令和 2年教育こどもみらい常任委員会
7月15日
○議事日程  

教育こどもみらい常任委員会会議録
〇日時
令和2年(2020年)7月15日(水) 10時45分開会 11時36分閉会(会議時間0時間39分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
安立委員長、納所副委員長、千、竹田、前川、?橋の各委員
〇理事者側出席者
平井こどもみらい部長、瀬谷こどもみらい部次長兼福祉事務所長兼青少年課長、永野こどもみらい部次長兼こども支援課担当課長、正木こども支援課担当課長、松本保育課長、青木こども相談課長、田中(香)発達支援室長、佐々木教育部長、茂木教育部次長兼教育総務課担当課長、露木教育部次長、下澤学校施設課長、池田学務課担当課長、石川(眞)教育指導課長
〇議会事務局出席者
谷川議事調査課長、田中担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうちこどもみらい部所管
  部分
2 議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち教育部所管部分
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○安立委員長  それでは、教育こどもみらい常任委員会を開会いたします。
 初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。納所輝次副委員長にお願いいたします。
     ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○安立委員長  それでは本日の審査日程について確認いたしますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、まず初めに委員長からですが、新型コロナウイルス対策に係る対応方針についてです。2月25日に開催された常任委員会正・副委員長会議において、1、入室者の検温などの体調管理を徹底すること。2、入室の際は、手のアルコール消毒に心がけること。3、マスクの着用に心がけること。4、マスクを着用したままの発言を認めること。5、全員協議会室は、休憩時間に随時換気をすることが確認されており、また7月14日の議会運営委員会において、傍聴については引き続き自粛をお願いすること、執行部の出席者は最小限となるよう執行部へ依頼することが確認されています。
 本日の委員会もこのとおり実施することを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 あと委員長からですが、本日の審査についてです。本日は、当委員会の後に観光厚生常任委員会、総務常任委員会の開催が予定されていることから、委員の皆様におかれましては、会議の時間に御配慮いただき、会議規則第63条にありますとおり、質疑に当たっては自己の意見を述べることを控えていただき、簡潔に行っていただくなど、委員会の運営に御協力をお願いいたします。
     ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○安立委員長  日程第1「議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち、こどもみらい部所管部分」についてを議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
 
○こども支援課担当課長  日程第1議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち、こどもみらい部所管部分について説明いたします。議案集(その1)は9ページを、令和2年度鎌倉市補正予算に関する説明書は12ページ、13ページを御覧ください。
 第15款民生費、第10項児童福祉費、第5目児童福祉総務費、子育て支援事業に係る経費は100万円の増額で、かまくら子育てメディアスポット及びかまくら冒険遊び場・梶原における新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として、消耗品費及び負担金を追加するものです。地域子育て支援拠点事業に係る経費は250万円の増額で、子育て支援センター4施設及び腰越つどいの広場における新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として、消耗品費及び委託料を追加するものです。ファミリー・サポート・センター事業に係る経費は50万円の増額で、ファミリー・サポート・センターにおける新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として消耗品費を追加するものです。養育支援訪問等事業に係る経費は506万9000円の増額で、養育面で支援が必要な家庭に対し、配食サービスの提供を通じて家庭環境の見守り等を行い、新型コロナウイルス感染症の影響により増加が懸念される児童虐待の未然防止を図るため、委託料を追加するものです。放課後子ども総合プラン等管理運営事業に係る経費は1000万円の増額で、子どもの家16施設及び民間学童保育施設4施設における新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として、消耗品費及び補助金を追加するものです。
 第10目児童支援費、私立保育所等助成事業に係る経費は1650万円の増額で、私立保育所等33施設における新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として補助金を追加するものです。
 第20目児童福祉施設費、公立保育所管理運営事業に係る経費は250万円の増額で、公立保育所5施設における新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液購入等の経費として消耗品費を追加するものです。
 なお、今回の補正予算に係る財源は子育て支援事業、地域子育て支援拠点事業、ファミリー・サポート・センター事業、放課後子ども総合プラン等管理運営事業、私立保育所等助成事業、公立保育所管理運営事業については補助率10分の10の県補助金、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を、養育支援訪問等事業については補助率10分の10の国庫補助金、児童虐待・DV対策等総合支援事業費補助金を予定しています。
 以上で説明を終わります。
 
○安立委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○?橋委員  一つだけ確認させていただきます。コロナ対策ということで、マスクとか消毒液を中心にということなんですけど、マスクは比較的、市中に出回っていますけれども、消毒液がまだないようなことも聞くんですけれども、どんな液を予定していて、あるかないか、その辺は大丈夫ですか。
 
○こども支援課担当課長  マスクは確かに、かなり出回っているというところもあります。消毒液については、手指消毒用のアルコールの消毒液、それから家具とかを消毒する、例えば次亜塩素酸ナトリウム溶液だったりとか、そういったものを想定をしております。物については一般的に、今ドラッグストアなんかでも出てきておりますが、その辺の一括購入等についても庁内で検討しまして、その辺は確実に手に入るようなことを取り組んでまいりたいと考えています。
 
○竹田委員  1点だけお願いします。今いろいろ詳しくお話を伺わせていただきましたけれども、例えばマスク、消毒液、ハンドソープ等というのは必要とされているでしょうと思うんですけれども、例えば分配の仕方、それぞれつどいの広場にはこのくらいとか、ファミリー・サポート・センターにはこのくらいとか、その配分の仕方についてのある程度目安があるんでしたら教えてください。
 
○こども支援課担当課長  今回の補正予算に計上させていただいていますけれども、今現在、各施設ごとにどれぐらいの消毒液が必要かとか、どれぐらいのマスクが必要かというところまでは、詳細は正直出ておりません。その中で今、国から示されています各1施設上限額50万円という数字で計上させていただいておりまして、今後、この補正予算お認めいただいた後に、各施設で必要な物を検討して買っていくというような形になってくると考えております。
 
○竹田委員  実はいろんなところで聞くところは、消毒液はあります、マスクもあります、だけど消毒液を分けて使うための入れ物がないってよく聞くんです。仕方がなくてうちから持ってきているなんて話も聞くんです。そういうところの具体的に、何が本当に今必要なのかということをちゃんと丁寧に聞き取っていただいて、購入できるようにしていただければと思います。
 
○納所副委員長  1点伺います。こういった感染防止対策の消耗品等の購入に関して各施設同様の物を購入するということなので購入方法なのですが、一括で行うのか、それとも施設ごとに行うのか。
 また、その購入の仕方については、例えば随意契約であるとか一般競争入札等がありますけれども、これまとまるとかなりの金額になりますけれども、入手の方法について確認したいと思います。
 
○こども支援課担当課長  予算の計上は、消耗品であったり委託料であったり負担金、あるいは補助金ということで予算計上させていただいているところで、各施設の運営形態ですとか契約内容によって各課で判断して、こういった予算計上をさせていただいているところであります。基本的には各施設で、必要な物をお互いで検討して買っていくのですけれども、一括でまとめて購入するとか分割で購入するというところまで、今現在、検討がし切れていないところがございます。場合によって一括で大量購入して使うということになりますと、この子供関連施設だけではなくて教育施設なんかもありますので、そういったところと調整を図って、全庁的に同じものを買っていくということになるかと思いますので、その辺はよく庁内で調整して考えていきたいと思っております。
 
○安立委員長  千委員の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
               (10時56分休憩   11時05分再開)
 
○安立委員長  再開いたします。事務局お願いします。
 
○千委員  (代読)代読いたします。50万円は各施設がどういうことに使うのか。
 
○こども支援課担当課長  今御質問の50万円の使い道でございますが、先ほど御説明したとおり、各施設で感染防止等に必要な物品の購入ということで、マスクであったりとか消毒液、衛生用品とか感染防止のための物品の購入として主に考えてございます。
 
○安立委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは送付意見はなしということで確認をいたしました。
 それではこどもみらい部職員退室、教育部職員入室のため、暫時休憩いたします。
               (11時06分休憩   11時09分再開)
 
○安立委員長  再開いたします。
     ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○安立委員長  日程第2「議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち、教育部所管部分」についてを議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
 
○茂木教育部次長  日程第2議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)のうち、教育部所管部分について説明いたします。
 議案集(その1)は9ページ、令和2年度鎌倉市補正予算に関する説明書は18ページを御覧ください。今回の補正は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に要する経費について、補正しようとするものでございます。
 初めに、歳出について説明いたします。第55款教育費、第5項教育総務費、第5目教育指導費、情報教育事業は405万5000円の減額で、オンライン生活・学習支援整備に係るタブレット端末等賃借料の必要量の確定に伴う減を、ICТ教育環境整備事業は4億8124万1000円の増額で、国のGIGAスクール構想対応タブレット導入計画の前倒しに伴い、タブレット端末導入に係る経費として消耗品費、委託料、使用料をそれぞれ計上いたしました。
 第10項小学校費、第5目学校管理費、小学校運営事業は3504万7000円の増額で、マスク等保健衛生用品の購入費や、学校再開に際して感染症対策及び学習保障等を支援する経費として、消耗品費、医薬材料費、備品購入費の追加を、小学校給食事務は600万円の増額で、学校給食に係る最終加工・納品業者等が衛生管理改善設備や消耗品等を購入する経費について支援するための補助金の追加を、小学校施設管理運営事業は1861万2000円の増額で、小学校における感染症対策や学習保障等を支援する経費として、維持修繕料、委託料をそれぞれ計上いたしました。
 第15項中学校費、第5目学校管理費、中学校運営事業は2022万5000円の増額で、マスク等保健衛生用品購入費や、学校再開に際して、感染症対策及び学習保障等を支援する経費として、消耗品費、医薬材料費、備品購入費の追加を、中学校施設管理運営事業は794万4000円の増額で、中学校における感染症対策や学習保障等を支援する経費として、維持修繕料、委託料をそれぞれ計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。議案集(その1)は8ページ、補正予算説明書は6ページを御覧ください。
 第55款国庫支出金、第10項国庫補助金、第50目教育費補助金は2億6262万4000円の追加で、歳出で説明いたしました事業費に対する公立学校情報機器整備費補助金、学校臨時休業対策費補助金及び学校保健特別対策事業費補助金の追加をしようとするものです。
 以上で、説明を終わります。
 
○安立委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○?橋委員  二、三伺います。全部関連していることですけれども。コロナがありまして、子供たちが学校に行けないと、元気でやっているのかなということを確認するためにもネットでつながって、朝、元気な顔を見ようではないかということでタブレットとかパソコンの環境がない子に貸し出しをしようということで、一応全員の子供が学校とネットでつながれるようにしていただいたのですけれども、その後、何か午前、午後の登校ということで時差通学というのですか、そういう中で朝だけでも一緒にということでタブレット使ってやっていますと聞いていたのですが、その後の状況というのはどんな状況なのでしょう。
 
○教育指導課長  今、委員おっしゃるとおり、分散登校をしていたときに、主に中学校なんですけれども、朝、家庭学習になっているほうのグループの子たちに対してオンラインを使って朝の会等をしていましたけれども、現在は一斉に登校になっているので、そういった形では使っていないんですけれども、例えば個人懇談なんかで使ってみたり、それから基礎疾患があって、どうしてもまだ心配で学校に来ることができないお子さんは、それを使って授業に入ったり、そういった形で日々活用はしているところです。
 
○?橋委員  副次的な効果として、学校に行けない子が朝の会だけでもリモートで参加できるようになったということも聞いていたものですから、これは良かったなと。できれば、そちらのほうも少し注目してやっていただければなと思っていたのですけれども、引き続き学校に来れない子が、そういう形で参加していただけていると。
 授業も、それで聞いたりなんかするようにもしていただけているんでしょうか。
 
○教育指導課長  ただ、月50ギガという制限がありますので、双方向性の、そういったオンラインのをやると30分ぐらいで1ギガ使ってしまいますので、全ての授業に入るということは難しい状況なので、御家庭と相談しながら、どの授業に入るといった形で使っていると聞いております。
 
○?橋委員  先生のほうのハンドリングが大変かなとは思うんですけれども、せっかくのチャンスですから、これから、またコロナのほうもどういうふうになっていくか分からないので、家庭で学習できるようなことも、やり方によってはできるんだというようなこともちゃんと構築していただきたいなと。
 それでGIGAスクール構想ということで、3月に手を挙げるということで予算を認めまして、やっていただいているんですけれども、これは3年ぐらいかけて全生徒対象にやっていきましょうということだったんですが、これをコロナのこともあるので、ちょっと早めに対応していこうということで今回提案いただいているのだと思うんですが、このリースでお借りしている物とGIGAスクール構想で用意していく物とをどうやってスイッチするのかというのが分かりにくかったので、できたら細かく教えていただければと思います。
 
○教育指導課長  コロナでタブレットのほうは、契約としては3月までお借りしているところなんですけれども、順次GIGAスクール、学年ごとに入れていく形を考えておりますので、そろった段階でスイッチできればいいなと考えているんですけれども、現在どの学年に、まず先に、というのを検討中なので、そういったところをきちんと詰めてから、今のタブレットとは交代していくという形を考えております。
 
○?橋委員  リースですから、月払いなのか年賦なのか分かりませんが、要は3月まで借りているんだけれども、途中で入った場合には、そこから先というのは費用的には無駄になってしまうということでいいんですか。
 
○教育指導課長  確かにリースのお金のほうは、そういうふうになります。遅くなればなるほど、解約してもかえって同じぐらいの額になってしまうので、スイッチしたからといって、そこから先の契約がなくなるというわけではありません。
 
○?橋委員  これは有事のことなので、先々の状況をしっかり読んで、無駄なく予算執行してくださいというのは、これは無理なのは承知しています。
 ただ、そうは言っても結構な金額ですから、とりあえず1か所に集めて何か使えることを考えるとか、もう要らなくなったから、すぐ返しますよ。返しても3月までは予算はかかってしまうことになりますから、そういうことを想定しながら、もしも学校で、そういうリモートで必要がないんだったらば、1回全部回収をして1か所に集めてやるとか、とりあえずは学年ごとにやっていくのにほかの学年もその物を使って、とりあえず年度内だったら対応できるのだったら、先にそこは学校としてやるとか、せっかく用意した物ですから、有効活用をしていただきたい。お願いだけしておきます。
 
○佐々木教育部長  ?橋委員のおっしゃられることはごもっともで、費用対効果を考えて適切な運用をしていきたいと考えております。
 ただ当初入れさせていただいた3,999台についてはお認めいただいて、それを順次、導入をしているところでございます。残りの約7,000台近くなんですけれども、その分については今回、補正予算で上げさせていただいて、その分の導入は、全国一斉に前倒しになっていますので、それの納品が2月から3月の導入を目指していますので、その間タブレットが入ってこないという状況もございますので、そこについては今は導入を認めていただいた生活学習支援のタブレットを使いながら、子供たちが学習ができる環境、または先ほど教育指導課長も御答弁申し上げましたが、家庭から授業に参加したりとか、学校の中でタブレットを使った授業活動も行っていますので、そういった有効活用をさせていただきながら、タブレットの新たな導入と、GIGAスクールの前倒しに伴う導入ということをやっていきたいと考えております。
 ただ、先ほど?橋委員がおっしゃられたように、当然のことながら費用対効果を考えて、遊んでいるようなことがないような形での活用を学校と一緒になって取り組んでいきたいと思っております。
 
○前川委員  今の続きなんですけれども、導入を順次されているということで、この間ちょっと説明もペーパーで頂いたりもしているんですけれども、それは順調で、そして導入されたものは順次どうされているのですか。もう使っているということ、何かされているんですか。
 
○教育指導課長  昨年度末の補正でやっていただいたものについては、順調に入って、まだ1,000台分ぐらいしか入っていないんですけれども、それは各校のほうに配付しまして、活用を始めているところです。
 
○前川委員  具体的に、どういうふうに活用しているか教えていただいてもよろしいですか。
 
○教育指導課長  今、中途半端な形で入っています。全部の学年にそろっているわけではないので、今、小学校のほうに70台ずつぐらい入れさせてもらっていますので、今まで使っていた20台と合わせながら、まだ一人一人には渡せていないので、学校のほうで管理しながら学習に使っていますが、例えばeライブラリが入っていますので、そういったものを使ったり、それから検索や調べたりするのに使ったり、今までは20台しかなかったので、同時に使ったりとかできなかったのですけれども、そういった形で台数が増えたので、そういう意味で台数を増やした形で活用ができています。ただ、まだ1人1台の形にできていませんけれども、学校のほうで活用しているということです。
 
○前川委員  先生の裁量で上手に、1人一つずつではないけれども、うまく授業に活用されているということですね。
 それから、さっきコロナ対策で修繕というのがあったんですけれども、施設修繕、何かされたことってあるんですか、聞き間違いだったらごめんなさい。
 
○学校施設課長  修繕なんですけれども、換気のための網戸ですとか換気扇の壊れている物の取替えですとか、あと手洗い場の三角ハンドルをレバー式のハンドルに取り替えるようなことを考えております。
 
○竹田委員  数点伺わせていただきます。まず、オンラインによる生活学習支援整備に係る経費の減額のところです。150台が結局、最終的に残ったということで、これが?のオンライン面会等環境整備の促進に係る、ここで審議することではないんですけれども、こっちのほうに使われたということになると思います。その取組を私は否定はしないのですけれども、今、鎌倉市は本当にお金がないと言っている中で、先ほどの話から何となくニュアンスは伝わってくるんですけれども、この150台、今の時点で返すとなるとかなり違約金が高くなってくるのか、それとも、それでも幾ばくは返ってくるのか、その辺のことを伺います。
 
○茂木教育部次長  今回、竹田委員おっしゃるとおり、オンラインの相談業務に150台を転貸借という形で又貸しというのですか、転用するような形になるので、特に解約金が発生するわけではありませんので、その期間の分の使用料だけ減額するという形になっております。
 
○竹田委員  結局、教育部からの支出というのは減るという形になって、ほかの部が使いますよという形になるわけですね。了解しました。違約金が取られても、ある程度のお金が戻るんだったらと思ったんですけれども、新たな使い方が見つかったということで、流用するということが分かりました。
 その次にICT教育、GIGAスクールのことについて伺います。これからも着々と今年度内に全児童・生徒にタブレットが来るということなわけですけれども、ここで一つ伺いたいのは、これまで先行して小6、中2、中3については入れていくという予算を取ったと思います。その場合の、何ていうんですか通信技術というか、通信に係る環境を作るのにはLTEモデルといって、どこでもつながるというものだったのではないかと思うんですけれども、そうですか。
 
○教育指導課長  現在、約4,000台、順次入れていただいているのはLTEモデルで、どこでもつながるような形になっております。
 
○竹田委員  そうすると今後、小1から小5、中1についてもLTEモデルが入ると考えていいですか。
 
○教育指導課長  今現在、そちらのほうは仕様のほうを検討しているところです、LTEにするかどうかということを。
 
○竹田委員  これ、授業する上ではLTEモデルなのかWi−Fiモデルなのかですごい使い方が違ってきて、例えがタブレットを持って外に出かけて行ってお花の写真を撮ったりとか、タブレットを持ちながら学校の教室から外に出ていろいろ調べたり観察して写真に撮って、その場で調べるとか、そういうことができるという話です。ところがWi−Fiにすると教室の中にルーターを設置するから、教室の中ではつながるんだけれども、出て行ってしまうとつながらない、そういうことだと。
 しかしながらLTEはちょっと高いというような話も伺いました。授業をしていく上では、LTEであることのほうが大変いろんな場面で使えるということが分かっていますし、家庭でのWi−Fi環境のためのルーターを設置しなくてもいいわけですから、その辺の見込みというか検討中ということですが、教育委員会としての方向性は、どんな感じでしょうか。
 
○教育指導課長  なるべく幅広い活用ができるような形は考えていきたいと思っております。
 
○竹田委員  頑張っていただきたいと思います。市長が本当にICT教育ということに力を入れてくださっているわけですから、どうせやるんだったら、授業にちゃんと着実にいろんな使い方ができるような環境を整えていただけるとありがたいなと思います。
 最後に一つだけお願いします。小学校運営事業費の中で、先ほどいろいろ説明していただきました教育総務課、学校施設課に関わる支出のことですけれども、先ほどもちょっと別の部で質問させていただいたんですけれども、学校によって必要なものというのは結構違っていて、A学校ではそれは要らないけれども、Bは必要だという、学校で必要とするものが多少違うということも伺いましたので、このあたりの支出の仕方について、教育委員会が一括でなさっているのか、学校にある程度お任せして支出してもらう、そういう枠も設けているのか伺います。
 
○茂木教育部次長  今回、補正のほうでお願いしている経費につきましては、とりあえず学校で執行できる予算と教育委員会で集約して執行する予算、二通り考えております。
 具体的には学校配当予算に追加で配当しまして、学校長の判断で迅速かつ柔軟に対応できるような予算と、あとは各学校で共通している必要な物、先ほどお話ししました学校の修繕とか、そういう部分につきましては教育委員会で執行できるような形の二通りで考えているところでございます。
 
○納所副委員長  まずタブレット端末の件なんですけれども、GIGAスクールが本格的に始まった場合、現状のような例えば通信限度、月50ギガであるとか、そういったものはどうなっていくんでしょうか、現在の段階で。
 
○教育指導課長  GIGA構想の端末がそろったときには、学校のほうにもWi−Fiの環境がしっかり整うような形を考えておりますので、通信料のほうは考えずに、学校の中であれば活用できるという形を考えております。
 
○納所副委員長  それが今年度中に全部そろったとして、次年度にかけて本格的に始まると思うんですけれども、そうなりますと指導コンテンツがどこまでそろっているのか、それから指導準備が現場の先生方に負担になってこないかどうか、その点はどのように対策をして考えていらっしゃいますでしょうか。
 
○教育指導課長  教育センターのほうと連携をしながら、今年度、GIGA端末をどのように活用した教育が考えられるのかといった研修は、順次行っていく予定にしております。
 
○納所副委員長  現場で例えば端末が突然動かなくなったりとかいうような、予期しないトラブルというのはあるかと思いますので、入念な準備と、それから充実したコンテンツをそろえていただきたいと思っております。
 今、お話ございました施設管理運営事業、小学校、中学校ともにでございますけれども、これは校長裁量と、それから全体に関わるものと、割合的になどのような比率で。例えば学校ごとに校長裁量の枠というのは事情によって変わってくるのかどうか、その点伺いたいんですけれども。
 
○茂木教育部次長  今回、学校に配当できる補助金の関係の予算につきましては、学校の規模によりまして上限が決められております。今回お願いしたのは上限額いっぱいで補正予算をお願いしている形になりまして、割合という形ではないんですけれども、とりあえず消耗品については学校で使えるお金としては各学校で50万円ぐらいか70万円ぐらいの金額で想定をしております。プラス予備費関係が必要なものであれば、予備費に関係する費用についても配当する形になりまして、今後まだ何を購入するとか、一応学校のほうの希望を取ってはいるんですけれども、まだ確定はしておりませんので、今後、学校と調整しながら執行していければと考えております。
 
○納所副委員長  その管理運営費なんですけれども、全て新型コロナの感染防止対策につながっていないといけないものなのか、学校によって事情違いますので、それとは別にそろえたいものであるとか自由裁量でできないだろうかという希望もあるかと思うんですけれども、その内容については全て感染防止対策にひもづけしていないといけないといけないということでしょうか。
 
○茂木教育部次長  今回の補助金のメニューにつきましては、新型コロナウイルスの対策に関連するものでございますし、あと今回の学校の再開に際しまして、夏休みが少なくなった等についても熱中症の関係の対策部分も、この中には含まれている形になります。
 
○安立委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はありますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしということで確認をいたしました。
 本日の審査は以上となります。
 これで教育こどもみらい常任委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和2年(2020年)7月15日

             教育こどもみらい常任委員長

                       委 員