○議事日程
議会全員協議会会議録
〇日時
令和3年(2021年)2月9日(火)10時00分開会 13時53分閉会(会議時間2時間06分)
〇場所
議場
〇出席議員
久坂議長、西岡副議長、千、くりはら、竹田、長嶋、安立、武野、池田、河村、志田、保坂、高野、納所、前川、中村、森、日向、吉岡、大石、山田、伊藤、?橋、松中の各議員
〇理事者側出席者
松尾市長、小礒副市長、千田副市長、林まちづくり計画部長、永井まちづくり計画部次長兼都市計画課長、山戸深沢地域整備課担当課長、大江深沢地域整備課担当課長兼市街地整備課長
〇議会事務局出席者
大隅局長、谷川議事調査課長、岩原議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長、田中担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1) 深沢地域整備事業について
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(出席議員 24名)
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○久坂議長 定足数に達しましたので、議会全員協議会を開会いたします。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、市議会本会議場にて開催いたします。
本日の議会全員協議会は、市長から、深沢地域整備事業について、議会に報告する必要があるので開催してほしい旨の依頼を受け、鎌倉市議会会議規則第143条第1項の規定に基づき、開催した次第であります。
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○久坂議長 深沢地域整備事業について、それでは、理事者から報告願います。
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○松尾市長 (登壇)本日は、市議会2月定例会前の大変御多忙の中、議会全員協議会を開催いただきまして、誠にありがとうございます。
本日報告いたしますのは、「深沢地域整備事業について」です。
本件につきましては、令和2年市議会12月定例会の建設常任委員会で、大船駅、藤沢駅間の東海道本線新駅に係る概略設計の進捗状況と、令和2年度中に新駅設置の見極めを行う予定である旨などについての報告をいたしましたが、昨日、神奈川県、藤沢市及び本市の3県市と東日本旅客鉄道株式会社が、新駅設置に係る費用負担等の基本的事項について、覚書を締結しましたので報告いたします。
詳細につきましては、担当部長から報告いたします。
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○林まちづくり計画部長 本市では、新たな都市拠点の形成に向けて、深沢地区と藤沢市村岡地区との一体的なまちづくりと、大船駅、藤沢駅間の東海道本線新駅の設置について、神奈川県、藤沢市及び本市の「3県市」で合意に向けての協議・調整を進めてまいりました。
また、3県市及び東日本旅客鉄道株式会社、以下、JR東日本と申し上げさせていただきます、の4者は、令和元年8月に締結した「東海道本線大船駅・藤沢駅間村岡新駅(仮称)及び自由通路設置に伴う概略設計等の実施に関する協定書」に基づき、新駅の概略設計等を実施してまいりました。
このたび、JR東日本から新駅設置に係る概算事業費及び新駅設置に係る費用負担の割合について提示があり、新駅設置に係る本市の負担額、藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区との一体施行による土地区画整理事業及びシンボル橋の整備に要する本市の負担額の合計が想定していた額以内に収まる見通しが立ったことから、市として、新駅設置に向けた事務手続を進める方針を決定したものです。
あわせて、昨日情報提供させていただきましたとおり、新駅設置に係る費用負担等の基本的事項について、3県市及びJR東日本において覚書を締結し、オンライン方式による締結式と記者会見を行いました。本日は、新駅設置に向けた方針決定と、3県市及びJR東日本の合意が整いましたので、全員協議会を開催していただき、これらについて報告するものでございます。
去る1月29日、JR東日本から、新駅設置の概算費用は約150億円で、内訳は、新駅の整備費用が約145億円、詳細設計費用が約5億円であること、また、同社に対して求めていた費用負担について、設置費用の15%を負担することが示されました。これを受け、本市といたしましては、新駅設置費用が予定していた約160億円の範囲内であること、同社に対して要望していた一部費用負担の意思が示されたことから、新駅設置に向けた事務手続を進めるとの判断を行ったものです。そして、神奈川県及び藤沢市においても同様の判断がなされたことが確認できたため、JR東日本を含めた4者による覚書の締結に至ったものです。
資料1、神奈川県の記者発表資料「JR東海道本線の大船駅と藤沢駅間における村岡新駅(仮称)の設置に関する覚書の締結について」を御覧ください。
覚書の主な内容につきましては、「事業の内容」は、JR東海道本線の村岡新駅(仮称)の設置で、「位置」は藤沢市宮前付近となります。「費用負担」につきましては、神奈川県の負担割合が30%、藤沢市と本市の負担割合がそれぞれ27.5%、JR東日本の負担割合が15%とすることを基本といたします。記者発表資料の別紙といたしまして、「新駅の位置図」と「完成イメージ図」を付しておりますので、御参照ください。
続きまして、資料2「東海道本線大船・藤沢間村岡新駅(仮称)設置に関する覚書」を御覧ください。本覚書は、東海道本線大船・藤沢間村岡新駅(仮称)設置事業に関する基本的事項を定め、神奈川県、藤沢市、本市及びJR東日本が相互に協力して、円滑に事業を実施することを目的とするものです。第4条、費用負担といたしまして、先ほどの記者発表資料にも記載の、基本となる負担割合を定めています。
覚書については以上でございます。
深沢地域整備事業は、本市第三の拠点整備により、持続可能な都市経営を実現する未来への先行投資と位置づけております。そして新駅設置により、新たな交通結節点が整備されることは、深沢地区のさらなる活性化を後押しするものであり、まちづくりのポテンシャル向上に大いに資するものであると考えています。今後も、新駅設置を含む広域のまちづくり事業の進捗に合わせ、地域にお住まいの方々をはじめとした市民の皆様への情報発信に努め、事業への理解を得てまいりたいと考えております。
以上で報告を終わります。
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○久坂議長 ただいまの報告について、御質疑がありましたらお願いいたします。
なお、質疑は発言席にて行うようお願いいたします。また、理事者の答弁は自席にて起立して行うようお願いいたします。
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○高野議員 正直なところ驚きました。というのは、市長からの申出があって各会派に説明されていると思うんですが、私どもの会派は1月28日、つまり昨日の記者発表の10日余り前ですよね、に予算等の説明があるということで、市長室で市長や副市長と面談いたしました。そのときにも、今日、今議題となっていることについては話が出たわけですよ。覚えていますよね。武野議員からも質疑が、質問というか、ありました。そのときは、今日のようなことを、今日のようなタイミングで行うような素振りは全くなくて、従来の話以上のことは一切なく、あくまで委託している概略設計を踏まえて、年度内に判断したい。まだ、概略設計、いつ出るか分かりません。これは11日前のことですよ、記者発表の。私は、まず判断の是非以前の問題として、定例会、明日からですよね。あまりに唐突であると。それで伺いますが、概略設計の結果はいつ出たんですか。
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○林まちづくり計画部長 概略設計につきましては、1月29日に神奈川県を通じて、JRからの報告内容を確認したものでございます。
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○高野議員 そうすると私たちに会った翌日ということですか。いつ出るか分からないと言っていたんでしょう。分かっていたんでしょう、大体、本当は。それは、市民代表機関である議会側には、どのように報告したんですか。今日が初めてですか。
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○林まちづくり計画部長 議会に対しましては、昨日3県市、JRの記者発表の終了にあわせて情報提供させていただきましたが、本日、この場で御報告をさせていただいているところでございます。
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○高野議員 新聞で知ったということですよ。この議会全員協議会自体、何やるか、さっぱり分からなかったんですよ。一昨日聞いたのか、何をやるのかさっぱり分からなくて、県のほうからこんな記者発表があるんじゃないかとか、情報がちらほら入ってきましたけれども、だから新聞で知ったんですよ、中身。
ですから、この中身以前にこういう決定プロセス、全く不透明であると。地方自治が何であるかなんていうことを、教科書みたいな説教したくないんですが、市民代表機関を無視したような決定プロセスであると。新聞で知ったというのは今回に限らない。前もあったですよ。同僚議員からもこういうやり方しないで、もっと丁寧にやってくれという話があったと思いますよ。また同じことをやっている。中身以前です、これは。二元代表制ですから、市民代表機関を無視したような決定プロセスは、私は市民を無視していることと同じであると。乱暴だと思います。中身以前ですよ、問題として。突然のような形で記者会見を行って、ある意味、既成事実をつくって。市民からも問合せもありましたよ、既に。もう決まっちゃったんですかと。既成事実をつくって、あとは追認してくださいと、手を挙げてくださいと、こういうことですか。何のために、じゃあいるんだと、我々、ここに。私は、やっぱりこれは是非はありますよ。同僚議員の中でも賛成の方もいるでしょう。そちらのほうが多いな、今のところ。是非はあるけれども、やはりこういう独断的な、だから突然のように発表して、あとはもう決まったんだからよろしくと。こういうやり方が本当の地方自治と言えるのかどうか、認識を伺います。
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○松尾市長 この新駅設置に係る流れでありますけれども、概算費用ということをJR東日本のほうで計算をしていると、こういうプロセスだということはこの間共有をさせていただく中で、この費用が160億円を下回る場合には、これを進めていくという、こういう判断基準ということを示して、ここまで進めてきたというところであります。今回示されました額というのが、それを下回っているということで、鎌倉市としてはこれを前に進めていくという、こういう判断をしたところでございます。神奈川県と藤沢市も同様であると認識を伺っているところであります。
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○高野議員 私が言っている意味、分かっていないんでしょうね、やっぱり。概略設計の結果が出たら、まだ概略設計は誰も見ていないわけでしょう、議長も含めて。それがどれぐらいのボリュームでどういうものか。あれだけ議論してきたわけですよ、議会でも。ただ、賛否はいろいろ、立場はあるけれども。ですから、やはり一定の、あなたが判断するステップとして、そうした概略設計の結果も含めてきちんと事前に議会に報告もあって、それでどういう場かは、それは議会の側の判断もあるけれども、一定の議論もして、こちら側の意見とか、議論も踏まえた上で、市長として判断するというプロセスが欠けているんじゃないですかと言っているんですよ。だから、市民から見て何か独断、もっと厳しく言うと独裁的なやり方に見える。我々も新聞見て知っているんですよ、こんな大きなことについて。だから、こういうやり方では私は地方自治の形骸化につながると思います。いや、いいんだと、俺が判断したからいいんだと、市民合意は要らないと、こういうことですか。
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○松尾市長 繰り返しになりますけれども、この新駅に関する意思決定のプロセスというところにつきましては、これまで説明をさせていただく中で進めてきたことであるということでございます。こうした3県市とJR東日本という形で、今回合意をしたということになりますけれども、今後実際の費用負担ということに関しましては、当然議会での御承認という必要なプロセスが出てまいりますので、当然その中での審査をしていただくという形になります。
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○高野議員 これも東京新聞の報道というのも情けない話なんですけど、新聞を見て質問しているのも。「松尾崇鎌倉市長は、きめ細やかな情報提供と意見聴取をして丁寧に調整をしたい。」と書いてあるんだけど、何の調整もないじゃないですか、今日だって。何をやるか分からなかったんですよ、直前まで。こういうやり方、これだけの大型事業ですよ。本当にうまくいくんでしょうか。そう思う議員が少数派なのか多数派なのか分かりませんが、私は情けない思いでいます。市民から選んでいただいた一員としてですよ。是非以前の問題です。
概略設計の金額ですが、今のお話だと建設費に145億円、それから詳細設計ですか、これ、再来年度に行うんですか。それも新聞に書いてありましたね、5億円ということですよ。これが正式な負担金額ですか。例えば消費税とか含めた、そういうほかの経費はないんですか。橋はどうなっていますか。市民に正確に、やっぱりこれ伝えますよ。四十数億円とこれ、新聞に書いてあるけど、橋の負担費だってあるでしょう。幾らになりますか、消費税は払わないんですか、払うんですか。
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○林まちづくり計画部長 橋の負担につきましては、この145億円の中には入っておりません。シンボル橋の整備につきましては概算で約15億円、これについては国庫補助金等も見込んでおりますけれども、市の負担としては、約7億円程度という見込みで今進めているところでございまして、今回の新駅の整備事業費の145億円とは別のものでございます。それから、消費税についての御質問がございましたけれども、基本的に消費税は、この駅の整備については基本的な考え方として掛かってこないということを聞いておりますので、そういったものの負担も発生してこないで、総額で詳細設計も含めて約150億円ということでございます。
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○高野議員 だから、本来なら、そうしたことも所管の委員会も含めて報告して、きちんと議論をやって意見も聞いて、さっき新聞を紹介しましたけど、きめ細やかな情報提供と意見聴取って、これ口だけですよ、これだと。今こういう場でやっているでしょう、あなたが判断した上で。こういうのは事前にやるべきですよ、本来は。市民の中では分からない人いっぱいいるわけだから、ある意味、これは専門的な話でもあるから。今7億円と言いましたか、市の負担が。これは実際の工事をすると膨らむんですよ、大体。私はよく大船駅の西口のペデストリアンデッキのお話ししますけど、私、総務常任委員会の当時委員でしたから。何回設計変更して費用が、億単位でたしか増えましたよ。まあ、いいです。その議論をするわけじゃないんだけど、増えるとは思います、やり始めると、実際に。その決断は長としてはしたということです。JRが一定の割合を負担し、これもどうかと思いますよ、JRについても。一市議が苦言を申し上げておきますが、今の状況下でね。
市の負担割合が多少下がったからといって、今聞きました橋の建設費も含めると、相当規模の、50億円ぐらいになりますかね、工事が始まるともっと増えるかもしれませんが。約50億円ぐらいの負担見込みということです。今年度は本庁舎の整備基金の5億円の計上も、財政上の理由から見送られるということも、これは明日からの定例会でまた審議することでありますが、聞いております。そうした中で、財政運営上の見通しはきちんと担保されているんですか。担保されているんなら、後でいいから示してください。担保されているんですか。
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○林まちづくり計画部長 この深沢の全体のまちづくり、新駅も含めてですけれども、この財政の見通し、これにつきましては、かねてから財政当局等も含めて議論はしているところでございます。平成25年度にも全体的なフレームの検討もしています。それから、平成29年度にも全体のフレームを検討して、そのトータルの費用負担について、確認をした上で今回の判断に至っているということでございます。
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○高野議員 この点も私は矛盾があると思っています。ちょっと後で、また最後のほうで聞きますけれども、片や市役所の移転も、ある意味、深沢の事業用地内でしょう。そちらの整備基金は今年度、今申し上げたように5億円全部、補正予算で落とす予定ですよね。それで来年度予算案においても、これ、明日からの定例会で正式に審議すべきことですが、たしか予算案で2億円になっていると思います。当初の3億円より1億円落としているという状況ですよね、今。それで、これは多少経費下がったと、だからやるんだと。私はこういうコロナ禍において、こういう決断を今するということが本当に市民の理解を得られるだろうか。大変疑問です。
それで、先ほどからも申し上げましたけれども、私は一議員としてはきちんと、順序が逆にはなっていますけれども、概略設計の正式な内容は議会の所管委員会を含め、速やかに報告すべきだと要求したいと思います。私が決める立場ではありませんが。明日からの定例会できちんと議論する必要があると思いますが、今コロナ禍の中で来年度予算案が大幅な税収の減が見込まれている。全庁的に予算額の削減作業をやっていますよね、今。具体的なことは明日からの定例会で私も取り上げたいと思いますが、事業の優先順位も含めて、これ、矛盾していると思いませんか。細かい事業まで随分削っていますよ。そういう中でこの50億円ぐらいですか、橋も入れて。こういうものを今のこの時期に、あえて決定すると。矛盾していると思いませんか、市政運営。明日からの定例会できちんと、また取り上げたいと思いますが、認識を伺います。
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○松尾市長 この新駅に関しての費用負担というところにつきましては、新年度、あるいは令和3年度につきましては、費用負担はゼロでございます。また、今後になりますけれども、このコロナの収束が見込めないと、見通しが立たないと、こういう状況は認識をしているところですが、令和4年度、5年度というところで見ますと、この新駅に関しての費用負担というのは詳細設計費で、これが合計で5億円ということになりますから、これは費用負担割合でいくと、鎌倉市の場合は約1億5000万円前後ということになろうかと思いますけれども、直近の3年間で最大でこの費用というところになります。こうしたコロナの中においては、当然コロナが最優先という形になって取り組んでいくということには全く変わりがないと、こういう体制で臨んでまいりたいと思います。
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○高野議員 最後に聞きますけれども、こういう場なんで、あまり長々やるのも適切じゃありませんので。
来年度以降、議会の議決を要する手続、多少今、市長の御答弁でも触れられていましたけれども、予算を含めて可能な範囲で明示していただきたい。議会の議決を要する手続が何であるか、来年度、再来年度。市長が判断したからといって、市民の中ではもう、じゃあ決まりだと、仕方ないんだと誘導する、ある意味、力が働くわけですよ。そういう中で、やはり二元代表制なんだから、独断的に進められるものではないことを確認したいと思います、最後に。来年度、再来年度、議決を要するもの、どのようなものが考えられるか、明示していただきたいと思います。
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○林まちづくり計画部長 新駅につきましては、令和3年度については予算計上させていただくものはございませんので、議案として提出させていただくものはないと考えてございます。その後、令和4年度、令和5年度の約2か年度にかけて、詳細設計を行うということになってまいりますので、これにつきましては、令和4年度の予算の審議ということをお願いすることになろうかと思っております。その後、先ほど整備工事の145億円というお話がございましたけれども、これのうち、鎌倉市の負担部分についての支払いの方法、時期等については今後調整をした上で、しかるべき時期に議会の御審議をいただくということになろうかと思います。
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○高野議員 あえて聞いたのは、こんなのは議会議員の感覚からすれば当たり前のことなんだけど、市民からすると、結構聞かれるんですよ。市役所移転もそうなんだけれども。決めたというのは、どういうレベルかというね。行政側が決めたというレベルと、最終的に議会の議決をして決めたというレベルと、いろいろ決定はレベルがあるでしょう。だから、あえて確認させていただきました。ということは、今年は鎌倉選挙イヤーでもありますから、選挙含めて、やはり主権者の判断が重要であると思います。本当にこういう隣の市に造る駅に深沢の開発を見込んでということでありますが、一体施行ということでありますけれども、これだけの多額のお金を、やはり注ぎ込む。全額が市単ではないにしてもですよ。やはりそのことの是非は、私は大きく市民に問われるし、市民の御判断を求めたいと思います。あとは明日から定例会で、また必要な取組をさせていただきたいと思いますので、質疑は終わらせていただきます。
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○長嶋議員 議会全員協議会は皆さん御承知のとおり、時間制限はございませんので、高野議員が今長々やるのはよくないとおっしゃっていましたが、必要なことは聞きたいと思います、せっかく記者の方もたくさんいらしていらっしゃるので。私は予算等審査特別委員会に入れませんし、総務常任委員でもないので。
それで、最初に感想を言わせていただくと、4月の選挙の前に最大の選挙の争点を、わざわざ作っていただいてありがとうございますと、私はそういう感想がございます。松尾市長は、もはや市民派ではないのかなと、高野議員の質問を聞いていて思いましたね。最初に市長選挙を私が手伝ったときのことを今思い出していました。御成通りに市長が自転車で走っていくのに後ろから私くっついていった、あの御成通りを歩いたときの、あのすごさ、市民の皆さんの期待、何だったのかなと。市長はもう、それ、全部飛んで忘れてしまったようですね。
最初の質問ですが、覚書、これが市民の皆さんにとっては極めて分かりにくいもの、過去にもいろいろある、ごみとかね。この覚書というのは、どういう位置付けなのか、その辺の御説明をお願いします。
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○林まちづくり計画部長 今回の覚書につきましては、資料を御覧いただきましたとおり、目的と費用の負担の割合について、4者で確認をしたということでございます。覚書、具体的な金額についてはこの覚書の中には記載はされていないと。そういうことからも、単純に費用負担割合について今後に向けて約束をしたということと認識しております。
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○長嶋議員 そういうことなんですよ。署名した方が変わっちゃえば変わっちゃうということでもあります。
今、予算の話がございましたが、ちょっと私が聞きたかったことを追加で聞きたいと思いますが、今、橋の話がありました。約15億円、市の負担が7億円。これは橋で道路は終わるわけじゃないですね。シンボルの道路がずっと行って、そこに橋を造って今の古館橋と神鋼橋の間に造って、その先道路が行くわけです。これは藤沢市の市民の方、もしくは工場等の立ち退きが発生するわけで、これがないと橋を造っても仕方ないわけですね。先にこれがあります。それに対する立ち退きの承諾というのは、もちろんあるわけです。それと費用負担があるわけです。この辺についてはどのようになっているか。それはいかがでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 まず用地の件でございますけれども、これについては藤沢市村岡地区の土地区画整理事業の手続の中で、今後用地の整備がなされていくと認識をしております。
それと、もう1点が、シンボル橋から先の村岡地区内の道路につきましては、藤沢市の村岡地区の区画整理事業において整備がされていくというものでございます。
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○長嶋議員 いや、だから整理がされているのは分かるんです。それは交渉をするわけですよね。住んでいる方がいらっしゃって、あと工場がこっち側にあって、その設計の図面を見ないと道路がどういうふうなのか分かりませんから、どの方が立ち退いて何とかとか分からないですけど、それが発生するわけですよね。その交渉時、じゃあ例えば1人、いや俺は絶対嫌だ、出ていかないと言う方が、もしいらっしゃったら進まなくなるわけです。で、時間かかるわけです。そこについてはどういうふうにするんですか。そこが、まず確定、お金も含めて立ち退き、かなりの金額ですよね。そこ、ここは入っていませんよね。概算でもいいですけど、そういう金額が出ていなくて、要は交渉にしても全くやっていなかったら何も発生しないわけですよ、最初から。橋だけ造りました。先の道路通りませんと言われたら、どこかでそういう話も聞いたことなきにしもあらずですけど、これ、最初の前提はここですよね。これ通らないなら、藤沢市側から入れば、駅は行けますけど、鎌倉市は関係なくなりますよね。そこを聞いているんです。他の市のことだから関係ないじゃなくて、こちら側の柏尾川から渡っていく道路、これは鎌倉市から行くための道路ですよね、シンボル道路の続きなんですから。無視できないというか、それは鎌倉市の責任でやるぐらいの話ですよね。藤沢市がやってください、県がやってくださいという話じゃないですよね。それはどうなんですかと聞いているんです。
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○林まちづくり計画部長 申し訳ございません。最初に、先ほどシンボル道路、藤沢市側の柏尾川の向こう側ですね、から先のシンボル道路について区画整理事業と申し上げたんですけど、これについては区画整理の事業区域外のところで道路は単体で整備していくということがございます。
今、長嶋議員おっしゃられている用地の買収、立ち退きとか、そういったことについては、これは事業を進めていく中で交渉はされていくということでございますので、ただ鎌倉市として何も知らぬ存ぜぬということではなくて、そこは藤沢市と連携を図りながら、進捗を見ながら対応していきたいと思っています。ただ、そもそもが村岡と深沢地区は一体施行ということでございますので、当然関連しながら、ハードだけじゃなくて交渉の状況なんかにつきましても情報共有をしながら手続を進めてまいりたいと考えております。
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○長嶋議員 部長、早口なので、もうちょっとゆっくりしゃべってください。
それ、もう今の他人事ね。ある程度、ここの交渉を、住まわれている方、地主さんと交渉をして、ある程度目途をつけましたからやりますと。お金は置いておいてもね。それがないでこれをやると言ったってできないかもしれないじゃないですか。大きい工場がありますよね、あそこに。そこはどういうふうに土地が関わっているのか知らないけれども、向かい側、それで間が細くて山があって、史跡もありますよね。前も議会で出ていますけど、その話。過去大分ね。市長、それが決まっていないのに、これを出すということ自体が、まずおかしくないですか。誰かが居座ってできませんと言ったら、これはできないんですよ。予算措置してお金をずっと掛けて、都市計画決定して全部進んだ中でできませんとなったらどうするんですか、市長。そこの目途はつけているんですか、どなたか。誰かやっているんですか、市長。市長、行って歩きましたか。大きい工場なんて大企業なんだから市長が当然トップとして行って土地所有者さんとお話しするのが筋だと思います。それもやらないで新駅ですか。いかがですか。
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○松尾市長 鎌倉市としては、この新駅につながる道路というのは、これは非常に重要だという御指摘はそのとおりだと思います。ただ、これは鎌倉市だけで乗り込んで行ってできる話ではありませんし、鎌倉市が費用負担できるかというと、そこは非常に難しい話であると思います。ですので、これは3県市での連携をしっかりと取りながら、また藤沢市や神奈川県というところで担っていただく部分については、お互い信頼関係を保ちながら進めていくということが重要になると考えています。
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○長嶋議員 部長のお答えでいいんですけど、その点について、土地所有者さん、そこに住まわれている方々との交渉及びそこに対する土地買収等の予算、これのことは全くまだやっていないということでいいですか、確認して。
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○林まちづくり計画部長 詳細、具体の部分について、藤沢市の取組について全てを確認しているということではございません。
ただ、1点、深沢の地区内の権利者への説明というのは、当然これまでもさせていただいています。かなりの方の賛成を頂いていますが、一部にはまだお答えいただけないという方もいらっしゃいますが、大多数の御賛同は頂けている。それから、区域外の隣接周辺の企業につきましても、まちづくりの進捗については説明をさせていただいて、いろいろ御意見を頂いておりますけれども、その中で、先ほどお名前が出ましたけれども、藤沢市側になりますが、神戸製鋼ともお話をする機会がございまして、鎌倉市のまちづくりの状況について説明をさせていただいたことはございます。その時点で、この一体施行の区画整理事業についての協力をしないというようなお話をいただいたことはないです。それはございません。
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○長嶋議員 神戸製鋼、それは誰と話したんですか。決定責任がある経営者と話したんですか。工場長じゃ駄目ですよ。決定責任のある役員なりに話したんですか。
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○林まちづくり計画部長 役員の方ではないということでございます。
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○長嶋議員 そんなの世間であり得ません。そんなでこんな重要なことを決めちゃ駄目です。それと、ほかにも権利者がいらっしゃいますよね、たくさん。
皆さん、今これ1点だけで分かったとおり、何も分かっていないのに進めようとしている。そういうことが明らかになりました。これを認めていいのか、悪いのかという話ですね。話になりません。
それから、どんどん行きます。財源確保策、これは後で議会で議論になるとは思いますが、これ、今、皆さん、すぐ頭に浮かぶのは、このコロナ禍の中でマイナス26億円に来年度なる中で、2032年、それまで十何年予算措置をずっとして進めていくわけですけれども、予算措置の見込み、これは財政側の人、今日いないな。財政側の人がいないのなら、聞けないね。市長でも副市長でもいいですけど、見込みは、これはどういうふうに立てていらっしゃるんですか。全体の市の運営の中でここはあるわけですけど、その見込み、要するに苦しい中でやらなきゃいけないということは、ほかがなくなっちゃうということですからね。それはどういうふうに見込み、11年分を立てているんですか。
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○小礒副市長 財政のシミュレーションにつきましては、先ほど部長からもお話しいたしましたように、現在の実施計画を立てたときにいたしておりまして、その中で事業としての採算ベースは確認しております。ただ、今、議員からお話があったとおり、その後にコロナウイルスの感染症の拡大がございますので、現在それも含めまして、もう一度再検討はしておりますけど、そういう中でも十分に事業を実施できる、そういうような財政的な裏付けがあると考えております。
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○長嶋議員 そこは今後、具体的な数字を示して御説明いただかないと、全く今の御答弁では分かりません。この時点で言わなきゃ本当はいけないと思いますが、全く聞いてもいないでしょうから、考えていないからね。数字というのは具体的に言わなきゃ駄目ですよ。全く話になりません。財政課長に来てもらってしゃべってもらったらいいんですけどね。
それから、財源確保、地盤の緩さ、それから水害対策、こういうことがあると思いますが、これについては過去、議論も出ていますけど、何か今の150億円の中でそこは加味されているんですか。地盤の話も過去、御答弁ででたらめなこと言っていましたけど、水害、地盤の緩さ、あと液状化、その辺の話は一番懸念するところですよね。それの対策、先ほど高野議員が言われたとおり、対策に後から余計なお金が出てくる可能性が大と言われても、そうでしょうね、ペデストリアンデッキの話ありましたが、さっき、あれ、追加、追加で来たんですから。私は、ちなみにペデストリアンデッキの完成検査を、監査委員で私していますからね。よく中身は知っています。そういうところの加味はされたこの150億円ということなんですか。どうでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 新駅についてということでございますけれども、浸水想定、それから地盤についても過去の既往の調査を踏まえて、JRにおいて概略設計の中で、そのような要素も考慮をした上で算出をして得られた額と聞いております。
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○長嶋議員 いや、聞いておりますじゃなくて、具体的な、だから数値を出してくださいと言っているの。地盤のことも前、質疑ありました。私が聞いたんじゃないんですけどね。当時の部長が答えているのをはっきり覚えていますよ。地下通路のところが地盤が緩いんですよ。全然飛んじゃっているの。過去ずっと話、議会でさんざんいろんな方がやっているのに、全部飛んじゃっているのね。話になりません。
経済効果、さっき深沢地域の活性化という御説明がありましたけど、深沢地域の活性化は鎌倉全体の活性化じゃなくて、深沢地域の活性化だけしか考えていないと捉えちゃうんですけど、さっき部長、そう言ったんですけど、そういうことですか。
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○林まちづくり計画部長 冒頭の御報告の中で、深沢地域のまちづくりの向上ということを申し上げさせていただいておりますけれども、この深沢の事業につきましては、新駅も含めて区画整理事業、深沢のまちづくりにつきましては、深沢地域だけじゃなくて、そこから最終的に町が出来上がって固定資産税であるとか、市民税であるとか、それらの税収の向上が全市的に反映されると、全市的に効果が認められるものになると。よって、鎌倉市の全市的な未来への先行投資になっていくと考えているところでございます。
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○長嶋議員 だから、それも具体的に言ってもらえませんか、数字で。
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○林まちづくり計画部長 まちづくりがおおむね仕上がってくるという時期ですから、おおむね着工してから工事が9年ぐらいと、その後、数年間を要すると思いますけれども、その当時で、もくろみとしては、年の税収としては16億円の税収が見込まれると思っておりますので、当然10年間それが続いていけば160億円、さらにこれについては基本的に新たに建造される建物等の固定資産税の分がかなりを占めておりますので、市民税の増収等によって効果というものはさらに上がってくると、今の段階では概略ですけれども、見込ませていただいております。
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○長嶋議員 それ、私が前、一般質問で聞いたとき、16億円と言ったやつでしょう。それも細かいデータをちゃんと積み上げたものを出していただきたいと思いますね。情報公開でやれば出てくるんですかね、ないでしょう、多分。えいやで感じっこでつくっているだけでしょう。そんなでたらめ通りませんよ、世の中。大企業ではそんなこと絶対しません。私、大企業にいて開発をやっていましたから。もう本当にでたらめの積み上げ、だましの政治、これがもう本当に鎌倉市ですよ。
これ、経済効果、もう聞いても仕方ないね。それで2032年ということですけど、駅の必要性について、これは今この時点で重要なことなんですけど、コロナ禍で東海道線の利用客数は、昨年1年間でどのような変化があったんですかね。別に半年でもいいですけど。JRやっているんだから、大体のデータあるでしょう。4千数百億円の、JR東日本、赤字ということですけど、東海道線の乗降客数の変化はどうなっていますか。
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○林まちづくり計画部長 申し訳ございません、私も今ちょっと資料を持ち合わせてございません。2018年から2019年にかけて、駅の利用客、これは減っているということでございますけれども、昨年の2020年について公表のものというのはないと認識しております。申し訳ありません。数値を具体的に、今ちょっと申し上げられなくて申し訳ないんですが、具体的な数値については今申し上げられません。
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○長嶋議員 そんなことも、ここにいる人たちは頭に入っていないで、この役所はやっているんですよ。残念ながらネットを見ればそんなのは載っています。JR東日本全体的なことでもいいけど、答えもないんですね、ここの役所は。ネットでも載っていますよ、悪いけどそんなの。そういうレベルでやっているんだったら、やめたほうがいいよ。当然ですけど、そこがなければ、その先の見込みは立てられないわけですが、2032年開業時の東海道線の利用見込みはどうですか。そのくらいはもらっているでしょう。コロナで落ちたことは置いておいて。いかがですか。
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○林まちづくり計画部長 申し訳ありません。2032年、仮に開業になった場合に一番早くて2030年、令和14年ということでございますけれども、その時点での具体的な数値の見込みというものは把握してございません。ただ、昨日JR東日本の横浜支社長の記者会見のお話の中では、乗降客が見込まれるというようなことは発言をされていたと確認しております。
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○長嶋議員 もう笑っちゃいますね。笑っちゃいます。あり得ないよ。そんなこともこの場で言えないなら、こんな議会全員協議会は開かないほうがいいよ。じゃあ、伺いますが、開業時の近隣の住民の人口の見込みはどうなっていますか。
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○林まちづくり計画部長 新駅の周辺、近隣ということでございますけれども、新駅の近隣の住民の数値の見込みについては、申し訳ございません、把握はしてございません。ただ、先ほどの乗降客数につきましてですけれども、基本的なものとしては1日当たりの駅の乗降客については6万5000人ということでございます。
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○長嶋議員 もう笑っちゃいますね。乗降客ということはその半分でしょう、利用者は基本的に。全く半分とは言わないけど。
私、スーパーにさんざんいて、開店とかもやりましたからあれですけど、マーケットの利用者の数、人口、そこから割り出した売上高、坪面積で幾ら上がるか、そこに合わせて出店を決めるんですよ。当たり前ですよ、民間企業の。JRがデータを持っていないとしたら、極めておかしいですよ。それが分からないで、そんなことをやっているんだったらもう、これで議会がこんなのいいですと言ったら、もう本当におかしい議会ですよ。もうそんなことを分からないの。だって、人口も見込めないで、どうやって6万5000人の乗降客あるって、どうやってやるんですかね。あとパーソントリップ調査という、ああいう横文字でみんな分からないけど、あんなでたらめな数字を出して、それがいいなんて言っているのはおかしいですよ。パーソントリップ調査は既にない町を、調査ですからね。ないところに当てはめるものじゃないですよ。既存の町、札幌とか仙台でやっていますけど、既存の町の人口とその人たちの移動、その数を調査して、どういうふうに誘導していけばいいかというのがパーソントリップ調査ですからね。議会の皆さんもそういうのを勉強してやり取りしていただきたいと思いますが、極めてそういうでっち上げのデータですからね、6万5000人とか言っているけど。人口も分からない。利用者の見込みも取れない。あり得ないですね。
それから、近隣の交通について、ここは前、私もさんざん言っていますが、渋滞は間違いなく増えます。深沢の近隣の方々から一番出ているのは、何やってもいいけど、駅を造ってもいいけど、道路の渋滞だけは何とかしてくれと。これが一番多い御意見です。これは私、ある方にお願いして、お店やっている方ね、前も議会で出ているからいいか、あの床屋さんに聞いてもらっているんです。そこはどうするんですか。前にさんざんいろんなところで指摘していますけど、渋滞、今でもひどいよと言われているんですよ。圏央道の流れによって大きく車の流れは変わっているんです。それで、圏央道開通、あそこのバイパス延びたら、またそこも変わってくるはずなんです。開業はたしか2023年とか、2024年とか、その辺ですけど。渋滞対策はどうするんですか。特に古館橋、言っています。それから、深沢小学校の前の通り、車、あれ増えたらどうにもならないんですよ。駅に行く道路があっても、これは自由通路で向こうとこっちに行き来できないんです。これは審議会でも指摘あったと思います。これは最初から造らなきゃ駄目ですよって。後でどうせ造ることになりますから、やるなら最初からやっておいてくださいと関東学院の先生方か、ちょっと覚えていませんけど、御指摘あったはずですが、古館橋とか、あの辺はパンクしますよね。今までの答弁では古館橋、藤沢市側から古館橋に来る右折レーンも造りません。橋は広げません。それから、藤沢市の駅に向かう道路は広げません。これが過去の答えです。深沢小学校の前のところの細いところも広げません。それで済むと思いますか、駅を造って。旧鎌倉のほうから手広を通って曲がっていかないと駅に行けないわけですけど、それ、混んでいるからみんな行けませんよ。深沢小学校のところで曲がって入っちゃいますよ。帰りも同じように来ますよ。そこは詰まりますよ。子供たちの交通環境は悪化しますよ。それよりも古館橋のところ、大渋滞ですよね。それに対する答えがないのに、これはやっていいんですか。いかがですか。
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○林まちづくり計画部長 交通の発生集中、これにつきましては、深沢地域の整備事業から新たに発生、集中する交通量、これについて、事業区域も含めて、将来の交通量を基に交差点の混雑度などについての協議というものを今行っているところでございます。
そういった中では地区内及び地区周辺の交差点、主要なものですけれども、手広の交差点、深沢の交差点、それから深沢支所西につきましては、交差点の需要率、混雑度でございますけれども、これについて基準値以下であることを確認しておりますが、再度、周辺道路も含めて交通管理者との協議を今やっているところでございます。
御指摘の深沢小学校の西側の部分の道路、これについては確かに現在についても擦れ違いに困難が生じているという状況は把握してございます。これらも含めまして、今後周辺道路の状況の改善については、当然検討を進めていかなければならないと認識してございます。それと、古館橋につきましては右折レーンですとか、それから道路の拡幅ですとか、そういったことを含めて、できる限りの改善を図っていく。それと、東西交通につきましては、シンボル道路を設置いたしますけれども、さらに北側の部分ですね、三菱電機鎌倉製作所の南側の部分、こちらについて、東西方向に大船西鎌倉線と西側の腰越大船線、こちらを結ぶ東西の道路を整備するように、令和元年度から検討も進めてございますので、これらを実現することで、周辺の交通環境への影響を防げるように努めてまいりたいと考えております。
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○長嶋議員 今の御答弁を聞いても、はい、そうですかと言える内容じゃないですよね。
それで、市長はいまだにロードプライシングと言っているわけで、ロードプライシングをやるとどうなるかというと、県道藤沢鎌倉線は遮断されるんですよ。どういう影響が起こるのという話ですね。そこも前も言っていますけど、全く考慮していないんだよね。県道の拡幅、どうなっているんですかと言ったら、全然県が、県が駅やると言っているんだから、県に責任あるから県道の拡幅ぐらいさせなさいと言っているんだけどね。千田副市長にはさんざん話していますよね、そういう話。全然過去に聞いたこと、何も改善が見込めない状況ですね。
それと、東海道線の運行の問題ですけど、前も話しましたが、1日のピークで藤沢駅で1時間23本通っているんですよ。昨日、ヤフーニュースのトップに出てきて、コメントがいっぱい入っていますけど、一番多いのは、あそこの沿線の利用者の方々の御不満が、ぶわーといっぱい載っていました。それはそうですよね。たかだか2キロか、2点何キロぐらいのところに駅を造るなと。23本ですよ。これは全部停まるのかとか、皆さんいろいろ言っていますけど、全部は停まらないでしょう。これは運行の問題も改善できるんですかね。あと、ここの駅は何本停まるのという話ですけど、これはネット上のコメントで一番書かれています。それは、村岡新駅を造るから、藤沢市と鎌倉市と神奈川県だけで合意しましたで済む話、鎌倉市民、藤沢市民だけ合意していますという話ではなくて、当然東海道線という日本のメインの鉄道ですよ。そこの沿線住民というのは物すごくたくさんお住まいで、大変大動脈で、都心に通うサラリーンマンの方々も1分でも2分でも朝足りないような状況の中で、そういうことが起こって、そこへの民意は無視ですかという話なんですね、これ、そもそも論の。鎌倉市、藤沢市だけで考えていい話じゃないですよね。ここはどうなんですか、23本。これを、さらに駅を造って運行できるのかという方向性と、そういう遅れが発生するとか、いろいろ出てきますよね。その辺はいかがですか。何本停まるとか。
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○林まちづくり計画部長 藤沢市、鎌倉市だけの問題ではないというのは、まさに鉄道事業者としてJR東日本において、今後御検討がされると確認をしております。具体的に、特急ですとか快速その他、何が何本どういうふうに停まるのか、この輸送計画についてはJR東日本において今後検討していくと。現時点では未定ということでございます。
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○久坂議長 もうそろそろ開始から間もなく1時間経過するというところで、質疑が続くのでしたら、一旦換気を行わせていただきたいと思っているんですけど、まだ続きますか。
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○長嶋議員 はい、続きます。
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○久坂議長 それでは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として換気を行うため、暫時休憩いたします。
(11時00分休憩 11時10分再開)
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○久坂議長 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。それでは、長嶋議員の質疑を続行いたします。
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○長嶋議員 ちょっと交通、あと一つ、二つです。駅に向かう交通機関、バスのルートが増えると思うんですけど、これについても過去質問したことがありますが、どのように今、検討がなされていますでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 新駅に向かう、あるいは新駅からの公共交通、主にバス交通ということが今見込まれますけれども、これについては、今後バス事業者等との調整というものを進めていくということになります。これまでも意見交換はさせていただいているところでございます。ただ、具体的にどのようなルートで、どういう路線を組むとかというようなことについては、また今後ということになっております。
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○長嶋議員 これも何もないわけですね。私、千田副市長と大分話しましたけど、スカイウェイというベラルーシの新しい交通機関の話とかしていますけど、金沢市に行くと、金沢のライトレールが有名ですけど、市長にもお会いして、松中議員と行って話を聞いたりしていましたけど、乗ったりしていましたけど、あれは非常にいいですね。新幹線の駅で降りると、もう改札を出てすぐ目の前にライトレールが横付けですからね。そういうことでも考えない限り、市民の利便性なんか上がりませんね。でも、そうなったらこれ、モノレールの運営の懸念も出てくるわけです。私は心配していますけど、社長は駅があったほうがいいみたいなことをおっしゃっているようですけどね。私はそうは思いません。これも検証は必要です。
それで、最後に、環境問題に行きます。御存じのとおり、皆さん、気候非常事態宣言を松尾市長はされております。プラごみゼロ宣言もしております。それから、SDGs未来都市であります。SDGsに関しては11から15辺りが当てはまると考えますが、これについて、過去もずっと申し上げておりますが、CО2の排出量、CО2、温室効果ガスと言っておきましょうかね、温室効果ガスの排出量については、どうなるんですかと。駅は当然、交通のあれが増えるわけで、こちら側の深沢地域整備事業は切り離しても、いろんなことが変わるわけですけど、これは算出するつもりはないとおっしゃっていますが、気候非常事態宣言をしていて、総理も、だってもう2050年までにゼロにするとおっしゃったわけですよね。電気で動けばいいかという、そういう話でもないですし、これについては現状藤沢市、神奈川県、JRと協議をした中で、どういうふうな結論を得ているんですか。いかがでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 具体的なCО2の排出量の算出というものには現在も至っておりませんけれども、今のSDGs、鎌倉市SDGs未来都市ということもありますし、それから日本国内だけでなく、全世界的にも環境問題ということは取り上げられていますので、深沢、村岡で新しいまちづくりを進めていく中では、脱炭素のまちづくりというものを当然標榜していくべきものだとも思っていますので、これからエネルギーマネジメントについても様々な視点からは検討は進めていきたいと思っております。
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○長嶋議員 だから、具体性がないわけね、そう言ったって。市長、気候非常事態宣言、御自分でされたんですよね。その中に何て書いてあるんですか。議会は私、作りましたけどね。何て書いてあるかということなんですよ。完全にそこと反する。SDGs未来都市だってそうですけど、反することになるんじゃないですか。例えば、駅舎が全部天然の木で、例えば神奈川県産材を使って、神奈川県がやるんだから神奈川県産林あるんですよ、丹沢のところに。使って造るとかね、例えばね。そういうことだってあるし、そういう話はどういうふうにされたんですか。知事だって宣言している、藤沢市は気候非常事態宣言、多分、ちょっと確認していないけど、してないかもしれないけど、知事だって、その辺は関心おありになると思いますけど、市長どうですか。御自身で宣言されているんですよ、そこ。いかがですか、市長。
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○松尾市長 当然、今後まちづくりを進めていく、深沢のまちづくりもそうですし、この新駅を含む一帯のまちづくりを進めていく中におきましても、環境負荷の低いまちづくりということは目指して、これから細かい部分というのは決まっていくことですけれども、しっかりとその方向性を堅持しながら進めていくということになります。
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○長嶋議員 だから、具体的にどうやるかと、この場で説明しなきゃいけないんですよ、本来は。市長、今、気候非常事態の状況を分かっていますか、どうなっているか。昨日、たまたま神奈川新聞で出ていたんですけど、稲村ガ崎の海岸線の話、10年間で20メートル後退したと、砂浜。10年で20メートルですよ。私もちょっと数字を見てびっくりしちゃったんですけど、その状況ですよ。もっと高い山のところに行ったらどうなるか。氷河が崩壊して大変なことになって、その動画も出ていましたけど、大変なことになっているし。この間、エシカルの話で、末吉さんにお話ししていただいたことは、どこに飛んじゃっているのかなと。何を話されていましたかね。山の裏に行って、その状況を話されていて、だから、これをやらなきゃいけないということでやっていますというお話でしたよね。1人の100歩より100人の1歩。まず、教育することから始めてくださいと言われましたよね。職員に聞いたら、子供たちの教育をどうのこうのと言うんですよ。子供じゃないですよ、大人でそこに座っている方々、まず勉強してください。どうなっているか。世界の環境、これはもう止められないかもしれない。ティッピングポイントを越えたという意見もあるから。それを考えたら、これに踏み込むことは、まあ罪ですよと思いますので、いま一度よく勉強していただきたいと思いますね。少しでもそれを回避するんだったらやらないということですよ。もしくは木を植えればいいという話でもないけどね。話にならないですよ。虚構の政治家です、松尾市長は。自分で宣言をしているSDGs未来都市、プラごみゼロ宣言、プラごみゼロ宣言だって、今、陳情が出ていますけど、プラスチック人工芝いいと言っちゃっているんだからね、市長が。募金してくださいと言っちゃっているんだからね。虚構でしょう、そういうことを言っておいて、こっちで全然違う話をやっていると。虚構の政治ですよ。だから、もう部長いいですよ、答弁なんか要らないから。
質問は以上にしておきますが、これは全員協議会なので、最後に私の意見を申し上げておきます。過去も討論で大体言ったような中身を焼き直しただけですので、これに当てはまる話で、私の言いたいことだけ最後言っておきます。
経済とは、人間が生きていく中で、あらゆる行為の価値の生産と交換であると言えるが、資本主義の下、お金の価値イコール経済という考え方だけが重要視されている。私たちは自然を破壊することで大きな利益を得る。一方では、気候変動による強靭化した台風による水害や新型コロナウイルスのような感染症など、多くの不利益も生じる。私たちが目先の利益だけを追い求めていたら、この地球上で持続的な暮らしを営むことはもはや困難であることを認識しなければならない。我々人類、特に先進国は産業革命以降、効率化を図るために都市に住まいと仕事を集約してきた。しかし、気候非常事態やコロナ禍によりそのやり方が崩壊した。これからは、ある程度の過疎化が進む。これは世界的な流れとなり、AI、ICTの進化と併せて産業革命が再び起こる転換期に差しかかっている。情報通信分野が拡大、第1次産業への回帰、再生可能エネルギーへの転換、大量生産、大量消費の終えんで物を大切にすることと質の高さへの転換、移動の短距離化、自由時間の増加が発生します。ちょっと前の日本の暮らしを少し思い出し、現代版アレンジをする、新しい経済活動、新しい価値の創造を行うのが正しい方向性だと考えます。まさに、市長の座右の銘である温故知新であります。よって、村岡新駅設置は間違った方向性だと私は考えます。できもしないことを2032年は自分たちはいないから関係ない、目先の自分たちの利益だけを求めた無責任な政治であり、断固反対することであります。
以上で質問は終わらせていただきます。
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○くりはら議員 本日、深沢地域整備事業に関して招集がかかったということで、全体の話にもちょっと触れさせていただきながら、まずは「東海道本線大船・藤沢間村岡新駅(仮称)設置に関する覚書」というのを、市長、結ばれたというところで、この件に関してお伺いしたいと思います。まず、どなたがこの覚書の内容をお決めになって、責任者は誰なのかというところをお伺いいたします。
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○林まちづくり計画部長 この覚書のいわゆる案につきましては、JR東日本から3県市で構成します新駅設置協議会に対して提示があり、3県市で確認をさせていただいた上で、このように本日資料としてお配りさせていただいた形になったものでございます。
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○くりはら議員 そうしますと、これはJRが中心になって、この事業を進めていきたいと考えていると考えてよろしいんでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 東海道本線新駅につきましては、JRがお造りになってJRが所有されると、鉄道事業者のものでございます。ただ、周辺のまちづくりとの関連がございますので、負担についてもありますし、そこについては神奈川県、藤沢市、鎌倉市のうち主に神奈川県が調整役となって、これまで進めてきていただいたということでございます。
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○くりはら議員 そうしますと、ここの覚書の中にある数値、ちょっと見させていただいたんですが、それぞれ3県市、JRも含め、費用負担の割合ということで数値が出ております。これは神奈川県が30%、藤沢市と鎌倉市が27.5%、そしてJRが15%と、この数字が出ておりますけれども、これはJRからこういう提案があって、それをそのまま皆さん、何の打合せもなくというか、それでいいですよというような合意に至ったのか。それともやはりいろいろな折衝があった上で、こういうふうになったのか。その経緯の部分も含めてお伺いいたします。
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○林まちづくり計画部長 新駅の費用負担につきましては、今回の、覚書の締結よりも前に、平成30年12月27日でございますけれども、3県市において基本的な合意を結んでおります。その際に、全体の事業費についてのうち、割合として神奈川県が30%、残りについて、藤沢市、鎌倉市が等分の負担をすると、5対5ですね。ただし、その際にもJR東日本に対して整備費の一部負担についてお願いしていくということを確認しております。それを踏まえて、平成31年1月18日に3県市からJR東日本の代表に一部負担についての要望もしております。新駅の要望と併せてしております。それについての答えが、今回JR東日本の負担が15%というものが示されましたので、このことから最終的に今、藤沢市と鎌倉市が27.5%ずつという、このような30%、27.5%、27.5%、15%ということを基本とするという負担割合が定まったものでございます。
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○くりはら議員 私の認識がおかしかったら言っていただきたいんですが、JRというのは民間の企業なんでしょうか。もともと国鉄ということで、国がまだ関与してここに力を注いであげたいというような動きがあるのか。そこのところをお伺いします。
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○林まちづくり計画部長 かつては国鉄でございますけれども、現在においては東日本旅客鉄道株式会社ということでございますので、民間の企業であると承知しております。
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○くりはら議員 民間が関わることで、民間のJRが15%、県が30%、そのほかの市が折半で27.5%と、これが過去、何かこういったような覚書なりを締結する際に、こういった数字が妥当なのかどうかと、この検討というのはどのようにされましたでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 まず、神奈川県の負担についてなんですけれども、過去におきましては、JR横須賀線の新川崎駅、それからこれも同じくJR横須賀線ですが、東戸塚駅、これらにつきましては、いずれも新駅建設費に係る3割、これを自治体負担分の3割を神奈川県が負担をされています。それから、JR東日本の負担ということでございますけれども、最近ですとJR京葉線、これは千葉県千葉市の事例ですけれども、幕張新駅、駅名は仮称でございますけれども、こちらについて、JR東日本は6分の1という負担をされております。パーセンテージに直すと16.7%程度ということになるんですが、ほぼ15%と数値としては非常に近い割合で負担をされてきたという実例がございます。
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○くりはら議員 そもそも国鉄というものの成り立ちというのが、国民にとって交通インフラというのが非常に重要だというところからJRというのは出来上がったという成り立ちがあります。そういったときに、ここで3県市、神奈川県、藤沢市、鎌倉市、そしてJRが一緒に、じゃあこの事業やりましょうという形でやるにしても、これはある意味、国策として考えていただかなくちゃいけない部分でもあると思うんですが、国の意見というようなことを仰いだとかいうようなことはありますか。
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○林まちづくり計画部長 私どもが直接ということはございませんけれども、この間、主に神奈川県が窓口として、国との情報交換とかしている中で、今後国庫の交付金というか、補助金、これについても見込むことができると考えております。そこは、今、議員おっしゃるとおり、国策という言葉でいくかどうか分かりませんけれども、交通インフラの主要な鉄道事業者の事業ということで、国からの支援をいただくというような手法が担保されているものだと理解しております。
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○くりはら議員 そういうことを伺いますと、今の時点でこの覚書というのは、その程度というか、現時点でその程度の話なんだなということを私自身は理解したんですが、ここで気になるのは、この新駅が造られないとまちづくりができないのかというところなんです。これは今、どのようにお考えになっていらっしゃるでしょう。
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○林まちづくり計画部長 深沢地区のまちづくりにつきましては、過去においては駅がない状態であっても、鎌倉市が単独施行でできるかどうかというような検証をした上で、実際に区画整理事業の手続に着手したということがございます。しかし、その後でございますけれども、駅がある場合の藤沢市村岡地区との一体施行、これについての検証も平成29年度に実施をいたしまして、過去の駅がない場合の単独施行と、今回の駅がある場合の一体施行と、その場合の全体の事業のボリュームと鎌倉市の負担する金額、これについて検証した結果、ほぼ同じような負担で、駅がある一体施行とまちづくりができるというような判断に至ったことから、平成30年12月27日の合意につながってきて、そこから今につながっているという状況でございます。
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○くりはら議員 今、はっきりお答えにならないんですけれども、新駅が造られないと、まちづくりができないのかというところが実はすごく重要じゃないかなと思っておりまして、要するにこの深沢地域整備事業に関して、新駅に関する概略設計を先行して今やっていらっしゃる。これをまるで、あたかも藤沢地域の整備事業をできるかできないかの判断材料にされている。そんなふうに私は感じるんですけれども、だからこそお伺いしたいんですね。新駅が造られないと、まちづくりができないのか。お願いします。
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○林まちづくり計画部長 新駅ができないと、まちづくりができないということではございませんが、先ほど申し上げたとおり、過去に駅がない場合での単独の施行を見込んでいったときに、新駅ができることと比較した場合には、新駅は重要な交通結節点になりまして、公益のまちづくりに資するということで、国の補助金等の重点配分方針というものが適用されることによって、国庫の補助が手厚く交付されるということがございますので、前に計画しました駅がない場合の単独施行のときは、国庫の補助の額がうんと下がってまいります。全体の事業のボリュームも小さいですけれども、その中でもサポートいただける部分が少なくなってくるという中で、比較をしていったときには、全体のボリュームは大きくなるけれども、駅ありの一体施行が同額でできると。都市の増進も十分見込めるということでございます。駅がなければ、まちづくりができないということではないですが、そのときの市の負担額、それからその後の税収効果等々を考慮した場合には、駅があって一体施行するということに優位性があるという判断でございます。
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○くりはら議員 そうしますと、またちょっと角度を変えるんですが、駅がなくても事業はできます。じゃあ、今回駅のことが駄目になったとして、国庫のほうが多少多めにもらえないという形になっても、この深沢地域整備事業というのをやるおつもりがあるかどうかをお伺いします。
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○林まちづくり計画部長 今の仮定のお話で、駅が仮に駄目になってもいうことが最初にございましたけれども、3県市とJRが今回この覚書を締結して進めていくということを、首長と横浜支社長、執行役員の責任において覚書を締結したものでございますから、これについては駅というものは設置に向けて動いていくと認識をしておりますし、もしそのような因子があるとしたら、そこについては最大限努力をして解決をしていきたいと思っております。
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○くりはら議員 現在コロナ禍でJRの利用率が非常に下がっております。それで、この2032年、早くて令和14年に開業するのを目標としているという話、先ほど出ていましたけれども、いわゆるコロナが発生してから、新型コロナのこの状況が1年続いています。新しい生活様式というものは、もう日常の生活様式に変えていかなくてはいけない。この段階に来ていると思うんですね。市民の皆さんがそういうつもりで動いていらっしゃると思います。そういった中で、JRの利用率というのは先ほどお答えがない中で、見込みは出せないのかもしれませんと、ある意味思いますが、でもやっぱりこういった事業は見込みを立てていかなくてはお話にならないのかなと思います。これは今後、その見込みを予測していくということをされる予定があるのか。それがいつまでにやられる予定なのかお伺いします。
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○林まちづくり計画部長 今回JRからお示しされた新駅の設置に関しての、JR東日本の中で将来の予測というものを立てられて、ある程度、一定程度の乗客の見込みがあるということで判断されたと認識をしております。ただ、議員御指摘のように、新型コロナの禍中にあって、今後どうなっていくかというのは本当のところは分からないんですけれども、大きな減収減益というような報道もされていますけれども、そういう状況下にあっても鉄道事業者としては、JRは専門家ですから、その視点において今回の判断をされたと認識しております。
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○くりはら議員 今後かかるであろうお金の面をお伺いしていきますけれども、新駅設置事業に関して150億円で収まりそうだと。想定した額が160億円だったけれども、150億円だということで、この事業を進めていこうと思われているというお話がありましたが、深沢地域整備事業、この駅を、まず造るところから考えていらっしゃるというようなお話でしたので、それ以外にかかるであろうところを、ちょっと確認をさせてください。まず、深沢地域区画整理事業、これに関して全体の事業費と鎌倉市の負担分、今の時点での試算、お願いいたします。
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○林まちづくり計画部長 土地区画整理事業につきましては、全体これまで205億円というものに対しまして、国費等、それから保留地の処分金等含めまして、鎌倉市の負担としては36億円と見込んでおります。それから、橋の整備につきましては、先ほど申し上げましたが、7億円というものを見込んでいます。それと駅につきましてですけれども、150億円の27.5%ということで、数字にいたしますと41億2500万円になります。しかしながら、土地区画整理事業全体ボリューム205億円の中から工事費等を差し引いて、約37億円の費用を駅に投入することができると見込んでおりますことから、新駅に対しての鎌倉市からの直接の負担については、4億2500万円ということを予定しております。
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○くりはら議員 それでは、本庁舎も移転すると市では考えているとおっしゃっております。この事業費についてもお伺いします。
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○小礒副市長 本庁舎につきましては、現在のところ、150億円がかかると考えておりますが、まずは今、基金に積立てをしておりますので、その積立ての基金を利用して、残りにつきましては起債をするという、そういうような考え方でございます。
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○くりはら議員 あと、消防本部を今のところから移動するというような話も出ておりますが、これに関しての事業費は幾らでしょう。
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○林まちづくり計画部長 先にお答えをさせていただきたいんですが、直接所管をさせていただいているものではないので、我々の積算ではございませんけれども、これまでの本庁舎等の審議会の資料、こちらを見させていただいた中では、消防本部について、約でございますけれども、18億円という数字を確認しております。
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○くりはら議員 それでは、鎌倉市としてスポーツ施設とグラウンド等の整備というのも考えていらっしゃるというように聞いておりますけれども、ここに関する事業費はお幾らでしょう。
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○林まちづくり計画部長 これにつきましても直接ではございませんので、内部で確認をさせていただいた中では、総合体育館と総合グラウンドを含めまして、時期については把握していないんですけれども、約37億円程度という数字を確認しております。
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○くりはら議員 あと、JRの操車場跡地なんかは周辺というべきでしょうか、いわゆる六価クロムのようなものが出てきたりというような、そういった土質改良なんかの金額というのを何か考えていらっしゃいますか。
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○林まちづくり計画部長 申し訳ございません。その前に、先ほどの総合体育館とグラウンドの件ですけれども、これは過去の資料で体育館について約50億円、グラウンド5億円程度と見込んでいるというような資料でございましたので、ちょっと訂正をさせていただきます。
それとJRの用地、工場跡地のことですけれども、これについても過去において土壌の調査等はやっておりますけれども、例えば非常に深い部分で過去のがらですとか、そういうものが出てくる場合については、可能性としては考えられなくもないと思います。これらについては今後、区画整理の施行の前にそのようなものが発見された場合の対応の条件、こういったものについても当然、事前に確認をしていくべき項目として把握はしております。ただ、具体的に何がどこにというものは確認されておりませんけれども、そういう可能性があるということの中では、そのようなものがもし確認されたときにどういった対応をしていくのかということは事前にある程度契約であるとか、協定であるとかというものが必要だとは認識はしております。
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○くりはら議員 あと、あの場所は水害被害があるかもしれないというような、地盤の高さの問題から、あと都市型水害の問題、それから調整池なんかを造る、造らないとかというのは今後、新しいまちづくりをする上では必要になってくることですけれども、ここの部分、やはり考えておかなくちゃいけないといったときに、その地盤の高さ、これ、市庁舎のところはかさ上げしますというようなお話がありました。この地盤改良、地盤の高さを上げるためにどのぐらいかかるのか、見込んでいるのか教えてください。
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○林まちづくり計画部長 土地区画整理におきます地盤高につきましては、全体の面積31ヘクタールございますけれども、全体的に約1メートルの盛土というものを計画しているところでございます。
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○くりはら議員 そこの事業費の見込みをお伺いします。
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○林まちづくり計画部長 今、手元に盛土の部分の施行の単価積み上げを持ってございませんので申し訳ないんですが、先ほど申し上げました全体事業のボリュームの205億円の中の工事費の中には、それも含んで見積もっているところです。
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○くりはら議員 分かりました。含まれているものが205億円。この深沢地域整備事業に関して概算とはいえ、全体の把握をされているかと思いますが、今、総事業費の見込みとして幾らと出ているでしょう。
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○林まちづくり計画部長 これまで申し上げてきております全体約205億円という事業ボリュームにつきましてですけれども、この205億円で区画整理の本体の事業費、205億円の全体の事業のボリュームのうち、いわゆる工事費に当たる部分でございますけれども、ざっくり申し上げますと、これについては168億円を予定しております。
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○くりはら議員 続きまして、立ち退き、区画整理事業、これをやっていかなくてはいけないのではないかというときに、立ち退きをお願いしていく、その事業をお願いしていくところなんですけれども、これ、どの部署でというか、どなたがやるのかというところは決まっていますでしょうか。
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○林まちづくり計画部長 深沢地区の土地区画整理事業において、いわゆる立ち退き、区域外に移転していただくということは、基本的には考えてございません。事業区域内の主な権利者としてJR東日本と、それから鎌倉市、それから西側の青果市場であるとか、ガソリンスタンドもございますし、西側に多くの権利者の方がお住まいになられていますけれども、それらの方についても基本的には全て事業区域内に仮換地、さらに換地設計をして、基本的には原位置換地ということになりますけれども、区画整理事業の公共施設の配分ですとか、土地利用の区画の配分に応じて、事業区域内にそのままとどまっていただくということを計画しています。
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○くりはら議員 2月の頭に、ちょうど今月ですけれども、特定都市河川浸水被害対策法の改正案が出て、閣議決定されたということで、あと浸水被害の防止区域というところの設定を知事がするというようなことになっております。いわゆるこの指定について、この深沢地域が入る入らないというのが、ある意味、神奈川県知事の指定ということになるんですが、ここのしっかりした基準があるのか、もう既に深沢地域はそういうところなんだというような状況なのか、そこをお伺いいたします。
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○林まちづくり計画部長 ただいま議員御指摘の特定都市河川における浸水の関連法に基づく神奈川県からの浸水危険区域の指定については、現時点ではまだ把握はしてございません。今後、県から、例えば都市整備部局等を通じて、あるいは防災の視点であれば防災部局を通じて、そのような連絡があると思いますので、そこについては適切な把握をしてしっかりと対応を図っていきたいと思っております。
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○くりはら議員 いろいろ詳細をお答えいただきまして、ありがとうございます。この議会全員協議会というのも、やはり市民の皆さんに説明していただく、いい機会だと思っております。今回、昨日記者発表されて、今日、議会全員協議会ということで議員が聞かせていただきました。また、これは市民の方が聞く機会になったと思うんですけれども、ちょっといつも私不思議に思うのは、鎌倉市の場合、記者発表がどんと先に出て、市民が知るという、そういうものなのかなということで、私も近隣市の方とか、ほかの市町村の議員にも話を聞いてみたりしたんですけれども、ある意味、上からのお達しでやりますというようなことに流されていくというような議会構成というのもあるらしく聞きました。市民の合意形成というのが、私は無視できないと思うんですね。何でも市民の皆さんがやってよというようなことをみんなで盛り上げてやっていくというのが、私はまちづくりだと思っております。私もゼネコン出身ですから、私の知っているゼネコンに、この仕事くださいとやるのかといったときに、私はそういう立場を取らないと思っております。と思っているからこそ申し上げたいのは、やっぱり市民の合意形成、これは市民がどう考えているか、本当に鎌倉市でこれをやってよ。そうしたら、私たちがいい思いできる、ある意味市民がいい思いができるんだというような、そういう事業であれば誰も反対しないと思います。
だから、何となく申し訳ないけれども、記者発表ぼーん、上から目線の独裁的政治というんでしょうか。市民に対する説明責任は、いや、説明していますと思われるかもしれないけれども、聞いていないよという市民はたくさんいます。ましてや、私が吹けば飛ぶような無所属の議員だから説明が聞けていなかったのか。それとも、私のアンテナが鈍いのか。そこは私の責任もあるのかもしれませんが、やはり私も市民の皆さんに説明する責任がございます。市がこういうふうに考えているんだ、それを説明して理解していただく。もしくは、一緒にやりましょうと市民が言ってくださるような事業にしていただきたい。だからこそ、今このコロナ禍で、市民が生活にあえいでいる。下手したら首くくんなきゃという方がいらっしゃる。この状況の中で、なぜこのタイミングでこの発表をされたんだろうと。市民の気持ち、分かっていますかと、そう思うんですよね。なぜ、このタイミングで発表されたのか、お伺いします、市長。
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○松尾市長 この新駅設置につきましての協議の流れというのは、従前から説明をさせていただいた中で、JRにこうした費用の計算というところをお願いして、今回、その結果が出てきたというところでありますので、この結果が出てきたところで判断をするということで、これまで申し上げてきました。当然、このコロナ禍という状況がございますから、こうした判断をするということについても、それを一切無視してということではなくて、こうしたコロナ禍においても今回進めていくべきだろうと、こういう判断をさせていただいて発表させていただいたものです。
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○くりはら議員 行政というのは走り出したら止まらない。だけれども、私がまたびっくりしたのは、先ほどの御説明の中で、令和3年度の予算には、この事業に関して何も出てこないとおっしゃった。だったらば、1年後なのか、2年後なのか、話がもっと固まってから発表したってよかったんじゃないのかなと。これは松尾市長だけの意思ですか。それとも鎌倉市としての意思ですか。この事業を続けようと思われているのは。
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○松尾市長 これまでこの本会議場でも議会の議論の中で、この新駅新設はいつ、どうやって判断するんだと、こういう質疑をさんざん重ねさせてきたと思っています。そういう中での判断ということになります。
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○くりはら議員 市長には、ぜひ市民の痛みを分かっていただきたいと思いますし、私は行政職員の皆さんが市民の声を聞いて動いてくださるということ、それを期待して、そして私からもお願いいたしますとお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
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○保坂議員 本日の報告に関連して、そして2018年の6月定例会の建設常任委員会で示された平成29年度広域連携調査の結果の概要について、こちらはこの場に来る前に再確認した上で見て、質問をさせていただきます。
今回の議会全員協議会、先ほど高野議員からも質問がありましたけれども、やはり非常に納得できないのは、概略設計を先に示さないで、いきなりこういうことで合意がJRとの間でできましたという、そういう報告になったということです。先週金曜日に議会全員協議会を開催しますと連絡を受けたときに、何についてかというと、概略設計について出てきたので、その報告をするという内容のものであると予想していたんですけれども、そうではなかったと。このことについては何度も言われていて、例えば昨年の6月定例会の建設常任委員会でも、概略設計を踏まえて駅については判断するということを答弁がされています。同じような中身で何度も答弁されていますので、まずは概略設計について報告があると思っていました。先ほどの説明ですと、1月29日にはJRから県を通してですけれども、概略設計について示されたということでした。なので、しかるべく、すぐに報告がされた上で、この場において、3県市とJRで正式に合意したということで、覚書を交わしたということが公表されてしかるべきなのではないでしょうか。そこのところについて、きちんと説明していただきたいと思います。
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○林まちづくり計画部長 これまで各議会の常任委員会において、新駅の最終判断については、依頼中でありますJR東日本の概略設計の結果を踏まえてということは申し上げてまいりました。今、議員からも御指摘がありましたけれども、これについては1月29日に県を通じて数値が示されました。あわせて駅舎について幾らであるとか、設備について幾らであるとかというものも示されておりますけれども、これについて、従前からJRとの調整の中で言われてきていた160億円という事業のフレームがございました。これについては、当然3県市だけで積み上げて、160億円と適当な数字を言っていたものではなくて、従前から神奈川県を通じてJRとの事前の調整があって、そういう中で160億円という調査設計というものが事前にあって、それを踏まえた上で今回の概略設計があるというものでございますので、その概略設計が160億円と従前から言われていたもの、藤沢市部の自由通路分20億円と言われていましたけれども、これはまた別ですけれども、その枠の中で収まったという中で、今回神奈川県からの連絡を受けて鎌倉市として判断をさせていただいたと。そして、るる御指摘をいただいておりますけれども、今回、今この場で御報告をさせていただいているという状況でございます。
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○保坂議員 でも、それが収まったということは先ほど報告していただきましたけれども、それがほぼ150億円であったということ、これについてはもう本当に、議員としても報道で知ったわけです。どうしてこの場において、その数字、概略設計の全貌を示せとまでは言っていませんけれども、結局、今、ここのポイントというのは負担額は想定していた額以内に収まるということがポイントなわけですけれども、この負担割合については、これは前に2018年12月27日の県知事と2市長の会見の中で言われていたのが、それが結局JRが15%だというのが示されたということ以外は、これは既定の路線というか、既にこの割合については別に何の驚くこともない。新しいものではない。15%というところが分かったというだけなわけですけれども、この金額について、なぜこの場で数字を併せて示すことができないんですか。口頭ではなくて、なぜこの今日の資料に示さなかったのかということ。本当は概略設計ということで、1月29日の後に速やかに示すべきだったと思いますけれども、なぜこの場においても、その数字をきちっと口頭ではなく、示すことができないんですかということを伺っています。
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○林まちづくり計画部長 申し訳ございません。昨日の3県市、JR東日本の基本協定について、その覚書の中で、負担割合というものが示されておりました。金額について、今日資料としてお手元にお配りをさせていただいておりませんけれども、先ほど申し上げましたが、1月29日にJR東日本から県を通じて資料としては頂いておりますので、必要であればお出しはできるという状況にはございます。ただ、今、資料としては昨日の覚書というものをメインに出させていただいたということですので、金額についての資料をお配りしていなかったということでございます。
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○保坂議員 本当に繰り返しますけれども、段階を追って、まずは概略設計だけで示し、とにかく速やかに示した上で、この場を迎えるべきであったと。昨日の覚書を交わしたという報告が、二つの段階で示されるべきだったと思いますし、もしそれがかなわなかったとして、百歩譲っても、今日その数字というものは示すべきだったと思っております。
長くなりますので、2点目に行きますけれども、やはり気になるところは、負担額は想定していた額以内に収まりますという報告ですけれども、この負担額というところのポイントについては、もうこれまでも話されていることではありますけれども、結局のところ、保留地処分金の約37億円を、こちらの駅にも充当できるということを考えているわけですよね。なので、先ほど部長の答弁でも市の負担としては4億2500万円ですか、4億円超ということで収まるのではないかということを示されましたけれども、やはりこの心配な部分は保留地処分金です。私自身はこの駅の問題は駅単独の問題ではなくて、この深沢地域整備事業全体の中で、その意義だったり、採算性、実現可能性というのは考えていかなければいけないと思っているところですけれども、この保留地処分金が当てになる。実際に入ってくるタイミングと、この駅の整備にかかる費用を出していく、そのタイミングというところでは落差はないんでしょうか。そこを非常に心配しております。
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○林まちづくり計画部長 土地区画整理事業につきましては、今、令和5年から仮換地に着手をしてまいると。令和6年度から工事に入っていくと。工事の期間としては9年間でございます。その間、実際の工事について、施行者はまだ確定はしてございませんけれども、これについては、基本的に年度ごとの清算ということになってまいりますので、その中で、収支という中で保留地処分金の収入というものも段階的に順を追って入ってくるということを見込んでおります。37億円に順に公費の投入ということができるように、それに向けて、今まちづくりのガイドラインを令和2、3、4年度で作ってまいりますけれども、しっかりとしたものを作って、地域のブランディングというもの、それから企業誘致にもつながっていくもの。先ほどの御質疑も頂きましたけれども、SDGsの観点であるとか、環境への負荷の軽減ですとか、そういうことについても、まちづくりのガイドラインの中で、そういうものも今、案として当然出していますけれども、さらにきめ細かいものを作り上げていって、そのガイドラインを実現できる、まちづくりに理解を示して、参画していただける事業者において、深沢の町をつくっていきたいと考えております。
保留地処分金については、そのような形で歳入を積み上げていくんですけれども、最終的に今の37億円に順に公費をJRに支払っていく時期であるとか、方法、これについては、まだ決まっておりません。ただ、市としては、それを負担していくということは決めていますけれども、今後の詳細の協議の中で、適正な支出が図られるように進めてまいりたいと考えているところです。
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○保坂議員 その時期的な37億円が、先ほど年度ごとというのは前からちょっと伺ってはいるんですけれども、実際にこの駅の整備について、お金を出さなければいけないときに、その原資となるものが間に合わないという事態についてどうなのかと伺ったわけですけれども、それについては、まだはっきりとは計画として示すことはできないということですか、今の答弁だと。
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○林まちづくり計画部長 これまでの事業フレームの検討の中では、37億円という数字については、積み上げてきているわけですけれども、その支出の方法、タイミングについてはまだ確定はしていないです。当然、金額が大きいですから、処分金として歳入をして、それについての利子ですとか、両方あるわけなんですけれども、そこについては、今後のバランスということになってくると思います。
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○保坂議員 もう終わりにしますけれども、今、保留地処分との関係でのタイミングについて質問しましたが、もちろん問題はタイミングだけではなくて、深沢地域整備事業全体に関わることですけれども、保留地処分というのが果たしてうまくいくのかという、その実現可能性が非常に気がかりというか、懸念する部分があります。今の本当に社会情勢を考えると、非常に厳しい見通しを持っていくべきだと思うわけですけれども、だからこそ、情報を開示していかないのではなくて、厳しい状況があるからこそ情報を開示すべきだと思うんですね。そういう意味で、今回の議会全員協議会に向けての概略設計の示し方というのが、情報開示というんでしょうか、議会、そして市民との情報の共有化というところで非常に問題があったなと考えておりますので、質問いたしました。
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○久坂議長 再開からもう1時間たっておりますのと、千一議員からも御質疑があると伺っておりますので、ここで新型コロナウイルス感染拡大防止対策として換気を行うため、暫時休憩いたします。
(12時10分休憩 13時20分再開)
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○久坂議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
それでは、千一議員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(13時21分休憩 13時45分再開)
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○久坂議長 それでは、再開いたします。便宜、事務局に代読させます。
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○千議員 (代読)金曜日に今日、議会全員協議会があると議会事務局から電話があり、何ですかと聞いたら、それは分からないと言われました。月曜日、市役所に答弁調整の関係で来たときも議会事務局の方に聞いたら、分からないと言われました。今日の午後4時過ぎに分かると言われましたので、4時過ぎに議会事務局に電話したら、タブレットに配信するからそれを見てほしいと言われて、5時頃にタブレットを見てやっと分かりました。6時頃のNHKニュースで市長がにこにこして出ていました。原局は何をやるかぐらいは教えてほしかったです。こういう時期に鎌倉市も藤沢市も神奈川県もこんなコロナのことで大変困っている方がたくさんいるにもかかわらず、1月末に覚書を交わしたのかが不思議で、情けなく思いました。
大船から藤沢まで7分しかないのに、新駅を造ることはおかしいと以前から思っていました。そして、モノレールもあるのですから、モノレールはどうなってしまうのか疑問に思っていました。いかがですか。
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○松尾市長 この新駅の設置につきましては、これまでの答弁でもさせていただきましたとおり、これまでの間、様々な協議・調整ということを経て、この段に来ての一定の方向性ということでの合意ということでございます。コロナのこういう状況でという御指摘でございます。先ほど申し上げましたけれども、コロナ対応ということは最優先で、この令和3年度においても行ってまいりたいと考えておりますので、そこは御理解をいただければと思っております。
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○林まちづくり計画部長 深沢の事業区域の東側の湘南モノレール、湘南深沢駅でございますけれども、こちらにおきましても、事業区域東側で直近の鉄道事業者の駅ということでございますので、まちづくりにおいて重要な役割を引き続き占めていただくものと考えておりますので、新しい町をつくっていく中で、モノレールの駅との連動、連結というものも検討をしてまいります。
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○久坂議長 千議員、再質問はございますか。
それでは、聞き取りのため、暫時休憩します。
(13時49分休憩 13時52分再開)
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○久坂議長 それでは、再開します。
便宜、事務局に代読させます。
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○千議員 (代読)たくさんお聞きしたいことはありますが、これで終わります。
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○久坂議長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
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○久坂議長 ほかに御質疑がないようでしたら、質疑を打ち切ります。
本件については、報告を受けたことを確認してよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、本日の議会全員協議会はこれをもって閉会いたします。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和3年(2021年)2月9日
議 長
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