令和 2年議会運営委員会
7月29日
○議事日程  

議会運営委員会会議録
〇日時
令和2年(2020年)7月29日(水)13時30分開会 14時20分閉会(会議時間0時間50分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
中村委員長、大石副委員長、河村、志田、保坂、高野、吉岡、山田、伊藤、?橋の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
大隅局長、茶木次長兼議会総務課長、谷川議事調査課長、岩原議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長、田中議事調査担当担当係長、鈴木担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等の検討について
(1)議会運営等における協議事項について
2 その他
(1)鎌倉市議会議会全員協議会運営要綱について
(2)次回の議会運営委員会の開催について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○中村委員長  ただいまより議会運営委員会を始めさせていただきます。
 まず、委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員を指名いたします。大石和久副委員長にお願いいたします。
 議長、副議長の出席についてでございます。本日は、議会運営等の検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長は出席していないことを御報告いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○中村委員長  日程第1議会運営等の検討について(1)「議会運営等における協議事項について」を議題といたします。
 まず、「2月定例会における一般質問、代表質問の実施順序について」を御協議していただきたいと思います。本項目につきましては、7月14日開催の当委員会で協議項目に追加することが確認されているものです。
 まず、提案会派の河村委員から提案理由説明をお願いいたします。
 
○河村委員  このような機会とお時間を頂きまして、まずは感謝を申し上げさせていただきたいと思います。誠にありがとうございます。詳しくは、前回、大まかにですけれども、お話しさせていただきましたが、代表質問と一般質問の順序を逆にしたらどうかというところで、その大きな理由といたしましては、まずは一般質問を行う際に、どうしても質問者が予算に関わるところも出てくるだろうということが1点。また、上程前にそういった流れの中で質問してしまうのは、どうかという点があるということ。もう一つは、しっかりと上程を行った後で、堂々と質問の幅を広げていただいて、しっかり一般質問を行っていただく、その3点の視点から提案をさせていただいたところでございます。様々な議論があるかと思いますけれども、提案会派としての説明は以上でございます。
 
○中村委員長  それでは、まず協議に入る前に、配信している資料について事務局から説明をさせます。
 
○事務局  資料について説明させていただきます。
 まず、資料の1点目でございます。こちら先例及び申合せの抜粋になります。代表質問に関する先例と、あとは関連する申合せといたしまして、一般質問の実施時期、定例会の会期、あと総括質問、先議に関する申合せを掲載しております。
 2点目の資料は、2月定例会の審議日程になります。参考としてこちらの審議日程の例を作成させていただきましたので、その内容を説明させていただきます。一番左の列が現行の定例会の審議日程になります。
 次に、1の列でございますけれども、こちらは代表質問、一般質問、委員会の順で開催した場合の審議日程の例でございます。まず、議案の上程を行うための本会議を開会いたします。その後、現行と同じように3平日空けて、後に代表質問を行います。その次に、仮に2平日を空けて作成しておりますけれども、代表質問の後に一般質問を行いまして、その翌日から常任委員会を開催し、現行と同じく2平日を空けた後、現年度議案の議決のための本会議を開催いたします。その翌日から予算特別委員会を開催し、現行と同じく3平日を空けた後に新年度議案の議決を行う本会議を行います。現在は、一般質問と同日に議案の上程と、一般質問の2日目に議案の上程を行っていますけれども、この例ですと、その議案上程の本会議と一般質問は別日の開催となりますので、その1日分と、代表質問と一般質問の間に新たに2日間取っておりますので、現行の会期日数からは3日長くなるような形となります。
 次に、一番右の列、2の列でございますけれども、こちらは代表質問、委員会、一般質問の順で作成をしております。こちらも、まず議案の上程を行うための本会議を1日目に開会いたします。現行と同じく、3平日を空けた後に代表質問を行いまして、翌日から委員会を開催いたします。委員会開催後、現行と同じく2平日を空けまして、現年度議案議決を行う本会議を開催いたします。その本会議の翌日から一般質問を行う本会議を開きまして、さらにその翌日から予算特別委員会を開催いたします。予算特別委員会終了後、現行と同じく3平日を空けて新年度議案の議決を行う本会議を行います。こちらの例ですと、委員会終了後に委員長報告等の作成を行ってきたんですけれども、2平日の期間を一般質問の間に2日、仮で取っておりますけれども、その期間が重なっておりますので、この例ですと、会期日数としては、議案の上程を行う本会議1日分が現行のものに追加するような形となります。
 
○中村委員長  御提案の内容から、会期のシミュレーションまでを提示させていただきました。
 それでは、御協議いただきたいと思います。
 
○山田委員  河村委員から今、お話を伺いましたが、イメージはどちらの日程というようなイメージはございますか。
 
○河村委員  特段ないんですけれども、むしろその辺りを御協議いただきたいという思いで、2パターン出していただきました。
 
○山田委員  今、総括質問というやり方があるんですけれども、一般質問と総括質問があって、一般質問の場合で先にやると予算に絡むとあれだよねという話あって、そうすると、後でやる一般質問と総括質問の区別というのはどうつけていくというお考えでいらっしゃるのか。
 
○河村委員  まさに質問者の選択に委ねられるんですけれども、基本的にはその総括質問の趣旨に沿って基本的にやっていく。つまり、予算に絡むところを全般やっていくのであれば、そこは総括質問を選択していただくというのが趣旨でございます。一般質問というのは、これまでどおり一般質問ですから。ただその一方でこれまでのとおり、予算に絡まないで、全く絡まない質問するというのも難しいであろうということもあるものですから、その点も踏まえて順序のことまで御提案させていただいた次第です。
 
○山田委員  じゃあ、もっと言えば、総括質問というのは代表質問と同じような話で、新年度議案、新年度予算について質問いたしますというような話で、質問する。それも多分、一括質問、一括答弁という形を採ったと思いますけれども、そういうものは、例えば一般質問の何割が、ひょっとしたらいいのか、悪いのかというようなそんなガイドラインは設けるつもりはさらさらなくて、一般質問は予算に触れちゃ駄目よ、総括質問は予算に触れていいよという明らかな区分けをしようという意味合いなんですか。
 
○河村委員  そこは、これから御協議いただく部分もあるのかなとは思います。この運用を始めていた中で、多少変わっていく流れというのはあるのかなとは思っておりますけれども、基本的には、そもそもの総括質問、または一般質問の趣旨から大きく逸脱するものではないということが原則でございます。その上で、御提案という形です。
 
○山田委員  一般質問というのは、基本的には市の業務全般、市の行政全般にわたり、執行機関に対し、事務の執行状況や将来に対する方針等についてただすという、これは、ある議会の文言から抜粋してきたものなんですけれども、一般質問がそういうものであるとすれば、予算というものと微妙に絡むというのは致し方ない部分もありますし、各議会の6月、9月、12月、これとても議案に絡む質問というのは、一般質問者が抑制的に質問しているから、今のところ成り立っている。そう考えれば、先だって?橋委員もおっしゃっていましたけれども、6月、9月、12月の一般質問の配置も含めて、そこでは議案との調整も要るし、今回だけ2月だけ特別に予算との関係だけを、それに限って話をするのもどうなんでしょうかという疑問は、自然と湧いてくる。先議という問題があるとすれば、議案に絡む質問はできないというのを我々は抑制的に質問しているわけ。そうすれば、2月の予算に絡む質問は一般質問ではしないでくださいねということは、もうルールとしてあるわけだから、そこを抑制的にやってくださいねということで足りるのではないかというのが、うちの会派の考え方なんです。だから、あえて日程を変更して一般質問を後ろに持っていこうという話になると、じゃあ議案に絡む一般質問の話との整合性、そういったものも取っていかなきゃいけないだろうなというのが、会派の中で話し合った話です。だから、そういう意味で一般質問の中に予算入れないでね、総括質問という制度があるんだからねといっても、結局30分しかできないのと2時間できることというと、その2時間を取っちゃう。一般質問ですね。それもまた、人の気持ちとしては分からんではないので、そういうことからいけば、あまり一般質問の中でぎりぎりと予算に関して質問しちゃ駄目よみたいな話も、なかなか言いにくいけれども、抑制的にやってくださいねというルールの下で一般質問できないだろうかなというのが我々の考え方です。あえて今、一般質問の順序を変えるということについて、やるべきことかな、やることなのかなというふうな話はしてまいったところです。
 
○河村委員  おっしゃることは分かります。ただ、一方で私が申し上げることじゃないのかもしれませんけれども、まさに山田委員は議長を御経験されていらっしゃる。また、貴会派におかれましては2名の議長経験者がいらっしゃる中で、この難しさというのは十分体感されているのではないかなと思います。むしろそういった中で、理事者側、また議長含め議会側、これは答弁するのに、じゃあ質問者に制限をかけていくということの難しさというのは、十分に感じていただいている上での御発言じゃないかなと思っております。その中で、そういった難しさを少しでも解決して、総括質問の在り方は選択していない現状の問題ですから、これは順番変える以前の問題もあるのかなと思っております。だから、それらを含めて今回の問題提起の上で、この先の議論につなげていただきたいということでございます。
 
○?橋委員  質疑ということでもないんですけれども、前回申し上げたように、この2月定例会だけの議論にとどまらないんじゃないかなと。私は変えるんだったら変えたほうがいいかなと思っているんですけど、質問をするのにいろんなことを考えながら質問するのも大変なので、議案提案をしてから質問すれば、先議だなんだみたいな、そういうぼやぼやとしたものを考えないで質問もできるので、以前の検討会の中で何回かこういう議論をしてきているんです。なかなか変えてこれなかったので、この際だから、議案提案というのは、ほかの議会は調べて、結構、議案提案してから一般質問する議会も多いんですよね。それは、いろんな経過の中でそれぞれの議会でどうやってやったらやりやすくなるかなということを、検討の中でそうやってやられているんだ。もちろん鎌倉もそういう長い歴史の中で今のやり方があるわけですけれども、何か問題があるとは、特にここが問題だとは私も認識はしていないんですけれども、やりやすさということを考えたら変えてみたら、ひょっとするとやりやすくなるんじゃないかなという気はしています。だから、ここだけじゃなくて最初に議案提案して、それから議会の審議に入っていくという方がやりやすくなるんじゃないかな。これは通年してということですね、2月定例会だけじゃなくて。そこのところは、そういうふうに思います。
 
○中村委員長  今の?橋委員の御意見は、全部、議決が終わる前でもいいということなんですよね、議案初日に提案をして。
 
○?橋委員  初日に議案の提案をしていただいてということですね。
 
○中村委員長  それで、各委員会に入るかどうかは別として、議案に関連するところは、要するに一般質問に含まれていてもいいということですよね。
 
○?橋委員  そうですね。
 
○中村委員長  要するに議決前。議決が終わってから一般質問するわけじゃないと。
 
○?橋委員  やってもあまり意味ないような感じですけど。
 
○中村委員長  そうすると、やっぱり委員会を先にやった方がいいですか。
 
○?橋委員  それは、どちらでもいいと思っているんですけれども、とにかく最初に議案提案という、そういう形になってくれば、2月、3月はどういうふうにしましょうかみたいな話になっていくのかなと。
 
○保坂委員  2月定例会における一般質問の順番というか、どこに位置づけるかという問題と、議案上程と一般質問の順番というのと二つあって、今ここでちょっと重なってくる部分もあるんですけれども、2月定例会における一般質問をどこに持ってくるかという話について言うと、議案上程の後で一般質問、だから議案上程に議案に関わるものも一般質問である程度触れても、今はかなり抑制的にやってくださいということでやっていますけれども、それは2月定例会に限らずですけれども、そこがちょっと変わってきた場合、実際には2月定例会の一般質問というのは、会派に属さない無所属議員の人たちがやっているというので、それが質的に各会派の予算の代表質問と同様なものになるということだと、そこのところの整理というのは難しいかなと思います。
 
○高野委員  難しいんですけど、総括質問は何年ぐらいになるんですか。前期からですよね。そのことの評価もきちんと絡めてやらないと、順番だけの話ではないかなという印象を私も持っていて。導入したときの詳しい経過は、私、正直よく分かってないんですけれども、ちらっとは聞いているんですよ、大変だったようですけれども、いろいろと。そこの評価をどのようにしてということも少し教えていただきたい。御見解があればというところはあるんですけど。
 
○河村委員  まさにおっしゃるとおりなのかなと思っています。先ほど山田委員の御質問に対する回答の中でも申し上げたんですけれども、この総括質問、位置づけをしっかり捉えた上で、まさに無所属議員にも質問していっていただきたいというのはこれまでどおり変わらない部分であります。ただ、一方でじゃあ一般質問とどう差別化していくのか、それがまさに一般質問の本質、総括質問の本質をしっかり皆さんが認識をした上で、それを選択していくということが重要になってくるのかなと思っております。この問題の後に、運用していったときに、その総括質問の存在というのが如実に現れてくるんではないかなと思っておりますから、その上で私はまずは、今のこの現状の上程から踏まえた不合理を直して、そこの先にちゃんと議案に絡めた質問をしていただきたい。そういった思いもあるものですから、まずは順番からというところで入り口として御提案させていただいたところでございます。
 
○?橋委員  補足的なお話なんですけれども、結局、その代表質問の関連質問で代表質問以上に長く、質問項目も代表質問以上にたくさんやられた議員がおられて、これはどういうふうにしたらいいんだいう議論になりまして、そういう予算に絡むことをやる、無所属議員の方がやれないこと自体がそういうことになっているんだろうということで、無所属議員の方も代表質問的な質問ができるような制度にしましょうねということで、総括質問というものをつくったんですけれども、時間を少し短めにやってくださいねという。会派を組んでないから、会派の人数が大体このぐらいだからこのぐらいの時間だろうみたいな計算で30分ですかね。基本、代表質問に対する関連質問というのは、それ以降、基本的にはやらないという。自会派関連とか他会派関連とかというのがあることはありますけれども、関連するようだったら最初から質問してくださいよというような流れですかね。そういう中でお一人だけ総括質問をやられた方おられましたけれども、それ以降は一般質問でといったことで、決まった総括質問の中でとか、関連質問も代表質問よりも長くとか、質問項目多くみたいな関連質問もなくなりましたので、流れとしては非常によくなったとは思うんですけれども、総括質問を総括するほど事例がないというのが実情だと思います。
 
○志田委員  質問というかあれなんですけれども、今まで無所属議員が一般質問をやっているのは、基本的に私は新年度予算に触れませんよという意思表示じゃないんですか。そこら辺はどうなんですか。
 
○中村委員長  御協力いただいているということですよね。ただ、どうしても先ほど山田委員もおっしゃっていましたけど、市の事務に関することでは、いつも予算に触れることが多いわけで、答えるほうも上程前だから答えにくいという支障があったりとか、だからそういう弊害を少しなくしていこうよというのが今回の趣旨なのではないかなと思います。そこで質問している方に、本会議場ですから、議長がそれは来年度予算に関わることなので遠慮してくれというのが、いいのか悪いのかという思いが出てくるんじゃないかなと。今年の例で言えば、質問されている方は何かしら私はずっと前からこのテーマで質問してきました。だから、質問させてくださいというような調整があったというふうには、話を聞いていますけれども、だから、そのまま質問続けたと聞いています。
 
○保坂委員  新たにというか前からではではありませんけれども、総括質問という仕組みをつくったわけなので、一般質問か総括質問かどちらか選んでもらうという形になったわけですから、新年度予算に直接絡むものについて議論したいということだったら、総括質問を選んでもらうという選択肢があるということを踏まえれば、一般質問については一般質問を選んだということは、直接扱うものではなくてというその姿勢ですねということを確認すればよいのかなと思います。それが、確認するのが難しいねというのがあるかもしれませんけれども、そういうふうに整理して、2月定例会だけ変えるというのはおかしいのではないかと思います。スケジュールですね。
 
○中村委員長  なかなかシミュレーションを入れた部分までは御理解いただけそうな感じでもないので、今後は無所属議員に一般質問を選ぶか、総括質問を選ぶかというところの意識づけを徹底していくような形にしましょうか。それで、そこの御理解をいただいた上で、一般質問のところで次年度予算に関連するような質疑が出た場合は、議長の議事整理をきちんとしていただくということでいいですかね。
 
○大石副委員長  先ほど委員長からも話が出ましたけれども、現状を見ると結局、さっきの例なんかでいうと、一般質問と総括質問でいうと、あと予算に関わる質疑をまとめて入ってしまうというものですから、それはいかがなものかという形でいうけれども、お話をしても言うことは聞いていただけないということで、具体的に一般質問の中で来年度予算の議案という、上程されていない議案の部分まで食い込んじゃったような質問をされてしまうということで、今のお話だと、お願いをしても、私は今まで継続してこの項目の質問をしたんだから、新年度予算がどうであれ新年度予算に関わることも質問してしまったよと、何が悪いんだというようなことがあるのであれば、それだと問題だと思いますし、また会派として代表質問を組んでいる形の中で、その質問が一般質問の中で出てしまうというのは、やはり私は問題だと思うんですよね。一般質問と総括質問と二つの、無所属議員の方にそういうチャンスを何で与えられているかということと、あと自覚の問題と納得の問題だと思うんですよね。だとすれば、上程をしていただいて代表質問の後に新年度予算、現年度関わりなく質問がすっきりとできるように、代表質問の後に一般質問をやっていただいたほうが、議会としても御本人にとってもすっきりとした形で対応ができるんじゃないでしょうか。2月だけという話もありますけど、2月というのは代表質問という6月定例会、9月定例会、12月定例会にないことをやっているわけですから、そういうことも原点にあるんだと私は思いますけれども。
 
○中村委員長  暫時休憩いたします。
               (13時59分休憩   14時24分再開)
 
○中村委員長  再開いたします。
 いろいろ御意見を頂戴いたしました。今ある総括質問と一般質問、選べる体制とかその辺の現行のルールを利用しながら、節度を持った形で進めていただくということで、今回の提案については御意見がまとまらなかったという形で結論としてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 今、私が申し上げたとおり現行ルールを守っていくという結論が出たということで、その内容を正・副委員長で整理し、次回の当委員会で報告文案を確認することでよろしいかどうか、確認をお願いいたします。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○中村委員長  日程第2その他(1)「鎌倉市議会議会全員協議会運営要綱について」を議題といたします。
 当委員会は議長から諮問されておりました検討項目「議会全員協議会の位置づけについて」に関し、「鎌倉市議会全員協議会運営要綱」を制定する旨、議長から報告がありましたので、報告させていただきます。
 便宜、事務局に説明させます。
 
○事務局  検討項目「議会全員協議会の位置づけについて」は、当委員会での協議の結果、会議規則において議会全員協議会を協議又は調整を行うための場として位置づける旨を答申しております。また、その後、令和2年3月26日に会議規則の改正を行っております。
 会議システムに配信しているこちらの要綱でございますけれども、会議規則第143条第4項、協議等の場の運営その他必要な事項は、議長が別に定めるとの規定に基づき、こちらの要綱を定め、制定しようとするものでございます。内容を説明させていただきますけれども、まず第1条では、会議規則第143条第4項に規定に基づき、議会全員協議会の運営に関し必要な事項を定める旨の規定を、第2条では、会議規則別表に定めている議会全員協議会の目的である市政に関する重要事項等についての協議、執行機関からの報告の聴取を所掌する旨の規定を、第3条では、議長が招集し、主宰すること、議長の議事整理及び秩序保持、議長の職務代行、協議会の成立要件についての規定を、第4条では議長は必要があると認めるときは、市長その他関係職員(原則部長)の出席を求めることができる旨の規定を、第5条では、協議会は、原則公開とする旨の規定を、第6条では傍聴の取扱いは、鎌倉市議会傍聴規則に準ずる旨の規定を、第7条では書記は議長の定めるところにより、協議会の事務に従事する旨の規定を、第8条では議長は協議会の概要を記載した記録を書記に作成させ、署名し保管しなければならない旨の規定を、第9条ではこの要綱に定めるもののほか、協議会の運営その他必要な事項については、議長が決定する旨の規定を定めようとするものでございます。
 この後、議長決裁を受け、告示する予定でございます。御確認をお願いいたします。
 
○中村委員長  確認してよろしいでしょうか。
 
○山田委員  これはどういう位置づけなんですか。昨日、代表者会議でこれが報告されたと聞いているんですけど、この中身については代表者会議でクローズしちゃったという意味合いなんですか。これは、まだ案になっているけど、何か言えるのですか。
 
○議事調査課長  全議員に関係するということで、代表者会議でも報告をさせていただきました。議会運営委員会のほうでも、会議規則で定める協議または調整を行うための場が、具体的な会議として全員協議会が位置づけられましたので、この運営を定める要綱を定めるという御報告を併せて代表者会議と並行でさせていただいているところです。ですので、昨日の代表者会議及び本日の議会運営委員会での御意見も踏まえた上で、議長決裁を頂いて告示していく予定です。
 
○中村委員長  直せるということでいいのですかね。
 
○山田委員  意見を踏まえてと言ったから、これは、直す、直さないは直接関わらないかもしれないけど、一つは原則公開としていて、「公開しない合理的な理由があると認めるときは、協議会に諮り」と書いてあるんだけど、これは協議会開催前に何らかの協議をやってということなのか、原則公開だったら既に入ってくるじゃないかと、その辺の仕切りをどういうふうにするのかなというのは、読み取れなかったので、何か文言の追加が必要ならばやってほしいし、これは大丈夫です、これで傍聴者の入り、出はコントロールしますという意味でできますよというんだったら、それはそれでよし。
 もう一つは、書記なんですけれども、「協議会の書記は、議長の定めるところにより、議長の指揮を受け、協議会の事務に」と。全員協議会の書記というのは、これはデフォルトで決めるのか、都度決めるのか、この辺りは何かお考えがあるんだったらお聞きだけはしておきたい。
 あと、会議録なんだけれども、これは「議長が会議録を保管する」となっているんだけど、これは通常の会議録との差はあるのかないのか。私がハンドリングの仕方、理解していないので、その説明を頂いて、議長が保管しなければならないというのは、いやほかの会議録も一緒ですよというんだったら、それはそれでよし。そこの理解が及んでないので、その説明を頂ければと思っております。
 
○中村委員長  では、1点ずつ、まず公開のところから、事務局から説明をお願いします。
 
○議事調査課長  原則公開として協議会の決定により、一部または全部公開しないということにつきましては、秘密会を想定しております。本会議でも委員会でも、その会議の議決により秘密会とすることがありますので、議会全員協議会においても同様に秘密会を想定した規定としております。
 
○山田委員  だから一旦、議会全員協議会を開きました。協議をしました。秘密会にしましょうとかで、傍聴者の方、御遠慮くださいというのをそこで排除するのか、それとも事前に前段でやって、いや、今回は協議によって皆さんの傍聴が許されなくなったのでお帰りくださいというのか。その辺りが、これだと直前の手続になるかもしれないので、傍聴者が不快な気持ちにならないのかなというのが懸念されたものだから、原則公開としておきながらという部分が気になるなと思ったものですから、第5条の取扱いについて確認をしたかったというのが質問の趣旨です。
 
○大隅議会事務局長  前段は課長が申し上げましたとおりですけれども、現行でも本会議、委員会において秘密会にする場合は、その委員会なり本会議に諮って3分の2以上の議決で秘密会になるという規定になっておりますので、当然、前段の調整は必要なんですけれども、この場合も直接準用の規定は設けていないのでこういう書き方になっているんですが、議会全員協議会の冒頭で諮って、一定の数が得られて、それで秘密会とすることを決めていくということになります。もちろん、それをやる前に調整は行くので、その範囲の中ではもちろんインフォメーションができるんですけれども、決定する段階というのはその段階になると考えてございます。
 
○?橋委員  過去の秘密会のときも、その部分だけ秘密会にして、その前後とかは入っていただいてみたいなのもありましたから、そういう運営の仕方になるんじゃないかな。最初から最後まで絶対駄目よみたいな、そういう秘密会はなかったと思います。
 
○山田委員  平たく言えば本会議、委員会と同じ扱いでコントロールしますよという理解をしておけばよろしいということですか。
 
○中村委員長  そういうことです。
 
○山田委員  分かりました。
 
○中村委員長  じゃあ、第5条はいいですね。
 次に、書記のところの説明をお願いします。
 
○議事調査課長  書記につきましては、これは事務局の体制の問題にもなってきますけれども、全員協議会の書記を定めたいと考えております。案件によってはという問題がありますけれども、案件によって事務局の中でもちろんサポートをしながら対応していきたいと考えています。
 例えば、観光厚生常任委員会に関するものですとか、建設常任委員会に関するものですとか、総務常任委員会に関することですとか、教育こどもみらい常任委員会に関するもの、そういったものもありますので、常任委員会との連携は直接ありませんけれども、事務局の体制の中で特定の書記を定めた上で、局内でサポート体制を取っていきます。担当書記というのは、1名を指定して対応していきたいと考えております。
 
○中村委員長  仮に、8月3日のときは環境部だから観光厚生常任委員会の担当書記が担当する、そういう感じなのですか。
 
○事務局  全員協議会の担当書記ということで対応します。
 
○?橋委員  1人決めるのか、その都度変わるのか分からない。
 
○中村委員長  その事務局の体制の中で変わるということでよいんですよね。
 
○議事調査課長  具体的に申し上げますと、1人の担当書記を定めたいと考えておりまして、その中で例えば会議録を作成する部分ですとか、そういったところは所管の委員会の担当書記が担当するとか、そういう事務の配分は課内で対応したいと考えております。
 
○大隅議会事務局長  担当書記を定めることになっておりますので、事務局の体制の中で1名定めさせていただきたいと考えています。まだ、ちょっと決まっていないので、もちろん全員協議会開催に当たっては、それまでに指定していきます。
 
○中村委員長  では、会議録の保管の問題について説明をお願いします。
 
○議事調査課長  こちらも、会議録も現在、議会全員協議会の会議録というのは議長決裁で作成して公開しておりますので、今回は要綱では議長の署名を頂いて決定して保管するということですので、現在保管しているものと同様と考えています。
 
○山田委員  いや、僕が聞きたいのは、会議録というのが今回、会議規則に決めて、今までの全協とはちょっとパターンが違う。全協よりもちょっと重くなったよというのが、今回の会議録の位置づけ、全協の位置づけだと思っているものだから、従来の本会議、委員会と同等レベルの取扱いにするんですか、しないんですか。同等な取扱いならばこれはこれで了解しましたけど、そうでないんだったらその違いを教えてほしいと思ったものですから、議長が保管しているのかなと思っちゃったものだから、ほかの会議録もね。だから、そこを明確にしたかったので教えてほしいと。今までの全協と今回の全協は、私の認識ではちょっと違うでしょうというのが前提条件の話だったものだから、いや、一緒ですよというのだったら、それはそれでいいということです。
 
○?橋委員  一年の歩みにちゃんと入れるんですよね。それが確認できればいいです。
 
○中村委員長  例えば山田委員のおっしゃるとおり、委員会だと冒頭に、署名委員を指名したりしますよね、この辺はどう考えているのでしょう。
 
○大隅議会事務局長  レベルというお話でしたけれども、レベルについては同等です。一年の歩みにも掲載していきます。ただ、今まで議会全員協議会というのは任意の協議会であったものですから、会議録の規定は特に持っておりません。どこにも書いておりませんでしたが、ただ会議録は作って一年の歩みに公開をしてきたという現状はあります。ただ、今回ちゃんと位置づけたものですから、会議録のこともちゃんと位置づけて同じレベルのものを作ります。ただ、委員会条例を準用していないものですから、会議録署名議員というのは特に定めないので、議長が作成して保管をしていくというものになるんですけれども、中身自体は同じレベルのものを考えておりますので、そういう意味では取扱いは、現状とは変わりないということで御理解いただければと思います。
 
○山田委員  委員会の会議録は、どんなふうに取り扱っているんですか。一年の歩みに載っかっている委員会の会議録は、議長が保管しているんですか。
 
○大隅議会事務局長  委員会の会議録は、委員会条例に基づいて会議録は作成をされていて、会議録は作成した後に、全て本会議録も含めてですけれども、議長が保管するような取決めになっておりますので、しかるべきところに保管をしています。
 
○山田委員  議長保管というのは一緒なのね、取扱い上。分かりました。じゃあ、それを聞いて理解いたします。確認ができましたので、私は以上です。
 
○?橋委員  特に質問じゃないですけど、確認でね、代表者会議でも確認したんですけど、本会議とか常任委員会と同じような位置づけで、欠席するときには、ちゃんと欠席報告というか届けというか、ちゃんとして、要するに出席義務が発生しているんだよということを、改めて、今までは別に会派で誰か出ていれば後で聞いてもいいよみたいな感じがありましたけれども、これからは普通の本会議や常任委員会と同等の扱いになるんだと、そこを改めて確認しておきたいと思います。
 
○議事調査課長  おっしゃるとおりで、出席、定足数というのを今回設けておりまして、全員協議会ですから半数以上になっております。ですので、定足数の認定も欠席者の確認が必要になりますので、欠席は御連絡いただいて、御報告した上で定足数に達して会議を開くということはしていただきたいと思います。
 
○中村委員長  ほかに御質問はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 では、要綱の案を確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○事務局  引き続き、議会全員協議会に関してですけれども、平成29年5月23日開催の当委員会において、こちらは改選後に開かれた議会運営委員会でございますが、議会全員協議会の「報道機関の取材の取り扱いについて」はその都度協議すること、「インターネット中継の実施について」は実施の有無をその都度確認することを確認しておりましたが、こちらの要綱を告示された以降、開催される議会全員協議会においては、原則公開となることから、報道機関の取材の取扱いについては鎌倉市広報メディアセンター登録社27社の取材について、冒頭での確認を行わないこと、またインターネット中継は実施をするということでよろしいかの御確認をお願いいたします。
 
○中村委員長  事務局の説明のとおり、今まで議会全員協議会冒頭で確認してきたものを割愛するということで、確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 なお、議長から、8月3日開催の議会全員協議会について、議会全員協議会室で開催する旨を通知しているところなんですけれども、席の配置等を検討した結果、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、間隔を空けて着席できるよう、本会議場で開催したい旨の意向が示されておりますので、御確認いただきたいと思います。
 また、各自、自席に着席することとし、質疑の際は発言席から発言いただくようなことで御理解よろしくお願いいたします。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 間隔を空けるというので、本会議場での開催となります。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○中村委員長  日程第2その他(1)「次回の議会運営委員会の開催について」を議題といたします。
 暫時休憩します。
               (14時44分休憩   14時50分再開)
 
○中村委員長  再開いたします。
 次回の議会運営委員会でございますが、8月19日水曜日、午後1時10分から、場所は議会全員協議会室で開催させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 こちらで用意していた議題は以上ですが、何かありますか。
                 (「なし」の声あり)
 それでは、議会運営委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和2年(2020年)7月29日

             議会運営委員長

                 委 員