令和 2年建設常任委員会
2月27日
○議事日程  

建設常任委員会会議録
〇日時
令和2年(2020年)2月27日(木) 9時30分開会 15時08分閉会(会議時間4時間03分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
森委員長、大石副委員長、池田、武野、中村、松中の各委員及び保坂議員
〇理事者側出席者
若林交通政策課担当課長、高木(明)歴史まちづくり推進担当担当次長兼文化財部次長兼歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財施設課長、服部(基)行政経営部次長兼行政経営課担当課長、前田まちづくり計画部長、林まちづくり計画部次長兼駅周辺整備課長、川村まちづくり計画部次長兼土地利用政策課長、山戸深沢地域整備課担当課長、杉浦深沢地域整備課担当課長、永井都市計画課長、服部(計)都市景観部長、古賀都市景観部次長兼都市調整課長、吉田(浩)都市景観部次長兼開発審査課長、奥山都市景観課長、都筑建築指導課担当課長、渡辺(誉)建築指導課担当課長、秋山みどり課長、樋田都市整備部長、関都市整備部次長兼都市整備総務課長兼公園課長、森(明)都市整備部次長兼道路課担当課長兼公園課長、芳賀道水路管理課担当課長、西山道水路管理課担当課長、近藤住宅課長、野中下水道河川課担当課長、加藤(隆)下水道河川課担当課長、二階堂作業センター所長、永田浄化センター所長
〇議会事務局出席者
木村次長兼議事調査課長、笛田議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長、菊地担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)組織の見直しについて(建設常任委員会所管分)
2 報告事項
(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について
(2)深沢地域整備事業の現状について
3 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分
4 議案第99号令和2年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
5 報告事項
(1)鎌倉市景観保存建築物の保存活用の推進に関する要綱の制定について
(2)平成27年度(ワ)第4725号損害賠償請求事件について
6 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分
7 請願第4号御成町に設置予定の駐車場により懸念される交通環境悪化への対応策を求める請願書
8 議案第77号市道路線の廃止について
9 議案第78号市道路線の認定について
10 報告事項
(1)鎌倉市下水道事業にかかる経営戦略の策定について
(2)下水道使用料減免制度の見直しについて
(3)国道134号線稲村ガ崎三丁目付近の歩道沈下後の状況について
(4)平成30年(ワ)第4246号建物収去・建物退去土地明渡請求事件及び平成31年(ワ)第336号建物退去土地明渡請求事件の現状について
(5)北鎌倉隧道安全対策について
(6)市営住宅入居者追加募集結果について
11 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
12 議案第104号令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算
13 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○森委員長  ただいまから建設常任委員会を開会いたします。
 会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。松中健治委員にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○森委員長  本日の審査日程の確認です。
 日程については、配付した審査日程のとおりとすることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 次に委員長から申し上げます。会議システムに配信しておりますが、おととい正・副議長の呼びかけより開催された正・副委員長会議において、新型コロナウイルス対策に係る対応方針が確認されましたので、御確認願います。
 具体的には、1、入室する者は、当日の朝検温するなど体調管理を徹底し、発熱の際は欠席すること、2、入室の際は手のアルコール消毒に心がけること、3、極力マスクを着用に心がけること、4、マスクを着用したままの発言を認めること、5、全員協議会室については、休憩時間に随時換気をすること、以上5項目について確認されていますが、まずこちらについて御確認いただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 また、同会議にて、ただいま御確認申し上げました5点のほか、新型コロナウイルス予防の観点から、委員会運営についての事項は正・副委員長一任となっておりますので、本日の日程について、皆様に御協議・御確認いただきたいと考えております。
 既に開催された教育こどもみらい常任委員会及び観光厚生常任委員会では、報告事項の一部を後日に実施することが確認されておりますが、当委員会における取り扱いについてはいかがいたしましょうか。
 日程のとおり進めることでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 日程どおり進めますけれども、委員の皆様におかれましては、委員会運営に御協力いただきますようお願い申し上げます。
 次に、予算関係議案の審査について申し上げます。本日の審査中、予算関係議案の審査に当たっては、付託先の予算特別委員会に各会派から委員を選出されることを考慮し、効率的な委員会運営に御協力いただくようお願い申し上げます。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 では事務局から、所管課の変更について報告をお願いします。
 
○事務局  令和2年度予算事項別明細書にも記載がございますが、令和2年度から、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業につきましては、所管が歴史まちづくり推進担当から都市景観課となり、当委員会の所管となることを報告いたします。
 また、本日の当該予算を含めた都市景観部の予備審査におきましては、関係課として歴史まちづくり推進担当の職員が出席することでよろしいか、御協議・御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 次に、所管外からの報告について申し上げます。日程第1報告事項(1)「組織の見直しについて(建設常任委員会所管分)」は、所管外の部署からの報告事項ではありますが、当委員会の所管事項にかかわる案件であることから、まちづくり計画部職員出席の上、行政経営課から報告を受けることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 次に、請願紹介議員の出席についてです。日程第7「請願第4号御成町に設置予定の駐車場により懸念される交通環境悪化への対応策を求める請願書」について、紹介議員である長嶋議員に説明を求めるために御出席いただくかどうか、御協議をお願いします。いかがいたしますか。御出席は求めなくてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 御出席はいただかないということで確認いたします。
 事務局からお願いします。
 
○事務局  関係課及び所管外職員の出席についてでございます。日程第7「請願第4期号御成町に設置予定の駐車場により懸念される交通環境悪化への対応策を求める請願書」につきまして、関係課として、駅周辺整備課、所管外として交通政策課職員が出席することでよろしいか、御協議・御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (9時35分休憩   9時37分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第1報告事項(1)「組織の見直しについて(建設常任委員会所管分)」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
 
○服部(基)行政経営部次長  日程第1報告事項(1)組織の見直しについて(建設常任委員会所管分)の説明をいたします。
 今回の組織の見直しにつきましては、今後の行政サービスのあり方や、市が直面する課題に対して柔軟な対応を図る必要があることを受け、実施するものでございます。
 また、今回の見直しにつきましては、課または担当の新設・廃止等であるため、条例改正はなく、規則改正により対応いたします。
 資料をごらんください。
 資料につきましては、資料1「鎌倉市行政組織図(令和2年(2020年)4月1日)」と資料2「令和2年4月1日付組織の見直し概要」がございますが、説明につきましては資料1の行政組織図を用いて行います。
 まず、資料に記載のある市街地整備課につきましては、現在の駅周辺整備課が、深沢地域整備事業を除き、駅周辺の市街地整備を全市的に所掌していることから、駅周辺整備課の名称を市街地整備課に改めます。
 また、同課における事務の効率化を図るため、現在の市街地整備担当及び駅周辺整備担当を統合し、所掌事務を資料記載の市街地整備担当に集約します。
 次に、深沢地域整備課につきましては、今後、重要となる深沢地域整備事業にかかわる企業誘致の取り組みをより確実に推進するため、企業誘致担当を設置します。
 なお、今回の組織の見直しにあわせて、これまで歴史まちづくり推進担当が所掌していた歴史的風致維持向上計画にかかわる事務は、都市景観部都市景観課に移管します。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○松中委員  大船駅東口の再開発はどういうふうになるんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  駅周辺整備課の名称は変わりますが、所掌事務につきましてはこれまで同様でございますので、市街地整備課のほうで当該事務は所掌することになります。
 
○武野委員  この中で、歴史まちづくり推進担当がこちらに移ってきたということになりました。それで、このほど博物館構想というのをやっていると思うんですけれども、ここはかかわるんでしょうか。博物館構想の中心的な部署なのか、補佐的な部署なのか、教えてください。博物館構想のことについて。
 
○服部(基)行政経営部次長  博物館構想につきましては、文化財部の文化財施設課が所管している事務だったと記憶してございますので、あくまでも今回移管するのは、歴史的風致維持向上計画に関する部分だけでございます。
 
○武野委員  博物館構想が出たときに、まち全体が博物館となったら、道路だとか、いろんな経路だとか、ずっとかかわってきて、建設の分野は建設常任委員会でも何かやらなきゃいけない分野があるのかなと思ったんですけれども、そういうことはないということなんですね。
 
○服部(基)行政経営部次長  博物館構想、その実現に向けた取り組みについて、それぞれ庁内でいろいろかかわる部署というのは出てくると思います。ですので、個別の事案につきましては、個々の事業を所掌する課等で対応していくことになろうかと思いますが、基本的な博物館構想にかかわるハンドリングする部署につきましては、文化財部のほうになります。
 
○武野委員  こちらで議論するようなことは今後はないということなんですね。
 
○服部(基)行政経営部次長  博物館構想の実現に当たって、例えば建設常任委員会の所管部分で何かをやる必要、例えば道路整備なんかがあるということであれば、それはその部分だけ御協議いただくことになろうかなと思います。
 
○大石副委員長  歴史的風致維持向上計画というのは、歴まち法に基づく計画ですよね。計画をつくることによって、技術的な支援やら財政的な支援をいただけるというような形で、歴史的遺産と共生するまちづくりの基盤を整えるというところを目的としているんですけれども、歴史まちづくり推進担当から切り離しちゃったほうが逆にスムーズなあれができないんじゃないのかなという感じもするんですけれども、切り離した理由というのは何なんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  まず最初に、歴史まちづくり推進担当、こちらにつきましては特命担当ということで設置してございまして、そこの所掌につきまして、歴まち計画を策定するというのがまず大きな目標でございました。計画を策定して国の認定を受けたのが平成27年度になりまして、基本的に今事業を主体に進めていっているということになりますと、実際に事業を手がける部署がそれぞれにわたるというところが一つございます。
 それとあわせて、歴まち計画が歴史的風致の維持向上というところで景観に大きくかかわる部分というところもございまして、特命担当から都市景観課のほうに移管したというところでございます。
 
○大石副委員長  計画を進めるに当たってやりやすい部署にということだと思いますけれども、この特命だった歴史まちづくり推進担当というのは、今、何をやるんですか。計画づくりは終わりましたよね。これから何をやるんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  令和元年度までは、世界遺産、それから日本遺産、それと歴まち計画、この3本がメーンでやってございました。今回、歴まち計画と日本遺産の関係を他の部署に移管しますので、今後世界遺産の関係ですね。4県市の協議会につきましては現在休止というところでございますけれども、さらに検討を進めるというところでは、4県市で足並みをそろえてやっていくということになってございますので、歴まち担当につきまして、引き続き世界遺産の関係の事務を進めてまいります。
 
○大石副委員長  世界遺産のみになるということですよね。4県市が中心になっているけれども、形としては残しておく。残しておく理由。世界遺産といったって、鎌倉市の場合はそこへ向けた動きはほとんどしていない。だから3県市の手前、残しておこうかなと。これ具体的な配置は何人ぐらいいらっしゃるんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  歴史まちづくり推進担当につきましては、現在、担当部長は文化財部長を兼ねてございます。それから担当次長、こちらも文化財施設課長を兼ねてございます。あと係長と担当1名でございますが、4名とも兼務している状況でございまして、担当係長、それから担当も、文化財課との兼務だったかと記憶してございます。
 ですので、今後、人事異動でどういう配置をしていくかというところはあるんですけれども、基本的な組織の考え方として、業務量に合わせて組織の大きさというか、体制も見直していくということになりますので、4月1日以降、その点は勘案しながらやっていくことになろうかなというふうには思っております。
 
○大石副委員長  役職者で構成されているけれども、特命という部署じゃないですか。その役職者が兼務しながら残しておきたいということなんですね。
 
○服部(基)行政経営部次長  お見込みのとおりでございます。
 
○池田委員  企業誘致担当なんですけれども、これは深沢の企業誘致に特化したもので、今まで商工課でやっていたような業務、その辺の関連というのは特にどのように考えているのか、ちょっとお伺いいたします。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  深沢地域整備課の企業誘致担当でございますけれども、これまでそこの部分の役割は商工課が一手に担ってございましたが、今後、深沢地域整備事業の実現に向けて、この業務の中での役割というものが大きくなることに伴いまして、今回あわせて深沢地域整備課に1担当を設けようとするものでございますので、今後も引き続き商工課とは連携を保ちながら取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 
○池田委員  これは人員的にも増員して担当を置くということなんでしょうか。
 
○服部(基)行政経営部次長  人事異動の関係で、どういう配置になるかというのは現時点で不透明なところはございますが、担当を設けるとなると、いわゆる担当係長というのは一般的には配置しているというところになりますので、部としての全体の配置も見きわめつつ、担当につきましても専任の職員は置くことになろうかというふうには考えてございます。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (9時49分休憩   9時50分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第2報告事項(1)「鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○林まちづくり計画部次長  日程第2報告事項(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について、報告いたします。
 鎌倉駅西口駅前広場の整備については、令和元年9月定例会の当委員会において報告いたしましたが、観光客の増加が想定される令和2年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、市民及び来訪者が共存できる快適な駅前環境を整えるため、重点事業に位置づけ、取り組んでまいりました。
 令和元年8月2日付で工事請負契約を締結し、年度内の供用開始を目指して整備工事を進めてきたところですが、令和元年9月と10月にそれぞれ関東地方に上陸し、各地に甚大な被害をもたらした台風15号及び19号による被災地対応に東京電力パワーグリッド株式会社が従事せざるを得なくなってしまったことから、本工事に関連した同社所有の電柱等の移設がおくれ、工事期間延長の必要が生じたものでございます。
 なお、工期は令和2年4月下旬までを見込み、現在、工期延長の変更契約締結に向けて準備を進めており、ゴールデンウイーク前の供用開始を目指しております。
 なお、工事に当たっては、引き続き、歩行者等の安全に十分配慮した施工を行ってまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野委員  ここの開発では、多くの方がトイレがないということで、何とかトイレをということで質疑も随分あったと思うんですけれども、ああいうふうになっていると当然トイレができるものだと思って、お客さんあっちのほうに行って、あら、ないわになっちゃうので、トイレの場所はここにありますよという看板をつけてほしいなと思っているんですけれども、この間ちょっと曖昧な返事だったもので、何かはっきりしたことがあったら教えてください。
 
○林まちづくり計画部次長  御指摘の公衆トイレにつきましては、駅前の広場というところで、スペースがあれば整備をしたいということは思っておるんですが、用地の関係、また多くの人が使用しているということで、人だまりスペースを優先しての工事となっております。
 周辺のトイレにつきましては、市民生活部観光課のほうで提携店というものがございまして、そちらの案内を広場内にある観光案内板の中に令和元年度中に表示を予定しているということを聞いてございますので、そちらを見ていただいて、ここにこういう協力店のトイレがあるんだなということが確認できるように、整備を予定していると承っております。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第2報告事項(2)「深沢地域整備事業の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  日程第2報告事項(2)深沢地域整備事業の現状について、報告いたします。
 深沢地域のまちづくりにつきましては、鎌倉市深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会におきまして検討を重ねておりますが、市議会12月定例会以降、諮問を行った検討項目のうち、まちづくりの推進体制等に係る検討を行いましたので、その概要について報告いたします。
 委員会における検討におきましては、まちづくりガイドライン策定委員会のほか、深沢地区のまちづくりに関心のある企業、団体、市民等が、将来のまちづくりに係るビジョンを共有し、ともに考えるための組織を設置することなどを提案しています。
 また、基盤整備以降の段階におきましては、事業者、設計者、施工者との間で、まちづくりガイドラインのルール等に照らし合わせた調整を行う組織や、街区内の共用空間の維持管理、活用や、地区内におけるソフト事業のコーディネート等を行うエリアマネジメント組織の設置について提案しています。
 そして令和2年度以降の事業推進において留意すべき事項といたしまして、行政施設街区に設置を計画している各公共施設整備の計画との調整、連携を図ること、本市第3の都市拠点として、交通結節点としての機能強化を図ること、未利用地の暫定利用も含めた柔軟性の高い土地利用計画とすること、市の構想や計画等の実現につながるモデル地区としての価値を高めることといった考え方が提示されています。
 これらの検討を受けた具体的な取り組みといたしましては、令和2年度に、まちづくりガイドラインの基本的な骨格形成のための基本方針策定を行ってまいります。
 また、市議会12月定例会において報告いたしました深沢地域整備事業の土地利用計画(素案)につきましては、令和元年11月27日から令和元年12月26日までの1カ月間パブリックコメントを実施いたしました。
 実施に当たりましては、「広報かまくら」、市のホームページのほか、深沢地域整備事業の広報ツールであります「深沢まちづくりニュース」も活用し、周知に努めました。
 また、区画整理事業用地の権利者の方々に対しましては、権利者全体会を開催し、パブリックコメントの実施と土地利用計画(素案)の内容説明を行いました。
 その結果、氏名の記入がなかったなどの6通を除いて、合計47通、内容別に分割いたしますと128件の御意見をいただきました。この128件の御意見のうち、今回のパブリックコメントの対象である土地利用計画(素案)自体に関する直接的な御意見が52件、その他の御意見が76件ございました。
 御意見の内容による内訳といたしましては、まず、まちづくりの理念やコンセプト等に係る御意見が20件で、まちの具体像が見えない、またはコンセプトの実現を疑問視する御意見のほか、ウェルネスのコンセプトやイノベーションを促すまちづくりに賛同する御意見などがありました。
 次に、土地利用方針、土地利用計画及び土地利用計画(素案)の全般に係る御意見が32件で、都市型住宅に対する反対意見や、スポーツ施設、雨水調整池の整備を求める御意見が目立ちました。
 事業全般に係る御意見は16件あり、本市のさまざまな課題解決につながるまちづくりへの御期待のほか、大規模事業に対する費用負担を不安視する御意見などがありました。
 次に、新駅設置を含む交通に係る御意見が20件で、新駅設置や費用負担に対する反対意見のほか、周辺道路のさらなる混雑に対する御心配や、これら交通環境の改善に向けた取り組みを求める御意見をいただきました。
 そして、本庁舎整備に係る御意見が20件で、市役所本庁舎移転に対する反対意見のほか、庁舎の整備手法や内容に関する御意見などがありました。
 防災に関する御意見は15件あり、洪水浸水被害を不安視する御意見を多数いただいたほか、災害に強いまちづくりを求める御意見をいただきました。
 最後に、その他の御意見といたしまして、以前に実施いたしました本事業に係るパブリックコメントの結果の尊重を求める御意見など、5件の御意見をいただきました。
 御意見の内容と、それらに対する市の対応方針は資料2のとおりです。
 この結果等を受け、今年度中に土地利用計画(案)を行政計画として決定してまいりたいと考えております。
 本事業につきましては、これまで市議会、区画整理事業区域の権利者全体会、市の広報媒体等を活用いたしまして、事業の進捗状況等の説明に努めてまいりましたが、令和2年度以降は、深沢地区のまちづくりに関心を有する企業、団体等を集めた企業連絡会を設置することとし、1月29日に事前の説明会を開催いたしました。
 説明会におきましては、まちづくりのコンセプト等に加え、鎌倉市、そして深沢地区のまちづくりが目指すスマートシティの方向性について情報共有を図りました。
 次に、地元権利者への対応状況について説明いたします。
 令和元年12月15日に深沢地区の権利者全体会を開催し、先ほども申し上げましたとおり、土地利用計画(素案)の内容や事業スケジュール等について説明いたしました。当日の出席者は16名で、活発な意見交換を行うことができました。
 なお、会の開催に先立ち、土地利用計画(素案)に係るパブリックコメントの実施をお知らせするための戸別訪問を行っております。
 事業の進捗状況の周知につきましては、引き続き、市民の皆様や地元権利者の皆様の事業に対する御理解が深まりますよう、努めてまいりたいと考えております。
 都市計画決定に向けたその他の取り組みにつきましては、東海道本線新駅の概略設計について、測量と地質調査が完了し、河川管理者とは、シンボル橋について1月30日に事前協議を、交通管理者とは、シンボル橋を含めた交差点処理計画について、藤沢市と合同で12月18日に事前協議を行っているところです。
 今後も引き続き関係機関と連携し、取り組みを着実に進めていきたいと考えております。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野委員  費用負担に関しては、後日予定されている予算特別委員会のほうでやっていきますので、きょうはちょっと別の角度から質問させていただきます。
 この事業が藤沢市と神奈川県との共同事業とはいえ、鎌倉市の都合で動いているような感じがしてしようがないんですよ。その一つが新駅の鉄道輸送力のこと。これについて余り資料も出ていないし、ほとんど語られなくて、輸送力といったらパーソントリップ調査の話が出てまいりますけれども、ここの点では新駅を本当につくる上で大丈夫なのかという市民の声、疑問視する声が相当上がっているということで、この市民の疑問にしっかり答えていくということが必要じゃないかということで質問していきたいと思います。
 JRが言う輸送力というのは一体何を指して言うんでしょうか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  基本的にはJRの指す輸送力というのは、例えば東海道線でしたら15両編成ですので、その1回に対する、どのぐらい乗降があるかということだと思います。
 
○武野委員  鉄道輸送力増強促進会議というのがありますね、神奈川県に。そこで出されているのは、自分のところの駅を通過しないでとまってほしいとか、幾つか出されています。1回にどれだけどうこうというんじゃなくて、輸送力を増強するために何が求められているかということを自治体やその他から聞いている調査が出ていますよね。
 そういう観点で、駅をつくってほしいというのは一つか二つありましたけれども、その中の一つ、輸送力ということも、駅をつくるということで輸送力を増強するという範疇に入るのかなということがちょっと疑問だったもので。
 それで続けて言いますけれども、この増強促進会議の中で新駅をつくってほしいという要望が出されて、その返事が出ていますね。令和元年度で、神奈川県鉄道輸送力増強促進会議の中で、こういうふうに新駅をつくりたいということを何年かにわたって要望しているのに対して、平成29年の回答、平成30年の回答はほぼ同じなんです。その中身でいえば、新駅の設置というのは、物理的に駅の設置が可能な形態かどうかとか、輸送や形態に悪影響を及ぼさないかとか、以前6項目を述べましたよね。こういう6項目がクリアされればJRは駅をつくるという判断をするんだみたいなね。
 そういうことを答弁で聞いて、それを私は繰り返しているんですけれども、この輸送力増強促進会議の中でも、そういうことを総合的に判断し検討する事柄と考えておりますと。だから、村岡新駅直接に対する答えではなくて、駅をつくるというのは本来この6項目を考慮して考えている事柄だということを平成29年度と30年度に答えているんですね。今度、令和元年度のほうにいきますと、実際に去年要望書を出しましたから、2019年1月に新駅設置に対する要望書をいただきました、今後は協議会等の関係者と連携して対応いたしますというふうな答えが初めて、具体的に新駅について出されたわけです。
 そういう経過をたどって、では、その6項目の中の特に1、最初のところ、輸送上、技術上問題がないかということを一番に掲げていましたよね。そこの点で、これから輸送力促進会議の中で検討されていくのかなと思うんですけれども、これなかなか公表されないんですね。
 調べていきますと、7時から8時の間で、2時間で約34本通るんです。ほぼ3分置き。それで、貨物の線だとかを一部使ったりもして、湘南ライナーなんかも通っているわけなんですけれども、市民が9年ぐらい前に調べたんです。それをJRに質問しているのがあるんですよね、質問状を出して。それはそちらにも行っているんじゃないかと思うんですけどね。平成22年8月にJRに質問状を出しているんですね、この方が。
 その質問の中身は、現在、東海道本線藤沢の朝のラッシュアワーにおいては、上りの運行間隔は、その列車本数から推して3分を切っているが、より間隔を狭めてより輸送力の増強を図ることは、運行技術上可能かという質問に対して、JRはこう答えている。3分のケースは既に限界であり、これ以上の短縮は不可能。
 それから質問の2番目は、大船、横浜間は、東海道線と横須賀線が並行して走っているが、横須賀線は東海道線に比べ2駅余計に停車している。その影響を時刻表で調べると、同駅間の所要時間は、横須賀線が3分余りかかっていることがわかる。この事実からして、1駅停車すれば1分半程度ロスすると考えるが、その考え方は正しいかといったら、正しいと答えています。
 もしラッシュアワー時に藤沢駅と大船駅間に新駅を設け、1分半をロスするとした場合、今度は3分プラス1.5分ですね。4.5分で両駅間を輸送することになり、ラッシュアワー時の藤沢駅における輸送能力は、4.5分の3で66%に減退することになると言えるかという質問に対して、そのとおりと答えています。輸送力が落ちるんです。
 四つ目に、この輸送力の減退は、運行間隔にゆとりが生じない限り、藤沢駅の西に位置する複数の駅にも、程度の差はあれ、より混雑するなどの影響を及ぼすと言えるかといったら、回答はそのとおりと言っているんですね。
 当時と、技術の進歩があって、今はもっと大丈夫で安全だというのはあるのかもしれない。そういうことも含めて、こういう質問に対して、今日的に答えてほしいと思っているんですけれども、そういう問題意識はおありでしょうか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  我々の理解は、増強促進会議というのは神奈川県鉄道輸送力増強促進会議で、これは昭和39年12月に発足した組織で、神奈川県と県全体の市町村、経済団体などによって構成されているもので、村岡新駅については昭和62年に要望されて、今に至っています。
 それで、先ほどのJR東日本からの回答につきましては、増強促進会議を通じまして、村岡新駅設置要望に対して、新駅設置は、先ほど六つとおっしゃったんですけれども、我々のほうは四つです。駅設置が可能な線形であること、現行の輸送形態に悪影響を与えないこと、あとは駅の増加収入が増加経費を上回ること、地元の協力ができることなど総合的に判断して行う事業という回答を得ていました。
 平成30年度の回答から、2019年1月に新駅設置に対する要望書をいただきました。今後は、協議書等の関係者と連携して対応いたしますという表示に変わっております。ですので、以前の要望の現行の輸送形態に悪影響を与えないことというのがありますので、今、概略設計をしていますけれども、その後にその辺の確認をする方向で検討していきたいと考えています。
 
○武野委員  以前、委員会で六つだということで紹介いただいたんですよ、杉浦課長から。今度四つというふうに。聞き漏らしたところもあるので。輸送上技術上問題がないかというのが1番目に挙がっていたんですけれども、それはその四つの中に入っているんですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  今、私が言った中には、駅設置が可能な線形ということ、二つ目に、現行の輸送形態に悪影響を与えないことということで、2点目に入っています。
 
○武野委員  その資料いただけますか。前、私に紹介してくださったのは、そういうことも入っていたりもしていますけれどもね。当時私が質問したときは、駅をつくるときには六つの条件をJRとしては持っているんだと。ところが、今回新駅を要望したら、四つの条件に当てはまれば、私、四つをちゃんと精査していませんけれども、今初めて聞いたから、その条件が変わったということになるわけですよ。当時は六つの条件をクリアしたらつくれるとJRは言っていると。それが、要望を出したら四つになったということなんですね。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  それは変わっていないです。内容につきましては、神奈川県鉄道輸送力増強促進会議のホームページでごらんになれます。それから、今、概略設計をやっていまして、その辺の新駅設置が可能な線形とか、輸送力に影響力を与えないことについても、当然、概略設計後に検討していくとか、そういう形でステップを踏んでいくと思いますので、その辺の課題はJRと3県市で確認をし合いながら確認していきたいと考えております。
 
○武野委員  細かいところですから、これ以上言いませんけれども、平成30年度が最終です。30年度の回答でいいますと、現行の輸送形態に悪影響を与えないことが一つ、二つ目が、新駅設置により想定される増加収入が増加経費を上回ること、三つ目が、地元の御協力が得られること。ここに「等を」と書いてあるわけですよ。隠されたものがね。そこら辺があるから、私はここは以前言われていた6項目を指すんだなというふうに思ったわけなんです。
 いずれにしても、この部分に関しては、駅をつくるということでJRが大丈夫だよと言ったから大丈夫なんですというのでは、ちょっと市民に対して説明ができないので、今言った、市民が具体的にこういうふうに質問状を出しているぐらいなわけですから、今そのことが再燃していますから、そこら辺は答えてもらえるようにちゃんとJRに要望してほしいと思うんですけれども、お願いしていいですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  新駅設置の可否については鉄道事業者の判断になるんですけれども、今後、条件に対する考え方については、3県市のほうで確認する方向で考えていきたいと考えています。
 
○武野委員  考え方ということよりも、事実として、実際技術上どうだという質問に答えてもらえるように、ちゃんと情報を入手しておいてほしいと思います。
 二つ目は、乗降客の推計ということですけれども、6万5800人というふうに言われていますけれども、乗降、乗りおりという表現と、今回の新駅を使う人数の6万5800人、これは違う考え方がごっちゃになっているので、ここを整理したいと思うんですけれども、今後委員会でも乗降客という言い方をしないでほしいなと思っているんです。JRのほうはおりるほうはカウントしていませんからね。乗るほうだけ。
 ですから、ここでいうと、大船駅、藤沢駅、湘南深沢駅を使っている人が3万5200人、新しく使う人が3万600人、合計6万5800人ということでよろしいですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  それでよろしいです。JRは乗車人員ということで公表されていますけれども、行政のほうは、湘南地区整備連絡協議会は推定乗降客数ということで、重力モデルという形で推計してきておりますので、乗降客という表示にさせてもらっています。ですので、6万5800人というふうに乗降客数がなっていますけれども、乗車人数に換算しますと半分の3万2900人ということになります。
 
○武野委員  3万2900人。じゃあ、私の数字、計算ずらさなきゃいけなくなりますね。それはいいです。3万人ぐらいが、新しく住む人だとか新しく利用する人ということですよね。3万人少しがね。そうすると、深沢に新しく住むのが3,000人。マンションとかなんか建って。あと、私のメモでいきますけど、2万7600人というのはどういうふうになるんですかね。武田薬品で働く人たちの人数なんですか。深沢の事業地に、ああ、楽しそうだなと来る人たちのことなんですか。その2〜3万人は。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  新規増加分につきましては、駅周辺エリアで、いろんな施設立地による鉄道利用者の発生集中を出したもので、それが乗降客で3万600人という形で出しています。
 そのエリアの中は、うちの計画人口は2,000人から3,000人としていますけれども、そういった区画整理のまちづくり、両地区のまちづくりと、あとは村岡東二丁目区画整理事業と武田薬品、それから藤沢市の渡内東と柄沢地区の区画整理事業とか、江ノ電バス、湘南鎌倉総合病院の人数も入れて3万600人という形にしております。
 
○武野委員  その資料というのは、算出したもとになるものというのがあるわけですよね。藤沢から出されていたりとかもしていると思うんだけれども、それは手元にあって、それを足し算されたということですかね。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  これは、湘南地区整備連絡協議会の中の検討調査で、平成23年、平成24年にかけて出したものです。内容についても、その調査報告書の中で詳しいことは見れますし、あとは深沢のまちづくりニュースについても、その内訳は書いてございます。
 
○武野委員  パーソントリップで調べた数字とは違いますよね。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  平成20年パーソントリップ調査に基づいて出しています。
 
○武野委員  もうわからなくなってくるんですよ。なぜかといったら、パーソントリップというのは、その周辺の人たちがそこに来るであろうという、その中には、ふだんから大船駅、藤沢駅を使っていた人がいるだろうし、新しく住んだ人もいるだろうしということになって、区分けがどういうふうになっているのか。私はてっきりパーソントリップで調べたのと、そのほかにということで出しているのかなとも思ったり、読んでいくとすごく混乱してくるんですね。
 今度はパーソントリップの話に移りますけれども、平成10年と20年に調査をしていますよね。それで、今の資料は古くないかなと思って。直近のニュースで出している平成30年のまちづくりニュースは、平成20年のパーソントリップ調査でやった数字ということでよろしいですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  平成24年の調査、今の6万5800人を出しているのが平成20年パーソントリップ調査によるものです。パーソントリップ調査は10年に1度やっていまして、もともと東京圏でいろいろアンケートみたいなものをとって、集計しているものなんですね。どのような人が、どのような目的、交通手段でどこからどこへ移動したかというものを、それぞれ鉄道とか、自動車とか、交通手段別に出しているデータなんですね。
 それをもとにいろんなまちづくりの計画とか交通の計画に当てはめていく、その基礎調査となるものですので、それを10年置きにやっています。うちの地区でいうと東京圏になるんですけれども、それは昭和43年以降、10年ごとに実施されていますので、調査するときには一番最新の資料を使ってやりますので、あくまでもパーソントリップ調査の資料をもとに推計モデルを使って算出したということで御理解をお願いいたします。
 
○武野委員  平成10年のパーソントリップの調査では9万人というふうに出ていますよね。これは乗降なんですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  全部、乗降でございます。平成10年パーソントリップ調査で、平成20年度の湘南地区整備連絡協議会で推計したものでございます。
 
○武野委員  2分の1で考えたらいいんだと思うんですけれども、平成10年のときは9万人、その次8万4000人という数字も出たし、その後7万3000人、6万5800人、そういうふうにどんどん変わっていっているんですよ。あそこのまちづくりに関して、新駅利用客が変わっていっているという数字が調べていくとあったものですからね。
 平成20年のパーソントリップ調査というのは12年前で、今度30年というのがやられるということになるんですか。その結果が4年ぐらいたたないと出ないということなんですか。そういうことですか。次の調査というのは、平成30年調査ということがやられて、それが公表されるのが平成34年ですか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  平成30年パーソントリップは、まだ出ていません。
 
○武野委員  いつ出ますか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  それはまだ把握しておりません。
 
○武野委員  10年ごとにパーソントリップ調査をやっているということは、そのパーソントリップ調査というのは、そこに大きな開発があるであろうという予測でその数を入れるということは、もちろんないですよね。現在の人口の動きとか、住まわれている世帯がこうでということで出されているんですよね。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  無作為にそういった用紙が行って、アンケートをとりますので、それで集計しておりますので、そういったことはないです。
 
○武野委員  そうなんです。これから住むという人に調査のしようがないからね。なので、パーソントリップの数字プラスこれからという数字が、新しく駅をつくったことによる、全く新しい乗降客が3万人ぐらいだろうという感じですよね、推計でいうと。本当にそういう数字になるのかなというのはこれから調べていきたいと思うので、先ほどの藤沢のほうの区画整理事業だとか、いろいろ勘案したときの数字というのを後で見させていただきたいと思います。
 さっきの続きですけれども、令和何年かに新しいパーソントリップの調査が出るということで、そこでもう一回改めて検討ということもないけれども、そういう情報を入手して、また検討の材料にするということになるんですね。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  そういった計画をつくる段階では、最新のデータを使ってやることになります。
 
○池田委員  幾つか質問させていただきます。まず、まちづくり方針実現化検討委員会ですね。これ、四つの項目で、実現化施策の検討と、まちづくり推進体制の検討、それから今後留意すべき事項、民間事業者との情報共有ということで、平成30年から進めてきたと思うんですけれども、最終答申というのはいつぐらいになるのか、この内容をどういうふうに今後まちづくりに生かしていこうと考えているのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  御質問の実現化検討委員会につきましては、6回の会議を全て経まして、もう間もなく最終答申を市長に対して御提出いただくという段階まで進んでまいりました。
 ここでいただく答申の内容は、一部は今年度中に行政計画化を予定している土地利用計画に反映されますが、それ以外の特にソフトの部分の取り組みにつきましては、今後策定いたしますまちづくりガイドラインですとか、まちの運営の中で実現に結びつけていくべきものも含まれてございますので、今後の計画策定の基礎になるものをいただくことになりますから、今年度いっぱいで終わるものではなくて、まちづくりのまち開きに向けた各取り組みの中の羅針盤になるものとして私ども捉えていきたいと考えております。
 
○池田委員  そうしますと、委員会のほうは一応答申をいただいて、それを今後まちづくりに生かしていくということで確認いたしました。
 それで、先ほどの機構の関係でも、企業誘致ということで、今回新たにまさに実現に向かっていくと思うんですけれども、そういう意味で、今回企業誘致というのは、前の素案から今回の検討を得て、企業が入る部分といいますか、業務用地がかなりふえているということで、さらにそれを加速して現実的な話を進めていかなきゃいけないと思うんですけれども、その辺の取り組みというのはこれからどのように進めていくのか、もう一度確認でお願いいたします。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  今回組織の見直しによりまして企業誘致担当という担当が設けられることも追い風にしながら、企業に対する取り組みは強めていきたいと思ってございます。現時点では、これから都市計画決定、事業認可をいただく段階でございますので、企業誘致の誘致というフェーズというよりは、企業誘致に向けた情報の発散と、それから地域のブランディングに力を入れていく段階だと考えておりますので、当面は、地域のブランディングも含めた広い意味での広報業務に取り組んでいくことが重要だというふうに考えているところでございます。
 
○池田委員  いざ事業認可されて、では、どうぞと言っても、望むような企業というのはなかなか入ってこないのかなと思いますので、その辺は早めに進めていく必要があるのかなと思っているんですけれども。ことしの1月25日に、市制80周年の事業として建長寺でまちづくりシンポジウムが行われて、私、それに参加させていただいたんですけれども、こういった方向性としては、スマートシティを目指すということでの大きなそういった方向性が示されたわけなんですけれども、これに対して、この間の講演の内容とかどういうふうに実際深沢のまちづくりに生かされていくのか、すぐに結びつかなかったものですから、その辺どういうふうに考えているのか、どういうふうにこれから生かしていくのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  スマートシティの実現に向けた深沢地域整備事業の立ち位置でございますけれども、今後進めてまいります鎌倉市のスマートシティのまちづくりの実現の第1フィールドは、恐らく、今まだ開発の始まっていない深沢地域ではなくて、既存の市街地の中で可能な取り組みを実現していくことになろうかと考えております。
 その一つの終着点が深沢地域のまちづくりにもなろうかと考えてございますので、既存の市街地、ブラウンフィールドと呼ばれる地域で展開していくスマートシティの取り組みを、今後新しいまちづくりがなされる深沢地域整備事業の中では大きく花開かせていく必要があろうかと思ってございます。
 そのためにも、スマートシティの実現は行政だけでなし得るものではございません。実プレーヤーとしての官民連携、場合によっては産官学金の連携といったものが必要になろうかと思っておりますので、このスマートシティの考え方、我々が目指すまちづくりのビジョンをいかに企業等と共有を図れるかといったところが、当面の取り組みとして非常に重要なものになるかというふうに考えております。
 
○池田委員  わかりました。これからその辺はどういうふうにまちをつくっていくのかということで、非常に大事な部分になるかなと思いますので。こういった事業を進めていく中でやっぱり気になるのは基盤の部分ですね。これがきちっと本当に進んでいるのかどうかということで、私なんか毎日見ていても、なかなか目に見えるものがないわけなんですね。そういう意味で、住民たちもそう思っていると思うんです。どこまで進んでいるかというのは、なかなかリアルに入ってこない。
 そういう中で、今、新駅の概略設計の関係も進めていると思うんですけれども、この辺の進行状況と、あと実際それをもとに見きわめをしていかなきゃいけないということで、その辺の時期とか今わかるようでしたら、教えていただければと思います。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  測量とか地質調査は終わっていまして、今、設計条件とか整理をしてやっているところです。額につきましては、まだ決まっていないんですけれども、12月ぐらいに出せるような方向で今やっておりますけれども、まだ確定したわけではありませんけれども、いずれにしても早めに、あらあらの額を出してもらうような調整は進めていかなければならないというふうに考えております。
 
○池田委員  そうすると、大体設計がまとまれば、その見きわめということになると思います。それが12月末に終われば、その時期ということなんでしょうか。
 
○杉浦深沢地域整備課担当課長  見きわめですと、年度内を目指すということで考えております。
 
○池田委員  令和2年度内には明確になってくるということですね。
 あと、最近、暫定利用の関係も結構いろんなものが、恐らく公共事業の置き場になっているんでしょうか、いろんなものが出入りしているのが見えるんです。あとは、湘南深沢駅前に何か建物を、駐車場を、市のB用地ですかね、建物もできているとか、ちょっといろいろ変わっている。その辺の暫定利用の状況というのはどういう状況なのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  暫定利用の状況について御説明いたします。
 南側から順番に申し上げますと、梶原川沿いの柏尾川寄りの地域につきましては、公募を行った結果、あちらで事業を展開したいという事業者と1社、契約を結びまして、事業を展開しているところでございます。それ以外にはまだかなり空きの部分がございますので、こちらの有効活用については、引き続き図っていきたいと考えております。
 次に、湘南深沢駅近くの地域でございますけれども、委員御指摘の建築につきましては、暫定利用を既に行っておりますテニススクールの事務室を諸事情により移転するために、現在、建築を行っているものでございます。地域内での移設でございます。
 最後に、エリア北側の用地でございますけれども、これまでなかなか、土地の形質も若干使い勝手が悪いことで暫定利用がかなわなかったんですが、多目的グラウンドよりも西側の地域につきましては、保育施設の一時的な建てかえのための暫定の園舎を建設をして有効活用しているところでございまして、令和2年度も引き続き、別の保育施設でございますけれども、暫定利用することになってございます。土地の有効活用と保育施設の確保といった二つの目的がかなう暫定利用になろうかと考えているところでございます。
 
○池田委員  わかりました。土地は利用していかないと、市税のほうも確保していかなきゃいけないという意味では非常に重要かなと思いますので、できる限り事業開始までは暫定利用していくべきかなと思っております。
 そういった全体的な進行状況というのは、住民とか地権者については、全体会を行って適宜説明はされていると思うんですけれども、もう少し広く理解をどんどん深めていくという意味で、何を行っているのか、今どういう状況なのかというのは、もう少し市民に広く説明する必要があると思うんですけれども、その辺の市民説明の状況というのはどのように考えているのかお伺いいたします。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  市民向けの広報につきましては、独自につくっております広報ツールでございます、まちづくりニュースの活用を中心に考えてございましたところでありますけれども、こちらのニュースにつきましても、令和元年11月から配布地域を全市域に広げまして、自治・町内会様の御協力も得ながら、周知にこれまで以上に努めているところでございます。
 また、先ほど報告いたしました実現化検討委員会の中でも、市民周知はもう少し力を入れるべきだというような御指摘がございまして、企業に対する情報提供と並行して、この事業に対する御関心を抱いてくださる市民に対しても、ワークショップのような形で、市のまちづくりについてともに考えて、ともにビジョンを共有する、そういった仕掛けが必要だといった提言をいただいているところでございますので、こちらも手法を考え、実現に結びつけていきたいと考えています。
 
○池田委員  非常に進行状況といいますか、目に見えないものが、暫定利用はあるんで、あれは何だろうとよく聞かれるんですけれども、全体事業が着実に進んでいるのかどうかということを、市民に対しても周知していく必要があるのかなと思っています。
 今回パブリックコメントが提示されまして、件数としては多くないですが、中身はかなり、今さっと見ても膨大なものがあるんですけれども、この辺、全体を見て、担当としてどういうふうにこのパブリックコメントを判断したのか、その辺ちょっと教えていただければと思います。
 
○山戸深沢地域整備課担当課長  パブリックコメントは全体で47通、128件の御意見をいただきました。こちらは数もさることながら、内容は非常に重たいものであると考えております。
 ここでいただいた御意見の中身につきましては、すぐに実現の可否を考えられるものと、今後、先々考えていかなければならないものが両方ございます。当然、すぐに土地利用計画について考えねばならぬ課題については、喫緊の課題として我々捉えてまいりますし、この先、まちづくりのガイドラインですとか地区計画の策定のときに考えなければいけない課題につきましては、しっかりと持ち続け、引き継いで、我々の課題として重たく捉えていきたい、そういったありがたい御意見をたくさんいただいたものだというふうに考えているところでございます。
 
○池田委員  これで最後にしますけれども、中には推進と、そうじゃないいろんな課題についてということで、その辺をもう少し私もじっくり読ませていただいて、またその辺を考えていきたいなと思うんですが、最後ですけれども、今回の常任委員会、部長は最後かなと思うんですけれども、今まで非常に大変な時期に計画を進めてこられたんですけれども、最後に残していくべきことといいますか、こういうことがあればちょっとコメントをいただければなというふうに思っています。
 
○前田まちづくり計画部長   この事業でございますけれども、もとを返せば昭和62年に国鉄改革がありましたところが起点になっておりまして、そういう意味では30年来のまちづくりというふうなことだと考えております。
 鎌倉第3のまちづくりを進めていくということが、今回具体性を持って動き出したというふうに認識をしておりまして、新駅を前提に藤沢、鎌倉の両市が一つになってまちづくりを進めるということが相なったことで、実現性も十分だというふうな状況だというふうに認識をしております。
 時間は大変かかりましたけれども、ある意味では3周おくれのトップランナーという形になっていけると思っておりますので、さまざまな今、社会課題があります。気候変動の問題とか、働き方改革の問題とか、あるいは技術革新とか、人の価値観も大きく変わってきているというような状況でありますので、そういったような新しい潮流をしっかり受けとめて、未来型、あるいは人が中心のまちづくりというものをしっかり行っていきたいというふうに考えているところです。
 今回、基本計画の見直しの中でも、冒頭、土地利用の中でも位置づけましたけれども、古都である鎌倉と、商業とかにぎわいの大船というのがありまして、その拠点に新しい価値観というものを創造していくような、あるいは生活というものを創造していくような深沢のまちというのが加わることで、多分鎌倉は魅力を発揮して、まちの力というものをより増幅していけるものというふうに私は考えておりまして、信じているところでございます。
 深沢はある意味では、鎌倉に残された、限られた広大な土地というようなことでありますし、ただし、まちづくりをしていける部分では残された非常に貴重な土地ということでもあります。非常に周辺でもそういったイノベーションが始まっているところで、状況が、すごく時期も恵まれているというようなことがありますので、深沢につきましては、単に深沢のまちづくりをするということだけではなく、全市的な課題の同時解決というようなことを進めていくということが、そういう地にするということが必要だろうというふうに思っておりまして、本会議などでも御答弁させていただいていますが、深沢のまちというものが機関車となって、その波及効果を鎌倉のまち全体に広げて、持続的な自治体経営というものにつなげていけるものというふうに私は確信しているということでございます。
 先ほど山戸課長の報告にもありましたけれども、専門家の委員会からも幾つか御指摘をされていまして、ちょっと御紹介したいんですが、進めていくに当たっては産学民の連携というのが非常に重要だというようなことです。行政だけが土地を持っているわけではありませんので、さまざまなステークホルダーの方たちに一歩前向きな関与をしていただいて、交流とか共創というようなことを導き出すことによって、単に足し算ではなくて、掛け算のまちづくりということができ上がる、それによって加速的にまちがよくなっていく、あるいは鎌倉のまちに貢献していくというようなことがあるということだというふうに先生方から言われています。
 もう一つは、土地利用計画もさることながら、本当にこれからは社会が変わっていく節目で、スピードが速いということがありますので、今回土地利用計画も決めましたし、今後の進め方も先生方から答申をいただくということになりましたけれども、そこで固定してしまうんではなくて、ある意味では頭の中をちょっとぐにゃぐにゃにしておいて、時代背景とか社会環境の変化というものをしっかり踏まえて、柔軟に変わっていけるものというようなことをもって対応していくということが非常に重要だろうというふうに思っております。
 ただ、その際も、ウェルネスですとか、あるいはウオーカブルですとか、人間中心の社をつくっていくんだという哲学、思想みたいなものを変えないで、ただハードの部分とか仕組みみたいなものは柔軟に変えていくというような姿勢で臨んでいくということが必要だろうというふうに先生方からも指摘をされています。
 あと、他の地域、特に村岡ですとか、あるいは他のプロジェクト、例えば県の未病改善ですとか、村岡の藤沢のまちづくりというふうなこととしっかり連携をしていくということが今回のまちづくりのポイントでございますので、そういう意味からしますと、鎌倉だけということではなくて、この湘南地区、鎌倉地域、ないしは三浦半島の地域、ないしは神奈川県といったようなことも意識をしながら、まちづくりを進めていくということが重要だというふうなことを先生方からも御指摘をいただいていまして、私もそのような形で進めていくべきだろうというふうに思っております。
 今回こういう形で着実にまちづくりが進み始めましたが、そういう意味では、権利者の皆様とか、あるいは関係者の皆様に非常に御助力、御理解をいただいたというようなことだというふうに思っておりましたので、ある意味では担当させていただいた部長としましては、非常に感謝しかありません。
 今後とも、ある意味では市民の幸福度というものをしっかり求めていくまちづくりということになるように、ぜひとも進めていきたいと思っております。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第3「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○林まちづくり計画部次長  日程第3議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分の内容について説明いたします。
 議案集その2は5ページを、令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の62ページから65ページにかけまして、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の45ページをごらんください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、11億8332万7000円のうち、職員給与費を除くまちづくり計画部所管分について、まちづくり推進事業に係る経費は、まちづくり審議会委員報酬、都市政策専門員報償費、土地利用調整制度の見直しに係る調査業務委託料などを計上いたしました。
 予算説明書は128ページから131ページにかけまして、内容説明は312ページに移りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、11億4682万7000円のうち、職員給与費を除くまちづくり計画部所管分について、古都中心市街地整備事業に係る経費は、技術アドバイザー謝礼などを、内容説明は313ページに移りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、技術アドバイザー等謝礼、砂押川プロムナード枯枝胴ぶき等伐採処分業務委託料などを、内容説明は314ページに移りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を、内容説明は315ページに移りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地区まちづくりガイドライン基本方針策定業務委託料、深沢地区事業フレーム調整検討業務委託料、新駅概略設計負担金などを、内容説明は316ページに移りまして、都市計画運営事務に係る経費は、特定生産緑地指定図書作成業務委託料、都市計画情報提供サービス業務委託料、立地適正化計画策定業務委託料などを、内容説明は326ページに移りまして、会計年度任用職員給与費に係る経費は、まちづくり計画部所管分として、市街地整備課、深沢地域整備課、都市計画課の会計年度任用職員3名の報酬などの人件費を、それぞれ、計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○武野委員  予算特別委員会に臨むに当たって、一つ確認させていただきたいと思います。45ページ、まちづくり推進事業ですけれども、ここでアンダーラインを引いている第13節というのは、事業の内容というふうに2点述べられている、これの推進のための委託料なんですか。全く別物ですか。
 
○川村まちづくり計画部次長  ただいまの質問、土地利用調整制度の見直しに係る調査業務委託料ですけれども、これまでもお話ししておりますけれども、開発事業にかかわるまちづくり条例、開発事業条例、特定土地利用条例の三つの条例について、総体的な見直しに向けて、必要な基礎調査、あるいは見直しの効果等の分析、こういったものについて委託をするということでございます。
 
○武野委員  私の質問に対して、そうですということですね。わかりました。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第4「議案第99号令和2年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
 
○林まちづくり計画部次長  日程第4議案第99号令和2年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
 議案集その2は20ページを、令和2年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の5ページを、令和2年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の425ページをごらんください。
 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1870万円で、前年度当初予算に比べて約11%の減額となっています。
 初めに歳出から説明いたします。
 第5款第5項事業費、第5目一般管理費は1663万3000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品費、代替住宅管理費負担金などを、内容説明は426ページに移りまして、職員給与費に係る経費は、市街地整備課で再開発事業に携わる2名の職員に要する経費を、内容説明は427ページに移りまして、第10目事業費は106万7000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、管理施設等の維持修繕に要する経費、再開発事業代替用地等の管理に要する経費などをそれぞれ計上いたしました。
 予算説明書は12ページから13ページに移りまして、第15款第5項第5目予備費は100万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。
 予算説明書は、戻りまして8ページから9ページをごらんください。
 第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は651万円で、行政財産の目的外使用料を、第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は1019万円で、一般会計からの繰入金を、第15款第5項第5目繰越金は200万円で、令和元年度からの繰越金をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算特別委員会への送付意見はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (10時55分休憩   11時02分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第5報告事項(1)「鎌倉市景観保存建築物の保存活用の推進に関する要綱の制定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○都市景観課長  日程第5報告事項(1)鎌倉市景観保存建築物の保存活用の推進に関する要綱の制定について、報告いたします。
 市の都市景観の形成に重要な役割を果たしていると認め、鎌倉市都市景観条例により指定している景観重要建築物については、近年、所有者の高齢化や相続の問題によって、指定解除に至り、建築物が取り壊された事例が発生するなど、建築物の維持が困難となっています。
 平成30年度に景観重要建築物等の所有者に対しヒアリングを行ったところ、維持管理が困難となる可能性のある建築物が複数あることを確認いたしました。このようなことから、景観上重要な建築物を取り壊すことなく後世に受け継いでいくため、維持が困難となった建築物を活用していただける方への橋渡しができる制度の構築を検討したものです。
 この要綱の目的は、景観上重要な建築物を滅失することなく外観を保存し、有効な活用を図り、もって都市景観の保全を推進するため、保存活用を希望する者と所有者との円滑な情報提供等の実施を支援するものです。
 それでは、資料のイメージ図に沿って説明いたします。
 この要綱の対象となる建築物は、鎌倉市都市景観条例に基づく景観重要建築物等、文化財保護法に基づく登録有形文化財、景観法に基づく景観重要建造物及び本市の都市景観の形成に寄与する建築物の四つです。
 制度の主な当事者は、市、保存活用希望者及び所有者の三者となります。図中の丸数字は手続の順序を示しています。
 まず?で、保存活用希望者が市に登録の申し込みを行います。?で、市は保存活用希望者の台帳登録を行います。その後、?で、所有者から建築物の売却等の意思表示があり、市に情報提供等の求めがございましたら、?で、市は保存活用希望者に、所有者から提出を受けた建築物概要書を提供し、保存活用企画書提出の意向確認を行います。活用の意向がある保存活用希望者は、?で、市に保存活用企画書等を提出します。次に?で、市は所有者にその保存活用企画書の提供を行いますが、その間、必要に応じて、市は鎌倉市景観整備機構や鎌倉市景観審議会等に、保存活用企画書の内容が建築物の外観を変更する企画の場合において、相談し、助言を求めることができます。?で、所有者は保存活用希望者と交渉します。うまくマッチングすれば、売買及び賃貸借等の契約へ移ることとなります。最後に?で、所有者は市に検討結果の報告を行います。
 以上が手続の簡単な流れです。
 最後に、この制度における市の立ち位置ですが、市は所有者と保存活用希望者との景観保存建築物に関する交渉、売買及び賃貸借等の契約について、直接関与することはありません。
 また、所有者が保存活用希望者以外と取引を行うことについて、規制するものでもありません。
 今後は、この制度の運用が円滑に進むよう、鎌倉市景観重要建築物等の所有者、不動産事業者等への周知を図っていく予定です。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○松中委員  これで何か具体的に可能性のある建物というのはあるんですかね。それよりも、市長がこんなことをやる前に、自分のところで持っているものを先に、例えば文学館の前の旧前田邸なんていうのは、本来なら貴重なものだろうと思うんですよ、こういうことで考えたら。そういうものをちゃんとやらないで、市民のものの所有者に対してといったら、市がやっていないのに、そこは大事ですから面倒見ますと言ったところであれでしょう。旧前田邸なんかどうなっちゃうの。工事しているわけじゃないですか。それなのにこれで呼びかけるなんていうのは、おこがましいんじゃないの、これ。
 まず自分たちが持っているものをちゃんとやらなかったら、こんなこと言えないじゃないの。何か制度つくったって、市長自身が全然やらないで。何のためにつくるの、それ。こんなの民間に任せておけばいいじゃないの。壊したきゃ壊せばいいじゃないの。市だって、もらっておいて、何もしないで放置して、一体何なのかね、これ。民間のほうがもっと具体的にがんがんやりますよ。要らなかったら、壊してちゃんと違ったものをつくりますよ。あなた方の価値観でそこは重要だとか何とかと言ったって、そんなの、もらっておいて何もやっていないんだよ。それでこんなことを、制度と言えるか。何言っているんだというのを僕なんか幾つも見ているからね。建物が壊されたり。せっかくもらったものが生かされていない。
 だけど、それはあなたに聞いてもしようがないから。これは市長の問題だから。まあいいや、終わります。全然やっていないよ、本当に。幾つもそれ知っているから。
 
○森委員長  答弁は求めないということでよろしいですか。
 
○松中委員  答弁要らないよ。何もやっていないじゃないの。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                (「聞きおく」の声あり)
 多数了承と確認いたしました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第5報告事項(2)「平成27年(ワ)第4725号損害賠償請求事件について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○渡辺(誉)建築指導課担当課長  日程第5報告事項(2)平成27年(ワ)第4725号損害賠償請求事件について、報告いたします。
 参考資料として案内図を用意いたしました。
 本件は平成27年11月27日付で横浜地方裁判所に提訴されたもので、原告は極楽寺二丁目にお住まいの個人です。
 本訴訟は、平成20年4月に完成し引き渡しを受けた建物の、引き渡し直後からの雨漏り等の瑕疵について、原告が、鎌倉市、建築工事会社、設計事務所及び工事監理者と連帯して損害を賠償するよう請求しているもので、訴訟が提起されて鎌倉市が応訴したことについて、平成28年2月定例会の当委員会に報告いたしました。
 その後の経過といたしましては、応訴の後、平成28年2月10日から現地調査や証人尋問も含めて3回の口頭弁論及び29回の弁論準備手続を重ねてまいりました。
 また、原告側から令和元年8月20日と11月18日に訴えの変更申立書が提出され、その変更内容は、鎌倉市に対する請求金額を減額することと、請求の法的根拠を整理するものでございました。
 その後でございますが、令和元年12月20日に開催された弁論準備手続の場で、原告側訴訟代理人から、鎌倉市に対する請求を全部取り下げるとの書面が提出され、本市がこれに同意したことにより、本市はこの訴訟における被告ではなくなりました。今後は、原告側と鎌倉市を除く被告側との間で本訴訟が継続されます。
 担当裁判官からは、原告側と鎌倉市を除く各被告側とで和解に向けて協議を進めているとの話を聞いております。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告事項について了承と確認してよろしいでしょうか。
                 (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 職員入室のため、暫時休憩いたします。
              (11時13分休憩   11時15分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第6「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○古賀都市景観部次長  日程第6議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分について、説明いたします。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は62ページ、63ページを御参照ください。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は57ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、歴史的遺産と共生するまちづくり推進事業に係る経費は70万2000円で、歴史的風致維持向上計画協議会委員の報酬、歴史的風致維持向上計画中間評価外部有識者の謝礼、歴史的風致形成建造物の標識作成等業務委託料、歴史的景観都市協議会負担金などに要する経費を計上いたしました。
 続きまして、予算説明書は66ページから69ページを、内容説明は80ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は1661万2000円で、実験活用講師の報償費、建物の維持修繕料、庭園公開管理・屋内清掃業務等委託料、機械警備委託料、庭園等管理作業委託料、スズメバチ等駆除委託料、土地の賃借料などに要する経費を計上しました。
 予算説明書は120ページから123ページを、内容説明は277ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費、会計年度任用職員給与費に係る経費のうち、都市景観部では、都市調整課の会計年度任用職員3人、建築指導課の会計年度任用職員5人の報酬などの人件費を計上いたしました。
 内容説明は282ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費、建築相談事業に係る経費は7856万9000円で、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金、避難路沿道建築物耐震診断補助金、防災ベッド等設置事業費補助金などを、283ページ、都市調整運営事務に係る経費は49万7000円で、消耗品費、神奈川県八市開発許可研究協議会負担金などを、284ページ、開発審査事務に係る経費は2605万3000円で、大規模盛土造成地第二次スクリーニング計画の作成委託料、一般文具等消耗品費、開発登録簿複写のための印刷製本費などを、285ページ、建築指導事務に係る経費は889万5000円で、建築審査会委員及び建築審査会専門委員の報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築行政共用データベースシステム利用料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 予算説明書は128ページから131ページを、内容説明は301ページを御参照ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、緑政運営事業に係る経費は532万2000円で、緑政審議会委員、緑化推進専門委員及び(仮称)緑地維持管理相談専門委員等の報酬、鎌倉市緑の基本計画改訂業務委託料、神奈川県森林協会等負担金などを、302ページ、緑地取得事業に係る経費は8824万6000円で、鎌倉近郊緑地特別保全地区の不動産鑑定評価業務委託料及び土地公有財産購入費を、303ページ、緑化啓発事業に係る経費は694万円で、緑化啓発に関する業務委託料、鎌倉市緑化まつり事業負担金、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを、304ページ、緑地保全事業に係る経費は4109万8000円で、確保緑地の適正整備委託料、保存樹木・保存樹林・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、緑地保全基金寄附等積立金などを、305ページ、風致保存会助成事業に係る経費は2658万2000円で、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを、内容説明は309ページに参りまして、都市景観形成事業に係る経費は3362万3000円で、景観審議会委員報酬、違反屋外広告物運搬処分業務委託料、若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン運用支援業務委託料、景観重要建築物等の修繕に係る助成金、旧村上邸貸家料、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などを、310ページ、風致地区事務に係る経費は47万9000円で、風致地区内標柱維持修繕料、古都保存連絡協議会負担金などに要する経費を計上いたしました。
 内容説明は326ページに参りまして、都市計画総務費の会計年度任用職員給与費に係る経費のうち、都市景観部では、都市景観課の会計年度任用職員1人の報酬などの人件費を計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○大石副委員長  1点だけ教えてください。284ページの第一次スクリーニング、大規模盛土の造成地の変動予測調査ということで書いてありますけれども、これ、第二次スクリーニングを効率的にということで、新規事業でここへ掲載されていますけれども、これ具体的にはどんなことなんですか。
 
○吉田(浩)都市景観部次長  大規模盛土造成地の第二次スクリーニング計画作成のための委託調査ですが、こちらの事業につきましては、宅地の耐震性を向上させるために、大規模地震の大規模盛土の被害を軽減する目的で、最終的には工事を行うことを目的とする事業ですが、平成27年に第一次スクリーニングということで、机上で、昭和20年代の地図と現況の地図で盛土のレベル差を調査しまして、盛土が行われたところを実際に調査しております。それが鎌倉市では311カ所検出されておりまして、平成28年8月に、どういうところが造成地かということで公表しております。
 今後、第二次スクリーニングというのは、現地に行って、実際にはボーリングですとか地盤調査をやって、盛土で不安定な地盤ですとかそういうことを確認するんですが、実際に個々の箇所を確認する前に、1次調査が机上の調査だったものですから、今回は現地に行って、盛土の状況ですとか擁壁の状況、地下水の状況ですとかを確認したり、また基礎資料では、造成地が何年度にできた擁壁で、造成年度であるですとか、もしそういうもので地下水ですとか擁壁に状況の悪いものがあれば、簡易に地盤調査を行って、実際に2次調査で個々のボーリングをしなきゃいけないところを絞り込む作業、311カ所あるうちの本当にどこが危険だということ、1次調査は机上でやっているものですから、現地で箇所を絞り込む調査ということで考えております。
 今回、これで個々の調査が必要だということになれば、またその次に2次調査ということで、個々の場所に行って、一件一件ボーリング調査をして、再度地盤の調査を確認することになります。
 
○大石副委員長  ということは、来年度というのは、第一次スクリーニングで出た311カ所のうち、さらに深掘りをした2次調査をしていくんだ、優先度を、重みづけをしていく、そういう作業を来年度やる。それが第二次スクリーニングですね。
 
○吉田(浩)都市景観部次長  311カ所のうち、2次調査をやるところが幾つになるのか実際に絞り込むということに来年度はなります。2次調査をしなきゃいけないというところが出てくれば、また後の年度に2次調査を行っていく。それでまた危険ということになれば、工事をするのか、民地になるんですけれども、そういう形では最終的にはなると思います。
 
○大石副委員長  平成27年に第一次スクリーニング調査をしていて、今、令和2年だけれども、この5年間ぐらいの間で、盛土とかそういう例というのはなかったんですかね、開発業務の中で。この抜けている部分、平成27年から今までの間の盛土での開発事業というところの漏れはないんですかね。
 
○吉田(浩)都市景観部次長  第一次スクリーニングの対象につきましては、谷埋め盛土というものにつきましては、3,000平米のところを埋めたところ、腹づけというのは少ないんですけれども、現況の地盤から水平角度20度以上の崖のところで5メートルの崖が生じるのが腹づけ、そこは少ないんですけれども、今のところ、3,000平米以上埋めたところというのはそれ以降はないと思うんですけれども、再度、来年調査する中で確認して、第一次スクリーニングの中で取りこぼしたところがあれば、またフォローして対応したいというふうに思います。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (11時27分休憩   11時28分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第7「請願第4号御成町に設置予定の駐車場により懸念される交通環境悪化への対応策を求める請願書」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○古賀都市景観部次長  日程第7請願第4号御成町に設置予定の駐車場により懸念される交通環境悪化への対応策を求める請願書について、説明いたします。
 なお、この説明に係る条例の名称となる「鎌倉市特定土地利用における手続及び基準等に関する条例」を「特定土地利用条例」と略称で説明いたしますので、御了解ください。
 資料といたしまして、資料1「案内図」、資料2「土地利用計画図」、資料3「現況写真」を用意いたしましたので、御参照ください。
 本請願は、資料1「案内図」の赤く塗りつぶした部分、市役所前信号交差点の北西側に位置する面積860.05平方メートルの土地で計画される駐車台数31台のコインパーキング設置を目的とする特定土地利用に関するものです。
 当該行為地周辺の道路状況につきましては、当該行為地東側となる計画コインパーキング出口左方向、神奈川県企業庁鎌倉水道営業所に向かう丁字路までの道路幅は、鎌倉市道部分が約4.15メートルである一方、同出口右方向、特に行為地西側の道路幅は、最小で2.7メートルと狭小な幅員となっています。
 当該コインパーキング設置に係る手続状況といたしましては、令和2年1月6日付で鎌倉市まちづくり条例による中規模開発事業の手続が終了した後、同年1月8日付で特定土地利用条例に基づく手続に入り、現在、事前相談及び近隣等への周知が終了した状況となっています。今後、コインパーキング施設の設置に係る関係各課との協議に入るものと思われます。
 それでは、本請願の内容について説明いたします。
 まず、請願の要旨としましては、御成町の商業施設駐車場に近接した場所に31台のコインパーキング設置が予定されている。事業者側は公道上で起こる接触事故、渋滞等の問題については関与できないとの姿勢を住民側に示しており、対応策について苦慮しているところである。現在でも、商業施設駐車場入口丁字路、市役所前交差点、今小路通りの交通環境は劣悪な状況であり、コインパーキング設置によりさらに環境が悪化することは容易に想像できる事態である。現在の劣悪な交通環境の改善とともに、コインパーキング事業者への指導を行政として取り組んでいただきたいというものです。
 請願の理由といたしましては、今小路通りについては、平成8年5月に歩行者尊重道路として位置づけられており、鎌倉駅周辺地区交通計画懇談会や今小路通り歩行者尊重道路専門部会等にて長年にわたり様々な検討が行われてきたところであるが、社会情勢の変化により、交通環境は改善するどころか、悪化しているとさえ言える状況である。
 こうした状況の中で31台のコインパーキングができると、近隣の交通環境、住環境、今小路通り全体の交通環境はさらに悪化する可能性が高いことに、住民は大きな不安を持っていると述べた上で、具体的な懸念事項として、1、接触事故の増加、渋滞増加及び商業施設との関係性を加味して、商業施設駐車場入口前丁字路出入りの車両が増加することに係る対応策ついて。2、駐車場からの右折退場により奥の道の通行量が増加することに係る対応策について。3、駐車場が夜間たまり場になることに係る対応策について。4、排気ガスの増加に係る対応策について。5、今小路通りの恒常的な渋滞がさらに増幅することに係る対応策について。6、今小路通りの歩行者の安全性がさらに悪化することに係る対応策についての6項目を挙げ、それらの対応策について検討するよう市に要望するとしています。
 次に市の考え方について説明いたします。
 当該行為地周辺の状況といたしまして、まず、六地蔵から市役所前交差点、寿福寺を経由し、鉄の井までの延長約1,500メートルの鎌倉市道、通称今小路通りにおいては、特に市役所前交差点付近での日中の車両及び歩行者の多さに加え、当該行為地に近接する商業施設の駐車場利用車両の出入りもあり、ここに、計画されるコインパーキング利用車両の多数の出入りが重複すると思われること、また、今小路通りは歩行者尊重道路に位置づけられ、従前から本市交通部局と地域の方々とでワークショップを開催するなど、協働により歩行者の安全・安心な通行環境を確保するための施策を実施する取り組みを行っていたこと、さらに、当該行為地西側から北側にかけての道路は、車両の通り抜けは可能ではあるものの、幅員が狭小であることから、当課としては、事業者に対し、特定土地利用条例の手続当初から、近接する商業施設と調整を図り、車両通行上の何らかの措置を講じるよう、また、その結果も含め、当該計画について、近隣周辺住民の皆様に十分に説明するよう強く要請してきました。
 その後、事業者からは、令和2年1月16日に、当該行為地所有者の同席のもと、周辺及び関係住民に対する説明会を開催したこと、また、令和2年2月4日に、近接商業施設事業者と安全確保のための協力を求める話し合いを行った旨の報告がなされました。
 2月4日に行われた事業者間の話し合いの詳細については、本請願が2月5日に提出された後の2月17日付で事業者から文書による報告を受けましたが、その内容は、商業施設駐車場の交通整理員が当該計画コインパーキング利用車両の誘導も行うことで調整が図られたというものでした。
 この結果、課題解消に向け一定の前進があったものと言える一方、市としては、本請願における懸念の解消をさらに推し進めるためにも、事業者に対し、今後も継続して、右折出庫の防止など周辺の通行上の安全確保に係る対策を検討すること、さらに、防犯面や排気ガスの影響軽減に対し有効な措置を講じること等、近隣周辺住民の皆様の御意見、御要望を可能な限り計画に反映させることができるよう要請してまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○中村委員  今小路通り歩行者尊重道路専門部会の、今、交通政策課がいらっしゃるので、現在の検討状況というか、その辺ちょっとわかりやすく御説明いただければと思います。
 
○交通政策課担当課長  今小路通りの取り組みにつきましては、平成8年に鎌倉地域交通計画研究会から鎌倉地域の地区交通に関する提言というものが出されておりまして、その流れを受けまして、請願書にありますとおり、鎌倉駅周辺地区交通計画懇談会といったものが設置されまして、そこでは、歩行者尊重道路の将来計画案というものが地元の方で議論されました。
 それを受けまして、平成18年、今小路通り歩行者尊重道路専門部会が開催されまして、こちらで議論を重ねまして、整備計画案といったものを取りまとめた状況でございまして、市民と行政の協働支援として今後の整備計画案について取りまとめている状況でございます。
 現在、歩行者尊重道路というのは9地区指定をしておりまして、現在は小町大路で歩行者尊重道路の取り組みを行っているんですけれども、取り組みの優先順位を決めまして、小町大路の取り組みが終了後、今小路通りの取り組みについて、また再度これまで専門部会等で議論された題材をもとにして安全対策を進めていきたいと考えております。
 
○中村委員  そうすると、最近開催したとか、直近では余りないのか、その辺の最近の動向というのはあるんでしょうか。
 
○交通政策課担当課長  最近の歩行者尊重道路の取り扱いの変更ということでお答えをさせていただきます。
 先ほど申し上げた鎌倉地区の交通計画の中では、当初4地区を歩行者尊重道路としたんですけれども、平成28年に請願書が提出されまして、それに基づいて、従来4地区であった歩行者尊重道路については追加ということで歩行者尊重道路の位置づけをし直して、それで9地区になっているという状況でございます。改めてその9地区の中で優先順位を定めまして、第1位が小町大路の取り組みということになりまして、続いて今小路通りに取り組むというような位置づけになっております。
 
○中村委員  今小路通り1,500メートルの中で、最近でも駐車場、今回の駐車場ということじゃなくて、いろんなコインパーキングが多分できているんだけれども、そのときに何か情報交換とかそういうことはしてこなかったということでいいんですかね。これ、どこに聞けばいいのかあれなんだけれども。
 
○古賀都市景観部次長  コインパーキングの手続におきまして、事前相談という形で関連課に回るように最初に指示するんですけれども、その中で、歩行者尊重道路に面しているコインパーキングの計画につきましては、交通政策課の情報提供といいますか、協議をするような形で誘導しておるところです。
 
○中村委員  あそこのいわゆる市役所前の交差点というのは、目違いになっているところの解消というのがあると思うんですけれども、そこの担当者は、今どんな状況で進んでいるかお答えできますか。
 
○林まちづくり計画部次長  市役所前の交差点の目違いにつきましてでございますけれども、これにつきましては、鎌倉駅西口周辺まちづくり基本計画の中で、考え方として、交差点改良については、当然目違いの解消も含めてなんですけれども、4方向、今小路通りの南北、それから市役所通りの東西、それから交差点に進入する部分につきまして、4方向とも右折レーンを確保する、あわせて目違いも解消するということで計画を持ってございますけれども、工事につきましては、平成17年度から順次工事を行ったところですが、平成20年度までで暫定の整備としては終了しておりまして、現在のところ、周辺の土地利用の更新を捉えて、土地所有者等と交渉していくことになってこようかと思っております。
 
○中村委員  先ほどの説明の中で、近隣の商業者の整理員が協力してくれるというお話があったんですけれども、あの整理員というのは、何時から何時までというのは把握されていますか。
 
○古賀都市景観部次長  実際に商業施設に問い合わせをいたしましたところ、営業時間としまして、平日、土日、休日とも9時半から20時とのことでございます。
 
○武野委員  こんな中心部に31台というのはちょっとびっくりしているんですけれども、事前相談があったということなんですけれども、そのときに、今、鎌倉市はロードプライシングをやるだとか、そういうまちづくりの説明とか考え方というのも説明はされたんでしょうか。
 
○交通政策課担当課長  本市のほうで交通需要管理の形で進めているということで、事業者に対して、まちづくり条例の手続に入る段階で本市の交通需要管理の施策に関する周知のビラということで、ロードプライシングの内容を含むものなんですけれども、そういったものを配りまして、本市の交通施策の理解を求めている状況でございます。それは今回も行っているという状況でございます。
 
○武野委員  パークアンドライドと言ったって、ここにとめてと言ったって、ここまで来る間に、こんなところにパークアンドライドでもないだろうし、ロードプライシングというのが今まだ進めて検討段階のときに、これ契約は2年ですよね。
 
○古賀都市景観部次長  住民説明会の中で土地所有者から説明した内容といたしまして、実際2年契約をしているというような説明があったと聞いております。ただし、一方で土地利用の何か引き合いがあった場合は、途中で解約することもあり得るという話もあったということです。
 
○武野委員  最近は、ちょっと大きめの1軒がなくなったら、駐車場が二つぐらいとか、もうあちこちに小さな駐車場がぽつぽつあって、しばらくしたらそこがなくなって家になっているとか、だから、そのつなぎみたいな形で土地利用されているのかなというふうに推測するわけなんですけれども、ここにはやっぱりマンションとか建つんじゃないのという懸念は拭えないんじゃないかと思うんです。4階建てぐらいですか。そうすると、やっぱりさっきの話にまた戻って、歩行者尊重道路の関係でどうなのかとかいうのも、まだ引き続き生まれてくるわけですよね。これは、今の段階では、行政がとめるすべが一つもないということなんでしょうか。
 
○古賀都市景観部次長  そのとおりでございます。
 
○大石副委員長  先ほど中村委員が質問したことに少し関連するんですけれども、市役所前の交差点の目違いというのは、さっき答弁でありましたけれども、平成17年ぐらいから交差点改良をするために、サンマルクだったところの前のところの、今、歩道になっているところの用地買収だとか、真向かいにある紀ノ国屋、目違い、交差点を改良するために紀ノ国屋からの御協力をいただいたり、そういう報告を受けていたんですよ。
 西口駅前整備が現実的なものになりつつあるじゃないですか。交差点の目違いを改良する交差点の話というのが置き去りになったような気がするんですよ。というのは、請願でいう市役所前の交差点、今小路通りの劣悪な交通環境だとか、渋滞だとか、歩行者の安全性などの関係でいろいろな協議をして、専門部会まで設けて決めたわけなんですけれども、この目違いを直すことが、この請願の中で心配される多くの項目に対する大きな改善策になると思ったんです。
 今まで、そのときの報告の最後には、鎌倉駅西口整備を行う際には、できればという言葉がありましたけれども、同時に交差点を改良したいという報告を受けているんですよ。西口駅前の整備がやられるのが現実味を帯びてきました。では、この交差点改良をするための動きというのは、同時にやりたいという意思があるわけですから、過去に。そういう動きはしたんですか、どうですか。
 
○林まちづくり計画部次長  今、御指摘の商業施設側の北側になるんですか、市役所通り北側の部分の都市計画道路のラインが入っているところまでの拡幅をすることによって、目違いの解消に大きく寄与するというところがありまして、直近で権利者等との交渉を行ったというのは確認はできていませんし、また、申しわけないんですけれども、令和元年度においてもそのような交渉はないんですが、過去においては、実は当時私が所管していたんですけれども、平成21年当時に商業者との協議というのを行った経過がございます。
 そのときには、市のまちづくりの基本計画の中での、繰り返しになりますが、市役所前交差点の整備方針の御説明をするとともに、相手方からの課題、歩行者等のスロープが設置されている、それについては非常に重要なものだと捉えているとか、これまでも歩道の自主後退部分の協力もしているというようなこともあって、なかなかそこから先へ進むというところまではいってはいなかったんですけれども、今回このような請願が提出された、また交差点の改良についても必要性がさらに高まったんではないかという御質問というふうに捉えておりますが、今後また連絡をとって、コンタクトをとって、交差点改良に向けての協議を行う必要を感じているところでございます。
 
○大石副委員長  目違い、交差点改良に伴い最後に動いたのが平成21年というと、もう10年以上経過している。その中で、何度も言うようですけれども、西口の駅前整備が現実味を帯びてきている形の中で、これをとりこぼしたということになるんですよね。10年間何もやっていないんだよ。この交差点改良ができていれば、大分違ったかもしれませんよ、さっき言ったみたいに。
 あと紀ノ国屋やら何やら権利者の方がいらっしゃるんだと思いますけれども、これ、何件あって、その反応というのもこの10年間つかんでいないわけですよね。何件あるんですか。計画どおりの交差点改良をしたいためには、御協力をいただかなきゃいけない権利者の方というのは何件ぐらいあるんですか。
 
○林まちづくり計画部次長  権利者の方々の人数については、今正確に申し上げられないんですけれども、土地の区画については3区画と把握しているところでございます。
 
○大石副委員長  3区画で、何件の個人所有者がいるかわからないんですけれども、この話というのは、1部1課ができるような話じゃ多分ないと思うんです。具体的にはどの部署がこれをやるんですかね、この後。駅周辺整備課が中心になってやるのか、交通政策課なのか、またまた道路を担当している道路課なのか。その辺がしっかりしていないと、過去に報告していた部分と変わってきちゃっている。悪く言えば10年間何もやっていないということになってしまうので、今後、どの部署がどういうふうに中心になってやっていくのか、そういうことをちょっとお聞きしたいと思います。
 
○林まちづくり計画部次長  今、厳しい御指摘をいただいているものと承知しております。そもそもの計画をつくってまいりましたのは現在の駅周辺整備課でございますので、基本的にはイニシアチブをとっていかなければならないのかなと。
 平成17年度からの工事につきましても、先ほど御紹介のありました旧サンマルクの前の用地買収につきましても、基本的には駅周辺整備課が事前の調整をしてきて、土地の交渉等をやってきた。取得に当たっては公的不動産活用課であるとか、その先の工事については道路課、最終的なその後の維持管理については道水路管理課というふうに引き継がれていってまいりますので、まず足元を固めて事業を進めていく足場づくりをしていく、環境づくりをしていくのは、駅周辺整備課がやっていかなければならないというふうに認識していますし、そのときには交通政策課とも連携してやっていくべきものというふうに承知をしているところでございます。
 
○大石副委員長  しっかり進めていただきたいというふうに要望しておきます。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に、委員間討議の実施について御協議願います。実施の御発議はございますか。
                 (「なし」の声あり)
 委員間討議は実施しないことを確認いたしました。
 次に、取り扱いを含めて御意見をお願いいたします。
 
○松中委員  この場所の経過は私かかわっていますからね、40年間。紀ノ国屋、あそこはテニスコートだったんですね。それを、要するに交差点を広げるあれも地元の人と一緒にやって、あそこまで広げたんですね。
 ただ、その前に、サンマルクですか、あの一帯に和菓子屋とか不動産屋がある。知り合いの関係もあったんですが、やっとどいてあのようになったんですけれども、その前に大きいビルがあるんですけれども、あそこの歩道をもう少し広げたらと言って私どもが要求したんですけれども、行政のほうは、階段を許して、あれは歩道じゃなくて、民有地だから階段ができたんだろうと思うんだけど、実にそういう意味では問題のあるところですね。
 それから、御成小学校、今、歩行者が通れるようになっていますけれども、あれはまだ道路認定されていないんじゃないかと思うんだけれども、そういう努力もしてきたし、そういう意味では、あそこへまた大きな駐車場ができるということは、大渋滞が今後予想されますので、この請願に関しては願意が私は妥当だと思っていますので、結論を出すということで、私はそうしたいと思います。
 
○池田委員  今、いろいろ質疑を聞いている中でも、課題がまだ山積しているということは確認できたんですね。そういう中でも、これから各課協議に入っていくという段階ということで、先ほど説明の中でもありましたけれども、課題は非常に多いということは理解できるんですが、特に渋滞解消であったり、防犯、排ガス、こういったことも含めて近隣住民の意向を十分尊重していただいて、この辺の協議を進めていただく。その推移を見守るということで、継続扱いとしたいと思います。
 
○中村委員  今回27名の方からの、恐らくこれは近隣の方々からの陳情に長嶋議員が紹介議員になったという経緯だと思います。駐車場の設置についてはなかなか限界があると思うので、今回の所管は都市調整課なんですけれども、今まで質疑に出た中で、交通政策の問題とか、あるいは市街地整備の問題とか、その辺のほうがむしろ背景にあるのかなという感じもいたします。
 そういう意味では、一応整理員さんが御協力いただけるということで、この陳情についてはその推移を見守りながら継続としつつも、その根本にある交通政策の問題、あるいは市街地整備の問題については、引き続き検討していってもらいたいなというふうに思います。継続でお願いいたします。
 
○武野委員  私も継続でお願いします。一つの事例ではあるけれども、市民を巻き込んでまちづくりをしていくという本当に大きなところで、なかなか市民を巻き込んでというのが、公共施設の再編計画しかり、行われていない中で、本当に後手後手に回るような感じですよね。
 これからこんな形でぽこぽこ出るたびに、今の行政ではとめられるすべがないとおっしゃった。そういうことがこれからも起きるんだなと思って、ちょっと恐ろしい気はしますけれども、そういう根底にある、先ほど交通政策と言っていましたけれども、まちづくりという視点を本当に市民挙げて考えていくということの大きな土台をつくっていくということをぜひやっていただきたいと思うんです。そういうふうな意識の中で、こういうことの相談があったら、鎌倉市はこういうまちづくりを目指しているんだということを、そこで市民の声を背に受けて、行政が相談の段階でしっかり物が言えるというふうになってほしいなと思うんです。
 それには、やっぱりまちづくりを市民と一緒につくっていくというのが前提になっていくと思うので、そういう点では、議員も頑張りますけれども、一緒にそういう立場で頑張って、こういうことがぼこぼこ起きないように、追っかけなきゃいけないようなことにならないようにしてほしいと思います。
 
○大石副委員長  今回のコインパーキングというのは、開発許可のように市のほうが許可を出すだとか、そういう事務じゃありませんのでね。だけども、約860平米なんていうことを言われていましたけれども、人から見れば土地利用なわけですよね、コインパーキングといえども。
 しかし、土地利用の制限というのをかけるすべがないというのがすごく歯がゆいところなんですけれども、コインパーキングを開設するに当たって、届け出と周辺の方々への周知ぐらいしかないと思うんですけれども、土地所有者が、コインパーキングを設置するに当たって、そこを任せた事業者と紀ノ国屋でお話をしていただいて、そこを利用する方々と、そこのコインパーキングを利用する方々を一緒に面倒を見てくれるというような御報告もありましたので、協力体制がとれたということで、今回、前提は交差点改良なんかも将来を見据えたことも含んで、そういう対応をとっていただけるということがとれたので、ちょっと私も様子を見させていただきたいというふうに思います。継続です。
 
○森委員長  皆さんの意見を伺いましたけれども、意見が分かれましたが、継続のほうが多数でございますので、請願第4号は継続審査といたします。
 暫時休憩いたします。
              (12時00分休憩   13時10分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
 冒頭、都市整備部職員の紹介をお願いいたします。
                  (職 員 紹 介)
 また、ここで部長から発言を求められておりますので、お願いいたします。
 
○樋田都市整備部長  本日、道路課担当課長の斎藤が欠席しておりますことを御報告させていただきます。
 
○森委員長  ただいまの報告について、確認してよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第8「議案第77号市道路線の廃止について」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
 
○西山道水路管理課担当課長  日程第8議案第77号市道路線の廃止について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、5ページをごらんください。枝番1、図面番号4の路線は、材木座六丁目889番地先から材木座六丁目891番地先の終点に至る幅員1.78メートルから2.32メートル、延長38メートルの道路敷です。
 6ページの案内図をごらんください。当該地は、逗子市小坪との市境に位置します。
 7ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が当該路線の位置になります。
 参考図をごらんください。太線で囲んだ部分が当該路線の道路区域になります。この路線は、現在、一部、一般交通の用に供していないため、道路法の規定に基づき廃止しようとするものです。
 なお、このうち一般交通の用に供している部分については、議案第78号枝番1により道路法の規定に基づき再認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に対しまして、御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に、委員間討議の実施について御協議願います。御発議はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議を実施しないことを確認しました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第77号市道路線の廃止について、原案に御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第77号は原案のとおり可決されました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第9「議案第78号市道路線の認定について」を議題といたします。原局から説明をお願いします。
 
○西山道水路管理課担当課長  日程第9議案第78号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、8ページをごらんください。枝番1、図面番号5の路線は、材木座六丁目893番地先から材木座六丁目891番地先の終点に至る幅員1.98メートルから2.32メートル、延長17.47メートルの道路敷です。
 9ページの案内図をごらんください。当該地は逗子市小坪との市境に位置します。鎌倉十井の一つ、六角の井に隣接しています。
 10ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が当該路線の位置になります。
 参考図をごらんください。太線で囲んだ部分が当該路線の道路区域になります。この路線は、議案第77号枝番1により廃止しようとする路線のうち、現在、一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づき認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 引き続き、認定路線の現況について映像をごらんください。配信した参考図もごらんください。
                 (映像による現況説明)
 以上で映像による現況説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に対しまして、御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に、委員間討議の実施について御協議願います。御発議はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議を実施しないことを確認しました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第78号市道路線の認定について、原案に御賛成の方の挙手を求めます。
                  (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第78号は原案のとおり可決されました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (13時18分休憩   13時19分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(1)「鎌倉市下水道事業にかかる経営戦略の策定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○関都市整備部次長  日程第10報告事項(1)鎌倉市公共下水道事業にかかる経営戦略の策定について、報告いたします。
 公共下水道事業に係る経営戦略は、下水道事業が将来にわたり安定的に事業を継続していくための中・長期的な経営の基本計画で、総務省の要請により令和2年度までに策定することとなっております。
 この経営戦略の策定状況につきましては、令和元年12月定例会の本常任委員会におきまして、令和元年11月14日に第1回目となります鎌倉市下水道事業運営審議会を開催し、本件を諮問事項として審議を始めたこと、また、経営戦略の中心となる投資・財政計画は、投資と財源のバランスをとった計画とし、計画策定後は、経営戦略を実践した結果を踏まえ、定期的な見直しを行うなどについて報告させていただきました。
 その後、令和2年1月27日に第2回目の審議会を開催し、今後の経営戦略を議論するために、本市の施設の現状と計画策定において要点となります「サービス」「コスト」「リスク」を意識して施設見学を実施いたしました。
 また、審議会における議論に資するため、経営戦略の策定にかかわる「これまでの下水道事業運営審議会の諮問・答申概要とその後の対応」「下水道事業の現状について」「鎌倉市社会基盤施設マネジメント計画」の三つにつきまして委員に説明し、質疑を行いました。
 委員からは、維持管理費の増加と反対に下水道使用料が年々減少傾向にあること、下水道の接続率が100%になっていない原因、汚泥焼却灰の活用等について質疑があったほか、耐震性の高い自然流下管を津波や高潮の影響を受けない地中深くに整備する持続型下水道幹線の費用等について、質疑が行われました。
 経営戦略の策定では、下水道に求めるサービスとなる機能、コスト、リスク、これらを見える化して把握、分析、公表し、下水道に求められる説明責任の向上を図ることで、市民の皆様の理解を得ながら、下水道事業の安定した持続的経営の確保に取り組むものです。
 今回の審議会の開催によりまして、下水道事業の現状と課題について委員間での共通認識を図ることができたと考えており、この後、本年3月に開催を予定しております次回の審議会では、投資財政計画を説明するとともに、総務省が定める経営戦略策定ガイドラインについて、総務省のマニュアルをもとに説明していく予定でございます。
 令和2年4月以降につきましては、4回程度審議会を開催し、令和2年12月には経営戦略についての答申を得ることを目標として取り組むとともに、本常任委員会におきまして適宜進捗状況を報告してまいります。
 以上で報告を終了いたします。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野委員  第1回の審議会の話がありまして、その議事録の中の19ページに、原局からの説明だと思うんですけれども、下水道使用料の値上げについてちょっと触れているところがあるんです。
 ちょうどページの真ん中辺なんだけれども、企業会計に移行しており、経営を行っていく中で、下水道使用料を値上げせざるを得ないという選択をされていると考えます。なお、下水道の経営に係る経費は、雨水と下水とは分かれているのでということがるる書いてあって、汚水に係る費用の維持経費につきましては、使用料で賄っていくというのが必要で、国からの指導もあると思いますので、しっかりと対応していかなければいけないと考えていますというのが、何となく今後値上げもあるのかなと何かにおってくるんですけれども、そんなことも必要だというようなことなんでしょうか。
 
○関都市整備部次長  先ほど御説明しましたように、経営戦略で重要になるのが投資財政計画になります。これから、例えば下水道として提供していくサービスの水準を維持していくのであれば、その維持に必要な原資としての使用料の値上げも必要になってくる。ただ、その維持の仕方が、例えばこれまでどおりのいわゆる事後保全型というか、事が起きたら対応するということでしたら、また使用料の値上げというのも変わってくるかなと。これをこれからの審議会の中で、鎌倉市の将来の下水道を考えた中でどうあるべきかというのが議論の要点になってくるというふうに考えております。
 
○武野委員  報告の中で市民の理解を得ながらというふうにおっしゃっていたので、ここは本当にどういうふうに説明するのかというのが、わかりやすい言葉で値上げにというふうになったら、なおさらどこかで生活防衛しなきゃいけなくなります。そのフォローをほかの部署がするということも考えられるわけですよ。そういうこともあるので、どういう状況になっているのか、逐次報告あるとおっしゃっていますので、極力こういう生活には欠かせないものについての値上げはしないように努力していただきたいと思っております。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(2)「下水道使用料減免制度の見直しについて」を議題といたします。原局から報告をお願いします。
 
○野中下水道河川課担当課長  日程第10報告事項(2)下水道使用料減免制度の見直しについて、報告いたします。
 本市では、独自の市民サービスとして、生活保護受給者等における下水道使用料について、鎌倉市下水道条例第15条第1項第2号に基づき減免制度の運用を行っております。
 平成24年8月ごろから神奈川県は、生活保護費に含まれる光熱水費と水道料の減免が実質的な二重給付となっていると県町村会などから見直し要望があり、公平性確保のため、この制度の廃止検討を始めました。
 これを受け、減免制度を実施している神奈川県内の市町村においても廃止に向けた検討が行われましたが、鎌倉市は動向を注視することとし、現在に至っています。
 近年、光熱水費相当額に水道使用料が含まれているとのことから水道使用料の減免が廃止されたため、下水道使用料についても、生活保護費の算定資料等をもとに総合的な判断から、全国的に減免を廃止する傾向となっています。
 こうしたことを背景に、本市においても、生活保護費の光熱水費相当額には下水道使用料が含まれているものと認識し、条例第15条第1項第2号、生活保護法により公の保護を受けているときについて減免制度を見直し、廃止するために、令和元年11月14日付で鎌倉市下水道事業運営審議会に、下水道使用料減免制度の見直しについて諮問しました。
 審議の結果、令和2年2月6日付で「生活保護費に下水道使用料相当額が含まれており、下水道使用料は生活保護費の中から支払うべきもの」との答申をいただきました。
 今後は、令和2年市議会6月定例会において、減免制度の廃止に向けた条例の一部を改正する条例案を提案することとしています。
 条例改正後は、減免対象者に対して、十分な周知期間を設け、丁寧な説明を行い、令和3年4月1日の施行を目指してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野委員  突然こんなのが出てびっくりしているんです。随分前から議論されているということなんでしょうけれども、その第1回の審議会の議事録を読ませていただきました。ちょっと聞き漏らしたかしら、来年度の9月の定例会にということなのか、6月とおっしゃったような……。
 
○野中下水道河川課担当課長  第1回の議事録の中では9月ということで説明はしたんですけれども、答申のほうが2月にいただけたということで、前倒しにして、6月定例会のほうで議案のほうを上げたいと考えてございます。
 
○武野委員  聞き間違いではなかったようで、議事録が9月になっていたものでね。ところが、実際には6月ということですね。それで令和3年4月から廃止ということ。
 幾つか質問を順番に行きます。きょうは生活福祉課の方がいらっしゃるわけじゃないので、ちょっと答弁にも限界があるかとは思いますけれども、よろしくお願いします。
 手続では、条例が6月に例えば可決されたとして、そして、その後に申請をされる方の扱いがどうなるかというのは答えにくいかしら。どうなりますか。
 
○野中下水道河川課担当課長  条例改正自体を令和3年4月1日から施行というふうに考えてございますので、令和3年3月末までは申請を受け付けるという形になっていきます。
 
○武野委員  申請から2週間以内に保護を受けられるようになる。そうなると、3月の半ばとか、それを過ぎたら4月になっちゃうということも起きるわけなので、ちょっと微妙なところなんだと思いますが、それで、神奈川県が二重給付ということで、平成24年から制度の廃止を検討してきたということですよね。「この間、本市においては庁内で検討を重ねてまいりました」と書かれているんですね。恐らく生活福祉課ともよく相談されているんだと思うんですけれども、どんな議論をされていますでしょうか。
 
○野中下水道河川課担当課長  関係課である生活福祉課のほうとも、減免することにおいて何か支障があるかどうかということは確認をしております。ただ、本市として減免の廃止をしていくかどうかについては、他市の状況等動向を見ながら進めていこうということで、他市の状況等を注視していたという状況でもございます。
 
○武野委員  必ずこういうのがあると、他市の動向と言って、そうじゃなくて、そこで生活している人のことの動向という言い方がいいかわからないけれども、じゃないんですかね。
 光熱費が二重給付だというふうに言うわけですけれども、生活保護を受けている方、例えば12万円で生活している。そういう中で、この議事録では、1万3464円、1年間で。1カ月にすると1,112円になるわけですね。皆さん、12万円で生活するということを想像できますか。想像できませんよね。それで1,000円札が飛ぶというのは大きいんですよ。
 それで、生活保護が支給されて、いただくときに、これは光熱費だから、二重で払っているやつだから別にしておきましょうなんて思っている人がどれぐらいいたんですか。ゼロだと思いますよ。そのお金で何とかやりくりしている。食べちゃっているんですよ。そうせざるを得ないんですよ。だから、どんな議論がここでされたのかというのが、私はとても不思議でならないですね。
 ここで丁寧に説明するという文章も書かれているんです。生活福祉課のほうと、その分にかかる、予算でいうと約738万円ですか、そのぐらいの金額を生活福祉課のほうでまた何か施策を行うみたいなことまであるわけですか。ないんでしょう。
 
○野中下水道河川課担当課長  特に減免している金額約700万円ですね、そちらのほうの何か補填するということは、特に調整はしてございません。
 
○武野委員  同じことの繰り返しですけれども、12万円で生活するんですよ。その中から1,122円を支払えと言っているわけですよ。その重みというのはわからないですかね。私も、12万円では暮らしていませんけれども、何とかやりくりしなきゃと思って、クリエイトで19円のモヤシを買ってきて、場合によっては1日たつと10円引きなんですよ。モヤシを9円で私買ってくるんです。そういうふうに私でさえもそんなやりくりしているんですよ。
 だから私ね、こんなふうに他市の動向を見てということで、安易にこういうふうにされるのというのは、とても釈然としないですね。丁寧に説明するというふうにおっしゃっていましたので、ぜひここで私に丁寧に、私が生活保護受給者のつもりになって、今、説明してください。
 
○野中下水道河川課担当課長  生活保護費の中に下水道使用料相当額が含まれているということが明らかになってきているという中で、そこで減免するということで、二重の補助という形になりますので、逆に減免制度を受けていない方、そういった下水道を利用している方々からすると、公平性の観点からすると、そこで二重に減免という形にしてしまうこと自体が問題があるんではないかということから、今回減免制度を廃止して、その分の下水道使用料については生活保護費のほうからお支払いいただくということでお願いしたいというふうに考えてございます。
 
○武野委員  高齢者が多いですよね、生活保護受給者というのは。それで払わなきゃいけない。水道代とリンクして下水道代が決まっていく。つまり、下水道にはメーターがないから、水道のメーターで換算していく。そうなると、水を使うのをためらうと思うんです。お風呂の回数もそうだし。ただでさえ、のどの渇きを余り訴えないお年寄りが、お手洗いも近くなるしということで飲まないんですよ、皆さん。水道料金がかかる。下水道料金といいながらも、水道を節約しなきゃ、水を飲まないようにする。こういうことが起きないですか。
 それで、10月から生活保護費がまた引き下げられるんですよ。もう3年連続でどんどん。だから、何をここで話し合ってこんなことを決めたのかということ。ここだけで決められないと思いますよ。生活福祉課のほうにも何かやってもらわないと困るんですよ。12万円で生活しているんだから。今のは私、丁寧な説明だとは思えない。そういうふうに説明されたら、皆様の税金で生活していますので、二重取りだったんですか、それはそれは申しわけありませんでした。そうなっちゃいますよ。それで、ああよかった、理解してもらったということなんですね。どうなんですか。
 
○野中下水道河川課担当課長  今回の減免自体が、二重になっているということが発端にあって、この制度を廃止していくという考えのもとにやっていまので、そういったことを御理解いただくように、こちらも丁寧に説明していきたいというふうには考えてございます。
 
○武野委員  その説明というのは、下水道担当の方のみで話をするんですか。
 
○野中下水道河川課担当課長  生活福祉課のほうとも連携しながら当然やっていきたいとは思っています。実際、ケースワーカーの方を含めるなど、今後どのような形でやっていくかというのは、また調整しながら。まずは通知文を出して、お問い合わせに対してはまた口頭で説明していくとか、そういったことを密にやっていきたいというふうに考えてございます。
 
○武野委員  それで話し合う時間が余りないじゃないですか、6月になっちゃったら。何かちょっと早過ぎないですか。もうちょっと生活福祉課と実態に即した対応をするということの話し合いができなかったのかしら。
 それで、今の説明だって、丁寧に説明するといったって、もうちょっと丁寧な説明の仕方がある。そこに加えて、この1,112円分はこんな形で補填しますというのがくっついてきたら、本当にありがたいことですけれども、皆さんが受け取る生活費は変わりませんよ、安心してくださいと。安心できないんですよ。そういう施策がないから。しかも、10月から生活保護はまた下がる。下がって、またこの下水道代。ダブルパンチじゃないですか。今度幾らで生活しろというんですか。
 
○野中下水道河川課担当課長  繰り返しの答弁になってしまいますけれども、生活保護費の中に下水道の使用料自体も入っているということですので、そこはやはり御理解いただくしかないかなと思っております。
 
○武野委員  もう少しその御理解の仕方ということや、6月までの間に生活福祉課とよく話し合っていただきたい。そういう方たちにそんな形で説明して、怒る方もいらっしゃるかもしれないし、または皆さんの税金で食べさせてもらっていますと言って、肩身の狭い思いをするかもしれない。そういう話をもう少しリアルに出して、それで6月というのは早過ぎないですか。もうちょっとそこら辺の保護のほうの制度をどうするのかという、10月からだって下げられる、それをどうするのかというのがあるわけですよ。そういうことも含めて、やっぱり6月は拙速なんじゃないでしょうか。ちょっと考えてください。
 
○野中下水道河川課担当課長  これまでこういったことをいろいろ検討した中で、他市の状況を見ながら、こういう形で今回減免制度を廃止していこうということで進めておりますので、二重給付状態ということが明らかになっておりますので、そちらについては早い時期に改善していかなきゃいけないというふうに考えていますので、基本的には6月の議会で条例の改正のほうを上げさせていただきたいというふうに考えてございます。
 
○武野委員  最後に、ちょっと私このことがよくわからなかったので、いろいろ調べていたら、加古川市の資料が出てきたもので、本当のところを教えてほしいんです。やっぱりここは廃止をするということで、廃止の理由。使用者は使用水量に応じて適正料金を負担するべきであり、生活保護受給者に対する減免制度は、公営企業会計の原則になじまないものですというふうに書かれているんです。これ本当なんでしょうか。
 
○関都市整備部次長  今、委員から紹介いただいた市町村がそのような考え方をしているというのは、御紹介いただいたとおりなんですけれども、鎌倉市というのは公営企業会計になったのは令和元年度から。それ以前から各市町村でも、いわゆる二重の給付に至るところ、そこのいわゆる負担の公平性をどうしていこうかということが議論されたわけで、たまたま時期的には今の時期になりましたけれども、我々が公営企業会計に移行したというのは、これからの下水道事業を持続的に進めていくという視点においての一部適用になりますから、直接この減免制度と公営企業会計についてというのは関係はございません。
 
○武野委員  それが聞きたかったんです。ありがとうございます。ぜひ先ほどの件、もう一度考え直して、生活福祉課とよく相談していただきたいと思います。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(3)「国道134号稲村ガ崎三丁目付近の歩道沈下後の状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○加藤下水道河川課担当課長  日程第10報告事項(3)国道134号稲村ガ崎三丁目付近の歩道沈下後の状況について、報告いたします。
 本件については、令和元年市議会9月定例会の当委員会において、護岸状況、応急措置、今後の対応について報告いたしましたが、本日はその後の状況について報告いたします。
 9月定例会以降、神奈川県と協議を行ったところ、県が国道134号の安全対策を最優先に行うに当たり、下水道幹線管渠が道路擁壁の復旧工事に支障を来すこととなるため、車道内への下水道幹線管渠移設を要請されました。車道内への移設は、神奈川県が打設した鋼矢板の山側となることから、既存の位置よりも高波からの被災リスクが低くなることから、現在、移設について検討を行っているところです。
 今後は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会までに歩道内の下水道幹線管渠を車道へ移設し、その後、神奈川県において道路擁壁工事を実施していく予定です。
 また、音無川を下越しする下水道幹線管渠の敷設については、神奈川県の道路擁壁工事後に実施していくこととしています。
 なお、現在、設計書や図面作成を行っており、令和元年9月議会において承認をいただきました補正予算により、年度内の契約事務手続を進めてまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (13時46分休憩   13時47分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(4)「平成30年(ワ)第4246号建物収去・建物退去土地明渡請求事件及び平成31年(ワ)第336号建物退去土地明渡請求事件の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○芳賀道水路管理課担当課長  日程第10報告事項(4)平成30年(ワ)第4246号建物収去・建物退去土地明渡請求事件及び平成31年(ワ)第336号建物退去土地明渡請求事件の現状について、報告させていただきます。
 本件については、小町二丁目10番付近において、市の所有する水路等が建物により不法占有されていることから、平成30年9月定例会において本件訴訟の提起に関する議案を上程し、可決をいただき、平成30年10月30日付で訴状を提出しました。
 その後、一部箇所の占有者が個人でなく法人であることが判明したため、平成30年12月定例会において改めて議案を上程し、可決を得て、平成31年1月30日付で当該法人に対し土地の明け渡しを求める追加の訴状を提出しました。
 訴訟としては2件分として処理されていますが、現在、この2件は併合審理されているところでございます。
 案内図をごらんください。
 当該地は小町二丁目10番付近で、案内図の左上から右下に流れる水色の部分が鎌倉市管理の水路で、御谷川第1雨水幹線となっています。
 訴訟相手としては、建物所有者6名、借家人6名を対象としているところでございます。
 裁判の経過といたしましては、平成30年12月19日に第1回口頭弁論が行われ、その後直近では、令和2年1月22日に第8回口頭弁論が行われ、被告から反論の準備書面が提出されています。
 次回、第9回口頭弁論は3月23日に開催予定であり、鎌倉市から反論の準備書面の提出を行う予定としています。
 現状としましては、相手方が反論の準備書面を提出している状況であり、今後も本件の進捗にあわせて適宜報告させていただきたいと思っております。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(5)「北鎌倉隧道安全対策について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○森(明)都市整備部次長  日程第10報告事項(5)北鎌倉隧道安全対策について、着席して報告いたします。
 本日は、北鎌倉隧道安全対策について、安全対策工法の現在の取り組み状況並びに鎌倉市長を被告とする令和元年(行ウ)第62号損害賠償請求事件の状況の2点について、報告いたします。
 初めに、安全対策工法の現在の取り組み状況についてですが、令和元年に行いました3回の説明会において市民の皆様からいただいた御意見等を踏まえ、1案に絞る上で御意見を伺うため、関係地権者等意見交換会の開催に向け準備を行っております。
 市では、この意見交換会でいただいた意見を参考に安全対策工法を1案に決定し、引き続き関係地権者の皆様から御了解をいただけるよう努めてまいります。
 次に、令和元年10月7日に横浜地方裁判所に提訴された鎌倉市長を被告とします令和元年(行ウ)第62号損害賠償請求事件について報告いたします。
 本件につきましては、本市が一般社団法人日本トンネル技術協会に委託した平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討業務において、一部仕様外の仮設工法の検討が行われ、この検討は、平成28年度北鎌倉隧道安全対策検討業務において既に実現可能な工法が提示されており、平成29年度業務では不要な検討だったため、適正に減額請求をすべきだったにもかかわらず全額支払ったことは、最少の経費で最大の効果を上げることが求められる地方自治法違反であり、市に損害を与えたとの理由で提訴されたものです。
 令和2年2月10日に第1回口頭弁論が行われ、弁論について同日をもって終結するとともに、判決言い渡し期日が令和2年4月22日に指定されたことから、判決については、6月定例議会の当委員会において報告してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野委員  前段の報告は、去年報告されたことと全く同じですよね。何が進展したのかがよくわからないんですけれども。この1年の間。先ほどの報告と去年2月議会で報告されたこと、同じ内容ですよね。何か変わったところあるんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  やっていることというのは、昨年、平成31年度当初のときには、市民の方から意見を聞くという予定でした。このたび報告させていただいたのは、実際に3回の説明会を行い、皆様から御意見を伺えたということを報告いたしました。
 
○武野委員  多少違うところはある。地権者とのかかわりでいったら、3案を出して、1案に絞るために地権者と話し合いをして、最終的に1案に絞っていくというところは同じですよね、そこは。だから、本当に何のために何年もかかるのかというところは、本当に皆さんじれったくて、何やっているのということなんですよ。5年たちます。だから、全く進展していないということの報告ですか、地権者との関係では。
 
○森(明)都市整備部次長  地権者の方とは昨年度も2回意見を聞く会を行っております。最終的に市としてもこのたび1案に絞っていくわけですが、その中では、地権者の方にもう一度御意見を伺いながら決めていきたいと考えているところです。
 
○武野委員  だから変わっていないでしょう。ずっとそういうふうに変わっていないんですよ。地権者との話し合いでは何を求めるんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  最終的には、市が絞った1案に対して御了解を得るというのが目的でございます。
 
○武野委員  ちょっとわからなくなっちゃったな。1案に絞ってから地権者同士の話し合いをして、了解を求めるということ。今おっしゃったのはそういうことなんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  今、言ったのは、最終的には了解を求めるんですが、現時点では市はまだ1案に絞っていませんので、絞る前に地権者の方から御意見をいただくということで、現在その準備をしているところです。
 
○武野委員  だから、前々から1案に絞る作業と地権者との話し合いというのは並行してやるんだということでしたよね。そのまんまですよね。変わっていないんですよね。それで、最終的に1案に絞られたときに、改めて地権者にもう一回という意味なんですよね、これに絞られましたのでと。でも、その前の段階で話し合いが進んでいないわけですよね。
 特に何を求めるのか。どれがいいですかというふうになるんですか。3案のうちのどれがいいですかという聞き方にするんですか。何を、具体的にはどういうふうに聞くんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  当然、最終的には市が1案に決めるということになりますので、そういった中での御意見、地権者の方のお考えがあると思いますので、その話を伺うところです。市で1案に絞るために、皆様から考えていらっしゃる御意見を伺っていくところです。
 
○武野委員  市民の話し合いの中で出されている、とにかく早く通してほしいというところ、その辺はどんなふうにお話しされているんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  確かに市民の方からの意見の中に、ほとんどというか、全ての方が一日でも早く通行を再開してほしいという御意見はたくさん出ております。我々としても一日も早く通行を再開したいという思いは一緒でございますので、そのお話というのは当然地権者の方にも、我々の考え、また市民の方が考えていることもお伝えしながら話を続けていきたいと考えております。
 
○武野委員  地権者同士の話し合いだから、そこで何と答えていますかと聞いても、答えられないでしょう。皆さん、そこを知りたいんですよ。その答えられないというところを。お寺が何で通してくれないのか。せめて人だけでも早く先に通してくれということがなぜできないのかというのを、お寺さんの声で聞きたいんですよ、皆さん。なぜ通してくれないのかというのを。それは理解しています。
 
○森(明)都市整備部次長  お寺は、通さないと言っているわけではないと思います。当然、あのトンネルは、市の中で土地を使ってやればいいんじゃないか、それについて反対するわけでもないということをおっしゃっておりますので、工事自体全てを反対をしているというわけではないと私は考えています。
 
○武野委員  私もそれは聞いております。では、やればいいじゃないですか。だから、何でやれないのか、不思議でしようがない。
 
○森(明)都市整備部次長  市の土地及びJRの土地を使っての安全対策工事となりますと、非常に小さなものになります。決して通行の安全の確保ができるとは思いませんので、やはりお寺さんの土地等を活用させていただいて、安全対策工事をする必要があると考えています。
 
○武野委員  小さいと危険なんですか。トンネル協会に注文しているのというのは、あくまでもお寺さんの土地の壁面というのかな、中の、ちょっとかかるところ、端っこ、出口のところか、かかっちゃうものを設計しているんですよ。だから、小さいものだったら、そこにかからないようにということで安全にできるという可能性はないんですか。例えば子供が手をつないで縦に歩くわけですよ。自分の土地を何もいじらないんだったらどうぞと言っているんですね。
 
○森(明)都市整備部次長  まず技術的な話をさせていただきます。今あるトンネルの中に小さなトンネルをつくるということで、市の土地とJRの土地を使ってライナープレートなり何なりを置くことはできます。しかし、今あるトンネルとライナープレートにはすき間があいてしまいますので、山が崩れた場合にはライナープレートの強度がもちません。ですから、お寺さんの土地にライナープレート等を置くことはなくても、その間にコンクリートなどのモルタルを詰める必要がございます。そうしなければ安全の担保がとれないという意味で、小さいトンネルでは安全がとれないというふうに伝えました。
 
○武野委員  歴史文化交流館のそばにトンネルがありますね。あそこも素掘りのトンネルに覆われているんです。安全対策。あそこは岩肌も見えて、あそこは危険なんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  委員おっしゃるとおり、素掘りです。ただ、ネット等を張って石等の落石を防護するような形はとっていると思います。
 
○武野委員  ですよね。だから、岩肌と網のところにもすき間がありましたから、そういうすき間をもってこういうふうにトンネルをつくっていたわけで、あれが危険だということだったら、あそこも対策を即とらなきゃいけない。ああいうのでいいんじゃないですか。
 
○森(明)都市整備部次長  今おっしゃったトンネルに対しては、既にネット等を張って密着させているという認識でおります。また、北鎌倉隧道につきましては、またそれとは別に安全点検をした中で、既に崩落をする可能性がある、既に平成28年8月には一部崩れているわけですから、そういった意味では、網等を張る。また、網を張るにもお寺の土地に張らなきゃいけませんし、そういったものでは足りないというふうに結論は出ているところです。
 
○武野委員  3案が出ていまして、その方向で地権者を含めた合意を図るということでは、見通しが図れるんですか。これ、代表質問でも同じ質問をしていますけれども、何かちょっとわからない答弁だったものでね。合意が図れる見通しはあるんですか。
 
○森(明)都市整備部次長  当然、尾根を守りながら、尾根という文化財的価値があると言われているものを守りながら安全な通行を確保するという意味では、3案に絞られたわけですから、この3案の中で一つについては同意を求めていくしかないと思っております。
 
○武野委員  市とJRの土地を使ってならいいよというのとは違いますよね、この3案はね。だから、そういう意味では、二つの線で追求をしていったらいいのかなと思っているんですよ。本当に早く通す方法というのはこれしかないのかと。早く通す方法。小学校の入学式からずっと大回りして、あのバス通りをというのが、もう小学校5年生になるということでしょう。これ以上引き延ばせないということで、何とかこの年度内には見通しをつけて、来年度に着工できるように、本当に構えを持ってやっていただきたいんですけれども、よろしいですか。
 
○森(明)都市整備部次長  私ども、令和2年度に詳細設計をして、一日でも早く工事に着手できるよう努めてまいります。
 
○松中委員  私は開削派なんですよ。これは安全第一で、ずっと開削派。開削で結構です。最近、明治15年の測量された図面も見つかりましたので、これは参考に。まだ横須賀線が通っていないころのあれで、それを研究して、何らか考えたらいいと思います。
 私は開削派であり、なおかつ、今度、東逗子で崩れた。これは民有地。それで要するに補償問題とか権利問題。それよりも安全対策を市長の権限でやって、補償問題、そういうものは後でもいいんですよ。危ないということを急傾斜地でいわれている部分が、もう危ないといわれているのがわかっているんだから、それは市長の権限でやって結構ですよ。それで、受けて立てばいいんですよ、そのことに対して。それを危ないと言って議論していたってしようがないですよ。
 東逗子の場合も、17年間そういうことでああだこうだと言ったら、やっぱり崩れちゃった。だから、ここは市長に言っておいてください。要するに、市長の権限で、県のほうの急傾斜地というふうにされているんだから、危ないのは当然対策するのが優先するんですよ。ああだこうだなんていうのは、要するに安全の前にそんなこと言ってられないんですよ。だから、はっきり市長のほうに一つの意見として、逗子の市長が決断したようにね。
 補償だ、裁判だなんて、それでもあるかもしれないけれども、そんなこと言ったら、横須賀線のほうにでも崩れて何かしたら大変だし、木を切ろうとして何かかぶさったら大変だし、そこに電線みたいなのが入ったらどうなるかわからない。そういうことはいけないんですよ。危ないんだということがわかっているんだったら、それは開削であろうと、そのままやらざるを得ないんですよ。それははっきり市長に伝えてくださいよ。市長の権限でやればいいんですよ。訴えたら、受けて立てばいいんですよ。安全を優先したんだと。そんなこと待っていられないですよ。
 ずっとあんなことやっていたら、そこが危ないじゃなくて、さっき言ったように、子供たちが大通りの方へ出て危なくてしようがない。だったら、あそこでばさっと切りゃいいんですよ。腹決めればいいんですよ。そんなの当然、賛成、反対がいるんだから。それ市長に伝えてくださいよ。どうですか。できる、できないは市長の問題だろうけれども。東逗子のことを考えたらそうですよ。安全第一に決まっているじゃないですか。伝えてください。部長でいいや。伝えると言ってくださいよ。
 
○樋田都市整備部長  今、委員からありました件につきましては、市長にお伝えさせていただきます。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (14時10分休憩   14時11分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(6)「市営住宅入居者追加募集結果について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○住宅課長  日程第10報告事項(6)市営住宅入居者追加募集結果について、報告いたします。
 令和元年度市営住宅入居者追加募集結果をごらんください。
 市営住宅の入居者募集については、毎年10月に実施しており、令和元年度の募集で応募のなかった子育て世帯向け住宅1戸と身体障害者単身世帯向け住宅1戸について、令和2年1月14日から31日までの期間、追加募集を行いました。
 その結果、子育て世帯向け住宅では1世帯の応募がありましたので、今後入居予定者として入居の手続を進めてまいります。
 一方、身体障害者単身世帯向け住宅では応募がありませんでしたので、令和2年10月の市営住宅入居者募集において募集を行ってまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第10報告事項(7)「市営住宅集約化事業の状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○住宅課長  日程第10報告事項(7)市営住宅集約化事業の状況について、報告いたします。
 市営住宅集約化事業につきましては、老朽化や耐震化などが課題となっている市営住宅6団地496戸について、平成27年3月に策定した公共施設再編計画に位置づけ、集約化による建てかえ整備をすることとし、平成30年6月の当委員会において、第1次事業の候補地を深沢クリーンセンター用地及び市営笛田住宅用地とし、民間活力を活用したPFI事業で進めていく方針としたことを報告いたしました。
 この整備方針につきましては、平成30年度に「かまくら住宅ニュース」に記載し、広く情報提供を行ったほか、自治・町内会、民生委員、入居者への説明会の開催などにより周知してまいりました。
 事業進捗につきましては、当該事業用地の測量調査を実施することとともに、特に老朽化が進んでいた植木住宅については、入居者を移転し、平成31年4月1日付で用途を廃止いたしました。
 次に令和元年度の状況ですが、平成30年度に実施した測量調査で候補地内に存する国有地の位置が明確になったことから、これまでの使用状況も踏まえ、時効取得することで関東財務局と協議し、令和元年7月5日に時効取得の申請を行いました。現在は財務省において審議がされており、本年3月中に審議結果が通知される予定です。なお、時効取得が認められない場合は、有償取得を行うこととなります。
 また、PFI事業につきましては、鎌倉市営住宅集約化事業事業者選定委員会を設置し、事業者選定に向けた意見交換を行ったところです。
 こうした状況を背景に、令和2年度から始まる第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画の策定にあわせて事業スケジュールを見直し、集約化事業を進めてまいります。
 令和2年度は深沢クリーンセンター用地内に敷設されている下水管の移設工事を行うとともに、令和3年度の事業者選定に向けて実施方針等を作成することとしております。
 なお、事業者選定後は、設計を行い、工事に着手します。そして、令和6年度には第1期工事を完了し、市営笛田住宅の入居者の移転を実施します。その後笛田住宅を解体し、残りの用地とあわせて2期工事に着手する予定です。
 市営住宅入居者や地元自治・町内会等に対しましては、引き続き、適宜丁寧な説明を行うとともに、意見交換や協議を行ってまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○森委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○松中委員  さっきの国有地の時効取得、それはどういう土地なんですか。
 
○住宅課長  深沢クリーンセンター内に国有地がありまして、そこの部分につきましては、時効取得後に事業用地として事業を進めていくということになります。
 
○松中委員  違う。その国有地というのは、要するにどういう種類の財産なんですか。
 
○住宅課長  あぜ道というような形になっております。
 
○松中委員  それを何年間使っていましたか。その敷地内にあるのは何年間、国有地の。
 
○住宅課長  はっきり何年とはわからないんですけれども、深沢クリーンセンターができたときからずっとということになります。
 
○松中委員  そうすると、今、聞いたら青道ということで、少なくともあそこは40年ぐらいたつよね。全く時効は成立しますよ。判例もありますよ。向こうは行政財産として主張するかもしれないけれども、そうなったら手続的に、向こうが最初のころ訴えているわけでも何でもないんだから、時効取得は速やかに成立すると思いますよ。行政同士だから和解しちゃうかもしれないけれども、行政財産の取得を強く言ったほうがいですよ。既に敷地内だって鎌倉市の一つの施設ができ上がっていれば、そんなもの行政財産だろうと、国だろうと、何もしてこなかったほうが行政の不作為なんだから、それは速やかにやってこれを進めたほうが私はいいと思う。頑張ってください。
 
○武野委員  前回いつだったか、市営住宅の耐震診断について伺ったことがあります。公共施設再編計画の最後のほうだったかな、施設全部の一覧があって、耐震の一覧があったと思うんですけれども、市営住宅、今、住まわれているところ、全部耐震診断をしていないという、今のところそういうことでしょうか。
 
○住宅課長  耐震診断を行っている住宅はございます。耐震診断を行っている住宅でございますけれども、梶原第1住宅、梶原第3住宅、それと梶原東第1と第2住宅については耐震診断をやっております。その結果、耐震性があるという結果となっております。
 
○武野委員  やっていないところというのは、どういう理由でやっていないんでしょうか。
 
○住宅課長  まず2種類ございまして、一つは2階建ての住宅がございます。2階建ての住宅につきましては、一番古いものですと昭和30年代になるんですけれども、そちらにつきましては、かなり老朽化が進んでおりまして、こちらにつきましては、今、集約化も進めているということもありまして、耐震診断をするよりも集約化に向けてこちらは進めているということになります。
 それと、2階建て以外の中高層のものにつきましては、耐震診断をした住宅がございますけれども、こちらと構造的には同じですので、やらないということではないんですが、ある程度構造が同じということで、耐震性はあるだろうという予測はしております。ただ、こちらにつきましても老朽化が進んでいるということから、集約化に向けてこれから移転を行っていくということになっております。
 
○武野委員  一度に建てかえとかそういうことが起こると負担も大きいので、道路の整備の、ライフラインの、そういうマネジメント計画、あれなんかは長寿命化ということをやるというふうになっていましたね。だから、これもそういう視点というのを持てないでしょうかね。
 第2次集約のお宅があるわけですよね。前回あと7年後ぐらいで引っ越しだと、一、二年たっているから、予定としてはそこを集約するのは何年後になりますか。今、この時点でいうと。
 
○住宅課長  少し繰り返しになる部分もございますけれども、先ほどの第1次事業につきましては、最初、第1次事業の中では1期工事、2期工事がございまして、1期工事につきましては、事業者が決定して設計後ということになりますので、令和5年、6年に工事をするということになります。
 その後に笛田住宅の入居者を移転させて、そちらのほうも随時着手していくということになりますので、そちらの工事を仮に1年と見た場合には、令和7年に工事ということになりまして、その後に基本的に第2次を行っていくということになりますので、早くても令和8年ぐらいからということになろうかと思います。
 
○武野委員  ニュースでもわかっていらっしゃると思うけれども、今後30年以内に大きな地震が起きるかもしれない。だから、この第2次の集約のときには……。何か訂正ありますか。
 
○住宅課長  令和7年度は、1次事業の2期工事という形になります。失礼いたしました。それが令和7年から、今の計画ですと9年までの工事というふうになっておりますので、それ以降という形になります。
 
○武野委員  二つに分けて、1次集約、2次集約。1次集約のところでいうと、令和7年以降に引っ越しになるということで、だからその間に耐震どうなのかというのは心配だし、ましてやその次の第2次のときの集約化のところの市営住宅が、耐震はどうなんだろうと心配されていても、やらないみたいですよと。ここら辺の安心を得るということでは、先ほどおっしゃったように、構造的に同じなんだから安全だよというふうに説明するんでしょうか。
 
○住宅課長  それはあくまでも予測でありまして、耐震診断をすると同じ結果が出るかどうかというのは、それはここでははっきりお答えはできません。
 
○武野委員  岡本市営住宅なんかは線路際のほうのところで、ちょっとひびが入っているのを見かけたんですね。でも、内側に入っているところはすごく頑丈に見えるんです。素人目で。それで、やっぱり心配なわけですよ。内装はかなり傷んでいるということもあるんですけれどもね。だから、その間に、30年以内に地震が起きるということに対していいんですか、耐震を調べたりして補強するということが場合によっては必要になるんじゃないか。でも、どうせ壊すところだからお金をかけないということなんですか。
 
○住宅課長  もし仮に耐震補強が必要という形になりますと、場合によっては入居者の方に一度引っ越しをしていただくというような形になる場合もございますので、そういうことを総合的に考えますと、今のまま集約化事業を進めたほうが安全性が確保できるというふうに考えております。
 
○武野委員  今のほうが安全だというわけですね。今のほうが安全だというんですね。はっきり言いましたよね。今のほうが安全だと。
 
○住宅課長  集約化の建物に比べて今のほうが安全だということではありません。
 
○武野委員  どうしようかね。第2次となったらもっと先ですよね。令和7年よりもっと先になりますよね。かなり長い間不安におびえながら暮らすという形になるんですかね。それが住宅政策なんですか。
 
○住宅課長  繰り返しになりますけれども、そうした耐震補強のことを考えますと、集約化を進めたほうが合理的であるというふうに考えております。
 
○武野委員  らちが明かないので、よく検討して、もう一度練り直していただきたいと思います。
 ちょっと別な質問をします。市営住宅に入られる方はお風呂の風呂釜というんですか、お風呂おけ、あれを1万円だかなんかで買わなきゃいけないということになっていて、引っ越すときにはそれを取り外さなきゃいけない。これは私もびっくりしているところなんですけれども、何年か前にそのことを知ってね。これはどこで決まっているんですか。何を根拠に、国の決まりだとか、条例だとか、何でそうなっているんですか。
 
○住宅課長  特にお風呂の設置がないということは条例等では決まっておりませんけれども、もともとの市営住宅自体が、浴室はあっても、浴槽等は自分で設置するという形になっておりますので、御自分で設置した浴槽等につきましては、その方個人の財産ということになりますので、その方に撤去をしていただくということにしております。
 
○武野委員  ついていなかったら自分で買うとなったら自分の財産になるというのも当たり前だけれども、こういう仕組みというのは世の中にあるんだと驚いているんですけれども、市営住宅のほかにお風呂、私も幾つかアパートとか引っ越したりしましたけれども、お風呂は自分でつけてくださいというのは一つもなかったんですよ。だから、これはあるのが常識だと思っているんだけれども、ほかにこういう住まいというのはあるんですか、お風呂は自分でという。県営住宅なんかはどうなんですか。
 
○住宅課長  ほかにも当然ございますけれども、詳しくは、どこにそういうものがあるかというのは把握してございません。
 
○武野委員  住まいとしてはおかしいんですよ、やっぱり。そういうことで、ここのところに何か施策が施されなかった。今まで何も施されなかったというのがすごく不思議でしようがないんですよね。
 あと、昔の基準で設計されているということもあるんでしょうけれども、洗面所がないところがあると聞いているんですけれども、それは本当でしょうか。
 
○住宅課長  特に浴室内になりますけれども、水道栓がついているという状況のところもございます。要するに洗面器がなくて、水道栓だけがついているというところもございます。
 
○武野委員  それよりいいほうの話をされたんだと思うけれども、お風呂場であろうがどこであろうが洗面所がついていない。歯を磨いたり顔を洗ったりするところ、トイレの掃除をした雑巾をゆすぐところが台所、それともお風呂場の洗面所のないところでやる。そういうようなところはあるんですか。
 
○住宅課長  繰り返しになりますけれども、水道栓がお風呂場についているだけというところもございます。
 
○武野委員  洗濯機に使うのか、蛇口をひねったら下まで、受けるのがなくて落ちるのか、余り詳しくお示しにならないのであれなんですけれども、そういうところがあるということで、今、住んでいる方たちがどういうふうに住んでいるかということもよく調べていただきたいと思うんですよ。
 住宅課が、今の市営住宅の間取りのところで、この間聞きに行きましたら、募集されているところの間取りはあったんだけれども、写真つきでこうなっていますとか、そういうことも含めて、今のこの時代の水準になっているかどうか。衣食住といって、衣というのは、着るものは何とか今はなっていますよ。食のほうも、それはそれで大変ですよね。住というのは、住まいがないというのは本当にこれは大変なことです。それが本当に人間らしい生活が送れる最低限のものになっているかどうかというのを、ちょっと私、今後調べさせていただきますので、そのときは御協力をお願いします。
 
○森委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (14時32分休憩   14時39分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第11「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○関都市整備部次長  日程第11議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分の内容につきまして、説明いたします。
 議案集その2、5ページを御参照ください。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は120ページから121ページを、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は271ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は14億1724万1000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は13億1505万3000円となり、放射性物質測定事業は、放射性物質測定に要する消耗品費や放射性物質測定装置点検委託料などを、272ページ、道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭隘道路拡幅用地の購入費などを、273ページ、道路台帳整備事業は、境界杭復元等業務委託料などを、274ページ、道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視等業務委託料などを、275ページ、街路照明灯事業は、街路照明灯維持修繕料などを、276ページ、職員給与費は、都市整備部都市整備総務課・道水路管理課・作業センターの職員と、行政経営部公的不動産活用課の職員、防災安全部総合防災課の職員、都市景観部都市調整課・開発審査課・建築指導課の職員に要する人件費を、277ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部の会計年度任用職員12名に要する人件費をそれぞれ計上いたしました。
 279ページ、土木管理運営事務は、道路施設維持管理共同システム使用料などを、280ページ、作業センター事業は、市道や河川の清掃業務などの委託料や、補修作業用重機賃借料、アスファルト合材などの補修用原材料費などに要する経費をそれぞれ計上しました。
 予算説明書は122ページから123ページを御参照ください。
 第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7703万1000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費と職員給与費に要する経費は1億6965万円となり、内容説明は286ページに移りまして、道路橋りょう管理運営事業は、土木情報総合管理システム機器賃借料などを、287ページ、職員給与費は、都市整備部道路課の職員と防災安全部市民安全課の職員に要する人件費を計上いたしました。
 次に、予算説明書は124ページから125ページになります。
 第8目交通安全施設費は1億2798万8000円で、そのうち都市整備部の事務事業に要する経費は5765万8000円となり、内容説明は291ページに移りまして、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、292ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差等改善などの交通安全対策工事などに要する経費をそれぞれ計上しました。
 第10目道路維持費は3億893万円で、内容説明は293ページに移りまして、道路維持補修事業は、斜面崩落対策調査設計等業務委託料や道路維持修繕工事など要する経費を計上いたしました。
 予算書は124ページから127ページにかけまして、第15目道路新設改良費は2億2321万2000円で、内容説明は294ページ、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事などに要する経費を計上いたしました。
 第20目橋りょう維持費は1億5486万7000円で、内容説明は、295ページに移りまして、橋りょう維持補修事業は、橋りょう維持修繕等工事などに要する経費を計上いたしました。
 第15項河川費、第5目河川総務費は4332万8000円で、内容説明は296ページを、河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地の土地賃借料などを、297ページ、職員給与費は、下水道河川課の職員に要する人件費を、298ページ、会計年度任用職員給与費は、下水道河川課の会計年度任用職員1人に要する人件費を計上いたしました。
 予算説明書は、126ページから129ページにかけまして、第10目河川維持費は1億5792万8000円で、内容説明は299ページに移りまして、河川維持補修事業は、大塚川から新川への分水用地取得に要する経費などを、300ページ、雨水施設維持管理事業は、雨水調整池しゅんせつ業務委託料などの経費を計上いたしました。
 予算説明書は128ページから131ページにかけまして、内容説明は、306ページから308ページ、そして320ページから327ページになります。
 第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は11億4682万7000円で、そのうち都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は7億5155万3000円となります。
 内容説明は306ページを御参照ください。
 樹林維持管理事業は、樹林維持管理委託料を、307ページ、緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事などを、308ページ、緑地維持管理計画推進事業は、管理施設維持修繕料などを、320ページ、鎌倉駅東口駅前広場整備事業は、鎌倉駅東口駅前広場整備工事などに要する経費を、321ページから322ページにかけまして、国県道対策運営事務と国県道対策事業で、関東国道協会の負担金などを、323ページ、道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会の負担金などを、324ページ、街路樹維持管理事業は、街路樹維持管理委託料などを、325ページ、職員給与費は、都市整備部道路課・公園課の職員と、共創計画部交通政策課の職員、環境部環境保全課の職員、まちづくり計画部市街地整備課・深沢地域整備課・都市計画課の職員、都市景観部都市景観課・みどり課の職員に要する人件費をそれぞれ計上いたしました。
 326ページ、会計年度任用職員給与費は、都市整備部道路課の会計年度任用職員1人に要する人件費を計上いたしました。
 内容説明は327ページで、第15目公共下水道費は26億8854万5000円で、下水道事業会計繰出金は下水道事業会計への繰出金を計上しました。
 次に、予算説明書は130ページから133ページにかけまして、第20目公園費は10億7283万6000円で、内容説明は328ページ、公園維持管理事業は都市公園の指定管理料などを、329ページ、公園整備事業は、(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事などを、330ページ、公園用地取得事業は、(仮称)山崎・台峯緑地や山ノ内宮下小路緑地の用地取得などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 次に、予算説明書は132ページから135ページにかけまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億2363万2000円で、内容説明は331ページ、市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅の指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料などを、332ページ、住宅政策推進事業は、居住支援業務委託料などを、333ページ、空き家等対策推進事業は、空き家管理システム使用料などを、334ページ、市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化用地排水設備整備工事や市営住宅入居者移転補償金などを、335ページ、職員給与費は、都市整備部住宅課の職員に要します人件費を計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
              (14時49分休憩   14時50分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第12「議案第104号令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○関都市整備部次長  日程第12議案第104号令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算の内容につきまして、説明いたします。
 本市の下水道事業は、令和元年度から地方公営企業法の財務規定等を適用したことから、内容は地方公営企業法に基づくものとなります。
 公営企業会計では、予算に減価償却費や長期前受金戻入など現金の収入や支出を伴わない経費も計上することとなっております。
 この現金の収支を伴わない経費を含めまして、予算書第3条及び第4条に計上した収入の総額は91億4794万6000円で、また、支出の総額は107億6482万7000円となっております。
 説明に当たりましては、議案第104号の第1条から第10条までを一括して説明した後に、予算に関する説明書及び事項別明細書の内容説明に基づく説明をさせていただきます。
 議案集その2、37ページを御参照ください。
 第1条は令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算の総則になります。
 第2条、業務の予定量は、排水区域面積2,415ヘクタール、年間総処理水量1996万7501立方メートル、1日平均処理水量5万4705立方メートル、主要な建設改良費として、管渠事業費2億954万9000円になります。
 第3条、収益的収入及び支出は、営業活動に伴う費用の収入として、第1款下水道事業収益は70億2887万6000円で、下水道使用料や長期前受金戻入、他会計補助金などの経費を、また、支出として、第1款下水道事業費用は69億545万6000円で、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、水洗化普及促進に係る経費、職員給与費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを計上いたしました。
 38ページを御参照ください。
 第4条、資本的収入及び支出は、投資的経費の支出に充てるための収入といたしまして、第1款資本的収入は21億1907万円で、下水道事業債や他会計補助金、下水道整備事業に対する補助金などの経費を、また、支出として、第1款資本的支出は38億5937万1000円で、管渠整備に係る経費や長期債の元金償還金などの経費を計上いたしました。
 なお、資本的収入から資本的支出を差し引いた収支が不足する額17億4030万1000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金、繰越利益剰余金額及び当年度利益剰余金処分額により補填をしようとするものでございます。
 39ページを御参照ください。
 第5条、債務負担行為は、表のとおり、ポンプ場し渣処理処分業務委託事業費ほか4件を新たに設定しようとするものでございます。
 40ページを御参照ください。
 第6条、企業債は、第4条資本的支出で御説明いたしました事業費の財源といたしまして、表のとおり、13億8830万円を限度額として起債しようとするものでございます。
 第7条、一時借入金は、借入限度額10億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものです。
 第8条、予定支出の各項の経費の流用につきましては、営業費用と営業外費用との間で相互に流用ができることとするものと定めるものでございます。
 41ページを御参照ください。
 第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費3億4690万4000円について、他の経費との間で相互に流用する場合には、議会の議決を経なければならないものと定めるものです。
 第10条、利益剰余金の処分につきましては、繰越利益剰余金のうち5027万3000円を、当年度利益剰余金のうち1億7305万9000円を減債積立金として、企業債の償還のための財源にしようとするものです。
 以上が提案の説明になります。
 引き続き、収入・支出の内容説明をさせていただきます。
 初めに支出になります。
 令和2年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は134ページを、令和2年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は473ページから474ページを御参照ください。
 なお、予算事項別明細書の内容説明につきましては、令和元年度までは実施計画の実施事業別で作成していましたが、令和2年度から第4期基本計画実施計画がスタートします。この中で下水道事業会計全体を一つの実施事業として位置づけたことに伴い、事業の内容は予算科目の目ごとに記載をしております。
 473ページを御参照ください。
 汚水管渠費は1億9135万4000円で、汚水管渠等維持修繕料や汚水管渠等浚渫業務委託料、下水道事業計画変更業務委託料などを、内容説明は475ページにかけまして、雨水管渠費は8726万8000円で、雨水調整池等動力費、排水施設維持修繕料、公共下水道雨水維持修繕工事などを、予算説明書は136ページ、ポンプ場費は1億6813万9000円で、中継ポンプ場等動力費や水処理施設等運転管理業務委託料、持続型下水道幹線再整備事業新七里ガ浜ポンプ場配置検討業務委託料などを、内容説明は476ページ、七里ガ浜浄化センター処理場費は5億9185万9000円で、水処理設備等動力費や水処理施設等運転管理業務委託料、耐震診断業務委託料などを、予算説明書は138ページ、内容説明は477ページから478ページにかけまして、山崎浄化センター処理場費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額を除き8億1969万4000円で、動力費や水処理設備機器修繕料、水処理施設等運転管理業務委託料などの経費を計上いたしました。
 このうち、会計年度任用職員給与費は142万8000円で、山崎浄化センター技術補助職員1人に要する人件費を計上いたしました。
 普及指導費は1885万5000円で、くみ取り便所改造工事等資金補助金、共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金などを、予算説明書は140ページ、内容説明は479ページ、業務費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額等を除き1億1027万5000円で、下水道使用料一括徴収事務委託料や下水道受益者負担金分担金システム賃借料、他市への汚水処理負担金などの経費を計上いたしました。
 このうち、会計年度任用職員給与費は147万7000円で、下水道河川課会計年度事務補助職員1人に要する人件費を計上いたしました。
 予算説明書は142ページにかけまして、内容説明は480ページから481ページにかけまして、総係費は、現金の支出を伴わない賞与引当金繰入額等を除き2億2674万7000円で、公営企業会計に関する助言及び指導業務委託料や下水道責任賠償金などの経費を計上いたしました。
 このうち、職員給与費は2億1351万1000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員34名に要する人件費を計上いたしました。
 また、会計年度任用職員給与費は20万2000円で、道水路管理課会計年度事務補助職員1人に要する人件費を計上いたしました。
 減価償却費は39億1976万3000円で、下水道事業会計に係る固定資産の減価償却費を計上いたしました。
 なお、現金の支出を伴わない経費のため、事業費欄に記載はしておりません。
 内容説明は482ページ、支払利息及び企業債取扱諸費は5億7670万円で、下水道事業債の支払利子及び一時借り入れをした場合の利子を、消費税及び地方消費税は1億7000万円で、下水道事業に係る消費税及び地方消費税を、雑支出は32万円で、過納、誤納が生じた下水道使用料等の返還金を、予算説明書は146ページ、内容説明は483ページ、汚水管路建設費は1862万4000円で、汚水台帳調製委託料や公共汚水ます設置業務委託料、汚水管渠実施設計業務委託料などの経費を計上いたしました。
 このうち、会計年度任用職員の給与費は305万円で、下水道河川課会計年度事務補助職員2名に要する人件費を計上いたしました。
 内容説明は484ページ、雨水管路建設費は1億4221万7000円で、雨水排水施設実施設計等業務委託料や公共下水道雨水管渠築造工事、地下埋設物移設等補償金などに要する経費を、汚水管路改良費は4870万8000円で、人孔ふた・受枠等の交換工事や、公共下水道汚水管渠の耐震化工事などに要する経費を、内容説明は485ページ、建設総係費は1億904万2000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員16人に要する人件費を計上いたしました。
 予算説明書は148ページ、固定資産購入費は1861万4000円で、下水道用地購入費や水質管理に必要な備品購入費を、内容説明は486ページ、企業債償還金は35億1481万円で、下水道事業債の元金償還金を、長期貸付金は735万6000円で、くみ取り便所改造工事や浄化槽機能廃止工事に対する貸付金を計上いたしました。
 予算説明書は142ページに移りまして、予備費は500万円を計上いたしました。
 以上が支出の内容になります。
 次に、収入について御説明いたします。
 予算説明書は132ページを御参照ください。
 第1款下水道事業収益、第1項営業収益、第1目下水道使用料は25億4902万5000円で、対象件数8万8790件に対する下水道使用料を、第2目雨水処理負担金は3億7851万1000円で、雨水処理負担金として一般会計繰入金を、第3目その他営業収益は914万9000円で、下水道占用料は、公共下水道施設の占用に対し533万3000円を、下水道手数料は、下水道指定工事店等の登録手数料として78万8000円を、汚水処理負担金は、他市などから流入した汚水処理費として302万8000円をそれぞれ計上いたしました。
 第2項営業外収益、第1目他会計補助金は16億1398万2000円で、汚水処理の経費に充てるため一般会計繰入金を、第2目補助金は6725万円で、先ほど支出予算で説明いたしました七里ガ浜浄化センターの耐震診断業務委託料などに対する国庫補助見込額を、第3目長期前受金戻入は24億279万4000円で、現金の収支を伴わない収入として、資産の減価償却に伴い、国県補助金等相当額を収益として、第4目雑収益は816万5000円で、下水道事業損害賠償保険料などの経費を計上いたしました。
 予算説明書は144ページを御参照ください。
 第1款資本的収入、第1項第1目企業債は13億8830万円で、令和2年度の下水道事業全般に対する下水道事業債を、第2項第1目他会計補助金は6億9605万2000円で、元金償還金や建設改良費の財源として一般会計繰入金を、第3項第1目国庫補助金は2800万円で、先ほど支出予算で御説明いたしました公共下水道汚水管渠の耐震化工事などに対する国庫補助見込額を、第4項分担金及び負担金は221万円で、第1目受益者負担金は160万8000円で、下水道受益者負担金を、第2目受益者分担金は60万2000円で、下水道受益者分担金をそれぞれ計上いたしました。
 第5項第1目長期貸付金償還金は450万8000円で、水洗便所改造資金貸付金返還金を計上いたしました。
 以上で説明を終了いたします。
 
○森委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 送付意見なしを確認いたしました。
 職員退室のため、暫時休憩いたします。
              (15時05分休憩   15時06分再開)
 
○森委員長  再開いたします。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第13その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。まず事務局からお願いします。
 
○事務局  さきの12月定例会で閉会中継続審査としております案件が31件ございます。こちらの取り扱いにつきまして、御協議・御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  今の事務局からの報告のとおり、31件について、引き続き継続とすることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 継続するということで確認をさせていただきました。
 
○事務局  ただいま、引き続き継続審査とすることが確認された31件に加えまして、本日継続審査とすることが確認されました請願1件を加えた、計32件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことにつきまして、御協議・御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  ただいまの説明のとおり確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
   ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○森委員長  日程第13その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。
 事務局からお願いします。
 
○事務局  次回の委員会の開催でございますが、3月4日(水)午前10時から、議会第2委員会室で開催することでよろしいか、御協議・御確認をお願いいたします。
 
○森委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 これで本日の審査日程は全て終了いたしました。
 これで建設常任委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和2年(2020年)2月27日

             建設常任委員長

                 委 員