平成30年建設常任委員会
2月26日
○議事日程  
平成30年 2月26日建設常任委員会

建設常任委員会会議録
〇日時
平成30年2月26日(月) 9時30分開会 16時29分閉会(会議時間 4時間49分)
〇場所
議会全員協議会室
〇出席委員
伊藤委員長、池田副委員長、くりはら、武野、中村、大石、松中の各委員及び長嶋議員
〇理事者側出席者
齋藤(和)まちづくり景観部長、吉田(浩)まちづくり景観部次長兼土地利用調整課長、塚本まちづくり景観部次長、川村まちづくり政策課長、舘下都市計画課長、若林交通計画課担当課長、野中交通計画課担当課長、芳本都市景観課長、永井みどり課長、服部(計)都市調整部長、石山都市調整部次長兼開発審査課長、古賀都市調整課長、都筑建築指導課担当課長、渡辺(誉)建築指導課担当課長、樋田都市整備部長、関都市整備部次長兼都市整備総務課長、森(明)都市整備部次長兼道路課担当課長、芳賀道水路管理課担当課長、谷川(宏)道水路管理課担当課長、斎藤(政)道路課担当課長、近藤建築住宅課担当課長、松下建築住宅課担当課長、加藤(隆)下水道河川課担当課長、杉田下水道河川課担当課長、田沼公園課長、田邉作業センター所長、永田浄化センター所長、前田拠点整備部長兼大船駅周辺整備事務所長、宇高拠点整備部次長兼再開発課担当課長、茶木再開発課担当課長、杉浦深沢地域整備課長
〇議会事務局出席者
三留局長、木村次長、片桐担当書記
〇本日審査した案件
1 報告事項
(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について
(2)深沢地域整備事業の現状について
2 議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分
3 議案第110号平成30年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算
4 議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうちまちづくり景観部所管分
5 報告事項 
(1)鎌倉都市計画特別緑地保全地区(上町屋特別緑地保全地区)に関する都市計画手続について
(2)鎌倉市森林整備計画の改定について
6 議案第130号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について
7 議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分
8 報告事項
(1)平成29年度陳情第6号「鎌倉山二丁目を事業地としたさくら地所(株)による開発計画に対し、審査手続き状況の聴取、ならびに厳正な処置が行われるよう注視いただくことを要望する陳情」のその後の状況について
9 議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分
10 陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長にご判断を求める陳情
11 議案第83号市道路線の廃止について
12 議案第84号市道路線の認定について
13 議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうち都市整備部所管分
14 報告事項
(1)北鎌倉隧道の安全対策について
(2)(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事について
(3)稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について
15 議案第122号鎌倉市手数料条例及び鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について
16 議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分
17 議案第109号平成30年度鎌倉市下水道事業特別会計予算
18 陳情第45号鎌倉駅大船側臨時改札口に設置されている簡易交通系IC改札機から無人改札機(入出場認証機の遠隔操作システム機)に変更して頂き、警備員の配置は混雑時のみにして頂く為の陳情
19 その他
(1)要望書について
(2)継続審査案件について
(3)次回委員会の開催について
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○伊藤 委員長  これより、建設常任委員会を開会いたします。
 委員会条例第24条第1項の規定により、本日の会議録署名委員を指名いたします。武野裕子委員にお願いいたします。
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○伊藤 委員長  本日の審査日程を確認いたします。お手元に配付したとおりでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 予算関係議案の審査について申し上げます。本日は、多数の案件が予定されております。ついては、予算関係議案の審査に当たっては、付託先の予算特別委員会に各会派から、委員を選出されていることを考慮し、効率的な委員会運営に御協力いただくようお願いいたします。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 事務局から関係課職員の出席について、御報告がございます。
 
○事務局  関係課職員の出席について御報告いたします。日程第10陳情第46号は、観光商工課、土地利用調整課、交通計画課、道路課、公園課職員が、日程第18陳情第45号は、交通計画課職員がそれぞれ出席することを御報告いたします。御確認お願いいたします。
 
○伊藤 委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○伊藤 委員長  事務局から陳情提出者の陳述について報告がございます。
 
○事務局  日程第10陳情第46号国道134号海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長のご判断を求める陳情は、陳情提出者から、陳述したい旨の申し出があることを報告いたします。
 御協議、御確認をお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告を確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 職員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (9時33分休憩   9時34分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
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○伊藤 委員長  日程第1報告事項(1)「鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○宇高 拠点整備部次長  日程第1報告事項(1)鎌倉駅西口駅前広場整備の現状について、報告いたします。
 平成29年12月議会の当委員会におきまして、それまでの取り組みを踏まえまして、まとめました、「鎌倉駅西口駅前時計台広場の再整備に関する整備方針(素案)」の概要及び当該素案の内容をもって、パブリックコメントを実施する旨を報告いたしました。
 本日は、パブリックコメントの結果を中心に、その後の状況について報告いたします。
 パブリックコメントの結果につきましては、資料1の「鎌倉駅西口駅前時計台広場の再整備に関する整備方針(素案)」に対する意見公募結果についてをごらんください。
 「1 意見公募方法等」につきましては、1に記載のとおり、平成29年12月5日から平成30年1月5日までの32日間を意見公募期間とし、2、3に記載のとおり、ホームページや素案の配布により周知を図るとともに、ファクスやメール等により、意見の受け付けを行いました。
 「2 意見公募結果」についてですが、1、2に記載のとおり、電子メールなどにより、9件の意見が寄せられ、提出者の居住地域の内訳は、鎌倉、深沢、大船の各地域がそれぞれ2人、玉縄地域が3人ということでございました。
 「3 意見に対する市の考え方」につきましては、資料2の鎌倉駅西口駅前時計台広場の再整備に関する整備方針素案に対する意見と市の考え方のとおりで、市民の皆様から寄せられた意見を喫煙所、看板、トイレ、動線などの15のカテゴリーに分類し、それぞれの意見に対する市の考え方を記載いたしました。
 寄せられた意見の中には、カテゴリー1の喫煙所の?では、喫煙所は廃止ではなく、移設するべき、カテゴリー5のトイレの?では、トイレは必須、カテゴリー7の動線の?では、駐輪場のある道路への通り抜けができないのか等の素案の考え方と異なる意見がございましたが、広場のレイアウトや施設構成については、おおむね理解が得られたものと考えております。
 なお、いただいた意見の多くは、今後、決定していくこととしております、ベンチ、看板類の配置・デザイン、材質等に関するものであり、これらの意見に対しましては、平成30年度に実施いたします実施設計の中で、検討を行うことといたしております。
 整備方針への意見の反映につきましては、喫煙所やトイレの設置についての市の対応の考え方や素案に記載していなかった意見の内容を中心に記載を追加することといたしました。
 以上がパブリックコメントの結果の概要ですが、意見に対する市の考え方及びパブリックコメントの結果を踏まえまして、決定いたしました整備方針につきましては、現在、ホームページ等により、周知を図っているところでございます。
 なお、当該整備方針は、再整備する時計台広場の基本的なレイアウトや施設の構成、歩行者動線の考え方を決定したものであり、今後、基本設計の成果を踏まえ、パブリックコメントやこれまでの地元町内会等への聞き取り、利用者アンケートなどでいただいた御意見なども取り入れながら、平成30年度の実施設計を行う中で、広場の詳細を決定し、平成31年度中の供用開始に向け取り組みを進めてまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの御報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第1報告事項(2)「深沢地域整備事業の現状について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○深沢地域整備課長  日程第1報告事項(2)深沢地域整備事業の現状について報告いたします。
 平成29年12月の当委員会では、「深沢地域整備事業の現状」といたしまして、権利者の方及び地元商店会への対応状況、土地区画整理事業の課題への対応状況、交通管理者協議の状況について報告いたしました。本日は深沢地域整備事業の現状といたしまして、権利者及び地元商店街への対応状況、土地区画整理事業の課題への対応状況、深沢地域整備事業用地の暫定利用の取り組みについて報告いたします。
 まず、権利者の方への対応状況ですが、現在、事業スキームの再構築を行うため、検討を進めているところであり、いまだ事業が示せず、権利者全体会の開催ができない状況であることから、昨年から権利者向けの情報紙「深沢まちづくりたより」の発行や地元での相談会などを行い、また、権利者宅を年4回程度個別訪問することにより、意向把握など丁寧な対応に努めているところです。
 平成29年12月にも63件の事業区域西側の権利者を個別訪問し、10月と11月に実施した現地での権利者個別相談会の概要などを報告しています。
 事業推進に当たっては、権利者の方の理解と協力が不可欠であり、今後も引き続き、権利者の皆さんからの相談に対し、随時、専門家や市の職員が電話や個別面談を行える体制を維持するとともに、個別訪問を行うなど、きめ細かな対応に努めてまいります。
 次に、地元商店会への対応状況ですが、平成29年11月7日に深沢中央商店会の役員の方々と観光商工課の職員も同行し、横須賀市の久里浜商店会の取り組みを視察しました。久里浜の事例は、既存地元商店会と大型ショッピングセンターが連携・協働し、地域の活力維持に取り組んでいる事例で、平成30年2月27日に、この視察の結果を活用し、地元商店会と市で意見交換会を含めた勉強会の開催を予定しています。
 今後も、こうした勉強会を通じ、将来の深沢のまちづくりに対し、地元商店会としてできることを検討して、取り組みを進めていけるよう連携していきたいと考えています。
 次に、土地区画整理事業の課題への対応状況です。
 神奈川県、藤沢市、鎌倉市で進めている広域連携のまちづくりの調査につきましては、両地区一体施行・単独施行のメリットやデメリットを含めた、土地区画整理事業の事業計画の検討や新駅が設置された場合の便益や税収増の効果の検討を進めているところです。
 平成29年度末の成果の取りまとめに向けて関係者間で内容のまとめ、精査を進め、事業スキームの確立を図ってまいりたいと考えています。
 なお、新駅設置費用の圧縮も含めた、費用負担のあり方につきましては、広域連携調査の中で実施したボーリング調査結果により、以前想定した地盤より浅い位置で支持地盤を確認できたことから、基礎工事に係る費用の削減が予想できます。
 現在進めている調査業務の結果を踏まえ、早期に方向性が見出せるよう関係者間の協議に取り組んでまいります。
 事業スキームの再構築に当たっては、基盤整備事業等に国県の支援を確実に得ていくことが必要で、深沢地区のまちづくりのコンセプトの具体化を図り、国県の施策と連携・一体化の可能性を探り、地区の位置づけを高めていくことが必要と考えています。
 このことから、深沢地区のポテンシャルを最大限活用し、深沢地域のまちづくりテーマである「ウェルネス」の実現のため、平成28年10月に策定した修正土地利用計画(案)の七つのコンセプトを掘り下げ、官民連携も視野に入れた持続発展型のまちづくり方策や、方策に沿った導入機能・施設建物等のイメージの検討を進めています。
 このことについては、まちづくりの具体化を図るため、継続的かつ内容の深度化が必要であり、平成30年度も継続し、民間事業者へのヒアリングなどを実施する中で、民間事業者との連携方策や整備の枠組みなどを検討して、その実現性を高めていきたいと考えています。
 最後に、深沢地域整備事業用地の暫定利用の取り組みについて報告します。
 現在、市が所有する約8.1ヘクタールの深沢地域整備事業用地では、B用地を中心に約3ヘクタールを暫定利用として民間事業者等に一時貸し付けを行い収入確保等につなげてきましたが、北側のA用地の多目的広場を除く土地及び梶原川沿いのC用地約2ヘクタールの土地については未利用となっています。また、JRが所有する旧JR大船工場跡地と2カ所のJR東日本社宅跡地についても更地となっており、地元商店会などからもJR用地も含め、事業開始までの間、何ら活用が図れないかとの声をいただいているところです。
 市としましても、土地区画整理の事業展開も考慮し、基盤整備事業に影響のない範囲内で暫定利用を図り、地域ににぎわいを生み出すとともに、将来のまちづくりにつなげていきたいと考えており、JR用地と一体となった暫定利用の可能性を探ってきました。
 今回、JRとも基本的な方向性が確認できたことから、暫定利用の拡大を進めていくこととし、今後、市所有のC用地の暫定利用の公募を進めてまいりたいと考えております。
 公募時期などは未定ですが、権利者の方、地元商店会の皆さんに理解をいただきながら、早期の実施を目指してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に、御質疑はございますか。
 
○武野 委員  報告の中で、イメージの検討を進めているというところがありました。それで、市長が絵を描いたのが12月定例会の中でも示された、サッカー場があったり、いろんなのがあって、あれではないですよね。
 
○深沢地域整備課長  施設の導入とか、上物の建物を誘致していくというところで、そういうのも両輪で基盤整備と進めていくということでありまして、まず、健康とスポーツを中心として、あと産業誘致をするという3本柱で、民間ヒアリング等して、事業の実現化に向けて取り組んでいるところでございます。
 
○武野 委員  つまり、市長が描いたあの図ではないということになると思いますが、それで続けて、いつごろその検討を進めていって、そのイメージ図というのがいつぐらいに仕上がるんでしょうか。
 
○深沢地域整備課長  イメージというか、今は、28年の10月に策定しました修正土地利用計画案の実現に向けて、取り組んでおりまして、その街区の中を要するに確度を高めていくということで考えております。
 実現につきましては、今、29年度に調査をして取り組んでおりまして、引き続き30年度も取り組む予定でおります。ですので、30年度までにある程度実現に向けたまちづくりの方針を出すことを考えております。
 
○宇高 拠点整備部次長  深沢のまちづくりについては、大きく二つの視点があろうかと思っています。一つは、区画整理を中心とした基盤整備、もう一つが上物で最後どのような施設を導入するかということの検討で、深沢の町ができるということになると思っています。イメージにつきましては、区画整理ができた後、どんな町になるかということですので、都市計画決定を経て事業認可をとる、そのあたりまで続くと考えております。
 
○中村 委員  新駅の話なんですけど、県と藤沢市と協議をして、29年度末に成果を取りまとめるという御報告であったんですけど、例えば、新駅ができることで、今、深沢のポテンシャルがどうのこうのとか、そういうメリット、デメリットを精査していると思うんですけど、新駅ができることで、例えば藤沢市の南口周辺の道路の渋滞緩和につながるとか、あるいは、大船駅の西口も多少分散することによって、渋滞緩和が見込まれるのではないかなと思うんですけど、そういう視点での議論というのは、今までされたことはあるのでしょうか。
 
○深沢地域整備課長  神奈川県、藤沢市、鎌倉市で構成します、湘南地区整備連絡協議会で、駅ができた場合、確かにまちづくりによって、車の量がふえるんですけれども、駅ができることによって、渋滞が緩和するということになっております。
 それから、藤沢駅、大船駅の混雑緩和も、減少に向かうという調査結果は出ております。
 
○中村 委員  そういった視点から広く考えていただいて、そうすれば、藤沢市側にもかなりメリットも出てくる可能性もあるので、また考え方が変わるかもしれませんので、そうした視点も含めてまた検討していただければと思います。
 
○大石 委員  これは過去にも言っているかもしれませんが、深沢地域の整備事業を進めるにあたって、一番今ネックになっているというのは、多くの議員さんも指摘していますけど、新駅ありなしの判断だと思うんですよ。最初から、ちょっと確認させていただきますけど、今、広域の連携の協議に鎌倉市も入っている。それで、話が詰まってきました。例えば、費用負担、今、159億円、圧縮できそうだという話もありますけれども、その金額が物すごく高い。例えば、200億円、300億円という形になったときに、それでは財政的な負担は鎌倉市はできないよということで、その協議を抜けてしまうなんてことはあるんですか。
 
○深沢地域整備課長  今、広域連携自治体としての神奈川県と、藤沢市、鎌倉市、共同してやっております。今、新駅がなくなるということで議論はしておりませんで、基本的には新駅を含んだ実現に向けて3県市で取り組んでおります。
 
○大石 委員  わかっているんですよ。そういうことを聞いているのではなくて、3県市で協議をしている費用負担は、当初よりは大変高くなったと。今の鎌倉市の財政事情から、例えばそういう理由で、その新駅に鎌倉市としてそれだけの財政負担はできないよといったときに、抜けてしまうんですか。
 
○宇高 拠点整備部次長  今、課長から説明ありましたように、3県市で今協議をしているというところで、それぞれの事情があるということで、藤沢市につきましては、大きなプロジェクトを抱えていて、新駅の政策の順番がどうかということがございますし、鎌倉市といたしましても、市外の駅だということはあると思います。ただ、すごく多額な駅の費用ですので、恐らく鎌倉市が抜けたということになると、藤沢市がどう考えるかということがありますけれども、単独ではなかなか難しいのではないかと考えております。
 
○大石 委員  とするならば、確認ですけど、この段階で、新駅ありきで話を進めていくということなんでしょう。それが大前提だと。この深沢の区画整理事業というのは、新駅と一体だという形で、今は協議をずっと続けていくという確認でよろしいですか。
 
○宇高 拠点整備部次長  おっしゃるとおり、現在、修正土地利用計画(案)に基づいて進めておりますので、新駅を前提として考えています。
 
○大石 委員  そういう形で進めるんですけれども、だから抜けてしまうようなことがあるとすれば、3県市の信頼関係の問題にも発展するでしょうし、修正土地利用計画案も再修正土地利用計画案なんてことになってしまう可能性だってあるわけで、じゃあ、その結論を出すのに、あとどのぐらいかかるのかと。区画整理事業の都市計画決定を平成31年度に打つんですよ。そこから逆算したら、今のこの協議の進捗状況というのは、それをベースにするんだったら、都市計画決定を打てるような期間がないじゃないのかと。権利者の方々の、ありますよね。前回、平成27年度に都市計画決定を打ちますよという目標でした。新焼却炉の一つの候補地となって、それが流れました。本当に100%近い権利者の了解が得られている形の中で、全部がひっくり返ってしまったという経過もあります。
 そういうことも考えたら、判断するのにもう考えている期間は余りないということです。3県市でそれぞれの事情はあると言われていましたけど、どうなんですか。この区画整理事業を進めるにあたって、そういうことはすごくデリケートな問題だけれども、鎌倉市としては、平成31年度に都市計画を決定打ちますという流れに、今なってないということは指摘したいんですけど、いかがですか。
 
○前田 拠点整備部長  これまでの経過は御指摘のとおりでありまして、事業がおくれているという状況です。地元の地権者の方には大変御迷惑をかけていて、将来の鎌倉のまちづくりのためにも、これを機会にまちづくりをしっかりやっていかないといけないということを考えてございます。
 御指摘いろいろありますが、現在は、昨年6月以降神奈川県の支援を得まして、藤沢市、鎌倉市で広域連携調査をやっております。その中で便益の算定及び将来の税収効果、あるいは周辺に対する経済波及効果も含めまして、検討を進めているところです。
 また、事業費につきましても、160億円というのが、あくまで試算値で出ておりますけれども、確定したものではありませんで、それにつきましても圧縮ということで、先ほど御報告しましたように検討しているということで、そういうことも材料も含めて、今後、三者ないし鉄道事業者とも協議をしていく必要があると考えているところです。
 この3月末には、委託の成果が上がってくるということがありますので、その成果を待たずに調整は進めているところですけれども、その成果を踏まえながら3県市でしっかり協議を進めていく中で、互いに事情や事業は抱えているところはありますけれども、先ほど次長が答弁しましたように、このプロジェクトの進めていく時期、期限もあるということもございますので、相互の事情を調整しながら、31年度目標としております都市計画決定に進めてまいりたいと考えてございます。
 
○大石 委員  部長、そう言われますけど、期間的な問題というのは、例えば、159億円とマスコミには発表されましたけど、160億円と言いましたけども、どの金額だったら進めるのか、よく市長が正式な場所で過大な財政負担がかかるとかいう答弁をして、検討しますという話があったり、その前のときには、私は新駅には消極的でという話が出てみたり。判断基準というのは、じゃあ金額的に幾らなのよと。なしになったときというのは、区画整理事業の計画自体がゾーニングから何から、大きく変わってくると思うんです。となると、物すごい不安定な要素がまだまだここにある。
 新駅をベースとしたまちづくりだと言っているけれども、その判断を市長がいつまでにしてくれるのかというのが大事ではないですか。確かに、3県市の協議の中、まだそこまで判断をするまでに至ってないのかもしれないけれども、鎌倉市は、新駅ありきで今進めているんだから、積極的に進める側ですよね。だって、ここが決まらなければ、市長がおっしゃっている、市長選挙のときにマニフェストでも言っていました、新庁舎の移転だとか、移転場所がここなわけですから。ほかにも計画されている消防本部もできない、グラウンドもできない、体育館もできない。もしもないとするなら、面的整備の資金計画だって考えなおさなければいけないわけでしょう。部長も以前答弁で言われてましたけど、面的整備だけで138億円ぐらいかかると、交付金で約100億円入るので、40億円ぐらいの鎌倉市の負担で面的整備ができるんだという話になったけど、新駅がないとなったら、全額負担ですよね。そういう最初にかける大きなお金、資金計画もさらに見直していかなければいけない。どうするのか、協議もしなければいけない。だから事業スキームの作成だという話もあったけど、まだまだそこまでは届いてないぞと、市民の皆さんも思われていると思います。いかがでしょうか。
 
○前田 拠点整備部長  御指摘のところ、幾らまでとかということに関しては、市長も選挙のときにお話をされているように、市外の駅ということがありますので、負担に関しては非常に慎重に対応する必要があると考えています。このプロジェクトの難しさというのが、今回、国鉄の跡地の部分、鎌倉側が非常に大きな用地を有していまして、面整備を進めていくということですが、2市にまたがっているということと、駅の候補地が市外にあるということが非常に難しさということで、それに対する負担ということに関しては、協議をしながら慎重にやっていくということが必要だろうと思っています。少なくとも、これまでの検討の中では、大きな負担を鎌倉市が背負っていくというのは、なかなか難しいということがある中で、今現在、協議をしているところでございます。一方で、やはり両市のバランスということもありますので、そこが調整のポイントだろうと考えているところです。
 いつまでという話でございますけれども、相手があることでございますので、相手の事情とか、あるいは状況等もしんしゃくをしながら、互いに着地ができるところを探っていくことが必要でありまして、一定の時間がかかる、あるいは内容につきましても、一定の方向性をできるだけ早期に出して、最終的に今御指摘にある160億円という数字が出てますけれども、それはあくまで試算値ですので、実際上は今後概略設計をやっていくということにならないと金額は固まってこないというところもありますので、そういう部分につきましても、継続して3者で協議をしていくことが必要であろうと考えてございます。
 基盤整備と上物整備というのが、セットの事業であります。ですが、基盤整備と上物というのは、基盤整備だけ先行して、上物は後でいいということではなくて、やはり上物整備のあり方、イメージもきちんと把握をした中で、民間の力をかりて、事業が基盤整備が終わった後にスムーズにいくような形をきちんと備えておくということが必要だと認識をしておりまして、そういったようなことを現在並行して進めさせていただいているということでございます。
 そういった中で、この地区のポテンシャルを最大限に生かして、国のあるいは県の支援をしっかり得て、事業が進められるということがベストな状況だと考えておりますので、私のほうとしては、現時点では、広域的な協議も含めまして、ポテンシャルを生かした国の支援等をきちんと得られた事業スキームとを確立するべく、今、協議調整を進めさせていただいているという状況です。
 多少、時間は必要だと認識をしておりますけれども、御指摘のとおり、31年度都市計画決定を目標にしておりまして、一定手続期間は必要でございますので、そこについては、三者間でよくよく協議をして、事業のフレームないしは負担のあり方、その一定の方向性、それとスケジュールについて今後調整をしていきたいと思っております。
 現段階では、具体的なことは申し上げられないということをお許しください。
 
○大石 委員  苦しいんだと思いますけれども、6月の定例会の報告をどんな進捗があるのかも含めて、ちょっと注目をさせていただきたいなと思っております。きょうは、このぐらいにさせていただきます。
 
○くりはら 委員  前回も質問させていただいたんですが、藤沢市の事情とかいうのは、先ほどちょっとおっしゃっていましたが、藤沢市の事情でいうと、優先順位で、この深沢の事業というのがかなり下のほうだと私も伺っております。これは、神奈川県の事情というのが、また一つあるのでしょうかということをお伺いします。
 
○深沢地域整備課長  特に、新聞報道とかを見ますと、やはり藤沢駅のほうにお金がかかるとか、新聞のような記事を見ますと、今、実際に藤沢駅も工事を行っていますので、まず藤沢駅が第一だと思います。しかしながら、ずっと平成19年度から3県市で実現に向けてやっておりますので、仮に優先順位が低かったとしても、今、広域連携事業で調査をしておりますので、どんどんうちも藤沢市のほうも優先順位を上げられるように、協議を進めていきたいと思います。
 
○宇高 拠点整備部次長  課長のほうから、藤沢市の状況を説明させていただき、先ほど鎌倉につきましては、市外の駅であるということを御答弁させていただいたんですが、県の状況ということの御質問だと思うんですが、県は、県内広域を扱っている行政ということでございますので、ほかにもそういった不断の案件があるということで、それにつきまして、ここだけ特別にできないと聞いております。ですから、県内一般に県が負担できる割合、金額を新駅についても当てはめるということが大前提になっているということで、今現在、県としては、ここだけに多くということは恐らくできないというスタンスと考えています。
 
○くりはら 委員  ただ、鎌倉市と藤沢市が、じゃあやりましょうと、新駅やりましょうと言った段階では、神奈川県ももちろん協力するよと、お金の面でもということは、話の中にできている話なんでしょうか。
 
○深沢地域整備課長  神奈川県は広域的な自治体でございまして、鎌倉市と藤沢市が連携ができれば、神奈川県も積極的に取り組んでいただけると考えております。
 
○くりはら 委員  そんなときに、駅つくりたいんです、鎌倉市も藤沢市もつくりたいんですと、そして神奈川県も協力しますと言えば、JRももちろんつくるというのが前提になっているんでしょうか。
 
○前田 拠点整備部長  これまで請願駅というスタンスになっておりますので、藤沢市から神奈川県に要望をいたしまして、神奈川県輸送力増強促進会議という会議から、鉄道事業者のほうには新駅の設置について要望がずっとなされているということです。それに対して、JRのほうにつきましても一定の要件が整えばという回答がありますので、その内容について現在詰めているということでございます。
 
○くりはら 委員  その一定の要件というのを、きちんと満たせるという状況が今あるんでしょうか。
 
○前田 拠点整備部長  前もちょっとお話をいたしましたけれども、現在の輸送形態がありますので、その輸送形態を大きく阻害しないということとか、きちんと安全が保てること、あるいは答申に対して、その収入が確保できるといったような乗降客が見込めることといったようなこと、あるいは地元の方々が協力をして、一致して進めていくことができるといったような条件がありますので、そういうことを満たすような形で、3県市で今、調整を進めているという状況でございます。
 
○くりはら 委員  そうしますと、その条件を満たせるかどうかのシミュレーションは、これから先の話になるのでしょうか。
 
○前田 拠点整備部長  これまでも、湘南地区整備連絡協議会で、神奈川県と鎌倉市と藤沢市が策定しているものでございますけれども、そちらのほうで、JRに関しましては、委託調査をお願いをして、そういった条件を満たせるかどうかということの調査をしていただいています。
 先ほど、試算値と申し上げて160億円ということがありましたけれども、その中で3パターンぐらい、いろんな駅をつくった場合の内容を検討していただいていまして、その中の一番高額のものというのが、159億円という金額が出ているということでございますので、そういったような条件が満たせる中での対応をしてきているということです。
 連絡協議会のほうでは、将来の乗降客の推計等も行っていて、JRの答申に対する将来の回収ができる見込みがあるという数値も、確保できる見込みであるというところも検討して、JRについては、その資料をお示ししているという状況があります。
 
○くりはら 委員  最終的に、例えば、JRが、これは条件を満たしていませんなんていうことが起こってしまったら、この計画全部最初から最後までもといという状態になってしまう、JRマターの部分というのは相当あるのではないかと思うんです。そういったところをきちんと今の時点で、最後の決定権が例えばJRにあるとすれば、JRにそこのところの確約をいただいてからでないと、なかなか厳しい部分があるのではないかなと。鎌倉としては、平成31年に都市計画決定したいという気持ちがあるのは、すごくよくわかるんですが、したいということと、できるということと、また最後に駅ができるということは全く違う話なので、なかなか難しいんだとは思うんですが、いろんな調整がありますから、大変なんですが、シミュレーションもしなくてはいけないんですが、ただ最後のところをしっかり押さえておかないと、JRとの関係とか、そこでそれありきで、じゃあやりたいよと、だから計画しているんだよという話でないとおかしくなってしまうと思いますので、そこのところ、どうなんでしょうか。
 
○深沢地域整備課長  先ほど、請願駅の技術的基準としましては、物理的に駅設置が可能な線であること、それから、現行の輸送力形態に悪影響を与えないこと、それから新駅設置に想定される増加収入が増加経費を上回ること、地元の協力が得られること、そういうのを踏まえまして、3県市で検討調査を行っております。
 それから、あとJRさんのほうも、湘南地区整備連絡協議会の平成24年の総会の中で、新駅については、両市のまちづくりとともに全面的に協力していくという御発言をいただいておりますので、その辺の問題は、技術的基準がクリアできれば、総合的に判断をしていただいていけると考えております。
 
○池田 副委員長  私の場合は、一般質問、代表質問等でもいろいろお聞きしているんですけれども、今、基盤整備という、その土地の利用をどうしていくかということを早く決めなければいけない時期だと思うんです。何回か御質問している中では、最終的には今年の3月末が一つの区切りということで、その辺もお聞きはしているんですけれども、JRも常に税金を払い続けなければいけないという負担が発生していますし、あるいは地権者でも土地活用、あるいは住宅の建てかえ、本当にいろんな意味で一つの岐路に来ているのかなと思うんです。なかなかこのままJRも大きな広大な土地に税金を払い続けていくというマイナスが続くということは、非常にリスクも大きいことじゃないかなと思うんですね。そういうことも含めて、基盤整備をとにかく急ぐということと、あと、上物についてもより現実的な話を本当にしていかなければいけない時期に来ているのかなと思っているんですね。その辺は、今まで3月末ということでして、一定の結論をお聞きして判断してまたいかなければいけないかなと思うんですけれども。
 あと、この間、代表質問でもお聞きしたんですけれども、本当に先がまだ見えない中での暫定利用というのは、これも急ぐべきかなと思うんです。今回のタイムスケージュール的なものというのは、どういう形で、今、暫定利用が進んでいるのかお伺いしたいんですが。
 
○深沢地域整備課長  今ある程度、JRとは一体で暫定利用をしようということで、お話がまとまって、今進んでいる方向ですので、できれば来年度早々に市用地ですけれども、募集をかけたいと考えております。
 
○池田 副委員長  JRと同時に募集して、そうすると条件を大体そろえて、一体利用といいますか、収支はその面積によって分けるとか、そういう話なんでしょうか。その一体利用というのは、どういう形なのか。
 
○深沢地域整備課長  その辺は、まだこれから協議を進めて、まだ確定はしてないんですけれども、今、JRはJRのほうで、市はやはり公募をかけていかなければいけませんので、なるべく時期を合わせるような形でできないかというところでございまして、まだ具体的にどういうふうに、市のほうでJR用地を募集していくかとか、そういうことについてもまだ決まっておりませんで、今の段階では、JRと市で分けて対応したいと考えております。
 
○前田 拠点整備部長  暫定利用でございますけれども、全体でJRの土地が17ヘクタールございます。市の用地が約2ヘクタールございまして、そういう意味では、非常に大きな土地があるということです。土地利用をするにあたっては、なかなか法令の規制等もありまして、一気にそれをやっていくというのはなかなか厳しい状況にありますので、私ども深沢地域整備課が少し全体のヒアリング等を行いまして、どういうことができるのかということを少し整理をするとともに、地域の方にも、商店街のほうからも大分社宅がなくなりましたので、少し地域の商店街等が厳しい状況にあるということをお話しいただいておりますので、将来の需要の進捗状況も踏まえまして、できることをやっていくということにしたいと思っております。
 ですので、そういったような個別の募集とか、個別の事業実施の前に私どものほうで商店街とか、あるいは地域の地元の方々のほうに、このぐらいの範囲でこういう暫定利用を進めていきたい、こういう目的でやっていきますよということを、市のほうから少し御説明をして、一定総体的な御理解を得た上で、ここの手続きを進めていくということにしたいと、今、考えてございます。
 課長のほうから話がありましたように、オリンピック、パラリンピックもございますので、できるだけ早期に利用していくほうが効率がいいということがございますので、できますれば新年度早々に募集をしまして、早期に決定をして、市の用地については進めていきたいと思っています。
 JRは民間でございますので、そういった全体の相対的なことについては我々で調整をしてまいりますけれども、契約形態とか、ここをどういう利用するということに関しては、最終的には民間の判断になってくると思いますので、そこは上手に調整をしながら、周辺に対して大きな影響がないということを確認をしながら進めていきたいと考えております。
 
○池田 副委員長  いずれにしても、将来的な事業費を少しでもここで捻出していくということも大事ですので、あと当然、暫定利用になりますと、地域の方にもかなり影響も出てきますので、そのようなところも十分考慮して、周知もよろしくお願いしたいと思います。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第2「議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○再開発課担当課長  日程第2議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち拠点整備部所管分について説明いたします。なお、機構改革に伴いまちづくり計画部に所管が変更いたします。
 議案集その2は、5ページを、鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、130ページから133ページにかけまして、鎌倉市一般会計予算事項別明細書の内容説明は、287ページをごらんください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費13億4087万6000円のうち、職員給与費を除く、拠点整備部所管分は1億1120万2000円で、市街地整備運営事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、旧大船駅周辺整備事務所の光熱水費、設備等修繕料、警備業務委託料、清掃等業務委託料などを、事項別明細書は、288ページに入りまして、古都中心市街地整備事業に係る経費は、鎌倉駅西口駅前広場整備実施設計業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場地下埋設物調査業務委託料、鎌倉駅西口駅前広場整備工事積算業務委託料などを、事項別明細書は、289ページに入りまして、深沢地域整備事業に係る経費は、事務補助嘱託員報酬、深沢地区基本設計修正業務委託料、深沢地区まちづくり実現化推進検討業務委託料、深沢地区土地区画整理事業支援業務委託料、深沢地域整備事業用地管理業務委託料などを、事項別明細書は、290ページに入りまして、大船駅周辺整備事業に係る経費は、砂押川プロムナード枯枝胴ぶき等伐採処分業務委託料、大船駅周辺地区汚水管渠整備工事実施設計業務委託料、大船駅周辺地区汚水管渠整備工事地下埋設物調査試掘業務委託料、大東橋南側用地建物等補償調査算定業務委託料、大東橋南側用地測量業務委託料などを、事項別明細書は、291ページに入りまして、大船駅西口整備事業に係る経費は、消耗品、印刷製本費を、事項別明細書は、292ページに入りまして、大船駅東口再開発事業特別会計繰出金に係る経費は、大船駅東口再開発事業特別会計への繰出金を、それぞれ、計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○武野 委員  事項別明細書の290ページの事業の内容、大船駅東口第二地区市街地と書かれていますね。あそこの部分について、もう少し教えていただきたいと思って質問いたします。
 駅の東口大通り、仲通り、どぶの臭いにおいがひどいということは御存じだと思うんですけども、この場所というのはそこではなく、第2地区のところの問題かなと思うんですけど、どぶ臭いということとの関連とは関係ない事業ですか。それともそれを何とかする事業なんでしょうか。
 
○宇高 拠点整備部次長  今回整備を予定しておりますのは、再開発の第2地区内でございます。本来であれば、再開発事業において、下水道を整備するということでございますが、現在事業を延伸しているということでございます。ただ、市民の方々から、臭気の問題があるということは、たくさん御意見をいただいていますので、これまで経営者の方々に御意見を伺って、ここの地域に下水を整備したらどうかというお話をさせていただいて、おおむね了解をいただいて、整備させていただくということでございます。
 ほかの部分のにおいということもございますが、下水を整備した後も、それぞれの地権者の方が接続をしていただかないとならないということでございますので、整備した後、市が整備するとともに、市民の皆さんに下水道への接続をお願いできれば、課題の臭気の問題は解消できるのではないかと考えています。
 
○武野 委員  この場所というのは、東地区はわかるんですけど、下水道管を整備する場所ということを、もう一度正確に教えていただけますか。
 
○宇高 拠点整備部次長  東口の大階段をおりまして、左側、県道沿いに笠間口にかけて、そこに下水道管を入れたいと思っています。ですから、県道を通して、通称5番地と8番地と呼んでいるんですけれども、そこに整備をしたいと思っています。
 
○くりはら 委員  今回の予算書を見ますと、大船駅周辺に関しての事業は、平成30年度はほとんど何もしないということで、確認させていただいてよろしいでしょうか。
 
○宇高 拠点整備部次長  大船の大きなプロジェクトというのは、大船再開発事業第2地区なんですけれども、これは事業費高騰でできないという中で、今現在、横浜市側の再開発事業北第2地区が進んでおります。そこも鎌倉市、横浜市ということでなくて、大船という町は一つで、たまたまそこに市境があるだけと私ども認識しておりますので、そことの回遊性、一体性を持たせる、再開発ができなくても、できることからやっていくというスタンスで、局所的、部分的、暫定的になるかもしれませんけども、そういったものを随時やっていきたいと考えています。
 
○くりはら 委員  市街地整備運営事業で287ページです。旧大船駅周辺整備事務所を維持管理していくということで予算が上がっているのですが、ここは人の配置、事務補助嘱託員報酬1人ということで、事務所管理をするというそんなことになっていますが、お一人で管理される意味というんでしょうか、ここに事業所を残しておく意味はどんなことになっているか教えてください。
 
○再開発課担当課長  こちらの市街地整備運営事業のところの御質問でございますけれども、こちらについては、今、旧事務所という形の言い方になりますけれども、その事務所には人の配置はありません。職員等、皆、こちらの本庁舎に移動する形になります。
 こちらの、今、御質問いただきました事務補助嘱託員に関しましては、今、再開発課に嘱託員が1名おりますので、事務の庶務等の補助をしていただいている方が、そのまま本庁舎に一緒に移動して本庁で仕事をするという形になりますので、事務所自体には人はいない、無人という形になります。
 
○くりはら 委員  ただし、事務所を残しておくという状態が続くから、こういった消耗品とか、特に光熱費、設備、電信、こういったものが残ってしまうということでよろしいでしょうか。
 
○再開発課担当課長  こちらについては、光熱水費等はそのまま、実は一般質問の中でもちょっと御質問いただいた内容もあるんですけれども、今後の事務所の利用ということで、今、権利者の方々が基本は面談でお宅に伺うことが多いんですけれども、事務所を使うですとか、あとは大船の地域の方に御利用いただくようにも考えておりますので、そういった方たちのために光熱水費を残しているということです。
 あと、消耗品等に関しましては、駅周辺整備課の職員がそのまま本庁に、課の名前は変わりますけれども、その職員たちが使う消耗品ということで御理解いただければと思います。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第3「議案第110号平成30年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○再開発課担当課長  日程第3議案第110号平成30年度鎌倉都市計画事業大船駅東口市街地再開発事業特別会計予算について、その内容を説明いたします。なお、機構改革に伴いまちづくり計画部に所管が変更いたします。
 議案集その2は、21ページを、鎌倉市特別会計予算に関する説明書は、40ページを、鎌倉市特別会計予算事項別明細書の内容説明は、417ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2390万円で、前年度当初予算に比べて、61.5%の減額となっています。
 初めに、歳出から説明いたします。
 第5款第5項事業費、第5目一般管理費は2145万3000円で、大船駅東口再開発事業運営事業に係る経費は、消耗品など事務諸経費、代替住宅管理費負担金などを、事項別明細書は、418ページに入りまして、職員給与費に係る経費は、2名の職員に要する経費を、事項別明細書は、419ページに入りまして、第10目事業費は44万7000円で、大船駅東口再開発推進事業に係る経費は、市街地整備アドバイザー謝礼、再開発事業に係る管理施設の維持修繕に要する経費を、それぞれ計上いたしました。
 説明書は、42ページに入りまして、第15款第5項第5目予備費は200万円を計上いたしました。
 次に、歳入について説明いたします。説明書は戻りまして、38ページをごらんください。
 第5款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目都市再開発使用料は628万4000円で、商店会用駐車場など、行政財産の目的外使用料を、第10款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は1561万6000円で、一般会計からの繰入金を、第15款第5項第5目繰越金は200万円で、平成29年度からの繰越金を、それぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (10時34分休憩   10時40分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第4「議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうちまちづくり景観部所管分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○まちづくり政策課長  日程第4議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算第7号のうちまちづくり景観部所管部分の内容について説明いたします。
 議案集その1は、68ページ及び70ページの第1表歳出をごらんください。補正予算に関する説明書は、10ページ及び11ページをごらんください。
 第1条、歳入歳出予算の補正は、第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、交通体系整備事業の経費3785万4000円の追加で、本市が選定された「観光交通イノベーション地域」に係る国の動きに合わせた体制を整える必要が生じたため、平成30年度当初予算に計上予定であった、鎌倉市交通計画検討委員会及び同委員会特別委員会の運営支援等を行う交通需要管理検討事業及び鎌倉地域地区交通計画策定支援事業の一部について、年度の切りかわり時期においても切れ目のない事業の執行が図られるよう、委託料を追加するものです。
 続きまして、第2条繰越明許費について説明いたします。議案集その1、71ページ、第2表繰越明許費補正をごらんください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、交通需要管理検討事業及び鎌倉地域地区交通計画策定支援事業の概要は、第1条で説明したとおりですが、これらの事業は年度内に完了することができないことから、翌年度に繰り越しをしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございませんか。
 
○松中 委員  これから、何かいろんなことをやっていくと言って、どういうことをやっていくのですか。細かい内容、委託のこの内容はどういうふうになっているのですか。全然説明がないではないですか。交通網だ、一般論みたいなことを言って、月々何千万円と金つけろってやっているけど、説明してください。
 
○若林 交通計画課担当課長  今年度、補正予算にいたしまして、来年度繰り越しをする事業について、説明をいたします。
 二つの事業がございまして、例年、予算のほうに計上させていただいているんですけれども、一つが、交通需要管理検討事業でございます。こちらについては、内容といたしましては、平成31年度に予定しております本市が行いますロードプライシングの社会実験の計画立案のほか、ロードプライシングの法的な課題や、課金システムにおける技術的な課題を検討いたします鎌倉市交通計画検討特別委員会を設置しておりまして、そちらの運営等を委託業務により実施するものが一つでございます。
 もう一つの委託の内容でございますが、鎌倉市交通計画策定支援業務委託ですが、こちらにつきましては、国の鎌倉エリア観光渋滞対策実験協議会等と連携をいたしましたロードプライシングの検討を含みます、鎌倉地域の地区交通計画について議論を行う、これは、従前から設置しておる委員会なんですけれども、鎌倉市交通計画検討委員会のその運営に加えまして、歩行者の安全確保のために取り組みます歩行者尊重道路の歩行環境の整備に向けました地域との調整会議の運営資料会議等を委託業務により実施するものでございます。
 補正予算とする理由をさせていただきます。
 先ほど、説明もあったところなんですけども、国土交通省では、平成29年12月に鎌倉エリアの観光渋滞実験対策協議会を設置いたしまして、平成29年度から30年度にわたりまして、継続的に鎌倉市のデータ収集分析等を行います。そのデータに基づきまして、エリアプライシングを含みます、鎌倉地域の交通渋滞の解決策を国として検討していくこととしております。本市といたしましても、これまでロードプライシングの検討を進めておりまして、これらの国の動きに合わせまして、平成30年度当初から、鎌倉市交通計画検討委員会及び特別委員会を開催いたしまして、情報共有を図るとともに、国に対してこれらの委員会での意見をフィードバックする必要があることから補正をします。
 また、ロードプライシングの実施に向けて、検証も年度当初から進める必要が生じることも予想されますので、年度の切りかわりの時期において、国と連携して切れ目のない事業の執行が図られるよう、平成29年度予算でこれらの委託業務を補正予算要求をして、繰り越しを行うものでございます。
 
○松中 委員  その裏づけとなる財源の、国からのお金はあるのですか。その辺、詳しく説明してください。
 
○若林 交通計画課担当課長  来年度業務に関しましては、国からの補助といったものは、ない状況でございます。
 
○松中 委員  これは補正でしょう。補正の内容を聞いているんです。来年度は関係ありません。
 
○若林 交通計画課担当課長  失礼いたしました。補正でやるにあたって、この事業にあたっての国での補助等の状況はございません。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第5報告事項(1)「鎌倉都市計画特別緑地保全地区(上町屋特別緑地保全地区)に関する都市計画手続について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○都市計画課長  日程第5報告事項(1)鎌倉都市計画特別緑地保全地区(上町屋特別緑地保全地区)に関する都市計画手続について、御説明いたします。
 資料1をごらんください。
 図中央付近の赤い丸で囲っている箇所が、今回都市計画手続を進めている上町屋特別緑地保全地区となります。また、周辺に赤く着色している地区は、これまでに指定した特別緑地保全地区でございます。
 市内の特別緑地保全地区については、現在10カ所、約48.8ヘクタールを指定していますが、鎌倉市緑の基本計画においては、特別緑地保全地区の指定候補地を定め、引き続き指定に向けた取り組みを進めているところです。
 特別緑地保全地区は、都市緑地法の規定に基づき、良好な自然環境を保全し、かつ地域住民の健全な生活環境を維持するため、都市計画法に規定する地域地区として都市計画に定めるものでございます。都市計画に定めた後の土地利用については、建築物の建築等の行為は現状凍結的に制限され、行為の許可を受けることができません。また、土地の形質変更、木竹の伐採等の区域内行為は市長の許可が必要になります。
 今回は指定候補地のうち、土地所有者から都市計画決定への協力が得られ、用地を先行取得した上町屋地区における、都市計画手続進捗状況などについて、御報告いたします。
 資料2、左上の総括図抜粋をごらんください。
 当該地区は、湘南モノレール湘南町屋駅の南側約100メートルに位置しております。
 用途地域は第一種低層住居専用地域で、面積は約0.6ヘクタール、土地の区域は上町屋字谷戸及び寺分二丁目地内となります。
 資料の中央下側は当該地の航空写真となります。
 また、その右側は、深沢地域国鉄跡地から撮影した現況写真となります。いずれの写真からも、良好な自然環境を保有していることがわかります。
 次に、都市計画を定める理由ですが、当該地は、深沢地域国鉄跡地周辺地区の背景をなす緑地として、その自然環境を保全し、低地と丘陵地の市街地を分節して、火災の延焼を防止する防災機能及び緑の回廊を構成するビオトープ空間としての機能を確保するために、必要な樹林地であることから、資料右側の理由書に記載のとおり、特別緑地保全地区の都市計画決定を行うものです。
 次に都市計画手続の進捗状況ですが、平成29年12月12日から26日までの2週間、都市計画の原案の縦覧を行いました。その結果、公述の申し出はなかったことから、予定していた公聴会は中止となりました。
 最後に今後の手続きについてですが、平成29年度中に神奈川県との法定協議を終了し、平成30年4月に都市計画案の法定縦覧を2週間行い、その後、鎌倉市都市計画審議会の議を経て、平成30年6月ごろに都市計画決定の告示を行う予定でございます。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの御報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第5報告事項(2)「鎌倉市森林整備計画の改定について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○みどり課長  日程第5報告事項(2)鎌倉市森林整備計画の改定について説明いたします。
 本件は、森林法の規定で、「市町村は、5年ごとに10年を1期とする市町村森林整備計画をたてなければならない」とされていることから、平成30年4月1日から10年間を計画期間とし、現行計画を改定するものです。
 この計画は、県が策定する神奈川地域森林計画に適合し、その計画で示された地域森林計画対象民有林の中で、林業施行者が行う伐採、造林、保育その他森林の整備に関する基本的事項等について記したものです。
 現行計画からの変更の内容は、森林面積の時点修正、及び文言の一部修正等を行うもので、平成29年12月28日に改定された、神奈川地域森林計画も同様の改定をしております。
 資料3から5が計画案ですが、主な変更箇所を、資料2新旧対照表を用いて説明いたします。
 左側が改定計画の案です。変更箇所を赤字とアンダーラインで示しています。
 2ページ目をごらんください。市域や地域森林計画対象民有林、人工林の面積を、県の計画に合わせて時点修正しています。3ページから7ページにかけての、森林の整備に関する事項では、県の計画に合わせて、文言の変更や、4ページでは人工造林に係る植栽本数などを変更しています。
 7ページから8ページにかけての公益的機能別施業森林等の整備に関する事項では、別表1及び2における森林の区域の欄で、従来は概要図に記載としていたものを本市全域とし森林の面積を時点修正しています。
 資料1に戻りまして、改定の手続き及びスケジュールについて説明します。
 「4 スケジュール」をごらんください。
 平成30年1月5日に県の計画が公告されたことを踏まえて作成した案について、庁内及び学識経験者へ意見照会を行い、意見を反映しました。現在、この案について、法に基づく縦覧及びパブリックコメントを実施しており、期間は2月8日から3月9日までとしています。
 今後は、縦覧期間中にいただいた意見についての取りまとめ、調整を行い、県知事との協議を経て、平成30年3月末までに、計画を確定する予定です。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  この計画の鎌倉の地域というのは、図面か何かで落としてあるんですか。
 
○みどり課長  資料が分かれてしまっているんですけれども、資料4に、その森林の神奈川県が定めている地域森林計画対象民有林の、概要図を記載してございまして、今、ここで示しております赤の斜線が入っているエリアが、地域森林計画対象民有林というこの計画の対象になるエリアということになります。
 
○松中 委員  基本的なことを聞きますけど、これ森林計画ということは、資源として扱うわけだから、伐採とかそういうのは割と自由にできるんですか。その辺はどうなっているんですか。
 
○みどり課長  この計画の中で、人工林に関するその伐採と、それから伐採のその後の造林に関する事項という定めが基本的な事項の定めでございまして、この計画の内容に沿った形で伐採されているかどうかということを確認する森林法に基づく伐採届という制度がございまして、樹木を伐採するときには、それらの届け出を出していただくということになります。
 
○松中 委員  もう一つ、保安林との関係はどうなっていますか。
 
○みどり課長  本計画ですけれども、保安林であるか、保安林でないかにかかわらず、林業施業者の行います人工林の中の伐採と、その後の造林に関する定めをしているもので、繰り返しになりますけれども、保安林であるとか、保安林ではないとかについては、特段の定めはございません。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第6「議案第130号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○若林 交通計画課担当課長  日程第6議案第130号鎌倉市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について、説明いたします。
 議案集その2、85ページをごらんください。
 今回の改正は、これまで引き取りのない放置自転車等について、廃棄処分をしていたものを、平成30年度から売却処分することに向け、その根拠を明確にするとともに一部規定の整備が必要な部分について改正するものです。
 それでは、改正内容について説明いたします。条例新旧対照表をごらんください。
 第14条並びに第15条第1項及び第2項は、より明確な表現とするための引用条項の整備を行うものです。
 第18条は、平成30年度より放置自転車を売却処分することに向け、その根拠を明確にするため、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律、第6条第3項の、市町村は条例で定めるところにより、自転車等を売却できるとの規定に基づき、改めるものでございます。
 なお、施行期日は平成30年4月1日といたします。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○くりはら 委員  新旧対照表の改正後の一番最後のほうなんですが、市長は当該自転車等につき、廃棄等の処分をすることができるの、廃棄等というのは、何を示してますか。教えてください。
 
○若林 交通計画課担当課長  最終的には、買い取りがない場合、廃棄が基本になります。あと、これまでの実例では、海外への譲渡というか、そういった事例がございましたので、ここにおいては、そういった事例が出てくるかはわからないんですけれども、そのようなことを想定いたしまして、廃棄等という表現にさせていただいております。
 
○くりはら 委員  捨てると、捨てるのにまたお金が取られてしまうとかいうことは、生じるんですが、私も建設業出身ですから申し上げておくと、鉄とか金属は、お金にかえられるというところがあるので、ただ捨てるという発想よりは、最終的にリサイクル後、どうしても余ったものを売りに行くというのも一つの手かなと思いましたので、それだけです。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会の送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第7「議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○まちづくり政策課長  日程第7議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうちまちづくり景観部所管部分の内容につきまして説明いたします。
 なお、平成30年4月に実施する機構改革に伴い所管が変更となる事業につきましても、あわせて説明いたします。
 平成30年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、60ページから63ページを御参照ください。平成30年度鎌倉市一般会計特別会計予算事項別明細書の内容説明は、42ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費、まちづくり推進事業に係る経費は130万3000円で、まちづくり審議会委員及び開発事業公聴会委員の報酬、開発事業アドバイザー派遣及びまちづくりコンサルタント派遣並びに都市政策専門員の報償費、まちづくり市民団体活動費補助金などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、66ページから67ページ、内容説明は、75ページにまいりまして、第50目文化振興費、旧華頂宮邸管理運営事業にかかる経費は1466万3000円で、暫定利用講師等の報償費、建物などの維持修繕料、庭園公開管理・屋内清掃業務等委託料、警備委託料、庭園等管理作業委託料、土地の賃借料などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、124ページから127ページ、内容説明は、266ページにまいりまして、第45款土木費、第10項道路橋りょう費、第8目交通安全施設費、放置自転車防止事業に係る経費は4477万円で、放置自転車等返還業務嘱託員及び事務補助嘱託員の報酬、放置自転車等保管場所等維持修繕料、放置自転車等保管場所警備業務委託料、放置自転車等防止対策看板設置委託料、放置自転車等防止対策業務委託料、自転車等駐車場土地使用料などを計上いたしました。
 予算に関する説明書は、130ページから133ページ、内容説明は、277ページにまいりまして、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、緑政運営事業に係る経費は189万9000円で、緑政審議会委員及び緑化推進専門委員の報酬、特別緑地保全地区標識設置業務委託料、森林協会等の負担金などを。内容説明は、278ページにまいりまして、緑地取得事業に係る経費は2億163万7000円で、鎌倉近郊緑地特別保全地区の不動産鑑定評価業務委託料及び土地公有財産購入費を。内容説明は、279ページにまいりまして、緑化啓発事業に係る経費は660万5000円で、緑化啓発にかかる業務委託料、鎌倉市緑化まつり事業負担金、まち並みのみどりの奨励事業補助金などを、内容説明は、281ページにまいりまして、緑地保全事業に係る経費は3354万6000円で、確保緑地の適正整備委託料、保存樹林・保存樹木・保存生け垣の所有者及び緑地保全契約者に対する奨励補助金、緑地保全基金寄附金等積立金などを。内容説明は、282ページにまいりまして、風致保存会助成事業に係る経費は1631万2000円で公益財団法人鎌倉風致保存会の運営に対する補助金などを。内容説明は、284ページにまいりまして、都市景観形成事業に係る経費は4083万円で景観審議会委員及び旧村上邸公募型プロポーザル審査会委員の報酬、違反屋外広告物運搬処分業務委託料、旧村上邸の警備・庭園等管理作業委託料、若宮大路・小町通り景観形成ガイドライン策定支援業務料、旧村上邸保存活用支援等業務委託料、景観重要建築物等の修繕等に係る助成金、景観重要建造物等保全基金寄附等積立金などを。内容説明は、286ページにまいりまして、都市計画運営事務に係る経費は670万円で、都市計画審議会委員及び事務補助嘱託員の報酬、都市計画業務支援システムの保守業務委託料、都市計画関連データ等の修正業務委託料、都市計画業務支援システム用機器等の賃借料などを。内容説明は、293ページにまいりまして、交通環境整備事業に係る経費は366万7000円で、パークアンドライド案内看板維持修繕料、交通量調査業務委託料、三浦半島地域広域幹線道路整備促進期成同盟等負担金などを。内容説明は、294ページにまいりまして、交通体系整備事業に係る経費は68万9000円で、交通計画検討委員会委員及び同委員会特別委員会委員の報酬、交通政策専門員報償費などを。内容説明は、295ページにまいりまして、鎌倉駅東口駅前広場整備事業に係る経費は2億1546万8000円で、鎌倉駅東口駅前広場整備工事監理等業務委託料、鎌倉駅東口駅前広場整備工事請負費などを。内容説明は、296ページにまいりまして、公共交通支援事業に係る経費は3333万2000円で湘南深沢駅舎エレベーター設置補助金を計上いたしました。
 予算に関する説明書は、134ページから135ページ、内容説明は、309ページにまいりまして、第25項住宅費、第5目住宅管理費、空き家等対策推進事業に係る経費は378万6000円で、空家等対策協議会委員の報酬、空き家管理システム整備業務委託料、空き家管理システム使用料などを計上いたしました。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  一般質問のときに、パークアンドライド、県の地下駐車場、幾ら予算して、どのような実態か、バスをよく見かけるんだけれども、乗っているのは余り見かけないんだけど、とにかくその辺の実態はどうですか。
 
○若林 交通計画課担当課長  パークアンドライドの状況についてということで、一般質問の後、交通事業者のほうに確認を取りまして、実態利用状況等について把握しているのかを確認をしたところ、バス事業者のほうでも把握はしていないということがわかりました。パークアンドライドの利用者ですけれども、由比ガ浜につきましては、フクちゃん号のほかにも、江ノ電の乗りおりが自由になっておりますので、そちらのほうで実際乗られているという状況もあるということで、私どもは認識をしております。
 
○松中 委員  補助金は出しているのですか。
 
○若林 交通計画課担当課長  補助金自体はバス会社のほうには出しておりません。ただ、そのチケットを機械で発売をするんですけれども、そこを指定管理を受けている由比ガ浜地下駐車場の業者に販売機を設置をするお金を出しているという形になります。
 
○松中 委員  それは幾らですか。
 
○若林 交通計画課担当課長  13万2000円です。そういった金額を負担金という形で業者のほうに出しております。
 
○松中 委員  実態を把握してないというのはどういうことですか。そのチケットは何枚ぐらい出ているのですか。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  今のところでございますが、由比ガ浜のパークアンドライドの利用状況でございますが、28年度の時点で、2,318台の入場がございました。
 
○松中 委員  バスを走らせているのが、これだけあったということでしょう。だけど、チケットで乗った人数はどうですか。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  失礼いたしました。今の話は、パークアンドライドの利用者ということでございましたので、バスのほうについては、把握をしておりません。
 
○松中 委員  把握してないってどういうことですか。
 
○齋藤 まちづくり景観部長  説明がちょっと足らないようでございますが、先ほど申し上げたように、由比ガ浜の地下駐車場に入れて、それで市内のバスを利用するそのパークアンドライドの利用者というのは、28年度で約2,300件の利用がございました。それで、そのパークアンドのチケットというのは、フクちゃん号ということで、地下駐車場から駅とか八幡様に行くバスと、それだけでなくて市内を何路線か使えるバスがセットになったチケットになっておりまして、そのパークアンドライドの利用者というのは、いずれかのバスは、もちろん利用をしているだろうということなんですが、フクちゃん号を含めてどの路線に何人が乗ったのか、そこまでの数は、バス会社としては把握をしていないという内容でございます。
 
○松中 委員  ちょっとわかりません。だって、この台数というのは、乗用車のことを言うんでしょう。
 
○齋藤 まちづくり景観部長  基本的にはそうでございます。地下駐車場に車をとめて、それで市内の路線バスとか、フクちゃん号を使えるそのチケットを手に入れて、市内を周遊していただくという、そういう利用者の数。1台に何人か載っているわけですから、車の台数ですね。
 
○松中 委員  乗る人はチケットを買わなければいけないでしょう。
 
○齋藤 まちづくり景観部長  そのチケットがセットになっているということです。
 
○松中 委員  いいや、チケットを買わなければいけないでしょう。例えば、僕が運転手とするじゃないですか。3人乗っていたとするじゃない。そうすると4人分の乗車券を買わなければいけないんでしょう。
 
○若林 交通計画課担当課長  現在4カ所でパークアンドライドをやっているんですけれども、由比ガ浜のパークアンドライドにつきましては、大人2人分のチケットがついております。それで足りない分は追加で買うような形で、追加料金を払います。大人2人分につきまして、1,660円という内容になっておりまして、市内5路線のバスのほか、江の電長谷から鎌倉駅が乗りおり自由という形になっております。それに加えてあとは、フクちゃん号ですね。由比ガ浜地下駐車場なので江の電の利用もできるかもしれないですけど、フクちゃん号のほうで八幡様、午前中に八幡様のほうまで行くバスがありまして、午後は、鎌倉駅東口というバスの本数で、1時間に3本ぐらいの便で運営をしているものでございます。
 
○松中 委員  フクちゃん号というのは、余り乗ったの見たことないんだけど、これはチケットを買って、パークアンドライドでチケットを買っている台数が2,300台だけど、フクちゃん号に乗って、八幡さんへ行くというのは、ほとんど見たことがないから、空に近いのではないかと思うんだけど。チケットを買って、駅のほうへ行って戻ってくるというだけだったら、何人になっているのですか。ほかの周遊で使えるようなものとは別で、実際に運行しているフクちゃん号の利用度というのは、実態としてほとんどないのではないですか。その辺、余り調査してないんでしょう、パークアンドライドの。だから、ロードプライシングなんてとんでもないですよ。お金を今度何千万円も出すというけど。
 それから、何年前かに、鎌倉からハイランドに抜けて、逗子市から鎌倉駅に来るという調査をしたときに、あの結果はどうなったんですか。あのときすごくガラガラで、3連休ぐらいだったんだけど、すいていて車がすいすい行くから、そんなことをしなくてもいいと言ったけど、あの実験をやった結果というのは、何か参考になっているのですか。あんな大騒ぎして、あれ以来何もしてないのですか。
 だから、パークアンドライドも実態としては、ほとんど、周遊して回る分の人はいいんだけど、実際にパークアンドライドという感覚じゃないですね。そこへ行ったら周遊券買えるんだと言ったら、それだけ利用者はいるかもしれないけど、実態としては、パークアンドライドのあれはないですね。
 それから、鎌倉駅から、向こうへ行って、逆にハイランドからこっちに回ってくるというのは、あれはあれでおしまいなんですか。
 
○若林 交通計画課担当課長  スーバの実験につきましては、3日間ということで実験をしたんですけども、その後実際に設置する場合には、踏み切り道付近での交通誘導員の配置とか、踏み切り自体を大型のバスが通れるようにするためには、改良が必要だという課題が残りました。あとは、バス会社、交通事業者のほうは、別途運転手の確保とか、在来の路線バスと重複しないような再編計画という課題も残されているところでございます。そうしたことから、逗子市に踏み切りがあるんですけれども、そこの整備の状況と、バスの負担というのが、課題になっているものでございます。
 
○松中 委員  課題はいいんだけど、参考にするには、ロードプライシングをした場合、あそこのハイランドの入り口から、今度はハイランドに抜けて、逗子市を回って行こうなんて考えたら、大渋滞になりますよ。今、バスだって、あそこの踏み切りのところで、これは問題があるということとして課題として残っているなら。だから、ロードプライシングなんて、そんなことよりも反対するから余り言ってもしようがないんだけど、要するにさっき言ったいろんな実験をしてきたって、余り参考になってないですね。それよりも、今の圏央道の関係の大渋滞、日中こっちの深沢方面に行ったりする、平日のほうがすごく混んでいる。それから朝と夕方、混むんだけど、そういうことを研究とか何かしたほうが、絶対いいと思うんだけど。基本的なことは、反対だから、これ以上質問しません。
 
○武野 委員  湘南深沢のエレベーターのことについて三つほど一遍にお尋ねします。
 これは、バリアフリー法に基づいた計画ということでよろしいですか。
 それと二つ目が、深沢の開発への影響なんですけれども、今後、深沢のJR跡地を開発するときにも使えるものになるのでしょうか。また、そこでいじらなければならないような計画になってしまうんでしょうか。
 三つ目は、この後いろんな手続きとかいろいろ入ると思うんです。そこら辺のスケジュールなどを教えていただきたいと思います。
 
○野中 交通計画課担当課長  今、御質問の1点目のバリアフリー化につきまして、法的な位置づけは、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律という法律に基づいてやっているものでございます。
 2点目の御質問で、深沢との関連ですけれども、今回の深沢の駅のバリアフリー化につきましては、ホームを一部増設するような形になりますので、今後の深沢の整備と合わせて、やっていく形とは思いますけれども、深沢の整備自体の詳細がまだ決まっておりませんので、一部また改良が必要かどうかというのは、今後の計画次第だと思いますけども、基本的には、そのまま使えると考えてございます。
 3点目のスケジュールにつきましては、平成30年度に、エレベーターを2基、31年3月末までの間にモノレールの深沢駅にエレベーターを2基設置するという計画になってございます。
 
○くりはら 委員  296ページの公共交通支援事業に関して、これは湘南深沢駅舎エレベーター設置補助金ということで、こういった安全対策、それも公共交通機関の安全対策ということで、補助金が出ていますけれども、例えばJRの各駅の落下防止柵をつくるという補助金をいただいてとかいう形でやるような計画をすることは不可能でしょうか。
 
○野中 交通計画課担当課長  駅の落下防止ということで、今、ホームドアとかそういったものをJR等に要望しているという状況はございます。こちらのほうも補助金等は出る形と考えております。
 
○くりはら 委員  過去に乗降客数が少ないがゆえに、ホームドアがつけられないというお話を聞いていますが、例えば簡易的な工事でできるようなバーとか、ポールにひもを張るとかという簡易な策とかいうのは、早急にやるという発想はないでしょうか。
 
○野中 交通計画課担当課長  基本的に、国が示していますガイドラインの中では、乗降客が10万人以上の駅に対して、ホームドアを順次設置していくという話にはなっております。ただ、一定の要件が満たせば10万人未満でも設置が可能だということにもなっておりますので、また、今、御提案いただきましたバーとか、そういった簡易的なものにつきまして、JRのほうでも、今、スマートホームドアということで、従来のホームドアより簡易的なものを、試験的に町田駅で設置したりとかということをやっておりますので、私どもとしましては、そういった簡易的なものでも早期に導入をできないかということで、機会を捉えてJRと調整をしていきたいと考えてございます。
 
○くりはら 委員  駅の構造上、例えば、古くて荷重に耐えないとか、そんなことが考えられるのかなと。そういったときに、簡易なことでも、早いほうがそういう意味では安全対策ができるなと私も考えましたので、ぜひ御検討をお願いします。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (11時29分休憩   11時35分再開)
 
○伊藤 委員長  再開をいたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第8報告事項(1)「平成29年度陳情第6号鎌倉山二丁目を事業地としたさくら地所(株)による開発計画に対し、審査手続き状況の聴取、並びに厳正な処置が行われるよう注視いただくことを要望する陳情のその後の状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○石山 都市調整部次長  日程第8報告事項(1)平成29年度陳情第6号鎌倉山二丁目を事業地としたさくら地所(株)による開発計画に対し、審査手続き状況の聴取、並びに厳正な処置が行われるよう注視いただくことを要望する陳情のその後の状況について報告いたします。
 本陳情につきましては、平成29年6月13日付で市議会議長宛に提出されたもので、平成29年6月23日開催の建設常任委員会において、継続審査となった後、平成29年12月15日開催の建設常任委員会で、その後の状況を報告しているものです。
 資料1、開発区域位置図をごらんください。
 本陳情に係る開発行為は、資料1の斜線で囲んだ範囲において、3区画の宅地造成を目的とした計画で、平成29年6月13日付で、都市計画法29条に基づく開発行為許可申請がなされ、平成29年6月28日付で、開発行為許可書を交付しました。
 その後、開発工事が行われ、平成29年12月22日付で、検査済証の交付、完了公告を行いました。
 なお、本件開発許可処分に対しましては、平成29年9月27日付で、神奈川県開発審査会に、開発許可の取消しを求める審査請求書が提出されたことを、平成29年12月15日開催の当建設常任委員会で報告したところです。
 その後、平成29年12月19日に、神奈川県開発審査会が審査請求に係る口頭審理を実施、審理手続きが終結し、平成30年1月29日に、神奈川県開発審査会の裁決がありましたことから、その内容を報告します。
 それでは、資料2裁決書をごらんください。
 主文は、本件審査請求を棄却するというものです。
 審査請求の争点としては4点あり、1、前回許可処分について、2、本件開発区域は、既存宅地であるか否か、3、本件許可処分は、法の潜脱を許すものであるか否か、4、本件許可処分は、都計法第34条第12号の規定を満たしているか否かというものです。
 審査庁の判断といたしましては、1点目の前回許可処分につきましては、請求人らは、前回許可処分は、都計法第34条第14号の許可基準に該当せず、違法であると主張する。しかし、開発審査会は、既に平成25年10月22日付で、前回許可処分が違法であるとは認められないと裁決している。
 2点目の、本件開発区域は、既存宅地であるか否かについては、請求人らは、本件開発区域は、既存宅地とは言えず、本件許可処分は違法であると主張する。しかし、本件開発区域は、前回許可処分において許可を受けた宅地の一部である。したがって、請求人らの主張は認められない。
 3点目の本件許可処分は、法の潜脱を許すものであるか否か、については、請求人らは、本件開発行為は、最終的には8区画開発事業を実現するための一端にすぎないことが強く推認され、本件許可処分は、法の潜脱を許すもので、違法・不当であると主張する。しかし、本件許可処分前の8区画開発事業の届出は、平成24年9月7日付で取下げられており、前回開発行為は、平成25年12月26日付で検査済証が交付されている。本件開発行為の許可申請は、その後の鎌倉市まちづくり条例に係る10区画、9区画の開発事業の届出が取り下げられた後、平成29年6月13日になされたものである。これらの経緯において、本件許可処分を取り消すに足る違法性、不当性があると見ることはできない。
 4点目の、本件許可処分は、都計法第34条第12号の規定を満たしているか否か、については、請求人らは、本件開発区域は、都市緑地法に基づく保全配慮地区に指定されていることから、鎌倉市基準条例(ア)、これは都市計画法に基づく市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例、第3条第5号前段となりますが、この連たん要件の場合に該当するとして判断するべきであると主張し、また、本件開発区域は、3,000平方メートルあるところを細切れにして1,000平方メートル未満にして開発していることから、全体の3,000平方メートルを前提にして連たん性を解釈すべきであり、都計法第34条第12号は認めるべきでないから、本件許可処分は違法であると主張する。しかし、都計法第34条第12号の要件に、都市緑地法に基づく保全配慮地区は規定されておらず、また、本件開発区域の面積は1,000平方メートル未満であることから、請求人らの主張は認められないというものでした。
 以上のことから、結論といたしまして、本件審査請求には理由がなく、他に本件許可処分を取り消すべき事由は見当たらないので、行政不服審査法第45条第2項の規定に基づき、主文のとおり裁決するとされ、棄却となりました。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野 委員  一般会計の中で、まちづくりのほうなんですけれども、事項別明細書の42ページに、それにかかわって、まちづくり条例のところで、こういう文言があるんですけれども、「鎌倉市まちづくり条例に基づく大規模土地取引行為の届け出により、早い段階で土地利用の転換を把握するとともに、大規模開発事業者の手続きにより、鎌倉市まちづくり審議会の意見を聞きながら、計画的な土地利用の誘導を図る」ということが、予算の事項別明細書の42ページに書かれていることの関連なんですけれども、前年と事項別明細書を比較しながら読んでいて、前年には、この言葉が入ってなかったんだけれども、今度は入っていて、これはやっぱりこの鎌倉山二丁目の問題を重視しているのかなと思ったりしています。その早い段階で土地利用の転換を把握するということは、恐らくされていたはずなんです。これまでの鎌倉山二丁目の問題の委員会などに出されている、かつてのものを見てみると、そういうものがかなり早い段階からわかっていたということは、把握されていたというのは、よくわかるんですけども、そういうことが起きているということもあって、こういうのが早い段階でということが必要だったという反省があるんでしょうか。
 
○伊藤 委員長  暫時休憩いたします。
               (11時46分休憩   11時49分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
 
○武野 委員  まちづくりのほうに入ってしまったものですから、それはもともと予算のほうでやるつもりでいたもので、続きとしましては、鎌倉山二丁目の開発が今後また2年たったら、次の開発ということが起きる可能性というのはゼロではないということで2年ごと、今1,000平方メートルですから、あと2回、6年たったらまたそこに家が建つ可能性がゼロではないということでよろしいですか。
 
○石山 都市調整部次長  委員の御指摘のとおり、現時点では、土地利用の可能性はございませんが、残る土地につきましては、市の条例で2年間、基本的には、土地利用を制約するようなことをしておりますので、2年たった場合、どのような土地利用があるかというのは、現段階ではちょっとわかりませんけれども、当然のことながら、可能性はあるかと思います。
 
○大石 委員  1点だけ確認させてください。この審査会の裁定の関係については、1月29日に裁決が出ていますけれども、この後6カ月以内にもう一つできますよね、地裁のほうに。この辺の動きというのがもしもあるのであれば聞かせてください。
 
○石山 都市調整部次長  その動きは承知をしておりませんけれども、処分の取り消しを訴える場合には、審査請求が棄却されたことを知った日の翌日から起算して、6カ月以内に鎌倉市を被告として提起することができます。
 あとは、この審査請求の裁決自体の取り消しを求める場合、知った日の翌日から起算して、6カ月以内に神奈川県を被告として取り消しの訴えを提起することはできます。
 
○大石 委員  具体的に、そういう動きがあるかどうかはつかんでないんですね。
 
○石山 都市調整部次長  承知はしておりません。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑ございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 本報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第9「議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○都市調整課長  日程第9議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市調整部所管部分につきまして、説明いたします。
 平成30年度鎌倉市一般会計予算に関する説明書は、122ページから125ページを、予算事項別明細書の内容説明は、259ページを御参照ください。
 第45款土木費、第5項土木管理費、第10目建築指導費、建築相談事業に係る経費は6406万3000円で、危険ブロック塀等指導嘱託員報酬、耐震相談業務委託料、現地耐震診断補助金、木造住宅耐震改修工事費等補助金、危険ブロック塀等対策事業補助金、マンション耐震診断補助金、及び避難路沿道建築物耐震診断補助金などを。260ページ都市調整運営事務に係る経費は630万円で、事務補助嘱託員報酬、消耗品費、神奈川県八市開発許可研究協議会負担金などを。261ページ、開発審査事務に係る経費は35万7000円で、一般文具等消耗品費、開発登録簿複写のための印刷製本費などを。262ページ、建築指導事務に係る経費は1213万2000円で、建築審査会委員報酬、建築審査会専門委員報酬、事務補助嘱託員報酬、特殊建築物等定期報告業務委託料、建築行政共用データベースシステム利用料、神奈川県建築物震後対策推進協議会負担金などに要する経費をそれぞれ計上しました。
 続きまして説明書は130、131ページを、内容説明は276ページを御参照ください。
 第45款土木費、第20項都市計画費、第5目都市計画総務費、風致地区事務に係る経費は168万2000円で、事務補助嘱託員報酬、風致地区内標柱維持修繕料、古都保存連絡協議会負担金などに要する費用を計上しました。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会の送付御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (11時56分休憩   13時10分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第10「陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長の御判断を求める陳情」を議題といたします。陳情提出者から発言の申し出がありますので、休憩いたします。
               (13時11分休憩   13時18分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
 原局から説明を願います。
 
○都市調整課長  日程第10陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に歩道を新設する計画の是非について、松尾市長の御判断を求める陳情について説明いたします。
 本陳情は、現在手続中である開発事業に伴うものであることから、鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例を所管する都市調整課が説明いたします。
 なお、この説明に係る条例の名称において、「鎌倉市まちづくり条例」をまちづくり条例と、「鎌倉市開発事業における手続及び基準等に関する条例」を開発事業条例と、略称で説明いたしますので御了承ください。
 資料1として案内図を、資料2として土地利用計画図を、資料3として国道134号右折レーンに係る歩道検討案を、資料4として海浜公園前写真を用意いたしましたので、御参照ください。
 国道134号右折レーンは、由比ガ浜四丁目1102番4ほか2筆、面積17204.15平方メートルの土地で計画される、店舗及び共同住宅の建築を目的とする開発事業において、商業施設が建設されることにより国道134号の直進交通に与える影響を緩和するために、本市がまちづくり条例に基づき、事業者に対し助言または指導したものです。
 当該右折レーン設置は、開発事業条例や都市計画法に規定する許認可要件ではないことから、設置に係る基本的な考え方について、本市が国道134号の管理者である神奈川県藤沢土木事務所と調整を行っているところですが、県からは、今後、交通管理者との協議が必要になるが、海浜公園側に歩道を拡幅し、現況の歩道幅員を確保することを基本として検討いただきたいとの考えが示されました。
 この考え方によれば、右折レーンを設置するためには、公園用地を約3メートルの幅で歩道として整備する必要が生じることとなります。
 当該開発事業の手続状況については、平成28年11月11日付でまちづくり条例の手続が終了し、現在は開発事業条例に基づき、関係課により各課協議を行っているところです。
 それでは、陳情の要旨について説明いたします。
 国道134号は、現状でも海浜公園前交差点の直近にある滑川交差点は渋滞が常態化しており交通の許容量を超過していること。
 計画される大型商業施設は屋上駐車場を含む駐車場137台を有し、事業者は、商業施設へ車での来店経路主導線を国道134号線の由比ガ浜海浜公園前交差点より都市計画道路の由比ガ浜関谷線から左折イン右折アウトで誘導する考えであることや、車での来退店台数を、ピーク時1時間当たり160台を想定していること。
 これによって市内の慢性的な交通渋滞に拍車がかかることや、防災・救急面での悪影響が懸念され、市民生活を脅かすことにもなりかねないこと。
 国道134号線は片側一車線の道路であり、海浜公園前交差点に右折車が停車した場合には坂ノ下方面に向かう直進車両がストップし渋滞がさらに悪化することは明白であること。
 交通問題の課題解決策として、国道134号線海浜公園前交差点に右折レーンの増設は必須であることとの考えを示した上で、市から国道134号右折レーンにかかわる歩道検討案として海浜公園敷地内に歩道を新設する可能性について言及がされたが、公園敷地を削減することは、旧鎌倉地区全体の公共性にかかわる問題であると考え、決裁権限者である松尾市長の判断を求めるとしたものです。
 次に市の考え方について説明します。
 本市が、まちづくり条例において助言または指導したとおり、国道134号右折レーン設置が、商業施設を利用する車両による国道134号の直進交通に与える影響を緩和するものとの考えに変わりはありません。しかしながら、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区を改変しての右折レーン設置は、当該公園区域の公共性及び改変の効果を十分に勘案し、慎重に判断する必要があるとの認識から、今後も引き続き市が県との調整を行うとともに、交通問題の解決を重要な課題として捉えつつ、できるだけ早期に結論を出していきたいと考えております。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  これはどう扱ったらいいかちょっとあれなんですけど、基本的にこのショッピングセンター、企業に対して、これは明らかに便宜供与です。公共性はないんです。明らかにショッピングセンターのために便宜供与している。要するに、この図面を描いたのは、どこが描いたのですか。誰の指示でこういう図面が出てきているのですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  図面に関しましては、交通計画課のほうで藤沢土木事務所との打ち合わせのために作成しているものでございます。
 
○松中 委員  じゃあ、その内容は、市長あるいは上司に相談して、市長にあげてないんですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  計画の案の内容につきましては、市長にもあげてございます。
 
○松中 委員  それでは、市長は、決断してないということは事実なんですね。この要するに企業に対する便宜供与は。
 
○野中 交通計画課担当課長  先ほどの説明にもありましたように、公園を削るかどうかという部分につきまして、最終的な判断はまだされていないという状況でございます。
 
○松中 委員  この便宜供与は、非常に特殊なんだけど、この由比ガ浜関谷線で、これは実際行きどまっているんですよ。それで、和田塚から入って来た丁字路にぶつかるんですけど、この場合ロードプライシングは、ここのところでセンサーか何かつけるのかわからない、信号つけるかわからないけど、こういうケースはロードプライシングとの関係はどうなっているんですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  ロードプライシングはまだ現在検討中ということでございますけれども、国道134号線から中に入ってきたところで、課金ポイントを設ける等、今後検討を進めていきたいと思っております。
 
○松中 委員  検討するも何も、ロードプライシングの資料がないのに、どうしてそんなことが言えるのですか。そうでしょう。ここのところで閉めるのか、奥で閉めるのか、あるいはどこで閉めるのか、あるいは市外から来たショッピングセンターとかレストランは、全部ここで入り口のところで課金するのかどうかというのを、そういうことを決めなかったら、さらに便宜供与するようになってしまうではないですか。これだけのことだって、大変な便宜供与ですよ、はっきり言って。
 だって、公園用地は行政財産でしょう。そう簡単に、公園用地をこんなふうに書くなんてというのは、よっぽどのことなんですよ。本当に公共性のあるような考え方でなくて、便宜供与なんですよ。御成小学校のところを、歩道を校庭側に広げたんですよ。その場合には、あれは小学生が危ないということで、あそこを広げているんです。その場合、校庭用地を使う場合は、行政財産になっていると相当難しいんですよ。あそこだって、幅が広がって、行政財産か普通財産か、あるいは道路認定されてないでしょう。実態はどうなっていますか。
 ましてや、こういう個別のショッピングセンターのために道路の行政財産を広げるというのは、そう簡単にできないですよ。藤沢土木が言ったからいいとかではない。県だって冗談じゃないんですよ。自分たちの責任なんです。あの道路を管理する責任というのは、鎌倉市に関係ないことなんです。県が判断すればいいことなんです。だけど、市長にまであげて、こんなところまでやって。公園は行政財産ですよね。誰かわかりますか。
 
○公園課長  今の松中委員の御質問なんですけども、公園は行政財産であります。
 
○松中 委員  ですよね。行政財産を変更するなんていうのは、大変なことなんですよ。かつて、保育園を深沢小学校の校舎の裏につくったときに、そう簡単には変えられないんですよ。そんなところに簡単に、何でこんなショッピングセンターのために図面まで描くのかという問題があるんです。指示されたのか、藤沢土木に言われたからつくってしまったんですか。これを描いてしまったんですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  図面につきましては、平成28年度から、藤沢土木と調整しておりましたので、平成29年度から具体的な絵を示して、調整を行ってきたということでございます。
 
○松中 委員  それじゃあ、原局の当事者の折衝だけであって、市長がいいとか悪いかとかというのは、まだはっきりした結論はしてないということだね。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  今回お示ししております図面につきましては、あくまでも、神奈川県藤沢土木事務所のほうから考えが示されたものを元に作成をしているものでございまして、両者で合意をしているものではございません。
 
○松中 委員  それだったら、こんなものを軽々しく発表しないでください。要するに結論を出しているようなものではないでしょう。原局も結論出しているわけじゃない。話し合っているようなところを、何でこんな図面を表に出すんですか。
 ましてや、市長がそんなものがあるということをしゃべったというんだったら、これは許されない便宜供与ですよ。ましてや、行政財産ですよ。公共性があるんだったら、ある程度は我々も検討するかもしれないし、ましてや国道134号線というのは、御存じのように高潮の大被害もあったし、これからもどうなるかわからないような状態です。それなのに簡単にこんな図面を描いて、これが表に出てきてしまったら、ひとり歩きしていってしまうんですよ。
 だから、私は、市長が決断しないと言うなら、市長に質問するか、あるいは結論を出して市長に話を聞くか、そのどっちかなんですけど。
 委員長、諮ってください。これは、陳情としては、市長に議会として判断を市民の人が求めているということを採択するわけだから、それがいいか悪いかという議論は徹底的にやって、だけどやる前に、こんなことが表に当事者間で原局サイドでやった程度のものがひとり歩きするようなことは、絶対許されないんですよ。行政財産なんだから。行政財産の手続きは大変なんだから。
 何年前にも戻るんです。かつて、行政財産で山崎の下水道の横に焼却所をつくると言ったら、国交省と環境省で全然考え方、扱いが違うとなると、お金を返さなければいけない。行政財産はそういうものなんです。普通財産でもそういう形で買ったところによって予算がついているのを、ましてや、行政財産化しているところをひとり歩きするようなことは、絶対許されないんです。
 これはどうしたらいいでしょうか。市長に判断を求めることの形式だから、原局に聞いてもしようがない。ただ、前段としては、聞いておかなければいけないと思ったけど。
 ちょっと委員長、休憩をとってくださいよ。
 
○公園課長  先ほど、公園は行政財産ということはお話はさせていただいているんですけど、今回の件に関しましては、公園用地を減らすという前提には立っておりません。あくまでも、地下駐車場……。
 
○松中 委員  委員長、おかしいでしょう。そんなことを質問しているのではないでしょう。それはおかしいじゃないですか。
 
○伊藤 委員長  暫時休憩いたします。
               (13時34分休憩   13時36分再開)
 
○伊藤 委員長  再開をいたします。
 
○武野 委員  ここで市長の真意をきちんと聞いてからでないと、この判断もできないなと思いますので、きちんと理事者質疑をして、私たちもそれで判断したいと思っております。市長から真意を聞きたいです。
 
○中村 委員  時系列にお伺いしますけれども、県の協議は、右折レーンはいつごろから始まって、この歩道を拡幅しなければいけないというのはいつごろ出てきた話なのですか。かなり前からやっているのに、何でここにきて急にこの話になったのかなというのがちょっとわからないので、その辺のいきさつを説明してください。
 
○野中 交通計画課担当課長  経過ですけども、先ほども少し述べましたけども、平成28年度から、藤沢土木事務所とは調整はしてございました。平成29年の3月から、具体的な絵を描きまして、どういった形で右折レーンも含めた交差点の形状を決めていけるかということで、そういった調整をこれまでいろんなパターンを提案しながら、進めてきたという状況でございます。
 
○中村 委員  そうすると、平成29年3月といっても1年ぐらい前からの協議の中で、でも当初は、今の幅の中でできないかという検討はしてたんですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  現況の幅で、当然右折レーンの設置ができれば一番いいと考えておりましたので、場合によっては公園の中を歩道の足りない分を歩いていただくとか、いろんな方法を提案したりもしてございました。
 ただ、藤沢土木事務所からは、当初平成29年の3月から、現況の歩道付近を確保してもらえないかということで、そのときから話はございました。
 
○中村 委員  先走ってはだめなんですけど、仮にこれを工事するとなると、超概算でいいんですけど、どの程度の費用がかかるんですか。
 
○野中 交通計画課担当課長  私どもで概算を出してないものですけど、業者から聞いているものですと、1億円以上はかかるのではないかと聞いております。
 
○中村 委員  事業者に負担してもらうということになるかもしれませんけど、それはまた先の話になってしまうと思うんですけども、先ほど最後に、県と調整して早期に結論を出していきたいという話があったんですけど、どのぐらいをめどにしているのかだけ、最後に伺います。
 
○野中 交通計画課担当課長  当然、公園の用地を含めて、その辺の検討が最終にまとまった段階と考えておりますので、基本的には、平成29年度末までに回答が出されば一番いいと思っておりますけれども、調整次第では、もう少し伸びるのではないかと考えてございます。
 
○中村 委員  だから、ショッピングセンターを予定されている計画と、これの結論を出す時期と、その辺のタイムリミットというのは何か想定されているのかどうか、そこだけ最後確認させてください。
 
○都市調整課長  開発の手続きにつきましては、あくまでも右折レーンの設置というのは、開発関係の許可要件ではございませんので、場合によっては、右折レーンの協議とは別に、開発の手続きを進めざるを得ない状況になるという可能性もあると認識をしております。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
 ただいま、番外から発言を求められておりますが、許可してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、長嶋議員の発言を許可します。
 
○長嶋 議員  先ほど松中委員からあったんですけれども、ロードプライシングの課金ポイント、これは密接にかかわることなので、大変重要かとも思うんですけれども、その海浜公園前の信号のポイントが、普通の正月の交通規制の中に入れないポイントでございます。
 しかし、先ほどの発言、私も聞いているところによると、今度、シーフロント鎌倉、この脇の由比ガ浜関谷線の広がっているところが終わるポイントぐらいでかけるという話を聞いておりますが、これは、どういう形で考えられているのでしょうか。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  ロードプライシングの検討につきましては、これまで検討の中で、鎌倉地域に流入する箇所、全部で12カ所を想定しておりますが、そこの箇所で課金をしようと考えておるところでございますが、具体の細かい課金の箇所につきましては、これからさらなる検討を行っていくことになります。
 
○長嶋 議員  つまり、今私が聞いたことは、どこだかわからないという意味でよろしいですか。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  これまでの検討の中では、国道134号線から入る箇所、まず、若宮大路の箇所と、由比ガ浜関谷線の箇所を課金のポイントとして想定してございます。
 
○長嶋 議員  想定じゃなくて決めないと、ここの問題は解決しないんですね。要するに、由比ガ浜の公園前の信号でかけるんだったら、右折して、外から来る方、特に逗子方面から来る方は、課金をしないと鎌倉市民以外は、今の想定ですと、1,000円取られるということになりますけれど、中側のところだと取られないということで、先ほど松中委員からもありましたけれど、なぜこのショッピングセンターと、向かい側に宿泊施設もありますけど、ここだけ便宜が図られるのかと。便宜供与という話になっていきます。あと、横の脇道もございます。駐車場もありますし、例えば、ショッピングセンターの場合は、ここのショッピングセンターだけ課金をされないとなると、じゃあ、中に入ってくる東急さんは課金をされる。それから、宿泊施設でいうと、長谷の通りのところにもホテルありますけれど、あちらは課金されると。駐車場に関しても同じで、中に入ってくる駐車場は課金されるけれども、外側のここの部分だけは課金されないという話になってきますし、あと右折レーンを設置云々という話は、手前のところで課金ポイントを設けるんでしたら、右折する車の台数は、当然減ってきます。それから、左折で入って来るほうも、当然外から来る人は、わざわざショッピングセンターに行くために1,000円払って来るとはとても思えないと思うので、そこは大きくかかわってくるんですね。
 ですから、相互にかかわる話で、右折レーンと、それからショッピングセンターのオープン等々、なぜ商業者に特段ここのゾーンの人たちだけ便宜を図るのかということは、非常に問題になってくるポイントでございますので、そこは、今考え方は示せませんか。示せないと、これは可否もわからないことになってくるんですけど。
 
○塚本 まちづくり景観部次長  課金の箇所につきましては、現在検討をしているところでございますので、具体のお話というのはまだ整理はできてないところでございますが、いずれにしても、過去の検討委員会の中で検討しているものでございますので、業者に便宜を図っているものではございません。
 
○長嶋 議員  つまり、いいかげんに、適当にきてこういう図面が出てきたというのは明らかですね。ですので、私は聞きませんけど、市長に皆さんぜひそのポイントも含めて、これを決断しない限りは、ロードプライシングの課金ポイントがかかわってくるので、そこも含めてぜひ皆さん聞いていただきたいと思います。
 
○大石 委員  先ほど、課長からの答弁で、開発協議とは、またこの右折レーンとは、別な形で進めなくてはいけなくなるかもしれないというお話がありましたけども、これは、先ほど陳述していただいた柏木さんが一番懸念している、右折レーンがない形のまま、ショッピングセンターの開発が進んでいってしまうという意味を含んでいるんですか。
 
○都市調整課長  手続きの法令上は、そのような可能性があるということでございます。
 
○大石 委員  藤沢土木は、今現状の幅員を確保していただきたいということになれば、右折レーンというのは、確か2.7メートルぐらい幅を取らなければいけないということも聞いておりますし、歩道側へ2.7メートル食い込むわけですよね。さらに、海浜公園側に少なくとも2.5メートルぐらいは、食い込むような形、2.5から3メートルという形になっていくのかなという説明を市長にもしたはずなんです。
 だから、この説明会の中でここに集まっていただいた方々のところへ、市長がそのお話をしたんだと思うんです。市長がこういうお話をして、判断を集まってきた方に求めようとしたんですか。そこに参加していた方いらっしゃいませんか。少なくとも、最悪のケースにならないような形にしていただきたいなと思うわけです。
 
○服部 都市調整部長  今、大石委員の御質問でございますけれども、当時町内会の皆様とお会いしたときというのは、市長のお考えもお伝えしましたし、またその中で、市長のお考えというのは、ここの公園用地を削ることに対して、抵抗があるようなお話はされました。そういう中で、また、かつ住民の方々の御意見も伺いたいと、そのようなスタンスで住民の方々とお会いさせていただいたという形でございます。
 
○大石 委員  先ほど、市長を呼べば一番わかるじゃないかという話もあったけれども、具体的に市として、こうしたい、こういう話だったら、こういう陳情は出てこないと思うんですね。こういう形のものを藤沢土木と調整しているけど、皆さんどう思いますかという投げかけだったのではないかなと私は思うんですけどね。その場に私いないので。それで、皆さん、それは市長としての専権事項じゃないですかという意味で、この陳情が出されたのではないのかなと思うんです。
 話は変わりますけども、この開発の許可の関係というのは、具体的にどの辺まで進んでいるんですか。
 
○都市調整課長  現在開発事業条例に基づく各課協議の途中でございます。協議自体は、ほぼ必要な協議は終了していると聞いておりますが、具体的にまだ終了したという報告はなされておりません。
 
○大石 委員  各課協議と言ったら、開発の手続き条例にのっとったお尻のほうで、具体的にほぼ終わっていると。道路関係については、この問題があるから、具体的にこの問題を解決して進めようかなというところだけれども、開発事業の許可に関しては、右折レーンがありなしに関係なく出せるということですよね。
 
○石山 都市調整部次長  今の委員のお尋ねに、都市計画法を所管する立場から御答弁申し上げます。今回の右折レーンの設置につきましては、都市計画法に規定する許可要件ではございませんので、仮に、この右折レーンが協議が整わずに、最終的にできないということになったとしても、それは、最終的にはそのまま許可をせざるを得ないという立場になると考えております。
 
○大石 委員  だとすれば、誰が考えたって、国道134号線とあの交通渋滞、また歩行者の安全、その辺を危惧している陳情者の趣旨と要旨というのは、十分よくわかります。
 先ほど皆さんが言われているように、市長が具体的にどういう判断をするのかというのは、皆さんでは答えられないでしょうから、お話もきちんと市長のほうにいっているんでしょうから、市長からお聞きするしかないのかなと思いますけれども。最悪の事態を招くと私が言ったのは、右折レーンなしにこの開発が許可が出てしまうことが、住民の方々にとっても、この地域の方々に取っても、一番よくない形になってしまうのではないかなと危惧しているからです。市長の考え方を、私も聞きたいなと思います。
 
○くりはら 委員  もう一度確認ですが、国道134号線に右折レーンをつくってほしい、つくろうとなったのは、いつですか。
 
○吉田 まちづくり景観部次長  今までの質疑であるとおり、計画上の右折レーンの設置につきましては、任意設置という計画になっておりますが、平成28年3月28日における市議会の決議、また説明会や意見書における市民の方々の意見、大規模小売店立地法に基づく事前相談における県警からの指導、まちづくり審議会での議論を踏まえ、国道134号線における、後続直進車に影響を与えないために、自主的な右折レーンの設置をまちづくり条例において助言したものでございます。
 
○くりはら 委員  ここで、大規模な事業所ができるという話にならなければ、この話はなかったということなんでしょうか。
 
○吉田 まちづくり景観部次長  この施設が建設されなければ、今の段階では、そういうことにならなかったと思います。
 
○池田 副委員長  今回、この住民の方の、要は安全と、それから渋滞解消と、これもともと今まで景観の中でずっと課題になってきて、それを今、右折レーンという話はかなり前から検討されてきたと思うんですけれども、実際その検討の中で、例えば、ほかの手法は考えなかったんですか。例えば、海岸に出るとか、張り出すとか、あるいは、現状のものでは、先ほど難しいという話ですけど、その辺の検討結果というのは、最初から、右折レーンを設置して、歩道が少し削られるという考え方ができたのでしょうか。
 
○野中 交通計画課担当課長  今回のこの右折レーンにつきましては、国道134号線のちょうど地下駐車場に入る入り口が海岸側と北側と、両方に入り口がございまして、幅がどうしても制限されていると、そういう中で右折レーンをつくるということでございますので、それをさらに海岸側に広げるとか、そういったことは構造的にはなかなか難しいということで、やはり、現況の中で、右折レーンを設置して、その場合には歩道がどうなるかを協議をしていくということでございます。
 
○池田 副委員長  そうすると、条件的にその右折レーンをつくるためにはどうしても歩道側を狭めるという方法しか現実的にはなかったということなんでしょうか。
 
○野中 交通計画課担当課長  そのとおりでございます。
 
○池田 副委員長  確かに歩道は、例えば花火大会であったり、通常の人だまりのときに、ある程度の幅といいますか、現状の幅ぐらいは必要なんだなと思っているところですけれども、その歩道として例えば、機能を果たすための幅というのが、今現状その場所によって多分違うと思うんですけれども、その歩道が狭まることによって課題というのは、結構生じてくると考えているのでしょうか。要は、公園側に出ないで、その分が歩道側に寄った場合、実際機能を果たさないということでしょうか。
 
○野中 交通計画課担当課長  歩道の現況から公園側を食わないで、機能を果たすかどうかということでございますけれども、実際、あそこを歩いている歩行者の方は、かなり少ないということではございますけども、道路構造令で照らし合わせた場合に歩行者が少ない場合でも、歩道幅員としては、3.5メートルは最低で必要になってくるということでございますので、3.5メートルを確保しようとすると、どうしても公園側に影響が出てくるという状況でございます。
 
○池田 副委員長  そうしますと、もともと公園側に入るということが、どうしても右折レーンをつくるためには、そういう出ざるを得なかったという状況だと思うんです。法的に3.5メートルを確保するためには、当然順番に横にずれるということになると思うんですけれども。
 先ほど、もう一つ松中委員との議論の中で、公園用地としては変わらないと、その辺もう一度明確にしたいと思うんですが、ちょっと確認なんですが、公園用地としては変わらないけれども、そこを歩道として公園用地を歩道として使うということなんでしょうか。
 
○公園課長  先ほど、先走った発言をして大変申しわけありませんでした。今改めて、池田副委員長のほうから質問がありましたけれども、現状としましては、公園用地としては、今回の場合あくまで歩道ですので、公園の園路として見れるという部分の中で、兼用工作物という扱いの中で、県と協定を結んで扱っていくという。既に地下駐車場をつくったときに、ちょうどローソンのところから今の交差点の間というのが、3メートルぐらいで、公園の中を入っているような園路があるんですけど、そこが実際公園用地と歩道を兼ねているところになっていますので、あくまでも園路の一部としてみなせる構造であれば問題はないのかなというところで、論議をさせていただいたところです。
 
○池田 副委員長  そうしますと、要は、公園用地としての面積は変わらないけれども、公園内の歩道としての扱いが可能ということなんですね。要は、その辺の住民の安全を確保するという意味では、やはり先ほど言った歩道の一定の確保というのは、私も必要だと思って、法的にも決まっているということなんですよね。その辺のところは、今確認したいなと思ったんですけども、ありがとうございました。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑ございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 暫時休憩をいたします。
               (14時00分休憩   14時07分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
 休憩中に取り扱いについて協議をしたところ、結論としてそのままで取り扱いを続行してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 それでは、意見開陳と取り扱いの協議をお願いいたします。
 
○中村 委員  とにかく、早い結論を出したほうがいいと思いますので、私は、これは結論を出したほうがよろしいかと思います。
 
○大石 委員  私も同じく結論を出すと。
 
○くりはら 委員  私も、早く結論を出すと。
 
○松中 委員  結論を出してください。
 
○武野 委員  私も、結論を出してください。
 
○池田 副委員長  私も結論を出すということでお願いします。
 
○伊藤 委員長  ただいまの結果、全員結論を出すということでございます。
 これより採決に入ります。
 陳情第46号国道134号線海浜公園前交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園前、交差点右折レーン増設に伴い、海浜公園敷地内に、歩道を新設する計画の是非について、松尾市長の御判断を求める陳情を採択することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員挙手によりまして、陳情第46号は採択とすることと決しました。
 暫時休憩いたします。
               (14時09分休憩   14時15分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第11「議案第83号市道路線の廃止について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  日程第11議案第83号市道路線の廃止について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、5ページをごらんください。
 枝番1、図面番号4の路線は、玉縄二丁目38番12地先から、玉縄二丁目32番2地先の終点に至る幅員1.68メートルから2.13メートル、延長68.61メートルの道路敷です。
 6ページの案内図をごらんください。
 当該地は、谷戸池の北側に位置します。
 7ページの公図写をごらんください。
 太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
 参考図をごらんください。
 太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。
 この路線は、都市計画法に基づく開発行為に伴い築造された路線との再編成を行うため、道路法の規定に基づき、廃止しようとするものです。
 なお、このうち、開発行為により築造された道路以外の一般交通の用に供している部分については、議案第84号枝番1により道路法の規定に基づき、再認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に委員間討議の実施の有無を確認したいと思いますけれども、特にございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議を行わないことを確認いたしました。
 御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第83号市道路線の廃止についてを採決いたします。本件は原案どおり、決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員挙手によりまして、議案第83号は原案可決されました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第12「議案第84号市道路線の認定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  日程第12議案第84号市道路線の認定について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、8ページをごらんください。
 枝番1、図面番号8の路線は、玉縄二丁目38番13地先から、玉縄二丁目32番2地先の終点に至る幅員1.75メートルから2.13メートル、延長61.46メートルの道路敷です。
 9ページの案内図をごらんください。
 当該地は、谷戸池の北側に位置します。
 10ページの公図写をごらんください。
 太線で囲んだ部分が、当該路線の位置になります。
 参考図をごらんください。
 太線で囲んだ部分が、当該路線の道路区域になります。
 この路線は、都市計画法に基づく開発行為により築造された道路との再編成を行うため、議案第83号枝番1で廃止しようとする路線のうち、開発行為により築造された道路以外の一般交通の用に供している部分を道路法の規定に基づき、再認定しようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 引き続き、道路認定の現況について映像をごらんください。お手元の参考図もごらんください。
 (映像による現況説明)
 以上で映像による現況説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 次に、委員間討議の実施の有無を確認したいと思いますけれども、特にございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 委員間討議を行わないことを確認いたしました。御意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 意見を打ち切ります。
 これより採決に入ります。議案第84号市道路線の認定についてを、採決いたします。本件は、原案のとおり決することに御賛成の方の挙手を求めます。
                   (総 員 挙 手)
 総員の挙手によりまして、議案第84号は原案可決されました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第13「議案第102号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第7号)のうち都市整備部所管分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○関 都市整備部次長  日程第13議案第102号平成29年度鎌倉市一般補正予算第7号について、その内容を説明いたします。
 議案集その1、68ページ及び平成29年度鎌倉市補正予算に関する説明書、一般会計補正予算(第7号)になります。
 第3条、債務負担行為の補正について御説明いたします。
 72ページに移りまして、第3表の下段に記載の筆界特定事業につきましては、本市が所有する岡本二丁目260番2及び市道053-101号線と、隣接土地所有者との境界確定を早期に解決するため、横浜地方法務局に対し、筆界特定の申請等手続を行うもので、債務負担行為としての追加をするものでございます。
 以上で、一般会計補正予算の内容説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑がございますか。
 
○武野 委員  この補正予算の91万円、岡本二丁目、出ているのはその手続にかかる費用になるのでしょうか。
 それと、ここまでのいきさつを簡単に言っていただき、さらに、今後のスケジュールという点で、教育こどもみらい常任委員会のほうで、もし報告があったのならちょっとダブってしまうかもしれないのですけれど、どういうふうな流れになっていくのかということ教えてください。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  まず、1点目の御質問で91万円の内訳になります。今回の補正予算では、債務負担行為の設定ということで、今年度中に補正予算の議決をいただきましたら、筆界特定の本申請を横浜地方法務局に対して行いたいと考えております。通常の場合には、7カ月から1年程度で筆界の特定がされるというスケジュールになりますので、平成29年度から平成30年度の2カ年にまたがって、筆界特定の申請行為を行うということになっておりますので、負担行為の設定を行わせていただきました。
 それで、91万円の内訳ですけれども、当初の申請が、まず、1万円程度でございまして、これにつきましては、今年度既定の予算の中で流用等の手続で執行させていただきたいと考えております。来年度の予算の関係になりますけれども、91万円の内容の中で手数料の再度の追加の手数料がかかってくる、それが1万円以内と考えておりまして、手続の中で測量の経費というのが実費でかかってまいりまして、それが上限90万円というふうに法務局のほうからは協議の上確認しておりますので、この91万円分を債務負担行為として設定させていただきました。
 2点目の今後のスケジュールですが、先ほど御説明いたしましたように、本申請を行いますと通常7カ月から1年程度で筆界の特定がされるということで、それをもって隣接の土地の所有者の方と協議を、この筆界でよろしいかということの協議を確認してまいりたいと思っています。
 2点目、これまでのいきさつも簡単に説明させていただきたいと思いますが、岡本二丁目用地につきましては、大船駅西口交通広場の北西側に位置しておりますけれども、平成26年10月に寄附を受納いたしました後、岡本二丁目用地の施設整備事業の実施に向けまして、この計画予定地内となる敷地内に道路用地がございますので、ここの道路用地の境界について精査を行いました結果、隣接地番との境界再確定の必要が判明したものでございます。これまでの経過ということなのですが、その後、隣接の土地所有者と協議、それから文書でのやりとりが4回ほどございまして、昨年の平成29年8月29日は現地で市長と面談も行ったほか、文書での照会・回答、それから現地での協議、訪問、それから来庁による面談、電話での協議などを重ねてきております。
 主としては、第三者による筆界特定制度、これは、土地の所有者の申請に基づきまして、筆界特定登記官が外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて、土地の筆界を、位置を特定する制度でございます。隣接と使用者の方も、この制度の利用には同意をする意向を示されておりますので、今回、補正予算を計上させていただいて申請に入っていきたいと考えております。
 
○武野 委員  その制度に同意して筆界境界線は確定しさえすれば話は前に進むということですか。それともまだ、難関があるのでしょうか。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  筆界特定による効果ですけれども、法務局の見解が示されるということになりますが、行政処分ということではありませんが、公定力がございます。仮に、相手とその特定された筆界を基に協議した結果、納得できないということで裁判になったとしても、証拠価値を有するものとして活用されるなどでの証拠力を有することとなります。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 総務常任委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第14報告事項(1)「北鎌倉隧道の安全対策について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○道路課担当課長  日程第14報告事項(1)北鎌倉隧道の安全対策について、着席して御報告いたします。
 平成29年12月の当委員会では、平成29年度北鎌倉隧道安全対策検討業務における、第1回北鎌倉隧道安全対策検討委員会の検討状況と、隧道尾根の維持管理に悪影響を及ぼす樹木の先行伐採の実施について、仮設隧道の設置に向けた関係地権者との調整状況、及び鎌倉市長を被告とする、平成29年(行コ)第237号北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求控訴事件の状況の4点について報告いたしました。
 本日は、第1回北鎌倉隧道安全対策検討委員会の開催状況、隧道尾根の維持管理に悪影響を及ぼす樹木の先行伐採の実施状況、安全対策に係る関係地権者との調整状況、平成29年(行コ)第237号北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求控訴事件のその後の状況の4点について報告いたします。
 まず、第1回北鎌倉隧道安全対策検討委員会の開催状況についてですが、平成29年12月16日に検討委員会を開催し、地形測量・地質調査等の事前調査の実施方針、隧道斜面の安全対策・トンネル構造設計に係る前提条件等について議論が行われ、その中で、地形測量の範囲、地質調査におけるボーリングの実施方法、トンネル構造設計時の荷重の考え方等が確認されました。
 また、安全対策の実現性を図るためには、可能な限り関係地権者の意見を取り入れるべきとの考えから、関係地権者の1人に臨時委員として御参加いただき、隧道尾根の文化財的価値や安全対策について御意見を伺っています。
 次に、隧道尾根の維持管理に悪影響を及ぼすと考えられる樹木の伐採の実施状況についてですが、平成28年度に実施した植生調査及びDNA調査結果を基に、平成29年11月2日に現場調査等を行い、隧道尾根の維持管理に悪影響を及ぼす怖れのある樹木等のうち、先行伐採しても影響のないフジ、アカメガシワ、ウツギ、竹等の伐採計画を策定いたしました。
 現在、北鎌倉駅に隣接する伐採箇所については、東日本旅客鉄道株式会社と近接工事協議を行っており、協議が調い次第、実施していくこととしております。
 なお、JR北鎌倉駅用地内の尾根に生育する樹木については、平成29年12月初旬に東日本旅客鉄道株式会社により伐採が行われました。
 続いて、安全対策に係る関係地権者との調整状況についてですが、平成30年に入り理事者が面談を行い隧道の安全対策等について意見交換を行う中で、地形測量・地質調査等に係る理解が得られたことから、今後は、それらの調査結果を基に隧道の安全対策工法に係る設計等を行ってまいります。
 最後に、鎌倉市長を被控訴人として、東京高等裁判所に控訴された、平成29年(行コ)第237号北鎌倉隧道開削工事公金支出等差止請求控訴事件のその後の状況、について報告いたします。
 平成29年12月の当委員会後、平成29年12月18日に第2回口頭弁論が行われ、裁判所から控訴人に対し本市が提出した準備書面に反論があれば、平成30年1月末までに準備書面を提出するよう指示があり、提出期日までに控訴人から準備書面の提出はありませんでしたが、平成30年2月15日に控訴人から反論の準備書類が提出されたことから、その反論書の提出については、平成30年2月19日に開催される第3回口頭弁論の結果を踏まえ対応してまいります。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
 
○武野 委員  報告の中にあった第1回の安全対策検討委員会12月16日、ここに報告があったように地権者からも意見を聞く必要があるということで、出席した地権者のお名前ではなくていいのですけれども、出席した人を教えてください。
 
○道路課担当課長  宗教法人が2者いらっしゃいまして、そのお一人でございます。
 
○武野 委員  その地権者といった場合は、宗教法人が二つとJRというのがトンネルに関わる地権者だということでしょうか。
 
○道路課担当課長  そのとおりでございます。
 
○武野 委員  そうしますと、大船駅よりの地権者が出席されたということでよろしいでしょうか。
 
○道路課担当課長  そのとおりでございます。
 
○武野 委員  そうしますと、今、御説明あったのは地権者ということで3人、その3者を呼んだうちの1人が、お声をかけたのが3人の方で、そのうち二人は欠席だということでしょうか。
 
○道路課担当課長  武野委員から、今、御質問ありましたとおり3者いらっしゃいまして、3者ともお声がけをしております。1者は都合が合わなくて御参加いただけなかったということです。もう1者につきましては、外部の組織のそういったところの参加はしないという意思表示はされております。
 
○武野 委員  それで、地権者と呼ばれるのはその3者だと言っていましたけれども、私が去年の6月の一般質問のところからずっとこの件に関わってやってきましたけれど、そうしますと、地図上であらわれている鎌倉寄りの民地Bと呼ばれているこの方は地権者ではないから、この会議には安全対策委員会には呼ばなかったということになりますでしょうか。
 
○道路課担当課長  おっしゃるとおり、隧道尾根の所有者ということで3名いらっしゃいますので、3名にお声がけしたということでございます。
 
○武野 委員  恐らく12月16日は本設に係る工事だから呼ばなかったということになるのかと思ったのです。というのは、この問題でかかわってずっとやっている中では、仮設工事においてもその地権者の同意が得られないと仮設も進まないということだったと思うのです。そのときの仮設は民地Bの人が入っていたはずなのです。ここでは今3者というのだけれど、その4人目というかトンネルにかからない地権者がいらっしゃるわけですね。その方を呼ぶということは、やはりそれは、12月16日は仮設工事については一切議論がなかったから呼ばなかったということでよろしいですね。
 
○道路課担当課長  御指摘のとおり第1回の安全対策検討委員会につきましては、本設隧道についての御議論をしていただいたということでございますので、道路をお持ちになっている地権者の方については、以前、開削工事の事前の中の仮設については御理解いただいていたと書いてもございますので、とりあえず安全対策検討委員会を先行した後、御理解いただければお話をしていくというような考えをもっていましたので、まずは、本設の隧道についての安全対策を先行すべきということで、第1回安全対策検討委員会にはお呼びしなかったということでございます。
 
○武野 委員  この会議の議事録を取ろうと思っても、市が開催したものではないということで議事録が取れないのです。だから、これまで、去年も第1回から第3回まで開かれてきましたけれども、今回は4回目ということで、仕切り直しもあって本設ということもあって第1回という呼び方をしているのですけれども、仮設を進めていくということでずっとやってきて、それで、いきなり本設のほうに変わっていったという経緯があります。本設のほうが安くすむからということで。それで、2月の一般質問で同僚議員がこの件をただしたときに、今年に入ってからも地権者と面接をしたというお話が出てきました。それは、いつ、どなたとどなたが、会われたのでしょうか。それで、記録はあるのでしょうか。
 
○道路課担当課長  まず、議事録につきましては、先ほど武野委員がおっしゃられているとおり、今回の安全対策検討委員会は私どもが委託しました日本トンネル技術協会のほうが開催している協議会でございまして、そちらのほうで議事録を作成しているということで、なかなか取れないということだと思います。それで、市のほうといたしましても、委託の中でそれをお願いしている経過がございますので、市のほうの条例に従って公開できるところ、非公開にすべきところはチェックいたしまして、日本トンネル技術協会のほうにお送りさせていただいてますので、御請求をいただければ日本トンネル技術協会のほうから取り出すことは可能だと思います。
 それから2点目の、面談の期日に関してなのですけれども、市長がまず1回お会いをしております。これは、今年の1月25日でございます。続いて、副市長が2回、これは平成29年9月1日、それから、30年2月10日でございます。それから、都市整備部長のほうが何度かお会いしております。30年ということになりますと、30年2月15日でございます。それから、都市整備部次長のほうも同じように会ってございます。大体そのような回数で関係者のほうが面談をさせていただいているところでございます。
 
○武野 委員  次長がお会いされた日にちはおっしゃらなかったけれども、5回直接行かれたということになります。そのときの記録というのは残さないのでしょうか。
 
○道路課担当課長  理事者が地権者に会われた報告につきまして、私どもも口頭でお話を聞いておりますので、議事録の存在の確認はしてございません。
 
○武野 委員  最新の「広報かまくら」3月1日の3面に、「北鎌倉隧道の安全対策について」という囲み記事が市長の名前で出ております。この中央のところで、文化財的価値があるということで工法を検討することに方針転換した旨書かれていて、その次に仮設トンネルの整備には、地権者で円覚寺様及び雲頂庵様の御承諾を得ることが必要となりますが、少しで早く通行できるようにしたいと書いてあるのです。仮設トンネルの整備には、これ、ここに円覚寺、雲頂庵、JRはちょっと置いておいたとしても、仮設トンネルの整備に必要なのは、このお二人のみという意味ではなく、あえて、民地Bの方を除いてこの記事は書いているということですか。
 
○道路課担当課長  この件につきましても、理事者から説明を受けているのは、これまで何度かお会いをしている中で、地権者の方々が当初は開削工事で決定したにもかかわらず、安全対策工法を文化財専門委員会の指摘を受けたからといって、市が一方的に、しかも地権者の承諾を得ることなく方針転換を行ってしまったということに対して、地権者の方々が誤解を受けているということが話を聞いてよくわかったと、その誤解を解くためには、やはりこういった形の中で市から情報を発信すべきだとお考えになって、広報に載せることに決めたという報告を受けておりますので、そういう事情だと私は認識しております。
 
○武野 委員  地権者が誤解を受けていると感じ取ったのは、その昨年から今年にかけての先ほど5回ほど懇談を設けた中でわかったことなのでしょうか、それとも、12月16日の安全対策検討委員会で地権者の方が見えてわかったことなのでしょうか。
 
○道路課担当課長  直接今年に入りまして、市長のほうが権利者の方々と御面談することができたという中で、直接お聞きしていると聞いております。
 
○武野 委員  仮設を進めるということでの理解を得るために、面談されたのでしょうか。
 
○道路課担当課長  これは、仮設・本設にかかわらず、安全対策を進めるためには地権者の理解が必要だということがございましたので、理事者のほうが権利者の方に面談をして御理解をいただいたということだと認識しております。
 
○武野 委員  そうしますと、この記事はちょっとだから変なのです。仮設トンネルの整備には地権者の中の、地権者のうちの円覚寺と雲頂菴の承諾がいることができますというのが正しいですよね。まるで、地権者がこのお二方だというふうに、トンネル本設の話はさっき第1回の検討委員会で12月16日、トンネルにかかる地権者ということで、名前は出てしまっているけれどここに。今このお寺さんお二方と、JRといっていて、この記事は仮設の整備にはとなっていて、いろいろちょっと悪い言い方だけれど、言い逃れしようと思えば言い逃れのできる文章ではあるのですけれど、そうなりますと、仮設工事をするために準備をする必要はこれまでもあったわけで、ずっとやられてきたと思うのです。それで、その方に対しての理解を求めるというところでは、仮設工事をするためには、鎌倉駅寄りのトンネルにかからない民有地Bさんの協力がないと仮設はできませんよね。それで、その協力を得るために、どのような準備をされてきたのでしょう。
 
○道路課担当課長  今回、本設隧道に関する協議の中で、まだ、先ほどおっしゃっている道路の所有者の方々とは直接会ってはございません。先ほどから御説明させていただきましたように、本設隧道の検討を先にしないことには、どういう計画になるのか、それもお示しできないような状況の中にありましたので、仮設にまだ方向転換をしていくというのが決まったわけではございませんし、まず安全対策工法については、今後どういう形になっていくかというところ、まだ不透明な状況の中でお会いをしても、なかなかどういう形になるのかということまで御説明できないところもございますので、今は一刻も早く安全対策工法をどうするか、ということを決めるのが先決だというふうに考えておりますので、それが決まった段階で御説明をするのが筋かと、私は個人的には思っているところでございます。
 
○武野 委員  ちょっと聞き間違えでしょうか。仮設にするという方向転換をしたわけではないと聞こえましたけれど。仮設を進めるというほうに方向転換をしたわけではないと聞こえたのですけれども、それは間違いですね。
 
○道路課担当課長  まずは、仮設についても本設についても、地権者の理解を得られているという状況ではございません。今回は、あくまでも本設の検討にかかる地質調査について御理解をいただいているということだけでございますので、今後は、その中で仮設についても本設についても、安全対策工法をどのようにやっていくのかということは、お話をしていって決めていくのかと思っていますけれども、繰り返しなのですが、まだそこは決まってないということでございます。
 
○武野 委員  方向転換とおっしゃった言葉がちょっと気になるのです。そもそも、仮設を進めるということは、変わっていないはずなのです。市長も諦めてはいないとおっしゃっていますし。だから今の、当初の計画では昨年度第1回で仮設を計画して、第2回、3回のところで本設も計画をしました。そして、去年の年度明けからは、もう仮設工事が進むかと思ったら補正予算も出てなくて、いきなり仮設工事をするという説明を、どこにも説明していない、議会にも説明していないようなことを、幼稚園の保護者に説明し始めたということが、去年の5月、何かありましたよね。そういう流れの中で、方向転換というのは、もともとの計画は仮設をする先にして、市長もそれは諦めていないと言っていて、それがもともとなのです。それで方向転換という言葉が出たりとか、どちらもまだ決まったわけではないというのは、何かちょっとおかしいという気がしています。
 それと、ちょっと続けますと、この工事をするためには先ほども申したように、仮設の工事をするためには民有地のBさん、鎌倉寄りのほうの方の承諾がないとできない工事なのではないかと思うのです。そこからトラックなどで運びまして、あと、土のうだとか運んだりとかいろいろされるのではなかろうかと、だから、この土地を使わないと仮設工事はできないということで、そのBさんと協議を進めていたのではないでしょうか。その辺ちょっと教えてください。
 
○道路課担当課長  まず、方向転換という言葉についてです。ちょっと私の説明が足りなかったと思いますけれども、仮設工事についても本設工事についても、両方これから検討していかなければいけないということでございまして、どちらにするかということではなくて、今後それについても検討していかなければいけないということでございます。
 それから、先ほどおっしゃっているBさんの方につきましては、以前、仮設工事については御説明をして了解をいただいていると聞いております。ですので、仮設工事をするということであれば、再度御説明をして理解をいただけるのかとは思っておりますけれども、繰り返しになりますけれども、まだどちらの方向に動くかどうかというのは決まっていないということでございます。
 
○武野 委員  Bさんとは、その仮設工事のためにこの土地を通りますということで、承諾書なり、何なり、そういったやりとりということは文書などをつくるというようなことは一切やっていないのでしょうか。口頭だけでしょうか。
 
○道路課担当課長  何度かお会いをして御説明をしているとお聞きしておりますけれども、承諾書を取り交わしているところまではやっていないということは確認しております。
 
○武野 委員  承諾書を取り交わす原稿は、途中までつくっていたのではないでしょうか。
 
○道路課担当課長  下打ち合わせしていたということは確認しております。
 
○武野 委員  途中の文書というのは、まだ結論が出ていない以上は、課として保存はしないということなのですか。そういういろいろ民有地、Bさんは、使うならぜひこういうこともやってほしいというような要望なども出されていたはずなのです。無理な要望ではなくて。そういうのが途中経過、文書としてはできていたのではないのでしょうか、そういう途中のものは引き継がれていなかったということですか。
 
○道路課担当課長  武野委員のおっしゃっている文書につきましては、所管課のほうで保管はしてございます。
 
○武野 委員  その方には、仮設はやらずに本設にいきますという説明をして理解を得られているのでしょうか。
 
○道路課担当課長  まだ、お話をさせていただいておりません。本設なのか仮設なのか決まっていませんので、まだお話をしておりません。
 
○武野 委員  その仮設工事を取り交わすための承諾書が途中で頓挫というか、進んでいない状況の説明はしに行っていらっしゃるのでしょうか。
 
○道路課担当課長  まだ、そちらについては御説明にあがっていないです。
 
○武野 委員  1年以上かかっているのです。去年の話ですから、その仮設工事をするために承諾書を交わして、こういう文書でいいかということをやりとりをしていたと思うのですけれども、実は今、こういう状況ですということを説明をしに行っていないのですか。やはり、あそこのトンネルを通行どめにしているのは、そういう人のせいだと思われてしまうのですよ。仮設工事をどうぞどうぞしてくださいということで、その方はね。一刻も早く通すために仮設工事するために、その承諾するつもりでいたら、それが途中でうやむやになっているのです。そのことについて、説明もしに行かずにいるわけでしょう。で、一方で本設工事をやるというところも含めてですけれど、地権者のお二方には、一生懸命これは大事なことですけれど、一生懸命お願いに上がってたりすることはとても大事なこととは言え、やはり一刻も早くというところでは、仮設工事を通すということになろうかと思うのです。それで、市長も仮設工事は諦めていないと本会議でおっしゃっていますから。そういう意味では、ちょっとやはりここは仮設の地権者はないがしろにして、本設の地権者に一生懸命懇願しているという構図がちょっと目に浮かぶのですけれど、やはり、一刻も早くというところでは、同じようにそういう仮設工事を進めるという点で、地権者に対して誠実な態度をとっていただきたいと私は思いますが、いかがでしょうか。
 
○道路課担当課長  繰り返しになりますけれども、本設についても仮設についても、まだ決まっていない状況の中で、地権者の方々に、特に道路部分をお持ちになっている権利者の方々には、御説明に上がるタイミングというのはなかなか難しいかと思っております。特に、仮設にするのか本設にするのか決めた段階で、再度御説明に上がるほうが御理解いただけるのかと我々は思っていますので、まずは、安全対策工法をどれにするのかをまず先に決めてから、道路地権者には御説明に上がりたいと思っていますけれども、そういう状況で説明が足りないということであれば、市のほうからもお伺いをして説明することはやぶさかでございませんけれども、ただ、今の状況ではちょっと御報告するような状況にはないものですから、ある程度方向性が決まってから御説明に上がったほうが適確かと、私、個人的には考えております。
 
○武野 委員  計画を決めて、まだ途中段階のときは説明する必要はないと思うのです。計画は去年から決めていて、仮設をやり、それで第2回、第3回の検討委員会では本設のことも決めてと、去年の春まで順調にそういう計画どおり、順調の中身はともかくとして、やられてきたわけですから、その段階が狂った段階でやはりそれは説明しに行くのが筋なのではないのでしょうか。計画どおりにいっていません。済みませんがとなるのが筋なのではないでしょうか。あと、この続きは予算特別委員会でやりますから、こことはちょっと切り離して予算のほうでやります。
 
○伊藤 委員長  ほかに議質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告について、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了解と確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第14報告事項(2)「(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○建築住宅課担当課長  日程第14報告事項(2)(仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事について、報告いたします。
 (仮称)おなり子どもの家等耐震改修及び増築工事につきましては、入札により、落札者と仮契約を締結いたしました。入札の状況及び契約内容などは、後日開催される総務常任委員会で審議されますことから、本日は、工事の概要について説明いたします。
 1ページ目は、建築概要及び案内図でございます。
 建設計画地は、鎌倉市御成町18番35号で、市役所本庁舎と御成小学校の間に位置しています。敷地面積は1,239.78平方メートル、用途地域は第一種中高層住居専用地域で、敷地全体が第3種風致地区に指定されています。
 本工事は、旧図書館の建物を耐震改修するとともに増築を行い、(仮称)おなり子どもの家などに用途変更を行うものです。木造2階建ての既存建物300.76平方メートルに、鉄筋コンクリート造などの平屋建て166.34平方メートルの増築を行い、改修後の延べ面積は467.10平方メートルとなります。
 2ページ目の全体配置図をごらんください。図面の下側が道路、左側が御成小学校、右側が消防分団と市役所本庁舎となります。赤枠で囲った部分が昭和11年竣工の既存部で、木造2階建てとなります。これに、青枠で囲った部分の増築をします。既存部の道路側からの景観に配慮し、増築場所は、敷地の奥側としております。
 3ページ目の1階平面図をごらんください。1階には、事務室、図書室、乳幼児室、プレイルームを設けます。また、既存部の改修にあわせ断熱を行うとともに、トイレの増設やスロープの設置を行います。
 4ページ目の2階平面図をごらんください。2階は全て子ども室に改修し、給湯コーナーを設けます。また、避難経路の確保のため、屋外階段を新設いたします。なお、現状では、子供室2の上部に3階がありますが、3階床を撤去し、吹き抜けといたします。
 5ページ目の立面図をごらんください。上の図は、道路側の東側立面図、左下の図は玄関側の南側立面図、右下は市役所側の北側立面図でございます。今回の改修では、道路側からの景観に配慮し、東側の外観を建設当初から大きく変更することはありません。また、プレイルームの増築部分は、配置図で説明したとおり、既存部よりも奥側に配置し、高さも低くします。玄関については、過去に増築された部分を撤去し、建設当初の位置とします。また、設備についても、既存部の耐震改修のため撤去が必要なことから、電気設備、機械設備ともに全面的に改修します。
 6ページ目は、1階と2階の電灯設備と空調設備の概略を示しています。照明器具は全てLEDとし、非常用照明器具を新たに設置します。
 空調については、これまで家庭用のエアコンを部屋ごとに増設してきた経過があり、室外機や配管が外観を損なっていましたが、設備の全面改修を行うため、外観に配慮するとともに、メンテナンス性も考慮し、空調室外機などは、敷地の裏側にまとめることとしています。
 最後に工事期間でございますが、本契約締結後360日間で、竣工は平成31年3月を予定しています。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認をいたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第14報告事項(3)「稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について」を議題といたします。原局から報告を願います。
 
○下水道河川課担当課長  日程第14報告事項(3)稲村ガ崎における下水管損傷の対応状況について、報告します。
 本件につきましては、平成29年市議会12月定例会、当委員会にて本設圧送管の工事が完了したこと、また平成29年10月23日に接近した台風21号による高潮の影響を受けたことなどにより今年度内の道路施設の復旧工事の完了が難しいことなどについて報告いたしましたが、本日はその後の状況等について報告します。
 本件につきましては、平成30年1月12日に仮設管及びそれに附帯する構造物の撤去工事の契約を行い、3月15日の竣工に向け撤去工事を進めております。また、並行して国道の本復旧について県と協議し、当該工事完了後、舗装やガードレール等の道路施設の復旧工事を実施することとなりました。この復旧工事の全体工期につきましては、秋ごろまでとし、歩道開放の時期につきましては、6月末を予定しております。
 以上で報告を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの報告に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 本報告については、了承と確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 了承と確認いたしました。
 暫時休憩いたします。
               (15時11分休憩   15時20分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第15「議案第122号鎌倉市手数料条例及び鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  日程第15議案第122号鎌倉市手数料条例及び鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、その内容を説明いたします。
 議案集その2、61ページをごらんください。本改正条例は、道水路境界点及び公共基準点に関する成果等の交付について、窓口サービスの向上等を図るためのコンピューターシステム導入に当たり、費用の一部を受益者負担とするため、成果等の交付手数料を新たに設けるとともに、運用に合わせて文言を改めるほか、建築基準法の改正に伴う引用条項の整備を行おうとするものです。
 あわせて、同じく文言を改正するために、鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の一部を改正しようとするものです。
 次に、62ページの条例案をごらんください。
 まず、第1条の鎌倉市手数料条例につきまして、別表、市長の部、都市景観部関係の款第38項で建築基準法を引用していますが、法の改正による引用条項の追加を行います。
 また、同部都市整備部関係の款第1項に掲載の「査定」の文言について、境界確定は行政が一方的に「査定」を行うものではなく、関係土地所有者からの同意を得て「確定」するものであるため、現在は「確定」という文言を使用していることから、現状に合わせ、文言を「確定」に改めるものです。同様に、事務分掌条例の一部を改正する条例附則においても、文言を「査定」から「確定」へ改めます。
 次に、成果等の交付手数料の新設についてですが、現在、道水路境界点及び公共基準点に関する成果等の交付につきましては、申請書面に基づき図面から点を拾い出して成果等を作成する方法をとっており、申請から交付までおよそ10日間ほどかかっています。これをコンピュータシステムを導入することで即日交付が可能となり、窓口サービスの向上が図れることになります。このことから、システム導入費用の一部を受益者負担とするため交付手数料を新設するものです。
 施行期日は、第1条の手数料条例に関する規定は平成30年4月1日、第2条の事務分掌条例に関する規定は公布の日からとします。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (15時24分休憩   15時27分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第16「議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○関 都市整備部次長  日程第16議案第108号平成30年度鎌倉市一般会計予算のうち都市整備部所管部分の内容につきまして御説明いたします。
 なお、機構改革に伴い所管が変更となる事業につきましても、あわせて説明させていただきます。
 議案集その2、5ページを御参照ください。一般会計予算に関する説明書は60ページを、予算事項別明細書の内容説明は46ページを御参照ください。
 第10款総務費、第5項総務管理費、第25目企画費は7億7368万9000円で、そのうち、都市整備部の事務事業に要する経費は124万5000円になります。公共施設再編事業は、維持保全システムクラウド利用料に要する経費を計上いたしました。
 説明書は122ページを、内容説明は250ページから258ページを御参照ください。第45款土木費、第5項土木管理費、第5目土木総務費は14億1249万5000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は13億1127万1000円となります。
 250ページ放射性物質測定事業は、放射性物質測定に要する消耗品費や、放射性物質測定装置の点検委託料などを、251ページ道水路調査事業は、境界確定等測量・調査業務委託料、狭隘道路拡幅の用地購入費などを、252ページ道路台帳整備事業は、境界杭復元等業務委託料などを、253ページ道路施設管理事業は、大船駅管理施設警備監視業務委託料などを、254ページ街路照明灯事業は、街路照明灯維持修繕料などを、255ページ職員給与費は、都市整備部都市整備総務課、道水路管理課、作業センターの職員と、行政経営部公的不動産活用課の職員、防災安全部総合防災課の職員、都市景観部都市調整課、開発審査課、建築指導課の職員に要します人件費を、256ページ土木管理運営事務は、道路施設維持管理共同システム使用料などを、257ページ作業センター事業は、市道や河川の清掃業務などの委託料や、補修作業用重機賃借料、アスファルト合材などの補修用原材料費などを、258ページ設計事務は、建築積算システム機器賃借などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は124ページに移ります。内容説明は、263ページから264ページになります。
 第10項道路橋りょう費、第5目道路橋りょう総務費は1億7521万5000円で、263ページ、道路橋りょう管理運営事業は、土木積算総合システム機器賃借料などを、264ページ職員給与費は、都市整備部道路課の職員と、防災安全部市民安全課の職員に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
 次に、内容説明は267ページから268ページになります。第8目交通安全施設費は1億1467万1000円で、そのうち、都市整備部の事務事業に要する経費は4723万6000円になります。267ページ交通安全施設維持事業は、道路ライン等設置業務委託料などを、268ページ交通安全施設整備事業は、歩道段差改善などの交通安全対策工事などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は126ページに移ります。内容説明は269ページになります。第10目道路維持費は3億5214万7000円で、道路維持補修事業は、崩落土砂処分等業務委託料や道路維持修繕工事などを計上いたしました。
 内容説明は270ページになります。第15目道路新設改良費は3億7150万1000円で、道路新設改良事業は、大規模住宅地等道路改良整備工事や砂押川沿い歩道整備工事などを計上いたしました。
 次に、内容説明は271ページに移りまして、第20目橋りょう維持費は6782万4000円で、橋りょう維持補修事業は、橋りょう維持修繕等工事などに要する経費を計上いたしました。
 説明書は128ページに移ります。内容説明は272ページから273ページにかけまして、第15項河川費、第5目河川総務費は3788万8000円で、272ページ河川管理運営事業は、浸水対策排水施設用地の賃借料などを、273ページ職員給与費は、下水道河川課の職員に要します人件費を計上いたしました。
 次に、内容説明は274ページから275ページにかけまして、第10目河川維持費は1億4660万2000円で、274ページ河川維持補修事業は、準用河川のしゅんせつ業務委託料や河川維持修繕工事などを、275ページ雨水施設維持管理事業は、雨水調整池の維持管理に要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は130ページに移ります。内容説明は280ページ、283ページ、297ページから301ページになります。第20項都市計画費、第5目都市計画総務費は13億4087万6000円で、そのうち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は6億6684万2000円になります。
 280ページ樹林維持管理事業は樹林維持管理委託料を、283ページ緑地維持管理事業は、緑地維持管理委託料や緑地維持管理工事などを、297ページから298ページにかけまして、国県道対策運営事務と国県道対策事業で関東国道協会の負担金などを、299ページ道路整備計画等運営事務は、神奈川県都市計画街路事業促進協議会の負担金などを、300ページ街路樹維持管理事業は街路樹維持管理委託料などを、301ページ職員給与費は、都市整備部道路課、公園課の職員と、共創計画部交通政策課の職員、まちづくり計画部深沢地域整備課、駅周辺整備課、都市計画課の職員、都市景観部都市景観課、みどり課の職員に要する人件費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は132ページに移ります。内容説明は302ページになります。第15目公共下水道費は23億5927万5000円で、下水道事業特別会計への繰出金を計上いたしました。
 次に、内容説明は303ページから306ページにかけまして、第20目公園費は7億9446万8000円で、303ページ公園運営事業は、都市公園等緑化推進専門委員報酬などを、304ページ、公園維持管理事業は都市公園の指定管理料などを、305ページ公園整備事業は(仮称)山崎・台峯緑地の整備工事などを、306ページ公園用地取得事業は、(仮称)山崎・台峯緑地や(仮称)浄明寺五丁目広場の用地取得などに要する経費をそれぞれ計上いたしました。
 説明書は134ページに移ります。内容説明は307ページから308ページ、そして、310ページから311ページになります。第25項住宅費、第5目住宅管理費は2億3433万4000円で、うち、都市整備部の事務事業と職員給与費に要する経費は、2億3054万8000円となります。
 307ページ市営住宅管理運営事業は、市営住宅各種修繕料、市営住宅の指定管理料、福祉型借上市営住宅賃借料などを、308ページ住宅政策推進事業は住宅政策アドバイザー報償費などを、310ページ市営住宅集約化事業は、市営住宅集約化事業アドバイザリー業務委託料や、市営住宅集約化候補地測量業務委託料などを、311ページ職員給与費は、都市整備部住宅課の職員に要します人件費をそれぞれ計上いたしました。
 以上で説明を終了します。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○松中 委員  これいつも急傾斜地だから、安心安全のほうでとか、教育委員会のほうの答弁ですけれども、第一中学校の通学路になっている道路は、これはいつから市の道路になったのですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  当該道路につきましては、平成22年に市道の認定を行っているところでございます。
 
○松中 委員  あれは完全なものを認定してるのですか、それとも、あの状態で市のほうが認定というか、どういう形になっているのですか、あれ買い上げたのですか。それとも移管されてそれを認定しているのかどうですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  経過につきましては、一応、道路部分の現況の今言われている道路部分につきましては、寄附によって鎌倉市のほうが受けております。
 
○松中 委員  あの状態で網掛けはしてあるのですけれど、一部アーチがかかっているのが20メートルぐらいあるかな。あれはどっちがいつごろつくったアーチですか。アーチというか防護アーチというか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  経過を見ますと、まだ指導の認定をする平成22年以前なのですが、昭和60年から昭和62年にかけて防災工事が3カ年にわたって行われたという記録がございます。あそこの洞門といいますか、シェルター的なところにつきましては、昭和60年に工事を、当時、学校管理費の中で執行されたという経過が残っております。
 
○松中 委員  そうすると、今、管理者はどこになっているのですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  認定した道路査定をしました幅員の中に、今のシェルターの部分は含まれておりますので、そこの管理につきましては、道路管理者のほうで管理しております。ほかの、今お尋ねの、のり面のほうにつきましては、道路区域外でございますので、道路管理者としては管理はしていないという状況でございます。
 
○松中 委員  それで、第一中学校側には斜面地の防災工事がされているのですけれど、それはどういうことなのですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  いつ設置されたか、年数については定かではないのですけれども、古いものだとは思っておりますけれども、こちらの土地が保安林の指定がありまして、保安林の中でも土砂崩壊防備保安林ということで指定がございまして、そこについては、神奈川県が施工したものと認識しております。
 
○松中 委員  それじゃあ、シェルター側の通学路、両方通学路ですけれど、通学路というのか、これ一般市民も利用しているわけですから、そこの保安林、それも同じように防災上の保安林というようなふうになって、どう違うのですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  先ほどの話題にでましたシェルターの部分近くです。あと、そのシェルターを越えて中学校を曲がった逗子市側へ行くところが、筆が一つ分かれておりまして、そこについてが先ほど言った保安林の中でも土砂崩壊防備保安林という形で、あちらのほうに限定された形の筆が、その指定を受けているという土地柄になります。
 
○松中 委員  それだったら、道路を今危ないと言われている側のほう、海に面している側、あそこを指定してもらうようにして工事をやってもらうということはできないのですか。だって、道路の維持を、安全対策をする意味での責任問題というのがあるわけで、県のほうが片方ではやっていると、片方のほうでは全然進まないと、実際問題として2回も落石した物を処理しているけれど、だんだん亀裂とかそういうのが明らかになってきて、あのままだと道路維持そのものも通行が非常に厳しくなってくるようなことが想定されるのですが、それ点はいかがなのですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  先ほど御説明しました土砂崩壊防備保安林という指定になりますと、通常山崩れを防ぎ、住宅や鉄道、道路などを守るというような指定になっておりますので、そちらについては、治山事業ということで、県がやったものということだと思うのですけれども、今、お尋ねのシェルターよりも坂の下の、そちらにつきましては、その指定ではなくて、通常の風致保安林という指定になっていると認識しております。
 
○松中 委員  だから、それはどんな保安林でもいいのですけれど、安全対策を何で、市のほうは安全に通れますよということは、自分の道路のところはやるけれど、そこへ崩れてくると。そうすると、その壁面の斜面地が崩れるということを考えた場合には、自分たちのほうでやらなくても県もやってもらうのに強く言わないと、それはやらないでしょう。この前、知らなかったのですけれども、相武隧道という朝比奈を抜けたところ、この朝比奈のところを抜けてすぐ左側へ行ったトンネルがありますよね。あのトンネルの山の上は鎌倉市なのだけれども、その隧道の維持管理は横浜市がやっていたけれど、実際県道だから、要するに県の負担ではないかというので、横浜市と話し合いがついてある程度管理費分担と。横浜市ではないですよね、鎌倉市の北に走っているトンネルだけれど、その考え方でいくと、134号線のトンネル、あの道路ありますね。あれ、鎌倉市なんだってね、山の上は。それで、向こう側の壁面は県と逗子が一部、だけれど、あの県道の上は鎌倉市なんだって。134号線の上は。そうすると、県道は県がやるということになっているらしいのだけれど、国道だけれど。その市の道を安心・安全の管理をするという意味だったら、費用を県と分担してもいいし、安全対策は道路の維持管理上、やはり所有者だけに負担かけるというのもおかしいし、20戸以上集めて急傾斜地でやれば、それは県と国とかお金が相当来るからできるかもしれないけれど、そういう戸数が少ない場合、だけれどあそこの道路をあれだけの中学生の生徒が通学していることを考えた場合には、134号線は県のほうでやるということなのだそうです。あれ、鎌倉市だと思わなかった、あの山が。だから、鎌倉市の山なのだから、県の管轄下にあるといっても、何かその辺工夫して、どうですか。だって、そういう道路の安全維持のために市のほうでも何か安全対策するようなケースもあるのではないですか。まして、風致保安林でちょっと崩れるような件でも、県のほうでやったという例も私携わって、だからそういう意味で何も20戸の戸数を集めなくたって、そういう制度がないというなら学校の通学路という前提で安全対策を県のほうにしてもらうように、結局道路のほうで動くということはできないのですかそれは、どうですか。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  通常の道路管理といいますと、原則的にはなろうかと思いますが、道路の上乗りといいますか、崖の上の土地を上乗りというか、またその、のり地の上の土地を支えるものという認識でありますので、土地の所有者が管理すべきものと私どもとしてはみているところでございます。市内には同じような環境もやはり多くございますので、なかなかそういう土地柄を市が積極的に整備をしていくということについては、費用の関係や、後は優先順位的なもの等々いろいろ課題が出てこようかと思いますので、慎重に判断する必要があるのではないかと、今のところ認識しているところでございます。
 
○松中 委員  慎重に判断するのは、安心か安全かのほうでお金のほうよりも緊急性があるのではないの。それはどういうことかというと、北鎌倉の今の問題になっている北鎌倉隧道、山ノ内のトンネル。あれは、市道なのですか、あのトンネルのところは、私道なのですか。
 
○谷川[宏] 道水路管理課担当課長  トンネルの底地の部分で、筆が二つございまして、そちらについては市の土地になっておりまして、そこの部分が道路査定がされている、トンネルの内部の一部ということになってございます。
 
○松中 委員  だけれど山の上の尾根のところ、市のほうがやるのやらないのとか、それはどうしてなの。それだったら中だけやっていればいいのではないの。
 そういう歴史があるではないですか。第一中学校のほうの斜面地見たらわかるけれど、あれはもう完全に危ない状態です。はっきり言って。
 
○芳賀 道水路管理課担当課長  北鎌倉隧道につきましては、民地を利用してのり面保護を行い、安全対策を行おうとしているということだと思いますけれども、私有地部分についても隧道の上部に存在する地権になっていきますので、一体として施工及び管理をせざるを得ない箇所が生じるということから、先々は使用貸借契約とか何かしらの権限の取得を地上権の設定等もあろうかと思いますけれども、そういう形で道路区域という形にすることで、道路法に基づいた安全対策が施せるものだと考えております。
 
○松中 委員  だけれど、もっとその前提があるでしょう。あそこの場合も要するに県の管轄で、急傾斜地になっているではないですか。急傾斜地ということで指定されているから、それが優先するのではないですか。だって、鎌倉市のほうで安全対策やろうというのではなくて、急傾斜地として考えた場合には、あそこが十分通れるような形でどうしたらいいかと考えるのは、急傾斜地の指定を管理しているのは県ではないですか。だから、今度の第一中学校のところも、そこの危ないところの管理というのは基本的には風致保安林ということで、それで、向こうのように崩落的なところは一応やったけれども、崩落的な危険な状態になったら、その延長を広げて行くことが、鎌倉市が土地の安全対策を考えたら強くそれを要請することができる。実際、その前にも危ないから要請して県のほうで工事をやっているわけではないですか。だからその延長線で、そこのところで区域がきましたけれど、その、のり面はやはり危険だということを県のほうに強く、道路のほうで申し入れたら、矛盾してないでしょう、片方のほうは完全に急傾斜地になっているのでしょう、あそこの雲頂庵の下のところは。あれは全部入っているでしょう急傾斜地に。入ってない道路も。
 
○森[明] 都市整備部次長  委員御指摘のとおりに、北鎌倉の隧道につきましては、全面全て急傾斜地、崩壊危険区域に指定されております。施工につきましては、家がないという形ですので、あそこの道路部分は安全対策はしないというようなお答えをいただいております。
 
○松中 委員  それだったら、第一中学校のところだって急傾斜地ではないけれど、要するに市のほうでやったっていいということになるではないですか。市のほうでのり面を工事したっていいということになってしまうではないですか、それだったら。危険度からいったら相当危険なのは第一中学校のほうです。はっきり言って。ただ、山ノ内のほうが崩れたら鉄道のほうにもかかるのではないかという、ちょっと思いがけないことも想定されるから、早くやったほうがいいと思うのだけれども、だけど、危険度からいったら、現地見たらわかるけれど、これはやはり強く県なり、あるいは鎌倉市で協議しないと。崩れてきた細かい小粒な岩の、それを取り除いて、そしてそこに生えている草木を刈ってみたら亀裂が入っているのがよくわかってきてしまう。だから、これ両方見た場合、向こうが危ないからと一生懸命そっちに動いているけれど、いや、こっちもやはりそれは危険度からいったら動かなければいけないと思うのですけれど、ちょっとそれだけは指摘しておきますけれど、部長最後にその辺の努力を要請しておきますから。
 
○樋田 都市整備部長  るる先ほど課長のほうから御説明させていただきましたが、第一中学校の前、既に措置がされているところは御案内のとおり地産事業で土砂崩壊防備保安林と、今、御指摘のあったシェルターの下側については、それが外れていまして風致保安林ということでございますので、その保安林の中で神奈川県のほうに、どういったことができるのか、そういったことをちょっと調べた上で、要請できるものについては要請してまいりたいと考えております。
 
○松中 委員  それは、強く要請してもらいたいのは、この相武隧道の横浜市と県との、だけれど、そこの山を持っているのは鎌倉市だというのは初めて知ったのです。知っていましたか、鎌倉市なんだって。そうすると、134号線、あそこはそれでは国道で県道が維持管理している鎌倉市よりもしてくれているのだけれど、そこは鎌倉市だということがわかったので、崩れたとき、やはり片方のほうだって崩れたから地理的にはあそこ通行どめになったり、一方通行というか片側通行になったりしていますので、それは強く働きかけをしてほしいということだけ言っておきます。
 
○伊藤 委員長  ほかにご質疑はございませんか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (15時56分休憩   15時59分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第17「議案第109号平成30年度鎌倉市下水道事業特別会計予算」を議題といたします。原局から説明を願います。
 
○関 都市整備部次長  日程第17議案第109号平成30年度鎌倉市下水道事業特別会計予算の内容について説明します。
 議案集その2の17ページをごらんください。
 第1条歳入歳出予算の総額は、それぞれ68億4960万円で、前年度に比べ18.5%の減額となっています。
 初めに歳出について説明します。
 特別会計予算に関する説明書は、14ページを、予算事項別明細書の内容説明は395ページをごらんください。
 第5款総務費、第5項下水道総務費、第5目一般管理費は6億5329万9000円で、395ページ下水道運営事業は、下水道損害賠償等保険料、下水道事業に係る企業会計移行支援業務委託料、公営企業会計システム賃借料、日本下水道協会等への年度負担金、消費税及び地方消費税の公課費などを、396ページ下水道使用料等賦課徴収事業は、下水道使用料徴収事務委託料、受益者負担金・分担金システムの保守委託料、他市への汚水処理等負担金などを、397ページ水洗化普及促進等事業は、共同私設下水道布設工事補助金、私設汚水ポンプ施設設置補助金、浄化槽機能廃止工事資金貸付金などを、398ページ職員給与費は、都市整備部職員のうち、下水道事業特別会計の職員49人に要します人件費を、それぞれ計上しました。
 説明書は、16ページ、内容説明は399ページから402ページにかけまして、第10目排水施設管理費は2億6473万4000円で、399ページ管渠維持管理費は、汚水中継ポンプ場運転に係る電気料等の光熱水費、汚水管渠等維持修繕料、汚水管渠等しゅんせつ業務委託料、共同私設下水道修繕等工事補助金などを、401ページ雨水排水施設維持管理費は、排水施設維持修繕料、修繕工事費など、浸水対策や施設の維持管理に要する経費などを、402ページ作業センター事業は、直営による下水道等の維持管理に要する原材料費などをそれぞれ計上しました。
 説明書は、16ページから18ページ、内容説明は、403ページから406ページにかけまして、第15目終末処理施設管理費は11億5634万円で、403ページ七里ガ浜浄化センター維持管理費は、汚水処理用の薬品等消耗品費、処理場運転に係る電気料等の光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託料、汚泥運搬業務委託料など維持管理に要する経費を、405ページ山崎浄化センター維持管理費は、七里ガ浜浄化センター維持管理費と同様に、薬品等消耗品費、光熱水費、水処理施設等運転管理業務委託料、汚泥焼却施設運転管理業務委託料や脱臭設備保守委託料など維持管理に要する経費を計上しました。
 説明書は、20ページに移りまして、内容説明は、407ページから410ページにかけまして、第10款事業費、第5項下水道整備費、第5目排水施設費は4億4935万7000円で、407ページ汚水排水施設整備事業は、公共汚水ます設置業務委託料、汚水管渠施設調査業務委託料、公共下水道汚水管渠の築造、改築、耐震化の工事などを、408ページ調整区域施設整備事業費は、汚水管渠実施設計業務委託料、公共下水道汚水管渠築造工事などに要する経費を、409ページ、雨水排水施設整備事業は、雨水管渠・雨水調整池施設調査業務委託料、公共下水道雨水管渠築造工事、地下埋設物移設等補償金などに要する経費を、410ページ持続型下水道幹線再整備事業は、都市計画決定図書作成業務委託料、下水道処理区再編に係る検討業務委託料を計上しました。
 内容説明は、411ページに移りまして、第10目終末処理施設費は1億8700万円で、終末処理施設整備事業は、山崎下水道終末処理場の汚泥処理設備の工事委託料を計上しました。
 説明書は、22ページ、内容説明は、412ページに移りまして、第15款第5項公債費、第5目元金は33億6967万円で、元金償還金は、下水道事業債の元金償還金を、内容説明は、413ページから414ページにかけまして、第10目利子は7億6420万円で、413ページ支払利子は、下水道事業債の支払利子を、414ページ借入金利子は、一時借入をした場合の利子を、それぞれ計上しました。
 説明書は、24ページに移りまして、第20款第5項第5目予備費は500万円を計上しました。
 以上が、歳出予算の内容です。
 次に、歳入について説明します。
 説明書は8ページに戻ります。第5款分担金及び負担金、第5項負担金、第5目受益者負担金は354万3000円で、下水道受益者負担金を、第15目受益者分担金は481万2000円で、下水道受益者分担金を計上しました。
 第10款使用料及び手数料、第5項使用料、第5目下水道使用料は25億9938万2000円で、下水道使用料は、対象件数8万8795件に対し25億9181万9000円を、下水道占用料は、公共下水道施設の占用に対し756万3000円を、第10項手数料、第5目下水道手数料は80万5000円で、下水道指定工事店等の登録手数料を計上しました。
 第15款国庫支出金、第5項国庫補助金、第5目下水道事業費補助金は1億1584万2000円で、先ほど、歳出予算で説明しました山崎下水道終末処理場工事委託料、公共下水道汚水管渠耐震化工事などに対する国庫補助見込額を計上いたしました。説明書は、10ページに移りまして、第25款繰入金、第5項他会計繰入金、第5目一般会計繰入金は23億5927万5000円を、第30款第5項第5目繰越金は、前年度からの繰越見込額1億円をそれぞれ計上しました。
 第35款諸収入、第5項延滞金加算金及び過料、第5目延滞金は1万円で、下水道使用料等にかかる延滞金を、第10項貸付金元金収入、第5目下水道貸付金元金収入は32件の対象を見込み415万円を計上しました。
 説明書は、12ページにかけまして、第15項第5目雑入は、汚水処理負担金など1018万1000円を、第40款第5項市債、第5目準公営企業債は、平成30年度の下水道事業全般に対して、16億5160万円を計上しました。
 次に、第2条地方債について説明します。議案集その2の20ページをごらんください。
 地方債は、歳入・歳出予算で説明しました事業費の財源として16億5160万円を起債しようとするもので、これにより平成30年度末の現在高見込額は389億1110万3000円となります。
 最後に、議案集その2は、17ページに戻りまして、第3条一時借入金は、限度額1億円の範囲内で資金需要の集中する時期などに借入れができるようにしようとするものです。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 予算等審査特別委員会への送付意あ見はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 なしと確認いたしました。
 職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
               (16時08分休憩   16時10分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第18陳情第45号「北鎌倉駅大船側臨時改札口に設置されている簡易交通系IC改札機から無人改札機(入出場認証機の遠隔操作システム機)に変更して頂き、警備員の配置は混雑時のみにして頂く為の陳情」を議題といたします。
 原局から説明を願います。
 
○道路課担当課長  日程第18陳情第45号北鎌倉駅大船側臨時改札口に設置されている簡易交通系IC改札機から無人改札機(入出場認証機の遠隔操作システム機)に変更して頂き、警備員の配置は混雑時のみにして頂く為の陳情につきまして、説明いたします。
 本陳情の要旨は、現在北鎌倉駅大船側臨時改札口に設置されている簡易交通系ICカード機を無人改札機に変更し、警備員は、混雑時のみの配置とすることを求めたものです。
 次に、陳情の理由を説明します。
 陳情者は、平素における北鎌倉駅利用者の状況を勘案すると、現在臨時改札口に設置されている機器を無人改札機に変更し、あわせて警備員の配置時間帯を見直すことにより、利用者の安全確保と経費の削減が図れる。
 また、北鎌倉駅大船側臨時改札口の常設化については50年以上も前からの要望であり、常設化されれば無人改札機が利用可能になると予想されるというものです。
 続いて、陳情に対する市の考え方を説明します。
 北鎌倉駅下りホームに設置されている隧道付近の鎌倉側の改札口は、大船高校の生徒のために、東日本旅客鉄道株式会社が朝の通学時間帯に限り出場専用の改札口として平成5年頃に設置したものと聞いております。
 陳情者が言う改札口は、平成27年3月の北鎌倉隧道の調査において「トンネルの天井や坑口の剥落等によって、利用者に対して影響を及ぼす可能性が高く、緊急に対策を講じる必要がある状態である」との診断結果が示されたことにより、平成27年4月28日に北鎌倉隧道を通行どめとしたため、市が大船駅側に仮改札口の設置を要請し、東日本旅客鉄道株式会社が増設したもので、その際、出場専用の交通系ICカード機を設置したものです。
 しかし、その後県道を迂回するJR利用者の安全を確保するため、本市が東日本旅客鉄道株式会社と仮改札口の利用時間等の協議を行い、その結果、東日本旅客鉄道株式会社から、開設期間は北鎌倉隧道の安全対策工事の完了までとすること、また、円滑な鉄道運行の確保を図るため警備員を常駐させることなどを条件に、平成29年1月31日に開設時間の延長と入場機能を追加し、仮改札口から臨時改札口に変更することが認められ、現在の形態になったものです。
 この改札口は、東日本旅客鉄道株式会社と締結した協定書において、臨時的な措置として開設したものであり、北鎌倉隧道の安全対策工事が完了後撤去することとなっていること、また、警備員については、臨時改札内への誤入場によるホーム内の通過防止、鉄道利用者への安全確保の呼びかけ、改札の利用方法の説明等円滑な鉄道運行の確保をするため、東日本旅客鉄道株式会社から臨時改札口設置の条件として提示され配置したものです。
 このようなことから、交通系ICカード機から無人改札機の変更及び警備員の混雑時のみの配置変更はできません。
 なお、改札口の常設化につきましては、当該臨時改札口の利用状況等を調査するとともに、手法を含め関係課とも連携し検討してまいります。
 以上で説明を終わります。
 
○伊藤 委員長  ただいまの説明に御質疑はございますか。
 
○中村 委員  わからないので教えてもらいたいんですけど、ここの無人改札機という定義、例えばカメラか何かでやるんだと思うんですけど、そういうことでいいですか。
 要は、ICカードだけが置いてあるのも、一つの無人改札の気がするんだけど、そこら辺の言葉の整理をお願いしたいんですけど。
 
○道路課担当課長  私もそこまで確認はしていないんですけども、多分、今、中村委員がおっしゃったように、改札口があって、カメラか何かで見ていて、入場と出場が両方できるというところを無人改札機というふうに呼んでるんだろうなというふうに推測しております。
 
○中村 委員  JRというのは、そもそもいろんな駅に防犯カメラとか、そういうのは設置してあるんじゃないかなと思って、その辺は今の状況はどうなんですか。
 
○道路担当課長  現在も、防犯カメラというか、1機付けておりまして、それで監視している状況でございます。
 
○中村 委員  例えばモノレールなどでも、無人駅はいっぱいあるんですけど、たしか富士見町駅はカメラが券売機に向かってあったりとか、それを監視しているようなのがあるんだけども、防犯カメラ設置というのは金額的にそんなにかからないような気もするんですけど、何かそういう、他の鉄道の状況とかも含めて、金額的には市のほうで把握していませんか。
 
○道路課担当課長  他の事例は把握しておりませんで、今回の工事につきましては、工事費一括で入っていますので、防犯カメラが幾らかというところは把握してございません。
 
○武野 委員  基本的には、前回の陳情に付随して、それを具体的に考えてみたらこんなのがいいんじゃないのということで、基本は前回出された陳情と変わらないというふうに捉えていいんですか。
 
○道路課担当課長  前回の陳情は、どちらかといいますと北口の改札を設置していただきたいという御要望かなと認識しております。
 
○武野 委員  今回はそれに加えて、細かく提案されているということなんですか。大船側ということは、北口ということですよね。
 
○道路課担当課長  今回の陳情のほうは、今、先ほど武野委員がおっしゃられたように、具体的に臨時改札口をこうすればいいんじゃないのという御提案が詳細に加わったと。ただ、前回のと同じように、改札口をつけるというのは御要望されていますから、それは同じ内容かなというふうに思っております。
 
○池田 副委員長  先ほどからIC改札機の無人化というのは、表題のところに入出場認証機の遠隔操作システム機と書いてあるんですけど、要は無人であっても誰かが監視していないと安全性が担保できないよということで理解してよろしいんでしょうか。
 
○道路課担当課長  そのように考えております。
 
○池田 副委員長  もし、これが現状のままというのは、先ほど言ったように、JRとの協定で、あくまでも暫定でやっているんだよという話ですよね。例えば、今の段階では当然この協定をかえなければ、これを新たに無人化することはできないと思うんですけども、例えば費用的なものというのは、例えば無人化にしましょうよなんていう話が、今の協定では難しいと思うんですけども、ただ遠隔操作となると、ある程度誰かが乗務員室から常に見れる状態にしておかなきゃいけないとなると、単なる防犯カメラとはちょっと違うのかなと思うんですけれども、そういったものを設置する費用というのは、これは市では、費用分担、例えば恒久的に考えていくのであればJRが当然やるべきものと考えてよろしいんでしょうか。その辺がちょっとよくわからないんですが。
 
○道路課担当課長  一つは、今回の警備員につきましては、先ほど御説明させていただきましたように、間違って入場することのないように警備員がいるということと、それから、利用者への安全確保の呼びかけ、それから改札口の使い勝手がわからないという場合には説明をしていただきたいという、そういった条件がJRから示されて付けたということですので、趣旨的に、ここに書いている入出場の認証機の遠隔操作システム機だけでは、なかなか対応ができないというふうに思われて、JRのほうは警備員にそれをやってほしいということが条件だというふうに、我々は認識しております。
 
○池田 副委員長  そうしますと、今の体制といいますか、要はIC改札機を置いて、人を配置してというのは、今のJRの条件に合致しているということですね。それを、例えば無人化となると、それなりのものを検討していかなければ、今できないということで考えていいんですよね。わかりました。
 
○伊藤 委員長  ほかに御質疑はございますか。
                  (「なし」の声あり)
 質疑を打ち切ります。
 陳情第45号北鎌倉駅大船側臨時改札口に設置されている簡易交通系IC改札機から無人改札機(入出場認証機の遠隔操作システム機)に変更して頂き、警備員の配置は混雑時のみにして頂く為の陳情について、意見開陳、取り扱いの協議をお願いいたします。
 
○松中 委員  継続です。
 
○中村 委員  陳情者の方が、警備員の配置について、いろいろ税金で使うことを考えていただいて御提案いただいたと思うんですけども、確かに無人改札機がもし効果があるのであれば、検討に値するのかなということなんですけど、その辺は少し見きわめる時間をいただきたいのと、JRについては、比較的乗客の利便性ということについては今後も要望していただければと思うので、その辺、検討課題として今後も継続して検討していければなと思います。継続でお願いします。
 
○くりはら 委員  私も継続でお願いしたいんですが、これはやはり北鎌倉駅の北側のところで、今現在通行できているという状況がある中で、警備員さんが立っていて、何やってるのというのは、地元の方のお声としてあります。そして、なるべくお金をかけないで有効な方向を探してほしいというのは、常に皆さん思うところなので、今後継続してこれを、次、例えばJRと打ち合わせをして協定を結び直すなんていう段階があった場合、とにかくこれは、なるべくお金のかからない方法で、有効な安全対策をというところ、ぜひお願いしたいと思います。
 
○武野 委員  継続でお願いします。でも、不便ということがずっと長年続いているために、どうしたらいいのかということまで市民に考えさせてしまうという結果になっていて、こういうふうなどうしたらいいかということを一生懸命考えた結果だと思うんです。本当に切なる願いだと思いますので、そういうところはぜひ今後も引き続き検討していただきたいと思います。
 
○大石 委員  結論的には継続で。基本的に、このことは私は鎌倉市が主体でやることではないと思っております。
 
○池田 副委員長  非常に悩むところなんですけど、というのは、これが現実的にすぐできるかというと非常に難しいんですけれども、ただ、前回の陳情も含めると、前回はやはり住民の要望が非常に、この利便性も含めて高いということを考えると、これについては今後もずっと継続して考えていかなければいけないのかなと考えます。そういう意味では、継続ということでお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  全ての委員が継続審査を主張されましたので、陳情第45号については、継続審査とすることに決しました。
 職員退室のため、暫時休憩いたします。
               (16時26分休憩   16時27分再開)
 
○伊藤 委員長  再開いたします。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第19その他(1)「要望書について」を議題といたします。事務局からお願いします。
 
○事務局  平成30年2月16日付けで、住宅宿泊事業法、民泊新法の対応に関する要望書が提出されております。御確認をお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第19その他(2)「継続審査案件について」を議題といたします。事務局からお願いします。
 
○事務局  さきの12月定例会で閉会中継続審査案件として確認された9件の取り扱いについて、御協議をお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  継続審査として確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 
○事務局  ただいま確認された9件に、本日新たに継続審査と確認された陳情1件を加えた合計10件について、最終本会議において閉会中継続審査要求を行うことについて、御確認をお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  よろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
    ───────── 〇 ────────────────── 〇 ─────────
 
○伊藤 委員長  日程第19その他(3)「次回委員会の開催について」を議題といたします。事務局からお願いいたします。
 
○事務局  委員長報告の確認の委員会を3月2日(金)午前10時、議会第2委員会室で行うことでよいか、御確認をお願いいたします。
 
○伊藤 委員長  ただいまの事務局からの提案ですが、確認してよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 以上で建設常任委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成30年2月26日

              建設常任委員長

                  委 員