○議事日程
鎌倉市議会7月臨時会会議録(1)
令和2年(2020年)7月15日(水曜日)
〇出席議員 24名
1番 千 一 議員
2番 くりはらえりこ 議員
3番 竹 田 ゆかり 議員
4番 長 嶋 竜 弘 議員
5番 安 立 奈 穂 議員
6番 武 野 裕 子 議員
7番 西 岡 幸 子 議員
8番 池 田 実 議員
9番 河 村 琢 磨 議員
10番 志 田 一 宏 議員
11番 保 坂 令 子 議員
12番 高 野 洋 一 議員
13番 納 所 輝 次 議員
14番 前 川 綾 子 議員
15番 中 村 聡一郎 議員
16番 森 功 一 議員
17番 日 向 慎 吾 議員
18番 吉 岡 和 江 議員
19番 大 石 和 久 議員
20番 山 田 直 人 議員
21番 久 坂 くにえ 議員
22番 伊 藤 倫 邦 議員
23番 高 橋 浩 司 議員
24番 松 中 健 治 議員
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〇欠席議員 なし
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〇議会事務局出席者
事務局長 大 隅 啓 一
議事調査課長 谷 川 宏
議事調査課課長補佐 岩 原 徹
議事調査担当担当係長 田 中 公 人
書記 片 桐 雅 美
書記 鈴 木 麻裕子
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〇説明のため出席した者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 2 番 小 礒 一 彦 副市長
番外 3 番 千 田 勝一郎 副市長
番外 5 番 比留間 彰 共創計画部長
番外 7 番 奈 須 菊 夫 行政経営部長
番外 8 番 内 海 正 彦 総務部長
番外 9 番 服 部 計 利 防災安全部長
番外 10 番 齋 藤 和 徳 市民生活部長
番外 11 番 平 井 あかね こどもみらい部長
番外 12 番 田 中 良 一 健康福祉部長
番外 19 番 安良岡 靖 史 教育長
番外 20 番 佐々木 聡 教育部長
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〇議事日程
鎌倉市議会7月臨時会議事日程(1)
令和2年(2020年)7月15日 午前9時30分開議
1 諸般の報告
2 会期について
3 議案第28号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正す 市 長 提 出
る条例の制定について
4 議案第29号 令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号) 同 上
5 議案第30号 鎌倉市教育委員会の教育長の任命について 同 上
6 議案第31号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について ┐
議案第32号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第33号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第34号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第35号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第36号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │同 上
議案第37号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第38号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第39号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第40号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第41号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第42号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について │
議案第43号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について ┘
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〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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鎌倉市議会7月臨時会諸般の報告 (1)
令和2年(2020年)7月15日
1 7 月 15 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
議案第28号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第29号 令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)
議案第30号 鎌倉市教育委員会の教育長の任命について
議案第31号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第32号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第33号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第34号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第35号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第36号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第37号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第38号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第39号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第40号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第41号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第42号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
議案第43号 鎌倉市農業委員会の委員の任命について
2 7 月 10 日 南足柄市において、神奈川県市議会役員市事務局長会議が開催され、大隅局長が出席
した。
3 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
7 月 9 日 令和元年度令和2年4月分及び令和2年度令和2年4月分例月現金出納検査結果報告
書
7 月 9 日 令和2年度令和2年4月分鎌倉市下水道事業会計例月現金出納検査結果報告書
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(出席議員 24名)
(9時30分 開議)
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○議長(久坂くにえ議員) 定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
これより令和2年7月鎌倉市議会臨時会を開会いたします。
本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。4番 長嶋竜弘議員、5番 安立奈穂議員、6番 武野裕子議員にお願いいたします。
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
内容は配付いたしましたとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第2「会期について」を議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日から7月16日までの2日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、会期は2日間と決定いたしました。
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第3「議案第28号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○内海正彦 総務部長 議案第28号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、5ページを御覧ください。
国家公務員等であった者が教育長となった場合における退職手当の算定期間の通算、退職手当の額、任期満了後の退職手当の取扱いについて、規定の整備を行おうとするものです。
施行期日は公布の日といたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第4「議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾崇 市長 (登壇) 議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)の提案理由の説明をいたします。
今回の補正は、商工業振興事業及びICT教育環境整備事業などを追加するとともに、中小企業支援事業を減額いたしました。そして、これらの財源といたしまして、国庫支出金及び県支出金を追加するとともに、繰入金を減額いたしました。
詳細につきましては、担当職員に説明させますので、御審議をお願いいたします。
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○内海正彦 総務部長 議案第29号令和2年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)について、その内容を説明いたします。議案集その1の7ページを御覧ください。
第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ5億1527万円の増額で、補正後の総額は、歳入歳出とも845億9680万1000円となります。
款項の金額は、第1表のとおりです。
まず、歳出ですが、第10款総務費は2361万8000円の増額で、オンライン面会等環境整備の促進に係る経費及び鎌倉芸術館指定管理に係る負担金などの追加を、第15款民生費は3806万9000円の増額で、子育て関連施設が実施する新型コロナウイルス感染拡大防止対策に要する経費及び支援対象児童等の見守り強化に係る経費の追加を、第20款衛生費は1億400万円の増額で、新生児とおなかの中のあかちゃんのための特別給付金の追加を、第35款商工費は2億1543万1000円の減額で、商店街活性化事業補助金及び鎌倉応援買い物・飲食クーポン事業に係る経費の追加並びに中小企業家賃支援給付金の減額を、第55款教育費は5億6501万4000円の増額で、GIGAスクール構想対応タブレット端末導入に係る経費及び学校保健特別対策事業に係る経費などの追加並びにオンラインによる生活・学習支援整備に係る経費の減額をしようとするものです。
次に、歳入について申し上げます。第55款国庫支出金は14億1640万円の増額で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金及び公立学校情報機器整備費補助金などの追加を、第60款県支出金は3300万円の増額で、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の追加を、第75款繰入金は9億3413万円の減額で、新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金の追加及び財政調整基金繰入金の減額をしようとするものです。
以上で一般会計補正予算の内容説明を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本件は、運営委員会の協議もあり、総務常任委員会に付託いたします。
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第5「議案第30号鎌倉市教育委員会の教育長の任命について」を議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾崇 市長 (登壇) ただいま議題となりました議案第30号鎌倉市教育委員会の教育長の任命について、提案理由の説明をいたします。議案集その1、10ページを御覧ください。
安良岡靖史教育長の任期が令和2年7月31日をもって満了となります。つきましては、後任者について検討した結果、岩岡寛人さんを教育長として任命することが最も適当であると考え、ここに提案する次第です。
なお、岩岡寛人さんの略歴につきましては、お手元の資料により御了解を願います。御審議の上、御同意くださいますようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○11番(保坂令子議員) ただいま議題となりました議案第30号鎌倉市教育委員会の教育長の任命について、市長の考え方ということで伺いたいと思います。
2015年4月1日に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が施行されました。この法改正により、教育委員長と教育長の一本化、総合教育会議の設置、教育大綱の策定などが規定されました。これ以前においては、首長によって教育委員が任命され、教育委員が教育長を選任するという形になっていたのが、法改正により教育長を教育委員長と一本化させて教育委員会を統括させることとして、教育長の任免を議会の同意を経た上で首長が直接行うこととなりました。この法改正については、教育委員会の首長からの独立性の弱体化であるという指摘が根強くあるところです。
ちなみに、改正法の施行に先立つ2015年の2月定例会の教育こどもみらい常任委員会で、教育部次長はこのように発言しています。教育委員会としては、今回の制度改革の目的である教育の政治的中立性、継続性、安定性の確保や、地方公共団体の長と教育委員会との連携の強化という趣旨を踏まえ、市長部局と連携を図りながら今後の事務を進めてまいります。この発言ですけれども、アクセルとブレーキを一緒に踏んでいるような印象を持ちました。制度が変わったからこそ、より配慮が必要なのではありませんか。教育の目標や施策の根本的な方針を定める教育大綱、先頃も改定が示されましたけれども、この教育大綱も市長が策定するものとされていますが、策定に当たっては市長と教育委員会が十分に協議・調整を尽くすことになっています。
今回の教育長人事においても、周りの状況をよく見ずにアクセルだけを踏むようなことがあってはならないと思います。市長は教育委員長人事について長い時間をかけて考えたとおっしゃっていましたが、その際に教育委員会あるいは教育行政の市長部局からの独立性ということはどのように考えていらしたのでしょうか。そんなことより、御自分が実現したいと思っていらっしゃることがあって、それをかなえてくれそうな人材ということだったんでしょうか。そのあたり伺いたいと思います。いかがでしょうか。
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○松尾崇 市長 あくまでも私も市長という立場で、教育委員会、独立性ということは尊重していくという立場でございます。教育大綱を策定していく中で様々教育委員さんとも議論をしてきたわけでありますけれども、そういう中で、私なりの考え方、また課題というところを捉えてきたところであります。そういう中において、どういう方が適任かというのは、いろいろな方とも御相談をしながら、最終的に私の判断で今回決めたという形になります。
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○11番(保坂令子議員) 教育委員会の独立性ということは十分配慮というか、重視されているというお答えだったのかなと思います。
ちょっと今回の質問では、推薦ということで名前が上がっている方がどうかという質問の趣旨ではなくて、市長の考え方ということで伺っておりまして、大きく二つあります。そのうち、じゃあ次に行きますけれども、国と地方との関係ということです。私たち神奈川ネットは、地域のことは地域で決める、すなわち地方自治ということをとても重要視しています。市長は、GIGAスクールやコミュニティスクール、幼・保・小連携の推進で、今もちょっとおっしゃっていましたけれども、力を発揮してくださるのを期待しているという、そういうふうに説明をされています。
ここで言うコミュニティスクールというのは、学校運営協議会制度ということで、ボトムアップのチャータースクールのようなものとは全く異なると理解しておりますが、このGIGAスクールもコミュニティスクールも国がレールを敷いた既定路線です。それをよその自治体のお手本になるように積極的にやろうとしていて、しかも、霞が関から優秀な人材を招いてまでも一生懸命やろうとしていると。そのように見えるわけです。地方自治という視点では、これはどうなんでしょうか。ちょっと余りにもお任せ主義と申しますか、国が推進しようとしていることを、鎌倉市に先駆的な取組事例をつくるために存分にやってくださいということにはならないでしょうか。伺います。
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○松尾崇 市長 この地方自治を推進するに当たりまして、鎌倉の独自性を出していくということは非常に重要なことであると考えております。その際に、こうした全国の他自治体の事例なども非常に比較をしていくというのも重要な要素であると思っています。中央省庁の職員が持つ所見ですとか、幅広い人的なネットワークですとか、こういうところもこの鎌倉市独自の施策を構築していく要素になるというものを期待をするところでございます。
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○11番(保坂令子議員) かつては、大分前になりますけれども、寺脇研さんですか、ゆとり教育で非常に有名な。あの方とかが広島県の教育長とかなられていて、でも、県の教育長はやっぱりすごく大きな、現場からの距離ということだとやっぱり市とは違う部分があって、大きなところを見ていくということもありますし、そして、その当時とは教育委員会制度そのものが異なっているということもあります。
市長としては、鎌倉らしいと。鎌倉らしいというのが、伝統とかを重んじたというのとはやはりちょっと違って、鎌倉の課題をきちっと見極めたという意味でやはりやっていくべきだと思っているわけですけれども、今の市長のお考えを披露してもらったというのは、お任せではなく、そして、国との関係においても自治を投げ出すようなものではないという、そういうお考えということを今おっしゃったということでよろしいですか。もう一度伺います。
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○松尾崇 市長 その考えのとおりでございます。
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○11番(保坂令子議員) 以上で質問を終わります。
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○3番(竹田ゆかり議員) ただいま議題になりました議案第30号鎌倉市教育委員会の教育長の任命について質問させていただきます。
このたび鎌倉市教育長の任命に当たって、文部科学省から出向していただく形で岩岡寛人氏を教育長として提案されていますが、市長は岩岡氏を名指しで文部科学省に要請したのでしょうか。伺います。
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○松尾崇 市長 そのとおりでございます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 私、文部科学省に長年関わっていた国会議員から昨日伺いました。首長といえども、文部科学省の官僚を指名して要請することはあり得ないということを伺いました。本当に初めから岩岡寛人氏を市長自ら指名して要請したのでしょうか。
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○松尾崇 市長 それが事実でございます。
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○3番(竹田ゆかり議員) では、どこで岩岡氏を知り得たのでしょうか。接点はどこにあったんでしょうか。伺います。
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○松尾崇 市長 共通の知り合いがおりまして、接点がございました。
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○3番(竹田ゆかり議員) 共通の知り合いという方がどなたか分かりませんけれども、随分信頼できる方なんだろうと思います。その方から紹介していただいて、そしてお会いして、そして政策等、これまでの経歴等を確認して、紹介していただいたこの方ならばということで要請したということですか。確認です。
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○松尾崇 市長 そういう流れになります。
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○3番(竹田ゆかり議員) 岩岡氏は教育現場経験が全くなく、鎌倉市にこれまで縁のない方と思われます。また、鎌倉の子供たちや保護者、地域のことについても全く見識を持たない方だと思います。なぜわざわざそのような方に文部科学省から出向していただくことにしたのか伺います。
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○松尾崇 市長 岩岡さんに期待をするというところで、私としては、大きく一つ目はGIGAスクール構想の実現です。決してタブレットを使うということだけではなくて、GIGAスクールの目的であります子供を誰一人取り残すことなく、個別最適化された資質・能力が一層確実に育成できることという、この目的を達成をしていただきたいと、こういう期待です。教育内容、細かいところに私が踏み込むべきではないと思いますが、こういう環境づくりというところに大きく期待をするところです。
もう一つは、先ほども保坂議員から頂きましたけれども、様々な連携です。幼・保・小の連携、小中一貫、そして、今年度初めてコミュニティスクールというのが予算化されましたけれども、こうした地域との連携ということを様々行っていく中で、全国のこうした実際の連携の事例というのは各地方でいろいろと実績等もございます。こういう事例を本当に詳しく御存じである岩岡さんには、この鎌倉に合った形でのこうした様々な連携の実現というところを期待をするところでございます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 文部科学省から岩岡さんに来ていただかなければ鎌倉市のGIGAスクール構想は進まないんですか。コミュニティスクールもこれからなんですよ。つまり、私が言いたいことは、鎌倉市には、今、市長がおっしゃってくださったような岩岡寛人さんに期待すること、そのことを実際着実にやっていく、そのような適材な人が見つからなかったということですか。
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○松尾崇 市長 今、教育委員会の中でも、今、私が申し上げたようなことは様々検討していただいておりますし、進んでいる部分も当然あると考えております。しかしながら、私が岩岡さんに期待をするのは、これらをさらにスピードアップして、確実に中身を充実したものというものの実現ということ、本当に子供たちにとってこの鎌倉で教育を受けてよかったと思える、そういうものを実現していくというところを期待をするものでございます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 岩岡さんに期待するという気持ちはもう、これまでお話しされてますから、分かりますけど、私が伺っているのは、これまで教育委員と相談されたと。本当かなと私思うんですけど、それはおいておいて、そのような、要はGIGAスクール、これからですよ。コミュニティスクールもこれからですよ。それを進めるのに適材な人が鎌倉市には見つからなかったという結論でいいんですか。
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○松尾崇 市長 様々な方、候補ということを私の中にも描きながら、最終的に一番適任であるという方を私としては選んだというところです。
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○3番(竹田ゆかり議員) 分かりました。候補はいたけれども、岩岡さんが一番だったと。そういうことですね。
次の質問に参ります。これまで鎌倉市の教育長人事は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条にあるとおり、人格が高潔で、教育行政に関して見識のある方が任命されてきました。そして、なおかつ多くの自治体では、学校現場の経験のある方でその地域の教育についてよく知る方、例えば子供の特性、保護者の期待、地域の声をよく知る方が選任されてきました。それはなぜだと思いますか。
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○松尾崇 市長 それは、それぞれ各自治体が総合的に判断した結果であると考えます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 私はそれぞれの自治体のことを聞いていません。鎌倉市はこれまで、まさに鎌倉市の現場の経験のある方で、鎌倉の地域の子供たちのこと、地域のこと、保護者のこと、地域の声、保護者の期待、そういうことをよく知る方が選任されてきたんですよ。私、鎌倉市のことを言っているんです。それはなぜだと思いますかと伺っています。
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○松尾崇 市長 失礼しました。その都度、判断をしてきた方がその責任の下で総合的に判断をされてきたと考えます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 答弁になっていませんけれども、次に行きます。
教育委員会や地方公共団体が教育・学術・文化に関する事務を行う場合、その性質上、政治的中立を維持すること、継続的で安定的に行われること、住民の意向を反映することが求められています。これは教育委員会制度の重要な意義です。そういう点から、今回の人事は合致しないのではありませんか。
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○松尾崇 市長 私は総合的に判断をして、この今回の岩岡さんが一番適任であると判断をしております。そういう意味では、今おっしゃっていただいた点もしっかりとカバーができる方であると考えています。
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○3番(竹田ゆかり議員) それでは、次の質問に参ります。市長は、岩岡さんには鎌倉市の教育長として具体的にいろいろ期待されていることを御披露いただきました。GIGAスクール構想、コミュニティスクール、小中一貫教育等々御披露いただきましたけれども、私は、後で意見を述べますけれども、岩岡さんがわざわざおいでいただかなければできないというものではないと私は思っていますけれども、最後の質問になります。鎌倉市の小中一貫教育について、最後に安良岡教育長に伺います。鎌倉市の小中一貫教育はどのような形のもので、そして、その理由について伺います。
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○安良岡靖史 教育長 鎌倉市の小中一貫教育におきましては、小学生が中学校へ行ったときの生活の変化、こういうものが大きな課題となって、なかなか中学校での生活にすぐなじめない、そのようなことがございましたので、やはり小学校と中学校がお互いに情報を交換しながら、何をそれぞれが取り組んでいるのか、そういうことを連携して子供たちを、義務教育の9年間を見通した中で子供たちの成長を推進していこうということで、この小中一貫教育が始まったところでございます。その際、鎌倉は中学校ブロックを一つの単位といたしまして、その中学校ブロックの中にある小学校と中学校が連携をしながら、ブロックごとに目指す子供像というものをつくり、そして、義務教育9年間の教育課程のそれぞれのブロックの中での教育課程の編成、そして、子供たちを共同的に育てること、この三つを大きな柱として小中一貫教育の推進を始めたところでございます。
その理由としてということでございますけれども、小中一貫教育が全国的に広まってきている中で、施設一体型という、つまり小学校と中学校施設を一体にして、建て替えてしている小中一貫教育のところがございます。ただ、その場合には、小学校と中学校の施設の広さ、そして校庭の広さ、そういうものがいろいろ課題がございまして、鎌倉の場合には小学校と中学校を一緒に建て替えるということがなかなか難しいというような状況がございましたので、施設は分離したまま、中学校ブロックにおいてそれぞれが連携を取りながらお互いに9年間の教育課程の編成、子供の育成というものに努めていこうというのが、この鎌倉市の小中一貫を進めてきているところの理由でございます。
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○3番(竹田ゆかり議員) 鎌倉市の小中一貫教育は、まさに鎌倉市にふさわしい形で具体化されているものであることが分かりました。
以上で質疑を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) 質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第30号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第30号については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
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○3番(竹田ゆかり議員) 議案第30号について反対の立場で討論させていただきます。
安良岡教育長の任期満了に当たって、市長は新たに文部科学省からの出向をお願いして、岩岡寛人氏35歳を任命するために、議案第30号として提案されました。本来、人事議案は総員の賛成または圧倒的多数によって可決されるべきものです。特に教育行政のトップである教育長の選任に当たっては、総員の賛成で決定されるべきと思われます。これまでも鎌倉市においては総員の賛成により代々の教育長の選任がなされてきました。ところが、このたびの教育長人事案は、賛否が大きく分かれることが予想されているにもかかわらず、議案上程がなされました。非常に残念でなりません。採択の結果、たとえ可決したとしても、今後の鎌倉市教育行政執行のスタートに当たって、市民の信頼を大きく揺るがすことになったと言わざるを得ません。
そもそも教育委員会に求められるものは、地方公共団体が教育・学術・文化に関する事務を行う場合、その性質上、政治的中立を維持すること、教育行政が安定していること、住民の意思を反映することとなっています。教育行政の安定のためには、現場経験があり、現場実態を的確に把握していること、その見識があってこそ住民の意思を理解し、尊重しながら丁寧に安定的に教育行政を執行できるのではないでしょうか。
岩岡氏は教師になるよりも仕組みをつくるほうが大きな影響力のある仕事であると考えられ、文部官僚になることを決意されたと伺いました。これまで小中一貫教育の開発、学校統廃合、幼児教育・保育の無償化の制度設計などされてきたようですが、幼児教育・保育の無償化は朝鮮学校の子供たちは対象外とされています。これは大きな問題であると思っています。いずれにしても、岩岡氏は大きな志を持たれて、これまで文部科学省において尽力されたことは一定評価はいたします。しかし、仕組みづくりと、その仕組みを現場実態に合わせていかに具体化するかということは大きく違います。
かつてキャリア官僚から自ら希望して東京の中学校長となられた方が、自身の経験を振り返って次のように述べています。文部科学省を含めて中央省庁は中高一貫の私学出身者が多く、現在の公立校の状況をあまり知らないのではないかと感じる。そして、この方は学校現場の激務を知り、現場の課題の一つ一つを学ぶ中で、教育行政にはこう教えればこういう力が育つはずだという制度が多い。しかし、現実はそんなに単純ではない。各学校や自治体の責任でいろいろな挑戦や試行錯誤ができる柔軟な仕組みにするべきであると結んでいます。まさに教育長に求められるのは、現場実態に合わせる力、経験と見識が必要であるということではないでしょうか。
私は文部科学省から出向していただかなければならないほど鎌倉市に適任者がいないとは思いません。岩岡氏にはすぐさま教育長としてではなく、アドバイザーなどの立場から現場を知っていただき、深い気づきを得た上で、鎌倉市教育行政に関わっていただきたい。そうであるならば大いに応援したいと思います。
市長が若い力に期待する気持ちも分からなくもありません。しかし、人事は賭けではありません。安定的で住民の意思がしっかりと反映される鎌倉市教育行政を執行していただくために、以上述べた理由から、本人事案件に同意することができません。
以上で反対討論を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) 討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第30号鎌倉市教育委員会の教育長の任命についてを採決いたします。
本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第30号は原案に同意することに決定いたしました。
なお、ただいま鎌倉市教育委員会の教育長の任命について同意を得られました岩岡寛人さんから発言を求められておりますので、これを許可いたします。
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○岩岡寛人氏 (登壇) ただいま鎌倉市教育委員会の教育長の任命につきまして御同意をいただきました岩岡寛人でございます。貴重な時間を頂戴し、挨拶の機会を与えていただき、心より感謝申し上げます。
今ほど教育長の任命に当たりまして議員の皆様の御同意をいただき、身に余る光栄でございますとともに、その責任の大きさに身の引き締まる思いでございます。鎌倉市教育委員会の教育長として、鎌倉、日本、そして世界を取り巻く時代の変化をしっかりと見据えつつ、現場や市民の皆様の抱える課題に一つ一つ真摯に寄り添い、教育委員の皆様との合議の上、鎌倉市の教育及び文化の発展に全身全霊で取り組んでまいりたいと考えております。議員の皆様におかれましては、どうぞ御指導、御助言、御協力を賜りますようお願いいたします。
以上、粗辞ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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○議長(久坂くにえ議員) 日程第6「議案第31号鎌倉市農業委員会の委員の任命について」から「議案第43号鎌倉市農業委員会の委員の任命について」まで、以上13件を一括議題といたします。
理事者から提案理由の説明を願います。
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○松尾崇 市長 (登壇) ただいま議題となりました議案第31号から第43号鎌倉市農業委員会の委員の任命について、一括して提案理由の説明をいたします。議案集その1、12ページから37ページを御覧ください。
鎌倉市農業委員会の委員の任期が令和2年7月19日をもって満了となります。つきましては、委員について検討しました結果、岡崎和彦さん、三橋義昭さん、浜野清一さん、市川幸子さん、和田雅裕さん、小川和己さん、石澤一英さん、郷原均さん、柏木博明さん、平井保男さん、落合るみこさん、飯田正実さん、小泉紀久夫さんを委員として任命することが最も適当であると考え、ここに提案する次第です。
なお、13名の方の略歴につきましては、お手元の資料により御了解願います。御審議の上、御同意くださいますようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
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○議長(久坂くにえ議員) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
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○4番(長嶋竜弘議員) それでは、鎌倉市農業委員の任命について質問をさせていただきます。
まず、皆さん御承知のとおり、任期が迫っておりました。本来でしたら6月定例会で提案をされるべき案件だと思います。臨時議会があったので今回できますが、なぜこれ延びたのか、その理由をお聞かせください。
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○齋藤和徳 市民生活部長 今御指摘のとおり、当初は6月の定例会において議案の提案を予定しておりましたが、当初予定をしておりました農業委員の候補のうち、現職で継続して候補者としてお願いをしようと思っていた方から、この6月定例会の会期中に現在の農業委員の職を辞したいと、そうした届出がありまして、本人の御意向も確認したところ、次期の農業委員についてもお願いすることが困難だという判断に至りまして、急遽代わりの候補者の選定を行い、この臨時会において提案に至ったということでございます。
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○4番(長嶋竜弘議員) それは事前に御相談は当然されたんだと思いますが、急な出来事だったのかということだと思いますが、それはやむを得ない事由が、そこまではお聞きしませんが。その前に、そもそもこれどういう観点で選ばれているのかというところをちょっと伺いたいんですが、ほかのいろんな議決事項の人事ありますが、それと同様に、例えば再任の期数とかもあるということを前、小礒副市長から伺ったことありますが、これもそういうのがあったりとか、あと、ちょっと地域を見るとバランスが非常に、13名いらっしゃるんですが、いわゆる旧鎌倉地区はお一人しかいらっしゃらないと。かなり偏っている状況ですけど、こういうことも加味して、どういうことで選定を、選定理由ですよね。それはどう考えられておられるんでしょうか。
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○齋藤和徳 市民生活部長 農業委員会の委員は、農業に関する識見を有し、農地等の利用の最適化の推進に関する事項その他の農業委員会の所掌に属する事項に関しその職務を適切に行うことができる者であることとするということが農業委員会等に関する法律第8条第1項に定められてございます。そうした要件に達する方々につきまして、公募、あるいは関係する団体から推薦をいただきまして、その中で、外部の有識者で構成する農業委員選定委員会におきまして答申を受けたところでございます。この選定委員会におきましては、御指摘のとおり、13名全体の年齢ですとか性別、それから地域の偏り、そういったもの、バランスということを考慮して選定をして、答申を頂いているというところでございます。
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○4番(長嶋竜弘議員) これ皆さん見れば分かると思いますが、地域のバランスが非常にアンバランス。それよりも年齢ですね。最近は鎌倉野菜の人気があるので、かなりお若い年齢の方の農業従事者も増えていらっしゃるし、何でこんなにバランス悪いのかなというところが非常に疑義を持っております。
それと、今ちょっと聞けなかったんですが、期数というのは何か限定の内規等はあるんでしょうか。何期までとかという、そこはいかがですか。
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○齋藤和徳 市民生活部長 期数につきましては、特に定めるところはございません。
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○4番(長嶋竜弘議員) 分かりました。ちょっと私はもうこれバランスに欠いていて、本当にそんな候補者がいないのかなと思ってしまいます。
では、ちょっと角度を変えて御質問をさせていただきます。この農業委員の資質というところなんですが、以前、農業委員の畑の一部に市の水路がありまして、その水路があることをその御本人は知っていたにもかかわらず、その上に無断で物資等を置いていたり、苗を植えたりという事例がございました。これは私は市民の方の通報から知ったのですが、そういう事例がございました。市長はこのことは御存じだったでしょうか。
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○松尾崇 市長 知っております。
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○4番(長嶋竜弘議員) それは松尾市長はいつ知ったのでしょうか。知ったのはいつですか。
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○松尾崇 市長 はっきりといつというのは覚えてませんけれども、昨年だったと思います。
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○4番(長嶋竜弘議員) 時期のことはいいですけれども、この案件、私もやり取りを原課とやっておりましたが、これ知らないで、そこに水路があるとか知らないでやってしまっていたら、私はそんなに罪はないかなと思うんですが、そこの水路の一部の先のほうを市から払下げをその方はされていて、それは畑ではないんですけど、されていたので、その先にも水路がつながって、同じ路線であるというのがお分かりでありながら、そういうことをしていたと。ということで、私はこれ問題があるんじゃないですかと申し上げたんですが、担当課はそれは問題ないということで、うやむやにされてしまったんですが、市長はこういうことは問題だと思われませんか。
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○松尾崇 市長 当時の報告を受ける中では、そうした状況が指摘があった後に、直ちに是正をしているということを対応されていると聞いております。
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○4番(長嶋竜弘議員) 是正の対応を聞いたんではなくて、そのこと自体は問題じゃないですかと聞いたんです。ちゃんと答えてください。
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○松尾崇 市長 不法に占用しているということ自体を取れば、それは問題であると思います。
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○4番(長嶋竜弘議員) それでなぜ、農業委員の方なんですが、何のおとがめもないと。職員の方が違法なことをやった場合は何らかの処置が下りますが、なぜ何もないんでしょうか。それは市長が答えるのか部長が答えるのか分からないですけど、なぜでしょう。
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○齋藤和徳 市民生活部長 おとがめをするそうした規定はございませんし、唯一、当然、欠格事由というのがございまして、その欠格事由に該当することになれば職を辞していただくということは当然ございます。ただ、今御指摘の不法占有につきましては、そうした欠格事由に該当することはなかったので、そうしたおとがめといったようなことには該当なかったということでございます。ただ、先ほど市長が申しましたとおり、不法占用をしているという事実は確認されましたので、それについては是正をしていただくよう指導して、それに従っていただいたというのが事実でございます。
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○4番(長嶋竜弘議員) それ私、公開を求めました。記者発表すぐ市長は何でもされるんですが、何で記者発表もしないし、公開もしないし、議会にもそういう報告はないんでしょうね。私は観光厚生常任委員会の委員でもありましたが、じゃあ観光厚生常任委員会でそういう報告したのかと。ないですよね。何で公開をしないんですか。違法行為を農業委員の方はしていたと、今、市長は認められたんですけれども、それを私は公開するべきだと申し上げましたが、それをうやむやにして蓋しました。こういう事例は公開をしなくてもいいということですか。報告を議会にもしなくてもいいということですか。してないんですからね、事実として。
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○齋藤和徳 市民生活部長 先ほど申しましたとおり、その不法行為が、この農業委員としての職務上の地位を利用したとか、委員に適さない非行であるとか、委員の信用を著しく失墜させる行為ということであれば、これは問題がございまして、当然、議会にも御報告をするという手続を取ったかと存じますけれども、今回についてはそこには値しないと判断したということでございます。
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○4番(長嶋竜弘議員) そこまで言うんだったら申し上げますけど、信用を失墜してますよ、悪いけど。近隣の方からクレームが来ているわけで、その方はその他の案件、これは農業委員に関係ないことなので申し上げませんが、その他の案件でもトラブルがあって、クレームが来ております、近隣の方から。お一人じゃないですよ、申し上げておりますとおり。
私が何を言いたいかというと、今回の人事の提案の中で、そういった、例えば特に畑を皆さんやられているわけで、そういう土地の管理等々はきちっと行政で調べて、そういったことがないかどうか、それをチェックした上で提案をされるべきだと思うんですね。そういう事例が直近であったわけですから。この1年以内ですから。そういうことは、この全員、13名の方々でされたんでしょうか。された上で提案をされたんでしょうか。いかがでしょうか。
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○齋藤和徳 市民生活部長 先ほど申し上げましたとおり、委員となることができないというのは、破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者、または禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでまたはその執行を受けることがなくなるまでの者ということで、こうした者については農業委員としては適さないということが農業委員会等に関する法律の第8条第4項に定められておりますので、この欠格事由に該当しないということは、もちろんそうでないということは確認をいたしますけれども、それ以外のことについては特に確認はしておりません。
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○4番(長嶋竜弘議員) それはちょっと甘いですね。直近でこういう事例がありましたと言ったら、確認する必要性はないと今おっしゃったんですね。じゃあ例えばほかにも違法行為があるかどうかというので言うと、例えばよく道端に収穫したものを販売するボックスって置いてありますけど、じゃああれが道路にはみ出てないかとかね。お店の看板についてはそれを指導、巡回して回っていて、違法な場合は指導するわけですけど、そういうこともじゃあチェックしたのかとか、細かく言えばいろいろあるかと思いますけど、個人的な御自宅のことは私は申し上げませんが、その農業委員として農業をやられている中で、そういうことがないかどうかと。直近でそういう事例があったわけですよ。こんな話は、水路とかそういう話なんかはありがちな話ですよ。御自身もそれが分からないでそういうことに、なっちゃっている場合というのはあるわけで、これは罪がないことだし、じゃあそれを調べてくださいということの投げかけ、市が調べなくたっていいわけで、そういう投げかけ等はしたっていいわけですよね。簡単にできます。皆さん御自身で調べてくださいと。そういうことがないかどうかと。そういうこともやる必要がないという今の部長のお答えでよろしいですか。
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○齋藤和徳 市民生活部長 今申し上げましたのは、農業委員として、この議案として提案をするに当たってそういった確認をする必要がないと今申し上げたわけでございまして、ただ、農業委員として、今後、鎌倉市の農政に御貢献をいただく、識見を発揮していただくに当たりまして、そうした農地に係る様々なトラブルですとか、何か問題が生じるようなこと、そういったことを自ら起こすようなことがないように、そうしたことは事務局からまた農業委員には徹底をしていきたいと考えます。
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○4番(長嶋竜弘議員) つまり、今後は徹底するということは、今回の提案ではそういうチェックはしていなかったということでよろしいですか。
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○齋藤和徳 市民生活部長 先ほど申したとおり、そのチェックは現時点では行ってございません。
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○4番(長嶋竜弘議員) 分かりました。私はそういうことで相談を受けて、大変困ったんです。この案件。行政側も非常に。それは課長は対応してくれましたけど、その後の処置については課長の判断ではないと思うので、蓋をしてしまって、公表もできないと。なので、今回そういうことがあったにもかかわらず、そういうチェックはしていただけなかったということなので、この全ての案件については私は賛成できません。
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○議長(久坂くにえ議員) 質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第31号外12件については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により、委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第31号外12件については、委員会の審査を省略することに決しました。
これより討論に入ります。御意見はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
まず、議案第31号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第31号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第32号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第32号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第33号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第33号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第34号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第34号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第35号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第35号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第36号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第36号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第37号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第37号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第38号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第38号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第39号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第39号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第40号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第40号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第41号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第41号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第42号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第42号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、議案第43号鎌倉市農業委員会の委員の任命についてを採決いたします。本件は、原案に同意することに御賛成の方の挙手を求めます。
(多 数 挙 手)
多数の賛成によりまして、議案第43号は原案に同意することに決定いたしました。
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○議長(久坂くにえ議員) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
再開の日時は、明7月16日午後2時であります。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって散会いたします。
(10時25分 散会)
令和2年(2020年)7月15日(水曜日)
鎌倉市議会議長 久 坂 くにえ
会議録署名議員 長 嶋 竜 弘
同 安 立 奈 穂
同 武 野 裕 子
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