○議事日程
平成31年 2月27日建設常任委員会
建設常任委員会会議録
〇日時
平成31年2月27日(水) 9時30分開会 18時09分閉会(会議時間 6時間18分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
池田委員長、志田副委員長、中村、武野、大石、松中の各委員及び保坂議員
〇理事者側出席者
前田まちづくり計画部長、川村まちづくり計画部次長兼土地利用政策課長、宇高まちづくり計画部次長兼駅周辺整備課長、山戸深沢地域整備課担当課長、杉浦深沢地整備課担当課長、加藤(隆)都市計画課長、服部(計)都市景観部長、吉田都市景観部次長兼都市景観課長、石山都市景観部次長兼開発審査課長、古賀都市調整課長、都筑建築指導課担当課長、渡辺(誉)建築指導課担当課長、永井みどり課長、樋田都市整備部長、関都市整備部次長兼都市整備総務課長、森(明)都市整備部次長兼道路課担当課長、芳賀道水路管理課担当課長、西山道水路管理課担当課長、斎藤(政)道路課担当課長、近藤住宅課長、野中下水道河川課担当課長、杉田下水道河川課担当課長、田沼公園課長、田邉作業センター所長、永田浄化センター所長、鈴木(庸)文化財課担当課長兼歴史まちづくり推進担当担当課長、佐藤(明)警防救急課長、郷原大船消防署長
〇議会事務局出席者
大隅局長、木村次長兼議事調査課長、鈴木担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)深沢地域整備事業の現状について
(2)鎌倉都市計画地区計画(大平山丸山地区)の変更について
(3)鎌倉都市計画緑地(第3号山崎・台峯緑地)の変更について
2 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分
3 議案第99号平成31年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
4 陳情第41号(仮称)村岡新駅誘致についての陳情
5 報告事項
(1)旧村上邸の保存活用に関する進捗状況について
6 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分
7 議案第80号市道路線の認定について
8 議案第91号平成30年度鎌倉市一般会計補正予算(第9号)
9 報告事項
(1)鎌倉市公共下水道事業における地方公営企業法の適用に向けた進捗状況について
(2)岩瀬隧道の復旧工事について
(3)市営住宅(空き家)入居者追加募集結果について
10 議案第113号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
11 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
12 議案第104号平成31年度鎌倉市下水道事業会計予算
13 請願第4号岩瀬・宮の前隧道に対する新道路建設についての請願書
14 報告事項
(1)北鎌倉隧道安全対策について
15 陳情第39号北鎌倉隧道の早期の通行を求める陳情
16 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○池田 委員長 これより、建設常任委員会を開会いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名を行います。委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。武野裕子委員にお願いいたします。
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○池田 委員長 まず、本日の審査日程の確認を行ってまいります。
松中委員から休憩を求められておりますので、暫時休憩いたします。
(9時31分休憩 9時32分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
ただいま、休憩中に松中委員から、昨年12月議会における材木座の陳情関係で、その後の状況について確認したいというお話がございましたが、その資料を確認して、委員の皆様に配付して、また次回その経過について確認していきたいという御発議がございました。要求する資料について、松中委員から御説明いただけますか。
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○松中 委員 植栽をしたパースというんですか、予想図とそれから進捗ぐあいがどこまで進んでいるかというのと、それから住民との話し合いをどういうふうにしてきたかと、今後する予定もあるでしょうけども、それでお願いします。
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○池田 委員長 ただいま松中委員から御発議のございました資料について要求することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○事務局 では、ただいま松中委員から御発議のございました、さきの12月定例会で審査いたしました陳情に関しまして、植栽の予想図とその進捗状況のまとめの資料につきまして、この後、原局に確認をさせていただきまして、原局のほうで御用意ができるようであれば、任意の資料提出ということで委員の皆様に配付することでよろしいか御確認をお願いいたします。
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○松中 委員 きょうの委員会でじゃなくて、後日でいいですから。
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○池田 委員長 後日任意で資料提出をいただくということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認させていただきます。
それでは、日程の確認に入ってまいります。
まず、本日の審査中、予算関係議案の審査に当たりましては、付託先の予算特別委員会に各会派からの委員を選出されていることを考慮し、効率的な委員会運営に御協力いただきますようお願いいたします。
確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、一括議題についてですが、日程第14報告事項(1)北鎌倉隧道安全対策について及び日程第15陳情第39号北鎌倉隧道の早期の通行を求める陳情については、関連する議題であることから、一括議題とし、報告事項の報告及び陳情の説明を原局から一括して受け、一括で質疑を行った後、まず、報告事項については、了承かどうかの確認を、陳情については、委員間討議の確認、意見開陳、取り扱い協議を行うことでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
続きまして、請願紹介議員に対する質疑について、日程第13請願第4号についてですが、請願紹介議員である久坂議員、森議員、納所議員、伊藤議員に対して、説明を求め質疑を行うか、御協議、御確認をお願いいたします。出席を求める御発議はございますか。
(「なし」の声あり)
出席を求めないということで、確認させていただきます。
次に、事務局のほうからお願いいたします。
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○事務局 請願提出者の陳述について御報告いたします。日程第13請願第4号につきまして、請願提出者の方から陳述したい旨の申し出がございました。発言を認めることについて御協議、御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 発言を認めることで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
続きまして、事務局からお願いいたします。
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○事務局 関係課及び所管外職員の入室についてでございます。まず、日程第1報告事項(3)について関係課職員として公園課が、日程第13請願第4号について、所管外職員として、大船消防署長、警防救急課が、日程第14報告事項(1)及び日程第15の一括議題について、所管外職員として、文化財課がそれぞれ出席することでよろしいか御協議、御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
職員入退室のため暫時休憩いたします。
(9時39分休憩 9時40分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第1報告事項(1)「深沢地域整備事業の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 日程第1報告事項(1)深沢地域整備事業の現状について報告いたします。
本日は、新駅設置を含めた広域的なまちづくりに係る取り組み状況、市民・地元権利者等への説明の状況、鎌倉市深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会における検討状況について報告いたします。
初めに、新駅設置を含めた広域的なまちづくりに係る取り組み状況についてです。
資料をごらんください。
広域的なまちづくりに係る取り組みとしましては、平成30年12月27日に、神奈川県、藤沢市、鎌倉市の3県市で「藤沢市村岡地区・鎌倉市深沢地区のまちづくりと村岡新駅(仮称)設置に関する合意書」を締結しました。
主な合意内容につきましては、12月28日の市議会全員協議会でも報告いたしましたが、一つ目は、両地区のまちづくりについては、両市の負担により一体施行で取り組むこととし、平成33年度の都市計画決定を目指すこと。二つ目は、新駅については、JR東日本にも整備費の負担を求めていくことや、3県市の基本的な費用負担の割合について合意し、平成31年度の新駅整備費の概略設計着手を目指すというものです。
また、同日の12月27日に、JR東日本に新駅設置を要望するとともに、戦略的新駅として整備費の負担を求めるための連絡調整組織として、3県市による「村岡新駅(仮称)設置協議会」を設立しました。
その後、平成31年1月18日には、神奈川県及び藤沢市・鎌倉市の両市長が、JR東日本本社を訪問し、JR東日本の社長に対して「東海道本線の新駅設置に関する要望書」を提出し直接新駅設置について要望を行いました。
要望事項は、「藤沢市村岡地区に東海道本線の新駅を設置すること」「戦略的新駅として、新駅整備費用の一部を負担すること」「新駅の概略設計については、平成31年度に着手すること」の3項目です。これに対して社長からは、「東海道線沿線のまちづくりを地域の皆様と一体となって進めていきたい。要望事項については、今後、協議会等の関係者と連携してしっかり対応させていただきたい」とのコメントをいただきました。
今後は、JR東日本と平成31年度の新駅の概略設計の実施に向けた事務手続を進めるとともに、国交付金の確保等も含め、費用の圧縮・平準化に向けた協議を行ってまいります。
資料2をごらんください。
また、3県市の合意では、新駅の関連施設として、自由通路、南口駅前広場、シンボル道路は藤沢市が、両市の市境にかかるシンボル橋は、鎌倉市が整備することを確認していることから、平成31年度は、神奈川県の支援を受け、藤沢市と本市が共同でシンボル道路及びシンボル橋に係る概略設計の実施を予定しています。
次に、市民・地元権利者等への説明の状況について、説明します。
資料3をごらんください。
平成30年12月定例会の本常任委員会に報告しましたとおり、12月6日、9日に深沢地区の権利者全体会を開催し、3県市の協議の方向性について説明いたしましたが、その後の平成31年1月19日に地元地権者の全体会を開催し、深沢地域整備事業のその後の状況と、公的不動産活用課の同席を得て、市役所本庁舎の現状について説明いたしました。
当日の出席者は16名で、御出席いただけなかった方々には、その後フォローアップとして戸別訪問を行っています。
1月19日の全体会では、事業の取り組みについて、「両地区一体のまちづくりの状況を両市民に説明してほしい」、「藤沢市のまちづくりの情報についても共有ができるようにしてほしい」、「まちづくりを進める中で防災への対応にもしっかり取り組んでほしい」などの意見をいただきました。
また、平成31年1月17日には、深沢地区連合町内会の場で取り組み状況等の説明を行い、それに続き、関係団体等への説明も実施いたしました。
事業の進捗状況の周知につきましては、引き続き、まちづくりニュースの発行や戸別訪問、権利者全体会を開催するとともに、今後はさらなる情報発信の強化に努め、市民の皆さんや地元権利者の皆さんの事業への理解を深めてまいりたいと考えています。
深沢地域整備事業につきましては、旧JR大船工場の廃止が決まってから10年以上が経過しており、事業区域内にお住まいの方や近隣の商店会の皆さんからは、早く事業を進めてほしいといった声をいただいているところです。引き続き、神奈川県、藤沢市、JR東日本との連携を強化し、昨年12月27日の3県市の合意に基づき、平成33年度の土地区画整理事業の都市計画決定に向け、確実に事業を進められるよう取り組んでまいります。
次に、鎌倉市深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会における検討状況について報告いたします。
平成31年1月29日に第2回委員会を開催し、主に深沢地区のまちづくりの実現化に向けたまちづくり実現化施策と土地利用計画の再点検について意見交換を行いました。
まず、まちづくり実現化施策については、これまで掲げてきたウェルネスのテーマと、健康の維持増進、スポーツの推進、産業の集積を初めとした七つのコンセプトを基本としていますがSDGs未来都市に選定された鎌倉市における新たなまちづくりという視点、鎌倉リビングラボの活動や鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会の発足など、市内民間活力の活性化の状況に加え、県の施策との連携によるヘルスケア産業のイノベーション拠点としての位置づけの高まり、Society5.0やスーパーシティー構想といった国の動向など、新たな要素も念頭に置きながら、将来の社会状況変化等にも順応できるコンセプトの具体化を目指しています。
出席委員からは、「より鎌倉らしさを意識した特色づけが望まれる」、「若干総花的になっているので、この場所で実現すべきことをもう少し絞り込むべきである」、「深沢のまちづくりを通して達成しようとするSDGsの目標設定を明示するなど、踏み込んだ記述にしてもらいたい」「「ウエルネス」「健康」「スポーツ」といった言葉の、ここでの定義を明確にした上で、それぞれ、目指そうとするゴールを市民に対してわかりやすく示す必要がある」などの御意見をいただきました。
次に、土地利用計画の再点検については、新しい町の完成に向けた事業期間が長期間に及ぶことに鑑み、まちづくりの考え方や、各種テクノロジーの進歩などに合わせ、時代に合致したまちづくりを実現するため、街区ごとの土地利用や施設の用途に柔軟性を持たせる考え方などを提示しました。そして、修正土地利用計画(案)では、町の中央を東西に横切ることとしているシンボル道路について、より歩行者優先でウオーカブルな町並みを実現するための整備や運用のアイデアなどについて、意見交換を行いました。
また、本常任委員会におきましても御指摘をいただいております、事業区域の防災面における課題につきましては、この専門委員会のもとに、庁内関係課連携のもと、「防災部会」を設置し、4名の防災の専門家による検討を進めているところです。
当該部会におきましては、区画整理事業区域に想定される災害因子の確認と、防災拠点となる本庁舎を含む深沢地区のまちづくりの考え方、必要となる機能の検討などを行っています。出席委員からは、「津波については、溯上による被害は想定されない」、「洪水浸水については、計画規模の洪水浸水想定を目安にハード対策を講じるとともに、人の命を守るため、これを超える被害発生に備えて避難体制の整備、防災コミュニティーの形成や防災教育等のソフト対策を講じることが望まれる」、「液状化については、建築物に対しては個別の対応が可能であり、まちづくりにおいてはライフラインや重要な道路に対する対策に留意すべきである」などの意見が提示され、事業用地における防災リスクの評価と、これらリスクに対するハードとソフト両面での対策について一定の整理ができているものと考えています。
今後は、当該部会での検討の成果を踏まえ、2月中を目途に中間報告を取りまとめ、上部会議である委員会にフィードバックするとともに、事業用地内の公共施設街区に移転する本庁舎の基本構想について検討を進めている委員会とも情報共有を図りたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの報告に、御質疑はございますか。
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○松中 委員 一つは、ここにも書いてあったんですけども、この前の地元の本庁舎での取り組みについての説明会で、藤沢市のまちづくり情報について共有できるようにしてほしいと。鎌倉市のほうでも、このまちづくりニュースというのを出していますけども、藤沢市のものを全部集めていただきたいと。特に合意以降ね。これは、鎌倉市が合意以降これを出しているんですけど、藤沢市のものは、藤沢市に頼んで、向こうがどう検討して、どういうものを公的に発表しているかというのを我々のほうも情報共有してなきゃいけないわけで、一体となってやるわけで。特に駅は、基本的には、藤沢市が行うわけですから。それが一つと、それから、議会で取り上げた内容を、せんだって市長が議会で答弁していましたけども、向こうの議会の議事録と、それから向こうの市長が答弁していますけど、向こうの議会のやりとりの公式見解を、市長の見解を出してもらって、そうでないと市長がこっちのほうの向こうのやりとりを、自分の考え方というか、主観的な形で、鎌倉の議会で話をするというのは、非常におかしな話で一体となっているんですから、それから県のほうがどのようなこういうまちづくり、この駅についての内容を扱っているか、それを全部出してほしいし、県議会のほうで委員会でもやりとりがあったら、その議事録を全部出してほしい。一体となってやって、それで知事が会長をやっているわけですから。
しかし、実際問題として、行政のほうでは、そういうふうに合意がされていても、おのおのの各市においては、議会のほうの予算の議決を必要としているし、また本来なら、合意というのは、法的な協議会だから議決した上でやっていかなきゃいけない。ある程度になったら、議決した協議会に切りかえないといけないというふうに解釈はあるんですけど、市長自身は、法的根拠はない、任意の形で進めていると。しかし、こういう任意の形であっても、こういうものが出されているんですから、藤沢市も出しているだろうし、藤沢市のほうでも議会のやりとりがあるだろう。県のほうだって、こういうものを出しているんだろうし、まして、県のほうがリードしていくというなら、県のリードの内容を我々がつかんでなきゃいけないわけだから、どんなものを出しているのか。それから、県議会の議事録もあわせて全部出してほしい。それでないと、一体となって、やるといっても、一市が何かおかしな状態になったら、これは全然できないんだから、その点を部長のほうでお願いしておきますけど、どうですか。市民だって、藤沢市のまちづくりの情報についての共有ができるようにしてほしいと。我々議会としては、議決権を持っていますからね、県議会であろうと、国であろうと、藤沢市であろうと。それは、全部出さなかったら、鎌倉市が勝手にやるわけにはいかないでしょう。一体となってやっている。そして合意を得ているという前提なんだから。
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○前田 まちづくり計画部長 三者で協力をしながら進めていくというようなことで取り組んでいくということになっておりますので、現時点でもそれぞれの議会でのやりとりについては、双方共有化をするというような取り組みを進めているというような状況でありまして、どういう形か御協議をいただきたいと思うんですけれども、資料につきましては、まとめて経過も含めましてお出しすることは可能だと考えてございます。
ちなみに、せんだって、2月20日にも県議会の代表質問でも、この村岡の駅の問題につきまして御質疑がありまして、知事がそれに対して答弁しております。知事のほうとしては、12月27日の記者会見のときも同様の内容でありましたけれども、今回の村岡と鎌倉、深沢の一体のまちづくり及び新駅の設置、誘致ということにつきましては、東海道線の新駅に設置により交通利便性が高く、都市機能が集積された拠点が形成されると、このことについては、持続的な県土づくりのためにも重要な取り組みであるというふうに認識をしていると。また、ヘルスケア分野の産業創出などを通じて、このまちづくりと新駅設置の効果をより高めていきたいというふうに考えているというようなことを御答弁いただいていまして、今後とも持続可能な県土づくりのために、藤沢市、鎌倉市と連携し、またJR東日本との協力を得ながら、まちづくりと新駅の実現に向けてしっかり県としても取り組んでいくべきものと考えているというふうに御答弁をしていただいているというようなことがありますので、御紹介させていただきます。
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○松中 委員 ですから、県のほうがリードして、知事のほうが特にそういう意味でリードしている形をとっているんだけど、そのやりとりというのは、実際知事の発言はどうでもいいんだよ。まず、議会側のほうでどういう話をしているとか、議事録で。知事のを代弁してもしようがないのでね。じゃなかったら、大体こういう形になったら、知事が全部各議会に協力を求めに、じきじきに来なかったらこんなもの成立しないんですよ。はっきり言って。上のほうで合意って言ったって、それ何ら法的根拠はないんですから。法的根拠を持っているのは、各自治体が持っているんですから。議会の議決が必要としているんですから。合意した、合意したと言っても、それは実現不可能なんです。だって実際この過去の資料を前に出してもらったんですけども、始まっていろんな協議会をつくって、知事は、2015年に上のほうでは決まっているんですよね。それが、鎌倉市は、都市計画決定を先送りしたり、それから、費用が最初のころは七十何億円から、80億円ぐらいだったのが、100億円になって、100億円が150、160億円になって、もうこの金額だって数年のうちにころころ変わっちゃうんですよ。それは、あれがないからですよ。任意でやっているからなんですよ。これ信用ができないですよ。過去、これも同じようなことをやって何度も繰り返してきているんですよ。はっきり言って。だから、実際問題として、今やっていること自体も法的根拠がないんだから。そうすると、法的根拠のあるという前提となる信頼度という問題になったら、それは、情報の共有をしなかったら、藤沢市は何を考えているかわからないし、やってくれと言って、向こうの議会だってどんなことを言っているんだかわからない。決定権を持っているのは議会のほうなんですよ。これは、はっきり言って。知事でもなきゃ、市長でもない。決定権を持っているのは議会だということは、これは最大の認識を持ってほしい。それで、議会が決定するに当たって、市民の声を聞いた上でやるわけですから、行政がどんどん進めて合意していますと言ったところで、実現するときに、いざ個々の案件の予算の議決というのは、各自治体の議会で持っているわけですから、その前に資料を出してもらうと。それ、委員長にもお願いしますし、議長にも言いますから、向こうとよく話し合って、そして市長が答弁する内容を、もし藤沢のことをするんだったら、やっぱり向こうの文章をもって見解を出してもらいたい。それだけ、私は要望しておきます。それでないと扱えないですよ、これ。はっきり言って。
以上です。
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○池田 委員長 暫時休憩いたします。
(10時01分休憩 10時13分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
今、松中委員のほうから3県市の一体施行にかかわる情報共有という話で、議事録等を含めた定例会前に出せる整理されたものがあれば、それに対して情報提供いただきたいとの発言がありました。それについては、原局のほうで出せるものを今後検討していただくということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
そのように確認させていただきます。
ほかに御質疑ございますでしょうか。
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○武野 委員 市民の合意というのは、とても大事だと思うんですけど、私、その村岡地域の人とお話しする機会があって、村岡地域の方が、何線が来るんですかと言うんですよ。東海道線だけど。いや、東海道線のところまで京浜東北線が来るのとか村岡地域の方がおっしゃっているんです。だから、やっぱりまだそこに対して、関心が余りないのかな、どうなのかなと。一部の人しか聞いていませんけどね。まさにそこに住んでいる方がそんなふうにおっしゃっているんで、ちょっと驚いた次第です。
質問に入ります。シンボル道路とか、あと藤沢側まで駅までつながっているあの道の道路幅というのを、もう一度きっちり頭の中に入れていきたいと思っているんですけども、深沢地域のところは、20メートルプラス歩道が4メートル、4メートルということでしょうか。それとも、藤沢側のほうが24メートルというのもその中に歩道が入っているということでしょうか。
もう一つは、一体、どこと同じなのかってイメージが湧かないものですから、この幅というのは、あそこと同じ幅ね、とイメージできる道を、市内、なければ県内のところのあそこの道と同じ幅になりますよということを教えてください。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 深沢地区のシンボル道路につきましては、歩道も含めた道路が20メートルありまして、そのほかに道路に面している街区から4メートル、歩行者空間とか、緑空間を設けてもらうということで28メートルという計画になっています。
それから、あと市内のシンボル道路に似た事例としましては、若宮大路のところの滑川の交差点から、下馬の交差点のところまでの区間で約22メートルになっていますので、市内では、そういったものが同じようなイメージになると考えていただければと思います。
藤沢市側の道路は、今の計画ですと、委員おっしゃるとおり24メートルというふうに計画されています。
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○武野 委員 下馬が22メートル、それは歩道を含めてですよね。だから、深沢のシンボル道路というのは、28メートル歩道を含めて市民が見たときには、下馬は、22メートルだから6メートルも違うということになるので、もっと広いということになるわけですよね。どこの管轄だとか、どこから線が引かれてどうかというより、市民がそこを見たときに、歩いたときのイメージとしては、市内にはないということですよね。28メートルというのは。相当ここばかり何かすごく力を入れて、ここだけ太い道ができて、しかし道の突き当たりは、線路の向こう側に抜けられないという道ができて、すごくいびつな町のように見えて仕方がないんですけどね。まあ、いいです。わかりました。
さっき、国からの交付金ということも、これは、もともとそういう計画なんですけども、これはいつわかるんですか。金額もさることながら、出るというのは、いつわかるんでしょうか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 その辺は、まず概略設計が出た以降になります。その間にいろんな過去の事例とかを調べて、検討していきたいと考えております。
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○武野 委員 余りわからないということなんでしょうけど。あと、新駅の設計費というのをなぜJRに求めないのかというのは、代表質問でもさせていただいています。去年の段階では、その金額が出てなかったんですけども、今年になって、予算の中で1億5000万円というのが出て、これは設計費で1億5000万円というのが債務負担行為で計上されていると思うんですけども、全体は4億5000万円ということなんですか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 概略設計でJRとお話ししている中では、全体で4億から4億5000万円というふうになっております。
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○武野 委員 ことしになって、その金額が明らかになったというのは、ことし1月の段階でJRに行って、今回のことを初めて要請したというところで、公的に明らかになったと思うんですけども、以前から、この間の協議会の中では、オブザーバー参加しているから、全く金額が皆目わからなかったわけではないと思うんですけども、正式にそのタイミングでないと金額が公表できなかったんだとは思うんですけれども、そうすると、そのお金をまだ要請していないわけですよね。これから要請するんでしょうか。JRにも設計費の負担をお願いするんでしょうか。また、その時期はいつでしょうか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 今、JRの新駅の設計費を要望することについては、今はまだ、新駅を要望して、概略設計をお願いしているところですので、今、その状況ですので、概略設計については、3県市で3分の1ずつ負担する方向でいます。
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○武野 委員 じゃあ、お願いしないということなんでしょうか。ほかの戦略的新駅というのも、設計費は負担していないんでしょうか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 資料1にありますとおり、行程のほうに都市計画決定のときにJRと基本協定を結ぶというふうになっていますので、それ以降にJRのほうに負担を求めていくというふうに考えています。ほかの事例についても、基本協定を締結してから、JRが負担にしている事例はあります。
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○前田 まちづくり計画部長 本会議でも御答弁さしあげているところですけれども、1月に直接知事と両市長が伺いまして、戦略的新駅というような位置づけをしていただきたいということと、駅の設置費用につきましては、JRの負担をぜひお願いしたいということを要望したというようなところであります。その3県市の要望に対しまして、JRのほうとしては、言質でもう駅をつくりますよというようなことは言っていなくて、今後連携して対応していきます、というようなことで、前向きなお話をいただいたというのが現状というようなところです。現状はある意味では、新駅設置を要望しているというような段階でありますので、この取り組みを進めていくという部分につきまして、概略設計が必要なわけでございますので、この内容につきましては、昨年12月27日の行政間、3県市の合意に基づきまして、その費用については、3県市で負担をしていくというようなことを考えているところでございます。
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○武野 委員 お手続ですから、そういった形で踏んでいくんでしょうけれども、ほかの戦略的新駅で負担していない例というのもあるんですか。設計費を負担していない駅。何か、戦略的新駅というのは、何か三つかそこらありましたよね。紹介されたと思うんですけど。違ったかな。幕張とか、なんだか去年の当委員会の中でも紹介されたと思うんですけども設計費の負担状況はどうなっているんでしょうか。
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○前田 まちづくり計画部長 戦略的新駅につきましても、前も御答弁していますけれども、これという定義があるものではなくて、一般的に請願駅というものが地元の要請で設置する新駅ということで、その場合については、全額自治体が負担をするという駅というようなことです。戦略的新駅ということにつきましては、JR東日本が地元の自治体と連携をして整備に取り組むものというようなことで、御紹介したように最近では、幕張新駅等の例があるというようなお話をさせていただきましたが、そういう部分では、JRのほうがまちづくりに直接かかわっていく中で、実現をしていくというような内容でございまして、具体的な負担のところにつきましては、それぞれの事案ごとに異なりますので、協議をした中で、対応していくということになっています。
今回の場合につきましては、先ほど課長のほうから答弁しましたように、今後、概略設計を行った中で、全体の額というのは、まだ設計をやっていませんので、決まったものではありませんので、それをきちんと各行政ごとに一定の見きわめをした中で、JRと協議をして基本協定を結んでいくというような段階がありますので、そういう意味では、今の段階では、準備段階でございますので、各自治体のほうが負担をするというようなことが必要だというふうに認識をしています。
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○武野 委員 つまり、戦略的新駅になったら設計費を出してくれるなんていう単純な話ではないと。戦略的新駅だから、設計費をJRが出してくれるというイコールではないという関係がわかりました。だから、ここに期待しているのかなと思っていましたけども、どちらにしても大変不透明な状況にあるということだということがわかりました。
次の質問に行きます。JRの先ほどの報告があったように工場が撤退して10年以上ということ、その以前からの深沢地域というのは、まちづくりでいろいろやってきたと思うんですけども、どれぐらいですか、30年ぐらいたつのかしらね。そこから、いろいろな委託されて、調査をされたりしていますけども、その始まった何十年か前から今日まで、この事業で一体幾ら費やしたかということがわかりますでしょうか。今、わからなければ予算特別委員会のときまでにわかればいいんですけども。大まかでも結構です。この事業が始まってから現在まで、いろんな委託業務やら、何やらやられてきたと思うんですけど、教えてください。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 平成元年から平成30年度まで、深沢事業関連でコンサルの委託料については、約6億円ぐらいです。そのうち、市の単独事業は5億円ぐらいを支出しております。
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○武野 委員 相当な金額をここに費やして、これからさらに500億円近く、駅のことも含めて出すわけですよね。それは、地面だけの話で、また上物をつくるとなったら相当またかかるし、市庁舎の移転も考えてらっしゃるようだし、そういうことなので、ここら辺の金額は、もうちょっとどこかできちんと明らかにして、今、口頭でこういうふうに聞きましたけども、何か資料でも結構ですけども、形になるもので出していただけたらと思います。何年には、何のお金がかかって、何年には何のお金がかかってということで、きっちり市民にも示していけるようなものを出していただきたいと思っていますけど、いかがでしょうか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 作成しまして、検討したいと思っています。
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○前田 まちづくり計画部長 たしか、9月定例会でしたか。一般質問の中でも議員の方から御質問いただいて、その分については、御答弁させていただいている内容が既にあるというふうに思います。資料の件につきましては、これまでもそれぞれ監査資料等でつくっていますし、決算資料でもお出しをしているというような状況でありますので、そういう意味では、それを束ねていくというような作業をしていくというようなことになりますので、どういうような形でお示しできるかどうかということに関しては、委員長と御相談させていただければと思います。
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○武野 委員 この事業というのは、大変市民が関心あることなので、私たちが、この答弁でわかったというだけだと、なかなか市民ニュースや何やらで、市民に返していきますけど。やっぱり行政の側からきちんと市民にこれまでの経過ということで、特に今みたいに、さっきの議事録の話もありましたけども、市民にもわかる資料を市民向けと言ってもいいのかもしれないけども、市民に関心を持ってもらって市民を巻き込んで議論していくという材料にしていけるようなものをぜひ提供していただきたいと思います。よろしくお願いします。
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○前田 まちづくり計画部長 御指摘のとおり、この事業につきましては、鎌倉の持続的なまちづくり、都市経営を進めていく上でも非常に今、重要な事業だというふうに原局としても認識をしております。今回の代表質問の中でも、深沢地区のまちづくりにつきましては、鎌倉、大船についても第3の拠点づくりに取り組むものであるということからすると、鎌倉の町に新たな価値を築く未来への投資であるというふうなお話もさせていただきまして、また、この深沢地域の町のところにつきましては、ある意味では、非常に広大な土地があってなかなか鎌倉の中では、今後見出せないような可能性のある部分だということがありますので、公共施設再編ですとか、あるいは防災の強化といったようなことも含めた形で、全市的な課題というものも一体的に解決をしていくというようなことが必要だろうというふうに考えています。このまちづくりを行うことでの、便益等につきましては、前回までも御説明をさせているところでおりますし、今回ニュースでも市民の方にもお出ししましたし、あるいはまちづくりの形についてもお出ししているところですけれども、今後やはり実際にまちづくりを進めていく段階においては、市民の方の御理解ということが非常に重要だというふうに思っておりますので、先ほど課長のほうから報告しましたように、今後につきましては、地権者だけではなく、市民の方に対して、より情報発信ということを強化をして、未来の投資であるというようなことがはっきりわかるようなことを発信をしていくということに努めてまいりたいというふうに思っております。
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○志田 副委員長 まちづくりと村岡新駅設置に関する合意の締結をしてから、ちょうど2カ月ということで、その間で、JRのほうに新駅を設置してくださいという要望書を出して、前向きな検討をいただいているということで、要望なんですけど、今順調だと思うんですよね、すごく。さっき松中委員もおっしゃられていましたけど、議会対策、私が言うのもおかしいなと思うんですけど、重要だと思うのでしっかりやってください。
鎌倉では、ビックプロジェクトができないなというふうにならないように要望しておきます。
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○大石 委員 事業を進めるに当たって、皆さんの御指摘ございましたけれども、これ例えば、JRの戦略的新駅というような考え方で、もう2019年に概略設計をやって2020年度中に実施事業の最終判断をするわけですよね。具体的に松中委員も言われていましたけども3県市で合意を結んで、戦略的新駅としての位置づけがJRの中でなりそうだというところまでわかりました。この間の当委員会の中でも言いましたように、藤沢市のほうでの委員会の発言の中では、財政状況もあるわけですよね。それぞれの財政状況によっては、見直しもあり得るというようなお話をしているわけで、そのお話というのは、具体的にこの流れになったときに、議員側というのは、藤沢市の考え方と、藤沢市の議会側というのはどういうふうに考えているんですかね。藤沢市の宮治副市長が委員会の中で発言された、3県市の合意はいい。JRの新駅の同意を求める戦略的新駅はいい。最終的な財政状況が厳しかったら、見直すこともあり得るというような言葉を3番目に言いましたけど、ここの部分というのは例えば委員会の中での訂正とか、こういう3県市の合意事項に基づいて、こういうふうに進めていきたいので、御理解いただきたいとかいう形に藤沢市はなっているんですか。
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○前田 まちづくり計画部長 12月27日に3県市の合意書を締結するというようなことを行いまして、知事と両市長がそろって県庁のほうで記者会見をさせていただいたというようなことがございました。その前段で鎌倉市におきましては、たしか12月3日に、各議員の皆様に情報提供をさせていただくというようなことをさせていただいたというようなことがありまして、同時に藤沢市のほうにつきましても、12月定例会で、建設経済常任委員会のほうに報告をするという形で12月3日に資料送付がありまして、そこに合わせて、鎌倉市につきましても方向性についての資料送付をさせていただいたというような形でやってきています。
ですので、議会対応というようなことに関しましても、行政レベルでは、藤沢市、鎌倉市、あるいは神奈川県というところについては、足並みを合わせてしっかり対応してきたというようなことでございまして、その中では、記者会見のときにそれぞれ知事、両市長が話していますように、この事業につきましては、一体施行で進めていくということが非常に優位性があって、その事業の必要性ということについてもそれぞれが認識をしているということですから、3者が協力連携をして、今後新駅を含む一体施行という中で物事を進めていこうということについては、しっかり確認をさせていただいているということですし、その内容につきましては、それぞれの立場でそれぞれの議会に対してきちんと御説明をさしあげているというふうに報告を受けておりますし、モニターできるものについては、我々のほうもモニターで確認をさせていただいているというような状況にあります。
他市の状況ですので、なかなか我々のほうでコメントはしづらいですけれども、確かに昨年12月に開催をされました藤沢市の建設経済常任委員会におきましても、新駅の設置ということに向けた取り組みということに関しては、一部慎重な御発言があったというようなことにつきましては、我々のほうもインターネットを拝見したりとか、あるいは、藤沢市のほうから情報提供をいただく中で把握をしているというようなところでございます。その後、藤沢市の副市長の御発言につきましても、事務レベルできちんとその真意等についても確認をさせていただいておりまして、本会議でも御答弁をさせていただきましたように、財政面ということに関しては、どこも非常に厳しい状況でありまして、駅設置費用が今後著しく増加した場合とか、社会経済状況により、悪化があって市の財政状況が非常に均衡を欠くようなことがあった場合については、事業を取り巻く環境が著しく変わったというような場合については、見直しをしていくというようなことで、あくまでも副市長の発言としては、ある意味では一般論というような形での発言だというふうに確認をさせていただいているというようなところでございますので、その分につきましては、当然のことながら、鎌倉市、どこの自治体でも、そのような状況があれば見直しをしていくということについては同様でございますので、我々としては、そのことによって、12月27日の3県市合意が揺らぐものではない、より一層県がリーダーシップをとって、しっかり物事を進めていく中で、きちんと市民、議会の皆様に御理解を得ていくということが必要だろうというふうに認識をしているというようなところでございます。
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○大石 委員 一般論と言われますけど、悪化のレベルというのが、私らはお隣の町のことですからわからないわけですよ。このぐらいまで財政が悪化しちゃったら、じゃあ、この計画というのは、見直すとはっきり委員会で言っちゃっているわけですから。ましてや、藤沢市の議員からも聞いたんですけど、新駅から深沢のまちづくりまでのシンボル道路につながる新しい道を何で藤沢市が整備しなきゃいけないんだというような意見も結構あるというようなお話も実は聞いています。深沢の町につながる新駅からの道路を何で藤沢市で整備してやらなきゃいけないの。こういうお話もあるわけで、まだまだ先は遠いかなと。だから、藤沢市と、藤沢市議会と鎌倉市もそうだけれども、さっき期成同盟みたいな話もありましたけどね、本当に同じ考え方で進めていかないと、一体的な整備なんていうのはできないんじゃないのかなと。本当に実現に向けて、一つ一つクリアしてきているのは、さっきのお話でありますけれども、だから、鎌倉市は鎌倉市で一体的な都市計画決定を打つにしたって、深沢のまちづくりというのは、具体的に鎌倉市のほうで進めていって構わないんだよということもありますけれども、さっきもお話ありましたように、大変な事業費を入れてやるまちづくりですし、防災の観点とかというのも結構ありましたけど、防災の面一つを見ても、深沢のまちづくりだけを見てもできないんじゃないかと、私は思っているんですよ。本当に、黒岩県知事は、これで頓挫するようなことはないだろうなんて記者発表で言われていますけれど、まだまだ取っかかりの段階ですけれども、クリアしなければいけない課題が大変多くあると思うんです。という中で、3県市一体、またJRも今度入るわけですから、4者という形になるわけですよね。そういう中で、大変難しい問題をクリアしていかないと、この事業というのは完遂しないよという現状があるわけですから、本当に先ほど言われたみたいに、県の情報、国も含むと思うんですね。JR、また藤沢市というような情報も本当に交えながらの報告をこれからしていただきたいし、その情報提供は、先ほどの松中委員のお話がありましたけど、いただきたいと。それだけ注目されている事業だということなんです。そういう面も含めて、多分松中委員も心配されたんだと思いますけれども、そういうことをぜひやっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
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○前田 まちづくり計画部長 御指摘のとおり、市境をまたぐ非常に難しいまちづくりだというふうな認識はあります。そういう意味からしますと、昭和62年国鉄改革があってから、もう30年近くなかなか実現しなかったまちづくりというようなことだと思います。今回ある意味では、県の強力なリーダーシップもありまして、こういう形で行政間の合意まではできたというようなことがありますので、今後は、市民、あるいは議会、あるいは県とか国というものをしっかり巻き込んだ中で、しっかり体制を組んでこの地区の位置づけや、ポテンシャルをより高めて、市民の方にも御理解いただけるようなまちづくりの形ということを発信をしていく中で、強力に推進を確実に進めていきたいというふうに考えております。
議会のほうにつきましても、各定例会ごとに御報告をさせていただくようにいたします。今後は、藤沢市と県の連携の状況等につきましても、なるべくその報告の中に入れていくようにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
了承ということで確認いたしました。
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○池田 委員長 日程第1報告事項(2)「鎌倉都市計画地区計画(大平山丸山地区)の変更について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○都市計画課長 日程第1報告事項(2)鎌倉都市計画地区計画(大平山丸山地区)の変更について、報告いたします。
平成30年市議会9月定例会の当委員会では、都市計画決定の手続の途中での報告を行いましたが、今回は、その手続が終了し、都市計画決定の告示を行ったため、最終報告を行うものです。
本件は、周辺住環境の調和や計画的なみどりの維持・保全等を考慮し、今後も良好な住環境を保つため、都市計画法に基づき地区計画を変更したものです。
地区計画は、建築物の建築形態、公共施設その他の施設の配置等から見て、一体としてそれぞれの区域の特性にふさわしい態様を備えた良好な環境の各街区を整備し、開発し、及び保全するための計画です。
市内では、平成31年1月時点で11カ所、約27.1ヘクタールの地区計画を都市計画決定しており、直近では、平成29年2月に資料1右側の図の黄色枠で囲んだ大平山地区地区計画を決定しています。
今回は、この黄色枠を赤枠に拡大するとともに、名称を大平山丸山地区地区計画へ変更する都市計画変更手続を行いました。
拡大後の地区計画の区域の用途地域は第一種低層住居専用地域、区域面積は約33.6ヘクタール、区画数は約1,000区画となります。
次に、これまでの経緯について説明いたします。
大平山丸山住宅地は、昭和40年に分譲が開始され、分譲当時から、住民のまちづくりへの意識は高く、平成9年に自主まちづくり計画、平成15年に住民協定の運用を開始しています。
自主まちづくり計画の範囲は資料1右側の図の緑で着色した部分、住民協定は水色の点線で囲んだ部分です。
自主まちづくり計画では、「2階建てまでの専用住宅とする」「区画の細分割をしないこと」などを、住民協定では、「最低敷地面積を165平方メートル、専用住宅のみ」、「建物は地上2階、地下1階まで」、といったルールを定めてきました。
しかしながら、平成21年に、不動産業者がこれらのルールを守らずに敷地分割を行ったことから、これを契機として住民が立ち上がり、分譲当時の町並みを将来にわたって守っていくため、法的拘束力のある地区計画への移行に向けた活動を経て、平成29年2月に都市計画法に基づく住民発意の都市計画の提案制度により、約2ヘクタールの部分で大平山地区地区計画が誕生したものです。
さらには、大平山地区での地区計画の決定をきっかけに、その地区計画の区域を大平山丸山地区全域に拡大しようとする機運が住民間で高まり、平成30年4月に市に対し地区計画拡大の要望書が大平山丸山町内会員で構成する大平山丸山まちづくりの会から提出されました。
当該要望書を受けて、市では地区計画の区域を拡大する必要があると判断し、大平山地区地区計画の内容を踏襲する形で、敷地面積の最低限度や敷地境界線に対する壁面の位置の制限等を定め、法的拘束力を持った形で将来にわたり良好な住環境の維持・保全を図ることができるように、地区計画の区域を拡大する都市計画変更手続を行いました。
続きまして、大平山丸山地区地区計画の内容を説明します。
資料2をごらんください。
本件については、既存の大平山地区地区計画を踏襲し、名称、位置及び区域並びに面積のみ変更しています。
変更後の名称は大平山丸山地区地区計画、位置は梶原一丁目、二丁目、寺分一丁目、二丁目、三丁目、上町屋字谷戸並びに山崎字富士塚、字清水帰及び字清水塚地内、面積は約33.6ヘクタールです。
地区計画の目標は、「優れた自然環境と調和した閑静な低層住宅地を維持保全し、災害に強く、こどもからお年寄りまでの多様な世代が豊かに暮らすことのできるまちづくりを目標とする」としています。
この目標を受け、区域の整備・開発及び保全の方針として、土地利用の方針や緑化の方針、地区施設の整備方針、建築物等の整備方針を定めて、「閑静で良好な住環境の形成及び維持・保全、緑多くうるおいのある住環境の永続的な形成や、ゆとりのある低層住宅地を形成すること」としています。
次に、地区整備計画です。
地区整備計画は、守るべき具体的なルールとして、建築物の敷地面積の最低限度を、165平方メートルに定めています。
また、壁面の位置の制限については、道路に接する部分以外の部分、つまり隣地との境界については、1メートル以上離して建物を建てることを定めています。
この二つの項目については、地区計画の告示後、「鎌倉市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例」、いわゆる建築制限条例に加えることで、建築確認申請の際の審査対象となるなど、法的担保を持つことになります。
続きまして、建築物等の形態または色彩その他の意匠制限では、「建築物の素材は、美しい経年変化やメンテナンスを考慮する」、「階数は地階を除き2以下とする」、「テレビアンテナ以外のアンテナもしくは塔状工作物単体の高さは、10メートルを超えてはならない」、「原則として盛り土は行わないこととする。」などを定めています。
地区計画の内容の説明については以上です。
最後に、これまでの都市計画手続の経過について説明いたします。
平成30年11月に都市計画法第19条第3項の規定に基づく、神奈川県との協議を終了し、県から変更については異存なしの回答を受けました。
その後、11月30日から12月14日までの2週間、同法第17条第1項及び第2項の規定に基づく縦覧及び意見書の受け付けを行い、その結果、縦覧者が1名、意見書は提出されませんでした。
このため、都市計画法第19条の規定に基づき、1月29日に開催された鎌倉市都市計画審議会に付議を行い、可決されたことから、2月6日付で都市計画変更の告示を行いました。
以上で報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの報告に、御質疑はございますか。
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○武野 委員 1点だけ教えていただきたいんです。ここの地区整備計画の話で、どういう流れかわかりづらかった。きょう朝日新聞に載っていましたよね。都市計画課長のお名前も。それで、そこで6月にということが書かれていたので、あれどういう流れなのかなと、頭に入らなかったので教えてください。
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○都市計画課長 条例の名前は、「鎌倉市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例」という名前で、いわゆる建築制限条例というものです。これについては、建築指導課のほうで今後条例改正を行いますが、まずは、3月15日から4月15日までパブコメを行い、その後6月に条例改正の提案を行うものです。その条例の中で、大平山丸山地区地区計画のうち、建築物の敷地面積の最低限度と壁面の位置の制限について、条例改正を行うので、法的拘束力が加わります。
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○池田 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
職員入退室のため暫時休憩いたします。
(10時55分休憩 11時00分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第1報告事項(3)「鎌倉都市計画緑地(第3号山崎・台峯緑地)の変更について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○都市計画課長 日程第1報告事項(3)鎌倉都市計画緑地(第3号山崎・台峯緑地)の変更について、報告いたします。
平成30年市議会9月定例会の当委員会では、都市計画決定の手続途中での報告を行いましたが、今回は、その手続が終了し、都市計画決定の告示を行ったため、最終報告を行うものです。
当該地は、鎌倉市の中心部に位置し、周囲の緑地や都市公園等との緑のネットワークを形成するとともに、都市の自然的環境を保全し、景観を維持向上させる機能を有する貴重な樹林地となっています。面積は約8.6ヘクタールとなります。
次に、前回報告いたしました以降の都市計画手続の結果ですが、平成30年12月3日から2週間、都市計画案の法定縦覧を行いましたが、縦覧者及び意見書の提出はありませんでした。
このため、都市計画法第21条第2項の規定において準用する同法第19条第1項の規定に基づき、1月29日に開催された鎌倉市都市計画審議会に付議を行い、可決されたことから、2月6日付で都市計画決定の告示を行いました。
今後は、神奈川県から都市計画事業認可を受け、供用開始に向けて公園課が事業を進めてまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの原局からの報告に対しまして、御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
職員退室のため、暫時休憩いたします。
(11時02分休憩 11時03分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第2「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり計画部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○川村 まちづくり計画部次長 日程第2議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち、まちづくり計画部所管部分の内容について説明いたします。
議案集その2は5ページを、平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は60ページから63ページにかけまして、平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は、43ページをごらんください。第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費8億7306万2000円のうち、職員給与費を除くまちづくり計画部所管分は125万6000円で、まちづくり推進事業に係る経費は、まちづくり審議会委員報酬、まちづくりコンサルタント派遣報償費、まちづくり市民団体活動費補助金などを計上いたしました。
予算説明書は130ページから133ページにかけまして、内容説明は289ページに移りまして、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費13億7415万円のうち職員給与費を除くまちづくり計画部所管分は1億8077万5000円で、都市計画運営事務に係る経費は、都市計画審議会委員及び事務補助嘱託員報酬、都市計画基本図修正等業務委託料、都市計画関連データ設定及び都市計画関連データ等修正業務委託料、都市計画高度地区都市計画変更図書作成業務委託料、立地適正化計画策定業務委託料などを、内容説明は290ページに移りまして、市街地整備運営事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、旧大船駅周辺整備事務所の光熱水費、設備等修繕料、警備業務委託料、清掃等業務委託料などを。内容説明は291ページに移りまして、古都中心市街地整備事業にかかる経費は、高額資材等価格調査業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場周辺清掃業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場整備工事請負費、物件移設等補償金などを。内容説明は292ページに移りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、深沢地区まちづくり方針実現化検討業務委託料、深沢地区事業フレーム調整検討業務委託料、深沢地区交通管理者調整協議資料作成業務委託料、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地域整備事業シンボル道路橋概略設計等負担金などを、内容説明は293ページに移りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、技術アドバイザー等謝礼、砂押川プロムナード枯枝胴ぶき等伐採処分業務委託料などを、内容説明は294ページに移りまして、大船駅西口整備事業に係る経費は、消耗品費、印刷製本費を、内容説明は295ページに移りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金をそれぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に、御質疑はございますか。
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○武野 委員 事項別明細書の43ページで、「開発事業等の一連の手続など、本市の実態に見合った土地利用の調整に関する制度のあり方の検討等を行う」とあります。これ、去年にも同じ文言があって、その前、私が議員になってからしか調べていないんですけど、平成30年度から入ったのかなという、もっと前からあったんでしょうか。これは、どこが検討しているんですか。職員が検討してらっしゃるんですか。
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○川村 まちづくり計画部次長 庁内での関係課による協議でございます。
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○武野 委員 検討委員会とかどこが外部に委託しているわけではないということで、わかりました。
その中で、どんなことが話し合われているのかなと思っているんです。特に公共施設再編計画の関係で言えば、植木住宅もそうでしたし、岩瀬や今度の西鎌倉子ども会館も単独子ども会館は売却という方針もありましてね。そういうことを考えると、この辺のところも話し合われたりとかあるのか、そういう話し合いの経過何かが私が見ることができるのかしらということなども含めて教えてください。
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○川村 まちづくり計画部次長 内容としましては、今、委員おっしゃったようなことではなくて、一般の民間の開発事業の関係での手続につきまして、まちづくり条例から、開発事業条例、そして都市計画法の開発許可という形で流れておりますので、その辺のところを例えば、もう少しわかりやすくですとか、あるいは、時間がかかり過ぎているですとか、いろんな意見というのが聞こえてきていますので、そういったところを今後に向けて、どのような形がよろしいのかということを、まずは、庁内で検討しているというそういう状況でございます。
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○武野 委員 どんなテンポで年に何回とか、どんな形で開かれているんでしょうか。どういう部署が参加していますか。
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○川村 まちづくり計画部次長 実は、平成29年度につきましては、当時のまちづくり政策課と土地利用調整課、これ今一緒になって平成30年度は、一つの私ども土地利用政策課になっているわけですけれども、その2課と、都市調整課、それから開発審査課で、職員による協議を行っておりました。そんな中で、先ほど申しましたように、わかりやすさですとか、一連の流れの中で、整理できることがないかということをやってきたわけですけども、申しわけないんですけども、平成30年度につきましては、今のところ具体に進展していないということで、これについては、平成31年度に向けまして、もう少し具体に早急にやらなければいけないというふうに認識しているところでございます。
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○武野 委員 庁内では、いろいろ分かれて仕事をされているのをこういう形で改良をやられるということで、とてもよいと思います。ただやっぱり、大きな方針として公共施設の再編計画があるなと思うと、そういうことや、また空き家なんかがふえたりとかしている中で、小さい土地があちこちにぽつぽつ、誰の持ち物はともかくとして、できていくわけなんですよ。そういう中で大きな土地がどんとあったときに、一方では、空地と言いますか、あって、一方では、その大きなところにどんとマンションが建つ。そういう町の形というのは、本当に今後大変心配憂えているんです。私としては。それで、やっぱりそういった全体を見渡した形でやっていただけたらいいなと思っていました。
それで、具体的に言いますと、台三丁目の自動車学校跡地で、今マンション計画が立ち上がっていて、そういう中で、道路が狭いところに県道からそこに至るまでの道路が狭いままで、結果的に一体の土地でありながら、3区画に分けて、結果的にマンションが全部建ってしまうんではないかという懸念があったりしまして、そういうところでどんなこと、どういうまちづくりをしていくのかという検討の中身をそういった事態が進展していく中で、この検討がどんなふうになされたのかなという関心事だったんです。やっぱり1回も開かれていないというのは、去年方針に出されて、1回も開かれていないというのは、やっぱりいかがなものかと思います。それで、このまちづくり条例は、本当はそういう意味では、とても大切な条例だと思うんです。手続条例に入る前に、市民の声を聞いていくということではね。だから、それが台三丁目の部分、あの広大な土地のところで言えば、あそこには、防災の観点から山崎小学校までいくのはちょっとという方たちにとっては、とても大切なところだったし、そういう点では、まちづくり条例のその部分的というよりは、もっと広い意味で市民にとって、このあたりは、この全体は駅からのここは、どうなのかという全体を見渡して、検討していってほしいなと思うんです。恐らく今ここに計画が出されている制度のあり方の検討というのは、そこまで広げてはいないんじゃないかと思うんです。もうちょっとまちづくりという広い視点で、それの中のまちづくり条例だという位置づけで検討していただきたいと思っているんです。そういう意味では、今回の開発が行われるということを受けて、まちづくり条例に従ってということで淡々とやるもっと前に、あそこの土地というのは、こうありたいねというような検討がされたらいいなと思っているんです。
以前、芸術館の前に、マンション計画があったときに、私もうろ覚えで申しわけないんですけど、建設常任委員会で、あそこは市が買い取って、公園にすべきだという住民の要望を受けて、市が買い取る方向で動いた経過があったと思うんですよ。私ももう少し調べてみようと思うんですけどね。昔の記録でそんなのを見たものですから、私もそういう記憶があったんです。それで、そういうふうにまちづくり条例にかかるかもしれないような、広い土地を見つけたらといったら変なんだけれども、そういうときに、この町というのは、どういう町にしていったらいいのかなというのが、市民を含めて話し合われるような環境が欲しいなと思っているんです。はっきり言って、もう、確かに大事な条例ですけども、まちづくり条例のところまでにきちゃうとなかなか次はどんなスケジュール、次は公聴会、次は何だという、そのスケジュールに乗る以外にもうなくって、大変なんですよね。住民の声が、そこに反映させるというのがとても大変になる。だから、この町は、もうちょっとこうしていきたいなというような市民の声がもっと拾えるような検討会になってくれるといいなと思っておりますが、その辺はいかがなんでしょうか。
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○川村 まちづくり計画部次長 個別の開発事業につきましては、例えば、今例に挙げていただいたような場所につきましては、まちづくり条例の中で、その説明会を行ったり、あるいは、まちづくり審議会の意見を聞いたり、それから庁内の関係課のほうにさまざまな情報共有をしながら、どのような助言指導がいいのかというところを今やっております。ちょうどこの案件につきましては、そういう流れの中で今おりますので、私どもとしましては、何とか手続の中で、よりよい土地利用に誘導できるようにということでの助言指導をしていきたいというふうに考えているところです。
一方で、大きな話ですけれども、どのような町にということにつきましては、都市マスタープランですとか、さまざま既存の計画の中で定めているものがあります。先ほど言ったまちづくり条例の中でも、都市マスタープランの考え方に沿って誘導していくということもやっておりますし、現実に私どものほうで、この開発事業の一連の手続をという形での検討の中では、例えば、今おっしゃられたように大規模な土地が土地利用転換をするというようなことというのは、これまでもありましたし、今後もあるという中では、そういったところについては、どのような手続という形で流れていくのがよいかですとか、先ほども言いましたように、大規模なものだけでなくても、ある程度の開発事業で面積があるところについては、手続のわかりにくさ、あるいは市民の方がどの場面でどのような発言をすることが一番その計画にいい形で、あるいは、計画が町と調和できるのか、こんなようなところというのも出てきているところですので、そういうところも含めて、検討の中に入れていきたいというふうには考えております。
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○武野 委員 まちづくり条例に限ってということのようですが、ぜひ来年度開いていただき、何年も続けてほしいんですけども、結論の報告がいただけるような状況をつくっていただきたいと思います。お願いします。
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○大石 委員 わからないので教えてもらいたいんですけども、事項別明細書の289ページの中の立地適正化計画策定業務委託料というのが790万円ぐらいあるんですけども、これ都市マスタープランに沿ってのものだというようなお話でしたけれども、どのようなものなんですか。イメージが湧かないんですが。
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○都市計画課長 鎌倉市は都市マスタープランにおいて、コンパクトシティー形成及び持続可能な都市形成に向けたまちづくりの方針を示しています。国のほうも、都市における今後のまちづくりは、人口の急激な減少と高齢化を背景として、高齢者や、子育て世代にとって安心できる健康で快適な生活環境を実現することや、財政面及び経済面において持続可能な都市経営を可能とすることが大きな課題ということで、コンパクト・プラス・ネットワークという考えで、国も進めております。立地適正化計画は、その方針を実現するための具体的な施策でして、計画の中に、都市機能誘導区域、これは医療や福祉、商業等の都市機能を、都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約する区域ですが、それと、あと住居誘導区域を設定し、都市機能を適正に配置し、人口が減少する社会情勢の中で人口密度を維持するように緩やかな誘導を行っていく計画が立地適正化計画というものでございます。
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○大石 委員 立地適正化計画3年間で作成するという形になりますけど、これやっぱりターゲットは、この全市であろうし、具体的にこういう場所に先ほどいろんな医療だとか、高齢者施設だとか、そういうものの誘導というものも含めた形の中でのコンパクトシティーを目指していく。何か、イメージが湧かないんですよ。どういうことをベースにどういう業務を委託しているのかというのが、イメージ湧かないものですから、もしも具体的にお答えができればお願いします。
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○都市計画課長 まず、区域は都市計画区域全域を考えておりますので、鎌倉市内全域です。都市機能誘導区域ですが、今考えているのは、拠点となる大船駅周辺ですとか、鎌倉駅周辺、湘南深沢駅周辺などの都市機能を誘導するような区域と設定し、その周辺に居住誘導区域を設定する中で、例えば、今後も谷戸の奥ですとか、そういう形でお住まいの方々が、今後人口減少や高齢化する中で、長い時間をかけてなるべく、この都市機能の区域の周辺にお住まいが移っていくような形の中で、持続的な町の経営という形を持っていきたいということで、コンパクトシティーという考えを持って計画をつくるものでございます。
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○大石 委員 余りイメージが湧かないんですけど、大船駅だとか、鎌倉駅とか、その地域を決める形の中で、そこの中でどういうふうなコンパクトシティーという計画を取り込んで、こういう形のものというのが、具体的にこの3カ年で作成をし、何らかの案みたいな形で出てくるんですか。
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○都市計画課長 3カ年の予定は、1年目には、まず地域全域の基礎調査としまして、人口集中地域ですとか、交通の基礎調査を行い、2年目には、その都市機能誘導区域の設定をどこにするかと、今言ったようなところに多分なるとは思うんですけども、それらのところの都市機能誘導区域の区域設定を行い、3年目には、その周辺の居住誘導区域の設定を行っていく予定でございます。
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○大石 委員 これからの取り組みを注視したいと思います。
もう一つ、291ページの第12節のところに、給水装置工事申請事務手数料と小さい金額ですけども、これはどういうもので、給水装置工事申請というのは具体的にどういうものなんでしょうか。
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○宇高 まちづくり計画部次長 ただいま、この給水装置の工事の申請の手数料と言いますのは、鎌倉駅西口の時計台広場の整備に基づいて、現在水飲み場がございます。それを移設するということで、それは業者に出した場合に水道局に検査と審査をお願いするということですので、その手数料ということですから、単に水道の位置を動かすということに伴う水道局への手数料の支払いということでございます。
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○大石 委員 その移設というのは、西口広場の区域内ということでよろしいですか。
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○宇高 まちづくり計画部次長 おっしゃるとおりでございます。ただ、今回の整備に当たりましては、できるだけスペースを確保するということもございますし、利用者のアンケート等によって、水飲み場はなくしていくということを考えています。ただ、管理用の水道については、引き続き設けたいということで、現在の水飲み場から、管理用の水栓への移設の手続の手数料ということでございます。
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○大石 委員 うちの代表質問でも取り上げましたけども、給水スポットというものも、駅からおりてきて、ペットボトルとかを買わないで、水筒を持って給水していただくようなスポットを、市内の観光地でも幾つか設けたらどうだという形の中で、西口の駅前というのは、人が水をくむという場所ではなくという考え方というのは、今、水道があって、給水もできるわけでしょう。ということの中で、それは、廃止してという考え方が、私よくわからないですが、SDGsの関係でも、ペットボトル飲料を買わないで、マイボトルでという形の中で、給水スポットがあることが望ましいんじゃないかというような形で私たち質問させていただいているんですけども、飲料には使わないような形での移設というのがどうなのかなというふうに思うんですけど、いかがですか。
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○宇高 まちづくり計画部次長 給水スポットにつきましては、別途協議というか、今回の整備に当たりましては、利用者のアンケート、あるいはe−モニターのアンケートの中で、喫煙所と並んで水飲み場は必要じゃないんじゃないかというようなことがございましたので、基本的に今回撤去させていただくと。私どもも現地で、朝早い時間、夜遅い時間ということで、何時間か休日と平日、早朝と夜に現地に立ち会わせていただきましたけど、実際そう多くなかったというところで、基本的には広場のスペースを確保したいということと、アンケートの結果に基づいて、今回水飲み場については、設置はしないというふうに考えております。
給水スポットにつきましては、別途代表質問で御質問いただきましたけども、全庁的な中で今後の検討課題というかそういったものでやらせていただくようになるんじゃないかというふうに思っています。
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○大石 委員 鎌倉市は、SDGsのモデル市にもなっているわけですから、ましてや、そのSDGsの取り組みをメーンとした整備をここでやっていただくというのは、私は必須だと思いますよ。検討していただいた方々に、こういうSDGsの考え方に沿うというものがあったかどうかはわかりませんが、逆にそこに給水場所があることによって、何が悪いのだと。今まであったものがなくなっちゃうことに対して、そうしたほうがいいんじゃないかといった理由がわからないです。どうですか。
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○前田 まちづくり計画部長 今回、代表質問の中で、御質問をいただきまして、東京都でも何カ所か事例があるということがありますので、また、鎌倉市におきましては、水道につきましては、県の企業庁が運営しているということがありますので、そちらのほうとも事例を見ながら協議をして、検討させていただきたいというような答弁させていただいたというふうに記憶しております。私のほうもそういうようなお話がありましたので、今回、西口の整備につきましては、そういうような可能性があるのかどうかということについて、庁内で少し調整をするようにというような指示をしておりますので、次長から答弁ありましたように、全庁的な中で、調整をした中で、今は、水栓については、廃止をして管理用にするということで、これまでパブリックコメントでやってきたところでありますけれども、その部分については、もう一度調整をさせていただきたいというふうに考えております。
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○大石 委員 これから始める計画事業ですから、ぜひ検討をしていただきたいと思います。特別委員会でもこの話はあると思いますので、ぜひ、検討のほうよろしくお願いします。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
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○池田 委員長 日程第3「議案第99号平成31年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○川村 まちづくり計画部次長 日程第3議案第99号平成31年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。
議案集その2は、26ページを、平成31年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の10ページを、平成31年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の399ページをごらんください。
第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2100万円で、前年度当初予算に比べて、12.1%の減額となっています。
初めに、歳出から説明いたします。
第5款第5項事業費、第5目一般管理費は1840万1000円で、大船駅東口再開発運営事業に係る経費は、消耗品など事務経費、代替住宅管理費負担金などを、内容説明は400ページに移りまして、職員給与費に係る経費は、駅周辺整備課で再開発事業に携わる2名の職員に要する経費を。内容説明は401ページに移りまして、第10目事業費は59万9000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、市街地整備アドバイザー謝礼、管理施設の維持修繕に要する経費を、それぞれ計上いたしました。
予算説明書は12ページに移りまして、第15款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
予算説明書は戻りまして、8ページをごらんください。
第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は651万円で、商店会用駐車場など、行政財産の目的外使用料を、第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は1249万円で、一般会計からの繰入金を、第15款第5項第5目繰越金は200万円で平成30年度からの繰越金を、それぞれ計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
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○池田 委員長 日程第4「陳情第41号(仮称)村岡新駅誘致についての陳情」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 日程第4陳情第41号(仮称)村岡新駅誘致についての陳情について、説明します。
まず本陳情の要旨でありますが、現在、神奈川県、藤沢市、鎌倉市において取り組みを進めている(仮称)村岡新駅の設置は、鎌倉市の新しいまちづくりにつながるものであり、新駅構想の早期実現に向けて支援・協力を求めるというものです。
陳情の理由は次の3点です。
1点目は、陳情提出者である湘南鎌倉総合病院は、1日平均で、お見舞いの方を含め2,300名が利用している施設です。
同病院は、大船駅からは、シャトルバスと公共の交通機関の利用で、通常で20分程度の時間を要していましたが、跨線橋周辺、大船駅周辺の交通渋滞により、さらに遅延が発生し、患者にとっては大きなストレスとなっています。(仮称)村岡新駅が開業すれば、同病院まで5分以内でアクセスできるようになり、患者のストレスが解消し、今後の高齢社会で必須の課題となる利便性向上につながるということです。
2点目は、同病院は、3次救急指定も含めた最先端病院化のために施設増設を進めており、完成後は、鎌倉市のみならず、湘南鎌倉地域の医療拠点としての役割を担っていくものと考えているとのことです。
3点目は、(仮称)村岡新駅は、鎌倉市民だけに限らず、市外からのアクセスにおいて広域からの来街者をふやすとともに、外的人材の流入を促進することから、同病院が提供する医療と研究のイメージや、同グループが設置する「医療大学」という学問のイメージを加えた鎌倉市の新しいまちづくりにつながると考えるとのことです。
以上のことを陳情理由として、(仮称)村岡新駅構想の早期実現を強く求めるというものです。
次に、この陳情に対する市の考え方及び現状について説明します。
昨年12月に、3県市において新駅設置及び両市一体のまちづくりの実現に向けた合意が整い、平成31年度は新駅の概略設計の着手を予定してします。
この新駅設置の効果として、広域的な交通環境を改善する交通ネットワークの形成などを目指しており、この点は同病院からの陳情の趣旨とも一致するものです。
山崎跨線橋周辺、大船駅周辺の交通渋滞による道路混雑を緩和するためにも、鉄道インフラのストックを活用した公共交通機関の利用を促進することが有効であると考えています。
また、新駅整備にあわせて駅の南北に駅前広場を整備することで、バス路線の新設・再編が見込めることから、地域で公共交通機関のサービス水準が高まり、大船・藤沢駅の利用者の分散化による駅施設の混雑緩和が期待できます。
徳洲会グループは、市内に現在四つの医療関連施設と五つの介護老人保健関連施設を有しており、さらに今後、3次救急指定も含めた先端医療・臨床研究施設等の増設、近傍では、医療大学の立地が進んでおり、これからの取り組みは、地域の医療水準のさらなる向上につながるとともに、ヘルスケア産業との連携も期待できることから、深沢地区において「ウエルネス」のまちづくりを目指している本市にとっても相乗効果が期待できるものと考えるものです。
なお、(仮称)村岡新駅構想の実現につきましては、今年1月には、県知事と藤沢・鎌倉両市長がJR東日本の社長に直接要望を行い、社長から「しっかり対応させていただきたい」とのコメントをいただきました。
今後は、神奈川県、藤沢市及びJR東日本と連携のもと、平成31年度に概略設計に着手し、新駅の工事費及び工事期間などを見定めた上で、財政計画上の適切な費用の負担であるかの見きわめを行い、その実現化に向けて取り組みを進めてまいります。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に、御質疑はございますか。
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○中村 委員 先ほど来、藤沢との情報共有ということもございましたので、藤沢に同趣旨の陳情が出ているかどうか、確認できれば教えていただければと思います。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 藤沢市議会のほうでは、そういったものは出ておりません。
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○中村 委員 もう一つ確認なんですけど、過去に藤沢市で、請願として何か認められたというのは何年のことだったか、わかれば教えていただければと思います。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 昭和61年6月です。
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○中村 委員 それは、請願が採択されたという確認でよろしいですね。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 村岡地区自治町内会連合会が市議会に対し、国鉄湘南貨物駅の用地等に関する請願が提出されて、全会一致で採択されたということです。
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○中村 委員 そういった情報も含めて、先ほど情報共有というのがありましたので、質疑としては、以上で結構です。
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○武野 委員 追加質問ですが、その昭和61年6月というのは、京浜東北線を引っ張ってきてというものなんでしょうか。
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○杉浦 深沢地域整備課担当課長 当時は、根岸線を同線に乗り入れてという早期延伸というものと、あとは貨物線跡地へ大船と藤沢の中間駅を設けるということで検討してほしいというふうになっています。
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○松中 委員 これ扱いにもなるんですけど、私も前から言っているんですけども、武田薬品の研究所ができることによって、医療圏ができると。そういう出発なんですよ。はっきり言って。この需要と供給もあるかもしれないですけど、駅が非常にそういう意味では必要性として出て、当初は武田薬品の研究所と県が交渉しているはずなんです。文書に残っているわけなんですけども、そういうことは、今の現実としては、武田薬品が3分の1になっちゃった。それに変わるものとして、今度は、徳州会が出てきているんですよ、そういうことからすると、結局まちづくりのあり方から、それは鎌倉にとっても非常にそれは便利だろうとか、それは首都圏として発展していくという形の中では、そういう意味では、武田に変わって、徳州会が駅が必要だという声になるんですけども、基本的に、湘南貨物駅が例の国鉄清算事業団がらみで、湘南貨物駅が廃止されるし、貨物鉄道が実際そこに駅があって、一時的には、そこのところがとまるような計画もあったんですけども、それも流れていったと。だから、そういうまちづくりというよりも、これは、外的要因から発生してきているんです。
基本的に、武田薬品研究所を持ってくるときに、大阪のほうと藤沢市と神奈川県とすごい綱引きがあって持ってきたんですけど、本当ならば、武田薬品そのものがあそこの研究所2,000人ぐらいになる予定でいたんですけど、いろんな事情で衰退してきて、3分の1で後のものが、今度は別な形で湘南アイパークとかなったり、あるいは鎌倉市側のところの土地のところに徳州会ができて、さらに幾つかの機能のある病院群ができてきたんですけども、これはもう明らかに外的要因なんですから、当事者が鎌倉市がどうのじゃないんです。これは、当事者自身がそれだったら県が今度の協議会の会長なんだから、県に陳情を出してほしいと。これは当然、鎌倉市もそれはそうかもしれないけど、もう出発が、武田薬品から出発して、その関係から外的な変化が出てきたら、やっぱり基本的にもともと県がやっているんですよ、武田と。実際問題として。まして駅が今度、その3者の一体の中で、駅に関しての建設というのは、基本的には、藤沢市なんですよ。だから、藤沢市が陳情さっき出ていないなんていう話だったら、それは、もうこれはわかりますけど扱い方が違いますよ、これは。県か藤沢市にまず出して、あるいは、協議会の会長宛てに出す。だから、期成同盟みたいなものをつくって、みんなでつくっていこうということじゃないとおかしいと思うんですよ。だから、これは、後で扱いをするかもしれないです。こんなことを一自治体で議論できないですよ、はっきり言って。それは、そういうふうに外的要因で変化して、駅が今度は出来たらいいなんて、前は武田だったんですから。本当なら2,000人ぐらいできているんですよ、あそこは。そういうことで、扱いのときにはっきり私は言いますよ。徳州会がどんどん大きくなるでしょう。だって基本的なことは、今度は、そこに湘南アイパークが来るんですから。この外的要因なんですよ。それは、この鎌倉市がどうなのそれ、と言ったと思ったら、変わってきたんですからね。私は、武田薬品研究所のことを一生懸命、あの当時何とかしてあれしたら、2年たったら、どんどん8年でもうこんな状態なんですから。そういう意味では、大きい意味でこれを扱ってもらいたい。後で、もしあれでしたら、はっきり言います。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
次に委員間討議の実施について御協議願います。
委員長としては、この議案について委員間討議を要しないと考えておりますが、委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
委員間討議を実施しないことを確認いたしました。
それでは、意見開陳と取り扱いについてお願いいたします。
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○中村 委員 3県市というんですか、3者の合意並びに協議会が設置されまして、新駅実現に向けては、大きな一歩が踏み出されたかもしれませんけども、先ほど来議論のあるように、3県市はやっぱり足並みをそろえた対応が今後とも必要だと思いますので、この陳情については、継続でいいかと思います。
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○大石 委員 今言われたように3県市、またJRの足並みをそろえることの大事でしょうけれども、できる場所が藤沢市ということで、確認にもありましたけれども、藤沢市のほうには、この同じような陳情は提出されていないということで、鎌倉市独自での判断というのはちょっと待つべきかなというふうに思っております。継続を主張させていただきます。
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○松中 委員 私は、議決不要でもいいと。対象が、代表は知事なんだから、知事宛てに出したほうがいいですよ。一自治体の議会がどうのこうのじゃないですよ。そんなのもうわかり切っている、もうその上でこのことが進んでいるんですから。私は議決不要でもいいと思っている。だけど、数から言ったら、これ継続しといてもいいですよ。そういう意味で、継続審査です。
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○武野 委員 今の段階で議会が判断できる状況にはないと思いますので継続でお願いします。
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○志田 副委員長 私も継続でお願いします。
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○池田 委員長 皆さん継続ということで、この陳情第1号につきましては継続審査といたします。
職員入退室のため暫時休憩いたします。
(11時49分休憩 11時50分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第5報告事項(1)「旧村上邸の保存活用に関する進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○吉田 都市景観部次長 日程第5報告事項(1)旧村上邸の保存活用に関する進捗状況ついて、報告いたします。
平成30年12月の当委員会では、公募型プロポーザルによる事業実施主体の選定結果や事業の進捗状況について報告いたしました。
本日は、その後の事業の進捗状況について、報告いたします。
保存活用事業主体である株式会社エンジョイワークスを代表構成員とする旧村上邸共創チームが計画している、企業を対象とした研修所と貸しスペースとしての活用を、当該建物が立地する第一種低層住居専用地域で実現するためには、建築基準法第48条第1項ただし書きによる建築物の用途許可を取得する必要があることから、平成30年10月1日に許可申請を行った後、10月27日の公聴会を経て、平成31年1月15日開催の建築審査会において同意を得、1月24日に用途許可を取得しました。
この用途許可取得に際しては、「鎌倉市、近隣住民及び運営主催者の三者合意のもと、事業運営を適切に実施すること」との許可条件がついていることから、現在、三者による協議会設立に向け、協議を行っているところです。
また、改修工事については、用途許可を取得したことから、現在、平成31年度の活用に向けて、建物の外観を保存することを基本に、耐震装置の取りつけ、内装の改修及び万年塀の改修を実施しています。そして、この事業は、SDGs先行モデル事業であるため、株式会社エンジョイワークスと協働で、SDGsの市民への周知や旧村上邸におけるSDGsの取り組みをわかりやすく説明するイベントを開催し、その中で市民の方々からの意見聴取も行っているところです。
SDGsの取り組みとしては、昭和初期建築の歴史的建造物を保全していくことが、環境面にかかわるSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の取り組みに該当すると考えているとともに、今後活用を図っていく上で、経済面にかかわる目標8「働きがいも 経済成長も」に該当する取り組みとして、利用企業同士の交流や地元への働く場の提供などを、そして、社会面にかかわる目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に該当する取り組みとして、地域の方々のコミュニティー拠点としての場の提供などを考えていますが、今回のイベントを通して、市民や参画を望んでいる方々から意見をいただき、参画していただいた方々と共創しながら取り組んでまいりたいと考えています。
最後に、今後の予定ですが、平成31年度早々に株式会社エンジョイワークスと建物の10年の定期建物賃貸借契約を結び、5月ごろから施設の活用を開始する予定ですが、活用に向けては引き続き、市、近隣住民及び株式会社エンジョイワークスとの協議会設立に向け取り組むなど、周辺住民の方を初めとする皆様の理解を得ながら、事業を進めて行きたいと考えています。
以上で報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
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○松中 委員 建物のほうは、既に全部終わったんですか。修繕とか。
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○吉田 都市景観部次長 修繕につきましては、3月いっぱいが工期なものですから、まだ改修途中でございます。
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○松中 委員 そうすると、私もあそこに視察に行ったとき、能舞台の練習場というか、稽古場があって頭を打って、変わった建て方だと思っていたんですけど、その上の2階がゆがんでいるような感じもしたんですけど、全体的には、どういうふうになるんですか。
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○吉田 都市景観部次長 今、委員御指摘のとおり、旧村上邸については、2階もあるんですけれども、その下が能舞台ということで、非常に木造建築にしては、柱の間隔があいているものですから、2階も利用するために補強するという形になりますと、能舞台の形状を変えなきゃいけないものですから、今回は2階は使わないということで、1階の利用のための耐震改修をしております。
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○松中 委員 シロアリは大丈夫でしたか。
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○吉田 都市景観部次長 実際に設計段階ではないということだったんですが、工事始まると若干発見されました。ただ、既に乾いているという状況で、シロアリはいたんだけど、今の状況では、もう腐っているとか、そういうものがあるということではないということで、あけて改修していますので、その部分についても修繕するということで対応しております。
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○中村 委員 12月のときに、選定結果の公表のところでSDGsについては、一般論にとどまって踏み込んでないということで、今の報告を聞いていますと、三つぐらいコンセプトを上げて、お話がありましたけど、要するに、この間SDGsに関するような協議をどういうふうにやっていったのか、その経緯だけ御説明いただければと思います。
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○吉田 都市景観部次長 今、事業者と市のほうで、近隣住民以外の方も含めて、イベントといいますか、意見をいただくようなことを実施していまして、初回は2月9日に研修とか、こちらの事業者が開催する場合の研修についてSDGs的な内容ですとか、講師ですとか、そういう意見をいただくようなワークショップを1回開催しました。その後に2月23日には、実際に旧村上邸を使う立場の人で、どういう形でSDGsの取り組みができるのかということで、旧村上邸を発信するSNSの活用ですとか、自分たちであそこで修繕したり、何か自分たちでものをつくるみたいなDIYの取り組みですとか、それとかクラウドファンディングみたいな形での旧村上邸の参画ですとか、そういうアイデア出しのワークショップを開催しております。これを引き続きオープンまで何回か行っていくということで、いただいた意見を先ほど報告させていただいた、市と近隣の方たちと、あと事業主体で構成する協議会の中でもみながら、何ができるかということで、取り組んでいきたいと考えております。
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○中村 委員 悪いことではないと思うんですけど、やっぱりSDGsの17の項目の中から、できることを探すというと、後づけだというような気がするんです。本来これは、モデル事業なんだから、後から探すというよりも、やっぱりそれなりのSDGsの明確なその辺がもう少しあったほうがよかったのかなという気がしますけれども、ただ、意識づけとして、まずこれがモデル事業ですから、いろんな意味で広まることは全然否定するものではないので、その辺の広がりを今後もいろんな協議の中で展開していっていただければなというふうに思います。
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○池田 委員長 ほかに御質疑ございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
暫時休憩いたします。
(12時00分休憩 13時20分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第6「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○都市調整課長 日程第6議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分について説明いたします。
平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は66ページから67ページを御参照ください。
平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は75ページを御参照ください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業に係る経費は1489万4000円で、暫定利用講師の報償費、建物などの維持修繕料、庭園公開管理・屋内清掃業務等委託料、機械警備委託料、庭園等管理作業委託料、スズメバチ駆除委託料、土地の賃借料などに要する経費を計上しました。
続きまして、予算説明書は122ページから125ページを、内容説明は262ページを御参照ください。
第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費建築相談事業に係る経費は8469万4000円で、危険ブロック塀等指導嘱託員報酬、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金、避難路沿道建築物耐震診断補助金、防災ベッド等設置事業費補助金などを、内容説明は263ページにまいりまして、都市調整運営事務に係る経費は629万8000円で、事務補助嘱託員報酬、消耗品費、神奈川県八市開発許可研究協議会負担金などを、264ページ開発審査事務に係る経費は35万7000円で、一般文具等消耗品費、開発登録簿複写のための印刷製本費などを、265ページ建築指導事務に係る経費は1198万3000円で、建築審査会委員及び建築審査会専門委員の報酬、事務補助嘱託員報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築行政共用データベースシステム利用料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費をそれぞれ計上しました。
予算説明書は130ページから131ページを、内容説明は279ページを御参照ください。
第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、風致地区事務に係る経費は185万5000円で、事務補助嘱託員報酬、風致地区内標柱維持修繕料、古都保存連絡協議会負担金などを、内容説明は280ページにまいりまして、緑政運営事業に係る経費は116万3000円で、緑政審議会委員及び緑化推進専門委員の報酬、森林協会等負担金などを、281ページ緑地取得事業に係る経費は1億4154万5000円で、鎌倉近郊緑地特別保全地区の不動産鑑定評価業務委託料及び土地公有財産購入費を、282ページ緑化啓発事業に係る経費は722万4000円で、緑化啓発に関する業務委託料、鎌倉市緑化まつり事業負担金、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを、284ページ緑地保全事業に係る経費は3472万6000円で、確保緑地の適正整備委託料、保存樹木・保存樹林・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、緑地保全基金寄附金等積立金などを、285ページ風致保存会助成事業に係る経費は1554万7000円で、公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを、287ページ都市景観形成事業に係る経費は2920万円で、景観審議会委員報酬、若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン策定支援業務委託料、景観重要建築物等指定プレート製作設置等委託料、景観計画土地利用類型区分地図作成支援業務委託料、景観重要建築物等の修繕に係る助成金、旧村上邸貸家料、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などに要する費用を計上しました。
以上で、説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に、御質疑はございますか。
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○武野 委員 事項別明細書262ページ、危険ブロック塀のことについてお尋ねします。去年の一般質問でも、ここの危険ブロック塀について質問しました。そもそも津波浸水地域にある危険ブロック塀というのは、何カ所あるんでしょうか。もう一つ、その中での2項道路というのは、何カ所あるんでしょうか。
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○都筑 建築指導課担当課長 建築指導課のほうで、危険ブロック塀の調査を平成4年、平成5年と通学路沿いに面した危険ブロックの箇所数は調査しておりますが、全市的な調査をしていませんし、さらに、津波浸水区域内での危険ブロック塀の全数というのは、今、把握できていない状況でございます。また、2項道路についても何カ所あるかという、何カ所というか何路線というんですか、そういうものについては、把握できていない状況でございます。
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○武野 委員 去年の9月の一般質問だったと思うんです。こういう問題意識を持って質問したわけなんですけども、ぜひこれは調べていただきたいと。特に津波浸水地域において。難しいんですか。相当あって何とも言えない感じなんでしょうか。そもそもあるのかないのかもわからないし、2項道路もあるのかないのかもわからないし、その辺ありそうなのか、なさそうなのか、それで、これは調べるつもりがあるのでしょうか。
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○都筑 建築指導課担当課長 津波浸水区域の平成4年、平成5年で調査した通学路で、津波浸水区域内にある危険ブロック塀の数は1,176カ所あります。ただ、全数という津波浸水区域全数となりますと、調査できていませんし、またかなりの数があると私どもは思っております。また、2項道路については、平成30年度の2項道路のセットバックで補助申請を受けた件数が、全市で10件ほどありますし、またその中で津波浸水区域内にあるもので、2項道路の申請があった場合には、セットバックしてフェンスをつくりますよということで申請があったものが4カ所ありますので、2項道路は、当然津波浸水区域内にたくさんあるということは、認識はしております。
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○武野 委員 この問題というのは、建築指導課だけでやるというのは、通学路なおかつ津波浸水区域で1,176路線あるということは、相当な数だと思いますし、その中で2項道路と調べるのは、また大変で、しかも実際に補助を出したのが、合計14カ所ということになりますと、このテンポを速めないといけないなと思っているところですが、そこら辺では、例えば、防災のほうの協力や、教育委員会の協力だとかで、何かその辺の手当てができないものかと思ったりしていますけども、今後どのようにしていくおつもりでしょうか。
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○都筑 建築指導課担当課長 全市的に2項道路でバックしたのが10カ所で、そのうち4カ所が津波浸水区域ということで、私の説明が悪かったかもしれませんので、済みません。
あと、1,176というのは、危険ブロック塀の数で、2項道路の路線数ではございませんので、1,176カ所が通学路に面したブロック塀の箇所数として危険、もしくは、やや危険ということで、平成4年、平成5年の委託業務調査の中で出てきた数字でございます。それで、今現在は、津波浸水区域のその1,176カ所のうち709カ所の改善が見られまして、通学路では467カ所あるという状況でございます。
全市的に調査するべきではないかということであれば、相当の日数と相当の労務がかかるということもありますので、まずは通学路をある程度、重点的に進めていきたいと思っていますし、また、さらに中でも津波浸水区域の中の危険ブロック塀については、特に指導とか助成をしていきたいと思いますので、補助金制度については、積極的にそういったブロック塀がある箇所については、周知に努めていきたいと思っております。
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○武野 委員 大変なお仕事だと思います。よろしくお願いします。それでもう一回改めて確認します。聞き間違いやいろいろあるかもしれないと思ってね。津波浸水地域なおかつ通学路でまだ危険が回避されていないブロック塀というのが467カ所ということでよろしいですね。
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○都筑 建築指導課担当課長 平成4年、平成5年で調べた箇所数が4,322カ所ありまして、4,140カ所の、危険、やや危険という判定がされております。その後、津波浸水区域というのが指定された中で、現在津波浸水区域内にある危険ブロック塀、平成4年、平成5年当時の危険ブロック塀として判定されたものについて、467カ所が残っているという状況でございます。
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○武野 委員 今のお話の中で、なおかつ通学路というのがなかったけども、同じですか。
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○都筑 建築指導課担当課長 通学路の数でございます。
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○武野 委員 通学路、津波浸水地域にある通学路でまだ467カ所残っているというところで、ここら辺のところは、急いで対応されたらいいと思うんです。この中でさらに2項道路というような問題がまたあるわけですよね。そういうことになりますので、そこは、9月のときにもお願いした話なんですけども、補強するという耐震改修といいますか、補強するという方法もぜひ検討していただきたいと、これだったら建築基準法に、どうなんですか。
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○都筑 建築指導課担当課長 補強ということになりますと、補強自体は、建築確認等がいる工事ではございませんし、問題はないのかなとは思うんですが、そもそも2項道路内にブロック塀があるということは、昭和25年以降につくられたものであれば、建築基準法の観点からしますと、違法な塀だという認識でいます。
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○武野 委員 何度、違法、違法と、建物の所有者に言ってもどうにもならないということで、今までこうなっているのかもしれないので、よく聞き取っていただいて、それで、あくまでもセットバックしないとだめですよ、ということをいつまでもやっている間に津波が来ちゃうかもしれない。きのう、おとといぐらいのニュースでは、また、東北地方に震度8ぐらいのが来るかもしれないという30年以内の確率が非常に高いという話がありますので、ここは、そういった方法も含めて、建築基準法に違反しないのであるならば、私が提案したのは、建てかえるときにはセットバックをするということで、ちゃんと確認書をとって、それでまず補強ということを急いで、この津波浸水地域の通学路においては、やっていただきたいと思っております。つまり検討していただきたいと思います。つまり市長も、私の質問にこう言っているんですね。御指摘のように課題ではございますから、今後こうした課題ということについても、協議はしてまいりたいと思いますとおっしゃっているんです。だから、急いで協議なり、検討なり、研究なりしていただきたいと思っているんですけど、いかがでしょうか。
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○都筑 建築指導課担当課長 ブロック塀については、現在、2項道路内にあるものについて、全除却は当然出しておるんですが、さらに一部除却、セットバックを本来はしていただかないといけないんですが、1段とか、2段残す、上部の危ない部分を除却するというものについては、完全除却、要するに建築基準法の是正が終わらない状態なんですが、そういったものについては、一応補助金を交付しているという状況で、委員が言われたように、地震が来て津波が来るというのが、近々の課題ですので、その辺は検討できる限り安全の確保をできるように、検討していきたいとは思っておりますが、道路を広げるということについても避難とか、ふだんの防災の観点からすれば、必要かなというところで、せめぎ合いのところがあるのかなと思ってはおります。
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○武野 委員 本当にお一人お一人条件が違うので、今、せめぎ合いという言葉もありましたけども、それでセットバックしていただけるお宅もあろうかと思います。今、言った1段、2段残してなら補助が出ると言っていましても、丸見えになるわけで、その上にフェンスを立てますとなったら、これできないわけで、それは違法になってしまうわけで。ここら辺が1段、2段残したところでその上に高い植木でもくっつけて建てればいいのかもしれないけど。その一人一人に寄り添った形で、なおかつこの辺は早急にぜひとも検討して、いい方法をとっていただきたいと思います。ブロック塀の耐震補強を、それだけでやっている業者もありますから、そういうところも問い合わせていただくなりなんなりしていただいて、困っている方々、取り除きたくても取り除けない困っている方々によい提案をしていただけたらと思います。よろしくお願いします。
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○松中 委員 景観に関する質問ですけども、私も長い間、鎌倉駅周辺で育って、活動しているんですけど、鎌倉駅をおりて、鎌倉の古都のイメージがほとんどない。かつて大きい料理店の真っ黒いのを2段階ぐらい落としてグレーに変えさせたり、あるいは、真っ赤な看板みたいなものもあったのを変えたと思うんですけど、最近、ケーキ店ですね。真っ黄色の正面に真っ黄色の看板というか色であれしているんですけど、鳥居そのものが朱色ですから、色づいているという意味もあるんですけど、あるいは、その隣に不二家とか、周りにマクドナルドとか、非常に古都の駅にしては、もうすっかり古都らしいものもないし、歴史的雰囲気を感じさせるものもないし、だから、そういう意味で、少し東口の駅前広場を整備するに当たって、何か景観を具体的に検討し合ったらどうかと。全く鎌倉の古都の雰囲気がなくなっているような、何か寂しいような、木が多少樹木が植わって、街路樹が植わっていますから、何となく落ちつきはまあまああるんですけども、これから、どのような形の雰囲気になるか。古都の駅にしては、全く。
それから、駅そのものも最近、中のコーヒーショップみたいなのが大きく、あるいは下のコンビニの、CIALというんですか、駅そのものも横文字の感じになってきて、古都の景観というのが、駅そのものがなくなってきているので、そういう意味では、歴史的な場所だとか、あるいは別荘文化だとか、明治150年の中のそういうものも呼び起こすような雰囲気がまるっきりなくなってきているという景観になってきているので、その辺景観に関しての、駅周辺のあり方、小町通りも電線地中化が図られてから、人だけは、本当に出ているんですけども、これが古都かというような景色、あるいは景観になってきているので、その辺はいかがですか。
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○吉田 都市景観部次長 鎌倉駅周辺の景観につきましては、現在景観計画ですとか、景観地区が指定されておりまして、高さについては、15メートルですとか、色についてもある程度客観的な数字が決まっておるんですが、委員御指摘のように形態意匠、デザインについては決まっていないような状況でございます。その中で、景観配慮協議ですとか、届け出をいただいておりまして、その中である程度誘導はしておるんですが、今年度も予算を認めていただいております、来年度も引き続き予算を申請させていただいております、若宮大路・小町通り景観形成ガイドラインというものの策定に、今取り組んでおりまして、今年度は、景観法に基づいています景観整備機構のほうに調査委託し、若宮大路と小町通りについて、地元のヒアリングをしたり、状況把握とかして調査を進めているところでございます。
今年度につきましては、どういう意匠形態がいいかという、商店街の方々と話し合っていくたたき台の素案をつくりまして、それをもって来年度、地元の方と議論をしていき、形態意匠については、ある程度能動的なデザインというものが話し合いの中で定まっていくようでしたら、それに基づいて誘導を図っていくようなそういう取り組みを小町通りと若宮大路、それぞれ性格違うと思うんですが、二つの通りについては、まず手始めにそれをやっていきたいというふうに考えております。
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○松中 委員 そういうところで考えるというか、原色っぽいものがばんとされると、非常に雰囲気ががらっと変わるし、さっき言った料理店の黒いのも、ちょっとイメージ的に物すごい圧迫感があったので、そしたら、濃過ぎたというのを認めて。それから、若宮大路の介護施設ですね。清川病院の中にある。あそこの屋上のフェンスが真っ黄色というか、ダイダイ色。非常に違和感を持って色を直させたこともあります。それは、何とか、そういうところは、やっぱり見た感じ申し入れをしないとそれは直さないだろう。
今度は、旧警察署のところに大きいホテルが、130室ぐらいかな、できる。デザイン的に本当にどんな形ででき上がってきて、それによってイメージががらっと変わると思うんです、あの通りの。まして鳥居の真横ですから。そういう意味では、デザインというのは、あるいは景観上、その色ね。これは意匠、よっぽどあれしないと相当ブーイングが出ますから、その辺のことは、注意して対応していただきたいと思います。
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○大石 委員 事項別明細書の262ページのところの、防災ベッドの関係、お聞きしたいんですけど、これというのは、勉強不足で済みません、どのようなもので、これを利用する条件、補助を利用する条件とかはあるんですか。
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○都筑 建築指導課担当課長 まず、条件なんですが、今、実際に要綱等を作成している最中でございまして、近隣市の要綱を勉強させていただいている状況でございます。
できるだけ利用しやすいような形でつくっていきたいとは思っております。他市の事例からしますと、藤沢市とか、逗子市は、やはり耐震診断をして、ある程度悪い数字が出た場合、耐震改修工事まではできないから、防災ベッドを入れたいよというような場合に、防災ベッドを補助しているような状態でございます。横浜市の場合は、耐震診断までいかなくても昭和56年以前の旧耐震の木造住宅で1階の部分に防災ベッドを設置できるような場合は出しますよとか、そういう要綱でございますので、その辺少し研究をして、使いやすいような形で考えていきたいと思います。形としては、防災ベッドは、ベッドがあって、それに覆いと言ったらおかしいですが、天井がついているような形のものが多いみたいでございます。その中で利用者の方が、選んでいただくというような形で考えております。
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○大石 委員 今の横浜市とか、近隣市の例を出されたようですけれども、1階に設置するということが条件になっているんですか。
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○都筑 建築指導課担当課長 防災ベッドもベッドの覆いと言ったらおかしいですけど、シェルターみたいにつくりますので、その基礎のところ、柱のとっつき部分が畳の上へじかにということじゃなくて、多分補強をしないと、上から建物が倒れて落ちてきても、確保しなきゃいけない、真上から10トンの荷重まで耐えられると言っていますので、そこの部分を補強するという意味で、2階の床では、補強できないということだと思っております。
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○大石 委員 防災セミナーに行ったときに、就寝する寝室は必ず2階にと言われるんですよ、どの講師も。というのは、木造住宅は1階がぺちゃんと潰れちゃって、2階部分が残っている例が大変多くて、1階に寝室というのは、できればやめていただきたいと。高齢者は階段で2階に上がるというのが大変で、1階にどうしても設けないといけないというときに、10トンと言ったら、1階がぺちゃんとなったとき耐えられ得るような想定ですか。
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○都筑 建築指導課担当課長 メーカーのカタログなので、10トンで2階が倒れても、安全が確保できるといううたい文句にはなっております。今、委員のほうから言われたように、2階につくったほうがいいよというのは、私ども建築をやる人間としては、2階がそのまま落ちてくるような形が、熊本地震でも東日本大震災でも見られますので、1階に寝室がある場合に、やはりそういった防災ベッドで人命の確保をしたらどうかということで考えております。
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○大石 委員 この防災ベッドというのは、大体幾らぐらいで、その中で何割ぐらいの補助をしようとしているのか。
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○都筑 建築指導課担当課長 今メーカーで言うと、1社ぐらいしか今カタログが手元にないんですが、本体価格が25万円から、安いのは1万2000円とかいうものもあるみたいなんですが、工事費を含めますと、50万円ぐらいにはなってしまうのかなと考えております。それで、ベッドの補助としては、横浜市が今、2分の1かつ10万円という形で補助をしておりますので、そのぐらいの金額をめどに考えてはいます。
もう一つシェルター、部屋ごと補強しちゃうという、中に入れて部屋をつくっちゃうような形もあるんですが、それについては、横浜市は30万円の補助という形になっておりますので、近隣市の補助の額を参考にしながら決めていきたいなと思ってます。シェルターの工事については、ベッドと違ってもう少しお金がかかるみたいなので、2分の1かつ30万円とかそういうことで今検討をしているところでございます。
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○大石 委員 予算が70万円しかとっていない中で、今言われたような形だと2件か3件ぐらいというような予算どりですけれども、そういう依頼というか申請があるかどうかというのも読めない中での新しいシステムをつくっていただけるということで、その辺の予算どりのときの考え方というのはどうでしょうか。
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○都筑 建築指導課担当課長 予算どりのときには、シェルターを2件、ベッドを1件ということで、30万円、30万円と10万円ということで70万円をお願いした経過がございます。シェルターのほうが1件だとすれば、ベッドは4件まで補助できると思っております。予算の根拠としては、30万円を二つと、ベッドを1カ所ということで70万円をお願いしたということでございます。
利用頻度については、やってみないとわからないところが確かにあると思います。逗子市とか藤沢市では、1年に1件ぐらいの予算を確保しているということもありますので、鎌倉市としてどのぐらいの需要があるかということの中で、3件分の予算を計上させていただいたということでございます。
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○服部[計] 都市景観部長 耐震ベッドの予算でございますけれども、確かに、額としては少ないんですけれども、もともとどちらかというと基本的には、耐震補強のほうを進めていこうというのが基本的な立場でございます。そういう中で、耐震工事のほうが予算がかなり大きく持っておりまして、同じ予算の枠の中でございますので、もし耐震ベッドが当時の予定よりも大きく補助申請があったというような場合には、その中でやりくりできるような形で財政当局と、相談は進めていきたいと考えています。
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○大石 委員 柔軟な対応をぜひお願いしたいと思います。都市景観部、新規事業が余りないですよね。という中で、目につく新規事業の一つだったものですから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(13時57分休憩 14時01分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第7「議案第80号市道路線の認定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○西山 道水路管理課担当課長 日程第7議案第80号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
議案集その1、5ページをごらんください。
枝番1、図面番号9の路線は、扇ガ谷四丁目532番16地先から、扇ガ谷四丁目532番12地先の終点に至る幅員4.5メートルから8.75メートル、延長28.21メートルの道路敷です。
6ページの案内図をごらんください。当該地は、海蔵寺の東側に位置します。
7ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図をごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
枝番2、図面番号10の路線は、常盤字上耕地289番25地先から、常盤字上耕地289番23地先の終点に至る幅員5メートルから9.39メートル、延長46.86メートルの道路敷です。
8ページの案内図をごらんください。当該地は、深沢中学校の南側に位置します。
9ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図をごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路であり、一般交通の用に供するため、道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
枝番3、図面番号11の路線は、津字丹後ケ谷603番79地先から、津字丹後ケ谷603番73地先の終点に至る幅員5メートルから9.28メートル、延長19.21メートルの道路敷です。
10ページの案内図をごらんください。当該地は、腰越行政センターの東側に位置します。
11ページの公図写しをごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
参考図をごらんください。太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。
この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い、築造された道路であり、一般交通の用に供するため道路法の規定に基づき、認定しようとするものです。
以上で説明を終わります。
(映像による現況説明)
以上で映像による現況説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
御意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
これより採決に入ります。議案第80号市道路線の認定について、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第80号は原案のとおり可決されました。
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○池田 委員長 日程第8「議案第91号平成30年度鎌倉市一般会計補正予算(第9号)について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○関 都市整備部次長 日程第8議案第91号平成30年度鎌倉市一般会計補正予算(第9号)のうち、都市整備部所管部分について説明いたします。
議案集その1、48ページをごらんください。
第3条、債務負担行為につきましては、52ページ、第3表のうち、JR北鎌倉駅仮改札開設工事等事業費について、仮改札口の開設期間を延長するため、平成33年度まで債務負担行為を追加しようとするものです。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
総務常任委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたします。
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○池田 委員長 日程第9報告事項(1)「鎌倉市公共下水道事業における地方公営企業法の適用に向けた進捗状況について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○関 都市整備部次長 日程第9報告事項(1)鎌倉市公共下水道事業における地方公営企業法の適用に向けた進捗状況について報告します。
本件につきましては、平成31年4月から地方公営企業法を適用するに当たり、12月定例会後の進捗状況を報告するものです。
資料は、法適用に向けた平成30年度の主な実施状況と今後の予定をまとめたものです。
取り組み状況としましては、平成31年度予算に向けた調製事務や会計規則の制定、金融機関の指定に向けた事務、新たに導入した会計システムの操作研修などに取り組んでまいりました。
予算の調製に当たっては、初めに従来の下水道事業特別会計の体系により、平成31年度予算を編成し、その後、公営企業会計の体系に置きかえるとともに、公営企業会計で計上すべき現金の支出を伴わない減価償却費や長期前受金戻入、賞与引当金などを算出し、計上するなどの作業を行いました。
条例・規則につきましては、地方公営企業法を適用するため、「鎌倉市下水道事業の設置等に関する条例」を平成30年12月27日に公布し、また、公営企業会計に必要な会計規則の制定及び他の関係する規則、規定の改正手続を行っており、当初の予定とおり、本年度末までに完了する見込みです。
金融機関の指定につきましては、本市が既に指定している金融機関に対し、公営企業会計の出納取扱金融機関として指定できるよう協議を行い、4月の契約に向けて準備を進めているところでございます。
また、新たに導入した会計システムの執行に関連する職員に対し、操作研修を1月と2月に実施しました。
最後に、平成30年度末から法適用後の事務の流れについて、御説明します。
法適用前の平成30年度予算については、平成31年3月31日をもって出納を閉鎖し、これまで出納整理期間内で整理していた未収金、未払金については、平成31年度予算の特例的収入及び支出として執行いたします。
法適用後は、公営企業会計による会計事務の執行だけではなく、職員課が支給する職員給与の下水道事業会計分を一般会計へ振りかえる事務を行うほか、例月出納検査の受検や業務状況の公表のための書類作成など、新たな業務が生じることとなります。
このため、移行支援業務委託の最終年度となる平成31年度では、主に公営企業会計の運用についての業務支援を受けるなどし、適正な事務の執行に努めてまいります。
以上で報告を終了します。
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○池田 委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○池田 委員長 日程第9報告事項(2)「岩瀬隧道の復旧工事について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○道路課担当課長 日程第9報告事項(2)岩瀬隧道の復旧工事について報告いたします。
平成30年12月定例会の当委員会で報告させていただきました岩瀬隧道の復旧工事について、その後の状況について、報告いたします。
岩瀬隧道の復旧工事については、去る平成30年5月29日の早朝に全長約92メートルある隧道のうち中央部分の約46メートルの素掘の一部が剥落したことから、同日に隧道を通行禁止とし、緊急対応として平成30年7月23日から剥落した素掘部分をライナープレートで覆工する復旧工事に着手し、平成30年11月14日に完了いたしました。
その後、残り約42メートルのコンクリートブロック覆工部をFRP製の網で覆いポリマーセメントモルタルを吹きつける岩瀬隧道復旧工事その2を平成30年12月4日から着手いたしました。
この復旧工事については、平成31年2月26日に工事完了検査が終了したことから、明日、2月28日の午後5時に通行再開を予定しておりましたが、岩瀬中学校の下校が午後4時ごろからになるため、時間を1時間繰り上げ、午後4時から通行を再開することといたしました。
資料1をごらんください。
これは、コンクリートブロック部をFRP製の網で覆いポリマーセメントモルタルを吹つけ覆工したもので、上部が岩瀬中学校側から見た完成写真です。下部が大船側から見た写真です。
次に、資料2をごらんください。これは、中央の素掘部分約46メートルをライナープレート工法により覆工したものです。岩瀬隧道の復旧工事に伴う通行禁止により、長期間にわたり御不便をおかけしましたが、事故もなく工事を完了することができたことは、議会を初め地元町内会や周辺にお住まいの方、さらには岩瀬中学校の生徒の皆様方などの御理解、御協力があったものと考えており、この場をお借りし御礼申し上げます。
引き続き、隧道を初めとする市が管理する道路施設については、安全で安心して利用できるよう維持管理に努めてまいります。
以上で、報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの報告に、御質疑はございますか。
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○武野 委員 市内にあるトンネルの点検というのは、失念していますけど、定期的にやられますね。それで、ここは素掘りだったということもあるけれども、そういった点検の対象として、今後サイクルに乗るということですね。ここは、今までサイクルに乗ってなかったのでしょうか。
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○道路課担当課長 トンネル点検につきましては、今年度実施いたしまして、ここを含むトンネル全て調査が終わっております。素掘りのトンネル市内6カ所あるんですけども、そのうち該当するところについては、全部調査を終わっておりまして、ここはたまたま剥落し、対策工事をしましたので、ここはやっていませんけども、ほかのトンネルは全部調査はしているところでございます。
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○武野 委員 素掘りのトンネルはやっていないというところがあったような気がしたもので。つまり定期点検といいますか、きっちりこれからそういった流れに乗るわけですね。どのぐらいに一回でしたか。何年に一回でしたか。
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○道路課担当課長 5年に1回でございます。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
職員入退室のため暫時休憩いたします。
(14時21分休憩 14時23分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第9報告事項(3)「市営住宅(空き家)入居者追加募集結果について」を議題といたします。原局から報告をお願いいたします。
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○住宅課長 日程第9報告事項(3)市営住宅(空き家)入居者追加募集結果について報告いたします。
平成30年度鎌倉市営住宅入居者追加募集についての資料をごらんください。
平成30年10月に実施しました市営住宅の入居者募集で応募がなかった諏訪ヶ谷ハイツの高齢者同居世帯向け住宅2戸につきましては、平成31年1月15日(火)から31日(木)までの期間で追加募集を行った結果、2人の応募があり、いずれも入居の要件を満たしていることから入居予定者として決定しました。
今後、順次入居の案内を行ってまいります。
以上で報告を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの報告に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
本報告事項について、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○池田 委員長 日程第10「議案第113号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○住宅課長 日程第10議案第113号鎌倉市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」内容を説明いたします。
議案集その2、70ページをごらんください。
本市の市営住宅は、老朽化の進む6団地について、平成30年3月に鎌倉市営住宅集約化基本計画を策定し、現在、集約化の取り組みを進めています。
これに伴い、特に老朽化が進んでいる2階建ての住宅は新規入居を停止しており、植木住宅につきましては老朽化が著しいため、入居者のほかの市営住宅への移転を進めておりましたが、平成30年12月に全世帯の移転が完了しました。
植木住宅用地は、集約化基本計画においても、今後事業用地として活用しないことから用途廃止を行うものです。
資料、新旧対照表をごらんください。
改正内容は、条例別表第1に規定される市営住宅の一覧表から植木住宅を削除するものです。
なお、施行期日は、平成31年4月1日とします。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に、御質疑はございますか。
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○武野 委員 日程第11で言ったほうがいいのか、わからなかったんですけども、市営住宅の条例から、植木住宅という文言を削除するということですよね。この公共施設再編計画では、こういったところは、その後普通財産となって、それで売却というふうに大きな方針が出ていると思うんですけれども、実際公共施設再編計画どおりにいっていないところは割にあるんですよね。梶原子ども会館とか。あそこだって、単独館という形で、今回のこの議会でも岩瀬と西鎌倉が単独館だったために子ども会館をなくす方針が出されていますけども、梶原子ども会館もそういうことだったわけですけども、冒険遊び場ということで、子育て支援グループが使うというふうになっています。だから、公共施設再編計画どおりには、やっぱりならない部分が、今後どんどん出てくるかなと思うんです。支所をなくす、全部の支所をなくすことになっていましたけども、それだって大船支所を残すというふうになったりとか、この公共施設再編計画は広報も出されましたけども、市民が知れば知るほど、手直しが今後必要になっていくものになるのではなかろうかと思います。そういう意味では、住宅課から手が離れて、もうその先どうぞというふうにはぜひしないで欲しいなと思っているんです。つまり、私も植木に住んでいますけども、ほとんどの人が知りません、この売却ということは。あそこは、御近所づき合いありますから、あそこには住まわれている方が最後には2件ぐらいだったと思うんですけどね、そういうことは皆さん御存じない。だんだんと引っ越されていなくなる。そこは御存じだけど、でも売却するという話は、私が、大きな方針としてなるんですよと言いますと、皆さん知らないんです。例えば、植木の町内会の町内会館は、陣屋坂の上のほうにあって、あそこまで坂を上っていくのは、ちょうどあそこの下にあるといいわよねとか、そういう話が出たり、もっともバス道路から入る道が細い道だったりするから、いろんな制約はあるとは思うんですけども、地元の声を聞くということは、なさならないんでしょうか。
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○住宅課長 今、お答えできる内容といたしましては、再編計画にもございます、遊休、あるいは余剰資産の売却等による再編に必要な事業費の捻出も視野に入れた有効活用を図るということにしておりますので、今は、この方針に沿って進めているところでございます。
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○武野 委員 私が、こういうふうに話をしてもそういうことですか。地元住民は知らないんです。知った方は、例えば、梶原子ども会館だって、以前そういう話が出て、大変だとなって声が上がってと。大船支所だってそうですよ。支所が市役所の移転に伴って、こういう事態が起きているということを知って、それはないんじゃないのということも結構出されまして、見直しがされてきたのではなかろうかと思うんですね。だから、知らされないうちに売却というのだけは、やめていただきたいと思っているんですけども、その点いかがですか。
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○住宅課長 先ほどの説明で、市営住宅廃止の後は、普通財産という形になりますので、所管が違うので、そちらにお送りするんですけれども、その段階で意見等があれば、それも申し添えて引き継ぐこととしたいと思います。
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○武野 委員 その意見というのは、意見があるというのは、住民の意見ということですか。それが、待っているという、知らない住民がいて、知らせないで、意見がきたらそれを引き継ぐということじゃあ、おかしいですよね。そこを教えてください。
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○住宅課長 あくまでも、住宅課が管理している間は、住宅課が所管するんですけれども、廃止の後は、普通財産として移管という形になりますので、私たちが所管している間に、そういった意見が聞かれれば、それを普通財産のほうに引き継ぐという形になります。
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○武野 委員 それはいつでしょうか。
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○住宅課長 まだ詳しい日程は決まっておりませんが、今の予定でいきますと、4月1日から条例改正ということで廃止になりますので、その後は、測量等の業務がありますので、そういった測量業務も含めて協議をした後、普通財産に移管という形に考えております。
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○武野 委員 その間に積極的に、市民の意見を聞こうということはされないんでしょうか。
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○住宅課長 御要望に応じて、説明はしていきたいと思います。
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○武野 委員 私、何でこんなしつこく聞くかと言ったら、今後たくさん出てくるんですよ、こういう事例が。公共施設の再編で、集約していくと空き地がどんどんできてくる。そこを知らされないで、いきなりというふうにならないように、まずは、こういう自分のところから切り離したから、後は、公的不動産活用課のほうにいきますよね。だから、そちらのほうに意見を述べていけばいいんでしょうけれども、今までそこの地域がどういうふうにそこの地域を、地元の人たちが見ていたか、考えているのかということも、やっぱり調査していただいて、引き継ぐに当たって、こういう立地条件と言いますか、そういう地理的条件。という場所なんだということも、今まで長年の住まわれている方と住宅課とのおつき合いというのもあったでしょうからね。そういうことも踏まえて、きっちり意見を聞くというふうに、要望があったらじゃなく、やっぱり市役所ですから、ぜひ住民の声を聞いて、進めていただきたいと思っております。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
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○池田 委員長 日程第11「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」を議題といたします。原局からの説明をお願いいたします。
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○関 都市整備部次長 日程第11議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち、都市整備部所管部分の内容につきまして説明いたします。
議案集その2の5ページをごらんください。
平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は122ページを、平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は253ページをごらんください。
第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は14億1681万6000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は13億450万9000円となります。
253ページ放射性物質測定事業は、放射性物質測定に要する消耗品費や、放射性物質測定装置データ処理部更新委託料などを、254ページ道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭あい道路拡幅の用地購入費などを、255ページ道路台帳整備事業は、境界杭復元等業務委託料などを、256ページ道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、257ページ街路照明灯事業は、街路照明灯維持修繕料などを、258ページ職員給与費は、都市整備部都市整備総務課・道水路管理課・作業センターの職員と、行政経営部公的不動産活用課の職員、防災安全部総合防災課の職員、都市景観部都市調整課・開発審査課・建築指導課の職員に要します人件費を、259ページ土木管理運営事務は、道路施設維持管理共同システム使用料などを、260ページ作業センター事業は、市道や河川の清掃業務などの委託料や、補修作業用重機賃借料、アスファルト合材などの補修用原材料費などに要する経費をそれぞれ計上しました。
予算説明書は、124ページに移ります。
内容説明は、266ページから267ページです。
第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億6567万1000円で、266ページ道路橋りょう管理運営事業は、土木情報総合管理システム機器賃借料などを。
267ページ職員給与費は、都市整備部道路課の職員と、防災安全部市民安全課の職員に要します人件費をそれぞれ計上しました。
次に、予算説明書は126ページに移ります。
内容説明は270ページから271ページです。
第8目交通安全施設費は1億3108万3000円で、そのうち、都市整備部の事務事業に要する経費は4862万1000円となります。
270ページ、交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、271ページ、交通安全施設整備事業は、歩道段差等改善などの交通安全対策工事などに要する経費をそれぞれ計上しました。
内容説明は272ページです。
第10目道路維持費は3億9060万9000円で、道路維持補修事業は、トンネル修繕設計等業務託料や道路維持修繕工事などを計上しました。
予算説明書は128ページに移ります。
内容説明は273ページです。
第15目道路新設改良費は2億65万1000円で、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事に要する経費を計上しました。
次に、内容説明は274ページに移りまして、第20目橋りょう維持費は1億8189万2000円で、橋りょう維持補修事業は、橋梁維持修繕等工事などに要する経費を計上しました。
内容説明は、275ページから276ページにかけまして、第15項河川費、第5目河川総務費は3731万4000円で、275ページ、河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地の賃借料などを、276ページ職員給与費は、下水道河川課の職員に要します人件費を計上しました。
次に、予算説明書は130ページにかけまして、内容説明は277ページから278ページです。
第10目河川維持費は1億4017万2000円で、277ページ河川維持補修事業は、河川・雨水調整池施設調査業務委託料や大塚川から新川への分水用地取得に要する経費などを、278ページ雨水施設維持管理事業は、雨水調整池しゅんせつ業務委託料などの経費を計上しました。
予算説明書は132ページにかけまして、内容説明は283ページ、286ページ、そして298ページから303ページです。
第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は13億7415万円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は9億3218万4000円となります。
283ページ樹林維持管理事業は、樹林維持管理委託料を、286ページ緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事などを、298ページ鎌倉駅東口駅前広場整備事業は、鎌倉駅東口駅前広場整備に要する経費を、299ページから300ページにかけては、国県道対策運営事務と国県道対策事業で、関東国道協会の負担金などを、301ページ道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会の負担金などを、302ページ街路樹維持管理事業は、街路樹維持管理委託料などを、303ページ職員給与費は、都市整備部道路課・公園課の職員と、共創計画部交通政策課の職員、環境部環境保全課の職員、まちづくり計画部深沢地域整備課・駅周辺整備課・都市計画課の職員、都市景観部都市景観課・みどり課の職員に要する人件費をそれぞれ計上しました。
内容説明は304ページです。
第15目公共下水道費は25億1815万9000円で、下水道事業会計繰出金は、下水道事業会計への繰出金を計上しました。
次に、予算説明書は134ページにかけまして、内容説明は305ページから308ページにかけまして、第20目公園費は6億7574万7000円で、305ページ公園運営事業は、日本公園緑地協会の負担金などを、306ページ公園維持管理事業は都市公園の指定管理料などを、307ページ公園整備事業は(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事などを、308ページ公園用地取得事業は(仮称)山崎・台峯緑地や(仮称)山ノ内宮下小路2号緑地の用地取得などに要する経費をそれぞれ計上しました。
内容説明は309ページから313ページです。
第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億1127万9000円で、309ページ市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅の指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料などを。
310ページ住宅政策推進事業は、居住支援業務委託料などを、311ページ空き家等対策推進事業は、空き家管理システム使用料などを、312ページ、市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託料や、植木住宅用地測量業務委託料などを、313ページ、職員給与費は、都市整備部住宅課の職員に要します人件費を、計上しました。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
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○武野 委員 質問は、大きく四つあります。事項別明細書260ページの作業センターについて、310ページの居住支援業務委託料について、272ページの空洞調査のことについて、298ページの鎌倉駅東口のことについて、急いでやります。
まず、作業センターのことですけども、第4次職員数適正化計画では、計画期間中は、原則不補充とするが、年齢構成バランスや作業体制に著しい支障が生じるときには、必要に応じて見直しを検討するというふうに書かれているわけです。だから、必ずしもどんどん減らしていってゼロにするということではないことはよくわかりました。それで、昨年の予算等審査特別委員会では、平成37年までに10人の退職者が出るというふうに聞いておりますけども、今年度までの退職者というのは何人いらっしゃるのでしょうか。もう一つついでに聞きますと、その作業編成について変わっていないのか、どうなっているのかそこら辺に支障があるのかどうかお尋ねします。
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○作業センター所長 まず、1点目、平成37年度現在で10人ほど退職するということにつきましては、正確には11名が退職する予定でおります。
続きまして、班編成につきまして、今現在、平成29年度から4班編成で行っておりまして、その中で何とかやりくりしながら、業務を分担して作業のほうを進めております。
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○関 都市整備部次長 総務担当の立場でお答えします。今年度までということで3名の予定になっております。
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○武野 委員 平成37年度までに11人減っていって、もう既に3人がこれから退職される、その時点では、4班編成というのができるんでしょうか。この見直すということがどこかで起きるようになると思うんですけども、単純に人事異動がない限り、同じ人がこうなるから、4班体制がいつできなくなる。だから、この何年度には、何人補充しなければいけないというところまで見通しているんでしょうか。
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○作業センター所長 今現在、平成30年度につきましては、19名の正規職員がおりまして、それプラス再任用職員が5名という形で24名の体制で進めております。これが、平成37年度になりますと、現役の正規職員が10名と、それから再任用職員が4名という形で14名になってしまいます。そうしますと、1班ごと大体4名から5名ぐらいずつで作業に当たっているんですが、その4班の体制の確保がこの時点で難しくなってまいります。3班という形になってまいります。
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○武野 委員 そうすると、班を減らすということの方針というのは、今初めて聞いたんですけども、3班になっちゃう。そうなんですか。ここで著しく支障が生じるときには、必要に応じて見直しを検討するという意味は、見直しの中身は班を3班にするという見直しを意味していたんですか。私は、てっきりここに人が新しく、ここも「年齢バランスや」とか書いてあるからね。別の方が入って何とか4班体制、四、五人の4班体制を維持するのかなと思ったんですが、3班にして、今の3,000件とか相当ありますよね。平成37年度までそれをやりくりするという、そういう方針だということでしょうか。その3班になるのは、一体何年でしょうか。
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○作業センター所長 3班となるのは、先ほども申し上げましたように、平成37年の時点で、4班は編成が組めないという状況になります。そこも今から7年ほど先の話なんですけど、その間にどのような形で人員を確保するのか、もしくは、業務の一部を完全に委託化すると、そういった検討に入りたいという考えでおります。
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○武野 委員 あくまでも人を4班体制、ただでさえ、たしか8班でしたよね、昔ね。それが4班になって。それを維持していくということではないということで、支障が起きないということでいいんですか。
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○作業センター所長 支障が起きないように、何らかの対応を考えていきたいというふうに思っております。
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○武野 委員 その何らかというのは、人を配置する以外の何か方法があるということなんですか。人を入れる以外に、何らかというのは、別の方法があるのでしょうか。
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○関 都市整備部次長 今、計画されている、話題になっているAIですとか、RPAといった新しい技術の導入も当然考えていかなければいけないものだというふうに考えております。今、受け付けをする業務に職員1人が必要であれば、これをRPAあるいはAIそういったもので兼ねられれば、またそのあたりというのは、十分サポートしていけるというふうに考えておりまして、そこの研究も人の確保とあわせて一緒にやっていかなければいけないと考えております。
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○武野 委員 7年の間に、そういうことを検討して、人を減らす形になっていくということがわかりました。これは、住民要望との関係で、やっぱり今あるいろんな要望との関係を忘れないでやっていっていただきたいと思います。
次に、居住支援業務委託料、この制度は、私も去年この予算特別委員会で、へえ、こういうのがあるんだというのがわかったわけなんですけど、そこで述べられたのは、やっぱり登録住宅が少ないという課題があるというふうに、答弁されておりました。ほかの同僚議員もこれについてもファミリー向けの住宅が大事だということを、るる述べられておりまして、この登録制度というのが何かそういったことに役に立つ制度なんでしょうが、何かそこでの課題というのは、登録が進まない課題ですよね。その前に、現在の市内の登録件数は何件でしょうか。どんな課題があるのでしょうか。
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○住宅課長 今の居住支援業務委託料の件ですけども、まず、この居住支援業務委託料について、少し御説明させていただきたいと思います。
こちらは、住宅課で委託しておりまして、年に5回ほど居住支援に関する相談会を実施いたしまして、対象となる世帯というのは、高齢者、子育て世帯、それと障害者、外国人のこの4世帯について対象にしております。
それと、それとは別に、住宅セーフティネット法の中で登録制度というのがございまして、住宅セーフティネット法に基づく登録というのは、また別にございます。今、委員おっしゃいました課題と言って登録が少ないというのは、そのセーフティネット法に基づく住宅登録ということになりまして、これは、神奈川県のほうが管轄しております。それで、当時、登録住宅が少ないという課題を申しましたけれども、その当時は確か神奈川県として2件の登録があったと記憶してございます。
それで、今、登録住宅というのは、きょう時点で確認してみたんですけれども、186件の登録がございまして、これはあくまでも神奈川県全域ということでございまして、鎌倉地域につきましては、ゼロ件となっております。
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○武野 委員 せっかくこういうふうに予算でもこうなっているんだから、そこをゼロ件のままでいいんでしょうか。何か数値目標とかあるんですか。
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○住宅課長 特に数値目標はございませんけれども、もう一度改めて説明させていただきますと、今説明した登録住宅というのは、あくまでも県が管轄しているものでございまして、それと、最初に言った居住支援業務委託につきましては、これは安心賃貸支援事業という、また別の事業で行っていまして、こちらにも実は登録住宅というのがございます。それで、制度が二つあって、非常にわかりにくいんですけれども、現在、鎌倉市のほうで特に登録を進めているのは、安心賃貸支援事業のほうでの登録住宅がございますので、こちらに関しましては、先ほど説明しました4世帯の方を入居させることを拒まない住宅ということでの登録になりますけれども、セーフティネット住宅につきましては、要配慮者の方のみの入居しかできない住宅と、その2種類ありまして、今鎌倉市のほうでは、何とか、この安心賃貸支援事業に基づく登録住宅をふやしたいというふうに考えております。当初は、何軒かの登録があったんですけれども、現在、要配慮者の方以外にも、あっせんができるような形になっておりますので、今は、特にゼロ件というふうな形になってございます。
今後は、やはり登録住宅というよりも、できれば、登録のあるなしにかかわらず、そういった方たちに対して、うまくあっせんできる仕組みを考えていければと考えております。
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○武野 委員 そうしてください。今あった安心制度というのは、子育てや、外国人や、お年寄りの中に要配慮者が含まれるという形ですよね。その中に含まれて、要配慮者は安心制度には入っていないということではないですよね。
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○住宅課長 安心賃貸支援事業のほうにつきましては、先ほど申しましたとおり、4世帯の方が対象になっております。ただ、もう一回繰り返しますけれども、そういったほかの住宅確保要配慮者の方たちに対してもそういった住宅確保の支援がしていけるように、登録住宅にこだわらず、広くあっせんできる仕組みをつくっていきたいというふうに考えております。
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○武野 委員 今、答弁された、そこに期待したいと思います。
空洞調査について、私の6月定例会の一般質問で、岩瀬に大きな陥没した私道があって、そこについての一般質問でのやりとりの最後のところで、私道があって、その続きにすぐに鎌倉市の公道につながっている。その坂ですからね。陥没したところの水が、公道のほうにもいっているかもしれない。それは調べていただいたようですけども、市民がそこのところがすごく心配で、せめて私道の空洞調査はやらないということであるならば、そこにくっついている公道の空洞調査、お願いしたいというふうに言われてきて、それもそのときのお話ししたんです。一般質問で。そうしたら、可能な範囲で検討するというお返事を部長のほうから言われてまして、やりましたでしょうか。もしくは検討されましたでしょうか。
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○道路課担当課長 路面下空洞調査につきましては、平成29年から始めていまして、主に避難通路、もしくは緊急輸送道路を中心にやってきておりまして、来年度計上させていただいている予算については残りをやっていくということで、一通りそこで緊急輸送道路と避難通路につきましては、終わりますので、今後は、幹線道路とか、川沿いの道路、そういったものを調査していきたいと思っていますので、そのときにあわせてそういったところも調査していきたいなというふうに、今考えているところでございます。
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○武野 委員 それはいつですか。
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○道路課担当課長 平成31年度予算につきましては、先ほど言いましたように、平成29年度にやったところの残りの12キロメートルなんですけども、そこをやる予定としていますので、その次の年以降になるかというふうに考えております。
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○武野 委員 平成32年度以降ということで、それまでに大ごとにならない、ここだけに限らなくあちこちやっぱり老朽化した下水道が埋設されている私道がたくさんありますから、そういうふうに聞いておりますので、急いでやる必要があるなと思っておりますのでお願いします。
それと、例えば、今のところとは限らず、ここがとても心配なんだけどいったときに、そこの調査というのがすぐ心配される箇所が市民からあった場合、それは、もちろん公道ですよ、私道じゃなくて。そういうところは、先にやっていただけるということはできないでしょうか。
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○道路課担当課長 路面下空洞調査につきましては、先ほど言いましたように、12キロメートルについて予算計上させていただいていますので、今の段階でそこに予算を充てられるかどうかというのは、まだこれから平成31年予算の審査の中で、執行しているわけではございませんので、例えば、そういう状況の中で、危ないという状況があれば、予算のやりくりをして、そこを調査するということはあり得ると思いますけども、今の段階では、そこまで言及できないということを御理解いただければと思います。
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○武野 委員 市民からすれば、作業センターにお願いして、ここ砂利をちょっと盛ってほしいということなんか、すっとやってもらえるような感覚で、ここの公道の下の空洞調査調べてという感覚でお願いするんだと思うんですよ。それが、この予算がつかないとできないというふうには、心配だなと思います。そういう点では、こういうところは、1カ所大した金額なのかどうかわかりませんけども、すぐ対応できるように、今後は検討していただきたいなと思います。
次に、鎌倉駅東口、ほかの委員会でも、またこれはやることなので、余りここではやりませんけども、これいろいろ配置の問題や相当意見が出されていますけども、これ変更の余地というのは、全くないんでしょうか。
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○道路課担当課長 さきの代表質問でもお答えさせていただいたとおり、これまで、交通事業者等、それからバス事業者、それからタクシー事業者、警察等々協議を重ねてきた経過がございますので、今の段階では、これまでの計画を基本に進めてきたいということで考えているところでございます。
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○武野 委員 だから、あの計画図を見て、市民からだって、これはどうなの、あれはどうなのといったときに、それもそうだねというのが、例えばあったとしても、計画変更は全くしないということなんでしょうか。
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○道路課担当課長 当然、計画を簡単に変えられるものではございませんので、例えば、工事をやっていって、そういう支障があるということが明確にわかれば、各事業者とか、警察のほうに御相談することはあるかと思いますけども、今は、工事着工した段階の中で、施工をしていない状況の中で、今そういう要望があるから変えるということではなくて、今までの繰り返しになりますけども、協議をしてきて平面図をつくっていますので、あの計画でいくのが、順当かなと私のほうは、今考えているところでございます。
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○武野 委員 だから、思いもよらない何かが、ああなるほどと出たときには変えると、今そのような答弁もありましたけども、全く変更がされないわけではないですよね。これまで積み重ねてきた検討は確かにあります。でも思いもよらないということだとか、なるほどそれぐらいならなというようなことだとか、全く1ミリも余地がないということではないですよね。
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○道路課担当課長 鎌倉駅の限られたスペースの中での、今までの機能を担保して、さらに障害者の降車場をつくるというようなことの中で、そういった対策を考えてきている状況でございますので、1ミリも変える予定がないのかというふうに言われれば、確かに工事をやっている中で、場所を若干動かすなんてことは施工上はあり得るかと思いますけども、今の段階では、本当に積み上げてこの計画でやってきた、この工事で発注をしていますので、今の段階で工事の内容を変えていくということ自体は、今のところは考えていないということでございます。
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○志田 副委員長 1点だけ伺わせていただきたいんですけど、公園維持管理事業の中で、街区公園等の遊具でけがをしたとか、そういった事故等の件数というのはありましたでしょうか。
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○公園課長 事故そのものはあるのは事実なんですが、件数そのものは、今年度でも数件、管理者からの中で聞いています。具体的に今何件ということまでは、確認はしておりません。
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○志田 副委員長 指定管理されていて、どこで直したのかわからないんですけど、滑り台の例えば、鉄の部分が腐食していて、そこにテープを巻いてあったりとかはしてあるんですけど、そんな大きな事故じゃないということですか。取り返しのつかないような事故じゃない、そこも把握していないんですか。
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○公園課長 実際聞いているものに関しましては、今言ったように転んだだとか、それで少しすりむいただとかというような内容で、入院しただとか、そういうことに大きな事故になったというふうには聞いておりません。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(15時08分休憩 15時25分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 事務局から報告をお願いいたします。
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○事務局 建築指導課担当課長から答弁訂正の申し出がございましたので、御報告をさせていただきます。
訂正の箇所でございますけれども、日程第6平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち都市景観部所管部分のところでございます。大石委員から防災ベッドの価格についての御質問がございましたが、こちらを1万2000円からというふうに答弁いたしましたが、これは、オプションの価格であって、本体価格は25万円であるとのことで、答弁を訂正願いたい旨の申し出がございました。御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 ただいまの事務局から報告のありました答弁訂正について、確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきます。
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○池田 委員長 日程第12「議案第104号平成31年度鎌倉市下水道事業会計予算」を議題といたします。原局から説明をお願いいたします。
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○関 都市整備部次長 日程第12議案第104号平成31年度鎌倉市下水道事業会計予算の内容につきまして、説明いたします。
本市の下水道事業は、平成31年度から地方公営企業法の財務規定等を適用することから、提案につきましては、地方公営企業法に基づく内容になります。
公営企業会計では、予算に減価償却費や長期前受金戻入など現金の支出を伴わない経費も計上することになりますが、それらを除いた収入・支出の総額は、それぞれ68億4920万円で、前年度に比べ0.01%の減額となっています。
説明に当たりましては、議案第104号の第1条から第10条までを一括して説明した後に、予算に関する説明書及び事項別明細書の内容説明に基づき説明いたします。
議案集その2、43ページをごらんください。
第1条は、平成31年度鎌倉市下水道事業会計予算の総則です。
第2条、業務の予定量は、排水区域面積2,414ヘクタール、年間総処理水量2015万874立方メートル、一日平均処理水量5万5208立方メートル。主要な建設改良費として、管渠事業費が3億6305万3000円、処理場事業費が2億6386万円になります。
第3条、収益的収入及び支出は営業活動に伴う費用の収入として、第1款下水道事業収益は72億8575万9000円で、下水道使用料や長期前受金戻入、他会計補助金などの経費を支出として、第1款下水道事業費用は67億1824万8000円で、下水道使用料の賦課・徴収などの経費、水洗化普及促進に係る経費、職員給与費、排水施設及び終末処理施設の維持管理に要する経費などを計上しました。
44ページをごらんください。
第4条、資本的収入及び支出は、投資的経費に伴う費用の収入として、第1款資本的収入は19億3226万8000円で、下水道事業債や他会計補助金、下水道整備事業に対する補助額などの経費を支出として、第1款資本的支出は41億6938万6000円で、管渠整備に係る経費や終末処理施設整備に係る経費、長期債の元金償還金などの経費を計上しました。
なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額22億3711万8000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、引継金、当年度分損益勘定留保資金及び当年度利益剰余金処分額により補填しようとするものです。
第4条の2、特例的収入及び支出は、地方公営企業法施行令第4条第4項の規定に基づき、平成30年度以前に発生した債権債務に係る未収金、未払金を計上するもので、未収金は4億7729万1000円を、未払金は5億4376万3000円をそれぞれ整理しようとするものです。
45ページをごらんください。
第5条、債務負担行為は、表のとおり、汚水ポンプ場し渣処理処分業務委託事業費ほか6件を新たに設定しようとするものです。
46ページをごらんください。
第6条、企業債は、第4条資本的支出で説明いたしました事業費の財源として、表の金額と条件などにより、起債しようとするもので、これにより、平成31年度末の残高見込額は367億2597万3000円となります。
第7条、一時借入金は、借入れ限度額10億円の範囲内で、資金需要の集中する時期などに一時借り入れができるようにしようとするものです。
第8条、予定支出の各項の経費の流用については、営業費用と営業外費用との間は、相互にできるものと定めるものです。
47ページをごらんください。
第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費3億6675万6000円について、他の経費との間に相互に流用する場合には、議会の議決を経なければならないものと定めるものです。
第10条、利益剰余金の処分につきましては、当該年度利益剰余金のうち4億8839万3000円を企業債の償還のために充てようとするものです。
以上が、提案の説明です。
引き続きまして、収入・支出の内容説明になります。初めに支出です。
平成31年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書は132ページから141ページ及び144ページから147ページを、平成31年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は、445ページをごらんください。
内容説明は446ページにかけまして、予算説明書は135、139、141ページ、下水道運営事業は1億3018万9000円で、下水道事業に係る企業会計移行支援業務委託料、消費税及び地方消費税の公課費などを、予算説明書は139、141ページ、内容説明は447ページ、下水道使用料等賦課徴収事業は1億666万8000円で、下水道使用料徴収事務委託料や他市への汚水処理等負担金などを、予算説明書は137、147ページ、内容説明は448ページ、水洗化普及促進等事業は2397万7000円で、共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金、浄化槽機能廃止工事資金貸付金などを、予算説明書は139、141、145ページ、内容説明は449ページ、職員給与費は3億6065万6000円で、都市整備部職員のうち、下水道事業会計の職員51人に要します人件費をそれぞれ計上しました。
予算説明書は133、135、147ページ、内容説明は450ページから451ページにかけまして、管渠維持管理費は1億9324万4000円で、汚水中継ポンプ場等動力費、汚水管渠等維持修繕料、汚水管渠等しゅんせつ業務委託料などを、予算説明書は133、147ページ、内容説明は452ページから453ページにかけまして、雨水排水施設維持管理費は1億442万3000円で、排水施設維持修繕料、スルースゲート操作盤修繕料、公共下水道雨水維持修繕工事などを、予算説明書は133ページ、内容説明は454ページ、作業センター事業は1405万1000円で、直営による下水道等の維持管理に要する原材料費などをそれぞれ計上しました。
予算説明書は135ページ、内容説明は455ページから456ページにかけまして、七里ガ浜浄化センター維持管理費は4億6767万2000円で、汚水処理用の薬品費や水処理設備等動力費、水処理施設等運転管理業務委託料など維持管理に要する経費を、予算説明書は137、147ページ、内容説明は457ページから458ページにかけまして、山崎浄化センター維持管理費は7億2806万8000円で、七里ガ浜浄化センター維持管理費と同様、薬品費や動力費、水処理施設等運転管理業務委託料など維持管理に要する経費を計上しました。
予算説明書は139、145ページ、内容説明は459ページ、汚水排水施設整備事業は1億9020万3000円で、公共汚水ます設置業務委託料、汚水管渠施設調査業務委託料、公共下水道汚水管渠の築造、改築、耐震化の工事などを、予算説明書は145ページ、内容説明は460ページ、調整区域施設整備事業費は605万円で、公共下水道汚水管渠築造工事などを、予算説明書は145ページ、内容説明は461ページ、雨水排水施設整備事業は1億6699万9000円で、雨水管渠・雨水調整池施設調査業務委託料、公共下水道雨水管渠築造工事、地下埋設物移設等補償金などに要する経費を計上しました。
内容説明は462ページ、終末処理施設整備事業は2億6386万円で、山崎下水道終末処理場の汚泥処理設備の工事委託料を計上しました。
予算説明書は147ページ、内容説明は463ページ、元金償還金は34億1744万円で、下水道事業債の元金償還金を、予算説明書は141ページ、内容説明は464ページ、支払利子は6億7060万円で、下水道事業債の支払利子を、内容説明は465ページ、借入金利子は10万円で、一時借入をした場合の利子をそれぞれ計上しました。
予算説明書は140ページに移りまして、第1款下水道事業費用、第4項第1目予備費は500万円を計上しました。
以上が、支出の内容です。
次に、収入について説明いたします。
予算説明書は130ページをごらんください。
第1款下水道事業収益、第1項営業収益、第1目下水道使用料は25億7315万4000円で、対象件数8万7760件に対する下水道使用料を。
第2目雨水処理負担金は3億7714万円で、雨水処理負担金分として一般会計繰入金を。
第3目その他営業収益は1088万1000円で、下水道占用料は、公共下水道施設の占用に対し756万1000円を、下水道手数料は、下水道指定工事店等の登録手数料として82万3000円を、汚水処理負担金は、他市などから流入した汚水処理費とし、249万7000円をそれぞれ計上しました。
第2項営業外収益、第1目他会計補助金は18億4760万1000円で、汚水処理分として一般会計繰入金を、第2目長期前受金戻入は24億6882万7000円で、減価償却に伴い、資産に含まれる国県補助金や一般会計繰入金などの戻入を、第3目雑収益は815万6000円で、下水道事業損害賠償保険料などの経費を計上しました。
説明書は142ページをごらんください。
第1款資本的収入、第1項第1目企業債は14億6400万円で、平成31年度の下水道事業全般に対する下水道事業債を、第2項第1目他会計補助金は2億9341万8000円で、元金償還金や建設改良費分として一般会計繰入金を、第3項第1目国庫補助金は1億6461万3000円で、先ほど、支出予算で説明しました、山崎下水道終末処理場の汚泥処理設備の工事委託料などに対する国庫補助見込額を、第4項分担金及び負担金は492万7000円で、第1目受益者負担金は104万3000円で、下水道受益者負担金を、第2目受益者分担金は388万4000円で、下水道受益者分担金をそれぞれ計上しました。
第5項第1目長期貸付金償還金は531万円で、水洗便所改造資金貸付金返還金を計上しました。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
職員入退室のため、暫時休憩いたします。
(15時41分休憩 15時44分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第13「請願第4号岩瀬・宮の前隧道に対する新道路建設についての請願書」を議題といたします。
請願提出者から陳述の申し出がございますので、暫時休憩いたします。
(15時45分休憩 15時50分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
原局からの説明をお願いいたします。
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○道路課担当課長 日程第13請願第4号岩瀬・宮の前隧道に対する新道路建設についての請願書につきまして、説明いたします。
初めに、請願書で使われている「宮の前隧道」の表現ですが、管理上市では「谷戸ノ前隧道」と称していることから、説明におきましては、「谷戸ノ前隧道」と表現いたします。
まず、本請願の要旨ですが、平成30年5月29日に岩瀬隧道上部の土砂剥落に伴い全面通行どめとなり、住民は多大な不便を強いられている。市は、隧道の復旧について平成30年度内の完了を目指す方針としているが、今後想定される大地震や土日休祭日の鎌倉街道渋滞等に対する中・長期的な対策として、関係4町内会会長で協議した結果、新道路、バイパス道路建設を強く要請するとしたものとなっています。
次に、請願の理由について説明します。本請願では、岩瀬隧道は平常時においても片側交互通行であるため、救急車、消防車は通行できず、緊急時迂回を強いられていること、また、大地震等の大災害時には、鎌倉街道は緊急輸送路となり大渋滞することから、被災者等の病院への搬送等に重大な支障が出るため、岩瀬ぼたん公園と天ヶ谷戸遊水池を結ぶ切り通し型2車線の新道路建設を要請する。また、隣接する谷戸ノ前隧道も切り通し型道路にすることを要請しているものです。
続きまして、市の考え方について説明します。
資料をごらんください。資料の赤く着色した部分が、請願者が要請されている岩瀬ぼたん公園と天ヶ谷戸遊水池を結んだ新道路の想定位置です。新道路予定地並びに谷戸ノ前隧道は、ほとんどが民有地で、岩瀬ぼたん公園と公園に隣接する尾根までが、「(仮称)岩瀬3号緑地」で市の所有となっています。
まず、新道路についてですが、位置する場所は、「鎌倉市緑の基本計画」において緑地保全配慮地区の岩瀬・山ノ内地区にあり、現在、地権者の方と緑地保全契約を結び緑地の保全に努めております。
この場所の現況は、天ヶ谷戸遊水池側の市道と緑地との高低差が約40メートルあり、切り通しにすることで、資料の灰色で着色した部分に大規模な擁壁を設置することになるため、現況の緑地を広範囲にわたり削らなければなりません。復旧工事が完了した岩瀬隧道上部の土砂等を除去することになり、隧道の強度に影響を与えるおそれがあり、再度、修繕工事を行うことも必要となります。
また、工事に当たっては、周辺道路が狭隘な中で大型重機や機材を搬入し、大型トラックにより大量の土砂を搬出しなければならず、切り通し型道路工事と安全確保に多額の費用がかかることになります。岩瀬隧道の復旧工事に約2億1000万円の費用をかけ通行を再開する中、多額の工事費や用地取得費等をかけ新道路の築造を行うことは、本市の財政状況に鑑みると大変厳しいことに加え、緑豊かな景観を大きく変えることになると考えています。
一方、谷戸ノ前隧道についてですが、大地震等の大災害発生の際には崩落し通行不能になる可能性があるため、切り通し型道路を整備しても谷戸ノ前隧道で行きどまりになってしまうことから、当該隧道についても早急に対策を講ずることが必要と考え、平成30年度に点検調査を実施し、現在修繕に向け地権者と協議・調整を行っております。当該隧道の上部には、隧道と交差するように赤道があり、現在も通行されていること、及び隧道隣接部の緑地と隧道上部が連担していることから、引き続き隧道として整備を行ってまいります。このようなことから、要請のある新道路整備は困難と判断します。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 ただいまの説明に、御質疑はございますか。
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○松中 委員 今泉のこの奥の団地というのは、最初のときにうちの父が明月院から上がる道路を要請されて、あそこで動いて、今泉の団地が日本信販のコーポラス、そういう形の中でできて、それで奥に今度は三菱のほうがやったわけですけれども、陸の孤島になる可能性があるということで、高野台のほうから今泉小学校の横にトンネルをつくるのが決まっていたんですけれども、ある議員が動いて、別のルートでつくるからということになったんですけれども、つぶされちゃったんですけれども。それじゃあ今度は、ロータリーのほうにできる道ができるかっていったら、今度は高野台のほうに住むようになった。それで大船高校が開校になって。そうすると、結局、両方ともできないと。完全に孤立化しちゃうんですよね、ここはね。だから、今泉小学校のところに、そうすると急な坂だから、向こうのほうが楽だった。あそこの一帯の、要するに北鎌倉土地区画整理組合の土地の交換の問題で、そっちのほうに移っていくんですけれども、完全に孤立化なので、この道がない限り、あるいは太くしない限りどうしようもないんですけど、高野台から抜ける道というのは、もともと計画されてたんですよ。あれはどうなっちゃったんですか。要するに、真っすぐ大船高校じゃなくて上がっていって、それでロータリーみたいなところありますよね。あそこに出るようなことに、あの計画はなくなっちゃったんですか。
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○道路課担当課長 ただいま松中委員のほうから御紹介にあった計画につきましては、市のほうに資料は残ってございますけれども、御紹介ありましたとおり、周辺住民の反対等々があって、お蔵入りをしているという状況でございます。
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○松中 委員 向こうの孤立化、明月院のところがなかったら、本当に完全な孤立状態になっちゃうので、あっちのほうに道路つくるように。そうしたら、ここの道を塞がれたら本当に一本だし、狭いところしかないし、わかっているんだけど、このアイデアは、いっそのこと、このトンネルの横をばさって切っちゃって、切り通しにしちゃったっていいぐらいのこと考えないと。本当に、奥は孤立状態だし、上のほうからぐっと上がっていっても、明月院のところの幅を広げるとか今さらできないから。じゃあ、北鎌倉の高野台のほうに抜けるトンネルをぶち抜いて、今の工法で行くと割と簡単にシールド工法でできるから、それぐらいのことやらないと、これは奥のほうは本当に地震だなんだって。じゃなかったら、清掃工場のところから向こうへ抜くような道路考えないと。だけどそうもいかない。こっちのほうへ来るわけだから。これは本当に何か。お金がないとか何かって言ったって、実際にはそのことやらなかったら、人命、どうにもならないと思うよ、正直に言って。
いつも、ある意味では、非常に多くの開発にうちの父が協力したこともあるので、非常に負い目を感じるような、こういうこと言われちゃうと、実際本当に何とかしなきゃいけないと。実際問題、当時、住友不動産ですよ、あの開発をやったのが。その開発をやったのが、役員が来て、僕の仲間でしたからね、学校の。それででかい図面で岩澤助役と必ずやってくれるって言ったのが、選挙があって岩澤助役はいなくなっちゃったんで。そうしたら、突然今度は北鎌倉の高野台から今泉の送電線あるロータリーみたいなところに抜けるような、土地の買収までやっているんですよ、実際問題として。だから、それはやってくれないと困ると思っていたんだけど、そのうちにお蔵入りになっちゃった。
だけど、何か考えないといけない。いつも心配しているんですよ、実際問題として。私はこういう形であろうとなかろうと、今後何らかの形で、今度思い切って、地図から見たって、トンネルでも切り通しでもいいから、ばさっとやっちゃえばいいんだよ。だから、大型開発の割には道路のことがおくれた形でここが開発されちゃったということは、事実ですね。これは、この時期に来て真剣に考えないといけないですよね。だから明月院の道路だって、悪いわけじゃないけど、くねっていて細いし、うちの父が、会社が一番奥の石橋さんの社長宅だったものですから、あそこを撤退したときに、あの坂道をつくってくれというので、多くの人たちは、結構それでも助かったけど、実際もっともっとふえちゃったんですよね。団地が二つできちゃったから。だけど、実際問題、今度崩れてこの声が上がったという前に、何か考えておかなきゃいけなかったんじゃないのかな。いつも抜け道を通ったりして、一方通行の形だから。実際、私は検討したほうがいいと思うんですけど。無理ですね、お金がないなんて言われちゃうと。本当に、緑を買うお金は100億円だ、何十億円だって買うんだけど、人を助けるようなことになると、なかなか金がないなんて言うけど、こういうものを優先しなきゃだめだろうと思うね。
これは、私、意見としか言いようがないんだけど、実際問題として、こういうものは一種の、一つの市長なりの決断の問題で、金がないなんて言ってられないんだから、それに沿った形でなるべく努力して、幅を広げたほうがいいよね。前から実際思っているんですよね。うちのおやじが奥の開発に協力した負い目もあるんだけれども。申しわけないけど、そういうふうに、はっきり言わせていただくしか、私にはないね。
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○池田 委員長 御質疑はよろしいですか。
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○松中 委員 できないでしょう。僕らのほうが、よっぽどこの裏を知っているんですよ、背景が。どういう人がどういうふうに形で動いたとか。それをばらしたらなんだというふうになっちゃうんですよ。だから、それは言えない。関係者はまだまだ御存命の方はいるから、余計なことは言えないから、何とかしてあげてくださいよ。知り過ぎちゃっているんですよ、裏は。
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○武野 委員 請願者の皆様、お疲れ様でございます。松中委員のおっしゃるように、ここに限らずですけれども、岩瀬、今泉の地域について、そうした袋小路になっていることについて、まちづくりとしてどういうことを描いて、将来的にどこをどういうふうにして、こういう請願が出ないようなといいますか、安全で、災害時にも誘導できるという大きな絵は描いているんでしょうか。
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○道路課担当課長 先ほど御紹介ありました、袋小路的な所に関する新道路計画というところまでは、市のほうでは立案はしていないところでございます。
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○武野 委員 問題意識はあったんですか。
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○道路課担当課長 当該地にかかわらず、谷戸の多い鎌倉市ですから、行きどまりになっているところというのは多々要望いただいていますので。ただ、ハード整備というのは、先ほど御紹介しましたように、なかなか難しいところがあるので、都市計画の中にも、バスを利用するとかソフト対策が叫ばれているというふうに認識しますので、道路課とすると、こういった大規模な計画というと、鎌倉市全域時で考えていかなきゃいけないということと思っていますので、事情は認識しているものの、まだそこまで計画立案がされていないというのが実情でございます。
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○武野 委員 住民を巻き込んで、長い時間かけてでもこの問題意識を共有していくということがあれば、もしかしたら土地を拠出してくれる方がいたりとか、同じ問題意識を持っていけば、袋小路の状態というところでは、解決の糸口が得られると思うんですよ。だから問題意識の共有というところと、住民との対話が、長い時間かかるでしょうけれども、どうしたらここが安全な地域になるのかということは、日ごろから市と協議が進めていかれるべきであったと思います。
それで、実際、可能なんでしょうか。先ほども答弁ありましたけれども、トンネルのほうに少しかかっているということで。そうするとトンネルせっかくつくったところ、もう一回設計し直してやらなきゃいけないとか、土砂の搬入、搬出の話とか、大分ありました。でも、それができないという答弁ではなかったと思うんです。そもそも、大まかで結構ですが、お幾らぐらいかかるんでしょうか。
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○道路課担当課長 これは、あくまでも道路課のほうで簡単につくった絵でございますので、詳細な設計はいたしておりませんが、大体土量にすると、12万立米が出てくるだろうというふうに弾いております。単純に、残土処分だけでも15億円ぐらいかかってしまうんじゃないかと。それに工事費、保障費等々を加えると、数十億円になってしまうものだというふうに把握しておりますので、そういう意味で、今回そういう説明をさせていただいたのが実情でございます。
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○武野 委員 相当な金額だということで、命にかかわることでもあるので、優先順位の問題もあると思います。ただ、今回の通行どめもあったし、東日本大震災で信号機がとまったという、ここの対策についてお尋ねしたいんですけれども、あそこ、発電機か何かですぐに信号機の回復するようになったということだと思います。だから、とまってから発電機が作動して、その間に警察の方が来られるのか、その辺のシミュレーションって実際どうなっているんですか。
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○道路課担当課長 これは、さきの議会のほうで御質問いただいておりまして、あくまでも信号のほうは警察のほうが動いていただいているということですので、自家発電のやつをつけられないかと御相談させていただいたこともあるんですけれども、警察のほうではそれは難しいという判断でしたので、特にシミュレーションというものは立てているという状態ではございません。
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○武野 委員 自家発電の対策をとったって聞いたような気がしたんだけど。じゃあ前と変わらないんですね。また地震が起きたら、住民の方が大変だということで、警察に通報して、それまでの間、この両方から車が入ってきちゃって、数珠つなぎになるということが解消されるのかと思ったんです。信号機に自家発電が備えつけられたって言わなかったっけ。聞き間違いですか。じゃあ解決していないんですね。同じことが起きるということですね。
そういうことだって、あれから8年でしょう。8年の間、何も解決しないで、また同じような事態が起きるということをつくっちゃったわけですよ。ここはせっかく新しいトンネルになるんですから。それは、この大規模な擁壁をつくるということで、もし、それが仮にですけれども予算が通ってとかになったとしても、先ですよね。東日本大震災級のがまた来るという話も先ほど言いましたけれども、だから、まず、ここの信号機の回復と警察との関係というのはまずはっきりさせてもらって、住民の安全を安心、安全を確保していただきたいと思います。
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○道路課担当課長 例えば、大災害時の信号の回復は神奈川県警のほうにお願いするしか方法はないと思っていますので、市のほうからそういう形で要望があったということはお伝えするんですけれども、ただ全体的なものになってくると思いますので、その辺の判断は警察と逐次連携をしていって、そういった対応を図っていくという方法しか今のところは思いつかないので、そういった対応をしていくということと思っております。
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○武野 委員 8年たっていて、そういう方法しか思いつかないって、今そういうふうに言われてもということです。この問題はぜひ解決してほしいと思います。
それで、この請願の中ではかなり具体的にこうしてほしいというところまで書かれてしまうと、6,700名もの皆さんのお気持ちというところでは、なかなか対応するのが難しいなと思うんです。もう少しざっくりとした請願であればよかったなとも思ったりもしています。ただ、請願者の含意という点では安全というところで、松中委員や私も今言ったように、共通してはいますので、気持ちはよくわかります。ですから、そういう気持ちをぜひ酌んでいただきたいと思いますが、具体的に、ここまでこういうふうになると、かなりの技術的な問題がかなり発生するということがありますので、ちょっと難しいなと思いながら聞いておりました。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
委員長から若干だけ質問させていただきたいと思います。
今回のこの請願、先ほど安全面、それから防災面において、今泉、岩瀬に至る道路が少ないということで、今回の岩瀬隧道の事故においても、その間かなり御不便もありましたし、恐らく渋滞もあったんじゃないかなと思います。そういう意味で、本当に将来的に必要な案件、請願じゃないかなと理解できるところです。
予定の図面を見せていただきますと、山の中をずっと通るような、切り通しということで今回請願されていますけれども、実際この道でなければいけない、あるいは先ほど言った防災面で、ほかの代替案的なものというのは、例えばこの岩瀬隧道の通りを互いを通して、双方向に通れるようにするとか、そういった方法も一つには考えられるのかなと思うんですが、そういったことは道路課として、代替案みたいなものを考えていますか。今まで過去にもこういった要望は長くあったと思うんですけど、お考えがあれば教えていただきたいんですが。
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○道路課担当課長 今回の請願を受けまして、道路課のほうでもこの絵をつくるときに考えていたんですけれども、今、委員長のほうからも御質問ありましたように、トンネルに並行してというのも一つあるのかなと我々も考えたんですけれども、請願のほうが、まずは切り通しということでしたので、この絵で市のほうの考え方を御説明させていただいているところでございます。可能性としていたしては、例えばトンネルの、今ある岩瀬隧道と並行してトンネルを掘るという方法はあると思います。そのほうが、費用的にははるかに安く済むのかなと、我々も思っているところでございます。
ただ、トンネルを掘るにしても、見ていただくとわかりますように、二つトンネルができますので、道路がボトルネック上になってくるので、そういうところの保障の問題とか、そういった問題はどうしてもつきまとうということがあるので、その辺のところは今後課題なのかなと思っているところではございますけれども、工法とすると、全くないということではなくて、いろんな工法が考えられると我々も考えているところでございます。
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○池田 委員長 高低差が40メートルあるということで、土砂の量も多いですし、擁壁をつくるにしても、単純に直角につくるわけではないですね。そういったところはどうなんでしょうか。幅として可能なんでしょうか。
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○道路課担当課長 今回、この絵をつくらせていただくときも、今御紹介ありましたように、5メートル擁壁で追っていくと7段か8段ぐらいの擁壁になってくると。それでだんだん山側のほうに追っていかなきゃいけないということで、これだけの幅が必要だということで書かせていただいています。ですから、実際切り通しということになりますと、どうしても擁壁をつくらなきゃいけないということになりますので、それはどうしても工事費にはね返るということと、土量の排出にはね返ってくるということでございます。
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○池田 委員長 この新設道路については理解できました。あと、谷戸ノ前隧道ですけれども、こちらについては素掘りのトンネルだということで、これについては切り通しというこちらの請願では要望がございますけれども、これについての、早急な工事と言いますか、安全対策というのは今後いつごろ予定されているんでしょうか。
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○道路課担当課長 平成30年度、トンネルの点検調査が終わりまして、ここのところの点検調査をしております。来年度以降の予算の中に、その修繕設計を計上しておりまして、修繕設計がまとまった後に、予算要求をしていきたいなと思っておりますので、大体、早くて平成32年と考えているところでございますが、まだ地権者等の了解をいただいていませんので、そのところが解決し次第というふうになろうかと思っております。
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○池田 委員長 質疑を打ち切ります。
続きまして、委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたしました。
続きまして、意見開陳と取り扱いの協議ですが、よろしくお願いいたします。
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○中村 委員 本請願は、4町内会長さんの御協議と、そして6,762名の皆様の署名もあることから、非常に重く受けとめております。
先般の岩瀬隧道の通行どめのこともありまして、緊急時等の対応ということも含めて、さまざまな観点から前向きに検討、考察を重ねてもらいたいと思います。原局の話では困難という言葉もありましたけど、全くないということでもないというような言葉もございましたので、ぜひ前向きに検討していただければと思いますので、結論を出していいかなというふうに思っています。
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○大石 委員 この請願書につきましては、昨年5月末あたりから通行どめをあそこの岩瀬トンネルでさせていただきましたけれども、七久保橋から砂押橋のすごい渋滞、それから緊急時の対応、そういうことも本当に地域の大きな課題となって御心配をされたんだというふうに思われます。周辺に与える影響が大変大きいものですから、将来に向けての相互通行できることを求めるということとともに、谷戸ノ前隧道の安全性も一緒に求められたということで、原局の話を聞けば、先ほども言ったように、今提案されている切り通しというのは、そういう状態が本当に将来的に心配される状況があるので、本当にこの請願者の方々が頭を痛めて考えてくれた一つの案だと私は捉えたいと思います。岩瀬、今泉、今泉台の地域の問題として、こうやって請願を出してきていただいたわけですし、それに6,000人を超える署名をいただいているわけですから、このような切り通しという形ではなくても、恒久的な安全対策をしていただければなという思いが強いです。結論を出すべきだというふうに考えます。
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○武野 委員 私は継続でお願いしたいと思います。先ほど町内会長さんのほうから述べられた話、全く私も同じように思いますし、恐らくここにいる皆さん、本当に、あそこの地域についてとても憂いている。そういう意味では、本当に共通していると思いますし、共通の課題にはなったということが、きょうの前進面ではあるなとは思っています。
ただ、請願書にここまで詳しく、工法まで、切り通しでやるというところまで書かれているというところでは、そこに縛られるわけにもいきませんので、共通の思いを今後どういうふうにして形にしていくかということは一緒に悩んで、一緒に解決を図っていきたいと思っております。ということで、今回は継続にさせていただきたいと思います。
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○松中 委員 結論を出すで結構です。この遊水池で思い出したんですけれども、この高野台が開発されるときに砂押川のほうに水が流れるというので、遊水池をつくるとき、この担当した県のあれが、小学校、中学校の同級生だったんですけれども、何となく思いが、がっときちゃったんで、参ったんですよ。やっぱりやってあげないと、何十年も心配を、50年前くらいから出発した話なんですけれども、確かに車の時代が来ちゃっているから、そういうことで災害時とか、あれするわけなんですよね。かつて、ここのところにある宗教団体の施設ができるときも、道路が狭いということで、許可がおりているものが取りやめになったという、そういうことでいろいろ地区の交通渋滞というのは問題が起きていたことが長い間の中であるので、ぜひ、これは何らかの形で解決していないといけないので、これは一つの案ですから、別の形で次のことができるかどうか、今の方法だったらトンネルだったらシールド工法でできるんじゃないかと思うし、とりあえず皆さんの声を採択するということでお願いします。
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○志田 副委員長 この請願については、住民の皆さんの切迫した気持ちが請願につながっていると考えております。請願の理由にある工法ということに話がいくんですけれども、この限りではないということで、結論を出すということでお願いします。
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○池田 委員長 それでは、結論を出すを主張された委員が4名、継続審査を主張された委員が1名ということで、結論を出すということになります。
継続を主張された武野委員はどうされますか。
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○武野 委員 退席します。
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○池田 委員長 これより採決に入ります。請願第4号岩瀬・宮の前隧道に対する新道路建設についての請願書につきまして採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、請願第4号岩瀬・宮の前隧道に対する新道路建設についての請願書については採択されました。
職員退室のため、暫時休憩いたします。
(16時25分休憩 16時26分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第14報告事項(1)「北鎌倉隧道安全対策について」、日程第15「陳情第39号北鎌倉隧道の早期の通行を求める陳情」2件一括して議題といたします。原局からの報告をお願いいたします。
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○道路課担当課長 日程第14報告事項(1)北鎌倉隧道安全対策について、報告いたします。
本日は、平成30年市議会12月定例会の当委員会で報告しました「平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討業務の執行状況」、鎌倉市長を被告とする「平成29年(行コ)第237号北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求控訴事件の状況」及び「平成30年(行ウ)第21号北鎌倉隧道安全対策検討業務委託公金支出停止請求事件の状況」の3点について、その後の状況を報告いたします。
まず、1点目の平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討業務の執行状況についてですが、安全対策工法3案の基本設計が本年1月にまとまりましたので、その概要について説明いたします。
お手元に配付しました、平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討業務委託報告書(概要版)の目次をごらんください。
本概要版は、「1.業務の目的」、「2.業務の内容」、「3.平成28年度安全対策検討委員会における意見及び課題の対応について」、「4.平成29年度業務成果の概要」、「5.参考資料」から構成されています。
1ページをごらんください。
本業務の目的及びその内容ですが、平成28年度にまとめた安全対策工法3案について、繰り越しをいたしました平成29年度業務において、平成30年に実施しました地形測量・地質調査結果をもとに、対策工法の検討や危険木の伐採計画及び伐採後の対応策から成る基本設計を実施し、対策工法の決定に資する成果を取りまとめることを目的としています。業務の内容は、対策工法の検討として、事前調査・解析業務、対策工法の検討と危険木の伐採計画として危険木の抽出、伐採計画及び伐採後の対応立案でございます。
また、本業務は、1ページ右側の「(3)平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討委員会の開催状況」にありますように、受注者である一般社団法人日本トンネル技術協会が「北鎌倉隧道安全対策検討委員会」において基本設計の検討を行ったものです。本業務において開催された安全対策委員会の状況は2ページの「表1.2.2安全対策検討委員会の開催状況」のとおりとなっています。
次に、本業務の検討の流れについて説明します。3ページの「図1.2.1検討業務のフローチャート」をごらんください。左側の薄いグレーで着色してあるボックスは平成28年度の委託業務で実施したものです。
対策工法の検討では、事前調査として、地形測量、地質調査を実施しています。地形測量ではGPSを使った詳細な測量を行うとともに、地質調査では、延長8メートルのボーリング調査、原位置試験、ボアホールカメラ撮影等により、隧道の岩盤の風化状況を初め亀裂の状況等を把握し、その結果をもとに、対策工法の前提条件を整理し、解析、斜面安定対策設計、トンネル構造設計を行いました。
さらに、平成28年度業務で整理した坑口部分のDNA分析を踏まえ、隧道が所在する尾根の景観維持のための対策の検討及び危険木の伐採計画として、危険木の抽出、伐採計画及び伐採後の対応案を立案しました。
5ページをごらんください。
「表4.1業務成果の一覧表(事前調査)」は、実施した業務毎に項目、内容、成果の概要を整理したものです。
まず、地形測量については、隧道上部の尾根を含む40メートル四方の範囲で行い、平面図、縦断図、横断図を作成しました。
次に地質調査についてですが、「ア)ボーリング調査及び原位置試験」をごらんください。調査の結果、平成28年度業務で確認された隧道天井部の雁行クラックは、隧道上部まで連続していないことや隧道大船側上部は比較的良好な岩質であること、地下水位は日常的に道路面より低い位置にあることがわかりました。
また、成果の概要欄の中央にあるボアホールカメラ画像は、ボーリングで削孔した孔内の画像で、隧道鎌倉側坑口部から斜面にかけて連続性を有する開口亀裂の分布を確認いたしました。詳細については、10ページの「図4.2.1地質調査結果平面図」をごらんください。左側に3枚の写真がありますが、左側が坑口部の開口亀裂で、右側が斜面に発生した開口亀裂であり、亀裂部分を薄茶色に着色してあります。
下段の写真は、ボーリングによって確認された開口亀裂を拡大したもので、大船側から6.74メートルの位置に58ミリメートルの開口亀裂が確認いたしました。平面図では、確認された開口亀裂のラインを赤線で示しており、隧道尾根に伸長していることを確認いたしました。
11ページの「図4.2.2地質調査結果概要図」の中央下段の不安定土塊とゆるみ土塊をごらんください。この開口亀裂ラインが確認された部分には、内部に亀裂が発達し、ブロック化して崩落するおそれの高い土塊、不安定土塊と不安定土塊の背面に分布する風化岩で、土塊背面には開口亀裂は生じておらず、現況で背面地山と密着した土塊、ゆるみ土塊の存在が確認いたしました。この不安定土塊、ゆるみ土塊の分布状況は、上段の左側の調査結果平面図に、また、その状況を立体化したものが右上の鳥瞰図でございます。
また、下段の調査結果断面図をごらんください。薄いピンク色が不安定土塊、その部分と黄緑部分の間がゆるみ土塊となっています。この不安定土塊は、その下部に設置した土のうにより剥落を防いでいる状況で、この土のうを除去すると剥落が発生するものと考えています。
続きまして、対策工法の検討についてですが、6ページに戻っていただきまして、「表4.2業務の成果の一覧表」の「(1)対策工法の検討」の「(イ)解析業務」をごらんください。事前調査の結果をもとに、解析を行ったところ、成果の概要にありますように、現況の隧道は応力とひずみの発生量が小さく、隧道全体の安定性が保たれていることが確認できましたが、トンネル拡幅掘削時、素掘りで拡幅した場合、隧道天井部から尾根頂部にまで塑性領域が達し、隧道全体の安定が保てない結果となりました。
その結果、トンネル内側に厚さ20センチメートルの吹きつけコンクリートを施工後、H型の鋼製の支保とトンネル下部にH型の鋼製のインバートストラッドを設置し、その後、支保部分には厚さ20センチメートルの覆工コンクリートを施工する構造となりました。また、安定を保つため、インバートストラットが必要と判明しました。
トンネル工法の変更理由と変更点については、14ページ右の「(3)トンネル工法の変更理由と変更点」をごらんください。平成28年度業務では、素掘り状態で自立しているなどの理由から、ライナープレートと鋼製支保工を設置し、背面に裏込めを充填する計画でしたが、今回実施した地質調査の結果や解析により検討したところ、素掘り状態で隧道を拡張するとトンネルが崩壊するとの結果が出ています。
そのため、トンネルの崩壊を防ぐため、隧道を一旦エアモルタル等で閉塞し、早期に閉合できる山岳トンネルで用いられている、吹きつけコンクリートと鋼製支保工の工法となりました。
6ページに戻りまして、「(ウ)対策工法の検討」をごらんください。
(イ)解析業務結果の吹きつけコンクリート、鋼製支保及びインバートストラットのトンネル構造をもとに工法の検討にあたっては、施工性、経済性、景観との整合等の観点から比較を行っており、その詳細が15ページの「表4.4.1トンネル計画比較検討」でございます。
この比較検討では、「?´」の小型自動車通行案と、「?´」の歩行者のみの通行案については、評価上の差はありませんが、「?´」の救急車通行案は、18ページの「図4.4.4インバートストラット図」の左下のようにH型の鋼製支保が密に配置しなければならないため、吹きつけコンクリートの密実な充填施工が行えないといった施工性と、21ページの「図4.4.7方策?´救急車通行案 平面図」のように大船側民地の一部を道路として拡幅しなければならないといった用地条件から、他の2案と比較して評価が低くなっています。
また、トンネルの延長についてですが、平成28年度にまとめた対策工法と比較し、約3.5メートルから4.3メートル短くなっています。
戻りまして、7ページ上段をごらんください。
隧道の斜面と鎌倉側斜面の安全対策についてですが、不安定土塊とゆるみ土塊をそのまま放置しておくと崩壊するおそれがあるため、除去することとしました。その際の勾配は、隧道上部まで除去する範囲が広がらないよう1対0.3とし、ロックボルト工を補助工法として併用することで斜面の安定化を図る構造としています。
25ページの左側の「図4.5.1調査後における対策箇所のゾーニング」をごらんください。
土塊を除去する斜面の範囲を青色の点線で示しており、右側の「図4.5.2ロックボルト工配置計画」では赤線と赤丸でロックボルト工の施工範囲を示しています。また、ロックボルト工の頭部は、「図4.5.3ロックボルト工頭部の施工方法」のとおり、ロックボルトを埋め込み、その部分をモルタルで充填し表面を擬岩処理するなど、景観に配慮することとしています。
26ページの「図4.5.4植生マット敷設範囲」の右側の断面図をごらんください。トンネルの設置にあわせ、隧道尾根につながる斜面も極力地形を変状しない程度に整形することとしおり、この整形部分とロックボルト工で安定化を図っている斜面に、植生マットを敷設し風化防止対策を行うこととしています。
この風化防止対策は、「図4.5.5植生マットの施工事例」のとおり、施工後数年経つと植生の回復が期待できます。また、大船側坑口斜面でオーバーハングしている箇所が確認されていますが、風化が進んでいないため、「図4.5.6トンネル縦断図(救急車通行案)」のとおり、トンネル設置に伴って構築する人工地山を利用した根固め工を実施することとします。その際、人工地山やトンネルの表面については、擬岩処理し景観に配慮することとしています。
28ページをごらんください。隧道尾根の表層の剥落・風化・浸食防止後の景観のイメージを把握するため、パース図を作成しています。上段が安全対策工事を施工した直後を、下段が施工後数年経過したものでございます。
再度、7ページにお戻り下さい。「?対策工法の検討に係る図書等の作成」のとおり、この対策工事に要する費用としては、「?´小型自動車通行案」で約4000万円、「?´救急車通行案」で約5000万円、「?´歩行者のみ通行案」で約3000万円となっており、工期はどの工法も約9カ月要します。
なお、この工事費は、トンネル本体と斜面の安全対策工事に要する直接工事費となっており、工事に伴う経費等は含まれていません。また、ガードマン、JR横須賀線ホームを防護する安全対策や附帯工事費等も含まれていません。
続いて、「(2)危険木の伐採計画」についてですが、ここでは、「(ア)危険木の抽出」と「(イ)伐採計画及び伐採後の対応策の立案」を行っています。「(ア)危険木の抽出」では、平成28年度業務において、隧道亀裂に伸長している樹木のDNA調査により判明した種や「史跡円覚寺境内・名勝及史跡円覚寺庭園保存管理計画書」において、伐採が推奨されている樹種をもとに、危険木を選定しています。
「(イ)伐採計画及び伐採後の対応策の立案」では、危険木の抽出結果をもとに、危険度に応じた伐採計画と伐採後の対応策を立案しました。当該尾根は高密度の竹林となっていますが、竹の根茎には土壌や岩盤を保持する作用もあることから無理な伐採は行わず、斜面対策施工前までは、その維持管理方法として、タケノコの採取や新梢の伐採・刈り払いを適宜実施することとし、それでも効果が得られない場合は、除草剤を使用するとしています。また、斜面対策施工後は、景観上好ましくない種の侵入を抑制するため、必要に応じて周囲に生育する植物の誘引や緑化を行うこととしています。
続いて、32ページをごらんください。平成28年度業務と本業務において実施した、トンネル構造、尾根部の落石防止対策、尾根表層の剥落・風化・侵食防止対策等がどのように変更したか分かるよう比較表を33ページから43ページまでに、平成28年度業務でまとめた安全対策工法3案と仮設トンネルの検討成果を参考に添付しています。
なお、平成28年度業務で検討した仮設トンネルについては、32ページ「表5.1平成28年度業務・平成29年度業務の安全対策工法の変更点及び変更理由」の「(5)仮設トンネル」をごらんください。平成29年度業務における変更点にありますように今回の地質調査等により岩盤の風化や亀裂等を確認したため、設計条件が変更になったため、設計の見直しが必要でございます。
続いて、2点目の鎌倉市長を被控訴人として、東京高等裁判所に控訴された「平成29年(行コ)第237号北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求控訴事件」のその後の状況について報告いたします。
平成30年12月の当委員会で、本控訴事件については、現在、最高裁判所の判断を待っている旨の報告を行ったところですが、平成31年1月18日最高裁判所第二小法廷から、「民事事件について、最高裁判所に上告できることが許されるのは民事訴訟法第312条第1項又は第2項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲をいうが、その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張するものであって、明らかに上記理由に規定する事由に該当しない。」、また「本件申立て理由によれば、本件は、民事訴訟法第318条第1項に受理すべきものとは認められない。」という理由から、「本件上告を棄却する。本件上告審として受理しない。」との調書を受理したため、本件控訴事件は結審いたしました。
最後に、3点目の、平成30年3月1日に横浜地方裁判所に提訴された鎌倉市長を被告とする、「平成30年(行ウ)第21号北鎌倉隧道安全対策検討業務委託公金支出停止請求事件」のその状況について報告いたします。
本請求事件についても、平成30年12月の当委員会で報告しましたとおり、平成31年2月13日に判決の言い渡しがありました。
判決では、「被告が市の執行機関として平成29年度契約を締結したこと及びこれに基づく市の義務の履行として業務委託契約料を公金から支出することは、法第2条第14項に違反するなどの財務会計法規上の義務に違反する違法があるとは認められず、その公金の支出の差止めを求める原告の請求は理由がないことから、これを棄却する。」とのことでしたが、去る平成31年2月21日付で原告側が控訴したことから、その後の状況は、今後、当委員会に報告いたします。
以上で、報告を終わります。
続きまして、日程第15陳情第39号北鎌倉隧道の早期の通行を求める陳情につきまして、説明いたします。
本陳情の要旨は、北鎌倉隧道は周辺住民や通勤者の生活道路、児童・生徒や大船高校に通う学生などの通学路となっており、長年にわたる通行禁止により、大変な不便と迷惑をかけていることから、早急に対応方針を決定し、安全で通行可能な恒久的対策を講ずることを要望するものです。
次に、陳情の理由を説明します。北鎌倉隧道については、平成27年4月28日に通行の安全性が確保できないとの理由で通行禁止の措置がとられた後、開削工法による整備が計画されたが、地元代議士のSNSによると文化庁から文化財的価値・歴史的価値があるとの見解が出され工事が中止され、対策が講じられないまま時間だけが経過し、通行禁止の措置がとられてからの約4年の間には、約2億円近い税金が安全対策に係る経費として支出され、生産性のないまま無駄に使われていると聞いている。
文化庁の見解・指摘が示されたことにより、生活道路としての通行が禁止され、生活道路として利用していた周辺住民を含む多くの方々は、迷惑と我慢を強いられ、その我慢も限界に達しようとしています。
地域の方々の不便さを解消するため、文化庁の見解だけでなく、生活道路ができた経過、過去の周辺開発などの経緯を踏まえ、周辺住民の現時代の生活にも配慮した対応方針を早急に決定し、地権者の理解を得るとともに、文化庁にも働きかけ、速やかに通行可能とする恒久的な対策を講ずることを求めるものです。
なお、本陳情において、通行止めの措置がとられたのは、平成24年4月28日からとありますが、正しくは平成27年4月28日からです。
続いて、市の考え方を説明します。
北鎌倉隧道は、風化等が著しく隧道利用者の安全な通行に影響を及ぼすおそれがあるとの判断から、平成27年4月28日、道路法第46条に基づく通行禁止の措置を講じました。
その後、通行再開に向けた検討を進め、同年8月には開削工法で工事を実施することを決定し平成28年4月に工事に着手しましたが、同年5月に文化庁から文化財としての価値があり保存していくべき、専門家による検討会を設置し、文化財としての価値を議論するようとの指導を受けました。
そのため、同年7月に鎌倉市文化財専門委員会に諮ったところ、尾根は文化財的価値を有する場所であり、国指定史跡の指定を図っていくべき、安全対策工法については、文化財を守る立場から現状保存を求めるという意見が示されたことから、平成28年7月25日に開削工法による工事を中止し、北鎌倉隧道が存在する道路の通行の安全と文化財的価値の保全の両立を図る方策の検討を同年11月に開始し、平成29年3月に安全対策工法3案がまとまりました。
この安全対策工法3案について、平成29年11月から基本設計の検討を開始し、平成30年3月から5月には、地形測量・地質調査を行い、それらの調査結果をもとに、平成31年1月に基本設計をまとめました。
なお、この基本設計については、去る平成31年2月6日に文化庁に説明し、基本的な了承をいただいております。
また、安全対策の実現には、関係地権者の合意が必須であることから、基本設計の検討と並行し、関係地権者が一堂に会した場として「関係地権者等意見交換会」を平成30年8月に開催しました。
この意見交換会において、安全対策の実施に向けた課題の抽出、整理ができたことから、今後も、この場を継続する中で、安全対策の実現に係る合意形成を図れるよう取り組んでまいります。
また、市民等の皆さんにも基本設計を説明する場を設け、意見等をいただきながら、安全対策工法を1案に絞り込み、平成31年度に詳細設計を実施し、その後工事に着手したいと考えています。
以上で説明を終わります。
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○池田 委員長 2件一括して質疑を確認したいと思います。御質疑はございませんか。
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○武野 委員 きょう出された資料、5月の地質調査だとか、かなりこういうものが反映されて出されたと思うんですけど、とても不思議な疑問が湧くんですけど、平成29年でしたっけ、北鎌倉幼稚園の保護者への質問というか、保護者への懇談といいますか、意見を聞く会ですか。そのときには本設3案もあって、仮設の案もありましたよね。あのときが一番最初の安全対策検討委員会で、1回目の仮設をつくって、次の2回目、3回目で本設の設計がされたと思います、それで、その年の5月、幼稚園の説明会のときにやったのは、仮設をするよりも本設のほうが同じ時期にできると。簡単に言うとそういうことでした。仮設をつくったところで、すぐに本設の工事が1カ月そこそこで始まってしまうと。そういうことになったら余り意味がないので本設をすぐやりたいという説明だったと思うんです。それは間違いないですか。
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○道路課担当課長 平成29年5月という御案内ですが、幼稚園のほうにも説明させていただいた時には、条件的には先ほど御報告させていただきました平成29年3月に3案がまとまったと。その中で実効性が見えてきたということがございましたので、仮設を設置するよりも本設でやったほうが通行期間も短いし、費用も二重投資にならないという意味で、そういう説明させていただいたことは事実でございます。
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○武野 委員 仮設工事というのは数カ月でできるんじゃないかということを言われていた気もするんですけれども、どうなんですか。仮設工事を、地権者の了解というのは省いて、工事そのものの工期というのはどれくらいなんですか。
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○道路課担当課長 仮設工事につきましては、おおむね6カ月を考えております。
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○武野 委員 私が不思議だと思うのは、じゃあそれでいいですねってなったときに、本当にその1カ月あけて、1カ月だけじゃなくて。だったら、1カ月の分がもったいないから本設やりますということで、じゃあ、このときのスケジュールで言ったら本設工事はいつできる予定だったんですか。
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○道路課担当課長 いずれにしても、先ほど御案内ありましたように地権者の了解をいただいていませんでしたから、いつできるということではなくて、仮設と本設、両方検討した中で本設についても3案できたということで、一刻も早い通行再開を考えた場合に、本設をやったほうが早いと考えまして、そういう話をしたということでございます。
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○武野 委員 地権者の了解の話は後でやります。地権者の了解があったとして、仮設をやるより本設が早い、じゃあそうしましょうと。議会もそうしましょうと、極端に言うと。そうなったときに、いつぐらいにできるんでしょうかと聞いたんです。
なんでこんな疑問が湧くかといったら、今回のこの報告書ができるまでに、5月ぐらいでしたよね、去年のね。地質調査から今までかかっているわけですよ。確かに、地質調査をするということ自身も地権者の了解が得られなくて、時間もかかったと思います。それをきゅっと縮めたとしても、本設に至るまでにここまでの時間かけているということになると、理屈が合わない気がするんです。当時、幼稚園で説明した話が。確かに本設はすぐかかれば。ところが、幼稚園で説明して、皆さんそうしましょうってなったら、結局これだけの時間がかかるわけでしょう。5月の地質調査から今日でも、かかっているわけだし。その前の段階でもかかっているし。
だから、このときにすぐに安全にすぐに通るということが、そういう意味では本設にすぐ取りかかれない状態だったんじゃなかろうかと。平成29年。本設にすぐ取りかかったとしても、これだけ時間を費やすということがわかっていたんですか。
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○道路課担当課長 平成28年度にやった検討の成果というのは、あくまでも基本設計の前段の計画の取りまとめでございますので、その時点で詳細設計をやっていくということは規定路線の中にありましたから、我々とすると、別に1案を決めて詳細設計をやっていくときに、スケジュール的にこんなにかかるということは全然考えておりませんで、地権者の了解が得られれば、基本設計に入っていけるというふうに、当時も考えておりました。
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○武野 委員 本設にもし取りかかったとしてもいつできるかということは、地権者のあれはおいておいて、本設ができるなら大体いつぐらいですということは言ってなかったんでしたか。
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○道路課担当課長 詳細設計をやらなきゃいけないというのは、その当時から変わってございませんので、当然3案から1案に絞って、それから基本設計をやっていかなきゃいけないという流れは変えていないと思います。
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○武野 委員 ということは、本設に取りかかるにしたってすごくかかるわけだから、まず仮設だというのは当たり前の流れだったんじゃなかろうかと。このあたりのところは、すごく不可解ですね。
それで、この工事、今回出されたのはこの図面、図も数年たったらまた木が覆いますよというのはあったりしていますけれども、この今回出されたこれは、前回3案は出されたときに文化庁に持っていって、これでいいですよと了解を得られたわけですけれども、今回のこれは了解を得るんでしょうか。得る必要がないものなんですか。なぜ聞くかといったら、文化財として将来指定するに支障がないものになっているということは、誰が判断するのかなと思って。
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○道路課担当課長 先ほどの報告の中でも御説明させていただきましたように、2月6日に文化庁と説明をして、おおむねこの案でよろしいという了解をいただいております。
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○武野 委員 2月6日に文化庁に行かれたわけですね。
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○道路課担当課長 文化庁がこちらに来られましたので、こちらでお会いしております。
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○武野 委員 文化庁の話になりますけれども、去年3案に絞り込んで粛々と進めようとしましたら、お寺のほうからクレームもあって、3月1日に市長が広報でおわびをするという事態になったと思うんです。そして、今回は工事費としては予算計上されていませんけれども、今の本設工事を進めるという流れに今なっているわけですよね。そういうことで、またおわびをするような事態になりはしないかと。ならないということであるならば、地権者への説明はどのようにされてきたかなと。5月に地質調査できるようになったときに、その前にぜひ地質調査やらせてくださいということで、お寺と交渉されたのはわかっています。その後に、8月に地権者同士で話し合いが持たれたということが、この建設常任会でも報告されました。そこでも、まだ了解を得られていない段階ですよね。
そういうところで、そうすると地権者はさんざん文化庁に会いたがってたりしたわけですよね。その2月6日には、地権者は文化庁が来ますからどうですかとか、何かやったんですか。
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○文化財課担当課長 去る2月6日に、文化庁文化財第二課の主任文化財調査官に市に来ていただきまして、関係地権者に対しまして北鎌倉隧道の所在する尾根の文化財的価値についての見解について説明をいただきまして、地権者と意見交換を行ったところでございます。
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○武野 委員 何で、きょうの常任委員会にその報告がないんでしょうか。
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○文化財課担当課長 文化財的価値の史跡指定に関する地権者への説明ということでございますので、当委員会での報告は予定しておりませんでした。
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○武野 委員 それはこの問題に対する、市民も相当関心を持っていてやられている問題も、議会にも委員会にも報告しないで済むと思ったんですか。ちょっとびっくりです。どういう形で始まったか、これは非公開ということですよね。傍聴者も入らないような非公開ということなんですよね。
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○文化財課担当課長 非公開という形で開催いたしました。
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○武野 委員 誰がどういうふうにお願いして来てもらってという、そこら辺の発端から2月6日に実現するまでの流れというのはどういう状況だったんでしょうか。文化財部が来てくださいって頼んだんですか。
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○文化財課担当課長 もともと関係地権者から、文化財価値については文化庁から説明を受けたいという御要望がございましたので、そのことを文化財部として文化庁にお願いしまして、それで来ていただけないかということで調整を行ってまいりました。それで、先ほど申しました2月6日に来ていただけるということになりましたので、そこで文化財課のほうからそういった要望を出されていた関係地権者に御出席をお願いして、開催したということでございます。
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○武野 委員 どなたが出席したか教えていただけますか。
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○文化財課担当課長 関係地権者4地権者中の3名でございます。
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○武野 委員 地権者というと、尾根にかかっている地権者が入ったり、入らなかったりって、紛らわしいので、利害関係者ということで集まっていただいたということですか。3名と言うと簡単に言うとJR以外ということ。
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○文化財課担当課長 誰かと言うところだと個人のことになりますので差し控えますけれども、尾根、史跡の追加指定の対象となる地権者及びこの工事に関係する地権者の4名中の3名ということでございます。
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○武野 委員 その他の文化庁からどなたとか、何名とか、例えば道路課が何名とか、文化財課何名とか、そういうのはわかりますか。
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○文化財課担当課長 まず、文化庁文化財第二課から主任調査官以下2名です。あと、神奈川県の生涯学習部文化遺産課から2名、それと鎌倉市は都市整備部の次長以下2名、それと、文化財部の部長以下5名でございます。
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○武野 委員 非公開ということは議事録も残さなかったということですよね。録音もしていなくて、メモもしていないし、傍聴者もいないしということでよろしいですか。
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○文化財課担当課長 非公開ということでやりました。協議でございますので、行政職員についてはこの部分は公開になります。それ以外の個人の特定につながるような部分は非公開とさせていただきます。
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○武野 委員 情報公開をとる話じゃなくて、議事録はとっていたんですか。非公開の場合はとらないということですか。
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○文化財課担当課長 非公開だからとらないということではなく、記録のためのメモ、議事録は作成いたします。その上で、公開できるような部分は公開するということでございます。個人に関する情報については非公開ということでございます。
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○武野 委員 でも傍聴者もいなかったということですよね。それと8月も非公開で行われたと思うんですけれども、議事録をとろうと思ったら、時間はかかるけれども、とれる状況にあるということですよね。そこをお答えください。
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○道路課担当課長 昨年8月にありました関係地権者等意見交換会の議事録については作成をしていますので、請求があれば情報公開条例にのっとって公開をしていくことになると考えております。
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○武野 委員 傍聴者はいなかったんですよね。
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○文化財課担当課長 傍聴と言いますか、地権者の中で市民を連れてこられた方がおりましたので、その2名が当日同席しております。
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○武野 委員 そういうのを非公開というんですか。その傍聴された方は、御家族の方か親戚か、直接関係された方だとは思いますけれども、非公開で傍聴ってできるんですか。
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○文化財課担当課長 内容からして非公開ということを会議の開催に先立ちまして、確認した上で開催しております。
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○武野 委員 傍聴できるんだったら私も行きたかったですよ。教えてくだされば。
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○文化財課担当課長 もともと開催の趣旨からいたしまして、地権者からの要望に対して文化庁の説明ということで、開催の趣旨はお伝えしておりました。ですので、要望があった関係地権者を御案内いたしました。しかしながら、そこで誰も連れてきてはいけないとか、傍聴不可というような案内を明確にしておりませんでしたので、その場で例えば退席を求めるといったことは、その会が混乱して、事実上、会が開催できないということになるということもございましたので、文化庁の了承を得た上で、会はあくまでも関係者に限りまして、非公開なものとして開催することを確認して、そのまま進行いたしました。
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○武野 委員 まさか、こんなところで問題が起きるとは思わなかったですね。直接土地の一部を持っている方なのか。そんなわけないと思うんだけれども、御親戚か御家族の方なんでしょうね。直接関係ないと、そこまで文化庁が了解しないでしょう。
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○文化財課担当課長 どのような関係ということは存じ上げておりません。
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○武野 委員 問題が浮き彫りになって、こういう問題が起きるわけなんですか。ちょっとびっくりですけどね。これは問題になっていくと思うので、今ここでガーガー言わなくても問題になると思うので。これは問題だとは思いますけれども、今後こういうことを了解される市役所なんでしょうか。
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○池田 委員長 暫時休憩いたします。
(17時16分休憩 17時19分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○武野 委員 先ほど、非公開の集まりに傍聴者が、一般市民が来ていたという発言だったかと思います。そもそもこの集まりというのは、職員が参加していて、県も、そもそも国からも来ているわけですけど、そういう点では、議事録もしっかりとっていらっしゃるとは思うんですけど、そもそもどういう集まりなのかという。会議なのか面談なのか。任意の集まりってどういう集まりという位置づけなんでしょうか。それと、傍聴してもよいというのは、法的根拠と言いますか、何を根拠に、明文化されている何かあるんだったらお示しください。
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○文化財課担当課長 まず、位置づけですけれども、史跡指定に関係することでございますので、その文化財的価値についてと、史跡指定についてということで、関連地権者に文化庁から説明していただいて、意見交換を行っていただくという任意の意見交換会という位置づけで開催したものでございます。
また、傍聴につきましては、特に法的根拠等があるものではなく、突発的な事態ではございましたが、その場の進行を優先して進めたものでございます。
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○武野 委員 これは本当に、今の松尾市長の姿勢が問われる、本当に幾つかあるものの一つです。こんなに大問題になっていて、安全対策という点や、早く通してほしいと。そういうことでは、地権者の理解を得るというところには相当努力されてきたと思うし、ここを突破しないと前に進まないという問題なはずなんですよね。
それで、恐らく、地権者からのお願いというのはお寺側からお願いされてということだと思いますけどね。そういうふうになると、これはそこに誰が傍聴してもいい、しかも非公開だというのは、それは行政上問題があるんじゃないでしょうか。問題は全くないとお考えでしょうか。
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○文化財課担当課長 想定していない事態ではございまして、あくまでも地権者向けということで御案内をしておりましたけれども、そういう状況でございましたので、そこにいる全員で非公開ということを確認した上で進行をいたしました。
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○武野 委員 よくわかりません。じゃあ例えば、そういうことがあったら、ほかの人、いろんな人を引き連れて、ぞろぞろ行ってもいいということですね。
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○文化財課担当課長 その点につきましては、若干事前の案内に不十分な点があったということも思っておりますので、今後はそういうことのないように、しっかりと案内をした上で、またこういう機会あればでございますけれども、開催していきたいと考えております。
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○武野 委員 案内に不十分ということはどういうことですか。御当人のみにしてくださいというふうにするべきであったとお思いなんですか。
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○池田 委員長 暫時休憩いたします。
(17時24分休憩 17時25分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○武野 委員 市民が非常に関心を持っている問題ですので、そこら辺は案内に不備があったとおっしゃったように、きっちりやっていただかないと、公平性を欠くと思うんです。そういう情報を聞きつけた人がぞろぞろ行くと、そうはならないように、今度は案内に来ないでくださいってなるわけですからね。そこはきちっとしていただきたいと思います。
それで、私ここでひっかかっているつもりなかったんだけれども、安全に早くというのは、ほぼ全ての人が同感する話だと思うんです。こういう、早く通してほしいって陳情が、これまでも幾つも幾つも出ているというのは、本当市としては恥ずかしいことだと思うんですよ。
それで、訂正があったとはいえ、この陳情そのものは平成24年から通行どめというふうな誤植があったりとか、また、文化庁のことについても、事実誤認の部分もあって、もしかしたらこの方、あんまり事情をよく御存じでないのかなと思ったりもしました。今はそういうことで、なかなか賛成も反対も難しいなと思いながら見ておりましたということで、そういう意見は述べておきます。
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○中村 委員 今、武野委員がおっしゃっていた、陳情のところには地元代議士のSNSによると、文化庁より高い文化的価値、歴史的価値があるとの意見が出されたと。こういう内容が書いてあるんですけれども、これは資料として見せろとは言いませんけど、こういうことは、どっちが原局になのかわからないけど、鎌倉市として把握していますか。
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○道路課担当課長 道路課のほうは、内容についてまでは確認はしていないです。御自身がアップしたホームページか何かの写真だけしか、我々も拝見したことはないです。
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○中村 委員 要するに写真を見て、それが事実、事実じゃないとかいろいろあるかもしれないけれども、写真とどういう文章を書いてあるか、そういう事実を把握していたかどうか。
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○文化財課担当課長 SNS、ツイッターですけれども、そういったところで発信しているところは確認しております。
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○中村 委員 私も、さっき大石委員から見せてもらったので、そういうのが残っているんだなってのはわかりますけど、そうなると、文化庁が今2月6日に来たというのは、再三こっちからも来てください、会いたいというのは松尾市長も申し出てやってたのは聞いているんだけれども、先ほどの説明の中にも、トンネル工法については文化庁はおおむねオーケーだという話もあって、今の話、どこまでオープンできるかわからないけれども、今回の趣旨としては、文化庁が史跡指定の問題も含めて、地権者にヒアリングに来たような、向こうからのアクションだったのか、こっちからお願いしているというのもあるんですけれども、どんな感じで文化庁が来た経緯というのがあったのか、その辺をわかる範囲でいいんですけど。
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○文化財課担当課長 先ほども申し上げたとおり、こういった御要望がございましたので、それに応じた、地権者に対して文化財的価値等の説明についてしてほしいということで、文化財部と調整いたしまして、それに応じて来ていただいたということでございます。
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○中村 委員 この問題、一番引きずっているのは地権者の皆様の御理解ということだと思うので、これ以上あんまり話を聞いて、またそこがおかしくなっちゃうといけないと思うんで、これ以上やらないですけれども、文化庁がアクションを起こしてくれたということはチャンスだと思うので、ぜひ、この機を逃さず、早く三つの工法のうちどうやって決めていくのかというのもあろうかと思いますけれども、次のステップに進めるような形でどんどん動いてほしいと思いますので、よろしくお願いします。
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○大石 委員 中村委員が今言われた話というのは重要な部分があるもので、事実誤認とかというレベルの話みたいですけれども、ここに書いてある文化庁より高い文化的価値があるとの見解が出されてと。これってまさしくそこをツイッターで上げているんですよね。私持っていますけど、その代議士が文部科学大臣政務官をやっているころなんですよ。その記念物課長を呼んで、調査員を派遣して、どういう価値があるというふうな確認を現地に行かせて、その報告を聞いているんですよ。まさしく、聞いているところを写真で写して、その下のコメントというのは、その文化庁の職員が尾根については高い文化財的価値があるというふうに政務官に報告をして、さらに、鎌倉市の担当者にもその旨、市長に伝えてもらうようにしました、で締めているんですよ。その後ですよ、担当のところへ電話が国からかかっているのは。国の代議士、文部科学大臣政務官という方に、そういう報告をしている。文化財的価値がありますって、高い価値がありますって報告している。さらに、鎌倉市長にも通じるように、話をしろという指摘をしている。このSNSがうそだったら、その代議士、信頼ないわけだから、うそを発信しているということですよ、世界に。
もっと言っちゃいましょうか。私、これを見て、事務所に行きました。会いに行きました。何でこんなことするんですかという話を、実はしてきています。まずいなという顔をしていましたよ、本人、黙っていたけど。
だから、文化庁が価値があるって言っちゃっているんですよ、先に。そして、第三者委員会のようなものを立ち上げて、価値を検討しろって向こうが言っているんです。それを、結構多くの方は知っているんですよ。そういうことです。だから、前期の上畠議員はそこをつかんだから、ああいう一般質問の仕方をしているんですよ。彼の言っていることは間違っていなかった。ああやって一般質問でやるんだから、ちゃんと裏をとってやっているんだろうなって私は思いながら調べました。そういうものが出てきました。本人のところに行きました。それ、やっています。文化庁に、市役所に来て議会からもどういう価値があるのか聞きたいから説明をしてくれるように要請かけるから来てもらうようにしてくれと言ったら、それをやりますって言いましたよ。2回ほど議会としては、議長名で要請をかけています、来てくれと。それは前例がないからと言って来なかったですよ。都合が悪いからでしょう。文化庁が、高い文化財的価値があるって報告しちゃったから、来られない。議会に来たって、まともに話ができないからでしょう。どういう価値があるんですかと言えないと。だから鎌倉に専門委員会をつくらせて、価値があるというふうなことやらせるから、強気になってきちゃったんだという。
もともとは、文化庁の記念物課が調査員、誰が送ったかわかりませんけど。その方が帰ってきて、記念物課長が、当時の文部科学大臣政務官に高い文化財的価値があると報告しているんですよ。その後日に市のほうに、何て言ったか知らないですよ、何とかしろという電話だと思うんですよ。何を考えているのという、鎌倉市、あそこは価値があるよという内容でしょう、どうせ。だから専門委員会を立ち上げて検討しようって話になっちゃったんでしょう。それ、皆知っているんですよ。文化財専門委員になった方も、文化庁の見解だって、みんな知っていたと思いますよ。そういう方々が集まって、箇所の検討するんですから。ないとは言わないですよね。私はそう思っている。
だから、ここに書いてあることというのは間違っていないですよ、私からすれば。全然間違っていないんですよ。地元代議士のSNSで文化庁より高い文化財的価値があるという見解が出され、工事が中止。中止しましたよ、県の許可とかがまだとりきれていないことがわかって。じゃあ、その後、何で動かないんですか。県から許可がおりたじゃないですか。じゃあ、何で工事をやらないんですか。ここがあるからですよ。何でこんなに長くかかるんですか。こんなことを解明するのに。
だから、そういう指摘が、見解、指摘があったからこそ、こうやってもめちゃっているんでしょう、議会が。だから、誤った見解を持っていらっしゃる方もいらっしゃるので。そっちが間違っているんだという話なんだけれども、それに右往左往させられているここの住民たちとか、周りの方々が不幸ですよ。4月で4年になっちゃうんですから。
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○松中 委員 これ、そのとおりなんですよ。この代議士が動く前に、円覚寺の管理計画を世界遺産のためにもつくったんだと思うんですよ。そのときに円覚寺の関係者もいるけど、文化庁の人も入っているんですよ。その結果、要するに、道路のほうが危ないからというので動いたんだけど、この後の話は文化庁がおかしくしているんですよ。ただ、正式な手続をとって、その管理計画の中の文化庁も入っていたかもしれないけれどもといった話もあって、してくるんならわかるけど。文化庁も入っているんですよ。円覚寺の管理計画をそうそうたる人が入って、やっているんですよ。それが、単独に文化庁が動く形をとっちゃって、だから混乱のもとになったんだと思いますよ。あのとき、相当な人たち、それなりの人たちが入って要するに文化庁も入っているんですよ。そういう、自分のやってきたことをひっくり返すようなことをおっしゃるんだけど、この辺のことはどう整理していくかちょっとわからないけれど、たまたまこのことを言われちゃったからなんだろうと思ったら、文化庁が入っているんですよ。この円覚寺の管理計画には。保存管理計画の中にちゃんと。だから、あそこは史跡から外れているはずですよ。もし、あれだったら、そのメンバー、もらってくださいよ、私の言ったことを確認するために。円覚寺の管理計画に参加した人のリストが出ていますから。
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○大石 委員 私、今、時系列をしゃべったけど、どこか間違っていますか。時系列は間違っていますか。
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○文化財課担当課長 経緯につきましては、平成28年4月にこの工事の計画が進んでいるときに文化庁に報告をいたしまして、その時点で尾根の文化財的価値については第三者による委員会で検証するようにというような指導がございました。その時点では、第三者委員会ということだったんですけれども、市にそういったものを扱う文化財専門委員会ございますので、それに外部の有識者を招いて、文化財的価値については協議するというような場を設けるということで進んできたものでございます。
そういった一連の指導がある中で、尾根の価値について具体的に強調されるようになりまして、平成28年5月当時の主任調査官が現地視察をいたしまして、そのときには口頭ではございますけれども、尾根には文化財的な価値があるので、改めて専門家の委員会で検討しなさいと。また文化庁としても、ここの尾根については文化的価値があるというスタンスをとるという発言があったものでございます。
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○大石 委員 今の答弁で言えば、文化庁は文化財的価値があると。だから鎌倉市も検証しなさいという流れですよね。だから、そういう話をみんなが、ほかも多くの議員は知っている。地権者のほうも知っている。だからどういう価値があるのかということを文化庁に聞きたいということですよね。違いますか。
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○文化財課担当課長 そのような流れというふうに認識しております。
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○大石 委員 だから、文化庁がどういう歴史的価値なのか、文化財的価値なのかわからないけれども、あると思っていると。役所のほうも調査、専門委員会を立ち上げろって言ったぐらいなのだから。だから、そもそも文化庁の見解を聞いて地権者は判断したいと言っているわけですよね。何もおかしい話じゃないですよね。言った上の方、またその言ってくる前に政務官と言われる方に報告しているんですから。文化財的価値があるって、高い価値があるって。じゃあ市役所はに連絡入れてくれという流れが、ちゃんとツイッターに言葉で書いてあるんですよ。だとしたら、勘違いも何もない。そこをちゃんと前提において、この問題を片づけていかなきゃいけないじゃないですか。私はそう思うんですけど、いかがでしょうか。
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○文化財課担当課長 そのような地権者の要望がございましたので、このたび、文化庁の調査官をお呼びして説明と意見交換を行ったものでございます。
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○大石 委員 2月6日にいらっしゃると。地権者は呼ばれているという話も知っています。だから、前回の議会も2回ほど、過去に要請しているんだから議会のほうにも来てくれませんかって部長にお願いしてもらえませんかねって、私は個々の話ですけど、文化財部長にもお願いしたんですけど。今回は地権者との話し合いですからということで、それは理解しましたけどね。
文化庁の判断で、これだけ混乱を招いているんですよ。4年間も通行どめをしなきゃいけないような状態になっているんですよ。だから、今回とめたお金は鎌倉市2億円くらい、ここに書いてあるけど、かかっている。だけど、工事費くらい国が見るべきじゃないのって中村委員も過去の委員会で言っていましたけれど、これだけ御迷惑をかけていて、国がこれを、その保存手法だったら国も了解してやるなんて上の立場じゃなくて、あなたがたがやりなさいよという気持ちが込められていると思いますよ。そういうところがオープンにならない中で、例えば鎌倉市が価値を認めたから、鎌倉市で判断してきなさいというところで、スムーズに話を聞かない。そういう状態つくり上げているんじゃないですか。4年ですよ、あそこ通行どめされた、生活道路をとめられた住民の皆さんが大変ですよ。一番基本となるところはすっきりしましたので、これで質問終わりますけれども、文化庁は間違ったことを僕はやったと思います。
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○武野 委員 追加質問させていただきます。そもそも文化庁は、そこが価値があるという決定する権限はないと思うんですよね。権限はない。それはそういうふうになっています。それで、さっきの陳情、どうも何とも事実誤認があってという、文化庁のこともあってと言ったのは、まさにそこの部分なんです。
それで、一体誰がそこに価値があると決めたのかということは、既に12月定例会の中で答弁されていますよね。文化庁が決めたのではないと決定したのは。誰かがこういうふうに言ったとか、こういうことを言っていると、SNSの話もありましたけれども、そういうことを根拠にして話をしたら、事実がどんどんわけわからないほうに行っちゃうんですね。当人たちの議事録なり、文化庁が何を喋ったか、そのときに価値があるからそういうふうに決めなさいよと、価値があるという形で文化財的に指定をしなさいよとか、そういうことではなかったんじゃないかと思います。一つ質問です。
検証したらどうですかということなんですよ。裏を返せば検証した結果は価値がないってなったら、いいんですよ、価値がないという結論も堂々と言ってもらって。という話じゃないでしょうか。価値がないと出されてはならぬと、文化庁が、一生懸命価値があるって、何か細工をしていたということでもあるのでしょうか。私は、そうやって考えられないと思います。
ある意味、文化庁が見て、これはという直感か何かかもしれないけれども、そういうふうになったというのは、鎌倉市にとっては不幸中の幸いだったって、どうして受けとめないんですか。結果、価値がなかったってなったら、皆さん納得しますよ。でも、ここでストップかけてくださったというふうに、どうして思えないんでしょうか。そのおかげで、もしかして、これがその円覚寺の境界を示す重要な尾根だったと、後からでもそういう文化財、松中委員がおっしゃったように、当時はそうだったかもしれない。では、その後から認定するということはまかりならぬことなんでしょうか。二つ目の質問です。
後から認定するということが、この世の中に一度もないんでしょうか。あるんじゃないかと思うんです。そういう方向に今認定できるかどうか、文化財専門委員会で一生懸命やって結論を出したのは、それを受けて鎌倉市が決めたというのは、これは去年の12月定例会だったかで、ちゃんと議事録にも残っていることなんです。文化庁が声をかけてくれたおかげで、ストップがかかったんですよ。だから文化庁がストップをしたんじゃないんですよ。と思いますが、そこをはっきりさせていただきたいと思います。
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○文化財課担当課長 まず、一つ目の経緯についてでございますけれども、そのように文化庁から指摘、指導がございまして、そういった国からの指導を重く受けとめまして、市で外部有識者を2名招いて文化財専門委員会を開催いたしまして、当該尾根の文化財的価値について審議、協議していきまして、文化財的価値があると。壊されてはいても円覚寺境内図に書かれている尾根であるということで、文化財的価値があるということになりましたので、市の教育委員会といたしましても、それで史跡の追加指定を目指すべきであるという結論を得ましたので、それに基づいて市の教育委員会でも対応を進めているところでございます。
もう一つの、後から言っていた史跡を追加指定ということでございますけれども、これは新たな価値が発見されたりとか、そういう場合で追加指定ということはあることでございます。
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○松中 委員 こういう議論は建設常任委員会でやるんじゃない、教育こどもみらい常任委員会のほうで扱わないからこうなっちゃうんですよ。ちゃんとそこはきちんと分けないといけないんですよ。そこまで建設常任委員会が突っ込んでいっちゃったら、何のために議会が委員会の権威を持って、おのおのが取り組むのか。そうじゃなかったら、突っ込むところを徹底的に突っ込むのはここじゃないでしょう。何でも全部、交通の問題であろうと何であろうと全部、建設常任委員会で、ほかの担当委員会以上のことをやっちゃうわけですよ。我々が扱うのは、そこが安全か安全じゃないか、安全に通行できるか、できないかですよ。その待ったをかけるかどうかを、文化財として、そういう視点で見るんだったら、本来的にはここじゃないんですよ。
それから、地権者が最初のときには了解しているけど、今度は史跡だって言って、そんなに重要だったらすぐ史跡指定して、要するに、工事やっていいとか何かじゃなくて、すぐ史跡指定するだけのことをやってこなきゃいけないんですよ、それだったら。それから持ってきてくれって言うんですよ。何かつくってから、後から後づけみたいになるじゃないですか。そんなに大事だったら文化庁は史跡に絶対すると、お金幾らかけても史跡にするってぐらいのことやって、それからの問題ですよ。史跡も指定していないじゃないですか。その議論をここで、文化財じゃなくて建設常任委員会でやること自体がおかしいんですよ。そういうことですよ。それじゃなかったら、部長でも教育長でも呼んで、もっと。課長レベルの話じゃないですよ。下手すれば、代議士だって参考人で呼んだっていいんですよ。どういうつもりでこういうことをしたんだって。建設常任委員会で何でもやっていいというなら、僕がはっきり言うから、呼んだほうがいいですよ。
だけど、とりあえず鎌倉市は、扱う委員会が四つに分かれているじゃないですか。そこまで突っ込んだ議論は教育こどもみらい常任委員会でやっていないなんて言ったら、議会は何のためにあるんだってなるじゃないですか。それははっきり言っておきますよ。それが混乱のもとなんですよ。
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○池田 委員長 暫時休憩いたします。
(17時54分休憩 17時57分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
ほかに御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
今、番外から質疑を求められておりますけれども、許可してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
保坂議員の発言を許可いたします。
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○保坂 議員 きょう報告がありました、この北鎌倉隧道安全対策検討業務委託の報告書の中で示された3案について、私は3案が示されたということは大変大きなことで、今後に向けてというところも含めて、1点だけ確認をさせていただきたいと思います。
こちらは、平成29年3月に示された3案、これをもとに、地質ですとか、測量ですとか、そういった調査をした上で、さらに詳しいものをということで、今回示されているわけですけれども、これが平成29年3月のときとは、3案という意味では同じなんですけれども、かなり違っている部分があると思います。
特に1番は、違っていると言えるかどうかわからないんですけれども、こちらの隧道の保全を求めているの住民の方にとっては、非常に大きな関心点であります、素掘り部分。このトンネルの素掘り部分というものは、今示された三つ共通で、一旦は、これはそのまま素掘りのまま工事をしてしまうと壊れてしまう、崩壊する危険性があるということになったので、これは一旦はこの断面を閉じてしまって、その上で吹きつけコンクリートプラスということで、工事を進めるということで、要するに、素掘り部分はないということと、また確認しなければいけないというのが、今回、不安定土塊及びゆるみ土塊ということが明確に把握されたところを受けて、それは除去すると。そして、また、この斜面についても角度の調整があるということで、伺いたいのが、その素掘り部分のところについてはあるんですけれども、要するに、尾根の部分についても変更があるわけですよね。変更というか、現状を変えるということがあると思うんですけれども、これについて、文化財の保全、景観への影響ということについては、文化財的価値の保全方針と整合するというふうにまとめられています。このことを2月6日に、文化庁の文化財調査官の方がいらしたときに、その確認がされているということなんですね。というのを1点伺いたいです。
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○道路課担当課長 今、御質問ありましたとおり、2月6日に御説明をして、最終的には尾根に文化財的価値があるということで、尾根を守る工法としてこういう工法でしかないよねということで御理解いただいております。
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○保坂 議員 でも、今の御説明だと、尾根を守るということにはなるというように理解されたということなんですけれども、尾根の形状、その素掘り部分のトンネル部分だけではなく、尾根の部分の形状の変更もあるということだと思いますけど、それを今確認しましたが、それがそうであっても、文化庁の担当課の方はこれで保全がされるというふうな判断を示したということなわけですね。
もう1点だけ、この3案について、これからこの中から選んでいくというのは、どこにおいて決定をするのかということをもう一つ伺って、終わりにします。
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○道路課担当課長 本議会に報告した後、関係地権者のほうに御説明をして、その後市民等を対象にした意見を聞く会を開催しようと考えております。その中で、地権者の方と、それから市民の方にいただいた意見をもとに、最終的に市のほうで1案に絞り込むという流れで考えております。
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○池田 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
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○大石 委員 この資料が、A3で裏表で43ページという、この資料は委員会が始まったときに机に置いてあるというような感じで、報告受けるにしても読み込めないものですから、でき上がったのが1月31日となっているわけだから、もう少し早く委員にお渡しいただければありがたかったかなという要望を一つしておきます。
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○池田 委員長 それでは報告事項と陳情に対して、1件ずつ諮っていきたいと思います。
まず、報告事項につきまして、了承と確認してよろしいでしょうか。
(「聞きおく」の声あり)
多数了承ということで確認いたします。
続きまして、陳情第39号について、委員間討議の有無ですが、御発議はございますか。
(「なし」の声あり)
なしということで確認いたします。
陳情第39号につきまして、意見開陳、取り扱いの協議に移りたいと思います。
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○中村 委員 これは何回か、同趣旨の請願陳情を採択していますので、結論を出すべきだと思います。
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○大石 委員 同じく結論を出すべきだと思います。
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○松中 委員 結論を出してください。
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○武野 委員 この中に書かれたものを、書かれている老朽対策ということとか、事実誤認の部分も結構ちりばめられていて、どうなのかなというのもありまして、思いは同じです。安全に早く通してほしいという点もありますが、こういう文章を読み込むと疑問点もあるので、継続でお願いします。
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○志田 副委員長 今、国とか鎌倉市、それから地権者の方々が話し合いの機会が生まれて、一定の好循環が生まれている中で、4年間通行どめになっているということを考えますと、陳情の要旨を酌み取って結論を出すべきだと思います。
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○池田 委員長 そうしますと、結論を出すを主張された委員が4名、継続審査を主張された委員が1名ですが、継続審査を主張した武野委員は取り扱いについてどういたしましょうか。
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○武野 委員 採決に加わります。
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○池田 委員長 これより採決に入ります。陳情第39号について、採択することに御賛成の方の挙手をお願いいたします。
(多 数 挙 手)
多数の挙手によりまして、陳情第39号は採択されました。
職員退室のため、暫時休憩いたします。
(18時06分休憩 18時07分再開)
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○池田 委員長 再開いたします。
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○池田 委員長 日程第16その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局からお願いいたします。
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○事務局 さきの12月定例会において閉会中継続審査と確認した24件の取り扱いについて御協議、御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 引き続き、継続審査とすることを確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
続きまして、事務局のほうからお願いいたします。
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○事務局 ただいま御確認いただきました24件に、本日継続審査となりました陳情第41号、1件を加えた計25件を最終本会議において、閉会中継続審査要求することでよろしいか、御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 最終的に25件ということで継続審査要求するということで確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○池田 委員長 日程第16その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局からお願いいたします。
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○事務局 次回委員会の開催でございます。3月6日(水)、午前10時から、議会第2委員会室でよろしいか御確認をお願いいたします。
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○池田 委員長 確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
以上をもちまして、建設常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成31年2月27日
建設常任委員長
委 員
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