平成29年議会運営委員会
11月29日
○議事日程  
平成29年11月29日議会運営委員会

議会運営委員会会議録
〇日時
平成29年11月29日(水) 10時00分開会 11時57分閉会(会議時間 1時間23分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
前川委員長、大石副委員長、志田、池田、森、高野、高橋、久坂、保坂、吉岡の各委員並びに山田議長、納所副議長
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、木村次長、藤田次長補佐兼議事調査担当担当係長、笛田次長補佐兼議事調査担当担当係長、菊地担当書記
〇本日審査した案件
1 本会議第1日(12月6日)の議事日程について
(1)日程第1 諸般の報告
(2)日程第2 会期について
(3)日程第3 一般質問
(4)日程第4 報告第11号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について
(5)日程第5 議案第64号市道路線の廃止について
        議案第65号市道路線の認定について
(6)日程第6 議案第72号建設工事委託に関する基本協定の一部変更について
(7)日程第7 議案第66号不動産の取得について
(8)日程第8 議案第68号指定管理者の指定について
(9)日程第9 議案第67号指定管理者の指定について
(10)日程第10 議案第71号市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
(11)日程第11 議案第69号ごみ収集作業に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
(12)日程第12 議案第70号工作物管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
(13)日程第13 議案第73号鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
        議案第74号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
(14)日程第14 議案第77号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
(15)日程第15 議案第75号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
(16)日程第16 議案第76号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
(17)日程第17 議案第78号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
(18)日程第18 議案第79号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)
(19)日程第19 議案第80号平成29年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
2 追加予定案件について
3 その他
(1)時間延長について
(2)こどもみらい部長の本会議欠席について
(3)参与席番号の変更について
※ 一般質問の順序を決める抽せん
(4)議会運営等の検討について
〇審査内容
 開会後、会議録署名委員に森委員を指名し、以下日程に沿って次のとおり審査を行った。
1 本会議第1日(12月6日)の議事日程について
 本会議第1日(12月6日)の議事日程については、協議の結果、別添議事日程案のとおりとし、それぞれ次のとおり確認した。
(1)日程第1 諸般の報告
 陳情3件の付託先等についてを議題とし、協議を要する陳情としていた陳情第35号、第36号及び第37号については、いずれも陳情配付基準「9 本市の事務に属さないと判断されたもの」に該当することから、全議員に配付することを確認した。
(2)日程第2 会期について
 協議した結果、別添審議日程案のとおり、12月6日(水)から12月22日(金)までの17日間とすることを確認した。
 ここで、事務局から、12月定例会は、市長選後の初定例会であることから、市長から発言したい旨の申し入れがあった旨の報告があり、協議した結果、市長の発言を許可すること、日程第2「会期について」の後に行うこと、市長の発言に対する質疑については、別途一般質問の場があることから、慣例により質疑を行わないこと、及び市長の発言内容の文書については本会議開会までに会議システムに配信することをそれぞれ確認した。
(3)日程第3 一般質問
 別添のとおり20名の議員が一般質問の通告をしていることを確認し、質問の順序を決める抽せんは、日程第3その他(3)「参与席番号の変更について」の後に行うこととした。
 ここで事務局から、一般質問の通告書において、答弁を求める者として、河村議員から選挙管理委員会事務局長が通告されている旨の発言があり、これを確認するとともに、選挙管理委員会事務局長の本会議出席については、当該議員の一般質問の前後に入退室のための休憩をとることについて確認した。
(4)日程第4 報告第11号交通事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告について
 協議した結果、報告を受けることを確認した。
(5)日程第5 議案第64号市道路線の廃止について、議案第65号市道路線の認定について
 協議した結果、2件一括して説明を聴取した後、建設常任委員会へ付託することを確認した。
(6)日程第6 議案第72号建設工事委託に関する基本協定の一部変更について
 協議した結果、説明を聴取した後、建設常任委員会へ付託することを確認した。
(7)日程第7 議案第66号不動産の取得について
 協議した結果、説明を聴取した後、総務常任委員会へ付託することを確認した。
(8)日程第8 議案第68号指定管理者の指定について
 協議した結果、説明を聴取した後、教育こどもみらい常任委員会へ付託することを確認した。
(9)日程第9 議案第67号指定管理者の指定について
 協議した結果、説明を聴取した後、観光厚生常任委員会へ付託することを確認した。
(10)日程第10 議案第71号市有地管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
 事務局から議案の概略について説明を受けた後、協議した結果、即決とすること、質疑及び討論がないことを確認した。
(11)日程第11 議案第69号ごみ収集作業に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
 事務局から議案の概略について説明を受けた後、協議した結果、即決とすること、質疑及び討論がないことを確認した。
(12)日程第12 議案第70号工作物管理に起因する事故による市の義務に属する損害賠償の額の決定について
 事務局から議案の概略について説明を受けた後、協議した結果、即決とすること、質疑及び討論がないことを確認した。
(13)日程第13 議案第73号鎌倉市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について、議案第74号鎌倉市市税条例の一部を改正する条例の制定について
 協議した結果、2件一括して説明を聴取した後、総務常任委員会へ付託することを確認した。
 ここで議長から、議案第73号が可決された場合、鎌倉市議会委員会条例における常任委員会所管事項に変更が生じることから、同条例の改正については、平成30年2月定例会での議案提出を目標に、12月定例会閉会後に協議願いたい旨の発言があり、これを確認した。
(14)日程第14 議案第77号鎌倉市子どもの家条例の一部を改正する条例の制定について
 協議した結果、説明を聴取した後、教育こどもみらい常任委員会へ付託することを確認した。
(15)日程第15 議案第75号地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 事務局から議案の概略について説明を受けた後、協議した結果、即決とすること、質疑及び討論がないことを確認した。
(16)日程第16 議案第76号鎌倉市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について
 事務局から議案の概略について説明を受けた後、協議した結果、即決とすること、質疑及び討論がないことを確認した。
(17)日程第17 議案第78号鎌倉市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
 協議した結果、説明を聴取した後、建設常任委員会へ付託することを確認した。
(18)日程第18 議案第79号平成29年度鎌倉市一般会計補正予算(第5号)
 協議した結果、説明を聴取した後、総務常任委員会へ付託することを確認した。
(19)日程第19 議案第80号平成29年度鎌倉市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
 協議した結果、説明を聴取した後、観光厚生常任委員会へ付託することを確認した。
2 追加予定案件について
 事務局から、11月22日(水)開催の各派代表者会議で確認されたとおり、追加議案として、監査委員の選任議案及び人権擁護委員の候補者の推薦議案の人事案件2件が予定されている旨の報告があり、本件については、議案送付を受けた後に、当委員会で取り扱いについて協議を行うことを確認した。
3 その他
(1)時間延長について
 12月定例会の本会議における時間延長については、当委員会の確認事項に基づき、議長一任とし、本会議の状況に応じ、議長が適宜、会議時間の延長を宣告することを確認した。
(2)こどもみらい部長の本会議欠席について
 委員長から、11月21日に理事者から、正・副議長宛て、こどもみらい部長が病気のため12月定例会を欠席する旨の申し出があり、議長においてこれを了承し、私、議会運営委員長にもその旨の連絡を受けていることについての報告があり、これを確認するとともに、一般質問において同部長が所管する部分の答弁については、小礒副市長が行うことを確認した。
(3)参与席番号の変更について
 人事異動等に伴い、参与席番号に変更があったため、参与席番号の資料を配付し、これを確認した。
※ 一般質問の順序を決める抽せん
 先例に基づき、抽せんの順序は通告順とし、抽せん者は通告者の所属する会派の議会運営委員がこれを行い、会派に属さない千一議員、くりはらえりこ議員、竹田ゆかり議員、長嶋竜弘議員、飯野眞毅議員、松中健治議員は議長がこれを行った結果、1番長嶋竜弘議員、2番納所輝次議員、3番千一議員、4番保坂令子議員、5番高野洋一議員、6番吉岡和江議員、7番安立奈穂議員、8番飯野眞毅議員、9番志田一宏議員、10番西岡幸子議員、11番竹田ゆかり議員、12番池田実議員、13番大石和久議員、14番河村琢磨議員、15番武野裕子議員、16番伊藤倫邦議員、17番前川綾子議員、18番永田磨梨奈議員、19番くりはらえりこ議員、20番日向慎吾議員の順に決定した。
 次に、一般質問における関連質問の取り扱いについては、平成28年12月定例会から全ての一般質問が終了した後に関連質問を行うことが確認されていることから、最後の一般質問者の質問終了後、本会議を一旦休憩し、当委員会を開催し、関連質問の通告の有無等を確認することを確認した。
 ここで、議会運営における協議事項について検討することとし、正・副議長退室のため、一旦休憩した。
              (10時37分休憩   10時38分再開)
(4)議会運営等の検討について
 初めに事務局から、当委員会で平成27年3月に確認している「平成27年度の議会関連日程について」は、この内容のとおり現在も実施していることから、「平成27年度」を「平成27年度から」と訂正した上で、改めて確認いただきたい旨の発言があり、協議した結果、事務局からの説明のとおり確認し、改めて議長宛て報告することを確認した。
 次に事務局から、現在、本会議場及び議会全員協議会室に可動式の49インチのモニターを導入する準備を進めており、一般質問実施時においては、このモニターに質問の残時間を表示させること及びこの残時間表示に伴い、一般質問の残り時間15分前に事務局から当該議員に対し行っている議場での通知は行わないことについて確認願いたい旨の発言があり、それぞれ確認した。
 次に、議会全員協議会室における常任委員会等開催時は、傍聴者用に会議システムで画面同期している会議の資料を同モニターに表示することを確認した。
   ───────────────────────────────────────
(主な内容は次のとおり)
 
○前川 委員長  議会運営等の検討事項について、前回の当委員会に引き続き、御協議をお願いしたいと思います。
 前回、事務局提案の検討事項に対し、日本共産党から文書が提出された件について、吉岡委員から説明があり、その後、議長からも事務局提案に係る説明がありました。
 本日は、事務局提案の取り扱いについて御協議をお願いしたいと思います。御意見ございませんか。
 
○吉岡 委員  前回申し上げましたとおり、私たち議会での、市民に開かれた住民との関係にしても、活発な議論をして、議会改革をしていくことは非常に大事なことだと思いますが、議会と事務局との関係で申しますと、ここの議会運営委員会というのは議員が行う委員会でありまして、例えばお互いに意見交換するという点では、今、議会事務局と勉強会をやったりとかしていますけれども、そういうところでお互いに協議の場でやるのはもちろんいいと思いますし、各派代表者会議で検討するということもあると思いますが、私どもが申し上げましたのは、議運検討会、議会は議員の検討する場でありまして、事務局が具体的に提案して審議に加わるということとは別にしなければいけないんじゃないかと思います。そういう点で、私どもとしては提案させていただいたところです。
 文章のとおりでございますけれども、その辺は議長があのとき何ておっしゃったのか、事務局と議会が両輪だとおっしゃったのかな。だから、その辺では私どもが議員として市民に付託を受けて議員として活動していくためには、事務局との大事な関係というのもあると思いますけれども、そこはおのずと議員と事務局という関係はきちんとしなければいけないんじゃないかという趣旨で発言させていただきました。
 ですから、その中身につきまして、また中身に入る前の問題として提案させていただいたことでございますので、その辺はやはりきちっと区別しなければいけないんじゃないかと思っています。
 
○高野 委員  補足ですが、一つはやり方の問題です。提案会派と書かれているとおり、各会派、議員にとって当たり前のことですけど、求めたわけですね、当委員会として。そこに何の相談もなく急にそっと入ってきたという、こういう形のやり方の問題が一つ。
 中身を見れば、なるほど検討したほうがいいなというのは、私は一議員として感じるところがたくさんあるわけです。それは非常に大事な点だと思っていますが、そうであれば、例えば各派代表者会議で諮るなりして、どのようにそれを扱うかというのをきちんと検討するという、一つ手続というのか、やり方の問題があるのではないかなと思います。
 ですから、何かここの中身を全否定しているわけではないということです。ただ、やり方は、もう一回仕切り直しが必要ではないのかということ。
 あと、二つ目には、ただ一部に少し質問時間についての言及がされていますから、それについてはいかがなものかなというのはちょっとあります、率直に。これだけは、例えば衆議院でもし同じことをやったらどうなりますか。衆議院事務局が、議員の委員会なり本会議なりの質問時間を変えましょうなんて提案したら、大問題になりますよ。憲法問題になりますよ。じゃあ市議会ならいいのかと。この程度のところだったらというわけではないでしょう、根本として。そういうことも含めて、中身も一部御検討いただきたいというのはあると思いますが、それは仕切り直した上での話かなと思います。
 
○保坂 委員  前回のときも少し触れましたけれども、今回、共産党から御指摘がありました。これは、議会運営に関する検討項目ということで、会派からまず意見を出してほしい、それを取りまとめるという形で進めてきた中で、事務局から出てきたということで、しかもたくさんの項目、テクニカルな部分だけではない、先ほどの質問時間ということを出されましたけれども、多岐にわたって出てきたということについては、やはり扱い方として、進め方としてどうだったのかなというふうに思うところです。
 できれば、そういうテクニカルなところとか、現状については、本当に事務局に問い合わせをして、現状把握というのを進めた上で、より具体的で適切な提案というのがあることはいいことだと思うんですけど、それが事務局の名前で提出というのは、やはりちょっと違うのかな。できたら、議長としてなのか、議員としてなのか、会派としてなのかわかりませんけれども、議会サイドからという形で出していただければよかったなと思います。
 ただ、ここに出されている項目については、本当に検討していったほうがよい、具体的な提案がたくさんありますので、これを検討しないということを言っているわけではないです。ただ、この出され方については、ちょっと違ったのかなというふうに思っています。
 
○前川 委員長  出し方、出され方、それから量の問題、内容の問題、いろいろあると思いますが、参考までに申し上げますけれども、前期19期でも全く事務局からなかったわけではなくて、時間延長の円滑化とか、執行部側出席者の欠席について、陳情の全議員配付の際の協議基準の再確認ということで、または委員会による意見書提出、決議を求める陳情の取り扱い方というのを、事務局から出していただいている経緯がございます。それは確認をさせていただきたいと思います。その上で、御意見をいただければと思いますが。
 
○高橋 委員  時代に合わせて、議会も改善すべきところは改善しましょう、そういうことで運営上の問題等、協議が始まりまして、多分6期ぐらい前からやってるんだと思うんですね。当初はそういう事務局からみたいなものはなかったですけども、全て議員提案のものだけを扱ってきました。
 途中で、議員から出てきた議論が進む中で、事務局からも何かあれば言ってくださいみたいなことを振ったのがきっかけで、事務局のほうも多少事務的な改善したほうがいいものについて整理しますということで出るようになりまして、そういう手続をちゃんとしながら、確認をして、事務局のほうからも何かあればということを確認しながら出てくるようになって、その辺、手続を少し簡便化しようと思ったのか何かわからないですけど、いきなり最初から出るようになってしまって、そこがちょっと言葉は悪いですけど、なれ合い的になってしまって、先ほど高野委員が言っていたみたいに、議員の発言時間とかそういうところまでは本来事務方が指摘をするような内容ではないと私も思っております。
 事務レベルのところで改善が必要だということであれば、大いに、やり方はありますけど、言っていただいて結構かなと思うんですけども、そういう中で、今回はいろんな長い長い経過の中で、多少手続を追い抜いてやってしまったなと。ここはもう一回原点に立ち返って、どうやって議員と事務局がいい方向でやっていけるのかということも含めて、仕切り直しをしていただいたほうがいいんじゃなかろうかと。
 事務局のほうからという形で出てこなかったときも、議長と議会運営委員長が話をして、事務局のほうから聞き取りをして、会派のほうから出したというような経過も過去にはあるんです。それだったらいいかどうかというのはあるんですけれども、いずれにしても、直接事務局から何のクッションも置かないでストレートに出すというのは1回取り下げをして、改めてどういうふうにするかということは協議したほうがいいと思います。
 
○久坂 委員  19期にも事務局から御提案をいただいたというふうに、先ほど委員長と高橋委員のほうから御説明があって、私もそれは覚えがありまして、実際、今、提出された事務局からの中身を見てみると、運営上の課題ですとか、こうしたらもうちょっと議会としていいんじゃないかというふうに、非常にいい提案をいただいていますので、これはこれとして私は委員会として受け止めて議論すべきだろうと思っていますが、事務局のほうにも聞きますのでぐらい、もう少しあったほうが、唐突感はなかったんじゃないかと私は思っています。
 それで、19期の質問を見たところ、環境面ですとか運営についてテクニカルなところでこういうふうだったらいいんじゃないかということを提案いただいて、それを事務方として支えていただく中で議論に値するということで、私たちも検討してきたんですけれども、一般質問の時間については、私はこの内容について否定をするものではないんですが、発言権ですとか質問というものは、議会の中で、議会運営委員会の中でかなり重く扱ってきた中で、幾ら議長が責任を持つからといっても、出されたとしても、なかなか、それと今申し上げた運営上のテクニカルなものと同列に扱って検討できるのかということは、最初見たとき、私は違和感を感じまして。ですので、ほかの質問については、今後、手続というものをしっかり見てほしいんだけれども、一般質問の時間は同列に扱えるのかどうかというのは確認をしてから、議論に進むべきだろうと思っております。
 
○森 委員  事務局からは、とても前向きな御提案をいただいておりますけれども、私としても、手続的な問題があるのかなということは感じております。もちろん、客観的に運営について見ていただけるので、より我々が気づかないところも御指摘いただけると思いますので、それはこの議会運営に関して要望する場というのを、また手続なり何か決めた上でやられたほうがよろしいんじゃないかと考えています。
 
○池田 委員  時代の流れとともに議会改革を進めてきた中で、そういった中でこういったことも、逆により事務局との関係が出てきたのかなと思うんですけども、その中で、高野委員が言われたように、唐突感が確かにあると思うんですけど、そういう意味では、一定の手続を踏まえて取り扱いを進めていく。内容については否定すべきものではないと思います。
 
○大石 副委員長  だめだよということではなく、手続を踏んで、きちっとした形で提案していただいて、審議する場を設けたいなと思っています。
 
○吉岡 委員  その場をもう少し考えたほうがいいんじゃないかと、私は提案としては、一つは各派代表者会議なり何なりで一回話したほうがいいかと。
 
○前川 委員長  議員と事務局との関係ということもあるかもしれませんけど、それよりも、とにかく今回のこと、手続の問題で、先に事務局からお聞きするにしても、皆さんにある程度の説明をしてからするべきだったのかなというところだというふうに受け止めたいと思います。
 そして、今回どうするかということもありますので、これから全部読み上げて、一つ一つ精査していくこともあるんですけど、そこに至るまでに、ではこの今の事務局のところをどういうふうにするかというところなんですけれど。
 
○高野 委員  整理しますと、基本は議長が言われたように、議員と事務局は車の両輪だというのは正しいと思っています。ただ、車の両輪といっても、実際の車のように、同じタイヤではないですよ、必ずしも。こんなの釈迦に説法で言うまでもないけど、選挙を経て、選ばれて構成しているわけですから、主たるものは議員であるというのは当たり前ですね。それはどの解説書を見てもそう書いてある。それをプロパー的に専門的な見識も踏まえて補助していただくというのが事務局の大きな役割、という意味では両輪なんですよ。でも、その立場を踏まえた上でやらないと、当然のようにこういうものに、同じような立場で出てくるものではないということなんですよ。
 だから、ただ事務局から出てくるからよろしくねと言えばいいというわけじゃないと言ってるんです。原則は、我々が我々の立場でどういうふうに運営を改善していく課題があるかというのが主体である議員の仕事なんですから。
 でも、事務局は事務局でしか気づかないこともあるわけですよね、実際、事務をしている中で。そういうものが必要であれば、それは付随的に、この中で一緒に議論するということはあり得ると思ってるんですよ。そういう手続が必要だと。
 当然のように、今後これが前例になって、当然のように出てくるというものではないと思うんです、私は。
 ということも含めて整理して、出てる中身を何も全部否定するわけではありませんから、さっきから皆さんが言っているように。そこを、ステップを踏んでいただきたいと。ステップを踏むために、1回は削ってもらいたいと。1回は削ってステップを踏んで、また必要な項目については入れてもらいたいと。私は議会運営委員会の委員としても考えがあります、このままいくんだったら。私は断固として対応しますよ。
 
○前川 委員長  暫時休憩いたします。
              (11時01分休憩   11時05分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 休憩中に議論させていただいてましたけれども、今、とにかく手続論としては問題があるので、議長が責任を持って出したということであれば、議長のお話を聞いて、事務局から聞いた部分を別なふうにして取り出して、一緒に議論していくという考えはどうかということをいただきました。
 
○吉岡 委員  やはり、基本的なことなので、手続というのはきちっとしたほうが私はいいと思うんです。全部。さっきも高野委員が言いましたけど、さっきの発言の問題についてはいかがなものかと思ってますが、事務局として、議会の運営がきちっといくようにということでいろんな提案をされているということは、それはそれで受けとめますが、ここの手続上は、先ほど高橋委員がおっしゃったように、一旦はここから、どこにするかは別にしても、一旦はおろして、それで、だからといって手続上、さっき提案したのでは、例えば各派代表者会議に一度かけた中でとか、何か手続を踏んでいただいたほうがいいかなと、それはそういう提案です。
 ですから、そこは私たち議会と事務局との関係にしても、きちっと整理されてやったほうがいいかなと思っております。
 
○高橋 委員  とりあえず、この表からは一回外したほうがいいんじゃないかと。
 
○前川 委員長  一回外した上で、じゃあその後どうするかということもあるので、外すというその先はどうなるかというのは聞かせていただいてもよろしいですか。
 
○高橋 委員  項目によってまた全部が全部、別表にして出してもらえばいいかというと、そうでもない。質問の時間とかそういうものは、理由も含めて余りふさわしくないんじゃないかな。だからもう一回中身も精査をした上で、どういう形で出すかということです。
 
○前川 委員長  中身を精査した上で。どこで精査をなさるんでしょうか。その精査の場所はどこでしょう。
 
○高橋 委員  議長と議会運営委員長は間に入ってもらったほうがいいと思うんですよね。事務局だけがそういうふうにして出すということは、余りよくないかなと。
 
○池田 委員  私はあくまでも議長がクッションとして出てきたということを考えますと、事務局というのは、表現的な名前は私はまずいなと思うんですね。そうでなくて、あるいはあくまでも議長がかみ砕いて、全体を見る役割、議会運営の立場から見てこれが必要だと考えた場合、あるいは議長名で出すとか、議長としてこの辺は改善すべき点だと、検討すべき点だと、そういう考え方もできるのかなと思いますけど、いかがでしょうか。
 
○高野 委員  そもそもですけど、委員長に申し上げますけど、相談していないことをやっているんですよ。ここに表に会派提案と書いてありますでしょう。何で会派じゃない人が提案してるんですか。無所属はともかく、無所属は議員だから。おかしいんでしょう、そもそも。相談したならいいんですよ、相談してこうやりましょうというなら、何も言うつもりはないですよ。何の相談もないんですから、相談もしないで入っていることが、そもそもおかしいと思わないことがおかしいんじゃないですか。
 だって、民主主義って大変ですよね。手続が一つずつあって、時間もかけるし。でも、それが民主主義だから。私は議長発言も受けてますから、ただ名前を変えればいいんじゃないのという前例はつくるべきじゃないと、私は本当に思います。面倒くさいけど、そうして仕切り直してもらうと。
 もう一言言えば、中身を全部見ていますけど、はっきり言えば議会広報委員会に振ったほうがいいものだとか、いろいろあるんですよ。
 
○前川 委員長  ほかの項目もですよ。ほかの項目も全部一回事務局のほうで読み上げて、違いがないか、出したときと変わってないかも全部やるわけで、それはこちらがいいねということもこれからやるんです。まだその前段の段階なんです、今。
 
○高野 委員  それは一般論で、我々が出したものはそれでいいんだけど、そもそもここで議論する必要もないことだったら、別にここで入れなくてもいいわけですよ、事務局提案の中にあるものについて、そもそも。ということも含めて、一回、扱いについて私は各派代表者会議でやるのが一番いいと思ってますが、ほかに機関がありませんから。そこでまた整理されて振られてくるなら、それはきちんと検討したらいいと思いますよ。基本的じゃないじゃないですか、こういうのって、根回しとか。
 
○久坂 委員  さっきも言いましたけど、手続論というか、事務局にも出してもらいますからみたいな前振りですとか、そういったことが一言あったらここまでなかったなということで、今後はそういったことも留意していただきたいと、先ほど申し上げた、それは変わっていません。
 先ほど来、御提案があって、差し戻してもう一回出してもらうという話がありましたけど、私は既に出していただいた項目については、議論に値する項目だと私は思っていますので、今後、気をつけていただくということをもって、私は議論していい項目だと思ってまして、このままでいいんじゃないかと思っているんです。
 ただ、池田委員からあったように、議長名にしてはどうかという話があったとしても、質問のことにつきましては、私たち議員がその質問をどう考えるかということによって、かなり高いテーマですので、最初は事務局から出されましたよね。それで、後から議長名でラベリングされましたよねと、もう私たちもわかっちゃってますから、これだけはやっぱり、ほかの項目はいいんですけど、これだけは私は整理をしてから議論したほうがいいと思ってます。
 ほかの方と私は意見が違いますけど、私の意見を申し述べさせていただきました。
 
○保坂 委員  多分、私は池田委員と同じ趣旨のことをさっき言っていたつもりなんですけど、問題意識としてあるのは、今、事務局から出されているそれぞれの検討項目を、もし一旦下ろして再提出した場合の、その提出主体がどこですかというところなんですよね。そこを非常に考えなければいけないと考えております。
 さっき言ったのは、一旦削除して、例えば各派代表者会議なりで意見交換、協議した上でということはいらないというふうに言っているわけではなくて、その手続が必要ということであれば、それはそれで構わないと思います。ただ、提出した主体をどうしますかというところが気になるところです。
 それについては、中身に踏み込んでそれを分けるのか、事務局というところを残すのか、全体を議長なりにするのかというところはちょっと考えなければいけないんじゃないでしょうか。
 
○吉岡 委員  そもそも、そういうことも含めて、議会運営委員会で本来なら今やる、原点はきちっとしなきゃいけないんじゃないか。それを協議する場というのは、やっぱり各派代表者会議でやったほうが私はいいんじゃないかと思ってるんです。ここで今いろんな御意見があるけれども、共通しているのは、出し方の問題とか議会との関係とか、事務局との関係も含めて、一旦整理されたほうが、やはりお互いにこれから議会をよくしていこうと、それぞれ検討していく、前段階での課題だと思っておりますので、先ほどから言っておりますように、中身に踏み込んでいることは、先ほどの時間制限の問題についてはどうなのかというのはありますが、やはり内容的にはいろんな面で、私たちも検討するのは別に否定しているものではないんですけど、やはり議会のあり方、議会と私たち、事務局との関係にしても、ここで今でなくて、一旦やめて、それで検討されたほうが、一番私はいいのではないかというところで、いろんな御意見、その上で各派代表者会議でまたいろいろ御意見を述べられて、みんな共通しているのは、中身として別に悪いとかと言っていることではないように、私はずっと聞いておりましたので、どうでしょうか。何度も言っておりますが、改めて申し上げさせていただきました。
 
○志田 委員  いろいろなやり方というのはもちろんあるんだと思うんですけど、高野委員がおっしゃっていた、ある種の本筋論というのは古い考え方なのかもしれないですけど、そうやって私も育ってきたので、そうなのかなという思いはあります。
 検討項目については、事務局が真剣に思っていただいている結果の項目だと思うので、その取り扱いについては、判断できないですね。皆さんで決めてもらうというのが一番いいと思います。
 
○前川 委員長  暫時休憩させていただきます。
              (11時19分休憩   11時45分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 事務局案の部分は、一回引き上げをさせていただきます。そして、その引き上げた部分を、正・副議長、そして議会運営委員会の正・副委員長の4名で少しもませていただく時間をいただきます。それで項目を整理させていただいて、提出自体がどういうふうになるのかわかりませんが、そういうふうにさせていただきながら、議会運営委員会のほうに提出させていただくということでよろしいでしょうか。
                  (「はい」の声あり)
 確認いたしました。
 それでは、次に議員の発言のあり方について、これも前回協議していただきましたけれども、本件の議論の焦点となっているのは、神奈川人権センターから指摘のあった発言内容について、人権侵害に当たるかどうかについては一致した結論を出すことは難しいというふうに、前回の議論の中で考えております。
 しかし、今後、差別的な発言は行わないという点については、皆様一致していると考えております。
 ですので、この答申文(案)というものを、会議システムに配信させていただいておりますので、これをたたき台にさせていただいて、ここから意見をいただければと思っておりますが、いかがでしょうか。
 
○高橋 委員  私、入口のところが余り記憶がないんですけど、申し入れがありましたよというところで議論が始まったような感じがしてたんですけれども、議長からこれについて何か諮問されたみたいなイメージで議論してなかったような感じがするんですね。ですから、答申というよりは、要するに回答みたいなものなのかなと、神奈川人権センターに対して。
 
○事務局  本件につきましては、ことしの8月23日開催の各派代表者会議で諮問させていただいたものとなります。
 
○前川 委員長  確認させていただきました。
 御意見ございませんか。
 
○保坂 委員  一応意見として申し上げます。前回の議論のときにも申し上げましたけれども、私としては、これは差別的発言であるということを、会議録からして明らかであると考えるということと、あともう一点、前回申し上げたのは、こちらの団体から来ている申し入れの項目で、二度とこのようなことが起こらないように適切な措置を行うこととある中で、今後、鎌倉市としてこういった差別的発言が行われたときにきちっと対応できるかどうかということを今後担保するためには、一致しなかった、判断できなかったということだと、それでは済まないのではないかということを申し上げました。その2点を申し上げたわけですけれども、一致しなかったということについては、ここの議論の場でも現状ですよね。一致しなかったということでまとめられてしまうのであれば、それは仕方がないかなと思います。
 
○前川 委員長  暫時休憩いたします。
              (11時53分休憩   11時56分再開)
 
○前川 委員長  再開いたします。
 ただいま皆様に御提出いたしました答申文(案)は一旦各会派に持ち帰っていただき、次の議会運営委員会までに回答をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 議会運営委員会を閉会いたします。
 以上で本日は閉会した。



 以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。

   平成29年11月29日

         議会運営委員長

             委 員