○議事日程
平成29年 7月18日議会運営委員会(検討会)
議会運営委員会検討会会議録
〇日時
平成29年7月18日(火)9時30分開会 10時14分閉会(会議時間 0時間44分)
〇場所
議会第1委員会室
〇出席委員
前川委員長、大石副委員長、志田、池田、森、高野、高橋、久坂、保坂、吉岡の各委員
〇理事者側出席者
なし
〇議会事務局出席者
三留局長、笛田次長補佐兼議事調査担当担当係長、菊地担当書記
〇本日審査した案件
1 議会運営等の検討について
2 次回の議会運営委員会の開催について
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○前川 委員長 議会運営委員会を開会いたします。
委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員の指名を行います。森功一委員にお願いいたします。
まず、大石副委員長から遅刻する旨の届け出がございましたので御報告いたします。
次に、議長、副議長の出席についてですが、本日は議会運営等の検討を行う議会運営委員会ですので、議長、副議長の出席していないことを報告いたします。確認してよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○前川 委員長 日程第1「議会運営等の検討について」を議題といたします。
6月30日開催の当委員会で委員長からお話させていただきましたが、前期(19期)からの申し送り事項について、当委員会で協議していきたいと考えております。
前期(19期)からの申し送り事項について、一覧にしたものを会議システムに配信しています。内容について、事務局から説明をお願いいたします。
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○事務局 会議システムに、第19期からの申し送り事項の一覧を配信しておりますので、その内容を読ませていただきます。
まず、一つ目は、「陳情に対する陳述を委員会開催時間内に行う」です。
陳情提出者の陳述を委員会開催時間内に行うことについては、現状、その法的な位置づけが明確でない中では、休憩中に陳述を行う現行の運用を維持することとする。今後、法的な面の整理ができた段階で、陳述時期について開会時・休憩時の選択ができるようにする「選択制」も含め、議論を行うこととする。
二つ目は、「議員同士が自由に討議できる場をつくる」及び「議員同士が議論する、政策懇談会などの場をつくる」です。
自由討議等については、議会基本条例の中で規定されているが、今後、条例の施行を受け、その運用について充実させていくものとする。
三つ目は、「予算、決算特別委員会を常設特別委員会とし、通年して予算に係る全ての審査を行う」(予算常任委員会の設置のあり方について)です。
予算常任委員会については、多数の委員が設置すべきとの意見であったものの、次の論点を整理していくべきであることを確認した上で、引き続き今後の検討課題とする。予算常任委員会の付託議案の範囲について、新年度予算議案だけにするのか、補正予算議案だけにするのか、もしくは両方とするのか。4常任委員会における予備審査のあり方及びその妥当性について。予算常任委員会の構成人数等について。会期のあり方について。
四つ目は、「議会の会議における資料の電子化について」です。
議会の会議における資料の電子化について協議した結果、次のとおりとすることを確認した。議案集及び補正予算に関する説明書については、第20期以降は、紙資料の配付は行わないこととする。第20期からは、資料は原則電子化とし、印刷等の会議システムを使用した議会運営については、今後の検討課題とする。
五つ目は、「請願提出者の委員会中の発言について」です。
委員会審査においては、請願提出者の休憩中の発言を認めるものとし、その運営方法については、陳情の審査と同様のものとする。なお、請願提出者の開会中の発言のあり方については、根拠法令を明確にした上で、今後の検討課題とする。これは一番目にお話しした陳情と概ね同様の内容でございます。
最後、六つ目は、「Wi−Fi環境の整備について」です。
来期からは、現在の20期のことでございますけれども、資料は原則電子化といった当委員会の協議結果を受け、Wi−Fi対応プリンターの導入を含めたWi−Fi環境整備のあり方については、今後の検討課題とする。
以上が、今期への申し送り事項として確認された内容でございます。
まず、こちらの内容について確認をお願いいたします。
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○前川 委員長 事務局からの説明のとおり、申し送り事項について確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
このほか、各会派から協議したい事項の提案があれば、9月定例会最終日までに委員長宛てに提出をお願いしたいと思います。事務局にもお送りいただきたいと思います。
そして、各会派だけでなく、無所属議員にも協議事項の提案があるかどうかを聞きたいと考えておりますので、確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
ただいま確認いただいた申し送り事項のうち、「議会の会議における資料の電子化について」の項目について、決算資料に係る部分については、次の9月定例会から実施することを踏まえ、今月中には結論を出して、執行部にも伝える必要があると考えております。つきましては、「決算資料の電子化の範囲及び同期について」として、本日御協議いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、「決算資料の電子化の範囲及び同期について」協議していきたいと思います。
議会ICT会議システムを導入した際、議会資料の電子化の範囲及び同期について、当委員会で御協議いただき、先ほどの申し送り事項にも一部記載がありましたとおり、議事日程等の資料のほか、議案集及び補正予算に関する説明書については、紙資料での配付は行わないことが確認されており、そのほかの資料についても原則電子化とすることが確認されております。
まず、事務局から、決算審査に係る資料について説明をお願いします。
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○事務局 資料に基づきまして説明させていただきます。
まず、決算資料の種類に何があるかということについて、説明させていただきます。
1ページ目の中段下、左側の番号でいうと15番から22番が決算審査に係る資料でございます。皆様の机に、昨年度、平成27年度決算特別委員会で使用した資料一式を、参考までに置かせていただいております。
まず、15番、歳入歳出決算書及び附属書です。次に、16番、主なる施策の成果報告書・定額資金運用基金運用状況報告書です。続きまして、17番、審査要求資料です。「定例のもの」、「随時のもの」と書いてありますが、決算特別委員会の1回目のときには、定例的に同じ資料を要求して、その後にその都度、委員から発議があった資料を要求するという流れで実施されておりますが、それをそれぞれ「定例のもの」、「随時のもの」として表現しております。
次に、18番、各会計決算等審査意見書です。19番、公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団事業報告書及び決算報告書。20番、土地開発公社事業報告書、決算報告書。21番、公益財団法人鎌倉市公園協会事業報告、財務諸表。最後、22番、健全化判断比率等及び資金不足比率等審査意見書というものが、それぞれ紙資料としてございます。
決算資料の種類としては以上になります。
続きまして、次の決算審査のときから変更となる点を御報告いたします。16番、主なる施策の成果報告書でございます。こちらの資料は、これまでは決算額のみが記載されておりましたが、今期から、その決算額の隣に当初予算額も併記されることになりまして、当初予算と決算額だけにはなりますけれども、数値が比較できるように変更されておりますので、お伝えさせていただきます。
続きまして、前期の確認事項で、先ほど御確認いただきましたとおり、資料は原則電子化とすることが確認されております。
また、その協議の際に、紙資料として欲しいものがあれば、議員御自身で印刷することが意見として出されておりました。
また、最後のところでございますけれども、執行部側の準備作業がありますので、先ほど委員長からもお話しいただきましたとおり、7月中には結論を出して執行部側にお伝えする必要があるかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で、資料に関する説明を終わらせていただきます。
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○前川 委員長 ただいまの事務局からの説明を受け、協議をお願いしたいと思います。この机に、それぞれの資料というか、サンプルというか、そういうものが電子化されていくということを踏まえて協議をしていただきたいと思います。
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○吉岡 委員 電子化の点では、例えば、今、いろんな報告とか、その場である程度できることはいいと思うんですけれども、特にこの厚い資料は、予算も併記されるということなのでそれはそれでよかったと思うんですけれども、このタブレット端末上では、別の資料を一緒に出せないですよね。だから、比べたりすること、例えばほかの資料を見たいというと、その画面を閉じて、またやらなければいけないということになります。私たち議会としては、きちんと審査することが目的でして、その上での資料ですから、その辺は適切に、なるべく紙を少なくするという趣旨は分かりますけれども、私たちの審議が、それによって妨げになるようなことはならないようにしてほしいなというのが率直に思います。
私も、いろいろ、ここにある例えば、しおり機能、メモ機能とかいろいろ試してやってみているのですけれども、なかなか使いこなすのが大変だし、見比べられない。ですから、特にこういう厚い資料は、少なくともこういう成果報告書とか、そういうところはやっぱり出してほしいと思います。
あとの資料については、自分が必要な資料は紙ベースで自分なりにやるなり、それはそれでもいいと思うんですけれども、私は率直に今までいろいろ使ってみての感想で思います。
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○高橋 委員 移行期のいろんな使い勝手の問題は多々あると、私も思っております。このシステムもだんだん進化もしていくだろうし、二画面表示、三画面表示ということも将来的には可能じゃないかなと思います。ただ、今の段階で吉岡委員の言うように、確かに一画面表示ですから、比較をするためにはそういうものが必要だということもわかります。
ただ、そういう中でも、努力しながら電子化を進めていかないといけないんじゃないかと思います。その移行期という中において、どういう格好で対応していくのかというのが、暫定的な対応は必要かと思うんですけれども、そういう中で、前期に出た議論の中で、来期になったらとにかく資料は全て電子化で対応するということを原則にしていかないと、入れた意味がないし、相当な投資をしているわけですから、それは議員も進化しないといけないと思います。
ただ、やっぱり移行期というふうなこともありますから、資料も有料で買うと、政務活動費の中で買っていただくという方法はあるんじゃないかというような議論がありました。そういうことも含めて、本当は御自分でプリントアウトしてというのが原則になるのだとは思うんですけれども、傍聴者の分とかプリントアウトしないといけないものがありますから、ページの多い資料については、そういうことも一つの検討の材料になるんじゃないかと。原則は電子で対応できるように、我々も努力しなければいけないんじゃないかと思います。
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○保坂 委員 タブレット端末を導入してやってきている中で、いろいろすごく便利になっている部分と、逆に手間だったりするところと、両方、やってきた中でわかってきていることがあると思います。それで、私とかは必要だと思った資料はパソコンからダウンロードして印刷して持っていって、画面と両方で見てというのを日ごろもやっているところですけれども、特に決算の場合は、これまでも決算審査のときは、非常にたくさんの資料を見比べながらやるという、通常の常任委員会とかよりもさらにその必要性が高いと思うんです。吉岡委員のおっしゃったように、そういう決算審査の特性を考えることは必要かと思います。これまでだと、本当に審査の要求資料がどんどん増えてしまって、物すごく膨大になってというので、それが本当、紙も無駄だし、実際にそれを見るのも大変というのがあったと思います。それを改めていくということはすごく大事だと思うんですけれども、その中で、ページ数的には多いですけれども、ベースとなる施策の成果報告書というのは紙で、それはそれ以上はふえないということですし、今回、予算額も併記するようになるのだったら、より役に立つというんでしょうか、それをベースにして、あと必要な資料をこちらのデータのほうで見ていけばいいというようなことを考えると、当面はこの成果報告書は紙ベースでも全員配付で、それ以外はデータというのが現実的で、実際に審査のときに見やすいのではないかと思います。
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○高野 委員 確認ですけれども、前期の議論、私承知していませんのでよくわからないのですが、この資料の10番目には、原則ファイル配信、委員の要望により併用可とあります。予算のところの12から14のところは原則ファイル配信、この違いは何ですか。
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○事務局 このファイル配信というのは、ファイル配信して、それが基本になるということでございます。ただ、原則としているところにつきましては、今お話があった委員会とかもそうですけれども、例えば今年の2月に行われた予算特別委員会の資料、12、13、14のところでございますけれども、こちらにつきましては、紙資料で欲しい方には紙で配付しますということでやっております。そういったことで原則ファイル配信という、呼び方を変えた形で表記させていただいた、その違いでございます。
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○高野 委員 そうすると、10番と同じという意味ですか。
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○事務局 おっしゃるとおりです。基本的に常任委員会の資料というのは電子でやっていただいているかと思いますけれども、ものによっては電子でおさまりきらないものとか、例えば冊子のものは紙で配付をするということは実際にあったかと思います。
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○高野 委員 12番の事項別明細書は、そういうことでやったんですか。同じことが、今、保坂委員の言われていること、私も同意見ですけれども、特に基本的な資料ですね。決算で言えば主なる成果報告書、予算で言えば、今その議論をしているんじゃないでしょうけれども、予算の事項別明細書が対応するものになると思うんですが、そこの解釈論で。10番のところに、あえて委員の要望により併用可と書いてあって、12から14にその記載がないものだから、何か違いがあるのかなと思ったのです。なければそういうふうに書いて、原則は電子でやるにしても、いろんな方がいますよね、議員といっても。それはやっぱり人間だから、いろんな方がいて当然だと思うから、そこはきちんと幅を持ってやるというのも必要なことじゃないかと思うので、12番と同じような扱いにすればいいんじゃないかと思います。
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○事務局 高野委員のお話にもありましたとおりですけれども、ただ、実際に12、13、14の予算の資料につきましては、2月定例会のときに実施した話でございますが、このときはタブレット端末を導入してからまだ半年足らずという時期でございます。その中で、議員全員ですけれども、紙でやらざるを得ないというところもあり、タブレット端末に慣れていないからということも協議の中ではあったかと記憶しております。
つきましては、改めて予算審査資料については御協議いただく機会があろうかと思いますけれども、予算審査資料につきましては今後も協議の余地があるというところで、原則ファイル配信のみという書き方にさせていただいておりますので、そちらについて御意見をいただければと思います。
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○久坂 委員 私は高橋委員がおっしゃられたように、原則、全てファイル配信とすべきだということは根底に持つべきだと思っております。その上で、皆さんがおっしゃったような施策の成果報告書については、比較をしなければいけないのですけれども、現実的に前年度分のデータはまだ入っていないというところで、今年度はまだ過渡期というふうに表現をしていいところだと思います。そのような意味で、またボリュームから考えて、原則データ配信だけれども、希望者によっては紙で、過渡期という意味においては今年度も希望をお伺いしてもいいのではないかと思っております。
過渡期という意味においては、先ほど高橋委員からもございましたけれども、たとえ前年度のデータが入ったとしても、この一画面で、果たしてデータで比較ができるようになっているのかというところもございます。それはまたそうなった段階で、改めて検討は必要だろうとは思っています。
有料にするかどうかについては、私も幾らに設定すればいいのかという、また少し難しいところがございますので、それについては難しいのかなというふうには思っております。
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○森 委員 私も前期のことは承知していないので何も比較はできないですけれども、ただ、タブレット端末を導入した以上は、最終的にはもうこれで処理できるようにしたほうがいいと思っております。
過渡期ということですけれども、いつまでを過渡期とするかということは、この機械自体がその性能に追いつける状況ができれば、最終的にはもちろん全部移行していくのがいいのではないかと思っております。
また、吉岡委員がおっしゃっていたように、特に予算のところ、正確に審議できるような状況が一番でございますので、それまでは紙資料との併用もやむを得ないのではないかと考えております。
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○前川 委員長 一通り御意見を伺わせていただきましたが、皆さん、成果報告書は紙がいいなというお考えを基本的にお持ちなのかというふうに思います。まず、15、16番以外の17番から22番まで、まず審査要求資料から健全化判断比率等及び資金不足比率等審査意見書。17番から22番のところの協議をしていただいて、そして、こちらについては複数の資料を比較する資料でもないことから、電子ファイルのみでできるのかと思っているところです。15、16番は少しおいておいて、17番から22番の資料については、今の皆さんの御意見を伺っていると、電子ファイルのみでいいかと思っています。そのように確認させていただいてもよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、17番から22番の資料については、電子ファイルのみとすることで確認させていただいて、15、16番について、改めて協議をさせていただきたいと思います。
15の歳入歳出決算書及び附属書についての協議をお願いしたいんですけれども、これは施策の成果報告書と併用して、皆さん決算特別委員会に臨まれると思いますが、どういうものかというのは、机の上に紙資料があります。15番の資料は、数字が欄に入っていて、16番の資料は、それぞれの施策の説明が入っている資料です。今回、16番の施策の成果報告書のほうは、先ほども事務局から報告がありましたように、当初予算が欄としてふえていくということで、多少、比較がうまくできるようになるかなというところですが、皆さん一番気にされるところだと思いますので、そのあたりも踏まえて御協議いただきたいと思います。
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○久坂 委員 多分、今までも皆さんがおっしゃっていた意見で、17から22の資料は電子化でよいのだけれども、15の資料もそんなに意見は出なかったと理解しているのですが、16の資料については、保坂委員は皆さんに配付ということをおっしゃっていませんでしたか。
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○保坂 委員 全員配付でもいいと思いますけど、希望者でも別にそれは構いません。
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○久坂 委員 私は希望者でいいのではないかというのと、高橋意見が有償でという御意見があったので、そこら辺を整理いただいたら16番はいいんじゃないかと思っています。それと15番も、皆さんおっしゃっていた、そこまでは把握はしていないのですけれども。
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○高橋 委員 基本、全てのものは電子配信をするんだと思います。紙資料で欲しい方をどうするかということだと思うのです。そういうふうにしていかないと、これでやっている意味がなくなっちゃうので、電子配信しないものがありますというのはいけないと思います。それでもう必要ないという委員の方は、別に紙は配る必要ないので、要らないという人まで配ったら本当に無駄になってしまうと思います。
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○前川 委員長 いろんな考え方があると思うのですけど、例えば、決算特別委員会の委員になった方には必ず配るとか、各会派に一つ、あとは無所属の方がいらっしゃいますので、そうなるとまた無所属の方にもという話になるのかとか、いろいろとそういう考え方もあるかと思います。今、有償の話がありますが、考えていかなければいけないということもあります。そういう考え方もあるのかなと思います。
ですから、15、16、両方とも並行して今お話をしているところですが。まず、15は……。
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○高橋 委員 私が発議したのは、基本、全部の資料で電子配信はするんだということは、まず確認をしていただく。その上で、欲しい人はどうするかということでお願いしたいと思います。
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○前川 委員長 基本的には全部の資料を電子化するということで確認させていただいてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
ただ、今、移行期ということもあり、それから将来的にこれが二つ同時に見られるようなときも来るかもしれないというところもあるのでしょうけれども。
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○保坂 委員 移行期ということもありますけれども、でも、このタブレット端末を導入して、そして議会活動というか、この審査の質がどうなっているかという、そういうことをまだ検証している時期だと思うんです。だから、何が何でも全部紙はいけないのだと、データ化してやっていくのだという考え方もありますけれども、タブレット端末を導入したことによって、議会での審査のあり方がどうなっているかというのを、同時に検証していかなければいけないと思うのです。そういう意味でも、紙で欲しいというのは、それは特別データだけじゃ困るという人へのサービスなんだという考え方ではなくて、この審査のあり方を見ていく必要があって、特に決算って見比べながらやっていくというものなので、そういう意味も含めて考えていただきたい。何が何でもそれは移行期という言葉だけに集約していいものだというふうには思わないという、意見として述べさせていただきたいと思います。
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○高野 委員 私、よくわからないので確認しますけれども、市もこういう発想でやっているのですか、今。私、後で職場を見回りますけれども。市はどういう考えなのでしょうか。電子化について、紙との関係について。ここまでやっているのですか。
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○事務局 基本的に電子化という発想はございます。一例ですけれども、部長級の会議ですとか、そういったものにいろいろ使っているという話は聞いております。そこでの資料は全て電子化されていて、基本的に紙を使わないということでやっているとは聞いております。
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○高野 委員 現場レベルはどうですか。
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○事務局 今は部長級の会議の例を出させていただきましたけれども、そもそも執行部でタブレット端末を持っているのは課長級以上ということで聞いております。そういった意味では課長級以上の会議とかでは、もちろんタブレット端末は使っているというところでございます。ただ、タブレット端末を持っていない職員もいますので、そういった場合には、なるべく電子ではもちろんやっていますけれども、当然ながら紙を使っている部分もあるかと思います。
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○高野 委員 タブレット端末でなくてパソコンもありますよね。だから市としては、議会と市は別にイコールである必要はないという議論もあるかもしれませんけれども、全体的にそういうふうに、全職員そういう方向にいこうということなのでしょうか。
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○事務局 もちろん、できる範囲というのがあろうかと思います。今、おっしゃったようにパソコンで見るという範囲の中では、できるところは電子ファイルでということはあると思いますけれども、会議に出席して、例えば常任委員会の場で課長の隣に課長補佐ですとか係長がいますが、そういったときは当然ながら紙を持って入っております。かつ、課長級以上もタブレット端末でおさまりきらないものについては紙を持っていくということはございます。そういった中で、なるべく電子化にしていこうと、そういうのも当然できる範囲というのがありますので、その中でやっていくというふうに聞いております。
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○高野 委員 前期の議論、後で議事録ちゃんと読みますけれども、準備不足で申しわけありません。紙が悪で、全てこれに集約するのが善だと。私、こういう議論は少し違和感があるんです。もちろん、方向として、紙は資源がもったいないから極力省略化しましょうというのは、それは当然だと思っているんです。本もそうですよね。全て、じゃあ紙の本はなくして、全部電子化と言ったら、私はそうならないと思います。100年たっても。紙のほうがいいものもあるのです。紙で見たほうが深く考えられることだってあるんです。人によってもそうだし、対象によってもそうだと思います。
だから、原則は電子で全部やるというのは、配信は全部電子にするというのは賛成ですけれども、今の議論もそうですけれども、事柄によっては、希望する人には、無償か有償かなんていうのは私、議論の余地ないと思っているのですけれども、当然、必要だから希望されるわけだから。そういう価値観を否定しないで、紙のほうがちゃんと見れる、わかりやすい、深く見れる、審議できるというのは一つの考え方なのだから、そこは尊重してやると。特に事項別明細書についてはそうするという考えは持っています。
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○志田 委員 私も新人なので以前のことはわからないですけれども、基本電子化というのは流れとしてよく理解をしております。ただ、ゼロか十かというようなことっていうのは、なかなか難しいので、各会派に1部だけでも各議員に配付するよりか枚数というのは減るわけで、無所属議員に1人ずつというのはおかしなことだと思うので、無所属で一つというのが筋だと思います。
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○前川 委員長 今、御意見いただきましたけれども、そもそも電子化というのはペーパーレスが基本的なことだと思いますけれども、そうなると、先ほど17番から22番は電子化というところで、かなりペーパーレスに協力というか、できているのだなとは思います。15、16番をどうするかというところでございますけれども、そこで、先ほども有償はどうするかということも考えていかなければいけないのかと思いますが、それについて、ここで議論して、それが各会派に1部ずつなのか、全員に1部ずつなのかということに重なってくると思いますので、整理していかなきゃいけないと思いますがいかがでしょうか。
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○高橋 委員 必要ないというところにまで配る必要はないと思います。あくまでも希望を尊重して、どうするかという話で、それを紙で用意して配付するのか、有償にするのかというところで、無償なら無償でもいいし、別に私が前期に有償で配ったらいいんじゃないかと言ったわけではなくて、そういう議論もありましたよということを紹介しただけです。
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○保坂 委員 希望者に無償でいいと思います。会派に所属していない方も含めて、希望だったら、よろしいんじゃないでしょうか。
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○前川 委員長 それは15も16もということですか。
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○保坂 委員 先ほど意見を申し上げたように、基本、手元に置いて見ておくベースは16だと思うので、15は必ずしもなくても、書き写そうと思えば書き写せるので、16でいいかと思います。
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○前川 委員長 高橋委員から、前期そういう意見が出たというところでおっしゃっていただいていますので、それも今期になって一回考えるということでお話があったわけですから、今、15番はさておき、16番は希望者に無償でいいんじゃないかという御意見が出ておりますけれども、皆さん、いかがでしょうか。15番は電子化で、16番は希望がある方は無償で配っていただくということでいかがでしょうか。
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○吉岡 委員 どっちか一つがちゃんとあれば、あと見比べることもできるのです。だから、これがあればある程度、全体の予算とかが自分で見られるんですよね。比べることが何しろできないというのがありますので、それはそれでよろしいのではないでしょうか。
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○前川 委員長 吉岡委員はどちらがあったほうがいいですか。
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○吉岡 委員 私は、どちらかと言うと16番だと思います。
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○前川 委員長 そこを整理させていただこうかと思いますが。15番の歳入歳出決算書及び附属書は電子化のみとすることでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
次に、16番の主なる施策の成果報告書については、希望者に無償で配るということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
では、16番の資料は希望者に無償でということで、9月の決算では配付することで、事務局よろしいでしょうか。
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○事務局 ただいまご確認いただきました紙配付につきまして、希望者を募るということでございますので、議会運営委員長から全議員宛てに希望者を募るということでよろしいかどうか、御協議、御確認をお願いいたします。
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○前川 委員長 事務局の報告のとおり確認させていただいてよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認させていただきました。それでは、そのようにさせていただきます。
次に、決算特別委員会において、執行部が同期する資料についても協議いただきたいと思いますが、こちらは主なる施策の成果報告書を同期してもよろしいでしょうかということですが。
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○事務局 今、委員長からお話しいただきましたが、決算特別委員会がメーンだと思いますけれども、執行部側がどの資料を画面同期するかというところでございます。例えば今年の予算特別委員会ですと、執行部が予算の事項別明細書を画面同期して、それを委員の皆さんがごらんになるという形で説明をさせていただいたという経過がございます。それに代替するといいますか、かわる資料ということであれば、主なる施策の成果報告書かと思いますので、そちらの資料を画面同期することがいいかどうかということでございます。
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○高橋 委員 どちらでも私はいいと思っているのですけれども、数字を説明するときに、そこに書いていないものを説明するんです。それだと、見ていて、言っていることが何が何だかさっぱりわからない。何を説明したのですかと聞くと、別な資料を説明していたりするんです。だから、そこのところが、どの資料で説明するかということをベースに、数字の読み上げなんかはちゃんとやっていただくと。これは本当に移行期の難しいところだとは思うのですけれども、その上で、基本、皆さんが見ているのは施策の成果報告書のほうであって、そちらのほうがわかりやすいかと私も思います。
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○久坂 委員 事務局がもし把握していたらお伺いするのですけど、今、高橋委員がおっしゃったようなことは当然ありまして。最初の15番のほうを言ってから16番の資料の説明をするという流れなんですけれども、ワンテンポかツーテンポ待ったとしても、そのトップページのところを読んでいただいて、何ページから何ページにかけてと言ってから16に入るじゃないですか。その説明はもう基本的には事実的には無理だというお話をいただいて、予算審査のときにやってみてですよ。それでそういう確認になっているかどうかということの確認をしておきたいんです。
だから、15のところをとりあえずここから説明しますからというワンテンポ待って、基本的にタブレット端末に入っているわけですから、切り替えができるのだったら高橋委員がおっしゃったようなことにも対応はできるんですけれども。
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○事務局 基本的に資料を読むのは予算のときもそうですけれども、基本的な資料は議案集で、かつ予算で言えば予算事項別明細書とあと予算書、基本的にこの3種類になろうかと思います。基本的に、議案集にある条例等の説明については議案集でというふうに確認されています。予算のときにどうしようというときには、議会運営委員会でもいろいろ協議があったと思いますが、資料をぽんぽんと切り替えるのは、タイミングを置けば切り替えることはできるのですけれども、ただ、聞き手側として、議員の皆様側としては資料が余り変わることは見づらいかと思います。それで、予算事項別明細書に統一して説明するということが確認された内容かと思います。
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○前川 委員長 ほかに御意見がなければ、主なる施策の成果報告書を画面同期してもらうということで確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
それでは、本日、決算資料の電子化の範囲及び同期について御協議いただいた結果、一定の結論が出ましたので、議長宛てに報告する文案の内容を、正・副委員長と事務局で整理し、次回の議会運営等についての検討を行う委員会の冒頭に確認することでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
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○高橋 委員 これは月内に結論を出す必要があるんですか。
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○事務局 執行部側からは、印刷の期間とか都合を考えますので、7月中に回答がほしいということは伺っております。
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○前川 委員長 日程第2「次回の議会運営委員会の開催について」を議題といたします。
今後の議会運営等の検討のための議会運営委員会の開催予定について御協議をいただきたいと思いますが、8月も日程調整が難しいことが想定されますので、9月定例会の日程を協議する議会運営委員会が8月30日に開催される予定ですので、議長への報告文案については、そこで確認させていただきたいと思いますがよろしいですか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
なお、決算資料の取り扱いについては、今月中に執行部に伝えたほうがよろしいかと思いますので、確認された内容については、先に委員長から議長宛て口頭で報告いたしますが、確認させていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
確認いたしました。
以上で、議会運営委員会を閉会いたします。
以上で本日は閉会した。
以上は、会議の顛末を記録し、事実と相違ないことを証する。
平成29年7月18日
議会運営委員長
委 員
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