平成30年議会運営委員会
4月 9日
○議事日程  
平成30年 4月 9日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成30年4月9日(月)9時30分開会 12時03分閉会(会議時間 2時間01分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
前川委員長、大石副委員長、志田、池田、森、高野、高橋、久坂、保坂、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
大隅局長、木村次長兼議事調査課長、笛田議事調査課課長補佐兼議事調査担当担当係長、窪田議事調査担当担当係長、片桐担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等の検討について
2 次回の議会運営委員会の開催について
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○前川 委員長  議会運営委員会を始めさせていただきます。
 委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員の指名を行います。高橋浩司委員にお願いいたします。
 本日は、議会運営等の検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長は出席していないことを報告いたします。
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○前川 委員長  「議会運営等の検討について」を議題といたします。3月1日開催の当委員会に引き続き、検討項目一覧の順に協議を進めていきたいと思っております。
 3月1日開催の当委員会では、「議長の任期について」まで協議し、「正・副議長選挙及び役員選考委員会のあり方について」では、立候補及び所信表明を導入することを踏まえた上で、方法などについて検討することとなっております。
 本件については、整理する事項などもあることから、本日は、ほかの検討項目について、順次協議をしていきたいと思っておりますので、御了承をお願いしたいと思います。
 それではまず、「資料要求のあり方について」協議していきたいと思っております。本件は、正・副議長提出の項目となっておりますので、便宜、事務局から提案理由の説明をお願いしたいと思います。
 
○事務局  説明の前に、本日の資料に「第20期・議会運営等に関する検討項目」を入れて配信させていただいておりますので御確認ください。
 では、資料要求のあり方について説明させていただきます。予算等審査特別委員会及び決算等審査特別委員会では、設置後、所管の委員会で、審査資料の要求について協議しております。その際、まず、本日の資料1、2にあります、要求資料一覧に記載の資料を要求するか協議し、例年要求することが確認されております。こちらが定例的に要求している資料ということになります。
 続けて、特別委員会では、そのほかに必要な資料があるか協議し、要求することが確認された資料について、随時追加で資料を要求しています。
 定例的に要求している資料については、特別委員会の場で利用頻度が低いことから、その内容の見直しを、随時必要に応じて要求している資料については、その目的を明確にするなど、資料要求のあり方について、検討を願いたいというものです。
 具体的には、適宜要求している決算特別委員会15項目、予算特別委員会21項目の資料については一旦見直し、必要な資料があれば、その項目のみを要求すること等、御協議願います。また、随時要求資料については、資料要求時に要求する項目のほかに、「本資料は、〇〇のために要求する」など、委員会要求資料であることから、ほかの委員にもわかりやすいよう、理由を明確にして要求することを御協議願います。
 
○前川 委員長  それでは、ただいまの事務局からの説明で、皆さんの御経験の中で思い浮かぶことがいろいろあると思いますけれども、定例的に資料がまず委員会で出ているというところでおりますけれども、その内容をごらんになっていただくということで、まず、決算からごらんになっていただいて、いろいろな考え方があるのじゃないかと思いますけれども、質問はあえてなさらなくても、定例的にこれが出てくるということでごらんになっていて、安心される部分もあり、それを見て、やはりこうじゃないということで、質問しなきゃだめじゃないみたいなことが、いつもそういうふうに行われているということであれば、それはそれで使われている、使われていないということは、また違う考え方なのかなと思います。実際には、質問が少なくなっているということはあるようです。ですから、その辺のところの考え方だと思いますのでいかがでしょうか。
 
○高橋 委員  まず、紙ベースで配付する場合には、かなり無駄が出ると思うのですけれども、データで配信しているということで、職員のほうは手間がかかるのですけれども、私は基本的には、これまで同じように出したほうがいいんじゃないかと思っております。資料が出ているから、先ほど委員長が言ったみたいに確認をして、じゃあこれでいいんだなということで質問をしないと。出てこなければ、質問をしながら、また確認しなければいけないとか、質問としてはふえていく可能性もあるので。あとこういう定例的に出ているものの中から問題点が発覚して、質問になったということもありますし、それはやはり経年変化も含めて協議するには、これまでと同じようにやっていただいたほうがいいんじゃないかと思います。
 
○久坂 委員  私、前段は高橋委員と一緒でして、今までは紙で印刷するからこそ時間がかかっていたというのがあるのですけれども、基本的に、原課がデータで持っていて、それを資料のために編成するという手もあるかもしれないのですけれども、基本的に各課が団体への補助金ですとか、そういったものを持っていて、この資料として編成する上で、何か特別に手間がかかっているとか、そういう実態を把握する中で、今回の提案があったのかというのをちょっと聞きたいところです。私が拝見するに、大体の項目において、残業時間ですとか、補助金ですとかは、特別委員会で俎上にのったこともあるので、私としては、この項目をベースでまず考えたほうがいいと思っておりますので、質問させていただきました。
 
○事務局  今回、資料提出に当たっての作業ということなのですが、データの数値となる根本的なものはもちろん各課で持っていると把握しております。決算や予算が開催される数カ月前に、総務課から全庁的に資料作成の依頼があります。総務課からの依頼を受けて、各課が決算または予算審査用に資料をつくって、総務課に提出して、それを総務課がまとめて資料として出してくるという流れになります。データそのものは、もちろん原課で持っていますが、決算や予算に出してくる資料としては、データをもとに作成する作業はございます。
 
○久坂 委員  そういうことであれば、一応データは同じということですね。この中で、私、一つ手間がかかりそうだなと思いましたのは別にありまして、工事に対する付図とかというのは、一々これはつくったりしているのかなと思ったので、ここら辺は見直しをしてもいいのかと思ったのですけれども、決算につきましては、あとの項目については、このまま出していただいてもいいのかなと私は思っています。
 
○前川 委員長  今おっしゃったように、付図というのは、5番と14番ということですか。
 
○久坂 委員  地図は全部ついていますので、そこら辺については、場所が詳細に知りたいということであれば、個別に請求してもいいので、これはなくてもいいのかなと、私は思っております。
 
○吉岡 委員  さっきの高橋委員と同じなのですけれども、ずっと私も見ていて、質問するかどうかは別としても、経年の状況とか、そういうのを見ながら、資料としてはきちっとあったほうがいいだろうなと思いますし、やはり知っておきながら質問するのとまた違いますから、それは今までどおりやっていただきたいと思います。
 
○池田 委員  定例的につくっているものというのは、それなりに必要性があって今までつくってきたものであって、データというのは、多分職員が、これをつくるという全体として整理をしていますので、特に補助金とか、この辺は注意しなきゃいけない部分ですので、やはりつくっていくことによって、職員の意識が喚起されるというところにつながっていくと思うんです。
 ですから、これは資料として私は必要であって、実際、やっている中で本当に必要がないかというのは、今、ここで見ても、何となく実感が湧かないですけれども、委員会の中で、例えば、もう少しこういうことを注意して、今後整理していくというのも必要かなとは思うのですが、当面は私、このままでいいのではないかなと思います。
 
○前川 委員長  決算資料については、おおむね定例的に、これはあってもいいんじゃないかというお声のほうが多いと思っておりますけれども、これでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 次の予算のほうですけれども、市内のカーブミラーなども出ておりまして、決算より細かくはなっているとは思いますが、また、これにプラスして、委員会を始めるところで皆さん要求されると思いますが、単純に言うと、皆さんに割と大きい範囲で当てはまるものを残すとかということがあるのかなと思いますが、いかがでしょうか。
 
○久坂 委員  項目的に言えば、消防のほうで、無線局の搭載周波数とかいろいろあります。ここだけは、私、委員会とかでも余り触れたような記憶がないので、このページに限っては、出していただかなくてもいいのかなと思ったのですが、ただ、セットでということであれば、いただいてもいいのかなと思います。ちょっとこれ私はなくてもいいのかなというふうに拝見して思いました。
 
○前川 委員長  今、久坂委員がおっしゃっていただいたような、そういうところで少し整理できるものであれば、1回、時間をとってここで整理して、一つずつでも選んでいただきたい。今おっしゃったのは、何番になりますか。
 
○久坂 委員  予算の一番最後の消防施設の現況の中で、いろいろ項目があるのですけれども、そのうちの一つの、無線局一覧表について、余り使った覚えがないです。
 
○高野 委員  先ほどの決算のところは、項目を見ても、結論は出てからの後追いになりますけれど、きちんと決算ですからね。どういうことでやられたのかというのを前提にやるべきだから、きちんとあのとおりでいいということで決められたのですが、こっちのほうは、私は予算特別委員を務めさせていただきましたけれども、基本的には見ていますが、例えば、具体的に、7番のところの、手続基準条例に基づく公共施設用地云々という、平成30年度は該当がなかったのですけれども、この辺なんかは、過去は重要だったのかなと。余り私は必要性を感じていないなというのもあるので、そういう個別にはちょっとやったらどうかなと思っております。
 
○高橋 委員  その件で私もお話ししようかなと思ったのですけれど、実は5億円ぐらいだったのですけれども、かなり大規模な開発の許可が出て、仕事をやる前に会社が倒産してしまって、そのお金が物すごく宙ぶらりんになってしまって、何年か後に不納欠損にしたりとかというようなことが、この資料をもとにしてわかったという、そういう経過があるのですね。ですから、めったにないことではあるのですけれども、意外と金額的に、大きな開発に伴っていただくお金とかというのは、大きなものになるので、その辺は見ていったほうが、私としては、いいんじゃないかなというふうに思います。
 
○吉岡 委員  結局、いろいろな歴史があって、今の段階では、どうなのかというようなときも、もしかしたらあるかもしれないんですけど、多分歴史の中で、こういうことは必要だということであったことなんですよね。だから、経年的なこととかも含めて、ちょっと見ていくという点では変化があると、これは何なのだろうというふうに見られるのですけれども、その辺は何がどうのこうのという点では、今すぐ、これが要らないよということを簡単には言えないなというのもあるのですけれど、そういう点では、現状では、ちょっと注意深く私たちも、反対に予算とか、そういうところの審議の中でも見ていくということを注視しながら、ちょっとやっていくということで、現状では、そのままでいいのかなという気もいたします。
 また、そのときの状況によって、新たにこれは加えていったほうがいいんじゃないかというケースだってあるかもしれませんけれど、というのが、率直に今までずっと高橋委員じゃないですけれど、やっている中で、経験、経年的なというのは、すごく大事な面もあると思います。
 
○高橋 委員  一つだけ確認なんですけれども、15番のカーブミラーというのは、これは前年の実績ですよね。そこが前年の実績だったら、決算のほうにいったほうがいいのではと思いますし、ことしこういうのをやりますよというのであるならばわかりますが、どうですか。
 
○事務局  15番の「市内のカーブミラー整備等に関する調書」では、平成30年度カーブミラー整備事業計画書と、カーブミラー設置要望、あと平成29年度直営工事による交通安全施設補修実績が記載されております。
 
○前川 委員長  今のカーブミラーの場合は、設置計画表とかそういうものが出ているということで、その上に30年度の都市計画事業計画表というのがあって、そうやって質問の回数が多かったということで、これを持ってきているのだと思いますが。
 
○久坂 委員  公害苦情処理については、年度で見れば、これは決算に入ってきてもいいのかなと思うのですけれど、年度末というだけで多分予算に入ってきているのかなと思いまして、それについては、ちょっと検討をしてもいいのかなと。ほかの項目についても、私は思っております。
 
○高橋 委員  私も、カーブミラーのところで、今、どんな資料を配信されているか、見せてもらったら、大したことを書いていないのですよ。地図で、こことここですよというのだったら、非常にわかりやすいのですけれど、何カ所分の予算をとっていますよということなので、それだったら、説明書のところに2行ぐらいで書ける程度ですから、別に資料として改めてやらなくても、その中に、事項別明細書の中にやっていただいて、それで本当はだから、決算のときに、工事箇所と同じように、こことこことここをやりましたというような場所と地図を出してもらったほうが、本当は価値がある。何カ所やりましたよという程度のものしかないので。
 
○前川 委員長  では、市内のカーブミラーにつきましては、事項別明細書のほうにちゃんと書いてよというような形で地図を提示していただくとかということにしますか。
 
○保坂 委員  事項別明細書のほうで、決算は結構詳しくデータを書いていますけれども、予算のほうは余り書いていないですよね。なので、そこだけ、カーブミラーだけ、ちょっとデータがあるというのもどうだろうかなというので、別に配信される中に1枚ぺらで残っても、それほどまずくないのではないかと思いますが、特にそれを強調したいというわけではなくて、いいです。
 
○前川 委員長  ほかに御意見はありますか。特段なれば、その辺のところで、先ほどの決算のほうは現状のままということで、予算のほうは、カーブミラーについては工夫してほしいということもあるのかもしれないけれど、ということでよろしいでしょうか。
 
○事務局  カーブミラーについては、こちらの要求から外すということだけでよろしいですか。
 
○前川 委員長  外すことでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 では、そのようにさせていただきたいと思いますが、本当にそれでいいですか。今の段階だと、多分、高橋委員、それは事項別明細書に載せるように要求しますか。
 
○高橋 委員  2行ぐらいしか書いていないです。
 
○事務局  予算は事項別明細書のほうに記載ができるかというのは、執行部側との調整もありますので、それについては調整を図るような形になるかと思います。また、実際には要求が決定されるのは、特別委員会でということになりますので、議会運営委員会からの要望ということになるとは、御承知いただければと思います。
 
○久坂 委員  高野委員が発言された7番と、私が言った21番の消防の中の無線だけは、どうするのか、そこだけほかに意見がなかったので。大勢でいきましょうとしたら、それでいいですから。
 
○前川 委員長  ほかに意見がないので、大勢そのままでいいかなとちょっと思いました。それでもう、最終的には、さっき申し上げましたように、決算のほうは言っていただいたけれど、ほかに特段意見がないので、そこはそのままにしていいかな。そこだけ取り上げてしまうと。いいかなと思いますけれど。
 
○高野 委員  何で議論が深まらないかというと、これは議員から出てきたものではないというのが1点、この見直しが、提案するものが。
 それから、見直しの考え方が示されていないというのと、それがないから、何に基づいて議論するのかがわからないので。私は単純に、昔出てきたとか、そういうことは知りませんけれども、私はかかわっている中で、余りこう正直なところ、意味がないというようなことについて、一つ言っただけなんですけれども。
 それは可能性があると言ったら、それは全部可能性があるのだから、それは全部排除できないわけで、そのまま言いようがないわけです。さっき言ったカーブミラーも含めてですよ。だから、その辺は、別に今出た結論は尊重しますけれど、もし、今後もそういう提案をされるのであれば、どういう考え方に基づいて見直すかというのは、ちょっと提示してもらいたい。でないと、議論が深まらないと申し上げておきたいと思います。
 
○吉岡 委員  だから、長い歴史もあるので、具体的に、私は予算とかそういう中で、自分なりに見つめてもらってということがすごく大事かなと思ったものですから、だから、一つ、今、カーブミラーの方は、そういう話になっているけれど、やはり自分のところに引き寄せて、さっき高野委員が言ったように、こちらから出たことではないのだけれど、見直すべきときがあるのだったら、それは必要だよねという、そういう視点は頭に置きながら、ちょっと見たらどうですかと。いろいろ今、御意見が出たことも含めて、と思いながら、ちょっと発言したのですけれどね。
 
○前川 委員長  要するに定例的に出ているということで、なれているところで出ているなというふうに、ただ、それに対して質問がない、実績がないということはあるので、これは本当に必要なのかなという、見直しを1回したらということだと思います。で、別に、ちゃんと必要だというふうに思っているよということを1回確認するということ。これが定例的に出るようになってから何年になるのか、私はわからないのですけれど、そこのところ、1回見直しをしたらという機会をつくったということだと私は理解をしておりますので、先ほど御意見いただきましたけれども、それでも、たくさんの御意見がなければ、それはあえて言っていただいて、でも、すごく外せということではなければ、外さなくてもいいのかなというところで感覚的に思っております。
 
○高橋 委員  いろいろ歴史の変遷の中でこういうふうに落ちついているのですけれども、過去には、こちらの要求じゃなくて、先方からこういうのを出したいということで出してきているものもあるのですよ。特にカーブミラーとかというのは、こちらの要求ではないと思うのです。というのは、前の、おやめになられた議員さんですけれども、百何件、カーブミラーの要求を持ってきたと。実際には四十何件分しか予算がないわけです。そういうものも諮ってもらった上で、適切なところをというような、そういう経過もあるのですよ。だから、そこは向こう側も、例えば、これは議会側として要求するものですけれども、あうんの呼吸で載せているものあるわけですよ、過去の経過の中ではですね。ざっくばらんな話ですけれど。
 
○前川 委員長  だから、私もそう思っています。何となく、載せていたほうがいいかなと向こうが思って、こちらが要求したばかりのものではなくて、そういう歴史があるのだと思います。ですから、そういう意味では、範囲がだんだん広くなっちゃっているものもあるので、あえて皆様に意見を言っていただいてはおりますけれども、そういう意味で、一つ一つ見て、見直す機会だと思っております。
 ですから、それを削除するとか、しないとかというところで判断をするというのが、なかなか難しいというのも、もともと思っておりますが、皆さんに1回確認していただきたいと。そういうふうに申し上げればわかりやすいかなと思いますけれども、何を検討するのか、何をすればいいのかということよりも、ちょうどいい機会をいただいたということで、ちょっと見直していただければなというところでございます。
 ですから、それに対して、本当に要らないよ、こんなの絶対要らないよという声がたくさん出ればもちろん取り上げまして、じゃあこれは削除しましょうというところではありましたけれども、決算につきましては、先ほど、私も概ね皆さんに削除はないというふうにまとめましたけれども、御意見はいただいておりますが、私もそう思うところはあるのですが、皆さんがおっしゃらないので、じゃあこれはこのままにおいておいたほうが、この先、またお使いになるのかなと、やわらかく思ったところでございます。いい加減にしているわけではなくて、そのつもりはなくて、ただ、二つ目のところの予算のほうはちょっと気になったのが、私のほうから、僭越ですけれど、提案させていただいたのは、絡みのあるところは、何かとても個別な感じがしたので、皆さんにどう思われますかというところで、持ちかけさせていただいたというところでございます。
 ほかにもそういうものがあれば、言っていただきたいなと思ったところでございますが、特段なければ、今、高橋委員がおっしゃっていただいたように、向こうから出しているものもあるなんてなると、それは本当にどれがこちらに要求してきたものなのか、よくわからなくなってきているものもありますので、そういう説明もいただいて、また一つ、ステップアップしたかなと思っておりますけれども、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、先ほど事務局ともやりとりをしましたけれども、決算はこのままにさせていただいて、予算に関しましては、カーブミラーはとりあえず外すという形で、その先、事項別明細書のほうに1行でも2行でも簡単に載せられるような方法を、行政のほうにとってもらえるかどうかは、事務局のほうから確認していただくということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 
○事務局  続けて、随時要求資料の件につきましても、御検討いただければと思います。
 
○前川 委員長  暫時休憩いたします。
               (10時04分休憩   10時05分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。事務局から説明お願いします。
 
○事務局  要求資料については、要求資料時に、要求する項目のほかに、「この資料は〇〇のために要求する」など、委員会要求資料であることから、ほかの委員にもわかりやすいように、理由を明確にして、要求することなどを御協議していただければと思います。お願いいたします。
 
○前川 委員長  ということでございますけれども、今までどおりわかるように、何のためにこの資料が要求されるのかということを、今まで明確になっていなかったということではないですけど、明確にしてということですね。今までどおりのプラス、そういうふうにちゃんとしていただきたいということなんですけど。
 
○高橋 委員  基本が決算とか予算のためなのですよ。項目として、お願いしたい資料の中身については、これは明確になっていると思うのですね。それを何のために使うのかみたいな話というのは、何かそんなピンスポットでやる必要はないんじゃないですか。決算のため、予算審査のためという、そういうこと以外の何物でもないので、別に、個人的に使うために、特にいる人はいないのではないですか。
 
○保坂 委員  今年の予算特別委員会で、随時資料請求ということで出されたのは、例えば、生ごみ減容化施設の提案に至る経緯とか、そのものずばりで、ほとんどわかる。何の目的かと説明しなくてもわかるようなものがほとんどだったとは思うんですね。でもその前の期とかを思うと、特定の法人の経営状況についてというのが、そういうふうに出しちゃうと、物すごく膨大になるにもかかわらず、なぜ経営状況を子細に見なきゃいけないのか。どの辺に問題があるか、どこの辺までは言わなくてもいいかもしれませんけれども、やはり目的を確認しなければならないような事例があったと思うのですね。だから、見てわかるものに今さら目的はないでしょうと言うかもしれませんけれども、資料のタイトル、特定だけではなくて、目的も確認しましょうねというところは、共有化していいんじゃないかと思います。
 
○高野 委員  30年度の予算特別委員会の資料要求を見ていますけど、全部ちゃんと、当たり前ですけれど、使用されています。
 まず、1点目としては、これは当たり前のことだけれども、要求したけど、何に使ったかわからないというのは、やはり無責任なことだと思うのですよ。これは当たり前のことですけれど、そこは確認していいんじゃないかというのが1点。
 それから、目的については、我々も政治の世界だから、余り種明かしじゃないのですけれど、詳細にわたって、何について、何のためにこうするからこうだと言う必要はないと思うのですが、見て、そうか、こういうことで使うんだろうなということが、やはりわかるような形で配慮して要求するという程度はきちんと確認して、後はそれぞれの良識の中でやっていくと。もし仮に全然わからないという要求があれば、それは委員会に要求されたときに、きちんと確認するというようなことを含めて、共有化したらいいんじゃないかと思うんですね。
 
○前川 委員長  そうだと思います。御意見にいただきましたけれども、本当に、今回の30年度は、ごく普通にというか、常識的にというか、要求されていると思います。
 先ほど、保坂委員がおっしゃっていただいたのは、やはり膨大な資料になってしまう。市のほうは、どこが要求に応えられるのかわからないから、どんどん範囲が広くなってしまう。もちろん政治だからという、高野委員のおっしゃるとおりなんですけれども、種明かしはなかなかできないという中でも、ポイント、ここがほしいんだというところぐらいはわかるようにしていかないと、要らない部分がほとんどで、出てきた資料の8割が余り要らないなと、2割ぐらいが必要になっているというふうに感覚的に感じられてきた期でもあったというところで、そこは先ほどからの、さっきの決算や予算の資料もそうですけれど、見直しをしているというところで、今御意見をいただいたと思っております。確認と見直しということでいただいていると思いますが、ほかに御意見はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 それでは、今、御意見をいただきましたけれども、今、私が申し上げましたとおり、資料を要求するからには、どういうつもりでほしいかということがわかるような資料要求を基本的に心がけていくということ。それから、範囲が広がってしまいそうだなというふうなことが想定できるものは、よくポイントを押さえて要求するということを確認させていただくことでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ───────────────────────────────────────
 
○前川 委員長  次に、「文書質問について」の協議をお願いしたいと思います。
 正・副議長提出の項目となりますけれども、便宜事務局から説明をしていただきたいと思います。
 
○事務局  文書質問について、提案理由を説明させていただきます。まず、文書質問の概要について、文書質問取扱要領に基づき御説明させていただきます。本日の資料3のほうに配信させていただいておりますので、ごらんください。
 文書質問は、議会基本条例第7条第3項に、「議員は、緊急を要する事案等が発生した場合、市長等に文書による質問をしてその答弁を求めることができる。」と規定されているもので、文書質問ができる期間は、会期中を除く期間としております。
 こちらは、文書質問取扱要領の第1条と第2条に記載がございます。
 第3条では、文書質問を行おうとするときは、文書質問主意書を議長に提出します。文書質問主意書には、その趣旨が理解できるように、具体的に記載するものとし、1回当たりの質問件数を1件とし、当該文書質問に係る答弁書が提出されるまでは、新たな文書質問主意書の提出はできないものとなっております。
 第4条になりますが、提出された文書質問主意書は、議長から市長へ送付いたします。
 第5条では、送付するときは、おおむね2週間程度の期限を設けて、答弁書を提出するよう求めるものとしております。
 今回の検討項目においては、文書質問を行う際に、質問の趣旨を踏まえた答弁となっていない場合があることから、質問者の趣旨を確認するような制度のあり方について、検討願いたいということです。
 また、文書質問の答弁に対する再質問、または再々質問については、回答期限を2週間とはせず、期間を短縮して回答を求めることができるようにすることについても、あわせて検討を願いたいというものです。ただし、2週間としている理由につきましては、議会側の決裁処理の日数と執行部側の決裁処理の日数と回答日数を勘案している日数であると認識しております。
 以上、よろしくお願いいたします。
 
○前川 委員長  それでは御協議お願いいたします。
 
○高橋 委員  運用に問題があって、一般質問するときには、ちゃんと答弁がかみ合うように話をしてくるのですけれども、文書質問になると、全然こないのですね。それで結局、かみ合わない答弁をしてくるから、また、再質問みたいなことになるので、そこはやはり運用のところで、文書質問が出たら、こういう趣旨で質問されているのですねみたいなことは確認をしてから答弁をするようにしないと、何回やっても同じですよね。こういう提案のある日数を短くしてというのは、賛成は賛成なんですけれども、そういう根源的な問題なんじゃないかなと。質問が出たら答弁がちゃんとかみ合うように話をしてから答弁してくださいねということを言っておけば、ある程度は解決できる話じゃないかなと思います。
 
○久坂 委員  高橋委員のおっしゃるのは、要領の中に、行政の義務として、文書質問が出されたら、提出した議員ときちんと協議の場を持つこととか、そういうふうに明示しろということなのですか。私、そこら辺のところ、どのように運用するのかわからなくて、当然、文書質問を出す前には、ある程度、行政を呼んで、普通、この状況はどうなのかというのを伺って、ある程度クリアしたことだったら、質問を出す必要はないけれども、だけど、あえて文書質問を出して、公式的に回答をいただかなきゃいけない事項だと、多分認識するから文書質問というのは多分あるというふうに、私も出したことはないのですけど、それはイメージなんですよ。
 だから、そうしたら、そういうふうに一応すれば、一々要領になるとか、運用どうたらこうたらではなくて、明示する必要もないのかなと思ったんですけど、その辺、どういうふうなことをイメージされて、運用とおっしゃったのか、もうちょっと教えてください。
 
○高橋 委員  あえて別に成文化する必要はないと思うんですよ。当たり前として、質問されたら、その趣旨を聞いたりとかというのは、一般質問だって、代表質問だってやっているわけですから、同じようにやればいいというだけなんですよね。これは姿勢の問題で、これはあえてわざわざ成文化する必要は私はないと。
 
○保坂 委員  私は文書質問をしたことがあるのですけれども、それは普通の一般質問のときと同じように、これについて知りたいから、こういう形で文書質問をしますけれども、こういう聞き方だったらわかりますか、みたいなのはあらかじめ聞きました。それで、それを受け取った担当も、こういう質問だったら、こういうふうに答えたいけれど、それでかみ合ってますかねというのをやり合いました。そういうふうに、別に運用の仕方というのは、行政の側も、かみ合っているかどうかわからなければ、議員に聞くし、議員もそれに普通にオープンに答えればよくて、やはり運用なのか、運用というか、あとは文書質問を出す議員の側も、これは文書質問だから、文書だけのやりとりなんだから、もう何も言わないけど、これでちゃんと出せみたいなのではなくて、やりとりをする場合、余りここに細かく書き込む必要もなくて、出す側の認識なのかなと。
 
○前川 委員長  以前、議長のときだったので、行き来しているのを見ておりましたけれども、別に困難な状態になっていたとは思っておりませんので、ちゃんと調整されながらやっていらっしゃるというのは、よくわかっておりまして、ですから、基本的に、ここに明文化するかどうかというか、確認というか、確認をどういうふうに伝えるかというのはありますけれども、皆さんに。基本的にやりとりして、1回顔を合わせて話をして、それで要するに公に出したい、文書でちゃんと形をつくりたいということで、文書質問というのはあると思いますので、日ごろ、担当課といろいろなお話し合いをそれぞれされていると思いますが、あえてそれを文書として残したいということで文書質問というのはあると思いますので、その中の、それまでのやりとりをしっかりするということを確認し、そうすれば、確認しているんだなということがわかれば、どうしても気に入らない答弁が来ても、相手も答えられないとか、検討中とか、議場でもあるような、そういうことが返ってきても、仕方がないのかなというのもありまして、言いづらいのですけれども、そういうことのやりとりがすごくされちゃって、こんなになっちゃう、たくさん積み上がっちゃうのかなというのがあるので、これも確認です。
 ですから、まず、それを皆さん確認した上で、ではやりとりを、行政のほうも、それから、こちらのやりとりを議会のほうでも、あちらで趣旨を聞いてきたときに、ちゃんと受け入れる体制になっていないと、聞きに来るなよというふうになってしまったら、それはそれで成立しなくなりますので、そこも大事なところかなと思います。
 ですから、そういうところを、要領に入れるか、確認事項として残せればいいのかなと思っているんですけれど、いかがでしょうか。
 
○高野 委員  私、今期1本だけやったのですけれど、私は一切何もしませんでした。それは私はそういう判断をして、よくわかっていると思いますから、相手もと思っていて、私はしなかったんです。文書で質問したのですから、その文意をちゃんと読み取って、それに必要な回答をしてくれればいい、続きは定例会でやりますよ。私はそういうスタンスで臨んだんです。それは一つの考え方です。ですから、さっき委員長が言われたような考え方も一つだと思います。
 だから、問題なのは再質問、だから、私の考えは、余り再質問とか、再々質問というような性格のものではないと思っているんです。やっちゃいけないとは言ってませんよ。やっているから、今期もやられているからあるんですが、それはいいんだけども、余りそういう想定をしたものではないと。見解が違うなら違うで、それを踏まえてどうするのという話になるわけだから。だから、そういう場合には、私は必要に応じて、別に義務化することはないと思うんですよね。ただ任意で、それはそういうことが、お互いそごが生じるようなことがあるなら、それは必要に応じてやられたらいいんじゃないですか。やらなきゃいけないとも思わないんですよね。文書質問なんだから。
 
○前川 委員長  だから、先ほどから申し上げているように、いけないとか、こういうことではなくて、議会として、それから行政としての心がけとして、基本的に文書質問に対する向き合い方ということで、そういうことも基本的には必要でしょうと。
 ただ、お互い、基本的に会ったほうがいいかもしれないけれど、それはお互いに決めていただくことかもしれません。今、高野委員がおっしゃるように。それでやっていけるのであれば。
 ただ、今、高野委員がおっしゃった、再質問、再々質問と同じことをずっと出し合っていくということは、どっちが根負けするかみたいな形になっていくことは、なかなか難しくなってくるかなと思うので、文書ですから。だから、そういうことにならないように、今まで担当と文書質問に対して話していない場合は、必ず話していただくと。
 高野委員がおっしゃった、その前に、さんざんやりとりをしていて文書質問をぽんと出したのだから、もうわかっているでしょうというところで、それはそれでお互いのスタンスでわかっていらっしゃることだからいいと思いますけれども、何も前触れもなく、ぽんと出していってということだと、そごが完全に生じるし、答えにくいでしょうし、どういう範囲で答えたらいいかというのも、きっとわからないというところで、だんだん時間がたって、2週間ぎりぎりになっていくということなのかなと思います。しゃべっているのは簡単なんですけれど、まとめていくのは大変なんです。
 
○高橋 委員  ちょっと具体的に数日間で再質問に回答をと書いてありますので、そうは言っても、文書をつくって決裁を部長まで上げないと、部長が最終的には答弁するわけですから、そうすると、そんな中、2日間で出しなさいみたいなことは、ちょっと無理だと思うんですね。やはり1週間ぐらいは猶予を与えないと、2週間だったら、再質問は1週間とか、せいぜいその程度ではないかと思いますけれども。
 
○事務局  文書質問の処理についてでございますけれども、議長から市長に送付された後に、執行部側のほうで担当課が答弁書を作成した後に、市長まで決裁を通して送付をしておりますので、それなりの時間はかかるということで認識しております。
 
○高野 委員  何度もごめんなさい。ちょっとこれも、根本的に、提案している意図にもかかわるのですけど、私はさっき言ったように、再質問とか、そういうのは別にやっちゃいけないというふうにはなってはいないが、余り私の中では想定していないんですよね。国会でもありますよね。質問主意書とかという形で、何回もやるのかと、同じことを聞くかというと、普通は聞かないんですよね。なぜかと言ったら、閣議決定で答えが出てくるわけですから、同じことを聞きますよね、閣議決定で出されたことについて。だから、そう考えると、やってはいけないわけじゃないけれども、例外的なものだなと思っているんです。
 そうであればですよ。再質問の場合は、期間を幾らというふうに、システム化するのが果たしていいのかなというのが、ちょっとよくわからない。だから、もうちょっと大ざっぱに、仮にそういうことがあった場合は、できる限り、原則は2週間だけど、もう少し短くする、努めるとかいうのだったらわかるのだけれども、その質問の場合、1週間でしょうとやるとなると、そういうシステム化されたような取り決めになるんじゃないかと。そういうのが当然なんだとならないかなというのが、ちょっと懸念するところでありまして、その上で議論いただけたらと思います。
 
○前川 委員長  目安だと思います。目安の話で、それは1週間というのが、切られるということに対してということなんだと思いますけれど、目安として短くということで、例えば、最初の質問だって、2週間かからないで答弁が出てくるということもあるでしょうし、何しろ2週間まで延ばす必要はないのもあるでしょうし、そういうところで、できるだけ早くということはあるとは思います。そういう意味。ただ、何となく目安がなければ、できるだけ早くも、皆さんそれぞれ感覚が違うかもしれないということだと思います。
 ですから、1週間ということ、今、同時に検討しておりますけれど、そこのところも違うという御意見があれば、いただければと思います。
 
○事務局  29年度の実績のほうで申し上げさせていただきますと、7件御質問が出されております。それに要しております、提出日から答弁書の提出までですけれども、大体2週間ぎりぎりいっぱいを使って、答弁書が返ってきているというのが現状でございます。
 そちらは質問、当初の最初の質問と再質問があったケースもございますが、そちらも変わらず、やはり2週間いっぱいを使っての答弁となっております。
 
○保坂 委員  再質問、再々質問の回答期限について、明文規定を新たに設ける必要はないと思います。
 
○高橋 委員  以前、監査委員が文書質問することが散見されたんですよ。監査委員というのは、基本的に毎月、最低1回は、何でも質問できる時間をとってもらっていて、そこでできるのに、わざわざあえて文書質問をするというのはちょっと違うんじゃないだろうかなと。今、基本的には一般質問があって、ただ、予算だとか、決算だとか、そういう中ではやっていただいているわけですけれども、文書質問が、今、議長さんはできない、それはできるんでしたっけ。
 
○久坂 委員  3役も議会活動を決めている中では、監査委員は当然出すことはできないという。この文書質問は、その一般質問を補完するというか、同等のものとして扱うんであれば、監査委員がすること自体が私は本来できないから、そこでやっぱり監査委員が文書質問を出してきた時点で、それはちょっとできるかどうかは再度確認すべきだったんではないかと、今お話を聞いて思ったんですけど。どういう扱いにしてましたか。
 
○池田 委員  基本的に監査委員は、一般質問含め、文書質問というのは一般質問あるいは緊急質問と同等のものなので、同じ考え方でそもそもなくてはおかしいと。そこだけです。
 
○久坂 委員  私もそう思ったので、確認したほうがいいのかなと。
 
○前川 委員長  暫時休憩いたします。
               (10時30分休憩   10時51分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 ただいまの文書質問についてですけども、まず、確認事項、成文化はいたしませんけれども、皆さんとの確認をさせていただきたいと思いますのは、提出前あるいは提出後に、とにかくその趣旨については、できるだけよりよい答弁を出せるために、担当課とよく話し合ってすり合わせをしていくということにしたいと思います。
 2週間という時間は決して長いようで短い、質問から答弁でございますので、できるだけ行政のほうも努力していただくということ。それから、再質問の1週間というのは、期限を切ることはしないで、また、できるだけ早くということにするということで確認させていただいてよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 それと、先ほど久坂委員から出ました3役についての議会活動について、中長期のほうで改めて項目に入れまして、話し合いをしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ───────────────────────────────────────
 
○前川 委員長  次に、「常任委員会が実施する行政視察について、各委員の所感等をまとめた報告書を作成し、市民に公開することについて」の協議をしていただきたいと思います。
 本件は、正・副議長から提出の項目となりますので、便宜、事務局から、提案理由について説明をお願いしたいと思います。
 
○事務局  提案理由について、説明させていただきます。本件は、総務常任委員長から議長宛てに申し入れがあり、それを受けて議長から諮問された内容でございます。総務常任委員長からの依頼文につきましては、資料4として会議システムに配信させていただいております。内容については、2ページ目の1のところに記載がございます。
 常任委員会で視察を行った際、担当書記が報告書案を作成し、委員長の決裁を経て報告書を作成しておりますが、平成29年10月に実施した総務常任委員会の行政視察では、一部委員の提案により各委員が視察についての所感を作成し、担当書記が視察の概要を作成し、視察報告書としてまとめられております。
 行政視察において各委員がそれぞれ報告を作成することは、改めて重要なことと考えられること。また、行政視察の成果が市民に見えるような形で公開すべきであり、ほかの常任委員会も含めた議会全体で取り組んでいくべきとの考えから御提案があったものです。
 県内他市の状況について御報告いたします。資料5視察報告書作成等をごらんください。
 県内18市に調査をいたしまして、下のグラフで簡単にまとめさせていただきましたが、まず、視察報告書の作成主体は担当書記が作成している市が8市、委員が作成している市が7市、委員と事務局とで作成している市が3市となっております。
 次に、視察報告書の公開状況ですが、ホームページで公開している市が12市、議会だよりでの公開が2市、市政情報コーナーで配架しているのが1市、公開していないのが3市となっております。御確認お願いいたします。
 
○前川 委員長  ただいまの説明に御意見ございませんか。
 
○高野 委員  私自身も個人の提案ではないんですけど、立場上提案させていただきました。ちょうど、長岡市と岩手県の紫波町に行ったときに、お一人の委員さんから……。
 事務局に全部お願いしているわけですね、簡単に言うと、今。例えば政務活動費を、お金を使って、自分たちで行政視察に行きますね。そのときは、当たり前ですけど自分たちで書いて、成果を提出するわけですよね。それと同じように、より自分たちが主体的になって報告書をつくることによって、問題を深められるし、それを市民に明らかにすることによって、市民にもこんなふうにやっているんだということが、より御理解いただけるんじゃないかと、そういう問題提起がされまして、それで委員会で協議をして、議会全体をどうするかは今、これから御議論いただくような手はずを踏まなきゃいけないけど、試行的にとりあえず、じゃあ、皆さんで合意するなら、試行的にやりますかということで、全員の合意がされたんです、全員の。ここに総務常任委員が3人いますけど。そういうことによって実施したということでございます。一応、会議システムに配信もされていますので、ごらんいただきたいと思います。
 したがって、今回、総務常任委員会で試行的にやったのは、さっきの事務局から御報告いただいた中身においては、3市がやっているような形ですね。概要だけは事務局がつくって、こういう大まかなこういうことで行きましたよと。何月何日ここ、こう行って、こういうことをやりましたよと。概要は、あと細かいことはそれぞれ、委員長含めてそれぞれの委員が調査で感想だとか、あと学んだことだとか、生かすべき点だとかをそれぞれが自由に書いてまとめたと、こういうことをやりました。
 
○高橋 委員  ちょっと確認なんですけれども、今、鎌倉市の場合には担当書記が作成して、委員長が決裁して議長宛てにと。過去の経験の中で委員長決裁をした覚えがないんですね。それはどういうことなのかなと思ってですね。便宜的にやっているのかどうか。
 
○事務局  視察行った後に担当書記のほうで作成して、委員長に内容を確認していただきまして、委員長決裁という形で決裁をとって保存をしております。
 
○高野 委員  ちょっと1点だけ訂正させていただきたい。先ほど会議システムに配信をされていると言いましたが、それは総務常任委員会の委員だけでした。申しわけありません。ほかの委員会の人は当然、わからないようになっていますので。ちょっと申しわけありません。こういうふうにやったということです。今、言ったような形で決裁していますので、保管は当然、事務局へ行けば全部見られます。
 
○保坂 委員  その現場での提案だったんですけれども、その場で1日目の長岡市と2日目の岩手県紫波町を二手に分けて、全部の行程ではやらないと。1カ所ずつ担当を割り振ってやりました。ページ数を、みんな字数をこの程度とか言わなかったので、すごく長い人と短い人があるんですけれども。そういう形で、割と無理なくできたというふうに思って、やはり、自分で視察も今後書かなきゃという思いを認識しながら視察するというのは、それだけ充実するなと思いました。議員の活動を知らせるという意味は大きいと思います。
 
○森 委員  私もその現場でかかわっているんで。ただ、意識的にも、自分の責でしなきゃいけないので、真面目に視察をできたというのは確かにございます。ただ、一番思うのは、今、市民に報告をする場がないというのがあるので、ホームページなり何かで、視察をした内容ぐらいは、市民の皆さんにお知らせするのはいいことなのかなと。議員が書いたことをそのまま公開するということはまた別で、何らかの形で市民の方にこういう視察をしたということを示す必要があるんではないかなと思います。
 
○高橋 委員  できることは自分でやるというのが原則だと思っておりますので、その流れになったなと。かつては編集後記まで事務局が書いていた時期もありましたからね。そういうことを考えたら、少しずつできるところはやっていきましょうということになってきているんで、それは総務常任委員会のほうで成果をつくっていただいたので、私も所属しているところでやれればと思います。
 
○久坂 委員  座間市とか、ほかの市議会を見ると、委員会の視察でどこに行ったのかという、あと、何の調査をしたのかというの、税金を使わせていただいているし、紹介したほうがいいのかなと思いました。
 でも、報告書については、先ほど保坂委員からもありましたけれど、ほかの議会はどういう書式をとっていらっしゃるかわからないし、人それぞれで、結構まちまちになったりするものですから、分量とかですね。やはりそこら辺は一定数、ページ1枚程度にまとめるですとか、同じようなことを何人も書いているというのは、見ていて報告としてのていをなしているのかと、そこら辺はせっかく出してもそういうふうな御指摘をいただいても、やっぱりもったいないものですから、内容をどうするかとか、あとページ数はどの程度、それぞれまとめていくのかと。一定程度のひな形をまとめた上で、各委員会で取り組むなら取り組むべきだろうというふうには思っておりました。
 
○志田 委員  私は皆様方の意見と逆行した意見なんですけど、現状どおりでいいと思います。
 
○保坂 委員  二段階であって、今、鎌倉市議会は余り行政視察の報告を載せてないですよね。例えば議会だよりもそうですし、ホームページとかでも。議員みずからの報告書を作成してホームページにアップするかどうかという前段として、行政視察についてちゃんと知らせていくことが大事だったかなと。そうすると、結局、市民の人から見ると、観光旅行じゃないのとか、本当に視察の目的はちゃんとしているのみたいに思われがちだし、実際に前期とかを見ると、本当に目的がどうだったかなと、後になって思うような視察もあるわけなんです。そういうことの牽制も含めて、視察の情報というのは公開していくことが大事かなと思います。
 議員みずから書いたのをホームページにそのまま載せるかどうかというのだと、今、出たように、ある程度、書式とかも整えて、コンパクトなものになるのかなとも思いますが、基本的には二段階で考えて、情報としては何らかのものを開示していくべきだと思います。
 
○吉岡 委員  今、保坂さんがおっしゃったように、市民にそれぞれの委員が特に委員会でどんなことをしているのという、議会報告会もほんの一部ですものね。だから、どういうことをやっているのかということをお知らせしていくということは、まず大事かなと一つ思うのと、だから、報告の仕方も今見させていただきましたけど、物すごく長く書いている方がいたり、いろいろな観点。そこら辺の報告をどうするかは、またちょっと別問題としても。でも、何らかの形で、私たちも視察に行くわけですから、自分なりの報告は、どういう形でオープンにするかは別として、書いたほうがいいのかなとは思います。まとめられますよね。と思います。その方法はちょっといろいろ。ただ、やるんなら、そうだと思いますけど、その辺はもう少し論議をしたほうがいいかなと。ただ、みんなにお知らせするのは、ホームページかどうかは別としても、やったほうがいいなと思います。
 
○池田 委員  私は公費を使っている以上は、明確に出すべきだと思います。ただ、出し方は、委員会であくまでも来てますので、どういう目的で行ったのかとか、その趣旨とか、そういうことが明確になって、その結果、本当に主なものだけでもいいような。全部細かく書くというのは、個々の新聞等で報告していただければいいのかなと思います。委員会としてどういうふうにまとめるかという、その見え方は必要かなと思います。
 
○大石 副委員長  報告してもいいと思いますけど、先ほど意見が出ているみたいに、報告フォーマットやら、例えば400文字とか800文字とか決めて形になったときに、ホームページ上でアップするにしたって、各委員会でばらつきのない形の、やり方がこれから議論されるんだろうと思いますけど、やれればいいと思います。
 
○高橋 委員  今までどおりという方もいたんで、方向性としてはその方向で、各委員会で協議をして。
 
○前川 委員長  各委員会で協議していただいたほうがいいかなと私も思ったんですが、でも、ただ、そうするとそれって、また見送りになっていくかなと、タイミング的にどうなんだろうって思うんですけれど。何となくあらあらに決めておいたほうがいいかなと。
 
○久坂 委員  私も足並みをそろえた方がいいと思いますよ。あそこの委員会では出して、あそこの委員会では出してないとかといったら、市議会として情報公開をどう考えているかという姿勢が問われますよ。そろえたほうがいいと思います。
 
○前川 委員長  各委員会で、全員が書くということでなくてとかという、そういうことも決めて。その資料がすごくたくさんつきますよね。あちらでもらった資料とかもあるじゃないですか。だから、各委員、一人一人で書くのは基本的にちょっと、文章で並べて最後にどうやって出すとか、その資料を配備するとかとなる、イメージを出して、ここで少し決めていったほうがいいと。決めて、次の委員会に、6月の委員会に臨んだほうがいいんじゃないかなと思いますが。
 
○久坂 委員  やっていくという方向で。多分、その中でも、今、池田委員がおっしゃったのは、少なくとも行き先と内容はどうだったかという概要は発表するべきであろうというところと、あと、各委員の所感もそこに入ってくるんですか。
 
○池田 委員  委員会として行くということは、ある程度大きな視点から、やっぱり報告でいいのかなと。あとは個々の例えば細かい感想的なものは自分ので報告すればいいのかなと思います。
 ただ、どういう目的でどこへ行ったというのは、ある程度明確にしていかないと、その辺が知りたいところだと思うんですよね。市民として、委員会としてどういう行動をとっているかというところ。そうしたら、先ほど言われたフォーマットをきちんとして、委員会で最低限のところはお知らせしていくべきだろうと思います。
 
○保坂 委員  一回、総務常任委員会でやったことを踏まえてのイメージで言うと、もともと委員会視察とかだと、随行された書記の人は視察報告をまとめているわけですよね。ですから、目的と、どこに行って、誰に会ってと行程というのは、それはいつも視察報告としてまとめられているのを、共有のコンパクト化したものを載せて、あと、それぞれの委員は、そんなにすごい分量じゃなくてもいいので、全体でもいいし、行ったうちの1カ所でもいいから、実際にそこに視察してみて、鎌倉市政にどう生かせるかみたいなことを、結局みんなそれを書いてますよね。そういう視点で書けばよいのかなというふうに思うんですけれども、でも、結局、書きながらも、これだとみんな委員が言っていることと重なっちゃうかなと思いながら書くんですけれども。それでも人が変わって、場所を適当割り振っておけば、そんなに同じことばかりというのではなく、かつ全体にそういうかがみになるようなところを、今見たら副委員長が書いているというところもあるみたいですけど。事務局でつくって作成しているんだったら、それを抜粋みたいな形にしてやれば、そんなに大変ではないかなと思います。個々の議員が書いた部分を名前入りで載せるということが、ある意味大事なのかなとも思いました。
 
○高野 委員  総務常任委員会の委員長の立場で言うと、一定の結論が出ないと、多分、試行も何度もやるわけにはいかないので、それはさっき言ったように、公平感の問題も出てくるので、ある一定の方向性だけは出していただいて。そうすれば、議長にも説明が通る。
 
○前川 委員長  若干1名、今までというふうにおっしゃられている方があるので、その方を置き去りにして決めるというのは辛いものもあるとは思います。ただ、おおむね皆さん、それは大事な意見として受けとめさせていただきながら、これから努力していかなくてはならなくなる方向になって、やっていく方向性になるのかなと思いますけれども、それで、まずは一段階いいでしょうか。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 それで、委員会ごとに聞いたらという話もございますが、時間的にも、議会運営委員会にせっかく出ているのに変なことになりますので、ここで大体のやり方を決めたいと思います。さっき保坂委員がおっしゃっていたように、場所と時間と趣旨と、それはみんな一定しているわけなので、そこに字の数を大体決めて、読まれる方は同じことを書いているなと思うかもしれませんけれども、それぞれの感想なので仕方がないと思います。余り突拍子な違うこともないかなと思います。あっても困るかなと思いますので、同じことでより一層感覚的に捉えたものは、その方の中であれば、それを書いていただければと思います。今、6人と7人の委員会があると思いますので、そのコメントをつけてまとめていくという形はいかがでしょうか。
 
○久坂 委員  A4の1枚以内でいいと思います。
 
○高野 委員  今、私もたまたま委員長なのでつくりましたけど、議会報告会がありますよね、あのときのフォーマットがありますね。あれはA4、1枚ですよね。もちろん、あれを超えてもいいと現状ではなってますが、あれを一つの参考にして、あれは12ポイントかな。ああいうのも一つのちょっと参考にしていただいて提案していただければと。
 
○前川 委員長  では、A4、1枚以内で、文字の大きさは12ポイントでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 ほかに入れることはありますか。
 
○高橋 委員  要するに、総務常任委員会でいうと、行政視察における委員所感という、そこがメーンになるA4、1枚以内という。それ以上にまた何かやるふうにはなるのですか。それ以外は事務局のほうでつくっていただけるんですか。
 
○前川 委員長  いいと思います。さっき、所感が必要だという御意見があったと思いますので、どう感じたかということを、何に生かすかということを書いていくということだと思います。
 そこまで決めさせていただくことになりますけど、この先、ホームページに載せるとか、載せないとかということはどうしますか。議会ホームページのほうに載せていくという方向に持っていくかどうかというのは、ここで決めていきますか。それとも、ちょっとやってみてということにしますか。ホームページに載せていくことでよろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、先ほども申し上げました場所と時間と趣旨と、それに対する所感を各委員さんに書いていただいたものをホームページに載せていくという形まで決めさせていただきます。ホームページへの掲載は可能でしょうか。
 
○事務局  市議会のホームページのほうに行政視察についてという項目でページをつくることは可能でございます。
 
○久坂 委員  私、座間市議会しか見ていないんですけれども、一覧表になっていて、各委員会ごとに視察先と調査事項が表になってまして、そして、報告書のところをクリックすると見られると、こういう感じでやっていただけるとありがたいなと思います。
 
○事務局  議会ホームページにかかわることですので、今後、議会広報委員会にも報告をさせていただくことになると思います。
 
○前川 委員長  議会広報委員会にもかかわりますので、よろしくお願いいたします。
 形は、さっき久坂委員が座間市議会をサンプルにということでおっしゃっておりましたが、事務局にお任せしますので、見やすい方法を考えていただいてつくっていただきたいと思います。よろしいですか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
    ───────────────────────────────────────
 
○前川 委員長  次に「機構改革など各所管にわたる全庁的な重要案件の各常任委員会における審査のあり方について」ということなんですけれども、今、総務常任委員会で機構改革の場合は審査をお願いしているんですけれども、それぞれ、かかわる委員会でもいろいろと意見が出たものを、総務常任委員会に意見を吸い上げていったらどうなんだろうかというお考えが出ているんですけれども、その辺の必要性は、どなたか御経験の中でということでやっていただくんですけど。事務局から説明させます。
 
○事務局  本件も総務常任委員長から議長宛てに申し出があり、それを受けて議長から諮問された内容でございます。
 先ほどの総務常任委員長からの依頼文の2番になります。平成30年2月定例会において、議案第73号鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についての審査に当たり、総務常任委員会以外の3常任委員会において、報告事項「組織の見直しについて」として各委員会の所管部分に関する質疑が行われたことを受け、一部委員から、これらの審査内容について議案を付託された総務常任委員会でどのように集約し、審査及び委員長報告に生かしていくかという観点からの提起があり、報告事項については補正予算の予備審査のように、各常任委員会からの送付意見という仕組みがないこと、また、今回の議案第73号については、ほかの常任委員会にも係る案件であることから、その審査方法について検討願いたいというものでございます。御協議をお願いいたします。
 
○前川 委員長  御協議お願いいたします。
 
○高野 委員  これは私が出した、個人的に出したものではないんですが、立場としてちょっと御説明、補足させていただきますが。この事務分掌条例の質疑が始まった際に、一部の委員から総務常任委員長に対してほかの委員会でどのような意見が出ているのか把握されているのですかというような問題提起がされたんです。それに対しては、委員長の立場として、それはそれぞれの委員が傍聴されたり、それからつかまれたりした上で、もちろん御自身の調査や見解も含めて、そういうのをトータルとしては総務常任委員会で審議されるものだと認識していますよという私なりの答えは当時したんですが、同時に、ここにも書いてあるように、仕組みとしては何もないわけですよ。別に総務常任委員がほかの委員会を傍聴しなければならないというわけでもないし、ほかの委員会から出た意見を反映させなければならないというわけでもないわけですね。それはそれぞれの原局とやっているわけで、どういうふうふうに整理してそれを反映させるかは、ほかの3常任委員会のまた運営にもなる。だから、したがって、その問題提起に対して答えるためには、何らかの仕組みがないといけない。ただ、その場合は、じゃあ、どういう案件を。ただ、3常任委員会に全て報告されているものを案件にするのか、二つの場合はどうするのかとか、その辺も含めて、これは議会全体としてやっぱりルール化しなければいけないと。現状のやり方の是非も含めてですね。そういうことで、議長のほうにこのような形で申し上げさせていただいたということであります。
 
○高橋 委員  今、これは機構改革に限定して言っていただいていて、今、高野委員はほかにもあるかもしれないというところで幅を広げてお話があったんですけれども、それを全部洗い出しするというのも大変だと思うので、とりあえずはこの機構改革のところで御提案があった。そこのところを仕組みがもしつくれるのなら、確認したらいいんじゃないかなと。
 要するに、委員会としては総務常任委員会に付託されているんですけれども、各委員会で全部かかわりがありますから、ちょっとお話を聞いて、一定の質疑も、そこで何か問題提起があれば、総務常任委員会に意見を送ることができるようになっていれば、問題ないですね。予算ではなくて、そういう仕組みがある程度、機構改革についてはそういうことで、それだったら仕組みについて、したらいいんじゃないかなというふうに思います。
 
○久坂 委員  高橋委員がせっかく機構改革だけというふうに整頓していただいたんですけど、そもそも総務常任委員会以外の3常任委員会で報告事項として統一的に上がってくる項目があるというのは、誰がどの段階で把握できるのかということを、まず確認できていれば、4常任委員会だろうが2常任委員会だろうが、またぐ議論はそこで集約してできるわけですから、そこの確認をどう議会運営委員会で扱うかということだけ、私は処理できればいいんじゃないかと思ったんですけれども、それは、そもそもどこかで把握ができるんですかね。そこが私、わかっていれば、報告事項並びに議案については、総務常任委員会のほうできちんと議論を集約できるようにと整頓できるとは思うんですよ。それはどうなんですか。
 
○大隅 議会事務局長  特に部分的なものというのは、ちょっと承知をしていないんですけれども、ただ、今までの事例からすると、例えば総合計画ですとか、機構改革ですとかというのは、明らかに全ての常任委員会に関係するものだというような、恐らく市長部局側の判断で一応上がってきてるという感じがしています。
 
○保坂 委員  そうであれば、機構改革に加えて、今、お話しくださったのは総合計画に類するようなものが出てくる場合には、各常任委員会で出た意見をそれぞれの委員会で踏まえておいて、総務常任委員会でそれらの何かまとまった意見が出たのかということを確認するようなところは、委員長の運営として挟んでおいて、総務常任委員会で確認しましょうかということになりまして、項目については、今お話があった総合計画に類するものですとか、機構改革でいいのかなと私は思っています。仕組みとして何か明文化する、それはちょっとないのかなと思っています。
 
○前川 委員長  特にこれがすごく問題になってしまって、総務常任委員会以外の各所管の委員会ですごく問題になって、議論が盛んになって、じゃあ、まとめて伝えたいことがあるんじゃないかということへの対応だと思うんですよね。これは絶対おかしいと、絶対あり得ないとかということが強く出された場合に、報告事項ではあるけれども、総務常任委員会に伝えたいという仕組みが欲しいんじゃないかという話だと思います。ただ、それはやっぱり委員会のほうでそれを送るに当たっても、いつもと同じように送付意見としてまとまるかどうかですね、委員会の中で。みんながそう思ったって、全会一致でまとまらなければ、それはばらばらにもらっても総務常任委員会のほうでも困る話なので、結局、形としては予算や決算と同じように送付意見として、ちゃんと委員会の中でまとめたものを総務常任委員会にお渡しするというシステムをつくらないと、だめだとは思います。
 
○保坂 委員  その仕組みというところが一番ネックで、報告事項は一応、了承、不了承でやっているのに、この件については総務常任委員会に意見を送りましょうねと言って、そこだけ一気にまとめるというのは、ちょっと無理があるなと思って、私は、今回それが2月定例会で出た時、委員会も傍聴していて大体のほかの委員会の状況も把握しているのでみたいなことを、私自身は総務常任委員会の委員として言ったんですよね。だけど、例えば委員長なり委員なりが、じゃあ、観光厚生常任委員会ではどんな意見が出ましたかみたいなことを、別に質問としてというか、振ることはできるのかなと、そのときは思ったんですね。それが意見としてまとまってくれば、総務常任委員会としてはわかりやすいとは思いますけれども、そこのところを特別に新たな仕組みをつくるというのがどうなのかと。
 
○久坂 委員  私は、この総務常任委員会が委員長として出てきているから、総務常任委員会として、この仕組みが必要かということが、ちょっとオーダーとして出てきたのかなという理解をして議論していたんですけど、保坂委員は総務常任委員会の委員ですよね。ということは仕組みがないことと書いてあります。その仕組みをつくることまでは、別に求めていらっしゃらなかったんですか。
 
○保坂 委員  総務常任委員会として、これは議論していく必要があるよねということを言ったんですよね。
 
○高野 委員  仕組みをつくってくれと言っているわけではないです。仕組みをつくらなければいけないとは言ってないんですが、ただ、さっき事実経過を報告したとおり、私が委員長で聞かれたわけですよ。聞かれたときに、全ての委員の質疑した内容をメモしておいて、そんなことは物理的にできませんよね。議事録をとらなかったら、それは正式に発言、私もできませんから。私は委員長ですから、軽々しくこんなことがあったんじゃないですかというのも変な話ですから。そうすると、仕組みということを検討しなければ、その提起に対してですよ。だから、そういう意味でこういう申し入れの文章になっているわけであって。仕組みをつくらなければいけないとは別に、そんな議論にはなっていないんですが、仕組みがないと対応はできませんねという話が出たのは事実です。そういうので保坂委員は多分、議会運営委員会の委員としての意見だろうというふうには理解をしています。
 
○高橋 委員  本当によっぽど問題があれば、多分、報告事項といえども、送付意見を送ることはできるんです。全員が一致して。そんなことはできるんですか。
 
○事務局  報告事項での送付意見ということは、今のところはないです。
 
○高橋 委員  報告事項じゃなくて、要するにまとまった意見を送るという話じゃないですか。
 
○前川 委員長  でも、それは報告事項の中だから、ないですね。今のところはないんですよ。報告事項でこういう意見を送るというシステムがない。
 
○高橋 委員  扱い方は、送られたって大して審議もしないこともあるんですよ。とりあえず委員会としては問題があるよということは、結論を出すのは総務常任委員会だからということで送ったりということで、かつては、そういう誰も質疑もしないで、だから、すぐになくなったというのもあったりしましたからね。
 
○前川 委員長  予算、決算だって、必ずしも送付意見が全部あるかという、ほとんどないですね。だから、機構改革に関して、特段、そこにすごくかかわる所管の委員さんは本当どうなっているんだろうかというところ。総務常任委員会が所管なんだから総務常任委員会で考えればいいんじゃないという考えはあると思います。
 最後に本会議で質疑もできて議決になっていくわけですから、そこで質疑をし、という機会はあると思いますけどね。
 
○久坂 委員  高橋委員がおっしゃっていた、意見をまとめて送付できる仕組みがないというのであれば、それでもやらなきゃいけないだろうし、私が現実的に思ったのは、番外として出て、議案が審議されているときに、そういう意見があったと言うしかないのかなと現実的には思ったんです。だって、今、事務局では、送付意見が報告事項についてまとめることができないということですから、だけれども、当該所管委員会ではこういうふうにすべきだと意見が一本化されれば、一本化されてなおかつ重要なことであれば、番外として出席して発言すべき事項なんだろうなと思ったんです。運用的にはどうですか。
 
○前川 委員長  暫時休憩いたします。
               (11時38分休憩   11時50分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 各所管においては、全庁的な重要案件を各常任委員会における審査のあり方についてということでございますが、ただいま、皆さんに論議をしていただきまして、まずは、総合計画、機構改革などに関する総合的な案件に関しましては、総務常任委員会では議案ではございますけれども、その中で特に所管にかかわる委員会におきましては報告事項という形ではありますけれども論議をし、特段の意見が出て、それが委員会で全会一致でまとまったことに関しましては、申し送りという形で総務常任委員会に申し送ると。それで申し送りましたら、総務常任委員会では申し送られたものを委員長が委員会にそれを告げていただいて、それを踏まえて、それも論議の中に含めていただいて、審査をしていただくということでやっていただきたいと思います。
 その前に必ず、打ち合わせの段階でも、それは確認しながらやっていただきたいと思っておりますので、各正・副委員長、それはお願いしたいということでやっていくということで、いかがでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 実は、あと一つ残っておりまして、「議会活動における議員支援のあり方について」ということで協議をしていただきたいと思っておりますが、事務局のほうから、どういう内容かということを、説明だけしていただいてよろしいですか。
 
○事務局  議会活動における議員支援のあり方についてということで、本件は議長宛てに千議員から要望があったものです。内容に関しましては、会議システムに資料6を配信させていただいております。
 トイレに行く際に介助する人、人員等について要望されていることから検討願いたいということでございます。
 以上です。
 
○高橋 委員  これにも書いてあるんですけれども、以前、代表者会議で同趣旨の要望がありまして、いわゆる障害のある方に対する支援制度があって、基本的にはその制度の中でやっていただく内容だろうと。それで足りない場合に、御自身で給料をもらっているので、その中で足りない部分をやっていただくということが、議員としてはそれが公平なんじゃないだろうかという、そんな意見で、そのままになってしまって、今回、そういう内容でまた同じ内容のものが議長のところに来たので、各派代表者会議に同じ内容で諮るというのもどうなのかということで、議会運営委員会のほうに……。
 
○前川 委員長  同じ内容というか、本人が体調的に厳しくなってきていて、当時よりもさらに厳しい段階になっているのでということだと思います。
 
○高橋 委員  要するに、私は今の制度がどこまでやっていただけるものなのかがわからないんですけれども。
 
○前川 委員長  では、事務局のほうに、どこまでが事務局の範囲なのか、お金の範囲なのか。いろいろ範囲を調べておいていただいて、次の機会に論議していきたいと思いますけれども、いかがでしょう。
 
○事務局  今、高橋委員のほうからありましたことにつきまして、調査をさせていただければと思います。
 
○前川 委員長  ほかに、この件に関しては、ここまでにしようと思いますが、こういうことも知りたいということがおありになれば、ほかにもおっしゃっておいていただければと思いますけれども。
 
○吉岡 委員  私もそこの論議の中にいましたので、障害のある方たちが、きちっと、例えば働いたり、そういういろんな場面で、どこまでの制度なのか、その制度の改善も含めて必要だろうから、そこら辺は事実をきちっとしながら、今の制度以上のことに関しては、今の段階では自己的な負担になるかねという話をしたんですね。だから、問題がある場合には、そこは違う問題になるんで、今の現状を知っておくということも大事じゃないかなと思います。これから、今、何か障害を持つ方の雇用の問題とか随分あるわけで、その辺の関連も出てくるでしょうからね。
 
○高橋 委員  中身のことになっちゃうんですけど。トイレに行かれるときに、御自分がお座りになってやるということができなくなってきているということで、尿瓶を使ってやってほしいということでお願いをした。これがこの事務局というのか、障害者福祉課に行っているのかというのがあるのと、ヘルパーの資格がないとできないみたいな、この辺も、普通、例えば家族だったらみんなやることじゃないですか。それは本当にそうなのか、それをちょっと整理していただきたい。
 
○事務局  今、ヘルパーでないとできないということに関しては、必ずしもそうではない、ヘルパーの資格がないとできないということではないということで伺っております。
 
○木村 議会事務局次長  補足で、この話が出ましたのは、千議員が通常はお昼にトイレを済ませて、午後になる場合はお昼に済ませているので、特に今まで問題なかったそうなんですが、この前、たまたま午後になってからトイレに行きたいと。千議員が、障害福祉課に連絡をされて、障害福祉課で対応したんですが、今までは2人でトイレに座らせてできていたものが、もう支えることができなくなって、男性職員が3人かかったんですが、それでもきついと。こういう状態で、もし倒れてしまったりとかした場合に、どうにも保証もできないのでということで千議員にお話をされたそうなんです。
 そういった中から、千議員のもとで、事務局にヘルパーと書いてありますけど、事務局でも、さっき話ありましたけど、ヘルパーの資格を持っている者、持ってないが、トイレの支えること自体はできるんですけど、ただ、何か起きた場合に、その辺のお互いに、千議員も事務局のほうも、例えばけがをさせてしまったりとか、そういった部分があることで、事務局の中でも、資格がなくても、トイレ行きたい場合に、今、事務局の人数もそんなにいませんから、3人、4人がかりで例えば中断してそれを対応するのかという部分で、事務局のほうでも、これを対応するのはなかなか難しい部分なのでという話し合いは中ではしてきております。
 
○前川 委員長  ということで、なかなかイメージが湧かないものもありまして、制度を使っての中で、どういうふうに皆さんで進めていかれるかというのを、ちょっと長い時間がかかるかもしれませんが、次回にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 今回、結論が出た項目につきましては、その内容を正・副委員長で整理いたしまして、次回の議会運営等の検討を行う当委員会の冒頭に答申文として確認をすることでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 そして、次回の当委員会で協議いただく項目ですけれども、短期検討項目のうち、引き続きとなりますけど、「議会活動における議員支援のあり方について」、「正・副議長選挙及び役員選考委員会のあり方について」、「議会図書室の充実について」ということで、検討を行っていきたいと思っております。よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認させていただきました。
 次回の日程ついて調整させていただきたいのですが、4月26日の午後1時30分でいかがでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 これで、議会運営委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。


 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成30年4月9日

             議会運営委員長

                 委 員