○議事日程
令和 2年 2月定例会
鎌倉市議会2月定例会会議録(1)
令和2年(2020年)2月12日(水曜日)
〇出席議員 24名
1番 千 一 議員
2番 くりはらえりこ 議員
3番 池 田 実 議員
4番 久 坂 くにえ 議員
5番 志 田 一 宏 議員
6番 長 嶋 竜 弘 議員
7番 武 野 裕 子 議員
8番 安 立 奈 穂 議員
9番 竹 田 ゆかり 議員
10番 西 岡 幸 子 議員
11番 前 川 綾 子 議員
12番 河 村 琢 磨 議員
13番 森 功 一 議員
14番 日 向 慎 吾 議員
15番 高 野 洋 一 議員
16番 保 坂 令 子 議員
18番 大 石 和 久 議員
19番 納 所 輝 次 議員
20番 山 田 直 人 議員
21番 中 村 聡一郎 議員
22番 伊 藤 倫 邦 議員
23番 高 橋 浩 司 議員
24番 吉 岡 和 江 議員
25番 松 中 健 治 議員
───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
事務局長 大 隅 啓 一
次長兼議事調査課長 木 村 雅 行
議会総務課長 茶 木 久美子
議事調査課課長補佐 笛 田 貴 良
議事調査課課長補佐 岩 原 徹
書記 片 桐 雅 美
書記 菊 地 淳
書記 鈴 木 麻裕子
───────────────────────────────────────
〇説明のため出席した者
番外 1 番 松 尾 崇 市長
番外 2 番 小 礒 一 彦 副市長
番外 3 番 千 田 勝一郎 副市長
番外 5 番 比留間 彰 共創計画部長
番外 21 番 文化財部長
桝 渕 規 彰
番外 6 番 歴史まちづくり推進担当担当部長
番外 7 番 奈 須 菊 夫 行政経営部長
番外 8 番 松 永 健 一 総務部長
番外 9 番 長 崎 聡 之 防災安全部長
番外 10 番 齋 藤 和 徳 市民生活部長
番外 11 番 平 井 あかね こどもみらい部長
番外 12 番 内 海 正 彦 健康福祉部長
番外 13 番 能 條 裕 子 環境部長
番外 14 番 前 田 信 義 まちづくり計画部長
番外 15 番 服 部 計 利 都市景観部長
番外 16 番 樋 田 浩 一 都市整備部長
番外 17 番 廣 川 智 久 会計管理者
番外 18 番 芥 川 忠 消防長
番外 19 番 安良岡 靖 史 教育長
番外 20 番 佐々木 聡 教育部長
───────────────────────────────────────
〇議事日程
鎌倉市議会2月定例会議事日程(1)
令和2年(2020年)2月12日 午前9時30分開議
1 諸般の報告
2 会期について
3 一般質問
4 陳情第28号 観光厚生常任委員会の視察に業者が同席した事実の調査を求 議会運営委員長
める陳情 報 告
5 報告第13号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の 市 長 提 出
額の決定に係る専決処分の報告について
6 議案第77号 市道路線の廃止について ┐同 上
議案第78号 市道路線の認定について ┘
7 議案第79号 不動産の取得について 同 上
8 議案第80号 指定管理者の指定について ┐同 上
議案第82号 耐震診断業務委託に係る損害賠償請求訴訟の提起について ┘
9 議案第81号 飲食用カン・ビン収集運搬及びコンテナ配布業務委託に起因
する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定につい 同 上
て
10 議案第87号 鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制 ┐
定について │
議案第86号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する │
条例の制定について │市 長 提 出
議案第84号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する │
条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第88号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市職員の退職手当に │
関する条例の一部を改正する条例の制定について ┘
11 議案第83号 子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例の制定につ ┐
いて │
議案第89号 鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に │同 上
関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につい │
て ┘
12 議案第85号 鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
13 議案第90号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第12号) 同 上
14 議案第91号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第13号) 同 上
15 議案第92号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第14号) 同 上
16 議案第94号 令和元年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2 同 上
号)
17 議案第95号 令和元年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 同 上
18 議案第96号 令和元年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算 同 上
(第1号)
19 議案第93号 令和元年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 同 上
別会計補正予算(第1号)
20 議案第97号 令和元年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第7号) 市 長 提 出
21 議案第107号 鎌倉市建築基準条例の一部を改正する条例の制定について 同 上
22 議案第105号 鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例及び鎌倉市職員の給 ┐
与に関する条例の一部を改正する条例の制定について │
議案第106号 鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定に │
ついて │
議案第108号 鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の制定に │
ついて │
議案第98号 令和2年度鎌倉市一般会計予算 │同 上
議案第99号 令和2年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特 │
別会計予算 │
議案第100号 令和2年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算 │
議案第101号 令和2年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算 │
議案第102号 令和2年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算 │
議案第103号 令和2年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算 │
議案第104号 令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算 ┘
───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
1 諸般の報告
2 会期について
3 一般質問
───────────────────────────────────────
鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (1)
令和2年(2020年)2月12日
1 2 月 12 日 市長から、次の議案の提出を受けた。
報 告 第 13 号 道路管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分
の報告について
議 案 第 77 号 市道路線の廃止について
議 案 第 78 号 市道路線の認定について
議 案 第 79 号 不動産の取得について
議 案 第 80 号 指定管理者の指定について
議 案 第 81 号 飲食用カン・ビン収集運搬及びコンテナ配布業務委託に起因する事故による市の義務
に属する損害賠償の額の決定について
議 案 第 82 号 耐震診断業務委託に係る損害賠償請求訴訟の提起について
議 案 第 83 号 子どもがのびのびと自分らしく育つまち鎌倉条例の制定について
議 案 第 84 号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条
例の制定について
議 案 第 85 号 鎌倉市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 86 号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 87 号 鎌倉市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 88 号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市職員の退職手当に関する条例の一部を改正
する条例の制定について
議 案 第 89 号 鎌倉市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 90 号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第12号)
議 案 第 91 号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第13号)
議 案 第 92 号 令和元年度鎌倉市一般会計補正予算(第14号)
議 案 第 93 号 令和元年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)
議 案 第 94 号 令和元年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議 案 第 95 号 令和元年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
議 案 第 96 号 令和元年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
議 案 第 97 号 令和元年度鎌倉市下水道事業会計補正予算(第7号)
議 案 第 98 号 令和2年度鎌倉市一般会計予算
議 案 第 99 号 令和2年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
議 案 第 100号 令和2年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
議 案 第 101号 令和2年度鎌倉市公共用地先行取得事業特別会計予算
議 案 第 102号 令和2年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
議 案 第 103号 令和2年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算
議 案 第 104号 令和2年度鎌倉市下水道事業会計予算
議 案 第 105号 鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例及び鎌倉市職員の給与に関する条例の一部を
改正する条例の制定について
議 案 第 106号 鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 107号 鎌倉市建築基準条例の一部を改正する条例の制定について
議 案 第 108号 鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の制定について
2 1 月 8 日 議会運営委員長から、次の陳情について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
したい旨の届け出があった。
陳 情 第 28 号 観光厚生常任委員会の視察に業者が同席した事実の調査を求める陳情
3 1 月 27 日 市長から「採択された請願・陳情の処理状況」について報告を受けた。
4 陳情3件を陳情一覧表のとおり受理し、付託一覧表のとおり各常任委員会に付託した。
5 1 月 30 日 東京都において、全国市議会議長会地方行政委員会正副委員長会議及び第155回地方行
政委員会が開催され、久坂議長及び大隅局長が出席した。
1 月 31 日 小田原市において、第248回神奈川県市議会事務局長会議が開催され、大隅局長が出席
した。
2 月 4 日 平塚市において、令和元年度第2回湘南地方市議会議長会が開催され、久坂議長及び
大隅局長が出席した。
2 月 6 日 東京都において、市議会議員共済会第119回代議員会が開催され、久坂議長及び大隅局
長が出席した。
6 監査委員から、次の監査結果報告書の送付を受けた。
1 月 10 日 令和元年度令和元年10月分例月現金出納検査結果報告書
〃 令和元年度令和元年10月分鎌倉市下水道事業会計例月現金出納検査結果報告書
───────────────────────────────────────
令和2年(2020年)鎌倉市議会2月定例会
陳 情 一 覧 表 (1)
┌─────┬────────────────────┬───────────────────┐
│受理年月日│ 件 名 │ 提 出 者 │
├─────┼────┬───────────────┼───────────────────┤
│ 2.1.29 │陳 情│江ノ電バスの運行経路変更につい│藤沢市 │
│ │第 32 号│ての陳情 │沖 山 登志雄 │
├─────┼────┼───────────────┼───────────────────┤
│ 2.2.3 │陳 情│鎌倉市公共施設再編計画の見直し│鎌倉市 │
│ │第 33 号│についての陳情 │加 来 保比古 │
├─────┼────┼───────────────┼───────────────────┤
│ 2.2.4 │陳 情│今泉クリーンセンターを候補地と│鎌倉市 │
│ │第 34 号│する生ごみ資源化施設の整備を強│佐 藤 卓 司 他633名 │
│ │ │行しないことを求めることについ│ │
│ │ │ての陳情 │ │
└─────┴────┴───────────────┴───────────────────┘
配 付 一 覧 表 (1)
┌─────┬───────┬────────────────────────────────┐
│配付年月日│ 配 付 先 │ 件 名 │
├─────┼───────┼────┬───────────────────────────┤
│ 2.2.12 │総務 │陳 情│江ノ電バスの運行経路変更についての陳情 │
│ │常任委員会 │第 32 号│ │
│ │ ├────┼───────────────────────────┤
│ │ │陳 情│鎌倉市公共施設再編計画の見直しについての陳情 │
│ │ │第 33 号│ │
│ ├───────┼────┼───────────────────────────┤
│ │観光厚生 │陳 情│今泉クリーンセンターを候補地とする生ごみ資源化施設の │
│ │常任委員会 │第 34 号│整備を強行しないことを求めることについての陳情 │
└─────┴───────┴────┴───────────────────────────┘
(出席議員 24名)
(9時30分 開議)
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 定足数に達しましたので、議会は成立いたしました。
これより令和2年2月鎌倉市議会定例会を開会いたします。
本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。12番 河村琢磨議員、13番 森功一議員、14番 日向慎吾議員にお願いいたします。
────────────〇─────────────〇────────────
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
内容は配付いたしましたとおりであります。
ただいまの報告に御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
────────────〇─────────────〇────────────
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 日程第2「会期について」を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月19日までの37日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、会期は37日間と決定いたしました。
────────────〇─────────────〇────────────
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 日程第3「一般質問」を行います。
質問の順序は、1番 松中健治議員、2番 長嶋竜弘議員、3番 千一議員、4番 くりはらえりこ議員、5番 竹田ゆかり議員、以上の順序であります。
まず、松中健治議員の発言を許可いたします。
なお、松中健治議員から一般質問に際し、追加の資料を持ち込みたい旨の申し出があり、議長職権により資料を配付させていただいております。
|
|
○25番(松中健治議員) それでは、質問に入らせていただきます。
昨年の12月議会では、大変御迷惑をかけました。初めての激しいインフルエンザに襲われて驚いたわけでありますが、医師の指示では最低1週間は休むように言われました。議会があるから出席したいと言ったら、救急車に乗ることになり、病院で隔離になると。さらに高齢者であるから、私は古希過ぎまして、77歳を過ぎまして、もうすぐ78歳でありますが、高齢者であるから肺炎になることがあるので、回復後1週間は注意が必要だと言われたので、初めての経験だったもんですから、私はどうなるかと。3日間は大変、これは深刻なことになるかなと思ったんですけれども、無事このように戻ってまいってきたような気もするんですが、しかしことしに入って、今回のコロナウイルスの新型肺炎を考えると、いろいろ考えさせられます。新型肺炎は中国による初期の情報隠蔽、あるいは隠蔽体質ですね。それから情報操作が大きな悲惨な事態を招いたと私は考えております。現在、そういうことで、このコロナウイルスを考えますと、まだ非常に拡散しているようでございますが、せんだって、現在、県立近代美術館鎌倉別館では、関根正二展という展示会が行われておりますが、関根正二は、二十歳で亡くなりました。そのすばらしい作品の量には感動をしたわけでありますが、そのとき、司会の館長のほうから、関根正二が亡くなられた原因は、当時、世界にスペイン風邪が流行していて、それで当時の人口は世界で30億人ぐらいしかいなかったのかもしれませんが、4000万人ぐらい死んだと。あるいは日本では人口が4000万人ぐらい、死んだのが39万人、約1%ぐらい亡くなられた、大変な事態だったと。そのスペイン風邪でこの二十歳で亡くなられた、すばらしい作品を残して亡くなった関根正二、それで、私はスペイン風邪というのを初めて、要するに名前は聞いていたんですけど、一体どの程度かというのをちょっとネットで調べてみたら、これはもう今の現在の新型肺炎の比ではなくてもっとすごいと。そういうような事態が来ると、もうこれは世界的に広まるともう大変なことになって、当時、第一次世界大戦が早く終わったと言われるくらいすごい広がりを示した。
そういう中で、今回のコロナウイルスの、特に中国ですけれども、日本にもかなり影響があったんですけれども、市長自身はどんな感想を持つか、何かありましたらお答えください。
|
|
○松尾崇 市長 新型コロナウイルスの流行ということに関しましては、今冒頭ありましたように、どのような形で広がっていくかというところが、当時、特に年明けのころにはなかなか情報等も少ない中で、ただそうした情報ということを的確に捉えながら、本市としてもやはり外国人観光客の方が多く来られている、そうした市でありますから、未然に防いでいくこと、また、仮に鎌倉で発症ということがあったときに、それ以上の拡散を防いでいくということ、このあたりに細心の注意を払いながら、情報収集していったところでありますけれども、やはりこうした事態というところについては、なかなかいろいろな情報が錯綜するところがございますので、市民の皆様に関しましては、やはり正しい情報を的確に捉えて、冷静な判断をしていただくというところについて、我々としては注意をしてきたところであります。
おっしゃるように、中国の問題、またスペイン風邪と言われるほかの国が隠蔽していて、スペインだけがそうした情報をそうして出したことによって、こうした名前がついたというふうに記憶をしているところでありますけれども、こうしたなかなか隠蔽体質みたいなところも含めた上で、やはり最悪の事態ということの想定をしておく必要があるんだろうなというふうに考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) そういう意味で、これはせんだって我々の仲間でグリーンサークルというのがあるんですけれども、そのメンバーの中に日本、あるいは世界的に権威のある学者である遺伝子学研究所長をなさった方がメンバーにいるんですけれども、会話の中で、その今度のコロナウイルスについて、いろいろ聞いてみたら、ウイルスというのは、一体どういうことなんだかよくわからなかった。それで、中に入って、それが拡散していって、その中に遺伝子とか、あるいはDNAが入っているかもしれないけど、何か生物じゃないみたいな、よくわからないけれども、ちょっとその話を聞くことによって、非常にそういうものに対して、そして一番問題なのが、変異をするということですね。ある程度まで、例えば、私がかかったインフルエンザはA型だということでA型、B型、C型があるようですけれども、そういった中で、今度の新型肺炎と、今度は肺炎になるわけですね。インフルエンザにかかった後、肺炎になるという、一気に肺炎というようなことなんですけれども、そこでその拡散の仕方の脅威というものを考えた場合、一体これはじゃあ私がなったインフルエンザはどういう位置にあるのかと。一応3日間は絶対安静にして、大変これはどうなるかと思ったんですけど1週間たつとおさまってきて、さらに高齢だから、肺炎を注意するように言われたんですけれども、今回、一気に肺炎になると。肺炎になるんだけれども、今度、指定感染症ということで指定されると言うんですけれども、そんなことを聞いていて、じゃあ鎌倉でよく聞かれるんですけど、もしそのようにもしかと思ったとき、どこへどういうふうに、どの病院が、鎌倉には指定病院があるかどうかとかそういうことを聞かれるんですけど、その辺の、まず指定病院が鎌倉にはないですね。この前、徳洲会の会合で一緒に話したら、徳洲会は指定病院じゃないから、送られても。ただ丁寧には説明するけど、指定病院じゃないというようなことを聞いて、あそこは指定病院でなければ鎌倉はどこか今回の新型肺炎に関しての指定病院というのはあるのかと。インフルエンザだったら、私の主治医なんかがそれなりの対応をしてくれるんですけど、その点はどういうふうになっていますか。指定病院は鎌倉にはないと、これはないから、そうしたら保健所に問い合わせるとか、あるいは福祉事務所に問い合わせるとか、鎌倉市としてはどういう対応、そして病院のないことはきちんともうそういう病院がないなら、どこどこにどうします。あるいは中にこのようにするとか、その体制はどうなっているでしょうか。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 今、議員御指摘のとおり、今回のコロナウイルスに限っての指定病院というのは、鎌倉市には今現在ございません。ただ、感染症の指定病院ということで、第1種、第2種とあるんですけれども、第2種の感染症指定病院というのは、神奈川県の中には八つの病院があります。現時点では、その第2種の感染症の指定病院に恐らく行くことになるだろうということでございます。
現時点では、直接行く病院というのはないんですけれども、まずは保健所のほうに連絡をしていただいて、保健所のほうで疑い例があると、こういったような判断がされた場合には、帰国者・接触感染者外来というのを今保健所のほうで指定することを検討していますので、最初はそちらのほうへ行っていただくということになるというふうに考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) 鎌倉には指定病院がないと。しかし、これ第2種というんですけれども、何か最近、HIVとかエボラの感染、これが第1種だろうと思うんですけど、その薬が効くということ。その薬が効くとなると、今回の新型肺炎は、第1種じゃないかと思うくらい我々には理解しにくい。それで、中国のほうがあのような事態になっている。その観光客、全く中国の客が来てないような状態、これは各地観光地としては悲鳴を上げているところもあるようですけれども、中国語をしゃべるからといっても、台湾の方は対象じゃないんですね。うつっていたら別ですけれども、台湾は鎌倉に、四、五十万、年間来訪客がいるわけですから、非常に間違えやすいんですけれども、そういう意味で非常に取り組みが難しいところがあると思うんですけれども、その指定病院がないというと、要するにSARSのときでしたか、鎌倉も一応用意したような体制をとったと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 前回の新型インフルエンザの対応のときでございますけれども、平成21年ごろだったという記憶がございます。その当時は、鎌倉市がその対応をするという事務分掌がございました。そのときは野村総研跡地のほうに発熱外来を設けまして、患者さんがいらしたときには、その野村のほうで対応をするというような形で対応をしていたところでございますが、その後、このインフルエンザの所掌が神奈川県のほうに移りましたので、今回のコロナの対応については、直接的には神奈川県のほうが中心となって対応しているという状況でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 市のほうがそういう場合でなくてもどこへ問い合わせたらいいかというようなときには、こちらのほうに問い合わせてもらいたいとかいって、それで中継ぎをするようなことを考えたほうが親切じゃないかと思うんですね。私もそれを聞かれて、考えてしまったんですけれども、そのインフルエンザに対しては、私自身かかって、それなりのお医者さんのほうに行けば対応してくれますけれども、とにかく目に見えない恐怖感というのは持っていると思うんですね。それと、要するにマスクが足りなくなった。マスクやらないよりもやったほうがいいという程度の感じになっているようですけど、それよりも接触、例えば、体内のほうに入っているんだったら、皮膚に感染するとか、手すりからうつるなんていうのが最近非常に言われているんですけど、そういうことを考えた場合、学校のほうではどういう対応の仕方を考えているか。その辺いかがでしょう。
|
|
○佐々木聡 教育部長 学校におきましては、インフルエンザ対策と同様に手洗い、うがい、また、せきエチケットに心がけるなど、感染症予防として指導をしているところでございます。教育委員会といたしましては、新型コロナウイルス対策会議で共有された情報や決定事項を学校に提供するとともに、学校でもその決定事項の対応を行うような共有を図っているところでございます。
|
|
○25番(松中健治議員) そういう意味で、新型肺炎の対応の仕方なんですが、ドローンで警告を、ヘリコプターで流すと上のほうですけれども、ドローンを利用するというようなことをテレビなんかで見ていて、ドローンというものがこういうところにも使われているんだなと。いろんな展開の仕方があると思うんですけれども、災害時のときなんかも非常にわかりやすいと。後ほど、このドローンによります災害時の実態の配信はしておりますので、それを見ていただくように、後で質問のときにしますけれども、このドローン協会をつくるとき、いろいろお手伝いしたものですから、そういう意味でDVDを見せていただいて、いろいろ検討をする。ただ、訓練所とか一緒にこれから市のほうも対応していく上には技術を磨かなきゃいけないと、そういう意味で消防のほうでもドローンは扱っていると担当のほうから聞いたんですけれども、その辺のことを御答弁いただきたいと思います。
|
|
○芥川忠 消防長 消防でもドローンを活用しております。災害時に有効に活用できるように平時から消防職員の操縦資格者の養成を図るとともに、飛行訓練を実施しているところでございます。訓練場所につきましては、山崎浄化センターの敷地内を利用しまして、年間を通して実施できるよう、国土交通省からドローンの飛行に関する許可、承認を得ているところでございます。
また、今後につきましては、鎌倉市と災害時において被害の軽減及び早急な復旧・復興に資するため、協定を締結している鎌倉ドローン協会と継続して合同訓練を行うなど、連携強化に努め、災害時の初動体制の確立に万全を図っていこうと、このように考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) ぜひこれは技術を磨かないと、経験がないと、あるいは許可制になっているということも聞いておりますので、これは消防にとっても海岸とか海水浴のシーズンとかいろんな形で利用できるだろうと思うんですけれども、防災的な意味の対応の仕方は防災安全部のほうが窓口になっているんで、技術的な意味とかそういう意味では消防のほうなんですが、防災のほうはどのような考え方をとっているんでしょうか。
|
|
○長崎聡之 防災安全部長 ドローンの活用状況でございます。先ほど御紹介ありましたように、災害情報の収集方法として非常に上空からの映像の有効性というものが指摘されているという状況でございます。一般社団法人鎌倉ドローン協会とは平成29年12月に協定を締結いたしまして、協力体制の確保をしているところでございます。
先ほど御紹介ありましたように、これまでも総合防災訓練、あるいは消防出初め式を初め、さまざまな場面でドローンの実演や展示を行っていただいております。昨年の台風第15号、第19号の被害を受けまして、鎌倉ドローン協会にボランティアで映像撮影を行っていただきまして、倒木被害等について、上空からの映像を確認することができたという状況でございます。
今後も先端技術の活用によります迅速な初動対応と応急・復旧態勢の確保を図るためにドローンの活用について取り組んでまいりたいと、このように考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) このドローンの活用がこれからいろんな意味で広がっていくと思いますけれども、このドローンの写真を見ていただくとわかるんですけれども、非常に鮮明に写るんですね。鮮明に写るんで最初のころは難しいななんて思ったんですけど、見せてもらって、大変きれいな画像になっておるんですけれども、その画像を見ていて、捉えられているのは、御成小学校の旧講堂の上のとんがり帽子、あそこの屋根が壊れていたということでお伝えしたら、早速直したようですけれども、その辺のことというのはそういうものでないと、目視ではなかなか私もわからなかったんですけれども、その辺はいかがなんですか。もう完全に直して、一応この御成小学校の旧講堂の改修工事はこれから進めていくということでよろしいんでしょうか。
|
|
○佐々木聡 教育部長 台風19号の影響によって、御成小学校旧講堂の塔屋の破損状況につきましては、今、議員御指摘のようにドローンが撮影した上空からの画像によって地上からではわからない損傷状況等を把握することができまして、修繕手法や緊急度、優先度検討の参考とすることができまして、現状は応急処置は終了しているところでございます。旧講堂の耐震改修工事については、別途工事を進めていく予定になっております。
|
|
○25番(松中健治議員) ぜひとも多方面に活用が可能なドローン、またドローンの時代がもっともっと進んでくるだろうと思うんで、それはこれからも取り組んでいただきたいと思います。
それと、昨年台湾のほうに案内をいただきまして、視察に行ってまいりました。台湾の最南端、屏東県というところへ行きまして、向こうのほうを見たら、プラスチックのあれなんかは流れ着くんだろうというふうに思うわけでありますが、鎌倉にとってもこのマイクロプラスチックの問題というのが非常にこれから大きな問題になるし、この海のことまで取り上げて、実態はどうなっているかというと、これは影響も大きいんですけれども、そこでプラスチックの一つの問題として、屏東県のほうであそこはタピオカの生産地であるわけですね。タピオカの生産地でありますので、最後にタピオカが出たし、またタピオカといってもいろいろな形の中でサクラエビがとれるから、サクラエビをまぜたタピオカがありますとかいろいろ案内されて、いろいろあるんだなと思ったんですけど、そのタピオカを飲むときに知事が我々はSDGsの関係で、プラスチックのストローからサトウキビのストローを使っているんだというのを、そしたらホテルの方がそれを見たいというか、欲しいと言ったら、これはネットでも出ておるんですけれども、これがタピオカは屏東県が原産地みたいなところで、それでサトウキビは御存じのように台湾は有名なんで、そのサトウキビのあれを使ったストローの大きいタピオカを飲むと。そういう意味では、みんなそれなりにその地では努力をしているんだということで、台湾に詳しい千田副市長にそのことをお話ししたんですけれども、そういう意味では、どのような感想を持つか、何かおっしゃってください。
|
|
○千田勝一郎 副市長 私も台湾に12年おりました関係上、台湾とは非常に縁を感じるところでございます。また、サトウキビの台湾の生産というのは、もとをたどってみれば、日本の統治時代に後藤新平、あるいは新渡戸稲造がサトウキビの生産に携わって、一大生産地になったということもありまして、岩手県の私の同郷の偉人がそういったことに携わっているということで、大変思いをはせるところでございます。
お話がありましたサトウキビの搾りかすによるストローに関しましては、これはプラごみゼロ宣言を掲げる市としても大変有効だと考えておりますし、紙と比べても水への耐久性という点では紙よりも強いところがございますし、あるいはそもそも原材料として新たに何かの資源を使うということではなくて、本来、ほとんど廃棄されるサトウキビの搾りかすを使うという点で資源の観点からも有効活用の観点からも大変すぐれているものだと思います。このような点から、そういったプラスチック代替の一つの手段として普及啓発を進めていきたいと、このように考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) サトウキビ、あるいはタピオカの原産地ということで台湾を一つの例として挙げたんですけれども、テレビでこの前、かんなくずをストローにしているのも、これはいろんなその土地で工夫をしているんだなと思うわけでありますので、これはそういう意味でマイクロプラスチックの一つのきっかけですね。要するにSDGsを考えた場合、やっぱりいろんな宣言、気候非常事態宣言をしても、あるいはSDGsの取り組みをするにしても、一番大事なことはやはり隠蔽体質とか情報操作というのが一番これは大きな課題なんですね。
これからは、SDGsの各論に入っていった場合、総論では誰も反対する人はいないと思いますけど、各論のところでいろんな一つのプラスチック、マイクロプラスチック、要するにもう大分問題が大きくて、鎌倉でも私、科学博物館ですか、鎌倉でシロナガスクジラの赤ちゃんが、そして体内にプラスチックの破片が入っていたというのを見ました。そういう意味で、これは真剣に考えなきゃいけないということで、とりあえずストローというのも一つのきっかけだろうと私は思うんで、一つ一つ各論の形の中で形づくっていくのが大事だろうと思います。ぜひともそういう意味では、取り組んでいただきたいと思います。
それと、防災のほうですが、第一中学校の斜面地につきまして、これは逗子のほうで、あそこも通学路なんですかね、亡くなったので、これは教育委員会のほうに質問する前に第一中学校の問題を含めて感想を市長のほうに今回、ああいう事件になっている、逗子のほうは市という問題よりも、あそこは許認可権者が県であり、そして何か国土交通省のほうが調べにくるというようなこともあるんですけど、これは緊急性を要しますので、市長のほうはどのような考えを持っていますか。よろしくお願いします。
|
|
○松尾崇 市長 第一中学校の通学路の斜面地の安全対策についてですけれども、従前より危険性ということを御指摘いただく中で、神奈川県とも調整をしてきたところであります。なかなかその調整に時間もかかっているところがありますけれども、一刻も早く安全対策をということで、何ができるかという視点で取り組みをしているところです。民地であるというところが一つ大きな課題にはなっておりますけれども、何とかそれを乗り越えてできるだけ早期に安全対策ができるように引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) 教育長のほうは通学路ということで、対応の仕方は真剣に考えないと、逗子の例がありますので、その辺はいかがでしょうか。
|
|
○安良岡靖史 教育長 これまで第一中学校の通学路につきましては、落石防止の工事を行ってきた経過もございますので、今後とも市長部局の協力のもとに安全対策を早く進めていきたいというふうに思っております。今、堆積している土砂の除去につきましては、緊急を要することがございますれば、除去する方向で業者と連携はしてまいりたいというふうに思っております。
|
|
○25番(松中健治議員) 要するに、民有地だとかいう問題ですけれども、道路というものが、つまり道路の保護という考え方、通学路の保護という考え方をとらないと、これは裁判になったときに、そこを使わせてもらっているという市のほうの考え方からいったら、そういう危険な斜面地は市のほうの対応とか、あるいはそこは県のほうが風致保安林ということで保安林なんですね。そういう意味で非常に責任をどこだというのをはっきりしないと、そういうことでは対応がもうおくれて、崩れるまで待っているようなところがあるので、私もう何年も前からこの問題は取り上げています。そういう意味で、これはもう基本的には窓口は防災安全部のほうになっておりますが、手続的に事務的な考え方としてはどういう考え方を持っているかどうか。よろしくお願いします。
|
|
○長崎聡之 防災安全部長 御指摘のとおり、当該斜面は民有地ということで、これまでも法的な課題について関係部局、あるいは専門家の意見を聞いてきたところでございます。
あわせまして、これまでの工事の経過や契約内容につきまして、過去にさかのぼって洗い出しを行って、整理をしたという状況でございます。その結果ですが、道路沿いの民有地は土地所有者の責任で安全対策を実施することがこれは原則ではございますが、当該斜面に限っては、市がこれまでの経過を踏まえて、安全対策を実施する必要性が高いというふうに考えておりますので、できるだけ早期に結論を出して、対策に着手をしたいとこのように考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) とにかく責任は、私は最終的に市長にあると思いますよ。市長が先頭にならなければ、それはもう国でも何でも動かないですよ。要するに地元の一番の責任者は市長なんですから、これは私だったらすぐ国土交通大臣とかまでいろんなパイプがありますから行くけど、私が行くような立場じゃないけど、場合によってはそういうことも考える場合もあるんですけど、鎌倉にはやっぱり関係者が、公明党の議員が3人もいますから、いつでもその気になれば、直訴ができるんですよ。ああいうケースはね。その辺考えないと、私は大変なことになると。もう実態としては崩れているんですよ、あれは。
それで、小坪側のほうが大工事やっているんですね。何で鎌倉側ができないかといったら、県議会議員や国会議員が力がないのよ。市長も一緒に行ったと思うんですけど、国道134号線ですか、行ったら、麻生さんはそれは地元の国会議員のやることだともう一蹴されましたよ。だから、鎌倉で一番責任あるなら、やっぱり市長が国会議員に頼むと、今の国会議員がどうにも使い物にならなかったら、国土交通大臣までいくパイプがあるだろうと思うんで、ぜひやってもらいたいと思います。それは申し上げておきます。
次、阪神・淡路のときの地震に備えて地震火災、これは私、今回材木座の自治連合会の新年会で津波のことを言うんですが、津波だけ考えちゃだめだと。だめって、そりゃ津波考えちゃいけないというわけじゃないんですけれども、私、地元にかつて郷土史料家の金子晋さんという方がおりました。金子晋さんというのは、弟さんが葉山町長だったんですが、名前が違うんですけど、とにかく関東大震災の経験をしたとき、火事だと。火事でどこへ逃げるかといったら、横須賀線の線路へ逃げたと。そうすると、あそこが緩衝地帯になっていて、ああ、どれほど助かったかわからないっていう話を聞いたわけですね。ですから、地震火災のときには、やはり津波のルートを幾ら考えたって、火災は同時多発火災なんですよ。どこかで幾つも同時に発生する可能性があるんです。それから、阪神・淡路のときには津波はなかったんです。崩壊と要するに火災なんですね。それから東北大震災のときには、津波火災というのがまたあるんですね。その辺、鎌倉の場合には漁港が多少ありますから、油があるかもしれませんけれども、やはり火災をどのように考えるか、この火災に関する議論というのは津波だとか、あるいは避難所とかそういうことを言うんですけれども、これは消防長のほうに聞いたほうがいいのかな。火災が同時多発したときに、逃げるような場所というのはこの旧市内のような場合はどこにあるんですかね。
|
|
○芥川忠 消防長 地震火災によりまして、火災が多発した場合は、広域避難場所、これ市内に17カ所あるかと思うんですけれども、こちらのほうに避難するべきだというふうに考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) 広域避難場所は、どこにあるんですか、鎌倉の場合は。鎌倉市民どこへ、同時多発火災が起きたときには、津波が来なくても火災が起きた場合、どこへ逃げるんですか。
|
|
○芥川忠 消防長 先ほど17カ所と申しましたけれども、18カ所に訂正をさせていただきます。
まず、大きいところからいきますと、鎌倉霊園、それから鶴岡八幡宮、国大附属小学校・中学校、源氏山公園、葛原岡神社、御成中学校、七里ヶ浜ゴルフ場、県立鎌倉高校、東レ基礎研究センター、深沢多目的スポーツ広場、深沢中学校、笛田公園、北鎌倉女子学園グラウンド、富士塚小学校、玉縄中学校、県立大船フラワーセンター、清泉女学院、栄光学園、鎌倉カントリークラブ、鎌倉中央公園、鎌倉女子大学大船キャンパスとなります。
|
|
○25番(松中健治議員) 防災安全部長に聞きますけれども、この火災の同時多発火災が起きた場合に、今だと鎌倉の場合、霊園に逃げるって、もう材木座方面は霊園に行きようがないし、あるいは源氏山といっても海のほうから逃げるというと、どのように逃げていいかわからないけど、広域避難場所という意味で考えた場合、どういうふうに、要するに地震火災について、特にこれは同時多発火災ですから、同時多発ですから。そういう意味では、もちろん津波とともに考えなきゃいけないと思います。あるいは、阪神・淡路のように津波は来ないけれども、火災というものは関東大震災のときには9割が火災で亡くなっているんですね。これは大船はまだ入ってないかもしれませんけど、鎌倉は世帯数が4,000世帯、それで崩壊したり焼けたのがその1割、400世帯、そして亡くなった人が400人、東京の関東大震災のときには、確かにあそこは大都市ですから、亡くなった方は十数万人ですけれども、しかし一番の今日の同時多発火災に関して考えなきゃいけないのは、やはり人口密度なんですね。鎌倉の人口密度を考えた場合に、先ほど言いました関東大震災のときには四百数十世帯ぐらいでしょう。ところが今は2万世帯ぐらい鎌倉の世帯数があるんですね。約5倍近い世帯数、この密度によって、同時多発火災が起きたとき、どうするのかと。私はかつて鎌倉市の特定行政庁を県から移管するとき、機構改革、そのとき大変議会ももめたんですけれども、そこで一番大きな問題というのは鎌倉の道は狭いんですね。42条の2項道路の位置づけというところが、これもう坂巻議員もどなりつけていましたけど、そんなものを市の職員でどかしてみろと、もう大騒ぎでしたよ。要するに42条の2項道路の考え方というのは、4メートル最低防災空間をとらなきゃならないんですよ、本来は。もうそれ以上狭いところというのはたくさんありますよ。だから、火災は徹底的に議論したら、多分その4メートルの道路問題にかかわる問題になると思うんですよ。42条の2項道路、この問題。
それから、例えば、燃えやすいということになったら、大丈夫だと言ったら、七里ガ浜の団地、これは海の風がばっと来たら、ああいうところはそれこそ地震火災に関しては非常に大きな被害がふえるというような可能性も道路が広ければいいというんじゃなくて、やっぱりああいう高台にある場合にも気をつけなければいけないと思うんですけれども、防災安全部長、その辺はいかがでしょうか。
|
|
○長崎聡之 防災安全部長 関東大震災の際も鎌倉、旧市内でも何カ所か火災が発生をしたという記録は確かにございます。地震の際、やはり火災の延焼拡大を防ぐためには、初期消火というものが非常に重要になるというふうに考えております。
この災害時の初期消火に対応するために市内に約1,300カ所に街灯消火器というものを設置いたしまして、市民の皆様にも初期消火に努めていただくということを啓発しているという状況でございます。その上で、それでも火災が延焼拡大した場合には、広域避難場所に避難をしていただくと、そういった形で考えております。広域避難場所の数というのは、これはそもそも広域避難場所を指定する際には、一定の面積要件がございますので、それに従って先ほど消防長のほうから答弁のありました18カ所を指定している状況でございますけれども、繰り返しになりますが、初期消火と的確な避難という形で被害を未然に防ぐ必要があると、このように考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) 地震となって、崩壊とか、あるいは津波とか、いろいろ関心も強いですけど、火災をもっと真剣に、阪神・淡路でも、あるいは関東大震災でも、火災による被害がかなり多いんですね。東北大震災でも火災が大変に大きな問題となったところもあります。そういう意味で火災を防災担当のほう、あるいは全市的に消防を含めて、これは市民のほうへ火災のことをもっともっと訴えてほしいと、これは真剣に火災のことを考える。国道134号線が例えば、大渋滞であれば、津波が来たときには、これは津波火災が起こり得る、これはNHKもその原因というのは、テレビでもやっていましたけど、これは火災というものが非常に大きな問題になると。鎌倉は道路が狭いです、特に旧市内は狭い。腰越の一部も大変狭いです。それから大船の周辺のところも狭いです。火災というもの、それから崩壊、そしてこれは地震後に起きる通電火災なんかもそうでしょう。非常にそういう意味では、あるいは石油ストーブも使っているところもあるかもしれないし、あるいはガスを使って逃げ出してしまう、驚いた初期の段階で火がつく可能性もあるというふうに聞いておりますので、地震火災の取り組みを真剣に考えてもらいたいと。このように津波が来たら、津波で火事がなくなるなんてのんきなことは言っていられないので、火災というのが大問題なんですね。
オーストラリアでも森林火災があれだけの大火災が起きて、しかし大洪水で救われた、何か妙な私も複雑な気持ちになりました。よかったなという思いと、大洪水によって大森林火災が救われるという、実に複雑な気持ちになるわけですけれども、火災というものを真剣に、あるいはどういう対応ができるかというのは、狭い鎌倉の道路が多いところにとっては真剣に考えていただきたいと思います。
国道134号線、これは現在どういう形で進んでいるのか、もうあきれ返って、本当にこれこそもう市長が先頭に立って、国のほうへ、要するに崩れたらやる、崩れたらやるって全くばんそうこうを張っていくような形のあれでは情けないし、そうかといって国のほうに言ったら、そんなのは地元の国会議員が先頭になってやることなんだと言って、一体何をやっているんだろうと、県議会議員も何をやっているんだ。ただ現場へ行って見たとか、そうじゃなくて、改造に迫るような行動をとらなきゃ、その辺、現在の状況はどうであるか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 国道134号の稲村ガ崎三丁目付近の一部区間につきましては、令和元年8月13日に高波により道路擁壁が破損し、歩道が沈下したため、神奈川県藤沢土木事務所が応急処置として大型土のうと消波ブロックを設置するとともに、車道を保護するため、鋼矢板の設置工事を行ったところでございます。
その後、10月12日の台風19号による高波により、さらに道路擁壁が崩壊し、下水道幹線管渠が露出し、波の影響を直接受ける状態になったため、市では露出した下水道幹線管渠を保護するため、高流動埋め戻し剤を使用し、埋め戻しを行ったところでございます。
また、行合橋から東側の整備につきましては、平成29年度の台風第21号の際、七里ガ浜駐車場東側から西田幾多郎博士の碑付近にかけまして、国道沿いの公園用地ののり面が高潮により浸食されたことから、市で大型土のうを設置し、神奈川県藤沢土木事務所が恒久的な整備を行うこととし、令和元年度に詳細設計の予算を確保しているところでございます。
しかし、台風によります高波により、七里ガ浜駐車場東側から幾多郎博士の碑の付近にて、浸食があったことから、市におきまして、大型土のうを設置し、表面にモルタル吹きつけを行うともに、鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区へ西田幾多郎博士の碑を移設し、今後設置することとしております。
鎌倉海浜公園用地の崩落につきましては、藤沢土木事務所のほうで今年度恒久的な整備を行うこととしておりまして、今後、県へはこれまでの要望に加え、沈下した歩道の下に埋設しております下水道幹線管渠の車道側への移設工事の協力を初め、歩道の原状復旧、さらには既存石積み擁壁の点検調査を実施し、必要に応じて改修するよう要望しているところでございます。
|
|
○25番(松中健治議員) これは134号線もたびたび取り上げてまいりましたけれども、それは市長に頑張っていただきたいと思います。
それで、オリンピックの影響は、例えば、交通渋滞、一方通行になるとか、工事との関係、例えば、鎌倉駅は、途中、要するに作業をやめるようですけれども、これは134号線に関しては、どのようなことが考えられるんでしょうか。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 神奈川県のほうからは、まずは国道134号線の安全対策、これを第一に考えたいという中では、工事としては、オリ・パラ後に道路の擁壁工事を進めていくというふうに聞いております。
|
|
○25番(松中健治議員) 鎌倉は非常に特殊で、藤沢土木事務所と、例えば、小坪のところを見て崩れるのを見たら、逗子側だったら、大工事やっているのに、鎌倉市はやってない。鎌倉市は藤沢土木事務所。だけど、逗子のほうは横須賀土木事務所、県のほうは何を考えている。何で向こうのほうはやってくれて、鎌倉のほうはこんな状態なのかと。これわかるんですよね、力の差だと思っています。しかし、要するに崩れなきゃやんない、崩れるよって言ってきたんですよ。私がもうあそこは欠陥道路だと、声を大にしてあそこは欠陥道路だと、134号線は欠陥道路、もうそれで言ってきて、必ず崩れるんです。これ第一中学校だって、私質問しようとして今回も崩れているんですよ、実際問題として。ただ、手前だったから、安全なんです。必ず私がほえると何だか知らないですけど、崩れるんです。だから、注意してください。非常に私は警鐘を鳴らしているのは、真剣に鳴らしているんです。そして、実際崩れているんです。ですから、これは私は強く言っておきます。
この逗子の崩落を見て、先ほど市長のほうにも聞きましたけれども、例えば、点検の仕方がどういう点検の仕方で、第一中学校のところへ来る、あるいは134号線のところは現場を見て、どのような検討、要するに基本的に目視をするというのは、それは職員がするんですか。あるいは専門家がするんですか。その辺はいかがでしょうか。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 今回も逗子の事故を受けまして、2月6日から10日にかけまして点検をさせていただきましたけれども、これは職員によりまして目視点検を行っているところでございます。
|
|
○25番(松中健治議員) だから、目視点検は専門的な人に立ち会ってもらうのか、市の職員が、ここは危ないとか危なくないとかという判断をするのか、その辺はいかがですか。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 今回は、市の職員が斜面におけます擁壁の有無、あるいは擁壁の上部の状況を確認し、また安全対策につきましては、落石防護柵及び防止ネットやコンクリート吹きつけの有無などの確認ということで、こういった項目、それから斜面から水か出ていないか、あるいは小石が落ちていないか、ひび割れがないか、高木が生えていないか、あるいは建物があるかなどの項目について、目視点検を行っているという状況でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) そういう場合、民有地との関係のときには、民有地の所有者との立ち会いのもとに危険度を考えて、私は、急傾斜地のときには、何か専門的な人が立ち会ってやった、何カ所か私も取り決めましたよ、急傾斜地。それは県のほうだったんですけれどもね。だけど一応市を通しているということで、市を通すんですけれども、専門家の人に来てもらってやっているという話をたびたび聞いたんですけど、その辺いかがですか。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 今、御案内ありました急傾斜地につきましては、その指定に当たっての基準が確立されているところでございますけれども、今回の点検につきましては、先ほど申し上げましたような項目について目視点検をしまして、そこは民有地、それから公有地、そこの見きわめはせずに、まず危険なところがないかという目視点検をしているという状況でございます。
今後、それぞれの所有者を確認した上で、その範囲も含めまして、対応について、どのような対応をしていくべきなのか、あるいは民有地であれば、対応をしていただくような通知をしていくというようなことを予定してございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 要するに民有地の問題、これ非常に複雑な面もありますけれども、しかし危険という意味では優先して対応しなきゃならないと思うんですけれども、北鎌倉のところは急傾斜地ですよね。そりゃ一部かかってないところがあるけど、急傾斜地ですね。それは急傾斜地というものが大前提になって、そこが史跡であろうと、急傾斜地としてまず取り組む必要があると私は考えるんですよね。例えば、こういう民有地と考えた場合。要するに史跡が変更できないなんていうことは私自身はそれはおかしいと思っているんですよ。例えば、鎌倉の八幡宮の段葛、私が小さいころから、あれになったんで、非常に私にとっては便利ですよ。便利ですけど、しかし、実際あの形は明治のころの古い写真を見ても、これはああいう形であったわけじゃないですね、復元するのに。
そうすると、北鎌倉のトンネルなんていうのは危険だということを言われているんですよね。危険なものだったら優先するのが当然なんですけれども、何で史跡があれか、あるいは民有地か、もつれちゃってどうにもならない状態になって、もう幾ら金かかって、幾ら時間がたったかわからないけれども、その点については、私自身ははっきりした考え方は持っていますけど、そうでないほうを市長のほうはいろいろあれしているから、実際問題そうでしょ。八幡宮の段葛なんか堂々とやっているじゃないですか、史跡を、ああいう形で。あれはおかしいと思わなきゃいけないのと違いますか、本当は。要するに史跡を優先するならば。明治のころの写真を見ていただくとわかるけど、あんなの平らですよ、本当は。あんな高くないですよ。だけど、できてみたら、確かに便利なんですよね。だから、北鎌倉の今問題になっている洞門、あれなんかそのこと自体は史跡じゃないんですよ。あの一帯が結界だなんていう指定しているかもしれないけれども、私自身は危険なほうが優先すべきなんですよ、そりゃ。そうでしょう。そのぐらいのことの対応をしなかったら、絶対できないですよね。じゃあ、どれほどの史跡ができ上がるのかといったら、そんな。あの大きい段葛のことを考えたら、堂々とやったらいいじゃないですか。段葛だって危ないからって非常にもめたんですよ。段葛から横に抜ける道の数を少なくしたんです。ですから、非常に危険というものに関する、民有地だからということで考えるときに、それはやはり危険というものを優先しないで、民有地の考えもあるからとか、あるいはうちじゃないとかなんとか言ったら、もう逗子みたいなことになって、あれ17年間かかっていると。そしたら崩れたと。そういうところばっかりなんですよ、鎌倉も、はっきり言って。そういう意味では、私は強く言っておきます。
防災に関して、一つ先ほどドローンは取り上げたんですけれども、由比ガ浜商店街にもWi−Fiが導入されてきました。あるいは小町のほうでも検討しているようですけれども、私は今度のウイルスの問題及び地震の問題、いろんな大雨による電車の不通の問題とか、外国人がWi−Fiで状況を判断する上で、これは災害Wi−Fi的な考え方で設置したほうがいいと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
|
|
○長崎聡之 防災安全部長 防災の視点によります本市のWi−Fi整備でございますけれども、今御指摘ありましたとおり、外国人観光客を含めまして、避難された方、あるいは帰宅困難者の皆様が災害時にみずから情報を収集するための環境整備、これを主な目的といたしまして、防災拠点である市庁舎及び帰宅困難者一時滞在施設、あるいは避難所となる小学校の一部に整備を行っているところでございます。
具体的に申し上げますと、防災拠点といたしましては、本庁舎及び4支所、帰宅困難者一時滞在施設といたしまして、鎌倉武道館及び鎌倉芸術館、観光拠点であります鶴岡八幡宮、建長寺、永福寺跡、また避難所となります御成小学校、腰越小学校、深沢小学校、大船小学校、玉縄小学校に整備をしております。
防災対策としてのWi−Fi整備につきましては、発災時におきますWi−Fi環境の必要性が高いと考えられる施設を先行して実施してまいりましたが、今後の拡大については、検討課題というふうに捉えております。
|
|
○25番(松中健治議員) このWi−Fiの充実を、商店街の一つの活用方法もありますけれども、緊急性を要するというのは、特にウイルスの問題、新型肺炎の問題が出てきて、これはもう鎌倉のようなところにはインバウンドが大変多いわけですから、十分その対応するべきだと私は考えております。実際問題として。ただ、市のWi−Fiはつながりにくいんですね。駅のところなんか見ると上のところだとすぐぱっとつながるんですけど、なかなかつながりにくい、あるいは弱いのかどうかしらないけど。それとWi−Fiをつけるとともに防犯カメラもつけているところも多いんですけれども、防犯カメラもそれに伴ってつけたほうがいいと私は思っております。十分この辺のことは至急検討していただいて、成り行きでやっているとまた何が起きるかわからないですから、想像できないことが起きるのが今の日本であります。そういった中で鎌倉も対応していかなければならない。
それでは次に、ごみの問題、災害ごみ、この問題に関しては、私、もう言ってもしようがないと思うようなくらい、まず今の鎌倉市がやろうしている市役所とかあの辺のことは、ちょっと無理だろうと思います、はっきり言って。おくれるということはもうそう言ってきているんで、それはそうだろうと思うんですけれども、ただ、私は絶対、私の考えを言っておきたいのは、これは私は深沢の旧JR工場跡に清掃工場をつくるべきだというのは、最初から跡地が鎌倉市のほうであそこの土地を使うことができるということになってから、私はずっと主張しているんですけれども、そして防災広場として活用する。これは前もっての防災広場と、それからまた災害が起きてから、そういう場合においては、これは重要な場所だろうと思います。
それはまずどういうことかというと、災害後の瓦れきの撤去、置き場所ですね。これはもう私の仲間が小中高一緒でグリーンサークルの仲間に、東日本大震災の前に阪神・淡路大震災のときに食糧対策本部長、私2週間後ぐらいに阪神・淡路の現場を見に行って、彼に会って、いろいろ聞いたら、地震が起きた後、一番大事なことというのは何かというと瓦れきの処理だと。瓦れきの処理をやれば、大きいトラックなり自動車が通ることによって、いろんなことが速やかにでき上がるんだ。これは、まず言われましたね。瓦れきがどかされてないので、農林水産省の幹部ですから、近畿農政局長も兼ねてましたから、食糧対策本部長として、大阪から水産庁の船を使って神戸のほうとか回ったと言っていました。そういう意味では、私はここのところにごみの清掃工場をつくるということは最初から言っているし、防災公園、防災広場、災害後の場所として使うべきだと。
それからSDGsの考え方からいったら、それははっきり言ってSDGsの考え方といったら、ごみは自区内処理ですよ。大前提が自区内処理なんですよ。それができないような鎌倉市民なんていうのは、それはちょっと恥ずかしいんですよ、はっきり言って。要するに都合のいいのは、全部外へ出しているという考え方にとっちゃうんですよ。要するに、自分のほうが燃やしてあげるぐらいの気持ちになって自区内処理をまず大前提に考えるのが筋なんですよ。SDGsの考え方をとったら、そうなりますよ。いかにもプラスチックのあれが処理されていると言ったけど、その後、事業ごみになって海外に輸出されていたんですね。
そしたらそれで中国のほうが断ったら、さあどうしましょうってなる。それは基本的に自区内処理という考え方、精神を持たないとだめなんです。自分のところで処理すると。自分のところで処理できない、それだからこそSDGsということになっていくわけですよ。それを無理してどんどん使うところは鎌倉でどんどん使うけど、処理はしないとなったら、それじゃSDGsにならないですよ。ましてや、SDGsをこれから取り組んでいくわけですね。あるいはこの前の気候非常事態宣言、そういうものに取り組んでいく、各論に入っていくんですよ、各論に。各論の段階だったら、宣言するのはそりゃできますよ。平和都市宣言して、平和になるかというと、なかなか実際には難しいでしょう。だけど、実際問題として鎌倉は平和都市宣言していて、実際問題は世界最先端の兵器をつくっている、電子頭脳をつくっているんですよ。だけど、最近どこか抜けているところがあるんですよ、日本は。どういうことかというとそういうところにハッカーで入ってきているんですよ。もう何カ所も入ってきているんですよ。そのくらいもう抜けているんですよ。そうじゃない、真剣に自分のところで処理するんだという、それがSDGsの大前提ですよ。都合の悪いものはどんどん逗子で燃やしもらう、逗子が悪くなったら、どっか遠くで。そんなのSDGsなんて恥ずかしくて言えないですよ。基本的にまず自分のところを守るという大前提。自分ところでやるというのが大前提ですよ。難しい問題は外でやるというのは、そりゃ虫がよ過ぎるよ、はっきり言って。私はそういうふうに考えます。実際問題として。
こういうことがあったんですね。東日本大震災のときに、米軍がトモダチ作戦で乗り込んだ。横田が司令部で、そこの将校と私の知り合いが紹介してくれて、日本という国は、特に役人ですよ、マニュアルがあるからって動かないんだと。そんなことやったら大変だというんで、仙台空港へ米軍が入って、だっと滑走路を広げたんですよ。一々誰のもんだって、そこへ流れ着いているものは全部どかしたんですよ。だから、その後、支援の飛行機が入っていったんですよ。
ですから、それと同じように常に責任あることを考えた場合、あれもこれもって考える、そのようなことがあったんではだめなんですよ。瓦れきの処理なんていうのは、市長の責任でもって構わないからやっちゃうんですよ、必要ならね。そのためには用意しとかきゃいけないんですよ。
だから、仙台空港のときにあれだけ早く立ち上がってきた理由というのは米軍なんですよ。トモダチ作戦なんですよ。ところが、すぐ米軍が来たとかそんなこと言ってられないんですよ。もう支援物資が入ってこなかったら大変なんですから、実際問題としてね。だから、そういう意味では、そのためには用意しておくという、鎌倉市としても用意をしておくと。そして何かあったときには、鎌倉市は東日本大震災のときに何か向こうのごみを引き受けましたか。何か持っていってあげたとか、それはそれなりに立派ですよ、いいことですよ。だけど、実際困っているときに、向こうのものを鎌倉市が引き受けましょうと、これだけのことはしてあげますよというようなことを市長、しましたか。何かこう流れ着いたような、そんなものでも一時的にやりましょうとか。だから非常にそういうところがある。だから、私はJR跡地はあんな市役所なんかできないですよ、はっきり言って。まだこれからいろんな意味の議論をすることがあると思います。
私は、そこはそことして使う形はそのようにしていく。だけど、道路とかそういうものができるんだったらつくったほうがいい。村岡も私はかつてその辺が一体となって、これは国鉄清算事業団の総務部長が私仲間でしたから、それから聞いたら、とにかく駅と道路と、あとつくるものは、後から考えたっていいんですけど、まずそこがきちんとしない限りそれは無理です。今アイパークのことが言われておりますけれども、それは私、あそこまでつくった以上はあれは何とかしなければいけないと、それは思っています。しかし鎌倉市のほうは、当分どういうふうになるかわからない、正直言って。だけど、地震とか災害時に考えた場合には、十分それに対応し得る広さの土地と、そういうものがありますから、私は私なりの考えを言っておきます。
それから、ごみは鎌倉市で自区内処理が大前提。そのぐらいの精神を持って戦わなかったら、それは鎌倉市の御都合主義になっちゃうと思います。それを強く言っておきます。
ですから、これは市長に幾ら聞いても、多分ふにゃふにゃふにゃでおしまいだから聞かない。答弁しなくても結構です。
その次は、鎌倉市の歴史と大河ドラマの対応の仕方の問題で、これは市長が世界遺産、あれをペンディングするというか凍結するというか、一応取り組みをとめる、やらなくはない。だって、やらなくても世界遺産というのはぱんとおりちゃってきているのはあるんですよ、沖縄なんかもそうかもしれない。あるいは、白神山地もそうかもしれない。白川郷もそうかも。自分たちが要求したんじゃないのに、それはもう国なりICOMOSのほうがそこへ、そういうこともありますから、鎌倉がいつ世界遺産になるかわからない。してほしいって言わなくても世界遺産になってしまうかもしれない。私はもう最初から世界の遺産だと思って、鎌倉も取り組んでと思っております。そういう意味では、まず市長自身、2年後ですか、大河ドラマが鎌倉へ来るわけですから、まず考え方をちょっと聞いておきましょう。
|
|
○松尾崇 市長 今回、「鎌倉殿の13人」ということで大河ドラマが2022年に放映されるということが決まったというところです。北条義時公が主人公になるということで、これまで余り鎌倉の歴史の中でも大きく取り上げられることがなかった側面に日が当たるというところにおいては、我々鎌倉市民にとってもそうですし、観光客にとりましても新たなこうした鎌倉の魅力ということを再認識するいい機会になるのではないかなというふうに思っているところでございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 大河、本当に小田原あたりから見たら、僕もよく向こうの方とおつき合いして、小田原のほうは、何とか大河ドラマで二宮尊徳を扱ってほしい、あるいは五代祭りやっていますから、あっちのほうでは一生懸命動いていたようですけれども、鎌倉はやっぱり幸せといえば、そういう意味では幸せな場所です。大河ドラマなんかかつて私、永井路子さんとも話したこともあるわけですね。北条義時、あそこの場所、頼朝公の顕彰碑の義時の法華堂跡、これ御存じのように、ここにも資料として鎌倉朝日のほうにも載っておるんですけれども、これを手がけたのは、島津久光公4代目の方と私親しくしておって、斉彬公の4代目の方に話して、鎌倉の頼朝公のレプリカを、あれはレプリカといっても文化庁監修のもとにつくったものなんですね。それを要するにどうしようかといったとき、大三輪君といいまして、鎌倉の歴史を研究していた学者がもう亡くなられたんですけど、何かやろうじゃないかと言うんで、島津さんのほうに話して、鹿児島の仙巌園のほうに持っていくことになって、これはもう完全市民のサイドで動いたわけですね。そのとき、私の友人だったもちろん先頭になったのは大三輪君であり、豊原さんであり、そして、私も最近知ったんですけど、紅谷の有井さん、有井さんが非常に我々を応援してくれて、安斉さんなんかで一生懸命つくって、鹿児島へ持っていきました。その有井さんが最近、訃報を聞いて、私も何となく寂しい思いをしているんですが、大変世話になった。それで、そのとき、一緒についていってくれたのが、小笠原流の流鏑馬というか、その一行が草鹿をやっていただいて、その後に島津修久さん、つまり本家のほうで流鏑馬をやった経過があるんですけれども、非常にそういう意味では思い入れがあって、そのことをすることによって、2年か3年後に遺産相続の話が決着ついたからと、そして毛利家のほうにも話して、一帯約3,000坪、無償で鎌倉市のほうに寄贈したいということになって、頼朝公のお墓の一体、義時公の法華堂の一帯が今日鎌倉市になっていると。そういう恩返しとして、恩返しというより、本来は頼朝公の墓を再建したのは島津重豪公、幕末のころですね、そういうことがあって、島津との関係があって、永井路子さんにそのことを聞いたら、どうしてあそこのところが島津家のものと毛利家のものになったかというと、維新のころの薩長が我こそは源氏たる者だと、流れをくむものだということだと永井路子さんが言っておりました。最初は、天領だったんですけれども、国のほうに変わっていくんですけど、一時は武家が政権を担うということはあさましきことなんて言われたときがあるんですけど、しかし日清・日露の中でやはり戦うということの中で考えてきたのが新渡戸稲造さんが武士道といって、それはもうずっと流れがあって、それで今日に来ているわけなんですね。それが我々があそこのところをいただいて、大河ドラマで取り扱われるようになったということは、大変うれしいことだし、そういう意味ではその一帯、この前ちょっと現場に行ってきたんですけど、ちょっと荒れていますね、正直言って周辺は。大分大木なんかもあれしているし、斜面が危ないですね。下のほうは、こっちの義時のほうは。だから、絶対まず周辺整備、これは後のほうでも言いますけれども、まず何かこれから人気が出てくるわけですから、あそこが要するにメッカみたいなものですよ。源氏の頼朝の法華堂とか、義時公の墓とか、あれはまさに我々がもらってから史跡指定になったんですね。あれ、頼朝公のお墓というか顕彰碑は、鎌倉市の第1号の史跡指定ですか、その辺はちょっといかがでしょうか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 頼朝の墓でございますけれども、これは、1927年、昭和2年に法華堂跡源頼朝墓ということで、国指定史跡に指定されておりまして、申しわけないんですが、一番早く指定されたものかどうかはちょっと手元に資料がないのでわかりませんが、かなり早い時期の指定であることは間違いないというふうに思います。
|
|
○25番(松中健治議員) そういう意味で周辺整備とか中の整備を、私よくそういうふうに言うんですけれども、あそこを歩くに当たって、ちょっと階段があって、その辺、非常に歩きづらいんで、整備をしていただきたいんですが、その辺はいかがですか。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 国指定史跡法華堂跡につきましては、平成18年に源頼朝の墓に北条義時の墓が追加指定されまして、現在まで標柱であるとか、案内表示、案内板、こういったものを設置してきております。
議員御指摘のように、今後注目されて、多くの来訪者が増加するだろうということで、特に義時の墓跡の平場、頼朝の墓の東側に位置しますけれども、ここへの階段が手すりがないような状態でございますので、まず安全対策ということで、ここの手すりの設置などを検討して、その安全を図るということを中心に考えてまいりたいと思います。
|
|
○25番(松中健治議員) 鎌倉市は非常にそういう意味では恵まれている面もありますが、おくれている面もあるんですけど、何とかたびたびこの議会で取り上げてまいりました名越、あるいは浄明寺との間の釈迦堂のあそこは設計が終わって、一部いろいろ手直しもあるかもしれないけれども、次のときには工事にかかっていくことができるかどうか、一つ答弁していただきたいと思います。
|
|
○安良岡靖史 教育長 釈迦堂の工事につきましては、今、これから詳細設計等にこれから入るところでございますので、令和2年度から2カ年の予定で安全対策工事を実施する予定でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 長い間のお願いでありますから、ぜひともしっかりしたものをつくっていただきたいと思います。
そういった中で、鎌倉のいろんな史跡とかやぐらとかそういうものが現実、鎌倉の山林の中にはあるんですね。今回、台風で大分被害を受けて、先ほど言いました資料の中に、神奈川新聞のところ、我々は、世界遺産のことでやろうじゃないかといって立ち上がったのが、甲冑隊なんですね。本物であるいは、貸し衣装でやりますと高くて重くて、これはとてもできないんで、みんなで手づくりの甲冑をつくって、段ボールでつくったんですけど、せんだって千葉県のほうで非常に被害を受けた鋸南町、あそこが鎌倉のほうから考えますと、頼朝公が陸に上がったところだと言われておりまして、鋸南町のほうに出版社の人を通して何かできるかといったら、募金活動しようとして、駅前でやりました。そういう意味で市民のサイドも一生懸命いろんな形で動いておりますので、ぜひ鎌倉の今度の大河ドラマの中では、いろんな形でやっていきたいんですけど、ただ見える範囲内だけじゃないんですね。先ほど言いましたドローンで撮った台風の被害を見ますと、こんなに崩れていたのかと、実際問題、ずっと長嶋君は歩いたようですけれども、市長、かなり昨年の台風のときの被害というのはそれだけでも、横から見ただけでも、目視しただけでもひどい。しかし、このドローンで見たら、すごいですね、荒れていて。こんなに荒れているのかと。それで、ハイキングコースはどうなるんですか、これから。もう少しで何とか歩けるようになるんですか。この前、テレビでやっていたら、歩いて何言ってんだと言って、入っていっちゃって、どうのこうのというのをテレビでやっていましたよ。言うこときかないのもいるらしいんですけれども、そういう意味でまずハイキングコースは今後どういうふうになっていきますか。
|
|
○齋藤和徳 市民生活部長 現在、葛原岡・大仏のハイキングコースと天園ハイキングコースの一部の復旧に向けて作業を進めている状況でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) とにかくそれは何とかしてほしいという声もありますが、しかしこれ見てみますと、こんなにひどかったのかと。鎌倉の一番危険なことは、ここの最後のほうのあれで玉縄のところで、いかに鎌倉は岩盤の上に表土が乗っているということが明らかになったんですね。これじゃあ崩れやすいですよ。これは崩れやすい。
それで、私が言いたいのは、鎌倉の山林をどうするかと。そして、私、先ほども言いましたグリーンサークル、このグリーンサークルという会の中に森林関係の大家がいるんですけど、鎌倉のことを一緒に歩いたり、いろいろやってきているんですけれども、せんだって電話がきて、林野庁の課長が現場を見て、いろいろサジェスチョンしてくれると、とりあえずそういうことなんですけれども、鎌倉がこの森林がこんな状態になっていて、これからこのままほっておいて、自分の周りだけでよければいいという時代はもう終わりですよ。なぜかというと、表土の上に木が立っている。これが崩れているんですね。ですから、この森林をどうするかという一つ案として、私はこれから取り上げたいと思います。
私はかつて、もう三十数年前に礒崎さんという今泉の市議会議員の方がいて、それで明月院の檀家総代の人と引き合わせて、長島さんというんですけど、明月院の住職と、そしてあの一帯に木を植えていた亀井さんという人がいるんですね、亀井徳治さんというその人が伐採権の証文を持ってきて、あそこの木は60年後に切ることの権利を持っていると。初めて私はそういうものがあるんだなと、そのときに県の役人で、開発なら何か古都法でどうのこうのって、だけどお寺のところの杉なんですね。杉の伐採権、つまり、それを伐採する権利をどうしてくれるって言ったので、私、中に入って、それはおかしいじゃないかと。山だけ守る、山を守るということは山を土地を守るだけじゃなくて、その上の木はどうするんだと言って、そうしたら何も答えられなくなった。そしたら、わかりましたって上のほうと相談して、何千万円かでその山林を保障することになったんです、あの一帯の。これは初めての例なんですよ。そのときに、60年をもって伐採すると、これは一つの里山文化なんですね。私、最初の議会のときに、人工植生と自然植生を取り上げた。緑と騒いでいるけど、緑と騒いで、土地を買えばいいということじゃないんだ。その上の木をどうするかということで騒いだんですよ。それはおかしいじゃないかと。その上をどうしたらいいんだと。それだったら、借景料か、あるいは入山料取れって。そして庭園都市構想って言ったんですよ。しかし、そのことがずっと気になっていたんですけれども、思い出したことが明月院の杉林の伐採権を60年、ですからもう約100年たちますね、切ってないんですから。100年たっているんですよ。本当ならもう木を枝打ちしたり、あるいは間伐したり、いろいろしないと、中が空洞になって、木が弱くなってくるんです。
これはそれからもう一つは、手入れをしないと松の場合にはマツクイムシが上がってくる、これ養老さんが言っていました、養老孟司さんが。マツクイムシが育って、上がって、それで要するに松枯れしちゃう、鎌倉も相当松枯れが出たんですね。
それで、この前、隈研吾さんの講演を聞きました。鎌倉は、神社仏閣、里山文化だと。神社仏閣の後ろにはほとんどが山があると。そして、その山でもって杉を植えて、自分たちで植えて、それである程度年がたったら、建てかえるなり、修理するなり、あれを使ったんだと。今はそういうことをしてないって。だから、その里山文化というものが大事にしないといけないんだと、隈研吾さんが言ったんですね。
それで、私が四十何年前に初めて人工植生と自然植生のことを取り上げた理由というのは、寿福寺の真後ろで大きな岩が落ちて、2人亡くなった。その原因は、その岩の間に木が入って、根が入って、揺さぶられて落っこちて亡くなった。それを私、第1回目の質問で取り上げたときに、相談したのが十二所に伊藤さんという方がいて、うちの家内のところにお手伝いしてきた人で、その人のうちは相当広い土地で、その後ろが里山だったんですね。それで、昔はどうしたんですかって聞いたら、それはそんなことはみんな枝を落としたり、薪にとったりしてきたから、みんな人が入ったのよ。今は全然入ろうとしない。もう成り行き次第。だから、これはね鎌倉は、この写真を見たらわかりますけど、周りだけよくしたって、絶対これは鎌倉荒れてきますよ。まして、急傾斜地でやったら、そりゃその家はいいですよ。自分の家はいいですよ。しかし、これは杉本寺の和尚が言っていたけど、そのおかげで水の流れが変わって、木が枯れた。物すごい枯れた。それだけじゃない。その流れが変わることによって、水の出やすいところから崩れていく。だから、これは必ずしも自分ところだけがいいというんだったら、そりゃいいですよ。自分ところだけだから。しかし、そこの裏で動いているものがあるんだ。その上に建っているものがあるんだと。それをやっぱり真剣に考えないといけない。鎌倉は、この状態を見たらわかるでしょ。これはいずれ、このままほっといたら、これは先生もおっしゃっていた。これが腐って表土になって、今度雨が降って、そこへだっと流れてくる。これが今日日本の崖崩れというか、土砂崩れ。鎌倉は、これを見ていただければ。
それでもっと大きな問題は、この山林の中に送電線の鉄塔が立っている。そこへ行く道がなかったら、倒れたときどうするの。千葉のほうでは、そういう現実があったわけです。ところが鎌倉というところは、この周りにみんな人家があるから、もっと考え方を変えないといけない。
それで、私が一つの提案ですよ、これは。古都法を扱ったとき、私当事者と関係知っていましたから、はっきり言って。だから、みんな古都法って騒いだのは私たちだって言ってるけど、実態は私はっきりしたことを言えば、もっと大きな問題があるんです、実際問題は。これをやったのは自由民主党がやったんですよ、現実は。騒いでいる市民もいたかもしれない。それを受けた自民党のほうがやったんですから、実際問題。それは全部私、裏を知っているんです。私、東慶寺の和尚とずっといましたから。
それで、この古都法を守ったときは、ある意味じゃ国家戦略特区みたいなもんなんですよ。鎌倉だけの問題なんですよ。ここの古都法は。その後、奈良、京都に行くわけですね。だけど、奈良、京都のほうは、大体大きいところは神社仏閣、ところが鎌倉の場合は、民有地もありました。だから、買うこともありました。残っているのは、お寺の神社仏閣の土地があるかもしれないけれども、ここを何とかしなきゃいけないと。市長自身はどういうふうに思いますか。
|
|
○松尾崇 市長 平成16年のときの台風の被害、そして昨年の台風の被害というところで、鎌倉の中での急傾斜地に育ち過ぎてしまっているこうした森林の管理ということの大切さということは、もうこれまでも幾度となく御指摘もいただいておりましたし、我々もそうした重要性ということを認識をしているところです。
改めまして、こうした管理というところをより一層力を入れていくというところを今回つくりました実施計画の中にも位置づけて、鎌倉の安全というところを守っていくということに、より一層力を入れてまいりたいと考えております。
|
|
○25番(松中健治議員) いろんな形の取り組みがあると思いますが、本当に真剣に取り組まないと、これ鎌倉はどんどん、この議会の裏だってもう倒れて、多少崩れている。だから、実際問題これをどうするかということ、私は国家戦略特区の問題でここを扱えないかと、それと木平さんという森林関係の大家の人なんですが、私が特区でやったらと言ったら、それはおもしろいと。地方創生のあり方から考えてもおもしろいと思う。だって、古都法だって、これ一部分的な形の中で扱われたんですよ。古都法でさえ。これはやっぱりそれだけ国を動かすようなことが市民が立ち上がったんです。立ち上がったんですよ。だから、ここを全部特区にして、それでここのところ、ちょっと枝を切っただけでも通報されてもう鎌倉はどうなっているんだという人、随分私のところなんか来ましたよ。だけど、木は成長するんです。これほっておけばどんどん成長しますよ。成長するか倒れます、どっちかです。御神木だって倒れちゃうんですから、はっきり言って。八幡宮の、ほっておけば。あそこはがっちりやったために根がもう広がらないからああいう形になった。
そういうことで、ここを何とかしなきゃいけない。これを特区として扱って、私はハイキングコース、さっき言いましたね。きちんとある程度整備して、民有地があるからって、そりゃもうああなると、裁判になったって、時効取得の問題だって起きてくるんですよ。民有地といったって鎌倉の駅前の整備、あれ道路指定も何もしてないでしょ。市がそういうもんだというんで、みなしで工事やっているんですよ。だから、このハイキングコースの一帯をきちんとあれして、入山料を取るとか、そういうことを考えていくべきだと、これは一種の新しい考え方、鎌倉にとって。だけど、古都法を考えたときは、同じなんですよ、特区なんですよ、これ。古都法は、鎌倉で立ち上がったのは。
だから、この山をどんどん危ない木は切り、取り出しすることが難しい、そのためにはそこの出入り口に道路をつくる、そういうことをしてやっていかないと、鎌倉は本当に荒れて荒れて荒れまくっちゃいますよ、これ。ずっと周りは、はっきり言って。
それで、要するに、周りのところはどんどん崩れてきますよ、そういう意味で。せっかく国の関係とのあれもやっておりました千田副市長、考えがあったら言ってください。
|
|
○千田勝一郎 副市長 特区制度の活用という御提言がありました。今の特区の規制緩和のメニューにはないものですから、これがそういうようなことが扱えるかどうか、そういった可能性、有効性については、庁内関係部局あわせて研究していかなければいけないと考えております。それがこの特区制度を活用することによって、維持管理というものが充実するということであれば、国や県に働きかけて、そういった特区というものを使ったことを進めていくということを考えていきたいと思います。
|
|
○25番(松中健治議員) 古都法が歴史的風土特別保存地区、これは市民が立ち上がってでき上がったことは事実ですね。ですから、行政が動かなければ、これは市民が本当に動かなかったら、それは荒れるに任せざるを得ない。それはお金が来てないんですね。ですから、鎌倉というのは、そういう意味ではインバウンド、観光客という考え方もあるかもしれないけど、ハイキングコースみたいなところへ来ているのは一つのオアシスだと、首都圏のオアシスですと。そういうことから考えたら、これは鎌倉のほうで受け持っているんだと、鎌倉市民のほうで受け持っている借景に関しては、それは固定資産税が上がっているんだから、借景料は、市民にとってはそれなりのことは負担していると思いますよ。
私、先ほど鎌倉市は不交付団体、これは、私が議長会の壇上に上がって、鎌倉市は、全国で60ぐらいしかなかったのかな。鎌倉のようなところには、不交付団体だからかもしれないけれども、皆さんと違って、そんなに恵まれているわけじゃないんだから、鎌倉のほうも考えてほしいということを訴えたことがあります。それは全国で少ないですから、不交付団体。そのときおりてきて、何て言われたかというと、金持ちの鎌倉と話をしたくないと言われたんですよ。だけど、ないって言ったって、みんな全国、あるいは世界から鎌倉へ訪れるんですから。その負担はごみを含めて、あるいはこういう問題を含めてやっぱり鎌倉だけでは負担できないと。負担できないと言ったんですよ、壇上で。それが、実際不交付団体、特別交付税、あれが来ていると思ったら、数千万円ですね。財政は、県のほうはどれだけ鎌倉市にお金が来ているんですかね。ちょっと聞きたいですね。
|
|
○松永健一 総務部長 特別交付税の交付額でございますけれども、平成30年度の決算では、約2800万円の交付税が入っております。それで、今年度の見込みとしましては、台風15号、19号の影響で、12月で3800万円入っておりますので、あと3月分がこれからまだ未定ですけれども来るということを考えますと、平成30年度決算よりは若干伸びるというような状況でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 県のほうからもらっている金は幾らかね。教育委員会の先生の分は別として。
|
|
○松永健一 総務部長 県のほうの交付決定額としますと、平成30年度では、632億円程度もらっているというふうに……。
|
|
○25番(松中健治議員) いや、僕が言っているのは、県のほうから何かお金はもらってないんですかということ。あるいは、もらっているなら、どのぐらいもらっていますか。
|
|
○松永健一 総務部長 県支出金ということでお答えさせていただきます。
県の支出金では、平成30年度決算では、約32億円が県から鎌倉市のほうに入っております。
|
|
○25番(松中健治議員) そうすると、国のほうもそういう形のお金はもらっていますね。
|
|
○松永健一 総務部長 国庫支出金ということで、お答えさせていただきます。
平成30年度では、国のほうから県のほうに国庫支出金ということで、約69億円ぐらいのお金が入っている状況でございます。
|
|
○25番(松中健治議員) 合わせると、大体1割程度かな。そんな程度ですね。だけど、交付団体は地元の金3割自治と言われるぐらいちょっと寂しいかもしれないけど、鎌倉はもらってないんですね。だから、そういうものを検討するときには、ここは鎌倉は、観光地とは違う。登山をするところとも違う。そして、ある意味の森林浴とか、精神的な意味ではやぐらもありますし、歴史的なものもあるから、そういうふうな特区を考えて、検討して、国のほうもやっぱり鎌倉というのは残そうと、このままだったら荒れちゃうんですから。景観は守りましたよ、とにかく。ある程度の景観は守った。それ以上にここを緑を守れというのなら、金を誰かが出さなきゃならないんですよ。国に出すように動くか、県に出すように動くか、市民のほうに出すように動くか。荒れていくんですよ、確実に。木は成長をするけれども、それは荒れていることを象徴しているんですよ。やっぱりさっき言ったように、専門家から見たら、これは自然植生じゃないんですから。人工植生だから。60年で伐採するという前提のもとの証文が交わされていたんですね。だから、大体その程度の桜の木も大体60年たったら何か考えなきゃいけないと。鎌倉を守る、鎌倉の景観を守ると、そういう意味で考えたら、土地は守った。しかしそこに生えているものはどうするんだということは考えないと、私はいけないと思うんですが、そういう意味で、私の質問をこれで終わらせていただきます。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(11時12分 休憩)
(11時20分 再開)
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、長嶋竜弘議員の発言を許可いたします。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
まず、いつもの唱和をさせていただきます。鎌倉市職員行動憲章。
「私たち鎌倉市職員は、全体の奉仕者であることを自覚し高い自己規律に基づいて行動します。また、市民からの負託に真摯に応え、その使命を全うするために切磋琢磨し、最大限の努力を払うことを誓います。
1、市民のための市役所であることを意識し、市民の立場で行動します。2、法令や社会規範を守り、誠実・公正に職責を果たします。3、コスト感覚を持ち、迅速な対応を心がけます。4、慣例や先例にとらわれず、常に問題意識を持って職務にあたります。5、縦割りではなく、市役所の総力を結集して質の高いサービスを提供します。」
今回は、いつもと同じテーマなんですが、鎌倉市政に異論反論オブジェクション、第10回目ということで、松尾市長3期目で10回目の質問ということになります。臨界点を超えた松尾市政が2020にもたらすものはということで副題をつけさせていただいております。
三つ大きい項目ですね。?気候非常事態、危機感ゼロの日本の大人たち、?財政非常事態、深沢整備事業と本庁舎移転、?観光非常事態、観光立市鎌倉の正体ということで、質問させていただきます。
まずは今年度で御退職になられる職員の皆様、まことに御苦労さまでございました。ただ、人生今100年時代に向かっておりますので、ぜひこの後も鎌倉市の何かのために御尽力いただけましたら、私の希望でございますが、幸いでございますので、よろしくお願いいたします。
1番目に、気候非常事態、危機感ゼロの日本の大人たちということで、質問をさせていただきます。
まず、何よりも先週の金曜日、鎌倉市が非常事態宣言をされました。これ、私も突然だったのでびっくりしたんですが、なぜこのタイミングで今、ここでやられたのかと。私も一般質問の質問通告をして聞き取りがほぼ終わった状態で宣言が出てきたものですから、当然予算案もこの後上程ですが、出されておりますが、一般質問も全部さまざま質問して指摘しようと思っていたところ、この宣言が出ましたので、前提条件が私的にはこの後の質問三つ、全部変わっちゃったんですね。観光のことも含めてですけど。なぜ、これ今急に金曜日にされたのか、そこをまず伺えますか。
|
|
○松尾崇 市長 実効性のある宣言を行う必要があるというふうに考えておりましたので、組織全体の気候非常事態に対する認識を深め、市が一丸となって取り組む体制を整えていく必要があるというふうに考えておりました。第3次鎌倉市総合計画第4期基本計画実施計画として、具体的な事業を固めてきたところです。この実施計画では、気候変動としての側面にも注力したことから、実施体制が整ったとして、気候非常事態宣言を表明したところです。
また、神奈川県が気候非常事態宣言に向けて準備を進めていたということも情報としてはつかんでおったため、県とも歩調を合わせるタイミングでの表明とさせていただいたところです。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 体制が整ったということでしたら、まあこの後、質問させていただくことが有効かなと思っております。
それで、まず今回は三つのテーマ、全てなんですが、現状把握という観点でお聞きしようと思っていました。ただ、ちょっと宣言でここも変わってしまうんですが、現状把握がいま一つできてないんじゃないですか、皆様ということのつもりだったんですが、宣言をされたんだから、把握されているのかなと思うんですけど。前回市長にもお聞きしましたが、御自分の家が火事になったらどうしますかと、消火器持って消しに行きますって、まあそのとおりなんですね。その質問をさせていただきましたが、今回、皆さん、報道で随分ごらんになったと思いますが、オーストラリアの大火災、コアラやカンガルーが焼け出された映像が、ペットボトルでボランティアの人が水を飲ませたり、そういう映像がたくさん流れておりましたので、よくおわかりになったかと思いますが、これも勘違いをされるとあれなんですが、誰かが放火したとかそういうことではないですね。オーストラリアのユーカリの木は自然発火、気温が40度以上になると自然発火するので、ああいう事態になってしまったと。その後、今度は大豪雨が襲って鎮火したのはいいんですけど、大洪水が発生したという、よかったのか、悪かったのかというと消えたことはよかったですけど、その後、大変な事態になっているということでございます。それで、皆さん地球が火事ですよという話をよくおわかりになったと思います。
そういった中で、去年の7月になるんですけれども、この18カ月が人類の存続の分かれ道であるということがBBCで大々的に報道されまして、話題になったことがあります。その後、グレタ・トゥーンベリさんもそのころいろんなメディアに出るようになったんですが、これはどういうことかと言うと、18カ月ですので、2020、ことしいっぱいという意味なんですね、去年の7月ですから。これは、今世紀内に気温の上昇を1.5度以内に抑えるためには、2030年までに二酸化炭素排出量を45%削減しなければならないということで、この二酸化炭素は排出量のピークはことし中にそのピークを迎えなければならないとIPCCが報告書で触れております。観測者たちは、この二酸化炭素削減に決定的な政治的ステップをことしの終わりまでにとらなければならないということを言われております。
2030年までに二酸化炭素を45%削減するという目標が達成されるには、当然ですけど、その計画がことし中にでき上がっていてスタートしなければいけないという意味でございます。
これは、実は、チャールズ皇太子がその発言をされています。このBBCの報道の中で。「私は気候変動は、私たちが生存可能なレベルに抑えられるか、そして自然を私たちの生存に必要な健康が保たれた状態に修復できるかは、この18カ月にかかっているというかたい展望を持っている」と、このコモンウェルス外務大臣のレセプションでそう述べられたということでございます。これが今の流れをつくっているということであります。
じゃあ、せっかくなので資料を同期をさせていただいて、これはまた行く行く中身を細かく見ていただければいいんですが、世界の状況と日本の状況ということでちょっと分けてお示しをしておりますので、これは読んでいただければわかるんですが、これ一番上に18カ月が分かれ道ということで、あとこの下の二つが結構重要で、臨界点を超える危険性を警鐘を鳴らしていると。一方ではもうティッピングポイント、臨界点と訳はちょっと違うところもあるんですけど、を超えたかもしれないというこの昨今の世界の状況を見ると、結構それもあながちうそではないかな。もう間に合わないんじゃないのということですね。そういうことが言われています。過去5年で気温は最も暑く、CO2の濃度過去最高値、海水温記録史上最高、大型ハリケーン100年前の3倍、海面上昇1メートル超えも出ているということでございまして、この資料をつくった後の報道でも南極点の気温が2月6日に18.3度という気温を記録したそうです。先日9日、旭川でマイナス36度というのがあります。気候変動と言っているのは温暖化だけじゃなくて、こういう上下があるという意味なんですけど、じゃあ、南極の氷が全部解けたらどうなるかと。これ60メートル海面が上がるそうです。全部解けるということはあり得ないことかもしれませんが、そういう事態になっているということでございます。
それで、現状把握、じゃあちょっと先に資料でもう一回、日本の状況というのは、皆さん台風とかいろいろ感じているところもあると思いますが、日本の状況もいろいろありまして、ちょっと上のほうの批判を浴びている状況ですね。これ化石賞、COP25のときに二度受賞したということでこれもニュースで報道かなりされています。気候危機で危険な国、世界第2位は、日本であると。これ一番危険じゃないかという説もあるんですが、これ順位づけはともかくとして日本は世界の中で危険な国ですよと言われております。例えば、ここに荒川が氾濫したら被害額90兆円ですよとか、あと批判では食品ロス、世界でも最も多い、圧倒的に多いとか、あとは、状況の変化の中で、これ前も入れていますが、米がオーストラリアの火災の影響でことしはとれなくなるんじゃないかとかいうことも言われています。食糧危機、これは特にここの段にありますが、お魚の状況、これも温度が上がるといろんな微生物が出てきたり、あとはすむところの移動はありますし、相当いろんな被害があるのでないかと言われております。経済的な危機というか、下のところは危機というよりは前に言いましたESG投資ですね。今2500兆円、下に書いてあるけど、もっとふえているかもしれません。大手の投資会社が全部そういった気候変動危機に対応できない企業から資金を引き上げると。もう相当言われておりまして、そういった状況でございます。
それで、熱中症の資料をつけました。これ見ていただくと、平成30年1,581人、それで一番多かったのは、ここの平成22年ですね1,731人、ちょっと去年の数字はまだ確定値が出ていませんが、恐らく平成30年より多いんじゃないかという状況だそうです、救急搬送等々鑑みると。こういう年齢を見れば、もう言うまでもなく高齢者なんですけれども、それこそコロナウイルスとか新型肺炎とか言っておりますが、新型肺炎はそれなりに亡くなっている方多いですけど、熱中症の死亡者数を見ると、とんでもなく多いんですが、市長この辺は、どうでしょう、対応策、市長でも副市長でもお答えいいんですが、緩和と適応って宣言文でも言っているんですが、これ適応ですよね。この辺は、この数を見たらば、もう本当にすぐ対応策をもっと頑張ってとらないといけないんじゃないのと、新型肺炎、コロナウイルス、もちろんあるんですけれど、これ意外と熱中症だからよくわかってないようですが、非常に多いんですね、このとおり。これいかがですか、対応策。
|
|
○松尾崇 市長 たくさんの方が熱中症でお亡くなりになっているという、こういうことにつきましては、非常に残念でありまして、積極的にこうした対策方法等については発信していかなければいけないというふうに感じています。市では、ホームページですとか衛生時報等を活用しながら、熱中症の予防方法について発信をしておりますけれども、特に大事なのは、高齢者向けには健康づくり教室などを通じてのお伝えをしたりですとか、小まめに水分補給をすることの大切さなども伝えていかなければいけないというふうに思っています。
そういうところで本市の各支所、各図書館にクールシェアスポットとして開放をしたり、このたびウオーターステーション等の給水スポットの設置を進めるなど、外出時の熱中症予防についても取り組んでまいりたいというふうに考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それで、次、また資料出してありますが、すぐできる気候変動のことで、やはり食品ロス、これはごみの問題にも直接かかわるんですが、これ今資料つけてあるのが、平成28年度ですけれども、643万トンね、書いてありますが、可食部分と考えられる量なので、食べられるものなのに捨てられているのが643万トンということでございます。ちょっと私、右側にここに小さい字で書いてあるんですが、済みません、右が切れていまして、これ1人に直すと1日139グラムです。それから、1年で1人51キロという量が捨てられているという現状にあります。鎌倉のような観光地、飲食業が多いまちでは、特にこの量が多いはずなんですが、推計値はどうなのというのはもちろんありますが、ごみの問題も含めて、まずここは努力をすれば減りますよねという話で、すぐできます。これに対する対応策というのは、ちょっと余り鎌倉市は見えてない感じがするんですが、これについてはいかがですか、対応策。
|
|
○能條裕子 環境部長 食品ロスへの取り組みでございますが、農林水産省の試算では、食品ロスの二酸化炭素排出量、全排出量の10%以上というふうに試算がされているところでございます。
世界の状況としても人の消費のために生産された食糧の3分の1の食品ロスが発生しているといわれておりまして、生産・運搬・廃棄の過程で温室効果ガスが発生するということで、食品ロスの削減は地球温暖化の緩和に大きく貢献するものと認識しております。
本市におきましては、これまでごみ減量通信やSNS、また自治・町内会での説明会、事業者への訪問指導などを通じて、啓発活動を進めてきたところでございますが、地球温暖化に対する危機感が高まっている中で、これはもう関心と危機感を持って取り組んでいただけるように、周知啓発について、さらに工夫をしていきたいと考えております。
具体的には、SNSなどを活用した視覚による訴えかけ、それから民間事業者と連携して、そのノウハウや発信力を活用した食品ロスの問題意識を浸透させていきたいと考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 熱中症にしても食品ロスにしても、その他の話にしても、いつも大体答弁的にはそういうふうに言われるんですけど、私は広報、伝えること、発信が全然なっていませんよって、なってませんというか、下手くそですよね、この鎌倉市。この間、市長との面談のときにも言わせていただきましたが、やり方、SNSってすぐ言うんですけど、SNSも世代、年代によっては、全然活用するツールで、もう全然違うし、発信する中身も分けないと伝わらないんですね。やっているつもりじゃしようがないんですよね。この辺は、改めて考え直してもらいたいんですね。インスタの話も何か各課のお話を聞くとやりたいようなことを言っているんですが、まとめて市のほうでなかなかできないという話、これあれですか、広報は小礒副市長でいいんですか。ちょっとこの辺の活用については、観光の発信も私言っていますけど、こういうことは最近、逗子市、葉山町は非常に随分頑張っておられるなというのを見てとれるんですけど、すぐLINEもやりますというのはいいんですけど、あと当然高齢者の方には、広報紙というものがやっぱり何だかんだいって大事なツールですけれども、その掲載していることが、二十のお祝いは全面に一遍に書きます。それは結構です。ただ、見る対象はそのおめでとうの相手の対象の人はもう広報紙なんてあんまり見ないんですね。それこそLINEとかツイッターとか、インスタでそういうおめでとうございます、当然ホールでやるのはいいんですけれども、対象がずれちゃっているんですね。ずっと広報の方には、課長には言うんですが、ツールは分けて、年齢層、対象者を分けて、発信しないとこういうものをせっかくいろいろ聞くと皆さん出てくるんです。こういうのをやっています、ああいうのをやっています、一生懸命やられていますけど、伝わってないことが市民の皆さん、市民だけじゃないと思いますが、それがせっかくやっているのに何にもできてないですよって。そこを何とかもうちょっと考えていただけませんかね。これ小礒副市長が担当でしたら、小礒副市長ちょっとお願いします。
|
|
○小礒一彦 副市長 おっしゃるとおり、いかに市民の皆さんに市の情報を伝えて御理解いただけるかというのは非常に重要だというふうに考えております。そういう中で、市の庁内の中でも検討しておりますけど、民間のそういう専門の方からも御意見いただきながら、今進めておりますので、今後はできるだけそういう伝わる広報というような形で進めてまいりたいというふうに思っております。
あともう一つは、いろんなツールを今使っておりますけれども、これについては、おっしゃるようにどういうものを見ているかって、我々もよくわからない部分もありますので、いろんなものを使いながら、それぞれ市民の皆さんがごらんになる、そういうものにうまく当たればいいということで、今のところはそれぞれのツールを満遍なく使っているところでございますけれども、対象が明確になってくれば、特定の広報はこのツールを使っていこうというような形も考えられるかというふうに思っております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) さまざま鎌倉市って実はすごいたくさん細かいこと、たくさんいいことをいっぱいやっているんですけど、伝わってないのがもう決定的なんですね。なので、そこをもうちょっと真剣に発信することを考えてもらいたいなとずっと前から言っているんですが、なかなかやっていただけないのがあれです。例えば、気候非常事態の全体の地球の話というのは、グレタ・トゥーンベリさんみたいな人が出て、メディアがどんどん書くことで、それが伝わってきたと。それで運動する人たちがふえてきた。また、今度オーストラリアの火災でコアラが焼け出された、そういうのを目の当たりにするとみんな実感するわけですね。台風とかで自分が体験したら、もう本当に自分の中に入ってきますけれども、やっぱりそういうのはかなりやらないとだめだと思います。
それで、私もちょっと前まで知らなかったんですが、例えば、そういうツールとかメディアって、音楽が一番伝わるのって、実は強いなというのがありまして、ちょっと調べてみましたら、ことしの第62回グラミー賞年間最優秀アルバム賞など4部門を総なめにしたという歴史的快挙をなし遂げたという18歳の女性シンガーソングライター、ビリー・アイリッシュさんという方がいらっしゃいまして、実はこの方のショーのタイトルに日本語訳で言いますが、「よい子にしていてもみんな地獄行き」というのがタイトルで、これぜひ映像がYouTubeにも上がっています。本人のアップしているのがありますが、これは、実は気候変動のことを歌っているんです。カリフォルニアの丘が燃えている。水位が上がっても天国が見えなくなったら、悪魔と手を組みたくなるかもしれないといった歌詞がありまして、これ地球の温暖化をテーマにしているんですね。御本人が天使の格好をしておりてくると、石油まみれのところに自分も石油まみれになっていて、火が走っていって、追っかけていくという、そういう衝撃的な映像なんですね。これは、まあ既存の社会の経済のあり方、今のままでは未来がないよという非常に強いメッセージです。それで若者たちを中心にもう今はカリスマ的になっているそうですが、これはトゥーンベリさんと同じことを主張されているんですけど、中身はね。こういうことがあるとやっぱり広がっていくのかなとは思いますが、これをやれと言っているわけではなくて、その今の宣言をされました。
でも、今回実は、金曜日にされたんで、飛び石連休があったんで話題になるかなと思ってネット等も検索したりしていましたが、報道も余りされてないんですね、実は。何でかなと、要するに遅かったんです、もうタイミングが。議会でやったのは、相当話題になりました。もう海外に広がっております。それは、やはり注目された、早かったから、2番目にやったと。なので、もう鎌倉市は宣言していると皆さん世界中では思われていまして、市が宣言してもちょっと遅いのかなって。だから、発信というのはタイミングがあります。これも広報の方に言っていますけど、台風が通った、被害がいっぱい出た、このときに崖崩れと例えば、倒木の処理、木を伐採することの補助金のことを広報で大々的にすれば、皆さん、あ、じゃあ来年また来たときのためにやっておこう。これは適応策ですよね、まさにこの宣言の。そういうことをタイミングいいところでやってもらわないと伝わりませんよというのをぜひお願いしたいと思います。
それで、一応、宣言の中身については、私もいろいろ言いたいところはあるんですが、ちょっと2番、3番のところでその辺は言いますが、もう一個、次の資料をつけてあるので、毎度毎度で申しわけありませんが、本宮市、この間、ホームページ見ていたら、なんかちょこっと市のほうでもシャワーを少な目にしましょうとか、そういう記述がこの宣言文のところに載っていましたけれども、要はこういうことを繰り返し伝えていくことというのが、一番わかりやすい。このままやれとは言っていませんが、鎌倉バージョンでいいと思いますが、やっていただけたらと思っておりますので、今できることをみんなでやっていこうということです。
それで、この谷口たかひささん、御本人に断って、これ掲載させていただきました。気候変動のことを一つのペーパーでざっと簡単にわかりやすくまとめられていて、非常にわかりやすいんですが、ぜひ彼のブログ等々も見ていただくと、さまざまな18カ月の話もここに書いてありますが、何でなのというような解説をしていただいています。一個一個もう毎日ブログ書かれているんですけれども、見るとよく流れもわかりますので、あとこれをまずやってくださいよということとか、書いてあります。
これお肉、実は、上に公共交通機関とか省エネとか、ごみを減らすというのがありますが、実は、ここが一番温室効果ガスの排出ということでは、一番多いんですね。これは、皆さんどうでしょう、御理解いただいていますかね。松尾市長、これこの視点はいかがですか。一番多いんですけど。市長じゃなくても、副市長でも結構ですけど、なぜこれはだめなのか、いかがでしょう。
|
|
○小礒一彦 副市長 この矢印のところ、肉ということでよろしいですか。これについては、特に牛肉を生産する、牛を育てるに当たっては、まず一つは、例えば、森林を伐採して、そこのまず森林からのCO2のやりとりがなくなってしまうというのが一つ、それとあと、食肉をいろいろと流通させるためのいろいろな流通経路によって生ずるCO2ですとか、そういうものもあるので、あともう一つは当たり前ですけれども、牛を育てるには、かなりの食糧をつくらなければいけませんので、それをつくるためのCO2の発生ですとか、さまざまあるということで、こういう結果になっているんだというふうには認識しております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) ここは意外と皆さん、えっと言われるんですが、解説をもっと細かくしていると時間が幾らあっても足りないので、今副市長が言っていただいたのでおおむねいいと思いますが、あと、よく聞く話で、牛のげっぷが何とかとかいいますが、これ実は笑い話で済まない、科学的な話でして、げっぷとおならが充満したらばまずいんですよ。どのくらい出ているかというのは数字もあるんですけど、細かく言っていてもあれなので、例えば、この議場に3頭牛がいたら、どれだけの温室効果ガスが出ますかと。これメタンガスなんですね。メタンガスというのは、二酸化炭素よりもはるかに、二十数倍から80倍という見解もあるぐらい、温室効果が高いと言われていまして、メタンガスね。だから、発電できるという話なんですけど、こういうことがあるので、こういうことをよく考えて、ちょっと後でベジタリアン、ビーガンの話は観光のところでちょっとあわせてやるので、そこの話は後でやりたいと思いますが、そういうことがあります。もちろん車は、もちろんガソリンだけじゃないですね、軽油もそうですけど、電気自動車にシフトしていくというようなことはもう当然やらなきゃ、2050年までにということなので、これはもちろん皆さんおわかりになるとおり、あと電気も再生可能エネルギーということで、今さっき化石賞と話しましたけど、日本が海外から批判されているのは、そういうところ、食品ロスとか、発電、そういうところが批判されているということでございます。
ちょっとお昼前に、目の前でという話は今、本宮市のことを書きました。レジ袋が何とかとか、シャワーが何とかとか、市のページにも書いてありますが、私、今、食品ロス削減は申し上げました。それから、申し上げたいのは、アイドリングストップなんですね。市の車及び関係車両等々、一般にもですけど、呼びかけていただきたいと思っているんですね。
これ、担当課の方々には見つけたらその都度申しているんですが、どうも市の直接の車両というよりは関係車両ですよね。工事現場なんか非常にアイドリングかけっ放しというのが物すごく目立ちます。あと環境部系もそうです。これはやめましょうよということは言えると思いますね。契約検査課の課長にこれ今度から契約のときに盛り込んでって言ったんですけど、この点はいかがですか。小礒副市長なのかな。
|
|
○小礒一彦 副市長 できることからやっていくということでありますので、そういう点も含めて検討していきたいというふうに思います。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 車に乗らないようにするのも、これ実は本宮市のほうでは1週間のうちに2日やめましょうと言っているんですね。私ももともと車はあんまり乗らないですけど、今、もうほとんど乗らなくなって、用事があればしようがなくてというか、コーナンに買い物行くときはちょっとなかなか難しいので、荷物運ぶとか、鎌倉市でいったら、作業センターが車に乗らないでやれるかといったらやれないですよね。でも極楽寺なんかよく見かけるんですけど、市の車がとまっています、あの近辺にね。極楽寺にどこに行っているのかといったら、大体極楽寺か史跡関係のところだと思いますけど、そういうところに行くのは、別に江ノ電で行ったら極楽寺は7分です。極楽寺、駅から1分です。車に乗る必要ありますかといったら全くないです。運賃はかかるかもしれませんが、そういうことなんですね。それをできることからと今副市長言われましたが、やっぱりもう18カ月って先ほど言いましたが、もう抑えて減らしていかなきゃいけないので、アイドリングストップと車を減らすこと、それから先ほどの食品ロス、それから、再生可能エネルギー、これはどうも何もやる気がないのかずっと鎌倉市はほとんどやっていませんが、私、前も何度か一般質問でやっていますが、例えば、七里ガ浜浄化センターのところから川が急流で流れてきますね。あそこはかなりの水量です。あれ小水力発電やったらどうですかって申し上げているんですが、今、技術も随分進みました。その後、あれはもう随分前ですから、今期じゃなくて前期に多分質問しているんですけど、何でこれ再生可能エネルギー、さまざまもっと真剣に取り組まないんですかね。市長、いかがですか、再生可能エネルギー。
|
|
○松尾崇 市長 再生可能エネルギーの推進ということでございますが、これ大変重要なことであるというふうに考えております。例えば、施策としては、住宅における再生可能エネルギーの促進というところで、機器の設置に係る補助金だけではなくて、市内の工務店にも御協力をいただいて、ZEHの見学会を行うなど、市民や小学生などの啓発ということを行ってきているところです。
市の施設においては、太陽光発電の導入を建物に支障を生じさせない範囲で図ってきましたけれども、今後は小規模な再生可能エネルギーの導入も検討をさらに進めて、さまざまな手法の導入に取り組んでまいりたいと考えています。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 答弁だけで何も見えてこないのね。多分、昔した質問と答弁変わってないんです。なんで七里ガ浜の浄化センターからあそこでやればいいと思うんですけどね。昔、私ちょっとある方の話の中で、外国人の小水力発電の専門家から提案があったという話を田舎の限界集落のところで聞いたんですけれども、自転車の要らなくなったホイールで羽根つけて回せば、自転車二、三台分あれば1軒分の電気、照明は賄えますよと言われたそうです。多分、その方も3年ぐらい前かな、話を聞いたのが。もうやられている、来年やりたいと思いますと言っていたのでやられていると思いますけど、じゃあ、もう再生利用のホイールをつけて、羽根つけて、子供たちが授業でつくってみて、やってみて、バッテリー、蓄電池は要りますけど、もちろん。それで電気つけてみたらどうなのって、それは教育にもなるし、例えばね。自転車のホイールだって、あそこはもっと急流だから、早く回り過ぎちゃうからもうちょっと緩いところでやってみるとか、そういう環境教育にも非常になるので、やったらどうかなと、前も言ったんですよ、この話。随分前ですけど、全然やる気配がない。もう宣言したんですから、やってくださいねって。これから、この先おいおい、またそういうの中身を言っていきますが、きょうは簡単にしておきます。
それで、お昼前最後に、もう一個資料がつけてありますが、気候マーチ。実は12月22日に1回やりました。雨の中、寒い中100人もお集まりいただいて、先ほどの谷口さんが中心になってやらせていただきました。結構意外な反響があって、私もびっくりしている次第でございますが、議会の宣言も合わせて非常に広がっているな。今度、4月18日にまたあります。これ、どうでしょう、市長、御参加いただけませんかね。
|
|
○松尾崇 市長 前回もちょっと予定が公務とかぶって出席できなくて、今回もちょっと4月18日がたしか鎌倉まつりの期間中であったというふうに記憶をするので、どういう予定になっているかちょっとわかりませんけれども、調整をさせていただきたいと思います。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 市長が来て、参加したら、メディアも出しやすいので、前回はジェイコムが番組でやってくれて、動画もアップしていただいていますけれども、ぜひ外へのアピールということは非常に重要ですので、広報では一番市のことをやっていますが、市長が出るのが一番いいんですよ。一番プラスになるんですよ。なのでやっていただけたらと思っております。
一応、午前中これで終わりにしますが、これ気候変動は、谷口さんのそのマーチのときのスピーチ、これも動画にありますので見ていただけると一番わかるんですが7分間の動画ね。言葉をかりますと、全員が原因なんですよ、一人一人が原因をつくっているんですよと、この気候の危機は。全員が行動をする必要がだからあるんですよと。地球の危機、人類の危機を救うことができるのは、私たち一人一人の行動です。彼がいつも言っているのは、1人の100歩より、100人の1歩です。17万2000人の人がいたら、17万2000人の人がちょっとずつやったほうが1人が頑張るよりはるかにいいですよ。いきなりお肉を食べないで、ベジタリアン、ビーガンになりなさいと言ったって、なかなかこれは簡単ではないですけれど、週7日のうち1日変えます。1週間のうち2日、車乗るのをやめます、これは全員がやったらば、すごいボリュームです。だから、そういうことでやりましょうよということだと思いますので、ぜひ皆さんも考えていただきたいと思います。
午前中はここで終わります。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(12時00分 休憩)
(13時10分 再開)
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
長嶋竜弘議員の一般質問を続行いたします。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それでは、午後の部、行きたいと思います。
午前の部で一個提案しようと思っていて忘れたのがあるんですけど、カーフリーデー、ヨーロッパを中心に9月22日という設定で今は16日から22日まで幅があるそうですけど、カーフリーデーというのが行われております。これを時期は別としても、世界的にやっているので、その日がいいとは思うんですけど、これやったらいいと思うんですが、市長いかがですか、カーフリーデー実施。
|
|
○松尾崇 市長 取り組みを進めていく中の一つの方法ということで検討はしてまいりたいと思います。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) どっちかというと、その日を啓発の機会というか、さっきから言っていますけど、皆さんが知っていただくための機会になる。当然、メディアはばんばん出しますから、考えていただく大変いいきっかけになると思います。
先ほどからの流れでいくと、我が国は非常に環境意識がおくれている。ただ、今、先ほど言いましたマーチもそうですけど、高校生たちやそれ以下の小学生までにかけて子供たちは非常に意識が高いです。私もいろんな子供たちと話させていただいております、若い人たち。大人が本当に意識がないです。そこはやはり改めて反省してやらないといけないと思います。もう先ほども言いましたけれども、危機なんです。自分の家が火事、地球が火事なんです。これはもう本当に18カ月とお話ししましたが、本当にみんなが真剣に考えて、別にそれ車に乗らなくてもいいでしょというのを、別に公共交通機関使えばいいんです、使えるときは。
これ、私、大分使うのを、雨の日、前は車で、雨の日とかめちゃくちゃ暑い日とか車で庁舎に来ていたんですけど、やめて江ノ電にしました。そしたら何が一番よかったかというと、車を運転するストレスから解放されました。やっぱり市長もそうでしょうけど、議員とか公務員の皆さんは、やっぱり事故を起こすと一般の方よりは非常に重いわけですから、そこのストレスは解消されます。ぜひやってみてください。非常に大雨の日、江ノ電で行きました。前は車で行っていました。ワイパーを回しても、前が見えないような状況で、危ないなと思いながら運転しているよりも、江ノ電に乗っていると、そういう心配しなくていいんだとふと気づいたら、なるほどこんな楽なことはないなと思いました。なので、皆さんも考えていただきたいと思います。
2番に行きます。財政非常事態、深沢整備事業と本庁舎移転。
あえて、これ財政非常事態ということで言わせていただきました。まず、お願いしてありますが、それぞれの事業費、深沢整備事業と本庁舎、それの事業費、今までかかったもの、これからかかるもの、それから人件費も分けて、お示ししていただけたらとお願いしております。皆さんもメモを御用意していただいて、いま一度ちょっと確認をさせていただきたいと思います。お願いします。
|
|
○前田信義 まちづくり計画部長 深沢の事業費ということでございますけれども、平成29年度に実施しました広域連携調査におきまして、深沢地区の区画整理の事業費につきましては、造成や調整池の整備を含めました本体事業費が168億円となっておりまして、土地区画整理事業、土地区画整理法の第2条第2項、これ関連の施設整備等に使える費用でございますけれども、その37億円と合わせまして、約205億円というふうに試算をしているというようなことでございます。
あと、これまでのというようなことでございますけれども、平成18年に拠点整備部に深沢地域整備の担当課が配置されて以降でございますけれども、平成30年までに支出いたしました職員の人件費、令和元年度まででございますが、約5億8000万円というふうになっております。また、同様に委託費等の事業費につきましては、約5億1000万円というふうになっております。
さらに、今後の職員の人件費につきましては、令和元年度から今回の実施計画の期間中の令和7年度までの人件費でございますけれども、約5億6000万円というものを見込んでいるということでございます。
|
|
○奈須菊夫 行政経営部長 本庁舎につきましてでございます。本庁舎の建設費につきましては、現在2万5000平米を上限とすることで、想定をしておりまして、当時の消費税で150億円という金額を本庁舎等整備基本構想の中でお示ししているところでございます。
これまでのそのほかの事業費といたしまして、平成27年度に本庁舎機能更新に係る基礎調査を行った時点を起点といたしまして、本庁舎整備に関するこれまでの委託料は今年度末で約5000万円となる見込みでございます。
次に、人件費でございます。人件費、本庁舎以外の公共施設再編業務などの他の業務も行っていることから、金額を出すというのは難しいんですけれども、毎年2名の職員がかかわったと仮定をいたしまして、またその職員の役職、年齢などを問わず、平均人件費で計算いたしますと、年間2名で1600万円、平成27年度から5年間で約8000万円、今後、開庁を令和10年度ということを想定いたしまして、9年分といたしましては、約1億4400万円となることになります。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 非常にわかりやすかったと思います。今後、こういう見込みだということで、この財源どうするのという話で、これはまさにもうこんな今の財政状況でできるんですかという話で、あえて非常事態と書きましたが、しかし、この気候非常事態宣言をされましたので、これによってもう私は本庁舎の移転もできないと思うし、深沢の整備事業も駅つくるとか、大体第三の拠点と言っていますが、こういうことは何かしらやるにしろ、先ほど松中議員からも防災の拠点、防災公園的なものというお話もありましたが、私もそっちのシフトでやるべきだと思っていますが、宣言したことによって、当然変わりますよね。それは市長、いかがですか。宣言して変わると思いますが、ゼロからとは言いませんけど、大幅に。いかがでしょう。
|
|
○松尾崇 市長 深沢地域の新しいまちの整備においては、気候変動に対する本市の対応を先導する形で官民連携のもと、スマートエネルギーの活用ですとか、環境配慮型のモビリティーシステムの導入の研究などに努めていくとともに、最新のテクノロジーを取り入れて、ソサエティー5.0社会の実現を図ることで、SDGs未来都市に選定された鎌倉にふさわしい、環境にも配慮した未来志向のまちづくりを実現していきたいというふうに考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それでは宣言の話とは、ずれているんです。温室効果ガス排出を実質ゼロにすることを目指しますと。それから、風水害対策等を強化しますと書いてあるわけですよ。前から何度も言っていますが、ここの深沢地域整備事業、本庁舎も含めてやったことによって、温室効果ガスを算出してその分減らさなきゃいけないんじゃないですかと言っていましたけど、減らすんじゃなくて、出しちゃいけないんですから、ゼロですからね。これ違うんじゃないですか、市長。だって、宣言には、温室効果ガス実質ゼロにするって言っているわけですよね。2050年が目途ですけど。つまり今からスタートするあらゆる事業は、そこの視点でやらなきゃいけないと。先ほど危機と言いましたけど、1.5度に抑えるのには、もう来年からは今よりふやしちゃいけないですよという意味なんですよ。これ完全にふえますよね、深沢の、ふえないんですか。ゼロじゃなくて、吸着するような木を植えて、CO2を吸収する、そういう事業に切りかえていかないとだめなんじゃないですか、いかがですか。ゼロって言ってるんだもの。
|
|
○松尾崇 市長 温室効果ガス排出というところのゼロに向けての目標というところについては、その目標に向けて取り組んでいくということになります。
全体で見ますと、今のこの延長線上で見れば、鎌倉市の老朽化した公共施設の特に空調設備等々は、大変非効率な状況になっていると、こういうあたりもより環境負荷の少ないものにしていくというようなことにも当然取り組んでいくこともありますし、またこの深沢のまちづくりにおいては、当然環境に十分配慮した形でのまちづくりということが大変優先になってくるわけでありますから、そうしたまちづくりの中で、この気候非常事態宣言の理念ということも取り入れながら、まちづくりを進めていくという形になります。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それは考え方が破綻しております。別に本庁舎老朽化はいいんですよ、それはそうなんですよ、ここで建てかえればいいという話とか。だって第三の拠点をつくるということは、そこにマンション群をつくって、ショッピングセンターをつくるというのが今の計画ですよね。シンボル道路、そんなでっかいのつくって駅まで行って、車がばんばん走るんですよね。どこが温室効果ガス実質ゼロにするまちなんですか。全く通さないのか。それとも再生可能エネルギーだけの交通機関をそこに全部通してやるんですか。コンクリートも例えばアスファルトも使わないと。本庁舎は全部木造で、CLT工法でやりますとか、そういうことなんですかね。
例えば、本庁舎つくるにも、前から言っていますけど、ここの地盤の緩さを言っているんです、比較で言うとね。ここは、一番入り口のところの横だと7メートル程度なんですよ、地盤まで。向こうは28メートル、7メートルなんですよ。そこのくいを打つだけでどっちが比較したらいいですかといったら、こっちのほうがいいんですよ、簡単に言うと。だから、破綻していませんか、今の考え方。
だから、そういう周りを例えば、木を植えて森林にして、低くして柏尾川があふれたとき、水が流れ込むようにして、車は走らせませんと。本庁舎は、再生可能エネルギーで何らかそれで全部運営しますという計画ならわかります。今の計画で本庁舎を建てて、ショッピングセンターをつくって、3,000人規模のマンションをつくると言っているんですが、これ見直さなきゃだめなんじゃないですかと言っているんです。この宣言をしたんだから。どうですか。
|
|
○松尾崇 市長 まだまちづくりはこれからですので、詳細の部分、より具体的なことというのはこれから決まっていくわけでありますけれども、今現在、つくっております計画の中でもシンボル道路について、半分のところについては、自動車を通すのではなくて、いわゆるトランジットモールというような形で全体としてもウオーカブルなまちという形で一つ言葉を使いながら、歩いて健康になるまちづくりというところの方向性というのを明確に打ち出しているところでもありますし、また新たな住宅をつくるにしても、新たに使い続けていく中で、新たにエネルギーを使わずにできるというような家づくりということも当然これからできてくるわけでございまして、こうした環境負荷を抑えた最先端のこうしたさまざまな技術やテクノロジーということを当然まちづくりの中では積極的に取り入れて、行っていくという形になります。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) だとすると、CO2の数字を出していただけませんか。CO2じゃない、温室効果ガス、あらゆるものがありますけど。そこの部分でこれだけ出ますと、出ました分をこちら側でどこか別の地域で減らしますと。本当は出しちゃいけないんだけどね。2050年にはゼロにするんだから、まち全体でゼロにするんですよ。ガソリン車走っちゃいけないんですから、2050年には。そこのまちはそうするんだけれど、そこでふえた分、どこか削るなり、森林をどこかに植えるんですか。木、これだけ緑守ってきたけど、先ほどの話じゃないけど、風水害で管理が行き届いてなくて、被害が出ちゃうという中で。まず温室効果ガスの排出の数値を、それを言うんでしたら、めどを出してくださいよ。それ千田副市長が前にお答えになっているけど、もう一度、千田副市長いかがですか。それ出した上で、こっちはこれだけ減らしますと。本当はバーターでこうなっちゃだめなんですよ。全部ゼロなんですから。この宣言はそうなんですから。
先ほどの平和都市宣言の話じゃないですけど、平和都市宣言したって平和になっているかというとなってないんですけど、でもそういう努力をしていこうということだから、基本的に第三の拠点でそこに人口を集めます、ショッピングセンターつくりました、あり得ないですよね。その分、こっちなくしますよならまだわかりますよ。本当はそういう考えじゃだめなんだけど。それ、まずCO2の算出しませんってかたくなに前田部長も千田副市長も言っていました。それもう一回どうですか。
|
|
○千田勝一郎 副市長 このまち自体のコンセプトとして、環境配慮型のあらゆる人と環境に優しいまちというのをコンセプト、まちの将来像の一つに挙げておりますので、その方向に向かって、例えば、参入事業者にはグリーンインフラの導入だとか、環境配慮型のエネルギーマネジメントの実施などを求めていくと。あるいは市の施設に関しましても、ZEBあるいはニアリーZEBといったような形で進めていくというふうなことが基本になると思いますが、温室効果ガスの排出量というものについては、現在持ち合わせておりません。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) もう宣言を取り下げたらいかがですか、市長。だって、それ合わないじゃないですか話が、こっちの話とそっちの話と。
悪いんですけど、宣言は深沢だけの話ではなくて、鎌倉市全体のことを宣言しているわけですよ。そこのまちはそういうまちにそりゃできますよ。そこだけとったから。人口3,000人もふえたらならないし、ショッピングセンターなんて、それに合わせたことやってくれるかといったら、まず無理でしょうね。民間企業がいいって言うかどうかは。IKEAなんかは、結構地熱発電とかあらゆることをやって、ショップでそういうネット・ゼロ・エネルギーとかやっていますから、そういう企業が入ってくれれば、可能ではありますけれども、まち全体で温室効果ガス実質ゼロって言っているのに、深沢はそれでやりますじゃないんですよ。まち全体なんですから、市長。深沢は、鎌倉市のほかの部分で出た温室効果ガスをそこで森林を植えるというのが一番ですけど、そういうことで減らしていきますというぐあいの考え方じゃないとだめなんじゃないですか。
開発しますけど、温室効果ガスの排出量がわかりませんって、持ち合わせていませんって、そんな話はないと思いますよ。それだったら宣言取り下げませんか。整合性合わないんですけど、いかがですか、市長、もう一回。おかしい。
|
|
○松尾崇 市長 深沢のまちづくりでの御質問でしたので、深沢のまちづくりの中でのこうした方向性というお話をさせていただきましたけれども、御指摘のとおり、当然この非常事態宣言は鎌倉市全体のことで我々としては捉えて取り組みを進めていくわけでございます。今、我々が生きている中で、これ急激に温室効果ガスの排出ゼロということの実現は、これは現実的ではないというふうに思っています。こういう深沢のまちづくり等で先進的な事例ということを本市の中でつくっていくことによって、この全体的な波及効果、またその方向性という牽引できるようなまちづくりということができるというふうに考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 無理。無理じゃないというなら、数字で示してください、客観データで。それを示せないんだったら言っちゃだめ。前田部長、ちょっと申しわけないけど、聞きますけど、本庁舎は、じゃあネット・ゼロ・エネルギー・ビル、ZEBなり何なりいいですけど、マンションをつくるとか、ショッピングセンターつくるというのは、温室効果ガスを排出しないんですか。あと交通機関は、全部それないものでつくるんですか、そこの中って。できるんですか。
|
|
○前田信義 まちづくり計画部長 現在、深沢のまちづくりのコンセプト、ウエルネスというものがありますけれども、それを具体化をするという中で、専門家の委員会を立ち上げまして、具体化方策等の検討を進めているというようなことでございます。
そういった中でも、低炭素化、あるいは脱炭素化への取り組みというものを例示をする中で、これを実現していこうというようなことを進めているところでございまして、まちの基盤整備の検討や今後、民間のいろいろな建設を進めるといったことの中で、最先端のテクノロジー等も導入をしながら、スマートエネルギーの活用とか、あるいは環境配慮型のモビリティーシステムの導入検討といったようなことも進めていく中で、SDGs未来都市にふさわしいような、宣言にふさわしいようなまちづくりというものを先導していくというようなことを進めていくことにしてございます。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) だから、具体的に数字で示していただけないですか。その今言ったものは温室効果ガスの排出量どうなるんですか。前田部長、前やりませんって言いましたけど、やらないの。やらないでどうやってわかるの。
|
|
○前田信義 まちづくり計画部長 ただいま、答弁しましたように、まちづくりの具体化についての方向性の検討をしているというようなところでございます。
深沢のまちづくりですけれども、基盤整備が終わった後、当然、その基盤に合わせて、上物のまちづくりを進めていくというようなことになります。現段階では、具体的にどういったような事業者がどういったようなことをやっていくということが確定できているものでもありません。また、令和2年度からまちのガイドラインというものを策定をしていくということになりますので、その中で逆に脱炭素化、低炭素化に関する具体的な方策等についても入れ込んでいくということがありますので、現段階で具体的な目標値ということを設定することはできないというふうに考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) もう全然だめ。だったらもう宣言取りやめましょう。どうせそんな答弁しか出てこないだろうとは思っていましたが、もう変えないとだめなんですよ。もうできない。ガソリン車、私も次電気の車買おうと今のところ思っているところですけど、買うんだったらなるべく乗らない、車を持たない生活ができないかなというのも考えていますけど、なかなか難しいかなとも思っていますけどね。
もう先ほども言っているとおり、時間がないんですよ、地球が火事なんですね。消火器持っていって消しにいかなきゃいけないんですよ。日本は一番出しているんですよ、それね、燃えるもとを。アメリカとか日本は、中国もですけど。ちょっともう感覚がずれ過ぎ。宣言したんだからもうちょっと感覚をまともに持ってくれているのかと思ったら、全然違いますね。
私、最初のところで資料で、いつも各ホームページへのリンクのあれをつけていますけど、じゃあ、どういうことが書いて、世界中でどういうことを皆さんやっていて、環境先進国何をやっているんですかって、別に本も出てれば、何もあれば、幾らでも載っていますよね。そういうまちづくりしていきましょうよという話で、何かどうもそういう中で、新しくそこをつくるというのは、もう開発的にはないんですよ。既存のまちをそういう低炭素社会に向かって変えていこうねって。その中で、深沢の土地を使おうねというならわかるんですけど、人口ふえます、ショッピングセンターできます、本庁舎倍の面積で移しますって、全然話にならない、面積倍ですからね、今の。何でそれがいいのかわからない。どこが低炭素社会に向かうんでしょうか。
それもう道路といったってそうだけど、私が前から言っていた周辺の道路の整備をしないとだめですねと言っていたのはもう要らなくなるんですよ、簡単に言えば。それ今までのような交通体系と根本的に変わるので、後でちょっと観光のところでそれはやりますので、交通はおいておきますけれども、そういうことなんですよ。
それで、この中で、風水害対策等を強化しますと、気候非常事態宣言に書いてあるんですね。前から申し上げている件で、柏尾川の水害ですよね。632ミリの最大想定規模を隠して封印したまま大丈夫ですって言っていたわけですけれども、これそれで今、国土交通省がまた新しいことを言い出して、治水対策を見直すということで、小委員会をつくって、夏までに答申を出すと言われているのはよく御存じだと思いますが、状況でありました、この台風19号、15号の影響は非常に大でありまして、そこの本当は小委員会の資料をつけようかと思ったんですけど、数が余りにも膨大なのでやめましたが、国土交通省のホームページを見ていただくと、もう2回審議会が開かれておりまして、さまざまな議論が行われていて、各地被害があったところの事例がずらっと並んでいて、どういう対策をやると、あと予算規模等々ももう全部書いてあります。
開発の規制とか、さまざまあります。深沢に当てはめると、開発の規制と小規模集落の移転、そこまで国土交通省は言っています。あと、ハード整備もできることはやっていくと。今まで行政側の答弁はソフト対策で対応しますだったけど、それは国土交通省もそう言っていましたが、今はハード対策もやっていきますということで、予算のことまで書いてありますよね。そこの審議会の資料を見ると。その中で、夏までに国が方針を出してくると思いますが、前回も聞いていると思いますが、柏尾川はもう今さら言うまでもなく皆さん水害のあれだということですが、そういうことを考えたら、風水害対策強化、適応策、本庁舎をあそこの場所に移すとか、それで防災の拠点にしますって、過去はずっと言ってきたんですけど、それは正しいんですか、考え方。間違っていると私はずっと言っていますが、それいま一度いかがですか。市長でも副市長でもいいんですが。あそこは水害の地です。もうデータももう過去いろいろ議会で出て、議論されている話ですが、それで宣言をして、風水害対策やりますよと、まさにこれ適応策ですよね。そこに本庁舎持っていっていいんですかね。だめだと思いますけど、いかがですか。
|
|
○松尾崇 市長 本庁舎等の整備事業というところでは進めていくという考えに変わりはないですけれども、近年起きている異常気象や気候変動を無視することはできないというふうに考えておりまして、新たな本庁舎や防災拠点としての機能がしっかり果たせるように引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) いや、果たせるように、だったら何するんですか。本庁舎をあそこに持っていかないということでいいんですか。前からいろいろ言っているとおり、水害もあれば、地盤が緩い、あと緊急交通路指定想定路の話もしましたし、さまざま周辺道路の話もしましたけれども、あそこが適地ではないんじゃないですかって言っていますが、何をして対応するの、今の答弁で。何するんですか、今までの計画を見直すということですよね。どういうことなんですか。
|
|
○松尾崇 市長 これまでも検討をしてきているところもございますけれども、昨年の台風の被害というところについては、これまでの想定を大きく超える降雨被害であったということも踏まえまして、改めまして、深沢の地域で防災拠点としてしっかりこれが機能できるようにということを改めて検討をしているというところでございます。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 改めて検討をしたら、じゃあ変わっちゃうんでしょうね。変わるんだったらいいですよ。その中身がわからなければ、これから予算委員会で皆さんいろいろぜひ聞いていただきたいと思いますけど、検討し直すんだそうなので、中身は触れませんが。これ前提がだから台風の話と気候非常事態宣言をしたことによって変わっているんです。地球は危機ですよって。要は皆さんもうおわかりと思いますけど、台風がまたさらにことしも強靭化された台風が来るんじゃないか。もう気候の暖かさ見ても、雪ないですからね。雪国は雪がないと、大変皆さん困るんですよ、実は生活がね。あれ、除雪だけでも物すごい収入源なんですよね。町村の方々、私そういうところ、飛騨の山奥にいたからよくわかるんですけど、スキー場の仕事もなくなっちゃう。そういうこともあるんですけど、鎌倉は、そういうのは幸いなことにないですけど、要するに気候変動によって起こっている事態はもう経済を本当に揺るがしている中で、深沢のことも考えなきゃいけないわけですよね。今のままではなく、根本的にもう一度練り直さないとだめなんじゃないですかっていう話なんですね。なんだけど、そういうつもりがあるのかないのか、何かよくわからない答弁しかしないので、はっきりしないと、でも宣言したんだったら、このとおりにやってくださいよという、私はそれだけなんです。
進んでいただくんだったら、交通機関だってどうするのという話とか、全部今まで皆さんほかの同僚議員の方の質問等々でもあった中で、先ほど松中議員が言っていた災害が起こったときどうするのと、瓦れきの置き場どうなるの。瓦れきの置き場より私は仮設住宅のほうが問題だと思いますけど、仮設住宅は基本的に海側で津波で破壊されるところには皆さん当然住みたいとはなかなかすぐ思われないから、深沢ぐらいしかないでしょって、たくさん建てる場合ね。前も言いましたけど、学校のグラウンドしかないんですよあと。学校のグラウンドに建てると、子供たちが授業できなくなっちゃうんです。深沢をあけておけば建てられるんです。瓦れきは津波で破壊されたところにならして、横に置ければ、そこに仮設の炉を建てれば、そういう処理の仕方、被災地ではそういうのが主でした。なのであれですけど、仮設住宅は建てるところないんですよ。もしくは新しく仮設住宅の後、市営住宅なりをもう私も気仙沼でもたくさん見てきましたけど、建てて、そこに住むということはほかにどこか場所があるんですか、鎌倉市内でって言ったら、あと野村総研の上とか、そういうところぐらいしか広い土地ないですよねって、どこにするんですかっていったら、全くないですよ。
そういうことも気候変動とか水害というところでは、きちっと考えて土地利用しないといけないんですけれども、台風の被害でそれを考えなきゃいけないと。だって、気候非常事態の頭のところ、世界各地で猛暑、干ばつ、集中豪雨や超大型台風の異常気象により甚大な被害が発生し、私たち人類の生命を脅かしていますって、そのとおりなんですけど、そしたら、そういうことに対応したまちづくりをしなきゃいけなくて、深沢はまさにそういう空地であいているんだから、まさにそういう対応のために使わなきゃいけないけど、今の計画はだめですよねって、私は言っているにすぎないんですけど、それをかたくなにまだいいんだと言うんだったら、これは問題ですよね。ちょっと頭を切りかえていただきたいと思っております。
宣言をしたんだったら、そういうつもりで市長はおられるのかなと思って、このタイミングで何でしたんですかと、予算委員会終わってからもう一度言うんだったら、改めてリセットできるけど、予算提案しちゃった中で直前に言われたら、皆どうしようもないですよね、予算出ちゃっているんだから。
考え方をリセットしないといけないんじゃないですかということで、この後、議会にも大きな責任がありますね。そういう事態で世界中注目しています、鎌倉市のことはね。SDGs未来都市もあったけど、気候非常事態宣言、2番目にしたことになっていますから、議会のほうの決議が。いろんなところで、思わぬところから来ますから、私にも連絡。くりはら議員もこの間、大阪へ行ったら大変だったそうなんで、聞いてみてください。もう鎌倉ですかって言われてもう大変にあれなんですよ。いろんなところから私にも来ます。海外の方等々、特に注目していますよ。なので、大きな我々責任を背負っているということを、何よりも地球が危機なんですからね。自分たちの住んでいる家が火事だったらどうなりますかという話です。
あと45分で本当はもういろいろ言いたいんですけど、次のところにいきたいと思います。
あと、もう一回言いますけど、地方自治法第4条第2項は、私はこれの違反だと思っているので、何度も言いますが、これ読み上げると、「前項の事務所の位置を定め又はこれを変更するに当つては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない。」ですよ。他の官公署、皆さんどうですかと。何か用事するときどうですか。本庁舎だけ向こう行っちゃってどうですかということは、もうこれ私は第4条第2項の違反だと思っていますので、それも改めて言っておきます。
それで、観光非常事態、観光立市鎌倉の正体ということで、観光、これ、私が非常事態と言っていたら、本当に非常事態が加速しておりまして、皆さん理由はおわかりと思いますが、新型肺炎のコロナウイルスの件で、観光客も本当に落っこっちゃっていますね、さらに。これは、過去2308万人が入込客数超えていた状況から、去年、おととしが2000万人を若干切りました。去年は、速報値まだ出ていないのって言ったら、まだ全然出ませんというから、遅いねって言ったんですが、さらに落ちているはずです、感覚的には。そしたら、ことしはさらに落ちます。もう1月のコロナウイルス出る前からもう初詣の段階で非常に人が少なかったです。駅前のところ、交通規制してバス乗り場移動していますけど、規制しなくても済むんじゃないかって思うぐらい、必要性がないぐらい少なかったです。私は2日、3日と、4日、5日もいたかな。ことしは4日、5日が土日。長かったというのも一つの要因かもしれませんけれども、その後、人は本当に少ないです。もうこれどうなっちゃうのと。夜なんか歩いてみてください。8時ごろでももう本当に人も車も全くないです。
昨日、私帰りにずっと歩いていって、六地蔵のところから横の県道へ出ていって、長谷のところまでずっと歩いている中で、県道に車が通るのがぽつんぽつんと走る程度、人なんかめったに会わないです。そのくらいで、何よりも飲食店に人が土曜日、金曜日でも歩いて夜見ていると、7時、8時ごろ、全然入っていません。これ悲鳴がそこらじゅうで上がっています。そういう事態で、コロナウイルスの収束がどうなるか、その後、じゃあまた来年も新型インフルとか何か出てくるんじゃないの。夏は夏で、先ほど言った暑くてどうしようもなくて、表へ出なくなって、去年は海は半分になりました。こういう事態ですよと。もう非常事態なんですよ。鎌倉のまちは観光客来なくなったらどうなるのって話で、もう江ノ電乗っているともう本当にてきめんで、中国人がたくさん乗っていましたけど、もう中国語、小町通り歩いていても、江ノ電乗っていても聞こえません。なぜか鎌倉高校前だけは人いっぱいいますけどね。先ほどありましたけど、台湾の方かなり多いんじゃないかなと思いますが、非常にそういう状況で、東日本大震災のときに落ち込みました。あのときもいろいろな方から結構いろいろ言われましたが、あのときはその後V字回復をすごいしたんですね。それで2300万人に行ったんですが、そういう状況かどうかっていうとかなりはてなでございますが、今こういう状況について、これ所管は小礒副市長でよろしいですか。どういうふうに捉えられていますか。市長にお答えいただいてもいいんですけど、私は非常事態だと思っていますが、どうですか。
|
|
○小礒一彦 副市長 本市の入込観光客数でございますけど、平成27年から減少しておりまして、令和元年につきましては、これから集計を行いますけれども、冷夏、そして台風の影響もありましたので、観光客数は若干減少という結果になるというふうに予測をしてございます。
また、商工会議所でございますが、四半期ごとに行っております中小企業の景況調査によりますと、飲食業におきましては、昨年の7月から9月の売り上げが相当に落ち込んでいたところ、10月以降でございますけど、回復傾向にあるという状況がございます。また、サービス業の売り上げにつきましては、昨年の1月以降ずっと低下傾向にございましたが、10月以降持ち直しを見せているという状況でございます。
なお、直近の状況につきましては、新型コロナウイルスの影響から、中国からの観光客が減少しているという話を聞いており、その影響を懸念しているところでございます。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 中国の団体の人たちってお金を落とさないので、鎌倉では、そんなに重視しなくてもいいかなと思うんですけど、一番懸念することは、日本人の方々が来なくなっちゃっている、怖いから表が。この土日もおもしろいですよ、小町通りやっぱり密接しているから、少な目なんですよ。でも、御成通りとか、今小路通り歩いていると多いんですよ。もうそれ顕著に出ている。密接しているから怖いと思って横を歩いているんでしょうけど、そういう事態が訪れていまして、私はもうこれ、安近短の鎌倉の観光地からの脱却をしないと、今後もこういったこと、いろんなことで上がったり下がったりするような状況の中で、根本的な考えをシフトしていかなきゃいけないと思っているんです。私、討論や委員会等でも言っているかもしれませんが、鎌倉はハイカルチャーリゾートと、海も生かして、そういうまちにするべきだと。歴史、文化、芸術、そしてこの海の景観等々を生かしたハイカルチャーリゾート、そういうまちにするべきだと思っております。今もう本当に民泊とかも、ホテルもこれからどんどんできますが、本当に大丈夫かな。民泊も人が泊まんなくなっちゃって、私、いつも坂ノ下のあそこのゲストハウスの前を通るんですけど、一時期今の数字どおりでちょっと前は物すごいあそこ泊まっていました。金曜日、土曜日、日曜日とかは。今はがらんがらんです。そりゃ大変ですよね。今、小礒副市長がなんかデータ的なことを言いましたが、それどこまで拾い切れているのかなとはいうふうには思っておりますので、そう安泰ではありません。
そういった中でも、外国人の方々、その他のアジア圏じゃない人たちはぱらぱら来ていただいています。オリンピックということもあります。アジアの方々すごいふえていますけど、なぜ日本に来るかということは、理由はもう安いからなんですよ。安いから。皆さん、多分アジアの人たちは、上から目線で日本人見ていると思いますけど、もう逆ですからね、経済的には。日本が安くて、治安は安全だし、おいしいものはあるし、日本の文化を見ればおもしろいですから、そういう意味で、あとツアーの値段も安いし、飲食とかそういうのも安いんですよ、決定的に。だから、日本を選んでいるんです。アジアの方々が。日本のほうが下に見られているんですよ、もうそういう状況なんですね。だから、ハイカルチャーリゾートって私は言っているんですが、もうそういう状態なんです。その中で、じゃあ今気候変動とちょっと結びつけて、鎌倉の場合は今一言で部長とも話をしていますが、ソフト対策というか、もうハード対策はオリンピックまでにできませんので、この段階で減っているところをどうやって回復させるかというのは、私は先ほど申し上げておりますとおり、広報、告知、知らせることね。これ決定的に鎌倉できていません。駅前におりて、外国人の方がバスに乗ろうと思っても全然わかりません。これ何度も言っていますが、誰も直そうとしない、駅が改修したらやりますと、こういう答えばっかりです。
道路課長に文句を言ったらば、バス乗り場の案内をつけていただきました。何で道路課がやるのか知りませんが、やってくれました。でもそこには日本語しか書いていません。中国系の方は漢字がわかるからあれですけど、そういう状態をずっとほっておくわけですよ。じゃあ、ネットもそうだけど、それこそインスタで逗子市や葉山町はどんどんやっています。きれいな富士山の風景を見たって、あのライブカメラは、質が悪くて、何が映っているんだかよくわからないようなライブカメラしかありませんが、インスタできれいな写真を撮って載せれば、相当来るはずです。きのうなんかすばらしくきれいでした。稲村ヶ崎、和賀江島、私も行きましたが、鎌倉山もきれいです。七里ヶ浜もきれいです。すばらしくきれい、もう外国人が何がいいとかって、その風景を見るだけでも来たがりますからね。そういう告知、お金かかりませんよ、ほとんど。人をつけたらあれですけど。そういうことをするだけで随分変わりますよと言っているんですが、何もやりません。
それから、やっぱり外国人の方が来たときに、何が困るかって、やっぱり食事、今先ほど気候変動の中で、ベジタリアン、ビーガンというのは急速にふえております。これは、日本の企業もお店等々を出しだしたりしておりまして、海外はもっと進んでいますけど、例えば人工肉の市場はこれから世界で200兆円にも上ると言われているそうです。これからどんどんふえていきます。そういった中で、ビーガンの人たち、ベジタリアンの人たちが非常に多くいらっしゃいます。日本人でもそういう趣向の方が、先ほど御紹介した谷口さんなんかも日によって、日本にいるときは肉多少食べますけど、向こうに戻ったらビーガンですとかおっしゃっていましたけど、そういう中間的な方々、私は、クライメート・フードというか、クライメート・メニューというか、そういうのも提案したらいいかなと思っているんですけど、このベジタリアン、ビーガンに対する告知、鎌倉市は全くやっていない。これはある方から、その辺を今勉強されている方からメール等をいただきまして、外国人のビーガンの方のアンケート等もとっていただきました。
例えば日本に行ったら、我々食べるものに大変苦労すると。それは情報がないからだと。実は、情報が出ていれば、あるんですよね。鎌倉は何があるかとか、日本全体でいったら日本そばはいいんですよ。だしがカツオだとビーガンの人はだめなんですけど、日本そばはいいんですよ。どこに行ってもありますよね。うどんもいいでしょうけど、それから鎌倉は何があるかといったら精進料理があるんですよ。外国人のビーガンの人が何を食べているかといったら、コンビニに行っておにぎりとサラダを買って食べているそうです。それはアンケートに答えてくれた方ですよ。これ、コンビニでおにぎりとサラダを食べていると、どうなるかというと、コンビニのオーナーの懐には入るんでしょうけど、コンビニの企業に行っちゃうんですけど、精進料理やおそばとか、そういった類のものを紹介するだけでそういうところへ行ってもらったら、地元の企業が多いから、こういう分類は。精進料理なんかはチェーン店というのはないから、まさに鎌倉が発祥みたいなものですから。この辺の告知をすぐやっていただきたいなと思っているんです。いろんな提案もできると思うんですけど、なぜしないのかというところがありまして、いかがですか、これ。小礒副市長は元部長でいらっしゃるので、別に市長に答えていただいてもいいですけど、やりましょうよ。気候変動でこのパイは物すごいふえてきます。いろんなメーカーとかも物を出してくると思いますけれども、急激に広がるはずです。なので、鎌倉は宝もあるんだし、いかがですか。
|
|
○小礒一彦 副市長 市内のいろいろな飲食店に外国から見えた方に対するいろいろなおもてなしというんですかね、そういう形で、例えばですけれども、メニューの外国語化ということもかつてからずっと取り組んでいますけど、なかなか浸透していかないということが現状ございまして、そういうものを含めまして、今おっしゃるような食事の内容ですか、こういうものも紹介をするように努力はしていきたいというふうに考えています。地道な努力でずっとやってきていますけど、なかなか定着していないのが現状でございますけれども、これからおっしゃるとおり外国の方がいっぱい見えますので、そういう中で引き続き努力していきたいと考えています。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) だから、アピールの仕方が下手なので、何かの形で打ち上げればいいんですよ。私、先ほどちょっとクライメート・フードって申し上げましたけど、じゃあ、クライメート・メニューね、鎌倉は気候変動の宣言したんだから、そういうまちです、と。外国の方々皆さんこういうものが鎌倉はありますからって、クライメート・フードのマップつくって、市のあれで配ればいいんですよ。ベジマップって昔つくって、自分たちでつくられていて、飲食店かなり載っているやつがあって、あれ非常にいいんですけど、そういうところだって自分たちのお金でやっていましたけど、なかなか続かないですよね。そりゃ市が助成するなりしないと。そういうことを積極的にやれば、相当変わりますよ。それだけで来る人いるんだから。そもそもだけど、観光業というのは、食も人に来ていただく一つの大きなテーマですから、大体、昔からお花と食べ物と温泉と言われている三大要素なんですから、鎌倉は温泉ないけれども、稲村ガ崎にはあるけど、そのかわりにお寺や神社や史跡がたくさんあるので来るんですから、そこに食をくっつけて、お花はここにありますから、アジサイであれだけ来るのはなぜって、そこに食が入ってないから、だめなんですよ。入っていれば、変わってきます。なので、それは私はクライメート・フード、クライメート・メニューというのを日本で初めて打ち上げたら、多分、話題になると思うんで、宣言したんだったら、そういうことも考えていただきたいなと。
その中で、交通問題ということで分けてお話をさせていただこうと思っていますが、あと30分ね。
圧倒的に話さなきゃいけなかったのはロードプライシングなんですが、これは資料もつけてあります。この宣言が係るんですが、温室効果ガスの排出をゼロということを目標にしたということはもう車で来るのはやめましょうねという話で、車で来ることが前提のロードプライシングはもう必要ないというふうに私は思っているんですが、市長、これその件について御見解はいかがでしょうか。
|
|
○松尾崇 市長 この自動車の需要というところが急になくなるというわけではないというところがございます。今現在、まだ市内各所でも渋滞が発生しているという中においては、引き続き取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) じゃあ、市長、ロードプライシングが必要なほどの渋滞って、年間何日、どこで起こっていますか。年間何日あると思いますか。
|
|
○松尾崇 市長 日数といいますか、週末、祝日ということを中心に渋滞というのは起きているという認識でおります。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) きのうはいかがでしたか。祝日ですけど。
|
|
○松尾崇 市長 きのうは、私自身がちょっと移動したのが深沢から市役所の間、それから下馬の四つ角あたりというところでありましたけれども、その中では深沢の道路というところについては、少し混んでいたというところがありましたというふうに感じています。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 深沢はロードプライシングやらないんですよね。だから、私がそれ前から言っているとおりです。渋滞する場所が変わっているんです。県道藤沢鎌倉線とか、深沢近辺から手広とかは混んでいるんです。それから、腰越大船線も混んでいるんです。もう変わっているんですよ。かけるエリアの中は混んでいるんですかという話です。昼ごろ少し多目でしたけど、渋滞なんかしてないんですよ、残念ながら。だから、ピークロードプライシングという話を随分前にしましたけれども、ロードプライシングというのは交通量が多い場合にかけるものなんですよ。少ない日にかけて、おかしいでしょっていう話なんですよ。申しわけないけど、年間120日といいますけど、その10%か15%しか必要だと思われるほど混んでいません、私の感覚ですけどね。近隣のほうがよっぽど混んでいます。土曜日に整体院へ行くのに、5時ごろ逗子市に行きましたけど、あそこの駅前からの県道、物すごい渋滞していた、ずらっと。治療終わって出てきても、ずらっとすごい渋滞です。鎌倉なんかは車は走っていません、ほとんど。そういう状況でした、帰ってきたら。藤沢市もしかり、藤沢橋のところから、市役所のところなんか物すごい渋滞です。
その中で、何でやるんですかって、近隣の了解なんて得てないですよね。それと、もう商業界、最近また市長が国土交通省へ行って、メディアとかにも出たから、皆さん商業界の人たちが心配して、私にいろいろ言ってこられます。商工会議所は、長嶋さん、あんなのできないから大丈夫ですよって断言されていましたが、私もできないと思っていますが、心配されています。できないんですよ。
それで、資料をつけましたので、ちょっともう市長がかたくなにやるって言っているから。無理なんですよ。
一番なのは総務省との打ち合わせ、ここを見てもらえればもう一目瞭然なんですけど、1番、税の平等性、公平性、問題点、これは前から言われていることで、(仮称)鎌倉ロードプライシングは、市民に対して課金しないこととしているが、これは税の原則である平等性、公平性の観点から問題があると考える。この点について、鎌倉市は渋滞は外から流入する車によって生じていると説明しているが、この説明は総務省としては受け入れられない。私も受け入れられません。データを見たら違いますから。鎌倉市民は車に乗らないというのであればわかるが、そうでないならば、車両を持っている人はひとしく渋滞に影響を及ぼしていると考える。そのとおりです。データを見れば、すぐにわかります。
コードンエリアの外にいる市民が課金されないことも不合理である。藤沢市民と何ら変わらないのではないか。そもそもなぜ法定外目的税なのか。鎌倉市の説明では、道路料金だと、道路管理者が県である。利用の対価となってしまい、市民を対象外にすることができないことから、道路料金とすることはできず、法定外税が適当であるということだが、道路管理者の問題は県から移管すればよいと思うし、また法定外税であっても、市民を課税対象外とすることはできないと。
あと、制度上の問題は、障害者を無料にすると言っているけど、どうやって見分けるんですかとか、課金の方法とか、二輪車対象外もおかしいでしょということとか、さまざま書いてあります。
この総務省は、もうオールバツなんですよ。許可をするのは、前も言っていますが総務大臣です。国土交通省ではありません。ここ勘違いしないように皆さんしていただきたいと思いますが、総務省がこう言っている以上できないんです。申しわけないけど。市長、いかがですか、これ読んでいますよね。できないでしょ。これどうやってできるって言えるんですか、この段階で。いかがでしょう。
|
|
○松尾崇 市長 この課金の方法ということについては、この根拠について、さまざま検討をこれまでもしてきたところで、総務省のこうした見解ということも当然、受けとめながら、どういう方法でできるかということを引き続き検討しているというところです。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それは無責任過ぎ、きわまりない答弁です。だって、総務省がもうこう言っているんですよ。今、聞いていませんでしたか。わからないなら、じゃあデータで言いますよ、次ね。
これ、流入台数、前も言っていますけど、これ、おととしの秋の一番混んでいるピークのころ、このころより多いのは、ゴールデンウイークとかアジサイのピークの土日ぐらいです。何台かというと2万4000台、土曜日と祭日、日曜日は2万2000台、平日は2万4000台で一緒なんですよ。これが全体の数字です。それで、このうち、8割が神奈川県内ナンバー、全体の6割が横浜ナンバーということなんですね。これは事実ですよ、データ。
それで、その中の分類が問題で、これ28.9%、流出が観測されない車両、つまり外から入ってきて出ていかなかったと。つまり、全部とは言いません、ほぼ市民、これが28.9ですから約3割。この前にこっちだ。これ、短時間30分未満で地域内を通過する車、これは35%、これ通過交通ですね完全に。これさっきのと足すと大体65%ぐらいなんですよ。30分以上地域内に滞在する車両が36.1%です。これは、この中で何が介在するかというと、例えば、金沢街道から入ってきて渋滞ずっとつながっていて、長谷のほうに行った場合、30分じゃ通れないから、通過交通も含まれるんですね、この中にまず。その後のほかのところは、逗子市とか、そういう近隣のところから、用事があって、買い物、東急が一番多いと思いますけど、東急とか、じゃあ歯医者へ行こうとか美容院に行こうとか、さまざまな用事ってあります。あと仕事の方ももちろんそっちのほうが多いかもしれませんけど、近隣のところから仕事で入ってくる方々、運送業なんかももちろんありますね。そういう方々が入って36%、30分未満でも来訪者として整理というのは4.3%あるから、最初からここ引かなきゃいけない、完全に用事ですから、30分未満って。ということは、大体大ざっぱですけど、3分の1ずつに近いぐらいの数字なんですが、この中で残りの数が観光客なんです、いいですか。
どのぐらいじゃああるのといったら、この数字だけだと大ざっぱだから10%から20%の間ぐらいとか言えませんけど、観光客数の実数の中でどのぐらいの人が車で来ていたかというと、統計データが市でとったやつがあります。それには、何と車で来た観光客は7.7%ぐらいしか書いてないんです。七、八%、8%弱ぐらいかな。と鑑みてみると、この全体の2万4000台の中で10%ぐらいしか車で来ている観光客いませんよって、そもそもそういうデータでしかないんです、データを見れば。だから、観光客が渋滞つくっているんじゃないんですよ、間違わないでいただきたい。市民が一番多いです。それと、通過交通。先ほども言いましたとおり、市民と通過交通、あと近隣の方で用事ある方、例えば、逗子市小坪の方が郵便局に行きたいといったら、鎌倉のところに来たほうがよっぽど便利なんで、来られるわけですよ。警察署だってこっちのほうが来やすいですよねっていう話で来るんです。あと、別に逗子市だけじゃないですけど、そういう方は生活圏だから、排除しちゃいけないんですよね、そもそも。こういう中身なんですよ、市長。どこまでごらんになっているのかしらないけど、こんなの私、最初にこれ早く出せ、早く出せってさんざん言っていたから、もうおととしから知っていますけど、前にも言っていると思いますけど、この状況ですよ。それで今商業界の方が何ておっしゃっているかというと、この今の観光客激減しちゃっている中で、こんなことをやられたら、もう潰れちゃいますと、この間も訴えのメールが来ましたよ。鎌倉駅近隣の商店会の店主たちはみんな同じことを言ってますよというふうなことで言われました。沈没しますよ、どうなんですか、市長。
観光でこの状況の中、ロードプライシングやったらどうなりますか。悪いんですけど、観光客は1,000円払っても来る人のほうが多いと思いますよ。私、テレビ見ていたとき、キマグレンのあの人がそれ言っていましたけどね。だって4人で乗ってきたら、1人250円ずつだから、電車で来るより安上がりだから、そっちのほうがいいやと。でも、観光客の制御じゃないんですよ、これ。ロードプライシングって。皆さんそう思っている方いたら、大間違い。通過交通を排除することと、近隣市の用事の方を排除することをやるのがロードプライシングなんですよ。皆さん、いいですか、間違えないでください、データ見ても明らかですからね。これ前から言っていますが、そういうことを市長はやろうとしているんです。
通過交通の人を排除したらどうなるか。134号と県道腰越大船線に集中します。それから、藤沢鎌倉線の人は藤沢市から真っすぐ来て、どこへ行くかといったら、常盤口で曲がって、鎌倉山へ上がっていって、七里ガ浜の一方通行からおりて海に行けば、向こうへ行けるんですよ。そこは街道になりますよ。いいんですかって言っています。
それから、用事の方々、買い物の人、考えてみてください。近隣の市の紀ノ国屋とか東急が主体ですけど、外の市の人はどれだけ来ていると思いますか。10%ですか、15%ですか。10%売り上げ落っこちたら、この消費税増税で消費がさらに冷え込んでいる中で、危険水域に入っているのにもう呼吸できなくなります。これがロードプライシングの今やろうとしている実態なんですよ。現状把握をきちっとしてくださいと、申し上げているんですが、何度も何度も課長のところには話に行っています。国土交通省からも次長が来ています。それで市長、この間の要望ですか、国に。おかしいですよ。狂っていますよ、悪いけど。データを客観的に見てください。反論ありますか、市長。
|
|
○松尾崇 市長 今、議員がおっしゃるように、観光客の方が車で来ている数というのが、以前のアンケートで1割ぐらい、今、おっしゃっていただいた7%とかそういう数値だというふうに理解をしておりますので、大体そのあたりだろうと。
そういうことから考えますと、商業者の方がロードプライシングをしたということで、車で来る方が減るから、その売り上げに対して大きな影響があるということはちょっと当たらないんじゃないかなというふうに以前からそこは申し上げているところです。むしろ、公共交通で来られる方がこの鎌倉の中心部をより回遊性がよくなることによって、消費額が上がるというようなことを我々としては試算をして説明をさせていただいているところです。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) そういう部分的に逃げた答弁しないで。通過交通を排除していますよね、近隣の自治体にお住まいの方が生活圏で利用していることを排除していますよね。1,000円取るんですよね。違うんですか。藤沢市のタクシーに乗ったら、1,000円取られるんですよ。逗子市は取られませんけどね。そういうことはどうなんですかと言っているの。経済に大きな打撃を与えますよって言っているんですよ。
今の理由でみんな納得しますか、市民が。しないと思いますよ。今言ったとおりで、観光客の影響は少な目なんですよ、ないとは言わないけど、少な目なんですよ。商業主の人たちもただそれは不安に思うのは、気持ちとしてよくわかりますよ。説明してないからでしょ、あなたが。逗子市の人たちどう思うんですか。陳情出て採択されていますよね。それ排除するんですよ、市長どうですか。あと、激混みですよ、134号なんかは。そういうことを言っているんです。問題点をはぐらかして、そう言っちゃだめ。問題点、今挙げた部分、どうするんですかって言ってるんです。
|
|
○松尾崇 市長 まず、通過交通については、確かに課金をされるということで、これまで通過していた方がほかに迂回をするなどの方法ということで、この鎌倉の中心部に入ってくる車ということが減るだろうと、こういう予測はしているところです。
また、周辺の方で、鎌倉に何らかの用事があるという方が、車での課金というのは、そのとおりでありますけれども、そういう方々もこの土日、祝日は車ではなくて、公共交通機関を使って鎌倉でのそうした何か用事があるということは済ませていただきたい、こういうことで、鎌倉の土日、祝日の中心部でのいわゆる自家用車での交通量ということを減らしていくということが目的ということになります。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) それ、近隣市の人が聞いたら怒りますよ。土日しか休みない人はどうするんですか。私、逗子市の人で皮膚科に通っているんだけど、長嶋さん、それやられたら私行けなくなりますって言われましたよ。その人は仕事等々も車で動かれている方で、行けなくなりますと言われました。
そんな勝手過ぎますよ、あなた。鎌倉の道路を封鎖するのは、主に混んでいるのは県道なんですよ、何度も言っていますけど。県道の改良工事すれば済みますよねって言っているんですよ、私。AIの信号機とかビッグデータを使った交通の誘導もろもろ、若宮大路なんて駐車禁止を排除するだけでスムーズな流れになりますよって言っているんだけど、誰もやろうとしないんだ。相当言って、警察にも電話して、さんざん最近言っていますけど、1週間で3回もこの間かけちゃいましたよ。それがひっかかって進まないんですよ。八幡宮の三の鳥居の前のところのバス停ありますけど、あそこによくVIPの外交官ナンバーもこの間とまっていましたよ。ロケバスとかあの辺とまるんですよ。バス停があるから、それよけてバスとまるから、もうバスが1台とまったら後ろ行けないんですよ。これを直すだけで、ここの流れスムーズになりますよって言っているのだけど、そういうことだってしないですよ。そこを自転車のレーンをつくって、ポールコーン立てれば済むでしょって言っているんだけど、それは先ほどありましたけど、県議会議員と国会議員が悪いですよ、何にもやらないんだから。
あと10分ですから、市長の勝手なパフォーマンス、大体、今皆さん聞いて、そんなの話にならないなと思ったと思います。近隣の市の人たちは怒っちゃいますよ。
じゃあ市長、これロードプライシングの収入、幾らあるというのは前に発言されていますけれども、幾ら収入入るんですか、市長。
|
|
○松尾崇 市長 平成27年に実施した調査では、仮に1,000円課金した場合は、年間収入が18.7億円、年間総コストが6.6億円という形で試算をしております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 18.7億円、これ東洋経済オンラインでも答えていますね。ああ、そう、すごいですね。びっくりしちゃいますけどね。こういうでたらめよく言うなと。
120日ですね。今ありましたけれども、機器設置に15億円、これを5年かけて3億円ずつ返していくと。ランニングコストが3.6億円と言われています。つまり最初の5年は、6.6億円払っていくという試算になっております。これを払うには、どのぐらいの台数かというと大体約1日550万円の収入がないと120日で掛けるとこの金額に行かない。1万5000台です。あ、ごめんなさい、5,500台。さっきピークのときに2万4000台って言いました。要するにピークの日の4分の1ぐらいの交通量が1,000円払ってくれればオーケーですよという話ですけど、先ほど観光客何%でしたか。10%ですね。観光客がみんな払ったとして、そのほか15%、じゃあ誰が払うんですかという数が、言っときますけど、ピークの日ですよ。2万4000台というのは、年間のピークの日ですよ。秋の行楽シーズン真っただ中、これよりも多いのは、ゴールデンウイークとアジサイのときぐらいしかありません。
きのうなんかどうだったんですかって、半分以下じゃないですか、そういうときのデータを出してくださいって、年間の上下のデータ出してください、平均値出してください、平均値を掛ければわかりますよねって言っているけど、そういうデータすらないで、こういうでたらめな試算を出しています。5,500台1日入らないと、6.6億円払えないんですよ。今の傾向の試算で、じゃあ例えば、仮に2万4000台って言いましたが、2万台の日ももう少ないですよね。2万台の日だとして10%観光客だったら何台通るんですか。2,000台ですよね。200万円しか入んないんですよ。大赤字じゃないですかって言っているの。それで、脱炭素社会で車で来るのをやめてもらいましょうって言っているわけですよね。それは話が合わなくないですか。
それで市長は、東洋経済オンラインの中で、何かいろいろこの財源の使い道について、いろいろ夢のようなことを申しておられましたが、申しわけないけど、データから分析したって、私程度がやったって、こういう数字ですよ。それ以上の何か夢の持てる数字が出てくるかといったら出てこないですよ、今までのデータ言った中で。大体そんな2万4000台なんてないんだから、年間平均。どのぐらいですか、ちょっと私もわかりませんけど、観光客と払ってくれる台数が一体何台あるんですかと。それで120日行ってどれだけの収入があるんですかって。交通政策課に行ったって、試算できませんって。データありませんからって言うんですよ。こんなでたらめやってちゃまずいんじゃないですか。ずっと言ってんだけど、担当課長には。
千田副市長、この辺いかがですか。千田副市長のほうがお詳しいんじゃないですか。どうですか。
|
|
○千田勝一郎 副市長 今、収支モデルについては国土交通省の協力を得て、改めて見直しをしているところでございます。そしてまた、投資にかかるコストに関しましても昨今、さまざまな変化がありまして、例えば、カメラで捕捉するですとか、あるいは課金の方法についても新しい技術が生まれたりといったところで、以前よりも投資コストに関しては下がるという可能性もあると思っております。その辺を含めて、国土交通省と改めてこの投資の収支については、検討していくということになると思います。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) どうせ減ったって、そんな半分にはならないでしょ。3分の1とか半分になるんですかね。それよりもちゃんと収入のほうの試算、今ざっと言っただけでそんなもうでたらめですから、ちゃんとしたほうがいいんじゃないですか。赤字だったら、じゃあ国土交通省と試算して、また赤字だったらやめてくださいね。非常に財政負担になります。億単位になる可能性があります。そんなこともわからないでやっているんだったら、本当に悪ですよ。何の利権ですか。
私は対応策は言っておかないといけないと思うので、先ほど言いましたが、ビッグデータやAIの信号機で交通情報管理を行う。八幡宮、下馬、長谷観音の前の交差点の小規模改良工事、それからトラベル・フィードバック・プログラムの心理的方略、これは前からずっと言っていて、ぽつぽつやっていただいているので、一定の効果があるかなと私は思っています。
それから、駐車違反の撲滅ですね。それから、大仏来訪のバスのあそこにとめっ放し、これは土日は少ないですけど、実は平日めちゃ混みです。あそこにバスをとめるからね。その辺のこと、それから、右折信号機の設置、交通誘導の表示。右折信号、八幡宮の三の鳥居の前はついておりません。つけるだけで1回の信号で二、三台はすっと曲がれるようになります。それから下馬にも右折信号ついていません。何で県道なのにつけないのか知りませんが、向こうがとまるまで曲がっていいかどうかわかりません。これ皆さん経験ありますね、ドライバー、免許持っている方は。そういう状況です。右折信号をつけるだけで進む数がふえますよって。下馬は停止線を前にするだけでふえますよ。1回に2台ふえたらどうですか、通過交通の量が30回、2分だから、1時間で60台ふえますよ、10時間で600台交通容量ふえますよって前から何度も言っておりますが、そういうことを努力をしません。駐車違反もしかりです。
それから、住民以外通行禁止の交通規制、特に今小路通り、小町通り、稲村ガ崎から坂ノ下の裏道、歩行者尊重道路をやっていただきたいと言っております。
それから、もうモビリティー革命ですね。もう根本的に先ほどあった気候非常事態宣言の中で、前MaaSという話もさせていただきましたが、今度、それをトヨタが今一生懸命やっております。Ha:moというやつですね。ハーモニアス・モビリティー・ネットワーク、もうこれで大きくこういうのを手を挙げて、実証実験やりましょう、もう豊田市とかやっていますけど、こういうのを導入してやっていけば、もう根本的に変わります。自動車の利用は近隣だけが7割とかです。それから2人乗り以上はほとんど少ないです。そういう状況の中でこのハーモニアス・モビリティー・ネットワーク、Ha:moをトヨタがやっているということです。千田副市長、御存じですよね。Ha:moって。
|
|
○千田勝一郎 副市長 存じております。
|
|
○6番(長嶋竜弘議員) 千田副市長は御存じなのは知っていますが、交通政策課へ言っても誰も知りませんでした。国土交通省の次長も知りませんでした。ちょっと余りにも情けなくて、私びっくりしましたが、トヨタが社運をかけてこれやっています。トヨタだけじゃなくて、ほかもやり出すでしょう。MaaSの活用の中で、これちょっと語るとあと1分しかもうないのでやめますが、これはもう根本的に全体のモビリティーを変えていこうという取り組みです。
ことし、マイクロモビリティー、超ミニマムモビリティーカーがトヨタから2人乗りのが出てきます。それから、今、セブンイレブンの電気自動車走っていますね。あれはもうずっとあるんですけど、あれで例えば、あと二輪を大きくしたような2人乗りの縦に乗るちょっとバイクのような三輪車ぽいやつとか、さまざま出てきます。そのほかもっと近隣に移動するセグウェイの小さいのみたいなのとか、車椅子にそのままセットするやつとか、さまざま出てきます。これが近隣の年寄りなんか特に外出のために出ていって、公共交通機関、富山ライトレールみたいなものが普及する、そこの駅まで行くと、そういう足場の交通を整備すれば、そういうものが、私、スカイウエーというのをやったらどうだという話をしていますけど、そういうものを新都市交通を整備して、そこの駅、近いところまで足場の行き来ができるものを整備すれば、それで済むようになりますという話なんですね。なので、そういうことも出ております。
千田副市長、交通政策課は知らないですから、勉強しますって言っていましたからいいですけど、終わりなので、もうちょっとしっかり考えていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(14時31分 休憩)
(15時15分 再開)
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。次に、千一議員の発言を許可いたします。
なお、千一議員の一般質問については、運営委員会の協議もあり、事前に議長宛て文書が提出されております。便宜、課長に代読させます。
|
|
○1番(千一議員) (代読)2019年度最後の一般質問になってしまいました。
ことしはオリンピック・パラリンピックが行われます。鎌倉市も大いにかかわることなので、世界の国々の方も多く来訪してくださると思います。鎌倉市及び鎌倉市議会は、おもてなしの心を持ってほしいものです。
それでは、一般質問を始めます。
1、19人を殺害した植松被告と優生思想と効率主義について。2、オリンピック・パラリンピックと鎌倉西口トイレ及び東口の段葛について。3、孤独死を防ぐには。4、横断歩道と歩行者用信号に対する警察と鎌倉市の対応について。
以上、4項目について、理事者におかれましては、明確で誠実な御答弁をお願いいたします。
1、19人を殺害した植松被告と優生思想と効率主義について。何の抵抗もできない19人の障害者を殺害した植松聖被告の裁判が始まりました。植松被告は、トランプ大統領も大絶賛するだろうという大統領の支持率を引き下げるような言動をしました。そして、弁護側の責任能力がないということを否定して、持論を展開しました。全く反省の色がなく、逆に自分の行為を正当化していました。これは、ヒトラーのした優生思想と効率主義の思想です。人間を人間として考えないものであります。どんな判決が出ようとも許されるものではありません。
鎌倉市としては、改めてこのようなことに対し、どう考えますか。
さらに関連して、宮崎市で軽い知的障害の5年生の男子児童が2年生のときから通常学級の複数の児童からきもいと言われたり、顔をつねられたり、上履きを隠されたり、水でぬらされたり、理科の実験材料の豆を食べるよう強要されるといったいじめを受けて、不登校になり、この1月に転校した事件がニュースで報道されました。学校は、当初、いじめと認めなかったけれども、父親の訴えを受けた市の教育委員会の指導後、事実関係を認め、謝罪したそうです。このようなことがあれば、いじめられた子が転校するのではなく、いじめた子が転校するシステムにならないものでしょうか。
鎌倉市でもしこのようなことがあれば、どのような対応をとりますか。いかがですか。
そして、人間に対する効率的な考え方は、さまざまなところにあります。よいか悪いかは別として、派遣会社の存在や組織などでの少数精鋭という考え方などです。何でも効率的をというならば、高齢者や障害者は排除される対象となるでしょう。鎌倉で既に施行されている共生条例、つながる条例、さらにはこれから制定を考えている子供のびのび条例の精神とはかけ離れているものだと思います。
鎌倉市としては、効率的な考え方に対して、どのように考えていますか。
2、オリンピック・パラリンピックと鎌倉西口トイレ及び東口の段葛について。以前にも質問しましたが、鎌倉駅西口には、コンビニの奥にトイレがあるだけです。ホテルニューカマクラのところにトイレを鎌倉市が助成してつくるとかお聞きしました。その後、オリンピック・パラリンピックを控え、公衆トイレがどのようになっているか教えてください。
現実に、トイレが不足していることは確かです。そのために鎌倉駅西口近くでは、通行人や来訪者は、一番近いトイレとして、行きたくなったら西口広場横の連絡通路を通って、東口前の公衆トイレに行くことです。そこに行くまで我慢できるならまだいいです。しかし、先日、体調が悪くなった方がトイレまで我慢できずに、コンビニの前で戻してしまったという気の毒な事例を耳にしました。それももとはと言えば、西口付近には、目に見えるところのトイレがないからだと言えます。
現在、西口広場を改装中ですが、本来ならトイレも広場に加えるべきだと思います。いかがですか。
それと、鎌倉駅東口の2段の段差がある段葛は、その2段の段差をクリアできれば、八幡宮までとても快適な歩道です。逆に八幡宮からあの道を通って鎌倉駅に行く場合、車椅子の方は最後になって2段の段差を見て、あっと驚き、困ってしまいます。このままでは無理なので、車椅子を担いでもらうにしても、その場に五、六人はいなければ難しいです。あの2段の段差のところに取り外しできるスロープでもいいので、つけることはできないものでしょうか。
東京オリンピック・パラリンピックがやってきます。この機会に鎌倉の、そして八幡宮や段葛にも車椅子の方も多く訪れることは予想できます。いかがですか。
3、孤独死を防ぐには。ひとり暮らしの方で、孤独死をする方がいます。私の知人で、鎌倉市在住だった弟さんも浴室で倒れて亡くなり、何日もたって発見されたそうです。高齢者ばかりでなく、ある20代の独身男性も会社の独身寮で突然脳梗塞で倒れ、やはり何日もたって発見された事例すらあります。さらには、ある2人暮らしの高齢の姉妹の場合は、高齢となっても元気に活動されていたらしいですが、お姉さんが足を悪くされ、以後、妹さんがお姉さんの面倒を見るようになり、次第にこもりがちになりました。そして、妹さんが病に倒れ亡くなってしまい、するとお姉さんは、周囲に助けを求めることもできず、亡くなられたということです。
このように、年齢が若くても、2人暮らしであっても、かなりの著名人であっても、孤独死して、何日もたって発見されたことも多々あります。
このような孤独死に対して、鎌倉市としては、どのような対策をとっていますか。
4、横断歩道と歩行者用信号に対する警察と鎌倉市の対応について。鎌倉市道の横断歩道は、鎌倉市で改良や補修ができるとお聞きしましたが、警察がどこまで関与してくれるのか、はっきり調べてお答えください。
それはなぜかというと、御成小学校の角から中央図書館に行く道に点字ブロックが途切れているところがあるからです。視覚障害者の方には、点字ブロックが途切れるというのは、非常に困ることです。ですから、御成小学校の角の横断歩道と点字ブロックをどのようにしてコラボさせるかが問題です。いかがですか。
そして、以前の一般質問でも鎌倉市福祉センター近くの信号に歩行者用信号をつけてほしいと言い、鎌倉警察署まで行きましたが、つけられないとのことでした。
そこで、考えたのですが、歩行者用信号は無理でも、音だけでも出せるようにはできないものでしょうか。いかがですか。
|
|
○小礒一彦 副市長 一つ目の優生思想、効率主義についての御質問でございます。
植松被告の考え方でございますけれども、秀でた能力を持つ者のみに存在価値を認めるという優生思想そのものだというふうに考えております。
障害のある方々を蔑視する被告の発言にも見られますように、人に優劣をつけ、効率性のみを重視し、みずからが優秀であると判断した者以外は排除しようという、そんな考え方であるというふうに考えております。
この考え方につきましては、全ての人が一人一人尊重され、多様性が認められ、自分らしく生きることができる共生社会を目指す本市の考え方に真っ向から反対するものでございまして、到底認めることができないものであるというふうに考えております。
|
|
○佐々木聡 教育部長 鎌倉市のいじめ対応についての御質問です。
鎌倉市では、インクルーシブ教育を推進するために、子供たちが互いの多様性を理解し、尊重できるような「地域でともに学び、ともに育つ」教育環境づくりを進めているところでございます。一人一人が違いを認め合って、みんなが安心して過ごせる居心地のよい学校にするために、みずから考え、行動できる子供の育成を目指しております。
いじめは決して許されない行為であることから、教育委員会といたしましては、いじめを受けた子供、いじめた子供にかかわらず、安心して学校生活を営むことができるよう、助言や支援を行っております。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 引き続きまして、効率的な考え方に対して、どのように考えているかについての御質問でございます。
組織運営や業務の実施に当たっては、我々も効率性を意識しているところではございますが、御指摘のとおり、効率優先で、高齢者や障害者を排除するようなことは共生条例の精神に反すると考えております。
効率性をもとに、人の優劣を判断したり、効率的であることが個別の尊厳や共生の考え方に優先するようなことはあってはならないと認識をしているところでございます。
本市では、ワークステーションかまくらを設置し、障害のある人もない人もともに働くことのできる環境を整えているところでございます。引き続き多様な人々が尊重され、どのような立場になろうとも自分らしく生きていくことのできる共生社会を目指してまいります。
|
|
○齋藤和徳 市民生活部長 鎌倉駅西口の公衆トイレについての御質問です。
鎌倉駅西口のホテルニューカマクラによります公衆トイレ建設を後押しするため、建設に係る市の補助制度の活用について、協議を行ったところであります。ホテルニューカマクラといたしましては、敷地内への公衆トイレの設置に当たっては、駐車場の面積が狭くなるなどの土地利用上の問題から、建設が難しいとのことでありました。今後も引き続き民間による公衆トイレの建設を後押しするべく、補助制度のPRに努めてまいります。
|
|
○前田信義 まちづくり計画部長 改装中の西口広場に、本来ならばトイレも広場に加えるべきというような御質問です。
鎌倉駅西口駅前広場は、駅直近に位置し、多くの方々が利用していることから、トイレなどの施設を導入することができれば、利便性の向上につながるものと考えております。
広場の整備に当たりましては、当初は隣接している土地の買収によるトイレ機能の導入を計画しておりましたが、土地所有者との交渉がまとまらなかった経緯がございます。このため、限られたスペースにおいて、当該広場の大きな課題である人だまりのスペースの確保を最優先し、トイレの機能の導入は見送ったものでございます。
|
|
○齋藤和徳 市民生活部長 鎌倉駅西口の公衆トイレの今後についてですけれども、鎌倉駅西口周辺において、公衆トイレの整備の必要性については認識しているところですが、現在の状況から新たな公衆トイレの建設用地の確保は難しい状況でございます。
まずはトイレ協力店の拡大を推進するとともに、補助金を活用した民間によります公衆トイレの整備を積極的に働きかけていきたいと考えております。
|
|
○桝渕規彰 文化財部長 段葛の2段の段差についての御質問でございます。
段葛を含む鶴岡八幡宮境内は国指定の史跡であるため、文化財を積極的に公開活用する観点からも段葛の段差の解消を含むバリアフリー化については重要なことと考えております。
ただし、文化財を適切に維持管理するための修理や整備につきましては、文化財保護法で所有者が行うことと規定されておりまして、市が直接実施することはできません。
議員御提案の段葛の2段の段差部分への仮設スロープの設置につきましては、段葛の平成26年度から27年度にわたって実施しました整備事業完了後の平成28年度以降、鶴岡八幡宮に対しまして、その設置について要請をしてきておりましたが、宗教活動の場として位置づけている鶴岡八幡宮からは、車椅子の方については、中央部分の横断可能なところに設置したスロープを御利用いただきたいというようなお話をいただいているところでございます。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 続きまして、孤独死に対する質問でございます。
まず、健康福祉部の対応でございます。
高齢者の孤独死対策として、ひとり暮らし高齢者登録制度により支援や見守りが必要な高齢者の方々に対して、民生委員児童委員の方が日常的な巡回訪問を行い、ひとり暮らし高齢者の見守りを行っているところでございます。
また、ひとり暮らし高齢者のために緊急通報装置の貸し出し事業を行っていて、24時間体制による緊急時通報や相談、週1回の安否確認をすることにより支援や見守りを行っているところでございます。
さらに、高齢者の配食サービスによる安否確認や居宅介護ヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスの利用による見守りを行うともに、地域の高齢者の相談機関である地域包括支援センターや民生委員児童委員と連携を図り、若い世代から高齢者まで広く地域の方の支援や見守りを行っているところでございます。
|
|
○齋藤和徳 市民生活部長 続きまして、市民生活部の対応につきましては、地域のつながりを深め、コミュニティーを活性化させていくことが孤独死の防止策につながるものと認識しております。自治会、町内会では、日ごろから地域の活動を通して顔の見える関係づくりに取り組まれていることから、今後も自治会、町内会活動など、地域コミュニティーの活性化につながる取り組みを支援してまいります。
|
|
○能條裕子 環境部長 環境部の取り組みについて答弁させていただきます。
ごみの排出に支障がある高齢者や障害者のみの世帯を対象に、週1回、市の職員が居宅を訪問して、ごみや資源物を収集するとともに一声かけて、安否を確認する声かけふれあい収集を実施しているところでございます。
令和2年1月31日の時点で522世帯に声かけふれあい収集を行っており、今まで声かけをした際に、体調を崩している高齢者を発見し、病院に搬送したケースやケアマネジャー等に連絡をして、大事に至らなかったケースなど、未然防止策として大変効果があるものと認識しております。
今後も声かけふれあい収集を活用し、孤独死の防止に努めていきたいと考えております。
|
|
○樋田浩一 都市整備部長 横断歩道の改良や補修に警察がどこまで関与してくれるのかという御質問でございます。
鎌倉市道に限らず、横断歩道やその中にあるエスコートゾーンにつきましては、交通管理者であります警察が設置し、維持管理をしておりまして、御指摘の横断歩道の改良や補修につきましては、警察が実施することとなります。
なお、市が行う舗装工事等によりまして、既存の横断歩道が消えてしまうような場合につきましては、警察と協議し、原因者である市が復旧しているところでございます。
続きまして、御成小学校角から中央図書館に行く点字ブロックについての御質問です。
JR鎌倉駅西口から鎌倉市福祉センターまでの点字ブロックにつきましては、当初設置を予定しておりました今小路通りの歩道幅員が狭いことなどから、歩道がなく、通行車両が少ない御成小学校南側の車道を利用し、中央図書館を経由するルートにより、平成30年度に整備したところでございます。
議員御指摘の箇所は、歩道と車道の点字ブロックの境目にあり、歩道から車道へ安全に誘導する点字ブロックの配置事例が見当たらず、現状にとどまっているところでございます。
当該箇所の点字ブロックの接続につきましては、今後、バリアフリーに精通した有識者にも意見を伺いながら、実施に向け検討を進め、警察と協議を行ってまいります。
|
|
○内海正彦 健康福祉部長 続きまして、鎌倉市福祉センター近くの信号に歩行者用信号は無理でも音だけは出るようにできないかについての質問でございます。
当該交差点につきましては、平成28年度から神奈川県に歩行者用音響信号機の設置について要望しているところでございますが、この要望に基づく県内の新設箇所は平成29年度が11カ所、平成30年度が5カ所であり、この中に鎌倉市で新設されたものはない状況でございます。
現在、当該交差点に歩行者用信号機が設置されていないことから、現実的に音だけ出る機器の設置は難しいため、引き続き神奈川県に音響装置のついた歩行者用信号機の設置について要望をしてまいります。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) ただいま一般質問中でありますが、議事の都合により暫時休憩いたします。
(15時36分 休憩)
(17時10分 再開)
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議事の都合により、この際、会議時間を延長いたします。
千一議員の一般質問を続行いたします。便宜、課長に代読させます。
|
|
○1番(千一議員) (代読)1、19人を殺害した植松被告と優生思想と効率主義について。植松被告の事件は絶対忘れてはいけないものだと思います。市長はどうお考えですか。
そして、鎌倉市には効率主義を主張される方もいます。それも一つの考え方だと思いますが、鎌倉市は共生条例において、さまざまな考え方を尊重し合うとありますが、こういう場合、どちらの考え方を尊重するのですか。市長、いかがですか。
植松被告のような人物が出てくるのはどうしてだと考えると、実行はしなくても、そういう考え方を根底に持っている方は少なくないと思います。こんな面倒くさいやつ、なぜ生きているのだろうと考える方もいると思います。このような方たちが表には出さなくてもいると思います。そういう方たちの心を変えていくには、どうしたらよいと思いますか。いかがですか。
いじめは絶対してはいけないとの答弁でしたが、大概いじめを受けた子供が転校することが多いのですが、場合によっては、いじめをした子が転校してもいいと思います。どうお考えですか。
2、オリンピック・パラリンピックと鎌倉西口トイレ及び東口の段葛について。トイレについては、西口広場につけられないとの答弁でしたが、大船駅西口の多目的トイレみたいなものを小さくていいのですが、端のほうでいいので、つけられる検討をしていただきたく、よろしくお願いいたします。トイレだけでも貸してくださるというところは、なかなかないと思います。いかがですか。
3、孤独死を防ぐには。高齢者ではなく、障害もなく、若者の孤独死もふえています。このようなことは核家族がふえ、ひとり暮らしの方がふえてきたからだと思います。特にそこで考えるのですが、行政だけではなく、町内会に呼びかけて、1日1回でも顔が見える運動はできないものでしょうか。いかがですか。
4、横断歩道と歩行者用信号に対する警察と鎌倉市の対応について。
御成小学校の角の点字ブロックの離れているところは、つなげることはいつごろまでにできるのですか。市長、いかがですか。
|
|
○松尾崇 市長 再質問にお答えいたします。
まず初めに、植松被告の事件は絶対に忘れてはいけないものではないかという御質問です。
やまゆり園の事件は、衝撃的な事件でありまして、絶対に忘れてはならないものであるというふうに思います。私自身もこの事件ということを受けまして、鎌倉市の共生社会の実現を目指す条例の制定に至った経過ということがあります。
鎌倉市にもこのさまざまな考え方がいらっしゃるということは承知をするところではありますけれども、思想や考え方については、どちらかを排除して終わりということではなくて、多様な人がお互い尊重し合える社会を目指していくということが共生条例の考え方であります。
効率主義の思想のもとに人の優劣を判断することはあってはならないことであるというふうに考えます。
それから続きまして、面倒くさい、何で生きているんだと考える方もいると思うがという御質問です。
そのような考え方を根底に持っているということの方には、やはり本人自身も生きにくさを抱えているというようなこともあるのかなというふうに思います。
誰もが自分らしく生きることを認め合い、その上で寛容な社会をつくっていくことが一人一人の心を変える一歩になるというふうに考えます。
|
|
○安良岡靖史 教育長 場合によっては、いじめをした子が転校してもいいと思いますとの御質問でございます。
いじめの解決に当たりましては、どちらの子供にとっても転校することが解決につながるというふうには今は考えていないところでございます。
やはり、多くの子供たちが生活する中で、子供たちが違いを個性と考えて認め合える、そのような人間関係づくりに取り組むことが重要であるというふうに考えておりますので、子供一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な指導とそして必要な支援を行い、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の推進に取り組んでいるところでございます。
いじめを行った側の子供につきましては、その行為に至った経緯というものを把握して、いじめを繰り返さないために、子供、そして家庭への助言や支援を行うことで、お互いに認め合い、思いやりの心を持てるような子供を育てていくことが大切というふうに考えております。
以上でございます。
|
|
○小礒一彦 副市長 鎌倉駅西口のトイレの御質問でございます。
今回の整備では十分な用地確保ができませんでしたことから、限られたスペースの中での整備となりました。ということで、人だまりスペースの確保を優先いたしました。駅近傍のトイレなどの施設が整備できますと、市民ですとか観光客の皆様の利便性が向上するものと考えておりますので、今後も引き続き可能性を探ってまいりたいというふうに考えております。
また、トイレの協力店の拡大ですとか、補助金を活用した民間による公衆トイレの整備につきましても、商店街などに働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。
|
|
○松尾崇 市長 若者の孤独死がふえていることに関して、顔が見える運動についてでございます。
自治会、町内会においてこの1日1回顔の見える運動を実施するためには、組織の強化や活動の活性化ということが必要になるというふうに思いますので、引き続き自治会、町内会への支援ということを続けてまいりたいというふうに思います。
最後に、御成小学校の点字ブロックについてです。点字ブロックの配置につきましては、有識者や鎌倉市身体障害者福祉協会の意見を伺いまして、配置を決めて、オリンピック・パラリンピックまでに完成を目指して進めてまいります。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 質問者に申し上げます。
質問時間を過ぎておりますので、御配慮の上、お願いいたします。
|
|
○1番(千一議員) (代読)今回の私の一般質問は、時間の関係でこれで終わります。
オリンピック・パラリンピックもある年なので、ことしも皆さんと一緒によい年にしていきたいと思います。続く。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) 次に、くりはらえりこ議員の発言を許可いたします。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) 無所属くりはらえりこでございます。
任期1,004日目となりました。本定例会でも冒頭にお見舞いを申し上げさせていただきます。
世界中がさまざまなリスクと脅威にさらされております。新型コロナウイルス、インフルエンザ等の感染によりお亡くなりになられた方がたくさんおられます。御冥福をお祈りいたしますとともに、現在、治療中の方々が一刻も早く御回復され、一刻も早く通常の日常生活に戻られることをお祈り申し上げます。
それでは、通告に従いまして、令和2年、2020年初めての一般質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議員になってちょうど1,000日を超えたということで、ここのところ、初心を振り返っている真っ最中でございますけれども、私が議員になって初めてした質問が東京2020オリンピック・パラリンピックのことでございました。最近、暗い話題が多い中、このような平和の祭典、明るく楽しげなこういった話題を利用しながら、この鎌倉、世界の皆様が御存じの鎌倉のさらなる名実ともの魅力アップにつなげていけないだろうかと思っております。
また、同時に、さまざまなリスクから市民を守ることも考えねばならないと思いつつ、いよいよことしの夏となったオリンピック・パラリンピック、ちょうど1年前の平成31年度の予算案及び関係諸議案の御説明の中で東京2020オリンピック・パラリンピックの競技大会、この開催に向けて鎌倉駅の周辺の整備工事を、その当時では、平成32年度予算ということでございましたけれども、完成を目指して進めるとのことで、現在、この工事の様子が市民の皆様の目に触れるようになっております。
日本全国で、オリンピック聖火リレー、これが行われるというニュースが流れておりまして、鎌倉でももう既に配付されております「広報かまくら」2月15日号とか、あと神奈川県のホームページなどを見ますと、オリンピック聖火リレーが本市を通るのが6月30日というようなことで出ております。
これが由比ガ浜を出発し、若宮大路を通って、鶴岡八幡宮の階段上に到着する予定となっておりますけれども、このことに関して、市としての取り組みは何かありますでしょうか。お伺いいたします。
|
|
○比留間彰 共創計画部長 オリンピック聖火リレーに際しまして、まず安全かつ円滑に実施することができますよう観覧、応援される方々の整理や警備など、組織委員会及び神奈川県、関係機関等に協力を行ってまいります。
また、オリンピックへの関心と期待を呼び起こすとともに、市民の方々の記憶に残る聖火リレーとなりますよう市民とともに沿道の装飾や応援を行うことを考えており、現在、組織委員会及び神奈川県、関係機関等との調整を行っているところです。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) オリンピック委員会との調整などということで、また県とも協力しながら市民の皆様の楽しみ、そして観光客の皆様の楽しみ、またオリンピック・パラリンピック、これはもう本当に全世界が注目するイベントでございますので、本当に誰ひとり取り残すことなく楽しんでいただけるようなことにつなげていただきたいと思います。
そういったことも含めてですが、やはり鎌倉はまだまだ段差があるところ、階段があるところというようなものがありますので、聖火リレーの最終到着のところが階段上というふうになっているところが少し気にはなっているんですけれども、やはり障害をお持ちの方にも楽しんでいただけるようにぜひともしっかり取り組んでいただきたいと思います。
続きまして、オリンピック・パラリンピックに向けて市民が楽しめるような交流イベント、こういった企画を予定しているでしょうか。
|
|
○比留間彰 共創計画部長 フランスセーリング代表チームが来日します6月に、市民とフランスセーリングチーム代表選手の交流イベントの開催を予定しております。
イベントでは、おはやしや太鼓の演舞、浴衣の着つけなど、日本の伝統文化の披露や体験のほか、VR、バーチャルリアリティーによるセーリングの体験、フランスのゲーム体験、ヨットの展示などを考えているところです。
また、市民の皆様にスポーツの魅力やオリンピックの感動体験に触れていただく機会を提供するため、公共的な場所での競技の放映を行うコミュニティーライブサイトの実施も検討しているところです。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) 楽しいイベントになってくるといいなと思っております。
そしてまた、この楽しいイベントの反対側で、やはり今いろいろな脅威が予想されるかと思います。オリンピック・パラリンピックに向けて、外国人に限らず、不特定多数の方々が多数訪れるというこのイベントでございますので、市としてはテロなどを想定した対策、これを検討しているかどうか、お聞かせください。
|
|
○長崎聡之 防災安全部長 テロ事件などへの対応でございますけれども、本市では鎌倉市危機管理対処方針というものがございます。これは平成18年に作成したものですけれども、これに基づいて規定されております鎌倉市緊急事態対策計画、この別冊のテロ事件対策計画、これを根拠に対応することになるというふうに考えております。
このテロ事件対策計画には、事前対策、施設の警戒、緊急対策といった内容で構成されておりまして、テロ事件を未然に防止するためには、事前対策や施設の警戒、こういったものが重要であるというふうに認識をしております。
現在ですけれども、この事前対策として、テロの趨勢などの把握のための情報収集や専門家による講習会などへの参加をいたしまして、最新の情勢を把握しているところでございます。
今後、警察など、治安機関や会場となります藤沢市を含めた関係機関との情報連絡体制を整備いたしまして、最新情勢に基づく図上演習などを通じて、機能の向上を図りまして、万が一、テロ事件が発生した場合には、迅速かつ的確な緊急活動を早期に実施できるように準備をしたいというふうに考えております。
また、施設の警戒につきましても、神社、仏閣などの多数の集客施設を有する鎌倉市の特性に鑑みまして、施設管理者に対して施設の巡回警戒について要請をいたしまして、異常が発生した際の連絡体制を整備し、迅速に対応できる体制を確立するとともに、施設の利用者に対しましても、不審者や不審物を発見した際の届け出などについて広報いたしまして、協力をお願いする必要があるというふうに考えておりまして、今後関係部局と具体的な方策について協議をしてまいりたいと、このように考えております。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) 本当にテロにもいろんなテロが想定されるかと思います。私が海外旅行に行っているときに、ロンドンのホテルの裏側で爆弾騒ぎというのがあったこともありまして、本当に爆弾というようなテロだったり、あとは化学物質のテロ、そして、本当に今、感染症のことが大変大きく話題になっておりますけれども、バイオテロ、こういったものも想定して、本当にありとあらゆる想定というのをした上での計画が必要になってくるのかなと思います。
海外でオリンピック・パラリンピックが開かれている、そのマニュアルなんかも参考にできるところがあるのではないかということは以前から申し上げているところなんですけれども、こういったものに関しても、なかなか鎌倉市まで情報が届いてないのではないかというようなことも思うわけですけれども、ここのところも半年もう切りましたので、こういった状態の想定というんですか、そこのところも今後しっかりと協力してすり合わせて、しっかり対策をとっていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
そして続きまして、ちょうど1年前、平成31年度の予算案及び関係諸議案の御説明の中で、交通誘導員を配置して、鎌倉への来訪者等の安全に配慮するというような御答弁があったかと思います。大会期間中、大勢の方が鎌倉を訪れますけれども、この外国人対応を含めて、通訳や道案内など、インフォメーションのための人員を駅に配置する必要があると考えますけれども、いかがでしょうか、お伺いします。
|
|
○齋藤和徳 市民生活部長 令和2年度の事業といたしまして、オリンピック・パラリンピック大会開催期間中を中心にJR鎌倉駅前などで外国人観光客に対する外国語での観光案内を実施することを予定しておりまして、現在ボランティア団体と協議を行っているところでございます。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) ボランティア団体の皆さんの御協力を仰いでいかなくてはいけないという状況というふうに今お伺いしたと思うんですが、東京2020オリンピック・パラリンピック、このインフォメーションの仕方というのが、東京のほうではもう随分詰めているかと思うんです。こういった情報共有の部分というのは、ごめんなさい、一応今どのようになっているか、お伺いできますでしょうか。
|
|
○比留間彰 共創計画部長 本市はオリンピックの大会の競技市ではないというところがありますが、近隣の藤沢市ですとか、神奈川県、また組織委員会、そういうところと連携しながら、情報をいただきながら、市で必要な体制をとっていると、そういう形になっております。
|
|
○2番(くりはらえりこ議員) ありがとうございます。
それで、そのインフォメーションをボランティアさんに頼っていくという考え方なんですが、鎌倉市の場合、もう既にボランティアガイドの方とかが一生懸命やってくださっている、そしてNPOの方でも語学に堪能な方々が活動したいというような場所を探していらっしゃるというところもありますので、そういった方々にお願いできるのであれば、本当に遺憾なく力を発揮していただいて、活動をしていただきたいなと思うところでもございます。
しかし、今本当に新型コロナウイルスの感染拡大、この新型コロナウイルス、きょうのニュースを見ますと、COVID−19という名前がついたようですけれども、さらにこの後、感染拡大をすると、東京のボランティアさんの大量辞退の懸念もあるというようなこともニュースに出てまいりました。まだこの先どうなっていくのか、終息するのかとか、そういったようなことも時間がたたないとわからないところもありますけれども、もしそういうようなことになったときに、鎌倉市としてもボランティアさんにおんぶにだっこというのもちょっと現実の話として難しい部分もあるかなと思いますので、そこのところもしっかり対応いただけたらなと思います。
このインフォメーションをする方というのは、ホテルでいうところのコンシェルジュのような役目をしていただける方かなと、デパートでいうと、受付、そして鎌倉を訪れる方々からすると、第一印象を決める役割を担う方々になるのかなというふうにも思います。
この案内をしてもらう来訪者の側からの視認性というのがもちろんすごく重要で、また対応いかんによっては、鎌倉というまちの印象を非常に決定づける方々、大事な方々となると思います。
こういった方々、より活躍、活動していただくためにも市が知らぬ存ぜぬではなくて、しっかりサポートしていただきたいなと思います。
そして、私、やっぱり建築士という仕事柄、海外旅行へ若いころよく行ったんですね。勉強のために世界中の世界遺産を回ってみたんですけれども、この旅の途中にやはり印象に残るという町がありました。世界遺産の建物、町並みというものが大変印象深いところもあるんですけれども、そこに住む皆さんのコミュニケーション能力というものとか、それから、その土地、その土地で過ごしていらっしゃる民族衣装とまで言えるかどうかわかりませんけれども、お洋服、こういったものが非常に印象に残っております。
例えば、観光客、外国人に対するある意味サービスみたいなところもあるのかもしれませんけれども、イギリス王室の城警護の近衛兵とか、これは真っ赤な衣装に熊の帽子というような装束とか、あとバチカン市国のローマ教皇警護のスイス衛兵、これの青と黄色のストライプの衣装とか、そして、本当にそれぞれの民族衣装というもの、これもそれぞれの国柄をあらわすすばらしいものだったなと思うわけです。
さらに、国内に目を向けてみますと、私が2年間住んでいた奈良県、ここの県庁に行きますと、県庁職員さんが受付でちょっと聖徳太子の装束を思い起こさせるようなそんな制服といったらいいんでしょうか、そういう衣装を着て、インフォメーションに立っておられました。これ、お金をかけずとも、日本らしさとか、鎌倉市らしさというものを発信する服装というものをしていただけないかなと、このインフォメーションの方にそういう装束を着ていただけないかなというふうにも思うわけです。
こんな勝手な言い分ですけれども、このようなことをやろうとすると、お金がありません、財源がありませんと職員さんとお話しする中でもそういうことを言われてしまったんですけれども、お金をかけずとも、やり方次第では何かできないかなと、工夫とやる気が必要なのかなというふうにも思ったわけです。
鎌倉は、SDGs未来都市でもありますから、日本の文化をサスティナブルに持続可能性をアピールするというんでしょうかね。利用していくというんでしょうか、その着物とか和服とかを着ていただくのも一ついいことなのかなと。また、真夏の暑いときというようなことで、気軽に洗える木綿の浴衣姿というのも一つ方法としてはあるかもしれないと思っております。
また、もう一つ全然違う発想ですけれども、鎌倉でごみとして出された洋服や和服、こういったものをリメイクデザインするということで、もったいない精神というような日本の大事な精神を引き継いでいくというようなこととか、それで、SDGs未来都市として発信する役割を担うというのも一つなのかなというふうに考えました。
こういったリメイクデザインをする方というのは、鎌倉市にある家政科を持つ大学もありますし、御協力いただくとか、あとは市民活動、NPO活動をされている方々のお力をかりるとか、また、一般公募等でインフォメーションの衣装のデザインコンペというのをやるなどして、市民の潜在的能力とかポテンシャルを掘り起こすことも重要かなと、こうやって楽しんでいただく、市民の皆さんに楽しんでいただく、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げていただくということにお力をかりられないかなというふうにも思います。
勝手なことを申しておりますけれども、こういうやり方もあるのではないかと御提案でございます。
続きましてと言いたいんですが、ちょっとごめんなさい、この先すごく長い段落が続きますので、このあたりで本日終わらせていただいてもよろしいでしょうか。
|
|
○議長(久坂くにえ議員) お諮りいたします。ただいま一般質問中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
なお、残余の日程については、明2月13日午前9時30分に再開いたします。ただいま御着席の方々には改めて御通知いたしませんから、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(17時40分 延会)
令和2年(2020年)2月12日(水曜日)
鎌倉市議会議長 久 坂 くにえ
会議録署名議員 河 村 琢 磨
同 森 功 一
同 日 向 慎 吾
|
|