平成30年各派代表者会議
6月 7日
○議事日程  
平成30年 6月 7日各派代表者会議

各派代表者会議会議録
〇日時
平成30年6月7日(木) 14時00分開会 14時16分閉会(会議時間 0時間15分)
〇場所
議会応接室
〇出席議員
山田議長、納所副議長、大石、吉岡、池田(代理)、中村、高橋、保坂の各代表者(前川代表、伊藤代表は欠席)
〇理事者側出席者
松尾市長、小礒副市長、松永総務部長、齋藤行政経営部長、奈須市民生活部長
〇議会事務局出席者
大隅局長、木村次長兼議事調査課長、茶木担当書記、笛田議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長、窪田議事調査担当担当係長
〇本日審査した案件
1 鎌倉市職員の処分について
〇審査内容
 開会後、議長から、鎌倉みらいの前川代表から所用のため欠席する旨の申し出があり、代理者として池田議員が出席している旨の報告が、また、自民党鎌倉市議団の伊藤代表から所用のため欠席する旨の申し出があったとの報告がそれぞれあった。
 次に、鎌倉市職員の処分についてを議題とした。本件は議長から、一昨日、理事者から鎌倉市職員の処分について報告したい旨の申し入れがあった旨の報告があり、報告を聴取するため、一旦休憩した。
            (14時02分休憩   14時03分再開)
 再開後、松尾市長から、平成29年10月19日に発覚した市民課における公金紛失事案について、要因となる公金の不適切な管理を行っていた職員の管理監督者に対し、本日、懲戒処分を行ったこと、平成30年4月17日に神奈川県迷惑行為防止条例違反で現行犯逮捕された職員に対しても、本日、懲戒処分を行った旨の報告がり、また、全庁を挙げてコンプライアンスの推進に向けた取り組みを進める中、このような事案が生じ、誠に申し訳なく、今後はこれまで以上に職員に対し、自らの立場を自覚して行動するよう指導・徹底していく旨の報告がそれぞれあった。
 続けて、松永総務部長から、市民課の公金紛失に係る処分は、平成29年10月19日に市民課で証明交付手数料のつり銭等として、会計課から現金で交付を受けていた公金3万5000円が紛失していることが判明したもので、会計課から交付を受けていた現金は、施錠していない手提げ金庫で保管しており、窓口開庁時間中は、平日用つり銭はレジ内に、マルチコピー機用つり銭はマルチコピー機内で管理していたが、土曜開庁日用つり銭と両替用予備現金については、手提げ金庫に入れたまま、施錠していない市民課執務室内の事務机の引き出しの中で保管しており、2種類の現金は毎日の点検を行っていなかったこと、これは、平成28年9月に策定した「鎌倉市公金取扱基本マニュアル」に反しており、公金紛失に起因する不適切な事務処理を行った職員について、4月16日付で鎌倉市職員考査委員会に諮問し、その後、4月24日に委員会が開催され、5月14日付で、「生活保護費に関する不適切な事務処理、これを契機とする準公金等の不適切な管理の発覚という経過を踏まえ、平成28年9月にマニュアルが作成され、これに関する研修が行われた経過からすると、市民課長は管理職として、課内における公金取り扱いについて部下から報告を受け、マニュアルに従った事務処理がなされているか確認をするとともに、課の職員に対しマニュアルに沿った処理を指導する職責を負っていたものの、マニュアルに反する処理がなされていたのは、管理職としての職責を果たしていなかったと言うほかなく、公金管理に関して市民から厳しい目が向けられていることを考慮すると、責任は決して軽いものとは言えず、戒告処分に処するのが相当である。」との答申を受けたこと、この答申を踏まえ、本日、市長から当時の市民課長に対して戒告の懲戒処分を行った旨の報告があり、続けて、平成30年4月17日に、電車内で、女子高校生のスカート内にカメラ機能付携帯電話を差し向けたとして、神奈川県迷惑行為防止条例違反の写真機等を人に向ける行為で現行犯逮捕された職員について、5月21日付で鎌倉市職員考査委員会に諮問し、その後、5月29日に委員会が開催され、6月5日付で、「法令を遵守する立場にある公務員として許されない行為であるから、懲戒処分に処するのが相当である。公務員に対する市民の信頼を大きく裏切るものであるから、その責任は重大であり、強い非難に値するというほかなく、停職3カ月に処すべきであるとの結論に至った次第である。」との答申を受けたこと、しかしながら現在、全庁を挙げてコンプライアンスの推進に向けた取り組みを進めている中で、現行犯逮捕されたという本事案の重大さを考慮し、答申を踏まえつつ、本日、市長から停職6カ月の懲戒処分を行ったこと、処分した職員からは、既に退職届が提出されていたことから、本日付で辞職を承認したことの報告がそれぞれあり、若干の質疑の後、報告を受けたことを確認した。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成30年6月7日

             議 長  山 田 直 人