円、家庭使用料月20立方メートルあたり3,000円を達成し、改定率は約16%と試算されます。2回目は、令和8年度に下水道事業運営審議会から平成18年に答申された資本費の50%を賄う改定を行う、改定率は約10%と試算されます。さらに、令和13年度以降の建設改良費の大幅な増嵩に戦略的に備える必要があるため、3回目は、令和11年度に国が示す、適切な使用者の負担割合6割を賄う改定を実施する、改定率は約12%と試算されます。」
以上、10年間で3回の改定を行うことにより、市民の過度な負担感を抑えながら、赤字を解消し、次期に備えることが可能となるパターンを採用したことを説明しています。
なお、改定に当たっては、改めて審議会に諮問し、社会経済情勢等を踏まえ議論していくこと、審議会からの答申後、市議会の議決を経た上で条例改正を行う旨を補足しています。
また、令和2年7月22日付国土交通省事務連絡により策定を要請された「経費回収率の向上に向けたロードマップ」を、併せて当項目内に記載しています。
51ページの「5 進捗管理・検証・見直し」では、経営戦略を着実に実施していくため、PDCAサイクルを機能させる体制を構築すること、令和7年に中間報告を行うことを記載しています。
52ページからの「投資財政計画(詳細版)」では、令和3年度から令和12年度までの10年間の下水道事業に係る維持管理費、建設投資費などを計上し、あわせて、収入についても計上することで、収支見通しを算定しています。
収益的収支の主な収入である下水道使用料については、令和5年度、令和8年度及び令和11年度の改定を見込み計上するとともに、一般会計からの繰入金について、第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画実施計画(令和2年4月版)における財政シミュレーションの値を基に計上し、収支を均衡させています。
なお、今議会で下水道事業会計の予算案について御審議いただきますが、御承認いただければ、公表の時点において「投資財政計画(詳細版)」のうち該当する箇所を改める予定です。
以上が、審議会から答申された経営戦略(素案)の概要です。
答申を受けまして、本日の建設常任委員会に報告するとともに、今後、庁内手続を行い経営戦略として確定します。
また、ホームページに掲載するなど経営戦略の周知を図るとともに、PDCAサイクルにより定期的な検証を行い、実態と計画が乖離したような場合には、計画の修正を必要に応じて行ってまいります。
なお、経営戦略(素案)の中で、下水道使用料の改定を行っていく旨を示していますが、具体的な改定方法等については、本年3月に改めて市長から下水道事業運営審議会に諮問し、検討を行っていく予定です。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局の説明に対しまして御質問ございますでしょうか。
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○武野委員 ちょっと難しい言葉がいっぱい出てきて理解が追いつかないんですけれども、早い話、10年間で3回値上げをしていくということですかね。そういうことと、あと民間委託をする、市の職員ではなくなるということですか。
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○保住都市整備部次長 委員会から頂きました経営戦略(素案)の内容につきまして、いわゆる使用料の改定につきましては、令和5年度、令和8年度、令和11年度の3回に下水道使用料の改定を行うというような答申を頂いております。また、民間委託の件なんですけれども、これは、いわゆる組織自体を民間企業にというわけではなくて、いわゆる事業について民間に委託できるものにつきましてはそちらを委託するということで組織全体が民間になるというようなことではございません。
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○武野委員 では、全部ではないということですね。
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○保住都市整備部次長 通常の、市として、企業に、民間に委託しているものがございますけれども、そういうような形を想定しております。
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○武野委員 それで、改定、改定というけど、値上げなんでしょう。値上げかどうかと聞いたら改定と答えている。
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○保住都市整備部次長 答申の中、頂いたものでは令和5年度には約16%の改定率アップですね。8年度が10%、11年度につきましては12%というような御提案をいただいております。
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○武野委員 やっぱり今のコロナ禍で相当な御家が収入が減って大変になっているということもあって、その辺の値上げの、ここのパブリックコメントでもあったように、そういうところへの配慮というものは非常に必要で、特に今年は4月から生活保護世帯の免除制度がなくなるわけですよね、4月からね。そういうこともあって、自分のところの家の下水道を節約するには水道代を節約するしかないんですよ、ですよね。下水道を流さないようにすれば下水道代が上がらないわけじゃないわけで、だから節約しようと思ったら水は節約するんですよ。それでいいんでしょうかね。そういうことですよ。だから、低所得者への配慮というのはどういう形で行うのかをちゃんとしてほしいと思います。生活保護世帯のところには免除というのは、そういう考え方は採用しないとは思うんだけれども、その収入に応じて段階をどういうふうにするのかとか、そこはしっかりやってもらわないといけないと思います。
それと、今度、別の話、長寿命化ということで、マネジメント計画がされていると思うんですけど、ここ、相当古いものがあって陥没の危険があるということも、この答申の中にも書かれていますね。民間のところにある下水道管なんていうのも本当に把握できないぐらいになっているということも聞いておりますけれども、何とかここね、前々からお願いしているんだけれども、ここは古い下水管ですよというお知らせをしっかりするわけには、台帳がはっきりしないんだっけ、あるんですよね。その辺、やっぱり自分が家を引っ越してきたり、または親の代から変わっていってということになると、自分のところにある下水道管というのが何十年たっているのかというのは分からない御家庭も多いんじゃないかと思うんです。そういうところへの周知の方法がちゃんとされないと予防型の管理ができないんじゃないかなと思うんですけど、その辺どうなるんですか。
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○下水道河川課担当課長 今御質問の民間、要は個人で管理している私設下水道について、整備当時のデータとか、一部は、当然ございますけれども、やはり当時より住まわれている方、代表者の方も含めて人が代わってしまっているということもございます。そういった中でなかなか個別にお知らせしていくということが難しいということもございますので、やはりそういった中ではホームページ、広報等、古い下水道管について補助があるということも含めてお知らせしていきたいと考えてございます。
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○武野委員 なかなかホームページへたどり着けない人もいますので、そこはあらゆる方法で、陥没になれば命に関わることにもなりますので、それは徹底の仕方、連絡の仕方というのはちょっと工夫が必要だと思います。いずれにしても、公共施設の再編計画というのは結構あっちに持っていって、こっちを壊して土地は売ってという、これは随分と乱暴な言い方しましたけど、簡単に言うと、そうですよね。でも、こっちのインフラに関しては長寿命化というふうに、私は逆なんじゃないのと思っちゃうんですよ。やっぱりここにしっかり、もう長寿命化の計画を立てちゃっているんだから仕方がないのかもしれないけど、もう少しここに予算というか、エネルギーを注いで真剣にやらないと、ちょっとした地震や何かで何か起きるんじゃないですか。インフラと言われているぐらいだから、すごく心配です。きちんと予防型保全と言うからには、どこを真っ先にやって、どこにお知らせして民間のところもしっかりお知らせして、しっかり保全していくということをやっていただきたいと思います。いかがですか。
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○加藤(隆)都市整備部次長 確かに管渠については、地中に埋まっておりまして、なかなかどういう状況かというのが見づらいところがございますので、順次調査、点検を行いながら、修繕計画を立てて速やかに修繕、改築等を行ってまいりたいと考えております。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認ですが、了承ということでよろしいですか。
(「聞き置く」の声あり)
多数了承ということになります。
それでは、都市整備部職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(18時22分休憩 18時23分再開)
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○池田委員長 再開いたします。
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○池田委員長 日程第9報告事項(2)「北鎌倉隧道安全対策について」、原局から報告をお願いいたします。
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○吉本道路課担当課長 日程第9報告事項(2)北鎌倉隧道安全対策について、報告いたします。
本日は、「安全対策工法の現在の取組状況」「北鎌倉隧道上部等の樹木伐採等について」「県道に配置している交通誘導員について」及び鎌倉市長を被告とする「令和2年(行ウ)第23号損害賠償請求事件(住民訴訟)」の4点について、令和2年12月定例会の本委員会に報告後の状況を報告いたします。
まず、「安全対策工法の現在の取り組み状況」についてですが、工法を一案に絞る上で関係地権者から御意見を伺うため、第3回関係地権者等意見交換会の早期開催に向け、市長をはじめ副市長、都市整備部が、継続的に調整を行っておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が再発出された影響により一部の関係地権者との面談が延期となり、開催に至っていない状況です。引き続き、緊急事態宣言解除後に会の開催に向け、早期に取り組んでまいります。
次に、「北鎌倉隧道上部等の樹木伐採等について」は、令和3年1月22日に隧道上部周辺の樹木伐採が完了しました。今後も隧道の定期点検の際、植生状況を確認し、適宜樹木の伐採等を行ってまいります。
また、「県道に配置している交通誘導員について」は、去る令和2年12月18日に小坂小学校と交通誘導員の配置箇所及び周知方法等の調整をし、令和3年3月1日から交通誘導員の配置変更を行います。
最後に、令和2年7月30日に横浜地方裁判所に提訴された鎌倉市長を被告とする「令和2年(行ウ)第23号損害賠償請求事件(住民訴訟)」について、報告いたします。
本件につきましては、「市は、自らの都合により、予算措置された仮設通路の建設を怠り、迂回路交通誘導員の配備費用をいたずらに流出させている。この仮設通路の未着手は、道路管理者としての被告の不作為であり、地方自治法第2条14項に違反している。」との理由で去る令和2年5月18日に提訴されたものです。
令和2年12月14日に第2回口頭弁論が行われ、裁判所が原告らの請求の趣旨に係る財務会計行為について主張を整理しました。これに対し、被告である市は、令和3年2月24日の第3回口頭弁論において原告の主張の認否を行い、請求の趣旨に係る財務会計行為が適法である旨、反論しました。
なお、第3回口頭弁論では、裁判長から「本件の審理対象は、交通誘導員の費用支出であり、北鎌倉隧道の業務委託料の費用支出ではないことを確認する。それを前提に、原告は次回期日までに、今回被告が提出した準備書面に対し反論すること」との説明がありました。
次回は、令和3年5月10日に第4回口頭弁論が行われます。
今後の裁判の状況については、適宜、当委員会に報告いたします。
以上で報告を終わります。
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○池田委員長 ただいまの報告に対しまして御質疑ございますでしょうか。
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○武野委員 第3回の地権者の意見交換会ができないということをコロナのせいにしていますけど、コロナであっても、今集まっていろんなことができないという人たちは、様々な工夫をして、リモートでやっているわけですよ。だから、これは別にコロナでというのは理由にしちゃいけないと思いますね。関係地権者の議題は何ですか。第3回、何を勝ち取るというか、決めようとしているんでしょうか。
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○吉本道路課担当課長 安全対策工法について、御意見をお伺いする場として関係地権者意見交換会の開催を目指しております。
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○武野委員 3案を提示して意見を聞くということですね、そういうことだったわけですよね。
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○吉本道路課担当課長 委員おっしゃるとおりでございます。
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○武野委員 これはもう、いい加減に考え方をちょっと改めて、別のことを考えたらいかがですかね。代表質問でこちらは言いました。仮設に戻って、仮設にしても、もう一回やり直さなきゃいけないからという答弁、いろいろともう一回やり直しが必要だとおっしゃったわけなんだけれども、やっぱりトンネル屋さんに頼んだからああいうふうになるわけですよ。大船側のあのお寺さんの地権者の許可がなくてもできる方法がないか、もう一回模索してください。トンネル協会じゃなくて、に委託しているところに頼むから、本当に安全な仮設ということで、がちっとしたものをやるにはお寺のほうの承諾がなきゃできないと。だから、お寺の承諾がなくてもできる方法を、ちょっと模索してください。
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○吉本道路課担当課長 今、文化財的価値のあると言われた尾根を守りながら、あの中に、例えば、仮設であっても本設であっても土地の所有者の承諾が必要というところは、これまでもお話しさせていただいております。今、委員がおっしゃられたその土地を使わずに何か模索をというお話なんですが、どうしてもトンネルの中を何か構造物を入れる際に、例えば以前もちょっとお話しさせていただきましたけれども、ライナープレートのようなものを入れさせていただいて、その土地に入らないようにその構造物を入れたとしても、その裏込め、裏にはモルタルの充填をしなければ、そのライナープレート自体が自立しないという形になりますので、どうしても土地の所有者の方の承諾がないと、現時点での技術的にはちょっと難しいのかなと今考えております。
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○武野委員 私は、そう思わないんですよ。例えば、あそこの歴史文化交流館の近くにあるトンネル、あれは内側に金属があるけれども、壁にくっつけないでやっていますよね、あそこは。御存じですか。だから、その間にモルタルを何かでじゃなくて、隙間があるんですよ、この壁とトンネルの間には隙間があって。それで、それこそ小学生が通れるくらいに小さいものでもいいじゃないですか。大人はしゃがんで、自転車はもちろん乗らないで。そういう別の方策を考えるというふうにしないと、いつまでたったって、地権者はうんと言わないんだから、地権者の承諾がない方法というのを、ほかのトンネルを様々参考にして、それしかないと思い込まないでやってください。
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○吉本道路課担当課長 今、委員がおっしゃられた歴史文化交流館のところにあるトンネルの部分なんですが、素掘りの部分の間に網を張るという形になると思いますが、網を張るにしても、そちらにアンカーという、くいを打ったり、ピンを留めるものを打ったりするためには、必ず土地の所有者の承諾が必要というところと、あと表面がやはり素掘りということもありますので、そちらは何かしらで押さえなければいけないと考えておりますので、今回の北鎌倉隧道のあちらの部分に関しては、中に文化財的価値と通行の安全というのを守るためには、今の工法を進めていくしかないかなと思っておりますので、引き続き、本設で進めていけるように行っていきたいと考えております。
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○武野委員 見通しはあるんですか。地権者のお寺さんの承諾を得られるという見通しがあるんですか。何で承諾が得られないんですか。もうさんざん聞いている話ですけれどもね。
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○吉本道路課担当課長 繰り返しになりますけれども、緊急事態宣言解除後に、また関係地権者の方と、引き続き日程調整等を行って、同会を開催して早急に1案に決定し、詳細設計を進めていきたいと考えてはおりますが、どうしても相手がある話なので、明確にいつまでということは言えませんが、鋭意努力して早期に取り組んでいきたいと考えております。
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○武野委員 どうして地権者は承諾しないのかということを、先ほど質問したんです。
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○吉本道路課担当課長 どの地権者の方かというところはございますけれども、安全対策を行うことについては反対をしているわけではなくて、対策のときも承諾いただいているところはありますので、安全対策については反対されてはいないと思っております。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を終了いたします。
了承かどうかの確認ですが。
(「聞き置く」「了承」の声あり)
聞き置く、了承ですか。
では、多数了承ということで、この項は終了いたします。
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○池田委員長 それでは、日程第9報告事項(3)「鎌倉駅東口駅前広場整備工事について」、原局から報告をお願いいたします。
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○吉本道路課担当課長 日程第9、報告事項(3)鎌倉駅東口駅前広場整備工事について、報告いたします。本日は、鎌倉駅東口駅前広場整備工事が完成しましたので、報告いたします。
鎌倉駅東口駅前広場は、車道や歩道の経年劣化が著しく、また、近年の観光客の増加に対し歩道が狭く、混雑時には歩行者が車道へはみ出ている状況となっていることから、車道の改良整備と歩道の拡幅整備に加え、新たに障害者用乗降場を設けるなど広場機能の拡充整備を行ったものです。
資料1は鎌倉駅東口駅前広場の現在の平面図です。
工事は、令和元年5月7日に現場に着手し、令和3年2月5日に完了しました。
資料2の写真は、鎌倉駅東口改札口付近から広場を撮影したもので、正面には3つの案内板から成る総合案内板を設置し、右からバス乗り場の案内、観光案内、駅周辺案内となっています。
右側のバス乗り場の案内板は、視覚障害者の方にも広場の案内ができるよう、人感センサーにより自動で音声案内をし、ボタン操作により乗り場までの経路やバスの行き先を案内できるものとなっています。
また、各乗降場にはシェルターを設置し、視覚障害者の方が音声案内システム対応の小型送受信機をお持ちの場合に、乗り場番号やバスの行き先を案内する音声が流れるものとなっています。
次に、資料3の写真の上は、横浜銀行前の拡幅した歩道を撮影したもので、歩道幅員を約5.2メートルから約8メートルに拡幅しました。
また、写真の下は、JR駅舎前の拡幅した歩道を撮影したもので、歩道幅員を約4.2メートルから約5.5メートルに拡幅しました。
資料4の写真の上は、新たに設置した障害者用乗降場で、下は障害者用乗降場のサインです。
資料5の写真は、三菱UFJ銀行前の3番バス乗り場付近の歩道で、歩道幅員を約3.3メートルから4mに拡幅するとともに、新たに案内板を設置しました。
3番バス乗り場については、工事の施工に当たり、県道21号、横浜鎌倉のスルガ銀行前に移動し運用していましたが、令和3年1月12日から広場内の元の位置に戻し、運用しています。
最後に資料6の写真は、報国寺方面行きのバス乗り場です。
報国寺方面への5番バス乗り場は、工事前は観光客等により、バス待ちの列が交番側に並び、歩道を塞ぐほど混雑することがあり、通行に支障が生じていました。そこで、工事期間中に試験的に東急ストア前の4番バス乗り場を報国寺方面行に変更するとともに、バス待ちの列を折り返し整列できるよう、路面に白線を引き運用したところ、駅舎前の混雑が軽減する効果が認められたため、工事完了後も引き続き同様の運用形態としました。
工事の期間中は、交通規制やバス停の移動などにより市民の皆様に御迷惑と御不便をお掛けいたしました。また、市民の皆様や関係する店舗及び交通事業者の方々の御理解と御協力の下、事故もなく無事に工事を完了することができました。この場をお借りしお礼申し上げます。
今後も、鎌倉駅東口駅前広場を安全に運用し、適切な維持管理に努めてまいります。
以上で、報告を終わります。
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○池田委員長 ただいまの報告に対しまして、御質疑ございますでしょうか。
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○松中委員 これ、報国寺方面のバス停の左側、これはちょっと何とかならないのかね。ゴムのあれとか、何かちょっと通りにくいんだよ。最初なかったんだな。むき出しだったんだよ。何か今、巻いてあるでしょう、どういうふうにするの。これ、ゴムで何か立てたらいいじゃん。
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○吉本道路課担当課長 今、委員御指摘の東急ストア側に抜けるところに、今、車止めを、あと横断防止策を設置させていただいているところに関しては、これまでも住民の方から等、いろいろと御意見いただいておりますので、今現在検討しておりますので、引き続き検討して対応を図っていきたいと思っております。
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○松中委員 ゴムのポールでも立てりゃいいじゃないですか。何で駄目なの。いつまでもこんな状態で、もったいないじゃないですか、きれいになって。頑張ったのにさ。頑張ってくださいよ。あれはちょっとよ、おかしいよ。
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○池田委員長 よろしいですか。
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○松中委員 いいです。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますか。
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○伊藤委員 鎌倉駅の東口が、今までの東口と変わって物すごくきれいになったという印象があります。それで、ここの中に障害者の乗降口が1点設けられました。
その中で、前もなかったと思うんですが、要するに一般車両の乗降場所というんでしょうかね、そういうものが前にはなかったんですね。今回もせっかくこれだけ、この狭い中で何とか工夫したんだと思うんですが、一般車両が降ろすところというか、ちょっとでも停められるところというのが、今現在ははっきり言ってないんですね。それで、バスがいないところとか、そういうときにすっと乗用車を停めて乗降しています。しかしながら、すぐ後ろにバスが着いたときに動かさなきゃいけないということで、これは譲り合いなのかなと思いますけれども、やはり一般車両の何か乗降できるようなものの標識とか、場所とかというのは今のものでは無理かどうか、ちょっとその辺をお尋ねしたいと思いますが。
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○吉本道路課担当課長 基本計画の段階で一般車両の駐車スペースが確保できないかという検討させていただいたんですが、今回歩道の拡幅というところによって、現況の車道の幅員が狭くなってしまったというところと、タクシーの降車、あとは障害者用の乗降場というところを確保している部分がございます。その関係で、一般車の乗降場というのを設置するスペースを確保することができませんでした。現在、整備する前も一般車のスペースというところは特に設けていなかったというところもございますので、今回引き続き同じ運用をさせていただきたいという形を考えておりますけれども、これからいろいろと新しくなってから、まだ時間も間もない部分もございますので、これからの運用を見ながら、何かできないかというのは検討していきたいと考えております。
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○伊藤委員 変わったばかりですから、いろいろと問題点が出てくるでしょう。ぜひ前向きにこの狭い中で、そういうスペースをちょっと、前からそういう懸念があったということですが、ぜひ検討していただいて、一般の車両が利用できるような広場というか、そういうものを考えていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
ただいまの報告に対しまして、了承かどうかの確認ですが、了承ということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
それでは、5分ほど休憩で、職員入替えをいたします。
(18時45分休憩 18時50分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第9報告事項(4)「市営住宅入居者の追加募集の結果について」、原局から報告をお願いいたします。
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○住宅課長 日程第9報告事項(4)市営住宅入居者の追加募集の結果について報告いたします。
令和2年度市営住宅入居者追加募集結果を御覧ください。
市営住宅の入居者募集については、毎年10月に実施しており、令和2年度の募集で応募のなかった諏訪ヶ谷ハイツの身体障害者単身世帯向け住宅1戸と高齢者2人世帯向け住宅1戸について、令和3年1月18日から2月1日までの期間、追加募集を行いました。
その結果、高齢者2人世帯向け住宅に3世帯の応募がありましたので、住宅困窮度評価基準に基づき評価を行い、1世帯を入居予定者として選考し、入居の手続を進めています。
一方、身体障害者単身世帯向け住宅では応募がありませんでしたので、令和3年10月の市営住宅入居者募集において募集を行ってまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田委員長 ただいまの報告に対しまして、御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
では、質疑を終了いたします。
了承かどうかの確認ですが。
(「了承」の声あり)
了承ということで確認いたします。
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○池田委員長 続きまして、日程第9報告事項(5)「市営住宅集約化事業の状況について」、原局から報告をお願いいたします。
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○住宅課長 日程第9報告事項(5)市営住宅集約化事業の状況について、報告します。
市営住宅集約化事業につきましては、老朽化や耐震化などが課題となっている市営住宅6団地496戸について、平成27年3月に策定した公共施設再編計画へ位置づけ、笛田住宅及び深沢クリーンセンター用地の一部を事業用地として、集約化による建て替え整備をすることとし、令和2年2月の当委員会で、第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画の策定に合わせて、事業スケジュールを見直したことを報告しました。
このスケジュールに合わせて、令和2年度は、今後も使用する深沢クリーンセンター処理棟が機能するよう、その改修方法を検討するほか、深沢クリーンセンター用地内に敷設されている下水道管の移設工事を行いました。
また、令和元年7月5日に関東財務局に対して申請した事業用地内にあった国有地についても、令和2年4月1日に時効取得が認められたことから、令和2年8月6日に登記を完了しました。
令和3年度は、令和4年度以降の設計や工事を実施するPFI事業者の選定を実施するため、民間資金等活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法に基づき、手続を進めていきます。具体的には、実施方針公表、その方針に対する事業者からの意見聴取を踏まえて、事業者募集を行い、鎌倉市営住宅集約化事業事業者選定委員会において、優先交渉権者を決定します。
なお、事業者選定後は、設計を行い、深沢クリーンセンターの一部用地における第1期工事に着手します。そして、令和6年度には第1期工事を完了し、市営笛田住宅の入居者の移転を実施します。その後笛田住宅を解体し、残りの用地と併せて2期工事に着手する予定です。
また、新型コロナウイルス感染症の流行から、開催を見送っている市営住宅入居者や地元自治・町内会等に対する説明についても、流行の状況を注視しつつ、適宜方法を工夫した上で、行ってまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田委員長 ただいまの報告に対しまして、御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたしました。
了承かどうかの確認ですが。
(「了承」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
それでは、都市整備部職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(18時55分休憩 18時56分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第9(6)「公共下水道(汚水)改築工事西部圧送管について」、原局から報告をお願いいたします。
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○加藤(隆)都市整備部次長 日程第9報告事項(6)公共下水道(汚水)改築工事西部圧送管について、着席して報告いたします。
本件については、令和2年市議会12月定例会後の工事の状況について報告いたします。
平面図を御覧ください。12月5日に新設管渠への切替を完了し、1月4日からは、左右両側に表示しています四角枠の接続ますを設置する際に、支障となり撤去した護岸や転落防止柵の復旧、新設管渠を敷設した車道及び歩道の舗装等を行い、工事を完了しました。
現在は、神奈川県が音無川から東側の半円状の階段部までの道路擁壁の復旧工事に着手しており、この擁壁工事が完了した後、本市において音無川横断箇所での新設管渠の河川下越し工事を行い、歩道上に残っている仮設管渠を撤去し、全ての工事を令和3年度中に完了いたします。
以上で報告を終了します。
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○池田委員長 ただいまの原局の報告に対しまして、御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認ですが、了承ということで確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたします。
それでは、都市整備部職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(18時58分休憩 18時59分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第10「議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」について、原局から説明をお願いいたします。
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○保住都市整備部次長 日程第10議案第118号令和3年度鎌倉市一般会計予算のうち、都市整備部所管部分の内容につきまして説明いたします。
なお、機構改革に伴い所管が変更となる事業につきましても、併せて説明いたします。
議案集(その2)の5ページを御覧ください。令和3年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は122ページから123ページを、令和3年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は272ページを御参照ください。
第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は13億6623万7000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は12億4698万2000円となり、放射性物質測定事業は、放射性物質測定装置修繕料や、放射性物質測定装置点検委託料などを、内容説明は273ページ、道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭隘道路拡幅用地等購入費などを、274ページ、道路台帳整備事業は、境界杭復元等業務委託料などを、275ページ、道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、276ページ、街路照明灯事業は、市内街路照明灯の電気料などを、277ページ、職員給与費は、都市整備部都市整備総務課、道水路管理課、道水路調査課、作業センターの職員のほか、総務部公的不動産活用課の職員、都市景観部都市調整課、開発審査課、建築指導課、みどり公園課の職員に要する人件費を、278ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部の会計年度任用職員14人に要する人件費を、それぞれ計上しました。
280ページ、土木管理運営事務は、道路施設維持管理共同システム台帳情報入力業務委託料などを、281ページ、作業センター事業は、道路・河川清掃等業務委託料や、維持補修用重機賃借料などに要する経費をそれぞれ計上しました。
予算説明書は124ページから125ページを御参照ください。
第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7111万2000円で、内容説明は、286ページ、道路橋りょう管理運営事業は、土木総合情報管理システム機器賃借料などを、287ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員と、まちづくり計画部都市計画課の職員に要する人件費を計上しました。288ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部の会計年度任用職員1人に要する人件費を、それぞれ計上しました。
次に、予算説明書は126ページから127ページになります。
第8目交通安全施設費は1億3513万5000円で、そのうち、都市整備部の事務事業に要する経費は5810万3000円となり、内容説明は291ページで、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、292ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差等改善などの交通安全対策施設工事請負費などに要する経費をそれぞれ計上しました。第10目道路維持費は3億9208万5000円で、内容説明は293ページ、道路維持補修事業は、斜面崩落対策詳細設計業務委託料や道路維持修繕工事請負費などに要する経費を計上しました。
予算説明書は128ページから129ページにかけて、第15目道路新設改良費は8916万6000円で、内容説明は294ページ、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事請負費などに要する経費を計上しました。第20目橋りょう維持費は1億6114万3000円で、内容説明は295ページ、橋りょう維持補修事業は、橋りょう維持修繕等工事請負費などに要する経費を計上しました。第15項河川費、第5目河川総務費は3645万円で、内容説明は296ページ、河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地土地賃借料などを、297ページ、職員給与費は、下水道河川課の職員に要する人件費を、298ページ、会計年度任用職員給与費は、下水道河川課の会計年度任用職員1人に要する人件費を、計上しました。
予算説明書は128ページから131ページにかけて、第10目河川維持費は6608万8000円で、内容説明は299ページ、河川維持補修事業は、河川維持修繕工事請負費に要する経費などを、300ページ、雨水施設維持管理事業は、洪水浸水想定区域図作成業務委託料などの経費を計上しました。
予算説明書は130ページから133ページにかけまして、内容説明は305ページを御参照ください。
第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は9億3535万2000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は6億846万6000円となり、樹林維持管理事業は、樹林維持管理委託料を、306ページ、緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事請負費などを、307ページ、緑地維持管理計画推進事業は、管理施設維持修繕料などを、319ページから320ページにかけては、国県道対策運営事務と国県道対策事業で、関東国道協会の負担金などを、321ページ、道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会負担金などを、322ページ、街路樹維持管理事業は、街路樹維持管理委託料などを、323ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員のほか、環境部環境保全課の職員、まちづくり計画部市街地整備課・深沢地域整備課・都市計画課の職員、都市景観部都市景観課・みどり公園課の職員に要する人件費をそれぞれ計上しました。
324ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部道路課と都市景観部みどり公園課の会計年度任用職員2人に要する人件費を計上しました。
内容説明は325ページで、第15目公共下水道費は28億2279万8000円で、下水道事業会計繰出金は、下水道事業会計への繰出金を計上しました。
次に、予算説明書は132ページから135ページにかけまして、第20目公園費は5億7016万3000円で、内容説明は326ページ、公園維持管理事業は、都市公園指定管理料などを、327ページ、公園整備事業は、(仮称)山崎・台峯緑地整備土木工事請負費などを、328ページ、公園用地取得事業は、(仮称)山崎・台峯緑地用地購入費などに要する経費をそれぞれ計上しました。
次に、予算説明書は134ページから135ページにかけまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費は1億9013万9000円で、内容説明は329ページ、市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅等指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料などを、330ページ、住宅政策推進事業は、居住支援業務委託料を、331ページ、空き家等対策推進事業は、空き家管理システム使用料などを、332ページ、市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託料などを、333ページ、職員給与費は、都市整備部都市整備総務課の職員に要する人件費を計上しました。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの説明に対しまして、質疑の有無を確認いたします。
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○武野委員 作業センターのところでの、ページで言うと281ページ。どぶのがたがたの問題。それから道路改良、これが294ページ、砂押川沿いの歩道をどうするのという話と、それから、みどり公園課、樹林管理で予算が半減しているのは面積が変わったからでしょうかということと、327ページの台峯緑地の問題について、質問いたします。もう一つ、根上がり、根っこが上がって、322ページ、その問題について質問いたします。
まず、作業センター。作業センターも職員数適正化計画、職員削減計画と私は呼んでいますけれども、これでちょっと大変だと思いますけれども、いろいろ通報システムなんかで私もちょくちょく使わせていただいております。やっぱりどぶのがたがたというか、歩道が歩きにくいというのは、共産党が行った市民アンケートでも最も多いんです。チラシ見る機会がありましたら、どうぞ集計が出ていますからね。最も多いんです、歩道のね。特にどぶのところのがたがたは、車の擦れ違いのときに端っこにいるものだからうるさいということで、今回大分それは直してもらったんだけど、三角の木でこんこんといって、くさびという形になっている。だけど、あれ、だんだんと時間とともにまた緩んでくるんだろうなと思いますけれども、あれはその後、そういう措置を取りあえずやったという形で、これから、取りあえずなんでしょうかね。これから委託なり、何なりでちゃんと直すという計画なわけでしょうか。
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○作業センター所長 側溝の蓋なんですけど、今、委員がおっしゃっているのは、ある程度の場所が決まっているところをおっしゃっているんですけど、基本的には全体の話からさせていただきますと、側溝も大きさがそれぞれ違いますし、造りも違うんですね。その音鳴りがするというのは、そもそも側溝の蓋というのは下に受けというのがありまして、そこに乗っかっているんですけれども、そこの受けがやはり何回も重量がある車等に踏まれますと、欠けたり、破損したりするので、がたつくんですね。そこへ乗ると、音がするものですから、今多分見られたのは、くさびを打ったものを見られたとは思うんですけど、あごというんですけど、支えるほうの下を基本的には直します。なので、ちょっとおっしゃられたところは多分直した上にまだ隙間があったので、少し詰めたのかなとは思うんですけれども、基本的には音の鳴りを防ぐときにはあごを直して、なおかつそのあごの上にゴムを敷いて、それでぴたっとするような形で直す方法が一般的です。
ただ、おっしゃられているところはピンポイントで、どこのところのくさびかは分からないんですけど、うちのほうでお受けしてやったところについては、後に道路課なりでやっていただくというところは、今のところはないと思いますので、うちで修繕が終わっていれば終わっています。うちでできなければ、できない段階で予算を組んで大規模にやるところについては、道路課にお回ししていると思いますので、くさびを打って、多分終わっているところであれば、私の記憶であれば委員から頂いたところで道路課に回したものはないと思っているので、おっしゃっているところについては、そこで終わりという形にはなると思います。
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○武野委員 分かりました。また、後々緩んできたら、また声をかけさせていただきます。
それから、砂押川ですよね、294ページには掲載されていませんけど、これまで4億円ぐらい掛けて、今泉方面のところに川の上に半暗渠、何と呼ぶのだろうね、暗渠じゃなくて、半分歩道が川の上にせり出して造られて、非常にありがたいですけれども、今そこの地域の一番の要望は栗田湯までちゃんとやってほしいということなんです。相当あります、これは。それはもうつかんでいらっしゃると思うんですけどね。いろいろ橋がかかっているその先の住宅の関係や、橋の幾つか、たくさん橋がかかっているけれども、その形状なんかで難しい問題あろうかと思いますけれども、あそこの歩道を整備するんだという大きな方針を立ててほしいと、まずは。それで、どこから手をつけるかとか、相手があることなので、進まない部分も中にはあろうかと思うけれども、できる部分から造っていくという、まずはその姿勢を示すし、計画も立ててほしいと思っているんですけれども、どうなんですか。この先、これでおしまいなのでしょうかね、砂押川は。
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○吉本道路課担当課長 砂押川沿いの歩道整備工事につきましては、これまでも皆さんから、今回300メートルの歩道が完了しましたので、次は七久保橋から栗田湯、砂押橋までのところをという御要望をいただいております。今、委員御紹介のように、宅地側と道路の部分が高低差が結構ある部分というのは、何か所かございます。そういったところの課題だとか、いろんな部分の課題というのはございますので、その辺を研究して、どういった形で進めていくのかというのを調査していきたいと考えております。
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○武野委員 じゃあ、やるつもりでいらっしゃるということでよろしいですね。
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○吉本道路課担当課長 まずは、どういった課題があるかというところを整理していかなければいけないと考えておりますので、岩瀬・今泉台の道路ネットワークも含めて、いろんな多岐に考えなければいけないと考えておりますので、まず課題を整理していくというところで考えております。
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○武野委員 毎回同じような答えになっているから、少しは中身としては進捗しているんであろうから、またそこはいつかお尋ねしようかとは思います。
次に、305ページです。樹林維持管理委託料、これ、去年よりも半額になっているんですけれども、これは今年やる大町・材木座地区の面積が小さいから、半額になっているという理解でよろしいですか。
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○森(明)都市整備部次長 令和3年度に予定しておりますのは、大町・材木座地区、1地区となっております。平成29年度からは、2地区ずつ樹林維持管理の事業を行っておりましたが、令和2年度及び令和3年度につきましては、コロナの関係ということもありまして、1地区ということで予算的には半分になっているところです。
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○武野委員 二つ地区だから、大町と材木座で二つかと思ったら、そうじゃないんですね、コロナでそういうことになったと。分かりました。
それから、根上がりなんですけれども、322ページ、これはうちの会派でも、この問題は改善してほしいと要望を出しておりますけれども、このそもそも根っこが上がらない樹木というのがあると思うんですよ。そういうことで今後街路樹について、このページでいいのかどうか、ちょっと分からないな。街路樹、根上がりしない方策というのは考えられますか。新しいところは、とにかく根が上がらないものというふうにやってほしいと思うんだけどね。
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○吉本道路課担当課長 根上がりをしないという、なかなか木自体が成長していますので、どういった形で生息していくのかというところは、正直あるんですが、道路課で西鎌倉の住宅地の歩道で根上がりがしないような対策はないのかというところで、実績、事例を調べまして、1件試験的に実施したところがございます。そちらは、今どういった形で根上がりするのかしないのかというところも含めて、現在検証しております。ただ、1か所当たり、通常の舗装、掘削して掘り起こして根の処理をして実施するよりも、金額的にはどうしても高価になってしまいますので、どういった形で実施していけるのかというのを今後調査して調べていきたいと。ただ、応急的に対応しなければいけないというところに関しましては、作業センターと連携してやっていきたいと考えております。
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○武野委員 台峯緑地、私歩きました。ごみがいっぱいなんです。それで、もう買い取って管理してと言っていますけれども、その土地が恐らく市がポイ捨て禁止みたいな、不法投棄禁止と立札をやっているわけだから、市の土地なんでしょうね。市の土地か、民間の土地か、境目がはっきりしないけど、歩いていて。いずれにしても、やぶの中なので一見分からないんだけれども、ちょっとやぶをかき分けると古いタイヤがあったり、ペンキが塗ってある板が埋まっていたり、缶コーラやビールの缶。もし、何があるか分かりたかったら、私のフェイスブックに載せていますから、写真。プルトップのビールやコカ・コーラの、昔ですよね。だから、古いごみがそのまま残っているんです。それは、この管理と言った場合には、そういうごみの関係はどんなふうになるんですか。
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○森(明)都市整備部次長 ごみは市が捨てているものではございませんので、気がついたところにおきましては、当然片づけるようにしております。ただ、おっしゃるようにやぶの中に入っている物がありますので、季節によって、今の時期になると、見つかると。また春以降になると、草木が繁茂して見つからないということがありますので、我々がパトロールした中、もしくは管理者が見ている中、また通報などがあった場合、情報が寄せられた場合には職員が行きまして、撤去しているという状況でございます。
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○武野委員 新しいごみは、どうやら撤去している様子はあるんです、不法投棄の大きなものなんかは。だけど、本当に恥ずかしいくらいにごみが半分埋まっていて、ビンとか、それとか、あと土のうですよね。土のうがもう、ぼろぼろになっているんです。だから、あれはやっぱり環境的に非常に悪いんじゃないでしょうかね。だから、市が捨てたごみじゃありませんのでって当たり前ですよ。何か方策を考えないと、これは緑、緑と言って、一見何も見えないやぶの中なんだけれども、捨てようと思う人はやぶの中に入って捨てますよ。だから、何かこの方策を考えないと、これもう、それこそSDGs、さっきさんざん議論しましたけどね。これ、環境に非常に悪影響であると思うので、そこら辺の、今の対策だけじゃちょっと駄目だと思うんですけど。どうするか、ボランティアで何かするのか。
とにかく、昔のごみがそのまま残っているというのをこのままにしていて、いいのでしょうかという問題提起でございます。
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○森(明)都市整備部次長 我々もごみの場所等が把握できれば片づけますので、委員のおっしゃられるように、フェイスブックなり参考にさせていただいて、その場所を特定できれば撤去するようにいたします。
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○池田委員長 よろしいですか。
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○武野委員 結構でございます。安心しました。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
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○大石副委員長 事項別明細の293ページの路面下空洞追跡調査業務委託料は、これ、追跡調査というのは、これは何かどこかであって、その影響がその近辺にないかということで追跡をするみたいな、路面下の空洞だけじゃなくて追跡調査というので、これはどういう意味なんですかね。
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○吉本道路課担当課長 路面下空洞追跡調査につきましては、令和元年度と令和2年度に路面下空洞調査、要はレーダーで、車で走って、空洞調査を実施しております。その中で、判定として危険度が比較的高いAのランクになっているところを、実際に大体位置が出ておりますので、そこを掘って原因が何か、実際にどういう状況なのかというところを確認しまして、実際穴が空いて、原因が分かればいいんですけれども、もし分からなくても、穴を埋めて復旧するというようなところで、今回予算を計上させていただいているところでございます。
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○大石副委員長 追跡調査というのは、1回、穴が令和元年度、2年度に分かったと。そこの補修ということですか。
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○吉本道路課担当課長 原因が何かというところと、補修の2つになります。
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○大石副委員長 ここだけじゃなく、緊急輸送路とか、私が代表質問なんかでも定期的にレーダーなんかで当たって、災害時に陥没しちゃうことがないように、主幹道路なんかも含めてやってみたらどうだというようなお話があったんですけど、そのあれではないんですね。今調査を令和元年度、2年度とやっていて、新たな幹線道路とか緊急輸送路とかというのをやる予定というのはないんですか。
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○吉本道路課担当課長 市内の緊急輸送路、広域避難場所、ミニ防災拠点に向かう道路を平成29年度、令和元年度の2か年で調査を実施しました。その調査の結果で緊急性の比較的高いAランクの部分、表面に近いところの穴が確認されたところを、今回調査させていただいておりますので、今、委員のおっしゃられている緊急輸送路等の調査というのは、平成29年度と令和元年度に実施しております。
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○大石副委員長 事項別明細の275ページの道路損傷等通報システム、これ、私もすごくいいなと思っているんですけれども、これ、試行的にやるというお話でしたけれども、今回の検証結果というか、対応した、または利用されている件数とか、そういうのが具体的にあれば、今まとまっていれば御紹介いただきたい。
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○田中(新)道水路管理課担当課長 まず、委員の御指摘のありました件数なんですけれども、令和3年2月24日現在で、通報件数は99件になっております。そのうちの対応完了件数は83件。対応中件数、未対応件数が合わせて16件という状況になっております。2月24日現在で、1,134名の方が御登録いただいているというような状況になっております。
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○大石副委員長 試行的にシステムをつくってやっているということなんですけど、これ、年間で8万9000円ぐらいでできるの。
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○田中(新)道水路管理課担当課長 今回、システムを導入するに当たって、当初LINEシステムを鎌倉市と締結するということで、そこから始まっている内容になりますので、実際9万円ぐらいの費用がかかるというのが、サーバーと、あと保守管理ということで、9万円ぐらいという形になっております。
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○大石副委員長 これ、登録人数、先ほど1,100人ぐらい今登録されていると言うけど、これを維持していくと、いわゆる多分登録が増えてくるじゃないですか。その登録件数によって使用料が上がるとか、上がらなくて、約9万円ぐらいでずっと維持できるというようなことなんですかね。
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○田中(新)道水路管理課担当課長 はい、委員おっしゃるとおりです。
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○大石副委員長 私はこれ、すばらしいと思っているので、位置情報も送って、写真も送られて、一々地図に落として、ここはこうなっているんだけどということじゃなくて、もう写真撮って位置も分かって、状況も分かってという、この1,100人という人たちが2,000人、3,000人となれば、市民の目が道路に対する目、側溝に対する目が増えるわけですから、ぜひ継続していっていただければなと思っています。
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○池田委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認しますが。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
それでは、都市整備部職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(19時29分休憩 19時31分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第11「議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算」について、原局から説明をお願いいたします。
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○保住都市整備部次長 日程第11議案第124号令和3年度鎌倉市下水道事業会計予算の内容につきまして説明いたします。
下水道事業会計予算は、地方公営企業法に基づき作成しており、予算に減価償却費や長期前受金戻入など現金の収入や支出を伴わない経費も計上しています。
この現金の収支を伴わない経費を含め、予算書第3条及び第4条に計上した収入の総額は100億286万1000円で、また、支出の総額は108億3220万1000円となっています。
説明に当たりましては、議案第124号の第1条から第10条までを一括して説明した後に、予算に関する説明書及び事項別明細書の内容説明に基づき説明いたします。
議案集(その2)の38ページを御覧ください。
第1条は、総則です。
第2条、業務の予定量は、排水区域面積2,415ヘクタール、年間総処理水量2092万7196立方メートル、一日平均処理水量5万7335立方メートル、主要な建設改良費として、管渠事業費5億2694万7000円です。
第3条、収益的収入及び支出は、営業活動に伴う費用の収入として、第1款下水道事業収益は70億1478万9000円で、下水道使用料や長期前受金戻入、他会計補助金などの経費を、支出として、第1款下水道事業費用は67億8209万5000円で、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、水洗化普及促進に係る経費、職員給与費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを計上しました。
39ページを御覧ください。
第4条、資本的収入及び支出は、投資的経費の支出に充てるための収入として、第1款資本的収入は29億8807万2000円で、下水道事業債や他会計補助金などの経費を、支出として、第1款資本的支出は40億5010万6000円で、管渠整備に係る経費や長期債の元金償還金などの経費を計上しました。
なお、資本的収入から資本的支出を差し引いた収支が不足する額、10億6203万4000円につきましては、消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金、繰越利益剰余金処分額及び当年度利益剰余金処分額により補填しようとするものです。
40ページを御覧ください。
第5条、債務負担行為は、表のとおり、ポンプ場し渣処理処分業務委託事業費ほか4件を新たに設定しようとするものです。
41ページを御覧ください。
第6条、企業債は、第4条、資本的支出で説明いたしました事業費の財源として、表のとおり、14億2780万円を限度額として起債しようとするものです。
第7条、一時借入金は、借入限度額10億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借入れができるようにしようとするものです。
第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用については、営業費用と営業外費用との間で、相互に流用することができるものと定めるものです。
42ページを御覧ください。
第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費4億2458万2000円について、他の経費との間で相互に流用する場合には、議会の議決を経なければならないものと定めるものです。
第10条、利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金1億6318万5000円及び当年度利益剰余金のうち、1億7282万9000円を減債積立金として、企業債の償還のための財源にしようとするものです。
以上が、提案の内容です。
引き続きまして、収入・支出の内容説明になります。
はじめに支出です。令和3年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は136ページから145ページを、令和3年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は469ページから470ページを御覧ください。
第1款下水道事業費用、第1項営業費用は61億9117万5000円で、汚水管渠費は1億6425万4000円で、汚水管渠等維持修繕料や汚水管渠等しゅんせつ業務委託料、不明水調査委託料などを、雨水管渠費は1億2669万円で、排水施設維持修繕料やストックマネジメント全体計画業務委託料、公共下水道雨水維持修繕工事などに要する経費を、内容説明は471ページ、ポンプ場費は1億6689万5000円で、中継ポンプ場等動力費や機械電気設備等修繕料、水処理施設等運転管理業務委託料などを、内容説明は472ページ、七里ガ浜浄化センター処理場費は5億5159万2000円で、水処理設備等動力費や水処理施設等運転管理業務委託料、耐震診断業務委託料などに要する経費を、内容説明は473ページから474ページにかけまして、山崎浄化センター処理場費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額を除き9億14万9000円で、動力費や電気設備機器修繕料、水処理施設等運転管理業務委託料などの経費を計上しました。
このうち、会計年度任用職員給与費は144万7000円で、山崎浄化センター技術補助職員1人に要する人件費を計上しました。
普及指導費は1617万3000円で、くみ取便所改造工事等資金補助金や共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金などを、内容説明は475ページ、業務費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額を除き1億1659万1000円で、下水道使用料一括徴収事務委託料や下水道受益者負担金分担金システム賃借料、他市への汚水処理負担金などの経費を計上しました。このうち、会計年度任用職員給与費は139万3000円で、下水道経営課会計年度事務補助職員1人に要する人件費を計上しました。
内容説明は476ページから477ページにかけまして、総係費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額等を除き2億7412万5000円で、下水道損害賠償等保険料や公営企業会計に関する助言及び指導業務委託料、下水道責任賠償金などの経費を計上しました。このうち、職員給与費は2億6231万7000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員37人に要する人件費を計上しました。減価償却費は38億3937万1000円で、下水道事業会計に係る固定資産の減価償却費を計上しました。
なお、現金の支出を伴わない経費のため、事業費欄に金額は記載していません。
第2項営業外費用は5億8592万円で、支払利息及び企業債取扱諸費は4億8560万円で、下水道事業債の支払利子及び一時借入れをした場合の利子を、内容説明は478ページ、消費税及び地方消費税は1億円で、下水道事業に係る消費税及び地方消費税を、雑支出は、32万円で、過納、誤納が生じた下水道使用料等の返還金を。
予算説明書は148ページから149ページを、内容説明は479ページを御覧ください。
第1款資本的支出、第1項建設改良費は6億5761万4000円で、汚水管路建設費は2940万9000円で、汚水台帳調製委託料や公共汚水ます設置業務委託料、汚水管渠築造実施設計業務委託料などの経費を計上しました。このうち、会計年度任用職員給与費は234万5000円で、下水道経営課会計年度事務補助職員2人に要する人件費を計上しました。
雨水管路建設費は1億8813万5000円で、埋蔵文化財発掘調査業務委託料や公共下水道雨水築造工事、地下埋設物移設等補償金などに要する経費を、内容説明は480ページ、汚水管路改良費は3億940万3000円で、工事資材単価特別調査委託料や汚水管渠改築実施設計業務委託料、公共下水道汚水改築工事などに要する経費を、建設総係費は1億2364万9000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員16人に要する人件費を計上しました。
内容説明は481ページ、固定資産購入費は701万8000円で、下水道用地購入費や水質管理に必要な備品購入費を。
予算説明書は150ページから151ページを御覧ください。
第2項企業債償還金は33億8774万円で、下水道事業債の元金償還金を、第3項長期貸付金は475万2000円で、くみ取便所改造工事や浄化槽機能廃止工事に対する貸付金を計上しました。
予算説明書は144ページから145ページを御覧ください。
第1款下水道事業費用、第3項予備費は500万円を計上しました。
以上が、支出の内容です。
次に、収入について説明いたします。
予算説明書は134ページから135ページを御覧ください。
第1款下水道事業収益、第1項営業収益、第1目下水道使用料は25億3553万5000円で、下水道使用料を、第2目雨水処理負担金は2億9475万1000円で、雨水処理負担金として一般会計繰入金を、第3目その他営業収益は914万7000円で、下水道占用料は、公共下水道施設の占用に対し573万2000円を、下水道手数料は、下水道指定工事店等の登録手数料として77万円を、汚水処理負担金は、他市などから流入した汚水処理費として264万5000円を、それぞれ計上しました。
第2項営業外収益、第1目受取利息及び配当金は4,000円で、下水道事業会計口座の預金利息を、第2目他会計補助金は9億7500万3000円で、汚水処理の経費に充てるため、一般会計繰入金を、第3目補助金は7540万円で、先ほど支出予算で説明しました、七里ガ浜浄化センターの耐震診断業務委託料などに対する国庫補助見込額を、第4目長期前受金戻入は31億1904万1000円で、現金の収支を伴わない収入として、資産の減価償却に伴い、国県補助金等相当額を収益化するもので、第5目雑収益は590万8000円で、下水道事業損害賠償保険料などを計上しました。
予算説明書は、146ページから147ページを御覧ください。
第1款資本的収入、第1項第1目企業債は14億2780万円で、令和3年度の下水道事業全般に対する下水道事業債を、第2項第1目他会計補助金は15億5298万9000円で、元金償還金や建設改良費の財源とするため、一般会計繰入金を、第4項分担金及び負担金は287万5000円で、第1目受益者負担金は124万6000円で、下水道受益者負担金を、第2目受益者分担金は162万9000円で、下水道受益者分担金をそれぞれ計上しました。第5項第1目長期貸付金償還金は440万8000円で、水洗便所改造資金貸付金返還金を計上しました。
以上で説明を終わります。
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○池田委員長 ただいまの原局の説明に対しまして、御質疑ある方はいらっしゃいますでしょうか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を終了いたします。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
それでは、職員退室のため、暫時休憩いたします。
(19時45分休憩 19時46分再開)
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○池田委員長 それでは、再開いたします。
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○池田委員長 日程第12「その他」(1)「継続審査案件について」を議題といたします。
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○事務局 まず、さきの令和2年12月定例会におきまして、閉会中継続審査となっている案件が35件ございます。こちらの取扱いについて、御協議をお願いいたします。
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○池田委員長 引き続き、継続とすることでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認いたしました。
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○事務局 ただいま継続審査と確認されました35件と、本日新たに継続審査と確認されました陳情第26号の1件、こちらの合計36件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御協議・御確認をお願いいたします。
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○池田委員長 ということで、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○池田委員長 次に、日程第12「その他」(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。
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○事務局 次回の当委員会の開催につきましては、3月5日金曜日、本会議のある日の午前中になります。午前10時から議会第2委員会室で、いかがでしょうか。御確認をお願いいたします。
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○池田委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
はい、確認いたします。
それでは、これで建設常任委員会を閉会いたします。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和3年(2021年)2月26日
建設常任委員長
委 員
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