令和 2年観光厚生常任委員会
2月26日
○議事日程  

観光厚生常任委員会会議録
〇日時
令和2年(2020年)2月26日(水) 9時30分開会 20時08分閉会(会議時間7時間26分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
日向委員長、伊藤副委員長、長嶋、西岡、河村、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
松尾市長、小礒副市長、服部(基)行政経営部次長兼行政経営課担当課長、森迫危機管理課長、齋藤(和)市民生活部長、曽根市民生活部次長兼地域のつながり課長、廣川(正)市民生活部次長兼観光課長、丸山腰越支所長兼地域のつながり課長、下平深沢支所長兼地域のつながり課長、小柳出大船支所長兼地域のつながり課長、今井玉縄支所長兼地域のつながり課長、田邊商工課長、鈴木(康)農水課長兼農業委員会事務局長、伊藤(元)市民課長、内海(正)健康福祉部長、田中(良)健康福祉部次長兼福祉総務課長、中野健康福祉部次長兼福祉事務所長兼地域共生課長兼障害福祉課担当課長、鷲尾地域共生課担当課長、内藤地域共生課担当課長、矢部生活福祉課長兼地域共生課長、内田(章)高齢者いきいき課担当課長兼地域共生課長、石黒高齢者いきいき課担当課長兼地域共生課長、濱本障害福祉課担当課長兼地域共生課長、菊池市民健康課長、森(啓)保険年金課長、小川スポーツ課長、能條環境部長、植地環境部次長兼環境政策課長、?橋(謙)環境部次長兼ごみ減量対策課担当課長、不破ごみ減量対策課担当課長、谷川(克)環境施設課長、脇環境保全課長、朴澤環境センター担当課長、松井環境センター担当課長、高橋(勇)環境センター担当課長、山戸深沢地域整備課担当課長、?木(明)歴史まちづくり推進担当担当次長兼文化財部次長兼歴史まちづくり推進担当担当課長兼文化財施設課長
〇議会事務局出席者
大隅局長、笛田担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)組織の見直しについて(観光厚生常任委員会所管分)
(2)支所における収納業務の見直しについて
2 議案第85号鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
3 報告事項
(1)資生堂鎌倉工場跡地寄附予定地の活用に係る経過報告について
(2)鎌倉市水産業振興計画の策定について
(3)個人情報の流出について
4 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部及び農業委員会所管部分
5 報告事項
(1)「(仮称)鎌倉市暮らし支え合い条例」の進捗状況について
(2)令和元年(オ)第1081号及び令和元年(受)第1332号損害賠償請求上告事件につい
   て
〇新型コロナウイルス対策について
6 議案第106号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
7 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分
8 議案第102号令和2年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
9 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分
10 議案第100号令和2年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
11 議案第103号令和2年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算
12 陳情第38号グラウンド施設の早期建設と代替地確保についての陳情
13 報告事項
(1)鎌倉市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)素案について
(2)第5次鎌倉市まち美化行動計画素案について
(3)「将来のごみ処理体制についての方針」に基づく取り組み状況について
14 陳情第34号今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の整備を強行しな
  いことを求めることについての陳情
15 議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分
16 その他
(1)当委員会の所管事務調査事項について
(2)継続審査案件について
(3)次回委員会の開催について
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○日向委員長  ただいまから、観光厚生常任委員会を開会いたします。
 まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。西岡幸子委員にお願いいたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○日向委員長  本日の審査日程の確認でございます。
 まず初めに、委員長から申し上げます。会議システムに配信しておりますが、昨日正・副議長の呼びかけにより開催された正・副委員長会議にて、新型コロナウイルス対策に係る対応方針が確認されましたので、御確認をお願いします。会議システムに今入っていると思うんですけれども、ちょっと確認していただいてよろしいでしょうか。五つ書かれております。配信されていると思いますけど、読み上げさせていただきます。
 1、入室する者は、当日の朝、検温するなど体調管理を徹底し、発熱の際は欠席すること。2、入室の際は、手のアルコール消毒に心がけること。3、極力、マスクの着用に心がけること。4、マスクを着用したままの発言を認めること。5、全員協議会室については、休憩時間に随時換気すること。ということで、五つ、対応方針ということで確認されましたので、以上、確認いただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 また、同会議にて新型コロナウイルス予防の観点から、次に申し上げます事項が協議され、実施については正・副委員長一任となっておりますので、皆様に御協議、御確認をお願いしたいと考えております。
 まず、傍聴者についてです。極力、必要箇所の日程のみの入室とするよう配慮することということなんですけど、それでよろしいでしょうか。極力、傍聴者の方がそのときに必要に応じて入室して、その議案が終わったらまた出ていただくみたいな形になるんですけれども。
 
○吉岡委員  なるべく防ぎたいというのはわかりますけれども、御希望された場合は、それは優先するということでよろしいですね。
 
○日向委員長  はい、それは大丈夫です。
 
○長嶋委員  幾つかポイントがあると思うんですけど、全部読み上げてからにしてもらえますか。1個ずつ確認されると、全体の意図がわからないので。幾つかあるんですよね、項目。
 
○日向委員長  三つ項目があります。傍聴者の件、今、先に読み上げさせていただきました。
 次に、執行部側の入室についてですけれども、執行部側の課長補佐以下の入室については、最小限の体制で行うことということがあります。全部先に読みますね。三つ目が、報告事項については、本日は必要なもののみ聴取し、簡潔に質疑を行うこと、ということです。
 本件についてですが、新型コロナウイルス予防対応等も踏まえ、当委員会としてどのようにするかというところで、報告事項については、また、もちろんここで協議させていただくんですけど、一応その三つについて、正・副委員長会議で出た、協議された内容なんですけれども、もちろんこれは委員会一任となっておりますので、各委員の御意見等を御協議させていただきたいなと思っております。
 
○長嶋委員  それは、発議は議長がされたということですかね。
 
○日向委員長  そうですね、議長からそういうお願いがあって、協議したということです。
 
○長嶋委員  委員会の判断は別として、議長がそういう内容で発議された意図がわからないので、医学的専門家の見地等を御判断されてそういうのに至ったかどうか御説明いただかないと、何でそういう措置をとるのかということがわからない。飛沫感染を防ぐために、密室で多くの人間がいることがだめという判断でされたのかどうかというところですね。それは、委員長、聞かれているんですか。
 
○日向委員長  具体的に、飛沫感染云々というのは協議の中ではあれだったんですけど、ただなるべく密集したところに多くの方が来ることを控えるということで出したのかなと私は思っておりますけれども。今の部分は、傍聴者のところですか。
 
○長嶋委員  違う、全部です。
 
○日向委員長  最小限の体制で行うということで、特に全く答弁の行き来が云々というあれではなくて、なるべく答弁されるような方が多く出席するという形で、最小限の体制でということなので、全く答弁がかみ合わない形の、全然職員の方が入らないというわけではなくて、最小限の体制で入っていただいて審査をするということになると思いますけれども。
 
○長嶋委員  そこは、日ごろから管理職の部長さん、次長さん、課長さんが入っていて答弁できないことがそもそも問題だから、あんなにいっぱい来なくてふだんからいいと思うんだけど、そこはそこで別の議論なんだけど。そうじゃなくて報告事項、昨日もありましたけど、委員会で報告事項を削ることの意図というのは、時間を短くとおっしゃいますけど、長時間密室で濃厚感染というんですか、そういうことが発生するからそれを抑制しろという意味で、議長が言われているのか。それ、委員長がわからなければ、議長を呼んで説明してもらいたいんですけど。医学的見地でちゃんとそれを判断しないといけないので、単純に減らすって、それ、何でって、わからないですよね。もし、本当にそれが危険な状態だと言うんだったら、全ての会議やめなきゃいけないし、学校の授業なんか全部できなくなります。保育園も全部とめなきゃいけないです。市役所だって下手したら閉鎖しなきゃいけないような事態で、北海道なんかも学校を休校にするという、鈴木知事は判断がすばらしいと思いますが、そういうことを考えられていると。あと、萩生田大臣からもそういった類の御発言があるぐらいで、学校や保育所とか、そういうところだってとめなきゃいけないという状態ですよね。その辺をどう判断されて、やられるのか。もし本当に感染拡大をとめるつもりがある、それが危険だから大変危惧するということで、そういうことをおっしゃっているんだったら、議会なんかとめてしばらく休んで様子を見て、暫定予算でやるとか、そういう措置まで必要なことになってくるんで、そこはどういう医学的見地でおっしゃっているのか。そこ、ちゃんと正しくやっていただかないと、単純に何か時間を短くすれば大丈夫なのかと。もしくは入る職員が、その感染者が、じゃあ一人ずつチェックしてからやれよということにもなりかねないので、どういう意図で、そういう医学的見地で言われたのか。例えば、普通にやったら8時間ぐらいで委員会って終わりますけど、それが延びて10時間になったら、その2時間分で問題が起きるのかとか、それをどういう判断されておっしゃっているんですか。
 
○日向委員長  ちょっとそこの医学的観点というところまでのお話は、この間の正・副委員長会議で出てこなかったんですけれども。
 
○河村委員  今、長嶋委員がおっしゃられたこと、これは理解はいたします。ただ、その一方で、当委員会、まあこれは委員会は独立しているという中においては、私はここで話し合って決めていくということも可能だと思っています。そういった意味で、議長会派ですから言っているんではないかと思われるかもしれませんけど、まあ、もちろんそういったところもありますけれども、一方で、我々はそれを管轄する、該当する委員会なわけですよ、観光厚生というところで。そこがみずから考え、みずから判断を出していくということも私は必要だと思っています。そういった意味で、議長に投げられたこと、ただそれだけをやみくもに受けて、やるのか、やらないのか、そういう方向で報告をやめるのか、これはここで今判断を、皆で議論してやっていくべきだと思っています。
 もちろん医学的な見地というのは大切だと思いますけれども、それ以前に政治的な判断、これも大事だと思っています。だから、そういったところで、特に昨日国である程度指針を出してきて、ある程度の、水際はだめだからこれから感染拡大を防いでいく方向にシフトしていくと。待ったなしで、クラスターごとに防いでいくことが必要だということを言っています。我々は、この地方議会というクラスターの中で、地方行政にぶら下がっているわけですよ。そこで、どういうふうに防いでいくのかというのは、まさにこの当委員会の中できょうの運営をどうしていくのかって、私は考えるべきではないかなと思っています。
 
○長嶋委員  報告事項にもいろいろあって、じゃあ、ここで1個ずつ必要か否かというのは、私は自分では判断できますけれども、まず、信じられないのが、何でここにコロナウイルスの報告事項が1個も入っていないか。全ての部署、市民生活部も、健康福祉部は当然ですけど、市民生活部だって今後経済的対策をとらなきゃいけないから、予算措置どうなんですかと、企業への支援金等を、そういうこと当然考えて、もう声出ています。それから、環境部だって、さまざまな観点で収集体制とか、そういうところ、ごみ袋の心配等も市民の方から言われています。なので、何でここに一つも報告事項でコロナウイルスに関する事項の対応策が入っていないか、健康福祉部がまず入れていないことが言語道断ですよ。委員長、こんなので、これでいいと言っているようなのは、あなたもう2期も議員やっていて、おかしいですよ。何で入っていないんですか、これ。委員長から要望すればいいじゃないですか。私は当然入ってくるものだと思っていましたけど、何も入っていないじゃないですか、これ。こんなのあり得ないですよ、まずそれを一番やんなきゃいけないんじゃないですか。議案はまあ当然としてね、報告事項やるんだったらコロナウイルス対策、何で書いてないんですか。何も入ってないですよね。所管の委員会、ここですよね、防災安全部で何かやるというのは聞いていますけど、それはそれでやればいいし。何でこれ、健康福祉部、誰も言わないんですか。おかしいでしょ、こんなの、そういうこと言うんだったら。
 私は別にそれに時間がかかって、きちっとやらなきゃいけないことだから入っているんだったら、ほかの報告事項を飛ばしたっていいと思いますよ。全部報告だから、協議会でも何でもやればいいし、あいている日程のところでやればいいから、議案はまああれですけど。まず陳情と議案、先にやって、残りコロナウイルス対策を各部日程をやっていくとか、そういう考え方がないと、これ、市民の皆さん、皆不安に思っていて、河村委員からあったけど、昨日、政府の方針が出ているわけです。その内容についてだって配信されて、この中身をちゃんと示すなりの、当然そういうことがあってしかるべきですよね、きのうのきょうだし。それ、議論の一番大もとですからね、政府が言っていることですから。何で入っていないんですか、これ。おかしいでしょう。それ、ちょっと皆さんで、私は各部は当然入れるべきだと思いますよ。何を報告するのか知らないけど、それを考えて出してこない時点で理事者もおかしいですよ。全部市長に聞かなきゃいけないぐらいの話ですよ、有事ですからね。世界的有事ですからね。
 あんまり騒ぐなという意見もありますけど、もちろんね。ただ、できる対応をしなきゃいけないから、我々考えなきゃ、私、相当言われていますよ、いろんなところから。我々が考えなきゃいけないんですよ。商工関係だって、特にあるし、観光業、大変な事態ですから、そっちのがよっぽど大変なぐらいですよ、鎌倉は。何で入れていないのかというところで、私は報告事項やるんだったら、ほかのものは後でいいから、協議会なり、あいている日程、どっかでやる。ごみの件だって、やらなきゃいけないんだから、所管事務調査で。先に議案を通して、有事なんだから。まあ、陳情は皆さんお待ちだと思うのでやらなきゃいけないし、その後にコロナウイルス対策をまとめて一本でやるとか、各部署入ってもらって、そういう対応をするべきだと思いますけど。これ、組みかえ直しですよ、こんなの。私の意見、以上です。
 
○吉岡委員  先ほど話がありましたけれども、やっぱりいろんな見地でやるのはわかりますけれども、やはり私は議会として報告事項にしても、それなりにそのときに報告しなきゃいけないって判断でやっていらっしゃると思いますので、委員会は基本的には6時を目指してやっているわけでして、その辺はこのままやっていいんじゃないかと。
 それと、コロナウイルスの問題は当然あると思っていましたから、いろいろ私も聞こうと思っていたことなので、それは当然ここの部署は、先ほど長嶋委員がおっしゃったように、健康の関係あり、それから経済的な問題あり、さまざまな問題がかかわっていますからね。それはある面では、その部署だけじゃなくて、コロナウイルス問題ということで、いろんな部署が入っていただいてやってもいいのかなと、いろんな関連があると思っておりますので、それはすごく大事なんじゃないでしょうか。
 
○河村委員  先ほども申し上げましたけれども、今、吉岡委員からそういった御発言がございました。いろんな部署が入るというところ、私は今のこの考え方に逆行していて、むしろしっかりと精査をして、必要な最低限の中で行っていくべきではないかなと思っています。当委員会は、これまでも出ているとおり、それを所管する委員会でございます。そこで、委員会が主導していかないということは、私はやはり今後のクラスターごとに抑えていくという観点から離れていく方向だと思いますので、我々はその認識を持った上でどういう議会運営、そして、この委員会運営を行っていくのかということを最優先に考えていくべきではないかなと思います。
 だから、長嶋委員がおっしゃられたことは、非常によくわかります。コロナウイルスに関するこういった報告もないまま行くのかなというのは、私はそれも含めて不安に思っています。であるならば、きょうのところを含めて、委員長の的確な御判断のもとに、それらを踏まえてどのようにするのかも、方向性をある程度出していただいて、お諮りいただきたいなと思っています。
 
○吉岡委員  誤解があってはいけないんですけど、例えば、ここでいえば、要するに、経済問題と健康問題のところは加味して、コロナウイルスでやったらいいんじゃないかという意味の趣旨です。ばらばらにやるんじゃなくて、総合的にやったらどうですかという意味です。ほかの部署、部課を呼んでという意味では、この観光厚生以外のところを呼んでという意味ではございません。
 
○西岡委員  きょうの日程にコロナウイルス対策関連のものが何もないということは、本当に不思議だなと、これではいけないなというふうなことは思っておりましたので、昨日長嶋委員とも話しておりました。それで、やっときのう国の指針が出てきたところで、今各部を呼んで詳細なことを詰めるということができれば一番いいですけれども、そこまでの段階に至っていないことは、火を見るよりも明らか、よくわかりますので、まず、トップがどう考えているかというところから、庁内会議を開いて、早急にきょうあすぐらいに多分対策が具体化するのではないかと思いますけれども。きょう所管の委員会として、まず健康福祉部、それからその各部を呼ぶということではないけれども、どう考えているのかというところをお聞きするということは必要だと思います。それは市民の負託に応えるということの議員の役目だなと思います。今この非常時において、所管する委員会がどう対処するのかというのは問われるところだと思います。
 
○日向委員長  各委員からありがとうございます。では、審査日程の確認の前に、まず、議長からお話があった、傍聴者と執行部側のところについては、各委員会で一任されておりますので、傍聴者につきましては、希望する方に対しては入っていただくというところは、そこは先ほど吉岡委員の御発言で、それは無理に入れないということではないのですので、入りたい日程については入っていただけるという配慮はしたいなと思うんですけれども。
 
○河村委員  もちろん、そういうの、正しいと思うんです。ただ、傍聴者の方にも入室の際には消毒していただくとか、当然そういった対応をしていただいて、発熱があるか、同様の対応をしていただく。あわせて、ここで見なくても、あそこのモニターで見ることもできるということも御案内いただくということで、フォローしていただけたらなと思います。
 
○日向委員長  ということで、河村委員のお話がありましたとおりですけれども、やはり入っていただく前には同じように極力マスクをしていただいて、アルコール消毒等して入っていただくということで、傍聴者につきましては、そういった形の確認をしてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 まず、傍聴者のところは確認いたしました。
 執行部側のところにつきましては、いかがいたしましょうか。もちろん、最小限というところではございますけれども、各委員会として、どういった形でやられるかというところがありますけれども、特に必要最小限の、最小限と言ったらあれなんですけど。
 
○吉岡委員  趣旨がよくわからないという面もあるんですよ。じゃあ、今まではどうだったのかというのもあって。だから、それは当然その審議に当たって、それはしかるべくやるのは当たり前だと思っているんで、審議がきちっと質疑に対してちゃんとお答えができるような体制は整えていただきたいという、その辺が反対に提案されたこと自体がわからないという面はあります。
 
○日向委員長  もちろん答弁する方は、きちんと答弁ができる体制で入っていただくということで。また、もちろんですけれども、入っていただく職員の方々については、極力マスクの着用とアルコール消毒等して入っていただくというところで、体制は委員のメンバーと同じような形できちんとその辺を見て、入室をしていただくんですけれども、そういった体制で。
 
○西岡委員  議長が御心配されることは大変よくわかります。100人集まるよりは50人のほうがリスクは少なくて済むわけなので、そういう意味で極力リスクを回避するという議長の配慮ということは理解するところです。ただ、その答弁に窮するようなことがあっては困りますので、そこは質疑がきちんとできる体制を整えた上で、委員会が開催できるようにしていただきたいなと、これは最低限守っていただきたいと思います。
 
○日向委員長  ということで、委員会運営に妨げがないような最低限のというか、きちんとした答弁ができる体制で臨んでいただくということで、確認させていただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認しました。
 報告事項についてですけれども、先ほど、コロナウイルス対策というところで、今回、日程に入っていないところで、西岡委員から、どういう考えなのか各部に聞くという形でというのがありましたけれども。
 
○西岡委員  このまま何も各部、聞かないでスルーするということは考えられないことなので、まずどう考えているのか、どういう対策を打とうと思っているのかというところを、聞くべきだと思うんですね。
 恐らく、きのう政府、国の対策がやっと指針が出たというところなので、それを受けて、県、地方自治体がどうするかというさまざまな段階を経てということが当然考えられますから、きのうのきょうという今の時間で、細かいところを聞くというのはなかなかできないことなのかなと思いますので、庁内会議も多分まだ経ていないという段階だと思いますので、どうなっているのか、これも理事者に聞かないとわからないかもしれませんけれども、そこは押さえるべきだなと思っています。
 
○日向委員長  ということで、先ほど吉岡委員がまとめて聞いたほうがという部分があったんですけれども。
 
○吉岡委員  要するに、何にもないというので、どういう聞き方をするとか、それぞれ今の段階がありますけれども、きちっと報告というか、その部署がちゃんとあったほうがいいんじゃないかということは、きちんとしていただければと思います。
 
○日向委員長  そうしますと、各部、市民生活部から始まって健康福祉部と環境部とそれぞれ、このコロナウイルスについてはきちんと対策していかなきゃいけない部ではございますし、我々が所管しているその三つの部について、というところだと思うんですけれども、どうでしょう。それぞれ各部に対して、新型コロナウイルスについての、対策というよりは今現状どう考えていてどうやっていくのかというところも含めての御報告というか、それをしていただくという日程追加になると思うんですけれども。
 
○河村委員  見解が異なるなら、私はそれでもいいと思うんです。ただ一方で、県の方針に従っていくとか、例えば、結末が同じになるようなものについては、私はそこは不要だと思っています。それこそ無駄な時間ですよね。そこは逆に何か整理できないものなんでしょうか。一々、聞かないとわからず、もし同じであれば答弁不要というような形で、委員長のほうで采配していただけたら私はありがたいなと思います。
 おおむね、そんなに各部署で逆に対応が異なるようなやり方というのは多分ないと思うんですよね。であるならば、そこは確認しておく。だからこそ、先ほど長嶋委員がおっしゃられたように出てこないというのは、私は一つの問題かなと思っていますので。この刻一刻と変わっていく状況下において、もう新たなフェーズに移行しているわけですよ。そこで、どうしていくのかということを我々は聞きたいと思っています。だからこそ、代表質問にも出てきたこともある上で、出てきていないということも考えながら、ちょっと欲しいなというのは、私は、一委員として申し上げておきたいなと思います。
 
○日向委員長  各部でどうなのかというところまでは、そこまでお聞きしないとわからないところもあるんですけれども、各部に対してそれはどうなんだというところで投げかけて、どういった報告があるのかというのが多分あるとは思うんですけれども、それを一度確認するというのでよろしいですか。
 感染症は市民健康課がというところなんですけれども、ただそこだけじゃないところもあると思うので、どうしても全体的に。
 
○吉岡委員  だから、そこで起こしていただいて、他の部署でも必要に応じて聞くということはあると思いますので、今、一番対策の、健康のところでというのは、とりあえずそれでいいですよ。ただ、聞くことはあるなとは思っているので。
 
○日向委員長  それは何か、日程的に追加するということですか。
 
○吉岡委員  私は経済的な問題もありますので、そこではその対策を聞きたいなと思っております。
 
○日向委員長  そうすると、結局異なるなら、聞きたいというんですよね。なので、各部にヒアリングして、どういったところがあるのかというので確認させていただいて、もし、実際ほかと、例えば最初に市民生活部をやるので、そこと変わらないみたいなことがあるんでしたら、そこはそこでお聞きしたいところの部分だけ聞くということで、報告としては重なってしまったら、向こうから来ないかもしれないですけど、質疑的にはその部その部に対して各委員から聞きたいことがあるというのを含めて、やりたいと伝えさせていただくということで、よろしいですか。
 暫時休憩いたします。
               (9時56分休憩   9時57分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 
○河村委員  要は、5月下旬までにこれが収束しないと、東京2020オリンピックも延期じゃなくて中止になるわけですよ。今、我々が求められているのは、拡散させていかないということに焦点を置いて、物事を考えていかなければいけない。要は、そういうフェーズに移行しているわけです。そういった中において、私は無駄をできるだけ排除し、リスクを下げていく。これは、観光厚生常任委員会としてはやらなきゃいけないことだと私は思います。その中で、当然今までに出た意見については、酌んで運営はしていかなければいけないと思いますけれども、ただその中で無駄はやっぱり排除していただきたいわけですよ。全部に日程を追加してやっていくとなったら、それこそ逆の方向ですよね。そうならないような形でまとめていただくようなことができないのかということを申し上げているわけなんですけど、御理解いただけますでしょうか。
 
○吉岡委員  その上で、要するに新年度予算ということになると、また何でも聞けるといえば聞けるんですけれども、緊急対策というのも考えているものですから、それで何というのですか、要するにコロナウイルス問題についてのところで質疑ができればいいなと思ったことです。例えば、緊急経済対策とか、そういうのもありますので、そういうこともちょっと念頭に置いて発言しております。だから、予算とか、そういうところでするというのは、それはもちろん予算というのは何でも聞けることかもしれませんが、現状の中での緊急的な対応は必要なのかなと思っているものですから。ですから、ちょっとそういうふうに一つ、起こしたほうが聞きやすいのかなと思ったものですから。
 
○日向委員長  報告事項としては、一つ大きく上げて、緊急コロナウイルス対策というところで、それこそ各所管の各課に入っていただくというふうにやるのか、それとも、一個一個、その部のところに入れていくのかというところかなと思うんですけれども、どっちにしても、全体的に聞くことになるとは思います。
 暫時休憩いたします。
               (10時00分休憩   10時20分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 休憩中、御協議いただきました。まず新型コロナウイルスについてですけれども、今回日程を追加させていただくということになりました。タイトルは「新型コロナウイルス対策について」ということで、場所は健康福祉部のところで、日程第5の(2)の後に追加させていただきたいと思います。
 また、ほかの部につきましても、この新型コロナウイルスにつきましては、どういった状況なのか、対策なのかというのがありますので、それにつきましては、ほかの部に対しても、予算の審査のところで質疑をさせていただくということで、皆さんに了承を得ましたので、そういった形で他のところについてはそこで質疑していただいて、大きく日程追加としては、健康福祉部のところに追加をさせていただきたいと思います。
 
○事務局  ただいまの追加の日程なんですけれども、まず担当原局に報告が可能かどうかを事務局から確認させていただき、報告が可能ならば、また後ほど御報告させていただきますので、御確認をお願いします。
 
○日向委員長  確認いただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 報告がなければ、質疑からになるのかなと思いますけど、そういった形で確認をということで、一回投げさせていただきます。
 
○吉岡委員  ぼーっとして聞いていたかもしれないですけど、要するに、報告事項としてやるのは、さっきの健康福祉部だけでいいんですよね。
 
○日向委員長  はい、そうです。健康福祉部だけでやるということで。
 ほかの報告事項につきまして、先ほど休憩中、御発議いただいたんですけれども、また改めて報告事項について協議させていただきたいと思います。よろしいですか。
 
○河村委員  休憩中も申し上げましたけれども、改めさせていただきます。私はやはり報告事項は最小限にとどめ、もう物理的な接触を極力抑えていく。これは感染拡大を防ぐ、抑えていくという観点ですね。まさにクラスターの中において、どう抑えていくのか。これはもう既に市中感染が認められている中において、どこでどういう感染経路があるかわからないわけですよね。その中において、要は、その医療的な見地からの判断というのも必要ですけど、それを待っている段階ではなくて、政治的な判断によって防がれていくことも往々にしてあるわけです。
 これは適切だったかどうかというのは、感染者が出たか出ないかしかわからないわけですよね。それによって、今、全ての対応、後手後手になっているわけです。私はその状況から鑑み、当委員会においては所管する委員会でもあることから、私は事前にそういった最小限のリスクは抑えておく。そういった運営を行っていくべきであると思う。何も、全ての審議を放棄するということではなくて、後日改められるものがあるのであれば、それを適切に抜き出し、最小限に置いた運営を行っていく。そういう意味では、そういった報告事項等に配慮した上での、本日の委員会運営を行うべきと考えます。
 
○吉岡委員  休憩中も申し上げましたけれども、もちろん今いろいろコロナウイルスの問題で御心配されていることは当然ですが、やはり医療的見地とか、いろんな問題でいきますと、例えば鎌倉市の、今、議員の中でなって、それでというんだったら、当然のあれなんですけど、今ここで議会として報告事項を先送りするということになりますと、やはりもっと、じゃあ保育園とかいろんなところでどうなのって、そういう問題になってきてしまいますから、私は今の段階ではきちっと報告事項は受けて論議して進めていくべきだと思っておりますので、先送りする必要は今のところないと思っております。
 
○長嶋委員  既に1時間も過ぎたので、早目に進めないといけないんですが、そもそもですけど、今コロナウイルスの日程を入れていただくということで、あと、ごみの問題、結構時間かかると思うんですね。なので、私、これは理事者質疑もさせていただきたいと思っていますが、多分もう1時間過ぎているから、時間的にまあ6時をめどにというのがもう普通にやっても間に合わない状態だと推測されるんですね。だから、私は前回もたしか2日やっていますよね。総務常任委員会でも昨年は結構多かったんですが、報告事項を抜き出して、後で協議会、もしくはこの議会中に日程とれるんだったらそのままやればいいし、報告事項を一旦抜き出して、議案と陳情は重要ですので、こういう有事のときはまず先に議案を通すというのが最善の努力をするべきことだと思うので、それをやって、報告事項を抜き出して、まあコロナウイルスはやっていただかないと困りますけど、あと、ごみのやつは陳情とセットになっていますので、これはやるべきだと思いますけど。それを抜き出して、後日、まあ状況を見て、また感染者が出たとか、そういう話等々も状況を見ないとわかってこないので、現状は市役所とか、この議会では出ているということはないわけですので、まあ、わかりません、ただね、感染者いるかもしれないし。なので、一応議案をまず通して、陳情審査をやって、報告事項は抜き出して、できれば早いうちに委員会を開いてそこだけ報告を受けると。それは状況判断も必要なので、それは分けたほうがいいと思っていますので。
 ただ、報告はこれ、多分必要な、今そこにお待ちですけど、組織の見直しなんかも今聞いておかないと4月からやるんでしょうから、困ってしまう話で、ここの所管、特に関係あるので、しっかり聞くというのは必要なので。だから、報告事項は分けて、できればこの議会中にもう一回、委員会を開いて、そこでやると。先に何よりも議案を通すと、通すというか審査をして、通すと言うと反対できなくなっちゃうから、審査をしてきちっと決をとるとして、予算に関しては、総務常任委員会への申し送り事項がある場合はちゃんとやると。まず議会の一番のやっぱり役割はここですから、それをやってという形でやったらいいと思っております。
 
○西岡委員  行政経営課の方には大変申しわけございません。もう1時間が経過をしてしまいました。長嶋委員が今おっしゃったことに私も賛成なんですけど、今報告事項を見たときに、そんなに長くかかる報告事項ではないんではないかと、私は思っておりますので、端的にこちらが質問をして、端的に答えていただくという質疑を心がけて、これはきちんとやっていいんじゃないかなと思ったんですけど。できなかったら、もし皆さん、たくさんあってそりゃ無理だよと言うんだったら、2日に分けてやるという方法をとらざるを得ないかなと思います。皆さんにお聞きしてできないということであれば。私はできるかなと思ったものですから。
 
○日向委員長  長嶋委員がおっしゃった議案と陳情を先というのは、それは絶対先、皆さんもそういう話があったと思うので、陳情については提出者の陳述もありますので、余り遅い時間、時間がというのもありますが、いかがいたしましょう。西岡委員から、このままやってもそんなに時間がかからないのではないかという御発言がありましたし、吉岡委員もこのままやったらということがありました。ただ、もちろん接触拡大、その辺を含めたリスクの点で河村委員の御意見も十分承知するところではございますけれども。報告事項の中でも陳情と関係するところであったり、新型コロナウイルスのところは今回報告をきちんと受けて、あと、行政経営部のところも待っていただいているのもありますけれども、あとを別日程でこの会期内、ないしなるべく状況を見ながら早急にやるというところもありますが。伊藤副委員長、何かありますか。
 
○伊藤副委員長  そうしますと、本日の日程の中で、報告事項がございますけれども、それを全部抜き出して、それは後日ということで行くのか、きょう、これを抜粋して、ここと、ここと、ここを報告事項を受けようということで行くのか。その辺を皆さんで協議をしていただきながら、全部抜くか、何点かをピックアップするかということでやっていったほうが、きょう、どうしてもやらなきゃいけないもの以外は、抜いてもいいと思っていますが、それを皆さんで協議していただかないと、先に進まないんじゃないかと思っております。
 
○長嶋委員  さっき後日って言いましたけど、別にやれればやればいいんですよ。だから、順番を変えるだけ、抜き出して報告事項を後の順番にして、職員の入れかえは頻繁になるかもしれないですが、そのほうがそれこそ換気して、長い間一緒にいないからいいというのも、それがいいんじゃないかな。要するに、報告事項を抜いて後ろにくっつけて、順番を変えて進めるだけ進んで、足りなかったら、またどこかでやると。
 
○日向委員長  暫時休憩いたします。
               (10時32分休憩   10時34分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 休憩中御議論いただきました、本日の審査につきましてですけれども、議案と陳情を優先的にやるということで、まず報告事項につきましては、少し抜いて、後の日程でやらせていただきたいなと思います。ただ報告事項の中で、行政経営部の部分と、あと先ほど追加いたしました新型コロナウイルス対策について、これにつきましては、新型コロナウイルスは健康福祉部の中で報告を受けたいと思っております。それ以外につきましては、あと、ごみのところの陳情と一緒になっているところの報告は一緒に受けるということになりますが、そのほかの報告事項につきましては、一度、後ろに日程ずらして審査を進めたいなと思いますけれども、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 では、そういった形で審査を進めさせていただきます。
 委員長から冒頭のところで発言をさせていただきます。
 先ほども何度もありましたけれども、本日は審査日程が多数ありまして、また、日程第12、日程第14の陳情審査もあることから、委員の皆様におかれましては本日中に審査が終了できるよう、会議規則第63条にありますとおり、質疑に当たっては自己の意見を述べることは極力控えていただき、簡潔に行っていただくなど委員会運営に御協力をお願いいたします。
 続きまして、一括議題についてです。日程第13報告事項(3)「将来のごみ処理体制についての方針」に基づく取組状況について及び日程第14陳情第34号今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の整備を強行しないことを求めることについての陳情は、関連する議題であることから一括議題とし、一括して報告及び説明の聴取、質疑の有無の確認を行った後、報告事項については了承かどうかの確認を、陳情については委員間討議の確認後、意見開陳、取り扱いの協議をすることで確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、所管課の変更についてです。事務局、お願いします。
 
○事務局  令和2年度事項別明細書にも記載がありますが、日本遺産事業については、所管課が歴史まちづくり推進担当から観光課となり、当委員会の所管となることを御報告いたします。
 また、本日の当該予算を含めた市民生活部の予備審査においては、関係課として歴史まちづくり推進担当職員が出席することでよろしいか、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 所管外の報告についてです。日程第1報告事項(1)組織の見直しについて(観光厚生常任委員会所管分)及び報告事項(2)支所における収納業務の見直しについては、所管外の部署の報告事項でありますが、当委員会の所管事項にかかわる案件であることから、市民生活部職員出席の上、行政経営課から報告を受けることについて、御協議、御確認をお願いいたします。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 所管外職員の出席についてです。事務局、お願いします。
 
○事務局  報告事項はまた後ほどということになりましたけれども、出席の確認です。
 日程第5報告事項(1)(仮称)鎌倉市暮らし支え合い条例の進捗状況については、関係課として市民相談課の職員が、日程第12陳情第38号グラウンド施設の早期建設と代替地確保についての陳情については、関係課として深沢地域整備課の職員が、それぞれ入室することでよろしいか、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、陳情提出者の陳述についてです。事務局、お願いします。
 
○事務局  日程第12陳情第38号及び日程第14陳情第34号については、陳情提出者から陳述したい旨の申し出があることを御報告いたします。発言を認めることについて、御協議、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  発言を認めることを確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○事務局  陳情第34号については、陳情提出者から陳述中の休憩時にパネルを用いて説明したい旨の申し出があります。御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  陳情第34号につきましては、パネルを用いて説明したいということでございますけれども、御確認いただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、陳情に係る資料についてです。事務局、お願いします。
 
○事務局  日程第12陳情第38号及び日程第14陳情第34号については、陳情提出者から資料の提出があり、会議システムに配信していることを御報告いたします。御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  配信の確認、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第1報告事項(1)「組織の見直しについて(観光厚生常任委員会所管分)」を議題といたします。
 原局から報告をお願いいたします。
 
○服部(基)行政経営部次長  日程第1報告事項(1)組織の見直しについて(観光厚生常任委員会所管分)、報告いたします。
 今回の組織の見直しについては、市が直面する課題に対して柔軟な対応を図る必要があることや、市の事務事業において、その目的が終了したことなどを受け、実施するものです。
 また、今回の見直しについては、担当の新設・廃止であるため、条例改正はなく、規則改正により対応します。
 資料につきましては、資料1「鎌倉市行政組織図(令和2年(2020年)4月1日)」と資料2「令和2年4月1日付組織の見直し概要」がございますが、説明については、資料1の行政組織図を用いて行います。
 まず、市民生活部観光課につきまして、令和4年(2022年)に予定されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送に先立ち、関係者との各種調整やオーバーツーリズムへの対応等を行うため、観光課に大河ドラマ・オーバーツーリズム担当を設置するものです。
 次に、商工課につきましては、消費税率の引き上げに伴い実施されたプレミアム付商品券の発行・販売が終了することに伴い、プレミアム付商品券担当を廃止し、残る事務を商工課商工担当に移管するものです。
 なお、今回の組織の見直しに合わせて、これまで歴史まちづくり推進担当が所掌していた日本遺産にかかわる事務は観光課に移管します。
 以上で報告を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの報告に御質疑ございますか。
 
○長嶋委員  これはこれで設置、新しく大河ドラマ・オーバーツーリズム担当ということでいいんですけれども、フィルムコミッションも担当を設けて、2年たしか経過したと思うんですけれども、何も立ち上がっていない状況です。その中で、大河ドラマとオーバーツーリズムの担当を設けてやっても、私は今の市役所の状況を見たら、何もできない、ほとんど、対外的に問い合わせがあったら答える程度のもので。これは、大河ドラマ、まあ上田市さんはこの間会って、我々も見に行ってきて、いろいろ話も議員さんから伺っていますけど、その対応というのは、ほかでもたくさんあるんですけど、観光業のプロがやらないとできません、はっきり言っておきますけれども。それは、廣川次長にも申し上げていると思いますけど。
 これ、鎌倉市の職員が普通に横からぱっと行って、私は全くできないと思います。なので、人の問題です、はっきり言って。ですので、これ、誰を使うかというところが大変重要でして、観光業というもの全体で、特に大河ドラマとなると、個人客はもともとふえますけど、ベースはね、パイは。団体客が圧倒的に物すごい数、来ることになるのが主体です。このコロナウイルスの問題で海外は、ちょっとどうなるかわかりませんけど、日本のお客さんは来ます。そういうところの大もとで、観光業の団体客とは何か、個人客とは何かというところがしっかりと現場で見聞きして、それ、担当をやってきたプロフェッショナルでないと、はっきり言ってできないと思います。
 なので、そこは、どのように考えられているか。市の職員、悪いけど、言っても、今の観光課でも、申しわけないけれどもわかっている、ちゃんとそこをわかっている人は、申しわけないけど、いません。現場で経験がないから。観光団体のツアーに乗って、じゃあ、ガイドさんと一緒になって、添乗員さんと一緒になって、走り回って1年ぐらいやったことあるかと言ったら、ないわけですよ。もしくは、受け入れ側のドライブインに行ってみて、どういう体制でやっているのかとか、観光施設に行ってきて、団体をどうやって受け入れているのかとか、そういうことを経験がないからわからないんです、申しわけないけど。だから、そこが問題で、どうやってそうやるかという話はすごく簡単ではないんです。置いても、人件費の無駄だけになります。だから、そこを考えていただかないと、そのフィルムコミッションしかりですけれども、何も効果がないので。
 あと日本遺産も、申しわけないけど、やっていたけど、何をやっていたのかわからない。登録だけはされていったけど、ウエブをつくったかもしれないけど、何もやっていないですよね。そこはどうなんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  まず、職員の配置につきましては、今後4月1日に行われる予定の人事異動の中で、誰を配置するかというところで決定していくかなと思います。そうした中で、今、長嶋委員御指摘のとおり、確かに鎌倉市の中で、過去何度か大河ドラマというのは放映されていますけれども、それに対する担当というのは、これまで置いていなかった、一義的には、観光課で対応してきた。御指摘のとおり、もろもろ、いろんなことがあるんだろうなあと、現時点では考えていますが、そうした中でその行政としてやれること、あるいは、観光のプロとしてやれることというのは、そこはうまく切り分けながらいろんなところからお知恵をかりながら、今、長嶋委員おっしゃっていましたけれども、本当にプロフェッショナルの方からの意見なんかも伺う機会を設けて、やっていくのがいいのかなと思っております。
 
○長嶋委員  今の答弁を聞いても、多分おわかりいただけていないかなと思うんです。市長、副市長もわかっていないから、これ、無駄になりますよ、はっきり言っておきますけど、こんなの設置しても。行政として対応すべきことは、観光業がわかっていないとできませんから、はっきり言っておきますけど。私は、だって、行政、自治体のやっている財団法人、そういうこと、仕事としていましたので、はっきり言っておきますけれども。それができないんですよ、現場の経験がないと。なので、今回の大河ドラマの中身がどういう脚本になるかというのはあって、場所がどこかという話もありますけど、地理的な方面で言ったらば、北条の墓のところからあっち側の覚園寺さんなんかが主体ですよ。あっち側はもう御存知のとおり、道も狭くて、バスも車もとめるところがない状態で、どうやってお客さんをさばいて誘導していくのかって、交通の問題が一番出てきますけれども、このさばきがわからない。現場を知らない人はできませんからね、言っておきますけれども。
 だから、横の誰か、人を置けばいいという話では、単純なそういう話ではないですよ。日本遺産もフィルムコミッションも、何をやっていたのって。それよりも難しいですよ、言っておきますけど。なので、ちゃんと旅行業界、わかっていないとだめなので、私は、それははっきり言っておきますので、横から誰か職員持ってきて置いたってできませんよ、相当やる気があって、相当勉強する気があって、いろんなところに自分で体験のそういうツアーに行ってみたり、ドライブインに行って駐車場整理係やらせてくださいぐらいの、そういう気持ちがない限りはできません。なので、言っておきます。私は現場にいた人間として、そう言っておきます。
 それから、オーバーツーリズム担当って、何をやるんですか。あと、交通問題が主体だと思うんですけど、何で観光課なのか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  今回、大河ドラマの機会を得まして、このオーバーツーリズム担当という部分についてもつけさせていただきました。今まで皆様のほう、市民の方々も含めて、オーバーツーリズムの問題については、鎌倉市の観光の中では切り離してはできないものだと考えております。今回、大河ドラマ担当ということではなく、鎌倉市の観光は、大河ドラマをやることによって、一概に引き受けるだけではないと。ここはオーバーツーリズムもセットでやるんだという、この意気込みも含めてこの担当にさせていただいたと私は理解しているところでございます。
 
○長嶋委員  答弁を聞いてもわからない。じゃあ、オーバーツーリズム担当って何をするんですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  今回、大河ドラマに至りましては、特に今、長嶋委員がおっしゃられたように、通常の北条義時公のお話であれば、法華堂跡であるとか、覚園寺などがメーンになってくるだろうなあとは思っております。一方で、今回メーンが13人の御家人の方にも光を当てるということでございますので、大河ドラマとしては、このあたりにしっかりスポットを当てるという部分で、分散化に寄与したいと。
 また、あわせて、今まで分散化の部分、オーバーツーリズムの解消ということで行っているところではございますが、看板であったり、ホームページであったり、ツイッターであるということで、知られざる鎌倉という部分について、スポットを当ててきたところでございますので、観光の立場としてこのオーバーツーリズムの部分について、これをさらに力を加えていきたいと考えているところでございます。
 
○長嶋委員  済みませんけど、オーバーツーリズム、私、さんざん、こういうことをやって、分散化って、分散化ですよ、それしかないんですよ、来る人は来られるんだから。それ、言っているにもかかわらず、全然できてなくて、小町通りとか、どうなの、あれだけ混んでいる状態。それから、鎌倉高校前の話だってそうですけど、今はこういう状況だから、そりゃ、減っているけどね、それでもいますよ、それなりに。そういう対応、駐車違反の処置だってできないでしょ、この役所は。ずっといろんなこと言っているけど、交通問題のほうが圧倒的に多いんですから。じゃあ、ゴールデンウイークどうなの、アジサイのメーンの時期どうなのという話で、長谷寺が3時間待ち。それを回避するためにやるのがオーバーツーリズムのやるべきことだけど、じゃあ何かやっているんですかと言ったら、ほとんどやっていないよねというのが私の見解です、申しわけないけど。ずっといろんなこと言ってきましたよ、細かいこと。あなたたち、何もやらない、悪いけど。駅前に案内板すら一つ立てない。正月だって、同様です。何度も言っていますけど、できないよ、悪いけど。
 だから、こんな言葉だけで格好だけでやらないでください。実が伴う担当課を置いてもらいたいと思うんで、服部次長、その辺もちゃんと考えて、設置というんだったら、やってもらえるようにちゃんと理事者に言ってください。小礒副市長なんて、もともと、だって、観光のところの部長だったんですから。本当に何度も言うけど観光課、観光関係の部長さん、何人も副市長も初め、何人もいらっしゃるんだから、できないのはもう本当おかしいですよ。ずっと言っているのに、やろうとしないでしょ、人が言ってることを。服部次長、その辺ちょっと理事者にしっかりと言っていただきたいんですけど。わからなかったら、聞きにきてください。
 
○服部(基)行政経営部次長  ただいまの長嶋委員の御意見、こちらで受けとめまして理事者に報告したいと思います。
 
○西岡委員  今、なぜここに大河ドラマとオーバーツーリズムの担当が置かれたのかということを伺おうと思っておりましたけれども、今の質疑を聞いて、大体わかりました。
 もう1点伺いたいのは、この日本遺産、オーバーツーリズムのほうはさておき、大河ドラマをここの担当に置くということと、その日本遺産に係る事務、歴史まちづくり推進担当から移管をするという、この意味はどこにあるんでしょうか。
 
○服部(基)行政経営部次長  日本遺産につきましては、地域の歴史的魅力ですとか特色、こういったものを通じて、我が国の文化、伝統を語るストーリーでございます。大河ドラマの放映に合わせまして、このストーリーをより広く発信する契機として捉えまして、地域の活性化ですとか、観光客の分散化をさらに推進したいという考えで今回事務の移管を行ったところでございます。
 
○西岡委員  そうすると、歴史的遺産と共生するまちづくりを観光課のほうで所管をして、進めていくということになるんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  観光課だけで進めるというものではないかなと思います。さまざま、そのまちづくりというのは、観光課だけではなくて、やはり歴史まちづくり推進担当でもあれば、ほかの部署でもございますので、全庁的にその辺の取り組みを進めていくと、横串を刺して連携してやっていくという考え方でございます。
 
○西岡委員  いざ鎌倉協議会とか、所管をしていたその歴史的遺産と共生するまちづくりの中で進めてきた事業のハンドリングは、じゃあ、この観光課でやるということではないんですか。こちらが事務を所管するということですから、そういったことになりますよね。
 
○服部(基)行政経営部次長  事務そのものは観光課に移管いたします。
 
○西岡委員  机上の空論でものを言っているのではなくて、実際に進めていくのは、じゃあどこなんですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  日本遺産にかかわる事務の所管は、観光課になります。
 
○西岡委員  ということは、イコール歴史的遺産と共生するまちづくりを観光課が進めていくというお答えでよろしいわけですね。
 
○服部(基)行政経営部次長  繰り返しの答弁でありますけれども、歴史的遺産と共生するまちづくりというのが、これ、そもそも市の方針になりますので、観光課だけが進めるということではなくて、やはりそれは全庁横断的に進めていくということでございますので、日本遺産につきましては、観光課が所管するということになりますけれども、そういったまちづくりを目指してやっていくというところにつきましては、当然のことながら、歴史まちづくり推進担当しかり、あるいは別の部署も含めてやっていくという考え方になります。
 
○西岡委員  何度聞いてもそういうふうにお答えをするんだなということがわかりました。歴史まちづくり推進担当から移管をするんですから、今までそこが担当していた責任を、今度は観光課が担うということは間違いないわけじゃないですか。ということは、かなり観光課の責任は大きくなりますよね。もちろん、観光課だけで進めていくものではないのはわかりますけれども、ハンドリングはそこがするということになるわけじゃないですか。これは大きな変化ですよね、いかがですか。
 
○服部(基)行政経営部次長  庁内の体制としては、変化しているというところでございます。
 
○西岡委員  今、部長がいらっしゃらないので、市民生活部のほうは伺いませんけれども、これ、大変なことだなと思いますけど、次長はどうですか。観光課の課長を兼ねた次長としては、どのように受けとめられてらっしゃいますか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  日本遺産の事務の移管を受けて、私ども観光課で進めるという形になります。今まで歴史的な背景であるとか、特色であるという部分についてのストーリーをもって、日本遺産ができたと認識しているところでございますので、このあたりを含めて、観光課でハンドリングをしていくという理解をしているところでございます。もちろん観光課の業務、多岐にわたっている状況ではございますので、非常に重たい任務が私どもに来たなと思っているところではございますが、先ほどの答弁にもございました、今回、オーバーツーリズムの部分についても手をつけていきたいと考えているところでございますので、このあたり、決意で進めていきたいと考えているところではございます。
 
○西岡委員  ここに部長がいないのが大変残念に思います。お答え、わかりました。結構です。
 
○吉岡委員  要するに、鎌倉の観光とその歴史というんですか、その文化という、そこら辺の部分は、鎌倉って歴史、文化、そこがあってのものだと思うんですよね。だから、その辺は、原局という、要するに文化財とか、そういう歴史まちづくりの担当のところがどのような論議をして、今後それをどう守りながらやっていくのかというところが、どういう論議されたのかというのはね、今は機構がえのことだけなんですが、やはり非常に大事な課題ですよね。
 前から、日本遺産ということについては、観光がメーンみたいになっていて、やはり鎌倉にとって、文化財、歴史的文化というところの、その重みをどう生かすかということが、結果的に観光につながるんだろうと私はいつも思って。世界遺産との関係も一応世界遺産登録に向けても、今何というのですか、一旦は休止みたいな状況なんですけど、それとの関係とか含めて、どういうふうになっていくのかというのが、ちょっとイメージが湧かないものですから。その辺はどういうふうに論議されているのかなと。
 
○服部(基)行政経営部次長  まず今回の組織の見直しにつきましては、当然のことながら、文化財部も交えて議論した結果、こういう形で行きましょうとなってございます。世界遺産につきましては、御存知のとおり、4県市の協議会が一旦解散ですか、休止ですか、した中で、各市の中でそれぞれ登録に向けた調査を進めていきましょうというところで、これはこれで進めていくんですけれども。その社会情勢の変化なんかも踏まえますと、やはりインバウンド対策ですとか、そういったところ、鎌倉でもやっていかなくてはならないという観点も踏まえまして、先ほど吉岡委員のおっしゃったとおり、日本遺産というのはそもそもストーリーを語る上で不可欠な魅力ある文化財をまちづくりに生かすというところから、観光行政の活性化というところまでは行かないのかなと思います。観光施策を利用して、鎌倉の文化財行政への発展というような考え方で捉えていただければよろしいのかなと思います。
 
○吉岡委員  鎌倉の歴史文化と世界遺産とかの関係にも及びまして、これがどういう意味を持つのかという点では、担当部署がどのようにお考えになっているのかということと、それと今回歴史文化的なことも含めてやるわけですから、その辺は専門的な問題も含めて、どういうふうなことになっていくのか。連携、世界遺産とか、歴史文化のところで、まちづくりということで一緒に考えていくというのはわかるんですけど、切り離すということの意味がちょっと何か心に響いてこないんですよ。どういうふうなまちづくりになっていくのかというところがちょっと見えてこないものですから、伺っているんですけど。ここには文化財部の方などがいらっしゃらないので、その辺はどういうふうに、今のその世界遺産はもう一旦やめてということになっている中で、どうしていくのかというところがちょっと見えてこないものですから、改めてまた伺います。
 
○服部(基)行政経営部次長  文化財部の主なミッションとしては、文化財保護ということになろうかと思います。その文化財保護というのは、文化財の保護と活用という、二つに大別されると聞いてございます。保護につきましては、やはり文化財部で、これはもろもろやっているんですけれども、これは行政の仕組みといいますか、活用ですとか、そういったところをうまく利用して鎌倉の歴史を発信していくというところが、なかなか難しい部分もございます。そういったところで、観光課とタッグを組むというのも変ですけれども、そこは連携しながら鎌倉の歴史文化をより広く、そういったツールは観光課のほうで持ち合わせておりますので、そういったところで活用していくと。ただ、発信する中身につきましては、単なる観光施策ではなくて、やはり鎌倉の歴史文化、文化財保護、こういったところをメーンに発信していくのかなと考えてございます。
 
○吉岡委員  何回聞いてもよくわからない面もあるんですけど、鎌倉の歴史という点では、海があり、それからやっぱり山なり、自然の遺産というのが非常にある。それが大きな特徴でもあるし、もちろん、建物とかそういうのもありますけど。ですから、そこら辺のところと、どう守りながらまちの中で生かしながらというところの、ちょっとイメージがね。本来だったら歴史まちづくりのところが主体になって、やっていくのがまちづくりではないかと。歴史遺産もまちづくりだと私は思っていますので、そこら辺の兼ね合いがちょっと見えてこない。幾ら聞いても見えてこないということだけ、申し上げておきたいです。
 
○伊藤副委員長  大河ドラマがいよいよ早いものですが2年後ですね、来るという非常にいいチャンスだろうと思っていますけれども、鎌倉全体がこれから観光課でやっていってほしいのは、博物館であるような1カ所ではなくて、鎌倉全体がその遺産の博物館であるようなイメージを今後持っていったら、その分散、もちろんお客様も分散できるし、その集中して1カ所ということはないので、そのようなお考えはございますでしょうか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  ちょうど文化財部で博物館構想を立ち上げる部分でございます。このあたりとの連携の中でも、鎌倉市の観光としてはそこも一つのいい機会をいただいたなと思っているところでございますので、あわせてそのような考え方を持って、観光の推進については進めていきたいと考えているところではございます。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切らせていただきます。
 ただいまの報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承を確認させていただきました。
 職員入退室のため、暫時休憩いたします。
               (11時02分休憩   11時07分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 まず、行政経営部次長から答弁の修正があるということで、お願いします。
 
○服部(基)行政経営部次長  申しわけございません。日程第1報告事項(1)のところで、私、文化財部との調整という御答弁を差し上げたんですけれども、歴史まちづくり推進担当との調整ということで、部長が兼務しているので、文化財部と申し上げてしまいましたが、正しくは歴史まちづくり推進担当との協議をしたというところで訂正させていただきます。
 
○日向委員長  確認よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をさせていただきました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第1報告事項(2)「支所における収納業務の見直しについて」を議題といたします。
 原局から報告をお願いいたします。
 
○服部(基)行政経営部次長  日程第1報告事項(2)支所における収納業務の見直しについて、報告いたします。
 支所窓口における届け出、証明書交付、収納の三つの業務については、これまで本庁舎窓口等への集約化及び代替手段の確保について、慎重に検討を進めてきましたが、それぞれの業務ごとに対応策を検討した結果、収納業務については、銀行及び郵便局等金融機関における口座振替や窓口払い、コンビニエンスストアによる収納代行など、さまざまな代替手法が普及し、重複していることから、今後約1年間の周知期間を設けた後、令和3年3月31日をもって支所窓口での収納業務の取り扱いを終了しようとするものです。
 資料1の「1 趣旨」をごらんください。
 ただいま説明したとおり、支所における収納業務については、金融機関やコンビニエンスストア等での代替措置が普及しており、重複する行政サービスを見直すことによる業務の効率化や現金管理におけるリスクの低減を図るため、取り扱いの終了に向けた取り組みを進めるものです。
 なお、これまでの支所窓口業務のあり方に関する検討を踏まえ、本庁、支所等における届け出、証明書交付、収納の三つの業務の取り扱いについては、表に示すとおりとし、届け出、証明書交付業務については、引き続き支所においても実施します。
 次に、「2 支所において取り扱いを終了する収納業務(鎌倉市財務規則に基づく)」をごらんください。
 支所における収納業務は、鎌倉市財務規則に基づき実施しているところですが、表にまとめた10件の業務については、今後約1年間の周知期間を設けて、取り扱いを終了する予定です。
 なお、周知方法としては、ホームページや「広報かまくら」等を通じて、広く一般にお知らせするとともに、公金を納付するために支所窓口を訪れる方に、年間を通して、収納業務の見直しに関するチラシを直接お渡しします。
 また、欄外に記載した、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例に規定する主食費については、これまで支所窓口または金融機関の窓口のみで収納を行っておりましたが、納付者から「就労時間中に支所や金融機関の窓口へ行くことは難しい」という意見が多く寄せられていたことから、今後、口座振替が可能となるよう市のシステムの改修を行う予定です。
 最後に、「3 継続する業務」ですが、表中の「1 手数料条例に基づく手数料のうち支所の所掌事務に係るもの」を含む5件の業務については、支所の事務分掌に規定する本来業務に付随する収納手続のため、引き続き、取り扱いを行います。
 以上で報告を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの報告に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  そうなりますと、今まで窓口業務の手続についてはいろいろ検討した結果、今回いわゆる収納のところだけということで、それはマイナンバーカードとか、そういうのは全然関係ないですね。銀行振り込みになっていたりとか、いろいろそれぞれ皆様、手続ではいろいろ違うと思うんですけれども、例えば、納付書を持ってきて、いわゆる銀行じゃなくて、窓口で収納する場合ありますよね。そういう場合は、例えば銀行とかだったらできますけど、コンビニではその収納の、いわゆる何というのですか、収納手帳というんですか、それぞれ。それはできないんですよね、今でも。その辺、例えば電気料とか、そういうのはコンビニなんかで持っていけばできるようになっていますけど、税金払ったりなんかするときにありますよね。それはできないんですよね。
 
○今井玉縄支所長  今のお話の納付書の関係は、コンビニ納付ができるものというのが、どうしてもちょっと専門的なことになるんですが、コンビニに収納の業務を委託しなければならないということで、委託できる業務が地方自治法にのっとっているですとか、保育料に関すると児童福祉法ですとか、介護保険だと介護保険法とか、法律でそれぞれ委託ができるというものに関しましては、コンビニ納付ができます。しかし、市の単独のものですと、どうしても委託ができない部分がありますので、納付書でコンビニ納付できる伝票でしたら、コンビニでできるんですが、やはり委託ができない部分につきましては、コンビニ納付に関しては、現状はできないような状況でございます。
 
○吉岡委員  そうすると、いろいろな納付については銀行で引き落としにしてくださいって、多分いろいろ今おやりになっていらっしゃると思うんですけど、その辺の割合というんですか、それぞれの御事情もあってやはり納付書でやっていらっしゃる、そういう方は多分窓口に来ている方がいらっしゃると思うんですけど、その辺の割合はどんな現状ですか。
 
○今井玉縄支所長  口座振替に関する割合に関しましては、会計課に確認したところ、そういうデータがないんですけれども、コンビニ納付に関しましてはデータがございまして、平成25年度からコンビニ納付が始まってございます。コンビニ納付に関しまして平成25年度から9万9000件、約10万件で始まっていまして、今、平成30年度になりますと、約倍になっていまして、19万9000件、約20万件がコンビニで納付されている状況でございます。申しわけございません、口座振替に関しての情報が入手できなかったので、この場で御回答できません。申しわけございません。
 
○吉岡委員  いろんな皆様が御不便がないように、ある程度銀行引き落としとか、それを勧めていらっしゃるんでしょうけど、やられていない方も実際いて、窓口で支払っている方も、私、何人か知っているんですけれども、そういう場合、結局は今度は本庁舎か、あとは銀行の窓口、郵便局の窓口ということになるんでしょうか、支所でできないということになると。そういう方がどのぐらいいて、そういう方が御不便がないようにということもあるかなと思ったものですから、そこは1年間見て、それで来年の3月31日ということで、おっしゃっていますけれども、その辺はやっぱりきちっと把握された上で対応はしていただきたいなと思います。よろしいでしょうか。
 
○今井玉縄支所長  私、支所長を3年間やっているんですが、会計の窓口もちょくちょく出ています。支所に来られる方というのは、はっきり言いまして、よく来られる方が多いのかなという感覚を持ってございます。そこで、やはりこの収納業務を見直すというところで、行政経営課等、関連課等の説明の中で、周知期間が非常に大事でしょうということで、直接皆様にチラシ等配りまして、1年間かけてじっくりと御説明してやっていきたいと思いますので、その辺は行財政改革の一環もありますので、私ども支所としても苦渋の決断をしましたので、よろしくお願いしたいと思います。
 
○吉岡委員  その辺は市民の利便性がやっぱり後退するようなことになっては、行財政改革の趣旨としても反すると思いますので、その辺は実態を踏まえてきちっと対応していただきたいなと思います。要望しておきます。
 
○西岡委員  今、吉岡委員が最後におっしゃった、利便性ですよね、市民の。この改革、見直しによって、市民の利便性が向上するというふうにはお考えではないですよね。そこを先に確認します。
 
○服部(基)行政経営部次長  支所窓口で支払いができなくなるということに関しては、これまで主に、先ほど支所長からありましたけれども、リピーターの方といいますか、毎回支所を御利用なさっている方にとっては、それは利便性の向上とは言えないかなと思います。ただ、一方で、それに合わせて、可能な限りのサービスというのを、別のところに振りかえていく。御説明の中でも申し上げましたけれども、例えば主食費を口座振替できるようにする。そういったところで対応して、可能な限り一定の行政サービスというのは保っていかなくてはいけないかなと思っております。
 
○西岡委員  「2 支所において取り扱いを終了する収納業務」、これに該当する方というのは、今リピーターが多いのかなとおっしゃっていましたけど、どれくらいいるか、つかんでいらっしゃいますか。
 
○今井玉縄支所長  私ども、平成24年度から統計をとっているんですが、内容は市税と国民健康保険料、介護保険料とか、そういったものが中心になってくるんですが、件数からいきますと、平成24年度は7万5000件ほどございました。平成30年度になりますと、3万6000件ほどで半減してございます、この6年、7年で。それで、そういった方々が、私ども、特に玉縄支所に関しましては、多いときで日に20件程度、20人程度の方がいらっしゃいます。それで、少ないときには、本当に1人、2人という日もございます。なので、やはり年々件数が減っているというのは、データ的にはございます。
 
○西岡委員  市民サービスが向上をするのが一番いいことではあるんですけれども、今の見直しもやむを得ないというのであれば、これはそれにかわるサービスの向上は何ができるのか、先ほどお答えいただきましたけれども、そういった代替の策もお考えいただいて、御理解を市民の理解を得た上で、令和3年度から出発ができるようにしていただきたいなと思います。今、公共施設の再編でかなりつまずいていますので、ますます市役所が遠くなると、市の業務が自分たちから遠くなるというふうに感じていらっしゃる市民はたくさんいらっしゃるので、その声を無にすることがないようにお願いしたいなと思います。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切らせていただきます。
 ただいまの報告について了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認させていただきました。
 職員入退出のため、暫時休憩します。
               (11時20分休憩   11時22分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
○日向委員長  冒頭で長嶋委員から、答弁によっては理事者質疑を行いたいという発議がございましたので、そこの確認をさせていただきたいのですが、よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、答弁によっては理事者質疑を行いたいということを確認いたしました。
 理事者の時間を確認いたしました。理事者のオーケーな時間というものが、14時半から15時、それから16時から18時となっております。これから審査していく中ではございますけれども、多少その辺を踏まえて日程が変わる可能性もありますので、そこの部分だけ、いいですか。14時半から15時は無理ですかね。16時から18時というところなので、理事者質疑を行う場合には、その時間が理事者のほうがあいているところなので、そこだけお伝えをさせていただきたいと思います。
 事務局、お願いいたします。
 
○事務局  冒頭、日程追加があった新型コロナウイルス対策についてですが、担当原局は市民健康課になりますけども、報告可能ということですので、報告いたします。また、報告の際、資料を提出したい旨の連絡を受けていること、また、危機管理課の職員を同席させたい旨の連絡をいただいております。資料の提出及び同席することでよろしいか御協議、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それは、健康福祉部のところで報告を受けたいと思います。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第2「議案第85号鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○市民課長  日程第2議案第85号鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、27ページをごらんください。あわせてお手元に鎌倉市印鑑条例新旧対照表を配信していますので御参照ください。
 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、「成年被後見人」の文言を改めるとともに、一定の条件を満たした場合に印鑑登録を認めるよう、条例を改正しようとするものです。
 改正の内容について説明いたします。
 初めに、第2条で印鑑の登録資格について規定していますが、「成年被後見人」の文言を「意思能力を有しない者」に改めるとともに、特例として法定代理人が同行し、かつ、第3条第1項の規定による本人の申請があった場合には印鑑の登録を認める旨規定します。
 次に、第4条で登録等の申請受付時の確認事項について規定していますが、第1項及び第2項に、第2条第2項第2号ただし書きに規定する申請がなされた場合の確認事項を追加します。当該申請があった場合には、申請事項の確認を行うとともに、同行した法定代理人について登録申請者の代理人たる資格を有する者であることを証明する書面の提示及び印鑑の登録に同意する旨を記載した書面の提出を求めることとします。
 最後に、第12条で規定する印鑑登録の抹消について、「後見開始の審判がなされたとき」の文言を「意思能力を有しなくなったとき」に改めます。
 施行期日についてですが、公布の日から施行します。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○河村委員  1点だけ伺わせてください。ここのところで意思能力を有しない者、これ前号に掲げるとありますけど、もうちょっと具体的に教えてもらっていいですか。
 
○市民課長  この意思能力を有しない者というのは、言葉が変わっただけで、基本的には成年被後見人ということになります。
 
○河村委員  では、同様に最後の意思能力を有しなくなったとき、それはそういった状況になったということですよね。成年被後見人を含めてということですね。そうなる状況というのは、難しいと思いますけども、それに間違いないですか。
 
○市民課長  今、河村委員がおっしゃるとおりでございまして、こちらにつきましては、従来どおり、成年被後見人の審判がなされたところで、一度廃止という形になります。それで、ただ、今までは、もうその後登録ができなかったものですけれども、今後は、法定代理人が一緒に成年被後見人と再度登録をしたいということでお越しいただいたときには、登録ができるようになると、そういうことでございます。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 委員間討議の確認でございます。御発議はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議を実施しないことを確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次に、御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 
○日向委員長  意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第85号鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、原案に御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手により、議案第85号は原案のとおり可決されました。
 なお、次の日程第3は報告事項でございますので、後の日程に回したいと思います。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第4「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部及び農業委員会所管部分」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
 
○曽根市民生活部次長  日程第4議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部所管部分の内容につきまして、説明いたします。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は62ページから63ページを、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は56ページをごらんください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は11億8332万7000円のうち、市民生活部に係る経費は141万8000円で、日本遺産事業に係る経費は、日本遺産いざ鎌倉協議会負担金などを計上いたしました。
 予算説明書は64ページから67ページにかけまして、内容説明は66ページから72ページ、第35目支所費は2億7193万4000円で、腰越支所、深沢支所、大船支所、玉縄支所の管理運営事務に係る経費は、支所の運営や行政センターの維持管理に要する経費を計上いたしました。
 予算説明書は68ページから71ページにかけまして、内容説明は86ページから87ページ、第57目市民活動推進費は1億2009万6000円のうち、市民生活部に係る経費は3358万6000円で、86ページの自治会・町内会等支援事業に係る経費は、自治会・町内会が維持管理する公会堂等の建築改良工事費補助金などを、87ページの市民自治推進事業は、市民活動センターの指定管理料、エアコン工事委託料などを計上いたしました。
 予算説明書は72ページから75ページにかけまして、内容説明は98ページから101ページ、第15項第5目戸籍住民基本台帳費は5億9631万1000円で、98ページの職員給与費は、市民課及び4支所の職員45人に要します人件費を、99ページの会計年度任用職員給与費は、市民課の会計年度任用職員48人に要します人件費を、100ページから101ページにかけまして、戸籍・住基一般事務に係る経費は、住民記録システム保守委託料、地方公共団体情報システム機構交付金などを計上いたしました。
 内容説明は102ページ、第10目住居表示整備費は97万2000円で、住居表示事業に係る経費は、街区案内板修繕料などを計上いたしました。
 予算説明書は106ページから107ページ、内容説明は234ページから239ページ、第25款労働費、第5項第5目労働諸費は8228万6000円で、234ページの労働環境対策事業に係る経費は、労働相談業務委託料などを、235ページの勤労者福利厚生事業に係る経費は、中央労働金庫預託金などを、236ページの勤労者福祉支援事業に係る経費は、湘南勤労者福祉サービスセンター運営事業費負担金を、237ページの技能振興事業に係る経費は、技能職団体連絡協議会補助金などを、238ページの職員給与費は、商工課勤労者福祉担当の職員2人に要します人件費を。239ページの会計年度任用職員給与費は、商工課の会計年度任用職員2人に要します人件費を計上いたしました。
 予算説明書は108ページから111ページ、内容説明は241ページから242ページ、第30款農林水産業費、第5項農業水産業費、第10目農業水産業総務費は7104万7000円で、241ページの職員給与費は、農水課と農業委員会事務局の職員9人に要します人件費を、242ページの会計年度任用職員給与費は、農水課の会計年度任用職員1人に要します人件費を計上いたしました。
 内容説明は243ページから248ページ、第15目農業水産業振興費は7617万7000円で、243ページの農業振興運営事業に係る経費は、農業振興事業費補助金などを、244ページの市民農園事業に係る経費は、市民農園耕作指導報償費などを、245ページの農道整備事業に係る経費は、土質調査業務委託料、農道整備工事請負費を、246ページの水産業振興運営事業に係る経費は、鎌倉、腰越各漁業協同組合への事業費補助金などを、247ページの漁港施設管理事業に係る経費は、腰越海岸に堆積した砂の搬出業務委託料などを、248ページの鎌倉地域漁業支援施設整備事業に係る経費は、漁業支援施設説明会支援業務委託料を計上いたしました。
 予算説明書は112ページから115ページ、内容説明は249ページから251ページ、第35款第5項商工費、第5目商工総務費は7321万2000円で、249ページの商工運営事業に係る経費は、姉妹都市物産展設営等委託料などを、250ページの職員給与費は、共創計画部市民相談課消費生活担当と商工課商工担当の職員7人に要します人件費を、251ページの会計年度任用職員給与費は、共創計画部市民相談課と商工課の会計年度任用職員8人に要します人件費を計上いたしました。
 内容説明は252ページから257ページ、第10目商工業振興費は3億6340万2000円で、252ページの中小企業支援事業に係る経費は、中小企業融資預託金などを、253ページの商工会議所助成事業に係る経費は、中小企業経営支援事業補助金などを、254ページの商店街振興事業に係る経費は、商店街街路灯等維持管理費補助金などを、255ページの商工業振興事業に係る経費は、企業立地整備費等補助金などを、256ページの公衆浴場助成事業に係る経費は、公衆浴場設備整備費補助金を、257ページの伝統鎌倉彫振興事業に係る経費は、伝統鎌倉彫振興事業補助金などを計上いたしました。
 予算説明書は116ページから119ページ、内容説明は260ページから262ページ、第40款第5項観光費、第5目観光総務費は7728万2000円で、260ページの観光運営事業に係る経費は、三浦半島観光連絡協議会負担金などを、261ページの職員給与費は、観光課の職員7人に要します人件費を、262ページの会計年度任用職員給与費は、観光課の会計年度任用職員4人に要します人件費を計上いたしました。
 内容説明は263ページから267ページ、第10目観光振興費は1億2726万円で、263ページの観光振興事業に係る経費は、点字マップ作成委託料、駅前ガイド事業負担金などを、264ページの観光振興支援事業に係る経費は、鎌倉ビーチフェスタ事業負担金などを、265ページの観光協会支援事業に係る経費は、鎌倉市観光協会運営費等補助金などを、266ページの観光案内所運営事業に係る経費は、観光案内所業務委託料などを、267ページの観光施設整備事業に係る経費は、公衆トイレ等維持修繕料などを計上いたしました。
 内容説明は268ページから269ページ、第15目海水浴場費は1億748万円で、海水浴場運営事業に係る経費は、海水浴場監視業務等委託料、監視所・仮設トイレ等賃借料などを計上いたしました。
 以上で、市民生活部所管部分の説明を終わります。
 引き続き、農業委員会所管部分について、農業委員会事務局長から説明いたします。
 
○農業委員会事務局長  続きまして、農業委員会所管部分について説明いたします。
 予算説明書は108ページ、内容説明は240ページ、第30款農林水産業費、第5項農業水産業費、第5目農業委員会費は1481万1000円で、農業委員会事務に係る経費は、農業委員会委員の報酬など、農業委員会の開催・運営に係る経費を計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○長嶋委員  会派に属してないのは私だけなので、幾つかやらせていただきますが、まず、細かいのは予算委員会にほとんどお任せするということなんですが、コロナウイルスの対応でさまざまこちらの部も出てくるとは思うんです。今、予測してこの段階で盛り込むというのはなかなか難しいとは思うんですけど、特にその中で経済対策ですね。252ページにある中小企業の融資とか、多分そういう部分が必要になってくると思いますけど、その辺は、今、部長どんな感じで考えられていますか。
 
○齋藤(和)市民生活部長  コロナウイルスに関する緊急経済対策でございますけれども、コロナウイルスの影響は、日に日に影響は大きくなっております。1月から2月にかけてまた急速に観光客も減ってきているということで、市内の各企業さんへの影響も非常に大きいものだというふうに認識してございます。既に、国のほうでは、日本政策金融公庫において、相談窓口ということで金融対策の相談窓口を設置しております。そうしたところを私どもとしては、窓口で御案内をしたり、各種融資の相談業務を今のところやっておりますけども、今後さらに経営圧迫になってきますと、非常時の金融対策というのが必要になってまいりますので、それは、国も県もあわせて、さまざまな対策を打ってくると思います。そういったところを注視をしながら、市としましては最悪の場合と言ったらあれですけども、過去におきましては、リーマンショックの後、あるいは東日本大震災の後の経済の大きな打撃を受けたときには、緊急経済対策ということで融資枠の拡大ですとか、融資利子の補助、あるいは信用保証料の補助、そういった施策も打ってまいりましたので、そうした施策を機動的に、必要に応じて、その都度対応してまいりたいというふうに考えております。
 
○長嶋委員  その辺は齋藤部長お詳しいというか、以前も対応されていたと思うので、ぜひしっかりとお願いしたいところなんですが、今、担当のほうに聞きたいのは、窓口にそういう相談ってもう出てきていますか。どんなぐあいでしょうか。
 
○商工課長  今、こういった案件での相談なんですけれども、電話で1件ほどございます。融資の関係ということです。それから、横の連携ということで商工会議所のほうにも連携をとって聞いてみますと、2件ほど連絡が来ているということです。ただ、近隣というか周りですね。ヒアリング等をすると件数だけではなく、少し経営が落ち込んでいるというような話も聞いているというような状況でございます。
 
○長嶋委員  まだ、この時期は、もともと観光客自体が少ないですけれど、全体的にGDPの落ち込み等々も経済の指標もいろいろな動きがこれから急激に出てくると思うので、ぜひそこは今後のね。今の来年度予算の中でどうのというか、補正とか打つなりということだと思うのでお願いしたいと思います。
 あとは、細かい点ではなくて全体的に観光商工部門で歳入をふやすことというのは、もうちょっといろいろ考えていかなきゃいけないかなと思っています。それで、齋藤部長、観光課長のときにたしかいろいろやっていただいて、今があると思うんですけど、その辺何かもうちょっと進めていただけたらなと思っているんです。それは、いろんな手法があると思うし、世の中に事例もありますし、今のコロナウイルスの話は置いといて、いろいろできると思うんです。それを全体的に皆さんから、特に若い発想力の柔軟な方からアイデアをもらうなり、全庁的に、これ財政課長にもその話をこの間したんですけれど、齋藤部長、その辺お得意の分野じゃないかなと思うんですけど、どうですか、その辺。歳入を得るというところ。
 
○齋藤(和)市民生活部長  私、観光課長の時代にネーミングライツですとか、あるいはクラウドファンディングですとか、そうしたことで、歳入の確保に努めてきたところであります。それで、今後なんですけども、もちろん今後もさまざまな観光基盤整備を行っていくのに、市民の皆様の血税だけではやはり賄い切れないと、何らかの歳入確保を図っていかなきゃいけないというのは、必須のことだというふうには考えております。これまでも私の後も、例えば、Suicaなどを使ってピッと機械に触れていただくと自動的にお金が引けるような、そんなようなICTを使ったことができないかとか、いろんな検討もされてはきているんですけども、まだ実現には至ってないという状況がございます。当面、まずは喫緊にやっていきたいと思っていますのは、受益者負担という考え方で、観光に今いらっしゃっている方々から特別に徴収というのができない状況で、大きな観光地ですと、ホテル税という形で宿泊の皆さんから協力をいただいているんですけども、それが、鎌倉の特有の事情で取れないという状況なので、それにかわる受益者負担の方策を考えなきゃいけないと思っていまして、一つには、公衆トイレの使用料、そういったことも検討材料の一つかなというふうに今考えております。
 
○長嶋委員  トイレは私も大賛成です。あとハイキングコースも取っていいかなと思う。これは、私は1期目からずっと言っていて、今、東口のトイレに設置をしていただいています。あれ私が言って、石井部長がやってくれて、毎年70万円程度入っているそうなので、それはそれで。どっちが歳入をいただくのというのもあるかと思うんですけど。今、部長、宿泊税の話をされたんですけど、取れないという理由は何ですか。
 
○齋藤(和)市民生活部長  取れないということではないんですけども、宿泊客が鎌倉の場合非常に少ないので、かけてもさほどの歳入効果が見込まれないという、そういうことです。
 
○長嶋委員  それは、今たしか私が調べたところだと、今、部屋数が800何ぼから500室ぐらいふえるという話もあって、あと民泊が圧倒的にふえていますので、ふえていることもあって、今、検討するポイントのときかなと。今の経済状況とか、また別の話ですけど、今、奈良市さん等もやっていて、あのやり方はよくないと思うんですけど、要は大体1%か2%ですよね。北海道ではやっているところで大変成功している事例もありますけど。一、二%で、例えば低額の民泊等のところから取るとあれですけど、1万円とか8,000円とかそういう下限の金額を設けて2%、1%。金額の2%ぐらい取らないと歳入ないですから、その辺も検討していただきたいなと思っています。その辺、財政課長ともこの間言っていたんですけれど、これから、そういう分野が鎌倉はふえていくので、そういうことも多分宿泊業界から反発食らうとは思うんですけど。ただ、2%程度で使途、目的、何のために取るかというのがやっぱり重要で、例えばトイレの清掃とか設置とか、あとマップですよね。配るというのは観光客の利用に寄与するわけで、そのために使用目途がはっきりしていればいいと思うので、市民からは市民の税金じゃなくてそういうところから払っているんですよということで明確になると思うので、私は要検討すべきかなと思っていますので、ぜひ考えていただけたらなと思います。
 それで、細かいのを数点だけ。まず、観光のところです。これ点字マップを入れていただいたのは、議会で取りまとめた意見の中からということでいいですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  今、点字マップにつきましては、議会の要望等を受けまして、今回予算のほうに計上させていただいたところでございます。
 
○長嶋委員  だそうです、皆さん。提案したことをやっていただいて、これは大変喜ばしいことで、そういう需要も今後どんどんふえていくといいなと思っております。
 観光のところで、駅前ガイドの予算がついていますけど、これはオリンピック対応だと思うんですけど、これはどういう方々に対して、どういうお金を使うということでやられるのでしょうか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  今回、駅前ガイドの部分につきましては、駅頭に立っていただいて、実際の御案内ですとか、バスの乗車であるとか、そういう部分についてを案内所と同時にやっていきたいというふうに考えているところでございます。今回の部分につきましては、今のところ打診をしている団体が、神奈川県のほうの団体がございまして、そちらの団体にオファーをしているところでございまして、現状、交通費相当についてをお願いしているというところでございまして、基本的には外国人の外国語対応というところで考えているところでございます。
 
○長嶋委員  神奈川県の団体というのは、それはどういう団体ですか。多分、駅前で以前研修をずっとやられていましたけど、そこなんですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  NPO団体でございまして、KSGGという神奈川県のガイド協会の内容でございます。
 
○長嶋委員  それは、KSGGは聞いたことがあるんですけど、鎌倉の案内というのは、私もずっとやっている中で、お会いしてお話ししたこともないんですけど、お詳しい団体なんですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  こちらのガイド団体の方につきましては、鎌倉の実際にガイドをされている方が主に来られますので、実際に鎌倉の内容を承知している方々でございます。
 
○長嶋委員  この間、多分その団体だと思われる方々がいたんですけど、1回だけ。ちょっとはっきりわからないんですけど。その人は藤沢市民で、江の島へ行ったらいいと一生懸命紹介していたんです。それはそれでいいんですけれど、本当にわかっておられる方がいらっしゃればいいんですけど、交通網とか複雑なので、前、県のボランティアの募集で、県が主導してやっていたのは、全然わかっていない人たちが立っているので、一々我々に聞かないととか、横にいますからね。交通網とかわかってないんですね。かなり複雑だし、その辺は心配するところであります。あと、これ極楽寺のトイレの掃除のあれが、ここについているんですけど、何で環境部じゃなくて、駅だからですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  環境部のほうが長期継続契約をしているところでございまして、この長期継続契約がちょうど始まったところが今年度からでございます。そのため長期継続契約にまた入れる間については、今回観光課のほうで予算をつけているところでございまして、次回以降の長期継続契約がまた変わるときに環境部のほうで見ていただくというような仕組みで考えているところでございます。
 
○長嶋委員  これは1年分ということでいいんですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  そのとおりでございます。
 
○長嶋委員  ちょっと見ると、これ金額が環境部の掃除は39カ所で4200万円なんですね。それと比較するとかなり高いんですけど、倍以上ですよね。何でこんなことになるんですか。1日1回なんでしょうか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  この見積もりにつきましては、現状環境部のほうと同じ業者から見積もりを取っているところではございます。
 
○長嶋委員  じゃあ、1件当たりで割ると、何でこんなに高いの。変じゃないですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  実際に、入札をこれからやることになりますので、このあたりで入札の効果があらわれてくるのかなというふうに思っているところでございますが、あくまでも現状のこの1カ所のトイレという形で考えると、この金額になる。ですので、入札の中で実際にほかのところも入るので、減ってくるのかなというふうに考えているところではございます。
 
○長嶋委員  よくわからない予算の提案ですね。変だから、あと予算委員会の方にお願いします。
 最後に、本当はいっぱいいろいろ聞きたいんですけど時間のあれもあるし、状況が状況ですから、あと1個にしておきますけど、観光協会さんの補助金です。これ今年は花火大会もないですし、薪能もないです。恐らくですけど、鎌倉まつりも多分この流れでいったらできない状況で、オリンピックというのはもちろんありますが、補助金の額的にはその辺はこれどうなんですか。私も去年の額をチェックしていなかったんですが、なければないでまた違ってくると思うんですけれども。
 
○廣川(正)市民生活部次長  令和2年度につきまして、花火大会は中止ということでございますが、薪能については、今のところ実施する予定でございます。鎌倉まつりについては、現状、今検討中という状況でございます。確かに、花火大会等大きな行事がない状況ではございますが、いわゆる今後の部分についても、令和3年度以降の部分についての花火大会のしつらえですとか、こういうところも現状考えているところでございます。今後の観光協会の請け負う部分を検討しながらやっていくところでございますので、補助金につきましては、前年度、平成30年度と比べますと92万9000円の減という状況にはなっているところでございます。
 
○長嶋委員  薪能、やるんでしたか。私はやらないと思っていたんですけど、その辺はあれですけど。
 それで、前から観光協会の補助金のつけ方については、私も1期目から予算委員会に入ったときはずっと言っていたんですけど、人件費の比率が高くて、事業費の比率が低いんです。これ、どうなっていますか、比率。人件費のたしか観光協会さんの人件費全体のうちの何%という数字があったと思うんですけど、私も記憶が曖昧なので今どのぐらいになっていますか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  休憩をお願いします。
 
○日向委員長  暫時休憩いたします。
               (12時00分休憩   12時01分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 
○廣川(正)市民生活部次長  休憩をいただきまして、済みませんでした。人件費の部分でございますが、補助率でお答えさせていただきますと、人件費としましては、81%を実際の金額に対して補助をさせていただいているというところでございます。
 また、事業費の補助率でございますが、こちらにつきましては事業費に対して15.5%の補助をさせていただいているという状況でございます。
 実際の全体の事業費に対しまして、私どもの令和2年度の補助率としましては、55.5%の補助をしているという状況でございます。
 
○長嶋委員  これは、今の数字を聞いてもわかるとおりで、こういう比率なんですね。私は、前から健全じゃないですよと言っているんですけど、ほかの外郭団体も初め、人件費の8割を市の財源に依存しているというのは、これは、これでまた会長とか専務理事にも言いたいとは思うんですけど、健全な形じゃないので変えていく必要があるかなと思っていまして、あとは、歳入のほうの確保も、人件費に充てるだけの歳入確保が観光協会としてできないという実態もあると思うんです。だから、私は、駐車場事業も、鎌倉宮も周りにコインパーキングができてほとんどとまってないような状況ですから、あそこなんかは歳入的にはいい財源になるとは思うんですけど、じゃあかわりに深沢のところがあいているんだったら、あそこに市の土地で運営してもらってパークアンドライドで、観光協会さんがあそこ例えば運営もやってもらうと。1日100台1,000円取ったら、年間の補助金の額を計算したら、相当の額、3000万円台になる。例えば仮に100台で、ですよ。今後は先ほどあったとおり、大河ドラマでどこにとめるのといったら、観光バスも大量に数十台とめられるのはあそこしかないわけで、そこからフリーパスを買って乗ってもらうというような事業をやってもらえば、歳入の財源は得られるんだから、そういう手当てを市としてやっていただくようにしないと、藤沢の観光協会さんなんか、まさに駐車場事業で大分歳入があると聞いていますけれど、そういうことを提案していかない限り、こういうところのバランスの悪いのは改善されないと思うんです。ずっと前から言っているんですけど。別に深沢だけじゃなくてもいいですけど、ほかだって坂ノ下のところだって土地あいているんだから、あそこ駐車場でパークアンドライドやったらいいじゃないですかとずっと言っているけど、誰もやろうという意思がないし、場所なんて考えればあるんですから、そういうところを観光課として提案されたらいかがですかと。ほかにもありますよ。今、時間があれだから言わないけど。駐車場が一番いい財源になるので、あとは交通環境分散化というんだったらいろんなことを考えられますから、自転車のシェアリングサービスとか、そういうことだって事業にはなるので、JRさんはやっているけどね、レンタサイクル。そういうことを考えてやってもらうということ、例えば、市の駐車場だって私、機械式を入れればいいってずっと言っていますけど、あそこの駐輪場にしてもそうだけど、観光協会さんに事業を担っていただければ相当歳入に入るでしょうって言っているんですけど、そういうことも考えられないから、そういうのを提案していったらいいと思うんですけど、いかがですか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  現状、観光協会の理事の方につきまして民間の方に入っていただいて、今、その歳入確保の部分について重点的に協議をしていただいているところでございます。特に駐車場の部分につきましては、バス等の駐車というのは、団体の方については必須なものという状況になっておりますので、観光協会に一番なじむのかなというふうに考えているところでございますので、このあたりを重点的に歳入確保について観光協会と一緒に考えていきたいというふうに思っているところでございます。
 
○長嶋委員  あと、フリーパスも違う種類をつくってねと前から言っているんですけど、前、交通政策のほうで前の課長さんが取り組んでくれて協議していたことがあったんですけど、それも世界遺産登録を前提として、それもどこか飛んじゃったし、それだっていい財源になるんでね。協力金みたいのを乗っけてね。
 あと、最後に1点、交通政策課には言ったんですけれど、今、江ノ電さんの「のりおりくん」というパスありますけど、JRとモノレールと江ノ電が乗り放題のパスがあるんです。710円だったかな。それが江ノ電さんの都合で今月いっぱいでやめるということを情報として得たんですが、その辺は何か聞いておられますか。
 
○廣川(正)市民生活部次長  現状、観光のほうで、江ノ電さんがやめてという都合の部分については、私のほうでは承知をしておりません。
 
○長嶋委員  交通政策課も御存じなかったんですけど、私、江ノ電のファンクラブの側の方から伺って、なので、それがなくなると結構大きいことなので、もしできないなら新たなものを考えてもらいたいと思うんですけど、そういう情報があったので、バスと電車と、今の環境手形って非常に不便なんですよ、よく御存じだと思いますけれど。北鎌倉へ行くのに、北鎌倉の混んでいる渋滞の路線のバスしか入っていないので、そこが非常にネックだったりとかするんですね、それも前からずっと言っていますけど。それを改善してほしいと言っているんですけど、そういうことも財源確保になると思うんですね、やり方によっては。パークアンドライドと絡めてね。なので、一番お金になると思うので、ぜひ考えてもらって、こういう人件費比率の話をしましたけど、こういうところを改善していっていただきたいと思います。
 
○日向委員長  まだほかに御質疑ある方いらっしゃると思いますが、お昼を回っていますので、一度休憩にさせていただきたいと思います。
 暫時休憩いたします。
               (12時07分休憩   13時20分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 事務局からお願いします。
 
○事務局  日程追加の事項であります新型コロナウイルス対策について、原局提出資料を会議システムに配信しておりますので、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  会議システムの中に追加日程、新型コロナウイルスに係る対応状況についてというのが入っています。
 追加資料について確認したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、引き続き審査を続けたいと思います。日程第4の質疑の途中でございました。質疑ある方お願いいたします。
 
○吉岡委員  先ほどの論議の中で、コロナウイルスとの関係で経済の状況はどうなのかということで質問させていただくということで、お話しさせていただきました。先ほどのお話の中で、今、観光客が減っているとか、相談窓口は今、商工会議所のほうにあるというのは、私も行ってみてあったのは承知しました。今、何しろ長引かないことが一番大事で、早く収束していただきたいと思うんですが、経済状況に、いろいろ中小業者の方や営業に影響が出るかどうか、出ているかどうかのまず調査というんですか、それをやったほうがいいんじゃないかというのが一つと、それと例えば、そういう場合に前は、緊急経済対策ということでリーマンショックなんかでやりましたよね。そのときの信用保証料の補助とかいろいろやったわけですが、例えば、資金繰りが苦しい中小業者に対する取り組みとか、緊急つなぎ資金とか、例えばですよ。あとは感染の広がりによって、もしかして売り上げが落ちちゃったりする場合の事業主に対してのいろいろな援助とか、今なるべくそういうふうになってほしくないんですけれども、例えば、昨年度と比べて売り上げが下がっているという場合には、何カ月とかってあると思うんですけど、それが例えば、1カ月ぐらいに縮小するとか、そういったものを含めて対応していただければなと思うんですけど、その辺は国や県や鎌倉市としてどんな状況なのか教えてください。
 
○商工課長  今、委員おっしゃったことにつきましては、調査については今独自に行うというような予定はございませんが、商工会議所とともにそういったものは対応していきたいなというふうに考えております。
 それから、経営が滞ったときというような対策としては、経営安定資金というのがございます。これは通常ですと3カ月または6カ月というのがございまして、今回これの対応として神奈川県が融資を、コロナ対策ということでは、1カ月に縮めているというのがございます。そういった動向も踏まえて、先ほども申し上げたとおり、機動的に検討してまいりたいというふうに考えております。
 
○吉岡委員  商工会議所の方もやってらっしゃるということは承知しているんですけれど、やはりその辺の相談なりわかるようにやっぱり対応を、お困りになっている方がわかるように、その周知とかもしていただきたいと思うんです。1カ月にしたということは、それだけ落ち込みが激しいということだと思うので、その辺の対応を要望しておきたいと思います。
 
○西岡委員  1点だけお伺いいたします。248ページの予算事項別明細書ですけれども、鎌倉地域漁業支援施設整備事業、これが、令和元年度は鎌倉地域漁港対策事業になっていた名称が、令和2年度は変わって、鎌倉地域漁業支援施設整備事業に名称が変わっております。これの御説明をお願いしたいと思います。
 
○農水課長  施設の呼び方なんですけれども、現在策定を行っています水産業振興計画の中でも漁業支援施設という表現をさせていただいておりますので、漁港という呼び方が正しいのかどうかというのはあるんですけれども、水産業振興計画との統一を図るという意味で、漁業支援施設という言葉を使わせていただいています。
 
○西岡委員  そうしますと、今後は今まで使っていた鎌倉地域漁港対策事業という名称は使わないという理解でよろしいでしょうか。
 
○農水課長  事業名としましては、漁業支援施設ということで統一して進めていきたいと思っています。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会の送付意見の有無を確認いたします。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入退出のため暫時休憩いたします。
               (13時27分休憩   13時29分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 なお、日程第5報告事項(1)及び(2)につきましては、後の日程とさせていただきます。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  追加日程「新型コロナウイルス対策について」を議題といたします。
 原局から報告をお願いいたします。
 
○市民健康課長  新型コロナウイルス対策について、御報告いたします。
 現在の国内外の感染状況ですが、2月25日現在の情報ですが、中国では感染者数7万7658人、死亡者数は2663人です。その他の国として、ここ数日、韓国、イタリアの感染者の拡大が続いており、韓国は感染者数977人、死亡者数は10人、イタリアは感染者数229人、死亡者数は6人となっております。日本国内では、感染者145人、死亡者は1人、県の感染者は17人、うち鎌倉保健福祉事務所管内1人、ダイヤモンド・プリンセス号での感染者は692人、死亡者は4人となっております。2月24日に神奈川県から記者発表があり、鎌倉保健福祉事務所管内、鎌倉市、逗子市、三浦市、三浦郡葉山町ですが、50代の男性会社員が2月24日にPCR検査の結果、陽性と判明しました。渡航歴がなく、行動歴については現在調査中です。
 (2)の国・県等の対応としましては、2月1日、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令を施行、2月10日、鎌倉保健福祉事務所内に帰国者・接触者相談センターを設置、2月12日、鎌倉保健福祉事務所管内3医療機関に帰国者・接触者外来を設置、2月16日、日本政府が新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を開催し、国内発生の早期の段階との見解を示しましたが、2月24日の専門家会議では、今後一、二週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際との見解を示しました。そして昨日、2月25日に政府が新型コロナウイルス感染症対策の基本方針について決定されたところです。市の対応としましては、1月10日に新型コロナウイルス感染症に関し、危機管理課、消防、市民健康課の三者で対応を協議しまして連絡体制を構築しました。2月6日に緊急事態警戒体制準備体制とし、2月14日には緊急事態警戒体制へと移行したところです。1月22日からホームページ、1月24日からはツイッター、LINEを活用した情報発信を開始し、国・県の情報等が更新されるたびに随時発信しております。
 また、1月30日には、副市長を本部長とした新型コロナウイルス対策会議を開催し、2月21日の第4回対策会議までほぼ毎週開催してきており、庁内における取り組みやイベント等の中止、延期を協議してきたところです。
 2月7日には、株式会社アイネットからマスクを4,000枚受領し、保育園、学校、観光案内所、病院等に配布しました。
 2月19日からは、職員の時差勤務、妊婦のテレワークを開始したところです。
 現在の相談から治療までの体制ですが、相談受診の目安として、37.5度以上の発熱が4日以上続いた方がいた場合、まず鎌倉保健福祉事務所に相談していただき、保健所にて聞き取りを行った後、保健所管内にある帰国者・接触者外来のある医療機関に行っていただきます。そこにおいては、検体を採取し、結果が出るまで待機していただきます。検体は茅ヶ崎市にある衛生研究所にて検査を行い、陽性であった場合は、第2種感染症指定医療機関である横須賀市立市民病院にて治療を受ける体制となっております。ただし、昨日政府が対策基本方針を作成しましたので、この体制が変わる可能性もあり、神奈川県等から連絡があり次第、情報提供をしていきます。
 今後の対応ですが、市が行っている各種取り組みを継続するとともに、市の体制については事態の変化を見据え、緊急事態警戒本部、緊急事態対策本部等の状況に即した体制を敷き、危機管理課とともに対応を図ってまいります。健康福祉部としては、昨日の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を受け、市内の老人福祉センター、名越やすらぎセンター、教養センター、今泉さわやかセンター、玉縄すこやかセンター、腰越なごやかセンターの5施設をあす2月27日から3月10日まで休館とします。3月10日以降の対応については、今後の状況にて判断していきます。
 以上で報告を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの報告に御質疑ございますか。
 
○長嶋委員  何から聞こうか悩むところですけど、まず、今、福祉施設が閉鎖というのは初めて聞いて、今ネットを見たら載っているんですけど、こういうことも含めてこの委員会にコロナウイルスの説明の報告事項が入ってないところで、この役所はどうなっちゃっているのと思うのが普通の感覚です。議会は無視で進めるのは結構ですけど、我々は市民の代表で二元代表制なんだから、そこに対する報告をしないなんていうのは、もう、あり得ないです。まずその感覚がおかしい。理事者は、もう変です。部長この件については、何で入れないんですか。当たり前だと思いますけど。どうですか。
 
○内海(正)健康福祉部長  考え方ですけれども、今、市の体制としましては、緊急事態警戒体制をとっておりまして、この体制は危機管理課を中心に、私どもは保健所との関係がありますから一緒に対応していますけれども、その関係から危機管理課のほうで今回は総務常任委員会のほうに報告するということで判断をしてきました。これまでも、基本的に全庁的な話というのは、総務常任委員会のほうに報告していたというような経過がございまして、そういった対応をとろうということで判断をしたところでございます。ただ、きょう朝からの皆様の議論を聞いている中で、これは、また議会のほうとも調整をすることになると思いますけれども、こういった全庁的な対応を図るようなものについては、どの常任委員会でやっていくとか、全ての常任委員会でやっていくとか、そういうことも含めまして、今後は少し対応については検討させていただけたらと思っております。
 
○長嶋委員  そういう逃げの答弁をされても困るんだけど、じゃあ、どこが所管なんですか、国は。厚生労働省でしょう、今ね。ほかもあるけど、内閣府が当然やるんだけど。閣議決定でおりてくるんだからね。そうなったら観光厚生常任委員会じゃないですか。それは危機管理課はやったっていいけど、関連あるのはここの委員会ですよ、一番。誰がどう見たって、市民はそうとしか思いませんよ。危機管理課は危機管理課でやらなきゃいけないですよ、当然。きのうだって、教育こどもみらい常任委員会で何も話してないけど、学校どうするのという話だって当然出てくるんだからね。ちょっとおかしいですよ。考え方改めてやっていただかないと、今後、何か出てきたときの連絡体制とか、そういうことが非常にそういう態度では不安ですので、改めてください。当然、議長、副議長、委員長、副委員長初め、我々だって相当市民の皆さんから言われてて、不安を言われるわけですから、それは改めてもらわないと困ります。そんなもの委員会なんて協議会でも何でも、いつでも開いてやればいいんだし、報告を別にこうやって公開でやらなくてもいいし、そんなのこういう有事のときにおかしいでしょう。全然わからないの、やっていることが。我々にネットで見て、ネットで情報をとってくださいと言っているようなものだよ、部長。改めてもらわないと困ります。
 それで、きのう先ほどからあった政府の方針が出ました。これについての中身の詳細を我々に資料はいただけないんですか。あるでしょう、出ているの。国から来てないんですか。
 
○内海(正)健康福祉部長  昨日決定していますので、直接国からの通知というのは、我々にもまだ来ていない状況ですけれども、ホームページのほうで昨日決定したものを出していますので、これについては、もし必要であれば、今配ることも可能でございます。
 
○長嶋委員  それは、悪いけどNHKでもやっているし、NHKのウエブにも載っているし、そんなの見ていますよ。そうじゃないのは、まだおりてきていないということですかね。その中身を拝見すると、自己責任で自己判断して、何か申告してください的なやり方しかないんですよ。極めてこんな政府のあれしていたら、とんでもなくおくれてしまうし、非常に危機感を持つ中身です。それで、鎌倉保健福祉事務所管内で出たという話ですけれど、これは、ほかのところでは場所、自治体を公表していているところもありますけれども、何で公表できないということになっているのか、その辺はどうなっていますか。
 
○市民健康課長  県のほうから通知がありまして、その中で保健所があるところは、保健所管内で発生した場合は発表するという形で。例えば、保健所設置市、茅ヶ崎市とかありますけど、そちらについては、茅ヶ崎市なりそういうところで発表はできるという形に県のほうでなっておりますので、それに基づいて、鎌倉市としても鎌倉保健福祉事務所管内ですので、その管内で発生したということしか情報等はいただいておりません。
 
○長嶋委員  ということは、県がそれを出さないということで理解しましたけれど、都内に通勤の50代ということですけれど、それはルートだって例えば通勤なら横須賀線にしろ、京浜急行にしろ、車かもしれないけれど、そういうところの情報、結構SNSでいろんなことが、情報が錯綜していてうわさにもなっているし、ありますよね。皆さんそこで懸念を持つわけで、自分はどうなのかという話ですよね。そういう行き来のルート等も何も聞いていないということですか。
 
○市民健康課長  こちらも例えば男性であり年代であり、あとは発症までの経過とそういう部分しかまだ情報としてはいただいていません。行動歴等については、今、調査中ということで、記者発表資料には出ておりました。
 
○長嶋委員  それは、松尾市長から県に要望して、中身を聞いていただいて公表していただきたいと思います。そうしないと対応策も自身で判断もできません。熱があるかなと思ったって、わからないわけで、そういうルートのところに自分が乗っかっていたとしたらば、すぐ行く気になるかもしれませんけど、そういう情報というのは、非常に重要ですからね。それで、今は一、二週間がポイントということでお話がありましたが、それもどういう見解でそう言っているのかがはてななところもありますが、まずやっていただきたいことは、感染の制御ですよね、拡散の。その中で、まず最初ポイントとして検査体制をきちんととって、それなりの不安を持っていったり、そういう方が検査できる体制になっているのか、そういう情報はどうしているのかというのも見えてこないんですが、恐らく北海道なんかは、鈴木知事がかなりしっかりした方なので、そういう検査体制をきちんととってたくさん検査をやっているので、ああやって出てくるんだと思っておりまして、神奈川県の隠蔽体質のもとだと、封印されて出てきてないんじゃないかという懸念を非常に強く持つんです。どう考えても北海道のほうが人口少ないので、札幌だって横浜や川崎と比較したら全然密集度が違うので、電車の混雑度だって全然違いますから、そういう意味では、検査体制をしっかりとってチェックをしないと相当の首都圏ではやらないといけないと思いますけど、鎌倉の保健所ではその辺の体制づくりはどうなっているんですかね。
 
○市民健康課長  先ほど御説明しましたように、今の体制としましては、まず鎌倉保健福祉事務所にそういう疑いというか、例えば37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合は、保健所のほうに相談していただいて、保健所のほうが聞き取りをしまして、その後、管内の3医療機関が接触者外来機関となっていますので、そちらに行っていただいて、そこで検体を採取して、その検体を今のところは茅ヶ崎市にあります衛生研究所に持っていきまして、大体6時間ぐらいの検査と聞いております。PCR検査ということでやって、そこで陽性か陰性か判断して、陽性の場合は先ほどお話ししましたように、横須賀市立市民病院に行っていただくという形になっています。確かに委員おっしゃるとおり検査機関というのが大分賄い切れないというか、需要に対してなかなか対応し切れないと、そういう懸念みたいなものもやはりありますので、その辺国のほうも例えば、民間のほうの企業とか、そういうところにお願いするような形をとろうとしているところですので、またあとは、検査のPCR検査ももうちょっと機械的にもっと迅速的に検査ができるようなものも導入しようとしているみたいですので、その辺は国のほうのそれを待ってみたいなとは思っております。
 
○長嶋委員  それは検査体制の拡充ということですけど、いつまでがめどで考えておけばいいんですか。
 
○市民健康課長  昨日、基本方針が決定されましたので、その方針に基づいてその検査体制の拡充というのもたしかあったような気がするんですけど、そういう部分でそれに基づいて、多分動き出すのかなと思いますので、多分国としては、これ以上拡大しないようにということで見据えて、こういう方針を出したかと思いますので、その辺を注視していきたいなと思っております。
 
○長嶋委員  今、PCR検査を受けられるのは3カ所とおっしゃったと思うんですけど、病院名を言ってみてくれますか。
 
○市民健康課長  申しわけありません。そちらの外来の医療機関については、厚生労働省から公表しないようにと言われております。
 
○長嶋委員  そうしたら全部保健所が、まずは行くか電話をかけるかどちらかで対応ということになるとは思うんですけれど、そこの病院も3カ所って、これ保健所管内で3カ所ということは、ずっと三浦からこの広い範囲でということになると、ちょっとやはりなかなか難しいかなと思うので、それを拡大、病院を教えていただけないということなので想定でしかものは言えないけど、拡大してもらうなりの措置を要望するべきだと思います。検査体制はそういうことで拡充してもらって、それで大事な治療体制なんですけど、発覚した場合はどういう手はずで、どういうふうになっているんですか。
 
○市民健康課長  陽性ということになりましたら、先ほどお話ししましたようにこの管内は横須賀市立市民病院になっておりますので、そちらのほうに入院していただいて、治療していただく形になります。
 
○長嶋委員  それも横須賀だけということですよね。それも指定の病院をふやすなり、鎌倉だったら、それこそ横須賀市民病院はいいですけど、徳洲会さんだってあるし、もうちょっときちんとしておかないと、きちんとというか拡大して考えていただかないとだめだと思うので、そういうことも市として要望をちゃんと上げていただきたいと思います。
 それで、今聞いて何となくそういう体制かなというところだけですけど、私も多分1月下旬だったと思いますけど、千田副市長と2月の頭に小礒副市長にも発信が全然されていないので徹底的にやってくれとお願いをしました。そうしなければウエブに載せることすらしてなかったという、この鎌倉市役所の危機管理体制はどうなっているのという感じですけど。あと、広報で書いてくれなければ、どうしようもないですよと申し上げたんですが、残念ながら2月15日号の「広報かまくら」を見ても、皆さんごらんになっていると思いますけど、下のほうに小さく載っているだけですよね、コロナウイルスに関する情報って。こんなことでは、ネットを見れる方は結構ですけれど、高齢者が一番問題なわけで、そういうネットを見れないような環境の方が感染したときに、一番致死率が高いわけで圧倒的に、この広報じゃ話にならないので、子供たちのことを載せるのは別に後でも結構ですから、後でやればいいんだから、やってくださいねって言っているんですけれど、3月1日号もこの分だとちゃんと載る様子はないんですが、広報広聴課長に確認していますけどね。これは、後からいろいろデータ情報上のことは申し上げますけれど、別版の冊子でも何でもいいけど、これじゃなくてもいいけれど、きちんと書いた、今の対応だってここで聞いてやっとわかるぐらいの話で、ウエブを端から端まで食い入るように見て、全部細かくチェックしないとわからないような状況では困るので、そういうのをぱっと見て一目瞭然でわかるような、コロナウイルスというのはこういうものですと。こういうことで注意してください、こういう症状が出たら疑ってください、保健所に行ってください。当然手洗い等々の話は当然だと思いますけど、それすらこれ書いてないわけで話にならないので、広報を特別版で出すなりしていただきたいんですけど、部長、いかがですか。部長が決めることではないと思いますけど、要望していただきたいんです。
 
○内海(正)健康福祉部長  3月1日号にも広報広聴課のほうには依頼をしていまして、一番の表のところではないとは思いますけれども、一応載る予定にはなっています。ちょっと全体の紙面の割り振りというのは、広報広聴課のほうで最終的には行っていますけれども、そういった要望があったということについては、広報広聴課のほうにも伝えてまいりたいというふうには思っております。
 
○長嶋委員  だめ、そんなことを言ってちゃ、悠長なことを。話にならないですよ。それ部長、市長、副市長なりに交渉して、とってくるぐらいの気迫でやってくださいよ。予算だってそんなのはやって当たり前でしょう。議会が反対するわけないんだから、予算措置をしたって。専決でやったっていいですよ。人の命がかかっているんですよ。拡大を抑えなきゃいけないんですよ。3月1日号、もう間に合わない、印刷は。私言っているんだけど、そんなの広報広聴課長に聞いていますよ、とっくに。何やっているんだって言って。市長、副市長に言ってくれって言っていますよ、そんなのは。じゃなくて、もう間に合わないんだから、3月1日号なんて。特別版。皆さんのやっていることは全然わからないの、市民には。今の保健所に電話してくださいというのだって、それは議員の皆さん理解しますよ、そう言えば。一定数は理解するかもしれないけれど、わからないんだから。保健所が所管であるということだってわからない人、幾らでもいるんだから、そういう人のほうが被害に遭う可能性あるんだから。相当頑張ってやらない限りは、もう拡大してきますよ、こんなの。感染を制御するんだって、マスク普通に常識に、一般のサラリーマンの方で東京、横浜へ通っている方は認識あるかもしれないけれど、そうじゃない人なんて幾らでもいらっしゃるんだから。相当頑張って、真剣にやらないと、そんなの特別版はもうやって当たり前ですよ。それで皆さんがどこまでその辺の中身をできるかどうかというので、感染拡大を抑えることができるかって、非常にそこにポイントがかかっているんですけど、ウエブでももちろんやってもらいたいですけど、国のマニュアルは私は当てにならないので、例えば、医療関係のお医者さん、専門家とか、感染症の専門家、こういった方々からそれなりの見解資料なりがそれなりに出ております。そういったものは、例えば入手して、健康福祉部のほうで何か情報を得て、データ的にお持ちな部分はございますか。
 
○市民健康課長  何人かの方たちのデータというか、見解みたいなのものを持っております。
 
○長嶋委員  それはどういう方のどういうものですか。公表できるものですか。
 
○市民健康課長  下の名前まではあれなんですが、高山先生とか、あとは上先生とかのものは持っております。
 
○長嶋委員  高山先生はかなり正しい見解をされる方なので、一ついいと思いますが、公開してマニュアル的に出していただくということで、私も自分でいろいろ調べて、オファーをして掲載等も了承を得ている先生もいらっしゃいます。お名前を出しても大丈夫だと思いますけど、医療法人の悠翔会理事長の佐々木先生からいただいているのは、アメリカのCDC、米疾病予防管理センター、これアメリカの一番権威のあるそういう団体だと思いますが、そこが新型コロナウイルス感染防止ガイドラインというのを出されていまして、これは、佐々木先生がそれを翻訳しておられて出しておりまして、きょうやりとりをさせていただいて、PDFまで送っていただいていますので、例えば、そういう資料もあります。これは、特に居宅及び施設ですね。コミュニティー施設における新型コロナウイルス感染症の拡散防止のための暫定ガイダンス、こういうふうにしてくださいというのがずらっと書いてあります。それと、感染症で症状のある患者、もしくは検査中の患者のいる医療機関以外の場所での家族、親しいパートナー、介護者に推奨される予防措置ということで、これは佐々木先生が書いたのではなくて、アメリカのそういう団体が出しているものを佐々木先生が翻訳していただいたと。それも別翻訳で、ほかの方がやられたのもその直接御本人からいただいていまして、了承も得ておりますが、こういうものがあります。あと、例えば、子供に対しては、小児科学会さんが新型コロナウイルス感染症に対するQ&Aというのを既に2月12日現在で出しております。これも子供に対しては、いいと思います。
 それから、これきのう出てきたんだと思うんですが、かなり話題になっておりますが、東北医科薬科大学病院感染制御部が感染予防ハンドブックというのを出していまして、これもかなりわかりやすく、A4で5枚ぐらいだったかな、書かれております。それと、感染症学会も実は出しております。これは感染症学会は一番の専門ですよね、専門中の専門ですよね。そこの資料も出ておりまして、これは私もPDFは一応持っておりますが、公開は会員のみにしてくださいと記述があるので、私がある方から入手したんですけれど、それも学会に許可を得れば多分市としてやれば、そういったものも出せるのではないかなと思います。これらの高山先生がお話しいただいていることも非常にわかりやすくて、正しい見解等々をされているし、対策などについても非常にいいと思いますので、どれを選択するか、子供のは特に子供で、今の小児科学会がいいと思うんですけど、そういうものの本当にわかりやすく、佐々木先生は御自身で書かれた新型コロナウイルス感染症の説明、補助資料というものもあって、それも既にカラーで非常にわかりやすく新型コロナウイルスに感染するとっていう、グラフつきで、こういうカラフルなあれでつくられている3枚ほどの。これも高齢者向けのあれで書いてあるので、この3枚だけでも非常にわかりやすく記載をされているので、そういったものを全部、余りたくさん盛り込むとわからなくなるので、特別版の冊子なり、どういう紙にするかは別として出して、市民の皆さんにやはり示して、一番は自分が疑いを持ったときには、こういう対応をしてください。まず保健所に相談、すぐ言っちゃうと、多分外に出るので、それが広がる可能性もあるので、電話対応が一番適切だとは思いますけど、そのときに家族がどうするべきかとか、書いてあるわけですよ、全部。そういうのをきちんと示すなりしないと、早急にそれをやらないと、全然何の対応も、このまま放っておいたら、この役所はできないなと。保健所もそもそもですけど県がやらなきゃいけないんだけど、隠蔽体質でそうやってやるとできないので、一番できるのは情報を発信することですから、それぞれあとは市民の皆さんがやっていただくということが大事だと思うので、部長、これまずこういうことをやっていただけませんか、一連の。部長はいいと言えないだろうけど、市長、何なら呼び出してもいいですけど、確約とれないと、私、委員会終わらないと思うんですけど。やってくださいよ、それぐらいのことを。非常事態なんですよ。わかりますかね。非常事態。あと取り返しつかなくなったら、後悔したってもう後の祭りですよ。今、できることなんだから。そんなのお金使ったって、大した額じゃないでしょう。こんなの非常版っていって、非常版をつくったって大した額でもないでしょう、そんなの。そのくらいのことをやってください。配ったって見る人の比率でいったら、そんな多くはないですよ。それでもちゃんとやれば、保存版にしておけば、ほかの感染症の対策にももちろんなるので、今後に向けて。急いでやらないと間に合わないんですよ。即断、即決。後で回答を市長からもらいたい感じですけれど。そのくらいのことやってくださいよ。ウエブでも、まず載せる。それは拡散するために一生懸命やる。私ももちろん協力しますけど。みんなでやる。議員全員でSNSなり何なりで一所懸命やれば、あと職員が皆さん持っているので一生懸命やれば、それは広がりますよ。それだけだって。それは、いろんなメディア系も一緒になってやってもらって、そういうことをやらない限り伝わらないから。どうですか、部長。
 
○内海(正)健康福祉部長  今現在ホームページ、あとLINE、ツイッターで情報は提供しています。これは、毎日最新の情報に更新をしているところでございます。今、長嶋委員のおっしゃっています広報の別の版でということですけれども、そこにつきましては、予算の関係等もありますし、あと、衛生時報も3師会が中心にやっているんですけれども、そういったのもその紙面を活用してできるかどうかについても合わせてそこは検討させていただきたいというふうに思っております。
 
○長嶋委員  お金のことは議会に投げてください。議会が判断するんだから。出してもらって。誰が反対するんですか。幾らかかるんですか。七万何千部出すだけで。幾らもかからないでしょう。何でお金のことをこの場で言うんですか。そんなことを言うなら、本庁舎のは何で別版で、あんなきれいにカラーであんなに配るんですか。本庁舎のはやって、何でこれはできないんですか。衛生時報、それはやってくださいよ。それとは別にやりなさいよって言っているんですよ、早急に。それで急いでやらなきゃ、時間なんてないんですよ。そんなに、悠長なことを言っている場合じゃないんですよ。それができないんだったら、本当は議会も学校も全部閉鎖して、全部休みにするしかないですよ。そうしないと広がるから。市民の皆さんだって、そうやって対応策できない。わからないままでそのまま行っちゃったら広がっちゃうんだから。買い物だって皆さん出なきゃいけないんだからね。そのときどうするのという話で。何を言っているのという話で。そんなのは、議会で私なんかに言われなくたって、理事者が考えてなきゃだめなんですよ、そんなの。北海道だって、鈴木知事がああやってしっかりした方だから、ああやって前面に出てやっているんですよ。千葉市長の熊谷さんとかね。私、両方とも前からつながっていますけど、やっぱりちゃんとした首長さんはやっているんですよ。大阪府知事なんかもやられているし。そういう人たちの、この人たちはやるなというのは、全部見てとれるんです。知事が当てにならないんだったら、鎌倉市でやるしかないんだから。知事にも千田副市長から言ってもらうしかないでしょう。千田副市長、つながっているんだから。話にならないので、決断してやってください。それができないんだったら、役所も、何も、学校も、議会も全部閉鎖。そのくらいの気迫でやらないと、抑えられないですよ。
 それと、マニュアルはそういうことですけれど、もう1点、いろんな人から不安の声が上がっているところで、感染症が出たときの対応ですね。どうするのという話ですけれど、例えば、役所は役所であります。議会は議会であります。これは出たらとめる。議会なんかは、議員が出たらとめるしかないですよ。役所も役所でどういう判断をするのというところはあります。それから、学校とか保育園とか、ここの問題ですよね。何できのう教育こどもみらい常任委員会で誰も発議しないのか、はっきり言って議員として話にならないですよね。この状態で誰も何も言わない。それは、学校のことはここでは聞けないだろうけど、出てきますよね、当然。ここの所管でいったら、医療機関どうするんですか、対応。個別に自分のかかりつけのお医者さんのところに、そういう方が行く可能性だってかなり多いわけですよね。だから、そこに行かないでこっちに行ってくださいと言わなきゃいけないために情報発信が必要なんですけど、あと福祉関係ですよね。今、施設は、そうやって閉めるという話ですけど。あと鎌倉の場合、飲食業だけじゃないですけど、販売業、飲食業、観光商工関係のところがあります。飲食業、例えばやっているお店で従業員から感染者が出たという場合には、保健所が立ち入って食中毒が出たときのように、そこを営業停止にするとか、そういうことの医療機関、福祉関係、そういうところを含めてそれはどういう対応が示されているんですか。保健所のほうからは。今現状でどうなんですか。
 
○市民健康課長  保健所から、実際に今回も1人出たところなんですが、医療機関とかあとは学校、飲食店、そういうところで発生したときはこうやるという、そういう具体的な話はまだ示されてはいないです。
 
○長嶋委員  だから、これも県がもうだめですよ、はっきり言って。今、この時点でその対応のマニュアルすら考えられてないというのは、本当に考えられてないのか伝わってないだけなのか、わからないけれど。それぞれ分野ごと、今言ったようにほかにもありますけど、もちろん、普通の会社、事業所だってあるし。じゃあ、配送業者、宅急便屋さんで出たらどうとか、郵便局で出たらどうと、郵便屋さんだって、宅急便だってみんなそうやってやりとりするんだからね。それでうつることなんて、特に宅急便はありますよね、会話するんだから。そういう個々の対応を分野ごとでどうしていくのかって、出たときに。それをちゃんとつくっておかないと、特に医療機関と福祉関係ですよね。それから飲食業、販売業、観光関係中心にね。保健所だって食中毒出たら営業停止にするでしょう。それより重い話でしょう、だって。それがないというのはあり得ないでしょう。それは、ちゃんとどうするんですかって問いただして、方針をすぐ出してもらってくださいよ。そんなの当たり前で、考えてない時点であなたたち専門家ですかって言わなきゃだめですよ。何をやっているんですかね、皆さん。そんなの当たり前ですよね。だってほかのものではそうやってやっているんだから。そういうことを全部きちんとあと何が必要なのかって、会議何回もやったってそういうことですら考えてないんだったら、会議なんかやったって意味がないですよ。もうちょっと市長、副市長ちゃんとやってもらわないと困りますよ。
 それと部長だって、課長だってそうだけど、そういうのを現場の意見、例えば若い下の方のほうがわかっているのかもしれないですけど、現場の声が上がってきてないんですかね。あるんじゃないですか、福祉関係なんて。みんな怖がっていますよ。観光案内所だって、当初中国人いっぱい見えるから怖がっていましたよ。当然だと思いますよ。自分はそれでうつってないかなって、不安な毎日に駆られていると思いますよ。そういうところだって、手を差し伸べなきゃいけないと思うし、検査してあげるとか、そういう方々、ボランティアのガイドとか、例えば、ガイド協会さんとかだとそうやって案内して回っているんだから。そういう人たち、あと飲食店でもそういう人たちが多く来るところは既にもうあるわけで、そういうところの人たちに検査を全部してもらうとか、熱はないですかとか、そういうことをヒアリングするなりということも含めて、やらなきゃだめでしょうという話ですよ。部長、もうちょっと真剣に考えて動いてくださいよ。わからないんだったら、専門家を呼んできて聞いてくださいよ。いらっしゃるんだから。私は、佐々木先生にお願いしていますけど、場合によっては、市の職員から連絡させていただくこともありますとお願いしてあります。どうぞと言われています。例えば、別に佐々木先生じゃなくてもいいですよ。そういう正しい見解をお持ちの先生方、文書とか発言見ていればわかりますよ。鎌倉市の医師会さんだってあるんだし、徳洲会さんだって、それなりのレベルの国内最有数のレベルですよ、医療の現場から言ったら。そういう機関があるんだから、ちゃんと聞きに行って、どういう対処方法って。感染症の学会だってつながってオファーすれば、それなりの返事をしてくれると思いますよ、市でやれば。だから、そういうのをやってくださいよ。何が必要なのかもう一個、一個ずつきちんと挙げて潰していってください。それですぐやってくださいよ。それを対策会議ができないんだったら、できる人にやってもらうしかないよ、もう。市長、副市長はもう来なくていいから。部長どうですか。そんなのは、議会で議員に言われるような話じゃないですよ。ちゃんとやってもらえませんかね。
 
○内海(正)健康福祉部長  対策本部で話をさせていただきます。やってないということではなくて、最終の対策本部会議の中では、まず一つ例を挙げますと、教育委員会については、患者がふえてきたようなときには、今学校をどうしていくかということ、これ神奈川県にも確認しましたけど、各自治体判断というようなことで回答をもらっていますので、そこについては、今、教育委員会のほうで学校閉鎖にするのか、クラスか学年単位でやるのかというところは検討して、もう多分方向性は出るような状況じゃないかというふうに思っています。
 医療機関の話につきましても、何もしていないということではなくて、やはり検査できる病院というのが決まっていますから、今は、その管内で三つということになっています。ただ、昨日この基本方針が発表された中では、一般病院で動線を確保できるところにシフトしましょうというようなことが出ています。ただ、具体的な話というのはまだ来ているわけでもありませんし、神奈川県も決めているわけではないと思います。ということで、今、感染症指定病院のほうを逆に重症の方にして、一般で動線を確保した病院のほうにシフトしようというようなことが出ていますので、こういったことを受けて、また最新の状況については、何らかの形で皆さんにお伝えできるようにしていきたいというふうに思っています。
 それで、今、長嶋委員のおっしゃったように、我々がわからないようなところについては、御指摘いただいて、それについては、専門家なりと相談しながらできる限り早い対応をしてまいりたいというふうには思っております。
 
○長嶋委員  ごまかしの答弁を聞いていてもしようがないので、やってください。形にして見せてくださいよ。形になってないでしょう。学校の方針出たんですか。そんなのすぐ決断しなきゃだめですよ。教育長だけでできないですよ、もちろん。市長だって、副市長だって、専門家の御意見だってあるんだから。現場の状況だってちゃんと調べなきゃいけないし、子供たちどうなのかと。じゃあ、学校を閉鎖にした場合は、預かるところがあるのかという問題だって当然出てきますから。ただそんなのトップが決断しなきゃいけないんですよ、いずれにしろ。形にして出してくださいよ。広報がこんななんですよ。3月1日号、じゃあ楽しみにしていますよ。どれだけ載せてくれるんですか。ほとんどというか端っこにちょこっと載るだけでしょう、どうせ。それがだめだって言っている。形にして見せてくださいよ。我々だってわからないのに、聞いていて、これだけ根掘り葉掘り聞いて、ちょこっと言うぐらいの話でしょう。そんなの市民の皆さんに伝わらないんですよ。有事なんだから、真剣にやってくださいよ。わかりませんかね。何でこんなに俺が怒って言わないと、そんな。皆さんがやらないと市民を守れないんですよ、我々執行権ないんだから。予算の提案権もないんだから。皆さんがやっていただかないとだめなんです。執行権を与えてくれるならやりますよ、私。与えてもらえないでしょう。そうやって予算提案権出してくれるならやりますよ。こんな広報なんてすぐ計算できるんだから。聞きに行けばいいだけのことで。予算委員会で修正案を出していただいてもいいですけど、私、委員じゃないから委員の人にやっていただきたいと思いますけど。そのくらいのことをやらないでどうすると、それも予算委員会を待っている暇ないと思うけど。専決でやったっていいじゃないですか。幾らでもないよ額なんて。形にして出してください。それとスピードを持って、3日以内にやるぐらいの話でやってください。話にならない。報告事項入れてないだけで、もう意思がないんだから。そこで見てとれるんですよ。マインドセットしてください。
 話にならないけど、以上です。もう言ったこと全部きちんとやっていただかないとそれだけで済まないですよ。専門家に聞いてください。私なんて、表面でとっただけのことを言っているだけだから。そんなの資料とか、ほえているだけのことだから。ちゃんと専門家にきちんと聞いてやってくださいよ。そうじゃないと次から次に鎌倉、これだけ中国人の方、観光客も来ていたんだから、御存じのとおり。一気にわっと広がりますよ。そうしたらどうするんですか。お願いします。
 
○西岡委員  健康福祉部にお願いをしたいのは、今、もう過ぎたことですので、今後は気をつけていただきたいと思うのは、市民の安心・安全をつかさどる部として、まして、このコロナウイルス感染の感染症でみんながおびえているときに、何をどうしていいのか、迷って不安でいる。そのときに安心を与えられる部署は、この市民健康課だと思うんです。健康福祉部であると思います。そのときに行政として、どんな手が打てたのか。今、長嶋委員のほうからありましたけれど、広報も一つだと思います。ウエブとか言っても、今、一番危ないとされている対象の方々は、なかなか届きにくい世代の方々なので、まず、一番不安で危険な対象とされている御高齢の方たちに、どうしたら届くのかという視点で考えたときに、どんな手が打てたのか。私は打てる手があったと思います。なので、それがされていなかったということはとても残念だなと思います。
 それと、これからお考えいただきたいのは、先ほど一つ安心したのは、福祉センターが10日まで閉鎖されるということで安心をしたんですけれども、じゃあ、高齢者の施設については、どんな手が打たれているのか。もちろん御高齢の方が、今もう入所をなさっていたり、デイで来られたりしているので、現場のほうが非常にそこは専門的な知識をもって当たって、さまざまなところに当たって、先に手を打っているのはわかっておりますけれども、きちんとそういう安心を与えられるだけの責任を果たしていただきたいと思います。
 それと、あと、今、市民が病院に行くのは健診に行きますよね。1年に1回健康診断を受けに行く。その対応をどうするのかというのも大きな問題だと思います。
 それからあと例えば、赤ちゃん教室であったりとか、さまざまな市民健康課が所管をしているそういう行事、またイベント等は中止にするということですけれども、一つ一つチェックをしていただいて、何ができるのか、感染のリスクを減らすことはどうしたらいいのか、そういう視点で考えていただきたい。特に健診については、2カ月間猶予はありますけれども、今月いっぱいの方、そして3月の方については、ちょっと対処をすることが必要かなというふうに考えなければいけない、今事態になっておりますので、結論を早急に出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 
○市民健康課長  高齢者の施設等に関しては、厚生労働省からこういう対応をしてくださいという形でQ&A等、こういうふうに対応をしてくださいという、そういう通知はこの前出たところなんです。その通知が多分高齢者施設には行っているかと思います。それを見て適切な対応をしていただきたいなと思っています。
 あと、健康診査というか、1年に1回いろんな健診があるんですが、12月から2月までに受けていただく方というのは、2月末までに受けなきゃいけないということで、その辺のところ、このコロナの状況がありましたので、それについては問い合わせ等が来ていますので、その方たちについては、これがいつ落ちつくかというところもありますが、6月なりそういうところの時点で改めて受けていただくということを電話等では対応しているところです。それについては、また御連絡いただいて、適切な対応はしていきたいと考えております。
 あと、健診等については、市民健康課内でも、その辺の精査をしたところです。ただ、法で定められている部分については、できればやっていきたいという部分もありますが、いま一度、その部分も精査等をしていきたいなと考えております。
 
○西岡委員  ぜひよろしくお願いします。今、何かあったときには延長できる、1カ月ですよね。延長できるシステムになっていますけれども、その辺も柔軟な対応をしていただきたいなと思いますのでお願いいたします。
 
○吉岡委員  重なる部分もありますけれど、市民からすれば、何をどうしたらいいかというのは、いろんな情報がはっきりしないということで右往左往している面もありますから、そこら辺の情報をきちんと発信をするということと、今お話があったように、保健所を通じてとか、いろんなそういうことをテレビとかでは言っていますけれども、そこはきちんと誰にでもわかるようなことにするというのは、一番の基本だと思います。
 それと、先ほどからお話があったように、今回出た中では、今後一、二週間が瀬戸際ということで、具体的な対応が専門家の中から出てきていますから、それに対して対応を市としてどうするのか、それが大事なことなんじゃないか。その対応を早急に、具体的にどうしたらいいかということを決める必要があるんじゃないかと思います。今、西岡委員からもあったように、健診のことについて問い合わせがあって、今のようなお話がありましたけれども、病院に行くことによって、むしろ感染してしまうという危険は避けなければいけませんので、その辺の予防ということは大事かなと思います。それと、いろいろな老人施設とか、そういうところに対しての具体的な、例えばマスクだとかいろんなそういう用品、一時期足りなくなったりしていましたよね。その辺についての具体的な対処はされているのかどうか。市としてちゃんと連絡をして、そういうことがきちんと足りているのかどうか、そうでなかったらその辺は公的に対応してあげる必要があるんじゃないかと。だから、そこら辺は特に老人施設もそうですし、あと、子供の関係なんかは、特にあるわけですから、そこら辺の対応というんですか、それは調査というんですか。具体的な対応がされているのかどうかを調査されているんでしょうか。
 
○市民健康課長  保育所なり、老人施設に対して、そういう物品が足りているかということについての調査は、今の時点ではやっておりません。
 
○吉岡委員  うちの娘なんかに聞くと、アルコール的なそういうものが売ってなかったりしていて、結構大変な思いをしているようなので、特に集団的にそういうところはきちんと対応することがまず大事だということなので、一つ一つ対応するために、特に小さいお子さんはそういう問題はどうするのかと、なかなか大変ですよね。高齢者の方も大変だけど、小さいお子さんたちはもっときめ細かな対応が必要だと思いますので、そこは早急に調査をされて、ここ一、二週間が大事だと言うので、その辺の問題も含めて、どうすべきか本当、マスクにしても何にしてもそうなんですけど、小さいお子さんマスクをするというのはなかなか大変なことだと思うんですけれど、その辺はちゃんと調査していただきたいと思います。それについての予算措置も、もしも必要でしたらやるべきだし、そういうことも含めてきめ細かな感染を避けるためのことをどうするか。専門家会議が見解を示しているわけですから、それについて一つ一つどうするかということを、具体的な対応をしていただきたいと思います。
 先ほどの広報の話もありますけれど、例えば、一つの紙にどういう状況だったらこういうことですよということを一覧に書いて、町内会とかいろんなところに回すとか、いろんなこともある程度できることだと思うんです。やろうと思えば、それは。広報で流すということも、もちろん配るということもあるかもしれませんけど、文章をつくって、それを今でこそ皆さん町内会いろいろ御協力いただけると思いますから、そういうところで徹底するとか、知恵を出してやはりそういう具体的なことを早急にやっていただきたいなと思います。いかがですか。
 
○市民健康課長  そういうことについては、早急にできるだけ早くやっていきたいなと思っております。
 
○河村委員  緊急事態警戒体制、そういった状況下にあるということで、簡潔に伺ってまいります。今、既に市民への対応ということについては、副委員長と私を除いた3委員からあったので、そちらについてはもうお伺いしません。ただ一方で、現状本市においては、どのようなフェーズ下にあるのかというのは、どのように認識しておられるのかということから、まず伺わせていただけますか。
 
○市民健康課長  先ほど、いろんな会議で政府のほうから示されたように、この一、二週間というのが本当に大事な期間なのかなと。これを逃すと、一気に感染のこれがかなり高くなるというあれがありますので、それを抑える。先になだらかに収束させていくためには、この一、二週間が大事だというふうに思っております。
 
○河村委員  では、そういう認識下のもとで、どういった対応ができるのか。これは対市民に対してというところで、間接的にお伺いしますけども、職員の皆さんの環境下、労働環境下を変えていくということも最終的には市民に返ってくるわけですよね。そういった意味でも職員を守るという視点、そして、また行政を継続させていかなければいけないという視点、その両視点からどのような対策をしていくのかお話をお伺いできますか。
 
○市民健康課長  こちらのきのう出された基本方針の中にも書いてありますように、職員に関しては、先に始めていますが、2月19日から始めていますが、時差通勤とか、あとテレワーク、そういう部分について、より一層進めていくような形になるかと思います。あとは、本当に基本的な部分で手洗いとうがい等、インフルエンザと同じだと思います。あとは、体調の管理、十分な睡眠と、十分な食事をするという部分で免疫力をつけていただいて、対応していただきたいという部分があるかと思います。そういうのを全庁を挙げてやっていきたいと考えております。
 
○河村委員  例えば、そういった中において、陽性になってしまった方が、例えば仮にですよ、もし発生してしまった場合、例えば、濃厚的な接触のあった方を特定し、さらにそういった方については、どういった対応をしていくのかということもお伺いしたいと思うんですけども、それを含めて現状ある職場の環境、例えば、物理的なデスクの距離であったりとか、例えば不特定多数が座らないようにするとか、今言えばこういった環境ですよね。これについては、今どんなふうに捉えられているのかということをお伺いできますか。
 
○市民健康課長  マスク等については、窓口なりそういう部分でお客様と接する部分の方については、マスクの励行等、お願いしているところです。あとは入り口近く、窓口にも消毒液を置いて、それで対応していただくという部分をやっております。ただ、こういう今の執務環境をかなり人の間隔をあけるとかいうのは、なかなかその辺の対応は難しいのかなと思います。
 
○河村委員  もし出てしまった場合、濃厚接触者となった方はどうしていくのか。そこをちょっとお答えいただいてないので、お答えいただけますか。
 
○市民健康課長  そういう方が出た場合は、保健所等と調整して対応していくような形になるかと思いますが、まずはその方については、保健所に連絡して、保健所と調整していただいて、そういう外来の医療機関に行っていただいて、検査をしていただくと。そこで陽性という形になりましたら、それについては全庁でどうするかという部分を考えていかなければいけないのかなと思っております。
 
○河村委員  このコロナウイルスの怖さというのは、多分感染力の強さというほかに、偽陰性というんですか。要は、一度PCRでの検査をしても出てこない、また潜伏期間が長い。そういったさまざまな特徴を備えている中で、本市がどのような対応ができるのかというのは、まさにそこが問われてくるわけです。であるので、冒頭、我々のやりとりも伺っていたということですけども、私はそこで問題を提起しているわけです。そういった中で、最終的に本市としての権限、どこまで権限を持って、何ができるのかということを明確にして、そこをやらないから多分先ほどもああいう指摘があったんだと思うんです。本市における権限下において、何をやっていくのか、そこを明確にしていただいて、私は終わりたいと思います。
 
○市民健康課長  国のほうは基本方針というのが出されました。それに基づいて多分県のほうもいろんなセクションから市のほうに通知がおりてくるのかと思います。それに基づいて、我々としては、動いていくような形になるかと思います。もちろん保健所、あとは医師会等々密な連携をとって、市として全庁を挙げて対応に当たっていきたいと考えております。
 
○河村委員  そのまま終わろうかなと思ったんですけど。要は、権限のところがよくわからないわけですよね。結局本市において何ができるのかというところがわからない中において、対応もしていかなければいけない。私は、そういった中で、今回行政側のとった対応というのは、一定の評価をしているんです。結構よかったと思っていますよ。そこはちゃんとやっていってもらいたいと思う。ただ、市民の方が今不安に思っていること、それについては、まさにおっしゃられたことだと思うんですよ、他の委員が。そういった中で、職員側、要は庁舎内でどういう対応をしていくのかということと、対市民のほうに対して、それぞれできる権限の中で最大限のことをやっていかなきゃいけないと思うんですよね。そこを最後お伺いしたいと思うんですけど、それが先ほどと同じ答弁になるんでしょうかね。
 
○内海(正)健康福祉部長  権限というと難しくなるんですが、ただ、今明らかに我々対策をしていく中でのフェーズは変わってきたと思っていまして、これまでは、例えば、市の主催のものについては、100名以上で不特定多数のイベント的なものはやめましょうというようなことで、これが、市の権限と言っていいのかというところはあるんですけれども。今後は、市が主催でないものについても共催のものとか、あとは一緒に補助金などを出してやっているものなどについても、そこに権限があるかないかというのは難しいですけども、そこは要請をしていって、できる限り延期なり中止なりというようなことはしていこうと考えているところでございます。
 それで、ちょうどまだ基本方針がきのう出たばかりですけれども、先ほど河村委員もおっしゃっていたように、やっぱりフェーズがクラスターという集団をどうしていくかということになってきましたので、恐らくこの集団をどうしていくかということになると、イベントではなくて、この集まり、その集まりをどう抑えていくかというところに今後そのフェーズは移っていくんだろうというふうに思っていますので、その辺で市ができるもの、かかわっていけるもの、先ほど申し上げた学校なんかについてもどうしていくか。これ校長判断である一定のところまでやれると思っていますので、あとは保育園をどうするのか。こういったところの集団を中心にした対応については、市のできる範囲の中で、これ積極的にやっていくべきだというふうには思っているところでございます。
 
○河村委員  そこは適切な判断をそれぞれお願いするしかないと思っています。これ難しいのは自己責任だけで片づかないところだと思います。自分自身が罹患しているのかどうかもわからない中で、いかにこの感染を広げないようにしていくか、これが考えていかないといけない最大のテーマですから、それを常に忘れずに臨んでいっていただきたいと思います。
 
○伊藤副委員長  今、先ほどから出ています広報紙とか、それから、町内の回覧に回したらどうだという広報ですね。そういう話が出ていますけれども、これはできるかどうかわかりませんが、広報車というのがありますよね。そういうもので皆さんに今の状態ですね。うがいをしてくださいとか、マスクをしてくださいとか、そういうものというのは、今の現状でできるものなんでしょうか。それをお尋ねしたいと思います。
 
○市民健康課長  それに関しては、担当課と調整して、できるものだったらやっていきたいと考えております。
 
○伊藤副委員長  今が抑え込む、先ほど課長おっしゃいましたけど、今が大事なんだと、この2週間だということですよね。そうすると、広報紙を出すとかというのは、印刷もあるし、かなりの時間がかかって、出すときにはもうそれが過ぎているということでありますので、もしそれが連携ができて、そういうものが広報で、大げさにするわけではないんですが、市民にお願いをするという、要するに先ほど長嶋委員からも出ていますが、形ができてくれば非常に効果的じゃないかなということでお伺いをいたしました。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 以上で追加日程を終わります。
 職員入退出のため暫時休憩いたします。
               (14時36分休憩   14時43分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第6「議案第106号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  日程第6議案第106号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
 議案集その2、44ページをごらんください。
 鎌倉市老人福祉センターは高齢者の健康増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜を図ることを目的とし設置しているものです。
 高齢化が進む中、これまで以上に高齢者が地域で生きがいを持って生き生きと暮らしていけるように、また、子供や障害者、若者などと高齢者が積極的にかかわることで、高齢者の健康増進や教養の向上を目指していくために、条例の趣旨に生きがいづくりや多世代交流を積極的に実施していくことを明記いたします。
 今後は、特に利用者が減少傾向にある日曜日を活用して多世代交流事業を実施していくことで、高齢者サービスのさらなる充実を図ります。
 主な改正内容は2点ございまして、第1条、趣旨の部分に具体的な内容について生きがいづくりや多世代交流等を規定し、あわせて第3条で老人福祉センターが実施する事業の内容を明記いたします。
 なお、次期指定管理期間が令和3年4月1日からであることから、それに伴う次期指定管理選定委員会を令和2年7月には開催する予定です。このため、選定委員会の日程を考慮し、令和2年市議会2月定例会において条例の一部改正しようとするものです。
 また、施行期日は、現指定管理者とは現行の条例をもとに基本協定や仕様書を締結しており、現状の仕様書等に影響が出ないよう、次期指定管理の開始期日である令和3年4月1日とします。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  老人センターにできれば障害の方で年齢が低い人も利用させてほしいという要望がずっと来ていたんですけれど、この利用できるということは、やっぱり60歳以上というのは変わらないんですか。年齢のことは変わらないんですか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  多世代交流事業をやることによって、その事業の対象者に関しては、60歳以上ではなくても利用できます。ただし、老人福祉センターの基本的な利用の年齢は、そのまま60歳以上で変わりはございません。
 
○吉岡委員  そうすると、老人センターが主催する事業だったらいいけれども、例えば、よくそこに利用している人たちの交流でありますよね。いろいろなイベントというか講座とか。そういうものには、特には例えば前は障害を持っている方が卓球とかをやりたいみたいなのがあったんですが、そういうのにはない。主催のところだけということですか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  この多世代交流事業なんですけれども、指定管理者でどのような形でアイデアを出していただけるかというのもあるんですが、例えば多世代交流事業ですので、対象者が60歳以上の方と乳幼児の方とか、若い方ということであれば、そこには60歳以下の方も対象として入ってくるようになりますが、今までやっていた通常の講座でしたら、60歳以上ということで変わりがないという形になります。
 
○吉岡委員  柔軟な対応と、障害を持つ人たちの施設は、余りこういうところはないので、そんな話も前あって。わかりましたけれど、ある面で広がるという点ではよかったなと思いますけれど、そういう要望もあるということだけは頭に入れていただきながら、柔軟な対応をしていただければなと思います。
 
○西岡委員  私、条例の中身ではないんですけれども、多世代の交流ができる場として、これから福祉センターが注目を集めるということで、鎌倉市の老人福祉センターという、このネーミングの仕方自体ももう考えなきゃいけないなと思っているんですけど、そういう議論というのは今なされているんですか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  委員おっしゃるとおり、今老人という使い方ではなくて、高齢者というような言い方はしておるところです。議論を活発にしているわけではないんですが、やはり一部今までどおり、老人福祉センターのままで名称はいいんだろうかという、そういった御意見もありますので、今後この名称について検討できる範囲では検討していけたらとは考えております。
 
○西岡委員  せっかくの機会ですので、多くの人たちが気軽に利用ができる、世代を超えて利用できる、愛される名前がつけられるといいなというふうに思います。それに従って、この老人福祉センター条例という、この条例のネーミング自体も再考ができるんだったら、よりよい条例名にできるとベターなのかなというふうに思います。それについては、回答は要りません。
 
○河村委員  数点、お伺いしたいと思っています。まず、この生きがいづくりですよね。生きがいづくりや多世代交流を通じ、健康の増進に、「図る」から「供与する」に改めていくというところで、この生きがいというのはどういうふうな定義で考えておられるのかお伺いできますか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  生きがいという部分なんですけれども、やはり高齢者が、自分が目的を持って積極的に生きていくという形で、やっぱり生き生きとしていただきたいとそういうふうに考えております。
 
○河村委員  そのような中で、供与していくに当たって、その生きがいをどう図っていくのかというか、それは、要はどう声を受けとめるのか、何か聞いたりする、意見を伺ったりする、そういうことはやっていかれるんでしょうか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  利用者の意見なんですけれども、毎年、老人福祉センターの利用者の方には、意見を聞いているところでありまして、そういった中での要望も聞いていきたいと思っております。
 また、次期高齢者保健福祉計画の中にも、幾つか老人福祉センターの質問をさせていただいておりまして、老人福祉センターにどのような機能を求めているかという質問を入れております。このアンケートに関しては、令和2年1月から2月にかけてやっておりますので、こういったアンケートの結果も見ながら次期の指定管理の仕様書のほうには反映できたらというふうには思っております。
 
○河村委員  そのような中で、その世代ごとの多分生きがいって変わってくると思うんです。例えば、団塊の世代の方たちの生きがいと、その前、これまで過ごしてこられた方の生きがいと、これから高齢になっていく方の生きがい。そういうニーズをしっかり捉えたものを、私はやっていってほしいなと思うんです。それはなぜかというと、自分がそういうところに行くときに、やっぱりそのニーズに合ったものじゃないと、生きがいってなかなか感じられないと思うんですよね。そういったところで、何かこれまでと違う取り組み、考えておられるものがあったら教えていただけますか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  今、現在でもいろんな事業をやっているんですけども、これから先いろんなシニアの方、世代ごとに多分経験されてきたことは違うと思いますので、意見を聞きながら、シニアと例えば小学生が一緒に遊ぶですとか、あとは昔の遊び、伝承遊びなんかを教えるとか、そういった世代ごとにいろいろと取り組みをして、新しい事業も取り組んでいけたらというふうに思っております。
 
○河村委員  そこはお願いしたいなと思います。多世代交流という視点からも、一つ考え方なんですけど、もう少し柔軟なものが必要なのかなと思っています。例えば、昨今言われているヨーロッパとかでは、eスポーツを活用したシニアに向けた福祉のあり方なんていうのも言われている中にあって、それこそそういう世代がだんだんテレビゲームで育った世代が高齢化をしていく。または、そのゲームを通じて昔はこまとか、そういったゲームと同じ扱いになるのかもしれませんけど、クラシックなデジタルゲームを通じて若い子供たちが新たな発見を見つけていく。そういったことも私は考えられるんではないかなと思います。そういった柔軟な姿勢というのは、持っていただけるんでしょうかということだけ聞いて終わりにしたいなと思います。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  委員おっしゃられるように、いろんなeスポーツですとか、AIとかいろんな技術も発達していまして、そういったいろんな手法を取り入れながら、柔軟な事業展開をしていけたらと思っております。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしを確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第7「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○田中(良)健康福祉部次長  日程第7議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算第15款民生費のうち健康福祉部所管部分について、説明いたします。
 初めに、第5項社会福祉費について説明いたします。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の82ページ、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の115ページから154ページを御参照ください。
 なお、内容説明の139ページの発達支援事業、140ページの発達支援サポートシステム推進事業、141ページの地域における障害児支援体制整備事業、142ページの障害者施設管理運営事業のうち、障害児通所支援事業等施設光熱水費はこどもみらい部の所管となりますので、説明を省かせていただきます。
 第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は50億1342万5000円で、社会福祉運営事業は、福祉総合システムの経費、社会福祉法人監査支援業務委託料などの経費を、社会福祉協議会支援事業は、鎌倉市社会福祉協議会に対する運営費補助金を、共生社会推進事業は、共生社会に関する講演会の報酬などの経費及び地域共生社会推進全国サミットの開催に係る経費を、民生委員児童委員活動推進事業は、民生嘱託員の報酬などの経費を、戦傷病者戦没者遺族等援護事業は、戦没者追悼式の開催に係る経費、被爆者援護手当などの経費を、行旅病人死亡人援護事業は、行旅死亡人火葬の委託料などの経費を、中国残留邦人等支援事業は、中国残留邦人等への生活支援給付金の経費を、生活困窮者自立支援事業は、生活困窮者自立相談支援事業、学習・生活支援事業、家計改善支援事業及び就労準備支援事業の各委託料などの経費を、ひきこもり対策推進事業は、ひきこもりに関する講演会等の開催などに係る経費を、介護保険事業特別会計繰出金は、介護保険事業特別会計への繰出金を、国保組合支援事業に係る経費は、国保組合支援の経費を、国民健康保険事業特別会計繰出金は、国民健康保険事業特別会計への繰出金を、地域福祉推進事業は、地域福祉計画推進委員会委員報酬、地域福祉推進活動支援補助金などの経費を、職員給与費は、発達支援室・福祉総務課・地域共生課・生活福祉課・高齢者いきいき課・障害福祉課・保険年金課の職員62人の人件費を、会計年度任用職員給与費は、発達支援室・福祉総務課・生活福祉課・高齢者いきいき課・障害福祉課・保険年金課の会計年度任用職員56人の人件費を。
 第10目社会福祉施設費は5132万7000円で、福祉センター管理運営事業は、鎌倉市福祉センターの光熱水費、設備機器等点検手数料、総合管理業務委託料などの経費を。
 第15目障害者福祉費46億9580万円のうち、健康福祉部所管部分は46億7386万9000円で、障害者福祉運営事業は、障害者地域活動支援センター運営事業委託料、基幹相談支援センター運営委託料、障害者福祉団体に対する補助金などの経費を、障害者生活支援事業は、施設等通所交通費助成費、福祉手当などの経費を。
 予算説明書の84ページに入りまして、障害者福祉サービス事業は、身体障害者訪問入浴サービス事業委託料、グループホーム家賃助成補助金、重度障害者住宅設備改造費補助金、日常生活用具・補装具などの給付費などの経費を、障害者社会参加促進事業は、手話通訳者等派遣の経費、福祉タクシー利用料金等助成費などの経費を、障害者医療助成事業は、障害者の医療費助成などの経費を、障害者雇用対策事業は、障害者雇用奨励金、ワークステーション及び障害者二千人雇用の取り組みに係る経費、障害者就労支援事業所開設補助金などの経費を。
 第20目障害者施設費は3447万円のうち、健康福祉部所管部分は3340万1000円で、障害者施設管理運営事業は、障害者自立支援施設「鎌倉はまなみ」の指定管理料などの経費を。
 第25目老人福祉費は26億6780万1000円で、高齢者福祉運営事業は、高齢者保健福祉計画推進委員会委員報酬などの経費を、高齢者施設福祉事業は、養護老人ホーム入所措置費などの経費を、高齢者在宅福祉事業は、緊急通報システム事業委託料、成年後見センター運営業務委託料、市民後見人養成事業委託料、エンディングプランサポート事業補助金などの経費を、高齢者生活支援事業は、紙おむつ支給事業委託料、高齢者生活支援サポートセンター事業委託料などの経費を、高齢者施設整備事業は、特別養護老人ホームの整備や、小規模多機能型居宅介護事業所開設準備等に係る補助金などの経費を、高齢者活動運営事業は、敬老祝い事業、入浴助成事業委託料、デイ銭湯事業委託料、いきいきサークル事業委託料、老人クラブ運営費補助金、運転免許証返納者補助金などの経費を、シルバー人材センター支援事業は、運営費補助金、事務所賃借料に対する補助金、運転資金貸付金などの経費を、高齢者雇用促進事業は、生涯現役促進地域連携鎌倉協議会に対する負担金を。
 予算説明書の86ページに入りまして、後期高齢者医療事業特別会計繰出金は、後期高齢者医療事業特別会計への繰出金を。
 第30目老人福祉施設費は2億5190万1000円で、在宅福祉サービスセンター管理運営事業は、在宅福祉サービスセンター2カ所の維持管理などの経費を、老人福祉センター管理運営事業は、老人福祉センターの指定管理料などの経費を。
 第35目国民年金事務費は25万9000円で、国民年金事務は、電子複写機賃借料などの経費を計上いたしました。
 次に、第15項生活保護費、第20項災害救助費について説明いたします。
 予算説明書の92ページ、内容説明の183ページから187ページを御参照ください。
 第15項生活保護費、第5目生活保護総務費は1億1837万5000円で、生活保護事務は、嘱託医の報酬、被保護者健康管理支援事業委託料、生活保護システム改修業務委託料などの経費を、職員給与費は、福祉総務課・生活福祉課の職員14人の人件費を、会計年度任用職員給与費は、生活福祉課の会計年度任用職員4人の人件費を。
 予算説明書の94ページに入りまして、第10目扶助費は22億1162万7000円で、扶助事業は、生活保護世帯に対する生活・医療・住宅などの扶助費を。
 第20項第5目災害救助費は113万5000円で、災害救助事業は、火災などにより被害を受けた世帯に対する見舞金・弔慰金などの経費を計上いたしました。
 以上で、第15款民生費、健康福祉部所管部分についての説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  1点だけ、新しく高齢者の運転免許証返納の事業が、代表質問でも聞いたんですけど、あれは、ずっとやられるんですか。例えば、前のときには、75歳以上で2000円でやっていましたよね。今回は、運転免許証返納者ということで、前のをいろいろ聞いてみると大体今800人ぐらいいるので、1人当たり2,000円なのかなとか思ったんですけど、それはずっとなんですか。例えば、1回受けた方はずっと受けられるということですか。その辺を教えてください。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  この運転免許証返納補助制度なんですけれども、この事業なんですが、一人の方に何年もずっとですかといったそういった御質問だと思うんですが、こちらに関しましては、財政的な負担もございますので、一応何年か制度設計はしているところなんですけれども、複数年ではあるんですが、永久的にやってしまうとかなり予算も膨らんできますので、ある程度期限は区切っていけたらというふうには考えております。
 
○吉岡委員  そうすると、まだ決まってないんですか。結局、高齢者の安全対策とか、そういう点では、私どもが要望してきたこととはちょっと違いますが、でも一つの考え方だと思うので、それはそれで評価するんですが。そうすると、まだはっきりしない。例えば1年だとか、例えば、運転免許証返納の方がふえていけばそれだけふえていくわけですよね。今、大体、この間のあれだと800人ぐらいとおっしゃっていたから、それ掛ける2,000円で、そのぐらいなのかななんて、勝手に思っていたんですけれど、大体そういうイメージで来年度予算は組んで、その後はどうするかというのは、いつやるかというのはまだ当初からやるというわけでもないんですか。大体いつごろやるとか、そういうめどもあるんですか。
 
○内田(章)高齢者いきいき課担当課長  実施のめどにつきましては、令和2年度中、できるだけ早い時期に実施はしていきたいと思っております。こちらの制度の趣旨としては、外出支援策と安全確保策がございます。外出支援策というところで、単年度、1年限りでは余り外出支援策にならないのではないかという意見もございますので、複数年、2年程度は補助をできればというようなところは考えております。
 
○吉岡委員  外出支援というのでは、皆さん一つ一つ年をとっていくわけだから、途中でせっかくやったのに切られちゃうというんじゃなくて、その辺はやっぱり全体として、一歩ではあるけれど、もうちょっと外出支援の考え方を、やはりもっと充実させてほしいというような、これは要望で、あと細かいことはまた予算特別委員会もございますので。
 
○西岡委員  1点だけお伺いします。134ページの障害者福祉サービスに関してですけれども、2018年から国が共生社会の実現に向けて、高齢者と障害者が同一事業所でサービスを受けやすくする共生型のサービス、これを制度化しましたけれども、今、鎌倉市は、どれぐらいの取り組みがあるのでしょうか。
 
○中野健康福祉部次長  高齢者、65歳になりましたときに、今まで使っておられた障害サービスから介護保険のサービスに移行するような部分ですと、同じ事業の内容がございましたら、そのまま同じ事業所でサービスを使うことができるというふうになっております。実際に、共生型の施設というものは鎌倉市内にはございませんので、サービスを受ける際にスムーズに高齢者の障害をお持ちの方が使っていけるような、そういう措置がとられているところでございます。
 
○西岡委員  障害者というのは、高齢者に限ったことではなくて、先ほども世代を超えた多世代交流の老人福祉センターという話がありましたけれども、この共生型のサービスも同じことが言えるので、そういったことを目指すお考えというのは、当然あるかと思うんですけれども、実際にそういう取り組みというのは鎌倉市では行われていない、検討はどうなんでしょうか。
 
○中野健康福祉部次長  まだ、これから検討する余地があるところであろうというふうには思っております。
 
○西岡委員  共生条例もできて、今年は全国大会も市内で行われるというニュースがありますが、お隣の藤沢市さんでは、実際にもう多世代の方が健常者、障害者ということではなくて、交流をするこういう共生型の施設がございます。全く検討が進んでいないというのは寂しい限りで、こういった共生条例を持ち、そしてそういう共生社会を進めていこうというお考えがおありであるならば、こういう検討がなされてしかるべきかと思いますけれど、その点いかがでしょうか。
 
○鷲尾地域共生課担当課長  共生型の施設なんですけれども、なかなか新しい施設整備というところでは難しいところもあると思っています。もしもそういうことであれば、共生型の施設を推進していきたい、当然そのように考えております。
 ソフト面の部分であれば、実際縦割りを解消するとか、あと人材とか、今老人福祉センターの話も出ましたけれども、既存の施設なんかの社会事業をうまく利用することで、共生型の施設ができるようにするべきであろうというふうには考えているところです。
 実際に、今度4月から施行します地域福祉計画の中で、包括的な支援体制を鎌倉市の中でも構築していくんだというところを一つ掲げておりますけれども、その中で、市民生活部、地域のつながり課なんかのほうとも協力しながら、支え合いの地域づくり、具体的にはまだこれからいろいろアイデアを出し合っていく中になると思うんですけれども、地域の皆さんが高齢者であるとか、障害者であるとか、あるいはお子さんだとか、場合によってはひきこもりの方とか、いろんな方の例えば集まれる居場所のようなものを、そういうものの重要性というのはすごく認識しているところなので、どこまでできるかはあれなんですけれども、そういうふうな既存の施設とか、人材とか、あと市のほうでこれから考えていく予算なんかを含めてそういう取り組みをしていきたいなというふうには考えているところです。
 
○西岡委員  これで終わります。案ずるより産むがやすしと言われますけども、藤沢市さんの場合も、始まるまでは大丈夫なんだろうかという不安の声のほうが大きかったようでございます。でも、実際にそういう取り組みが行われてみると、障害者の顔がふだんよりも穏やかなお顔になっていたり、元気な高齢者が面倒を見たりという、そういった姿が見られて非常に交流も、不安というよりは、お互いに助けるという側面が見られて、非常に共生がそこで社会として、こういったもの、こういった形で育まれていくんだなという姿が見られるということで、非常に私も鎌倉にあったらいいなというふうに感じました。ぜひこういう検討を進めることこそ条例を生かすことだと思いますので、ハード、ソフト、ハードをそろえるということは大変ですけれども、ソフト面からの検討も可能かと思いますので、ぜひ推進をしていただきたいと思います。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見を確認いたします。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第8「議案第102号令和2年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  日程第8議案第102号令和2年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について、説明いたします。
 令和2年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の67ページから89ページ、令和2年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の453ページから464ページをごらんください。
 まず、歳出から説明いたします。
 予算説明書の78ページをごらんください。内容説明は453ページをごらんください。
 第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は3億7564万3000円で、介護保険運営事業に係る経費は、介護保険運営協議会委員報酬、介護保険事務処理システム運用支援委託料、番号制度対応介護保険システム整備委託料、介護保険システム機器賃借料などを。
 内容説明は454ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、職員19人分の人件費を。
 内容説明は455ページに入りまして、会計年度任用職員給与費に係る経費は、会計年度任用職員24人分の人件費を、介護保険料賦課徴収運営事業に係る経費は、介護保険負担割合証リーフレットなどの消耗品費、保険料納付書などの印刷製本費、保険料納付書などの印字委託料などを。
 内容説明は456ページに入りまして、介護認定調査・審査事業に係る経費は、介護認定審査会委員報酬、要介護認定審査に必要な主治医意見書作成等手数料、要介護認定申請者に対して行う認定調査委託料、コピー機賃借料などを。
 予算説明書の80ページに入りまして、第10款保険給付費、第5項介護サービス等諸費、第5目給付諸費は156億2645万円で、介護給付事業に係る経費は、要介護認定者への訪問介護、通所リハビリテーションなどの給付費を。
 内容説明は457ページに入りまして、介護施設給付事業に係る経費は、介護老人福祉施設などの施設入所者の給付費を、福祉用具購入給付事業に係る経費は、要介護認定者への腰掛便座、入浴補助用具などの購入に係る給付費を。
 内容説明は458ページに入りまして、住宅改修給付事業に係る経費は、要介護認定者への手すりの取りつけ、段差解消などの住宅改修に係る給付費を、地域密着型介護給付事業に係る経費は、要介護認定者への認知症対応型共同生活介護、小規模多機能型居宅介護などの給付費を、介護予防給付事業に係る経費は、要支援認定者への介護予防通所リハビリテーション、介護予防短期入所生活介護などの給付費を。
 内容説明は459ページに入りまして、介護予防福祉用具購入給付事業に係る経費は、要支援認定者への腰掛便座、入浴補助用具などの購入に係る給付費を、介護予防住宅改修給付事業に係る経費は、要支援認定者への手すりの取りつけ、段差解消などの住宅改修に係る給付費を、地域密着型介護予防給付事業に係る経費は、要支援認定者への介護予防小規模多機能型居宅介護などの給付費を。
 内容説明は460ページに入りまして、高額介護サービス等給付事業に係る経費は、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えて支払った費用に対する助成費を、特定入所者介護サービス等給付事業に係る経費は、要介護認定者への施設利用にかかる食費及び居住費について、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えた費用に対する助成費を、特定入所者介護予防サービス等給付事業に係る経費は、要支援認定者への施設利用にかかる食費及び居住費について、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えた費用に対する助成費を。
 内容説明は461ページに入りまして、介護給付審査支払事業に係る経費は、神奈川県国民健康保険団体連合会が行う介護報酬の審査支払いの経費を。
 予算説明書の82ページに入りまして、第12款第5項第5目地域支援事業費は8億5528万4000円で、包括的支援事業・任意事業に係る経費は、地域包括支援センター委託料や生活支援体制整備事業委託料などを。
 内容説明は462ページに入りまして、介護予防・生活支援サービス事業に係る経費は、要支援認定者等に対しての介護予防・生活支援サービス費の負担金や、介護予防ケアマネジメント業務の委託料などを、一般介護予防事業に係る経費は、要介護状態になることの予防を目的とした体力測定事業の委託料などを。
 予算説明書の84ページに入りまして、第25款第5項基金積立金、第5目介護給付等準備基金積立金は1192万2000円で、内容説明は463ページに入りまして、介護給付等準備基金積立金に係る経費は、同基金の新規積立分及び運用利子積立分を。
 予算説明書の86ページに入りまして、第30款諸支出金、第5項第5目償還金及び還付加算金は1120万1000円で、第1号被保険者保険料還付金・加算金に係る経費は、過年度分の保険料が納め過ぎとなっている方への還付金などを。
 内容説明は464ページに入りまして、介護給付費負担金等返還金に係る経費は、過年度の介護給付費精算に係る国庫等への返還金を、一般会計繰出金に係る経費は、前年度の介護給付費などの精算に係る一般会計への繰出金を。
 予算説明書の88ページに入りまして、第35款第5項第5目予備費は20万円で、予備費に係る経費は、予備費として計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。
 戻りまして、予算説明書の70ページを御参照ください。
 第5款第5項介護保険料、第5目第1号被保険者保険料は35億9496万2000円で、65歳以上の第1号被保険者保険料を。
 第15款国庫支出金、第5項国庫負担金、第5目介護給付費負担金は28億1704万1000円で、介護給付費などに対する国庫負担金を。
 第10項国庫補助金、第5目調整交付金は5億6255万2000円で、介護給付費などに対する調整交付金を。
 第25目地域支援事業交付金は2億5863万2000円で、地域支援事業に対する交付金を。
 第30目保険者機能強化推進交付金は2879万3000円で、介護保険に係る市町村の取り組みに対する評価に基づき交付される交付金を。
 第20款県支出金、第5項県負担金、第5目介護給付費負担金は22億6155万7000円で、介護給付費などに対する県負担金を。
 予算説明書の72ページに入りまして、第15項県補助金、第10目地域支援事業交付金は1億2931万6000円で、地域支援事業に対する交付金を。
 第25款第5項支払基金交付金、第5目介護給付費交付金は42億1914万2000円で、介護給付費などに対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金を。
 第10目地域支援事業支援交付金は1億4130万円で、地域支援事業に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金を。
 第30款財産収入、第5項財産運用収入、第5目利子及び配当金は212万2000円で、介護給付等準備基金の運用利子収入を。
 第35款第5項寄附金、第5目一般寄附金は記載の額を。
 予算説明書の74ページに入りまして、第40款繰入金、第5項第5目一般会計繰入金は26億3530万円で、介護給付費、地域支援事業費、及びその他事務費などに対する一般会計からの繰入金を。
 第10項基金繰入金、第5目介護給付等準備基金繰入金は2億1877万2000円で、同基金からの繰入金を。
 第45款第5項第5目繰越金は1119万5000円で、前年度からの繰越見込額を。
 予算説明書の76ページに入りまして、第50款諸収入は、それぞれ記載のとおり計上いたしました。
 以上、歳入・歳出予算の総額は、歳入・歳出それぞれ168億8070万円となります。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  代表質問でも質問はしたんですけれども、介護保険が始まってから20年たって、どんどん変わってきてしまっていて、要支援1・2が総合支援事業になったり、それから、いわゆる施設の食事代とか部屋代とかが自己負担になったり、1割負担が2割、3割になったりということで、それで介護保険料はどんどん上がっていくということで、市民からすると、非常に実際使うときになると結構大変だなというのが率直にあるんですよね。今、特別養護老人ホームなどもかなりできてきて、今10カ所ですかね。それで、それでもなおかつ500人近い方が待機されているんですかね。そうすると、特養に入れないで結果的にほかの施設に入ったりする人たちも結構いらっしゃると思うんですけど、そこは、この中にはあらわれているんですか。例えば、有料老人ホームとかいろいろ入ってらっしゃる方がいらっしゃいますけど、特養には入れずにほかのところに行ってらっしゃるという方はどのぐらいいらっしゃるんですか。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  それぞれ、待機されている方が在宅で過ごしてらっしゃるのか、あるいは老健施設ですとか、その他の施設に入ってらっしゃるのかというあたりは、済みません、今資料はないんですけれども、ただどこであれ介護保険のサービスを使っていれば、それに関しては、きちんとこの中に給付費として入っております。
 
○吉岡委員  もちろん介護保険を利用している場合には、給付費に入っているのは承知しているんですけど、いろいろな施設で、結局実際には入りたいんだけど入れないとか、それから特養ホームでもかなり負担が前に比べたら非常に重くなっているなと思うんですけれど、今、これでいくと460ページに特定入所者介護サービス給付というんですか。これは多分、所得に応じての減免制度ですよね。なかなかそこら辺で、非常に入所の場合かなり厳しいかななんて思いながら、大体どのぐらいの方でどのぐらいの減免になるのか。例えば、国民年金だって大変少ない中で、それに見合って入れるんですか、大体。減免もそういうふうに見合っているんですか。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  この特定入所者の段階につきましては、市町村の市民税が課税されているか、非課税世帯なのかということに加えまして、配偶者がいる方といない方でその預貯金の金額等の上限が違ったりですとか、その上で、幾つかの段階に応じて、助成の額は決まっているという状況になっています。
 
○吉岡委員  だから、いわゆる国民年金だけでは入れないんですか、入れるんですか。いわゆる貯金を取り崩さなきゃだめとか、その辺はどうなっているんですか。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  ざっくりなんですけども、月々6万5000円ぐらいですので、最低でも特養だと10万円ぐらいはかかってくるかなと思いますので、そういう意味では、それだけですと厳しいと思います。
 
○吉岡委員  そうすると、介護保険の施設の場合は、生活の分までは出ませんものね。自分で、例えば、ティッシュだとか何かそういう生活用品は全部自分でやるわけですから、それプラスアルファになるわけですよね。そういう厳しさがあるということで。
 それと、じゃあ、実際に入所しないで、自宅で本当に暮らし続けられるのかという点では、前から24時間の対応というのは、かなり厳しいのかなと思うんですけど、その辺では、やっぱり家族がいないと実際は厳しい状況なんですかね。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  その方の本当に状態によると思いますが、今、介護保険の中にも定期巡回・随時対応型のサービスがあったりですとか、例えば、本当に食事が3食とも介助がいるような方には短時間で1日3回とか介助が入ったりですとか、服薬確認が入ったりですとか、そういうサービスをいろいろ組み合わせることによっては、全く不可能ではないかとは思います。本当にその方の、例えば認知症がどのくらい入っているのかというあたりにもよると思いますので、一概には申し上げられないんですけど、そのような状況です。
 
○吉岡委員  あと、今、施設の職員が不足したりとかいうことで、なかなか大変な状況もあるという話は聞いているんですけど、前に聞いたときには鎌倉市内でも結局デイサービスとか、そういうところが運営できなくなってしまって、別のところに移ったという方がいらしたんですけど、今もそんな状況は続いているんでしょうか。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  幾つか人員不足のためということで、令和元年度になってから3カ所ほどケアマネの事業所が廃止になったりしておりますが、通所につきまして、本当に種別によってそこがいろいろありまして、逆にふえている業種もありますので、全体的に見て、今、現時点で物すごく不足しているということはないと思うんですけど、実際、一般質問でもお答えしましたが、外国人の方を雇い入れているところもありますし、施設のほうからは、基準は何とか満たしているけれども、実際余裕がない状態でぎりぎりでやっているということは聞いております。
 
○吉岡委員  鎌倉だけでやるのにはかなり限界があるとは思うんですけれども、やはり次期の介護保険の改定、いろんなところで、それから高齢者保健福祉計画も改定されるわけですから、その中でやっぱりしなきゃいけないことについては、検討していただいて、改善していただきたいなとは思います。
 
○西岡委員  2点お伺いします。最初に460ページの高額介護サービスの給付事業で、これ5億300万円というお金が事業費としてついているんですけど、この算出の根拠を教えてください。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  この高額介護サービス費につきましても、対象となる方の基準がそれぞれ設定されていまして、今、一番高いところでは、4万4400円が上限になっているところが一番多いんですけれども、ここまでの数年の実績を見まして、このような予算を計上させていただいております。
 
○西岡委員  今の御説明だと、4万4400円の上限が、これがどうなって、この5億300万円という金額が事業費としてここに計上されるのか、もう一度説明していただけますか。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  お時間いただいてよろしいですか。
 
○日向委員長  暫時休憩いたします。
               (15時34分休憩   15時35分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 
○西岡委員  先ほどの件は後で教えてください。では、もう1点だけ。456ページのいわゆる介護認定なんですけれども、これも事業費が1億1400万円近くが計上されていて、介護認定審査会の委員が44人、そしてまた第12節の主治医の意見書の作成が4767万円、調査の委託料もやっぱり4133万円という高額な数字が並んでいるんですけれども、これもどういう根拠なのかを伺いたかったんです。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  この第1節の介護認定審査会委員報酬44人というのは、ほぼ基本的に毎日、月に2回は夜も審査会を開いておりますので、そこに合議体が今11あり、大体4人ぐらいで回していますので、その審査会に出てきていただく委員さんたちの報酬になります。大体年間220回ぐらい開催することになっております。それ以外にも主治医意見書はもちろん新規の申請、それから変更、更新なんかの場合にも全て必要になってまいりますので、その件数。同じように認定調査に関してもそのくらいの件数が年間で必要になってくるというような状況になりまして、その積算によってこの予算を計上させていただいております。
 
○西岡委員  最後です。そのくらいの件数というのは。
 
○石黒高齢者いきいき課担当課長  主治医の意見書につきましては、在宅の新規とか継続あるいは施設の新規、継続で多少単価が違うんですけれども、全部合わせれば1万2000件ぐらいになります。当然、認定調査の委託料も同じ件数で積算をしているんですが、これも更新、変更申請の場合と新規の場合と、それにあと委託先によっても多少単価が違うものですから、その1万2000件をそれぞれの割合に応じて件数を当てて積算をしているという状況です。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入退室のため暫時休憩します。
               (15時37分休憩   15時40分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第9「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○田中(良)健康福祉部次長  日程第9議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算第20款衛生費、第55款教育費のうち健康福祉部所管部分について、説明いたします。
 初めに、第20款衛生費について説明いたします。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の96ページを、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の188ページから201ページを御参照ください。第5項保健衛生費、第5目保健衛生総務費は6億519万5000円で、医療・保健関係団体支援事業は、地域医療センター維持管理費負担金、医師会・歯科医師会等の保健衛生関係団体への補助金や負担金などの経費を、保健衛生運営事業は、自殺対策に関する経費、骨髄・末梢血管細胞提供者補助金、若年者の在宅ターミナルケア補助金などの経費を、救急医療対策事業は、休日夜間急患診療所業務、病院群輪番制業務、単独医療機関制業務、口腔保健センター業務の各委託料などの経費を、産科診療所支援事業は、産科診療所運営費補助金などの経費を、職員給与費は、市民健康課の職員31人の人件費を、会計年度任用職員給与費は、市民健康課の会計年度任用職員73人の人件費を。
 第10目予防費は4億7806万3000円で、予防接種事業は、成人風疹抗体検査を含む、定期予防接種等の経費を。
 第15目健康管理費は7億7062万3000円で、予算説明書の98ページに入りまして、成人保健事業は、生活習慣改善プログラム委託料などの経費を、成人健康診査事業は、無料クーポン券肝炎検診や結核検診、歯周病検診、後期高齢者健診の各委託料などの経費を、がん検診事業は、各種がん検診などの経費を、健康情報システム構築・運用事業は、健康診査データ管理、受診券発送などの委託料の経費を、食育事業は、鎌倉市食育推進会議委員報酬などの経費を、ICT活用健康づくり事業は、健康づくり支援システムの運用委託料などの経費を、母子保健事業は、妊産婦や乳幼児の健康診査委託料、産後ケア事業業務委託料、妊婦歯科健診委託料、特定不妊治療費助成金、不育症治療費助成金などの経費を計上いたしました。
 以上で健康福祉部所管の第20款衛生費の説明を終わります。
 次に、第55款教育費について説明いたします。
 令和2年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の156ページ、令和2年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の410ページから416ページを御参照ください。
 第25項保健体育費、第5目保健体育総務費は1億1134万6000円の支出で、保健体育運営事業は、スポーツ推進委員報酬、体育協会補助金などの経費を、各種スポーツ行事事業は、オリンピック等強化指定選手への奨励金、地区スポーツ振興会協議会スポーツ行事委託料、鎌倉の海の魅力発信事業実行委員会負担金などの経費を、学校体育施設開放事業は、学校水泳プール一般開放監視等業務委託料などの経費を、職員給与費は、スポーツ課の職員7人の人件費を、会計年度任用職員給与費は、スポーツ課の会計年度任用職員4人の人件費を。
 予算説明書の158ページに入りまして、第10目体育施設費は3億3281万7000円の支出で、体育施設管理運営事業は、スポーツ施設指定管理料、こもれび山崎温水プールの修繕料、鎌倉海浜公園水泳プール管理及び監視等業務委託料、鎌倉武道館天井耐震改修工事請負費、スポーツ施設建設基金寄附積立金などの経費を計上いたしました。
 以上で健康福祉部所管の第55款教育費の説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○西岡委員  1点だけ教えてください。416ページのスポーツ施設の建設基金、560万円ついて、利子の積立金が2万7000円なんですけど、いつからこれは積み立てられて、今現在幾らあるのかわかりますか。
 
○スポーツ課長  建設基金の積み立ては、平成20年から積み立てを開始しておりまして、今現在1億3000万円強ございます。
 
○西岡委員  後の陳情にも関係するので、基金について伺いたかったんですけど、わかりました。毎年この額ということですか。これは、年によって変化があるのですか。
 
○スポーツ課長  基金開設当初は、1億円と1億2000万円と2年連続で積み立てしているんですけども、それ以降市費での積み立ては行っておりませんで、今回の分はふるさと寄附金から積み立てする分を載せております。
 
○西岡委員  最後の質問です。なぜ平成20年から創設になったんですか。
 
○スポーツ課長  平成19年に体育協会から深沢にスポーツ施設を建設してほしいという陳情が提出されまして、採択されております。そこをきっかけに基金を設立いたしました。
 
○吉岡委員  197ページのところの、前は、胃がん検診は胃がんリスク検診だったんですけれども、胃がんリスク検診はそのままで、またこの内視鏡検診というのは、これは新たになったという理由は、リスク検診にプラスされたのはどういうことですか。
 
○市民健康課長  リスク検診、確かに今までやっておりましたが、内視鏡検診をやっていただいて、この対象者としては50歳から69歳の方を対象に胃がんの内視鏡に関してはやるんですが、その年齢で胃がんという部分でなりやすいというか、そういう部分でより手厚くしていこうということで内視鏡の検診を始めた部分があります。
 そのかわりリスク検診に関しては、今まで40歳以上全員を対象としていましたけど、内視鏡検診を令和2年度から開始することに伴いまして、内視鏡検診の対象者である50歳から69歳については対象外としたところです。
 
○吉岡委員  あと、口腔がん検診というのは、これは医師会のほうからもお話があったんですけど、具体的にはどのような中身なんでしょう。
 
○市民健康課長  鎌倉市の歯科医師会がずっと実施していただいていまして、その部分で市のほうでも補助をしようかということで、こちらの補助金という形になりました。歯科医師会のほうにその事業を実施することに対して補助するような形をとろうかなと考えております。対象としては、受診を希望する市民で、特に年齢制限等はなくて、事前の申込制で問診、視診、触診を通して、口腔内に異常がないかを確認するところです。一応、令和元年度も実施しまして、定員60名のところ参加された方は48名ということになっております。
 
○吉岡委員  キット健診は今回無料という形で聞いたような気がするんですけど、そういうことですか。対象は今までどおりでよろしいんですか。
 
○保険年金課長  キット健診を無料にということにつきましては、国保の特定健診等事業の中で、若年層へ将来の健診への意識づけとか習慣づけを狙って、今回トライアル的にやるものでございます。したがいまして、国保の対象者の20歳、30歳についてのみ、令和2年度、実施していきたいなと思っています。今後については、対象となる年齢を変えたり、対象者を広げていくかという検討は今後していきたいなと思っています。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第10「議案第100号令和2年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○保険年金課長  日程第10議案第100号令和2年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について、説明します。
 令和2年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の19ページから57ページ、令和2年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の431ページから445ページを御参照ください。
 まず、歳出から説明します。
 予算説明書の32ページから33ページ、内容説明の431ページから432ページにかけまして、第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は1億8769万1000円で、国民健康保険運営事業に係る経費は、国民健康保険の企画、運営に要します経費を、職員給与費及び会計年度任用職員給与費に係る経費は、国民健康保険事業のうち保険給付等を担当する職員10人分及び会計年度任用職員10人分の人件費を。
 予算説明書の32ページから35ページ、内容説明の433ページから434ページにかけまして、第10項徴収費、第5目賦課徴収費は7644万8000円で、国民健康保険料賦課徴収運営事業に係る経費は、国民健康保険料の賦課・徴収事務に要します経費を、職員給与費及び会計年度任用職員給与費に係る経費は、国民健康保険事業のうち賦課・徴収等を担当する職員8人分及び会計年度任用職員4人分の人件費を計上いたしました。
 予算説明書の36ページから37ページ、内容説明は435ページから438ページにかけまして、第10款保険給付費、第5項療養諸費、第5目一般被保険者療養給付費は95億9592万2000円、第10目退職被保険者等療養給付費は966万1000円で、一般被保険者療養給付費及び退職被保険者等療養給付費に係る経費は、ともに医療機関などに支払う診療報酬等の経費を。
 第15目一般被保険者療養費は1億円で、一般被保険者療養費に係る経費は、柔道整復師の施術、コルセット等の経費を。
 第25目審査支払手数料は3774万6000円で、診療報酬明細書審査支払手数料に係る経費は、同明細書の審査及び医療費の支払手数料を。
 第10項高額療養費、第5目一般被保険者高額療養費は11億7927万7000円、第10目退職被保険者等高額療養費は372万2000円で、一般被保険者高額療養費及び退職被保険者等高額療養費に係る経費は、被保険者が病院等で受診して支払った一部負担金が、自己負担限度額を超える医療費の支給に要する経費を。
 予算説明書の38ページから39ページ、内容説明は439ページ、第20項出産育児諸費、第5目出産育児一時金は5040万円で、出産育児一時金に係る経費は、1件42万円の出産育児一時金、120件分の支給に要する経費を。
 第25項葬祭諸費、第5目葬祭費は1000万円で、葬祭費に係る経費は、1件5万円、200件分の経費を計上いたしました。
 予算説明書の40ページから41ページ、内容説明は440ページから441ページ、第11款国民健康保険事業費納付金、第5項医療給付費分、第5目一般被保険者医療給付費分は32億9323万8000円を。
 第10項後期高齢者支援金等分、第5目一般被保険者後期高齢者支援金等分は12億3160万8000円を。
 第15項第5目介護納付金分は4億9540万円で、それぞれの経費は、平成30年度の国保制度改正で設立された国民健康保険事業費納付金の令和2年度本市負担分を。
 予算説明書の44ページから45ページ、内容説明は442ページから443ページ、第25款保健事業費、第3項第5目特定健康診査等事業は1億5566万円で、特定健康診査等事業に係る経費は、生活習慣病予防のための特定健康診査、特定保健指導等の経費を。
 第5項保健事業費、第5目保健衛生普及事業は1114万6000円で、保健衛生普及費に係る経費は、被保険者の健康増進のための経費を。
 予算説明書の46ページから47ページ、内容説明は443ページ、第27款基金積立金、第5項第5目運営基金積立金は2億円で、国民健康保険事業の安定的な運営のための運営基金積立額等を。
 予算説明書の48ページから49ページ、内容説明は444ページ、第30款諸支出金、第5項償還金利子及び還付加算金、第5目一般被保険者保険料還付金は1566万円で、一般被保険者保険料過誤納還付金・加算金に係る経費は、保険料の過誤納付に伴う還付金を。
 予算説明書の50ページから51ページ、第35款第5項第5目予備費は1000万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明します。
 予算説明書の22ページにお戻りください。
 22ページから25ページにかけまして、第5款第5項国民健康保険料、第5目一般被保険者国民健康保険料は37億9680万円、第10目退職被保険者等国民健康保険料は202万1000円で、医療給付費分、介護納付金分及び後期高齢者支援金等分の保険料を、それぞれ計上いたしました。
 予算説明書の24ページから25ページにかけまして、第20款国庫支出金、第10項国庫補助金、第25目国民健康保険制度関係業務準備事業補助金は1197万9000円で、国保システムオンライン資格確認対応改修経費に対する国の補助金を。
 予算説明書の26ページから27ページにかけまして、第30款県支出金、第3項県負担金・補助金、第20目保険給付費等交付金は112億3631万円で、国庫支出金等が原則都道府県経由で交付されるため設立された令和2年度保険給付費等交付金を。
 予算説明書の26ページから29ページにかけまして、第40款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は15億8372万2000円で、職員給与費や事務費など、一般会計からの繰入金を。
 予算説明書の28ページから31ページにかけまして、第50款諸収入、第5項延滞金及び過料、第5目一般被保険者延滞金は1420万円で、一般被保険者保険料の延滞金を。
 第10項雑入、第10目一般被保険者第三者行為納付金は1000万円で、交通事故等に起因する第三者に対する損害賠償金に係る納付金を計上しました。
 以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ166億6900万円となります。
 引き続きまして、債務負担行為及び歳出予算の流用について、御説明いたします。
 議案集その2の23ページから24ページを御参照ください。
 まず、第2条に定めております債務負担行為につきましては、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額を、第2表債務負担行為により定めるものです。
 第3条に定めております歳出予算の流用につきましては、歳出予算の各項に計上しております給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費の経費並びに保険給付費の各項の予算額において過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能なものにしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  率直に伺います。国民健康保険の加入者はふえたのか。それで、一般会計からのその他繰り入れというのは前回に比べてふえているのか減っているのか。納付金との関係でいくと、保険料は値上がりする可能性があるのかどうなのか。もう一つは、保険料をなるべく軽減するために一般会計からの繰り入れをするというのは一つあるんですが、そのほか健康づくりとかいろいろなそういうことをやっていく必要があると思うんですけど、その辺についての来年度についての特徴とか、教えてください。
 
○保険年金課長  まず、国保の被保険者数でございますが、ここ数年制度改正や、人口減少により少なくなっております。令和元年度の平均の人数は3万6920人でございましたが、来年の見込みについては、3万5100人と1,800人ほど少なくなってきます。これは、大きな理由としましては、国保から後期高齢者の移行が毎年2000人ぐらい続いておりますのが大きな原因となっております。
 あと、今年度の予算に入りまして、国保の被保険者数が減っている中での納付金の状況ですが、令和元年度では約57億8000万円から激変緩和措置がございましたので、本市の神奈川県に納める納付金につきましては、57億4000万円という値でした。こちらは、1人当たり約15万5000円となります。この15万5000円という値は、県下では川崎市に続いて2位という値になっております。令和2年度について、今回神奈川県のほうから1月早々に納付金の確定がなされて、その額を申し上げますと50億2100万円ぐらいという値です。こちらは、被保険者数の減少もございますが、1人当たりの納付金の負担としては14万3000円という値になっております。こちらも、予測では、令和2年度についても川崎市に次いで第2位という状況です。
 これに対しまして、法定外繰り入れでございますが、令和元年度、本市は当初予算では8億2000万円のその他会計の繰入金を入れて、保険料の緩和措置を図ってきたところです。令和2年度については6億1889万9000円という額を入れる形です。1人当たりに直しますと、令和元年度には約2万2000円、令和2年度では1万7600円という額となります。こちらの繰り入れ投入の額ですが、県下19市の中ではかなりの上位に入っておりまして、2番目か3番目の予測という見込みが立っております。その中で、本市の令和2年度における保険料の見込みでございますが、納付金が下がってきたものの、本市の保険料水準については、県が示す標準保険料と比べると、まだ低いものでございます。県が示す標準保険料というのは、納付金が支払えるような標準的な保険料を指標で示したもので、これは、全国統一の算定式で求められておりますが、そちらの各県において国保運営方針に基づいた係数が入れられて計算が求められるものとなっております。そのため、納付金の納める額に対して、保険料水準がまだ追いついてないというのが現状でございますので、令和3年度については、保険料については若干の値上げを予測しております。
 もう一つ、ただいまお金の動きのお話をさせていただきましたが、国保財政では確かにお金の話、入りと出のバランスが必要だと認識をしております。保険料については、御負担を被保険者の方に今後もお願いする部分もございますが、本市としては、保険料を上げるだけでは解決をしていかないと思っておりまして、保険事業について重点的に来年度から本腰を入れてやっていきたいなと思っています。具体的には、特定健康診査事業におきまして、特定健診の受診率の向上を図るとともに、未受診者については、受診率を向上する中で、きめ細かい支援をしていきたいなと思っています。その手法として例えば、データを分析して受診をしやすい層を抽出したり、そういった方たちについて、ナッジ理論を活用して、もう一押しすることで受診につなげていきたいと考えています。
 さらには、受診の結果、生活習慣病等が見つかっている方については、生活習慣病の受療案内、そういった受療の支援をしていきたいなと思っております。
 さらに、重症化予防にも着眼しておりまして、糖尿病性腎症のところまで悪化しますと、こちら国保財政にも大きく響くとともに、対象者の方には非常に生活として重い病気の部類に入ってきますので、そういった重症化をしないような形で支援をしていきたいなと思っています。
 以上でございます。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第11「議案第103号令和2年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○保険年金課長  日程第11議案第103号令和2年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算の内容について、説明します。
 令和2年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の95ページから114ページ、令和2年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の467ページから470ページを御参照ください。
 まず、歳出から説明します。
 予算説明書の102ページから103ページ、内容説明の467ページをごらんください。
 第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は9377万4000円で、後期高齢者医療運営事業に係る経費は、保険料額決定通知等封入封緘業務委託料、後期高齢者医療システム運用保守業務委託料、後期高齢者医療システム機器賃借料などを。
 内容説明の468ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、医療給付担当職員7人分の人件費を、会計年度任用職員給与費に係る経費は、会計年度任用職員22人分の人件費を。
 予算説明書の104ページから105ページ、内容説明の469ページに入りまして、第10款第5項第5目広域連合納付金は58億8922万6000円で、神奈川県後期高齢者医療広域連合納付金に係る経費は、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度拠出金や、市が徴収する後期高齢者医療保険料などを。
 予算説明書の106ページから107ページに入りまして、第15款諸支出金、第5項償還金及び還付加算金、第5目保険料還付金は1200万円で、後期高齢者医療保険料還付金に係る経費を。
 内容説明の470ページに入りまして、第10項繰出金、第5目一般会計繰出金は100万円で、令和元年度の精算に伴う一般会計への繰出金を。
 予算説明書の108ページから109ページに入りまして、第20款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明します。
 戻りまして、予算説明書の98ページから99ページを御参照ください。
 第5款第5項第5目後期高齢者医療保険料は36億3078万9000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料を。
 第10款繰入金、第5項第5目一般会計繰入金は23億3934万1000円で、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度繰入金と、職員給与費など市の事務経費を一般会計からの繰入金として計上いたしました。
 第15款第5項第5目繰越金は200万円で、令和元年度からの繰越見込額を。
 第20款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は36万9000円を。
 第10目過料は1000円を。
 第10項償還金及び還付加算金、第5目保険料還付金は1150万円を。
 予算説明書の100ページから101ページにかけまして、第15項第5目雑入は1400万円をそれぞれ計上いたしました。
 以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ59億9800万円となります。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入退室のため暫時休憩いたします。
               (16時12分休憩   16時19分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第12「陳情第38号グラウンド施設の早期建設と代替地確保についての陳情」を議題といたします。
 陳情提出者から発言の申し出がありますので、休憩いたします。
               (16時20分休憩   16時34分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 次に、原局から説明をお願いいたします。
 
○スポーツ課長  日程第12陳情第38号グラウンド施設の早期建設と代替地確保についての陳情について説明いたします。
 まず、これまでの経過について説明いたします。総合体育館、グラウンドの施設整備については、平成19年6月に鎌倉市体育協会から「総合体育施設の整備を求めることについての陳情」が提出され、平成19年市議会6月定例会において採択されております。平成29年3月に鎌倉市体育協会を初めとするスポーツ関係団体及び市の関係課からなる(仮称)鎌倉市総合体育館及びグラウンド施設整備検討委員会を発足し、施設整備について御意見をいただき、平成30年11月に基本方針(素案)と基本計画(素案)を作成し、施設のコンセプトや導入する機能等についてまとめ、検討委員会を終了いたしました。素案作成後、スポーツ推進審議会へ報告をしております。その後、深沢地域整備事業の都市計画決定の延期など、スケジュールに変更が生じたため、改めて令和2年2月4日に当時の検討委員会の方々に対し、土地区画整理事業の概要と今後の流れなどの説明会を実施いたしました。
 今回の陳情の要旨は2点あり、1点目は、現在、暫定利用中である深沢多目的スポーツ広場を唯一の活動場所としている鎌倉市ラグビーフットボール協会としては、深沢地域整備事業が、従前は令和元年度を都市計画決定の目標年次としていた事業計画が2年先送りとなった中においても、知恵を絞りグラウンドの早期完成がかなうように取り計らっていただきたいというものです。
 2点目は、グラウンドの建設工事に伴い当スポーツ広場を利用できなくなることは、週末の練習を楽しみにしている子供たちや保護者にとって切実な問題であることから、建設中の代替地の確保について、強く求められているものです。
 次に、本陳情に対する本市の考え方を説明いたします。
 まず、グラウンドの「早期完成のための知恵と計らい」につきましては、深沢地域整備事業は、事業用地が市有地のみではないこと、また、土地区画整理事業で行うものであるため、市の一存では事業計画を決定することはできません。
 また、鎌倉市第3次総合計画第4期基本計画実施計画の財政収支の見通しでも説明しておりますとおり、厳しい財政状況下における、市全体としての事業の優先順位づけ、事業工程の調整が必要となります。
 次に、代替地についてです。現時点の事業工程では、令和6年度から区画整理事業の造成工事を開始する予定であるため、この場合、現在暫定利用を行っている当スポーツ広場は、令和5年度末までに現状復旧する必要が生じ、暫定利用は令和5年度途中までとなる見込みです。
 市民に対するスポーツ振興を図る観点からも、当スポーツ広場の暫定利用期間終了後、新たなグラウンドが完成するまでの間も、市民がスポーツ活動を行うことができる環境の整備は必要であると考えておりますが、現在の暫定利用と同じ条件で代替地を確保することは大変厳しいと考えております。
 現段階では、まだ候補地の特定には至っておりませんが、一定の制約の中でも試合や教室などを行うことができる場所を確保できるよう民間企業や学校法人の施設の借り受けなども視野に入れながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○西岡委員  先ほど、陳述者は代替地の候補が頭の中にありますかと吉岡委員が聞かれたときに、三つの候補地を上げてくださいましたけれども、市側としては、そことはもう既に交渉はしているということなんでしょうか。状況調査はできているんでしょうか。
 
○スポーツ課長  まず、武田薬品のグラウンドにつきましては、今現在も藤沢市のスポーツ団体も借りたいという御要望がありまして、それぞれ月に1回ずつ、藤沢市の団体と鎌倉市の団体が使えるようにしております。鎌倉市の場合は、第3日曜日を使わせていただいておりまして、ラグビーフットボール協会のラグビースクールも月に1回は実施しております。
 三菱につきましては、私どものほうでお願いに行った経過というのが、今のところない状況でして、神戸製鋼のグラウンドにつきましては、以前お願いに行った経過はございまして、一定の課題があるため動線の確保とか、保安上の問題とかをクリアできなかった経過がありましたので、その辺で今使ってない状況なんですけども。また、改めてその辺の課題がクリアできるのか、いろんな競技団体とも対話を続けながら、使うことができるのかどうか検討してまいりたいと考えております。
 
○西岡委員  神戸製鋼については、以前というふうにおっしゃったんですけど、以前というのはいつのことなんでしょうか。動線の課題のほかに、一定の課題というふうにおっしゃったので、動線のほかに何か課題があるのであれば教えてください。
 
○スポーツ課長  以前というのが約五、六年ぐらい前に交渉に行った経過がございます。動線、要は、敷地に入ってからグラウンドまでの動線もそうなんですけど、線路沿いにグラウンドがございますので、そこで線路のほうにボールが行ったりとか、そういったところも防球ネットを設置しなければいけないとか、そういった課題、それは競技については、野球をやったりする場合には野球のボールが飛んでいったりすることがあるので、そういった課題もあるんですけど、一番大きな課題というのはセキュリティーの問題です。会社の敷地に立ち入るのに鍵の管理ですとか、管理者を置くとか、そういった一定の条件が出てきていたので、その辺の課題をクリアしないといけないところでございます。
 
○西岡委員  神戸製鋼については、このグラウンドは、部外者は現在使用しているかいないかというのはわかるんですか。
 
○スポーツ課長  今現在、ほかの団体が使っているかどうかについては、把握しておりません。
 
○河村委員  今の神戸製鋼さん、これと今度の深沢の再整備事業において、一部エリア的にかぶってくるところでもあるわけですよね。村岡新駅、それも計画どおりという条件であればというところですけども、そういった中において、さまざま協議のチャンスというのは、これからもまだ設けることは十分できるのではないかなとは思うんですけども、そういった視点での話し合いというのは何か考えていらっしゃるんでしょうか。
 
○スポーツ課長  今現在、藤沢市側とは接触しておりませんが、今後そういう機会があると思いますので、そういった機会を利用して御指摘のとおり折衝できるような機会を設けていきたいと考えております。
 
○河村委員  本市における、捉え方の一つです。今回ラグビーのワールドカップが開かれて、ある意味、大成功で終わったと私は思っているんですよね。その機運をやっぱりつかんでいけていない、今この鎌倉市の現状。この陳情の中にある、市内で現在全く代替地が確保されていない唯一の競技はラグビーのみであると、そういった現状を私は非常に悲しいなと思うんですよね。そこを行政側として未来のラガーマンを育てていく、陳情者のお言葉にもありましたけども、そういったところはどんなふうに捉えていらっしゃるのかお伺いできますか。
 
○スポーツ課長  ただいま河村委員御指摘のとおり、私ども全く同じようにかなりラグビーのワールドカップにつきましては、成績にしてもそうですし、周りの見る、応援する方たち、みんなそれぞれ物すごい予想以上に盛り上がって、そういった機運というのは我々スポーツを推進する立場としては、非常に喜ばしいことだと捉えております。ただ一方で、施設という意味では、ラグビーを実施する施設が非常に深沢多目的広場しか今のところないという現状が、それについては、非常に我々もちょっと残念な気持ちは持っているんですけども、ただ、ほかに場所が実際なくて、非常にそこも困っているところではあるんですけども、今後、これからそういった盛り上がりもありまして、本日陳情者の方もおっしゃっていたとおり、やっぱり子供たちもラグビーをやりたいという人もふえてきていますので、なるべく早く施設については、確保できるように努力していきたいとは考えているんですけども、候補地も今現在ない中で、大変確保に向けては厳しい状況ではございます。
 
○河村委員  だからこそ、ここで知恵と計らいを寄せ合ってというか、集積させて答えを出していきたいと思うんです。その中でできることというのは、先ほどの三つの代替地ですか。それ以外の方法というのは何かないんですか。行政側で考えられる選択肢というのは。
 
○スポーツ課長  まずは、今深沢多目的広場、暫定利用ではございますけども、令和5年度までは利用できますので、そこを例えば、先ほど御指摘ありましたトイレとかも使いやすいトイレを設置するですとか、グラウンド整備についても、今、非常勤の職員2名で整備に励んでおりますので、そういった使い勝手について向上を図ってまいりたいと、まずはそこをしっかりやっていきたいなと考えています。
 令和5年度までは暫定利用が可能ですので、まだ少し時間がありますので、ほかの代替を手当てするにしても、その時点の話となると、周りの状況も少し変わってくるかもしれないと考えておりまして、民間の事業者に行くにしても4年後に貸してくださいという話を今から進めるには、工事のスケジュールも見ながら適当な時期を見て折衝していかなきゃいけないなとも考えていますし、あと学校法人、説明の中で学校法人という話をさせていただいたんですけども、これは、実際にきちんと話をしに行ったところというのはないんですけども、鎌倉女子大の岩瀬のあそこのところは過去に借りていた経過があったということですので、改めてお願いに行ってみようかなというところは考えておりまして、ほかにも地図とかを見て、広いところとか、スポーツ広場とか、あるところについては、どうなるかわからないんですけど、お願いに行く努力はしてまいりたいと考えております。
 
○吉岡委員  平成19年の陳情審議を見ていると、あのとき関谷のことを言ったり、野村のことを言ったりいろいろしているんですけれど、そういうのも今考えてないということでよろしいんですか。ないということでよろしいんですか。
 
○スポーツ課長  今、御指摘いただいた2カ所については、やっぱり適所ではないという判断を当時しておりますので、今回も代替としては、候補に入れておりません。
 
○吉岡委員  一応確認だけ。それで、要するにほかのスポーツはいろいろありますよね、ラグビーだけじゃなく。総合グラウンドというか、先ほど計画のことが出されていましたけど、平成30年度の検討の中では、お互いにすみ分けとかそういう感じでは合意されているということですか。
 
○スポーツ課長  その検討委員会の中では、ラグビーだけではなく、サッカーですとか、野球、ソフトボール等、そういったグラウンドを使う競技団体とも協議をして、それぞれ使えるような形で素案を作成しております。
 
○吉岡委員  私どももグラウンドをつくるというのは大いに賛成なんですけれども、ただ深沢との関係があって、今区画整理だ、いろいろここだけでは論議できないということなので、その辺では、いろいろ意見もあるので、非常に複雑な思いで今聞いておりました。ただ、どっちみち今使っている場所から深沢に行くにしても代替地が必要で、きちんとした練習場とかそういうのは必要だと思いますし、きちんとした整備したものができれば一番いいわけなんですけど、そういう点では、まだ代替地についても、ほかのところは代替地にしてもあるということなんですか。今、ラグビーだけがないという。
 
○スポーツ課長  ほかの種目につきましては、例えば、野球ですと笛田公園、サッカーも笛田公園ありますし、それぞれ小学校の校庭、体育館も開放事業として使っておりますので、ほかの種目については、そういった既存の施設も使えておりますが、ラグビーに限っては、そういったほかの場所、例えば笛田公園は使えなくはないと思うんですけど、ただ広さとか、あとほかの種目との関係とか、大きいポールを立てたりしないといけないので、実質使えてないという状況ですので、一応ほかの種目については、今既存の施設で対応ができていると考えております。
 
○長嶋委員  今、ほかの委員の皆さんがいろいろ聞いていらしたので、代替地については、交渉を民間さんが頼りなのかなと思うのでぜひしていただきたいと思いますし、今の排水が悪いというのは、砂を入れる、何か先ほど砂を入れるのがいいとおっしゃったので、そういうこととか予算措置して、別にそんなに大変なことでもないと思うんですけど、ぜひやって差し上げていただきたいとは思います。
 そもそも排水が、水はけが悪いところに本庁舎をつくると言っていること自体が間違いだって、私は思う。そこを言っているんですけど、それは置いといて。今、御要望の件で一年でも二年でも早くグラウンドをつくってほしいというお話がありました。それは後ろの深沢のほうの担当にお聞きしたいんですけど、その可能性というのは、今何か言及できることはありますか。今、工事の着工を同時期にすれば早く完成するはずだって、おっしゃるとおりかもしれないですし、そういうところも含めて2028年になるのかな西暦でいうと。それを一年、二年早くできる可能性というのはありますか。
 
○深沢地域整備課担当課長  現在の深沢の区画整理事業のスケジュールでございますけれども、既に御案内のとおり、令和3年度の都市計画決定を目指して準備を進めているところでございます。このまちづくり、スポーツ施設の整備を含むまちづくりを一日も早く実現させたいという気持ちは私どもも同じ気持ちを共有しているところでございますので、この令和3年度の都市計画決定から始まって、先ほど来議論にも出ております、目指している令和6年度の工事着工というスケジュールにつきましては、これは最初から最速のスケジュールを私どもも目指して提示をしているところでございますので、法令上の手続については、これ以上省略できる余地はないのかなというふうに考えているところでございます。
 その先の施設整備に向けたスケジュールでございますけれども、実は、これを語ると不確定要素が幾つかございます。
 まず、1点目がこの区画整理事業そのものの施工計画が現在未確定でございます。
 2点目といたしまして、そこに載せていくスポーツ施設の整備の手順、年次計画というものも確定しておりません。さらには、市の全体事業の中での財源の配分がどの時期どれだけ可能かといったところもございますので、現時点でその先、どういった年次でこの施設整備が可能かといったところについては、明確な言及ができないというところを御理解いただきたいと思います。
 
○長嶋委員  つまり、前倒しは厳しいというか、無理という御答弁でいいんですか。
 
○深沢地域整備課担当課長  明確に申し上げますと、現時点で前倒しができる、できないというスケジュールの明示ができないという答弁でございます。
 
○長嶋委員  行政のやることは延びるのが常ですけれど、私は前から申し上げていますけど、今の深沢地域の整備事業は頓挫すると思っていますので、それは昨年の台風19号、15号の影響から治水事業を国が見直すと言っている時点であそこのところは、前から言っていますけど、とても今の計画では全然話にならない計画になっているので、根底から変わる可能性を今はらんでいると。夏までに国土交通省が方針を出すということなので、それをまず待たないと何も見えてこないので。あとは今、令和3年の都市計画決定と言いますけど、その前に市議会議員選挙もあれば、市長選挙の後なのか、前なのかわからないですけど、市長選挙もあって、中身自体が変わる可能性もはらんでいると思っているので、なかなか難しいと、新規の建てるにはと思っています。そもそもね、グラウンドをつくるのは、もう賛成ですし、私はもっとグラウンドの部分を拡充してあそこの遊水地公園ね。境川遊水地公園なんかすばらしいグラウンド群があって、それは防災用の、災害時に水が増水したときは、グラウンドに水が入っていくという、あそこのようなすばらしい施設は、早期に考えようと思えばすぐできると思いますし、そういうふうに変えたほうがいいとは思っていますけど。なので、そう言っていてもなかなかすぐこの場であれなので、ぜひ最後にスポーツ課の課長のほうに、今の既存のところをもうちょっとぜひ、とりあえず令和5年までと言うけど、多分計画が延びたら、もっと先になる可能性のほうが大だと私は思っているので、きちんともうちょっと使いやすい環境。トイレも確かにそうでしょうし、つくって差し上げるということを、いま一度市長、副市長に対して、交渉をするなりしていただいて整備を。もうちょっといい環境をつくって、せっかく先ほどありましたけど盛り上がって、ラグビー私もテレビで見ていたら、ふだんは見ないんですけど、やっぱりおもしろかったですよね。ああいう日本の選手たちがすごい活躍して、それは、子供たちはもっと憧れると思うので、ぜひそこをいま一度検討し直してやっていただきたいなと思うんですけど、どうですか。
 
○スポーツ課長  今、御指摘いただいたとおりトイレにつきましては、先ほど御答弁したとおり、令和2年度予算措置をしておりますので、車いす対応の洋式のトイレを設置する予定でございます。あと芝生を、今でも砂を入れて少しやわらかくしてほしいと陳情者の御要望ございましたけども、その部分につきましては、我々今もう砂を入れたりはしているので、ただ、競技として、あそこの深沢多目的広場はラグビーだけではないので、ほかサッカーをやるときに余りふかふかになってもよろしくないのか、その辺は利用団体と対話しながら、どういう整備がいいのかそこは少し話し合いをさせていただいて、できることをやらせていただきたいと考えております。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 委員間討議の御発議はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 それでは、取り扱いを含め御意見をお願いいたします。
 
○長嶋委員  結論から言うと、申しわけないですが、継続でお願いしたいと思います。御趣旨はわかりますが、多分一年でも二年でも前倒しというのは、議会としてお約束、陳情採択をするということはお約束をすることになるので、それは、私は現時点ではさまざまな状況を鑑みると不可能であると思っておりますので、私はそれはお約束はできないかなと思います。代替地等については、先ほど課長も検討していただいて考えていただけそうなので、それは早く、ある程度時期があるとは思うんですけど、きちんと検討していただきたいと思います。
 それから、今、排水のこととか、トイレの話もありましたが、その辺もスポーツ課の課長さんのほうで考えていただいている様子ですので、それはそれで100%これで納得というのはなかなかないとは思うんですけど、検討をきちんとしていただけたらと思います。ただ、一年でも二年でも早くというのをお約束するということは、私はそもそも深沢の今の地域整備事業は頓挫すると思っているので、お約束しちゃうとなかなか難しいかなと思っているので継続ということでお願いしたい。
 
○河村委員  私は結論を出すということでお願いしたいと思います。理由は、今長嶋委員からもございましたように、一年か二年でも早くと、私は願意はそこではなくて、それはあくまでもそれを目指してやってほしいというところだと私は理解しています。そういった中において、今さまざまなソフト面がせっかく整っているこの現状下において、ハードは整備できていない。これは平成19年に決めたこの陳情が進んでいない現状と照らし合わせても、私は大変恥ずかしい状況だなというふうに思っています。そういったところを進めていく。さらに、より強固なものにしていくためにも、私はしっかりと結論を出して、これを進めていく必要があるんではないかなと思います。ぜひ、現状を行政の皆さんも現状をよりよくしていただけるというような今御答弁をいただいていたので、それは、当然進めていただきたいと思うんですけども、さまざまな民間が持っている資産も含めて、しっかりとそのあたり対応していっていただけたらなという思いを込めて、ぜひこの鎌倉から未来の国際人が出てほしいと思っています。
 
○吉岡委員  私も、グラウンドをつくるということは前からこの深沢のまちづくりにずっと私も何十年来かかわっていまして、やはりそういう市民の立場での施設整備というのは当然やるべきだと思っているんです。ただ、今の深沢のまちづくりそのものについては、私も意見がありまして、その辺ではゴーサインというのはできないなという思いがあります。ただ、やはり今代替地の問題にしても、市民の皆さんがやっぱり使っているわけで、今どんどん延びたりしているわけですから、きちんと今使っている施設についても、それなりに整備していくことが、大体深沢のまちづくりも持ち上がってから、実際30年ぐらいたっていますからね。これ私ずっとかかわっていて、もうそうなんですよ。ですから、やはりそういう点では、今こういう広い場所はないわけですから、それに見合ってきちんとしていただきたいと。それと同時に代替地、どんなふうになっていくか、新駅がなければ私はいいかなと思っているものですから、やっぱりそこら辺のところでいけば、どっちみち進むときには、代替地は必要ですから、その代替地の手当てはきちんとしていきながら、今使っている施設については、さっき長嶋委員おっしゃいましたけど、使いやすいものにしていくというのは、今、待たれているから、いろいろ、そういう早くしてくださいというそういうお気持ちは本当によくわかりますので、その辺はやっていただきたい。ただ、この陳情については、そういう点では、もう少し見守らせていただきたいなという思いで継続とさせていただきます。
 
○西岡委員  私は、結論を出していくべきだなというふうに思います。と申しますのも、平成19年に全会一致で議会が採択をしているという、この重さを考えたときに、今11年たって、今現状がなかなか厳しいから今すぐに結論を出すことはできませんよということではなくて、この陳情をきっかけに本当に早期完成の知恵と計らい、その努力を一層加速させてやるべきだと。平成30年に都市計画決定がおくれた、その前に平成28年の都市計画決定がおくれたのは、今の深沢整備事業のためではなく、あそこにごみ処理焼却施設をつくるという突然の発表があったので、もう都市計画決定の寸前で延びた、延期をされたということが一番大きかったです。もしそれがなければ、あのとき都市計画決定ができていれば、また局面は変わっていたということも申し上げておきたいと思います。というところから、現状が厳しい中にあって、しっかりと前向きにこれは責任を持って考えていかなければいけないんだと思います。なので、結論をしっかり出していくということでお願いをしたいと思います。
 
○伊藤副委員長  2007年にこれは議会で可決されているという重みがございます。その中で今までずっといろいろな計画が延び延びになっていたということで、皆さんが大変待ちに待っているというか、ぜひということのお気持ちがよく伝わってきます。しかしながら、計画が今深沢地区のほうですけれども、延び延びになっていて、まだ延びるのかということになると、それは本当にお気の毒だなということで、私は結論を出して差し上げたいと思っております。
 
○日向委員長  そうしますと、結論を出すが3名で、継続審査2名ということで、結論を出すが多数なんですけれども、継続審査を主張された委員の方、改めて取り扱いをお願いします。
 
○吉岡委員  継続でなく結構です。
 
○長嶋委員  採決に参加します。
 
○日向委員長  それでは、結論を出すということに決まりましたので、採決に移ります。
 陳情第38号グラウンド施設の早期建設と代替地確保についての陳情につきまして、採択することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手により、陳情第38号は採択されました。
 職員入退出のため暫時休憩いたします。
               (17時08分休憩   17時14分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 先ほど休憩中に御協議いただきました、本日の残りの日程につきましてですけれども、本日は日程第13報告事項(3)のところと日程第14、それと日程第15の議案のところを実施して、本日実施できなかった報告事項につきましては、後日日程を調整させていただきたいと思いますけど、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 また、冒頭申し上げましたが、理事者の予定は18時となっておりますので、そこも改めて申し上げたいと思います。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第13報告事項(3)「「将来のごみ処理体制についての方針」に基づく取組状況について」及び日程第14「陳情第34号今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の整備を強行しないことを求めることについての陳情について」を2件一括して議題といたします。
 陳情提出者から発言の申し出がありますので、休憩いたします。
               (17時16分休憩   17時27分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 次に、原局から報告及び説明を2件一括して聴取いたします。
 原局からお願いいたします。
 
○環境施設課長  日程第13報告事項(3)「将来のごみ処理体制についての方針」に基づく取組状況について、報告します。
 まず、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化実施計画(素案)の、令和元年市議会12月定例会観光厚生常任委員会以降の状況についてですが、市民の意見を聴取するため、2市1町それぞれが市民説明会とパブリックコメントを実施しました。本市では、令和元年12月21日に市民説明会を開催し、参加者は26名でした。主な意見は、「逗子市の了承を得ているのか、行政間で合意していても、市民の感情は違う。」「生ごみの分別はさらに市民に負担がかかる。」「約65%を占める鎌倉市のごみを約23%の逗子市が受けるのはおかしいのではないか。」「深沢に焼却施設をつくるべきである。」「鎌倉市の規模では焼却施設をつくるよりも、新しい技術で資源化を行ったほうがよい。」「広域処理しか道がない、課題はあるが、市民一人一人が自分の問題として取り組んでいくべき。」といったものでした。
 パブリックコメントについては、令和2年1月6日から2月5日まで実施し、50通の意見が提出されました。主な意見は、「今泉に生ごみ資源化施設を整備することに反対する。」「広域で新しい施設を整備するべき、市内に焼却施設をつくるべき。」「ごみ処理テクノロジーは確立されており、新たな施設は安心安全であるため、市はこれをよく説明するべき。」「ごみ処理広域化実施計画は多方面の意見を聞いて再検討すべき。」「市のごみ処理施策についての疑問」「住民への説明が不足していることにより、市政への不信感を招いている。」「パブリックコメント以外にも、広く市民に情報提供してほしい。」といったものでした。
 次に、地元住民への説明状況についてですが、令和元年12月26日に今泉クリーンセンター連絡協議会を開催し、2市1町ごみ処理広域化実施計画(素案)について説明を行い、委員からは、「2市1町での広域処理は安定性に欠けるのではないか。」「逗子市焼却施設稼働停止後の見通しに対する不安がある。」といった意見が出されましたが、生ごみ資源化施設整備に反対の声を受けとめつつ、引き続き協議をしていくことについてお願いをしました。
 その後、令和2年1月30日に今泉台町内会にて説明会を開催し、将来のごみ処理体制についての方針及び2市1町ごみ処理広域化実施計画(素案)について説明を行い、令和元年8月に市職員が視察した長野県東御市の生ごみ資源化施設のDVDを上映しました。主な意見は、「生ごみ資源化施設には反対である。」「将来のごみ処理体制の方針や生ごみの資源化施設に関するバックデータ等を示して説明してほしい。」「生ごみ資源化施設の技術保証はあるのか。」「今泉クリーンセンター周辺は道路が脆弱である。」といったもので、次回は、より詳細なバックデータ等を示し、説明会を開催することとしました。
 令和2年1月14日には、名越クリーンセンターコミュニティー推進協議会を開催し、2市1町ごみ処理広域化実施計画(素案)の説明と、令和2年1月に市職員が視察した大磯町の中継施設のDVDを上映しました。委員からは、「2市1町で連携して計画が実行できるように一つずつ課題を解決するべき。」「リスクを考えて対応するべき。」といった意見が出され、今後も協議を行うことを確認しました。
 令和2年1月21日には、材木座自治連合会において、2市1町ごみ処理広域化実施計画(素案)について説明し、主な意見は、2市1町ごみ処理広域化実施計画の実現性や、中継施設の合意形成の進め方に関するもので、今後も協議を行うことを確認しました。
 最後に、審議会における審議の状況ですが、令和2年1月23日に生活環境整備審議会及び令和2年1月24日に廃棄物減量化及び資源化推進審議会を開催し、2市1町ごみ処理広域化実施計画(素案)について説明しました。
 生活環境整備審議会では、「逗子市民からの反対があり、実施計画素案のとおり進められなかった場合の対応策を考えておく必要がある。」「実施計画素案の前提は、民間施設や他地域の施設の活用である。県内では新たな施設をつくっている自治体もあり、余剰はあると考えられる。」「広域化については、県が主導で誘導するよう、働きかける必要があるのではないか。」「ごみ処理経費について、具体的な縮減策を調査する必要がある。」といった意見が出されました。
 廃棄物減量化及び資源化推進審議会では、「市民にも審議会にもいろいろな考え方があり、市の方針転換については、市民に渦恨を残さない事が大切である。」「国が広域化の必要性を掲げる中で、効率的、経済的であることは理解できるが、本当にできるのか、不安に感じている。」「鎌倉のごみは、鎌倉で処理しないといけない。」「広域化は必要であり、鎌倉市の果たす役割は重要である。」といった意見が出されました。
 今後の進め方ですが、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化実施計画については、市民意見を踏まえた対応方針を2市1町で取りまとめるとともに、両審議会からの意見を踏まえて、できるだけ早期の策定を目指します。また、生活環境整備審議会に諮問中の「鎌倉市一般廃棄物処理施設のあり方について」の答申を受けるとともに、廃棄物減量化及び資源化推進審議会からの第3次一般廃棄物処理基本計画の見直しについての答申を踏まえ、「将来のごみ処理体制についての方針」を行政計画に位置づけてまいります。
 以上で報告を終わります。
 引き続き、日程第14陳情第34号今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の整備を強行しないことを求めることについての陳情につきまして、説明いたします。
 まず、陳情の要旨ですが、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化実施計画(素案)に今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設整備の方針が示されたが、本施設については、施設の性能、生ごみ収集の方法、交通問題に関し、さまざまな懸念があり、地元住民を含む多くの鎌倉市民の理解を得られているとは言えないことから、鎌倉市議会においては、本施設の整備について、将来に禍根を残さない施策となっているかを十分検証されるとともに、市が住民の声を無視して施設整備に踏み切ることのないよう、尽力することを強く要望するというものです。
 次に陳情の理由についてですが、今泉クリーンセンターは42年の長きにわたって、ごみの焼却が行われ、近隣住民は老朽化した焼却施設によるさまざまな課題に向き合い、鎌倉市のごみ施策に協力してきた。
 しかしながら、実施計画に記載された本施設の整備方針は、住民には寝耳に水と言ってもよいもので、施設の安全性を初めとして次のような懸念が全く解消できていないというものです。
 一つ目の懸念事項は、「前例のない日量24トンという処理量を問題なくこなす性能をどう担保するのか。」また、「品質的に問題のない生ごみをどのように収集するのか。」というものです。
 二つ目は、「道路事情の悪い今泉・今泉台に鎌倉全市の生ごみを運搬する車両が通行することによる交通問題をどう解決するのか。」というものです。
 三つ目は、「生ごみの中継基地として運用されている現在でも、においや虫の大量発生が起こっているが本施設ではこれらをどう防止するのか。」というものです。
 最後に、陳情者はごみの排出者でもある市民としてごみ処理についての応分の負担を負わなければならないことは重々承知しているものの、長く老朽化した焼却炉の負担を強いられてきた今泉クリーンセンター周辺の住民にのみ、さらなる負担を強いる本施設の整備方針には到底納得できないこと、また、市の掲げるごみゼロという理念には賛同するが、エネルギー回収もできない施設は、災害時等に市民の安心・安全に寄与するものとは言えず、多くの公金を投入すべき施設とは考えられない。次世代に自信を持って引き継げるビジョンを示してもらいたいというものです。
 初めに、一つ目の懸念事項の「生ごみ資源化施設の性能の担保」についてですが、本市で計画している規模の好気性微生物を活用した施設については、家庭系生ごみ・事業系生ごみ・下水汚泥等を合わせて資源化を行っている同規模以上の施設が安定的に稼働していること、施設は菌床を規模に応じて複数設置し、拡大するもので、問題なく処理できていることを事業者に確認しています。
 施設整備に当たっては、生活環境整備審議会からの意見を踏まえ、まずは小規模施設から実施し、資源化の確実な処理方法や効率的な運営、臭気対策等の十分な確認を行い、鎌倉市に最適な施設運営方法を見きわめた上で、施設を増設していきます。
 次に「品質的に問題のない生ごみをどのように収集するのか。」についてですが、生ごみの資源化を適正に行うためには、適切な分別と異物が混入した場合の除去が重要となります。
 生ごみの適切な分別には、市民の皆さんの御理解と御協力が不可欠であり、分別の必要性、生ごみの分別方法、生ごみの出し方等を具体的に示したパンフレットを作成し、市民説明を行うことにより、混乱なく実施できている先進市の事例を参考にしながら、小規模施設から進めていきたいと考えています。
 異物が混入した場合の対応については、前処理段階において機械等で異物を除去した後、減容化を行い、堆肥化の最終段階でふるい機により異物をさらに除去します。
 でき上がった堆肥についても、品質の検査を行い、問題ないものであることを確認します。
 先進市では、肥料取締法に基づく肥料として届け出をし、分析機関による検査を行い安全性を確認した上で、市民等へ配布し、農地等で使用していることを確認しています。今後、小規模施設による処理状況等を踏まえ、処理の確実性を確認していきます。
 二つ目の「道路事情の悪い今泉・今泉台に鎌倉全市の生ごみを運搬する車両が通行することによる交通問題をどう解決するのでしょうか。」についてですが、現在、今泉クリーンセンターでは事業系ごみを年間約1万トン搬入するために、パッカー車やダンプ車で1日約50台が走行しています。
 そのほかに、今泉クリーンセンターから名越クリーンセンターへの搬送は大型車で1日約8台、市民の持ち込み等も含めると最大で1日約100台の車両が走行しています。
 生ごみ資源化に当たっては、小規模施設では、年間約1,000トン、施設を拡大した際には年間約6500トンの処理を予定しており、現在よりも搬入台数は減少すると想定していますが、周辺への影響に十分配慮し進めていきたいと考えております。
 三つ目の「生ごみの中継基地として運用されている現在でも、においや虫の大量発生が起こっていますが本施設ではこれらをどう防止されるのか。」ですが、焼却停止直後の平成27年度は、確かに虫やにおいが発生していましたが、現在は安定的な名越クリーンセンターへの搬送体制を確立させており、施設由来の虫の大量発生はないと認識しており、またごみピット等に消臭剤を散布するなど設備を整えることにより、臭気対策を行っています。
 さらに令和2年度には脱臭設備の活性炭の交換を年に1回から2回にするとともに、自区内搬送車を密閉性の高い車両に変更する予定で予算を計上しており、臭気対策を充実してまいります。
 生ごみ資源化施設の整備に当たっては、搬入口を二重扉とし、臭気濃度、臭気特性に応じた脱臭設備を設けて臭気対策を行うなど、先進市の事例を十分研究するとともに、施設整備のコンサルタントからの助言を踏まえて臭気対策をしっかり行っていきたいと考えております。
 最後に、「次世代に自信をもって引き継げるビジョンを示してもらいたい」についてですが、ゼロ・ウェイストかまくらの実現には、燃やすごみの約50パーセントを占める生ごみの減量・資源化は必要であります。
 また、ごみ処理施設として活用できる土地が少ない本市では、今後とも市内5地域でごみ処理施設等の配置を考えると、大船地域については、今泉クリーンセンター焼却施設跡地をごみ処理施設として活用していきたいと考えており、これまで少なくとも10年以上前から協議会にはお願いしてきておりました。
 今泉クリーンセンター周辺住民の皆様の負担をできるだけ軽減するため、まずは既存施設の臭気対策をしっかりと行い、生ごみ資源化施設の具体的な臭気対策の方法や地域に貢献できる施設づくりの考え方を示すとともに、周辺のまちづくりの考え方について説明し、地元の理解を得て、次世代に引き継げるような施設づくりを進めていきたいと考えています。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  それでは、2件一括して質疑の有無の確認を行います。御質疑ございますか。
 
○長嶋委員  質疑する前に伺いたいんですけど、市長6時までと言われたんですけど、理事者質疑をしないと、この陳情の判断はできないのでさせていただくということで、事前に原課にも言っていますが、6時より市長延ばして待っていただけるんですか。
 
○日向委員長  暫時休憩いたします。
               (17時43分休憩   17時52分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 休憩中、御協議いただきました。理事者質疑という発議が長嶋委員のほうからありました。まずは、理事者質疑から行いたいと思いますけど、まず理事者質疑を行うということでよろしいでしょうか。まず確認させていただきます。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 実施する場合は、理事者は市長と副市長でよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、市長、副市長の理事者質疑とさせていただきます。
 また、理事者質疑を行う委員の確認でございますけれども、今、長嶋委員がありましたけど、ほかの委員の方いかがでしょうか。
 
○西岡委員  1点だけ。今泉クリーンセンターの管理運営に関する協定書について、そこには市が今泉クリーンセンター跡地を現在の生ごみの中継施設以外の使途で使用する場合は、3町内会に誠実に説明し、その同意を得るものとするというふうに明記をされていますので、それは、きちんと厳守をしていただけるのかどうか、その確認だけさせていただきます。
 
○日向委員長  西岡委員もされるということですね。わかりました。
 理事者質疑の内容についてですけども、将来にわたる安定したごみ処理体制の構築についてというところで質疑をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認をさせていただきました。
 理事者に理事者質疑を行う日程を確認いたしますのと、申し入れを行うために休憩いたします。
               (17時54分休憩   18時12分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 理事者に御出席をいただいておりますので、理事者質疑を行います。理事者におかれましては、お忙しいところ御出席くださいましてありがとうございます。答弁は座ったままで結構です。
 それでは、長嶋委員から始めます。将来にわたる安定したごみ処理体制の構築について、質疑をお願いいたします。
 
○長嶋委員  ごみの問題、この段階でめどをつけなきゃいけないと思って、市長、副市長にお越しいただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。
 それで、市長には言うまでもないですけど、松尾市政11年目になって最初の段階のところから言うと、バイオを山崎で計画していたのを市長、最初の市長選挙のときにやめられたわけです。私は、忘れもしないですけど、あのとき市長が一番最後まで政策、マニフェストをつくるのに迷っていたのがあの項目でした。私は、まだ新人の議員で、何カ月もたっていない状況で、市長から、長嶋さん、これどう思いますかという問いをされました。私は、申しわけないけど、まだ勉強不足で新人で何もわかってないし、ごみなんか扱ったことないから、済みませんがわかりませんとお答えしました。それで、その後やめるという決断をされたというのが経過でございます。その後、市長はやめたのはいいけど、代替案を出すという話の流れの中で、いろいろやっておりましたが、あのとき当時いた課長さんがいろいろ計画を減量方向で、リデュースでつくっていただいていたのがあって、ベースがあったんですけど、そこに、市長は最初有料化はやりたくないとおっしゃったんです。私とか、当時まだ市議だった飯野さんですね、県会議員の。等々が、特に飯野さんの御助言が大きかったと思いますけれど、有料化をやらないとごみは減らせるわけがないということで、そういう話を皆さんでしました。それで、有料化が入って市長が戸別収集をやりたいということで、最初のマニフェストにも書いてあったと思いますが、それで有料化と戸別収集はセットでやるという話の流れで、それだったらある程度見込めるだろうと、減量等がね。3万トン未満にするという約束。これは今泉の焼却炉をまさに閉めることによって、名越が3万トンということでそういう話になっていましたので、そういう流れでした。
 それで、セットでやると言っていた有料化と戸別収集、突然、戸別収集は切り離してやめて、有料化だけやりますという話になっていったわけですけれど、有料化、これも最初は戸別収集をやるからその財源として有料化をやるという御説明だったのが、戸別収集をやめたと言ったときに、今度は焼却炉の基金にしますと。積み立てますと、お金を。それで、使うという御説明をされていました。その後、それも、このたびごみ処理の施設だったら何でもいいという話にどんどんすりかわっていきました。これは、皆さん御承知のとおりであります。それで、焼却炉の話を、戸別収集をやめた段階の次のところで、焼却炉、今度は安定したごみ処理、鎌倉市のごみ処理をするには、焼却炉を確定させて建てることだということは何度も議会の場で御説明をされていました。それは、皆さんもずっと聞いている話ですが、今度突然、焼却炉をやめたという話に変わっていったということです。そこまでそういう流れでよろしいですか、市長。
 
○松尾市長  おおむねその流れだと。
 
○長嶋委員  順番は、今、時系列で書けば一番いいんですけど。それで、今2市1町の広域化の実施計画というのが出てきた段階であります。私が、今一番市長に言いたいことは、私は、もう最初のころは有料化の話とか、ずっとやっていて、そっち側で入ってやっていましたから、そういう最初考えていたような方向性で行くのかなと思っていたのが、二転三転と、私に言わせれば、説明もきちんと市長からないまま裏切られたなと思っています。政策上の松尾市長の一番の裏切り行為だと私は思っていますので、それは、今も前も変わらないですけど、約束したことを変えるなら、ちゃんと説明をしてくださいよという話で、我々議員よりも市民の皆さんにそれを、今までこう言っていましたけど変えさせていただきます。ごめんなさいということを謝ってちゃんと市民向けに説明をしたのかと。特にお金の問題。今でも相当言われます。有料化、戸別収集でやりますと言ったのにやらなかった。それから、焼却炉を立てるためにお金を積み上げました。でも、今度は違う施設、今度、今泉の減容化施設に使うんですかね。そういう話にどんどん変えていきました。一度、そうやって市民の皆さんを前に約束したことをころころ変える、この姿勢こそが、今いろんなことが迷走していること、これごみに限りませんよね。議員の皆さん、よく御存じのことだと思いますけど、それで、職員も困っている。議員も困っている。市民の皆さんもっと困っている。そういう状況が生まれているのを、御自身では、特にごみ問題でいいですけど、どうお考えなんですか。焼却炉をつくると言っていましたよね。4候補地挙げましたよね。1カ所だめだったら、残り3カ所で検討していけばいいじゃないですか。それも、飛ばしちゃったでしょう。それで、さっきありましたけど、深沢の計画が都市計画決定をやる寸前のところで、ごみ処理を置くと言ったからとめちゃったと。そのままで今、来ているわけで、そういう影響もいろんなところに行っているわけですよね。その御説明、市民への謝罪等をしないまま、ころころころころ変えて、今こういう陳情が出てくる始末になっているんですよ。そこの反省をして、ちゃんと御説明と謝罪がない限りは、これを進めようと思ったって、進みませんよ。住民感情から言ったって。そういうことがわかりませんかね、市長は。いかがですか。
 
○松尾市長  これまでも、本会議等でこのごみ処理施策について、方針を変更せざるを得ないという状況になり、変更したということについては、皆様方に大変申しわけなく思っておりまして、その点につきましてもおわびを申し上げてきたところでございます。
 今般、こういう状況の中で、進めているわけでありますけれども、しっかりと鎌倉市のごみ処理施策を安定的に進めていくということについては、やっていかなければならないことでありますから、今とり得る最善の策ということを常に検討しながら進めていくことが私自身、今課せられている責任であるというふうに考えています。
 
○長嶋委員  市長申しわけないけど、その今の答弁は、過去の変えていったときもほとんど同じようなことを言っているんですよ。これまた変わるんでしょうって思っちゃうわけですね、皆さん。議会で説明した、謝罪した、議会で言ったって市民は聞いてないんですよ、そんなの。市民にちゃんとしましたかということですよ。していれば、こんな陳情は出てきません、残念ながら。山崎のときもさんざんやりました。ちゃんと経過を変えたらば、変えます、済みませんと。次に行くにしても、ちゃんとした経過と御説明をきちんと市民の皆さんにしてないでしょう、あなたは。自分でやらなきゃだめですよ。職員にやらせていったのでは伝わらないですよ、そんなの。そんなことわかりませんか。政治家何年やっているんですか、あなたは。伝わらないんですよ、全然。さっき、陳情の陳述のときにはおっしゃったことで、今1,316名の署名がありました。署名を集めて回っていたら、私これ今陳述じゃなくて直接もう伺っていますけれど、ほとんどこの今のこういう計画があることを市民は知らなかったと、ほとんど。焼却炉がなくなったことでもう終わっていると、済んでいると思っていたという人のほうが多かったそうですよ。知らないんですよ、市民は。そういう事態ばっかりなんです。さっきコロナウイルスの件でも内海部長にかなり言いましたけれど、伝わってないんですよ。それは市長の意思がないから。意思があって、ちゃんと市民の皆さんに説明しなきゃ、これ変えるんだったらおわびしなきゃ、ちゃんときちんとそういうあなたの意思がないから、そうやって伝わらないんですよ。ちゃんとした気持ちと意思があって、説明をきちんとわかるように説明すれば、こんな陳情は出てこないんですよ。1,316名ですよ。これゆっくり時間をかけて回れば、もっとふえるはずですよ。これどういう数ですか。山崎のときもそうでした。今回も私、呼ばれて保坂議員と一緒にいろいろ御説明してお話ししたりしました。観光厚生常任委員会の委員全員でも行きました。その声を直接我々聞いていたら、本当に市長の批判ですよ、全部。それは、市長がちゃんと説明なり、謝罪なり、過去の経過の反省等々をきちんと話して自分の意思で伝えないからですよ。焼却炉だって、去年の8月に見に行ったなんて話は、逗子市民聞いたら怒りますよ、はっきり言って。今のままでは、これでやったって何もできないでそのまま行きますよ。ほかのやつも全部そうです。あなたが、政治家としてそういうところを変えない限りは、職員だってみんな困っていますよ。無駄なお金どんどん出ていっているんですよ。何にしたって、北鎌倉隧道だってなんだってそうじゃないですか。北鎌倉隧道も、おなり子どもの家なんて議会で議決したことをひっくり返しちゃったんですよ、あなたが。ごみは二転三転、ぐるぐる回ってきて、それもう反省できないんだったら、本当おりたほうがいいですよ、あなたが。でもあと、残り1年半ぐらい市長がそれ権限を握っているんだから、この間にごみの確定をさせないともう先どうにもならないですよ。小金井市のような事態になるんですよ。小金井市も焼却炉、近隣でやることになったそうですけれど。そこ反省して、また一からこの2市1町の計画、2市1町じゃなくて、そもそも鎌倉市の方針ですよね。今度実施計画、今出ているのを、変えるつもりありませんか、市長は。無理ですよ、悪いけど。どうですか。
 
○松尾市長  2市1町のごみ処理広域化の実施計画ですけれども、逗子市さん、葉山町さんとこれまで協議を重ねて、まとめてきた内容でございます。これを着実に実施していくということが必要であるというふうに考えておりますので、この計画についてしっかり進めていくということを考えております。
 
○長嶋委員  市長が言っているのは、言葉で出ているけど、市民が介在してないですよ、そこに。市民無視なんです。いないんですよ。逗子だって市民の皆さんいらっしゃって、知らないですよ。パブコメ何件あったと思いますか。知らないですよ、圧倒的に逗子の市民なんて。だから、陳情を出したんですよ。葉山の人も知らないですよ。市長のそういう答弁は全く話にならないの。そこに住民が介在していないの。勝手にあなたたちだけで考えて、職員とやっているだけですよ。だから、こういう陳情であらわれるんですよ。
 それで、この協定書がある中で、町内会の方々が反対したらできないという話は委員会でも一般質問でも確認していますけれど、この現状で1,316名の署名がついて、今度陳情が出ていることで、もう今泉の生ごみ減容化施設は不可能ですよね。できると思いますか、市長。不可能でしょう。どうですか。
 
○松尾市長  協議会の方にもお話をさせていただく中で、これまで議論していくだけでは、もちろん賛成という言葉はいただいておりませんし、こうした陳情が出ているとこういう状況は認識をしています。鎌倉市としての考え方、これまでの経過というところを含めて、お話をこれからもさせていただく中で、どのような形でこれができるかというところは丁寧にこれからお話を進めさせていただきたいというふうに考えております。
 
○長嶋委員  だから、もうあなたは、それはもうだめよ。直接住民の方々とあなた何回話したんですか。何人の方と話したんですか。逗子市の人と話したんですか。これできなくなったら、逗子市のほうにも迷惑かけるわけで、もちろん葉山町さんもそうだけど。周りに全部、今度は鎌倉市だけならいいけれど、全部迷惑かけるんですよ。できないものを、もう無理にやったらまたお金も余分にかかるし、職員かわいそうですよ。もうはっきり言って。ずっとこれ市長のころころ変わるのにつき合わされてきて、ここまで来たわけですけど。今回のこの2市1町の実施計画は過去出てきた提案の中で最低ですよ、悪いけど。最低。私は、それなりに西岡委員や吉岡委員とはずっと一緒にやらせていただいているけど、それなりに勉強してきたし、いろんなところへ行って、いろんな情報をとったりして、環境部にも相当フィードバックをしましたよ。自区外処理の話なんて、随分もう10年近く前に私が持ってきた提案ですよ、こんなのは。
 これ、自区外処理でやると言っているんだったら、こんなのやらなくたっていいわけでしょう。住民の皆さんの賛成が得られなければやれないんだから、だったらもう無理でしょう。無理なものを引きずっていつまでやるんですか。山崎のときも私、焼却炉の話のときさんざん住民の皆さんとお話をして、こうですよとさんざん言った、そのとおりにできなかったでしょう。また同じですからね。あなたがそれを捉えられていないというのは、住民の皆さんと真摯に向き合って、相手の気持ちを受け取ろうという気持ちがないからわからないんですよ。職員に聞いてみてください。わかっていると思いますよ。嫌々やらされているからね。市長にはいいことしか言わないかもしれないけど。自分で行って、自分で本当の相手の気持ちを受け取らなきゃだめですよ。受け取ることができたら、無理だってわかるはずです。あなたはそれをわかってないから、いまだにそうやって言っているんですよ。いいですか。それがわからないようだったら、もう大変多くの方々にこの後もこの件で迷惑をかけるんですよ。それ改められませんか。無理ですよ、この今泉の。技術的なこととか道路の問題とかさまざま、崖地で崖のあれとかね。そういう話、陳情にも書いてあるし、自治会さんのこのペーパーにも書いてありますよ。そういうことも含めて難しいというのはありますけど、でもそもそもそういうことじゃなくて、市長の姿勢だと思いますよ、私は。できないの、全部頓挫するのは。場当たりで、ここで当たって、壁に当たった。進めない、こっち行け、こっちもだめ、あっちもだめ。それでしょう。それでしかないでしょう。だから、もういいかげん改めましょうよ。ほかのものは置いといても、ごみはもう時間がないんですよ。間に合わない。名越を延長するという話になったら、それはそれで。それだったら、もうちょっと時間の猶予があるかもしれないけど、それだってお願いしに行かなきゃいけないわけですよ。自区外処理だって、これからやるに当たったら、中継施設の問題は、減容化施設よりもっとにおいがすごいんだから。課題として当然出てくるんですよ。私は、別に焼却炉をつくらなくてやるということは、本当はつくったほうがいいと思うけれど、自区外処理で全部やるというのは、正面から反対はしません。ただ、中継施設を今の名越か今泉につくるんだったら絶対反対です。深沢につくればいいんです。焼却炉やるのもう一度にやるにしても、深沢につくればいいんですよ。
 もうここできれいごとを言ってないで、ちゃんと進めてくださいよ。無理でしょう。できる根拠あるんですか、何か、この計画。もっと細かく突っ込んだら、この2市1町の計画はもう今計画出てきた段階で無理だというのばかりずらっと並んでますよ。それは、自区外処理で民間が契約してくれればできますよ。もうこの今泉の施設ができなければ、この計画はもうないんですよ。ないというかできないんですよ、このとおりには。逗子市、葉山町に迷惑かけるんですよ。鎌倉の住民だけだったらまだね。それはしようがないねって皆さん多少は言ってくれるかもしれないけど、他の町の方々にまで迷惑かけるんですよ。それがあなたの意思の問題だよ。わかりませんか、市長。それもう、いいかげん。どうですか。それでも、まだこれやれると思いますか。やれるとあなたが言うんだったら、ちゃんと住民の意思を聞いてないだけのことで、もう政治家としてそんなのはおしまいですよ、悪いけど。まともじゃない。昔あなたはそういう人じゃなかったと私は思っているけどね、今でも。市議のころは。どうですか。もう無理でしょう。はっきり無理だったら無理と、ここで撤回しますと言ってくださいよ。そうしないと職員がかわいそうだ。無理なんだから。どうですか、もう一度。
 
○松尾市長  示しました鎌倉市で焼却施設をつくらずに処理をしていくという方針転換をさせていただいたというところにつきましては、あくまでも焼却施設をつくるよりも、自区外、もしくは2市1町という形での処理ということのほうが財政面、環境面、そして安定性というところでの優位性があるという判断をさせていただいたところです。この2市1町の協議をしていく中で、おっしゃるようにこの一つ一つ、まだ住民の御理解を得なければ進めない施策ということももちろん入っております。これについては、きちんとこの計画どおりに進めていくということについては、やらせていただきたいというふうに考えています。
 ただ、今御指摘のように、この2市1町のこの計画ということが、何らかのこの鎌倉市の計画についてうまくいかないということで、他の1市1町に、逗子市、葉山町に迷惑がかからないようにというところにつきましては、十分配慮をさせていただいた上で議論をしてきたところであります。この方針転換のときも申し上げましたけれども、自区外というところについては、しっかりと民間企業とも二重三重の担保というところをとりながら、安定的にごみ処理をしていくということは踏まえつつ、この実施計画については、この計画に載っているものを今現時点としては、私としては、しっかりとこれを進めていくと、そのために十分地元の皆さんにもお話をさせていただきたいというふうに考えております。
 
○長嶋委員  じゃあ、何で来年度予算措置をしないんですか。進めるつもりなら予算を入れとけばいいじゃないですか。1年前に削除されているけどね。進めるつもりなら入れればいいじゃないですか。何で入れてないんですか。
 
○松尾市長  そこは、地元の方々の話し合いということをこれまでもしてきましたけれども、十分な御理解というところは得られていないという中で判断をさせていただいたものです。
 
○長嶋委員  じゃあ、もうできないということじゃないですか。できる見込みあるんですか。ここであるならあるって約束してくださいよ。陳情審査しなきゃいけないんですよ。我々、採決。ないと思いますよ。あなたが、まだこれだけ言って気がつかないなら、もう結構ですけど、市政にも、みんなもう本当停滞ですよ、このごみ行政。みんなに迷惑かけているのわかりませんかね、市長。迷惑かけているんですよ、あなたがそうやってかたくなだから。かたくななのか、かたくなじゃないね。中身がないんです。本当にやりたいんだったら、何度も何度も毎週行って、お祭りなんか行ってないで、住民の皆さんのところに話しに行ったらいいじゃないですか。この陳情を出すに当たってだって、皆さん何度も来ていますよ。電話も何度もいただいたり、メールをいただいたり、皆さん。あなたそういうことやっていますか。やってないでしょう。やりなさいよ。そういうことを言うんだったら。前も言ったけどね、そういうことを。あなたの努力ないでしょう。もう悪いけど職員にやらせるという段階じゃないんですよ。これをオーケーもらうには、あなたがそうやって一人一人の住民の皆さんのところをピンポンと回って、説明して回ったらいいじゃないですか。お祭りやイベント顔を出して挨拶することができるのに、それができないんですか。行けばいいじゃないですか。自分が必死になってはいずり回って、住民の皆さんを説得すると、今ここで断言してくださいよ。言えるんですか。時間それだけとって、やってくださいよ、夜討ち朝駆け。そのくらいの気持ちがなくて、どうやって説得できるんですか。山崎の皆さんだって、あなたやってないでしょう。やれるとは思いませんよ。あなたにそんな、そんな気迫ないでしょう。あるんだったらとっくにもう回ってて、こんな陳情出てきませんよ。職員にやらせといたってだめですよ、もう。あなたに対する不信感なんだよ、住民の皆さんは。この件に限らないけど。どれだけ言われるか、外へ行くと。ほかの議員の皆さんも表でいろいろされて活動をされている方、みんな言われていると思いますよ。言われることは一緒ですよ。本庁舎の件と、このごみの問題、特に言われますよ。最後には、市長がだってこれ書いてあるんですよ、市長に言っても全然返答がないと。言われちゃっているんですよ、あなたは。返答がないのは、中身が、あなたが意思がないんだよ。それをどうやって説得するの。職員かわいそうですよ、やらせてちゃ。あなた説得できるんですか。いつまでに説得するんですか、進めていくと言うなら。予算措置なんていつするんですか、補正予算で。それ期限切ってくださいよ、今。やると言うんだったら。
 
○松尾市長  同意を得るということにつきましては、当然、これは相手のあることでありますし、これまで協議をしていく中でも十分御理解をいただくという上で予算化をしていくというふうに考えておりますので、期限を切るというところではないというふうに思っています。
 
○長嶋委員  だめですよ。期限を切ってください。いつまで引き延ばすんですか。ごみの問題ずっと、もう迷走していてとっくに終わってなきゃいけないぐらいの話ですよ。10年やっているんですよ。どうやって、何回皆さんのところへ行って、どういうスケジュールでやりますと今言ってくださいよ。どういう説得をするんですか。うんと言っていただけるようにできるんですか、あなたが。技術的なこともちゃんと頭に入れて、勉強してからちゃんと行ってくださいよ。あと道路を直すとかね。どうやって説得するんですか。その説得方針、言ってみてくださいよ。
 
○松尾市長  これまで今泉クリーンセンターの連絡協議会を窓口に話し合い、私自身も直接話をさせていただきました。地域とはそれぞれ窓口をこうして設けて話を順序立ててしてきているというところがあります。それを飛び越えて私が地域に入っていくということは、これまでの重ねてきた経過というところを考えると、それを同意なしにやるべきではないというふうに思っておりまして、どうやっていくかということも含めて、地域の皆さんと協議をして進めてまいりたいというふうに思います。
 
○長嶋委員  市長、これね、この生ごみ減容化施設の話をするのに住民の皆さんと何回会ったんですか。回数、何回ですか。
 
○松尾市長  連絡協議会の場には2回、私がお伺いをさせていただいております。
 
○長嶋委員  たった2回ですよ。たった2回でこんなものを説得できるわけないでしょう。反対の意思これだけ示しているのに。山崎のときもそうですけど、そんなものでどうやって説得するんですか。あなたが説得しなきゃ、もう職員の説得ではだめなんですよ。だから無理でしょうって言っているの。あなたは、やる意思もないんだから、そうやって。いいかげんにしてくださいよ、もう。それでどれだけのロスと、どれだけのお金がマイナスになって、どれだけいろんな人に迷惑をかけているか、いいかげん気がつきなさいよ。それで反省して変えますと言うか、とことん説得に行くなら、頭下げて土下座して説得に行きなさいよ。その二つどっちかしかないんだから。そんな中途半端にちゃらちゃら言っているんじゃないよ。どうするんですか、このごみ問題。期限があるでしょう、名越。名越の人たちだって、中継所というのは、大町近隣の人たち、絶対納得しないと思いますよ。そこでもまた頓挫しますよ、この計画。
 私は落としどころの話は、谷川課長にも能條部長にもしています。だから、今、変えてやれる方向性を考えて出してください。無理だから。もう一度聞きますけど、とことん自分で説得するのか、それだって何回行くか、ちゃんと後で確認しますけどね。もしくは、もうここでこの計画は考え直しますと言うか、二つに一つですよ。どっちですか。
 
○松尾市長  私としては、しっかり住民の皆さんに御理解をいただくべく、現時点としては、誠意を尽くしてまいりたいというふうに考えております。
 
○長嶋委員  だそうなので。これは陳情は採択して、市長に突きつけるしかないと思います。最後に、小礒副市長に伺いますけれど、ごみお詳しいので。今のこの状況で本当にこの計画、小礒副市長もできると思っているんですか。市長の手前できるって言わなきゃなんないと思うんだけど。どうですか。
 
○小礒副市長  新方針を定めるとき、それからこの2市1町の広域をやるというそういう中で、いろいろともちろん私もそれにかかわって話をしてきましたけど、私の知っている限りのいろいろな疑問点というのは、そういうところにぶつけながらつくってきました。ですから、私としても、今回の新方針、それでこの2市1町の計画については、納得したものだというふうに思っておりますので、これは実現できるというふうに思っております。
 
○長嶋委員  いや、それは、相手が全部オーケーですよと言ったら実現できる話でしょう。名越近隣の大町の住民の皆さんも中継施設いいですよと、今泉の皆さんもいいですよと。逗子市の住民の皆さんもいいですよと、葉山町の方々もいいですよって、住民の皆さんは全部いいですよと言ったらできますという話じゃないんですか。それは、技術的にはできますよ、そんなものは。
 
○小礒副市長  まず、生ごみの減容化施設については、例えば、それができなかったという前提は、今はやるという方向で考えていますけど、それがない場合について先ほどからお話があったように、逗子市さん、葉山町さんに迷惑をかけるかということはお話がありましたけど、それはないというふうに思っています。それは、委員も先ほどおっしゃっておりましたように別の方法がありますので、それは十分可能だと思っておりますので、それと名越の皆さんには今まさにこれからお話をして、もちろん反対という声は聞いておりますけど、お話をするところでありました。これについては、やはり、例えばですけど自区外処理を全量するに当たっても、積みかえ施設というのは必ず必要ですから、市内に積みかえ施設ができなければ自区外処理もできませんので、これは、もう是が非でも御理解をいただくという形になるかと思いますけれど、御理解いただいて進めるという形です。
 
○長嶋委員  積みかえ施設は、私はやるんだったら深沢しかないと思っていますけど。道路の事情で言ったって、柏尾川沿いの深沢のところが一番いいんですよ。近隣に家も少ないし。県道があって、両側から入れて、横が川なんだから、幅があるんだから。そんなのわかりきった話です。
 それで、今、小礒副市長は、今泉の減容化施設がなくてもできると言いました。どうですか、市長。できるんですよ、そんなの。できるじゃないですか。じゃあ、やめましょうよ。もう一回。何で説得しなきゃいけないの。代替のプランがあると、前も7社話していますと谷川課長の答弁あったけど、自信満々に今おっしゃったんだから。何でそれなのにサウンディング調査なんか今やっているのか知らないけど。できると今言ったじゃないですか、小礒副市長。できるんでしょう。じゃあ、もうやめるとここで言いましょうよ、今泉の減容化施設。今、できると言ったんだから。バックアップあるって言った。これ一般質問でも言っているけどね、小礒副市長。できるじゃないですか。じゃあ、やめましょうよ。
 
○松尾市長  できるというのは、これまでも私も答弁させていただいてきたところであります。ただ、この生ごみ減容化施設というところにつきましては、大変ローテクの施設でありまして、費用負担というところも一番かからないというところでは、財政的にも優位性というところがあるということはあります。
 また、この生ごみを減容化するということにつきましては、こうした環境負荷という点でも優位性があるというところでありますから、我々としては、まずは、この計画ということを進めていくことを、この実施計画の中で盛り込ませていただいて進めていきたいというふうに考えているところです。
 
○長嶋委員  それを言うんだったら、優位性があるなら、ちょっと、もう終わりにしようと思ったけど、悪いんですけれど、ここの意見とかにもありますけど、住民の負担がふえるんですよ。前からずっと言っているけど、市長理解してないんですかね。生ごみを週2回分別して、市民の皆さんに出してもらわなきゃいけないんですよ。収集の協力率だって非常に高いんですよ。それできるんですかという話がまずあるんですよ。それと環境にいいと言うけど、コストだってはてなだけど、その分けて出す分を収集して歩かなきゃいけないんだよ。全部、パッカー車なりで。それで中継施設へ持っていくのだってふえるんですよ。そこから外へ持っていくんですよね。生ごみは、減容化施設はそうだけど、CO2のことしかこの環境部やらないけれど、気候非常事態宣言しましたよね。温室効果ガスってCO2だけじゃないんですよ。メタンガスは何十倍もあるんだから、温室効果。ほかのガスだって、CO2より温室効果高いんですよ。その計算全部したんですかと前から深沢の件も言っているけど、それもしないで今の答弁したってだめですよ。ちゃんと細かいデータを出してくださいよ。温室効果ガス全部。いっぱい出るんだから、生ごみ減容化施設って。車何キロ走るんですかという話だよ。葉山町や逗子市のごみもそのうち逗子の焼却炉をとめたら、こっちに持ってきて、そこから中継施設に入れて出すんでしょう。そこの計算まで全部入れてやったらどうなんですかと。それ今答えられますか。大体どこへ持っていくか決まってないでしょう全部まだ。埼玉の寄居に持っていくんだったらすごい距離ですよ。そこの温室効果ガスの計算しているんですか、市長。そこに何トン持っていくんですか。決まっているんですか。決まってないよね。その計算出してくださいよ、今。それ言うんだったら。どっちがいいのか。
 
○松尾市長  寄居に持っていくということも想定した上で新方針を出したときに、CO2換算という中で温室効果ガス発生量ということで、CO2換算で計算をしているところでございます。
 
○長嶋委員  それ、もう一回検証を議会でもしないといけないけれど、そこもはてなです。私、悪いけど。車で、それガソリン車走らないんですよね。市長おっしゃっているんだから。温室効果ガスゼロにするんでしょう。ガソリン車で行かないで、電気のパッカー車、全部やるんですよね。いいですか、それで。
 
○松尾市長  温室効果ガスゼロということで、2050年というところに向けては、当然段階的ということになろうかと思いますけれども、そうした排気ガスというものを出さないということは当然進めていく必要があると考えております。
 
○長嶋委員  それ何キロ走るんですかという話ですよ。圏央道ずっと行くんですよ。70キロあるのか、80キロあるのか。100キロまではないと思うけど。それを往復するんだからね。10トントラックにしたって、あれだけどさ。だからもう悪いけど、言っていることが穴だらけなの。ちょっと突っ込めば幾らでもあるんだから。そもそもだけど、戻すと、ほかの方法でやれます。だったら、もうこれ要らないでしょうと言っているの、生ごみ減容化施設。
 市民の分別、高齢化でもうしんどいですよという意見すごく多いんですよ。そのアンケートだってとってもいないでしょう、市長。すごい言われるんですよ。それよりも戸別収集やってもらったほうがいいと言われるんですよ。お金かかったっていいからって。高齢化ですよ。何%なんですか。知っているでしょう。生ごみ分別して出して、収集して歩かなきゃいけないんですよ。それを市民に協力を仰ぐんですか、全部。ひとり暮らしの高齢者大変ですよ。穴だらけなの、悪いんだけど。副市長ができると言ったんだから、もう生ごみ減容化施設やめましょうよ。だって、できるのにやる必要ないでしょう、生ごみなんて。それより前に、リデュース全然やってないでしょう、施策。リデュース。市長、一生懸命最初のころは、キエーロ売るのも動画を撮ってこうやっていたけど、それだってどこへ行っちゃったのという話ですよ。生ごみなんて全部そういうのでやればなくなるんだから、やる必要ないんですよ。それと、この間気候変動の話で、食品ロスの話をしましたけれど、1人当たり、何だっけ、1日百三十何グラム、年間51キロ。それ、鎌倉市民分なくなったら、8,000トンぐらいになるんですよ、計算。生ごみ減容化施設なんて要らないじゃないですか。そっちやればいいでしょう、それ言うんだったら。減らしたほうがいいんだから。食品ロスなんて出しちゃいけないものでしょう、そもそも。ごみじゃなくて。食品ロスは食べられるものですよ。それが、そんなにあるんですよ。国の統計だけどね。担当課長は、それを当てはめたら鎌倉で8,000トンを超えちゃうからそんなことはないと言っていたけど、そこもきちんと試算を出してみる必要があるけれど。食品ロスをなくしたら、だって生ごみ減容化施設なんて要らないじゃないですか。リデュースをちゃんとやれば、そのくらい飛ばせるでしょう。そういう努力もしないで、そういうことを言ってちゃだめですよ。幾らでも突っ込みどころなんかあるんだから。切りがないよ。こんなこと言っていたら。もう無理なんだからやめましょうよ。断言しときます。できないんだから。私が絶対にと断言したこと全部できないですよ。悪いけど。あなたが先を見越す目が全くないの、政治家として。無理なんですよ。
 副市長も責任ありますよ。詳しいんだったら、もうできるなんていうことを言わないようにしてくださいね。今、自区外処理ならできると言ったけど、それはできるでしょう。
 もう本当にやめる気ないですか。どのくらい期間たったら、半年なのか1年なのか知らないけれど、やっぱりできませんでしたとあなたは言うんですよ。もう目に見えているんだから。そのとき自分で責任をとりますか。責任とってくださいよ。責任をとるということはやめるということです。市長もうやめてください。そこまで言えるんだったら、今、この場で終わります。あなたがこれを進めると、今泉の件だけですよ。それができなかったとき、御自身でもう鎌倉市長はおりますと。そういう覚悟があるんだったら認めてあげます。どうですか、最後。
 
○松尾市長  あくまでもこのごみ処理の問題につきましては、ごみを安定的に処理をしていくということが一番肝要であるというふうに考えています。そうした中で、こうした計画というものをつくってきているところです。現時点では、この広域化ごみ処理実施計画ということをしっかりと進めていくということが私の責任であるというふうに考えておりますので、現時点では、これを進めていくために尽力してまいりたいと考えております。
 
○長嶋委員  そんなことを聞いていません。できなかったときにあなたどう責任とるんですかと。責任をとるつもりありますかと聞いたんですよ。過去もそういう話いっぱいあったけど、何も責任とってないじゃないですか。それで給料を上げる条例ですか。話にならないでしょう。自分の給料ずっと上げてんじゃないですか。申しわけない気持ちがあったら、桐ケ谷さん当選したとき半額だったか、やっていましたよね。今、逗子市の議会では、議員提案で議員の給料を下げるというの出ていますよ。自民党さんたち中心ですよ。そういう姿勢すらないでしょう、あなたは。責任のとり方を言っているんですよ。進めていくつもりでできなかった。私はできないと断言していますけど、できなかったら、あなた責任をどうとるんですか。給料減じゃ済まないですよ、もう。無駄な税金、どれだけ湯水のごとく使っているんですか。ごみだけでも相当使っているでしょう。計算できないや。もう人件費なんかすごいんだから。あなたはどう責任をとるんですか。進めるつもりはわかりましたよ。できなかったときどういう責任をとるんですか。何もできない、かにもできないとずっとできないで来ているでしょう。その責任どうとるんですか。それを聞いているの。
 
○松尾市長  私自身の責任というのは、どうとるかというのは、私自身が決めていくところであります。今は、ここに示した計画ということについて、しっかりと進めていくということが私自身の責任であるというふうに考えています。
 
○長嶋委員  もう話にならないよ。本当にずるいね、あなたね。そういう逃げしかしないんだから。腹くくってやりなさいよ。自分の施策をやりたいんだったら、腹をくくってやりなさいよ、責任とって。北鎌倉隧道だってどうなっているのよ。おなり子どもの家、骨組みじゃない、あんなの。いつやるのよ。あらゆることが全部それだよ。もういいかげんにしてほしいね。ごみはあふれるんですよ、このまま行ったら。どうにもならないですよ。あなた、もうそれで今責任のとり方すら言わないんだから。いなくなっちゃって、ああって、あと誰が困るんですか。本当無責任だよ。本当許せない。これは、市民の皆さん聞いてらっしゃるし、後で動画で流れるから、ぜひ報道のほうも書いていただきたいけどね、新聞もね。本当無責任だよ。あと西岡委員がやられるからやめますけど、本当どうしようもない。職員ももうかわいそうだよ。
 終わりにします。
 
○西岡委員  時間が大分超過して申しわけございません。市長はお時間は大丈夫なんですか。よろしくお願いいたします。
 私は1点だけお伺いしたいと思いました。それは、今泉の減容化施設ですけれども、市長は平成28年に3町内会の会長と鎌倉市長との間で、今泉クリーンセンターの管理運営に関する協定書を結ばれています。この中には、第2条に、今泉クリーンセンターの施設は中継施設として使用するものとし、鎌倉市が中継施設以外の使途を定めようとするときは、3町内会に対し、その目的、施設概要、環境負荷、使用期限等について誠実に説明し、同意を得るものとするというふうに書かれています。市長は、この協定書、これもうできて4年になろうとしていて、今こういう陳情が出てきたわけですけれども、どこまでもこの協定書を遵守していく、守っていくという姿勢をお持ちなんでしょうか。
 
○松尾市長  この協定書を遵守していくということであります。
 
○西岡委員  守っていただけるということは、地域住民の意向を尊重するということですね。理解をしていただく努力をして、地域住民の意向を尊重するということでよろしいですね。
 
○松尾市長  ここにありますように、誠実に説明をして、同意を得るということでありますから、そのように進めていくという形になります。
 
○西岡委員  今、協定書が平成28年5月なんですけれど、では、いつまでその説得を続けて、同意を得る努力をなさるんでしょうか。
 
○松尾市長  いつまでというところにつきましては、これは相手のあることですから、期限が今現時点でここまでというところで切れるものではないというふうに捉えております。ただ、地域の方々にも誠実に説明をして、御理解をいただけるように、私としては努めてまいりたいと考えております。
 
○西岡委員  一応、この協定書の有効期限が平成37年度いっぱいということになっています。ですから、令和7年ということです。あと5年あるんですけれども、5年間、今もうこの協定ができて4年たっています。これから、この有効期限いっぱいまでその努力を続けるということなんでしょうか。
 
○松尾市長  この協定書につきましては、しっかりと遵守をしていくという、この考え方には変わりはありません。その期限ということよりも、当然この定められた期間ということは、それは変わらずに遵守をしていくということになります。
 
○西岡委員  そうしますと、もうこれを守っていたら、名越で今焼却施設終わってしまいますよね。名越の焼却施設は終わってしまいますよね。どうされるんですか。
 
○松尾市長  方針転換のときにお話をさせていただきましたけれども、あくまでも鎌倉市のごみの焼却施設をつくるよりも自区外で処理をしていくということのほうが3視点で優位性があると、こういう結論が出ました。その中で、この2市1町での協議ということを重ねてきたわけでございます。その中で処理をしていくということが、このごみ処理広域化実施計画の中で示しているというところでありまして、その中で、今御指摘いただいたように、鎌倉市の中での施設でこれができないということについては、自区外でのこうした担保をとる中で、進めていくということを考えているところです。
 
○西岡委員  ということは、今泉がこの協定書の有効期限までには、できなければそのまま全量自区外に出す、その選択をいたしますということを、今市長はおっしゃっているということですね。確認です。前にも同じようなことをお答えになっていらっしゃいましたけれども、いかがですか。
 
○松尾市長  そのとおりでございます。
 
○西岡委員  いとも当たり前のように全量自区外に出しますということをおっしゃっている市長の発言を聞いて、本当にもう言葉が出ないぐらい情けない思いでいっぱいなんですけれど。というのは、市長は、私は2009年に議員になりましたけれども、すぐにバイオマスエネルギーの回収施設をやめて、そして、このローテクを使って鎌倉市のごみ処理をしていくんだという方針に転換をされました。それから、もう11年ですよね。先ほど長嶋委員が質疑をされたように、次から次へと方針を転換されて、今日までまいりました。よくなったね、鎌倉市これだけごみ処理行政安定してきたねというのは、一つもありません。失った政策が大きかったなと思います。でも、市長はそれを転換されたんですから、私たちはそれ以上の政策を選びたいと思って、今も観光厚生常任委員会では、鎌倉市の安定したごみ処理施策はどんなものがいいのか、検討するために協議会を持っています。今回も観光厚生常任委員会の視察は3カ所、ごみ処理施設を見に行きました。普通は、福祉関係のところと、ごみのところとずっと一つずつしてきましたけれども、3カ所全部ごみ処理施設を見に行きました。それぐらい私たちも危機感を持っているし、本当に鎌倉市のごみ処理施策を何とかしたという思いでいっぱいです。そうしたときに、この今泉の減容化施設を選んでいいとはなかなか思えません。だから、市長も積極的にぜひともこれをやらせてもらいたいということで説得に動けないんじゃないんですか。本当にこの施設が必要なんですって市長が心の底から思っていたら、もっと真剣に、そこまで住民の協定書も大事にし、住民の思いを尊重する市長だったら、だからこそ説得に、これがいいんだと、この施設が鎌倉市に必要なんだとお思いだったら、説得に動かれるんじゃないんですか。その確証がないから、そこまで動けない。そして全量自区外に出したら、それだけお金だってかかるじゃないですか。生ごみを減らしたほうがいいんですよ。その方策として、市長がこれを選ばれましたけれど、じゃあ、これがベストとは言わないけれども、鎌倉市にとって、今選びとる方策として最善なんだと。その自信も責任もお持ちではないんじゃないんですか。だから、説得に積極的に動けないんじゃないですか。いかがですか。
 
○松尾市長  今泉クリーンセンター連絡協議会と直接私からお話をさせていただく中で、協議会の中で1回目のときでありましたけれども、まずは、それぞれ協議会、代表の方来られていますけれども、地域の御意見というのを集約したいという、なので少しそれで時間をもらいたいというお話でございました。そういうお話をいただいている以上、私のほうからそれを飛び越えるということではないというふうに受けとめまして、私自身がその何か身動きがとりにくいとそういうことではなくて、この協議会での議論ということを私としては、尊重しながら進めているというところでございます。
 
○西岡委員  協議会での議論を尊重して、そして住民を説得する。住民に納得をしてもらって、このごみ処理施設をつくりたいという市長の思いはわかりますけれども、十分わかりますけれども、じゃあ何で1,600名以上の、今になって、協定書ができて4年もたとうとしているときに、それだけの、これ、鎌倉全市でいったらもっとになってしまうんでしょう、今泉のほうからそれだけ多くの方の反対の署名が出てきて、こういう陳情が上がってくるんですか。それは市長、住民の思いを大事にしていることにはならないですよ。もっと早く住民の思いに気がついて、そしてきちんとした手を打つべきじゃないんですか。ただ、今尊重すると言って、待っているとおっしゃっていますけど、それでは解決しないですよね。施設つくれないですよね。本当につくりたいんだったら、市長が動かざるを得ないんじゃないですか。堂々めぐりになってしまうので、市長のお答えはわかりました。協定書を遵守してくださると、住民の意向を尊重するということが確認できましたので、この施設はできないと、今のこの状態ではできないということが確認できたということでよろしいでしょうか。そのように受けとめさせていただきますが、よろしいですか。そして、全量自区外に出すバックアップもあるから心配しなくていいですよと、そういうことなんですね。よろしいですか。
 
○松尾市長  焼却施設の方針転換ということをさせていただいたときに、全量自区外ということとの比較というものをお示しさせていただきました。我々としては、焼却施設を自前でつくるということよりも、自区外で処理をするということが、さまざまな環境の変化などによって優位性があるという結論を見出したというところであります。そういう意味では、考え方としては、今委員のおっしゃったとおりだというふうに思っています。
 
○西岡委員  よくわかりました。ただ、今、外に出すことに私は反対するわけではないんですけれども、2市1町、鎌倉市の責任。市長は環境負荷を考えた、経済的なことも考えた、そして、これ全量自区外に出すという結論になったというふうに、今おっしゃいましたけど、それで市民が納得するか。もちろん、何の政策を掲げても100%ということはありません。それはよくわかります。じゃあ、多くの市民がその政策を支持するか。そうは思いません。というのは、鎌倉の市民は一生懸命分別をしてきて、ごみを減らすことに今も一生懸命になっているからです。その市民が全量外へ出すことになりました。納得しないですよ。今、私のところにも、減量審等で意見をおっしゃっている市民が、西岡さんどうなっているんですかと来ますよ。私たちがやってきた努力が報われる施策を選びとってもらいたい。鎌倉市は、こういうごみ処理施策もう10年間迷走したけど、こういうふうになったんですと、他市に誇れるような、そういうごみ処理施策を選びとりたい。それが鎌倉市の安定したごみ処理施策、イコールそれが鎌倉市の安定したごみ処理施策であってほしいという市民の願いなんですよ。今のこのまま今泉がだめでした。全量外に出します。それが鎌倉市の安定したごみ処理施策でございますと言われても、納得ができるものではないということだけ申し上げておきます。
 以上です。
 
○長嶋委員  今、西岡委員が最後、確認していいですかと、これできないということでって、今泉。それで、今、市長は委員のおっしゃるとおりですと言いましたよね。私がさっきさんざん聞いたのに、そういう答弁じゃなかったのが裏返っているんですよ。ですよね。今、皆さん聞いていましたよね。これちょっと問題ですよ。どういうことですか。委員のおっしゃるとおりですと、今、西岡委員の質問に対して言いましたよね。委員長、確認してくださいよ。
 
○日向委員長  西岡委員からの、私はこういうふうに受けとめてよろしいですかというところの部分ですよね。
 改めて、松尾市長、もう一回答弁をお願いします。
 
○松尾市長  私が頭の中に描いていた、委員のおっしゃるとおりというのは、この生ごみの資源化施設ができないとなると、これを全量自区外で出さざるを得なくなるということだということを私としては捉えて、それはもしできないということになれば、そうなるというふうな形で答弁をさせていただいたものです。
 
○日向委員長  できない場合には、了解が得られない場合には、全量外に出すんですか、そういうふうに考えてよろしいですかというところで、市長のほうは改めて、そういうところでもし出せなければ、全量外に出すという方法でというところで、御答弁されたということでよろしいですね。
 それでは、以上で理事者に対する質疑を終了いたします。
 理事者におかれては、お忙しいところありがとうございました。退席いただいて結構です。
 理事者退出、職員入室のため暫時休憩いたします。
               (19時20分休憩   19時22分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 引き続きまして、原局への質疑でございます。2件一括して質疑の有無を確認いたします。御質疑はございますか。
 
○長嶋委員  今、皆さんお聞きになっていたと思いますが、市長のでたらめな答弁でまた翻弄されなきゃいけないので、本当に皆さんかわいそうだと、私本当に思っております。心からね。
 細かいことだけ聞きます。パブコメ、締め切ってからもう随分時間がたっています。3週間近くたっていますが、何でこれ、きょうここに出てこないんですか。一部だけしか書いてないけど。全部出してもらいたいんですけど。
 
○環境施設課長  50名の方からの意見、それで、それを分類ごとに仕分けをしていまして、今その仕分けが終わりつつある段階で、また、その後それに対しての考え方を2市1町の中で協議をしていく。そういった形で、最終的にこのパブコメということへの回答になるということで、本日のこの委員会に間に合わなかったということで、その点については申しわけないと思っています。
 
○長嶋委員  悪いんだけど、仕事のスピードが遅過ぎ。50件でしょう。500件でもないでしょう。50件なんか、見て分類するのなんか1日か2日あればできるでしょう、そんなもの。民間企業だったら当たり前だよ、そんなの。回答は別に後でもいいですよ。回答集もね。そのあれ、考え方とか。だって、この場で出なければ6月まで出てこないんでしょう。議会でやれないでしょう。見ることはできるかもしれないけど。だって、これ陳情も出ていて、この話をやっているのに、あり得ないでしょう。だって、6月までの間にまた皆さん何か決めちゃうんでしょう。逗子市さんや葉山町さんと協議だってするわけですよね。何で示せないの、そんなの。出た意見だけずらっと並べて渡してくれればいいじゃないですか。何で出せないの。だって議会の場でやらなきゃ意味ないですよ。6月になっちゃうの。
 
○能條環境部長  答えを、対応策を検討するまでには、まだ2市1町の協議も必要ですので、時間がかかるところですけれども、出された意見につきましては、この場でお出しすることは可能です。今回まとめたものを概要ということで資料としてお出ししましたが、出された意見について入力したものだけを出すということは可能ですので、お出しさせていただきます。
 
○長嶋委員  皆さんの意向もあるんですけど、これ別に委員会をもう一回やるんだったらあれだし、所管事務調査もやっているので、その意見だけは、ちょっと出していただきたいと私は思うので、後で委員長諮ってください。
 あと、今サウンディング調査をやっていますよね。自区外処理のための。これ何でこんなのを今やっているんですか。
 
○?橋(謙)環境部次長  広く意見を募っていって、より安定的なバックアップ体制を構築したいということを目的としております。
 
○長嶋委員  この間の答弁で、7社と話をしていると言っていましたけど、そこも含めてもっと相手方の民間企業さんの処理施設とかは、それによってふやしたいとそういう意向でやられているということでいいですか。
 
○?橋(謙)環境部次長  そうです。
 
○長嶋委員  それも、ウエブには載っていますし、私もシェアしときましたけど、そのある程度いろんな地区にある事業者さんに何らかのお声かけはしているんですかね。
 
○?橋(謙)環境部次長  その辺も含めて、当然応募いただかないとお話し合いもできませんので、当然その辺も考えてやっていきたいと思っています。
 
○長嶋委員  多分東京とか、横浜もそうですけど、東京の多摩地区なんてごみ処理進んでいる地域の事業者さんは、非常にいろんなノウハウをお持ちで、そういうところのノウハウがあるとさっきの話じゃないですけれど、非常に自区外処理が安定的に、災害のときも含めて処理できる可能性が高くなってくるので、その町のごみ処理がきちんとできるようになるには、ごみ処理の事業者さんの質と量の問題があって、そこがレベルが高ければうまくいくんです。はっきり言って。自前で持たなくても。そういうところが、ほかの自治体でもあるんです。小金井市なんかは、それでもめたけど、周りのそういう事業者さんがあの辺多いんですね。そういうことがあって進むので、ぜひそれは頑張っていろんな先を探して、拾ってピックアップをしていただきたいと思います。それによって、例えば、知った1社のやられている内容によっては、大幅に進む可能性もあるので、そこは大変期待したいと思うので、ぜひ頑張って事業者さん応募していただいて、公平にやっていただかなきゃ困りますけど、それでお願いしたいと思います。
 それと、今さっき説明のあったやつで、気候非常事態宣言をしましたが、それが、このごみ処理の全体にかかわる将来に向けての影響というのは、どのように捉えておられるのか。気候非常事態宣言との絡みで。
 
○能條環境部長  温暖化対策、気候非常事態というのが地球規模で取り組むべき課題というのは当然御承知のとおりでございまして、全体として温室効果ガスを減らしていくためには、各市町が協力して施設を大規模集約化して、効率化を図るというのも必要だというふうに考えております。運搬にかかるCO2温室効果ガスについても、今後エネルギーの電化と電気の脱炭素化というのは、ゼロカーボンの視点で、もう世界の流れでもありますので、そういったことも国を挙げて進んでいく。市としても積極的にやっていく予定ですので、そこでさらに温室効果ガスの削減に寄与していきたいというふうに考えております。
 
○長嶋委員  その辺もこれから投資家とか、資金がそっち側に大きく流れる可能性も期待を込めてあると思うので、ぜひそこを研究していただいて進めていただきたいんですけど、ただ、一番大前提は先ほど市長のときにも話しましたけど、一般質問でも言いましたけど、リデュースですからね、そもそも。でなきゃ温室効果ガスも何もないんですから。そこが、本当に取り組む気が、この役所はゼロウエストを掲げていながらあるんですかというのがそもそもだけど、先ほどの生ごみ減容化施設だって、食品ロスがなければ、そんなもの必要ないんだから。トン数で言うとね。そこをちょっと、本当にこの役所はプラスチックの話もそうだけど、本当に真剣に取り組む気はあるのかなと、はてなと思ってしまうんですけれど、いま一度リデュースを仕切り直して真剣に取り組んでいただきたいんですけど、レジ袋の有料化とかね。いろいろ出ていますけど、その辺が弱いと思うんですけど、来年度の予算を見たって、何か本気でやる気は見えないけどどうなんですか、それ。
 
○ごみ減量対策課担当課長  リデュースの取り組みでございますけれども、やはり鎌倉市のまずプラごみゼロ宣言を行って、その取り組みといたしまして、マイボトルの推奨ですとか、あとマイバッグの推奨、こういったものは進めてまいりたいと思っておりますし、あと食品ロスの取り組みにつきましても、その辺はこれからも強化をしてきたいと考えております。
 
○長嶋委員  答弁では言うんだけど、形になって出てないんですよ。何度も言うけど。前、その有料化の話の中でやったときに、家庭の生ごみ処理機は本当に一生懸命売る姿勢が見えていましたよ。だけど、今全然見えないの、悪いんだけど。あのときは本当に一生懸命生ごみ処理機、そんな台数売れるわけないって議会でも相当言われながら、私はフォローしていましたけど、そういう姿勢があのときは見えたんだけど、全く今、別に生ごみ処理機を売れと言っているわけでもないんだけど、水切りだって西岡委員なんかも提案が前あったと思うんですけど、全然やろうとしてない。姿勢が見えないんです。水切りするだけで、だって生ごみなんてあっという間に減るんだから、量なんて。最近は100円ショップへ行ったって、生ごみを入れて水を切るパックとかも100円ショップだって売っているわけですよ。そういうことを考えたら、コストだって安いんだし、発生したところで一番減らすのがごみはいいに決まっているんだから、そういう努力が見えないので、ぜひ頑張ってやっていただかないと。姿勢が見えるように。前は生ごみ処理機、一生懸命売ろうと思って頑張っていましたよ、相当。皆さん、もういないけどね、そのときの人たち。だけど見えないから。だから、こんな生ごみ減容化施設なんて言わなくたって、そっちを本当に鎌倉市民、面で展開すれば、こんな施設要りませんよというようになるかもしれないんだから、もうちょっと真剣にやっていただきたいと思います。
 以上で終わります。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 1件ごとに確認をさせていただきます。
 まずは、報告事項についてです。ただいまの報告について了承でよろしいか確認をさせていただきます。
                 (「聞きおく」の声あり)
 聞きおくと確認させていただきました。
 続きまして、陳情第34号についてです。
 委員間討議の御発議はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 それでは、取り扱いを含め御意見をお願いいたします。
 
○長嶋委員  当然、結論を出すでお願いします。理事者質疑をやって、もうできないのがわかっているような答弁をしていながら、はっきり断言をしないという、松尾市長の逃げているだけの姿勢は改めてもらいたいと思っていますので、この陳情を採択して、議会として住民の意思と一緒になって、もうおろしなさいよということを言う必要があると思いますので、結論を出すでお願いします。
 
○西岡委員  私も結論を出すでお願いをいたします。先ほど、理事者質疑をいたしまして、この陳情の結論を出さなければいけないと思いました。
 
○吉岡委員  そもそもこの生ごみ資源化施設、私たち議会にも、それから住民にも何の話もなく予算を計上してきたというところから、やはり本当に問題があるなと思っていますし、住民の方から伺うと、大体が生ごみ処理施設を見学に行ったら、これとんでもないというそういうところの施設を進めるということ自体が非常に問題があるなと思いますし、やはりごみの安定的な処理ということになれば、やはりいろんな課題があるので、今、できなければ自区外に出すみたいなことを簡単におっしゃるというところも、非常に私は憤っておりますけれども、この陳情に対しては結論を出して、議会の意思を示したほうがいいと思っております。
 
○河村委員  結論を出すでお願いします。もう私は、理事者質疑、お二人のを聞いて、市長の御答弁を聞いて、何というんでしょうか、失望いたしましたね。今まで何だったんだろうと。すごい失礼な話だと思いますよ。今回この陳情を出していただいている3町内会を含めて、いろいろさまざま今泉、今泉台、そして岩瀬の皆さんにこれまで御迷惑をおかけしてきて、さまざま説得を続けていくという中にあって、ややもすると自区外処理ありきの中で、話をしているわけですよね。計画があるのに、それを進めようともせず、自区外処理があるからいいや、そんな中途半端な姿勢でやっていたのかと思うと私は憤りを正直感じています。
 私は、理事者質疑はいたしませんでしたけれども、代表質問の中でも聞いたとおり、どこでどういう判断をするんだぐらい聞いていた上で、あの答弁に私は、本当にがっかりしています。そういった意味で、ある種どう判断していいのかわかりませんけど、願意を満たしたという見方もあるのかもしれませんが、私はそうではなくて、しっかりと結論を出して議会側の意思を示すべきかと思います。
 
○伊藤副委員長  私も結論を出すというふうな考え方です。これは、住民の意見をしっかり尊重するということですので、私の意見はそうです。
 
○日向委員長  それでは、全委員の方が結論を出すということですので、採決に移りたいと思います。陳情第34号今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の整備を強行しないことを求めることについての陳情につきまして、採択することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手により、陳情第34号は採択されました。
 暫時休憩いたします。
               (19時39分休憩   19時45分再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
 まず、先ほど長嶋委員のほうからパブコメの件、意見をまとめて出していただきたいというところで、改めて任意資料として資料要求するということで確認させていただいてよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 でき次第、タブレットのほうに配信していただいて、また、その資料は、今後、所管事務調査等の中で使っていくということになるとは思うんですけれども、そういった形で使用していきたいということで、要求するということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、資料要求をすることを確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第15「議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分」を議題といたします。
 原局から説明をお願いいたします。
 
○植地環境部次長  日程第15議案第98号令和2年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分について説明いたします。
 鎌倉市一般会計予算に関する説明書は98ページから101ページにかけて、鎌倉市一般会計・特別会計予算事項別明細書の内容説明は202ページから205ページにかけて、第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は12億5491万8000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、環境運営事業として、一般廃棄物処理施設建設基金の積立金などを、廃棄物処理施設のマネジメント事業として、名越クリーンセンターバグフィルターろ布取替修繕料などを、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境総務担当、ごみ減量対策課、環境施設課、環境センター職員の人件費を、会計年度任用職員給与費として、環境政策課、ごみ減量対策課、環境センター職員の人件費を計上いたしました。
 予算説明書は100ページから101ページで、内容説明は206ページから221ページにかけて、第10目じん芥処理費は24億5451万9000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、ごみ収集事業として、資源物やごみについての収集運搬業務委託料、一般廃棄物指定収集袋作成等に係る経費などを、ごみ資源化事業として、容器包装プラスチック中間処理業務委託料、植木剪定材堆肥化等業務委託料、紙類・布類収集運搬処理売却業務委託料などを、3R推進事業として、3R推進事業奨励金、生ごみ処理機購入費補助金などを、最終処分事業として、焼却残さ溶融固化処理業務委託料などを、ごみ処理広域化計画推進事業として、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会に係る消耗品費を、名越・今泉両クリーンセンターの管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、名越クリーンセンターの焼却施設維持管理業務委託料、今泉クリーンセンターの搬出施設運転委託料などを、名越・今泉両クリーンセンターの収集事業として、収集車両の燃料費や修繕料などを、笛田リサイクルセンター管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、資源物選別処理等業務委託料、運転保守管理等業務委託料などを、快適な生活環境の保全に係る経費は、ダイオキシン類削減対策施設整備事業として、名越クリーンセンター周辺大気環境調査業務委託料を計上いたしました。
 予算説明書は100ページから103ページで、内容説明は222ページから223ページにかけて、第15目し尿処理費は4050万9000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、し尿収集事業として、し尿収集運搬業務等に係る委託料などを、深沢クリーンセンター管理運営事業として、光熱水費、深沢クリーンセンター改修設計業務委託料、保守点検業務委託料などを計上いたしました。
 続きまして、第15項環境対策費に入ります。
 予算説明書は102ページから105ページにかけて、内容説明は224ページから230ページにかけて、第5目環境対策管理費は2億7124万7000円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、公害等対策事業として、深夜花火防止巡回警備業務委託料、自動車騒音常時監視業務委託料などを、まちの美化推進事業として、まち美化清掃活動奨励金、公衆トイレ清掃業務委託料、路上喫煙防止巡回啓発業務委託料、屋内型喫煙所設置等業務委託料などを、海岸清掃事業として、公益財団法人かながわ海岸美化財団への清掃事業費負担金を、次代に向けたエネルギー・環境対策の推進に係る経費は、環境基本計画等推進事業として、カーボン・マネジメント強化事業に係る維持修繕料、不要紙類回収運搬業務委託料、住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等の設置費補助金などを、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境政策エネルギー担当及び環境保全課職員の人件費を、会計年度任用職員給与費として、環境政策課及び環境保全課職員の人件費を計上いたしました。
 予算説明書は104ページから105ページにかけて、内容説明は231ページから233ページにかけて、第10目環境衛生費は1972万円で、快適な生活環境の保全に係る経費は、衛生・害虫駆除事業として、害虫駆除用薬剤等消耗品や、スズメバチの駆除費用の一部補助金などを、動物愛護推進事業として、犬の登録・注射促進協力等業務委託料、動物フェスティバル神奈川2020in湘南負担金などを、鳥獣保護管理対策事業として、有害鳥獣駆除等業務委託料などを計上いたしました。
 予算説明書は128ページから131ページにかけて、内容説明は311ページで、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は11億4682万7000円で、このうち環境部の所管部分、快適な生活環境の保全に係る経費は、海浜保全事業として46万8000円で、サーフ90ライフセービング事業負担金などを計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○日向委員長  ただいまの説明に御質疑ございますか。
 
○吉岡委員  ふれあい収集について、改善するって言っていたんですけれども、その後どうなっているのか。できれば、職員をきちんと配置してやらないと続かないんじゃないかと思ったんですけど。むしろ高齢者とか、障害を持つ方たちは、ふれあい収集を拡大したほうが、私は戸別収集には反対なので、そういうふうにしたほうがいいんじゃないかと思っているんですが、その辺は今どうなっているんですか。
 
○?橋(謙)環境部次長  現在、現状のふれあい収集の改正に向けて準備をしていると。来年度から実施したいと、今準備をしているところです。
 
○吉岡委員  そうすると、前に提示された中身で、職員は退職不補充のままで、新たに置いといていただくと、取りに行くみたいな。要するに、前は安否確認みたいなのをしていましたけど、それはやらないんですね。
 
○?橋(謙)環境部次長  現状のふれあい収集の週1回、声かけして集めるという方法は変えないで、対象を精神障害も含めて拡大してと考えていますので、そのやり方については変える予定はございません。
 
○吉岡委員  じゃあ、少し、いろんな面で高齢者も対象は介護認定とか、いろいろ関係がたしかあったと思うんですけど、その辺は少し拡大をしていただくという方向でよろしいんですか。
 
○?橋(謙)環境部次長  今、考えているのは、居宅サービスを受けているところというのは、現在も対象にはなっていますので、高齢者というより、今申し上げた精神障害、そちらの方々に対してのふれあい収集と考えております。
 
○吉岡委員  その辺は、高齢者のほうももう少し拡大することも含めて、また考えていただきたいというのは要望だけしておきます。
 それと、今、ごみ処理広域化実施計画というか、今、素案が出ていますけど、いろんな今までの論議がありましたけれど、それは、いつまでにいろんな今問題はあるけれども、計画だけは出すということなのかな。それで、それはいつまでに出す予定なんですか。
 
○環境施設課長  先ほどの報告の中でもございましたように、パブコメの意見の集約を2市1町の中でも調整をいたします。それから、審議会にも先日報告しましたが、審議会の意見も踏まえて、この実施計画を取りまとめるということになっておりますので、2市1町との関係もございます。できるだけ早期ということで、今いつということは申し上げにくいんですけれども、できるだけ早期の計画作成ということで考えております。
 
○日向委員長  ほかに御質疑ございますか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員退室のため暫時休憩いたします。
               (19時57分休憩   20時05再開)
 
○日向委員長  再開いたします。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第16その他(1)「当委員会の所管事務調査事項について」を議題といたします。
 休憩中に御協議いただきました所管事務調査につきましては、今のところは、2月定例会閉会までということでしておりましたけれども、さらに調査をしていくということで意見がまとまりましたので、6月定例会の閉会までに延ばして、それまで所管事務調査を延ばしていきたいと思いますので、確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 きょうの報告事項につきましては、また後日、日程調整をさせていただいてやりたいと思います。きょうはここまでしかできないということなので、後日調整をさせていただいて、報告を受けたいと思いますがよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第16その他(2)「継続審査案件について」を議題といたします。
 事務局お願いいたします。
 
○事務局  さきの12月定例会におきまして、閉会中継続審査案件となっているものが8件ございます。先ほど、所管事務調査事項を継続するということですので、そのまま8件の取り扱いについて御協議をお願いいたします。
 
○日向委員長  継続するということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○事務局  ただいま継続審査とすることを確認していただきました8件につきまして、最終本会議において、閉会中継続審査要求を行うことについて御協議、御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ――――――――― 〇―――――――――――――――――― 〇―――――――――
 
○日向委員長  日程第16その他(3)「次回委員会の開催について」を議題といたします。
 事務局お願いいたします。
 
○事務局  次回委員会の開催です。委員長報告の読み合わせの委員会です。3月4日水曜日午前9時半、議会第2委員会室でよろしいか御確認をお願いいたします。
 
○日向委員長  3月4日の9時30分、第2委員会室です。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、以上で観光厚生常任委員会を閉会いたします。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   令和2年(2020年)2月26日

         観光厚生常任委員長

               委 員