平成30年 2月定例会
第6号 3月 2日
○議事日程  
平成30年 2月定例会

          鎌倉市議会2月定例会会議録(6)
                                      平成30年3月2日(金曜日)
〇出席議員 26名
 1番  千   一   議員
 2番  くりはらえりこ 議員
 3番  竹 田 ゆかり 議員
 4番  山 田 直 人 議員
 5番  志 田 一 宏 議員
 6番  長 嶋 竜 弘 議員
 7番  武 野 裕 子 議員
 8番  西 岡 幸 子 議員
 9番  日 向 慎 吾 議員
 10番  飯 野 眞 毅 議員
 11番  河 村 琢 磨 議員
 12番  池 田   実 議員
 13番  森   功 一 議員
 14番  安 立 奈 穂 議員
 15番  高 野 洋 一 議員
 16番  納 所 輝 次 議員
 17番  永 田 磨梨奈 議員
 18番  高 橋 浩 司 議員
 19番  久 坂 くにえ 議員
 20番  中 村 聡一郎 議員
 21番  前 川 綾 子 議員
 22番  伊 藤 倫 邦 議員
 23番  保 坂 令 子 議員
 24番  吉 岡 和 江 議員
 25番  大 石 和 久 議員
 26番  松 中 健 治 議員
     ───────────────────────────────────────
〇欠席議員 なし
     ───────────────────────────────────────
〇議会事務局出席者
 事務局長        三 留 定 男
 次長          木 村 雅 行
 次長補佐        藤 田 聡一郎
 次長補佐        笛 田 貴 良
 書記          齋 藤 真 導
 書記          片 桐 雅 美
 書記          菊 地   淳
 書記          鈴 木 麻裕子
 書記          斉 藤   誠
     ───────────────────────────────────────
〇理事者側説明者
 番外 1 番  松 尾   崇  市長
     ───────────────────────────────────────
〇議事日程
               鎌倉市議会2月定例会議事日程(6)

                               平成30年3月2日  午後2時開議

 1 諸般の報告
 2 陳情第43号 広報かまくら掲載基準の見直しについての陳情        総務常任委員長
                                      報     告
 3 陳情第46号 国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公  建設常任委員長
         園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長の  報     告
         ご判断を求める陳情
 4 陳情第44号 鎌倉市議会定例会陳情一覧表個人情報についての陳情     議会運営委員長
                                      報     告
 5 議案第83号 市道路線の廃止について                 ┐建設常任委員長
   議案第84号 市道路線の認定について                 ┘報     告
 6 議案第85号 工事請負契約の締結について                総務常任委員長
                                      報     告
 7 議案第86号 不動産の取得について                  ┐
   議案第87号 不動産の取得について                  │
   議案第88号 不動産の取得について                  │
   議案第89号 不動産の取得について                  │同     上
   議案第90号 不動産の取得について                  │
   議案第91号 不動産の取得について                  │
   議案第92号 不動産の取得について                  │
   議案第141号 不動産の取得について                  ┘
 8 議案第98号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採  ┐
         用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   │
   議案第97号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正す  │同     上
         る条例の制定について                  │
   議案第95号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する │
         条例の一部を改正する条例の制定について         ┘
 9 議案第100号 鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定   教育こどもみらい
          める条例の一部を改正する条例の制定について        常任委員長報告
 10 議案第99号 鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正   観 光 厚 生
         する条例の制定について                  常任委員長報告
 11 議案第102号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)        総務常任委員長
                                      報     告
 12 議会議案第9号 鎌倉市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定に   議会運営委員長
           ついて                        提     出
 13 議会議案第8号 国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を   くりはらえりこ議員
           促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう国に   長嶋竜弘議員
           求める意見書の提出について              中村聡一郎議員
                                      前川綾子議員
                                      伊藤倫邦議員
                                      大石和久議員
                                      松中健治議員
                                      外3名提出
     ───────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ
     ───────────────────────────────────────
               鎌倉市議会2月定例会諸般の報告 (4)

                    平成30年3月2日

1 2 月 22 日 教育こどもみらい常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、
          本会議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 100号 鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正す
          る条例の制定について
2 2 月 23 日 観光厚生常任委員長から、次の議案について委員会の審査を終了したので、本会議に
          報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 99 号 鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
3 2 月 26 日 建設常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
          議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 83 号 市道路線の廃止について
  議 案 第 84 号 市道路線の認定について
  陳 情 第 46 号 国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設
          する計画の是非について、松尾市長のご判断を求める陳情
4 2 月 27 日 総務常任委員長から、次の議案及び陳情について委員会の審査を終了したので、本会
          議に報告したい旨の届け出があった。
  議 案 第 85 号 工事請負契約の締結について
  議 案 第 86 号 不動産の取得について
  議 案 第 87 号 不動産の取得について
  議 案 第 88 号 不動産の取得について
  議 案 第 89 号 不動産の取得について
  議 案 第 90 号 不動産の取得について
  議 案 第 91 号 不動産の取得について
  議 案 第 92 号 不動産の取得について
  議 案 第 95 号 鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条
          例の制定について
  議 案 第 97 号 鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  議 案 第 98 号 鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部
          を改正する条例の制定について
  議 案 第 102号 平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)
  議 案 第 141号 不動産の取得について
  陳 情 第 43 号 広報かまくら掲載基準の見直しについての陳情
5 3 月 1 日 議会運営委員長から、次の陳情について委員会の審査を終了したので、本会議に報告
          したい旨の届け出があった。
  陳 情 第 44 号 鎌倉市議会定例会陳情一覧表個人情報についての陳情
6 2 月 27 日 くりはらえりこ議員、長嶋竜弘議員、中村聡一郎議員、前川綾子議員、伊藤倫邦議員、
          大石和久議員、松中健治議員外3名から、次の議案の提出を受けた。
  議会議案第8号 国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の
          整備を進めるよう国に求める意見書の提出について
7 3 月 2 日 議会運営委員長から、次の議案の提出を受けた
  議会議案第9号 鎌倉市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
8 2 月 20 日 平成30年度鎌倉市一般会計予算等審査特別委員会において、正・副委員長が次のと
          おり選任された。
             委 員 長 日 向 慎 吾
             副委員長 池 田   実
     ───────────────────────────────────────
                   (出席議員  26名)
                   (14時00分  開議)
 
○議長(山田直人議員)  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、配付いたしましたとおりであります。
 会議規則第142条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。24番 吉岡和江議員、25番 大石和久議員、26番 松中健治議員にお願いいたします。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第1「諸般の報告」を議題といたします。
 内容は配付いたしましたとおりであります。
 ただいまの報告に御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第2「陳情第43号広報かまくら掲載基準の見直しについての陳情」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第43号広報かまくら掲載基準の見直しについての陳情につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第43号は、去る2月8日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後27日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、「広報かまくら」の掲載基準が平成29年9月から変更になり、市民活動を実施する上で支障を来していることから、掲載基準の見直しを検討するよう市に対し要請することを求めるものであります。
 理事者の説明によれば、後援名義使用承認を受けた催しを開催する団体からの「広報かまくら」への掲載依頼は年々増加傾向にあり、近年、全ての開催を紙面に掲載することが難しくなってきたことから、掲載機会の公平性を考慮し、1団体年5回以内とするなどの掲載基準を平成29年7月に策定したとのことであります。
 この掲載基準の策定後、掲載依頼件数が多くなった場合で、優先順位づけにより掲載することができなかった場合でも、市ホームページに全て掲載し、紙面上でその旨を通知しているとのことであります。
 また今後は、掲載基準の運用状況等を踏まえ、有益な紙面となるよう、改善や見直しを行っていきたいとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び「広報かまくら」の掲載基準についての本市の考え方を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、本掲載基準は本市の判断で策定したものであり、掲載基準に基づき昨年9月から運用が開始されたものについて、現時点で議会からその運用の見直しを求めていくことは早計であり、まずは市として掲載基準の検証や代替案の検討を進めていくべきであることから、本陳情については継続審査とすべきであるという意見であります。
 もう一つは、市民活動を支援していくのが市の役割であり、公平性を担保しつつ可能な限り掲載するよう検討すべきであることから、結論を出すべきという意見であります。
 以上のように異なる意見に分かれ、結論を出すか否かについて可否同数となったため、委員長裁決により結論を出すこととし、その後、継続審査を主張した委員も加わり、採決を行った結果、本陳情については多数の賛成により採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第43号広報かまくら掲載基準の見直しについての陳情を採決いたします。陳情第43号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、陳情第43号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第3「陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長のご判断を求める陳情」を議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(伊藤倫邦議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長のご判断を求める陳情につきまして建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第46号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後26日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、由比ガ浜四丁目に計画されている大型商業施設に係る右折レーン設置に当たり、県との協議において市が国道134号右折レーンに係る歩道検討案として海浜公園敷地内に歩道を新設する可能性について言及したが、公園敷地を削減することは旧鎌倉地区全体の公共性にかかわる問題であることから市長の判断を求めるというものであります。
 理事者の説明によれば、本陳情で述べられている国道134号右折レーンについては、市がまちづくり条例に基づき事業者に助言・指導したものであります。また、鎌倉公園敷地内に歩道を新設することについては、当該右折レーン設置に係る基本的な考え方について、管理者である神奈川県藤沢土木事務所と調整を行う中で、神奈川県から示されたものであります。市といたしましては、国道134号に右折レーンを設置することにより、商業施設を利用する車両による国道134号の直進交通に与える影響を緩和できるといった考えに変わりはないものの、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区を改変しての右折レーン設置は当該公園区域の公共性及び改変の効果を十分に勘案し慎重に判断する必要があるとの認識から、今後も引き続き県との調整を行うとともに、交通問題の解決を重要な課題として捉え、できるだけ早期に結論を出していきたいとのことであります。
 当委員会では、以上申し述べました陳情の要旨及び本市の考え方等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって採択すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長のご判断を求める陳情を採決いたします。陳情第46号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、陳情第46号は採択し、市長宛て送付することに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第4「陳情第44号鎌倉市議会定例会陳情一覧表個人情報についての陳情」を議題といたします。
 議会運営委員長の報告を願います。
 
○議会運営委員長(前川綾子議員)  (登壇)ただいま議題となりました陳情第44号鎌倉市議会定例会陳情一覧表個人情報についての陳情につきまして、議会運営委員会における審査の結果を報告いたします。
 陳情第44号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後3月1日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 まず、本陳情の要旨でありますが、本市議会が作成する陳情一覧表において、陳情提出者の個人情報が記載され、公開されていることから、これを非公開にすることを求めるものであります。
 本市議会では、陳情を受け付ける際に提出者に対し、提出された陳情は公開の対象となる旨の説明を行い、本人の同意を得た上で受け付けを行っているものであります。
 当委員会では、以上申し述べましたとおり陳情の要旨及び本市議会における陳情の個人情報の取り扱い状況等を踏まえ、慎重に審査いたしました結果、次のような相違する意見に分かれたのであります。
 一つは、陳情は市民の権利行使という観点から重要なことであり、住所、氏名は公開を前提に提出されるものと考えるが、その後の運用として市議会ホームページで住所、氏名を閲覧可能としている状況については改めて検討していく必要があることから、本陳情は継続審査とすべきという意見であります。
 もう一つは、市議会ホームページ上において、住所、氏名を掲載することの可否については、今後検討する必要があるものの、陳情の提出に当たっては、住所、氏名が公開となる認識のもと提出されているものと考え、公開すべきと考えることから、結論を出すべきという意見であります。
 以上のような異なる意見に分かれましたが、多数により結論を出すこととし、その後、継続審査を主張した委員も加わり、採決を行った結果、挙手なしにより不採択とすべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または本陳情に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。陳情第44号鎌倉市議会定例会陳情一覧表個人情報についての陳情を採決いたします。陳情第44号を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (挙 手 な し)
 挙手なしによりまして、陳情第44号は不採択とすることに決定いたしました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第5「議案第83号市道路線の廃止について」「議案第84号市道路線の認定について」以上2件を一括議題といたします。
 建設常任委員長の報告を願います。
 
○建設常任委員長(伊藤倫邦議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第83号市道路線の廃止について外1件につきまして、建設常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第83号外1件は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後26日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第83号市道路線の廃止について申し上げます。
 今回廃止しようとする路線は1路線で、本路線は都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された路線との再編成を行うため、道路法の規定に基づいて廃止しようとするものであります。なお、開発行為により築造された道路以外の一般交通の用に供している部分については、議案第84号枝番1の認定に係る路線として再認定をしようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第84号市道路線の認定について申し上げます。
 今回、認定しようとする路線は1路線で、本路線は議案第83号枝番1で廃止しようとする路線のうち開発行為により築造された道路以外の一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づいて再認定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお、採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第83号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第83号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第84号市道路線の認定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第84号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第6「議案第85号工事請負契約の締結について」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第85号工事請負契約の締結について、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第85号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後27日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本件は、(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事についての請負契約を藤沢市大庭5404番地の7、湘南エスパス、アイグステック株式会社と締結しようとするものであります。
 理事者の説明によると、入札に当たっては、アイグステック株式会社ほか1社が応札、2社が辞退し、去る平成29年12月12日に電子入札システムによる一般競争入札の開札を行った結果、同社が2億1980万円で落札したもので、消費税額及び地方消費税額を含む契約金額は2億3738万4000円であります。また、落札者は本市の(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設工事を初め、公共工事を数多く手がけており、その実績から本工事に十分対処できるとのことであります。
 なお、工事の竣工は平成31年3月の予定であります。なお、本件に係る予定価格は2億2220万円で、落札率は98.9%であります。
 当委員会では、以上申し述べました諸点のほか、入札結果表、工事経歴書などの資料をもとに慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第85号工事請負契約の締結についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第85号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第7「議案第86号不動産の取得について」から「議案第92号不動産の取得について」まで及び「議案第141号不動産の取得について」以上8件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第86号不動産の取得について外7件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第86号外7件は、去る2月8日及び同月20日開会の本会議において当委員会に付託されたもので、その後27日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第86号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字谷脇1832番ほか7筆で、地目は畑ほか、取得面積の合計は2,124平方メートル、取得価格は3504万6000円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第87号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字倉久保2345番2で、地目は山林、取得面積は1,590.36平方メートル、取得価格は2719万5156円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第88号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉中央公園拡大区域(台峯)用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市山崎字谷脇1858番、地目は山林、取得面積は69平方メートル、取得価格は113万8500円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第89号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉広町緑地用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市鎌倉山二丁目1821番で、地目は山林、取得面積は1,388平方メートル、取得価格は846万6800円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第90号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉広町緑地用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市鎌倉山二丁目1822番で、地目は山林、取得面積は634平方メートル、取得価格は386万7400円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第91号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉市広町緑地用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市津字竹ヶ谷1241番24ほか1筆で、地目は山林、取得面積の合計は571平方メートル、取得価格は1461万7600円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第92号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、鎌倉市土地開発公社が代行取得していた(仮称)山崎・台峯緑地用地を取得しようとするもので、土地の所在は鎌倉市山ノ内字西瓜ヶ谷1016番11で、地目は畑、取得面積は32平方メートル、取得価格は67万5200円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第141号不動産の取得について、申し上げます。
 本件は、公共施設再編事業用地を取得しようとするもので、土地の所在は、鎌倉市上町屋字山ノ根559番4ほか179筆で、地目は鉄道用地、取得面積の合計は1万6417.97平方メートル、取得価格は2億2000万円であります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第86号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第86号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第87号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第87号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第88号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第88号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第89号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第89号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第90号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第90号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第91号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第91号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第92号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第92号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第141号不動産の取得についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第141号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第8「議案第98号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第97号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」「議案第95号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」以上3件を一括議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議案となりました議案第98号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について外2件につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第98号外2件は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後27日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 初めに、議案第98号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、平成29年人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じて、本市職員の給与改定等及び等級別基準職務表の改正を行おうとするものであります。
 その主な内容は、まず給料表について若年層に重点を置きながら全体の水準を引き上げる改定を行おうとするものであります。
 次に、勤勉手当については、国に倣い、勤勉手当の支給割合を0.1月分引き上げ、平成29年度については12月期にさかのぼって引き上げ、平成30年度以降は平成29年度当初分から6月期と12月期をそれぞれ0.05月分引き上げようとするもので、勤勉手当を合わせた年間の支給割合を4.3月から4.4月に改正しようとするものであります。
 次に、管理職員特別勤務手当については、平成29年の人事院勧告とは別に、国に倣い、災害対応等のため平日深夜に行う業務に限り、1回につき6,000円を超えない範囲で支給しようとするとともに、等級別基準職務表において会計管理者を現在の7級から8級に位置づけるなど等級の改正を行おうとするものであります。
 また、特定任期付職員については、国の特定任期付職員に準じて給料月額と期末手当の支給割合を改めようとするものであります。
 なお、附則において、本改正条例は公布の日から施行しようとするものでありますが、給料表に係る規定については平成29年4月1日から、平成29年度分の勤勉手当の支給割合に係る規定については平成29年12月1日からそれぞれ適用し、平成30年度分の勤勉手当等の支給割合、管理職員特別勤務手当の制度改正及び等級別基準職務表に係る規定については、本年4月1日から施行しようとするものであります。また特定任期付職員の給料表に係る規定については、本年4月1日から施行し、平成29年度分の期末手当の支給割合に係る規定については、平成29年12月1日から適用しようとするもので、あわせて、本条例の改正前に支払われた給与については内払いである旨を規定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、一部委員から、近年、人事院勧告による給与改定において人事評価が反映される勤勉手当を上げる傾向が続いている。よって本改正に当たっては、本市の人事評価が公正、適正に行われるよう要望するとの意見が出されましたが、採決の結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 続きまして、議案第97号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、平成29年人事院勧告に基づく国家公務員に準じた職員の期末勤勉手当の支給割合の引き上げを踏まえ、市長等の常勤特別職職員の期末手当の支給割合を、職員と同様に0.1月分引き上げようとするもので、平成29年度については、12月期にさかのぼって引き上げ、平成30年度以降は0.05月分を6月期と12月期にそれぞれ現行より引き上げようとするものであります。
 なお、附則において公布の日から施行しようとするものでありますが、平成29年度分は平成29年12月1日から適用し、平成30年度分については本年4月1日から施行しようとするもので、あわせて本条例の改正前に支払われた期末手当については内払いである旨を規定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 次に、議案第95号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
 本改正条例は、平成29年人事院勧告に基づく国家公務員に準じた職員の期末勤勉手当の支給割合の引き上げを踏まえ、本市市議会議員の期末手当の支給割合を0.1月分引き上げようとするもので、平成29年度については12月期にさかのぼって引き上げ、平成30年度以降は0.05月分を6月期と12月期にそれぞれ現行から引き上げようとするものであります。
 なお、附則において本改正条例は公布の日から施行しようとするものでありますが、平成29年度分は平成29年11月1日から適用し、平成30年度分については本年4月1日から施行しようとするもので、あわせて本条例の改正前に支払われた期末手当については、内払いである旨を規定しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○6番(長嶋竜弘議員)  ただいま議題となりました議案第97号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論に参加いたします。あわせて議案第95号、議案第98号についても反対でございますので、申し添えておきます。
 これだけ不祥事が多発し、山崎新焼却施設建設問題、北鎌倉隧道問題などさまざまな問題が解決できない中、給与を上げるというのは到底理解できるものではありません。
 3月1日号の「広報かまくら」に「北鎌倉隧道の安全対策について」との文章が掲載されました。これは特定の方々に宛てた松尾市長が個人的に出した謝罪文になっております。こんな謝罪文を広報に私的利用して謝罪しないといけないような状況の中、御自身の給与を上げる条例を出している神経は私には到底理解できるものではありません。北鎌倉隧道問題については、安全対策検討業務委託費差しとめ及び弁済請求事件として東京高裁で係争中であり、これは松尾市長が個人的に賠償を求められていることでもあり、こういった諸問題に決着をつけることもできない中、到底賛成できるものではありません。
 一方、藤沢市の鈴木市長は2月議会で議案第90号藤沢市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正についてで、市長が12%、副市長が10%、教育長が5%、合計で624万6549円削減を提案されております。期間は2020年の鈴木市長任期いっぱいまでだそうです。提案の理由はこの条例を提出したのは、本市の財政状況を鑑み、常勤特別職職員の給与削減を図る必要によるということでありますが、たび重なる不祥事等のことも鑑みて鈴木市長が御判断されたのではないかということが推察されます。人事院勧告が出たから機械的に上げる提案をしているなどとは話にならない理由です。
 藤沢市の鈴木市長と松尾市長の違いは一体何なのでしょうか。完全に他人ごと意識しかない態度であり、非常に腹立たしく思います。不祥事を起こしたら給与削減するのがこういった普通の感覚だと思います。公金盗難事件の犯人は捕まったわけではなく、犯人はいまだにこの役所の中で働いていると言える状況であります。その犯人の給与まで上げることにもなります。職員の給与も含めて給与を上げるのは、公金盗難事件の犯人を捕まえてからにしていただきたいと思います。
 そして、市長初め鎌倉市の職員は口を開けば財政が厳しいと言われます。給与を上げるほど余裕があるのですから、今後一切財政が厳しいという言葉は市民の皆さんに向けて言うことはできなくなりましたので、そのことを肝に銘じて仕事をしていただきたいと思います。
 2018年住みたい街ランキングで鎌倉市は14位だそうです。8年前の2010年のランキングは4位でしたので、大幅にランクダウンしております。これは外部の客観的判断でありますが、これだけ映画やドラマに取り上げられて観光客もふえていたにもかかわらず下がった事実については無視できない事実であり、この間議員として働いていた私自身としてもじくじたる思いでおります。
 このような状況でも皆さん自信を持って給料を上げていいと言えますでしょうか。私は到底言えるものではないと考えます。よって議案第97号については断固反対いたします。あわせて議案第95号、議案第98号についても反対いたします。
 以上で討論を終わります。
 
○2番(くりはらえりこ議員)  ただいま議題となりました議案第98号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第97号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第95号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3議案は全て反対の立場で討論に参加いたします。
 家庭内の家計を考える際も収入に見合った支出を考えます。収入が少ないときにぜいたくは考えませんし、赤字にはいたしません。幾ら、金は天下の回りものだといっても人から借りたお金で豪遊するなどあり得ません。借金も財産だという発想もありますが、それはあくまでも返す当てがある際のことでございます。会社でいえば設備投資をする際に信用を担保にお金を借りることはあっても、借金し続けることはあり得ません。
 では、鎌倉市の財政状況はどうでしょうか。市の財政、税収、ふえているでしょうか。プライマリーバランスはどうでしょうか。今後の見通しはどうでしょうか。全国平均を大きく上回る高齢化率や、少子化、人口流出、人口減が進んでいく様子から鎌倉市での税収アップには今までと違う仕掛けが必要なことがわかります。
 総務常任委員会を傍聴した際に、この3議案に関しては総員の賛成挙手がありましたが、そのときに何人かの方がうれしそうな顔をされたのが印象的でした。所得が上がることが嫌だという方はまずいらっしゃらないだろうと想像します。私の反対討論により、あの笑顔を消してしまうことは心苦しいですが、鎌倉市が財政難を理由に必要な住民サービスをなくしたり、質を落としたり、借金をふやし次世代にツケを残したり、税金を上げたりすることのほうがもっと心苦しいです。実際、議会答弁の中でも財政難をできないことの理由にされていたこともありました。来年度の予算案を見ましたが、緊縮財政の中、この3議案が与える影響額が約7585万円ふえている。そこが目立っております。そんなことで市民が納得するでしょうか。
 さらに別の観点から、企業でいえば売り上げや成果物を求められます。この1年結果として大きな実績が残せたでしょうか。大船駅前再開発、岡本二丁目、北鎌倉隧道、深沢・村岡新駅、山崎、野村総研跡地など、どうなったでしょうか。不祥事の件はどうなったでしょうか。そして、道路にあいた穴は全部塞がったでしょうか。バリアフリーのまちづくりは進んだでしょうか。そして、住民のストレス、減ったでしょうか。
 市民も鎌倉市職員も鎌倉市常勤特別職職員も鎌倉市議会議員も運命共同体です。税収増や実績が見込めない中で鎌倉市政にかかわる人たちだけ所得やボーナスが上がっていくということに不自然さと違和感を覚えます。鎌倉市民からの評価、信頼度、そして満足度に比例させることが自然だと考えます。
 以上をもちまして議案第98号、第97号、第95号の3議案についての反対討論といたします。
 
○議長(山田直人議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。なお採決は1件ごとにこれを行います。
 まず、議案第98号鎌倉市職員の給与に関する条例及び鎌倉市任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第98号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第97号鎌倉市常勤特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第97号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第95号鎌倉市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第95号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第9「議案第100号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 教育こどもみらい常任委員長の報告を願います。
 
○教育こどもみらい常任委員長(高橋浩司議員)  (登壇)ただいま議案となりました議案第100号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして、教育こどもみらい常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第100号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後22日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本改正条例は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行により、小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所における職員の配置要件が緩和されたことから、職員の配置要件の特例を設けるとともに、建築基準法施行令等の一部改正に伴い所要の改正を行おうとするものであります。
 その主な内容は、小規模保育事業所等における職員の配置要件として朝夕などは利用する児童数が少ないため、必要となる保育士の数が2人の時間帯にあっては、そのうちの1人を保育士と同等の知識及び経験を有すると市長が認める者を配置できる旨の規定を、また保育士の数の算定については、幼稚園教諭、小学校教諭等の普通免許状を有し、かつ保育士と同等の知識及び経験を有すると市長が認める者を保育士とみなすことができる旨の規定を、1日につき8時間を超えて開所する小規模保育事業所等において配置基準上求められる保育士数を超えて保育士が必要となる場合は、追加で必要となる人数の範囲内で保育士と同等の知識及び経験を有すると市長が認める者を配置できる旨の規定を、それぞれ定めようとするものであります。
 また、この規定を適用する場合においては、児童福祉法の規定による保育士を、必要となる保育士の数の3分の2以上配置しなければならない旨を規定しようとするもので、そのほか設備の基準を改正するとともに、あわせて引用条項の整備を行おうとするものであります。
 なお、附則において本改正条例は本年4月1日から施行しようとするものでありますが、設備の基準にかかわる改正規定については公布の日から施行しようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 議案第100号鎌倉市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第100号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第10「議案第99号鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 観光厚生常任委員長の報告を願います。
 
○観光厚生常任委員長(西岡幸子議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第99号鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきまして、観光厚生常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第99号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後23日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本改正条例は、所得税法の一部改正に伴い、医療費助成制度における控除対象配偶者の名称を改めるとともに所要の改正を行おうとするものであります。
 その主な内容は、所得税法の改正後、控除対象配偶者については、同一生計配偶者、控除対象配偶者及び源泉控除対象配偶者に細分化され、改正前における控除対象配偶者は同一生計配偶者として定義されたことから、鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例、鎌倉市小児の医療費の助成に関する条例及び鎌倉市ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の各条例中、控除対象配偶者の名称を同一生計配偶者に改めようとするものであります。
 なお、附則において本改正条例は、公布の日から施行しようとするもので、各条例とも運用にあわせて経過措置を設けようとするものであります。
 当委員会では、慎重に審査いたしました結果、本件を妥当と認め、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 議案第99号鎌倉市障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第99号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第11「議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算」を議題といたします。
 総務常任委員長の報告を願います。
 
○総務常任委員長(高野洋一議員)  (登壇)ただいま議題となりました議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算につきまして、総務常任委員会における審査の結果を報告いたします。
 議案第102号は、去る2月8日開会の本会議において、当委員会に付託されたもので、その後27日に委員会を開き審査いたしました結果、次の結論を得たのであります。
 本補正予算は、歳入歳出いずれも1億839万2000円を追加するもので、これにより補正後の総額は603億8111万7000円となります。
 補正の主な内容は、まず歳出において、第15款民生費では寺分保育園大規模改修に係る安心こども交付金事業費補助金の追加を、第45款土木費では交通需要管理検討事業に係る経費等の追加を、第55款教育費では手広中学校受水槽等改修事業に係る経費等の追加をしようとするもので、一方これらに対し歳入において県支出金、繰入金及び市債の追加をしようとするものであります。なお、このほかに交通需要管理検討事業ほか3事業に係る繰越明許費の追加、海水浴場監視場・仮設トイレ等設置事業費及び筆界特定事業費に係る債務負担行為の追加をするほか、地方債において所要の補正を行おうとするものであります。
 当委員会では、以上申し上げました補正の内容につきまして、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決したのであります。
 以上で報告を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  本件は、会議規則第49条の規定により、質疑及び討論の区分を省略いたします。
 ただいまの委員長報告に対する御質疑、または原案に対する御意見はありませんか。
 
○6番(長嶋竜弘議員)  ただいま議題となりました、議案第102号鎌倉市一般会計補正予算(第7号)について、反対の立場で討論に参加いたします。
 道路交通体系の検討、交通体系整備事業委託料3785万4000円については、ロードプライシング関連の予算でありますが、交通技術は飛行機の発明以来の大転換を遂げようとしている中、他のさまざまな方策があるにもかかわらず、1975年にシンガポールで始まった、交通需要を無理やり絞り、観光商業振興に大きな影響を与える可能性の高い旧来のやり方であるロードプライシング導入には賛成できないところであります。
 また、文化活動の支援・推進、鏑木清方記念美術館管理運営事業2446万円については、過去の議会の場でも監査委員としても指摘してきたところでありますが、施設の改修や修繕なども含めて根本的に運営形態について見直す必要がある施設であるということを再度指摘しておきます。
 以上で、反対討論を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  質疑及び討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算を採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (多 数 挙 手)
 多数の挙手によりまして、議案第102号は原案のとおり可決されました。
     ────────────〇─────────────〇────────────
 
○議長(山田直人議員)  日程第12「議会議案第9号鎌倉市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○21番(前川綾子議員)  (登壇)ただいま議題となりました議会議案第9号鎌倉市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をいたします。
 本件は平成29年12月定例会において、鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例が可決されたことに伴い、常任委員会の所管事項に関する規定について必要な整備を行うため、鎌倉市議会委員会条例の一部を改正しようとするものです。
 その内容は、配付した議案のとおりであります。総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上で、提案理由の説明を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第9号については、運営委員会の協議もあり、会議規則第44条第3項の規定により委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって議会議案第9号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第9号鎌倉市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第9号は原案のとおり可決されました。
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○議長(山田直人議員)  日程第13「議会議案第8号国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう国に求める意見書の提出について」を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を願います。
 
○26番(松中健治議員)  (登壇)ただいま議題となりました、議会議案第8号国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう国に求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
 便宜、文案の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。
 国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう国に求める意見書。
 鎌倉は、源頼朝が幕府を開き、以後明治維新まで約700年続いた武家政権の発祥の地である。武家による政治の中心地として、後に花開く数々の武家文化の礎ともなった、日本史上、世界史上でも希有な場所と言える。
 鎌倉は三方を山に囲まれた要害の地であり、この山には「やぐら」と呼ばれる、中世に掘られた独特な横穴式の墳墓が数多く存在する。「やぐら」は戦前から考古学的な研究対象となり、鎌倉市とその近隣市町及び房総半島にまとまって存在することが知られているが、これらの地域以外では、東北地方や北陸地方に極めて限定的に見られるのみで、鎌倉特有の貴重な歴史的資産であることは明らかである。
 しかし、鎌倉とその周辺に少なくとも2,000から3,000基あると言われる「やぐら」は、現在まで、その実数も分布状況も十分に把握できてはいない。武士の墓、僧侶の墓などと言われてはいるが、その性格や発生の起源、つくられた時期についても、紀年銘以外の文献記録に乏しいゆえに、正確なところは不明なままである。「やぐら」についての学術的な解明は急務であり、そのためには調査・研究を進めていく体制を早急に構築しなければならない。
「やぐら」は、日本史上において重要な地位を占める鎌倉に特有の歴史的資産であることにおいて、国家的価値を有するものであることは言をまたない。また、鎌倉地域で確認されている「やぐら」が所在する山稜部は、そのほとんどが古都保存法の歴史的風土特別保存地区、首都圏近郊緑地保全法の近郊緑地特別保全地区及び文化財保護法の史跡に指定されている。
 しかし、「やぐら」周辺には大木の根が張り、長い風雪の影響により風化が進み、崩壊の危機にある。
 これらのことに鑑み、国におかれては、国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう、強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成30年3月2日。鎌倉市議会。
 総員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上で、提案理由の説明を終わります。
 
○議長(山田直人議員)  これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第8号については、運営委員会の協議もあり会議規則第44条第3項の規定により委員会の審査を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 御異議なしと認めます。よって議会議案第8号については、委員会の審査を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。御意見はありませんか。
                   (「なし」の声あり)
 討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議会議案第8号国の主導のもと、「やぐら」の学術的な調査・研究を促進し、その保護を図る体制の整備を進めるよう国に求める意見書の提出についてを採決いたします。本件は原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議会議案第8号は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま議決されました意見書については、議長において関係機関に送付いたしますので、御了承願います。
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○議長(山田直人議員)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 再開の日時は、来る3月16日午後2時であります。ただいま御着席の方々には、改めて御通知いたしませんから御了承願います。
 本日は、これをもって散会いたします。
                   (15時08分  散会)

平成30年3月2日(金曜日)

                          鎌倉市議会議長    山 田 直 人

                          会議録署名議員    吉 岡 和 江

                          同          大 石 和 久

                          同          松 中 健 治