○議事日程
観光厚生常任委員会会議録
〇日時
令和3年(2021年)1月22日(金) 9時55分開会 11時09分閉会(会議時間1時間11分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
志田委員長、長嶋副委員長、西岡、河村、日向、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
田中(良)健康福祉部長、中野健康福祉部次長兼福祉総務課長兼特別定額給付金担当担当課長、菊池市民健康課長
〇議会事務局出席者
大隅局長、岩原担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第94号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分
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○志田委員長 観光厚生常任委員会を開会いたします。
会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。吉岡和江委員にお願いいたします。
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○志田委員長 本日の審査日程の確認でございますが、お手元に配信してあるとおりでございます。私から一言申し上げます。
本日は、当委員会の後に総務常任委員会の開催が予定されていることから、委員の皆様におかれましては、会議時間に御配慮いただき、会議規則第63条にありますとおり、質疑に当たっては、自己の意見を述べることは控えていただき、簡潔に行っていただくなど、委員会運営に御協力をお願いいたします。また、執行部におかれましても、説明及び答弁は簡潔に行っていただくようにお願いいたします。
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○志田委員長 それでは早速、日程第1「議案第94号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○中野健康福祉部次長 議案第94号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第10号)のうち健康福祉部所管部分について、その内容を説明いたします。
まず、歳出から説明いたします。
「令和2年度鎌倉市補正予算に関する説明書」の8ページを御覧ください。
第20款衛生費、第5項保健衛生費、第10目予防費は10億5606万6000円の追加で、感染症対策事業は、新型コロナウイルスに係るワクチンの接種を実施するため、接種券等の発送にかかる郵便料、ワクチン接種費用、コールセンターの設置費用、システム改修費等を含んだ委託料、会場使用料等の費用の追加を行おうとするものです。
続きまして、歳入について説明いたします。
戻りまして「補正予算に関する説明書」は6ページを御覧ください。
第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第15目衛生費補助金は10億847万2000円の増額で、新型コロナウイルスに係るワクチンの接種の財源として、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金の追加を行うものです。
この補助金については、国から上限額が定められており、経費の全額を賄うことができないため、不足分については一般財源により対応します。
なお、これらの経費については、併せて繰越明許費を設定し、令和3年度までの事業として実施します。また、令和3年度の経費として計上できるものについては、令和3年度の当初予算で措置していく予定です。
引き続き、感染症対策事業について説明いたします。
新型コロナウイルスについては、発生以来、多くの感染者が生じ、健康を損なうとともに、医療提供体制に大きな負荷を及ぼしているほか、国民全体が感染防止対策の徹底を求められているなど、国民生活に大きな影響を与えております。
こうした中、国は、令和3年前半までに全国民に提供できる数量のワクチンを調達することを目指しており、国民への円滑な接種を実施するため、市町村に対して、必要な体制の確保を図るように求めています。
現時点では、開発や生産に関して不確定な要素もあることから、接種開始の時期を具体的に見定めることは困難な状況にありますが、供給されるワクチンを効率よく使用し、速やかに住民に対し接種を行えるよう、現在、資料のとおり時期や場所を想定し事務を進めています。今後、特命の担当を健康福祉部に設置し、接種会場の確定、接種券の発送準備等、必要な事務を行ってまいります。
以上で説明を終わります。
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○志田委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○西岡委員 今後、特命担当を置くという御説明だったんですけれども、国からは各自治体に12月18日付で接種に対する資料が来ていると思うんですけれども、それは鎌倉市には届いていますか。私も今コピーしたばかりなので、中身をしっかりと読んでいないんですけど、12月18日付で厚生労働省が各市町村宛てに資料を送っているんですね。
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○市民健康課長 委員おっしゃる資料については、厚生労働省のオンライン会議で示されて手元にはあります。
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○西岡委員 ということは、12月18日の時点で接種が行われる体制を市町村で組んでいくことになるんだなということはもう分かっているわけで、そこからどのような動きをなさってきたんでしょうか。
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○市民健康課長 まず、一番大事なのは接種するに当たって、医療体制という部分で先生、あと看護師とか、そういうのをどういうふうに集めるのかという部分で、医師会と度々協議はしてきたところです。それと、あとはもう市の中で、市の体制としてどうするのかというのを関係部署と詰めてきたところです。
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○西岡委員 これから特命担当をつくられるということなんですけれども、幾つか市町村の体制がどのようになっているのか伺ったところ、早くにもう人員が足りないことは分かり切っているので、確保するためには、先に専決をして動きをつくらなきゃいけないと判断したところもありますし、また昨日開いたところ、それから来週開くところがありますけれども、全員協議会をやって議員に説明をして、本会議で議決を先にするとか、様々な方法が取られて、いち早く人員確保、これから大変ですよね、まだこれからですよね、鎌倉市の場合は、いち早くそういう着手をしたところもある。練馬区なんかはもう、神奈川県ではないですけれども、練馬区の場合は、昨年の12月18日を受けてすぐに部署をつくって、新たな、いわゆる鎌倉市が考えている特命担当部署をつくって動き出したということなんですけど。まだ具体的なところが見えていない中で、こういう質問をしているわけですけれども、まずこういう体制をつくるということが一番大事で、今、課長が横断的にとおっしゃっていましたように、市の中でも様々な部署と連携を取らなければいけないので、まず体制を整えるということが一番大事だと思いますけど、今後ということなので、ぜひ、いち早くそこは着手をしていただきたいと思います。
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○田中(良)健康福祉部長 今の課長の答弁を補足させていただきます。
今、課長が答弁しましたとおり、昨年の12月18日で、市町村向けの説明会といいますか、そういったものが設けられまして、市のほうには体制づくりを早急にしなさいというようなことが求められていたことは我々も十分承知はしております。
それを踏まえて、関係部署と今後の体制をどうするかということはずっと話し合ってきておりまして、今回、特命の設置につきましても、今回はこういう形で臨時会をお願いして、そこで専決という形ではなくて、きちんと上程をさせていただいて、御議論をいただいて、その結果、補正予算をお認めいただければ、その段階ですぐに特命が設置できるような形で調整はもう進めておりますので、今後と言いましても、この補正予算が成立しましたらもうすぐに特命をつくっていくと。その前段で必要な調整というのは、これまでも我々の中で医師会ですとか、それから場所のことですとかというのは、いろいろ調整を進めてまいりましたので、今後はそれをもっと加速させて、その特命の中でいち早く体制が整えられるように検討を進めてまいりたいと考えております。
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○西岡委員 細かいことは今後たくさん聞きたいことはありますけれども、総務常任委員会も控えておりますし、大きな点だけ伺って終わりにしたいと思います。鎌倉市では、様々、今、体育館等を考えていらっしゃって、今後も人員の確保というのは、どういうふうにされていくおつもりなんですか。
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○市民健康課長 医師会と協議していくのは、もちろんあると思います。あとは全庁的な応援という部分でお願いしていかなきゃいけないというところもあります。各会場を、今のところ試算している段階なんですけれども、20名ぐらいは必要になってくるのかなと思います。そうしますと、5会場で100人ぐらいは1日、全庁的な応援が必要になってくるということがありますので、その辺はしっかり応援体制をしいていきたいなと思います。
なおかつ、各会場もお医者さんも少なくとも6名は必要になってくるかと思います。看護師さんが15人は必要になってくると。その辺は医師会としっかり協議して体制を築いていきたいと思っております。
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○西岡委員 細かいのはたくさんありますけれども、私は以上で終わります。
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○吉岡委員 これは国会でもいろいろ論議した上で、また専門家の方たちからも御意見いろいろあるわけなんですけど、今回は臨時接種ということで勧奨と、努力義務ということなんですけれども、ワクチンに対しては、まだいろいろな御意見があるようでして、市民からちょっと違った面で不安も寄せられているんですが、これは、いわゆる第3相、何回も検査をして、ワクチンに至るまでには相当かかるということなんですが、1年以内に実行するということで、それで実際の効果とか、それから、また接種しなきゃいけないのかとか、そういうこともよく分かっていないということで、ちょっとどうなっているのかという不安が寄せられているんですけど。例えば、それはいろいろ治験のところでは専門家の方の御意見は様々なので、受けておいたほうがいいよということでやるんですけれども、これは市民的にいけば、安全性とか、そういういろんなことは確認してやっているということでいいんですか。この辺のところがちょっと、例えば第3相の、いわゆる調査というのも外国の例でやって、日本ではやっていないですよね、どうなんですか。要するにそういうことが一つ一つ市民にもきちんと分かるように、事実をお知らせしていくということが一つ大事かなと思うものですから、その辺はいかがなんですか。
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○市民健康課長 一応、やはり日本国内でも薬事承認とか下りるためには、いろいろな治験というか、そういう臨床試験等で日本におけるそういうデータ収集とかしなきゃいけないと思っています。そういうことを経て、厚生労働省も承認をしているはずです。そういう部分で、やはり市民の方が不安を覚えるというのは確かにあるのかなと思いますが、その中で接種を開始する前に、そういう副反応を疑う事例とか出ていますし、専門家の評価という部分も公表して、その上で市民の方が受けていただくような形を取りたいと思っております。
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○吉岡委員 あと、それは当然、安全性とか、そういうのを確認するのは当然のことなんですけれども、このワクチンとか、そういうものは、もちろんいろんな障害が出ることもあることは、それはもう当然、今までもあったんですけど、それについてはきちんとしたリスクとか、こういう問題があるんだよということを認識できるようにちゃんと分かりやすいものが必要だと私は思うんですね。
それともう一つは、いわゆる勧奨と努力義務という点では、いわゆる接種を受ける方の尊重というんですか、そこは当然されるということですよね。要するに、いろんなことが分からないままやるんではなく、やはりそこはきちんとその方の個人の受けるか受けないかの、そういうことは保障するということでよろしいんですよね。
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○市民健康課長 こちらは任意接種ということがうたわれていますので、はい。
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○吉岡委員 やはりそれは当然のことだと思うんですよね。それで、ただやはり、日本と外国だといろんな検証の仕方とか、いわゆる体つきやいろんなことも違ったりしているので、そこは今、日本において、そういういろんなデータも含めて、そこら辺は国会の場でも、それから専門家の間でも非常に不安があって、お医者様の間でもどうなのかと、要するにそういう治験のいろんなものが少ないんじゃないかという御意見もあるようなんですね。ですから、そこは、ぜひきちんと分かりやすくしていただいて、それで御自身が判断できるようにしていただきたいなと思います。それと、今、やはりやるときに、今の段階でワクチンはもちろん順次やっていくと言うんですけど、今の段階でやはりもっと、例えば今日の新聞でもあったんですけど、県の感染経路調査の縮小方針とか、それからやはり具体的には感染した人が実際には、なかなか自宅での状況だとか、今ある問題でもっと力を入れていかなきゃいけないことがある中で、今、特別に職員を配置してと言うんですけれども、その辺はむしろ今、保健所とか、いろんなところにも協力して、今、どんな状況かちょっと心配、これを読んでみても、こういうふうに書いてあるんですよね。県の方針では、高齢者施設や病院、学校などの関係者は、集団感染や重症化リスクが高いとされている積極的免疫調査の対象となるが、それ以外の人は、周囲に感染者がいても保健所から連絡が来なくなると。自分は濃厚接触者なのかもと不安に思ったらどうすればいいのかという問合せがあるんですけど、その辺に関しては、具体的には市民のそういう不安に対しては、県や保健所との関係ではどのような話になっているんでしょうか。
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○市民健康課長 保健所も、やはりここまでコロナが蔓延したという部分でなかなか感染者、陽性者を含めて追い切れないというか、やはりかなり大変な部分があるということは聞いております。その中でやはりどこまで手を、どの人に手を尽くすかという部分で、そういう判断になったかと思います。
今までは、確かに陽性の方が出たときは、その周りの濃厚接触者に関しても保健所は調査をしていたんですが、なかなかそこまで手が回らないというところで、多分、保健所というか、県も苦渋の選択だったのかと思います。ただ、委員おっしゃるとおり、高齢者施設とか、あとはそういう医療関係の部分については、しっかり押さえていくということになっております。第1相がそうなんです。第2相で学校とか保育園とか、そういうところについてもやっていくというふうに書いてあります。あとは、家族の中で陽性者が発生してその周りの濃厚接触者に関しても、そこは調査をやっていくというところなんですね。ただ、例えば鎌倉市役所で陽性者が発生したときに、その周りの濃厚接触者についてはもうやらないというところになっております。要は事業所で発生したときについては、ちょっとそこまでは手が回らないという話になっております。かなり県も逼迫しておりまして、その辺の部分で、うちの市民健康課から保健師を今、災害対策本部に派遣しておるところです。
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○吉岡委員 戻るんですけど、例えばワクチンでいろんな障害があった場合の補償とか、そういういろんな問題は具体的にはどうなっているんですか。
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○市民健康課長 一応、今回の予算の中にはあれなんですが、来年度の当初予算には接種によって健康被害が発生した場合、予防接種健康被害調査委員会を開催しまして内容を審査していくという、そのための報償費を当初予算に計上しようと考えております。
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○吉岡委員 ちょっともう1点、さっきの感染、いわゆる濃厚接触者は調査しないということになると、一体どこで自分がどうなっているかというのを知るということでいけば、ますます、やはりPCR検査をきちんとやらないと。みんな、それぞれすごく注意していますよ。どこで今感染したのか分からない現状の中で、調べてくれないわ、それでかかったら今度は自宅待機だということで、いろんな問題が生じちゃう。やはりその点では、前からこれは広島県でやり始めるということで、2月からもうかなり大々的にやるということなんですけど、何かしないと結局かかっちゃってからということで、結果的に広げて重症者ということで亡くなっているということですからね。やはり今こそ、もちろんワクチンのことは今ありますけれども、やるべきなのかなと思うんですけど、今こんな、どこも調査してくれない、じゃあかかってから分かった。そうしたら、いつかかっているか分からないで、また結局広げちゃっているということになると、結果的にすごくマイナスになってくるんじゃないかと私は改めて思ったんですけど、その辺はいかがなんですか。
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○市民健康課長 実際そういう部分で、不安が多分あると思います。一応、濃厚接触者、保健所は追わないという部分なんですが、ただ陽性者が発生して、自分がもう濃厚接触者じゃないかという思いがあれば、医療機関に行っていただいて、陽性者が周りにいて、自分はもしかしたら濃厚接触者じゃないかと話していただければ、医療機関を通して、そういうPCR検査とかをやるようなことは可能かと思います。
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○吉岡委員 これで最後にします。やはり、いろんなことを防ぐためには、今、無症状の方が多くて、それで結局、しかも濃厚接触者の方も後のあれを追わないということになると、一体どうなっていっちゃうのかというのはすごく心配です。特に今、クラスターが発生しているのは高齢者施設とか病院とか、やはりそういうところには積極的に検査を定期的にやるということを、少なくともそれと同時にやらないと、ワクチンだって結局2月、3月ということで、まだまだ先の話ですし、その効果だって、まだ本当に3か月なのかどうなのかというのが分かっていない状況ですから、もしかしたらまた受けなきゃいけなくなってくるかもしれないという専門家の話もあるわけですけど、今それをやらなきゃいけないんじゃないかと思いますので、まだそういうことについては全然検討されていないんですね、やるという方向は。
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○市民健康課長 検討というか、どういう部分が、例えば抗原検査とか、そういう部分で抗原検査キットとか、そういうのを使えないかどうかと、そういうことは今、実際にやるかどうかはあれなんですが、ちょっとその辺のことは今調査はしているところです。
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○日向委員 私もちょっと人員のところでお伺いさせていただきたいと思っていましたので、お伺いします。先ほど会場ごとに医師の方や看護師の方もこれから必要になってくるということで6名だったり15名という数字も出していただいたんですけれども、これは出していただいたという中で、やはりしっかりこの部分を確保しなきゃいけないとは思うんですけれども、それは市として何かやるものなのか、それとも医師会の先生方にお願いすれば、この人数は確保できるものなのか、その辺をもう少し詳しく教えてください。
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○市民健康課長 その辺の人数については、医師会に強くお願いしているところです。やはりこういう医師会の方、先生と看護師さん等がいなければ接種は始まりませんので、この人数でこの会場でということで、大体9月末には全員終わらせるということを今、予定として考えていますので、やはりこの人数はそろえていただきたいということは強く医師会には要請しております。
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○日向委員 その強く要請していただいているということなんですが、医師会からはどういったことなんですか。例えば、かなり医療が大変な状況で、市から強く言って、じゃあとなっているのか、それとも、どういった反応というか、回答が来ているのかというところをお伺いしたいです。
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○市民健康課長 医師会も、これはできるだけ早く接種を始めるべきだと考えているところです。医師会の会長と我々の意見というのは一致しておりまして、会長も協力は惜しまないということはおっしゃっていただいています。
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○日向委員 分かりました。
あと、もう1点なんですけれども、やはり私も新しいワクチンであるということで、この安全性というところが気になっております。今回、資料の中では特に周知とか、広報について記載がないんですけれども、そういった安全性を含めてどのように考えているのか、市が。任意接種でありますけれども、その辺がしっかりと伝わるような形にならなきゃいけないのかなと思いますので、クーポン券を発送予定というだけにはなっているんですけれども、その辺はきちんと伝える、伝え方が大切だと思うんですけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。
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○市民健康課長 先ほどもお話ししましたように、いろんなこういう接種に関して、外国の事例等も出ていますので、こういう事例があるとか、あとは専門家の評価のお言葉等を、しっかり接種に当たって、お知らせはちゃんとしていきたいと考えております。
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○日向委員 分かりました。繰り返し聞いちゃったんですけれども、本当にこの部分はしっかりと伝えていただいて、市としてまだこの事業の想定としての動きではございますので、まだこれからいろいろ細かくできてくると思いますので、そこはまたそこの部分でお聞きしたいなと思いますので、今日はこのぐらいにさせていただきたいなと思います。
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○河村委員 まず、国・県・市とある中で、この市の役割、これをもう少し明確にしてほしいなと思うんですけど、ちょっと端的にそこをまずお答えいただけますでしょうか。
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○市民健康課長 市町村の役割という部分で、人的体制の整備という部分で、先ほどお話ししましたように全庁的な応援体制をしくという部分と、あとは予防接種のシステム改修という部分があります。そういう部分と、あとは印刷、要はクーポン券とか予診票を印刷して皆様にお届けしないといけないので、そういう印刷、郵送の準備等もあります。あとは、先ほどお話しましたように医師会との調整、要は先生と看護師さんの配置について医師会と協議をしていくという部分。あとは相談体制ですね、住民からの問合せ等を受け付ける体制をしっかりすると。そういう部分が、市が行わなければならない部分になっております。
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○河村委員 分かりました。その中で、市がこの予防接種を行っていく目標というか、数値的なところでこれを設置して、見込み予測、どれぐらいの方に接種してもらうボリュームで考えているのか。そこはどんなふうに捉えていらっしゃるんでしょうか。
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○市民健康課長 予算上では全員に打っていただく予算として計上しております。ただ、接種率という部分で、どれぐらいになるかという部分で考えますと、今回65歳以上の高齢者のインフルエンザワクチンは、現時点では63%の接種率になっております。無料という点では同条件ですので、65歳以上の高齢者は60%以上になるのかなとは考えております。ただ、やはり先行する医療従事者への接種において特段の問題がなければ、接種率はもっと上がるかと考えます。
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○河村委員 分かりました。その中で、今、示された資料に基づいてちょっとお伺いしたいんですけれども、まず接種場所が5か所、この偏在性というのはどんなふうに捉えていらっしゃるんですかね。この三菱電機の体育館、これは大船のところですか。その辺、教えていただけますでしょうか。
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○市民健康課長 今、調整中の三菱の体育館は上町屋にある体育館になっております。
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○河村委員 上町屋として、それで鎌倉市におけるこの偏在性、ちょっとある程度偏っている部分があるのかなというところ、こういった中で、それをどのように捉え、今後の接種の、今63%以上を目指していくわけですよね。ぜひにとおっしゃっていましたけれども、100%近いのを目指していく中において、どんなふうに対応していくのか。そこの部分ちょっと御見解をお聞かせいただけますでしょうか。
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○市民健康課長 やはり福祉センターと鎌倉体育館については、旧鎌倉地域なのかなと考えております。鎌倉武道館は玉縄地域、大船体育館は大船地域と考えますと、やはり会場に偏りがちょっとあるのかなと思います。腰越地域がちょっと手薄なのかなと思います。バスとか江ノ電を利用しまして、鎌倉駅周辺の福祉センターとか鎌倉体育館に来ていただければと考えております。その辺の部分もどういう交通手段を使って行きやすいのかというのも、これから先、検討はさせていただきたいと思います。
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○河村委員 そうですよね。移動の部分、接種を受けるがために移動して、そこで罹患なんてというケースもなきにしもあらず。できるだけそこを抑えていかなければいけない。そういったベクトルがある中で、やはり本市が何ができるのか。この役割の中から、そこはちょっとしっかりと考えてほしいなというふうに思います。そういった中で、スケジュールなんですけれども、資料の(6)高齢者向けが3月下旬から始まり、その後というのはどんなふうになっているのか。接種期間というのはどれぐらいを見込んでいるのか。ちょっとその辺り、どこにも書いていなかったので教えていただけますか。
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○市民健康課長 一応、3月下旬から始まりまして、高齢者に関しては6月ぐらいには終わりになればと考えております。その先、国は一般の方はもう5月から始めろという形になっておりますが、その辺はちょっとスピードアップとか、そういうのをできるかどうかというところを、また医師会と協議はしていきたいと思っております。ただ、我々の今の段階では6月ぐらいからは一般の方を始めさせていただいて、9月末には終了させるというスケジュールを考えております。
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○河村委員 そうすると、これは、接種できるのは土日も含めてやっていくということでいいんですかね。
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○市民健康課長 今のところ医師会から示されている中では、土日も含めてとなっております。
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○河村委員 要するに集中的に行っていくというところで、これは接種は1回なんですか、2回なんですか。
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○市民健康課長 仮にファイザー社のものがワクチンとして来た場合は……。ファイザー社以外も含め、全部で今3つの候補として挙がっているワクチンは、2回接種しなければいけないとなっております。
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○河村委員 2回接種で6月までって結構厳しいですよね。それはどれぐらいインターバルを空けなきゃいけないのかとか、使用が想定されるワクチンによって違いが出てくるのかもしれませんけど、その辺りはどうなんですか。
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○市民健康課長 一応ファイザー社については、3週間空けなければいけないという形になっております。そのほかのモデルナ、アストラゼネカ社製は大体4週間ぐらい空けなきゃいけないという形になっております。
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○河村委員 分かりました。結構厳しいですよね。これは6月でできるのかなと今ちょっと思ったんですけど、そこは柔軟な対応は可能なんですか。これは予算の話なので、予算内の中で、そこは想定されていますか。
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○市民健康課長 一応まだ試算段階なんですが、試算では6月ぐらいには終わるという形にはなっております。ただ、どういうことが起こるか、まだ分からない部分もありますので、その辺は柔軟に医師会と協議してやっていきたいなと考えております。
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○河村委員 この不確定要素が多い中でこの予算を決めていくという、我々審査する側も、そんな中で質問していかなければいけないというのがあるんですけど、もう一つ、鎌倉市議会議員選挙もあり、これは4月、投開票所で武道館を使ったりしますよね。その辺りはどんなふうに考えていらっしゃるのか。選管との話合いというのはできているのか。そこはどんなふうになっているのかを教えていただけますでしょうか。
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○市民健康課長 選挙のあることは承知しておりますので、その部分については使えないというのは、そこの期間は使えないというのは考えております。
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○河村委員 使えないというのはそうかもしれないですけど、そこの部分、日にち的に使えなくなってしまい、復旧までにどれぐらいの時間がかかるのかとか、そういうお話合いはされていらっしゃるんですか、医師会の方とも。
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○市民健康課長 今のところは医師会とはまだやっておりません。
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○河村委員 そこは選挙管理委員会もそうですし、医師会さんとも、そこはちょっとどんな対応するのか考えておいてもらわないと、その部分の対応、また混乱が起きては、特にそのスケジュールは厳しいですよね、6月までに行っていくというのは。やはりそこはちょっと考えておいてほしいなとは思います。
最後に1点だけ、COCOA、アプリケーションありますよね。あれのいろんな不備というか機能が、疑われる中において、今後、先ほど吉岡委員がおっしゃられていたように、県の対応が変わり、じゃあそのアプリケーションを活用して、これは多分、市町村においてもそういうのが下りてきていると思うんですけど、その辺りとの連動、私も不安要素しかないんですけれども、そこをどのように捉えているのか。そこだけ、一応最後に確認させていただいて終わりたいなと思います。
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○市民健康課長 COCOAに入っておりまして、COCOAで陽性者との接触歴があるという通知が来れば、その方は県の相談センターに連絡していただければ、県は調査をするという形になっておりますので、ぜひCOCOAには入っていただいて、濃厚接触者になった場合も、多分陽性の方がきちんと登録すれば通知が来るはずですので、それで保健所というか、県が追跡調査をすると考えますので、ぜひ全市民には入っていただきたいと思っていますし、職員に関しましては、この前の対策会議でも必ず入るようにという形の通達は出ております。
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○河村委員 お立場からそういうことは当然だと思います。ただ、一方でCOCOAの機能がちょっと動いているのかどうか、これは非常にいろんな声が今上がっているので、そこだけはしっかり現状を把握しておいてほしいなと思います。その上でどうしていくべきか。県や国にそういった意見を上げるような機会があれば、そのアプリケーションの意見というのをしっかり上げていただいて、先ほどありましたとおり、PCR検査をするのかどうかということもあるかと思いますけれども、やはりその前の段階で分かるようにしていこうというのが、そのアプリケーションの役割ですよね。そこは揺らいでしまうことがないようにしておいてほしいなと思いますので、そこだけお伝えしておきたいなと思います。
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○西岡委員 今、集団の予防接種のことが言われているんですけれども、在宅での療養の方もいらっしゃるので、ぜひ在宅者のことも忘れないようにしていただきたいなというのが1点と、それから今、河野大臣が任命をされてから、かなり細かい情報が国民に即分かるようになってきていて、動いているなというのが本当に分かるんで安心するんですよね。やはり、市の情報というのもそうであってもらいたいと思います。昨日、消防長とお話しする機会があったら、鎌倉の場合には搬送先がなくて、ぐるぐるたらい回しにされることは現状ではないということをおっしゃっていたので安心したんですけど、もう報道等を聞いていると、そういう状況があるんじゃないかというような疑心暗鬼にもなりますので、そういう細かい情報をできるだけ市民が安心、もちろん、うそということではなくて現状を分かるように発信していただきたいなと思います。それと、もう一つ、在宅療養、自宅療養をする人が増えてくるわけですけれども、そういう中で今、パルスオキシメーターという、血中酸素濃度を測って、見るという、これで状況を把握するということが行われているようですけれども、鎌倉の場合はどうなっているんですか。
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○市民健康課長 県はそのパルスオキシメーターというのを、例えば自宅療養者とか、そういう宿泊療養者に関しては必ずやるようにとなっていますので、神奈川県内、鎌倉市も神奈川県内ですので、鎌倉市の方もそれは配付されております。(※この発言内容については、同日14時10分開会の当委員会で、誤りに対する説明が原局からあった。)
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○西岡委員 在宅で療養するようになったら、それは必ず配付をされるということなんですね。分かりました。じゃあ、大丈夫です。
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○長嶋副委員長 今回の予算提案は、我々の今任期の本予算以外の個別の予算では最大に重要な中身だと私は思っておりますので、ちょっとお時間を頂きたいと思います。
今、皆さんがいろいろ質問されたのでそこは省きますが、まず前提のお話として、これは前も課長とかともお話ししていますが、新型コロナウイルスが新型のコロナウイルスだということ、このエビデンス、これはどのような確認をされているかどうかということを、まず伺いたいんですけど。要は、証拠ですね、証明。
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○市民健康課長 新型コロナウイルスというか、実際、このウイルスによって世界中で、かなり感染者が拡大しているという部分と、あとはそこからまた変異して、変異種ができてきているということで、何らかのウイルスだということは確かなのかなと思います。ということしか、お答えできないですが。
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○長嶋副委員長 変異種はちょっと置いておいて、そもそものあれなんですが。これはちょっと置いておきますけど、その辺は、実はそこがきちんと確認されていない事実がありまして、前の観光厚生常任委員会でちょっとお話ししましたが、なのでそこから皆さんのいろいろな不安が出ているんですよ。だから、そういうことをきちんと確認して、国のほうが本当は悪いんですけどね、市があれじゃなくて、私の知り合いがこれの情報公開請求をしました、厚生労働省に。そうしたら、2か月の期間延長の上、出てきたものというのは、資料はありませんで、国立感染症研究所のホームページのここを見てくださいだけで、それはコロナウイルスが分離が行われたということの記載があるだけなんです。これでは、証明にはならない。エビデンスにはならないんです。そういうところから不安が発生しているということをぜひ考えていただけたらと思います。
それで、大事なワクチンの中身について伺いますが、これはまず最初に確認なんですが、予防接種法に基づく任意接種という形になるということでよろしいんでしょうか。
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○市民健康課長 こちらは、ワクチン接種については、令和2年12月9日に予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律が施行されまして、予防接種法の一部改正で予防接種の実施に関する事項は附則第7条第1項と第2項、第3項、第4項に規定されたところです。予防接種法上で、こちらはワクチン接種を行うというところになっております。
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○長嶋副委員長 はい、確認ができました。これは大変重要でございます。
その中で、要するにそういうことは、副反応について、被害については国が費用も含めて対処するということでよろしいでしょうか。
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○市民健康課長 従来の予防接種の枠組みの中で、国も補償していくと考えております。
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○長嶋副委員長 この予防接種法第23条に「国は、国民が正しい理解の下に予防接種を受けるよう、予防接種に関する啓発及び知識の普及を図るものとする。」と書いてありまして、先ほど皆さんから御懸念が出ていた、市民の皆さんにきちんと説明する義務というのはあるわけですね。そもそもなんですが、このワクチンを予防接種として、市民の皆さんに接種していただく目的というのは、そもそも何なんでしょうか。
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○市民健康課長 症状を抑える。あと感染の拡大を防いでいくと、そういう目的になるかと思います。
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○長嶋副委員長 症状を防ぐというのは分かるんですけど、感染拡大は、ちょっとどういう意味で言われたのかがよく分からないんですが、そもそもこれだけじゃなくて、ワクチンというのはワクチンを接種したら感染しなくなるのではなく、免疫力を上げて重症化を防ぐために打つものだと思いますけれども、そういう意味で、感染拡大を防止できるという意味でおっしゃったということで、理解でいいですか。
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○市民健康課長 はい、委員おっしゃるとおりです。
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○長嶋副委員長 そこが丁寧な説明という中で、一般国民の方になかなか理解がされていない、私は重要なポイントだと思っておりまして、皆さん、打ったら感染しないんじゃないかと。なので、外を出歩いても大丈夫と。それから、今、せっかく皆さんがいろんな新たな生活様式でやっていただいている感染予防策が、いいよ、マスクなんてとなることが大変懸念することでありまして。厚生労働省のホームページに何が書いてあるかというと、「さまざまなワクチンが、感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めるために接種されています。これにより、個人の発症・重症化予防や、社会全体での感染症の流行を防ぐことが期待されています。新型コロナワクチンについても、重症化を防いだり、発熱やせきなどの症状が出ることを防ぐことが海外では明らかになっており、英米などで緊急接種が行われています。」と記載があります。ここのポイントを先ほどからのあれで、第23条に書いてあるとおり、きちんと説明を市民の皆さんにしないと勘違いをされるんですが、ここについては周知を、先ほどありましたとおり、どうですか、その準備をしていただきたいと思うんですけど、そこの観点はいかがでしょうか。
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○市民健康課長 予防接種、インフルエンザもそうなんですけど、予防接種しても必ずかからないという部分じゃないかと、それは承知しております。インフルエンザにおいても、ワクチン接種してもやはりかかってしまう方もいらっしゃるという部分は承知しているところです。委員おっしゃるとおり、ワクチンを受けて、受けたらもう十分だというふうなことが起こらない、そういう認識にならないような注意等はしっかりやっていきたいと考えております。
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○長嶋副委員長 ここは最大に懸念する事項でありますので、よろしくお願いしたいと思います。
それで、先ほど、皆さんからあった安全性ですね、副反応等のことは最も重要かと思うんですけれども、あまりに短期間でこのワクチン開発、認証されているわけで、この懸念というのは大変大きくて、幾つかアンケートを私もネット上で見られるものを見てみたんですけど、大体すぐ受けたいとおっしゃっている方は10%前後しかいらっしゃらない。様子を見てからと答えている方が大体半数ぐらい。先ほど、要するに60%とありましたけど、それは、すぐに受ける人と様子を見てからの人を足すとそのぐらいの数になるんですけど、そういう中身なので、先ほどのデータもあながち、うそじゃないかなと思うんですが。この懸念なんですが、安全性の中で、今までのワクチンと根本的に違う部分が、このワクチンは遺伝子組換えワクチンであるということだと思いますが、これについては鎌倉市の健康福祉部で、どのように理解をされておられますか。遺伝子組換え、今までと違う、人体で打ったことのないワクチンであるということですけど、これはどのように理解されていますか。
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○市民健康課長 今までのワクチンというのは生ワクチン、不活化ワクチンと言われているもので、今度の、例えばファイザー社はメッセンジャーRNAを使って接種するという部分で、全く製造方法が異なるというのは、それは認識をしております。そういう認識はしておるところです。
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○長嶋副委員長 認識はしていただいている。このメッセンジャーRNA、日本語でいうと伝令ですかね、これはウイルスの遺伝子から免疫効果を誘導する遺伝子配列を探し、その遺伝子配列を基に遺伝子を設計して、ワクチンを生産するというものですね。それで、これは本来mRNA、メッセンジャーワクチンは、体内で短時間で消滅することになっているそうですが、今回のワクチンではその特性を変えて、分解されないようにして、接種したら体内に半永久的に残るかもしれないという記述もあるんですね。それがどう影響するか分からないというところで、不安が広がっているということだと思うんですが、これも先ほどと同じで、丁寧に説明する必要があると思うんですね。ちょっと難しい中身なんですけれども、この辺の周知についてはどのように今、考えられていますか。
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○市民健康課長 このワクチンはこういう形でできたという部分については、こういう製造方法だということについては、周知はできるのかなと思うんですが。
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○長嶋副委員長 遺伝子組換え食品でも様々議論になっていて、皆さんそういうところから懸念が来ているんだと思うので、やはりこの説明はしないと、なかなか皆さんに接種していただくことは難しいかなとも思うんですね。それで、先ほどちょっと聞いていて分からなかったんですが、臨床実験というか、臨床数ですね。これは国内でどのくらいやっていて、どういう結果なのかというのは、何かデータはお持ちではないんですか。
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○市民健康課長 一応うちのほうには、そういうデータはちょっと手元にはありません。
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○長嶋副委員長 ないと言われると、やはりよく分からないということで、これは先ほどちょっと部長とも立ち話をしましたが、ノルウェーで、報道上でしか分からないですけど、4万2000人接種して、33人の方が接種後、亡くなっているという記事がございまして、これを仮に鎌倉市の人口に当てはめると、これは約4万2000人接種しているので、全員打ったとしたら4.1倍で、135人ということになるんですけど、先ほどのデータで6割とかというと、そういう数も出てきますが、こういうことについても、先ほどの話の中で副反応については、やはり市民の皆さんに伝えていかないといけないと思う。これは、私は子宮頸がんワクチンのときもかなり申し上げましたけど、それで子宮頸がんワクチンもサーバリックスのあの注意書きのやつには副反応の率が書いてあったんですね、最初から。この辺は製造メーカーの注意書き等は、確認は今、現段階でされていますか。
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○市民健康課長 いや、まだ確認はしておりません。
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○長嶋副委員長 その辺も多分ネット上には出ています。どのくらいの疼痛とか、そういう比率で出ていますけど、製薬メーカーが出したものでないと正確ではないと思う。製薬メーカーもそれを出すということは、それなりの臨床を経ているんだと思いますが、日本全国初で鎌倉市が子宮頸がんワクチンの全員のアンケート調査を行ったというデータがあって、それが非常に全国に広がっていったという経過がありますけど、あのときの比率のデータと、サーバリックスの注意書きに書いてあった最初に出ている数字というのは、ほぼ同じだったんです。つまり、臨床をやっているので、ある程度製薬メーカーは分かって、それを書いているわけ、出しているわけなので、そこは非常にチェックポイントとしては重要なので、ぜひそういうところも医師会と確認をしていただいて、広報していただきたいなと思っております。
この懸念の中で、高齢者、基礎疾患がある方、それから免疫力の低い方を先に接種するというところもあるかと思いますが、実はノルウェーで副反応で亡くなった方、これは亡くなった方の数だけですので、重篤な副反応というのもあろうかと思いますが、そういう方々に顕著に出ているわけですけれども、ここについての懸念というのは非常にあると思うんですけど、その辺はどのように思われていますか。
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○市民健康課長 私も報道で知った限りの情報なんですが、基礎疾患のある高齢者がファイザー製ワクチンの接種後、30名がお亡くなりになったというところで、ノルウェー政府は高齢患者への接種時には副作用のリスクを考慮するように勧告したという情報、これは新聞情報等で得た知識だけなんですが。
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○長嶋副委員長 そうですね。私も報道のデータだけですけれども、政府が勧告しているわけで、それは、出てしまってから勧告ではやはり遅いわけで、そういうことがある程度海外の事例としてあるのだったら、もうちょっと臨床数を重ねてから、日本人特有のものというものも当然あろうかと思いますので、やってもらわないと、私は非常にちょっと問題があるかなと思っているんですね、この部分で。ここは、だから慎重に医師会の方とも相談してやっていただかないと、まさに先にやるわけで、一般の方が先ではないので、医療従事者の方は別として、その辺は非常に懸念を持つところです。
あと、効果についてなんですが、これも定かではないと思うんですが、その辺はどのように考えられていますか、持続期間。
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○市民健康課長 ちょっとこれも厚生労働省からのを見たものなんですが、有効性については一定の液性免疫、抗体、あと細胞性免疫が誘導されていると。あとは誘導された免疫による発症予防効果や重症化予防効果の有無、免疫の持続期間についてはまだ評価されておらず不明。子供、妊婦、高齢者のデータが少なく、不明な点が多いと。厚生労働省の中に出ている論文報告ですかね、そちらにはそういうふうな形で出ております。
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○長嶋副委員長 そうなんですね。でも、不明なものばっかりなんですが、ちょっと困っちゃうなという感じです。その辺もきちんと、もうちょっと期間をもってテストをしないと、ちょっと過去と比べて極めて早い期間でしかないので、やはりそこは皆さん懸念を持っても仕方がないかなと私は思いますけれども。
それと、新型コロナウイルスでも様々な種類のウイルスがあるという話も広がっております。それと直近でも静岡で、市中感染で変異種に感染したという話が出ておりますが、この辺はどうなんでしょうか。検証をこれもしていないので、変異種に対して、今の製造されているワクチンが対応がされるのかどうかというところは、いかが捉えていますか。
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○市民健康課長 これも報道というか、そういう部分で見た限りなんですが、それぞれの製薬メーカーというか、開発者は変異種にも有効だということは言っている部分もあるみたいです。
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○長嶋副委員長 要するに、はてなと。それは、メーカーさんはそうおっしゃるかもしれませんけれども、それははてなと思わざるを得ないですね。
あと、ちょっと幾つかありますけど、要するに市民の皆様からアンケートを取っても、鎌倉市民で取ってからやってみるのも一つだと思うんですけど、国民の皆さんがそれだけ、まだ10%程度しかすぐ打ちたいと言っている方がいないと。様子を見てからという方が半数というような状況でございますので、そこはやはり周知というか、先ほどからありましたけれども、皆さんにこういうものでありますよというのを徹底してやっていただきたいと思うんですね。あと、検証も鎌倉市では市がやるということも可能なのかどうか分かりませんけど、してもらいたいとは思うんですけどね。
最後に、ちょっと部長にその辺のところ、かなり今、お聞きしていても、皆さんの質疑の中でもはてな、はてな、はてなというのは非常に多いんですね。要は、ワクチンだけじゃなくて新型コロナウイルスが何者であるかというのも、いろんな報道がなされ、いろんな専門家がいろんなことを言って、ネット上でもいろんなことが言われて、もう全然分からないと。国のほうもはっきり、先ほどの新型コロナウイルスのエビデンスの話が大本にあるように、国もきちんとはっきりと言っていないという部分があるんですね。前回の議会では、委員会ではPCR検査の話もさせていただいていますけれども、これも国もはっきりとしていない。国会で答弁していながら、その問題点の改善すらいまだにしていないというところもあるので、やはりここは鎌倉市民の皆さんにとって、これを接種しますよという、予算措置をしてやりますよと言ったところで、なかなかみんなが、じゃあこれは安心だねと本当に思えるかと言ったら、私は大きな疑問符しかつかないと思っているんですが。やはり説明のところって非常に重要であって、いろんな方法がありますけど、広報が一番伝わりやすいと思いますけど、動画もあればメディア系もあればいろんな方法はありますので、それなりの専門家の方を呼んできて、お話しいただくと。いいほう、悪いほう、両方きちんと話した上で、皆さんに最後は、これは任意接種ですから自己責任という形になってしまいますけれども、やはり国がこういうはてなの状態で、最後は自己責任ですよと投げるのもなかなか無責任と言えば無責任になっちゃうんですけど、でも最後そういう形になるわけですから、鎌倉市としてもそれなりの予算措置して、10億円ですからね、国からお金が出るとはいえ。そこの説明責任というのはきちんとしていただきたいと思うんですけど、両論併記というか、2つだけじゃないですよね、いろんな。そういう丁寧な御説明、その上で読んでいただいた方、市民の皆さんが御自身で判断をして、接種するか決めていただくという流れをきちんとつくっていただかなきゃいけないと思うんですが、そこについて部長から最後、お答えをいただきたいと思います。
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○田中(良)健康福祉部長 今、長嶋副委員長からるる御指摘いただきまして、また委員の皆様からの御質疑に対しましても、なかなかまだ不透明な部分が多くて、答弁もきっちりとした明確とした答弁がなかなかしにくいというのが実情の中で、今、御指摘の部分につきましては大事な部分だと思っております。これからいろいろな治験が出てくるというふうには思っておりますけれども、やはりワクチンに対する有効性だったりとか、いい部分、やはり悪い部分、いろいろと出てくることが想定される中では、それらの周知につきまして、特命担当も設置されます。そういうところで若い職員の知恵も借りながら、どのような広報の仕方があるのかというところも検討して、市民の皆様にはできるだけ分かりやすく、必要だと思われる広報につきましては、しっかりとやっていきたいというふうに考えております。
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○志田委員長 ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見の有無を確認いたします。
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○河村委員 意見を申し上げたいと思います。未曽有のこのコロナ禍の中、ワクチン接種という選択肢を確保するためにも、リスクを含めた丁寧な説明を十分に行い、円滑で安心安全な実施体制を目指されたい。そんな感じです。
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○吉岡委員 受けたい方はもう受けるというものをつくるというのは、それはそれで別に否定はしないんですけど、今おっしゃったのは推進ですよね。なのかなと思って伺っていたんですけど、そうですよね。そういうことじゃないんですか。
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○河村委員 推進というわけではなくて、接種できる、その選択肢の確保、これはやはり持ってあるべきだと思っています、受けたい方の権利。勧めるというわけではなくて、それはもちろんリスクもあるんだよということもしっかりと説明した上で、そういう体制を整えていくべきだという趣旨でございます。
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○志田委員長 事務局に1回意見を朗読してもらいましょうか。それで全会一致、送付意見、総務常任委員会の審査するに当たっての意見ということなので、いかがでしょうか。河村委員の意見をもう一度おっしゃっていただいて。
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○河村委員 未曽有のコロナ禍の中、ワクチン接種という選択肢を確保するためにも、リスクを含めた丁寧な説明を十分に行い、円滑で安心安全な実施体制を目指されたい。
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○志田委員長 暫時休憩いたします。
(11時05分休憩 11時08分再開)
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○志田委員長 再開をいたします。
意見が出ましたけれども、委員の皆さんの全会一致にはならなかったので、観光厚生常任委員会としては、総務常任委員会への意見送付は行わないことを確認させていただきたいと思います。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、これで、観光厚生常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
令和3年(2021年)1月22日
観光厚生常任委員長
委 員
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