○議事日程
平成31年 2月26日観光厚生常任委員会
観光厚生常任委員会会議録
〇日時
平成31年2月26日(火) 9時30分開会 15時55分閉会(会議時間 3時間58分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
吉岡委員長、森副委員長、千、西岡、日向、久坂の各委員
〇理事者側出席者
比留間共創計画部長、廣川(智)共創計画部次長兼企画計画課長、藤田文化人権課担当課長、奈須市民生活部長、熊澤市民生活部次長兼地域のつながり課長、廣川(正)市民生活部次長兼観光課長、小柳出市民生活部次長兼市民課長、曽根腰越支所長兼地域のつながり課長、中野(達)大船支所長兼地域のつながり課長、今井玉縄支所長兼地域のつながり課長、伊藤商工課長、茂木農水課長兼農業委員会事務局長、内海(正)健康福祉部長、大澤健康福祉部次長兼福祉総務課長、田中(良)健康福祉部次長兼福祉事務所長兼地域共生課長兼障害福祉課担当課長、鷲尾地域共生課担当課長、内藤(克)地域共生課担当課長、矢部生活福祉課長兼地域共生課長、菊池高齢者いきいき課担当課長兼地域共生課長、中野(さ)高齢者いきいき課担当課長兼地域共生課長、濱本障害福祉課担当課長、石黒市民健康課長、森(啓)保険年金課長、江口スポーツ課長、石井環境部長、植地環境部次長兼環境政策課長、高橋(謙)環境部次長兼ごみ減量対策課担当課長、内海(春)ごみ減量対策課担当課長、谷川(克)環境施設課担当課長、脇環境施設課担当課長、丸山環境保全課長、朴澤環境センター担当課長、二階堂環境センター担当課長、高橋(勇)環境センター担当課長
〇議会事務局出席者
大隅局長、窪田担当書記
〇本日審査した案件
1 議案第105号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の制定について
2 議案第106号鎌倉市商工業振興計画推進委員会条例の制定について
3 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部及び農業委員会所管部分
4 議案第89号鎌倉市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
5 報告事項
(1)鎌倉市地域福祉計画について
6 議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定について
7 議案第108号鎌倉市共生社会の実現を目指す条例の制定について
8 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分
9 議案第102号平成31年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算
10 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分
11 議案第100号平成31年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算
12 議案第103号平成31年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算
13 報告事項
(1)鎌倉市新ごみ焼却施設建設の進捗状況及び生ごみ資源化等について
(2)鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)廃止後の状況について
14 議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分
15 その他
(1)継続審査案件について
(2)次回委員会の開催について
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○吉岡 委員長 それでは、観光厚生常任委員会を開会いたします。
まず初めに、会議録署名委員の指名をいたします。委員会条例第24条第1項の規定によりまして、日向慎吾委員にお願いいたします。
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○吉岡 委員長 それでは、お手元に審査日程をお配りしております。
まず最初に予算関係議案の審査につきましては、本日の審査中、予算関係議案の審査に当たっては、付託先の予算特別委員会に各会派から委員を選出されていることを考慮いただきまして、効率的な委員会運営に御協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
それでは、日程の確認で何かございますか。まずは事務局から。
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○事務局 平成31年度の事業のうち、小児医療助成事業、未熟児療育医療事業、ひとり親家庭等医療助成事業につきましては、所管課が保険年金課からこども相談課に変更になります。本日、新年度予算の予備審査を行いますが、健康福祉部の説明には当該予算の説明はございませんので、御留意いただきたいと思います。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、任意提出資料のことにつきまして、事務局からお願いします。
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○事務局 日程第13報告事項(1)鎌倉市新ごみ焼却施設建設の進捗状況及び生ごみ資源化等について、に関しまして、昨日環境部から任意で資料が提出されましたので、会議システムに配信しておりますので、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、一括議題につきまして、日程第5報告事項(1)鎌倉市地域福祉計画について、日程第6議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定につきましては、関連する議題であることから、一括議題とし、報告及び説明の聴取並びに質疑を一括して行った後、報告については了承かどうかを確認し、議案については、予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認していきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
日程に関して御意見ありますか。
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○千 委員 (代読)日程第7議案第108号鎌倉市共生社会の実現を目指す条例の制定について、関係課として、共創計画部長及び人権について担当する文化人権課担当課長の出席を求めたいと思います。
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○吉岡 委員長 所管外職員の出席についての御要望ですが、出席することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、事務局から確認願います。
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○事務局 ただいまお話のありました関係課職員の入室につきましては、可能かどうか確認をしました上で、後ほど御報告いたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、市民生活部です。執行部の皆様におかれましては、常任委員会において発言される際は挙手をして委員長と言い、委員長の許可を得た上で発言することとされておりますが、十分御注意くださいますようお願いいたします。
また、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
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○奈須 市民生活部長 本日、深沢支所、下平支所長が病気のため欠席しておりますことを御報告いたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第1「議案第105号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○廣川[正] 市民生活部次長 日程第1議案第105号鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の制定について、説明いたします。
議案集その2、48ページをごらんください。
本件は、本市の公共の場所におけるマナーの向上による良好な環境の保全及び市民等の快適な生活環境の保持を目的とし、誰もが「住んでよかった、訪れてよかった」と思える成熟した観光都市の実現を図るため、基本理念、市、市民、事業者及び滞在者等の責務及び迷惑行為等を定めるため、鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例を制定しようとするものです。
資料として条例解説(案)を添付しております。
それでは、提案経過及び条例案の内容について説明いたします。
本市では、平成26年市議会2月定例会において、トレイルラン規制の条例化についての陳情採択後、ハイキング愛好団体、トレイルラン愛好団体と協議、意見交換を重ね、トレイルラン愛好団体の自主ルール遵守状況も確認した上で、ハイキングコースにおける禁止や規制を前提とした条例案を検討してきました。
しかしながら、ハイキングコースでの禁止や規制を行う条例の制定は、そのエリアが広範囲であり監視が困難であることや、条例制定に当たっては土地所有者への通知が必要となり、その特定に費用と時間がかかることから、特定の場所を対象とするのではなく、行為に着目したハイキングコースを含む市内全域の観光施策に適用するマナーを促す条例を制定することとしました。
これに伴い、(仮称)鎌倉市観光等マナーの向上に関する条例素案を作成し、鎌倉市意見公募手続条例に基づき広く市民等から意見を募集しました。
意見募集に当たり、ホームページへの掲載のほか、「広報かまくら」12月15日号への掲載、陳情提出団体、トレイルランニング関係団体、鎌倉商工会議所、商店街連合会代表、神奈川県五地区イベント商業共同組合代表、鎌倉市公園協会、社寺関係者に対して直接説明を行いました。また、市内の各商店会長に対しても個別にパブリックコメントの募集案内を送付し、広く意見を募集することに努めました。
意見募集は平成30年12月10日月曜日から平成31年1月10日木曜日まで実施し、意見提出件数は31件でした。
条例制定に対して肯定的な意見と判断できるものは7件であり、肯定、否定の判断ができないものは24件でした。条例制定に対して否定的な御意見はありませんでした。
パブリックコメントの市内外の内訳ですが、市内18件、市外13件という状況であり、半数以上が市内からの御意見でした。
また、提出者の属性については、ハイキング愛好者、トレイルラン愛好者、マウンテンバイク愛好者、事業者、商店会の方々でした。
御意見の主なものとしては、禁止、規制及び罰則規定を求めるもの、マウンテンバイクやトレイルラン愛好者から、他者に危害を及ぼすような乗り入れの具体例の条文化を希望するものや、走りながら歩行者を追い越すことを迷惑行為として条例で掲げることにより、走ることそのものを注意されることを懸念するものなどがありました。
パブリックコメントでいただいた意見のうち、条文に反映すべき内容と考えられるものについては、法制担当と相談の上、条例(案)に反映させています。
反映内容としては、条例名称及び迷惑行為の中の表現で、「舗装されていない山道」を「山道」と見直しいたしました。
条例(案)をごらんください。
条例名については、観光以外のスポーツ、ハイキング等の目的で本市を訪れた方々にも遵守していただきたいマナーを規定しようとするため、パブリックコメント開始時の条例案では「鎌倉市観光等マナーの向上に関する条例」という名称としていましたが、パブリックコメントでも「観光等」の等に違和感を感じるという御意見もいただいており、観光客を含む滞在者、市民及び事業者に対して公共の場所において遵守いただきたいマナーの呼びかけを行うことから、「公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」といたしました。
第1条「目的」では、市、市民、事業者及び滞在者等が、公共の場所におけるマナーの向上を通じて、市内における良好な環境の保全及び快適な生活環境を保持することを定めます。
第2条「定義」では、「市民」「事業者」「滞在者等」「公共の場所」「迷惑行為」についての定義を規定します。このうち「滞在者等」に観光旅行者が含まれています。また、迷惑行為については別表で規定することとしています。
第3条では、「基本理念」として、第3期観光基本計画の中でも掲げている「住んでよかった、訪れてよかった」と思われる成熟した観光都市となるため、市、市民、事業者及び滞在者等が公共の場所におけるマナーの向上に努めることを規定しています。
第4条から第6条では、市、市民及び滞在者等並びに事業者の責務について規定しています。
市の責務としては、迷惑行為の未然防止に努めること、マナーの向上を推進するため、意識啓発や周知啓発のための施策実施を掲げています。
市民及び滞在者等の責務としては、迷惑行為を行わないよう努めること、市が行うマナーの向上に関する周知啓発のための施策に協力することを掲げています。
なお、公共の場所における迷惑行為のうち他の法令の規定により禁止されている行為は、この条例における迷惑行為から除くものとしています。
他の法令で禁止されている行為とは、例えば、道路交通法では、道路において交通の妨害となるような方法で立ちどまっていることが禁止されており、このことについては、本条例中、別表に定める迷惑行為1(1)に該当しています。法律で禁止されている行為であることから、行わないように努めるものではなく、やってはいけない行為であるため、行わないように努める行為から他の法令の規定により禁止されている行為を除くこととしています。
別表に記載している迷惑行為についてですが、このうち特にハイキングコースにおける迷惑行為を想定しているものとして、土地所有者や管理者その他の許可の権限を有する者の許可なく、「むやみに竹木を伐採し、若しくは植物を採取し、又はこれらを傷つけること」、「草木その他の燃焼のおそれのある物の付近で火気を使用すること」、「誤った情報を表示し、又は他者の通行に支障を及ぼすような看板を設置すること」、「走りながら歩行者を追い越し、若しくはすれ違いを行うこと、又は競技会等を開催すること」、土地所有者や管理者の許可の有無に関係なく「自転車、バイク等の車両で歩行者に危害を及ぼすような乗り入れを行うこと」を挙げています。
これらは、陳情採択後の関係団体との調整結果を踏まえて規定した内容です。
また、ハイキングコースを含む公共の場所全体におけるマナーについて呼びかけるものであることから、「車両の通行の妨げになるような方法で撮影を行うこと」、「線路のそば等危険な場所で撮影を行うこと」、「狭い場所や混雑した場所で、歩行しながら飲食を行う等他者の衣類を汚す恐れのある行為をすること」についても、迷惑行為として規定しています。
なお、この条例の施行期日は平成31年4月1日からとします。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 ただいまの説明に御質疑ございませんか。
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○日向 委員 陳情からの、ハイキングコースというところから全体にやってということで条例案をつくっていただきまして、ありがとうございます。
いただいた資料の中の解説の中の4ページのところで、1の(6)のところ、「誤った情報を表示する看板とは」というのがあるんですけれども、現在そういった看板があるからこういった規制をしようとしているのか、どういったことなんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 ハイキングコース等でよく見られる状況ではあるんですが、例えば団体で、自分たちでコースを設定して、その中を回るというようなコースがございます。そのために、こちらのほうが近道的な案内をするですとか、そういった看板が露見されます。このようなことを、すぐに撤去していただければ問題はないんですが、残していってしまうような行為がございますので、このようなことを想定しているという状況ではございます。
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○日向 委員 そうしますと、一応市の把握している中では幾つかそういった看板があって、これが制定されることによって、そういう看板に対しての除去というか、取り除くとか、そういったことができるようになるということですか。それはどういった形になるんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 いきなりそこの部分に行って除去できるかというところは、ちょっと判断が分かれるところでございますが、注意喚起をして、この部分については以後しないようにというようなお話はできるのかなというふうには思っております。
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○日向 委員 その後に「また、通行に支障を及ぼすような看板については、例えば、歩道に土地所有者や管理者の許可なく設置された看板を想定しています」という解説があるんですけれども、公共の場は全体的なもののマナー条例ということなんですけれども、そうしますと、ハイキングコースにかかわらず、道路に例えばお店の看板が少しはみ出しているものとか、今までもそういったものはだめだとは思うんですけれども、そういったところも含めた形でこれは書かれているということでよろしいでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 今委員御指摘のとおりの内容でございます。
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○日向 委員 まだ時々そういったお店から出ているものもありますが、そういったときに、これも含めて注意できるようになるということですね。
あともう1点、これは前回のときも指摘があったかと思うんですけれども、最後の「歩行しながら飲食を行う等他者の衣類を汚損するおそれのある行為」というところがありますけれども、これは小町通りを想定するのかなと思うんですけれども、これは例えば食べ歩きというか、そこじゃなくて、少しテイクアウト的なものを出しているお店も幾つかあるかなと思うんですけれども、そういったところとのお話というか、そういったところに対してどういったことを協議をされてここに入れたんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 特に小町通りの商店街につきましては、事前に、こちらのパブリックコメントをする前に説明に上がらせていただきました。その中で、小町通り商店街としては、全員が全員賛成というわけではないという御意見もいただいております。ただ、問題意識を持っているということを既に思っていたところでございまして、ちょうど小町通りの商店街として何らかの形で食べ歩きの部分について注意喚起ができないかというアクションを起こそうというところでございました。
今回この説明に上がったときに、先ほど言ったとおり全部ではない、七、八割は賛成はいただけるんですが、二、三割はやはりどうしても売っているお店があるという状況の中では、もろ手を挙げて賛成というわけではないが、一定の注意喚起を行うということについては承諾をいただいているところでございます。
また、今後この条例制定がかなった後には、小町通り商店街等と共同して、このマナー条例の周知を一緒に行うというようなお話までさせていただいているという状況ではございます。
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○日向 委員 食べ歩きという言葉があるぐらいそういうものがまだまだあるかなとは思うんですけれども、なるべくそういったことはなくす方向で商店街のほうも考えられているということで、この条例も、このまま載せたまま市としてはやりたいということで考えたということですね。
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○森 副委員長 道路交通法みたいに罰則規定がないわけなので、結局、この条例が制定されたことによって、どのような効果、実効性というふうに考えていらっしゃるか、お聞かせいただけますか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 いずれも今回の部分につきまして、この条例については理念条例という形で上げさせていただいております。このため、強制的なものはもちろんございませんが、このような形で、鎌倉市としては一定の考え方を持っている、特にマナーについてはみんなで守って気持ちよく鎌倉市内で過ごしていこうという考え方を内外に示すことができるというふうに考えております。
これによって、例えば山道等であれば、こういう条例があるので、例えば自転車等の乗り入れについては注意してくださいというようなことの注意喚起ができるのではないかというふうに思っておるところでございますので、一足飛びに全部が禁止というわけではございませんので、すぐに条例を制定したことによって効果が上がるかというところは、なかなか一足飛びにはいかなというふうに思っておりますが、このようなことが鎌倉市内であるということで皆さんに周知することによって、マナーの向上につながっていくのではないかというふうに考えているところではございます。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第2「議案第106号鎌倉市商工業振興計画推進委員会条例の制定について」を議題といたします。原局から説明願います。
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○商工課長 日程第2議案第106号鎌倉市商工業振興計画推進委員会条例の制定について、説明いたします。
議案集その2、51ページをごらんください。
本市の商工業に関する施策を総合的かつ効果的に推進するための行政計画として、鎌倉市商工業振興計画を策定・推進するに当たり、その調査審議を行う鎌倉市商工業振興計画推進委員会を設置いたします。
本議案は、この推進委員会を地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置するため、鎌倉市商工業振興計画推進委員会条例を制定しようとするものです。
52ページをごらんください。
条例の主な内容について説明いたします。
第1条「趣旨及び設置」では、本市の商工業に関する施策を総合的かつ効果的に推進するため、計画の策定及び推進に関し調査審議を行う鎌倉市商工業振興計画推進委員会を設置することを規定いたします。
第2条「組織」では、委員会の委員の定数及び構成について規定いたします。
第3条「任期」では、委員の任期について規定いたします。
第4条「臨時委員」では、臨時委員の設置について規定いたします。
第5条「委任」では、規則への委任について規定いたします。
なお、施行期日は、平成31年4月1日といたします。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 ただいまの説明に御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見の有無を確認いたします。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第3「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部及び農業委員会所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○熊澤 市民生活部次長 日程第3議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち市民生活部所管部分の内容につきまして、説明をいたします。
平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は64ページを、平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は61ページから67ページをごらんください。
第10款総務費、第5項総務管理費、第35目支所費は1億9994万3000円で、腰越支所、深沢支所、大船支所、玉縄支所の管理運営事務に係る経費は、支所の運営や行政センターの維持管理に要する経費を計上いたしました。
予算説明書は68ページ、内容説明は80ページから81ページ、第57目市民活動推進費は1億3614万7000円で、80ページの自治会・町内会等支援事業に係る経費は、自治会・町内会が維持管理する公会堂等の建築改良工事費補助金などを、81ページの市民自治推進事業は、市民活動推進委員会委員報酬、市民活動センター指定管理料などを計上いたしました。
予算説明書は72ページ、内容説明は91ページから93ページ、第15項第5目戸籍住民基本台帳費は5億1918万6000円で、91ページの職員給与費は、市民課及び4支所の職員45人に要します人件費を、92ページから93ページにかけまして、戸籍・住基一般事務に係る経費は、住民基本台帳システム旧氏対応委託料などを計上いたしました。
予算説明書は74ページ、内容説明は94ページ、第10目住居表示整備費は199万9000円で、94ページの住居表示事業に係る経費は、街区案内板修繕料などを計上いたしました。
予算説明書は110ページ、内容説明は221ページから225ページ、第25款労働費、第5項第5目労働諸費は7892万1000円で、221ページの労働環境対策事業に係る経費は、就職対策ミニ講座等周知広告料などを、222ページの勤労者福利厚生事業に係る経費は、中央労働金庫預託金などを、223ページの勤労者福祉支援事業に係る経費は、湘南勤労者福祉サービスセンター運営事業費負担金を、224ページの技能振興事業に係る経費は、技能職団体連絡協議会補助金などを、225ページの職員給与費は、商工課勤労者福祉担当の職員2人に要します人件費を計上いたしました。
予算説明書は112ページ、内容説明は227ページ、第30款農林水産業費、第5項農業水産業費、第10目農業水産業総務費は6594万7000円で、職員給与費は、農水課農水担当と農業委員会事務局の職員8人に要します人件費を計上いたしました。
内容説明は228ページから232ページ、第15目農業水産業振興費は2716万4000円で、228ページの農業振興運営事業に係る経費は、土質調査業務委託料などを、229ページの市民農園事業に係る経費は、市民農園耕作指導報償費などを、230ページの水産業振興運営事業に係る経費は、鎌倉、腰越各漁業協同組合への事業費補助金などを、231ページの漁港施設管理事業に係る経費は、漁具保管修理施設屋根等修繕料などを、232ページの鎌倉地域漁港対策事業に係る経費は、漁業支援施設整備協議資料作成等支援業務委託料を計上いたしました。
予算説明書は114ページ、内容説明は233ページから234ページ、第35款第5項商工費、第5目商工総務費は5915万5000円で、233ページの商工運営事業に係る経費は、姉妹都市物産展設営等委託料などを、234ページの職員給与費は、共創計画部市民相談課消費生活担当と商工課商工担当の職員7人に要します人件費を計上いたしました。
内容説明は235ページから241ページ、第10目商工業振興費は5億6391万4000円で、235ページの中小企業支援事業に係る経費は、信用保証料補助金、中小企業融資預託金などを、236ページの商工会議所助成事業に係る経費は、中小企業経営支援事業補助金などを、237ページの商店街振興事業に係る経費は、商店街街路灯等維持管理費補助金などを、238ページから239ページにかけまして、商工業振興事業に係る経費は、鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会会場使用料、企業立地整備費等補助金などを、240ページの公衆浴場助成事業に係る経費は、公衆浴場設備整備費補助金を、241ページの伝統鎌倉彫振興事業に係る経費は、伝統鎌倉彫振興事業補助金などを計上いたしました。
予算説明書は118ページ、内容説明は243ページから244ページ、第40款第5項観光費、第5目観光総務費は6300万8000円で、243ページの観光運営事業に係る経費は、各種観光関連協議会への負担金などを、244ページの職員給与費は、観光課の職員6人に要します人件費を計上いたしました。
内容説明は245ページから249ページ、第10目観光振興費は1億5832万7000円で、245ページの観光振興事業に係る経費は、外国語版パンフレット作成業務委託料などを、246ページの観光案内所運営事業に係る経費は、観光案内所業務委託料などを、247ページの観光施設整備事業に係る経費は、公衆トイレ建設工事費等補助金などを、248ページの観光振興支援事業に係る経費は、主要観光行事安全対策負担金などを、249ページの観光協会支援事業に係る経費は、観光ホームページ運営負担金、鎌倉市観光協会運営費等補助金などを計上いたしました。
内容説明は250ページから251ページ、第15目海水浴場費は1億242万5000円で、海水浴場運営事業に係る経費は、海水浴場監視業務等委託料、バリアフリービーチ対応要員委託料などを計上いたしました。
以上で、市民生活部所管部分の説明を終わります。
農業委員会所管部分につきましては、引き続き農業委員会事務局長から説明をいたします。
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○農業委員会事務局長 続きまして、農業委員会所管部分について説明いたします。
予算説明書は112ページ、内容説明は226ページ、第30款農林水産業費、第5項農業水産業費、第5目農業委員会費は1481万4000円で、農業委員会事務に係る経費は、農業委員会委員の報酬など農業委員会の開催・運営に係る経費を計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 ただいまの説明に御質疑ございませんか。
千委員の質問の聞き取りのため暫時休憩いたします。
(10時02分休憩 10時08分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)バリアフリービーチのボートを使う利用者はどのくらいを見込んでいるのですか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 今回のバリアフリービーチのたてつけでございますが、既に各海水浴場の開設期間は、ことしも平成31年7月1日から8月31日までの62日間を予定しております。ここに既に置いてあります水陸両用の車椅子がございます。その車椅子に対して、来られた方に介助をするというような目的で2名の人員を予定しております。これにつきましては土日のみという形になりますが、来年度については2名の体制で、来られた方に対してお手伝いをさせていただくというような内容でございます。人数については、想定的にはまだ確認というか、検討している段階ではございます。
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○吉岡 委員長 千委員の再質問の聞き取りのため暫時休憩いたします。
(10時09分休憩 10時11分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○千 委員 (代読)どうやって周知をしていますか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 周知の方法ですが、現在のところ考えておりますのは、立て看板、それとホームページ、それからSNSでございます。特に観光課のツイッターにつきましては2万4000件のフォロワー数がございます。これにつきまして、海水浴場開設期間中には、旗の状況のお知らせということを毎日やっておるところでございますが、これにあわせてその内容についても周知させていただければというふうに思っているところでございます。
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○日向 委員 事項別明細書の231ページの漁港施設管理事業のところなんですけれども、投光器LED化、照明灯LED化修繕料ということで計上していただいておりますけれども、これは腰越漁港で、昨年台風の後にちょっと電気が切れたりして暗くなったというところがあったんですけれども、そういったところの改善というところでよろしいんでしょうか。
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○農水課長 腰越漁港の照明灯の改修につきましては、消えてしまったものについては今年度修理をいたしました。来年度予定しておりますのは、投光器と照明灯につきまして、消費電力が少なくなってコストの削減が見込まれるようなLEDの電球にかえていく修繕でございます。
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○日向 委員 漁港全体が少し暗くなってきたなというところがあったので、LED化ということで対応していただいて、ありがとうございます。
腰越漁港も、国道沿いというか、新しくできた、船が泊まっている奥のほうも少し暗いということを聞いたんですけれども、例えばそういったところに、新設じゃないですけれども、そういったLEDの明かりをつけるとか、そういったことは検討等はされていますか。それとも、このLED化によって全体的に明るくなって、しばらくはそういった形で進めるという形でよろしいんでしょうか。
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○農水課長 照明関係ですけれども、組合のほうとは直接お話をさせていただいておりませんで、特に組合のほうから要望は来ていないんですが、今回LED化することによって向きも若干調整できるような形になると思いますので、その辺は漁業者の方々と調整、話をして修正をしてまいりたいと思います。
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○日向 委員 次、249ページの観光協会支援事業のところなんですけれども、観光のウエブサイトの運営を連携するということなんですけれども、これは今まで市のほうでやっていたものと、観光協会がやられていたものを、別の形のサイトとして立ち上げて、運営自体を全て観光協会に任せる、そういった形でよろしいんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 今おっしゃられたとおりなんでございますが、今まで鎌倉市と観光協会の両方のホームページがございました。それぞれが情報発信を行っていたんですが、二重の部分が多々見受けられました。また、コンテンツの部分についても、行政側ができる範囲と観光協会ができる範囲が違ってまいります。行政側よりも協会のほうが範囲が広く情報発信ができる部分がございますので、このあたりも集中的にやるべきだろうということと、これを統合することによって集約が図れることによって、効率が図れるんではないかということで、今回統一化をさせていただくという運びにいたしました。
今後、ここの部分について、観光協会側のほうに運営のほうは全てお任せさせていただく予定ではございますが、ただ、いきなり私どものほうから渡して、はい、終わりというわけではございませんので、私どもの持っていたノウハウ等もございますので、これは丁寧に一緒に連携しながらやっていきたいというふうに思っているところではございます。
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○日向 委員 そうしますと、例えば今まで市のほうで発信していた情報というのを、観光協会側にこういったものを上げてくださいみたいな形で依頼して、観光協会の方がそこで上げる、流れとしてはそういうふうになるんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 4月1日からの開設を目指しておりますので、現在もう構築に入っているところでございます。もう最終段階に入っているところでございまして、どのような形で進めていくかというところも今現在協議しております。まさしく今おっしゃられたように、私どもから上げていただきたい情報の部分についてはお願いをするような形で、運営のほうを行っていきたいというふうに考えているところでございます。
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○日向 委員 より充実した形で、よりわかりやすくなる、一つに統一されるということですね。
予算の中に観光情報等発信業務負担金というのがあるんですけれども、これは別の245ページのところでは、ツイート事業等負担金というのもあって、ツイッターは今までどおり市のほうで上げてという形になるんですか。ちょっとその辺も、例えば一緒くたに全部渡すわけじゃなくて、ツイッターのほうは市は市で上げる、そこは分けてやられるということでよろしいんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 ツイッターのほうは、共同事業として発信をいたしまして、鎌倉のガイド協会のほうにお願いをしている内容でございます。これを情報をいただきまして、今現在私どもから発信をしているという内容で、もう一つ、観光協会のほうの観光情報等の発信業務というのは、今現在私どもで観光情報の嘱託員を1名雇っております。この方にも発信の内容について精査をしていただいているところでございますので、将来的には今後そのツイッターの内容につきましても協会のほうに持っていきたいというふうに考えているところではございます。
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○日向 委員 先ほど、ツイッターのフォロワー数が結構鎌倉市は多いということなので、いきなりアカウントを消すのもあれかなとは思うんですけれども、できればそういったところを含めて全部やっていただけるようになればいいなと思いましたので、ぜひよろしくお願いします。
あともう1点、250ページの海水浴場運営事業のところなんですけれども、海水浴場のごみ処理の委託料等が書かれているんですけれども、これは毎年美化財団のほうに依頼していると思うんですけれども、美化財団に別に払う部分がこれに入るんですか。それとも、何か特別な業者に今回は委託するんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 従前、環境部のほうで全てごみの部分については賄っていただいた状況ではございますが、海水浴場開設期間中の部分については、観光課のほうの所管の内容でございますので、ここの部分については観光課のほうで持ってくれというお話から、今回は、ごみの部分については海水浴場の開設期間中のみ私どものほうで賄うという内容でございます。
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○日向 委員 あとスポーツビーチ運営業務委託料というのがあるんですが、ことしはスポーツビーチというのは、昨年同様材木座のほうでというふうに考えられているんでしょうか。ちょっとそこを詳しくお願いします。
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○廣川[正] 市民生活部次長 平成30年度につきましては、材木座海水浴場でスポーツビーチを開設させていただきました。平成31年度につきましても、スポーツビーチについては、材木座海水浴場で開設をというふうに考えているところでございます。今後、将来的には場所の部分については検討しているところでございますが、平成31年度については材木座の海水浴場で行うという予定でございます。
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○日向 委員 あと、海水浴場の運営の中に含まれているのかなと思うんですけれども、海の家の営業時間というのは、組合のほうから少し延ばしたいとか、そういったところとか、ことしの平成31年度はどういうふうにされるのかというのを少しお伺いさせてください。
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○廣川[正] 市民生活部次長 現在検討中ではございますが、確かに海水浴場の組合のほうからは、営業時間、開設時間の延長については打診を受けているところではございます。ただ、私ども行政側としては、まだ早いのではないかなというような考え方を持っているところでございますので、今後も検討を続けながらいきたいというふうに思っているところではございます。
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○日向 委員 営業時間、さまざまあると思うんですけれども、その辺はいろいろ協議してやっていっていただきたいなと思います。
最後にします。海水浴場での飲酒については、平成30年度も、私も、ごみ箱等にいろいろ捨てられている空き缶があるなという印象はあったんですけれども、この周知なんですけれども、海に入る海水浴場のところの中で周知していただいているというのも大変ありがたいんですけれども、その前段階もすごく重要だなと思うんです。例えばお酒を買うであろうコンビニであるとか、駅前のそういうお酒を売っているようなところでのポスター等の掲示とか、そういったものは、買って海に来て飲めないとなっちゃうのもあれなんですけれども、その辺というのはどういった考えがあるんでしょうか。
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○廣川[正] 市民生活部次長 ポスターの掲示については、今委員がおっしゃられたとおり、有効な手段であるというふうに考えているとこでございまして、現在でも鎌倉駅から滑川の交差点の付近までの間にあるお店に関しましては、ポスターの掲示をお願いしている内容でございます。いずれも海水浴場の海浜においては飲めないというようなことを掲示しているところでございますので、平成31年度についても同様にやっていきたいというふうに思っております。
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○日向 委員 買う前の周知、コンビニ等もあると思いますし、さらにもっと手前のツイッターなり観光情報の中にも、かなり浸透してきているとは思うんですけれども、それでもまだいらっしゃるので、ぜひその辺もさらに注意してやっていただければなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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○森 副委員長 鎌倉地域漁港対策事業についてお伺いします。こちらの漁業支援施設整備協議資料の予算が計上されていますが、この資料というのはどのようなものなんでしょうか。
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○農水課長 平成31年度に予算要求させていただいている業務の内容につきましては、鎌倉地域の漁業支援施設整備に係ります地域及び住民等の合意形成を進めるために、説明会実施に向けた資料作成と説明会の運営業務をお願いする内容でございます。
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○森 副委員長 その上で、今後水産庁と協議を進めていくと思うんですけれども、今決まっているようなスケジュールで、こういう協議をこれから進めるというのが、もし決まっているものがありましたら教えていただけますか。
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○農水課長 水産庁との協議につきましては、平成30年度に委託業務で上げています上部利用の検討と、あと安全性の確認の報告が上がりましたら、4月、5月早々には水産庁のほうにまた協議をさせていただきたいと考えています。
また、平成30年度に条例を制定いたしまして、水産業振興計画の策定を現在進めている状況でございます。平成31年10月ぐらいに策定を予定しておりますので、今のところそちらが決まった計画でございます。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
市民生活部職員退室、健康福祉部職員入室のため、暫時休憩といたします。
(10時24分休憩 10時30分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
先ほどの千委員からの要望については、事務局どうですか。
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○事務局 先ほど千委員のほうからお話のありました関係職員の入室につきまして、確認がとれましたので、御報告いたします。
日程第7の前に、共創計画部長、共創計画部次長、文化人権課担当課長の3人が入室することを御報告いたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第4「議案第89号鎌倉市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明願います。
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○生活福祉課長 日程第4議案第89号鎌倉市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
議案集その1、37ページをごらんください。
平成30年6月27日に、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、災害弔慰金の支給等に関する法律等が改正されたことに伴い、災害援護資金の貸付利率及び保証人の必要性については条例で規定することとされたため、所要の改正を行おうとするものです。
改正内容について御説明いたします。
現行の条例では、災害援護資金の貸し付けを受けるに当たり必須としていた保証人について、これを改め、保証人を立てることができる旨を規定することとします。また、3%に固定していた災害援護資金の貸付利率について、保証人を立てる場合及び法に基づかない市独自の貸し付けの場合は無利子とし、保証人を立てない場合は1%とする旨を規定します。
さらに、現行の条例において、法及び政令に同趣旨の規定があるものについて、法及び政令からの引用により規定しようとするものです。
施行期日については公布の日からの施行としますが、保証人及び貸付利率に係る改正規定は、平成31年4月1日から施行することとします。
また、改正後の法及び政令の適用に倣い、経過措置を規定します。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ありませんか。
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○西岡 委員 対象はどうなっていますか。
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○生活福祉課長 災害援護資金の貸し付けの対象でございますけれども、まず対象の災害がございまして、豪雨、豪雪、洪水等の自然災害であって、県内において災害救助法が適用された市町村が1以上ある場合の災害が、災害弔慰金の支給等に関する法律で適用されている災害になります。その中で、貸し付けの対象者につきましては、対象災害により世帯主が負傷を負った、または住居、家財等に相当程度の被害を受けた世帯主が対象となっております。
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○西岡 委員 世帯主ということなんですけれども、この鎌倉市の条例の中には、具体的なものがわからないんですけれども、何かそれはこの条例に詳細がわかる要綱のようなものがあるんですか。
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○生活福祉課長 対象等につきましては、引用で法とか政令のほうを引用しているというところで、そこで対象を見ているというふうにしております。
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○西岡 委員 他市のを見たときに、その辺もしっかりとわかるような内容になっていますので、そこはきちんとすべきじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○生活福祉課長 確かに条例の規定で、一目でわからないというところもございますけれども、今後法律が改正されるごとに条例のところで改正をしていくというところもありますので、その改正漏れ等もしないように、法を引用するという形で条例を規定しております。
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○西岡 委員 それはあらゆることに言えることであって、これだけに言えることではないので、ちょっとお考えをいただきたいと思いますけれども、この災害の弔慰金の対象者の方がこの条例を見てわかる内容でなければ意味がないと思います。ですので、もう少し丁寧に、これは災害の弔意金の支給に関する条例ですから、何のためにこの条例を制定するのか、そこがわかっていればもう少し丁寧な内容になるかと思いますけれども、いかがですか。
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○生活福祉課長 確かに条例の規定ではわかりづらいところがありますので、市民の皆様にこの制度について確実に周知をさせていただいて、利用が漏れないようにさせていただきたいと考えております。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
委員間討議でございますが、委員間討議を要しないというふうに委員長は考えておりますが、委員間討議の御発議はございませんか。
(「なし」の声あり)
委員間討議はなしということにさせていただきます。
御意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
意見を打ち切ります。
それでは、採決に入ります。議案第89号鎌倉市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の方の挙手を願います。
(総 員 挙 手)
総員の挙手によりまして、議案第89号は原案可決されました。
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○吉岡 委員長 日程第5報告事項(1)「鎌倉市地域福祉計画について」、日程第6「議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定について」を一括議題といたします。原局から一括して報告及び説明をお願いいたします。
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○大澤 健康福祉部次長 日程第5及び日程第6につきまして、一括して報告、説明させていただきます。
日程第5報告事項(1)鎌倉市地域福祉計画について報告をいたします。
本件につきましては、この後の日程第6議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定についての説明に先立ちまして、同条例の制定に至る経過、これまでの鎌倉市の地域福祉計画等について、報告をさせていただくものでございます。
まず、地域福祉計画についてですが、地域福祉計画は、地域の助け合いによる福祉を推進するため、一人一人の尊厳を重んじ、人と人とのつながりを基本として、困ったときに助け合う「顔の見える関係づくり」、お互いを認め合い、支え合う「共に生きる社会づくり」を目指すための理念と仕組みをつくる計画でございます。
これまで本市においては、平成16年度の地域福祉計画策定を経て、平成18年度には地域福祉計画と健康増進計画を合わせた健康福祉プランを策定し、その後、健康福祉プランを解消した平成27年度からは、鎌倉市社会福祉協議会と合同で作成したかまくらささえあい福祉プランを地域福祉計画として位置づけてまいりました。
このような経過の中で、国においては、地域共生社会の実現に向けて、地域福祉計画策定のガイドラインを示すとともに、平成30年4月には社会福祉法を改正いたしました。
改正された社会福祉法では、資料のとおり、第107条において、市町村は、地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉その他の福祉に関し、共通して取り組むべき事項や、地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項等を一体的に定める計画として地域福祉計画を策定するよう努めるものとすると規定されました。
このような国の動向を受けまして、「かまくらささえあい福祉プラン」の策定と進行管理については、これまで市社会福祉協議会から委嘱された委員による推進委員会が行っていることから、現在改定作業中の「かまくらささえあい福祉プラン」については、市社会福祉協議会の活動計画としての位置づけとし、市の地域福祉計画については、改めて市の附属機関としての委員会を設置し、計画を策定することといたしました。
この附属機関の設置につきましては、この後、議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定についてで御審議いただきますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、日程第6議案第107号鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例の制定につきまして、説明をいたします。
議案集その2、53ページをごらんください。
地域福祉計画については、今説明したとおり、平成30年4月に社会福祉法が改正され、社会福祉法第107条により、市町村による地域福祉計画の策定が努力義務化されました。
このため、本市における地域福祉計画の策定及び推進に関し調査審議を行う鎌倉市地域福祉計画推進委員会を、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく附属機関として設置するため、鎌倉市地域福祉計画推進委員会条例を制定しようとするものです。
条例の具体的な内容について説明をいたします。
議案集の54ページをごらんください。
第1条では、委員会の趣旨及び設置について、第2条では、所掌事務を規定します。
第3条では組織について規定し、委員は10人以内をもって組織いたします。委員の構成は、学識経験者・有識者、公共的団体からの推薦者のほか、市民委員といたします。
第4条で規定する委員の任期につきましては、計画策定に1年、推進に2年携わっていただくことを想定し、3年以内としております。
第5条では、特別の事項を調査審議させるため臨時委員の設置を、第6条では、規則への委任について規定いたします。
今後のスケジュールですけれども、条例制定後、市民委員の公募を行い、推進委員会を設置いたします。委員会は年4回を予定しておりまして、パブリックコメントを経て、平成31年度末には計画策定を完了する予定で事務を進めてまいります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 一括して質疑を行います。御質疑ございませんか。
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○久坂 委員 鎌倉市においては以前から、地域福祉計画ですとか、今御説明ありました社会福祉協議会の「かまくらささえあい福祉プラン」もあったんですけれども、今般の法改正を受けて、いろんな影響というか、改正においてとりわけ市として重点的にやろうということが何となくあるのかなと、そこら辺は委員会を設置しないとわかりませんよということがあるかもしれないんですが、それについてお伺いします。
とりわけ住民の方が、受け手だけではなくて、その人たちもより支え合いというか、参加の機会を確保していくみたいなところもあったんですけれども、そこら辺のことの考え方ですとか、ちょっとお伺いできればと思います。
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○大澤 健康福祉部次長 今回の社会福祉法の改正及び私どもの地域福祉計画をつくるに当たって、今回の法律の中でも新しくつけ加えられた事項があります。先ほどの第107条の第1号のところに、地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉、その他の福祉に関して共通して取り組む事項、あと一番最後の5号に追加されている事項がありまして、今までは高齢者、障害者というような縦割りの中での支援という基本がありましたけれども、それだけではおさまり切らない、例えば昨今のひきこもりの話ですとか、80・50問題ですとか、いろいろなそういった複合的な課題などに対応できるような支援体制、地域住民の方の自助、互助の見守り、支え合いをどう市のほうがフォロー、支援していくのかというところが恐らく一番重きを置かれる形になろうかと思います。
今までも、当然ながら、見守り、支え合いというのは推進してきていますけれども、そういった市の支援の方法ですとかあり方というものを明確にしていく形になるかなと思っております。
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○久坂 委員 今の御説明ですと、制度のはざまにあって、何となく支援というのはもちろんやってくださったんですけれども、その構築が難しかったことが、この計画策定によってよりやりやすくなる、今そういう理解をいたしました。
そうしたら、組織とかも縦割りじゃなくて、計画を策定することによって、今までももちろん各部署間で連携をしてくださって各問題には当たってくれていたんだけれども、この計画を策定することによって、どこかが専門の部署として、連携して問題を引っ張るとか、そういうようなイメージなんですか。
そこら辺のところを教えていただきたいのと、地域共生社会の実現ですね、厚生労働省から出ているのは。今般、私、本市においても共生条例をやる中で、そこら辺のところの関係性とかもお伺いしたいと思います。
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○大澤 健康福祉部次長 この地域福祉計画策定後の地域福祉の推進体制ということがまず一つ目のお尋ねかと思います。
基本的に例えばこの計画も、市の総合計画があって、地域福祉計画があって、その下に今ある例えば高齢者保健福祉計画ですとか、障害者福祉計画とか、個別の計画が連なってくるというようなイメージになりますので、そういった意味では、それぞれの課題に対して、高齢者ですとか子供、あるいは障害に対する課題に対しては、それぞれの福祉計画の中で重点的にやっていただくことにはなると思います。
ただ、先ほど言ったように、いろんな複合的な課題とかが出てきた場合には、今回、次の議案に出しております共生条例の関係でも総合窓口というのをつくろうとして、今計画しておりますので、そういったところがまず市民の受け皿としての窓口になってくるのかなと思います。その後に、どういう課題があるかによって、例えば障害の担当と例えば市民健康の担当とか、その課題によって今までどおりという形になるかもしれませんけれども、関係部署が協議をしてその課題に当たっていくということになるのかなと思います。
あと地域共生条例と、あるいはこの計画の関係ですけれども、今言ったように計画自体は行政計画ですので、総合計画、地域福祉計画、個別計画、こういう縦になっていまして、共生条例というのはもっと広い意味のバックボーンと言ったらいいんでしょうか、そういう位置づけになりますので、当然ながら、共生条例の理念ですとか考え方というのをこの計画にも織り込んでいくことになりますし、という形にはなると思います。
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○久坂 委員 共生条例が大きく総合計画の中にもメーンとして入るという中で、今般の地域福祉計画があって、その下に各福祉計画があるということで、当然、この地域福祉計画が、今おっしゃってくださったように、各福祉計画を束ねる上位の計画というふうに一応提示されていたので、そうなるんだなというふうに思いました。
特に専門の窓口は設置されるんだけれども、専門の御担当というのは今のところ置く御予定がないということですね。わかりました。専門の窓口は置かないということだったんですが、当然、計画を立てる部署の福祉総務課においては、計画がきちんとやられるのかという進行管理はされていくということでよろしいですよね。
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○大澤 健康福祉部次長 そのとおりでございます。主管課というのは現時点では福祉総務課になりますので、私どもが、庁内関係各課にはさまざまなことで御協力いただく形になりますので、庁内の検討会を立ち上げて検討したり、そういうことも含めて事務局的な役割は私どもの福祉総務課になると思います。
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○久坂 委員 さっき申し上げた地域住民の方の参加を促すという観点からも、協働ですとか市民活動のところを、どういうふうに地域共生のところにより関心を持っていただくか。当然、従来から活動していただいている団体はあるんですけれども、そのほかに、より広範な市民の方に参加していただくというのが今回の地域福祉計画に求められている中で、そこら辺についてはどうお考えなのかということを伺います。
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○大澤 健康福祉部次長 地域福祉計画といいましても、いわゆる地域住民の方の地域コミュニティーとの関係も非常に密接だというふうには思っておりますので、これは私どもの市民生活部との連携というのも必要になってきますし、さまざま活動をやっていただいている市民活動団体の方との協働も当然必要になってきますし、もっと小さなところで言いますと、本当に向こう三軒両隣の優しい目といいますか、見守り、支え合いというものが今は希薄になっている部分がありますので、そういうところをどう醸成していくかというのが一番命題になっておりますので、そういうところをどうしていくのかということを啓発していくことも今回のミッションに一つなるかなと思っております。
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○久坂 委員 すごくわかりやすい御説明をいただいたんですけれども、済みません、地域コミュニティーというのがすごく、今人生100年と言われている中で、皆さんがいろんなところで働かなくちゃいけないとか、現役世代でいるという中で、地域の支え合いの人材、今まででしたら定年になって地域に入るよという人が多かったんですけれども、なかなかこれからはそういった方がちょっと期待できないかなと思っている中で、どうやって地域に入っていただくかですとか、地域に目を向けていただくというのはかなり難しい問題だと思っているんですけれども、御担当として何か思いを伺いたいと思います。
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○大澤 健康福祉部次長 ちょうど今おっしゃられた年ぐらいに、私の年がそういう年齢に近づいてまいりまして、私の経験から言いまして、なかなか地域の中に入っていっていないところがあります。
ただ、こういう仕事をしているせいでしょうか、近所の人間関係とか、周りの人も年をとっていく。今まで我々が若いときに、ちょうど今の我々ぐらいの年だった方が80歳ぐらいになっているというようなところを見ながら生活をしていって、ふだんは日常的に挨拶ぐらいであっても、例えば雪が降った日に雪かきができないんだったらちょっと手伝ってあげようかなとか、そういうちょっとしたことをみんなが思っていただけるような、そんなところでもいいんですよということを、まず一番小さいところを進めていくということがやっぱり一番の基本かなと。
その上には、地域を引っ張っていただいている例えば自治・町内会の方ですとか、あるいは職としては民生委員とかいらっしゃいますけれども、その以前の問題で、そこを助けるのが個々のそういった見守りだと思いますので、そういうところを少し何とかしていきたいなという気持ちはございます。
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○久坂 委員 今おっしゃってくださったことも含めて、ぜひ強力に進めていただくようにお願いいたします。
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○西岡 委員 今まで地域の社会福祉を担ってきてくださっているのが主に社会福祉協議会なんですけれども、この社会福祉協議会さんとの立ち位置とか関係性はどういうふうになってくるんでしょうか。
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○大澤 健康福祉部次長 市と協働で進めていく最も一番身近な組織というのは社会福祉協議会だと思っております。また、私どもが社会福祉協議会のほうに期待しているのは、我々は、法的にとか、いろんな手順を踏むということが必要になってくるところではない、もっと小まめに活動ができるようなところを社会福祉協議会のほうに担っていただけたらなというところがあります。
いずれにしても、社会福祉協議会と市というのは、地域福祉の推進の両輪という言い方をよくさせていただいていますけれども、今までも協働してやってきているんですけれども、今後もより綿密な関係をもって進めていきたいとは思っております。
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○西岡 委員 今、御説明をいただいたんですけれども、よくわからないんですね。これは、今まで地域福祉計画という形で、一緒にというか、社会福祉協議会さんがやってきた形を市が独自でやることになって、なおかつ、市の独自の動きというものが明確になってきているわけですから、ここのところで、今までの社会福祉協議会と市の行政の立ち位置というのはどういうふうになって、どう連携をしていくのか、そういう具体的なものというのは協議はなさっていらっしゃるんですか。
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○大澤 健康福祉部次長 今に限ったことではなく、その辺については従来からお話はしてきているつもりではおります。ただ、それぞれの役割として、どこからどこまでというのはなかなか明確になっていないところもありますけれども、どちらにしても、よく福祉でいうところの自助・互助・共助・公助というところの共助の部分が社会福祉協議会というふうに捉えておりますので、それを支えるのも公助のところかなと思いますので、そういう関係も含めて一緒にやっていきたいということで今までも進めてきていますし、これからも進めていきたいと思っております。
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○西岡 委員 共助の部分が社会福祉協議会ということではなくて、地域みんなで支えられるようにということでこの地域福祉計画ができていると思っているので、社会福祉協議会の立ち位置がどうなのかなというのを明確にお伺いしたかったのと、行政との関係がどうなのかということをお聞きしたかったんです。もし共助の部分を社会福祉協議会に担っていただくというお考えであるならば、そこは違うのではないかと思いますけれども、いかがですか。
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○大澤 健康福祉部次長 私の説明の仕方が悪かったかなと思うんですけれども、先ほど言いましたように、もっと小さな単位が多分、自助・互助のところかなと思います。そういった方たちを支援するのが共助の部分であり公助の部分ということでの理解といいますか、公助はあくまで役所というところで捉えて説明をさせていただいておりまして、そこを民間の力を、社会福祉協議会ですので、社会福祉に携わっている方たちをうまく先導していっていただくのが社会福祉協議会の事務局という形になると思いますので、そこはそういう形で市とともに一緒に、市の考え、社会福祉協議会の考え、それぞれの法人の考えとかを整理しながら、一緒に考えていきたいというのが我々の目指すところだということになります。
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○西岡 委員 私は予算特別委員会の委員になっていますので、ここでは余り質問してはいけないと思っておりますけれども、こういう形で今、社会福祉法が改正をされたその意味を考えると、大きく共生社会をつくっていくためにこれは必要なんだという改正だったと思うんですね。
私はそういうふうに理解をしているんですけれども、そうしたときに、今まで担ってきた社会福祉協議会、そしてまたこの行政の福祉畑の、これから地域福祉共生社会のイニシアチブをとっていく、ここのセクションがどういう考え方で全庁をリードしていくのか、また、違うところがそれを担うのかわかりませんけれども、いずれにしても、今は私はここの部署だと思っていますので、ここの部署がどういうお考えを持って地域福祉計画を推進していこうと思っているのかというところは、非常に問われるところだと思っております。
また予算等審査特別委員会でお伺いをしたいと思っております。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
まず、報告事項について、了承かどうかを確認いたします。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承と確認いたしました。
次に、議案について、予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
職員入室のため、暫時休憩いたします。
(10時57分休憩 11時02分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
執行部の皆様にお願いいたします。常任委員会において発言される際には、挙手をして委員長と言い、委員長の許可を得た上で発言することとされておりますが、十分御注意くださいますようお願いいたします。
また、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
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○吉岡 委員長 日程第7「議案第108号鎌倉市共生社会の実現を目指す条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 日程第7議案第108号鎌倉市共生社会の実現を目指す条例の制定について、説明いたします。
議案集その2、55ページをごらんください。
この条例は、お互いを尊重し合い、支え合い、多様性を認め、生涯にわたって安心して自分らしく暮らすことのできる共生社会の実現を目指すため、基本理念等必要な事項を定めるものです。
主な内容について説明いたします。
56ページをごらんください。
前文では、さまざまな違いを持つ人々が、お互いの個性と多様性を尊重し合い、ありのままでいられる社会が共生社会であること、しかし、現実の世の中には生きにくさを感じる人がいること、共生社会を実現するためには、周囲がその生きにくさを理解し、配慮をすることが必要であり、互いを思い、自分らしく安心して暮らせる社会を実現するためにこの条例を制定するという決意をあらわしています。
第1条「目的」では、条例制定の目的として、市、市民及び事業者が協力しながら共生社会を実現することを規定します。
第2条「定義」では、この条例で使用する用語を定義します。
第3条「基本理念」では、共生社会の実現に当たって基本となる理念として、個性や多様性の尊重、支え合い、社会参画の拡充を定めます。
第4条「市の責務」、第5条「市民及び事業者の役割」では、共生社会を実現するための主体である市、市民、事業者について、責務及び役割を定めます。
第6条「基本的施策」では、共生社会の実現に向けた市の施策を、意識の形成、情報の授受における体制整備、物理的な環境の整備、地域づくり、推進体制の構築と改善の五つに整理し、定めるとともに、これらの施策が社会的障壁の解消のための合理的配慮につながるよう定めます。
また、第7条「災害等への対応」では、平常時と比べ、より細やかな多様性への配慮が必要であるとの観点から、災害等に関する市の施策について独立した条で規定します。
第8条「計画等への反映等」については、この条例の実効性を高めるため、ほかの条例や行政計画の制定・策定・評価に当たっての、この条例の基本理念・基本的施策の尊重や、財政上の措置について規定します。
施行期日は平成31年4月1日とします。
なお、共生社会の実現に向けた取り組みを進めるための庁内体制整備の一環として、多様性に配慮した窓口対応ができるよう、職員に向けた研修等の準備をしているところであり、この条例の施行に合わせて、より一層共生の取り組みを進めてまいります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 千委員の質問の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(11時07分休憩 11時11分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問につきましては、便宜、事務局から代読願います。
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○千 委員 (代読)この条例は、健康福祉部だけではなく、あらゆる部署が関連する大きな条例だと思います。まず健康福祉部長と共創計画部長はどうお考えなのか、お聞かせください。
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○内海[正] 健康福祉部長 今、千委員がおっしゃられましたように、私どもといたしましても、この条例は健康福祉部だけでやっていこうというふうに思っているわけではありません。全庁挙げてやっていこうと思っております。そういったことから庁内の検討委員会も設置して、各課の施策の推進状況なども一緒にその中で見ていきたいというふうに思っております。
平成31年度についても、今、共創計画部が来ていますけれども、LGBTなどの制度についても進めていきたいと思っていますし、先ほど市民活動部のほうでもお話がありましたように、バリアフリービーチですとか、あとは学校のサポーター制度の導入とか、こういったところについても、私どもが主体となって、進行管理も含めて全庁的に共生条例の趣旨が全庁に伝わっていって、施策として結びついていくように、進行管理も進めていきたいというふうに考えております。
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○比留間 共創計画部長 ただいま千委員のほうからお話がありましたように、これは全庁挙げてやるべきものというふうに私どもも考えております。このため、現在改定をしています総合計画、基本計画においても、策定方針を検討する際には、地域共生課の職員と企画計画課の職員と綿密に打ち合わせをしてつくり上げてきたということ、また、今検討している中でも、共生の視点をどう入れていくかということを議論しながらやっていくことを考えております。
条例は、市を挙げて、市民と議会と行政とみんなが合意をして進めていく、そういうツールになるかと思いますけれども、全庁的にという面では、市の最上位計画であります総合計画にしっかりと位置づけをして行政運営をしていきたいというふうに思っております。
今回は共生社会をしっかりとつくっていこうという趣旨の取り組みですので、これは全庁的にしっかりとみんな認識を一致させて取り組んでいくことが重要と考えておりまして、そのような取り組みを進めているところです。
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○吉岡 委員長 千委員の再質問の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(11時15分休憩 11時23分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問につきましては、便宜、事務局から代読いたします。
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○千 委員 (代読)この条例はありとあらゆるところが関係するので、こんな短い時間でできるものかと考えます。ただのお題目で、言葉だけが聞きやすいものではないと思いますが、各部でもっと考えていただきたいと思います。いかがですか。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 共生条例は、個性や多様性の尊重、助け合い、社会参画という理念を掲げまして、市の責務、市民、事業者の役割とともに、基本的施策を定めることで、共生社会実現に向けた取り組みの基盤とするものでございます。私どもとしましては、この条例があることで、共生社会を実現するという目標が可視化されて、また具体の施策を打ち出す根拠ともなり、共生を進めるに当たっては大きな意味があると考えております。
短い間ではございましたが、条例を制定する作業、条例の作成と並行しまして、各部から研修のために集まってもらいまして、共生についてもさまざまな勉強会などを内部でしておりますので、これからもっともっとやっていきたいと思っています。
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○日向 委員 今回の条例がすごく重要な点は理解をしております。具体的にこの条例ができたことによって、実効性のある条例になっていただきたいというのがすごくありまして、本当に全庁的にかかわってくるものだと思っておりますけれども、広い範囲であれなんですけれども、市民としてこれができることによって何が変わっていくのか、どういうふうになるのか、そういった点がもし現状のところでわかれば教えていただきたいと思います。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 具体的に、この条例を制定してからというわけではないんですけれども、共生の取り組みというのは条例と並行して既に準備が進められておりまして、例えば先ほども申し上げました夏のバリアフリーに配慮したビーチづくりですとか、あるいは学校で発達に課題のあるお子さんに対して支援をするためのかまくらっ子発達支援サポーター制度というものの実施ですとか、そういったものの中にさまざまな共生の取り組みをしていっているところでございます。
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○日向 委員 第4条「市の責務」のところにあるんですけれども、「市は、市職員一人一人が共生の重要性の理解を深めるため、市職員に対して啓発等を実施するものとする」ということで、職員の方々がどのようにかかわってくるかというのもすごく重要な点だと思っております。
「啓発等を実施する」ということですけれども、先ほど職員の研修というのがあったんですけれども、ほかに何かこれによって取り組んでいこうと思っているものとか、取り組み内容がもしありましたら、ご紹介していだけますか。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 現在考えておりますこととして、条例を制定した後、カウンターで、共生的な、市民の方たちに対してさまざまな支援ができるよう、私たちはこういった困った方たちについてきちんと認識し、配慮し、支援していくという宣言のようなものを掲げます。
そして、その中で、例えばオストメイトを使っている方に対してオストメイトに対応したトイレが庁内のどこにあるかとか、あるいは耳の不自由な方に対しては手話通訳を全日配置する予定になっておりまして、そういったものも障害福祉課で対応しなくても、どのカウンターであっても、耳の不自由な方に対しては手話通訳者をきちんと派遣するなど、そういった取り組みをカウンターで進めていこうと考えております。
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○日向 委員 市の責務というのはそこまでにしておきます。
あと、学校教育の場もすごく重要だと思っております。子供たちへの教育環境へ何か導入しようとか、そういった取り組みというのは何かあるんでしょうか。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 一つには、かまくらっ子発達支援サポーターの制度の導入があると思います。私自身も、今年度、特別支援教育推進計画の委員で、今後特別支援についてどういった支援をしていったらいいかということを一緒に教育委員会と検討してまいりました。実際に発達に課題のあるお子さんたちに対する支援というのがまだまだこれから必要で、そういったところで教員の方だけではマンパワーが不足しがちな部分もあるので、発達支援について学んだ地域の方々が地域に入っていくというような取り組みをすることになっております。
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○日向 委員 もちろんそういったサポーターをしていただくということもあるんですが、子供たち同士といいますか、そういった中での共生の考え方を、授業に入れるというのはちょっと難しいかもしれないんですけれども、子供たちに対してのもともとのそういった共生の考え方を教育していく、そういったことの環境づくりというのはいかがお考えでしょうか。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 まず、地域共生課で考えていることとしましては、条例についての説明のパンフレットを子供にもわかりやすくつくっていくことがございます。その中で、共生条例について説明するわけですけれども、具体的にどういった場面でどういった配慮が受けられるのか、それは決して一方的なものではなくて、支え合いの中で育まれていくものであるですとか、そういったことで、少し支援が必要であってもみんな社会参画していいんだ、そういった内容を具体的にお知らせしていきたいと考えております。
ほかに学校現場でどんなことができるか、子供たちにどんなことができるかということについては、引き続き教育部署と連携して話し合いながら、よりよい方法を考えていきたいと思っています。
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○日向 委員 ぜひそこの部分は教育部のほうと連携してやっていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
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○西岡 委員 お忙しいところ、所管外の部長にも出席をしていただいているので、1点質問をさせていただきたいと思うんですけれども、今、千委員の質問にもございましたように、大変短期間でこの共生条例はでき上がってきております。この共生条例を4月から施行するんだという、その意味についてお伺いをしたいと思います。
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○比留間 共創計画部長 条例の制定、施行自体は、先ほど申し上げましたように、市を挙げてそういう方向に進んでいくんだという大きな宣言のような、そういう意味合いも持つのかなというふうに思っております。市を挙げてやっていくという大きな方向性を示して、行政は行政なりにいろいろ予算化をしたもので、そういう取り組みを一つずつ進めていく。また、予算化していないものについても、しっかりと職員の意識を改革して、そういう市役所づくり、まちづくりに取り組んでいくということで広げていけるんではないかなというふうに思っております。早い時期にスタートをして、どんどん意識を広めていくということこそが共生社会をつくっていく第一歩かなというふうに思っております。
また、これと並行しまして、現在検討を進めています第4期基本計画の中にも、共生の視点とSDGsの視点を取り入れるというようなことを盛り込んでおります。これも、御案内のとおり、SDGsの中には、全ての人に健康と福祉をですとか、ジェンダー平等を実現しようとか、人や国の不平等をなくそうというような、共生の概念というのが強く入っているものというふうに認識しております。
こういったものをしっかり市が一丸となって取り組んでいく、市民の方々と一緒に手を携えながらまちづくりを行っていく、こういう大きな意義があるものというふうに考えております。
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○西岡 委員 大変大きな意義があるのはよくわかっているんですけれども、それを推進していくのは、やはり市の職員の皆様方に担っていただくことになります。今の理想に向かって出発をする体制がどうなのかというところを非常に皆さん心配をしているんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
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○比留間 共創計画部長 これまでも、先ほど申し上げましたように、基本計画の策定方針を検討する際にも、地域共生の担当と私どもの担当と打ち合わせをしながら、どういった方向で基本計画を考えていこうかとか、そういう議論を重ねてきたところです。
それで、企画と福祉というところだけではなくて、全庁的に広げていく意味としましては、これから計画の骨子を組み立てて計画をつくり上げていく中で、SDGsの視点、共生の視点というのをしっかり庁内で議論をしていただくというようなタームに今入りつつあります。条例の検討は条例の検討ということで、理念ですとか考え方の整理の段階で庁内調整を十分にしてきているんですけれども、それを実際の施策にどう移していくかという議論をまさに今しておりまして、それを形にしていくというのが今の作業になっておりまして、条例を受けて、しっかりと基本計画、実施計画を策定していく、そういうことで庁内の意識ですとか事業の組み立てをしっかりしてまいりたいと考えております。
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○西岡 委員 大変、私はこの条例はすばらしいと思っております。短期間ではありましたけれども、審議会等を傍聴いたしまして、あれほど活発に議論が行われている審議会は傍聴したことがございません。それは、全く違う角度の意見が戦わされ、それを最終的に委員長が、こういう方向ではどうでしょうかというふうに持っていかれる、その審議会の形態にもびっくりさせられたわけですけれども、そういった中で、確かに3時間の集中した議論が5回にわたって行われたというふうに思っております。その1回分というのが、他の審議会、全部わかりませんけれども、私が出たことがある審議会の中では2回分に相当するような、凝縮をされた議論が行われたというふうに思っております。
そういった議論を傍聴していて、最終的にこの条例を見て思うのは、これはゼネラルで、どこへ行っても出せる共生条例であって、鎌倉の特徴というのが全くないわけなんですね。それをあえて抜かしていらっしゃるんだと思うんですけれども、その辺はかつて既に指摘をさせていただいたところなんですけれども、最終的にそういった視点はなかったので、それは抜いたほうがいいというゼネラルな考え方でいこうというふうにお考えなのかどうか。
私は、自然との共生、鎌倉は美しい緑や海に囲まれたところという、その自然との共生ということも観点としては必要だというふうに思っておりました。また、歴史を未来につないでいくというところでも、やっぱり歴史的な史跡、遺産との共生という部分も私は必要なんじゃないかという考え方を持っておりましたので、ちょっとその辺だけ最後に伺わせていただきたいなというふうに思います。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 確かに委員会に集まってくださった委員の皆様、それぞれにお考えの共生のあり方、共生の捉え方がございまして、本当に千差万別、それぞれが主観的に考えているものが共生なんだなというふうに委員会を通じて考えたところでございます。
全ての御意見は入れられず、委員会の中で審議した結果、最後に残ったものが、さまざまな共生があるけれども、困っている人がいる、生きにくさを抱えている人がいる、そういった方たちをさまざまに支援することが、もしかしたら将来的に私たちが困るかもしれないことへの手だてにもなる。そういったことをきちんと施策で落としていこう、そういう条例になりました。結果として最後に残ったものが、鎌倉だけではなくて、現在の日本の現状と課題でもあったように感じております。
ですから、確かに鎌倉らしさというのは少なくなりましたけれども、鎌倉にも困った人がいる、目に見えずに生きにくさを感じている人がいるということをこの条例を通じてわかっていただけたらなという気持ちでもおります。
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○森 副委員長 日向委員の質問に関連して、学校教育のことについてなんですが、学校教育の場において先生方に共生意識の形成を図るということは、子供たちが正しく共生社会について理解する上で大事なことだと思うんですけれども、職員の方向けには、そういう研修等を実施して共生への理解を深めてもらっているということですが、学校の先生方にはどのようなお取り組みをされているのかお伺いいたします。
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○内藤[克] 地域共生課担当課長 おっしゃるとおり、非常に重要な取り組みであると考えております。今年度はいろいろ調整をし切れなかった部分もありまして、庁内で、いろいろな研修を進めているところではございますけれども、条例ができますと、その根拠にもなりますので、教育委員会と綿密に連絡をとりながら、学校の先生方向けの研修の機会、情報提供などをさせていただければと考えております。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますでしょうか。
千委員からの発言がございますので、暫時休憩いたします。
(11時41分休憩 11時46分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
予算等審査特別委員会への送付意見を千委員から提案がございます。便宜、事務局から代読願います。
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○千 委員 (代読)この条例はとてもすばらしい条例だと思います。だからこそもっと時間をかけてつくっていったほうがよいと思います。条例に関する一個一個について煮詰めていく必要があると思います。
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○吉岡 委員長 改めて申し上げますが、送付意見は全会一致ということでございますので、皆様御意見をよろしくお願いいたします。
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○久坂 委員 私は予算特別委員会の委員ですので、発言はしていなかったんですけれども、今この段階における条例案につきましては、いろいろな議論がなされてこの形として一応結実をしている中で、各委員からのさまざまな質問もありましたけれども、今後いかに市の施策に反映されていくのか、共生社会、鎌倉市民の方が本当にこの鎌倉に住んでいて、自分は社会から見捨てられていないというか、放てきされていないという意識をみんなが持って生活できるかとか、そういったちょっと取り組みにかかっているのかなというふうに思っていますので、千委員のほうから御発議があったんですけれども、一つ一つもう一度再考するというよりは、この形をもって今後どういうふうに実行されていくかということを議論する段階であると私は判断しておりますので、内容どおりだとちょっと賛成できないと考えています。
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○西岡 委員 千委員のおっしゃることは本当によくわかります。私も大変時間をかけてできるものならそうしたいというふうに思います。しかし、今ここまで来て、先ほど可視化をするというふうに課長がおっしゃいましたけれども、鎌倉市民に、鎌倉市が共生条例をつくってこういう社会を目指して動いていきます、そのために全庁一丸となって進んでいきますという宣言をある意味ではすることによって、また施策に落とし込んでいく。その施策が、市民に、それ違うじゃないかということもまたわかるわけですし、ここのところは、いかにそこの施策に結びつけていくかというところで時間を使い、そしてまた職員の意識のレベルアップも図っていただく、その相乗的な効果を期待をしたほうがよろしいんではないかなというふうに思いますので、千委員、ごめんなさいね。
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○日向 委員 千委員、私も、さまざま議論をされてきてここまでの形にしてくださってきたということがあると思いますし、これができて今後どうやっていくのか、市としてこういうふうに共生社会についてやっていくんだというところの宣言というのも含まれておると思いますので、これができたことによって今後市としてどうやっていくのか、市民に対してどうやっていくのか、そちらに時間をかけるというところ、そして、職員の方の意識を変えるというのももちろん今までやってきていただいていると思うんですけれども、さらにそこの部分を進めていっていただきたいなと思いますので、私もちょっとそこの意見につきましては、千委員に申しわけないんですけれども、そういった意見がありますので、よろしくお願いします。
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○森 副委員長 私も千委員のおっしゃることは重々、私も同じ思いなんですけれども、先ほどの御答弁で宣言的な意味合いということもありまして、この条例ができることによって、各庁内が一致団結して共生社会の実現に向かうんではないかという期待もありますので、千委員に申しわけないですけれども、その意見には私は同意できませんでした。
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○吉岡 委員長 ということで、全会一致ということでございますので、この意見送付については、千委員には申しわけありませんが、なしということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
それでは、予算等審査特別委員会への送付意見はなしを確認させていただきます。
暫時休憩いたします。
(11時52分休憩 13時15分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第8「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局から説明願います。
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○大澤 健康福祉部次長 日程第8議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算第15款民生費のうち健康福祉部所管部分について、説明をいたします。
初めに、第5項社会福祉費について説明をいたします。
平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の82ページ、平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の108ページから144ページを御参照ください。
なお、内容説明の129ページの発達支援事業、131ページの発達支援サポートシステム推進事業、132ページの障害者施設管理運営事業のうち、障害児通所支援事業等施設光熱水費は、こどもみらい部の所管となりますので、説明を省かせていただきます。
では、第15款民生費、第5項社会福祉費、第5目社会福祉総務費は48億9298万3000円で、社会福祉運営事業は、福祉総合システムの経費、社会福祉法人監査支援業務委託料などの経費を、社会福祉協議会支援事業は、鎌倉市社会福祉協議会に対する運営費補助金を、民生委員児童委員活動推進事業は、民生嘱託員の報酬などの経費を、戦傷病者戦没者遺族等援護事業は、戦没者追悼式の経費、被爆者援護手当などの経費を、行旅病人死亡人援護事業は、行旅死亡人火葬の委託料などの経費を、中国残留邦人等支援事業は、中国残留邦人等への生活支援給付金の経費を、生活困窮者自立支援事業は、生活困窮者自立相談支援事業、学習支援事業、家計改善支援事業及び就労準備支援事業の各委託料などの経費を、共生社会推進事業は、福祉総合窓口運営に要する経費及び地域共生社会推進全国サミットの開催準備などの経費を、国保組合支援事業に係る経費は、国保組合支援の経費を、国民健康保険事業特別会計繰出金及び介護保険事業特別会計繰出金は、それぞれの特別会計への繰出金を、地域福祉推進事業は、地域福祉計画策定に要する経費、地域福祉推進事業委託料、地域福祉推進活動支援補助金などの経費を、職員給与費は、発達支援室・福祉総務課・地域共生課・生活福祉課・高齢者いきいき課・障害福祉課・保険年金課の職員63人の人件費を。第10目社会福祉施設費は4340万2000円で、福祉センター管理運営事業は、鎌倉市福祉センターの光熱水費、設備機器等点検手数料、総合管理業務委託料などの経費を。
予算説明書の84ページに入りまして、第15目障害者福祉費44億4429万9000円のうち、健康福祉部所管部分は43億9597万円で、障害者福祉運営事業は、非常勤嘱託員の報酬、障害者地域活動支援センター運営事業委託料、基幹相談支援センター運営委託料、障害者福祉団体に対する補助金などの経費を、障害者生活支援事業は、施設等通所交通費助成費、福祉手当などの経費を、障害者福祉サービス事業は、身体障害者訪問入浴サービス事業委託料、グループホーム家賃助成補助金、重度障害者住宅設備改造費補助金、日常生活用具・補装具などの給付費などの経費を、障害者社会参加促進事業は、手話通訳者等派遣の経費、福祉タクシー利用料金等助成費などの経費を、障害者就労支援事業は、障害者雇用奨励金、ワークステーション及び障害者二千人雇用の取り組みに係る経費、就労移行支援給付費、就労継続支援給付費などの経費を。
内容説明は130ページを御参照ください。
障害者医療助成事業は、障害者の医療費助成などの経費を。
内容説明は132ページを御参照ください。
第20目障害者施設費は4868万1000円のうち、健康福祉部所管部分は4765万7000円で、障害者施設管理運営事業は、障害者自立支援施設「鎌倉はまなみ」の指定管理料などの経費を。第25目老人福祉費は24億7032万3000円で、高齢者福祉運営事業は、高齢者保健福祉計画基礎調査委託料などの経費を、高齢者施設福祉事業は、養護老人ホーム入所措置費などの経費を、高齢者在宅福祉事業は、緊急通報システム事業委託料、成年後見センター運営業務委託料、エンディング・プラン・サポート事業補助金などの経費を。
予算説明書の86ページに入りまして、高齢者生活支援事業は、紙おむつ支給事業委託料、高齢者生活支援サポートセンター事業委託料などの経費を、高齢者施設整備事業は、認知症高齢者グループホーム開設準備経費等支援事業補助金などの経費を、高齢者活動運営事業は、敬老祝い事業、入浴助成事業委託料、デイ銭湯事業委託料、いきいきサークル事業委託料、老人クラブ運営費補助金などの経費を、シルバー人材センター支援事業は、運営費補助金、事務所賃借料に対する補助金、運転資金貸付金などの経費を、高齢者雇用促進事業は、生涯現役促進地域連携鎌倉協議会に対する貸付金などの経費を、後期高齢者医療事業特別会計繰出金は、特別会計への繰出金を。第30目老人福祉施設費は3億888万7000円で、在宅福祉サービスセンター管理運営事業は、在宅福祉サービスセンター2カ所の維持管理などの経費を、老人福祉センター管理運営事業は、老人福祉センターの指定管理料、名越やすらぎセンター耐震改修工事請負費などの経費を、第35目国民年金事務費は276万5000円で、国民年金事務は、非常勤嘱託員の報酬、国民年金システム改修委託料などの経費を計上いたしました。
次に、第15項生活保護費、第20項災害救助費について説明をいたします。
予算説明書の94ページ、内容説明の172ページから175ページを御参照ください。
第15項生活保護費、第5目生活保護総務費は1億130万6000円で、生活保護事務は、嘱託医及び面接相談員の報酬などの経費を、職員給与費は、福祉総務課・生活福祉課の職員13人の人件費を、第10目扶助費は21億2050万円で、扶助事業は、生活保護世帯に対する生活・医療・住宅などの扶助費を。
予算説明書の96ページに入りまして、第20項第5目災害救助費は109万3000円で、災害救助事業は、火災などにより被害を受けた世帯に対する見舞金・弔慰金などの経費を計上いたしました。
以上で、第15款民生費、健康福祉部所管部分についての説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは質疑に入ります。御質疑ございませんか。
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○日向 委員 1点だけ、138ページの高齢者活動運営事業のところで、毎回質問させていただくことなんですけれども、高齢者の入浴助成事業、実際にこれ自体はあってもよいというふうに思っているんですけれども、実際どのぐらいの方が利用されていて、交付率等、最新の情報と過去からの流れと、地域別ももしあったら教えていただけますか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 交付率に関しましては、29年度の実績で使用率が32.8%で、交付率が5.9%となっております。地域別については持ってはいないので、申しわけありません。
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○日向 委員 交付率というのは5.9%で、その5.9%の方に交付して、その中でさらに使用している方が32.8%ということですか。そうすると、実際に使用されているのは大体どのくらいになるのですか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 実際に交付しているのは5.9%で、その中で使われているのが32.8%ということで、実際に3,179人の方に交付しまして、入浴券というのは72枚のつづりになっていますので、実際利用されたのが、枚数としては7万5193枚となっております。
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○日向 委員 入浴助成ということで、これは主に高齢者の方に外出の機会を与えるとか、外出の促進とか、そういった形での目的としてこういった形の事業をしているということでよろしいんでしょうか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 外出していただくという部分もありますけれども、高齢者がお風呂を利用できる機会を促進しまして、お風呂に入っていただいて、その中で人との交流、あとは健康になっていただきたい、そういうことで目的としております。
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○日向 委員 そういった形の交流ということで、さまざまそういう中での補助として使っていただけるというのは大変ありがたいんですけれども、実際の交付率から見ますと、利用している方が少ないのかなと思うんですけれども、ほかにもそういった形で交流なり外出するなりというところの方法としては、いろいろな手段もあるのかなと思っているんですけれども、こういったものを高齢者の方に、例えば外出してどこか買い物に行くだとかに助成をするだとか、そういったところで、金額的には同じような高齢者の助成の中の金額ではあるんですけれども、利用したい方が、自分は高齢者の入浴助成じゃなくて、ただ外出するときにも使いたいんだとか、そういった形で選べるような形のメニューをつくって、高齢者のそういった外出なり交流の機会を与えるということも考えられるのかなと思うんですけれども、そういったことの市としてお考えというのはどのようにされていますでしょうか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 入浴助成の部分以外に、デイ銭湯事業とか、あとはいきいきサークル事業という部分でも補助金等を交付しております。デイ銭湯は、銭湯を使っていただいて、軽体操をしていただいたり、あとはいろんなレクリエーションをしていただいて、お風呂に入って帰っていただくという活動ですね。あといきいきサークル事業は、自治・町内会館等で、体操していただいたり、健康指導等をしていただいて、高齢者が集まってやっていただくという部分。あとは老人クラブにも助成していますので、そういう部分でも、いろんな老人クラブで活発に活動していただくという部分と、各地域に福祉センターがありますので、そういう福祉センターに行っていただくというのも外出支援の一つなのかなと思います。
委員おっしゃったように、いろんな選択ができるようにするという部分、藤沢市は、はり、きゅう、マッサージ、あとはバスとか、そういう部分で選択できるようなものを発行していますので、一度検証したこともあるんですが、例えばバスの場合は、鎌倉市の場合、昔実施していたんですが、75歳以上の方、お風呂については65歳というふうになっていますので、年齢構成もばらばらになっておりますので、その辺の、ちょっと難しい部分もあったんですが、どういうふうにやれるかというのもこれから検討していく部分があるかなと思います。
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○日向 委員 以前から、そういったことでぜひ検討していただきたいなということで私もお話しさせていただいたんですけれども、現状もそういった選択制のところはまださらに検討していくということだと思います。
実際に助成として、委託料として1200万円ということで、これは実際多分利用者的には5.9%、大体毎年そのぐらいの数を想定しての予算だと思うんですけれども、こういった高齢者の方に出している助成の事業ですので、ぜひ幅広い方が利用できるような形で事業として進めていただければなと思うんですけれども、そういったことに向けての考え方を最後にもう一回お願いいたします。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 他市の事例等も検証させていただいて、どういう部分が高齢者にとって使いやすいサービスになるか、その辺は検討していきたいと思います。
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○吉岡 委員長 千委員の質問の聞き取りのため、暫時休憩といたします。
(13時32分休憩 13時36分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問について、便宜、事務局から代読をお願いいたします。
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○千 委員 (代読)生活保護を受けている方は何人で、60歳以下の方は何人で、障害者は何人ですか。
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○生活福祉課長 まず人数につきましては、平成31年1月1日現在でございまして、生活保護を受けている方は865世帯、1,022人でございます。
統計の数字でございますけれども、1月中に保護を受けている世帯と人数について数字を持ち合わせておりますので、御紹介させていただきますけれども、60歳以下という分類がちょっとないものですから、1月中に保護を受けている方は871世帯、1,035人が1月中に保護を受けております。その中で高齢世帯、65歳以上の方が占める世帯は528世帯、564人です。
障害をお持ちということの御質問なんですけれども、その中の分類で障害世帯という数字がございますけれども、111世帯、130人の方が障害世帯に分類をされております。
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○吉岡 委員長 さっき言った数字とその後の数字がちょっと違うんですが。
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○生活福祉課長 数字なんですけれども、1月1日時点で受けている人については最初に御説明した数字なんですけれども、1月中に、1月1日から31日までに保護を1回でも受けている方については後で紹介した数字となっております。
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○吉岡 委員長 千委員の再質問の聞き取りのため、暫時休憩いたします。
(13時39分休憩 13時41分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問について、便宜、事務局から代読いたします。
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○千 委員 (代読)障害のある方で何十代が一番多いですか。
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○田中[良] 健康福祉部次長 今の千委員の御質問ですけれども、障害手帳をお持ちの方の年齢構成として一番多い年齢構成はどうですかという御質問でよろしいですか。これは平成30年の4月1日現在の数字になりますけれども、手帳を持っていらっしゃる方が合計で7,241人おられます。年齢構成で言いますと、そのうち一番多いのが65歳以上の方で、全体の56.2%、4,070人が65歳以上の方ということになっております。
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○吉岡 委員長 先ほどは生保の関係でしたけれども、今のでよろしいんですか。生保の関係もお聞きになっているんですか。生保の関係もお聞きになっているんですね。今のは全体の人数ですけれども、生活保護の中のさっきの人数の中で一番多いところがどこですかということですね。
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○生活福祉課長 申しわけございません。ただいま数字を持ち合わせてございません。
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○吉岡 委員長 調べればわかるんですか。
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○生活福祉課長 調べればわかります。
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○吉岡 委員長 後でいいですか。後でわかるということなので、千委員のほうにお願いします。
ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
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○吉岡 委員長 日程第9「議案第102号平成31年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算」について、原局から説明願います。
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○中野[さ] 高齢者いきいき課担当課長 日程第9議案第102号平成31年度鎌倉市介護保険事業特別会計予算の内容について、御説明いたします。
平成31年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の67ページから89ページ、平成31年度鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明の425ページから436ページをごらんください。
まず、歳出から御説明いたします。
予算説明書の78ページをごらんください。内容説明は425ページをごらんください。
第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は3億6624万5000円で、介護保険運営事業に係る経費は、介護保険事務嘱託員など26人の報酬、介護保険運営協議会委員報酬、介護保険事務処理システム運用支援委託料、制度改正に伴う介護保険システム改修委託料、介護保険システム機器賃借料などを。
内容説明は426ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、職員18人分の人件費を。
内容説明は427ページに入りまして、介護保険料賦課徴収運営事業に係る経費は、保険料納付書送付用封筒などの消耗品費、保険料納付書などの印刷製本費、保険料納付書などの印字委託料などを、介護認定調査・審査事業に係る経費は、介護認定審査会委員報酬、要介護認定審査に必要な主治医意見書作成等手数料、要介護認定申請者に対して行う認定調査委託料、コピー機賃借料などを。
予算説明書の80ページに入りまして、第10款保険給付費、第5項介護サービス等諸費、第5目給付諸費は157億765万1000円で、内容説明は428ページに入りまして、介護給付事業に係る経費は、要介護認定者への訪問介護、通所リハビリテーションなどの給付費を、介護施設給付事業に係る経費は、介護老人福祉施設などの施設入所者の給付費を。
内容説明は429ページに入りまして、福祉用具購入給付事業に係る経費は、要介護認定者への腰かけ便座、入浴補助用具などの購入にかかる給付費を、住宅改修給付事業に係る経費は、要介護認定者への手すりの取りつけ、段差解消などの住宅改修にかかる給付費を、地域密着型介護給付事業に係る経費は、要介護認定者への認知症対応型共同生活介護、小規模多機能型居宅介護などの給付費を。
内容説明は430ページに入りまして、介護予防給付事業に係る経費は、要支援認定者への介護予防通所リハビリテーション、介護予防短期入所生活介護などの給付費を、介護予防福祉用具購入給付事業に係る経費は、要支援認定者への腰かけ便座、入浴補助用具などの購入にかかる給付費を。
内容説明は431ページに入りまして、介護予防住宅改修給付事業に係る経費は、要支援認定者への手すりの取りつけ、段差解消などの住宅改修に係る給付費を、地域密着型介護予防給付事業に係る経費は、要支援認定者への介護予防小規模多機能型居宅介護などの給付費を、高額介護サービス等給付事業に係る経費は、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えて支払った費用に対する助成費を。
内容説明は432ページに入りまして、特定入所者介護サービス等給付事業に係る経費は、要介護認定者への施設利用に係る食費及び居住費について、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えた費用に対する助成費を、特定入所者介護予防サービス等給付事業に係る経費は、要支援認定者への施設利用にかかる食費及び居住費について、利用者の所得段階に応じ、負担限度額を超えた費用に対する助成費を、介護給付審査支払事業に係る経費は、神奈川県国民健康保険団体連合会が行う介護報酬の審査支払いの経費を。
予算説明書の82ページに入りまして、第12款第5項第5目地域支援事業費は8億4370万7000円で、内容説明は433ページに入りまして、包括的支援事業・任意事業に係る経費は、地域包括支援センター委託料や生活支援コーディネーター事業委託料などを。
内容説明は434ページに入りまして、介護予防・生活支援サービス事業に係る経費は、要支援認定者等に対しての介護予防・生活支援サービス費の負担金や介護予防ケアマネジメント業務の委託料などを、一般介護予防事業に係る経費は、要介護状態になることの予防を目的とした体力測定事業の委託料などを。
予算説明書の84ページに入りまして、第25款第5項基金積立金、第5目介護給付等準備基金積立金は1009万6000円で、内容説明は435ページに入りまして、介護給付等準備基金積立金に係る経費は、同基金の新規積立分及び運用利子積立分を。
予算説明書の86ページに入りまして、第30款諸支出金、第5項第5目償還金及び還付加算金は1120万1000円で、第1号被保険者保険料還付金・加算金に係る経費は、過年度分の保険料が納め過ぎとなっている方への還付金などを。
内容説明は436ページに入りまして、介護給付費負担金等返還金に係る経費は、過年度の介護給付費精算に係る国庫等への返還金を、一般会計繰出金に係る経費は、前年度の介護給付費などの精算に係る一般会計への繰出金を。
予算説明書の88ページに入りまして、第35款第5項第5目予備費は20万円で、予備費に係る経費は予備費として計上いたしました。
次に、歳入について御説明いたします。
戻りまして、予算説明書の70ページを御参照ください。
第5款第5項介護保険料、第5目第1号被保険者保険料は37億6524万2000円で、65歳以上の第1号被保険者保険料を。
第15款国庫支出金、第5項国庫負担金、第5目介護給付費負担金は28億3544万2000円で、介護給付費などに対する国庫負担金を。
第10項国庫補助金、第5目調整交付金は6億5815万円で、介護給付費などに対する調整交付金を。
第25目地域支援事業交付金は2億5543万1000円で、地域支援事業に対する交付金を。
第20款県支出金、第5項県負担金、第5目介護給付費負担金は22億6954万4000円で、介護給付費などに対する県負担金を。
内容説明の72ページに入りまして、第15項県補助金、第10目地域支援事業交付金は1億2771万5000円で、地域支援事業に対する交付金を。
第25款第5項支払基金交付金、第5目介護給付費交付金は42億4106万6000円で、介護給付費などに対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金を。
第10目地域支援事業支援交付金は1億3878万9000円で、地域支援事業に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金を。
第30款財産収入、第5項財産運用収入、第5目利子及び配当金は29万6000円で、介護給付等準備基金の運用利子収入を。
第35款第5項寄附金、第5目一般寄附金は記載の額を。
予算説明書の74ページに入りまして、第40款繰入金、第5項第5目一般会計繰入金は24億8640万円で、介護給付費、地域支援事業費及びその他事務費などに対する一般会計からの繰入金を。
第10項基金繰入金、第5目介護給付等準備基金繰入金は1億4981万1000円で、同基金からの繰入金を。
第45款第5項第5目繰越金は1119万5000円で、前年度からの繰越見込額を、予算説明書の76ページに入りまして、第50款諸収入はそれぞれの記載のとおり計上いたしました。
以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ169億3910万円となります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
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○日向 委員 1点だけお願いします。433ページの包括的支援事業・任意事業のところで、第13節のところに徘徊高齢者等早期発見支援事業委託料とあるんですけれども、具体的にどういったことをやられるのかというのを教えていただけますか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 こちらは、高齢者等が徘徊したときに家族等が早期に発見できるよう、小型のGPS端末を貸し出します。そちらのGPS端末の位置情報は、パソコンとかスマートフォンで検索できるほか、24時間対応のコールセンターに問い合わせをして確認することができる、そういう事業です。
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○日向 委員 これはちなみに、例えば高齢者の方の世帯から言われたらそういうのをお渡しするという形で、周知とかそういった形はどのように行うのですか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 こちらは新しい予算となりますので、始まるときに広報等でその辺は、こういう事業をやっていくということは周知したいと思います。また、ホームページ等そういう部分も活用して、こういう制度を始めるということをお伝えしていきたいと思っています。
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○日向 委員 ちなみに、これは大体1台どのぐらいでお貸ししたりというのと、あとは予算的には、どのぐらいの方が必要で来るというふうに想定をされているのでしょうか。
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○菊池 高齢者いきいき課担当課長 GPSの端末のレンタルの申込料については市のほうで負担しようかなと思っています。そちらは1台1万円なんですが、一応100人ぐらいの方が利用されると想定して予算立てをしております。
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○日向 委員 最近、行政無線、防災無線等でも結構そういった行方不明者のあれがある中で、こういったことをやっていただけるということですので、ぜひ必要とされる方に対しての周知と、実際これを使っての結果というか、そういうのがよくなることを期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
健康福祉部職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(13時57分休憩 14時00分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第10「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち健康福祉部所管部分」を議題といたします。原局から説明願います。
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○大澤 健康福祉部次長 日程第10議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算第20款衛生費、第55款教育費のうち、健康福祉部所管部分について説明をいたします。
初めに、第20款衛生費について説明をいたします。
平成31年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書の98ページ、平成31年度鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明の176ページから190ページを御参照ください。
第5項保健衛生費、第5目保健衛生総務費は5億3590万5000円で、医療・保健関係団体支援事業は、地域医療センター維持管理費負担金、医師会・歯科医師会等の保健衛生関係団体への補助金や負担金などの経費を、産科診療所支援事業は、産科診療所運営費補助金などの経費を、保健衛生運営事業は、非常勤嘱託員の報酬、自殺予防対策に関する経費、骨髄・末梢血管細胞提供者補助金、若年者の在宅ターミナルケア補助金などの経費を、救急医療対策事業は、休日夜間急患診療所業務、病院群輪番制業務、単独医療機関制業務、口腔保健センター業務の各委託料などの経費を、職員給与費は、市民健康課の職員30人の人件費を。
第10目予防費は4億7258万2000円で、予防接種事業は、成人風しん抗体検査を含む定期予防接種等のワクチン医薬材料費及び委託料などの経費を、感染症対策事業は、感染症対策等の啓発パンフレット購入費などの経費を。
予算説明書の100ページに入りまして、第15目健康管理費は7億5514万3000円で、成人保健事業は、非常勤嘱託栄養士及び保健師の報酬、生活習慣改善プログラム委託料などの経費を、母子保健事業は、妊産婦や乳幼児の健康診査委託料、産後ケア事業業務委託料、妊婦歯科健診委託料、特定不妊治療費助成金、不育症治療費助成金などの経費を、成人健康診査事業は、無料クーポン券肝炎検診や結核検診、歯周病検診、後期高齢者健診の各委託料などの経費を、がん検診事業は、各種がん検診などの経費を、健康情報システム構築・運用事業は、健康診査データ管理、受診券発送などの委託料の経費を、食育事業は、鎌倉市食育推進会議委員報酬などの経費を、ICT活用健康づくり事業は、健康づくり支援システムの運用委託料などの経費を計上いたしました。
以上で、健康福祉部所管の第20款衛生費の説明を終わります。
次に、第55款教育費について説明をいたします。
予算説明書は158ページ、内容説明は385ページから391ページを御参照ください。
第25項保健体育費、第5目保健体育総務費は1億423万7000円の支出で、保健体育運営事業は、スポーツ推進委員報酬、体育協会補助金などの経費を、各種スポーツ行事事業は、地区スポーツ振興会協議会スポーツ行事委託料、鎌倉の海の魅力発信事業実行委員会負担金などの経費を、学校体育施設開放事業は、学校水泳プール一般開放監視等業務委託料などの経費を、職員給与費は、スポーツ課の職員7人の人件費を。
予算説明書の160ページに入りまして、第10目体育施設費は3億3729万7000円の支出で、体育施設管理運営事業は、スポーツ施設指定管理料、こもれび山崎温水プール施設整備賃借料、鎌倉武道館天井耐震改修工事請負費などの経費を、体育施設整備事業は、スポーツ施設建設基金寄附積立金などの経費を計上いたしました。
以上で健康福祉部所管の第55款教育費の説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
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○日向 委員 178ページから179ページにかけてのところなんですけれども、若年者の在宅ターミナルケア補助金というので、平成30年12月にも陳情が出されたもので、平成31年度からということでお話を伺っていたというものなのかなとは思っているんですけれども、具体的に40歳未満の末期がんの方ということだと思うんですけれども、どういった内容になるのか、補助内容についてお聞かせいただけますか。
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○市民健康課長 本市におきまして、40歳未満で末期がんの患者で在宅で療養される方に対しまして、介護保険法ですとか障害者自立支援法の制度に乗らない、そういうサービスを受けられない方に対して助成するものになります。
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○日向 委員 具体的にどういった内容の補助になるんですか。横浜市等でというのは、陳情のときにそういった形でやるという話でしたけれども、どういった形で補助を出すというのを決められていますか。制度内容について少し教えていただけますか。
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○市民健康課長 助成の対象となるのが40歳未満の方で、医師からおおむね6カ月ぐらいと言われているんですけれども、回復の見込みがない状態、末期だということが診断された方に対しまして、1カ月につき上限6万円、自己負担が1割ありますので5万4000円になるんですけれども、大体日常生活用具、ギャッチアップができるようなベッドですとか、エアマットですとか、そのほか入浴介助だったり、ホームヘルパーだったり、そういう在宅療養に必要なサービスを受けた際に助成をするというようなものになります。
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○日向 委員 そういった中でやっていただきたいなと思っていて、今回そういったことを始めていただけるということでありがたいので、前回委員会で陳情が出たこともあったので聞かせていただきました。
もう1点が、386ページの各種スポーツ行事事業のところで、第19節の鎌倉の海の魅力発信事業実行委員会負担金というのがあるんですけれども、これは平成31年度はどういったことを想定しての予算になっているんでしょうか、お聞かせいただけますか。
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○スポーツ課長 この海の魅力の発信事業でございますけれども、平成29年度、30年度と2カ年今までやってまいりまして、この31年度が3年目ということになります。
内容的にはマリンスポーツフェアということで、いろんなマリンスポーツを体験していただくというイベントです。その中で、シンポジウムということで、そういった海の関係者に集まっていただいて、そこでいろんなディスカッションをしていただく、そういったことを想定しております。
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○日向 委員 これは例えば今回の2020年のオリンピックとか、それとの絡みで何か特別なことをやるというよりか、29年、30年という流れの、同じような形で31年度も、海の魅力ということでやるということでよろしいでしょうか。
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○スポーツ課長 この事業は、オリンピック・パラリンピックの機運を醸成するという目的もございますので、その中で藤沢市でセーリング競技があるということもございますので、そういった意味で、マリンスポーツの魅力を知っていただく、体験していただくというところの目的もございます。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしと確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第11「議案第100号平成31年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明願います。
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○保険年金課長 日程第11議案第100号平成31年度鎌倉市国民健康保険事業特別会計予算の内容について、説明します。
平成31年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の19ページから57ページ、平成31年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の405ページから418ページを御参照ください。
まず、歳出から説明いたします。
予算説明書の32ページから33ページ、内容説明の405ページから406ページにかけまして、第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は1億8042万8000円で、国民健康保険運営事業に係る経費は、国民健康保険の企画、運営に要します経費を、職員給与費に係る経費は、国民健康保険事業のうち保険給付等を担当する計9人の人件費を。
予算説明書の32ページから35ページ、内容説明の407ページから408ページにかけまして、第10項徴収費、第5目賦課徴収費は8720万6000円で、国民健康保険料賦課徴収運営事業に係る経費は、国民健康保険料の賦課・徴収事務に要します経費を、職員給与費に係る経費は、国民健康保険事業のうち保険料収納等を担当する計9人分及び短時間勤務職員1名の人件費を計上いたしました。
予算説明書の36ページから37ページ、内容説明は409ページから412ページにかけまして、第10款保険給付費、第5項療養諸費、第5目一般被保険者療養給付費は97億4172万7000円、第10目退職被保険者等療養給付費は4683万5000円で、一般被保険者療養給付費及び退職被保険者等療養給付費に係る経費は、ともに医療機関などに支払う診療報酬等の経費を、第15目一般被保険者療養費は1億820万4000円で、一般被保険者療養費に係る経費は、柔道整復師の施術、コルセット等の経費を。第25目審査支払手数料は3874万6000円で、診療報酬明細書審査支払手数料に係る経費は、同明細書の審査及び医療費の支払手数料を。第10項高額療養費、第5目一般被保険者高額療養費は12億6868万4000円、第10目退職被保険者等高額療養費は1049万8000円で、一般被保険者高額療養費及び退職被保険者等高額療養費に係る経費は、被保険者が病院等で受診して支払った一部負担金が自己負担限度額を超える医療費の支給に要する経費を。
予算説明書の38ページから39ページ、内容説明は413ページ、第20項出産育児諸費、第5目出産育児一時金は5040万円で、出産育児一時金に係る経費は1件42万円の出産育児一時金120件分の支給に要する経費を。
第25項葬祭諸費、第5目葬祭費は1240万円で、葬祭費に係る経費は1件5万円、248件分の経費を計上いたしました。
予算説明書の40ページから41ページ、内容説明は414ページから415ページ、第11款国民健康保険事業費納付金、第5項医療給付費分、第5目一般被保険者医療給付費分は39億4545万8000円を。
第10項後期高齢者支援金等分、第5目一般被保険者後期高齢者支援金等分は13億407万2000円を。
第15項第5目介護納付金分は4億8841万3000円で、それぞれの経費は、平成30年度の国保制度改正で設立された国民健康保険事業費納付金の平成31年度本市負担分を。
予算説明書の44ページから45ページ、内容説明は416ページ、第25款保健事業費、第3項第5目特定健康診査等事業費は1億3882万6000円で、特定健康診査等事業費に係る経費は、生活習慣病予防のための特定健康診査、特定保健指導等の経費を。
第5項保健事業費、第5目保健衛生普及費は1344万6000円で、保健衛生普及費に係る経費は、被保険者の健康増進のための経費を。
予算説明書の48ページから49ページ、内容説明は417ページ、第30款諸支出金、第5項償還金利子及び還付加算金、第5目一般被保険者保険料還付金は1745万円で、一般被保険者保険料過誤納還付金・加算金に係る経費は、保険料の過誤納付に伴う還付金を。
予算説明書の50ページから51ページに入りまして、第35款第5項第5目予備費は1000万円を計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
予算説明書の22ページにお戻りください。
22ページから25ページにかけまして、第5款第5項国民健康保険料、第5目一般被保険者国民健康保険料は39億1758万2000円、第10目退職被保険者等国民健康保険料は688万3000円で、医療給付費分、介護納付金分及び後期高齢者支援金分の保険料をそれぞれ計上いたしました。
予算説明書の26ページから27ページにかけまして、第30款県支出金、第3項県負担金・補助金、第20目保険給付費等交付金は116億4299万3000円で、平成30年度の国保制度改正で従前の国庫支出金等が原則都道府県経由で交付されるため設立された平成31年度保険給付費等交付金を。
予算説明書の26ページから29ページにかけまして、第40款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は17億3561万9000円で、職員給与費や事務費など一般会計からの繰入金を。
第10項第5目運営基金繰入金は1億4000万円で、運営基金からの繰入金を。
予算説明書の28ページから31ページにかけまして、第50款諸収入、第5項延滞金及び過料、第5目一般被保険者延滞金は1464万7000円で、一般被保険者保険料の延滞金を。
第10項雑入、第10目一般被保険者第三者行為納付金は1111万6000円で、交通事故等に起因する第三者に対する損害賠償金に係る納付金を計上いたしました。
以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ174億7410万円となります。
引き続きまして、債務負担行為及び歳出予算の流用について御説明いたします。
議案集その2の29ページから30ページを御参照ください。
まず、第2条に定めております債務負担行為につきましては、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額を、第2表債務負担行為により定めるものです。
第3条に定めております歳出予算の流用につきましては、歳出予算の各項に計上しております給料、職員手当等及び賃金に係るものを除く共済費の経費並びに保険給付費の各項の予算額において過不足を生じた場合、同一款内の各項相互間で流用を行い、弾力的な予算の執行を可能なものにしようとするものでございます。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは質疑に入ります。御質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
私から1点だけいいですか。今回、小児医療とかそういうのが移ったわけなんですけれども、事務レベルの関係では、いろんな政策的な関係で移ったのかもしれないんですけれども、事務レベルとしては、国民健康保険のところからの事務になるんですよね。その辺がよくわからないので教えてください。
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○保険年金課長 今回の医療費助成、小児医療費、ひとり親医療費、あと未熟児の医療費の助成に関してなんですが、まず視点が二つございまして、まず窓口のワンストップ化を進めたいという視点、それと、今まで時代の中で医療費助成という中を見直して、子育て施策の中で最適な政策ができるかどうかというところで移管をした次第でございます。
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○吉岡 委員長 政策的な関係は何となくわかるんです。要するに事務的な、国民健康保険の医療の中の支出の中にはそれがそのまま入って、違うんですか。要するに医療の関係ではどうなるのかなと思って。例えば医療費の、鎌倉市なんかで年齢を高くして補助金を出している分については、ペナルティーというか、そういうのをかけられたりしていますよね。ここの国民健康保険の中の、今までどおり小児は医療費としては入っているんでしょう。そうですよね。そうじゃないと、別のやり方があるんですかということですか。
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○保険年金課長 その点ですが、医療費は、一般会計の中の福祉的な政策で医療費助成というのを行っております。一方、国民健康保険の例えばペナルティーのお話とかについては、本市が国民健康保険を行う上で保険者としての国からのペナルティーでございまして、そういった部分では国民健康保険の課題でございます。
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○吉岡 委員長 要するに、国民健康保険の医療の部分から小児の医療費だって出ていくんでしょうと言っている。違うんですか。別枠になるんですか。そこがよくわからないので聞いているんですけれども。
要するに、医療費という制度が特別あるわけじゃないでしょうから、国民健康保険に入っている加入者の分についてはそこから出るんでしょうし、それ以外の負担は、いろいろな保険者がありますよね。そこら辺の兼ね合いがどうなっているのかなと。だから、国民健康保険は国民健康保険で出て、それ以外のところの補助を、こどもみらい部のほうで今までやっていたのを事務的にやるということなんですか。ちょっと言っている意味がわからないんですか。
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○保険年金課長 いわゆる個々の減額制度につきましては、国の考えで、医療費助成を行うことによって、本来の負担が守られないために医療費がふえてしまうという現象があるということで、国保事業についてペナルティーを受けているものでございます。
そのため、本市では、医療費助成については、県の補助金をいただく中で、市単事業として主にやっているものですから、国保については、御負担は国保の皆さんにしていただくのではなく、繰入金とかの中で、政策的な財源としてそちらを繰り入れることによって、国保の加入者の方の御負担を緩和するように考えております。
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○吉岡 委員長 結局だから、国民健康保険に入っている人もいれば、他のサラリーマン保険とかに入っている人もいるわけですけれども、国保は国保でやって、それ以外のところの上乗せ部分についてこども部でやるという意味なのかなと。要するに補助金という点では、そういうことですか。
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○内海[正] 健康福祉部長 国民健康保険の方と社会保険の方がいて、ゼロ歳から全ての方のお金はそこで払っている。そのうちお子様の部分については、3割負担するんですけれども、鎌倉市はそこをただ助成しているだけなので、当然国保会計の中でその部分は行われている。その補填をこどもみらい部が、3割負担している親御さんの3割分を一般会計から補填をして無料にしているので、そこから国民健康保険の中に当然お金は支払われていく、3割分は入っていくということになります。
ですから、通常の国保会計の中で、お子さんの3割負担の分も国民健康保険の中で行っていく。その3割分の補助を、今まで保険年金がやっていたのをこどもみらい部が、払わないでいいですよと言っていた3割は、こどもみらい部のほうから国民健康保険の中に入っていく。社会保険で行われている方は、同じように、社会保険のほうに市からお支払いをしていく、そういうことです。
小児医療費助成をどんどんやっていくと、当然のことながら今までどおりペナルティーは国民健康保険のほうに来る、そこのペナルティーはこちらの国民健康保険のほうで受ける、そこは変わらないということになります。
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○吉岡 委員長 要するに上乗せ部分について、こどもみらい部のほうで出していくという趣旨ですよね。ということで、医療はそのまま変わらないんだろうなと思ったものですから、確認しただけなんです。私はわかりました。
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
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○吉岡 委員長 日程第12「議案第103号平成31年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明願います。
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○保険年金課長 議案第103号平成31年度鎌倉市後期高齢者医療事業特別会計予算の内容について、説明いたします。
平成31年度鎌倉市特別会計予算に関する説明書の95ページから114ページ、平成31年度鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明の439ページから441ページを御参照ください。
まず歳出から説明いたします。
予算説明書の102ページ、内容説明の439ページをお開きください。
第5款総務費、第5項総務管理費、第5目一般管理費は8975万7000円で、後期高齢者医療運営事業に係る経費は、保険料額決定通知等封入封緘業務委託料、後期高齢者医療システム運用保守業務委託料、後期高齢者医療システム機器賃借料などを。
内容説明の440ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、医療給付担当職員7人分の人件費を、予算説明書は104ページに入りまして、第10款第5項第5目広域連合納付金は53億8634万3000円で、神奈川県後期高齢者医療広域連合納付金に係る経費は、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度拠出金や、市が徴収する後期高齢者医療保険料などを。
予算説明書の106ページ、内容説明の441ページに入りまして、第15款諸支出金、第5項償還金及び還付加算金、第5目保険料還付金は1200万円で、後期高齢者医療保険料還付金に係る経費を、第10項繰出金、第5目一般会計繰出金は100万円で、平成30年度の精算に伴う一般会計への繰出金を。
予算説明書の108ページに入りまして、第20款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
次に、歳入について説明いたします。
戻りまして、予算説明書の98ページを御参照ください。
第5款第5項第5目後期高齢者医療保険料は32億5582万5000円で、市が徴収する後期高齢者医療保険料を。
第10款繰入金、第5項第5目一般会計繰入金は22億732万3000円で、広域連合へ納付する事務費負担金、定率負担金、保険基盤安定制度繰入金と、職員給与費など市の事務経費として一般会計からの繰入金を計上いたしました。
第15款第5項第5目繰越金は200万円で、平成30年度からの繰越見込額を。
第20款諸収入、第5項延滞金、加算金及び過料、第5目延滞金は45万1000円を、第10目過料は1,000円を、予算説明書の100ページにかけまして、第10項償還金及び還付加算金、第5目保険料還付金は1150万円を。
第15項第5目雑入は1400万円をそれぞれ計上いたしました。
以上、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ54億9110万円となります。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたしました。
職員入退室のため、暫時休憩といたします。
(14時30分休憩 14時39分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第13報告事項(1)「鎌倉市新ごみ焼却施設建設の進捗状況及び生ごみ資源化等について」を議題といたします。原局から報告願います。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 日程第13報告事項(1)鎌倉市新ごみ焼却施設建設の進捗状況及び生ごみ資源化等について、報告をいたします。
本日は、平成30年市議会12月定例会終了以降の状況を報告します。
まず、新ごみ焼却施設建設に反対する住民の会との話し合いについてですが、2月5日に環境部と反対する住民の会代表ほか1名と話し合いを行いました。
話し合いは、2市1町における可燃ごみの広域連携の検討状況や平成31年度予算の内容などについて行いました。
反対する住民の会からは、平成30年度末までに新ごみ焼却施設の結論を出す必要があると考えているが、新ごみ焼却施設建設に対する反対の考えは変わらない、広域連携の可能性について、多少時間がかかってもしっかり協議してほしい等の意見がありました。
なお、新ごみ焼却施設に関する平成31年度予算については、可燃ごみの広域連携に向けて協議を行っていること、新ごみ焼却施設を建設する場合には、周辺住民の理解を得て進める必要があるため、計上しておりません。
次に、可燃ごみの広域連携の可能性の検討状況についてですが、12月21日及び2月6日に開催した2市1町ごみ処理広域化検討協議会作業部会において、ゼロ・ウェイストを目指して広域連携で取り組むごみ減量・資源化施策の検討、ごみ処理広域化実施計画の記述内容等について協議を行いました。
また、1月8日及び2月4日に逗子市・葉山町の部長を含めた話し合いを行い、可燃ごみの広域連携の可能性、ごみ処理広域化実施計画の記述内容、今後の進め方等について協議を行いました。
このように、現在、可燃ごみの広域連携の可能性やごみ処理広域化実施計画策定に向けた協議を行っていますが、現時点では公表できるまでの結論に至っておりません。引き続き精力的に協議を行い、平成30年度末までには、新ごみ焼却施設建設の結論について示す考えでございます。
次に、生ごみ資源化についてですが、12月17日に今泉クリーンセンター連絡協議会を開催し、生活環境整備審議会から出された生ごみ資源化に当たっての留意すべき事項についての説明、施設整備のスケジュールや進め方、久喜宮代衛生組合とは別の好気性微生物による生ごみ資源化の紹介を行いました。
協議会では、「生ごみ資源化施設、収集車両の臭気対策」、「本市全体のごみ処理体制を明らかにした上で、生ごみ資源化施設整備に向けた協議を行っていきたい」といった意見が出されました。
また、2月1日には、今泉クリーンセンター周辺3町内会役員や周辺住民と協議を行い、今泉クリーンセンターに関するこれまでの協定書の内容、これまで周辺住民とは、焼却停止後もごみ処理施設として活用したい旨の協議を何度も行っていることについて説明をしました。
出席者からは、「協定の経過はわかったが、60年以上焼却を担っておりごみ処理施設は他の場所にしてほしい」「ごみ処理施設だけでなく、地域を良くする点から全体のまちづくりの視点で説明し進めてほしい」といった意見が出されました。
今泉クリーンセンター連絡協議会及び周辺住民との話し合いでは、今後の進め方として、市の方針を示した段階で改めて今泉クリーンセンター連絡協議会を開催し、全体のごみ処理体制と生ごみ資源化施設の位置づけについて十分な説明を行った後、周辺住民に説明を行い理解を得ていくことになりました。
なお、生ごみ資源化施設整備に関する平成31年度予算については、周辺住民の理解を得てから進める必要があるため、計上しておりません。
最後に、紙おむつ資源化についてですが、平成31年度に予定している国のガイドラインの策定状況、既に資源化や実証実験を実施している先進自治体の状況等を踏まえ、今後も検討していくことを2市1町における協議において確認するとともに、紙おむつ資源化に関する最新の情報も積極的に捉え、引き続き検討を進めていきます。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑を行います。御質疑ございませんか。
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○日向 委員 資料の中で、新ごみ焼却施設の2のところで、逗子市、葉山町の部長を含めた話し合いという中で、可燃ごみの広域連携の可能性というところで協議を今している最中だということなんですけれども、協議をする内容に入ってしまうんですけれども、どういったふうにやられているんですか。
例えば鎌倉市のほうから、こういった形でやることによって広域連携の可能性ができるというふうな形で出しているのか、それとも単純に、2市1町それぞれでどこまでできるかというふうにやられているのか、どういった内容で詰めているのかをお聞かせください。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 これまでもゼロ・ウェイストの実現に向けて、検討協議会の作業部会、勉強会等で、ごみの減量・資源化施策というのは鋭意検討してきたということですね。それらの内容も踏まえて、鎌倉市のほうでも、それらを踏まえて今後どのようにしていくかといったことも練りながらそれらを提示して、広域連携の可能性があるのかというようなことを部長の話し合い、会議の中で検討をして、それぞれでその可能性についての意見を出し合ったというようなところでございます。
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○日向 委員 可能性ということですけれども、要は2市1町の中ではこれはやっていこうという、それぞれの首長同士の中の話なのかもしれないんですけれども、そういったところではこれは何とか広域でやっていこうというふうにはできているんですか。それとも、まだその前の段階で、できるかどうかのところをまだ話し合いというところで、部長を含めた話し合いというところにとどまっているんですかね。ちょっとその辺がどこまで決まっているのか、お聞かせください。
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○石井 環境部長 いずれにしても広域連携の可能性を検討している部分なんですけれども、非常にデリケートな内容を含んでいる内容なものですから、この協議、打ち合わせをしている中でも、対外的に報告などをするに当たっては統一的にやりましょうということで、少しその辺の情報の出し方というのは気をつけてくださいという、ちょっとそんなようなことを踏まえながらの協議ということなんですね。いずれにしても可能性の検討ということでございますので、どういうふうに体制を整理できるのかどうか、こういうところの協議・検討というふうに考えております。
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○日向 委員 今回、予算のほうにはまだ入っていませんので、新年度予算のところでもないので、ここの部分はこれにとどめさせていただきます。
この資料の中で生ごみの資源化についてのところなんですけれども、今泉クリーンセンー連絡協議会の協議内容のところで、久喜宮代衛生組合とは別の好気性微生物による生ごみ資源化の紹介というふうにあります。これは、今まで久喜宮代等は視察されたと思うんですけれども、別のところということなんですけれども、これはどういったことになるのかを説明したのか、お伺いさせてください。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 こちらにつきましては、久喜宮代と別のということで、同じように堆肥化でかなり生ごみが減容する施設で、既に稼働している施設がございまして、長野県の東御市というところでもう既に実施して行っているという施設がございまして、そこのつくったDVDのビデオと、そこの施設のパンフレットというのを紹介をいたしまして、生ごみの減容化につきましては、久喜宮代のものもありますし、また別の東御市でやっています、これはYM菌というのを使っているんですが、そういった施設もあって、いろいろな施設の可能性があるので、そういった中でよりよい施設、費用でありますとか、減容化の確実性でありますとか、臭気対策であるとか、そういったことも踏まえながら選択肢の中からよりよい施設を選んでいきたいということで、施設の別の方法についての紹介を行ったというところでございます。
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○日向 委員 別のということで、YM菌という言葉が出てきました。これは具体的に同じようなこと、生ごみ資源化になるとは思うんですけれども、何か具体的に久喜宮代とはどういったところが違うとか、臭気とかそういうのは余り変わらないんですか。何か違うから紹介したと思うんですけれども、その辺は何か今までと違うところがあるということで紹介されたということなんですけれども、何についてどう違うという形で説明をされたのか、もう一度お願いいたします。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 生ごみの減容、堆肥化というのはいろいろな菌がございますので、もちろん今回紹介した以外にも多分もう少しいろいろリサーチすればあるかと思います。そういった中で、一つ、今言ったYM菌というような形で、かなり同じように、90%以上の減容化が図れるというようなところと、それから東御市の中では、YM菌のやり方、幾つか臭気対策のやり方があるんですが、東御市のほうでは特に臭気が強く感じられる第一次発酵のところで機械を使いながらやっているというようなところが特徴であって、こういったやり方で臭気対策をやっているところもあるという、そういったことも一つの方法だというようなところで、それ以外の切り返しであるとか、ローテクの部分というのは基本的には変わりはないんですが、最初の臭気対策が久喜宮代でやっているものと違うというようなところが大きな違いだと紹介させていただいたというところでございます。
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○日向 委員 はい、わかりました。市として、まだいろいろな菌がある中で、どういった形でやっていくかというところも幅広く見ていただきながら進めたいというふうな形なのかなと思っております。実際にそういったお話をされた中での御意見というのはさまざま出ていたと思うんですけれども、こういった臭気対策等をしっかりしていただくという中で進めるという形になるのか、それとも、現状でにおい等があれだからという形で反対というか、反応的にはどういった形で連絡協議会としてはあったんでしょうか。市としてどういうふうに受けとめたのか、少しお聞かせください。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 12月17日の中では、市とするとゼロ・ウェイストを目指していく中ではこの施設は必要だというような御説明をさせていただいたところではあるんですが、この資料にもありますように、そうはいっても全体のごみ処理施策がどうなっていくのか、そういった中で生ごみの資源化という位置づけというのも全て明らかにした上でないと、なかなか、周辺住民の方に説明した場合でも理解が得られていかないんじゃないかというようなところで、そういったことというのもちゃんと示して生ごみの位置づけというのをしっかり説明してほしいと。
それから、ここにもありますように、においというのは一番敏感な部分でございますので、臭気対策であるとか、そういったところも説明をしながら理解を得て進めていくようにしてほしいというようなことをこの協議会の中ではいただいたというところで、我々としてもそういったところを留意しながら進めていくという考えであるということでございます。
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○吉岡 委員長 千委員の質問の聞き取りのため、暫時休憩といたします。
(14時52分休憩 14時58分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問につきましては、便宜、事務局から代読願います。
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○千 委員 (代読)改めてお聞きしますが、反対派の方と市長は今まで何回正式にお会いしてお話ししているのですか。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 新ごみ焼却施設建設に反対する住民の会と市長とのお話し合いだということだと思いますが、ちょっと今正式なメモはないんですけれども、たしか5回でございます。市長と反対する住民の会とは今まで5回話し合いをやっております。
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○吉岡 委員長 千委員の再質問の聞き取りのため、暫時休憩といたします。
(15時00分休憩 15時03分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
千委員の質問につきまして、便宜、事務局から代読願います。
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○千 委員 (代読)その中で市長はどういうことを説明されたのですか。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 5回の話し合いの中で、その時々でいろいろ説明した内容がございます。例えば平成29年4月のときの話し合いの場合ですと、この新ごみ焼却施設だけでなく、周辺のまちづくりも含めてよりよい施設づくりをしていきたいということで、我々のほうから周辺のまちづくりについての提案というのもさせていただいたりいたしました。
また、その後の10月のときには、さまざまなごみ、これまでの反対の会の皆さんとの話し合いの中で白紙撤回という思いが強いという中で、さまざまなごみ処理についての検討というようなところで、そういったことを検討していきたいというようなことを申し上げたりとか、それから、30年3月の話し合いの中では、新ごみ焼却施設はもとよりですけれども、これまでの例えば山崎の浄化センター、これはこれまで反対する会から言われていた臭気対策、そういったことについては約束でありますので、それについてはどのような臭気対策が行えるかという調査を行っていきたいというようなことでありますとか、今市のほうで用地の買収をしましたJR引込線、そういったことについての検討、そういったことも行っていきながら、反対する会との信頼関係というのを得ていくような形で進めていきたいというようなお話、そういったことなどはさせていただいたというところでございます。
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○久坂 委員 私は予算特別委員会の委員ですので、端的にやらせていただきますけれども、3番の生ごみ資源化について、今泉クリーンセンター周辺3町内会の役員と周辺住民との協議ということで、2月1日にやってくださっているんですけれども、それを経てもなお、ここにございます今後の進め方として市の方針を示した段階で、説明を地域の方に行っていくということがあったんですけれども、2月1日に実施していただいたときに、地域の方から、協定のいきさつはわかったけれども、ごみ処理施設はほかの場所にしてほしいですとか、全体のまちづくりの視点で、この3町内会の地域をどうしていくのかという見通しがある中でこの施設を考えてほしいというような御意見が、多数ではないにしろあったわけですよね。
こういった御意見についてはどのように考えて今後説明を行っていくのかということと、直接的にいただいた御意見に対してどういうふうに当日お答えになったんですか。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 まず、他の場所でというような御意見につきましては、なかなか、市の土地事情というところの中でいきますと、ほかの場所でいくと難しい状況があるという中で、これまでも、今泉クリーンセンターの連絡協議会であるとか、そういった中で、たしか平成19年ぐらいから、焼却施設が停止した後もごみ処理施設として活用させていただきたいというようなことは申し上げてきたというところの中で、市としては、あそこの施設をごみ処理施設として活用させていただきたい。今、生ごみの資源化施設というところで考えているというところで、そういった説明をさせていただきました。
そういう説明をさせていただきましたが、そこにありますように、いずれにしても、市の全体のごみ処理施策というのを明らかにして、その中で生ごみの資源化施設の位置づけというのをしっかり説明をして、今後また協議をさせていただくというようなことになりました。
それから、全体のまちづくりというのは、当然、仮にこういう生ごみ資源化施設ということになった場合に、その視点だけでなくて、今泉全体の中で地域をよくするようなものというものもありますので、そこは今後話し合いの中で、ごみ処理施設単体ではなくて、それ以外のものも含めて、どのようにして今泉について住民の方の理解を踏まえながら進めていくのかというようなことでの御意見を伺って、そこはまた今後の話し合いの中で具体に協議をしていきたいというようなことでの御説明をさせていただいたというところでございます。
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○久坂 委員 今後、周辺住民の方に説明を行っていく際には、そういったまちづくりの視点という宿題をいただいているわけですよね。ですので、そういったものを具体的にお答えをしていかないと、なかなか説明を行っていくというのは難しいのかなというふうにはちょっと思っているんですけれども、それについては、まちづくりの視点というのを、今泉台とかにつきましては、鎌倉市の中で長寿社会のまちづくりですとか、そういった重点的な地域に指定していただいて、後押しをしていただいているのはわかっているんですけれども、今泉ですとか、岩瀬ですとか、そこら辺の3町内会のところの全体的なまちづくりの視点という宿題をいただいて、どうするんですかというふうに言われていますから、今後、答えを持って御説明しなきゃいけないと思っているんですけれども、そこら辺についてはどうなんですかね。結構大きな話をいただいていますから、というところでちょっとお伺いしたいと思います。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 当然、その点については、環境部だけの問題ではございませんので、そこは庁内でも話し合った中で、また今泉の周辺の皆さんの御意見もいただきながら、具体に今泉の周辺の方のニーズであるとか、そういったことも捉えながら、あわせて生ごみの新焼却施設だけではなくて周辺というようなことで、お互いにキャッチボールをしながら進めていきたいというふうに考えています。
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○久坂 委員 いずれにしましても、市の考え方というのもなかなか御理解いただけていなかった中で、今回2月1日の御説明を行っていただいて、土地についての市の考え方をまず示したというところで、そこをスタートラインとして進めていくんでしたら、そういった方向でやっていただければというふうに思いますので、丁寧な意見聴取と、何を今後御説明していくのかということを、今全庁的にとおっしゃってくださいましたので、そちらにつきまして今後も見させていただきたいと思いますので、お願いいたします。
話が戻るんですが、山崎地域における結論というのは年度末というのは、代表質問の中でも、一般質問の中でもさまざま御答弁いただいているんですけれども、これは確実に年度末ということでよろしいんですね。
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○石井 環境部長 はい、そのように考えてございます。
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○久坂 委員 代表質問の再質問の中にもあったんですけれども、私どもの2月定例会の本会議というのが22日が最終日で、年度末というと、平日でいうと本当に5日間なんですね。ですから、5日間の意味が何だったのかというところで再質問された会派がいらっしゃって、私も本当にそのとおりだなというふうにちょっと思って伺っていたんですが、これは、先ほど部長がおっしゃっていた例えば広域ですと2市1町、デリケートな情報がある中で、情報については統一的にやっていくとか、そんないろんなお考えがあってのことなんでしょうか。
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○石井 環境部長 方針を確定していくということについては、もう少し協議が必要だというふうにも考えております。ですから、その協議ということを踏まえた中で、現時点では30年度末というふうに考えているところですけれども、当然、最終的に日程等を確定する中では、その辺の協議を踏まえながら最終的に確定をしていくというふうには考えております。
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○久坂 委員 確定していく。先ほど統一的と伺った中で私が思ったのが、いずれにしましても、私どもの鎌倉市と、逗子市と、葉山町の市民ですとか町民の方々の生活にもかかわってくる中で、誠意ある御説明というのが、本当に議会が終わってからであっていいのかとか、ほかの逗子市議会ですとか葉山町議会もいろいろあるんですけれども、そこら辺のところで、誠意ある説明が尽くされるのかということでちょっと懸念があったものですから、再度確認をさせていただきました。本当にそこら辺につきましては御留意をいただきたいと思います。
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○森 副委員長 新焼却施設と生ごみ資源化について住民理解が得られないために、平成31年度は予算化していないということですけれども、平成31年度、環境部としては、これらについてどのようなお取り組みをされるのか、教えてください。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 平成30年度末に結論を出しますので、その結論に基づいて、例えば広域のほうでありましたら、広域に向けた具体的な進め方、それから新焼却施設のほうでありましたら、結論に基づいた必要な、仮に新焼却施設ということになれば、それは周辺の住民の方の理解を得ながら進めていくというようなこと、そういったことをやっていかなければいけないし、先ほどの生ごみについては結論にかかわらず進めていくということでございますが、周辺の住民の方から全体のというようなことでございますので、その結論が出た段階で、また今泉の周辺の住民の方に全体のごみ処理体制ということも説明しながら理解を得ていって、そういった中で、理解が得られた段階で生ごみの資源化に向けて進めていくというようなことで、いずれにしても住民の理解も得ながら、必要な施設整備というのを進めていくというようなところで考えております。
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○森 副委員長 2市1町の協議の中で、平成30年度鎌倉市がごみ焼却施設を建設しないと判断した場合、名越クリーンセンターの稼働が停止した後は全てのごみを逗子市で燃やしてもらうことになると思うんですが、そのなような話というのはこの2市1町の協議の中でされているんでしょうか。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 可燃ごみの広域連携ということの協議ということでありますと、名越が稼働を停止した後については、逗子市の焼却施設で焼却ができるかということの検討でございますので、ただ、鎌倉市のごみ、それから逗子市、葉山町の今のごみの量、約4万5000トンぐらいあるんですが、それを減量しないと逗子の焼却施設では焼却し切れませんので、2市1町の中ではゼロ・ウェイストということで、今回生ごみを資源化したり、これは逗子市、葉山町もやりますが、それ以外の例えば紙おむつの資源化・減量等でありますとか、事業系のごみの減量でありますとか、そういったことを協議をしていって、その中で逗子市の焼却施設で焼却が可能であるかどうかということを、最終の段階の見きわめの協議をしているというようなところで今進めているというところでございます。
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○森 副委員長 でも、可能かどうかというのを判断しているということですが、確実に鎌倉市の分が逗子市で処理できるという見込みが立たない限り、鎌倉市で例えば仮に平成30年度末につくらないという判断はできないんじゃないかなと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
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○谷川[克] 環境施設課担当課長 そういったことや、今後の市のごみ処理体制をどうしていくのか、基本はゼロ・ウェイストということで、できる限りごみの減量・資源化をしていくということですけれども、そういったことに向かって、市として焼却施設を建設しないでその後安定的なごみ処理ができるのかとか、広域の中で進められるのかとか、そういったことを今、最終の詰めの段階を行っていて、その結論は平成30年度末までに出すということで今検討して、そういった中で新焼却施設の結論は出していくというような形で今行っているというところでございます。
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○森 副委員長 心配しているのは、ごみ焼却施設はつくりませんと判断した場合に、確実にその後広域連携でごみ処理が進められるという担保がとれているのであればいいんですけれども、それがとれていないまま焼却施設を建設しませんと判断したときに、その後どうなるのかなというのを懸念しているんですけれども、その辺の部分についてはちゃんとした見込みとかお考えがあった上での判断ということでよろしいんでしょうか。
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○石井 環境部長 おっしゃるとおり、いずれにしても安定的なごみ処理というものをきちっと構築していかなければなりませんので、どういう組み立てになるのかということをしっかり整理、見きわめた上で結論を出していきたいというふうには考えております。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうかの確認をいたします。
(「聞きおく」の声あり)
聞きおくということで確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第13報告事項(2)「鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)廃止後の状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
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○脇 環境施設課担当課長 日程第13報告事項(2)鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)廃止後の状況について、報告いたします。
鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)については、平成27年6月定例会に陳情第2号「鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地区)の20年間放置に関する陳情」が提出され、採択されています。
その後、平成29年9月定例会に陳情第14号「鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)内「関谷字島の神1553地」の25年間の埋立焼却残渣・耕作物は「ゼロ」、補償総額は1億2674万円に関する陳情」が提出され、継続審議となっております。
本日は鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)廃止後の状況について報告をいたします。
鎌倉市一般廃棄物最終処分場(6号地)は、平成4年から最終処分場として地権者8名の方からお借りしているものです。
当該最終処分場については、平成30年3月19日付で神奈川県に一般廃棄物最終処分場廃止確認申請書を提出し、平成30年3月29日付で廃止の確認をしたことについて神奈川県知事より通知されました。
当該地は最終処分場としての廃止が確認されたことから、平成30年6月15日付で、神奈川県が、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、廃棄物が地下に埋設されている土地の区域を指定区域として指定しました。
指定区域として指定された土地は、土地の掘削やその他の土地の形質の変更をする場合は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定された形質変更に係る届出が必要となります。
市は神奈川県からの廃止の確認通知を受け、最終処分場復元工事を実施し、早期に当該地を地権者の皆様にもとの農地としてお返しするため、一般競争入札により株式会社斉藤建設と平成30年8月3日に工事請負契約の締結をいたしました。
最終処分場復元工事の実施に当たっては、神奈川県と廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく指定区域の形質変更及び土壌汚染対策法等関連法規等に係る届出について協議を行い、必要な手続を行いました。
当該工事は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定された最終処分場の維持管理基準に基づき設置した、仮囲い、U字溝、集水設備等の撤去及び覆土等によりもとの農地形状へ復元するための整備を行ったものです。当該工事は平成31年2月12日に竣工いたしました。
当該地の返還につきましては、地権者の方と補償期間及び試作期間等について協議・確認を行い、試作期間は復元工事完了検査完了日の翌日からとすることで平成30年4月20日付で補償協定書を締結しています。
現在、試作期間に入っており、地権者みずからが農業を行うために必要となる表土や土壌改良を行った後に試作を行い、2020年、平成32年2月には地権者の皆様に農地としてお返しできる予定です。
以上で報告を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
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○西岡 委員 御説明ありがとうございました。やっと来年の今ぐらいですか、返還がかなうということで、あと1年間無事に復元の作業が進むといいなというふうに思っていますが、ここまで来るまでに、8名の地権者がいらっしゃるということなんですけれども、現在も8名いらっしゃるということですか。
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○脇 環境施設課担当課長 そのとおりでございます。
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○西岡 委員 そして、この復元をされたときに農業をするといった予定が入っているんでしょうか。農地として復元ということですが。
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○脇 環境施設課担当課長 今、確認しているところによりますと、8名の方のうち7名がみずから、1名の方が他の方にお貸しする形で農業を行うということで認識しております。
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○西岡 委員 それでは、長い間最終処分場として市がお借りしていたところが、関谷の大事な農地として復元がかなう、そして農業が再開できるということを確認させていただきました。明年の2月ということですね。
この間の多額な出費に関して、市民の方からさまざまお調べをいただいて、御指摘もいただいたところですけれども、この復元に係る環境部としての作業については、どういった御感想、また今後に生かしていきたい点等ございましたら、おっしゃっていただきたいなというふうに思います。
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○脇 環境施設課担当課長 関谷の6号地につきましては、溶融化の処理が開始することによって、焼却灰の埋め立てを停止したということがございます。その後は、危機管理の点から、一定時期そのまま最終処分場として維持管理をさせていただいておりました。廃止に向けては、ガスの発生等生じるために長年の時間を要してしまったことについては反省をしているところでございますが、今後も丁寧な維持管理等を行っていきたいと思います。
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○西岡 委員 市民の方からさまざまな御指摘をいただいたと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。最終的に来年の今ぐらいには返還ができるというめどが立ったわけですから、さまざま御指摘をいただいたところについても、きちんと御説明をこういった場でできるところはしていただきたいなというふうに思いますが、いかがですか。
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○脇 環境施設課担当課長 2件の陳情をいただいた陳情者の方とは、陳情をいただいた後も、延べで言いますと70回以上電話、メール等で連絡をとり合っているところでございます。今後も丁寧な説明をしていきたいと思います。
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○西岡 委員 70回以上お会いをされて御説明をしていただいたということで、私も何度かお目にかかりましたけれども、大変熱心にさまざまな御指摘をいただきましたので、その指摘をしていただいた点についてはどのようにお考えで、今後どのようにその点は生かしていこうと考えているのか、そこが大事なところなので、御説明を願いたいなというふうに思っております。
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○石井 環境部長 私も何回かお会いさせていただいてお話をさせていただきました。一つは、文書の管理の部分については、私どものほうとしても、もう少し慎重に丁寧にやっておく必要性があったということで、今やり方についても変えてございますので、その点についてはきっちり対応していく必要性があるだろうというふうに思っています。
いずれにしても長年かかってきたということがありますので、一刻も早く地権者の方にお返しできるように、あと1年ですけれども、きちっと対応できるように今後も引き続き対応していきたいというふうに思っております。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
了承かどうか確認をしたいと思います。了承でよろしいですか。
(「はい」の声あり)
了承を確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第14「議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分」を議題といたします。原局から説明願います。
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○植地 環境部次長 日程第14議案第98号平成31年度鎌倉市一般会計予算のうち環境部所管部分について、説明いたします。
鎌倉市一般会計予算に関する説明書は100ページから103ページにかけて、鎌倉市一般会計・特別会計予算事項別明細書の内容説明は191ページから193ページにかけて、第20款衛生費、第10項清掃費、第5目清掃総務費は12億2466万円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、環境運営事業として、一般廃棄物処理施設建設基金の積立金などを、廃棄物処理施設のマネジメント事業として、名越クリーンセンターバグフィルターろ布取替修繕料などを、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境総務担当、ごみ減量対策課、環境施設課、環境センター職員の人件費を計上いたしました。
予算説明書は102ページから103ページで、内容説明は194ページから209ページにかけて、第10目じん芥処理費は23億9946万1000円で、3Rの推進・ごみの適正処理に係る経費は、名越・今泉両クリーンセンターの管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、名越クリーンセンターの焼却施設維持管理業務委託料、今泉クリーンセンターの搬出施設運転委託料などを、名越・今泉両クリーンセンターの収集事業として、場内作業等従事嘱託員報酬、収集車両の燃料費や修繕料などを、ごみ収集事業として、資源物やごみについての収集運搬業務委託料、一般廃棄物指定収集袋作成等に係る経費などを、最終処分事業として、焼却残渣溶融固化処理業務委託料などを、ごみ処理広域化計画推進事業として、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会に係る消耗品費を、笛田リサイクルセンター管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、資源物選別処理等業務委託料、運転保守管理等業務委託料などを、ごみ資源化事業として、廃棄物検査指導員や廃棄物発生抑制等啓発指導員報酬、容器包装プラスチック中間処理業務委託料、植木剪定材堆肥化等業務委託料、紙類・布類収集運搬処理売却業務委託料などを、3R推進事業として、3R推進事業奨励金、生ごみ処理機購入費補助金などを、環境汚染の防止に係る経費は、ダイオキシン類削減対策施設整備事業として、名越クリーンセンター周辺大気環境調査業務委託料を計上いたしました。
予算説明書は102ページから105ページで、内容説明は210ページから211ページにかけて、第15目し尿処理費は3467万3000円で、環境汚染の防止に係る経費は、深沢クリーンセンター管理運営事業として、光熱水費、設備修繕料、保守点検業務委託料、し尿の公共下水道への放流に伴う下水道負担金などを、し尿収集事業として、し尿収集運搬業務等に係る委託料などを計上いたしました。
続きまして、第15項環境対策費に入ります。
予算説明書は104ページから107ページにかけて、内容説明は212ページから217ページにかけて、第5目環境対策管理費は2億7266万8000円で、環境汚染の防止に係る経費は、公害等対策事業として、深夜花火防止巡回警備業務委託料、大気・河川等の各種環境調査分析業務委託料などを、まちの美化に係る経費は、まちの美化推進事業として、まち美化清掃活動奨励金、公衆トイレ清掃業務委託料、路上喫煙防止業務委託料、屋内喫煙所設置費等補助金などを、次代に向けたエネルギー・環境対策の推進に係る経費は、環境基本計画等推進事業として、環境教育の人材派遣等謝礼、カーボン・マネジメント強化事業に係る維持修繕料、住宅用再生可能エネルギー・省エネ機器等の設置費補助金などを、海浜の環境保全に係る経費は、海岸清掃事業として、公益財団法人かながわ海岸美化財団への清掃事業費負担金を、行財政運営に係る経費は、職員給与費として、環境政策課環境政策エネルギー担当及び環境保全課職員の人件費を計上いたしました。
予算説明書は106ページから109ページにかけて、内容説明は218ページから220ページにかけて、第10目環境衛生費は3062万2000円で、環境汚染の防止に係る経費は、衛生・害虫駆除事業として、害虫駆除用薬剤等消耗品やスズメバチの巣の駆除業務委託料などを、野生鳥獣等への対応に係る経費は、動物愛護推進事業として、犬の登録・注射促進協力等業務委託料や犬の登録等管理システム備品購入費などを、鳥獣保護管理対策事業として、有害鳥獣駆除等業務委託料などを計上いたしました。
予算説明書は130ページから133ページにかけて、内容説明は288ページで、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は13億7415万円で、このうち環境部の所管部分、海浜の環境保全に係る経費は、海浜保全事業として46万8000円で、サーフ90ライフセービング事業負担金などを計上いたしました。
以上で説明を終わります。
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○吉岡 委員長 それでは、質疑に入ります。御質疑ございませんか。
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○日向 委員 ごみ収集事業のところ、200ページのところでお伺いします。燃やすごみやペットボトルとか、その他収集運搬業務というのがあるんですけれども、これは年々少しずつ委託料というのはふえているんですか。収集業務というのは、いろいろやることによってだんだん効率的になったりとか、そういったところでこの業務の委託料というのを下げるような形で工夫したりとか、そういったところはされたりしているんですか。
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○ごみ減量対策課担当課長 毎年、この収集運搬については、事業者と協議しながら効率的な収集運搬を心がけています。その中で、地区を一部見直したりとかしながら経費を抑えるようにしているんですけれども、今回どうしても第4次の職員数適正化計画がございまして、その分で減員対応経費があるのと、あとは消費税が10月から10%になりますので、その関係で上がっているという状況でございます。
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○日向 委員 さまざま効率的にやろうという形で、収集業務に対してはいろいろ協議しながら少しでも見直しということで、今回いろいろそういったものがあるとは思うんですけれども、今後もそういったものを下げる形での協議というのはやっていただけるということでよろしいですか。
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○ごみ減量対策課担当課長 引き続き事業者とは効率的な収集へ向けて、毎年その地域の状況を把握しながら、効率的に収集運搬できるような形で対応していきたいというふうに考えております。
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○日向 委員 ぜひそういったところ、経費削減というところ、減らせばいいというわけではないんですけれども、そこの見直しをかけていくことで、ぜひ委託料のところがどんどん上がっていかないようにやっていただければなと思います。
あともう1点、207ページの3R推進事業の中の第13節で、ごみアプリ保守管理業務委託料というのがあるんですけれども、これはどういった内容で、保守というのはどういったことをやられるんでしょうか、少しお聞かせください。
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○高橋[謙] 環境部次長 これは、平成30年9月4日にLINE株式会社と鎌倉市との間で包括連携協定を結びました。それを契機に、LINE株式会社のほうでLINEブートアワード、そういった応募型の提案をしていただくようなイベントがございました。そこで、鎌倉市SDGs未来都市賞を受賞した事業者とLINEを活用したごみの品目検索アプリ、そういったものをこれから実証実験を経て委託契約をしていきたいと考えています。
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○日向 委員 そうしますと、LINEの中で何か確認できたりとか、そういった形でやられる。それ用のアプリをつくるわけじゃなくて、LINEを使った中でそれがわかるような仕組みをつくっていくということでよろしいですか。
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○高橋[謙] 環境部次長 LINEを使って、例えば収集品、これは何のごみですかというような問い合わせに対して答えが来るようなものですとか、あとは通知機能というのを考えていまして、前日の夜に、あしたはこういう収集品目ですよと、そんなような御案内をするような通知機能なども考えています。
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○日向 委員 そういった形で、LINEを使うことでそういったものができるようになるのかなと思いますけれども、そういった形の委託料ということで確認をさせていただきました。
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○西岡 委員 質問しないつもりでいたんですけれども、今回予算に、市長が年度末に判断をするということで、先ほど御報告をいただいた大事な項目については計上がなかったということで、初めてこの予算書を手にしたときにびっくりしたんですけれども、こういった形で予算書を上程をする、来年度予算を上程するということについて、環境部としてはどのようなお考えなのか、またお気持ちなのか、率直にお伺いしたいと思います。ちょっと予算特別委員会では聞けないので、お願いいたします。
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○石井 環境部長 環境部でどのようにという御質問でございますけれども、いずれにしても方向性というのを早く出して、きっちり予算化することができれば、それに越したことはなかったんだろうというふうには思ってございます。ただ、いろいろな状況の中で、こういう形で整理をした。ただ、いずれにしても、どちらかにしたとしても、来年度予算ということを考えると、その部分については計上することは恐らくなかっただろう、こういうことの中で今回こういう対応になっているんですけれども、ただ、いずれにしても早目に方針を確定していくということが必要だという認識は今も持っているところでございます。
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○西岡 委員 今の部長の御答弁の中で、いずれにしても予算計上はなかっただろうという御判断をなさった。その根拠は何でしょうか。
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○石井 環境部長 新焼却施設をつくる、つくらないという中で、仮に新焼却施設をつくるということになった場合、地元との協議が調っていないということでございますので、そういう面では、いわゆる調査費等の予算計上というのはできないだろう、こういう考え方ですね。例えば新焼却施設を建設しないというふうになった場合、例えば広域ということであるならば、これもまだ先の話になりますので、そういう面でも予算計上はない、そういうような形の中で少し整理をしたというとろでございます。
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○西岡 委員 代表質問また一般質問を通じて市長がこの3月、年度末に下す決断というのは、鎌倉市の将来にわたる安定的な、経済面も環境面も含めて結論を出すということで、ただ単に焼却炉をつくる、つくらないの判断ではなくて、鎌倉市のごみ処理政策の根本的な将来に向かっての施策を打ち出すということで市長はお答えになっていますよね。そういう認識でよろしいですか。
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○石井 環境部長 当然のことながら、大きな判断ということになりますので、将来のごみ処理がどういう形になるのかということをきちっと整理した上での判断というふうに考えております。
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○西岡 委員 ということは、私たちは、その判断をお聞きをして、その判断に基づいてごみ処理施策を組み立てられて、そして来年度実行していくわけですから、そのスタートに立てないわけですよ。言ってみれば、根本的なごみ処理施策がどうなるかわからない中で、しようがない、今わかっているのだけやっておこうか、そういう感じなわけですよね。皆さんも力が入らないかもしれないけれども、どうしちゃったんだろうと思いますよね。
本当だったらば、新年度にその方針に従って出発をできる体制をつくるのが、ここで言ってもしようがないですけれども、と思うんですけれども、環境部の思いはわかりました。
あとは予算特別委員会でお聞きいたしますので、結構でございます。
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○吉岡 委員長 ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑を打ち切ります。
予算等審査特別委員会への送付意見はございませんか。
(「なし」の声あり)
なしを確認いたします。
環境部職員退室のため、暫時休憩といたします。
(15時46分休憩 15時47分再開)
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○吉岡 委員長 再開いたします。
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○吉岡 委員長 日程第15その他(1)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局から報告願います。
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○事務局 さきの12月定例会におきまして継続審査要求をしております5件のお取り扱いにつきまして、御協議をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 引き続き継続審査ということで、よろしいでしょうか。
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○久坂 委員 陳情第14号については、きょうも進捗状況を一応御報告いただいて、最終的なめどがついてきたということで、我々としてはここから除いてもいいのかなというふうに思っているんですけれども、最後まで見届けたいというほかの委員の御意見があれば、それに従います。
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○吉岡 委員長 この中身としては、費用負担の問題とかもいろいろ入っていたんですけれども、どうなんでしょうか、皆様の御意見をお願いします。
特に御意見がなければ、このまま継続審査ということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたします。
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○事務局 ただいま確認をいただきました5件につきまして、最終本会議において閉会中継続審査要求をするということでよろしいかどうか、御確認をお願いいたします。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○吉岡 委員長 日程第15その他(2)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局から日時の案をお願いします。
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○事務局 次回当委員会の開催につきましては、平成31年3月6日水曜日、午前9時30分、議会第1委員会室ということでよろしいかどうか、御確認をお願いいたします。
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○吉岡 委員長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
以上をもちまして観光厚生常任委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成31年2月26日
観光厚生常任委員長
委 員
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